約 4,271,822 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/17429.html
澪「律が誰のものか教えてやるよ」 ホワイトデーも午後を迎えると、律の受け取ったプレゼントは膨大な数になっていた。 その沢山のプレゼントに囲まれた律は、しかし嬉しそうではなかった。 寧ろ、途方に暮れていた。 そして結局、律が困った時の常として、私に泣き付いてきた。 「澪ー、助けてよー」 話を聞けば、律は大量のプレゼントの処理に困っている訳では無かった。 プレゼントとともに告げられた彼女達の想いに、律は困り果てていたのだ。 彼女達は異口同音に「律と付き合う」と言いながら、プレゼントを渡してきたらしい。 しかもそれは律に対する告白などではなく、 律からの告白に対する返事というニュアンスがあった。 「バレンタインデーの時に渡した友チョコを、本命と勘違いされてるっぽい」 律の弁だ。 思い起こせば、律はバレンタインデーで友チョコを大量に配り歩いていた。 それらが律の意に反して、本命として受け止められたのだろう。 結果、今日のホワイトデーにおいて、律に交際を申し渡す人が続出してしまった。 そういう事らしい。 「ふーん、だから友チョコなんて、止めておけば良かったのに。 やるにしても、市販の廉価品に留めておけば良かったのに。 恋人の忠告無視した、自業自得だよね?」 私は突き放すように言ってやった。 彼女達の行動も勘違いも、律が悪いと思っているからだ。 律の作ったチョコレートを、バレンタイン前日に一通り見たから分かる。 律が作ったチョコレートは、友チョコというには気合が入り過ぎていた。 恋人の私に対するチョコレートと、見栄えも経費も大して変わっていないのだから。 あれでは、本命と勘違いされても仕方ない。 勿論、私というものがありながら、 そんなチョコレートを配った事に対する怒りもあった。 だから忠告だってしたし、不満も伝えた。 それでも律は無視して配ったんだ。 だから、律なんて偶には痛い目を見た方がいいんだ。 「そんなぉー。みーおー、冷たい事言わずに助けてよー」 律は縋るような声を上げて、私に抱き付いて見上げてきた。 こういう律の態度に、私は本当に弱い。 それでも私は、自分の怒りに拘りたかった。 それに悪いのは律であり、故に律が責任を取るべき問題だ。 だから、突き放すような声色を作って── 「いや、お前の撒いた種なんだから……」 駄目だった。私の口から出た声色には、迷いが混じっている。 「ぐすっ、みーおー」 律は瞳を潤ませて、私の名前を呼んだ。 それで、限界だった。 「はぁ、分かったよ。言っとくけど、協力するだけだからな?」 私は溜息を一つ吐くと、承諾の言葉を返した。 本当に私は、律に甘い。 だから今回もこうやって、結局は許してしまう。 どれだけ私が律に惚れているか、つくづくと思い知らされる。 見捨てる事なんて、できやしない。 「ほんと?やった、やったっ。ありがと、澪ー」 私の返事を聞いた途端、律の口から嬉しそうな声が上がった。 心細そうだった表情も、今は喜色の走ったものへと変わっている。 「喜ぶのは早いぞ。別にこれで解決したわけじゃないんだから」 「うん、それはそうだけどね。 澪が居てくれるだけで、本当に安心できるから」 そういう事を言うから、律は私が居ないと駄目なんだ、と思ってしまう。 いつも通りの共依存だ。 「言っておくけど、私は手伝うだけだからな? 助けると言っても、必要以上に干渉したりはしないぞ。 彼女達にも、ちゃんと律が向き合うんだぞ?」 念を押すように言ったが、頼られれば断れないだろう。 さっきと同じ過程を辿って同じ結果になる事くらい、自分でも分かっている。 きっと律も分かってる。 「分かってるよ。私が誤解を解くからさ。 澪は基本、付き添ってくれるだけでいいよ。 さっきも言ったけど、澪が居てくれるだけで、本当に頼もしいから。 でも、もし揉めたりした時には、助け舟を出して欲しいな」 律は「もし」と言っているが、きっと揉める事を織り込んでいる。 だからこそプレゼントを渡された段階で、彼女達の誤解を解かなかったのだ。 勿論、言いそびれたという理由もあるのだろうけれど。 私に期待されている役割は、やはり面倒なものになりそうだった。 「まぁ、助け舟くらいならな」 けれども私は、そんな律の意図に気付いていないよう振る舞った。 惚れた女の可愛い嘘に騙されてあげるくらいの器量、持ち合わせている。 それに、助ける方がいいのかもしれないと、思い直し始めてもいた。 律が誤解を解く事に奔走して、今日という一日が潰れると困るのだ。 まだ私は律にバレンタインデーのお返しを、 即ちホワイトデーのプレゼントを渡していないのだから。 何より、律は押しやムードに弱い。 相手の雰囲気に押されるまま、本当に交際を始められると困る。 一人で対峙させるより、付き添う事でその不安を払拭した方がいいだろう。 「ありがとー。じゃ、早速行こうか、澪」 返事も待たずに歩き出した律の背を追って、私も歩き出した。 律の部屋には、大量のプレゼントが残された。 * 友チョコを配っているだけあって、相手は元から律と親しい人ばかりだった。 その為、律は相手の電話番号くらいなら把握していた。 住所を知っているケースさえあり、訪問先を探す手間はあまりなかった。 また、律と親しいと言う事は、私とも少なからず面識があるという事でもある。 律の友チョコを本命と勘違いするくらいだから、 私と律が恋仲だという事までは知らないだろう。 それでも、特別な関係だとは察しているらしい。 そのせいか、私の姿を見ただけで、相手の多くは勘違いを悟っていった。 律が誤解を解く為に、多言を要するまでもなかった。 勿論中には、揉めたケースもある。 「あの、バレンタインの件だけど、あれ、本命じゃないからさ。 義理っていうか、友チョコであって。 気持ちは嬉しいんだけど、ちょっと受けられないかな」 「はぁっ?何、今更。 あんな豪勢なチョコ渡しておいて、友チョコとか有り得ないし。 撤回したくなって、今更ふざけた言い訳考えただけじゃないの?」 「い、いや。そんなんじゃないって。 本当に、初めから友チョコのノリだったんだって」 「嘘っ。今更撤回だなんて、許さないんだから。責任取って、付き合ってもらうから」 律は気弱な視線で、私を窺った。 出番、という訳だ。 私はすかさず言葉を割り込ませる。 「律の言ってる事は本当。実際に、他にも同種の友チョコ、配り歩いていたよ」 「秋山さんは黙ってて。今、私は律と話してるんだから。 無関係なのに、口挟まないでよ」 無関係ではない。その事を分からせてやる必要がある。 「関係ならあるよ。だから付いて来た。 この度は”私の”律が、勘違いさせるようなチョコ渡しちゃってごめんな。 こいつにはよーく言い聞かせておくからさ、今回は大目に見てあげてよ」 ”私の”という部分に強いアクセントを効かせて言った。 そこで初めて相手も悟ったらしい。 「律って、秋山さんと付き合ってるの?」 「そう。なのに、大量の友チョコ配り歩いたみたいで。 ちなみに私と律が付き合い始めたのって、バレンタインよりかなり前の事だから。 それは他のけいおん部員が証人。律の本命は、初めから私だったんだ」 これでその相手は引き下がった。 私は憎まれ役を買っているので、無事にとは言えないけれど解決だ。 大抵の揉めたケースは、これと類似の流れでやっぱり解決した。 けれど、もっと揉めたケースもある。 「えーとね、つまり、バレンタインの時のチョコは、友チョコであって。 本命じゃないんだ。だから、その。付き合えないかなって」 「やだ」 「いや、やだ、じゃなくって」 「あれだけのチョコを渡して、友チョコは不自然。 どうせ、後ろの澪に心変わりしただけでしょ? 律には、私と付き合ってもらう」 初めから、かなり強情に話を進める相手だった。 今回も律が視線を向けて来たので、それを合図に介入する。 「いや、心変わりとかじゃない。 バレンタインのかなり前から、私と律は付き合ってるんだよ。 だから、やっぱり渡したチョコは友チョコなんだ。 勿論、誤解を与えた律が悪いんだけどさ。今回は許してあげてよ」 「やだ。なら澪と別れて、改めて私と付き合ってもらう。 幸い、澪も律が悪いって認めてるから。 なら、誤解を与えた責任、取ってもらってもいいはず」 思わぬ反撃だった。 「いや、律が悪いって言うのは、あくまで過失割合の話。 責任云々は大袈裟だし、律を渡すつもりも無いよ。 後ね、律は他にも、似たクオリティの友チョコ、配ってるんだ。 誤解させたから付き合うっていう論理だと、律は大勢の人と付き合う必要が出てくる。 おかしいって、分かるよな?」 「じゃあ、その似たようなクオリティのチョコ貰った人達と競争するから。 澪は取り敢えず、律と別れて? 澪に律を繋ぎとめるだけの魅力が無かったから、 あんな豪華なチョコをばら撒く話になった訳でしょ? 勿論、澪の話が真実ならばの話だけど」 どうやら、修羅場をお望みらしい。 本来、律が悪い話なのだから、私としては平和に終わらせる事が理想だったけれど。 そう、けれど、だ。 あくまでも律に執着し続けると言うのならば、自分の理想など放棄してやってもいい。 お前のお望みに合わせてやってもいい。 お前のオーダーは修羅場──応えてやる。 「あのね、そんな事せずとも、今この場で律に訊けば終わる話だ。 私とお前、どっちを取るのか。 他の人達と競争する手間も、私と律が別れる必要もなく、な。 因みに律は、お前の誤解を解く為に、私に泣き付いて助けを求めて来たよ。 つまりね、律はお前から助けて欲しくて、私を頼ったんだ。 律がどっちを必要としているか、明白だよな?」 語勢を強めて、相手に迫った。 「それ、本当の話?適当にでっちあげ」 みなまで言わせない。言いたい事なんて分かってる。 だから言葉を割り込ませて、遮った。 「ああ、勿論、私が言っている事が本当の話なら、だ。 それが本当かどうかも、やっぱり律に訊けば分かる事。 ほら、訊いてみようか?」 「くっだらない。どうせ、脅したりして、強引に口裏合わさせるんでしょ? 付き合ってるっていうのも、脅して無理矢理、 付き合わせてるだけなんじゃないの?」 「また妄想か。さっきから多いね、根拠の無い妄想が。 私がこれから言う事と違って、ね。 律と無理矢理付き合おうとしているのは、お前の方じゃないのか? 自分の勘違いの責を全面的に律へと押し付けて、 それで付き合わせようとしている。 これは妄想じゃない。お前の言動に根拠を置く事実だよ」 相手は黙りこくると、恨めし気に私を睨んできた。 はい、チェックメイト。 私は心の中でそう呟き、悠然と背を翻す。 律は未だ私を睨んでいるであろう彼女に「ごめんね」と一言謝ってから、小走りに付いて来た。 そういったケースを挟みながら、私と律はどうにか全ての誤解を解き終わった。 最後の一人を終えた時にはもう、既に辺りは暗くなっていた。 「疲れたー。やっと終わったよ。ありがと、澪」 帰路、律が表情に安堵と疲労を滲ませながら言った。 「全く、次からはもうこんな事が無いようにしろよ?」 「分かってるよ。私が誰のものか、嫌という程思い知ったから」 無邪気に笑う律に、私は意地悪く問い掛ける。 「え?嫌なの?じゃあ、お前が誰のものか刻み込む事、もう止めた方がいいかな?」 「いやっ、嫌じゃないよっ。 だから、もっといっぱい、私に身の程、教えて欲しい」 律は慌てたようにそう言うと、私に身を預けてきた。 「ん?どうした?」 「疲れちゃった。だから、落ち着ける所まで運んでよ。 行先は、澪に任せるから」 思えば、今回の相手は何れも律と親しい者だった。 友チョコを配る対象となったのだから、当然だ。 そういった親しい者達からの好意を、律は断らねばならなかったのだ。 今回の件は、律に精神的にも多大な疲労を与えた事だろう。 だから、甘えさせてあげる事にした。 「分かったよ。取り敢えず、座りな。体育座り、ほら」 「ん」 指示に従って座った律の両膝の裏に、正面から腕を回し入れた。 「ほら、抱き付いて来い。ちゃんと捕まってろよ」 「おまっ、この体勢って……」 律は恥じらいの紅を頬に浮かべながらも、指示に従って抱き付いてきた。 そのまま律を抱え上げると、正面から抱き合う様な姿勢となった。 私の両手は律の膝に宛がわれているので、実際に抱いているのは律の方ではあるが。 「は、恥ずかしいよ、みーおー。ふ、普通に背負ってよ」 「抱き方まで指定するとか、本当に律は我儘だな。 全ての我儘は、聞いてあげない。私の我儘も、聞いてもらうから。 律と繋がってるところ、見せ付けてやりたい気分なんだ」 私だって、この姿勢に羞恥は感じている。 けれど、今日は律に好意を寄せる多くの人と会ってきた。 その直後だけに、律が誰のものか、周囲に知らしめてやりたかった。 私の独占欲が惹起されているのだ。 「もうっ、馬鹿澪ー」 律は相当に恥ずかしいのか、顔を隠すよう私の胸に埋めてしまった。 耳まで朱に染まっているから、顔色は容易に想像できるけれど。 「暫くそうしてな。行先はもう、決めてあるから」 そう、決めてある。 もう既にそちらの方角へと、私の足は向いている。 「っていうか、澪。その、歩く度に揺れて、微妙な所が、擦れ合うんだけど」 「わざと」 律の抗議にそう返してやると、その耳は更に赤くなった。 9
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2097.html
ザビーが天下統一した世界でにょ館様、女幸村、佐助のバレンタイン小ネタ。 バレンタイン・キッス(テニスの王子様真田ver)でも聴きながらどうぞ。 2月13日、いつものことながら武田の城に熱すぎる魂の叫びが響きわたった。 「ファイヤーさなどぅぁあーーっ!!」 「なんでしょう!ぅおやかたざばあぁーーっ!」 「明日はばれんたいんじゃ!」 「ばれんたいん、とは?」 「うむ。ザビー様によると女子が日頃世話になってる男に愛と菓子を送る日だそうじゃ」 「なんと!」 「そこでじゃ、ワシらも菓子を作って兵士達に送ろうではないか!」 「うおぉーっ!そのお心遣い、流石はお館様!!某、一生ついてまいります!!!」 というわけで熱い二人は厨房にやって来た。 昼食の片付けも終わった後で、中には誰もいない。 「お館様!菓子と言えばやっぱり団子でしょう!」 「うむ、では団子を作るとしよう!」 「で、お館様。団子とはどのようにして作るものでしょうか?」 「知らん!」 当たり前と言えば当たり前だ。 二人とも生粋の武人であり、一国の主でもある。 「うむむ…、困りましたな」 「うーん…。お、そうじゃ。モンキー猿飛なら知っておるかもしれぬぞ!」 「おお、そうですな!モンキー!モンキー猿飛はおらぬか!」 ファイヤー真田が叫ぶと、すぐに天井裏から一人の忍が下りてきた。 「はいはい、呼びましたか、っと」 「おお、来たか。早速だが俺とお館様に団子の作り方を教えてくれ!」 「なんでいきなり…」 「細かい話は後じゃ。早く教えてくれ。大量に作らねばならんのじゃ」 「…俺様、忍なんだけどなぁ。ま、じゃあ作りますか」 「恩に着るぞ!」 うおぉーっなにやっちゃってんのおりゃあっそれちがうぅおやかたざばあぁっ ……… バレンタイン小ネタ2
https://w.atwiki.jp/hutati/pages/69.html
2月14日、この日は男性にとって1年で苦痛を伴う日の一つであるが、 以外にも弟にとっても、例外なことではない。 弟(はあ……ついに来たか…1年で最も嫌な日が……) 弟(それじゃあ、とっとと学校に行きますか……) …… 午前7時半 学校校門前 弟「……げっ!!もう人が40人ぐらい並んでる!!!」 女生徒1「あっ!弟君!!待ってたよぉ!」 女生徒2「ふふ!朝早いんだね!」 女生徒3「そんなに早く、バレンタインのチョコほしいんだぁ!」 弟「あっ、いや・・・」 女生徒4「ふふ、照れちゃってカワイイ!」 弟「と、とにかく、この袋に入れて」 女生徒達「はーい!」 わいわいがやがや! 弟(はぁ…この調子じゃ今日は大荷物だな……) この日弟は前日に置き勉しておき、大きな袋を2つ持って行くのが慣わしである。 なぜならほぼ全部の女子学生からチョコを貰うからであり、 中には近隣の学園や大学生、OLからも貰うことがあるからである。 ところで貰うチョコの箱の大きさは、最大でも名刺サイズと決まっている。なぜなら…… 女生徒A「ちょっとあんた!!そんなデカイチョコはルール違反よ!!」 女生徒B「だ、だって!た、たくさん食べてもらいたいもん!」 女生徒C「そんなの、誰だって一緒よ!!ちゃんとあげるチョコは小さい箱って決まってるのよ!!」 女生徒B「そ、そんなの、関係ない!!お、弟君は受け取ってくれるよね!」 弟「わ、悪いけど、そんな大きいもの受け取れない。ごめんね」 女生徒B「がーーーーーーん!!そんなぁ!」 女生徒D「いい!?弟君はね、いーーーっぱい、チョコ貰うのよ?普通のひとの何百倍も!」 女生徒E「そんな大きいものばかり貰うと、みんな渡しちゃうことになって持ち帰れないでしょ!」 女生徒B「ひっぐ!ぐす!!せ、せっかく作ったのにぃ……うぇーーーん!!」 女生徒F「泣いてもだめ!みんながチョコを渡せるようにするための、ルール何だから!」 弟「ほ、本当にごめんね。こうでもしないと、持ち帰りきれないんだ」 この様に、ルール違反すると冷たい眼で見られ、容赦なく責められことになる 席についても、弟がいる教室に学年を問わず、女生徒が押しかけて来て、廊下は長蛇の列を作る この長蛇の列の中に、女教師も含まれている。教師とて例外なく並ばなくてはならない。 この様子は、授業開始10分前まで行われる。10分前に終わるのは、授業の妨げにならないようにと弟が願ったためである。 理由はただでさえ迷惑を書けているのに、さらには男性教師に嫉妬されるので 成るべく揉め事を増やさないようにするためである。 弟「ふぅ…あぁどうしよう……毎年毎年こんなにチョコ貰って持って帰るのも大変だし、食べきれないよ」 弟「昼休みや放課後もあるし、帰りも色んな人が渡しにくるし…ああ、バレンタインなんてなければいいのに……」 友「んだとてめぇ……」 弟「わっ!友!いきなり現れるな!!」 友「どうでも良いんだよ、そんあこたぁ…それより今の台詞、聞き捨てならねぇ!」 弟「な、何がよ?」 男1「くっ!その以下にも俺が悪いことした?って態度が、余計に許せねぇ!!」 弟「だ、だって俺何も悪いことしてないよ?」 女1「ホント、器の小さい男だこと。だからチョコもらえないんだよ、ばーか」 男2「てめぇ!チョコ貰えてるのに、何がバレンタインが嫌だぁ?チョコ貰えない俺らに対する冒涜だ!!」 男3「か、顔の良いから貰えるって、ふ、不公平だぁ!!!」 女1「何言ってんの?この鮫顔野郎。イケメンが良いに決まってるじゃない!」 女1「いい?女わね、かっこいい男が一番魅力的に感じて、そのひとの子孫を残したいと思うのよ」 女1「だから顔が悪いブサ男は、繁殖することが許されてないのだから、恋愛イベント皆無なんて当たり前だっつーの」 男1・3「そ、そんあひどぃ!!うわぁああああああん (´;ω;`)」 弟「と、とにかく……毎年毎年小さいチョコとはいえ、こんなに貰ったら持って帰るのも大変だし、食べきれないし…」 友「それが許せねぇっていってんだよぉおおおおおぉぉっ!」 友「じ、自分だけ女の子にちやほやされてるくせに!!もてない男に対しての、侮辱行為だ!」 弟「け、けど実際はつらいことばかr」 友「もてないほうがつらいわぼけぇ!!!」 友「第一、持ってかえるのがつらいって言うんなら、最初から学校にくんなやぁ!」 弟「そうすると、家まで押しかけてきて、き、近所迷惑になったことがあるから……」 男4「だったら、本命以外に断れば良いじゃねぇか!!」 弟「それやったら、大勢の女の子が泣き出して、その女の子に惚れている男が、泣かせたなぁ! とかいって、殴りにかかってくるし…だから辛いんだよ……」 女1「これで分かっただろ。弟君はてめぇらブ男愚民どもには一生分からない、崇高な悩みを抱えているの」 女1「もてない君は大人しく、家に帰って画面の中の彼女とでもセックスしてなさい」 男達「ち、ちくしょぉおぉおお………」 友「くぅ!!お、女も女だ!ドイツもこいつも、お菓子メーカーの思惑に引っ掛かりおってぇ!!」 女1「確かにそういう一面もあるわね。女自身もバレンタインは嫌な人だっているし」 友と男生徒達「おし!」 女1「でも、そう思うのなら、最初から悔しがる必要ないね。悔しがるから、あんた達はきもいのに」 友&男達「がふっ!!」 弟「は…はは…(苦笑い)」 きーんこーんかーんこーん 先生「はい授業初めますよ・・・ふぅ、弟君、相変わらずだねぇ……」 弟「あっ、いぇ、その……」 先生「まあいいですよ。それでははじめますよ」 3時間目 現代国語 美人「はい、おととい行った小テスト返却しますので、取りに来てください。○○君、○○さん……」 美人「……弟君」 弟「はい」 美人「ふふ、いつもどおり満点ね。えらいわ」 にこっ 弟「は、はぁ、ど、どうも(え、笑顔きれいだなぁ)」 美人「あ、待ちなさい。これを忘れているわ。」 弟「え、ちょ・・・・そ、それは」 美人「そう、先生特性の、手作りチョコよ。普段がんばっているから、愛情たっぷりにつくったのよ☆」 弟「い、いえ、そうじゃなくて、そのぉ……それは普通の大きさですけど、それでは大きいので受け取れないです…」 美人「あら。何で?一人くらい大きくたって、いいじゃない」 女2「駄目です!弟君は、3桁チョコ貰うんですから、大きすぎると持って帰るのが大変なので 名刺サイズまでっていうルールがあるんです!」 女3「だいたい、教師でも上げるのだったら、休み時間に生徒と混じって並んで渡すって言うルールがあるんです!」 女4「知らなかったとは、言わせません!こんな特別は許されません!」 美人「あら、あたしは今年赴任してきたばかりで知らなかったわ。だから今回は特別ってことで」 弟「せ、先生だからそれを認めると、不公平になるんで、受け取れないです。」 男1「そうですよ、先生!だからその愛情たっぷり注ぎ込まれたチョコは、俺達に!」 美人「そう…仕方がないわね。ルールはルールよね……じゃあ、仕方がないけど持って帰るわ」 男1「あ、あの!先生!それで結局俺達に恵んでもらえるのでしょうか!」 美人「うーん、持ってかえって自分で食べようと思ったけど、いいわ、あなた達全員とは行かないけど、恵んであげるわ!」 男ども「よっしゃあぁぁぁあっぁぁぁああああ!!!!!」 弟(あぁ、やべぇ……いま先生、すげぇ邪悪な笑みだったぞ) 美人「あなた達に、このチョコ1個を、誰かに恵んであげる☆」 男3「おーーーし!それで誰が恵んでもらえるのですか!」 美人「ふふ!それはね!」 ぽい!!ぐっしぁぁぁあああ!!!バキバキ!ぐりぐり! 弟「なっ!靴で踏み潰した!!?」 美人「さぁ、このあたしの靴で踏みつぶされて地面にへばり付いたチョコを奪い合って勝った者だけが食べていいわよ!」 美人「もちろん、口だけで、手を使っては駄目よ!」 弟「せ、先生!!幾らなんでもそれは非人道的です!!」 女1「いや、ぶ男にはこれでももったいないくらいよ。先生は優しいわ」 弟「と、とにかく、こんなの駄目ですtt」 男達「うおぉおおおおお!おまえら!!いくぜぇぇええええ!!!」 ぼかすかぼかすか!ぼかすかぼかすか!! 弟「と、取り合ってる……踏み見つぶされたチョコを取り合ってる……」 女1「あはははは!見っとも無い豚どもだこと!滑稽ね!精々、あたしを楽しませなさい!」 美人「あちゃぁ……どうしよう…冗談のつもりだったのに」 弟「冗談に見えませんでしたって!冗談でもそんなことしないでください! 女1さんが、なんかやばいスイッチ入っちゃったみたいですし」 美人「ん~、まあおいておこうか。もう収集つかないし」 弟「はぁ……」 5分後 友「よっっしゃあぁああ!俺が勝ったぁぁぁ!それじゃあ、いっただきまーーーす!」 はぐはぐ!ぺろぺろ! 女3「うわぁ、本当に犬食いしてる」 女4「あんなにうれしそうに……マジきもい…」 女5「あそこまでいくと、哀れみを通り越して、畏怖の念をいだいちゃうわ」 友「なんと言われようが、俺はこのチョコを床まで嘗め尽くす!!俺は惨めではない!俺は負け組みではない!」 友「おれはチョコ争奪戦に勝った勝者だ!勝ち組だ!俺は強いんだ!」 女1「ふーん、そこまで言うならあれを見てごらん」 友「?……!!!!!!!」 美人「はい弟君、あーーん♥」 弟「あっ!ちょ、先生!み、みんなが見てます!」 女6「せ、先生!ずるいです!!!」 美人「止めても無駄よ。あたしの色香で、めろめろになっているんだから ほうら、お食べ♥」 ぱく!もぐもぐ! 弟「///////お、おいしい・・・・です////」 美人「あらあら、まっかになっちゃって!本当に初心なんだから」 女7「先生、ずるい!!よぉし、先生!チョコもらいますね!はい、弟君、あーーん!」 弟「ぱく……もぐもぐ」 女7「ええ!!先生のときと反応が違う!!」 美人「ふふ!それはね、色気がないからよ!特にあたしはダイマナイトボディだしね」 美人「まだあんた達は、お子様だもの。大人の色香だすにはまだまだよ」 女7「あーーん!悔しい!」 美人「まあ色気はそのうち出てくるから、あせらない。それでは、授業始めましょうか」 女達「はーーい!」 友「……ぐ…うぐ……お、俺は……勝ち・・・ぐみ……」 友「う・・・うう……うわぁああああああああぁぁぁ!!!な、何で!何であいつだけがぁぁあああ! 女1「あんたも捨てたものではなかったわよ?」 友「そ、そうか!?」 女1「うん。涙流しながらうれしそうな顔は、とてつもなく醜悪で、チョコを床まで躊躇せず嘗め尽くす様子は 哀れな最下層人間が人間であることをやめたところを見れたのは、大変楽しめたわよ」 友「………あ……あぐ……」 女1「あ、そうそう。教室では我慢してあげるけど、今度から半径200m以内に近寄らないでね?犬野郎?」 友「……ち、ちっくっしょおぉぉおおぉぉぉおおおっぉお!!!!!!」 美人「こら、そこ!大声ださない。隣の教室にも迷惑。やる気がないなら、出て行きなさい!」 友「うわぁあああああああああぁぁん。・゚・(ノД`)・゚・。」 ばたん!! 男「そりゃそうだよな…人間の尊厳を捨てた挙句、人間として扱ってくれないんだからな…」 弟「と、友……」 昼休み、教室だと何かと男に迷惑(と嫉妬の目線が来る)がかかるので、屋上でチョコを貰っていた このとき、この日最大の事件が起きた わいわい、がやがや 弟(ふぅ、昼休みもひっきりなしに女の子が来るよぉ。) ところ変わって、1年生の教室 T(今日は、バレンタイン。せ、先輩にチョコ渡してこ、こ、こくは……キャーーーーー!) T友「どうしたの、T?そんなにうれしそうにして」 T「Σ (゚Д゚;) い、いいいいいや!こ、これは!」 T友「ふふふ!分かってるよ。弟先輩に渡すのでしょ!」 T「あ、あああくまでも、ぎ、義理なんだから!し、仕方がないから渡すだけなんだから!」 T友「はいはい。その割にはうれしそうだったけど。ああ、そのチョコってさ……」 T(ほ、本命って聞く気ね!なら…)「こ、これは義理チョコよ!そ、それじゃあ渡してくる!!」 ぴゅーーー! T友「あっ!こら、待ちなさい!!あーあ、あの子あのこと知らないようだから、教えてあげようとしたのに、勘違いしちゃって」 再び屋上 T(うわぁ、何これ。こ、こんなに並んでいたんだ…) T(…何よ、みんな。あたしの先輩に……あ、あたしは先輩の家にも言ったことあるのに!遊んだことあるのに!) T(メールだって、毎日している仲なのに!あ、あたしはみんなより、す、進んでいるのに!) 弟(ん?Tだ。なんか不機嫌だな。さては誰かのチョコを無理やり渡すように言われてきたのかな?) T「せ、先輩!わざわざ作ってきてあげたんだから、あ、ありがたく受け取りなさいよね!」 T(あああ!どうしよう!す、素直に言えなかったよぉおお!) 弟「ど、どうm…あ、ごめん、これは受け取れないよ」 T「なっ!!ど、どういうことよ!!何で受け取れないのよぉ!!(あ、あたしのこと嫌いなのかな?) T「ふん!他の人のは受け取って、あたしのは受け取れないって事は、先輩あたしのことが嫌いなんですね!!」 T「あたし、見損ないました!!(こ、こんな風に言うつもりはないのに!か、感情が爆発しちゃう!!) 弟「ち、違うよ!落ち着いて!!」 T「これのどこが落ち着けますか!あたしのだけ拒否して!」 弟「いいから、俺の話を聞いて!」 T「そこまで言うなら、聞いてもかまわないですよ!」 弟「あのね、俺はご覧のとおり大量のチョコを貰うわけ。だから大きいものを貰うと持ち帰るのが大変なんだよ」 T「た、たしかに、一つ目の袋はパンパンですね……そういえば、みんな小さい箱のもの持ってますね…」 弟「そう。だから大きい箱のものは断っているんだ。ごめんね」 T「い、いえ。あたしが知らなかっただけです。それなのに、怒ってしまって」(あーーん!恥ずかしいよぉ!) 女A「そうそう!そんな大きいもの持って来るやつが悪いの!弟君のファンならそれくらい知っときなさいよね!」 女B「そうよねぇ!それなのに、受け取れないって言われたとき、偉そうな態度とってさ!」 女C「何様のつもり~!?」 T「むっ!」 女D「うわぁ、今にらんだよ、あの子!」 女E「自分の鞭を棚に上げといて。やはりムカつく女は、やることがきたなぁ~い」 弟「ちょ、み、みんな言いすぎだよ。お、俺とTは知らない間柄じゃないんだし」 女F「アッ!今ので思い出した!このこ新入生NO.1といわれてるTよ!1年生一の美少女って言われている!」 女G「あの、姉先輩、A先輩、B先輩に匹敵する可愛いって評判の子ね!」 女H「ファンも結構多いよね、あの子!」 女I「そういえば、その容貌使って弟君と知り合ってるのよね!」 女J「可愛くて、もててるからって、勘違いしすぎ!弟君に馴れ馴れしいを通り越して、尊大だし、生意気!」 T「べ、別に私は!」 女K「違うとわ言わせないわ!みーーんな、あなたの態度見てたんだしさ!」 女L「そうそう!いったい何様よ、あんたは!どうせ、他の男と遊んでるんでしょ!このヤリマン!」 弟「それは言いすぎだ! T「そ、そんな・・・あ、あたし、そんなこと!あ、あたしは、お、弟先輩のことしか……」 女M「じゃあ、さっきの偉そうな態度は、どう説明するつもり!いかにも自分のは受け取ってあたりみたいな態度は!」 「自分が可愛くて、男にもててるというのがわかってないと、そんな行動になならないわよ!」 T「ち、違う!あ、あたしはただ!」 女N「言い訳無用!あんたなんかチョコ渡す権利なんかない!えい!」 T「あっ!ちょっとぉ!何すんのよぉ!それは先輩に上げるものよ!返してぇ!!」 女N「まだ生意気な態度…自分の立場がまるで分かってない…こんあものこうしてやる!!」 ぐっしゃあああああ!!!! T「い、いいやああああああああああああああああ!!!!!!」 弟「なっ!!!!!」 女達「えい!えい!えい!!こうやって踏み潰してやる!!」 ぐしゃ!ぐしゃ!ぐしゃ!!ぐしゃああああ!!! T「やめて!やめて!!お願いだからやめて!!!そ、それは先輩の…先輩のために一生懸命つくったものなのよぉ!!」 ぐしゃ!ぐしゃ!ぐしゃああああああああああああ! 女A「ふう、粉々ね!いい気味だわ」 女B「あーすっきりした!」 女達「あっははははは!!!!!! T「あ……あっ……せ、先輩のために…先輩のために何度も作り直したチョコが……」 T「ひっく!ひっく…うぐぅ!!……う・うう…うわぁぁあああああああああんんんん!!!!!!」 T「わ゛ぁぁ゛わわぁあ゛ああぁっっあああ゛ああ゛あああああっっあああ゛あぁぁぁあぁぁ゛ああ!!」 女C「あんなに泣き喚いてさ!いい気味!」 女D「ふふ!これは天誅よっ。悪は滅びる」 弟「……」 女E「さ、弟君、あんな女ほっといて、チョコの受け渡し再開しましょ!」 弟「……………………」 T「うわぁああああああん!!!わぁああああぁっっっっあああぁぁあ!!!」 T「せんぱいのちょこがぁあああ!!せんぱいのためのちょこがああああああぁぁあ!!」 弟「………T………」 てくてく、てくてく 女F「お、弟君?ど、どうしたの?そんなのほっときましょ!」 弟「……」 T「ひっぐ!ひっぐ!せ、せんぱいのぉ~~…せんぱいのちょこがぁ……」 弟「T……泣き止んで」 ひょい T「!!」 女G「ぐちょぐちょにつぶれたチョコ拾うなんて!!?」 T「せ、せん……ぱい……?そ、そんなの汚いよ……」 弟「これが俺のために一生懸命作ってくれたチョコなんだね……ありがたくいただくよ!」 ぱくっ!!もぐもぐ!」 T「!!!!!せ、先輩!汚いよ!やめてよぉ!!靴で踏まれまくったものなのに!!!」 女H「そ、そんな!弟君がそ、そんなことするなんて!」 弟「ぱくぱく……もぐもぐもぐ!、おいしいいな、これ!もっといただくよ!ぱくぱく!」 T「やめてよぉ!何でそこまでするのよぉ!汚いよぉ!バイキンだらけなのに!!!もう良いから!無理しないでぇ!」 T(s、先輩が、先輩があんなに嬉しそうに、踏まれまくったチョコ食べてる……) Tの制止も聞かず、弟は一心不乱に踏み潰されたチョコをたべ続け、ついには間食した 弟「あーー、美味しかった!T、ご馳走さん!」 T「せんぱい…どうして…」 女I「そ、そうよ!何であんなことを!」 弟「だって、一生懸命作ってくれたんだろ?なのに踏み潰されたんじゃあ、もったいないじゃん」 T「だからって」 弟「T、大きさ制限があるとはいえ、無神経な言い方で断った俺にも非はあるの。だからTを傷つけてしまったんだしさ」 T「せんぱい・・・せんぱい…ひぐ……ふぇ~~~~ん!!!!!」 弟「はは、T、とにかく美味しかったよ」 女J「弟先輩があんな乞食みたいな真似するなんて」 女K「あたし、少し見損なった…あんな可愛い男の子があんなことするなんて、幻滅しちゃった」 女L「あーあ、Tとは見せ付けてくれちゃってるし。」 女M「幾ら顔がよくても、あんなのことしちゃう男はお断りってかんじ!」 弟「……………」 女N「そう、みんなそうならあたしはチョコ渡して、弟君にアプローチしちゃお!弟君、うけとtt」 ぱしい!!!がっ! 女N「きゃ!!な、何!?」 弟「……くっ!!!こんなものぉお!!!!」 ぐっしゃあああ!!!バキバキ!!!!! T「ちょっと先輩!!!な、何を!!!!」 女N「い、いやぁあああ!!な、何を!!あ、あたしはみんなと違って幻滅してないn」 弟「黙れ!!!!」 その場全員「びくぅぅ!!!」 T(な、何!!?あ、あんなに怒り狂った怖い先輩、見たことない……) 弟「……喰え」 女N「えっ?な、何を?」 弟「今俺が踏み潰したチョコ食えって言ったんだよ!!」 女N「そ、そんな!冗談だよね!?」 弟「やれっっつってんだよぉ!!」 かつん! 女N「きゃ!!」ずってーーーん!ぐちょ!!! 女A「あ、足払いでこけて、チョコに顔面打ちつけた」 女N「ひ、ひっく!ひどぃ……ひどいよぉ~~~~~~!!!」 弟「どうした?早く喰えよ。さっき俺がやったても幻滅しなかったんなら、自分でもできるよな?」 女N「こ、こんなのひどいよぉ~。うわぁあああああぁぁぁぁん!!!」 女A「ちょっと、弟君!!幾ら弟君でもこれは許されないわよ!!!」 女B「そうよ!先生に言いつけてやる!!」 弟「どうぞご自由に。それなら君達もTにやったことも先生らに知れ渡るけど?」 女C「あの子のチョコつぶしたのは、正義のためよ!」 女D「弟君のは鬼畜行為よ!」 弟「ふう、女は自分の行為は正当化するって言うけど、まさに典型的だな。まるで話が通用しない」 弟「いざ自分達がやられたら、以下にも被害者ぶるんだからさ。あれだけTの心めちゃくちゃにしといて、何が正義だ」 弟「てめらこそ、鬼だよ!」 T「せ、先輩…や、やめて、あたしのためにけ、喧嘩しないで!何も知らなかったあたしg」 弟「Tは黙ってろ!!」 T「びくぅ!」 弟「俺は今このアバズレどもと話しているんだ!」 T「せ、せんぱい……」 弟「さっきの続きだ。一生懸命つくったチョコを拾い喰いしただけで幻滅するなんて、僕も願い下げだ」 女E「調子に乗るのもいい加減にして!!」 女F「ちょっと可愛い男の子だと思ってたけど、もうあたしあなたのファンやめる!」 女G「これから覚悟しといてね!あなたの悪評ばら撒いて、知り合いの不良にリンチしてもらうんだから!」 女H「それにあなたのお姉さんも気に喰わないから…」 弟「男にレイプさせる…とでも言うんだろ。無駄だよ、姉ちゃんはああ見えていざというとき強いし、 男数人がかりでもかなわないA,Bが大体いつもいっしょだし、何より、俺がいるしね!」 弟「だいいち、知り合いの不良だやくざだなんていってるやつって、小物すぎて笑えるよ、まったく!惨め過ぎて!!」 女I「ふ、じゃああたしのパパに頼んで、あなたのパパを一生最下層住民にしてあげる!」 女J「これはハッタリじゃないよ!女Iのお父さんは本当に政治家やってて、ここじゃ一番力が強いんだから!」 女K「実際、気に食わない教師、一生働けなくしたしね!あはは!」 女L「あと、さっきの不良も本当の話よ?どう?今なら許してあげるけど?」 弟「はぁ……どうぞ、お好きにすれば?」 女M「ど、どこからその余裕がくるのよ!?今のは本当のはなしなのよ!?」 T「せ、せんぱい!」 弟「T,心配しないで」 弟「多分本当の話なんだろうけど、俺はそんなのには屈しないし、もちろんオヤジも屈しない!」 弟「それどころか、オヤジには手を出さないほうが良い。政治家でも適わない」 女N(泣き止んだ)「逆に自分も同じ方法で脅すって訳?はったりね!」 弟「何とでも言うがいいさ」 T(だ、大丈夫なのかな) 弟(もちろんハッタリ。でも親父は政治家でも適わないって、母さんがえらくマジな顔で言ってたからなぁ。) 弟(あと親戚中、おれの親父は最強って真顔でいうからなぁ。ただのサラリーマンの筈なのに。でも今は信じさせてもらう) 弟「さあ、もう言うことはないのか?なかったら全員Tに気持ちを込めてあやまるんだ!!」 女A「そんなことする分けないじゃない!!」 女B「一生あやまるもんですか!」 女C「もういいわ!これからあなた達をいじめ抜いて、地獄の学校生活にしてやる!!」 弟「あやらないって言うなら、力ずくでやらせるまでだ!」 T「だめぇ!そんなことしたら先輩退学どころか、少年院にはいっちゃうよぉ!」 女D[そうよ!人生棒にふるわよ!」 女E「第一男ってすぐ暴力に頼るよねぇ!そのほうがよっぽど野蛮!」 弟「……女のやり方のほうがよっぽど陰湿で、野蛮で人間のくずだよ!」 女F「ま、待って!あたし達女よ?ほ、本当にやるk」 弟「いまさらビビッてんじゃねぇ!!!!」 ばきぃ!!! 女F「がふっ!!」 いつの間にかいた野次馬「ああ!弟君が、女の子なぐった!!」 弟「おらぁ!!!てめら許さん!!根性たたきなおしてやるぅ!!!!!」 ばき!!どごぉお!!どがぁあ!!! 女G「げほぉ!!」女H「がはっ!!!!」女I「ああああっ!!!」 T「せ、先輩だめ!!やめて!!そんなことやめて!!!」 野次馬B「せ、先生よんで!先生呼んできてぇ!!」 野次馬C「力の強そうな男子生徒も連れてきて!!!」 弟「おら!女だからって容赦しねえぇぞ!」 ばき!!どがああ!!ぼこぉ!!! 弟は男子数人と先生に取り押さえられるまで、Tを侮辱した女たちを殴り続けた どのこも容赦なく殴られ、顔晴らすのは当然として、歯が欠けた者や肋骨にヒビがはいったものまでいた ?1「はあ、今の様子たまたまビデオ持っていたから録音していたのはいいんだけどさ……なんで止めなったの?」 ?2「それはあなたも。何で止めなかったの?」 ?1「うーーん、言わなくてもわかるでしょ。多分同じ理由だから」 ?2「そうね。」 ??「だってあの子達気に食わなかったから!」 弟はその後取り押さえられ、女の子たちの親、警察も来て事情聴取が行われた。 親の仲には噂の有力政治家もいた。 しかし結果として弟は、停学2日だけで済み、傷害罪すら問われなかった 夜 家 姉「まったく無茶するねぇ、家の弟は。AとBが卒業アルバムに載せる動画のビデオ持ってなかったら いったいどうなっていたか。女はずるがしこいから、証拠がなかったら女の子の言い分が通るところだったのに」 弟「あの時は頭にきてて。それより何でビデオ持ってうろついてたのかな。できすぎだよ」 姉「弟のバレンタインのチョコ受け渡すための長打の列は、中等部学園のころからの風物詩だからね」 姉「そりゃ、学園の思い出としてチョコ渡すついでにその様子をビデオに収めようと思ってたらしいわよ」 弟「あした、二人にお礼を言いに行かなければ」 姉「あと先生方もね。以外にも男性教師が殆ど味方したのには驚いた」 弟「ホント、最初はめちゃくちゃ怒られると思ったんだけど、校長先生も含め俺の見方するとは思わなかった」 弟「本当に政治家のやってる人もいたのにさ」 姉「あの政治家の娘、前から評判悪かったのよ。何だかんだでいちゃもんつけていたらしいから」 姉「実際、つて使って、そのこの気に入らない教師辞めさせたみたいだし」 姉「まあそれ抜きにしても、先生達言ってたよ 『ふだん大人しいそうな弟が男気みせたからな!とくにチョコ拾い食いは特に漢だったぜ!』って」 姉「よかったね、ビデオにとられていてて」 弟「今思うと恥ずかしい……」 姉「何いってんのよ。あたもビデオ見たけど、かっこよかったわよ!生で見たかったぐらい!」 姉「あれで幻滅するなんて、弟の言うとおり、ただのくずだよ!」 弟「姉ちゃん……」 姉「まあ無事停学2日ですんだけど、、やっぱり政治家がいたときはやっぱ駄目かもっておもったよ」 弟「俺も。親父一生働けなくさせてやるっていったとき、本当はびびった」 姉「お父さん、普通のサラリーマンと言ってるけど、いったい何しているんだろうね」 弟「そうだよなぁ、親戚中あの親父は最強!って言うもんなぁ。あとサラリーマンとは聞くけど、会社名すら言ってくれないし」 姉「胡散臭いと思ってたんだけど、あの政治家の態度見てたら、本当に最強なのかもね」 弟「そうそう。初めは『お前の親父の運命は、俺が握ってるんだぞ!』とか強気だったのに、 報告受けた親父が出張先からの電話したとき、態度が豹変したもんなぁ 姉「『はいはい!あなたのおっしゃるとおり!!』『私の娘が100%悪いです!あなたの息子は何も悪くアリません!』 『そうですね!この世は男女平等ですから、女の子が殴られたからといって大騒ぎしすぎでした!』 『あなたの運命はあたしが握ってると言った?いえ!滅相もない!!』 なんて聞こえてきたからね。あたし達のお父さん、いったい何者なんだろ」 弟「さぁ…何にせよ、政治家ですらびびる存在ってこては確かだ…考えても仕方がないよ」 姉「そうね、なんか聞いてはいけない雰囲気あるしね。なぞのままにしておきましょ」 弟「まあ何にせよ、あれで他の父兄達もとたんに態度豹変させたからね」 姉「それであの子達もようやく立場がわるいと感じてTちゃんに謝っていたけど、あれは心底反省していなかったわね」 弟「うん、立場が悪いからって理由だった」 姉「それを見抜いたのか、美人先生、きびしい処分を下すべきだって主張していたね」 弟「ああ、結局停学1ヶ月だからね。追試は受けれるから、進学卒業はできるけど、推薦狙いの子はもう駄目だろうね」 姉「それに周りの評判もかなり悪くなったし、先生にも眼をつけられるでしょうね」 弟「それを悟ってか、それでようやく心底後悔の色だすんだもんな。まあああいうやつらには、いいお灸だよ」 姉「そうよねぇ。ああ、それにしても弟も結局停学になっちゃったね 弟「これも美人先生の提案だね。いくら政治家をびびらせても、やはり世間一般を納得させるために 弟君は何らかの処分を出すべきだって言ってたから。」 姉「日数的にも形式的なもね。それにしても美人先生、あまり気に食わないけど、やはり教師としては尊敬できるね」 弟「ああいうところも、人気ののある理由なんだろうね」 姉「それにしても、弟。毎度のことだけど大量に貰って来るわねぇ いつも処理に困るのよねぇ」 弟「また何時ものごとく、半分は出張中の親父達に送って配ってもらって、残りはご近所さんに配るしかないよね」 姉「それでも余ったものは、何時ものようにチョコレートケーキ作ってあげる」 弟「あっ!そうだ!今年はTやA,Bにもケーキ食べてもらおうよ!まあチョコレートケーキは お姉ちゃんにとっては俺に対するバレンタインチョコかも知れないけどさ」 姉「うーーん、確かにあまったチョコで作るケーキが、あたしのバレンタインのチョコだから本当はだめ! と言いたいところだけど、今回は男気みせたしいいよ!みんなでぱーっとお祝いしたほうが楽しいし!」 弟「それじゃ、明日集まるように電話するわ!」 姉「よぉし!それじゃああたしも早速腕をかけてつくりますか!」 翌日 T「うわぁ、すごい立派なケーキ……」 姉「どんどんたべてね!」 T「で、でも本当にいいんですか?お姉さんのバレンタインチョコは何時もこのケーキって聞いたんですけど」 姉「いいのよ。昨日は災難にあったからその苦い思いを払拭するためにもぱーとやりましょ!」 T「は、はい!ありがとうございます!!」 A「それじゃあ、乾杯しますか!」 B「言っただきまーす!」 姉(本当は弟のためにだけ作りたかったんだけど……こういうのもたまにはいいか) 姉(それにしてもTちゃんうらやましいなぁ…まことしの主役はTちゃんってことで) こうして今年のバレンタインは仲良く和気藹々とした雰囲気となりました 終わり おまけ 姉「あっ!そうだ!チョコレートクッキーも作ったんだ!!」 弟「おっ!チョコレートクッキーもおいしいんだよなぁ!」 姉「と、おまたせ!」 弟「げっ!!とぐろ巻いててウンコにしかみえねぇ!!」 姉「ふっふっふ!名づけてウンコクッキーよ!」 弟「安直なネーミングが、また殺意を増大させる……」 A「このままきれいに終わるのかと思ったら……」 B「こういうネタはやらないと気がすまないのね」 T[け、けどにおいは美味しそう…・・・いただきます」 姉「あっ!Tちゃん!ウンコクッキー食ってる!ウンコくってる!うんこうんこ!」 T「ぶっ!げほっ!!」 弟「姉ちゃん!」 T「もぐもぐ…う、ウンコなのにすごく美味しい……」 A「本当だ。リアルなまでのウンコの形なのが許せないくらい美味しい」 B「kろえが無駄な才能ってやつね……」 姉「えっへっへ!みーーんなあたしのウンコ喰ってる!!」 弟「うんこうんこ連発するんじゃねぇ!」 T「先輩も連発しないでください!」 弟「うっ!」 姉「やーい、おこられてやんのぉ!」 弟「うう…もういい、こうなったら食いまくってやるぅ!!」 姉「いいぞいいぞ!ケーキもウンコクッキーもくいまくれぇ!」 とまあこんな感じで、夜が更けていきました バレンタインより二日後 弟 停学より二日後 弟「おーーす」 にやぁ 弟(な、なんだ?男達は一斉に俺を見て笑ったぞ?) 弟「ど、どうしたんだよ?」 男1「いよう、停学野郎」 男2「女殴りまくったらしいじゃねぇか」 にやにや 弟「な、なんでみんな不適な笑みを浮かべているんだよ?」 男3「いやぁ、なに、あの紳士的な弟が、まさか女の子に手を出すなんて思いもしなかったからさ」 男4「ああ、最低だねぇ……女に手を出すなんざ最低だぜ…」 男5「けっけっけ!これでお前の評判はがた落ちってわけだ!!」 弟(なるほど……女殴ったことを理由に、俺の評判を落とそうって訳か……) 弟「あれはあの子達が非人道的なことをして我慢ならなかったからだよ」 男6「だからといって殴っちゃいけないよなぁ…なあ女子もそう思うだろ?弟こそ非人道的だよなぁ!!?」 女子達「…………」 弟「ごくっ!」 男達「ほらみろ!さすがのお前も、女殴って正当性を主張するから、女子達が愛想つかしたぜぇ!」 女達「弟くん……」 弟「………何?」 女達「……すっごくかっこよかったよぉ!!!!!!!」 男達「なにーーーーーーーーー!!?」 女2「弟くんって可愛いだけじゃなくて、男気もあるだなんてしらなかったよぉ!」 女3「あたし現場見てたけど、ワイルドな弟君も見れてよかったぁ!」 女4「可愛いのに男らしさも備えているなんて、もう完璧ね!」 女5「いいなぁ!あたしもかっこいい弟君みたかったなぁ!」 男6「お、おまえら!お、弟は暴力ふ、振るったんだぞ!!弱者いじめたんだぞ!!!」 女6「あれはあのこ達が悪いって!特に一人は親の権力使いまくるしさ!」 女7「あんなのがいるから、女って陰湿って思われて迷惑よ」 男7「な、何だとぉ……」 友「待て、女ども!弟は『俺と』同じく、床のチョコを犬食いしたんだぞ!『俺と』同じことを!」 友「『俺と』同じく、人間の尊厳を捨てて!どうだ!!そう考えると、弟も『俺と』同じただの犬野郎なんだぜ!」 男8「やたら、『俺と』を強調してやがるぜ…」 友「うるさい!さぁ、どうだ!?」 女達「…………」 女達「それもカッコよかったよぉ~~~~~!!!」 友「なにぃ~~~~~!!!!???」 女8「純情な乙女の想いがこもったチョコを、どんな形でも食べるなんて、かっこよすぎ!」 女9「そうそう!地面にへばりついたのなんか、普通は食べられないよ!」 女10「うんうん!並大抵のことじゃできないよね!」 友「ま、まて!お前らまて!お、俺も床にへばり付いたチョコを食ったんだぞ!お、弟とどう違うんだ!」 女11「だってあんたは下心で、弟君は、女の子の思いに答えるために食べた。その違いよ」 友「そ、そんなの!か、変わりはない!!……はず……」 女1「はぁ、今のはオブラートに包んでいたから、分かりやすく言うと、 弟君がやるとかっこいいけど、あんたがやるとかっこ悪いってこと」 友「そ、そんな!!?お、弟と俺の違いって何だよ!!?」 女「はぁ、ここまで低脳だとは。よし、あたしがはっきり言ってやる! 顔の良し悪しで決まるんだよ!弟君は絵になるけど、あんたはキモ過ぎなんだよ!」 女2「そうそう。涙流して笑いながら食べてる顔みて、あたし吐きかけたよ」 女3「たかがチョコで何であそこまでして食べるのかしら……人間捨てたやつってキモイ!」 女4「顔が悪くても、勘違いしてなければ女の子の一人や二人ぐらい好きって子出てくるんだろうけど」 女5「人間捨てた人外となんかに、近づきたくないよ」 女1「いや、同じ空気吸うと考えただけで、吐きそう……」 友「う……うっ!!ひ、ひどい……」 弟「み、みんな。そ、そこまでにしておこうよ。ちょっとみんな言い過ぎだって」 女達「そ、そうね。ごめんなさい。ちょっと言い過ぎちゃった」 女1「ほら、なぜか顔がいい人は、こういうフォローができるのよね。あんたも人間として認められたかったら 泣きそうになる前に、せめてそういうところを見習いなさい」 弟「と、とういうわけだ。と、友、だから泣きやm」 友「うわぁあああぁぁぁっっあああぁつっあぁぁぁl!!!な、何で弟だけ何やっても許されるんだよぉ~~~!!!!」 ぴゅーーーーーーーーーーーーー 弟「な、泣きながらどっかいっちゃった」 女1(涙と鼻水と泣き顔……まじきめぇ…・・) 弟「ど、どうしたの?女1さん?」 女1「ん?ちょっとかわいそうって思っただけよ?(ああ、キモイキモイ。弟君の顔見て眼の毒抜かなくちゃ)」 弟「そう(ほ、本当かな?)」 男達「し、しかし何で弟だけは何やっても評判がよくなるんだよ」 女2「まだ分からないの?顔の良し悪しってのは半分当たってるけど、半分は間違いよ」 男達「???」 女3「あんたたちねぇ、もてないからってもてる男を蔑まそうとするから余計にもてないのよ」 女4「そうよねぇ。顔は今一でも、そういうことしなければせめて義理の一つ二つはもらえるのに」 女5「そうそう。あんた達も友ほどではないけど、友とは同類なんだからもらえないのよ」 女1「つまり、あんた達が余計に弟君の評判を上げてるの。あんた達の行動は全部、弟君の株を上げる要因にしかなってないよ」 男達「う……ううっ・・・…うわぁ~~~~~~~ん!!!!」 がら 美人「さて、授業始めるわよ」 男達「うわぁあああああああん!!!」 美人「男がビービー泣かない!そんなのだから持てないのよ!」 男達「うわああああああああああああああ!!! バレンタインの馬鹿ーーーーーーーーー!!」 ぴゅーーーーーーーーーーーーーーー 美人「??どうしたんだろ…?」 弟「はは……これだからバレンタインは嫌なんだよ……」 これが今年のバレンタインの様子でしたとさ
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1190.html
「ほら、あげるわ。ありがたく思いなさいよね!」 と言われ、突然目の前に突き出された箱・・・。 「何だこれ」 勝ち誇った顔のハルヒは近くで歩いている佐々木をチラチラ見ている。 「チョコよチョコ。あんたそんな事も分かんないの?今日はバレンタインよ」 ああ、そう言えばそうだったな・・・。 「義理だからね! ぎり !中にも大きく書いてるから勘違いしないでよね」 「はいはい。お前がそんなことするなんて思ってねえよ」 「じゃあ、僕もこれをあげるよキョン」 今度は佐々木が勝ち誇った顔。ハルヒに動揺が見られる。 「ちなみにこれは俗に言う 本命チョコ と言う奴だよ、キョン」 「ささっ・・・・・・!?」 「なんですって?」 「中にもしっかり 本命 と大きく書いているよ。少々不恰好だが君なら食べてくれると信じている」 「あ、ああ・・・もちろん食べるが・・・」 近くでハルヒが「ぐぅ~~~~」と犬歯を尖らせ唸っている。どうした事だ。 「立ち止まってないでほら、行くよキョン」 と言われ、手を引かれる。 「あっ、ちょっ、待ちなさい!」 朝まで降っていた雪も今はしんしんと空を舞っている。 あの男の周りにいる、太陽のように明るく照らす少女と月のように静かに照らす少女。 似ていないようで似ている。これからどうなるのだろう。 ・・・寒いな。まだまだ冬は続きそうだ。 ぶるっと体を震わせシャミセンはベッドの上で円くなった。 『シャミの観察 バレンタインデーと二人の少女 』 あれ?タイトル変わった・・・?
https://w.atwiki.jp/hayate-tcg/pages/400.html
春-52 Sカード カードタイトル:三千院 ナギ ジョブ:お嬢様 バレンタイン iluus:しろ 使用タイミング 即時 「執事」と「メイド」があなたの場にある場合、あなたのデッキの上からカードを2枚まで裏向きでスタンバイゾーンに出す。ただしあなたの場にあるカードが5枚を超えるように出すことはできない。 なんで私がチョコなど作らねばならんのだ! 実質の2ドローです。 CカードやオープンできないBカードがこないように祈りましょう。 盤上の女王と相性ばっちり?と思いきや「執事」と「メイド」で場が埋まってしまうので、出すスペースがありません。
https://w.atwiki.jp/imas_cg/pages/235.html
同名アイドル [バレンタイン]赤城みりあ(特訓前)データ プロフィール セリフ集 [バレンタイン]赤城みりあ+(特訓後)データ プロフィール セリフ集 セリフ集(バレンタインパーティー 裏スイーツロードボス) [部分編集] 同名アイドル 赤城みりあ [しっぽもふもふ]赤城みりあ [ニュースマイル]赤城みりあ [ちびっこアクマ]赤城みりあ [CDデビュー]赤城みりあ [シンデレラドリーム]赤城みりあ [部分編集] [バレンタイン]赤城みりあ(特訓前) データ [バレンタイン]赤城みりあ 属性 パッション レア度 レア Lv上限 40 親愛上限 30 Lv1攻撃値 1720(1コスト比172) Lv1守備値 1400(1コスト比140) 最大攻撃値 4515(1コスト比451.5) 最大守備値 3675(1コスト比367.5) コスト 10 移籍金 3,000マニー 特技 好奇心全開ッ!!(パッションタイプの攻 小アップ) 入手 バレンタインパーティー カラフルマカロン(イベント衣装)コンプリート報酬(3周目)バレンタインパーティー チョコレートプレゼント個数報酬アイドルプロデュース バレンタイン編 シャッターチャンスイベントアイドル限定ガチャ [部分編集] プロフィール アイドル名 [バレンタイン]赤城みりあ フリガナ あかぎみりあ 年齢 11 身長 140cm 体重 36kg B-W-H 75-55-78 誕生日 4月14日 星座 牡羊座 血液型 AB型 利き手 左 出身地 東京 趣味 おしゃべり CV 黒沢ともよ [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 シャッターチャンス加入時 「プロデューサーにチョコあげるんだ♪ …あっ、まだ秘密だった! えへ!」 プロフィールコメント 「見て見てー☆ この衣装すっごくかわいいよ! カラフルだからなんかおいしそうな衣装だよねっ♪私、こういうの着たかったんだ☆ ありがとね○○プロデューサー♪」 親愛度UPコメント 表示 「○○プロデューサー! 私、頑張ったよ~♪」 親愛度MAXコメント 表示 「いっぱいの人が私に会いに来てくれたよっ♪ ○○プロデューサーは来てくれないのかなって! 来てほしいなぁ♪」 リーダーコメント 「チョコレート一緒に食べよっ♪」 あいさつ 「バレンタイン♪ バレンタイン♪」 あいさつ 「○○プロデューサーの好きなお菓子はなんですかぁ?」 あいさつ 「んーと、チョコどうしようかなぁ」 あいさつ 「イベント楽しみだねー」 あいさつ 表示 「○○プロデューサーと一緒にバレンタイン過ごせるんだねっ」 仕事終了時 「カラフルみりあですっ」 仕事終了時 「私はここだよー☆」 仕事終了時 「○○プロデューサー! 私、チョコいっぱい配れたよー☆」 仕事終了時 「はい、チョコレートッ♪」 仕事終了時 表示 「○○プロデューサーと一緒だとお仕事が楽しいのっ!」 [部分編集] [バレンタイン]赤城みりあ+(特訓後) データ [バレンタイン]赤城みりあ+ 属性 パッション レア度 レア+ Lv上限 50 親愛上限 150 Lv1攻撃値 2064(1コスト比206.4) Lv1守備値 1680(1コスト比168) Lv1攻撃値(MAX特訓時) 2968(1コスト比296.8) Lv1守備値(MAX特訓時) 2416(1コスト比241.6) 最大攻撃値 6838(1コスト比683.8) 最大守備値 5566(1コスト比556.6) コスト 10 移籍金 4,500マニー 特技 好奇心全開ッ!!(パッションタイプの攻 小アップ) [部分編集] プロフィール アイドル名 [バレンタイン]赤城みりあ+ フリガナ あかぎみりあ 年齢 11 身長 140cm 体重 36kg B-W-H 75-55-78 誕生日 4月14日 星座 牡羊座 血液型 AB型 利き手 左 出身地 東京 趣味 おしゃべり CV 黒沢ともよ [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「この衣装もすっごくカワイイよねっ! これ、○○プロデューサーが選んでくれたの? すごーい! この衣装とってもカワイイよねっ! カワイイ衣装は大好きだよーっ! ありがと♪ ヒラヒラ~♪」 親愛度UPコメント 表示 「ちゃんとお仕事できたよ、○○プロデューサー! ほめて~♪」 親愛度MAXコメント 表示 「○○プロデューサー! これからも私と仲良くしてねっ☆ 約束だよっ♪守ってくれるなら、ヒミツのアレをあげようかな…!」 リーダーコメント 「はいっ! 私の番ですね」 あいさつ 「この衣装カワイイー☆」 あいさつ 「○○プロデューサーはお菓子好きですかぁ? 私は好きー♪」 あいさつ 「バレンタイン♪ バレンタイン♪」 あいさつ 「イベント楽しみだねー」 あいさつ 表示 「チョコは好きな人に渡すんだから、私は…うふふーっ!」 仕事終了時 「この衣装だと、ちょっと寒いかも! ○○プロデューサー!」 仕事終了時 「みんなどこにいるのかな?」 仕事終了時 「私はここだよー☆」 仕事終了時 「はい、チョコレートッ♪」 仕事終了時 表示 「○○プロデューサーのおかげで、私すっごい人気者だよ~♪」 [部分編集] セリフ集(バレンタインパーティー 裏スイーツロードボス) 裏スイーツロード10 セリフ 内容 開始前コメント 「あれ? おねえちゃんたちもチョコ配ってるの? 私と一緒だねっ☆ だからLIVEバトルしよっ」 バトルコメント 「勝負ー! 勝負ー!」 バトル後コメント 「あれ、負けちゃったの? おねえちゃんとっても強いんだね!」 裏スイーツロード20 セリフ 内容 開始前コメント 「おねーちゃんたちだっ! さっきの続きしよー! LIVEバトルしよーよっ!」 バトルコメント 「いくよーっ」 バトル後コメント 「えー、もう終わり? もっとバトルしたいよー」 裏スイーツロード30 セリフ 内容 開始前コメント 「あ、おねえちゃんたちみーつけた! じゃあ、いい? LIVEバトル開始ーっ☆」 バトルコメント 「楽しいねー」 バトル後コメント 「おねえちゃんたちと遊ぶと時間があっという間に過ぎちゃうよ」 裏スイーツロード40 セリフ 内容 開始前コメント 「待ってたよ♪ 早くあそぼー♪LIVEで盛り上がろうよぉーっ!」 バトルコメント 「わーい!!」 バトル後コメント 「うわぁー! 強いね! 私もおねえちゃんたちみたくなりたいなっ」 裏スイーツロード50 セリフ 内容 開始前コメント 「あのね、これでおねえちゃんたちと遊ぶのは最後なの…。だからぁ~、最後は私が勝つからね♪」 バトルコメント 「負けないよーっ」 バトル後コメント 「うひゃー! 負けちゃったぁ。でも、楽しかったよ。ありがとねっ」
https://w.atwiki.jp/hayate_tcg/pages/271.html
春-52 Sカード カードタイトル:三千院 ナギ ジョブ:お嬢様 バレンタイン iluus:しろ 使用タイミング 即時 「執事」と「メイド」があなたの場にある場合、あなたのデッキの上からカードを2枚まで裏向きでスタンバイゾーンに出す。ただしあなたの場にあるカードが5枚を超えるように出すことはできない。 なんで私がチョコなど作らねばならんのだ! 実質の2ドローです。 CカードやオープンできないBカードがこないように祈りましょう。 盤上の女王と相性ばっちり?と思いきや「執事」と「メイド」で場が埋まってしまうので、出すスペースがありません。
https://w.atwiki.jp/c-atelier/pages/2147.html
実際に読む(リンク) 概要 バレンタインinBarタカラギコ レシピ追加 無 登場キャラ 登場 でぃ タカラ フーン フーニー ホーン 元ネタ解説 14 「Exactly(その通りでございます)」 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第3部において敵キャラ:ダービー弟(AA)が「お前を倒さなきゃ先に進めないということか?」と問われて返したエレガントな返事より。 32 「これやるよ」 3~8頭身AAにおいて右を向いた手を表す「つ」の先に[まらん]を持たせたという全く新しいツマラネ煽り
https://w.atwiki.jp/seirei_san/pages/706.html
バレンタイン・ロキ シークレットレア 必要魔力 20 近距離 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 4692 6188 10880 8000 誕生日 4月1日 身長 さあね? 体重 ひ・み・つ! 3サイズ スキル トリックスターチョコ効果 戦闘不能となるダメージを受けたとき、敵全体を麻痺させる 親愛度 コメント 低 はい、ボクからの本命チョコだよ!いやぁ、そんなに喜ばれるとこっちも困っちゃうよ…だって嘘なんだもん♪ 中 バレンタインだから、マスターのために徹夜して作ったんだよ!だから、味わって食べてほしいな。そんな感動しないでよ…バカを騙して作らせたチョコなんだから♪ 高 本命チョコはマスターにだけ渡すって決めてるんだ。これは嘘じゃないよ…っていうのも嘘かもしれないけどね♪ 嫁 はい、お店で買って来たチョコだよ!もちろん義理チョコ!まぁ、どっちも嘘なんだけどね…うーん、こういうのってボクのガラじゃないよねぇ… 親愛度 セリフ 低 バレンタインかぁ…どんなイタズラしようかなぁ… 浮かれ気分のヤツらを騙しちゃえ♪ チョコの中に花火を…げ、見つかっちゃった! トリックスターってボクにピッタリな称号だよね! 中 マスター、バレンタインは楽しいかい!? その気になれば精霊界はすぐボクのものになるんだ♪ ボクのチョコで皆を幸せにするんだ!(笑) 騙すテクニック?うん、教えてあげる!はい騙された! 高 マスターのいない隙にチョコ作りの練習しないと… (あれ、なんで僕はチョコレートなんて作っているんだ?) 甘い匂いにボクも酔っちゃいそうだよ… 楽しんでいるみたいだねぇ。ま、ボクのおかげだよね♪ 嫁 マスター、一緒に精霊界を引っかき回そう! ボクは絶対にマスターを飽きさせないよ! 騙したいヤツがいたらボクに言ってよ! …受け取ってくれてありがと、マスター スキンシップ後 朝 激辛チョコを仕込んで…あ、おはようマスター! 夜 うーん、今日もいっぱいイタズラしちゃったなぁ♪ なでなで これがチョコのお礼だとしたら…うん、とっても嬉しいよ♪ その他 誕生日 あ、今日はボクの誕生日なんだよ!これは嘘じゃないから! 親愛度低台詞:バレンタインかぁ…どんなイタズラしようかなぁ…/浮かれ気分のヤツらを騙しちゃえ♪/チョコの中に花火を…げ、見つかっちゃった!/トリックスターってボクにピッタリな称号だよね! -- 名無しさん (2014-02-18 17 23 19) スキンシップ夜:うーん、今日もいっぱいイタズラしちゃったなぁ♪ -- 名無しさん (2014-03-08 15 40 55) なでなで:これがチョコのお礼だとしたら…うん、とっても嬉しいよ♪ -- 名無しさん (2014-03-08 15 41 55) 朝チュウ:激辛チョコを仕込んで…あ、おはようマスター! -- i (2014-12-23 07 09 55) 嫁コメント はい、お店で買って来たチョコだよ!もちろん義理チョコ!まぁ、どっちも嘘なんだけどね…うーん、こういうのってボクのガラじゃないよねぇ… -- i (2014-12-30 07 46 27) 嫁セリフ マスター、一緒に精霊界を引っかき回そう!/ボクは絶対にマスターを飽きさせないよ!/騙したいヤツがいたらボクに言ってよ!/…受け取ってくれてありがと、マスター -- i (2014-12-30 07 48 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/folclo/pages/179.html
バレンタインイベント 章 名前 Lv HP ルーン 編成 ドロップアイテム スキル スキル 第1章 ランタンゴースト 15 564 120 重飛 軽飛 力の断片Ⅰ(攻撃) フォルティアー 雷獣の怒り 重遠 汎遠 資源ボックス(小) - - 汎近 重近 リトルグリフォン 15 636 120 軽近 汎近 防御陣形(軽) 攻撃陣形(軽) 重飛 軽飛 - - 軽近 重近 ヒスウィッチ 15 607 120 重遠 汎遠 ダストシャイン グラヴィティブリス 汎飛 軽飛 - - 重近 汎近 第2章 リトルジャック 15 585 120 重遠 軽遠 鉄の原石 防御陣形(汎) 攻撃陣形(軽) 軽近 汎近 芳しいD級茶葉 - - 軽飛 重飛 ゴブリン 15 607 120 汎遠 軽遠 ウィークネス 防御陣形(軽) 重近 軽近 - - 汎遠 重遠 リトルグリフォン 15 636 120 軽飛 汎飛 エナペーション 攻撃陣形(飛) 軽飛 重飛 - - 軽近 軽近 第3章 シャドーウルフ 15 599 120 軽近 重近 力の断片Ⅰ(回復) 攻撃陣形(軽) 恵みの霧 汎近 汎近 資源ボックス(小) - - 軽近 軽近 リザードマン 15 577 120 軽遠 重遠 ウィークネス 防御陣形(汎) 汎近 汎近 - - 汎飛 汎飛 アローゴブリン 15 577 120 汎飛 汎飛 攻撃陣形(飛) 防御陣形(重) 重遠 重遠 - - 汎飛 軽飛 第4章 ランタンゴースト 16 577 120 汎遠 重遠 鉄の原石 エナペーション 攻撃陣形(遠) 汎遠 汎遠 D級カカオ - - 軽近 重近 リビングメイル 15 665 120 汎近 軽近 ウィークネス 雷鳴の門 汎近 軽近 - - 汎飛 重飛 ハルピュイア 16 621 120 汎近 重近 攻撃陣形(飛) 防御陣形(汎) 重飛 軽飛 - - 汎飛 汎飛 第5章 サカサスキー 17 640 120 汎飛 重飛 力の断片Ⅰ(補助) エナペーション 防御陣形(飛) 汎飛 軽飛 資源ボックス(小) - - 重近 軽近 スライム 17 640 120 重遠 汎遠 ウィークネス 防御陣形(遠) 重遠 重遠 - - 重遠 軽遠 ゲシモーク 17 685 120 軽遠 汎遠 エナペーション 攻撃陣形(近) 汎近 汎近 - - 汎近 重近 第6章 ポンプフロッグ 17 595 120 汎遠 汎遠 芳しいC級茶葉 エナペーション 攻撃陣形(軽) 軽遠 汎遠 C級カカオ - - 汎近 軽近 シャドーウルフ 17 618 120 軽飛 汎飛 攻撃陣形(近) 朱雀の舞 軽近 軽近 - - 重近 汎近 アローゴブリン 17 595 120 軽近 汎近 防御陣形(遠) 天の岩戸 汎遠 汎遠 - - 軽遠 汎遠 第7章 ハルピュイア 18 655 120 軽近 汎近 鉄の原石 ウィークネス 防御陣形(飛) 軽飛 重飛 資源ボックス(小) - - 重飛 軽飛 インプ 18 632 120 重遠 重遠 防御陣形(重) 攻撃陣形(遠) 汎遠 重遠 - - 汎近 重近 フンスキー 18 748 120 汎遠 重遠 エナペーション 防御陣形(汎) 軽飛 汎飛 - - 重近 汎近 第8章 ヒスウィッチ 18 655 120 重近 軽近 鉄の原石 防御陣形(重) ダストシャイン 重飛 重飛 芳しいB級茶葉 - - 汎遠 重遠 B級カカオ アロースケルトン 18 562 120 軽遠 重遠 ウィークネス 攻撃陣形(遠) 汎遠 汎遠 - - 重近 重近 リトルジャック 18 632 120 重遠 汎遠 攻撃陣形(近) 防御陣形(近) 軽近 汎近 - - 汎近 汎近