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東方projectバトルロワイアル 1 :創る名無しに見る名無し:2010/08/06(金) 11 30 09 ID Ku6AzJE3 これは同人ゲーム東方projectのキャラによる、バトルロワイアルパロディのリレーSS企画です。 企画上残酷な表現や死亡話、強烈な弾幕シーンが含まれる可能性があります。 小さなお子様や、鬱、弾幕アレルギーの方はアレしてください。 なお、この企画は上海アリス幻楽団様とは何の関係もございませんのであしからず。 ■現行スレ 東方projectバトルロワイアル 符の無無 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281061809/ ■まとめWiki(過去SS、ルール、資料等) http //www28.atwiki.jp/touhourowa/pages/1.html ■新したらば掲示板(予約、規制対策、議論等) http //jbbs.livedoor.jp/otaku/13284/ ■旧したらば掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/otaku/12456/ ■過去スレ 東方projectバトルロワイアル 符の陸 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1263709667/ 東方projectバトルロワイアル 符の伍 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1253970854/ 東方projectバトルロワイアル 符の四 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1248691156/ 東方projectバトルロワイアル 符の参 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1244969218/ 東方projectバトルロワイアル 符の弐 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1239472657/ 東方projectバトルロワイアル 符の壱 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1235470075/ 東方projectバトルロワイアル http //jbbs.livedoor.jp/otaku/9437/storage/1224569366.html ページ最上部へ
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えーっと、まず何から話そうか。 ちょっと前に飛んでった、顔にタトゥーした男いたでしょ? 名前はテレンス・T・ダービーって言うんだけどさ。 もう死んだから言ってしまうけど、彼は荒木――いや、便宜上主催者と呼ばせてもらおうか。 そう、主催者。元々テレンスは主催者の下にいたんだ。 まあ、主催者は地下にいたわけで、テレンスは本当は上にいたんだけど、それは言葉の綾って奴さ。気にしない。 アジトは複数あるんだけど、放送を行えるのはテレンスのいたダービーズアイランドだけ。 侵入手段は限られてても、念のため護衛は必要だったってことだろう。 んで、ギャンブルと言う形で島の番人を任されてたんだけど、普通やってられないよね? だって、君は主催者を見てどう思った? 直視していられないほど凄まじい怖気を感じなかったかい? そもそも殺し合いを仕切ってる人が、マトモな感覚してるって考えないだろう? そんなのが目と鼻の先にいるんだもの、参加者と呑気に賭けごとなんかしてらんないよ。 じゃあ、何故テレンスはその場に居続けられていたんだろうか。 脅された、っていうのは確かにあると思う。 でもね、主催者の言葉と彼のスタンド能力を考えるとちょっと難しいな、って。 ああ、知ってるんだっけ。スタンド、って言葉だけは聞いたことがあるんじゃあないかな。 長々と説明するわけにはいかないから、人それぞれの固有の能力だと思っておけばいい。 テレンスのスタンドは『他人の心を読める』んだ。 直接質問すれば、YESかNOかで答えられる形なら相手は絶対に嘘をつくことが出来ない……分かるかい? ジョルノが主催者を引きずりだした時、いや、それ以前もあるかもしれないけど、主催者はテレンスと対面している。 姿を現した以上、テレンスは『主催者は自分を殺す気があるか』を知ることが出来た。 現実問題、能力を行使したかは知らないよ? でも、このことから主催者は能力を行使されるのを厭わなかったと分かる。 元々、ビビって勝負が成り立たなくなるのを恐れて、主催者はテレンスを側に置いたと言ったんだ。 おかしいよね、絶対おかしい。だったらビビらせないよう能力を使う隙を与えてはいけないはずだよ。 将来的に始末しようとしてるとしたら、姿を見せた時点で悟られうる。悟られたら勝負どころじゃあない。 仮に主催者がテレンスを守る気ゼロとして、テレンスが一度能力を使ってしまえば、良心で言った言葉にさえも懐疑的になってしまうだろう? これはつまり、主催者自身はテレンスをこれっぽっちも殺す気はなかったってことじゃないかな? 根拠はまだあるんだ。これもジョルノが主催者を引きずりだした時の話なんだけど。 露伴が「殺し合いを促進しない彼をなぜ必要とする」と聞いたら、主催者は「教える必要はない」って言ったんだ。 テレンスの生死に興味がないのなら「別に? ただ楽しそうだったから」とでも返せばいいのに、ね。 負け惜しみみたいになるけど、それが事実ならそう答えてしまえばいい。 つまりはさ、否定してないんだよ。教えるに値する理由があったともとれる。凄く怪しいよね。 殺す気はないどころか、テレンスを必要としているフシさえある。 ……ん? 『主催者はテレンスが参加者になるのを拒まなかった』って? まあ、それは僕も不思議に思ったんだけど。 これは推測になるけど、テレンスは『殺し合いが円滑に進行しなかった時』にこそ必要だったんじゃあないのかな。 タイミング的に、エシディシがスタンドを手に入れたあたりだったから、その時点でどうでもよくなったんだと思う。 正直あの一件で、パワーバランスが主催者にとって有利な方向へ、一気に崩れたと言っても過言ではなかったからね。 殺し合いが円滑に進行しなかった時にこそテレンスが必要だった――なぜこんな推測をしたか、についてはもう少し後で。 ★ 「はい、ストップ」 フーゴもリゾットも、研究所の庭を出ていた。いや、『出された』と言う方が適切か。 瞬間移動だろうと超スピードだろうと、この現象、チャチなものでは断じてないのは確かだ。 瞬きは意識せずとも出来ている。血流も多分問題ない。 それ以外は全てが止まっている。止められている。 「なッ……」 「僕の登場に、いろいろ言いたいとは思うんだけどさ」 舌さえ、躍動しなくなる。 情けない悲鳴を上げたり、命乞いをしたりはしないだろうが、それさえも『奴』にとっては不都合なのだろう。 リゾットもフーゴも隙だらけ。まるで、蛇に呑まれるのを待つ蛙のよう。 そうまでして、『奴』は何をしにきた。 介入? 制裁? 処罰? 「したいようにすればいい」 否、アドバイス。 「あの時ああしてなければ、アレをやれてたら……『もしも』は仮定の話、現実は何も変わらない」 後悔を無くせ、と言うのか。 影のように付いて回るものを、引き離せと言うのか。 馬鹿な、後悔は後に悔いるからこそだ。未来を、因果を操れとでも。 現実に反映させるだけの能力があれば、どれほど楽か。 「最善を尽くすことが大事なのさ」 誰にとってもそうだろう。 手に入る程度のものしか望まないとしても、無理がないなら飛びつく。 だがその無理を、限界をどこで決める? どこでどう折り合いをつければいいのか。 基準も目安もありゃしない。 自分の意志で行動すること能わない状況が、人生において存在することを考えれば。 「僕にとっては、その『最善』が目当てで、他はどうでもいい。……お、あったあった」 首さえ固定されている。リゾットのデイパックから抜かれたものが何であるか、二人は確認できない。 だが、どうでもよかった。 命さえ奪われなければ、出来ないことなどあるものか。 「本当にそれだけさ。禁止エリアから出してあげたのは。 君たちが殺し合いたければそれでもいいけど、最中で『コレ』が失われることだけは絶対に避けたかっただけ」 『奴』の忠告が意味するところは分からない。 だが、『奴』がここからいなくなれば、『したいようにする他ない』。 頭を冷やすだけの時間は、起こったことをありのまま受け入れられるだけの時間は手にいれた。 立ち位置が違うだけ。条件は同じ。胸に秘めたる思いは同じ。 側立つコイツを、討たねばならない。 「じゃあね」 煙のように消えた介入者。 残された二人、拘束解かれ。 「『メタリカ』ッ!」 「『パープル・ヘイズ』!」 同刻、堂々、宣戦布告。 死闘、開幕。 ★ 『パープル・ヘイズ』のヴィジョンの射程距離は5メートルが限度。 対し、『メタリカ』の能力射程がそれを上回る事はフーゴにも察せた。 更にリゾットは投擲武器を半永久的に生み出せることもあって、フーゴは距離を詰める必要があった。 リゾットはそれに反し、距離を極力開けたがる。追うフーゴ、逃げるリゾットの構図。 雨あられと、出し惜しまず、メスを飛ばすリゾット。隊を成して特攻する刃がフーゴに襲いかかる。 フーゴが対処に追われる間、リゾットは徐々に後ずさる。 『パープル・ヘイズ』が具有する剛腕で弾き、いなすも、攻勢に転じることのできないフーゴは舌を打つ。 しかし、スタンドは手いっぱいだが、フーゴはリゾットと違い手が開いている。 マグナムを構え、何のことはなく引き金を引く。 螺旋をその身に宿した弾丸は――出ない。 撃鉄が叩くべき銃弾は弾倉に存在しなかった。リロードをしていないという凡ミス。 スタンドとメスの絶え間ない攻防、リゾットの必死の抵抗の中、再装填しようものなら集中が途切れてしまう。 だが、相応の隙は作り出せる。 『パープル・ヘイズ』の両の拳から、ピンポン玉程度の球体が射出される。 その勢いのまま豆鉄砲程度の速度でリゾットの足下へ飛来、ポトンと不時着し、ひび割れた。 「くっ」 『パープル・ヘイズ』の能力は、殺人ウイルス。 ひとたび感染すれば、内側から腐敗していき、三十秒以内で死に至る。 ウイルスは当然目視できないものの、発生源は拳に備えられたカプセルに限定される。 加えて、ウイルスは室内ライト程度の光でも数十秒で殺菌されるという弱点もある。 日の出はまだまだ先だから、夜は『パープル・ヘイズ』の時間。 時間稼ぎどころか決まり手となりそうなものだが、しかし、フーゴの顔は晴れなかった。 「無駄だ」 外界に解き放たれたウイルスが、光の洗礼を受ける。 対吸血鬼用、対柱の男用の秘密兵器、スピードワゴン財団の英知を結集させた紫外線照射装置がリゾットにはあった。 強力な蛍光装置を前に、『パープル・ヘイズ』のウイルスは、あまりに無力。 細心の注意を払ってウイルスに光を当て続けなければならないのは問題だが、右腕に携行する懐中電灯も選択肢に入れれば、汚染の心配はまるでない。 しかしそれはあくまで、コンディションを考慮に入れていなければの話。 「ちっ……」 「這いつくばるでしょうねぇ。そんな馬鹿デカいもんしょいこんで、疲労もたまってるのに、機敏に動けるはずないですもの」 フーゴはその隙に、マグナムのリロードを終えた。 膝をついたリゾットに銃口を向け、今度こそ鉛玉が放たれる。 刃物によってはじかれ、頬をかすめる程度で済んだものの、側に位置する紫外線照射装置のライトが撃ち抜かれた。 柱の男さえ超越した究極生物との激闘を経て、消耗がないはずがない。 加えて、アドバンテージであるはずの照射装置が、文字通りの荷物となってのしかかる。 身体能力がスタンドで強化されることもなく、あらゆる運動がリゾットにとっての負担。 ステルス迷彩を使わないのも、スタンドの連続稼働による疲労に配慮してのこと。 「……疲れているのは、僕も同じですけど」 フーゴが自嘲するのも、余裕がある証だ。 リゾットはバックパックに代表される発光体を手放せない以上、動きに制約が出来るが、フーゴにはそれがない。 二人の間にウイルスの詰まっていたカプセルを挟んでいるので、すぐには近づけないが。 「いつまでそうしてるんです? ま、僕にとっちゃありがたいですけどね」 「いや、もう『出来あがった』」 言うが早いか、フーゴの左こめかみを貫く無数の針。 「づぅっ!」 フーゴは、ここで痛みに悶える隙も、滴る血を拭う隙も見せるわけにはいかないだろう。 だが、一瞬を見逃さないのがリゾットが暗殺チーム足る所以。 リゾットは重しとなっていた紫外線照射装置を脱ぎ捨て、フーゴとの幅を狭めようとする。 近付かれては、主兵装であるウイルスを放つことが出来ない。 「これしきの……これしきの事で!」 だが、フーゴに残された手数は未だ多い。 マガジンにある残弾は五発。それだけあれば分の悪い賭けでもない。 殺意と決断が試される時と、フーゴは受け取った。 敵が近付くのなら、むしろチャンス。ただ、撃ち貫くのみ。 「ぐっ」 追い打ちとばかりに、カミソリがフーゴの額を内側から引き裂きにかかる。 しかしリゾットの限界が近いのか、刃の挙動は身を絶つには弱弱しい前後運動。 フーゴの目の前に鮮血溢れるも、戦意の炎は絶えることなく。 駄目押しとばかりに、黒光りする刃物がフーゴに迫る。 「たかがこの程度でさあ! くたばるわけにゃいかねえだろ―――が!」 スタンドの操縦が煩雑になっても、フーゴは全神経をトリガーに注ぐ。 一射目――あらぬ方向へ弾が飛んでいく。フーゴの脛をメスがかすめ、集中が削がれたのだ。 自戒を込めた二射目――リゾットのフードに傷をつけただけ。足の甲に凶刃突き刺さっても見向きもしない。 手を尽くしたとはいえ、リゾットは、いささか功を焦りすぎたかもしれない。 メスの軍勢は、虚しいことに、パワータイプのスタンドの前ではカトンボだ。 距離を置くためだけの布石にはなっても、致命傷は与えられまい。 頼みの綱の内部生成も、その効力が弱まっている。 要領を掴んだところで三射目――腿部に風穴を空けようかというところでメスに阻まれる。 今度こそはと四射目――リゾットの脇腹をかすめる。 リゾットがぐらつき、メスの生成が一拍遅れる。 フーゴがふらつき、マグナムの照準がぶれかける。 もはや両者に、攻めと守り両方の拮抗状態を続けられるほどの気力、精神力は残されていなかった。 「うっ!」 隙を狙い澄ましたかのように五射目、リゾットの肩を撃ち抜く凶弾。 ぐらりと崩れ、片膝立ちになるが、踏みとどまる。それがいけなかった。 「掴め! 『パープル・ヘイズ』!」 『パープル・ヘイズ』の射程距離は5メートルと、他のパワー型スタンドより若干広い。 それを意識していなかったか、はたまた憔悴していたからか、リゾットは目算を誤った。 背後に飛び退く体力は残っていなかったかもしれない。しかし結果がこれでは功を焦ったと断定せざるをえまい。 幅五メートル――ギリギリではあったが、『パープル・ヘイズ』がリゾットの喉を捉える。 「さて……僕の踏み台として、最後に言い残すことあります? 一応共闘した好みです、聞いてあげますよ」 フーゴは首根っこを掴んだリゾットに対し、悠然と接する。 スタンドパワーの減退があっても、どうせこのまま頸椎をへし折るか、弾を込めて引き金を引けば終いだ。 あるいは胴体をストレートで貫くという残酷趣味でもいいかもしれない。 「『出来あがった』のはお前じゃあない」 フーゴは、リゾットの遺言となるだろう言葉を負け惜しみか何かだと思ったのか、本意を聞き返さずにいた。 ふと、足下が気になって、視線を下方に向ける。 リゾットの指が一本、ない。 「俺の、方だ」 途端、フーゴの頬が泡立つ。 ★ リゾットは、最初に膝をついたとき――『出来あがった』という宣言直前にカプセルに触れ、感染していた。 不完全な光ならウイルスの消滅が遅れる。リゾットは意図的に弾丸をライトに向け弾いたのだ。 感染直後、カプセルに触れた親指を、あらかじめ体内に仕込んだ刃物で切り離す。 その親指から『本命の』メスを生成。血液と共に鉄粉を付着させ、フーゴに傷をつけた。見える形で向かわせたメスはブラフ。 こめかみに針を発生させたのも、カミソリで頭を突き破ったのも、流れ落ちる血液で視界を狭め、作戦の確実性を高めるため。 懐中電灯の光では、『数十秒当てていなければ』完全な殺菌は果たせない。それが好都合だった。 ある程度は殺菌していたので、通常時ほど爆発的なスピードで増殖することはない。 右腕を切断するには至らずに済んだ。 「クソオオオオオオオオオオオ! 『パープル・ヘイズ』ゥ! このウイルスを何とかしろよおおおおお!」 リゾットを手放してまで、自らのスタンドに懇願するフーゴ。 神ならぬ身、出来るはずもないのに。 自身の凶暴な精神を、破壊の究極系を体現したスタンドに、治すことなど出来まいて。 「特性は本体であるお前自身が一番知っているはずだ。 確か……発病者は体内の代謝機能を侵害され、腐るように死んでいくんだったか? 本体でさえも防げない」 懐中電灯の光を振り撒きながらリゾットは、助かる道はないと暗に言う。 光による殺菌作用を持ってしても、体内で増殖してしまえば喰いとめることは出来ない。 病原菌が、抗体の無い肉体を蹂躙する。為す術ないワンサイド・ゲーム。 抗体を生み出せそうな、あるいは持っていると言って良いジョルノも、フーゴ本人が手を下した。 「死にたくはないだろうな。生き残りたいのは誰だって同じだ」 「違う! 僕自身の意志で生きるために、全て僕が決めたことだ! 砂漠の中、僅かな雨で渇きを凌ぐみたいに、単純に生き永らえたいわけじゃない! 僕が僕であるためだ! 誰にも文句は言わせないッ!」 フーゴはリゾットに這い寄ろうとするも、引きずる腕がボロボロと崩れていく。 死なばもろともと、巻き込もうとしているのだろうが、リゾットがそれ以上のスピードで動くのもあり距離は一向に縮まらない。 紫外線照射装置の光を浴びながら溶けていくその姿は、波紋戦士によって浄化されてきたゾンビに酷似している。 「じゃあ、もうあがくのはやめろ」 リゾットが、死にゆく家畜を見つめるような瞳を向けて、フーゴに言い放つ。 「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ。理由が何であれ、人を殺せばいつ撃たれたって文句は言えない」 ギャングは『ブッ殺す』と心の中で思ったのなら、そこで行動が完結する人種だ。 口先だけで済ます者は殺すことが出来ないのではなく、正確に言うなら、その後に責任が取れないだけ。 撃った者が撃たれて後悔や懺悔をするのなら、最初から殺人の重責に耐えられなかっただけの話。 ギャングだろうと、兵士だろうと、命を奪う立場は耐えねばならない。 「何かに縛られることなく人を殺すなんて、出来やしない。仮に化け物だろうとな」 リゾットのいとこの子供は、酔っ払い運転の事故で死亡した。 明らかに過失であるにもかかわらず、その殺人犯を法はろくに咎めず、復讐心に駆られたリゾットは直々に裁くことになる。 暗殺に移ったのは4年の歳月を経てからだが、法の裁きに反したのだ、社会に反する覚悟は最初からしていた。 殺しは、明確に社会を敵に回す行為だ。法であれ、私怨であれ、迫りくる報復の鎖から逃れる術はない。 「ギャングなら、内外問わず恨みやしがらみを抱えてきただろう。その他人が発した領域を無視することは出来ない。 無視するのは、ただの現実逃避だ。現実逃避から成り立つ自分らしさなんか、欺瞞でしかない」 殺しは、いつだって手段でなくてはならない。 自分を消し過ぎて道具となれば自らの命も軽んずることになる。チームも成り立たない。 だからこそ危険と犠牲が付きものの仕事に伴わない収入で扱われたことに、便利な道具扱いしたボスに、反感を持った。 フーゴの殺人は、理由を必要としなくなった時点で目的となっていた。 存在意義を求めた果てに、引き金の重みを感じることすらできなくなる。 殺すために殺す、殺人のための殺人。それでは化け物以下、ただの兵器だ。 自分の意志で何か決めたつもりになって、自分に都合のいい美辞麗句を並べたてた結果、末路。 「俺はそうなりたくない。だから他人の遺志に反しようが反しまいが背負ってまで選ぶ。選ぶため――自己満足のためではなくな」 フーゴの瞳は、ただただどす黒く濁る。その黒の中に輝きはない。 意志を放棄したフーゴはその身と同じく、ゴミ以下に堕ちぶれるだけだ。 フーゴの殺意には、未来に繋がる要素はない。 最初から最後まで、徹頭徹尾、彼は一人ぼっちだった。誰かに影響されるだけの存在として。 「仇だとか裁きだとか、大層な事は言わん。それはブチャラティが選ぶべきだったことだ。選んだことだ。 とどめは刺さない。だから、お前自身の能力で死ね」 元よりリゾットは、それ以外の選択肢はないと見ていた。 『メタリカ』で体内に刃物を生成し、致命傷を与えるまでには時間がかかる。 疲労を抱えたなかで持久戦を展開するのは不利ゆえ『パープル・ヘイズ』のウイルスを利用せざるを得なかった。 フーゴは平時、『パープル・ヘイズ』をかなり追いつめられるまで発現することはない。 激戦を繰り返す中で、次第に彼は警戒していたはずのウイルスの危険性を省みなくなっていた。殺人を目的としだしたから。 能力ゆえに死ぬ――自業自得とはいえない。一歩間違えれば、誰でもフーゴのようになる。 暗殺で生きていくしかないリゾットは、特に。 「ふあ……あ……」 「アリーヴェ・デルチ(さよならだ)」 リゾット・ネェロは、自らが歩むべき道を選ぶ。その意志を放棄することはない。 他者の意志には、敬意を払うに留めるだけだ。 腐臭をまき散らしながら散り散りになっていくフーゴに背を向けたリゾットは、振り向かない。 【パンナコッタ・フーゴ 死亡】 【残り 10(11)人】 ★ 「俺たちは『生きるしか』ない、そう言ったな、ブチャラティ」 忌み嫌っていた首領の名を、遺した言葉と共に呟く。 先までブチャラティの意志を尊重するかのような決着法を取ったのに。 なのに今は、不愉快だと言いたげに。舌打ちまでして。 そして、不完全な拳を民家の壁面に打ちつけた。 かつての宿敵への、憂さ晴らしとして。 「ほざくな。生きることを諦めた奴にそんな台詞を吐く資格はない」 暗殺を生業としてきた者が命の価値を語るとは何たる皮肉か。 だが、皮肉と嗤われようがリゾットは激情に身を任せていた。 手はあったかもしれない。 『メタリカ』で無理だったとしても『スティッキィ・フィンガース』なら悪鬼の臓物をも切り離せたかもしれない。 その後ジョルノが埋め合わせれば、助かる命だったかもしれない。 ブチャラティは別れの言葉を告げる前に、リゾットらが目の前の消し去られそうな光を保とうとしないとでも思ったのか。 何を言おうが全ては過去。 「お前たちと敵対していたのも、ボスに繋がる手掛かりが得られる可能性があったからこそだ。あそこでお前を殺したところで」 それは、詭弁だ。 理屈では、そうだろう。ただの八つ当たりだっただろう。 だが、仇はどうなる? 「一旦でも捨てなければ前に進めないと決意したッ! 今更、鈍りはしない!」 リゾットはしがらみにケリをつけた。フーゴはしがらみに決着をつけることが出来ずに、意志を捨てた。 フーゴの選択は決して褒められたものではないが、かと言って私情に決着をつけるのも、簡単な事ではない。 リゾットが己の都合を――たとえ一時でも――捨てるのにどれほどの時を要した。 だから、リゾットはブチャラティの言葉に怒りを覚えこそすれ、侮蔑の言葉を浴びせることはなかった。 ブチャラティとて、縛られたのだ。 「生きるしかないというのならなおさら、繋いだ命を生きることだけに使うわけにはいかない。だからブチャラティ」 フーゴのように、目的しか果たせない道具となるのは御免こうむる。 暗殺を高尚な手段として捉えるべきではない。だから、地位や権限で認めてもらいたかった。 生きるしかないというのは前提だ。言われるまでもない。 生きているだけで幸せという捉え方もあるだろうが、生きているだけでチームの報酬は確約されたか。 されないから、奪い取るしかなかった。 「言われるまでもなく、お前の息の根は止めてやる」 諦めたブチャラティに、これ以上の生き恥を晒させるわけにはいかない。 その身が変わり果てていたとしても、全力を持って相手する。 順序が変わっただけのこと。 「そのために戦力がいる。どうしてもな」 生きるのは、いつだって前提だ。 それを目的としだしたら、何をして生きればいいというのか。そのために全てを許せというのか。 殺し合いの肯定に等しい結論を、リゾットが認めることはない。 暗殺チームのリーダーという立場上、殺しを目的としてはならないと誓っているがために。 脱出がハナから無理だというなら、優勝だってハナから無理なのかもしれない。 それこそ荒木の目的が娯楽によるものだとしたら、優勝者だって無事では済まないかもしれない。 知れぬこと、知りえないこと。全ては仮説。全てはあるか知れない未来。不確定要素を挙げればキリがない。 だが可能性など、どれほど正確にしたところでただの数字だ。口であれこれ言う前に行動に移してしまえ。 今まで『ブッ殺してきた』ように。 決意新たに北上するリゾットは―― 「なんだ……? あの光は!?」 ――前方に、熱さえ感じそうなほどの輝きを見た。 荒んだ心を癒すには眩し過ぎる。 真夜中の光は人を落ち着かせるはずなのに、リゾットにとってその光は、無気味でならなかった。 天へ向かって伸びる柱は、夜中の夜明け。あってはならない歪みと物語る。 ★ ナチス研究所に来てみたものの、こうまで火の手が広がっているとなると中へは入れそうもない。 スタンドで内部を探ってみたは良いが、誰かがいる気配はない。 建物は火事で使い物にならない。 おまけに、ここ一帯がじきに禁止エリアになる。 僕が気が付かないうちに、どこかへ逃げて行ったと見るべきか。 横たわる死体にちらと目をやり、そんなことを考える。 助かる命があるかもしれない、とギリギリまで必死こいてみたかった。 けれども今の僕では、それこそ死体のように冷淡な感情しか浮かばない。 もう、この判断が正しいと自分に言い聞かせはしない。 アナスイと乱入者との戦いの最中に割って入るだけの度胸だってなかった。 後悔していないと言えば嘘になる。それでも、あの時のアナスイからは尋常じゃあない殺意を感じた。 ――臆したんだろう。僕は。 一陣吹いた風が、炎の勢いをより一層強める。 傍らの子の死を悼む気持ちがないわけではないけれど……やっぱり、ここでじっとしているのは危険だ。 アナスイが追ってくる可能性がある中、チンタラしているわけにもいかない。 「『法皇の緑』」 蔦の様に自分のスタンドを引き延ばし、壁面によじ登る。 頂点に達し、飛び降りようとしたところで―― 「なんだ、あれ……?」 ――後方で目にした夜を灼く眩しい光は、何人をも裁く天の雷のようにも思えた。 ★ 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ
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参戦資格は一作品でも小説が発行されている作品であると言う事 小説・ライトノベルは無条件で参戦資格が与えられ そして漫画も公式の小説作品が存在していれば参戦資格が有る(例、ドラえもん→大長編 のび太と鉄人兵団が小説化しているので参戦資格有り、だが別の作者の作品の魔人探偵脳噛ネウロは 小説化していて参戦資格有りだが、同じ作者の漫画、暗殺教室は小説化してないので×と言った感じ) 舞台はそれぞれの世界が半端な形で無理に融合させられた仮想空間 東京の街やキノの旅のコロシアムなどが無秩序に並ぶ、食料や物資などは存在するが数に限りがある 参加者には開始時にそれぞれ2つランダムで道具が与えられる 道具の内容は何気ない日常品やそれぞれの世界の道具やアイテム ドラえもんのひみつ道具など様々な物がランダムで支給される。 ただし、ドラえもんは4次元ポケット、未来日記所有者は元の自分の未来日記を 初期装備しているのでその分スペースが圧迫されるメリット、デメリットがある。 そして、このバトロワの最大の特徴として別の作品同士のキャラが争い 相手を脱落させた場合でも、キャラは死んだ事にならず一時的な存在の消滅と言う状態になる事 これはこのバトロワの主催者の存在が関与しており、存在が消えたキャラの魂は 基本バトロワ終了時に開放されるが、強い念を持つキャラは一定時間でその場に再生する。 ただし、同じ作品同士のキャラが殺しあった場合、その時は完全に消滅してしまう それて一定時間毎に主催者は参加者の偽者の存在を作り出して送り込み内部分裂を誘発させる。
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その血の運命 ◆wYOF3ar91U 二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。一人は泥を見た。一人は星を見た。(フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』) 『ジョジョ、おまえがいなかったらこのディオに仮面の力は手に入らなかっただろう……しかしおまえがいたからいまだ世界は、おれのものになっていない! 神がいるとして運命を操作しているとしたら! おれたちほど、よく計算された関係はあるまいッ! おれたちはこの世において、ふたりでひとり!』 石仮面を巡るその血の運命(さだめ)に選ばれた二人。 『こ、これが……これがぼくの、生命(いのち)……生命(いのち)最後の波紋だ。……弱くって、あの屍生人(ゾンビ)を完全に、破壊できないが……これで、充分だ……』 運命に導かれるまま二人は戦う。 『逃げるんだ……エリナ……。この船を、ば……爆発させる……』 そして運命は沈み行く船に二人を誘う。 『泣いてくれてもいい……でも君は…………生き……なくては……ならない……!』 沈み行く船の中で重なる運命。 『ディオ……君のいうように、ぼくらはやはりふたりでひとりだったのかもしれないな。奇妙な友情すら感じるよ……。 そして今、ふたりの運命は完全にひとつになった……。そして……船の爆発で消える……』 そして―――― 『はなせ……ジョジョォォ……離すんだ。考えなおせ、ジョジョ。おまえにも永遠をやろうではないか! その傷もなおす……エリナと永遠を生きれるぞ……ジョジョ! ジョジョ……!? …………こ……こいつ……! 死んでいる……!』 一八八九年 二月七日 ジョナサン・ジョースター死亡 ジョナサン・ジョースターの人生は忘却の彼方に消えさった―――― ――――はずだった。 運命はジョナサン・ジョースターを再び弄ぶ。 「――――ここは……どこなんだ?」 アスファルトに固められた道路。 瓦屋根の民家。 目前に広がるのは、十九世紀のイギリスに育った者にとっては、 まるで未知の文化様式に満たされた町並みだった。 しかし今のジョナサンを困惑させているのは、未知の町並みではなかった。 「喉の怪我も治っている…………ぼくは船でディオと死んでいくはずだった……」 ジョナサンは自分の記憶を手繰る。 宿敵である吸血鬼・ディオと決着を着けたジョナサンは、エリナ・ペンドルトンと結婚。 客船で新婚旅行に向かっていた。 しかしその洋上で、倒したはずのディオに襲撃される。 ディオに喉を貫かれ致命傷を受けたジョナサンは、その最後の力を振り絞って船を爆破。 エリナを脱出させたジョナサンは、ディオと運命を共にする。 しかし次の瞬間にはキュゥべぇからバトルロワイアルの開始を告げられた。 そして今また、見覚えの無い場所に送られている。 催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなものでは断じてない。 瞬間移動。波紋使いにも、おそらくは吸血鬼にも不可能な業。 更にはジョナサンの怪我も治っている。 何重の意味にも信じ難い現実に、ジョナサンにはここが死後の世界かとすら思える。 (…………ちがう! ぼくの呼吸は、確かにぼくの肉体で波紋を作り上げている。ぼくの肉体には、確かに生命が息づいている!!) ジョナサンは波紋の呼吸法を行う。 師匠ウィル・A・ツェペリより教わった波紋法とは、呼吸によって血液中に波紋を起こし作り出す技術。 波紋とは生命のエネルギーそのもの。 如何なる形であれ、死者に可能な物ではない。 自ら波紋を作り出せることこそ、ジョナサンが未だ生者である証拠であった。 (ぼくはまだ生きている……それならば、状況はどうであれエリナの元に帰らなければならない!) 船で生き別れる形になった妻エリナ。 エリナは今頃どれほど心を痛めているだろうか。 命が助かった以上、ジョナサンは夫として一刻も早くエリナの元に帰らなければならない。 生きてエリナと再会する。ジョナサンの目的は決まった。 ジョナサンはバトルロワイアルのルールを思い返し、生還方法を考察する。 考古学者でもあるジョナサンは、明晰な頭脳を持っている。 しかしこの場合は考察を必要としない。 何しろルールの方が明晰なのだ。 バトルロワイアルからの生還方法とは即ち、最後の一人となること―――― (――――悲鳴!?) ジョナサンの思考を遮るように叫び声が聞こえる。 それも幼い少女の物。 ジョナサンは紳士を生き方の模範としている。 いかなる状況であっても少女の危機を聞き捨てることはできない。 ここはバトルロワイアル。そこにどんな危険が待つかは分からない。 それを承知の上で叫び声の聞こえてきた方向へジョナサンは走り出す。 血の運命は再びジョナサンを戦いへ誘う。 * アスファルトに固められた道路。 瓦屋根の民家。 目前に広がるのは、現代日本に育った者にとっては、 ほとんどが見覚えのあるような町並みだった。 しかし今の源静香は、その片隅で為す術も無く恐怖に震えている。 文字通り恐怖で立っていることも叶わず、その場にへたり込んでいた。 その静香に影が覆い被さる。 筋肉隆々たる男が見下ろすように、座り込む静香の眼前に立つ。 顔を覆う異様な兜を被ったその男と静香が出会ったのは、バトルロワイアルが始まってすぐの頃だった。 その異様な風体と剣呑な気配に恐怖を覚えた静香は、悲鳴を上げながら男から逃げ出した。 しかしそれは叶わない。 静香がどれほど逃げ隠れしても、男は静香の気配その物を察知しているかのように追いかけてきて、 異常な身体能力で追い立ててくる。 そしてついに路地の突き当たり、袋小路の所まで追い詰められる。 「フフッ……おまえみたいなガキ一人、おれが逃がす訳無いだろ」 静香を見下ろす男は、そこに有る傷を誇示するように胸を張る。 北斗七星のごとく並ぶ、七つの傷。 そして男はある問いを口にした。 静香を追い立てている間、ずっと口にしていた問いを。 「おいおまえ~……おれの名をいってみろ」 「……し、知りません……」 「なぁに~!?」 途端に怒気を剥き出しにした男は、静香の髪をを無造作に掴む。 「北斗神拳唯一の伝承者のケンシロウさまを知らないってのか~!!」 「きゃあっ!!」 男・ケンシロウは片手でまるで木っ端を払うように、静香を道路に投げ飛ばす。 それだけで静香の身体は五メートルほど転がった。 アスファルトに全身を打たれた痛みで呻く静香。 その静香の頭がケンシロウに踏み付けられる。 殺される。 小学生の静香にも逃れられない死の予感に満たされた。 ケンシロウの異常な能力と、そして容赦の無さは、 それほど圧倒的な物として、静香に圧し掛かる。 「おいガキ……死にたくなければ、おれの言うことをよく聞くんだ」 静香を踏み付けながら、ケンシロウは言い放つ。 「バトルロワイアルを生き残りたければ、この北斗神拳伝承者のケンシロウの下に集まれと伝えて回れ。 もしおまえが、そうだな……十人を集めることができたら、殺さないでおいてやる」 ケンシロウは勝ち誇ったように、静香に命令を下す。 それは絶対的な強者が命を盾に取った、弱者には決して抗うことができぬ命令。 命令を下された静香は徐に返答した。 「…………そ、そんな約束はできません……」 それを命令ではなく約束と言い、静香は消え入りそうな声で、 しかしはっきりと断った。 もしケンシロウの下に人を集めれば、それだけ犠牲が増えるだろう。 静香はそれを良しとはしなかった。 例え自分の命が盾に取られていても。 「きさま~、このケンシロウに逆らって命があると思っているのか~!!」 静香を踏み付けていたケンシロウの足に更なる力が篭る。 重圧が静香の頭を襲った。 苦悶が静香の口から漏れる。 「フハハハハ!! ケンシロウさまに逆らった、自分の愚かさを恨むんだな~!!」 「『愚かさ』ではないッ! 『勇気』だ!!」 突如、静香の頭から足を離し、ケンシロウが飛び退く。 そこに入れ違いになる形で、男が飛び降りてくる。 ケンシロウより更に長身の男。 端正な顔に強く、それでいて優しげな眼光をたたえている。 男はその眼光でケンシロウを睨んでいたが、不意に振り返り静香を抱き抱えた。 「君、大丈夫か!?」 自分を抱き抱える男の腕から、不思議な暖かさが伝わってきて、 静香は奇妙な安心感を覚える。 それと同時に張り詰めていた静香の意識は失われた。 「眠ったか……怪我自体は深いものでは無いし、波紋で応急措置をしたから大事は無いだろう」 「きさま~、誰の邪魔をしたのか分かってるのか~?」 男は静香を道路に降ろすと、いきり立つケンシロウに向き直った。 ケンシロウは隆々たる筋肉から熱気のような物すら発し、怒りを露にしている。 「君が何者で、彼女とどんな事情があったかは知らない。 しかし君は抵抗できなかった彼女を一歩的に傷付けていたように見えた! 紳士としてその暴挙、見過ごす訳にはいかない!!」 男はケンシロウの威圧を真っ向から受け止めながら、毅然と言い放つ。 「弟みたいに甘っちょろいこと言いやがって。見過ごさなかったらどうするんだ、あぁ!?」 「ぼくは吸血鬼でも屍生人でもない人間と戦うことは好まない…………しかし彼女の名誉と誇りのために、君と戦おう!」 「戦う? フフッ……北斗神拳伝承者のこのケンシロウに勝てると思っているのか~!!?」 ケンシロウは両手の指を鳴らしながら呼吸を整える。 呼吸によって肉体の能力を十全に発揮させる。 北斗神拳においては、初歩の技術である。 対する男も呼吸を整える。 東洋に仙道として伝わる呼吸法、波紋を使うために。 そして男は、自らの名をケンシロウに告げた。 「怒りをもって戦う相手とはいえ名乗られたからには、紳士として名乗り返そう。ぼくの名はジョナサン・ジョースター」 それはジョジョの奇妙な冒険、その始まりを告げる名。 次の瞬間、ケンシロウの身体が跳ね飛んだ。 ケンシロウは予備動作も無く、人を超えるほどの高さまで瞬時に跳躍する。 (早い!! 吸血鬼にも匹敵し得るかもかも知れない!) 「北斗千手殺!!」 ジョナサンですら驚く跳躍で瞬時に頭上を取ったケンシロウは、 無数の突きを頭上の死角からジョナサンへ打つ。 常人ならば無数の突きを一つとして見切ることはできないだろう。 (だがツェペリさんから波紋を受け継いだ今のぼくならば、容易に見切ることができる!) しかし北斗千手殺の突きはジョナサンに回避される。 ジョナサンは波紋の修行をする前から、常人を遥かに超える身体能力を持っていた。 更にジョナサンが修行で身に付けた波紋は、運動能力や五感など、 人間の持つ能力を総合的に底上げする効果が在る。 その上ジョナサンは波紋の師、ツェペリからその命にも等しい最後の波紋を受け取っていた。 今のジョナサンは北斗神拳の修行者をすら凌ぐ身体能力を身に付けていた。 「グェッ!」 更に回避と同時に、カウンターの要領でケンシロウを殴りつける。 胸に打ち込んだ拳の一撃で、ケンシロウは身体ごと吹き飛んだ。 「グエェェ!! お、おまえ! おれに何をした~!!?」 ジョナサンに殴られたケンシロウの身体に、電流のような衝撃が駆け巡る。 それこそ波紋の効果。 吸血鬼や屍生人のように肉体を消滅させるような効果は発揮できないが、 対生物なら、治癒から攻撃まで自在の効果を与えることができる。 痛みに呻いているケンシロウに向かって行くジョナサン。 そして追撃の、波紋を込めた右拳を繰り出す。 「バカが!! かかったな!」 しかし今度はジョナサンがカウンターで、ケンシロウの突きを打ち込まれる。 打ち出した右腕に側面から。 (あの波紋を受けて、すぐに動けるのか!? しかも衝かれた右腕が痺れて動かない!!) ジョナサンはケンシロウを二つの意味で甘く見ていた。 一つはケンシロウの耐久力。 ケンシロウに打ち込んだ波紋は、命に別状が無いように加減はした物の、 それでも人間ならば戦闘不能にまで持ち込めるだけの物。 しかし北斗神拳の修行で鍛えられたケンシロウの肉体耐久力もまた並外れていた。 そしてもう一つは北斗神拳の技術。 それは打ち込んで来た拳を逆に狙い打てるほどの技術水準をもたらし、 何より経絡秘孔で敵の肉体を操る技術が存在する。 ケンシロウはジョナサンの右腕の秘孔を突いて、その自由を奪ったのだ。 「フフフ、おまえが北斗神拳の恐ろしさを味わうのはこれからだ~!!」 ジョナサンは今度は左拳に波紋を込めて打ち出す。 しかしそれと入れ違いになるように、ケンシロウはジョナサンから見て左側面に回り込む。 そしてジョナサンの顔に逆に拳を叩き込まれた。 口中に血が滲み痛みが広がるジョナサン。 それでもジョナサンは怯まず、身体を捻って右脚の蹴りを放つ。 しかしそれもジョナサンの左側面に回り込んだケンシロウに回避される。 「フフハハハハ!! 死角が在る以上、おまえはおれに手出しはできないんだよ!」 ケンシロウが指摘するジョナサンの死角。 それが右腕を封じられたジョナサンの左側面。 人間の腕は内側に捻る時こそ腕力を充分に活かすことが可能なのだ。 そのため右腕を封じられてしまえば、身体の左側に有効な攻撃は難しくなる。 しかもケンシロウはジョナサンにもそうだと分かるほどの武術の熟達者。 蹴りも警戒されているらしく、予備動作から回避される。 「どうだぁ? 嬲り殺しにされる気分は?」 ジョナサンがどれほど攻撃しても、死角に回り込みながらヒット・アンド・アウェイに徹するケンシロウに当たらない。 そしてケンシロウは一方的にジョナサンを攻撃できていた。 戦況はケンシロウの言葉通り嬲り殺しの様相を見せていた。 「コオオオオオオオ!!」 しかしジョナサンの戦意は揺るがない。 そして更なる波紋の呼吸を練る。 「ヘッ! その呼吸から妙な効果のある攻撃を出せるらしいがな、当てられなきゃ痛くも痒くも無いんだよ!」 ケンシロウはジョナサンの使う波紋が、直接接触しなければ効果が無いことを既に察している。 しかし全く懸念が無い訳ではない。 (しぶとい野朗だぜ……) それは持久力の問題。 ヒット・アンド・アウェイを繰り返しているケンシロウは、必然的にジョナサンより大きな動きを要求される。 単純計算すれば、ケンシロウの体力が先に尽きる形になる。 (……どうせ奴は死角からの攻撃に対応できない、さっさと勝負を決めるか) 素早い動きでジョナサンの死角に回るケンシロウ。 そしてケンシロウは神速とも言える動きで無数の突きを放ちながら、 死角からジョナサンに向かって行く。 「終わりだーっ!! 北斗羅漢撃ーっ!!!」 「左手にためる、太陽のエネルギーの波紋! 山吹き色波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)!」 同時にジョナサンも波紋を込めた左拳を打ち込む。 自分の右腕に。 そして太陽のエネルギーの波紋が打ち込まれる。 経絡とは云わば肉体の気=エネルギーの通り道であり、秘孔とはその云わば要所である。 そして波紋とは細胞から発生したエネルギーを操作して使う技術。 ジョナサンは波紋によって、自分の右腕にエネルギーを流し込む。 半ば無理やり右腕の経絡に生命エネルギーの流れを取り戻した。 それによってジョナサンの右腕の戒めが解かれた。 ジョナサン右手を振り上げ、そこに波紋を込める。 「うおおお!! 右手に込める波紋!!」 (バカな!? 秘孔を解いたのか!!?) 秘孔を破り右腕を動かすジョナサンに驚く。 それでもケンシロウには余裕がある。 ケンシロウはジョナサンの左側面から攻撃を仕掛けているのだから、 ジョナサンがケンシロウを右腕で攻撃するには、体勢を変えなければならない。 しかし次の瞬間ジョナサンの右拳が不自然に、ケンシロウへ伸びて行った。 「喰らえッ!! ズームパンチ仙道波紋疾走(オーバードライブ)!!!」 右腕の関節を外して腕を伸ばす。その激痛は波紋でやわらげる。 それによって人体の構造上、ありえない伸びと角度による攻撃が可能となった。 これが師ツェペリより教わった波紋戦闘法・ズームパンチ。 ズームパンチは完全にケンシロウの不意を衝いて、その鉄仮面に叩き込まれ、 そして波紋を流し込んだ。 「うぎゃあ~!!」 顔面から波紋を流されて、苦痛にのた打ち回るケンシロウ。 かつて義弟に付けられた頭の傷まで痛み出す。 (やべぇ!! このまま戦い続けたら弟を殺す前に、おれが死んじまう! ……こいつとあのガキには、既に“仕掛け”を打っておいた。ここはこれ以上、危険を冒す必要も無いか…………) 戦況の不利を悟ったケンシロウは決断を下す。 それは撤退。 「…………いいか~!! おまえはこのケンシロウが殺してやる! 必ず殺してやる!!」 ケンシロウは頭を抑えながら立ち上がる。 そして足元の道路のアスファルトを踏み砕く。 砕け散り破片となったアスファルトを蹴り飛ばした。 アスファルトの破片が散弾と化して飛散した。 意識を失い、道路に横になっている静香に向かって。 「不味い!!」 ジョナサンが静香の前まで駆けつけて、立ちはだかる。 そして両腕に波紋を流して、眼前に構えて防御体勢を作る。 アスファルトの破片を防ぎ切った。 「くぅ……………………逃がしたか」 破片を全て防ぎ両腕を下ろした時には、ケンシロウの姿はもう無かった。 ジョナサンはケンシロウを逃がしたと悟る。 一先ずケンシロウを退けることに成功したジョナサンは、静香を再び抱き抱える。 再度診ても、やはり大事は無い。 静香を守ることができたことにジョナサンは安堵する。 紳士としての勤めは果たすことができたのだから。 ジョナサンは穏やかな笑みを静香の寝顔に向ける。 「……君には感謝しないとな。君を守ることによって、ぼくは紳士としての生き方を見失わずに済んだのだから」 バトルロワイアルのルールによれば生還者は一人。 それを認識した時、ジョナサンの脳裏に浮かんだのは全員を殺して生還する方法だった。 ある意味、必然的な帰結と言える。 しかし少女を助けたことで、紳士としての心構えを再び自覚することができた。 (無辜の人を手に掛けるなど、思い描くだけでも紳士として恥ずべきことだ。そんな真似をすれば、エリナに会わせる顔が無い) 仮にジョナサンが他の参加者を皆殺しにして帰還したとしても、エリナは決してそれを喜ばないだろう。 無辜の人々を犠牲にした時点で、それはジョナサンがジョナサンで無くなるということだ。 ジョナサン決して人の命に手を掛けるような真似はしまいと決意する。 そしてそれはエリナの元への帰還を諦めることを意味しない。 (エリナ!! ぼくは君に誓う、君の元へ必ず帰ると! 誰を犠牲にすること無く! 君の夫として恥じない紳士としてだ!!!) 【F-6/市街地/一日目-深夜】 【ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:疲労(中) [装備]:無し [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3 [思考・行動] 基本方針:誰も殺さずにバトルロワイアルを脱出してエリナの元へ帰る。 1:少女(静香)を保護する。 2:ケンシロウに警戒。 [備考] ※第09話「最後の波紋!」より死亡後からの参戦です。 【F-6/市街地/一日目-深夜】 【源静香@ドラえもん】 [状態]:気絶中、全身打撲 [装備]:無し [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3 [思考・行動] 基本方針:????? [備考] ※参戦時期は不明です。 「ハァハァ……ジョナサンの野朗、よくもこのおれを邪魔してくれたな~」 ジョナサンから逃げてきたケンシロウは、ようやく足を止めて一息を入れる。 ケンシロウとしては、ジョナサンとの戦いに命を掛ける訳にはいかない。 彼の目的は弟を殺すことにある。 「まあ、ちゃんと仕掛けは打っておいた……精々ケンシロウと潰し合うんだなぁ」 彼の弟とは北斗神拳の真の伝承者であるケンシロウ。 そう、彼の本当の名前はケンシロウでは無い。 ケンシロウの義兄、ジャギである。 「クックック、ケンシロウ……おまえはこのバトルロワイアルで、全ての参加者を敵に回して地獄に落ちるんだよ~」 ジャギがケンシロウを名乗り、それを広めようとしていたのは、 ケンシロウの悪評を広めて、陥れるためである。 ケンシロウが全ての参加者を敵に回して、不遇の内に死ぬ。 その様を想像するだけで笑みが零れる。 それほどジャギのケンシロウへの恨みは深い。 末弟でありながら、兄を差し置いて伝承者の座を得たケンシロウへの。 「バトルロワイアルを生き残るのは末弟のケンシロウでも、その末弟に伝承者の座を譲った腑抜けた兄者たちでも無ぇ! このジャギさまだ!! そしてその時こそ、このジャギさまが北斗神拳の唯一の伝承者となるのだーっ!!!」 【F-6/市街地/一日目-深夜】 【ジャギ@北斗の拳】 [状態]:疲労(大) [装備]:無し [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3 [思考・行動] 基本方針:ケンシロウの悪評を広めた上で殺す。 1:バトルロワイアルを優勝する。 [備考] ※参戦時期は不明です。 時系列順で読む Back ]] Next [[ 投下順で読む Back 隠者の出会い Next 死物語 GAME START ジョナサン・ジョースター GAME START 源静香 GAME START ジャギ
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【名前】 モナー 【出展】 AA(FLASHゲーム「密室船」) 【AA】 ∧_∧ ( ´∀`) ( ) | | | (__)_) 【人物】 とあるホテル会社の社長。完成祝賀会を開いていた最中停電が発生し、直後にバトルロワイヤルに巻き込まれることに 性格は社長だけあって責任感が高く、真面目ではあるが、「大丈夫、そんな訳ないモナ…」と希望的観測が多い、言わばプラス思考寄りな性格 特徴的な口調は語尾に「~モナ」と付ける所。口癖は「オマエモナー」だが、出典元では言ってない。 姿は人型猫でスーツ姿。そしてタレ目 過去に冒した罪を償わなくては、そして「彼」に全てを打ち明けて詫びなくてはいけない、と言う強い意志を持っているが、はたして… 【あだ名】 ??? 【能力と制限】 ??? 【解説】 正式名称は「オマエモナー」 煽りに対し「オマエモナー」と切り返すために使られたAA。 八頭身モナー(八頭身)やモララーの派生元。 【出典元】 FLASHゲーム「密室船」 モナーはレジャーランドプロジェクトを手がけたホテルの社長であり、事件の最初の犠牲者 この殺人事件の発端は、どうやら彼の過去に原因があるようだが… 以下、ネタバレを含む +開示する 本ロワにおける動向 【スタンス】 殺し合い脱出派 【勝利時の願い事】 【本編での動向】 登場話数 タイトル 出来事 No.18 バトルロワイアル?サバンナでは日常茶飯時だぜ! 初登場 No.45 カルネアデスの板 ウラー、ミルコと出会う。罪の告白をする。 No.76 さー、新展開。 クタタンと会う 【キャラとの関係(最新話時点)】 キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 サバンナ 敵対 ライオン 襲われそうになる バトルロワイアル?サバンナでは日常茶飯時だぜ! ウラー 味方 カルネアデスの板 ミルコ・クロコップ 味方 カルネアデスの板 クタタン 敵対 さー、新展開。 【最終状態】 【座標/場所/日数/時刻】 B-2/路地/一日目・朝
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ズガンッ!! 銃声が響いたと同時に、友蔵は前のめりに倒れ、その生涯を終えた。 「悪いねぇ、おじいちゃん。これがバトロワというものだ、って奴だよ」 友蔵の死体を前に、まる子は不敵な笑みを浮かべた。 そういえば、リアルではさくらももこは祖父を嫌っていたんだっけ。 「まったく、ロリショタだかなんだか知らないけど、主役であるこのあたしを無視して藤木と永沢なんか出すなんてさ。 わかってないよねぇ。しかも二人とももう死んじゃったみたいだし。あたしゃ情けないよ。 ここは誰が出るべきだったかを、きっちり見せ付けてやんなきゃね」 【さくら ももこ@ちびまる子ちゃん】 [状態] ノリノリ [装備] 拳銃 [道具] 支給品一式 [思考] 1 自分の存在をパロロワ界に知らしめる 【さくら 友蔵@ちびまる子ちゃん 死亡確認】
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~死者スレ 士郎がさっき考えたストーリーの感想をドナルドとカヲルが述べていた 「というのは…。」 「ドナルド的には0点かな☆」 「カオスさを求めたんだろうけどカオスというよりはいい加減にやったって感じだね。 ていうか『敗北』と同じ臭いがする。」 「でも、ラプソーンやテラカスを何とかしないとさ…」 「だ~か~ら~さ~かがみのホワイトスネイクで幻想だったことにされてるじゃん つまりリセットなんです←結論ってことだよ☆ 矛盾修正とか、分岐だとか、IFルートだとかそういうの必要ないってドナルドはそう思うんだ☆ そもそもテラカスは野比玉子によって消滅したはずだし」 「つまり最初からいなかったってことさ。というわけで…」 「「却下。」」 「はい…。」 【テラカス@テラカオスバトルロワイヤル とっくの昔に死んでます】 【暗黒神ラプソーン(テラカオス)@ドラゴンクエスト8 最初からいませんでした】 【磯野カツオ@サザエさん 生存確認】 【世界崩壊まであと4時間】 「じゃあ私はまだ死者スレと現世を行き来できるんだな」 「君は死ぬまで永久追放だよ☆」 「俺のマグカップの件は許してやろう」 【南夏奈@みなみけ やっぱり死者スレ追放確認】
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≪参加者≫ 名前 生 数 話 ■オリキャラ 相川友 ○ 10 001、005、017、023、026、028、030、031、032、036 青木林 ● 1 006 志賀直 ● 2 012、020 加藤勇気 ● 1 008 滝本豊 ● 1 008 津本二三也 ● 2 004、012 相田理子 ● 2 019、027 青木百合 ● 4 002、015、024、026 藤本京子 ● 3 010、020、024 若松里美 ● 2 012、020 リーナ ● 1 001 ■ドラえもん ドラえもん ● 1 002 野比のび太 ○ 9 004、012、016、021、028、030、031、032、036 剛田武 ● 1 011 骨川スネ夫 ● 2 006、017 出来杉英才 ● 4 011、018、025、028 ■とある魔術の禁書目録 上条当麻 ○ 9 005、017、023、026、028、030、031、032、035 一方通行 ● 2 008、022 御坂美琴 ● 2 019、027 白井黒子 ● 1 007 土御門元春 ● 1 015 ■戯言シリーズ いーちゃん ○ 8 009、016、021、028、030、031、033、035 零崎人識 ● 1 022 哀川潤 ● 1 010 ■バカとテストと召喚獣 吉井明久 ● 2 007、025 姫路瑞希 ● 2 019、027 ■めだかボックス 人吉善吉 ○ 9 004、012、016、021、028、030、031、033、035 鬼瀬針音 ● 7 009、016、021、028、030、031、033 ■ロザリオとバンパイア 青野月音 ● 2 013、018 小宮砕蔵 ● 1 007 ■ギャグマンガ日和 聖徳太子 ● 2 003、019 小野妹子 ● 2 013、018 ■銀魂 坂田銀時 ○ 11 000、001、005、017、023、026、028、030、031、034、036 志村親八 ● 2 000、006 名前 生 数 話 ■主催 高杉晋助 ○ 4 000、031、034、037 西東隆 ● 2 031、033 佐々木竜也 ● 4 014、029、031、032 ■見せしめ 松尾芭蕉 ● 1 000
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荒木飛呂彦 このゲームの主催者で神に等しき存在。 1960年M県S市にて誕生したような気がするが、そんな事はなかった。 同姓同名の漫画家の方がウルトラジャンプで連載していますが、彼とは無関係です。 一見、飄々としていながら子供のように喜び、人を怖がらせるのが好きという悪魔のような一面もある。 波紋の達人もしくは吸血鬼であると噂され、世界で最も有名な絵画レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』のモチーフにもなっている。 未来に起こる大きな事件を予言する事があるとも言われており、 それは「何度も宇宙の一巡を繰り返し見てきた超越者」だからこそであるが、 この世界の住人でそれを知る者はいない。 『荒木飛呂彦』という存在は、まるでジョナサン・ジョースターとジョニィ・ジョースターのように、その『世界』の数だけ存在する。 世界が一体どれくらい沢山あるのかはわからないが、彼を倒してもまた別の荒木が、同じようにバトルロワイアルを主催するのだ。 荒木飛呂彦は気まぐれで日記を書いており、そこに自分の主催したバトルロワイアルについての出来事が書かれている。 例え荒木がバトルロワイアルの最中に殺されても、その日記を拾った人物は、何故かはわからないが……事の顛末を記す。 その日記を別の荒木が奪い、読み、自分のバトルロワイアルを成功させるべく、研究するのだ。 荒木のスタンド 『バトル・ロワイアル』 破壊力B 持続力無限大 スピードC 精密動作性C 射程距離無限大 成長性D 空間変化系 能力…指定した空間内を外界から孤立させる。脱出するには発動時に定められた条件をクリアするかスタンドを解除させるしかない。 これは前回の荒木のスタンドであり、今回の荒木のスタンドが同じものであるとは限らない。 が、空間を操る事は確かである。
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TPバトルロワイアル 別話への干渉や別展開への分岐など、タイムパラドックスをシステムに組み込んだバトルロワイアルです。 タイムパラドックスを起こしているという定義は時間逆行、予知して未来を変える、むしろ未来に行く等多岐にわたります。 新規書き手募集中! 特徴 ルールについて このキャラクターがいなければタイムパラドックスは起こらない、つまり参戦していなければ TPロワ参戦作品として 不適切であるキャラクターの為参戦枠を固定する固定枠システムを採用。 ※もし固定枠のキャラクターに違和感を持たれた場合は該当スレにて話し合ってください。 解決しなければ会場が崩壊、もしくは時間がループする、イベント解決による恩赦がある場合に どうしても渡したくない相手に恩赦がもたらされた等々の場合にタイムトラベルが誘発されやすいだろう。 との事で作られたテレビ番組『逃走中』のように、十個程度の重要なイベントを超えなければならない イベントルールにより時間逆行をしなければならない切迫した状況が作られる事が予想される。 参加者について ジョジョ、まどマギ、ひぐらし等ロワ常連作品が多く見受けられるが十二分に稀有なメンバーが揃っていると言えるだろう。 バイツァ・ダストを使う吉良吉影、梨花 羽入コンビ、仮面の参加者…… (仮面を着けた参加者ではなく言葉通りの意味で) 固定枠の影響や身体の一部の拡大解釈、時間逆行可能なルールが与える影響は大きいようだ。 主催者 ファニー・ヴァレンタイン(ジョジョの奇妙な冒険) 否定姫(刀語) ???(PSYЯEN) 参加者 【BLAZBLUE】 ラグナ=ザ=ブラッドエッジ / ν-No.13- / ハクメン / レイチェル=アルカード / タオカカ / ハザマ(ユウキ=テルミ) 【ジョジョの奇妙な冒険】 ジョルノ・ジョバァーナ / DIO / 吉良吉影 / リンゴォ・ロードアゲイン / ディアボロ / ○ 【SIREN】 須田恭也 / 八尾比沙子 / 牧野啓 / ○ / ○ / ○ 【勇者30】 ユウシャ / マオウ /オウジョ/ ○ / ○ / ○ 【ひぐらしのなく頃に】 古手梨花 / 鷹野三四 / 北条沙都子/ ○ / ○ / ○ 【ゼルダの伝説 ムジュラの仮面】 リンク / ムジュラ / スタルキッド / ミカウ / ○ / ○ 【METAL GEAR SOLID3】 ネイキッド・スネーク / オセロット / ザ・ボス / ジ・エンド / ニコライ・ステパノヴィッチ・ソコロフ/ ○ 【ドラゴンクエストⅦ】 アルス / マリベル / キーファ / アイラ / ○ / ○ 【PSYЯEN】 夜科アゲハ / 雨宮桜子 / 天樹院フレデリカ /雹堂影虎/ ○ 【刀語】 鑢七花 / 鑢七実 / 左右田右衛門左衛門 / ○ / ○ / ○ 【リトルバスターズ!】 直枝理樹 / 棗恭介 / 棗鈴 / ○ / ○ / ○ 【魔法少女まどか☆マギカ】 鹿目まどか / 暁美ほむら / 美樹さやか / 佐倉杏子 / ゲルトルート / ○ 外部リンク 支援サイト TPバトルロワイアルWIKI パロロワ総合 タイムパラドックスバトルロワイアル避難所 TPロワ本スレ したらば 小説カキコ