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【検索用 あいまいな 登録タグ 2010年 NexTone管理曲 VOCALOID あ ピノキオピー 初音ミク 曲 曲あ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 関連動画 コメント 作詞:ピノキオP 作曲:ピノキオP 編曲:ピノキオP イラスト・動画:ピノキオピー 唄:初音ミクAppend 曲紹介 にっちもさっちも曖昧な曖昧な歌です。 曲名:『アイマイナ』 ピノキオピー の31作目。 イラスト上にいる謎のキャラクターは「アイマイナ」という。ちなみに、何故かどうしてちゃんも隠れてますどうして・・・。 2010年12月21日、ピノキオピー 5曲目の殿堂入りを達成。 + どうしてちゃんの場所 初音ミクの髪飾りのすぐ右側 歌詞 平穏を保つため 軽い三文芝居で 要らないケーキ食べて 「おいしい。」って 微笑むような 優しい君の声が 怖くなってしまったら 冷えた銀河のベッドで ひとり眠るよ 嫌いな物のほころび 暴露するのは容易い 好きな物の欠点は 甘い目で見てシンパシー もし もしも 切り貼りの 脆い意思 自己投影なら 立ち尽くしている この場所も 宇宙の果てとなって 気づく 曖昧な 曖昧な 曖昧な 今 酷く 曖昧な 曖昧な 今 シーソーが傾いて 途端に黒に染まったら 笑顔に溢れた過去など すべて捨てるの ぼくのつまらないことは 君の面白いこと ぼくの面白いことは 誰の面白いこと? もし もしも お望みに 木偶(でく)人形に なれるなら 「正義」と謀(たばか)る プライドも 浮気な塵となって 嫌だ 曖昧な 曖昧な 曖昧な 今 酷く 曖昧な 曖昧な 今 いつか魔が差して 地獄の底に触ったら 人を愛する理由さえも ぼやけるの 白色 軽んじては 恍惚 鈍色 真似て 飛んでく 愚者 とても まっすぐに まっすぐに まっすぐに 物を疑って やがて まっすぐに まっすぐに ひねくれるの 幻聴も 俯瞰の目も 自惚れた俗な夢も 空想のリュックにつめて 旅でもしましょうか ねぇ、アイマイナ 君の声が 化け物に育ったら 冷えた銀河のベッドで ひとり眠るよ おやすみ 関連動画 Comic and Cosmic版 コメント サビのメロディーとアペンドの声がすごく合ってると思う。好きです。 -- 名無しさん (2010-10-20 21 15 28) 作成乙です~ -- ななしX (2010-10-21 16 45 08) おぉ、コメ少ねww 中毒余裕ですた(??) -- トニー (2010-10-23 01 36 54) めっちゃ好きw 中毒性高い(´д`) -- 名無しさん (2010-10-24 22 39 45) これはいい! -- 名無しさん (2010-10-25 07 51 46) 昨日初めて聞いたけどそれから一気に中毒にwww神曲すぎるわ -- ゲコ太 (2010-10-25 20 22 42) サムネすばらしい。エンドレスループすぎる。中毒!! -- 名無しさん (2010-10-26 09 40 11) 中毒性高い!アイマイナちゃんかわいい -- 名無しさん (2010-10-28 06 51 28) すごく大好きな曲になりました。アイマイナかわいい -- 名無しさん (2010-11-01 21 29 21) 謀る は たばかる では…? -- 名無しさん (2010-11-05 16 25 00) え、アペンド使ってたっけ -- 名無しさん (2010-11-21 12 04 18) これはいい中毒 -- 名無しさん (2010-12-02 22 23 04) 友人に「この曲うぃを歌った歌みたい。」と言われ聞いてみたら本当にそうだった。この曲は本当に素敵な曲。 -- うぃ (2010-12-18 11 42 47) アペンドの声が曲にすごく合ってる。殿堂入りおめでとうございます! -- 名無しさん (2010-12-22 18 25 39) 歌詞に共感 -- 名無しさん (2011-01-31 15 26 20) アイマイナちゃん可愛い。メロディーも歌詞も大好きです! -- 名無しさん (2011-02-05 19 42 07) なんだか泣きたくなる曲ですね -- 名無しさん (2011-02-06 22 37 47) ↑うん。同感。 -- 名無しさん (2011-02-10 16 52 22) 良い曲・・・ -- 沙羅 (2011-03-30 10 37 28) どうしてちゃんが隠れてるのどうして… -- ななし (2011-04-11 17 29 09) PVをずっと見てるとちょっと怖いのは私だけかい。 -- 名無しさん (2011-04-14 15 48 22) ↑私も… -- 名無しさん (2011-04-20 23 12 23) アイマイナちゃんめっちゃこっちみてる…!! -- 名無しさん (2011-04-30 23 30 17) 一体ならともかくこの数はくるな -- 名無しさん (2011-07-27 12 59 51) 声がかっこいい!歌詞も良いわ〜 -- 名無しさん (2011-10-02 22 17 21) 携帯だとどうしてちゃん見つけにくいのどうして -- 名無しさん (2011-10-09 09 44 40) pcでもどうしてちゃんがみつけられないのどうして -- 名無しさん (2011-12-29 14 19 55) 歌詞も曲もすごくいい。大好きです\(^o^)/ -- かき氷 (2012-01-11 21 31 59) サムネが蓮コラ的… -- 名無しさん (2012-01-25 19 37 19) やめろ!それ以上は言うんじゃない! -- カントリーマァム最高 (2012-03-07 15 14 20) メロディーといい、歌詞といい、心にしみる曲です。 -- ひな (2012-03-30 23 14 20) どうしてちゃんが見つからないのどうして...。 -- 和葉 (2012-04-08 18 31 57) かわいい曲ですすす、、!! -- 名無しさん (2012-04-27 18 27 26) 好きです!もっとのびて!! -- 名無しさん (2012-04-27 19 55 52) アイマイナどこで売ってます? -- ねっきー? (2012-05-31 18 21 27) アイマイナちゃんかわいい 中毒\(^O^)/ -- サイゼリヤドレッシング (2012-07-01 18 41 55) 歌詞が好き過ぎる。メロディーも気に入ってる。優しかった君って俺の兄ちゃんじゃんか。 -- ゴミ (2012-07-12 23 55 41) ピノキオp神なの?ねえ! -- はる (2012-07-19 01 07 04) これは衝撃を受けた -- 名無しさん (2012-09-11 22 33 45) 聞くと鬱になるけど好き -- 名無しさん (2012-09-14 22 08 05) グッとくる -- 名無しさん (2012-09-22 10 51 02) 感動!!!!!!!! 泣けてきます゚(゚´Д`゚)゚ -- クヤパオ (2012-09-25 17 03 35) 空想のリュックと旅に…行ってくるよ…( ^∀^) ピノキオP神すぐる -- 星雪 (2012-12-17 21 49 37) 不安になる曲だけど ずっと聴いてたくもなる -- 佐藤 (2013-01-28 00 13 29) ずっと浸っていたい曲です。 -- 名無しさん (2013-03-24 13 22 37) 「シーソーが傾いて」という比喩がとても素敵だと思います。 -- 名無しさん (2013-03-24 13 24 46) どうしてちゃんみつけたw -- 名無しさん乙 (2013-09-04 18 34 04) お、乙じゃなくてZなんだから!勘違いしないでよね! -- 名無しさんZ (2013-09-04 18 35 29) 言葉選びがひとつひとつ深いなぁ -- シキ (2013-11-11 11 03 50) この曲すっごい好き -- γ (2013-11-26 22 25 49) なんか心に染み込む曲やなぁ… -- 小鳥遊 (2013-11-27 22 00 26) 2度目で確実にはまる -- てゅのん (2013-12-08 23 46 52) いい曲でふ(*⌒-⌒*)わわっ!!!アイマイナちゃんめっちゃいる!!!怖っ(汗) -- 鈴瑠 (2013-12-24 11 35 50) 感動しますね…。大好きな曲です! -- ナイマイア (2014-01-28 21 13 52) もっと伸びるべき! -- 名無しさん (2014-02-03 11 24 48) 可愛い -- 名無しさん (2014-02-03 15 08 12) 心にすっと溶けてきて、泣きたくなる -- みーこ (2014-02-13 20 54 51) 落ち着きたいとき、浸りたいとき、きいていたい -- 名無しさん (2014-02-16 22 46 59) 寝る前にきいてます。最高 -- 名無しさん (2014-02-20 22 07 57) アペンド何使ってるの?sweet? -- 名無しさん (2014-06-01 12 34 26) アイマイナちゃん…(*´ω`*)かわいいなぁ -- 名無しさん (2014-08-22 16 39 22) ピノキオさんの歌の歌詞は皆意味が深いね。 -- なのです。 (2015-01-16 00 11 31) もうミクちゃんの声めちゃくちゃいいし曲もめちゃくちゃいいしアイマイナちゃんもめちゃくちゃ可愛いし......とにかく全部最高!!!!! -- アイマイナちゃん大好き (2015-02-08 23 39 30) アイマイナちゃん数が多い…じわじわくるw -- Crafty (2015-02-17 23 17 35) 不思議な感じ -- 名無しさん (2015-08-07 08 54 26) 歌詞がシンパシー感じるわー。 -- 名無しさん (2015-12-21 18 58 38) 700曲近くいろいろ聞いたけどこの曲が一番お気に入りです -- 名無しさん (2016-04-30 03 17 23) 透明感が悲しくて美しい -- 透子 (2016-07-02 23 08 17) 要らないケーキ食べて美味しいが好きだ。 -- 名無しさん (2016-09-19 11 30 13) アイマイナちゃんが夜中急にフラッシュバックして困る -- かのん (2016-09-19 11 32 06) ラスサビが一番好き -- しめさば (2018-04-13 23 12 03) 2016年ver.はミクにGUMIをハモらせ、所々でどちらを大きくするか調整してる模様。近年になって投入した技術なのか、投稿当時からの技術かは知らんが、アイマイナボイスの曲は全てこの技術を使用している模様。動画も音大きくすればわかるかもな。確認する気は今のところ無い。 -- 名無しさん (2018-09-25 21 51 46) あいまいな -- 名無しさん (2023-08-18 21 49 42) 名前 コメント
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前ページピノキオの大冒険 ジローがヴェストリの広場に到着するのと同時にギーシュは大きく手を広げ、まるで舞台の俳優のように声高らかに決闘の宣言を行った。 「諸君、決闘だ!」 ギーシュの声に反応するかのように、広場に集まった生徒たちは歓声を上げた。それに対して、ギーシュは手を振って答え、そしてジローへと振り返った。 広場はまるでローマのコロッセオのような盛り上がりだった。よほど娯楽に飢えていたのかもしれない。 「逃げずにやってきたことは褒めてやろう」 「……」 余裕の表れなのか、どこと無く芝居じみた仕草で言った。それもそのはず、ギーシュに限らず、メイジにとって平民は賤しい存在だからだ。どこに恐怖する要因があろうか? ギーシュが華麗な仕草で薔薇を振るうと、花びらは一瞬にして甲冑をまとった人形を作り出す。 「僕の二つ名は『青銅』、したがって作りだすのは青銅のゴーレム『ワルキューレ』だ。君の相手はこれが勤める。僕はメイジだからね、魔法を使って戦わせて貰うが、構わないだろう?」 「あぁ、構わない」 「そうかい、それじゃぁ始めようか?」 それが決闘開始の合図となった。 ギーシュが薔薇を振るうとワルキューレは勢いよくジローに向かって走り出し、その拳を突き出した。本来ならこれで勝負がつく、駄目ならもう二、三発ほど拳を食らわせれば片がつく、ギーシュはそう思っていた。だが、そう上手くはいかなかった。 ジローは突進してくるワルキューレの拳をかわし、ワルキューレに足を掛けた。結果、ワルキューレは無様に転び、広場に金属がぶつかる音が響いただけだった。 「な……」 静まり返る広場、誰しもギーシュのワルキューレの一撃で勝負がつくと思っていた、いや、とことん嬲るつもりだった。しかし、結果は見ての通り、ワルキューレが無様な姿をさらすことになった。 「これで終わりなのか?」 「な、何を言っているんだい? 確かに、少々無様な姿をさらしてしまったが、余興と考えれば楽しいものさ。すぐに方がついてしまっては、興ざめだからね」 そう、多少想定外の事は起きたが、自分の絶対的有利は変わらない。ギーシュは即座にワルキューレの態勢を整え、ジローに向かわせる。先ほどの失態を再び招かないためにも 今度のワルキューレの動きは素早かった。そして次の瞬間……豪快な金属音と共にワルキューレは再び地に伏した。 「な、な……」 「おい、ギーシュ! 何やってるんだ!」 狼狽するギーシュとそれを叱責する周りの生徒。こんなはずではない、たかが平民、ワルキューレの一体だけで十分だ。そう考え、多少なりとも手加減はしていたが、まさかここまで失態を繰り返すとは思わなかった。 あってはならない、平民相手にこれ以上無様な姿をさらすのは彼のプライドが許さなかった。 「中々、動ける平民のようだね。僕もそろそろ本気を出さなければいけないようだ」 ギーシュは薔薇を振ると六枚の花びらをワルキューレへと『錬金』した。少々、優雅ではないが、これは決闘、今度は手加減なしだ。 「いけ!」 ギーシュの勇ましい声が響いた。 しかし、向かってくるワルキューレを見てもジローは慌てなかった。金属製にしては中々素早い動きのようだが、 ジローにしてみればそれはまさにあくびが出るスピードだからである。これならば、自分が蹴散らしてきたアンドロイドマンの方が素早く、そして強力だ。 七体のワルキューレを一瞬のうちに蹴散らすのは簡単だが、今の自分は普通の人間として通っている。そんなのが金属であるワルキューレを破壊したとなれば、 疑惑を持たれる心配がある。せめて武器でもあれば言い訳もできるのだがと考えながら、七体のワルキューレの攻撃を避けていった。 「はっはっは、逃げているばかりでは勝負にならないぞ?」 いとも簡単にワルキューレを地に伏したジローに対してギーシュは少なからず、警戒を抱いていた。しかし、今は七体のワルキューレに迫られ、逃げることで精一杯のように見えるジローに対して、幾分か警戒は薄れた。 「ウン? そうか、平民が素手でワルキューレと戦うのが無理な話か……ならば」 余裕を持ち直したギーシュは七体のワルキューレでジローを囲む。そして一枚の花びらを剣へと錬金し、ジローへと放って投げた。 「剣だ。平民が我々貴族に一矢報いるために研いだ牙だ。素手では可哀相だったからね、せめてもの温情さ」 「ならありがたく使わせてもらおう」 これは好都合、むしろ都合が良すぎると思いながらもジローは突き刺さった剣を握る。正直、剣など扱ったこともなければ剣術の戦闘プログラムがインプットされているわけでもない。 しかし、これ以上、ワルキューレの攻撃を避け続けるのも、 決闘などという馬鹿げたことも止めにしたかった。そしてジローは一気にワルキューレへと突っ込んだ。 するとどうだろう、瞬時にその場に最適な剣術プログラムがジローを駆け巡った。 正直、ルイズは気が気ではなかった。ジローが自分とそして他三名の女子のために決闘を受けたことに関しては、恥ずかしながら嬉しいと思った。しかし、冷静に考えてみれば、平民とメイジでは力量がありすぎる、 だからこそ決闘という馬鹿なことは止めさせようとした。しかし、ジローはそれを無視し、結果、七体のワルキューレに囲まれている。 これで勝負はついたはずだ。なおも続けようとする両者を止めに入ろうとした。しかし、ギーシュが剣を錬金し、ジローの投げてよこしたのを見ると、ルイズは大声を上げてとめに入ろうとしたが、それよりも早くにジローは、 「嘘……」 一瞬にしてワルキューレを蹴散らした。 最初の一撃でジローの背後をとっていた二体のワルキューレが切り裂かれた。ほぼ反射的にギーシュは残った五体のワルキューレをジローに向かわせたが、一瞬にしてその内の四体が撃破された。そして残ったワルキューレは剣の柄で殴り飛ばされた。 ギーシュは今起きたことを理解できていなかった。圧倒的な戦力差、平民一人には十分すぎる戦力が一瞬にして倒れた。見るからに頼りなさそうな平民の男が、たかが楽士の男が一瞬だ、一瞬の内にワルキューレを撃破したのだ。 「くっ! ワルキュー……!」 ギーシュは即座に飛ばされたワルキューレの体勢を立て直そうと薔薇を振るった瞬間だった。薔薇が切断され、同時にギーシュの頬に薄い切り傷ができる。 一瞬なにが起きたのか分からなかった。ギーシュはまず頬に触れ、手を確認する。すると、真っ赤な血が指先に付いていた。そして、ゆっくりと後ろを振り向き、自分を横切った物を見た。 「剣?」 そう、それは自分がジローに与えた剣であった。それがそこにあるということは、剣が自分に投げられたということだ。それも恐ろしいほど正確に。 そして、先ほどと同じようにゆっくりと振り返るとそこには、無表情のまま自分に近づくジローの姿があった。 「ひっ……!」 ギーシュの小さな悲鳴は誰にも聞こえなかった。恐怖で硬直し、身動きが取れないで射ると、ジローが目の前にまで立っていた。 そしてギーシュは見た、ジローの『人間』とは思えない顔を…… 「うあ、うあぁぁぁぁぁぁ!」 感じたことの無い恐怖を前にギーシュはしりもちをついた。 目の前のこれは何だ? ガラスのような透明な膜の中には鉄のような灰色の何かと赤黄色に点滅する無数のランプ、人間というよりどこかの幻獣のように大きく黄色い目を光らせ、ソレは自分を見下ろしていた。 そしてゆっくりと腕を動かすのを目にすると、ギーシュはまたも悲鳴を上げ、両腕で顔を覆った。 「……?」 しかし、いつまでたっても痛みはない。何事かと思い、隙間から覗くと、そこには優しそうな顔をしたジローが腕を差し伸べていた。 「勝負はついただろう? 降参してくれ」 「あぁ、ま、参った……」 震える手でギーシュはジローの手を取った。冷たい手だった。あれほど激しく動いたのにも関わらず、ジローの手は冷たいままだった。奇妙な違和感を持ったがそれを気にする余裕など今のギーシュは持ち合わせていなかった。 「約束は覚えているよね?」 「え?」 突然の問いかけにギーシュの思考は追いつかなかった。しかし、ジローの顔が一瞬だけ先ほどの化け物の顔に見えたと思うとすぐに何のことかを思い出して、慌てて返事を返した。 「も、もちろんだ! 約束は守る!」 ジローの顔は人間のままである。きっとさっきのも幻だ、と決め付けた。 しかし、ホッと一息いれたのも束の間、ギーシュはジローの言葉を聞き逃すことができなかった。 「それを聞いて安心したよ……だったら、この場で謝るんだ」 「え?」 ハッキリと聞こえた。 「この場で、君が傷つけた女の子全員に謝るんだ!」 「えぇ! この場で?」 「当たり前だ。君は大勢のいる前でルイズやメイドの女の子、二人の貴族の女の子を傷つけたんだ、相応の態度が必要だろう?」 「ぐっ……しかし……」 プライドの問題もあったが、ジローの言っていることは間違いではない。むしろ、ここでそれを断れば、自分と自分の家名に傷がつく恐れもある。だから、ギーシュは恥を忍んで、その罰を受けることにした。 「わかった……誰でもいい、モンモランシーとケティ、ミス・ヴァリエール、そして……あ~メイドの少女を連れてきてくれ!」 もはや自棄である。ギーシュの大声と共に数人の生徒たちがその場にいたルイズとモンモランシーをギーシュの前まで連れてきた。ケティも少し遅れて生徒たちに連れてこられた。残るはメイドの少女であったが、 これは生徒ではなくシエスタが連れてきた。 そこでふとジローは違和感を覚えたが、今はそんなことよりもギーシュのことだ。 「……」 四人の少女を前にギーシュはいつもとは違う緊張感に冷や汗をかいた。 普段なら女性を前にしてもここまで緊張することはない。さらにはジローに対する恐怖心もあった。しかし、もう覚悟を決めたはずである。すでに四人の少女は目の前にいる。大きく深呼吸するとギーシュは勢いよく頭を下げた。 そして、 「僕が悪かった! 許してくれ!」 広場にはギーシュの謝罪の言葉が響いた。 オールド・オスマンとコルベールは事の一部始終を『遠見の鏡』で見ていた。 あまりにもあっさりと決闘が終了し、さらには貴族を大勢の前で頭を下げさせたジローに対して、オールド・オスマンは関心していた。 「これはまた……平民が貴族に頭を下げさせおった」 「それよりも、オールド・オスマン。あの平民、勝ってしまいましたが?」 「うむ、やはり君の言うとおり、彼は『ガンダールブ』やもしれんな」 「ならば至急、王室へ報告し……」 「それには及ばん」 興奮するコルベールをいさめるようにオールド・オスマンは静かに言った。 「もし彼が本物ならえらい事態になるぞ。なんせ、伝説の使い魔じゃからな、それに暇をもてあました連中に戦の道具として利用されかねん。ミスタ・コルベール、あの少年を召喚したミス・ヴァリエールは優秀なメイジなのかね?」 「いえ、どちらかといえば……無能なメイジです」 口ごもりながら、コルベールは質問に答えた。それを聞いたオールド・オスマンは小さく頷きながら、髭を弄る。 「ふむ、そんなメイジが伝説の使い魔を召喚したとなれば、使い魔の青年同様、ミス・ヴァリエールにも危害が加わるかもしれん。いくら由緒あるヴァリエール家とは言え、王室の権力には逆らえん、いや、奴らなら気づかれんようにすることもできるじゃろうて」 「確かに……たとえ無駄骨に終わったとしても、良い暇つぶしになったと考えるでしょう。わかりました、オールド・オスマンの指示に従いましょう」 「ありがとう、ミスタ・コルベール。君が賢明な人間でよかったよ」 二人はこの事実を隠すことを決意した。それは教育者という立場よりも一介の人間としての判断であった。 決闘より数日後、ジローはいつもと変わらない毎日を過ごしていた。メイジの中では一番ランクの低い『ドット』であるギーシュを倒したことに関してはそれなりに有名にもなったが、日が過ぎれば、その話も薄れていき、話の話題にすることも少なくなった。 ジローは少し見栄えが良くなった食事を持って、使い魔の小屋の前に座っていた。 「あまりがっつかない方がいいよ、君の本来の食事はまだなんだから」 「きゅい!」 恐らく構わないといっているのだろう。目の前の竜はとても食欲旺盛だった。子供らしいなと食事を食べる竜を見てジローは微笑んだ。 殆ど日課となった竜への食事の提供、いつもはこの竜の主人である青髪の少女が来る前に立ち去ってしまうので未だに名前は知らないが随分と竜と仲良くなった。元々人懐っこいのかもしれない。 「名前くらいは聞いておいてもいいかもね」 そんなことを呟きながら、ジローは背負っていたギターを構えた。いつもなら持ってくる事はないのだが、今日は気まぐれで持ってきた。 ここに着てからルイズの為に引いて以来だったため久しぶりに引いてみたくなったのだ。 弦の調整が終わると、ジローはゆっくりと弦を弾いた。穏やかな音色が響く。 「……♪」 楽しそうにギターを演奏するジロー。今日は気分が良い、これなら良い音色が出せる。そんなジローの演奏に耳を傾ける竜も食事を止め大人しくしていた。 しばらくジローは演奏に夢中になっていたが、センサーに人の気配を察知すると足を使って食器を自分の方に寄せた。 現れたのは予想通り、竜の主人である青髪の少女だった。ジローは演奏を止めて、挨拶した。 「おはよう」 「おはよう……」 初対面のときと同じように、淡々とした態度だったが、挨拶は返してくれるようだ。重そうな餌を顔色一つ変えずに、竜の前に差し出すと、ジローとは反対側の方へ座り、一緒に持ってきていたのか、分厚い本を読み始めた。 しばらく無言が続いたが、ジローはギターを構えなおすと弦に手をかけた。 「引いても良いかな?」 「構わない」 「ありがとう」 少女の了承も得て、ジローは新しい音楽を演奏し始める。今度は静かな音楽を引いた。読書の邪魔にならないようにするためだった。 音楽がサビに差し掛かった時だった。少女の小さな声が聞こえた。 「太った」 「え?」 「少し、太った」 少女の言葉にジローと竜は焦ってしまった。ジローはつい音程をはずしてしまい、竜は食事をのどに詰まらせた。 「何を?」 「そう見えただけ……何か心当たりでも?」 「いや、僕は知らないなぁ」 「そう」 少女は呟くように言いながら、読書に戻った。その際に一度だけ視線をジローと竜に向けた。 もしかしたらばれているんじゃないだろうかという不安がよぎったが、少女は何も言わない為、ジローもそれ以上問うことはできなかった。 その後も少女は読書にふけ、ジローも演奏に戻った。本当ならぎこちない音楽になってしまう心境だが、それでも正確に引けるのはジローだからこそである。竜も何故か細々と食事を続けた。 多少、時間は掛かったが竜が食事を終えると同時に少女は読書を止めて、皿を持って立ち去ろうとした。 「あ、待って」 「なに?」 その前にジローはどうしても聞きたいことがあった為、少女を呼び止めた。 「この子の名前、教えてくれないかな?」 「どうして?」 「いや……ここに来て、随分と仲良くなったんだけど、名前知らなくてね。もし、良かったらでいいんだけど……」 「シルフィード」 「え?」 「名前、シルフィード」 それだけ言うと少女は立ち去っていった。 取り残されたジローと竜、シルフィードはただ少女を見送るだけだった。さて、どうしたものか、こちらに来てから癖になりつつある言葉を呟きながら、ジローも食器を片付けに入る。 「また、来るよ」 「きゅい!」 どうぞといっているのだろう。ジローは微笑みながら、手を振ってやるとシルフィードは答えるように尻尾を振った。 小屋から離れ、食器を戻そうと食堂の裏に差し掛かった時、シエスタに出会った。 「おはようございます」 「あぁ、おはよう。あ、食器頼めるかな?」 「えぇ、お任せください」 シエスタは笑顔で食器を受け取った。 「そうだ、ジローさん。よろしければ、これから食堂に来てくださいますか?」 「ウン? どうしてだい?」 「決闘のとき、私の後輩をかばってくれたでしょう? そのことでコック長、マルトーさんがどうしてもお礼がしたいと」 「気持ちだけ受け取っておくよ。ルイズの授業があるからね」 「そうですか……」 少し残念そうな表情を見せたが、すぐに笑顔に戻ったシエスタは頭を下げると厨房へと向かっていった。 ジローもルイズと合流するために食堂入り口前に移動しようとした。 「あ、ジローさん!」 突然、シエスタに呼び止められ、振り返るジロー。シエスタはすぐにジローに駆け寄ると、ささやくように耳打ちした。 「レディを差し置いて、使い魔の名前を聞くのはあまりほめられたことではありませんよ」 「ど、どういう事だい?」 「それでは」 いたずらっぽく微笑みながら、シエスタは走り去っていった。残されたジローは先ほどのシエスタに言われたことを考えた。明らかにそれはシルフィードとその主人の青髪の少女のことだろう。しかし、なぜそのことをシエスタが知っていたか。センサーに反応はなく、 仮にセンサー外だとしたら、話していた内容を彼女が知ることはできない。青髪の少女に聞いたとも推測できるが、一介のメイドが貴族である少女と親しいとは思えない。疑問は深まる一方である。 「ジロー!」 「あ、ルイズ」 怒鳴り声が聞こえ、振り向くとそこには少々不機嫌そうなルイズが腰に手を当てて、ジローを睨んでいた。ズンズンと歩み寄ってくるルイズの気迫にジローは恐怖を覚えた。 「襲いと思ったら、主人様を放っておいてメイドと親密そうに内緒話に花を咲かせているとはねぇ?」 「誤解だよ、食器を片付けて貰っただけさ」 「ふ~ん」 弁解の余地はないようだ。一体なにがそんなに不満なのかは分からないが、ここは機嫌をとっておいたほうが良いと考え、素直に謝ることにした。 「悪かったよ、次は遅れない」 「当たり前よ。さぁ、いくわよ」 ジローは踵を返すルイズの後を追った。 「何者なんだ、一体?」 愛した女性、ミツコに似ている少女に好印象を持っていたが、今では一変し、彼女に対する疑心しか残らない。多少、心残りではあるが今はルイズの機嫌を損ねないように、後を着いてゆく。 ふと、ジローは足を止めて、後ろを振り向いた。シエスタの姿は無かったが、何故か見られている気がしてならない。しかし、何も変わったことはなかった。 「何なんだ?」 どうにも嫌な予感がしてならない。立ち止まっているとルイズの怒鳴り声が聞こえたので、ジローは今までのことを隅において、ルイズに駆け寄った。 前ページピノキオの大冒険
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ピノキオピー PINOCCHIOP OFFICIAL CHANNEL 注意 ここでは私が作成しているhttps //w.atwiki.jp/bokarokasi/で書いている歌詞に飛ぶリンクを張るだけです。ピノキオピー PINOCCHIOP OFFICIAL CHANNEL様自体の紹介はございません。 チャンネルリンク https //youtube.com/user/pinocchiopchannel ボカロ アルティメットセンパイ
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福岡市中央区にあった三人打ちの雀荘。 営業時間 15:00~ ルール 食いタン、後ヅケなし ツモ平和なし 赤あり 3・5・7筒、3・5・7索(各1枚)、白ダイヤ(2枚) 流しは跳満扱い ホンイツチートイツは6翻扱い 大車輪あり(役満扱い) 4枚使いのチートイツあり(1翻アップ) 人和あり(倍満) リーチ後の白ダイヤはツモった時のみオールマイティ扱い 住所 福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目8−30
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前ページ次ページピノキオの大冒険 「ふぅん、歌を聞かせながら旅をねぇ……まるで吟遊詩人みたいね」 「似たようなものだから」 そのように答えたのは無用な混乱を防ぐためであった。 落ち込むルイズに音楽を聞かせていたジローは彼女の部屋へと連れられていた。そこでジローはどのように自分のことを説明しようか悩んでいた。 実は人間が作ったロボット……などと言ったところでルイズが信じるはずがない。 さらに異世界からやってきたといえば、からかっているのかと彼女を怒らせてしまいそうだったからだ。だから、ジローは自分のことを『旅の楽士』と名乗った。 「まぁ、普通の平民じゃないだけマシね。一つくらい取り柄があってよかったわ」 随分な言い方だなと、口に出しては言わなかった。 ここまでの会話の中でジローはこの世界について考えていた。そして出た結論はここが自分のいた世界ではないと言うこと。 確信を持ったのはルイズの部屋の窓から見える月である。そこにはジローの知る月よりも巨大でなにより、二つ浮かんでいるのだ。 そして魔法や貴族制度など、普通ならありもしないことがこの世界では常識となっているようだった。 「さてと、アンタは私の使い魔なんだから、私の言うことを聞くように」 「使い魔になった覚えはなんだけど」 「はぁ? 何言ってるのよ、契約したでしょう? それにほら!」 ジローの予想外の返事に呆れながら、ルイズはジローの左手に刻まれた紋様、ルーンを指差す。 「そのルーンが刻まれているということは、アンタは私の使い魔なの。不本意だけど」 最後の言葉は呟いたように口にしたらしいが、ジローの耳にはしっかりと届いていた。 出会った時にも思ったが、この娘は礼儀を知っているのだろうか? と思ったが、この世界には貴族制度があるということを思い出した。 (なるほど、貴族は平民より上だというのが普通の考えなんだな) だったら、ルイズの態度も不思議ではない。彼女にとってそれが常識なのだから。 とはいっても、良い気分ではない。さらに人から命令を受けるのはウンザリだった。それにいつまでもここにいるつもりはなかった。 (だが、元の世界に帰って何がある?) ルイズに従うつもりは毛頭ないが、かといって何かするわけでもない。何かあるわけでもない。あるのはつらい思い出ばかりだった。ならば、そんな思い出のある世界に帰るよりもこの世界でいつの日か機能を停止するまで、生きてゆくのも悪くはない。 様々な考えが駆け巡る中、ジローはあることに気がついた。 (僕はあの世界から抜け出たことを喜んでいるのかもしれない) この世界なら自分を狙う組織も倒さなければいけない敵もいない。ただギターを弾いてゆったりと長い時間を生きてゆくことができる。命令といってもルイズが人を殺せという命令を下すとは思えない。 ならば、このまま使い魔生活も悪くはないとも思えてきた。もう戦わなくても良い。自然とそれが嬉しかった。 「ジロー?」 いつまでも黙っているジローにルイズはまた『持病』でも発症したのかと思い、心配げに声をかけた。 「あ、あぁ……ごめん。それで、使い魔って言うのは何をすればいいのかな?」 思ったより深刻な顔をしていみたいだ。心配そうな顔を向けるルイズを誤魔化しながら、ジローはたずねた。 「まず、使い魔は主人の目となり、耳となる能力を与えられるはずなんだけど……」 「無理みたいだね」 ルイズの言葉から察するにその能力は発揮されていないらしい。 「それから、主人の望むものを見つけてくれるんだけど……アンタ、そういった知識ってある?」 「どうだろう? 何かを見つけるのは自信あるけど、どういったものかは教えてもらわないとなぁ」 一度どんなものか教えてくれるなり、実物を見せてくれるなりしてくれればある程度のものは見つけることができる。 しかし、ルイズはこの答えを『ジローは出来ない』と解釈したらしく、ため息をつきながら、言葉を続けた。 「はぁ、まぁ、いいわ……そしてこれが一番重要なことなんだけど、使い魔はその能力で主人の身を守る存在なの! でも……」 ルイズはジローをジト目で見る。どう見ても戦ったことすらなさそうな楽士のジローにそれを期待するのは無理だと決め付けている目であった。 無理もないなとジローは声には出さずに言った。自分で言うのもおかしいが、どう見ても今の自分の姿を見て戦いを生業としてきた人間に見えるはずがない。 「せっかく人間なんだし、雑用くらいはできるわよね?」 「それくらいなら簡単だ」 いきなり召喚され、同意なしに使い魔とされ、雑用をやらされれば、憤慨するのが普通かも知れない。 だが、ジローは気にはしなかった。ただたんに平和な時間がすごせるのならば、雑用など苦にもならない。 「あら、意外と素直なのね。てっきり反論なり何なりしてくるかと思ったけど……それならいいわ。それじゃ早速……」 そう言いながら、ルイズは上着を脱ぎ始めた。 さすがにそれにはジローも慌てた。羞恥心というものがないのかと言いたかったが、その前に後ろを向いた。 「な、何をしているんだい!?」 「何って、寝るから着替えてるのよ」 「一応、君は女で僕は男だよ?」 「別に使い魔に見られたって、なんとも思わないわよ」 やはりこの娘は無茶を言う子だ。ジローはルイズをそう再確認した。 しばらくは服や下着の脱ぐ音だけが聞こえた。 「いつまで後ろ見てるつもり?」 「もう言いのかい?」 ジローが振り返ると同時に大きめのネグリジェに着替えたルイズが脱いだ服を放り投げてきた。落としてはまずいとジローはとっさに受け止めた。 「それ、明日になったら洗濯しておいて頂戴」 それだけ言うとルイズはベッドに入り、毛布をかぶった。 しかし、何かを思い出したように、上半身だけ上げ、ジローに振り向く。 「言い忘れてたわ。あんたは床で寝なさい。素直そうだし、今後の働き次第ではマシな寝床くらいは用意してあげるわ」 言うだけ言ってルイズは指をパチンと鳴らし、ランプの明かりを消すとすぐに毛布に包まった。 反論しないとは言っても、反論する時間を与えないのは君だろうなどと、口が裂けてもいえなかった。 ここに来てからというもの独り言が多くなったなと幾分か余裕を持つジローは小さな声でやれやれと呟いた。 仕方がないので、しわくちゃになった衣服を畳み、ジローは窓を見た。 「静かな夜だ……安心できる、静かな夜だ」 窓に腰掛、ギターを弾いたら良い音色が出るだろうなと思ったが、すぐそこで可愛らしい寝息を立てるご主人の睡眠の妨げになるのはと思い、止めた。 よくもまぁ見知らぬ男がいるというのに眠れるものだと、呆れつつも感心しながら、ジローは苦笑した。 ハッキリ言ってジローに睡眠は必要ない。だからといって、ずっと夜の間起きていたわけではない。一時的に機能を停止させ、擬似的な睡眠を行っていた。タイマーを掛けていたため、自動的にジローは再起動した。 ちょうど朝日が昇り始めた頃らしく、まだあたりは薄暗かった。 ジローは音を立てないように、立ち上がり、昨日の夜に畳んでおいた衣服を持ってルイズの部屋から出た。 洗濯をしなければいけないのだが、一体どこでやればよいのだろうかと悩んでいた。 「この世界に洗濯機があるとは思えないしな……」 だとすれば、手洗いが妥当か……と、早速水汲み場を探しながら、校舎内を散策していた。 改めてみれば、なかなか手の込んだつくりになっている校舎は予想以上に広く、まだハッキリと校舎の作りを理解しているわけではないジローは早速どこに行けばよいのか立ち往生していた。 そんな時だった。 「どうかなさいましたか?」 振り返れば、沢山の衣服が入った大きな籠を持ったメイド服の少女がいた。 「あぁ、洗濯物をどこで洗ったら良いのかわからなくって……」 「でしたら、水汲み場までご案内します。私もお洗濯物を洗おうとしていたところなんです」 ニコリと笑みを浮かべる少女の姿は主人であるルイズとは違った可愛らしさがあった。 彼女に案内され、ジローは校舎内の中庭にある水汲み場まで着いていった。その際に道を記憶しておくことも忘れなかった。 朝早くからの水仕事はつらいだろうに、メイドの少女は文句一つ言わず、冷たい水で衣服を手洗いをし始めた。 ジローには水の冷たさを感じられても、手がかじかむことはない。だが、少女は水仕事で荒れた手を休ませることなく、それこそ指が巧く動かせなくなっても、洗濯を続けていた。 「大変だね」 「いえ、これが仕事ですから。それに」 少女は一端、洗濯の手を止めると、ジローへと顔を向けた。 「それに?」 「お洗濯が好きなんです。というよりも家事が好きと言った方が良いかもしれません」 屈託のない笑顔を向けながら、少女は洗濯を再開した。 自分はルイズの衣服を洗濯すれば良いだけなのだが、少女はそれ以上の洗濯をしなければいけない。 「そういえば、まだ名前を聞いていなかったね……僕はジロー。君は?」 「私の名前はシエスタと申します。見ての通り、メイドです」 「僕は……」 「ミス・ヴァリエールが召喚した平民の使い魔……ですよね? 有名ですよ」 ジローがいうよりも早く、シエスタに答えられてしまった。 やはり使い魔で動物以外のものを召喚することはルイズが始めてらしい。それが人間―性格には違うが―が召喚されれば話の種にはなるのだろう。 シエスタのようなメイドまで知っているとなると、この学園中にはすでに広がっていると見て間違いはなさそうだ。 「……手伝おうか?」 すでにルイズの洗濯物は片付いているのだが、まだまだ多くの洗濯物を残すシエスタをおいて立ち去るのはいくらか気が引けた。 案内された礼もあり、ジローは手伝いをしようと声をかけたが、 「いえ、大丈夫です」 と断れてしまった。 「いつものことですし、これぐらいはどこの使用人でもやっています。よろしければ、ミス・ヴァリエールの洗濯物も次回からは私が引き受けましょうか?」 「いや、これは一応僕の仕事だからね。それに頑張っている君を見ていたら、楽をするのは悪い気がしてしまうよ」 「ふふ、真面目なんですね」 「ガリガリのクソ真面目野郎って言われたことがあるよ……」 それは亡き兄に言われた言葉だった。そのことを思い出すと、ジローの『心』には悲しいという感情が生まれていた。 自然と表情が曇ってしまい、気がつくと、シエスタが心配そうな顔でこちらを見ていた。 「あ、じゃぁ僕はこれで。ルイズを起こさなきゃいけないからね」 「あ……」 その場を逃げるようにジローは立ち去った。途中、シエスタが呼び止めたようだが、ジローは無視した。 思い出したくない過去を思い出してしまった。ジローは消去することのできない記憶を留めたまま、走りさった。 部屋に戻っても、ルイズはまだ寝息を立てていた。 そろそろ起こさなければいけない時間だろうと思い、ルイズの体をゆすりながら起こす。 その際にできるだけ自然な笑顔を向けるように努力した。嫌な思い出を思い出し、顔が崩れていると思ったからだ。 「朝だよ、起きたほうがいい」 「ん~……」 可愛らしい声と共に体を伸ばすルイズ。完全に覚醒しきっていないルイズはしばらく、ジローの顔をボーっと見ていたが、何かに気がついたように、大きく目を見開き大声を上げた。 「だ、だだ誰!?」 「ジローだよ」 「あ、あぁ……使い魔ね……」 取り乱したことが少々恥ずかしかったのか、小さく咳払いしながら、ベッドから降りるルイズ。 「おはよう」 「えぇ、おはよう。服」 返事を返したかと思うと、次には命令を下すルイズ。 ジローはすでに用意されていた服をベッドの上へと置く。 「下着」 「どこにあるんだい?」 「クローゼットの一番下の引き出しに入ってるわ」 言われたとおりに、ジローは引き出しを開ける。普段なら絶対に見ることはないだろう、女性物の下着の数々を目の当たりにして、さすがに顔を赤くするジロー。とりあえず、適当な下着を選んで、先ほどと同じようにベッドの上へと置く。 「着せて頂戴」 「はい?」 さすがに聞き捨てならない言葉を聞いて、思わず聞き返してしまった。 ベッドに腰掛け、いつの間にかネグリジェを脱いで下着姿になったルイズを見て、さすがに注意した。 「君には恥じらいって言うものがないのかい?」 「昨日も言ったでしょ、使い魔に見られたって、なんとも思わないって」 「使い魔でも意思はあるよ。物じゃないんだ」 「使い魔は使い魔よ。主人の命令にさえしたがっていればいいの」 そのルイズの言葉にジローは怒りがこみ上げてくるのがわかった。 自分の一番嫌いな言葉をルイズは言った。多少、違えど、その言葉はジローがもっとも聞きたくはなかった言葉であった。同時に今のルイズに何を言っても無駄だということを理解した。手を出さなかったのはジローの『良心』が働いたからだ。 仕方なく、彼女の着替えを手伝うことにした。 二人が部屋を出たと同時に向かいの部屋から住人が現れた。 褐色の肌を持った少女は大人顔負けの色気を放っていた。それは少女も理解しているのか、ブラウスのボタンをいくつかはずし、胸元がはだけるように見せていた。 「おはよう、ルイズ」 少女は悪戯っぽく笑みを浮かべ、挨拶をした。 対するルイズは嫌そうに挨拶を返した。 「おはよう、キュルケ」 「ふ~ん……」 キュルケはジローを値踏みするように見て、指をさして笑い始めた。 「驚いた! 本当に平民を召喚したのね」 どことなくわざとらしい言葉だったが、どうやらその判断は正しかったようだ。 見計らったように、キュルケの部屋からは巨大なトカゲが現れた。 (なるほど、自慢したいだけか……) キュルケのからかいを無視しながら、ジローは現れたトカゲを見た。トカゲにしては巨大すぎる体、尻尾は火でできていた。さらに体温も普通の動物では発することはない温度を放っていた。 (火トカゲか……こんなものまでいるのか) ジローが一人関心している横でルイズは悔しそうな顔を向けながら、キュルケにたずねた。 「これって、サラマンダーよね?」 「そうよ、この炎の尻尾は間違いなく火竜山脈のサラマンダーよ。好事家に見せたら値段なんて出ないわ」 「ふぅん……良かったわね。ついでにアンタの属性とあってるんじゃない?」 「そうよぉ、私の『火』の属性にぴったりだもの。ねぇ、フレイム」 フレイムと呼ばれたサラマンダーの顎を撫でてやりながら、得意げに言った。 ルイズはキュルケを睨みつけていたが、言い返す言葉が見つからないようで、口を開けてはすぐに閉じていた。 「ところで……」 ルイズの視線を意に介さないのか、キュルケは涼しい顔をしながら、ジローにほんの少し詰め寄った。 「貴方、お名前は?」 「ジロー」 「へぇ、変わった名前ねぇ」 余計なお世話だと思ったが、ジローは言い返さなかった。 「それじゃ、お先に」 キュルケは振り向きざまに言いながら、その場を立ち去ってゆき、フレイムもその後を追った。 それを見届けたルイズは拳を握り締め、地団駄を踏んだ。 「きぃー! 何なのよ、あの女、自分がサラマンダーを召喚したからって!」 ルイズはキッとジローをにらみつけた。 この目を向けられるのは二度目だなと思いながら、女のヒステリックほど怖いものは早々ないと考えていた。 何か言ったところで今のルイズにはどれも逆効果だと思い、ジローはあえて何も言わなかった。 「メイジの実力を測るには使い魔を見ろって言われるくらいなのよ。それなになんで私はアンタみたいな楽士なのよ!」 八つ当たりもいいところだ。 貴族という環境に育ったためか、自分より身分の低いものに対しては言いたい放題なルイズの性格をジローはあまり好ましいとは思っていなかった。 いくら環境だからといって、ここまでハッキリと不快感を表されては、少なくとも怒りがこみ上げるのは当たり前だった。 「時間」 「え?」 「時間は良いのかい?」 いくら温厚なジローでもいつまでも彼女の愚痴を聞いてやるほどの余裕は持ち合わせていない。だから、話を中断しようとした。 「あぁもう! 行くわよ」 やり場のない怒りを撒き散らしながら、ルイズは大股で廊下を歩いた。ジローもその後をほんの少し離れた位置で後を追った。 この世界に来て、ジローはある危機に立たされていた。 ルイズについていくと、巨大な食堂にたどり着いた。三つの長いテーブルが設置され、豪華な装飾を施されていた。 テーブルの内、真ん中の方へと移動した二人。他の二つを見れば、まだ幼さの残る生徒と大人びた生徒と別れていた。どうやら学年別で分かれているらしい。 「豪華だね」 「そりゃ貴族が食事をする場所だもの。これくらいは普通よ」 得意げにルイズは説明を始めた。 「このトリステイン魔法学院が教えるのは魔法だけじゃないの。貴族たるべき教育を受けるために、食堂も食卓も貴族にふさわしいものでなければならないのよ」 「ふぅん」 「本当ならアンタみたいな楽士はこの『アルヴィーズの食堂』には入ることなんてできないのよ。感謝しなさい」 説明が終わったのか、ルイズはチラッとジローへと振り向く。どうだといわんばかりの目だった。 しかし、ジローにとってそれはどうでも良いことだった。とりあえず、説明とこの食堂に入れたことに関しての礼をする。 そっけない返事だと思ったのだが、それだけでもルイズは満足したらしく満足げな顔をしていた。 適当な席を見つけたらしく、ルイズはその場に立ち止まった。何かを催促しているようで、ジローはそれが何なのかすぐにわかった。 (椅子を引けってことか) とりあえず椅子を引いてやると、礼もなしにルイズは座った。 さて、自分はどこに座ればいいのかと悩んだ。それに気がついたのかルイズは床を指した。 「悪いけど、アンタは床。そこに朝食があるでしょう?」 床に置かれていたのは、ロールパンが二つと肉と野菜が申し訳ない程度に入ったスープだった。 「アンタが反抗的だったら、もっと粗末なものにしようと思ったけど、中々素直みたいだから、それ」 別にどんな料理でもジローは食することはできない。カモフラージュ程度に口にすることはできても、内部で消化できる機能は存在しない。 これが今のジローの危機だった。一応、人間で通しているため食事をしなければいけないのだが、その後、取り込んだ食べ物を取り出さなければいけない。できることなら、食事を取ることは避けたかった。 「本当は使い魔は外なんだけど、特別な計らいで入れてあげたのよ」 それを聞いてジローはあることを思いついた。 別に一緒に食べる必要はないということなら、この場所にいる必要はない。ジローは皿を手に取ると、床に座らず食堂を出ようとした。 「ちょっと、どこ行くの!」 「外で食べるよ。それに、床に座ったら迷惑だろう?」 「使い魔は主人のそばにいなくちゃいけないの! 勝手に行動しないで!」 「食事が済んだら、入り口で待っているよ。これだけの量だ、すぐに済む」 それだけ言うとジローはさっさと食堂を後にした。 とりあえず、これをどう処分しようかと悩んだが、周りの生徒が連れている使い魔を見て、それらに処分させようと考えた。大型のものならどこかに集められているはずだと考え、ジローはまず、水汲み場へと向かった。 学院外に出ると、ジローは耳に意識を集中させた。常人のそれを遥かに上回る聴力で、大型の使い魔たちの場所を探し出すのだ。 「ン……あっちか」 たどり着いたのは、かなり大きめな小屋だった。しかしどこにも使い魔の姿は見られなかった。恐らく主人が自慢目的で連れて行ったのだろう。 しかし、これは拙い。どかにいないものかとあたりを見渡す。 「おや?」 さてどうしたものかと考えていると、一匹の白い竜を発見した。どういうわけかこちらをジッと見つめている。性格には手に持つ皿を穴が開くほど見つめている。 「お腹すいてるのかい?」 尋ねてみると、竜はコクコクとうなずいた。どうやら人間の言葉を理解できるらしい。 随分と人懐っこい竜だ。もしかするとまだ子供なのかも知れない。 パンをちぎってよこしてやると、うれしそうに食べ始めた。 「ふふ……」 パンを食べ終えた竜は次にスープを一気に飲み干した。 もっとないのかという目を向けられたが、あいにく持ち合わせはない。 「もうないよ」 それを聞くと竜はしょんぼりと頭を下げた。よほどお腹が減っていたのかも知れない。 「また持ってくるかも知れないから……」 「きゅい!」 竜はうれしそうな声で鳴いた。 しばらくジローは小屋にいたが、ルイズの食事が終わるころだと思い、その場を立ち去ろうとした。 ふと、センサーが人の接近を感知した。この竜の主人だろうか? 「……」 現れたのは青い髪ショートカットの少女だった。ルイズよりも年下に見える少女は不釣合いな長い杖を背負いながら、両手に肉などの食べ物を持っていた。恐らく竜の餌だろう。 まだ餌の時間じゃなかったのか、道理でよく食べると思った。 「……お皿」 「え?」 少女は突然、ジローの持つ皿を見ていた。 何故か竜はびくびくとおびえている。 「食べさせたの?」 「いや、僕が食べた。食堂では食べにくい雰囲気だったから」 「そう……」 食べさせたといったら、自分か竜のどちらかがしかられるだろと思い、嘘をついた。 答えを聞いた少女は短く冷淡に答えた。 このままだと無言の状態が続くと思い、ジローはとりあえず言葉を発した。 「食事は終わったのかい?」 「……」 少女は何も言わずうなずいた。 ちょうど良い時間みたいだ。ジローは軽く会釈しながら、その場を立ち去ろうとしたが、ふと、何か思い出し、少女に尋ねた。 「あぁ、その前に」 「なに?」 「厨房がどこだかわかるかな? 皿を返したいんだ」 「食堂の裏」 先ほどと同じように少女は淡々と答えた。 「ありがとう」 それでもジローは礼を言って、立ち去った。 前ページ次ページピノキオの大冒険
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ジョブストーリー ウェポンストーリー 実装時期 クラッシャー 依存の木槌 初期,第一回グランコロシアム ソーサラー 依存の魔書 リリース記念ガチャ ミンストレル 依存の笛 ブリキの宝箱 ガンナー 依存の弓 魔晶石購入 パラディン 武器 チャームメダル マグロパラディン 依存の釣り竿 魚類達ノ祭典(魚類達ノ狂宴イベ) ブレイカー 依存の剣 欺キノ傀儡 クレリック 依存の杖 祈リノ学徒 餐虎のソーサラー 大食ノ禁書(カゲウチ) 大食の飢虎 オルタナティブ 依存の意思 学徒と白衣 X-mas 依存のリース 魔晶石購入(聖夜の饗宴イベ) 憤狼のクラッシャー 憤怒ノ鉄球(カゲウチ) 憤怒の狼砕 怠熊のミンストレル 怠惰ノ土笛(カゲウチ) 怠惰の熊囃 無し 依存のビリョウ(びりょう=鼻梁) 第十五回グランコロシアム ハーフナイトメア 依存の緑鏡 第十六回グランコロシアム メイジ 依存の魔具 魔晶石購入 ハロウィン 依存の箒銃 従者と饗宴(執事達ノ饗宴イベ) 依存心矯正ギプス 依存の矯正槍 依存の矯正 嫉蛇のガンナー 嫉妬ノ鎖銃(カゲウチ) 嫉妬の鎖蛇 ポーチャーズ 依存のスピット 新生 密猟者達ノ宴(復刻 追想の晩夏イベ) 淫蠍のクレリック 色欲ノ捻杖(カゲウチ) 淫蕩ナ儚蠍 ―夏休み― 依存の虫捕り網 真夏の休宴(蟲ノ戦イ、終ワリナキ晩夏イベ) 慾鴉のパラディン 強欲ノ刎槍(カゲウチ) 強欲ナ拘鴉 none/純神のミンストレル none/純ノ衝蕾 聖ノ祝祭4 none/剛神のブレイカー none/剛ノ凛絶 聖ノ祝祭6 none/Alt.Pre.Half none/依存の血染貌 淘汰ノ果テ4 none/和装 none/依存の書き初め 入湯の旅装 none/忠神のパラディン none/忠ノ威骨 聖ノ祝祭8 none/傲獅のブレイカー none/傲慢ノ刺剣(カゲウチ) 傲慢の獣兵 none/智神のソーサラー none/智ノ隠決 聖ノ祝祭11 none/フェイクジョーカー none/依存の道化槍 ゴッサムの魂 none/豊穣 none/依存の千歯扱 稲穂の守護者 耐神のクラッシャー 耐ノ寵偽 聖ノ祝祭17 オルタナティブExt 依存の深淵 淘汰ノ深潭3 none/魔法学園 none/依存の禁書 魔法ノ学友 none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ none/ 依存のナイトメア 設定画 依存のビリョウ ムービー + ←展開する マグロパラディン ブレイカー クレリック 餐虎のソーサラー オルタナティブ X-mas 憤狼のクラッシャー 怠熊のミンストレル メイジ ハロウィン 依存心矯正ギプス 嫉蛇のガンナー ポーチャーズ 淫蠍のクレリック ―夏休み― 慾鴉のパラディン 純神のミンストレル 剛神のブレイカー Alt.Pre.Half 和装 忠神のパラディン 傲獅のブレイカー 智神のソーサラー フェイクジョーカー 豊穣 耐神のクラッシャー オルタナティブExt 魔法学園 名前 名前 videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 補足と考察 スクラップ記事(当日の記事と一週間後の記事) スクラップ記事(当日の記事と一週間後の記事) 当日 一週間後 本名:高木久則(14) 死亡日時は10月21日。(児童相談所が動き始めたのが2017年という過去の書き出しの為、恐らく2018年以降) 母親の名は高木尚子(39) 9月の時点(下旬辺り?)でネットに写真が投稿されていた。 この時点ではまだメディアが取り上げる程の拡散力が無く時間を要したと考えられる。 なので、9月の時点ではピノキオの目に留まっていなかったという事も十分考慮でき、 10月に入り大々的にメディアが取り上げてきたところで本人の目に留まり、諸々の過程を辿って自殺に至ったと考えられる。 9月に認知していないと考えられる要因はスノウの存在である。 スノウが捕まった記事と同時期に報道された物で認知している為、9月の時点ではまだ捕まっていないので矛盾が生じる。 よって、上記のような過程であると考えられる。 ピノキオ、スノウ、シンデレラは同年代の10月に死亡していると考えられる。
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【登録タグ 2012年 M ピノキオピー 初音ミク 曲 曲英 殿堂入り】 作詞:ピノキオピー 作曲:ピノキオピー 編曲:ピノキオピー 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『m/es』(メス) ピノキオピー の46作目。 メリークリスマス ( ◉‸◉) (作者コメ転載) PVは すす泥棒氏 が手掛ける。実写出演しているのは 健康なくるぶし氏 。 歌詞 手足はまだ動くかな 魔法唱えてよドクター 伸びてく爪は パズルを引っ掻くために 楽しく過ごした日々が 虚構混じりに明滅していた リズムを縫い合わせても 鼓動は途切れ途切れか 薬の香りは理科の実験のように 命をくるんだ布は かすかに揺れた 明るい手術台の上 麻酔で痛みを溶かして ツギハギだらけの肉体で君と踊る夢を見る 悲劇をメスで切り裂いて 観客の涙腺を閉じて 満面の笑みで言う 「ザマミロ」 ぴっぴっぴっぴっ… 天井に映りこんだ 挫折と怨嗟(えんさ)のシアター 過ぎた自惚(うぬぼ)れはノズルを汚すために 冷たい心電図のイカれたメモリー 暗いモルグを抜け出して ゾンビは月明かり浴びて 筋組織を千切られながら 君と踊る夢を見る 酷い腐臭を振りまいて 淡い感動ぶっ壊して 崩れた笑みで言う 「シアワセ」 他の 別の 誰かと踊る 君の呼吸が 耳に触れた 闇と光と 光と闇の 輪廻の連鎖の合間に 現実から隔離されて こじつけの答え探して 頭と身体がバラバラに君と踊る夢を見る 駄作の三文芝居を 望まれなかった芝居を 演じ続けるために 明るい手術台の上 麻酔で痛みを溶かして ツギハギだらけの肉体で君と踊る夢を見る 悲劇をメスで切り裂いて 期待外れに生き延びて 満面の笑みで言う 「ザマミロ」 ぴっぴっぴっぴっ… コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2012-12-24 23 15 12) まってたよお…追加乙!歌詞頑張れ -- りょーん (2012-12-25 00 53 43) 相変わらずのセンスの持ち主 -- 名無しさん (2012-12-25 08 19 54) 人の心の歌かな?どういった意味が込められてるのか知りたい -- 名無しさん (2012-12-25 13 06 45) 良いねぇ -- 名も無き (2012-12-25 16 18 52) 素晴らしい! -- 名無しさん (2012-12-25 21 42 31) 微妙 -- 名無しさん (2012-12-25 22 24 08) 大好きです(o≧▽゜)oピノキオPの曲!!!(*´∀`)♪ -- 名無しさん (2012-12-26 12 28 19) 作る側の苦悩や叫びだと思う。他の誰でもないピノキオPの。 -- 名無しさん (2012-12-26 21 17 16) 単純に考えれば脳死と臓器移植関連だろうけどさらに深い意味があるのかな -- 名無しさん (2012-12-29 14 13 29) 泣けるなー -- 名無しさん (2012-12-30 12 13 11) 好きなタイプの曲 -- 名無しさん (2012-12-30 16 14 39) 最初曲だけ聴いてたから可愛いイメージだってけど歌詞見たら深かった… -- ごま油 (2012-12-31 16 18 25) こういううまい緩急のつけ方は良曲の大前提 -- 名無しさん (2013-01-04 20 18 21) これの、見方がわからなくて、どこに題名が書いてあるのかわかりません -- 名無しさん (2013-01-05 00 30 37) どこに題名がありますか?又は、この曲は何という名前ですか?教えてくださぃ…(´・ω・lll) -- 見方がわからなぃバカですw (2013-01-05 00 32 32) メスといいますよ( ´ ▽ ` )ノ -- 名無しさん (2013-01-05 08 27 54) ぴっぴっぴっぴっ中毒 -- 名無しさん (2013-01-05 10 35 37) 作る側の苦しみはあんまり無いと思うけど…^^; 今回はPVも合わせて不思議過ぎて 分かんないね。 -- 濂 (2013-01-05 11 36 09) ありがとぅw( *๑•̀д•́๑)」 -- 名無しさん (2013-01-05 16 50 30) って…えっ…メス?メスいいんですよねっw -- 答えてくれた方ありがとぅですっw (2013-01-05 17 02 52) モルグは霊安室とか言う意味合いがあるそうな…… -- 名無しさん (2013-01-06 01 03 50) 凄い、以外の言葉が出ない -- 名無しさん (2013-01-06 23 21 58) 「連鎖の合間に」〜の間奏がすごい好き -- ほこり (2013-01-11 07 02 20) 難しいね… -- あっぽん (2013-01-15 18 50 30) 何回も聞いちゃう -- 名無しさん (2013-01-16 20 32 23) …解釈が難しい… -- 夏向 (2013-01-17 01 49 24) 中毒やばい‼ -- ぴっぴっぴっぴっ (2013-01-24 01 15 32) めっちゃ好き! -- /^o^\ (2013-01-31 17 58 47) ミクの声が色っぽいよね -- 名無しさん (2013-02-03 19 26 47) 深い…深すぎてわかんない 良い曲 -- 胃酸 (2013-02-03 23 40 05) 中毒性高い歌だぬ -- ぽぽ (2013-03-02 11 35 11) 挫折と怨嗟のシアターのところがとても好きです。 -- 名無しさん (2013-03-24 13 27 12) この曲聞いて、ピノキオP大好きになりました! やっぱ凄いな~ -- Kairi (2013-04-03 13 33 06) ふつくしいながら中毒度の高い曲だよね^^ -- レク (2013-04-08 14 38 10) この世界観はボカロとピノキオさんであってこそだな -- Ab.59 (2013-04-09 21 53 55) リピートしまくりーぃ -- にゃんころもち (2013-04-11 20 31 36) とてもいい曲……!!!! -- 名無しさん (2013-05-05 20 55 18) この曲大好きです!!ぴっぴっぴっぴっ(^ω^) -- 風華 (2013-06-08 23 24 09) ピノキオPのギターがかっこよすぎます… -- うさぎ (2013-07-15 16 29 25) おおー! -- たー (2013-09-01 11 18 36) PVが不思議だった!ドストライクですw!! -- 名無しさん (2013-09-10 22 54 28) こわかっこいい… -- 名無しさん (2013-09-28 14 04 37) 何回聴いても飽きないし、いい曲です。鳥肌たちました(*・・) -- 名無しさん (2013-11-24 09 05 50) 不思議な曲で何度も聞いてしまうw -- 名無しさん (2014-02-28 16 59 09) この曲大好き!PVも怖いのに何回も見てしまう…w -- 名無しさん (2014-03-18 14 56 24) グロくてPVが好きだったけど歌詞見て更に好きになった。 -- 名無しさん (2014-06-22 16 18 39) この歌初めて聞いた時から一目惚れです( ∀ ) -- 名無しさん (2014-06-25 20 20 36) この曲グロぃー 中毒性アリ♭ ぴっぴっぴっぴっ -- 名無しさんという名無しさん (2014-06-25 21 44 44) リズムに惹かれた('-'* グロカッコイイ^∀^ -- 春 (2014-06-27 20 32 56) ぴっぴっぴって音心臓の音だよね? -- 流星p (2014-06-30 15 01 41) ちょいグロイとことか最後のサビのところでゾクッてきます 世界観とか大好きてす -- 輪廻 (2014-06-30 20 37 10) PVの最後のとこで涙出た・・・あと歌詞とサビのリズム好き -- 名無しさん (2014-07-15 20 24 40) めっちゃいい曲 -- みっくみっく (2014-08-04 13 55 52) あの…質問なんですが……駄作の三文芝居って簡単に言うとどういう意味ですk(((簡単な事が分からない馬鹿ですいません…!汗 -- 零 (2014-08-05 18 25 23) この歌 山田悠介の骨壺っぽいですね…すごい好きですこういう歌 -- 名無しさん (2014-08-29 16 47 33) 知名度低めだけど好きだ(^ω^)wもっと評価されるべき -- 名無しさん (2014-10-03 22 29 52) ピノキオPの歌中毒になる確率高い -- 名無しさん (2014-10-22 19 05 39) (;つД`) -- イアル (2014-10-27 18 23 52) これは、よすぎる!! -- ゆあみ (2014-11-03 16 21 27) 三文芝居ってアイマイナにも出てきてたなあそういえば -- 名無しさん (2014-11-21 09 15 23) ちょっとグロい感じがすごく好きです!中毒… -- みゅえ (2014-12-06 21 05 48) タイトル→「m/es」 読み→「メス」 -- 月夜⇔麻由香 (2014-12-14 15 22 44) 零s»ggれば良いじゃんなんで聞くの? -- 匿名希望 (2014-12-14 15 59 19) 歌詞があまり聞き取れなかったから調べたらグロっと思いましたが何回もリピートww -- 彩華 (2014-12-14 23 47 56) 良い曲♪何回も再生してます!! -- 瑠奈 (2014-12-16 21 13 20) 悲しい曲だな -- 名無し (2015-01-04 06 37 57) 「他の別の誰かと踊る君の呼吸が耳に触れた」が悲しい -- 名無しさん (2015-02-09 23 45 29) ぴっぴっぴっぴっ…の所好きだな〜 -- まんげつ (2015-02-22 20 41 30) この歌もっと評価されるべき! -- ことり村長 (2015-06-04 13 29 17) これか、友達が言ってたやつは やっと見つけたw -- 名無しさん (2016-01-13 20 09 10) 生ラムネ食べながらみてるww -- kuro (2016-04-13 20 31 58) トラウマなのに聴いちゃう私何者(( -- ミドナ (2016-04-29 00 12 06) 毎日聞いてると世界観変わった。なぜに。 -- 名無しさん (2016-06-05 17 58 31) 最後のサビで鳥肌が...ピノキオさんほんと凄い。 -- 名無しさん (2016-09-11 09 56 32) 健康なくるぶし氏で不覚にも吹いたww -- 杏奈 (2016-11-01 22 31 39) 今覚えばこれが初めてキノピオsを知った曲だなぁ~ -- 名無しさん (2016-12-09 21 41 16) 踊ってるやつが可哀想な感じがして来てしまう。リズムも悲しげで大好き -- 雛 (2017-01-07 11 19 44) 医者目線で麻酔で眠って腹を裂かれて口からノズルが伸びてる患者を想像して「ザマミロ」というとテンションが上がる。俺は性格が悪い -- 名無しさん (2017-07-27 02 37 20) どことなくサイケデリックスマイルの彼氏さんの歌かと思った。踊るっててことか、シアワセってとことか。ね。 -- 名無しさん (2017-09-19 15 50 16) 現実から隔離されてーの前のとこのイントロがなんか懐かしいようなそこにいたような気がするのは僕だけでしょうか -- ま (2022-10-09 18 33 17) はあああああああああああああああああああっ -- 名無しさん (2022-10-09 20 21 18) ここのコメント初コメから10年ぐらい経ったんやね -- ぴーちゃん (2022-10-09 20 22 46) ラスサビ大好き -- 名無しさん (2024-02-10 20 50 01) 名前 コメント 解釈を書き込むのはご遠慮ください。
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前ページ次ページピノキオの大冒険 青髪の少女の言うとおり、厨房は食堂の裏にあった。二、三度程、扉を叩くとメイドが出てきた。シエスタではなかったが、とりあえず皿を渡すと笑顔で受け取ってくれた。 礼を言うと、ジローは食事が終わっただろう主人の下へと向かった。 入り口前では食事を終えた生徒たちで入り口はごった返していたが、その中でルイズを発見できたのは、ジローの能力だけで無く、彼女の桃色の髪のお陰だろう。 他の生徒の邪魔にならぬよう、間をすり抜けながら、ジローはルイズの下へと向かった。 「ちょうど良い時間だったみたいだね」 「アンタねぇ……素直かと思えば、自分勝手な行動をするし……いい? 次こんなことしたら、ご飯抜きだからね!」 ジローを指差しながら、ルイズは怒鳴った。 随分とご立腹のようだ。食事抜きで一向に構わないのだが、一々荒波を立てることも無いだろうと思い、ジローは一応、謝っておくことにした。 「悪かった」 「ふん……どこまでが本気なんだか……」 疑いの目を向けながらルイズは歩き始める。何も言わず、ジローもその後を追う。 しばらく歩いていると食堂程ではないが大きな扉があった。すでにあけられた扉の向こうには石造りの階段状の机が並んでいた。 席にはすでに生徒たちが座っており、ルイズもあいている席へと移動した。 恐らく教室だろう。次々と部屋に入ってくる生徒を眺めながら、ジローはルイズにたずねた。 「今から授業かい?」 「そうよ。分かっていると思うけど……」 「使い魔は席には座れない……だろ?」 朝の食堂でのやり取りから考えればあたり前の結果だろう。ジローはその場に座り込んだ。 この教室に入ってからだが、周りの生徒たちは自分たちを見てはクスクスと笑っていた。本人たちは聞こえていないつもりだろうが、ジローの耳にはルイズへの誹謗の言葉が聞こえていた。 中にはあからさまに馬鹿にした視線を向ける者もいたが、ルイズは慣れなのかそれとも気にしていないのか、それらを無視していた。 しかし、だんだんとルイズの顔が険しくなっていくのを見れば、爆発も時間の問題かも知れなかった。 そんな中、扉が開くと中年の女性が入ってきた。それと同時に生徒たちの話し声は無くなり、全員一斉に女性へと向いた。 教卓まで移動した女性は一度回りを見渡すと、微笑みながら言った。 「皆さん、春の使い魔召喚は大成功のようですね。このシュヴルーズ、皆さんの様々な使い魔を見るのがとても楽しみです」 そう言いながら、シュヴルーズは右端から順番に生徒たちの使い魔を見渡していた。そして、ジローに目が留まった。 嫌な予感がした。ジローは叶うはずの無い願いを祈っていた。 「おやおや、ミス・ヴァリエールは変わった使い魔を召喚したようですね」 的中。嫌なぐらいに見事にジローの予想は的中した。 恐らくシュヴルーズに悪気は無かったのだろう。しかし、彼女の言葉が引き金となり、教室中は一斉に騒がしくなった。 ジローは『頭痛』がするとしたらこういった場面なのだろうと悟った。こめかみを押さえながら、小さくため息をついた。 「ゼロのルイズ! 使い魔を召喚出来ないからって、その辺の平民を連れてくるなよ!」 ルイズの近くに座っていた小太りの少年の言葉に遂に堪忍袋の尾が切れたのか、ルイズは立ち上がり、いつもの要領で怒鳴った。 「ちゃんと召喚したわ! こいつが勝手にやってきただけよ!」 「嘘をつくなよ! サモン・サーヴァントができなかったんだろう?」 その後、ルイズと少年の言い争いが続いたが、見かねたシュヴルーズが杖を振るうとルイズと少年の口に粘土が現れ、口を防いだ。騒がしかった教室は一変して静かにはなったが、やはり小さな声でルイズを馬鹿にする言葉は聞こえてくる。 気が滅入るのでそれらの言葉にはフィルターを掛け、授業を見ることにした。 シュヴルーズの教える内容は『錬金』というものらしい。 意外に魔法の授業というのは聞いているだけでも面白いものだった。 シュヴルーズが杖を振るう度に、石ころが別の金属へと変化する。さすがは魔法といったところだった。どういう理屈かは分からないが、ここまで物質を変化させるのはたいしたものである。 それ以外にもジローが興味を持ったのは、この世界における魔法の位置づけであった。シュヴルーズの話を聞く限りでは彼女の属性は『土』、この属性は人々の生活に大きく関わっていた。『錬金』によって金属を生み出し、 加工する。石などもこの『錬金』を用いて加工するらしい。 他にも『土』の属性らしく、田畑を耕すのにも使用され、農作物などにも関係してくる。他の魔法の属性がどのような役割を担うのかは不明ではあるが、 この世界では機械技術に変わって魔法がそれらの変わりを担っていた。 魔法を扱えるのは貴族、メイジのみと限られれば、魔法使いたちの立場が上になるのは当たり前だろう。 (この関係はそう簡単には崩れないな) 元いた世界では貴族制度は幾多の革命により衰退していった。貴族という存在は残っていてもそれらにはこの世界ほどの権力はすでに無い。 革命により貴族の立場が弱まったのは彼らがただの人間だったからだ。しかし、この世界では貴族は魔法を使うことが可能であり、その力は平民たちを恐れさせた。ルイズを初めとして、 貴族が平民を馬鹿にするのはそれらの関係があるからだろう。 この世界での革命が成功するとしたら、ジローの世界で言う近代のレベルまでは待たなければいけないだろう。 しかし、それはジローには関係のないことだった。 (このまま、こういった生活が続けばそれでいい) 少々……だいぶ我が儘だが可愛らしい主人に仕える生活は悪くはない。贅沢を言えば、もう少し生活環境の改善を求めるのだが、この少し騒がしい日常が続けばいい。 ただそれだけをジローは求めていた。 静かな教室には箒を履く小さな音だけが聞こえていた。箒を履くのはジロー。ルイズは椅子に座りながら、割れた窓を眺め、時折横目でジローを見ているという動作が繰り返された。 ジローは手を止めて、ルイズに言った。 「君はやらないのかい?」 「うるさい」 短い言葉で返され、ジローは肩をすくめた。 授業中の出来事であった。シュヴルーズに『錬金』の実践を指名されたルイズは若干、緊張しながらも、『錬金』を行った。何故かルイズが『錬金』を行う際に周囲の生徒たちは必死になってそれを止めようとしていた。 仕切りに『ゼロのルイズ』という言葉が聞こえたが、それが何をしていたのかはすぐに分かった。 周囲の懇願むなしく、ルイズは『錬金』を行った。結果は大爆発。何の比喩表現も無く、ただ爆発が起きたのだ。そのお陰で教室中は大騒ぎに陥った。主人に従順とは言え、本来は野生の獣であった使い魔たちは爆発音に驚き、 主人の命令を聞くことなく暴れだした。それは主人たちも例外ではなく、使い魔が暴れると同時に彼らもまた混乱し始めた。 魔法成功率ゼロ、だから『ゼロのルイズ』とは言い得て妙なあだ名ではあった。 それからしばらくは両者とも無言だった。その間もジローは黙々と仕事をこなしていった。 「わかったでしょう」 長い沈黙に耐えられなかったのか、小さな声でルイズは言った。 「皆が私のことを『ゼロのルイズ』って呼ぶ理由が。何をやっても成功しない、初歩的な魔法すらもできない。魔法成功率ゼロだから『ゼロのルイズ』……」 自嘲気味に話すルイズの姿はどこか儚げな印象があった。 ジローはそんなルイズの気持ちが分からないでもなかった。自身もまた『心』について苦しんだことがある。それは今でも続いている。 「……」 本来なら何か言ってあげたいところだが、ジローには言葉が思いつかなかった。 下手なことをいってルイズを怒らせてしまうという心配もあったが、自分も偉そうにいえる立場でないことも理由の一つだった。 しかし……ジローはほうっては置けなかった。 「ある所にウサギとカメがいました」 おもむろにジローは自分のよく知る物語を語り始めた。 「その歩みの鈍さをウサギに馬鹿にされたカメはウサギに山のふもとまで駆けっこの勝負を挑みました。駆けっこを始めると、当然のようにウサギはカメをどんどんと引き離していきました」 「そりゃそうよ……カメがウサギに勝てるはずないわ……何が言いたいの?」 「ウサギは引き離したカメを待ってやろうと余裕綽々で居眠りをしてしまいました。その間にもカメは少しずつ、けれども確実に進み、遂にはウサギを追い越してしまいました。 そして、ウサギが目を覚ますと、そこにはゴールに到着して大喜びするカメの姿がありましたとさ……ルイズ、どうしてカメが勝って、ウサギが負けたと思う?」 突然の質問にルイズは一瞬戸惑ったが、答えは簡単だった。 「ウサギは油断したのよ。カメは絶対にウサギには勝てないって思っていたから。だけど、カメは諦めずに休むことも無くゴールを目指したわ。ウサギのように居眠りもせずにただひたすらゴールを目指したのよ」 「そう。例えばウサギを君を馬鹿にしていた生徒、カメを君とすれば、ルイズ、君さえ諦めなければ、他の生徒にも追いつける、いや、もっと高いところまでいける。誰も追いつけないような場所へ」 「そんな物語のように……上手くいくはずないわよ」 「何故諦める! 君はそれで良いのかい? ずっと、このまま馬鹿にされて、悔しくないのか! ここで諦めるのなら君は一生、ゼロのままだ、それでいいのか!」 「……ッ! 良いわけないでしょ!」 ジローの激励にも負けない大声でルイズは返した。 「時々思っていたけれど、やっぱりアンタ生意気だわ! 見てなさい、いつかそんな態度もできないようなメイジになってやる! 馬鹿にしていた奴らを見返してやる!」 「ふふ……」 「な、何笑っているのよ!」 「いや、元気になったみたいだから」 「あ……私は元々元気よ! ジロー、いいからちゃっちゃっと片付けるわよ!」 照れ隠しのつもりか、ルイズは頬を赤らめながら、大声をだした。 ジローはルイズの言うとおりに掃除を再開した。 苦労の甲斐あってか、教室の片付けは思いのほか早く済んだ。とは言え、昼食の時間を大きく削ってしまったことには変わりなく、二人は急ぎ食堂へと向かった。 「あぁ、ルイズ」 「なに?」 「僕の料理だけど……」 「あぁ~そのこと何だけど……」 あそこまで励まされたにも関わらず、ルイズが用意していたのは朝食と同じ料理であった。とはいえ、わざとではない。これはまさかあのような出来事があるとは思っても見なかったし、朝昼晩全てその質素な料理を出すように料理人に命じたからである。 「厨房に行って何か貰ってくるよ。まかない位は貰えるさ」 「そう……」 ジローもそれを察していた。酷い言い方かも知れないが、ジローにとってこれはまた好都合であった。料理を食べる必要が無くなる機会を巧い具合に手に入れることができたのだから。 「それじゃ」 そういってジローはとりあえず、厨房へと向かった。しかし、その中に入ることはせず、どうしたものかと立ち往生していた。 暇ができてしまった。今頃になって、質素な料理をあの子供の竜に持っていってあげればよかったなどと後悔していた。さらに邪魔になると思いギターをルイズの部屋に置いてきてしまったのはミスであった。 あれこれ考えていると、突然後ろから声がした。 「あら、ジローさん?」 「ウン?」 振り返るとそこには大きなトレイでデザートを運ぶシエスタの姿があった。今朝のときのように人当たりの良い笑顔をこちらに向けていた。 「どうしたんです、こんなところで?」 「ルイズの食事が終わるまで暇でね。どうしたものかと思っていたんだ……」 ふと、ジローはトレイに目を落とした。そのときあることひらめいた。これならいい具合に暇が潰れると思った。 「シエスタ……」 「もしよろしければ、デザートを配るのを手伝っていただけないでしょうか? 今日は数が多くて、人手が足りないんです」 「あぁ、まかせて」 ジローが手伝いを申し出ようとした瞬間、申し訳なさそうにシエスタが手伝いを求めてきた。少し意表をつかれてしまったが、それを了承する。 厨房からトレイを受け取ったジローはシエスタと共にデザートを運ぶことになった。難なく出来ると思った仕事ではあったが、どうやら食器の配置に決まりがあるらしく、何気なくデザート を置こうとした瞬間にシエスタに注意された。 「面倒なものなんだね?」 「はい。貴族らしい食事の仕方というものがあるみたいで、少しでも間違えるとお怒りになる貴族様もいらっしゃるんです。ジローさんも気をつけてくださいね」 「わかった」 その後もジローが失敗しそうになったり、どうしたらよいのかわからない時はシエスタに色々と教えてもらいながらデザートを配ってゆく。従者の仕事を何も知らないジローに親切に内容を 教えてくれるシエスタにジローはどこか懐かしいものを感じた。 「ジローさん?」 『ジロー』 ほんの一瞬、シエスタの顔に別の女性の顔が映し出された。反応の遅れたジローは重なった女性に対しての返事をしてしまった。 「あ、はい」 「ふふ、どうしたんです。改まってしまわれて?」 「あ、いや……はは、少し懐かしい人を思い出してね」 最初で最後、ジローが愛した女性。何故かシエスタを見ているとその女性を思い出す。改めてみれば、瓜二つというわけではない、似ているとしたら黒髪とそして…… 「さぁ、早く仕事を終わらせましょう」 優しい声であった。 唯一、思い出しても心が痛まない記憶を思い出したジローはほんの少しだけ癒された気分がした。 シエスタの言う通りにジローは仕事を再開した。二人でデザートを配っていると近くで貴族の少年たちの談笑が耳に入る。話の中心にいるのは金髪の少年だった。フリルのついたシャツを着た 少年は周りの少年たちになにやら冷やかしを受けているようだったが、焦ることも無く余裕の顔で対応していた。 「おい、ギーシュ! お前、今誰と付き合ってるんだよ?」 「付き合う? 僕に特定の女性なんていないさ。薔薇を多くの人を楽しませるためにあるのだから」 薔薇を片手に語る少年、ギーシュ。出てくる台詞は所々キザったらしいが、話している内容は他愛もないものだった。元の世界の学生たちもこれくらいの会話はしている。 貴族などと言ってはいるが、こういう場面を見れば学生らしいというものだ。 「おや?」 そんな少年たちを見ていると彼らの足元にビンが転がっているのを発見する。紫色の液体の入ったビンであった。 (断定はできないが香水か……) 瞬時に液体の成分を調べるとジローは男が香水とはまた洒落たものだなと思いながら、拾ってやろうと歩みだした。 「待ってください」 しかし服の袖をシエスタに捉まれてしまい、足を止めた。 「拾わないほうがいいですよ。面倒な事に巻き込まれます」 「え……どういう意味だい?」 「勘ですよ。とにかく、あのビンからは嫌なものが感じられるんです。さ、行きましょう」 「あぁ……わかった」 本当に良いのだろうかと思いながらもシエスタの後を追うジロー。その後もしばらくデザートを配っていったのだが、突然シエスタが顔色を変えた。 「いけない!」 柄にも無くおろおろとしている様子のシエスタは急ぎ足で先ほどの少年たちの下へと向かった。ジローも何事かと思い後を追いかける。 「シエスタ、どうしたんだ?」 「あぁ……!」 少年たちの近くまで移動した二人の目の前にはシエスタと同じくメイド服を着込んだ少女がビンを拾う瞬間であった。 シエスタよりも年下に見える少女は親切心でそのビンを拾ったのだろうが、それが思わぬ事態を招くなどとはその少女は思わなかっただろう。 「あの、落し物でございます」 少女は何のためらいも無くそのビンを少年たちの中心にいるギーシュへと渡そうとした。恐らく自分たちよりも前にそのビンが落ちる瞬間を目にしていたのだろう。 「何のことかな? これは僕のじゃないよ」 ギーシュは特にそのビンを見るわけでもなく否定したが、周りの友人たちがそのビンに心当たりがあったらしく騒がしくなった。 「おや? それはモンモランシーの香水じゃないのか?」 「確かに、その鮮やかな紫はモンモランシーが自分のためだけに調合するもののはずだ!」 「それがお前のだとしたら、お前が今付き合っているのはモンモランシーだな!」 「おいおい、何を言い出すんだい? 彼女の名誉のために言っておくが……」 ギーシュがなにやら言い訳を言おうとした時、一人の少女が彼の下へとやってきた。小柄な体格から見ると、彼らより年下と見える。 少女は彼の目の前に立つや否や、ボロボロと涙を流しはじめた。 「酷いです、ギーシュさま……」 「あぁ、違うんだよ、僕の可愛いケティ……これには深いわけが……」 何とかなだめようしたギーシュだったが、最後まで言う前にケティの平手打ちが右頬に炸裂した。 「その香水をギーシュさまが持っていたことが何よりの証拠ですわ! さようなら!」 頬をさすりながら走り去るケティを唖然と見送るギーシュ。しかし、彼の不幸はそれだけでは収まらなかった。 騒ぎを聞きつけたのか、遠くの席に座っていた金髪の巻き毛の少女が険しい形相でギーシュの下へとやってくる。 「やっぱり、あの一年に手を出していたのね」 口調は穏やかそうに聞こえるが怒りがひしひしと伝わってくるようだった。 「ち、違うんだよモンモランシー! 彼女とはラ・ロシェールの森へ遠乗りしただけで……」 冷や汗をかきながら、ギーシュは何とか冷静な態度を装っていた。 しかし、モンモランシーは黙ってテーブルに置かれたワイングラスを持つと中身をギーシュにかけた。 「貴方とはもうおしまいよ!」 ケティに叩かれた頬とは反対側に平手打ちを食らわせ、その場から去ってゆく。 その場に取り残されたギーシュはハンカチを取り出し、顔を拭きながら、芝居がかった仕草で言った。 「彼女たちは薔薇の存在の意味を理解していないようだ」 一通り顔を拭き終えたギーシュはゆっくりと体を回転させ、ビンを拾った少女へ向く。 ギーシュはやれやれといった感じの顔を少女に向けると足を組みながら、言った。 「さて……君の軽率な行動のお陰で、二人のレディの名誉に傷がついてしまった」 「あ……あの」 少女は体を強張らせ、恐怖で顔が蒼白になっていた。 それまで黙っていたジローはギーシュのあまりの身勝手さに怒りを覚え、彼らの下へと向かう。 「ジローさん!」 シエスタの声も無視して、ジローは未だ少女を責め続けるギーシュに向かって大声で抗議した。 「いい加減にしないか!」 「ン? 誰かと思えば、君はゼロのルイズが召喚した平民じゃないか。君には関係のないことだ。引っ込んでいたまえ」 「さっきから見ていたが、彼女は何も悪くない。君にこの子を責める筋合いはない!」 「そうだぞ、ギーシュ! もとはお前が二股していたのが悪い!」 野次を飛ばす友人たちがどっと笑うとギーシュの顔にさっと赤みが差した。 どう考えても非があるのはギーシュの方である。それなのに少女を責めるギーシュをジローの良心が許さなかった。いや、これはそんなものが働かずともジローの意思で彼に抗議しただろう。 「彼女に謝れ。そしてさっきの女の子たちにも謝るんだ」 「ふん、何故僕がそんなことしなければいけないのだい? 第一、平民が貴族に指図するとは……やはり、君はゼロのルイズの使い魔だ。礼儀もなっちゃいない」 「自分の非を認めない君よりは礼儀は知っている」 「なんだと?」 癇に障ったのか、ギーシュは声色を変えると目元を鋭くするとキッとジローをにらみつけた。ギーシュは怒りをあらわにしながら、高圧的な態度を崩さず、言い放った。 「先ほどから君の態度には腹が立つ……平民ごときが貴族に対して取って良い態度ではない……」 そういうとギーシュは薔薇をジローに向ける。 「君には教育が必要なようだね。貴族に対する礼儀というものを教えてやろう」 「遠慮しておこう。君に教わる礼儀はない」 それだけを言い放つとジローは怯える少女の肩を抱きながら、シエスタの方へと押しやった。自分もその場を立ち去ろうとしたのだが、ギーシュの言った言葉を無視することはできなかった。 「主人が主人なら使い魔もとんだろくでなしだな……」 「……」 ジローは立ち止まると無言でギーシュに顔を向けた。 それに気がついた、ギーシュは腕を組みながら、続けた。 「おや、聞こえたのかい? 気にしないでくれたまえ、本当のことだ」 髪を弄りながらギーシュは見下した視線をジローに向ける。その態度にジローの怒りは最高潮へと達した。 それは自分を馬鹿にされたからではない。明らかなルイズへの悪口。彼女の努力を知るジローにとってそれは聞き捨てならない言葉であった。 「ルイズを馬鹿にしたな?」 「だからどうしたというのだ? まさか主人を侮辱されたから僕に謝罪を求めているのかい?」 「そうだ」 ジローは短く返した。対するギーシュはその言葉を待っていたといわんばかりに、ニヤリと笑みを浮かべる。 その瞬間、ジローは嫌な予感がした。 「そうか。ならば、決闘だ。君は僕を侮辱した……決闘に君が負ければ、君は僕に謝罪するんだ。そして、万が一にも僕が負けるようなことがあれば、僕は君に言う通りに四人に謝ろうじゃないか」 「……」 うかつだったと後悔しても遅い。まさか決闘などと、そんなものにまで発展するとは思っても見なかった。決闘とは戦いである。どのような形であれ、ジローは戦うことは避けたかった。 「どうしたんだい? まさか、アレだけの事を言って怖気ついたはないだろう?」 返事の無いジローをギーシュは挑発するように言った。 奥歯をギリリと噛み締め、ジローは決断を下した。 「いいだろう。約束は守れ」 「ふん、ならばヴェストリの広場まで来たまえ」 ギーシュは体を翻すと、すたすたと立ち去ってゆく。その後をわくわくした顔で仲間たちが追いかけていった。 ジローも後を追おうとするが、後ろからの聞き覚えのある声で足を止めた。 「ジロー!」 振り返ると顔を真っ赤にし、怒鳴りながらこちらに走ってくるルイズの姿があった。 息を切らせながら、ルイズは再度ジローに怒鳴った。 「アンタ、何考えてんの!」 「彼は君を馬鹿にした。それだけじゃない、他にも三人の女の子を傷つけた……」 「そんなの、ほうっておきなさい! 大体、平民が貴族に勝てると思ってるの?」 「勝つさ……勝たなきゃいけない」 ジローはそういいながらギーシュたちの後を追った。 許せなかったのだ。貴族とは言え、身勝手な理由で罪をなすりつけ、あまつさえ無関係の人間を侮辱する、ギーシュの態度を心から許せなかったのだ。 残されたルイズは何度もジローを呼び止めたが止まる気配は無かった。 「あぁもお! 待ちなさい!」 ルイズはいつもの大声をあげながらジローの後を追った。 そして、残された二人のメイド。シエスタは泣きじゃくる年下のメイドをあやしながら、これからおきる出来事に不安を募らせた。 「大丈夫かしら……」 前ページ次ページピノキオの大冒険
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【検索用 しゅうかんしょうねんはいはい 登録タグ 2012年 NexTone管理曲 VOCALOID YouTubeミリオン達成曲 し ピノキオピー ミリオン達成曲 初音ミク 曲 曲さ 殿堂入り】 作詞:ピノキオP 作曲:ピノキオP 編曲:ピノキオP 唄:初音ミクAppend 曲紹介 京子、判子おしてくれよ! ピノキオP(現名義はピノキオピー)の45作目。 ピノキオ先生の次回作にご期待下さい。 コンピレーションCD『EXIT TUNES PRESENTS Supernova 8』収録曲。 歌詞 みんなの心掴むため 超能力が使えるの アンケートハガキのため 必死で戦っているの 運動したり 恋したり ライバルと手を組んでも 数日後の未来に 打ち切りが決まっているんでしょう 流行りと廃りをかきわけて 僕は生まれてきたけど 折り目がついたり 読み飛ばされたり それでも立ち向かうのでしょう 早送りされる時間は 軽く捨てられる命は 物語を 物語を 終わらすためなの? 真っ黒なインクの血を吐き出しながら 素直な気持ちを叫んだって 良くある記号の羅列だって 違う 違う 違う 違う 違う 違う 違う じゃん 生まれた意味を考えたって 知らない漫画のキャラクターって 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い バイバイ 空回りをしたネームが 唇を乾かしてゆく 誰も見てない背景が 主線に重くのしかかる 特徴の無い捨てキャラが 黙ってこっちを見てる 四角を保つ泥濘(ぬかるみ)に 足を取られて沈んでく 蜘蛛の子散った複線は 練りに練られた展開は もういらない もういらない 必要ないけど 友情や努力や勝利は どこへ消えるの 量産された憧れだって 数字で殺す暴力だって 偉い 偉い 偉い 偉い 偉い 偉い 偉い じゃん 愛するあなたを守れたって 中途半端な結末だって 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 辛い 描かれるはずだった物語が 〆切(しめきり)の彼方へ捻(ね)じ曲がる 冷ややかな声も 惜しまれる声も 低空飛行で消えてゆく 白黒のヒエラルキー 1ページ目から始めて 最後のページを迎えて 僕の旅が 僕の旅が 終わってしまうの そして誰の記憶に 残るのだろう 残るのだろう 漫画じゃ起こせる奇跡だって 現実じゃ笑い話だって 嫌い 嫌い 嫌い 嫌い 嫌い 嫌い 嫌い じゃん 助けてくれって叫んだって 良くある記号の羅列だって 違う 違う 違う 違う 違う 違う 違う 打ち切り漫画のキャラクターが あなたの姿に良く似ていて 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 先生の次回作にご期待下さい 先生の次回作にご期待下さい 先生の次回作にご期待下さい 先生の次回作に 関連動画 Kanz氏によるPV コメント + コメント 2012 作成はっやw w w乙です -- shion* (2012-10-02 22 08 06) はやいwww乙です! -- 名無しさん (2012-10-02 22 18 46) 作成早いですねwwwお疲れさまです(_´Д`)ノ~~ -- ウェイト (2012-10-02 22 47 36) 作成早www乙です! -- 名無しさん (2012-10-02 23 40 01) サビが好きすぎる -- 名無しさん (2012-10-02 23 41 53) 複線って誤字な気がしたけど動画もこうなってるのねw -- 名無しさん (2012-10-03 00 28 20) じゃん(ぷ)!ww今回もまたピノキオ節が癖になる…!!すごく好みだわ -- 名無しさん (2012-10-03 00 50 06) 異常な中毒性…漫画だけでなくボカロでも言えるよね -- 名無しさん (2012-10-03 15 21 54) テーマが面白くてついついずっと聴いてしまうw -- 名無しさん (2012-10-03 17 02 06) もう中毒wwまじいい曲 -- 名無しさん (2012-10-03 17 18 00) あいかわらず中毒性高いなw -- ちーぼー (2012-10-03 17 45 03) 作成乙です!!しかしこの曲、いろんなことが風刺されてるなぁ -- 類架 (2012-10-03 20 23 40) 曲調は楽しいのに詩は深い…… -- ちーかま (2012-10-03 21 05 54) 引き出しやべぇな -- 名無しさん (2012-10-04 08 07 41) すっっっっっごい好みの曲だ!!!!! -- 名無しさん (2012-10-04 21 24 04) さすがピノキオPさん・・・ -- 名無しさん (2012-10-04 22 51 16) 何週したんだろう?w -- フラン (2012-10-04 23 40 51) 一瞬で中毒ですね!好き///詩も動画も深いです!素敵すぐるー -- ぴょんs (2012-10-04 23 58 50) かっこよすぎる! -- 名無しさん (2012-10-05 22 42 15) 大好きな漫画が打ち切りになった時のことを思い出した。漫画家さんもこの曲の歌詞の様な心境なのかな。 -- 竜奇 (2012-10-05 22 54 28) ピノキオさん愛してる -- りょーん (2012-10-06 00 44 08) 非常に好きだが、いまだに京子が誰かわからない。 -- 名無しさん (2012-10-07 00 29 08) この動画のコメ見てて飽きないよなーww 本当ピノキオPの歌は中毒性たかすぐる! -- 美梅 (2012-10-07 22 58 59) softの異常な叫びを感じるセツナエキセン! -- 名無しさん (2012-10-08 21 55 55) サビのとこ「じゃん」じゃなくて「じゃんぷ」じゃなかったっけ…? -- 名無しさん (2012-10-09 22 13 59) 歌詞ではじゃんだけど、実際ジャンプに聞こえるかもな -- 名無しさん (2012-10-10 00 57 04) ボカラン見てて良い曲だなと思ったらピノキオPの曲だった -- 名無しさん (2012-10-10 17 35 29) メロディー歌詞テンポがどれも絶妙で中毒確実 -- 名無し (2012-10-13 12 00 37) ピノキオPさんの曲全部好き! -- ふぉー (2012-10-13 12 56 05) やっぱりあなたでしたかピノキオさん!笑 -- 名無しさん (2012-10-14 13 18 39) ↑×6 動画の字幕では『じゃん』だけど明らかに『じゃんぷ』と歌っている…どういう意味か分かります?w恐らく文句言われても大丈夫なようにしたのでは…おっと誰か来たようだ← -- 名無しさん (2012-10-14 14 17 22) 作者コメの京子で露伴先生の担当が浮かんだ俺は末期 中毒だ。 -- 名無しさん (2012-10-19 15 43 12) もう中毒!!サビが離れませんwww -- くぜりあ (2012-10-28 01 43 11) じゃん!ぷwwwww -- 名無しさん (2012-11-03 11 41 29) やっぱり打ち切りは一読者としても辛いよなぁ(´-ω-`) -- 名無しさん (2012-11-12 16 05 52) じゃんぷw -- 名無しさん (2012-11-12 20 01 39) この曲昨日知ってすぐ気にいった -- ブロッコリン (2012-11-20 16 21 35) 漫画家を目指す身にとっては胸にグサリときました。いい意味でもそうじゃない意味でも。鳥肌が止まりません。大好きです。 -- かき氷 (2012-11-20 22 53 34) うおぉぉぉぉお!!さいこぉぉぉ!! -- 名無しさん (2012-11-30 17 28 35) 投稿日からハマリっぱなし。飽きない!! -- 名無しさん (2012-11-30 19 17 48) やっぱりピノキオPの曲はいいなぁ~ -- とま (2012-12-01 19 57 05) ピノキオさんマジ天才。これからも応援してます。 -- 名無しさん (2012-12-13 18 27 14) ピノキオさん大好きです -- 名無しさん (2012-12-14 23 15 04) + コメント 2013 リズム感が良くて最高っす!!!! -- 名無しさん (2013-01-04 20 57 07) ずっとリピートしてます!最高です! -- 名無しさん (2013-01-05 08 24 45) こういう叫ぶ感じの曲良いなあ、ミクの調教が凄い じゃんぷって歌ってるのに気づいた時衝撃受けたw -- 名無しさん (2013-01-11 19 05 26) これ聞いて、ジャ●プの某連載で好きなキャラが死んだ時の事思い出して号泣したわ -- 名無しさん (2013-01-18 20 49 33) ミクの声が好きすぎる!! ピノキオさん毎回かっこいい! -- 名無しさん (2013-01-21 20 39 29) 心に響く!! まじ、サイコー! -- S-6165 (2013-01-25 17 27 02) なぜかラッキーマンが浮かんだw 勢いだけじゃない、本当に良作ですね>< -- 通りすがり (2013-01-31 02 10 24) もう最高です -- 名無しさん (2013-02-06 19 11 49) こんな神曲があるなら、これからも頑張っていけそうな気がします。 -- さよ。 (2013-02-07 19 05 41) すげぇ、歌詞も良いし何より曲調好みww -- 璃音 (2013-02-08 13 37 20) 漫画家志望だからなんかいろいろ響いたww -- あまつきりん (2013-02-15 21 08 27) 中毒性やばい。毎日聴いちゃう\(^o^)/ -- らいあ (2013-02-17 18 24 51) ワン●ースで立て続けに主要キャラ死んだ時のこと思い出した。 -- 名無しさん (2013-02-22 14 04 44) 大好き!マジ神! 好みドストライク(笑) -- 名無し (2013-02-27 18 33 59) うおおおおおおおぉぉ週刊少年バイバイいい曲ですね(/∞\) -- 和風 (2013-03-04 16 28 51) 動画でジャンプだって限らないだろって言ってる人いたけど友情や努力や勝利って言ってる時点で完璧にジャンプなんですよねえ… -- 名無しさん (2013-03-14 13 01 37) 漫画家さんとかが聞いたらどんな気持ちになるんだろうな~ってつい考えちゃう。 -- いろはす (2013-03-17 02 16 37) おもしろい! -- 名無しさん (2013-03-19 19 45 05) この曲かなり好き!ラストのサビが特に! -- あーちゃん (2013-03-26 22 27 09) いい曲なのに知名度が低め´・ω・` -- ルカ廃 (2013-03-27 00 34 45) 速いリズムがめっちゃはまるっ! -- 黒羽 (2013-04-03 19 38 27) いま一番きいてる -- 名無しさん (2013-04-10 18 45 31) 曲の存在感すごい と思ったらやっぱりピノキオpでしたか゚∀゚) -- にゃんころもち (2013-04-10 20 42 01) 早っ!!めっちゃイイ曲! -- 名無しさん (2013-04-14 10 50 07) イイ曲すぐる!!大好き! -- 名無しさん (2013-04-14 10 52 14) 神!!はまる! めっちゃ好きだわ~ -- サイキ (2013-04-14 10 54 14) はじめ聴いたときAppendのDarkかと思ったけど違うのか・・・ -- 名無しさん (2013-04-22 20 39 34) 初めてこれを検索した時『これ週刊少年ジャ● プをモチーフにしたのかなと思った!そしたら週刊少年バイバイでしたw°∀°)でもこの歌はすごく好き神曲だよ! -- 名無しさん (2013-04-28 22 45 17) まさかあの打ち切り漫画からこんな良い曲ができるとは -- 名無しさん (2013-04-30 15 45 31) この曲大好きなんで嬉しいです! -- London. (2013-05-21 18 31 42) 超ハマッタ!!(`∀´)/神ってる!!w -- メレンゲ (2013-05-31 20 59 50) 超好きです〜! ヤバイほどはまる!! -- 璃悠 (2013-05-31 22 08 24) やばいな。シャウトな歌スキよーw -- ちゃれんじ大炎上 (2013-06-16 20 44 17) ピノキオさんの次回作に期待します! -- 名無しさん (2013-06-22 21 03 38) さっきまで勉強してたんだけどいきなり週刊少年バイバイ聴きてぇええってなって数ヶ月ぶりにちょっと聴いてみたらなんだこれサビぱねぇなおいってなって勉強そっちのけで中毒った( ゚д゚) -- やっぱ痛いじゃん? (2013-07-07 10 14 31) テンポどのくらいだろう・・・適当に計測したら310って・・・ -- 名無しさん (2013-07-12 07 27 00) 結構好き -- 名無しさん (2013-09-15 12 26 00) 中毒性のある曲だ!偶然好きな漫画と歌詞がリンクしていて切なくなった。 -- 名無しさん (2013-12-21 07 17 56) + コメント 2014 どーゆう意味なんでしょうね。 -- みな (2014-01-11 00 35 04) 中毒もんだろw -- うなぎ (2014-01-31 09 31 54) これは好きになるwwwwww -- 軟水 (2014-02-02 14 24 49) なんか懐かしいけど思い出せない気持ちがぐちゃっと出てくるwこの曲めっちゃ好き -- ココドラ (2014-02-17 20 36 31) やべぇwチキン肌wやべぇw -- ももたろー (2014-03-01 11 21 08) コレ大好き(●^o^●)ジャンプ好きの私にはもーサイコー! -- ぽるんが (2014-03-01 11 32 09) 「折り目がついたり」ってどーゆうことなん? -- ももたろー (2014-03-01 11 43 16) 伏線じゃないの? -- 名無しさん (2014-03-07 22 08 24) なにげに切なくて大好き -- 名無しさん (2014-03-18 15 08 52) 友情w努力w勝利wwwいいのかwwおいwwwしゅうえいsy(( -- ヒュウ (2014-03-29 12 54 13) 一回聞いただけで中毒になりました^∀^♭ -- アルミン← (2014-04-01 18 36 42) 個人的に「折り目がついたり」は、漫画が雑に扱われて捨てられたり踏まれたりしてページに折り目がつくって事だと思う -- 名無しさん (2014-04-05 01 30 32) 複線はわざとじゃね -- 名無しさん (2014-04-05 01 36 50) この曲好きすぎるーwサビがよすぎるぉ -- 名無しさん (2014-04-26 19 18 20) ここの歌詞、最後の違うが一つ足りなくね? -- 名無しさん (2014-06-01 18 51 27) 中毒だー!いい曲! -- 小森まあさし/ね (2014-06-08 23 53 30) ピノキオp!ありがとうぅ!!あと製作早いですね。凄い。この曲大好きだよぉおおおおおお!! -- にゃんコロネ (2014-06-12 17 40 34) ヤバイね。曲好きすぎてやばい!!!!!!!中毒っす!聞くの誰か止めてええええええええっ! -- 名無しさん (2014-08-23 09 50 13) ジャン!! -- 名無しさん (2014-08-25 12 39 06) 先生の次回作にご期待くださいw -- 名無しさん (2014-08-27 19 23 56) 凄くいい曲!ピノキオPさんありがとう! -- A (2014-11-03 20 20 23) ヤバイ中毒 -- 五月雨系天体少年 (2014-11-25 15 56 34) ピノキオpさんやばwwこの曲好きだわwww -- イカリング (2014-12-15 16 33 34) ヤベぇ、中毒った!ピノキオさん神っす!油汚れのように耳にこびりつくぅぅ!あぁぁぁぁぁぁぁ! -- おミクでござんす (2014-12-29 02 37 20) BPMは168かと -- pico (2015-01-08 15 06 40) サビ好きだこれ じゃん!(ぷ) -- ぴケ (2015-01-09 20 41 03) 最高!! -- 進撃の名無し (2015-01-31 13 05 14) 折り目って多分しおりの代わりによく付けるあのマーキングかと、その折り目から一向に読み進まないみたいな -- すすすすしぇい (2015-02-02 01 58 19) 漫画っていう世俗から敬遠?されがちな物をよく曲にしようとしたな、って思った。切なくて苦しい曲だなぁ -- 名無しさん (2015-03-07 13 53 46) 中毒になってて毎日の様に聞いてるわwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- カビキラー (2015-03-19 16 05 38) 好きだわw早いねw -- 姫と呼べ (2015-03-26 19 16 01) 先生の次回作にご期待ください、先生の次回作にご期待くださいあのリズムいい! -- 名無しさん (2015-05-27 20 41 45) 本当にピノキオPさんのつくる曲を尊敬します<(_ _)> -- 名無しさん (2015-07-09 14 36 48) ソードマスターヤマトを思い出した -- 名無しさん (2015-07-13 21 40 07) じゃん!!が好きすぎて -- 名無しさん (2015-07-30 10 35 00) サビィィィ!!すごく好きです -- トクメイキボウ (2015-07-30 15 26 21) 違う違う違う違う違う違う違う じゃん! -- オノマトペ (2016-01-22 19 31 55) マジ神曲!最初に聞いてから毎日聞いてる! -- 残メン蜂蜜チャリアカー (2016-05-28 20 21 25) もうほんと大好き!もっと評価されるべきでしょおぉぉぉぉ -- もっち (2016-07-13 21 37 23) 神ー!!じゃん!!ップ -- 名無しさん (2016-07-29 20 17 58) もっと評価されるべき曲。ぜひぜひ。PV描いてみたも素晴らしかった。 -- 好きな事だけがいいです (2016-12-22 21 45 40) この歌ヤバい -- 葵 (2016-12-24 18 50 28) なんか心が痛くなる。『先生の次回作にご期待下さい』のバッドエンド感 -- 名無しさん (2017-01-21 23 30 58) 漫画を大事にしよう… -- つくね (2017-02-16 18 09 17) 友人から勧められてめっちゃ中毒( ;´Д`)繰り返されるセリフがすごい好きです! -- ゆゆゆ (2017-03-14 22 49 14) じゃん(ぷ) -- ただ狂ったbot (2017-04-02 22 29 37) 良いよぉ…語彙力ないから語れないけど良いよぉ… -- 名無しさん (2017-04-02 23 51 38) 打ち切り漫画の~は自分たちもマンガのキャラて思ったのかな -- 名無しさん (2017-05-06 02 48 46) 良き。 -- 名無しさん (2017-05-06 12 18 50) ダンロンV3を連想させられるような、でも切ないけど作品のキャラクターの悲痛さが伝わって来るいい曲ですね… -- ノンフィクションセール (2017-05-06 21 07 42) 今一番ボカロの中で好き。知らなかったことを全力で後悔している… -- 名無し (2017-05-15 12 33 10) じゃんがジャンプに聞こえて驚いた。最後の先生の次回作に…が凄く心にくる -- 名無しさん (2017-05-17 20 47 07) 漫画だけでこんな神曲を作るなんて…すごすぎる… -- 名無しさん (2017-11-30 21 10 49) サビの勢い…………いっぱいちゅき♡ -- ぽぽぽぽーん (2018-03-28 19 56 40) 一番好きな曲かも♡ -- 名無しさん (2018-04-07 13 46 02) 神曲だ!マジで神曲だ! -- 匿名 (2018-06-09 20 17 17) 「打ち切り漫画のキャラクターがあなたの姿によく似ていて 痛い」←暴力的なほど切なくて好き。切なくさせてからの怒涛の「先生の次回作にご期待ください」ラッシュも好き。というか全体的に好き。 -- 名無しさん (2018-06-13 01 07 57) 神曲だ!サビすげぇ! -- クロック (2018-08-07 01 22 04) ただひたすらに辛い。漫画に限らず創作やってる全ての人に刺さる辛さだ。凄い -- 名無しさん (2018-08-26 22 06 54) たまたま聴いてみたら中毒になった...神曲… -- うたをうたうひと (2018-10-07 10 22 57) 本当は、もっと描きたいのに、打ち切りのせいで書けない、なんとも言えない感じがいい -- 匿名希望サン (2019-01-25 13 57 35) 神曲だ〜見つけて聞いたら脳内リピートが止まらない! -- 黒羽 (2019-03-29 22 26 11) ミリオン10曲目!おめでとうございます! -- 名無しさん (2019-09-19 00 37 42) ラスサビ手前の短い間奏がすごく好きです! -- 名無しさん (2021-09-29 14 10 21) 完全に週刊少年跳躍のことで草 -- gather wisdom company (2023-04-15 15 22 58) 結構マニアックとか言われがちだけど結構な名曲。好きです。 -- なは (2023-09-17 09 06 53) 0.75倍速にすると、何だか打ちきりなんて終わりが無いように思える曲に聞こえる。 -- 坂上とかいう坂上 (2024-01-31 22 58 20) 名前 コメント
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俳優イ・ジョンソクと女優パク・シネが主演を務めるSBS水木ドラマ「ピノキオ」(脚本:パク・ヘリョン、演出:チョ・スウォン、シン・スンウ)が、中国への版権輸出最高価を更新しながら、海外での高い人気を証明した。 「ピノキオ DVD」側は24日、「中国最大の動画ポータルサイトを持つYoukuTudou(優酷土豆)グループに、ドラマ1回分につき28万ドル(約3300万円)に販売契約した」と明らかにした。これはこれまで最高輸出価を記録したRAIN&f(x)クリスタル主演のSBSドラマ「僕にはとても愛らしい彼女 DVD」の1回分につき20万ドルを超えた金額。また、キム・スヒョン&チョン・ジヒョンが主演を務めた「星から来たあなた DVD」が記録した3万5000ドル(約413万円)の8倍になる。 「ピノキオ」は中国輸出の最高価達成に続いて、最近は現地の各ポータルサイトで検索キーワード1位に上がるなど、ドラマに対する熱い関心を証明した。主役イ・ジョンソクとパク・シネの人気、興味津々なストーリーの展開が人気の理由と挙げられている。制作会社の関係者は「中国以外の海外でも反応がますます熱くなっている。これからもっとクオリティの高いドラマで、国内外の視聴者たちの声援に答えていきたい」と抱負を伝えた。 SBS水木ドラマ「ピノキオ」は、不意の事故で親を亡くし嘘の名前で生きる男と、そんな彼のそばで嘘をつくことができないピノキオ症候群の女が、放送局の記者になって成長していくストーリーを描いていく作品だ。