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クランキーボム(くらんきーぼむ) 概要 クランキーボムとは、爆弾を爆発させ攻撃する技のこと。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク派生技 関連技 ネタ ヴェスペリア 習得者 パティ 放り投げた爆弾に、ナイフを投げつけて爆発させる特技。何本目で爆発するかは運次第 分類 特技 属性 火 HIT数 3~6 消費TP 8 威力 280 詠唱時間 - 習得条件 Lv28 物魔比率8:2はずれだと自爆して自分にダメージ(100)当たりだと銃撃で爆破(ギャンブラーズソウルセットで威力増加 範囲拡大 50%の確率で気絶) 特技の一種。パティがLv28で修得する。 爆弾を投げナイフで浮かせ最後に銃で爆発させる技。 ▲ 関連リンク 派生技 ▲ 関連技 ▲ ネタ ▲
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充電器サーバーが誇る建築の鬼 充電器サーバーには数人の匠が存在する。彼らは普段は温厚で心優しい動物であるが、 ひとたび建築のこととなると鋭い牙をむき、爪を現し、猛虎が如く唸りをあげて建築を開始する。 今回は彼らの知られざる生体を解き明かそう。 muhammad (管理人) ≪全知全能の支配者≫ 8/7 ご存じ充電器サーバーの管理人。 生息地は神奈川県某所。好奇心旺盛な24000歳の男性である。 身長 174cm 体重56キロ 主に肉食であり夜行性で、鋭い鉤爪と口から吐く炎で獲物を攻撃する。 得意技は 「レッドインフェルノ 攻210 MP171 全体 麻痺 前方広範囲の敵を巻き込む」 性格は飄々としているが気分屋である。JKが大好き。 頻繁に浜辺に繰り出しては歌い叫ぶため、警官に何度も注意されている。 これはオスがメスの気を引くときに取る行動であり、求愛行動の一つと考えられている。 血液型はA 趣味 ドラム 歌 自転車 音楽鑑賞 マインクラフト 好きな食べ物は卵 嫌いな食べ物はうんこ 好きな季節 夏 嫌いな季節 冬 好きな女性のタイプ 「痩せてる子」「サバサバしてるけど思いやりがある子」「ピチピチ」 好きな色 青 誰もが羨む絶世の美男子であり、道を歩くだけで女子が妊娠するレベルである。 kame017 11/17 最古参の一人でありタートルズの頭領。♂タワーを根城として各地を徘徊する謎の亀。 霊夢 (巫女) ≪あらゆる建築を行う程度の能力≫ 1/31 最古参の一人であり充電器サーバーの建築技術ヒエラルキートップに君臨する天才。 すごい。わっちわっち。 聖輦船や永遠郷をつくった人である。 ゲーム大好き。 メタ 2/22 スカイタワー社代表取締役。半月を描く摩天楼の高みより天下を睥睨する。 gogogo333 3/8 永寿元年(155年) - 建安25年(220年3月15日)中国後漢末の武将、政治家、詩人。 パティ 12/15 総資産二十兆。大国の国庫に比肩するほどの財力を持つ富豪王。政治家。 金銭こそが至上であり永遠不変のものであるという政治主張、及びそれに伴う運動を「パティズム」という。 もとは放浪の行商人であったパティ・デイビッド・ロスチャイルドは持ち前の話術と巧妙な裏取引で時の権力者を味方につけた。 驚異的な早さで財界を掌握したパティは「金銭による人民の支配及び統制」を念頭に工作を開始、正邪善悪を超越した人間の欲望の先に行動の理念を掲げた。 彼は戦争や暴力を収奪の道具としか考えず、あらゆる自由・思想信条は金銭的価値の下に置かれる。 「人民はカネのもとに平等である」とパティ財閥の当主になった彼は発言し、論争を産んだ。 コッヌ革命では王党派を買収し、多数の支持を得ることによって勝利、宰相となる。パティ政権はこれより誕生し、いくつかの任期交代を経て以後現在に至るまでその威権は失われていない。 上記画像は200万円で買い上げた奴隷とプレイに興じるパティ氏。 rimokon 10/7 リモコンキャッスルを居城とする群雄の一人。迫りくる溶岩から人々を守るために彼は今、立ち上がる。 ジャック 6/2 エッフェル塔を完成させ匠に昇格。その潜在能力は如何に。 ニックネームはこぽお。鯖一有名な掘り氏♂。男の子大好き。 好きな食べ物 果物とアイスとミニストップのクランキーチキンと男の子 好きな色 赤と白 趣味 マインクラフト ギター お昼寝 特技 縄跳び(二十跳び50回できる) 人を地の底に落とせる 一回愚痴が始まったら終わらない 好きなアーティスト zebrahead sum41 one ok rock ロードオブメジャー モンゴル800 スピッツ バンプオブチキン 血液型 O型 フェチ 足(細くてまっすぐした足) 好きな歴史上の人物 卑弥呼 最後に一言決め台詞 「地底人ジャックコポォァ!!!」 チルノ 4/11 スカイワールド発展の功により匠に昇格。 チルノ大好き。スカイワールドには彼の作ったキャンプ場やドット絵があるので一度は訪れてみよう。 今日も明日も元気にむつむつ! キリサメ 6/2 紅魔館建設により匠に。 鮮やかな建築デザイン、確かな建築技術。将来を嘱目される期待の若手。 ジャックと誕生日が同じである。これはまさに運命!? 好きな食べ物は嫌いなもの以外で、嫌いなものはグリーンピース 趣味 ゲーム 特技 陸上 血液型 A 自分の性格について ゴミ 自分を動物に例えると ナマケモノ フェチ 乳(Cくらいが良い) 尊敬する人物 山本五十六 最後に一言 「彼女ほしー」 ソライロ 11/1 巨大建築お手の物!大聖堂及びフジテレビ建設によって匠に昇格。 趣味は音ゲー。リズム感に自信アリ! 太鼓の達人やjubeatが得意 血液型 A 好きな食べ物 みかん 嫌い スイカ (種がある果物が嫌い;;) 好きな色 赤と黒 尊敬する人物 ムハンマド氏 座右の銘 世界征服 決め台詞 「それな」 okaka_95 2/1 家から城までなんでもござれ!ホワイトキャッスルなどの建築により匠に。 趣味 パソコン、なにかを作ること 好きな食べ物 寿司 嫌いな食べ物 貝類 血液型 O 尊敬する人物 はぎさんとにえべさん いま一番欲しいもの 廃スぺPC サーバーへの意見 第二メインワールドが欲しい 決め台詞 「┌(┌^o^)ノやぁ」 kurisutarira 7/29 直線曲線自由自在!! デコボコメロメロクリスタリラリラ!! 趣味 音楽鑑賞 血液型 クワ型 好きな食べ物 こんにゃく、おいしいもの 嫌いな食べ物 ふにゃっとしてるもの いま一番欲しいもの もうちょっと良い頭脳 フェチ 腹斜筋 座右の銘は 為せばなる 為さねばならぬ何事も 生まれ変わったらなにになりたいか かたつむり サーバーへの意見 「建築物に対するコメントがつけられればいいな」 一言 「クリスとよんでくだしあ」
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ケロロ軍曹 年齢:ケロン星基準で10500歳以上 性別:男性 身長:55.5cm 体重:5.555kg 声優:カロル先生 「ケロロ軍曹」シリーズの主人公。ケロロ軍曹コラボにて参戦。 PS3版TOVでは中の人ネタでカロル先生に期間限定でケロロ軍曹の着ぐるみが配信されたり、ケロロRPGがあるので知っている人も多いと思われる。TOVではカロル(ケロロ軍曹)とパティを組ませると中の人ネタで掛け合いがあったが、レイズでもケロロ軍曹とパティを組ませると掛け合いが存在する。 ケロロRPGではヒールと水属性魔法が使えるアタッカーだった。それなんて世界一かっこいい両生類? Pレターによるとレイズとのコラボはケロロ軍曹が2023/7/10で25周年を記念してのことらしい。ちなみにテイルズは今年で28周年。 レイズでは他のケロロ小隊メンバーはルームNPCとして参戦。
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スルメ(するめ) 概要 PS3版ヴェスペリアに登場した短剣系の武器。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア(PS3) 関連リンク関連品 ネタ ヴェスペリア(PS3) たまにはおでん以外を食べたくなる時があるさ。このスルメはゴム製だけど… パティ用の武器、ナイフの一種。 物理攻撃力+650、魔法攻撃力+600でバストセキュリティのスキルを持つ。 サブイベントシシリーの求める刺激?で入手できる。 No. 522 分類 ナイフ 物理攻撃力 650 物理防御力 0 魔法攻撃力 600 魔法防御力 0 敏捷 0 属性 - 買値 - 売値 - スキル バストセキュリティ 装備者 パティ 入手方法 イ シシリーの求める刺激? ▲ 関連リンク 関連品 武器:焼きイカ? ネタ 「スルメ」は、イカの内臓を取り除いて干物にした食品。 ▲
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アイ・シーク・ザ・トゥルース 原題:I Seek the Truth 作曲・作詞:クリステン・アンダーソン=ロペス*、ロバート・ロペス* 楽曲:『アナと雪の女王2』(2019年) バリエーション アナと雪の女王2(未使用) 英語 クリステン・アンダーソン=ロペス*(エルサ) パティ・ミュリン*(アナ) 不思議な声に悩まされているエルサがある本を見つけて母親に語りかける楽曲として制作されたが、「イントゥ・ジ・アンノウン」に差し替えられた。レコーディングは行われておらず、デモ音源のみ存在する。アナ役の歌唱はミュージカル版でアナ役を演じるパティ・ミュリン*が担当。 『アナと雪の女王2 オリジナル・サウンドトラック*』(スーパー・デラックス版)に収録。
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PP011晩秋の少女 PP012ちょっと意地っぱりな元気娘“パティ・アーリア” PP013戦うよりも護ることを優先する少女“姫乃樹月歌” PP014読書好きな魔法使いの貴族令嬢“レン・ラルファ・アーシャ” PP015怪力どじっ娘犬耳娘“メローネ・マルシュ”
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前略、泉こなた19歳。現在、力のあらん限りを尽くして駅から自宅へ走ってます。草々。 じゃなくて!と心で己に突っ込みを入れつつ、走る動作をそのままに携帯で時計を確認した。 17時50分。普段はのんびり歩くから徒歩10分くらいの距離だけど、全速力に近い今の速度なら5分くらいで家に着くだろうか。 気が抜けないことを再確認した私は、携帯をポケットに放り込みながら、こうなった経緯を思い出していた。 13時から17時シフトの4時間労働を終えた私は、今日の晩ご飯は何食べようかなとか、 深夜アニメは日付変更後からが本番だなとか、生活に必要なことと自分の至福を肥やすことを考えながら、 バイト先のロッカーでのんびり着替えていた。 そこにガチャッと扉が開いて、ロッカールームに新参が着たことを知らせる。 「OH!コナタ、お疲れネ!」 元気一杯、ドアも全開。声だけでその新参は誰かは分かったが、 …パティ、ドアを閉めてから挨拶しようね。と訪問者に対して突っ込みたい気持ちを抑えて、 「やふー、パティ。」 パティことパトリシア=マーティン。 私が卒業した陵桜学園の在校2年の留学生であり、職場の同僚に挨拶を返した。 全開だったドアは閉じられ、パティは隣のロッカー前に立つ。 「コナタ、今日はもうアガリですか?」 「うん、今日は午前中で大学終わったから、13時から17時シフトなんだよネ。」 特に普段と変わりない会話を交わしているはずなのに、隣のパティは意外そうな顔をしている。 なんでだろうかと思案したが、その答えはすぐに分かった。 「ソーナンデスカ、 ワタシハてっきり18時から始まる新番アニメの為にこのシフトなのかと思イマシタ。」 …今、なんて言いましたかパトリシアさん。 キーワード"18時"、"新番"、"アニメ"を脳内で急いで検索にかける。 ─検索時間約3秒。 見事に私の脳みそは結果をはじき出したのと、私の叫びが口から放たれるのはほぼ同時だった。 「ああああああっーー!今日はあのアニメの初回放送日だった!!!!」 突如放たれた叫びにビクッと反応を示すパティを横目に据えつつも、相変わらず私は自分の世界にいた。 客観的にはじき出された結果によってもたらされた私の感情はもう抑えられない。 アニメ化が決定したときの喜び、絶対見なくてはと思わされた番組宣伝のCM。 その何もかもを忘却の彼方に葬り去っていた私を罰してやりたい。 「やばいっやばいっ!私としたことが録画予約すらしてないヨ!」 焦る気持ちは増すばかりで自分の言動と行動を制御できない。 気づいたら、パティの肩を掴んでいた。 「こ、コナタ。今から急いで帰れば、ギリギリ間に合うんじゃナイデスカ。」 パティは顔を引きつらせながら、冷静に私に行動指針を示してくれた。 後ろの時計は17時15分を指している。 駅まで5分、アパートがある最寄り駅は電車で30分で、そこから走れば…。 瞬時に時間配分を考えた後、希望の光が見えた私はパティの肩から手を下ろして、トキの早さの如く帰り支度をする。 「パティ、思い出させてくれてありがと!バイト頑張ってネ!」 最後にそう言ってロッカールームを後にした。 * * * 走り出して3分。私はアパートへ繋がる最後の直線を疾走していた。 7月ともなればこの時間はまだ明るいものの、住宅街の街灯はぽつぽつと灯りを灯している。 あとは数百メートル先にある街灯が目印の曲がり角を曲がれば、アパート見えるのだ。 「ぬおおおおおおお!」 ラストスパートをかける意味合いで、小さく、でも自分の耳に届くくらいに声を出す。 気合い充分、速度よし。周りの景色が通り過ぎる速度がちょっぴり上がって、曲がり角が間近に迫る。 これでラストォォ!と、どこぞの赤い少女が赤いロボットに乗って白うなぎを倒すシーンを想像しつつ、 曲がり角を曲がる為に踏み出す足に力をこめて、リリースしたその時。 曲がるはずの方向から人影が見えた。 ─ ふぉ…さすがにこの状態からは避けられな「「ドンっ!」」 そう考えた時にはファーストインパクトが私を襲った。 「ぬぁっ!」 思わず声が漏れた私に、すぐさまぶつかり合って跳ね返る力が働き、後方に吹き飛んでセカンドインパクトへ。 頭を打って世界が暗転した、なんてことはなかったけれど、お尻がすごく痛い。 でも、あれだけの速度でぶつかったのに、尻餅だけで済んだのは不幸中の幸いなのか。 と、状況を分析している、いやに冷静な自分に気づいて苦笑した。 どこをどう見ても私が悪いのは明白なのだから、謝るのが先だと私の道徳が訴えている。 目の前を確認すると、私と同じように尻餅をついた人が当然いるわけで、 街灯のおかげもあって、その姿はよく見えた。 薄紫の長い髪をツインテールに結んでいて、ちょっとつり目だけど、顔は綺麗だ。 容姿に対し、服装はラフでオーバーオールの下にTシャツを着ている女の人。 見た目から年齢を予測すると、私と同じくらいだろうか。 ─ ただし、私は一般の人から見ると大学生に見えないのは言うまでもないよね。 痛むお尻を擦りながら立ち上がり、女の人へ歩み寄り、謝罪の言葉を口にした。 「ごめんなさい!急いでて前を見てなくて。あの、大丈夫ですか?」 外傷を近くで確認しようと未だに尻餅をついた彼女を見るが、微動だにしない。 目は開いているから、頭を打ったということはなさそうだけど、その目には光がないことに気づいた。 いや、目が見えていないとかの類いではなく、開いてはいるが何も見ていないガラスように冷たい目。 初見でそれは失礼かもしれないが、まったくそれが的を射ている表現なのだから仕方がないと、私は複雑な心境を処理した。 とは言え、このままの状態は非常によろしくないので、 彼女へ手を差し出し、自分の出来る限りを尽くして優しい口調で言ってみた。 「立てますか?」 その言葉で女の人は初めて動いた。視線だけ─ 彼女の視線は私の手に注がれ、しばらくした後、その手に手を重ねた。 しかし、重ねただけで立ち上がろうとする力の動きを感じなかったので、 きっと彼女も痛いであろうお尻に気遣いながらも、私は昔やっていた格闘技経験を活かして、彼女を難なく引っ張り上げた。 「よいしょっと。」 「…っ」 かけ声一つの私に、音にはならなかった息の動きが彼女に見えて少し安心。 が、引っ張り上げた反動で、私のポケットから携帯が落ちたのは同時のこと。 「膝とか擦りむいたりしてませんか?大丈夫ですか…って携帯落ちちゃった。」 掴んだ手をそのままに、私は携帯を拾い上げようとした時、 落ちた反動で外装のウィンドウに灯りが灯り、否応無しにその部分に目がいった私は固まった。 17時57分。 こんな事態に陥っていても、戻ってくる焦燥感は実に私らしいと思う。 その焦燥感に従って行動を起こすのも、実に私らしいはずだ。 「っと、ごめんっ!ちょっと話は後にしようか!」 掴んでいた手を離すどころか、逆に力を込めて、彼女を引っ張り走り出す。 彼女はこんな状況でもまだ言葉らしい言葉を発していないが、そんな彼女の無言と歩調を合わせた走行を了承と受け取り、 そのまま私は彼女を家までつれていったのは言うまでもない。 * * * アパートは2階建ての小さなもので、1階の角部屋が私の家となる。 鍵を、扉を職人技のように高速で開けて閉めて。玄関で彼女の手を離すと、直ぐさまテレビへ向かう。 17時59分。自動録画をセットする時間なんて当然ない。なりふり構わずチャンネルを合わせて、手動で録画ボタン。 その5秒後に目的のアニメは始まった。 「ミッションコンプリートぉぉぉ…。」 声に出して、自らの目標を達成したことを確認した。 安堵と共に体の力が抜けて、そのまま後ろへ倒れて大の字になる。 元々小さな体だから壁にぶつかるとか心配はないが、私はもう一つ大切なことを忘れていた。 寝転がったことにより、視界の隅に彼女が映る。 ─ や、やばいヨ。勢いだけで連れてきちゃったけど、これじゃ誘拐と変わらないんじゃないのかネ…。 先ほど携帯を拾って時計を確認した時とはまた違う焦り。 今度のはそんなレベルが済まない気がするけど、事の大小を気にしてたら大物になれないはずだ。 いや、そうじゃなくて。 恐る恐る体を起こして、問題の人物へ顔を向ける。 彼女は未だ我が家の玄関に立ち尽くしたまま。 けれど、さっきとは違い、軽く息が上がっていて、光の戻った目でしっかり私を見ている。 私は何かフラグでも立てたのかな、なんて軽く現実逃避をしている場合じゃない。 数分見つめ合ったままで、居たたまれない雰囲気に耐えられなくなった私が先制した。 「えーっと、、、とりあえず!け、怪我ないか見せてくれませんか!?」 ─ ちょ、これじゃただの変態じゃない? 「じゃ、じゃなくて、ぶつかっちゃったお詫びをしたいので夕飯でもどうですか!?」 ─ い、いやこれも無いよね。 何かを言うたびにその言葉が変態じみて聞こえてしまう自分に突っ込みを入れつつ、 この脳みそをどうにかしたいと思った。 そして、何か喋ってくれないと私は墓穴を掘る一方なんですが、 どうでしょう玄関の彼女とついには他力本願へ。 「あ…あの…」 ようやく息が整ったのか、はたまた空気を読んだのか、困惑した表情で彼女が喋る。 ここで喋り始めてもきっと彼女と言葉がかぶるだろうと踏んで、彼女の次の言葉に耳を傾けていた。 「…ここはどこで、私は誰ですか?」 「ほぇ?」 耳に入ってきた言葉に対し、純粋な気持ちを言葉にしたらアホっぽいものになった。 パーフェクトスター 序章Bパート へ続く コメントフォーム 名前 コメント
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リトルビッグシェフ(りとるびっぐしぇふ) 概要 リトルビッグシェフとは、フライパンで攻撃しつつ料理で回復する技のこと。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク派生技 関連技 ネタ ヴェスペリア 習得者 パティ フライパンで敵を弄んだ後、いろんな料理を取り出す奥義。料理によって効果が異なる 分類 特技 属性 − HIT数 変動 消費TP 22 威力 変動 詠唱時間 - 習得条件 最初から習得 特技の一種。パティが最初から修得している。 フライパンで殴りつけつつ料理を取り出す特技。 出現する料理はフォーム共通。 おいしい料理:味方全体HP10%回復。 普通の料理:OVLゲージ20%増加。 かき氷:味方全体TP15%回復。 美味しくない料理:味方全体HP TP半減。 ノーマル:威力400 ヒット数2 アドバンス:威力600 ヒット数3 料理を出さない ブレイネル:威力400 ヒット数2 空中発動可能 クリティカル:威力600 ヒット数3 空中発動可能 ▲ 関連リンク 派生技 ▲ 関連技 ▲ ネタ ▲
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こちらの作品群は、GREN氏のサイトでもご覧いただけます。 プロローグ~時の狭間で誓う~ みなみ☆……………好き、です。 パティ☆I ♡ U みゆき☆大好き…です みさお☆愛してるぜ! みさお☆SHI・A・WA・SE(みさお☆愛してるぜ!の後日談です) つかさ☆ずっと、ずっと好き だんしんぐ☆ほりでー(みさお) ゆたか☆お兄ちゃん、大好き♡ かぞくに☆なろうよ(みさお、あやの) かがみ☆好き。…あんたが、大好き。 ひより☆好き…っス こなた☆好きだよ Kissing Santa Claus (パティ) あふたー あ すとーむ ☆ かむず あ かーむ(みさお、あやの) げっとざ☆ふゅーちゃー(こなた) さんらいず おん ☆ にゅーいやーず でぃ【かがみ】 ぶーけっと☆ふぉーゆー【こなた】
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サイキックフォース2012 part29-116~118・148・236~238・251~253、part29-234~235、part29-269 116 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/01(木) 21 18 13 ID jDyNBz2H0 サイキッカー狩りを続けるマイトが音のサイキッカーのパトリシアにあったのは壮絶な戦いの後、気を失っていた彼を介抱した のがパトリシアだった。そうしてサイキッカーハンターと力を癒しに使う少女の2人の奇妙な旅が始まった。 「サイキッカーは全て斬る!」彼がそう言う時、いつしかその「全て」に彼女を含まなくなっていた。 EPISODE1 そいつは襲ってきた訳ではなかった。だが、近くにいるサイキッカーの気配を見過ごすことは、マイトには出来ない。 見過ごすという考えが浮かばない。心は戦いを求めて騒ぎ出す。 そんなマイトをパティも止めようとはしなかった。それが俺の使命なんだ。心の奥から響く声に駆り立てられて、高く、舞い上がる。 風が吹く。その風の中にまだ若い女がいる。風だ―風をまとうサイキッカー。 雲の上を、何かを求めるように疾駆する彼女を、結界が覆う。 溢れんばかりの闘志を冷めた瞳に湛えて見つめる少年に風使いのサイキッカーは眉をひそめた。 マイト「・・・お前はサイキッカーだな?」 ウェンディ「・・・だとしたら?」 警戒しながら答える声。 サイキッカーは全て斬る!心の声が叫ぶ。 マイト「お前には死んでもらうぜ!」 宣言してマイトは獲物に襲い掛かった。 理由も知らされないまま斬られた彼女の最期の眼差しがマイトの目蓋をかすめる。 マイト「俺はサイキッカーを狩るために生まれたんだ」 何度もあったこと、そして、これからも何度もあること。 雲間に消えた風使いのことはすぐに脳裏から拭い去られた。 117 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/01(木) 21 35 02 ID jDyNBz2H0 EPISODE2 一つの狩りが終われば、次の獲物を狙う。それが彼の使命、彼の生き方だ。 疑問を感じたこともない。疲れを感じたこともない。サイキッカーを殺せ。その声だけが彼を支配する。 寄り添うように旅を続ける少女の歌声はほんのつかの間その声を遠ざけるだけ。 彼の力とどこか似ている力、強くて純粋な破壊ための力。 その力に引き寄せられるように、サイキッカーハンターは飛ぶ。 結界を展開し問答無用でそいつと自分を閉じ込める。 その力の持ち主の少年は動じずに、ポケットに片手を突っ込み背の銀色の翼をなみうたせている。 マイト「悪いが少し付き合ってもらおうか」 エミリオ「フフ・・・」 少年は虚ろな笑いを返しただけだった。少年の中にはただ破壊と殺戮の衝動だけがあった。 マイト「お前を斬る・・・」 その宣告にはじめて少年の目が光を宿した。 壮絶な殺意。純粋な殺戮衝動が激突した。 翼の光が消えた。悲鳴すら上げずに少年は落ちていく。 マイト「そんな乱れた心では、この俺は斃せん!」 力を冷静に操る狩猟者の前で力に酔いしれるだけのサイキッカーは獲物でしかない。 118 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/01(木) 22 27 30 ID jDyNBz2H0 EPISODE3 その日から、軍の追跡が厳しくなったようだとパティが言った。 サイキッカーではない軍人を殺すことは使命にはない。無論、必要が生じれば躊躇うマイトではない。 逃げ続ける二人の近くにサイキッカーの波動が現れた。軍とともにあるサイキッカーだ。 そいつがどこの組織に所属するサイキッカーであろうと、サイキッカーならば殺すのみ。 単純で無慈悲な使命を抱いて肉薄するマイトを、そいつは火山の火口で待ち受けていた。 腕組みをしてハンターを見つめる眼光に怯えはまったくない。 だからといってマイトも怯まない。 ガデス「エミリオを倒すとは、たいした腕だな・・・貴様何もンだ?」 マイト「俺はハンターだ・・・お前たちサイキッカーを狩りにきた」 マイトにとって殺してきたサイキッカーの名前を覚えている事は少ない。 ガデス「ハンターだぁ?」「こいつはいいや!やってもらおうじゃねぇか!」 強大な力の波動がほとばしる、いや吸い込まれる。 マイトは雷光の剣を抜き放つ。 重力の支配者が重力に引かれて落ちていく、その先はマグマの海。 マイト「力だけ勝てるほど、戦いは甘くない」 何の感慨もない声で、言い雷光の剣を収めた。 148 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/04(日) 00 33 55 ID RtvAG3fy0 EPISODE4 秘密結社ノア。サイキッカーたちの組織、その存在にマイトたちが気づいたのがノアからスカウトだったのは皮肉でしかない。 ノアにしてみれば自分達の天敵を呼び込んだということになる。 となれば、ノアから強力なサイキッカーを刺客として送り込んでくるのは当然といえた。 赤い女だった、炎のような女。 操る力が炎であることは気配で分かっていた。 レジーナ「あんたがサイキッカーハンターか!のこのこ出てくるなんていい度胸だね!」 マイトをハンターと知って戦いを挑んでくる初めての相手、わずかにマイトの心が揺れる。 その心の奥底で何かスイッチが入る。 マイト「きな!」 見下すようにいう女にマイトは笑みを浮かべて応じた。 マイト「戦うために生まれたこの俺に勝てるかな?」 炎が走った。 そう、戦うために生まれたんだ。お前は戦うために生まれたんだ。 心の奥底、深い場所から声がする。サイキッカーを殺せ! 俺はハンターだ!冷徹に獲物を見据える。正確に容赦なく獲物を追い詰める。 やがて、女を捕え、切り裂いた。 炎の残滓を尾を引くように曳いて落ちていく女を眺めながら、マイトの心に声が響く。 戦うために生まれたんだ。それは自分の声。自分以外の声。心の底から響く声。 はじめて、疑問を感じる。ほんの些細な疑問。けれど、咽の奥に刺さった小骨のように 決して忘れることの出来ない疑問。 マイト「・・・生まれた・・・?いつ?どこで?」 気にしたこともなかった。だから、気づきもしなかった。 自分にその記憶がないことに 236 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/12(月) 00 31 13 ID TYAue0pk0 EPISODE5 ノア本部を目指してマイトは進む 殺し続ける旅路に心を痛めながら、それでもパティはついて来る マイトはそれを不思議に思わない 奇妙な感覚だった どこか懐かしいような不思議な感覚マイトの内なる声戦いへと駆り立てる声はますます強くなっていったがそれでもパティは 例外だった パティ「また行くのね・・・」 マイト「ああ・・・」 パティの声はいつもマイトの声を遠ざける訳ではない 近くに獲物がいないときだけだ 獲物は明らかにこちらに敵意を向けてきていた マイトがハンターでなかったとしても避けて通れる敵ではなかった サイキッカーを殺せ 心の奥で声がする カルロ「キミにも肉親はいるはず・・・それを失った悲しみも分かるはずです!」 肉親?悲しみ?・・・肉親・・・? 疑問が心をかすめる そして、殺せ!と声が叫ぶ カルロ「妹・・・レジーナの敵、討たせていただきます・・・覚悟してください!」 獲物を殺すことに何の感慨もない ただ、その男が戦う前に口走った言葉がマイトの心を揺らす 心の底の何かの記憶が胎動する マイト「・・・肉親?・・・思い出せない・・・」 声はどんどん強くなってくる 心の底から響く声 、サイキッカーを殺せ! 懐かしい声・・・懐かしい? そう懐かしい声だ 誰の声だ? 耳を澄ます 聞こえてくるのはいつもと同じ声。聞いていると他の事が考えられなくなる マイト「だが、俺には進むしかないんだ」 237 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/12(月) 00 50 33 ID TYAue0pk0 EPISODE6 水使いを倒してしまうと、もう障害と言える相手はいなかった ノア本部 その中心にある、ノアでもっとも強いサイキッカーへとマイトは進む サイキッカーを殺せ!命じる心の声を背負って その部屋は凍り付くような冷気が満たしていた キース「お前がハンターか・・・お前は何のために戦っているのだ」 殺せ!それがお前の使命なのだから! マイト「サイキッカーを狩る・・・それが俺の使命だからさ」 心の声がの命じるままにハンターは応える キース「お前もサイキッカーではないのか?同属を狩ることに何の意味があるのだ」 意味? 前触れもなく戦慄が走った。 意味。殺すことの意味。もちろん意味はある だから殺して!声が響く 心の声が 懐かしい声が 女の声が・・・!? 言い知れない恐怖がマイトの体を走った マイト「だまれ!」 その声をかき消そうというように 己の内なる声をかき消そうとでもいうように、叫んで、マイトは襲い掛かった サイキッカー組織の長 その名は伊達ではなかった 実力は伯仲 その冷静さにおいても 氷を操る男はマイトに勝るとも劣らなかった しかし、最期の一線で、サイキッカーの長の甘さがあった 「同族殺しに何の意味がある?」 意味などない 意味などいらない! 自分の戦いに意味を求めた男の氷の槍が鈍った瞬間をマイトは見逃さなかった マイト「俺はハンターだ・・・戦う理由などない!」 マイトは自分に言い聞かせるように言った 理由はある そう語りかける心の声に耳をふさぐように、それを聞かずにすむものなら聞かずにおきたい そう祈るように 意味はある 心の声が言う 懐かしい声 女の声 よく知っている声が 238 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/12(月) 01 13 22 ID TYAue0pk0 EPISODE7 ハンターにあるまじき思いだった 獲物がそこにいないことをのぞむのは 逃げてくれ 祈りが通じないことは分かっていた ノア本部の入り口の扉の向こうにいることは彼の感覚で分かっていたから 殺せ!サイキッカーは全て! ハンターの手が扉を開く 待っていた少女の目を見ることが出来なかった マイト「パティ・・・俺は君を斬らなければならない・・・」 声が聞こえる 唄っていなくともパティの唄声はいつも心に響いている しかし、もうそれは彼の心の声を抑えてはくれない 彼を戦いに駆り立てる声 何故ならば・・・そう、何故ならば・・・ パティ「そう・・・・」 しばしの沈黙の後パティは低く応えた パティ「でも、私もここで死ぬわけにはいかないわ」 マイト「・・・許してくれ」 何故ならば! その心の声はパティの、その歌声と同じ声だったのだから! 私の力は人を傷つけるための力ではないもの 人を救うための力だもの 戦いになってもパティはあくまでパティだった 音を人を癒す音をマイトを撃つために使いながら、パティの心の奥底で唄う声が聞こえる。 マイトを導く唄、癒す唄。そして、その同じ声がマイト中で命じる (サイキッカーを殺せ!その少女を殺せ!) 雷鳴が唄を引き裂く 雷光の剣が彼女の爪弾く輝く竪琴の、煌めく弦を切り落とす (「そして・・・私を殺して・・・) 刃が少女の胸を貫く瞬間、少女が微笑んだのをハンターは確かに見たと思った パティの声が消えていく 明るく優しい柔らかい声が聞こえなくなる いや、その声は聞こえている その声が今も彼の心の底から響いてくる (殺せ!) マイト「何故だ・・・こんな不快な気持ちは・・・初めてだ!」 マイトは絶叫した 251 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/13(火) 00 01 01 ID TYAue0pk0 FINALEPISODE 一つの顔が脳裏に浮かんでいる パティとの戦いが終わった瞬間から、その映像が休むことなくマイトの脳裏にあって彼を急き立て続けていた (殺せ!このサイキッカーを殺せ!早く!早く!早く!早く!) 力の感覚も手に取るように分かる 会った事もないそのサイキッカーの力の感覚が 内なる声を頼りに同じ力を持つサイキッカーを求めて突き進む 軍サイキッカー部隊、司令室。そこに、この男はいる そいつが最後のターゲットであることもマイトは理由も無く確信していた ウォン「ようやく来ましたか・・・待ちくたびれましたよ」 それが男の第一声だった。驚いて見返す 男は頭に焼き付けられた記憶通りのつかみ所の無い笑みを浮かべていた マイト「何だと?俺のことを知っているのか!?」 笑みがさらに深く刻まれる ウォン「おやおや。時空超えた反動で記憶をなくされたようですねえ・・・」 マイト「時空を・・・どういうことだ?」 怪訝そうに顔をしかめるマイトに男は得々と話し続けた ウォン「あなたは軍が現在開発研究している生体兵器・・・『サイキッカーハンター』の一体なのですよ ・・・あなたは未来からやってきたのです」 マイト「俺が・・・未来から!?」 心が揺れる 未来だとどういうことだ!? 心の内なる声が答える いや答えにならない答えを返す そう、その男の声を聞いた瞬間から同じ事を繰り返している (リチャード・ウォンを殺せ!) それがこの男の名 そいつを狩ることが俺の使命だ ウォン「まさかあなたがこの時代にやってきて、創造主たる私に牙を向くことになろうとはねえ・・・しかし、ご安心ください。 この時の流れ、すぐに修正して差し上げましょう」 マイト「俺を殺すということか・・・・」 かまうものか、どの道戦うためにここにきたんだ マイト「そう簡単には行かないぜ・・・俺に残された記憶の中には、お前を狩る事・・・その命令が一番強く焼きついているんだからな!」 雷光の剣を抜き放つマイトにウォンの唇が嘲笑を刻んだ ウォン「果たして、あなたに残されたわずかな時間で、それができますかねえ?」 その言葉をウォンが言い終わる前にマイトは襲い掛かった 252 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/13(火) 00 26 10 ID zP2EZSsW0 時の支配者はハンターを圧倒した。 一撃、二撃、牽制の打撃が当たっても、本命の斬撃を繰り出す瞬間に ウォンの姿は掻き消えてしまう。戸惑いは一瞬。その一瞬が命取りになる。 ウォン「かかりましたね!」 剣が飛ぶ。時の剣がマイトを貫く。物理的な傷ではないが、それ以上に強烈な衝撃がマイトの心を駆け抜ける。 自分の存在が一瞬希薄になる。虚空から現れた十二本の剣が、串刺しになったマイトを襲う。 絶叫。意識が途切れる。いや、意識などというものではない。マイトという存在そのものが、激しく振動し、消滅しそうになる。 それは時そのものの圧力。 まだ、生きている。まだ、動ける。動ける限りハンターは諦めない。希薄になった闘志をかき集め、ウォンを見据え、 マイトは愕然とした。声が聞こえない。マイトを狩り立て続けたあの声が、パティの声が。 いや、聞こえる。声が聞こえる。内側からではない。外から、有り得ない声が鼓膜を振るわせる。 ウォン「・・・女の声・・・!?」 ウォンの動きが止まった。 マイト(聴いたことのない声・・・まだ聴いたことのない声・・・知っている・・こえ・・?) 「今よ!」 そう、彼女が叫んだような気がした。腹の底から、魂の底から、力を、声を、絞り出して、マイトは突進した。 右手がウォンを捕える。動きを止めたその体を!そのまま剣を抜かず、マイトは全身の力を、雷撃の力を掴んだ手から、 ウォンへと送り込んだ。 ウォン「馬鹿な!」 雷光がウォンの体を駆け巡る。 ウォン「未来が歴史が変わるというのですか!そんなことは有り得ない!」 マイト「未来は一つじゃないのさ、ウォン。貴様もこれで終わりだ!!」 劇場に駆られるまま、魂が命じるままにマイトは叫んだ。 ウォン「この私がぁぁぁぁ!」 ・・・それがリチャード・ウォンの最後の言葉となった。 マイト「終わった・・・全て終わった・・・」 希薄になっていく、全てが。自分の存在が、記憶が、声が・・・。 あの一瞬、ウォンを捉えるあの一瞬、聴こえた唄声は幻だったのか、その声ももう聞こえない。 いや、聴こえる。マイトの中で。あの命じる心の声ではない。記憶の中で歌っている。子守唄。 もういいのよ・・・そう、言っている彼女の顔が浮かぶ。もう他には何も見えない。知らず唇が言葉を紡いだ。 253 :サイキックフォース2012 マイトストーリー:2007/03/13(火) 00 36 57 ID zP2EZSsW0 マイト「ウォンに捕えられていたあなたは、俺のような生体兵器を作り出す為に、遺伝子提供を強要され続けていた・・・ その事態を打開する為には自分自身の存在を抹消するしかない・・・。そう考えたあなたは、俺に自分を殺してくれと 願った」 全てが分かる。今、封じていた記憶が全て、流れ込んでくる。それは歴史の修正だ。起こる前の歴史、その記憶を失った自分が 記憶を取り戻すとき、それは自分がこの歴史、いるべきではない歴史から立ち去るとき。 そして、もう、マイトには帰るべき本当の歴史は無い。彼自身が壊した。 マイト「俺は”マイト”のクローン体に過ぎないが、あなたから生まれたことに変わりは無い・・・俺にあなたを殺せるわけが無い・・・! だから俺は・・・自分の記憶を封じ込めた・・・」 自分の声が聞こえなくなる。そして、その声も。 彼を生み出したものは、彼を生み出す前に彼自身の手によって・・・。 マイト「今、思い出したよ・・・パティ・・・いや・・・母さん・・・」 穏やかに、少し寂しそうに微笑む少女の姿が見えた気がした。 ありがとう・・・。唇がそう動いたように見えて・・・。 全てが闇に消えた。 マイトストーリー 完 234 :サイキックフォース2012:2007/03/11(日) 21 09 50 ID BEl8WdwL0 ■玄真 壊滅した裏高野から姿を消した姫を追って大戦に参加する法力僧の老人。 姫はリチャード・ウォンに、サンプルとして色々弄くり回された挙げ句に廃棄物として捨てられる寸前。 ウォンを倒した玄真は姫を癒すために命を捨てる。復活した姫は、夕日に玄真の面影を見るのだった。 めでたしめでたし。 235 :サイキックフォース2012:2007/03/11(日) 21 19 58 ID BEl8WdwL0 それでは、マイトの人頑張って下さい。 ■刹那 軍の研究から生み出された闇を操る強化人間。ただし、改造人間(サイボーグ)ではない。 自身のアイデンテティの確立のため、生粋のサイキッカーの殺戮に走り、 最後は創造主であるリチャード・ウォンにまでその牙を剥ける。しかし、不完全な肉体は 連日の激戦に耐えきれず、彼の肉体と精神は創造主に止めを刺す前に摩耗しきってしまうのだった。 ウォンの一人勝ち。 269 :サイキックフォース2012:2007/03/13(火) 21 12 05 ID MyiUzYsn0 234-235 お前ひでえ奴だな。 ●ウォン編 キースとか邪魔な奴は全部始末したから世界は私のものだぜヒャッハー! ハッピーエンド