約 1,586,509 件
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/4095.html
ディアボリック・トースター R 闇文明 (6) クリーチャー:レッドファニー 3000 ■S・トリガー ■ブロッカー ■スレイヤー 作者:黒揚羽 フレーバーテキスト DMB-01 「メサイアの西線」魔性の家具からは錆びた血の匂いがする。 収録セット DMB-01 「メサイアの西線」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/k-os/pages/2566.html
レアリティ:X 原案・絵師:今石進・藤井英俊 番号:BS19-X03 収録:剣刃編第1弾-聖剣時代 コスト:6 軽減:3 シンボル:緑 系統:怪虫 種類:スピリット(闇) 1-LV1: 6000 3-LV2:10000 LV1-2『このスピリットのアタック時』 相手のスピリット1体を疲労させる。 『連鎖:条件《青シンボル》』 (自分の青シンボルがあるとき、下の効果を続けて発揮する) [青]:自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札2枚を破棄する。 LV2『自分のアタックステップ』 このスピリットと『神速』を持つ自分のスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき、 相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。 フレーバー 魔王は敵味方、生物非生物問わず全てを飲み込む。 備考/性能 相手疲労/「友好色:青」/神速サポート/貫通攻撃参照:連鎖/神速 公式Q&A/ルール エピソード/キャラクター ディアボリカ・マンティス=イドロマンティス・ディアボリカという学名を持つニセハナマオウカマキリ ここを編集 BS19-緑へ戻る
https://w.atwiki.jp/bizarre/pages/348.html
ジョルノ・ジョバーナ(5) 00OP 13「不安」と「安心」 37黄金の意志 53フライト・コードなし!去るD-2は向かえ 72神への挑戦(前編)~早過ぎた対峙~ 72神への挑戦(後編)~菩提樹~ ブローノ・ブチャラティ(12) 16奇妙な遭遇 32『Oh! That s A Car Chase!!』 45真の《殺戮のエリート》 57オレが生まれるためだけに 76策士策に絡めとる 79発覚する疑惑 91形兆死亡(前編)~覚醒~ 91形兆死亡(後編)~解放~ 111ブチャラティがCOOL! 114 荒木討伐隊①~合流~ 114 荒木討伐隊②~考察~ 114 荒木討伐隊③~調査~ 114 荒木討伐隊④~発足~ 117 愛と夢(前編) 117 愛と夢(後編) 121 『箱庭の開放』(前編)~絶大は絶対の前には無力~ 121 『箱庭の開放』(中編)~荒木討伐零番隊~ 121 『箱庭の開放』(後編)~神を討つ者~ 121 『箱庭の開放』(エピローグ)~杜王町に日は昇る~ 122 (題名未定) ナランチャ・ギルガ(12) 06『擬制と犠牲』 28それぞれの決意 52DIO軍団再結成に向けて 62テリトリー×テリトリー(前編) 62テリトリー×テリトリー(後編) 66激戦(前編)~背信~ 66激戦(中編)~反射する凶弾と消滅する結界~ 66激戦(後編)~零れた笑い~ 94《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その① 94《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その② 94《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その③ 98因果 104捜索隊、結成 114 荒木討伐隊①~合流~ 114 荒木討伐隊②~考察~ 114 荒木討伐隊③~調査~ 114 荒木討伐隊④~発足~ 117 愛と夢(前編) 117 愛と夢(後編) 121 『箱庭の開放』(前編)~絶大は絶対の前には無力~ 121 『箱庭の開放』(中編)~荒木討伐零番隊~ 121 『箱庭の開放』(後編)~神を討つ者~ 121 『箱庭の開放』(エピローグ)~杜王町に日は昇る~ 122 (題名未定) トリッシュ・ウナ(3) 23その女の闇 44ブラックホールによろしく 74一期一会 プロシュート(2) 04『老い』の超越者 40ドッピオ、兄貴と戦う ギアッチョ(2) 04『老い』の超越者 38死に触れた者達 リゾット・ネエロ(5) 01『ゲームスタート』 21開戦 33戦慄のリゾット 56『真っ直ぐに』 75策士策に絡めとる セッコ(6) 07無題 47角砂糖同盟 65その石の秘密と、希望 78悲劇 92イカれてるのさ、この状況で 97 神への挑戦2 ディアボロ(ヴィネガー・ドッピオ)(10) 05ドッピオ、兄貴に出会う 40ドッピオ、兄貴と戦う 54ドッピオ、兄貴から逃げる 74一期一会 81頂点に立つ者として 85疑心暗鬼 101擬似娚愛は嫐乱す(前編) 101擬似娚愛は嫐乱す(後編) 107 仇敵(前編)~声~ 107 仇敵(後編)~輪廻転生~ 116 Io non sono solitario.(前編) 116 Io non sono solitario.(後編) 118 鮮赤のシャボン
https://w.atwiki.jp/gods/pages/34843.html
アレースヒッピオス(アレース・ヒッピオス) アレスの別名。 「騎馬のアレス」の意。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/36658.html
次元の収縮者 ディアス・ボロス Z SR 火/水/自然/光/闇文明 10 サイキック・クリーチャー:ワールド・コマンド 9000 エヴィル・ソウル ■相手は自分のマナの数より少ないコストのカードの効果でこのクリーチャーを選ぶ事は出来ない。 ■Wブレイカー ■自分のターンの終わりに、墓地、マナゾーン、山札の1番下、バトルゾーン、シールドゾーンからカードを1枚選び、手札に加えても良い。 ■覚醒-自分のターンの初めに、バトルゾーンまたはマナゾーンの火、水、自然、光、闇のカードを1枚ずつタップし、墓地、マナゾーン、バトルゾーンの何れかからカードを3枚山札に加え、シャッフルする。そうしたら、このクリーチャーをコストの大きい面に裏返す。 |覚醒後→《終局の覚醒者 メナス・ディアボロス ZZ》 耐性がプチャヘンザ式の物になり除去されにくくなったが同時に覚醒条件が跳ね上がったクリーチャー。攻撃も出来るので最悪そのままで殴ってと良いだろうが、場に出した以上は、唯のドローソースとしてでは無く覚醒させて活躍させたい… 作者:匿名希望 フレーバーテキスト 支配者の願いは自分の掌の上で踊る程、世界を収縮させる事であった。 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/268.html
時刻は早朝へと進み、薄暗い魔法の森の中にも朝日が差し込み始めていた。 そんな木漏れ日の下を一人の少年が歩いている。 その視線は前方にも足元にも向いておらず、何もない中空を漂っている。 足取りは酔ってでもいるかのように胡乱だった。 その少年の名は、名簿の上ではディアボロと記載されている。 しかし、現在の姿でならばヴィネガー・ドッピオと呼ばれるべきなのか。 ともかく、彼は鈴仙・優曇華院・イナバとの戦いに遅れを取った後、こうして魔法の森まで敗走を続けてきたのだった。 ドッピオは、ふらふらと倒れそうな歩みの最中、そこらに落ちている小枝を拾い、耳元に近づける。 「ツー……ツー……ツー……」 そして、それまで以上にどこも見ていない虚ろな表情で微かに呟く。 そのまま少しの時間が経ち、急に正気に返ったように手に持った枝を忌々しげに睨みつけて放り出した。 そのドッピオの後方十数メートル、もう一人の敗北者が木の影に身を潜めながらピッタリと後を付けてきていた。 テンガロンハットを被ったガンマン風の男だ。 寅丸星のハイウェイスターに敗北し、幽谷響子を見捨てて逃げる形になったホルホースだった。 ホル・ホースがドッピオを発見したのは数分前に遡る。 鉄塔からの撤退戦の後、ハイウェイスターの追跡が無いことに気づき、一息ついたのもつかの間。 出食わすような形で、突然ドッピオが通り過ぎるように視界の奥に姿を見せたのだ。 驚いたホル・ホースが慌てて姿を隠すも、もう一方のドッピオはその存在に気づかない。 冒頭のように宙に視線を彷徨わせていたのが原因か、あるいはそれなりに距離があったのも幸いしたのかもしれない。 ともあれ、こうしてホル・ホースはドッピオを発見した。 一見すると、隙だらけなドッピオの風体は、あっさりと忍び寄れそうである。 しかし、ホル・ホースは、近づかずに遠くから観察するに留めていた。 「チッ……らしくねーな。 弱気になっちまってるぜ……」 不意に、ホル・ホースの口から自虐めいた言葉が漏れる。 その言葉通り、その行動は、慎重というよりは臆病、とても攻撃的な行動に出られる精神状態から来ているのだった。 ホル・ホースは負けて逃げる事を恥と思うような感性はしていない。 しかし、響子を、少女を見捨てて逃げたことで、精神に拭いがたい傷のようなものが出来てしまっているのだ。 まあ、しかし、遠くから様子をうかがうことで見えてくることもある。 どうもあの少年は殺し合いで精神がイカれてしまったというよりは、何かの攻撃の後遺症であんなフラフラになっているようだった。 時折、焦点があったように辺りを見回しなどしているが、その時の様子は年格好に不相応な鋭さというか、場馴れした感じが見受けられるのだ。 「だが、『鉄塔』の方に向かわねえんなら、オレには関係ないな」 コンパスを見る限りはドッピオは北へと進んでいる。 その危なっかしい動きを見送りつつ、ホル・ホースは呟いた。 なにせ、今のホル・ホースには考えることが無数にあるのだ。 何より自身が生き残ることを考えなければならない。 その上で、聖白蓮も探さないといけないし、鉄塔の二人組にもカタを付けなければならないのだから。 やがて、魔法の森の道無き道の、複雑に木の根が密集した箇所にドッピオの足が向いた。 すっ転ぶ。そうホル・ホースは確信する。 そうして、コンパスに目を落とし、東の方角に向き直った。 追い打ちを掛ける気もないが、手を貸してやる義理もなかった。 「ム!?」 が、その視界の端には、予想に反しドッピオが難なく根の上を越えていくのが辛うじて映った。 直前で足元に注意したという感じではない。 その視線は、なおも宙を彷徨っているままだ。 どちらかと言えば、偶然か幸運が働いたように見える。 ホル・ホースは思わず振り返り、改めてドッピオに注目する。 その様子は相変わらず酔っ払いか何かのように見える。 しかし、今の一事を見た後だと、別の事実も見えてくる。 そう、改めて見るとドッピオの姿には汚れが少ない。 少しばかり薄汚れているが、泥だとか草や葉はへばりついていない。 つまりは、あの歩き方で、この原生林のような森の中で、一度も転倒していないことになるのだ。 少なくともホル・ホースが見つけるより前から、この魔法の森を歩いていたはずなのにだ。 ホル・ホースは俄然興味をひかれて、再びその後を追い始める。 そして、後を追ううちに更に奇妙なことに気がついた。 先に進んだドッピオを追おうとするのが、思いの外難しいのだ。 より正確に言うならば、例えば一瞬その姿を見失った時などに、再び見つけるのが困難なのだった。 移動している方角がわかっているため、すぐに追いつくことはできるが、その足跡が極端に残っていないために一瞬面食らってしまうのだ。 ホル・ホースとて先の逃走時はともかく、追跡中である今は隠密性にはそれなりに気を使っている。 枝を踏み折って音を立てるなど論外だし、草だのキノコだの目につきやすい箇所に跡を残さず移動をする程度の事はしている。 だが、それと比較しても、目の前の少年の足跡の無さは一種異常だった。 地面に落ちた落ち葉一つ踏まず、土の柔い部分に靴の跡を残すこともしていない。 まるで、追跡不可能な正解の道がわかっているかのような軌跡だった。 しかも、そのことを本人は意識していないかのような様子なのだ。 「コイツは……使えるかもしれねえ」 思わず、ホル・ホースの口から言葉が漏れる。 才能のある相棒を見つけるのに長けた、二番手のとしての勘が冴え渡り始めていた。 順序は予定と食い違ってしまうが、鉄塔の二人組に対抗するだけの戦力が手に入るかもしれない。 ホル・ホースは息を呑んだ。 時折見せる狂態が若干気にならないでもない。 能力の方も実際のところはどのようなものなのかは全くに近くわかっていない。 それでも、ホル・ホースは自分の直感に疑いを持つことなく、視界の奥に映るドッピオを有望株として認識した。 そうなると、どうやって話をつけるかだが、とホル・ホースは少し考える。 このまま距離をそっと詰め、メギャンと『皇帝』を突き付けてイニシアチブを取る。 まずはそう思いつくも、すぐにその案を却下する。 シュトロハイムの時に、モロにその行動をして失敗したのを思い出しのだ。 また、相手の少年の妙な幸運らしきものを鑑みると、悪手になる予感がヒシヒシとする。 ならば、いっその事、下手に出てしまって、コンビを組むことを優先するのも良いかもしれない。 相手がドッピオ程度の少年だろうが、それ以上に子供だろうが、ホル・ホースは相棒として組むのならば頭を下げることも何ら恥とは思わない。 『一番よりNo.2!』、その人生哲学は伊達ではないのだ。 ホル・ホースは小さく頷いた。 そこから後は、なんとか口八丁で鉄塔に向かわせるのだ。 そうと決まれば行くだけだ。 そう、行くだけなのだが、ホル・ホースの足は一向に動かない。 「なんだ? オレはまだビビっちまってるってのか?」 ホル・ホースが意に反して動こうとしない身体に苛立ちを募らせる。 勝てる算段が付いてきたというのに何てザマだと、自らを叱咤する。 だが、実のところ、それは今までの弱気とは少し様相が違う。 勝てるかもというのが、わずかでも現実に近づいたからこそ、ホル・ホースはドッピオの方に向かいたくないのだ。 正確に言うならば鉄塔に向かいたくなくなったのだ。 世界一女には優しい男を自認する彼は、鉄塔の二人に『皇帝』を撃ちこむ事に尻込みを始めているのだった。 しかし、その一方で、響子のことを思い出せば、ケジメが必要だという考えも当然のように心を満たしてくる。 そのジレンマに、ホル・ホースは身悶えする。 「チクショウ、行くも地獄に引くも地獄かよ」 そうやって悩んでいるホル・ホースを他所に、ドッピオの姿はどんどん小さくなっていってしまう。 ホル・ホースとて、ドッピオのことを抜きにしても決断の必要性は感じているのだが、どうしても踏ん切りが付かない。 「あーあ、響子の嬢ちゃんが復讐なんて望んでないって言い切れ、れ……」 逃避のように、都合のいい展開を口に出しかけて、ホル・ホースは言葉に詰まった。 その表情は忘れていた傷口を爪で引っ掻いてしまったようなものに変わっている。 断末魔を聞きたくなかった。 犬っころみたいに懐いてきた響子の最期の言葉が、彼女を見捨てて逃げる自分への恨み事だったらとても耐えられないと思った。 「……だから、せっかく耳まで塞いで走ったってのによお。 あんな馬鹿でかい声で叫ばれたら嫌でも聞こえちまうじゃねえか」 幸いにも、その内容はホル・ホースを罵るものではなかった。 むしろ微笑ましいと言ってもいい、お人好しな内容だった。 しかし、同時に、叶えるにはリスクの大きすぎる無理難題でもあったのだ。 だから、意識か無意識か、聞かなかったことにした、聞こえなかったことにした。 そのはずだったのだが、伸るか反るかの進退が窮まった事で、第三の選択肢としてそれは浮かび上がってきてしまった。 ホル・ホースは、響子のもう一つの最期の願いである、『寅丸星を正気に戻す』を意識せざるを得なくなってしまったのだ。 そう、あるいはその選択肢は、最も自分にあっているかもしれないとホル・ホースは考えた。 まずは女性に優しい男という、今までの自分のやり方を変えずに済む。 そして、響子の復讐についても、何もその手段に拘らずとも響子の遺志を叶えることで何がしかの納得を得られそうに思える。 そう、何も問題はない。 ホル・ホースにとって最重要である自身の命を顧みなければ、という但し書きが付くことを除けばだが。 「……やっぱり、おれには無理だぜ、嬢ちゃんよお」 寅丸星のハイウェイスターを思い出し、ホル・ホースは瞑目して呻く。 単純な相手の強さ以上に、お互いのスタンド性能の食い合せがマズすぎるとホル・ホースは感じていた。 ホル・ホースの『皇帝』は拳銃型のスタンド、攻撃は達者だが、防御に関しては無いも同然だ。 そして、相手は見た限りでは自動操縦型のスタンドだった。 その行動ルーチンに本体の防衛が入ってでもいない限り、防御は同じくザル同然だろう。 となると、行き着く先はお互いノーガードでの潰し合いか。 殺し合いなら上等な組み合わせだが、説得だとか話し合いとなると途端に背筋が凍るような組み合わせに変わる。 ホル・ホースは帽子を抑えて首を振った。 やはり賢い行いは、追跡中の少年をだまくらかして鉄塔組との決着を付けてしまうことだった。 あるいは性に合わない復讐は投げ捨てて、この少年を生き残りへの布石のすることに違いなかった。 「だいたいよお、貸し借りは聖とやらへの伝言と、今までのお守りでチャラだぜ」 苦々しげにそう言い放った。 そうして自分を納得させようとした。 しかし、山彦が、幽谷響子の声が耳から消えない。 あの爆音じみた叫び声は遮断したというのに、塞いだ耳と手の隙間から幽かに染み込んだ声がいつまでも耳に残り続ける。 あるいは、かの芭蕉の名歌のごとく、染み入るからこそ強烈に印象に残ってしまったのか。 歯ぎしりさえしながら、ホル・ホースは煩悶した。 何を置いても生き残りたいというのは、偽りのない彼の望みだ。 だが、その一方で、暗い感情にケリを付けたいという気持ちもある。 自分らしく生きたいという思いも捨て去ることが出来ない。 そうして、暫くの時間が過ぎた。 「……ああ、クソ。忘れてたぜ。 そういや、ターミネーターからも助けてもらってたなあ」 グルグルとあらゆる考えが頭を巡る中、不意に幽谷響子との出会いを思い出し、諦めたようにホル・ホースが呟いた。 いかにも、嫌々やってやる、といった感じだった。 だが、内容とは裏腹に、彼の表情はどこか晴れやかだ。 自問を終えて目を開けて見れば、ドッピオの姿は既にない。 追跡中に感じたとおり、もはや見つけるのは不可能だろうか。 「あばよ、ナンバーワン。 ま、縁がなかったな」 しかし、ホル・ホースは、未練もないとばかりに、ドッピオの進んでいた方角にひと声をかけて、踵を返す。 この道を進むと決めた以上、余程の物好きか、お人好し以外は付いて来ないだろうし、逆に来てもらっても困る。 根拠の無い印象だけとはいえ、どことなく剣呑な雰囲気を漂わせた先ほどの少年は残念ながら不適格だった。 こうしてホル・ホースは10分に届くかどうかの、ドッピオの追跡を切り上げて、命蓮寺への道程へと戻っていった。 「……しかし、やると決めた所でやっぱり『オレには』無理だぜ」 能力の相性は先ほど考察した通りで、やはり説得には最悪だろう。 そして、それ以上に厄介なのは、相手は知り合い以上の仲間であったであろう響子を、躊躇なく殺害するほどの覚悟を固めている事だった。 見ず知らずのホル・ホースがどうこう説教をくれた所で馬の耳に念仏だろう。 「となると……聖白蓮だな」 森の先に草地が見えてきた所でホル・ホースは口に出してそう呟いた。 他にも色々と候補はいるが、やはり寅丸星を説得するとなると、聖白蓮が最有力だろう。 「ひひ、なんのこっちゃねえ。 詫びを入れた後に、やることが一つ増えただけじゃあねえか」 そして、いつもの調子を取り戻したようにそう続ける。 ホル・ホースにも、自分が賢明とはいえない選択をしていることへの自覚は十分にある。 だが、それでも、復讐といって女に銃弾を叩き込むことや、少女の最期の願いを無碍にすることよりは、余程自分らしい行動だと感じられた。 「コイツが丸く収まりゃよお、嬢ちゃんの望みは叶えられる。 聖とやらにも恩が売れる。寅丸ちゃんにも巨大な貸イチだ」 森を抜けて急速に広がる視界の中、不安を紛らわすようにして皮算用を口に出す。 「そんでもって、オレの流儀もついでに守れる。 一石……おいおい四鳥かよ。コイツは気合い入れねえとな」 そうして、精一杯の虚勢でもってニヒヒヒと軽薄に笑い、ホル・ホースは命蓮寺を目指して脇目もふらずに走りだすのだった。 【D-4 草原/早朝】 【ホル・ホース@第3部 スターダストクルセイダース】 [状態]:顔面強打、鼻骨折、顔面骨折、胴体に打撲(小)、疲労(中) [装備]:なし [道具]:不明支給品(確認済み)、基本支給品×2(一つは響子のもの)、スレッジハンマー(エニグマの紙に戻してある) [思考・状況] 基本行動方針:とにかく生き残る。 1:響子を死なせたことを後悔。 最期の望みを叶えることでケリをつける。 2:響子の望み通り白蓮を探して謝る。協力して寅丸星を正気に戻す。 3:あのイカレたターミネーターみてーな軍人(シュトロハイム)とは二度と会いたくねー。 4:死なないように立ち回る。 5:誰かを殺すとしても直接戦闘は極力避ける。漁父の利か暗殺を狙う。 6:使えるものは何でも利用するが、女を傷つけるのは主義に反する。とはいえ、場合によってはやむを得ない…か? 7:DIOとの接触は出来れば避けたいが、確実な勝機があれば隙を突いて殺したい。 8:あのガキ(ドッピオ)は使えそうだったが……ま、縁がなかったな [備考] ※参戦時期はDIOの暗殺を目論み背後から引き金を引いた直後です。 ※響子から支給品を預かっていました。 ※現在命蓮寺の方向へ走っています。 ※白蓮の容姿に関して、響子から聞いた程度の知識しかありません。 ======================================================================= 一方、ドッピオの側はホル・ホースが立ち去ったことにも、そもそも後ろに張り付かれていたことすら気付かずに歩を進めていた。 彼の中空に漂わせた視線の先、エピタフの予知にホル・ホースが登場しなかったためだ。 エピタフは確かに自身の周囲で起こることは完全に予知する。 平衡感覚にダメージを受けているドッピオが、原生林に近い様相の魔法の森で大過なく行動できるのは、これの恩恵が非常に大きい。 しかし、一方でエピタフのみに集中する余り、その予知範囲の外の事象に対する注意が些か散漫になっているのも確かだった。 それ故、特に出会い頭では気付けたかもしれなかったホル・ホースとの接触を逃してしまったのだ。 ともあれ、そんなことは露も知らないドッピオの感心事は、一向に改善しない自らの体調だった。 エピタフに精神力と集中力のかなりの部分を割いていることが問題なのだろうか。 頭痛と平衡感覚の失調を押して歩き続けていることが原因なのか。 ともかく、いずれにしろ休息が必要なのだとドッピオは文字通り痛感している。 『兎耳の女』も、ひとまずは振りきったように見えるし、頃合いなのは確かだった。 しかし、安全のためには出来るだけ距離を取りたいのも、また一方としてある。 そうして、明確なきっかけを掴めないまま、ドッピオは惰性のように逃げ続けていた。 と、そこで、森を進むドッピオを映すだけだったエピタフに変化が現れた。 そこには、『ハッとしたような素振りを見せて、たたらを踏みながら木の影に隠れるドッピオ』が映っていた。 それを見たドッピオは、ハッとしたような素振りを見せて、たたらを踏みながら木の影に隠れる。 そして、隠れた木の影からコッソリと顔をのぞかせて、その先を見る。 そうすると、視界の先に、バリバリと低木の枝を破壊しながら、倒れこむように獣道に飛び出してくる男の姿が入った。 その男は腰巻き一丁の半裸という異様な風体だった。 そして、その風体故に、遠目からでも全身に負った傷が見て取れた。 そいつはブチャラティとレミリアによって撃退された、サンタナと呼ばれる人外の存在だった。 呆気にとられるドッピオを他所にして、サンタナは真っ直ぐに彼の隠れた方角へと向かってくる。 もっとも、早くに身を隠したドッピオに気付いているわけでもないようで、その歩みはゆっくりとしたものだ。 それどころか、負傷のためか、ここまでのドッピオと同じか、それ以上にフラフラとした足取りだった。 「く……ともかくエピタフの予知だ」 気を取り直したドッピオは慌ててエピタフを確認するも、予知の中の彼は『小さく毒づきながら、エピタフとサンタナを忙しなく見比べている』。 「クソッ!?」 ここに来て使えない予知だ、そう毒づいて、ドッピオはどちらも見逃せぬと、エピタフとサンタナを交互に見比べる。 しかし、ドッピオの努力を他所に、サンタナはそのままゆっくりと、だが確実に近づいてくる。 「せっかく隠れたのに見つかっちまうじゃあねえかッ!? 予知は! 予知は出ないのか!?」 小さく叫びながら、ドッピオの瞳がギョロリと裏返る。 焦りで生来のキレやすさが顔を覗かせ、ベルギーワッフルのようなスタンドの腕が姿を表し始めていた。 その時、エピタフの映像に変化が現れた。 『エピタフから目を切って、サンタナに注目するドッピオ。 突如として叫び声を上げて倒れるサンタナ。 奇怪な動きでその姿はエピタフの予知の範囲から消える』 不気味な予知に、思わずドッピオはエピタフから目を切ってサンタナの動きに集中する。 ゆっくりと歩み寄るサンタナだが、不意に風に揺られた木々の隙間から漏れた朝日がその脚に当たった。 「KAAAAAAAA!!」 その瞬間、サンタナは尋常ならざる叫びを上げて、地面に倒れ込む。 光に触れた脚は灰色に変色していた。 そして、瞬く間にその姿は、日の当たらない低木の茂みの中へと、這いずって消えた。 「な、んだ、アイツは……?」 半ば予知で見た光景とはいえ、実際に目の当たりにすると衝撃もひとしおだった。 毒気を抜かれたようにドッピオは呆然とサンタナの消えた茂みを眺める。 見間違いでなければ、太陽に当たったヤツの脚は、変色というよりは石のようになっていなかっただろうか。 茂みに逃げこむ時の動きも、匍匐前進というよりは、蛇か何かが這って移動する様を連想させる、人間離れした動きだった。 「まさか、こんな化け物までいるなんて……」 ゾッとした、そんな表情でドッピオが思わず弱音を吐く。 相手がスタンドなら、いくら奇怪な能力だろうが物ともしない心構えはあったが、こんな生物が来るというのは予想外だったらしい。 「……だが」 相手は僅かな接触でドッピオの心胆を寒からしめた化け物ではあるが、冷静になって見てみれば手負いだ。 それも、ベストとはとても言えない状態のドッピオから見ても、死にかけとさえ言えるほどのだ。 更に加えれば、こちらが一方的に相手を補足している状況、奇襲は好き放題にかけられる。 太陽が弱点らしいことまで何となく察知できてしまった。 ボスを待つことなく始末できる、何度か状況を整理した後、ドッピオはそう結論づけた。 ドッピオは現在位置とは別に、自らの隠れ場所を探した。 サンタナから確実に姿を隠すことができ、なおかつエピタフの有効範囲に相手を入れられる場所を吟味した。 そして、発見した場所に慎重に歩を進める。 戦闘の側にスイッチが入ったためか、平衡感覚の喪失は幾分かマシに感じられる。 エピタフにも異常はなく、実際その通りに何事も無く、目標の地点へと到達が出来た。 「フン、これで、コイツも終わりだな……」 このまま不意を打てば、ボスから借り受けているキング・クリムゾンでまず間違いなく始末できるであろう。 安全策にこだわるのなら、少しばかり森林破壊に勤しんでやれば、太陽に弱いらしいコイツはそれで詰みだ。 ドッピオは静かにほくそ笑む。 後は実作業に入るだけ、そこまで状況を運び、念のためとばかりにエピタフを確認する。 しかし、そこには『攻撃には移らず、何かを考えこんでいるドッピオ』が映っていた。 ドッピオは意外な予知に面食らうも、何か漏れていることがあるのかと思い直す。 そうして、攻撃には移らず、考え込み始める。 思い返してみれば、最初があまりにも不気味な印象だったためか、この相手を大した理由もなくブチ殺す流れになっている。 だが、この怪人を倒した所で自分に何の得があるのだろうか、ドッピオの脳内にそんな疑問がヒシヒシと湧いてきた。 まずは、確実な安全が手に入ることだろう。 ごく当たり前の結論が一つ浮かぶ。 あとはチラリと見えたが、この怪人は剣のようなものを佩いていたよう思える。 途中で壊れなければ、それが手に入るぐらいか。 そして、その二つで終わりだった。 他には実入りがない。 逆に消耗は避けられないだろうし、ヘタをすると余計な負傷さえしかねない。 殺し合いが始まった当初のディアボロとドッピオならば、この条件でも躊躇なく相手を殺しに行っただろう。 だが、今は当時とはあまりに状況が変わりすぎている。 ボスは依然として通話中--気絶中--であり、その代行を任されたドッピオにしても状態は万全とは程遠い。 更には兎女からはマトにかけられている、かなりの危機的状況だ。 負けは絶対にないにしろ、余計な消耗が避けられないこの行動は本当に必要なのか。 思わずドッピオは頭を抱えた。 「……どうせならあの兎とでも潰し合ってくれればいいモノを」 ドッピオは小さく口に出して毒づいた。 そして、意図せずに出たその言葉を、何度か頭のなかで反芻する。 今からでもそのようには出来ないだろうか、そう考えた。 出来れば件の『兎耳の女』が望ましいが、そうでなくとも誰か他の敵に、この茂みに潜んだ化け物をぶつける。 そうして、自分は逃げ去るなり、漁夫の利を頂くなりする。 奇しくもドッピオの身を隠している木陰は、サンタナからだけでなく他の地点からも見つかりにくい位置にある。 条件はそれほど悪くないとドッピオは考える。 更に言うなら身体を休めるにもいい状況だ。 リスクはもちろんある。 三つ巴の膠着状況を招きかねないし、最悪袋叩きにされる可能性も無いとはいえない。 しかし、ボスからキング・クリムゾンとエピタフを借り受けている自分ならば問題なく遂行可能だ、ドッピオはそう判断した。 特に『時間を飛ばす』のは、混乱の中から自分だけ抜け出るのにはうってつけだった。 いつしかドッピオの意思は、そのアイデアに傾き始めていた。 「……ボス、見ていて下さい。 あの『兎耳の女』も、この『化け物』も、あなたの絶頂を邪魔をするゴミは、全て始末してみせます」 少しの間考え込んだ後、やがて決心したようにドッピオは宣言する。 続いて足元の落葉を一枚拾い上げ、耳へと近づける。 そして、いつかと同じように、この世ならざる何かを見ながらにして、呟く。 「ツー、ツー、ツー……」 暫しの後、異様な無表情から、落胆へと表情を変えたドッピオは寂しげに口を尖らせた。 そして、クシャクシャに握りつぶした落葉を、サンタナの隠れる茂みの上へと投げつけるのだった。 こうして、ドッピオは安全のためにサンタナを始末することを取りやめ、危険を承知でその存在を利用する方向に舵を切り出した。 リターンのためには多くのリスクを取ることも厭わない、ドッピオとしての性質が露わになっていた。 そして、時には行き過ぎるそれを諌めるはずのディアボロの人格は、未だ意識を取り戻していない。 この行動が吉と出るのか、凶と出るのか、それはまだ誰にもわからなかった。 【D-4 魔法の森/早朝】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風】 [状態]:首に小さな切り傷、体力消費(大)、ドッピオの人格で行動中、 ディアボロの人格が気絶中、酷い頭痛と平衡感覚の不調 [装備]:なし(原作でローマに到着した際のドッピオの服装) [道具]:基本支給品×2、壁抜けののみ、鉄筋(残量90%) 不明支給品×0~1(古明地さとりに支給されたもの。ジョジョ・東方に登場する物品の可能性あり。確認済) [思考・状況] 基本行動方針:参加者を皆殺しにして優勝し、帝王の座に返り咲く。 1:『ボス』が帰ってくるまで、何としても生き残る。それまで無理はしない。 2:新手と共に逃げた古明地さとりを探し出し、この手で殺す。でも無理はしない。 3:『兎耳の女』は、いずれ必ず始末する。でも無理そうなら避ける。 4:側に寄って来る相手と『茂みの中の化け物』をぶつける。 [備考] ※第5部終了時点からの参加。ただし、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力の影響は取り除かれています。 ※能力制限:『キング・クリムゾン』で時間を吹き飛ばす時、原作より多く体力を消耗します。 ※ルナティックレッドアイズのダメージにより、ディアボロの人格が気絶しました。 ドッピオの人格で行動中も、酷い頭痛と平衡感覚の不調があります。時間により徐々に回復します。 回復の速度は後の書き手さんにお任せします。 ======================================================================= 「KUAAAA!太陽、が……!」 魔法の森の湿度の高さと日の差し込まぬロケーションが組み合わさり、茂みの中は酷く泥濘んでいた。 その中で、サンタナは満身創痍の身体を泥と屈辱に塗れさせて唸る。 不覚にも太陽光を浴びてしまった脚は、その表面を石へと変えていて、すぐには動かせそうもなかった。 「………吸血鬼………人間、ごとき………がッ……!」 それまでの虚無感とは変わり、サンタナの顔には小さな怒りが貼り付いていた。 ろくな隠れ場所を見つけられず、こうして地べたを這いずることになったのも怒りの原因だが、それはむしろオマケにすぎない。 サンタナにとって、同族の3人に見下されるのには諦めのような慣れがあった。 カーズやエシディシといった年長者に、能力や経験といった点において遠く及ばないことは、その長い人生の中で嫌というほど味わってきた。 同年代のワムウも、戦いの才においてサンタナをはるかに凌駕するのは明白だ。 だから、諦めが付いた。 そして、ここに来る前の最後の記憶、メキシコでジョセフ・ジョースターにしてやられたこと。 波紋戦士に敗れることも、業腹ではあるがまだ仕方ないと自分を納得させられる。 同族達にそのように判断されたからこそ、自分は置き去りにされたのだ。 ジョセフに、波紋の使い手に張り合ってしまったのは未熟な自分の思い上がりで、同族たちの判断こそが冷静で正しかった。 それだけなのだろう。 だが、しかし、此度の敗北は別だった。 食料でしかない吸血鬼と、吸血鬼の原料でしかない人間、それらに敗れてしまったのだ。 その事実がサンタナの眠っていた劣等感を揺さぶっていた。 記憶の中にある、諦めて受け入れたはずの同族達の軽蔑の視線が、新たな意味を持ってサンタナを抉る。 「吸血鬼にも劣るクズ」 「人間にすら遅れをとる恥さらし」 サンタナが、その自我が、最下級として扱われても、番犬として扱われても耐えてこられたのは、偏に自らの種族が優れているという無意識の誇りのためだった。 『柱の男』『闇の一族』として、他のすべての生命より優越した地位にあるという、無自覚な驕りのためだった。 その土台が崩壊しようとしていた。 否、事態は土台の崩壊よりも、なお悪かった。 あの三人が健在である限り、一族の優生は盤石であるのだ。 ただ、サンタナだけが、そこから落ちこぼれて、吸血鬼や人間以下の存在へと転げ落ちているのだ。 最も格下であるから、失うものがないからこそ、サンタナは虚無でいられた。 しかし、最も下だと思っていた地点には、更に下があった。 何も持たないと思っていた自分にも、気付きもしなかった尊厳があり、それは今まさに失われていこうとしていた。 それは微かではあるが、久しく感じてこなかった恐怖だった。 そして、その恐怖はゆっくりだが確実に膨れ上がってきているのだ。 故にサンタナはその感情を塗りつぶそうと、慣れぬ怒りでもって自らの殺意を掻き立てる。 「ち、がう……。オレは、劣って、などいない……!」 証明しなければならない。 この場にいる人間と吸血鬼、その全てを殺してでも、自分は優れた生物だと証明しなければならなかった。 サンタナの胸中に焦りが生じた。 早く、可能な限り早くそのようにして、安心しなければ、自らの精神に致命的な傷が生じかねないと感じていた。 しかし、その思いとは裏腹に、時刻は既に早朝を迎え、これから先は太陽の時間だ。 その焦燥と殺意は形をなすことが出来ず、発散されることもなく、サンタナの中でタールのようにドス黒く煮詰められていくのだった。 【D-4 魔法の森/早朝】 【サンタナ@第2部 戦闘潮流】 [状態]:疲労(大)、体力消耗(極大)、全身ダメージ(大)、全身に打撲(大)、左脇腹に裂傷(大)、脚の一部が石化、再生中 [装備]:緋想の剣@東方緋想天 [道具]:基本支給品×2、不明支給品(確認済、ジョジョ東方0~1)、鎖@現実 [思考・状況] 基本行動方針:??? 1:今は森の中で日光から身を隠す。 2:カーズ、エシディシと合流し、指示を仰ぐ。 3:ジョセフ、シーザーに加え、吸血鬼の小娘(レミリア)やスタンド使いに警戒。 4:同胞以外の参加者は殺す。 5:人間と吸血鬼は特に積極的に殺す。 [備考] ※参戦時期はジョセフと井戸に落下し、日光に晒されて石化した直後です。 ※波紋の存在について明確に知りました。 ※緋想の剣は「気質を操る能力」によって弱点となる気質を突くことでスタンドに干渉することが可能です。 ※石になった足がどの程度で元に戻るかは、後の書き手さんにお任せします。 ※サンタナのランダムアイテム「鉄パイプ@現実」はD-4 レストラン・トラサルディー前に放置されています。 082:OOO-オーズ- 投下順 084:G Free 082:OOO-オーズ- 時系列順 084:G Free 066:wanna be strong ホル・ホース 104:カゴノトリ ~寵鳥耽々~ 062:Anxious Crimson Eyes~切望する真紅の瞳~ ディアボロ 100:嘆きの森 065:Roundabout -Into The Night サンタナ 100:嘆きの森
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/508.html
「……以上が将棋の駒の動きとルールよ。わかった?」 「ああ。何となく、は」 駒を動かしながら、幽々子からの説明を聞くドッピオ。 確かにチェスとは似ているが、差異はそれなりにある。 盤面が広く、その分多い駒。縦横無尽に動き回るチェスとは違い、堅実に立ち回るかの小さな動き。 「そして、取られた駒はこちらの駒として使用できる、か」 「ええ。これがこの遊びの妙味。味方が敵となって現れ場を混沌とさせる……これもお国柄の違いかしら?」 「……キャスリングもない。チェスは攻め入るゲームだけれど、こっちは似たようで既に刃が喉元に届きそうな、違いがあるな」 手番を使い、結局壁にしかならなそうな一手が多く見えそうなルールでしかないように見えるが。それがドッピオの第一印象。 飛車や角行といった強力な動きをする駒をもし取っても自分が取られたら対等に戻る。状況にもよるが、二つを持たれてしまえば太刀打ちできないだろう。 チェスでは取った駒は盤面から取り除かれ、それまでだ。どんどんと消耗していく駒を、どれを使っていくか。そこで頭を悩ませていく。 「……確認だけど」 「はい?」 「具体的にどうすれば、お前は話をする気になる? 将棋で勝て、というのは実質的に喋る気はないという意味でとるけれど」 声色を低くして幽々子に語りかける。そのはず、彼にはほとんど経験の無いゲーム。チェスも、ルールは知っているが数えるほどしかやっていない。 「そちらから持ちかけてきている以上、お前が未経験、もしくは苦手としているとは思わないぞ。甲子園優勝チームがバットを持ったことの無い茶道部に勝負を持ちかけているようなものだ、と思っているからな」 「あらあら……」 それに対し、幽々子は困ったような表情を浮かべて笑う。 その行動も半分苛立っている彼にとっては感情を煽る行動にしかならない。 「どうなんだ? 付き合うだけでいいのか? それとも条件があるのか? 言ってみろ」 青筋が立つのをこらえながら、改めて問いかける。 「はぐらかしたら殴られかねない雰囲気ね。怖いわ。……さっきも言った通り。あなたが過去と向き合う盤面。それを感じ取れればいいのです」 「……ッ!! だからッ、どういう」 「お付き合いしてくれますか? してくれませんか?」 どうやら、その点については問答を行う気がない様子。ありありと、見て取れる。 選択肢を選ぶ以外、例えば選択肢を増やすことやそれについて質問すること。それらは行わないと言っている。 「……相変わらず、分かったようなことばかり……」 口元に笑みを湛え、何処吹く風と自分の感情を受け流している。押し問答をしても、一点の答えしか返ってこないだろう。 相手の感情を読み取り逆撫でする技術では勝ち目はない。それを持った相手に対して口で挑むのは至難。 その行き着く先は、自軍の歩を一つ動かすことで始まった。 「それならば、さっさとはじめよう」 実際にこのゲームがどう動くかはわからない。ただ、最初の一回で終わることはないだろう。彼女の言葉を信じるなら、将棋盤は過去であり、それと向き合うことが重要。 理解の行き着く先にまで付き合わされると、ドッピオは予測した。この戦いは、幾度も繰り返されることで自分に何らかの意図を認識させるものと。 「どうぞ、よろしくお願いいたします」 その通りか、別の思惑か。読み取ることはできないものの幽々子は手を進め、ゲームの開始を受ける。 「…………」 「これで終わり、です」 盤上に残っている物はほとんどがドッピオに切っ先を向けた駒であり、自分の駒はほとんどが失われているか、動かすことも無意味な状態にあった。 そこに飛び込むように置かれた歩。元々はドッピオの駒だった歩を盤上に指し、幽々子は彼の敗北を告げる。 まだ直接王手に至るわけではないが、どう動かしても次か、その次の一手で王手と至るだろう。詰みの状態だ。 「ん~、やっぱり初めてさんには難しいかしら?」 「言ったろ、やったことないって。それに、あんまりこういう遊びは得意じゃないから」 少し負け惜しんでいるように、幽々子に返す。 一戦目は動きの確認と、彼女の実際の強さを図るためのものと考えていた。 駒の動きと有効な活用方法。相手が使う戦略からの定石の推理。いわば勝つための手段を。 そして、幽々子は実際に強いという確認。こちらのレベルに合わせて手加減をして、それを匂わせないようにする程度にはできる技量だということ。 「さあ、次へと参りましょう」 盤上を片付け、駒を並べ直す。言葉の通り、再戦の合図。 「……そう、しようか」 ドッピオも盤面に目を下ろし、その戦いに興じる。 否、目線はそちらに向けていても意識は別方向に向いている。 駒を持つ手におぼろげにもう一つの陰が現れ、共にドッピオの視界の端に映像が浮かび上がる。 断片的ながらも、そこに映るのはこれから先の未来。 「あら、……あらぁ」 ぱちぱちと、手の進むごとに幽々子の手の勢いが陰る。 先ほどまでの様に慣れぬ手つきで進めていたとは思えぬ、道筋が見えているかのようなドッピオの打ち筋。 「随分呑み込みが早いのね?」 「そうかい?」 彼女のペースに付き合わず、自分の勢いを重視して手を進めていく。 いつの間にか、互いの技量が逆転したかのようにも見えた。 「……じゃあ、こういうのはどうかしら」 ぴち、とドッピオの王将の前に桂馬が指される。この駒も、先に後続が幽々子を刺すため、ドッピオが捨て駒として使用した物。 予知に従った今回の盤上は初めの頃こそドッピオが攻勢であったが手が進むごとに彼の包囲を抜けるかのごとく勢いを躱し、気づけば逆転していた。 目前に置かれた桂馬を取るのはたやすい。だが、それを取れば後続が彼の王将を刺す。かといって退けばそのまま追い詰められ、戦いは終わりを迎えるだろう。 「……くっ」 頭の中から、響くように痛みが走る。 画面には、そのまま変わらぬ盤上で手を震わせている自分が写っている。……予知を見るまでもなく、自分の考えでも敗北は見えている。 お前の予知も所詮は小手先だけなのだと言わんばかりの、彼女の打ち筋。一寸先の未来も、ぽっかりと開いた穴に進む道しか映していなかった。 その道しか映しておらず、それに頼れば落ちるは必然。 「二回目だというのに、ずいぶん上手になったわね。苦手だって言っていた割には……まるで、先が見えていたかのような指し方だったわ」 その言葉に対して、ドッピオは何も言い返せない。実際に見えていた。その通りに進んでいた。 エピタフによる予知があるから、ある程度は余裕を持っていた。相手より先が見えていれば、その相手を打ち崩す策を持って予知は答えてくれるのだと思っていた。 だが実際はどうか。がむしゃらに進む自分の周りを囲うかのように策を張り、罠をかけて待つ手筋に嵌っただけ。 先が見えても大局が見えていない。よく使われる言葉ではあるが、予知を用いた状態でそれにはまるとは考えてもいなかった。 頭の中から、血管が潰れるような痛みが走る。 「さあ、次へと……どうしました? ずいぶんと顔色が悪そうだけれど……」 「え? あぁ、そんなことはない。次を」 びりびりと走る痛みを抱えながら、幽々子に倣い再び駒を並べ始める。 「では、よろしくお願いいたします」 その言葉と共に、ドッピオは歩を動かす。 まだ予知通りでもいい。でも、どこかに転機がある。そこで予知を裏切るような動きをすればもしかしたら……何か、変わるかもしれない。 一瞬その考えがよぎり、それを頭を振ってごまかす。 ボスから借り得た能力を信じきれないという自分の愚かな感情と、そうでもしないと彼女から優勢を奪えず、先を進めないのではないかという閉塞感。 この二戦の僅かな時間で、ドッピオは精神に確実に疲弊していた。 日は落ち始め、地上より高所に位置した冥界は日差しの影響を強く受ける。白から橙に変わり始めた日光は、二人の居室の隅まで照らす。 外で佇むアンの薄い影が盤の上にまで掛かろうとしていた。 ひとつひとつ、駒を進めていく度に考える。目の前の女の言ったことを。 過去、とはなんだろうか。彼女の言う過去とは。 歩を進める。命令。攻撃。進軍。場合によっては戦果を出して報告に上がる。そして…… 取られる。撤退、敗北。だが、死んではいない。 取られた駒を使う。それは、新しい駒が生まれたのか、かつて自分の駒であった者が寝返り、反旗を掲げて進むのか。 盤上を進めるごとに、そのようなことを考えるたびに嫌でも想起される。 絶頂であった自分と、その転落の苦い過去を。 「一つ、聞きたいのだが」 飛車が歩の隙間を通り、奥にある金の少し手前まで動いていく。 「何でしょうか?」 それに合わせて、銀を飛車の前にと動かす。 「お前はこの盤のことを『過去を並べた盤』と言っていたな。それに向かい合う必要があると」 「そう言えば、そんなことを言ってたような気がします」 少し思考の間を開けながら、動かした飛車の後ろに幽々子から奪った歩を差しこむ。 頭痛は、いつの間にか消えていた。 「それに対する答えを考えていた……聞いてくれるか?」 その言葉を聞き、幽々子はぴたりと動きを止め、彼を見やる。 幾分か鋭い眼差しを、ここに来てから出したことの無いような、慎重に何かを察知するための気を相手に配りながら。 「……三回、ですか。ではお答ひぇ」 喋りかける幽々子の舌が、何かに摘ままれる。それには危害を加えるための強さなどは入っておらず、行動を阻止する、けれど傷つけない程度の力。 見えない『何か』は、盤の傍らから、その手の柔らかさとは別に、ぎらつく強い眼差しで彼女を睨みつけている。 対する幽々子は、それに驚きの表情はするものの、特別抵抗をすることはなく、その唇には柔らかさを保たせている。 「……あの従者を置いている以上知ってはいるとは思っていたが……見えては、いないのか? それとも敢えて呆けているのか」 「ふぁい」 どちらともつかぬ、気の抜けた返事が幽々子の唇から洩れる。 キングクリムゾンは左手で幽々子の舌を掴みながら、右手を触れるか触れないかの距離で彼女の眼球に近づける。 どれほど自らの意志により押さえ込もうとしても制御しきれぬ防衛の反応。見えても感じても居なければ、実際に触れない限りは気づかない故に反射は何も起きていない。 もちろん相手は人間ではなく妖怪であるのでそっくり同じように返ってくるとは思えないが、この顔がよくできた作り物ではない限り似たような構造ではあると感じていた。 舌は、口内を保護するぬめりと生体維持のための空気の流れに沿うような僅かな上下を繰り返している。 「先に調べたい意は今取れた。……お前からの回答をする前に、いくつか質問をさせてもらおう。それについては答えたければ答えるで、いい」 幽々子の口から手を放し、ディアボロはキングクリムゾンを戻す。姿はドッピオのそれとはまったく変わらないが、その精神は逆転していた。 「見えないっていうのは嫌ぁね。……では、どうぞ。お答えする気になったらお答えしますわ」 「お前達は。敢えて達を使わせてもらおう。お前達は私の事について知っているな。おそらく、全てを」 一瞬、沈黙。 幽々子は王の傍らにある銀で、ディアボロの飛車を取る。 「はい」 「……私の経緯も、私の最期も。全てを知っていて、この世界に導いた……そうだな」 その銀を、後ろに控えていた歩が刺す。それと共に歩は成り上がり、赤く刻まれた文字を盤面に表わした。 「その上で、ここまで……そうだな、辿り着いた。辿り着いた私にあの時の事をこのボードゲームを用いて振り返らせている」 「……はい」 「チェスと似ていると言っていた。まさしくこれは戦いの縮図。違いは、己の味方が寝返ること。かつて、私がいた組織の様に」 ディアボロは、盤面から目を離して幽々子を見据える。それは、返事を待つという声なき呼びかけ。 「……厳密に言えば最初は敵などいなかった。味方だと、部下だと。……いいや、私自身もそう取ってはいなかった。まさしく駒だと」 返事が返ってこないことを感じ、言葉を続ける。 先ほど成った歩を自分の方に向き直させると、盤面の自分の駒を全て盤外へ放る。残ったものは中央、自分の手前に置かれた王将のみ。 「敵も味方もいなかった。全ては駒だった。だが、その駒は次第に意思を持ちこちらに向かってきた。その意志を、強さを、私は見抜けなかった」 その言葉に対する返事として、幽々子は先ほど取った飛車を、王たるディアボロの前に置く。距離はあるが、すぐにとれる位置ではない。 それに合わせ、彼の王将を一歩前に進ませる。 次の手番である幽々子は、先まで彼女の陣営にあった、元は彼の陣営である成金を大きく動かし、飛車の傍らに置く。 「私は今も自分が行ってきたことが間違っているとは思っていない。奴が間違っているとも思っていない。自分たちの基準で言えば、どちらも正義だ。 だが、ボードゲームでも僅かな均衡で崩れる様に。思想による争いも、思いもよらないことで均衡が崩れ、勝敗が決まる」 ディアボロはさらに王将を進ませる。自ら、取れというように。実際に、進ませた先は飛車の目の前にあり。飛車では前進ができず取ることはできないが、傍らの成金が彼を取るだろう。 「お前に答えよう。最初から全て話していた。このゲームは私の過去であり、それに向き合わせるための道具。 多くの者は……私に姿を見せていない、ユカリの関係者は。私を知っている、理解している。その上で、私の動向を見張り何をするかを探っている。そうだな?」 そこまで言い切った彼に対して、幽々子は手を合わせてそれに感嘆の意を示す。 「その通りです。あなたがここでどう至るか。過去の罪人は何をもたらすか。……ただの罪人であるならばここまでしなかった。あなたは異質の力を持っている。いえ、あなた達は」 「スタンド能力、か」 「ええ。きっと貴方は聞いているでしょう、かつて宇宙を巻き込んだ事変を。幻想に至らぬ人間がそれほどの力を所有している事……それを紫は危惧している。 そのテストケースとしてあなたは招待されたのです。この、幻想郷に」 幽々子は真っ直ぐな瞳が彼を見つめ、幻想郷の大意が彼女の口から伝えられた。 「一つ、スタンド使いであること。 一つ、いなくなっても問題ない人物であること。 一つ、その二つの条件を見たし、かつ大きな力を持つこと。 そこまで満たさなければ、あの事変に匹敵しうるとは思えず。かといってそこまでの条件を満たすものがいるかどうか、これが悩みだった。 事変をきっかけに外は違う世界線に飛んでしまい、大幅に条件を満たすものが減ってしまった。……さすがにそこまでは、当人しか知りえないのだけれど」 「その中、何時から居たのかはわからない。死を繰り返す男の話。輪廻から放逐され、宇宙の引力から逸脱した存在がこの幻想郷に流れ着いた。 ……そんな人間を、手を加えて観察対象として、受け入れたの。いつもは何でも受け入れるって言っているけれど、その時はだいぶ悩んだみたいよ、あの子」 「それがあなた。永遠の放浪者として彷徨っていたあなたを取り巻く鎖も同じくスタンドによるもの。それもあなたを招待する理由として大きかった。 あれほどの騒乱の後でも変わらずあなたを縛りつづけていた。縛っている者があなたと違う世界線に行ってしまったというのに、それでもあなたの魂に纏わされていた鎮魂歌はずっとあなたに寄り添っていた。それが、一番の理由なのかもしれない」 とうとうと、幽々子は澄み渡る声を辺りに響かせる。 ディアボロがここに来てから持っていた疑問が、ゆっくりと解消されていく。 もちろん、聞けば聞くほど新たな疑問も現れていくが、今は静かにその声に集中していた。 「あなたが過去に何をしたか。これから先どうするか。それについては自由にすれば良いでしょう。それに肯定する者は付いていくし、反発する者は立ちふさがる。何も変わりはしません。 幻想郷は全てを受け入れる。それはとてもとても慈愛に満ちたことです」 前へ|次へ
https://w.atwiki.jp/bizarre/pages/301.html
「マズったなぁ」 シュトロハイムが去った後、俺は一人呟き声を洩らした。 シュトロハイムを騙し、東方仗助と相打たせる。 この作戦は上手く成功した。 が、よく考えたら根本が間違っていたのだ。 仗助とは会っていない。 なのに何故、会う前に潰すような真似をしてしまった? (可能性はゼロに近いが)もし仗助がトリッシュを生き返らせる事の出来る人間だったら、 俺はそのチャンスを自ら不意にした事になる。 本末転倒だ。 JOJOの死にショックを受けていたとはいえ、短絡的な行動を取ってしまった。 ココは頭を冷やす必要がある。 良し、一度クールになって一から整理するか。 俺の目的は? ―――トリッシュの蘇生。それ以外に無い。 トリッシュ蘇生の方法は? ―――確実な方法は今の所無し。 ―――一応、優勝すれば生き返らせられる可能性がある。 ならば優勝するか? ―――応。但し、優勝のみに固執するのは危険。 ―――ゲームを進めながら、トリッシュを蘇生出来る方法を常に模索する。 ―――そしてトリッシュ蘇生の役に立たず、優勝の邪魔になりそうな者は殺す。 今、思いつくトリッシュ蘇生の方法は? ―――誰かに相談。 誰に? ………結論は出た。 「良し。リサリサ先生に会おう」 リサリサ先生も、JOJOを生き返らせたいだろうし。 俺の優勝プランについてもちゃんと相談に乗ってくれそうだし。 さっき、リサリサ先生を貶めようと考えていた自分に身震いがする。 リサリサ先生だぜ?リサリサ先生。 憧れの人を絶望の淵に叩き込んで、何を喜んでんだよ、俺は。 やはりJOJOの死に動転して、頭が正常に回っていなかったとしか思えないぜ。 俺はそう結論付けた。 * * * 『リサリサ先生 御久し振りです。 シーザーです。 今、自分はG-2に居ます。 シュトロハイムとも会って、第四放送時にC-4で合流する話も聴いています。 実は、とても大事な話があります。 JOJOの事です。 JOJOは死にました。 死体はシュトロハイムが丁重に扱っています。 実は俺は、死体を見るまでJOJOは死んではいないんじゃないかと思っていました。 もしかしたら先生も同じ事を思っているんじゃないでしょうか。 酷な話ですが、そして先生には無礼極まりない話ですが、JOJOの死を受け容れて頂きたいと思います。 傷口をえぐるような真似をして、本当に申し訳ありません。 さて、実はリサリサ先生に相談があります。 JOJOを生き返らせる方法を一緒に考えて頂きたいのです。 (JOJOの他に、もう一人生き返らせたい人間が居るのですが、詳しくは会った時に話しましょう) 俺は今からC-4に向かいます。 先生も、早い内にC-4に来て下さい。 そして、JOJO達の事について相談しましょう。 後、この鳩は指定された相手に飛ばす事が出来ます。 先生は、この手紙を読んだ後、シュトロハイムに手紙を届けて下さい。 その他にも見つけた仲間を集め、そこで話し合いたいと思います シーザー・アントニオ・ツェペリ』 * * * 「………………あれ?」 鳩を飛ばした後、C-4に向かおうと北東の方向へ歩いていた。 そして暫くしてからの事である。 その時、俺は自分の状態に驚いた。 いつの間にか俺は、道路脇の電柱にぶつかって倒れていたらしい。 じくじくと額が痛む。 にしても。 いつ、俺はぶつかった? どれだけボーっとしていても、深い思考に捕らわれていたとしても、ぶつかった瞬間くらいは解る筈だろう。 そして何より、 こ の 現 象 、 身 に 覚 え が 無 い か ? 「…………………」 シーザー・アントニオ・ツェペリ。改めて問おう。 お前の目的は何だ? トリッシュの蘇生のみか? 否!!! 他にもう一つ、“トリッシュの仇討ち”があるだろう!!! 「居る!!!奴はこの近くに!」 どこだ!どこに居る! 俺は辺りを窺い… 『喰らえ!アナスイの仇!!!』 「!!!」 付近の家から声が聴こえた瞬間、迷わずその場へ向かった。 * * * ドッピオは詰めの甘い男じゃなかった。 アタシがアナスイの死を悼んでいる間にも、アタシ達の足取りを追っていたのだ。 「!」 それは運が良かったのか、悪かったのか。 何か違和感を感じた瞬間、アタシは咄嗟に身を屈めた。 グオンッ! 一瞬後、悪鬼までアタシ首のあった場所を手刀が薙いでいた。 「くっ!」 アタシは顔を上げ、攻撃してきた相手を確認する。 「!!!」 そして、その姿を見て驚いた。 攻撃してきたのはドッピオ。 但しその姿形は、出会ったときの面影も無かった。 * * * 俺はドッピオと入れ替わっていた。 今、ドッピオを表に出したら、ドッピオは俺とドッピオの関係に勘付いてしまう可能性が強い。 だから、ドッピオを上手く言いくるめる方法を思い付くまで、俺が表に出る事にし、ドッピオの思考を眠らせていた。 それにこれから斃す相手は、どの道俺が相手しなければ勝てない相手だからな。 俺は、俺の攻撃をかわした徐倫の前に姿を現す。 「貴様………ドッピオ!!!」 徐倫は、俺(ディアボロ)の事を一目で見抜いていた。 俺は徐倫に向かって言い放つ。 「ほう。車に潰されて瀕死状態だと思ったのに、随分と元気じゃないか」 * * * もしもコイツがドッピオと別の服を着ていたら、恐らくアタシは同一人物と気付かなかっただろう。 まるで変身したかのような…これがこいつの能力か? 「アナスイのおかげだ」 ともあれ、アタシは言い返す。 「アナスイ?あぁ、そこに転がっている死体か」 その言葉を聴いた瞬間、アタシはキレた。 「てめえええぇぇぇ!!!」 アナスイを侮辱するなぁ!!! そしてアタシは拳を繰り出す。 「オラオラオラオラ!!!」 怒りに任せ、ドッピオを殴り続ける。 そして、ラッシュを終え… ………アタシは、あたしが殴っていた物がただの壁である事に気付いた。 「なっ!」 何だ!?これは! さっきドッピオに襲われたときといい、“何かがおかしい”。 これも奴のスタンド能力か? いや、スタンド能力は一体につき一つ。 どちらかはスタンド能力ではない筈だ。 くそっ、こいつの能力が何なのか、見当がつかねぇ。 「まあ、そう熱くなるな」 ドッピオはいつの間にかアタシの背後に居た。 「俺はただ、どうやってお前の怪我を治したのか知りたいだけだ」 その言葉に対し、目じりに涙が浮かんだ。 ドッピオの質問は、あたしの体を治した代償、アナスイの死を思い出させたから。 その怒りに、悔しさに、悲しみに。 だが、アタシはドッピオに返事をした。 このゲスに教えてやる。 アナスイがどれほどの矜持を抱いていたか。そしてどれだけ誇り高き死を選んだのか。 「アナスイはな。アタシの傷ついた臓器と、自分の無事な臓器を取り替えたんだ」 「…」 無表情に見下ろすドッピオに、アタシは続ける。 「自分の死を覚悟し、それで尚、あたしを生かす為にアナスイは決断をしたんだ! お前にそれが出来るか!!!」 「…」 アタシが叫び終えた後、ドッピオは暫く沈黙したままだった。 「どうした?何も言い返せないのか?」 あたしはそう問い掛け、 「よく解った」 ドッピオはそう返し、 「お前らに用は無いという事が」 と続けた。 「用がない…だと?」 アタシの質問にドッピオは平然と返す。 「あぁ。もし万が一、お前の怪我が治ったように俺の怪我も治せるというのなら、暫くは生かしておいても良かった。 だが、今の話では、お前は俺の怪我を治せない。 つまり、利用価値も生かしておく価値も無いという事だ」 「貴様…!」 「死ね」 そして飛び掛るドッピオ。 アタシは避けようとして… ザンッ!!! 「………え?」 腹を貫かれていた。 「なあああぁぁぁ!!!」 腹を押さえて崩れ落ちる。 勝負は一瞬の内についていた。 しかし、本来ならもう立てないほどの傷を負いながら、アタシは怒りに奮い立つ。 畜生!こいつ、よりによって、一番やっちゃいけないことを…!!! 「終わりだな」 そう言って背を向けるドッピオ。 アタシの死を確信したとばかりに、部屋を出て行こうとする。 「!」 これは、最初で最後のチャンスだ! テメェはアタシが必ず斃す!!! 「うおおおぉぉぉ!!! 喰らえ!アナスイの仇!!!」 本来なら拳は届かない距離。 だがアタシは、肘の部分を紐状にしてロケットパンチのように拳を放った。 そしてそれは… ドガッ!!! ドッピオの後頭部に叩き込まれた。 * * * 「ぐっ」 油断していた。ロクに身動きも取れまいと、死んでないうちに背を向けたのが失敗だった。 徐倫は、頭を押さえて蹲る俺の首根っこを掴み引き寄せる。 そして… 「よくも…!」 オラオラオラオラオラオラオラオラ! 「よくもアタシの…!」 オラオラオラオラオラオラオラオラ! 「アタシの中のアナスイを…!」 オラオラオラオラオラオラオラオラ! 「傷つけたなあああぁぁぁ!!!」 オラアアアアアアァァァァァァッ!!!!!! ドグシャアッ! 徐倫は怒涛のラッシュをかまし、最後に渾身の一撃を放った。 * * * ドゴオ~ン!!! アタシに吹き飛ばされ壁に激突する音と同時に、力を使い果たしたアタシも倒れこんだ。 奴は吹き飛んだままピクリとも動かない。 全身が生きている者では有り得ない方向に曲がっている。 最早息絶えているのは一目瞭然だった。 斃した。 「ねぇ、アナスイ」 あのラッシュで生きているものは居ない。 「何で…」 殴った時、相手の頭蓋やアバラを粉砕した手応えもあった。 「何でアタシさ…」 そう、アタシは奴を粉みじんにしてやったのに… 「…アンタを殴り飛ばしてんだろ」 涙が止まらなかった。 そう、アタシが攻撃していたのはアナスイだったのだ。 確かにドッピオに攻撃していた筈なのに… なんでよぉ。 「成程。お前は自分自身が殺されるより、自分の中の仲間の臓器を傷つけられた事に怒るタイプか」 そして背後からドッピオの声が聴こえ… 「だが、残念だったな。後頭部に一撃喰らった直後、キング・クリムゾンを発動し、俺とアナスイを入れ替えた。 では、今度こそ………死ね」 ドガッ!!! 力を使い果たしたアタシは、ドッピオのなすがまま蹴り飛ばされた。 * * * 「なっ!」 俺が辿り着いた時、その部屋は言葉で言い表せないほどの惨状をかもし出していた。 部屋の中にいるのは三人。 内、二人は既に息絶えている。 その内の一人、女性の殺され方は、俺の知る人間の殺され方と酷似していた。 そして、恐らく二人を殺したであろう一人の男は、俺の姿を確認するなり驚いたような表情を見せる。 「お前は…あの時、逃がした男か」 「!!!」 その瞬間、俺は全てを理解した。 この男が… この男が………敵か! 「お前がトリッシュを殺したんだな?」 返ってくる返事は解っていると云うのに、敢えてその質問を口にする。 そして男は返事をした。 俺の予想通りの返事を。 「トリッシュは俺の正体を知る唯一の人間だったからな」 つまり、トリッシュを殺したという肯定。 俺は… 「貴様アアアァァァ!!!」 咆哮した。 * * * アタシはもう目が見えなかった。 誰かが叫んだようだが、耳も良く聞こえない。 もう体も動かない。 壁に引っ掛かっていた腕が、重力に負けて地面に落下する。 「!」 その時、アタシに最後に残された五感、指先が何かに触れた。 この感触は…。 冷たくなってしまったけれど解る。 アナスイの手だ。 間違いない。 「…」 アタシに残された、本当に最後の力。 アタシは… (ゴメンナサイ、そして有難う) きゅっ アナスイの手を握り… ………………意識が途絶えた。 * * * ここは・・・・・・どこだろう。 あたしは確か、ドッピオの野郎に腹をブチ抜かれたはずなのに。 なんで意識があるのかな? ―――ああ、そうじゃあなかった。 “あたしの体が眼下にある”。 やっぱりあたしは死んじゃったんだ。今は・・・あたしの魂が空に昇って行ってるところ・・・ってとこかな。 「なんてこった・・・・・・君も来てしまったのか・・・」 背後から声をかけられてあたしが振り向く。 そこには・・・命がけであたしを守ってくれた、最愛の人――の魂――が悲しげな顔でこっちを見ていた。 「うん・・・ごめんね。あなたが・・・アナスイが命がけで守ってくれたのにね。 しかも・・・あたし、あなたの体を・・・―――」 そう言いかけると彼は左手を前に出してあたしが続けるのを遮った。 「いいんだ。いいんだよ徐倫。それに・・・“ここ”ではもうそんなこと関係ないさ。ホラ」 アナスイが言うと同時に伸ばした手の先を見てあたしは驚いた。 こうやって話してる間にどこまで“昇って”来たかはわからないけど、そこには――― そこには、この世界に放り込まれた人たちが――人たちの魂が――いた。 みんなは一人だったり、誰かと一緒だったりして、遠くにいる人、近くにいる人。それも様々だった。 でもみんなどこか穏やかな表情で、そう・・・母親と会話する息子のようにやすらいだ顔をしている。 そして・・・その身体は傷ひとつない綺麗なものだった。あたしの穴が開いているはずの腹もすっかり綺麗に治っている。魂だから“治っている”という表現で良いのかどうかはわからないけど・・・ 「これは・・・こんなにたくさんの人が・・・」 そう言いかけるあたしをまたアナスイが遮った。 「そう。こんな世界に放り込まれてからまだまる一日も経ってないのにな・・・ そして・・・もう君も気付いたんじゃあないのか?」 ――そう。気付いていた。 なんでかは知らないけど、あたしは“出会った事もない人間を知っている”。 その人がもともとどういう世界で生きていたのか、どういう生き様だったのか・・・ なんて言うか――頭じゃあなく精神が・・・心が、覚えてる。そんな感じがする。 皮肉なことに、あたしが倒そうとしていたホワイトスネイクの正体が神父だった事もここに来てやっとわかった。 これから出会うべきだった仲間たち―F・Fやウェザー―も、まさかこんな所で出会うなんて・・・ 彼らの方に行こうとした、そのあたしの体をアナスイは手を掴んで止める。 「あいつらのところには行くことは出来ない。話すことも出来ない・・・」 「えっ・・・どうして?」 アナスイはゆっくりとあたしの質問に答えた。 「あいつらと俺達とじゃあ、“ここ”に来た時間も、場所も、一緒に来た相手も違う。 俺はたまたまここに来た時間や場所が君と近かったからこうして会話できる。しかし・・・・・・ あいつらとは今はこうして一緒にいるが・・・会話したり、近づいたりは決して出来ない。」 アナスイの答えは、どことなく分かっていた事だった。それは、“この世とあの世との境目では絶対に後ろを振り返ってはいけない”って事と同じような“ルール”なんだろう。 ひと呼吸おいて――と言っても魂だから呼吸も何もないのだけれど・・・――アナスイに言葉を返す。 「そう・・・でも、いいわ。会話ができなくてもみんな晴れ晴れとした顔をしてる。それは見ればわかるもの。」 そう言ってまわりをぐるっと見回してみる。周りの人の何人かはあたし達の方を見てるのがわかる。 あたしもそんな皆の顔を見ているうちにどことなく、アナスイへの謝罪や出会うべきだった仲間たちへの想いも薄れて穏やかな気分になっていた。 『―――貴様アアアァァァ!!!』 いきなりそんな咆哮が“耳元”で聞こえたからあたしは驚いて“下”をみた。 もう随分下の方だ。霞んでいてよくわからない。でも、誰かがあたしの“身体”の近くで叫んでいる。 誰だろう、と目を凝らして見ていたがよくわからない。 「――・・・大丈夫よ。彼なら心配ないわ。」 アナスイでもあたし自身でもない声に驚いて声のした方を向く。 それは決して近くではなかった。むしろ、かなり遠かった。近づくことのできない距離にいる相手の声だった。 アナスイの言う通りの“ルール”なら聞こえるはずのない声。 その声の持ち主は―――トリッシュ・ウナ。ピンクの髪の毛が美しい少女だった。 「大丈夫。彼ならきっと『ボス』が相手でも大丈夫。 ・・・あなたの身体の近くで叫んでいるのはシーザー。私を、守ってくれた・・・大切な人。」 そう続けるトリッシュにあたしは思わず返す。 「えッ!ちょっと待ってッ!どういう事!?ボスってッ!?彼は・・・シーザー、さん、は大丈夫なのッ?」 彼女にあたしの声は聞こえているのだろうか・・・?それはあたしには分らなかった。 あたしの挙動を見ていた彼女が一方的に声をかけてきたのか。彼女はあたしに声が届いていることを知っているのか・・・? それとも――あたしの“近く”にシーザーがいる事をここからずっと“見て”いたのだろうか・・・? あたしの質問にトリッシュは答えずに小さく微笑んだ。 「大丈夫。彼なら心配ない。あとは――彼にまかせて・・・行きましょう」 そう言って遠い目で空の・・・天の、さらに上の方を見つめるトリッシュにあたしも小さく答えた。 「・・・・・・・・・そうね。」 先に“行って”しまったトリッシュを見送りアナスイの方に向きなおる。 「さあ、アナスイ。あたしたちも行きましょ。」 「行くって・・・どこへ?」 キョトンとして答えたアナスイにあたしは、 「そうね・・・言い方が悪かったわ。戻りましょう。」 と言い直した。 「だから・・・行くとか戻るとか、一体どこへ?“この先”にさらに行く場所なんてあるのかい?」 「ええ。あるわ。私たちは・・・」 言いながらアナスイの方に右手を伸ばす。 「――そうなるべきだったところに・・・」 あたしの言葉に一瞬ためらい、アナスイは伸ばした手を止めた。 “そうなるべきだったところ”はこの世界にも存在するのだろうか・・・そんな疑問が頭をよぎったのだろう。 「・・・戻るだけなのよ」 でも、アナスイも思い直したのか、すぐに笑顔であたしの手を握り返す。 「元に戻るだけ・・・・・・」 二人で上を見上げる。 他の多くの人たちはまだ“下”に気にかかる人がいるのだろうか、思いとどまっている人もいる。 でも・・・・・・それもあたしたち二人には、もう関係なかった。 「ただ元に・・・」 二人で、しっかりと手を握り合って、あたしたちは――― あたしたちの魂は、天に昇っていった。 【F-3とG-3の境にある住居(F-3)/1日目/夕方】 【シーザー・アントニオ・ツェペリ】 [能力]:波紋法 [時間軸]:ゲスラーのホテルへ突入直後 [状態]:健康。決意による精神力の安定 [装備]:無し [道具]:支給品一式。伝書鳩サヴェジ・ガーデン(現在ジョセフの元へ飛行中)。専用の封筒残り6枚(使い捨て)。 [思考・状況]: 1)目の前の男を、何としても殺す! 2)C-4に向かい、リサリサ先生と合流 3)トリッシュとJOJOを生き返らせる為の方法を、リサリサ先生と相談(やはり優勝しかないか?) [補足1]: シーザーが仲間(の可能性あり)と認識している人間は、 ジョセフ、リサリサ、シュトロハイム、祖父ツェペリ、仗助、億泰、康一、露伴、噴上 保留にしている人物はDIO、ワムウ、ジョージ(シュトロハイムから聴きました)、仗助(JOJO殺害容疑) です。トリッシュから聴いていない為、ブチャラティ達の事は知りません。 徐倫達の事も、仗助がエルメェスから聴く前に鳩を飛ばしてしまったので知りません。 【サヴェジ・ガーデン(支給品)】 サヴェジ・ガーデンは専用の封筒の宛名欄に書かれた人物に手紙を届けます。 手紙を届けた後送り主の下に戻ってくるかどうかも封筒に書く事によって指定可能です。 “手紙を届ける事”のみに関しては、天候その他どんな不測の事態にも影響を受けません。 手紙を送る事が出来る人物は此のゲームの参加者のみであり、同時に複数の人物に手紙を送る事は出来ません。 郵送時間は場所に因りますが封筒には小物程度なら何でも入ります。 首輪を探知し相手の下へ向かう為、届け先の相手が死んでいても手紙を届けます。 首輪が爆発している場合は、手紙を届けません(届け主の下から飛び立とうとしません)。 [補足]: 1)サヴェジ・ガーデンは現在リサリサの首輪を探知して飛行中。到着迄目算5~10分程度 2)封筒使用状況:使用済5枚、使用中1枚(リサリサ宛)、残り4枚(サヴェジ・ガーデンに仕込み) 【F-3とG-3の境にある住居(F-3)/1日目/夕方】 【ディアボロ・ドッピオ(現在ディアボロ)】 [スタンド]:『キング・クリムゾン』 [時間軸]:リゾットに勝利後、ローマへ向かう途中 [状態]:無傷 [装備]:DIO様の投げナイフ、ミスタの拳銃 [道具]:支給品一式×3 [思考・状況](ディアボロの思考): 1)シーザーの殺害 2)ドッピオをどうする?(対処法が思い付くまでディアボロのままで居る予定) 3)ブチャラティ、ナランチャ、ポルナレフ、リサリサ、エルメェス、承太郎の始末。 4)支配される者の探索 5)荒木の打倒。その後自分が支配者となる。 【空条徐倫 死亡】 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 101 擬似娚愛は嫐乱す(後編) 空条徐倫 101 擬似娚愛は嫐乱す(後編) ディアボロ [[]] 105 『シーザー孤独の青春』 シーザー [[]] 105 『シーザー孤独の青春』 サヴェジ・ガーデン 108:享受
https://w.atwiki.jp/diavoloremix/pages/34.html
レトろす氏による作品。 1Fに必ずスピードワゴンが配置され、スピードワゴンと一緒に攻略していくダンジョン。 基本情報 製作者 難易度 対応ダンジョン 現ver レトろす氏 5 ディアボロの試練 0.2 説明(txtより) スピードワゴンと一緒にクリアを目指すダンジョンです。 1階に必ずLv1のスピードワゴンが居ます。 2階からスピードワゴンが倒されるか居なくなるとディアボロも死にます。 落とし穴は即死を防ぐため他の罠になっていますがソフト側の都合でそのままの場合があります。 ラクガキの罠もかなり詰み易いので他の罠になります。 その他はオリジナルと同様です。 備考 仲間についての情報。 マップ上に黄色の点で表示。 常に鈍足状態。戦う仲間は仲間にすると通常速度になる。 遠距離攻撃などでダメージや状態異常を与えることができる。 フー・ファイターズのDISCで撃つと回復する(F・Fの攻撃ではダメージを受ける) ゾンビ馬を投げると回復する。 ヤバいクスリを投げると回復&混乱する。 カエルを投げても回復はせず微ダメージを受けるだけ。 仲間が混乱や盲目時でもディアボロは攻撃されない。 仲間混乱時は普段の会話が出来ない。 仲間盲目時は普通に話すことが出来る。 JOJO A GOGOを投げると999ダメージを与える。 康一のDISC、ピンクダークの少年、ヒロヒコのサイン色紙を投げると1レベルアップする。 サンドマンのDISCを投げるとそのフロアにいる間ずっと倍速行動になる(ただしそのターンで敵を倒してしまうと仲間のターンはそのターンで終了)。 メタリカのDISCを投げるとそのフロアにいる間ずっと透明状態になるが、プレイヤーからの視認が出来なくなるだけで敵はちゃんと感知して攻撃してくる。 ホルマジオのビンには入らない。 ヘブンズドアーのDISCを発動させることで敵図鑑への登録が可能。 Xキーで位置入れ替えを行うとそのターンはもう行動しないが、マンインザミラーを撃って入れ替えた場合はそのターンに行動してくれる。 仲間キャラが敵を倒すことで経験値上昇(倒すのみで可、その際経験値はディアボロと半分に分けられる)。 現在の経験値とHPはサバイバーで確認可能。会話でも確認可能(HPもある程度は分かる)。 基本的に仲間は敵の特技を受けない。またハーヴェストなどの通常攻撃しない敵からも攻撃を受ける。 レベルは最高で10まで上がる。レベル10の状態だとレベル1の時のHPの2倍になる。 レベルアップする総経験値:50→200→500→1000→2000→4000→10000→20000→40000 レベルアップするとHPが全回復する。 レベルアップすると敵と違い、防御力も上昇する。 全体攻撃などに巻き込まれてしまう。 敵の隣にディアボロと仲間がいると確実に仲間に攻撃してくる。 敵と仲間が隣接するまでは敵は普通にディアボロを追いかけてくる。 遠距離攻撃の敵は射線上に仲間がいると隣接していなくても仲間を攻撃する。(誘導弾を撃つ敵を除く) 同じ部屋内に敵がいるとそちらに向かっていく。(怒ったトニオさん含む) 同じ部屋内に敵が複数いる場合は最も近くの敵に向かっていく。(透明の敵には向かわない) 透明の敵には隣接したときのみ攻撃する。 ディアボロが水の上にいるとついて来ない。 ディアボロから離れた状態で階段から下りてもいなくなる。(同じ部屋にいたらついてくる) ディアボロ同様歩いても回復する。 DIOの罠に巻き込まれるとディアボロと同じくHPが1になる。 ドッピオのDISCを使うとついて来ない(ディアボロに戻るとついて来る) ペットショップのDISCなどで同じフロア内ではぐれると部屋を右往左往する。ディアボロが近づくと向かってくる。 パープル・ヘイズのDISCを攻撃に装備して話しかけると、時々変な方向を攻撃してしまう。 爆発で仲間は倒れる。 攻略 スピードワゴンはかなりバランスのとれた仲間なので、きちんと運用することでツェペリさんやイギーよりも長く使うことができる。 深層の一撃死もツェペリさんより怖くないので、順当に自己強化できていれば大丈夫なはず。 バグ・不具合 ソフト側のもののみと思われ。 ダウンロード 本体同梱 クリア報告、不具合、難易度、感想など 名前
https://w.atwiki.jp/diaboro/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list