約 1,857,348 件
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/812.html
きみはペテン師 午前中の練習途中、仁王は適当に休憩をするためにテニスコートを抜け出した。 5月とはいえさすがに暑いこの日差しの中、何時間も練習をするのはあまり効率がいいとは思えない。さすがにその辺りは柳がいるので適度に休憩を入れているが、幸村がいない不安や戸惑いが部内に伝染しているらしく、どことなくピリピリとしていて仁王はそれが嫌だった。 「ふう。どこか涼しい場所はないかいのぅ」 タオルを首にかけ、仁王はぐるりと校舎の裏手へ回った。 「仁王君」 「おう」 演劇部の女友達が丁度やってきて、仁王は笑顔で挨拶を交わす。 「お疲れさま。相変わらずハードな練習やってたね~」 「見とったんか」 「うん。窓から真田君が怒鳴ってるの見てた」 「はは、あいつは俺と違って真面目ぜよ」 この少女は仁王に気がある。それは気づいていたのだが、実は相手からそれを言って来るのを待っていた。 仁王は自分から女の子に告白をしたことがない。何故なら、それは仁王のポリシーに反するから。ペテン師と異名を取る仁王が、女の子に本気になっては本末転倒。常に不真面目を装わなければならない。 別に誰かに強いられた訳ではもちろんないが、仁王は自分にはのらりくらりと物事を一歩下がった所から見ているのが合っているという自覚がある。だから、女の子に本気になって自分から告白するなど、仁王には合わないのだ。 テニスと同じで、本気になれる相手がいない、というのも本音ではある。 「もしかして練習抜けてきたの?」 「そういうお前さんはどうなんじゃ?」 「私はちょっと息抜き」 「じゃあ、俺もじゃ」 「ふふっ、仁王君ってば面白いんだからぁ」 来る。 仁王は確信した。 2人きりの校舎裏、少女との距離が近くなった。告白するにはまたとないチャンスだ。 「えっと、あのね……」 風が吹き抜け、少女と仁王の髪を揺らす。 「どうかしたんかの?」 「あの、ね、私……仁王君のことが好きなの」 告白とは何度聞いてもこそばゆいものだ。そこで仁王はじっくりと少女を観察した。 緩く掛けたパーマに赤茶に染めた髪。くるっと巻いた長いまつ毛に細いうなじ。ツヤツヤと磨かれた爪にピンクの唇。 演劇部でヒロインを演じるだけあって、少女の容姿は申し分ないほど可愛い。 1年の頃に同じクラスだったこの少女とは、特別仲が良かった訳ではない。しかし、男子の間でも人気があるこの少女を彼女にすれば、話題が出来て楽しいかも知れない。 「それでね、もし良かったら、私と付き合って……ください」 恥ずかしそうにそう言う少女を見下ろしながら、仁王は答えに詰まった。 あ…… 視線を少女の後方へやると、汐屋が歩いているのを見つけた。汐屋が向かっている方向には体育館へ繋がる渡り廊下がある。仁王の場所からは丁度渡り廊下へと入る道がよく見えるのだ。 「ーーーすまん。今はちょっと彼女作る気はないんじゃ」 無意識だった。少女に返答したあと、自分で驚く。 「あ、そっか……うん、分かった。でも、もし気が変わったらいつでも言ってね。私、いつまでも仁王君のこと好きだから」 にっこり笑うと、少女は仁王の横を走り去った。 少女の言葉が本当かどうかは疑わしい。少女は可愛いのでモテる。そのおかげで今まで彼氏の噂を聞いたのは一度や二度ではない。そのモテる女のめがねにかなったのだから、そこは喜ぶべきかも知れないが、可愛い彼女を連れて歩く、というステータス以上を求めることは難しそうに思えた。 走り去る少女の短いスカートがひらひらと動くのを見送ると、次ぎに仁王は体育館へと向かって歩き出した。 汐屋が何をしに体育館へ行ったのか、それを知りたくなったのだ。 囲碁部が体育館を使う事はない。それなのに一人で向かったという事は、何か用事があるからと考えるのが自然だ。 ゆっくりと体育館へ向かう渡り廊下に入ると、入り口から少し外れた脇に汐屋と男子バレー部部長の前田が立っているのが見えた。 前田は仁王達と同じクラスで、汐屋と同じクラス委員をやっている。背が高く性格も良いため、仁王に負けず劣らず女子にモテる。 「急に悪かったね」 「ううん、平気。それじゃあ部活頑張ってね」 「あっ、ちょっと待って!」 汐屋が前田に本を数冊渡し、背を向けようとしたのを制すると、前田は素早くその腕を掴んだ。 これはもしやと思い、仁王はすぐに近くの植木の後ろに身を隠す。 「どうしたの?」 「えっと、その……急にこんなこと言うのもあれなんだけど、俺、汐屋の事が好きなんだ」 変な汗が背中を伝う。 先ほど自分が告白されたばかりだというのに、今度は別の人間の告白を聞いている。妙な感覚に仁王は珍しく胸が騒いだ。 あの真面目な前田の告白に、真面目な汐屋がどういった返事をするのか、非常に興味を持った。 真っ赤な顔で慌てるだろうか、それとも冷たく断るだろうか。それとも告白を受けるだろうかーーー 「ーーーありがとう……」 案外素っ気ない反応に、仁王は少し拍子抜けした。植木の横から汐屋の様子をのぞく。 「あ、俺、その……」 「ごめんね、気持ちはすごく嬉しいけど、私好きな人がいるから……」 「ーーーあ、そ、そっか! ごめんな、呼び止めて」 「ううん。こっちこそ、ごめんなさい」 「あはは、あんまり謝られると情けなくなるからやめてくれよ。それじゃあこれ、ありがたく借りるよ」 「うん。それじゃあ……」 申し訳なさそうに頭を下げ、汐屋は前田と別れてこちらへ歩いてきた。 気づけば仁王がドキドキしている。 テニスの試合直前でも緊張したことなどないのに、人の告白を聞いて緊張するなど未だかつて味わった事が無い。それよりもそんな場面に遭遇する事自体がまず無い。 あの汐屋には好きな人がいる、という事実にも驚いた。一体どんな人物なのか。汐屋が好意を寄せる人物に興味を持った。 こんなに他人に興味を持ったのは初めてだ。 仁王が隠れている植木のすぐ側を汐屋の足音が通り過ぎようとしたその瞬間だった。 「仁王君、覗き見はよくないよ」 !? 驚いて声が出なかった。 植木の向こうから汐屋が顔を出し、座り込んでいる仁王を見下ろしている。 「いやあ、これはじゃな」 「慌てる仁王君って、もしかして貴重?」 「……」 まさか気づかれているとは思わなかっただけに、ショックを受けた仁王はゆっくりと立ち上がって汐屋の顔をじっと見る。 「悪かったのぉ、覗くつもりはなかったんじゃが」 「別にいいよ。私もまさか告白されるなんて思ってなかったし」 「ーーー何を貸したんじゃ?」 眼鏡が反射してその瞳は見えなかったが、なんとなく汐屋は自分と話したいのではないかと思った。 「ああ、テーピングの本。バレー部って突き指とかすごいでしょ? だからいい本がないかって前に話してたから」 「それでなんでお前さんがテーピングの本なんか持っとるんじゃ?」 「私のお兄ちゃん、高等部でバレーやってるの。それでテーピング巻くの手伝ったりしてて、もっと上手に巻く方法を勉強する為に買ってたから」 「なるほどな」 告白を盗み聞きしていた事に別に怒っているふうでもない汐屋の様子に、仁王は罪悪感が湧いてきた。 「仁王君は部活大丈夫なの? さっきジャッカル君が探してたみたいだけど」 「あ~、そりゃ戻らんといかんの」 走り回るジャッカルの様子を思い浮かべ、仁王は笑う。 「もうすぐ昼食でしょ? 今朝のお礼に柳生君と仁王君にランチご馳走するよ」 「別にええよ」 「だって、仁王君本当は嫌だったのに手伝ってくれたでしょ。申し訳ないじゃない」 「……そんなことないぜよ」 正直言葉に詰まりそうになった。汐屋は今朝見せた自分の作り笑いに気づいていたのだ。 「ーーーまた嘘ついてる」 今度こそ言葉に詰まった。 こんなに一度に何度も驚かされるなど、物心ついてからの人生で一度も無い。 「嫌な時は嫌って言っていいのに、仁王君って変なトコ真面目だよね」 「……」 「おい、仁王!」 「あ、ジャッカル君」 何故一度も他人にバレた事の無い作り笑いが分かったのか、そして自分の事を真面目だと言った意味が知りたかったのだが、丁度ジャッカルが青筋を立てながら走ってきたので聞けなかった。 「お前、何油売ってんだよ!」 「こんにちは、ジャッカル君」 「おう、えっと、汐屋」 「うん、覚えててくれてありがとう」 「おう。ーーーっと、仁王、真田のやつがカンカンだぜ、早く戻るぞ」 仁王の隣りにいる汐屋に挨拶をすると、ジャッカルが仁王の腕をしっかりと掴む。 「まったく、真田は気が短いのぅ」 「お前が真面目に練習しねーからだろ?」 「それじゃあ柳生君に伝えておいてね、また後で」 「あ、ちぃと待ちんしゃい」 さっさと行ってしまった汐屋に、仁王はジャッカルに掴まれた腕を見て諦めた。 また後で聞けばいい。 そう思い、仕方なくテニスコートへと戻った。 続く… 次へ → きみは〜.4 お帰りの際は、窓を閉じてくださいv 立海大トップに戻る
https://w.atwiki.jp/interior/pages/45.html
okabe yasukuni(オカベヤスクニ 岡部求邦)ショッピング [PR] 資産運用 ■左から ORTO(Gタイプ)/ORTO(Eタイプ)/ORTO(Dタイプ)/ORTO(Cタイプ)/ORTO(Bタイプ)/ORTO(Aタイプ) ■左から ONDA(Gタイプ)/ONDA(Eタイプ)/ONDA(Dタイプ)/ONDA(Cタイプ)/ONDA(Bタイプ)/ONDA(Aタイプ) ■左から ELMO(Gタイプ)/ELMO(Eタイプ)/ELMO(Dタイプ)/ELMO(Cタイプ)/ELMO(Bタイプ)/ELMO(Aタイプ) ■ELF(Gタイプ)/ELF(Eタイプ) ■PESARE ■TIMPANO ■LIVONI みんなのokabe yasukuni情報 みんなのokabe yasukuniブログ
https://w.atwiki.jp/vipdeyoyo/pages/15.html
FAQ ヨーヨーを買うまで Q:ヨーヨー欲しいんだがどこで買える? A:外部サイト 【気軽に買えるショップ一覧】参照。 Q:ヨーヨーはどれを買えばいい? A:復帰組みは【初心者オススメ機種】へどうぞ 初めての方は【超初心者オススメ機種】へ Q:ループもブランコもしたいんだが A:ハイパーヨーヨー時代と違って、現在はストリングプ レイとルーピングプレイのヨーヨーがはっきりと分かれたので用途にあったものを選びましょう。 初心者用のストリングプレイヨーヨーはルーピングプレイも一応出来ないことはないけど、難しいし上達も遅いので、最初からストリングプレイとルーピングプレイのヨーヨーをそれぞれ買った方がいいです。 Q:ストリングプレイとかルーピングプレイってなによ? A:ストリングプレイ(1A)は主に糸にヨーヨーを乗せたり絡ませたりする系のトリックが多いスタイル→【動画】 ルーピングプレイ(2A)は両手でヨーヨーで輪を描くような挙動をする派手で人気なスタイル→【動画】 ツーハンドストリングプレイ(3A)は二つのヨーヨーを使って1Aをさらに発展させたような複雑に糸が絡み合うスタイル→【動画】 オフストリング(4A)は糸とヨーヨーが分離していて、自由度が高いスタイル→【動画】 カウンターウェイト(5A)はフィンガーホールを指ではなく専用の重りに着けてプレイするヌンチャクのようなスタイル→【動画】 等といろいろあるが、2Aは両手でいろいろとこなすため敷居が高く、3Aに至っては値段も高い。4Aや5Aは落としたりぶつけたりしやすいため難易度が高い。 最初は1Aから始めるのが無難。暇潰しに2Aを片手だけでやるくらいが丁度良い Q:初めてヨーヨーやるんだが本体以外に『コレ買っとけ』って物ある? A:ストリング(糸)は必須。それとシリコンパッド等は消耗品であるので予備があった方が良い。 オイルはベアリングの故障を防いだり不調を割りと直せるので持ってた方がいい。 何がなんだかわからない人はとりあえずリワインドのビギナーセット買っておけば、ヨーヨー自体の選べる幅こそそんなに広くはないが必要な物は全部揃う。後は時間と根気。 Q:オイルあったほうがいいヨーヨーって? A:ファイヤーボールを筆頭としたナイロンスプール搭載機種は必須。スプールの内側が削れてどうしようもなくなる。 あとレイダー系列やループ1080などの軸が全ネジでなく、 ベアリングに当たる面がフラットな軸を持った機種もあったほうが無難。 これらはベアリングがフリーなので、軸とベアリングの間にある程度粘性を持たせないと戻ってくれない。 引き戻しだけど、戻りが怪しいヨーヨーは2Aヨーヨー用のオイルを入れてやるときっちり戻るようになるので、 戻りの調整を兼ねて持っておくのも手段、慣れたら脱脂してバインド仕様にもってける。 初心者は関係ないけど、セラミックベアリングはオイルを入れて慣らしてから使用しないと壊れる場合がある。 おそらくボールが硬すぎるので、ボールが回転している間にケースを削ってしまうのが原因。 Q:引き戻し?バインド? A:初心者向けや2A向け以外のほとんどの機種では単にストリングを引っ張っただけでは戻ってこなくなる。 それを戻すテクニックがバインド、詳細は【こちらを参照】。 バインドはそこまで難しいトリックではなく、エレベーターやブレインツイスターができれば比較的早くできるはず、ただ戻ってこないというだけでアウトオブ眼中するのはあまりにもったいないので気軽に挑戦してみて欲しい バインドしないと戻らないヨーヨーはバインド仕様、普通に引いて戻る機種は引き戻しと呼ばれる。 バインド機種でもオイル入れると戻ってきたり、引き戻しでもベアリングを脱脂するとバインドになったりするので、触ってみないと分からない事もある。 バインド機種はバインドさえ覚えてしまえば回転時間が長くなり、不意にヨーヨーが戻ってきたりすることも少なくなるので楽。 ループザループを中心に引き戻し前提のトリックもあったり、ストリングを張って戻らないように気をつけながら練習というのもあるので、上達しても1個は引き戻しのヨーヨーがあると便利。 ワンスターやアローなど、ベアリングの付け替えで両用なのは長く使えてお得。 明記はされてなくてもジャム大径ベアリングを採用している機種は薄型のベアリングを使うと引き戻しに出来るモデルもあるが、キャップ付きの機種は軸がキャップを貫通する可能性もあるので、明記されてる機種以外はあまりやらないほうが良い。 Q:ストリングはどれ買えばいいの? A:引き戻しならKストリングノーマルのポリ100、バインド仕様ならKストリングファットのポリ100を買っておけば大体間違いない。 お金に余裕があるなら100本セットで買えば1年ぐらいは困らない。 色付きは若干硬いのでお好みでどうぞ。 以前までスターバースト機種はストリングの消耗が激しく切れやすいため、 綿50%、ポリ50%の通称50/50が推奨されていたが、 今はスターの形状変更やポリ100の素材強化もあり、ポリ100でも十分使用できるようになっている。 Q:昔使っていたハイパーヨーヨーはまだ使える? A:(改造すれば)ファイヤーボールとレイダーはルーピング機種として使えますがそれ以外は厳しいです ステルスレイダーくらいならある程度のトリックはできないこともないが最近のヨーヨーと比べると性能は下の下です 懐かしむ目的以外なら今のヨーヨーを買いましょう。 Q:金属リムウェイトorフルメタルかっけー!まずどれ買えばいいの? A:クラウンやエッセンスなどがオススメです ただしバインドが前提なためそこだけ注意 ヨーヨーについて Q:ヨーヨー届いたけど何をすればいいの? A:【ここ】のベーシックトリックからやってみよう Q:スリープ時間が短いんだが… A:ヨーヨー傾いてない?まずは真っ直ぐスローできるように練習だ! その他ベアリングを脱脂すると良いかも 【脱脂について】参照。ただし脱脂は初心者のうちは無謀。 Q:ヨーヨーが戻ってこないYO! A:ベアリングにグリスを塗りこむかバインドを覚えろ 【バインドについてはこちらを参照】 Q:ストリングが指に食い込んで痛いです>< A:テーピングや軍手を買おう。自分の皮膚に合ったものを探すのも楽しみの一つだ。 慣れないうちは利き手と反対側の人差し指にもテーピングしたほうがいい。 トラピーズ派生系トリックでストリングを滑らせまくってると低温やけどします。 Q:ベアリングが外せないゆ A:【ここ】に載ってる方法がお勧め。プライヤは使えればなんでもよい 最近は各ヨーヨーメーカーから専用パーツが発売されてる。 「ストリングを使ってはずす方法」は絶対にやってはいけない。 「ソフトタッチのプライヤー」はぶっちゃけあまり良くない。 プロトスター系列はスペーサーはしっかりはまっていて下手に外すと歪んだりして使えなくなるので諦めた方がいい。 Q:バレルロールのやり方がサイトによって違うんだが A:ハイパーヨーヨー時代の時のアトミックファイヤーが今のバレルロール 古いバレルロールは覚えなくてもおk 4Aでは古い方のバレルロールが未だにベーシックトリックに入ってるので、記憶の片隅には入れておくのもありかと。 Q:ブレインツイスターのやり方もサイトによって(ry A:ヨーヨーを1回回した後、左手が奥に来るタイプと右手が奥に来るタイプがある。 前者はヨーヨーによっては難しいので、できなければ後者で挑戦。 Q:フリクションステッカーって、なんかで代用できないかな? A:エレキバン替えシートやガムテープ、ゴム手袋を切り開いて両面テープで貼るのもおススメ Q:シムって何mmの買えばいいの? A:金があるなら全部。無いならとりあえず0.5mm。 Q:ロングスリーパーをやるときのヨリ調整ってなに? A:「ヨリ」というのは、「ストリングがどれくらいねじれているか」のことで、プレイに影響する。 詳しいことはロングスリーパー大会inVIPを見よう Q:脱脂するとベアリングの寿命縮むとか、錆びるとかいうけど、どうしたらいいの? A:プラや金リムなど安価機種付属のベアリングは精度が低くすぐにダメになる物もあります。 精度のいいメタルヨー付属の物やコンケイブ、精度の高い国産ベアはよく回る上、そうそうダメにならないので、 できれば交換してしまった方がいいです。 ベアリング自体そう高いものでもないので使いつぶすつもりで脱脂し、ガンガン使いましょう。 プロトスター系列等ベアリングの脱着がシビアな機種は定期的に緩いオイルを少量入れてやるのも手。 なおプロトスター系列等でスペーサーがしっかり嵌っていてオイルが注せない場合は、 スペーサーとベアリングの間を狙ってオイルを垂らせばベアリングに浸込んでいく。 Q:ボールベアリングってケアしないとダメって聞いたけど? A:しましょう。脱脂するしないに関わらずケアを怠ると錆びます。 使わないヨーヨーがある場合は、ベアリングを外してゆるいオイルを注し、 表面のオイルを拭き取った後パーツケースに入れたりするといいです。 ストリングつけたままの保存は手の汚れや水分をベアリングになすりつけているのと同じで、 一番ベアリングをダメにしやすいのでやめましょう。 完全に新品未開封の物であるならば、糸が付いていても問題はありません。 少し回しただですぐにしまった、という程度でも結局外気に触れてしまっているので、 ストリングを外して保管したほうがいいです。 Q:~って言う技のコツってある? A:まずは動画をしっかり確認して、練習を重ねる。それでダメならスレで質問。 その際、どこで失敗するのかを明確に書くとレスをもらいやすい。 Q:ヨーヨーを閉めこみすぎて開けれなくなった A:ゴム手袋や軍手をすると余裕 ないなら輪ゴムを両手の指に巻けばおk その他 Q:wikiで調べてもわかんないことがあるんだけど A:googleはもちろんwikiを穴が空くほど調べましょう。 Q:まだまだ下手だけど練習会行ってもいい? A:初心者の人こそオススメ。ガンガン上手くなれるかも Q:トップの画像どこの練習会? A:第一回&第三回大阪練習会の時の様子。
https://w.atwiki.jp/jwe2009cc/pages/46.html
本拠地:神奈川県厚木市、伊勢原市、小田原市、茅ヶ崎市、秦野市、平塚市、藤沢市、大磯町、寒川町、二宮町 スタジアム:平塚競技場(18,500人) オフィシャルサイト:http //www.bellmare.co.jp/ Ps 09 夏 10 夏 名前 移籍 スパイク ST 15 - 丁 正賢(チョン チョンヒョン) →退団 CF 11 11 11 11 阿部 吉朗 黒 CF 9 - トゥット →退団 白 CF 20 20 - 原 竜太 →引退 CF 26 -- - 山本 孝平 →←水戸ホーリーホック→東京23サッカークラブ ※選手入れ替え機能 CF 30 30 30 30 島村 毅 ※DF登録 CF 34 34 9 9 田原 豊 黒 CF -+ - アドリアーノ ←→カスタニャオSC(BRA) ※未収録 CF -+ - ネネ ←→カスタニャオSC(BRA) ※未収録 CF -+ 9 - リンコン ←→パウリスタFC(BRA) ※未収録(08) ST ++ 24 -- -- 菅野 哲也 ←日系ベルマーレ(PAR) →ツエーゲン金沢 ※未収録(08) ST 36 36 36 三平 和司 ←入団←特別指定選手:神奈川大学 ※未収録 CF + 18 18 新居 辰基 ←ジェフユナイテッド千葉 白 CF + 27 27 中山 元気 ←コンサドーレ札幌 白 CF + 31 31 崔 昇仁(チェ スンイン) ←釜山アイパーク・ユース ※未収録 CF + 38 ヴァウド ←北京国安(CHN) ※未収録 CMF 7 7 7 7 寺川 能人 黒 CMF 21 21 21 21 永田 亮太 白 SMF 8 8 8 8 坂本 紘司 白 SMF 33 33 - 原田 開 →順天堂大 SMF 13 13 - 鈴木 将太 →引退 SMF 28 28 20 20 猪狩 佑貴 白 OMF 23 -- 23 23 小林 竜樹 →←ザスパ草津 OMF 10 10 10 アジエル 白 OMF 17 17 -- -- 菊池 大介 →ザスパ草津 OMF 22 22 22 22 中村 祐也 白 CMF 31 31 -- - 前田 陽平 →←福島ユナイテッド → CMF -+ 40 - 鈴木 修人 ←→鹿島アントラーズ DMF ++ 19 -- 林 慧 ←ガイナーレ鳥取 →ツエーゲン金沢 ※未収録(08) DMF + 29 29 松浦 勇武 ←浜松開誠館高 ※未収録 CMF + 15 15 ハン グギョン ←崇實大(KOR) ※未収録 OMF -+ 17 17 馬場 賢治 ←ヴィッセル神戸 橙 OMF -+ 40 エメルソン ←ジョインビーレ(BRA) ※未収録(08)…元FC東京 DMF 41 永木 亮太 特別指定選手:中央大 ※未収録 CB 2 2 2 2 田村 雄三 黒 CB 14 14 14 14 阪田 章裕 CB 3 3 3 3 ジャーン 黒 CB 19 19 6 6 村松 大輔 白 CB 4 4 4 4 山口 貴弘 白 CB 29 29 -- -- 福田 健人 →FC刈谷 SB 18 18 -- -- 鎌田 翔雅 →ジェフユナイテッド千葉 SB 27 27 - 滝川 敬祐 →横河武蔵野FC SB 5 5 5 5 臼井 幸平 白 SB 6 6 13 13 鈴木 伸貴 赤白 CB + 33 33 遠藤 航 ←湘南ベルマーレユース【2種】 ※未収録 SB + 24 24 小澤 雄希 ←水戸ホーリーホック 黒 SB + 26 26 古林 将太 ←湘南ベルマーレユース ※未収録 SB + 28 28 松尾 直人 ←アルビレックス新潟 GK 1 1 35 35 伊藤 友彦 →引退→復帰 GK 25 25 25 金 永基 ※怪我により登録抹消 GK 32 32 1 1 野澤 洋輔 白 GK 16 16 16 16 植村 慶 GK 37 32 32 松本 拓也 特別指定選手:順天堂大学 ※未収録 GK + 34 34 黒沢 隼 ←湘南ベルマーレユース【2種】 ※未収録 GK -+ 39 都築 龍太 ←浦和レッズ 黒 2010後半 基本フォーメーション 4-3-3 GK 都築 龍太 CF 田原 CB 遠藤 航 ST 阿部 (新居) ST エメルソン CB 村松 大輔 RSB 臼井 幸平 CMF 坂本 CMF 寺川 LSB 山口 貴弘 DMF 田村 DMF 田村 雄三 (ハン) CMF 寺川 能人 LSB 山口 RSB 臼井 CMF 坂本 紘司 (古林/島村) CB 村松 CB 遠藤 ST エメルソン (山口) (村松) ST 阿部 吉朗 GK 都築 CF 田原 豊 (野澤) ------------ └------------ ------------┘ Sub GK 野澤 DF 阪田 DF 古林 MF ハン MF 中村 MF 馬場 FW 新居 選手修正 FW 田原 豊 …容姿:187cm→185cm FW 島村 毅 …ポジ適性:CB追加 容姿:ソックス下 MF アジエル …容姿:リストバンド左白 MF 中村 祐也 …ポジ適性:ST追加 容姿:テーピング MF 前田 陽平 …ポジ適性:DMF追加 MF 坂本 紘司 …容姿:リストバンド左白 MF 原田 開 …ポジ適正:OMF削除、WB/SB追加 DF ジャーン …容姿:リストバンド左白 DF 村松 大輔 …容姿:テーピング DF 鎌田 翔雅 …ポジ適正:WB追加 能力修正案 FW 田原 豊 …能力:スタミナ70 FW 島村 毅 …能力:守備66 MF アジエル …特殊:ドリブルキープ追加 MF 中村 祐也 …能力:蹴精72、攻撃67、蹴力70、蹴技73、連携67 特殊:ポジショニング追加 MF 原田 開 …能力:守備45、スタミナ75、トップスピード80、加速82 DF 田村 雄三 …能力:スタミナ82 DF 鈴木 伸貴 …特殊:ロングスロー追加 選手エディット リンコン LINCOLN 【国籍】ブラジル 【年齢】26歳 【利き足】右 【ポジション】CF 【サイド適性】両 【基本】ケガ耐性 B / 成長タイプ 普通 【体】185cm / 79kg 【顔】プリセット3-41 【能力】 攻撃/守備/当た/スタ/スピ/加速/反応/敏捷/ 75 / 32 / 76 / 76 / 76 / 72 / 76 / 73 / ド精 /ド速 /短パ/短速/長パ/長速/蹴精/蹴力/蹴技/ FK /曲が/ 78 / 72 / 75 / 70 / 70 / 68 / 72 / 78 / 74 / 63 / 65 / 頭精/跳躍/テク /積極/精神/ GK /連携/コ安/逆精/逆頻/ 83 / 80 / 81 / 77 / 67 / 50 / 68 / 4 / 5 / 5 / 【特殊】ストライカー、ポストプレイヤー 菅野 哲也 KANNO 【国籍】日本 【年齢】19歳 【利き足】右 【ポジション】ST/CF・OH・SH 【サイド適性】両 【基本】ケガ耐性 B / 成長タイプ 普通 【体】172cm / 70kg 【能力】 攻撃/守備/当た/スタ/スピ/加速/反応/敏捷/ 67 / 40 / 67 / 76 / 81 / 78 / 73 / 78 / ド精/ド速/短パ/短速/長パ/長速/蹴精/蹴力/蹴技/FK/曲が/ 75 / 78 / 67 / 66 / 67 / 67 / 70 / 72 / 68 / 65 / 65 / 頭精/跳躍/テク/積極/精神/GK/連携/コ安/逆精/逆頻/ 70 / 73 / 77 / 75 / 68 / 50 / 68 / 4 / 5 / 5 / 【特殊】ドリブラー/飛び出し
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/1127.html
【名前】 スーパーピンクトリック 【読み方】 すーぱーぴんくとりっく 【登場作品】 天装戦隊ゴセイジャー 【分類】 必殺技 【使用武器】 ゴセイテンソード 【使用者】 スーパーゴセイピンク 【詳細】 スーパーゴセイピンクの個人技。 自身が上空へ上がった後、所持するゴセイテンソードの刀身にて標的の頭上から斬りつける。 技のピンクトリックとは異なっており、射撃技ではない。
https://w.atwiki.jp/talesrowa/pages/326.html
軋んだオルゴールのメロディ 無音、音すら焼き払ってしまったかのような静けさの中で、削る音が広がった。 短く、均一で、止む気配は今のところ特にない。 時たま粛々とした間はあるのだが、しばらくすればまた木を削るどこか柔らかい音が耳の奥を突くのだ。 音も、「人工的」を作り出す存在も、この静穏(とはいえ多くの悲劇が起きたこの地にこの言葉を当てはめるのは、お門違いかもしれない)の前では 小さなものに過ぎない。 ただ少年は自分の小ささを、無力さを埋めるために、手を動かし音を作り続ける。 無心に、しかし決して綿密ではないわけではなく。極度の集中力がなす技だった。 彼は傷の溝に溜まった木くずを呼気で吹き飛ばした。 『 、安らかに眠れ』 これでまた、仲間が生きた証が1つなくなった。 少年――ロイドは重い体に鞭を打ち、防空壕の方へと歩き始めた。 この地の下でリッドが眠っているということは分かっている。自身も覚えている。 しかし、あまりに安易に死が与えられるこの島で、自らの記憶が仲間の生きた証など、雨上がりにかかる虹のようにはかない証拠でしかない。 そもそも人間は物事を忘れるから、そしていつかは全てを忘れるから、物的な証拠として墓というものを立てるのだ。 それがなき今、どうしてリッド・ハーシェルという人間がここに生きたと確かに言えるだろう? ○ テーピングの準備は終わった。 粘着性のあるテープがない分よけいに包帯を使わなくてはいけないが、全く処置しないよりはましなのだから致し方ない。 ロイドがソーイングセットでも持っていたらもう少し楽だったのだが、彫金専門だからどうしようもない。 この場にそうそう都合よく道具が揃うわけがないのだ。 限られた手でどれだけ最善を尽くせるか、そこにこの島での生死がかかっている。 問題はダブルセイバーだ。果たして半人前でもない自分たちに満足のいくものが作れるのか。 やらねばならない。ロイドが律儀に約束を果たそうとしているのに、自分が破るわけにはいかなかった。 それにすでに犠牲を払ってしまったのだ。何かを得るための犠牲、を。 準備は出来ている。熔解には炎晶霊を加える。ふいご代わりに風晶霊を使えばいい。 ある程度まで進めばメルディに任せることができる。 ……本当ならメルディにではなく、全て自分がやってしまいたい。 ぼろぼろの彼女にやらせるなど、廃人化が進むだけではないか。 反論ならいくらでも思いつく。回復術はインフェリア系に属する水晶霊を行使できる自身にしか使えず、 いくら効果が薄いとはいえ、万が一の場合を考えれば余力を残しておくことは必然だ。 それにこの先の戦い、自らが出した作戦のことも考えれば、術の乱用は失敗に直結する―― ――理屈で片づく問題じゃあない。 メルディのあの願いを―― 「キール」 その呼び声に彼ははっとした。隣を見やればメルディがこちらを見つめている。 「すまない。早く取りかかろう」 はいな、とメルディは返した。 少し笑った姿になおさらキールは心を痛めるはめになった。 「僕は剣を作ることに関しては、てんで素人だから……お前の方が頼りだ」 「ワイール、でもメルディも……剣あまり詳しい方じゃないよ」 かがみ込み、用意された鋳型を見つめる。 自らがテーピングの用意をしているあいだ、メルディはダブルセイバーの元となる鋳型を準備するよう言っておいたのである。 隙間なく密接して重なる煉瓦の特性をうまく利用している。 それでも念には念を入れたのか、間は土の晶霊術によって塞がれている。 それに煉瓦はもともと焼きいれて作るものであるため耐火性にも優れている。 今の状況で鋳型を作るにはもってこいの材料だ。 ムメイブレードの大きさもしっかり考えてある。刀1つで刃を1つ作るわけだから、決して大きいサイズにはならない。 ゆえに鋳型――完成する刃はよくあるロングソードより少し短いくらいだろうか、その程度に設計されている。 あまりに広く作り薄っぺらい刃ができるのも失笑ものである。簡単に折れたり曲がったりしては話にならない。 さすが、と言うべきか。詳しくないというのも嘘だろう? 「それでも、やらなきゃいけないことに変わりはないんだ」 キールは後ろに振り向かず右手を差し出し、意図を理解したメルディから一刀を受け取る。 そだな、と答えた彼女は少し俯きがちだった。 「……キール、やっぱりメルディするの、反対してるか?」 鞘から取り出した抜き身は白い光の波を打った。 こんな美しい輝きを出せるのなら、無銘とはいえ将来はなかなかの鍛冶師になれたことだろう。 それとも使った者の心の輝きか? 剣は使用者の心を映す鏡なのだから、光が強ければ反射する光もまた強い。 「当然さ。あいつがあんなこと言わなきゃ、お前はこんなことせずに済んだ」 キールは嘲笑を返した。その輝きが自らの醜さの影を引き立てていた。 「ロイドがこと、許してあげて。ロイドも苦しんでるの、同じ」 彼は無言のまま、煉瓦の鋳型の上にムメイブレードを置き、炎をくべた。慌ててメルディも雷の晶霊術を唱える。 沈黙の中で、ただ空気と刀だけが熱を帯びていった。 身を赤々とさせる刀身は、とける飴のような粘性を持って鋳型の中へと流れ込んでいく。 金属がこんな光を発するのか――炎のような、もっと言えば太陽のようなきらめきに思わずキールは感嘆の息をこぼした。 辺りを支配する高温に、身体の芯まであたたかくなっていく。額から汗がにじみ出る。 氷、それとも金属の心まで一緒に熔けていくような気がした。 人は火を見ると落ち着くというが、本当かもしれない。 「……分かってるさ。あいつは……僕たちより仲間を失ってる。つらいんだよ。 なのにロイドは何がなんでも生きなきゃいけない。その重圧が、いまの状況でなおさら無力感を増させている」 キールは風の晶霊術を諳んじる。 「ロイド、ほんとうに苦しそうだったよ。泣いてたよ」 メルディは雷の晶霊術をなおも行使する。 「そうだな……」 泣かせたのは僕なのにな、とは言わずキールは肯定だけを呟く。 睡眠の差で2人には微妙な食い違いができている。どちらにせよ泣いていたという事実に変わりはない。 それに、ロイドが苦しんでいるということにも何ら違いはない。 「たまにはわがままも聞いてやらないとな。僕たちはロイドに頼りすぎているのかもしれない」 わがまま。本来ならもういくらでも聞いている方かもしれない、そうキールは心の中のどこかで反駁した。 でもいいじゃないか。奴はそれほどに重荷を背負わされているのだから。 そのわがままを、彼自身も甘さを隠すのに利用していたのだから。 刀は全てどろどろとした液体と化し、友が生きた証がまた1つ消えた。 それでも熔けた金属は確かに熱を持ち、力強い輝きを発し、照らし続けるのだ。 奥に赤い影を見つける。ふらふらとした足取りで、いつ倒れるか分からない不安定さを持っている。 そう――強さの影には必ずもろさがあるから――支えあわねばならないのだ。 ひびは広げなければいい。穴は埋めればいい。ただ、それだけのこと。 「噂をすれば影、だ。行ってくる」 はいな、とメルディは返した。 キールの白いローブに刀身の橙色が映った。 ○ ――だからこそ、少年は新たな武器を生み出す。 右手のミトンのように巻かれた包帯をほどき、新たに別の包帯を巻いていく。 端と端とを結び、テーピングとしての役割を果たさせる。 掌圧をあまり制限しないようにし、かつ痛みを抑えるよう心がける。本来なら矛盾した行為だ。 結果的に甲の部分はやや緩めに巻くことになるのだが――まあ何の処置をしないよりはましだ。 痛み少なく剣を握れさえできれば及第点だろう。天使化しても包帯でぐるぐる巻きにされて握れなければ意味がない。 まったく、先程から専門外のことばかりさせられる、とキールはため息をついた。 最後に少し破れた久々のグローブを装着させる。 「動くか?」 「ばっちり。痛くないしな。サンキュー」 皮革の独特な音を立てながら2回右手を開閉させ、自分の手の心地を確かめる。 痛くない、というのは正直うそだ。動かせるよう頼んだ時点で多少の痛みは覚悟していた。 それでも思っていたほどではない。そこは素直にキールに感謝した。 さっそく右手に忍刀・紫電を持ち、左手に木材――左に持つ剣、つまり長い方の、名を削り取った方の――を 持ち、感触を思い出そうとする。 削り取られていく木に既に名がないことで、キールははっとした。 「さっきは……すまなかった。お前をわがままだと言って」 居直り謝る相手の姿に、ロイドはすぐに手を止め、目を魚のように大きくし驚いた様子で見つめる。 「キールに謝られるとなんか気持ちわりいんだけど」 明らかに不服な顔つきでキールは睨みつけた。それにロイドは苦笑を浮かべて、 「気にしてないってことだよ」 と返した。 最初は面食らった表情もしていたキールも、次第にくつくつと抑えつつ笑いはじめた。 どうせまたバカだと、大嫌いだと思っているに決まっている。 「これからの戦いは熾烈を極める」 キールは1度大きく息を吐いてからそう言った。 「さっきも言ったように、僕らに無理難題を押しつけた以上、お前には何がなんでも戦ってもらう」 「言ってること違わないか?」 「それとこれとは話が別だ。 僕はお前をわがままと呼んだことを謝っただけで、お前のわがままの内容まで容認したわけじゃない」 「うっわ、屁理屈」 両手を上げてロイドは嫌味をこめて言った。 「何とでも呼べばいいさ。わがままであることを咎めているわけでもない」 それに屁理屈は学士の性分だしな、とキールはさらりと返す。 褒められてるのかけなされてるのか分からなかった。 「……。 お前の甘さに、僕らは救われてるのかもしれないからな。その甘さに希望を抱きつづけることができる」 ロイドは何も言わず、ただ右手で頬をかいた。 こう言われてしまっては照れて言い返しようもないので、場には沈黙がしばらく蔓延した。 キールも何か恥ずかしいことでも言ったのか、とばかりに顔を紅潮させる。 しかたなくロイドは改めて右手を動かし始める。規則的な軽い音が防空壕の中で響く。 しゃ、しゃ、しゃ…… それは秒針の音に似ていた。 時が進んでいく。一歩ずつ足を出すように、過ぎ去った時間から離れていく。 ――生きた証までも奪って、己が証明となるために。 「なぁ、ちょっと思ったんだけど……ってか前から思ってたんだけど……」 手を器用に動かしたまま、ロイドは尋ねる。 何だ、と少したどたどしくキールは答えた。 「お前、自分1人が悪役になればいいって思ってないか? あの作戦のほとんどが術でとどめを刺す……つまり、キールが殺すってことになる。 自分だけが泥をかぶればいい。そう……思ってないよな?」 あえてキールの顔は俯いたまま見なかった。見るのが怖かった。 木刀に息を吹きかけ、全体の形を確かめる。なかなかの調子だ、と思考をわざと置き換えた。 「それが最善さ。交戦せざるを得なくなったら、そうはいかないだろう」 至ってキールの声は普通だった。ロイドは顔を上げる。 何をいまさら、バカも休み休み言え。と少し呆れ果てた表情でため息をついていた。 青い長めの前髪が揺れるほどだった。 そのキールらしい様子に一抹の安堵を覚えるとともに、 「それに泥をかぶると言ったが、僕はマーダーを殺すことにためらいなんてない。だから、泥さえない。 そういう奴も1人は必要だろう?」 その言葉のあまりの軽さに、目の前には人殺しもいとわない奴がいるということに、震えた。 もっともその相手は罪なき人間ではなく、相応の罪を重ねてきた人間だから、とやかく言う理由はなかった。 さてと、とキールは終結の第一句を切り出す。 体を起こし、ローブについた土ぼこりを払ってロイドを一瞥する。 「テーピングはしたが、これからもあるし無茶はするなよ。 やっぱり痛いとか言いだしたらこっちが困るし、それに」 完全にロイドに背を向けて、捨てぜりふを吐くように、彼は大きな声で。 「――僕にできることは少ないんだからな」 後ろ姿がひどくみすぼらしく見えた。 影を持った背中に、ロイドはやっと気づく。そして先刻の思いを後悔した。 人は最後の最後で油断する。 そう――強さの影には必ずもろさがあるから――支えあわねばならないのに。 お前もバカじゃないか、と内心で毒づく。 何かを得るための犠牲って、自己正当化だったのか。自分のことを言っていたのか。 手の動きが早くなる。 十字架の木が約束の象徴へと化していく。 ――全ては生き抜くために。守るために、約束を守るために、誓いを守るために。 ○ 「ただいま」 「はいな、おかえりな」 事務的な挨拶のやりとりだと彼は思った。秩序のように定められた「ただいま」と「おかえり」だった。 そこには何の面白みもなく、マニュアルに従うレストランの店員との一方的なやりとりに似ていた。 鋳造は精錬まで達し、今は金属の不純物を土の晶霊術を利用して取り除いているところだった。 (もともと完成品から作っているため不純物はないようなものなのだが、まあ無銘だから) それに伴い、液体化していた金属は凝固を始めている。 こうしてくると刃の形がはっきりと分かってくる。ここまで来て失敗するわけにはいかない。 晶霊術を唱えつづけるメルディの横顔を見る。 テーピングの間はメルディに任せていたわけだが、特に精神状態に異常は見られないことにキールはほっとした。 彼女は集中して精錬に力を注いでいる。 「でも、メルディ思うよ。無理してるのは、キールも同じ。キールもつらい、怖いよ」 え、とキールは呟く。唐突な言葉を発した彼女は振り向かない。 「キールもみんなと同じ。だれも殺したくない。でも、ほかにできる人いないから」 誰に語っているのかも分からず、メルディは虚空に語りつづける。 「……メルディ?」 彼女に向かって声を出しても、 「だから自分がするって、無理してるよ」 気づいてくれさえしない。 「メルディ!」 突発的に肩を揺さぶり、無理やりにでも作業をやめさせこちらを向かせる。 やっとはっとしたような顔をし、紫の瞳をキールに向ける。 キー、ル、と小さく呟いた彼女は無表情だった。 「どうしたんだ! またネレイドに何か言われたのか!?」 ヒステリックに肩を揺らしながら問う彼に、メルディは首を横に振る。 そしてゆっくり足元へと視線をやる。 クィッキ、と小動物が存在を誇示するように鳴き、高速で彼女の体に登っていき肩に座りこんだ。 「クィッキーに話しかけてたよ」 唖然とするキールをよそに、メルディはクィッキーの耳をかいてやる。 気持ちよさそうな表情が見せつけに思えてなんだか今は憎たらしかった。 そうだ。もうネレイドはここにはいないのだ。 先程の「おかえり」はたまたま出かけていたクィッキーに対するものだったと思えば納得はいく。 それに時おり現れる躁病に似た症状――そうだ、さっきも何か物を作っているときだった。 鋳造に集中するばかりその症状が、いや症状が出たから自分の声も耳に入らなかった。 自分の存在が今メルディの中にはなかったのだ。 その現実がとてつもなく悲しかった。 「……聞いてた、か?」 申し訳なさげに、おずおずとメルディは尋ねる。 「……何で、お前ら2人とも同じこと言うんだ」 両肩に手を置いたまま頭を垂らす、彼の足元には悲哀の影が伸びていた。 長さの割にいやにちっぽけな姿に見させる影。 影も、声も少し震えていた。 「きっとバカだからだよ。ジューダスにも言われたし、ロイドも言ってた」 にこり、と彼女は少し笑って答えた。妥当な答えだな、と彼は少し笑った。 手を肩から取り払うも、すぐに後ろに振り向き顔を隠した。 世界がにじんでいることに気づいたからだった。 それを不思議と思いながらも、中途半端なままの刃を思い出してメルディは精錬を再開する。 土晶霊の力を借りて、液体となった刀は再度固体へと違う姿で生まれ変わろうとしていた。 「メルディ、キールがすること、止めないよ。キールが決めたこと。でも、無理する必要、ないよ」 後ろから聞こえた声にキールは身を震わせる。 どうしてそんなこと言うんだ、と彼は目を伏せる。それがどれだけ決心を鈍らせることか。 「すまない……でも僕は……。 ロイドにはロイドの約束があるように、僕には僕の約束があるんだ」 それは友人との最後の約束であり、己が己に唱えた約束。 ――再逢。 彼はつかつかと彼女のもとへと近づく。 刃は赤を保ったまま、確かに1つの形となっている。 時は訪れた。一歩ずつ歩を進め、自分たちのもとへとやって来た。 詠唱を始める。隣のメルディも同じく。 自分の中で力が集束し高まっていくのを感じる。同時に何の操作もできない、体を乗っ取られた感覚。 頭だけがはっきりとしている。 何かが心を引っ張った。 「僕は僕の思いを曲げるつもりはない。僕の命は、皆を守るためにあるんだと、そう思ってる」 ――ひときわ大きい蒸発音と熱気が二感を刺激した。 ぽす、と背に重量とぬくもりを感じる。 衣服ごしに伝わる体温が、メルディのやさしさと同じ温度だった。 「メルディ、やだよ。キールがすることは止めない。でも、キールが死ぬのは、やだよ」 ぎゅっ、とローブが掴まれているのが分かった。 畜生、甘い。甘すぎる。あまりに心地よくて僕まで泣けてくるじゃないか。 それでも。それでも。 いつかは、背を掴むこの手を振りほどく時が来るかもしれないのに。 「……生きられると思うか?」 彼は静かに問いかける、 「生きるよ。みんなで生きて帰るよ」 言葉の熱が、じんわりと、もう1つの鋼を熔かしていった。 体が打ち震えるのを必死に腕を押さえて隠そうとする。それでも腕が震える。 そして、キールは1つの可能性を再考する。 魔剣を取り戻し、おそらくミクトランをも倒さねば成せない、限りなく成功確率の低い可能性。 なぜ彼がマーダーを殺すということに固執するのか。 守れなかった希望の代わりに新たな希望を守るのとともに、マーダーとの痛み分けも辞さない――どこか死を願う彼。 全ては、友人との約束のためなのだ。 しかしその約束の手段を、彼は変える。高確率から低確率に、死から生へと移行する。 恐ろしく希望に満ちあふれていた。 「……そうだな。僕が死んだら、お前らとんでもない無茶しそうだからな」 彼は目をこすり、頬をぬぐった。手に少し湿った感触。 これが涙で、彼が本当に鬼なら、まさしく「鬼の目にも涙」なのだろうが、 ――そこは今は気にしないでおこう。 【キール・ツァイベル 生存確認】 状態:TP40% 「鬼」になる覚悟 精神的肉体的疲労 気分高揚 所持品:ベレット セイファートキー リバヴィウス鉱 BCロッド キールのレポート ジェイのメモ ダオスの遺書 ムメイブレード(ダブルセイバーに加工中) 基本行動方針:脱出法を探し出す。またマーダー排除のためならばどんな卑劣な手段も辞さない 第一行動方針:休息をとりTP回復に努める 第二行動方針:仲間の治療後、マーダーとの戦闘を可能な限り回避し、食料と水を集める 第三行動方針:共にマーダーを倒してくれる仲間を募る 第四行動方針:首輪の情報を更に解析し、解除を試みる 第五行動方針:暇を見てキールのレポートを増補改訂する 現在位置:E2中央平原→E2城跡近防空壕 【メルディ 生存確認】 状態:TP40% 精神磨耗?(TP最大値が半減。上級術で廃人化?) 所持品:スカウトオーブ・少ない C・ケイジ ダーツセット クナイ(3枚)双眼鏡 クィッキー 基本行動方針:キールに従う(自己判断力の低下?) 現在位置:E2中央平原→E2城跡近防空壕 【ロイド=アーヴィング 生存確認】 状態:HP40% TP30% 右肩・胸に裂傷(処置済み) 右手甲骨折(テーピング中) 決意 所持品:トレカ、カードキー エターナルリング ガーネット ホーリィリング 忍刀・紫電 木材二本(ウッドブレードに加工中) 基本行動方針:皆で生きて帰る、コレットに会う 第一行動方針:調達した木材二本をウッドブレードに改造する 第二行動方針:治療は外科処置に留めて天使化・次元斬用のTP回復を優先 第三行動方針:回復後はコレットの救出に向かう 現在位置:E2中央平原→E2城跡近防空壕 前 次
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/12075.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 POWER RANGERS PINBALL タイトル POWER RANGERS PINBALL パワーレンジャーピンボール 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00490 ジャンル テーブルゲーム(ピンボール) 発売元 バンダイ 発売日 1996-9-27 価格 6800円(税別) パワーレンジャー 関連 SFC MIGHTY MORPHIN POWER RANGERS PS POWER RANGERS PINBALL 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/sevenlives/pages/1082.html
ザッピング 読み:ざっぴんぐ 英語:zapping 別名: 意味: ザッピングとはテレビ視聴においてチャンネルをさくさくと切り変えること。 CMなどに入るとザッピングの回数が増える傾向にある。 デジタル・テレビではバッファ?の関係でタイムラグが出ます。 2008年02月01日 デジタル・テレビ
https://w.atwiki.jp/cocoon/pages/18.html
コース設定 コース選びのご参考にどうぞ。 【整体コース】 痛みを緩和する事を目的としたコースです. 症状 腰痛・膝痛・肩こり等(寝違え・ギックリ腰は2・3日は炎症がある為その間患部の施術は出来ません。それによって引き起こされる周囲の違和感には対応致します。 【リラクゼーションコース】 リラックスを目的とした痛みを伴わないトリートメントコースです。 特に痛みの症状がなく、怠さ・疲労・むくみ・ストレス等の症状の方にお勧めです。 全身にオイルを使用致します。施術の際の下着はこちらでご用意させて頂きますので、普段着のままお待ち頂いて構いません。オイルの使用が必要ない方はご予約時にお伝え下さい。 【リフレクソロジーコース】 足裏から膝下までのフットトリートメントコースです。症状 足のだるさ・むくみ・冷え性・生理前症候群・ストレス等に対応します。施術の際はオイルを使用致します。十分に注意してもオイルが衣類に着いてしまう場合もございますので、多少汚れても構わない衣類での施術をお勧め致します。 【骨盤調整コース】 最近話題の骨盤調整コースをご用意致しました。骨盤調整と併せて全身調整をお勧め致します。 産後の骨盤の開きが気になる方、左右の足の長さ・両肩の高さが違う、生理前症候群かもしれない、足のむくみ・だるさが気になる、下腹部ポッコリ、便秘、冷え性だ…という方にお勧め致します。 【下肢調整法(テーピング)】 足がだるい、捻挫しやすい、外反母肢等の症状にお勧め致します。スポーツをされる時にもお勧めです。普段の脚の疲れ方が全然変わってきます。 【ダイエットサポートプログラム】 ダイエットサポートプログラムの概要はお客様の「必ず痩せる!」という強い意識を維持させる事、そして身体のバランスを整えて、痩せやすい身体へ導くお手伝いをさせて頂きます。 各集中コースのボディメイク&美顔のテクニックは即効性がありますので、まずは見た目の美しさを手に入れる事により、ダイエットへのモチベーションを高める事が出来ます。 本気で痩せたいけれど一人ではくじけそう…、堂々と水着やタイトなシルエットの洋服を着こなしたい!ウエディングドレスを美しく着たい!等・・・ 美しくなりたい女性の皆様を応援致します。
https://w.atwiki.jp/sweatslip/pages/193.html
細工疑惑1,2 | 細工疑惑3 | 細工疑惑4 | 細工疑惑5 | 細工疑惑 まとめ | グローブ画像集 | 新ルール 新ルール 問題の試合を受けて、 2007年3月12日のHERO Sから以下の新ルールが適用される。 HERO'Sルール(改定2006/08/03)(改定前) HERO'Sルール(改定2007/03/07)(改定後) ▼バンテージ、テーピングは、控室などで装着することは禁止に。 競技本部に出向き役員監視のもと装着しなければならない。 ▼グローブは試合直前、しかも入場ゲートにスタンバイした時点で支給。 役員監視のもと装着し、試合後も通常通り役員の前で取り外さなければ ならない。 ▼クリーム、ワセリンなどは、いくら日常で使っているものであっても 前日計量から試合後までの間は一切使用できない。また試合前には レフェリーなどが手に水分を含ませ、より厳密にチェックする。 ▼より監視態勢を強化するため、これまで配置されていなかった監視専用の 人間を12人ほど用意。控室、ウォーミングアップスペースなど、 選手の死角となるスペースをできる限り排除する。 ▼反則が発覚した場合、試合前の発覚はファイトマネー50%の没収 (従来の10%から引き上げ)。試合後の場合は全額没収に加え、 理由を問わず対戦相手が勝者となり、失格者は敗者となる。また過失に よる反則行為で試合続行が不可能となった場合は、反則行為を犯した選手を 3ヶ月以上の出場停止処分に。悪質な場合は、6ヶ月以上の出場停止処分が 下される。 ▼ストップ・ドント・ムーブの適用。従来であれば攻撃のできる体勢にあれば 一方の選手の体がロープの外に出ていても続行されていたが、今大会より 一度試合の流れを止め、リング内でファイトさせるようレフェリーが指示 を出さなければならない。 ほか、ロープが5本から4本、ロープをつなぐ紐が2本から1本に変更される。 【参照】 HERO'Sルール(WHAT S★HERO S・cache) より厳格に、より公正に HERO'Sルール改正実施(HERO S★NEWS・cache) 【HERO'S】3・12名古屋大会より新ルールを施行(GBR・07/03/11・cache) 細工疑惑1,2 | 細工疑惑3 | 細工疑惑4 | 細工疑惑5 | 細工疑惑 まとめ | グローブ画像集 | 新ルール