約 1,539,576 件
https://w.atwiki.jp/dm7iskuso/pages/56.html
カナ「諸君、お目覚めかしら?これからあなた達には殺し合いをしてもらうわ」 「ファッ!?」 「なにいってだこいつ」 「申あ絶N」 「またこのパターンか、壊れるなぁ…」 カナ「お黙り!これは私の暇潰しの為のゲームなのよ!あんた達参加者に拒否権なんてないわ! 分かったらさっさと私を楽しませなさい!生き残る事ができた最後の一人には私が誉めてあげるわ!」 ケン「カナ…どうしてこんな事を…」 アンバー「ジェード!殺し合いなんて、私怖いわ!」 ジェード「案ずる事はありませんぞアンバー!このわたくしがいる限りアンバーには指一本触れさせません!」 アンバー「ジェード!」 ジェード「アンバー!」 アンバー「ジェード!」 ジェード「アンバー!」 アンバー「ジェード!」 ジェード「アンバー!」 カナ「うるさいのよ!えーいこれでもくらえ!」 アンバー「j…ジェード、危ない!(ボコー」 ジェード「うわっ」 頭がパー┗(^o^)┛ーン 丸尾「ぎえぇぇぇっ!?ズバリ、黒人女性の頭が吹き飛んでしまったでしょう!」 ♪反撃開始(例のフレーズのみ) ジェード「うわあああああああ!うわあああああああ!」 カナ「おーほっほ!驚いたかしら?あんた達の首には爆弾の付いた首輪が取り付けられてるわ! 私に逆らったり、会場から逃げようとすれば爆発するわよ! 誰も殺し合わない退屈な見せ物になれば、まとめて爆破するかもしれないわね!w」 吉見「なんてことだ…なんてことだ…」 ジェード「カナゴリラ!ぶっ倒しても!ぶっ倒しても!わたくしの怒りは収まらない!」 野獣先輩「暴れんなよ…暴れんなよ…さっきの娘の二の舞になっちまうぞ!」 ジェード「HA☆NA☆SHI☆NA☆SAI」 レッド「どこの誰だか知らないけど野獣先輩の言う通りだ!それにあんな丸まったじゅうたん並みの畜生アイテムの首輪、あっさりと攻略できるわけ…」 大松「あっさりと取れたぞ」 カナ「ファッ!?」 遊戯「サンキューマッツ」 ヒロキ「…レジェンゴバズーカ、解放」 ぱんぽんぱんぽぱんぱぽんぱんぽ エンテイ「ガオー!」 大松「」 レッド「お、大松尚逸ー!」 ケン「ヒロキ…どうしてこんな事を…」 カナ「…当然今の男のようにゲームを潰そうとする不埒な輩にも死が待っているわ。ゲームから脱出しようなんてバカな考えは捨てる事ね」 ケン「カナ…どうしてこんな事を…」 カナ「ケン、あなたは特別に私たち主催者枠じゃなくて参加者枠に入れてあげたわよ!あなた程の力なら優勝なんて余裕でしょ?」 ケン「カナ…どうしてこんな事を…」 エスカルゴン「それしか言えんのかいな」 カナ「首輪は定時放送で報せる禁止エリアに進入しても爆発するわよ!人数が少なくなれば他の参加者とも出くわしにくくなるから、場所を狭めてあげるのよ!w そうそう、あんた達には支給品をくれてやるわ!中には武器等の支給品がランダム1個、それに地図や食料などが入っているわよ!」 ひで「あああああああもうやだああああああ!」 唐澤貴洋「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」 遊戯「うるせえんだよ!」 カナ「説明は以上ね。さあ、今からあんた達をワープで会場に送ってあげるわ! 全員の健闘を祈ってるわよw おーほっほっほっほっほ!」 キートン山田「バトルロワイヤル、開始である」 【アンバー・パシフィック 死亡】 【大松尚逸 死亡】
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/301.html
スクールランブルバトルロワイヤル2 週刊少年マガジン紙上で連載されていた漫画「スクールランブル」に登場する キャラクター達でバトルロワイヤル、という企画の第二弾。 漫画が最終回を迎えた後の2008年8月頃にラウンジクラシック板にてスタート。 舞台やルールは基本的に前回と変わらないものの、主催者が初めから決まっていたり 一年生や留学生が新たに参加者として増員されていたり、参加時期が原作終盤で あったりと一部の設定が前回と異なる。 ちなみに漫画本編の舞台である矢神町は何故かテロリストに狙われるはめに。 ほとんどのキャラが同じ学校出身で知り合いも多いはずなのに、言葉尻からの誤解、 筋違いの怨恨、ただの逆恨み等で狙われる・殺されるケースが多い。 もちろん通常のマーダーもいるが正面からの激突よりも奇襲や闇討ちが流行。 現在は第一回放送も終わり進行中。生存者は【36/52】。 だが少数の書き手しか残っておらず住人からは現状を懸念する声が高い。 2010年7月30日、本スレdat落ちのため、移転先検討中の模様。 2010年9月3日、創作発表板に移転。 主催者 ショーン(作中で登場したイギリス人留学生のボス) ウィリー(ショーンの部下) 一部の学校教師 参加者 37/37 2-C 5/5 1-D 4/4 2-D 3/3 留学生 3/3 教師 計52名 外部リンク 支援サイト スクールランブルバトルロワイヤル2@仮まとめ スクールランブルバトルロワイヤル2掲示板 スレッド スクールランブルIF30【脳内補完】(企画) スクールランブルバトルロワイアルⅡ企画スレ スクールランブルバトルロワイアルⅡ企画スレ2 スクールランブルバトルロワイアルⅡ企画スレ3 スクールランブルバトルロワイアルⅡ企画スレ4 スクールランブルバトルロワイアルⅡ Part4' 【引越し】スクールランブルバトルロワイヤルII(現行スレ)
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/34.html
三国志バトルロワイヤルについて 2ch三国志・戦国時代板にて行われているバトロワパロディ企画。 スレッドは本スレと観戦・雑談スレに分かれて存在する。 (観戦スレは専用の外部板に設置)。 第六回の未完終了から満を持して復興。現在は第七回が開催中。 本スレが三戦板の鯖移転に巻き込まれdat落ちしていたが、二ヶ月ぶりに復帰(07/04/07)。 【参加者】 参加者人数が300、350、500と、他のパロロワと比べてやたら多いことが特徴。 それも三国志という題材であるが故で、しかも比較的有名どころの人物をカバーしきれない場合もある。 参加者の決定は投票ではなく、作品が投下され【生存確認】されることで参加が認められる。 参加者人数自体は開始前に決められているので、【生存確認】された参加者数がこれに到達した時点で正式な参加者が決定する。 この参加者が多いことが理由であるのか、ごく序盤のことであったが一話で30人近い参加者が死亡するという話もあった。 【三国志バトルロワイアルのルール】 ★出されたご飯は残さず食べる。 (新しいお話を書く方は前からのお話を読んで無理のない設定にして下さい) ★転んでも泣かない。 (お気に入りのキャラが思わぬ展開になっても気持を切替えて次に進みましょう) ★おいらのギャグには大爆笑する。 (いろんなネタが出てきても、なるべくおおらかな気持で見てあげましょう) 外部リンク ■支援サイト 第七回(ログ保管庫など)第7回三国志バトルロワイヤル ……のこっそりまとめミラー(過去ログ) 第7回三国志バトルロワイヤル ログまとめ(上記サイトのログをまとめ中。Wiki) 三ロワ速報かも知れない。(速報用のブログ) 三国志バトルロワイアル外部板(したらば避難所、閉鎖) 第六回第六回!三国志バトルロワイアル(snapshot 2chのミラー、消滅) 第五回~第二回三国志バトルロワイアル(第二回~第五回ログ、消滅) 三国志バトルロワイアル 過去ログ置き場(第二回~第四回ログ、消滅) 第一回→第七回のまとめサイトにログ有り ■スレッド 第一回(過去ログ)三国志でバトルロワイヤル 三国志でバトルロワイヤル2~激闘編~ 三国志でバトルロワイヤル3~飛翔編~ 第二回(過去ログ)第2回!三国志バトルロワイアル 第二回!三国志バトルロワイアル Part2 第2回!三国志バトルロワイアルPart3 第二回 三国志バトルロワイアル Part4 第二回 三国志バトルロワイアル Part5 第二回 三国志バトルロワイアル Part.6 第二回 三国志バトルロワイアル Part.7 第三回(過去ログ)第3回!三国志バトルロワイアル 第3回!三国志バトルロワイアル Part2 第3回!三国志バトルロワイアル Part3 第四回(途中まで過去ログ)第四回!三国志バトルロワイアル part1 第四回!三国志バトルロワイアル part2 第四回!三国志バトルロワイアル part3 第四回!三国志バトルロワイアル part4(途中から第五回の雑談スレ) 第五回第五回!三国志バトルロワイアル part1 第五回!三国志バトルロワイアルpart2 第六回第六回!三国志バトルロワイアル 第七回第七回! 三国志バトルロワイヤル 第七回三国志バトルロワイヤル・2 第七回三国志バトルロワイヤル 3 第七回三国志バトルロワイヤル 4(現行スレ) 三国志バトルロワイヤル観戦&雑談スレ(第一回終~第二回へ) 第2回!三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレ 第2回!三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレ2 第2回!三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレ3(第二回終~第三回へ) 三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレ4 三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレ5(第三回終~第四回へ) 三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレ6 三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレ7 第四回!三国志バトルロワイアル part4(第四回終~第五回へ) 三国志バトルロワイアル観戦&雑談スレその7(第五回終~第六回へ~第六回終) 第七回三国志バトルロワイアル開催議論スレ(第七回へ) 三国志バトルロワイアル観戦雑談スレ 三国志バトルロワイアル観戦雑談スレ( color(#F54738){閉鎖}) 三国志バトルロワイアル観戦雑談スレ 2(現行スレinしたらば、閉鎖)
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1410.html
【十五夜バトルロワイヤル】 ボクが兎に出会ったのは、とある秋の日の帰り道でのことだった。 通学用のスクーターをのんびりふかせて群れなす赤とんぼと併走する帰り道。足を止めて澄んだ空を見上げれば真白い月が西の空に顔を覗かせている。 「中秋の名月」…所謂お月見。ススキとお団子を飾ってのんびりお月様を眺めるお祭りごと。 この手のイベントにやたら力を入れるこの町もご多分に漏れず、醒徒会主導の下で今年も盛大なお月見パーティーをやるらしい。 そしてふと視線を道路に戻した時だった。道の先から誰かが飛んできた。勢いよくボクの足元に転がり込む。 思わず視線を足元に向ける。兎のように長い耳、ウサギのように白い髪、兎のように赤い瞳。そしてその身を包む学生服。 「コスプレ?」 それはウサ耳を生やした少女の姿をしていた。少女の方も地面に寝転がったままじっこちらを見つめ返してくる。あまりのことに何が何やら思考が止まる。 「ワーハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!! 所詮はげっ歯類! 我輩の相手には少々物足りん!」 そして今度は息が詰まった。怪物。特撮ヒーローでよく見るような怪人。人間とカニをごちゃ混ぜにしたような異形がゆっくりとこちらに近づいてくる。 「乗って!」 叫んだ。腰に回される手とぬくもりを確認して急いで来た道をとんぼ返りに引き返す。目指すは学園、頼みの綱は醒徒会。 「ぬぁ!っ? 逃げるが卑怯者! しかし逃がさぬ。見ィよ。脅威の生態その一、カニ走り!(シャカシャカシャカシャカ)」 「ぎゃー!? 変なのが変な動きで変な速さで追いかけてくるゥー!?」 この逃避行がボクと兎の長い夜の始まりだった。 夕暮れ時の混雑時にありながら道が空いていたのは幸いだった。可能な限りの速度を維持して走る。背後では丁々発止のつばぜり合いが行われている。 「このっこのっこのっ!」 「おぐしー姫様のおぐしー。切りたい舐めたいしゃぶりたい。あー!姫様の御髪クンクンしたいよー!」 ボクのベルトにつま先を引っ掛け器用にバランスをとりながら、どこからか取り出した杵でカニ男をどつこうとする兎娘。 ありえない速度のカニ走りで併走しながら兎娘に目掛けて鋏を突きつけるカニ男。やがてその決着は第三者の手によって行われた。てゆーか止めさしたのボクだった。 「あ、赤信号」 急ブレーキ。書き換わるベクトル。働く慣性。それに従い宙を舞う兎。勢い余って交差点に突っ込むカニ男。横からダンプカー。はねられるカニ男。飛び散るキチン質。漂う磯の香り。アッと言う間に衝撃映像の出来上がり。 「まだまだぁ!」 そんなカオスな状況の中心で今しがたダンプにはねられボロボロのカニ男が吼える。 「見ぃよ! 脅威の生態その2!」 叫び声とともにカニ男の背中がボコりと膨らむ。ビシリとひびが入り、 「脱皮!」 ズルリと音を立てて傷一つないカニ男が現れた。相手を探してぐるりと周囲を見渡す。いない。 「重力子開放。半重力場形成」 否、上だ。降り注ぐ声。そして今から餅でもつくかのように振り上げられる杵。 「グラビトンハンマー」 そのまませっかく復活したカニ男は今度はまっすぐ地面に打ち込まれた。 場所は移って道路数本をはさんだコンビニの駐車場。ボクの奢ったキャロットジュースをちびちび飲みながら、彼女は自分たちが月の妖精であること、自分はその中の一人「玉兎」であることを明かしてくれた。 そう言えば地球から見える月の模様から想像される動物は国ごとに違ったイメージだったのを思い出す。それは例えばこの日本なら餅をつく兎であり、他にもカニに見えると言う国もある。 まぁ昔話の類・空想の存在といわれた怪物と超能力を持った学生たちが日夜闘争を繰り広げる新世紀だ。本当に月に兎がいたとしても不思議ではない。そう問題なのは、 「何でそんな連中がこの町で暴れてるのさ?」 「全ての発端はとある宇宙一のバカ姫のはた迷惑な思いつき」 まさに苦虫を噛み潰すといった表情で目の前の兎は言葉を吐き出す。 姫? そう言えばさっき無残にすり潰されたカニ男もそんなことを言っていた。月の住人と姫、この二つのキーワードから導き出される人物は一人しかいない。 その人物とは「なよ竹のかぐや姫」。日本人なら誰もが知る日本昔話のヒロインだ。 「あんなのがヒロイン? そもそもまともなお姫様なら地球に追放されないし自分に求婚してきた皇子を破滅させたりしないでしょ」 リアル月の住人の自分達の姫に対する感想は惨憺たる物だった。おかげで自分の中のかぐや姫像がガラガラ音を立てて崩れていく。 「で、その超銀河バカプリンが暇つぶしに思いついたのが十五夜の月面トップを賭けた月の民によるバトルロワイヤル。優勝者はどんな願いも姫が叶えるオマケつき」 なるほど。それでようやく合点がいった。そんな特上のご褒美があるのなら誰だって血眼になって争うだろう。 ん? となるとこのゲームに参加している目の前の兎にもかなえたい願いがあるのか? 「私? まぁ月で働いてる仲間のためね。知ってる? なぜ月の兎は餅をつくのか。それは罪を償うため。かつて不老不死の薬を盗み月へ逃げた上司(オヒメサマ)の尻拭い。 ただあれの部下とゆーだけで私たちは餅をつかされている。一年365日24時間休みなしに!」 あーつまり彼女の願いは労働条件の改善か。やだ。月の社会ってすげーブラック。 「そう、これは自由を勝ち取るための戦い。そのためには必ず優勝してあの悪魔を玉座から引き摺り下ろしてクーデターを……」 「オーホッホッホッホッホッホッホッホッホッ!! それは叶わなくてよウサギさん! 優勝するのはこのワタクシに決まってますわー! オーホッホッホッホッホッホッ―――」 何時の間に現れたのかコンビニの電光灯で輝く看板の上には、壷を小脇に抱えはちきれんばかりの胸を質素な服に押し込んだ妙齢の女性。こちらを睥睨しながら肺活量の限界に挑戦するような高笑いをしている。もしかしなくてもボクの横にいる兎の関係者だろう。 「ミルク売りの仕事にかまけて婚期を逃したアラサーがよく言う(ボソリ」 「ホゥッ!!?」 あ、落ちた。何となく気づいてたけどこの兎って毒舌だなぁ。 「ア、アアアラサーちゃうわ! まだ29歳と48ヶ月だわー!」 明らかに負け犬女の叫びだった。乳売り女は明らかに殺気の篭った目で持ってた壷をこちらに構え、パシュゥッ! と音を立てて白い何かを撃ち出す。 ボクは兎に手をひっぱられて寸での所でそれを避ける。避けて、 「んげっ!?」 自分たちがつい一刹那前までいた場所のアスファルトが停めていたボクのスクーターごと真っ二つに割れていた。 ウォーターカッター。ミクロンレベルの極細の穴から超高圧で噴出された液体はダイヤさえも切断する凶器と化す。 この場合その主成分は多分牛乳。それでもその破壊力は洒落にならない。 「栄えある十五夜の月を埋め尽くすワタクシのセクシーグラビア。性欲をもてあましてスベースシャトルでワタクシに求婚に来る地球のイケメンたち。そうワタクシは今夜生まれ変わるの! さようなら今までの惨めなワタクシ、そしてこんにちはニューワタクシ!」 「いやー同じ女として同情が湧かんでもないけどそれ以上にあーはなりたくないわー」 「何で今この状況でそんな火に油を注ぐかなぁ!」 「失礼。月の兎は嘘をつくと前歯が伸びるのです。きゅっきゅっ!」 「やだちょっとだけ可愛い……ちょおぅっアブね掠ったー!」 一層激しさを増すミルクカッター。縦横無尽に繰り出されるそれを気合で避け続ける。 「よしここは囮作戦。貴方が体であれを受け止める役。私がその隙に乳売り女を叩く役」 それやったら間違いなくボクが死ぬ。月の兎は毒を吐く上に外道だった。あーダンジョンの暗がりで冒険者の首刎ねるのも兎だったっけ。 そも自己犠牲は兎の専売特許だろう。今こそ仏陀のために焚き火に飛び込んでステーキになったご先祖を見習うべきだ。 「それは兎的に死亡フラグ」 「人間でももれなく死亡だよ!」 「出会ったばかりなのに息ぴったりで妬ましー!!!……ってあら?」 唐突に猛攻が途絶える。焦った表情で壷を逆さにして上下に揺する乳売り女。どうやら燃料(ミルク)切れらしい。 「ま、待って! ちょっとタンマ! 今新鮮なミルク絞って補給するからー!」 ワタシ外道ラビット。今後トモヨロシク。必死で懇願する乳売り女のその頭に、 「待ったなし。あと公衆の面前でのわいせつ物陳列は犯罪」 ドバカ!と一撃。重く鈍い音を立てて杵がめり込んだ。 日も暮れかかり西の空のお月様の輪郭が大分しっかりしてきた黄昏時の通学路を二人で歩く。互いに無言。疲労困憊で口を開くのも億劫だ。学園はもうすぐそこ、そこには最後の頼みの綱の醒徒会メンバーが待っている。 まぁ今さら彼らを頼った所で事態の解決はないという後ろ向きな確信が僕の中に生まれつつあるのだが、あえてそのことからは目を背けチラッと隣を歩く少女に視線を向ける。 願いを叶えるために遥か遠い月から地球に降り立った玉兎。その願いは月の姫「なよ竹のかぐや姫」解任とそれによる労働条件の改善。 ふと妙な考えが頭をよぎった。幾ら約束したとは言え主催者側は自分に不利益な願い事を叶えるだろうか? そんな願いを持つものがいることを見越して何らかの手を打っているのではないか? 「止まって」 そんなことを考えていると、ずっと黙っていた兎が短く口を開いた。何故? もう目指す学園は目前で後はこの先に見える校門をくぐれば……って誰かいる。上品な着物を北尾バァさんがこっちを見ながらニコニコと手を振っている。それを見たとたん何故か猛烈に嫌な予感が背中を駆け抜けた。 自分のすぐ傍で突風が起きる。弾丸のように駆け出す兎。ターゲットは目の前の老婆。その腹めがけて繰り出される蹴り。それを片手で受け止める老婆。響き渡る打撃音。 「ヒッヒッヒッ、老人はもっと労わるもんだよ。こんな遠慮容赦のない蹴りを打ち込むなんて最近の若いのは恐ろしいねぇ。これもゆとり教育の弊害ってやつかい?」 「若者の夢を摘むのが趣味のお前のようなババァがいるか!」 「ホントに口の減らない小娘だ、ねぇっ!」 老婆は掴んだ足ごと兎を小枝のように振り回しボクの方向に投げ返す。兎は綺麗な月面宙返りを決めてボクの傍らに着地した。 「何この無駄にアグレッシブなバァさんは……」 「月で長年かぐや姫の家庭教師やってる人間よ」 「家庭教師? 姫の暴走を止める側の人間がなんで邪魔して来るのさ?」 「長年あのイカレたお姫様のお相手が務まるのは、決して自分を見失わないよほどの頑固者かあるいは……」 「姫様とぴったり波長の合う人間だけさね」 つまりクソババァである。これが姫の切り札。自分に都合の悪い願いを砕くこのゲームの最悪のラスボス。こいつを倒さない限り優勝はない。 「ワーハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」 「オーホッホッホッホッホッホッホッホッホッ!!」 ついでに高まる緊張をぶち壊すようについ最近どっかで聞いた笑い声がステレオで響く。適当な高さのビルの上、そこに先ほど兎に倒されたカニ男と乳売り女が立っていた。 「一般庶民な我輩では一生かかっても触れない姫の御髪を斬る揉む吸うまで我輩は不死身!」 「ハッピーウェディングこそがワタクシのエンディングでしてよー!」 ……何とかと煙は高いところが好きと言うが、ボクの隣の兎と目の前の老婆も含め月にはあんなのしかいないのだろうか。 「もうすぐお月様が完全に顔を出す。そうすりゃタイムアップさ。面倒だから負け兎も負けカニも負け女も纏めてかかっておいで」 それを聞いて、人差し指をくいくい曲げて挑発する老婆に向かって三人が一斉に襲いかかる。しかし、3対1にも関わらず戦況は圧倒的に老婆が優勢だった。 それもそのはずで3人は隙さえあれば残り二人を出し抜こうと脚の引っ張り合いをしているのだから実質1対1と変わりない。 その上この4人の中ではそのスペックは明らかに老婆が頭一つ抜きん出ている。これでは勝てるはずがない。 カニ男が殴られる。乳売り女が投げられる。兎が蹴飛ばされる。その度に立ち上がって老婆に向かって行ってはその繰り返し。 (何か大切な事を忘れてないか……?) このままでは老婆は倒せない。倒すには3人が協力するしかない。しかしどうやって?本当に協力はできないのか? ボクたちは何か大切なことを見落としてないか? 思考を働かせろ。あの時の出会いから今までのことを思い出せ。どんな些細なことも見落とさないよう繰り返し繰り返し。 兎は願った。「暴君の姫を玉座より蹴落として仲間たちを救いたい」 カニ男は願った。「一般人の自分では一生叶わない雲の上の姫の髪に触れたい」 乳売り女は願った。「月面トップを飾り自分を変えて独身生活を終わらせたい」 「あ……」 頭の中でバラバラだったパズルのピースがカチリカチリと音を立てて組み合わさる。 タイミングよく仲良く僕の足元に転がってきた三人に向けてボクは叫ぶ。 「あんたら仲良くしなさい!」 そう、彼らは協力できる。だって3人は手段が同じだけでその目標はバラバラなのだから。そして、ボク達の逆転劇が始まった。 1.兎が勝ち抜き姫を下し姫が雲の上の人間でなくなれば、カニ男はその髪を触ることができる。 「見ィよ。驚異の生態その3! 泡!」 カニ男がブーッとあたり一面を包み込む大量の泡を吐き出す。 「小賢しい煙幕かえ? こんなもの鍛えに鍛えた我が感覚ならを……臭っ!?」 あわてて鼻を押さえる老婆。泡の煙幕の中立ちこめる異臭それは、 「オーホッホッホッホッホッホッホッホッホッ!! 乾いたミルクの香りはとてもキツくてよ!」 2.乳売り女の目的は十五夜の月面を飾ることで姫本人はどうでも良い。 「ぬぅっこしゃくなぁ!」 初めて老婆が取り乱した。その隙を突いて今度こそ3人で一斉に襲いかかる。 だが老婆は気配を頼りに右から突っ込んできたカニ男を一歩後ろに下がって避け、その首を両の腕を使い裸締めで絞め落とす。 更に背後からこちらの頭めがけて壷を振り下ろそうとしていた乳売り女の方を振り向きボディに蹴りを一発。苦しさのあまり蹲ったところを踏んづけた。 (残る気配は後一つ。間違いなくあの小娘。残る片足で蹴り倒せば終わりさね) だが長年の経験の末に生み出された冷静な戦術論で導き出された答えは、いるはずのないその叫び声に覆される。 「驚異の生態其の2応用編・変わり身ィ!」 実は抜け殻を囮にして自由の身のカニ男が老婆に迫る。煙幕はこれを隠すためだったのか。 「チィッ!」 今度は左から突っ込んできたカニ男を男を残る片足で蹴り飛ばす。そして残った最後の気配の持ち主が……、 「重力子全開放! 超反重力場形成!」 鋭い叫び声とともに真正面から風を切って迫る必殺の一撃。とっさに抜け殻を捨て両手で受け止める。 「これが奥の手かい? 久々にひやりとしたが惜しかったねぇ。私にゃ後一歩届かない! このまま時間切れさぁ!」 半重力場で吹き散らされ辺りを覆っていた煙幕が一気に晴れる。その先にある相手の顔を見て老婆は固まった。 だってそこにいたのは悔しさに顔を歪ませる兎ではなく、自分達の勝利を確信し会心の笑みを浮かべるボクだったのだから。 「これがその一歩だ!」 ボクのすぐ背後には兎。十分な距離を駆け溜めに溜めた運動エネルギーをまとって杵の頭に向けてキックを放つ。 その一撃で拮抗状態を打ち破られた杵は、老婆の手をすり抜けその腹に深々と突き刺さった。 息を潜めて合図を待つ。その一瞬を聞き逃さぬよう気を緩めることなく。自分達の勝利を祈りながら。 「重力子全開放! 超反重力場形成!」 合図とともに大地を蹴る。加速。加速。加速。加速。加速。加速。加速。 風の中で胸一杯に感謝の気持ちがあふれ出る。あの地球人の少年に。その少年に出会えた偶然に。そして少年がくれた最高の奇跡に。 今風を追い抜いて彼の元へ。そして放たれる乾坤一擲。 「し、しもうたぁぁぁぁぁぁ―――――!!!」 目の前でドップラー効果の聞いた悲鳴を上げながら、地球の重力と反発する超反重力場に包まれた老婆がロケットのように夜空の遥か彼方で美しい顔を見せている月まで飛んでいく。 これにて今年の十五夜バトルロワイヤルは終わりを告げるのだった。 当たり前のことだが夜が終われば朝がくる。かく言うボクもあの悪夢のようなお祭り騒ぎの一夜が明ければ再び平凡な日常にはじま――― 「ハァー…全く最低ね。まさかこの私のゴージャスでセレブーでエキサイティングな生活がこんな1人見かけたら30人はいそうな下民のせいで台無しになるなんて! ちょっと聞いてる! この私のかりょうびんがも頭を垂れる美声を聞けているのよ! 一語一句逃さずその空っぽな脳みそに刻み込まないと八つ裂きにしてやるわ!」 ――らなかったよorz 目覚ましコールは鼓膜も破れんばかりの破砕音。気づけば半壊してるマイハウス&マイルーム。目の前には時代錯誤の十二単を羽織った黒髪ショートの怒れる美少女。あとその美少女に可哀想な人を見るような視線を向けてる兎が一匹。 これは夢なのか? 夢だったら良いなー。もしこれが現実だったらボクは明日から何も信じられなくなりそうだ。 「気持ちは分かるけど全て現実。あの後優勝者である私の願いは叶えられ仲間たちは晴れて開放されたの。んでアレは留学の名目で再び地球に追放された月人A」 と言うことはさっきから騒いでるこの娘があの「なよたけのかぐや姫」なのか。いや月から追放されたのだから今は「なよたけのかぐや(元)姫」と呼ぶのが相応しいのか。 「で、それが何でよりにもよってボクのところに?」 兎は無言。ただ答えるのも面倒とばかりに(元)姫を顎でしゃくった。 「そもそも何よここホントに人間の家? 犬小屋の間違いじゃない! フッ仮にも月の姫を犬小屋送りにするなんて月のノータリン共め中々良い根性してるわね。でも今に見てなさい! もう堕ちるところまで堕ちたわ! 後はひたすら這い上がるのみ! 私の新たなミレニアムがここから始まる! あーなんか思い出してきたわ。確かこの国には四季というものがあるのよね? ほら下民、私の僕として最初の仕事よ。手始めに核の冬ってのが見たいから3秒以内にダイトーリョーとか言う偉そうな下民に取次ぎなさい!」 あー確かにこれを野放しにはできんわな。きっと今のボクは傍らの兎と同じ表情をしているだろう。そしてスッと差し出された彼女の杵を受け取ってボクは大きく振りかぶり――――。 トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/768.html
ハム太郎「バトルロワイヤル……?」 ページ一覧 1ページ目 2ページ目 3ページ目 4ページ目 5ページ目 6ページ目 7ページ目 8ページ目 9ページ目 10ページ目 11ページ目 12ページ目 13ページ目 14ページ目 15ページ目 16ページ目 17ページ目 18ページ目 19ページ目 20ページ目 21ページ目 22ページ目 23ページ目 24ページ目 25ページ目 26ページ目 27ページ目 28ページ目 29ページ目 30ページ目 31ページ目 32ページ目 33ページ目 34ページ目 35ページ目 トップへ
https://w.atwiki.jp/jump-soul/pages/211.html
投稿バトルロワイヤル~Labyrinth of G3~ G2レースも終盤戦。いかがお過ごしでしょうか。ジャン魂Gまとめ@wiki実行委員会です。 投稿バトルロワイヤルG2へのご参加、及び声援、感謝の言葉も見つかりません。 さて、来るG3レースでも投稿チーム戦「投稿バトルロワイヤル」を開催したいと思います。 ☆基本ルール☆ 基本ルールはG1及びG2のものに準じておりますが、チーム編成についての制限・ボーナス点の2点において改定があります。 <変更点> ①チーム編成について チームを編成する3人の組み合わせですが、G2で組んだ投稿者と再び同チームとなる事を原則禁止とさせていただきます。 ただ、あくまで「原則禁止」ですので、特例を認める場合もあります。 なお、G1で組んだ投稿者との同チームは全面的に認めています。 ②ボーナス点について G1,G2と猛威を振るったコメントボーナスの点数を見直しました。 日本一ボーナスの得点配分を見直しました。 ハマリネタボーナスを勝ち点では無く、ポイントに加算されるボーナスに変更しました。 新たに「無双ボーナス」を追加しました。 ※詳しくは後述「ルール詳細・ボーナス内訳」をご覧ください。 ☆ルール詳細☆ 投稿者の皆さんにはチームを組み、本誌と並行する形での総当りリーグ戦に臨んでいただきます。 チームは3人1組。毎週2チームでの対戦をしていただき、勝利・引き分けなどで勝ち点を加算。企画終了時最多勝ち点チームが優勝となります。 なお、ジャン魂G3レース終了をもって企画終了とさせていただきます。 <チーム編成のルール> チームを編成する3人の組み合わせですが、G2で組んだ投稿者と再び同チームとなる事を原則禁止とさせていただきます。 ただ、あくまで「原則禁止」ですので、特例を認める場合もあります。 <対戦について> 総当たりです。毎週2つチームでの対戦をしていただきます。 3人の合計ポイント+ボーナス点でポイントが多いチームが勝利。 同ポイントの場合は掲載本数、掲載状況などを加味します。 <勝ち点> 最終順位は勝ち点によって決まります。 勝利:+3点 引き分け:+1点 <ボーナス内訳> ☆大ネタボーナス 通常よりサイズが大きく掲載されたネタに対してのボーナスです。 5P:+5 4P:+3 3P:+2 得点表記なし:+1 ☆日本一ボーナス 日本一決定戦投票結果で3位以内入賞者に対してのボーナスです。 1位:+5 2位:+3 3位:+2 同チームにランクインが 2人:+5 3人+10 ☆コメントボーナス 本誌ランキング付近のコメントでいじられた投稿者に対してのボーナスです。 +2 ☆ボツネタボーナス ボツネタ供養場(http //sorosoba.hp.infoseek.co.jp/botsu/top.html)で上位にランクインした投稿者へのボーナスです。 1位:+5 2位:+3 3位:+2 なお,このボーナスの反映は2週目以降となります。 ☆ハマリネタボーナス ハマリネタ投票で上位にランクインした投稿者へのボーナスです。 1位:+3 2位+2 3位+1 1位~3位の得票が1票の時はボーナスはありません。 なお,このボーナスの反映は2週目以降となります。 ☆無双ボーナス ポイントに関係なく、直接勝ち点が入る逆転が可能なボーナスです。 同じ週にチーム全員掲載 +勝ち点1 1週のチーム内での掲載本数(投票結果は除く)が5本以上 +勝ち点2 チーム全員がボツネタの同じお題で上位独占(1~3位・同率可) +勝ち点5 ※ ※1~3位までに3人が入っていればOKです。例えば3人とも同率3位でも勝ち点が加算されます。 ☆参加チーム紹介☆ →バトロワG3参加チーム紹介 ☆組み合わせ☆ →バトロワG3組み合わせ 参考:ぽんデレo(http //iponshi.blog60.fc2.com/blog-entry-66.html)※外部リンク 企画・運営:一寸ぽん師 集計:おさかなクン 監修:桃尻キツツキ
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2400.html
「やった、首輪を解除できたよ!」 「やっぱり私ったら天才ね!」 「流石はいーさん」 その頃、リアルタイムパルシェンといーさんとリアルタイムカービィの人は自分達の首輪を解除していた。 ちなみにリアルタイムカービィの人は途中で加わった。 そして首輪を解除したパルシェンの人はパルシェンたちに会うために、 カービィの人はカービィやドロッチェに会うために、 いーさんはさっさと脱出してカオスロワを書くためにそれぞれ行動しようとした。 「さっさと退場しろ、雑種」 その時、リアルタイムパルシェンの人の体に剣が突き刺さる。 血を噴出して倒れ伏すパルシェンの人。 「くそっ…!」 パルシェンの人が死んだのを見てリアルタイムカービィの人は逃げ出す。 その時、 「逃げられると思ったのか?バトロワは甘くねーんだよ」 BUNG!!BUNG!!BUNG!! 銃声が鳴り響く。 リアルタイムカービィの人は何発もの銃弾を浴びて即死した。 「これはヤバイわねっ!」 いーさんも逃げ出した。 逃げ足は意外に早く、いーさんは闇の中へと消えていった。 「む、逃がしたか」 「放っておけよ。あのバカ1人で何ができるっていうんだ?」 いーさんたちを襲撃したのはジャイアンの母書き手とマーラ様の人だった。 元々巨大でぶみんを殺すために行動していた二人だったが、手持ちご無沙汰となった二人は本来の目的を遂行していたのだ。 そんな彼ら二人の目的は、『カオスロワを終わらせない』ことだった。 片やカオスロワ一期の頃からカオスなSSを書き続け、片やカオスロワ5、6の最終回を書いている男だ。 そんな彼らがカオスロワを一日でも長く続けようとするのは当然の考えだった。 「それにしても……」 ジャイアンの母書き手はノートパソコンの画面を見る。 映っているのはカオスロワのwikiだ。 「◆02GOODMe2……愚かな書き手よ。 我と同じカオスロワ書き手でありながらカオスロワを終わらせようとしているとはな。 カオスロワを存続どころか終結させようとしている奴は書き手ですらない、唯の雑種だ」 「全くだぜ。まだ二日目が始まったばっかだってのに何? チート能力、首輪解除、それでいて対主催?そんなもんが大暴れしたら二日も持たずにカオスロワが終わっちまうじゃねーか。 バカなの?死ぬの?つうか死ねよ」 「それはともかく我らがやることは決まったな。 マーラ様の人よ。いますぐ◆02GOODMe2を始末しに行こうではないか」 「………やだ」 「は?」 マーラ様の人の意外な返事に母書き手はポカンと口を開ける。 「だって◆02GOODMe2の能力見てみ? てつをの力だろ、アーカードの力だろ、ドナルドの力だろ? 何その僕の考えた最強の書き手みたいな感じの奴、バカじゃねぇの? 俺らが殺しに行ったところで返り討ちにされるだけじゃねーか。 俺は6/のレプリカどもの監視役でもあるんだぜ? 自分から死にに行くなんてごめんだね」 マーラ様の人の意見はごもっともだ。 だが母書き手はニヤリと笑みを浮かべる。 「何、ここはバトロワ。どんなチートも死ぬのがバトロワなのだ。 不意討ちなり暗殺なりいろいろとやり方はある。 それに我が手を下さなくても構わん。誤解させるなりして他のやつに殺させればいいのだ。 6/氏を誤解させて包囲網フラグをおったてて6/氏を有名にした張本人の我なら可能なことよ。 それに説得と言う手もある。奴にとって我々はカオスロワの大先輩同然。少しは人の話を聞いてくれるはずだ」 「そうかいそうかい。じゃあそっちはそっちで勝手にやっててくれや。 俺も俺でカオスロワの平和のために頑張ってますんで」 こうしてジャイアンの母書き手とマーラ様の人は別れた。 【二日目・1時00分/新惑星・ニッポンポン】 【ジャイアンの母書き手@カオスロワ書き手】 【状態】健康 【装備】ダモクレスの剣 【道具】ノートPC、支給品一式 【思考】 基本:カオスロワを存続させるために殺し合いを終わらせない 1:あらゆる手段で◆02GOODMe2を殺す 【マーラ様の人@カオスロワ書き手】 【状態】健康 【装備】拳銃 【道具】ノートPC、支給品一式 【思考】 基本:カオスロワを存続させるために殺し合いを終わらせない 1:6/のレプリカたちの戦いを監視する 2:◆02GOODMe2を危険視しているが死ぬのは嫌だ ※6/のレプリカの作成を考えたのは彼です 【いーさん@カオスロワ】 【状態】健康 【装備】スク水 【道具】支給品 【思考】 1:カオスロワを書く。 2:岸田には会いたくない。 【リアルタイムパルシェンの人@カオスロワ 死亡確認】 【リアルタイムカービィの人@カオスロワ 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/731.html
SF・バトル作品 ハム太郎「バトルロワイヤル……?」 作者「左手◆RimiCaa2OU」 参加者名簿 この作品を読む 指定したページに飛ぶ 感想などコメントをお書き下さい 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/858.html
作者・ 氏 道化師と少女ロワ本編 道化師と少女ロワ本編SS目次・時系列順 道化師と少女ロワ本編SS目次・投下順 道化師と少女ロワ死亡者リスト 道化師と少女ロワの支給品一覧 道化師と少女ロワ参加者名簿
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/347.html
明智健悟の耽美なるバトルロワイヤル――幕間 ◆1sC7CjNPu2 モノレールの車内は、明智が考えていたものより広々とした印象を受けた。 それが無人の車内に一人きりという状況だからなのか、それとも本当に車両自体が広いのかは判断しかねるところだが。 「元の世界に戻ったら、もう少し列車について勉強することにしましょうか」 明智は語り聞かせるように呟く。 反応がないということは分かっているが、何もしないよりはマシだろうという考えの下だ。 ――それにしても、このままではクセになってしまいそうですね。 明智は苦笑した。 改めて、明智は車内を見渡す。 座席は進行方向に交差する形で並んでいる。クロスシートという、二人がけの座席を中央の通路を挟んで複数列配置する形式だ。 シートは、ボックスシートという前後の二列が向かい合わせになる形で固定されている。 座席と床の間には、僅かに空間が開いていた。横幅は広いが高さが低く、子供ならまだしも大人では通れそうにはない。 ――つまり、子供なら潜むことぐらいはできるというわけです。 「おかげで、いちいち覗き込まないといけないんですよ……楽しいですか?人の這い蹲る姿を見るのは」 愚痴をこぼしながらも、明智は確認を怠らない。 ひょっとしたら、怯えて隠れている子供がいるかもしれない。殺し合いに乗った子供が、息を潜めているかもしれない。 また、魔法や錬金術といった特殊な能力を持つ者が潜んでいるかもしれない。 不安の種は、考え出したら切りがない。しかし、明智は今いるこの会場が常識外のもので溢れていることを知っている。 自身の常識が通用しない以上、ある程度の警戒は必要だった。 ■ 明智は最初に乗り込んだ先頭車両から最後尾の車両を調べ、もう一度座席の下を調べながら先頭車両に戻った。 幸いと言っていいのか、人影は見当たらなかった。 手間はかかったが、モノレールの中のひとまず安心を買えるとしたら安いものだろう。 「つかの間の休息といった所ですか……なら、今のうちに食事にでもしますか」 デイパックから支給品の食料を取り出し、手早く口に含む。 あまりの味気なさに眉をひそめるが、しかたがなく咀嚼する。 「まったく、カロリーメイトでももう少しマシな味ですよ」 味わうことなく水で流し込み、文句を言う。 その時に食べかすが少しこぼれ、生乾きのシャツに付着した。 明智はため息をつくと、ネクタイを外しシャツを脱ぎ始めた。 以下蛇足。 明智の体は筋骨隆々とは言わないが、無駄な贅肉がなく引き締まっていた。 胸は鍛えられた筋肉によって薄っすらと盛り上がっており、生乾きのシャツを着ていたせいか薄っすら湿っている。 腹筋も見事なもので、よく見れば割れているのが分かる。しかもボディビルダーのような暑苦しさはなく、むしろ清涼感を感じさせるものだ。 腕や肩などのパーツも、筋肉が皮膚を押し上げていて理想的な形だ。 注目すべきなのは、全体のバランスがよくまるで彫像のように美しい体だということだ。 本人の美貌とも相まって、『美しい』という言葉を体現しているようである。 以上蛇足終了。 食べかすと僅かに残った湿り気と塩分を振り飛ばすつもりで、明智はシャツはパンッと払う。 スラックスも同様にやってみようかとも考えたが、流石に止めておいた。 監視されているかもしれない状況で裸を晒すのには流石に抵抗があった。 改めてシャツに腕を通し、少し迷ってからネクタイをデイパックに仕舞った。 もう一度ネクタイを巻くのには、少々首輪が邪魔だったからだ。 トントン、と首輪を指で叩く。 「まさか、これの解除にも『螺旋』が絡んでるとかいうことはありませんよね」 螺旋博物館の螺旋尽くしを思い出し、思わず辟易する。 結びつけるにはやや安直すぎる気もしたが、そうであってもおかしくない気がした。 もっとも、現状では手の出しようがないため確認することすらできない。 そもそも解除できるように出来ているのかすら分からないのだ。 「やはり、一度首輪を調べてみないといけませんか」 明智の目的であるこのゲームから脱出するためには、首輪の解除は必須の条件だ。 ゲームが始まった当初から、考えていたことではある。 しかし目視できない自分の首輪に手を加えるのは危険だし、手を誤れば爆破してしまう可能性がある首輪を他人が易々と触れさせてくれるはずがない。 そう思って、保留にしておいたのだ――死者が出るまでは。 「……死者を弄ぶ趣味は無いんですがね」 死者から、首輪を回収する。 道徳的にどうかと思われる手段だが、殺し合いに乗るつもりのない明智が首輪を手に入れるにはそれぐらいしかない。 ――私にはこの首輪を解除するスキルはありませんが、機会があったら回収することにしましょう。 他にも考えることはあったが、それは中断されることになった。 考え事をしているうちにモノレールはD-1の駅についたからだ。 無人の車掌室は自動的に操作され、安全にモノレールを駅に止める。 扉が開き、明智はプラットホームに足を踏み出した。 「モノレールが再出発するまで三時間二十分、その間に何か見つかればいいのですが」 残してきたクロスミラージュのことも気がかりだ。 彼は必ず説得すると言っていたが、それを愚直に信じるわけにはいかない。 ――最悪の場合も、考えておかないといけませんしね。 ティアナという少女が殺し合いに乗ったなら、恐らく明智をD-4の駅で待ち伏せするだろう。 確実に来ることが分かっている獲物を逃すはずがないし、何より明智は予備のカートリッジを持っている。 「どちらにしろ、彼女は駅を動けないはずですしね」 今は、クロスミラージュを信じることしかできない。 明智は機能していない駅の改札を通り、空を見上げた。 もう朝日とはいえない太陽が、馬鹿みたいに眩しかった。 【D-1・駅/一日目・朝】 【明智健悟@金田一少年の事件簿】 [状態]:若干疲労、右肩に裂傷、服も乾いてきた頃(上着喪失) [装備]:なし [道具]:支給品一式(一食分消費)、ジャン・ハボックの煙草(残り16本)@鋼の錬金術師、参加者詳細名簿、予備カートリッジ8 ダイヤグラムのコピー [思考] 基本思考:犯罪芸術家「高遠遙一」の確保。ゲームからの脱出。 1:ゲームに乗っていない人間を探しつつ施設を回る。 2:D-1駅に到着次第、付近を調査(水族館かドーム球場を回りたい) 3:D-1駅から10:50発のモノレールに乗ってD-4駅へと戻り、クロスミラージュと合流。 4:金田一、剣持を探す。 5:明日の正午以降に博物館の先に進む。信頼できる人物にはこのことを伝える。 6:もし死体を見つけた場合、気が進まないが首輪を回収する。 [備考] ※参戦時期はアニメ最終回(怪奇サーカスの殺人)後 ※リリカルなのはの世界の魔法の原理について把握しました。 時系列順で読む Back そして最後に立っていたのは唯一人 Next 不屈の心は、この胸に 投下順で読む Back くずれゆく…… Next 野蛮召喚塔 100 何が彼女を壊したか? 明智健吾 151 鉄の、無敵の、