約 2,566,239 件
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1437.html
パワプロクンポケット14 part61-211~215,313~318、472~476、part62-173~177、part63-374~380、part64-37~41 211 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 12 11.04 ID gLzgJHhl0 表サクセスの紗矢香トゥルールートで進行。 途中、主人公とヒーロー関連のうろつきイベントの分も挟みます。必須ではないけど一応。 なお表現の都合上、若干の脚色有。 主要人物 主人公(パワポケくん):メガネ達に育てられた小学六年生の少年。 湯田浩一:7・8の相棒。花丸高校出身。元プロ野球選手の主夫。 山田平吉:4・6の相棒。日の出高校出身。ワギリ製作所工場長で唯一の労働者。 落田太二:6裏の相棒。しあわせ島での経験を生かし、主人公の特訓機材の開発と護身術を担当。 チームメイト 千条光(ヒカル):主人公のクラスに転校してきた少年。ポジションは投手。 上守阪奈(ハンナ)オレっ娘。今回の彼女候補の一人。ポジションは一塁手。 水口太郎(タロウ):普通。ポジションは外野手。 井石遼(リョウ):主人公のライバル。バカ。ポジションは捕手。 生瀬健(タケル):勧誘できるメンバー。まるなまスーパーの御曹司。両親は7のあの二人。ポジションは二塁手。 宇都向椋夫(ムキオ):勧誘できるメンバー。根暗。ポジションは三塁手。 具志堅修太(グシ):勧誘できるメンバー。アニメ好き。ポジションは三塁手。 世納香紀(コウキ):勧誘できるメンバー。9のあのマスターの息子。ポジションは外野手。 中杉雅史:フィンチーズのキャプテン。中学2年生。ポジションは捕手。 重要人物 ジオット・セヴェルス:ジャジメントグループ会長。「カタストロフ」を引き起こそうと企てる。 ウ・ホンフー:ジオットの部下で殺し屋。コピー能力を持つ超能力者。和那と因縁を持つ。 芹沢真央(ブラック):7の彼女候補でポケレンジャーのメンバー。現在はヒーローのリーダー。彼氏(7主人公)と喧嘩中。 桃井百花(ピンク):12の彼女候補でヒーローの一員。ブラックと同じく彼氏持ち。 茨木和那:10の彼女候補でヒーローの一員。彼氏持ちのようだが…。 天月紗矢香:今回の彼女候補の一人。主人公をお兄ちゃんと慕う。 その他 天月五十鈴:紗矢香の母親で10の彼女候補。夫は現役プロ野球選手。 シズヤ:紗矢香の家の近所に引っ越してきた謎の主婦。11の彼女候補のシズヤと同じ容姿を持つ。 大神博之:ジャジメントの日本支社長。日の出高校出身で山田の後輩。 外藤侠二:パワポケ1・3と本家パワプロ5に登場した極亜久高校の先輩。逃げ出した監督に代わりフィンチーズの新監督になる。 プロローグ 湯田・山田・落田の三人のメガネはある夜の帰り道、赤ん坊を抱きかかえた女性に出会う。 瀕死の女性から赤ん坊を託されたメガネ達は、この子を育て「世界最高の野球選手」にすることを決心する。 ――それから十一年後。 212 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 17 25.90 ID gLzgJHhl0 桜が咲き誇る春。主人公のクラスにヒカルという少年が転校してきた。 ヒカルは同じ席の主人公に話しかけてみるが、ほんの一、二言を交わすだけで会話が続かない。 昼休みのクラスメイトからの質問攻めに遭うなかでもヒカルは、一人席に座りっぱなしの主人公を気にかけていた。 放課後、教室を飛び出した主人公に再び声をかけると、今日からシニアリーグのビクトリーフィンチーズに入ると言い、 野球経験のあるヒカルは興味を抱き、主人公と一緒にフィンチーズへ入団した。 二人は、同時期に入ったハンナやタロウらと野球を通じて友情を深めていく。 その頃、アメリカで大企業ジャジメントの会長ジオットは記者会見にて、二年後に人間を火星に送り込む計画を発表した。 会見後、ジオットが車に乗り込むところを部下のホンフーがやってくる。 夢のある計画じゃないかと茶化すホンフーに対しジオットは、「二年以内に人類は「カタストロフ」で滅びるのだから、最後ぐらい夢を見せてやらない」とほくそ笑んでいた。 ある練習の帰り道、何故か心をざわつかせた主人公は寄り道をし、通りかかった公園で物鬱げな雰囲気の少女に出会う。 突然少女から「自分は特別な人間なの?」と訊ねてくる。 疑問に思いながらも主人公は質問に答えるが、その答えに少女は納得いかない様子のまま去っていった。 数日後、上級生チームの男ホームランズとの練習試合が行われることになり、 集合時間よりも早く家を出た主人公は何を思ったのか、再び公園に足を運んだ。 すると先日の少女がヒマそうな様子で公園に佇んでおり、主人公は少女に練習試合の観戦を誘ってみると、 最近父親の試合を見に行っていないという理由で試合を見に来てくれることになった。 試合が始まり、最終回で主人公はリリーフで登板される。 初登板に意気込む主人公だったが登板早々、相手の打線に捕まり滅多打ちにされる。 ベンチではヒカルが準備を始め、降板の危機に立たされた主人公は焦り、せめて一人だけでもと無我夢中に投げた。 するとボールが光り輝き、呆気に取られたバッターは三振する。 突如、主人公の投げた「魔球」にグラウンドは混乱し、試合は中止となってしまう。 ざわめく観客達をよそに、少女は主人公の魔球を見て「自分と一緒に戦ってくれる人」だと喜んでいた。 213 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 20 08.67 ID gLzgJHhl0 翌日、グラウンドには大勢のギャラリーが主人公の魔球見たさにやってきた。 主人公は監督から魔球を投げるよう指示されるが、何度投げてもあの時の魔球にはならず、 怒った観客の一人がグラウンドに乱入し、その日の練習は滅茶苦茶になった。 それから学校にもマスコミが押しかけ、主人公は逃げ出すように帰宅するが、 家の前で待ち伏せしていた他のマスコミから激しい質問攻めに遭う。 そんなところ、突如現れたホンフーという謎の男に助けられる。 超能力でマスコミを追い払ったというホンフーの言葉に主人公は疑いの目をかけるが、 「呼吸をしろ」の命令で息ができなくなったり「息を止めろ」で呼吸ができたりと、 主人公は本物の超能力だと信じ、彼に魔球について相談してみた。 ホンフーから、心のどこかで魔球を投げたくない気持ちがあったのではと指摘され、 そのうち投げられるようになると励まされる。 その後も主人公は、レッドという謎のヒーローに出会ったり、元ヒーローの一員(浜野朱里。11の彼女候補)や メガネ一族の長男(凡田大介。2・5の相棒)といった奇妙な人物たちと知り合い、交流を重ねていく。 しかしその一方では、魔球が原因でフィンチーズのメンバーが次々と辞め、ついには監督もチームを辞めてしまう。 自分のせいだと責任を感じた主人公は重い足取りで帰宅する途中、誰かの呼ぶ声が聞こえた。 来た道を引き返してみると、以前公園で出会った少女の姿があった。 天月紗矢香と名乗る少女は主人公を公園に連れていき、「自分と一緒に世界の為に戦ってほしい」とお願いしてくる。 紗矢香は主人公と同じ不思議な力――彼女の場合は超能力――を持っているというが、 世界の危機だとか現実離れした話についていけない主人公はもう魔球は投げられないとあしらい、重たい雰囲気のまま帰った。 翌日、主人公はこれ以上チームに迷惑をかけられないと、湯田にフィンチーズを辞めたいと掛け合ったところ、 ヒカル達が主人公を心配して遊びにやってきた。 仲間の気遣いに心打たれた主人公は、やっぱり最後まで野球を続けようと決心する。 奮起した影響か高揚感を鎮めるべく主人公は裏山のコースを走り込んだ。 その途中、なぜか裏山にいた紗矢香を見つけ、メガネ達の目を盗んで家の自室までおぶった。 紗矢香は主人公を追って家のある山奥までやってきたのだが、途中で道に迷ったらしい。 ここまで来たのは、やはり自分と一緒に戦ってほしいのか、と主人公が訊ねると 紗矢香は魔球が投げられなくても、助けてくれるだけでかまわないと懇願する。 彼女の切なるお願いに主人公は断りきれず、魔球の件が落ち着いたら協力するよと返事をするしかなかった。 もう夜は更けてきたので、紗矢香を山田が家まで送っていった。 214 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 23 41.18 ID gLzgJHhl0 学校の帰り、主人公のもとにフリー記者の武内ミーナとその護衛の茨木和那が接触してきた。 彼女達の目的はやはり魔球のようだが、どうもそれだけではなさそうだ。 取材後、和那から普通に生きたければ二度と魔球を投げるなと忠告される。 魔球さえあればヒーローになれると反論する主人公に対し、和那はある薬で超能力者にされてから、 陰湿で過酷な戦いに投じられ、以来平穏とは無縁の日常を過ごしていると自らの身の上を語る。 その上でヒーローになる覚悟があるかと言い残し、去っていった。 ヒーローの現実に動揺する主人公の前に、習い事の帰りであった紗矢香が現れる。 先ほどのミーナ達の話をしてみると、紗矢香の超能力は薬によるものではなく生まれつきのものらしい。 紗矢香は『願うことである事象が発生する可能性を変える』という能力を持ち、 サイコロを例に、主人公の好きな数を当てようと転がしてみる。 しかしなかなか上手くいかず、結局100回中30回という微妙な結果になった。 主人公は普通に転がしてもそう大差はないと思いつつも、とりあえず紗矢香を褒めた。 数日後、中杉キャプテンから魔球騒動で辞めてしまった監督に代わり新監督の外藤侠二が紹介され、 浮き足立つチームは一つにまとまる。 しかし、残された戦力でこれからの大会を切り抜けるには相当厳しく、 主人公は街のあちこちをうろつき、メンバー探しに奔走することに。 そんな中、以前練習試合で魔球を投げられた男ホームランズの上級生からまた魔球を投げてくれとお願いされ、 その期待に応えるべく、主人公は魔球を投げるための特訓を決意する。 特訓相手としてヒカルに相談すると、あらかじめ魔球についての情報を集めていたようだ。 魔球はより危険な特訓でパワーアップするらしいというので、 主人公はヒカルの無茶ぶりに付き合わされそうになるが、結局キャッチボールで地道に努力することになる。 あのときの練習試合、主人公のストレートが全く通用せずパニックに陥っていた。 そのときの気持ちを再現すれば、再び魔球が投げられるのではとヒカルは推測する。 翌日、学校にやってくるとクラスメイトからアメリカで魔球を投げた奴がいると教えられる。 デリック・マクダニエルという中学生で、先週初めて魔球を投げ、昨日再び魔球を投げたらしい。 クラスメイトがそのうちまた魔球を投げる奴が現れるかもなと冗談交じりに言った。 ある日の練習試合を終えた主人公のもとにミーナがやってくる。 近くの野球チームのフルスロットルズ所属のイセキリョウという少年が、魔球に似たオーラの「魔打法」を使ったと知らせてきた。 クラスメイトの言ったとおり主人公の魔球を皮切りに、世界各地に次々と魔球を使う人間が出てきている。 いったい、何が起ころうとしているのだろうか? 215 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 25 21.75 ID gLzgJHhl0 フィンチーズと男ホームランズの練習試合を観戦していた和那のもとに、ホンフーがやってくる。 ホンフーがコピーした予知能力によると、来年の三月に和那はホンフーと戦い、死ぬことが予知されていた。 数日後、主人公のもとにミーナがアメリカで魔球を投げたデリックを同伴してきた。 世界で最初に魔球を投げた主人公を会う為に来日したようだが、 魔球を投げられたのは神の祝福だとのたまうデリックとの宗教観の違いで殴り合いになる。 しかし何だかんだで意気投合した二人は、夏の地方と秋の全国大会を優勝し、 三月にアメリカで行われる世界大会で勝負しようと約束する。 その数日後、スキヤキッズとの練習試合のマウンドで主人公は、魔球を投げたときの気持ちを思い出す。 あのときの初登板で相手に打たれまくって混乱していた。 どこを投げても打たれてしまう気持ち――それが魔球を投げる力の源だとしたら? 魔球を投げるきっかけを見つけた主人公は、吹っ切れた表情で第一球を投じた。 そしてボールは再び光り輝き、グラウンドを圧巻させた。 試合後、スコアボードの上から魔打法を操る隣地区のフルスロットルズのリョウが現れる。 フィンチーズの面々に魔打法を見せつけるが、うっかりボードから落ちてしまい、あっという間に退場した。 313 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 19 37.87 ID 0pdcequK0 再び魔球を投げられるようになった主人公は紗矢香と一緒に世界の為に戦うことになるが、 具体的に何をすればいいのか分からない。 いくら魔球や超能力などが存在するとはいえ、今の世界に何の異常も見られない。 紗矢香はもうすぐとんでもないことが起こると説明するが、いまいちピンとこない。 とりあえず紗矢香の超能力の訓練と街のパトロールを地道に行うこととなり、 まず紗矢香の家がある住宅街を見回ると、シズヤという近くに住む神秘的な女性と知り合う。 彼女から川原で奇妙なものを見たという情報をもとに行ってみると、 異空間の穴が現れ、虫の群れが襲いかかってきた。 突如出現した虫の大群に慌てふためく主人公だが、紗矢香から魔球を投げてと言われる。 言われるがまま魔球を投げてみると、何と虫の群れが消失した。 この後も穴から虫が雪崩れ込み、主人公は魔球を使い、数時間かけて虫を退治した。 何とか街の危機(?)を救ったが、何もないところから謎の穴と虫が現れる不可解な現象に主人公は首をかしげた。 314 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 24 27.79 ID 0pdcequK0 ある日、川原で一人練習をしていた主人公の前にホンフーがやってくる。 素振りをする主人公の姿を見つめながらホンフーは自分の過去を語りだした。 二十五人の敵と自分と恋人の二人がいた。 そして最後に立っていたのは自分一人――恋人は立っていなかった。 その出来事は深く記憶に焼きつき、何度も夢に出てきてはやり直しても その恋人だけは救うことができなかった。 起きてからじゃ遅い、だから自分のように後悔しないように、とホンフーは悲しげな表情で主人公に忠告した。 翌日、街へ買出しに来ていた主人公は偶然和那と出くわし、ヒーローの秘密基地へ案内される。 そこでリーダーの芹沢真央(ブラック)と桃井百花(ピンク)、その関係者の白瀬芙喜子(8の彼女候補)と知り合う。 もう一人のメンバーにピンクの彼氏がいるのだが、今は不在のようだ。 主人公とホンフーが知り合いと聞いた白瀬から、ホンフーの素性を聞かされる。 かつてホンフーは中華系グループに所属していた裏社会屈指の殺し屋で、 ある時ジャジメントの超能力に目覚める薬を飲んで、他人の能力をコピーする超能力を獲得していた。 (序盤で主人公にかけた超能力や和那への未来予知も、他の超能力者から写し取ったしたもの) ホンフーはジャジメントと組んで、超能力者を量産することでより強い超能力を得ようとしていると白瀬は考える。 ホンフーがそんな人とは思えないと、主人公はある違和感を抱き、お姉さんも悪い人なの? と訊ねると、 白瀬は命を狙ってくる敵が多いと、あるメモリーチップを見せた。 チップにはタイムマシンの設計図データが入っており、これを狙ったり破壊を目論む裏社会の連中が多い。 もっとも、設計図はまだ理論段階までしか記録されておらず、 データの中身を理解できる天才でなければタイムマシンを作ることができないという。 人類の歴史そのものを変えかねないチップの重みに疲れを感じていた白瀬は、 物珍しそうに眺めていた主人公にチップを託す。 何の事情も知らない子供にと顔をしかめる和那だったが、 白瀬はこの子なら正しい使い方をしてくれると確信していた。 その次の日、アジトにジオットの護衛であるエアレイドが迫ってきた。 ブラックは彼女に聞きたいことがあると、人気のいない場所へと誘き寄せる。 和那は主人公へ危ないから帰れと警告するが、せっかくなので一緒に聞いてみることにした。 姿を見せたエアレイドにブラックは「カタストロフ」の全貌を聞き出す。 「カタストロフ」が起これば世界は滅茶苦茶になる。 そんな計画を実行するにはそれ相応の理由を抱えているはずだ。 エアレイドは自身のルーツとジオットの過去を語りだした。 315 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 28 02.70 ID 0pdcequK0 とある紛争地域で生まれたジオットは、貧乏な家族のためにあらゆる手段を使って養ってきた。 しかし、家族を欧州の大財閥のカエサリオン一族に虐殺され、妹はその一族の長女の心臓移植の為に殺され、 全てを失ったジオットはカエサリオンへの復讐を糧に裏社会をのし上がり、マフィアのボスとなった。 だが軍事的経済的にも巨大財閥相手には敵わず、ジオットは古代の悪霊・イズベルガを召喚することを決意した。 イズベルガは数千年を生きる、人々の怒りや恐怖などが具現化された悪霊で 最愛の人を犠牲にした人物と契約し、ともに復讐を実行するが、 生贄にされた人物の人格を受け継いでいるため、用が済めば自分を犠牲にした契約者を殺害してしまう。 現在、ジオットと契約しているイズベルガ――今の名前はエアレイド――は彼の妻を生贄に召喚されたものだが、 妻はジオットを深く愛し、全てを失った彼の復讐に受け入れた上で自ら生贄となった。 ジオットはエアレイドと当時取り入ったジャジメントの力によってカエサリオンの一族を滅ぼしたが、 失ったものはあまりにも大きく、ジオットの心に決して癒えることのない傷をつける結果となった。 カエサリオンへの復讐を果たしてもなお、ジオットは世界に対する怒りが収まらず、 今度は「カタストロフ」を起こして世界を地獄に変えようとする。 本当に愛しているのなら止めるべきではと指摘するブラックに対し、 エアレイドは「人の想いで生まれた化け物が人間と共存などできるか」と切り捨て、 夢を見たいのなら「カタストロフ」に協力しろと迫る。 「カタストロフ」とは、あらゆる願いが叶う世界。 できることなら普通の人間になりたいとエアレイドは胸の内を語り、主人公達のもとから消えた。 316 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 29 20.01 ID 0pdcequK0 主人公の尽力により魔球騒動で減ってしまったチームのメンバー不足に目処が立ち、 何とか夏の地方大会に参加することができたフィンチーズ。 並みいる強豪を次々と倒し、リョウ率いるフルスロットルズとの決勝戦に勝利し、 秋の全国大会への切符を手にする。 試合後にリョウは主人公の実力を認め、生涯のライバルと宣言し、再戦を誓った。 そして夏休みも終わり二学期が始まると、何とリョウが主人公の学校に転校してきた。 家庭の事情で引っ越してきたらしく、突然の引越しにリョウは納得していなかったが、 結局フィンチーズに入団することに。 その入れ違いでキャプテンの中杉も家庭の事情でアメリカへ引っ越し、 チームの正捕手の座はリョウになった。 その同時期、十歳前後の小学生が野球以外のスポーツで、魔球のようにおかしな技を使い出していた。 これは、異変の兆候なのだろうか。 317 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 30 37.62 ID 0pdcequK0 ある日の公園、紗矢香が超能力の特訓で小さな砂山を崩してみせた。 日増しに強くなっている紗矢香の超能力に、主人公は一抹の不安を抱く。 そのとき、公園へ通りかかったシズヤに先日の川原での出来事を話してみた。 シズヤは主人公達の荒唐無稽な話を信じてくれたようで、 今度は主人公の家がある裏山でおかしなものを見たという情報をくれた。 次の日に行ってみると、また川原の時と同様、異空間の穴からクモの群れが出現した。 また魔球で退治しようと投げるが、クモの動きが素早くなかなか当たらない。 そんな中、主人公は超能力で穴を開けてクモを落とす作戦を思いつき、紗矢香の超能力で地震を起こした。 地面に生じた大きな亀裂にクモの大群を嵌め、そこから魔球で消し去った。 その繰り返しで、穴から現れるクモがいなくなるまで退治した。 また街の危機を救ったと喜ぶ紗矢香だったが、主人公は違和感めいたものを拭えなかった。 後日シズヤに川原や裏山での目撃情報について聞いてみるも、スーパーの立ち話で耳にしたとはぐらかされた。 秋の主人公の誕生日。 フィンチーズのメンバーから祝福され、その後紗矢香の家で誕生パーティを開いてくれるなど、 忘れられない一時を過ごした主人公。 帰路に着こうとした時、シズヤから紗矢香のことをどう思っているのか? と訊ねられた。 成り行きとはいえ、紗矢香はまるで本当の妹のように自分のことを慕っている。 一緒に過ごしていくにつれ、主人公のなかで紗矢香は誰よりも大切な存在になりつつあった。 ありのままの想いをシズヤに打ち明けると、彼女から 「いつか紗矢香の為に、大好きな野球ができなくなるかもしれない」と忠告される。 472 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 41 34.44 ID oDcdrWXk0 ある日ミーナから喫茶店に呼び出された主人公は、魔球に関する仮説を聞かされた。 おそらく魔球は、「具現化」という現象で生み出されたものだとミーナは考える。 そんな魔法じみたことが、と笑い飛ばす主人公にミーナは過去に起きた超常現象を引き合いに 主人公に分かりやすく具現化の説明を行った。 具現化とは人々の願いや思いによって生まれ、現実世界にて形作られる。 つまり魔球も第三者の願いによって発生したということになる。 店の帰り道、主人公は紗矢香の力や街のあちこちに発生した穴と虫のことを思い返す。 魔球は自分自身の思いで生まれたのか、それとも別の誰かの願いで作られたのか。 いずれにせよ、今は全国大会のほうへ頭を切り替えなければならなかった。 それから数日後、主人公と紗矢香は裏山でパトロールをしていた。 突如異空間の穴が現れ、姿を見せたのはいつもの虫の群れではなく、 とても大きな黒い球体であった。これまでの虫の大群とは規模が違う。 主人公は魔球で消し去ろうとするが、球体は形を変え避けてしまう。 球体をどうにかしようとあれこれ提案するもどれも効果がなく、球体は紗矢香に襲いかかった。 危ない! と危機を察知した主人公は身を挺して 紗矢香を庇ったが、全身に激しい痛みが走る。 球体はまた主人公達へ近づき、絶体絶命かと思われたそのとき、 姿を見せたシズヤが不思議な力で球体の動きを止め、 その隙に主人公達は命からがら裏山を脱出した。 その後、主人公は全治一ヶ月の怪我を負ってしまう。 当分練習はできないものの、大会は痛み止めの薬を使って何とか出場できる。 しかし紗矢香は、自分のせいで主人公を危ない目に遭わせてしまったと涙を流し、 主人公に別れを告げて走り去った。 シズヤはもう少し早ければこのような事態にならなかったと主人公に謝る。 結局あの黒い球体は主人公たちが逃げ出した後、あの穴へ戻っていったらしい。 主人公はシズヤも紗矢香と同じ力を持っていたと感心するが、 シズヤ自身、あの黒い球体を止められるほどにまで力が戻っていたとは思わなかった模様。 しばらく前までシズヤは完全に力が失われていたらしく、 主人公達に出会う少し前に突然、力が戻り始めていたらしい。 シズヤは紗矢香のことは自分に任せ、主人公に今は野球に専念してくれと忠告した。 473 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 44 42.66 ID oDcdrWXk0 あの黒い球体の件以降、紗矢香は学校を休み、公園にもやってこない。 シズヤからそっとしておいてやれと言われているが、 主人公は我慢できず紗矢香の家に向かった。 家には母親の五十鈴が応対してくれたが、案の定、紗矢香は姿を見せない。 五十鈴は主人公に、紗矢香の生い立ちについて聞かせてくれた。 紗矢香は生まれ持った超能力ゆえ、あまり周囲とは馴染めなかった。 そんな時、同じ異能を持つ主人公が現れ、やっと仲間が見つかったと喜んでいた。 しかし、主人公に怪我を負わせてしまった責任を強く感じ、部屋に引きこもっている。 いまは時間が紗矢香を立ち直らせてくれることを信じて、そっとしておいてほしいと言われてしまう。 主人公は紗矢香がいない一抹の寂寥感を抱き、全国大会に向けてリハビリに励んだ。 そして大会直前、紗矢香がいなくて集中できない主人公に突然現れたシズヤから 紗矢香を立ち直らせるためには、全国大会を優勝する必要があると助言される。 塞ぎ込んでいる紗矢香に全国優勝をプレゼントすれば自分を責める理由がなくなるはずだ。 そのためにも主人公は外藤監督に内緒で、怪我をおして全国大会に臨んだ。 主人公の力投でフィンチーズは一回戦を快勝し、その後も謎の連中による妨害にめげることなく、 順調に勝ち進んでいく。 ある練習後の夜、ヒカルは一人投げ込みを続けていた。 忘れ物を取りに来たハンナが話しかけると、ヒカルから魔球についてどう思ってるのかと聞かれる。 ヒカルは主人公と同じ魔球を使えるリョウに嫉妬し、魔球を投げられない悔しさを滲ませていた。 数日後、いつものように夜の投げ込みを続けるヒカルのもとに、 ハンナから話を聞いた主人公がやってくる。 ヒカルは、もしリョウが来なかったら魔球にこだわることなくチームは主人公中心となり、 自分は主人公にとっての一番でいられたと、これまで押し殺してきた気持ちを吐露する。 主人公が一番二番かは関係ない、俺達は親友だろうと諭した途端、 グラウンドに謎の男達がやってくる。 軽い身のこなしで男達をかわす主人公だったが、ヒカルが捕まってしまう。 逃げようにも逃げられなくなった主人公はヒカルとともに男達に捕まることにした。 そして男達にある雑木林へ連れ込まれた主人公とヒカルは、海外へ売り飛ばされるための ボディチェックを受けたところ、何とヒカルが女の子であったことが発覚する。 すると、ジナイダというジャジメント側のロボットと謎のロボットの集団が乱入し 入り乱れの状態となり、その隙に主人公達は逃げ出した。 安全な所までやってきた主人公は、ヒカルに何故女であることを隠したのか問い詰めた。 ヒカルは大会が終わるまでフィンチーズの皆には内緒にしてくれと主人公にお願いし、 終わったら全て話すからと約束した。 474 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 46 13.84 ID oDcdrWXk0 全国準決勝後、主人公はシズヤに試合の勝利を報告すると、 シズヤから、今なら紗矢香と話せるだろうと携帯電話を渡される。 主人公は紗矢香宅に電話を入れ、久しぶりに彼女の声を聴き取った。 声の様子からして、どうやらいつもの調子を取り戻していたようだ。 紗矢香はあの一件以降、シズヤや母親からかなり怒られたらしい。 主人公は紗矢香に、次の決勝戦に来てほしい、優勝したらまた一緒に世界の為に頑張ろうと説得する。 少しばかりの助力とシズヤは不思議な力で主人公の怪我を完治させ、 紗矢香の為にも絶対勝てと叱咤した。 一方、明日の決勝戦を控えるリョウは決勝相手のブラスジョーカーズのエース黒羽に出会った。 これまでのフィンチーズへの数々の妨害行為と、主人公とヒカルを捕らえた連中は 全て彼の父親が経営する会社のマフィアの手によるものだった。 黒羽はリョウに、彼の両親がフィンチーズの地区へ引っ越した真相を明かし、 明日の試合への揺さぶりをかけるが全く効果がなく、 配下を使ってリョウに試合に出られない程度の怪我を負わせた。 そして試合当日、リョウは入院してしまい、ヒカルが代わりに 決勝戦のマスクを被ることになる。 主人公はグラウンドを見渡すと観客席には紗矢香とシズヤが応援に駆けつけてきた。 紗矢香に絶対勝つと主人公は約束し、決勝のマウンドに立った。 白熱の試合展開の中、主人公は光の魔球を駆使してジョーカーズ打線をねじ伏せていく。 裏の攻撃でチームの打線が繋がり、ついに先制点をもぎ取った。 試合はフィンチーズの勝利に終わり、主人公達は世界大会への切符を手に入れた。 数日後のニュースでは、スウェーデンにて突如ゴブリンの集団が現れたと報道していた。 民話上のものではなくゲーム上の存在が、具現化によって出現したのである。 日々対象が拡大する具現化現象。 いったいどうなってしまうのか。 475 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 48 56.66 ID oDcdrWXk0 大会後主人公はヒカルを呼び出し、チームの皆に話す約束を破ったヒカルに事情を問いただす。 何かを隠すためだろうと指摘する主人公に、ヒカルはこれ以上隠し切れないと自身の正体を明かした。 千条光の名前は嘘であり、本名はTXQ0006(通称・TXクイーン)。 TX-110というロボットの集団の二代目リーダーでサイボーグであったのだ。 といってもロボットを統率する以外の特殊な力はなく、身体能力も普通の小学生と何ら変わらない。 そもそもヒカルが主人公の学校に転校してきたのは、前の学校では女の子として 振舞っていたものの仲間が騒ぎを起こし正体がバレてしまい、慌てて転校したとのこと。 ヒカルの身体のどこかに通信機を埋めてあり、直接部下のロボットと通信ができると説明した途端、 ジナイダが現れ、通信機を破壊されてしまう。 ジナイダがヒカルもといTXクイーンのもとへやってきたのは、 「カタストロフ」介入の意思確認のためらしい。 ヒカルは止められるのであれば止めたいが、大好きな野球ができなくなってしまうと言葉を濁す。 TXクイーンの力を危険視するジナイダは「カタストロフ」が終わるまで どこかに閉じ込めようとヒカルを連れて行こうとした矢先、 和那が助けに駆けつけてきた。 その隙に主人公はヒカルを担いで家まで逃げ出した。 その後、主人公の家で手当てを受けたヒカルは主人公に手当てされたことを受け、 責任とってもらわないと意味深な発言をし、主人公を戸惑わせた。 173 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 44 50.09 ID zjaos2940 クリスマスの夜、ピンクに呼び出された主人公は一緒にパトロールをしていた。 二人はビルの屋上から街の様子を監視し、街を巡回している和那とブラックに異変を知らせる役目である。 和那からホンフーを目撃したとの連絡が入り、ピンクはホンフーの姿を注視した。 しかしその途中、ピンクの彼氏が他の女と一緒の姿を発見し、嫉妬に駆られている間にホンフーを見失う。 その直後、瞬間移動したホンフーに背後を襲われ、ピンクは瀕死の重傷を負ってしまう。 危機を察知した和那とブラックが駆けつけるが、コピー能力に加え世界最強の殺し屋であるホンフー相手に分が悪い。 最悪な状況下に主人公はホンフーに、白瀬からもらったタイムマシンの情報が入った メモリーチップと引き換えに見逃してくれるよう、取引きを持ちかける。 さらに主人公は、ホンフーがこれまで超能力者を増やしてきたのは 強くなることではなく、ある「超能力」をコピーするためだったのではと指摘した。 ホンフーは、普段の彼からは考えられない激情を露わにする。 時間を巻き戻す能力をコピーすれば、あの日に戻って彼女を助けられる。 今の自分なら二十五人など一瞬で殺せる。恋人を救い出せる。 ――なのに、何故誰も時を操れない! 何で誰も時を巻き戻せない! タイムマシンでは未来の人間に知られてしまう危険性がある。 そもそもタイムマシンが作られる前に歴史が書き換えられてしまう可能性もあり得る。 メモリーチップ程度では何の取引きにもならない。 ホンフーは戦う気分じゃなくなったと興を削がれ、去っていった。 年の暮れ、商店街を歩いていた主人公は久しぶりにレッドに会った。 どうもレッドの出で立ちが変身した姿のブラックとそっくりと思った主人公は 彼女の名前を出してみると、レッドは驚きの反応を見せた。 ブラックとは古い知り合いのようだ。 数日後レッドは路地裏でマーカスというジオットの関係者からジオットに関する情報を手に入れ、 その翌日、主人公にヒーローとして動かなければならなくなったと別れを告げて、商店街から姿を消した。 174 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 47 20.92 ID zjaos2940 新年を迎え、ジャジメントがよからぬ動きを見せたりレッドが何らかの行動を起こすなか、 主人公達は再び裏山に出現した、黒い球体を対峙していた。 紗矢香は超能力で大気を凍らせ球体の動きを封じる。 もはや可能性の範疇を超えつつある紗矢香の力に戦慄しながらも主人公は魔球を投じ、球体を消失することに成功した。 ついに黒い球体を倒したと喜ぶ主人公だったが、紗矢香は浮かない顔である事実を打ち明けた。 以前シズヤから、自分が願えば敵が出てくるかもしれないと教えられていた。 これまで出現した虫の群れと黒い球体はすべて紗矢香の願いによって生まれたのだという。 シズヤは外国でゴブリンが現れたように、紗矢香が願わずとも具現化の力は日増しに強くなり、 いずれこの街にも被害が出たのかもしれないと推測する。 そしてシズヤはこの具現化の力を利用し、もし主人公達が事態の収束を願えば 具現化の根本的な原因が明らかになるかもしれない、と提案してきた。 だが、命を落としかねない危険な選択となり得る。 しかし、主人公はそんな選択に苦悩するまでもなかった。 具現化の原因も真実なんてどうでもいい。 ――紗矢香を守ることが自分にとっての大事なことだ。 主人公の結論に紗矢香も同意し、シズヤもこれに満足した。 もうこれ以上危険なことをやめて、主人公は自分達の街を守ることを決意した。 175 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 48 04.31 ID zjaos2940 世界大会の数日前、主人公は山田に母親のことを尋ねてみた。 十一年前、赤子の主人公を抱きかかえていた女性は特に目立った格好はしていなかったという。 その頃ミーナは主人公の身元を洗ったところ、母親の身分証が偽造であることが分かった。 さらに主人公をメガネ達に託した同時期に、あるプロ野球選手が失踪していた。 ミーナは、身分を偽らざるを得ない立場にあった女性と突如姿を消したプロ野球選手との関係を睨んだが、 「カタストロフ」の到来に備え、一旦調査を打ち切ることにした。 昼下がりのグラウンド、外藤は主人公の父親達の話のなか、高校の後輩で 彼らによく似たメガネ(亀田光夫。1・3の相棒)の話題になった途端、 改めて主人公の顔を見て、言葉を失う。 愕然とする外藤に主人公は不思議そうに見つめていたが、なんでもないと言われ練習に戻った。 しばし主人公の姿を眺め、外藤はある思いを抱いた。 主人公の顔つきが『あいつ』によく似ている。 野球に対する姿勢も『あいつ』そのままだ。 ――しかし『あいつ』は、主人公の生まれるずっと前に死んでいたはずだ。 176 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 50 53.77 ID zjaos2940 練習から帰った主人公は、居間でメガネ達が珍しく神妙な雰囲気で話し合っているのを見かけた。 何か大事な話かもしれないと思いながら自室へ向かい、寝ることにした。 翌日、主人公はメガネ達に行き先を知らされないまま車へ乗せられた。 主人公はどこへ連れていくのかと訊ねると、湯田から主人公の本当の両親が分かったと告げられる。 ある喫茶店に着くと店内にはジャジメントの日本支社長の大神博之が待っていた。 山田の高校時代の後輩で湯田のプロ時代の先輩でもある大神に主人公の両親の調査を依頼したところ、 すでに二人は死んでいることが分かった。 両親についてまとめた書類を受け取った主人公は今は野球に集中したいと 湯田に押しつけて店を飛び出した。 主人公は満天に輝く星空を見上げ、涙ぐんだ。 ――自分の知らないところで死んでいたなんて。 夜空の下、主人公は顔も知らぬ両親に向けて 怒りとも悲しみとも取れる叫びを上げた。 375 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 14 32.24 ID G4D6/u2s0 三月、日本を出発したフィンチーズは世界大会の開催地のアメリカに足を踏み入れた。 大会が始まる数日前、主人公はヒカルとキャッチボールをしていたところ、突如やってきたアメリカの特殊部隊に どこかへ連れてかれる。 連れてかれたアジトにて、ウルフェンという狼男の風貌をした隊長から ジャジメントの「カタストロフ」の阻止に協力してほしいと頼まれる。 これまで世間を騒がせた具現化の正体は、ジャジメントが極秘裏に開発した「ドリームマシン」という機械が起こしたらしく、 アメリカ政府は「カタストロフ」の発生による被害は何十億人にも上るという。 ヒカルは少し待ってほしいと返答を先延ばし、一旦アジトを後にした。 それから数日が経ち、表面上はこれといった出来事がないまま世界大会は開催された。 フィンチーズは他国チームの魔球に苦しめられながらも撃破しつつ、決勝戦に駒を進めていく。 そして決勝戦の前夜、主人公はホテルから抜け出そうとするヒカルに声をかけた。 やはりウルフェンたちのもとへ行き、「カタストロフ」の阻止作戦に参加する決意を固めたようだ。 ヒカル一人では行かせないと主人公も作戦に同行した。 召集された荒地には世界各地の特殊部隊や超能力者などが集っていた。 そのなかからブラックや和那たちの姿を発見すると、主人公のもとに変身した姿のピンクがやってくる。 男のような体格からして例のピンクの彼氏らしく、ピンク本人はスーツになって自分を取り込んでいるなどと妙な発言をする。 クリスマスの夜にピンクがホンフーに不意打ちされたことを受け、その代わりとして参戦したらしい。 周囲を見渡していたウルフェンは、ここの連中は誰も手を組もうと考えていないにもかかわらず ここに集結されている状況に疑問を抱くと、ルチアというジャジメント側の超能力者が 人食いゴキブリやドラゴンなどの生物兵器を従え、現れた。 和那によるとルチアは人の心を書き換える超能力を持ち、これまでジャジメントに反感を抱いた者を次々と破滅させたという。 始めに和那とブラックは先行し、敵の集団を切り抜けつつジャジメントの拠点地に潜入した。 中に入るとエアレイドが姿を現し、空気を操る能力で和那を苦しめる。 ブラックはエアレイド相手に分が悪いと和那を先に行かせ、エアレイドとの戦闘を開始する。 和那はドリームマシンのある部屋を目指す途中、運悪くホンフーと出くわしてしまう。 376 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 15 09.48 ID G4D6/u2s0 その頃、外では味方側が突如仲間割れを起こした。 おそらくルチアの能力に操られ、同士討ちさせて戦力を減らす目論見のようだ。 しかしヒカルの従えるTX-110には効かず、敵の集団を蹴散らしていくが、 突然TX-110に酷似したジェノサイトというロボット集団に襲撃され、 TX-110のシステムであるヒカルはルチアの超能力を受けてしまう。 ルチアの超能力とは人間の持つ性格のひとつを強化し、心のバランスを崩壊させるもので、 ヒカルの中で抱える「繊細さ」が強化され、これまで男であることを隠し続けたことを懺悔し始める。 これまで男のふりをしてきたことに苦悩し、ハンナと同じ女の子でいたかったと思いを吐露するヒカル。 そんな彼に主人公は「一緒に甲子園に行こう!」と一喝し、立ち直らせる。 一年間ともに野球をしてきた仲間の信頼が超能力を打ち破ったと説く主人公に、激怒するルチアは主人公にも超能力をかけた。 だが、主人公に何の変化も見られない。 おかしいと思ったルチアは主人公の心を覗いてみると、主人公の意外な精神構造に驚いてしまう。 矢部一族から野球漬けの日々を強いられてきた主人公の『野球』という単純かつシンプルな思考に ルチアの能力はまったく効かなかったのだ。 追いつめられたルチアは不死身のドラゴンを呼び出し、盾としてヒカルたちの攻撃を防ぐが、 ヒカルたちの猛攻にドラゴンの体勢が崩れてしまいルチアは下敷きとなってしまう。 ルチアが倒され敵勢力が浮き足立っている隙に、主人公は外をヒカル達に任せ、ウルフェンらとともに敵の基地へ潜り込んだ。 先に基地に潜入したウルフェンの部下がブラックとエアレイドの戦闘に巻き込まれたことを受け、 主人公はウルフェンとは別のルートを目指した。 エアレイドとの戦闘中、ブラックは切り札のある装置を取り出した。 具現化で生まれた者を消失させるという装置のスイッチを入れるや、エアレイドから力が抜けていく。 さらにレッドとピンクが応援に駆けつけ、二人のポケレンジャーの参戦で戦局が有利に傾くかと思いきや、 エアレイドが大気を操って爆発を起こし、攻撃する隙がない。 だが戦闘が長期化するにつれ、エアレイドは謎の浮遊感を覚えた。 ブラックが起動させた装置で、人々の願いで生まれたポケレンジャーやエアレイドの力がなくなり、 やがてその存在が消えてしまうのである。 エアレイドが弱体化しているその隙に倒し、ドリームマシンを破壊するという目論見であったが、 突然やってきた主人公がエアレイドの人質にされてしまう。 主人公の命が惜しいのならその装置をよこせと迫るエアレイドだったが、レッドはオーバースローから装置を投じ、 キャッチした主人公によって間近で装置を起動させられた。 エアレイドが主人公を手放した隙に、レッド達はとどめのキックを浴びせ弱体化したエアレイドを撃破した。 残る敵はホンフー一人。 ブラックらは和那を助けに向かおうとするが、先ほどの装置の影響で衰弱し倒れてしまう。 力が出てこないと実感するレッドは代わりに主人公を先に行かせることにした。 377 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 15 40.11 ID G4D6/u2s0 一方、和那はホンフーに攻撃を叩き込むもまったく通用せず、倒れこむ。 そこにウルフェンたち特殊部隊が駆けつけ、ESPジャマー(超能力の無効化装置)を起動させるが、 ホンフーの超能力によってすべての機械や銃火器が使えなくなってしまう。 その間に和那が立ち上がり、ホンフーがウルフェンに気をとられている内に襲いかかった。 戦闘は和那が優位であるが攻撃が当たらない。 しかもホンフーにESPジャマーを破壊され、全ての超能力が使えるようになったホンフーに圧倒される。 絶体絶命の危機に陥ったそのとき、主人公が現れた。 ホンフーはこの状況にちっとも怯えない主人公に理由を尋ねると、ルチアの超能力を受けてから何故か勇気が湧いてくると返した。 どうやらルチアに主人公の「勇気」を強化されていたようだ。 そんなやりとりの後に再び和那が復活し、重力を切り替える超能力を使った必殺技の無限回転アタックで正面から突撃をしかけた。 ホンフーは冷静に回避しようとするが、主人公の「必殺技は避けちゃダメ」というお約束に付き合わされ、 攻撃を跳ね返す超能力で攻撃をそのまま返し、とどめを刺すことにした。 だが和那の一撃がヒットし、ホンフーは倒れる。 和那は隠し持っていたESPジャマーをホンフーの足元に置き、ホンフーが超能力を行使した途端に起動し、 能力を無効化させたことで攻撃が当たったのだ。 ジャマーが起動しそれぞれの超能力が使えなくなった以上、和那とホンフーは肉弾戦で最後の決着をつける。 和那は、目にも留まらぬ攻撃速度を誇るホンフーの動きに順応していく。 応援してくれる人間がいるかいないか、たったそれだけの差が決め手となり、凄惨な死闘の末ホンフーを倒した。 そしていつの間にか姿を消していたウルフェン率いる特殊部隊がドリームマシンを破壊し、 ジャジメントの「カタストロフ」計画の阻止に成功した。 主人公たちは喜びを分かち合い、明日の決勝戦に向け、ヒカルとともにホテルへ戻った。 その頃、紗矢香とシズヤはドリームマシンが破壊され、主人公が無事に生き残ったことを察知した。 紗矢香は自身の願いのため、ある行動に出ようとしていた。 378 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 16 21.38 ID G4D6/u2s0 翌日、日本代表・ビクトリーフィンチーズ対アメリカ代表・ホワイトファルコンズの世界大会決勝戦の試合が始まった。 その頃レッドは単独でジオットの隠し部屋に辿り着いた。 「カタストロフ」を止めろと迫るレッドに対し、ジオットはもう止められないとモニターに映る野球の試合を眺めていた。 ドリームマシンが破壊されたが「マナ」は十分に溜まった。 この先、自分が何もせずとも「カタストロフ」は起こる。 間もなく変革の時がやってくる。 一方のフィンチーズ対ファルコンズの試合。 デリックのトルネード投法から繰り出される光属性の魔球と高速スライダーに翻弄され、 さらに中杉元キャプテンに投球パターンを把握されてしまい、フィンチーズの打線はゼロに抑えられてしまう。 試合は最終回を迎え、フィンチーズ一点ビハインドで一打サヨナラの場面。 バッターボックスには主人公。 デリックの魔球に対し、主人公は魔打法で真っ向勝負をしかけた。 拮抗し合う光属性同士の対決は主人公に軍配が上がり、ボールははるか上空に消え、逆転サヨナラホームランとなった。 フィンチーズは悲願の世界制覇を成し遂げた、ナインの誰もが喜びを分かち合おうとした。 ――そのとき、世界にヒビが生じた。 その音は、世界中の人間が耳にした。 グラウンドの上から突如空間が歪み、発生したブラックホールからユニフォームを纏った謎の集団が現れた。 そいつらは、これまで人々が描き、目にしてきた野球漫画の登場人物の姿をしていた。 379 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 17 26.80 ID G4D6/u2s0 この現象はアメリカの球場以外にも世界各地に異変が発生していた。 巨大トカゲ、吸血鬼、果ては宇宙人が出現し、人々の描いた想像上の存在が現実を侵食し始めた。 怪物や魔物が跋扈し、人間は対抗する術もなく蹂躙されていく。 これがジオットの望んだ、空想と狂気に彩られた混沌の世界である。 レッドは危険にさらされている弱者を守るために最後の戦いを挑む。 対するジオットは極秘裏に開発していた装備を付けて変身した。 その姿は、かつて「ブルー」と呼ばれたヒーローの姿をしていた。 その頃、フィンチーズの面々は異常とも言えるこの状況下に臆せず、 未知への好奇心と闘争心の赴くまま、謎の集団――ブラックホールズとの試合を望んだ。 すると試合開始の直前、紗矢香が観客席から飛び出し、主人公にこの試合を負けてほしいと懇願してきた。 突然の紗矢香の言葉に理解が追いつかない主人公にシズヤが代わって状況を説明する。 これまで世界中に発生した具現化は、主人公が魔球を投げたことがきっかけであった。 その原因たる主人公が具現化の『核』であるブラックホールズに勝利すれば、 具現化の現象がすべて消失するという。 しかし、それは主人公たちの魔球が失われることを意味していた。 紗矢香は魔球と超能力という異能を持つ主人公と自分との接点が失われ、 一緒にいられなくなってしまうという幼心から、わざと試合に負けてくれるよう哀訴する。 悩んだ末、主人公はある答えを出した。 (ここでED分岐。トゥルーEDはある複数の条件を満たさなければバッドEDになってしまう) 38 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 23 33.04 ID PsjB0gdF0 野球をする以上、ここまで戦ってきた仲間とライバルの想いを裏切ることはできない。 敵がいなくなっても魔球が投げられなくてもずっと一緒と説得する主人公に、 紗矢香は自分のいないところでヒカルと仲良くしていること、自分をのけ者にして ドリームマシンを壊し「カタストロフ」を阻止しようとしたことも全部知っていると告げた。 主人公は紗矢香を危険な目に遭わせないようにシズヤから止められていたと弁解するが、 紗矢香は自分を置いてどこかに行ってしまうんだと涙ぐむ。 自分と主人公が一緒にいられる世界を望む紗矢香は、主人公に試合を負けるよう超能力をかけた。 事象の可能性を変える超能力に主人公はやる気やガッツのみならず特殊能力も剥奪され、絶不調に陥ってしまう。 (やる気・ガッツが0、ノビ×・キレ×・寸前×・スロースターター・センス×など多数のマイナス特殊能力を取得) 主人公はずっと一緒にいながら紗矢香の本心に気づいてやれなかったことを悔い、 しかしやっぱり野球で負けるわけにはいかないと奮起し、最後の試合に臨んだ。 試合は両チーム無得点の投手戦を続けたが、気力が根こそぎ奪われ魔球を投げられない 主人公にボラックホールズは容赦なく打ち込み、点差を広げていく。 打線も、相手投手の170Km/hの豪速球とLv7ナックルに翻弄され、三振と凡打の山を積み重ねる。 そして試合は最終回を迎え、フィンチーズは絶体絶命の危機に立たされてしまう。 主人公は最後の力を振り絞り、世界のため、紗矢香のために最後のイニングへ臨んだ―― ・バッドED ブラックホールズに勝利し、具現化の消失で主人公たちの魔球が失われた。 ショックを受けた紗矢香は主人公のもとを去り、夢の世界へと閉じこもった。 紗矢香は夢の世界で主人公と一緒に怪物と戦う日々を過ごしていたが、 現実世界で眠り続ける彼女は時折笑い、苦しみ、涙を流していた。 主人公はせめて夢の中の自分が紗矢香を守ってくれるよう、祈ることしかできなかった。 ・ノーマルED ブラックホールズに敗北してしまい、具現化が世界に固定されてしまった。 そして月日は流れ、世界中に怪物が出没するようになり、 主人公と紗矢香は魔球と超能力で怪物を退治し、街のヒーローになっていた。 自身の望みが叶ったこの世界の現状に紗矢香は「これで本当によかったの?」と戸惑っていた。 39 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 25 34.22 ID PsjB0gdF0 ・トゥルーED 激しい戦いの末、ブラックホールズに勝利したフィンチーズ。 その影響で世界中の具現化現象が急速に衰退していく。 一方、レッドとの戦いに敗れたジオットは「カタストロフ」が終わったことを悟り、自暴自棄になる。 レッドは、「カタストロフ」崩壊の原因は人々がこの出来事をリアルと感じていなかったことを指摘した。 元の日常を期待して、モニターに映る出来事を他人事のように感じ取る。 たとえ怪物が暴れようが宇宙人が舞い降りようが、自分たちの世界とは別世界での出来事。 そんな無情な現実が空想を打ち消したのであった。 無理矢理引き上げられたマナは「カタストロフ」の崩壊により急低下し、当分「カタストロフ」は訪れないだろう。 レッドはそう告げて立ち去り、一人残されたジオットの前に異空間への穴が出現する。 ジオットはその穴に誘われるように身を投じた。 グラウンドでは具現化の消失により、ブラックホールズの面々はブラックホールへ消え去さろうとしていた。 しかし紗矢香は主人公が試合に勝ってしまった事実を認めようとせず、球場の外へ飛び出した。 慌てて追いかけようとする主人公だったが、突然全身に激しい痛みが襲いかかる。 具現化が消え魔球を失った反動で主人公たち魔球使いは激痛に苦しみ、悶えていた。 シズヤの力で何とか痛みが治まった主人公は紗矢香を追いかけ、これまで隠してきた事情を説明し、誤解を解かせる。 全てを知った紗矢香は、主人公に試合を負けて欲しかった理由を打ち明けた。 最近紗矢香の父親があまり家にいることがなく、あまりキャッチボールもしなくなった。 やがて家に帰ってくることも少なくなり、母親は必ず帰ってくると信じていたが、 まだ幼い紗矢香には理解できず一人寂しい思いをしていた。 そんなところ、公園で主人公に出会い、魔球を通じて仲良くなった。 だが一緒に過ごしていくにつれ、主人公を父親の姿と重ね合わせ、いずれ主人公も 自分のもとを去っていくだろうと思い込んでしまい、今回の行動へ至った。 紗矢香は自分のわがままで主人公の思いを踏み躙ったことを謝り、主人公は紗矢香を許してあげた。 全てが解決し、一件落着となったところでシズヤは、ある人物を触媒に具現化によって生まれた存在であることを明かした。 シズヤは主人公と紗矢香を利用し、具現化を世界に固定しようと企て姿を現したと語るが、主人公たちは 今回の事態を引き起こしてしまった彼女なりの罪滅ぼしであることを看破していた。 二人にあっさり見抜かれたシズヤは主人公たちと過ごした日々を感謝し、静かに消え去った。 「二度とシズヤさんには会えないの?」と紗矢香は主人公に尋ねると「自分たちがずっと願えばまた会える」と返し、 再会の時を胸に秘め、二人は日本へ帰った。 40 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 27 23.63 ID PsjB0gdF0 月日は流れ、主人公は火星への宇宙飛行の訓練を受けにアメリカへ旅立つことになった。 「カタストロフ」の後、行方をくらましたジオットが「カタストロフ」と平行に推し進めていた計画であり、 主人公はその火星ロケットの搭乗者に選ばれた。 湯田はもう一度考え直してくれと説得したが、火星に行くなら今しかないという主人公の答えは変わらず、 山田と落田から主人公が帰ってくるまで新たな特訓メニューを作ろうと宥められる。 外に出た主人公はヒカルとの待ち合わせ場所へ向かい、久々の再会を果たした。 あれからジャジメントは解体され、未だ混乱の残る世界を収めるため、ヒカルたちヒーローはその活動に追われていた。 ヒカルは主人公たちとの一年間の思い出を振り返る中、主人公はもう一度野球をやろうと誘ったが、 それは普通の子がやるべきと断られる。 いつも地球のどこかでキミを見守っていると去ろうとしたヒカルに主人公は失われたはずの「魔球」を投じた。 火星から帰ったら直接返してくれよと主人公はヒカルに約束し、去っていった。 それから主人公のもとに紗矢香がやってきた。 紗矢香も主人公と一緒に火星ロケットに搭乗することになったのだ。 父親は反対していたが五十鈴とその友人(浅井漣。12の彼女候補)に説得され、最終的に折れたようだ。 主人公と紗矢香はお互いの喜びを胸に抱き合った。 しばらく地球を離れることになるが――宇宙に飛び立っても自分たちはずっと一緒だ。 数年後、火星に到着した主人公と紗矢香は地球に向けて帰還しようとしていた。 火星で様々な実験を行っているが、もちろん甲子園に向けて野球の練習も怠っていない。 地球に帰れば主人公は高校生、紗矢香は中学生になる。 これから二人の関係は変わるかもしれない。 でも主人公と紗矢香が一緒にいることは、この先もずっと変わらないだろう―― 完 41 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 28 57.14 ID PsjB0gdF0 捕捉 ・五十鈴の夫とピンクの彼氏 おそらく10の主人公・12の主人公のこと。 どちらも二股疑惑が浮上している(10主人公は和那と不倫、12主人公はクリスマスでピンク以外の女と一緒)。 ・ジオットの行方 異空間に飲み込まれた先で裏サクセスの札侍編の世界へ流れ着き、 裏サクセス恒例の悪役カメダ(表サクセスの亀田にあらず)のガンダーロボの次元移動装置を掌握し、 別の世界へ移動できなくなったカメダに引導を渡す。 ・シズヤの正体と本当の目的 紗矢香の願い・主人公の魔球・「過去に願いを叶えてきた者」を触媒に 生まれた存在で、作中の行動は全て紗矢香の願いを叶えるためのものだった。 「11」に登場したシズヤと瓜二つだが、別個体である。 ・外藤の『あいつ』の発言 初代主人公(1・3)のこと。 「3」の定期イベントで再会するので死亡したのは「5」以降の時期だと思われる。 トツゲキ甲子園では極亜久高校のキャプテンとして存在が明かされている。 ・14の主人公の両親 外藤の発言やミーナと大神の調査とリセット座談会での会話内容から 初代主人公と唐沢ヒナコ(3の彼女候補)であることを仄めかされているが、 明確な描写が少ないため、結局のところは謎。 ・デリックのコーチ パワプロシリーズでお馴染みの猪狩進。今回は名前のみの登場。 パワポケではスポーツドクターの道を歩み、現在はデリックの専属コーチを務めている。 デリックの投球フォームは進がプロペラ団に改造された姿・野球マスクのトルネード投法のもの。 ・荒井三兄弟とアルベルト いつものように登場。 荒井三兄弟は毎度の如く主人公宅に押しかけ、メガネ達と対面。その後自分探しの旅に出た。 アルベルトは1~14・ダッシュを通して唯一のレギュラーとなり、30年にも渡る骨折を克服。今作を以って引退。 ・没シナリオ リセット座談会で「1」のビルの倒壊事故に巻き込まれ入院していた主人公が目を覚まし、魔球をはじめ、 タイムマシンやサイボーグ、プロペラ団に至るすべての出来事が夢オチだったというシナリオが開発中に存在していたことが語られる。 しかし、完結作でこのオチはあんまりとの理由で没になった。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/692.html
パワプロクンポケット6part25-160~162・177・186・226~238・244・247 160 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 18 29 ID wB0Qxgnx0 真夜中、突然ビル街に現れる光の玉。 「ふうー何度やっても時間をさかのぼるのはつらいなあ。」 煙とともに姿を現す主人公。 山田(パワポケ4、日の出島に登場するメガネ一族)のチラシを見た 主人公は、野球がしたいという理由で和桐製作所に入社する。 野球チーム和桐バブルスの青野、智林吾郎、村上、三船、 製作所の彩ちゃん、大島さんといった人たちと出会い、 新入社員として振舞う主人公。 だが彼の正体は、時空犯罪者から歴史を守るため、未来から派遣されてきた タイムパトロール隊員だった! 町工場社会人野球編 未来から来た男 いきなりフローラル金融の取立てや、ジローから借金の取立てをうける和桐製作所。 同じくフローラル金融の黒松は、主人公を 野球の才能をいかせる外国にいかないかと誘う。 島に行っても強制労働させられるのがオチというジローの言葉に驚きながらも 主人公はその話を断る。 タイムマシンが発明されて以来、過去の改変を目論む輩が後を絶たない。 元々歴史はそう簡単に変わらないのだが、時折例外が起きる。 その例外を防ぐために生まれたのがタイムパトロールだ。 後に和桐製作所の開発する小型バッテリーが歴史を変えることになるのだが、 時空犯罪者の手によって、和桐製作所はつぶれてしまうらしい。 タイムマシンは大まかな時間しか移動できず、この時代の和桐製作所の資料はほとんどない。 その上、いろんなことをかなえてくれる未来の道具も 時代への悪影響を考え、使用することができない主人公は、 一個人として工場を潰れないように努力し、阻止に来る犯人を捕まえるしかないのだった。 だが、和桐の親会社大帝国金融はコストダウンのために 外国産に切り替え、和桐との契約を打ち切ってしまう。 和桐製作所いきなり大ピンチ! しかし社長を含めて従業員は全員あきらめムード。 和桐社長の娘、沙耶もじたばたしてもしょうがないという始末。 その言葉で心に火がついた主人公は、任務を超え、絶対に工場を潰れさせないことを決意する。 自分の身を賭け、フローラル金融に対し野球勝負を申し込む主人公。 黒松はその熱意に打たれ、自分たちのチームに勝てたら借金の返済を3ヶ月待つことを伝える。 負ければ主人公はしあわせ島という島で強制労働だ。 主人公に感謝する社長。 主人公と社長は最後のチャンスをつかむことを誓うのだった。 警察官の守田を審判に呼び、準備は万端。 試合の日。フローラルは助っ人として元大リーガー、アルベルトを連れてくる。 が、やっぱり怪我をして出場はしなかった。 和桐バブルスは大差でフローラル金融に勝利する。 その噂を聞きつけたフローラルの親会社の社長、木岡のラッキーフラワーズと 試合をすることになる和桐バブルス。 この試合にも勝った和桐製作所は一年間返済を待ってもらえることになった。 試合がやりたくなった守田、予知能力を持つゆうま、 世界征服を企む無職こと智林昭雄を仲間に加え、 工場の先輩、インド人のカビンダ、発火能力者漁火。 「ほーむらんをうつけどひっともうつよ」 怪しすぎる謎の生命体、ほるひすと出会いながら仕事に励む主人公。 (ほるひすの姿は凄すぎて、本当に謎の生命体としか言えないため、文面で説明することはできない。 筆者は初めて見たとき、あまりのインパクトにGBAを落としかけた。 とにかく一見の価値あり。 ちなみにほるひすと漁火はコロコロコミックの公募キャラ。 スタッフのツボにはまって登場することになった。) 161 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 30 22 ID wB0Qxgnx0 必要な資金を得た和桐は、新工場のラインを開設することになったのだが、 今度は役所の許可が下りない。 黒松が密かに違反を役所に連絡していたのだ。 役所が相手ではどうにもならない・・・ と思った矢先、またまた野球対決で決着をつけることになってしまった。 頭を抱える黒松。 だが、今回は時空犯罪者が下剤入り弁当を仕組んできた。 無事なのは山田と主人公だけという、苦しい状況だったがなんとか勝利。 いよいよ製品販売に向けて動き出す工場。 しかし、そんな時に大帝国工業の川村が現れる。 川村は塗装機会の特許権利をすべて買いにきたのだ。 宣伝や販売の経験がない和桐が機械を売るよりも、 確実に借金を返すための資金を得たほうがよいという川村。 社長は「わたしはモノづくりにこだわりたい」と断固拒否。 だが、川村はすでに機械に必要な部品を独占していた。 部品を抑えられてはどうにもならない。 愕然とする主人公に山田は前向きに考えれば、これで工場はつぶれないと言うのだった。 釈然としない主人公は偶然通りかかった黒松にすべてを打ち明ける。 主人公をガキだと笑い、うまくやられたのが悔しくても、こらえるのが大人だという黒松。 しかし、黒松は野球勝負を申し込めとアドバイスする。 黒松は高校時代野球をやっていた。しかし、妬んだ先輩からの嫌がらせに耐えられずに 逃げ出してしまったことをいまでも後悔している、と主人公に打ち明ける。 「世の中ってのはな、弱いものいじめで成り立ってるようなものだ。 そいつをすねてみても何も変わらん。 何もしなけりゃ状況は永久に変わらず、損をするのは弱いやつなんだ。 それが嫌なら、みっともなくてもあがいてみなきゃいけないんじゃないのか?」 主人公は馬鹿なことと思いつつ、野球勝負をしかけにいくのだった。 しかし、大帝国工業は何と主人公の提案を受け入れた。 和桐が負ければ、ただで特許を渡してもらい、勝てば部品の独占を解く。 なぜこんな勝負を受けたのか疑問に思う主人公に対し、川村の様子がおかしい。 実は密かに黒松が、大帝国のスキャンダルを種に脅しをかけ、野球勝負を受けるように仕向けていたのだ。 そして、いよいよ決戦の日。 相手の大帝国キラーズは金に任せて強い選手を集めた強敵だ! 両チームの実力は互角。 5対5のまま、8回表を迎えた。 しかし、ここから敵の打線が大爆発。 和桐は最後の最後で、野球勝負に敗れてしまった! 特許をただで譲り渡し、倒産が確実となる和桐製作所。 そして主人公は、任務の失敗よりも「しあわせ島」なる強制労働施設に送られる 自分の身を心配しなければならなくなるのだった………。 162 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 34 17 ID wB0Qxgnx0 遥か遠い未来から やって来たのに 島送り・・・ 島の名前は 「しあわせ島」 本当の幸せ どこにある? む~ん む~ん パワ ポケ 謎の「しあわせ島」編に続く。 177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/10(日)12 02 15 ID wJuvWVfPO 159 原作知らないんで、あった方がありがたいな。 161 最後の試合って勝てないの?勝ったらどうなるの? 186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/13(水)10 53 00 ID 3O/sDefq0 177 あくまで職人が正史ルートを書いてるだけであって勝てる 勝った後は覚えてないが、しあわせ島に行っても結局無事に帰還、和桐製作所再生だから あまりシナリオに変更がない しあわせ島には歴代キャラクターが登場する 226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 18 56 00 ID 5OCWwQt00 謎の「しあわせ」島編 大帝国キラーズに破れた主人公は、 薄暗い船の中で、他の負債者達と共に島に向かっていた。 着いた先は孤島「しあわせ島」だ。 そこに待っていたのは女所長のヘルガ、太った白人、副所長マコンデだった。 「しあわせ島にようこそ。 諸君は幸せだぞ。こんないいところで働けるんだからな。」 マコンデによるとこの島の収容者は、 ブラッドバタフライ、BB団なる組織に管理され、しあわせ草なる草を育てている畑、 兵器を作っている工場、鉱物を採っている鉱山の三ヶ所の場所で働くことになり、 その労働と引き換えにクーポン「ペラ」を得ることができる。 ペラは島の中でのみ通用する通貨で、これを借金分集めれば日本へ帰ることができるらしい。 また、主人公のような野球選手は10日ごとにある野球のテストや、 練習試合の結果によってもぺラを与えられる。 主人公の借金は1000ペラ。 元銀行員の江川の班に入ることが決まり、こうして主人公の島での生活が始まった。 主人公は山田にそっくりな落田、 5の主人公と入れ替わった元スター選手小杉優作、4に登場した顔がふぐりそっくりの布具理、 娘を医大に入れるために島に来た倉刈といったシリーズでお馴染み人達や、 酒が大好きな三谷、親の借金を背負ってきた渡辺と出会う。 リフレッシュ小屋でビデオを見たり、 さおりちゃん2号や、やぎのまさこさんとあんなことやこんなことをしながら、 気力を充実させて労働に励む主人公。 そして野球の試合の前日。 主人公はようやく野球ができるとよろこぶが、周囲の反応は冷たい。 相手のブラッドバタフライの一軍は、2軍の江川班よりもはるかに強く、 おまけに負けるとぺラを取られてしまうのだ。 主人公は活躍してみんなの心に火をつけようと決心する。 しかし、気合を入れすぎた主人公はマコンデに目を付けられ、ベンチに入れられてしまう。 おまけに試合はボロ負け。 出てもいないのにぺラを払う羽目になってしまった。 主人公は厳しい現実に耐えるのだった。 主人公は小杉から、兵士と話している女性がしあわせ島の所長であることを知る。 後日、偶然本を読んでいるヘルガに出会った主人公。 読んでいた冒険小説を貸してもらった主人公は、ヘルガから感想をいうように求められるのだった。 しあわせ島の収容者は野球以外にも何らかの競技を行い、ぺラをもらっている。 島に来てから始めた重量上げで150キロという記録を出した男に驚き、 どう考えても普通ではないことに疑念を抱く主人公。 草刈の作業中に島の原住民バオと出会う。 落田によると、彼らは旧日本軍と交流があったため日本語が話せるらしい。 島をBB団から解放したいというバオに、主人公は協力を申し出る。 主人公は兵士達の会話から、BB団の団長が島に来ていることを知る。 小杉によると団長は収集癖のあるマニアらしい。 「マニアに悪い奴はいない」という落田にあきれながらも、 何とかそのボスを倒せないかと考えるのだった。 一方、収容者の健康問題に悩む所長と副所長。 ヘルガは団長の指示を仰ごうとするが、団長は日本のゲームキャラグッズ集めに夢中らしい。 あきれるヘルガ。 227 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 18 59 48 ID 5OCWwQt00 しあわせ島はそれ自体が巨大な兵器工場だ。 主人公は作った武器を何処に売るのかを疑問に思う。 落田はBB団はミサイルや銃を安い値段で世界中の犯罪者や過激派テロリストに売り払っていると説明する。 どうやらBB団は兵器をばら撒くことが目的のようだ。 理解できないという主人公に、落田は工場の地下で巨大ロボットが作られていることを教える。 「悪の組織のロマンでやんすからね。」と語る落田に、主人公はやっぱり首を傾げるのだった。 テロ組織アルサハクが攻撃を受けているというニュースが流れてきた。 慌てるヘルガとマコンデ。 アルサハクはしあわせ島の武器の売買を仲介していた組織だったのだ。 「心配することないでやんす。」 影のように現れた団長は、こんなこともあろうかと他の販路を用意していた。 さらに団長はダブったガチャガチャを売るためだけに空港を作ると言い出す。 おいらは誰よりもマニアでいけないと言う団長。 以前借りた本の話題で盛り上がった主人公は、その時借りた本を所長室へ返しにきた。 また本への酷評で盛り上がるが主人公が残酷描写が過激すぎるといった途端、 ヘルガの態度が急変。 「地雷でバラバラになった死体を見たことはあるか? 大勢が無抵抗の人間をなぶり殺しにするところは?」 現実に起きていることに比べれば、作り物に過ぎないというヘルガに、 主人公は君は何を見てきたのかと尋ねる。 「紛争地域の平和維持活動だ。 知恵も理性もむき出しの憎悪と狂気の前にはあまりにも無力だ。」 後日、主人公は再びヘルガに会う。 ヘルガは神秘の世界は個人の手の届かないところにしか残っていない、 この島での行為が人類を救うを言い残し、戦艦の視察に行くのだった。 主人公をムチ打ちの刑にして…。 プレイルームでのチンチロリン、野球場での小杉、布具理との野球勝負、 定期的に行なわれる野球テストで主人公はぺラを稼いでいく。 班長に賄賂を渡すことで試合もスタメン出場。 2軍メンバーも1軍と互角の戦いができるようになってきた。 しかし、一方では収容者にストレスが溜まり、班の間で小競り合いが起きるようになってきた。 ヘルガにマコンデは班対抗の運動会を行なうことを進言する。 めずらしくマコンデが健全な提案をしてきたことに驚くヘルガ。 だがマコンデは疑惑の判定を行い、さらに対立を仰ごうとしていた。 あえなく拒否されるが、マコンデは収容者に団結されれば島の管理ができなくなると言う。 「ブルマでやんす! (バンバン!) 運動会と言えばブルマと相場が決まっているでやんす!」 声高く叫ぶ団長。ヘルガに頼むがやっぱり断られるのだった。 運動会当日、野球によって結束した江川班は次々と競技で勝利。 主人公と小杉の力を借り、娘と電話ができた倉刈も奮起し短距離走で勝利。 他の班に勝利した江川班は大量のペラを得ることができた。 しかし、ヘルガは期待していたキャンプファイヤーやフォークダンスがなくてションボリする。 BB団の武器を買ったテロリストが見境なく通学バスを襲った。 そういうテロリストは貴重だからサービスしようと喜ぶヘルガに、 マコンデは国際世論を敵に回すと反論。 団長にBB団の目的は世界に恐怖と憎しみをばら撒くことだと言われ、引き下がるマコンデ。 団長はマコンデに罪の意識が生まれ始めたことに気付く。 奴には悪として自覚が足りないというヘルガに団長は言う。 「人間始める前は、誰しも覚悟はしているつもりなのでやんす。 ただ現実は常に予想の上を行くのでやんす。」 228 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 01 28 ID 5OCWwQt00 洞窟の奥で、日本軍最強の爆弾「25番」を発見するバオ。 主人公に相談を持ちかけるが、爆発が避けられないものだと教えられ断念。 バオは今度は古いノートを持ってくる。 主人公が読むと、どうやらこのノートは旧日本海軍の日誌らしい。 日誌にはこの島に生えていた草に高い肉体強化作用があったものの、 日本軍が研究に失敗したこと、日本人にしか効果が現れないこと、 副作用で犠牲者が出たことが書かれていた。 島のからくりに気付く主人公。 さらにバオは昔、島にいた日本軍が飼っていたトカゲが草を食べて大きくなったことと、 しあわせ草に生き物を大きくさせる効果があることを教える。 それを利用して反乱を起こそうとするバオだったが、 生き物は大きくなっても、比較的おとなしいのだった。 考え事をしている主人公の前に、ヘルガが現れた。 主人公はBB団は普通の犯罪組織ではないと考えていた。 普通の悪の組織なんてないと笑うヘルガに、主人公はこの組織には動機があると言う。 明らかに快適ではないしあわせ島で働いているBB団には、確実にそれを裏付ける強い信念があるのだ。 ヘルガは主人公にBB団の目的が人類を救うことであると説明する。 文明や科学の進歩により、人類は危機に直面しているというヘルガ。 核や環境汚染といった問題は滅亡にいたる方法にすぎず、 BB団が問題にしているのは、人類がそうなってしまう動機であった。 病気や飢餓、戦争。これらは問題ではあるが10年、20年前に比べどんどん改善されつつある。 やがて人類を脅かす外的要因はなくなるというヘルガ。 「そして人類は直面することになる、己自信の闇にな。」 戦うべき敵、問題がなくなれば、神秘など存在しないこの世界に 未来への希望がないことに人類は気付いてしまう。 ヘルガはそこにあるのは絶望だけだと言い放つ。 「人類には、憎み、戦い、打ち倒す、 自分達が不幸であることの言い訳となってくれるものが、 敵が必要なのだよ!」 「そのために世界中の犯罪者とテロを援助しているのか? それは単に不幸な人を増やすだけだ!」 「その苦しみ一つが終わったとき、それ以外の人々がそれ以上の希望を得るさ。 これでしあわせになれる、とな」 悲劇と絶望なくして希望の種を育たんのだ。」 反論できない主人公は、 静かにそれは間違っているとつぶやくのだった。 裏野球大会なる大会の日が近づいてきた。 BB団は世界中の人々が集まるこの大会でデモンストレーションを行なおうとしていたが、 アメリカのチームに勝ってしまうと後々が怖い。 団長は決勝の試合のみ二軍のメンバーを使うことを決定した。 一方ドクターは島の裏側でしあわせ草の高濃度エキスを落としてしまっていた。 立ち去るドクターの背後で、そのエキスをなめる影…。 229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 04 27 ID 5OCWwQt00 野球大会決勝に出場することに驚く江川班。 その裏でマコンデは通常の3倍の量の投薬するよう指示する。 そして裏野球大会決勝の日。 相手はメジャーリーガーだらけのバケモノチーム、USスーパーヒーローズだ。 ダメモトで頑張ろうという仲間たちに、ふざけるなという主人公。 主人公は相手であるアメリカがしあわせ島のことを知っていながら黙認していることを 説明しようとしたのだが、仲間は八百長のことと勘違いしてやる気を出す。 激戦の末、何とUSスーパーヒーローズに勝ってしまう二軍チーム。 200ぺラをもらい、意気揚々と島に帰る選手たち。 だが、マコンデが勝手に投薬量を増やしたことをしったヘルガは怒りを滾らせるのだった。 そして100日目。 ヘルガは祝辞を述べ、借金分ペラを貯めたかどうかを聞いてくる。 少し不足があったものの、ヘルガはブラッドバタフライ一軍の契約金として残りを補い日本に帰してくれるという。 主人公はしばらく黙った後に口を開いた。 「ひょっとして、日本に帰ってきても長生きできないんじゃないか? しあわせ草なしだと。」 「いかにもそのとおりだ。しあわせ草は人体の肉体能力を強化する効果がある。 しかし、強い習慣性があって、いったん中毒になれば…」 「それをこの島の食事や、飲み水に混ぜていただろう!」 俺たちをみんな中毒をするために。この島は人体実験が目的なんだ!」 怒る主人公に島のことを黙っていればしあわせ草を届けさせると言うヘルガ。 強化された身体なら、スポーツ界で活躍できることは間違いない。 ヘルガは船が来るまでの時間を主人公に与えるのだった。 悩む主人公は島民に相談することを選んだ。 25番を使おうとするバオ。落田と話し合った結果、 管理所を爆破することが決まったが、輸送手段がない。 バオは以前話した巨大化したトカゲ、としおくんを使うことを提案する。 としおくんの下へと向かう主人公たち。 そこで見たとしおくんの姿はまるで怪獣。 これでコケしか食べないで大人しいなんて信じられないという落田。 しかし、としおくんの口からは人の足がはみ出ていた! 一目散に逃げだす3人。 (グギャァアアアアアン) 島の施設という施設を破壊しつくし、とうとう基地まで来てしまったとしお君。 島民、兵士、収容者が入り乱れて逃げまとい、大混乱に陥るしあわせ島。 「戦う………アレとか? フフフ…あれと戦う? アハハハハハ!」 おかしくなったように笑いながら兵器工場へ向かうヘルガ。 主人公も落田を置き、兵器工場へと走る! 工場の中で巨大ロボットを見つける主人公。 だが動かし方がわからない。 230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 05 56 ID 5OCWwQt00 そこに駆けつけたヘルガは、パスワードがないと動かないことを教え、 怪獣をやっつけようとする主人公を一喝する。 「われらは、この地球に残された数少ない神秘に遭遇したのだ! その意味に比べれば、人間の命などとるに足らんよ。」 「…そういう考え方だから、こんな組織を作ってしまうんだよ。」 「なんだと?」 「いいかよく聞くんだ! この世界は、あと百年も経っても解明できない謎と神秘に満ちている。 人類は行き詰ってなどいない。 キミが、行き詰っていると思い込んでるだけなんだ。」 「こ、この・・・見てきたようなことを!」 その時、工場にとしお君が突入してきた! 天井が崩れ、その下敷きになるヘルガ。 ヘルガはパスワード「ラムセス」を教え、全てを主人公に託す。 操縦席に乗り、システムを起動させる主人公。 せり上がる操縦席とロボの顔面が交互に映る。 そして操縦席が頭部に着いた時、ガンダーロボの眼に火が点いた! 起動するガンダーロボ。 あまりにあっさりした操縦方法にびっくりしながら、主人公はとしお君を押し返す。 ガンダーロボを見て驚くマコンデ。 「アレが動いている…どこのバカだ! 基本兵装でバッテリーが3分しか持たんのだぞ!!」 距離を取る一匹と一機。 南海の大決戦。としお君対ガンダーロボ。 戦いのゴングが鳴った! 蛙とカブトムシとムカデが合体したような姿をしているとしお君は、様々な部分でガンダーロボに襲い掛かる。 一方ガンダーロボは時間だけでなく、ダメージを受けるたびにバッテリー残量が減っていく。 タマゴをバルカンで撃ち落し、体当たりをヒートソードで弾き返すガンダーロボ。 敵の隙を力づくで作り出し、最大の威力を誇る必殺のロケットパンチをぶち当てる! 戦いが進むに連れ、攻撃の手が激しくなる両者。 徐々に追い詰められていき体色が黄、赤へと変わるとしおくん。 ここぞとばかりに攻め立てる主人公。 激しい決戦を制し、最後に立っていたのは主人公の操るガンダーロボだった! そのままガンダーロボによって収容者とBB団の兵士たちの立場は逆転。 収容者と島民が島を占拠した。 「オイラもあれとやりあうのは勘弁したいでやんすね。」 団長もデータを持ち、しあわせ島を脱出した。 231 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 14 34 ID 5OCWwQt00 事件から3ヵ月後、主人公は閉じ込められているヘルガと対面した。 島の収容者達が快方に向かっていることと、 自分の任務が終わったため、2度と会えないことを伝える主人公。 「それで、以前あの島で話したときに言ってなかったことを、 言っておこうと思ってね。 人類はまだまだ滅んだりしないよ。 ずっと、ずうっと長く続くんだ。」 去ろうとする主人公をヘルガは引き止める。 「最初に貸した本を覚えているか? 私はあの話が嫌いだ。 死んだヒロインがあっさりと結末でよみがえるからな。 死は絶対だ。 安易に打ち消されるようなものであってはならない。 そう思うんだ。」 処刑を免れる方法はないのか尋ねる主人公に、 ヘルガは誰かが責任を取らなければならないと答える。 主人公に死ぬことへの恐怖を語るヘルガ。 だが、その恐怖を楽しんでいるともいい、主人公に別れを告げるのだった。 落田を和桐に来ないかと誘う主人公。 落田は気が早いと笑いながらも、その誘いを受けるのだった。 「そこでオイラはなにをすればいいでやんすか?」 「未来を作るんだ。自分達の手で明るい未来をね。」 魔女とののしられながら、一方的に銃殺されるヘルガ。 島を離れた後、BB団を再結成し、演説を行う団長。 としおくんはB級映画として出たものの、すぐにブームが廃れてしまった。 だが主人公が倒したはずの死体はいつの間にか消えてしまっていた…。 それぞれの生活に戻るしあわせ島の仲間達。 そして日本に帰った主人公と落田は昔の仲間を集めて、 和桐製作所を再生。 長い歴史修正の任務を終わらせるのだった。 232 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 17 46 ID 5OCWwQt00 vs団長ルート 悩んだ末、主人公は仲間達と反乱を起こすことを決心する。 みんなにしあわせ島の真相を話す主人公。 島から逃げ出しただけでは中毒は治らない。主人公はBB団を倒す作戦をみんなに説明した。 夜明け前にドクターを襲い、しあわせ草のエキスを手に入れる主人公達。 それを使ってパワーアップした主人公達は、 次々と収容者を解放してはしあわせ草によるドーピングを行い、施設を占拠していく。 反撃を行おうとする兵士達。 だが、信じられないくらい力が強く、素早い動きで銃弾を避ける収容者達の前にはまるで歯が立たない。 ついに収容者達は所長室まで迫った。 銃弾を避け兵士をボコボコにする落田。主人公はマコンデを捕まえる。 「我々の開発したしあわせ草の威力を身を持って知ることになるとはな。」 逃げるヘルガ。地下へと続く階段を発見し、それを追いかける主人公と落田。 追い詰められたヘルガは、海から砲船が来ればこちらの勝ちだと笑う。 主人公がヘルガを捕らえようとしたその時、BB団の団長が現われた! 落田と瓜二つな姿に驚く二人。 団長は名乗りを上げる。 「オイラこそがブラッドバタフライの団長、メカ亀田でやんす!」 「・・・・」 「誰だよ、その亀田って。」 いきなり知らない奴の「メカ」が出てきてもなあ。」 「本物より先にニセモノが出てきても意味がないでやんす。」 本物を越える存在であると怒るメカ亀田だったが、本物を知らない主人公と落田には比較のしようがない。 その隙に不意打ちを食らわせる落田だったが、電磁バリアーに攻撃を防がれ返り討ちにあってしまった。 メカ亀田は主人公へと迫る! 「しあわせ草でパワーアップしたところで しょせん人間などタンパク質とカルシウムのかたまりでやんす。 チタンとスチールで出来ているオイラに勝つことなど… 絶対に不可能なのでやんす!」 「そんなことやってみなくちゃわからないだろう!」 「この程度の予測も不可能とは・・・ やはり馬鹿な人間は皆殺しでやんす!」 233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 18 47 ID 5OCWwQt00 主人公とメカ亀田、しあわせ島を巡る戦いが始まった! クロー、そしてミサイルで主人公を追い詰めるメカ亀田。 対する主人公のバットは全く相手に届かない。 しかし、敵のエネルギーボールが跳ね返せることに気づいた主人公は一気に反撃に転じた! 主人公は敵の攻撃をかわし、エネルギーボールをぶつけてダメージを与えていく。 何とかメカ亀田に勝利する主人公。 塗装がはがれ、鉄のボディが露出するメカ亀田。 主人公はメカ亀田がサイボーグではなく、ロボットであることに気づく。 逃げるメカ亀田を追いかけた先にあったのは、 大量のグッズが玩具倉庫のように敷き詰められている部屋だった。 置き方に愛がないと驚く落田に、メカ亀田は愛などシラヌと答える。 メカ亀田は自分の境遇を語りだした。 組織、プロペラ団を裏切った男、亀田。 その亀田を捕らえ、嫌がらせをするために メカ亀田は彼の思考、行動パターンを完璧にトレースして作られたのだった。 「ワタシはカメダが憎い。 作ったヤツラがニクイ。 勝手に作っておいて「こんなバカなものはイラナイ」と 捨てたヤツもニクイ。 だから。復じゅのため(ガガ) ワタシをワタシガ(ザザッ) 時間をかけて改造してきたのだ。」 驚く主人公と落田。 世の中を恨んだメカ亀田は、復讐の手段としてBB団を結成。 さらにあらゆる点でオリジナルとりも優れようとしたメカ亀田は、 マニアにおいても亀田を越える、最強のマニアになることが存在理由になっていたのだ。 「そんなことをしてもそんなことをしても、お前はニセモノのままじゃないか!」 「モウジキ・・・ハツバイビ・・・」 メカ亀田は爆発した。 3ヵ月後、ヘルガと再開する主人公。 ヘルガは今でもBB団の正義を信じていた。 人は辛いことをすぐに忘れる。 しあわせ草の残したデータによる功績だけが残り、必ず後世の人間の役に立つ。 自分達の行ったことが肯定される日が来るというヘルガ。 しあわせ島にいたドクターの名を聞く主人公。 ジーラージェンキンス。 彼は主人公のいた未来でも、法則として名を残す偉人であった。 主人公は複雑な思いを抱きつつ、 和桐を再生させることを決意するのだった。 234 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 20 04 ID 5OCWwQt00 要望があったので、キラーズに買った後と 真犯人を捕まえるルートも書きました。 235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 23 40 ID 5OCWwQt00 鈴音ルート うんこだらけの道を爆走したり、ゴキブリとシューティングしたりする主人公。 (本当にそういうミニゲームがある。) ある日、突然無人の車が和桐目掛けて突っ込んできた! 主人公の活躍で工場は何とか窮地を脱する。 さらに爆破テロ、山田を洗脳しての破壊工作をしかけられるが、 主人公の手により全て防がれる。 主人公は身を守る武器を作ることを考えはじめる。 和桐に勤め始めて3ヶ月くらいが経ったある日、 主人公は町で和服姿の女の子が困っているのを見かける。 主人公が肩に手を置くと、物凄い声を出されて、 二人のボディーガードにボコボコにされてしまった。 その後、鈴音からデートの誘いを受ける主人公。 箱入り娘として育った鈴音には外の全てが新鮮。 主人公は鈴音に携帯を渡し、二人は付き合いはじめる。 しかし、主人公は鈴音が木岡社長の娘であることを知る。 ボディーガードのイチとサブに拉致され、木岡の下まで連れてこられる主人公。 ヤクザの跡取りをきめる一人娘の鈴音を簡単には渡せない。 主人公にあきらめるように促したあと、家へ帰すのだった。 それにも関わらず主人公は鈴音に電話をかける。 驚く鈴音。鈴音はプロで野球をするにせよ、 バッテリー工場に勤めるにせよ、自分はマイナスにしかならないと主人公から身を引こうとする。 そんな鈴音を説得する主人公。 だが、いずれ未来に帰らなければならない主人公は、 鈴音を苦しめているだけなのではないかと悩むのだった。 木岡の独断で鈴音は木岡の腹心、菊野と結婚することが決まる。 木岡を問い詰める鈴音。 「お前はずっと外の世界と離して、オレが守って育ててきた。 だから誤解してんだろうが、世の中にゃ物語みたいな愛なんてない。 あるのは・・・欲望と打算だけだ。」 木岡は主人公の履歴が全て嘘であることを告げ、 何か思惑があって近づいたことを教える。 泣き崩れる鈴音。 しかし、鈴音は主人公を木岡の目の前に連れてきて添い遂げることを約束。 木岡は一旦引いたように見せながら、 誕生日の日、鈴音との待ち合わせに行った主人公を拉致する。 鈴音の母の話をした後、主人公に正体を告げるように迫る木岡。 主人公は素直に自分の正体がタイムパトロールであることを告げるが 全く信じてもらえない。 主人公を殺そうとする木岡だったが、寸前で鈴音に止められるのだった。 鈴音からプレゼントをもらう主人公。 大帝国キラーズに勝ち、塗装機会の売れ行きも順調。 本来がつぶれていた日も存続している和桐に 主人公は歴史の修正が終わったことを確認する。 このままいけば修正した歴史が定着するが、それを犯罪者が見逃すはずがない。 主人公は犯人との対決を予感する。 236 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 26 25 ID 5OCWwQt00 和桐に突然裏野球大会への招待状が届いた。 怪しげな大会だが、優勝すれば、「よくわからないが凄い宝」がもらえるらしい。 とりあえず出場することになるバブルスの面々。 ドーピングで肉体強化を行う老人軍団、光圀インローズ。 プロペラ団大会優勝の実績を持つ火星オクトパスを下す和桐バブルス。 どうやら優勝商品はプロペラ団の遺産らしい。 莫大な資金が手に入るという噂を聞き、興奮する主人公。 しあわせ島のチーム、ブラッドバタフライ一軍、ボンド率いるスパイ軍団、ブリティッシュピンキーズを倒した 和桐バブルス最後の相手は、アメリカ大統領率いるUSスーパーヒーローズだ。 どんな大会でもアメリカが負けることは許されないと、国家っぽい音楽と共に語る大統領は、 アメリカの全技術を注ぎ、このチームを作り上げたのだと語る。 スーパースターズのメンバーはスーパーやエックスなど偽名を使っているが、全てメジャーリーグのスター選手。 っていうかチーム全員パワーA以上でパワーヒッター持ち、 エースピッチャーは球速165kmでスタミナ250、おまけに他のピッチャーも 5つ変化球持ってたり、超特殊能力保持者がゴロゴロいるという、 考えた奴狂っているんじゃないかってくらい強い、 全パワポケパワプロの中でもかなり上位になるであろう凶悪な殺人チームだ。 (パワプロよくわからない人に説明すると、 松井よりかっ飛ばす奴が8人、松坂より凄いのが10人いるチームと思って。) 正攻法じゃまずかなわないが、3盗したりして頑張って優勝するバブルス。 大会の優勝商品はモザイクがかかってうねうねするもの(大人の玩具?)だった。 苦労した後に得たものが、本当に「よくわからないもの」だったというオチに 愕然とする主人公とプレイヤー。 大会も終わり、未来まで眠れる冷凍睡眠装置が送られてくる日が近づいてきた。 犯人を考える主人公。 主人公は鈴音を公園に呼び出す。 主人公は鈴音にどうして工場のことをバッテリー工場と呼んだのかを問う。 だが、鈴音が答えようとした瞬間、銃弾が放たれた! とっさに鈴音をかばい、弾をかわす主人公。 鈴音を置き、主人公は時空犯罪者と対決する! 主人公の目の前に現われる、ボディーガードのイチ。 何故鈴音を疑わなかったのか問うイチに、 主人公は病的なまでに慎重だった奴が、こんな目立つ立場にいるはずがないと答える。 違う時代の人間だからどうしてもボロがでるが、鈴音の印象が強すぎて、ボディガードのことは誰も気に留めない、 おまけに反社会的なヤクザには歴史を変える手段はは山ほどある。 時空犯罪者としてはこれ以上ないポジションだったのだ。 237 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 28 05 ID 5OCWwQt00 「お話の時間はこれで終わりだ。 これでもくらえ!」 (パン) 「おまえがな」 主人公は銃弾を避け、その刹那後ろのサブに光線銃を放った! 鈴音の護衛は本来イチ一人だった。 しかし、サブは洗脳装置を使いもう一人の護衛に成りすましていたのだ。 洗脳が解けるイチ。 主人公は鈴音に全てを打ち明ける。 静かに怒る鈴音。 任務が終われば主人公は人工冬眠し、未来の世界へ帰るのだ。 もてあそばれたという言葉に驚く主人公。 「ええ、わかっています。あなたが悪い人ではないことが。 ですが・・・ともに最後まで同じ時間を過ごしていたかった。 さようなら。 本当にあなたのことが好きでした。」 和桐製作所をやめることを社長に伝える主人公。 工場のみんなは主人公のために送別会を開く。 主人公のことを忘れないでやんすと叫ぶ山田。 しかし、他のみんなはどうせすぐ帰ってくるだろうと淡白な反応。 だらだらと別れる仲間達。 これでいいのだろうかと悩む主人公。 だが彼は犯人と共に未来へ帰ることを選択した。 夜空を見上げ、主人公の顔を思い出す仲間達。 「あの人達が大昔に死んでしまっているなんて どうしても信じられない。 不便で暴力的な時代だったけど、 もしもう一度みんなに会えるのなら、俺はなんでもするだろう。 ・・・とても悲しいが、これがタイムパトロールの宿命だ。」 「こうして月を見るたび、あの方のことを思い出します。 ・・・あの最後の日、どうしてもっとやさしい言葉をかけられなかったのか、 一生後悔して生きていくのですね。 ・・・鈴音は強い女です。 決してあなたのことは忘れません。 そして、鈴音は弱い女です。 あなたのことは忘れられません。」 パワプロクンポケット6 完 238 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 31 21 ID 5OCWwQt00 6はこれでおしまいです。 予約はしないけど、気まぐれで他のシリーズを書いたりするかもしれません。 書き込みに何度も失敗して、名前欄が名無しになっちゃいました。 すいません。 あとvsとしおくんはまんまゴエモンインパクト戦。 スタッフの中にゴエモンのスタッフがいるらしい。 244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 02 10 55 ID UMjXHG3uO 223 きもい でもこういうのも嫌いじゃない パワポケ6 乙です! しかし、なんかヘルガが救われないなぁ・・・ パワポケ1でもスパイの女と幸せになるルートあったらしいからヘルガと 幸せになるルートがあってもよかったのに。 未来に帰るのやめて鈴音と添い遂げるルートとかもあればよかった。 247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 08 30 32 ID j1R7E9rPO 244 未来に帰るかどうかは自分で選べるから鈴音と添い遂げるルートもあるよ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12245.html
登録日:2010/11/08(月) 00 15 52 更新日:2024/09/03 Tue 12 04 22NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2001年 GBA KONAMI かめだしね アルバイト ゲーム ゲームボーイアドバンス コナミ サイボーグ ドキドキ地雷パニック! パワプロクンポケット パワプロクンポケット3 パワポケ3 プロペラ団三部作 マインスイーパ 楽々オールA 火星オクトパス 社会人野球 続編 野球しろよ 手のひらに収まる本格野球ゲーム! 2001年にコナミから発売された、パワプロクンポケットシリーズの第3作で、シリーズ初のGBA用ソフト。 良くも悪くも現在までのシリーズ路線を決定づけた作品で、パワポケ「らしさ」が前面に出た作品になっている。 これによって本家パワプロファンや前2作を気に入っていたプレイヤーは、少なからず本作でパワポケから手を引いた。 文頭にもあるキャッチコピーとは裏腹に、本格野球ゲームとは程遠い。 シリーズ初のGBAというだけあり試合画面は不完全で、打席に立ったら三塁側へバントすればだいたいセーフ。 主人公も死から蘇ったサイボーグで、野球能力を上げるために行うのは練習ではなくパーツ購入のためのアルバイト。 チームメイトも個性的どころじゃない程の色物揃い、彼女候補6人中5人に死亡ルートが用意されているというディープでダークな内容になっている。 しかしプロペラ団三部作の最終作と呼ばれたり、後のシリーズに深くかかわるストーリーを考えるとかなり重要な作品でもある。 表サクセス 【サイボーグ編】 主人公が目覚めると、記憶を失い自分の体はサイボーグになっていた! 人間の体に戻るため、主人公はアルバイトに勤しむ。 ♢クリア条件 ●1年目 社会人野球チーム『火星オクトパス』に入るのを目指し、入団テストに合格するため野球用サイボーグパーツを買って野球能力を上げる。 そのためにアルバイトに勤しむ。 ●2年目 安物で作られた主人公のボディは残り一年の寿命だった。 寿命を延ばし機能停止を避けるべく最低140万円稼がなければならない。 そのためにアルバイトに勤しむ。 ●3年目 記憶を取り戻すために主人公は自分の過去を探る。 クリアするためにはそれだけで十分だが、強い選手にするためにはやっぱりアルバイトに勤しむ。必要がある。 善悪メーター、ストレスメーター、記憶メーターがあり、善悪は一部イベントとラストの分岐に関わり、ストレスはある程度たまると一日中暴れまわる。 記憶は攻略に必要不可欠なものであり、一定以上ないと3年目にゲームオーバーとなる。 また、体力が0になっても機能停止しゲームオーバー。 ちなみにゲームオーバーの種類が多く、水没・廃棄・売却・封印など豊富。 ♢主な登場人物 ●主人公 ポケ1の主人公と同一人物。 1の物語終了後プロに入るが、荒井紀香との新婚旅行中に死亡。 その脳が幸運にも無事だったため、このたびサイボーグとして蘇る。 明言されている人に限れば、という枕詞はいるが、唯一の旧作キャラの主人公。 ●亀田光夫 相棒のメガネくんにして打倒プロペラ団を目指すネオ・プロペラ団のリーダー。 1にも登場し、そのころはいいヤツだった。 かめだしね。 ●唐沢博士 主人公をサイボーグ蘇生した張本人。 ネオ・プロペラ団の一員。っていうか構成員は亀田と彼のみ。 ちなみに博士は本名で「ひろし」と読む。 ●垣内善治(かきうちぜんじ) 火星オクトパスの監督で経営会社の社長。夢はでっかく火星に行くこと。 ●ダイジョーブ博士 1から登場する本家パワプロからのゲストキャラ。今作で引退。 ランダムイベントで彼の過去を知ることができる。 ●火星オクトパスのチームメイト 詳しくはリンク先の項目を。 ♢彼女候補 ●唐沢ヒナコ 唐沢博士の娘で、家事全般をこなす家庭的な女の子。 30年前の家族写真に彼女そっくりな女性が写っており、博士が言うにはハナコというお姉さんらしいが…。 ●アンヌ・安生・アズナブル 火星オクトパスのチームメイトにして彼女候補。 口は悪いが兄のアルベルトに比べ日本語は堪能。 投手としての能力もなかなかで、パワーアップした服部より使えるかもしれない。 過去にアメリカのAAAに所属していた。 ●寺岡薫 大学で自らの病気を治すための研究を行っている大学院生。 研究中の爆発に巻き込まれたにもかかわらず主人公が無傷だったため、興味を持つようになる。 後のパワポケの歴史に大きくかかわる人物。 ●四路智美 プロペラ団の日本支部長。 生前の主人公を忘れられず、彼の墓参りにも訪れている。 ●叶野ミキ 病院の看護婦さん、もとい看護師さん。 初期ROMでは攻略途中でフリーズするバグがある。 ●大宮由佳里 小学生でロリで幼女で、深刻な病気を患っている。 倫理的な問題のため「彼女」にはならないが、将来性は高い。 かめだしね。 おまけサクセス 【ドキドキ地雷パニック!】 まんまマインスイーパ。 新規作成はもちろん、登録済み選手を強化する事もできる。 地雷を避けながらパワーアップパーツを拾って能力を上げる内容だが、地雷を踏んでしまった場合には選手データが抹消される。 地雷を踏んでビクッとすること間違いなし。 ハードをGBからGBAに移したため作りこむ余裕がなかったらしく、ストーリーは無い。 この反省からか?初のDS作品となった『ポケ9』はむしろサクセスが1本増えて表・裏・ミニの3本収録。むしろハード性能を使い切る形で作りこまれていた。一応同じ混乱はあったようだが。 ミニゲーム ●GOGOランラン 追いかけてくるロボットから逃げながらゴールを目指せ! 段差を考慮しないでジャンプするとすぐ追いつかれる。 ●わくわくゾンビゲーム 遺体収容ロッカーからゾンビが出ないようにロッカーを叩いて戻し続けろ! わざと1体出して逃げながらクリアするのも楽しみ方の一つ。 ●ちゅーちゅービックリネズミ ネズミ型起爆装置だけを叩き潰してネズミ爆弾の機能を無効化しろ! 間違えて爆発させるとプレイヤーのストレスも溜まる。 ●ドッキリスプーンまげまげ 示された通りのボタンを押してスプーンを(力まかせに)曲げろ! 何気に中毒性あり。 ●男の戦い 亀田と男同士のマジゲンカ! 指定されたボタンを素早く押して避けてかわしてぶん殴れ! サクセス中でしかプレイできず、一度勝っても徴収した金で作ったアレとの第二戦。 主人公がメルトダウンを起こす前に追記修正おねがいします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 1・2から大概ダークではあったが、ここからパワポケのタガが完全に外れたと断言できる記念作。1・2ばっかりリメイクせずに早くこいつをだな -- 名無しさん (2022-03-23 23 30 54) たぶん原子炉は買えなくなるんだろうなあ -- 名無しさん (2022-03-23 23 34 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pikemon/pages/35.html
パワプロクンポケット11 ■ゲームID CXIJ/CE2E7A15 ■SELECTボタンでパワポケポイント999 94000130 FFFB0000 020B5F2C 000003E7 D0000000 00000000 ■SELECTボタンでパワポケポイントで取得できるもの全て取得済み 94000130 FFFB0000 220B5F31 0000000F 120B5F32 00007FFF D0000000 00000000 ■SELECTボタンで「おまけ」アルバム全開 94000130 FFFB0000 020B5F94 00000004 020B5F88 FFFFFFFF 020B5F8C 0FFFFFFF 020B5FB8 FFFFFFFE 020B5FBC FFFFFFFF 020B5FC0 FFFFFFFF 120B5FC4 000003FF D0000000 00000000 DS用の改造コード一覧へ
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1430.html
パワプロクンポケット7 Part27-200~209・224~227 200 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 38 02 ID 8mQev3KX0 以前にパワプロクンポケット7を予約した野郎だ。 もう誰もが忘れてるかもしれんが、暇になったので投下する。 分量がちと多めなんで、読むのが面倒な奴向けに始めに要約を書いておく。 そういう奴は多分要約スレを探すのも面倒だろうから。 要約版: ごく普通の高校、花丸高校の弱小野球部に突如現れた謎のヒーロー。 他の部員とは比べ物にならない力量を持つ彼らは、始めは穏やかに、 その後は大胆に野球部を名実共に乗っ取っていく。 このままではいけないと、実力でヒーローたちを追い出すことを決意した主人公は 仲間達と共に特訓に励み、ついには試合でヒーローを追い出すことに成功する。 ついでに、ヒーローを倒したその力と勢いをもって甲子園優勝をも果たすのだった。 201 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 39 04 ID 8mQev3KX0 では、以下から具体的紹介に入ることにする。 とりあえず、主要な登場人物の紹介でも。 登場人物: 主人公:高校編おなじみの熱血野球馬鹿。 湯田:今作のメガネ。高校生という立場上金がないのでマニア度は低め。 有田:仲間その1。モデルは海砂利水魚の片割れ。 他の仲間に比べて明らかに色々と優遇されている。 展開によっては主人公の彼女をもかっさらっていくナイスガイ。 森盛:仲間その2。スーパーサイヤ人化可能な超人。 野丸:仲間その3。仲間の中では一番の変人。 白石:仲間その4。影が薄い。 台場:仲間その5。やっぱり影が薄い。 最初からいる顔のある同級生部員の中では一人だけ個別エンディングがない不遇の人。 黒打:仲間その7。途中参加の目無し君。コロコロの読者応募キャラ。 花丸高校野球部でもトップクラスの実力の持ち主だが、そのくせ肝心な試合には出てこない微妙に役立たずな人。 東:仲間その8。先輩でキャプテンで優等生で生徒会長。 立場や性格がとってもパワプロっぽくてパワポケ世界では明らかに浮いている人。 勝野:仲間その9。地味な方の先輩。 登場してからあっという間に消える彼のその後を知りたい方はパワポケ9をプレイすべし。 佐和田:昔は熱血教師だったが、最近では投げやりな指導で定評のあるやる気のない花丸高校野球部監督。 どうしようもない現実に屈したかつての理想主義者。 本村:主人公のクラスの担任。 熱血教師を目指す教師。でも権力には弱い。 レッド:ヒーローたちのリーダー。ヒーローの中ではまともな部類。 ブルー:ヒーローたちのサブリーダー。冷徹で自分勝手な部分が散見される。 レッドのことをあまり気に入っていない様子。 イエロー:カレー大好き、ヒーローの怪力担当。 野球部の面々に馬鹿にされるのが主な役割。 ブラック:隠密行動能力では群を抜く、ヒーローの各種工作担当。レッドが特別扱いしているイレギュラーの一人。 なぜか世界に関する知識を殆ど持ち合わせていない。 ワルドス:犯罪組織“ワルクロ団”首領。展開次第で運命が大きく変わる人。 元は普通のサラリーマンだったらしい。 黒野:70過ぎてもまだ現役のマッドサイエンティスト。悪を演じるのが好きな善人。 改造人間や巨大ロボットを作るのが趣味。 以下は展開によっては出てこないこともある重要人物。 よって、必ず出てくる人物のみで本筋を書くことを目的としたこのストーリー紹介では登場しない。 ピンク:索敵能力に優れる、ヒーローの情報収集担当。イレギュラーの一人。 中の人が男との噂があるが、ちゃんと女が入っていることがパワポケ9で判明。 芹沢真央:無表情と台詞の三点リーダの多さが特徴のポイント彼女。 彼女の中ではストーリーの核心に最も近い立場にいる人。 彼女の真の恐ろしさは「さあ、練習、練習!!」という一見何気ない台詞に込められている。 202 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 40 48 ID 8mQev3KX0 以下、本編。 定期イベントのみと河原のみで本編の紹介を行うという方針でいくため 多少理解しにくい部分も散見されるだろうが、そのあたりは何卒ご容赦願いたい。 9月初頭の練習試合。 花丸高校野球部は、いつものように負け寸前であった。 試合は既に9回裏2アウトだが、ホームランが出れば逆転サヨナラの場面。 だが、バッターはチャンスに弱いことで定評のある勝野先輩なので、まったく期待できない状況である。 「こんな時に、強力な代打がいてくれればなぁ~……」 ぽつりと漏らす主人公。 そんな彼の言葉に応えるように、一人の人物が球場のスコアボード上に現れた。 「広い銀河のこの星に、ピンチになったら現れる、粋でクールなナイスガイ! レッド参上っ!」 レッドと名乗る全身赤尽くめのマスクマンは、颯爽とグラウンドへ飛び降りると打席へと立ち 見事逆転サヨナラホームランを放って見せた。 歓喜に沸く一同の中、中身はきっと勝野先輩だと湯田は言うが その当人が急に腹の具合が悪くなったからトイレを済ませてきたとの言葉と共に彼らの背後から現れる。 試合中に現れた謎の人物“レッド”。 その存在は、波乱に満ちた高校生活の幕開けを告げるものであった。 翌日の教室。 野球部員の間では、登場に試合に圧倒的な存在感を見せ付けたレッドの話題で持ちきりだった。 「あんな人がうちの野球部にいてくれれば、甲子園も夢じゃないんでやんすけどねぇ」 湯田の言葉に思わず苦笑いする主人公。 そうこうするうちに担任の本村が教室にやって来て、このクラスに転校生が入ると告げる。 その転校生とは、昨日の試合に現れたレッドその人であった。 そして、レッドはそのまま野球部に入部する。 妙なことになってきたと思う部員一同と、その実力に感心する佐和田監督。 野球の経験がないと言うレッドに、監督は主人公を指導員として指名する。 その実力とやる気に、主人公も自分もうかうかしていられないと気合を入れなおすのだった。 本名は不明、住所も素顔も不明、おまけにヒーローの姿のまま授業を受ける。 誰もが怪しいと感じるレッドだが、その正体は依然として謎のままである。 そして、9月も終わりに近づく頃、練習試合が組まれる。 レギュラーに選ばれたレッドの圧倒的な実力により、甲子園も夢ではないと 思い始める野球部一同だが、そこでキャプテンの東先輩がランナーと激突して手首を傷めてしまう。 秋季大会には出られないとの診断結果に落胆する一同。 自分たちがキャプテンの穴を埋めようと気勢を上げる主人公だが、 その翌日にブルーと名乗る新たなヒーローが突如野球部に入部をする。 そして迎えた秋季大会。 レッドと、レッドと同様圧倒的な実力を見せ付けるブルーの力により順調に試合を進める 野球部の活躍を、主人公はベンチでじっと見つめていた。 だが、勝利目前と誰もが思ったその矢先、勝野先輩のとんでもない大エラーにより 野球部は逆転負けを喫してしまう。 翌日、勝野先輩は野球部にも学校にも姿を見せず、家にすら帰っていないとの連絡が入る。 心配する一同をよそに、監督はいいニュースもあると告げる。 それは、三人目のヒーローであるイエローの入部だった。 どんどんと増えていくヒーローたちに、主人公は一抹の不安を感じるのだった。 203 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 41 22 ID 8mQev3KX0 不安を抱えながら練習を繰り返していく主人公。 ある日、商店街に向かうと、ワルクロ団と名乗る怪しい一団が 福引きの景品を根こそぎ奪っていこうとしている姿を目撃する。 そこに現れたレッドは、ワルクロ団を颯爽と撃滅する。 事後、レッドからワルクロ団が犯罪組織であるということを告げられる主人公と湯田。 「折角ヒーローがいるんだから、福引の景品を盗むなんて スケールの小さい犯罪じゃなく、もっと大きな犯罪を働いて欲しいでやんす」 ワルクロ団に対する率直な感想を漏らす湯田と、それに同意する主人公。 そんな二人の様子を見て、レッドは呟く。 「……そういうものなのか」 福引の景品が盗まれたその後、宝石強盗事件、ダム爆破事件と ワルクロ団の起こす犯罪はどんどんとスケールが大きくなっていき、エスカレートする一方。 それを重く見たヒーローたちは、町内パトロールなど気合を入れてワルクロ団に立ち向かうことを誓う。 そんな彼らと危険な犯罪者集団と化したワルクロ団とのやり取りは、もはや別世界の出来事のようであった。 春になり、2年生に進級した主人公たち。 心機一転して野球に取り組もうと思った矢先、ブルーに練習の後片付けを命令される。 どうして自分でやらないのかとつっかかる主人公だが、練習時間や場所はは限られているから ベンチのお前よりも主力である自分が練習した方がチームの為になるとあっさり論破されてしまう。 事実、実力差は圧倒的であるので主人公は何も反論できず、片付けに向かった。 しばらく経ったある日、主人公は新しく入部した一年生の実力を調べておいたほうがいいのではないかと レッドに提案するがレッドはレギュラーポジションは自分たち二年生でいっぱいだから 一年生には練習の手伝いをさせると言ってのける。 それでは新戦力も育たないし進入部員のやる気も出ないと反論するが、レッドはここでも 新戦力は育てるものではなく勝手に出てくるものだから、やる気のない奴にはとっとと辞めてもらえばいいと断言する。 また、打撃マシンを独占し続けるイエローに抗議する部員達に対し「打線の要だから」との一言で議論を遮り 自分たちのサポートに徹させるレッド。 自分たちの目前の勝利しか考えていないヒーローたちに不信感を募らせる主人公たち。 そんな中迎えた夏季大会。 ヒーローの力で順調に勝ち進む花丸高校野球部だったが、三回戦開始直前に ワルクロ団による犯罪が起き、ヒーローたちはやむなくワルクロ団の鎮圧に向かう。 だが、主力であるヒーローたちを欠いてやる気をなくした監督のめちゃくちゃな采配により 試合はヒーローたちが戻ってくる前に3回コールド負けという無残な結果に終わり、 彼らの2回目の夏季大会は幕を閉じた。 204 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 42 35 ID 8mQev3KX0 夏季大会が終わり、引退を告げる先輩たちだが、東先輩はレッドがこれからの野球部の中心になると 明言しながらもキャプテンを誰も指名しなかった。 レッド以外のキャプテンが考えられない状況下で、そのようなことを行った東先輩の意図を推測する部員たち。 「東先輩は、レッドをキャプテンに指名したくなかったんじゃないですか? 彼は普通じゃないですし」 ふいに、野丸の口からそんな言葉が飛び出す。 正義のヒーローだから普通じゃないのは当たり前と苦笑する主人公たちに、そこが怪しいと彼は続ける。 「敵から正体を隠して、一般の生徒のふりをするのが普通でしょう? ヒーローの格好のまま学校に来て正体を隠して授業を受けるなんて、普通と全く逆じゃないですか」 その言葉に思うところがあった主人公は、彼らの素性について監督に相談(*1)するが 彼はヒーロー抜きで試合に勝てるのかと主人公の疑問を一蹴する。 「多少怪しくたっていいじゃないか。俺たちを甲子園に連れて行ってくれるかもしれない連中なんだぞ 多少のことは大目に見ないとな」 「で、でも監督! そういう問題じゃ……」 「そういう問題なんだよ! 何なら、お前がレッドの代わりになってくれるか? 無理だろ? だったら黙ってろ。 もし、よそでレッドたちの悪口を言うつもりなら、お前のほうに野球部から出て行ってもらうからな!」 そう宣告された主人公にもはや反論する術はなく、肩を落として職員室を後にするのだった(*2)。 その後、すっかりヒーローが中心となった野球部。 だが、その発言力が圧倒的な実力差から来ていると考えた主人公は 実力差さえ埋められれば何とかなるんじゃないかと部員たちに河原での追加練習を提案する。 練習量の増加に始めは乗り気でなかった部員たちだったが、実力差からこの状況はやむなしと考える部員たちも やはりヒーローたちの引き立て役で終わるのは悔しいというのは共通した認識のようで、 結局は河原で練習を行うことになった。 そして、河原に向かうとヒーローたちに自身の製作した怪人量産マシーンを盗まれたと言う怪しい老人“黒野鉄斉”と出会う。 野球部員ならどうして学校で練習しないのかと当たり前の疑問を投げかける彼に、 主人公は野球部はヒーローに乗っ取られたからと答える。 すると、黒野は主人公たちをヒーローの敵である同士と認める。 そのテンションに少し引き気味の主人公たちが自分たちは野球が上手くなりたいだけだからと告げると、 黒野は翌日勢いで製作した怪しい特訓マシーンの数々を河原に持ってくる。 凡人には天才の発明が理解できないのは仕方ないが、とりあえず騙されたつもりで使ってみろと告げる黒野に 主人公たちは一抹の不安を感じながらそれを使った特訓を開始するのだった。 夏休みも終わりに近づく頃、下校途中の主人公に突如トラックが突っ込んでくる。 間一髪でそれを避けた主人公は、トラックの中から黒い姿のヒーローが出てくるのを目撃する。 奴が運転して自分を轢き殺そうとしたのではないかといぶかしむ主人公。 その翌日、あの黒いヒーローはどう考えてもレッドたちの仲間だと主人公が考えているところへ “黒打ブラック”と名乗る転校生が転校してくる。 何度目かの転校生に教室が沸く中、彼は考え事をしている主人公をじっと見つめているのだった。 特訓を繰り返しながらも迎える秋季大会。 ここでもやはりヒーローたちの圧倒的な力が目立ち、野球部の話題はほぼ全てがヒーローたちを占める状況に至っていた。 そんな中でも腐らずに順調に勝ち進む花丸高校野球部だが、三回戦時、視察に来ていた教育委員会の運営委員から ヒーローたちの格好について文句が入る。 マスクを取れと強行に迫る彼に対し、ヒーローたちはマスクは絶対に脱げないと要求を突っぱねる。 それを見た監督は迷わず試合を放棄し、彼らの秋季大会は終わりを告げた。 その夜、ヒーローたちの格好についてぼやきながら帰路に着く運営委員をワルクロ団が襲い その後に規約が改正され、試合中のマスク着用が正式に認められることとなった。 205 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 47 15 ID 8mQev3KX0 そして、ヒーローたちを打倒すべく河原で練習を重ね(*3) 黒野の怪しいマシンの効果かどうかは解らないが、めきめきと実力をつけていく主人公たち。 その裏で、本来は敵対関係にあるはずのレッドとワルドスがなぜかワルクロ団の本拠地で密会を行っていた。 レッドの指示どおり全ワルクロ団員をホールに集めたと告げるワルドスに、 レッドは前回の夏季大会ではワルクロ団のせいで自分達が試合を抜けなくてはならなくなったという前例を踏まえてか、 もうすぐ夏季大会だから余計なことはするなと釘を刺す。 結果的に自分たちに金品を提供してくれる仲間の頼みを断る訳がないとワルドスは答えるが レッドはこちらはもっとドライな関係だと思っていたと返す。 その直後、ホール方面から激しい物音が響いてくる。 突然のことに戸惑うワルドスに、レッドは告げる 「もう、君たちのような目に見える悪役は必要ないんだ。 最後は、ここで本物の悪役らしくオレたちに倒されてくれ」 呆然とするワルドスを尻目に、ホールの連中は全て片付けたとブルーが報告を入れる。 それを聞いたワルドスは這う這うの体で抜け穴から逃げ出そうとし(*4)、レッドはそれを追跡する。 だが、全ては主人公たちの与り知らぬところで行われている出来事であった。 そして、時は過ぎ、高校生活最後の野球大会である三度目の夏季大会を迎える。 だが、部員たちがどれだけ力をつけようと、事ここに至れば注目されるのはもはやヒーローのみになっていた。 全てにおいて無視同然の扱いを受けるという、大会前、大会中のあまりの扱いの低さに ヒーローを追い出そうと提案する部員も出るが、主人公はぐっとそれを堪え、機会を伺おうと窘める。 そして、順調に勝ち上がった末に地方予選の決勝戦にも勝ち甲子園出場を決めた一同だが 素直に喜べないという思いだけがどんどんと膨れ上がっていった。 翌日、河原でちょっと練習していこうとした主人公は、逃げ出してきたワルドスと偶然に鉢合わせする。 彼を捕らえようとする主人公にワルドスは抵抗するが、主人公もまた ヒーローに利用されている人間の一人だと知ったワルドスの口から、主人公は思いがけない事実を聞かされる。 黒野の下から盗み出した怪人量産マシーンを使って団員たちを集め、ワルクロ団を設立したはヒーローたちであること。 ヒーローとワルクロ団の関係は、ワルクロ団が事件を起こし、ヒーローがそれを鎮圧するどさくさにまぎれて 金品を奪うことでヒーローは名声、ワルクロ団は金品を手に入れるという 出来レースでマッチポンプでやらせの関係であったこと。 ワルクロ団を全て始末しても騒ぎになっていないことから、ヒーローは警察やマスコミとも何かしらのコネを持っていて、 それを最大限に利用して自分たちのイメージを作っているということを。 「まあ、用済みになった後であいつらに処分されないようにせいぜい気をつけるんだな!」 捨て台詞を残し、去っていくワルドス。 一人残された主人公は、あまりの事実に思わず呟く。 「なんてことだ……」 206 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 47 55 ID 8mQev3KX0 そのまた翌日、レッドたちがいないことを見計らって仲間に昨日の事実を告げる主人公。 その事実に驚愕する仲間に、主人公はレッドたちを野球部から追い出すことを提案する(*5)。 素直に言うことを聞くとも思えないし、まともに戦ってもまず勝てないという仲間たちに 主人公は一見完璧なレッドたちが野球の練習をするのは、自分たちに野球において欠けている部分があると自覚しており、 また、何かしらの事情があって野球に執着しているからという推測を根拠に 彼らがまず断らないであろう野球での勝負申し込みを行い、こちらが勝ったら出て行ってもらおうと提案する。 受けてくれなかったら口封じをされるかもしれないという湯田の不安を これまでの努力を無駄にしていいのかという言葉で押し切り、彼らヒーローたちに勝負の申し込みを行う。 レッドは自分たちが勝ったら主人公たちが野球部から出て行くという条件を加え、勝負を受けて立った(*6)。 そして、彼らは勝った。 最後の手段として実力行使を行おうとするイエローに、レッドは告げる。 「もう彼らはオレたちを必要とはしていない。ひとつの答えが出たんだ」 自分たちを凌駕するほどに強くなっていた部員たちを称えるレッド。 最後まで解らずじまいの正体を問いただす主人公に、レッドは答える。 「さあな。正義の味方、ではなかったようだが」 そして、彼らはまるで最初からそこにいなかったかのように消えていった。 翌日、ヒーローたちが消えたという事実に言葉を失う監督を見たりしつつも、 主人公はたまたま出あった黒野に自身の疑念をぶつける。 レッドたちヒーローが悪だと考えたから自分たちは野球で彼らを追い出したが 彼らの存在によって弱小だった自分たちは強くなり、甲子園に行けるようになった部分があるのもまた事実なら 自分たちのやったことは果たして正義だったのか、悪だったのかと。 黒野は答える。 「悪の反対は善、善の反対は悪じゃ。正義の反対は、別の“正義”あるいは“慈悲・寛容”なんじゃよ 正義とは、人の従わねばならん道理を言う。正義を行うとなれば、道理を守らせることにもなる。 それは必要なことじゃが、問題は道理が一つでないことじゃ。 “殺すな・奪うな”までは殆どの思想で共通じゃが、その先はバラバラじゃ “男女は平等”かもしれんし、“女性は守るべきもの”かもしれん “どんな命令にも従う”が正義なら、“悪い命令に逆らう”のもまた正義。 結局、みんな正しいんじゃよ。 道理に関する限り、正しいことは一つとは限らないんじゃ じゃが、それでは困るから“法”がある。なにをしていかんかの約束じゃ。 ……これも正しいとは限らんがね。 じゃから、結局のところはその時々で何が正しいのかよく考える必要があるじゃろうな。 結局のところ、みんなにとって最も良いことを探して選択するのが“善”なんじゃろう。 じゃから、正義が善とは限らん。ともすれば、自分の信じる道理を他人に押し付けることになるからな」 「……よくわかりません」 「じゃあ、最初の質問に戻ろう。 やらなきゃならんと思ったからやったんじゃろう? 本当にそれが正しかったのか、最善のやり方だったのか、ときどき反省してみるんじゃな。 いずれ、自分で納得できる時が来る」 「……はぁ。じゃあ、悪って何なんです?」 「一般的な定義から言うと、世の中のルールを破って他に迷惑をかける行為じゃな」 「でも、博士は“悪”なんですよね? どうしてわざわざそんなものをやってるんですか?」 「わははは、一般的と言ったじゃろ? ワシにとって、悪はロマンなんじゃよ。ロマン。わかるか? ルールにとらわれないことじゃ! 希望、生命力、突破点、新しいもの。幸せになりたいという欲望! 昔は、“科学”も“自由”も“人権”も“平等”もみーんな“世の中の平和をみだす悪”じゃったんじゃよ」 「まさか!」 「なーに、ちょこっと歴史の本を読めばわかることじゃよ それじゃあな、少年! 若いうちは悩んでおけよ!」 そして、黒野は去る。 残された主人公は、自分の行った行為の意味を考えながら甲子園へ向けて気合を入れるのだった。 207 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 50 25 ID 8mQev3KX0 そして迎えた甲子園。 ヒーローたちが消えたということは既にあちこちに広まっており、下評馬では評価は最悪、 対戦相手には当然見下され、ヒーローを失った監督もまるでやる気がなく、誰の目からも不利は明らかだった。 だが、超人的な身体能力を持つヒーローたちを下した実力を持つ花丸高校野球部員は、そんな評価をものともせず 順調に勝ち上がっていき、ついには念願の甲子園優勝をも果たすのだった。 真紅の優勝旗を手に、意気揚々と凱旋を果たす花丸高校野球部。 だが、謎の爆発と共に彼らを出迎えたのは、試合に負けて消えたはずのヒーローたちであった。 大会中に発せられた“試合に勝ちたい”という強烈な想いと 願いが達成されたことによる感情の爆発が自分たちを呼び戻し、復活させた主張するレッド。 そして、主人公たちを倒せば自分たちの存在がこの世界に安定すると野球部員に襲い掛かろうとする。 絶体絶命の大ピンチだが、その時遠くから地鳴りのような音と地響きを立てながら 学校の反対側から巨大な何かが近づいてきた。 振り返ると、そこには巨大なガンダーロボ(*7)。操縦するは製作者でもあるマッドサイエンティスト、黒野。 “こんなこともあろうかと”ロボを開発しておいたと告げる彼に主人公は助かったと喜ぶが 黒野はヒーローたちは主人公たちの願望から生まれたのなら自分の手で始末しなくてはならないと 主人公へ操縦装置を投げてよこすとさっさと逃げていった。 ともあれ、ガンダーロボに搭乗した主人公は、激闘の末にヒーローたちを再び下し完全勝利を果たす。 断末魔を残しながら消えていくヒーローたち。 だが、レッドだけは妙にあっさりとしていた。 その理由を問いただす主人公に、レッドは答える。 「この2年間、ずっと考えてきた。なぜ、オレたちのような者が必要なのだろうと。 そして、今日、結論が出た。 おそらく、これが正しい結末なのだ」 「どういうことだ?」 「単に甲子園に行きたいという願いをかなえただけならお、お前たちが満足たされることはない。 願いの代償として、オレたちを越えなければならなかったのだ」 「……!」 「願い事をかなえるために召喚されてきた者は数あれど、俺のように満足して退場していける者は少ない。さらばだ」 そして、ヒーローたちは消えていった。 オーバーヒートしたガンダーロボの爆発を置き土産に。 208 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 52 07 ID 8mQev3KX0 数ヵ月後。 チームメイト以外がヒーローのことを最初からいなかったように忘れている世界。 主人公は、見事ドラフト上位指名をされていた。 そこへ、父親がインタビューされたときのための話のネタを探していたら面白いものが見つかったと 主人公が小さな頃に描いたクレヨン画が描画された一冊のスケッチブックを手にやってくる。 主人公はそれを受け取ると、懐かしさ混じりにそれを開く。 そして、目を丸くした。 そこに描かれていたのは、紛れもなくレッドそのものであったから。 「たしか、これは24色のクレヨンを買ってやったら喜んで描いたんだよな。変身ヒーローたちの絵をさ」 懐かしそうに父親が漏らす横で、主人公は次々にスケッチブックのページをめくっていく そこには、よく見知った顔が矢継ぎ早に現れていった。 ブルー、ブラック、イエロー、ピンク───。 微妙にデザインが違っていたことを褒める父親を尻目に、主人公は黒野のもとへと向かう。 当然のごとく黒野もヒーローの存在を忘れていたが、主人公はある言葉で黒野にヒーローの存在を信じ込ませる。 そして、全ての説明を受けた黒野に、主人公は相談する。 「……で、これってやっぱり俺がレッドたちを呼び出したってことなんでしょうか」 単に主人公の記憶を基にかりそめの姿を作っただけかもしれないと指摘する黒野に、 主人公は結局連中の正体は謎のままかと落胆する。 そんな主人公に、黒野は声をかける。 「じゃが、動機はわかる。 お前さんの過去の記憶に影響されたんなら、お前さんたちの願い事をかなえに出てきたんじゃろう。 じゃが、連中は姿形が正義の味方じゃったから、正義の味方として行動することを期待されるようになった。 まあ、周囲からの期待に振り回された哀れな連中じゃったのかもしれんな」 「でも、やっていたことはあんまり正義じゃなかったような」 「正義派、本質的に妥協を禁じる。 じゃから、善悪の判断が不安定な者がとにかく正義を行おうとすれば自分に逆らうものはすべて排除するという行動に行き着く あるいは、同じ価値観に洗脳するか」 「……とんでもない話ですね。 やれやれ、そんな連中がいなくなって一安心ですよ」 会話が一段楽したところで、遠くから湯田の呼ぶ声が聞こえる。もうすぐ取材が始まると。 そして、皆に急き立てられ、また、祝福されながら記者会見場に向かう主人公。 こうして、彼の高校生活は最高の結末を迎えた。 殆どの人間が覚えていない、奇妙な事件。 年月を重ねれば、彼もまたその事件の細かい部分は忘れてしまうかもしれない。 だが、レッドたちがいなければ、 そして、彼らを倒そうという努力がなければ、 花丸高校の日本一という事件だけは決して起こらなかった。 どれだけ月日が経とうとも、その事実だけは彼の中から決して失われることはないだろう。 「ありがとう、レッド……」 209 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 55 03 ID 8mQev3KX0 以上。 黒野の説教がちょっと長くてくどいが、これはヒーロー戦と並ぶヒーロー編の肝なんでご容赦願いたい。 以下、余談。 ・その存在特性上、ヒーローたちには基本的に中身がない。中身のある人も僅かにいるが、そいつは紛れもないイレギュラー。 ・ヒーローたちは消えたと書いたが、実は8の表でピンクとオレンジに生存確認がなされている。 ・9の表“さすらいのナイスガイ編”は、物凄く大まかに書くと主人公がこの話のヒーロー側になったストーリー。 以下、補足。 *1:本村に相談することも可能。そのときは仲間を信用しないなんてよくないよという趣旨のことを言われる。 誰にも相談しないことも可能だが、その場合はヒーローたちに不戦敗を喫することになる。 *2:この後、監督はマネージャーに依頼してレッドを職員室に呼びつける。 そこで交わされる会話の内容は不明だが、恐らくは主人公がレッドのことを探っているとでも忠告したものと思われる。 *3:河原で練習しなくてもヒーロー達に挑戦することは一応可能。難易度がかなり上がるが。 なお、この間にブラックが主人公の家に侵入するという定期イベントがあるが、重要なものではないので文中では割愛。 *4:逃げ出すことができずに始末される展開ももちろんある。その場合はもちろんヒーローへの挑戦不可能。 なお、ヒーローとワルクロ団の関係は某彼女からも聞き出すことが可能だが、ワルドスが始末されてる場合は聞き出せない フラグ管理の都合上なのだろうが、個人的にはなんか納得いかない。 *5:あの場で追い出すことを提案すると、後で追い出すことを提案したときに仲間からひがみととられて相手にしてもらえない ついでに、仲間評価が低い場合は事実を説明してもあっさりと黙殺される。 *6:色々と分岐が多い部分。 条件次第でヒーローのエネルギー源であるラッキョウを買い占めてパワーダウンさせたり、卒業した東先輩が特別試合と いうことで助けに来たり、某彼女がいると条件がさらに不利になったり色々状況変化が起こります。 いずれにせよ、まともにやると難しいこの試合だが、こんなときに限って実力者の黒打君は試合に来てくれません。 ちなみに、この試合で負けた場合に見ることが可能なバッドエンディングはある意味必見。 *7:こちらのシリーズが出元だが、現在はパワプロシリーズでもおなじみのロボ。 材質は恐らくガンダリウム合金か超合金と思われる。裏では、矢部一族の一人である亀田の愛機と化している。 210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 08 41 18 ID MQBEIa3mO 乙です。 野球ゲームのくせに、なんかそのへんのRPGよりよっぽどストーリー性高いな。 209のオレンジって 201の重要人物紹介に載ってないが、重要じゃない奴なの? しかしレッドブルーイエローブラックピンクオレンジだと6人になっちゃうな あと、よければ 201の「芹沢真央」の「真の恐ろしさ」も気になるので説明キボン 211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 08 45 16 ID WAuRsc9a0 パワポケの人お疲れ。9からやってみたんだけど表サクセスの主人公にそういう設定があったのか… なんか彼女別でもストーリーは変化しなさそうだけど、できれば彼女別のシナリオの違いも見たいものです。 212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 09 49 02 ID lZpMVgJt0 *6で言ってるバッドエンドはヤヴァすぎてシャレにならん。 213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 09 55 15 ID 2Txt/HWs0 いや、必見とか言わないで、そういうのまで解説するスレじゃないか? 214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10 02 51 ID MQBEIa3mO 俺もその必見のバッドエンドとやらは気になる 215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10 14 12 ID vTZcQ2R/0 バッドエンドのひどさは散々ネタにされたからなぁ 216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10 34 23 ID DkszAt+60 適当にググったけど、ヒーローに洗脳されて野球するだけの人になるっぽい。 その時の絵が怖いとか何とか。 224 :パワポケ7の人:2006/12/25(月) 00 34 19 ID BYs9HYrw0 210 オレンジは全く重要キャラじゃない。ていうか、7ではすぐ消える勝野先輩の方がはるかに台詞が多い。 本文中にもあるが、ヒーローは24色クレヨンで書かれたものなので24人いる。8では都合上2人増えているが。 芹沢の真の恐ろしさは、真のエンディングとでも言うべきエンディングを見るためには色々条件があり、 中でも特定の条件フラグが立つ確率が低く、それが立ったかの確認も攻略本無しでは極めて困難であること。 紹介文中の台詞はそれを確認する手段。 211 今のところは用意してないし、書く気もあまりない。 本作では4の天本や6の木岡、8の白瀬みたいに本筋に思いっきり絡んでくる彼女キャラがいないから。 まあ、気が向けば投下する。 213 俺個人としては、ここはあくまでもストーリーの根幹を重点的に説明するスレと 解釈してるので、そのように取り扱っただけではある。 まあ、俺がストーリー書いてるのはパワポケを殆ど知らない奴に興味持ってもらうための 布教活動の一環って部分もあるので、枝葉のイベントについて書かないのは そこら辺を実際にプレイして確認させるため、つまりパワポケを手にとって プレイしてもらうための戦略ではあるし、何より俺自身が面倒くさい。 そもそも、このスレはある意味書いたもの勝ちのスレだから、枝葉が必要なら自分で調べるなり プレイするなりして追加しろとしか言えんな。後から要求されればとりあえず書くけど。 大まかな内容は 216の通りだ。 222 とりあえず、はいで頼む。 以上、多段レス失礼。 225 :パワポケ7の人:2006/12/25(月) 01 34 17 ID BYs9HYrw0 まあ、これだけでは単なるスレ汚しなので裏である大正編も書いておく。 本編は表であるヒーロー編以上に単発イベントの数珠繋ぎによりストーリーが構成されている面が強く ストーリーラインの根幹を成す線がかなり細めなので、俺が書くとあっさりしたものになるということを あらかじめご了承願いたい。 226 :パワプロクンポケット7 大正冒険危憚編:2006/12/25(月) 01 36 04 ID BYs9HYrw0 パワプロクンポケット7 大正冒険危憚編: 時は大正。日本が夢と希望に満ち溢れていた時代。 世界を又にかける探偵兼冒険野郎である主人公は、世界各地の遺跡を調査しまわる父親が 借金を繰り返すせいで、一万円(作中の注釈にしたがって現代円にレート変換すると五千万円)という 極めて高額な借金を背負わされてしまう。 高額な借金にも関わらず返済期日は二百日後に迫っており、もはやあまり猶予はない状況である。 そこで、主人公は野球人形という野球を行うための特殊なからくり人形のコンテストに出場し 優勝することで高額賞金を手に入れ、借金を返済しようと当て込む。 しかし、父親顔負けの冒険野郎である主人公もまた度々国内外での冒険を繰り返すため金がなく 現在は野球人形の部品を買う資金はおろか、出稼ぎ旅行のための資金すらも付きかけている有様であった。 それを相棒である行商人の湯田に窘められていると、ノックを叩く音が聞こえてきた。 扉を開くと、そこには羽振りのよさそうな中年男性付き添いの刑事の姿が。 和桐商店の会長和桐と名乗った中年男性は、自分の所有していたダイヤが盗賊に盗まれたので取り返して欲しいと依頼する。 二百円という高額の報酬に釣られた主人公と湯打は、勢い勇んでその盗賊が立てこもる屋敷へと足を向ける。 堅牢な機械兵士で厳重に警備された屋敷を突き進んで行く主人公は、奥で盗賊と対峙する。 主人公は、ダイヤを盗んだのは“我威亜党”なる組織の目的を達成するため、主力となる機械兵士を警官隊と戦わせ 性能テストを行うためでしか過ぎないと語る盗賊を撃滅し 彼を取り逃がしてしまうものの 目的であったダイヤを奪還することには成功する。 事後、話の流れで和桐が主人公の後援者となることを申し出てきたのを、主人公は快諾する。 大商人の和桐を後援者につけ、冒険に出向くための資金繰りに関して当面の目処が立ったる主人公は 事情を話して借金を返してもらおうという湯田の提案をそれはいつでも可能だと却下する。 主人公は、不承不承ながらも彼の提案を受け入れた湯田から資金を稼ぐ為の冒険のネタを仕入れようと提案され、 自力で借金返済資金を稼ぐ為、ネタ集めに冒険にとに奔走する日々が始まったのだった。 一方その頃、盗賊は我威亜党の本部に帰還していた。 帝都東京を壊滅させ首都を京都へと戻そうと画策する紛れもない反体制組織である彼らは、主人公の行く先々に 明として暗として関わってくることになるのだった。 せわしない冒険の日々は、めまぐるしく過ぎていく。 数々の冒険をこなし、多くの金銭と野球人形の部品、そして各々の意は違えど主人公と共に歩んでくれる 多くの仲間を手に入れた彼は見事野球人形コンテストに優勝し、手持ちの資金と合わせて借金を完済することが 可能となり、あとは返済期日を待つだけであった。 だが、迎えた返済期日。帝都を、突如として未曾有の大地震が襲った。 突然のことに混乱する帝都の人間たち。主人公たちも例外ではなかった。 そんな彼らの耳に、我威亜党の戦闘員や怪人が大挙して帝都を襲撃しているという知らせが入る。 この地震が我威亜党によって引き起こされたものであると推測した主人公は、仲間たちを引き連れ 現れた我威亜党の幹部や党首である亀田、さらには予測不可能的に現れた帝都に眠る穢れ神をも撃滅し 帝都の平和をも守ることに成功したのだった。 昭和冒険編 ~狙われた黄金像~ (8裏)に続く。 骨子だけ抜き出すとこんな感じ。 ちなみに、野球人形コンテストを一切無視して自力で現金一万円を稼ぐことも十分可能。 227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 03 25 21 ID prVVuZOJO 修正 危→奇 狙われた→呪われた
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/3262.html
サクセス日の出高校編/春 収録作品:パワプロクンポケット4[GBA] 作曲者:岩切剛文、広野智章、佐藤直之、小野貴士、砂子純子 概要 表サクセス編の春の期間(3月~5月)で流れるBGM。 正式な曲名は長らく不明だったが、2021年にサウンドトラックが発売され、「サクセス日の出高校編/春」であることが判明した。 田舎の高校のスローライフを表現したような、穏やかで温かみがあり、どこか切なさを感じさせる音楽。 初めて聴いた人でも何故か懐かしさを感じてしまうノスタルジックな曲であり、とても人気のある曲である。 この曲は後に発売された『パワプロクンポケット14』のトツゲキ甲子園というモードの難易度設定が「むずかしい」で、「あの4度目の桜」という曲名でアレンジされたものが使われている。 実に9年越しのアレンジの上、難易度設定が「むずかしい」は「やさしい」と「ふつう」をクリアしなければ出現しないので、ようやく「むずかしい」でプレイしてこの曲を久しぶりに聴き、懐かしい想いをしたプレイヤーも多い。 過去ランキング順位 第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 547位 第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 839位 第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 898位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 887位 第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 541位 第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 785位 みんなで決めるKONAMIのゲーム音楽BEST100 118位 みんなで決める2011年の新曲ランキング 150位(パワポケ14) みんなで決めるレーシング・スポーツゲームBGMランキング 34位(パワポケ4)、297位(パワポケ14) みんなで決める癒しBGMランキング 130位 みんなで決めるゲームボーイアドバンスBGMベスト100 26位 みんなで決めるニンテンドーDSの名曲ランキングベスト100 377位(パワポケ14) みんなで決めるアレンジBGMランキング 185位(パワポケ14) みんなで決める2000年~2007年の名曲ランキング 121位 サウンドトラック パワプロクンポケット4 オリジナルサウンドトラック パワプロクンポケット14 オリジナルサウンドトラック 「あの4度目の桜」が収録。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2343.html
パワプロクンポケット2 【ぱわぷろくんぽけっとつぅー】 ジャンル 野球ゲーム 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) メディア 16MbitROMカートリッジ 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテインメント大阪(ダイヤモンドヘッドプロダクション) 発売日 2000年3月30日 定価 4,500円 プレイ人数 1人(対戦プレイは2人) 判定 良作 ポイント パワポケオリジナル球団「モグラーズ」の第1章初の裏サクセス「戦争編」プロ野球編のレギュラーとなるキャラも多数登場 パワプロクンポケットシリーズリンク 概要 システム 評価点 表サクセス「モグラーズ編」 裏サクセス「戦争編」 賛否両論点 問題点 総評 後に与えた影響 その後の展開 こんどはプロ野球編だ~! 概要 『パワプロクンポケット』の続編かつゲームボーイ最終作。 表サクセスは「ドリルモグラーズ編」。プロ野球のお荷物球団「ドリルモグラーズ」に入団した主人公。赤字状態のモグラーズを切り捨てようと二軍解散・リストラなどを行う横暴なオーナーに対し、主人公は自分たちの存在意義を知らしめるため日本一を目指していく。 裏サクセス「戦争編」悲惨な戦争の中を生き抜く、アドベンチャー。君は終戦までの200週生き延びる事が出来るか。 システム 本作は通信ケーブルを使って別のロムに選手を「転生」させることが出来る。 これまでの彼女の好感度、神様ポイント、アイテムが引き継がれる他、初期能力が上がっていく。 これを利用する事によって複数彼女と付き合う事も可能。パワプロ・パワポケで唯一4人(+ふふふ~ん)のハーレムENDを見る事が出来る一作。転生を使わなくても狙うことは出来るが、利用したほうがやりやすい。 本作で強い選手を作るのはこの転生システムを前提にしたバランス。そのため当時の電撃ロクヨンのパワプロコーナーではパワポケ出身選手が封印されていた。 ニンテンドウ64版『実況パワフルプロ野球2000』に64GBパックを使って選手データを移せる。 野球パートもまた『1』から改善が見える。 前作は走塁が完全オートだったが、本作は進塁と帰塁を動かせるようになった。 走塁や守備の動きが前作の半分ぐらいに落ちた。送球はそのまま。 ホームランがたくさん出るバランスだったが、本作は出にくくなっている。というよりヒット自体打ちにくくなっており、悪く言えばサクセスの難易度が大きくなった原因である。 前作の左打者の方が打撃が有利という点を受け継いでいる。 投手が降板した場合、ピヨリポイントを引き継ぐバグがある。前投手がピヨっていた場合、登板した投手がいきなりピヨっているという珍現象が発生する。この状態でヒットを打つとCOMが即座に交代させるがまたピヨっているというループ現象が発生する。 当時のデータの実在プロ野球12球団を使用できるようになった。イチローが日本にいた唯一のパワポケ。 なお本作は通信対戦が使えない唯一のパワポケでもある。 2年目のミニゲームを練習できるようになった。 3年目の凡田との「男の戦い」や戦争編のものは不可能。 前作にはなかった「アイテム」と「マニアポイント」が追加された。 「マニア」は後のプロ野球編・社会人編にもたびたび登場する。ポイントがたまりすぎるとマニアになって、月に1度マニアショップを強制的にうろつくハメになる。 前作の血の気システムにも似た、「プレッシャーシステム」。 神様ポイントを消費して無ターンで野球仙人を召喚し、松・竹・梅からコースを選んで経験点の入手や怪我病気の改善などが得られる「おいのり」は本作のみの要素。 クリア条件は試合で活躍したり練習したりして得られる世間評価を上げていく事。足りなければクビにされてしまう。 3年目は世間評価が中途半端だと凡田と殴りあうミニゲームを行わなければならなることも。プロペラ団のスカウトを受けていると条件は更に厳しく。 パワプロシリーズに登場した猪狩守、戸井、冬野、阿畑、矢部などのキャラが他球団のプロ選手として登場。 また条件を満たせば野球怪人として改造されたハイパー亀田も登場する。 評価点 表サクセス「モグラーズ編」 『弱小球団が球団消滅の危機を乗り越えようとする」というシンプルだが魅力あふれるサクセスが楽しめる。 1は色々と癖が強い作りだったが、本サクセスは全体的に癖のない普通の内容になった。もちろんそれでいて相変わらずのNTR要素があったり、話の裏側では前作に登場した謎の組織なども絡んできたりするなどしっかりパワポケらしい部分も健在している。 本作に登場したキャラの多くが後に再登場し、大人として主人公達を導いたりする。(中には落ちぶれるキャラもいるが) なお数か月後に発売された実況パワフルプロ野球7もプロ野球編で、この時期はパワプロとパワポケ両方とも同じプロ野球を舞台にした話であった。 それぞれ魅力的で、後のシリーズでも成熟した大人キャラとして再登場する事の多い仲間キャラ。 「凡田」は本作の相棒メガネ。主人公をマニアに引きずり込もうとしたり、彼女とイチャついたりしてると噂を流して仲間評価を下げてくる。だが根は憎めなく、投手能力・野手能力ともにバランスがよく、試合でも頼りになる。 「古沢」は主人公の先輩の捕手。面倒見がよく、主人公と凡田を寿司屋に連れて行って奢ってくれたりもする。「くるまでブー」で妹の結婚式まで飛ばしていく事になる。 「畑山」はムツゴロウさん。「殺人クワガタ」は本作のミニゲームでも最難関といわれ、最初に行う事が攻略では推奨されている、 「水木」は不真面目な主人公の先輩。やけっぱちになって「コンコンノック」でのノック勝負を主人公に仕掛けてくる。ステータスのバランスは高く、後のパワポケシリーズでも重要なキャラになる。 「倉刈」は冴えない主人公の先輩。息子のアキラ、娘の日出子と共に気苦労が耐えない。1000円の借金を返すために「貧乏ヒマなし」のミニゲームでガチャポンの内職を手伝う。後の扱いがかなり酷い。 「ドミオ」は2年目に入団するマイナーリーグ出身の外人野手。凡田の部屋にお世話になる陽気な日本かぶれだが肩力とパワーは非常に高い頼れるサムライ(*1)。 選手以外にも熱血漢の2軍コーチ「磯田」 彼女候補「愛」の父親の2軍監督「野々村」 モグラーズ応援団長でファン代表として励ましてくれる「今田」 モグラーズのオーナーだが気まぐれでモグラーズ選手を振り回す「任月」と彼に振り回されつつも野望を抱く「曽根村」 曽根村と共謀してモグラーズつぶしに加担してしまう「槌田」 彼女候補「幸恵」の店に入り浸る「ジョー」 主人公の後輩で本作のライバルポジションの「雄二」など、印象深いサブキャラも多い。 彼女候補もおなじみ。 「野々村愛」は野々村監督の娘で、定食屋で働いている。序盤から登場するが、彼女にして好感度を上げるのは意外と難しい。 不真面目な水木には当初厳しく接していたが展開次第では水木と仲良くなって幸せそうにしている。本作のNTR枠。正史では水木とは結ばれなかったが、息子が水木そっくり。 「山口幸恵」は小料理屋の女将で主人公の事を気にかけてくれる。交際しやすい。 「園華霞」は売り出し中の若手タレント。当初は主人公に「いつまで2軍でくすぶってるんですか?」と無意識に喧嘩を売っていたが相当のマニアであり、マニアショップへ行く事で仲良くなれる。 「小角弓子」は中学・高校の頃に主人公が所属していた野球部のマネージャー。ドリルトーイの任月社長の息子カケルの秘書をしており、ふとした事から再会する。 実は任月社長の隠し子でありカケルとは異母姉弟。そのスキャンダルを知った曽根村の陰謀に巻き込まれ、展開次第では『始末』されてしまう。だが正史では、再登場こそしないものの生存している事が判明。 「荒井紀香」は…………よくわからない。 目を背けたくなるほど酷さに磨きをかけている。GBAのリメイク版では登場時のBGMが『3』のプロペラ団のテーマ。だが紀香の行う所業はプロペラ団が可愛く見えてくる。 前作の主人公と結婚するもののすぐに死別、本作の主人公にターゲットを変える。登場したら無理やり彼女になり、保険金目当てで主人公を殺しにかかってくる。 裏サクセス「戦争編」 目が覚めたら日本兵になっていた主人公は、同じく兵士の凡田たちと共に任務を行う。 試合が無く基本的に任務とイベントで経験点を獲得して選手(?)を成長させる。表の人物たちも設定を変えて登場する。 200週生き残ればいい(*2)。だがそれが難しい。うまく生き残れば強力な選手が作れる。 イベントの元ネタは第二次世界大戦のそれであるが、陰惨な戦争であった事を伝えるような驚異的なマイナスイベントの多さである。 敵に襲われる、マイナス状態「マラリア」、「赤痢」の恐ろしさ(*3)。任務終了してもこない迎えの船、何も出来ずに魚雷で沈められる戦艦、空襲時に防空壕に隠れても運が悪ければ焼き殺される、その「毒」がパワポケ節である。 史実を元にしたイベントも多く、例えば豚に荷物を運ばせて腹が減ったら食ってしまえばいいという史上最悪の作戦『トンカツ作戦』は『インパール作戦』が元ネタ(現実では牛に運ばせた。もちろん牛も豚も荷物運びなんて出来るような動物ではない) 週数が進めば進むほどよりバッドイベントの発生率が上がり凶悪になっていく。終戦間際で死んでしまう事もしばしば。 非常に運が絡む。安定させる術はあるが、それでも運が悪いと死ぬ。戦争の悲惨さを物語っている。 このような「裏サクセス」はパワポケお馴染みになるが、以後はRPG要素が強まり、本作の戦争編のようなランダム性の高いものは流石に少なくなる。 『3』『8』では本作の「呪い島(マインスイーパを潜り抜けて手に入れたアイテムで強くなる)」が収録されている。 ただし呪い島でマイナスとプラスの特殊能力(例えば「ケガ〇」と「ケガ×」)の両方を手に入れた場合、仕様によりマイナスの方が優先されてしまう(つまり「ケガ×」だけを取得してしまう(*4)(*5)。 野球道具アイテムについても上記のようにマイナスのものが優先される。 「パワプロクンポケット大全」のスタッフ曰く、100人が行って生還できたのは2人のみらしい。 グラフィッカーで後のパワポケプロデューサーになる藤岡謙治氏も、200週クリア出来なかったらしい。なお本サクセスは氏がパワプロ5の時に考え付いたネタだったが、没になったものとのこと。 賛否両論点 「転生」を使わなければ見られないエンディングがあり、強い選手を作るにはほぼ「転生」が必須。 事実上、本体とソフトが2つずつ必要な仕様でありとても手間がかかる。 「転生」は『7』のバグで似たような事態が起きたが、基本的には本作のみで廃止された。 2年目の「仲間(*6)を在籍させるためのミニゲーム」は一回のみ。失敗したらクビ(*7)。 特に畑山の「殺人クワガタ」は最初に遊んでも運要素が入り、一手でも間違えれば失敗なので多くのプレイヤーのトラウマになっている。 後のシリーズ(*8)ではミニゲームに失敗してもその週が無駄になるだけでやり直せる局面も出てきた。 更にこのイベントを示唆する描写がやや分かりにくい。2年目のとあるイベントで「友達の部屋が吉」と表記されるだけ。何も知らず2年目を過ごし、3年目が始まったら何故か仲間がいなくなっていた、という経験をした人も少なくないのでは? 問題点 やはり本作もランダムイベントが多い。 戦争編は割り切れるとしても、モグラーズ編でもランダム必須が多い。その中にはマイナスイベントも多い。 使われたアニメのテレホンカードを拾うと凡田に因縁を付けられて大喧嘩し、仲間評価とタフが大きく下がる最悪なイベントがある。 彼女とのデートを凡田に頻繁に見られ、仲間評価を大きく下げられる。 本作でモグラーズが存続するには「プロペラ団にモグラーズが買収されるルート」を通るか弓子を曽根村の襲撃から守った状態(*9)で日本一になる必要がある だが、これが出るかどうかもランダム。買収されなければ、仮に日本一になっても惜しまれながら球団消滅してしまう。 野球パートはやはり出来が良くない。 前述にある通り、ヒットが打ちづらく1、2年目に野手で活躍する(*10)、3年目に日本一になるのはかなり難しい。 味方の投手能力が低い。 仲間評価による能力補正は野手能力のみにかかる仕様のため、投手陣は弱いままになっている。 球種、相変化量共に少なく、他のチームと戦力の差が目立つ。 キャラクター 基本的にマイナスイベントが多く、体力ややる気を削るキャラが多い。そのためあまり好感が湧き辛い。 また主人公を含め暴力的な行動をよく取る。 総評 パワポケシリーズの柱の一つ「プロ野球編」の基礎を作った一作。 凡田や水木、倉刈をはじめとしたおなじみのキャラの若かりし頃が描かれている。異能設定はあまりないが、それ故に地に足の立った憎めなさが目立つ作品。 また、もう一つのサクセス「戦争編」の追加により、単なる外伝でないパワポケシリーズとしての個性を生み出すことに成功した。このモードはのちに「裏サクセス」として受け継がれていくことになる。 後に与えた影響 本作はパワポケのプロ野球編の第1章であり、『5』『8』『11』でも深く影響を与えている。 + モグラーズとそれを取り巻く人々のその後 本作のモグラーズは『5』で『大神モグラーズ』として生まれ変わる。 『8』の前に『大神ホッパーズ』に名前が変わり、凡田・水木が引退して世代交代を感じさせる。 『11』の主人公が所属する新球団『ジャジメントナマーズ』に主要メンバーが引き抜かれ、『ホッパーズ』とライバル関係になる。野々村監督が倒れ古沢が監督を引き継いで成長する展開など、『2』から知っていると感慨深いものがあるはず。 最終的にジャジメントと大神グループが合併した事もあって、『ホッパーズ』と『ナマーズ』が統合されている。 本来では『14』前に一作プロ野球編を挟む予定だったそうだが適わず、水木・古沢のストーリーがやや放り投げ気味な事を残念がる声もある。 『凡田』は『5』でもモグラーズに所属していた後に、凡田博物館を作るべくモグラーズを去る。7以降(10以外)の各作品に顔見せしており、メガネ一族最年長としてマニアっぷりを発揮しながら、若手の主人公に野球を伝授するサポートキャラになる。 『水木』は愛とはくっつかなかったものの、彼女の子供が明らかに水木に似ている。凡田と共に『5』に出た後、引退試合に放ったホームランが『パワポケダッシュ』で深く関わってくる。その後に『ダッシュ』の主人公を養子にして、モグラーズから名前が変わった『ホッパーズ』や新球団「ナマーズ」でコーチを務める。プロ野球編の裏の主役という評もある。 『倉刈』は『3』で主人公に騙されるように火星オクトパスに参入するも、『5』時点で新たな借金を抱えてしまい『6』で借金のカタにしあわせ島へ送られ、そこで麻薬漬けにされたせいで『11』では記憶を失ったホームレスとなる。 息子の『明』は『8』にてモグラーズから名称が変わった「ホッパーズ」で仲間になる他『11』でも登場、娘の『日出子』は『5』『11』の攻略彼女キャラになる。『11』で倉刈父を救うには日出子との交際が必要になる。 『ドミオ』も『3』で火星オクトパスへ入団してそこでメカドミオとして改造される。『6』でも火星オクトパスに居る。 『古沢』は『5』でモグラーズ2軍監督になり、『11』で主人公の球団ナマーズの2軍コーチとして関わる。 『畑山』だけは本作のみ。スタッフが動物ネタに飽きたことが原因。 モブキャラの『木村』『狩村』は後のモグラーズ・ホッパーズ・ナマーズでも長く出演している。 『木村』は後にシリーズを通して重要なキャラである事が判明する。 『狩村』も投手として長く頼りになるキャラとして出てきたが『11』で引退。そちらでは肩を壊しての引退か、ナマーズのオーナーである神条紫杏への挑発として小悪党のルッカに暗殺されてしまう。 『磯田』コーチは『5』でモグラーズを辞め、マニアショップのおやっさんになっている。凡田との腐れ縁も続いている。 『任月』親子は株を売却したことでプロペラ団にドリルトーイを乗っ取られ、『7』で父親は死んでしまっている。ただし息子は少なからず成長した面を見せた。 『曽根村』は主に裏サクセスRPGで小悪党キャラとして良く登場する。明確な悪役として使いやすいらしく、名言と共に悪の魅力を醸し出す事もしばしば。表では『11』でジャジメントに居る事が判明した。 『雄二』は本作ではスター選手だったが、若手の頃しか活躍できず『11』では過去の栄光にしがみついた姿で仲間になる。彼の再起は『11』の主人公がカギを握る。 『愛』は前述したように水木とはくっつかなかった。『11』ではナマーズの寮母としておばちゃん化している。 『幸恵』はプロ野球編お馴染みの女将として『ジョー』と共に長く出演する。 『霞』もマニアリポーターとして長く出演する。 『弓子』は生きてはいるようだが再登場はしない。消去法で2主人公とくっついたのかもしれない。 その後の展開 2004年7月29日にゲームボーイアドバンスで『パワプロクンポケット1・2』としてリメイクされた。 2021年11月25日にNintendo Switchで『パワプロクンポケットR』が発売。 『1』『2』がベースとなっている。実在球団・実在選手名は架空のものに置き換えられている。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1390.html
パワプロクンポケット11 part48-363 363 :パワポケ11:2009/12/20(日) 18 41 23 ID S6SPXAgnO 主人公は新設プロ野球チーム、ナマーズの新人プロ キャンプ中先輩から変なランプを押し付けられ、中から魔人を名乗る奴が出てきた 何でも願いを三つ叶えてくれるらしい。胡散臭いと思う主人公だが 「とりあえず三つ願いを言ってくれ」と魔人がうるさいので 一軍に上がること、年俸5000万を越えること、チームが優勝することを挙げた すると魔人は「はい、これであんたは三年以内に今言ったことを叶えなきゃ死にます」 とふざけたことを言ってきます 話が違うと怒る主人公に魔人は そんな簡単に願いなんか叶うわけないだろと屁理屈を言います こうして主人公は死なないためにも全力で野球を頑張ります(魔人は何一つ手伝いません、むしろ邪魔してきます) なんとか三つの目標を達成した主人公は魔人を追い払います おわり 補足 魔人はアイテムのツボを持っていると封じ込めることもできます 封じ込めた後、もう人を騙さない約束をさせた後解放することもできます
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12329.html
登録日:2010/11/16(火) 03 34 48 更新日:2024/07/01 Mon 20 02 28 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2004年 GBA KONAMI し_あ_わ_せ ゲーム ゲームボーイアドバンス コナミ スキヤキ パワプロクンポケット パワプロクンポケット7 パワポケ ヒーロー ポケ7 中田と書いて空気と読む 何故野球ゲームにヒーロー?←パワポケではよくあること 寝取られ 洗脳 無限転生 花丸高校 荒ぶるしあわせ草 超天然芝 高校野球 黒野博士 ガッツだ!ファイトだ!パワポケ7! 2004年にコナミから発売されたGBA用ソフト。 パワプロクンポケットシリーズのナンバリング第7作。 今作から数字の読みが日本語になった。 表サクセスは高校野球編、裏サクセスは大正冒険奇譚編。 野球のシステムは出来が悪く、一塁から三塁へ走り出す、外野ゴロが頻繁に出るなどプレイヤーからの苦言が多い。 また、一度作成した選手を何度でも何度でもな・ん・ど・で・も作り直せるバグがある。 表サクセス 【甲子園ヒーロー編】 夏の高校野球地方大会、花丸高校のピンチに突如「レッド」と名乗る特撮ヒーロー姿の男が登場する。 代打でホームランを放ち見事勝利! レッドはそのまま花丸高校に転入し野球部に入る。そしてその後は試合に負けるたびヒーローが増えることに…。 普通に進めていくとヒーローが野球部に居座ったままクリアし、選手登録はできるものの後味の悪い結果で終わる。 条件を満たせばヒーロー達を追い出すための勝負を持ちかけられるが、ここで敗れるとゲームオーバーとなりヒーローに洗脳されてしまう。その姿はとてもしあわせそう。 また、他の勝つべき試合や最終決戦で負けるとやはり洗脳され、主人公は新たなヒーロー「おうどいろマスク」にされてしまう。 2021年にはアプリ版『実況パワプロプロ野球』にて、このサクセスを原作にした新シナリオ「花丸高校編」が登場。 但し主人公・東・黒野博士・ポケレンジャーは共通しているものの、湯田はパワプロの矢部に差し替えられ、他に天本玲泉・白瀬芙喜子・雨崎優輝と言った他パワポケ作品キャラが花丸高校の学生として登場している。 【主な登場人物】 ●主人公 ある一点を除いては極めて普通な高校球児。作中で両親が登場する。 ファンからは「妄想を嫁として具現化する力を持つ男」と言われている。 活躍の場をヒーロー達に取られ、野球部を取り戻すためヒーローに宣戦布告する。 ●湯田浩一 今作の相棒メガネくん。 カステラ屋でバイトをしている。ヒーローに洗脳されても一応最後まで主人公のことを気にかけていた。 実の父親とは一度しか会ったことがなく、その時にもらったグローブを大事に使っている。 ●東優 顔がデカい先輩。生徒会長。 たまに怪我をする。たまに。 高校卒業後は大学野球を経てプロ入りする。 ●勝野太一 頭もルックスも野球能力もイマイチな先輩。 序盤で退場し、新しい人生を歩む。 9でもチームメイト候補として登場。 ●有田修吾 あ、どーも僕です。似てないけどモデルは哲平。 ひねくれた性格だが影では努力家。リア充。 塁に出しやすく脚も速い。 ●白石琢巳 能力は目立って高くはないが穴も少ない。 それよりラーメン食いに行こうぜ。 ●野丸太郎 普通にこだわるあまり名前を変えた普通じゃない男。 それほどまでに普通がいいのです。 能力は悪い意味で普通。 ●森盛勇気 普段は気が弱くパシられがちだが、キレると豹変し髪を逆立たせて怒りを暴力で爆発させる。 「俺の名を言ってみろ」 正捕手の割には取り損ねが多い。 ●台場正 チーム内では高めのパワーだが頼れるほどではない。 メインの部員では唯一アルバムがなく若干影も薄い。その鬱憤を晴らすかのように勝野と共に裏サクセスに登場している。 パワーが高いおかげで、スタメンがヒーローに占領されていても最後まで生き残ってたりする。 ●黒打ブラック 二年目に野球部に入る転校生。 戦隊ものやアメコミヒーローが大好きで語りだすと止まらない。 ヒーロー戦では腹痛だとかで一時戦線を離れる。 ●阿部 炎の化身と謳われる伝説の投手。 阿部様と呼べ。 ◇ヒーロー(ポケレンジャー) 試合で負けるたび(負けなくても)増える。 能力も高いので味方時は頼りになるが、敵として戦う際は芝も相俟って大きな脅威になる。 対戦時のBGM『ガッツだー!』は特撮ヒーローの主題歌を意識した曲調で人気がある。 歌詞付きverもある ●レッド 粋でクールなナイスガイ。 ヒーローズのリーダー。 仲間時は外野手だが敵対時は投手になる。 「こい!ただの人間め!」 ●ブルー ケガをした東の代わりに入部する。 ヒーローズのサブリーダー的存在。 甘さのあるレッドに対抗心を抱いている。 ●イエロー 勝野と入れ替わりで登場。 カレーが大好きなパワーヒッター。 ああ、バイザーを上げるな! ◇その他 ●黒野鉄斎 打倒ヒーローのため主人公たちに力を貸してくれる。 悪はロマンじゃ! ●緑満高校の方々 甲子園第二回戦の対戦校で、チーム全員どこかで聞いたような名前ばかり。 帽子の『六』のマークはキニシナイでいただきたい。 キャプテンの名前は衛具是岩男(えぐぜいわお)。 ●二十六高校の方々 甲子園決勝の対戦相手。 強打者揃いで、試合では阿部様の本領が発揮される。 ◇彼女候補 ●霧島玲奈 キリちゃん。でも主人公は呼んじゃダメ。 定期イベントで電話番号が手に入るため最初に攻略を試みた人も多いはず。 そしてレッド様すてき。 ●生瀬小晴 ダメ親父が経営しているスーパーを上手く切り盛りしている。 運が悪いと攻略失敗する。 場合によっては有田とくっつく。アルバムは耳をすませば。 ●倉見春香 一つ下の後輩。というか数少ない後輩彼女候補。 本筋に関わらず攻略でき、エンディングも左右されない上強い選手が作りやすい。 ○>< ●石川梨子 空き缶女で緑髪伝説の始祖。 ノリがよく主人公とコントのようなやり取りをする。 必須選択肢やリスクが高いイベントが多い。 のろけ状態は見ているこちらが恥ずかしくなることも。 ●中田まゆみ 湯田の義妹。長田じゃないよ。 彼女になると主人公本人より母親と仲良くなる。 スタッフ「空気って…」 ●芹沢真央 隠し彼女で猫のような黒い人。 無口だがやることがデカい。 さあ、練習、練習!! 裏サクセス 【大正冒険奇譚編】 探偵で冒険家の主人公は総額一万円の借金を返済するため、期日までの間世界中の事件を解決しつつ野球人形コンテストの賞金を狙う。 クトゥリューやマタンゴなどオマージュや小ネタが多い。 紀香の存在や秋生の手といったなかなかエグい内容もある。 【ミニゲーム】 ●くるまでパァーン ゴーカートを操作してバルーンを割る。 方向転換がハンドル操作と同じなので慣れないうちは苦労するかも。 ●くる来るクルくるぅ〜 色付きブロックを回転させて同色4つを正方形状に並べて消すゲーム。 ブロックの形がほるひすの時もある。正直キモい。 通信対戦可。 ●ふわふわすかいドーン! 風船のように膨らんだ主人公を操作してゴールを目指す。 ●わくわく数ジーン 9枚のパネルから五番目に大きい数(五番目に小さい数)を選ぶゲーム。 画面全体を見てれば結構簡単。 ●ヒーローVSガンダーロボ 表サクセス中でのみ遊べるミニゲーム。 ヒーロー達との決着をつけるため主人公がガンダーロボに乗り込む。 おい、野球しろよ。 負けるとゲームオーバーな上サクセスでしかプレイできないため、苦手な人だと慣れないまま終わることもある。 ●射的おみくじ コンベアで左右から流れる的を撃って吉凶を占う。 ほるひすも的で登場。 ●カジノ 裏サクセスでのみプレイ可。 決められたら数よりサイコロの目の合計が大きいか小さいを当てるギャンブルゲー。 ただし目押しが可能。 ワーイ、ワーイ♪ 追記・修正ガ デキテ タノシイナ~♪ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 後のシリーズのことを考えると6共に重要な位置にあるよね -- 名無しさん (2014-11-24 16 46 10) 野球はおまけと言われるシリーズの中でもいくらなんでも出来があんまりすぎて一線を越えてしまった作品。 -- 名無しさん (2015-06-07 11 26 17) ・・・終わった! -- パワポケマスター (2017-04-29 17 28 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1429.html
パワプロクンポケット6 part25-160~162・177・186・226~238・244・247 160 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 18 29 ID wB0Qxgnx0 真夜中、突然ビル街に現れる光の玉。 「ふうー何度やっても時間をさかのぼるのはつらいなあ。」 煙とともに姿を現す主人公。 山田(パワポケ4、日の出島に登場するメガネ一族)のチラシを見た 主人公は、野球がしたいという理由で和桐製作所に入社する。 野球チーム和桐バブルスの青野、智林吾郎、村上、三船、 製作所の彩ちゃん、大島さんといった人たちと出会い、 新入社員として振舞う主人公。 だが彼の正体は、時空犯罪者から歴史を守るため、未来から派遣されてきた タイムパトロール隊員だった! 町工場社会人野球編 未来から来た男 いきなりフローラル金融の取立てや、ジローから借金の取立てをうける和桐製作所。 同じくフローラル金融の黒松は、主人公を 野球の才能をいかせる外国にいかないかと誘う。 島に行っても強制労働させられるのがオチというジローの言葉に驚きながらも 主人公はその話を断る。 タイムマシンが発明されて以来、過去の改変を目論む輩が後を絶たない。 元々歴史はそう簡単に変わらないのだが、時折例外が起きる。 その例外を防ぐために生まれたのがタイムパトロールだ。 後に和桐製作所の開発する小型バッテリーが歴史を変えることになるのだが、 時空犯罪者の手によって、和桐製作所はつぶれてしまうらしい。 タイムマシンは大まかな時間しか移動できず、この時代の和桐製作所の資料はほとんどない。 その上、いろんなことをかなえてくれる未来の道具も 時代への悪影響を考え、使用することができない主人公は、 一個人として工場を潰れないように努力し、阻止に来る犯人を捕まえるしかないのだった。 だが、和桐の親会社大帝国金融はコストダウンのために 外国産に切り替え、和桐との契約を打ち切ってしまう。 和桐製作所いきなり大ピンチ! しかし社長を含めて従業員は全員あきらめムード。 和桐社長の娘、沙耶もじたばたしてもしょうがないという始末。 その言葉で心に火がついた主人公は、任務を超え、絶対に工場を潰れさせないことを決意する。 自分の身を賭け、フローラル金融に対し野球勝負を申し込む主人公。 黒松はその熱意に打たれ、自分たちのチームに勝てたら借金の返済を3ヶ月待つことを伝える。 負ければ主人公はしあわせ島という島で強制労働だ。 主人公に感謝する社長。 主人公と社長は最後のチャンスをつかむことを誓うのだった。 警察官の守田を審判に呼び、準備は万端。 試合の日。フローラルは助っ人として元大リーガー、アルベルトを連れてくる。 が、やっぱり怪我をして出場はしなかった。 和桐バブルスは大差でフローラル金融に勝利する。 その噂を聞きつけたフローラルの親会社の社長、木岡のラッキーフラワーズと 試合をすることになる和桐バブルス。 この試合にも勝った和桐製作所は一年間返済を待ってもらえることになった。 試合がやりたくなった守田、予知能力を持つゆうま、 世界征服を企む無職こと智林昭雄を仲間に加え、 工場の先輩、インド人のカビンダ、発火能力者漁火。 「ほーむらんをうつけどひっともうつよ」 怪しすぎる謎の生命体、ほるひすと出会いながら仕事に励む主人公。 (ほるひすの姿は凄すぎて、本当に謎の生命体としか言えないため、文面で説明することはできない。 筆者は初めて見たとき、あまりのインパクトにGBAを落としかけた。 とにかく一見の価値あり。 ちなみにほるひすと漁火はコロコロコミックの公募キャラ。 スタッフのツボにはまって登場することになった。) 161 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 30 22 ID wB0Qxgnx0 必要な資金を得た和桐は、新工場のラインを開設することになったのだが、 今度は役所の許可が下りない。 黒松が密かに違反を役所に連絡していたのだ。 役所が相手ではどうにもならない・・・ と思った矢先、またまた野球対決で決着をつけることになってしまった。 頭を抱える黒松。 だが、今回は時空犯罪者が下剤入り弁当を仕組んできた。 無事なのは山田と主人公だけという、苦しい状況だったがなんとか勝利。 いよいよ製品販売に向けて動き出す工場。 しかし、そんな時に大帝国工業の川村が現れる。 川村は塗装機会の特許権利をすべて買いにきたのだ。 宣伝や販売の経験がない和桐が機械を売るよりも、 確実に借金を返すための資金を得たほうがよいという川村。 社長は「わたしはモノづくりにこだわりたい」と断固拒否。 だが、川村はすでに機械に必要な部品を独占していた。 部品を抑えられてはどうにもならない。 愕然とする主人公に山田は前向きに考えれば、これで工場はつぶれないと言うのだった。 釈然としない主人公は偶然通りかかった黒松にすべてを打ち明ける。 主人公をガキだと笑い、うまくやられたのが悔しくても、こらえるのが大人だという黒松。 しかし、黒松は野球勝負を申し込めとアドバイスする。 黒松は高校時代野球をやっていた。しかし、妬んだ先輩からの嫌がらせに耐えられずに 逃げ出してしまったことをいまでも後悔している、と主人公に打ち明ける。 「世の中ってのはな、弱いものいじめで成り立ってるようなものだ。 そいつをすねてみても何も変わらん。 何もしなけりゃ状況は永久に変わらず、損をするのは弱いやつなんだ。 それが嫌なら、みっともなくてもあがいてみなきゃいけないんじゃないのか?」 主人公は馬鹿なことと思いつつ、野球勝負をしかけにいくのだった。 しかし、大帝国工業は何と主人公の提案を受け入れた。 和桐が負ければ、ただで特許を渡してもらい、勝てば部品の独占を解く。 なぜこんな勝負を受けたのか疑問に思う主人公に対し、川村の様子がおかしい。 実は密かに黒松が、大帝国のスキャンダルを種に脅しをかけ、野球勝負を受けるように仕向けていたのだ。 そして、いよいよ決戦の日。 相手の大帝国キラーズは金に任せて強い選手を集めた強敵だ! 両チームの実力は互角。 5対5のまま、8回表を迎えた。 しかし、ここから敵の打線が大爆発。 和桐は最後の最後で、野球勝負に敗れてしまった! 特許をただで譲り渡し、倒産が確実となる和桐製作所。 そして主人公は、任務の失敗よりも「しあわせ島」なる強制労働施設に送られる 自分の身を心配しなければならなくなるのだった………。 162 :パワプロクンポケット6:2006/09/09(土)16 34 17 ID wB0Qxgnx0 遥か遠い未来から やって来たのに 島送り・・・ 島の名前は 「しあわせ島」 本当の幸せ どこにある? む~ん む~ん パワ ポケ 謎の「しあわせ島」編に続く。 177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/10(日)12 02 15 ID wJuvWVfPO 159 原作知らないんで、あった方がありがたいな。 161 最後の試合って勝てないの?勝ったらどうなるの? 186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/13(水)10 53 00 ID 3O/sDefq0 177 あくまで職人が正史ルートを書いてるだけであって勝てる 勝った後は覚えてないが、しあわせ島に行っても結局無事に帰還、和桐製作所再生だから あまりシナリオに変更がない しあわせ島には歴代キャラクターが登場する 226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 18 56 00 ID 5OCWwQt00 謎の「しあわせ」島編 大帝国キラーズに破れた主人公は、 薄暗い船の中で、他の負債者達と共に島に向かっていた。 着いた先は孤島「しあわせ島」だ。 そこに待っていたのは女所長のヘルガ、太った白人、副所長マコンデだった。 「しあわせ島にようこそ。 諸君は幸せだぞ。こんないいところで働けるんだからな。」 マコンデによるとこの島の収容者は、 ブラッドバタフライ、BB団なる組織に管理され、しあわせ草なる草を育てている畑、 兵器を作っている工場、鉱物を採っている鉱山の三ヶ所の場所で働くことになり、 その労働と引き換えにクーポン「ペラ」を得ることができる。 ペラは島の中でのみ通用する通貨で、これを借金分集めれば日本へ帰ることができるらしい。 また、主人公のような野球選手は10日ごとにある野球のテストや、 練習試合の結果によってもぺラを与えられる。 主人公の借金は1000ペラ。 元銀行員の江川の班に入ることが決まり、こうして主人公の島での生活が始まった。 主人公は山田にそっくりな落田、 5の主人公と入れ替わった元スター選手小杉優作、4に登場した顔がふぐりそっくりの布具理、 娘を医大に入れるために島に来た倉刈といったシリーズでお馴染み人達や、 酒が大好きな三谷、親の借金を背負ってきた渡辺と出会う。 リフレッシュ小屋でビデオを見たり、 さおりちゃん2号や、やぎのまさこさんとあんなことやこんなことをしながら、 気力を充実させて労働に励む主人公。 そして野球の試合の前日。 主人公はようやく野球ができるとよろこぶが、周囲の反応は冷たい。 相手のブラッドバタフライの一軍は、2軍の江川班よりもはるかに強く、 おまけに負けるとぺラを取られてしまうのだ。 主人公は活躍してみんなの心に火をつけようと決心する。 しかし、気合を入れすぎた主人公はマコンデに目を付けられ、ベンチに入れられてしまう。 おまけに試合はボロ負け。 出てもいないのにぺラを払う羽目になってしまった。 主人公は厳しい現実に耐えるのだった。 主人公は小杉から、兵士と話している女性がしあわせ島の所長であることを知る。 後日、偶然本を読んでいるヘルガに出会った主人公。 読んでいた冒険小説を貸してもらった主人公は、ヘルガから感想をいうように求められるのだった。 しあわせ島の収容者は野球以外にも何らかの競技を行い、ぺラをもらっている。 島に来てから始めた重量上げで150キロという記録を出した男に驚き、 どう考えても普通ではないことに疑念を抱く主人公。 草刈の作業中に島の原住民バオと出会う。 落田によると、彼らは旧日本軍と交流があったため日本語が話せるらしい。 島をBB団から解放したいというバオに、主人公は協力を申し出る。 主人公は兵士達の会話から、BB団の団長が島に来ていることを知る。 小杉によると団長は収集癖のあるマニアらしい。 「マニアに悪い奴はいない」という落田にあきれながらも、 何とかそのボスを倒せないかと考えるのだった。 一方、収容者の健康問題に悩む所長と副所長。 ヘルガは団長の指示を仰ごうとするが、団長は日本のゲームキャラグッズ集めに夢中らしい。 あきれるヘルガ。 227 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 18 59 48 ID 5OCWwQt00 しあわせ島はそれ自体が巨大な兵器工場だ。 主人公は作った武器を何処に売るのかを疑問に思う。 落田はBB団はミサイルや銃を安い値段で世界中の犯罪者や過激派テロリストに売り払っていると説明する。 どうやらBB団は兵器をばら撒くことが目的のようだ。 理解できないという主人公に、落田は工場の地下で巨大ロボットが作られていることを教える。 「悪の組織のロマンでやんすからね。」と語る落田に、主人公はやっぱり首を傾げるのだった。 テロ組織アルサハクが攻撃を受けているというニュースが流れてきた。 慌てるヘルガとマコンデ。 アルサハクはしあわせ島の武器の売買を仲介していた組織だったのだ。 「心配することないでやんす。」 影のように現れた団長は、こんなこともあろうかと他の販路を用意していた。 さらに団長はダブったガチャガチャを売るためだけに空港を作ると言い出す。 おいらは誰よりもマニアでいけないと言う団長。 以前借りた本の話題で盛り上がった主人公は、その時借りた本を所長室へ返しにきた。 また本への酷評で盛り上がるが主人公が残酷描写が過激すぎるといった途端、 ヘルガの態度が急変。 「地雷でバラバラになった死体を見たことはあるか? 大勢が無抵抗の人間をなぶり殺しにするところは?」 現実に起きていることに比べれば、作り物に過ぎないというヘルガに、 主人公は君は何を見てきたのかと尋ねる。 「紛争地域の平和維持活動だ。 知恵も理性もむき出しの憎悪と狂気の前にはあまりにも無力だ。」 後日、主人公は再びヘルガに会う。 ヘルガは神秘の世界は個人の手の届かないところにしか残っていない、 この島での行為が人類を救うを言い残し、戦艦の視察に行くのだった。 主人公をムチ打ちの刑にして…。 プレイルームでのチンチロリン、野球場での小杉、布具理との野球勝負、 定期的に行なわれる野球テストで主人公はぺラを稼いでいく。 班長に賄賂を渡すことで試合もスタメン出場。 2軍メンバーも1軍と互角の戦いができるようになってきた。 しかし、一方では収容者にストレスが溜まり、班の間で小競り合いが起きるようになってきた。 ヘルガにマコンデは班対抗の運動会を行なうことを進言する。 めずらしくマコンデが健全な提案をしてきたことに驚くヘルガ。 だがマコンデは疑惑の判定を行い、さらに対立を仰ごうとしていた。 あえなく拒否されるが、マコンデは収容者に団結されれば島の管理ができなくなると言う。 「ブルマでやんす! (バンバン!) 運動会と言えばブルマと相場が決まっているでやんす!」 声高く叫ぶ団長。ヘルガに頼むがやっぱり断られるのだった。 運動会当日、野球によって結束した江川班は次々と競技で勝利。 主人公と小杉の力を借り、娘と電話ができた倉刈も奮起し短距離走で勝利。 他の班に勝利した江川班は大量のペラを得ることができた。 しかし、ヘルガは期待していたキャンプファイヤーやフォークダンスがなくてションボリする。 BB団の武器を買ったテロリストが見境なく通学バスを襲った。 そういうテロリストは貴重だからサービスしようと喜ぶヘルガに、 マコンデは国際世論を敵に回すと反論。 団長にBB団の目的は世界に恐怖と憎しみをばら撒くことだと言われ、引き下がるマコンデ。 団長はマコンデに罪の意識が生まれ始めたことに気付く。 奴には悪として自覚が足りないというヘルガに団長は言う。 「人間始める前は、誰しも覚悟はしているつもりなのでやんす。 ただ現実は常に予想の上を行くのでやんす。」 228 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 01 28 ID 5OCWwQt00 洞窟の奥で、日本軍最強の爆弾「25番」を発見するバオ。 主人公に相談を持ちかけるが、爆発が避けられないものだと教えられ断念。 バオは今度は古いノートを持ってくる。 主人公が読むと、どうやらこのノートは旧日本海軍の日誌らしい。 日誌にはこの島に生えていた草に高い肉体強化作用があったものの、 日本軍が研究に失敗したこと、日本人にしか効果が現れないこと、 副作用で犠牲者が出たことが書かれていた。 島のからくりに気付く主人公。 さらにバオは昔、島にいた日本軍が飼っていたトカゲが草を食べて大きくなったことと、 しあわせ草に生き物を大きくさせる効果があることを教える。 それを利用して反乱を起こそうとするバオだったが、 生き物は大きくなっても、比較的おとなしいのだった。 考え事をしている主人公の前に、ヘルガが現れた。 主人公はBB団は普通の犯罪組織ではないと考えていた。 普通の悪の組織なんてないと笑うヘルガに、主人公はこの組織には動機があると言う。 明らかに快適ではないしあわせ島で働いているBB団には、確実にそれを裏付ける強い信念があるのだ。 ヘルガは主人公にBB団の目的が人類を救うことであると説明する。 文明や科学の進歩により、人類は危機に直面しているというヘルガ。 核や環境汚染といった問題は滅亡にいたる方法にすぎず、 BB団が問題にしているのは、人類がそうなってしまう動機であった。 病気や飢餓、戦争。これらは問題ではあるが10年、20年前に比べどんどん改善されつつある。 やがて人類を脅かす外的要因はなくなるというヘルガ。 「そして人類は直面することになる、己自信の闇にな。」 戦うべき敵、問題がなくなれば、神秘など存在しないこの世界に 未来への希望がないことに人類は気付いてしまう。 ヘルガはそこにあるのは絶望だけだと言い放つ。 「人類には、憎み、戦い、打ち倒す、 自分達が不幸であることの言い訳となってくれるものが、 敵が必要なのだよ!」 「そのために世界中の犯罪者とテロを援助しているのか? それは単に不幸な人を増やすだけだ!」 「その苦しみ一つが終わったとき、それ以外の人々がそれ以上の希望を得るさ。 これでしあわせになれる、とな」 悲劇と絶望なくして希望の種を育たんのだ。」 反論できない主人公は、 静かにそれは間違っているとつぶやくのだった。 裏野球大会なる大会の日が近づいてきた。 BB団は世界中の人々が集まるこの大会でデモンストレーションを行なおうとしていたが、 アメリカのチームに勝ってしまうと後々が怖い。 団長は決勝の試合のみ二軍のメンバーを使うことを決定した。 一方ドクターは島の裏側でしあわせ草の高濃度エキスを落としてしまっていた。 立ち去るドクターの背後で、そのエキスをなめる影…。 229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 04 27 ID 5OCWwQt00 野球大会決勝に出場することに驚く江川班。 その裏でマコンデは通常の3倍の量の投薬するよう指示する。 そして裏野球大会決勝の日。 相手はメジャーリーガーだらけのバケモノチーム、USスーパーヒーローズだ。 ダメモトで頑張ろうという仲間たちに、ふざけるなという主人公。 主人公は相手であるアメリカがしあわせ島のことを知っていながら黙認していることを 説明しようとしたのだが、仲間は八百長のことと勘違いしてやる気を出す。 激戦の末、何とUSスーパーヒーローズに勝ってしまう二軍チーム。 200ぺラをもらい、意気揚々と島に帰る選手たち。 だが、マコンデが勝手に投薬量を増やしたことをしったヘルガは怒りを滾らせるのだった。 そして100日目。 ヘルガは祝辞を述べ、借金分ペラを貯めたかどうかを聞いてくる。 少し不足があったものの、ヘルガはブラッドバタフライ一軍の契約金として残りを補い日本に帰してくれるという。 主人公はしばらく黙った後に口を開いた。 「ひょっとして、日本に帰ってきても長生きできないんじゃないか? しあわせ草なしだと。」 「いかにもそのとおりだ。しあわせ草は人体の肉体能力を強化する効果がある。 しかし、強い習慣性があって、いったん中毒になれば…」 「それをこの島の食事や、飲み水に混ぜていただろう!」 俺たちをみんな中毒をするために。この島は人体実験が目的なんだ!」 怒る主人公に島のことを黙っていればしあわせ草を届けさせると言うヘルガ。 強化された身体なら、スポーツ界で活躍できることは間違いない。 ヘルガは船が来るまでの時間を主人公に与えるのだった。 悩む主人公は島民に相談することを選んだ。 25番を使おうとするバオ。落田と話し合った結果、 管理所を爆破することが決まったが、輸送手段がない。 バオは以前話した巨大化したトカゲ、としおくんを使うことを提案する。 としおくんの下へと向かう主人公たち。 そこで見たとしおくんの姿はまるで怪獣。 これでコケしか食べないで大人しいなんて信じられないという落田。 しかし、としおくんの口からは人の足がはみ出ていた! 一目散に逃げだす3人。 (グギャァアアアアアン) 島の施設という施設を破壊しつくし、とうとう基地まで来てしまったとしお君。 島民、兵士、収容者が入り乱れて逃げまとい、大混乱に陥るしあわせ島。 「戦う………アレとか? フフフ…あれと戦う? アハハハハハ!」 おかしくなったように笑いながら兵器工場へ向かうヘルガ。 主人公も落田を置き、兵器工場へと走る! 工場の中で巨大ロボットを見つける主人公。 だが動かし方がわからない。 230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 05 56 ID 5OCWwQt00 そこに駆けつけたヘルガは、パスワードがないと動かないことを教え、 怪獣をやっつけようとする主人公を一喝する。 「われらは、この地球に残された数少ない神秘に遭遇したのだ! その意味に比べれば、人間の命などとるに足らんよ。」 「…そういう考え方だから、こんな組織を作ってしまうんだよ。」 「なんだと?」 「いいかよく聞くんだ! この世界は、あと百年も経っても解明できない謎と神秘に満ちている。 人類は行き詰ってなどいない。 キミが、行き詰っていると思い込んでるだけなんだ。」 「こ、この・・・見てきたようなことを!」 その時、工場にとしお君が突入してきた! 天井が崩れ、その下敷きになるヘルガ。 ヘルガはパスワード「ラムセス」を教え、全てを主人公に託す。 操縦席に乗り、システムを起動させる主人公。 せり上がる操縦席とロボの顔面が交互に映る。 そして操縦席が頭部に着いた時、ガンダーロボの眼に火が点いた! 起動するガンダーロボ。 あまりにあっさりした操縦方法にびっくりしながら、主人公はとしお君を押し返す。 ガンダーロボを見て驚くマコンデ。 「アレが動いている…どこのバカだ! 基本兵装でバッテリーが3分しか持たんのだぞ!!」 距離を取る一匹と一機。 南海の大決戦。としお君対ガンダーロボ。 戦いのゴングが鳴った! 蛙とカブトムシとムカデが合体したような姿をしているとしお君は、様々な部分でガンダーロボに襲い掛かる。 一方ガンダーロボは時間だけでなく、ダメージを受けるたびにバッテリー残量が減っていく。 タマゴをバルカンで撃ち落し、体当たりをヒートソードで弾き返すガンダーロボ。 敵の隙を力づくで作り出し、最大の威力を誇る必殺のロケットパンチをぶち当てる! 戦いが進むに連れ、攻撃の手が激しくなる両者。 徐々に追い詰められていき体色が黄、赤へと変わるとしおくん。 ここぞとばかりに攻め立てる主人公。 激しい決戦を制し、最後に立っていたのは主人公の操るガンダーロボだった! そのままガンダーロボによって収容者とBB団の兵士たちの立場は逆転。 収容者と島民が島を占拠した。 「オイラもあれとやりあうのは勘弁したいでやんすね。」 団長もデータを持ち、しあわせ島を脱出した。 231 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 14 34 ID 5OCWwQt00 事件から3ヵ月後、主人公は閉じ込められているヘルガと対面した。 島の収容者達が快方に向かっていることと、 自分の任務が終わったため、2度と会えないことを伝える主人公。 「それで、以前あの島で話したときに言ってなかったことを、 言っておこうと思ってね。 人類はまだまだ滅んだりしないよ。 ずっと、ずうっと長く続くんだ。」 去ろうとする主人公をヘルガは引き止める。 「最初に貸した本を覚えているか? 私はあの話が嫌いだ。 死んだヒロインがあっさりと結末でよみがえるからな。 死は絶対だ。 安易に打ち消されるようなものであってはならない。 そう思うんだ。」 処刑を免れる方法はないのか尋ねる主人公に、 ヘルガは誰かが責任を取らなければならないと答える。 主人公に死ぬことへの恐怖を語るヘルガ。 だが、その恐怖を楽しんでいるともいい、主人公に別れを告げるのだった。 落田を和桐に来ないかと誘う主人公。 落田は気が早いと笑いながらも、その誘いを受けるのだった。 「そこでオイラはなにをすればいいでやんすか?」 「未来を作るんだ。自分達の手で明るい未来をね。」 魔女とののしられながら、一方的に銃殺されるヘルガ。 島を離れた後、BB団を再結成し、演説を行う団長。 としおくんはB級映画として出たものの、すぐにブームが廃れてしまった。 だが主人公が倒したはずの死体はいつの間にか消えてしまっていた…。 それぞれの生活に戻るしあわせ島の仲間達。 そして日本に帰った主人公と落田は昔の仲間を集めて、 和桐製作所を再生。 長い歴史修正の任務を終わらせるのだった。 232 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 17 46 ID 5OCWwQt00 vs団長ルート 悩んだ末、主人公は仲間達と反乱を起こすことを決心する。 みんなにしあわせ島の真相を話す主人公。 島から逃げ出しただけでは中毒は治らない。主人公はBB団を倒す作戦をみんなに説明した。 夜明け前にドクターを襲い、しあわせ草のエキスを手に入れる主人公達。 それを使ってパワーアップした主人公達は、 次々と収容者を解放してはしあわせ草によるドーピングを行い、施設を占拠していく。 反撃を行おうとする兵士達。 だが、信じられないくらい力が強く、素早い動きで銃弾を避ける収容者達の前にはまるで歯が立たない。 ついに収容者達は所長室まで迫った。 銃弾を避け兵士をボコボコにする落田。主人公はマコンデを捕まえる。 「我々の開発したしあわせ草の威力を身を持って知ることになるとはな。」 逃げるヘルガ。地下へと続く階段を発見し、それを追いかける主人公と落田。 追い詰められたヘルガは、海から砲船が来ればこちらの勝ちだと笑う。 主人公がヘルガを捕らえようとしたその時、BB団の団長が現われた! 落田と瓜二つな姿に驚く二人。 団長は名乗りを上げる。 「オイラこそがブラッドバタフライの団長、メカ亀田でやんす!」 「・・・・」 「誰だよ、その亀田って。」 いきなり知らない奴の「メカ」が出てきてもなあ。」 「本物より先にニセモノが出てきても意味がないでやんす。」 本物を越える存在であると怒るメカ亀田だったが、本物を知らない主人公と落田には比較のしようがない。 その隙に不意打ちを食らわせる落田だったが、電磁バリアーに攻撃を防がれ返り討ちにあってしまった。 メカ亀田は主人公へと迫る! 「しあわせ草でパワーアップしたところで しょせん人間などタンパク質とカルシウムのかたまりでやんす。 チタンとスチールで出来ているオイラに勝つことなど… 絶対に不可能なのでやんす!」 「そんなことやってみなくちゃわからないだろう!」 「この程度の予測も不可能とは・・・ やはり馬鹿な人間は皆殺しでやんす!」 233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 18 47 ID 5OCWwQt00 主人公とメカ亀田、しあわせ島を巡る戦いが始まった! クロー、そしてミサイルで主人公を追い詰めるメカ亀田。 対する主人公のバットは全く相手に届かない。 しかし、敵のエネルギーボールが跳ね返せることに気づいた主人公は一気に反撃に転じた! 主人公は敵の攻撃をかわし、エネルギーボールをぶつけてダメージを与えていく。 何とかメカ亀田に勝利する主人公。 塗装がはがれ、鉄のボディが露出するメカ亀田。 主人公はメカ亀田がサイボーグではなく、ロボットであることに気づく。 逃げるメカ亀田を追いかけた先にあったのは、 大量のグッズが玩具倉庫のように敷き詰められている部屋だった。 置き方に愛がないと驚く落田に、メカ亀田は愛などシラヌと答える。 メカ亀田は自分の境遇を語りだした。 組織、プロペラ団を裏切った男、亀田。 その亀田を捕らえ、嫌がらせをするために メカ亀田は彼の思考、行動パターンを完璧にトレースして作られたのだった。 「ワタシはカメダが憎い。 作ったヤツラがニクイ。 勝手に作っておいて「こんなバカなものはイラナイ」と 捨てたヤツもニクイ。 だから。復じゅのため(ガガ) ワタシをワタシガ(ザザッ) 時間をかけて改造してきたのだ。」 驚く主人公と落田。 世の中を恨んだメカ亀田は、復讐の手段としてBB団を結成。 さらにあらゆる点でオリジナルとりも優れようとしたメカ亀田は、 マニアにおいても亀田を越える、最強のマニアになることが存在理由になっていたのだ。 「そんなことをしてもそんなことをしても、お前はニセモノのままじゃないか!」 「モウジキ・・・ハツバイビ・・・」 メカ亀田は爆発した。 3ヵ月後、ヘルガと再開する主人公。 ヘルガは今でもBB団の正義を信じていた。 人は辛いことをすぐに忘れる。 しあわせ草の残したデータによる功績だけが残り、必ず後世の人間の役に立つ。 自分達の行ったことが肯定される日が来るというヘルガ。 しあわせ島にいたドクターの名を聞く主人公。 ジーラージェンキンス。 彼は主人公のいた未来でも、法則として名を残す偉人であった。 主人公は複雑な思いを抱きつつ、 和桐を再生させることを決意するのだった。 234 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 20 04 ID 5OCWwQt00 要望があったので、キラーズに買った後と 真犯人を捕まえるルートも書きました。 235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/17(日) 19 23 40 ID 5OCWwQt00 鈴音ルート うんこだらけの道を爆走したり、ゴキブリとシューティングしたりする主人公。 (本当にそういうミニゲームがある。) ある日、突然無人の車が和桐目掛けて突っ込んできた! 主人公の活躍で工場は何とか窮地を脱する。 さらに爆破テロ、山田を洗脳しての破壊工作をしかけられるが、 主人公の手により全て防がれる。 主人公は身を守る武器を作ることを考えはじめる。 和桐に勤め始めて3ヶ月くらいが経ったある日、 主人公は町で和服姿の女の子が困っているのを見かける。 主人公が肩に手を置くと、物凄い声を出されて、 二人のボディーガードにボコボコにされてしまった。 その後、鈴音からデートの誘いを受ける主人公。 箱入り娘として育った鈴音には外の全てが新鮮。 主人公は鈴音に携帯を渡し、二人は付き合いはじめる。 しかし、主人公は鈴音が木岡社長の娘であることを知る。 ボディーガードのイチとサブに拉致され、木岡の下まで連れてこられる主人公。 ヤクザの跡取りをきめる一人娘の鈴音を簡単には渡せない。 主人公にあきらめるように促したあと、家へ帰すのだった。 それにも関わらず主人公は鈴音に電話をかける。 驚く鈴音。鈴音はプロで野球をするにせよ、 バッテリー工場に勤めるにせよ、自分はマイナスにしかならないと主人公から身を引こうとする。 そんな鈴音を説得する主人公。 だが、いずれ未来に帰らなければならない主人公は、 鈴音を苦しめているだけなのではないかと悩むのだった。 木岡の独断で鈴音は木岡の腹心、菊野と結婚することが決まる。 木岡を問い詰める鈴音。 「お前はずっと外の世界と離して、オレが守って育ててきた。 だから誤解してんだろうが、世の中にゃ物語みたいな愛なんてない。 あるのは・・・欲望と打算だけだ。」 木岡は主人公の履歴が全て嘘であることを告げ、 何か思惑があって近づいたことを教える。 泣き崩れる鈴音。 しかし、鈴音は主人公を木岡の目の前に連れてきて添い遂げることを約束。 木岡は一旦引いたように見せながら、 誕生日の日、鈴音との待ち合わせに行った主人公を拉致する。 鈴音の母の話をした後、主人公に正体を告げるように迫る木岡。 主人公は素直に自分の正体がタイムパトロールであることを告げるが 全く信じてもらえない。 主人公を殺そうとする木岡だったが、寸前で鈴音に止められるのだった。 鈴音からプレゼントをもらう主人公。 大帝国キラーズに勝ち、塗装機会の売れ行きも順調。 本来がつぶれていた日も存続している和桐に 主人公は歴史の修正が終わったことを確認する。 このままいけば修正した歴史が定着するが、それを犯罪者が見逃すはずがない。 主人公は犯人との対決を予感する。 236 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 26 25 ID 5OCWwQt00 和桐に突然裏野球大会への招待状が届いた。 怪しげな大会だが、優勝すれば、「よくわからないが凄い宝」がもらえるらしい。 とりあえず出場することになるバブルスの面々。 ドーピングで肉体強化を行う老人軍団、光圀インローズ。 プロペラ団大会優勝の実績を持つ火星オクトパスを下す和桐バブルス。 どうやら優勝商品はプロペラ団の遺産らしい。 莫大な資金が手に入るという噂を聞き、興奮する主人公。 しあわせ島のチーム、ブラッドバタフライ一軍、ボンド率いるスパイ軍団、ブリティッシュピンキーズを倒した 和桐バブルス最後の相手は、アメリカ大統領率いるUSスーパーヒーローズだ。 どんな大会でもアメリカが負けることは許されないと、国家っぽい音楽と共に語る大統領は、 アメリカの全技術を注ぎ、このチームを作り上げたのだと語る。 スーパースターズのメンバーはスーパーやエックスなど偽名を使っているが、全てメジャーリーグのスター選手。 っていうかチーム全員パワーA以上でパワーヒッター持ち、 エースピッチャーは球速165kmでスタミナ250、おまけに他のピッチャーも 5つ変化球持ってたり、超特殊能力保持者がゴロゴロいるという、 考えた奴狂っているんじゃないかってくらい強い、 全パワポケパワプロの中でもかなり上位になるであろう凶悪な殺人チームだ。 (パワプロよくわからない人に説明すると、 松井よりかっ飛ばす奴が8人、松坂より凄いのが10人いるチームと思って。) 正攻法じゃまずかなわないが、3盗したりして頑張って優勝するバブルス。 大会の優勝商品はモザイクがかかってうねうねするもの(大人の玩具?)だった。 苦労した後に得たものが、本当に「よくわからないもの」だったというオチに 愕然とする主人公とプレイヤー。 大会も終わり、未来まで眠れる冷凍睡眠装置が送られてくる日が近づいてきた。 犯人を考える主人公。 主人公は鈴音を公園に呼び出す。 主人公は鈴音にどうして工場のことをバッテリー工場と呼んだのかを問う。 だが、鈴音が答えようとした瞬間、銃弾が放たれた! とっさに鈴音をかばい、弾をかわす主人公。 鈴音を置き、主人公は時空犯罪者と対決する! 主人公の目の前に現われる、ボディーガードのイチ。 何故鈴音を疑わなかったのか問うイチに、 主人公は病的なまでに慎重だった奴が、こんな目立つ立場にいるはずがないと答える。 違う時代の人間だからどうしてもボロがでるが、鈴音の印象が強すぎて、ボディガードのことは誰も気に留めない、 おまけに反社会的なヤクザには歴史を変える手段はは山ほどある。 時空犯罪者としてはこれ以上ないポジションだったのだ。 237 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 28 05 ID 5OCWwQt00 「お話の時間はこれで終わりだ。 これでもくらえ!」 (パン) 「おまえがな」 主人公は銃弾を避け、その刹那後ろのサブに光線銃を放った! 鈴音の護衛は本来イチ一人だった。 しかし、サブは洗脳装置を使いもう一人の護衛に成りすましていたのだ。 洗脳が解けるイチ。 主人公は鈴音に全てを打ち明ける。 静かに怒る鈴音。 任務が終われば主人公は人工冬眠し、未来の世界へ帰るのだ。 もてあそばれたという言葉に驚く主人公。 「ええ、わかっています。あなたが悪い人ではないことが。 ですが・・・ともに最後まで同じ時間を過ごしていたかった。 さようなら。 本当にあなたのことが好きでした。」 和桐製作所をやめることを社長に伝える主人公。 工場のみんなは主人公のために送別会を開く。 主人公のことを忘れないでやんすと叫ぶ山田。 しかし、他のみんなはどうせすぐ帰ってくるだろうと淡白な反応。 だらだらと別れる仲間達。 これでいいのだろうかと悩む主人公。 だが彼は犯人と共に未来へ帰ることを選択した。 夜空を見上げ、主人公の顔を思い出す仲間達。 「あの人達が大昔に死んでしまっているなんて どうしても信じられない。 不便で暴力的な時代だったけど、 もしもう一度みんなに会えるのなら、俺はなんでもするだろう。 ・・・とても悲しいが、これがタイムパトロールの宿命だ。」 「こうして月を見るたび、あの方のことを思い出します。 ・・・あの最後の日、どうしてもっとやさしい言葉をかけられなかったのか、 一生後悔して生きていくのですね。 ・・・鈴音は強い女です。 決してあなたのことは忘れません。 そして、鈴音は弱い女です。 あなたのことは忘れられません。」 パワプロクンポケット6 完 238 :パワプロクンポケット6:2006/09/17(日) 19 31 21 ID 5OCWwQt00 6はこれでおしまいです。 予約はしないけど、気まぐれで他のシリーズを書いたりするかもしれません。 書き込みに何度も失敗して、名前欄が名無しになっちゃいました。 すいません。 あとvsとしおくんはまんまゴエモンインパクト戦。 スタッフの中にゴエモンのスタッフがいるらしい。 244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 02 10 55 ID UMjXHG3uO 223 きもい でもこういうのも嫌いじゃない パワポケ6 乙です! しかし、なんかヘルガが救われないなぁ・・・ パワポケ1でもスパイの女と幸せになるルートあったらしいからヘルガと 幸せになるルートがあってもよかったのに。 未来に帰るのやめて鈴音と添い遂げるルートとかもあればよかった。 247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/18(月) 08 30 32 ID j1R7E9rPO 244 未来に帰るかどうかは自分で選べるから鈴音と添い遂げるルートもあるよ