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349 :NPCさん:2010/11/11(木) 09 10 29 ID 0v5PmJvd とあるオンセサイトで、セッションが始まるなり 『こんな駄目な編成のPTじゃセッションは攻略できない』 と言い出した後、 『キャラの最適化も出来ないならゲームしないほうがいい』 って落ちた常連がいた 何が起こったのか当時の俺にはさっぱりわからなかった ARAが普及し始めた頃の話だったがよ 350 :NPCさん:2010/11/11(木) 09 27 40 ID ??? 349 セッションって攻略するものなのかー 多分ソイツの頭じゃTRPGもCRPGも一緒くたなんだろーな 353 :NPCさん:2010/11/11(木) 10 13 02 ID ??? 349 和風マンキチンチキンマンマッカチン正解はどれだっけ・・・ なにで鍛えられたらそうなるんだろうなw 355 :NPCさん:2010/11/11(木) 10 15 08 ID ??? よっぽど駄目な編成だったんだろきっと 358 :NPCさん:2010/11/11(木) 11 10 33 ID ??? キャラ作成の最適解目指す人間にとって、その他の選択肢ってのはノイズみたいなもんなんだろうかね。 難易度エクストリームなら、最適解も必要かも知れないが、 イージーやノーマル向けの卓で、目尻をつり上げられてもなぁ。 359 :NPCさん:2010/11/11(木) 11 23 05 ID ??? きっとDXでいう全員攻撃出来ないような構成だったんだろう 361 :NPCさん:2010/11/11(木) 11 25 40 ID ??? 359 それは、「最適化できていない」などという表現で説明できる事態ではない気がする。 362 :NPCさん:2010/11/11(木) 11 27 35 ID ??? 例えば戦士が「美学」でレザーしか装備しないとか程度か? 363 :NPCさん:2010/11/11(木) 11 31 15 ID ??? 充分困じゃねーかw 364 :NPCさん:2010/11/11(木) 11 39 27 ID ??? それ以前に宅が成立する前に抜ければいいのに 卓成立→最適化されていない(キリッ)→卓ログアウト MMOの野良狩りかよ 365 :NPCさん:2010/11/11(木) 13 08 14 ID ??? アリアンロッドで最適解とか言い出したらそいつの穴をつく敵を出してやるね! 366 :NPCさん:2010/11/11(木) 13 16 21 ID ??? とりあえず《バッドステータス無効》はデフォだよな。 367 :NPCさん:2010/11/11(木) 13 48 24 ID ??? アリアンはアコライトがプロテクション持ってないだけでドヤ顔で叩かれるんだろ? ミクシで読んだ(キリ 385 :NPCさん:2010/11/11(木) 22 50 25 ID ??? 362 D D4thなら烈風型ファイターを選べばあんまり困らないかな。 387 :NPCさん:2010/11/12(金) 02 35 15 ID ??? 362 385 SW2.0も金属鎧のペナルティが厳しいので 前衛でもあえて非金属鎧を着用するのはアリだな。 388 :NPCさん:2010/11/12(金) 03 36 02 ID ??? 387 特技や練技をフルに駆使し高い鎧を買って瞬間最大防護点が20を越えたら、 以降のシナリオの敵が銃しか持ってなかったでござる PCの長所を潰すなら、もっと上手くやれと思った 389 :NPCさん:2010/11/12(金) 04 27 24 ID ??? 388 逆に考えるんだ 「お前がそれだけ恐れられるようになった」と 逆に考えるんだ 390 :NPCさん:2010/11/12(金) 06 04 24 ID ??? 388 マガジンの漫画かw 391 :NPCさん:2010/11/12(金) 07 58 37 ID ??? 389 逆に考えたところで 「せっかく裂いたリソースが無駄になった」事は代わらねーよ。 392 :NPCさん:2010/11/12(金) 08 47 49 ID ??? なら別のPCに銃器対策を練ってもらうんだ そして始まる血ヘドを吐きながら走り続けるマラソン 393 :NPCさん:2010/11/12(金) 09 05 16 ID ??? そのマラソンはGMが車で走ってるから勝てるわけがない 394 :NPCさん:2010/11/12(金) 09 07 17 ID ??? 386 対処方法を考えるスレでもあるので。 395 :NPCさん:2010/11/12(金) 09 36 33 ID ??? 387 前衛は倒れないことがお仕事だから、倒れない工夫や見方との折り合いさえつけば皮鎧もあり得るか。 ただこの場合ってなぜか事前相談なしで薄っぺらいキャラつくって、 パーティーのフォローがないとか言い出すヤツがたまに居て困る。 いや、真面目に 396 :NPCさん:2010/11/12(金) 09 47 18 ID ??? まあ、どんな構成、組み合わせでも大事なのは他PC、PLとの兼ね合いだよな。 魔法使いが前にでて、戦士が後ろで弓を打つようなパーティーでも鳥取で合意とバランスが取れてりゃそれでいいわけだし 397 :NPCさん:2010/11/12(金) 10 48 06 ID ??? ふつーに組んだD D4thのウィザードの硬いことといったら… 398 :NPCさん:2010/11/12(金) 10 48 26 ID ??? 少しデータッキーな事をPLに求めるけど PT内での立ち回り上の役割をキチンと相談してその要点を押さえればクラスがどうとかは関係ないからな 戦士=前衛タンク・魔法使い=後衛火力的なイメージがあるけど ダメージ直減少系能力や自己強化系を多く持てば、前衛タンク型魔法使いだってできるし ミサイルウェポンの火力特化させた戦士は後衛火力役割になる 成長形態固定のシステムじゃ難しいが、最近はスキル・特技取得型なシステムが多いから 完全スキル取得並行成長型なら、クラスイメージなんて「っぽい」のを作りやすいかって指針にしかなんないからの 固有取得能力等でさすがに適性差があるんで、コンセンサスが取れないなら無難に抑える方が良いけど D DでHFOのみセッションとか有名なアホセッションもあるしな スペルキャスターっぽいHFO シーフっぽいHFO ヒーラーっぽいHFO ありゃ見事だった 399 :NPCさん:2010/11/12(金) 11 03 46 ID ??? SWはともかく2.0はファイターオンリーで高レベルだとダメージディーラーやるの茨の道だからなぁ…… 400 :NPCさん:2010/11/12(金) 11 38 02 ID ??? 2.0のファイターは壁か魔法戦士 ダメージディーラーになるのはまず無理だろ 勿論、壁の役割は超重要だが 401 :NPCさん:2010/11/12(金) 12 08 12 ID ??? 388 「実は銃って19世紀入るまで弓より貫通力無かったんだよね。 こいつら、ワザワザ貧弱な装備して、やる気あんのかねぇ?」と嫌味を言ってやれ。 402 :NPCさん:2010/11/12(金) 12 13 32 ID ??? 2.0みたいなksゲーやってる時点で負け組。 403 :NPCさん:2010/11/12(金) 12 14 23 ID ??? それでBoAの銃はあんなに弱いのか…特技枠潰して… 404 :NPCさん:2010/11/12(金) 12 21 57 ID ??? 401 いや2.0の話だろw ぶっちゃけ世界設定的にそんなにマギテック多いのおかしくね?ってツッコめばよかったんじゃないかと 普通の人にとっての銃は弾に魔力込められないからただの棒みたいなもんだし 405 :NPCさん:2010/11/12(金) 12 31 49 ID ??? 403 BoAの銃は∵爆破∵のオマケだ。 特技なんて取得数に上限ないんだから余裕ができてから取ればいい。 406 :NPCさん:2010/11/12(金) 12 36 43 ID ??? 別にマギテック限定じゃなくて、普通に魔法で攻撃すればいいだけなのにな。 407 :NPCさん:2010/11/12(金) 12 38 37 ID ??? 406 それだと 388がもっと涙目になるだろw かばう系の能力が完全に使い物にならなくなるし 408 :NPCさん:2010/11/12(金) 15 18 42 ID ??? ブレカナの新サプリが出た時に鳥取の面子が叫んでたなぁ。 曰く「なんでアクア(格闘家)にカバーリング技能が追加されるんだよ、アダマス(騎士)の仕事を奪う気か」。 ありゃあ「出番を減らさずに範囲攻撃から味方を庇い、∵因果応報∵でダメージ倍返し」っつー荒行を成し遂げる為の技能だと思っとるんだが。 422 :NPCさん:2010/11/12(金) 19 45 05 ID ??? 399-400 エンハンサーやアルケミスト、ライダーを兼業したり 味方から【ブレス】、【クリエイトウェポン】【ウェポンマスター】等の 支援を山程受ければ何とか。 423 :NPCさん:2010/11/12(金) 19 52 50 ID ??? 422 自分でやれよ 他者の支援で俺TUEEEEとか糞sg 424 :NPCさん:2010/11/12(金) 19 55 09 ID ??? その分ちゃんと他者の壁になってるのであれば、アリ。 425 :NPCさん:2010/11/12(金) 19 58 08 ID ??? 【ブレス】【クリエイトウェポン】【ウェポンマスター】の代わりに使える魔法を犠牲にしてまでやる事じゃないな 432 :NPCさん:2010/11/12(金) 20 46 17 ID ??? 396 旧SWで挟撃を受けた際、 金属鎧で身を固めてはいるが回避能力皆無なドワーフプリが接敵されてるのに グラランシーフが前に出ずに後ろでちまちま弓撃ってたのを思い出した。 当然ながら数ラウンド後にドワーフプリは撃沈され、 ヒーラーを失ったパーティーは壊滅した。 433 :NPCさん:2010/11/12(金) 21 22 12 ID ??? 昔、超長射程の弓を装備し、更に鎧で身をガチガチに固めた、 遠距離大火力に重装甲のキャラで敵を射程外から攻撃する スタイルのキャラをやってたら、こいつの間合いでこちらを 攻撃できる敵側の攻撃手段が魔法(あるいは魔法ダメージの能力) ばかりのため、自慢の装甲がほとんど役に立たず(魔法ダメージは ほとんど鎧では軽減できない)、毎回死にかけたりしたなあ。 キャンペーン通じて敵の攻撃を装甲で止めた事が数回しかなかった……。 435 :NPCさん:2010/11/12(金) 21 33 33 ID ??? 433 ヴァーチェ乙 スレ261
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/ ヽ / /レ'`ー ‐ - - - - 、 _ _ _ _ _ _ ヽ / l/l/  ̄ ` ¨ 丶 、__ _ _ _ _ _ _ _ _.', // ',. // / イ ∧ ト、 ト ハ / l l Tトl l l__l l__l l_\ N ,′l l vァ‐、 l l l__l l_ l l l l l l l l. ト ゚ l\ l l t_) 心 l l-、 //. l l.弋 タ ヽ! l c}j l } /. l | l , ` 一 / l ノ/. l l 、 _ / / l 从 l l N l\ ` ノ / /l // ___ l l l |l | 丶 _____.. イ /-l/\ / ;へ_____ l |l | 、_./ / /∠,\ fr== / ,.-======、 l |v ffT / ///-―--ヽ\_____〃 r―| ̄l || \ ', | / l |l/ / / V |「 ̄ | | | || \ \! //. .「|.レ' / l |l | | | || \━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【道明寺】 ♀ 種族:ダイナミックゼネラルガーディアン +3 性格:ヒーローずき Lv 24 HP 173 MP 9 物質系 こうげき / AA- ぼうぎょ / AA- まりょく / D- せいしん / AA- すばやさ / D- キャパシティ ./ 【22/22】 T-S / 猛攻 耐性 / 炎:+5 氷:-5 雷:+5 風:-5 光:0 闇:0 【セットアップ特技】 ・バイキルト 消費:MP1 【呪文/強化】【1】 味方単体のこうげきを「2」上昇させる ・とぎすます 消費:T2 【体技/なし】【2】 自身が次に行う物理攻撃を確実に命中させる 【特技】 ・まじん斬り 消費:MP3 【斬撃/なし】【2】 敵単体に、当たりにくいが必ず会心の一撃になる物理攻撃を行う ・だいちざん 消費:MP2 【斬撃/なし】【2】 敵単体にぼうぎょ上昇無視の物理攻撃を行う ・月光の剣舞 消費:MP2 【斬撃/補助】【2】 敵をランダムに狙う物理攻撃を4回行う その後、「幻月」を展開する 【種族スキル】 ・第二形態 【*】 以下の条件のいずれかを満たした場合、種族スキル「メガボディ」「セカンドアクション」を取得する 1.パーティが自身のみになる 2.「食いしばり」が発動する L・メガボディ 【*】 PT枠、牧場枠を2枠消費するが、与ダメージが「10%」上昇し、受ダメージが「5%」減少する ただし、2枠分の為、全体攻撃を受けた場合、追撃を受ける L・セカンドアクション 【*】 ターン開始時、中確立でメインプロセスが増加する ・鋼鉄の進撃Ⅱ 【*】 クリンナッププロセス終了時、PT全員が前列に居る場合、全員のこうげきが「2」上昇する ・孤軍奮闘Ⅱ 【*】 パーティが自身のみになった時、攻撃力が「5」上昇する ・人間形態 【*】 牧場枠の消費が1枠に固定される 【パッシブスキル】 ・斬撃が得意Ⅰ 【1】 自身の行う【斬撃】で与えるダメージが「10%」上昇する ・二の太刀要らずⅠ 【1】 【斬撃】を使用した時、低確率で相手のパッシブスキルを無効化する ・武士の心得Ⅰ 【2】 敵、味方が戦闘不能になった時、HPが「MHPの10%」、MPが「1」回復する ・食いしばりⅠ [1/戦]【1】 戦闘不能になった時、HPを「MHPの10%」まで回復し復活する ・アルテミスの祝福 【2】 「幻月」が展開された時、自身の全能力が上昇する ・月光に猛るⅠ 【2】 「幻月」が展開された時、テンションを取得する ・月光の癒しⅠ 【1】 「幻月」が展開されている場合、クリンナッププロセスを得るたびにHPを「MHPの10%」回復する ・月光の煌めきⅠ 【1】 「幻月」が展開されている場合、クリンナッププロセスを得るたびにMPが「2」回復する ・月天鏡:未来 「奥義」【*】 「幻月」が展開された時、もう一度幻月を展開する 【アクティブスキル】 ・血路屍道を行くz [1/戦]【1】 このターンの間、戦闘不能になって居る敵、味方の数に応じて特性、特技の追加効果が発動しやすくなる ・月天を斬り裂くx [1/戦]【1】 「幻月」が展開されている時、【斬撃】と同時に使用する その【斬撃】の効果が上昇する 【耐性】 なし 父親:くつわ(メタルギア+1) マスター:できない子 母親:村雨/白川(グレムリン/つくもがみ +2) マスター:できない子
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【注意】 * 冗長です * 独自解釈あります * 虐待成分薄め * ネタかぶりはご容赦を 「ここはまりさたちのゆっくりぷれいすなんだぜ!!」 「ゆっくりできないじじいはさっさとでていってね!!」 ある日、家がゆっくりに荒らされていた。 うん、お仕置き決定。 【にんげんさんはゆっくりできない】 「ごべんなざいいいいい!! ばでぃざがわるがっだでずうううううう!!!」 「ゆるじでね!! がわいいでいぶをゆるじでね!!!」 一刻ほど殴り倒した結果、最初のでかい態度はきれいに消え失せた。 「お前ら、どうしてこんな目にあっているか、わかってるか?」 「ばでぃざがおにいざんのおうぢにばいっだがらでずううううう!!」 「もうじまぜんがらだずげでえええええええ!!!」 俺の熱い心も伝わったようだな、よし。 「人間さんはゆっくりできないことがわかったか?」 「わがりまじだ!! にんげんざんはゆっぐりでぎまぜん!!」 「よし、お前らのことは逃がしてやる」 「ありがどうございまず!! ありがどうございまず!!」 そして2匹はボロボロになって森に逃げていった。 どうして逃がしたのかって? この村の周囲にはゆっくりが多く、家や畑が荒らされることが頻繁にある。 相手は所詮饅頭なので退治は簡単なのだが、何しろ数が多すぎてキリがない。 だったら「人間の村に来るとひどい目にあう」と覚えこませて被害を減らせないか?ということだ。 「そんなにうまく行くものかね?」 「やってみなけりゃわからんだろうさ」 隣に住む虐待お兄さんは、潰さず逃がしたことが心残りらしい。 確かに連中が、すぐに物事を覚えるとは思いづらい。 だが、村の端に住んでいるせいで、一番の被害を被っている俺にとって、これは大事な賭けなのだ。 翌日。 「むーしゃむーしゃ、ししししあわせええええええ!!」 「うっめ!! これめっちゃうっめ!!」 俺の畑に、ボロボロのゆっくりが2匹忍び込んでいた。 「…お前ら…」 「ゆゆ!! ゆっくりできないにんげんさんなんだぜ!!」 「ゆっくりできないじじいはさっさとでt」 「おーまーえーらーーーー!!!!」 「「ゆぎゃあああああああああああああああ!!!」」 一通り殴ったり蹴ったりした後、2匹を籠に押し込んだ。 さらにボロボロになったが、2匹ともまだ生きている。 まだだ、まだ殺すわけにはいかない、俺の生活がかかっているんだ…。 「かひっ! かひっ!!」 「ゆべええええぇぇぇぇ…」 所変わって森の中の広場。 目の前には皮をちまちまと毟り取られた結果、全身くまなく餡子剥き出しになった2匹の元ゆっくり。 「いやあああああ!! こわいいいいいいいい!!」 「おもにかおがきもいいいいいいいい!!」 「やめてね!! やめてあげてね!!」 「ゆええええええん!! ゆびぇええええええええん!!」 遠巻きにこちらを囲んで喚いているのは、家を荒らしたゆっくりの群れの仲間たち。 2匹を脅しておびき出し、出てきたヤツらも脅して見物させているのだ。 「どぼぢでぞんなごとずるのおおおおおおおお!?」 「こいつらが俺のゆっくりプレイスを荒らしたからだ!」 そうさ、何も悪さをしたゆっくりを改心させる必要なんてない。 ゆっくり全体が悪さをしないようになれば良いわけで、そのために俺は2匹を見せしめにしている。 「ごべっ、ごべんなざい!! もうじまぜん!! だずげで!!」 「お前昨日もそう言っただろうがああああ!!」 「ゆびゅううううううう!!」 「ゆっ、ゆぎゃあああああああああああ!!」 怒りに任せて2匹の片方を踏み潰す。 辺りに餡子が飛び散り、それが剥き出しの餡に当たったのか、もう1匹が悲鳴を上げる。 「ゆわあああああああああああああああああ!!!」 「ゆびゃああああああ!! ごわいよおおおおおおおお!!!」 「ゆひっ、ゆひいいいいいいいい!!!」 「むぎゅー!! えれえれえれ…」 「ぼうやべでよおおおおお!! ゆっぐじじないでがえっでよおおおおおお!!」 「ゆえーん!! ゆえええええええええん!!」 見物のゆっくりたちも思い思いの悲鳴を上げる。 これだけの反応があれば、当分は荒らされる心配をしなくてもいいだろう。 「わかったかお前ら、人間さんはゆっくりできないだろう?」 「わ、わかったよ!! にんげんさんはゆっくりできないよ!!」 「今度里に下りてきたら、お前ら全部こうしてやるからな!」 「ゆぎょおおおおおおおおおおおおお!!!」 足元の餡子玉を小突くと悲鳴を上げ、それを聞いた辺りのゆっくりたちはぶるぶると震えている。 その様子に満足した俺は、もう1匹は殺さずに森を後にした。 死ぬまでに少しでも恐怖を与えるのが、あれの最後のお勤めだ。 さすがにこれだけやれば、当分は饅頭どもに悩まされることはないだろう。 そう思うと、足取りも軽かった。 それから数日後。 「いちばんえらいにんげんさんをだしてね!!」 村の外れに、ゆっくりの群れを引き連れて、ドスが現れた。 「ですよねー」 「じゃねーだろボケ」 疲れた顔でため息をついた俺を、隣のお兄さんがド突いた。 「情けをかけるだけ無駄か、あのド饅頭ども…」 「連中には人間様の道理が通らないからな。潰してやるのが一番の情けだ」 「違いない…」 村中の男衆は準備に奔走している。 もちろん、ゆっくりどもを駆除するためだ。 村にドスが現れるのは、今回が初めてじゃない。 ほぼ毎年のように現れては、同じ数だけ潰されている。 村人の対応も慣れたものだ。 「れいむとまりさにひどいことをしたにんげんさんをだしてね!!」 「それは出来んと言っておるだろう」 「わるいにんげんさんはせいさいされないといけないんだよ!! むくいなんだよ!!」 「先に悪さをしたのはお前たちだと聞いておるが?」 「ちがうよ!! ゆっくりしてたれいむとまりさが、ゆっくりできないにんげんさんにころされたんだよ!!」 村長は時間稼ぎに、ドスと押し問答を続けている。 まったく、ゆっくりというのは本当に声が大きい。 人の背丈でもなお見上げる大きさのドスの声は、この距離だと怒号にしか聞こえない。 「ゆっくりどもに俺が悪さをされたんだがな」 「はいはい、お邪魔するよ」 「ゆゆ!! わるいにんげんさんだね!!」 と、まあ、俺は村長の脇にやってきた。 別に他意があるわけじゃない、村長だけでは時間稼ぎにも限度があるからだ。 お兄さんはただの野次馬だが。 「にんげんさんにせいさいするよ!! しんでれいむとまりさにあy」 「この前、俺に会ったゆっくりはいるか?」 どうもこのドスは頭が悪く、こいつと話しても時間は稼げそうもない。 ならばと、俺は他のゆっくりに話を振ることにした。 「…ぱちぇはにんげんさんとあったわ」 ドスの後ろから、ゆっくりが1匹現れる。 確かに先日、あの場にぱちゅりーがいた覚えがある。 「俺が話したことを覚えているか?」 「むきゅ……れいむとまりさが、にんげんさんのゆっくりぷれいすをとろうとしたっていってたわ」 「どすもきいたよ!! ゆっくりできないにんげんさんがわるいんだよ!!」 …毎度毎度、餡子脳の超理論には頭が痛くなる。 というか、このドス頭が悪すぎないか? 「おいぱちゅりー、お前も俺が悪いと思うのか?」 「…にんげんさんがわるいとおもうわ」 「おいおい……」 いくらなんでも話が通じなさすぎる。 お仕置きした2匹も、泣いて謝った割には次の日にあのザマだ。 こいつら本当に物を考える力が無いんじゃないかと思えてくる。 よその村では金バッジとかいうものがあるらしいが、ウソなんじゃないか? 「おい、他のゆっくりども。お前らはどう思うんだ?」 たまらずドスの後ろの群れに声をかける。 「ゆゆ! ゆっくりできないにんげんさんがわるいにきまってるんだぜ!!」 「ゆっくりできないにんげんさんはしね!!」 「おお、ぶざまぶざま」 が、この有様だ。 「ぷぷー! ゆっくりできないなんて、にんげんさんはあわれだね!!」 「おきゃーしゃん、にんげんしゃんはかわいちょうだにぇ!!」 「あかちゃん、あれがゆんせいのらくごしゃだよ!! かしこいあかちゃんはまねしちゃいけないよ!!」 「わきゃっちゃよ、おきゃーしゃん!!」 「ゆっくりできないにんげんさんはしね!!」 「ゆっくちできにゃいにんげんしゃんはちね!!」 「ゆっくりできないにんげんさんはしね!!」 「ゆっくりできないにんげんさんはしね!!」 …何で饅頭ごときにここまで言われにゃならんのだ。 煮え返るはらわたを必死に我慢する俺を、馬鹿にしたような目つきでドスが見下ろしている。 畜生! 饅頭のクセにふざけるな! ブッ殺してやる! 「なるほど、大体わかった」 もう少しで後先考えずにドスに飛び掛るところだった俺の前に、お兄さんが進み出た。 「じゃまだよ、にんげんさん! そっちのにんげんさんにせいさいするからどいてね!」 「まあ待て、少しお兄さんの話を聞け。今からゆっくりできる話をしてやる」 「ゆ? ゆっくりできる?」 「そうだ。だから後ろのゆっくりたちを静かにさせろ」 「お、おい、何の話を…」 「いいから、ちょっと黙って聞いてろ」 しねしねと大合唱のゆっくりどもをドスになだめさせ、お兄さんは話し始めた。 「お前たち、人間さんはゆっくり出来ているか?」 「にんげんさんはゆっくりできないんだよ! じょうしきもしらないの? ばかなの?」 「ばーかばーか!」 「ばかなにんげんさんはしんでね!!」 ドスの答えに群れのゆっくりがまた囃し立て始める。 だがお兄さんはそれを無視して、何かに納得したようにうなづいている。 「実はな、人間さんはとてもゆっくり出来ているんだ」 「うそだよ! にんげんさんはゆっくりできないってみんなしってるよ!」 「じゃあお兄さんを見てみろ。ゆっくり出来ていないか?」 「ゆゆ?」 お兄さんを見るドスの眉間に皺が寄っていく。 何しろお兄さんは、獲物の山を前にして笑顔が輝いている。 「ゆう…にんげんさんはゆっくりできているよ?」 「そうだろう、お兄さんは今、とってもゆっくり出来ているぞ」 「で、でもおかしいよ! そっちのにんげんさんはゆっくりできていないよ!」 当たり前だ、クソ饅頭を前にしてニコニコできるか。 お兄さんとは違うんです。 「それはどうしてか教えてやろう」 「ゆ?」 「人間さんは、ゆっくりを見るとゆっくり出来なくなるんだ」 「ゆううううううう!?」 「ありすをみてゆっくりできないなんてとかいはじゃないわ!!」 「れいむこんなにゆっくりしてるのにいいいいいい!!」 「だって人間さんはゆっくりなんて大嫌いだからな」 「「「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおお!!?」」」 「ゆゆゆゆゆ…みんなおちついてね!!!」 お兄さんの言葉で大混乱になった群れを、ドスがまとめなおす。 「だってへんだよ! このにんげんさんはみんなをみてもゆっくりしてるよ!!」 「ゆ!? ほんとだ! とってもゆっくりしてるよ!!」 「ゆっくちゆっくち!! うしょちゅきはちんでにぇ!!」 「ああ、お兄さんはゆっくりをいじめるとゆっくり出来る人だからな」 「「「ゆわああああああああああああああ!!!」」」 あっという間にまた大恐慌。 「最後に大事なことを言うから聞いてね!!」 お兄さんの声に、ざわざわしながらも全ゆっくりが注目する。 「村の人たちはゆっくりが大嫌いだから、お兄さんはお兄さんがゆっくりするために」 「「「ゆゆっ」」」 「人間さんは、ゆっくりをゆっくりさせません!!!」 「「「ゆんやああああああああああああああああああああああ!!!」」」 直後、ピイイイと甲高い音が空を駆け上がっていった。 鏑矢の音だ。 それを合図にして、ゆっくりの群れに雨のように矢が降り注いだ。 村人がしていた準備というのがこれだ。 わさびを塗りこんだ矢を番えて、物陰から先手を狙っていたのだ。 「ゆぎゃああああああ!! がらいいいいいいいいいいい!!!」 「どずうううううううううう!?」 「ゆぎゅるぅっ!!!」 「いやあああああああ!! どすつぶさないでええええええ!!!」 大きさが災いしてハリネズミのようになったドスは、わさびの辛さにのたうち回る。 その周りでは群れのゆっくりがドスに潰され、地面は餡子まみれになっていた。 ドスさえ動けなくしてしまえば、後は烏合の衆だ。 「ヒャッハー!! お楽しみだぁー!!」 「いやあああああああああああ!!!」 鋤や鍬を抱えた村人が殺到する中に、お兄さんは素手のまま飛び込んでいった。 「つまり、『ゆっくりできない』の主語が何なのか、あいつらに伝わってなかったわけだ」 「なるほどねー」 俺は饅頭どもに『人間はゆっくり出来ない』と伝えた。 当然『人間はゆっくりにとってゆっくり出来ないものだ』という意味だ。 それをあいつらは『人間はゆっくりすることが出来ないあわれな生き物』と理解していたという。 「あいつら、自分がゆっくりすることに命を懸けているからな。 はっきりした言い方じゃないと、自分に都合よく解釈しちまうんだな」 「まあ、あの餡子脳どもも、さすがに理解しただろ」 そういって目を向けた先には、全身に矢が刺さったままのドスがいる。 「村の家は何だかわかるか?」 「ゆっぐじでぎるおうぢば、にんげんざんのゆっぐじぶれいずでず!!」 「村の畑は何だかわかるか?」 「ゆっぐじじだばだげぼ、にんげんざんのゆっぐじぶれいずでず!!」 最初は全部まとめて潰してしまうはずだったが、お兄さんの話が通じたのを見て、森に返すことになったのだ。 もちろん、教育した後でだが。 「お前たちが言うには、人間が野菜を独り占めしているそうだが?」 「にんげんざんのゆっぐじぶれいずにあるがら、にんげんざんのものでず!!」 「お前たちは人間の姿が見えないと、家や畑を勝手に荒らすな?」 「にんげんざんがいなぐでもにんげんざんのゆっぐじぶれいずでず!! りがいじまじだ!!」 お兄さんが言うには、ゆっくりにとって、ゆっくり出来ているかどうかは唯一絶対の尺度らしい。 人間がゆっくりよりも強いことはゆっくりにもわかっていたらしいが、『人間はゆっくり出来ていない』から見下していたようだ。 「ごべんだざいいいいい!!! もうじばぜんんんんんん!!!」 「ゆるじでぐだざいいい!! だずげでぐだざいいいい!!」 「にんげんざんのどごろにばぼうぎばぜん!!!」 ドスの足元には、かろうじて生き残ったゆっくりたちが数匹いる。 あの様子なら、今度という今度は村に来ることはないだろう。 「オラ! とっとと帰れ!!」 「ゆべしっ!!」 「二度と来んなコラ!!」 「ゆっぐじざぜでえええええええええ!!」 村人達のぞんざいな足蹴を受けて、ドスたちはズタボロの体を引きずりながら森に帰っていった。 季節は移ろい、恵みの秋。 あれからゆっくりは人間を警戒するようになり、めったなことでは人前に姿を現さなくなった。 しかし、この時期になると、きのこやあけびなどの恵みを求めて、村人たちが森に入っていく。 「ゆんやああああああああ!! こないでええええええええええええ!!」 「にんげんさんはいやあああああああああああ!!!」 ゆっくりたちも冬篭りに備えて活発に動いており、その結果として毎日、森は悲鳴にあふれている。 ゆっくりが捕まりにくくなり、虐待お兄さんは鬱憤がたまっているのではないか。 そう思い、隣のお兄さんに尋ねてみたが、泣き喚き逃げ惑ってくれたほうが楽しいらしい。 森の恵みもそろそろ終わり、本格的な冬支度を始める時期が近づいている。 だが、お兄さんはゆっくりの悲鳴を求めて、今日も森に向かう。 「にんげんさんはゆっくりできないいいいいいいいいいい!!!」 (完)
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■ EasyCAP HDトラブル解決② ここではEasyCAP HDで起きるトラブルの解説と解決法を紹介します。 1.キャプチャできない EasyCAP HDで映像のキャプチャが出来ない理由は幾つかあります。 もし下記に該当しない場合はサポートにお問い合わせください。 不良の場合、購入から1年以内であれば商品を交換できます。 ■ キャプチャボタンがグレーアウトして押せなくなる HDMIの映像をキャプチャするときに起きる症状です。HDMIに「HDCP」というコピーガードが掛かっているとキャプチャできなくなります。 HDCPについて HDCPはほとんどのDVD・BDプレーヤーなど、 著作権物を再生する機器のHDMI出力に掛かります。 ゲーム機、パソコンのHDMI出力にHDCPが掛からない場合があります。 このHDCPを解除・回避することは厳密には著作権法違反になるので EzCAP HDはHDCPを認識するとキャプチャできなくしてしまいます。 HDMIのキャプチャー方法 ・HDMIにHDCPが掛からない映像でしたら、もちろnそのままEzCAP HDでキャプチャできます。 ・HDMIにHDCPが掛かっている場合:その再生機器がアナログの出力が可能なら、それに切り替えてキャプチャできます。※HDMIスプリッター・HDMI-コンポーネント変換や特殊なプログラムの使用によるキャプチャは 保証対象外で不正行為にあたる可能性がありますのでご注意ください。 ■ 映像がパソコンに反映されない この症状の原因は以下の2つが考えられます。 1. 設定上のミスがある 2. ケーブルが壊れている。 設定ミスの場合、まずパソコン上の「VivaStation」の「入力ソース」のところを見てみましょう。 「入力ソース」をキャプチャしたい映像に合わせる必要がありますので、HDMI映像だったら「HDMI」に設定します。 次にに出力機器(DVDプレーヤー、ゲーム機等)の設定を確認しましょう。 DVDの映像をコンポーネントケーブルでキャプチャする場合は、DVDプレーヤーの設定が「YPBPR」にセットされていることを確認します。 それでもダメならケーブルが壊れています。 HDMIケーブルの先を踏んでしまって壊れた、というケースも少なくありません。 ちゃんと映るケーブルかどうか確認しましょう。 上記のどれでもなければおそらくEasyCAP HDが壊れているのでしょう。 1ヶ月以内なら無料で交換できるはずですので、問い合わせてみましょう。 ■ Vivastationの動作が極端に重い、強制終了してしまう、キャプチャされていない VivastationのビデオレンダリングモードにはVMR7、VMR9、EVRと3種類ありますが、 使用環境に正しく設定されていないと様々のトラブルの原因になります。 ・ 動作が極端に重くなる ・ 強制終了してしまう ・ キャプチャボタンを押しても画面が黒くなって動作しない ・ キャプチャしているように見えても、保存ファイルがない これらバグやウィルスだと勘違いされがちですが、 簡単に対処することが出来ます。 1. Vivastationの設定画面を開く 2. ビデオ設定タブを開く 3. VMR形式を「EVR」に変更する。 EVRで正常に動作しない場合は、VMR7、VMR9でもお試しください。 ■ Vivastationでスクリーンショットのキャプチャができない Vivastationの「スナップショット機能」で画面の静止画を保存できます。 しかしエラーが出てしまい、スクリーンショットが撮れない場合があります。 ビデオ設定を変更することで改善されます。 1. Vivastationの設定画面を開く。 2. ビデオ設定タブを開く 3. VMR形式を変更して、再度スクリーンショット機能を試す。
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#blognavi 一言、 「できない。」 じゃわからない 「しない。」 「やらない。」 「やりたくない。」 「やる気がない。」 無意識に諦めているだけ。 濁している、薄めている、ただの言い訳。 「できない。」の99%は言い訳。 ただし、本当にできないこともある。 それを理解した上での「できない。」には必ず理由がつく。 相手を納得させるには、言い方、表現方法に気をつける。 「できない。」 のか、 「やりたくない。」 のか。 ただ、どちらにしても否定的である。ということは間違いない。 正しく「できない。」を使う時は、しっかりとした自己が形成されていることが第一条件。 諦めるの嫌いな、負けず嫌いな性格になっちゃったなぁ・・・。 学校途中で投げ出して、世話になった人達に迷惑かけたって感じた引け目からか。 その時は本当に「できない。」って思ったんだよなぁ~ 今思うと視野超狭いwwwwwっうはwwwwww あーそっか。 相手は相手であって自分じゃねぇもんな。 いくらこっちが納得できなかったとしても、その時のその人にとっては精一杯の表現だったのかもなぁ。 じゃあ、 「(´・∀・`) ヘーソウナンダー」が正しい返答かー なんかツマンネーの。 って、正しいもクソもないわな その時の自分の状況によって返答変わるしなー 「あーしてこーすればできるじゃーん」 とか言う時もあるし。 それはそれで満足だし。 「つか、風邪ならなんで休んで風邪治すことに専念しねぇんだ!?」 ↑まだ引きずってる やっぱ言い訳にしか聞こえませんぜ!旦那!!! まぁ自分の可能性を諦めてしまう、濁したり、薄めたり、誤魔化したりの「できない。」はなるべく使いたくないもんやね。 俺は「できない。」という言葉を使う時、相手にどう思われてもいいくらいの覚悟がなきゃ使うことができない。 │・ω・`) コッショリ ソウアリタイ カテゴリ [徒然草] - trackback- 2006年05月11日 20 30 17 アイシンの損切りはナイスプレーだったね(・x・)スロと同じで低設定台はさっさと捨てるのが株の極意よ♪ -- 館長 (2006-05-12 22 27 25) アザース!!(>Д<)ゝ”これから久々株系日記更新しよー思ってますv(〃 ̄ー ̄〃) v -- ぐに (2006-05-12 23 05 38) 名前 コメント #blognavi
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風都タワーを目指し移動を続ける、承太郎たち3人。 彼らがいた南東の街から風都タワーに向かうには、西に向かってから北上するルートと北の街を経由してから西に向かうルートがある。 しかし前者は禁止エリアへの指定により、利用することができない。 すなわち、自動的に後者のルートを通ることになる。 「さて、ここら辺でおまえらの意見を聞いておきたい」 街が見えてきたあたりで、先頭を歩いていた承太郎が背後の新八とホイミンに話しかける。 「なんです?」 「このまま道をまっすぐ進めば、街に入ることになる。 だが別に、道の通りに進む必要はねえ。 街に入るか、街の外を迂回していくか……。 おまえらはどっちがいい?」 「要するに、人が多そうな場所に行くか行かないかってことだよね?」 「そうだね。街なら味方になってくれる人がいるかもしれないけど、逆に危険な人に遭遇しちゃうかもしれない」 ホイミンの発言に、新八が補足する。 「要はリスクを冒してでも仲間にできるやつを探すか、安全策でいくかだ。 どうする?」 「そうですね……」 承太郎に目線で振られた新八は、アゴに手を当てて考え込む。 「正直、今の僕たちは戦力不足です。 承太郎さんにはスタンドがありますが、僕の体は一般人レベルか下手するとそれ以下の戦闘力しかありません。 ホイミンくんの場合は肉体の強さはけっこうあるみたいですが、本人の性格が戦いに向いていません」 「ごめん……」 「ああ、いや……。責めてるわけじゃなくて」 落ち込むホイミンをフォローしてから、新八は話を続ける。 「人の多そうな場所に行くのは、ハイリスク・ハイリターンです。 でも危険を冒してでも仲間を集めないと、僕たちに先はない。 そう思います」 「なるほどな」 新八の話を聞き終えた承太郎は、今度はホイミンに視線を向けた。 「おまえはどう思う、ホイミン」 「僕は……正直、怖い。 でも僕は、誰かを守れるような存在になりたい。 だから……この恐怖を乗り越えないといけないと思う」 「そうか……。なら決まりだな」 承太郎は、再び前を向く。 「街に行くぜ」 ◆ ◆ ◆ コンクリート製の建造物が並ぶ街の風景から露骨に浮いた、木製の建物。 JUDOはその2階でベッドに横たわり、体力の回復を図っていた。 「虫けらとしては、回復が早い方か……。 悪くない体を引き当てたと思っておこう」 おのれの状態を確かめるように指先を動かしながら、JUDOは独りごちる。 すでにこのバトルロワイアルにおいて2度の戦闘を経験しているJUDOだが、その疲労はこの短時間の休憩でほぼ抜けている。 人間としてはずば抜けたスペックを誇る、門矢士の肉体がなせる技であろう。 もっともそれは、あくまで人間の尺度で見た場合の話だ。 人間をはるかに超越した力を持つJUDOにとって、その程度の違いなど人間がアリの違いを見分けるようなもののはずだ。 しかしJUDOが、その違いを実感しているのは事実。 それは彼の魂が、人間の肉体になじみつつあることを示しているのかもしれない。 「む……?」 ふとJUDOは、かすかな人の気配に気づく。 彼が窓から外を覗くと、そこには3人組の男女の姿があった。 「休息はここまでのようだな」 淡々と呟くと、JUDOはディケイドライバーを自分の腰にセットした。 「変身……」 『KAMENRIDE DECADE!』 ◆ ◆ ◆ 承太郎たち3人は、周囲を警戒しながら街を歩き続けていた。 今のところ、他の参加者には遭遇していない。 (いくつか、人がいた形跡はある……。 友好的なやつがまだ残っていれば助かるんだが……) 考えを巡らせながら、承太郎は歩を進める。 やがてその視界に、木造の建築物が入ってくる。 周囲とは異なる作りの建物に、承太郎の注意が向いた刹那。 そこから放たれる殺気が、承太郎に届いた。 「てめえら、避けろ!」 承太郎はそう叫ぶと同時に、後ろに跳ぶ。 他の二人も、それに合わせて回避行動を取る。 その直後、飛来したエネルギー弾がアスファルトを粉砕した。 「ほう、これに反応するか。 最低限の力はあるようだな」 3人の視線が、声のした方向に向けられる。 彼らが見たのは、銃を構えて壊れた壁の向こうに立つ鎧の戦士だった。 「!?」 黒とマゼンタに染まったその鎧を見た途端、新八の脳に鋭い痛みが走る。 次の瞬間再生されるのは、彼が知るはずのない記憶。 「ちょっとくすぐったいぞ」 『FINALFORMRIDE DDDDOUBLE!』 「仮面ライダー……ディケイド……?」 半ば無意識のうちに、新八はそう呟いていた。 「ディケイド?」 新八の言葉を聞いた承太郎は、怪訝な表情を浮かべる。 新八に何か聞きたそうなそぶりを見せていた承太郎だったが、それよりも早くJUDOがリアクションを起こした。 「ほう、この姿を知っているか。ならば、貴様も異界の仮面ライダーか? その力、見せてみるがいい」 そう告げると、JUDOは新八に向かって突進する。 だが承太郎が、それをみすみす許すはずがない。 「スタープラチナ!」 承太郎の叫びと共に顕現した彼の分身が、JUDOめがけて拳を振るう。 左腕でその拳をガードしたJUDOであったが、衝撃を殺しきれず後退することとなった。 「初めて見る力だ……。 推察するに生命力を人の形に具現化させ、操る能力か……」 「おいおい、一目見ただけでスタンドの本質を見抜くのかよ。 ずいぶんと頭のいい野郎だな」 「スタンド……。それがその力の名か……。 なかなかに興味深い」 JUDOは、承太郎の傍らに立つスタープラチナをまじまじと見つめる。 「だが、貴様らのような虫けらには過ぎた力よ。 家畜に身の程を超えた力など必要ない。 人は人のままであればいい」 その言葉と共に、JUDOは新たなカードをドライバーにセットする。 『KAMENRIDE AGITO!』 電子音声と共に、ディケイドの姿が変化する。 赤い目と黄金の角を持つ戦士へと。 仮面ライダーアギト。 人間を神の定めた道から解放するために戦った戦士の力が今、皮肉にも神と崇拝される超越者に宿った。 「そうやって姿を変えるのが、てめえの……いや、てめえのベルトの能力か。 だがこっちとしては、やることは変わらねえ。 警告もなしに襲いかかってきたクソ野郎をぶん殴る! それだけだ!」 承太郎は、迷わずスタープラチナをJUDOに向かわせる。 繰り出されるのは、必殺のラッシュ。 「オラオラオラオラオラオラ!」 常人ではあり得ぬ速度の拳が、次々とJUDOに叩き込まれる。 JUDOはそれを捌き、防いでいく。 だが、全てに対応することはできない。 防御をすり抜け、いくつもの拳がJUDOを捉えていく。 「すごい! こんなに強かったんだ、承太郎さん! これなら……」 「いや……」 楽観的な反応を見せるホイミンに対し、新八は険しい表情を見せる。 そして当の承太郎も、現状を優勢だとは感じていなかった。 (この鎧、ずいぶんと硬いぜ……! スタープラチナのパワーでも、当たり所がよくなけりゃ有効打にできねえ!) 一方のJUDOも、余裕綽々とはいかずとも冷静に状況を把握していた。 (このスピードは厄介だな……。 まともにぶつかっては、分が悪いか。 ならば、こちらもスピードを上げるとしよう) JUDOは強引にスタープラチナの拳を弾き、体勢を崩す。 その隙に、後ろへ跳躍。 距離を取ってから、新たなカードをセットする。 『FORMRIDE AGITO STORM!』 アギトの金色のアーマーが青く染まり、左腕が太さを増す。 風の力を宿した形態、ストームフォームだ。 「さあ、速さ勝負といこうか」 そう呟き、JUDOが承太郎に突撃する。 (さっきより速い!) 変化に多少の驚きを覚えつつも、承太郎は冷静にカウンターを狙う。 「オラァ!」 突き出される、スタープラチナの拳。 しかしJUDOは、それを紙一重で回避する。 JUDOはそのまま前進。スタープラチナの横をすり抜け、承太郎本人へと向かう。 (ちいっ! こっちを狙ってきやがったか!) 全力でスタープラチナを手元に戻す承太郎だったが、間に合わない。 「くっ、時よ……」 ならばと時間停止を発動しようとする承太郎だったが、それも一手遅い。 JUDOがストームフォームになると同時に出現した薙刀、ストームハルバードの刃が承太郎を襲う。 「ぐうっ!」 承太郎の声から、苦悶の声が漏れる。 同時に、飛び散る鮮血。 彼の胸筋が、横一文字に切り裂かれていた。 さらに追撃をかけようとするJUDOだったが、戻されたスタープラチナがそれを阻止する。 だが、JUDOは焦りを見せない。 「やはり本体へのダメージは、スタンドにも影響するようだな……。 明確にスピードが落ちているぞ」 淡々と告げると、JUDOは攻撃を再開する。 構図は、先ほどと逆。 矢継ぎ早に繰り出されるストームハルバードによる斬撃や蹴りを、スタープラチナが必死で捌いていく。 しかし痛みとかすかな動揺が、スタープラチナの精密さを鈍らせる。 防御をすり抜け、いくつもの攻撃がスタープラチナにヒットする。 そのダメージは承太郎にフィードバックされ、さらなる隙を生んでしまう。 悪循環である。 時を止めようにも、その一瞬の集中さえなかなか生み出せない。 (さあ、どうする。 このまま何の手も打たず、なぶり殺しにされるか?) 過度に慢心せず、相手の出方をうかがいながらもJUDOは攻撃の手を休めない。 だが突然、その右腕が止まった。 否、止まっただけではない。後方へ引っ張られている。 「何っ!?」 すぐさま振り返るJUDO。 そこにいたのは、おびえの表情を浮かべながらも不定形となったおのれの右腕をJUDOの右腕に絡ませるホイミンだった。 人間の姿になってはいるが、現在ホイミンの精神が宿っているソリュシャン・イプシロンはスライムだ。 しかもその体は、ホイミンの世界のスライムよりも自在な変形が可能である。 ゆえに、このような芸当も可能なのだ。 だがそれだけでは、この状況は生まれない。 「あり得ぬ……。貴様、いつの間に我の背後に回った」 人の体に宿ってもなお、JUDOの感覚は常人以上に鋭い。 素人に背後を取られるなど、本来ならばあり得ぬこと。 だがイプシロンは、暗殺者のスキルを習得している。 その気配遮断能力は一級品。 ゆえに本来の体の持ち主でないホイミンであっても、JUDOに察知されず背後に回ることが可能となったのだ。 (ものすごく怖いけど……。 僕も、誰かを守れる存在になりたいんだ! いつまでもおびえてるだけじゃいられない!) 必死でおのれを奮い立たせながら、ホイミンは空いた左手でパンチを繰り出す。 だがそれは、素人丸出しのテレフォンパンチ。 いかに右腕を拘束されているといっても、JUDOにとって避けるのは赤子の手をひねるよりたやすいことだ。 それが、ただのパンチであれば。 「っ!?」 仮面に隠されたJUDOの顔に、動揺が走る。 その理由は、目の前で起きた予想外の現象にあった。 素手であったはずのホイミンの左手から、突然剣が出現したのだ。 これもまた、イプシロンの肉体がなせる技。 生物や物品を体内に隠しておけるというイプシロンの体質を活かし、ホイミンはあらかじめシャルティエを体内に取り込んでいたのである。 『くらえーっ!』 ホイミンとシャルティエの声が重なる。 直後、ホイミンの腕に肉体を切り裂く感触が伝わってきた。 (やったか!?) 心の中で叫ぶホイミン。 だが彼はすぐに、無情な現実を認識してしまう。 「あ……」 シャルティエの刃は、たしかにJUDOの首を切り裂いていた。 だが、浅い。その表面を切り裂いただけに過ぎない。 「なるほど、下等生物なりに知恵を絞ったのは褒めてやろう。 だが、所詮は脆弱な下等生物。根本的に力が足りぬ」 傲岸不遜な言葉を吐きながら、JUDOは右腕に力をこめる。 次の瞬間、爆発的な突風が周囲に吹き荒れた。 「うわああああ!!」 イプシロンの肉体は物理攻撃に強い耐性を持つが、暴風の前にはそれも意味をなさない。 つかんでいた右腕も離してしまい、ホイミンは大きく吹き飛ばされる。 そして吹き飛ばされたのは、すぐ近くにいた承太郎も同じことだった。 「おわあっ!」 承太郎が吹き飛んだ先には、偶然にも新八がいた。 地面への激突を避けようと、承太郎を受け止める新八。 しかし筋肉質な燃堂の肉体はそれなりの重量があり、結局支えきれず下敷きになってしまう。 「すまん、新八。大丈夫か?」 「大丈夫です。僕、これくらいしかできないんで……」 そう口にしながら、新八は悔しさを噛みしめる。 自分は、役に立てないと。 幼い頃から磨き続けた剣術は、この魂に刻まれている。 刀もある。 だがこの体は、剣術を振るうための体ではない。 それでも有象無象のチンピラ程度なら、なんとかなるかもしれない。 しかし今自分たちに敵意を向けている仮面ライダーは、そんな生やさしい相手ではない。 あの男の攻撃を一発でも食らえば、この肉体は死に至る。 新八には、それが理解できてしまっていた。 だから、ただ傍観することしかできなかった。 気の弱いホイミンですら、勇気を振り絞って戦ったというのに。 (せめて……仮面ライダーになることができれば……) 新八がそんなことを考えた、その瞬間。 承太郎のデイパックから、何かがこぼれ落ちた。 (ん? 何だろう、これ) 反射的に、新八はそれを手に取る。 それは、ギリギリ片手に収まるくらいの大きさの、円形の物体であった。 それなりに厚みがあり、何かに例えるのが難しい形状をしている。 強いて言えば、パーツの一部が時計を思わせる程度だろうか。 そして上部には、おぞましい怪物の顔が描かれていた。 (これって……) シルエットは似ても似つかない。 だが顔に板が刺さったようなデザインとカラーリングは、自分が無意識に「ディケイド」と呼んでいたあの仮面ライダーの最初の姿に似ている気がする。 (ひょっとしてこれを使えば、あいつを止められるんじゃ……) 新八は魅入られたように、「それ」のスイッチに手をかける。 だがその時、背を向けていた承太郎が、ようやく新八の様子がおかしいことに気づいた。 「新八、なぜおまえがそれを持っている。 すぐに手を離せ」 承太郎は事前に説明書きを読み、「それ」が何かを知っていた。 その支給品の名は、「アナザーディケイドウォッチ」。 仮面ライダーのまがい物、アナザーライダーを生み出すアイテムだ。 アナザーライダーとなった者は高い戦闘力を得る代わりに、理性を失い暴走する危険性を抱える。 それを危惧した承太郎は窮地に陥ってもそれを使うことはなく、存在を仲間に伝えることもなかった。 だが運命のいたずらにより、ウォッチは新八の手に渡ってしまった。 「スイッチを押すな、新八!」 怒号に近い叫びを上げる承太郎だが、その言葉はすでに新八には届いていなかった。 新八は、無言でスイッチを押す。 『ディケイド!』 低い電子音声を響かせたウォッチを、新八は自分の胸に押し当てる。 するとウォッチは、物理法則を無視して彼の体内へと沈み込んでいった。 ここで一度、確認しよう。 アナザーライダーとは、仮面ライダーになるべきではない人間がその力を与えられてしまったことによって生まれる、偽りの仮面ライダーである。 だが新八の精神が宿っているフィリップは、紛れもない仮面ライダーである。 ならば彼の肉体でアナザーウォッチを手にすれば、本来の仮面ライダーになれるのか。 答は、「否」である。 仮面ライダーの変身者であっても、自分が変身すべき仮面ライダーでなければこの場合本物とはならない。 檀黎斗が仮面ライダーオーズになれなかったように。 矢車想が仮面ライダーカブトになれなかったように。 フィリップもまた、仮面ライダーディケイドになることはできない。 「があああああああ!!」 猛獣のごとき雄叫びが、周囲に響く。 その声を発した当人である新八は、もはや人の姿をしていなかった。 悪鬼のごとき形相に、左右に大きく張り出した角。 怪人・アナザーディケイドがそこにいた。 「ほう……」 何やら面白いことになりそうだと事態を静観していたJUDOが、感嘆の声を漏らす。 「その力、我のベルトと元は同じか……。 もっとも、使いこなせているようには見えぬが。 それでも、虫けらやアメーバよりは手応えがあろう。かかってくるがいい」 JUDOは悠然と構え、新八の攻撃を待つ。 それに対し、新八は真っ向から突っ込んだ。 「新八!」 承太郎の声も、新八を止めることはない。 新八はそのまま、JUDOに激突する。 「どうした、ただの体当たりで終わりか? それでは芸が……」 余裕を持ってそれを受け止めるJUDOだったが、その言葉が途中で途切れる。 彼は気づいたのだ。いつの間にか自分の背後に、オーロラのようなものが出現していることに。 「これは……時空のゆがみか?」 「おおおおおおお!!」 回避に移ろうとするJUDOだったが、時すでに遅し。 新八はJUDOをオーロラの中に押し込み、自分も飛び込む。 二人の姿は忽然と消え失せ、やがてオーロラも消滅した。 「き、消えた!? 承太郎さん、いったい何が起きたの!?」 困惑するホイミンは承太郎に尋ねるが、承太郎はそれに答えない。 ただ、拳を固く握りしめる。 「新八の野郎……。何考えてやがる……」 【午前/E-6 「食酒亭」前】 【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】 [身体]:燃堂力@斉木楠雄のΨ難 [状態]:疲労(中)、全身にダメージ(中)、銀髪の男(魔王)への怒り [装備]:ネズミの速さの外套(クローク・オブ・ラットスピード)@オーバーロード、MP40@ストライクウィッチーズシリーズ [道具]:基本支給品×2、予備弾倉×2、童磨の首輪 [思考・状況]基本方針:主催を打倒する。 1:新八のやつ、どこに…… 2:ホイミンと共に風都タワーに向かう。 3:主催と戦うために首輪を外したい。 4:自分の体の参加者がいた場合、殺し合いに乗っていたら止める。 5:DIOは今度こそぶちのめす。たとえジョセフやジョナサンの身体であっても。 6:銀髪の男(魔王)、半裸の巨漢(志々雄)を警戒。 7:天国……まさかな。 [備考] ※第三部終了直後から参戦です。 ※スタンドはスタンド能力者以外にも視認可能です。 ※ジョースターの波長に対して反応できません。 ※ボンドルドが天国へ行く方法を試してるのではと推測してます。 またその場合、主催者側にDIOの友が協力or自分の友が捕らえられている、自分とDIOの首輪はダミーの可能性があると推測しています。 ※時間停止は現状では2秒が限界のようです。 【ホイミン@ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】 [身体]:ソリュシャン・イプシロン@オーバーロード [状態]:健康、魔力消費(小) [装備]:アンチバリア発生装置@ケロロ軍曹、シャルティエ@テイルズオブデスティニー [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本方針:人間にはなりたいが、そのために誰かを襲うつもりはない。 1:ライアンさんのように、人を守るために戦う。 2:新八くんが消えた!? [備考] ※参戦時期はライアンの旅に同行した後?人間に生まれ変わる前。 ※制限により、『ホイミ』などの回復魔法の効果が下がっています。 ※プロフィールから、『ソリュシャン・イプシロン』と彼女の持つ能力、異世界の魔法に関する知識を得ました 数時間前までいろはとリトがいた、風都タワーの展望台。 新八とJUDOは、そこにワープしていた。 この場所が選ばれたのは新八が目的地として強く意識していたからか、あるいは肉体に刻まれたフィリップの記憶の影響か。 「はあ、はあ……」 新八は、際限なく湧き上がってくる破壊衝動を必死で押さえ込んでいた。 「仲間を傷つける敵を倒す」。その思考に集中することで、かろうじて理性を保っている状態だ。 「仲間を守るために、我と自分だけを転移させたか……。 愚かなことよ。全員でかかれば、多少は勝機があったかもしれぬというのに」 「黙れ! おまえは……おまえは僕が倒す!」 悪意に飲み込まれぬよう声を張り上げながら、新八は刀を構える。 その視界で、JUDOに一瞬白い仮面ライダーが重なり、消えた。 だが今の新八には、それを気にしている余裕もない。 「うおおおお!!」 絶叫と共に、「本物」と「偽物」の戦いが始まった。 【午前/D-4 風都タワー展望台】 【志村新八@銀魂】 [身体]:フィリップ@仮面ライダーW [状態]:疲労(中)、アナザーディケイドに変身 [装備]:フーの薄刃刀@鋼の錬金術師、アナザーディケイドウォッチ@仮面ライダージオウ [道具]:基本支給品、ダブルドライバー@仮面ライダーW、T2サイクロンメモリ@仮面ライダーW、新八のメガネ@銀魂、両津勘吉の肉体 [思考・状況]基本方針:主催者を倒す 0:激しい破壊衝動 1:JUDOを倒す 2:神楽ちゃんを探す 3:左翔太郎さんの体も誰か入ってるのか気になる 4:銀さんを殺した相手(魔王)に怒り [備考] ※メタ知識が制限されています。参戦作品(精神・身体両方)に関しては、現状では「何となく名前に見覚えがある気がする」程度しか分かりません。 こち亀に関してはある程度覚えているようです。 ※地球の本棚は現状では使えないようです。今後使えるか、制限が掛けられているかは後続の書き手にお任せします。 【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】 [身体]:門矢士@仮面ライダーディケイド [状態]:負傷(中)、ディケイドアギトに変身 [装備]:ディケイドライバー+ライドブッカ―+アタックライド@仮面ライダーディケイド [道具]:基本支給品×2(リオン)、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル [思考・状況]基本方針:優勝を目指す 1:闘争を楽しむ 2:新八を倒す 3:宿儺と次出会ったら、力が戻った・戻ってないどちらせよ殺し合う 4:優勝後は我もこの催しを開いてみるか [備考] ※参戦時期は、第1部終了時点。 ※現在クウガ?アギトのカードが使用可能です。 【支給品紹介】 【アナザーディケイドウォッチ@仮面ライダージオウ】 仮面ライダーの力を持つ怪人、アナザーライダーの一種であるアナザーディケイドに変身するための時計型アイテム。 起動して体内に埋め込むことで変身する。 強いダメージを受ければ体外に排出されることもある。 仮面ライダーディケイドの力を伴う攻撃でないと完全に破壊することは不可能。 アナザーワールドの創造及びダークライダーの召喚、時間移動は制限により使用不可。 オーロラカーテンによるワープは会場内であれば自由に使えるが、ワープする距離に比例して体力を消耗する。 【施設紹介】 【食酒亭@異種族レビュアーズ】 異種混合街に店を構える、宿屋兼酒場。 クリムが従業員として働いており、スタンクたちが拠点として入り浸っている。 87 その踊り、誰が為に 投下順に読む 89 未完成のアンサー 時系列順に読む 80 一歩前へ 空条承太郎 90 犬飼ミチルの謎 ホイミン 志村新八 91 Fの集結/イン・マイ・メモリーズ 73 適者生存 大首領JUDO
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結構はまったのですが覚え書き程度デス adbで実機に接続出来ない際の確認事項(OSがLinuxの時) 現在、実装がすべて済んでないので設定関連で矛盾が生じる事がるようだ…。。。。 それぞれ、相互依存を調べてないし、実機の再起動が必要かもしれない…。 基本の基本 設定→アプリケーション→開発→USBデバッグ にチェックが入っていること。 実機で adbd が起動しているかどうか? # ps (省略) root 1204 1 4424 200 ffffffff 0000f594 S /sbin/adbd (省略) のように、adbd が実機で動いていればok。 adbd は init.rc にて service として記述されているので、 停止の場合 # stop adbd 開始の場合 # start adbd とするとよい。stop 及び start の後は ps でプロセスを確認すると成功したかどうか分かる。 qxdm_enable の確認。qxdm_enable を 1 に設定しておくと adbd の起動が若干速くなる。 有効 # cat /sys/devices/platform/msm_hsusb_periphera/qxdm_enable 1 0の時は無効になっている # echo 1 /sys/devices/platform/msm_hsusb_periphera/qxdm_enable 再起動しても保持されていはずなのだが、再起動すると無効になることもあるようだ。 (手元で再現しないのは何故でしょうか??) init.rc 内でサービス停止が指示されると止まるのでそれまでは繋がる。 検証中は adbd を停止するような指示はコメントアウトしていた方がよいかも。 kernel側の現在値 # cat /sys/devices/platform/msm_hsusb_periphera/functions/adb 1 1でオン。0 の時の対策 # echo adb=1 /sys/devices/platform/msm_hsusb_periphera/func_enable property の確認 # getprop persist.service.adb.enable 1 1で正常。ゼロの場合の対策 # setprop persist.service.adb.enable 1 (boot.img を作成する際に default.prop で 1 を指定しているので問題ないとは思うが、起動後に書き換わるかもしれないので。) settings.db の確認 # sqlite3 /data/data/com.android.providers.settings/databases/settings/databases/settings.db sqlite select * from secure where name= adb_enabled ; 277|adb_enabled|1 277は環境によって異なる。最後が 1 ではないとき の対策 sqlite update secure set value=1 where name= adb_enabled ; sqlite .exit updateのsql文で間違えると、全設定情報が書き換わるので注意のこと。 実機を再起動する。場合によってはホスト側OSも再起動する。 設定の開発チェックボックスと連動していない?? その他の対策 ホストOS側のUSBデーモン(サービス)再起動 # service udev stop # service udev start USBの抜き差しを行う。 USB HUBを使っている場合は、USB HUBとPCとの間を抜き差しする。 全項目を試した上で、最終的には、実機とホストOS側両者を再起動する。 ざっと、項目を羅列しただけなので何か有りましたらコメントまで コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る (2011/02/05 23 13 公開)
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元スレURL しずく「おしっこが我慢できないです……」 概要 お漏らし癖を何とかしたいしずくに協力を仰がれ 璃奈が開発したのはお仕置き機能付きのチョーカー 果たして排泄トレーニングの行方は…? 前作:しずく「おしっこ我慢気持ちいいです♡」 タグ ^桜坂しずく ^天王寺璃奈 ^演劇部部長 ^エロ ^コメディ ^しずりな 名前 コメント
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*警告* 現代物です。 ゆっくりは何も悪いことをしていませんが、ゆっくりできません。 80字改行です。その辺案配していただけると読みやすいです。 ↓以下本文 「ゆっしょ! ゆっしょ!」 「おかーしゃん、ゆっくちがんばってね!」 路地裏で事業者ゴミの袋がガサガサと音を立てていた。バスケットボール大のゆっくり れいむが袋にかじりつき、まんじゅうボディをもにゅんもにゅんとくねらせ、不気味な踊 りを披露している。まわりでは何匹ものテニスボール大の子れいむが騒ぎながら、ぽいん ぽいんと跳ねている。手足のないゆっくりではかたく縛られたゴミ袋の口をほどくことは できない。中身にありつくためには、決して容易いことではないが自治体指定のゴミ袋を なんとしてでも食い破る必要があった。 「ちっ、野良ゆっくりかよ……ウッゼぇ」 そこへ見事にでくわしたのが、休憩時間に一服つこうと出てきた店の若い者。露骨に顔を しかめてタバコをポケットにねじ込むと、ゴミ袋に夢中で彼に気付かない親れいむのこめ かみに、つっかけを深々とめり込ませた。 「ゆ゙ぼっ?!」 「おー、柔らけぇ」 白目をまん丸に剥いたまま、電信柱と情熱的な抱擁を交わす親れいむ。ごちそうまであと 一息というところで吹き飛んだ親れいむに、子れいむも仲良く一斉にゆがーんと白目で硬 直。ゆっくりは突然のゆっくりできない事態が認識できず、白目を剥いて固まってしまう 性質がある。そして、再起動までには若者がポリ袋を取って戻ってくる時間はゆうにあっ た。彼は、応援していた位置そのままに一列に並んだままで固まっている子れいむを手づ かみで次々に袋に放り込んでいく。向かいの電柱とめり込むほど親交を深めている親れい むのもみあげを掴んで引き剥がすと、ゆっゆっと楽しい顔で痙攣している不思議まんじゅ うをしばし眺めた。下膨れの顔は電柱との不本意な接近遭遇によって、平べったく潰れて 赤く跡がつき、器用にも目をぐるぐる模様にして目を回していた。 「でけぇ。二袋いるか」 若者は親れいむを別の袋に放り込んで口を縛って放り出すと、放り込まれた衝撃で気が付 いたのか、中で子れいむがはね回りはじめたもう一つの袋の口も手早く結ぶ。きちんと縛 っておかなければ、潰したときに中身のあんこが漏れて、地面が汚れてしまう。ゴミを撒 き散らすのダメ、ゼッタイ。 「めんどくせえなあ。昨日だったら燃えるゴミの日だったのによう」 彼は袋の中で寄り集まり、口々にゆっくりしていってね! と鳴き声をあげる子ゆっくり を睨み付ける。歩いていて、まだ火のついているたばこが落ちていたらとりあえず踏み消 すようなもの。都市部の野良ゆっくりの扱いは、その程度だった。 やれやれ、と息をつくと若者はまずは潰すのも楽な子ゆっくり袋に足を向けた。 「ゆっくちちていってね!」 これから自分たちに起きることを理解していない子ゆっくりは、若者を見上げて鳴き声 をあげる。ゆっくり間であればとてもゆっくりできる挨拶も、しかして人間相手には何の 感慨ももたらすことはない。当然帰ってくるはずのゆっくりしていってね、の代わりに、 子れいむに返されたのは、硬質ゴムの靴底であった。子れいむは不思議そうな顔のまま、 中身を全て押し出されて平たくなった。 「ゆ゙ぎゃああああ?!」 若者が面倒そうに靴底をぐじぐじと捻ると、僅かに残されたあんこで断末魔の痙攣をして いた子れいむの皮も破れてあんこと混ざり合い、髪も飾りも混ざって、一息のうちに餡塊 となった。ここにきてやっとゆっくり姉妹も自分たちの運命に気付き、ポリ袋の中で跳ね 回りはじめる。しかし、どれだけ必死に逃げ回ろうとも、ポリ袋は透明で外が透けて見え ても逃げ場はなく、口もきつく結ばれて逃れることはできない。 「にんげんさん! ゆっくりやめてね! ゆっくりできなくなっちゃうよ!」 「ゆゆっ! なんにもないのにひっかかってにげられないよ!」 砂糖水と餡子で滑る袋の中、一番小さな子れいむがぽてりとひっくり返る。若者はこれ幸 いと、無防備な底を晒して動けなくなっている子れいむを踏みつける。 「なかみだしちゃだめだよ! ゆっくりがんばってね!」 「みんにゃでたしゅけるよ!」 「ゆ゙……ゆ゙ぶ、ゆ゙ぼ……!」 圧迫されて飛び出しそうなあんこを、必死に目をつむり、口をつぐんで押しとどめようと する子れいむ。妹を救おうと、姉妹は若者の足にぽにゅんぽにゅんと体当たりをはじめた り、靴底を押し上げようとするものの、内圧で薄くなった皮は姉妹の目の前でぱぁんと爆 ぜ、袋に盛大にあんこが飛び散った。 「ゆああああ?!」 「どうしてこんなことするのお!?」 「おかあしゃん! ゆっくりたすけてね!」」 「ゆゆっ?! おちびちゃん、いまたすけにゆべしっ!」 子れいむの悲鳴に通ずる物があったのか、目を回していた親れいむが柔らかまんじゅうボ ディを左右に振りながら飛び起きた。あんこで汚れたポリ袋と中で跳ね回る可愛い子れい むに気付き、勇躍飛び出すものの、親れいむもまた袋の中。一跳ねで盛大に顔面からアス ファルトと仲良くなることとなった。 「にんげんさん、ゆっくりやめてね!」 妹れいむをかばうように、年かさの子れいむがぷくぅと膨れて威嚇する。それが功を奏 してか、若者は足を止めた。もちろん、それはゆっくりの威嚇によるものではない。 「おはようございまっす」 「おう、お疲れ!」 足を止めて挨拶する若者に、えびす顔の男が片手を上げて勝手口へ入っていく。野良ゆっ くりの生死など、だれも気にもとめない。当然命乞いに耳を傾ける者もいない。姉れいむ は膨れたまま一息に踏み潰され、中のあんこを全て吐き出した。そのままにしていては、 生き残りがあんこを中に押し戻して蘇生させてしまう。若者は靴底で皮を踏みちぎり、飾 りと混ぜて妹思いの子れいむをきっちり、あんこの塊へと変えた。 「あの、すみません……」 震える子れいむを踏み付ける若者は、その声に足を止めた。肩越しに見やれば、若い娘 が先ほどの親れいむの袋を手にしていた。親れいむは袋の中で飛んだり跳ねたり、滂沱の 涙の砂糖水で滑って転んだり大騒ぎ。 「そのゆっくり、どうなさるんですか?」 「普通に潰して燃えるゴミですけどー」 「どぼじでそん゙な゙ことい゙うの゙お゙!」 袋の中でわめく燃えるゴミに構わず、若者は足に力を入れ、燃えるゴミを製造する。ごは んが足りなくても、がまんして妹に多めに食べさせていた姉れいむも、あっという間にあ んこ玉。袋の底があんこで埋まりはじめ、跳ねた拍子にあんこで滑ったその下の妹れいむ も、仲良く姉妹と混ざり合う。 「よろしければ、そのゆっくり頂けませんか」 「えぇえ、こんなのを?!」 「え、ええ」 驚いた若者は、思わずあんこに埋まる残骸を念入りにすりつぶしていた足を止め、顔をあ げて向き直る。おとなしそうな顔だちの娘は、恥ずかしそうに頷いた。このご時世、ゆっ くりが欲しければ、デパートでもスーパーでも、食品コーナーでいくらでも売っている。 ゆっくり加工品も、置いていないコンビニの方が珍しいくらい。上品そうな身なりの娘が 野良ゆっくりを何のために欲しがるというのだろうか。若者は呆気にとられ、娘をまじま じと見つめる。娘はバッグの紐をつまんで位置を直す。 「あちゃー、まさか野良ゆっくりなんざ欲しい人がいるとは思わなくて……ほとんど潰し ちまいましたよ。すいませんねえ」 「いえいえ、とんでもないことで。この大きいのだけでも頂いてよろしいかしら?」 「こんなんでよければいくらでも。はは、その辺這いずり回ってるおまんじゅうはさすが に喰えたもんじゃありませんからねえ」 「でいぶはたべものじゃないいい!」 若者はしゃがみ込んで、袋の中身をつっかけの先で蹴ってあんこを散らす。生き残りの一 匹も、姉妹を襲った残酷な運命にあんこを全て吐き出して永遠にゆっくりしていた。 「あちゃ、こっちは全部潰れてました。すいませんね」 「ではありがたく頂戴いたしますね」 「ええ、どうぞどうぞっと」 若者に頭を下げると、娘は親れいむの袋を提げて歩いていった。若者は袋の口をきつく縛 り直し、念入りにつっかけの底でまんじゅうの皮をすりつぶす。少しでも息があると、次 のゴミの日までゆっくりゆっくりうるさいから。 「やれやれ、野良ゆっくりなんざ欲しがる奇特な人がいたもんだ。あれか、おかしい人な のかね。綺麗なのにもったいねえなあ」 あんこで一杯のポリ袋をゴミ集積箱に放り込むと、若者は勝手口から戻っていった。結局 彼はゆっくりのせいでせっかくの休憩もほとんどゆっくりできなかった。 「ゆ゙っ、ゆ゙っ、でいぶのおちびぢゃんが……」 「さ、ついたわよ」 とさりと袋詰めを三和土に落とし、娘はだばだば砂糖水を垂れ流すれいむに微笑んだ。 「ゆゆ……ここはおねえさんのゆっくりぷれいす?」 「そうよ、わたしのおうち」 「れいむもゆっくりしたいよ……」 「でもあなた汚いわ。奇麗にしましょうね」 「ゆっ?!」 バッグとれいむを置いて、娘は手早く部屋着に着替えて戻ってくると、袋ごとれいむをお 風呂場に運ぶ。水温を軽く確かめ、れいむに頭からシャワーを浴びせる。 「ゆやああああ! みずさんはゆっくりできないよ!」 「だいじょうぶ、これは人間がとってもゆっくりできるものよ」 水流に怯え、白目を剥いて硬直するれいむに構わずたっぷり濡らすと、ゆっくり用シャン プーで泡まみれにしていく。 「あわあわあわあわ、いいにおい! くすぐったいよ!」 「いい子だからあばれないの」 ゆっくりの不思議まんじゅうボディは、お互いに舐めたりす~りす~りするだけで汚れが 取れるが、野良ではどうしても汚れや臭いが残るもの。でも、信頼のお兄さん印、鬼意製 薬のゆっくりシャンプーはガンコな汚れもこんなにすっきりー! 温かいシャワーで泡を流され、れいむはプルプルと水気を飛ばす。ゆっくりできない雨 とは違って、こんなにゆっくりできる温かな水は、野良ゆっくりのれいむには未知の存在 だった。 「こぉら、あばれちゃだめよ」 「ゆ、ゆっくりー!」 すすぎ終わってふわふわタオルで包まれ、野良のれいむは生まれて初めてのゆっくり体験 に、白玉の目玉を輝かせて歓喜のゆっくりを上げた。 「乾くまで少しおとなしくしてなさい」 「ゆっくりするよ!」 タオルでぐるぐる巻きにされ、端を洗濯ばさみで止められた塊がもごもごと声をあげる。 脱衣場にれいむ包みを置くと、娘は部屋着を放りだして、豊満な肢体を惜しげもなく晒し、 野良ゆっくりで汚れた手を、水の跳ねた身体を丁寧に洗い清めていく。文字でしかお見せ できないのが残念である。 「ふう、さっぱり」 「れいむもすっきり!」 湯上がりの娘は洗い髪を乾かしながら、れいむに一切れ、バウムクーヘンを切り分けた。 「むーしゃ、むーしゃ……しっ、しあわせーっ!?」 アスファルトを割って生える雑草やゴミ箱を荒らしてきた野良ゆっくりのれいむには、そ れは全く未体験の味だった。そのあまあまは、もはや暴力的と言っても過言ではなかった。 感動に打ち震えているれいむにもう一切れ、自分の皿にも一切れ切り分ける。カップを手 に取り、娘は紅茶の香りをしばし楽しむ。 「おねえさん……」 「なあに、もっとほしいの?」 「おちびちゃんたちもゆっくりさせてあげたかったよ……」 「そう、それはとても残念だったわね」 娘も長いまつげを伏せ、紅茶のカップをソーサーに戻す。かちり、と硬質な音がひどく酷 薄に響いた。 「そろそろ暗くなるわね。さ、おうちに帰りなさい?」 優しい声色はそのままに、娘はれいむを持ち上げた。柔らかな両手に挟まれ、れいむは目 を見開き、じたじたと暴れはじめた。一度体験したゆっくりを、はいそうですかと手放せ るゆっくりがいようはずもない。 「ゆっ、ゆゆっ! おねえさん! れいむもおねえさんのおうちでゆっくりしたいよ!」 「だぁめ。ここはわたしのおうち。あなたにはあなたのおうちがあるでしょう」 「おそとはゆっくりできないよ! れいむもゆっくりさせてね!」 その言葉に、娘はころころと鈴を転がすように笑う。震える手で挟まれたまま、れいむは 大量の疑問符を浮かべ、娘の顔を見上げる。 「ゆっ、ゆっ? おねえさん、どうしてわらってるの?」 「お外は寒いし、夜は怖いわね。人間はあなたたちをゴミとしか見ていないわ。野良犬も、 野良猫も、鼠も、鳥も、蟲も。何もかもがゆっくりできないでしょう。この世界のどこに 行こうと、あなたたちゆっくりのゆっくりプレイスなんて存在しないものね。でもダメ」 満面の笑みを浮かべる娘に、目の幅で涙を流し、もみあげをぴこぴこさせ、おりぼんをぴ るぴる動かし、れいむは可愛らしさを必死でアピールする。 「でいぶはゆっくりしてるよ! おうたもじょうずにうたえるよ! おねえざんのおうぢ で! ゆっくりざぜでぐだざいい!」 その言葉に、娘は手を離し、腕を組んで、頬に指をあてて首を傾げる。ぼてっ、と転げ落 ち、期待に目を輝かせるれいむ。屈むと重たげにたゆん、とする胸に飛びつこうとするれ いむを手の平で押しとどめ、娘はにっこり微笑んだ。 「あと七回お日様がのぼって、あと七回お日様が沈んだら、また今日みたいにお風呂で奇 麗にして、あまあまも食べさせて、ゆっくりさせてあげる」 「ゆ゙っ?!」 れいむを抱え、娘は薄ら寒い扉の外へ向かう。冬の風が娘の髪をひょうと煽る。夕暮れの 風の冷たさに、形の良い唇の端を釣り上げ、れいむの髪を撫でて微笑む。たった一撫で。 そのあとはコンクリートにれいむを置いて娘は踵を返す。 「寒いわね。明日は雨かしら。きっとずっとゆっくりできないわね」 「ゆ、ゆ、ゆ」 ぴしゃり、と扉が閉まる。れいむが何度体当たりしても、軋みさえしなかった。吹き抜け る冷たい風が、れいむのゆっくりを奪っていく。お風呂を知ってしまったら、水浴びのた びに思いだしてゆっくりできなくなることだろう。人間のお菓子の味を覚えたら、何を食 べてもゆっくりすることはないだろう。ふかふかのタオルの感触を思いだして、寝床でも ゆっくりすることはできないだろう。 「ゆっくりできないよ……おちびちゃん……まりさ……」 狩りへ行って二度と戻ってこなかったまりさとのゆっくりの証。ささやかなしあわせー、 を分かち合った可愛い子ゆっくりたちはもういない。冬の夕陽がアスファルトに影を投げ かける。やがて、丸い影が、ぽいん、ぽいんと力無く跳ねて路地裏へと消えていった。 書いた物リスト ゆっくりいじめ系464 森に魚を求める 紅魔館×ゆっくり系12 突発ゆっくり茶会 ゆっくりいじめ系540 ゆっくり水雷戦 その他 ゆっくりの手引き ゆっくりいじめ系1097 アストロン ゆっくりいじめ系1014 どすのせいたい ゆっくりいじめ系1907 品評会 ゆっくりいじめ系2137 朝の光景 ゆっくりいじめ小ネタ259 緩慢しんぼ 注 これは野良犬や野良猫への餌付けや、構って捨てる行為を推奨するものではありません。 フィクションのゆっくりと現実の動物を同一視しないでね! 虐待おねえさんとの約束だよ!
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*警告* 現代物です。 ゆっくりは何も悪いことをしていませんが、ゆっくりできません。 80字改行です。その辺案配していただけると読みやすいです。 ↓以下本文 「ゆっしょ! ゆっしょ!」 「おかーしゃん、ゆっくちがんばってね!」 路地裏で事業者ゴミの袋がガサガサと音を立てていた。バスケットボール大のゆっくり れいむが袋にかじりつき、まんじゅうボディをもにゅんもにゅんとくねらせ、不気味な踊 りを披露している。まわりでは何匹ものテニスボール大の子れいむが騒ぎながら、ぽいん ぽいんと跳ねている。手足のないゆっくりではかたく縛られたゴミ袋の口をほどくことは できない。中身にありつくためには、決して容易いことではないが自治体指定のゴミ袋を なんとしてでも食い破る必要があった。 「ちっ、野良ゆっくりかよ……ウッゼぇ」 そこへ見事にでくわしたのが、休憩時間に一服つこうと出てきた店の若い者。露骨に顔を しかめてタバコをポケットにねじ込むと、ゴミ袋に夢中で彼に気付かない親れいむのこめ かみに、つっかけを深々とめり込ませた。 「ゆ゙ぼっ?!」 「おー、柔らけぇ」 白目をまん丸に剥いたまま、電信柱と情熱的な抱擁を交わす親れいむ。ごちそうまであと 一息というところで吹き飛んだ親れいむに、子れいむも仲良く一斉にゆがーんと白目で硬 直。ゆっくりは突然のゆっくりできない事態が認識できず、白目を剥いて固まってしまう 性質がある。そして、再起動までには若者がポリ袋を取って戻ってくる時間はゆうにあっ た。彼は、応援していた位置そのままに一列に並んだままで固まっている子れいむを手づ かみで次々に袋に放り込んでいく。向かいの電柱とめり込むほど親交を深めている親れい むのもみあげを掴んで引き剥がすと、ゆっゆっと楽しい顔で痙攣している不思議まんじゅ うをしばし眺めた。下膨れの顔は電柱との不本意な接近遭遇によって、平べったく潰れて 赤く跡がつき、器用にも目をぐるぐる模様にして目を回していた。 「でけぇ。二袋いるか」 若者は親れいむを別の袋に放り込んで口を縛って放り出すと、放り込まれた衝撃で気が付 いたのか、中で子れいむがはね回りはじめたもう一つの袋の口も手早く結ぶ。きちんと縛 っておかなければ、潰したときに中身のあんこが漏れて、地面が汚れてしまう。ゴミを撒 き散らすのダメ、ゼッタイ。 「めんどくせえなあ。昨日だったら燃えるゴミの日だったのによう」 彼は袋の中で寄り集まり、口々にゆっくりしていってね! と鳴き声をあげる子ゆっくり を睨み付ける。歩いていて、まだ火のついているたばこが落ちていたらとりあえず踏み消 すようなもの。都市部の野良ゆっくりの扱いは、その程度だった。 やれやれ、と息をつくと若者はまずは潰すのも楽な子ゆっくり袋に足を向けた。 「ゆっくちちていってね!」 これから自分たちに起きることを理解していない子ゆっくりは、若者を見上げて鳴き声 をあげる。ゆっくり間であればとてもゆっくりできる挨拶も、しかし、人間相手には何の 感慨ももたらすことはない。当然帰ってくるはずのゆっくりしていってね、の代わりに、 子れいむに返されたのは、硬質ゴムの靴底であった。子れいむは不思議そうな顔のまま、 中身を全て押し出されて平たくなった。 「ゆ゙ぎゃああああ?!」 若者が面倒そうに靴底をぐじぐじと捻ると、僅かに残されたあんこで断末魔の痙攣をして いた子れいむの皮も破れてあんこと混ざり合い、髪も飾りも混ざって、一息のうちに餡塊 となった。ここにきてやっとゆっくり姉妹も自分たちの運命に気付き、ポリ袋の中で跳ね 回りはじめる。しかし、どれだけ必死に逃げ回ろうとも、ポリ袋は透明で外が透けて見え ても逃げ場はなく、口もきつく結ばれて逃れることはできない。 「にんげんさん! ゆっくりやめてね! ゆっくりできなくなっちゃうよ!」 「ゆゆっ! なんにもないのにひっかかってにげられないよ!」 砂糖水と餡子で滑る袋の中、一番小さな子れいむがぽてりとひっくり返る。若者はこれ幸 いと、無防備な底を晒して動けなくなっている子れいむを踏みつける。 「なかみだしちゃだめだよ! ゆっくりがんばってね!」 「みんにゃでたしゅけるよ!」 「ゆ゙……ゆ゙ぶ、ゆ゙ぼ……!」 圧迫されて飛び出しそうなあんこを、必死に目をつむり、口をつぐんで押しとどめようと する子れいむ。妹を救おうと、姉妹は若者の足にぽにゅんぽにゅんと体当たりをはじめた り、靴底を押し上げようとするものの、内圧で薄くなった皮は姉妹の目の前でぱぁんと爆 ぜ、袋に盛大にあんこが飛び散った。 「ゆああああ?!」 「どうしてこんなことするのお!?」 「おかあしゃん! ゆっくりたすけてね!」」 「ゆゆっ?! おちびちゃん、いまたすけにゆべしっ!」 子れいむの悲鳴に通ずる物があったのか、目を回していた親れいむが柔らかまんじゅうボ ディを左右に振りながら飛び起きた。あんこで汚れたポリ袋と中で跳ね回る可愛い子れい むに気付き、勇躍飛び出すものの、親れいむもまた袋の中。一跳ねで盛大に顔面からアス ファルトと仲良くなることとなった。 「にんげんさん、ゆっくりやめてね!」 妹れいむをかばうように、年かさの子れいむがぷくぅと膨れて威嚇する。それが功を奏 してか、若者は足を止めた。もちろん、それはゆっくりの威嚇によるものではない。 「おはようございまっす」 「おう、お疲れ!」 足を止めて挨拶する若者に、えびす顔の男が片手を上げて勝手口へ入っていく。野良ゆっ くりの生死など、だれも気にもとめない。当然命乞いに耳を傾ける者もいない。姉れいむ は膨れたまま一息に踏み潰され、中のあんこを全て吐き出した。そのままにしていては、 生き残りがあんこを中に押し戻して蘇生させてしまう。若者は靴底で皮を踏みちぎり、飾 りと混ぜて妹思いの子れいむをきっちり、あんこの塊へと変えた。 「あの、すみません……」 震える子れいむを踏み付ける若者は、その声に足を止めた。肩越しに見やれば、若い娘 が先ほどの親れいむの袋を手にしていた。親れいむは袋の中で飛んだり跳ねたり、滂沱の 涙の砂糖水で滑って転んだり大騒ぎ。 「そのゆっくり、どうなさるんですか?」 「普通に潰して燃えるゴミですけどー」 「どぼじでそん゙な゙ことい゙うの゙お゙!」 袋の中でわめく燃えるゴミに構わず、若者は足に力を入れ、燃えるゴミを製造する。ごは んが足りなくても、がまんして妹に多めに食べさせていた姉れいむも、あっという間にあ んこ玉。袋の底があんこで埋まりはじめ、跳ねた拍子にあんこで滑ったその下の妹れいむ も、仲良く姉妹と混ざり合う。 「よろしければ、そのゆっくり頂けませんか」 「えぇえ、こんなのを?!」 「え、ええ」 驚いた若者は、思わずあんこに埋まる残骸を念入りにすりつぶしていた足を止め、顔をあ げて向き直る。おとなしそうな顔だちの娘は、恥ずかしそうに頷いた。このご時世、ゆっ くりが欲しければ、デパートでもスーパーでも、食品コーナーでいくらでも売っている。 ゆっくり加工品も、置いていないコンビニの方が珍しいくらい。上品そうな身なりの娘が 野良ゆっくりを何のために欲しがるというのだろうか。若者は呆気にとられ、娘をまじま じと見つめる。娘はバッグの紐をつまんで位置を直す。 「あちゃー、まさか野良ゆっくりなんざ欲しい人がいるとは思わなくて……ほとんど潰し ちまいましたよ。すいませんねえ」 「いえいえ、とんでもないことで。この大きいのだけでも頂いてよろしいかしら?」 「こんなんでよければいくらでも。はは、その辺這いずり回ってるおまんじゅうはさすが に喰えたもんじゃありませんからねえ」 「でいぶはたべものじゃないいい!」 若者はしゃがみ込んで、袋の中身をつっかけの先で蹴ってあんこを散らす。生き残りの一 匹も、姉妹を襲った残酷な運命にあんこを全て吐き出して永遠にゆっくりしていた。 「あちゃ、こっちは全部潰れてました。すいませんね」 「ではありがたく頂戴いたしますね」 「ええ、どうぞどうぞっと」 若者に頭を下げると、娘は親れいむの袋を提げて歩いていった。若者は袋の口をきつく縛 り直し、念入りにつっかけの底でまんじゅうの皮をすりつぶす。少しでも息があると、次 のゴミの日までゆっくりゆっくりうるさいから。 「やれやれ、野良ゆっくりなんざ欲しがる奇特な人がいたもんだ。あれか、おかしい人な のかね。綺麗なのにもったいねえなあ」 あんこで一杯のポリ袋をゴミ集積箱に放り込むと、若者は勝手口から戻っていった。結局 彼はゆっくりのせいでせっかくの休憩もほとんどゆっくりできなかった。 「ゆ゙っ、ゆ゙っ、でいぶのおちびぢゃんが……」 「さ、ついたわよ」 とさりと袋詰めを三和土に落とし、娘はだばだば砂糖水を垂れ流すれいむに微笑んだ。 「ゆゆ……ここはおねえさんのゆっくりぷれいす?」 「そうよ、わたしのおうち」 「れいむもゆっくりしたいよ……」 「でもあなた汚いわ。奇麗にしましょうね」 「ゆっ?!」 バッグとれいむを置いて、娘は手早く部屋着に着替えて戻ってくると、袋ごとれいむをお 風呂場に運ぶ。水温を軽く確かめ、れいむに頭からシャワーを浴びせる。 「ゆやああああ! みずさんはゆっくりできないよ!」 「だいじょうぶ、これは人間がとってもゆっくりできるものよ」 水流に怯え、白目を剥いて硬直するれいむに構わずたっぷり濡らすと、ゆっくり用シャン プーで泡まみれにしていく。 「あわあわあわあわ、いいにおい! くすぐったいよ!」 「いい子だからあばれないの」 ゆっくりの不思議まんじゅうボディは、お互いに舐めたりす~りす~りするだけで汚れが 取れるが、野良ではどうしても汚れや臭いが残るもの。でも、信頼のお兄さん印、鬼意製 薬のゆっくりシャンプーはガンコな汚れもこんなにすっきりー! 温かいシャワーで泡を流され、れいむはプルプルと水気を飛ばす。ゆっくりできない雨 とは違って、こんなにゆっくりできる温かな水は、野良ゆっくりのれいむには未知の存在 だった。 「こぉら、あばれちゃだめよ」 「ゆ、ゆっくりー!」 すすぎ終わってふわふわタオルで包まれ、野良のれいむは生まれて初めてのゆっくり体験 に、白玉の目玉を輝かせて歓喜のゆっくりを上げた。 「乾くまで少しおとなしくしてなさい」 「ゆっくりするよ!」 タオルでぐるぐる巻きにされ、端を洗濯ばさみで止められた塊がもごもごと声をあげる。 脱衣場にれいむ包みを置くと、娘は部屋着を放りだして、豊満な肢体を惜しげもなく晒し、 野良ゆっくりで汚れた手を、水の跳ねた身体を丁寧に洗い清めていく。文字でしかお見せ できないのが残念である。 「ふう、さっぱり」 「れいむもすっきり!」 湯上がりの娘は洗い髪を乾かしながら、れいむに一切れ、バウムクーヘンを切り分けた。 「むーしゃ、むーしゃ……しっ、しあわせーっ!?」 アスファルトを割って生える雑草やゴミ箱を荒らしてきた野良ゆっくりのれいむには、そ れは全く未体験の味だった。そのあまあまは、もはや暴力的と言っても過言ではなかった。 感動に打ち震えているれいむにもう一切れ、自分の皿にも一切れ切り分ける。カップを手 に取り、娘は紅茶の香りをしばし楽しむ。 「おねえさん……」 「なあに、もっとほしいの?」 「おちびちゃんたちもゆっくりさせてあげたかったよ……」 「そう、それはとても残念だったわね」 娘も長いまつげを伏せ、紅茶のカップをソーサーに戻す。かちり、と硬質な音がひどく酷 薄に響いた。 「そろそろ暗くなるわね。さ、おうちに帰りなさい?」 優しい声色はそのままに、娘はれいむを持ち上げた。柔らかな両手に挟まれ、れいむは目 を見開き、じたじたと暴れはじめた。一度体験したゆっくりを、はいそうですかと手放せ るゆっくりがいようはずもない。 「ゆっ、ゆゆっ! おねえさん! れいむもおねえさんのおうちでゆっくりしたいよ!」 「だぁめ。ここはわたしのおうち。あなたにはあなたのおうちがあるでしょう」 「おそとはゆっくりできないよ! れいむもゆっくりさせてね!」 その言葉に、娘はころころと鈴を転がすように笑う。震える手で挟まれたまま、れいむは 大量の疑問符を浮かべ、娘の顔を見上げる。 「ゆっ、ゆっ? おねえさん、どうしてわらってるの?」 「お外は寒いし、夜は怖いわね。人間はあなたたちをゴミとしか見ていないわ。野良犬も、 野良猫も、鼠も、鳥も、蟲も。何もかもがゆっくりできないでしょう。この世界のどこに 行こうと、あなたたちゆっくりのゆっくりプレイスなんて存在しないものね。でもダメ」 満面の笑みを浮かべる娘に、目の幅で涙を流し、もみあげをぴこぴこさせ、おりぼんをぴ るぴる動かし、れいむは可愛らしさを必死でアピールする。 「でいぶはゆっくりしてるよ! おうたもじょうずにうたえるよ! おねえざんのおうぢ で! ゆっくりざぜでぐだざいい!」 その言葉に、娘は手を離し、腕を組んで、頬に指をあてて首を傾げる。ぼてっ、と転げ落 ち、期待に目を輝かせるれいむ。屈むと重たげにたゆん、とする胸に飛びつこうとするれ いむを手の平で押しとどめ、娘はにっこり微笑んだ。 「あと七回お日様がのぼって、あと七回お日様が沈んだら、また今日みたいにお風呂で奇 麗にして、あまあまも食べさせて、ゆっくりさせてあげる」 「ゆ゙っ?!」 れいむを抱え、娘は薄ら寒い扉の外へ向かう。冬の風が娘の髪をひょうと煽る。夕暮れの 風の冷たさに、形の良い唇の端を釣り上げ、れいむの髪を撫でて微笑む。たった一撫で。 そのあとはコンクリートにれいむを置いて娘は踵を返す。 「寒いわね。明日は雨かしら。きっとずっとゆっくりできないわね」 「ゆ、ゆ、ゆ」 ぴしゃり、と扉が閉まる。れいむが何度体当たりしても、軋みさえしなかった。吹き抜け る冷たい風が、れいむのゆっくりを奪っていく。お風呂を知ってしまったら、水浴びのた びに思いだしてゆっくりできなくなることだろう。人間のお菓子の味を覚えたら、何を食 べてもゆっくりすることはないだろう。ふかふかのタオルの感触を思いだして、寝床でも ゆっくりすることはできないだろう。 「ゆっくりできないよ……おちびちゃん……まりさ……」 狩りへ行って二度と戻ってこなかったまりさとのゆっくりの証。ささやかなしあわせー、 を分かち合った可愛い子ゆっくりたちはもういない。冬の夕陽がアスファルトに影を投げ かける。やがて、丸い影が、ぽいん、ぽいんと力無く跳ねて路地裏へと消えていった。 書いた物リスト ゆっくりいじめ系464 森に魚を求める 紅魔館×ゆっくり系12 突発ゆっくり茶会 ゆっくりいじめ系540 ゆっくり水雷戦 その他 ゆっくりの手引き ゆっくりいじめ系1097 アストロン ゆっくりいじめ系1014 どすのせいたい ゆっくりいじめ系1907 品評会 ゆっくりいじめ系2137 朝の光景 ゆっくりいじめ小ネタ259 緩慢しんぼ 注 これは野良犬や野良猫への餌付けや、構って捨てる行為を推奨するものではありません。 フィクションのゆっくりと現実の動物を同一視しないでね! 虐待おねえさんとの約束だよ!