約 252,625 件
https://w.atwiki.jp/sokoku/pages/355.html
全般 イベントによる人材の移動は(基本的に)プレイヤーがその人材でプレイしていない場合のみ行われます。 共通 勢力固有 共通 最終戦争モード 最高難易度でのみ選択可能(ゲーム開始時)。 自国以外の同陣営国のレベルが約10上昇し、資金が追加される。 ほとんどの場合は難易度が下がるが、同陣営国と戦う必要のある勢力(ポーランドなど)では難易度が上昇する。 イベントスキップ ゲーム開始時に選択可能。 「はい」を選択するとOPと最初の状況確認、戦闘時会話イベント、日本・ソ連・イタリア・ドイツ・アメリカのランダムイベントが削除される。 EDには関係しない。 勢力への資金追加 難易度(イージー~ルナ)と自勢力の難易度(★の数)により各勢力に資金が追加される(毎ターン)。 イージー(自勢力を含む味方陣営に資金追加) イージー(列強プレイ) 列強に5万、中堅国家に10万、小国に6万追加 イージー(中堅プレイ) 列強に10万、中堅国家に5万、小国に6万追加 イージー(小国プレイ) 列強に10万、中堅国家に10万、小国に5万追加 ノーマル(自勢力以外の敵・味方陣営に資金追加) ノーマル(列強プレイ) 列強に15万、中堅国家に10万、小国に6万追加 ノーマル(中堅プレイ) 列強に8万、中堅国家に5万、小国に3万追加 ノーマル(小国プレイ) 列強に5万、中堅国家に3.5万、小国に2万追加 ハード(敵対陣営に資金追加) ハード(列強プレイ) 列強に15万、中堅国家に10万、小国に6万追加 ハード(中堅プレイ) 列強に8万、中堅国家に5万、小国に3万追加 ハード(小国プレイ) 列強に5万、中堅国家に3.5万、小国に2万追加 ルナ(敵対陣営に資金追加) ルナ(列強プレイ) 列強に24万、中堅国家に15万、小国に10万追加 ルナ(中堅プレイ) 列強に15万、中堅国家に9万、小国に6万追加 ルナ(小国プレイ) 列強に8万、中堅国家に5万、小国に4万追加 都市荒廃 ノーマル以上、戦闘が行われた都市の経済値低下 ノーマル:-40、ハード:-80、ルナ:-120 ただし、既にその都市の経済値がマイナスの値であった場合、低下しない。 経済値低下 ノーマル以上、領地数一定ごとに自国の全領地の経済値低下 難易度\領地数 30 40 50 Easy なし Normal -40 -80 -100 Hard -50 -100 -200 Luna -100 -200 -300 敵強化イベント レベルアップ ターン経過 ハード:6・10ターン目にレベル15・25まで上昇(S3・4ではさらにレベル+5) ルナ:6・10ターン目にレベル20・30まで上昇(S3・4ではさらにレベル+5) 領地数 ハード:領地数25・40で敵対陣営の雇用レベル+5 ルナ:領地数20・30・40で敵対陣営の雇用レベル+5 勢力滅亡 ルナの場合のみ、敵対陣営を1つ滅ぼすごとに敵対陣営の全ユニットがレベル+3 超兵器投入 難易度ハード以上、自国の領地40以上で敵対陣営が超兵器を戦線に投入。 最終攻勢 条件:10ターン以降、各勢力の領地数3以下(ハード以上、敵味方の両方に起こる) その勢力の全ユニットを訓練限界までレベルアップ、『国家の守護者』スキル(能力:防御+100、魔防+100、耐性:恐慌・幻覚・混乱に無敵化)を追加 さらに国家特性が強化される。 Hard 味方陣営の場合:資金10000追加、Lv10まで上昇、 敵対陣営の場合:資金50000追加、全ユニットのLv+5、レベル25まで上昇 Luna 味方陣営の場合:資金30000追加、Lv15まで上昇 敵対陣営の場合:資金100000追加、全ユニットのLv+5、レベル30まで上昇 エンディング 共通 以下の3つのうちのどれかを満たすとゲームクリア 1.全ての敵対陣営所属国を滅ぼす 2.領地数50以上 3.自国以外の全ての勢力を滅ぼす 勢力固有エンド 条件:各勢力プレイ時、特定の勢力が滅亡している(自力で滅ぼす必要はない) ※対象国の国名などが変化していてもその国が滅亡すれば条件を満たしたことになります。 S1~4共通 大日本帝國(通常):アメリカ、英国植民地、オランダ植民地、中国 大日本帝國(北進):中国、ソ連、ドイツ ※北進ルートは内政からソ連に宣戦布告することで進行する NSドイツ:ベルギー、オランダ、ポーランド、英国、ソ連 イタリア:エジプト、ギリシャ、セルビア、英国、フランス領北アフリカ アメリカ:日本、ドイツ、イタリア ソ連:ドイツ、オーストリア、ポーランド、フランス、オスマン イギリス:ドイツ、オスマン、オーストリア カナダ:オーストリア、ドイツ、イタリア イギリス植民地領:日本、オスマン帝国 エジプト英国駐屯軍(イギリス・自由フランス連合軍):ドイツ、イタリア、オスマン セルビア:ドイツ、オスマン、オーストリア、イタリア ギリシャ:ドイツ、イタリア、オーストリア、オスマン帝国 ポーランド:ドイツ、ソ連、オーストリア ベルギー:イタリア、ドイツ、オーストリア オーストリア:セルビア、ソ連、イギリス、フランス 中華民国:日本を滅亡させたうえで領地を35以上にする。(S1・2とS3・4でEDが異なる) スペイン:領地35以上(勢力滅亡は不要) オスマン帝国:イギリス植民地領、ソ連、エジプト タイ王国:領地35以上(勢力滅亡は不要) オランダ王国:NSドイツ、ソ連 フランス領北アフリカ@S1・2:ドイツ、イタリア、オーストリア フランス領北アフリカ@S3:イギリス植民地領、イギリス・自由フランス連合軍 (S1・2とS3では条件とED内容が異なる) フランス共和国@S1・2:ドイツ、イタリア、オーストリア エタ・フランス@S3・4:イギリス、カナダ、イギリス・自由フランス連合軍 (S1・2とS3・4では条件とED内容が異なる) オランダ植民地領:日本、中国、イギリス植民地 S1・2・3のみ フィンランド:ソ連、ポーランド、ベルギー、オランダ (S4だと勢力は存在するが個別EDは見られないので注意) 各勢力 イギリス イギリス滅亡かつ植民地生存でエリザベス、メアリー、レナードが(放浪中ならば)植民地に移動。イギリス植民地領の君主がエリザベスに変更 カナダ カナダ滅亡時にバカンがイギリス帝国(滅亡時は植民地)に合流。 エジプト英国駐屯軍(イギリス・自由フランス連合軍) 滅亡時に特定人材が(放浪中ならば)イギリス帝国(滅亡時は植民地)に合流。 S1・2:ウェーヴェル S3・4:モントゴメリー、フォッシュ、シャルル、アンリ イギリス植民地領 滅亡時に特定人材が(放浪中ならば)イギリス帝国に合流。 S1・2:ヴィクター、極東軍司令官(モブ) S3・4:ヴィクター、ウェーヴェル フランス パリ陥落でフランスがエタ・フランスに変貌 反共フランス義勇軍団(枢軸系グランド・アルメ)×2がドイツに追加。 フォッシュ、シャルル、アンリ、ギーがエジプト英国駐屯軍に亡命、イギリス・自由フランス連合軍が結成。 ラチュキェヴィチが放浪中かドイツに仕官している場合、イギリスに移籍。 日本 満州 長春を接収で中華民族を雇用可能に 連合プレイ時、満洲国軍士官(国民革命兵人材)×3を日本に追加 征露 以下の4つを全て満たす必要がある 条件1:ソ連とドイツが一度も戦闘していない。 条件2:日本とソ連が同盟していない 条件3:日本が満洲を領有している 条件4:アメリカ参戦(真珠湾)イベントが発生していない ソ連に極東ソ連軍×5部隊が追加 ソ連とドイツの全ユニットのレベル+5 ソ連とドイツに資金30000を追加 ソ連がオスマン帝国・オーストリア帝国と10ターンの不可侵条約を結ぶ ソ連がフィンランドと10ターンの同盟を結ぶ 日本がアメリカと20ターンの同盟を結ぶ 条件2は内政の宣戦布告で満たせる ※マニラを攻撃すると真珠湾イベントが発生するので注意 赤髭 条件:日本とソ連が開戦している ドイツとソ連の同盟が破棄される 東方生存圏 条件1:『赤髭』のイベントが発生している 条件2:ソ連が滅亡している ドイツと日本の同盟が破棄される ドイツの全ユニットのレベル+5 ドイツに資金30000を追加 ランダムイベント(台北・平壌・長春を獲得後に確率で発動) 海外領土 資金50000を消費し、台北・平壌・長春の経済値が400上昇 ※約5ターンで元が取れる 五・一五 全ユニットのレベルが2上昇、全領地の経済値が50低下 二・二六 全ユニットのレベルが2上昇、全領地の経済値が50低下 問題解決法 資金30000を獲得(マイナス効果はなし) 石油問題 資金30000を獲得、全領地の経済値が50低下 大東亜共栄圏 南アジア系、国民革命兵、中砲兵、イェフーディー、ペイガニストもリーダーにできるようになる。 条件1:イギリス植民地領、オランダ植民地領、中華民国が滅亡 条件2:特定の13都市を全て領有(東京、長春、平壌、北平、上海、南京、香港、重慶、台北、シンガポール、デリー、太平洋・東、太平洋・南東) ドイツ 第三帝国 スラヴ系、ラテン系、エスクワイア、重装装甲隊、グランド・アルメ(枢軸系)、諜報員、中砲兵、ペイガニストもリーダーにできるようになる。 条件1:オランダ、ベルギー、ポーランド、イギリス、ソヴィエトが滅亡 条件2:特定の7都市を全て領有(ベルリン、ロンドン、パリ、モスクワ、ブリュッセル、アムステルダム、ポズナニ) 皇帝の戦い(プレイヤーが連合時のみ) 条件:パリ陥落後にドイツの領地が6以下 ドイツとソ連が3ターンの同盟 ドイツに資金20万追加 全ユニットのレベル+5 ランダムイベント 国民ラジオ 全ユニットのレベルが1上昇、全領地の経済値が30上昇 / 信用度が20低下 医学実験 トゥイードル系の最終クラスが3部隊追加 理想の兵器 巨大自走臼砲『REX』(機動砲兵人材)が加入 オーストリア 勝利 条件:セルビアの滅亡 資金が50000追加される セルビア 勝利 条件:オーストリアの滅亡 全ユニットのレベル+2 ポーランド ポーランド分割 条件:ポーランドが滅亡 バルト三国とワルシャワがソ連領に、ポズナニがドイツ領に ポズナニにシュトーストルップ系一般部隊×3追加 バルト三国・ワルシャワにクラースナヤ・グヴァールヂヤ系一般部隊×3追加 特殊警察 条件:ロシアが滅亡している 自軍にオスプカ、国家保安省『盾と剣』局員×2(Lv20)が加入 イタリア ローマ帝国 条件1:フランス、ギリシャ、フランス領北アフリカ、エジプト英国駐屯軍(イギリス・自由フランス連合軍)が滅亡 条件2:ローマ、パリ、アテネ、アルジェ、カイロの領有 アングロ・サクソン人、ゲルマン民族、スラヴ系、エスクワイア、胸甲騎兵、ジェンダーマリー、戦闘工兵、機動砲兵、マグス・シーカー、ウィッカン、イェフーディー、看護兵をリーダーにできるようになる。 グラン・サッソ襲撃 条件1:シナリオ1~3のみ 条件2:ドイツが滅亡していない。 条件3:エジプト英国駐屯軍(イギリス・自由フランス連合軍)がパレルモを領有 勢力名がイタリア社会共和国に変更。 ヴィットリオ、メッセがエジプト英国駐屯軍(イギリス・自由フランス連合軍)に士官。 エミーリオ、チェーザレがランダムな都市に放浪。 顔無し人材3人(ENR新イタリア国軍×2、ドイツ空軍将校)がイタリア社会共和国に追加。 ランダムイベント プロジェクトX~食の探究者達~ 全ユニットのレベルが1上昇 プロジェクトX~食の魔術師達~ 全ての自軍人材のレベルが2上昇 尊厳の無い終わり 全領地の経済値が100上昇 ソヴィエト ランダムイベント(3ターン目以降に確率で発動) 兵器開発 Lv.20のタチャンカ部隊×2が追加(シナリオ3・4ではLv.30) 正教会容認 資金8万とLv.20の修道士人材×3が追加(シナリオ3・4ではLv.30)、修道士を一般雇用可能に 強制移住 資金5万追加、全領地の経済値が40低下 総反攻 資金4万消費、全ユニットのレベルが3上昇 焦土作戦 全領地の経済値が100低下 大祖国戦争(プレイヤーがソ連でない) 条件:ソ連の領地数が一度8以上になってから6以下になる スターリンとジューコフがモスクワに移動 モスクワを失っている場合は極東ソ連軍×5が追加、全ユニットのレベル+5 囲いこみ 条件:ポーランドが滅亡している 自軍にオスプカ、ジミェルスキが加入 アメリカ アメリカ参戦(真珠湾) 以下のうちのどちらを満たすと発動 条件1:日本がマニラを領有、アメリカがハワイを領有 条件2:日本とアメリカが1度交戦する マッカーサーがアメリカに移動 アメリカがハワイを領有している場合、ハワイが中立都市に 枢軸プレイ時 連合諸国(イギリス、イギリス植民地領、エジプト英国駐屯軍、ソヴィエト、中華民国)に米国派遣連隊(G.I.系人材)を2部隊ずつと資金5万追加 プレイヤーがアメリカでない場合 S1・S2:アメリカの全ユニットのレベル+5、ベースレベル+5 プレイヤーがアメリカ、かつハワイを領有している場合 会話イベントの追加、アメリカの資金5万減少 ランダムイベント ヒーロー 雇用レベル+4 魔法使い 近代魔道部隊と志願兵3部隊が追加 ランダムイベントはプレイヤー勢力じゃ無いと起こらない? -- 名無しさん (2018-09-19 15 24 14) 日本の征露イベは他国プレイでも日ソ間の同盟を離間工作で消してあげれば発生します〜(ただしアメリカがハワイ、日本がマニラを取る前に長春を日本が所有する必要があるが) -- 名無しさん (2018-11-11 21 03 01) 共通エンド条件の3つ目は、中立勢力も含めた自国以外の全ての勢力を滅ぼす必要があるみたい -- 名無しさん (2021-10-12 22 21 55) ランダムはプレイヤー時しか発生しないですね。発生させたい場合は各国のorder_randomからisPlayerを抜けばいいだけの話ではあるけど -- 名無しさん (2023-01-22 18 09 00) ↑isPlayer抜くと想定外の挙動するからその辺りも直さなきゃだった… -- 名無しさん (2023-01-22 18 24 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1307.html
791 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/12/02(金) 10 42 10.85 ID k60KUq4M0 [2/5] 787 ネオドイツの女「お兄―京介さんには明鏡止水の心を会得してもらいます」 京介「明鏡止水の心?」 ネオドイツの女「はい。何事にも動じない、清く澄んだ心です」 ネオドイツの女「その心さえあれば、桐乃に手を出してしまうということもなくなるでしょう」 京介「そうか……」 京介「ところで、あやせはその心を持っているのか?」 ネオドイツの女「わたしはネオドイツの女……黒髪が綺麗なお兄さんが結婚したい女No1のあやせじゃありません!」 京介「…………」 ネオドイツの女「もちろん、わたしも明鏡止水の心を持ってますよ」 京介「そうなのか?」 ネオドイツの女「はい。この間桐乃と一緒にお風呂に入っても、なんとか理性を保っていられました」 京介「…………」スッ ネオドイツの女「携帯電話?」 京介「…………」ピピピ 京介「……桐乃か?今から渋谷でデートしようぜ!」 ネオドイツの女「!!!」 BGM:我が心 明鏡止水~されどこの瞳は深淵の如く~ ネオドイツの女「お兄さん……桐乃に手を出したらブチ○すって言いましたよね?」 京介「全然明鏡止水の心を会得してねえじゃねえか!」 ・・・・・・ 桐乃『もしもし~?』 あやせ「桐乃?」 桐乃『あれ?あやせ?兄貴は?』 あやせ「お兄さんはゲルマン忍法に失敗して土に埋まってしまったので行けないみたい」 あやせ「というわけで、代わりにわたしとデートしよ!」 -------------
https://w.atwiki.jp/fweapons/pages/18.html
氷山大ドイツ及びグレートブリテン連合王国 氷山大ドイツ及びグレートブリテン連合王国は、ドイツ・フランス・イギリスのグレートブリテン島にまたがる国家です。 軍備 陸軍 Pz.Kpwf.48 Drache(1949年生産開始) 全長 8.92m、全幅 3.1m、全高 3.05m 重量 41.4t、乗員 4名、速度 42.7km/h 主武装 45口径105mmライフル砲×1 副武装 12.7mm機関銃×1、7.92mm機関銃×1 装甲 均質圧延鋼装甲、120mm+100mm(砲塔防盾+砲塔前面)〜20mm(車体下面) ソ連のIS-3に対抗すべくドイツによって作られた第一世代戦車。A型からD型までの5種類が生産された(指揮戦車のAX型含む)。主砲口径はIS-3に比べ17mm小さいが、その分ライフリングを施すことで補っている。砲塔が少し前ぎみなのが特徴。 Pz.Kpwf.51 Jagger(1953年生産開始) 全長 9.45m、全幅 4.27m、全高 3.02m 重量 51.8t、乗員 5名、速度 48.3km/h 主武装 50口径128mm滑腔砲×1 副武装 12.7mm機関銃×2 装甲 均質圧延鋼装甲、210mm(砲塔下部)〜45mm(車体下面) Pz.48に対抗するべく開発されたT-10に対して開発された第一世代戦車。A型からC型までの3種類が生産された。主に地雷対策として下面を厚くする事が主眼とされた。 Pz.Kpwf.74 Löwe II(1976年生産開始) 全長 9.53m、全幅4.2m、全高 2.84m 重量 58.8t、乗員4名、速度 47.3km/h 主武装 45口径130mm滑腔砲×1 副武装 12.7mm機関銃×1、7.92mm機関銃×1 装甲 複合装甲(砲塔・車体前面)・均質圧延鋼装甲(車体)、260mm(砲塔下部)〜50mm(車体下面) ソ連が生産を開始したT-72に対抗する第二世代主力戦車。主力戦車としては最大口径の45口径130mm滑腔砲を備える。装甲も最大で260mmで、T-72と正面から張りあえるだけの力を持っている。 Pz.Kpwf.80 Tiger III(1981年生産開始) 全長 9.67m、全幅 4.15m、全高 2.72m 重量 53.7t、乗員4名、速度 54.3km/h 主武装 47口径128mm滑腔砲×1 副武装 12.7mm機関銃×1、7.92mm機関銃×1 装甲 複合装甲、250mm(砲塔下部)〜50mm(車体下面) 鈍重で使い勝手が悪かったPz.74に代わるべく開発された第三世代主力戦車。Pz.74に比べ主砲は小口径、装甲も少し薄いものの、ソ連主力戦車にまともに対抗できる力は持っている。また、軽量化により速度も上昇した。 海軍 ケーニヒスベルクII世級戦艦 全長 237m、全幅 32m、基準排水量 32500㌧、満載排水量 38500㌧、最大速力 33.7kt、機関出力 138,000hp 主砲 47口径38.1cm連装砲×3、副砲 55口径15cm連装砲×6 対空兵装 65口径10.5cm連装高角砲×8、83口径37mm連装機関銃×8、20mm4連装機関銃×4、20mm3連装機関銃×4 ビスマルクの後、最後に建造された戦艦。どちらかといえばアメリカ・日本における巡洋戦艦的な要素が大きく、最大速力は30ktを超える。戦艦としての装甲は、ビスマルクよりも薄くなったため、やはり戦艦というより巡洋戦艦である。武装はほとんどがビスマルク級に準拠しており、砲は同じものを搭載している。 ラインハルト・シェア級巡洋艦 全長 197m、全幅 24m、基準排水量 27000㌧、満載排水量 34500㌧、最大速力 27.3kt、機関出力 82,000hp 主砲 V2ロケット発射装置×2、副砲 なし 対空兵装 65口径10.5cm連装高角砲×6、20mm4連装機関銃×2、20mm単装機関銃×18 V2ロケットを開発したドイツ軍は、艦船による運用を開始した。本級にはV2ロケットが6〜10発搭載可能である。なお、自発装填は手動で行い、発射・誘導は中部艦橋に設置された誘導用レーダーによって行う。見た目として非常に特徴なのが、前部艦橋・中部艦橋・後部艦橋に分かれていることであり、中部と後部の間には煙突が、前部と中部の間には対空兵装が搭載されている。なお、発射装置は前部艦橋の前と後部艦橋の後ろに設置されている。 グラーフ・ツェッペリン級航空母艦 全長 262m、全幅 31.5m、基準排水量 28090㌧、満載排水量 33500㌧、最大速力 33.8kt、機関出力 200,000hp 主砲 55口径14.91cm連装砲×8、副砲 なし 対空兵装 65口径10.5cm連装高角砲×6、20mm4連装機関銃×2、20mm連装機関銃×10 搭載機数 43機(Bf109T×30、Ju87C×13) 初めて建造した航空母艦。1944年に竣工したが、搭載機数の少なさや過剰な兵装が問題となり、1959年には予備役に編入され、練習艦としての役目を果たすこととなった。見た目は普通の空母よりも重武装なのが特徴で、後継のペーター・シュトラッサー級航空母艦と比べると、艦容が全く違うことが良く分かる。 ペーター・シュトラッサー級航空母艦 全長 262m、全幅 34.2m、基準排水量 28000㌧、満載排水量 36200㌧、最大速力 32.9kt、機関出力 200,000hp 主砲・副砲 なし 対空兵装 65口径10.5cm連装高角砲×4、20mm連装機関銃×12 搭載機数 80+2機 グラーフ・ツェッペリン級航空母艦の搭載機数があまりにも少なかったことや、空母も砲戦に参加するという構想の違いから次に建造された空母。全長はグラーフ・ツェッペリン級航空母艦と全く同じで、搭載機数は倍近くになっている。武装は少なくなったものの、航空母艦としては十分な力を発揮する。本級は拡張が容易であったので、1980年代まで運用された。 空軍
https://w.atwiki.jp/armysentai/pages/63.html
102 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 1/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 40 56 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <こんにちは、軍事板です ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <馬です ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <今回の支援企画は不幸艦・幸運艦についてです。 要はついてなかった船、ついてた船の紹介ですね。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <まぁ幸、不幸に拘らずそれぞれの艦の数奇な運命、ドラマを感じて欲しい!! ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <おぉ今回はなんか熱いですね…では、いってみましょう! 103 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 2/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 42 22 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <まず最初に紹介するのはアメリカ海軍空母サラトガ(CV-3)です! この艦は第二次大戦前に竣工(≒完成)し、大戦を最後まで戦い抜きました!! ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < …と言うと幸運艦のようなんだが、実際は潜水艦に2度も雷撃をくらい、硫黄島攻略時には特攻を受けて損傷するわ、 それ以外にも何度もドック入りしていて、しかもそういうのが大抵大きな海戦のある時期だったという・・・ ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <挙句の果てには核実験の標的艦として沈んでしまいました… まさについてない船の典型って感じですね。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < 同じく終戦まで生き残ったエンタープライズなんかは対照的に活躍しているのだがこの違いは何なんだろうな… 104 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 3/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 44 10 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <続いては日本海軍から駆逐艦雪風です。 こちらも大戦初頭から終戦まで戦い抜いた船ですが、サラトガとは違って幸運艦と言えるでしょう ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <なにせフィリピン攻略戦への参加から始まってミッドウェイ、南太平洋・ソロモン・ガダルカナル方面、レイテと 主要な海戦、さらには菊水作戦(いわゆる大和特攻)にも参加し生還しているという奇跡のような船だった。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <こうして幸運艦と呼ばれる一方で、共に戦った艦は被害を受けることが多く「死神」と呼ばれることもあったそうです。 ちなみに雪風は19隻建造された陽炎型の8番艦でしたが、陽炎型で生き残ったのは雪風のみです。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <というか陽炎型の一つ前に建造された朝潮型10隻、後に建造された夕雲型19隻、合計48隻中でも唯一の生存艦だw 戦後は復員船として水木しげるを運んだりした後、中華民国に引き渡され「丹陽」として1970年に解体されている。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <歴代の艦長も味のある人が多かったようですね。特に寺内正道中佐には逸話が豊富です。 105 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 4/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 45 22 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <では「死神」雪風に呪われた(?)船たちを紹介してみましょう。 まずは空母信濃です。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < まぁ雪風云々以前に建造時からフラグ立ってたけどな… 本来戦艦大和型の3番艦だったのが、大戦勃発とその後の空母不足から急遽戦艦から空母に計画変更、 突貫工事に進水式ではアクシデント、それでもなんとか(強引に)竣工し、横須賀から呉へ移動するのだが護衛の1隻は雪風… 案の定途中で米潜水艦に見つかり、当時世界最大の空母は竣工からわずか10日で撃沈されてしまった・・・・ ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <駆逐艦初霜も呪われた可能性ありですね。 菊水作戦からは生還したのですが、その後機雷(水中地雷みたいな感じ)に接触し沈んでしまいます。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ <この機雷が1回の接触では起爆しない回数機雷で、実は初霜がぶつかる前に雪風が接触していたという話があるわけだ。 最も中の人がググったところ、その記述がない所も多く真偽の程は留保の要素が強い。 しかし、いずれにせよ沈没時に雪風と行動を共にしていたのは事実だろうな。。 106 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 5/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 48 22 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ドイツの不幸艦と言えばやはりWWⅠ装甲巡洋艦ブリュッヒャー(Blucher)とWWⅡ重巡洋艦ブリュッヒャーでしょう。 由来はどちらもプロイセンの名将ブリュヒャー将軍なんですが、船につけるのは縁起が良くなかったようですw ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < まず装甲巡洋艦ブリュッヒャー、1909年に竣工したんだが、この頃から高速・機動力に勝る巡洋戦艦が登場してしまい、 1915年のドッガー・バンク海戦でひとり戦隊から遅れたところを、英艦隊にボコられて撃沈されてしまった・・・・ ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ < 戦後も参加しなければ良かったとか言われてしまったらしく、ほんとについてないです。 もう一方のブリュッヒャーですが、こちらはかなりの短命でした・・・ ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < 1939年9月に艦隊に加わるが、1940年4月のノルウェイ侵攻作戦時に沿岸砲台の砲撃と魚雷によって撃沈されてしまう。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <その短命さもさることながら、重巡洋艦という戦艦や正規空母に次ぐ規模の艦種が沿岸砲台からの砲雷撃で沈められること それ自体が非常に稀というか…そうそう有り得ないことなんですよね・・・ 107 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 6/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 49 48 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ < さてラストはイギリス海軍です。やはり不沈戦艦ウォースパイトは外せません。 日本での知名度は今一な感じですが、WWⅠユトランド沖海戦からWWⅡの激戦を戦い抜いた武勲艦です。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < とにかく波乱の生涯だったな。1916年のユトランド海戦では舵をやられ生存艦では恐らく一番のダメージを受けた。 損傷した舵はその後も生涯に渡って不調にだったそうだ。 帰還中には潜水艦の襲撃まで受けているw ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ < その後衝突事故を起こしたり改装を受けて、WWⅡを迎えます。最初の活躍は1940年ナルヴィク海戦でした。 ノルウェイのナルヴィクのフィヨルドを押さえるドイツ駆逐艦隊に対し、駆逐艦9隻を率いて殴りこみをかけ壊滅させています。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < 続いて地中海に戻ったウォースパイトは船団護衛に従事中に、同じく船団護衛中のイタリア艦隊と遭遇し 砲撃戦となったカラブリア海戦、リビアのカプッツォやバルディアへの砲撃に参加、 さらにはマタパン岬沖海戦で戦艦ヴァーラム、ヴァリアントらと共に伊重巡3隻、駆逐艦2隻を撃沈している。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <さぁ行数制限ギリギリになりましたが、まだまだウォースパイトの活躍は続きます!後編へ続く! 108 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 7/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 51 36 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ < 後編です。マタパン岬沖海戦で活躍した後は、今度は独空軍の爆撃で小破損したり、 一時アメリカでの修理、東洋艦隊への参加なども行われましたが1943年再び地中海へと戻ってきます。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < シチリア島への上陸部隊支援射撃などの地中海での連合軍の反攻作戦に加わっていたのだが、 遂に9月16日、ドイツ空軍より誘導爆弾「フリッツX」を3発も食らってしまう。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ < この「フリッツX」は当たり所が良かった戦艦ローマを1発で撃沈しています・・・! 勿論3発も当てられれば被害は甚大です。沈みはしなかったものの、大破し完全な修理は不能、一時は航行不能となります。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < しかしここからが凄い!ジブラルタルで応急処置後、本国へ回航され修理をされるが結局機関など一部に損傷を負ったまま ノルマンディー上陸の支援に参加する。途中軽い損傷を受けたりするうちに主砲の交換が必要になり帰還することに。 ところがその途上、機雷に接触し再び大破。またしても応急的処置の後、戦線復帰!フランス周辺で支援砲撃を行う。 だが流石に1945年2月には予備役となり、終戦後の1947年、歴戦の偉大なる殊勲艦はスクラップとなったのだった・・・・・ 109 名前:軍事板支援:幸運艦と不幸艦 8/8[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 12 52 20 ID qj0N0T1P ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ < 以上、軍事板でした。 ミ∧ ../ ・ |ミ (_)' |ミ < 本当はまだまだ紹介したい船は沢山あるがこの辺にしておこう。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ < ご覧いただきありがとうございました!
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/4005.html
原子力発電 .
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6798.html
564: ひゅうが :2021/01/07(木) 17 59 05 HOST p361175-ipngn200307kouchi.kochi.ocn.ne.jp 西暦1936年、人民戦線内閣下フランスにおいて救国を掲げる士官グループが蹶起 諸派連合の形をとっていた人民戦線内閣が経済的に無策であることに鑑み、革命的サンディカリズム(労働組合主義)を掲げてその諸派連合による第3共和政打倒が叫ばれたのである これはその前年に成立していた「新社会」ことアメリカのロング総帥政権の成立やイタリアのムッソリーニの手によるローマ進軍に影響を受けた行動であったが、現在ではアメリカのロング総帥から有形無形の援助を受けていたことが判明している その実態は、世界恐慌の引き金を引いたフランス人民戦線へのアメリカのぬぐいがたい復讐感情の発露であった これを歴史上は「西欧分離工作」と称する 1936年のパリ祭(革命記念日)の日、すなわち7月14日ユベール・ラガルデル(前アメリカ大使 史実ではイタリア大使)に率いられた全フランス革命的サンディカリズム連合(通称全革連)は新領土ラインラント駐留軍を抱き込む形で本土へ進軍し、空転し続ける議会を武力制圧 軍と労働者、そして学者の三者連携によるフランス・コミューン国を成立させた 通称赤化フランスの誕生である 彼らは、有形無形のサボタージュを継続するラインラントの後方支援基地と化していたドイツ連邦への対決姿勢を鮮明にしていく さらにはフランス第一主義をぶり返させた結果、北米大陸のカナダ領ケベックへと火の粉を飛び火させた 「ドイツ人の債務はドイツ人に!」 をスローガンに掲げるフランス人たちは、自国領土とするラインラントでは飽き足らずにドイツ本土からの第1次大戦賠償金取り立てを主張 ついで、各フランス語圏の一体化運動とそれによる「団結」、第1次大戦の「清算」をそのスローガンにしていた となれば、フランス語話者が多数を占める地域への影響は必至であった ことに、世界恐慌後の不景気とともに北米大陸の熱狂を間近に目にしていたケベックにおいては この動きに機敏に反応したのは英国が支援する西ロシアだった 彼らの不倶戴天の敵たる無政府主義ウクライナ人たちは赤化フランスと密接な関係を有していた(というよりパリそのものがそうした「主義者」のるつぼであった)し、何より老いたニコライ2世をラーダ統合の象徴とする東ロシア、そしてその最大の支援者であった米国とは敵対関係にあった ロマノフ家や貴族家から没収した資産、それも米国金融機関にある莫大なそれの帰属をめぐってというのがその表象にあたる かくて、仏露は鋭い対立関係となった それが発火点を迎えるのは西暦1938年9月である ラインラント有数の古き都市アーヘンで発生した連続爆弾テロ事件に加えて、ライン川右岸の東ケルンのフランス軍駐屯地で発生した銃撃事件を発端として、フランス軍は一斉にライン川を渡河 その実態が軍民による組織化された略奪行為であることは、フランス国内各所に建設された強制収容所とユダヤ人やドイツ系住民収容というロング政権を真似た行為からも明らかであった これに対しドイツ連邦軍は国内のフライコール(義勇軍)に加えて西ロシアからの義勇軍「バグラチオン軍団」の介入を選択 これに消極的ながらも英国海外派遣軍(BEF)も追随し義勇軍を派遣したことから事態は第2次欧州大戦かという方向に流れ始める 英国グランドフリートによるフランスの海上封鎖に対抗し、アメリカが義勇艦隊による海上護衛を開始したのはライン川渡河から6か月後のことであった この時点で戦線はエルベ川周辺にまで移動していたが、双方ともに決め手を欠いていた 惰眠を貪ると称された極東アジア情勢に対し、欧州情勢は魔女の釜の中であったのだ 565: ひゅうが :2021/01/07(木) 18 05 08 HOST p361175-ipngn200307kouchi.kochi.ocn.ne.jp というわけで追加 日中戦争ならぬ独仏戦争勃発です この時点で米国の目標は、英グランドフリート殲滅による制海権奪取と中東油田地帯の利権奪取 そして西欧市場の「解放」。 これを受けて米国は挑発行為に走り始めます 568: ひゅうが :2021/01/07(木) 18 46 28 HOST p361175-ipngn200307kouchi.kochi.ocn.ne.jp 564追加 戦間期、中東経済は大きな発展を遂げた 第一次世界大戦中の日本遣欧艦隊およびイギリス東洋艦隊の手によりなし崩し的に利用が開始されたクウェートの自噴油田地帯の開発が日英資本の手で進行したこと そしてそれを満たす巨大な需要が極東地域に出現したことがその理由であった 米国がこの流れに乗り遅れた理由は複数考えられるが、彼らがジェットランド沖および第2次ジェットランド沖海戦で主力艦派遣主義に固執する間に日本遣欧艦隊が地道な「大輸送」作戦に従事していたことはその最大の理由であろう そして、アラビアプレートとユーラシアプレートが衝突するというこの上ない好条件の中、なんといってもバクーと同じく自噴する油田地帯の中では、成長していかない方がおかしかった となればその恩恵が湾岸地域、ことに「サウジアラビアを支配するハーシム家」に及ばないわけがなかった 英連邦のもとで彼らは、英本国とともに穏健なイスラム国家として大いなる発展を遂げていくことになる そしてその最大の友好国となったのが、大量の石油を大人買いして中央共同連合に格安で売りさばいていた日本人たちだった 世界最古の王朝の血をひくものたちが嫁ぐとともに彼らは世界のロイヤルファミリーの中で最大のブランドを手に入れていたからである (と同時に、湾岸の真珠産業は壊滅に追いやられていたことへの罪滅ぼしの意味もあったとされる) 1920年代から30年代にかけての開発投資は続き、その頃になると日本帝国の皇室資産から、英国からは民間資産が拠出されて成立した「ロイヤル・『ジャングロ』・ペトロナス」はロックフェラーとならぶ世界最大級の石油資本になりおおせていたのだった 対照的であったのがアメリカであった 彼らが手にしそこなったものは、テキサス油田を数十倍にするくらいの巨大な利権であった しかも、製造効率たるや湾岸油田の足元にも及ばない 巻き返しをはかった米国資本は、1929年の大惨事で停滞を余儀なくされ、その間に技術的になぜか先行する日英企業の躍進を許す始末であった だからこそ米国は決断した。 この蜜と乳の流れる地(カナーン)を合衆国のものとすることを つまりは、第2次世界大戦の開戦要因というのはそういうところにあったのである 閑話休題 だからこそ、ロング総帥はじめ、合衆国が描いていた戦略目標はごく単純なものである 「大英帝国の支配力の根源であるロイヤルネイビーを一撃のもと殲滅することで、英国から世界支配の力を奪う」 「この結果中東湾岸油田地帯の利権を奪取し、返す刀で太平洋の日本および中央共同連合の外征能力を撃滅。両洋の制海権を奪取」 「あとは世界市場をアメリカ主導に再編する」 このための撒き餌として選ばれたのが、カナダ そしてケベックだったのである
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/1363.html
2006年W杯ドイツ大会全出場国 529 名前:水先案名無い人 :2005/11/18(金) 06 14 21 ID evOcIZHi0 2006年FIFAワールドカップドイツ大会全出場国入場!! カーンは生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!! 開催国!! ドイツだァ――――!!! トータルフットボールはすでに我々が完成している!! 2大会ぶりの出場 オランダだァ――――!!! ボールをもらいしだい細かく繋ぎまくってやる!! 万年優勝候補 ポルトガルだァッ!!! 試合後の殴り合いなら我々の歴史がものを言う!! FIFA UEFAのお膝元 スイス!!! 真のプレッシングサッカーを知らしめたい!! メキシコだァ!!! 五輪&Wユース制覇だが06年はフル代表で優勝だ!! 南米の雄 アルゼンチンだ!!! ジャパンマネー対策は完璧だ!! ニャホニャホタマクロー前会長も応援 ガーナ!!!! 全サッカーのベスト・ディフェンスは私達の中にある!! 地区予選1失点の古豪が来たッ セルビア・モンテネグロ!!! 大舞台では絶対に敗けん!! FIFAランキング3位のサッカー見せたる 分離後初出場 チェコだ!!! バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!! アジアの虎 大韓民国だ!!! イベリア半島から無敵艦隊が上陸だ!! スペイン!!! 日本が弱いからドタキャンしたのだ!! プロのサッカーを見せてやる!!トーゴ!!! エレファンツとはよく言ったもの!! ドログバの奥義が今 世界の舞台でバクハツする!! カメルーンを抑えて初出場 コートジボワールだ―――!!! 2度の第3位こそが東欧最強の代名詞だ!! まさかこの国がきてくれるとはッッ ポーランド!!! 闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!! アフリカのピットファイター アンゴラだ!!! オレたちはオセアニア最強ではない全世界で最強なのだ!! 御存知AFC加盟申請中 オーストラリア!!! サッカーの本場は今やブラジルにある!! セレソンを驚かせる奴はいないのか!! リフェンディングチャンピオン ブラジルだ!!! 強ォォォォォいッ説明不要!! 優勝3回!!! 無敗記録更新中!!! イタリアだ!!! サッカーは点を取ってナンボのモン!!! 超攻撃的サッカー!! 北欧からスウェーデンの登場だ!!! W杯はオレのもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!! ときどき強かったことを思い出せ イングランド 自分を試しにドイツへきたッ!! アフリカチャンピオン カルタゴの鷲 チュニジア!!! カウンターサッカーに更なる磨きをかけ ”フランス大会3位”クロアチアが帰ってきたァ!!! 今のコンドルスに死角はないッッ!! エクアドル!! シェフチェンコの足技が今ベールを脱ぐ!! 東欧から ウクライナだ!!! ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!! ダエイの意地 イラン・イスラム共和国 正式名称で登場だ!!! 代表引退ははどーしたッ 闘士の炎 未だ消えずッ!! チームはジダンの思いのまま!! フランスだ!!! 特に理由はないッ 南米代表が強いのは当たりまえ!! チラベルトがいないはないしょだ!!! 日の下開山! パラグアイがきてくれた―――!!! 激戦区で磨いた実戦サッカー!! 砂漠の太陽 サウジアラビアだ!!! 中米代表だったらこの国を外せない!! 軍隊は持ってません コスタリカだ!!! 超一流国の超一流のサッカーだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 何気に5大会連続出場!! アメリカ合衆国!!! アジアの枠はこのチームが減らした!! 北中米の切り札!! トリニタード・トバゴだ!!! 我等の代表が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ アジアチャンピオンッッ 俺達はジーコジャパンを待っていたッッッ日本の登場だ――――――――ッ 加えて辞退国発生に備え超豪華なリザーバーを4ヶ国御用意致しました! スパーイーグルス ナイジェリア!! 前大会3位 トルコ!! 第1回開催国 ウルグアイ!! ……ッッ どーやらもう一国は到着が遅れている様ですが、中津江村に到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 533 名前:水先案名無い人 :2005/11/18(金) 06 18 29 ID evOcIZHi0 とりあえずつくってみましたが… 情報ない国多すぎです どなたかもっといいもの作ってください 540 名前:水先案名無い人 :2005/11/18(金) 13 02 40 ID Zt25WjpM0 529-532もGJ 543 名前:40 ◆gsn/9F8GRI :2005/11/18(金) 17 20 01 ID CmK91QKv0 W杯2つともGJ! コメント 名前
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2375.html
678 :フォレストン:2014/05/12(月) 07 32 19 川の流れのように~♪ 提督たちの憂鬱 支援SS 憂鬱英国ジェットエンジン開発事情1 英国では戦前より、ジェットエンジンの開発が進められていた。レシプロエンジンではいずれ性能向上の限界が来ることが技術的見地から予言されていたからである。 1926年に英国軍技術将校のアラン・アーノルド・グリフィスは、『タービンの空力的設計』(An Aerodynamic Theory of Turbine Design) と題した学会発表の中で、従来の軸流式圧縮機に用いられていた羽子板状の直線翼の失速(サージング)現象を解明し、圧縮機とタービンのブレードに航空機の翼型を適用して効率向上させることで、ターボプロップエンジンが航空機の推進力として成立しうることを示した。 一方、航空士官学校からケンブリッジ大学に派遣されていたグリフィスの弟子の下士官フランク・ホイットルは、構造が単純な遠心式ターボジェットエンジンこそが早期の実用化に適すると主張する論文を軍需省に上申したが、論文を精査したグリフィスは計算間違いを指摘し、遠心式は大径かつ非能率で、航空機推進用には適さないとコメントした。 その後、ホイットルは遠心式ターボジェットエンジンを特許出願し認められたものの、軍需省の支持が得られなかったため十分な研究予算が付かず、特許は更新料未納のまま失効してしまった。このことが原因でホイットルはグリフィスに敵愾心を抱くことになる。 なお、ホイットルの特許は機密扱いされず専門誌などで広く紹介されたため、各国の空軍や技術者が注目し一部では後追いが始まったのであるが、当時盛んに行われていた夢幻会主導のヘッドハンティングにより、ハンス・フォン・オハインをはじめとした優秀な技術者を引き抜かれたドイツのジェットエンジン開発は史実よりも大幅に遅れることになる。 679 :フォレストン:2014/05/12(月) 07 43 12 1939年。 このころのホイットルは、幾多の困難にもめげずに遠心式ジェットエンジンの開発に邁進していた。 英国空軍実験隊に籍を置きつつ、蒸気タービン大手ブリティッシュ・トムソン・ヒューストン (British Thomson-Houston, BTH) 社工場の一角に、同僚とパワージェッツ社を立ち上げて遠心式ターボジェットエンジンの実証に没頭した結果、初号機WU(Whittle Unit)の試運転に成功しており、さらなる性能向上を図っているところであった。 なお、遠心式ジェットエンジンを構成する重要な要素技術である予燃式気化器、クリスマスツリー型遊合フランジによる組立式タービンディスク、筒内圧力分布の考察、動翼の捻り等は、このころにホイットル自身が考案している。 グリフィスもホイットルの成功を黙って見ていたわけはなく、別のタービン機関大手メトロポリタン=ヴィッカース(メトロヴィック)社に試作を下命している。 しかし、グリフィスは最初から軸流式ではあるが、ジェットエンジンを製作する気は無く、ターボプロップエンジンを製作するつもりであった。 メトロヴィック社では、いくつかの実験モデルを経て、実用モデルの開発に着手した。 グリフィスのターボプロップエンジンは、9段軸流圧縮機とアニュラー型燃焼器、独立パワーリカバリタービンを持つ二重反転軸流式ターボプロップであったが、複雑過ぎて設計に手間取り、そうこうしているうちに、同年4月にホイットルがWUの20分間の連続全開試験に成功し、軍需省の予算を得て実用モデルW.1の製作にかかると、グリフィスとメトロヴィック社の技術者達は複雑なターボプロップ案を放棄し、副案の単軸純ジェット版の完成を急いだのである。 その後、BTHはメトロヴィック社に吸収合併され、会社こそ違うものの、同じ工場内で軸流式ジェットと遠心式ジェットが試作されることになる。 1941年初頭。 遠心式ジェットエンジンの実用モデルであるW.1は、耐熱合金ナイモニック80(ニモニック、Nimonic)の採用により、拡大に伴い新たに生じた暴走、過熱、振動、共鳴、サージング、バックファイアー等の問題を解決。 同エンジンを搭載した実験機の製作が始まっていた。 一方で軸流式ジェットは、設計が終わって製作にかかろうという段階であり、このままだと年内に火入れが出来るかどうかも危うい状況であった。 軸流式は遠心式よりも制御パラメータを多く取ることが可能であり、理論的には後者より高出力なのであるが、その分設計が複雑化してしまったのである。完全に手探り状態での設計ということも、設計の遅れに拍車をかけていた。 680 :フォレストン:2014/05/12(月) 07 45 38 1941年6月。 ドイツが英国本土へ侵攻。バトル・オブ・ブリテンが始まった。 迎撃のためのスピットの大増産の号令がかかる一方で、現状で使い道の無いジェットエンジンの開発の予算は削られたのである。 ホイットルのW.1は同年5月に実験機グロスター E.28/39の初飛行に成功した実績のおかげで、さほど予算を削られることなく、研究が続けられることになったが、その割を食ったのがグリフィスの軸流式ジェットエンジン、メトロヴィック F.2である。 未だ製作途中であったこのエンジンは存在意義すら疑問視され、開発中止寸前にまで追い込まれた。 グリフィスの必死の説得により開発中止こそ避けられたが、予算は大幅に削減されてしまい、ただでさえ遅い開発速度がさらに遅くなってしまったのである。 1942年2月14日。 英国を盟主とした連合国とドイツを盟主とした枢軸国の停戦交渉が合意に至った。 英国のペテン師染みた外交手腕が発揮された結果、この停戦は実質的に現状の承認を行うものとなった。 ドイツはポーランドの併合、独仏の新国境、オランダやベルギーなどに立てた親独政権をイギリスに承認させることしか出来なかった。 片や英国は現状を承認するだけで、再戦に備えるための準備期間を得ることが出来たのである。 1942年中旬。 遠心式ジェットエンジンW.1を3倍にスケールアップした実戦型W.2の開発が進んでいた。 しかし、パワージェッツ社には生産能力がなく、軍需省は自動車メーカーのローバーに量産化を委託したが、開発を巡って、ホイットルは後にランドローバー開発主任として知られるモーリス・ウィルクスら、ローバーの技術陣と激しく対立したのである。 確かにホイットルはターボジェットエンジンの先覚者の1人であったが、自信家で偏狭な性格が災いし先々で軋轢を生み、何かと問題を引き起こした。 やたらと設計に介入してくるホイットルは、ローバーの技術陣と激しく衝突し、開発が進まないのに業を煮やしたホイットルは、独自にロールス・ロイスの航空機エンジン部門の責任者アーネスト・ハイヴスと、同社でレシプロエンジンの機械式過給器の専門家だったスタンリー・フッカーに接触し、部品調達の約束を取り付け、ローバーとは別に独自改良版の製作に着手したのである。 なお、ホイットルが製作した独自改良版はW.2/500~/700と呼ばれていた。 パイロットでもあったホイットルは自らE.28/39の操縦桿を握りつつ開発に没頭したのである。 このためW.2はローバー版とパワージェッツ版の2機種が併存する異常事態になったのであるが、いずれも実用化には程遠く、混乱を重く見た軍需省はフランク・ハルフォードに W.2の詳細データを渡し、より構造が簡素なH.1(後のデハビランド ゴブリン= de Havilland "Goblin") を並行試作させた結果、H.1が先に実用段階に達してしまうのである。 このことが軍需省並びに空軍上層部が、ホイットルとローバー社の開発能力を問題視し、後のジェットエンジン開発に影響を与えることとなる。 681 :フォレストン:2014/05/12(月) 07 52 47 1942年8月16日。 大日本帝国政府はアメリカ合衆国に対して宣戦を布告。 英国にとっては、遥か遠い場所の戦争のはずであった。 大西洋側の沿岸地帯が、高速で突き進む5mの津波の直撃を受けて大打撃を蒙るまでは。 津波により、ポーツマス、プリマス、カーティフは甚大な損害を被り、リバプールもかなりの痛手を受けた。 首都ロンドンやマンチェスター、バーミンガムのような内陸の工業都市、北海に面している港は比較的損害は軽微であり、復旧が可能な範囲であったのがせめてもの救いであったが、続々と届く被害情報に政府首脳はもちろん、官僚達も青ざめるを通り越して卒倒した。 英国海軍の主力艦艇こそ目立った被害は出なかったものの、シーレーンはずたずたになっており、経済的損失は計り知れなかった。英国連邦諸国からは支援船団が出航し、ただちに被害復旧にとりかかったのであるが、本国が大打撃を受けたという情報が広まるにつれ、植民地の各地で不穏な空気が漂うことになる。 1943年初頭。 進まぬエンジン開発とホイットルに手を焼いたローバーはW.2B計画を放棄してロールス・ロイスに生産契約ごと譲渡することにし、ジェットエンジン専用に立ち上げたバーノルズウィック工場と、ロールス・ロイスのノッティンガム戦車エンジン工場とを、人員ごと等価交換した。 このころの英国は、津波被害からの復旧とバトル・オブ・ブリテンで被った損害の穴埋めに手一杯であった。 空軍上層部では、ジェットエンジンを開発する人材と設備を新型スピットの開発に転用する意見が大勢を占めていたのであるが、ホイットルとグリフィスの必死の説得により、どうにか開発は続けられることになった。もちろん無条件というわけにはいかなかったのであるが。 軸流式は開発を凍結し、遠心式を優先して開発すること。 年内に実用に足る遠心式ジェットエンジンを製作すること。 かなり厳しい条件であったが、空軍側としてもこれはギリギリの妥協案であった。 現状でドイツ空軍に攻撃されたら英国空軍に勝ち目は無かった。停戦が成立しているとはいえ、横紙破り上等なドイツのことである。いつ停戦を破って再侵攻してくるか分かったものでは無かった。 空軍としては1機でも多くのスピットを欲していたのである。 W.2Bの開発を承継したフッカーらロールス・ロイス社の技術陣と、ホイットル、グリフィスをはじめとする混成開発チームは、新製したシースルーモデルで気流解析を重ね、原設計の欠陥を把握。 ローバーで改良作業が進んでいたW.2B/23案に技術的洗練を加えたものをウェランド(Welland)と名付けた。 ウェランドは同年5月に初火入れが行われ、各種試験に供された。 その結果、性能・信頼性共に実用レベルであることが確認されたのであるが、既に改設計で性能が向上したダーウェント(Derwent)が実用間近であったため、少数生産で終わっている。 開発リソースを遠心式ジェットに集約出来たことにより、開発スピードは史実よりも早くなり1943年中にダーウェントの生産が開始され、遠心式ジェットの決定版とも言えるニーン(Nene)の開発も急ピッチで進んでいた。 驚異的なスピードで開発が可能だったのは、開発ソースが集約されただけではなく、ホイットルが自重したことも大きかった。 我を通してジェットエンジン開発そのものが中止されてしまうのは、彼としても本意では無かったのである。 ちなみに、ロールス・ロイスで生産されるジェットエンジンには河川名の愛称が与えられ、以後も継承されていくのはこのときからなのであるが、経験論に拘泥し反進歩主義に陥って散々に現場を引っ掻き回してくれたホイットルへの皮肉と、エンジン内の気流が「川の流れのようにスムーズ」という意味が込められている。 ホイットル本人がこの事を知らずに済んだのは幸いであった。 682 :フォレストン:2014/05/12(月) 07 57 16 1944年1月10日。 サンタモニカ会談によって世界は日英独の三大国家によって統治されることになった。 事実上の第2次大戦の終焉である。 このとき既にジェット戦闘機であるグロスター ミーティアの開発が開始されており、同年2月にダーウェントを積んだ機体(史実F.3相当)の量産が開始されている。 とはいえ、空軍上層部の中にはジェット機の存在意義に疑問を感じている人間も多く、既存のスピットを生産するためにラインを占められていたため、生産はスローペースであった。 1944年4月。 史実よりも4ヶ月早く、遠心式ジェットの決定版と言うべきニーン(Nene)の火入れ式が行われた。 ニーンは、フランク・ホイットルの基本レイアウトを継承し、単板圧縮機の両面にインペラとガイドベーンを配置する側面吸入方式を採りつつも、原設計に残る試作色を排し、航空機レシプロエンジン用機械式過給器の専門家だったスタンリー・フッカーらのチームの手で、白紙状態から設計し直されたエンジンである。 ホイットルが固執していた蒸発管式気化器、反転型燃焼器、外部水冷タービンなどが排除された一方、同社のレシプロ用過給器で実績のあった可変式ガイドベーンの導入によって、効率・安定性共に格段の性能向上に成功したのである。 ここでもホイットルが自重したおかげで、実にスムーズに開発が進んでいる。 ただし、自重もそこまでであった。その後のホイットルはジェットエンジン開発で好き勝手やりまくって、現場を混乱させたあげくに、とある機関に配属されたのであるが、それはまた別の話である。 結局のところ、英国は第2次大戦中に実用的な遠心式ジェットエンジンを実用化することには成功したものの、軸流式ジェットエンジンについては、ドイツに大きく水を開けられることになった。 後の日本のジェット艦載機による、いわゆる『疾風ショック』やドイツのMe262を見て、軸流式ジェットの開発の遅れを痛感した英国は、あらゆる手段を用いて巻き返しを図っていくのであるが、それは後の話である。 683 :フォレストン:2014/05/12(月) 07 58 48 あとがき 設定板で話題になっていたので、憂鬱英国のジェットエンジンの開発事情を書いてみました。 本編を読み直した結論として、何をどうやっても戦時中に軸流式ジェットの実用化は不可能ということでした。だったら、開発リソースを集中して遠心式ジェットを実用化してしまえというわけです。 反面軸流式はロクに試作も出来てない状況なので、ここから巻き返せるのか不安になります(汗 史実よりも早い、遠心式ジェットの決定版たるニーンの実用化ですが、おいら的には一応可能だと思っています。 ドイツに比べて夢幻会から(比較的)人材その他を毟られなかった(はず) 史実よりも苦しい台所事情により、開発リソースの集中が行われたこと。 実績のあった遠心式ジェットに、開発リソースを注ぎこめたこと。 ホイットルの御大が空気を読んで自重したことw ぶっちゃけホイットルの御大が現場を引っ掻き回さなければ、それだけで半年くらい稼げたような気がします。それに加えて軸流式ジェットの開発スタッフも加わったのですがら、開発速度は劇的に上がったのではないでしょうか。4ヶ月どころか1年早めても良かったかもw 曲がりなりにも実用ジェットエンジンを手にすることが出来たので、英国は当分は遠心式ジェットを搭載した戦闘機を主力とするはずです。英国面?なんのことやら。 実はこのSSは続き物だったりします。 というか、1回じゃ内容が多すぎてとても書ききれません…(汗 次回は疾風ショック直後から始まります。各国の空軍関係者のSAN値直葬イベント後、英国はどのように対応したのか…乞うご期待?
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35389.html
登録日:2016/10/29 (土) 01 48 35 更新日:2021/12/13 Mon 15 23 28 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 PMC 主人公 何でも屋 厄介事請負人 戦力だけは充実 空乙女 空戦乙女 金欠 零細企業 「空戦乙女-スカイヴァルキリーズ-」において主人公(=プレイヤー)はPMC(民間軍事会社)を率いているという設定になっている。 本項目では主人公が率いるPMCとそこに所属する愉快な仲間達について解説する。 概要 所属社員(非戦闘員)主人公(プレイヤー) ユイ イチカ カトレア 所属社員(戦闘要員)ミーア 七海 リア ジークリット 澪 その他の空乙女 概要 ゲームスタート時に創設されたPMCで創設当時の社員は主人公を含め僅か6名(空乙女は2人)。 その為、創設から2週間はショッピングモールの警備位しか仕事が無かった。PMCの仕事なのかソレ……?。 しかし、同業他社であるホワイトイーグル社からの依頼を機にとんでもない事件に巻き込まれる事になり、そして、たった6人だけのPMCには一癖も二癖もある連中が集まるようになるのだった。 ジークリット(またこうして、何かと引き換えにこの会社で働く人が増えるのね……) 尚、本拠地は戦績のプロフィール曰く自衛隊の基地にある模様。 自衛隊の基地の敷地を間借りしているのだろうか? 所属社員(非戦闘員) 主人公(プレイヤー) PMCの社長であり司令官的ポジションの人。 作中では男性として扱われている。女性プレイヤー涙目。 ユイ曰く『美人と挨拶する度に鼻の下を伸ばす』等と頼りなさげなイメージがあるが、いざという時の判断力は高く、決める時は決める人。 欠けたら欠けたで会社的が存続不可能なレベルになる重要人物である。 作中でも一二を争うレベルでの常識人なのだが、他の人物が色々と濃すぎる為にとばっちりを食らう事も…… 尚、18禁版のみに存在する『とある機能』によると、夜戦(意味深)のテクニックは相当なものである模様。 ユイ 主人公を『先輩』と呼ぶ桃髪ツインテールの女性。 主にPMCの運営等を担当している。 本人曰く『自分が司令官をやったら会社が倒産する』らしいが、自分に指揮能力が無いからなのか、それとも主人公に会社運営を任せられないかは不明。多分後者。 Twitterにおいて彼女がアップデート告知等をしているという設定になっている。 お菓子が苦手で、それ故にハロウィンイベントでは(自称)ハロウィンのプロと共におバカなことをやらかした。 イチカ 赤紫色の髪をポニーテールにした整備担当の女性。 腕は確かなのだが、作中でも一二を争う程の酒豪であり、ついでに酒癖も悪いのが玉に瑕。 武器の製造も彼女が担当している カトレア 金髪ショートカットの女性で、酒保を担当している。 恐らくPMC内で最強の人物。 彼女の前では主人公もユイも頭が上がらない。 所属社員(戦闘要員) ミーア カテゴリー:戦闘機 レアリティ:★4 モデル:F-14 トムキャット 最初から所属している空乙女の一人。 猫耳、猫しっぽ、僕っ娘と結構な属性を持つ。 ストーリーにおいては、抜けている所があり、無自覚に相手を怒らせる事もしばしば。 ホワイトイーグル社に所属するフレイアとは犬猿の仲。 顔を合わせる度に喧嘩腰になる位に中が悪いが、とある事件で彼女が危機に陥った際には心配する一面も。 とあるイベントにてあるキャラから猫耳が生えているというだけで妖怪扱いされた際に「猫耳が生えているだけで妖怪扱いなら電気街は妖怪だらけ」という発言を残した。 また、そのイベントではある衝撃的な真実が明らかになった。 尚、彼女の説明文を見る限り、どうやら過去にはこいつ等が活躍していたらしい。 何それ怖い…… 初期戦力ではあるが、使えない訳ではなく、むしろ扱いやすい空乙女である。 一段階改修で自己回復スキルを覚える為、生存率は極めて高い。 無課金・軽課金を貫く場合は主戦力となるだろう。 人気投票で1位になったからなのか、夏のイベントでは水着バージョンが2タイプ用意された。 また、モデルをF-14Dに変更した★5版もあるが、こちらは自己回復スキルの代わりに全体攻撃+燃焼効果を持った攻撃特化型となっている。 猫又に間違えられた。 七海 カテゴリー:攻撃機 レアリティ:★2→★3 モデル:F-1 最初から所属している空乙女の一人。 軽い性格だが常識人であり、暴走しがちなミーアのストッパー的な存在である。 ただ、正義感が強いが故に口より先に手が出る事も…… 初期戦力の一人で、ミーアよりレアリティが低いため、スペックで劣る。 単体攻撃と全体攻撃のスキルを持つが同種のスキルを持つ上位互換機がいるのが悩みどころ。 サービス開始時は★2だったが、後のアップデートにて★3へと昇格し、それに伴い基本性能も向上した。 リア カテゴリー:攻撃機 レアリティ:★3 モデル:BAeシーハリアーFRS.1 Episode 2クリア後に編入する空乙女。 イギリス空軍所属で超が付く程のサボり魔。 が、それが原因で、ブチ切れた上司に『社会に揉まれてこい!』と主人公の元に預けられることに……。 その後はイギリス空軍時代のグータラ生活のツケが回ったのか、こき使われる事に…… 怠け者としての一面が強すぎるせいか、主人公にすら『リアが怠けているのはいつもの事』と言われてしまう事に……。 性能としては味方1人の攻撃力を上げるスキルと単体攻撃スキルを持つ支援よりのアタッカー。 ただ、七海より脆い。 ジークリット カテゴリー:爆撃機 レアリティ:★3 モデル:Me262シュヴァルベ Episode 3クリア後に編入する空乙女。 ドイツ空軍所属で、とある理由から主人公達と顔見知りであった。 真面目系であり、アクの強い面子の中では貴重なツッコミ役。 姉がいるが、その姉のせいで主人公のPMCに出向させられた不幸人。 上司曰く「(依頼料金を)払い終わるまで帰ってこなくて大丈夫だから」との事。 性能としては味方全体の防御力を上げるスキルと敵単体にダメージを与えて確率で燃焼を付与するスキルを持つ。 どちらかと言えば支援よりの空乙女である。 澪 カテゴリー:戦闘機 レアリティ:★4 モデル:零式艦上戦闘機 五二型 Episode 5クリア後に編入する空乙女。 ゼロファイター・プロジェクトによって生み出された空乙女で、元はF-2の空乙女だった。 初登場時は謙遜しがちな真面目っ娘だったのだがある事故が原因でブラック会社も真っ青な社畜な子に変貌してしまった。 彼女のみ入社の経緯が変わっており、ユイが彼女の上司を脅して引き抜いた。 ユイさんマジパネェ…… 性能としては★4らしく全体的に高めのステータスを持つのだが、スキルが何らかの代償を強いる物という扱いにくい代物。 代償をカバーできれば強力な空乙女になる事は間違いないだろう。 その他の空乙女 イベント等では彼女達以外の空乙女が所属している事を示唆する発言が出て来る事がある。 ゲームシステム上、ガチャやイベント交換等で空乙女をスカウトできるので、それを指しているのだと思われる。 が、そのせいでフリーの空乙女や同業他社の空乙女、敵対組織の空乙女は勿論の事、退魔巫女すらスカウトする。 最後に至っては空乙女ですらない。 説明文も所属組織の物ではなく、プレイヤーにスカウトされたかのような内容になっている者も存在する。 このせいでストーリー上は金欠なのに戦力だけは異常なまでに充実しているという訳のわからない状態になっている(*1)。 というか敵味方に同名の空乙女が存在する事も……。 ユイ「先輩に任せると何書くかわからないから追記お願い」 ミーア「わかったにゃ!」 七海「オーケー!私たちに任せてよ!」 リア「え……“私たち”……。そろそろ休みたいんだけど……」 澪「他に誰がいるんと思ってるんですか!リア殿、やるであります!」 ジークリット「そうね、さっさと修正も終わらせましょ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 空戦乙女の項目が出来る何て胸熱 -- 名無しさん (2016-10-29 02 07 40) まさかあるとは思わんかった。 -- 名無しさん (2018-03-05 19 54 20) この記事5年前にできてんのかよ。今まで気づいてなかったわ…… -- 名無しさん (2021-12-13 15 23 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/childrights/pages/105.html
総括所見:ドイツ(第2回・2004年) 第1回(1995年)/第3回・第4回(2014年)OPAC(2008年)/OPSC(2014年) CRC総括所見日本語訳(国別)/CRC総括所見日本語訳(会期順) CRC/C/15/Add.226(2004年2月26日) 原文:英語(平野裕二仮訳) 原文は国連人権高等弁務官事務所のサイト(国別情報のページまたはCRC会期一覧ページ)を参照。 1.委員会は、2004年1月16日に開かれた第926回および第927回会合(CRC/C/SR.926 and 927参照)においてドイツの第2回定期報告書(CRC/C/83/Add.7)を検討し、2004年1月30日に開かれた第946回会合(CRC/C/SR.946)において以下の総括所見を採択した。 A.序 2.委員会は、定められたガイドラインにしたがった締約国の第2回報告書が提出されたことを歓迎する。委員会はまた、事前質問事項(CRC/C/Q/DEU/2)に対する文書回答の提出にも留意するものである。委員会は、条約に実施に直接携わっているハイレベルな代表団が出席してくれたことにより、締約国における子どもの権利の実施に関する理解を向上させることができたことに謝意を表する。 B.締約国によってとられたフォローアップ措置および達成された進展 3.委員会は、以下の法律の採択等を歓迎する。 (a) 外国籍の子どもがよりよい形で統合されることを可能にする、1999年7月15日に採択された国籍および市民権法。 (b) 監護権および面接交渉権に関する婚内子と婚外子関の差別を抑止する、1997年12月16日(1998年7月1日施行)の家族法改正(Reform zum Kindschaftsrecht)。 (c) 国際的な養子縁組に関する子の保護および協力に関するハーグ条約(1993年)の批准(2001年)。 (d) 最悪の形態の児童労働の禁止および撤廃のための即時の行動に関するILO第182号条約の批准(2002年)。 C.条約の実施を阻害する要因および困難 4.委員会は、ドイツの再統一およびそれにともなう結果が、締約国全域における条約の実施に引き続き影響を与えていることに留意する。 D.主要な懸念事項および勧告 1.実施に関する一般的措置 委員会の前回の勧告 5.委員会は、締約国が、委員会のさまざまな勧告を実施しないと報告書のいくつかの箇所で述べていることに、懸念とともに留意する。委員会はさらに、締約国の第1回報告書(CRC/C/11/Add.5)の検討後に委員会が表明した懸念および行なった勧告(CRC/C/15/Add.43)の一部、とくにパラ21~26および29~35に掲げられたもの(独立の監視機構の設置など)への対応が不十分であることを遺憾に思うものである。これらの懸念および勧告はこの文書にもあらためて掲げられている。 6.委員会は、締約国に対し、まだ実施されていない前回の勧告およびこの総括所見で表明された懸念に対応するため、あらゆる努力を行なうよう促す。 留保/宣言 7.委員会は、とくに最近の立法により、締約国が批准時に行なった留保および宣言は不必要になった旨の情報(CRC/C/83/Add.7のパラ84および844ならびに文書回答の46~47ページ)を認知する。しかしながら委員会は、これらの留保および宣言の撤回を受託することについて過半数の州が前向きでないことを、依然として懸念するものである。 8.1993年のウィーン宣言および行動計画に照らし、かつ委員会の前回の勧告(CRC/C/15/43、パラ22)にしたがい、委員会は、締約国が、同国が行なった留保および解釈宣言を次回の定期報告書の提出までに撤回する手続を迅速に進め、かつ、とくに当該撤回の必要性について州を納得させるための努力を強化するよう、勧告する。 立法 9.委員会は、第1回報告書の検討以降、子どもの権利に関わる多数の法律が採択されたことを認識しつつも、条約が、第1回報告書の時点で予期されていたとおり基本法に編入されていないことを、依然として懸念する。 10.前回の勧告(パラ21)に照らし、委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) 基本法への条約の編入をあらためて検討すること。 (b) 適切な機構を通じ、国および州のすべての法律が条約に全面的に一致することを確保すること。 (c) 予算配分等も通じ、これらの勧告の効果的実施のために十分な対応が行なわれることを確保すること。 調整 11.委員会は、家族問題・高齢市民・女性・青少年省が条約の実施の調整を担当しており、かつ、州の間に、各州最高青少年当局協議会および各州青少年大臣会議のような調整機関が存在することに留意する。しかしながら、条約の実施が多くの省を横断する課題であることを考慮し、委員会は、国ならびに州および地方のレベルで締約国における条約の実施を調整する中央機構が存在しないために、包括的なかつ首尾一貫した子どもの権利政策を実現することが困難になっていることを、依然として懸念するものである。 12.委員会は、締約国が、連邦レベル、連邦レベルおよび州レベルの間ならびに州の間で条約の実施を調整するための、十分なかつ常設の国家的機構を確立するよう、勧告する。 国家的行動計画 13.委員会は、子どもに関する総会特別会期(2002年)の成果文書「子どもにふさわしい世界」にしたがった国家的行動計画の起草作業が現在進められていることに満足感とともに留意しつつも、この国家的行動計画で条約のすべての分野が対象とされない可能性があることを依然として懸念する。 14.委員会は、締約国が、国家的行動計画の採択を迅速に進めるよう勧告する。当該計画は、条約のすべての分野を網羅し、包括的かつ分野横断型であり、かつ調整および監視のための機構について定めたものであるべきである。委員会はさらに、この行動計画の採択および実施が、開かれた、協議を基調とする、かつ参加型のプロセスで進められるべきことを勧告する。 独立の監視体制 15.委員会は、子どもの権利も対象とするさまざまな人権機関、ならびに、州レベルの子どもコミッショナー、ドイツ連邦議会子ども委員会、および、子ども・若者の状況に関する定期的報告を担当する独立委員会(Kinder-und Jugendbericht)が存在することに留意する。しかしながら委員会は、州および連邦のレベルで子どもの個別の苦情を受理しかつこれに対応する権限を与えられた、条約の包括的監視のための独立した中央機関が存在しないことを、懸念するものである。 16.委員会は、締約国に対し、人権の促進および保護のための国内機関の地位に関する原則(パリ原則、総会決議48/134付属文書)にしたがって、かつ子どもの権利の保護および促進における独立した国内人権機関の役割に関する委員会の一般的意見2号(2002年)を考慮しながら、国および地方のレベルにおける条約の実施の進展を監視しかつ評価するための独立した国内人権機関を設置することを検討するよう、奨励する。加えて、委員会は、当該機関に十分な人的資源、技術的資源および財源が配分されること、ならびに、子どもに配慮したやり方で子どもの権利侵害の苦情を受理し、調査しかつ効果的に対応する権限がその任務に含まれることを勧告するものである。 データ収集 17.委員会は、締約国報告書の付属文書で提供された豊富な統計データに評価の意とともに留意するものの、条約が対象としている一部分野についてデータが不十分であることを依然として懸念する。 18.委員会は、締約国が、条約に一致し、かつジェンダー、年齢ならびに都市部および農村部の別に細分化されたデータ収集システムおよび指標を発展させるよう、勧告する。当該システムは、外国人の子どものようにとくに脆弱な立場に置かれた子どもをとくに重視しつつ、18歳未満のすべての子どもを対象とするべきである。委員会はさらに、締約国に対し、条約の効果的実施のための政策およびプログラムを立案するにあたってこれらの指標およびデータを活用するよう奨励する。 研修および普及 19.委員会は、条約の規定および原則を普及するために締約国が行なっているさまざまな活動に留意するものの、最近の研究によれば、ほとんどの子どもおよびおとな(とくに脆弱な集団に属する者)が条約に掲げられた権利について認識していないことを、依然としてとりわけ懸念する。したがって委員会は、締約国が、条約に関する普及、意識啓発および研修のための十分な活動を、体系的かつ対象を明確にするやり方で行なっていないことを懸念するものである。 20.前回の勧告(パラ26、27および36)ならびに条約第42条に照らし、委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) 庇護希望者、難民および民族的マイノリティのような脆弱な立場に置かれた集団に確実に情報を届けるための取り組みも含め、子どもおよび親の間、市民社会の間ならびに政府のあらゆる部門およびレベルにおける、条約およびその実施に関する情報の普及を相当に拡大すること。 (b) 子どものためにおよび子どもとともに働くすべての専門家集団(たとえば裁判官、弁護士、法執行官、公務員、地方政府職員、施設で働く職員、教員および保健従事者)を対象とした、子どもの権利を含む人権についての体系的かつ継続的な研修プログラムを発展させること。 国際協力 21.委員会は、「貧困削減行動計画2015」の承認、および国際協力・援助の分野で行なわれている他の多くの活動に留意するものの、締約国が国内総所得の0.27%しか政府開発援助に充てていないこと、および、2006年に予定されている0.33%への増加が遅々としていることを、依然として懸念する。 22.前回の勧告(パラ25)に照らし、委員会は、締約国に対し、国内総生産の0.7%を海外開発援助に配分するという国際連合の目標を可能なかぎり早期に実施するよう奨励するとともに、〔1995年社会開発サミットで確認された〕コペンハーゲン20/20イニシアティブの目標を達成するための基礎的社会サービスに関する委員会の懸念を強調する。 2.一般原則 差別の禁止に対する権利 23.基本法(第3条)で差別が禁じられていることは認知しながらも、委員会は、外国人の子どもが事実上差別されており、かつ人種的憎悪および外国人排斥の事件が子どもの発達に悪影響を及ぼしていることを懸念する。委員会はまた、実務および提供されるサービスならびに子どもによる権利の享受に関する諸州間の格差の一部が差別に相当する可能性があることも、懸念するものである。 24.条約第2条にしたがい、委員会は、締約国が、子どもによる権利の享受に関して存在する格差を注意深くかつ定期的に評価するとともに、当該評価に基づき、差別的格差を防止しかつこれと闘うために必要な措置をとるよう、勧告する。委員会はまた、締約国が、外国人の子どもまたはマイノリティに属する子どもに対する事実上の差別を防止しかつ撤廃するための行政上および司法上の措置を強化することも、勧告するものである。 25.委員会は、2001年の「人種主義、人種差別、外国人排斥および関連のある不寛容に反対する世界会議」で採択されたダーバン宣言および行動計画をフォローアップするために締約国が実施した措置およびプログラムのうち子どもの権利条約に関わるものについての具体的情報を、第29条1項(教育の目的)に関する委員会の一般的意見1号(2001年)も考慮にいれながら、次回の定期報告書に記載するよう要請する。 子どもの最善の利益 26.委員会は、子どもの最善の利益の原則(第3条)を考慮するために発展させられてきたさまざまな取り組みに留意するものの、この一般原則が、締約国の政策およびプログラムの実施においても、行政上および司法上の原則においても全面的に適用されかつ正当に統合されているわけではないことを、依然として懸念する。 27.委員会は、子どもの最善の利益の一般原則が、すべての立法および予算ならびに子どもに影響を与える司法上および行政上の決定ならびにプロジェクト、プログラムおよびサービスに適切に統合されることを確保するため、締約国があらゆる適当な措置をとるよう、勧告する。 子どもの意見の尊重 28.委員会は、自己の意見を表明する子どもの権利を認めたさまざまな法規定により、条約第12条の実施に関して達成された進展に留意するものの、同条に掲げられた一般原則が、締約国全域の政策およびプログラムの実施において、実際上、全面的に適用されかつ正当に統合されているわけではないことを依然として懸念する。 29.委員会は、子どもの意見の尊重の原則の実施を確保するため、さらなる努力が行なわれるべきことを勧告する。これとの関係で、脆弱な立場に置かれた集団にとくに注意を払いながら、家庭、学校その他の施設および機関ならびに社会一般に参加するすべての子どもの権利がとりわけ重視されるべきである。この一般原則は、子どもに関わるすべての政策およびプログラムにも反映することが求められる。この原則の実施に関する公衆一般の意識啓発ならびに専門家の教育および研修が強化されるべきである。 3.市民的権利および自由 宗教の自由 30.委員会は、2003年9月24日の憲法裁判所決定(2 BvR 1436/02, Case Ludin)に留意するものの、現在いくつかの州で議論されている、教職員が公立学校でヘッドスカーフを着用することの禁止を目的とした法律について懸念する。このことは、宗教の自由に対する権利についての子どもの理解、および、条約第29条の教育の目的において促進されている寛容の態度の発達に寄与しないためである。 31委員会は、締約国が、とりわけ特定の宗教的集団を選び出して異なる取り扱い方をするような措置を避けることにより、とくに宗教、良心および思想の自由の分野において理解および寛容の文化を発達させることを目的として、子ども、親その他の者を対象とした教育上その他の措置をとるよう、勧告する。 情報へのアクセス 32.有害な印刷媒体および電子通信媒体から子どもを保護するための締約国の努力(たとえば青少年保護法およびメディアにおける未成年者の保護に関する州間協定(2003年))は歓迎しながらも、委員会は、法的文書の増加によって法的状況が複雑化しているおそれがあること、および、連邦レベルと州のレベルの間における責任分担が明確でないことを、依然として懸念する。 33.委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) 有害な情報からの子どもの保護に関して新たに採択された規則の全面的実施を確保するとともに、この点に関わる法的状況をいっそう透明なものとする方策を見出すこと。 (b) 子どもにとって有害となる可能性がある情報から子どもを保護するさらなる手段(親に対する助言の提供によるものも含む)を検討すること。 4.家庭環境および代替的養護 親の責任 34.委員会は、連邦児童手当法の第3次改正法(2001年1月1日施行)の採択によって双方の親が親休暇をとる可能性が向上したこと、および、親権に関する法律の改正によって、両親が離婚し、別居しておりまたは婚姻していない場合についても親権(Sorgerecht)を共有できるようになったことに評価の意とともに留意するものの、司法制度において後者の法律を全面的に実施する準備がまだ整っていないことを、依然として懸念する。 35.委員会は、締約国が、とくに判事を対象とする十分な研修を通じ、親権法に関する新たな立法の全面的実施のために必要なあらゆる措置をとるよう、勧告する。 国際養子縁組 36.委員会は、締約国が2001年に国際的な養子縁組に関する子の保護および協力に関するハーグ条約(1993年)を批准したことを歓迎し、かつその実施のためにとられた措置に留意するものの、締約国報告書(パラ476)で述べられているように、これらの養子縁組事案で不正が行なわれている可能性があることを依然として懸念する。 37.委員会は、締約国が、とくに国際的な養子縁組に関する子の保護および協力に関するハーグ条約を全面的に実施し、かつ、ドイツ人の養子とされた子の出身国のうちまだ当該条約に加入していない国による当該条約の批准を促進することにより、国際養子縁組の事案で行なわれる可能性がある不正に対処するため、引き続きあらゆる必要な措置をとるよう勧告する。 子どもの国外への不法移送および不返還 38.委員会は、ドイツが国際的な子の奪取の民事上の側面に関するハーグ条約(1980年)の締約国であることに満足感とともに留意するものの、親のいずれかによる子どもの奪取の問題が増大しつつあることを依然として懸念する。 39.委員会は、締約国が、ドイツに奪取されてきたすべての子ども(1980年ハーグ条約の締約国ではない国から奪取された子どもも含む)に対して当該条約を全面的かつ効果的に適用するとともに、まだ当該条約に加盟していない国に対して批准または加入を奨励し、かつ、必要なときは、国際的な子の奪取に十分に対応するための二国間協定を締結するよう、勧告する。委員会はさらに、国外への子どもの不法移送の事案の解決のため、外交ルートおよび領事ルートを通じて最大限の援助を提供することを勧告するものである。 暴力、虐待、ネグレクトおよび不当な取扱い 40.委員会は、子どもの養育における暴力を禁じた法律(家庭における体罰も禁止)が2000年に導入され、かつドメスティック・バイオレンスと闘うための他のさまざまな法的文書(たとえば子どもの権利のいっそうの改善のための2002年法)が導入されたことを歓迎するものの、新法の影響に関する包括的なデータおよび情報が存在しないことを依然として懸念する。委員会はさらに、締約国においてさまざまな形態の暴力(とくに性的虐待および問題として増大しつつある学校における暴力)が引き続き存在していることを懸念するものである。 41.条約第19条に照らし、委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) これらの慣行の規模、範囲および性質を評価するため、暴力、とくに性的虐待および学校における暴力に関する包括的研究を行なうこと。 (b) 児童虐待を防止しかつこれと闘うため、子どもたちの関与を得ながら意識啓発キャンペーンを強化すること。 (c) 現行体制の活動を評価し、かつこれらの事案に関与する専門家の研修を行なうこと。 5.基礎保健および福祉 42.委員会は、子どもの間で薬物、アルコールおよびタバコの濫用が広がっていること、胎児性アルコール症候群を持って生まれる新生児が多いこと、および、親のいずれかが薬物依存者である子どもの人数が300万人と推定されていることに、懸念を表明する。 43.委員会は、締約国が、とくに集中的な教育キャンペーンを行なうことおよび十分なリハビリテーション・サービスを設けることによって子どもおよび親の薬物およびアルコールの濫用と闘うため、あらゆる必要な措置をとるよう勧告する。 思春期の健康 44.委員会は、精神疾患を有する子どもが精神医療施設の成人病棟で治療されていること、および、精神医学に関わる倫理的問題が十分に考慮されていないことを懸念する。委員会はさらに、子どもおよび青少年の自殺件数が非常に多いことを深く懸念するものである。 45.委員会は、精神医療施設において子どもが成人から分離されることを確保し、かつ精神医学倫理に関する国際基準をより十全に考慮するため、あらゆる必要な措置をとるよう勧告する。加えて、委員会は、締約国が、思春期保健サービス、とくにカウンセリング・サービスおよび自殺予防プログラムを強化するよう、勧告するものである。 有害な伝統的慣行 46.委員会は、女性性器切除の慣行の禁止が刑法で取り上げられていることに留意するものの、締約国においてサハラ以南のアフリカ諸国出身の女子に対して女性性器切除が行なわれているという報告について懸念を表明する。 47.委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) ドイツ在住の女子に対して締約国でまたは国外で行なわれる女性性器切除の規模および性質に関する研究を行なうこと。 (b) 研究の結果を考慮しながら、この慣行を防止するための広報キャンペーンおよび意識啓発キャンペーンを組織すること。 (c) この活動に、この分野で活動している非政府組織の関与を得ること。 (d) とくに、女性性器切除が行なわれている出身国であってこの慣行の撤廃のための積極的プログラムを有する国への財政的および技術的援助を拡大することにより、国際協力プログラムにおける女性性器切除の撤廃に優先的に取り組むこと。 保育サービスおよび保育施設 48.委員会は、とくに国の西部において十分な保育施設が存在しないこと(CRC/C/83/Add.7、パラ584、585および630参照)およびこれらの施設に関する全国的基準が存在しないことについての締約国の懸念を共有する。 49.条約第18条3項および第25条にしたがい、かつ経済的、社会的および文化的権利に関する委員会の勧告(E/C.12/1/Add.68、パラ44)に照らし、委員会は、締約国が、働く親のニーズを満たす目的でいっそう多くの保育サービスを設け、かつ、すべての子どもが良質な保育を利用できることを確保する目的で全国的な基準を定めるための措置をとるよう勧告する。 十分な生活水準に対する権利 50.委員会は、資金移転から貧困家庭のための適切なインフラの構築の重視へと政策が転換されたことに留意する。委員会はまた、貧困に関する初の国家的報告書(2001年)も歓迎するとともに、ここ数年の児童手当の増額、および、子どものいる家族を援助するための措置を整備する所得税改革に留意するものの、第11次青少年白書で明らかにされているとおり、貧困が蔓延しており、そのことによって主として大家族、ひとり親家族および外国出身の家族に対する影響ならびに締約国の東部出身の家族に対する不相応な影響が生じていることを、依然として懸念する。 51.委員会は、前回の勧告(パラ31)にしたがい、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) とくに国の東部と西部間の格差を解消する目的で子どもの貧困の解消を迅速に進めるため、「利用可能な資源を最大限に用いて」あらゆる必要な措置をとること。 (b) 十分な生活水準に対する子どもの権利を保障するため、経済的に不利な立場に置かれている家族、とくにひとり親家族および外国出身の家族に対し、引き続き物的援助および支援を提供すること。 (c) 社会政策の転換を適切な形で評価すること。 6.教育、余暇および文化的活動 52.委員会は、教育の地方分権化により、条約第28条および第29条の実施の面で若干の格差が生じる可能性があることに留意する。加えて、委員会は、学習障害のある子どもの教育のための十分なサービスが存在しないことを懸念するものである。 53.委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) 条約第28条および第29条が州全域で全面的に実施されることを確保するため、とくに教育計画および研究振興に関する連邦政府・州間委員会(BLK)を通じてあらゆる必要な措置をとること。 (b) 前掲パラ23および24を参照し、かつ第29条1項(教育の目的)に関する委員会の一般的意見1号(2001年)を考慮に入れながら、人権教育をさらに発展させること。 (c) 学習障害のある子どものためのサービスをさらに発展させること。 (d) すべての学校に公民教育プログラムを導入すること。 7.特別な保護措置 子どもの難民 54.条約第22条に関して締約国が行なった宣言についての懸念に加え、委員会は、以下のことを依然として懸念する。 (a) 16~18歳の子どもの難民が、青少年福祉法に掲げられた権利の利益を享受していないこと。 (b) ロマの子どもおよび民族的マイノリティに属するその他の子どもが、その家族の避難元である国に強制送還される可能性があること。 (c) 子どもが兵士として徴募されることが、庇護手続において子どもに特有の迫害として認められていないこと。 (d) 難民の地位に関する条約(1951年)で定義された難民家族の家族再統合に関する国内的要件および手続が複雑であり、かつ長すぎること。 (e) ベルリン州における庇護希望者の子どものなかに、親が提供した書類が不完全であることを理由として出生証明書に対する権利を否定される者がいたこと。 55.条約第7条、第22条その他の規定に照らし、委員会は、締約国が、以下の目的のためにあらゆる必要な措置をとるよう勧告する。 (a) 青少年福祉法の規定を、18歳未満のすべての子どもの難民に対して全面的に適用すること。 (b) 締約国で庇護を希望するロマの子どもおよび民族的マイノリティに属するその他の子どもについての法律および政策を見直すこと。 (c) 子どもが兵士として徴募されることを、庇護手続において子どもに特有の迫害として認めることを検討すること。 (d) とくに1951年難民条約で対象とされている難民家族について、難民の家族再統合に関する要件および手続を緩和すること。 (e) 締約国の領域で生まれた難民および庇護希望者の子ども全員に出生証明書が発行されることを確保すること。 性的搾取および人身取引 56.委員会は、「性暴力および性的搾取から子どもと青少年を保護するための連邦政府行動計画」(2003年1月)が採択されたことを歓迎するものの、成人が子どもに対して行なう犯罪によってさまざまに異なる年齢が刑法で維持されていることを、依然として懸念する。 57.条約第34条その他の関連条項に照らし、委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) 関連のすべての法律で定められている性的搾取および人身取引からの保護を、18歳未満のすべての男子および女子に拡大すること。 (b) 子どもの商業的性的搾取に反対する会議で採択された宣言および行動綱領(1996年)ならびにグローバル・コミットメント(2001年)にしたがって、自国の行動計画を効果的に実施することにより、子どもの性的搾取および人身取引と闘うための努力を続行すること。 ストリートチルドレン 58.この点に関して行なわれている努力には留意しながらも、委員会は、締約国でストリートチルドレンの人数が増加していること、および、そのなかで外国人の子どもが占める割合が高いことに、懸念を表明する。 59.委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) とくに外国人の子どもの保護を重視しながら、その根本的原因に対処することによってこの現象を防止しかつこれと闘うための努力を続行すること。 (b) ストリートチルドレンの全面的発達を支える目的で、これらの子どもに対して十分な食料、衣服、住居、保健ケアおよび教育機会(職業訓練およびライフスキル訓練を含む)を提供されることを確保すること。 (c) これらの子どもに対し、身体的および性的虐待ならびに有害物質濫用に関わる回復およびリハビリテーションのためのサービスならびに家族と和解するためのサービスが提供されることを確保すること。 少年司法の運営 60.第40条2項(b)(ii)および(v)に対する留保に加え、委員会は、拘禁措置の対象とされる子どもの人数が増えており、かつ外国出身の子どもが不相応な影響を受けていること、および、拘禁または勾留の対象とされた子どもが25歳までの者とともに措置されていることを懸念する。 61.委員会は、締約国が以下の措置をとるよう勧告する。 (a) 条約、とくに第37条、第40条および第39条、ならびに、少年司法の運営に関する国連最低基準規則(北京規則)、少年非行の防止のための国連指針(リャド・ガイドライン)、自由を奪われた少年の保護に関する国連規則および刑事司法制度における子どもに関する行動についてのウィーン指針のようなこの分野における他の国連基準にしたがった少年司法制度を実施するため、あらゆる適当な措置をとること。 (b) 自由の剥奪が最後の手段としてかつもっとも短い適当な期間でのみ用いられること、適正手続の保障が全面的に尊重されること、および18歳未満の者が成人とともに拘禁されないことを確保すること。 (c) 前掲国際基準で述べられているとおり少年司法手続に代わる選択肢を発展させること。 8.条約の選択議定書 62.委員会は、武力紛争への子どもの関与に関する条約の選択議定書に関連して締約国が〔軍隊への徴募等に関する最低年齢は例外なく18歳に定めるべきであるという〕「ストレート18」の立場を支持していること、および、締約国が条約第38条に関して宣言を行なったことを認知する。これとの関連で、委員会は、締約国で批准のためのプロセスが開始されたことに留意するとともに、締約国に対し、子どもの売買、児童買春および児童ポルノならびに武力紛争への子どもの関与に関する条約の両選択議定書を批准しかつ実施するよう、奨励するものである。 9.文書の普及 63.条約第44条6項に照らし、委員会は、締約国が提出した第2回定期報告書および文書回答を広く公衆一般が入手できるようにするとともに、関連の議事要録および委員会が採択した総括所見とともに報告書を刊行することを検討するよう勧告する。このような文書は、政府、議会および一般公衆(関心のある非政府組織を含む)の間で条約、その実施および監視に関する議論および意識を喚起するため、広く配布されるべきである。委員会は、締約国がこの点に関して国際協力を要請するよう勧告する。 10.報告書の定期的提出 64.最後に、委員会が採択し、かつ第29会期(CRC/C/114)および第32会期(CRC/C/124)に関する報告書に掲載した報告の定期性に関する勧告に照らし、委員会は、条約第44条の規定を全面的に遵守した報告実践の重要性を強調する。条約に基づいて締約国が子どもに対して負う責任の重要な側面のひとつは、子どもの権利委員会が条約の実施における進展を審査する定期的機会を持てるようにすることである。委員会は、締約国が、次回の定期報告書を2009年4月4日〔まで〕に提出するよう勧告する。この報告書は、第3回および第4回定期報告書を統合したものであるべきである。当該報告書は120ページを超えるべきではない(CRC/C/118参照)。委員会は、締約国に対し、その後は条約で予定されているとおり5年ごとに報告を行なうよう期待する。 更新履歴:ページ作成(2011年10月20日)。