約 2,427,024 件
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/356.html
あの忘れえぬ日々に(前編) ◆Wott.eaRjU 昔、ある施設に二人の子供が居た。 一人目は理想が高いくせに傷つきやすく、そしてどうしようもなく一人で抱え込んでしまう子供だった。 彼はこの世界は無数の選択肢で出来ていると信じ、何かを得ることは何かを捨てることだと思っていた。 無理だから。絶対に無理だから。何も捨てずに生きていくことは出来ない。 そう割り切っては目的のために色々なものを手放してきた。 自らの身体に嘘を上乗せし、生き急ぎながら兄弟のために必死に生きてきた。 しかし、彼は出会った。 どんなものも手放さずその両手で抱えて、いつも馬鹿みたいに笑う人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)と。 彼の世界が少しずつ変わっていった瞬間だった。 二人目の子供である彼は何もかもが嫌で認めたくなかった。 どうしようもない奴ばかりが闊歩する世界。自分を愛してくれない母親と父親。 そして何よりも母親と父親に愛されない自分自身が嫌だった。 施設に入れられ兄弟が出来ても枯れ切った彼を満たすにはまだ足りなかった。 やがて施設を飛び出しあてもなく彷徨った内にもう一人の自分に出会った。 天才だった。同じ自分であるはずなのに次元が違った。 憧れた。どうしようもなく憧れ、彼と共に歩いていくことを望んだ。 彼が連れて行ってくれると言った場所、そこを本当の楽園だと信じて。 彼の世界もまたその瞬間に変わっていった。 二人の子供はそれぞれ別の人物に出会い、そして互いに変わった。 果たして良い変化だったのか悪い変化だったのかはわからない。 しかし、全ては道筋の一つだったということは確かだった。 GUNG-HO-GUNS、同じ殺人集団の一人として育てられいつか出会うために。 それは決められたことだった。『運命』といってもいいかもしれない。 ただその運命の歯車はどこかでずれてしまった。 奇妙なことに今ここに居る二人目の子供にとって『運命』は既に始まっていた。 一人目の子供が彼らの師を彼の目の前で殺してしまったから。 だが、今ここに居る一人目の子供はそのことを知らない。 確かに昔、師を手に掛けたことはあるが結局は両脚を奪うだけに終わった。 断じて彼自身が渾身の頭突きを師に叩き込んだわけではない。 一人目の子供にとって『運命』は未だ始まっていなかった。 一人目の子供と二人目の子供は紛れもなく彼ら自身だ。 それでも今の彼らは互いに存在した時間に違いがある。 ほんの少しの違い、歯車のずれはきっと戻ることはない。 しかし、こう考えてみればどうだろうか。 劇場での出会い、そして今回の出会いがただの偶然ではないとしたら。 生じてしまったこのずれを『何か』が戻そうとしたのかもしれない。 誰も知らない、それこそ全能を越えた存在というべきものが。 もし神様が居るなら――だが、結局のところ戯言でしかない。 今から始まろうとしている出来ごとにとっては些細なことだった。 「もう一度聞くで。おんどれ……何もんや」 「言ったでしょう、ウルフウッドさん」 一人目の子供。ニコラス・D・ウルフウッド。通称『ザ・パニッシャー』。 二人目の子供。リヴィオ・ザ・ダブルファング。通称『ダブルファング』。 彼らの間で交わされるものは明確な殺意であり、常人では一息つくことすらも出来ない。 彼らは彼らのために用意された舞台で殺し合うように運命づけられているのだから。 そしてこの舞台の役者は二人だけではない。 「お前を殺して殺して殺して殺して殺して――殺してやりてぇヤツだよ」 “もう一人”の二人目の子供。ラズロ。通称『トライ・パニッシャー・オブ・デス』。 演目はミカエルの眼の殺人者三人による殺人遊戯。 閉幕は演者の内一人また二人が、もしくは全てが退場するまで。 どこまでも広がる天とどこまでも連なる地だけが観客だった。 ◇ ◇ ◇ 全身がピリピリする。 ボロボロな身体はさっきから痛みを訴えつづけていたがそれとはまた違った。 自分の身体は自分が一番判るとはよく言う。 パニッシャーを携えたニコラス・D・ウルフウッドもまたその例外ではない。 「埒があかん奴やな、ワイが聞きたいのはそういうことやない」 自分を殺したいというのは嫌でも判っている。 ラズロの全身からは憎しみが滲みだしこっちまで億劫な気分になるぐらいだ。 だが、ウルフウッドにはラズロという存在に覚えがなかった。 以前にリヴィオが口にはしていたが深く考えはしなかった。 しかし、殺意を剥き出しにされては考えないわけにもいかない。 一方的に知られ、自分が知らない状況はどうにも落ち着かず胸糞が悪い。 「おいおい。ふざけてんじゃねぞ。マジで忘れてるなら……かなりクルぜ」 一方、精神の帰還を果たしたラズロもウルフウッドと同様に胸糞が悪かった。 少し時間が掛かってしまったがようやくリヴィオの元へ戻れた。 しかも目の前にはあのウルフウッドが居る。 最高の状況。だというのに肝心のウルフウッドが自分のことを覚えていないときている。 自分の目の前でマスターの命を奪ったというのに。 右腕で握りしめたパニッシャーの外装を無意識に傷つける。 「……知らんもんは知らん」 「やってらんねぇ。なんでアンタがそうなんだ」 ますます許せない。 リヴィオのことは覚えているというのにどうして自分を忘れているのか。 まさかこの自分が印象に残っていないのか。弱かったとでもいうのか。 マスターは過大評価していたがウルフウッドは旧世代の改造を受けている身でしかない。 そんなウルフウッドに自らの存在を忘れられているなどあってはならない。 「おかしいだろ。俺をまた天涯孤独に戻した癖に……なんだってこんな……!」 「悪いとは思わん。お前のことなんて……これっぽっちも知らん」 マスターの代償を償わせるために出来るだけいたぶって殺そうと考えていた。 しかし、ウルフウッドに対する怒りは到底抑えられるものではない。 直ぐにでも本気で殺しに掛かろうかとラズロは考える。 パニッシャーは一本。身体に染み込んだトライパニッシャーはないが問題はない。 本気になれば、困った癖が出ればウルフウッドなどすぐにでも瞬殺出来る。 それでも殺しがいが削がれてしまったのは間違いなかった。 ラズロが殺したかったのは『マスターを殺した、くそったれなウルフウッド』だ。 断じて『自分のことすらも知らない、くそったれなウルフウッド』ではない。 結局殺す事に変わりはないが不愉快さは拭えない。 「――まあ、なんとなくわかったけどな」 そんな時、殺意に溢れていたラズロの目がやや見開かれる。 ウルフウッドの冷めた言葉がラズロの関心を惹いた。 「お前とリヴィオの関係は……なんとなくわかる」 「へぇ……本当に俺の知ってるアンタじゃないのか。許せねぇけどやっぱりさすがだな」 ウルフウッドのナイフのように研ぎ澄まされた視線をラズロは気にも留めない。 むしろ気分が良さそうにも見える。 たとえウルフウッドがあの時の彼でなくても、根本的に違いはない。 やりあえばあの時のように殺しにくい感覚(ダイ・ハード)もきっと感じられる。 自分の正体を看破したウルフウッドを、腐っても選りすぐりの者だと今一度確信する。 正直、いてもたってもいられず、我慢が出来ない。 「そんなもん、見ればわかるわ。お前がリヴィオを変えたんやな」 ウルフウッドの殺意が確実に上がっていく。 対するラズロは望むところだと言わんばかりに自然とパニッシャーを握る腕に力が入る。 どうしようもなく昂ぶってしまう心が自然とラズロの表情を歪ませる。 まるで汚物を見るかのような目で眺めてくるウルフウッドも気にならない。 刻一刻と近づいてくる瞬間を前にして、考えられることは一つしかないのだから。 「だったらどうしたっていうのさ」 「別にどうもあらへん。何も変わらん」 それも相手があのウルフウッドならこれ以上の戦いはない。 そしてもはや交わす言葉に意味がないことはラズロもウルフウッドもわかっている。 待ちかねた時が今まさにやってきようとしている。 「あのクソ外道がよう言うてたやろ? ミカエルの眼は、ワイ達は――」 結局のところウルフウッドとラズロは『部品』として改良された集団の一人だ。 身体を酷使し、再起不能になってしまえば自らの有用性を失くすことになる。 そうなってしまえば彼らには用はない。存在すらも否定されてしまう。 だが、彼らはミカエルの眼である以上活動しなければならない。 自らを歯車の一つに見立て、ミカエルの眼として己の存在が続くまでずっと消耗する。 過酷な訓練の中、ウルフウッド達は聞かされ続けた。 マスター・Cが言った、ミカエルの眼の殺人者として生き抜くための理。 それが彼らという存在を、彼らの有り方そのものを示している。 だからこそ彼らは口で何を言おうと、結局はこの生き方をなぞるしかない。 ウルフウッドが、ラズロが、そしてリヴィオが口にしようとする言葉通りに――。 息を呑む音が聞こえたかと思うと一瞬の静寂が顔を出した。 「「その機能こそが存在の全てと知れ――」」 互いのパニッシャーが構えられ、引き金が同時に引き絞られる。 ◇ ◇ ◇ 一瞬だった。 今は気味の悪いほどに静かだ。 飲んだくれのオヤジの腹のように膨れあがった嵐が過ぎ去ったようだ。 音という音が見当たらない。自分の耳が聞こえなくなったのかと思う。 それでも何故か自分の心臓が脈打つ音はいつも以上に聞こえた。 ドクン、と今にも胸の中から何かが這い出てくるのかと思うほどに激しい。 同時に熱いと感じる。ただただ熱い。身体の至る所が熱くなっている。 熱を帯びているというよりも熱のバターを身体中に塗りたくられている感覚がある。 熱を象徴する赤に染まった液体が全身をくまなく塗りつぶしている。 それらが外側からではなく内側からやってきたものだとようやく気付いた。 身体の内側から、面白いように流れ出している。 続けて痛みがきた。 同じく身体中から。 嫌な予感がする。 頭を下げて、見てみた。 やっぱりそうだった。 滲み出たものを見れば判っていた。 掻き毟りたいほどの痒みとは違う。 今まであったものとは違う。 たった今抉られた穴が全身に生えていた。 どうしようもない痛みはそこから来ていた。 正直――叫びたいほどに痛い。 「……がっ…………!」 全身から血を噴き出し、ウルフウッドが背中から倒れ込む。 ◇ ◇ ◇ 全身のゾクゾクが止まらない。 叫びそうになる衝動を抑えつけながらラズロは前を見る。 汚らしい血だまりに沈み、全身を不規則に痙攣させるウルフウッドがそこに居た。 それは一瞬の応酬の結果だ。 断じてウルフウッドが圧倒的に劣っているわけではない。 ウルフウッド、そしてラズロの戦闘技術はあまりにも高すぎる。 間合いの位置取りから始まり戦闘の全てが常人の範疇を越えている。 故にたった一度の隙さえあれば一方が圧倒することも困難ではなかった。 「ぬるいねぇ……ガッガリさせないでくれよ、ニコラス・D・ウルフウッド」 一度目の攻防はラズロが勝利した。 息一つ切らさないラズロには確かな余裕がある。 ラズロにとってウルフウッドとの戦いは初戦ではなく、彼の動きは見切れていた。 更にラズロ自身の類まれなセンスも重なり、ウルフウッドに後れを取るはずもない。 だからこそパニッシャーの銃弾をウルフウッドよりも早く彼の全身に叩き込めたわけだ。 そのウルフウッドの傷は並の人間であればとっくに死んでいるだろう。 だが、ウルフウッドもラズロと同じく肉体の強化を受けていることもあり致命傷はない。 恐らく見かけ以上には力は残されており、その証拠にウルフウッドは嗚咽を続けている。 そしてラズロの方がこれで終わりにはしたくなかったことも関係していた。 「腕は動くだろ?足は動くだろ?頭は動くだろ?まだ、生きてるだろ? だったら……まだまだ死んでくれるなよ?」 自分が勝つことなんて判り切っている。 初戦でなくとも、ウルフウッドから殺しにくい感覚を感じようともそれは揺るがない。 しかし、勝つだけでは駄目だ。マスターを殺した罪を存分に償わせる必要がある。 だからラズロは自らに一つの制限を課した。 パニッシャー以外の武器は使わない。 そのぐらいの事がなければ、勝負は一瞬で終わってしまうから。 何故パニッシャーなのかということはラズロ自身にもわかっていない。 ただ、無粋な銃器を使いたくなかったのかもしれない。 パニッシャーを持つということはミカエルの眼では最上の名誉なのだから。 ミカエルの眼の頂点同士の戦いにこそパニッシャーは相応しい。 「かっ……うっさいわぼけ、好き放題ほざきおって」 「待ちくたびれたんだ。仕方ねぇだろ」 ようやくウルフウッドが血反吐を吐きながらパニッシャーを支えにして立ち上がる。 出血は完全に止まっていないがミカエルの眼としての再生力は健在だ。 ラズロの手加減もあり戦闘を続けるにもきっと問題はない。 その証拠にウルフウッドの眼は死んではいなく、眼前のラズロを凝視している。 ただ、ウルフウッドの頬には一筋の汗が滴っていた。 (無茶苦茶なヤツやな……シャレにならん) ウルフウッドは改めてラズロの脅威を認識していた。 あっちの銃弾は受けたというのにこっちの銃弾は殆ど当たっていない。 指先さえも動かせないほどに桁違いだったラズロの速度に圧倒された。 もしラズロの言う事が正しければ奴を出し抜いてマスター・Cを殺したことになる。 自分に自信がないわけではないが、ウルフウッドにはその事が俄かに信じられない。 しかし、今さらラズロと自分の因縁を知りたいとは思わない。 今のウルフウッドには、もっと必要なことがある。 「だったら――続きといこうか」 身体を動かす方法。人殺しの方法。そして何よりも生き延びるための方法。 今まで学んだクソッタレの技術と、掛け替えのない知識を総動員する。 パニッシャーを持ち、走り出したウルフウッドが望むことはラズロの殺害だけだ。 ◇ ◇ ◇ ウルフウッドのパニッシャーからけたたましい音が鳴り響き、弾丸が空を裂いていく。 役目を果たした空っぽの薬莢が瞬く間に吐きだされ、次々と地面を打つ。 一方で発射された無数の銃弾の先に居るラズロが動いた。 薬莢が地面に落ちるよりも早く、右斜めへ身体ごと飛ばす。 幾つかの弾丸がラズロの身体を掠りはするが彼にとって負傷の内には入らない。 そして依然として宙に飛んだままの体勢でラズロは自らのパニッシャーを向ける。 銃口の後方に潜む顔は形容しがたい程の歓喜で染まっていた。 「そらぁ!」 再び轟音が響く。 ウルフウッドの眼前に無尽蔵とも思わせるほどの圧倒的な質量が現れる。 それは思わず血の気が引き、抵抗の意思を奪わせる光景だった。 直ぐに自分の身体がズタズタに引き裂かれる姿が予想出来てしまう。 だが、予想はあくまでも予想だ。 ウルフウッドには、そんな下らない予想に付き合う義理はない。 一歩も引かずにウルフウッドはパニッシャーの持ち手を今一度握りしめる。 「チッ!」 銃弾の殆どは当たった。いや、当たって『弾かれた』という方が正しい。 ウルフウッドはパニッシャーの銃身を地面に突き刺し、盾として銃弾をやり過ごす。 ミカエルの眼で限られた者にしか与えられない最強の個人兵装であるパニッシャー。 武器としての有用性はもちろんのこと、過酷な任務に耐えられるように一級の素材で造られている。 大抵の兵器では傷一つつけられない代物だが相手も同じくパニッシャーだ。 更に真正面から銃弾を受け続けていてはいずれ限界が来る。 たとえ限界がこなくともパニッシャー越しにウルフウッドに伝わる衝撃もかなりのものだ。 やがてウルフウッドの手がパニッシャーから放され、彼の身体が背中から後方へ飛ぶ。 「!」 ウルフウッドの奇行を前にラズロは面食らう。 衝撃の余波でウルフウッドが吹っ飛ばされたのか、それとも気でも狂ったか。 どちらにせよ好機だと考えながらラズロは丁度地を踏みしめた両脚に力を込める。 勢いを殺さず、ウルフウッドに向けて前進するが直ぐに安易な考えであったことを知らされる。 骸骨を模したパニッシャーの持ち手。 未だ突き立てられたパニッシャーのその隙間から一発の銃弾が飛びだす。 「もろうとけ」 見ればウルフウッドが懐から一挺の銃を抜き左手で握っていた。 デザートイーグル50AE。何度も引き金を引き、銃弾が尽きるまで発砲する。 精密な射撃にラズロは溜まらず速度を緩めることを余儀なくされる。 ウルフウッドにはラズロのようにパニッシャーだけを使うといった拘りはない。 使えるものは使う、当たり前の考えだ。 それゆえにラズロはウルフウッドの行動を不快には思わない。 流石に愉しませてくれるウルフウッドには感嘆すらもしている。 「ハッ! 豆鉄砲が!」 だが、ラズロはあくまでも減速しただけで止まったわけでない。 0.54インチ。拳銃用弾頭にしてはかなりの大型であるデザートイーグル50AEの弾丸もラズロを止めるには至らない。 鋭敏な感覚で弾丸を避け、避けそこなったものは自らのパニッシャーの銃身で捌く。 一方、背中から倒れ込みはせずに両脚で着地したウルフウッドの表情が驚愕に染まった。 パニッシャーの元へ駆け寄ろうとするラズロ。 腕を、パニッシャーを握った腕を大きく振りかぶろうとするラズロが居た。 「なっ!?」 「うおおおおおおおおおおおおおお!」 横薙ぎに振るわれたラズロの腕からの遠心力がパニッシャーも伝わり、強烈な勢いを生む。 パニッシャーが向かう先は同じくパニッシャー。 地面に突き立てられたパニッシャーをラズロはパニッシャーで殴りつける。 轟音が周囲一帯に響く。予想もつかないほどに強力な力がパニッシャー同士で炸裂。 土を吹き飛ばし、パニッシャーが宙へ飛ぶ。 横方向からの衝撃はパニッシャーの銃身に回転を加え、その回転が砂埃を吹きあげる。 最早十字架ではなく円形にしか見えないほどに回転は勢いを増していた。 そしてパニッシャーはそのまま突き進み、一直線にウルフウッドへ迫っていく。 「――クソッタレ」 ウルフウッドが軽く横へ飛ぶ。 パニッシャーの軌道上から自らの身体を逃がす。 だが、ラズロの方も黙っているわけでもなく、ウルフウッドの動きを逐一観察している。 ラズロがウルフウッドの動きを予期するかのように再度走り出し、右腕を突き出す。 握られたものはもちろんパニッシャーだ。 構えられた銃口が血に飢えた獣が獲物を捉えるが如くウルフウッドを捉えている。 対してウルフウッドの持つ武器はデザートイーグル一挺のみ。 パニッシャーを相手取るにはあまりにも心許ない。 ラズロもそのことがわかっているのだろう。 構うことなく直進を続けウルフウッドとの距離を詰める。 しかし、ウルフウッドにとって明らかに劣勢な状況だというのに彼に焦りは見られない。 やがて右腕を振りかぶり、ウルフウッドが文字通り咆えた。 その右腕には握られたものがあった。 「!?」 「がっ……!」 回転が急激に止まっていく。 ウルフウッドの右腕が捉えたものは円形状の何かに見える。 だが、実際には黒色の十字架だった。そう、言うまでもなくそれはパニッシャー。 パニッシャーが自らを横切っていく瞬間、持ち手の部分を掴み取った。 慣性によりそのまま前に進もうとするパニッシャーを無理やりに。 手首ごと持っていかれてしまう衝撃が電撃のように走る。 それでも左腕でデザートイーグルによる牽制を行いながら右腕は握り続ける。 顔面からは脂汗が染み出そうとも意に介さない。 ここでパニッシャーを手放すことは自らの死と同義なのだから。 ウルフウッドは自らが持ちうる最強の武器を手元に手繰り寄せる。 「んなくそぉ!!」 そして連射。ただパニッシャーを撃つ。 既にデザートイーグルは懐にしまい、パニッシャーのみに集中している。 視界はラズロしか入っていなく、指の感覚が失せてしまうかのように引き続ける。 パニッシャーから響く無数の発砲音はウルフウッドの鼓膜を容赦なく打ちつけていく。 慣れてはいるがいつかは耳がいかれてしまうかもしれない しかし、それでもウルフウッドが銃撃を止めることはない。 ラズロの方も依然として撃ち続けているのだから。 遮蔽物は何もない。どちらがより多くの銃弾を撃ち込めるかで全ては決まる。 だからこそたかが耳が痛くとも、たかが身体の節々がもう限界を迎えようとも、やらないわけにはいかない。 「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 最早どちらのものかわからない叫びを合図に更に火線が激しさを増す。 パニッシャーを撃ちつづけながら二人は一度も立ち止らない。 時にはすれ違い、時には並走するなど走り方には何も規則性はない。 ただ、その光景は熾烈の一言だ。 何十発、何百発の銃弾が行き来しお互いの身体を少しずつ削っている。 銃撃だけではない。示し合わせたわけでもないのに、同じタイミングで二人は重量のあるパニッシャーをまるで鈍器のように振り回すこともしている。 互いの傷口からは血液が飛び散り、身体と足元の地面を朱色に染めていく。 二つの血塗れのコマがぶつかりあっていると思えるほどに二人の動きはあまりにも速い。 だが、幾ら規格外の改造を受けたといえども彼らも元を辿れば人間だ。 疲れもすれば傷も負う。現に徐々に二人の勢いは落ちている。 元々の負傷、そしてミカエルの眼同士の戦闘はやはり彼らですらも大きな負担を強いている。 (キッツイなぁ……ほんまにキツイで、こいつは。せやけどなぁ……!) しかし、ウルフウッドは死ぬわけにはいかなかった。 自分にはやることがあるから。 ラズロを殺す。自分のために、自分が生き延びるために。 泥塗れになるような生き方をしてでも死にたくはないのだから。 そしてもう一つ、まだやれていないことがある。 あの日、施設にやってきたあいつの姿を思いだす あいつは泣き虫だった。いつも一人ぼっちで泣いていた。 子犬一匹も殺せないほどに臆病なあいつでも友達を守ることは出来た。 屋根の上によじ登ったジャスミンを、身を挺して助けたあいつは間違いなく仲間だった。 だからこそ、あいつは殺してでも奪い返す。 そのためにウルフウッドは死ぬつもりは全くない。 だが、死ぬつもりがない人間はウルフウッド以外にも居る。 ウルフウッドの猛撃に真っ向から向かうラズロだ。 (やっぱり殺しにくいな。だけど、いつまでも良い気になってもらっちゃあ、困る……!) ウルフウッドを完全に殺し切りマスターの仇を討つ。 ウルフウッドを殺すことがマスターへの最大の供養となることを信じている。 ミカエルの眼で危険分子として排除されそうになったこの命はマスターに救われた。 自分を必要とし、幾つもの教えをくれたマスターへの恩を忘れたことはない。 嬉しかった。あんなにも誰かに必要にされたことは一度もなかった。 殺しの技術も更に磨きをかけ、強さを求めた。 マスターのために働けるように、彼のためにどんな存在すらも殺せるように、と。 だからこそ死ねない。ここで、おめおめと逃げるわけにはいかない――。 やがて二つの人影が更に自らの加速を強め、一層に強い音が響いた。 「そろそろ……ケリつけさせてもらうで」 今一度の激突を経て丁度二人の間に数十メートルほどの距離が開く。 銃撃を止めたパニッシャーの銃身を地に垂らした形でウルフウッドが呟く。 ずっと連射していたのだ。先ずは弾切れを疑うべきだがフェイクという可能性もある。 それともただ身体の再生のために時間稼ぎをしているだけなのか。 静かに佇むウルフウッドの真意は誰にもわからない。 わかることは未だ戦意を失っていないことぐらいだ。 「へぇ、疲れたか? まあ、こっちはいつでもいいけどさぁ」 パニッシャーの引き金から指を放し、ラズロはウルフウッドの出方を見る。 ラズロの銃弾はまだまだ健在だ。鉛玉だけでなくロケットランチャーの弾頭すらもある。 今すぐにでも射撃を再開し、とどめを刺しにいくべきかもしれない。 しかし、相手はあのウルフウッドだ。一度ならず二度もマスターを出し抜いている。 自分が負けることはないだろうが必要以上に警戒してしまう。 手負いの獲物ほど予想にしないことをやってくるものなのだから。 実際、ラズロの考えは当たっていた。 ウルフウッドはラズロよりも多くの銃弾を貰っていた。 更に全身に受けた改造は既に旧式の技術であり、その再生はラズロに比べ劣化している。 全身からは血が噴き出し、足元もふらつく様子はまさに満身創痍というに相応しい。 それでも、ラズロの視覚は急速に接近するものを捉える。 ウルフウッドだ。 「っ!」 ウルフウッドのパニッシャーが一回転する。 横ではなく縦に、今まで向けていた銃口を肩に担ぐ。 その代わりに一周り大きい口がラズロに向けられる。 パニッシャーのもう一つの弾頭、ロケットランチャー用の銃口だ。 更にウルフウッドはパニッシャーを構えたまま今一度前進する。 ウルフウッドが着弾時の爆風を考えているかどうかはわからない。 「それがどうしたぁ!」 一方、ラズロには覚えがあった。 ウルフウッドがリヴィオと戦った際に同じようなことがあったのだから。 至近距離によるロケットランチャーの発射。 リヴィオなら必ず反応出来ると見込んだ上での行動は結果的に功を奏した。 リヴィオがロケットランチャーを弾くと同時に懐に飛び込み仕留める、といったように。 だが、ラズロはリヴィオとは違う。 ラズロの能力があればロケットランチャーを弾き、同時にウルフウッドを仕留められる。 逃げるつもりも毛頭なく、ウルフウッドを正面から撃ち迎えようと構える。 やがてウルフウッドがパニッシャーの引き金を引いた。 ラズロに向かって一直線に撃ちだされたものは――何もなかった。 「!?」 ラズロには目の前の出来事が信じられなかった。 パニッシャーの故障かと疑うが直ぐにその考えを捨てる。 自分達とウルフウッドはパニッシャーと己の身体を頼りに生きていた。 パニッシャーの扱い方を誤ることなど有り得ない。 もし、万が一故障だというならばロケットランチャーを使わなければいい。 まだ鉛玉の予備弾丸が充分にあれば、そっちを使えばいいだけのことで――。 そこまで考えラズロはようやく一つの答えを出した。 (まさか、フェイク……!?) 前提が間違っていた。 何故ウルフウッドの持つパニッシャーがロケットランチャーを撃てると考えていたのか。 銃口を向けられただけではわからない筈だった。 その弾倉に弾頭が入っていることなどラズロには知る由もないのに。 本当に弾切れだったのはロケットランチャーの方だった。 前回でリヴィオが隙を突かれた経験があるが故に過敏に反応し過ぎてしまった。 気の抜けたような空砲が鳴らす音が自分を笑っているようで酷く不愉快に感じる。 ハメられた己の不甲斐なさがどうしようもなく許せない。 薙ぎ払おうと構えていた腕を強引に引き戻し、パニッシャーの銃口を前へ向ける。 しかし、一瞬の硬直はウルフウッドには充分すぎる時間だった。 「なっ……!」 ラズロの眼前にはウルフウッドが居る。 それはいい。だが、何かが決定的に足りない。 あるべきパーツが足りない。 足りないものは象徴だった。 ミカエルの眼の殺人者としての名誉の象徴が、どうにも見当たらなかった。 同時に空を切る音が聞こえる。 上で何かが鳴っている。 ラズロが全てを理解し終えた時には無数の弾丸が降り注いだ。 「どうせワイのやないから……好きに使わせてもらうで!」 ウルフウッドはパニッシャーの引き金を最大限まで引き絞り、宙に放り投げた。 フルオートとまではいかないもののパニッシャーは依然として射撃を続けている。 射線はでたらめで狙いなどつけようがない。 しかし、不規則な動きだからこそ逆に避ける側にとっても予想は出来ない。 現にラズロも銃弾を幾つか貰っている。 それでもラズロを止められず、ウルフウッドも彼を仕留められるとは思っていない。 「ラズロッ!!」 宙を見上げ、驚愕に染まった顔を浮かべるラズロの元へウルフウッドが走る。 もちろんパニッシャーはない。それでもウルフウッドは発砲する。 デザートイーグル50AEだ。豆鉄砲にしかならない弾丸だがウルフウッドは撃つのを止めようとしない。 「舐めるなぁ!」 当然ラズロからの反撃がありそれはあまりにも手痛い。 パニッシャーによる銃撃はデザートイーグルのそれと較べものにならない。 だが、ウルフウッドは構わず弾丸の雨に突っ込んでいく。 瞬く間に弾丸がウルフウッドの全身を削り貫いていく。 まだ血が流れるのかと不安になるぐらいに血まみれな身体だがそれでも走る。 一体どこに力が残っているのかはわからない。 ウルフウッド自身にもわかっていないかもしれない。 しかし、そんなことはどうでもいい。 重要なのは、ウルフウッドの身体がまだ動くということだけだ。 ウルフウッドにとっても、ただそれだけで良いのだから。 「――かんにんな」 ウルフウッドは小さい声で呟き、懐からあるものを取り出す。 球形のもの、手に収まるサイズのボールだ。 赤と白を基調に彩られたそれをウルフウッドはラズロへ投げつける。 「チッ! まだあるのか!」 ラズロにはそのボール状のものに見覚えがなかった。 単純に打撃を狙った投擲用の武器なのか、中に爆薬の類でも積んでいるのか。 二人の間の距離はかなり近づいており、規模にもよるが爆発してしまえば向こうも無事に済むとは思えない。 それでも相手は既に実例があるウルフウッドだ。 充分にやってくると考えられるが意識しすぎたあまり先程は煮え湯を飲まされた。 だが、自分に対し飛んでくるものを前に何もしないわけにはいかない。 パニッシャーの銃撃で即座に撃ち落とそうとラズロは決断する。 そんな時、ラズロが撃つ前に彼の目の前で真っ白な閃光が迸る。 「なに!?」 ラズロは思わず片腕をかざして目を守る。そのぐらいに強い光だった。 ウルフウッドが投げたボール状のものからその光はきたことはわかった。 閃光弾のような目眩ましだったのかとラズロは判断する。 その認識は完全には正しいとはいえない。 ウルフウッドが投げたボール状のもの、モンスターボールから一つの影が飛びだしていたのだから。 タネを背負った緑色のカエルのような生物。 フシギダネと名目されたポケモンがつるの鞭を伸ばしながらラズロへ襲いかかる。 「引っこんでろ!」 しかし、ラズロが目を伏せたのは僅か一瞬のことだ。 直ぐにパニッシャーを構え直し、容赦なく引き金を引き絞る。 宙を浮いているフシギダネに逃げ場はどこにもない。 敢え無くその身体に無数の弾丸を受け、フシギダネは後方へ吹き飛んでいく。 それでもラズロは気を緩めない。 本来の標的であるウルフウッドを直ぐに目で追い始める。 やがてラズロから右斜めの位置で何かの音が響く。 考えるよりも早くラズロはそこにパニッシャーを向けて発砲する。 超人的な反応を持つが故に出来る芸当だが、ラズロは表情を歪める。 着弾音でわかった。手ごたえがあまりにもなさすぎる、と。 答えは先程の閃光の陰に隠れて直ぐ目の前までに迫っていた。 「よお」 懐に飛び込んでいたウルフウッドがラズロに飛びかかる。 ウルフウッドは既にデザートイーグルも捨てている。 全くの無手。それでもラズロは身の毛がよだつ感覚を覚えた。 パニッシャーで迎え撃とうとするがこの距離では間に合わない。 一端距離を取るべきだと考えラズロは後ろへ身を飛ばそうとする。 「歯ぁ食いしばれや――」 しかし、ウルフウッドはラズロに体当たりでもするような勢いで突っ込んでいる。 パニッシャーを手放したのもきっとこの機会だけに全力を叩き込むために。 ウルフウッドを甘く見過ぎていたことを実感する。 パニッシャーだけで殺すという拘りがここまで状況を悪化させてしまった。 だが、今更考えても無駄なことだった。 今はまさに拳を振りかぶろうとするウルフウッドをどうにかしなければならない。 「リヴィオッ!!」 やがてウルフウッドの拳がラズロの右頬を横殴りに殴りつける。 ラズロではなくリヴィオの名前を叫ぶウルフウッドの拳には力強さがあった。 同時に骨が砕けるような嫌な音が響くがそれはウルフウッドの拳から聞こえた。 ウルフウッドがラズロから受けたパニッシャーの銃弾は最早数えきれない。 使いものにならなくなった右腕だけでなく全身の感覚もだんだんと鈍くなっている。 ウルフウッドの身体も既に限界だった。 それでも既に死にかけの身体は止まることなくラズロへ向かう。 「ぐっ……こ、のっ………!」 衝撃により、思わずパニッシャーを零れ落としたラズロはいつかの光景を幻視する。 マスターが殺されたあの時と、ウルフウッドはとても似た動きをしていた。 頭蓋骨陥没、頸骨粉砕骨折。それらがミカエルの眼の使徒であるマスターを即死に至らしめた原因だ。 突進の勢いを殺さず、ウルフウッドが頭から飛びこむ。 迫ってくるウルフウッドの動きがスローモーションのように遅く見える。 ウルフウッドはあの時と変わりない、頭突きを叩きこもうとしていた。 「うおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 ウルフウッドの叫びか、ラズロの叫びかそれとも二人の声が重なったのかはわからない。 ただ、ラズロにはマスターのあっけない最期と自分の姿が被ってしまっていた。 肉体の再生に関しては絶大な自信を持っている。 しかし、それでもマスターのようにあんな勢いで頭突きを貰えばどうなるかはわからない。 やがてウルフウッドがラズロに届こうとしたその瞬間、耳をつんざくような音が響く。 「なっ……」 両目を見開き、ラズロが心底驚いたような表情を見せる 既に慣れきってしまい生き方の一部になっている音だった。 一発の銃声が確かに聞こえた。周囲には誰にも居なくウルフウッドとラズロしかいない。 発砲したのはウルフウッドかラズロのどちらかだ。 パニッシャーは俗に言う機関銃であり発砲音は連続したものだ。 しかし、音は単発だった。それこそデザートイーグルのような拳銃を用いた際に出る音。 だが、デザートイーグルは地面に落ちている。 ならば、一体何を使って――そんな時だった。 「なんだ……なにやってんだ、おい…………!」 ラズロが疑問の声を上げたのと同時にウルフウッドが背中から倒れ込む。 撃たれたのはウルフウッド。ラズロは気づく。 ウルフウッドの半身が、ごっそりと削り取られていることに。 何度も見覚えのある光景だった。 だからこそラズロには全てがわかった。 ウルフウッドが何に撃たれたのか、誰が撃ったのかを。 全ては左腕が示している事に。 突き出された左腕はラズロの意識の下には置かれていなかった。 「てめぇ……リヴィオッ!」 さっきまで何も持っていなかった左腕が握りしめるものはベレッタカスタム、ソードカトラスの一丁。 装填された弾丸はエンジェルアーム弾頭。 ヴァッシュがエンジェルアームの力を弾丸に込めた代物だ。 リヴィオのやったことにラズロは目を充血させながら憤慨する。 ウルフウッドは自分が仕留めなければならなかった。 マスターの仇を返すにはこれしかなかったのだから。 故にラズロはリヴィオにも抑えきれない怒りを感じていた。 「――ラズロ」 一方、リヴィオはラズロだけに聞こえる声を発する。 リヴィオはラズロとは対照的に落ち着いていた。 リヴィオには自信があった。たとえラズロに何を言われようとも、ウルフウッドを撃つのは必要なことだと思っていた。 「俺達は勝たなきゃならない……勝たないといけないんだ。そうだろう、ラズロ……!」 以前のラズロならリヴィオの言うことなど聞きもしなかっただろう。 だが、今のラズロには何も言えなかった。 リヴィオも必死だった。今まで逆らったこともないラズロに対し、勝手な行動を取ったのも死ぬわけにはいかなかったためだ。 全てに勝って生き残るためにもどんなことだってやる覚悟は既に終えている。 そんなリヴィオがラズロには本当に自分が知っているリヴィオとは信じられない。 それでも不思議と嫌な感情はラズロには湧かなかった。 「……バカヤロウ」 気が抜けたようにリヴィオとラズロが尻もちをつく。 パニッシャーもソードカトラスも手放し、その場に大の字に寝そべる。 眼前のウルフウッドが動く気配は全く感じられなかった。 ◇ ◇ ◇ 時系列順で読む Back かいぶつのなく頃に~讐たり散らし編~(後編) Next あの忘れえぬ日々に(後編) 投下順で読む Back かいぶつのなく頃に~讐たり散らし編~(後編) Next あの忘れえぬ日々に(後編) Back Next かいぶつのなく頃に~讐たり散らし編~(後編) ニコラス・D・ウルフウッド あの忘れえぬ日々に(後編) かいぶつのなく頃に~讐たり散らし編~(後編) リヴィオ・ザ・ダブルファング あの忘れえぬ日々に(後編)
https://w.atwiki.jp/murumuruidenkai/pages/64.html
グアニンの水族館 水族館落ちている物 VS 深淵種ヴリトラ VS ルカ 水族館 管理されていない廃水族館。ダウンタウンの男の子から500CCで買ったブルーカードを挿入して水族館に入る。 水槽にいる大きな生物の下を通り抜けようとしたら、深淵種ヴリトラと戦闘になる。 道なりに進んで水族館の奥の部屋にルカがいる。戦うこともできる。 落ちている物 水護「トリトン」×1個 アストラル鉱石×1個 ビタミンZ×5個 黒狼の魂魄石×1個 マジックタブレットS×10個 妖冥酒×5個 風護「ピクシー」×1個 原罪林檎石×1個(ガラスから薄く見える) デザートイーグル×1個 マジックタブレットL×3個(ガラスから薄く見える) ライフタブレットL×3個(ガラスから薄く見える) 幽玄のフィロソフィア×1個 ラピスラズリ×5個 アクアロリータ×1個(ルカがいる部屋の宝箱) コーラルロッド×1個(ルカがいる部屋の宝箱) VS 深淵種ヴリトラ HP MP 攻撃 防御 魔法 精神 敏捷 命中 回避 クリ 弱点 耐性 20200 1600 280 90 220 90 160 95 0 2 光・雷 水・闇 取得経験値 取得金額 入手アイテム 入手武器 入手防具 3500 0CC 幽玄のフィロソフィア -------------- -------------- ・使用してくるスキル :深淵種ヴリトラの打撃(単体攻撃・2回攻撃) :深淵種ヴリトラの突撃(単体攻撃) :大暴れする(単体攻撃・2回攻撃・3回攻撃・転倒付加・打撃属性) :酸毒の息を吐く(全体攻撃・衰弱付加・防御力低下付加・水属性) VS ルカ HP MP 攻撃 防御 魔法 精神 敏捷 命中 回避 クリ 弱点 耐性 60000 4500 500 160 300 300 240 95 5 3 闇 水・光 取得経験値 取得金額 入手アイテム 入手武器 入手防具 40000 800CC 幽玄のフィロソフィア 迅狼のレイピア -------------- ・使用してくるスキル :アクアソードで攻撃(単体攻撃) :メガウェイブを唱える(単体攻撃・水属性) :ホーリーⅢを唱える(全体攻撃・光属性) :ヒュプノシスⅡを唱える(全体攻撃・睡眠付加・水属性) :マリンスノーを解き放つ(全体攻撃・魔法力低下付加・星属性・残りHP15%程度から使用)
https://w.atwiki.jp/9o8i7u6y5t/pages/704.html
ナイト・イーグル(ナイト・イーグル) モンスター・星4・風 鳥獣族・効果 攻撃力1500/守備力1000 このカードが魔法・罠・モンスター効果の対象となった時、自分のデッキの1番下のカードが鳥獣族モンスターならばそのカードを特殊召喚し、このカードをデッキに戻すことができる。 関連カード チェスバード
https://w.atwiki.jp/gtathetrilogy/pages/115.html
田舎編あらすじ 攻略ポイント ミッション一覧前半 後半 強盗 GTA Wikiへのリンク 前後のストーリー 田舎編 あらすじ 罠にはめられた兄の元へ駆けつけたCJは逮捕されてしまう。 しかし投獄されるのではなく、テンペニーの手によりエンジェルパインへ連れてこられる。 テンペニーに指示されるがまま、険しい山道を登り、FBIの迎撃をかいくぐり、かくまれていた証人を始末する。 なんとか面倒な仕事を終えたのも束の間、今度はテンペニーが交わした取引の対価を立て替える羽目になった。 シーザーに紹介された助っ人に引っ張られ、CJは各地で強盗を働くこととなる。 攻略ポイント 「The Green Sabre」の直後に田舎編が始まり、エンジェルパインから操作可能となる。 武器は全て没収されて防弾チョッキも消えるが、近場の武器屋含めて意外と補充は効く。 以下に加えてディルモアの警察署でショットガンも拾えるが、即座に武器を装備するせいで手配がつくため非推奨。 最初のセーブポイントがあるトレーラーパーク。そのうちの一軒にマイクロSMG。 「J J s」の看板のレストランに防弾チョッキ。 1時の方向のジャンクヤード(重機が集まっている場所)。そこの格納庫にデザートイーグル。 上のジャンクヤードの北にある大型施設。岩の陰にAK47。 ブルーベリー南西に建つ「FLEISCH BERG」の看板の巨大な工場にAK47と防弾チョッキ。 モンゴメリー北部の建物の陰にSMG。 パロミノ・クリークの「JAZZ MAGS」という店舗にて短銃身ショットガン。 飲食店など体力回復手段への道のりが不便なので、救命ミッションで体力を強化するのにいい機会である。 また、肺活量が10%に届いていない場合、ここでもオイスターを集めておこう。 ミッション一覧 前半は一本道、後半から分岐となる。★印はカットシーン終了後に「強盗」のいずれかを選ぶ。 後ろの武器は強制入手され、同じカテゴリの武器を破棄することになる。 前半 Badlands ★First Date Body Harvest King in Exile ★First Base 後半 ★Gone Courting ★Made in Heaven Wu Zi Mu Farewell, My Love... Are You Going to San Fierro?:ロケットランチャー 強盗 Tanker Commander Local Liquor Store Against All Odds:リモート爆弾 Small Town Bank:ショットガン GTA Wikiへのリンク エンジェルパイン ブルーベリー ディルモア モンゴメリー パロミノ・クリーク 前後のストーリー ロスサントス編 田舎編 サンフィエロ編 砂漠編 ラスベンチュラス編 完結編
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/2685.html
【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 Twin EAGLE タイトル Twin EAGLE ツインイーグル 機種 ファミリーコンピュータ 型番 VIS-2E ジャンル シューティング 発売元 ビスコ 発売日 1991-4-12 価格 5800円(税別) 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり)
https://w.atwiki.jp/recklesstide/pages/70.html
「あぁ~カレーが食べたい……できれば辛口の大盛りで」 そろそろ千里も日頃の恨みを晴らすのに飽きてきた頃。 既に時は午後二時と半分を回っている。 またラウンドが終了する。勿論、負けるのは賽の方だ。 正道派にして直情、冷静にして熱血な賽にもそろそろ苛立ちの色が見える。 「とにかく! とにかく今は時間がないんだ! 早く負けてくれ! お前の使うジョー・ヒガシは強すぎる!」 「ふ、勝負を引き受けたというのにそれを破るおつもりですか?」 そんな応酬も何度目だろうか。 表には出さないが、女将としてはヒヤヒヤものだ。賽の中で何かが弾けようとどうにかする器量はあるつもりだが、ほぼ全面的にこちらに非があるのは確かなのだし。 早く別動隊が食料調達をしてくれることを祈るばかりだ。 「……そこまで言うなら解った」 気を取り直して、コントローラを握りなおす賽。 彼女は正道派にして直情。自らの承諾したことには責任を持つ。持たねばならない。 武士に二言なし。 彼女もまたそうした融通の効かない性格の持ち主なのだ。 故に、また。 「――手段選ばず生死問わず」 「……?」 反復する。 女将は覚えてなかった、女将が言った言葉を唐突に。 「そう言ったな、女将」 最終確認。 何のことか解らない女将の沈黙を肯定と受け取り、一言。 「どうなっても知らんぞ、お前」 ◆ ◆ どうするつもりだろうか。 欠伸をしながら、千里は自らが所属する勢力の長の口上を見守っていた。 途中までは見当違いのアドバイスを送ってあたふたさせていたのだが、そろそろ空腹がきついし虚しくなってきたのでやめた。 そんな状態の自分としては是非とも声援を送りたいところなのだが、ずっと口を動かしていて疲れていたのでやめた。 そもそも、自分一人の声援如きでやる気を出したり能率に変化があるような人じゃないし。 不意、と状況を見やる。 にしても、心配だ。 順調に、テリー――長の使うキャラクターの名前――側が劣勢。 何ら今までと展開に変わりなし。 少しばかり、長はラウンドを重ねるごとに幾らか操作がマシになってるようななってないような。 だがやはり、展開に大きな違いはない。 口上切ったからには何かしてくれる変な人。自分の中で長はそんな感じだ、が……やっぱり無理だろうか。 いや、マジでそろそろ本気で昼食にありつきたいのだが。 千里がそう思っていたとき、 「ちょっ……何やってるんですかあああああああああ!?」 女将の叫びと共に、画面上に明確な変化が起こった。 突然、女将のキャラが動かなくなったのである。 勘の鋭い人間なら既にお解りだろう。 賽が何を行ったのか、ということが。 「〝俺の目の前に分厚い壁があって、それを突破しなければならないなら、俺は迷わずこの力を使う〟……」 そう、賽は―― 女将側のコントローラーを見事なまでにぶっこ抜いていた。 女将の叫びなどお構いなしで、無駄に技の入力コマンドだけは上手く決める賽。 防御など、勿論できよう筈もない。 「食らえ! 灼熱のぉ、ヴォルカニックゲイザアアアアアアアァッ!」 「叫ばないでくださいこんなとこで」 「しかも技名違いますし……」 どうにもこうにも。 呆れ果てるしかなかった。 ◆ ◆ ぐつぐつ。ぐつぐつ。 「おい、少年。そろそろ火を弱めてくれ」 ぐつぐつ。ぐつぐつ。 「いきなり二人称とか喋り口調変えんでください。混乱しますよ読者」 そう言いながらも、火を弱める少年――もといチサト。もとい千里。 ――結局。 あのコントローラぶっこ抜きの勝利は〝厳しい~!〟ながらも認められ、二人は無事昼食にありつくことができた。 事情を知らない賽と千里には及び知らぬことではあるが、丁度別働隊からの食料が届いていたのである。 まあ、別段届いてなくてもあの無茶苦茶な勝利を認めなければ別に構わなかったと言えばそうなのだが、やはりこれは裏の事情。れっくれす一行の知るところではない。 食料を買いに行く割に到着が遅かったのにも理由があるのだが――これもやはり、知ることのない事実として忘れ去られるのではないかと思われる。 鍋というメニューや食材とかその他諸々についての突っ込みは特に無いようだった。 そこらで買ってきた食材の割に女将が高い値段をふっかけたことについては触れないでおく。おそらく、店に来る予定を忘れていたこととそれによって起こったこの一連の事件に対する意趣返しだろう。 「そろそろ食っていいですかね」 「おい、まだだ。まだ早いぞ少年。20秒ほど目を瞑っていろ。そうしたら食ってもいいぞ。鍋はタイミングが命だからな」 誰が少年だ……。 聞こえない声で呟きながらも目を瞑る千里。 「ハートフルな鍋奉行を気取って何が悪い。似合ってるのは自分が一番理解している、だから其れを笑われる謂われは無いぞ」 不満げな顔を察したようだ。 何にしても、逆らうとあんまりいいことが起こらないのは経験則で理解している。 それを確認し。 すかさず箸を疾風の速度で動かす賽。 しかし、賽の手は止まる。その箸はありえないものによって、遮られた。 「チサト……お前器用なやつだな」 「いやいや、長の外道っぷりには負けるって言うか」 目を閉じたまま突き出したにもかかわらず、見事に鍋の真上で組み合う箸と箸。 力が篭もりカタカタと震え始めるが、ここで賽はあっさり手を引く。 「解った、今のは私の負けだ。先に手ェつけていいぞチサト」 「や、今日は比較的優しいですね」 「今日はあれだ、なんだかんだで昼食遅れたしな」 ただただ事実を事実として受け入れ、単純な気遣いを返すのみの返答。 ばつの悪そうな顔なんて彼女はしない。 はにかみ気味に笑うなんてのも、彼女には似合わない。 彼女にはそんな顔が、そんな素っ気無さが、一番しっくり来る。 ◆ ◆ その頃、一升庵厨房―― 「……えーと」 女将はかなり困惑していた。 女将は別の部屋にて――宴会用の大きめな部屋――で、他の一升庵メンバーと一緒に食事をしていたのだが、ふと卵を見たら半熟卵の味が恋しくなって厨房まで出てきたのだ。 そして、女将の目の前には爆発した卵入りの電子レンジが。 別に、安直に卵を電子レンジでチンして破裂させたわけではない。 流石に女将、そこまで馬鹿な真似はしない。 経緯を話せば簡単である――賽から聞いた電子レンジでできる半熟卵の作り方、というのを実践して失敗したのである。 ちなみに、この作り方というのは別にヨタ話でもなんでもない。実際、電子レンジで半熟卵・茹で卵を作るのは可能だ。 そもそも卵が爆発するのは、電子レンジのマイクロ波によって水分を振動させることによる摩擦でものを温めているからだ。卵の内部が急に沸騰し、その圧力の変化によって卵は爆発する。 では爆発させない為にはどうすればいいのか、と言えばアルミホイルで包めばよい。アルミホイルはマイクロ波を通さないからだ。 しかしこうすると、今度は卵を熱することができなくなってしまう。 そこで、何らかの容器に水を入れてその中にアルミホイルで包んだ卵を入れる。 こうすることで、電子レンジによって半熟卵・茹で卵を作ることができるのだ。 それでは何故女将の目の前には爆発卵レンジがあるのだろう。 これについては、電子レンジの中を見てみれば簡単に解る話だ。中を見れば、明らかにやり方を間違えていることが解る。 どこをどう間違えたのか、電子レンジの中にあるのは緩い窪みの皿をアルミホイルで包んだもの、それに水が薄く入っており――その中心で卵が爆発している。おそらく被害から見て、二個か三個くらい。 『うむ、これでよし。あとは電源をいれれば美味しい半熟卵が……できる……はず、だよね?』 できるわけがない、当然。 ◆ ◆ 「美味しいですね」 「そうだな。高級料亭というと高い癖に量が少ないって感じかと思っていたがボリュームは多めだったな。少々割高に感じるがこんなもんか」 ごく普通の食材で作られた鍋に舌鼓を打つれっくれす一行。 なんというか、相当平和な奴等である。 もし芸能人格付けなんてものに出たとしたら、『そっくりさん』『映す価値無し』間違いなしである。 どたどた、どたどた。 破滅の足音っぽいものが聞こえてくる。外から急ぎ足、足音が聞こえる。 大抵誰かが急いで走ってくる足音と言うものはあまりよろしくない場面でよくあることであり、何故か大概朗報ではないことが多い。 趣のある室内での鍋を食べながらほんわかしていたれっくれす一行ではあるが、その気配くらいは察すことができるようで、何となしに心の準備をする。 足音が丁度部屋の前に差し掛かった瞬間、がらがらぴしゃーん! という荒々しい音と共に開かれる障子。その音はさながら雷鳴、さながら咆哮。 そして仁王立ちの女将は開口一番、 「賽! もう我慢なりません……黒服を呼べ! 此奴等を布団部屋に案内しろ!」 と来た。 歴戦のれっくれすも、あまりの突然さにうろたえる。 何せ、原因と思われる賽には心当たりなどある筈も無い。何せ、彼女はちゃんと女将に作り方を教えており、女将が間違えただけなのだから当然だ。 「どーゆーことですかこれ」 一瞬の硬直から立ち直った千里は賽に小声で囁きかける。 「解らん……解らんが、とりあえずエージェントを呼べ。エージェント・スミスだ」 「この場合寧ろネゴシエイター・スミスじゃないですかね」 「誰が上手いことを言えと。まあそれで正しいんだが……どうしたものか。強行突破してもいいんだが後が怖いし何より鍋が残ってる。おばあちゃんが言っていた、食事は粗末に扱うなとな」 【ちょっとアレな用語集 02 一升庵激闘編】 一升庵 / いっしょうあん 言わずと知れた、華悪凛が女将として仕切る高級割烹料理屋にして最強と謳われる勢力。 れっくれす会合指定所の一つで、千里の発言から推測して最低でも一度は来たことがあるようだ。 劇中ではとりあえず料亭としての描写が為されているが公式見解でも『曖昧』なのだとか。そんなわけで今回の劇中では料亭となっている。 が、しかしこの料亭版一升庵はどうやって切り盛りしてるのだろう。従業員がいるというような話も聞かないので、メンバーの皆さんで切り盛りしてるに違いない。と、勝手に思ってみたり…… 賽の眼鏡 / さいのめがね 拡大及び大まかな距離測定、暗視機能を有するハイテク眼鏡。 劇中で語られていた『スカウター機能みたいなの』のついていた眼鏡とは比べ物にならないほど機能は少ない為、賽は玩具程度の感覚で使っている。 その『スカウター機能みたいなの』のついていた眼鏡の出元はとある骨董楽器屋の主人から貰ったものなのだが、それはまた別の話。 『メイド喫茶のあたりで何かに反応してぶっ壊れかけた』については、詳しく語ることは許されないので、お察しに。 “もはやオールスターの様相を呈してきている”。と言う感じにしたかったので勝手に使わせて頂きました。後報告で申し訳ありません。 駄目ーという場合は痕跡を残さない程度に修正致しますっ プリンセス・華悪凛・タイトネイブ / ぷりんせす・かおりん・たいとねいぶ: 一升庵の名物女将。『じょしょう』、ではなく『おかみ』と読む。 戦闘時は女将軍、と言う意味で『じょしょう』と読み方を変えるのも中々乙なもの。 詳しい設定は劇中から読み取る限り不明だが、賽とは飲み会をする程度の関係。 劇中では、酔っ払った勢いの店自慢で大変なことになってしまう。そのエピソードについてはランドさんの力作、一升庵な日々 ~Welcomeお客様 相談編~にて語られている。 今回、何故かデザートイーグルを向けられたりとコミカルな雰囲気とはかけ離れた出来事に巻き込まれてしまったのだが、もしも賽が間に入ってなかったらきっと何かかっくいい啖呵を切ったに違いない。 最近の悩みはクラッチに足が届かないこと。 名前を見る限りFSS世界と何らかの関係があると思われるが、そのような描写は一切見つかっていない。 デザートイーグル / でざーといーぐる 拳銃。近年最も成功したとされるマグナムオート。 千里の扱うデザートイーグルは劇中でも説明されていた通りゴム弾を発射するものとして改造されている。ベースは357マグナム版。 法的には力任せと屁理屈でこね回した限りなく黒に等しいグレー。無理矢理賽が持たせている節もある。 最高の威力を持つとして知られるデザートイーグルだが、実弾とゴム弾では当然発射機構も全く異なるわけで、別段デザートイーグルであることに大きな利点はないのだがそこは見た目とインパクト重視である。 『何故ならその方がかっこいいから!』。偉大な言葉だ。 黒千里 / くろせんり 千里の裏人格の総称。読みは間違っても『くろちさと』ではない。 カブトに対するダークカブト、登山に対する黒登山、高森朝雄の原作に対するちばてつやのあしたのジョーのようなもの。 二重人格なのかキャラを使い分けてるのかは定かではないが、『動くな』の台詞を言ったときの千里はこれだと推測される。 また、剣技だの銃技を披露するのも基本的に黒千里だと思われる。 賽の性格言動が性格言動なので誤解されやすいところだが、こと生身の戦闘技能に関して 千里 【超えられない壁】 賽 であることを忘れてはならない。 また、千里は賽の護衛役として評価されている面もある。 少女祈祷中 / しょうじょきとうちゅう 東方シリーズの『Now Lording』に当たる言葉。 あまり深い意味はない。深読みは禁止。 ジョー・東 / じょー・ひがし またの名をジョー・男前・東。出場作品はザ・キング・オブ・ファイターズ等。 劇中では華悪凛が使用していた。ちなみに賽が使用していたのはテリー・ボガート。 ちなみに華悪凛は『料亭には似つかわしくないTVゲーム機やらトランプにUNOまで引っ張り出して時間を凌いでいた』際に初プレイ。飲み込みは早かったらしい。 何故こんな料亭にこんなソフトやゲーム機があるかと言うと、嘗て一升庵に居たとある男が趣味で持ち込んだものらしい。 ちなみに筆者はKOFシリーズについては無知。 ヴォルカニックゲイザー / ゔぉるかにっくげいざー 炎熱系魔術。 殴った瞬間に使用し、自らの手を発生点として小さな溶岩噴火を具現するどっかの聖堂騎士っぽい人の得意技。 一般の魔術はそのエフェクトが術者から遠ざかれば遠ざかるほど維持に魔力を消費する為、近接格闘を組み込むことでコスト軽減とほぼ無詠唱にまで到る。 典型的な近接格闘系魔術だが、その使い勝手の良さトップクラス。 曰く、手を拳から掌を開くことで炎を拡散した感じで放つことができるらしい。主に牽制時に使用。 また、地を這う・火球化等インレンジからミドルレンジへのバリエーションも存在するが、大抵ヴォルカニックゲイザーと一まとめの呪文名で使用されている。 なお、地を這うタイプのヴォルカニックゲイザーにアーティファクトにも指定される妖華『骸の花』から得た膨大な黒のマナを使用し、性質変化を加え大魔法化したものはネクロブルームゲイザーと呼称される。 ……なんて設定はぜんぜん関係はない。劇中では何故か賽がパワーゲイザーと間違えて叫んでいる。 →Next
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/518.html
■設定■ イエローイーグル 中小企業連合体製の量産型バリアブル・ギア ローコストの凡庸極まりない機体だったが大戦時に 一騎当千伝説を気づいた兵士キャンディア・ヒート?により一躍企業体のシンボル・ギアに また戦死したヒートの姿を忘れない為、ヒートが機体に描いていたエンブレムが肩に刻まれている 彼の活躍によって敗退した者達はこの機体の姿をみて震え上がるという アサルトライフルとレーザーダガーと簡素な構成だが換装する事によって様々な局面に対応できる クリーム色と白のツートンカラー 背面部のユニットが大型で直立しても猫背になるのが特徴的 (070112b初出) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (xxxxso.jpg) IMG (070112b初出)
https://w.atwiki.jp/gunshooting_love/pages/574.html
イーグルボウル(閉店) 住所 356-0051 埼玉県ふじみ野市亀久保4丁目9−20 最寄り駅 東武東上線 ふじみ野駅 営業時間 08 00~24 00 最終確認日 2017/06/01 設置機種 ルパン三世 THE SHOOTING(DX) タイムクライシス2(SD) その他(メンテ等) 公式HPによると2018年1月21に閉店した模様 ルパン三世 100円2クレ ルパン側のガンコンが破損 使用不可 次元側右下にややずれ タイムクライシス2 1p側 ガンコン反動良好 かなり状態がいい
https://w.atwiki.jp/wiki5_aoao/pages/348.html
デザートサハギン 名称 デザートサハギン HP 60 種族 水棲? 状態 - 耐性 なし 経験値 126 取得金 12G EP 1 ドロップ レアドロップ 盗み レア盗み 出現場所 街の周辺
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/39.html
召喚されたその男は、自分を召還した男に見覚えがあった。 その男は背丈は自分より一回り低く、 若干ぽっちゃり系……もとい、やや肥満に見える体系。 口ひげを蓄えてにやにやと笑みを浮かべるその男に、 確かに見覚えがあった。 そして男は口を開く。 「ベネット!? 俺が殺したんじゃ……?」 「残念だったなぁ、大佐」 小太りの男――ベネットは手にした銃をゆっくりと男の胸に突き付けた。 「トリックだよ」 その言葉と共に、トリガーが引かれた。 男――ジョン・メイトリックスは一瞬体を硬直させた。 が、銃からはカチリと音が鳴るだけで、弾は発射されなかった。 「サーヴァントのアンタに物理的な攻撃は意味がねぇ…… 俺だってそのくらいはわかってる」 ベネットは銃をホルダーにしまうと、 まるでメイトリックスを迎え入れるように両手を広げた。 「まぁ何の因果かアンタとコンビを組むことになっちまったんだ。 仲良くやろうぜぇ? なぁ大佐ぁ」 「面白いセリフだ気にいった。殺すのは…」 「おっとぉ!」 メイトリックスが言葉を言い終わる前に、その目の前にベネットは手をかざす。 そこに刻まれているのは……間違いなく令呪であった。 つまり、これが意味することは――、一つ。 「ベネット!? まさかお前が俺の……」 「残念だったな、大佐ぁ」 ベネットは今まで以上に口角を吊り上げ、そして。 「トリックじゃねぇよ」 決め台詞のように言い放った。 【クラス】 アーチャー 【真名】 ジョン・メイトリックス@コマンドー 【パラメーター】 筋力B 耐久EX 敏捷D 魔力D 幸運A 宝具C 【属性】 秩序・善 【保有スキル】 対魔力:D 魔力攻撃を多少軽減する。タフ。 単独行動:A マスター不在、魔力供給無しでも かなりの時間自由に現界し戦闘できる。 【固有スキル】 仕切り直し:B 戦闘から一時離脱する。さらにメイトリックスが防具を脱ぐと多少のダメージは消え失せる。 騎乗:C 現代的な乗り物であるならばそれを『殴る』ことで乗りこなせる。 勇猛:A 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 戦闘続行:A 腹に銃弾を受けようと致命傷を受けようと 殺すべき相手を見定めたときは問答無用で戦闘可能。 ねぎり:C 銃器兵器販売をしている店に限り全品100%オフで買い物ができる。 【宝具】 『 I ll be bacK(必ず戻ってくる約束の言葉)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:基本1人 最大補足:2~3人 I ll be bacKと言うことでその言った人物の元に任意で再び現れることができる 強制転移する言葉。 ただし戦闘中などである場合は転移不可能。 『コマンドー・ザ・バトルフィールド(約束されし勝利のコマンドー世界)』 ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:基本100 最大補足:2~300人 コマンドーが使用してきた銃器兵器と共に、コマンドーに最大補正がかかる空間を発生させる。 メイトリックスのコマンドーにおける終盤のあまりにも無双過ぎる展開が一種の固有結界と化したもの。 この空間内においてコマンドー(メイトリックス)はそれぞれのステータスに2段階の上昇補正が入り ランクC以下の敵宝具は当たらないがこちらの攻撃は一方的に当たるようになる。 魔力を大幅に食うため最大で5~6分しか発動できない。 この空間内で発現する武器兵器は以下。 M202ロケットランチャー バルメM78 M18クレイモア対人地雷 UZI デザートイーグル AR-15系統の小銃 M60E3 レミントンM870 【weapon】 HK-91:アサルトライフル デザートイーグル スぺツナズナイフ 【人物背景】 優秀な元コマンドー部隊隊長(大佐)。各国の戦場で活躍したのちに引退し結婚。 娘ジェニーと共に山奥の小さな家で過ごしていた。 しかしアリアスとベネット率いる軍隊に襲撃をかけられジェニーは攫われてしまう。 娘を奪還するべく、メイトリックスは元コマンドーとしての能力をフルに発揮し 見事アリアス、ベネットらを殺害し娘を救出したのだった。 【サーヴァントとしての願い】 自分を召還した理由を聞きだしそのうちベネットを殺す。 【基本戦術、方針、運用法】 重火器による圧倒的火力による制圧。やだ……まるで戦争だわ。 効かなかったら『コマンドー・ザ・バトルフィールド(約束されし勝利のコマンドー世界)』において 無理やり勝利するように動く。 なお常にベネットに『 I ll be bacK(必ず戻ってくる約束の言葉)』をしているため 仕切り直しのスキルと絡めて戦闘の即離脱も可能。 ベネット@コマンドー 【参加方法】 いつも首から下げているアクセサリーに なんと木片が関係していた模様。 【マスターとしての願い】 メイトリックスを利用したうえで始末する。 【weapon】 軍用ナイフ ハンドガン 【能力・技能】 腐っても元コマンドー。メイトリックスとしばらく互角に格闘できる。 煽り耐性が低い。 【人物背景】 元コマンドー部隊大尉。メイトリックスの元部下。 殺人を楽しむ性格をメイトリックスに指摘され部隊を追い出された。 その時の恨みを晴らすためアリアスに10万ドルでポンっと雇われ 娘をさらい、復讐しようとしていた。 最後はメイトリックスの煽りを真に受け凄まじい格闘の末、 パイプで腹を貫かれ死亡した。 【方針】 サーヴァントの戦闘はメイトリックスに任せるが、 裏でマスター狙いで暗躍する。 その気になれば拉致人質何でもする。