約 1,333,259 件
https://w.atwiki.jp/jpops/pages/11003.html
Teddyをお気に入りに追加 Teddyのリンク #bf Amazon.co.jp ウィジェット Teddyの報道 【英会話レッスン回数無制限】ネイティブキャンプ クリスマスキャンペーン開催!人気講師の予約レッスンを毎日無料で提供!さらにキャラクター先生 Teddyもサンタクロースでレッスンを提供 - PR TIMES リサイクルペットボトルから作られたミッフィー『Recycle Teddy Collection』の新作が日本先行発売!サステナブルなものづくりをする「BON TON TOYS」の大人気商品に新色が登場 - PR TIMES テディベアに囲まれた“おこもりクリスマス”『Christmas Teddy Room(クリスマス テディルーム)』が登場 - PR TIMES 10月27日は「日本テディベア協会」が設けた「TEDDY BEAR S DAY (テディベアの日)」 - TABI LABO ビルケンシュトックにモコモコのファーをまとった「テディ」シリーズが登場! - GQ JAPAN ファッショニスタたちも夢中! 「ザ フランキー ショップ」のキルティングジャケットが大人気なワケ(Harper s BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース マーク ジェイコブス“テディベア”着想のふわもこバッグ新作「ザ スナップショット テディ」 - Fashion Press Teddy Wilson Trio With Jo Jones(テディー・ウィルソン ウィズ ジョー・ジョーンズ)、Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)、Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)、Charles Mingus(チャールズ・ミンガス)|AMERICAN JAZZ CLASSICSから復刻 - TOWER RECORDS ONLINE - TOWER RECORDS ONLINE アパートメントホテル「MIMARU東京 新宿WEST」の一室に、テディベアとピクニック気分が味わえる『Teddy Room(テディルーム)』が登場 - PR TIMES 【英会話レッスン回数無制限】ネイティブキャンプ 大人気!『Teddy先生予約半額キャンペーン』開催!オンライン英会話初3Dキャラクター先生Teddyの予約レッスンを半額で提供 - PR TIMES 【サンローラン TEDDY】新作シューズのイメージは、ロンドンの不良少年。(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース NCTがモデルを務める話題の韓国アパレルブランド「TEDDY ISLAND」(テディーアイランド)が、60%(シックスティーパーセント)への出店を開始 - PR TIMES ハン・イェスル、元恋人TEDDYとの破局はBLACKPINK ジェニーが原因?デマに反論(動画あり) - Kstyle FC東京・5/30(日) 広島戦で「Teddy Bear Day」を開催!過去のベアを振り返ろう!読者プレゼントも必見! - スポーツナビ - スポーツナビ 【シノマス】Lady s Teddy Go!の攻略チャート|蘭丸覚醒戦 - AppMedia(アップメディア) ニューバランス初のクリエイティブディレクター、NY発「エメ レオン ドレ」創設者が就任 - FASHIONSNAP.COM サステナブルな世界と子どもたちのしあわせな未来のためのものづくりをするオランダ発「BON TON TOYS」より環境に配慮したミッフィー『Miffy Recycle Teddy』が登場! - PR TIMES 【英会話レッスン回数無制限】ネイティブキャンプ 約9割が継続的にレッスンを受講したいと回答!キャラクター先生 Teddyのアンケート調査を実施 - PR TIMES 「SIXTEEN」出身NATTY、2ndシングル「Teddy Bear」コンセプトフォト公開…愛らしい魅力 - Kstyle The Biscats『Teddy Boy (feat. TeddyLoid)』メンバー全員インタビュー | Special - Billboard JAPAN Jロカビリー界期待のThe Biscats、TeddyLoidをfeat.した“Teddy Boy”MV公開 | Daily News - Billboard JAPAN 『RAGGEDY TEDDY シャイニングユニバース シリーズ』が、あみあみ含む一部流通限定でご案内中!! - PR TIMES 泣かないイス「Teddy Hug」とマタニティマークのタイアップ広告が都営浅草線にて掲出開始! - PR TIMES [TGS 2019]「ラクガキ キングダム」のルーツをたどっていくと「Teddy」がある。「ラインナップ紹介+ラクガキステージ Side COLLABORATION」をレポート - 4Gamer.net ディオールの新ジュエリー「Teddy-D」パールに星やクローバーモチーフの装飾、19年秋冬発売 - Fashion Press Keyring teddy bear AOYAMA - PR TIMES ”必ずスウィングを聴き取ることができる”レスター・ヤングとテディ・ウィルソンの『Pres and Teddy』 - https //www.udiscovermusic.com/ Mini Teddy Bear Keyring 桜 -SAKURA- - PR TIMES TEDDY側、盗作疑惑を否定…「元Wonder Girls ソンミの新曲『主人公』は100%創作物」 - Kstyle BLACKPINK ジェニー&TEDDYに熱愛説が浮上…YGがコメント「事実無根」 - Kstyle 【公式】YG側、「BLACKPINK」JENNIE&プロデューサーTeddyの熱愛は事実無根…法的対応も検討 - WOW! Korea 等身大のギター・ロックを鳴らす神奈川発4ピース、TEDDYのインタビュー公開。ポップなメロディが光る王道サウンドの中にバンドの個性を詰め込んだ1stミニ・アルバムを本日1/18リリース - Skream! 毎朝欠かさず恵比寿駅周辺を掃除をする「裸足のteddy」にみる「これから生き方」 - 恵比寿新聞 インディーズゲームの小部屋:Room#376「Finding Teddy 2」 - 4Gamer.net “YGプロデューサー”TEDDY「リスクなくして、楽しさはない」 - Kstyle Teddyとは Teddyの91%は信念で出来ています。Teddyの5%は玉露で出来ています。Teddyの3%は野望で出来ています。Teddyの1%は花崗岩で出来ています。 Teddy@ウィキペディア Teddy Amazon.co.jp ウィジェット 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ Teddy このページについて このページはTeddyのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるTeddyに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/nijiboku/pages/23.html
品名 買コイン 買RC 備考 小石タイル 2 玉石タイル 10000 ダルメシアン 15 可動 ブランコツリー 50000 白鳥 10 可動 午後のお茶 10000 シベリアンハスキー 15 可動 木のアーチ 10000 めがね橋 10 紅葉のカエデ 20000 藤の支柱 15 白いテディベア 25000 プール 10 可動 黄葉のカエデ 20000 フラワーバードバス 10 テディベア 20000 石の道 2 歓迎の看板 12000 アーチ 10 白い柵 375 小井戸 5 バルーンアーチ 30000 ラベンダー小屋 25 ピンクの柵 750 わらの山 225 ピクニックテーブル 30000 ★組立 レジャーシート 2 樽 275 牧場のゲート 20 青草の山 2 木材 650 植木鉢2 3 シャベル 750 わら 3 野鳥園 2000 ★組立 ※8hで30コイン ゴムプール 4 かかし 2000 ポスト 4 日時計 2300 プレゼントの山 4 バスケット 2800 柳桜 5 スギ 10000 カバノキ 25000
https://w.atwiki.jp/mikudiva/pages/463.html
スタジオ(DIVA F 2nd) 前作同様「ライブスタジオ」「フォトスタジオ」の2つがある。 ライブスタジオ フォトスタジオ コメント ライブスタジオ 今回の対象曲は以下の通り。 曲 開放条件 Sweet Devil 初期状態で開放 キャットフード リズムゲーム5曲クリア Hello, Worker(Live Edition) リズムゲーム10曲クリア erase or zero(Live Edition) リズムゲーム15曲クリア ピアノ×フォルテ×スキャンダル リズムゲーム20曲クリア スキキライ(Live Edition) リズムゲーム25曲クリア 東京テディベア リズムゲーム30曲クリア glow リズムゲーム35曲クリア Tell Your World DLC ODDS ENDS DLC ちなみに、前作の曲でデフォルトで収録されている以下の3曲にはオススメモジュールの設定がある。 曲名 オススメモジュール Sweet Devil ハニーウィップ キャットフード ピエレッタ 東京テディベア シザーズ フォトスタジオ 画像にキャラを合成した写真を撮れるモード。 Vita版のARポートレートがカメラで撮影した物にキャラを合成するのに対し、こちらはゲーム内組込やPS3のフォトに保存された画像に合成する。 ちなみに角度によっては合成できない。ミクサンガードカタイナー(棒)……ちょ、レンやKAITOまで(汗) コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/28986.html
登録日:2014/06/26 (木) 16 01 35 更新日:2024/06/25 Tue 16 13 42 所要時間:本編は約 6 分で読めます。オマケは約 12 分で読めます。 ▽タグ一覧 Keter Researcher Dios SCP SCP Foundation SCP-1048 ぬいぐるみ キチクマ クマ ケテルグマ テディベア ビルダー・ベア 存在そのものがホラー 残虐テディベア 熊 狂気の世界を恐怖に叩き落としたぬいぐるみ 現在逃走中 クマさんにはお友達いっぱい。君もお友達になろう? SCP-1048は怪異創作コミュニティサイト「SCP Foundation」にて創作されたSCP。 項目名は「ビルダー・ベア(Builder Bear)」。 外見は体高33cmのどこにでもあるような可愛らしいテディベア。「ビルダー」の名が表す通り手先が器用で物づくりが大好きなくまさんで、 材料を渡すとビルダー・ベアそっくりなテディベアを作ってくれる。 自発的に歩き回る能力があり、足に抱きついたりダンスしたり、その場でジャンプしたりなど可愛らしい仕草をすることがあり、 使い捨て部品のような扱いをされるDクラス職員にさえ可愛らしい仕草を見せる。 また過去2度、清掃スタッフの為に子供のような絵を書いてみせたことがあるが意思疎通は難しく、首を振ることでイエスノーの応答はできるが、意味を成していないことが殆ど。 また上記の絵もビルダー・ベアからの愛情表現以外で描かれることはなく、頼んでも描いてはくれない。 危険度を表す指標であるオブジェクトクラスは、危険性が認められない・或いは無力化などの対抗策が確立されたSafeクラス。 現在SCP財団管理下の研究所の一角、サイト24にて保護されており、サイト24に限定されるが自由に歩き回る事を許可されており、 各所で散歩をしている姿が目撃されている。 Safeのままなら 良かったのにね… これはジョークではない。SCP-1048が持つ力の全容が解明されたわけではないのだ。いまいましいアレがこれまでどれだけ生み出されたのか、だれがわかるんだ?- Carver博士 以下、随所にグロテスクな表現を含みます 耐性のない方・食事中の方は閲覧を控えることを強く推奨します 上記の紹介文の一部は嘘である。材料を持ち寄っても、ビルダー・ベアは可愛らしいテディベアを作ってはくれない。 奴は自分が選んだ素材でテディベアを作り出す。創りだしたテディベアは意思を持っており"基本的に"温厚で無害なビルダー・ベアに反して人間に対して凶暴。 こいつは元Safeクラスだった。 だがある事件の後、Safeの一つ上に当たるEuclidをすっ飛ばして「放っておくと世界滅亡の危険性がある」「あまりにも危険過ぎる」SCPに設定されている、危険度最上位のKeter(ケテル)に格上げされた。 現在ビルダー・ベアはサイト24内にはいるらしいが行方不明となっており、発見次第確保命令が出ていると同時に創り出されたモノには破壊措置命令が出ている。 更に誤認・混乱防止策としてサイト24にテディベアの持ち込みが全面的に禁止されているなど、サイト24所属職員にとっては最大最悪のトラウマとなっている。 最初こそビルダー・ベアはサイト24を歩き回り可愛い素振りを見せるだけの、殺伐としたSCP財団における清涼剤のような存在だった。 ビルダー・ベアによる3つの事件が確認されるまでは… Case.1 SCP-1048-A ビルダー・ベアの収容から約7ヶ月後のある日。 ビルダー・ベアが、自分で作った自分にそっくりなテディベアと一緒にサイト24内を歩きまわっている様子が目撃された。 そのテディベア―SCP-1048-A(以下1048A)はどこかが決定的におかしかった。 その違和感の元は、1048Aの全身を構成している「モノ」だった。 1048Aは布や綿で出来ていなかった。 それはあまりにも肉々しく、歪で、到底その可愛さの塊から作られた「モノ」とは思えない、尋常ではない悍ましさの「肉塊」だった。 それは、人の耳で作られていた。 外見も、中身も、何もかもが「ヒトの耳」で構成されていた。 ビルダー・ベアは耳で出来た1048Aにサイト24の見学をさせていたようで、その異常事態にCarver博士とセキュリティチームが招集され、 先に到着したセキュリティチームが1048Aを収容しようとした時1048Aが甲高い金切り声を上げた。 半径10m以内にいた者は目と耳に強烈な痛みを訴え、5m以内にいた者は耳のような腫瘍が現れ20秒足らずで全身を覆い、3分以内に死亡。 これによりセキュリティチームの全員を含んだ多数の職員が死亡(詳細な人数は情報削除されている為不明)。 検死の結果、死因は口と食道が腫瘍に塞がれたことによる窒息死であり、文字通り腫瘍が全身を覆い尽くしたことが原因だった。 博士の到着までの間にビルダー・ベアと1048Aは逃走、以降ビルダー・ベアは姿を晦ましてしまい未だ収容されていないが複数の目撃情報があり、 事件直後片耳を失った研究員が発見され、曰く「寝ている間に耳を切り取られた」。 だが、その研究員以外に耳を失った職員は確認されておらず「素材を複製する能力があるのでは」という推察を呼んだ。 Case.2 SCP-1048-B ビルダー・ベアが1048Aと共に逃走を開始して暫く経った後。 1048Aが、SCP-1048-B(以下1048B)と共にサイト24のカフェテリアにいるところを複数の財団研究員が目撃した。 1048Bはギクシャクした不自然な動き方をしており「1048Bの中で何かが蠢いていた」と目撃者は語り、1048Bは空を掴むように、体の繋ぎ目から幼児の腕や手のようなそれを伸ばした。 幼児の体で出来たテディベアが其処に立っていたのだ。 それを見たある女性研究者が悲鳴を上げると1048Bは幼児の声に似た甲高い鳴き声を上げてその研究員に何かをしようとし、内部に大きな損傷を与えた。 その後女性研究者と1048Bは、駆けつけたセキュリティチームに「処分」されたと思われる。なお、何をしようとしたかは情報削除されている為不明である。 それから約3時間後、ある女性博士がオフィスで血まみれで意識不明の状態で発見された。 その女性博士は妊娠していたのだが…―お腹の中にいたはずの8ヶ月の赤ちゃんは綺麗に「消えて」いた。 女性博士は帝王切開を施された痕跡があり、状況等から「ビルダーベアが中絶手術を行い、1048Bの素材に使った」という仮説がたっている。 博士の意識が戻るまでの間に処置が行われ、赤ちゃんが「いなくなっていた」事はセラピーを受けている生存者達には回復への悪影響を考慮して明かされていない。 Case.3 SCP-1048-C 日時不明だが、ビルダー・ベアの最初の事件で遅れて駆けつけたCarver博士が最初に目撃した。 ある日、1048Bの報告書を博士がオフィスで書いていた時、SCP-1048-C(以下1048C)はオフィスの中に侵入していた。 今度は錆びた金属のスクラップで出来ていたが、そのスクラップの出自は不明(人間等の血中の鉄分説あり)。 博士が見ていることに気付くと1048Cは逃走。当然1048Cの追跡が開始されたが、追跡に参加した財団スタッフが複数死亡、もしくは後遺症が残るレベルで被害に遭っているのをCarver博士が目撃している。 その後1048Cは姿をくらまし、遭遇例も確認されていない。ビルダー・ベアと1048A同様サイト24内部にいるらしいが、場所の特定には至っていない。 繰り返すが、ビルダー・ベアと1048A及び1048Cは現在も行方不明であり、Keter認定に奴らが行方不明である事、ビルダー・ベアがテディベアを作る際ほぼ確実に大多数の人間が犠牲になる事、そしてその可愛さの裏にある底知れない残虐性が関わっていると思われる。 狂気の世界とも形容されるSCP財団の一角、サイト24を恐怖の底へと叩き落とし、トラウマの権化と化したそのテディベアは、今もなお友達のテディベアを作る「素材」を探してサイト24を彷徨っている… と、思われていた。 Case.EX SCP-5000 クロスリンクで客演。 直接的に登場したわけではないが、SCP-5000で主要人物となる財団職員ピエトロ・ウィルソン氏が見聞きした、雑に言うと「色々理由があって人類根絶を目的とした、財団によるアノマリー大放出セール」記録の中に登場。 「どうして(Why)」財団が人類根絶に方針を転換したのかは今なお謎に包まれており、はっきりと正解が出ていないためSCP-5000そのものの詳細は当該項目を参照されたし。 取り敢えず「財団が方針を転換し、収容していたアノマリーを一般社会や要注意団体を問わず無差別に投げつけて人類を根絶しようとしている」という事のみを念頭に置いていただきたい。 本題に入ると、勤務先の除外サイト-06を財団の機動部隊が襲撃した際、ピエトロ氏は運よくパワードスーツのようなSCP-5000を着用し、認識障害によるものと思われるステルス機能で生存・脱出。どうにかこうにか多くのアノマリーが解放されたサイト19に辿り着いた時に発見した財団の記録を閲覧した際に、ビルダー・ベアによる惨劇が起こったことが判明した。 記録曰く、「テディベアの大群がパリの市街地を駆け抜ける」様子と、こちらは不鮮明ではあるが「巨大な赤いテディベアが高層ビルの隣を歩いているように見える」様子を収めた映像記録が発見されたとのこと。収容した方法などは一切不明。 参考として、パリで最も高いオフィスビルはモンパルナス・タワーの210m、2023年時点での高さ制限上限は37m(もしくは12階建て)とされている。どちらにしてもたまったものではない。 そして後者のテディベアが不鮮明な映像記録でも分かる程度には赤いということは「素材」に用いられたのは…… + 少女の日記 本家サイトで発表される、SCPを題材にした二次創作的小話、Taleの一つ。 日記の書き手はとある7歳の少女。 もうすぐ生まれる赤ちゃん、Tommyのために引っ越した先で、不思議な動くテディベアを見つける。 Bennyと名づけたテディベアは、動いたりハグしたり絵を描いたりと仲良くなるが、ママに見つかってしまい大騒ぎ。 ママはBennyをどこかに連れて行ってしまうけど、Bennyはあとで帰ってきた。 ママは入院し、生まれるはずだったTommyもどこかに行ってしまう。 でも、テディベアと一緒にいるTommyを見つけた。まるでBennyそっくりのそれがTommyだってすぐにわかった。 だけど、パパはそんなTommyやわたしが嫌いだって言いました。 そんなパパはどこかに行ってしまって、だけど新しい友達をパパが作ってくれました。名前はDavey。 BennyはわたしとTommyが食べるものと、愛のある家族をくれました。これからもずっとBennyといっしょ。 追記・修正は、可愛らしいテディベアを目撃してから。 …SCP-1048の報告は以上である。以下はオマケ。 クマッシュブラザーズ for SCP SCP財団が収容しているオブジェクトには、上で語られている悪名高い「キチクマ(某ポケットなゲームにでてくる奴に似ているから「ケテルグマ」とも)」の他にも、クマ型のオブジェクトが結構たくさん存在するのである。 このオマケでは財団が収容する熊ブラザーズたちをかいつまんで紹介していく。 ちなみにオマケ作成時点(2017/04/17)では当wikiに彼らの個別ページはいずれも作成されていない(はず)。 今後作成していただけるとオマケ執筆者は喜びます。 SCP-1055 「バグジー」 オブジェクトクラスは Keter 。 SCP-1055は情報災害であるため、報告書を読めるのは収容担当職員のみ。 SCP-1055は自閉症スペクトラム症候群とダウン症候群とを患っている白人男性である。 彼はランダムな物体に執着しそれを常にきつく抱きしめているが、現在は「バグジー」という名のクマのぬいぐるみを抱いている。 現在はサイト-77から地下モノレールで行ける場所に住んでおり、担当職員2名の介助により、不自由なく生活できる環境が整えられている。 上記のぬいぐるみを掴む行為は常に許可され、かつ推奨されなければならない。またぬいぐるみに対するあらゆる要求は受理されなければならない。 SCP-1055が収容違反した時は全職員を退避させ、居住区を亜酸化窒素で満たす。決して直接的に身体的危害を加えてはならない、とされている。 + 追加情報にアクセスする(クラス5の認証が必要です) 読了後は必ず禁制情報を破棄または削除すること。 実は、上記の報告書はカバーストーリーである。 上記の報告書でSCP-1055とされている人物は財団のDクラス職員(*1)であるD-1055であり、彼が手に持っている「ぬいぐるみ」こそが真のSCP-1055なのだ。 真のSCP-1055はハイイログマに似た生命体である。 そのサイズは、「SCP-1055を認識している人間の数および距離」に応じて増大する。 さらに、SCP-1055に対して敵対心や恐怖心を向けている人が多ければ多いほど、それはより巨大に、かつ狂暴になるのだ。 大規模に人々に認識されてしまった場合、SCP-1055は異常に膨張し、その身体から大量の手足や感覚器官を発生させ、周囲の人々を攻撃する。もし地下や収容下にいた場合はその巨躯で地震を起こす。 攻撃を加えれば一応ダメージは与えられるのだが、与えたダメージ以上の再生力を持っているので効果は薄い。 過去にSCP-1055のサイズの縮小に成功した例では、SCP-1055を認識した人の8割以上が死亡して、ようやく事態が収まるという大惨事になった。 認識するだけでこの有様なので、財団もこのクマには非常に手を焼いており、収容違反も何度も起こった。 しかし12回目の収容違反のあと、爆撃によって壊滅した収容サイトで唯一生き残っていた人間が、SCP-1055の残骸の一部を大事に抱え込んでいるのが発見されたのである。この人間こそがD-1055だ。 D-1055は精神病を患っているため、健常人ならSCP-1055に対して持つであろう認識を持つことができなかった。また彼は「ぬいぐるみ」に対して病的な愛情および過保護な性質を示していたためか、SCP-1055はD-1055に対して抵抗できない(orする気がない)状態となっていた。 財団はこれを利用。現在のカバーストーリーの報告書を策定し、SCP-1055とはD-1055のことである、と職員たちに信じ込ませることでどうにか収容が安定したのだった。 日本支部の記事を知っている方なら、某緋色の鳥の同類だと思っていただければ理解しやすいかもしれない。 要は「正体を知ったらアウト」なクマなのである。 SCP-1145 「ナガサキ・テディ」 オブジェクトクラスはEuclid。 SCP-1145は19██年に日本の長崎で回収された、熊のなめし革で作られているクマのぬいぐるみである。鼻はあるが目や口はない。あとサイズの割にすごく重い。 こいつの第一の問題点は 凄まじい放射線を発している ことにあり、その強度たるや悠に2.7ペタベクレル(ペタ=10の15乗)を超える! そしてこいつは強い光が当たっている状態を保たないと活性化し、その線量をさらに増強させながら半径100km以内で最も近い人間の元へと秒速45メートルで突っ込んでいく。そのうえあらゆる障害物をすり抜けながら、強い放射能汚染を引き起こす。 標的のそばまで来るとその足元で静止し、ますます線量が増えていくが、標的がぬいぐるみを拾い上げ、その素肌に接触している間は線量は定常に戻る。 当然だが標的になった人間は強烈な放射線被曝により死亡してしまう。その後SCP-1145は一旦非活性状態に戻るが、すぐさま再活性して次の標的へと突っ込んでいく。 現在は水で満たされたホウケイ酸ガラス容器に収容されており、SCP-1145が発している莫大な線量が水に吸収されて発生するチェレンコフ光を利用して活性化を防いでいる。 …「ナガサキ」の怨みなのかもしれないが、正直言って非常に迷惑かつ危険なオブジェクトである。 SCP-1313 「熊について解け」 オブジェクトクラスは Keter 。 SCP史上稀に見るぶっ飛んだ性質を持つオブジェクトである。 SCP-1313は、 1頭の雌のヒグマを解に持つ数学方程式 である。 方程式そのものは初等代数学の知識で解けるものであるのだが、この問題について最初から解を求めるまでの全プロセスを解き終えると、解となったヒグマが顕現してしまう。 出現したヒグマはしばしば激怒しており、ヒグマとしての真っ当な破壊力を持ち合わせているだけでなく、場合によっては 解答者の体内 から顕現して対象を物理的に木っ端微塵にしてしまうことも。 現在のところ動物に数学的演算を施す方法が創出されていないため、生まれたクマをもとの方程式に戻してやることはできていない。 そしてSCP-1313は数学方程式であるため、さまざまな演算の対象にすることが可能である。 こうして派生した異常な方程式を解くことで、ヒグマの平方根だのヒグマの2乗だのといったいよいよもって訳の分からない怪物を顕現させてしまうことができるのだ。 これらの「数学的なクマ複合体」は不安定であり現実に顕現していられる時間は短いが、それだけ危険性も高い。 財団はこれの軍事研究を検討しているらしい。 また、ヒグマの平方根は素数であり、「偶数でも奇数でもない、動物の構成要素を含む数」であるらしい。 ヒグマの平方根が整数であるということは、ヒグマ自体が普通の数列のどこかにひっそりと紛れている、ということを意味するのだが…。 とまあご覧の通り、最初から最後まで「お前は何をいっているんだ」感しかないオブジェクト。 財団の対応は至極まともなはずなのだが、あまりにも前提が狂いすぎているせいで徹頭徹尾意味不明な報告書に仕上がっている。 SCP-2091 「熊とその孫娘」 上記のオブジェクトとは一転してこちらはSafeクラス。 SCP-2091-1は粘土で作られたハイイログマの彫像である。 胴体の一部分は草に、足指のうち2本は腕時計の部品に置き換わっている。生体組織はないが、本来のクマの臓器がある場所は空洞が存在する。 SCP-2091-2はアビゲイル・ハーロウという名の少女である。 熊の彫像はアビゲイルが15メートル以内にいるときのみ生きているクマのごとく動き出し、彼女に寄り添い、彼女に危害を加えると見なした相手は攻撃する。 アビゲイルはこの熊の彫像を「自分の祖父」だと主張し、また熊の彫像と心を通じて会話をできると言う。 財団がSCP-2091を発見したのは、この熊の彫像が家に入ってきた強盗を半殺しにしたせいである。 SCP-2091-1・2が発見されたジョージア州ウッドバインの家屋には、アビゲイルの祖父だと推定されているデイヴィッド・レノックスという老人(この発見の10年前に死去している)のメモ・日誌、そしてアトリエがあった。 日誌によると、末期の病気になっていた彼は友人のジョナソン・ハーマン(今のアビゲイルの法定後見人)から「主の御業に基いて」機能する魔術を教えてもらったという情報を得、その方法を実行したのだという。 またアビゲイルによると、10年前、祖父が自分に「一旦いなくなるが、すぐに熊になって帰ってくる」と言い聞かせていたという。 彼は身体を捨て、自らの作品に自分の魂を移すことで、孫娘のそばにい続けることを選択したのだろうか。 収容下でも、アビゲイルと熊の彫像は1日90分の対話を行うことが認められている。 彼女たちが今後も幸せに生きることを祈らずにはいられない。 SCP-2295 「パッチワークのハートがあるクマ」 オブジェクトクラスがSafeなクマのぬいぐるみ。 …なんか嫌な予感がした人がいるだろうが こっちは本当にSafeだぞ!安心していいぞ! SCP-2295は様々な色の生地で作られたパッチワークのクマのぬいぐるみ。胸には解剖学的に正確な心臓型のピンが刺してある。 SCP-2295の異常性は、臓器に損傷を負った人間が近くにいるときに発現する。 このクマのぬいぐるみは口からハサミ・糸・縫い針などの裁縫用具を出し、近くにある布や綿を縫い合わせて、パッチワークでできた臓器(SCP-2295-1)を作成するのである。 その後この「臓器」は消失し、対象の人間の臓器と入れ替わってしまう。元の臓器がどこに消えたかは不明。 しかし、パッチワークなのにもかかわらず人体に入ったSCP-2295-1は正常に機能しており、人間はこれにより完全に元気を取り戻す。 つまりこのクマは、人間の損失した臓器をパッチワークで作り、人間を助けてくれるのだ。なるほど確かに 本当にSafe である。どこぞのキチクマとは大違いだ! このクマは実験において、タバコで汚染された肺、アテローム性動脈硬化症を起こした血管、広範囲の火傷で失われた皮膚、をそれぞれ布や糸で補修することが可能なことを示した。 ところが脳出血で倒れた人間で実験すると反応が一変。 クマは苦しんだ様子で材料を掻き集め、どういうわけかチョコレートキャンディバーを作り出して、倒れている人間に渡したのだ。そして実験終了まで、倒れた人間の足に縋り付き、異常生成された「涙」を流したのだった。 なおSCP-2295は大破した輸送車両の中で発見され、その際に一緒についていた赤いお見舞いカードも回収された。お見舞いカードの表紙には「クマのカイロスくん」と書いてあり、本文は以下の通りであった。 トミーへ 全ての傷を癒す事が出来るのは、時間だけだから 愛をこめて おばあちゃんより …このクマが治せる傷は、「時間」によって治せる傷だけ、ということなのだろうか。(*2) SCP-2875 「熊に侵された町」 オーケイ聞いてくれ、この町には今クマが多すぎる。 SCP-2875のオブジェクトクラスは Keter だぜ。 これはウィスコンシン州のある町で発生してる現象なんだ。 3日おきの正午ごとにグリズリーが何十頭もヌッと湧いて出てきやがる。 このグリズリーはさほどの異常性はない普通のグリズリーなんだが、これが3日ごとにドンドコ増え続けるんだからたまったもんじゃない。 しかも銃撃や爆弾で殺すとなぜか2頭に増えちまう。殺すなら鎮静させてからドタマをかち割らなきゃダメだ。あーめんどくせえ。 …笑い事じゃねえぞ!? クマが町の中で増えまくったらどうなるかなんて考えないでもわかるだろ!? 町の人間はみーんなクマに食われちまいかけてるんだよ!それに周辺の生態系もヤバい! どうすりゃいいんだこんなの! …自己紹介が遅れたな。俺は市役所のトム・ミラーだ。 SCP-2875の報告書には俺が残したボイスメールが 英語の音声記録 で付属してるぜ。 興味ある奴はぜひ聴いてみてくれよな。 オーケイありがと、俺の番号は875-7112だ。クマの解決策が見つかったら電話をかけてくれ。じゃあな。 SCP-106-JP 「金太郎の再来」 オブジェクトクラスはSafe。 SCP-106-JPは普通の見た目をした手斧である。 ところがこれを手に持った人間は瞬間的に消えてしまい、不明な場所にある林へとワープしてしまう。 林はどの方向に進んでも最終的に土俵のある広場にたどり着き、そこにいる熊(SCP-106-JP-1)に相撲で勝負を挑まれる。 熊に相撲で勝利すると熊は従順になるが、負けたor勝負を断った場合は「弟子入りさせる」と称して林の奥深くへ連れ去られてしまう。 このオブジェクトの調査の中心人物は、元・関取であるエージェント・浜寺であった。 エージェント・浜寺は熊の挑戦を受け、相撲を開始する。 周辺にはヒグマやらパンダやらホッキョクグマやらのいろいろな熊が観客としてやって来て、日本語で色々喋っている。 そして浜寺は叩き込みで見事に熊に勝利。 すると観客の熊たちは 「あいつが帰ってきた!」「宴の準備だ!」「まさかり担いでよ!」 といった歓声を上げ始めた。 SCP-106-JP-1は今や俺たちはお前の親友だ、何でも頼んでくれ、と浜寺に言ったので、浜寺は自分とこれまで「弟子入り」させた人間たちを元の場所に戻せと命令。 こうして無事に浜寺は帰還したのだが、ついてきたのはマレーグマ14頭だった。 ああ、「弟子入り」ってそういう…「元の姿に戻せ」とはお願いしなかったからなー…。 言わずもがな元ネタは「金太郎」である。 SCP-456-JP 「死のテディベア」 オブジェクトクラスはSafeだが結構危ない。 SCP-456-JPは一般的な材質でできたテディベアである。 これを直接見た人間は心臓発作で即死する。 何だそれは。 ただし一部の人間のみは耐性を持っており、この人間はSCP-456-JP-1として分類されている。 判別するにはこのテディベアを見せないといけない(=違ったら死ぬ)ので新たなSCP-456-JP-1を探す試みは推奨されていないが、見つかった場合はクリアランスレベル3/456-JPが付与される。 現在収容されているSCP-456-JP-1は█人で、全員がSCP-456-JP研究室に所属している。 SCP-456-JPはサイト-81██の虹彩認証式電子錠ロッカー内に保管されているが、クリアランスレベル3/456-JPを持っていない職員が開けた場合は収容違反とみなす。見たら死ぬんだから当然である。 テディベアの作成者は不明だが、「ザ・ファクトリー」などの要注意団体の強い関わりがあると疑われている。 ※SCP-456-JPについての情報を必要とする職員は岡村研究助手にお問い合わせください。 + SCP-456-JP研究室/クリアランスレベル3/456-JPが必要です。 おかえりなさい、岡村主任研究員。 実は、上記の報告書はカバーストーリーである。 …またぁ?とか思わないでいただきたい、さっき紹介したSCP-1055とは真逆なのである。 SCP-456-JPが保管されているとされるロッカーに入っているのは、異常性のないただのテディベア(岡村研究員の私物)とミーム殺害エージェント(*3)である。 真のSCP-456-JPは、他でもない岡村研究員である。人型実体なのでオブジェクトクラスはEuclid。 岡村研究員は情報災害的殺害作用を有しており、 「岡村研究員は財団に収容されなければならない(orされている)」という意味のことを頭に浮かべた人は心臓発作で即死する。 ただし人工心臓を使用している人は死なない。そして、岡村研究員は人工心臓を利用しているのである。 本人の意思でこの特性を制御することは不可能。 例を挙げると、財団の基本的な活動を知っているDクラス職員に対して岡村研究員が「実はSCP-456-JPは私のことなんだ」と言うとそれだけでDクラス職員は死ぬ。 岡村研究員はある要注意団体の施設への立ち入り調査の際に[削除済]でこの異常性を発現。 そのせいで同行していた職員は全滅してしまったものの、岡村研究員は自らをSCPに指定し、収容することに成功したのだった。 この時[削除済]の原因になった機械は破壊されたため、オブジェクト分類は見送られた。 なおこの要注意団体では以前に岡村研究員と同様の特性を得た人間がいたようだが、人工心臓ではなかったために自身が異常性で即死したらしい。 SCP-456-JPの円滑な収容に当たって岡村研究員を手助けし、カバーストーリーの製作を手伝った人物に、人工心臓使用者だった故O5-█(*4)がいた。 彼(彼女)は岡村研究員の唯一の理解者でもあったのだ。 現在、クリアランスレベル3/456-JPを所持しているのは岡村研究員ただ一人であり、新たな人工心臓使用者の雇用が急がれている。 さて、この研究室にはメッセージシステムがあるのだが、岡村研究員はどうせ自分しか使わない、ということで日誌として使っていた。 + そこには… 人型SCiPとして生き、その性質上誰にもそのことを明かせない自分の境遇を嘆き、重圧に押し潰されながらも、しかし財団職員としての理念を全うしようとする彼女の苦悶がありありと刻まれていた。 唯一の理解者だったO5-█が亡くなり、もはや彼女を支えるものは誰もおらず。 そして最後(20██/07/18)には送信されることのなかった 「もう嫌」 の一言が。 サイト-81██事務局からのおしらせ (未読1) 20██/08/02にSCP-456-JP研究室の設備点検が予定されています。ご迷惑をおかけします。 ………おそらく、SCP-456-JPはすでにNeutralizedされている。誰にも知られることなく、気づかれることもなく……… SCP-1327-JP 「憂鬱なテディベア」 オブジェクトクラスはEuclid。 しかし、これは自己終了の危険があるからで人間に危害を加える能力・意志は全くない。 キチクマやパッチワークのハートがあるクマと同じくなぜか動けるヌイグルミだが、 その性格は厭世的であり、 重度の鬱病と思われる症状 を発している。 元は「子供達を笑顔にする」が役割であり、「ある街」の孤児院で働いていたが、自分探しがしたくてこの世界に現れる。しかしここでは、ある女児に拾われる→彼女が思春期になり捨てられるを繰り返し、次第に自分の存在意義に疑問を感じるようになる。 その後「マナによる慈善財団」の人間の要請でアフリカの難民キャンプに送られるが、彼はそこで 自分が心の傷を癒やし笑顔にしてきた子供達が、キャンプを襲ったゲリラの大人たちに家族を殺すことを強要され、絶望に淀んだ眼で拉致される場面 に直面。誰一人幸せにできなかったことへの自責の念に駆られ、オークション会場でもうどうにでもなれと自暴自棄になっていところを突入した財団に確保された。 上記の苦渋に満ちた半生から、彼は「ある街」に帰りたがっているが、ある時彼の収容サイトに「ある街」から手紙が届く。それは、数々の苦難に傷ついている彼を助けてほしいという内容だった。 常冬の街、忘却の街より、お伝えします。 あの子は元気にしているでしょうか? 自分を探し、子供達を笑顔にする事を誓って街を出たあの子は。 あの子は忘却の定めを否定して、永劫不変のこの街を出て、千変万化する貴方達の世界に戻りました。そこでどんな苦難が待ち受けているか、容易に想像がつきます。 願わくば、貴方達があの子の受けた傷を労り、癒やしてくださることを望むばかりです――いえ、貴方達の目的はそこにないにせよ、それは貴方達にとってもメリットがあるはずです。 どうかあの子を、よろしくお願いいたします。子供を笑顔にする事を純真に望んでいた頃には永遠に帰れないにせよ、せめて、自責の念を取り払っていただければ、それに過ぎたる幸いはありません。 ――酩酊街より 愛を込めて SCP-1048-JP 「恨み募る熊」 ここで紹介する熊ブラザーズの大トリを務めるのは、 本ページの主である元祖キチクマと同じナンバー を冠する日本支部のオブジェクト。 言うなれば ジャパニーズキチクマ だ。 SCP-1048-JPは紆余曲折あってすでに死亡しているため、現在のオブジェクトクラスはNeutralizedである。生前はEuclidだった。 SCP-1048-JPは推定12歳のオスのエゾヒグマであり、眠らないこと以外は肉体的な異常はない。 こいつの異常特性は5mm以上の隙間があればそこに潜り込めることである。 SCP-1048-JPのそばに人間がいる場合、このクマは対象の人間の口から体内へと潜り込む。そして1分ほど体内をガサゴソ探し回ったのち、また口から出てくる。 一部例外を除き、侵入した人間に危害を加えることはない。また、一度侵入したことのある人間に再度侵入することはない。 この「例外」は、SCP-1048-JPの収容前に1件、収容後に2件確認されている。 「例外」が発生した場合、SCP-1048-JPが人間の口から出てくる際、一緒に肉塊のような生命体が出てくる。 この際対象となった人間は極めて強い苦痛を訴え、さらに再出現後のSCP-1048-JPに執拗に攻撃され、バラバラにされて殺されてしまう。クマこわい。 出てきた肉塊ことSCP-1048-JP-1は、クマの後をついていくようにして転がって移動する。 この肉塊をクマから引き離すことは容易だが、その場合クマは即座に攻撃的になり、肉塊を奪還するまで奪った相手を攻撃し続ける。 収容前に起こった1件の「例外」の犠牲者は、北海道のとある村に住む立花という男であった。 ついでにこのクマは同じ村の住人にも無差別に侵入→脱出を繰り返していたという。 以下の記事には本家キチクマ並のグロテスクな表現があるので閲覧注意。 + 立花氏とクマの関係性は…? 恐ろしいことに、この立花氏は「カニバリズム愛好会」に所属していた。 立花氏がクマに殺害される4日前、立花氏は愛好会の他のメンバー2名とともに同じ村に住んでいた山家という名の若者を拉致。3人で山家氏を少しのかけらも残さず食べ尽くしていたのであった。 ちなみに生前の山家氏の写真を「そういう嗜好」がある人たちに見せると、皆して 「理想的な食材である」 と評価した。 SCP-1048-JPとなったクマは、子熊だったころにこの山家氏に犬と間違えて拾われて育てられていた時期があった。 山家氏は生まれつき野生動物に嫌われる体質で、ちょくちょく襲撃も受けていたのだが、この「犬」が家に来てからは襲われることはなくなったという。 SCP-1048-JPは密かに山家氏のことを守っていたのだろう。 その後、「犬」は成長したことで熊であると判明し、再び山へと戻されるが、その後も山家氏は月に2度のペースで山奥のクマに会いに行っていたそうだ。相当仲よかったんだろうな。 さてここからはSCP-1048-JP収容後の話。 財団は立花氏とともに山家氏を襲撃した会員2名の身柄を確保し、Dクラス職員として雇用していた。 おそらくこの2名に対してもSCP-1048-JPは「例外」を起こすだろうと判断した財団により、実験が計画された。 クマが再出現し肉塊が出現したあと、対象の人がクマに殺害される前に人を回収し、インタビューを試みようとしたのである。 しかし、一人目の実験では失敗。クマが対象のDクラスの髪の毛にしがみついたせいでDクラスの回収ができず、あえなくクマに殺されてしまったのだ。そこで二人目の実験時はあらかじめ体毛を剃って行うことにした。 二人目のDクラス(佐川という苗字である)を用いた実験は見事に成功。 Dクラスは熊の侵入後に大いに苦しんだものの、熊の再出現後、うまく殺される前にDクラスを回収できたのである。 この時SCP-1048-JPはDクラスを襲うことに対してあまり興味がないようであった。クマの注意は、奪い取った肉塊の方に向いていたからだ。 3人の体内から出てきた3つのSCP-1048-JP-1は、一箇所に集められると、徐々に融合を始め、元の形を取り戻していきーー。 ついには、 生前の山家氏の姿になったのである。 ここに山家氏は復活した。彼は生前、および殺害時の記憶を持っているかのように見えた。そして山家氏はクマに対して自分を助け出してくれたお礼を言いつづけていたのだった。 財団はこの後山家氏を回収し、インタビューを試みることを計画していた。 + これで終わっていれば美談だったのだが、そこは 「ジャパニーズキチクマ」 、残念ながらこんな綺麗な話で終わるわけがない。 その直後、SCP-1048-JPはたった今自分が救出したはずの山家氏を ぶん殴って収容室の壁に叩きつけた。 そして、ああ、哀れな山家氏は 今度はSCP-1048-JPによって食べられ始めたのである。 当然ながら財団は大慌てでクマの鎮圧に乗り出したが、いかなる非殺傷武器、さらには殺傷武器を用いても、ダメージは与えているにもかかわらずクマの捕食行動をやめさせることはできなかった。 さらには 山家氏にライフルをぶち込む という凶行に出るも、山家氏もまた死ななかった。 山家氏の生命活動は、SCP-1048-JPによって血の一滴、骨の一欠片まで全て食い尽くされるまで、決して終わらなかったのだ。 結局、山家氏はクマによって完食された。 そしてしばらくして、今度はクマが突然にして倒れ伏した。 SCP-1048-JPは、ここに至ってついにNeutralizedされたのである。 ところがおかしなことはその後もちょっとだけ続いた。 死んでしまったSCP-1048-JPを解剖しようとしたところ、どういうわけか 解剖の担当職員がこぞってクマを食べ始めてしまった。 クマはあっさり完食されて解剖調査は失敗。 「なんで食べようとしちゃったのかわからない」「クマ肉は美味かった」「クマの胃袋は空っぽだった」という証言のみが得られた。 一方、先ほど救出されたDクラス(佐川)に対する三毛博士のインタビューでは、Dクラスが「クマが俺たちに怒っていたのは 俺たちがあいつの獲物を横取りしていたせいだ 」という推論を述べた。 その上で彼はこう締めくくった。 おいあんた、今回でもう十分身に染みたかもしれないが、生きていく上でこれだけは覚えておいた方がいいぞ。 食い物の恨みは本当に恐ろしいからな。 …このクマは、自らの獲物を奪った人間から獲物を取り返し、そして自らがそれを喰らうことのみを目的として今まで生きていたのである。 クマってホントこわい。 ジャパニーズキチクマの称号も納得である。 ちなみにこの記事に出てくる「立花」「佐川」「三毛」は、いずれも現実で起きたある事件が由来である。 現実でもクマってこわい。あと人間もこわい。 SCP-CN-2801/尛熋-CN⚠2801(リンク先の記事に飛びます) 中国支部から、このキチクマにさえ匹敵する恐怖のSCPが登場。しかしその真の役割とは…? 追記・修正はクマのぬいぐるみに対するトラウマを克服してからお願いします。 ▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1048 - Builder Bear by Researcher Dios http //www.scp-wiki.net/scp-1048 http //ja.scp-wiki.net/scp-1048 Diary of a Young Girl by Roget http //www.scp-wiki.net/diary-of-a-young-girl http //ja.scp-wiki.net/diary-of-a-young-girl 熊ブラザーズの方々 SCP-1055 - Bugsy by Sorts http //www.scp-wiki.net/scp-1055 http //ja.scp-wiki.net/scp-1055 SCP-1145 - Nagasaki Teddy by Lucavex Ayanami http //www.scp-wiki.net/scp-1145 http //ja.scp-wiki.net/scp-1145 SCP-1313 - Solve For Bear by MaliceAforethought http //www.scp-wiki.net/scp-1313 http //ja.scp-wiki.net/scp-1313 SCP-2091 - A Bear and His Granddaughter by Decibelles http //www.scp-wiki.net/scp-2091 http //ja.scp-wiki.net/scp-2091 SCP-2295 - The Bear with a Heart of Patchwork by K Mota http //www.scp-wiki.net/scp-2295 http //ja.scp-wiki.net/scp-2295 SCP-2875 - The Town That Got Fucked By Bears by djkaktus http //www.scp-wiki.net/scp-2875 http //ja.scp-wiki.net/scp-2875 SCP-106-JP - 金太郎の再来 by darumaboy http //ja.scp-wiki.net/scp-106-jp SCP-456-JP - 死のテディベア by cannorin http //ja.scp-wiki.net/scp-456-jp SCP-1327-JP -憂鬱なテディベア by http //scp-jp.wikidot.com/scp-1327-jp SCP-1048-JP - 恨み募る熊 by HURUMOTO65 http //ja.scp-wiki.net/scp-1048-jp 客演 SCP-5000 - Why? by Tanhony http //www.scp-wiki.net/scp-5000 by C-Dives(翻訳) http //ja.scp-wiki.net/scp-5000 この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 山家氏を食べた熊がおいしそうに見えたとか・・・?人は食べないけど熊は食べることもあるし -- 名無しさん (2018-04-14 11 49 50) ↑2scpサイトのJPキチクマの作者ページみたいなところに、魔法が解けて全部跡形もなく消えましたって意味だって書いてあったよ。 -- 名無しさん (2018-04-14 13 16 42) もう大乱闘!クマッシュブラザースやろうぜ。コイツも参加させて -- 名無しさん (2018-06-14 13 49 11) スマブラ新作にモンスターボールから登場するようになり、ますます収容が難しくなりましたな… -- 名無しさん (2018-06-15 19 01 35) お友達が増えたよやったねクマちゃん(白目) -- 名無しさん (2018-10-24 22 59 32) 狂乱テディベア -- 名無しさん (2018-11-06 00 27 55) 熊に侵された街の電話番号ってなんなん? -- 名無しさん (2018-11-29 01 25 35) オマケ部分のSCP-913-JPが別の記事になってしましたので報告しておきます -- 名無しさん (2018-12-14 14 45 12) SCP-2295ga -- 名無しさん (2019-02-17 01 36 06) SCP-2295が脳出血を直せなかったのって、脳を取り換えたら記憶がなくなっちゃうからじゃない?心臓や肺も再生しない臓器だし。 -- 名無しさん (2019-02-17 01 40 43) SCP-1313をオマケに加えました。新しめな上に単独でかなり人気の高い記事なのですが、当Wikiで単独ページを作成するにはいささか分量が足りないかな…。あと↑3で報告されたSCP-913-JPを撤去しておきます。 -- 名無しさん (2019-03-03 22 33 04) ↑もう遅いかな?撤去はしなくていい。と言うかしないで欲しい -- 名無しさん (2019-04-02 20 30 02) こいつそのうち別なSCPを材料にテディベア作り出したりしないよね… -- 名無しさん (2019-05-05 00 52 29) オブジェクトクラスは危険度を示すものではありません。とりあえずとりいそぎ -- 名無しさん (2019-08-18 16 29 43) ミルクチョコレート色のスライム「ビルダーがいると聞いて」 -- 名無しさん (2019-10-11 14 20 54) ログ化を提案します -- 名無しさん (2020-02-19 16 43 00) テディベアの持ち込みが禁止されてるのはトラウマとか関係なく、ビルダーベアが無害なテディベアのフリをして奇襲してくるかもしれないからだろう。テディベアが存在しない、という前提なら熊は即ビルダーベア認定できるけど -- 名無しさん (2020-02-28 15 09 57) ログ化しました -- (名無しさん) 2020-03-19 09 04 01 あ -- (名無しさん) 2020-08-06 12 43 19 園児のいる施設にビルダーベア放り込みたい、昼寝の時間になるたびにテディベアが増えて園児が減っていくと考えただけで興奮する -- (名無しさん) 2020-11-11 12 56 38 キテルグマと会わせたらどうなるんだろうかどうなるんだろうか -- (名無しさん) 2020-12-13 19 36 53 日記のmade of「パパによって作られた」って解釈だろうけど「パパを原料に作られた」ってことだな -- (名無しさん) 2021-06-05 17 34 10 ↑3要注意団体がいますね… -- (名無しさん) 2021-06-19 19 23 02 ↑4SCP-2200-JPとバッティングしちゃって「キチクマ…オナホになれ」されそう -- (名無しさん) 2021-06-27 21 32 46 ↑4 キテルグマ(SCPオブジェクトのすがた)の収容違反はやめたげてよお! -- (名無しさん) 2021-06-27 21 38 02 コイツがゲリラゴリラとアクション系洋画みたいな大立ち回りした結果捕縛されたtale好き。 -- (名無しさん) 2021-07-17 11 27 44 材料なけりゃ新しいテディベアも作れないだろうから再収容さえできればsafeに逆戻りかな?再収容さえできれば -- (名無しさん) 2022-05-27 17 16 23 Tale見て劇レコの『大好きなぬいぐるみ』思い出したよ…… -- (名無しさん) 2023-07-10 23 39 14 パッチワーククマってThaumielにはならないのか… -- (名無しさん) 2024-04-18 23 32 40 幸いなのはコイツ自体に破壊力はなさそうという点。鋼鉄のコンテナに密閉して閉じ込めたら収容できるかな? -- (名無しさん) 2024-08-10 22 49 30 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kaguchi/pages/45.html
宇津木 七海(うつぎ ななみ) 身長:173㎝ 誕生日:9/20 血液型:B型 部活:剣道部 好:炭酸飲料/テディベア 嫌:怪談/裁縫/料理 一人称:私 二人称:あんた 女子は名前呼び捨て、男子は名字呼び捨て。 「体動かし足りないなあ。ちょっと付き合ってよ」 サバっとした喋り方。 理性□□■□□感情 腹黒□□□■□純真 優等□■□□□放蕩 恋愛□□□□■鈍感 ツン □□■□□デレ 成績 悪□□■□□良 人物 女子剣道部エース。スポーツ万能で、他の運動部に助っ人として借り出される事もあるが、基本的には剣道一筋。サッパリした性格で後輩(女子)に人気があるが、長身である事をコンプレックスに思ったり実はテディベアが好きだったりと女の子らしい一面を持っている。未だに身長は伸び続けているらしい。クラスメイトの御堂 景士郎と付き合っているが、中々素直になれずに頭を抱える日々。 家族構成は祖父、祖母、父、母、弟。 島生まれの島育ち。祖父母と弟は同じ島内に住んでいるが、別々の家で暮らしている。両親は共働きで殆ど家に帰って来ないので、一軒家に一人で暮らしている状態。その割には家事が苦手なので、同級生や祖父母の家にご飯を食べに行っているらしい。 相関
https://w.atwiki.jp/tmnetwork/pages/23.html
ここでは、裁判員制度のモデルディベートを 紹介していきます。 現在web上に掲載されているモデルディベート、モデル立論 ○「第9回 ディベートアゴラ」(PDF) 論題:日本は法定刑の重い重大犯罪の刑事裁判に裁判員制度を導入すべきである。 内閣司法制度改革審議会で、裁判員制度の導入が決定していないこととする。
https://w.atwiki.jp/jaganou/pages/110.html
邪眼学園黄龍譚13限目【ドリームスナッチャー】前編 10/24(火) 夜 「とりあえずゆき兄をヤチャマルに見せないと… でもその前にこいつを壊さないと…」 俺の目の前にある放送機材 しかしどうやってぶっ壊そう… 「どいてろ」 「え?」 「はッ!」 高橋が放送機材にカカト落としを叩き込む ガガァン!!と物凄い音がした ボタン類などが吹っ飛んで機材が大きく凹んだ 「もう数発か」 間髪入れずに今度は側面に 強烈な蹴りが叩きこまれた 金属と金属を全力で叩きつけるような音が放送室に何度も響いた 俺はただ呆然とその光景を見続けた 「ふぅっ、こんなもんか」 高橋の足技を叩きこまれ続けた放送機材はもはや かろうじて原型を留めると言った程度のスクラップと化していた 「…じゃ、俺は行くぞ」 「あ、えと…」 「聞きたいことは沢山あるだろうが… 話すつもりは無いんでな 助かってラッキーぐらいにとらえとけ」 「…」 「じゃあな」 それだけ言うと高橋は黒い廊下に消えていった …不思議な奴だ、それにしてもあの足技は… と、そんなこと考えてる場合じゃない ゆき兄を抱え上げボロボロになった放送室から出る まだそんなに遅い時間でもないしヤチャマルは保健室にいるかもしれない 急いで保健室に向かうと明りと煙が漏れていた まだ魔よけの香を炊いてるのか? 「ヤチャマル!入るぞ!」 「お?」 ちゃんとした返答を待たずにドアを開ける 七輪でヤチャマルでサンマを焼いていた あっけにとられてサンマを凝視しているとヤチャマルが呟いた 「や、やらないぞ…」 「違う違う、ゆき兄を治療してくれ!」 「わかった、それじゃその間サンマを見ていてくれ」 ゆき兄をベッドに寝かす さて、やるかーっと言った感じでヤチャマルが近づいてくる 「あ、焦がしたらお前を焼いてやる、焼き鳥にして串に刺してやる」 シャッ!とカーテンが閉められた とりあえずヤチャマルに任せてサンマの焼き具合を見ていることにした 机の上にうちわがあったのでそれであおぐ カーテンの奥からはカチャカチャという音やシャッ!という音が聞こえてくる そしてサンマからはジュウジュウと… アンバランスだ…何だこの保健室は… そのままサンマを見ていると ジュウジュウという音に混じってカラカラとドアが開く音がした ちらりとドアのほうを見ると宝物を見つけたような目のほろにがが覗いていた 「そのサンマ、誰の?ねぇ誰の?」 ドア越しに小声で聞いてきた こちらも小声で言い返す 「ヤチャマルのだよ、食ったら殺されるぞ」 「ちょっとだけなら…2尾あるし1尾なら…!!」 手を掴んで物凄い力で押してくるので 俺は必死に押し返す 「食わしたら俺まで殺されるだろ…!」 「お前に迷惑はかけないから…!!!」 「食った時点で俺も巻き添えが確定なんだよ…!!」 「もう何日もマトモな物を食ってない俺に…!! この匂いは拷問だとは…おもっ…わんかね…!!」 「知る…かよ…!!ぐぐぐ…!!」 必死に保健室の中に入ってこようとするほろにがを押し留める ほろにがはあの手この手で侵入しようとしてくるが 何とか必死に妨害していた すると後ろからシャッ!とカーテンが開く音が聞こえた 「ふぅ、終わったぞ…!!?!!!?」 …しまった、ほろにがに気を取られて… サンマを見ていなかった… 七輪の上のサンマは真っ黒に焦げ ブスブスと不安を煽る煙をあげていた 「…たまゆら」 「は、はいぃ!!」 状況を察したほろにがが逃走を図ろうとした しかし今度は俺が保健室の中に引っ張り込もうと必死だった 「ば、ばか!離せ!!」 「ヤチャマル!こいつ!こいつのせいだから!!」 「やめろコラァ!!俺は関係ねぇ!!!」 ヤチャマルがゆっくりとこっちに近づいてくる 気のせいか鬼の面をかぶってるような気がする 「連帯責任だ」 「「うぁぎゃああああああああああああ!!!!!」」 1時間後 「どうだ? 自分達で焼いた北海道直産の生サンマの味は? よーく味わえよ?」 「…ガリガリで凄く苦いです」 「同じく…」 ほろにがと俺が同じタイミングで喋る 2人してボコボコにされた 途中で彼岸が見えた気がした さらにもはや炭と化した生サンマを味わって食わされることになった 「とりあえずゆき兄だが 命に別状はないぞ」 「ガリガリ…よかった…ガリポリッ…」 「…たまには無傷で戦えないのかお前らは」 「ポリガリ…ヤチャマルーそりゃガリガリッ おこちゃまにスマートな戦いはガリボリ無理だって…」 「パキッ誰がおこちゃまだボリン」 「ここで喧嘩するなよ また殴るぞ」 「ポリポリ…ゴクン」 「バリバリ…」 炭サンマを食い終わり 俺は立ち上がった 「帰るのか?」 「…疲れたからさ ゆき兄のこと任せた」 「わかった、任せろ」 「ポリポリ、お疲れーバリン」 口の中がかなり嫌な感じだった とりあえず口をゆすぎたい ガンになりそうだ… 寮に戻り今日のことを考えた 天下の言っていた黄龍の意思とはどういうことだろう そしてなぜ堕人は俺たちに目もくれずに天下に襲い掛かったのか… …いや、きっと考えてもわからないんだろう 寝よう、明日になれば皆も俺のことを思い出してるはずだ… 10/24(火) 深夜 「…ん…?」 ふと、目が覚めた そして視界に入ってきた光景に驚いた 「…空?」 部屋で寝ていた俺がいつの間に外に出たんだ? いや、それよりも空がなんというか茶色だった 身体を起こして辺りを見回す 枯れ果てた大地がどこまでも続いている、起伏も何も無い大地が 延々と続き地平線が見えていた 空は茶色くどんよりとした空気が漂っていた 一体俺はどうしてこんなところに… とはいえ過去にいったりと色々と修羅場を経験した俺は今更驚くこともなかった また何か変な状況になったんだろうか 「…しかしどうしよう…」 360度地平線 目指すべきものが全く見当たらない さすがにこの状況は… 「誰かいないかー!!」 叫んでみたものの俺の声が虚しく響くだけだった 普通に考えて誰かいるわけは無いのだが叫んでしまうのはやはり人の性か とは言うもののこのままじゃ埒があかない とりあえず適当に歩いてみることにした いけどもいけども景色は変わらない ただ茶色い、大地も、空も 歩を進めるたびにつま先が砂を蹴り上げ、小さな砂塵が舞う 次第に歩くスピードが遅くなってきた気がする 確かな道しるべが存在しないこの場所ではそれすらも分かりづらい 俺は段々、焦りと不安を感じ始めていた そのときだった 「ふふ…」 「誰だ?」 どこからか、声が聞こえた 女の微かな笑い声 次の瞬間、周りの地面が大きく隆起した 「なんだ!?」 大きく膨れ上がった大地はそのまま人の上半身の形となった 土の巨人、そんな表現がぴったりだった そして巨人はその拳を俺に向かって振り下ろした 「やべぇ!!」 咄嗟に横に飛びのく 地面に叩きつけらた拳の衝撃 そして宙を舞う大量の砂煙 「一体なんなんだよ!!」 武器は無い あっても勝てる気がしない とにかく逃げるしかない 必死に後ろに向かって走ると巨人は俺を掴もうとその手を伸ばしてきた 「うわっと!!」 右へ左へ、ジグザグに移動しながら なんとか巨人の手を避ける そして気づいたがどうやら巨人は動けないらしい 手の届かない範囲へと抜けた俺はどうやら安全のようだった しかしこいつは一体なんなんだ… 安心したのも束の間、今度は遠くからズシーン、ズシーンと何か大きなものが歩いてくる音がした 音の方向を見た 「…テディベア?」 片目が取れ、腹部が切り裂かれた巨大なテディベアが 同様に巨大なチェーンソーを持ってズシーン、ズシーンと音を立てながらこちらに向かってきていた 近づくにつれチェーンソーの音が大きくなっていく そしてある程度近づくと、テディベアはチェーンソーを俺に振り下ろしてきた 「何なんだよここは!!!」 動きは割と緩慢だったので避けるのは容易だった だがチェーンソーが地面に当たった瞬間に物凄い音と同時に大量の土砂が俺に降り注いだ 「ぶぇっぺっ…!」 思わず目を瞑った その瞬間ギュォオオオオオオン!とけたたましいチェーンソーの音が響いた 目を開けると横からチェーンソーが近づいてきた まずい、避け…れない…! 頬に風を感じ、頬にチッと何かがかすった 10/25(水) 朝 「うわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 俺は絶叫をあげてベッドから転げ落ちた …あれ?あれれ? とりあえず自分がベッドから落ちたことだけはかろうじて理解できた ゆっくりと身体を起こす 窓からは朝の日差しが気持ちいいぐらいに差し込んでいた なんだか酷い悪夢を見た気がする…が、思い出せない 夢って割と起きた瞬間なら覚えてるもんだけどな まぁそういうこともあるか… 深くは考えないことにしてとりあえず学校に向かう用意をした 教室につくと俺の机はちゃんとあった 周りの皆もちゃんと俺のことを思い出していた というか忘れたこと自体がなかったことになってるようだ リカが近づいてくる 「おはよ、たまゆら君」 「おはよ」 「何者かに放送室がほぼ破壊されてたって話知ってる?」 知ってるもなにも犯人すら知ってる 広い意味なら俺も犯人かもしれないが… 「ああ…うん…」 「生徒会かな? たまゆら君どう思う?」 「多分違うと思うんだけどさ…はは」 「何か歯切れ悪いね… そういえば今日もゆき兄きてないなぁ」 傷が開いて現在絶賛療養中 なんて言えるわけも無く 引きつった笑顔でいつものことだよと言っておいた リカは納得したようだった 少し、胸が痛くなる思いだ… …ゆき兄ならヤチャマルがなんとかしてくれるから心配は無いだろう などと考えてるうちに授業が始まった 10/25(水) 午前 なんだろう、何だか凄く眠い おかしいな、昨日ちゃんと寝たのに 黒板の字が歪んで見える 先生の声も何だか遠い… 寝ちゃ駄目だ…寝ちゃ… 「…あれ?」 ふと周りを見ると誰もいなくなっていた 先生、周りの皆、誰もいない いつの間にか皆が消え去っている 無音の教室にただ俺だけが取り残されている 「え…何で…?」 恐る恐る廊下に出て他の教室を覗いて見る どの教室にも誰もいない 昼だと言うのに校舎全体が不気味な雰囲気に包まれていた 「やっぱり…生徒会の…?」 それしか考えられない …そういえばゆき兄は無事なんだろうか ふと、そこまで考えた時に頬がズキリと痛んだ 「?」 触れてみるとぬるっとした感触と痛み どうやらどこかで切ったか何かしたらしい そんな覚えは無いんだがな… と、そこまで考えた時だった 突然静かだった校舎に音が響いた コツーン、コツーン、と誰かが廊下の奥の階段を上がってくる 敵か…?まずいな、黄龍鉄甲は持ってきてない… コツーン、コツーン、とゆっくりと何かが上がってくる そして段々とその音は接近してくる カツンッ!と音がして足音が止まる もう、曲がり角を曲がってすぐの場所にいるはずだ 逃げなくちゃ、とにかく今はまずい そんなことを考えてるが意思とは裏腹に俺の足は動かない、動いてくれない そして、何かがゆっくりと姿を現した… 「…ウサギ?」 正確には大きなウサギのぬいぐるみ 成人男子より少し小さい程度だろうか 全体的にピンク色だがところどころペンキをぶちまけたみたいに黒くなっている ボタンで作られているその目はどこか虚ろな感じで不気味さを増長させていた ウサギは2足歩行でゆっくりこっちに歩いてくる いや、それよりも、ウサギが手に持っているもののほうが重要だった 斧、それも血濡れの そして気づいたウサギの身体でペンキをぶちまけたように所々黒くなってる部分は 乾ききった返り血なのだと 得体の知れない奴とは何度も戦ってきたが こいつはヤバい、完全に俺の理解の範疇を超えている 俺は、廊下を真後ろに、全力で走り出した ウサギは追いかけては来なかった いや、追いかけては来ているがその動きはゆっくりだった 歩いているのとほぼ変わらない、これなら逃げ切れる!! だがしばらく走っておかしいことに気がついた 廊下が終わらない どこまで走っても終わらないのだ 突き当たりまでいけば階段があるはずなのに いけどもいけども廊下が終わらない そもそも普段なら両端の階段がどちらも見えるはずなのに 走っても走っても廊下に果ては無い 壁と、誰もいない教室に挟まれた延々と続く廊下 そんな馬鹿なことがあるわけないのに ふと、後ろを振り向いてみた 「なッ!?」 かなりの距離を走ったのに ウサギはさっきとほとんど変わってない位置でゆっくりとこちらに歩いてきていた ゴトッ、ゴトッ、と斧を地面に当てながら 「何なんだよクソッ!!」 俺はまた走り出す 走りながら何度も振り向く ウサギは歩いている 俺は走っている なのに距離が縮まらない それどころか段々と狭められている気がする 嫌な汗が、全身から噴き出るのを感じた すると今度は正面からギュオオオオオオン!とけたたましい音が聞こえた 「…え、ちょ!?」 遥か前方に、テディベアがいた そうだ、夢で出てきたチェーンソーを持ったテディベア… 大きさは普通の人間程度に小さくなっているが 取れた片目、大きく破れた腹部は間違いなく俺を切り裂こうとしたテディベアだった そしてそいつはチェーンソーを振りかざしながらこちらに向かってきた 前門のテディベア、後門のウサギって感じか?笑えねぇよクソ!!! とにかく逃げるなら横しかない 俺は横にあった教室に入る 時間稼ぎにしかならないかもしれないがすぐさまドアに鍵をかける なんとか、ここから脱出しないと… ふと、顔をあげて正面を見る そして、戦慄した 「なんで…」 目の前に、テディベアとウサギがいた 虚ろな眼が、「もう逃がさない」と言っているようだった すぐさまドアを蹴り破ってでも逃げようとしたが足が動かない 地面から生えたいくつもの手が俺の足にからみついていた 「何なんだよ…!ここ何なんだよ!!!!」 ギュオオオオオオン!とけたたましいモーター音 テディベアとウサギがゆっくりと近づいて来る まずい…やられる…!!! 頭に、何かが触れた その瞬間、世界が暗転した 「うわああああっ!?」 ドガシャーン!と言う音と共に身体に衝撃 同時に周囲から笑い声 あれ? 正面を見ると呆れ顔の先生が立っていた 「やっと起きたか、たまゆら」 「あ、あれ…先生?」 「お前、朝からずっと寝てるそうだな… 全く…」 「え…あ…すみません」 「気をつけろよ」 「はい…」 椅子を戻し席に座る 時計を見るともうすぐ昼休みだった あれ、俺1限目からずっと寝てたのか…? 椅子なら無様に転げ落ちた俺を見て周りがクスクス笑っている かなり恥ずかしくなった いや、それよりも何か…夢を見てた気がする でも思い出せないな… 何だったっけ… 10/25(水) 昼休み 身体がダルい 寝すぎだろうか… リカがてこてこと寄ってきた 「よく寝てたねぇ」 「あ…うん…」 「まだ寝ぼけてる?」 「あ、いやいや」 リカは少々呆れたような感じだった 「そんなに夜更かししたの?」 「ちゃんと寝てたはずなんだけどなぁ…」 「熟睡出来てないとか」 「うーん…よくわかんないな」 「まぁほら、おいしいもの食べれば大丈夫! はいよ、お弁当!」 「お!やった!」 リカからお弁当を受け取る 「っと、ごめんね 友達と約束しちゃったから私は一緒に食べれないよ」 「ああ、いいよ ありがとね」 「うん!ごめんね!」 そう言ってリカは友達のところに行ってしまった じゃあ俺も食べようかな…と思ったが どうも周りの奴らのニヤニヤした視線に気に障る 屋上で食べることにしよう 「…こんなところで会うとは… うれしいよ…たまゆら君…」 「…」 初めて寮以外で小川の姿を見た気がする いや、それよりもまさか遭遇するなんて… 「…お弁当…一緒に食べないかい?」 断りたい、物凄く断りたい だけど弁当もって1人で屋上に来ているんだぞ俺は 明らかに食べる気マンマンなやつが断るのもおかしな話… まぁ、別にいいか、物食ってりゃこの人も静かだろ とりあえず承諾して一緒に昼飯を食うことになった …重い、凄く空気が重い 確かに静かなのだ ただ2人して黙々と弁当を食べている それがどうも重くるしい 味なんかわかんねぇよコレ… しばらく食べているとポツリと小川が言った 「…凄いよね、この学校は?」 「え?」 いきなり言い出すから何かと思った 具体的に何がどう凄いのだろう 「…物凄い量の闇が渦巻いている こんな場所、世界中探しても数えるほどしか無いと思うよ」 …また始まったようだ 「だがどんなものにもバランスがある」 「バランス?」 「強大な闇があると言うことは 逆に強大な光も存在する必要がある」 「…光がなければ影は出来ないとかいう奴ですか?」 「そうさ、すさまじいほどの闇が長期に渡り存在するこの学校には 同時に凄まじいほどの光が存在しているはずだ」 「…」 卵焼きを口に運びながら黙って小川の演説を聞く 「しかしおかしなことがある、光がまるで見えないということだ この学園には闇しか見えない 闇がある以上確実に光は存在するはずなのに 光はまるで見えない、もし光が無いというのなら自然の摂理に反している …そういう意味でもこの学園は狂っている」 そうだな、この学園は狂ってる だがそれは一部の人間が狂わしてるだけだ 「…だが僕には干渉するほどの力は無いし あったとしてもどうにかしようとも思わない 狂った世界が正しき世界に押し潰されるか 逆に正しき世界を狂った世界が飲み込むのか この学園はある意味新世界の卵となる可能性を秘めている」 「…」 「それでね、一つ良い事を教えてあげる」 「良い事?」 「5番目だ」 小川の瞳に怪しい炎が揺れている気がした 「…この学園には誰も入ってはいけない隠された部屋がある その場所に知らずに立ち入った者は永遠の眠りに落ちる」 「…永遠の…眠り? 死ぬってことか?」 「結果はね…」 それだけ言うと小川はゆっくりと屋上のドアに向かった 「ごちそうさま、楽しい時間だったよ」 そのままゆっくりとドアの隙間に消えていった 永遠の眠り…か …何か忘れてるような…気がする とても重要なことを… 駄目だ、思い出せない 昼休みはもう少し時間があった …ゆき兄の様子でも見に行こうかな そう思って俺は保健室に向かった 保健室の扉を開ける だるそうにヤチャマルが椅子に座っていた 「ゆき兄目は覚ました?」 ヤチャマルがぼけーっとしたままベッドのほうを指差した 見るとベッドの上に座り込んでるゆき兄が見えた 「目が覚めたのか!」 「ん、ああ、悪かったな 俺がぶっ壊してやるっつったのに」 「そんなのいいさ… そもそも俺の白虎の力が暴走したときの傷のせいだろ…」 「責任を感じるな」 「でも…」 「俺が隠してたのはお前に責任を感じさせないためだ ここでお前が責任を感じたら俺の苦労が無駄になるだろ」 ぼけーっとした感じのままゆき兄はそう言い放った 確かにそれはそうなんだが… 「たまゆら」 「え?」 椅子に座ってダラけきっていたヤチャマルが後ろに立っていた 「何?」 「気の流れがガタガタだぞ」 「うん?」 「ちょっとこっち来てみろ」 言われるがままに椅子に座る 頭にヤチャマルの手が置かれた しばらくすると段々頭がすっきりしてきた 「…割とマシになったがまだ歪みが酷いな 昨日の戦闘で大怪我したりしてないか?」 「いや、別に…」 「…心のほうから来てるのか…?」 「ハハッ、なんなら一緒に午後はサボるか?」 「サボるというか休んだほうがいいというのは同意だな 最近ハードに戦ってるみたいだしな」 「うーん…」 言われてみれば最近ゆっくり休んだ記憶も無い ここはお言葉に甘えるか 「それじゃあ午後はここで過ごそうかな」 「連絡しといてやるよ 空いてるベッドを勝手に使え」 「つっても俺の隣しか空いてねーよ」 とりあえずゆき兄の横のベッドに上がる 自室のベッドと違って保健室のベッドはなんというかまた別の感じで安心する 独特の匂いというか何と言うか… そんなことを考えてるうちに昼休みが終わった 10/25(水) 同時刻 「会長、お疲れのようですね」 「…ああ」 「一体いつ寝てるんですか?」 「合間を縫って寝ているさ …そういえば姫はどこに?」 「例の場所に」 「そうか」 「転校生、今度ばかりは無理でしょうね」 「どうかな」 「…会長は転校生をどう思っているんですか?」 「奴は強いよ」 「認めていると言うことですか?」 「認めてはいる、だが決して相容れはしないだろう 強い力と力は共存できない、隙を見て相手の喉笛に食らいつく」 「思想の違い、というやつですか」 「ある意味ではこれも自然の摂理なのかもな」 「と、言うと?」 「…バランスだよ」 10/25(水) 午後 ぼーっと保健室の天井を見る 皆勉強してる中、寝ているのはとても快適だ 特別な気分っていうか しかし隣のベッドにはその特別をかなりの頻度で味わっている奴がいる 見るとイヤホンをつけて何かゲームをやってるようだった カチ、カチとボタンの音がしている その音を聞いていると保健室の丁度良い温度と相まってウトウトしてくる 別に我慢しなくていいんだ…寝てしまおう さっきのヤチャマルの気功のおかげで気分よく寝れそうだ… ふと、頭に痛み 何だろう、と目は開けないまま手を伸ばす 鋭い痛みと、ぬるりとした感触 驚いて慌てて目を開けた 「ここは…」 枯れ果てた大地がどこまでも続いている、起伏も何も無い大地が 延々と続き地平線が見えていた 空は茶色くどんよりとした空気が漂っていた って何かこの光景前にも… 「…思い出した、ここは夢だ」 歩いて歩いて歩き続けて 巨人やチェーンソーを持ったテディベアに襲われる夢だ そういえば授業中もテディベアとウサギに襲われる夢を見たな いや、待てよ… 頬に手を当てて見る カサカサした感触、血が乾いてかさぶたが出来ていた そして頭の傷 夢が、続いている? 「気づいた?」 「誰だッ!?」 振り向くと、女子生徒がいた 「はじめまして、私は舞姫、生徒会書記」 「生徒会…!?」 咄嗟に後ろに飛びのく だけど舞姫は動こうとはしない 「ここは夢の世界」 「…お前の…仕業なのか」 「そしてここは私の世界でもある… 誰一人この世界では私を倒せない」 舞姫がゆっくりとこちらに歩いてくる どうする、黄龍鉄甲は無い いや、そもそも夢の世界に持ってこれないだろ… 「…夢の中で傷つけられても肉体が実際に傷つくことは無いよ だけど精神は切り刻まれていき… もしこの世界を死を迎えたなら、肉体は永遠に目覚めはせず いつしか心臓も止まり、静かに死んでいく」 「冗談じゃねぇ…!!」 必死に起きようとしてみる 頬をつねったり叩いたりと何とか目覚めようとする 「無駄、この夢は自分の意思じゃ目覚めれない」 「そんな…」 「1度目は…ベッドから落ちたのかな 2度目は誰かに起こされた? それでもこの夢の記憶は目覚めた瞬間に消えてしまう」 そうか、どちらも自分の意思で起きたのではない 起きてしまったのと、起こされたんだ 「もう逃がさない ここで死んでもらう」 「ふざけんな!!」 だが舞姫の身体が霧のようにぼやけ、消えた 同時に遠くから地響きとモーター音 間違いない、あいつがまた来たんだ チェーンソーテディベアが… その予感は当たることには当たったが更に斜め上を言った 四方を囲むように4体のチェーンソーテディベアがこちらに向かってきていた 「嘘だろ!?」 慌てているうちにもどんどん奴らは近づいてくる どうする!?どうすればいい!? 逃げるにしてもこの夢の世界で逃げ切れるのか!? いや、それでも対抗する手段を持たない今は逃げるしかない 一か八か、まだテディベア同士の距離が離れてる今のうちに どれか1体の横を抜けるしかない 俺は真正面のテディベアに向かって走り出した 俺が走り出したと同時にテディベアがチェーンソーを振り上げた 当たればひき肉決定だろうな チェーンソーの射程距離に入った瞬間にテディベアはチェーンソーを振り下ろしてきた 横に避けると地面に叩きつけられたチェーンソーの刃が砂を巻き上げた 朝の夢がフラッシュバックした 深く考えたわけではなかった、ただ反射的に飛んだ 足スレスレを、チェーンソーが横に通っていった これで抜けられる!と思ったも束の間 通行止めだと言わんばかりにチェーンソーが目の前に突き出された 「うわっ!?」 あわてて回りを見ると完全に囲まれていた 逃げようが無い テディベア達はチェーンソーが大きく唸り声をあげた そして一点集中と言わんばかりに全てのチェーンソーが俺に向かってきた とにかく方向も考えずに俺は飛んだ 肩に刃が触れる、服が破れ、血飛沫が視界の端に見えた 「がっ…!!」 着地も取れずにヘッドスライディングのように地面を滑る すぐさま後ろを振り向くと綿が吹き荒れていた テディベアのチェーンソーが他のテディベアの身体を切り裂いていた それでも刃は止まらない ほとんど真っ二つに切り裂かれたテディベアの上半身が地面に落ちた 「ぐっ…!!」 右肩を押さえ、走り出す 神経が右肩に集中したように激痛が絶え間なく襲い来る だが何かにつまづいて転倒する 何だ!? 足を見るとピエロが俺の足首を掴んでいた 「よぅ兄弟、そう急ぐなよ 見てくれよ、人体切断マジックに失敗して俺の身体はバラバラだ 今は接着剤で保ってんだぜゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」 ピエロは俺の足首を掴んだまま狂ったように笑い出した 「離せ!離せよ!!」 「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッハ!? ハッ…ガッ…ギャアアアアアア!!」 ピエロの口の端が裂けていく 笑いすぎて避けたのか!? 肉がバクリと裂けて血がドロドロこぼれ落ちる ある程度まで裂けるとピエロの口の中からピンク色の物体がずにゅりと出てきた 同時にピエロの上顎から上が宙に飛んだ 空中でパンッ!と音を立ててハトがパタパタ飛んでいた そして残ったピエロの体の中からウサギが出てきた そう、血塗れの斧を持ったあのウサギだ 「なんなんだよ…!こんなところにずっといたら気が狂う!!」 抜け殻のようになったピエロの手を振り解いて立ち上がる 早く逃げないと 真正面の地面に斧を振り下ろすウサギの影が見えた 「うわっ!?」 咄嗟に避けるとガァン!と音を立てて 俺のいた場所に斧が突き刺さった 「ちっくしょう…!」 「キャハハハハハハ!!」 「今度は何だよ!!」 もう泣き声に近かったかもしれない 前方に沢山の目の無い子供がいる 「せんそーごっこだ!」 「撃て撃てころせ!あいつをころせば英雄だ!!」 正面からボウガンの矢のようなものが大量に放たれた 必死に伏せる、後ろからドスッ!ドスッ!ドスッ!と矢が何かに刺さる音がする きっとウサギに大量に命中したんだろう 「キャハハハハハハハハ!! 的だ的だ!!」 笑い声、そしてギュオオオオン!というチェーンソーのモーター音 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 笑い声と絶叫が周囲に響き渡る もう顔をあげることが出来ない 今正面で起こってることを見るのが夢だとはいえ恐ろしかった これは本当に夢なのか いや、ここでの死が現実ならここは… 「キャハッ!」 「!」 至近距離から甲高い笑い声が聞こえて目を開けた まさに至近距離、数cmという場所に目の無い子供の生首 でもその首は楽しそうに笑っていた 「げーむ、おーばぁ」 「!?」 顔を上げるとテディベアがチェーンソーを構えていた そして周りとボウガンを構えた子供たちが取り囲んでいた テディベアの上にさっきのピエロが立っていた 「さぁいよいよ終幕でございます!! 最後の演目はタネも仕掛けもありません! 奇跡の人体切断マジック!!成功の際は皆様惜しみない拍手をお願いしまぁす!!」 ギュオオオオオオオン!と今まで1番大きく聞こえるチェーンソーのモーター音 同時に周囲から響き渡る歓声とけたたましい笑い声 死ぬ、そう思った チェーンソーが振り下ろされる 駄目だ、もう無理だ…!!! .
https://w.atwiki.jp/inagawa/pages/37.html
鳳まつば 所属:1号車 性別:女 所持武器:砂時計 オプション:霊魂憑依 攻撃力:16 防御力:0 体力:5 精神力:7 おともだち:2 特殊能力『孔雀色十三夜』 [発動率90% 成功率100%] 本人死亡。周囲二マス敵全員精神マイナス二。(霊魂も対象にとる) 敵対者の時間感覚へと働き掛け、彼の時間体感を狂わせる。 痛み、苦しみ、殺戮場における緊張感、 また術者当人が血肉の塊となって崩れ落ちてゆく光景も、 すべて現実には瞬きのあいだの出来事に過ぎないが、 対象者はそれらを十三日十三夜のこととして味わわされつづけることとなる。 計算式 【効果1】 精神2ダメ:-20 【補正】 霊魂にも効果:-10 【範囲】 周囲2マス全員:2.1+0.9倍 【効果時間】 瞬間:1倍 【効果全体】 (-20-10)*3.0*1=-90 【制約1】 自分が死亡:+45 【基本発動率】 120-90+45=75 【FS】 2 【最終発動率】 75*(1+0.2)=90% キャラクターの説明 パペットマスターの少女。 人形を通しての腹話術でしか喋ろうとしない。 ……というのは見せ掛けで、実際は腕に抱いている「砂時計を持ったテディベア」のほうが本体。 通常、テディベアは「トウヤ」と呼ばれる。 ほかに成人男性骨格標本「蟷螂丸」、編みぐるみの蛙「青子」などが代表的なお供。
https://w.atwiki.jp/voiceloveonair/pages/22.html
オンラインショッピング ジュンイチ リョウセイ ウェスリー ユウキ 最新スニーカー +8 +4 +4 +4 チキンバーレル +8 +4 +1 +4 屋台料理セット +4 +8 +4 +1 ヘルメット +4 +8 +4 +1 薬膳茶セット +1 +1 +8 +4 ブロックセット +1 +4 +8 +4 飴細工セット +4 +4 +4 +8 チンアナゴ抱き枕 +4 +4 +1 +8 フルーツグミセット +4 +4 +4 +4 Bluetoothスピーカー +4 +1 +4 +4 メンズ香水 +4 +1 +4 +1 あっさりシガーチョコ +4 +4 +1 +4 万年筆 +1 +4 +4 +4 絕品料理セット +4 +4 +4 +1 絕良質ワイン +1 +1 +4 +4 テディベア +4 +4 +1 +4 誕生日限定 ジュンイチ 限定チキンバーレル +15 名店のあっさりシガーチョコ +10 リョウセイ 五つ星の絕品料理セット +10 行列ができる屋台料理セット +15 ウェスリー 1年目 コレクター向け万年筆 +10 コラボブロックセット +15 2年目 金賞薬膳茶セット +15 年代物の良質ワイン +10 ユウキ 完全手作りフルーツグミセット +10 職人手作りの飴細工セット +15 ホワイトデー限定 ジュンイチ おしゃれな最新スニーカー +15 スマートBluetoothスピーカー +10 リョウセイ 限定キラキラヘルメット +15 オートクチュールのメンズ香水 +2 ウェスリー 金賞薬膳茶セット +15 年代物の良質ワイン +10 ユウキ 特大テディベア +10 極上チンアナゴ抱き枕 +15
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/8900.html
752 :名無しの心子知らず:2012/08/03(金) 16 39 37.23 ID kxwd/Jcq 誕生日&妊娠おめでとう!で旦那がテディーベア好きの私に テディーベアをプレゼントしてくれた。 しかもテディーベアの首に私の誕生石(もちろん本物)のネックレスまで 付いていた。 このネックレスは宝石店でオーダーメイドで作ってもらったので 見間違うはずがない。 ある日我が家に空き巣が入り、テディーベアが盗まれた。 警察に24したり旦那に連絡したりバタバタしているとお隣の A子ちゃんが泣きながら家にやってきた。 手には首のもげた私のテディーベア。 え?え?となっているところに警察登場。 A子ちゃんに話を聞くと↓ ・ママが私にプレゼントを買ってきてくれた。(テディーベアの事) ・でもこのお人形私さんのお家の窓にあったやつだとわかった。 ・ママにダメだよと言ったら殴られた。 なんで首がもげてるの?と聞いてみると、ママがネックレス引っ張ったら 取れちゃった…って。 警察とA宅に行くとAの首にはテディーベアのネックレスが輝いていた。 さんざんコレは私のだ!名誉棄損だ!慰謝料慰謝料!と言ってたけど、 あなたの働いてる宝石店でオーダーメイドで作った(しかもAが担当した) んだから、一点物だって知ってるでしょうに…。 その後Aは警察にお持ち帰り、帰ってきたA旦那は文字通り頭を こすり付けて土下座してた。 慰謝料やA一家の引っ越し完了を祝ってカキコ。 754 :名無しの心子知らず:2012/08/03(金) 16 46 28.55 ID lpTxVfE6 752 首のないテディベアを子供にあげたってこと…? 755 :名無しの心子知らず:2012/08/03(金) 16 52 09.77 ID qyIgH0pa さすがにここまで頭の弱い奴をオーダーまで出来る宝石店が 雇うかなあ・・ ティディベアのネックレスも引っ張って首がもげるほどの小ささなのに 女性といえども人間の首に掛けられる物なんだろうか・・ 758 :名無しの心子知らず:2012/08/03(金) 17 00 17.31 ID kxwd/Jcq いろいろ端折ったらわかりづらい事になってしまったみたいですね。 すみません。 754 ネックレスのない人形なんてただのゴミ!って感じでA子に あげたらしいです。 755 テディーベアはサイズ的にはかなり大きめなのでネックレスは 人間でも十分付けれる長さでした。 ただ構造的に力こめて引っ張ったら首もげるくらいはします。 ネックレスは引っ張った時にチェーンがダメになってしまったので チェーンだけ取り換えたみたいです。 761 :名無しの心子知らず:2012/08/03(金) 17 19 38.64 ID Q6TZ5FMb 取り外し出来ない仕様のネックレスだったの?? 769 :名無しの心子知らず:2012/08/03(金) 18 53 31.27 ID SB3mvG77 ネックレスのチェーンがテディベアに縫い付けてあったんじゃね? 普通に外そうとする→縫い付けてあって外れない→ムキー! →引っ張る→ビリビリ 次のお話→赤放置泥ママ(807)