約 2,226,792 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5514.html
登録日:2010/02/15(月) 01 19 04 更新日:2024/09/25 Wed 18 45 48NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 1989年 666 SF アニメ アニメ映画 エホバ カラス コンピューターウィルス サイバーテロ サイレントホラー スパロボ スパロボ参戦作 トロイの木馬 バベル バベルの塔 パトレイバー 伊藤和典 作られる街 劇場版 名作 哀愁 川井憲次 手が込みすぎた自殺 押井守 方舟 映画 朝陽の中へ 機動警察パトレイバー 消えゆく町 第二少隊!?もうだめだぁぁぁ! ←納税者だと思って優しくしてりゃあつけあがりやがって!このやろおぉぉぉ!! 聖書 鳥 鳥かご エホバ下りて、かの人々の建つる街と塔を見たまえり いざ我等下り、かしこにて彼らの言葉を乱し、互いの言葉を通ずることを得ざらしめん 故にその名はバベルと呼ばる 『機動警察パトレイバー the Movie』は、1989年に公開された日本のアニメ映画。 1999年・夏に起こったレイバー暴走事件とそこに潜む犯罪計画に特車二課が挑む物語となっている。 同時上映は『SDガンダムの逆襲』。 【概要】 OVA版(所謂“アーリーデイズ”)に続きメディア化された『機動警察パトレイバーシリーズ』の記念すべき劇場版第一作目。 当初はテレビ化の企画が進行していたが、なかなか意見がまとまらなかったために劇場版を先に制作することになったらしい。 (アニメ版はその後、今作の成功が追い風となって89年に実現した) 監督はOVA版を手がけた押井守氏。その他制作ユニット「ヘッドギア」の面々も続投している。 押井監督は当初はこの企画に乗り気ではなかったそうだが、「ひょんな思いつき」から夢中になっていったという。 監督曰く、「トイレに入ったら突然、東京湾に方舟が浮かんでいて、その方舟にバベルの塔みたいのが隠れている話ってどうかなって思いついた。そういえば主役の名前が野明(ノア)だったな、と思いついた途端に後の展開がダダダダーッと思いついた」らしい。 こうした経緯もあって、今作には聖書のモチーフがふんだんに盛り込まれている。 制作にあたって、脚本の伊藤和典氏は押井監督に「劇場版 三つの誓い」を提示した。 その誓いとは、 ①娯楽の王道をいく ②OVAでは活躍の少なかった遊馬と野明が大活躍する ③レイバー対レイバーの戦いを描く の三条件。 ③について補足。 「ロボットアニメなんだからロボット(レイバー)が戦うのは当たり前じゃね?」とツッコミたくなるかもしれないが、伊藤氏がこんな条件を出すのも無理からぬことであった。 なんせOVA版(*1)は、話としてはバラエティに富んでどれも面白かったものの、主役機たる98式AV“イングラム”がまともに活躍したのは1話のみ。 あとのラインナップを振り返ってみると、 2話:事件を解決したのは生身の遊馬と香貫花の二人。野明操る一号機“アルフォンス”のやったことといったら、飛行船に掴まって歩道橋を乗り越えただけ 3話:新武器ライアットガンを引っ提げて出動するも出番なし。事件を解決(?)したのはヒロミちゃん 4話:冒頭で退場。おまけに太田さんがやらかしたおかげで、ヒロイックな活躍どころか諸悪の根源扱い 5話:メンテナンス中の様子がちょろっと映っただけ。主役の座を後藤&南雲の隊長コンビに完全に喰われる 6話:ようやく活躍のチャンスが巡ってきたと思いきや、その出番たるやわずか数十秒。しかも美味しいところは直前に登場した試作空挺レイバーに持っていかれる といった有様。 この反省を踏まえて制作された今作は、ロボットアニメとしての需要に見事に応えた、超一流のエンタメ作品に仕上がった。 ……が、当の押井監督曰く、「誓いのことは聞いていたけど、制作が始まったら全部忘れてた」とのこと。おいおい 特筆すべきはその先見性。 なんせパソコンが一般家庭に普及していなかった時代にもかかわらず、いち早くコンピュータ・ウイルスの脅威やOSを一本化することの危険性に着目し、物語に上手く織り込んでいるのだ。 さらに、ウイルスという見えざる脅威を「暴走レイバーの無人のコクピット」「コンピュータの画面を埋め尽くすBABELの文字」といった不気味なビジュアルで表現した点も見事。 これは推測だが、おそらく八王子工場でのウイルス汚染シーンはあのゲームの有名な都市伝説やこの作品のホラー描写に影響を与えていると思われる。 かつて『うる星やつら』を手がけたスタッフらしいギャグセンスが光る一方、後の押井作品にも通じるシリアスな長広舌シーンもあり、ライト層にもコアなアニヲタ諸氏にもおすすめできる一作である。 川井憲次氏が手がけた劇伴も必聴。特にOPとEDを飾った『ヘヴィ・アーマー』『朝陽の中へ』はアニメ映画史に残る名曲と言えよう。 ちなみに監督曰く、今作一番の山場は刑事二人が東京の下町を彷徨うシーンとのこと。 こうしたストーリーの進行を“あえて”停滞させるシーン(通称ダレ場)は監督の前々作『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』にも見られた他、後の『パトレイバー2』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』にも盛り込まれている。 下町の風景も事前の「現実の東京の状況とほとんど変わらない、近未来の東京の湾岸と河川のアニメーションとしての表現」を目標にした綿密なロケハンの効果で、リアリティ溢れるものとなっている。 【あらすじ】 1999年の夏。 夕闇の迫る東京湾に、一人の男が身を投げた。 これが事件の始まりであり、そして終わりであった。 東京湾埋め立て工事、通称「バビロン・プロジェクト」。 この大規模事業のため関東一円に無数の作業用レイバーが集結している昨今、都内では原因不明のレイバー暴走事故が頻発。 その対応に追われ、特車二課の面々は慌しい日々を送っていた。 しかし自衛隊の試作レイバーすら暴走するという異常事態に発展。 暴走したレイバーは製造元・機種・搭乗者・使用状況など共通点はほとんど無かった。 唯一の共通点は篠原重工が2ヶ月ほど前に発表した最新レイバー用OS「HOS」(Hyper Operating System)を装備していたことのみ。 特車二課の篠原遊馬は実家が絡んでいることもあり、HOSの調査を開始。 一方、遊馬の上司・後藤もまた捜査一課の松井刑事に調査を依頼していた。 調査の対象は、HOS開発の功労者にして冒頭で投身自殺を遂げた天才プログラマー──帆場暎一。 旧約聖書をモチーフとした暗号。 レイバーの暴走多発エリアに潜む秘密。 身体的特徴から学籍まで、あらゆる情報がコンピュータ上から消えているにもかかわらず、なぜか転居先のデータのみが不自然に残されていた帆場という男の謎。 一見しただけでは不可解な点と点が線で結ばれた時──恐るべき犯罪計画が白日の下に晒された。 その目的は復讐か、はたまた挑戦か? 帆場が死んでしまった以上、もはやその真意は確かめようもない。 確かなのはただ一つ──この犯罪を看過すれば、首都圏は壊滅するということ。 レイバーの一斉暴走という未曾有の惨禍を防ぐべく、特車二課・第二小隊は大型台風が迫る東京湾へと漕ぎ出していった。 目指すはバビロン・プロジェクトの要たる洋上プラットホーム《方舟》である。 しかしそこは、帆場が死してなお残した罠が張り巡らされた、何台もの暴走レイバーが胎動する危険な場所であった……。 【主な登場人物】 篠原遊馬 CV:古川登志夫 今作の実質的な主人公。実家が絡んでいることもあって調査に大張り切り。 しかし、かなり暴走(無断外泊、飲酒運転、ノーヘル二人乗りetc…)して謹慎を喰らうはめに。これでよく懲戒免職にならなかったものである。 中盤のイケメン形無しの顔芸は必見。 「呪ってやるー!!」 泉野明 CV:冨永みーな 「でもさ、どんなにすごい機体でも結局は使う者の」 「「知恵と勇気」」 相変わらずのアルフォンス大好き婦警。ヒッチコックもびっくりな体験をする。 今作で彼女の愛機・アルフォンスは三世であることが明かされた(一世は犬、二世は猫)。 遊馬との会話には感じるものがある。 終盤、圧倒的にハイスペックな機体を相手に絶体絶命のピンチに陥るが、そんな彼女を逆転勝利に導いたのはまさしく「知恵」と「勇気」であった。 太田功 CV:池水通洋 発砲バカ、街中でレイバーによるどつき合いにドロップキック、真夏に凍りついたという壮絶な体験をする等、本人が素で本気であるが故に、ネタキャラとしての進化が加速した。 終盤はまさに水を得た魚。思う存分暴れられると知った彼は、下記のセリフを吐きながら狂気じみた笑みを浮かべていた。 そして今回も頭がもげる。 何気に名(迷)言製造機。 「ぐふふふ、来るぞ、嵐が来るぞぉ……!」 香貫花クランシー CV:井上瑤 事件を聞きアメリカから帰国した第二小隊の秘密兵器。はからずも第二小隊最大の敵となってしまう。 上の馬鹿……相方と揃って熱血。だが明らかな違いは彼女のかっこ良さにある。 入国審査の際のセリフはかっこいいけれど、絶対に真似しないこと。捕まります。 「COMBAT」 進士幹泰 CV:二又一成 出動続きでひと月で家に帰れたのがたったの三回と夫婦の危機。頑張れ進士さん。 山崎ひろみ CV:郷里大輔 トマト栽培に精を出しているが、その巨躯を生かして軽々と対戦車ライフルを放つ。めちゃカッコいい……。 後藤喜一 CV:大林隆介 「奴はそんなロマンチックな男じゃないよ。警察なんざ、端から相手にしてはいない」 「自分のプログラムに絶大な自信を持っていたのさ。そうでなけりゃあ、結果を見定めずに死んだりはしない」 「おそらくあいつは、俺たち……いや、この街に住む全ての人間を嘲笑しながら、飛び降りたに違いないよ」 キレ者の片鱗を見せる第二小隊隊長。やっぱり何考えてるか分からない昼行燈。通称“カミソリ後藤”。 松井さん曰く、キレすぎたために埋立地に島流しにあったらしいが、その過去の経歴は不明。 「強制や命令は嫌い」と嘯きつつ、使えそうな人材はとことん手のひらで踊らせ、容赦なくこき使う悪党。だがいざとなれば部下のかわりに矢面に立ってくれるため、なんだかんだで素晴らしい上司である。部下には絶対にしたくないけど。 帆場の犯行動機に対するしのぶさんの考察を切って捨てるかのように、「死んだ魚のような目」をしながら上記の台詞を吐く。その際に浮かべた笑みはどこか冒頭の帆場に似通っていた。 しのぶさん曰く、「帆場の話をしている時、なんだかとっても嬉しそう」。あるいは彼に共感を覚えていたのだろうか? 南雲しのぶ CV:榊原良子 シゲさんから警察用の新型レイバーの調査を依頼される。 第一小隊の面々は出向中のため、今回は指揮官としての出番はなし。 榊清太郎 CV:阪脩 特車二課が誇る整備課長にして我らがおやっさん。 HOSに対する疑問から実山と直に話をするなどメカニックとして気を回す。 シバシゲオ CV:千葉繁 零式運用に伴う研修で渡米していたため本人の登場は遅れるが、 彼があらかじめ振っていた采配が特車二課を救うことに。 帰国直後はアロハなハワイ被れになっていたが直ぐに元に戻った。 福島隆浩 CV:小川真司 特車二課課長。ゆうきまさみ氏のお気に入り。 一連の事件に関する上層部の動静を気にしており、割りと及び腰。 四角四面で規則に厳しい典型的なうるさ型だが、「ここだけの話」的な前置きをしつつ必要な情報を与えてくれるため、なんだかんだでいい上司である。 ……が、部下の男があまりにも悪党すぎた。 遊馬との子供のような怒鳴り合いは微笑ましい。 ちなみに絵コンテだけ描き起こされた没シーン(ノベライズ版では採用)によると、彼が赴任する前にすでに何人もの課長が二課から更迭されていたらしい。 そして彼自身も転出願をしたためていたが……転出先では幸せになってほしいものである。 海法 CV:小島敏彦 警備部長。保身と口実を使いこなす「タヌキオヤジ」。 今作と世界観を共有するOVA6話『二課の一番長い日(後)』では事件の黒幕の跳梁を許した大戦犯となった彼だが、お咎めは何もなかったのだろうか 実山剛 CV:辻村真人 篠原重工常務兼八王子工場長。 HOSの危険性に薄々勘付いているが、会社の人間としての立場から親交深い榊や遊馬と苦しいやりとりをする羽目に。 松井 CV:西村知道 警視庁捜査一課の刑事。 腐れ縁の後藤から帆場の身辺調査を依頼されその足跡を辿っていく。 彼が調査に訪れた場所は全てが、感傷的な雰囲気のある廃墟だった。しかも、不自然なまでに意味深な証拠が残されていた。 これらを目の当たりにした彼の印象は、「もしかしたら、俺たちに『この街の今』を見せたかったのかもな……」というもの。 終盤、警察らしからぬ特車二課の姿に彼が漏らした評は実に的を射ていた。 片岡 CV:辻谷耕史 松井の同僚である若い刑事。 松井と共に帆場の足跡を辿る。 暴走レイバーの運転手 CV:立木文彦 序盤に暴走したタイラントに乗っていた不運な土建屋のおじさん。 警察のレイバー隊到着に喜んだのも束の間、「第二小隊」の名前を聞き悲鳴をあげる。 「第二小隊!? もうダメだぁーっ!」 【レイバー】 AV-98 イングラム お馴染み特車二課第二小隊が誇るパトレイバー。 今作では野明の1号機(アルフォンス)と太田の2号機が登場。 「HOS」をインストールしたことで運用の危機に陥るが……? 映画ということもあって他では見れない銃撃や格闘など豊富な活躍シーンが用意されている。 HAL-X10 陸上自衛隊に配備されている試作軍用レイバー。菱井インダストリーと篠原重工が共同開発した機体。 多脚戦車のようなデザインで、四脚とオプションのホバーユニットで移動し搭載された重火器で戦闘を行う。 TV版にも登場するが、今作の物とはデザインが若干異なる。 ARL-99 ヘルダイバー 陸上自衛隊に配備されている軍用レイバー。篠原重工八王子工場謹製。 イングラムと同時期に開発されており、外観の意匠も似ている。 冒頭、暴走したHAL-X10と交戦し破壊するが、頭を撃ち抜かれたりと割と苦戦気味。 菱井HL-96 タイラント2000 四菱重工製の土木作業用レイバー。 遊馬曰く「土木用レイバーのヘビー級」「スピードはないがパワーは折り紙つき」。 序盤で乗員を乗せたまま暴走状態になって民家を破壊し第二小隊に停止させられる。 しかし無人のまますぐに再起動したため太田のリボルバーで蜂の巣にされ破壊された。 この他、再開発の解体現場にも別機体が登場。 「ただのおっちゃん」が「東京の下町」で「重機感覚」のロボットを乗り回すシーンは、このアニメの世界観を端的に表している。 BEL-1999 カルディア 警備用無人レイバー。シャフト・エンタープライズ・ヨーロッパ製。 円盤から四脚が生えた1mにも満たない程度の小型機(設定画ではもっと大きかった)で、上部から電撃を放ち不審者を撃退する。 方舟内に無数に配備されており警備システムと連動し壁面を縦横無尽に走り回る。 AV-X0 零式(れいしき) 篠原重工で開発された次世代型の試作パトレイバー。 イングラムと同じAVシリーズに属し、HOSの使用を前提に設計されており今までのレイバーを凌駕する性能をもつ。 専用の大型シールドの他、イングラムと同じスタンスティックやリボルバーキャノンも装備可能だが、最大の武器は腕の延伸ギミックを利用した「貫手」。この一撃はレイバーを破壊できるほどである。 イングラムに比べるとスマートだが全体的に刺々しいテッカマンのような顔付きが特徴で、内部にはデカくて赤いセンサーが備えられている。 野明いわく「悪役顔」。 ニューヨーク市警察のレイバー隊では既に3機が試験配備されているが、日本ではまだ配備されておらず方舟で性能評価が行われている。 デザイン面では他メディアでのライバル機・グリフォンに通じる部分もある他、漫画版のAVR-0やTV版・新OVA版のピースメーカーなど類似したデザインの機体も登場している。 【重要な人物・用語】 帆場暎一(ほば えいいち) かつて篠原重工に在籍していた天才プログラマー。事実上一人でHOSを作りあげた男。 物語の数日前に『方舟』から飛び降り自殺するが、死体は発見されなかった。 彼に関するデータの殆どが消去されており実態は不明。 ちなみに漫画版にも登場しているが、そっちの彼は普通に現役の天才プログラマーとして働いている。 HOS(Hyper Operating System) 篠原重工が2ヶ月ほど前に発表した最新レイバー用OS。既存のレイバーに組み込むだけでも効率が飛躍的に上がる。 しかし……、帆場が作ったというわけで、何かありそうなのは誰でもわかること。 漫画版では普通に使いやすいOSなだけだが、グリフォンを釣る餌に使われている。 方舟 東京湾に作られたバビロンプロジェクト(東京湾埋め立て工事)に使用されるレイバーの修理・補修・格納を一手に引き受ける洋上プラットフォーム。 直径500m、高さ150mの多層式の構造物。メインシャフトを中心に無計画に増築されており『方舟』というより『混沌の塔』である。 【余談(以下、ネタバレ注意)】 今作のアイディアの一部は、構想だけに終わった幻の押井版『ルパン三世』から流用されている。 一例を挙げると、事件の黒幕がいきなり退場する冒頭は押井版ルパンのプロットまんまだったそうな。 イングラムの1/60のプラモデルは元々このバージョンで発売されていた。 また零式の1/60のプラモデルは、かなり出来が良い。 方舟内でのレイバー同士の大乱戦は非常に人気が高い。 但し、ラストバトルは本当は「舞台が崩れ落ちた時点で物語が完結しているのでやる意味がない」という押井の意見を、 ゆうきに「スッキリ終わらせるにはこれしかない!」と説得され、仕方なく即興で絵コンテを起こした。 押井の初期案では 「松井刑事が最後に訪れた場所が帆場の墓だった。享年6,7歳」→松井刑事「じゃあ、あの時飛び降りたのは、今追いかけているのは…誰なんだ?」 と今で言う「成り済まし」「匿名性」をテーマの主軸にする予定だったが 出渕「それやると折角軌道に乗ったブランドに傷をつけてしまう!」 伊藤「エンターテイメントにならない!あんたの監督生命も危うくなるぞ!」 と必死に懇願されて中止になった。作中での後藤さんの「遺体は挙がらなかった」はその名残である。 しかし、後に実写版長編「GrayGhost」で印象的に取り上げられることになる。 ドラマ「踊る大捜査線」のスピンオフ「交渉人・真下正義」、「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」、 「シン・ゴジラ」に帆場をイメージさせる真犯人が登場している。 共通点としては「大事に至る事件を実行した後、冒頭で物語から永久退場し、残されたメインキャラを右往左往させる」 「わざとらしく、もはや攻略法に近い手掛かりを残す」という不可解なキャラクターだろうか。 追記・修正よろしくお願いしま・・・ attach cd 01 / enter author password pass E.HOBA Go to, let us go down, and there confound their language, that they may not understand one another's speech. いざ我ら降り かしこにて彼等の言葉を乱し 互に言葉を通ずることを得ざらしめん BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これのエンディング曲そして神曲の「朝陽の中へ」が知り合いの小学校の運動会で毎年使われてて鳥肌 -- 名無しさん (2014-02-11 19 15 01) 中学の頃、授業中に零式の真似して右手の中指を骨折した。おかげで「何故か英語の授業で骨折したおバカ」というイメージが学年全体に広まってしまった。 -- 名無しさん (2014-02-28 17 21 11) ↑言い逃れできないほどのバカっぷりに笑わせてもらった -- 名無しさん (2014-03-01 07 09 32) 練習すれば出来ますよ、貫手。使うにしても狙うのは相手の喉とか目になりますけど。 -- 0238 (2014-03-01 07 51 51) ここで方舟がぶっ壊れたお陰で、OVA系列の世界では国内のレイバーが衰退していくんだよな -- 名無しさん (2014-03-01 10 08 27) 80年代にサイバーテロとか色々先取りしてんなあ・・・。 -- 名無しさん (2014-08-11 14 10 31) バトル時間のバランスが一番丁度良く感じる。いや2と比べてる訳じゃなくてな? -- 名無しさん (2015-01-05 22 13 06) だいぶ後になって漫画版を読んだら帆場とHOSが普通な役で出てきて驚いた -- 名無しさん (2015-01-05 22 27 00) ↑あれはHOSの開発中じゃないの?ASHURAが出ればあいつの作ってるHOSなんて無駄になるとか言ってた気がする。 -- 名無しさん (2015-01-06 00 12 39) 逆じゃね? 新聞がHOSの事良く分からず「レイバーの性能を上げる新型OS」って大袈裟に書いたせいで、イングラムをフルボッコにしたグリフォンとASHURAが市場にお目見えする前にケチがついたって話だった。 -- 名無しさん (2015-01-06 00 36 31) どんなレイバーでも同じように使えるようになるのが漫画版HOS。別メーカーのレイバーでも、同じ操作で同じ動きが出来るから、機種転換訓練が短くて済むら作業効率がアップする。っていうのをよくわかってないメディアが「性能UP」とか書いた。で、現行のレイバーフォーマットで、生物みたいな複雑でしなやかな動きが出来るようにするには、ASHURA-OSを使うのが1番ってこと。 -- 名無しさん (2015-07-15 19 03 26) 個人的に謎解きと戦闘シーンと世界観とあらゆる要素がとても丁度よく組み上げられている良作だと思う -- 名無しさん (2015-12-14 18 39 49) 嵐の前の出撃準備シーンのワクワク感は異常 -- 名無しさん (2015-12-14 18 43 14) シン・ゴジラの牧教授のモトネタだったりするのか…? -- 名無しさん (2016-10-02 00 34 04) ↑×1同じこと思ってた、嬉しい!「物語序盤でラスボス退場、残されたメインが右往左往される」という展開は既に書かれている「交渉人・真下正義」と、コナンの「ベイカー街の亡霊」でもあったな。 -- 名無しさん (2016-10-02 15 04 25) 篠原重工でパソコンに大量のbabelが浮かぶ時の遊馬の正面のカットがbgmも相まって実はトラウマなんだ俺… -- 名無しさん (2016-11-16 00 19 31) アスマ「太田じゃなムリだ!」太田「 んなんだとォオ!? 」笑った。 -- 名無しさん (2018-08-18 20 18 50) 享年6,7歳←これどういう意味?子供にしようと思ったけど6歳か7歳くらいにしようと思ってたってこと? -- 名無しさん (2018-10-02 20 19 41) 「帆場暎一」という人物は6,7歳で死んでて、エホバと呼ばれHOSを作り方舟から身を投げた男は戸籍を改竄して周囲に帆場と思わせていた正体も目的も分からない謎の男だった……的な永遠に解けない謎を残すエンドって案もあったってことでしょう -- 名無しさん (2018-10-02 20 33 51) 戦闘は避けろって言っただろ!?→だから避けたわよ。可能な限り。のセリフが好きだ。イノセンスでも使われたが -- 名無しさん (2019-06-03 16 42 14) 4DX版観てきたけどすげえよかった。泉機と太田機での振動の違いも楽しいけど、雨と風の演出は臨場感すごい -- 名無しさん (2020-07-18 19 03 21) 警備部長の台風のすることなら災害だから責任問題にならないな、ていうやりとりが本当に悪い大人で変な笑みが出ちゃう 理想の上司で後藤さん言われるけど、篠原を分かって酷いしつけ方させてるし、上司にはいやだなあ…別の部署のチーフぐらいがいいや -- 名無しさん (2020-08-21 15 15 05) ↑それはそれで何かしらの形で巻き込んできそうではあるな松井さんみたいに -- 名無しさん (2021-04-09 00 22 39) 夏に台風が来ると見たくなる映画。パト映画1・2の季節の描き方は主題じゃないのにホント良い -- 名無しさん (2024-08-15 07 19 34) BGMにスティールドラムを使おうとしたら、演奏者が確保できなかったので川井氏が練習する羽目になったとかなんとか。 -- 名無しさん (2024-09-22 06 14 47) 「警察官というより、正義の味方かな」って松井さんの特車二課評好きだわ -- 名無しさん (2024-09-25 08 20 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/2726.html
今日 - 合計 - 機動警察パトレイバー 98式起動せよ!の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時44分02秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/teltel55/pages/347.html
機動警察パトレイバー2THE MOVIE ●9点 ギリギリまで他の要素を削ってまで状況とその近辺のドラマを描き切っただけあって、 説得力は出ている。情報伝達手段の多くを会話に依存しているので、長台詞が嫌いな人は駄目そう。 かなり偏った作品だが、質はとても高いと思う。 ●7点 押井守の最高傑作と呼び声高い作品。 確かに戦闘ヘリによる東京襲撃シーンを始めとして 名シーン盛り沢山の傑作であるのだが、個人的には 前作より評価できない。 東京が戦場になるというスケールの大きな作品なのに 話がほとんど主要人物3人の会話だけで展開するため スペクタル感に著しく欠けるのだ。 描きたいのはそこまでの過程であって最後の決戦は はっきりいってオマケです、みたいな意図が見え隠れ するのもマイナス点。
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/6931.html
今日 - 合計 - 機動警察パトレイバー 狙われた街1999の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時27分28秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5516.html
登録日:2010/02/14(日) 23 25 58 更新日:2024/09/22 Sun 04 20 45 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 1993年 4DX SF アニメ アニメ映画 カミソリ後藤 クーデター スカルマン ハードボイルド パトレイバー ブラック・サンデー ヘリ ポリティカル・サスペンス ポリティカル・フィクション 不朽の名作 予言 伊藤和典 傑作 劇場版 南雲しのぶの波乱万丈 名作 失恋 川井憲次 平和の対価 後藤隊長萌え 戦争 戦闘機 押井の本領発揮 押井守 日本のメディア芸術100選 映画 機動警察パトレイバー 漢の義務教育 現実という映画 神映画 竹中直人 考えさせられる話 聖書 軍事 軍事クーデター 遠くから、想う者達 非ロボットアニメ 我地に平和を与えんために来(きた)ると思うか。我汝らに告ぐ、しからず、かえって分争(あらそい)なり。 今よりのち、一家に五人あらば三人は二人に、二人は三人に分かれ争わん。 父は子に、子は父に、母は娘に、娘は母に ルカによる福音書、第十二章五十一節から五十三節(*1) 本作は1993年公開の『機動警察パトレイバー』シリーズの劇場版第二作。 【概要】 2002年を舞台に、テロ事件から始まった架空戦争危機を描いた作品。 現在のところ初代特車二課のエピソードで映像化されたものでは時系列的に最後のものであり、 首都東京を舞台に「戦争」を再現するテロリストと闘う彼らの最後の活躍が描かれている。 『The Movie 2』ではなく『2 The Movie』であり、一応、TV版⇒新OVA⇒本作という時間軸になる。 ただし、旧OVA⇒劇場版1作目を意識した描写も見られ、一方で漫画版初出でTV版後期・新OVA版のレギュラーだった熊耳武緒はなぜか影すらない(本作前売り券特典のドラマCDには参加したそうな)。 このため2023年時点での公式サイト内の見解では押井監督繋がりで「アーリーデイズ→劇場版1作目→本作→THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」とされている。小説版では特に顕著。 娯楽性を重視した1作目から一転して、旧OVA版(アーリーデイズ)の「二課の一番長い日」を更に推し進めたような内容。 プロトタイプ・「二課の一番長い日」について 休暇を取ったはずの後藤隊長が出勤してきており当初ははぐらかすが、数日前から後藤は何者かに監視されている ことに気づいており、それが何者かを調べるためであった。 その最中に東北道で検問を突破したトレーラーが搭載していたレイバーを起動させ警察に発砲する事件が発生、 不穏な気配を感じた後藤は整備中でオーバーホール予定であった1号機のみを八王子に輸送を決定。 その後自衛隊が国会議事堂などを占拠するクーデターが発生、次々に重要施設が制圧される中警視庁は事前に こうなることを予想していた後藤の話を聞いていた南雲が籠城しており徹底抗戦の構えでいた。 しかし運よく本庁にいなかった警視総監から、クーデターの首謀者と後藤がかつて同志であったことが発覚し後藤からこう なることを聞いていた南雲は疑惑をかけられこれに反発したことで後藤共々逮捕状を出されてしまう。 これを聞いた二課の面々は休暇を切り上げ東京に帰京しクーデター首謀者逮捕のために各々で奮戦していくことになる。 クーデター部隊は制圧後何の要求もしなかったが実は切り札準備のための時間稼ぎであった… というのが大まかな流れであり話の流れこそパト2と似ているが違う点として クーデター首謀者の関係者が後藤。 事件を起こしたのは自衛隊の正規部隊。 二課隊員の多くは不在だが休暇をとっており全国にばらけている。 クーデター部隊が国会議事堂などの施設を占拠し展開している。 国会解散・憲法無期限停止などの明確な要求がある。 切り札はブラフではなく本気で使おうとした。(*2) などが挙げられる。なおレイバーが活躍するのは終盤だけというのは同じである 押井節全開の非常にドライな社会派サスペンスドラマに重点を置いているためエンタメは控え目で淡々と場面が進む。 映像は美麗であるがレイバー戦はほとんどなく、主人公機であるイングラムなんてラスト数分しか戦わない。 ロボットアニメとして見ると多分損する。 しかしカミソリ後藤の切れっぷりを手軽に味わえる作品でもある。 また、しのぶさんの啖呵もカッコいい。 押井守による小説版もあり、主に尺の都合でカットされたシーンも再現されている。 【あらすじ】 1999年。東南アジア某国(*3)にPKO(国連平和維持活動)として派遣された陸上自衛隊の一個レイバー小隊が、反政府軍部隊の襲撃に遭遇。司令部からの武器使用許可が下りず、反撃も出来ぬまま壊滅した。 そして、一人の男が生き残った。 それから三年後……。 かつては無敵のチームワークを誇った特車二課も変革期を迎え、第二小隊も世代交代が進んでいた。 野明や遊馬等が出向先で新たな人生を謳歌する一方、山崎ヒロミと共に埋立地に残った後藤隊長は張り合いのない日々を送っていた。 そんなある日。 二課の課長代理として多忙な日々を送る南雲しのぶの眼前で、突如横浜ベイブリッジが黒煙を上げて爆発した。 事故か?テロか?情報が錯綜する中、テレビ局に届けられた一本のビデオテープがある疑惑を招く。 そのテープにははっきりと、F-16J──航空自衛隊所属の支援戦闘機の機影が映っていたのだ。 ベイブリッジ爆撃は自衛隊機の仕業なのか? 世論が自衛隊への不信に傾く中、陸幕調査部別室所属の奇妙な男が二課を訪ねて来た。 荒川と名乗るその男曰く、テレビで放映された映像は何者かによって改竄されたものであり、先の爆撃の真犯人は自衛隊ではないというのだ。 では、真犯人は誰なのか?その目的は?そして何故、政府は事件の真相を公表しようとしないのか? 淡々と情報が開陳される中、ある男が容疑者として浮上する。 その男──柘植行人は先のPKO部隊唯一の生き残りであり、そして警視庁きっての才媛と呼ばれた南雲にある“傷”を負わせた張本人であった。 各方面に強い人脈を有する後藤を見込み、捜査への協力を要請する荒川。 一度は断ろうとした後藤だったが、その矢先に今度は爆装したF-16J三機が三沢基地から首都圏に飛来するという大事件が発生する。 まさか、ベイブリッジの続きか!?モニター上で東京に驀進する三機。要撃にあたった機体のフリップはベイルアウト(*4)を告げ、撃墜されたことを暗示した。 刻一刻と最悪の状況が迫る中、ついに防空司令は最も重い決断──撃墜命令を下した。 ところが、今まさにミサイルが発射されようという瞬間、突如レーダー上から三沢機が一斉に消失。代わりに撃墜されたはずの要撃機のフリップが戻ってきた。 そう、実は三沢所属機は最初から発進などしておらず、一連の事態はBADGEシステム(*5)のハッキングによって演出された“幻の爆撃”に過ぎなかったのだ。 最悪の事態はひとまず回避された。 だが、もはや航空自衛隊への不信は極限にまで達しており、三沢基地には飛行禁止命令まで出されてしまった。 おまけにこれを不服として抗議に向かおうとした三沢基地司令が、青森県警によって予防拘禁同然に基地ゲート前で連行されるという事件まで勃発。これは自身の権限強化を図った警察上層部の暴挙であった。 あらぬ疑いをかけられた挙句、こんな仕打ちを受けたのでは黙っていられるわけがない。三沢基地は即座に抗議の籠城に突入、陸上自衛隊を含む各地の駐屯地もこれに同調の姿勢を示した。 警察VS自衛隊。各基地前で機動隊と基地守備隊の睨み合いが続く中、こじれにこじれた事態の早期決着を図った政府はついに「予測される最悪の事態」に備えるべく、陸上自衛隊内の信頼のおける部隊に東京への出動命令を下した。 戦車が、ヘリが、そして申し訳程度のロボットアニメ要素戦闘用レイバーが都内各所に配備される。 かくして戦うべき相手もなき、日常と地続きの奇妙な「戦争」が幕を開けた。 そして、東京の街を雪が白く染めた朝……陸上自衛隊の塗装が為された三機の攻撃ヘリが埋立地から飛び立った。 ヘルハウンド──“冥府の犬”の名を冠するヘリたちが、都内各所で一斉に牙を剥く。 次々に落とされてゆく橋。破壊される通信施設。ガトリングの掃射にあい、無惨な姿を晒す警視庁本庁舎。 そして、特車二課は……戦端が開かれると同時にその装備のほとんどを喪失。最新鋭の警邏用レイバー“ヴァリアント”も、戦闘用ヘリの前では張子の虎も同然であった。 さらに、時を同じくして民間所属の飛行船が首都上空に飛来。ECMポッドを用いて強力な電波妨害を開始した。 この飛行船、タチの悪いことに迂闊に手を出せば自動的に墜落、周囲にガスを散布するプログラムまで仕込まれていた。 実際、功を焦った警察がヘリからのECM狙撃を試みた際にはこのプログラムが作動。着色されたガスが大量に放出された副都心一帯は大パニックに陥った。 幸いそのガスは「虫も死なない程度」の無害なものであったが、船内からは本物の毒ガスが入ったボンベも発見された。もし、これが本当に散布されていたら……飛行船に対して打つ手もなく、自衛隊治安部隊はあらゆる動きを封じられてしまった。 同じ頃、“幻の爆撃”事件以来なし崩し的に荒川と共闘していた後藤もまた行動を開始していた。 電話をかけてもつながらず、壊滅が容易に察せられる特車二課。この期に及んでなお現在進行形で展開されている「戦争」を認識しようとさえせず、管内の権力争いに汲々とする警察上層部。 そんな警察に見切りをつけた彼は、上層部のスケープゴートになりかかっていた南雲を伴い逃走。ひそかに信頼できる仲間たちに招集をかけた。 現・整備班長のシバシゲオ。 引退してなお絶大なカリスマ性を誇る“おやっさん”こと榊清太郎。 そして、彼が選び、育てた最も頼りになる部下たち……。 山崎が、進士が、太田が、そして遊馬と野明が、篠原重工八王子工場に集結する。 そこで彼らを待っていたのは、いまや一線を退き実験機として眠っていた98式AV“イングラム”! 荒川が用意した衛星写真が、埋立地に野戦本部が設けられていることを示している。 ヤツは──柘植は間違いなくそこにいる。 事件の首謀者を逮捕すべく、電波妨害を止めるべく。そして、東京に展開される偽りの「戦争」に終止符を打つべく、特車二課・第二小隊最後の戦いが静かに幕を開けた……。 【主な登場人物】 後藤喜一(大林隆之介) 今作の主人公。 特車二課第二小隊隊長。 ヘラヘラしながら警察内のしがらみに辟易しながらも、荒川から依頼されて事件を独自に調査、推理する。 二課壊滅後も独自のパイプを駆使して立て直し事態の収拾に向かう上司にしたい男ナンバーワン。 隊長語録 隊員「あのう、定刻を過ぎましたので第1小隊に待機を引き継いで帰宅しても…」 後藤「そりゃいいけどぉ、南雲さんがまだ戻らんしなあ」 隊員「やっぱまずいっすよねえ」 後藤「でも、ま、いいか。いいんじゃないの。俺も残ってることだしさあ、あははははは」 隊員「第2小隊、待機任務終了。明一二○○より準待機に入ります」 後藤「はい、ご苦労さん」 隊員「じゃ、失礼しまーす」 後藤「まったねえ〜、へへへ・・」 後藤「…いいわけないじゃないの」 南雲「また松井さんと組んで何を始めたか知らないけど、動く時は一言言って頂戴。裏でこっそりってのは無しにして」 後藤「それって課長代理としての命令?」 南雲「命令なんてしたくないわ同僚としてのお願い」 後藤「お願いじゃあ聞かない訳にはいかないかぁ」 南雲「このテープでいいんですか」 荒川「いいんです。これで」 後藤「この曲、俺歌えるわ」 荒川「まあこの辺はどうでもいいんですが。歌いますか?」 後藤「マイク、ないんだよね」 荒川「じゃ飛ばします」 荒川「しかし派手だな、あんたたちの制服は」 後藤「中年には酷な服さ。私服のあんたが羨ましいよ」 後藤「やっぱり明日の出動やめようよ」 南雲「私だって行きたくないわ。でも警備部長の正式な出動命令なのよ」 後藤「うちの小隊、動かないよ」 南雲「課長代理として命令することもできるのよ」 後藤「してみれば? 命令」 南雲「結構! では第1小隊もこれより独自に行動します。私もたった今から課長室の方へ移りますから」 後藤「いや? あのしかし、しのぶさん?」 南雲「私物は後で取りに参ります。失礼」 後藤「そんな。ねえ、んなことしたって俺絶対に行かないんだからあ」 後藤「あ、しのぶさん? 気、変わった。今変わった」 後藤「戦線から遠退くと楽観主義が現実に取ってかわる。そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けている時は特にそうだ」 上層部「何の話だ。少なくともまだ戦争など始まってはおらん」 後藤「始まってますよ、とっくに・・・ 気付くのが遅過ぎた。柘植がこの国へ帰って来る前、いやその遥か以前から戦争は始まっていたんだ。 突然ですが、あなた方には愛想が尽き果てました。自分も南雲警部と行動を共に致します」 上層部「後藤君。君はもう少し利口な男だと思っていたがな。二人とも連れて行け」 事務官「たった今自衛隊機の爆撃により、東京湾横断橋が!」 後藤「だから!遅過ぎたと言ってるんだ!!!」 後藤「よく来てくれたな。篠原。泉。進士。太田。それに山崎。お前達の使命は、南雲隊長と共に18号埋立地に潜伏する今回の事件の首謀者を逮捕することだ。これ以降は全て南雲隊長の指示に従え。あらゆる妨害は、実力でこれを排除しろ。特車二課第二小隊最後の出撃だ。存分にやれ」 南雲「直ちに出発する。全員乗車」 後藤「しのぶさん。刺し違えてもなんてのは御免だよ。彼を逮捕して、必ず戻るんだ。俺、待ってるからさ」 荒川「何故だ。どうしてあんたが行かない」 後藤「俺にはやらなきゃならんことが色々あってね。さんざっぱら世話になっといてなんだけど、あんた逮捕するよ」 「結局俺には、連中だけか」 南雲しのぶ(榊原良子) 今作のヒロイン。 特車二課課長代理並びに第一小隊隊長。 出世コースにいながら柘植学校の生徒の時に柘植ととある関係にあったため、それが元で特車二課に島流しされた過去を持つ。 柘植の出現とその行動に心を揺らしつつも責務を果たそうとするが… 柘植行人(根津甚八) 今回の事件の黒幕。元陸上自衛隊二等陸佐。 レイバーの運用などを研究する多目的歩行機械運用研究準備会(通称柘植学校)の創設者兼リーダーとして数々の成果を上げたが、レイバーにとって無謀とも知っているはずの熱帯湿地帯を主な活動地域とするPKOへの派遣に志願。 PKOでは陸自レイバー小隊の指揮官として行動していたが反政府軍の襲撃に遭い小隊は壊滅、ただ一人生き残る。 帰国後は行方不明になっていたが、実際はある目的のために一派を率いて極秘裏に活動しており、自衛隊関連事件において暗躍する。 風貌のイメージは「ロバート・ショー」 荒川茂樹(竹中直人) 陸幕調査部別室を名乗る謎の男。常に笑っている様な口元と視線の定まらない目が印象的。 事件の詳細や裏を後藤にリークし、戦争観を語り合う。 風貌のイメージは「五分刈りの中年営業マン」 泉野明(富永み〜な) 装備開発課に転属し篠原重工八王子工場にテストパイロットとして出向中。 レイバー好きっ娘だったころはなりを潜め、かなり落ち着いた性格になっている。 押井監督曰く「今まで女性キャラの気持ちがわからなかったが、本作で初めて『女性の変化』を意識的に描けた」と振り返っている。 篠原遊馬(古川登志夫) 野明と同じく装備開発課に転属し、八王子工場に開発者として出向中。 太田功(池水通洋) 特車隊員養成学校の教官として怒鳴りまくり機材をぶち壊す日々。さすが日本警察の奇跡。 小説版では香貫花と微笑ましい関係にある様子。 進士幹泰(二又一成) 子どもが出来ました。やったね進士さん。 本庁総務部総務課長に栄転し、養成学校の視察に来て太田を叱っていた。 後藤の召集に本来応える義理は無かったものの、自分でもわからない使命感にかられて後藤の元に向かった。 小説版ではかつての同僚達との飲み会にて自分達の「特車二課」時代に一種のピリオドを打つ抒情的な発言があり、 その後の招集もあって感傷的な雰囲気が増している。 山崎ひろみ(郷里大輔) 唯一第二小隊に残っている。 終盤ではその体躯を生かし対戦車ライフルを撃つ。やっぱかっこいい… 榊清太郎(阪脩) 我らがおやっさん。 すでに引退した身だが、二課壊滅の報を聞き、自ら整備班を率いてイングラムの換装の陣頭指揮を取る。 シバシゲオ(千葉繁) 引退したおやっさんに代わり、整備班長についている。 松井孝弘(西村知道) 腐れ縁故、相変わらず後藤さんの無茶な頼みでこき使われる。 【レイバー】 ◆AV-98 イングラム 現役を引退し八王子工場に下取され試験機となっていたが、不測の事態用に後藤が手配しており、出撃する。 今回はリアクティブアーマーを装備しており、特殊部隊を思わせるデザインになり印象がかなり異なる。 1号機 野明が搭乗。 頭部に特に大きな変化はない。 2号機 太田が搭乗。 度重なる損傷のせいか、後頭部の装甲がヘルダイバーのものになっている。 作中でも戦闘と自損事故で更に壊れる。 3号機 南雲が搭乗。 頭部が大きく変わっており、強力なECM装備を使用できる。 ◆AV-2 ヴァリアント イングラム引退後に特車二課の装備となったレイバー。 立ちんぼで警備するシーンくらいで全然活躍しないままぶっ壊された。 ◆TRT-66 イクストル アメリカ陸軍の軍用レイバーで柘植一派が使用する。 正確にはレイバーもどきと呼ぶべきロボットであり、作中では無人の移動砲台として使用されている。 宮崎駿曰く「散水機」、河森正治曰く「歩くファランクス」 ◆AL-97B改 ハンニバル 陸上自衛隊の軍用レイバー。 冒頭のゲリラ戦と首都への治安出動シーンに登場。 ◆ラーダー 柘植が冒頭で搭乗する陸上自衛隊の指揮用の6脚式レイバー。 ◆99式装輪レイバー ロードランナー 神奈川県警所属の複座式装輪レイバー。 伸縮可能の脚で渋滞もなんのその。ベイブリッジ爆撃の直前に登場。 なお、MGでイングラム全機のアーマー装備、EXモデルでイクストルが立体化されている。 後年コトブキヤからはハンニバル2種とヘルハウンド(戦闘ヘリ)がキット化されたが、1/72スケールであり残念ながらMGシリーズ(1/35)とも旧キット(1/60)とも一致しない。 また公開当時にはイングラムスペシャルとして6in1キット(1商品で1~3号機のそれぞれ通常版、劇場版で6種を選択して組み立てられるコンパチモデル)が発売された。 【レイバー以外の登場メカ】 AH-88 ヘルハウンド アメリカ陸軍・陸上自衛隊に配備されている架空の攻撃ヘリコプター。前作にも登場している。 折り畳み可能な巨大スタブウィングが特徴的な、テールローターを持たない「ノーター」方式の大型ヘリコプター。 長砲身20mm四銃身ガトリング砲を固定武装に、対戦車ミサイルやロケット弾ポッドを装備している。 柘植の決起シーンで登場。移動用コンテナに格納しており、スタブウィングとメインローターを展開して離陸している。 事実上中盤の主役で3機で東京の重要な橋や通信施設を爆撃する。 なおアニメでは自衛隊機であるが小説では米軍機を自衛隊機に偽装した機体になっている。 01-6RB-II 陸上自衛隊に配備されている架空の観測用ヘリコプター。 ヘルハウンドと同じくテールローターを持たないノーター機で、機体下部の可動式アームに複合センサーポッドを搭載している他、ローター上部にもマスト・マウンテッドサイド・レーダーを装備している。 F-16J 航空自衛隊の支援戦闘機で、現実で言うF-2に相当する機体。 1998年より配備されているという設定で、劇中では登場するのは第3航空団第8飛行隊所属機:コールサイン「ワイバーン」のSIFと 映像加工された下記の米軍機を自衛隊機と偽装したものだけで実機は登場していない。 F-16改 ナイトファルコン アメリカ空軍のF-16架空改修機。 カナード翼や推力偏向ノズルを装備する他、ステルス性の向上が図られている。 ベイブリッジを攻撃した機体は当該機であったが本来は発射する意図はなくその後行方不明になっている。 F-15改 イーグルプラス 航空自衛隊の要撃戦闘機で、F-15Jの架空改修機。 カナード翼を持つ3サーフィス機で、3次元推力偏向ノズルを装備する他、主翼をステルス形状に改修し兵装ステーションを半没式にするなど、ステルス性の向上も図られている。 劇中では百里基地の第7航空団第204飛行隊所属機「ウィザード03」と、小松基地の第6航空団第303飛行隊所属機「プリースト21」が登場。 90式戦車 実在する陸上自衛隊の主力戦車。 劇中中盤の首都への治安出動シーンに登場する。 74式戦車改 実在する陸上自衛隊の主力戦車「74式戦車」の架空の改修型。高コスト故に配備が遅れている90式戦車を量的な面から補うべく改修された。 砲塔前半部と車体正面に爆発反応装甲を、車体側面にサイドスカートを装着している他、IR(赤外線)サイトの装備と射撃管制装置の換装が行われている。 劇中中盤の首都への治安出動シーンに登場する。 1式装甲車 陸上自衛隊に配備されている架空の装軌式歩兵戦闘車。2001年に制式化された。 89式装甲戦闘車よりも大型の重装甲車で、90式戦車から車体の基本コンポーネンツを流用した上でフロントエンジン化している。 武装は89式同様35mm機関砲を搭載しているが、近接戦闘を重視しているため89式とは違い対戦車ミサイルは搭載していない。 劇中中盤の首都への治安出動シーンに登場する。 99式指揮通信車 陸上自衛隊に配備されている架空の指揮通信用装甲車。 8輪駆動の指揮統制車両で、82式指揮通信車(*6)とは違い本格的な前線指令部機能を有する。 劇中中盤の首都への治安出動シーンに登場する。 2式装甲車 陸上自衛隊に配備されている架空の偵察警戒用装輪装甲車。 87式偵察警戒車(実在する陸上自衛隊の偵察警戒用装輪装甲車。82式をベースに開発された)の後継として、上記99式をベースに開発された。 99式同様8輪駆動で、プロペラ推進による浮航能力を有する。砲塔には35mm機関砲と対人警戒用レーダーを搭載しており、車体後部に6名まで搭乗が可能。 劇中中盤の首都への治安出動シーンに登場する。 【余談】 「ロボットアニメでは一番の目玉であるはずの巨大人型ロボットが活躍しない、寧ろ厄介者」という根幹の設定がネックになったのか、「映像ソフトは売上は上々、しかし玩具が売れない」というアンバランスな状況だったため、「打ち上げ花火として映画を作って一旦シリーズを畳もう」というスポンサーとヘッドギアの合意の上で制作された。俗に言う「敗戦処理」である。 「1」に引き続き、世界観を固めるためにロケハンを行ったが、東京の湾岸の埋立地だけは大怪我の可能性が高く「映画の素材の撮影」では許可が下りなかった。そこで押井はスタッフに頼み込み、ロケハンのコーディネーターが「雑誌記者主導による東京のゴミ問題の取材」という名目で企画書を都庁に出して写真撮影の許可を取った。ちなみにその模様が掲載されたのは「アニメージュ」1992年12月号である。…うん、嘘はついてない。 脚本は伊藤の単独クレジットになっているが、実際には押井が詳細なプロットも交えた大まかな縦軸の起承転結の構成・全てのキャラクターの台詞、伊藤が横軸の泉・篠原・進士を中心にした初代特車二課のその後の成長エピソードのプロットを担当した。そうして出来上がった脚本は自他共に認める「映画向けの脚本かどうかすら怪しい」「研究論文すれすれのパズルめいた小説」と称した程のお堅い構成であり、それは膨大な学術書・小説・聖書等の資料からの引用で成り立っている。伊藤はそれらの難解な要素を中和するために、長台詞を話すシーンはどの場所にするかを選び、わかりやすくなるように清書していった。 絵コンテ作業の段階では元の脚本は大筋以外はあまり重視せず、「前後と噛みあわない・魅力的だけど尺が足りない・これはやり過ぎ」と判断したら、プロット・登場人物はもちろん台詞の微妙なニュアンスの違いまで即断即決で削除・修正していった。その模様を見ていた伊藤は「脚本は所詮は『素材』に過ぎないのね…」と呆然としたという。但し、その後削られた部分はやり過ぎな部分も含めて小説版で補完された(*7)。 作画作業に入る前に、以前から宮崎駿監督により浸透していた「如何にアニメチックな動画として魅力的に動かすか」を突き詰めたレイアウト作業とは一味違った、「天使のたまご」から研究し始めていた「出来上がる画面を綿密にイメージしながら、画面に映るパース・カメラワーク・建物・キャラクター・小道具を決めていき、フレームに一切映らない素材・設定は絶対に作らない」「実写作品制作のノウハウをアニメ上で再現する」ことをテーマにしたレイアウト作業に実制作作業の7割を費やした。この方針は限られた予算とスケジュールの中で効率よく情報量の多い画面を作る際に無駄な作業が大幅に削減されたが、もしカットの変更があったら0から作り直さなければいけないというデメリットもあった。それらのレイアウトをまとめて演出意図を大いに語った「Methods 押井守『パトレイバー2』演出ノート」が発売された。押井監督曰く「プロを志す方はどんどん真似して、コピペして欲しい」とのこと。 メインアニメーター・黄瀬和哉氏による「1」の写実的な絵柄を本作で「アニメ」としてではなく「映画」として完成させるために、高田明美女史の書いた設定表をわざと原画スタッフに配らないという所業をしてまで推し進めた結果、その余りに華のない風貌は高田女史から「こんなの私のキャラじゃない」と長く根に持たれた。それでも尚、押井監督は黄瀬氏の「書き直せと言うなら降りる」と言い切る程の作画センスを信じ続けた。反面野明の精神的成長の証としてピアスを付けさせた高田女史のセンスを押井監督はいたく気に入った。 ヘッドギア結成当初より、メカに対する造詣の根本的な違い・出渕のスケジュール管理の散漫さが原因で度々出渕氏と押井監督との諍いは少なからず起こっていたが、この期に及んで「他の仕事を優先するために設定表の提出が遅れる」と言われてしまい不満が溜まりに溜まった押井監督が大激怒、そのまま電話上での口論に発展。それ以来「仕事仲間としての付き合いはもうごめんだ」と押井監督が言わしめ、後の押井監督のエッセイ集で公然とメカの考察の際のモデルに勝手にする程の遺恨を残した。2015年に実写版でのトークショーで10年ぶりに公の場で再会、「たまに会うにはいい」とお互い色々言ったものの、一応軟化はした。 下積み時代のバナナマン設楽がモブ役で出演している。 追記・修正は既に編集されているかもしれない画面ではなく、現場の状況を自分の目と耳と知恵を使って解釈した上で判断してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 後藤隊長のキレっぷりがたまらない。竹中直人が演じる荒川は後のS.A.C.の合田を思わせる不気味な魅力を持つキャラクター。 -- 名無しさん (2013-09-11 16 42 26) 榊原さん「しのぶさんはこんな人じゃない」って押井監督に文句言ったんだよな。 後藤さんとくっついて欲しかったらしい(パラレルって手はあるが)。 -- 名無しさん (2013-09-11 16 55 48) ヴァリアントは全国配備された初のパトレイバーで、ピースメーカー以上の高性能機。これの配備で、性能的にまだ現役のピースメーカーが現役引退する羽目に -- 名無しさん (2013-09-11 19 44 26) ジェームス・キャメロンが横浜に来た時ベイブリッジを見て「爆破されたあの橋だ!」と興奮していたというのは割と有名な話。 -- 名無しさん (2014-01-25 13 19 07) Ⅳとかあるといいね。 -- 名無しさん (2014-01-25 13 24 45) まさかダークナイトに後追いされるとは…当時の押井は鬼才だったんだなぁ…… -- 名無しさん (2014-02-11 18 48 43) 劇場版1作のラスト直前と言い、今作ラストの鳥の群れ……押井監督好きなのかね? -- 名無しさん (2014-09-02 10 02 19) 進士さんかっこいい!!って思ったけど、結局進士さんらしいと言うかw -- 名無しさん (2015-01-15 16 31 54) 新田原航空祭で救難隊の飛行展示でスクランブルシーンの曲流れた時はワロタw撃墜されてねーだろw -- 名無しさん (2015-12-07 16 05 17) 隊長に念を押された直後、おやっさんが正反対のことを言って人員招集するのは何度見ても笑う。たまのギャグのタイミングも内容も絶妙なんだよなぁ -- 名無しさん (2016-02-18 22 22 54) 現実でもミサイル騒動起きるといつもこれ思い出すわ -- 名無しさん (2017-08-29 07 06 58) ↑特に、「楽観主義が現実に~」ってところね。現実の場合はむしろ政府より国民のほうが当てはまるけど。自分含めて。 -- 名無しさん (2017-08-29 09 15 13) 押井守作品として見るのはいいがパトレイバーとしては気に入らん -- 名無しさん (2017-12-21 20 36 17) 作風的には納得できるんだけど柘植としのぶさんの関係を盛り込むのはどうにかならんかったのか…あれでしのぶさん大好きな友人がブチ切れてHOSで暴走したグリフォンみたいになってたよ… -- 名無しさん (2018-03-20 19 56 53) ↑中の人にも文句言われた位だからねぇ……。娯楽作品として楽しまれてたアニメでいきなりこの内容をやられたら、映画としての質はともかくファンには拒絶反応示す人も出るよねっていう。 -- 名無しさん (2018-03-20 20 17 54) 当時の雑誌記事では、この数年後イングラムは東欧で消防レイバーになっているという話(見開きイラスト)があった -- 名無しさん (2019-06-02 23 09 29) エレベーター待つ時は3号機みたいにボタンに手をかけながらドアには背を向けて待つクセしちゃう -- 名無しさん (2020-08-24 14 10 29) 「二課の一番長い日」はプレイベントで関連作品として上映された。という小ネタ -- 名無しさん (2020-08-24 18 09 32) カンボジアPKOが元ネタになってるがゴラン、アフガン、イラク、シブチを経験する今では「有事」がもっと身近になってる。もっと言えば自衛隊が政治の道具になってたり、都合のいい戦争を演じて見せたりと現実を先取りしていた。 -- 名無しさん (2020-08-24 19 53 09) 4DX版見てきたが、「状況」のシーン最高だったな。あとやっぱこの映画は冬に見るのとてもが良い -- 名無しさん (2021-02-11 16 58 17) しのぶさんについては榊原氏の見方を支持したいな。というか「膨大な学術書・小説・聖書等の資料からの引用で成り立っている」ってまんまイノセンスじゃん…… -- 名無しさん (2021-12-11 03 03 26) 面白いけどレイバーいらねえ -- 名無しさん (2022-02-09 23 35 11) この記事やウィキだとF-15改は3次元推力偏向ノズルと書かれていますが2次元の間違いではと思います。設定資料集だとベクタード2次元ノズルと書かれてますし、見た目もF-22やF-15S/MTD -- 名無しさん (2022-07-20 10 50 33) ↑の続き の2次元ノズルと似たデザインをしています。そもそも元ネタの一つがS/MTDだと思うし。 -- 名無しさん (2022-07-20 10 54 11) 熊耳は神奈川県警の交通レイバー隊に異動している(という設定がドラゴンマガジンで紹介されていた)。実際よこざわ氏もカメオ出演的に声だけ登場してたし。旧OVAに居らん問題は小説版を読めば解決するという至れり尽くせり -- 名無しさん (2024-01-03 12 43 17) >上司にしたい男ナンバーワン ダウト! -- 名無しさん (2024-01-16 00 22 30) 後藤隊長語録の醤油とマヨネーズぶっかけたケーキ云々の下り、映画と全く違うけどこれ小説版にあったやつ? -- 名無しさん (2024-06-16 01 40 00) 小説版にもないな。荒らしっぽいし戻しとくわ -- 名無しさん (2024-06-21 14 50 52) これのしのぶさんといいハマーンといい、監督との間で演じたキャラの解釈違いが起きるイメージがあるな榊原さん -- 名無しさん (2024-07-18 17 28 44) ‘‘申し訳程度のロボットアニメ要素‘‘っての余計だから、誰か削除して下さい。ここはまじめな記事ですよ。 -- 名無しさん (2024-08-25 21 04 53) ↑2 榊原さんご自身は常識的で平和な人なんやろなあって……というか、これ以前に台風に捕まってラブホで(何もしないとはいえ)過ごす話を演じてたり、温泉旅行先からテレホンカード大量に使って長電話してくる後藤さんの姿を見せられてて、いきなりしのぶさんに他に想い人が居たとか後藤さんが「俺にはあいつらだけか」とか言われたら裏切られた気持ちにもなるだろうよ演じてきた方としては。(苦笑) -- 名無しさん (2024-08-25 21 21 29) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/2366.html
【TOP】【←prev】【SUPER CD-ROM²】【next→】 機動警察パトレイバー グリフォン篇 タイトル DIGITAL COMIC PATLABOR Chapter Of Griffo 機動警察パトレイバー グリフォン篇 機種 SUPER CD-ROM² 型番 RHCD-3006 ジャンル アドベンチャー 発売元 リバーヒルソフト 発売日 1993-9-30 価格 7200円(税別) 機動警察パトレイバー 関連 Console Game FDS 機動警察パトレイバー 第2小隊出動せよ ! MD 機動警察パトレイバー 98式起動せよ ! SCD-R 機動警察パトレイバー グリフォン篇 SFC 機動警察パトレイバー PS 機動警察パトレイバー ゲームエディション Handheld Game GB 機動警察パトレイバー 狙われた街 1990 駿河屋で購入 PCエンジン SUPER CD-ROM²
https://w.atwiki.jp/srwoe/pages/106.html
編集の前に参戦作品ページでガイドラインを読んでから編集してください。ガイドライン違反の内容は削除対象となります。 パイロットデータ 機体データ 概要 ストーリー機動警察パトレイバー 機動警察パトレイバー劇場版 登場人物泉 野明 篠原 遊馬 太田 功 進士 幹泰 山崎 ひろみ 後藤 喜一 南雲 しのぶ 香貫花・クランシー 榊 清太郎 斯波 繁夫 バドリナート・ハルチャンド 内海 黒崎 登場機体イングラム1号機 イングラム2号機 零式 グリフォン ブロッケン ヘルダイバー HAL-X10 カルデア 補足 過去参戦作品 概要 TVアニメ、OVAアニメ、劇場アニメ、漫画、小説と、複数のメディアで展開された大ヒットメディアミックス作品。 初出は1989年のOVA作品。現在では「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」としてDVDが発売されている。 基本的にはOVA1(アーリーデイズ)&劇場版シリーズ、TVアニメ版&OVA2(NEW OVA)、マンガ版の3つのパラレル世界作品になっている。 なお、本作で再現されているのは、劇場版1(HOS暴走事件)とTVアニメ及びその続編OVA2(シャフトならびにバド関連)。 ストーリー 機動警察パトレイバー 20世紀、東京…。 技術の進歩は、革新的な多足歩行型作業機械「レイバー」を生み出した。 しかし街が人とレイバーであふりかえる中、レイバーを使用した犯罪やテロも活発化していくこととなった。 警視庁はパトロールレイバー中隊「特車二課」を新設し、これに対抗。 通称、「パトレイバー」の誕生である。 機動警察パトレイバー劇場版 ハイパー・オペレーティング・システム、通称「HOS(ホス)」。 篠原重工が開発したこのOSは、レイバー産業にさらなる発展を促した。 しかし、時を同じくしてレイバーの謎の暴走事件が続発。そのいずれもがHOSを搭載した機体だったが、 篠原重工はHOSと事件との関連性を依然否定していた…。 登場人物 泉 野明 名前は「ノア」と読む。イングラム1号機のパイロット。レイバー好きが高じて特車二課に配属となる。 アニメ版では1号機に「アルフォンス」と名付けて大事にしている。ちなみにアルフォンスは幼少時に飼っていたペットの名前。 原作中ではリボルバーカノンを発砲することを極端に嫌がり、格闘戦で取り押さえることにこだわる。 篠原 遊馬 名前は「アスマ」と読む。野明のパートナーで、1号機のバックアップ指揮を担当。 大手レイバー製造工業、篠原重工の御曹司で、レイバーに造詣が深い。 太田とは別の方面で熱くなりやすいところがあり、そこを後藤隊長にくすぐられることがしばしば。 太田 功 イングラム2号機のパイロット。 豪胆且つ短気な性格で、口癖は「現場の判断」と「俺に銃を撃たせろぉっ!」。 操縦技量は確かなのだが、暴走気質でトリガーハッピーな性格が災いし、その能力が発揮されることはあまりない。 進士 幹泰 2号機バックアップ指揮や、トレーラーを担当。 元コンピュータ関連会社のサラリーマンであり、ソフトウェアに詳しい。 第二小隊では唯一の妻帯者。 山崎 ひろみ CVは郷里大輔氏。 1号機トレーラー担当で、身長2mを越す巨漢。 見た目とは裏腹に心優しい性格であり、第二小隊の良識人の一人。 後藤 喜一 CVは大林隆介氏。 特車二課第二小隊隊長。階級は警部補。 非常に飄々とした性格で、常にいい加減でやる気のない口調だが、かなりの切れ者。 南雲 しのぶ CVは榊原良子氏。 特車二課第一小隊隊長。階級は警部補。 常日頃から後藤隊長のいい加減さと第二小隊の派手な「活躍」に頭を悩ませている。 香貫花・クランシー オリジナルCVは井上遥氏。 名前は「カヌカ」と読む。2号機バックアップ指揮を担当。ニューヨーク市警察からの研修生で、階級は巡査部長。 通常の警察業務以外にもテロ対策、爆発物処理、レイバー操縦などもこなせるスーパーウーマンだが、太田同様過激な所がある。 榊 清太郎 CVは阪脩氏。 特車二課整備班班長。班員には非常に厳しく、おやっさんと呼ばれている。 頑固一徹の技術屋であり、ハード方面にはめっぽう強いが、ソフト方面になるとさっぱりらしい。 斯波 繁夫 「シバ シゲオ」と読む。なおアニメでは漢字表記をされることがなく、キャストクレジットでも「シバシゲオ」だった。主に「シゲ」ないし「シゲさん」と親しまれている。 特車二課整備班員で整備班をまとめ上げる存在であり、技術を叩きこまれたおやっさんを心から尊敬している。 またおやっさんがソフト方面に疎い事もあり、イングラムの最終調整は彼なくしては行えない。 バドリナート・ハルチャンド オリジナルのCVは合野琢真氏。 グリフォンのパイロットの少年。関西弁で喋る。 かなりのゲーマーであり、グリフォンに乗るのもゲームの延長と捉えている。 内海 CVは鈴置洋孝氏。 多国籍企業シャフト・エンタープライズの企画7課課長。 後藤同様楽天的な性格であり、常ににやけた笑顔をしている。 黒崎 CVは土師孝也氏。 内海の懐刀で、内海の行動に呆れながらもサポートを行う。 登場機体 イングラム1号機 イングラム2号機 零式 グリフォン ブロッケン ヘルダイバー HAL-X10 カルデア 補足 過去参戦作品 初参戦
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/11004.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 機動警察パトレイバー ゲームエディション タイトル MOBILE POLICE PATLABOR GAME EDITION 機動警察パトレイバー ゲームエディション 機種 プレイステーション 型番 SLPS-02239 ジャンル アドベンチャー 発売元 バンダイビジュアル 発売日 2000-11-30 価格 6800円(税別) タイトル 機動警察パトレイバー ゲームエディション 機種 プレイステーション 型番 SLPM-80585 ジャンル 体験版 発売元 バンダイビジュアル 発売日 価格 非売品 機動警察パトレイバー 関連 Console Game FDS 機動警察パトレイバー 第2小隊出動せよ ! MD 機動警察パトレイバー 98式起動せよ ! SCD-R 機動警察パトレイバー グリフォン篇 SFC 機動警察パトレイバー PS 機動警察パトレイバー ゲームエディション Handheld Game GB 機動警察パトレイバー 狙われた街 1990 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/yaruoperformer/pages/1840.html
荒川茂樹 内海/リチャード・王 後藤喜一 榊清太郎
https://w.atwiki.jp/supermesutaisen/pages/19.html
1989/10/11 TV放送開始 全47話 キャラクター泉 野明 香貫花 クランシー 南雲 しのぶ ユニットイングラム1号機アルフォンス ©HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA