約 2,235,037 件
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1025.html
406 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 29 23 ID Vg2H93/E 夜 ブリタニア 501統合戦闘航空団基地 その日、お父さんのお墓の前で私は誓いを立てた。 ウィッチとして、皆を守りたい。その為にネウロイと戦うと。 その場で坂本さんに志願した私は、ガリア大陸を間近に望む小島――第501統合戦闘航空団、 通称『ストライクウィッチーズ』基地に案内された。 着いた頃には辺りはすっかり夜の色。とても長く、激動の一日だったと思う。 机の並んだ一室で、私は改めて他のウィッチの人達と対面した。 私を見つめるのは、坂本さん他9名のウィッチ達。 「はじめまして、宮藤芳佳です! よろしくお願いします!」 微笑む人、訝しむ人、様々だったけど、概ね好意的に受け入れてくれているみたい。 となると、次に気になるのは彼。隣で私以上にガチガチになっている少年。 歳は私と同じか、少し下といったところか。 こうして見ると、改めてあれが見間違いだと実感する。 ミーナ「では、次はあなた、自己紹介してもらえる?」 彼の肩が一際大きく震えた。皆の視線が一斉に彼へと突き刺さる。 悪魔召喚の件といい、かなり興味を引いているらしい。 僕「は、はい! 僕……いえ! 自分は 僕 と申します! 17歳です! あの、扶桑皇国の弓月の君高等師範学校に在籍していまして、えと、軍属ではないんですけど……」 たどたどしい挨拶に、皆がどよめく。 バルクホルン「軍人ではないだと!?」 ペリーヌ「軍人でもない殿方がどうしてここにいますの?」 シャーリー「17には見えないよなぁ」 エイラ「扶桑の学校では悪魔の使い方を教わってんのかなー」 エーリカ「何でモミアゲ尖ってんの?」 等と口々に漏らしている。 皆が驚くのはもっとも。 私も17歳という年齢には驚いた。学生なのは……私も同じだし。 身長は私よりやや高いかどうか、銀髪の女の子とほぼ同じ。とても17歳には見えなかった。 僕「えぇっと……ごめんなさい……」 完全に萎縮してしまった彼は、涙目になって頭を下げる。 その様は見ていて可哀相なほどで、こっちが謝りたくなってくる。 407 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 32 36 ID Vg2H93/E 坂本「静粛に! まだ挨拶は終わっていないぞ!」 坂本さんの一喝で場が静まり返る。でも、そんなことしたら余計に話しにくいんじゃないだろうか。 その証拠に、彼は続きを語らない。いかにも、頭が真っ白になりました、という表情を蒼白の顔面に浮かべている。 坂本「どうした? 続けろ」 僕「ひぅっ! ぁあの、僕は、その…………すいません!」 何故か謝る彼に坂本さんも首を傾げ、他の皆さんも私語を禁じられているせいか、気まずい沈黙が流れる。 助け舟を出してあげたいけど、一体どうすれば……。 そんな感じで私が迷っていると、 ???「まぁ待て。ここは我に任せてもらおうか」 沈黙を破って、どこからともなく声が響いた。 芳佳「この声……」 低く渋味を含んだ、それでいて甘い色気もある壮年の美声。 ホウオウの上で私に語りかけた男の人の声だ。 彼の隣で大人しく座っていた黒猫が、軽快な動きで肩に跳び乗る。 愛らしい姿と裏腹に、声はその猫から発せられていた。 ただ、口から声が出ている感じはしないのだ。 黒猫「聞け。うぬは師の命で欧州まで来た。 つまり、うぬの双肩には師の面子と立場が掛かっている」 僕「っ!」 彼は、はっとして黒猫を見る。 黒猫は変わらず冷ややかな眼差しで彼を見下ろし、尊大な口調で続けた。 黒猫「うぬの功績は、そのまま師の功績となる。逆もまた然り。 うぬがその体たらくでは、欧州での師の評判はどうなる?」 僕「僕が師匠に恥をかかせる……?」 黒猫「然様、弟子の教育も碌にできぬのかと謗りを受けることとなろう。 少なくとも、ここのウィッチ達には、そのように記憶されるであろうな」 僕「い……嫌だ。それだけは……絶対に!」 不思議だ。あれだけ萎縮していた彼の表情が、みるみる凛々しく引き締まる。 黒猫の言葉が魔法のように作用している。 もっとも、話してる内容の意味はさっぱりわからないけど。 408 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 35 18 ID Vg2H93/E 猫「ならば胸を張れ。顔を上げよ。まだ自己紹介も済んでなかろうが」 彼は黒猫を振り落とす勢いで背筋を伸ばし、 僕「失礼しました! 僕は軍人ではありませんが、『超國家機関 ヤタガラス』からの指令により、 デビルサマナーとして皆さんと一緒に戦わせていただきます! 未熟者ですが、よろしくご指導のほどお願い致します!」 はきはきと直立不動の状態で言い切ると、深々と頭を下げた。 エーリカ「デビル……」 バルクホルン「サマナー?」 芳佳「ヤタガラス……?」 聞き慣れない単語に、一同疑問符を浮かべる。 僕「あ……それと探偵事務所で見習いなんかもしています。 皆さん調べてほしいことなどあれば、是非ご相談ください」 またしても流れる沈黙。 何から問うべきか迷っているのか。 気まずい雰囲気に、またも彼は冷や汗をびっしり浮かべている。 ゴウト「申し遅れた、我が名は業斗童子。ゴウトでいい。今後ともよろしく頼まれてくれ」 そうこうする内に、黒猫――ゴウトさんも端的に名乗る。 その口調からも雰囲気からも、私よりずっと年輩であること、 彼より立場が上であることが窺え、妙に畏まってしまう。そもそも彼は何者なんだろう。 シャーリー「やっぱ猫が喋ってるよな……」 ルッキーニ「使い魔かなぁ?」 二人の囁きを拾ったゴウトさんは眉をひそめ、睨みを利かせた。 ゴウト「これは念話で語りかけているのだ。ウィッチ以外には聞こえぬ。 それと我は使い魔ではない。 そうさな……さしずめ、こやつの教育係兼お目付け役兼助手といったところか」 ペリーヌ「探偵で猫が助手でお目付け役で教育係……頭が混乱しそうですわ」 409 :タイトル付けてなかった 「サマナー俺」とでも:2010/12/25(土) 01 39 05 ID Vg2H93/E 当然だと思う。私はとっくに混乱している。 困惑する場を纏めたのは、隊長のミーナさん。 ミーナ「それでは、自己紹介は終わったわね。 彼の所属と目的、能力に関しては気になると思うけど、それを話すと長くなるの。 詳しくは、明朝のミーティングで説明します。 ですから明日の朝食後はここ、ミーティングルームに集合するように。以上、解散」 事務的に説明を終えたミーナさんは、ふと思い出したように、 後ろの方で遠慮がちに立っていた女の子を一瞥した。 ミーナ「あ、それとリーネさんは、宮藤さんを部屋に案内してあげてね。 (僕)君は坂本少佐、お願いします」 リーネ「は、はい!」 坂本「了解した」 私は部屋に案内してもらおうかと思ったけど、解散後も、皆は何故かその場に留まっていた。 理由はすぐにわかった。 彼だ。 エーリカ「ねぇねぇ、何でそのモミアゲ尖ってんの?」 シャーリー「お前、本当に17歳か?」 最初にふたりが彼に詰め寄り、 ルッキーニ「あ~! あたしも聞きたい~!」 その後ろで一番小さな女の子が、ぴょんぴょん跳びはねる。 坂本「ちょっと待て、私もこいつに用がある。すまんが、先に話を聞かせてくれ」 ふたりの間を割って入った坂本さんが、真剣な顔で彼の前に立った。 坂本「お前、戦闘中、ネウロイのビームを刀で斬ったな。あれはどうやった? あの光は?」 僕「えっと、あの、あれはマグネタイトと言いまして、 その……魔法力……みたいなものなんですけど……それを刀に込めまして……」 彼はしどろもどろだ。坂本さんの思い詰めた表情、迫力に気圧されてるのかも。 坂本「……つまり、魔法力を刀に込めているんだな? 込めれば斬れるんだな?」 僕「いえ、魔法力とはちょっと違うんですけど、でも似たようなものと言うか何と言うか……」 坂本「どうなんだ! はっきりしろ!」 僕「ひぅっ! すみません!」 曖昧な言い方に坂本さんの怒りが爆発。 彼は縮み上がり、何度も何度も頭を下げた。 僕「すみませんすみません! ごめんなさいごめんなさい!」 410 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 42 03 ID Vg2H93/E 坂本「……いや、すまない。私も熱くなった。 ともかくだ、魔法力のようなそれを込めているとして、お前の刀は普通の刀なのか? 私の刀では、そんな芸当はできないぞ?」 僕「い、いえ、僕の刀は退魔刀として、MAGと馴染むように造られています。 術も込められてますし、普通の刀では難しいんじゃないかと……」 坂本「そうか……。ならば魔法力を込めて打てば、同じことができると思うか?」 僕「たぶんできると思いますけど……できない可能性もなきにしもあらずと言うか……。 いえ、できます……おそらく、もしかしたら」 坂本「はぁ……もういい」 溜め息をついて、背を向ける坂本さん。 呆れられた彼は、がっくりとうなだれ、 僕「本当にすみません……。僕は弟子の立場で……。 師匠なら何でもわかるんでしょうけど、僕は全然ダメなんです」 仕舞いには膝を抱えて、床に「の」の字を書き出してしまう。 あんなに大胆な戦いをした彼が。私を抱き留めた彼が。こんなに脆い人だったなんて……。 芳佳「そんなことないです!!」 見兼ねた私は、気付けば大声で叫んでいた。 僕「え……」 芳佳「あなたは私を助けてくれたじゃないですか! 赤城の乗組員だって、全員あなたに救われたんです! それは凄いことなんです!」 力いっぱい、自分なりの言葉で激励する。 それは私が求めた、誰かを守れる力。 たとえ悪魔だろうと何だろうと。彼はその力を、皆を守る為に使った。 私には力が足りなくて、ひとりでは誰も助けられなかった。 彼と坂本さんがいなければ、誰も守れなかった。 彼には私以上の力があるのに……。 坂本「そうだ。お前がいなければ赤城は勿論、私と宮藤も危なかったかもしれん。 お前のお陰だ、誇っていい」 力が、あるはずなのに……。 411 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 44 14 ID Vg2H93/E 「いいえ……やっぱり誇れやしません。最後は結局、おふたりに助けてもらわなければ僕は死んでた……」 私達の声は、彼の心の奥までは届かなかった。 それほどまでに彼の劣等感は根深かったらしい。 僕「師匠なら、もっと安全で確実に"すべて"を救ってみせるのに……。 師匠は最強で、かっこよくて、それに比べて僕は……」 私達には、もう掛ける言葉がなかった。 ちらりとゴウトさんを見遣るけど、黙して語らない。話す気がないようだ。 またしても気まずい沈黙。 引き裂いたのは、小さな影だった。 ルッキーニ「うりゃ~!」 僕「うわぁ!?」 私の眼前でうずくまる彼の頭に、突然ルッキーニちゃんが飛びついたのだ。 帽子を無理やりに取られる寸前で、頭を押さえて尻餅をつく彼。 僕「な、な……何するんですか、いきなり!」 ルッキーニ「ねーねー、気になってたんだけどさ。なんで帽子取らないの?」 そういえば。 私は彼が帽子を取った姿を見ていない。艦内でも基地内でも、戦闘中でも角帽は一体化したかのように離れない。 僕「いや、これは……」 ペリーヌ「室内では帽子を脱ぐもの。まして礼を取る時も外さないなんて無礼ですわよ?」 ルッキーニ「見せて見せて~」 僕「だ、だだだ駄目です! これだけは絶対に見せられません! 勘弁してください!」 彼の抗議に耳を貸さず、帽子を引っ張るルッキーニちゃん。 ルッキーニ「え~、そんなに嫌がられたら逆に気になる~!」 シャーリー「お、おい、ルッキーニ……」 ルッキーニ「シャーリーも気になるでしょ?」 シャーリーさんは少しの間、ルッキーニちゃんと目で語り合い―― シャーリー「確かに気になるなぁ……」 意地の悪い顔でニヤリと笑った。 そしてシャーリーさんは彼の右腕を両手でがっしり捕まえる。 シャーリー「よし、ハルトマン! 左腕押さえろ!」 エーリカ「オッケー!」 ハルトマンさんもすぐに左に回り、腕を捕えた。 僕「えぇぇ!? 止めて……放してくださいぃぃ」 左右と正面から攻められた彼は可哀相なくらい狼狽している。 私は助けようか迷って、はっとなる。 もしかして、これがルッキーニちゃんの狙いだったのかも……。 そんなふうに思うのは考え過ぎだろうか。 それでも。 いつの間にか重苦しい空気は払拭され、雰囲気は一転して賑やかなものになっていた。 でも(僕)君も本気で嫌がってるみたいだけど……どうしよう。 そのことに夢中になるあまり、私はまったく気付かなかった。 この場から3人――いや、ふたりと一匹の姿が減っている。 坂本さんとゴウトさん、ミーナ隊長がいなくなっていたことに。 412 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 48 45 ID Vg2H93/E 喧騒から離れ、私とミーナは業斗童子を連れて廊下に移動する。 あのやかましい室内では、話も碌にできやしない。 もっとも、お陰でゴウトだけを気付かれないよう連れ出せた。 ゴウト「それで坂本少佐。我に話とは?」 騒がしい室内とは対照的に、静寂に包まれた廊下。黒猫の重厚な声が朗々と響く。 ミーナ「私が坂本少佐も交えて、いくつか確認したいと思ったの。 少佐は色々聞いてるかもしれないけど、私は上からの命令以上は知らないから。 それで、ゴウト……さん?」 ゴウト「ゴウトで構わぬ」 ミーナは見た目に似合わぬゴウトの雰囲気に、どう接するか迷っているようだ。 無理もない。ゴウトは40年か50年、 或いはそれ以上の時を過ごしてきたかのような風格を漂わせているのだから。 ミーナ「ええ、それじゃゴウト。あなたに質問してもいいかしら?」 ゴウト「何故、我に? 説明なら明日にすると、貴官が言ったばかりであろう。 それに、サマナーは我でなくあやつだ」 ミーナ「それはそうだけど、私達とあなただけの方が話が早いし、正確だと思ったから。 それに、彼についても聞きたいの」 ゴウトは少し思案する素振りを見せ、頷いた。 ゴウト「我に答えられることであれば答えよう」 了解が得られたので、ミーナと換わって私が言葉を継ぐ。 坂本「『超國家機関 ヤタガラス』。デビルサマナーや陰陽師、その他にも様々なエージェントを統括し、 扶桑を陰から支え、護ることを目的とする組織。ここまでは相違ないな?」 ゴウト「いかにも。取り分けデビルサマナーは、 悪魔が関係していると思しき種々の事件の調査と解決、都市の霊的守護や、封印の管理を担っている。 悪魔を使って国家転覆を目論む不届きな輩もいるのでな」 坂本「では何故、あのような少年を寄越した? 確か表向きは、サマナーがネウロイ相手にどれだけ通用するか、即ち戦力実験だと聞いた。 失礼だが、戦争ができる性格とは思えん」 それが一番の疑問だった。 裏の組織が表の戦争に介入する。 そこにどんな思惑があるのか知る由もないが、その先兵たる人間があれでいいのか。 413 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 51 30 ID Vg2H93/E ゴウト「それを言うなら、あの宮藤という少女もあまり向いているとは思えんが」 坂本「それはそうだが……あれは宮藤とは真逆だ。 戦闘においての力量はかなりのものだと思う。だが、精神面は甚だ不安だな」 ミーナ「そうね、他に適任がいなかったわけでもないでしょう?」 そこでゴウトは初めて沈黙した。 十数秒ほど経ったろうか。ゆっくり言葉を選んで語り出す。 ゴウト「……正直なところを言おう。 此度の任、我もヤタガラスも、奴には荷が勝ち過ぎていると思っていた。 そこを強く推したのが奴の師であった」 ミーナ「荒療治のつもり? どうしてそこまで……ここは弟子の修業の場ではないのよ。迷惑だわ」 ミーナの意見には賛成だが、 戦闘経験も飛行経験もない少女を連れてきた私も、偉そうには言えないので黙っておく。 ミーナから鋭い視線を向けられても、ゴウトは平然と尻尾を振っている。 文句は上に言ってくれ、とでも言わんばかりだ。 ゴウト「さて、な。だが、奴も未熟ながら腕は悪くないゆえ、足手まといにはなるまい。 もっとも弟子にしては、であり、サマナーとしては師の足元にも及んでおらぬが……」 支援があったとはいえ、大型ネウロイを落とした立役者は彼だ。腕に関しては疑う余地はない。 しかし師匠とやらは、更に高みにいると言う。 坂本「あれで足元にも及ばんか。そこまで優秀なら、何故自身が赴かない?」 ゴウト「師が守護を任ぜられている皇都 東京は、あらゆる意味で扶桑の要の地。 霊的守護においても例外でない。彼の地を気安く離れることはできぬのだ。 まぁ、他にも諸事情あるのだが……」 ミーナ「となると、相応の実力者なのかしら?」 最重要拠点の護りを任される。それは力を認められている証。 サマナーの場合はどうか知らないが、どこの世界のどんな職業でも、そう変わらないだろう。 414 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 54 57 ID Vg2H93/E ゴウト「我も数多くのサマナーを見てきたが、その中でも五指に入る。 放っておけばネウロイ同様、扶桑一国に留まらず世界の脅威となったであろう異変を いくつも解決してきた。まず間違いなく、当代随一と言えよう」 坂本「貴方のような人? がそこまで誉めるなら、さぞかし偉大なのだろうな」 しまった、「人」のところで声が上擦ってしまった……私としたことが……。 ゴウトが気にしていないのが幸いだった。瞬間、耳がピクンと動いてはいたが。 私は苦し紛れに話を進める。 坂本「奴がその後を継ぐのか……できるのか? あれに」 ゴウト「どうだかな。師と言っても、歳は未だ30を少し越えたばかり。 今後も、功績、名声、共に益々高まっていくであろう。後継ぎも焦って決める必要はない」 口振りからして歳を重ねた老師をイメージしていたが、予想外に若くて驚いた。 代わりはいくらでもいる……ということか。 ゴウト「偉大であるがゆえに、弟子の性格もああなってしまったとも言えるが」 ミーナ「と、言うと?」 ゴウト「あやつは師を深く尊敬している。崇拝と言ってもよい。 あやつの服装から何から、すべて若き日の師を真似たものだ」 憧れの存在と同化しようと、そのすべてを真似る。己に確固たる芯のない未熟者がよくやる行為だ。 ゴウト「偉大な師の弟子であるという誇りと、不世出の天才と事あるごとに比較される重圧。 奴とて日々上達はしている。されど、努力すればするほど、 近付くほど見えてくるのが才能という名の壁」 だが模倣は所詮模倣。それだけでは決して壁は越えられないのだ。 そして越えられないと悟った時、挫折はより深くなる。 坂本「その壁に押し潰され、あのように弱気で卑屈なヘタレに……おっと、失礼」 私の失言に、彼は怒りもせず苦笑した。 ゴウト「構わん。大方、その通りだ」 人と違い、猫の表情は読めない。 ゴウト「我も奴の師とは15年来の長きに渡る付き合いだが、 師があれの歳の頃には既に当代を襲名していた。 そして東京の守護を任され、他のサマナーも羨むほどの功績を立てていたからな。 比べるだけ愚かだというのに……」 415 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 57 21 ID Vg2H93/E ただ私には、その声音に悲しげな色が含まれているように感じられた。 ミーナ「だからと言って、優しくしてあげるとは思わないでね。 私達は人を守る為に戦ってるの。心の有り様がどうあれ、共に戦う以上は指揮に従ってもらいます」 「無論だ。むしろ、とことん厳しく扱いてやってくれ。 それで潰れるなら、所詮それまで。器ではなかったというだけのことよ。 少なくとも我の見立てでは、あれには才能がないゆえな」 常に死線をさ迷うくらいでちょうどいい。 と最後に付け加えて、ゴウトは笑った――気がした。 さっきの同情するような素振りは私の勘違いだったのだろうか。 それとも、今のが? どうあれ自分と深い仲にある弟子に対して、その態度はあまりに……。 坂本「厳しい……いや、冷たいのだな……」 私は素直に感情を口にしていた。 言い過ぎたかと僅かに不安を覚えたが、ゴウトは欠片も動揺しない。 ゴウト「温い情を挟んでいては、任務も大義も立ち行かぬ。 下手に出れば舐められ、弱みを見せれば付け入られる。 悪魔を相手にするなら、生半可な覚悟は命取りになるのだ」 それはうぬらも同じであろう。 ゴウトは言外にそう語っている。 私は何も言えなかったし、言う気もなかった。 まさにその通りだからだ。彼の言葉は、そのままネウロイに置き換えられる。 ゴウト「貴官らには伝えておくべきか。 我らは言わば陰の存在。それが表に出張ってくる理由を」 ゴウトは強引に話を戻す。脱線してしまったが、そもそもの用件はそれだった。 ゴウト「我らはサマナーとして指令を、探偵としても、ひとつの依頼を受けてここまで来た」 ミーナ「指令?」 ゴウト「ネウロイの――怪異の目的と正体を解明し、可能ならその根源を絶て、というものだ」 416 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 59 52 ID Vg2H93/E 私とミーナは言葉もなく、驚愕に目を見開く。 その指令があまりに単純で当然。それでいて至難の業だからだ。 坂本「ネウロイの目的と正体……ウィッチなら誰もが一度は抱く疑問」 ミーナ「有史以来、多くの人間が挑み、ひとりとして辿り着けなかった謎……」 ゴウト「その為の手段は問わない、とも」 坂本「そんなことが可能なのか?」 ゴウト「知らぬ。我らは任務とあれば従うのみ。そして遂行するのは……あやつだ」 あやつ。 あの卑屈で弱気で頼りない少年。 ゴウト「だが言えるとすればひとつ。 ウィッチとサマナー、魔法力とマグネタイト、遡れば源流を同じくしながら、似て非なるもの」 私は、サマナーについてもMAGについても無知同然。 だが完全には理解できなくても、納得はできた。 遥か昔、怪異や悪魔と対峙した能力者、その力が分岐した姿。 そう考えれば辻褄が合う。 だとすれば……。 ミーナ「まさか……!」 ゴウト「悪魔とネウロイも同様やもしれぬ」 ゴウトがガラス玉のような緑の瞳で、私とミーナを交互に見据える。 仮にそうだとすれば、両者が出会うことで何かが起きるかもしれない。変わるかもしれない。 私は漠然とした予感が胸に沸き上がるのを感じていた。 坂本「鍵を握るのは奴、そしてこの部隊か……」 417 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 02 36 ID Vg2H93/E ルッキーニちゃんの暴走から、すっかり猥雑な現状のミーティングルーム。 突然その扉が開き、入ってきたのは坂本さん、ミーナさん、ゴウトさんの3人だった。 いつの間に外に出ていたんだろう。 室内に広がる光景を目の当たりにした3人の反応は様々で……。 坂本「ほどほどにしておけよ」 と苦笑いの坂本さん。 ミーナ「あ、あなた達、何を……」 呆気に取られるミーナさん。 ゴウト「恥を晒すなと言ったばかりだというに……」 僕「うわああああん! 助けてよ、ゴウトー!!」 そしてゴウトさんはというと、 呆れ果てた溜め息をついて、彼の悲鳴混じりの救援要請を完全に無視。 ぷい、と背中を向けると、首輪に挟んだ小さな手帳と小筆を取り出す(!)。 しかも小筆を口にくわえて黙々と走らせ始めた(!!)。 しかし、その間も背後ではこんなことが……。 ルッキーニ「ほれほれ~、逆らうでない」 ルッキーニちゃんは彼の背後から外套を引っ張ったり、 潜り込んで腋をくすぐったり、やりたい放題。 シャーリー「いい加減に観念して楽になっちゃいなって」 ああっ、シャーリーさんの大きな胸に彼の腕が食い込んで……。 エーリカ「優しくしてあげるからさ……フゥ」 あわわ……ハルトマンさんは押し付けても、あまり効果はなさそうですが、 代わりに耳に息を吹きかけてます。 僕「ああっ! ちょ! そこは! らめぇぇぇぇぇぇぇ!!」 彼はふたりからの猛攻に、あられもない声を上げたりなんかして。 それでも帽子は死守するあたり執念を感じずにいられない。 今も涙ぐみながら助けを求めてるけど……いいんでしょうか、ゴウトさん……(でも助けない) 室内を見回すと、ドタバタを棒立ちで眺めている少女がふたり。 名前は確か……エイラさんとサーニャちゃん。 エイラ「楽しそうだな……」 サーニャ「うん……」 エイラ「私達も加わるか……?」 サーニャ「いい……」 エイラ「でも気になるよな……中身」 サーニャ「……少し」 どうやら帽子の中身が気になるみたい。 418 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 06 45 ID Vg2H93/E でも、3人が男の子に密着してるのを不快に思う人もいるようで、 ペリーヌ「あなた達! 殿方にそんなに張り付いて……破廉恥ですわよ!」 ペリーヌさんは顔を赤くして怒っている。 バルクホルン「馬鹿馬鹿しくて付き合ってられん。私は部屋に帰らせてもらう」 唯一バルクホルンさんは、不快感も露に出ていった。なんだか怖そうな雰囲気の人。 ふと私は隣にいた栗色の髪の娘――確かリネット・ビショップちゃん――と目が合い、 笑いかけたが、彼女はすぐに目を伏せてしまった。恥ずかしがり屋さんなんだろうか。 仕方なく私と彼女は、黙ったままゴウトさんと僕君を交互に眺めることにした。 童顔の少年は、とても恐ろしい悪魔を従えているとは思えない。 悪魔、か……。 悪魔と聞いて、私が思い浮かべるのは故郷の親友。 そういえば、彼女もそっちの方面に造詣が深かったような。 今度、送る手紙に彼のことも書いてみよう。案外、意気投合したりして。 団子になって暴れ続ける4人を見る私の胸には、今後に対する期待と不安がない混ぜになっていた。 それは、飄々としているゴウトさんも同じだったみたい。 けれど、まさか手帳にその胸中が綴られているとは、 この時の私には想像もつかなかった。 この日、ひとりの若きデビルサマナー……の弟子が欧州の地に降り立った。 師は扶桑の――否、世界的に見ても当代随一のサマナー、と言っては贔屓の引き倒しだろうか? いや、身内贔屓を差し引いても、奴は今も昔も無類の強さを誇っている。 あの少年は、そんな男の弟子だ。 だが、今はまだ何者でもない、卵の状態である。 これが卵か雛のまま喰われる運命か、喰う側の蛇に回るか、 はたまた龍に化けるかは、まだ、誰にもわからない。 我はただ、奴の"目"を慧眼と信じ、己が使命を果たすのみ。 しかし、不肖の弟子ときたら、女子ふたりに組み敷かれている始末。 年端も行かないような童女に外套を引っ張られながら、 それでも必死に帽子を押さえて半泣きになっている。 まったく……少女の玩具にされているその様は、なんとも情けないもので……。 我はお目付け役として、またサマナーの先達として、 今後のことを考えると暗澹たる思いであった……。 デビルサマナー 俺 対 黒鉄ノ魔軍 第一章 「悪魔召喚師、欧州に見参!」 元ネタ 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団、 アバドン王、他、葛葉ライドウシリーズ』 419 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 14 04 ID Vg2H93/E 現時点でのデータ 僕 17歳 153cm 職業:学生、探偵所助手、デビルサマナー 所属:超國家機関『ヤタガラス』 武器:扶桑刀(退魔刀)、拳銃(コルトライトニング) どちらも師匠のお下がり 封魔管:ポルターガイスト、モコイ、ホウオウ、ヌエ、他 とあるデビルサマナーの弟子。 師匠は過去の歴史を振り返ってみても、歴代トップクラスのサマナー。 そんな師匠を尊敬、崇拝しており、師匠のスタイルを真似たがる。 しかし偉大過ぎる師匠の弟子である重圧に悩まされ、努力するほど師匠との才能の差を実感。 結果、卑屈な性格になってしまった。 幼少から女性と接する機会がなく、女性に対する免疫が皆無。 オリジナル要素が増えると思いますが、みっちゃんルートに挑戦 420 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 43 43 ID TUpDVxiI 乙 おもしろかったぜぇ 421 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 46 57 ID .ITDPqdQ 遅ればせながら、いらん子の人、短編の人乙 最近のウルスラプッシュは凄いな 422 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 53 02 ID .ITDPqdQ おっと、途中で送信した。 サマナーの人も乙です。 ライドウの弟子・・・なのか? まぁあんな化け物の弟子なら卑屈にもなるわな そしてようやく俺のみっちゃんの時代が来た! 前へ 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/musougeki/
幻想夢想激ってどんなゲーム? 多目的・多交流のCGIゲームです はじめての方は、このWikiを読んだ上で登録したほうがよいでしょう 大勢のプレイヤーがいますので、ネットマナーは守りましょう 本家Wikiのトップページへのリンクはこちらです リンク 基本的な情報は、本家Wikiで確認してください。 当Wikiのメニューはこちらです メニュー お知らせ このゲームは管理を完全に放棄しています リニューアル版がこちらにございます リニューアル版はPCからの登録も可能で追加要素が増えています 動作環境 携帯電話のみ対応、全機種でプレイできます PCにも同様のページがありますが、ゲームをプレイはできますが登録することはできません 最終的な目的は? 自らを鍛え、闘技場で優勝する 君主となり、学校を統一へと導く 牢獄や井戸端会議、作戦会議でチャットをする カジノに明け暮れる日々を送る お店を建てて、商人として生きる アイテムコンプリートを目指す 幻想夢想激の魅力とは? 商人の職に就き、商売を始めることができる 戦闘中に閃くことで、技を覚える プレイヤー同士で結婚し、交流の輪を広めることができる プレイヤーのサポートアイテムとして、様々な種類のペットがある 他の国と提携することで、統一戦を優位に進めることができる 世界情勢によっては、統一回数が少ない国にもチャンスがある 国の代表に選ばれると、学校名や文字色、税率を変更することができる アイテムやスキルをコンプリートすることで、悠久の石碑に名前を残せる プレイヤー間で手紙やアイテムのやりとりができる 職業によって、ステータスの上昇幅が異なる 自分独自のセリフや称号をつけられる 戦闘や戦争の際には、武器や部隊の相性により、一定の補正がかかる
https://w.atwiki.jp/rp_style/pages/42.html
人狼RP村講座 目次へ戻る マナー マナーとは、相手を敬い迷惑をかけない思い遣りの心。 ここでは、過去のRP村で厭がられてきた行為の主なパターンをあげておきます。 ただし、状況はその時々によって違うもの。 相手が確定を求めている時に遠慮し続けては、もんにょりされることも。 原理主義に陥らず、臨機応変に対処しましょう。 また、企画主催者側でも、しないで欲しいことを「ローカルルール」として企画wikiなどに掲示している場合が多いです。 企画によっては、ここで挙げた項目を推奨して楽しむものもあります。 企画主旨がここに挙げたものと食い違っていた場合は、ローカルルールを優先しましょう。 やらないようにしたい行為目次 マナー1) 無連絡キャンセル 2) wikiを読まない 3) 膨大な設定を持ち込む 4) 前世をひきずる、PL偏愛 5) 寝落ち 6) 負けないロール、騙すロール 7) 他者の言動や心情の捏造 (確定ロール) 8) 自分の行動が不確定、仮定重ね 9) 補完偏重 10) 暴言や愚痴 11) 安易な投票委任、襲撃パス 12) 無理な掛け持ち参加 13) ネタ (お祭り系の企画は除く)、過剰な雑談 14) 機種依存文字 15) 安易なランダム分岐 16) 村主旨で認められているものへのNG 17) 世界観逸脱、限界(グレイゾーン)を試す 18) 多重出現、瞬間移動 19) 平行進行 20) エピで疎外感を抱かせる 21) 進行中の村について公開されている場で話す 1) 無連絡キャンセル 参加をキャンセルする場合は事前に必ず連絡を。 無連絡キャンセル多発が問題になったため、IDつきでの予約のみ受け付ける企画も増えました。 ちなみに、突然死はほぼどこの国でも「禁止項目」に規定されています。 全員突然死でエピにしよう、などという企画や進行はいけません。 2) wikiを読まない 企画wikiには、企画のテーマや世界観、ローカルルールなどが書いてあります。 主旨に沿ったプレイをしましょう。 「よく読んでなかった」「読んだけどよくわからなかった」は言い訳になりません。 3) 膨大な設定を持ち込む 世界観や村主旨にあわせてキャラ作りをすることは大前提ですが、詰め込み過ぎだったり、ひとりよがりの設定は読まされる相手にも負担となります。 他の参加者とのコミュニケーションをとるための縁故や、物語を演出するため(事件に関わる動機等)の設定を心がけましょう。 NPCをむやみに登場させて、そことばかり絡んだり、NPCにもPC並みの活動をさせるなども設定水増しと同じです。 また、囁きで設定を公開しても、全員が把握できるわけではないことも念頭に置いておきましょう。 情報はシンプルに、オープンで。 4) 前世をひきずる、PL偏愛 過去に参加した村の体験を理由に、同じキャラチップを嫌悪して投票したり、 特定のPL目当てで参加して関係を迫るのは止めましょう。 5) 寝落ち 対話相手にも迷惑をかけますし、自身の健康にもよくないので、意識をなくす前に見切りをつけて退席宣言するようにしましょう。 横になって文字を読むのはそもそも伝統的な就眠儀式なので、横になるなら寝ましょう。 6) 負けないロール、騙すロール 「負けない」は主にバトル村で発生する現象で、相手の描写を汲まないで自分のやりたいことばかりするタイプ。 「騙す」は、囁きと白ログでは別の設定を用意するなどしてPLレベルで騙ること。 相手はあなたの引き立て役ではありません。対等のPCだという認識をもってログのやりとりをして共に物語を作ってください。 7) 他者の言動や心情の捏造 (確定ロール) 相手の在不在を問わず、自分以外のPCの言動や心境について勝手に描写してしまう「確定ロール」はやめましょう。 「不在時は任せた」としているPCでも、演出許可されるのは基本的に「一緒に移動した」ことのみです。 (「同行させてほしい」ではない場合、そこで分かれてそれぞれ自由な行動をとったことにした方が無難です) 過去の縁故を演出する際にも、相手側からのアプローチを勝手に演出することで揉める事例が散見します。 (相手が自分にズルいことをした、相手から愛されていた等) RP村初心者だったり、小説を書く趣味がある人などが悪意なく行いがちですが、「こうなるとトキメク」「当然、こう展開するはずだ」等と思わないで、相手の言動は相手に任せること。 8) 自分の行動が不確定、仮定重ね [わたしは扉をあけたかもしれない]など、自分の状態や行動を曖昧にすると、周囲が対応に困ります。 また、[(今いない相手が)××したら○○する、しないならしない] などの仮定は、相手が来るまで実質的に自分の行動を不確定にすることになるので止めましょう。 「確定ロール」を避けようと意識しすぎてやってしまう人が多いですが、自分の言動については明確にすること。 9) 補完偏重 夜遅く帰宅したら話が随分と進んでいる。そんな時、「日中のイベントに立ち会った際の反応」や「質問への答え」といったロールを延々と作文していると、あなた不在のまま、ますます物語は進んでしまいます。 また、過去の時間軸で相手に質問などをすると、相手に時間軸を遡っての反応を強いることになりかねません。 村にとっては済んだことと割り切って、現在進行形のシーンに追いつくことを優先しましょう。 日中に進んでいた分の言動は、時間のあるときに回想で補完することも可能です。 10) 暴言や愚痴 白ログでのRPを越えた暴言や本気の喧嘩はもとよりいけませんが、灰ログでの感情的なPL批判や鬱な愚痴も公開後に読んで後味のいいものではありません。 愚痴らなきゃやってられない気持ちもわかりますが、エピになって「灰で愚痴ってるけどごめん」でなかったことにできると思ったら大間違い。愚痴はログではなくチラシの裏に書きましょう。 また、自分では正論だと思っていても、「文化」が違えば当たり前ではないこともあります。企画のルールや主旨にない項目の押しつけはしないこと。 メモでもモチベーションを下げるような言動には注意しましょう。言い方はとても重要です。 11) 安易な投票委任、襲撃パス 吊り襲撃がPL判断に一任されている企画では、誰にセットするか悩ましいものですが、なるべく自分で考え、責任をもって投票/襲撃しましょう。 襲撃なしはエピ入り日を伸ばすことにもなるため、体力やモチベーション低下の原因になりかねません。 12) 無理な掛け持ち参加 掛け持ちしたために健康を害したり、寡黙になったりするのはいけません。 実質、二股かけているようなものなので、他の参加者の心情もよくありません。 前村のスケジュールがズレこんでやむなく掛け持ち状態になってしまった、などという場合を除いては掛け持ちしないほうが無難です。 なお、「掛け持ち禁止」と書かれている企画の場合、基本的にプロローグやエピローグ期間も他村への参加は禁止です。 エピ入り日が決まっていない企画の場合、日程に余裕をもって次村の参加予定を組みましょう。 13) ネタ (お祭り系の企画は除く)、過剰な雑談 物語重視の企画では、外部ネタを持ち込むのは止めましょう。 版権ネタのキャラを出したりするのはもちろんNG。AAもダメです。 流行の台詞などをチラッと匂わされたとしても周囲は便乗しないこと。 反応があるとエスカレートしてしまいます。 メモでの雑談は和みや息抜きにもなりますが、業務連絡以外のメモ雑談を嫌う人は一定数います。やりすぎ注意。 雑談のためだけにメモを張り直すなら「過剰」と判断してもいいでしょう。 14) 機種依存文字 閲覧環境によって表示できない文字や記号は使わないようにしましょう。 ○つき数字、全角単位記号、異字体、特殊外国語、絵文字などが代表的な機種依存文字です。 15) 安易なランダム分岐 [奇数が出たら逃げる、偶数なら恋する。]などといったランダムによる展開の決定は、運命を自分で選ぶロールプレイ精神に反するとして、禁止している企画もあります。 ローカルルールで禁止されていなくても、好まないPLは一定数いますので、できれば使用は避けましょう。 それでも使用したいなら(ローカルルールで禁止されていないなら)、灰でランダムを振れば、周囲にはランダム選択だったことはエピまでは知られずに済むはず。 16) 村主旨で認められているものへのNG 他のPLのやりたいことを阻害しそうなNGがある場合は、その企画には参加しないようにしましょう。 例) 自由な恋愛村で「同性愛者がいるのはイヤ」など また、NGがあるなら、村入り前に企画wiki等で伝えておく方が無難です。 そのNGのあるキャラがいることがNGである、というPLもいます。その場合、どちらかが参加を取りやめることになる確率が高いため、村入り後に発覚すると人数あわせなどに影響がでかねません。 17) 世界観逸脱、限界(グレイゾーン)を試す 舞台となる世界の時代背景に明らかに存在しない事象、企画主旨から逸脱する言動を描くのはやめましょう。 ローカルルールやNGに挙げられていないからといって、相手や企画主旨の限界/グレイゾーンを試すような行為もやめましょう。 企画人はwikiで「やりたいこと」を説明しているはずです。逸脱スレスレを狙われるのは相当もんにょりします。 自分のやりたい設定が微妙かなと思ったら、事前に企画人に連絡をとってOKか確認しましょう。 18) 多重出現、瞬間移動 ひとりの人物が同じ時間軸(村内時間)に複数の場所で行動している「多重出現」 今まで村外れにいたのに、次の瞬間に事件の起きている場所に「話は聞かせてもらった」などと出現する「瞬間移動」 PCが普通の人間である場合、いずれもありえない状況です。 (魔物など分身が可の場合もありますが、次項には注意) いろんな場面に反応したいのはわかりますが、物語としてまともに成立しなくなるのでやめましょう。 19) 平行進行 時間軸が異なれば、2場面の平行進行(交互にロールを投下すること)は不可能ではありませんが(朝の場面としてAさんと会話し、夜の場面としてBさんとバトルするなど)、相手を通常時より待たせたり、手抜きなロールになるようなら迷惑となります。 また、恋愛村などで、遅筆でなくとも交際ロールやエログを平行進行することを嫌う人は一定数います。(リアルタイムで二股かけられているわけですから、まあね) 囁きログなど、見えないところでやっていても、エピになれば公開されるのでご注意を。 20) エピで疎外感を抱かせる エピ入りした後、PL同士の歓談が行われますが、村と関係ないアニメや地元の話題、過去村のエピソード等で盛り上がることを嫌う人は一定数います。 厭がっていそうな人がいたらその話題を続けないなど配慮を。 厭だというほうも、自分が加われない話題の差し止めは権利ではありませんので、伝え方には注意しましょう。 21) 進行中の村について公開されている場で話す 参加してない村についてであっても、Twitterなどで話題にするのは止めましょう。 (プロローグ中の参加者募集宣伝は除く) 「○○さんが恰好いい」といった内容でも、参加者の心証に影響することはあります。 村の物語は村の中だけで作られるべきものです。 人狼RP村講座 目次へ戻る
https://w.atwiki.jp/powerkoil18/pages/44.html
競技マナー 目次 はじめにワンボックス牽制 先にボールを持った方が投げる アドレスに時間をかけすぎない 声かけ ハンドタッチ リターンラックでボールを拭かない 無断でアプローチの状態を変更しない 使用しないボールはリターンラックにおかない ゲーム中の喫煙、飲食、携帯電話の使用は控える マナーは周囲への心配り はじめに 競技会では一般にはあまり知られていないようなマナーがあります。 これらはルールではないので強制はされませんが、 自分も他の参加者も気持ちよく投球し、 ゲームの進行に支障を来さないためにも覚えておきましょう。 またマナーというのは作法であり、風習であり、しきたりです。 ですから理屈に合わない部分や文章化できない部分も多くあります。 その場で教えられなければわからないこともあります。 現場での動き方というのは参加することで少しずつ身に付くものです。 普段から競技会に出てその経験によって場面に応じた 自分なりの対処法というのを考えださなければいけないのです。 ボウリングはメンタルが非常に重要ですから ゲーム慣れしていないとスコアにも大きく影響します。 いつも仲のいい知人と練習するばかりでは たまに競技会に出てもその雰囲気に合わせられないので打てません。 その意味でもなるべく多くゲームに参加するようにしましょう。 このようなマナーがあるということを読んで 「場違いなことや失礼なことをしていたらどうしよう」と考えて 競技会に出ることに気が引けてしまう人がいるかもしれませんが、 まわりからはゲーム慣れしていないボウラーかどうかは すぐにわかりますのでそれほど神経質になることはありません。 気を使ってくれる相手には自分も気を使うようにするものですし、 常識のあるボウラーは初心者は歓迎して親切にするものです。 そもそも「まわりに迷惑をかけそうなので競技会に出たくない」と 考えるような人は迷惑なボウラーになりようがありません。 なぜなら長年投げているのにも関わらず 以下に示すようなマナーを守らない迷惑なボウラーというのは 「自分が迷惑を被るのは嫌だけども、相手に迷惑がかかることは気にしない」 という基本的に自分の都合しか考えない<特殊な人物>だからです。 初心者がやらかした失敗とは違います。 ボウリングはキャリアスポーツです。 いろいろなレーンコンディション、違うセンター、朝一番のゲーム、 知らないメンバーとの投球などを経験することによって上達します。 どんどん競技会に参加しましょう。 ワンボックス牽制 近くのボックスで投げている他のボウラーと 自分の投球のタイミングが一致すると 相手の動きにつられてしまい非常に投げにくいものです。 このような同時投球が起こらないように 両サイドのボックスと投球順序が重ならないようにした仕組みを ワンボックス牽制と呼びます。 自分の両サイドのボックスのボウラーが投げているときには アプローチにあがったり投球しないようにします。 両隣のボックスと互い違いになるように投球してください。 両サイドのボウラーがアドレスから助走に入り そのボウラーの視界に入らなくなるタイミングで アプローチにあがるようにしてください。 完全に投げ終わって戻ってくるまで待つと 今度はゲームの進行が遅れますから、 アプローチに立つのが遅すぎるのもいけません。 隣のボウラーがリリースして振り返るぐらいのときには もうアドレスに入っているぐらいがいいでしょう。 両サイドのボウラーが投げる様子がない時は 自分のボックス内で順次投球してかまいません。 周囲のボックスの投球テンポに合わせる必要はありません。 また競技会では右側優先というのは気にしなくてかまいません。 問題になるのは同時投球だからです。 右側優先はハウスボウラーに同時投球を 起こさせないためのものです。 自分が左の割付であった場合に同じボックスの 右側のボウラーが準備に手間取ったりして 投げられないようであれば待たずに投げてください。 なお1レーン牽制の競技会や組織も存在します。 ▲ 先にボールを持った方が投げる ボールを手に持ってアプローチの前に立てば 「いまから投球に入る」合図とみなされます。 投球順がぶつかってお見合いになったとき 相手のボウラーの方が後からボールを持ったことが わかっているのに先に投球をさせることは失礼です。 すべてのボウラーが自分のペースで投げたいのです。 自分が先にボールを持ったのなら自分が先に投げましょう。 どうしても気持ちのテンポが合わなかったとき以外は むやみに投球順を譲るのは避けてください。 譲られた相手もテンポを乱されるのは嫌なのです。 また上記のワンボックス牽制のために ボールを手に持ってアプローチの前に立っていると 「投げるのかな」と思って両サイドのボックスの ボウラーが投げられません。 そうなると周囲のゲームの進行が遅れていきます。 投球するつもりがないのなら 「ボールを手に持たない」ようにしましょう。 どうしてもボールを持っていたいなら 「ボックスの後ろまで下がる」「ベンチに座る」などして、 投球に入るつもりがないことをアピールしましょう。 また隣のボックスに「先にボールを持ったのに 隣のボウラーが投げるまでアプローチの前で待っている」 「自分が落ち着いて投げたいので当然のように先に行かせようとする」 そのようなボウラーがいる場合は、 自分のリズムを狂わされないためにも ボックスの中からそのボウラーと投球順が 重ならないようにタイミングをはかって投げるようにしましょう。 ▲ アドレスに時間をかけすぎない アドレスに時間をかけすぎると投球順序が狂います。 アドレス中にラインの微調整や フォームのあれこれを長々と考えるのはやめましょう。 ゲームはワンボックス牽制で進行しているので、 一つのボックスが遅いとその隣のボックスは投げられませんから、 その間にさらに向こう隣のボックスが次の投球に入るので 待たされているボックスはどんどん進行が遅れることになります。 ラインやフォームの気になる部分などは ボックス内でしっかりイメージしておき、 アドレスの時はあくまでそのイメージを 思い出すだけにしましょう。 また投球後は速やかにボックスに戻るようにしましょう。 いつまでもアプローチにあがっていると次の投球者が投げられません。 ▲ 声かけ 競技中に「ナイストライ!」「ドンマイ」などの声かけをおこなうボウラーがいますが、 本来は声かけはリーグ戦で自分のチームのボウラーに対しておこなうものです。 それを誰かが真似ていつのまにか通常の個人戦の競技会でも おこなわれるようになったのだと推測されます。 自分のチームのメンバーを応援する意味で スプリットをカバーにしにいって「Nice try!(よく頑張ったぞ)」 スペアカバーに失敗して「Don t mind!(気にするなよ)」 などというのはとても自然な光景です。 しかし、個人戦のコンペで他のボウラーのミスに 「気にするなよ」はちょっとおかしいのではないでしょうか? リーグ戦ならばチームの勝敗がかかっていますから たしかに自分のミスは「気になる」でしょう。 そこでチームのメンバーが「気にするなよ」というのは筋が通ります。 ですがコンペの場合に個々のボウラーはスペアをミスして 一体誰に責任を感じるのでしょう? それともスペアを外してがっかりしているだろうから慰めているのでしょうか? それならばそのボウラーはたかがスペアミス程度で 落ち込む程の小心者だとみなされているということです。 またスプリットでメイクできずに「ナイストライ」という場合、 そのボウラーはスプリットをとりにいってるのでしょうか? スプリットをメイクしにいった場合と、 メイクしにいっていない場合では軌道がまったく違います。 取りにもいっていないスプリットをメイクしなかったときに 「ナイストライ」と声をかけるのはそのボウラーは余程のノーコンで なおかつレーンの読めないボウラーだとみなされているということです。 そのようにそれほど親しくもない相手に無闇に声かけをすると 皮肉と受け取られる可能性があります。 スペアカバーで「ナイス!ナイスカバー!」とはやし立てたりすれば 頑張らないとスペアも取れないボウラーと思っているのかと 「小馬鹿にされている」ような印象を与えてしまうでしょう。 そもそも声かけのような振る舞いは 自分と同格か格下の相手でないとできないことです。 たとえばセンターのプロと同じボックスで投げているときに プロのミスに「Don t mind(気にするなよ)」といえるでしょうか? もしもプロには言えないのに他のボウラーには言えるのなら 自分は周囲のボウラーに格付けをして行動しているということです。 たとえ自分に悪意はなく、それが無意識であったとしても 声かけなどの相手のプレイに対してパフォーマンスをしている時は その相手を自分と同等か格下だと見ている可能性があるのです。 ですから相手によっては「こいつは俺を格下に見ているな」と 受け取られる恐れが十分にあるということです。 まわりがやっているからといって安易に真似しない方が賢明です。 さらにボウリングで他のボウラーの力量を判断するには かなりの能力がなければできません。 打っていないから下手だと考えるのは早計です。 競技会では単に趣味で投げている人、アマチュア団体のメンバー、 ジュニアボウラー、学連、プロテスト生など様々な立場の人がいます。 全員がスコアを楽しむために投げているとは限りません。 もちろん気心の知れた相手なら冗談になりますからかまいません。 ただ通常の競技会でリーグ戦で使うような声かけはほどほどにすべきです。 何事もされる相手の立場になって考えましょう。 ▲ ハンドタッチ ボウリングの競技中にはストライクなどのいいプレイが出ると ハンドタッチなどをおこなう習慣がありますが、 本来はリーグ戦でチームのメンバー間でおこなっていたものです。 それを誰かが真似ていつのまにか通常の個人戦の競技会でも おこなわれるようになったのだと推測されます。 同じチームのメンバーのプレイにハンドタッチなどをおこなうのは 士気を高めたり結束を強める意味でとても自然なことです。 野球でのホームランやサッカーのゴールシーンでも メンバーとハイタッチしたり抱き合ったりする光景は見られます。 しかし、個人戦であるコンペにおいては他のボウラーは 全員が対戦相手ですからそのプレイにハンドタッチをするのは よく考えてみると意味が分かりません。 なぜ敵の優勢を喜ばなければならないのでしょう。 タッチに「運をもらう」という意味を持たせている説明もありますが おそらくその理由は後付けのものであると思われます。 とくに深い意味はなく習慣化していったものでしょう。 最近では競技前にハンドタッチをしないように アナウンスすることも増えてきています。 そのようにハンドタッチは元の意味からすればナンセンスですが、 毎晩おこなわれるセンターのコンペというのは 常連のボウラーが仲良くボウリングを楽しむというおもむきが強いので 場が盛り上がるならどのような習慣があろうともかまわないでしょう。 しかしホームのセンターの習慣がどこでも通じるわけではありません。 たとえば外の試合に出たときに自分はよく打っていて、 一方で同じボックスに入った面識のないボウラーは ラインが出ずにタップが続いている場面を考えます。 自分は打っているのでウキウキで楽しく投げていますが、 おそらく打っていないボウラーはイライラしています。 そのイライラしているボウラーに単発でストライクが来たときに 打っている自分が「ナーイス!」と大きなハンドタッチをすれば、 「こいつ俺が打っていないからなめてやがる」と思われる可能性があります。 実際には悪意はなくても相手がそう思うことは防ぎようがありません。 そのようにそれほど親しくもない相手にやたらと派手なアクションの ハンドタッチなどをおこなうと異なる意図に受け取られる可能性があります。 たかがスペアカバーで「ナイス!ナイスカバー!」とはやし立てると 「馬鹿にされている」ような印象を与えかねません。 実際にそういう皮肉の意味を持たせてハンドタッチをするボウラーや、 打っているボウラーに頭に血を上らせて打たせないようにするために 意図的に小馬鹿にしたようなアクションをとるボウラーも存在します。 自分がそういった<特殊な人物>であると思われないためにも ホームのセンター以外での大会では 無闇に大きなハンドタッチなどをおこなわない ハンドタッチはするときはソフトにおこない、叩かない ハンドタッチはもらうときは手を出して動かさすに待ち、突き上げない 自分のセンターでの習慣をそのまま外に持ち出さない ハンドタッチや声かけなどを嫌うボウラーもいることを頭に置く 上記のようなことに注意するようにしましょう。 ▲ リターンラックでボールを拭かない ボールを拭くときにリターンラックにおいたままであったり、 アプローチにあがったり、足をかけたりしてボールを拭くと 投球中のボウラーの視界に入って邪魔になります。 ボールは手に取ってアプローチの前ではなく すこしボックスの方に下がったところで拭きましょう。 手に持って拭くことができない場合でも ラックの手前側にボールを移動させて自分の体をアプローチに入れない ボールを拭くタイミングと他のボウラーの投球をずらせる そういった配慮をしましょう。 ボールに付着したオイルはフッキングにはほとんど影響しませんから、 実際にはオイルはまったく拭かずに投球しても問題はありません。 ▲ 無断でアプローチの状態を変更しない アプローチが軽すぎてすべる、逆に重すぎて転倒しそうになる、 そのような場合でも他のボウラーに相談せずに、 勝手にアプローチの状態を変更してはいけません。 断りもなくアプローチパウダーを使用したり、 クリーナーで拭くなどしないようにしましょう。 シューズはなるべくパーツの張り替え可能なものを用意する、 またはシューズにスライドシールなどを貼るなどし、 自分がアプローチの状態に合わせて対応するようにします。 投球ができないほどひどい状態の時はボックス内の他のボウラーと相談し 過半数がアプローチの状態を改善するべきであると同意した場合は センタースタッフにお願いしてアプローチをメンテしてもらいましょう。 ▲ 使用しないボールはリターンラックにおかない ボックス内の人数が多い試合では無闇にボールをおくと リターンラックにボールがあふれて戻ってきたボールが詰まるなどし、 ゲームの進行に支障をきたします。 使わないボールはリターンラックにおかないようにしましょう。 ラックに置くのは一投目用ボールとカバー用ボールの二個までと考えましょう。 交換して使わなくなったボールはそのままにせず片付けます。 左右のレーンで使用ボールが異なる場合は それら一投目用のボールをラックに置き、 毎フレーム使用するわけではないカバーボールは ボールベースなどを用意してそこに置く。 3人打ちなどラックに十分余裕がある場合は直す必要はありません。 ▲ ゲーム中の喫煙、飲食、携帯電話の使用は控える ゲーム中にボックス内で携帯電話を使用すると 周囲のボウラーに迷惑になります。 ゲーム中、携帯電話はマナーモードに切り替えておき、 緊急の用件など応答しなければいけないときはボックスの外で受けましょう。 またボックス内での飲食や喫煙は控えましょう。 受動喫煙による不快感は非喫煙者のボウラーの集中力を妨げます。 食べこぼしなどによるシューズの汚れは転倒の原因になり危険です。 ▲ マナーは周囲への心配り 競技マナーはゲームの進行をスムーズにするための配慮です。 守ること自体が目的のものではありません。 ボックス内で自分以外全員ハンドタッチなどをしないのであれば きっとその人達はハンドタッチをやりたくないのでしょう。 また自分のセンターではスペアには「ナイスカバー」と声をかけるのが マナーと言われていても他のセンターでは違うのかもしれません。 マナーは周囲への心配り、配慮です。 自分も他の参加者も気持ちよく投球し、 ゲームの進行をスムーズにするためのものです。 自分の当たり前が他の人の当たり前と同じとは限りません。 マナーは作法であってルールではないので正解はありません。 その場での多数派が優先されます。 自分だけ違うことをやっていたら自分がおかしいと思いましょう。 「上手い人みたいで格好いい」からやっている、 「なんだかプロみたいだから」やっているとか、 自分はいつもそうしているし、いつものようにやりたいからやるというのは 逆に自分勝手でマナーが悪いボウラーです。 もしハンドタッチが原因でボックスの雰囲気が悪くなっては、 周囲に迷惑ですし、自分自身の投球にもさしつかえます。 そもそも「いいプレイへの賞賛」という本来の意味すら失われます。 ですから周囲の様子や状況、雰囲気に合わせて ボックスでの行動は変えるようにすべきです。 しかし自分が苦痛に感じるほどまで周囲に合わせたり 過剰なほどに気を使ったりする必要はありません。 自分にも他の人達と同様にゲームを楽しむ権利はあるのです。 マナーに気を使って自分が窮屈に感じてしまう、 逆に気にしなさすぎて周囲を不快にさせる、どちらも問題です。 自分を含めて誰にとっても居心地のいいような「距離感」、 他のボウラーと一緒に自分もゲームを楽しめる、 そのようなボックスでの振る舞い方が「ちょうどいい具合のマナー」です。 もちろんそれは「理想」であって完璧なマナーはありえないのですが、 「そのようにあろう」とすることはできます。 模索していれば「このぐらいがいいかな」というのが見えてくるでしょう。 それは実際の経験の中でしか見つかりません。 競技会に参加する中でそれを探すようにしましょう。 ▲
https://w.atwiki.jp/00891/pages/142.html
【BlindJustice2】 とは? 東風谷鯖のいいところをとりこんでみんなで楽しめるように改造したbjで色々[[新システム]]を追加したりするより 元のBJのシステムを崩さず純粋にbjを楽しみたい人向けののんびりしたサイトです。 多目的・多交流のCGIゲームです はじめての方は、このWikiを読んだ上で登録をしてください。 大勢のプレイヤーがいますので、ネットマナーは守りましょう。 荒らし・他人の不快になるワード等を掲示板にて発言した場合は即アクセス禁止にいたします。 動作環境 携帯電話対応、全機種でプレイ可能です。 PCもプレイ可能です。 主な目的 自らを鍛え、[[闘技場]]で優勝する 君主となり、国を統一へと導く 牢獄や交流広場、作戦会議でチャットをする カジノに明け暮れる日々を送る お店を建てて、商人として生きる 武器・ペット・称号のコンプリートを目指す 絵描きになる 小説を書いて公開する ...などなど目的はさまざまです。 【BlindJustice2】 の魅力 商人の職に就き、商売を始めることができる 戦闘中に閃くことで、東方Projectの各キャラのスペル技を覚えることができる プレイヤー同士で結婚し、交流の輪を広めることができる プレイヤーのサポートアイテムとして、様々な種類のペットがある 他の国と提携することで、統一戦を優位に進めることができる 世界情勢によっては、統一回数が少ない国にもチャンスがある 国の代表に選ばれると、国名や文字色、税率を変更することができる アイテムやスキルをコンプリートすることで、悠久の石碑に名前を残せる プレイヤー間で手紙やアイテムのやりとりができる 職業によって、ステータスの上昇幅が異なる 自分独自のセリフや称号をつけられる 戦闘や戦争の際には、武器や部隊の相性により、一定の補正がかかる
https://w.atwiki.jp/vana/pages/298.html
サマナー クラスチェンジ条件 アラインメント…C、MP…3100以上、DEX…NT、熟練度…NT+200以上、装備…サモンドール 補正…攻+2 避-2 命+5 魔法攻撃強化 魔術の深い研究により、精霊・悪魔、はては高位霊獣まであらゆるものの召喚を可能とする者。また、自らの力で作り出した魔法生物を意のままに操ることもできる。 魔法職では珍しい防-がないクラス。 DA前提に合成魔法+オーブでごちとか思ったけど、たぶん被ダメが痛くてやってられない 防+職のリッチが居るだろうしねw (名無しさん)
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/1675.html
《ドヌマナー()/》 アイコン ゲスト(青) 年齢 20歳前後 性別 男 種族 沼人間(今では湖の人間) 身長 175cm 体重 51kg 沼にすんでいた人間。沼を護り続けていた守護(神)だったが…不気味な笑い声が理由となり、ドヌマナーがいる沼は嫌われていた。 ある日のこと、自分の場「沼地」が王の「ゴルフ場」になると危機に迫っていた。が、ワンワンや水無月などが護ったおかげで王を追い出すことができた。 王を退治後、沼が綺麗な湖となり、沼人間ではなくなった。
https://w.atwiki.jp/yurupedia/pages/333.html
マナーティ 都道府県 東京都 肩書き NEXCO東日本 交通マナーアップキャラクター 攻略難易度 ★★★中。東日本の高速道路関連のイベントにて 名刺の有無 ? 狙い目イベント ? イベント情報
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1258.html
406 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 29 23 ID Vg2H93/E 夜 ブリタニア 501統合戦闘航空団基地 その日、お父さんのお墓の前で私は誓いを立てた。 ウィッチとして、皆を守りたい。その為にネウロイと戦うと。 その場で坂本さんに志願した私は、ガリア大陸を間近に望む小島――第501統合戦闘航空団、 通称『ストライクウィッチーズ』基地に案内された。 着いた頃には辺りはすっかり夜の色。とても長く、激動の一日だったと思う。 机の並んだ一室で、私は改めて他のウィッチの人達と対面した。 私を見つめるのは、坂本さん他9名のウィッチ達。 「はじめまして、宮藤芳佳です! よろしくお願いします!」 微笑む人、訝しむ人、様々だったけど、概ね好意的に受け入れてくれているみたい。 となると、次に気になるのは彼。隣で私以上にガチガチになっている少年。 歳は私と同じか、少し下といったところか。 こうして見ると、改めてあれが見間違いだと実感する。 ミーナ「では、次はあなた、自己紹介してもらえる?」 彼の肩が一際大きく震えた。皆の視線が一斉に彼へと突き刺さる。 悪魔召喚の件といい、かなり興味を引いているらしい。 僕「は、はい! 僕……いえ! 自分は 僕 と申します! 17歳です! あの、扶桑皇国の弓月の君高等師範学校に在籍していまして、えと、軍属ではないんですけど……」 たどたどしい挨拶に、皆がどよめく。 バルクホルン「軍人ではないだと!?」 ペリーヌ「軍人でもない殿方がどうしてここにいますの?」 シャーリー「17には見えないよなぁ」 エイラ「扶桑の学校では悪魔の使い方を教わってんのかなー」 エーリカ「何でモミアゲ尖ってんの?」 等と口々に漏らしている。 皆が驚くのはもっとも。 私も17歳という年齢には驚いた。学生なのは……私も同じだし。 身長は私よりやや高いかどうか、銀髪の女の子とほぼ同じ。とても17歳には見えなかった。 僕「えぇっと……ごめんなさい……」 完全に萎縮してしまった彼は、涙目になって頭を下げる。 その様は見ていて可哀相なほどで、こっちが謝りたくなってくる。 407 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 32 36 ID Vg2H93/E 坂本「静粛に! まだ挨拶は終わっていないぞ!」 坂本さんの一喝で場が静まり返る。でも、そんなことしたら余計に話しにくいんじゃないだろうか。 その証拠に、彼は続きを語らない。いかにも、頭が真っ白になりました、という表情を蒼白の顔面に浮かべている。 坂本「どうした? 続けろ」 僕「ひぅっ! ぁあの、僕は、その…………すいません!」 何故か謝る彼に坂本さんも首を傾げ、他の皆さんも私語を禁じられているせいか、気まずい沈黙が流れる。 助け舟を出してあげたいけど、一体どうすれば……。 そんな感じで私が迷っていると、 ???「まぁ待て。ここは我に任せてもらおうか」 沈黙を破って、どこからともなく声が響いた。 芳佳「この声……」 低く渋味を含んだ、それでいて甘い色気もある壮年の美声。 ホウオウの上で私に語りかけた男の人の声だ。 彼の隣で大人しく座っていた黒猫が、軽快な動きで肩に跳び乗る。 愛らしい姿と裏腹に、声はその猫から発せられていた。 ただ、口から声が出ている感じはしないのだ。 黒猫「聞け。うぬは師の命で欧州まで来た。 つまり、うぬの双肩には師の面子と立場が掛かっている」 僕「っ!」 彼は、はっとして黒猫を見る。 黒猫は変わらず冷ややかな眼差しで彼を見下ろし、尊大な口調で続けた。 黒猫「うぬの功績は、そのまま師の功績となる。逆もまた然り。 うぬがその体たらくでは、欧州での師の評判はどうなる?」 僕「僕が師匠に恥をかかせる……?」 黒猫「然様、弟子の教育も碌にできぬのかと謗りを受けることとなろう。 少なくとも、ここのウィッチ達には、そのように記憶されるであろうな」 僕「い……嫌だ。それだけは……絶対に!」 不思議だ。あれだけ萎縮していた彼の表情が、みるみる凛々しく引き締まる。 黒猫の言葉が魔法のように作用している。 もっとも、話してる内容の意味はさっぱりわからないけど。 408 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 35 18 ID Vg2H93/E 猫「ならば胸を張れ。顔を上げよ。まだ自己紹介も済んでなかろうが」 彼は黒猫を振り落とす勢いで背筋を伸ばし、 僕「失礼しました! 僕は軍人ではありませんが、『超國家機関 ヤタガラス』からの指令により、 デビルサマナーとして皆さんと一緒に戦わせていただきます! 未熟者ですが、よろしくご指導のほどお願い致します!」 はきはきと直立不動の状態で言い切ると、深々と頭を下げた。 エーリカ「デビル……」 バルクホルン「サマナー?」 芳佳「ヤタガラス……?」 聞き慣れない単語に、一同疑問符を浮かべる。 僕「あ……それと探偵事務所で見習いなんかもしています。 皆さん調べてほしいことなどあれば、是非ご相談ください」 またしても流れる沈黙。 何から問うべきか迷っているのか。 気まずい雰囲気に、またも彼は冷や汗をびっしり浮かべている。 ゴウト「申し遅れた、我が名は業斗童子。ゴウトでいい。今後ともよろしく頼まれてくれ」 そうこうする内に、黒猫――ゴウトさんも端的に名乗る。 その口調からも雰囲気からも、私よりずっと年輩であること、 彼より立場が上であることが窺え、妙に畏まってしまう。そもそも彼は何者なんだろう。 シャーリー「やっぱ猫が喋ってるよな……」 ルッキーニ「使い魔かなぁ?」 二人の囁きを拾ったゴウトさんは眉をひそめ、睨みを利かせた。 ゴウト「これは念話で語りかけているのだ。ウィッチ以外には聞こえぬ。 それと我は使い魔ではない。 そうさな……さしずめ、こやつの教育係兼お目付け役兼助手といったところか」 ペリーヌ「探偵で猫が助手でお目付け役で教育係……頭が混乱しそうですわ」 409 :タイトル付けてなかった 「サマナー俺」とでも:2010/12/25(土) 01 39 05 ID Vg2H93/E 当然だと思う。私はとっくに混乱している。 困惑する場を纏めたのは、隊長のミーナさん。 ミーナ「それでは、自己紹介は終わったわね。 彼の所属と目的、能力に関しては気になると思うけど、それを話すと長くなるの。 詳しくは、明朝のミーティングで説明します。 ですから明日の朝食後はここ、ミーティングルームに集合するように。以上、解散」 事務的に説明を終えたミーナさんは、ふと思い出したように、 後ろの方で遠慮がちに立っていた女の子を一瞥した。 ミーナ「あ、それとリーネさんは、宮藤さんを部屋に案内してあげてね。 (僕)君は坂本少佐、お願いします」 リーネ「は、はい!」 坂本「了解した」 私は部屋に案内してもらおうかと思ったけど、解散後も、皆は何故かその場に留まっていた。 理由はすぐにわかった。 彼だ。 エーリカ「ねぇねぇ、何でそのモミアゲ尖ってんの?」 シャーリー「お前、本当に17歳か?」 最初にふたりが彼に詰め寄り、 ルッキーニ「あ~! あたしも聞きたい~!」 その後ろで一番小さな女の子が、ぴょんぴょん跳びはねる。 坂本「ちょっと待て、私もこいつに用がある。すまんが、先に話を聞かせてくれ」 ふたりの間を割って入った坂本さんが、真剣な顔で彼の前に立った。 坂本「お前、戦闘中、ネウロイのビームを刀で斬ったな。あれはどうやった? あの光は?」 僕「えっと、あの、あれはマグネタイトと言いまして、 その……魔法力……みたいなものなんですけど……それを刀に込めまして……」 彼はしどろもどろだ。坂本さんの思い詰めた表情、迫力に気圧されてるのかも。 坂本「……つまり、魔法力を刀に込めているんだな? 込めれば斬れるんだな?」 僕「いえ、魔法力とはちょっと違うんですけど、でも似たようなものと言うか何と言うか……」 坂本「どうなんだ! はっきりしろ!」 僕「ひぅっ! すみません!」 曖昧な言い方に坂本さんの怒りが爆発。 彼は縮み上がり、何度も何度も頭を下げた。 僕「すみませんすみません! ごめんなさいごめんなさい!」 410 :名無しの俺:2010/12/25(土) 01 42 03 ID Vg2H93/E 坂本「……いや、すまない。私も熱くなった。 ともかくだ、魔法力のようなそれを込めているとして、お前の刀は普通の刀なのか? 私の刀では、そんな芸当はできないぞ?」 僕「い、いえ、僕の刀は退魔刀として、MAGと馴染むように造られています。 術も込められてますし、普通の刀では難しいんじゃないかと……」 坂本「そうか……。ならば魔法力を込めて打てば、同じことができると思うか?」 僕「たぶんできると思いますけど……できない可能性もなきにしもあらずと言うか……。 いえ、できます……おそらく、もしかしたら」 坂本「はぁ……もういい」 溜め息をついて、背を向ける坂本さん。 呆れられた彼は、がっくりとうなだれ、 僕「本当にすみません……。僕は弟子の立場で……。 師匠なら何でもわかるんでしょうけど、僕は全然ダメなんです」 仕舞いには膝を抱えて、床に「の」の字を書き出してしまう。 あんなに大胆な戦いをした彼が。私を抱き留めた彼が。こんなに脆い人だったなんて……。 芳佳「そんなことないです!!」 見兼ねた私は、気付けば大声で叫んでいた。 僕「え……」 芳佳「あなたは私を助けてくれたじゃないですか! 赤城の乗組員だって、全員あなたに救われたんです! それは凄いことなんです!」 力いっぱい、自分なりの言葉で激励する。 それは私が求めた、誰かを守れる力。 たとえ悪魔だろうと何だろうと。彼はその力を、皆を守る為に使った。 私には力が足りなくて、ひとりでは誰も助けられなかった。 彼と坂本さんがいなければ、誰も守れなかった。 彼には私以上の力があるのに……。 坂本「そうだ。お前がいなければ赤城は勿論、私と宮藤も危なかったかもしれん。 お前のお陰だ、誇っていい」 力が、あるはずなのに……。 411 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 44 14 ID Vg2H93/E 「いいえ……やっぱり誇れやしません。最後は結局、おふたりに助けてもらわなければ僕は死んでた……」 私達の声は、彼の心の奥までは届かなかった。 それほどまでに彼の劣等感は根深かったらしい。 僕「師匠なら、もっと安全で確実に"すべて"を救ってみせるのに……。 師匠は最強で、かっこよくて、それに比べて僕は……」 私達には、もう掛ける言葉がなかった。 ちらりとゴウトさんを見遣るけど、黙して語らない。話す気がないようだ。 またしても気まずい沈黙。 引き裂いたのは、小さな影だった。 ルッキーニ「うりゃ~!」 僕「うわぁ!?」 私の眼前でうずくまる彼の頭に、突然ルッキーニちゃんが飛びついたのだ。 帽子を無理やりに取られる寸前で、頭を押さえて尻餅をつく彼。 僕「な、な……何するんですか、いきなり!」 ルッキーニ「ねーねー、気になってたんだけどさ。なんで帽子取らないの?」 そういえば。 私は彼が帽子を取った姿を見ていない。艦内でも基地内でも、戦闘中でも角帽は一体化したかのように離れない。 僕「いや、これは……」 ペリーヌ「室内では帽子を脱ぐもの。まして礼を取る時も外さないなんて無礼ですわよ?」 ルッキーニ「見せて見せて~」 僕「だ、だだだ駄目です! これだけは絶対に見せられません! 勘弁してください!」 彼の抗議に耳を貸さず、帽子を引っ張るルッキーニちゃん。 ルッキーニ「え~、そんなに嫌がられたら逆に気になる~!」 シャーリー「お、おい、ルッキーニ……」 ルッキーニ「シャーリーも気になるでしょ?」 シャーリーさんは少しの間、ルッキーニちゃんと目で語り合い―― シャーリー「確かに気になるなぁ……」 意地の悪い顔でニヤリと笑った。 そしてシャーリーさんは彼の右腕を両手でがっしり捕まえる。 シャーリー「よし、ハルトマン! 左腕押さえろ!」 エーリカ「オッケー!」 ハルトマンさんもすぐに左に回り、腕を捕えた。 僕「えぇぇ!? 止めて……放してくださいぃぃ」 左右と正面から攻められた彼は可哀相なくらい狼狽している。 私は助けようか迷って、はっとなる。 もしかして、これがルッキーニちゃんの狙いだったのかも……。 そんなふうに思うのは考え過ぎだろうか。 それでも。 いつの間にか重苦しい空気は払拭され、雰囲気は一転して賑やかなものになっていた。 でも(僕)君も本気で嫌がってるみたいだけど……どうしよう。 そのことに夢中になるあまり、私はまったく気付かなかった。 この場から3人――いや、ふたりと一匹の姿が減っている。 坂本さんとゴウトさん、ミーナ隊長がいなくなっていたことに。 412 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 48 45 ID Vg2H93/E 喧騒から離れ、私とミーナは業斗童子を連れて廊下に移動する。 あのやかましい室内では、話も碌にできやしない。 もっとも、お陰でゴウトだけを気付かれないよう連れ出せた。 ゴウト「それで坂本少佐。我に話とは?」 騒がしい室内とは対照的に、静寂に包まれた廊下。黒猫の重厚な声が朗々と響く。 ミーナ「私が坂本少佐も交えて、いくつか確認したいと思ったの。 少佐は色々聞いてるかもしれないけど、私は上からの命令以上は知らないから。 それで、ゴウト……さん?」 ゴウト「ゴウトで構わぬ」 ミーナは見た目に似合わぬゴウトの雰囲気に、どう接するか迷っているようだ。 無理もない。ゴウトは40年か50年、 或いはそれ以上の時を過ごしてきたかのような風格を漂わせているのだから。 ミーナ「ええ、それじゃゴウト。あなたに質問してもいいかしら?」 ゴウト「何故、我に? 説明なら明日にすると、貴官が言ったばかりであろう。 それに、サマナーは我でなくあやつだ」 ミーナ「それはそうだけど、私達とあなただけの方が話が早いし、正確だと思ったから。 それに、彼についても聞きたいの」 ゴウトは少し思案する素振りを見せ、頷いた。 ゴウト「我に答えられることであれば答えよう」 了解が得られたので、ミーナと換わって私が言葉を継ぐ。 坂本「『超國家機関 ヤタガラス』。デビルサマナーや陰陽師、その他にも様々なエージェントを統括し、 扶桑を陰から支え、護ることを目的とする組織。ここまでは相違ないな?」 ゴウト「いかにも。取り分けデビルサマナーは、 悪魔が関係していると思しき種々の事件の調査と解決、都市の霊的守護や、封印の管理を担っている。 悪魔を使って国家転覆を目論む不届きな輩もいるのでな」 坂本「では何故、あのような少年を寄越した? 確か表向きは、サマナーがネウロイ相手にどれだけ通用するか、即ち戦力実験だと聞いた。 失礼だが、戦争ができる性格とは思えん」 それが一番の疑問だった。 裏の組織が表の戦争に介入する。 そこにどんな思惑があるのか知る由もないが、その先兵たる人間があれでいいのか。 413 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 51 30 ID Vg2H93/E ゴウト「それを言うなら、あの宮藤という少女もあまり向いているとは思えんが」 坂本「それはそうだが……あれは宮藤とは真逆だ。 戦闘においての力量はかなりのものだと思う。だが、精神面は甚だ不安だな」 ミーナ「そうね、他に適任がいなかったわけでもないでしょう?」 そこでゴウトは初めて沈黙した。 十数秒ほど経ったろうか。ゆっくり言葉を選んで語り出す。 ゴウト「……正直なところを言おう。 此度の任、我もヤタガラスも、奴には荷が勝ち過ぎていると思っていた。 そこを強く推したのが奴の師であった」 ミーナ「荒療治のつもり? どうしてそこまで……ここは弟子の修業の場ではないのよ。迷惑だわ」 ミーナの意見には賛成だが、 戦闘経験も飛行経験もない少女を連れてきた私も、偉そうには言えないので黙っておく。 ミーナから鋭い視線を向けられても、ゴウトは平然と尻尾を振っている。 文句は上に言ってくれ、とでも言わんばかりだ。 ゴウト「さて、な。だが、奴も未熟ながら腕は悪くないゆえ、足手まといにはなるまい。 もっとも弟子にしては、であり、サマナーとしては師の足元にも及んでおらぬが……」 支援があったとはいえ、大型ネウロイを落とした立役者は彼だ。腕に関しては疑う余地はない。 しかし師匠とやらは、更に高みにいると言う。 坂本「あれで足元にも及ばんか。そこまで優秀なら、何故自身が赴かない?」 ゴウト「師が守護を任ぜられている皇都 東京は、あらゆる意味で扶桑の要の地。 霊的守護においても例外でない。彼の地を気安く離れることはできぬのだ。 まぁ、他にも諸事情あるのだが……」 ミーナ「となると、相応の実力者なのかしら?」 最重要拠点の護りを任される。それは力を認められている証。 サマナーの場合はどうか知らないが、どこの世界のどんな職業でも、そう変わらないだろう。 414 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 54 57 ID Vg2H93/E ゴウト「我も数多くのサマナーを見てきたが、その中でも五指に入る。 放っておけばネウロイ同様、扶桑一国に留まらず世界の脅威となったであろう異変を いくつも解決してきた。まず間違いなく、当代随一と言えよう」 坂本「貴方のような人? がそこまで誉めるなら、さぞかし偉大なのだろうな」 しまった、「人」のところで声が上擦ってしまった……私としたことが……。 ゴウトが気にしていないのが幸いだった。瞬間、耳がピクンと動いてはいたが。 私は苦し紛れに話を進める。 坂本「奴がその後を継ぐのか……できるのか? あれに」 ゴウト「どうだかな。師と言っても、歳は未だ30を少し越えたばかり。 今後も、功績、名声、共に益々高まっていくであろう。後継ぎも焦って決める必要はない」 口振りからして歳を重ねた老師をイメージしていたが、予想外に若くて驚いた。 代わりはいくらでもいる……ということか。 ゴウト「偉大であるがゆえに、弟子の性格もああなってしまったとも言えるが」 ミーナ「と、言うと?」 ゴウト「あやつは師を深く尊敬している。崇拝と言ってもよい。 あやつの服装から何から、すべて若き日の師を真似たものだ」 憧れの存在と同化しようと、そのすべてを真似る。己に確固たる芯のない未熟者がよくやる行為だ。 ゴウト「偉大な師の弟子であるという誇りと、不世出の天才と事あるごとに比較される重圧。 奴とて日々上達はしている。されど、努力すればするほど、 近付くほど見えてくるのが才能という名の壁」 だが模倣は所詮模倣。それだけでは決して壁は越えられないのだ。 そして越えられないと悟った時、挫折はより深くなる。 坂本「その壁に押し潰され、あのように弱気で卑屈なヘタレに……おっと、失礼」 私の失言に、彼は怒りもせず苦笑した。 ゴウト「構わん。大方、その通りだ」 人と違い、猫の表情は読めない。 ゴウト「我も奴の師とは15年来の長きに渡る付き合いだが、 師があれの歳の頃には既に当代を襲名していた。 そして東京の守護を任され、他のサマナーも羨むほどの功績を立てていたからな。 比べるだけ愚かだというのに……」 415 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 57 21 ID Vg2H93/E ただ私には、その声音に悲しげな色が含まれているように感じられた。 ミーナ「だからと言って、優しくしてあげるとは思わないでね。 私達は人を守る為に戦ってるの。心の有り様がどうあれ、共に戦う以上は指揮に従ってもらいます」 「無論だ。むしろ、とことん厳しく扱いてやってくれ。 それで潰れるなら、所詮それまで。器ではなかったというだけのことよ。 少なくとも我の見立てでは、あれには才能がないゆえな」 常に死線をさ迷うくらいでちょうどいい。 と最後に付け加えて、ゴウトは笑った――気がした。 さっきの同情するような素振りは私の勘違いだったのだろうか。 それとも、今のが? どうあれ自分と深い仲にある弟子に対して、その態度はあまりに……。 坂本「厳しい……いや、冷たいのだな……」 私は素直に感情を口にしていた。 言い過ぎたかと僅かに不安を覚えたが、ゴウトは欠片も動揺しない。 ゴウト「温い情を挟んでいては、任務も大義も立ち行かぬ。 下手に出れば舐められ、弱みを見せれば付け入られる。 悪魔を相手にするなら、生半可な覚悟は命取りになるのだ」 それはうぬらも同じであろう。 ゴウトは言外にそう語っている。 私は何も言えなかったし、言う気もなかった。 まさにその通りだからだ。彼の言葉は、そのままネウロイに置き換えられる。 ゴウト「貴官らには伝えておくべきか。 我らは言わば陰の存在。それが表に出張ってくる理由を」 ゴウトは強引に話を戻す。脱線してしまったが、そもそもの用件はそれだった。 ゴウト「我らはサマナーとして指令を、探偵としても、ひとつの依頼を受けてここまで来た」 ミーナ「指令?」 ゴウト「ネウロイの――怪異の目的と正体を解明し、可能ならその根源を絶て、というものだ」 416 :サマナー俺:2010/12/25(土) 01 59 52 ID Vg2H93/E 私とミーナは言葉もなく、驚愕に目を見開く。 その指令があまりに単純で当然。それでいて至難の業だからだ。 坂本「ネウロイの目的と正体……ウィッチなら誰もが一度は抱く疑問」 ミーナ「有史以来、多くの人間が挑み、ひとりとして辿り着けなかった謎……」 ゴウト「その為の手段は問わない、とも」 坂本「そんなことが可能なのか?」 ゴウト「知らぬ。我らは任務とあれば従うのみ。そして遂行するのは……あやつだ」 あやつ。 あの卑屈で弱気で頼りない少年。 ゴウト「だが言えるとすればひとつ。 ウィッチとサマナー、魔法力とマグネタイト、遡れば源流を同じくしながら、似て非なるもの」 私は、サマナーについてもMAGについても無知同然。 だが完全には理解できなくても、納得はできた。 遥か昔、怪異や悪魔と対峙した能力者、その力が分岐した姿。 そう考えれば辻褄が合う。 だとすれば……。 ミーナ「まさか……!」 ゴウト「悪魔とネウロイも同様やもしれぬ」 ゴウトがガラス玉のような緑の瞳で、私とミーナを交互に見据える。 仮にそうだとすれば、両者が出会うことで何かが起きるかもしれない。変わるかもしれない。 私は漠然とした予感が胸に沸き上がるのを感じていた。 坂本「鍵を握るのは奴、そしてこの部隊か……」 417 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 02 36 ID Vg2H93/E ルッキーニちゃんの暴走から、すっかり猥雑な現状のミーティングルーム。 突然その扉が開き、入ってきたのは坂本さん、ミーナさん、ゴウトさんの3人だった。 いつの間に外に出ていたんだろう。 室内に広がる光景を目の当たりにした3人の反応は様々で……。 坂本「ほどほどにしておけよ」 と苦笑いの坂本さん。 ミーナ「あ、あなた達、何を……」 呆気に取られるミーナさん。 ゴウト「恥を晒すなと言ったばかりだというに……」 僕「うわああああん! 助けてよ、ゴウトー!!」 そしてゴウトさんはというと、 呆れ果てた溜め息をついて、彼の悲鳴混じりの救援要請を完全に無視。 ぷい、と背中を向けると、首輪に挟んだ小さな手帳と小筆を取り出す(!)。 しかも小筆を口にくわえて黙々と走らせ始めた(!!)。 しかし、その間も背後ではこんなことが……。 ルッキーニ「ほれほれ~、逆らうでない」 ルッキーニちゃんは彼の背後から外套を引っ張ったり、 潜り込んで腋をくすぐったり、やりたい放題。 シャーリー「いい加減に観念して楽になっちゃいなって」 ああっ、シャーリーさんの大きな胸に彼の腕が食い込んで……。 エーリカ「優しくしてあげるからさ……フゥ」 あわわ……ハルトマンさんは押し付けても、あまり効果はなさそうですが、 代わりに耳に息を吹きかけてます。 僕「ああっ! ちょ! そこは! らめぇぇぇぇぇぇぇ!!」 彼はふたりからの猛攻に、あられもない声を上げたりなんかして。 それでも帽子は死守するあたり執念を感じずにいられない。 今も涙ぐみながら助けを求めてるけど……いいんでしょうか、ゴウトさん……(でも助けない) 室内を見回すと、ドタバタを棒立ちで眺めている少女がふたり。 名前は確か……エイラさんとサーニャちゃん。 エイラ「楽しそうだな……」 サーニャ「うん……」 エイラ「私達も加わるか……?」 サーニャ「いい……」 エイラ「でも気になるよな……中身」 サーニャ「……少し」 どうやら帽子の中身が気になるみたい。 418 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 06 45 ID Vg2H93/E でも、3人が男の子に密着してるのを不快に思う人もいるようで、 ペリーヌ「あなた達! 殿方にそんなに張り付いて……破廉恥ですわよ!」 ペリーヌさんは顔を赤くして怒っている。 バルクホルン「馬鹿馬鹿しくて付き合ってられん。私は部屋に帰らせてもらう」 唯一バルクホルンさんは、不快感も露に出ていった。なんだか怖そうな雰囲気の人。 ふと私は隣にいた栗色の髪の娘――確かリネット・ビショップちゃん――と目が合い、 笑いかけたが、彼女はすぐに目を伏せてしまった。恥ずかしがり屋さんなんだろうか。 仕方なく私と彼女は、黙ったままゴウトさんと僕君を交互に眺めることにした。 童顔の少年は、とても恐ろしい悪魔を従えているとは思えない。 悪魔、か……。 悪魔と聞いて、私が思い浮かべるのは故郷の親友。 そういえば、彼女もそっちの方面に造詣が深かったような。 今度、送る手紙に彼のことも書いてみよう。案外、意気投合したりして。 団子になって暴れ続ける4人を見る私の胸には、今後に対する期待と不安がない混ぜになっていた。 それは、飄々としているゴウトさんも同じだったみたい。 けれど、まさか手帳にその胸中が綴られているとは、 この時の私には想像もつかなかった。 この日、ひとりの若きデビルサマナー……の弟子が欧州の地に降り立った。 師は扶桑の――否、世界的に見ても当代随一のサマナー、と言っては贔屓の引き倒しだろうか? いや、身内贔屓を差し引いても、奴は今も昔も無類の強さを誇っている。 あの少年は、そんな男の弟子だ。 だが、今はまだ何者でもない、卵の状態である。 これが卵か雛のまま喰われる運命か、喰う側の蛇に回るか、 はたまた龍に化けるかは、まだ、誰にもわからない。 我はただ、奴の"目"を慧眼と信じ、己が使命を果たすのみ。 しかし、不肖の弟子ときたら、女子ふたりに組み敷かれている始末。 年端も行かないような童女に外套を引っ張られながら、 それでも必死に帽子を押さえて半泣きになっている。 まったく……少女の玩具にされているその様は、なんとも情けないもので……。 我はお目付け役として、またサマナーの先達として、 今後のことを考えると暗澹たる思いであった……。 デビルサマナー 俺 対 黒鉄ノ魔軍 第一章 「悪魔召喚師、欧州に見参!」 元ネタ 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団、 アバドン王、他、葛葉ライドウシリーズ』 419 :サマナー俺:2010/12/25(土) 02 14 04 ID Vg2H93/E 現時点でのデータ 僕 17歳 153cm 職業:学生、探偵所助手、デビルサマナー 所属:超國家機関『ヤタガラス』 武器:扶桑刀(退魔刀)、拳銃(コルトライトニング) どちらも師匠のお下がり 封魔管:ポルターガイスト、モコイ、ホウオウ、ヌエ、他 とあるデビルサマナーの弟子。 師匠は過去の歴史を振り返ってみても、歴代トップクラスのサマナー。 そんな師匠を尊敬、崇拝しており、師匠のスタイルを真似たがる。 しかし偉大過ぎる師匠の弟子である重圧に悩まされ、努力するほど師匠との才能の差を実感。 結果、卑屈な性格になってしまった。 幼少から女性と接する機会がなく、女性に対する免疫が皆無。 オリジナル要素が増えると思いますが、みっちゃんルートに挑戦 420 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 43 43 ID TUpDVxiI 乙 おもしろかったぜぇ 421 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 46 57 ID .ITDPqdQ 遅ればせながら、いらん子の人、短編の人乙 最近のウルスラプッシュは凄いな 422 :名無しの俺:2010/12/25(土) 02 53 02 ID .ITDPqdQ おっと、途中で送信した。 サマナーの人も乙です。 ライドウの弟子・・・なのか? まぁあんな化け物の弟子なら卑屈にもなるわな そしてようやく俺のみっちゃんの時代が来た! 前へ 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/knightmare2008/
カウンター - 人 † Knight Mare †ホームページへようこそ! ネットマナーはしっかり守りましょう。 ギルド倉庫に入りきらない在庫は、「在庫登録・削除依頼」に、アイテム名と所有キャラ名を書いてください。(防具・武器は補正もお願いします。 例:霊術師の手袋 Lv27紫 防御+1、魔防+1、HP+6、MP+5 あめち所有) ブライトシャドウTOP https //bs.gamania.co.jp/index.asp メニュー はじめに 掲示板 http //free2.nazca.co.jp/mk25/knightmare/ チャット http //chat.mimora.com/common/chat.mpl?roomnum=761364 ギルド倉庫外(在庫アイテムリスト) ギルド倉庫外 在庫登録・削除依頼(暫定) 例:(登録)霊術師の手袋 Lv27紫 防御+1、魔防+1、HP+6、MP+5 あめち所有 -- あめち (2008-08-15 13 16 51) 例:(削除)疾風の印(ペットライド 茶色の虎) -- あめち (2008-08-15 13 18 07) (登録)キリングレイピア Lv47紫 攻撃+60、魔攻+30 狩 天賢所有 -- 天賢 (2008-08-16 10 46 37) (登録)紫庭の棍 Lv36魔紫 攻撃+14、魔攻+28 天賢所有 -- 天賢 (2008-08-16 11 12 27) 名前 コメント コメント コメント欄追加してみた(´・ω・`) だめなら消してにゃ。 -- あめち (2008-08-12 17 16 57) ww -- みなみ (2008-08-12 17 18 34) ありー -- みなみ (2008-08-12 17 19 44) ↑の在庫登録・削除依頼は、暫定で設置したにゃー。いずれは「ギルド倉庫外(在庫アイテムリスト)に移動予定ですにゃ -- あめち (2008-08-15 13 27 16) 名前 コメント まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理