約 1,333,273 件
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/261.html
森の中の玉手箱 ヨーロッパやアメリカを中心とした素敵な雑貨やアクセサリーなどがそろっています♪めずらしいウインドウジュエリー、ハーモニーボール。そして愛くるしいテディベアグッズも!! 関連 ストアミックス>生活デザイン
https://w.atwiki.jp/sditem/pages/53.html
URL http //www.ptl.co.jp/ サイズ SD MSD SDC? その他 テディベアとそのワードローブのショップ サイズ表がありますが、購入は各自自己責任で よろしくお願いします。
https://w.atwiki.jp/sexi/pages/146.html
http //sexi-sns.net/?m=pc a=page_f_home target_c_member_id=65861 http //sexi-sns.net/?m=pc a=page_f_home target_c_member_id=118438 ニックネーム テディーベアー 誕生日 10月1日 セクシィ度(エロレベル) ★★★★☆ エロ好き 性別 男性 血液型 O 現住所 京都府 S or M or SM or N(neautral) S 好きな体位 騎乗位(女性上位) Skype ID (無い場合は無記入) なし 自己紹介 大阪と名古屋、岡山で毎月友人グロアティグさんと 複数プレイのオフ会を主催しています 参加女性は約30名越えました オフ会のことを、ここで参加してくれている女性の一部の方が日記にも書いています 乱夢 ラム 夢子 メグ ジャイコ様 白雪 遊びに行って下さいね オフ会はSMではありません 体育会系の乗りで明るいSEXです。大人の運動会だよ 女性は見学だけでも受け付けています 僕のコミュー複数プレイのオフ会大好きです(報告専) http //sexi-sns.net/?m=pc a=page_c_home target_c_commu_id... CLUBテディー&グロアティグ http //sexi-sns.net/?m=pc a=page_c_home target_c_commu_id... 僕の個人的な自己紹 S暦18年 最近ナンチャテSさんが多くて困惑しています 本当のSはMさんとの付き会いは普段は紳士で信頼関係を大切にします プレイの時だけ変身するけど Mさんの出来ることや安全を考慮しての事前に考えてのプレイです 縄にしても綺麗に安全が一番ですからね 慌てず調教して羞恥心の破壊をしながらの調教です ……説明 sexi雑談スレでちょくちょく名前があがる痛いおっさん 外見はデブ そして態度や話し方は下品である。 センスがなくところどころでおっさん臭さが漂っている(話しの話題、ファッション等) プロフに自分は紳士だと言い張るがとても紳士には見えない 彼自身もナンチャってSであるのは(ry 「複数プレイのオフ会」と称し月に2~6回のペースで関西の高級ホテルの部屋を借りて開催している 過去に参加したスレ住人からの報告によると 参加費用は男性のみ1人15000円 タダで脱いで毎回参加するような馬鹿な女性はあまり居ないので恐らく、参加女性には万単位の謝礼を支払っている可能性は高いものと思われる 参加者達には「営利目的では開いていないと。」言いつつも営利目的+売春をあっせんしているように思われる オフ会では輪投げや50代くらいの女性の潮吹きショー、生クリームでの女体盛り、お代官様プレイなどをしているようだが盛り上がってるのはごく一部の身内だけ 実際のところは不評でないほうがいいんじゃないのか との事である。 プロフィールやコミュでは参加者を釣る為なのか参加する女性の名前を上げている。 参加女性の名前をあげる時点で色々と問題が起きそうな可能性もある事が想像つかないのだろうか オフ会レポートも問題起きる可能性があるから正直いらないだろうと思うのだが 要は参加男性から金さえ取れれば後はイイ ずさんな管理という事がわかる。 だいたいレポに名前が上がる常連女性達は小遣い稼ぎに必死になって参加している可能性が高いと思われる ウォッチ目的の為に彼の作ったコミュに入るとまったくオフ会開催の度に同じ内容のメッセージが必ず2~3通届く 過去にウグイスの谷渡りという企画を日記の話題に上げsexiユーザー、sexi雑談スレの住人をドン引きさせる その時の日記はこちら http //sexi-sns.net/?m=pc a=page_fh_diary target_c_diary_id=554707 comment_count=19 テディーベア「ウグイスの谷渡り」
https://w.atwiki.jp/medarotcardocg/pages/251.html
ベティベア No.212 型 type-BER 射撃 コスト 装甲 威力 スピード 移動方向 2 30 10 25 349 重力攻撃 この攻撃を受けたメダは、装甲を-20する。(ただし、装甲の最低は10。また、攻撃されると解除)
https://w.atwiki.jp/ichikalive/pages/21.html
タイトル 【雑談】のほほんと一緒に話そう!【宗谷いちか/あにまーれ】 配信時間 2018年 7月 15日(日) 22 00~ アーカイブ 公開中 概要 にじさんじの妹分ユニット「有閑喫茶 あにまーれ」のメンバーです! ハニーストラップ蒼月エリ 歌コラボをしたいと思っているが、話しかけていいか悩んでいると発言するが、 そのすぐ後で蒼月エリご本人に「いいよ」と返答してもらいテンションがあがる。 ちなみにコラボではいちかがボイスパーカッションでエリさんがギター&歌である。 あにまーれのメンバーの印象 因幡はねる:陰の者のまとめ役 宇森ひなこ:お歌、シーモネーター 稲荷くろむ:ゲームの神 日ノ隈らん:まとめ役、良心 最初はいちかが良心と言われていたが、らんちゃんにいつの間にか奪われて悲しいらしい。 ただしリスナーには自業自得と突っ込まれる。 くまさんず ベットの右側のくまたちを公開する。これでもまだ半分以下との事。 ここにいつか同僚の日ノ隈らんを飾りたいらしい・・・。 中学時代 きゃりーぱみゅぱみゅ風の服装をしており、部屋も一面ピンク色にしていた。 高校に入って卒業して部屋も白色に改装済みである。 中学時代からテディベアを集めており、服装等は卒業しても テディベアだけは大切に残した事を語る。 アマリリス組ルル・ルチカコラボ事前打ち合わせ コラボで話す内容の事前打合せ時に「意外とずばずば来るね・・・」とルチカさんに言われた。 あにまーれのノリで外部の人と絡んではいけない。 話した感想は、「似た匂いがする、ワンチャンいちかよりぽんこつなのでは?」と思ったらしい。 本日のななしさん 3D化して欲しいとの話題の時に、3D化すると危ないことしそうなのでまだダメです。と発言している。 参考文献 【雑談】のほほんと一緒に話そう!【宗谷いちか/あにまーれ】
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/9064.html
【登録タグ S さつき が てんこもり 初音ミク 曲 殿堂入り】 作詞:さつき が てんこもり 作曲:さつき が てんこもり 唄:初音ミク 曲紹介 ミクさんが敵に囲まれた時に流れる曲。 気の済むまでタイム搭載のドラムンベース。 歌詞 (STOMP THE ENEMY) 当たり前に繰り返す言葉 何度でも聞かせたい refrain (VOCALOID…Transform!!!) 感染(ひろが)っていく後ろ向きなイフから もう逃げない だからそばに居てよ 約束はテディベアの形で 本能的なtruth 熱伝導してる (VOCALOID…Ignition!!!) 命果てても君だけは守りきるから もう逃げない だから繋いでいてよ 囲い壊すインモラル 誘い受ける破壊衝動 託し委ねるウエットに 流れ沈む疑心暗鬼 澄んだ風はアスファルト 座り込むわ無色透明 捩れ千切れるケミカルに 手足…二進数…彼辺此辺… 当たり前に繰り返す言葉 何度でも聞かせたい refrain (VOCALOID…Transform!!!) 感染(ひろが)っていく後ろ向きなイフから もう逃げない だからそばに居てよ 約束はテディベアの形で 本能的なtruth 熱伝導してる (VOCALOID…Ignition!!!) 命果てても君だけは守りきるから もう逃げない だから繋いでいてよ (※Super Satsuki ga tenkomori Time) 囲い壊すインモラル 誘い受ける破壊衝動 託し委ねるウエットに 流れ沈む疑心暗鬼 澄んだ風はアスファルト 座り込むわ無色透明 捩れ千切れるケミカルに 手足…二進数…彼辺此辺… 当たり前に繰り返す言葉 何度でも聞かせたい refrain (VOCALOID…Transform!!!) 感染(ひろが)っていく後ろ向きなイフから もう逃げない だからそばに居てよ 約束はテディベアの形で 本能的なtruth 熱伝導してる (VOCALOID…Ignition!!!) 命果てても君だけは守りきるから もう逃げない だから繋いでいてよ (※Super Satsuki ga tenkomori Time) 繋いでいてよ (STOMP THE ENEMY) コメント 新曲かっこよすぎ -- 名無しさん (2010-03-06 10 51 43) こういう曲も作るんですね -- 名無しさん (2010-03-06 12 10 18) 電波じゃないのに中毒性高いな -- 名無しさん (2010-03-07 09 36 52) 仕事はやwwおつかれです。 -- 名無しさん (2010-03-07 09 52 46) ヘッドフォン推奨 -- 名無しさん (2010-03-07 22 27 48) これはかっこいい -- 名無しさん (2010-03-08 10 37 56) (VOCALOID…Transform!!!)・・・!? -- 名無しさん (2010-03-10 01 56 42) かっこいいし、切ないです -- 名無しさん (2010-03-10 12 45 28) メロディーが心地よすぎます いい曲すぎる -- 名無しさん (2010-03-14 19 28 37) 毎日聴いてます -- 名無しさん (2010-03-15 10 45 47) 平家♂ボーイ -- 名無しさん (2010-03-19 16 01 18) ガチでカッコイイ -- きどう (2010-04-12 11 20 41) リア充爆発しろ! -- 名無しさん (2010-08-23 20 22 27) ↑関係なくね?www -- 名無しさん (2010-10-20 21 52 54) 絵も曲もかっこよすぎて困る -- 名無しさん (2011-02-19 11 51 02) STT -- 名無しさん (2011-08-20 17 22 24) カラオケがほしい -- 名無しさん (2012-01-10 07 11 07) うん。もっと評価されるべきだ<●>ω<●>ヵッ -- 大河 (2012-08-27 20 53 42) 流れ沈む→流れ込む じゃないのかな?間違ってたらすみません -- 名無しさん (2013-01-20 18 57 58) はじめ聞いたときすごくびっくりした。 -- 邦 (2013-02-08 17 56 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ningenbyouin/pages/296.html
症状 人間が素手では勝てない動物を、道具を使って勝てるからと、デフォルメしてゆるキャラ化して愛でる くまモン、テディベア、プーさんなど本来凶暴な動物を舐めてかかる 番組 第155回 霊長類最強病 なんであの時放送局
https://w.atwiki.jp/nightstalker/pages/496.html
Last update 2008年06月01日 アネモネの咲く頃に 著者:空蝉八尋 コーヒーテーブルの上には、鮮やかなアネモネがちょこんと生けてありました。 その何気ない風景、しかも居心地のすこぶる悪い空間に限ってこんなベストタイミング。 『それでは、この花が咲く季節にしましょうか。チヤ子ちゃん』 ああ。 脳裏で駆け巡る記憶、残像、掠れた音声。 これが、これがまさしくフラッシュバックというものなのですね。 人生、まったく何が起こるか分からないものねと実感している暇もなく。 わたくしはピアノの鍵盤を叩き割る勢いで腕を振り下ろし、不協和音と共に叫んだのです。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 喉を突き破るかの絶叫。クラゲに刺されたような指先の痺れ。 「なっ!?」 わたくしの奏でる優美で優雅な旋律に、一丁前ながら、さも違いが分かるかのように図々しく聴きひたっていた庶民、いえ愚民。 肩を震わせて閉じていた眼を一気にひらき、無様にもソファから雪崩れ落ち。ああ良い気味。 「うおっ……とぉ!? ゴホン、いかがなされましたか? チヤ子さん。 鼓膜が破れてしまうところでしたよ、ハハハ」 白い歯を無駄に輝かせ、狐のような笑みを浮かべながら両手を広げ歩み寄られ、わたくしはあからさまにその手を避けました。 触られてたまるかってものでございますわ。 「本望ですわ、バリーッといきなさい」 「うぉーいっ!? ……ゴホゴホン、予想外の展開だぞこりゃ」 「そしてビリビリーッバリンのグチャッとなりなさい」 「ひえぇーっ……よく分かりませんが最後がグロいですね」 行かなくては。行かなくては! こんな時でも繊細なわたくしはピアノをきっちりと元通りに片付け、蓋に挟んだ薬指を気にしながら向き直りますの。 頭上からきっと睨んだ美しさに平伏すが良いわ! 「ワタクシ、帰ります」 「えーっ!? な、何故ですか!? それは困りますよチヤ子さーん!」 「ええいっ、醜い! お黙りなさい!」 平手で右頬を叩き払うと、愚民らしく頬を抑えうずくまり、どこから出ているのか分かりかねない溜め息を漏らし。 「チヤ子さんの張り手はギザたまんないスなぁ」 お前は真性なのですか。 「大事な要件を思い出しました。ワタクシ、今すぐ帰らせて頂きますわ」 薔薇で飾られた帽子をかぶり、上質のファーで覆われたコートに袖を通している最中、重力が増しました。 見下ろせば、どこか恍惚とした表情で裾へしがみついてくる愚民の姿があるではありませんか。 「ちょっ……離して頂けないかしら?」 「行かせないよチヤ子さん。なんてったって今日は、僕達の記念日なんだからね」 「記念日? 初耳ですけれど」 「では、教えて差し上げます。僕がチヤ子さんに結婚を申し込み、そしてめでたく結ばれる記念日でふごほぉっ!」 「いつから勝手な予定日をしかも記念日に仕立てあげてんだミミズが!」 思わず反射的に蹴りを入れてしまいましたが、この方は急に気を失って倒れたという事にしておきましょう。 自分の人生設計にわたくしを組み込むなんて一万年と二千年早いのよ。 さようなら、わたくしと過ごせた時間を夢にでも見ているがよろしいわ。出演料はサービスしておきますから。 「高原! 高原っ!」 小走りで駆け寄りながら、玄関前で仁王立ちしている高原を呼びました。 わたくしの声に気付き、時計を覗いては戸惑った様子でこちらを見上げ。 「いかがなされましたかお譲様。まだお時間がお速いようでございますが……」 表情の読み取れない黒いサングラスの奥で、彼の瞳が揺れているのを感じます。 「急用を思い出しましたの。すぐに車を出して頂戴」 「…………左様でございますか」 「……ええ、」 わたくしは少しばかり違和感を感じずには居られませんでした。 いつも事務的に、なおかつ機械的に会話を繰り出す高原らしからぬ、奇妙な間の取り方をしたからです。 一般人としては左程ない所ですが、彼がわたくしの傍に付いてかれこれ、こんな反応が初めてだったせいかしら。 「あのう、お言葉でございますが、先方はいかがなされましたか」 「知らないわあんな妄想癖。つけ上がるのもいい所よ。気品が無いもの」 後部座席に腰かけると、エンジン音と共にシートベルトをかけながら、運転席から高原が振り返ります。 「そして、どちらへ?」 「オクテット、という喫茶店を知ってる?」 目立たない場所にあるものですから、おそらく知らないでしょうね。 花壇が綺麗で、アネモネの花が看板の、という気がきいたわたくしの補充の前に、高原は意外な言葉を口にしました。 「存じ上げておりますが」 「あら。じゃあ、そこへ向って頂戴。大至急で飛ばして。なんなら信号無視してもいいわ」 「了解致しました。交通ルールは守りますが……」 「そうね、常識ね」 近くの景色が飛ぶように過ぎ、遠くの景色はのんびりと通りすがって行くなか、滅多に私語を発する事の無い高原が、珍しくわたくしに話しかけました。 「そこには、どういったご用件で足をお運びになるのですか」 「どうしても、聞きたい?」 「い、いえ。言葉が過ぎました」 「フフ。いいのよ。高原がそんな風に聞くなんて、珍しいと思っただけですわ」 そして、それが少し嬉しくもあったの。 「はぁ……」 わたくしが窓の外を眺めたまま、繋ぎ目だらけの記憶を掘り起こして、出来る限り覚えている事を話そうと決めました。 「ワタクシ、小さい頃に一度だけ、お父様達のパーティーから逃げ出した事がありましたの」 「幼い頃に、そんな事がありましたか」 「ええ。でも確か、貴方がまだ私に付く前でしたのよ」 どうしても、自分ひとりで外を出歩いてみたかったの。 映画やお話の中に出てくる女の子のように、元気に活発に、飛び跳ねる様に道を歩いてみたかったの。 ワタクシはその時、一番大切にしていたテディベアを抱きかかえたまま、人混みを利用して会場をすり抜けて街へ出ました。 「お父様とケンカになりましたのよ。勝手に外に出たりなんかしたら、そのクマは捨てる、って」 「旦那様は、お譲様がご心配だったのでしょう」 「それでも、小さなワタクシには窮屈だった」 街灯が灯してあるとはいえ、ワタクシは夜の暗い道を一人で歩きました。 歩いた、というよりは、見つかって追いかけられるのではないかと思い、全速力で走り抜けました。 ふと気がついたら、すっかり人気のない路地に迷い込んでしまって。 「ワタクシ、泣くまいと思って必死に歩きましたの」 「お譲様らしいですね」 「そこで、ようやく明かりのついたお店を見つけました」 オクテット、とカタカナで書かれた看板の、緑色の屋根をした可愛らしいお店でした。 ワタクシはまるで鏡のアリスになったように、吸い寄せられるようにして扉を引きましたの。 漂うコーヒーの香りに、暖かな光。誰も居ないカウンター。 扉のベルの音で、奥から顔を覗かせたのは、店の主人だったのでしょうか、若い男性でした。 その方はワタクシを見ると、まるで子供扱いせず、いらっしゃいませ、と一言笑顔で傾けて下さったのです。 「そこからの記憶は、安心したからなのか、あまりないのですけれど」 「帰りはどうなさったのですか」 「連れ戻されたわよ、血相変えて探しに来たお父様達にね」 だけれどその時、ワタクシは肌身離さず抱えていたテディベアを、その男性に預けたのです。 「何故です?」 「お父様に捨てられてしまうと思ったからですわ。勝手に出歩いた、ましてや抜け出したんですもの」 ワタクシは今度いつそのテディベアを取りに来られるか、分かりませんでした。 自由に出歩けるようになるまで何年かかるかすら検討もつかなかったんですもの。 「気の長いお話でございますね」 高原がわずかに笑い声を零しました。 「ええ。でも、大切にしていたテディベアですけれど……その方にそのまま、あげてしまっても良いとも思っていましたわ」 とっても素敵な殿方でしたから。 思えばわたくし、これが初恋だったのかもしれませんわ。 「そうしたら、十年まで待つと。十年後までに取りにおいでと言って下さったのです。アネモネの花が咲く季節に……」 今日までわたくし、すっかりテディベアからも卒業して、すっかり忘れてしまっていたのですけれど。 いえ、忘れていたわけでなくて、ちょっとばかり多忙だったせいもありまして。 ……あら。そういえば。 何かもっと大切な、重要な記憶をしまい込んでいたような……。 「お譲様、到着致しました」 高原の声に、私ははっと我に返りました。 「ありがとう」 微妙に変わってしまった、けれどもどこか見覚えのある風景に、わたくしは思わず微笑みました。 「じゃあ、少し寄って来ますわね」 「いってらっしゃいませ」 正確に九十度、腰を折って頭を下げた高原を見てから、わたくしはヒールの音を響かせて歩きだしました。 すると背後から声がかかります。 「……お譲さま!」 「え? なにかしら?」 思いがけない呼び止めに、驚いて振り返りますと、右手を伸ばして固まっている高原が居りました。 「いえ、何でもございません。申し訳ありません」 「? それなら、いいんですけれど」 らしからぬ動作でサングラスを中指で持ち上げ、それっきり彼はまた車内に戻ってしまいました。 まったく、どいつもこいつもハッキリしませんのね。 わたくしは扉の前で一度歩みを止め、心臓がうるさく高鳴るのを抑えようとしました。 落ち着け、落ち付きなさい。仮にも南京財閥の令嬢ですのよワタクシは! こんなちっぽけな喫茶店に入るのに、何をこんなに手間取っているのかしら! 扉に手をかけると、あの方の微笑みが先ほどよりも鮮明に浮かんできますの。 ああ! どうか普段通りのわたくしの美しさで笑い返せますように……! 微妙な半目の失敗写真のような醜態を晒すような事は、何が何でも避けなければ。 昔から言うものですわ。 女は度胸! カラランカラン。 「いらっしゃいませ」 ヒゲ。 爽やかな笑顔顔でなく、その顔には穏やかな笑顔と灰色の鬚。 茶色の短髪でもなければ、白髪混じりのオールバック。 ナイスミドルがカウンターで、カップを手入れしながら私に微笑みを向けておりました。 「お好きな席へどうぞ」 「え、ええ……」 私の心境、アルプス高原から津軽海峡ですわ。 どうしてなの。 どうしてなの。 どうしてあの方でないのかしら! 私は気付かれないよう、恨めしそうにカウンター席からを店員を見つめます。 たとえ年月が経っていようとも、こんなにまで老け込むことはないでしょうに! 「ご注文は?」 慌てて視線をそらし、テーブルについていた頬杖を膝の上へと戻し。 「ええと、それじゃ、カプチーノを……」 「かしこまりました」 細くため息を尽きました。 そうね。現実って所詮、こんなものなんだわ。 あんな子供との約束、本気にしているわけがなかったんだわ。 「あ」 カウンター席の真中に、薄水色をしたアネモネが数本、可愛らしく活けてありました。 「アネモネ……」 わたくしの呟きに気付いたのでしょうか、マスターは一瞬手を止めてこちらを見ます。 「お花が御好きなのですか。一目で分かるなんて、若い女性には珍しい」 「ええ。この花が好きなんですの」 年齢の数だけ送られてくる薔薇よりも、この花が好きだわ。 カプチーノが差し出されるとき、マスターは何かを躊躇ってみせた後、おずおずと申し訳なさそうに口を開きました。 「人違いでしたら申し訳ありませんが、……もしや、チヤ子さんでございますか?」 瞬く間に衝撃が走ります。 「いかにも、南京財閥のチヤ子でございますわ」 わたくしはなるべく平静を装おうとしましたが、最後の声が震えてなりません。 そんなわたくしを余所に、マスターは感心したような、安心したような、不思議な、深い溜息をひとつついたのです。 「そうでしたか……貴方があの、チヤ子さんでございましたか」 「あの、と言うのは……?」 私の質問に、慌てたようにマスターは額の汗を吹き、細く優しい目を更に細めて答えます。 「これは、私の息子から聞いた話なのでございます。もう十数年前の話になると思いますが、一日だけ、たった一日だけ、私が店を開けなければならない日がありまして」 そこに店番を頼まれてくれたのが、息子の冬至でございました。 コーヒーの知識はさほどありませんが、一日くらいなら大丈夫だろうと思い店を頼んだのです。 「特に何もトラブルもないまま、一日が終わったそうなのでございますが」 「ええ、ええ」 「何分急な店番でございましたから、閉店後うっかりシャッターを閉め忘れたままにしてしまったのでございます」 すると夜も更けた頃、ドアを開くベルの音が聞こえ、うっかりしていた閉店を告げようとカウンターに顔を出せば、幼い子供が重い扉を開けているではないか。 見れば随分と良い召し物を身に纏い、おまけに自分の背丈ほどもあるクマの人形を抱きかかえ、今にも泣きそうな顔でこちらを見ている。 冷たく閉店を告げるなんてとても出来やせず、いらっしゃいませ、と一言かければ、糸が切れたかのように大声をあげて泣き出してしまった、と。 「どうすれば良いのか、本当に困ったようで。とりあえずあやしては落ち着かせ、泣きやむのを待ったそうです」 わたくしは言葉もなくマスターの話に耳を傾けました。 トウジ様。きっと、おそらく、彼が私の記憶の男性なのですわ。 まるで身体が宙に浮く気分でした。 何故だかトウジという名前がいやに気にかかるのも分からないくらいに。 「その幼い女の子はチヤ子と名乗り、ぽつりぽつりと自分の境遇を話し始めたそうです」 鉄棒となわとびと、ジャングルジムで遊んでみたい事。 皆と一緒に手を繋いで、お弁当を持って学校に行ってみたい事。 ピアノのお稽古の先生が変わってしまい、厳しくなったレッスンが嫌な事。 お母様にもっと甘えたい事。 お父様にもっと甘えたい事。 「息子は、こんなに小さな少女が束縛を受けている事に、少なからずショックを覚えたそうです」 そして何とか、この少女を救う事は出来ないかと、そんな事すら真剣に考え。 しばらくすると、女の子は自分を探す車が外をうろついている事に気付き、慌てて持っていたクマを自分に預けた。 捨てられてしまうかもしれないから、預かっていてほしいと。 大切な物なのではないのかと尋ねると、少女はにっこり微笑んで言ったそうです。 『だから、貴方にだったら預けられるのよ』 やけに大人ぶった口調に、息子は笑いを堪えながら約束をしました。 十年間、自分がテディベアを、責任持って預かっているという約束です。 「私が帰った後、嬉しそうに話すんですよ。女の子と約束をした、クマを預かった、と」 わたくしは両手を握り合わせて眼を閉じました。 脳裏で、思い出せなかった大事な欠片が脈うっているように感じられますわ。 何か。何か、大切な事。 思い出さなければならない、大切な言葉。 「息子はそれ以来この店に出て居りませんし、そのテディベアも、もしかすると息子が持っているままなのかもしれません」 「そうなのですか……」 飲み終えたカプチーノのカップを片付けながら、マスターは笑いかけました。 「チヤ子さんは今日、そのテディベアを取りに参られたのでございましょう?」 「ええ。でも、トウジ様がいらっしゃらないんじゃあ……」 「もしかすると、案外近くにあるかもしれませんね、そのテディベア。現実とはそんなものです」 そうなのかしら。 でも、この店に無いんじゃあ、これ以上ここに居る理由が見当たらなくなりましたわね。 トウジさんが今だに持っているテディベアも、彼が持っていて下さるのなら、私はそれで満足ですわ。 「マスター、話して頂いてどうもありがとう。ワタクシ、待たせている者がありますから、そろそろ失礼致しますわ」 「おや、そうですか……もう少しゆっくりして頂ければ良かったのですが」 「充分ですの。昔のままのワタクシではございませんから……」 扉の前まで来たとき、マスターは思い出したようにわたくしを呼び止めました。 「そういえばチヤ子さん。息子が嬉しそうに話していた中で、テディベアを受け渡す時の合言葉を決めた、とも言っておりました」 「合……言葉……?」 体中の血管がざわめき、むず痒い指先が一気に熱を帯びていくように。 「ええ。それはもう得意そうに。ええと確か……」 これよ。 これよ。 これだったんですわ! わたくしが思い出さなければならない大切な事。 幼い私がクレヨンで紙に描いて、忘れないようにとした呪文のような言葉。 「「MysteryCircle」!」 【まいすとおりさーくろ】 …………。 これは恐らく、るとろを書き間違えたんだろうなぁ……。 私はスーツの胸ポケットから、久し振りに取りだした紙キレを眺めていた。 まさかお譲様が、十年時効ギリギリに思い出すとは思わなかった。 五、六年目ほどですっかり記憶から拭い去られていると思っていたが。 しかし合言葉の方はさすがに思い出せないだろう。 何せ幼い子供に英語を使ったんだ、聞き取れて平仮名に出来ただけでも驚きだったのだから。 もしも。 もしもこの合言葉がお譲様の口から聞けたなら、あのテディベアをお返ししましょう。 それまでは、ただの御側付として貴方の傍へ居させて下さる事を御許し願います、お譲様。 「高原ーっ!」 私は紙をポケットに素早くしまい、いつものように車の脇へ手を組んで佇んだ。 「待たせましたわね。さ、戻りましょう」 「はい」 車へ乗り込んだ後も、お譲様は上気させた頬で楽しそうに鼻歌を歌っている。 「テディベアはどうなりましたか」 「それね。いいのよ、もう。クマはもう返ってこないでしょうけど、大切な事を思い出したから……」 大切な事。 それってまさか……まさか。 「……お譲さま、お家へ戻られたらお話がございます」 「あら、楽しみね。高原が私にお話をしてくれるなんて、初めてだもの。なんのお話かしら」 車に備え付けの無線が鳴り、応答を求める声がスピーカーから流れて来る。 ああ、きっともう、バレてしまうかもしれないな。 大変私らしからぬ事でございますが、 目を閉じれば、モザイクのようなきらきらした断片が、残像のように蘇る話でございます。 「はい。こちら102番車、高原冬至でございますが……」 前の作品 次の作品 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1411.html
5話:落ち着く場所ありますか? 緑深い森に、銃声が響く。 そしてその度に木に止まっていた小鳥達が、木から一斉に逃げ出す。 「はぁ、はぁ、はぁ……!」 桃色と白の身体、美しい金髪を持った竜人の少女、津野美鈴(つの・みすず)が息を切らせながら走る。 ふと立ち止まり、振り向き、さっきまで自分を襲っていた狐の青年の姿が無い事を確認すると、 安堵の溜息を漏らした。 (危なかった…まさか、殺し合いに乗る人がいるなんて…。 こんな殺し合いする人なんていないと思っていたのは間違いだった) 適当な木の幹にもたれ座り込む美鈴。 右手には彼女の支給品の一つであるバトルナイフが握られている。 美鈴自身は殺し合いをする気など無かったが、護身用として装備していた。 デイパックの中にはもう一つの支給品、遠隔操作爆弾入りテディベアが一つ入っている。 遠隔操作で爆破出来るという代物であるが使い所は難しそうだ。 「…銃で撃たれる事があるなんてね…」 先刻襲い掛かってきた狐の青年が銃を撃ってきた事を思い出し、 美鈴はまだ薄暗い空を眺めた。 ◆ 狐獣人の青年、高原正封(たかはら・まさとし)は、 狙っていた桃色の竜人の少女を見失ってしまった事に気付き、肩を落とす。 「逃げられたか…」 右手に装備したリボルバー拳銃、スタームルガーGP100の残弾を確認し、 ズボンのポケットの中に突っ込んでいた予備の.357マグナム弾を装填する。 「…これで良いんだよな。生きて帰るにはこれしか無い…んだよな」 本当は彼もまた殺し合いなど本望では無かった。 苦労して入った大学で知り合った友人達、久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬もいる。 優勝を目指すと言う事は彼らも殺さなければ、死ななければならないと言う事だ。 そんな事はしたく無い。だが所詮は他人の命で、自分の命と天瓶にかけ、 どちらが重いかは明白。 生まれて初めて拳銃を扱った。流石にマグナムは反動も強いが、 慣れれば問題は無いだろう。 「…やってやる…やってやる…やってやる…」 自分に言い聞かせるように狐の青年は何度も呟いた。 【一日目/早朝/F-7森】 【津野美鈴】 [状態]肉体疲労(小) [装備]バトルナイフ [持物]基本支給品一式、遠隔操作爆弾入りテディベア、起爆リモコン [思考・行動] 基本:殺し合いには乗らない。何とかして脱出したい。 1:しばらく休む。 [備考] ※高原正封(名前は知らない)の外見を記憶しました。また、正封とは離れた場所にいます。 【高原正封】 [状態]良好 [装備]スタームルガーGP100(6/6) [持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(13) [思考・行動] 基本:殺し合いに乗る。優勝を目指す。だがまだちょっと迷っている。 1:友人達(久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬)とは会いたくない。 [備考] ※津野美鈴(名前は知らない)の外見を記憶しました。また、美鈴とは離れた場所にいます。 ※F-7一帯に銃声が響きました。 ≪支給品紹介≫ 【バトルナイフ】 津野美鈴に支給。 その名の通り戦闘用に作られたナイフ。頑丈かつ切れ味が鋭い。 【遠隔操作爆弾入りテディベア】 津野美鈴に起爆リモコンとセットで支給。 見た目は普通の可愛いテディベアだが中に強力な爆弾が仕込まれている。 小型リモコンで遠隔操作し爆破させる。 【スタームルガーGP100】 高原正封に.357マグナム弾18発とセットで支給。 1968年に開発されたリボルバー拳銃、スタームルガーセキュリティシックスの後継モデルで、 マグナム弾の強烈な反動を和らげるため、一回り細くしたグリップフレームを 厚いラバー(ゴム)のオーバーサイズグリップで包んでいるのが特徴。 安価で頑丈、良質な事から人気が高い。 ≪キャラ紹介≫ 【名前】津野美鈴(つの・みすず) 【性別】女 【年齢】17 【職業】高校二年生 【身体的特徴】桃色に白の身体、艶やかな金髪の竜人。学校の制服である、 白いシャツに赤いリボン、その上に明るい肌色のベスト、スカートを着ている 【性格】開放的 【趣味】ショッピング、サイクリング 【特技】暗算 【経歴】両親と祖父母、兄と姉がいるごく普通の家庭で育った 【好きなもの・こと】メール、友人と過ごす事 【苦手なもの・こと】鶏肉(唐揚げは食べられる) 【特殊技能の有無】一般人 【備考】胸が余り無いのを気にしているとか 【名前】高原正封(たかはら・まさとし) 【性別】男 【年齢】19 【職業】大学生 【身体的特徴】黄色の狐獣人。それなりに引き締まった体格。 白いカッターシャツに灰色のズボン着用 【性格】ややいい加減 【趣味】TVゲーム、自慰 【特技】特に無し 【経歴】ギリギリで大学受験に成功した 【好きなもの・こと】チャーハン、TVゲーム、自慰 【苦手なもの・こと】梅干し 【特殊技能の有無】 一般人 【備考】こちらの正封は大学受験に成功したためか多少マシな性格になっている。 久保遼平、冬月蒼羅、戸高綾瀬は同じ大学に通う友人 奈落に咲いてしまった紅い華 時系列順 妹への愛は海よりも深く 奈落に咲いてしまった紅い華 投下順 妹への愛は海よりも深く ゲーム開始 津野美鈴 こんな村おこしは嫌だ ゲーム開始 高原正封 「友」
https://w.atwiki.jp/debate/pages/35.html
記事概要 タイトル ディベートのリサーチ技法 著者 nagasakiwestai 記事公開日 2017年04月23日 カテゴリ ディベート技術知見 論題 記事リンク http //blog.livedoor.jp/nagasakiwestai/archives/1849947.html 備考 リサーチに関する技術や考え方がまとまったpdf資料が掲載されている。引用にあたってのルールなども記載されており、参考にすべき資料。 ※記事公開日よりNADEルールの変更などが挟まれているため、必ず最新ルールを各自確認されたし。 このページを編集