約 376,413 件
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/114.html
パチュリー ぜんそくもちで そとに めったに でないため からだが よわいが たさいな まほうをあつかえる。 タイプ エスパー 特性 トレース 分布 ともしびやま内部 右側エリア2 ともしびやま内部 左側エリア2 ともしびやま内部 右側エリア1 ともしびやま内部 右側エリア3 種族値 HP 40 すばやさ 45 こうげき 35 とくこう 120 ぼうぎょ 30 とくぼう 120 進化系統 ちびパチェLv18でパチュリーLv40でEパチェ レベルアップで覚える技 Lv01 テレポート Lv12 ねんりき Lv15 ひのこ Lv15 あわ Lv22 マッドショット Lv22 リフレクター Lv28 エアカッター Lv34 かえんほうしゃ Lv34 じしん Lv38 めいそう Lv44 サイコキネシス Lv50 トライアタック 覚える技マシン 03 みずのはどう 04 めいそう 06 どくどく 07 あられ 10 チームワーク 11 にほんばれ 13 れいとうビーム 14 ふぶき 15 はかいこうせん 16 ひかりのかべ 17 まもる 18 あまごい 19 ギガドレイン 20 しんぴのまもり 21 やつあたり 22 ソーラービーム 24 10まんボルト 25 かみなり 26 じしん 27 おんがえし 29 サイコキネシス 30 シャドーボール 32 かげぶんしん 33 リフレクター 34 でんげきは 35 かえんほうしゃ 36 ヘドロばくだん 37 すなあらし 38 だいもんじ 43 ひみつのちから 44 ねむる 45 れいげき 48 スキルスワップ 49 よめしゅぎょう 50 オーバーヒート 覚える秘伝マシン 05 フラッシュ 倒すと獲得できる努力値 とくこう +2 育成例
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/7857.html
すてきな三にんぐみ 登場人物 コメント トミー=アンゲラー (著)、いまえ よしとも (翻訳)両氏による絵本。 登場人物 ダークライx3:三人組の泥棒 雰囲気が似ているので コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 登場人物 チュリネ:ティファニーちゃん ベイビィポケモン全般:みなしごたち -- (ユリス) 2013-02-02 20 25 28
https://w.atwiki.jp/souseisekitotane/pages/85.html
パチュリー , - ‐- 、 _ _ _ ,/´ \,'- - 、ヽ / 、-= - 、 ¬-ヽ } ,'ヽ_‐-}_ヽ_ `´,'_´ ヽ、_,/ /_ /ヽ/`´/ . / .l . .l .、 .\ /_ /、 ヽ ゝ,/ . ./ ./-‐{ . .| . .| .|‐-|、|ー、´`}/ ヽ / . / ./ . .| .|__| リ{ . .| .| .__| .| . . . .ヽノ ` 、. | | ./l .{ .| . | .{.l心 ´仡タ,l . . . . .| |- ' リ' ヽ . .ゝ .ヽー' , ゞ-'/ . . . . ヽ--' / . . . . . ヽ、 - _/ . . ./ . | / . . . . . . . |-‐`i ´_/ . . . . / . . . .| / . . . . . . . . | /´l´/ . . / . . . . .| { . . . . .__ . . .|/ / . ./ . .. . . /l . | , - ´/⌒ヽ { . . / . . . . . . / ゝ | / . | | ./ . . . . . . / `, .ヽ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ パチュリー(レッサーサキュバス)???翠の三本柱の一人主に撹乱担当であり技の数が三人の打ちずば抜けているようだ翠には普通に命令を聞く程度は忠誠心はあるようだただ、たまに研究のために勝手に行動する癖があり今回もそれで翠にキレられて弱小のホブゴブによる輪姦を味わい癖になりそうで怖かったらしいほとんどの媚薬は彼女の手によってつくられているが欲情の機の種だけは彼女でも作れない不思議な存在らしい彼女のメイン研究はこの種で片手暇に他の研究もしている╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/202.html
■パチュリー4 今日も不健康だタバコがうまい。 などと考えつつ赤と白の庭でただボーっとしていた。もち、右手にタバコ、左手は携帯灰皿で。 「しっかし」 すう、と煙を肺に入れる。 「なんで彼女に惚れたんだろ……」 煙交じりのため息と共に呟いた。 彼女、とは俺の勤める地下図書館の主のこと。 詳しい話は省くとして、こういう経緯を経て俺は彼女を好きになった。 ・館内周り→地下図書館 ↓ ・紫色の少女を見てズキュウゥゥゥゥン(否キス) ↓ ・としょかんきんむ にしろ!おれは あいつの そばにいるんだ! 三番目でメイド長さんにどつきまわされたのはぜんぜんよくない思い出だが。 そして図書館勤務について少し経った頃、驚愕の事実が言い渡された。 「紫もやしは……喘息だったんだよ!」 「な、なんだってー!?」 よりによって喘息だなんて……ヘビーではないが愛煙家の俺にとってはかなりのショックだった。 そんな感じで一応司書のこぁさんにのみ喫煙者だと教え、たまに休憩を取らせてもらってる。 「……って う お っ あ ち っ !!!」 思考にふけったせいでタバコに火がついたままだということを忘れ、火傷しかけた。 「……何やってるの、貴方」 指をふーふーしていると後ろから声をかけられた。 て言うか今の声ってただの聞きまちが いだよね幻聴だそうだよでもこれって 犯罪者の言い訳っぽいな「幻聴なんで す!誰かがこうしろっていったんです!」って 「パパパパチェ萌え、じゃないパチュリー様ぁ!?」 「まったく……いつもいつもどこかに消えると思ったら……」 「いや、それはその……たまには外の空気が吸いたくて」 「それが『外の空気』?」 タバコを指差され、しまった!とすぐに後ろに隠したがもう遅い。 魔物に見つかった後にコインをくわえる様なものだ。 「小悪魔から聞いたわ。喫煙者なんですってね」 「……はい」 ああ、もう駄目だ。よく考えればこぁさんは彼女に召喚された身。強制的にでも喋らせる事はできる。 「だったら、館の喫煙所を使いなさい。灰皿も完備されてるわ」 ……へ? 「言っておくけどここは勤務が過酷なせいかタバコを吸うメイドも少なくないわ。 だから館内には喫煙所もあるしタバコの売店もある」 ああ、なるほど。……って 「じゃあいつもいつも庭に来てこっそりタバコ吸ってた俺の気遣いは……」 「無駄」 き、きっぱり言われた…… 「無駄とか言わないでくださいよぉ……パチュリー様のためだったってのに……」 思わず小さく呟いてしまう。 「私のためって……」 「えあいやパチュリー様喘息だからというか絶対に本に臭いが付くだろうしそれに個人的な感情がほとんどですけど」 「……要約して話す」 ジト目が薄くなる。まずい。 「つまりっ、要はあなたが好きだから迷惑かけたくなかっただけです!」 全てを言うしかないだろう。後はなるようになれ、だ。 「……ふうん」 吉が出るか害が出るか……間違えた。凶が出るか、だ。 「タバコ、やめられる?」 「……無理っぽいです」 よし、振られフラグ確定。……だって、いまさらやめろったって…… 「……なら、私の前では絶対に吸わないこと。それと……」 いったん言葉を切り、唇を重ねた。 「……こういうときに苦いから吸った後は口の中を洗っておくこと」 そんな俺はセブンレボパチュリーメンソール。 5スレ目 108.111 ─────────────────────────────────────────────────────────── パチェなのにパチェじゃないと悩まされる。 つまり彼女は残留思念。 流行には乗り遅れてますよ。 「ごほっ、ごほっ!!」 紅魔館のある場所に響く苦しそうな咳。 「はぁ……」 その後に聞こえたなんとも物憂げな声。 彼は苦し紛れに漏らした。 「なんで俺が―――」 紅魔館の図書館、の途中の廊下。 俺は頭を抱えながら歩いていた。 「はぁ……」 何回ため息をついたかな。 ん? 頭を抱えている理由? 風邪引いたんだよ。 パチュリーが。 一応自他ともに認める病弱っ子だし、喘息持ちで引きこもりである。 しかし! しかしだ。 病弱っ子であるはずの奴は喘息以外の病気なんて滅多におこさないのだ。 しかも逆に調子がいいわーなんて言って俺にストレスというものを押しつけてくる。 そんなパチュリーが風邪を引いたんだ。1ミクロンほどだが驚いてやった。 ま、それだけだったのなら別になんともないし、俺は嬉々としてパチュリーが居ない平和なライフを過ごしていただろう。 看病なんて小悪魔がやってくれるだろうし、うるさい奴がいないからぐだぐだ言われないし。 数日間だけだとは思うがストレスが無い日が続くだろうなー。 なんて思っていた時期もありました。 何を思ったのかパチュリーは看病を俺に任せるなんて言いやがった。 勿論抗議したさ。 だがそんな声もパチュリーには火に油を注ぐ結果になってしまったようで、 「私が決めたの。あなたは黙って従いなさい」 って言われたら逆らえないし、これ以上言ったらなんかやられそうなので黙った。 そういうことで俺はパチュリーの看病をする羽目になってしまったのだ。 ……なんで? とりあえず現在、パチュリーの昼食となる粥を持って寝室へと向かっている。 寝室に入るのは初めてじゃないので緊張も何もせずに入る、のだが。 「遅かったわね」 「何言ってるんだ、昼食取りに行ってから一刻もたってないぞ」 上半身を起こして微熱気味な紅い頬をしているパチュリーは若干、いやかなり不機嫌そうだ。 ……どうせ本が読めないとかそんな理由だろうと思うが。 足元の本を避けてベッドについた俺はパチュリーの膝へと粥を乗せた御盆を乗せた。 「食べ終わったら端に置いておいてくれ、後で取りに来るから」 そう言い残し寝室を出ようとした――のだが、パチュリーはとんでもないことを言ってきた。 「一人で食べろって言うの?」 「……へ?」 一人で食べないならどう食べろと。 「食べさせて」 「……な、なんだって?」 「食、べ、さ、せ、て」 何を言い出すんだコイツは。 自分で食べられるだろうに……俺に食べさせろだって? うーん、これはもしや……。 「なにしてるの?」 「いや、パチュリーの頭のネジをな、探してるんだ」 ゴスッ! 「馬鹿言ってないでさっさと食べさせなさい」 むぅ……こうなったら覚悟を決めるしか無い様だ。 痛む後頭部を我慢しながら粥をパチュリーの所に持っていく。 それを食べるパチュリー。 スプーンを取ろうとして中々取れなかったり早すぎかったり。 そのたびになんかぐだぐだ言われた。 そんなこんなで長々とした時間が過ぎていく。 途中小悪魔と思われる人物が扉を開けてすぐ閉めたような気配がしたがキニシナイことにした。 よーやく食べ終わらせた俺は空っぽになったなべやかんを持って寝室を脱出した。 出る前、 「退屈だとは思うがちゃんと寝てろよ」 全力を出してパチュリーの様態を心配した言葉を投げかけたが、パチュリーは何も答えなかったのが凄まじく怪しかった。 まぁ、そんなことを言うのは結局俺の安泰のためなんだけど。 こんなのが三日四日なんて続いたら死ぬ。色んな意味で。 そんなことを思いつつ、なべやかんを食堂に返し変わりにリンゴなどが乗っかった皿を貰ってもう一度向かう。 病人の世話がこんなに面倒だったとはねー。 ……いや、パチュリーだからかな。 寝室に帰還した俺だが、今度は寝ている可能性もあるので音も立てずに部屋に入り、 そして部屋に入って俺は呆れた。 パチュリーが無理してますよオーラ全開で本をうつ伏せになって読んでるじゃありませんか。 その状況に、流石に温厚な俺も頭の上あたりに十字交差点が浮かび上がるってもんだね。 いやいや、俺のせいじゃないさ。無理をしている紫もやしのせいなんだ。 俺は皿をゆっくりと置き、変わりにHARISENを持った。 そしてうつ伏せ状態でこちらに気付いていないパチュリーの背後に近づき……。 スパーン!! いい音がしたので内心ガッツポーズ。 で、叩かれた本人はと言うと、 「なっ、にすんのよ!」 「これはお前が原因だ!」 「病人にHARISEN振り下ろしておいて何を言っているのよ!」 「やかましい! 口から咳垂れる前にむきゅーと言え!」 この後色々両者共々罵詈雑言を言い合ったが、パチュリーの身体的ギブアップにより終わった。 「覚えておきなさいよ……」 「……そんなに元気があるならもう看病しなくていいだろ」 「ああ……頭が……」 「嘘つけ」 まったくこの魔女は何をしたいんだろうか。 ってか元気じゃないのか? ……まあいいか。追求しても殺されるだけだろうし。 それよりもさっさと仕事を終わらせて平穏な時間を手に入れなければ。 そう思い、俺は置きっぱなしだった皿をパチュリーのところまで持っていき、 「後は自分で食べろよ! それか小悪魔に頼め!」 パチュリーに何も言わせずそれだけを言い残して扉を閉めた。 一応ああ言ってしまったので、小悪魔に手伝ってもらう事にする件を話すと、 「いいですよ」 と快く承諾してくれた。 「それにしても……」 「ん?」 「大変ですね、○○さんも」 こちらの心配もしてくれた小悪魔。 いい子だ。 「まったくだ……パチュリーもなんで俺を指名したんだ……」 「あれ? 分からないんですか?」 「へ?」 「ああいや、何でもありません」 そう言って小悪魔はそれじゃあと言って飛んで行った。 最後のほうの言葉はなんか引っかかるけど、何か考えことでもしてたのだろうか。 その後も色々な事があったのだが、翌日になるとパチュリーはケロリと治ってしまったそうだ。 で、俺はと言うと……。 風邪を移されてしまった。 そして小悪魔に看病されているわけだが。 「なんで俺がこんな目に……はぁ……」 仕事は休めると言っても、この状況じゃ休んだうちに入りません。 でも、パチュリーの呪縛からは一時的に解き放たれるけど。 「あ、私やる事があるので」 「ん? そうか、悪かったな。風邪なんか引いちまって」 「一応代わりを呼んでおきますね」 「頼むよ」 パチュリーとは大違いだ。泣けてくるね。 小悪魔が出て行くと、途端に部屋は静かになった。 久々の平穏にまったりとしていたら、突然部屋の空気が変わった気がした。 どちらかと言うと、危機の方に。 嫌な予感がした俺は、恐る恐る入り口のほうを見てみると……。 「パ、パチュリー……」 しかもなんか手に自然界では表現できない色の液体が! まさか、それを飲ませる気か!? 「勿論」 とかいいながら近づいてくるパチュリー。なんか怖い。 「頑張って作ったのよ」 努力があってもその色の液体は飲みたく無いぞ。 そもそも飲んで治るのか、それ。 「大丈夫、成功したらすぐ治るから」 成功したらってなんだ、失敗するのか? 「八割くらいで失敗するわね」 高っ! 失敗する確立高っ! 俺はそんなのに賭けんぞ! 「うるさいわねぇ」 そう言いながら近づいてきてもうパチュリーとの距離があと少しになってきて、 「くそっ、これじゃあ前と変わらないじゃないか! 誰だ呼んだの、出てこいコノヤロー!」 呪縛からはやっぱり解き放たれてないみたいだった。 そして同日某所。 「輝け!第十八回パチュリー様と○○さんをくっつけよう大作戦会議 in レミリア様の部屋!」 『いえー!!』ドンドンパフパフ! 「司会進行は私、小悪魔が勤めさせていただきます!」 『いえー!!』 「さて、今回は私達○○さんの食事に風邪になる薬を入れる程度しかしてませんが」 「それでも少し進展したんじゃないかしら?(咲夜さん)」 「でもですね、○○さんは全然分かってないみたいです」 「それじゃあ意味ないわね……(レミリア様)」 「それで、次どうします?」 「そろそろ夏が終わりそうだし、今のうちに湖で泳ぐとかどうでしょう?(中国さん)」 「それでいいんじゃないかしら。私は無理そうだけど(レミリア様)」 「じゃあ決定で宜しいでしょうか?」 『いえー!!』 「じゃあ次はどうするか考えましょうか」 これを、彼女と彼は知らない。 5スレ目 201-202 ─────────────────────────────────────────────────────────── ハートZUN軍曹のお言葉に、 >誰からともなく住人へ とありますが、こういうのはいいのでしょうか。 先日、東方ストライク入手したときに、 隣に積んであった本から伝言を頼まれたので、こちらに書いておきます。 パチュリーが可哀想なので。 ====== Dear 貴方様 ご無沙汰しております。 卒爾ながら、今日はお願いがあって参上いたしました。 え、誰てめぇ、ですか? これは申し遅れました。 私は、先日まで貴方様がヴワル魔法図書館で読んでいた本でございます。 何の用だ、ですか? これはこれは、単刀直入ですね。 では、私も単刀直入に。 お願いします。ヴワル魔法図書館にもう一度来ていただけませんでしょうか? 単なる本の身で、このようなお願いをする無礼は百も承知です。 ですが、パチュリー様のために筋違いながらお願いする次第です。 先日、貴方様が私を読み終わられて、図書館に来なくなってから、 パチュリー様はすっかり沈んでしまわれました。 知ってらっしゃいましたか? パチュリー様は、貴方様といると本当に笑顔が絶えないのです。 本を読みながらも、貴方様をちらちら見ていたのです。 最近写された魔道書には、全部の本のページの右隅に、貴方様の似顔絵があるのですよ。 感じてらっしゃいましたか? パチュリー様は、貴方様がいらっしゃる日には、朝からずっとそわそわしているのです。 朝早く起き、まず3時の紅茶の茶葉を確かめ、 スコーンを味見して、それに合うブレンドを作るのです。 アッサム、ダージリン、アールグレイをベースに、 少し胡椒を効かせたスコーンにはアップルティーを多めに、 甘いスコーンにはタイムなどのハーブを入れたブレンドで。 気づいてらっしゃいましたか? 貴方様がいらっしゃるときには、パチュリー様、うっすらとお化粧をしていたのですよ。 そして、貴方様が来る予定のぎりぎりの時間まで、 クローゼットの服を鏡の前で体に当てて、その日の勝負服を決めていたのです。 水色のリボンの時には、ピンク系を中心にまとめ、 赤いリボンには、エメラルドグリーンの服にイエローのアクセントをつけて。 そして、貴方様がいらっしゃるとイの一番に入り口へ行っていたのです。 覚えてらっしゃいますか? いつもパチュリー様が、自ら貴方様を書架まで案内していたことを。 しかも、しっかりと手を繋いで、頬を染めながら。 貴方様がいらっしゃる日には、パチュリー様はいつも小悪魔様に用事を言いつけておりました。 貴方様と2人きりになりたいという、乙女心だったのですよ。 その時には、貴方様が不快に感じられないように、でも意識してくれるようにと、 柑橘系の香水を軽く、振りかけていらしたのです。 顔を赤くして貴方様を待つパチュリー様は、本当に恋する乙女でした。 しかし、貴方様がいらっしゃらなくなって、パチュリー様の至福の時間も終わってしまいました。 しばらくの間は、私を抱きしめながら、 「何で、いるうちに告白しなかったのかしら」 と、ふさぎこんでいました。 最近は、私を読むとも無くめくりながら、壁を眺めているばかりです。 昨日届いた、パチュリー様が貴方様のためにと買われた可愛い服も、 小包から出さないままになっています。 図書館のドアが開くたびに、入ってくる人物を凝視しては、 小悪魔様だと知って嘆息をする、そんなパチュリー様は見るに耐えません。 わが友人の『パチュリーの日記』氏によれば、 パチュリー様の日記には、いつも貴方様のことが書いてあるそうです。 いらっしゃった日はいわずもがな、いらっしゃらなかった日も、 「今日は来なかった」で始まるとのことです。 貴方様が図書館に用事が無いのは知っています。 でも、もし一片の慈悲があるならば、 図書館に来て、パチュリー様に会ってあげてくださいませんか。 よろしくお願いします。 おっと、もうこんな時間ですか。 私がいないと、パチュリー様が大騒ぎしますので、帰らねばなりません。 「この本は、私とあの人を繋ぐたった一つの絆だから……」 とのことですが。 どうか、早く来てください。 僭越ながら、お願い申し上げます。 From ヴワル魔法図書館の一書籍 5スレ目 490 ─────────────────────────────────────────────────────────── その日も図書館で本を読んでいた。 絨毯は厚く埃も多く、喘息持ちでなくても咳き込んでしまいそうになる。 「…… 一冊読み終わり、無言で首を回す。ここの管理人はとかく煩くするのを嫌う。 次の本を持ってこようと席を立つと、対面に座っていたその管理人が、 つ、と少し顔を上げ、右側に積んであった本の山を少し差し出すとまた顔を下ろした。 (この量を戻してきてくれってのか… げんなりする程の量が積まれていたが、覚悟を決めて山に手をかける。 何冊かを束にして持ち上げようとすると、ぺしぺしと机を叩く音が聞こえた。 (私の分も追加の本を持ってきてくれ、か 彼女は基本的に乱読するので、どの本を持っていこうかと悩まないですむのはありがたい。 とはいえ、一応今読んでいる本の題名を確認し、同じような系統の本を選ぼうと考える。 (どれ、なんて本かねえ としゃがむと、ついと本を伏せられた。 なんだろうかと思うが、まあいろいろな種類の本を読みたい気分なんだろうと気にしないことにする。 いや、単なる悪戯か? いくらか本を抱え、のたのたと机に向かう。厚い本は重いし持ちにくくて困る。 上に乗っけた2冊を自分の座っていた場所に置き、残りを向かいの席に運ぶ。 音を立てないように慎重に彼女の左側に置き、ぐしゃぐしゃと頭を撫でる。 驚いたのか本から目を離し、す、と頭を上げこちらを見る。 これは好機とここぞとばかりに頬を撫でると、気持ちよさそうに目を細める。 満足したので自分の椅子に戻ろうとすると、袖を捉まれ、くいくいと引っ張られる。 されるがままに腰をかがめると、胸に顔を押し付けてくる。 愛い奴めと思っていると、さらにぐしぐしと顔を横に振る。 顔を拭きたかっただけかい。それとも眠いのか? 眠いなら寝かせよう。しかし彼女はなかなかベッドに行かない。 体が弱いくせに本を読みながら机に突っ伏して寝る、ので、風邪をひいては大変と毛布を持ってこようとすると、 腕を腰に回され、グイグイと引っ張られる。 どうしたものかと顔を上げて、なんとなく辺りを見回してみる。 よく見ると椅子の後ろが少し空いて、人が入れるようになっている。 ああそういうことか、と合点してスペースに体を滑り込ませようとするとあっさり腕がほどける。 後ろに回り彼女を膝の上に乗せて腕を腹に回し、そのまま顔を肩に乗せた。 5分後、痺れたので足を開いて落としてみた。喜ばれた。 いくつかSSとか書いててわかったんだが、俺文章固いな 5スレ目 729 ─────────────────────────────────────────────────────────── 私がこの幻想郷に来てしまってから長い時間がたった。 今では体も昔のように思い道理には動かなくなってしまった。 若い頃は、危ないと分かってても物珍しさから随分とムチャをしたものなんだが… 氷精をからかって怒らせたり、魔法の森を探索しに行って迷ったり、花畑に突貫しに行ったり… いつもボロボロになってヒーヒー言っていたな。ハハッ 本当に懐かしい、あの頃は珍しいことを聞けばすぐに行動していた。 その度に、館の人達には迷惑を掛け、メイド長には長い説教を聞かされ …ナイフが飛んでくる事もあったな。 それでも、めげずに何回もムチャをやって、何度も怒鳴られて、最後には呆れられて、それが日常となって 笑いながらバカな土産話をするようになって。 だが、そんなバカばかりやっていた頃でも出来ないことが唯一つだけあった。 いや、ちがうな… 出来なかったんじゃない、やろうとしなかったんだ。 ただ、怖かった。 この気持ちを貴女に伝える事が、この日常が変わってしまう事が 『断られたらもうこんなバカな毎日が続けられなくなる…』 そんな本当に愚かで馬鹿なことを本気で考えて、いつもは強気なくせに どうしようもなく憶病で でも、こんな馬鹿な私ですが、この思いだけは誇りたいと思う。 貴方を思ったあの日から、人として長い今までの時間、決して色あせる事の無かったこの思いだけは… 老い先短い私がこの思いを貴女に伝えることはもう無いでしょう 文にしたためる事ももう無いでしょう。 この思いは誰にも伝えず、誰にも悟らせず、私が墓場まで持って行きましょう。 貴女が私のことをどう思っているかはわかりません。 しかし、だからといって怖いわけではありません。 貴女の人生はまだ長い、そこにもう命の短い人間の思いなど背負わせたくはないのです。 貴女は その冷静な考えからよく冷たく見られます。 けれども、私は良く知っています。 貴女が感情表現が苦手なだけで、本当はとても優しい事を 貴女が本を見ているときは、とても表情豊かになることを 貴女は無関心なように見えても誰よりも周りをよく見ていることを だからこそ、貴女がどんな答えを持っていても、貴女は必ず迷うでしょう そして私が死んでしまった後、必ず後悔し悲しんでしまうでしょう。 これは私の我が侭です。 馬鹿で愚かな人間の身勝手な我が侭なんです。 だから、私は誰にも言わずただ一人思います。 あの時からこれまでの時間、そして 死が近いこれからの時間 ただ貴女一人だけに、伝えぬ 弱く、されど 強い思いを 『パチュリー、貴女を 愛しています』 5スレ目 898 ─────────────────────────────────────────────────────────── 紅魔館でクリスマスパーティーをする予定だからとメイド長に 強制的に連れ去られ馬車馬のごとく扱き使われた24時間・・・ よく考えれば、まだまだ時間があるんじゃないかと抗議したいが ・・・した瞬間、間違いなくナイフが飛んでくるんだろうな。 まあ、ひとまず一区切り付いたのでヴワル図書館なら静かかつ比較的安全に休めるだろうと 思い来てみたんだが・・・ 「寒っ!メチャクチャ寒っ!?」 扉の向こうは雪国だった・・・ 「てっ違うだろ!しかも、それはトンネルの向こうだ!!」 「うるさいわよ、いきなり何を叫んでいるの」 図書館の管理者が現れた。 「てっそれも違うな。・・・いや、意味は合ってるか」 「だから何なのよ・・・」 「いや、すまない。何か変な思考が少し」 「クリスマスの準備疲れかしら?」 「ああ・・・それは否定できないな・・・マジで」 「そっそう。・・・・・・薬でも飲む?」 「いや、遠慮しとく 永眠しそうだし」 「魔理沙じゃあるまいし、そんな危険なもの作らないわ」 「うっすまん」 いつものジト目がさらに細くなっている。 「フゥ、まあいいわ。それで何しに来たの」 「少しの間、休ませてもらおうと思って来たんだけど・・・」 「騒がなければ好きなだけ居ていいわよ」 「いや、メチャクチャ寒いんですけどココ」 「ああ、日の光が入らないから室温が上がらないのよ」 「いや、上がらないのよって、寒くないのか?」 「・・・・・・私が何か忘れたのかしら?」 さっき戻ったジト目が また細くなっていく 心なしか部屋の温度が下がった気さえする 「何かって?パチュリーだろ」 「そうじゃなくって」 目を伏せ小さくため息を吐く 「? ああ、魔女だってことか!」 「・・・どうして忘れられるのかとても疑問に思うわ」 「いや~俺にとってパチュリーはパチュリーだし」 「っ///」 パチュリーの顔が一気に赤くなる。帽子で見えないが耳まで赤いことだろう どうやら、不意打ちに弱いようだ・・・ 「どうしたんだ?」 「なっなんでもないわ!」 どうやら彼は、鈍感のようだ・・・ 「しかし、魔女か・・・なるほど魔法か」 「ええ、自分の周りを常温にしているのよ」 「へー 便利だな~」 「・・・何で近づいてくるのかしら?」 「気にしない、気にしない。」 「気になるわよ」 「そうか?ところでちょっとだけ椅子から立ってもらえないか?」 「 ? べつにいいけど」 言われたとおりにその場に立つパチュリー すかさず俺は椅子とパチュリーの間に体を入れ、パチュリーの体の前に手を回し そのまま椅子に座る 「キャッ///」 「あっ本当だ。あったけ~」 「ち、ちょっと何しているのよ!」 「後ろからパチュリーを抱きしめています♪」 「・・・・・・可愛くないわよ」 「・・・・・・自分もやって後悔した」 「それで何で私を・・・その・・・抱きしめているのかしら?///」 「ん~暖を取るため?」 「そう#」 「いやいや、ウソですウソ!」 「まあ、率直に言えば・・・抱き締めたかったからかな」 「・・・まあ、許しとくわ」 「間が気になるけど、ありがとうございます」 それからしばらく経ち、本をめくる音だけが図書館に響いていた 「・・・静かだな」 「・・・そうね」 「でも・・・暖かいな」 「ええ・・・そうね」 「・・・パチュリー」 「・・・なに」 「大好きだ」 「・・・・・・」 私も、大好き・・・よ (省略されました・・・。続きは明日発売の文々。新聞「幻想郷の甘~い!特集」をお買い上げ下さい) 6スレ目 338 ─────────────────────────────────────────────────────────── 図書館の屋根の上で夜空を見ながら煙草を一服。 それが俺のここでの数少ない楽しみの1つだ。 思えば俺がこの幻想郷に迷い込み、紅魔館に拾われて 人手の足りないという図書館で働くようになってから結構経つ。 元々本が好きなせいもあってか、仕事は大して苦にならない。 それに図書館には彼女がいる・・・ と、物思いに耽っていると 「こんな所にいたの」 「ん?」 振り返ると俺にとっての幻想郷での最大の楽しみ パチュリー・ノーレッジが俺を見下ろしていた。 俺は慌てて携帯灰皿に煙草を放り込む。 喘息もちの彼女には煙草の煙は猛毒も同じだろう。 「どうした?外に出てくるなんて珍しいじゃないか。」 「ただ何となく、貴方と話がしたかったから・・・」 そう言うと彼女は俺の隣に腰を下ろした。 何故だろう?いつも持っているはずの物を今は持っていない。 「本は?」 そう尋ねると彼女は 「今は必要ないと思ったから。」 と、これまた珍しい事を言った。 俺はあまり深くは訊かない事にした。 それにしてもこの時期に外でその服装は・・・見ているこっちが寒くなる。 まあ魔女だから魔法でも使って暖はとれるのだろうが 「夜は冷えるぞ」 そう言って、コートを脱いでかけてやる。 「大丈夫よ」 「いいから、見てるこっちが寒い」 そういうと彼女は素直に従った。 何故だか少し微笑んでいるように見える。 それから――2人で他愛もない話をした。 本当にどうでも良いような話。 彼女が時折浮かべる笑顔に俺はドキドキした。 話のネタも尽きてきて、沈黙が流れる・・・ その沈黙の中で彼女の横顔を見ながら思った。 今言わないと2度と言えない気がする。 俺は厄介事は嫌いだ。 だが、今俺は自分からとんでもない厄介事に飛び込もうとしている。 迷いはない。 「パチュリー、俺は君の事が――」 「止めて・・・」 彼女は俺の告白を途中で遮り、俯いた。 「貴方が言おうとしている事は分かってる。 だけど、言わないで・・・ 私と貴方じゃ種族が違う、寿命も・・・私はこれからも数百年生きるけど、貴方は数十年で死ぬ 私は、貴方がさっき言おうとした言葉を聞いたら、たぶん貴方が死ぬ時に耐えられない・・・だから言わないで」 彼女はそう言って悲しそうに笑った それでも俺は―― 「パチュリー、君の事が好きだ!!種族の違いなんか関係ない!!俺は残りの人生を君と過ごしたい!!」 彼女は驚きの表情を浮かべたあと 「勝手な人ね・・・」 そう言って涙を流した 俺は彼女を抱き寄せて、そっと唇を重ねた 唇を放すと彼女は微笑を浮かべて 俺の肩に頭を預けてきた 満月が2人を照らした 6スレ目 365 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/595.html
パチュリー1 1スレ目 18 君がいてくれるのなら、なんだって出来る。 絶対に寂しい思いなんてさせない。 喘息だって治してあげられる。 だから・・・だからパチュリー、目を開けてくれよ。 お願いだからもう一度、笑顔を見せてくれよ。 生きていた頃の君に、逢いたいよ・・・。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 1スレ目 260 既に日の暮れた紅魔館の中の図書館に俺はまだ居た。 俺の仕事というものがまだ終わってなかった為だ。 普通な役職の俺の主な仕事といえば、図書整理と、この中の警備の二つ。 前者は本当に時間がかかるし、後者はどこかの白黒の魔法使いが来たら、色々な 覚悟を決めなければならない事が欠点だ。 だが、そんな仕事にもいい事というのは存在するものだ。 「…仕事は終わったの?」 「あぁ、パチュリーさん。まだ終わってませんから、先に戻ってくれても構いませんよ」 この図書館の主、パチュリー=ノーレッジが、そのいい事の大半を占めている。 貴重な本を貸してくれたり、普通では手に入らない本なんて見せてもらうのも珍しくない。 それよりも俺にとっては、パチュリーさんに出会えることが一番の喜びだった。 「ダメ。私は最後まで残って、鍵を閉めなきゃならないから」 「でも、遅くなりますよ?」 「待ってるから、さっさと終わらせて」 と彼女はイスに腰掛けて、本を読み始めた。 待っていると言ったから、多分俺の仕事が終わるまでずっとここで本を読んでいるつもりだろう。 「分かりました。じゃあ行ってきます」 ……… 約一時間かかって、管理カードを書き終えて俺は戻ってきた。 白黒の持っていった本に時間がかかったという理由なのは内緒だ。 「パチュリーさん、終わりました…よ?」 「すぅ…すぅ…」 俺を待っている間、どうやら本も読み終わったらしく、パチュリーさんは眠っていた。 それにしても、身体が細くて白い。ちゃんと栄養は取っているのだろうか? いや、それよりもこの後をどうするかだ。このまま放っておくのも夢見が悪いけど、何の許可もなしに 身体に触るのもなぁ…。こういう時の頼みの小悪魔の娘も居ないし… 「仕方ないか…」 悪いとは思ったがパチュリーさんを背負う。思ったとおり彼女の身体は軽かった。 やっぱり栄養を取ったり、運動したりした方がいいよなぁ… ようやく辿り着いた時に、パチュリーさんは目を覚ました。 「ここ、は?」 「パチュリーさんの寝室ですよ」 背から降ろしてしばらく支えてやる。初めはフラフラと危なげだが何とか普通に立つ。 「それじゃ鍵は俺が閉めますから、お休みなさい」 鍵置き場から鍵を回収して部屋から出ようとすると、いきなりパチュリーさんに袖を 握られた。 そこからは、もう既にスローモーションだった。 パチュリーさんの唇が近づいてきて、俺の唇にそっと触れた。 それがキスだという事を理解するのに、二、三分はかかった気がするが、多分普通の時間的に言えば 数秒なんだろう。 「お休み…」 最後に顔の赤いパチュリーさんを見てから、俺は――さっさと部屋を出て行った。 図書館を出て鍵をかけて自分の部屋に戻ってから、まだ唇にあの感触が残っていた気がした。 やっぱり…これは、そういう意味なんだろうか? あれ以来、どうもパチュリーさんと一緒にいると気恥ずかしくなってしまった。 考えてみれば俺って、女の人にキスされた事なんてないんだよな…。 いや、ファーストキスなんてロマンチックに言う気はないけど…どうも、しっくりこない。 もしもパチュリーさんが寝ぼけててキスしたなんて言ったら、それはそれで悲しいけど。 「あ…そこ、間違ってますよ」 「…あ、すいません」 どうやらずっと考え事をしていたためか、手元の管理カードの記入にミスをしてしまっていたらしい。 小悪魔の娘に謝ってから、記入を訂正する。それほど大きなミスではないが、失敗には違いない。 「どうしたんですか?今日もボーっとしてますね」 「いや、ちょっと寝不足で…」 あながち間違ってはいない。 あの日以来、夜はずっとあの時の事を考えて、最近の寝る時刻といえば、前寝ていた時間の半分くらいだ。 「もしかして、パチュリー様と何かありましたか?」 「…!いえ、別に何にも無いですよ!?」 何やってるんだ俺。あからさますぎてバレバレだ。 俺のその様子に、小悪魔の娘はくすりと笑い、 「パチュリー様は魔理沙さんとあなたが来てからお変わりになりました。 魔理沙さんとは良い友人として、あなたに対しては――」 とそこで言葉を切る。 「…俺に、対しては?」 「恐らく、あなたが考えている事と同じだと思いますよ?」 俺が考えている事って…。いや、そんな事があるはずがないよな…。 「…それでは、頑張って下さいね」 それだけ言って、小悪魔の娘は次の仕事に移ろうとしていた。 「…待ってくれ」 俺の言葉に小悪魔の娘は振り返る。 今、彼女に対してどうしても言わなければならない事があった。 「何ですか?」 「…ありがとう、これで少しは勇気が出た」 彼女は先ほどと同じような笑みを浮かべて 「いえいえ、パチュリー様が幸せなら、いいんですよ」 それはまるで、娘を嫁に出す母親のような言葉だった。 俺の方は昨日の小悪魔の娘の言葉で、今日告白する覚悟はできた。 しかし俺は全くといって良いほど、他の可能性を失念していた。 「…どうして、今日に限ってパチュリーさんが休みなんだよ!」 「あの、図書館ではお静かに…」 「あ、すいません…」 そう今日はパチュリーさんは体調を崩してお休みなのだ。 それもかなり心配なのだが、俺がこのテンションを保つのも無理が出てきた。 昨日のままなら、まだそのままの勢いで告白できると思っていたのだが、今になって 不安が出てきた。 「…はぁ」 「やっぱりパチュリー様が居ないと作業がはかどりませんね」 俺の方を見ながら言う小悪魔の娘。 どうせ俺はパチュリーさんが居ないとやる気が出ない男さ…。 「仕方ないですし、今日はもう終わりにしましょう。あなたも面会したいでしょう?」 「あ、まぁ…」 …本当は心配でしょうがない。体調が悪いのはいつもの事だけど、俺の方もいっぱいいっぱいなのだ。 できる事なら、スパッと事を進めたい。 「…ちゃんと行ってきて下さいね」 「はいよ」 …やっぱり、何か持ってくべきだよな。しかし俺が持ってるものでパチュリーさんが 喜びそうな物なんて無いんだけどな…。 そう考えながら、俺は紅魔館の中庭に足を運んでいた。 『えっと、パチュリー様のお見舞い?じゃあ、これとか持っていってね』 初めに、服装やら何やらが中国っぽい門番にそう言われて花束を渡された。 『パチュリー様のお食事、持っていってあげてね』 その花束を持ちながら紅魔館と図書館を繋いでいる廊下近くを歩いていると いきなりメイド長に止められて、お盆とお粥まで持たされた。 …何で俺がパチュリーさんのところに行くって分かってるんだ? いや、まぁ仕事とかで一緒にいることが多いけどさ…。今日、休みだってみんな知ってるだろうか? 『果物とかも持っていってあげなさい』 最後にこの館では昼間、出会う事がほとんどありえないお嬢様と遭遇して、そんな事まで言われた。 それだけ持たされた俺の腕はほとんど機能停止寸前だったが 果物と花束を一緒に袋に詰めて、お粥を片手で持つという荒業で何とかなった。 しかし、この作戦には重大な欠点がある。 彼女の寝室に辿り着いた時、目の前のドアを開けられなかった。 「…どうしよう」 「はい、どうぞ」 救いの女神は案外近くにいた。いや正確には彼女は小悪魔だが。 とりあえず彼女に感謝しながら、俺は部屋の中に入った。 気を利かせたのか小悪魔の娘は鍵を取っていった。どうやらもう閉館予定らしい。 「ありがとう」 「いえいえ、どういたしまして」 いつもの笑顔で、小悪魔の少女は微笑んだ。 寝室で彼女――パチュリー=ノーレッジは規則正しい寝息を立てていた。 どうやら症状は安定しているらしい。 「…う…ん」 「起きましたか?」 「…何で、あなたがここに…?」 寝ぼけながら身体を起こすパチュリーさん。 「お見舞いですが、迷惑でしたか?」 「そんな事……ないけど…」 このまま行くと、気まずさが更に上がる気がして俺は慌てて話題を振った。 「こ、これ門番の人から花束です。あと、こっちはお嬢様から果物です」 「レミィ…から?」 何とも意外そうに声を上げる。お嬢様もあまり果物なんてあげないようだ。 「後はご飯ですけど…食べれますか?」 「…ちょっと今の状態じゃ、普通に食べるのは辛いかもしれないわ」 「そうですか…温かいうちが美味しいと思うんですけどね」 「……て」 とても小さな声で、パチュリーさんは何事かを呟く。 「はい?」 「た、食べさせて」 上目遣いに頬を染めながらそんな事を言う彼女に対して、その時の俺は ちょっぴり、くらっときてしまった訳で… 「え、と…じゃ、あーんして下さい」 食べさせてもらう方と、やっている方どっちが恥ずかしいんだろう?とそんな無駄な事を 考えながら俺は高鳴る鼓動を押さえていた。 「…あーん」 おずおずと小さな口を開いて、レンゲを口に入れる。 「どうですか?」 「……おいしい」 そりゃメイド長特製ですから、と言おうとして言いとどまる。 何となく言いたくなかった。理由らしい理由は、分からないけど。 結局、彼女はお粥を全部食べ終わってしまった。 しかし流石にあーんというシチュエーションは初めてだった。 やってみると死ぬほど恥ずかしい。 「…それじゃ、果物を剥きましょうか」 「レミィからの林檎ね…」 魔女が持つ林檎は毒林檎という相場が決まっているけど、パチュリーさんじゃ 適用され無さそうだな…。 「はい、じゃあ剥きますよ」 慣れているわけじゃないけど、ここにきて最初の方に叩き込まれた技能に皮むきはあった。 「……あーん」 これは、また食べさせろと? いや、死ぬほど恥ずかしいだけで、それ以外は別に問題ない。 むしろ、率先してやらせてもらいたい。 「はい、あーんです」 …そんな独特で甘い空気がしばらく流れた。 「……さて、本題に入りましょうか」 その後、しばらく本や白黒への対策など他愛のない話で盛り上がり、俺は決心した。 「私もあなたに、伝えなければならない事があるの」 まさか彼女にも重大な話があるのか? 「…別に良いですけど、急ぎのお話ですか?」 「いえ、他愛のない話だから、あなたの後で良いわ」 他愛のない話、か。じゃあ多分、大丈夫だろう。 「…えと、それじゃ一回しか言いませんから、よく聞いてください」 よく深呼吸して、呼吸を整える。今なら普通に言える、そんな気がした。 「パチュリーさん、俺、あなたが好きです」 「……そう」 「…返事は――」 「いいわよ」 「そう、ですか…やっぱり…って……はい?」 「いいって言ったのだけど」 …いい、って事はこれはOKって事だよな? 「…お、俺の用事はこれで終わりです!パチュリーさんの用事って何ですか!?」 慌てて言う俺に対して、パチュリーさんは赤い顔で俯きながら 「…あなたが大事だって分かったの。だから一生、私と居て、下さい――」 俺は、その日陰に生きる本の少女を急に愛しくなって、抱き寄せた。 「…ははっ、喜んで…パチュリー」 嬉しい時の涙という物を、俺は初めて流した気がした。 その日の俺はまさしく、人生最良の日だった。 蛇足―― これは彼が彼女に対して告白した後のお話である。 「…お嬢様、あの行動に関してなのですが」 「あぁ、咲夜の言いたい事は分かっているわよ。どうして異種族同士の恋愛を助長するような事を したのかって事でしょう?」 この館の主であるレミリア=スカーレットは紅茶を飲みながらカーテンを開く。 まだ空は完全に夕闇に染まっていない。微かに出ている月を見て 「だって友人の恋愛を応援しないものなんて居ないでしょう?」 それはそうですが、と言おうとする。咲夜の口を押さえて 「彼とパチェは寿命が違いすぎるの、きっと彼はパチェを置いてこの世を去るでしょうね」 …友人には幸せになってもらいたい。 だからこそレミリアは彼に対して、少しだけ力を使ったのだ。 パチュリーが彼を思っていることは前々から知っていた。滅多に人間の話題を出さないパチュリーは 彼の話が出てくるたびに、どことなく嬉しそうに話す。 あぁパチェは彼に恋をしているんだな、と感覚的に悟った。 たとえ非業の死が二人を別っても、愛の絆は永遠にその心の糸を結び続けるだろう。 「それで咲夜、お願いなんだけど、あの役をやってくれないかしら?」 「いえ、それはお嬢様がやるべきでしょう。二人を繋ぐ紅い糸を、作り出した張本人なのですから」 「ダメよ。私は真剣な場で何を言うか分からないもの」 「多分、大丈夫だと思いますよ。あの場では」 結婚式の場というのは、新郎と花嫁が主役だ。 そして、その愛を壊すものは誰一人としていない。 誰もが祝福をしにその場所に集まるのだから―― 「これより、行われる誓いは神の前において嘘偽りなく、 己が心に正直に答える事。よろしいかしら?」 「はい」 「はい…」 式場の中は明るく、それでいて厳かな雰囲気に包まれていた。 神父の役をやっているお嬢様は淡々と聖句を読み上げるが時折、パチュリーに 優しそうな笑顔を覗かせる。 「新郎、――。汝、健やかなる時も病める時も、新婦パチュリーに生涯、永遠の愛を誓うか?」 「誓います」 こうなる事を俺は望んでいた。 そう彼女と一緒に人生を歩む事を… 「では、新婦パチュリー。汝、健やかなる時も病める時も如何なる時も新郎――を愛する事を 誓うか?」 パチュリーはその聖句を聞きながら俺の方を一瞬見た。 「……誓います」 してやったり、といった表情を見せながらお嬢様――神父は言った。 「では、誓いの口付けを…」 「…パチュリー」 俺はパチュリーのヴェールを持ち上げる。練習とかで何度もやったはずなのに どうも、みんなの前でやるその時だけは妙な気恥ずかしさに襲われた。 唇が触れた時、俺はみんなが騒がしくなるのを肌で感じていた。 口で騒いでいるわけじゃない、心が騒いでいるんだ。 「…ありがとう」 教会――と言っても実際は大きな外部屋を改修したものだが――から出ると 大きな歓声に包まれた。この声はすべて祝福のものなのかと思うと、心地よく感じる。 太陽の光が苦手だといった彼女も、今回だけは特別なのか 眩しそうに目を細めるだけでいるだけだった。 「…神社とかでやってくれると嬉しかったんだけどねえ」 紅白の巫女が唇を尖らせていた。 「まぁまぁ、普通に祝福してやれよ。目出度い席なんだからさ」 と白黒の魔法使いが諌めるように巫女の肩に手を置く。 「おめでとうございます。――さん」 いつの間にか小悪魔の娘が近くまで来ていた。 思えばこの娘のおかげで、俺はこうなったのかもしれない。 「…ありがとう。キミのおかげで俺はこうなる事が出来た」 「いえいえ、私はちょっと後押ししただけですよ。だから、こうなったのはあなた自身のおかげです」 「…それでも、ありがとう」 俺の言葉に小悪魔の娘は「どういたしまして」と言い残して、祝福する声の渦に入っていった。 「…さぁてパチェ、そろそろブーケを投げなさい」 神父の役をしていたお嬢様もいつの間にか着替えて、ブーケが投げられるのを今か今かと 待っていた。 見ると、他の女性達もそれを待っているのか妙にそわそわしている。 「パチュリー」 「…えぇ」 上空高くブーケは投げられた。 そのブーケは弧を描き―― End 如何でしたでしょうか? これは誤字とか加筆修正を加えたものであり、あんまり内容は変わっていません。 ちなみに結婚式を、つい最近になって見てきたのは内緒です。 とりあえず、俺×パチェのSSはこれでお終いです ─────────────────────────────────────────────────────────── 1スレ目 346 351-353 「よっと、邪魔するぜ」 そう言って入ってきたのは、魔理沙だった このヴワル図書館の常連者でもあり……そして本泥棒だ 「お、○○じゃないか」 「魔理沙、今日は勝手に本を持って行くなよ。 ……あとでパチュリーさんに怒られるのは俺なんだから」 「おいおい、それじゃまるで私がここに来るたびに本を取っていくような言い草じゃないか それにだ。私は本を借りているだけだぜ?」 ――未だに返しに来るところを見たことないけどね。 と、まぁ言ってもしょうがないので心の内に閉まっておく。 「それにだ、今日はパチュリーにちょっと用があってな。 本を借りに来たわけじゃない」 「パチュリーさんに?」 「ああ。というわけだ、パチュリーがどこに居るか知らないか?」 「パチュリーさんなら…えーと―――」 俺はパチュリーさんの大体の居場所を魔理沙に伝える。 「サンキュ。助かったぜ」 そして、手に持った箒に跨り―― 「そうだ。今度、また外の世界の話、聞かせてもらうぜ。 じゃあな!」 白黒の魔砲使いは俺の視界から消えていった。 私が本を読んでいると、遠くから騒がしい音が聞こえてきた。 この飛行音、おそらくは魔理沙だろう。 そして、間もないうちに白黒の魔砲使いが姿を現した。 「よぅ、パチュリー」 上空から聞こえてくる声。 「何? 今日もまた何か持っていくつもり?」 「おいおい…どうしてお前も○○も第一声がそれなんだ?」 「常習犯だからに決まっているからじゃないの」 「私は泥棒か何かか?」 「泥棒じゃないの、それもとびっきりの」 「酷い言われようだぜ」 「で、今日は何の用?」 その後、魔理沙と取り留めのない会話をする。 最近の出来事、取り留めのないこと、その他色々… しかし、どことなく違和感を感じる。 「…というわけなんだが…… どうかしたか?」 どうやら思考が顔に出ていたらしい。 ただ、向こう側から問いかけてくるのであれば、ここは流れに乗させてもらうことにした。 「魔理沙…あなた、何か隠していない?」 きょとん、とする魔理沙。 「何かって…別になんにも隠していないぜ?」 「そうかしら。さっきまでの会話、何か違和感を感じたわ ――そうね。一番聴きたい事を中々繰り出せない。 と、言ったところかしら?」 「――――」 沈黙が訪れる。 「やっぱ、分かるか?」 「私は知識と日陰の少女、パチュリー・ノーレッジよ。 私が持つ知識の中には読心術の心得もあるわ」 魔理沙は観念したかのようにため息をつき―― 「その、だな… ○○ってさ、誰か…誰か好きなヤツって……いるのか?」 息が詰まる。 今、魔理沙はなんて言ったの? 「いや、いざ本人にそれを聞くのは…ちょっと、な。 で、パチュリーなら、もしかしたら知っているんじゃないかと思ってな……」 「………け…ゃない」 「…? パチュリー?」 「いくら私でも、他人の好いている人が分かるわけないじゃない!」 「!?」 本当に自分が出したのだろうかと疑いたくなるような、大きな声。 こんなに大きな声を出したのは生まれて初めてかもしれない。 「ど、どうしたんだ、パチュリー… そんな大きな声を出して……」 「え、あ…ごめんなさい。魔理沙が変なことを聞いてくるから…つい」 「…そうか」 多分。いや、絶対。魔理沙は○○のことを―― 「その…○○だけど……」 だから私はあえて聞くことにした。 「好きなの? 魔理沙」 魔理沙の本心を。 「ああ――好きだぜ」 その後、話すことがなくなったので魔理沙は帰っていった。 そして幻想郷の夜が訪れる。 私は自分のベッドに腰をかけて、昼間のことを思い返す。 魔理沙が――○○のことを好き。 実はそのことは薄々感づいていた。 最近、魔理沙と会話するとき、大抵○○のことが話題に上がってくる。 その時の魔理沙の顔は、意気揚々としていたのに気が付いた。 だが、そのことに気がついたもの、ある一つの理由から。 だって、私も――― 「あの人の事が―――好きだから」 ある日、俺はパチュリーさんに呼び出された。 やっぱまたお咎め…か? というか、それ以外特に理由が浮かばないが… まぁ、なんにせよ。行けば分かるということだ。 数分後、パチュリーさんの部屋の前に立つ。 (さて…鬼が出るか、蛇が出るか。答えはこの扉の向こう――か) 意を決して、ドアをノックする。 「パチュリーさん、○○です」 「いいわ、入ってきなさい」 「…失礼します」 ドアを開け、部屋に入る。 そして、テーブルに備え付けられた椅子に腰掛けるパチュリーさんを見る。 「それで…なんのようですか?」 「そんなに急かさなくてもいいわ。…とりあえずこちらに来て腰掛けなさい」 「はぁ…」 意図がつかめないが… とりあえず、言われたとおり向かい側の椅子に腰掛ける。 「今回あなたを呼んだのは…そうね。少し話をしようと思って、ね」 「話…ですか」 珍しいこともあるものだ。パチュリーさんから話の誘いがあるなんて。 …まぁ、パチュリーさんと話す機会自体珍しいので、俺としてはうれしい限り。だが―― 「しかし、なんでまた」 当然の疑問といえば当然というべきか。 「特に理由なんてないわ。ただ、あなたと話がしたかった。それだけよ」 だが、彼女から帰って来た言葉はアッサリとしたものだった。 ――俺は、夢でも見ているのか? そう思いたくなるような返答。 つまりは普段からは到底考えられない理由ということだ。 「その前に…」 パチュリーさんは、テーブルに置いてあるポットを手に取り、カップに紅茶を注いでゆく。 「あ、それぐらい、自分が」 「いいのよ。たまには自分でやるのも面白いものだわ」 これまた普段の彼女からは想像出来ない行動であった。 普段なら小悪魔さんか、俺がいれるのだが…自分でやるなんてことがあっただろうか。 「はい、どうぞ」 「あ、はい。頂きます」 カップが手渡される。 それを手に取り、一つ軽い礼をして紅茶を一気に飲み干す。 「相変わらず、一口で飲み干すのね」 「あ、はい……。癖みたいなものなので……すいません」 「いいのよ。飲み方なんて人それぞれだわ。 礼儀に沿った飲み方をする人もいれば、貴方のように自分の飲み方をする人もいるもの」 「そう…ですね …ところで、話って、一体なんですか?」 「ん…そのことなんだけど 貴方、何か違和感を感じない?」 「違和感…ですか?」 別に何も感じない、と言おうとした矢先、体に異変が起きていくのを感じた。 「な…っ!?」 あ。コレは、なんかマズイ。 凄い、嫌な予感がする―――。 「ふふ…先ほど貴方に飲ませた紅茶。実はとある魔薬を含んでいてね? ふふふ……」 パチュリーさんの、目が、怪しく耀く。 「――お休みなさい。 ○○」 「パチュ―――――」 言葉を言い終えることなく――俺の精神は深遠の底へと沈んでいった。 「ふふふふふ……」 目の前には、私の薬で倒れたあの人が居た。 安らかに、まるで寝ているかのようにうつ伏せている。 「でも、もう目覚めることは――」 そう。この人は目覚めることは、もう、ない。 魔理沙が○○のことを好きと聞いてから、 私はあることを考え始めた。 この人を私のものにしたい。 この人を私だけのものにしたい。 この人を誰にも渡したくない。 この人を魔理沙に渡したくない。 この人を魔理沙にだけは渡したくない。 そして、これが私の結論。 私の部屋に閉じ込めて、私だけのものにする。 貴方の顔も、躰も、手も足も。 全て私だけのもの。 何も語ってくれないけれど――それでも 「貴方は、私だけのモノよ……」 「よぅ、パチュリー」 「…あら、魔理沙」 図書館で本を読んでいると魔理沙がやってきた。 「相変わらずな生活を送っているな。たまには外に出てきたらどうだ?」 「そんなの、私の勝手でしょう?」 「ま、それもそうだな… おお、そうだ。最近○○見かけないんだけど、知らないか?」 私は心の奥底でほくそ笑んだ。 普通であれば、何も知らないフリをするか、嘘を付けばいいのだろうけど―― 「○○なら私の部屋で寝いているわ――」 あえて私は本当の事を言う。 「―――永遠にね」 「なっ――――」 驚愕する魔理沙。 「あの人は、私だけのもの―――誰にも、特に、魔理沙だけには渡さないわ」 静まり返る図書館。 完全無音が世界を支配し、時が止まる。 そして、やはりというべきか。静寂の世界の針を動かしたのは魔理沙だった。 「それは、どういう意味だ。パチュリー」 「言葉通りよ。彼は私の部屋で寝ているわ。 しかも、ただの睡眠ではなく、私の造った魔薬によって永遠に目覚めることのない眠りに付いているわ」 その台詞に魔理沙は反応して、私の襟元を掴む。 「どういうことなんだよ、パチュリー!?」 「どういうことも…魔理沙。貴女○○の事が好きなんでしょう? 私は○○を魔理沙に取られるのが嫌だった。 だから――こうしたのよ」 流石に魔理沙も気が付いたらしく、ハッとする。 「パチュリー…まさか、お前」 「そうよ。――私も○○の事が好きだもの! だから私は彼を私だけのものにするためにこうしたの! 他の誰にも取られないようにするため! 魔理沙に○○を取られないようにするために!!」 「この……バカッ!!」 「そうよ! 馬鹿みたいでしょ!? でも、あの人の事が好きで好きで好きで好きでしょうがないのよ!」 「だったら、直接想いを伝えればいいじゃないか!!」 「しようと思ったこともあった! でも、怖かったのよ! 振られるの怖くて!」 「っ…この大馬鹿パチュリーッ!!」 瞬間、弾ける様な音が鳴ると同時に、私の頬に痛みが生じた。 魔理沙が、叩いたのだ。 「この、大馬鹿…! コレはアイツのとの約束だから言うつもりはなかったけど、 もうガマンできない!!」 「アイツはなぁ!!」 「―――嘘」 私は言ってやった。 アイツとの約束だから絶対言う事はないと思ったけど、 この馬鹿を説得するにはこれしかないと思った。 「本当だ。――この前聞いた。嘘なんかじゃない」 「…っ!」 パチュリーはこの場を離れ、自分の部屋へと飛んでいった。 「はぁ…悪いな、パチュリー。叩いちまって」 自分の手を見る。 かなり思いっきり引っ叩いたので、かなりヒリヒリする。 「…わりぃ、○○。約束、破っちまった」 それは数日前のこと。 私は○○に告白した。だが―― 「悪い、魔理沙。気持ちはうれしいけど。――俺には、好きな人がいるんだ」 と、あっけなく振られてしまった。 で、その好きな相手というのが 「俺は、パチュリーさんが――いや、パチュリーが好きなんだ。 ただ――正直向こうがどう思っているのか怖くて…… だから、いつか俺自身がパチュリーに告白するときまで この事は魔理沙の胸の内に秘めておいてくれないか?」 とのことで。 「つまりは、まぁ。両想いだったって訳だ」 とんだすれ違いや、恋に臆病な二人が起こした小さな騒動。 「ま、親友として二人を祝福するぜ」 そうして魔理沙は図書館を後にした。 ――一筋の雫を頬に流しながら。 深遠の闇が広がる世界。一切の光が存在しない世界。 俺はここにいた。 ふわふわと浮いているような感覚。 体を動かそうにもまるで動く気配が無い。 そこには、ただ薄れた意識だけが存在していた。 「……!!」 ――声が聞こえた。 懐かしい声。久しぶりに聞いたような気がする。 それと同時に、闇の中に一粒の光が生じた。 俺はそこに向かって意識を飛ばす。 「…! ……!!」 より一層光が大きくなった。 声も先程より良く聞こえるようになった。 この声は――ああ。 「お……い! ……て!!」 再び大きくなる光。先程と同じく。より聞こえるようになった声。 俺の、愛しい人の声。 その、愛しい人の名は――― 「お願い…! 起きてっ……!」 ――その瞬間、世界が光で包まれた。 「……パチュリー」 そこには――愛しい人の涙に濡れた笑顔があった。 私は紅魔館の廊下を歩いていた。 あの人が呼び出してくれた場所に向かうため。 あの後、私は安堵心からそのまま寝てしまった。 寝顔を見られたのは少々恥ずかしいが、○○が目覚めてくれて本当に嬉しかった。 あの薬は対象者を永遠の眠り――とは言っても、別に死ぬというわけではなく、 永遠に睡眠させる薬、といったものである。 外の世界の言葉を使うならば――植物人間、と言う言葉が一番近いかしら。 ともかく、本来なら目覚めることは絶対ない筈なのだが。 「奇跡……とでもいうのかしらね」 普段なら使わないであろう言葉。 だが、こんな事が起きたのであれば、それはもう奇跡と呼ぶしかないだろう。 そして―― 「お待たせ」 あの人の所へ辿り着いた。 「パチュリーさん」 優しく微笑みかけてくれる。 「それで、話って、何かしら?」 「えー、っと、その。ゴホン」 私の大切な人。 「俺は、パチュリーさん……いや、パチュリー。 ――俺は、君が好きだ。君と共に一生を歩んで行きたい。 もしよかったら、俺と付き合って…くれないか?」 「―――よろこんで、お受けいたします…」 fin えー無意味に長くなってしまいました。 結果的には『自分×パチェ』になりました。 なんかキャラが崩壊している気が…いろんな意味でごめんなさい ちょっと纏まっていない感じがする。 大抵の流れからすると「眠る=死」なんだけど、魔理沙は何故か気が付いていた模様 そこら辺は目を瞑っていただきたいorz ─────────────────────────────────────────────────────────── 1スレ目 429-430 427を受けて 「貴方と一緒に生きることが、得られる筈の知識をどれほど失わせるか解る?」 「確かに君にとっては、俺はそんなものかもしれない。 だが俺は、通り一遍等の知識では到底得られないものをお前に与えてやることが出来る。 俺の今までの、そして残りの人生全てをかけて誓ってもいい。 俺は、誰よりもお前を幸せにしてやれる。どんな知識よりも尊いものをお前に経験させてやる。 絶対に後悔はさせない。だから俺と…」 しつこく食い下がる俺。俺の気持ちは、想いは、そんな一言で泡となり消えてしまうようなものじゃない。 それを感じ取ったのか、先刻までの無関心、無感情な顔をあらぬ方向へそむけるパチェ。 その表情は気のせいか、少し悲しげにも見える。 「どうしてそんなに…」 「どうして?決まってる。お前が好きだからだ。愛しいからだ。何よりも大切で、誰よりも愛してるからだ。 君のニ百年の知識がどれほどかは分からないが、俺のこの想いが劣るとは思わない」 俺が想いを放つ度に、その体躯を震わせるパチュリー。顔は完全に下を向き、表情はこちらからは見えない。 言葉を噛み締めているのだろうか、膝の上に置かれている手の、震えが、徐々に、強く、なって、いって――― その、手の上に、一滴の、涙が、零れた――――――― 長い、その長い長い沈黙は、永遠にも、一瞬にも感じられ、 さながら、罪を告白するかのように、パチュリーが言葉を紡いだ。 「………百年前、幻想郷はとても賑やかだった。沢山の妖怪や幽霊達。……それと、幾人かの人間。 紅白の巫女、白黒の魔法使い、この館のメイド長、だった、人。 毎日賑やかで騒がしかったけど、不快ではなかった。 でも、その日々は有限だった。 みんな、先に逝ってしまったわ。でもそれも当たり前、人間ですものね。 数百の年月を生きる妖怪と違って、人間はせいぜい数十年。種族が違うことを、これほど恨んだ時はなかったわ。 最初はみんな気付かない振りをしてた。 でも、宴会を開くたびに、弾幕ごっこをするたびに、 あの楽しかった日々が、もう二度と訪れない事に、みんな徐々に気付いていって。 ……そして、幻想郷は変わってしまった。 レミリアはここを飛び出したし、冥界の姫は静かにその生を終えたというわ。 ……亡霊が生を終えるというのも、変な話だけれど」 言って、パチュリーはクスッと笑う。自虐的な笑みを浮かべて。 「だから、貴方がどんなに想ってくれても、私には無理。 アレはみんなの心に深い傷跡を残した。もちろん、私にも。 もう二度と私はあんな思いをしたくない。 私はもう二度と、人間と関わる気はない」 静かな告白。俺は何も言うことが出来なくて―――― ─────────────────────────────────────────────────────────── 1スレ目 821 SS書きは東方キャラを愛しているか? 「生涯忠誠! 命懸けて! パチェ萌え! パチェ萌え! パチェ萌え!」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 1スレ目 866 _________________ 「パチュリー、紅茶淹れたぞ」 <(本を読んでいる)ありがとう、そこに置いといて。・・・○○、辞書はどこかしら> _________________ 「えーと・・・ほれ」 <ありがとう> _________________ 「・・・・・・・・」 <・・・・・・・・(ぱらぱら)> _________________ 「・・・・・・・・」 <・・・・・・・・(ぱらぱら)> _________________ 「・・・・・・・・」 <・・・・・・・・(ぱらぱら)> _________________ 「・・・・・・・・」<・・・・・・・・> _________________ 「・・・・・・・・」<・・・抱きつかないで> _________________ 「いいじゃん」<本が読めないわ> _________________ 「なあパチュリー・・・」<何よ・・・ん・・・> _________________ 「<・・・・・・・・・・・・・・>」 _________________ 「・・・ふう」<・・・ふはっ> _________________ 「なあパチュリー」<何よ> _________________ 「愛してるぞ」<・・・・・・・> _________________ 「・・・・・・・」<知ってるわ> _________________ 「・・・そうか」<・・・そうよ> _________________ 「・・・・・・・」<・・・・・・・> _________________ 「・・・・・・・」<・・・・・・・> _________________ 「・・・<・・・・・・・・・・・>」 _________________ (がちゃり) 〔パチュリー様ー、○○さーん本の整理についてご相談したい事・・・が・・・〕 「・・!!<・・・・・・・・!!>」 __________________ ─────────────────────────────────────────────────────────── 1スレ目 937 パチュリー・ノーレッジ様は紅魔館一のお風呂嫌い 本を読めない時間は無駄なの、なーんて言っちゃって あれを鴉の行水って言うのよね。なんて囁かれてるし それを言うならもやしの行水よ。調理前にさっと水洗いだけだから 変化の少ない紅魔館の生活も少々飽き気味。仕事変えてもらえないかなぁ だってね、パチュリー様って暗すぎるの。図書館が暗いからかしら でも掃除部は大変だしぃ…調理部は面白そうだけど、私料理苦手なのよね 「ねぇねぇ。知ってる? 人間の男が1人雇われたって話」仲間のメイドから、驚くべき知らせ な、なんだってー(AA略 図書館に人手が欲しいし、丁度いいわ …いいオトコかしら? …あんま期待しちゃダメよね でも外界から来た人間って…? なんかすっごい弾幕とか撃ちそう…どうやっても避けられないとか カラフルなだけの弾幕とかは絶対嫌よ。意味無いしぃ 「パチュリー様、おはようございます」いつもの朝…なはずなんだけど 「…おはよう」本当パチュリー様は暗いのね。朝なのに 「もう知ってるかもしれないけど、外界から来た方よ。…ここで働きたいって」 へぇ…割といいオトコかも。少しは楽しめるかしら? 「レミィが連れてきたらしいけど…何か思うところでもあったのかしら」 うわぁ…なんか意外。あのお嬢様が、ね 「よろしくお願いします」 わわっ礼儀正しいのね。思わずドキンとしちゃったじゃない 「あ…え、えっと宜しくね」しっかりしろッ私。先輩らしく威厳ってモノを出さなきゃ 「それじゃ、あなた色々教えてあげて頂戴。」 思いもかけぬ言葉に、私の胸は高鳴るばかり それから十日ほど。私としては彼に図書館の仕事を全て教えたつもり 彼ったら真面目なの。礼儀も弁えてるし、素敵よね 私ったら彼のことばかり見て、失敗ばかりでパチュリー様に起こられたり彼にフォローされたり …その度に胸がキュンとする 「そこまで思いつめてるんなら、告っちゃいなさいよ」仲間は気軽にそういうけど 私なんてしがない一メイド 私も人間だったら良かったのに 「どう? 彼の様子は。ちゃんとやってくれてるかしら」 パチュリー様は私を呼び出すと問い掛ける。いつも通り本から目を離さずに …全然見て無いのかしら 「はい、凄く真面目ですしミスもほとんどありません。立派な方だと思いますが」 私としては素直に答えたの。本当のことだしね 「そう…」 私は見逃さなかった。パチュリー様の頬がうっすらと紅潮したことを よりにもよって、ライバルがパチュリー様だなんて 私にどうしろって言うの? 私が手を出していいわけないじゃない それこそパチュリー様お得意の魔法で一発で消し飛ばされるに決まってるじゃない 御機嫌を損ねて吹き飛んだ同僚だって見たんだからっ 木の符で吹き飛ばされるの? 水の符で貫かれるの? 金の符で押しつぶされるの? どれだって嫌よ …熱いキスを交し合ってる二人がいた 覚悟はしていたけど、いたたまれないものね 私の恋は終わった でも…こっそりサポートするのもいいかも。彼が幸せなら 義理と人情秤にかけりゃ、ってね だったら私は義理に生きるわ 彼の同僚として、先輩としてね …頑張ろっと パチュリー・ノーレッジ様は紅魔館一のお風呂好き 綺麗になるための大事な準備よ、なーんて言っちゃって ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/magnagate/pages/46.html
ダンジョン概要 出現条件: 階層:7F 基本情報: ワナ: 露店: モンスターハウス: キラキラゆか: 特徴:おたすけつうしん 10回まで/なかまにできる/てきがしんかしない 備考: 出現ポケモン 出現ポケモン 経験値 出現階層 備考 グレッグル 46 シママ チュリネ アーケン タマゲタケ ギギアル ヒトモシ 76 バルチャイ 63 ついばむで木の実や種をどんどん食われるので注意
https://w.atwiki.jp/tamakagura_battle/pages/181.html
Aパチュリー タイプ: 炎/水 スキル1.動かない大図書館:相手のスペルが急所に当りません スキル2.魔法を使う程度の能力:特殊スペルでダメージを受けると、ダメージの1/8だけ自分のVPが回復します。 重複弱点(3倍): なし 弱点(2倍): 雷地岩 抵抗(1/2倍): なし 重複抵抗(1/3倍): 炎氷鋼 無効:なし 種族値・同タイプ比較 炎/水 HP 攻撃 防御 特攻 特防 速度 合計 Aパチュリー 80 30 65 150 140 80 545 Dキスメ 110 85 135 30 125 30 515 Tキスメ 95 110 100 30 110 70 515 Aにとり 110 50 90 135 80 80 545 スペル スペル名 属性 分類 威力 命中 消費 詳細 アグニシャイン 炎 特殊 70 100 5 20%の確率で、相手を火傷させます。 プリンセスウンディネ 水 特殊 70 100 5 30%の確率で、相手の命中を1段階下げます。 シルフィホルン 樹 特殊 70 100 5 30%の確率で、相手の特攻を1段階下げます。 レイジィトリリトン 地 特殊 70 100 5 30%の確率で、相手の特防を1段階下げます。 メタルファティーグ 雷 特殊 70 100 5 30%の確率で、相手の速度を1段階下げます。 アグニレイディアンス 炎 特殊 100 100 20 20%の確率で、相手を火傷させます。 ベリーインレイク 水 特殊 100 100 20 30%の確率で、相手の命中を1段階下げます。 フロギスティックピラー 炎 特殊 120 100 40 20%の確率で、相手を火傷させます。 考察 基本評価 紅魔館の図書館に居る喘息持ちの魔法使い 可愛い 喘息持ちという事からかHPが低く防御も低いなので等倍で落ちることもしばしば その代わり高い特攻と特防を備え対特殊ではかなり強い 運用方法 Nパチュリーと同じくやられる前にやるタイプ 特にパチュリー系統最高の火力と速度を持つ Nパチュリーと違う点は一致スキルが無い代わりに特殊スペルに対するVP回復スキルを持ち 低消費なサブでVPを回復させながら確実にとどめを刺すこともできる さらに二倍抜群サブより等倍禁呪の方が火力が出るのでとりあえずで禁呪ぶっぱも可 (過去に等倍禁呪で相手を一撃で屠った事も) ただHPが低いのでVP回復スキルに頼りすぎる訳にいかず、ナイヘも高い特防を生かせないので注意 (H無振りだとる〜ことのナイヘ二発、それ以外でも3発で落ちる) BP振り 基本的にCS極 Nパチュリーと同じく高い対特殊性能を生かしDやHに振るのもあり そしてやっぱりAへのBPは無駄になる 装備候補 火力upC・併用性を持たせるならパチュリーcなどの特殊upCがオススメ 一気に禁呪で焼き払うなら空cも良い 低消費のサブメインで行くならフランcもアリ 先制C・高速に対峙する時が多いなら必須 麻痺によって速度が落ちても何とかなる時がある Aパチュリーの弱点のうち地岩はメイン水が弱点なので運によっては返り討ちにできる 速度上昇C・運命力が低くて先制Cが発動しない場合はこれもあり 抜ける相手が増える 消費軽減C・火力の高い禁呪を連発したい脳筋向け 逆にサブメインで行くなら不要だが ダメージ軽減C・対特殊での受け出し性能を上げることができる 相手が物理の場合意味が無い時があるため注意 復活C・対物理だと一撃で落ちる事も多いので神子cを持たせ特攻させたり 対特殊で妹紅cを持たせて長期戦も狙える というか紙装甲の必須装備 執筆者 二足の草鞋の雷伍(14849)
https://w.atwiki.jp/p649493386251151/pages/282.html
ドレディア No.549 タイプ:くさ 特性:マイペース(混乱状態にならない 特性「いかく」の効果を受けない(第8世代から)) ようりょくそ(晴れの時、すばやさが2倍になる) 隠れ特性:リーフガード(晴れのときに状態異常にならない) 体重:16.3kg(けたぐり・くさむすびの威力40) 入手可能ソフト:BW/BW2/ORAS/M/UM/GO/SWSH(鎧)/SV 南国娘 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 ドレディア 70 60 75 110 75 90 ヒスイドレディア 70 105 75 50 75 105 キレイハナ 75 80 95 90 100 50 アマージョ 72 120 98 50 98 72 オーガポンも♀しかいない草タイプだけど見た目は完全にサ・東洋だよな… ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) ほのお/こおり/どく/ひこう/むし いまひとつ(1/2) みず/でんき/くさ/じめん いまひとつ(1/4) --- こうかなし --- リージョンフォームのヒスイのすがたについてはこちらで。 第5世代で登場。 可愛らしい容姿のくさタイプ。モチーフは諸説ある。 名前を見てちゅるやさんを思い出したのは俺だけで良い ↑ちゅりーん ↑それはなんか某風鈴ポケモンみたいだ。 ↑{・`w´・}ちゅるーん おそらく誰もがキレイハナと一緒に揃えたいと思うであろうポケモン。南国の雰囲気がとてもピッタリである。 ↑トリプルバトルの両端がキレイハナとドレディアだな。真ん中が誰かって?そんなのどう見ても南国産のコイツに決まってるじゃないか。 一匹だけものすごく浮いてるけど気にしない。バナナでも良さそうだけど四足歩行なんで…… ↑キレイハナの待機モーションを見た瞬間、真ん中にドレディア、両端にキレイハナの構図が思い浮かんだのは私だけではないはずだ。 身長的にもちょうどいい感じ(40cmと110cm)。 ↑↑思ったんだが、四足歩行でどうやって歩くんだ?股が短いから某植物系ゲームのダ○グモのような歩き方か? ↑チュリネみたいにピョコピョコ跳ねてるんだと思ってたけどよく考えたら結構速いしな。 もしかしたら接地面の足跡がああなってるだけでふくらみの中にちゃんと脚があったりして。 ↑ふくらみの中から火噴いて飛んでいくドレディア想像して吹いたw ↑お前のせいでそうにしか見えなくなったじゃねーかwww ゲームでは丸っこく見える目だが公式絵では上の方がとがっててビワみたいな形をしてる。種あたりをイメージしたのかなあ。 ↑あれみてみんなどう思った? 私は、あれは失敗だったと思うなー…イメージと違ってて、ちょっとショックだった。 ↑俺は公式絵を先に見てかわいいと思ったから慣れの問題だよ ↑↑皆がそういう理由なのかはわからんが、未だに丸目のまま描き続けている人は多いね ↑↑↑自分もそう思ってたんだけど、実際描いてみると、先がとんがってる方が気品のある顔立ちになり、インパクトも出る。 よくデザインされているものだなと凄く関心した。 ↑↑↑↑情熱の炎で目が燃えてるように見えて、速攻でNNを「★ひゅうま」に変えた。 足形は四つ葉のクローバー。 どうでもいいネタとして鳴き声がジャスト1秒だったりする。 ↑ガマガル「…」 ↑やめろww ↑↑メトメガアウーシュンカンスキダートキヅーイター ↑3 冷B覚えないお前じゃ返り討ちにされそうだなw ↑っヘドロばくだんorどくづき まぁ結局1発KOされるけど 鳴き声がムックルそっくりである 入手条件 レディアンにプロテクターを持たせて通信交換 ↑ドクロツグ「なんだ仲間か」 ↑つまりドサイドン・ドクロッグ・ドレディアでプロテクターPTが出来るな! ↑バランスよくてワロタwwww ↑ポケダン鬼畜の名前の元がレディバグ(テントウムシ)であるからレディまでは確かに合ってるw ↑↑↑↑↑鉄骨「つまり俺はポケモンになれるのか…」 ↑鉄骨を持ってる下の奴の名前がプロテクターなんじゃね? ↑↑↑↑↑スターミー「三タテしましたが何か?」 ↑ドレディア「襷→蝶舞→花弁の舞で倒せますが?」 ↑それ以前にアイテムなしだと冷B一発耐えるから問題ない ↑↑↑それ以前にドクロッグの不意打ちg ↑スターミーに対しては威力アップアイテム持たないと落とせない。HPに12振られると確2(だったかな?) ↑×10 トレーナーはレッドさんにプロテクターもたせて通信交換してできるドレッドさんですね ↑↑ということは吹雪、キネシス、なみのりで3タテだな アイテムなし前提で。まあありだったら襷はどうしようもないから勝てない 名前があがらないドサイドンカワイソス ↑全 第六世代より名前の最大入力数が6文字に変更された つまりドレディアンとなってしまう… ↑×12 SMでドヒドイデが登場!仲間が増えたぞ! 名前はドリヤード+レディからだと思うんだけど、どうだろう ↑ちなみにそのドリアード、ギリシア神話に出てくる木の精霊なんだが、 美しい男性や少年を見つけると自分が宿っている木の中に引きずり込んでしまうらしい。 もし第六世代で連れ歩きが復活しようものなら主人公は常に後ろを警戒して歩かなければ…おや?後ろに誰k ↑↑dress(着飾る)も入ってるとみた。ていうか名前の元ネタって色々含まれてそうだから考えるの楽しいよね。 ↑↑↑Ferula drudeana(フェルラ・ドルデアナ、別名シルフィウム)という植物も怪しい。リラックス成分があるらしく、進化前のチュリネの図鑑も似てる チュリネ→チューリップの根(球根)と思って進化後は可愛いチューリップポケモンになると信じて疑わず 進化後の姿を見て「なん…だと…」となったのは俺だけなんだろうか…いや、今の姿も可愛いから別に文句はないけど ↑チュリネ=チューリップの根というのは恐らく合ってる。 俺はドレディアの方もモチーフはチューリップではないかと最近は思ってる。 スカートがチューリップのつぼみと考えれば納得できるし、 調べてみたらチューリップにも八重早咲き系という花びらが大きく開く品種があるらしくて、 ネットの写真を見た限りではドレディアの頭の花に似てないこともないと思う。 ↑名前の由来はチューリップ+ユリネだと思う。モチーフがユリだとするとドレディアの頭についてる花にそっくりな種類もあるし… ↑英名は「Lilligant」。百合(Lily)入ってるんじゃないか?頭の花は百合っぽい モジモジみたいなポーズしているのが個人的にツボだがどうだろ? エルフーンの方が遥かに可愛い。異論は認める。 ↑pixivだとエルフーンの方がイラスト数が多いな、描き易さもあるだろうけど。 それに対人戦ではあっちは厨ポケ扱いされるくらいまでに評価されてるし。 ツタスレ曰く、ジャローダは女王、ドレディアは姫、エルフーンは執事だそうだ。 ↑女王はハハコモリでジャローダは王様の方がふさわしいようなそうでもないような ↑↑↑wikipedia曰く、ジャローダは「西洋の貴族のような風貌」らしい。 ↑なぜかジャローダは「ロイヤル」ポケモンだしな。 言われてみればそうなんだが…友達が「女王様みたいなやつ」言ってたから女王さまでいいのかな? というかエルフーンただのダジャレで吹いたw 一番↑ポケパーク2ではジャローダが女王、ツタージャが姫、ドレディアとハハコモリが侍従だった。 ねんがんの ドレディアいろちがいを てにいれたぞ! …しかし、花がピンクだったりと全体的に色が薄いだけであまり変わらないのであった。 どうせならワタッコやロズレイドみたいに思いっきり変わればいいのに ↑チュリネの時に逃がしかけた位だしなぁ… NPCとの交換でもらえる彼女は、何を考えたのか控えめかつとくこうがV。そのまま実戦投入も可能な親切仕様である。 ↑個性が「いたずらが好き」だったから個体値21くらいあるのか、いいなあと思ったらVだっただと…! ↑気になって個体値調べてみたらガチで特攻Vだった件、ちなみに交換はブラック限定でホワイトではできないあしからず ↑全 このやりとりをみてさっそく交換してきた。Vだった。でもようりょくそだったorz ↑全 今回NPCとの交換で貰えるポケモンはすべてどれかがV。他はすべて20という親切仕様。ゲーフリさん、ありがとうございました! ↑めざパ的にはゴミなのがちょいと残念だな。19か18なら強かったのに。 ↑5 BW2になったらおくびょうでマイペースになったよ!(もちろん特攻はV)。はなびらのまいを打ち放題だ! ポケモン立体図鑑のモーションは必見。動きはゲーム中のモジモジしたポーズをした後1回転するという動きなのだが、 その動きのときの表情がニッコリ笑っててものすごくカワイイ。 本作の最強の草速攻型。彼女のはなびらのまいに助けられたトレーナーは数知れず。 ↑↑ゲーチス戦では眠り粉→蝶舞×2→花弁の舞で キモクナーイ2号と手刀(急所であぼん)と電気鰻と三つ首竜を倒してくれました。ドレディアさんパネェっす ↑↑↑やっぱサブが貧弱なのが痛い。体格が似てる神も覚えるんだからせめてだいちのちからくらいは欲しい。 ↑やっとHGSSで得た優秀なサブウェポンを新参者にやすやすと使われるキマワリを考えてみろ それが出来ちゃったらキマワリの使い道無くなり過ぎだって ↑だいちのちからどころか、新しくもらえた攻撃技は種爆弾、いびき、ほしがる、以上らしい 特性「マイペース」のおっとりお嬢様。そして対であるエルフーンは特性「悪戯心」の元気っ娘。 一方、対戦では…、 ドレディア:特性「マイペース」で蝶の舞からデメリットなしの花びらの舞へとつないで踊り狂う鬼畜攻撃型。 エルフーン:特性「悪戯心」でありとあらゆる妨害技を先制発動させて相手のペースを乱し続ける鬼畜かく乱型。 …正直、型とイメージが正反対な気がしてならない。 ↑マイペースだから周りのことが見えないドレディア。悪戯に生き甲斐を感じるエルフーン。どっちもイメージに十分合ってるじゃない。 めざパを除くと覚えられる攻撃技のタイプがノーマル、くさ、エスパー(ゆめくいのみ)しかない。 ↑悪タイプの草食いないかなー ↑悪・ゴーストタイプの草食がいたらこいつの攻撃手段が無くなるなw ↑↑他の草食対策も兼ねためざパ格闘持ちの武闘派ちゃんが増えるわけか。胸が熱くなるな ↑まあめざ闘もったところで結局草食組には勝てないわけだが。 ↑そもそも草食ってだけで草技+ゆめくい(ドレディアの眠らせる技がくさぶえのみ)が当たらないで積み状態だしな ↑眠り粉もあるがなw まぁ、どっちにしろ草食に食われるけど(´・ω・`) サブウェポンが貧弱なのでこの娘は草食系男子が苦手です。ミルタンクは♀じゃん、というツッコミは無しで ↑草食系とかマジ勘弁www ↑ミツバチww 踊り子というモチーフなら是非フェザーダンスを覚えて欲しかった。 何?羽がないから無理だろうって?そんな彼女は蝶でもないのに蝶の舞を覚えるんだから問題ないはずだ! ↑竜の舞も覚えてほしかった…いらないけど というか蝶の舞はCDS↑なら竜の舞はABS↑に強化するべきだと思うんだが…結局コイツにはいらないけど ↑ギャラドスやボーマンダやカイリューを鉄壁の壁にする気かお前は。 ↑↑ドラゴンはそれなりに強いからそのままでいい。 蝶の舞は蝶、蛾ポケモンの救済のために作った技だろうから、竜の舞まで強化したら種族値の差埋められんだろ。 技は後々強化できるけど種族値は強化できないから(進化という方法はあるが) 昔からいる弱めのポケモンが他の種族値高いやつよりいい技覚えるのはほぼ必然。 ↑↑それなら蜂の舞という技を作ればよかったんじゃないかな… ↑蝶の舞は「蝶のように舞い蜂のように刺す」というフレーズをもとに作った技だろうから、 蜂の舞じゃなくて蜂刺とかいう技になるだろうな。 ↑スピアーとビークインしかいないからな…蝶や蛾と違って種族が少なすぎるorz ↑つウソハチ ↑鉢の舞… ↑↑↑エビワラー「“蝶のように舞い、蜂のように刺す”ってことで、俺が両方憶えればいいんだな?」 ↑×4 オクタン「さて、8の舞の練習始めるか」 ↑9 蝶の舞の対はとぐろをまくじゃね。蝶舞ととぐろをまけば能力全てアップできる ↑回避率とか急所ランクとか色々忘れてるぞ ↑回避率は素で忘れてたわw急所ランクは別物だろ 隠れ特性は「リーフガード」。 晴れパの天敵であるラッキー、晴れ下で強化されるクレセリアの毒々や電磁波を防いで安全に起点にすることができ、 上から電磁波を撒いてくるボルトロスにも強くなる等、積み技主体のドレディアとは相性がいい特性。 Ptで出なかったヤツらの様にマイナーチェンジでは同期のもふもふとともに出なくなるかもしれん。 ↑ニトリもでなくなりそう ↑↑今更だけど、BW2と言う形で発売されたので心配する必要はありませんでした! 新作ポケダンが出たら鬼畜枠に入ると思われる 蝶の舞で高速接近+能力アップしつつのマイペース花びらの舞 晴れ時には葉緑素でそれが2回攻撃…これではまんま姉さん上位互換では… ↑むしろパートナー候補にチュリネがいてもおかしくないな、と思った人が通りますよっと あとお姉さまはたしかタネマシンガン打ってこなかったっけ ↑↑姉さんにはサンパワーという超兵器があるのを忘れていないか? あとポケダンでは花びらはまるで当たらないダメダメ技。ソーラービームのほうが火力も命中も範囲も圧倒的に上。 ドレディアにしろキマワリにしろ晴れソーラー並のアホ火力があれば正直数ターンで切れる高速はそこまでいらない。 むしろタネマシンガンなどの威力も上がるせいちょうのほうが使いやすかったり…とマジレスンゴ ドレディアも弱くはないとは思うが同じ葉緑素のナッシーやモジャンボなどに比べて技で大きく劣る。 それすら覆す姉さんのサンパワーはやっぱり異常。 それよりも心配なのは次回作で教え技が追加されて 仮にキマワリが大地の力を覚えるなどということがあると軽く世界が崩壊するということだ… ↑↑↑ ↑を書いた者だけど、高速フラフラダンスがある分、敵としてなら確かに厄介だな。 ただ攻撃技が不安定な花びらを除くとメガドレインしかないから蝶の舞と同時に引いてやっと普通レベル。 単体ではただの雑魚。むしろチュリネの方が強そう。 じゃあ何が厄介かというとモンハウみたいに大量の敵に囲まれた時に、 間髪いれずにフラフラダンスで混乱させられてほかのポケモンにリンチにされる可能性があること。 それがなければやはりただの経験値だろう。 ポケモンパンは春季限定、春の蒸しケーキ。食べると口の中に甘ーいピンクのものが広がるよ。 4コマ漫画つきイッシュ図鑑で一人称がボクのチュリネがいたんだが。 ↑ボクっ娘と考えればおk ↑↑コロコロか何かの付録の4コマで「ボク、ラッキー」と言っていたラッキーがいてだな… ↑↑↑さらにカミツレちゃんも大絶賛(?)のコロタン文庫「最強だじゃれクラブ」にもボクっ娘チュリネが登場しました。 12月15日放送のアニメにドレディア登場 地上波アニメ初登場という記念すべき回。なのに体調優れないドレディアちゃん でも可愛い ↑厳密にはマラカッチ回のモブで登場してる。デントのイメージ、ポスター、モブキャラのポケモンと同じ回で3回も登場した ↑↑一方でチュリネは5月24日放送のアニメでエルフーンと共に初登場。 ちなみに発音は「チュリネ↑」と「ネ」にアクセントがかかる。ずっと「チュ」にアクセントかけてた俺って… ↑さらにBW95話(S2 11話)でも登場。だがまたエルフーンもいます。どうやらアニメではチュリネはエルフーンと共に出るらしい。 ポケセンの特報で見たが、 配信されるエルフーンとルカリオに組み合わせるお勧めポケモンがこのドレディアらしい(もう一体はウルガモス)。 で、その戦法がマイペースでいばるの混乱を無効化して攻撃のみ上げ、物理技で戦うという物だとのこと。 ……え?? ↑と言うかこんな面倒な事しなくてもドレディアはマシンで剣舞覚えるじゃないかw ポケモン+ノブナガの野望では唯一のはなびらのまい使いとして参戦。 反動で次のターンの移動ができなくなるため使いどころは難しいが、単純な火力なら草どころか全ポケ中でも上位に入るほど。 エルフーンにフェアリー追加するより、こいつにフェアリー追加するべきだと思ったんだ。 狭い技範囲もいくらかましになるし、竜無効からの蝶舞も積みやすくなるし… ↑エルフーンと違ってただの植物だけどね。まあ妖精なのにフェアリー追加されなかったのもいるが… ↑↑では次回作からプリンセスタイプを追加すれば… なんとXYで高威力物理技のはなふぶきを習得したぞ!まったく何の役にも立たないけどネタwiki的には嬉しい追加だ! トリプルで草食と並べて敵の襷頑丈を潰しつつ能力アップとかできるぜ! ほ か で や れ ↑下のほうでも言われているが、ダブルで相方に威張ってもらえば攻撃UPだけできる。 そして相方を草食にすれば相方の攻撃も上げられるぜ!これはほかのやつにはできない芸当だ! ↑アイテムの破壊の遺伝子復活しないかな。 実質種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 ドレディア 70 140172 75 110 75 90 無振り極振り ※攻撃2段階上昇後 『スマブラ3DS』のフィールドスマッシュではポケモン出典のザコキャラの一体としてチュリネが登場。 サンムーンでアマージョというライバルが出現。あっちは「じょおうのいげん」という先制技を無効にする専用特性を持っている。 ドレディアたんにも「おひめさまのいげん」が欲しいところ。 先制無効は蝶の舞を覚えるドレディアにこそ相性いいと思うんだけどな。 悪役という概念からは程遠い容姿をしている彼女も最近になって悪役の手持ちポケモンに選ばれた。 ちなみにその悪役は他にも今までの悪役であればまず繰り出してこないであろうポケモンをいくつか所有している。 剣盾では相方は出るのにこっちは未参戦。どういうことだ… エルフーン「ですが笑えますねぇ、あなたはソードシールドに未参戦、 一方私はソードシールドに登場、随分と差がつきましたぁ。悔しいでしょうねぇwww」 ドレディア「てめぇ・・・!」 ↑虎猫「ナカーマ」 ↑↑ヨロイドリ「わかる」 ↑↑↑サソリ「わかりみが深い」 ↑↑↑↑蜂さん「SMの頃から相方との扱いの差が酷かった上にソードシールドでは元専用技のダブルニードルのデータすら無いらしいぞ」 ↑↑、↑ウツボカズラ「相方より先に新形態もらっといて出られないからって文句言うなよ」 ↑↑↑↑↑↑ヘルハウンド「コロシアムやXYでライボルトと対比にしたのは何だったんだよ…しかもイギリスがモチーフなのに…」 ↑↑↑↑↑海老「お前DLC内定したやん、相方も内定取ったのに…」 ↑コブラ「お前だって内定取れたじゃねーか。俺なんかコブラ違いにも先越されたんだぞ」 あと今更だけどドレディア内定おめでとう 剣盾では発売当初は登場せず、鎧の孤島でようやく解禁であったドレディアだが、SVには相方を蹴って無事に登場。 個人的に好きなポケモンだからうれしい…んだが、今作出る草ポケ多過ぎじゃない? この中では貴重な特殊アタッカーだが、大地の力が復活した太陽神や色々器用な芝刈り機、 天邪鬼リフストで特殊アタッカーだと言い張れなくもない虫にしか見えない植物の存在がツラい。頑張れドレディア。 ↑なお、その相方もDLCで登場が決定した模様。 落とし物は「チュリネの葉っぱ」。 くさわけ・かふんだんご・マジカルリーフのわざマシン作成に必要となる。 DLC 藍の円盤で新技「みわくのボイス」を覚えたようだ。 相変わらずテラバに頼らないと炎や鋼はキツいが明確な強化点が増えたのは嬉しいところ。 ちなみにあっちは覚えない。せめてチュリネの頃から使えたらなぁ…。 ドレディア ネタ型XY努力値稼ぎ型 ヤキモチ型 舞姫型 天然ボケ型 永遠に舞う型 ちゆリね型 どやディア型 チアリーダー型 イメージに合わない型 サブウェイ型 バトルツリー型 覚える技レベルアップ 技マシン(SV) タマゴ技 過去作限定技 遺伝 ネタ型 XY努力値稼ぎ型 性格: いじっぱり 特性: どちらでも 努力値: A252 HorS252 持ち物: おはなのおこうorかいがらのすず 確定技: はなふぶき/あまいかおり 選択技: おんがえし/なかまづくり/ねむりごな/その他各種草技など XYで新習得した花吹雪を活かす型。火力は足りないのでLv100にすることで補う。 A特化することで群れで出現するウツドン・威嚇3回込のアーボック、 さらに1.2倍以上の強化アイテムを持つことでアイアントまで花吹雪で確1にできる。 一方貝殻の鈴はフローゼルのアクジェやイシツブテの攻撃のダメージを回復できるメリットがあるので狩る相手によって選ぼう。 夢特性判別のための仲間作り、捕獲に便利な眠り粉も持てる。 他との差別化:かわいい ヤキモチ型 性格: いじっぱり 特性: マイペース 努力値: どれでも 持ち物: いかりまんじゅう 確定技: いばる/がまん/あまえる あえてツンデレの道を行っても悪くないかもしれません。 いばって相手の攻撃を耐えたあとがまんでやり返して、今度はあまえて攻撃を元に戻そう!あまえる前に相手が死んでも知りません。 ↑男主人公で観覧車のミニスカートにドレディア出してやきもち焼かせようとか思った馬鹿は俺だけでいい。 ↑↑ツンデレならなつき度MAXでのやつあたりもアリだとおもうんだけどどうかな? 舞姫型 性格: イメージに合うものをどうぞ(穏やかや控えめ、陽気など) 特性: 舞ペース推奨 努力値: 実践的にいくなら特攻・素早さorHP全振り 持ち物: お好きなものをどうぞ 確定技: 蝶の舞/花びらの舞/フラフラダンス 選択技: 目覚めるパワー・炎(踊りへの情熱的意味で)/剣の舞 上に舞姫型つくろうかしらという書き込みがあったので先手を打って先に作らせてもらった。 踊り系の技を自前で三つ習得できるのだが、この3つだけで割と実践的に戦えてしまうのだから凄い。 フラフラダンスを事前に踊り、蝶の舞から華麗に花びらの舞につなげて相手を魅了させましょう。 天敵の鋼鉄鳥は舞への熱い想い(目覚めるパワー・炎)をぶつけてしまいましょう。 ↑上で発案した者だが、ありがとう。言いだしっぺなんだから作ろうと思ったけど、最近あんまりこっちに来れてなかったんだよね。 ♀のみに長髪に舞技4つにめざパ炎と聞くとDQ4の某踊り子を思い出したのは流石に俺しかいるまい。 特性はマイペースじゃ無くて舞ペースだろ常識的に考えて 天然ボケ型 性格:おっとり のんき など 特性:マイペース 努力値:凡ミスをしやすい振り方 持ち物:ショルダーバッグ的なものorキーのみ 確定技:フラフラダンス 選択技:せいちょう なかまづくり ねむる なやみのタネ やつあたり 永遠に舞う型 性格:おくびょう 特性:マイペース 努力値:特攻素早さ252 持ち物:こだわりメガネ 確定技:はなびらのまい ちょうのまい 永遠に暴れる型を作った人です。反省はしていない。 ↑ドレディアは蝶舞→マイペース花弁がデフォだし、ステレオタイプと見せかけて永遠に蝶舞の方がネタな気がしたから追加してみた。 ↑↑フラフラダンスとつるぎのまいもいいんじゃないか? ちゆリね型 性格: 攻撃↓ならなんでも 特性: どちらでも 努力値:適当に調整 持ち物: 技構成による 確定技:ちょうのまい、ゆめくい、リーフストームorりんしょう、ねむるorねをはるorねむりごな ねをはるは遺伝技。ゆめくいができないだと?他ので眠らせろ。 ↑「ねむりごな」もいいよね?ということで勝手ながら追加。でもねむりごな入れたら構成的にネタじゃなくなるかも… 蝶の舞、夢食い、リーフストーム、眠り粉で普通にガチ構成が出来てしまう ただそんな型でも完全にネタである要素がある それはドレディアではなくチュリネでやらないと意味がないからだ もっともリトルカップではガチになるがな。進化しないと蝶の舞覚えないけど どやディア型 性格: わんぱく 特性: マイペース 努力値:適当 持ち物: なんでも 確定技:いばる 選択技:てだすけ、おさきにどうぞ、ちょうのまい他 いばるは必ずそれ以外の技を使ったあとに使いましょう。 「手助けしてあげたわ?感謝なさい?」 「どうぞどうぞ、ほらほらw」 「アン、ドゥ、トロワ♪ キリッ」 挑発覚えないのが残念。 チアリーダー型 性格:がんばりや等 特性:マイペース 努力値:お好きに 持ち物:きせきのタネ 確定技:はなびらのまい/ちょうのまい 選択技:なかまづくり/アロマセラピー/しびれごな/ねむりごな/りんしょう/メロメロ/つるぎのまい/フラフラダンス この子とこの子のリーダー。 特にはなびらのまいを使えるロゼリアに優る点は、特性のおかげでいくら舞っても混乱しないこと。 仲間が異常になったらアロマセラピーで回復、ロゼリアのためにも決めろなかまづくり。正直ダブル以上向け。 ワタッコ/ドレディア/ロゼリアで対面の相手を応援だ! イメージに合わない型 性格: 持ち物:くろい鉄球 くろいヘドロ きんのいれば くろおび もくたん プロテクター等イメージに合わないもの 技:はかいこうせん ギガインパクト どくどく やつあたり からげんき いばる キレイハナに対抗して作った戦力的にもネタ的にもキレイハナの劣化orz しかも進化系なら誰でも覚えられる技の数々 サブウェイ型 その1 性格:ずぶとい 特性:どっちでも 努力値:HP, 防御,特防170 持ち物:たべのこし 技:ねをはる/やどりぎのタネ/どくどく/まもる マルチトレインの相方が耐久重視で出すことのある型。完全に意味不明な核地雷。 ↑おそらく型が少ないから無理して耐久型にしてるんだよ。 ちなみにこれ以外のサブウェイ型はあと3種類あるが、そのすべてをまとめても攻撃技は花びらの舞、エナボ、ソラビのみ。 結局、草食乙である。 その2 性格 おくびょう 努力値 CS255 持ち物 キーのみ 技 はなびらのまい/ねむりごな/いやしのねがい/あまえる 2つが草技なのでこいつら(一部夢特性)で止まる。ただ手持ちにいないと少々面倒。 持ち物はアレ!?と思うが特性はランダムだからそういう事。 その3 性格 ずぶとい 努力値 HB255 持ち物 たべのこし 技 エナジーボール/ちょうのまい/やどりぎのタネ/まもる その1と同じく耐久型。こちらは積み技と攻撃技があるのでまだマシだと思うが…やはり草食で止まる。 その4 性格 ずぶとい 努力値 HBC170 持ち物 ラムのみ 技 ソーラービーム/フラフラダンス/やどりぎのタネ/あまえる ま~たまた耐久型。こちらも草食で止まります。晴れパではないが、フラダンで混乱させターンを稼いでその隙にソラビぶっぱってとこかな? バトルツリー型 その1 サブウェイその2と同じ。 その2 サブウェイその1と同じ。 その3 サブウェイその3と同じ。 その4 性格 ずぶとい 努力値 HBCS127 持ち物 クサZ 技 ソーラービーム/フラフラダンス/あまえる/やどりぎのタネ サブウェイその4と技は同じだが持ち物がクサZに変わり攻撃面は多少改善された。 しかし努力値がカオスすぎる。情報源が正しければ4箇所に分けている意味不明な振り方。 3箇所はある程度存在するが流石に4箇所に均等に振った型は他には存在しないだろう… 覚える技 レベルアップ SV 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 チュリネ ドレディア - * はなびらのまい 120 100 くさ 特殊 10 *進化時 - 1 はなふぶき 90 100 くさ 物理 15 - 1 ちょうのまい - - むし 変化 20 - 1 フラフラダンス - 100 ノーマル 変化 20 1 1 すいとる 20 100 くさ 特殊 25 1 1 せいちょう - - ノーマル 変化 20 3 1 てだすけ - - ノーマル 変化 20 6 1 しびれごな - 75 くさ 変化 30 9 1 メガドレイン 40 100 くさ 特殊 15 12 1 あまえる - 100 フェアリー 変化 20 15 5 マジカルリーフ 60 - くさ 特殊 20 18 1 ねむりごな - 75 くさ 変化 15 21 1 ギガドレイン 75 100 くさ 特殊 10 24 1 やどりぎのタネ - 90 くさ 変化 10 27 1 おさきにどうぞ - - ノーマル 変化 15 30 1 エナジーボール 90 100 くさ 特殊 10 33 1 こうごうせい - - くさ 変化 5 36 1 にほんばれ - - ほのお 変化 5 39 1 なかまづくり - - ノーマル 変化 15 42 1 リーフストーム 130 90 くさ 特殊 5 技マシン(SV) No. 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 技02 あまえる - 100 フェアリー 変化 20 Lv1 技07 まもる - - ノーマル 変化 10 技20 くさわけ 50 100 くさ 物理 20 技25 からげんき 70 100 ノーマル 物理 20 技33 マジカルリーフ 60 - くさ 特殊 20 Lv5 技47 こらえる - - ノーマル 変化 10 技49 にほんばれ - - ほのお 変化 5 Lv1 技56 タネマシンガン 25 100 くさ 物理 30 技70 ねごと - - ノーマル 変化 10 技71 タネばくだん 80 100 くさ 物理 15 技75 ひかりのかべ - - エスパー 変化 30 技81 くさむすび - 100 くさ 特殊 20 技85 ねむる - - エスパー 変化 5 技88 つるぎのまい - - ノーマル 変化 20 技103 みがわり - - ノーマル 変化 10 技111 ギガドレイン 75 100 くさ 特殊 10 Lv1 技119 エナジーボール 90 100 くさ 特殊 10 Lv1 技122 アンコール - 100 ノーマル 変化 5 技130 てだすけ - - ノーマル 変化 20 Lv1 技131 かふんだんご 90 100 むし 特殊 15 技137 グラスフィールド - - くさ 変化 10 技152 ギガインパクト 150 90 ノーマル 物理 5 技159 リーフストーム 130 90 くさ 特殊 5 Lv1 技163 はかいこうせん 150 90 ノーマル 特殊 5 技168 ソーラービーム 120 100 くさ 特殊 10 技171 テラバースト 80 100 ノーマル 特殊 10 技190 ソーラーブレード 125 100 くさ 物理 10 技193 ウェザーボール 50 100 ノーマル 特殊 10 技194 グラススライダー 55 100 くさ 物理 20 技203 じこあんじ - - ノーマル 変化 10 技206 はなふぶき 90 100 くさ 物理 15 Lv1 技227 みわくのボイス 80 100 フェアリー 特殊 10 タマゴ技 ※の付いた技はものまねハーブによる引継ぎのみ。 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 遺伝経路 あまいかおり - 100 ノーマル 変化 20 ミニーブ・タルップル・カミッチュ(レベル1)、トロピウス(レベル6)など いやしのねがい※ - - エスパー 変化 10 サーナイト・チリーン(レベル1)、ママンボウ(レベル29)、イエッサン(レベル30)など なやみのタネ - 100 くさ 変化 10 ヒマナッツ(レベル19)、ニャオハ(レベル25)、キノガッサ・スコヴィラン(レベル33) ねをはる - - くさ 変化 20 キマワリ(レベル4)、カリキリ(レベル10)、サボネア(レベル22)、タマゲタケ(レベル32)など 過去作限定技 ※その技を覚えられる一番最新の世代にのみ記載。赤字はSV未対応技。 世代 覚える技 第5世代 第6世代 いあいぎり、フラッシュ、ひみつのちから(マシン) 第7世代 どくどく、かげぶんしん、ゆめくい、いばる、ないしょばなし、おんがえし、やつあたり、めざめるパワー、しぜんのちから(マシン)がまん、くさぶえ、しぜんのめぐみ(タマゴ)いやしのすず、ほしがる、なりきり、とぎすます(教え技) 第8世代 アロマセラピー(レベル、剣盾)どくのこな、じこさいせい、このは(レベル、アルセウス(チュリネ時))いびき、メロメロ、しんぴのまもり、りんしょう(マシン、剣盾)リーフブレード(レコード、剣盾)つぶらなひとみ(教え技、アルセウス) 遺伝 タマゴグループ 植物 性別 ♀のみ 進化 チュリネ(たいようのいし)→ドレディア 分岐進化 ドレディア(ヒスイのすがた)
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/604.html
パチュリー7 6スレ目 747 彼女は今日もこの広い図書館で孤独に本を読み漁っている。 俺に気付くと、いつものように冷めた目でこちらを見つめてきた。 「あなたも物好きね、こんな本しか無い場所に長年通い続けるなんて」 「君がいるだけでどんな場所も楽園になるのさ」 「チープね……13点」 心持ち視線の温度が下がった気がする。どうも俺にエスプリのセンスは無いようだ。 今日もいつも通り、俺が一方的に話しかけて彼女が煩わしそうに返答するだけの一日が過ぎていった。 まあ結局こんなものか、と思って帰ろうと思い立ち上がると 「今日で49日目、お別れね。この80年、少し楽しかったわ」 唐突だった。俺のことを少しでも気にかけてくれているのが嬉しかった。 「ありがとう、大好きだよ、さようなら」 そう言って、未練を断ち切るように彼女に背を向け、ゆっくりと歩き始める。 「――――Я не могу жить、без тебя」(※1) 「え?」 思わず振り向いてしまう。 「なんでもないわ……さよなら」 それ以降、彼女は本に顔を落とし二度とこちらを向く事は無かった。 ヤーニマグー ジィーチ ビステビャー、か。 いろんな国の人を裁く閻魔様なら意味を知ってるかもしれないな。 そんなことを考えながら俺は図書館を後にした。 最後のはロシア語です。適当知識なので合ってるかは微妙。 何が言いたかったかというと 知識人の彼女は絶対こんな照れ隠しをするに決まってるんだよ!!! 補足 ※1 貴方無しにはいられない。的な意味 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 766 2月14日 僅かな期待に胸を膨らませつつ、図書館へ向かう。 といっても、幻想郷にバレンタインなんてあるのだろうか? 最大の疑問を残したまま、扉を開いた。 いつも通りの埃臭い図書館 いつも通りのかび臭い蔵書の山 いつも通りの・・・パチュリー・・・。 変わった事は何もない。 全てがいつも通りだ。 「おはよう」 「・・・おはよう」 彼女は本に夢中になっているらしく、顔も上げない。 俺はいつも通り自分の椅子に座る。 な、何の素振りもない。 だが冷静になってみると がっかりというよりは変に期待していた自分が馬鹿馬鹿しくなってきた。 「はあ・・・」 思わず溜息が出た。 「どうしたの?」 「いや・・・別に・・・ただ自分の愚かさに苦悩しているだけだ」 「何よそれ。 頭でも打ったの?」 物凄い呆れ顔だ。 まあ無理もないか。 俺も本のページを開いて読み始める。 一般公開されていないこの図書館では客がそう来る訳もなく 客が来ないという事は、散らかすのも俺とパチュリーと霧雨魔理沙ぐらいであり 要するに先日蔵書の整理を終えていた今日の図書館は、全くと言って良いほど仕事が無かった。 俺は自分の本を読みつつ、パチュリーが読み散らかした本を片付けるという作業を繰り返していた。 何回目かの片づけを終えた後、気晴らしに散歩でも行こうかな、と思って その旨をパチュリーに伝えると 「好きにすると良いわ、どうせ仕事ないし」 とのことだったので、俺は図書館を後にして屋敷の外に出た。 散歩といっても屋敷の敷地をぐるぐる回るだけで、なんとも退屈だ。 「どうせ戻っても仕事無いしな・・・少しぐらいなら良いか」 そう思った俺は門に向かって歩き始めた。 ちょっとぐらい時間潰しても大丈夫だろう。 「よう美鈴!! 調子はどうだ?」 「あれ? ○○さん、仕事はいいんですか?」 「いや、全然無いんだ。 退屈だから少し外の空気を吸いにね」 「そうなんですか。 こっちも今日は侵入者も無く平和です」 「お互いに魔理沙のやつには苦労するな~」 などと雑談していた訳だが、ふと疑問がよぎったので訊いてみた。 こういう時、彼女の人当たりの良い感じは助かる。 この館では貴重なタイプだ。 「なあ、変な事訊くけど幻想郷にはバレンタインって行事はあるのか?」 「どうしたんですか急に?」 「いや、別にどうしたって事は無いんだが・・・パチュリーの奴がくれる素振りも見せないんだよ。 一応俺たちは恋仲というか・・・だからそれでちょっと寂しいなあと」 妙に気恥ずかしい。 美鈴はそんな俺に微笑を浮かべて言った。 「それなら心配する事無いですよ。 パチュリー様、随分前から皆に相談してましたから」 「あいつが?」 「はい。 男の人に喜ばれるにはどういうのが良いかとか。 ほとんど参考にならなかったみたいで、結局自分で考えるようにしたみたいですけど」 「そうか・・・美鈴、ありがとな」 「どういたしまして」 笑顔で手を振る美鈴に背を向けて、俺は足早に図書館に戻った。 「ただいま」 「随分遅かったわね」 ジト目で一睨みされるが気にせず答える。 「ちょっと美鈴のやつと話してたんだ」 「そうなの」 「なんだ・・・妬いてくれないのか?」 「なんで妬かなくちゃいけないのよ?」 それっきり途絶える会話、静寂が2人を包む。 でも視線は逸らさない。 先に目を逸らしたのはパチュリーで、何度も何かを言おうとしては止める。 「何だ? 言いたい事があるならはっきり言えよ」 俺が努めて優しく言うと、彼女は恥ずかしそうな顔で机の下から綺麗にラッピングされた小さな箱を取り出し 「あの・・・これ・・・作ったんだけど・・・」 そう言って手渡してきた。 「よく出来ました」 意地の悪い笑みを浮かべて言う。 「えっ?」 彼女は怪訝そうな顔をしている、発言の意図が読み取れないのだろう。 「いやあ、いつくれるのかな~とか思ってずっと待ってたから」 「知ってたの!?」 「勘でそんな気がしてて、さっき美鈴に聞いて確信に変わった」 耳まで真っ赤にしてうなだれるパチュリー。 「開けて良いか?」 無言で頷く。 丁寧に包装された箱を開くと、中には一口サイズのチョコレートが数個入っていた。 1つ口に運ぶ、彼女にとっては緊張の一瞬。 俺はじっくりと味わった。 「美味い・・・」 「本当? 良かった。 正直なところあんまり自信はなかったんだけど」 彼女の笑顔も相まって更に美味しく感じる。 甘さは的確に俺の好みを捉えていた。 「パチュリー」 「何?」 「ありがとう」 「どういたしまして」 彼女の嬉しそうな笑顔が眩しい。 同時刻、紅魔館門前―― 「邪魔するぜ!!」 白黒の魔法使い、霧雨魔理沙が咆哮し 「やっぱり今日は平和じゃなかった~!!」 門番、紅美鈴は悲鳴を上げていた。 再び図書館―― 最後の一個を食べ終えた俺はパチュリーに訊ねていた。 「俺、こんなに幸せで良いのかな?」 彼女は優しい笑顔で答える 「良いんじゃない? 私も凄く幸せだから。 2人共幸せなら何も問題ないと思うけど」 「そうか・・・そうだな」 そしてゆっくり唇を重ねた。 「ん・・・はぁ・・・甘い」 彼女が吐息を漏らす。 そのまま抱き合っていると・・・ バン!!!! けたたましくドアが開いた。 「本借りに来たぜ・・・って、あれ?」 状況が理解できない魔理沙。 「へっ!?」 同じく状況が理解できないのと、恥ずかしさの余り今にも卒倒しそうなパチュリー。 「魔理沙・・・何でお前はこんなにタイミングが悪いんだ?・・・」 邪魔されてがっかり&呆れる俺。 ちなみに、その後魔理沙によって俺たちがイチャついていた事が言いふらされたのはいうまでもない・・・ 鴉天狗、何しに来た? ──────────────────────────────────────────────── 7スレ目 258 何だよパチュリーいきなりくっ付くなよ。 今PCやってんだから。 え? 何やってんのか見せろって? 別に良いけど。 何? 本当に浮気してないのかって・・・当たり前だろ!! そんな事するわけないじゃないか。 うわっ!! 勝手にマウスいじるなよ。 ってお前!! それ俺の秘密のフォルダ!? 止めて!! 待って!! 開かないで!! 頼む、後生だから!! 待っ―― はい・・・はい・・・俺もそうだと思います・・・。 こういう動画とか画像持ってるのも浮気だと思います・・・。 はい・・・すいません・・・嘘つきました・・・はい・・・すいません。 もうしません・・・それも全部削除して良いです。 あの、そろそろスペカと魔道書しまっていただけませんか? 違います!! 反省してます!! でも、あの、ここで火符とか使われると住むとこ無くなっちゃうんで・・・。 他の住人にも迷惑かけるし・・・色々弁償とかしなきゃいけなくなるんで・・・。 それにパチュリー様もこっちに特に知り合い、いるわけじゃないですよね? だから、それだけはお互い何の得にもならないと思うんです。 だからもう危ないのはしまってください。 ていうかしまって!! 何でも言う事聞くから!! パチュリー? それ金額見てカートにいれてる? いや、確かに欲しい本買ってあげるとは言ったけどさ。 ちょっ!? それ一冊で五千円超えてる!? 待って!! 何でわざわざ文庫化されてるやつ単行本で買うの!? これで最後か、良かった・・・。 あれ、何で俺のパスワード知ってるんだよ!! って、即行で注文確定!? 待てよ、総額いくらだよ!? おかしいな・・・メール見れない・・・注文内容確認できない・・・。 パスワードが違う? ねえパチュリー・・・変えたの? いつ変えたの? そこでダンマリは無いだろ? ねえ、俺どうなるの!? 借金するの!? ねえ!! 数週間後―― 一括配送されてきた本の山が、俺の部屋を埋め尽くしていた。 金額は思い出したくない、俺の私物は数多くパチュリーに売却された・・・。 「俺、こっちに帰ってきてこんな事言うのなんだけどさ、幻想郷に戻りたい・・・」 「私はこっちでの生活をそれなりに楽しんでるけど」 俺はこの一件で、この世界の機械文明が怖い。 「幻想郷じゃなくてもいいから何処か、動画と画像と通販の存在しない世界に行きたい」 彼女は何も答えずに読書に夢中になっている。 しかし、暫くしてゆっくりと口を開いた。 「今度浮気なんかしたら・・・その時は大英図書館買ってもらうから」 本で顔を隠しているせいで表情は分からないが、たぶん真っ赤になっているんだろう。 可愛いやつめ。 もう2度と浮気なんかしない!! しないが・・・。 それは、個人に購入できる物なのだろうか・・・ ──────────────────────────────────────────────── うpろだ197 身体が冷めていく。目を閉じると命の炎が燃え尽きるのが見える気がする。 やけにあっけない人生だった。普通に生きていたつもりが、いきなり普通じゃない場所に来てしまった。 そしてそこの何かに命を食われた。……思い返すとここに来てからロクな目に合ってない。 でもせめて、せめてもう少し生きたい。出来れば元の場所で。なるべく平凡に。 ……いや、高望みもほどほどにしよう。神様、こんな人生歩ませてくれてありがとう。そして死んじまえ。 「……はっ」 気が付くと、辺り一面が本の山だった。……訂正。自分が本に埋もれていた。 「気絶してた、か。……懐かしい夢だったな」 一度目の死。この世界に来て、その後に殺された時の記憶。 正確には死んではいないが。死にかけたところを助けてもらい、そして現在の生を歩んでいる。 本の一部が崩れて光が差し込んだ。そこから見えるのはメイドさん達。 「__ー、生きてるー?」 「あいにくと身体は頑丈なんでね、むしろこれくらいで死ぬほうがおかしいさ」 「今発掘してるからね。動いたら多分……砕けるよ?」 「それはどっちの意味だ?」 「聞かないほうがいいかも」 結局生命の危機に変わりはない、と。 時間はかかったがようやく掘り出され、起こせるようになった身体をパンパンとはたく。 「お疲れさまー」 「そっちもご苦労さん」 掘り出してくれた羽付きメイドさん達に礼を言い、本の山から降りる。 「またやったんですか、__さん」 埋もれていた本の山を見ていると、後ろから声がかかった。 「あ、すいません先輩。仕事増やしちゃって」 後ろにいたのは小悪魔先輩。背中と頭の羽がチャームポイント兼性感帯、らしい。 「そろそろその先輩って言うのはやめてもらえませんか?」 「いや、一応先輩ですし」 「どっちの意味でですか?」 「そりゃ両方に決まってます。ここの従業員として、そして使い魔として」 ……よく考えてみれば、先ほどの『死にかけた』は不適切だった気がする。何せもう九割九分九厘死んでいたから。 残った魂を少し書き換え、魔力を固めて元の体を模した物に入れておく。……言葉にすると単純だがとんでもない事を先輩の主がやってくれた。 そのおかげでこうやって命を永らえたのだ。まあ、多少は勝手が違う部分が出てくるが。 「……でも先輩って言われるとちょっとむずがゆくてそれでいて後輩萌えな感じで……」 ムッハー、と鼻から息を噴き出す先輩。先輩は名前のとおり悪魔の一種。メイドさん達から『この人絶対淫魔だよ』と囁かれていたり。 ……本人は否定してるけどその言動のせいで説得力がなかったりする。 「落ち着いてくださいよ先輩」 「え、あー……そうだ。パチュリー様からの伝言があったんだっけ。……コホン。『__。今日の業務が終わったら私の部屋に来なさい』だそうです」 伝言の内容だけ件の先輩の主……パチュリーさんの声で喋る先輩。 「了解いたしました。ならさっさと片付けないといけませんね」 「……__さんは別の所をお願いします」 「やっぱりですか」 頭を掻く。……これだけの惨事を起こしたなら仕方ないよな。先輩の命に従い、別の所へ向かう事にした。 仕事が終わり、先輩の伝言どおりにパチュリーさんの部屋へ向かった。 「パチュリーさん、__です。小悪魔先輩の言伝により、こちらに参りました」 『入りなさい』 「はい、失礼します」 扉を開けると、その向こうにも本の山。……ここにあるのは図書館には置けないようなとんでもなく危険な本らしい。 本当の意味での魔道書(グリモワール)の中で、彼女は生活している。……とことん本漬けなんだな、と思っていると。 「こっちに来なさい」 パチュリーさん本人はベッドの方にいた。今は上着を羽織っておらず、寝間着のような薄いワンピース一枚だ。 「……それで、どう言ったご用件でしょうか」 パチュリーさんに近づき、そう尋ねると。 「ええ、少し試したい事があってね。……脱ぎなさい」 ……普通の人ならここで「おい、ここは全年齢板だぞ!」とか突っ込みそうだが、俺の場合は違う。 「わかりました」 そう言って制服の上を脱ぐ。上半身をさらけ出し、パチュリーさんに見せた。 胸の辺り……元々心臓があった場所には円を描いた刺青のような模様がある。そこを彼女の指が撫でると。 「うっ……つぅ」 痛みと共に、模様のあった場所から模様の刻まれた球体が半分出てきた。……これが俺の魂の入れ物。言い換えれば核の部分だ。 六角形に並んだ点と三角の模様のうち、逆三角形に並んだ三角の模様全てに指が当てられる。 指をずらし、三角の模様を丸の模様に合わせると……丸と三角が重なり、一つの魔法陣になった。その瞬間、胸の模様が全身にまで広がる。 「っがぁぁっ……!ぐぅぅぅぅっ……!!」 同時に俺の全身に激痛が走り、思わず蹲ってしまう。これは俺が『作り変えられる』痛み。そうわかってる。だけど、この痛みだけは本当に勘弁してほしい。 しばらくして激痛が治まり、ようやく立つ事が出来た。……まだ少々痛みを引きずってはいるが。 「ご苦労様」 「……それで、どういう用件ですか?マスター」 彼女への呼び方が変わったのは俺が使い魔に変化した証。 「これ」 一冊の本を俺に見せた。……恋愛ものの小説。 「ここに書いてある『腕枕』っていうのがどんな物なのかを試してみたかったの」 「そのためだけに、俺を使い魔状態に?」 正直言ってこの使い魔状態……人から人外になった状態……には何度も変化したくない。 身体が作り変えられる際に起こる激痛が一番の原因だ。……例えとしては体中の血液が暴れまわり、血管が破裂しまくっているかのような痛みだ。 その記憶は人間に戻ったときも残っている。……だから嫌だった。 しかし目の前のパチュリーさんはジト目に涙をにじませ、こう言ってくれた。 「だって、__じゃなきゃ……」 前言撤回。彼女を泣かせるくらいならこんな激痛、耐えてみせる。 「……だからと言って、マスター。俺だって……」 「口答え『禁止』」 「うぐっ」 ……ちなみに。使い魔状態の俺はパチュリーさんの命令には絶対に従わなければならない。分類は『許可』と『禁止』の二つ。 口答え、というか自分自身の苦労を伝える事を禁止され、俺の口が止まる。 「それじゃ命令するわ。__。あなたに一晩の腕枕を『許可』する」 そう言ってベッドに潜りこむパチュリーさんに付き添い、彼女の頭を俺の腕の上に乗せる。 「それと。腕枕以外の一切の接触行為を『禁止』する」 ……それなんて生殺し?と言いたいが、禁止されてはどうしようもない。おとなしく従うしかなかった。 「所でマスター」 「何?」 「質問の許可、いただけますか?」 「……ええ、『許可』するわ。何かしら?」 「なんで俺だったんですか?先輩とかメイドさん達とかいるじゃないですか」 「……貞操の危機。こぁは絶対『パチュリー様ぁぁぁぁ!』とか叫びながらどこかの泥棒みたいに飛び込んでくるしメイド達もメイド達で寝たら何されるか」 「……すいません。聞いた俺が馬鹿でした……」 やりかねん。確かにやりかねん。特に先輩は。 「だから、あなた。あなたは使い魔の状態なら私に従ってくれる。それと……男の人の腕枕が試したかったから」 そう言ってパチュリーさんは……えっ? 「……マスター」 「何よ」 「自分から接触するのはいいんですか?」 ……パチュリーさんは、身体ごとこちらを向いて手を俺の胸の上に置き、脚を俺の脚に絡めた。 「さっき口答えは禁止って言ったじゃない」 「これは質問です。……答えを言ってください」 「……だって、いつもと変わらないから。むしろ枕が固くて頭が痛くなるわ」 「まあ、あくまでも恋人同士で愛を深めるためのものですから……寝心地を重視してるわけがないですよ」 「こ……っ!?」 恋人、その言葉を聞いてパチュリーさんの顔が赤くなる。 「やっぱり気付いてなかったんですね。……大体、腕枕をしてくれなんて誘われたら誰だって『おいおい、これってもしかして』とか思いますよ」 「……__は?」 「はい?」 「__はどう思ってるの?」 「俺は、マスターの命令でやってるだけですから……」 「そこじゃない」 パチュリーさんのジト目が細くなる。 「私に誘われてどう思ったか、って聞いてるの。あなたの本心以外の発言は『禁止』よ」 つまりはごまかし無しに俺自身の気持ちを言えって事か。……なんとも酷い人だ。 「……俺は嬉しかったですよ。でも正直言って辛くもありますが」 そうは思っても答えるしか無いが。 「どういう意味?」 「ここまで身体が近づいてるのに、俺だけ何も出来ないのは辛すぎます。……本気で発狂するかもしれません」 近づいている、というか密着している。それなのにこの主は『何もするな』と言う。これを生き地獄と言わずして何と言うか。 「……わかったわ、__。性的な意味を持たないのであれば接触を『許可』するわ」 「ありがとうございます……では、失礼します」 枕にしている腕の肘から先を起こし、パチュリーさんの頭を撫でる。……体勢的に辛いのは仕方が無い事だ。 もう枕にしていない方の手はパチュリーさんの背中を撫でていたから。寝間着のすべすべした感触が少し気持ちいい。 ……しかし、上半身をねじったままというのは辛い体勢だ。疲れを知らない使い魔状態だからこそできる技だが、正直二度とこんなポーズを取りたくない。 「……__?」 「はい、何でしょう」 「さっきの言葉、訂正するわ。ただ寝てただけじゃいつもと変わらない。でも、こうやって触れ合うとその途端に温かい気持ちになれる。愛を深め合うためというのも頷けるわ」 目を閉じて呟くパチュリーさんに、俺は微笑む。 「それは良かった。それでは、おやすみなさい」 「あ、ちょっと待って。あなたにお願いがあるの」 また目を開いたパチュリーさんが、俺にお願いを伝えた。……まあ、俺自身も予想はしてたが。 パチュリーさんが熟睡し、時間的には館の主が絶好調な頃。俺達のいる部屋に来客が。 「__さん……パチュリー様……起きてますかー……?」 小悪魔先輩だ。俺達のいるベッドに近づき、俺に向かって呟く。 「__さん、起きてるなら返事してください。……聞こえてるのはわかってるんですよ」 「……ばれてましたか」 小声で答える俺に、先輩はニヤリと笑った。 「……ふっふっふ。__さんさえ起きていればもうこちらのものです。……『__。あなたにかけられた禁止事項を全て解除するわ』」 ……やっぱり。パチュリーさんの声でそう言われ、俺は隣の本人にこう言った。 「……だ、そうですが?マスター」 「あら。そんな事言ったかしら」 むくりと起き上がるパチュリーさんと俺。 「ぱっ、ぱぱーぱぱぱぱーぱぱぱーぱぱぱ」 「ファンファーレの真似なら外でやってください」 「ちが、え、パチュリー様!?」 「あなたが扉を開けた時点で起こすように__に言ってあったのよ。……まったく、私の声色で__を誑かすなんて、ねぇ」 「あ、ちなみに。今の命令は有効にしますか?」 「……ええ、そうね」 両手をパキポキと鳴らしながら、パチュリーさんにもう一度聞く。 「それじゃあ、『先輩には逆らうな』って命令も消えますね」 「ええ、そうなるわ」 「え?あれ?そ、そこって普通『ならあなたを襲っても』とかって……」 「先輩、あなたは黙っててください」 先輩の意見を黙殺し、パチュリーさんに向き直る。 「それでは、マスター。今一度命令を」 「ええ。……目の前の大馬鹿こぁに対し、全力使用を『許可』するわ」 「了解しました。マイマスター」 もう一度先輩の方を向き、ニタリとねちっこい笑みを浮かべる。 「……というわけです。さあ、観念してください、いや。観念しやがれ」 「だ、だから私はただパチュリー様と__さんの仲を……」 慌てて言いつくろう先輩。……それが弁護の言葉になってるとでも? 「さあ、謳いなさい」 その言葉を鍵に、俺の口から唄が紡ぎ出る。 「……私は、ヘルメスの鳥」 「え、あの……」 「私は、自らの羽根を食いちぎり」 「ゆ、許してくださ……」 「……飼い、慣らされる」 俺の持てる力を全力開放し、先輩に射ち込んだ。 「地球の果てまで飛んで行け、この有害指定超弩級淫魔!」 「こぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 放出魔力ならマスタースパークにも劣らない威力を食らい、派手に天井を壊して吹っ飛んで行く先輩。 「……で、__」 「はい?」 「全力開放は許可したけど、私の部屋を壊す事は許可してないわ」 天井に見事に開いた大穴を見ながら言うパチュリーさんに、俺はこう返す。 「だったら、全ての禁止事項を解除した先輩に文句を言ってください」 「まったく、そういう言い訳は……いえ、止めとくわ」 パチュリーさんは言いかけた言葉を止め、俺に抱きついた。 「……あなたのせいで寒くなったじゃない。早く暖めて」 「はい、マスター」 華奢な身体を抱き返す。……理性よ、がんばれ。この体中で感じている柔らかい感触の誘惑に負けるな。 「__、あなたは私が好きかしら?ただし、本心以外の発言は……」 「そんな事されなくても好きだと言えます。ええ、あなたを愛しています」 パチュリーさんの頭を撫でて、そう答えた。 ……一応、先輩に感謝はするべきだろうか?しなくてもいいか。と、そう思った矢先。 俺とパチュリーさんが光に包まれる。……まだ日は昇らないはず。ならば…… 「……こぁね」 「ええ。烏に告げ口したんでしょう。……命令を、マイマスター」 「人の恋路を邪魔した烏と、それを呼びこんだこぁに天罰を『許可』する」 「認識しました。……寒くなりますが、我慢しててください」 す、とパチュリーさんから離れ、俺は自分の開けた穴から飛び立った。阿呆二人に天罰を下すために。 これは余談だが、実は俺が飛び立った直後に館の主がスピア・ザ・グングニルと言う名の馬の後ろ足を撃ち込んでいたらしく、脳天に赤い槍が刺さった二人を簡単に発見する事が出来た。 烏についてはメイド長に引き渡し、盛大に料理と掃除をしてもらっている。小悪魔先輩は……言わずもがな。 そして翌日の夜、俺はパチュリーさん共々館の皆に祝福された。……その時に少々臭みのある鶏肉が出たのは気にしないでおこう。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ200 彼女は、ぺたりと膝を床にぶつける様、座り込んだ。 両手を自らの体をかき抱くように回しながら。 ――唐突に。 「ゲホっ!?」 激しく咳き込む。 何かを吐き出すように。 内臓がひっくり返っているかのような、 悲鳴のような、咳だった。 発作だ――。 直感で悟った。 喘息の発作が起こった。 気持ちが高揚して、きっとそれが悪かったに違いない、発作が起こった。 止まらない、咳が止まらない。 息をつく暇さえなく、吐き出される息は、パチュリーの胸を締め上げていく。 もうすでに、咳の音はただの音だった。 「パチェ……」 レミリアが俺の横から一歩、足を踏み出した。 心配げに瞳を揺らして、パチュリーの方に歩き出す。 「来ないでっ!!」 それを、パチュリーの悲鳴が無理矢理にとめる。 普段の彼女からは想像もできない大きな声だった。 俺は初めから動けなかった足が、さらに硬くなるのを感じた。 唾液の絡んだ声で、パチュリーは言葉を続ける。 「…ごめんなさい……来ないで…。 優しくしないで……。 ごめんなさい……私、……勘違いしてました……」 搾り出すような声。 間違いなく、彼女の体に悪い。 心配でたまらない。 なのに、足が動かない。 馬鹿の様に俺は突っ立ったままだ。 「ごめんなさい……私が間違っていました…。 ……私が…○○に…………愛されるなんて………… 間違っていました…………っ…」 掠れた声で、パチュリーは謝り続ける。 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい――――。 声を上げる以外に動きの無かったパチュリーが初めて動きを見せた。 すっ、と。 顔を上げる。 その表情は貼り付けたような笑顔だった。 真っ青な、生きた心地のしない顔で、笑っていた。 「私が……いけませんでした…………。 畏れ多くも……紅魔館の主…レミリア・スカーレット様……」 レミリアが息を呑む。 レミィと言わずに、レミリア様と、言った。 遠回しな、それでも明らかな、拒絶。 「……ごめんなさい…………ごめんなさい…………。 どんな罰でも…………受けます……だから…………」 言葉をそこで切る。 ぼたぼたと、涙が床を濡らしてゆく。 涙で彼女の顔はぐしゃぐしゃになっていた。 それでも、笑顔を貼り付けたまま、パチュリーは言った。 「……○○だけは…………私に……下さい…」 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/todoyourself/pages/31.html
パチュリー・ノーレッジ 各キャラとの対戦に於いて