約 1,658,007 件
https://w.atwiki.jp/actors/pages/11666.html
ニコラス・ワイマンをお気に入りに追加 ニコラス・ワイマンのリンク #blogsearch2 ニコラス・ワイマンとは ニコラス・ワイマンの64%は電力で出来ています。ニコラス・ワイマンの32%は果物で出来ています。ニコラス・ワイマンの2%は着色料で出来ています。ニコラス・ワイマンの1%はカルシウムで出来ています。ニコラス・ワイマンの1%は記憶で出来ています。 ニコラス・ワイマン@ウィキペディア ニコラス・ワイマン ニコラス・ワイマンの報道 gnewプラグインエラー「ニコラス・ワイマン」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 ニコラス・ワイマンのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ニコラス・ワイマンの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ニコラス・ワイマン このページについて このページはニコラス・ワイマンのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるニコラス・ワイマンに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/trinanoss/pages/240.html
ほんの数年前、彼はまだ新米だった。 もちろん、厳しい選抜試験を突破して着任してきたのだから、本当に何も出来ない新米ということはなかった。イギリス陸軍特殊部隊、通称"SAS"に配属されたことが、彼の能力を物語っていた。 それでも実戦経験が無いという意味では、やはり彼はまだ垢抜けきらない新兵であり、未熟さゆえのミスもあった。それが元で死に掛けたこともあり、上官が助けてくれなければ今の自分はあり得なかっただろう。 やがて月日が経って、彼は新米を卒業し、大尉にまで昇進した。指揮官となり、部下を持つようになった。最初のうちはそれが実感出来なかった。俺が上官の立場になるなんて、あの頃は考えもしなかった、と。しかし、目の前の状況は彼にいつまでも新兵であることを許さず、生きたくば成長せよ、指揮官となれと命じてきた。 部下に命令を下す、というのは想像以上に辛いことだった。自分の命令一つで、彼らは死ぬ可能性だって充分にある。あるいは、最初からそうしろと言わざるを得ないこともあるかもしれない。死んで来い、と。 だからこそ、彼は自分に出来た部下がかわいくてしょうがなかった。彼らは俺に命を預けてくれている。ならばそれに応えるのが役目であり、そして部下たちは命令を忠実にこなしてきた。ここに来てようやく、彼は胸を張って言えるようになった。俺は指揮官である、俺は上官である、と。 その大事な部下たちが、裏切りによって死んだと聞かされた時、彼は何を思っただろうか。どう思っただろうか。 答えは彼だけが知っている。マクダヴィッシュ大尉、かつての"ソープ"だけが。 Call of lyrical Modern Warfare 2 第17話 The Enemy of My Enemy / 二つの線 SIDE Task Force141 六日目 1603 アフガニスタン カンダハル南西160マイル 第四三七廃機場 ジョン・"ソープ"・マクダヴィッシュ大尉 「ティーダ! ゴースト! ゴースト! 聞こえないのか!? Task Force141、誰か応答しろ!」 誰でもいい。せめて誰か一人、応答してくれ。生き残っていてくれ。誰か。通信機に向かって怒鳴る自分の声に悲壮さが帯びてきていることなど、ソープが気付くはずもない。 退役した航空機が最後に辿り着く場所、墓場、スクラップヤードのど真ん中に彼はいた。敵に追われて、ここに逃げ込んだのだ――"敵"とは誰だ。もう判断がつかない。マカロフの率いる超国家主義者たちの奴らも、シェパードが指揮下に置く私兵部隊も。何もかも敵だった。 二箇所あるマカロフの隠れ家のうち片方であるアフガニスタンに辿り着いたソープたちだったが、そこにマカロフはいなかった。代わって現れたのが、シェパードが掌握している民間軍事会社"シャドー・カンパニー"の傭兵部隊だった。彼らは味方であるはずのソープたちを狙い、追ってきた。共に行動していた部下たちは次々と倒れ死んでいき、残ったのはどこかではぐれてしまったプライスと他数人となっていた。そして、今は一人だった。 通信回線は沈黙したままだった。誰も応答しようとしない。ティーダも、ゴーストも、ローチも、みんな。 くそ、と吐き捨て、ソープは拳を辺りに放置してあった航空機の残骸に叩き付けた。ガン、と硬い肉がジェラルミンの肌を叩いて金属音を響かせる。それで彼の怒りが消えるはずもない。 ≪彼らは死んだよ、ソープ。シェパードは隠れ家で証拠隠滅の真っ最中だろう≫ それまで沈黙を保っていた通信機に声が入る。信頼出来る――この状況においてはただ一人だけの、信頼出来る上官――プライス大尉のものだった。 「……シェパードが裏切りやがった!」 ≪裏切られるのが嫌なら、誰も信用せんことだ。俺のようにな≫ 仲間が死んだ。それも、味方だったはずの者の手で。そのはずなのに、プライスの声は淡々としていて、まるで他人事のようですらあった。 しかしそれは違うと、ソープは断言する。彼が信じる上官は、決してそのような冷血な男ではない。身を危険に晒してでも民間人を助けるし、脱出するヘリに飛び乗った時、滑って落ちかけた自分の手を掴んで放さなかったのもプライスだった。 冷静になれ、彼のように。怒りに呑まれるな――自らに言い聞かせた後、ソープは武器の確認を行う。短機関銃のMP5Kに、サイレンサー装着のM14EBR。手榴弾とフラッシュバンが数個。これでシェパードたちの私兵の追撃を振り切れるか。 ≪ニコライ、こっちの位置が分かるか≫ どうやらプライスは古馴染みの戦友と連絡を取っていたらしい。ニコライはかつて彼らが助けた諜報員の一人で、今は民間軍事会社の経営を行っている。つい先日、ブラジルで回収 のヘリを出してくれたのも彼だった。 ≪ああ、分かっている。しかし、そっちに向かっているのは俺だけじゃないぞ≫ まるでニコライの言葉とタイミングを合わせたように、ソープの聴覚は突然のロシア語を掠め取った。 ただちに物陰に身を隠して様子を伺えば、ジープやトラック、果ては装甲車までもが続々とこの航空機の墓場に現れ、武装した兵士たちが下りて来る。 彼らの不揃いな装備は正規軍ではないことを示していたが、同時に統率された動きはただのゲリラではないことも示していた。訓練を受けているに違いないが、正規軍ではない。とすると、超国家主義者たちか。 ≪シェパードの部隊と、マカロフの部隊だ≫ ≪一度に相手するには戦力不足だな……ニコライ、何で回収に来るんだ≫ ≪中古のC-130だ。チャフとフレアは満載してきたが、あいにく一〇五ミリ砲も四〇ミリ機関砲も搭載してない。あれは高くてAC-130化するには予算が……≫ 「それとも潰し合わせるか、だな」 ニコライとプライス、二人の会話にソープが割り込んだ。シェパードにとってTask Force141は『真実を知る者』として一刻も早く消してしまいたいだろうが、超国家主義者たちも敵であることには変わらない。超国家主義者たちにとっても同様であり、この廃機場は三つ巴の様相を表していた。 ≪ともかく向こうで落ち合おう、戦友≫ ロシア語訛りの英語で告げられて、ソープはふと思う。戦友、か。ここにクロノやジャクソンがいれば、どれだけ心強かっただろうか。 MP5Kのスリングを肩に引っ掛けて背中の方に回し、M14EBRを構える。目的地はこの先にある滑走路だ。そこまで行けば、ニコライのC-130が着陸して回収してくれる。 ゴースト、ローチ、ティーダ。お前らの仇は俺が取る。決意も新たに、ソープは駆け出した。 無造作に積み重ねられ、放置された様々な航空機の残骸の間を抜けて、ソープは進む。 彼はギリースーツを着ていたが、緑のカモフラージュ装備はここではかえって目立ってしまう。敵が来れば隠れ、まずは様子を伺う。敵とはこの場合、プライスと他に数名生き残っていると思われるTask Force141の隊員以外の者だ。 M14EBRを構えて進む彼の視界に、黒尽くめの兵士たちの姿が走る。即座に身を屈め、手近にあった旅客機の座席に隠れる。 兵士たちの装備はアサルトライフルのACRやSCAR-H、UMPなど西側のもののようだ。ソープが持つM14EBRもMP5Kも西側だが、銃は同じ陣営のものでも持ち主は敵同士だった。おそらくはシェパードの私兵部隊だろう。 敵兵たちは周囲を警戒しつつ、その場に居座る構えを見せた。参ったな、とソープは顔を曇らせる。ここを突破しなければ、ニコライの降りて来る滑走路に向かえない。狙って撃つのは簡単だが、一人殺せば残りの者がこちらに殺到するだろう。 こういう時にクロノがいれば楽なんだが――今は行方知らずの魔導師の姿が脳裏をよぎる。 その直後、私兵部隊に動きがあった。ソープが潜む場所とはまったく異なる方向に向けて何か指を指し、銃口を向けている。何事かと見守れば、目の前で突如、銃撃戦が始まった。視線を走らせると、超国家主義者たちが続々と集まり、シェパードの私兵部隊に襲い掛かっている。私兵部隊も応戦し、周囲は銃声と怒号で埋め尽くされていった。 チャンスだな、と彼は行動を開始した。身体を低くし、銃を油断無く構えたまま、しかしゆっくりと動き出す。放置されているコンテナの裏に回って、私兵部隊と超国家主義者たちが撃ち合っている隙に進んでしまう魂胆だった。 立ち止まり、角の向こうの様子を伺う。まだ動こうとしない黒尽くめの兵士がいた。数は二人、こちらに気付いた様子は無い。警戒にでも就いているのだろうが、おかげでその先に進もうと思っても進めない。 M14EBRのスコープを覗き込み、ソープは息を吸い、吐き出さず止める。引き金にかけた指に力を込めれば、小さな機械音が鳴って、肩に当てた銃床に反動があった。放たれた銃弾が、道を塞いでいた敵兵の頭部を貫く。 いきなり隣にいた相棒が撃ち倒されたことで狼狽したもう一人にも、間髪入れずに銃弾を叩き込む。悲鳴は銃声に掻き消されただろうから、敵が駆けつけてくることはあるまい。 ≪ソープ、出来るだけ奴らに殺し合わせろ。弾を無駄にするな≫ 言われずともやっているところだ。プライスからの通信に、ソープは沈黙で応じた。答えを返さないのが、了解を意味するところだった。 しかし、プライスは思いもよらぬことを口にする。 ≪敵の通信機を奪った。俺はこれからマカロフと交信を試みる≫ 「……なんだって? プライス、何を考えているんだ」 ≪マカロフ、聞こえるか。プライスだ≫ 本当に何をする気なんだ。信頼出来る上官を今更疑うつもりはないが、それゆえにプライスの行動の目的が彼にはさっぱり読み取れない。 敵兵同士の銃撃戦を尻目に先を急ぐ傍ら、ソープは片耳に入れた通信機のイヤホンにも神経を尖らせていた。 ≪シェパードは今や英雄だ、全軍の指揮権を手に入れた。お前の作戦計画もな。シェパードの情報を寄越せ、片付けてやる≫ 作戦計画、おそらくローチたちが襲撃した隠れ家で得た情報に違いない。マカロフ自身は直前で危機を察知して逃げ出しもぬけの殻だったが、シェパードにとってはどうでもよいことだったに違いない。マカロフの情報がそこにあるのは知っていただろうし、Task Force141の"処分"の方が重要だったはずだ。 しかしプライス、マカロフと共闘する気か。あの狂犬と。 ≪聞いているんだろう、マカロフ。このままではお前の命は一週間と持たんはずだ≫ 応答は来ない。いくらマカロフにとってもシェパードは敵とは言え、ムシがよすぎる話だったか。 次の瞬間、ソープは己の考えが誤りだったことに気付く。 ≪貴様の命もな≫ ――応答しやがった、マカロフだ。 ≪マカロフ、こんな諺を知っているか? "敵の敵は味方"だ。違うか?≫ ≪プライス、いつかその考えが諸刃の剣だということに気付くはずだ――シェパードなら"ホテル・ブラボー"だ。貴様にはそれがどこか、分かるな≫ ≪充分だ≫ ≪では、地獄で会おう≫ ≪ああ。先に行ったらザカエフによろしく言っておけ≫ 通信は、切れた。あの狂犬は、シェパードを倒すのを手伝ったことになる。 ホテル・ブラボーなる地点がどこを指すのかソープには分からないが、プライスはそれを知っている様子だった。今は彼を信じるしかない。 ≪ソープ、急げ! 西の滑走路だ!≫ 「分かってる、急かすな!」 銃撃戦を潜り抜けて、ソープはさらに前へと進む。 SIDE 時空管理局 機動六課準備室 六日目 時刻 1605 地球 アフガニスタン上空高度一〇万メートル 次元航行艦『アースラ』 ポール・ジャクソン 元米海兵隊曹長 核爆発によって壊滅的な被害を受けた地球侵攻の次元航行艦隊の救援は、ひとまず一旦の終わりを見せた。 正確には、『アースラ』が収容できる負傷者の数が限界に達したのだ。シャマルや医療スタッフたちの懸命な治療のおかげで、重傷者もとりあえず命だけは助かることが判明している。 やれるだけのことはやった。それでも『アースラ』の乗組員たちが後ろ髪を引かれる思いだったのは、依然として救援を求める声が多数存在したからだ。ジャクソンもその辺りの事情はよく知っている。艦橋に上がった際、まだ地球の衛星軌道上に救難信号が多数発せられているのがモニターで見えたのだ。それを見て、この艦の指揮官が出来ることなら今すぐにでも助けに行きたいという思いを顔に隠し切れていないことも。 しかし『アースラ』は救援活動を終了させた。負傷者はこれ以上収容出来ないし、何よりも彼らには先にやるべきことがあった。残った救難信号はミスターRとミスRという支援者に任せた。そうするしかなかった。さもなければ、この戦争は本当にいつまでも続くだろう。 「エイミィ、どうだ」 艦橋にて、クロノが通信端末のキーボードを叩いていた艦の主任オペレーター、エイミィに状況を尋ねる。彼らは今、この戦争の元凶である超国家主義者マカロフを追う特殊部隊"Task Force141"とのコンタクトを試みようとしていた。 「とりあえず通信傍受でそのTask Force141って部隊がアフガニスタン付近にいるっていうのは間違いないみたい。でも、なんか様子が変なんだよね」 「変、とは?」 地球上のありとあらゆる通信を傍受し、デジタル暗号化も解除して丸裸にしてしまえたのは、エイミィが優秀なオペレーターであるからに他ならない。そこからさらに膨大な量に上る通信文の中から"Task Force141"という単語を検索にかけておおまかな居場所を突き止めるに至ったのだが、彼女の顔は浮かない様子だ。 「例えばこの通信。国防総省(ペンタゴン)から発せられてるんだけど」 状況を分かりやすく伝えるため、彼女はレーダー情報などを投影する大型スクリーンに傍受した通信文を映し出す。 自分の国の国防総省の機密通信をあたかも簡単に見せ付けられて、ジャクソンは複雑な心境に陥ったが、通信文を読むにつれて、彼を含めた艦橋に集まっていた機動六課準備室のメンバーの表情が疑念を宿していく。 「シャドー・カンパニーへ命令。Task Force141所属隊員の……捕縛、もしくは殺害命令?」 声に出して読み出したがゆえ、自然に皆を代表して最後まで読むことになったギャズが、読み終わるなりジャクソンに視線を向けた。元海兵隊員ではあったが、しかしジャクソンがこの命令が何であるのかなど、知る由も無い。 「なんかやっちまったんじゃないか、その141とかいう部隊は。例えば、ありがちだが……」 「知っちゃいけないものを知った?」 それだ、とヴィータの言葉に相槌を打つのはグリッグだ。しかし141は地球の西側諸国でも精鋭ばかりを引き抜いた最強の特殊部隊ということが判明している。いったい彼らに何があったのだろう。 「そもそもシャドー・カンパニーとは何だ、米軍か?」 「いや、違うな。確かPMCsだ」 シグナムの発した疑問の声に応えたジャクソンは、記憶の中からシャドー・カンパニーという企業についての情報を引き出す。 そもそもPMCsとは、近年になって急速に拡大していく民間軍事会社のことだ。新しい傭兵のスタイルとも言うべき市場で、依頼に応じて自社に所属する戦闘員を派遣し、任務を実行させる。国軍の派遣は国際社会からの批判を招きやすく、さらに冷戦終結や経済情勢悪化に伴う軍の縮小傾向も手伝って、あくまでも民間から派遣されてきた者という体裁で軍の任務を肩代わりしている。 シャドー・カンパニーとは米国内にて創業したPMCsであり、特に元米軍兵士が多く所属することで有名な企業だった。 「民間軍事会社に、軍の特殊部隊の捕縛か殺害の命令……」 「おかしいはずだ。この命令が141に追われているマカロフが発したものならまだ分かるが、発信場所はアメリカの国防総省だ……エイミィ、偽装の可能性は」 「ゼロとは言い切れないけど。でも『アースラ』の通信傍受や発信場所特定を騙せるなんて、私がいっぱいいても無理」 さり気に自画自賛するオペレーターの意見の一番大事な部分だけ聞き取り、クロノが「そういうことだ」と皆に視線を向ける。ひとまず、機動六課準備室の面子全員がこの異常事態を認識した。 「発信場所は分かったとして……発信者は具体的には分からない?」 「ちょっと待って。ここだけ暗号レベルが段違いで……あぁもう、手こずらせるなぁ」 フェイトの問いかけに、エイミィは苦々しい表情を隠しもせずにキーボードに向かう。指がキーを高速で叩くが、通信文に表示されるであろう発信者の部分は暗号化されたままで、読み取ることが出来ない。 ちょうどその時、別のオペレーターが『アースラ』宛てに通信が届いたという報告を知らせてきた。本来の艦長席に収まったクロノがこちらの端末に回してくれるよう頼む。 通信の送り主は、『ミスターR&ミスR』とあった――あぁ、と突然、クロノ以外の機動六課準備室の面子全員が納得した様子を見せて、『アースラ』艦長は当惑する。彼はまだミスターRとミスRが何者なのか、知らせれていなかった。 「何だ、みんな知っているのか」 「ミスターの方もミスの方も知ってるはずだぜ。特にミスRはお前のことをよくご存知だ」 何を言っているのか分からない、といった表情のミスRの息子を放っておいて、ジャクソンを含め全員が通信文を読んだ。 読んでいくうちに、自分たちの表情が息を呑むものになっていくことを、誰も気付かなかった。もたらされた情報は、それほどにまで重大にして重要なものだった。 ミスターRとミスRからの通信。そこには、この事件の首謀者の名が二名記されていた。片方はウラジミール・マカロフ。もう片方は―― SIDE Task Force141 六日目 1622 アフガニスタン カンダハル南西160マイル 第四三七廃機場 ジョン・"ソープ"・マクダヴィッシュ大尉 銃撃戦を掻い潜り、必要なら容赦なく弾を叩き込み、超国家主義者たちとシェパードの私兵の両方に追われながら、ソープは滑走路まであと直線距離で二百メートルの位置にまで迫っていた。 打ち捨てられて胴体だけになった輸送機か旅客機か、とにかく航空機の残骸の中を突き進んで近道を図る。滑走路までスクラップの山を一つ乗り越えれば、というところに来て、頭上を重い爆音が駆け抜けていった。来た、ニコライのC-130だ。 国籍標識のない翼を見て敵と判断されたのか、地上からは激しく対空砲火が撃ち上げられる。時折白煙が昇り、スレスレのところでC-130は回避。ミサイルにも狙われているらしい。 マカロフの手下が撃ったのか、シェパードが撃ったものなのかは判別出来ない。いずれにしても、このままではニコライが危険だ。 ≪プライス、上空に到着した。どうやら地面は制圧できなかったようだな、熱烈に歓迎されてる。ソビエト時代のアフガン侵攻並みだ≫ 通信機に飛び込むC-130のロシア語訛りな声は、あくまで余裕そうではあった。 その余裕とは対照的に、C-130が尾部から大量のフレアをばら撒く。赤外線誘導のミサイルを幻惑させる赤い火の玉は、まるで天使の羽のようですらあった。そう、まさに天使。天使はソープとプライスを助けに来たのだ。 天使とダンスと行きたいところだったが、残骸の中からソープは、ちょうど左右に分かれる形で超国家主義者たちとシェパードの私兵部隊が銃撃戦を開始するのを目撃した。こいつらを排除せねば、先には進めまい。 ≪ニコライ、つべこべ言わずに機を下ろせ! ソープ、こっちは車を見つけた! そっちに向かう!≫ 「了解、了解! 早めに来てくれ!」 プライスの怒鳴り声が通信機に繋がったイヤホンに飛び込み、負けじと怒鳴り返す。 M14EBRを構え、スコープに捉えた敵を――超国家主義者もシェパードの私兵も、今はどちらも敵だ――撃つ。あらぬ方向から撃たれた敵兵はいともたやすく倒れていくが、そのうちこの狙撃は今目の前で対峙している敵ではなく、第三者によるものだと気付く。たちまち位置がバレて、ソープが身を隠す航空機の残骸に銃撃が集中し始めた。 くそ、と吐き捨ててM14EBRを乱射。まだ予備のマガジンはチェストリグのポーチに入ってはいたが、いちいち狙撃などしていられない。今入っているマガジンの弾を撃ち尽くすと、即座に背中の方に回していたMP5Kに切り替えた。狙撃仕様のM14に比べれば、取り回しははるかに良い。 思い切って残骸から飛び出し、まさかギリースーツを着た兵士が飛び出てくるとは考えもしなかったマカロフの手下一行に向けて、引き金を引く。パラララ、と軽い銃声と共に薬莢が弾け飛び、放たれた弾丸が超国家主義者たちに降り注ぐ。何名かが悲鳴を上げて倒れ、残った敵も怯んだ。 今のうちに走り抜けてしまえ――その目論見が、即座に潰えようとした。ヒュ、と何かが眼前を横切り、すんでのところでかわす。黒尽くめの兵士が、ソープの前にナイフ片手に立ち塞がっていた。今度はシェパードの私兵だ。MP5Kの銃口を突きつけようとして、銃身が敵の右足で払いのけられた。引き金を引く指は動作中止の命令を聞かず、あらぬ方向に向かって銃弾を乱射。一発も目の前の敵に当たることなく、MP5Kは息絶えた。 「っ!」 「このっ」 振り下ろされるナイフを持つ敵の右腕を、強引に左手で掴んで押し止める。そのまま右手を敵兵の左足に伸ばし、レッグホルスターに収まっていた拳銃を引き抜き、奪い取った。銃口を零距離で押し付け、一発撃つ。ウッ、と短い断末魔が上がり、ソープが左手で掴む敵の右腕から力が抜けた。 生死の確認をする間もなく、彼は走った。奪った拳銃はファイブセブンだった。そのまま頂いていく。 航空機の残骸の最中を駆け抜け、道路に出た。その中央で、ジープが一両エンジンを回したまま止まっている。後部座席で銃を乱射しているブッシュハットの男に、見覚えはあった。 プライスだ。運転手はオーストラリアSAS出身のロック伍長。精鋭部隊Task Fore141は、ソープを外せばもう彼らだけになっていた。 「ソープ、乗れ!」 言われるまでもない。周囲は敵だらけだ。超国家主義者たちのものか、シェパードの私兵部隊のものか、どちらが撃ったのか分からない銃弾の雨の中を突っ走り、ソープはジープの助手席に乗った。 ロックからアサルトライフルのACRを受け取り、プライスと共に見える敵に向かって弾をばら撒く。ジープが発進したのはそれとほとんど同時だった。 ≪プライス、あと一分で離陸する。乗りたいなら急げ!≫ 「分かってる! ロック、飛ばせ!」 運転手も必死の様子でハンドルを握り、アクセルを踏んでいた。ジープは砂煙を上げながら加速する。 無論、敵も必死なのは同じことだ。滑走路に下りたC-130と、ソープたちが目指す先が滑走路であるという情報が一致したからには、全力で脱出を阻止してくる。現に今、ジープの前には荷台に兵士を乗せたトラックが続々と集まっていた。 ありったけの銃弾を叩き込み、敵兵たちの妨害を切り抜ける。トラックで併走してくる敵の車両には、運転席に弾を撃ち込んだ。 ガッ、とジープの車体に衝撃があった。振り向けば、敵がトラックを横付けしてきている。荷台にいる敵兵と眼が合う距離だった。銃口が突きつけられる。ソープはACRの銃口を負けじと突きつけ返し、これにプライスも加わった。交差する銃弾。被弾しないのが不思議なほどの距離で、お互いに一斉に撃ち合う。マガジンの弾が尽きたところで、ソープは先ほど敵から奪ったファイブセブンを持ち出し、荷台ではなく、トラックのタイヤに全弾を叩き込んだ。 銃撃されたタイヤはたちまちバーストし、それにも関わらず運転手がアクセルを踏み続けたことで、車体が大きくひっくり返った。荷台の兵士たちが宙に放り投げられて、視界の向こうへと吹き飛んでいった。 ジープは滑走路に辿り着き、一度横断して強引にブレーキをかけて止まった。目の前には、今まさにすでに離陸滑走に入りつつあったC-130の姿が。これでも一分はとうに過ぎていた。ニコライはギリギリまで待ってくれていたのだ。 「ニコライ、ランプを下ろせ! 直接乗り込む!」 プライスの指示に、ニコライからの応答はなかった。代わって、C-130のカーゴドアが開いた。滑走しながらのため、アスファルトの地面に火花が散っている。その様はニコライの早く乗れ、という意思を表しているかのようだった。 無茶苦茶だ、と運転手がぼやき、しかしアクセルを踏んで再びジープを発進させる。プライスの言った通り、C-130のカーゴに直接乗り込むのだ。 と、その時、滑走路の向こうから複数のトラックが姿を現した。しつこい敵は、諦めようとしなかった。再びジープに体当たりする勢いで近付き、横付けして銃撃してくる。プライスが応戦して黙らせるが、放たれた一発の銃弾が、ジープの運転手の胸を貫いた。 血しぶきが飛び、ソープは顔面に血を浴びる。助け起こそうとしたが、運転手はすでに事切れていた。 「ロックがやられた! ソープ、ハンドルを握れ! アクセルはまだ踏まれている!」 そうだ、とプライスの声で彼は気付いた。運転手はついに死んだが、彼の意思はまだ生きていた。死してなおベタ踏みされたアクセルがそれだ。ハンドルを横から手に取り、巧みに操ってジープの進路をC-130の開かれたカーゴに向ける。 最後に強引に割り込もうとした敵のトラックを弾き飛ばして、二人を乗せたジープはついにC-130へと飛び込んだ。 「それで、どうするんだ。これから」 空へと逃れたC-130の機内で、ソープはプライスに問う。 もはや、Task Force141は彼ら二人だけになった。その指揮官たるシェパード将軍は裏切りにより彼らの敵となった。あまりにも強大な敵だ。彼は今、米軍全体の指揮権すら得ている。 唯一、"ホテル・ブラボー"なる場所にいるということだけは分かったが、行ってどうする。こちらには銃が一丁、あちらには千丁だ。まともに挑んで勝ち目があるとは思えない。 「決まっているだろう。奴を倒す」 にも関わらず、プライスの眼は死んでいなかった。復讐の炎で胸を焦がしている訳でも、自暴自棄に至っている訳でもない。そうすることが、今の自分の成すべきことだと信じて疑わない眼だった。 強いな、じいさんは――素直に、ソープはこの屈強な老兵を羨ましく思う。自分は部下を失った。彼のように、自分が成すべきことをただ成すという強い信念は持てない。せめてどうか一人、一人でも良いから誰かが生き残ってくれていれば。 「二人とも、通信が入っているぞ。懐かしい奴からだ」 操縦を部下に代わってもらっていたニコライが、カーゴにいた二人を通信士の座席に呼んだ。言われるがまま、プライスは何でもないようにスッと、ソープは重い腰を上げるようにして立ち上がった。 ヘッドホンを受け取って装着し、そこでソープはニコライの言う「懐かしい奴らだ」という言葉の意味を理解した。 ≪こちら次元航行艦『アースラ』のクロノ・ハラオウンだ。Task Force141、聞こえるか≫ 「……ああ、聞こえている。クロノか? ソープだ」 通信機の放つ電波の向こうで、一瞬の沈黙が舞い降りる。驚いているのだろう。ソープ自身も、驚いていた。何故、彼が通信を今ここで寄越してきた。 ようやく、二つの線は絡み合う。Task Force141、機動六課準備室という二つの線が。 線の目指す場所は、どちらも一致していた。 戻る 次へ
https://w.atwiki.jp/ichirorpg51/pages/735.html
人物名鑑:ソコロフ ゲーム内におけるソコロフ ソビエドでスネークに保護されていたロシア人科学者。 ザ・ボスの裏切りイベントまでは一緒にいたが、武野羽の転送により置いてけぼりを食らう。 原作におけるソコロフ CV:龍田直樹 「メタルギアソリッド3」に登場するロシア人科学者で秘密設計局OKB-754の局長。専門はロケット技術。 フルネームはニコライ・ステパノヴィッチ・ソコロフという。
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/1746.html
ニコラス・ケイジ 名前:Nicolas Cage 出生:1964年1月7日 - 職業:俳優 出身:アメリカ 概要 俳優。祖父はカーマイン・コッポラ。叔父にフランシス・フォード・コッポラ、叔母にタリア・シャイア、いとこにロマン・コッポラ、ソフィア・コッポラ、ジェイソン・シュワルツマン、ロバート・シュワルツマンがいる。 出演作品 1990年代 1996年 ザ・ロック(スタンリー・グッドスピード):大塚明夫、小山力也、山寺宏一 1997年 コン・エアー(キャメロン・ポー):大塚明夫、大塚芳忠 2000年代 2000年 60セカンズ(メンフィス・レインズ):大塚明夫、大塚明夫 2005年 ナショナル・トレジャー(ベン・ゲイツ):大塚明夫 2007年 ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記(ベン・ゲイツ):大塚明夫 2009年 スパイアニマル・Gフォース(スペックルズ):中尾隆聖 2010年代 2010年 魔法使いの弟子(バルサザール・ブレイク):大塚明夫
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1024.html
670 :名無しさん:2012/04/20(金) 17 59 11 チート日露同盟 1940年大英帝国首都ロンドン 「世界に冠たる大英帝国本土に東方の蛮族の侵略を許すとは。若いころには考えられなかったことだ。」 敵軍がロンドンを包囲しつつある報告を聞いて男は嘆息しながら言った。 スペインの無敵艦隊、フランスのナポレオンといった強敵すら退けた大英帝国が本土を侵攻されてひざを屈しようとしていた。 世界の海の支配者の落日を演出した国は大ロシア帝国。世界最大の領土を保有する大帝国である。 イギリスを盟主とするロンドン条約機構とロシアとの妥協で認められた軍備制限緩和の基準をオーバーして再軍備を進めるナチスドイツとこれを黙認したロンドン条約機構にロシアと同盟国である日本が宣戦布告して始まった第二次世界大戦はあっけないほどに日露同盟の有利に進んでいた。 すでに欧州本土はロシアの手に落ち、ダンケルク撤退の失敗で数多くの将兵を失い、バトル・オブ・ブリテンはロシア空軍の前に屈し、グランドフリートは、空と陸を重点に予算を振り分けられて同盟国である日本に抜かれたとはいえ世界4位の規模を誇るロシア海軍の前に歴史となった。 阻むもの無くなったロシア軍は欧州の権力者が夢見ながら果たしえなかった英本土上陸を成功させていた。おまけにアイルランドが北アイルランド奪還を目的にロシア側に参戦していた。 そしてロシアの犬である日本はアジア・太平洋の植民地を解放していた だが男には絶望の文字は無かった。アメリカの力を借りてでも勝利する決意を大英帝国首相ウィンストン・チャーチルは、固めつつあった。まずは敗戦続きで低下していた国民の士気を維持するためにぎりぎりまで滞在していた首都ロンドンから無事に脱出しなければならなかった。 だが、暗号などかチャーチル脱出計画を知ったロシア軍によって捕縛任務を与えられたシモ・ヘイヘやスロ・コルッカなど人外を加えた特殊部隊の魔の手が迫っている事をまだ知らない。 671 :名無しさん:2012/04/20(金) 17 59 54 露西亜帝国帝都サンクトペテルブルク 「いつも見る面子だがどこと無く違和感を覚える情景だな。」 スターリンやベリヤら史実ではソ連の中枢部にいた面子がロシア帝国の忠実な臣下として仕えているのだ。史実を知るものなら違和感を覚えるのも当然だろう。 鈴木一郎というどこにでもいる平凡な青年だった男はローマの後継者として新たなるローマ帝国を生み出した偉大なる皇帝ニコライ2世としてロシアに君臨していた。 皇帝だけではない。英本土上陸成功を受けて召集された夢幻会首脳の集まりの場にいる皇帝の臣下はみな前世が日本人である転生者たちだった。 ロシア夢幻会の始まりはニコライ1世 のころだったといわれる。当時のロシア帝国の転生者は日本開国とそれに伴う友好関係の構築やアラスカ買収阻止のためのクリミア戦争阻止に動いていた。ロシアの転生者は夢幻会を結成し、ロシア帝国の近代化を進めていた。奇しくも日本にも同様の同じ名を持つ転生者組織「夢幻会」が結成された。その存在を認め合った二つの夢幻会は、手を携え日露同盟を結ぶ土壌になった。 ロシア夢幻会の指導下で入念な準備のもとで第一次世界大戦に備えたロシアは気がつけば戦勝国として領土を拡大させていた。大恐慌前はニコライ2世が国際連盟創設を主張したり、平和を唱えてロシア脅威論を打ち消しにかかっていた。疲弊したフランスやベルギーなどはドイツの賠償金取立てに忙しくロシアとの友好関係を維持していた。割を食ったのがドイツだった。ヴェルサイユ条約の軍備制限条項の抜け道を前世知識の反則で指摘して再軍備をじゃましたり、賠償金の削減の代価に優秀な人材を大量に引き抜いたりした。 それが変わるのは世界大恐慌がきっかけであり、欧州世界が疲弊するのにくらべてロシア帝国は影響を受けずに高い成長を記録して強大化していた。1936年に開催されたサンクトペテルブルクオリンピックはロシア帝国の勢威を世界に伝える場と化していた。 膨張していくロシアに周辺国家が危機感を抱かないはずが無くイギリス・フランスとした西欧の国家を中心に北欧・トルコそして再軍備を許されたナチスドイツが加盟した集団安全保障機構(ロンドン条約機構)ロシア帝国の抑制を目的にして結成された。 だが結果は超大国への道を歩むロシアをとめることは出来なかった。 「米国は大統領選挙の年であり、アメリカ国民の多くはモンロー主義を望んでいます。また欧州を短期間で屈服させたわが国の軍事力を見て介入論は低調です。ベルリンで発見されたロシア侵攻計画が公表された事でロシアより世論になっています。」 ロシア帝国を超大国にするためなら非人道的な手段すら辞さない魔王と恐れられるロシア帝国宰相スターリンの声が響く。某とある日本夢幻会は「辻よりも上の恐ろしい怪物がいた。あいつだけ史実のスターリンが転生しているじゃないか」と震えながらいったほどだ。 「しばらくは、アメリカの介入は無いと見るのが妥当だな。だが謎の事故によって露米開戦が起こる可能性もあるので注意せよ。それから翌日にやってくる近衛首相の歓迎式典はどうなってるのだ。」 いくつかの最重要議題を議論した後、ロシア夢幻会は退席していった。 「やれやれ、超大国ロシア帝国か。仕事が増えるだけでそんな名誉はいらないのに」 それがロシア帝国皇帝ニコライ2世の本音であった。
https://w.atwiki.jp/ssfate/pages/104.html
No.6041 ニコラ・テスラ(偽) 前のサーヴァント:孔甲 次のサーヴァント:バジリスク データ 関連項目 登場歴 データ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アサシン ┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:ニコラ・テスラ(?) 【コスト】:10 【属性】:中立・善 ┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:E-(5) 【耐】:E-(5) 【敏】:C(30) 【魔】:D(20) 【運】:C+(30) 【宝】:E(10) ┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【特徴】:英雄?(科学者・霊) ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ _____ ..... ⌒ `丶 / \ .. \ ヽ / . / . . ヽ . i i . い . i | | . |八_i.. リ . | | 八_/ ィi^Y | .. i . ル'⌒ Vソ| | .ィ伐⌒ 、 | ∨マ(ソ .| . , , / | . / │ i .ーッ一 个 │ i ト ∨ i │ i |_\ . i | i ししJトミ_ \ i | i |/ `ヽ ヽ | i | i | i | i i | i | | i | . | | | i | /. 圦| \l八 | . | | ヽ i | / | i | i | . / |ノ|. |ノ i | / / | |. | i | 代理AA:アリス(神様のメモ帳) ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【クラススキル】 ◆気配遮断:- サーヴァントとしての気配を断つスキル。隠密行動に適している。 が、アサシンはそもそも遮断する為の気配を持たないためこれをスキルの形で所持していない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【保有スキル】 ◆無窮の叡知:B+++ 様々な学問を修めた、知識・知能による戦術恩恵。 特に科学については他の追随を一切許さない程のレベルにまで到達している。 ◆高速分割思考:B 思考を整理・加速するスキル。 『無窮の叡知』スキルとの併用により、疑似的な未来予知能力としても使用可能。 その計算能力に際限は無く、遥か遠い未来の予見すら為し得てしまう。 ◆星の開拓者:× 人類史においてターニングポイントとなった英雄に与えられる特殊スキル。 あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。 アサシンはその逸話の全てを自身のものとしていないためこのスキルを失っている。 ◆陣地作成:- 科学者として、自らに有利な陣地を作り上げる。 その土地に『世界システム』の完成形を構築することが可能。 魔術とは異なる概念で形を成すこのサーヴァントのスキルはどのランクにも該当しない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ◆『虚無は零に非ずして、千の畏れは栄光を射す(コンプリート・フィラデルフィア)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人 「フィラデルフィア計画」の完成系。科学のみによる完全なる空間転移。 任意の対象を空間ごと瞬間移動させる宝具。最大移動可能距離は2,500km。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ,イ マヽ マム ムマ __r─-、 マム ___ ムマ f  ̄ ,}-‐─ミ-、_ マムf {.o.} }ムマ ,-‐──、 マ fj fj / ヽo ==ヽ ヽ マ辷iニニi辷マ ,. ≦},-─-、 厂`ヽ、_ 入 { fi }イ 〉 . ' 〉}个{〈 ゙ 〈 γ ヽ o/ヽ fj fj / / ヽゝ、 ij ノ 〕´..〈_/ V⌒Vム_〉 ._〉、{ fi }ヽ/ 〉‐-/≧、二ニ彡' _)三}巡/><ム巡{=( ヘ ij //ij ヽ _/>⌒ヾニ彡\_〈爻/(o } fj { o)Vミ〕 >==彡\___〉 /_/ / .(oV´,ィ≧彡' 乂_ }´`⌒´`{ _乂〈__/ム >⌒ヽ、 ijヽ /⌒ヽ o,ィ≦¨ノノ´ _____.マヘ{ ̄}V _____`ー‐'ヾ〈_(o) \i´_ / __,イノ≦彡' 〈 i `o´ Y´ i─i `Y `o´ i 〉 {三⌒ヽ ラ⌒>、 . {爪(¨∪ 入\/ノ{_ i i i _} {\/ム、 `¨ゞ‐─、三f r‐、ヽ `マム / / ij ij 7 }ミ} i {ミ{ ム´ ij ij ヽ〉、 /ミ∪ ,ijij マム `V⌒ヽ / |ミ{ i }ミ| ム,ィ⌒Y }  ̄ / / マム、__ ,イ{ / ij ij /{__j≦=-=≧{___ム ij ij ヽ 〉、 __/ / =' / /i V⌒ヽ,イ`Y´圭圭圭`Y´ ムr'⌒ヽ }\ 7-、っ ¨マム 〉、i / ij ij // ,' }圭圭=圭圭{ ', ム ij ij ヽj 〈 ./ / マム { /⌒ー-、/ i {圭圭ニ圭圭} i ヘ__/ ̄`i、 / / / .マム V ij ij ij j i j圭マ ̄マミ圭{ i ム ij ij ij V / / .マム 〈__,-、_/ } レ')─' `ー‐(ヽi /ム ,ィ⌒ij ./ / マム | ,' ト┴'ア マ┴升 i `´i ./ / .マム {0,' ノ , ゚´ `゚、 ヽ i 0 } / / マム / 〉i´ { ) ゝ_∧ / / マム/ /7 } 〈 ‘。 ', ′/ マム_/ / ヽ ‘ / / __/ マム /ヽ, ∧ / ∧ /:{___,マム //` ¨゚。 / /。 厂ヽ / 0 … マムヽ}〕 〈゚。/ /`ー' : ヽ (__,-、__ マム ノ V ./ ¨¨ 0 〉 /fi\ マム / .,゚ ,イ¨` / ij /`ーァ' .マム / ∧ __,イ´ij ヽ ,ヘノ /ミ/ /. マム ./ / ヽ ム 、 ,.. ゚ \/ゞ‐'´ マム. / / ゞ‐'ヽ _/ \_ ,イ 二ニ=‐'´ マム / / `ー─=ニ二>  ̄´ マム / ノ `゙ ´ 代理AA:黒騎士(FSS/ファイブスターストーリーズ) ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【Weapon】 ◆『戦闘兵器・試作機』 アサシンが長い年月を経て作り上げた戦闘用巨大人型兵器のプロトタイプ。 主武装は「地球二分割装置」をグレードダウンさせて搭載した超高エネルギー体粒子ブレード。 他にも、干渉・通信妨害機能や反重力装置による飛行機能をはじめとした数々の未来兵装が使用されている。 基本的にはアサシンが取り憑くことで戦闘を可能とする。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ________ / \ / ; . . 〈 / |i l l i . i 「ヽ八」ハl | i i i| 沁 - ミi 」 ト | . 八 i l , じハ レ゙ 八 }从 、 八 { ( `、 , ー ァ '^{ \rヘ、 \ `、 / 八 i {\...\ \__\)「'ヽi }、 . / ヽ l \.... ー…=ミ .\_ノハi i i i | 、 }ヽ.. i......ノ....ヾ .ヽ_ハ l | l l ` j }{/ ....... }ハ..[__jl il | l l `, レ゙ .......... /...リ..Lノ . 八 .、 | | l............,.厶r'⌒^L___ . \\i | | |..... /'"⌒^...................二ニ=- ミ \ ; | | |..../ /............... -‐…=ニx''"⌒` 、 ハ| | l / /............/ . `、 イ{ i| . | , /.. 「i...〃 . / 八 ;゙ i | i{ {......l レ゙ }! 、 , / | | \,.. ト、_,.ノ イ゙ 〉 ___彡'゙ 八\「`VVV i「 \ _,/八_____,,.彡リ fミ「_`______彡'| iト、 `ー…=ニ ア〈____________彡' ` ヘ トミ|`^`ー…=' ⌒j「 } 乂______ ノ ト、 _/゙L_ ノ゙ | ー‐='゙/ 「^`^ ,′ l / ! ′ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【来歴】 「ニコラ・テスラ」の殻をかぶった謎の英霊。 その正体はテスラの兄、ダーネ・テスラ。「テスラ以上の神童」と呼ばれ、 またテスラ自身にも「兄は生物学的に説明する事が出来ない程稀にみる天才的知性を持っていた」と評された。 僅か12歳で死んだのだが、その後、なんの因果かテスラの背後霊(のような何か)となって存在し続けることに。 がしかし、テスラとの意思疎通は不可能。彼を悩ませるだけの幻覚となって現れ、長年テスラを悩ませ続けた。 数年後、甲斐あってようやくテスラとの会話に成功。 それからというもの、霊体のコントロールにより三次元的な図面や疑似的な実験を見せ彼の発明をサポートした。 そうしてテスラは有名になっていくのだが、そこでダーネが更なる夢を──と、欲をかいてしまう。 「世界システム」「地球二分割法」「地震発生装置」。 これらのオカルトじみたアイテムを、本気で「造ろう」とテスラに提案し始めたのだ。 実際、理に適ってしまっていたがゆえ、夢物語であろうとテスラはそれに乗ってしまう。 しかし、どれも不運と世間の不理解、そして何より「時代を先取りし過ぎた」ことから、成功にまでは至らなかった。 そうしてニコラ・テスラは“狂気の科学者”と呼ばれるようになる。 全てはダーネの責任なのに。 だというのに、テスラはダーネを責めず。「自身の力不足」と全てを背負って。 そうして、テスラは孤独に死んでいった。 一人残されたダーネはその後、テスラの研究成果を回収しに来たFBIのエージェントへと発明品越しに語りかける。 「きみたちの実験に加えろ」と。 テスラの名誉を正すために。 その数々の実験を、成功させるために。 彼は今でも米国のトップシークレットの一つとして、死にながら生き続けている。 【補足】 といった感じの未来英霊。遥か遠い未来に消滅した後で座に招かれ、その後悩みに悩んだ末に 研究がどうとかではなくテスラ周りの出来事を改変するという願いを持った。 なお、テスラ側にダーネについての記憶が存在していないのは、ダーネに関する記憶をダーネ自身が 外付けの容器として保管していたからとしている。 そのため、二人が会いさえすればテスラの記憶は復活し正しく統合される。 全盛期は死後であるが死んだ頃から肉体の変化などあるはずがないので、男女の区別もつかないような頃の 子供の姿で召喚されている。 本来のスペック自体は基本的にテスラさんの上位互換なので(※来歴冒頭参照)、容姿もイケメン通り越して いっそ中性的ということになった。 その知識量は科学以外だろうと半端ではない。魔術についても多少はかじったらしい。 しかし研究には使わなかったのだとか。曰く「プライドの問題」。或いは「科学でファンタジーを越えるロマン」。 ちなみに重度のブラコン。座に招かれるまでのアレコレでこじらせた。 【能力】 陣地作成します。未来世界で形になった『世界システム』の最終進化形態を設置します。 世界中の各霊地からごく僅かに魔力を吸い上げ、半永久的な魔力供給を開始します。 で宝具ぶっぱ。空間ごと抉り取る。 『世界システム』は「エネルギー」でさえあれば大抵のものは移動の対象になるので、 場合によっては思わぬ活躍をするかもしれない。 『陣地作成』で陣地を要塞化→殺人光線砲台とかもできるかも? 【性格】 落ち付きのあるクールな人物。論理的に物事を俯瞰し客観的に分析する。 学がないだけでは無関心となるが、自身の実験に理解を示さない愚者に対しては見下したような態度を取る。 その場合素の子供っぽい性格が見え隠れしだし、毒舌を振りまくことも。 テスラを悪く言う人物相手には特に顕著で、冷静さを忘れたように罵詈雑言の嵐を冷徹なままに 撃ちだしてのけるだろう(冷徹、というのは本人の認識。周りから見たらどことなく必死な様相が伺える)。 元々は世界を良い方向に進めることを目標として生きたため一応は常識人。 しかし現時点では願いの優先度の方が高くなっている。 霊体での生活がデフォだったため肉体依存の娯楽・快楽に慣れていない。いちいち大きいリアクションを取る。 日常パートでは「楽しむべき場所では楽しむべきだよきみ」なんて言い(訳し)ながらはしゃぐ姿が見られるだろう。 一人称は「ぼく」。口調についてはその他の項を参照。だいたいAA元準拠。 【聖杯への願い】 本物のテスラの名誉回復。 マッドサイエンティストじみた評価を取り消し、真っ当な科学者としてその歴史を書き換える事。 「まずはどこから話そうかな」 「ああ、口下手なものでね。ニコラ以外とはまともに話した事がないから」 「……うん。そう、そのニコラなんだけれどね」 「彼は嫌な顔一つせず、ぼくの我がままに付き合ってくれたんだ」 「そうだね、『世界システム』のエピソードだとわかりやすいかな」 「む、知らないか。……なんだい、その、餌を待つヒナ鳥のような顔は」 「まったく、少しは自分で調べたまえよ。目の前の箱はなんの為に在るんだい?」 「……うん。そう、そう。“地球そのものを導体としてエネルギーを瞬時に世界から世界へ移動させる計画”だ」 「ふっ、ばかばかしいと思うだろう?」 「けれどね、ぼくには可能とするだけの頭があった。それを実行する為の、優秀なパートナーがいた」 「だからやろうとしたのさ」 「──けれど、その結果は失敗に終わった」 「何故かって? 何故だと思う?」 「……計画中、グリエルモ・マルコーニという男がね。太平洋横断無線通信に成功してしまってんだ」 「規模の違いはあれど、先に無線通信の実用化を成し遂げられたから、こっちの重要度が下がったんだよ」 「そうしてずるずるぐだぐだと、計画は中止になりましたと、さ」 「ああ、今思い出しても腹が立つ」 「まったく、蟻のような行進よりも、人間の偉大なる一歩の方が大きいというのに、理解しがたい連中だね!」 「きみだってそう思うだr……」 「……ああ、いや、違う。今ぼくが言いたいのはこういうことじゃない。すぐ頭に血がのぼるのは、ぼくの悪い癖だ」 「ええと、なんだっけ」 「そう。そんな風に“失敗”のレッテルを貼られてしまったんだよ。やればできたのにね」 「そうして、ニコラ・テスラはマッドサイエンティスト呼ばわりさ」 「他にもちらほら、一般人からすればばかばかしい実験を繰り返したのも影響したんだろう」 「ああ、ぼくの発案だよ」 「つまり、ニコラの悪評は全てぼくのせいということ」 「──うん、ここまで言えば分かるだろう? だからぼくは、“それ”を願うのさ」 「人類の発展はぼくの願うところだけど、だからって彼がないがしろにされていいはずがない」 「ニコラはぼくの大事な弟だ。唯一の友人にして、唯一の理解者だ」 「だからぼくは、彼のために聖杯を獲る」 【備考】 テスラさんの逸話調べてたら胡散臭い話がめっちゃあったのでそれに兄を充ててみた。 よって、 「ニコラ・テスラの真っ当な逸話→テスラによるもの」 「ニコラ・テスラのオカルトじみた逸話→ダーネによるもの」 ということに。 要するにダーネは「ニコラ・テスラの狂気的な側面」の扱いで座に登録されているのである。 テスラさん(鯖鱒wiki)がぐう聖過ぎたからね、仕方ないね。 ダーネ自身にも霊感が強いという逸話があるので生前に幽霊化してたのはそこそこ妥当なのではないかと思う。 ぶっちゃけ性能はおまけ。 使いづらかったらweaponのメカを削っても大丈夫です。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 関連項目 ニコラ・テスラ(弟) UFO(発明品?) 登場歴 【安価・あんこ】SS初心者の聖杯戦争【Fate・鱒鯖wiki】( 1150から) ◆iyJ02X80tgyMの雑談所 三方幽冥大河 ギャラール 1( 288~ 468) 2( 269~ 978) 3( 485~) 4 5 6(~ 258)
https://w.atwiki.jp/braveandmonsters/pages/80.html
アルメリア王国の城郭都市。 ストーリーモードにおいて、『聖灰の』マルグリットと初めて遭遇する場所でもある。 キングヒル防衛の最重要地点であり、ここが陥落すると王都は丸裸になってしまうという、アルメリア防衛の要。 王都を護るように、長さ数十キロの城壁が張り巡らされている。 ゲームのストーリーモードでは、終盤において魔王バロールの命を受けた幻魔将軍ガザーヴァの侵攻を受け、あえなく陥落。 ガザーヴァの用意した『ガザっち特製MINAGOROSHIボム』というフザけた名前の爆弾によって更地と化した。 その後、何もなくなったアコライト外郭跡地でプレイヤーは皆の努力が報われなかったことをあざ笑うガザーヴァと激突。 ガザーヴァとの長い因縁に終止符を打ち、犠牲となった人々を弔う――という流れになっている。 ブレモンでもトップクラスの人気を誇るマルグリットとの思い出の地のため、ここを聖地認定するマルグリットファンも多い。 それゆえ更地となったことが惜しまれ、今なおユーザーアンケートではアコライト復興の声が絶えないという。 二巡目の(現実の)アルフヘイムでは、バロールに召喚されたユメミマホロが守将を務めている。 煌 帝龍率いる大軍団にたった300人で数ヶ月も持ち堪えており、内部は士気高揚のためのコンサート会場に変貌している。
https://w.atwiki.jp/0707722/pages/13.html
ニコラス・ブリゾア 本名 ニコラス・ブリゾア 通称 カメルーンの壊し屋 身長・体重 183cm・98kg 国籍 カメルーン スタイル キックボクシング 選手説明 かつてMTGで活躍し、カメルーンの猛獣のリングネームをもつ。完全なパンチ一本の選手で、勝敗に関係なくKO決着が多い。注目すべき点は、一発一発に力をこめた回転の速いパンチ。まともにヒットすれば終わりだと言われている。しかしその圧倒的なオフェンス面とは正反対に、打たれ弱い。 キックボクシング 戦績 65 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合 44 勝 36 8 0 0 0 21 敗 14 7 勝敗 対戦相手 試合結果 イベント名 ○ クリストフ・ベラニー 3R KO MTG.4 ポルトガル大会 ○ エロール・ヴィルシーノ 2R KO IT S SHOWTIME × セルゲイ・ジオザラス 3R判定 Phillip Lam モスクワ ○ ジェレミー・リボルスキー 3R TKO(タオル投下) MTG OKTAGON III ○ クリージア・ザリドフ 1R KO(左フック) IT S SHOWTIME × ムラディン・クリチコ 2R TKO IT S SHOWTIME ○ ローゼン・ファビアーノ 1R TKO DEEP BLUE × コスタディン・ダニエラ 2R KO(右ハイキック) IT S SHOWTIME・ヘビー級トーナメント【準々決勝】 × プライス・ラブレス 3R判定1-2 The Grand Fight ギリシャ【決勝】 ○ ライブ・トンプソン 1R KO(右ハイキック) The Grand Fight ギリシャ【準決勝】 × ドリトン・レネッサ 延長R TKO(タオル投下) MTG FIGHTING NETWORK ブラジル × コンスタンチン・クルドバ 1R KO(左フック) MTG復活記念祭 ○ サダウ・オウラン 1R KO(右フック) IT S SHOWTIME × ジェレミー・リボルスキー 1R TKO(左ヒザ蹴り) Cage Rings ○ ナパル・デュパス 1R KO CNP Champion Tournament Cameroon ○ レイスピーニア・シェイカー 3R判定3-0 IT S SHOWTIME ○ セルカン・ジャック 1R TKO(3ノックダウン、パンチ連打) KO of DREAM ボスニア・ヘルツェゴビナ大会 ○ ハレナ・ソーレイマン 1R KO(左フック) KO of DREAM スウェーデン大会 ○ エドウィン・ドルドルフ 1R KO(左フック) KO of DREAM アムステルダム大会 ○ スタニスラフ・ゼンツォフ 1R TKO SHOWDOWN × メイオール・アンドレアス 2R KO(2ノックダウン、左フック) KO of DREAM 決勝戦【準々決勝】 ○ ゴラン・ダニエリッチ 3R TKO(タオル投下) KO of DREAM 開幕戦 ○ メルヴィン・ブリニカ 1R KO Fight World H.T.T × イゴール・ユリジア 2R KO(左フック) KO of DREAM モロッコ ○ ニカ・カリス・エリフルト 1R TKO(ドクターストップ) IT S KO TIME ○ ディル・バラッグ 2R KO KO of DREAM スカンジナビア【決勝】 ○ タリック・エディルハッシ 3R判定3-0 KO of DREAM スカンジナビア【準決勝】 ○ タリコ・アダニエフ 2R KO KO of DREAM スカンジナビア【準々決勝】 × ドゥエイン・ルマ 3R判定0-3 KO of DREAM アムステルダム × マルコ・シヴァ 3R判定0-3 MTG 決勝戦【準々決勝】 × エルハン・ストラウス 1R KO(右ストレート) MTG FIGHTING NETWORK ○ ベリエス・タニー 2R KO(右フック) MTG 開幕戦 × マゴメド・アリストフ 2R KO MTG パリ大会 ○ ファビオ・メージラリィ 1R KO MTG ブラジル大会【決勝】 ○ デニス・サンネルシア 3R TKO(ドクターストップ) MTG ブラジル大会【準決勝】 ○ ロバート・スペイダー 2R KO MTG ブラジル大会【準々決勝】 × ハリベル・スターリン 1R KO(右フック) MTG イギリス大会 ○ ポール・ダズルバ 1R KO(3ノックダウン、右フック) MTG アムステルダム大会 ○ クリスチャン・ルナフィックス 1R KO MTG パリ大会 ○ シャミール・フォクシング 2R TKO 不明 ○ 村田良夫 1R TKO(パンチ連打) 新日本キックボクシング × クラウスレイ・ビッド KO 不明 × デビット・シシドリック KO 不明 ○ ファビオ・ポクキンド 3R KO 不明
https://w.atwiki.jp/actors/pages/11633.html
ニコラス・カヌエルをお気に入りに追加 ニコラス・カヌエルのリンク #blogsearch2 ニコラス・カヌエルとは ニコラス・カヌエルの35%は白インクで出来ています。ニコラス・カヌエルの29%は勇気で出来ています。ニコラス・カヌエルの13%はアルコールで出来ています。ニコラス・カヌエルの11%は真空で出来ています。ニコラス・カヌエルの9%は波動で出来ています。ニコラス・カヌエルの3%は知恵で出来ています。 ニコラス・カヌエル@ウィキペディア ニコラス・カヌエル ニコラス・カヌエルの報道 gnewプラグインエラー「ニコラス・カヌエル」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 ニコラス・カヌエルのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ニコラス・カヌエルの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ニコラス・カヌエル このページについて このページはニコラス・カヌエルのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるニコラス・カヌエルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/trinanoss/pages/241.html
Call of lyrical Modern Warfare 2 第17.5話 隠れ蓑より SIDE Task Force141 六日目 1801 アフガニスタン "砂漠の隠れ蓑" ジョン・"ソープ"・マクダヴィッシュ大尉 四発のT-56エンジンは、時折咳き込むようにしてプロペラを回しながら、それでも何とか止まることなく稼動していた。 航空機にとってエンジンとは心臓と同義であり、これが止まるということは心肺停止に等しい。つまり、止まれば地面に真っ逆様だ。ここまで来て墜落死など御免被るが、パイロットを務めるニコライに不安そうな様子は無い。エンジンの調子が悪くなると、決まって不機嫌な表情を露にして「ポンコツが。これだから中古は」と愚痴を呟いているくらいだった。 ソープは、ひとまず座席に腰を落ち着けて、C-130輸送機の窓の外に広がるアフガニスタンの砂漠を眺めていた。日が傾き始めた砂漠の大地を見ていると、まるで火星にでもいるかのような気分になる。いっそ本当にここが火星なら、シェパードの追っ手も及ばないはずだった。 シェパードの私兵とマカロフの手下の挟撃から逃れ、すでに一時間以上飛行が続いていた。ソープは自分が敵の立場なら、戦闘機を出撃させてニコライのポンコツ輸送機を撃墜させると考えていたが、今のところは輸送ヘリとすらもすれ違わなかった。シェパードはすでにアメリカ全軍の指揮権を得ているから、空軍に戦闘機を出させるのは何ら難しくないはずなのだが。 「よし、この辺りだ。二人とも、着陸するぞ」 操縦席に座るニコライの声で、思考を断ち切る。しかし、着陸といわれたが相変わらず窓の外は砂漠の世界だ。飛行場どころか道路の一本も見えなかった。 「ニコライ、どこに降りる気だ」 「この下だよ」 言われて、改めて窓の外に眼をやる。よくよく眼を凝らせばポツリ、ポツリとではあるが、人家と思しき建物が建っていた。砂漠の大地もよく見れば、平坦でかろうじて着陸出来なくもない。 ニコライが操縦席で、何かを操作している。すると、地面にある建物から緑の光が数回点滅した。発光信号だというのは即座に見抜けたが、直後に人家がころころと動き始めたのを目撃した時は、さすがに驚かざるを得なかった。 要するに、人家は偽装で、移動可能なよう工作されている。ここはニコライの経営するPMCsの緊急着陸場なのだ。上空から見れば、ただ人家がいくらか存在する普通の砂漠にしか見えなかった。 C-130はゆっくりと砂漠の滑走路に着陸。さすがにアスファルトの滑走路と違って砂地のそれは着陸時の衝撃がきつかったが、ここまで飛んできたポンコツ輸送機は無事、大地へと降り立つに至った。 安堵のため息もそこそこに、地上で待ち構えていたニコライの部下たちに誘導されて駐機場に――ほとんどただの空き地で、厳重に偽装のネットを被せるだけだ――入ったC-130からソープは降り立った。死地を離れ、ひとまずの生還。しかし休む間はない、彼にはやるべきことがある。 「プライス、さっきの通信の続きをやろう。ニコライ、通信所はあるだろ」 「あるぞ。部下に案内させる――プライスの旦那、報酬はどのくらい貰える?」 「額はあとで交渉してくれ。ジンバブエドルで払ってやるぞ」 操縦席から返事は来なかった。代わりにプライスがC-130から降りてきて、「行こう」とソープに促す。ニコライの部下が先導してくれた。それにしても彼の給料はちゃんと出るのだろうか。 通信所は地下にあった。移動可能な偽人家の傍に設置された通信アンテナで交信するのだ。アンテナは見ようによっては洗濯物を干す物干しに見えなくも無かった。 通信所に入って、ソープは機内で行われた通信の相手を呼び出すべく、専用の周波数を入力し、電波を送信させた。 放たれた電波はデジタル暗号変換され、さらにいくつかの通信衛星を経由して発信源の特定と傍受を防ぐ。最終的に辿り着く先は、アフガニスタン上空にいる次元航行艦『アースラ』だった。 指揮官に裏切られ、多くの仲間を失い、今や追われる身となったTask Force141に通信を寄越してきたのは、異世界からの艦だった。 SIDE 時空管理局 機動六課準備室 六日目 時刻 1830 地球 アフガニスタン上空高度一〇万メートル 次元航行艦『アースラ』 ポール・ジャクソン 元米海兵隊曹長 待ちわびた通信が飛び込んできて、『アースラ』の通信室にて待機していたジャクソンとクロノは休めていた身体を跳ね起こした。機動六課準備室の主要メンバーたちは固唾を飲んで、彼らのやり取りに耳を傾けている。 Task Force141とのコンタクトにようやく成功した彼らだったが、事態はあまり思わしいものではない。先の通信で、Task Force141の司令官であるシェパード将軍の裏切りが発覚し、この戦争は仕組まれていたものだと言う事が判明している。ソープ、プライスを除いてTask Force141の隊員はほとんどが戦死し、生き残った二人も今や追われる身となっていた。ミッドチルダ臨海空港での虐殺事件の首謀者であるマカロフを追うため共闘を望んでいた機動六課準備室としては、寝耳に水に等しい状況だった。 輸送機で一旦戦場を離脱したソープとプライスとの通信はそこで終わり、一度もっと設備の充実した通信所で改めて連絡を寄越す手筈になっていた。『アースラ』の電子通信能力は地球のそれを上回っており、傍受に成功しても暗号変換されているため解読は出来ないが、それは受け取る側の話だ。ソープたちが送る通信はそうもいかなかった。 ≪こちらソープ。ジャクソン、クロノ、聞こえるか≫ 聞き慣れた戦友の声を耳にして、ジャクソンはまずはほっとした。とりあえず、彼らは設備の整った通信所に辿り着けたらしい。 「こちらクロノだ。聞こえるぞ、ソープ。ジャクソンもいる」 通信に答えたのはクロノだ。つい先日まで管理局の報復強硬派の手で幽閉されていたが、ハキハキとした口調と眼の輝きはとっくに執務官クロノ・ハラオウンの復活を表していた。 ≪あぁ…こうして話すのも久しぶりだな。出来れば紅茶でもてなしてやりたかったが、こっちはアフガニスタンでな≫ 「こっちも高度一〇万メートルだ、第二戦闘配備だしお茶は出せない――プライス大尉は」 ≪ピンピンしてるぞ、このじいさんは。今代わろう≫ 久しぶりの戦友との会話。笑顔の一つでも交わしたいところだったが、戦況がそれを許さない。早急に今後の対策を打ち立てる必要があった。 通信機の向こうで、人の動く気配があった。ソープに代わって、プライスが通信の席に入ったのだろう。それを証明するかのように、野太い声が『アースラ』の通信室に響いた。 ≪こちらプライスだ。クロノ、幽閉されていたと聞いたが≫ 「ええ。そちらも同じようにされていたと聞きました。大丈夫なんですか?」 ≪小僧に心配されるほど老いてもいない≫ クロノが苦笑いをジャクソンや後ろの仲間たちに向け、皆も似たような表情で応じた。この老兵にしてみれば、今や提督の座にまで上り詰めた執務官でさえ小僧なのだ。 「すまん、ちょっといいか」 その時、通信機とクロノの間に一人の兵士が割り込んできた。ギャズだった。彼はプライス大尉とSASに所属していた頃からの旧知の間柄だ。声を聞いて、久しぶりに話をしたくなったのだろう。 「プライス大尉、俺です。分かりますか?」 ≪その声は……ゴースト、ではないな。ギャズか。そこにいるのか≫ 「ええ、そこの八神のお嬢さんに誘われて。ここはなかなか居心地がいいですよ、言うことさえ聞いていればあとは好き放題だ。スタウトも飲める」 ≪楽しくやっているようだな、お前は変わらん≫ 「大尉、よくぞご無事で」 ≪ギャズ、生きて会えればまたロンドンに行くぞ≫ 見えるはずがないのに、ギャズは通信機の前で英国式の敬礼を送った。プライスがどうしているかは分からないが、ジャクソンには通信機の向こうで老兵もまた答礼しているように思えた。かつての上官と部下の信頼は、今でも変わっていない。 挨拶もそこそこに、再び通信機の前に立ったクロノがプライスと今後の対策について協議を始めた。 SIDE Task Force141 六日目 1845 アフガニスタン "砂漠の隠れ蓑" ジョン・"ソープ"・マクダヴィッシュ大尉 ひとまず、クロノの方から『アースラ』にプライスたちを収容しよう、という提案があった。状況を鑑みれば、その選択は妥当だった。Task Force141は行方不明となった者を除けばソープとプライスのみであり、そして彼らのいるアフガニスタンはシェパードが指揮権を握った米軍がいる。今でこそ見つかっていないが、このニコライの用意した隠れ家もいつまで持つか。 しかし、プライスはその提案を承諾しなかった。彼の眼は依然として、獲物を狩ろうとする虎のそれだった――仮に通信機に画面があれば、クロノはプライスを「レジアス中将のようだ」と評したに違いない。 「俺とソープはシェパードを倒す。位置はもう分かっている、マカロフと取引した」 ≪何を無茶な…マカロフと取引? いったいどうして≫ クロノの自分の耳を疑う声が、通信機から響いた。それも当然だろう、と会話を聞いていたソープは思う。この戦争のそもそもの原因である空港虐殺事件、その首謀者とプライスが突然取引した、などと聞かされたら戸惑うのは当たり前だ。 「シェパードの狙いは戦争の拡大だ。マカロフを倒せばどの道ミッドチルダにも侵攻してくる」 ≪どうやって。地球側にミッドへの転移方法なんて無いはずだ≫ 「では聞くが、マカロフたちはどうやって地球を脱してミッドチルダに行った。ミッドチルダだけじゃない、超国家主義者たちはもはや次元世界のいたるところに潜伏している」 通信機が押し黙る。確かに、マカロフたち超国家主義者がいかなる手段を用いて次元世界を行き来しているのかは、開戦前にアメリカと管理局の合同で行われた調査でも不明のままだった。逆を言えば、超国家主義者たちは管理局ですら掴めない方法で時空転移の手段を持っているということになる。 マカロフを倒し、超国家主義者を滅することが出来れば、奴らが時空転移に使用していたその手段をシェパードは得るだろう。米軍の指揮権を得た彼は英雄としてさらなる戦いを進め、戦火は地球はおろか次元世界にまで拡大していく。攻め込むのは星条旗を掲げた軍隊。兵士たちは、二度と祖国を戦場にすまいと愛国心で闘志を燃やしているはずだ。 「順番が少し変わるだけだ。まずはシェパードを倒す、俺たちの手でな」 ため息が漏れた。通信機の向こうからだ。諦めとも受け取れる形で、クロノはプライスの提案を承諾した。この戦うために生まれてきたような根っからの戦士を止める術を、若き提督は持っていなかった。 しかし、とソープはプライスに問題を提起する。シェパードを倒すとしても、彼らは二人だけだ。ニコライはバックアップに徹してもらうつもりだった。 「こっちには機関銃が一丁、あっちには一〇〇〇丁ある。マカロフが渡した情報が正しいかどうかも分からない――どうするつもりだ」 「案ずるな、やり方はある。若干古いがな」 プライスはその"古いやり方"で戦うようだが、付き合う身としては戦力は多いに越したことは無い。老練の上官からマイクを少し強引に奪い取り、クロノとの通信を代わった。プライスは不機嫌そうに髭で覆われた口元を曲げたが、長い付き合いゆえかマイク自体は素直に譲った。 「クロノ、ソープだ。このじいさんにはじいさんなりのやり方があるらしいが、それだけで勝てるとも思えん。戦力が必要だ。ジャクソンはいるか」 ≪待ってくれ、今代わる。ジャクソン、君を呼んでる≫ わずかな間を置き、通信機から響く声が、若い青年のものから鍛え抜かれた軍人のものに変わる。かつて彼らと共に戦った戦友、ジャクソンだった。 ≪ソープ、俺だ。プライスはシェパード将軍を今から倒しに行くつもりなのか≫ 「そのようだ。ここまで来たら俺も付き合うが、戦力は多い方がいい。お前だけでも来てくれれば――なんだ、この音は。回線に割り込みか?」 カチ、カチとこれまで雑音もなく通じていた通信に、妙な音が割り込んできた。ソープは眉をひそめたが、その後も妙な音は定期的に響いてくる。 「ジャクソン、そっちの方で何か弄ってないか。さっきから妙な音がするんだが」 ≪何だ、そっちじゃないのか。いや、こっちは何もしてない。今、エイミィが来た。音源を解析してくれるはずだ≫ エイミィ、なる人物が何者かは分からなかったが、音源を解析というくらいだからおそらくは通信に関しての『アースラ』のエキスパートなのだろう。 しばらく待っていると、通信機に『アースラ』の方から電波が入った。しかし、解析結果を聞かされてソープはプライスと顔を見合わせる。 ≪音源が分かったぞ。どうやら通信用周波数に片っ端から断続的に電波を飛ばしているようだ。発信源は、グルジアとロシアの国境付近だ≫ グルジアとロシアの国境付近。マカロフを追って二手に分かれたTask Force141のうち片方、ゴーストを指揮官にしてティーダ、ローチたちの部隊が向かった先だ。こちらからいくら通信で呼びかけても返事が来なかったことから、全員死んだと思われていたのだが。 電波に乗って届けられるジャクソンの声は、続いて驚くべき事実を伝えた。 ≪これは……モールス信号のようだな。内容は、"SOS R"だ。これを三回繰り返した後、別の周波数にも同じものを送っている≫ SOSの意味は、言うまでもない。Rが何を意味するかは分からないが――ソープだけは直感的に、通信を送ってきたものが誰なのかを見抜いた。 「ローチだ、プライス。奴はまだ生きてるんだ、助けを求めてる」 「あの状況で生き延びているとは思えんが……」 「奴は俺の部下だ、間違いない。ジャクソン、クロノ、こっちには来なくていい。俺の部下にローチという奴がいる、通信はそいつからだ。助けに行ってくれ」 ソープにとってそれは、半ば願望にも近いものがあった。指揮官であるゴーストや、隊で唯一の管理局の魔導師だったティーダならまだ理解は出来る。しかし通信を送ってきたのは新入りの部類に入るゲイリー・ "ローチ"・ サンダーソン軍曹だ。味方であったはずのシェパードに裏切られ、その後も奴の私兵が残って律儀に死体の数を数えているであろうにも関わらず。 それでもジャクソンやクロノに救援を頼むのは、ローチは彼にとっての部下だからだ。大尉という階級にまで昇り、かつてのプライスと同じ立場に立ったソープにとっての部下は、単なる部下では無かった。出来ることなら一人でも多く助けたい戦友だった。 「ソープ」 「このくらいは好きにさせろ、プライス。あんたも俺を見捨てなかったろ」 「……好きにしろ」 プライスが一瞬浮かべた苦笑いは、部下の成長を喜ぶものだったのか、それとも強引なソープのやり方に呆れたものだったのか。答えは彼のみが知っている。 SIDE 時空管理局 機動六課準備室 六日目 時刻 1901 地球 アフガニスタン上空高度一〇万メートル 次元航行艦『アースラ』 ポール・ジャクソン 元米海兵隊曹長 「それで、そっちはどうするんだ」 ソープからのローチ救出を承ったジャクソンは、マイクに向かって言った。プライスには何か方法があるらしいが、いかに地上でもっとも精鋭の特殊部隊に属する二人でも、二人は二人に過ぎない。 「やっぱりローチを救出して、それから俺たちがシェパードを倒すのに加わった方がいいんじゃないか。こっちは戦力的には申し分無しだ、なんたって美人で強い魔導師が何人もいるからな」 後ろで事の成り行きを見守る機動六課準備室の面子にちらっと眼をやる。特に誰に視線を向けたという訳ではなく、強いて言えば全体に向けたものだったが、偶然にも六課準備室室長こと、八神はやてと眼が合った。任せといてや、と微笑を浮かべるはるかに年下の少女が、とても頼もしい。 ≪いや、俺たちだけでやる≫ 通信機の発する音声が、ソープのものからプライスのものに切り替わった。あくまでもこの老兵は二人でシェパードに挑むつもりらしい。地球最強の軍隊、アメリカ合衆国軍全軍の指揮権を得た男に向かって。 ≪むしろお前たちはローチを救出するのに専念してくれ。派手に暴れてもらえばシェパードの眼はそっちに行くだろう――奴に目玉が三つあれば、話は別だが≫ 「目玉が飛び出るほど驚かせればいいんだろ。しかし、本当に大丈夫なのか」 ≪やるかやらないか、の問題だ。それに、そちらと合流する時間はもう無さそうだしな≫ どういうことだ、とジャクソンが口にしようとした瞬間、通信機のスピーカーがソープ、プライスの二人とは違う第三者の声を拾った。ロシア訛りの英語だった。聞き覚えはあまり無いが、どうもプライスたちに何かを伝えたらしい。 スピーカーはその後ロシア訛りの英語の主とプライスの会話を出力していたが、距離が遠いのか会話の内容までは聞き取れなかった。もっともあまり芳しいものではなかったのは次に入ってきたプライスの声でおおむねの予測は出来た。 ≪シェパードの追っ手がこっちの位置を嗅ぎつけたらしい。もう撤収が始まる、この通信所も爆破して隠滅するそうだ≫ 「何? プライス、場所はどこだ。おいクロノ、早いとこ『アースラ』をプライスたちのところに――」 ≪無駄だ、間に合わん。今爆薬をセットした。ソープ、スイッチを入れろ。これから俺たちはシェパードを倒しに行く。生きていたら連絡する≫ 「プライス、おい!」 返答は無かった。代わってスピーカーに一瞬の炸裂音が響き、それっきり通信電波は途絶えた。本当に爆破したらしく、何度か呼びかけてみたが応答は無かった。 マイクを置いて、ジャクソンはため息を吐きながら傍にいたクロノに向き直った。彼らはすでに発ったのだ。ならば、こちらも託されたことを成すしかない。 「クロノ、準備するぞ。艦を例のモールス信号があった地点に向けてくれ」 「了解だ。皆、聞いての通りだ。ローチを救出する」 『アースラ』は一路、グルジアとロシアの国境付近上空を目指す。プライスたちもシェパードの元へ向かった。 このままでは消されてしまうだけの、この戦争の真実を取り戻すために。今、一つの局面が終わりを迎えようとしていた。 戻る 次へ