約 2,566,232 件
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/6657.html
今日 - 合計 - パワプロクンポケット2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時20分22秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1687.html
今日 - 合計 - パワプロクンポケット4の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時21分32秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1688.html
今日 - 合計 - パワプロクンポケット5の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時21分33秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1690.html
今日 - 合計 - パワプロクンポケット7の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時21分34秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1689.html
今日 - 合計 - パワプロクンポケット6の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時21分34秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1379.html
パワプロクンポケット10 part48-160,161,163~165 160 :パワプロクンポケット10:2009/11/22(日) 00 46 54 ID Bx70eIAZO パワプロクンポケット10投下 オープニング 主人公は小中学と野球に打ち込んできたが、名門高校からは野球の誘いが一切掛からず野球の道を諦めかけていた。 しかし野球を諦めたくなかった主人公は全寮制の強豪高、親切高校へ進学する。 しかしこの学校は周囲を壁で覆い社会とは断絶した独自の規則で生活する閉鎖的な高校だった。 この先、3年間どうなるんだろう? 主なキャラクター 主人公…頭の悪さは天下一品のバカ。野球一筋 荷田…シリーズ恒例メガネキャラ。主人公と寮で3年間同室の同級生。 北乃先輩…1学年上で寮の同室の先輩。意地悪 疋田…1学年下の実力はあるが生意気な後輩。喧嘩が強く中学時代は暴力問題を起こした問題児 真薄…2学年下の後輩。引きこもりがちな性格でよくも悪くもかわいがられ体質。過去作に登場 監督…スパルタ式練習を行なう鬼監督 天道…主人公と同学年で158km/hの速球を投げる星英高校の天才高校球児 岡田…かつて天道に敗れた経験のある他県の高校球児。練習熱心だが野球は嫌い 彼女…メインストーリーには絡まないので省略。学校の秘密を知るには攻略する必要あり メインストーリー 学校の異常な規則や練習や先輩達の上下関係の厳しさに驚きつつも練習に励み、入学から2ヶ月が過ぎた頃強豪、星英高校と練習試合を行なう。 しかし、主人公と同学年の天才球児天道の速球に手も足も出ず惨敗してしまう。(主人公は見学のみ) 翌週、河原で偶然出会うが主人公を気にも掛けない天道に対して密かにライバルとして闘志を燃やす。 かくして打倒ライバルと夏の甲子園に向けて練習するが、ベンチ入りは果たせず、 チームも途中まで順調に勝ち進んだが、星英高校の天道を打ち崩せず予選であえなく散る。 3年が引退した為新キャプテンの下、秋のリベンジを誓い練習するが再戦どころか初戦で負けてしまう。 ライバルの天道を負かすべく厳しい練習に打ち込んでいた主人公は正月休みにまたも天道と遭遇する。 (心の)ライバルの前で燃える主人公は勝負を挑むが、この手の絡みに慣れた天道は球を一球捕らせることで実力差を痛感させ退かせる。 その後、北乃の嫌がらせに耐えつつ仲間との仲を深め再リベンジに向け猛練習する主人公。 2年生を迎え、ようやく北乃先輩と別の部屋になり、新たな春を迎える。 続く 161 :パワプロクンポケット10:2009/11/22(日) 01 50 08 ID Bx70eIAZO 2年生を迎え、新たな気持ちで迎える主人公。 しかし寮の同室で問題児の新入生疋田と生活する事になり、同室の荷田と共に頭を悩ませる羽目になる。 苦労が耐えない日々を過ごしつつもメキメキと実力を伸ばし夏の予選のベンチメンバーに選ばれる。 …だが、その夜北乃先輩の陰謀により全治3週の怪我を負いメンバー入りを取り消されてしまう。 予選も天道擁する星英と再戦する前に負けて踏んだり蹴ったりの主人公。だが努力が認められ新キャプテンに選ばれる。 キャプテンとして秋に向け練習に励んでいると天道と3度目の遭遇を果たす。 3度目にして一球勝負を遂に果たすが空振りに終わる主人公。しかし遂に天道も彼の存在を意識し名前を覚える事になる。 * 更に1ヶ月後、今度は野球嫌いだが天道を倒したいという岡田と知り合う。お互いに打倒天道を誓いあい秋の予選を迎える。 順調に勝ち進み決勝に進んだ親切高校は天道の星英高校と春の選抜に向けしのぎを削る。 一進一退の攻防の末に天道を打ち負かした主人公達は春の甲子園の出場を決める。 けれども翌日の新聞は天道の怪我を報じる記事が躍り親切高校の面々は悔しさを募らせる。 なお負けた場合は春の甲子園には出場できません。 そして春の甲子園も終え、3年生になった主人公は新入生で同室になった真薄を社交的な性格に変えるべく奮闘しながら 夏の甲子園予選への準備を着々と進め最後の夏を迎える。 予選の最後はやはり天道擁する星英高校が待ち受けていた。 天道は主人公へ敗れた後、リベンジすべく故障を克服して猛練習を積み別人のようになっていた (秋に負けていた場合は身体がボロボロになっている) ライバル天道との最後の決戦に勝利して甲子園へと進む主人公。 変な名前の高校を次々と下し、決勝へ進んだ親切高校。 そこで待ち受けていたのはかつて打倒天道を誓いあい今大会最強打者に登り詰めた岡田であった 手強い試合を制し彼を打ち負かすことで野球の楽しさを教えた主人公は甲子園優勝を果たす ~月日は流れてドラフト会議の日~ そこにはドラフトに選ばれる主人公と同じく指名されテレビインタビューで打倒主人公を誓う天道の姿がそこにあった おしまい ちなみにドラフト会議前に監督が有名になったが故に世間でスパルタ教育が問題視され学校から解任される、 という事を主人公だけに告げるシーンが入ります *の部分はランダムイベントです 日本語がところどころ変でごめん… 163 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/22(日) 19 55 14 ID eji7FtG6P パワプロクン乙です なんか普通だ・・・ 164 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/23(月) 14 20 51 ID TdGK0NMUO 163 10は売る為に表面上は普通にしたらしい でも彼女作ると大変なことになる… ひどいのだと 彼女A…学校の黒幕組織の実験で超人化する。彼女が組織とバトルする。 彼女B…黒幕組織の幹部候補に選ばれる。主人公は脅しの材料にされる 彼女C…自殺する こんな感じ 6人彼女候補がいるが、普通の話は1人だけ 165 :ゲーム好き名無しさん:2009/11/23(月) 19 16 37 ID 0dhyj6FAP 164 何だいつも通りのパワポケか
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12427.html
登録日:2010/12/21(火) 19 46 50 更新日:2024/05/19 Sun 17 35 05 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2005年 CCR DS KONAMI アンドロイド エージェント ゲーム コナミ サイボーグ ソイヤ ニンテンドーDS パワプロクンポケット パワプロクンポケット8 パワポケ パワポケ8 プロ野球 ポケ8 大神ホッパーズ 腹上死 『パワプロクンポケット8』とは、2005年にコナミから発売された、パワポケシリーズ本編では初のDS用ゲーム。 ▽目次 概要 表サクセス◇あらすじ ◇用語 ◇主な登場キャラクター◇選手 ◇彼女候補 ◇その他のキャラ 裏サクセス オークション ミニゲーム 概要 キャッチフレーズは《バンバン野球バラエティ》と、今までの野球育成ジャンルから野球バラエティに変わった。 ギャルゲーへの新たな一歩とか言ってはいけない。 シリーズ初のDSとあって製作時間に余裕がなかったらしく、裏サクセスは簡素な作りになっている。 また本作には致命的なバグがあり、出来上がった野手の登録数(パスワード含む)が60人に達するとそれ以上選手登録ができなくなってしまう(既存選手を消しても無駄)。たった60人つくって終わるとか、おい。 しかもそれに対するコナミの回答が「仕様です」。おいコナミ、おい。 一応ちゃんと対応してくれていたようだ。 表サクセス 【特命ハンター編】 ◇あらすじ 進んだサイボーグ技術によって一般人にもサイボーグ手術が施され始めた時代。巷では違法なサイボーグ改造が問題となっていた。 『サイボーグ対策室』に所属する主人公は、新たな情報を得るためプロ野球チーム・大神ホッパーズで潜入捜査することとなる。 ◇用語 サイボーグ対策室 Countermeasure Cyborg Room、CCRの略称でも呼ばれる。 違法サイボーグの保護・摘発が任務とされていて構成員はそれぞれ戦闘や情報収集力に長けている。 サイボーグ同盟 サイボーグテロ集団。 ホッパーズを狙っているようであり、選手の送迎バスや車に爆弾を取り付けるなど度々危険な行動を起こす。 オオガミグループ 大神美智男が会長を務める大企業。 ホッパーズの親会社でもあるがその素性には謎が多い。 ◇主な登場キャラクター ◇選手 ◆主人公 裏の世界では名の知れたエージェント。 並外れた運動センスと戦闘能力で野球でも本職でも活躍する。 尚、ホッパーズの潜入捜査の司令を受けるまで、野球のルールすら全く知らなかった。 展開次第では相棒やコーチ、新聞に殺される。 ◆湯田浩一 主人公の野球面での相棒投手でメガネ一族の一人。 友子ルートでは彼の優しさがよく分かる。 初期ROMではパワーアップすると逆に弱くなる。 ◆大神博之 球団オーナーの息子で野球界の先輩投手。 パパやマスコミのおかげで最近は情緒不安定。 ◆諸星須賀男 一塁を守るパワーヒッター。 よく打ってよく食べる。練習中でも食べる。 ポケ5の頃に比べていくらか落ち着いた。 ◆倉刈明 主人公と同期で高卒プロ入りした二塁手。 元モグラーズ選手、倉刈仁志の息子。 二人でババ抜きしましょうよ。 ◆本田幸太郎 主人公と同期のネガティブショート。 ビッグバ~ン! モブショートの阿佐や後述の輝の方が能力が高いため、基本的にレギュラーはおろかベンチにすら入っていない。 ◆林正直 主人公のやる気を奪う先輩外野手。 オレ面白いだろ?一緒に漫才やろうぜ。 ◆石中学 諸星にも負けない強打者の三塁手。 測定機器オタクらしい。 ◆芽舘泰名 主人公と同期。 テレビに一番長く映るという理由でキャッチャーになったナルシスト。 ウホッ! ◆輝星也 パワプロから登場した後輩遊撃手でウザイくらいに爽やか青年。 鬼鮫コーチの指導でいい具合にしなびる。 ◇彼女候補 ○白瀬芙喜子 主人公のCCRでの同僚で相棒。他の彼女候補のルートにも絡んでくる。 なに、後ろに隊長だって!? ○森友子 よっ、元気? 主人公の中学時代の同級生。主人公は言われるまで忘れてた。っていうか、…え? ○雪白冬子 合気道が得意な大学生。 いいとこのお嬢様で柔道が得意。 ちなみによく間違われるがツンデレではない。 裏サクセスでは常に強キャラかつ仲間にしづらい。 ○星影ヒヨリ ラブ!ラブ! 不思議系ストリートアイドル。 本作最高齢の彼女候補。っていうかシリーズの全キャラ中でも屈指の高齢キャラ。 ○高坂茜 二代目緑髪伝説。 公園にダンボールハウスをつくりサバイバル生活をする高校生。 スポーツ以外なら全国No.1の天才。 ○紺野美空 中学生、ではなく大学生。 思い込みで身長が伸びる。 隠し彼女なのもあって他5人の影に隠れ気味。 ◇その他のキャラ ●灰原 CCRでの主人公の上司で現場指揮隊長。 「降伏は無駄だ、抵抗しろ」は名言。 ●水木卓 元プロ選手の新人コーチ。 作中では触れられないが養子ができる。 ●鬼鮫清次 男好きの筋力コーチ。 好みのタイプは筋肉隆々だったのが「食わず嫌いだったよ!」。 主人公を(わざとではないが)殺すことも。 ●小野映子 ホッパーズ寮の若々しい寮母さん。 驚異的な若々しさは肉体年齢8歳を叩き出すほど。 なにげに運動能力も高い。 なんか攻略できないけどバグじゃね? ●リン 主人公に協力する女情報屋。 基本的に寿命を縮める情報ばかりよこすだけだが、アカネルートでは本当の彼女を知れる。 なんか攻略できないけどやっぱりバグじゃね? 裏サクセス 昭和冒険編 冒険家の主人公は、依頼を受けて黄金の像を探しに辺境の地を訪れる。 地中に埋められた地雷を避けながら進む、マインスイーパそのものの内容。 あれ?これどこかで… シリーズ初のDSということで裏サクセスを作り込む時間がなかったらしい。 たしか前にもこんな事が…。 オークション パワポケポイントを使ってオモチャを落札するおまけモード。 落札して手に入れたオモチャはどれも何かしらのパロディ品で、そのオモチャに関するデータを見ることができる。 ちなみにオークションといってもWi-Fiや通信をするわけではない。 こんなもん作るなら裏サクセスをもっと(ry ミニゲーム メイン四つのミニゲームはどれも命を張った内容となっている。 ●くるまでぶぅ~ん3D ポケ2の『くるまでぶぅ~ん』が3Dで復活。 自動車を操作してターゲットを潰す、もしくは普通にゴールを目指す。 今回はジャンプ機能も追加された。 ●ハラハラ!ウオッチ 時間内に1~16までの数字を順番にタッチしていく。 数字はアラビア数字と漢数字が混在する。 ●くるくるバキュ~ン パワプロくんを操ってボスまで辿り着き倒す、横スクロールシューティングアクション。 レーザーが弱いのはご愛嬌。 ●ばんばんど~ん! 十字キーで移動しながらタッチした方向に射撃する見下ろし式シューティング。対戦相手は戦い方もフィールドも異なる四人。 ○パワプロくん プレイヤーは必ずこのキャラ。 オーソドックスで武器は拳銃のみ。 ○(ランチャー使い) ミサイル弾とロケット弾とバルカンを使ってくる。 攻撃力は高いが移動スピードが遅くフィールドも覚えやすいため、初見でも楽に勝てる。 ○(爆弾使い) 最強キャラ。拳銃のほかに地雷のような爆弾を設置してこちらの行動範囲を狭めてくる。 爆弾は触れると爆発(大ダメージ)し、一定時間経過すると消える。 ○(刀使い) 表サクセスではラスボスだが、戦い方さえわかってしまえばかなり弱い。 武器は日本刀のみで、接触しての連続斬りと中距離からの衝撃波で攻撃する。 間に障害物がないと高速移動で一気に距離を縮めてくる。 ●射的おみくじ 前後に動きながら左右へ流れる的を射て吉凶を判断する。 画面端で待機していればオールほるひすも簡単。 追記・修正は呪いの新聞を読んでからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12328.html
登録日:2010/12/22 Wed 19 40 25 更新日:2024/09/19 Thu 06 30 26NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2003年 BB団 G GBA KONAMI しあわせ島 しあわせ草 カイジ ゲーム ゲームボーイアドバンス コナミ タイムスリップ タイムパトロール パワプロクンポケット パワプロクンポケット6 パワポケ パワポケ6 ブラッドバタフライ団 ポケ6 和桐バブルス 島流し 社会人野球 2003年にコナミから発売されたGBA用ゲームソフト。 パワプロクンポケットシリーズ6作目で、タイトルナンバーを英語読みするのは今作が最後(ポケ7からは日本語読み)。 CM 3番、サード、高木 サード、高木…… 高木ぃぃぃぃぃっ!!!!! えっ、俺…? 高木!呼んでんのが聞こえねぇのがゴルァ!!!!!! 野球より面白い。 パワプロクンポケット6 試合中、控えのベンチで本作をプレイする高木選手。つい夢中になって自分が呼ばれているのにも気づかず…… 今作からパワポケポイントが登場し、選手のミニ顔変更やアレンジチームはパワポケポイントを使って購入する仕様になり、サクセス開始時にはアイテムを持ち込む事ができるようになった。 サクセスモード1 町工場社会人野球編 タイトルの通り町工場で働きながら野球をする社会人の話だがそこはパワポケ、あらすじからして普通とは言えない。 ●あらすじ 数百年も未来から時間を越えてやってきた主人公。 タイムパトロールの彼は、歴史を改竄しようと主人公と同じように未来からやってきた時間犯罪者を捕まえるためにこの時代へ現れた。 犯人の素性も知らない主人公は、近い将来画期的な発明をする町工場で相手の出方を探ることにする。 クリア条件は簡潔だが若干厳しく、裏野球大会までの5戦すべてに勝たなければならず、1度でも負けたら島流しになりゲームオーバーである。 裏野球大会に出場すればクリア確定となるが、その後の作品では5戦目で敗北・主人公の島流し(ゲームオーバールート)が公式となっている。 ●用語 「バッテリー」 近い将来革新的なエネルギー革命を起こす電池。 現時点ではまだ開発されておらず、時間犯罪者の目的はこのバッテリー誕生の妨害。 タイムマシン 時間を超えて過去へ行くことができる装置。 しかし未来へ向かうことはできず、元の時代に戻るには世界各地に点在する極秘施設でコールドスリープする必要がある。 ●登場キャラクター 和桐バブルス ◇主人公 未来からやってきた時間警察。 この時代の事は勉強したらしく、アニメなどマニアックなジャンルにも詳しい。 ◇山田平吉 相棒でマニアのメガネ一族。ポケ4以来の登場。 主人公の守備位置によって投手か捕手と変わる。 ◇三船剛一 自動車を愛するムッツリスケベ。 パワーアップさせるまでもなく強力に育つ外野手。 ◇青野柴夫 アメフト大好きなサード。 そこそこ高いパワーと守備力を持つ。 ◇村山はじめ マザコンショート。 クリア後には行方をくらませたりプロ入りしたりと波乱万丈な青年。 某ナマズの正体は彼だとか。 ◇カビンダ・スメルアゴル ケチで傲慢でケンカの強い外国人。 パワーアップすると一塁手から外野手になる。 ◇漁火剛 興奮すると周囲を発火させる超能力者。 コロコロ読者の考えたキャラでポジションは外野。 ◇ほるひす ほーむらんをうつけどひっともうつよ。 漁火と同じくコロコロ読者の考案キャラで外野手。 意外と可愛い?からか後作品でもちょい役で出演している。 ◇智林兄弟 弟・五郎は二塁、兄・昭雄は外野を守る。 ニートの兄の面倒を弟がみている。 ◇貴田隆男 制球力のあるピッチャー。 沙耶に遊ばれて以来、彼女にぞっこんになる。 ◇守田憲次 事件を望むお巡りさん。 パワーアップすると捕手から外野手になる。 ◇本山雄馬 前作にも登場した、お菓子のおまけを言い当てる特殊能力者。 守備位置はチームでは貴重な捕手。 ◇奥野次郎 野手能力も高い、速い球を投げる投手。 仲間に入れると仲間評価が下がる。 ●彼女候補 ○和桐沙耶 工場社長の一人娘。 高校生だが、バッドエンドでは道に立つようになる。 ○秋本彩 工場の事務をこなす眼鏡さん。間違いなくパワポケ史上最も攻略が難しい彼女候補。 攻略に必要なイベントの殆どがランダムであり、通称「ランダムの女王」。 しかも好感度によってエピローグが4つもある。 ○蕪崎詩乃 女子高生+巫女+関西弁。 黙って見てる選択肢は以降の作品でも定番化。 ○木岡鈴音 主人公を忘れない強い女にして忘れられない弱い女。 父親はポケ3にも登場した怖いあの人。 ○菊池瞳 スナックのママ。夫を亡くしている。 智林兄とは何らかの関係がある様子。 真のグッドエンディングの為に二周した人は多いハズ ○島岡希美 ポケ4にも登場した、居酒屋を経営する姉御。 展開によって中身が変わる。 ●その他のキャラ ◆和桐文雄 主人公たちの勤める和桐製鉄所の社長。 後に画期的なバッテリーを発明するらしいが、現在はその兆候は見られない。 本当に彼が開発したのだろうか?その答えは8にて判明する。 ◆シブリーズの方々 チーム名からしてアレのパロディ。 選手名の読みも「なうしか」や「かおなし」など。 ◆大統領 さる大国の大統領。 プロ選手もいるチーム・USスーパースターズを率いる。 ◆時間犯罪者 捕まえなくてもクリアはできるが、確保するには条件を満たす必要がある。 また、ある彼女候補のルートでないと顔が見られない。 サクセスモード2 謎のしあわせ島編 サクセス1でゲームオーバーとなり、島送りされた主人公の100日間をえがく。裏サクセスではない。 だが内容的には裏サクセスレベルに酷い(色々な意味で)。 主人公はサクセス1と同一人物で、島送りされる事が公式の歴史となっている。 ●あらすじ 「しあわせ島」に送られた主人公は決められたペラ(お金に相当するもの)を貯めて本来の任務に戻るべく、労働と野球に明け暮れる。 サクセス1に比べて自由に育成できるため、強力な選手を作る目的ならこちらの方が便利。 ●登場キャラクター チームメイト ◇落田太二 オモチャの買いすぎが原因で借金を作り島送りにされたショート。 彼もメガネ一族の一人で、島脱出後は和桐製鉄所に勤める。 ◇倉刈仁志 娘のためにお金を稼ぐ元プロ野球選手。なぜこんなところに…。 今回は外野手。 ◇布具里珠男 ポケ4にも登場した投手で歩く猥褻物。 高校生の頃に比べて毛がボーボーになった。 ◇小杉優作 ポケ5でのライバル。蟹頭。 主人公の守備位置によって投手か遊撃手と変わる。 今回登場したことで5ストーリーに矛盾を作った。 ちなみに初期ROMでは選手として試合に登場しない。 ◇三谷権造 島生活の長いキャッチャー。 大酒呑みでペラの浪費が激しい。 ◇渡辺彰俊 セカンドを守るギャンブラー。 増やして返すからと主人公に自分への投資を持ちかける。 ◇中田洋一 アイテムを売ってくれるアフロ。 ポジションはサード。 その他のキャラ ◆江川茂 野球班班長。 序盤は彼にワイロを送らないと試合参加は厳しい。 ◆ヘルガ 島を牛耳るBB団の女所長で非常に現実的な人物。 彼女候補ではないが好感度が設定されている。 ◆ジーラー・ジェンキンス しあわせ草の研究をしている医師。 彼の研究がのちに人工超能力者を生み出すきっかけとなる。 ◆BB団団長 ブラッドバタフライ団のトップ。 その正体はアイツのまがい物。 ◆まさこ 疲れた男達をその身で癒やす女の子。 やっぱり生き物である方が癒やし効果は大きいようです。 ◆下山・中久保 モブキャラながら異様な存在感を示す外野手達。特にその最期が。 ミニゲーム 歴代でもかなり下品な内容になっている。どうしてこうなった ●クルクルおみくじ フレンドパークよろしく回る的を射抜くゲーム。 ●走って走ってうんダバダー! お腹が痛い!漏れそうだ!公園のトイレまで走れ! 障害物として鳥のフンやら肥溜めやらが登場。 ●ゴキビューン 殺虫剤で巨大な黒いアイツを倒すシューティング。 苦手な人は遊ぶことすらままならない。 ミニゲームの中では難易度トップクラスであり、レベル4だと某弾幕ゲームなんぞ目じゃない鬼畜っぷり。 ●カジノ サイコロで出る目の数字が一つ前より大か小かを当てる。 サイコロは目押しが効くものの練習が必要。 ●団長戦 主人公とBB団団長との戦い。 アグニム戦と同じようなもの。 ●ガンダーロボ ロボットに乗り込み巨大トカゲと戦う。 ゴエモンインパクトと同じようなもの。 歴代作品では5と7に挟まれたせいかやや影の薄い作品ではあるが、「バッテリー」と「しあわせ草」は後の作品に多大な影響を与えることとなる… 追記・修正はほるひすに麻酔を大量にぶち込んでからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 初めてやったパワポケ。「野球ゲームなのになんで主人公がタイムパトロールなんだ?」と混乱しながらプレイしたのはいい思い出。 -- 名無しさん (2017-11-11 08 54 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1698.html
パワプロクンポケット14 part61-211~215,313~318、472~476、part62-173~177、part63-374~380、part64-37~41 211 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 12 11.04 ID gLzgJHhl0 表サクセスの紗矢香トゥルールートで進行。 途中、主人公とヒーロー関連のうろつきイベントの分も挟みます。必須ではないけど一応。 なお表現の都合上、若干の脚色有。 主要人物 主人公(パワポケくん):メガネ達に育てられた小学六年生の少年。 湯田浩一:7・8の相棒。花丸高校出身。元プロ野球選手の主夫。 山田平吉:4・6の相棒。日の出高校出身。ワギリ製作所工場長で唯一の労働者。 落田太二:6裏の相棒。しあわせ島での経験を生かし、主人公の特訓機材の開発と護身術を担当。 チームメイト 千条光(ヒカル):主人公のクラスに転校してきた少年。ポジションは投手。 上守阪奈(ハンナ)オレっ娘。今回の彼女候補の一人。ポジションは一塁手。 水口太郎(タロウ):普通。ポジションは外野手。 井石遼(リョウ):主人公のライバル。バカ。ポジションは捕手。 生瀬健(タケル):勧誘できるメンバー。まるなまスーパーの御曹司。両親は7のあの二人。ポジションは二塁手。 宇都向椋夫(ムキオ):勧誘できるメンバー。根暗。ポジションは三塁手。 具志堅修太(グシ):勧誘できるメンバー。アニメ好き。ポジションは三塁手。 世納香紀(コウキ):勧誘できるメンバー。9のあのマスターの息子。ポジションは外野手。 中杉雅史:フィンチーズのキャプテン。中学2年生。ポジションは捕手。 重要人物 ジオット・セヴェルス:ジャジメントグループ会長。「カタストロフ」を引き起こそうと企てる。 ウ・ホンフー:ジオットの部下で殺し屋。コピー能力を持つ超能力者。和那と因縁を持つ。 芹沢真央(ブラック):7の彼女候補でポケレンジャーのメンバー。現在はヒーローのリーダー。彼氏(7主人公)と喧嘩中。 桃井百花(ピンク):12の彼女候補でヒーローの一員。ブラックと同じく彼氏持ち。 茨木和那:10の彼女候補でヒーローの一員。彼氏持ちのようだが…。 天月紗矢香:今回の彼女候補の一人。主人公をお兄ちゃんと慕う。 その他 天月五十鈴:紗矢香の母親で10の彼女候補。夫は現役プロ野球選手。 シズヤ:紗矢香の家の近所に引っ越してきた謎の主婦。11の彼女候補のシズヤと同じ容姿を持つ。 大神博之:ジャジメントの日本支社長。日の出高校出身で山田の後輩。 外藤侠二:パワポケ1・3と本家パワプロ5に登場した極亜久高校の先輩。逃げ出した監督に代わりフィンチーズの新監督になる。 プロローグ 湯田・山田・落田の三人のメガネはある夜の帰り道、赤ん坊を抱きかかえた女性に出会う。 瀕死の女性から赤ん坊を託されたメガネ達は、この子を育て「世界最高の野球選手」にすることを決心する。 ――それから十一年後。 212 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 17 25.90 ID gLzgJHhl0 桜が咲き誇る春。主人公のクラスにヒカルという少年が転校してきた。 ヒカルは同じ席の主人公に話しかけてみるが、ほんの一、二言を交わすだけで会話が続かない。 昼休みのクラスメイトからの質問攻めに遭うなかでもヒカルは、一人席に座りっぱなしの主人公を気にかけていた。 放課後、教室を飛び出した主人公に再び声をかけると、今日からシニアリーグのビクトリーフィンチーズに入ると言い、 野球経験のあるヒカルは興味を抱き、主人公と一緒にフィンチーズへ入団した。 二人は、同時期に入ったハンナやタロウらと野球を通じて友情を深めていく。 その頃、アメリカで大企業ジャジメントの会長ジオットは記者会見にて、二年後に人間を火星に送り込む計画を発表した。 会見後、ジオットが車に乗り込むところを部下のホンフーがやってくる。 夢のある計画じゃないかと茶化すホンフーに対しジオットは、「二年以内に人類は「カタストロフ」で滅びるのだから、最後ぐらい夢を見せてやらない」とほくそ笑んでいた。 ある練習の帰り道、何故か心をざわつかせた主人公は寄り道をし、通りかかった公園で物鬱げな雰囲気の少女に出会う。 突然少女から「自分は特別な人間なの?」と訊ねてくる。 疑問に思いながらも主人公は質問に答えるが、その答えに少女は納得いかない様子のまま去っていった。 数日後、上級生チームの男ホームランズとの練習試合が行われることになり、 集合時間よりも早く家を出た主人公は何を思ったのか、再び公園に足を運んだ。 すると先日の少女がヒマそうな様子で公園に佇んでおり、主人公は少女に練習試合の観戦を誘ってみると、 最近父親の試合を見に行っていないという理由で試合を見に来てくれることになった。 試合が始まり、最終回で主人公はリリーフで登板される。 初登板に意気込む主人公だったが登板早々、相手の打線に捕まり滅多打ちにされる。 ベンチではヒカルが準備を始め、降板の危機に立たされた主人公は焦り、せめて一人だけでもと無我夢中に投げた。 するとボールが光り輝き、呆気に取られたバッターは三振する。 突如、主人公の投げた「魔球」にグラウンドは混乱し、試合は中止となってしまう。 ざわめく観客達をよそに、少女は主人公の魔球を見て「自分と一緒に戦ってくれる人」だと喜んでいた。 213 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 20 08.67 ID gLzgJHhl0 翌日、グラウンドには大勢のギャラリーが主人公の魔球見たさにやってきた。 主人公は監督から魔球を投げるよう指示されるが、何度投げてもあの時の魔球にはならず、 怒った観客の一人がグラウンドに乱入し、その日の練習は滅茶苦茶になった。 それから学校にもマスコミが押しかけ、主人公は逃げ出すように帰宅するが、 家の前で待ち伏せしていた他のマスコミから激しい質問攻めに遭う。 そんなところ、突如現れたホンフーという謎の男に助けられる。 超能力でマスコミを追い払ったというホンフーの言葉に主人公は疑いの目をかけるが、 「呼吸をしろ」の命令で息ができなくなったり「息を止めろ」で呼吸ができたりと、 主人公は本物の超能力だと信じ、彼に魔球について相談してみた。 ホンフーから、心のどこかで魔球を投げたくない気持ちがあったのではと指摘され、 そのうち投げられるようになると励まされる。 その後も主人公は、レッドという謎のヒーローに出会ったり、元ヒーローの一員(浜野朱里。11の彼女候補)や メガネ一族の長男(凡田大介。2・5の相棒)といった奇妙な人物たちと知り合い、交流を重ねていく。 しかしその一方では、魔球が原因でフィンチーズのメンバーが次々と辞め、ついには監督もチームを辞めてしまう。 自分のせいだと責任を感じた主人公は重い足取りで帰宅する途中、誰かの呼ぶ声が聞こえた。 来た道を引き返してみると、以前公園で出会った少女の姿があった。 天月紗矢香と名乗る少女は主人公を公園に連れていき、「自分と一緒に世界の為に戦ってほしい」とお願いしてくる。 紗矢香は主人公と同じ不思議な力――彼女の場合は超能力――を持っているというが、 世界の危機だとか現実離れした話についていけない主人公はもう魔球は投げられないとあしらい、重たい雰囲気のまま帰った。 翌日、主人公はこれ以上チームに迷惑をかけられないと、湯田にフィンチーズを辞めたいと掛け合ったところ、 ヒカル達が主人公を心配して遊びにやってきた。 仲間の気遣いに心打たれた主人公は、やっぱり最後まで野球を続けようと決心する。 奮起した影響か高揚感を鎮めるべく主人公は裏山のコースを走り込んだ。 その途中、なぜか裏山にいた紗矢香を見つけ、メガネ達の目を盗んで家の自室までおぶった。 紗矢香は主人公を追って家のある山奥までやってきたのだが、途中で道に迷ったらしい。 ここまで来たのは、やはり自分と一緒に戦ってほしいのか、と主人公が訊ねると 紗矢香は魔球が投げられなくても、助けてくれるだけでかまわないと懇願する。 彼女の切なるお願いに主人公は断りきれず、魔球の件が落ち着いたら協力するよと返事をするしかなかった。 もう夜は更けてきたので、紗矢香を山田が家まで送っていった。 214 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 23 41.18 ID gLzgJHhl0 学校の帰り、主人公のもとにフリー記者の武内ミーナとその護衛の茨木和那が接触してきた。 彼女達の目的はやはり魔球のようだが、どうもそれだけではなさそうだ。 取材後、和那から普通に生きたければ二度と魔球を投げるなと忠告される。 魔球さえあればヒーローになれると反論する主人公に対し、和那はある薬で超能力者にされてから、 陰湿で過酷な戦いに投じられ、以来平穏とは無縁の日常を過ごしていると自らの身の上を語る。 その上でヒーローになる覚悟があるかと言い残し、去っていった。 ヒーローの現実に動揺する主人公の前に、習い事の帰りであった紗矢香が現れる。 先ほどのミーナ達の話をしてみると、紗矢香の超能力は薬によるものではなく生まれつきのものらしい。 紗矢香は『願うことである事象が発生する可能性を変える』という能力を持ち、 サイコロを例に、主人公の好きな数を当てようと転がしてみる。 しかしなかなか上手くいかず、結局100回中30回という微妙な結果になった。 主人公は普通に転がしてもそう大差はないと思いつつも、とりあえず紗矢香を褒めた。 数日後、中杉キャプテンから魔球騒動で辞めてしまった監督に代わり新監督の外藤侠二が紹介され、 浮き足立つチームは一つにまとまる。 しかし、残された戦力でこれからの大会を切り抜けるには相当厳しく、 主人公は街のあちこちをうろつき、メンバー探しに奔走することに。 そんな中、以前練習試合で魔球を投げられた男ホームランズの上級生からまた魔球を投げてくれとお願いされ、 その期待に応えるべく、主人公は魔球を投げるための特訓を決意する。 特訓相手としてヒカルに相談すると、あらかじめ魔球についての情報を集めていたようだ。 魔球はより危険な特訓でパワーアップするらしいというので、 主人公はヒカルの無茶ぶりに付き合わされそうになるが、結局キャッチボールで地道に努力することになる。 あのときの練習試合、主人公のストレートが全く通用せずパニックに陥っていた。 そのときの気持ちを再現すれば、再び魔球が投げられるのではとヒカルは推測する。 翌日、学校にやってくるとクラスメイトからアメリカで魔球を投げた奴がいると教えられる。 デリック・マクダニエルという中学生で、先週初めて魔球を投げ、昨日再び魔球を投げたらしい。 クラスメイトがそのうちまた魔球を投げる奴が現れるかもなと冗談交じりに言った。 ある日の練習試合を終えた主人公のもとにミーナがやってくる。 近くの野球チームのフルスロットルズ所属のイセキリョウという少年が、魔球に似たオーラの「魔打法」を使ったと知らせてきた。 クラスメイトの言ったとおり主人公の魔球を皮切りに、世界各地に次々と魔球を使う人間が出てきている。 いったい、何が起ころうとしているのだろうか? 215 :パワプロクンポケット14:2012/06/09(土) 16 25 21.75 ID gLzgJHhl0 フィンチーズと男ホームランズの練習試合を観戦していた和那のもとに、ホンフーがやってくる。 ホンフーがコピーした予知能力によると、来年の三月に和那はホンフーと戦い、死ぬことが予知されていた。 数日後、主人公のもとにミーナがアメリカで魔球を投げたデリックを同伴してきた。 世界で最初に魔球を投げた主人公を会う為に来日したようだが、 魔球を投げられたのは神の祝福だとのたまうデリックとの宗教観の違いで殴り合いになる。 しかし何だかんだで意気投合した二人は、夏の地方と秋の全国大会を優勝し、 三月にアメリカで行われる世界大会で勝負しようと約束する。 その数日後、スキヤキッズとの練習試合のマウンドで主人公は、魔球を投げたときの気持ちを思い出す。 あのときの初登板で相手に打たれまくって混乱していた。 どこを投げても打たれてしまう気持ち――それが魔球を投げる力の源だとしたら? 魔球を投げるきっかけを見つけた主人公は、吹っ切れた表情で第一球を投じた。 そしてボールは再び光り輝き、グラウンドを圧巻させた。 試合後、スコアボードの上から魔打法を操る隣地区のフルスロットルズのリョウが現れる。 フィンチーズの面々に魔打法を見せつけるが、うっかりボードから落ちてしまい、あっという間に退場した。 313 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 19 37.87 ID 0pdcequK0 再び魔球を投げられるようになった主人公は紗矢香と一緒に世界の為に戦うことになるが、 具体的に何をすればいいのか分からない。 いくら魔球や超能力などが存在するとはいえ、今の世界に何の異常も見られない。 紗矢香はもうすぐとんでもないことが起こると説明するが、いまいちピンとこない。 とりあえず紗矢香の超能力の訓練と街のパトロールを地道に行うこととなり、 まず紗矢香の家がある住宅街を見回ると、シズヤという近くに住む神秘的な女性と知り合う。 彼女から川原で奇妙なものを見たという情報をもとに行ってみると、 異空間の穴が現れ、虫の群れが襲いかかってきた。 突如出現した虫の大群に慌てふためく主人公だが、紗矢香から魔球を投げてと言われる。 言われるがまま魔球を投げてみると、何と虫の群れが消失した。 この後も穴から虫が雪崩れ込み、主人公は魔球を使い、数時間かけて虫を退治した。 何とか街の危機(?)を救ったが、何もないところから謎の穴と虫が現れる不可解な現象に主人公は首をかしげた。 314 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 24 27.79 ID 0pdcequK0 ある日、川原で一人練習をしていた主人公の前にホンフーがやってくる。 素振りをする主人公の姿を見つめながらホンフーは自分の過去を語りだした。 二十五人の敵と自分と恋人の二人がいた。 そして最後に立っていたのは自分一人――恋人は立っていなかった。 その出来事は深く記憶に焼きつき、何度も夢に出てきてはやり直しても その恋人だけは救うことができなかった。 起きてからじゃ遅い、だから自分のように後悔しないように、とホンフーは悲しげな表情で主人公に忠告した。 翌日、街へ買出しに来ていた主人公は偶然和那と出くわし、ヒーローの秘密基地へ案内される。 そこでリーダーの芹沢真央(ブラック)と桃井百花(ピンク)、その関係者の白瀬芙喜子(8の彼女候補)と知り合う。 もう一人のメンバーにピンクの彼氏がいるのだが、今は不在のようだ。 主人公とホンフーが知り合いと聞いた白瀬から、ホンフーの素性を聞かされる。 かつてホンフーは中華系グループに所属していた裏社会屈指の殺し屋で、 ある時ジャジメントの超能力に目覚める薬を飲んで、他人の能力をコピーする超能力を獲得していた。 (序盤で主人公にかけた超能力や和那への未来予知も、他の超能力者から写し取ったしたもの) ホンフーはジャジメントと組んで、超能力者を量産することでより強い超能力を得ようとしていると白瀬は考える。 ホンフーがそんな人とは思えないと、主人公はある違和感を抱き、お姉さんも悪い人なの? と訊ねると、 白瀬は命を狙ってくる敵が多いと、あるメモリーチップを見せた。 チップにはタイムマシンの設計図データが入っており、これを狙ったり破壊を目論む裏社会の連中が多い。 もっとも、設計図はまだ理論段階までしか記録されておらず、 データの中身を理解できる天才でなければタイムマシンを作ることができないという。 人類の歴史そのものを変えかねないチップの重みに疲れを感じていた白瀬は、 物珍しそうに眺めていた主人公にチップを託す。 何の事情も知らない子供にと顔をしかめる和那だったが、 白瀬はこの子なら正しい使い方をしてくれると確信していた。 その次の日、アジトにジオットの護衛であるエアレイドが迫ってきた。 ブラックは彼女に聞きたいことがあると、人気のいない場所へと誘き寄せる。 和那は主人公へ危ないから帰れと警告するが、せっかくなので一緒に聞いてみることにした。 姿を見せたエアレイドにブラックは「カタストロフ」の全貌を聞き出す。 「カタストロフ」が起これば世界は滅茶苦茶になる。 そんな計画を実行するにはそれ相応の理由を抱えているはずだ。 エアレイドは自身のルーツとジオットの過去を語りだした。 315 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 28 02.70 ID 0pdcequK0 とある紛争地域で生まれたジオットは、貧乏な家族のためにあらゆる手段を使って養ってきた。 しかし、家族を欧州の大財閥のカエサリオン一族に虐殺され、妹はその一族の長女の心臓移植の為に殺され、 全てを失ったジオットはカエサリオンへの復讐を糧に裏社会をのし上がり、マフィアのボスとなった。 だが軍事的経済的にも巨大財閥相手には敵わず、ジオットは古代の悪霊・イズベルガを召喚することを決意した。 イズベルガは数千年を生きる、人々の怒りや恐怖などが具現化された悪霊で 最愛の人を犠牲にした人物と契約し、ともに復讐を実行するが、 生贄にされた人物の人格を受け継いでいるため、用が済めば自分を犠牲にした契約者を殺害してしまう。 現在、ジオットと契約しているイズベルガ――今の名前はエアレイド――は彼の妻を生贄に召喚されたものだが、 妻はジオットを深く愛し、全てを失った彼の復讐に受け入れた上で自ら生贄となった。 ジオットはエアレイドと当時取り入ったジャジメントの力によってカエサリオンの一族を滅ぼしたが、 失ったものはあまりにも大きく、ジオットの心に決して癒えることのない傷をつける結果となった。 カエサリオンへの復讐を果たしてもなお、ジオットは世界に対する怒りが収まらず、 今度は「カタストロフ」を起こして世界を地獄に変えようとする。 本当に愛しているのなら止めるべきではと指摘するブラックに対し、 エアレイドは「人の想いで生まれた化け物が人間と共存などできるか」と切り捨て、 夢を見たいのなら「カタストロフ」に協力しろと迫る。 「カタストロフ」とは、あらゆる願いが叶う世界。 できることなら普通の人間になりたいとエアレイドは胸の内を語り、主人公達のもとから消えた。 316 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 29 20.01 ID 0pdcequK0 主人公の尽力により魔球騒動で減ってしまったチームのメンバー不足に目処が立ち、 何とか夏の地方大会に参加することができたフィンチーズ。 並みいる強豪を次々と倒し、リョウ率いるフルスロットルズとの決勝戦に勝利し、 秋の全国大会への切符を手にする。 試合後にリョウは主人公の実力を認め、生涯のライバルと宣言し、再戦を誓った。 そして夏休みも終わり二学期が始まると、何とリョウが主人公の学校に転校してきた。 家庭の事情で引っ越してきたらしく、突然の引越しにリョウは納得していなかったが、 結局フィンチーズに入団することに。 その入れ違いでキャプテンの中杉も家庭の事情でアメリカへ引っ越し、 チームの正捕手の座はリョウになった。 その同時期、十歳前後の小学生が野球以外のスポーツで、魔球のようにおかしな技を使い出していた。 これは、異変の兆候なのだろうか。 317 :パワプロクンポケット14:2012/06/20(水) 18 30 37.62 ID 0pdcequK0 ある日の公園、紗矢香が超能力の特訓で小さな砂山を崩してみせた。 日増しに強くなっている紗矢香の超能力に、主人公は一抹の不安を抱く。 そのとき、公園へ通りかかったシズヤに先日の川原での出来事を話してみた。 シズヤは主人公達の荒唐無稽な話を信じてくれたようで、 今度は主人公の家がある裏山でおかしなものを見たという情報をくれた。 次の日に行ってみると、また川原の時と同様、異空間の穴からクモの群れが出現した。 また魔球で退治しようと投げるが、クモの動きが素早くなかなか当たらない。 そんな中、主人公は超能力で穴を開けてクモを落とす作戦を思いつき、紗矢香の超能力で地震を起こした。 地面に生じた大きな亀裂にクモの大群を嵌め、そこから魔球で消し去った。 その繰り返しで、穴から現れるクモがいなくなるまで退治した。 また街の危機を救ったと喜ぶ紗矢香だったが、主人公は違和感めいたものを拭えなかった。 後日シズヤに川原や裏山での目撃情報について聞いてみるも、スーパーの立ち話で耳にしたとはぐらかされた。 秋の主人公の誕生日。 フィンチーズのメンバーから祝福され、その後紗矢香の家で誕生パーティを開いてくれるなど、 忘れられない一時を過ごした主人公。 帰路に着こうとした時、シズヤから紗矢香のことをどう思っているのか? と訊ねられた。 成り行きとはいえ、紗矢香はまるで本当の妹のように自分のことを慕っている。 一緒に過ごしていくにつれ、主人公のなかで紗矢香は誰よりも大切な存在になりつつあった。 ありのままの想いをシズヤに打ち明けると、彼女から 「いつか紗矢香の為に、大好きな野球ができなくなるかもしれない」と忠告される。 472 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 41 34.44 ID oDcdrWXk0 ある日ミーナから喫茶店に呼び出された主人公は、魔球に関する仮説を聞かされた。 おそらく魔球は、「具現化」という現象で生み出されたものだとミーナは考える。 そんな魔法じみたことが、と笑い飛ばす主人公にミーナは過去に起きた超常現象を引き合いに 主人公に分かりやすく具現化の説明を行った。 具現化とは人々の願いや思いによって生まれ、現実世界にて形作られる。 つまり魔球も第三者の願いによって発生したということになる。 店の帰り道、主人公は紗矢香の力や街のあちこちに発生した穴と虫のことを思い返す。 魔球は自分自身の思いで生まれたのか、それとも別の誰かの願いで作られたのか。 いずれにせよ、今は全国大会のほうへ頭を切り替えなければならなかった。 それから数日後、主人公と紗矢香は裏山でパトロールをしていた。 突如異空間の穴が現れ、姿を見せたのはいつもの虫の群れではなく、 とても大きな黒い球体であった。これまでの虫の大群とは規模が違う。 主人公は魔球で消し去ろうとするが、球体は形を変え避けてしまう。 球体をどうにかしようとあれこれ提案するもどれも効果がなく、球体は紗矢香に襲いかかった。 危ない! と危機を察知した主人公は身を挺して 紗矢香を庇ったが、全身に激しい痛みが走る。 球体はまた主人公達へ近づき、絶体絶命かと思われたそのとき、 姿を見せたシズヤが不思議な力で球体の動きを止め、 その隙に主人公達は命からがら裏山を脱出した。 その後、主人公は全治一ヶ月の怪我を負ってしまう。 当分練習はできないものの、大会は痛み止めの薬を使って何とか出場できる。 しかし紗矢香は、自分のせいで主人公を危ない目に遭わせてしまったと涙を流し、 主人公に別れを告げて走り去った。 シズヤはもう少し早ければこのような事態にならなかったと主人公に謝る。 結局あの黒い球体は主人公たちが逃げ出した後、あの穴へ戻っていったらしい。 主人公はシズヤも紗矢香と同じ力を持っていたと感心するが、 シズヤ自身、あの黒い球体を止められるほどにまで力が戻っていたとは思わなかった模様。 しばらく前までシズヤは完全に力が失われていたらしく、 主人公達に出会う少し前に突然、力が戻り始めていたらしい。 シズヤは紗矢香のことは自分に任せ、主人公に今は野球に専念してくれと忠告した。 473 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 44 42.66 ID oDcdrWXk0 あの黒い球体の件以降、紗矢香は学校を休み、公園にもやってこない。 シズヤからそっとしておいてやれと言われているが、 主人公は我慢できず紗矢香の家に向かった。 家には母親の五十鈴が応対してくれたが、案の定、紗矢香は姿を見せない。 五十鈴は主人公に、紗矢香の生い立ちについて聞かせてくれた。 紗矢香は生まれ持った超能力ゆえ、あまり周囲とは馴染めなかった。 そんな時、同じ異能を持つ主人公が現れ、やっと仲間が見つかったと喜んでいた。 しかし、主人公に怪我を負わせてしまった責任を強く感じ、部屋に引きこもっている。 いまは時間が紗矢香を立ち直らせてくれることを信じて、そっとしておいてほしいと言われてしまう。 主人公は紗矢香がいない一抹の寂寥感を抱き、全国大会に向けてリハビリに励んだ。 そして大会直前、紗矢香がいなくて集中できない主人公に突然現れたシズヤから 紗矢香を立ち直らせるためには、全国大会を優勝する必要があると助言される。 塞ぎ込んでいる紗矢香に全国優勝をプレゼントすれば自分を責める理由がなくなるはずだ。 そのためにも主人公は外藤監督に内緒で、怪我をおして全国大会に臨んだ。 主人公の力投でフィンチーズは一回戦を快勝し、その後も謎の連中による妨害にめげることなく、 順調に勝ち進んでいく。 ある練習後の夜、ヒカルは一人投げ込みを続けていた。 忘れ物を取りに来たハンナが話しかけると、ヒカルから魔球についてどう思ってるのかと聞かれる。 ヒカルは主人公と同じ魔球を使えるリョウに嫉妬し、魔球を投げられない悔しさを滲ませていた。 数日後、いつものように夜の投げ込みを続けるヒカルのもとに、 ハンナから話を聞いた主人公がやってくる。 ヒカルは、もしリョウが来なかったら魔球にこだわることなくチームは主人公中心となり、 自分は主人公にとっての一番でいられたと、これまで押し殺してきた気持ちを吐露する。 主人公が一番二番かは関係ない、俺達は親友だろうと諭した途端、 グラウンドに謎の男達がやってくる。 軽い身のこなしで男達をかわす主人公だったが、ヒカルが捕まってしまう。 逃げようにも逃げられなくなった主人公はヒカルとともに男達に捕まることにした。 そして男達にある雑木林へ連れ込まれた主人公とヒカルは、海外へ売り飛ばされるための ボディチェックを受けたところ、何とヒカルが女の子であったことが発覚する。 すると、ジナイダというジャジメント側のロボットと謎のロボットの集団が乱入し 入り乱れの状態となり、その隙に主人公達は逃げ出した。 安全な所までやってきた主人公は、ヒカルに何故女であることを隠したのか問い詰めた。 ヒカルは大会が終わるまでフィンチーズの皆には内緒にしてくれと主人公にお願いし、 終わったら全て話すからと約束した。 474 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 46 13.84 ID oDcdrWXk0 全国準決勝後、主人公はシズヤに試合の勝利を報告すると、 シズヤから、今なら紗矢香と話せるだろうと携帯電話を渡される。 主人公は紗矢香宅に電話を入れ、久しぶりに彼女の声を聴き取った。 声の様子からして、どうやらいつもの調子を取り戻していたようだ。 紗矢香はあの一件以降、シズヤや母親からかなり怒られたらしい。 主人公は紗矢香に、次の決勝戦に来てほしい、優勝したらまた一緒に世界の為に頑張ろうと説得する。 少しばかりの助力とシズヤは不思議な力で主人公の怪我を完治させ、 紗矢香の為にも絶対勝てと叱咤した。 一方、明日の決勝戦を控えるリョウは決勝相手のブラスジョーカーズのエース黒羽に出会った。 これまでのフィンチーズへの数々の妨害行為と、主人公とヒカルを捕らえた連中は 全て彼の父親が経営する会社のマフィアの手によるものだった。 黒羽はリョウに、彼の両親がフィンチーズの地区へ引っ越した真相を明かし、 明日の試合への揺さぶりをかけるが全く効果がなく、 配下を使ってリョウに試合に出られない程度の怪我を負わせた。 そして試合当日、リョウは入院してしまい、ヒカルが代わりに 決勝戦のマスクを被ることになる。 主人公はグラウンドを見渡すと観客席には紗矢香とシズヤが応援に駆けつけてきた。 紗矢香に絶対勝つと主人公は約束し、決勝のマウンドに立った。 白熱の試合展開の中、主人公は光の魔球を駆使してジョーカーズ打線をねじ伏せていく。 裏の攻撃でチームの打線が繋がり、ついに先制点をもぎ取った。 試合はフィンチーズの勝利に終わり、主人公達は世界大会への切符を手に入れた。 数日後のニュースでは、スウェーデンにて突如ゴブリンの集団が現れたと報道していた。 民話上のものではなくゲーム上の存在が、具現化によって出現したのである。 日々対象が拡大する具現化現象。 いったいどうなってしまうのか。 475 :パワプロクンポケット14:2012/07/13(金) 23 48 56.66 ID oDcdrWXk0 大会後主人公はヒカルを呼び出し、チームの皆に話す約束を破ったヒカルに事情を問いただす。 何かを隠すためだろうと指摘する主人公に、ヒカルはこれ以上隠し切れないと自身の正体を明かした。 千条光の名前は嘘であり、本名はTXQ0006(通称・TXクイーン)。 TX-110というロボットの集団の二代目リーダーでサイボーグであったのだ。 といってもロボットを統率する以外の特殊な力はなく、身体能力も普通の小学生と何ら変わらない。 そもそもヒカルが主人公の学校に転校してきたのは、前の学校では女の子として 振舞っていたものの仲間が騒ぎを起こし正体がバレてしまい、慌てて転校したとのこと。 ヒカルの身体のどこかに通信機を埋めてあり、直接部下のロボットと通信ができると説明した途端、 ジナイダが現れ、通信機を破壊されてしまう。 ジナイダがヒカルもといTXクイーンのもとへやってきたのは、 「カタストロフ」介入の意思確認のためらしい。 ヒカルは止められるのであれば止めたいが、大好きな野球ができなくなってしまうと言葉を濁す。 TXクイーンの力を危険視するジナイダは「カタストロフ」が終わるまで どこかに閉じ込めようとヒカルを連れて行こうとした矢先、 和那が助けに駆けつけてきた。 その隙に主人公はヒカルを担いで家まで逃げ出した。 その後、主人公の家で手当てを受けたヒカルは主人公に手当てされたことを受け、 責任とってもらわないと意味深な発言をし、主人公を戸惑わせた。 173 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 44 50.09 ID zjaos2940 クリスマスの夜、ピンクに呼び出された主人公は一緒にパトロールをしていた。 二人はビルの屋上から街の様子を監視し、街を巡回している和那とブラックに異変を知らせる役目である。 和那からホンフーを目撃したとの連絡が入り、ピンクはホンフーの姿を注視した。 しかしその途中、ピンクの彼氏が他の女と一緒の姿を発見し、嫉妬に駆られている間にホンフーを見失う。 その直後、瞬間移動したホンフーに背後を襲われ、ピンクは瀕死の重傷を負ってしまう。 危機を察知した和那とブラックが駆けつけるが、コピー能力に加え世界最強の殺し屋であるホンフー相手に分が悪い。 最悪な状況下に主人公はホンフーに、白瀬からもらったタイムマシンの情報が入った メモリーチップと引き換えに見逃してくれるよう、取引きを持ちかける。 さらに主人公は、ホンフーがこれまで超能力者を増やしてきたのは 強くなることではなく、ある「超能力」をコピーするためだったのではと指摘した。 ホンフーは、普段の彼からは考えられない激情を露わにする。 時間を巻き戻す能力をコピーすれば、あの日に戻って彼女を助けられる。 今の自分なら二十五人など一瞬で殺せる。恋人を救い出せる。 ――なのに、何故誰も時を操れない! 何で誰も時を巻き戻せない! タイムマシンでは未来の人間に知られてしまう危険性がある。 そもそもタイムマシンが作られる前に歴史が書き換えられてしまう可能性もあり得る。 メモリーチップ程度では何の取引きにもならない。 ホンフーは戦う気分じゃなくなったと興を削がれ、去っていった。 年の暮れ、商店街を歩いていた主人公は久しぶりにレッドに会った。 どうもレッドの出で立ちが変身した姿のブラックとそっくりと思った主人公は 彼女の名前を出してみると、レッドは驚きの反応を見せた。 ブラックとは古い知り合いのようだ。 数日後レッドは路地裏でマーカスというジオットの関係者からジオットに関する情報を手に入れ、 その翌日、主人公にヒーローとして動かなければならなくなったと別れを告げて、商店街から姿を消した。 174 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 47 20.92 ID zjaos2940 新年を迎え、ジャジメントがよからぬ動きを見せたりレッドが何らかの行動を起こすなか、 主人公達は再び裏山に出現した、黒い球体を対峙していた。 紗矢香は超能力で大気を凍らせ球体の動きを封じる。 もはや可能性の範疇を超えつつある紗矢香の力に戦慄しながらも主人公は魔球を投じ、球体を消失することに成功した。 ついに黒い球体を倒したと喜ぶ主人公だったが、紗矢香は浮かない顔である事実を打ち明けた。 以前シズヤから、自分が願えば敵が出てくるかもしれないと教えられていた。 これまで出現した虫の群れと黒い球体はすべて紗矢香の願いによって生まれたのだという。 シズヤは外国でゴブリンが現れたように、紗矢香が願わずとも具現化の力は日増しに強くなり、 いずれこの街にも被害が出たのかもしれないと推測する。 そしてシズヤはこの具現化の力を利用し、もし主人公達が事態の収束を願えば 具現化の根本的な原因が明らかになるかもしれない、と提案してきた。 だが、命を落としかねない危険な選択となり得る。 しかし、主人公はそんな選択に苦悩するまでもなかった。 具現化の原因も真実なんてどうでもいい。 ――紗矢香を守ることが自分にとっての大事なことだ。 主人公の結論に紗矢香も同意し、シズヤもこれに満足した。 もうこれ以上危険なことをやめて、主人公は自分達の街を守ることを決意した。 175 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 48 04.31 ID zjaos2940 世界大会の数日前、主人公は山田に母親のことを尋ねてみた。 十一年前、赤子の主人公を抱きかかえていた女性は特に目立った格好はしていなかったという。 その頃ミーナは主人公の身元を洗ったところ、母親の身分証が偽造であることが分かった。 さらに主人公をメガネ達に託した同時期に、あるプロ野球選手が失踪していた。 ミーナは、身分を偽らざるを得ない立場にあった女性と突如姿を消したプロ野球選手との関係を睨んだが、 「カタストロフ」の到来に備え、一旦調査を打ち切ることにした。 昼下がりのグラウンド、外藤は主人公の父親達の話のなか、高校の後輩で 彼らによく似たメガネ(亀田光夫。1・3の相棒)の話題になった途端、 改めて主人公の顔を見て、言葉を失う。 愕然とする外藤に主人公は不思議そうに見つめていたが、なんでもないと言われ練習に戻った。 しばし主人公の姿を眺め、外藤はある思いを抱いた。 主人公の顔つきが『あいつ』によく似ている。 野球に対する姿勢も『あいつ』そのままだ。 ――しかし『あいつ』は、主人公の生まれるずっと前に死んでいたはずだ。 176 :パワプロクンポケット14:2012/08/14(火) 00 50 53.77 ID zjaos2940 練習から帰った主人公は、居間でメガネ達が珍しく神妙な雰囲気で話し合っているのを見かけた。 何か大事な話かもしれないと思いながら自室へ向かい、寝ることにした。 翌日、主人公はメガネ達に行き先を知らされないまま車へ乗せられた。 主人公はどこへ連れていくのかと訊ねると、湯田から主人公の本当の両親が分かったと告げられる。 ある喫茶店に着くと店内にはジャジメントの日本支社長の大神博之が待っていた。 山田の高校時代の後輩で湯田のプロ時代の先輩でもある大神に主人公の両親の調査を依頼したところ、 すでに二人は死んでいることが分かった。 両親についてまとめた書類を受け取った主人公は今は野球に集中したいと 湯田に押しつけて店を飛び出した。 主人公は満天に輝く星空を見上げ、涙ぐんだ。 ――自分の知らないところで死んでいたなんて。 夜空の下、主人公は顔も知らぬ両親に向けて 怒りとも悲しみとも取れる叫びを上げた。 375 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 14 32.24 ID G4D6/u2s0 三月、日本を出発したフィンチーズは世界大会の開催地のアメリカに足を踏み入れた。 大会が始まる数日前、主人公はヒカルとキャッチボールをしていたところ、突如やってきたアメリカの特殊部隊に どこかへ連れてかれる。 連れてかれたアジトにて、ウルフェンという狼男の風貌をした隊長から ジャジメントの「カタストロフ」の阻止に協力してほしいと頼まれる。 これまで世間を騒がせた具現化の正体は、ジャジメントが極秘裏に開発した「ドリームマシン」という機械が起こしたらしく、 アメリカ政府は「カタストロフ」の発生による被害は何十億人にも上るという。 ヒカルは少し待ってほしいと返答を先延ばし、一旦アジトを後にした。 それから数日が経ち、表面上はこれといった出来事がないまま世界大会は開催された。 フィンチーズは他国チームの魔球に苦しめられながらも撃破しつつ、決勝戦に駒を進めていく。 そして決勝戦の前夜、主人公はホテルから抜け出そうとするヒカルに声をかけた。 やはりウルフェンたちのもとへ行き、「カタストロフ」の阻止作戦に参加する決意を固めたようだ。 ヒカル一人では行かせないと主人公も作戦に同行した。 召集された荒地には世界各地の特殊部隊や超能力者などが集っていた。 そのなかからブラックや和那たちの姿を発見すると、主人公のもとに変身した姿のピンクがやってくる。 男のような体格からして例のピンクの彼氏らしく、ピンク本人はスーツになって自分を取り込んでいるなどと妙な発言をする。 クリスマスの夜にピンクがホンフーに不意打ちされたことを受け、その代わりとして参戦したらしい。 周囲を見渡していたウルフェンは、ここの連中は誰も手を組もうと考えていないにもかかわらず ここに集結されている状況に疑問を抱くと、ルチアというジャジメント側の超能力者が 人食いゴキブリやドラゴンなどの生物兵器を従え、現れた。 和那によるとルチアは人の心を書き換える超能力を持ち、これまでジャジメントに反感を抱いた者を次々と破滅させたという。 始めに和那とブラックは先行し、敵の集団を切り抜けつつジャジメントの拠点地に潜入した。 中に入るとエアレイドが姿を現し、空気を操る能力で和那を苦しめる。 ブラックはエアレイド相手に分が悪いと和那を先に行かせ、エアレイドとの戦闘を開始する。 和那はドリームマシンのある部屋を目指す途中、運悪くホンフーと出くわしてしまう。 376 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 15 09.48 ID G4D6/u2s0 その頃、外では味方側が突如仲間割れを起こした。 おそらくルチアの能力に操られ、同士討ちさせて戦力を減らす目論見のようだ。 しかしヒカルの従えるTX-110には効かず、敵の集団を蹴散らしていくが、 突然TX-110に酷似したジェノサイトというロボット集団に襲撃され、 TX-110のシステムであるヒカルはルチアの超能力を受けてしまう。 ルチアの超能力とは人間の持つ性格のひとつを強化し、心のバランスを崩壊させるもので、 ヒカルの中で抱える「繊細さ」が強化され、これまで男であることを隠し続けたことを懺悔し始める。 これまで男のふりをしてきたことに苦悩し、ハンナと同じ女の子でいたかったと思いを吐露するヒカル。 そんな彼に主人公は「一緒に甲子園に行こう!」と一喝し、立ち直らせる。 一年間ともに野球をしてきた仲間の信頼が超能力を打ち破ったと説く主人公に、激怒するルチアは主人公にも超能力をかけた。 だが、主人公に何の変化も見られない。 おかしいと思ったルチアは主人公の心を覗いてみると、主人公の意外な精神構造に驚いてしまう。 矢部一族から野球漬けの日々を強いられてきた主人公の『野球』という単純かつシンプルな思考に ルチアの能力はまったく効かなかったのだ。 追いつめられたルチアは不死身のドラゴンを呼び出し、盾としてヒカルたちの攻撃を防ぐが、 ヒカルたちの猛攻にドラゴンの体勢が崩れてしまいルチアは下敷きとなってしまう。 ルチアが倒され敵勢力が浮き足立っている隙に、主人公は外をヒカル達に任せ、ウルフェンらとともに敵の基地へ潜り込んだ。 先に基地に潜入したウルフェンの部下がブラックとエアレイドの戦闘に巻き込まれたことを受け、 主人公はウルフェンとは別のルートを目指した。 エアレイドとの戦闘中、ブラックは切り札のある装置を取り出した。 具現化で生まれた者を消失させるという装置のスイッチを入れるや、エアレイドから力が抜けていく。 さらにレッドとピンクが応援に駆けつけ、二人のポケレンジャーの参戦で戦局が有利に傾くかと思いきや、 エアレイドが大気を操って爆発を起こし、攻撃する隙がない。 だが戦闘が長期化するにつれ、エアレイドは謎の浮遊感を覚えた。 ブラックが起動させた装置で、人々の願いで生まれたポケレンジャーやエアレイドの力がなくなり、 やがてその存在が消えてしまうのである。 エアレイドが弱体化しているその隙に倒し、ドリームマシンを破壊するという目論見であったが、 突然やってきた主人公がエアレイドの人質にされてしまう。 主人公の命が惜しいのならその装置をよこせと迫るエアレイドだったが、レッドはオーバースローから装置を投じ、 キャッチした主人公によって間近で装置を起動させられた。 エアレイドが主人公を手放した隙に、レッド達はとどめのキックを浴びせ弱体化したエアレイドを撃破した。 残る敵はホンフー一人。 ブラックらは和那を助けに向かおうとするが、先ほどの装置の影響で衰弱し倒れてしまう。 力が出てこないと実感するレッドは代わりに主人公を先に行かせることにした。 377 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 15 40.11 ID G4D6/u2s0 一方、和那はホンフーに攻撃を叩き込むもまったく通用せず、倒れこむ。 そこにウルフェンたち特殊部隊が駆けつけ、ESPジャマー(超能力の無効化装置)を起動させるが、 ホンフーの超能力によってすべての機械や銃火器が使えなくなってしまう。 その間に和那が立ち上がり、ホンフーがウルフェンに気をとられている内に襲いかかった。 戦闘は和那が優位であるが攻撃が当たらない。 しかもホンフーにESPジャマーを破壊され、全ての超能力が使えるようになったホンフーに圧倒される。 絶体絶命の危機に陥ったそのとき、主人公が現れた。 ホンフーはこの状況にちっとも怯えない主人公に理由を尋ねると、ルチアの超能力を受けてから何故か勇気が湧いてくると返した。 どうやらルチアに主人公の「勇気」を強化されていたようだ。 そんなやりとりの後に再び和那が復活し、重力を切り替える超能力を使った必殺技の無限回転アタックで正面から突撃をしかけた。 ホンフーは冷静に回避しようとするが、主人公の「必殺技は避けちゃダメ」というお約束に付き合わされ、 攻撃を跳ね返す超能力で攻撃をそのまま返し、とどめを刺すことにした。 だが和那の一撃がヒットし、ホンフーは倒れる。 和那は隠し持っていたESPジャマーをホンフーの足元に置き、ホンフーが超能力を行使した途端に起動し、 能力を無効化させたことで攻撃が当たったのだ。 ジャマーが起動しそれぞれの超能力が使えなくなった以上、和那とホンフーは肉弾戦で最後の決着をつける。 和那は、目にも留まらぬ攻撃速度を誇るホンフーの動きに順応していく。 応援してくれる人間がいるかいないか、たったそれだけの差が決め手となり、凄惨な死闘の末ホンフーを倒した。 そしていつの間にか姿を消していたウルフェン率いる特殊部隊がドリームマシンを破壊し、 ジャジメントの「カタストロフ」計画の阻止に成功した。 主人公たちは喜びを分かち合い、明日の決勝戦に向け、ヒカルとともにホテルへ戻った。 その頃、紗矢香とシズヤはドリームマシンが破壊され、主人公が無事に生き残ったことを察知した。 紗矢香は自身の願いのため、ある行動に出ようとしていた。 378 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 16 21.38 ID G4D6/u2s0 翌日、日本代表・ビクトリーフィンチーズ対アメリカ代表・ホワイトファルコンズの世界大会決勝戦の試合が始まった。 その頃レッドは単独でジオットの隠し部屋に辿り着いた。 「カタストロフ」を止めろと迫るレッドに対し、ジオットはもう止められないとモニターに映る野球の試合を眺めていた。 ドリームマシンが破壊されたが「マナ」は十分に溜まった。 この先、自分が何もせずとも「カタストロフ」は起こる。 間もなく変革の時がやってくる。 一方のフィンチーズ対ファルコンズの試合。 デリックのトルネード投法から繰り出される光属性の魔球と高速スライダーに翻弄され、 さらに中杉元キャプテンに投球パターンを把握されてしまい、フィンチーズの打線はゼロに抑えられてしまう。 試合は最終回を迎え、フィンチーズ一点ビハインドで一打サヨナラの場面。 バッターボックスには主人公。 デリックの魔球に対し、主人公は魔打法で真っ向勝負をしかけた。 拮抗し合う光属性同士の対決は主人公に軍配が上がり、ボールははるか上空に消え、逆転サヨナラホームランとなった。 フィンチーズは悲願の世界制覇を成し遂げた、ナインの誰もが喜びを分かち合おうとした。 ――そのとき、世界にヒビが生じた。 その音は、世界中の人間が耳にした。 グラウンドの上から突如空間が歪み、発生したブラックホールからユニフォームを纏った謎の集団が現れた。 そいつらは、これまで人々が描き、目にしてきた野球漫画の登場人物の姿をしていた。 379 :パワプロクンポケット14:2012/11/01(木) 00 17 26.80 ID G4D6/u2s0 この現象はアメリカの球場以外にも世界各地に異変が発生していた。 巨大トカゲ、吸血鬼、果ては宇宙人が出現し、人々の描いた想像上の存在が現実を侵食し始めた。 怪物や魔物が跋扈し、人間は対抗する術もなく蹂躙されていく。 これがジオットの望んだ、空想と狂気に彩られた混沌の世界である。 レッドは危険にさらされている弱者を守るために最後の戦いを挑む。 対するジオットは極秘裏に開発していた装備を付けて変身した。 その姿は、かつて「ブルー」と呼ばれたヒーローの姿をしていた。 その頃、フィンチーズの面々は異常とも言えるこの状況下に臆せず、 未知への好奇心と闘争心の赴くまま、謎の集団――ブラックホールズとの試合を望んだ。 すると試合開始の直前、紗矢香が観客席から飛び出し、主人公にこの試合を負けてほしいと懇願してきた。 突然の紗矢香の言葉に理解が追いつかない主人公にシズヤが代わって状況を説明する。 これまで世界中に発生した具現化は、主人公が魔球を投げたことがきっかけであった。 その原因たる主人公が具現化の『核』であるブラックホールズに勝利すれば、 具現化の現象がすべて消失するという。 しかし、それは主人公たちの魔球が失われることを意味していた。 紗矢香は魔球と超能力という異能を持つ主人公と自分との接点が失われ、 一緒にいられなくなってしまうという幼心から、わざと試合に負けてくれるよう哀訴する。 悩んだ末、主人公はある答えを出した。 (ここでED分岐。トゥルーEDはある複数の条件を満たさなければバッドEDになってしまう) 38 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 23 33.04 ID PsjB0gdF0 野球をする以上、ここまで戦ってきた仲間とライバルの想いを裏切ることはできない。 敵がいなくなっても魔球が投げられなくてもずっと一緒と説得する主人公に、 紗矢香は自分のいないところでヒカルと仲良くしていること、自分をのけ者にして ドリームマシンを壊し「カタストロフ」を阻止しようとしたことも全部知っていると告げた。 主人公は紗矢香を危険な目に遭わせないようにシズヤから止められていたと弁解するが、 紗矢香は自分を置いてどこかに行ってしまうんだと涙ぐむ。 自分と主人公が一緒にいられる世界を望む紗矢香は、主人公に試合を負けるよう超能力をかけた。 事象の可能性を変える超能力に主人公はやる気やガッツのみならず特殊能力も剥奪され、絶不調に陥ってしまう。 (やる気・ガッツが0、ノビ×・キレ×・寸前×・スロースターター・センス×など多数のマイナス特殊能力を取得) 主人公はずっと一緒にいながら紗矢香の本心に気づいてやれなかったことを悔い、 しかしやっぱり野球で負けるわけにはいかないと奮起し、最後の試合に臨んだ。 試合は両チーム無得点の投手戦を続けたが、気力が根こそぎ奪われ魔球を投げられない 主人公にボラックホールズは容赦なく打ち込み、点差を広げていく。 打線も、相手投手の170Km/hの豪速球とLv7ナックルに翻弄され、三振と凡打の山を積み重ねる。 そして試合は最終回を迎え、フィンチーズは絶体絶命の危機に立たされてしまう。 主人公は最後の力を振り絞り、世界のため、紗矢香のために最後のイニングへ臨んだ―― ・バッドED ブラックホールズに勝利し、具現化の消失で主人公たちの魔球が失われた。 ショックを受けた紗矢香は主人公のもとを去り、夢の世界へと閉じこもった。 紗矢香は夢の世界で主人公と一緒に怪物と戦う日々を過ごしていたが、 現実世界で眠り続ける彼女は時折笑い、苦しみ、涙を流していた。 主人公はせめて夢の中の自分が紗矢香を守ってくれるよう、祈ることしかできなかった。 ・ノーマルED ブラックホールズに敗北してしまい、具現化が世界に固定されてしまった。 そして月日は流れ、世界中に怪物が出没するようになり、 主人公と紗矢香は魔球と超能力で怪物を退治し、街のヒーローになっていた。 自身の望みが叶ったこの世界の現状に紗矢香は「これで本当によかったの?」と戸惑っていた。 39 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 25 34.22 ID PsjB0gdF0 ・トゥルーED 激しい戦いの末、ブラックホールズに勝利したフィンチーズ。 その影響で世界中の具現化現象が急速に衰退していく。 一方、レッドとの戦いに敗れたジオットは「カタストロフ」が終わったことを悟り、自暴自棄になる。 レッドは、「カタストロフ」崩壊の原因は人々がこの出来事をリアルと感じていなかったことを指摘した。 元の日常を期待して、モニターに映る出来事を他人事のように感じ取る。 たとえ怪物が暴れようが宇宙人が舞い降りようが、自分たちの世界とは別世界での出来事。 そんな無情な現実が空想を打ち消したのであった。 無理矢理引き上げられたマナは「カタストロフ」の崩壊により急低下し、当分「カタストロフ」は訪れないだろう。 レッドはそう告げて立ち去り、一人残されたジオットの前に異空間への穴が出現する。 ジオットはその穴に誘われるように身を投じた。 グラウンドでは具現化の消失により、ブラックホールズの面々はブラックホールへ消え去さろうとしていた。 しかし紗矢香は主人公が試合に勝ってしまった事実を認めようとせず、球場の外へ飛び出した。 慌てて追いかけようとする主人公だったが、突然全身に激しい痛みが襲いかかる。 具現化が消え魔球を失った反動で主人公たち魔球使いは激痛に苦しみ、悶えていた。 シズヤの力で何とか痛みが治まった主人公は紗矢香を追いかけ、これまで隠してきた事情を説明し、誤解を解かせる。 全てを知った紗矢香は、主人公に試合を負けて欲しかった理由を打ち明けた。 最近紗矢香の父親があまり家にいることがなく、あまりキャッチボールもしなくなった。 やがて家に帰ってくることも少なくなり、母親は必ず帰ってくると信じていたが、 まだ幼い紗矢香には理解できず一人寂しい思いをしていた。 そんなところ、公園で主人公に出会い、魔球を通じて仲良くなった。 だが一緒に過ごしていくにつれ、主人公を父親の姿と重ね合わせ、いずれ主人公も 自分のもとを去っていくだろうと思い込んでしまい、今回の行動へ至った。 紗矢香は自分のわがままで主人公の思いを踏み躙ったことを謝り、主人公は紗矢香を許してあげた。 全てが解決し、一件落着となったところでシズヤは、ある人物を触媒に具現化によって生まれた存在であることを明かした。 シズヤは主人公と紗矢香を利用し、具現化を世界に固定しようと企て姿を現したと語るが、主人公たちは 今回の事態を引き起こしてしまった彼女なりの罪滅ぼしであることを看破していた。 二人にあっさり見抜かれたシズヤは主人公たちと過ごした日々を感謝し、静かに消え去った。 「二度とシズヤさんには会えないの?」と紗矢香は主人公に尋ねると「自分たちがずっと願えばまた会える」と返し、 再会の時を胸に秘め、二人は日本へ帰った。 40 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 27 23.63 ID PsjB0gdF0 月日は流れ、主人公は火星への宇宙飛行の訓練を受けにアメリカへ旅立つことになった。 「カタストロフ」の後、行方をくらましたジオットが「カタストロフ」と平行に推し進めていた計画であり、 主人公はその火星ロケットの搭乗者に選ばれた。 湯田はもう一度考え直してくれと説得したが、火星に行くなら今しかないという主人公の答えは変わらず、 山田と落田から主人公が帰ってくるまで新たな特訓メニューを作ろうと宥められる。 外に出た主人公はヒカルとの待ち合わせ場所へ向かい、久々の再会を果たした。 あれからジャジメントは解体され、未だ混乱の残る世界を収めるため、ヒカルたちヒーローはその活動に追われていた。 ヒカルは主人公たちとの一年間の思い出を振り返る中、主人公はもう一度野球をやろうと誘ったが、 それは普通の子がやるべきと断られる。 いつも地球のどこかでキミを見守っていると去ろうとしたヒカルに主人公は失われたはずの「魔球」を投じた。 火星から帰ったら直接返してくれよと主人公はヒカルに約束し、去っていった。 それから主人公のもとに紗矢香がやってきた。 紗矢香も主人公と一緒に火星ロケットに搭乗することになったのだ。 父親は反対していたが五十鈴とその友人(浅井漣。12の彼女候補)に説得され、最終的に折れたようだ。 主人公と紗矢香はお互いの喜びを胸に抱き合った。 しばらく地球を離れることになるが――宇宙に飛び立っても自分たちはずっと一緒だ。 数年後、火星に到着した主人公と紗矢香は地球に向けて帰還しようとしていた。 火星で様々な実験を行っているが、もちろん甲子園に向けて野球の練習も怠っていない。 地球に帰れば主人公は高校生、紗矢香は中学生になる。 これから二人の関係は変わるかもしれない。 でも主人公と紗矢香が一緒にいることは、この先もずっと変わらないだろう―― 完 41 :パワプロクンポケット14:2012/11/10(土) 00 28 57.14 ID PsjB0gdF0 捕捉 ・五十鈴の夫とピンクの彼氏 おそらく10の主人公・12の主人公のこと。 どちらも二股疑惑が浮上している(10主人公は和那と不倫、12主人公はクリスマスでピンク以外の女と一緒)。 ・ジオットの行方 異空間に飲み込まれた先で裏サクセスの札侍編の世界へ流れ着き、 裏サクセス恒例の悪役カメダ(表サクセスの亀田にあらず)のガンダーロボの次元移動装置を掌握し、 別の世界へ移動できなくなったカメダに引導を渡す。 ・シズヤの正体と本当の目的 紗矢香の願い・主人公の魔球・「過去に願いを叶えてきた者」を触媒に 生まれた存在で、作中の行動は全て紗矢香の願いを叶えるためのものだった。 「11」に登場したシズヤと瓜二つだが、別個体である。 ・外藤の『あいつ』の発言 初代主人公(1・3)のこと。 「3」の定期イベントで再会するので死亡したのは「5」以降の時期だと思われる。 トツゲキ甲子園では極亜久高校のキャプテンとして存在が明かされている。 ・14の主人公の両親 外藤の発言やミーナと大神の調査とリセット座談会での会話内容から 初代主人公と唐沢ヒナコ(3の彼女候補)であることを仄めかされているが、 明確な描写が少ないため、結局のところは謎。 ・デリックのコーチ パワプロシリーズでお馴染みの猪狩進。今回は名前のみの登場。 パワポケではスポーツドクターの道を歩み、現在はデリックの専属コーチを務めている。 デリックの投球フォームは進がプロペラ団に改造された姿・野球マスクのトルネード投法のもの。 ・荒井三兄弟とアルベルト いつものように登場。 荒井三兄弟は毎度の如く主人公宅に押しかけ、メガネ達と対面。その後自分探しの旅に出た。 アルベルトは1~14・ダッシュを通して唯一のレギュラーとなり、30年にも渡る骨折を克服。今作を以って引退。 ・没シナリオ リセット座談会で「1」のビルの倒壊事故に巻き込まれ入院していた主人公が目を覚まし、魔球をはじめ、 タイムマシンやサイボーグ、プロペラ団に至るすべての出来事が夢オチだったというシナリオが開発中に存在していたことが語られる。 しかし、完結作でこのオチはあんまりとの理由で没になった。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/756.html
パワプロクンポケット7 Part27-200~209・224~227 200 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 38 02 ID 8mQev3KX0 以前にパワプロクンポケット7を予約した野郎だ。 もう誰もが忘れてるかもしれんが、暇になったので投下する。 分量がちと多めなんで、読むのが面倒な奴向けに始めに要約を書いておく。 そういう奴は多分要約スレを探すのも面倒だろうから。 要約版: ごく普通の高校、花丸高校の弱小野球部に突如現れた謎のヒーロー。 他の部員とは比べ物にならない力量を持つ彼らは、始めは穏やかに、 その後は大胆に野球部を名実共に乗っ取っていく。 このままではいけないと、実力でヒーローたちを追い出すことを決意した主人公は 仲間達と共に特訓に励み、ついには試合でヒーローを追い出すことに成功する。 ついでに、ヒーローを倒したその力と勢いをもって甲子園優勝をも果たすのだった。 201 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 39 04 ID 8mQev3KX0 では、以下から具体的紹介に入ることにする。 とりあえず、主要な登場人物の紹介でも。 登場人物: 主人公:高校編おなじみの熱血野球馬鹿。 湯田:今作のメガネ。高校生という立場上金がないのでマニア度は低め。 有田:仲間その1。モデルは海砂利水魚の片割れ。 他の仲間に比べて明らかに色々と優遇されている。 展開によっては主人公の彼女をもかっさらっていくナイスガイ。 森盛:仲間その2。スーパーサイヤ人化可能な超人。 野丸:仲間その3。仲間の中では一番の変人。 白石:仲間その4。影が薄い。 台場:仲間その5。やっぱり影が薄い。 最初からいる顔のある同級生部員の中では一人だけ個別エンディングがない不遇の人。 黒打:仲間その7。途中参加の目無し君。コロコロの読者応募キャラ。 花丸高校野球部でもトップクラスの実力の持ち主だが、そのくせ肝心な試合には出てこない微妙に役立たずな人。 東:仲間その8。先輩でキャプテンで優等生で生徒会長。 立場や性格がとってもパワプロっぽくてパワポケ世界では明らかに浮いている人。 勝野:仲間その9。地味な方の先輩。 登場してからあっという間に消える彼のその後を知りたい方はパワポケ9をプレイすべし。 佐和田:昔は熱血教師だったが、最近では投げやりな指導で定評のあるやる気のない花丸高校野球部監督。 どうしようもない現実に屈したかつての理想主義者。 本村:主人公のクラスの担任。 熱血教師を目指す教師。でも権力には弱い。 レッド:ヒーローたちのリーダー。ヒーローの中ではまともな部類。 ブルー:ヒーローたちのサブリーダー。冷徹で自分勝手な部分が散見される。 レッドのことをあまり気に入っていない様子。 イエロー:カレー大好き、ヒーローの怪力担当。 野球部の面々に馬鹿にされるのが主な役割。 ブラック:隠密行動能力では群を抜く、ヒーローの各種工作担当。レッドが特別扱いしているイレギュラーの一人。 なぜか世界に関する知識を殆ど持ち合わせていない。 ワルドス:犯罪組織“ワルクロ団”首領。展開次第で運命が大きく変わる人。 元は普通のサラリーマンだったらしい。 黒野:70過ぎてもまだ現役のマッドサイエンティスト。悪を演じるのが好きな善人。 改造人間や巨大ロボットを作るのが趣味。 以下は展開によっては出てこないこともある重要人物。 よって、必ず出てくる人物のみで本筋を書くことを目的としたこのストーリー紹介では登場しない。 ピンク:索敵能力に優れる、ヒーローの情報収集担当。イレギュラーの一人。 中の人が男との噂があるが、ちゃんと女が入っていることがパワポケ9で判明。 芹沢真央:無表情と台詞の三点リーダの多さが特徴のポイント彼女。 彼女の中ではストーリーの核心に最も近い立場にいる人。 彼女の真の恐ろしさは「さあ、練習、練習!!」という一見何気ない台詞に込められている。 202 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 40 48 ID 8mQev3KX0 以下、本編。 定期イベントのみと河原のみで本編の紹介を行うという方針でいくため 多少理解しにくい部分も散見されるだろうが、そのあたりは何卒ご容赦願いたい。 9月初頭の練習試合。 花丸高校野球部は、いつものように負け寸前であった。 試合は既に9回裏2アウトだが、ホームランが出れば逆転サヨナラの場面。 だが、バッターはチャンスに弱いことで定評のある勝野先輩なので、まったく期待できない状況である。 「こんな時に、強力な代打がいてくれればなぁ~……」 ぽつりと漏らす主人公。 そんな彼の言葉に応えるように、一人の人物が球場のスコアボード上に現れた。 「広い銀河のこの星に、ピンチになったら現れる、粋でクールなナイスガイ! レッド参上っ!」 レッドと名乗る全身赤尽くめのマスクマンは、颯爽とグラウンドへ飛び降りると打席へと立ち 見事逆転サヨナラホームランを放って見せた。 歓喜に沸く一同の中、中身はきっと勝野先輩だと湯田は言うが その当人が急に腹の具合が悪くなったからトイレを済ませてきたとの言葉と共に彼らの背後から現れる。 試合中に現れた謎の人物“レッド”。 その存在は、波乱に満ちた高校生活の幕開けを告げるものであった。 翌日の教室。 野球部員の間では、登場に試合に圧倒的な存在感を見せ付けたレッドの話題で持ちきりだった。 「あんな人がうちの野球部にいてくれれば、甲子園も夢じゃないんでやんすけどねぇ」 湯田の言葉に思わず苦笑いする主人公。 そうこうするうちに担任の本村が教室にやって来て、このクラスに転校生が入ると告げる。 その転校生とは、昨日の試合に現れたレッドその人であった。 そして、レッドはそのまま野球部に入部する。 妙なことになってきたと思う部員一同と、その実力に感心する佐和田監督。 野球の経験がないと言うレッドに、監督は主人公を指導員として指名する。 その実力とやる気に、主人公も自分もうかうかしていられないと気合を入れなおすのだった。 本名は不明、住所も素顔も不明、おまけにヒーローの姿のまま授業を受ける。 誰もが怪しいと感じるレッドだが、その正体は依然として謎のままである。 そして、9月も終わりに近づく頃、練習試合が組まれる。 レギュラーに選ばれたレッドの圧倒的な実力により、甲子園も夢ではないと 思い始める野球部一同だが、そこでキャプテンの東先輩がランナーと激突して手首を傷めてしまう。 秋季大会には出られないとの診断結果に落胆する一同。 自分たちがキャプテンの穴を埋めようと気勢を上げる主人公だが、 その翌日にブルーと名乗る新たなヒーローが突如野球部に入部をする。 そして迎えた秋季大会。 レッドと、レッドと同様圧倒的な実力を見せ付けるブルーの力により順調に試合を進める 野球部の活躍を、主人公はベンチでじっと見つめていた。 だが、勝利目前と誰もが思ったその矢先、勝野先輩のとんでもない大エラーにより 野球部は逆転負けを喫してしまう。 翌日、勝野先輩は野球部にも学校にも姿を見せず、家にすら帰っていないとの連絡が入る。 心配する一同をよそに、監督はいいニュースもあると告げる。 それは、三人目のヒーローであるイエローの入部だった。 どんどんと増えていくヒーローたちに、主人公は一抹の不安を感じるのだった。 203 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 41 22 ID 8mQev3KX0 不安を抱えながら練習を繰り返していく主人公。 ある日、商店街に向かうと、ワルクロ団と名乗る怪しい一団が 福引きの景品を根こそぎ奪っていこうとしている姿を目撃する。 そこに現れたレッドは、ワルクロ団を颯爽と撃滅する。 事後、レッドからワルクロ団が犯罪組織であるということを告げられる主人公と湯田。 「折角ヒーローがいるんだから、福引の景品を盗むなんて スケールの小さい犯罪じゃなく、もっと大きな犯罪を働いて欲しいでやんす」 ワルクロ団に対する率直な感想を漏らす湯田と、それに同意する主人公。 そんな二人の様子を見て、レッドは呟く。 「……そういうものなのか」 福引の景品が盗まれたその後、宝石強盗事件、ダム爆破事件と ワルクロ団の起こす犯罪はどんどんとスケールが大きくなっていき、エスカレートする一方。 それを重く見たヒーローたちは、町内パトロールなど気合を入れてワルクロ団に立ち向かうことを誓う。 そんな彼らと危険な犯罪者集団と化したワルクロ団とのやり取りは、もはや別世界の出来事のようであった。 春になり、2年生に進級した主人公たち。 心機一転して野球に取り組もうと思った矢先、ブルーに練習の後片付けを命令される。 どうして自分でやらないのかとつっかかる主人公だが、練習時間や場所はは限られているから ベンチのお前よりも主力である自分が練習した方がチームの為になるとあっさり論破されてしまう。 事実、実力差は圧倒的であるので主人公は何も反論できず、片付けに向かった。 しばらく経ったある日、主人公は新しく入部した一年生の実力を調べておいたほうがいいのではないかと レッドに提案するがレッドはレギュラーポジションは自分たち二年生でいっぱいだから 一年生には練習の手伝いをさせると言ってのける。 それでは新戦力も育たないし進入部員のやる気も出ないと反論するが、レッドはここでも 新戦力は育てるものではなく勝手に出てくるものだから、やる気のない奴にはとっとと辞めてもらえばいいと断言する。 また、打撃マシンを独占し続けるイエローに抗議する部員達に対し「打線の要だから」との一言で議論を遮り 自分たちのサポートに徹させるレッド。 自分たちの目前の勝利しか考えていないヒーローたちに不信感を募らせる主人公たち。 そんな中迎えた夏季大会。 ヒーローの力で順調に勝ち進む花丸高校野球部だったが、三回戦開始直前に ワルクロ団による犯罪が起き、ヒーローたちはやむなくワルクロ団の鎮圧に向かう。 だが、主力であるヒーローたちを欠いてやる気をなくした監督のめちゃくちゃな采配により 試合はヒーローたちが戻ってくる前に3回コールド負けという無残な結果に終わり、 彼らの2回目の夏季大会は幕を閉じた。 204 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 42 35 ID 8mQev3KX0 夏季大会が終わり、引退を告げる先輩たちだが、東先輩はレッドがこれからの野球部の中心になると 明言しながらもキャプテンを誰も指名しなかった。 レッド以外のキャプテンが考えられない状況下で、そのようなことを行った東先輩の意図を推測する部員たち。 「東先輩は、レッドをキャプテンに指名したくなかったんじゃないですか? 彼は普通じゃないですし」 ふいに、野丸の口からそんな言葉が飛び出す。 正義のヒーローだから普通じゃないのは当たり前と苦笑する主人公たちに、そこが怪しいと彼は続ける。 「敵から正体を隠して、一般の生徒のふりをするのが普通でしょう? ヒーローの格好のまま学校に来て正体を隠して授業を受けるなんて、普通と全く逆じゃないですか」 その言葉に思うところがあった主人公は、彼らの素性について監督に相談(*1)するが 彼はヒーロー抜きで試合に勝てるのかと主人公の疑問を一蹴する。 「多少怪しくたっていいじゃないか。俺たちを甲子園に連れて行ってくれるかもしれない連中なんだぞ 多少のことは大目に見ないとな」 「で、でも監督! そういう問題じゃ……」 「そういう問題なんだよ! 何なら、お前がレッドの代わりになってくれるか? 無理だろ? だったら黙ってろ。 もし、よそでレッドたちの悪口を言うつもりなら、お前のほうに野球部から出て行ってもらうからな!」 そう宣告された主人公にもはや反論する術はなく、肩を落として職員室を後にするのだった(*2)。 その後、すっかりヒーローが中心となった野球部。 だが、その発言力が圧倒的な実力差から来ていると考えた主人公は 実力差さえ埋められれば何とかなるんじゃないかと部員たちに河原での追加練習を提案する。 練習量の増加に始めは乗り気でなかった部員たちだったが、実力差からこの状況はやむなしと考える部員たちも やはりヒーローたちの引き立て役で終わるのは悔しいというのは共通した認識のようで、 結局は河原で練習を行うことになった。 そして、河原に向かうとヒーローたちに自身の製作した怪人量産マシーンを盗まれたと言う怪しい老人“黒野鉄斉”と出会う。 野球部員ならどうして学校で練習しないのかと当たり前の疑問を投げかける彼に、 主人公は野球部はヒーローに乗っ取られたからと答える。 すると、黒野は主人公たちをヒーローの敵である同士と認める。 そのテンションに少し引き気味の主人公たちが自分たちは野球が上手くなりたいだけだからと告げると、 黒野は翌日勢いで製作した怪しい特訓マシーンの数々を河原に持ってくる。 凡人には天才の発明が理解できないのは仕方ないが、とりあえず騙されたつもりで使ってみろと告げる黒野に 主人公たちは一抹の不安を感じながらそれを使った特訓を開始するのだった。 夏休みも終わりに近づく頃、下校途中の主人公に突如トラックが突っ込んでくる。 間一髪でそれを避けた主人公は、トラックの中から黒い姿のヒーローが出てくるのを目撃する。 奴が運転して自分を轢き殺そうとしたのではないかといぶかしむ主人公。 その翌日、あの黒いヒーローはどう考えてもレッドたちの仲間だと主人公が考えているところへ “黒打ブラック”と名乗る転校生が転校してくる。 何度目かの転校生に教室が沸く中、彼は考え事をしている主人公をじっと見つめているのだった。 特訓を繰り返しながらも迎える秋季大会。 ここでもやはりヒーローたちの圧倒的な力が目立ち、野球部の話題はほぼ全てがヒーローたちを占める状況に至っていた。 そんな中でも腐らずに順調に勝ち進む花丸高校野球部だが、三回戦時、視察に来ていた教育委員会の運営委員から ヒーローたちの格好について文句が入る。 マスクを取れと強行に迫る彼に対し、ヒーローたちはマスクは絶対に脱げないと要求を突っぱねる。 それを見た監督は迷わず試合を放棄し、彼らの秋季大会は終わりを告げた。 その夜、ヒーローたちの格好についてぼやきながら帰路に着く運営委員をワルクロ団が襲い その後に規約が改正され、試合中のマスク着用が正式に認められることとなった。 205 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 47 15 ID 8mQev3KX0 そして、ヒーローたちを打倒すべく河原で練習を重ね(*3) 黒野の怪しいマシンの効果かどうかは解らないが、めきめきと実力をつけていく主人公たち。 その裏で、本来は敵対関係にあるはずのレッドとワルドスがなぜかワルクロ団の本拠地で密会を行っていた。 レッドの指示どおり全ワルクロ団員をホールに集めたと告げるワルドスに、 レッドは前回の夏季大会ではワルクロ団のせいで自分達が試合を抜けなくてはならなくなったという前例を踏まえてか、 もうすぐ夏季大会だから余計なことはするなと釘を刺す。 結果的に自分たちに金品を提供してくれる仲間の頼みを断る訳がないとワルドスは答えるが レッドはこちらはもっとドライな関係だと思っていたと返す。 その直後、ホール方面から激しい物音が響いてくる。 突然のことに戸惑うワルドスに、レッドは告げる 「もう、君たちのような目に見える悪役は必要ないんだ。 最後は、ここで本物の悪役らしくオレたちに倒されてくれ」 呆然とするワルドスを尻目に、ホールの連中は全て片付けたとブルーが報告を入れる。 それを聞いたワルドスは這う這うの体で抜け穴から逃げ出そうとし(*4)、レッドはそれを追跡する。 だが、全ては主人公たちの与り知らぬところで行われている出来事であった。 そして、時は過ぎ、高校生活最後の野球大会である三度目の夏季大会を迎える。 だが、部員たちがどれだけ力をつけようと、事ここに至れば注目されるのはもはやヒーローのみになっていた。 全てにおいて無視同然の扱いを受けるという、大会前、大会中のあまりの扱いの低さに ヒーローを追い出そうと提案する部員も出るが、主人公はぐっとそれを堪え、機会を伺おうと窘める。 そして、順調に勝ち上がった末に地方予選の決勝戦にも勝ち甲子園出場を決めた一同だが 素直に喜べないという思いだけがどんどんと膨れ上がっていった。 翌日、河原でちょっと練習していこうとした主人公は、逃げ出してきたワルドスと偶然に鉢合わせする。 彼を捕らえようとする主人公にワルドスは抵抗するが、主人公もまた ヒーローに利用されている人間の一人だと知ったワルドスの口から、主人公は思いがけない事実を聞かされる。 黒野の下から盗み出した怪人量産マシーンを使って団員たちを集め、ワルクロ団を設立したはヒーローたちであること。 ヒーローとワルクロ団の関係は、ワルクロ団が事件を起こし、ヒーローがそれを鎮圧するどさくさにまぎれて 金品を奪うことでヒーローは名声、ワルクロ団は金品を手に入れるという 出来レースでマッチポンプでやらせの関係であったこと。 ワルクロ団を全て始末しても騒ぎになっていないことから、ヒーローは警察やマスコミとも何かしらのコネを持っていて、 それを最大限に利用して自分たちのイメージを作っているということを。 「まあ、用済みになった後であいつらに処分されないようにせいぜい気をつけるんだな!」 捨て台詞を残し、去っていくワルドス。 一人残された主人公は、あまりの事実に思わず呟く。 「なんてことだ……」 206 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 47 55 ID 8mQev3KX0 そのまた翌日、レッドたちがいないことを見計らって仲間に昨日の事実を告げる主人公。 その事実に驚愕する仲間に、主人公はレッドたちを野球部から追い出すことを提案する(*5)。 素直に言うことを聞くとも思えないし、まともに戦ってもまず勝てないという仲間たちに 主人公は一見完璧なレッドたちが野球の練習をするのは、自分たちに野球において欠けている部分があると自覚しており、 また、何かしらの事情があって野球に執着しているからという推測を根拠に 彼らがまず断らないであろう野球での勝負申し込みを行い、こちらが勝ったら出て行ってもらおうと提案する。 受けてくれなかったら口封じをされるかもしれないという湯田の不安を これまでの努力を無駄にしていいのかという言葉で押し切り、彼らヒーローたちに勝負の申し込みを行う。 レッドは自分たちが勝ったら主人公たちが野球部から出て行くという条件を加え、勝負を受けて立った(*6)。 そして、彼らは勝った。 最後の手段として実力行使を行おうとするイエローに、レッドは告げる。 「もう彼らはオレたちを必要とはしていない。ひとつの答えが出たんだ」 自分たちを凌駕するほどに強くなっていた部員たちを称えるレッド。 最後まで解らずじまいの正体を問いただす主人公に、レッドは答える。 「さあな。正義の味方、ではなかったようだが」 そして、彼らはまるで最初からそこにいなかったかのように消えていった。 翌日、ヒーローたちが消えたという事実に言葉を失う監督を見たりしつつも、 主人公はたまたま出あった黒野に自身の疑念をぶつける。 レッドたちヒーローが悪だと考えたから自分たちは野球で彼らを追い出したが 彼らの存在によって弱小だった自分たちは強くなり、甲子園に行けるようになった部分があるのもまた事実なら 自分たちのやったことは果たして正義だったのか、悪だったのかと。 黒野は答える。 「悪の反対は善、善の反対は悪じゃ。正義の反対は、別の“正義”あるいは“慈悲・寛容”なんじゃよ 正義とは、人の従わねばならん道理を言う。正義を行うとなれば、道理を守らせることにもなる。 それは必要なことじゃが、問題は道理が一つでないことじゃ。 “殺すな・奪うな”までは殆どの思想で共通じゃが、その先はバラバラじゃ “男女は平等”かもしれんし、“女性は守るべきもの”かもしれん “どんな命令にも従う”が正義なら、“悪い命令に逆らう”のもまた正義。 結局、みんな正しいんじゃよ。 道理に関する限り、正しいことは一つとは限らないんじゃ じゃが、それでは困るから“法”がある。なにをしていかんかの約束じゃ。 ……これも正しいとは限らんがね。 じゃから、結局のところはその時々で何が正しいのかよく考える必要があるじゃろうな。 結局のところ、みんなにとって最も良いことを探して選択するのが“善”なんじゃろう。 じゃから、正義が善とは限らん。ともすれば、自分の信じる道理を他人に押し付けることになるからな」 「……よくわかりません」 「じゃあ、最初の質問に戻ろう。 やらなきゃならんと思ったからやったんじゃろう? 本当にそれが正しかったのか、最善のやり方だったのか、ときどき反省してみるんじゃな。 いずれ、自分で納得できる時が来る」 「……はぁ。じゃあ、悪って何なんです?」 「一般的な定義から言うと、世の中のルールを破って他に迷惑をかける行為じゃな」 「でも、博士は“悪”なんですよね? どうしてわざわざそんなものをやってるんですか?」 「わははは、一般的と言ったじゃろ? ワシにとって、悪はロマンなんじゃよ。ロマン。わかるか? ルールにとらわれないことじゃ! 希望、生命力、突破点、新しいもの。幸せになりたいという欲望! 昔は、“科学”も“自由”も“人権”も“平等”もみーんな“世の中の平和をみだす悪”じゃったんじゃよ」 「まさか!」 「なーに、ちょこっと歴史の本を読めばわかることじゃよ それじゃあな、少年! 若いうちは悩んでおけよ!」 そして、黒野は去る。 残された主人公は、自分の行った行為の意味を考えながら甲子園へ向けて気合を入れるのだった。 207 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 50 25 ID 8mQev3KX0 そして迎えた甲子園。 ヒーローたちが消えたということは既にあちこちに広まっており、下評馬では評価は最悪、 対戦相手には当然見下され、ヒーローを失った監督もまるでやる気がなく、誰の目からも不利は明らかだった。 だが、超人的な身体能力を持つヒーローたちを下した実力を持つ花丸高校野球部員は、そんな評価をものともせず 順調に勝ち上がっていき、ついには念願の甲子園優勝をも果たすのだった。 真紅の優勝旗を手に、意気揚々と凱旋を果たす花丸高校野球部。 だが、謎の爆発と共に彼らを出迎えたのは、試合に負けて消えたはずのヒーローたちであった。 大会中に発せられた“試合に勝ちたい”という強烈な想いと 願いが達成されたことによる感情の爆発が自分たちを呼び戻し、復活させた主張するレッド。 そして、主人公たちを倒せば自分たちの存在がこの世界に安定すると野球部員に襲い掛かろうとする。 絶体絶命の大ピンチだが、その時遠くから地鳴りのような音と地響きを立てながら 学校の反対側から巨大な何かが近づいてきた。 振り返ると、そこには巨大なガンダーロボ(*7)。操縦するは製作者でもあるマッドサイエンティスト、黒野。 “こんなこともあろうかと”ロボを開発しておいたと告げる彼に主人公は助かったと喜ぶが 黒野はヒーローたちは主人公たちの願望から生まれたのなら自分の手で始末しなくてはならないと 主人公へ操縦装置を投げてよこすとさっさと逃げていった。 ともあれ、ガンダーロボに搭乗した主人公は、激闘の末にヒーローたちを再び下し完全勝利を果たす。 断末魔を残しながら消えていくヒーローたち。 だが、レッドだけは妙にあっさりとしていた。 その理由を問いただす主人公に、レッドは答える。 「この2年間、ずっと考えてきた。なぜ、オレたちのような者が必要なのだろうと。 そして、今日、結論が出た。 おそらく、これが正しい結末なのだ」 「どういうことだ?」 「単に甲子園に行きたいという願いをかなえただけならお、お前たちが満足たされることはない。 願いの代償として、オレたちを越えなければならなかったのだ」 「……!」 「願い事をかなえるために召喚されてきた者は数あれど、俺のように満足して退場していける者は少ない。さらばだ」 そして、ヒーローたちは消えていった。 オーバーヒートしたガンダーロボの爆発を置き土産に。 208 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 52 07 ID 8mQev3KX0 数ヵ月後。 チームメイト以外がヒーローのことを最初からいなかったように忘れている世界。 主人公は、見事ドラフト上位指名をされていた。 そこへ、父親がインタビューされたときのための話のネタを探していたら面白いものが見つかったと 主人公が小さな頃に描いたクレヨン画が描画された一冊のスケッチブックを手にやってくる。 主人公はそれを受け取ると、懐かしさ混じりにそれを開く。 そして、目を丸くした。 そこに描かれていたのは、紛れもなくレッドそのものであったから。 「たしか、これは24色のクレヨンを買ってやったら喜んで描いたんだよな。変身ヒーローたちの絵をさ」 懐かしそうに父親が漏らす横で、主人公は次々にスケッチブックのページをめくっていく そこには、よく見知った顔が矢継ぎ早に現れていった。 ブルー、ブラック、イエロー、ピンク───。 微妙にデザインが違っていたことを褒める父親を尻目に、主人公は黒野のもとへと向かう。 当然のごとく黒野もヒーローの存在を忘れていたが、主人公はある言葉で黒野にヒーローの存在を信じ込ませる。 そして、全ての説明を受けた黒野に、主人公は相談する。 「……で、これってやっぱり俺がレッドたちを呼び出したってことなんでしょうか」 単に主人公の記憶を基にかりそめの姿を作っただけかもしれないと指摘する黒野に、 主人公は結局連中の正体は謎のままかと落胆する。 そんな主人公に、黒野は声をかける。 「じゃが、動機はわかる。 お前さんの過去の記憶に影響されたんなら、お前さんたちの願い事をかなえに出てきたんじゃろう。 じゃが、連中は姿形が正義の味方じゃったから、正義の味方として行動することを期待されるようになった。 まあ、周囲からの期待に振り回された哀れな連中じゃったのかもしれんな」 「でも、やっていたことはあんまり正義じゃなかったような」 「正義派、本質的に妥協を禁じる。 じゃから、善悪の判断が不安定な者がとにかく正義を行おうとすれば自分に逆らうものはすべて排除するという行動に行き着く あるいは、同じ価値観に洗脳するか」 「……とんでもない話ですね。 やれやれ、そんな連中がいなくなって一安心ですよ」 会話が一段楽したところで、遠くから湯田の呼ぶ声が聞こえる。もうすぐ取材が始まると。 そして、皆に急き立てられ、また、祝福されながら記者会見場に向かう主人公。 こうして、彼の高校生活は最高の結末を迎えた。 殆どの人間が覚えていない、奇妙な事件。 年月を重ねれば、彼もまたその事件の細かい部分は忘れてしまうかもしれない。 だが、レッドたちがいなければ、 そして、彼らを倒そうという努力がなければ、 花丸高校の日本一という事件だけは決して起こらなかった。 どれだけ月日が経とうとも、その事実だけは彼の中から決して失われることはないだろう。 「ありがとう、レッド……」 209 :パワプロクンポケット7:2006/12/23(土) 05 55 03 ID 8mQev3KX0 以上。 黒野の説教がちょっと長くてくどいが、これはヒーロー戦と並ぶヒーロー編の肝なんでご容赦願いたい。 以下、余談。 ・その存在特性上、ヒーローたちには基本的に中身がない。中身のある人も僅かにいるが、そいつは紛れもないイレギュラー。 ・ヒーローたちは消えたと書いたが、実は8の表でピンクとオレンジに生存確認がなされている。 ・9の表“さすらいのナイスガイ編”は、物凄く大まかに書くと主人公がこの話のヒーロー側になったストーリー。 以下、補足。 *1:本村に相談することも可能。そのときは仲間を信用しないなんてよくないよという趣旨のことを言われる。 誰にも相談しないことも可能だが、その場合はヒーローたちに不戦敗を喫することになる。 *2:この後、監督はマネージャーに依頼してレッドを職員室に呼びつける。 そこで交わされる会話の内容は不明だが、恐らくは主人公がレッドのことを探っているとでも忠告したものと思われる。 *3:河原で練習しなくてもヒーロー達に挑戦することは一応可能。難易度がかなり上がるが。 なお、この間にブラックが主人公の家に侵入するという定期イベントがあるが、重要なものではないので文中では割愛。 *4:逃げ出すことができずに始末される展開ももちろんある。その場合はもちろんヒーローへの挑戦不可能。 なお、ヒーローとワルクロ団の関係は某彼女からも聞き出すことが可能だが、ワルドスが始末されてる場合は聞き出せない フラグ管理の都合上なのだろうが、個人的にはなんか納得いかない。 *5:あの場で追い出すことを提案すると、後で追い出すことを提案したときに仲間からひがみととられて相手にしてもらえない ついでに、仲間評価が低い場合は事実を説明してもあっさりと黙殺される。 *6:色々と分岐が多い部分。 条件次第でヒーローのエネルギー源であるラッキョウを買い占めてパワーダウンさせたり、卒業した東先輩が特別試合と いうことで助けに来たり、某彼女がいると条件がさらに不利になったり色々状況変化が起こります。 いずれにせよ、まともにやると難しいこの試合だが、こんなときに限って実力者の黒打君は試合に来てくれません。 ちなみに、この試合で負けた場合に見ることが可能なバッドエンディングはある意味必見。 *7:こちらのシリーズが出元だが、現在はパワプロシリーズでもおなじみのロボ。 材質は恐らくガンダリウム合金か超合金と思われる。裏では、矢部一族の一人である亀田の愛機と化している。 210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 08 41 18 ID MQBEIa3mO 乙です。 野球ゲームのくせに、なんかそのへんのRPGよりよっぽどストーリー性高いな。 209のオレンジって 201の重要人物紹介に載ってないが、重要じゃない奴なの? しかしレッドブルーイエローブラックピンクオレンジだと6人になっちゃうな あと、よければ 201の「芹沢真央」の「真の恐ろしさ」も気になるので説明キボン 211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 08 45 16 ID WAuRsc9a0 パワポケの人お疲れ。9からやってみたんだけど表サクセスの主人公にそういう設定があったのか… なんか彼女別でもストーリーは変化しなさそうだけど、できれば彼女別のシナリオの違いも見たいものです。 212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 09 49 02 ID lZpMVgJt0 *6で言ってるバッドエンドはヤヴァすぎてシャレにならん。 213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 09 55 15 ID 2Txt/HWs0 いや、必見とか言わないで、そういうのまで解説するスレじゃないか? 214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10 02 51 ID MQBEIa3mO 俺もその必見のバッドエンドとやらは気になる 215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10 14 12 ID vTZcQ2R/0 バッドエンドのひどさは散々ネタにされたからなぁ 216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10 34 23 ID DkszAt+60 適当にググったけど、ヒーローに洗脳されて野球するだけの人になるっぽい。 その時の絵が怖いとか何とか。 224 :パワポケ7の人:2006/12/25(月) 00 34 19 ID BYs9HYrw0 210 オレンジは全く重要キャラじゃない。ていうか、7ではすぐ消える勝野先輩の方がはるかに台詞が多い。 本文中にもあるが、ヒーローは24色クレヨンで書かれたものなので24人いる。8では都合上2人増えているが。 芹沢の真の恐ろしさは、真のエンディングとでも言うべきエンディングを見るためには色々条件があり、 中でも特定の条件フラグが立つ確率が低く、それが立ったかの確認も攻略本無しでは極めて困難であること。 紹介文中の台詞はそれを確認する手段。 211 今のところは用意してないし、書く気もあまりない。 本作では4の天本や6の木岡、8の白瀬みたいに本筋に思いっきり絡んでくる彼女キャラがいないから。 まあ、気が向けば投下する。 213 俺個人としては、ここはあくまでもストーリーの根幹を重点的に説明するスレと 解釈してるので、そのように取り扱っただけではある。 まあ、俺がストーリー書いてるのはパワポケを殆ど知らない奴に興味持ってもらうための 布教活動の一環って部分もあるので、枝葉のイベントについて書かないのは そこら辺を実際にプレイして確認させるため、つまりパワポケを手にとって プレイしてもらうための戦略ではあるし、何より俺自身が面倒くさい。 そもそも、このスレはある意味書いたもの勝ちのスレだから、枝葉が必要なら自分で調べるなり プレイするなりして追加しろとしか言えんな。後から要求されればとりあえず書くけど。 大まかな内容は 216の通りだ。 222 とりあえず、はいで頼む。 以上、多段レス失礼。 225 :パワポケ7の人:2006/12/25(月) 01 34 17 ID BYs9HYrw0 まあ、これだけでは単なるスレ汚しなので裏である大正編も書いておく。 本編は表であるヒーロー編以上に単発イベントの数珠繋ぎによりストーリーが構成されている面が強く ストーリーラインの根幹を成す線がかなり細めなので、俺が書くとあっさりしたものになるということを あらかじめご了承願いたい。 226 :パワプロクンポケット7 大正冒険危憚編:2006/12/25(月) 01 36 04 ID BYs9HYrw0 パワプロクンポケット7 大正冒険危憚編: 時は大正。日本が夢と希望に満ち溢れていた時代。 世界を又にかける探偵兼冒険野郎である主人公は、世界各地の遺跡を調査しまわる父親が 借金を繰り返すせいで、一万円(作中の注釈にしたがって現代円にレート変換すると五千万円)という 極めて高額な借金を背負わされてしまう。 高額な借金にも関わらず返済期日は二百日後に迫っており、もはやあまり猶予はない状況である。 そこで、主人公は野球人形という野球を行うための特殊なからくり人形のコンテストに出場し 優勝することで高額賞金を手に入れ、借金を返済しようと当て込む。 しかし、父親顔負けの冒険野郎である主人公もまた度々国内外での冒険を繰り返すため金がなく 現在は野球人形の部品を買う資金はおろか、出稼ぎ旅行のための資金すらも付きかけている有様であった。 それを相棒である行商人の湯田に窘められていると、ノックを叩く音が聞こえてきた。 扉を開くと、そこには羽振りのよさそうな中年男性付き添いの刑事の姿が。 和桐商店の会長和桐と名乗った中年男性は、自分の所有していたダイヤが盗賊に盗まれたので取り返して欲しいと依頼する。 二百円という高額の報酬に釣られた主人公と湯打は、勢い勇んでその盗賊が立てこもる屋敷へと足を向ける。 堅牢な機械兵士で厳重に警備された屋敷を突き進んで行く主人公は、奥で盗賊と対峙する。 主人公は、ダイヤを盗んだのは“我威亜党”なる組織の目的を達成するため、主力となる機械兵士を警官隊と戦わせ 性能テストを行うためでしか過ぎないと語る盗賊を撃滅し 彼を取り逃がしてしまうものの 目的であったダイヤを奪還することには成功する。 事後、話の流れで和桐が主人公の後援者となることを申し出てきたのを、主人公は快諾する。 大商人の和桐を後援者につけ、冒険に出向くための資金繰りに関して当面の目処が立ったる主人公は 事情を話して借金を返してもらおうという湯田の提案をそれはいつでも可能だと却下する。 主人公は、不承不承ながらも彼の提案を受け入れた湯田から資金を稼ぐ為の冒険のネタを仕入れようと提案され、 自力で借金返済資金を稼ぐ為、ネタ集めに冒険にとに奔走する日々が始まったのだった。 一方その頃、盗賊は我威亜党の本部に帰還していた。 帝都東京を壊滅させ首都を京都へと戻そうと画策する紛れもない反体制組織である彼らは、主人公の行く先々に 明として暗として関わってくることになるのだった。 せわしない冒険の日々は、めまぐるしく過ぎていく。 数々の冒険をこなし、多くの金銭と野球人形の部品、そして各々の意は違えど主人公と共に歩んでくれる 多くの仲間を手に入れた彼は見事野球人形コンテストに優勝し、手持ちの資金と合わせて借金を完済することが 可能となり、あとは返済期日を待つだけであった。 だが、迎えた返済期日。帝都を、突如として未曾有の大地震が襲った。 突然のことに混乱する帝都の人間たち。主人公たちも例外ではなかった。 そんな彼らの耳に、我威亜党の戦闘員や怪人が大挙して帝都を襲撃しているという知らせが入る。 この地震が我威亜党によって引き起こされたものであると推測した主人公は、仲間たちを引き連れ 現れた我威亜党の幹部や党首である亀田、さらには予測不可能的に現れた帝都に眠る穢れ神をも撃滅し 帝都の平和をも守ることに成功したのだった。 昭和冒険編 ~狙われた黄金像~ (8裏)に続く。 骨子だけ抜き出すとこんな感じ。 ちなみに、野球人形コンテストを一切無視して自力で現金一万円を稼ぐことも十分可能。 227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 03 25 21 ID prVVuZOJO 修正 危→奇 狙われた→呪われた