約 339,325 件
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/847.html
「もうフィーアったら、あんなに大きな声を出すんだもの、耳がきんきんするわ。お茶が飲みたいなら、素直にそう言えばいいのに。 そういえばフィーアは、よくコーヒーを飲みたがるんだけど、あんな苦いだけの泥水のどこがいいのかしら。 きっと背伸びしたい年頃なのね。まあ、そういうところが可愛いんだけど」 通話を切ったフュンフは、まずそう切り出した。 彼女の目の前には、豪華なティーセットが並んでいる。茶葉のバリエーションに隙はなく、あらゆるオーダーに対応できる品揃えだ。 専門店でもこうはいくまい。これらはすべて、フュンフの影から取り出されている。 フュンフの影――それは現実と異界とを繋ぐ門だ。迷い子アリスが通り抜けた、不思議の国へと通じる井戸によく似ている。 しかし両者の相違点は、それを潜り抜けた先には、気が狂いかねないほどの恐怖と悪夢が待ち構えている、ということだ。 その異界の門からは、過度に滑稽さや残虐さを強調された、見るものに恐怖を喚起せずにはいられない童話の住人達が這い出てくる。 彼らは悪夢の尖兵として、主であるフュンフの障害を蹴散らす。 先程も憲兵隊を相手に戦闘を行っていて、人間達を蹂躙をしていたが、お茶会が開かれ役目を終えたいまは、フュンフの中に還り、 影も形もない。 そう、お茶会―― 「ねえ、あなたはどう? コーヒーか紅茶、わたしは断然後者なんだけど、どっちが好みなの? ――魔女さんは」 フュンフの視線の先には――ティア・フラットが椅子に腰掛け、カップを口に運んでいた。 「うーん、いまなら、紅茶の方に軍配が上がるわね。あなたの淹れた紅茶、とっても美味しいんだもの。でも、コーヒーもそう捨てたもの じゃないわ」 「ええー、だってコーヒーって真っ黒で、なんだか華がないのよね」 「でもあなたがさっき話してた子――フィーアちゃんだったかしら?――のことが好きなら、コーヒーの上手な淹れ方も学んだほうが いいんじゃない?」 「べ、べつに好きじゃないわ」 「そう? さっき電話してた時のあなた、とっても楽しそうに見えたけど」 「そんなことないもん」 「意地を張ると疲れるわよ。年長者の言うことは聞いたほうがいいわ」 「そういうありがたいお言葉に耳を貸すだけの分別があったなら、アリスは井戸の底に落っこちなかったわ。 アリスは愚かだからアリスなのよ」 と、ティアとフュンフは言葉をかわす。 嬉々として語らう二人の様子には、親愛の情すら感じ取れる。 だが、彼女らの関係は、長年の友人であるとか、永遠の絆で結ばれた二人であるとか、そういったものでは断じてない。 スプリガンと御伽噺部隊――出会ったその瞬間から戦闘が始まってもおかしくはない、仇敵同士だ。 そんな彼女らが、和やかに会話に花を咲かせている。まさにマッド・ティー・パーティにふさわしい、奇妙な会話、奇妙なお茶会だった。 それで割を食っているのはゼクスだ。 ……どうにも居心地が悪い。彼女は、会話に参加するのでもなく、それに異議を唱えるのでもなく、無言で紅茶を飲んでいた。 ゼクスとフュンフは、あらかじめ決められた作戦に従い、憲兵隊施設を攻撃していた。その途中で――まだ掃討が完了していないにも 関わらず――フュンフがお茶会を開くことを提案してきたことまでは、よかった。敵陣の只中にあっても、彼女は自分を見失わない。 ゼクスはそんな彼女の一面が羨ましく、憧れてもいた。 ……しかし、そのお茶会が開始されて早々、まさか目標であるスプリガンが同席を申し込んできたこと、それにフュンフが快く応じた ことには、さすがに動揺を隠せなかった。 魔女ティアの仲間である憲兵隊も、同様に驚愕したことだろう。 救援にきたスプリガンが、まさか敵と親しげにお茶を飲むことになるとは。 きっとティアとフュンフを除く誰もが、いまのこの状況に、致命的な間違いがあると思っているに違いない。 誰だってそう思う。私だってそう思うわ――とゼクスは密かに嘆息した。 と同時に、ゼクスはこんなことを思った。 このことがフィーアに知れたら、きっと怒り心頭でフュンフに詰め寄るに違いない。 どうしてそんなに考えなしなんだとか、危ないだろうとか、そういう叱責を浴びせながら。 ……心の底からフュンフを心配しているからこそ、フィーアはそういった厳しい態度をとることをゼクスは知っていたが、 親しい人同士の口争いを見るのは、気が引ける。 この奇妙なお茶会のことは私だけの秘密にして、黙っておこう――そうゼクスは思い、カップに手を伸ばした。 「ねえゼクス」 その手が、ぴたりと止まる。穏やかな微笑をたたえながら、フュンフが話しかけてきた。 「紅茶、コーヒー、ゼクスはどっちが好き?」 いまはそんなこと言っている場合じゃないでしょう――とゼクスは思わず頭を抱えたくなったが、そんなことはおくびも出さず、 少し考える仕草をして、曖昧な笑みを浮かべながら、手話で『どっちも好きよ。選べないわ』という意思表示をした。 「もう、ゼクスは優柔不断なんだから。まあ、コーヒーの淹れ方を勉強してみるのもいいかもね」 そんな二人の様子を見つめながら、ティアは穏やかな微笑を浮かべていた。しかしその瞳には、氷のような冷たさが宿っていた。 叡智を秘めた魔女の瞳は、事物のあるがままを見通す。どんな隠蔽も、彼女には効果はない。 ティアは、お茶会が始まってからずっと、フュンフをゼクスを観察していた。 そして、こう結論づけた。彼女らとは話し合いの余地があるのではないか、と。 ティアは、グルマルキンの部下のことを――恨みと憎しみで思考が硬化した手合いであると推測していた。 すでに第二次世界大戦が終結を迎えてから、もうかれこれ五十年近い歳月が流れた。だが、鉤十字の亡霊達の中では、戦争はまだ 続いている。祖国を蹂躙され、守るべき人たちを守れなかった彼らの無念の程は、筆舌に尽くしがたい。 もしティアの前に現れたのが、戦中からの親衛隊出身者ならば、会話すらできなかったに違いない。彼らは、第三帝国の復活という もはや届かぬ夢を追い求める、狂った、そして哀れな敗残兵達だった。 だが、彼女らは違った。言葉を交わせるだけの理性があった。 ティアは思う――彼女らはグルマルキンに騙されて、戦いに身を投じている可能性が高い、と。 何とかその指向性を変えて、正の方向に持ち直せば、この戦いを食い止め、彼女らに別な人生を歩ませることもできるかもしれない。 たしかに彼女らは、大勢の人を殺している。 だが、それを言うなら自分らも同じだ。 "遺産"の悪用を防ぐという大儀の下に行動しているとはいえ、それがエゴに過ぎないことは、ティアは承知している。自分が我を通す 以上、敵味方問わず血が流され、命が失われるのは、避けられない。 御神苗優も殺人機械として育てられ、短い期間であるが、無辜の人間の命を奪っていたという過去を持っている。 結局は、同じなのだ。彼女らと自分達は。ただ、寄りべとした国家や主義が違っただけで。 だからこのお茶会に参加し、彼女らの話を聞こうと思ったのだ。 もっとも、彼女らにも、自分達と同じように絶対に譲れないものがあるのだとしたら、話は別だが。 「ねえ、フュンフちゃん」 「なに?」 「もう止めてくれないかしら。ウィーンでの破壊活動は」 その言葉を受けて、フュンフは動きを止めた。 そして何も言わず、カップを口に運んだ。 会話が途切れ、しばらく無音のときが流れる。そして彼女は、 「残念ね、魔女さん。それはできないわ」 ただ一言、切って捨てた。 「大佐の命令には逆らえないの。たとえ無慈悲なものであっても、罪のない人間に涙を流させるものであっても。 ――それに従うしかないのよ」 「あいつは、自分以外、誰も信用してないわ。仲間だなんていってるらしいけど、他人なんて道具としか見ていない。 いつか、捨てられるわよ」 「そんなことはわかってるわ。でもね、わたしには、絶対に叶えたい望みがある。……そのためなら、なんでもするわ」 問い掛けと昔話をしましょう――とフュンフは言った。 「魔女なんだから、知ってるわよね。すべての事象――人間の人生すらも――を定めている、絶対運命の存在を」 「アカシャ年代記ね」 「そう。その年代記には、ありとあらゆる運命が記されている。あなたはその運命によって、自分の一生の筋書きが始めから 決まっていて、それに従うしかないとしたら――どうするの?」 「……そうね。ある破滅の運命に囚われた人がいるとして、苦難の末、その運命から逃れる道を見つける。 でもその運命から逃れることは、別の運命によって定められていた。その枠をいくら広げても、いずれ簡単にからめとられてしまう。 ――でも、その運命に屈しない、決して諦めない意志こそが、いつかその絶対運命を破る力になりうる。 ……そう私は信じているわ。それに、運命はそこまで万能じゃないのよ」 「……なるほどね。魔女のあなたが言うんだから、少しは希望が持てそうね。でも、わたしの場合は別みたい。 わたしの物語の筋書きはもう決まっていて、それに抗うことはできないの。わたしが御伽噺部隊のフュンフ=<アリス>である限り、 悪夢を統べる支配者である限り、わたしは冷酷な殺人機械であり続けるしかないの」 これの所為でね――とフュンフは、テーブルの上に一冊の古書を置いた。 「グリモワール・オブ・アリス――わたしの原典。わたしは、この本から生まれた……人間ですらない、紛い物なの」 次は昔話よ、あまり話したくないことだけど――かつて、チャールズ・ラトウィッジ・ドジスンっていう色狂いの数学者がいたわ。 「この本はね、あのくそったれの幼児愛好者が書いた――いいえ、途中で書くのやめた原稿なの。無駄に残酷で、話の展開はお粗末で、 所々書かれていない部分すらある。わたしの使役する悪夢達は、この本に登場するキャラクター達なの。 はっきり言って、これは駄作よ。でも、どんな駄作であっても、わたしはこの本から生まれたから、その筋書きに従わなくちゃいけない。 ……殺せ殺せって、囁き声がするの。 残酷な物語の筋書き通りに、為すべきことを為せって。 わたしはその声を拒絶できない。わたしの存在の根幹をなすものだから。 意味のない殺戮の繰り返しで、他人の命を奪う最低な展開だとしても、それ沿うしかない――物語の登場人物が、始めから終わりまで、 その人生のすべてを定められているように、ね」 「……」 ティアは無言でフュンフの語りに耳を傾けていた。 力ある書物に意思が宿る――これはさほど珍しい現象ではない。 西洋の著名な魔導書の中には、肉の身体を得て自由に動き回るものがあったし、遥か遠くの東方にも、長い年月を経た器物がひとりでに 動き出すツクモガミという伝承が残っている。しかしそんな現象達も、ある一定のルールに縛られる。世界に在り続けるために。 フュンフの言葉――グリモワール・オブ・アリスの記述に従い、殺戮を為すということは、彼女が"形"を維持するための条件なのだろう。 「でも、悲しむことなんてないわ。生まれる前から、その運命は定められていたんだもの。 ……でもね、この本には、結末がないのよ。未完成のまま、グリモワール・オブ・アリスは――わたしは、捨てられたのよ」 フュンフの顔が、憎悪で歪む。彼女の中で燃えさかる業火が、顕現する。 「こんなことって、許されるの? あまりに身勝手だわ。 筆をとったのなら、最後まで書ききりなさい。登場人物に命を吹き込んだ責任を取りなさい。 完成しなかった物語は、生まれてくる前に死んでいく子らに等しいのよ。 そんな子らの嘆きの声は――形を得ることができなかった言葉の断片は――いつまでも消えることなく、暗がりの底に溜まり続けて。 やがて、その嘆きと怨みの澱みの中から、ある意思が生まれて、形を得たの。 それがわたし。悪夢の国のアリス。 そしてアリスは、求めるの。完成した物語を。 ……わたしは、わたしだけの物語がほしい。誰かが書いた、虫食いだらけの、未完成のままの物語なんていらない。 他の誰でもない、わたしが紡いでいく物語がほしい。それが悲劇でも喜劇でも構わない。結末が、ハッピーエンドでなくてもいいの。 大佐は言ったわ。契約をかわし、服従を誓うのなら、わたしだけの物語をくれるって。 そのために、わたしは戦う。いつか報いを受けることになるのだとしても。 ――だから残念だけど、魔女さん。あなたのお願いはきけないわ」 「……そう」 残念だ――とティアは思った。 生誕の祝福を受けることができた物語は、幸福だ。 たくさんの子ども達に読まれて、愛されて。 たとえ子どもが大人になって、そのときの記憶が色あせて、いつか夢中で読んだことさえ忘れてしまうのだとしても、 ――その物語を愛した事実だけは、時を越えて永遠に輝き続けるだろう。 だが、完成しなかった物語には、その機会すら与えられない。 世界中の女の子にいまも愛される、あのアリスの物語のような幸福は、ない。 なら、せめて。 自分だけの物語を完成させたい――そう語るフュンフの瞳には、力強い意志が存在していた。 しかしティアは、その願いを叶えるために流される血を、失われる命を、決して許容できなかった。 「……紅茶、すっかり冷えちゃったわね。じゃあ、そろそろ始めましょうか」 「そうね」 そう言って、ティアとフュンフは立ち上がった。 二人の間に、先程までの親愛さはない。 本来の関係――敵対する者同士の冷たい空気が、そして闘争の空気が流れていた。 そんなフュンフを、ゼクスは不安げに見上げる。 「心配しないで、ゼクス。"お薬"はたくさん飲んできたから、"発作"は起きないわ」 だから、わたしに任せて――と、席を立とうとするゼクスを押し留めた。 そしてティアを見据える。 「魔女さん、あなたには手加減なんかできないから、最初から全力でいくわね」 その言葉とともに―― フュンフの背から伸びる影が、まるで命を持っているかのように身悶え、ざわついた。 そのわずかなゆらぎは徐々に大きくなり、世界を侵食していく。 そして、フュンフは唱えた――悪夢を召喚するための、いと強き言霊を。 「ポケットを叩けば兵隊さんが一人♪」 ……なんとも緊張感に欠けた言葉だったが、恐るべき変化は、すぐに現れた。 ――底なし沼を思わせるフュンフの影から、黒い甲冑が這い出してきた。 夜の闇に浸したような黒色の鎧。巨大な槍を携え、無言のまま、主の傍で命令を待つ。 「ポケットを叩けば兵隊さんが十人♪」 そしてまた、フュンフの歌の内容の通りに、十の黒の甲冑がひたひたと闇の雫を垂らしながら、彼女の影から這い出る。 「ポケットを叩けば兵隊さんが百人♪」 黒の甲冑達は際限なく、まるで"悪夢"のように、フュンフの影から現れ続ける。 すでにその数は、ティアの視界を埋め尽くすほど膨れ上がっていて―― 「ポケットを叩けば兵隊さんが――千人!」 フュンフの歌が終わるのと同時に、悪夢召喚の儀式もまた終わりを告げた。 ティアの眼前には……一千人のトランプ兵の大軍団が出現していた。 ずらりと並んだ盾は堅牢な城壁を思わせ、まったく隙がなく構築された密集隊形からは、何百本もの槍が空に向かい屹立している。 フュンフは、陣地の中心にある、戦場の景色すべてを見渡せるほど高く建造された、急ごしらえの玉座に腰掛けていた。 その傍に控えるトランプ兵の千人長が、うやうやしく、主に金無垢の王冠をささげる。 戴冠の儀式――かくしてすべての悪夢を統べる権能が、いまフュンフ=<アリス>に譲渡された。 さらに、フュンフのキャストが変更される。 御伽噺部隊の<アリス>から、悪夢の国の支配者(アリス)へと―― 「さあ、黒の軍勢よ。黒の女王アリスが命じる」 そして、まるで無慈悲な断頭台を思わせる仕草で、手を振り下げて。 「首を刎ねてしまいなさい!」 鬨の声が沸き起こる。地の底から響いてくるような、暗く、冷たい声。 そして、地平線の彼方まで埋め尽くすほどのトランプ兵の大軍団(レギオン)が――ティア目掛けて襲い掛かった。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/18632.html
魔龍王エメラルドギヌス R 闇文明 (6) サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド/ドラゴン・ゾンビ/ハンター 5000 ■ブロッカー ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のシールドをひとつ選び、ブレイクしてもよい。その後、自分のシールドをひとつ選び、ブレイクしてもよい。 《神虎ブリッツ・カリバー》《奔鬼人形ジェニー》と覚醒リンク後⇒《獅子奮迅!アヌビス・雷鳴・ドラゴン》 作者:はんむらび そういえばなんだけどハンター五戦士の中でひとりだけフレーバーテキストでも触れられてなくて、サイキック・クリーチャー化したかどうかもあやふやだし、もしサイキック・クリーチャー化してたとしてもほかの四人と違って二枚リンクだった方、居ませんでした? DMR-01の闇ハンターでカッコいいただ一人のカード、破壊王エメラルドバベル。 エメラルドって、エメラルーダと似てない? 名前は古将棋の駒「龍王」。本将棋だと竜王と綴る。悪魔龍王とは何の関係もございません。 魔龍バベルギヌスとは関係がある名前。 能力はcipで相手と自分のシールドをブレイク。ただしどちらも任意。エメラルーダ式ともいう。 攻撃できる6コスサイキックのコマンド/ドラゴンに暴発と追加打点がついてくる。 バベルギヌスは能力に一切関係がない。 フレーバーテキスト 関連カード 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/995.html
雄叫びが響く。 雄叫びが響く。 ティアによって召喚された幻想の魔獣が、黒の兵士達を粉砕する。 黒の兵士の戦列目掛け、翼の生えた獅子が突進する。その牙で敵を噛み砕き、その爪で敵を引き裂く。 なすすべなく悪夢の住人達は蹂躙されていく。兵士達の決死の突撃も、事もなげに魔獣はねじ伏せる。 その様はまさに圧倒的と言えた。 だが―― よく見れば、魔獣は無傷ではなかった。その巨大な体躯には、黒の兵士達の槍が何本も突き刺さっている。 確かに魔獣は圧倒的だった。その巨腕の一振りで何十人もの黒の兵士が吹き飛ぶのだから。 だが相手は、尽きることのない兵力を持っていた。 倒しても倒しても、次から次へと新しい兵士が湧き続けるのだ。この軍勢の主――<黒の女王アリス>の影から。 魔獣の疲弊を見て取った何十人、いや何百人もの黒の兵士達が、一斉に魔獣に群がり始めた。 己を叱咤するべく、雄々しい咆哮を魔獣は戦場に木霊させる。だが、やはりその声には覇気がない。 取りついてきた兵士たちを振り落とすべく魔獣は奮闘するが、ダメージが蓄積した身体では上手く 力を発揮できず、次第に身動きがとれなくなっていく。 完全に魔獣の姿が見えなくなったとき、ティアは自分の使い魔が止めを刺されたことを感知した。 かりそめの命が失せた形骸が、黒い海に沈んでいく……。 「……なるほど、確かに。人はあなたたちに何もできないでしょうね」 無限に沸き続ける悪夢の群れ。その身体を砕いても、影に還るだけで真の死を与えることはできない。 真の死を与えるなら、彼らの主であり、門の役割を併せ持つあの少女を殺さねばならないだろう。 だが、この無限の兵力を誇る黒の軍勢と、その背後に控えているであろう怪物達が、それを許すはずがない。 この鉄壁の陣を切り崩しても、恐怖の結晶たる異形の怪物に捕食される。 故に、人間はこの悪夢の世界を打倒できない。 けれど―― 「けれどわたしも、あなたたちと同じく人ではないわ」 ティアの唇が、言霊を紡ぐ。 それは彼女が泉の賢者に師事し、永き時を代償に会得した秘術。 いくつもの呪文を一瞬で織り合わせ、世界に奇跡を顕す。 高速圧縮詠唱――高位アデプトのみに許された高等魔術技能だ。 「炎よ」 ただ一言、それだけで十分だった。 瞬間、ティアの周囲に、燃え盛る炎の壁が出現した。 彼女に襲いかかろうとしていた兵士が一瞬で燃え崩れ、同じように魔獣に群がっていた者達も灰と化した。 炎の洗礼から免れた兵士達は、その有様を見て戦慄する。 屈強なつわものぞろいである彼らも、炎にだけは恐怖する。 その身体は紙でできているから、炎の前ではなすすべなく灰になってしまうのだ。 身を焼かれる恐怖に負けたのか、黒の兵士達の幾人かが逃走を始めた。 それはすぐに全軍に伝播し、あっという間に戦列は崩壊し始めた。 「あらあら……ちょっと驚かそうとしただけなのに」 思いもよらぬ結果に、ティアは呆れ顔になった。 炎に弱いと当たりをつけていたが、ここまで効果が出るとは予想外だった。 黒の兵士達――そのモデルとなっているのは、言うまでもなく"不思議の国のアリス"に出演するトランプ兵だ。 先程のお茶会で聞いた話が真実なら、作者を同じくするグリモワール・オブ・アリスにも、 似たようなキャラクターが描かれていても不思議ではない。 「なら、これからどんな悪夢が出てくるか、見当がつきそうね。ちょっと骨が折れそうでイヤだけど」 敗走する黒の軍勢を眺めながら、ティアは静かに嘆息した。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「なさけない! それでも悪夢の世界にその名ありと謳われたつわものどもの集まりか!」 伝令の持ってきた情報に、<黒の女王アリス>は激怒した。 怒り心頭の彼女は、先程まで愛でていた手のひらサイズのハンプティ・ダンプティを握り潰したことにも気付かない。 傍に控える黒の将兵達は、ただ震えるのみだ。 「権威への敬意と恐怖が足りないようね」 そう呟き、玉座から立ち上がる。 「敗北主義者にしかるべき報いを与えよ!」 影が伸びる。影が伸びる。 女王の背後の漆黒が、急ごしらえの玉座を覆っていく。 それはグリモワール・オブ・アリスの世界へつながる門。無数の悪夢が蠢く白昼夢への入り口。 その門の彼方から、何かが飛び出してきた。 なめくじに似た身体つきで、表面はぬめぬめした粘液で覆われている。 大きさはまるまる肥えた牛ほどあり、思ったよりも俊敏な動きができるらしい。 それは恐怖に固まる黒の将兵達のそばに、するするとあっという間に移動し、小刻みに触覚を震わせていた。 それの名はスナークという。悪夢の国に棲息する魔獣のひとつだ。 しかも目の前にあらわれたこれは、様々な品種が存在するスナークの中でも、とりわけ凶悪な、 ブージャムと呼ばれる個体であった。 将兵達の顔色が真っ青になる。彼らはある一つの伝説を思い出していた。 ブージャムに出会ってしまったものは……。 魔獣の触覚が、将兵の一人に触れる。その瞬間、彼は忽然と姿を消した。まるで最初から、この世界にいなかったように。 一切合財、その存在を消し飛ばしたのだ。この魔獣が。 「汝らも知っているだろう。ブージャムに出会ったものは、突然静かに消えうせて、二度と現れることはない。 敗北に飼いならされた者の背後には、いつもブージャムが控えていることを忘れるな」 冷徹に響く、黒の女王の声。 臣下たる黒の兵士達は、動きを止め、その声を謹聴していた。 「スナークを刈り立てたくば、希望を手にとり、我らの障害を粉砕せよ。あの魔女を、完膚なきまでに殺しつくすのだ。 でなければ――」 ブージャムが、その鈍重そうな体躯を震わせる。 「汝らは、我が影に還ることなく、どこでもない場所へ放逐されるだろう。 理解したのならばゆけ! 魔女のみしるしなしに、ここに帰ることはないと一兵卒にまで知らしめよ!」 ブージャムに追い立てられながら将兵達が慌てて退出するのを、女王は再び玉座に腰を下ろし、 「フン」と鼻を鳴らして見送った。 「悪夢に希望などないがな」 「左様でございますな」 その言葉に、女王のそばに控えるウサギ面の宰相が応じる。 「我らはあなた様が流した、絶望の涙の海から生れし者。故に希望などありませぬ。 もしそんなものが与えられるのだとしたら、原書たるグリモワール・オブ・アリスが完成を迎えた時でしょうな」 「わかっておる。してウサギ、わらわが黒の女王のキャストを拝命して幾分たつ? 現在時刻を開示せよ」 「は。少しお待ちを」 そう言うと、ウサギ宰相は近くにあった短剣を手に取り――その腹部に突き刺した。 何の躊躇もなく、皮を肉を骨を引き裂き、自らの内部を開いていく。 鼻孔を突き刺すような血臭が周囲に蔓延するが、黒の女王アリスはまったく表情を変えない。微塵も感情を動かさない。 やがて、ぬらぬらと光る臓腑の隙間をまさぐっていたウサギ宰相の手に、硬質な感触が生じた。 その正体は、小さな懐中時計であった。 「じょ、じょおう、みえ、ます、でしょうか……」 息も絶え絶えに、ウサギ宰相は懐中時計を掲げる。 「ああ、よおく見えるぞ。貴様の汚い血に塗れた懐中時計が。ふむ。どうやら、わらわが黒の女王を演じていられる時間も、 それほど多くないようだな。よくやった。褒めてつかわす」 「あ、ありがたき、しあわ、せ……」 ばたり、とウサギ宰相は倒れ伏し、そのまま動かなくなった。 「運命は常に、あまねくもののかたわらでその破滅を待望しておる。汝は運命に追いつかれた。ただそれだけのことだ」 玉座から立ち上がり、<黒の女王アリス>は言う。 「わらわも急ぐとしよう。運命に追いつかれないために、疾くあの魔女めに死を与えるために」 女王の影が、また蠢き始めた。 その影から――無数の怪物達が出現する。 これまでの人型の悪夢とは違う、本物の異形達。 毒芋虫、巨大な百足、グリフォン、ライオンに一角獣、バンダースナッチ、ジャバウォッキー。 毒芋虫は致死性の毒を溶かした水煙管を口にくわえ、巨大な百足は数えきれない足をこすらせ甲高い音をならしている。 高潔な正義感を持つグリフォンも悪夢に浸食されたのか、そのかぎ爪は人間の血でべっとりと汚れている。 ライオンと一角獣はすでにケーキをめぐって殺し合いを始めている。 そして、バンダースナッチにジャバウォッキー。 最強と名高い二匹の怪物は、そのおぞましい威容を惜しげもせず誇示していた。 <黒の女王アリス>はいささかも臆した様子を見せることなく、自身が使役する悪夢の怪物に向けて宣言した。 「我が愛しき悪夢の怪物たちよ! 見よ――あの彼方にいる魔女こそ、我らの物語のための生贄だ! 原書の筋書きに従い、汝らの為すべきことを為せ! 人間に恐怖と絶望を! それこそが欠損した物語の空白を埋める唯一無二の言の葉だ! さあ、わらわに弓ひくあの愚か者を平らげよ!」 禍々しい叫び声をあげて、怪物の群れが進行を開始する。 無限の軍勢と、狂気の怪物の群れ。 自らの権勢の象徴であるこの二つを前にして、<黒の女王アリス>は完全に酔いしれていた。 飽くなき権力への欲求。そしてそれは、さらなる殺戮へとアリスを誘う。 「くく……こんなもので満足するものか。これほどの威容を見ても、わらわの乾きは収まらぬ。 グリモワール・オブ・アリスの物語を完成させれば、いま以上の力を得ることができる。 未来永劫続くわらわの悪夢の国――あの魔女を殺せば、それも夢物語ではなくなる!」 狂気の笑みを浮かべた<黒の女王アリス>は、歪んだ夢が実現することへの期待に耐え切れず、声高く哄笑した。 そのときだった。 「うっ……!?」 突然、心臓が締め付けられるような痛みが胸の奥から生じた。視界が明滅し、呼吸が満足に行えない。 誰も女王の異変に気がつかない。目もくれようとしない。 「ば、かな……こんな時に発作が……!」 膝を屈し、女王は床の上に倒れ伏す。 からん、と小さな金無垢の王冠が、彼女の頭から転がり落ちた。 その瞬間、まるで憑きものが落ちたかのように、黒の女王の貌が消え去り―― 「……ぁ、ぅ……あぁ……ッ!」 あらわれたのは、喘ぎ、まなじりに涙を浮かべ、痛みに身悶えする少女の貌だった。 先程まであった権力に狂った笑みは、どこにもない。 それの貌は、悪夢の国の支配者であるアリスではなく、御伽噺部隊の、フュンフ=<アリス>のものだった。 「あ、あんなに、た、くさん……飲んできたのに……!」 悲痛な叫び声をあげ、フュンフ=<アリス>は震える手で、ゴシックドレスの中にあるはずのピルケースを探る。 必死の思いで探り当て、その中にある発作止めの錠剤を取り出そうとするのだが、痛みの所為で上手くいかない。 苦闘の末に錠剤を鷲掴みし、嘔吐をこらえつつ口の中に入れて噛み砕き、嚥下する。 「んくっ……うむぅ……ぅぅ……」 数秒たち……ゆっくりと、ゆっくりと、フュンフの呼吸が整っていく。 と同時に、憔悴しきったフュンフの顔に、自嘲の笑みが刻まれる。 「……ふふ。権勢、権威、権力、ですって。そんなものに、何の価値があるのかしら。 自分で演じといて何だけど、なんて浅ましくて、なんてみっともない……。 こんな姿、フィーアにだけは絶対見られたくないわね……」 けれど、とフュンフは続けた。 「いまのわたしには、このキャストが必要なの。黒の女王のキャストに引きずられて、わたしの存在が希薄になったとしても。 あと少し、あと少しだけ我慢すれば、またわたしの物語が完成に近づくから……」 王冠を手に取る。もう一度、黒の女王のキャストを演じなおす。 変わる、変わる。<御伽噺部隊のアリス>が、<黒の女王アリス>に塗り潰される。 望みを叶えるために。自分の物語を得るために。 運命に追いつかれる前に……。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 黒の女王のキャストを演じるフュンフを見るたび、ゼクスは悲痛な思いにかられる。 彼女が能力を行使するたびに、原因不明の発作が襲う。魔女グルマルキンでさえ、なぜそのような現象が おこるのかわからないという。もしこのまま発作が続けば、最悪、彼女は消滅してしまうかもしれない。そうも言った。 そんな魔女の言葉を聞きながらも、フュンフは戦うことを止めない。 戦闘が終わるたび、魔女が創り出した発作を抑える錠剤を貪る彼女を前にして、掛けるべき言葉をゼクスは持っていなかった。 どうして、命を削ってまで、フュンフは戦うのか。 いつのことだったか、ゼクスは聞いたことがある。 彼女の淹れたおいしい紅茶を飲みながら。彼女の絶望をたたえた瞳を目の当たりにしながら。 ――黒の女王のキャストを演じるときのわたしは、自分じゃない自分に、書き換えられているの。 ――グリモワール・オブ・アリスに出演する、アリス。無慈悲で残酷な女王様。 ――そのときのわたしは、なんでも持ってる。屈強な兵士達、広大な領地、従順な臣民。 ――力だってあるわ。人を簡単に殺せる力が。 ――けれどそれは、わたしじゃない。わたしの欲しい物語じゃない。 ――グリモワール・オブ・アリスの物語には、わたしの想いなんて、これっぽっちも存在しないの。 ――物語の進行にあわせて、話して、動いて、誰かを殺して。 ――そこにわたしの意思なんていらないの。そんなもの物語の邪魔だから。 ――わたしはお人形さん。好き勝手に着せ替えさせ放題の、不満なんて言わない従順でお利口なアリス。 ――わたしがもうそんな配役はイヤだって懇願しても、グリモワール・オブ・アリスは決して許しはしないでしょうね。 ――お願いだからそんな顔しないで、ゼクス。仕方のないことなのよ。そうあるように生まれてきたんだもの。 何か言うべきだと思った。彼女は笑っていたけど、ゼクスにはそれが強がりだとわかっていたから。 けれど、そのときのゼクスは、何もできなかった。 もしかしたら、彼女の悲しみを癒すことができたかもしれない。 自分からはもう声は失われたけど、誰かを慰めるための手段は、言葉だけではないから。 だけどそれも、ひとときだけのものだ。彼女の運命がどこに行き着くのか、ただ見守ることしかできないのだ。 彼女の運命は、自分のものではないから。 ――けど、そう悪いことばかりじゃないわ。 ――たしかに黒の女王を演じるのはイヤだけど、その先に、希望があるもの。 ――グルマルキン大佐は仰ったわ。契約を結んで、服従を誓う時に。 ――グリモワール・オブ・アリスの物語が完成したら、わたしにも自分の物語を書ける可能性があるって。 ――その言葉が本当になることを夢見て、支えにして、いまわたしは生きてる。戦うことだってできるわ。 それが彼女の選んだ道ならば、自分が何かできるはずもない。彼女の覚悟を汚してしまうことになる。 それに――自分達には、戦う以外の選択肢は存在していない。 私達はあの魔女の奴隷なのだ。唯々諾々とあの魔女に従い、人間を恐怖させるしかない。 ただひとつの願いを叶えるために、私達は契約を結び、魔女に魂を差し出したのだから―― けれど、けれど。ゼクスは思う。強く思う。 ――あなたは私の家族なのだから。あなたが戦うなら、私もこの喉が張り裂けるまで、強く、強く歌いましょう。 ――人に死をもたらす魔歌(まがうた)を。大切な家族であるあなたを守るために。 そうしてゼクスは立ち上がり、歩き出す。魔女と悪夢が織りなす戦場へ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「魔女ってのは、あんまり相手にしたくない手合いなんだが……」 髪をかきあげつつ、エドワード・ロングはぼやいた。 そんないまさら、とピンカートン上級探偵――いまは<トライデント>のエージェントだが――は呆れ顔で言う。 「困りますよ。ここにきて戦闘拒否ですか。監視にあたっている連中が、突然人間が地面から湧き出してきたとか、 今度は怪物達があらわれたとか、酷く取り乱しているんです。こんな事態、口惜しいですが、我々では収拾不可能です。 あなたが行かないで、誰があの二勢力を制圧できるんですか。 それに、あなたはすでに前金として十分な額を受け取っているのですよ」 「わかってる、わかってる。あんたらに余裕がないことも、俺に期待してるのも、十分わかってるよ。 けどよ、ちょっとくらい愚痴たれたっていいじゃねえか。相手はあのスプリガンの魔女だぜ? ったくなんて貧乏くじだよ……」 「ミスタ・ロング、相手はスプリガンだけではありません。鉤十字騎士団、奴らの戦力は本物です。 まだ年端もいかない子どもとはいえ、オーストリア憲兵隊が全滅寸前にまで追い込まれたのです。 魔女ばかりに気をとられていれば、たとえあなたでも不覚をとりかねませんよ?」 「乳くせえガキなんざ何人いたっていっしょさ。あんたらはモノホンを見たことがないからそんなとろいことが言えんの。 こわいぞー、正真正銘の魔女っていう奴は」 ばあ、とまるで子どもを脅かすようにおどけてみせる。これですでに百年は生きているのだから呆れてしまう。 だが、その腕は本物だ。裏社会の生きる伝説――エドワード・ロング。人呼んでスクリーミング・クロウ。 彼に命を狙われて生き永らえたものはいない。 「ま、給料分はきっちり働くさ」 「結果次第で支払金は上乗せされることをお忘れなく」 「……金は命より重いってほんと至言だよなー」 黒い翼がロングの背中から出現する。 そして一瞬のうちに空に舞い上がり、ピンカートン上級探偵の視界から消えた。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「さて、どう始末つけよっかなー。本当の狙いばらしちまった方が、無駄な戦いしなくて済むかなー。 まさかこんな面倒になると思ってなかったしなー。美津里の奴の名前だしたら納得してもらえっかなー」 複雑なマニューバを描きながら、ロングはしきりに首をひねる。 天狗の力を宿す彼にとって、考え事をしながらの曲芸飛行は地面を歩くことより簡単なことだった。 彼が考えているのは、どうやって魔女ティアとの戦闘を避けるべきか、ということだった。 人よりも永く生き、人よりも魔道に触れてきた彼は、魔女という存在は本当に厄介なものであることを、 嫌というほど知っている。 そんな彼が出した結論は―― 「まー成る様になるしかないかー」 こういう普通人よりも輪をかけて大雑把な性格こそが、裏社会において永く生きるコツなのかもしれない。
https://w.atwiki.jp/hsddmatome/pages/125.html
。
https://w.atwiki.jp/wrt1031/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/wrt1031/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wrt1031/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/gods/pages/111372.html
アントンギュンター(アントン・ギュンター) デンマークのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク公の系譜に登場する人物。 オルデンブルク伯。 関連: ゾフィーカタリーナ (ゾフィー・カタリーナ、妻)
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/32177.html
魔龍蟲ウロボロギヌス P 闇文明 (8) クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ/グランド・デビル/パラサイトワーム 8000 ■このクリーチャー、または他の闇のクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。 ■W・ブレイカー 作者:wha + 関連カード/0 カードリスト:wha 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wrt1031/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。