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961: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 30 59 大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」6 Main Staring: Pacific Union 夢幻会 Extra String: Nikaya,2th Special Squadron,Pasific Union Miyako shiiba(Captain:co-medical Staff) Special Squadron“Thunder Bolt”,Pacific Union Cornelius Qaqa Chiba Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Special Thanks:時風氏 Written by:弥次郎 ブリーフィング:「L1奪還に向けて」 「次の議題は…L1宙域の奪還作戦についてですが、どれほどだします?」 「ボアズとヤキンに備えて戦力は温存しておきたい。 せめて、宇宙艦隊の主力は消耗を抑えておくべきだが…」 「そうなると主力艦隊の留守番となる月面艦隊は派遣が難しいな…ムンゾや新因幡を空っぽにし過ぎるのもマズイ」 「程よい戦力…大規模戦というより、局地戦。あるいは短時間での決戦で決めますか」 「じわじわとL1の消耗を待ってもいいんだが、うかうかし過ぎるとこちらも消耗する。 要するにL1での活動能力と活動戦力を撃破すればいいんだからな、ある程度のところで一気に押し潰そう」 「なら、サンダーボルト師団と第二特務艦隊を送りましょう。 宇宙での活動歴の長い彼等ならば、L1宙域という立地においても活躍できるでしょうから」 「L1は丁度サンダーボルト宙域、ムーアのあった宙域そのものだからな」 「そこに乗り込む戦力を見ると皮肉としか言えないけどな!」 「ははは…」 「委細は任せるとしましょう。戦後までのタイムラインは概ね定まっていますので、程よく戦果を挙げて、大西洋連邦と東アジアにも花を持たせる感じで」 「勝ちすぎも良くないからな」 「あとの始末はゆっくりやればいいでしょう」 「ではその方向で各所に声がけしましょうか」 ブリーフィング:「大西洋連邦のMSと戦術」 「オーブ戦でも判明しましたが、大西洋連邦はかなりMS開発を進めていたようですね」 「ああ、ストライクダガーだけじゃなく、ロングダガー、ストライク、105ダガー、バスターダガーなどが見受けられた。 それに、スカイグラスパーも戦闘だけじゃなく、輸送や偵察に使っているのも不確かではあるが確認されている」 「NJによるエネルギー不足が早期に解決されたことの影響かな?」 「十中八九そうかと。原作でさえもストライクダガーの他にいくつものMSを開発していたのだからな」 「基本スペックに関しては原作の通りだろう。未だに核動力でもないわけであるし、まだまだ優位はある」 「でも油断は禁物では?絶対に安全というわけではないのですからね」 「同意。核動力についても、核融合炉ではなくても核分裂炉なら実現しているわけだし、レーザー核融合パルス推進方式があるからそっちの方面から完成するかもしれない」 「じゃあなんでNJでエネルギー不足になってんだとかいうツッコミはNGだな」 「それ以上はいけない(真顔」 「せやな」 「では戦術の方はどうなんです?」 「現代の歩兵の延長、といったところだな。 大型にしろ小型にしろMAがない以上、地上ではMSを主体にして、他の兵科でそれをサポートする方式と思われる」 「宇宙ではそれがどうなるか…大艦巨砲主義は一度はすたれているから、そこがどうなるやら」 「ウチ(大洋)だとMSに大砲持たせていますけどね」 「ともあれ、散兵戦術気味にあることが分かれば、こちらとしても対MS戦術の研究や対策の普及を進めねばなりませんね」 「今後は大西洋連邦も大型MAの方面へも開発を進めることになるだろうな…」 「正直、大西洋連邦も遅くはあるが確実に進歩を続けている。その事実を見直しておかねばならんな」 962: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 32 49 ブリーフィング:「戦後始末」 「東京裁判再び、とはやりたくはないところだが…生憎とプラントは崩壊寸前だし、文官や司法がなぁ…」 「自称国家でありますし、非常事態故にと念を入れた特例の裁判所の設置が必要になりますね。 これが前例となって侵略戦争の手段になるなどまっぴらごめんです」 「捜査と検証と裁判…あとは刑罰の基準も定めにゃならん。警察と裁判所と検察が全部一緒くたとかやばいな」 「ついでに国会…というかかつての国連のごとく行政や立法の能力まで一緒になっていますよ。 まったく、どうしてこんな厄い組織を一時的にとは言え作らなくてはならないのか…」 「幸いにして見張る目はたくさんあるぞ」 「見る目が多いからと言って、嘗ての国連の如く腐敗や混乱が起こらないとは限らん。多いからこそ死角も多い」 「それに、プラント側の弁護役をどうするかや裁判をどこでどう行うかの問題もある…弁護人無しは気分も良くないしな」 「そこはスカンジナビアに任せるしかあるまい。理事国で用意するにはあまりにも公平性に欠ける」 「ザフト兵の扱いとしては、テロリストか?」 「基本の扱いは労働者がストライキとテロ行為を行ったというレベルですね。 大西洋連邦や東アジアとの協議も必要でしょうが、プラントの再稼働などを行うには責任は上層部に、プラント最高評議会に背負ってもらうしかありません」 「現地でザフト兵が行っていた個別犯罪に関しては追及していけばきりがありませんしね。 補償などは現地の政府に何とかしてもらうしか…」 「無罪放免にはしないが、プラント最高評議会が凡その責任を取ってもらうことで一般人は減免する…まあ、無難だな。 その一般人がほとんどいないのは内緒だが」 「それだけじゃありません。自称中立の、黒に限りなく近い灰色のコペルニクスも問題があります」 「ああ、アイツらね…」 「証拠に関しては期待しない方がいいでしょう。証拠隠滅を行うだけの時間もありますし、自称とはいえ中立都市ですから過剰な介入にはお題目がいります。 ザフト側に残っている証拠だけでどこまでいけるかは不明ですし、当面は身動きが出来ないように封じ込めてやるのがベターかと」 「経済封鎖を行えば、色々とボロも出るでしょうからね。 これまで通り自由に振る舞うなど許さないというのは各国も一致していることでしょうし」 「そこは各国とすり合わせておかねばな」 「ええ」 ブリーフィング:「戦後の軍縮」 「何時までも軍事に投じるわけにもいきませんから、戦後は軍縮ですね」 「作った分は維持費用が掛かる…やはり備えあれば患いなしというが、備えは非常時だからこそ役立つからな」 「ええ。在庫整理で南アフリカや必要な場合はユーラシアへ供与して、質的な意味でも向上を図りましょう」 「コロニーレーザーも?」 「見せ札としておきましょう。戦後には解体を強いられるでしょうが、逆に言えばその分だけ他に余裕が得られますし」 「そうだな。MSやMAではその分だけ自由を得させてもらおう。幸い、戦術兵器だけでも十分であるしな」 「本当は戦略兵器なんかおちおち作っている暇はないんですけどねぇ…」 「俯瞰的に見て正しいが、主観的に見ると無ければ困るからな」 「戦後は冷戦のようににらみ合いをしつつ、外宇宙へ…ま、半世紀以上をかけてまいりましょうか」 「さりとて、何時までも平穏なわけがない。木星圏の監視は強くしておかねばならん」 「そうするとしよう」 963: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 33 41 ブリーフィングレコード:「ニカーヤの一室での通信記録」 「んふっ、お久しぶりだわぁ。そちらには報告書を送るばかりで申し訳ないわね」 「ニカーヤの状況?おおよそ報告書の通りよ。暫く忙しかったけど、補給とか色々と気を使ってくれて助かったわ」 「笹原君?ちょっと落ち込んでいた時期もあったけど、概ね元気ね。 やっぱり、レイチェルちゃんと引き合わせたのは正解だったみたいよ」 「NT同士は惹かれ合う、なんてのもあながち間違いじゃないのかもね」 「新人類なんて言い方はしたくないけど、やっぱり違うところがあるのね」 「ん?レイチェルちゃんに何か言われていないか?」 「うんうん、彼女、やっぱり私の波長が違うのを感じているみたいね」 「笹原君は波長としてはやはりNTらしいわ。主観年齢的にも笹原君は私より年下なのだし…」 「どうしてもねぇ…ごまかすのは心苦しいけど、迂闊に私たちのことを漏らしたくはないわね」 「あら、ごめんなさい。世間話だけじゃないわね」 「……ふんふん、L1宙域。あそこはザフトが占拠しているって聞いたわね」 「あそこを奪還する、と」 「ザフトの戦力は少数、だからこそ各国が宇宙に慣れるためにも攻略する…しかもわかりやすく決戦」 「あとで正式に沙汰が降りるのね?分かったわ」 「…船員たちの状態?そうねぇ。すこし危うい感じのクルーは降ろした方がいいと思うわ。 地球に降ろせとまでは言わないけど、新因幡での休養が必須ね」 「宇宙もだいぶ騒がしいって、笹原君もレイチェルちゃんも言っていたわ。たぶん、明確でなくても感じているのでしょうね」 「そうそう。人間が季節を感じるような、そんなささやかな感応波を受け取っているはずね」 「…影響は、大きくはないわよ。ただ、ついぽろっと漏らして他の人の不安を助長しているかもしれないわ」 「そういうこと。波長の合う合わないって、大きいみたいよ」 「じゃ、残りは報告書にまとめておくわね。新因幡には連絡員を置いて頂戴」 「それじゃあねぇー」 ブリーフィングレコード:「超重量級MS」 「だいぶ酷使したな、FAガンダムも…」 「ですね、チバ大尉…フレームが頑丈なガンダムでも、ここまでガタついています」 「今のところは何とかなっているが、イオ少尉曰く気を使っている操縦でこれだからな」 「次の作戦は何とかなるかもしれませんけど、このままだと追いつけなくなりますね」 「そこは何とかなるそうだぞ。バロウズ艦長曰く、イオ少尉には新しいMSが割り当てられるらしい」 「新型ですか?」 「ああ」 「でもFAガンダムを超えるような、イオの好みに合うMSなんてあるんです?」 「それが、あるんだとさ」 「あのバカみたいな火力と推力と装甲のお化け以上に?」 「だが、まだお化けだ。もっと上がいるのが相場だ」 「そう、ですか…?」 「分かりやすく言えば…うん、あれだ。『ぼくのかんがえたさいきょうの重MS』、だそうだ」 「?重MSってドーベンウルフや先行配備されているドライセンとか、ですか?」 「まあ、来ればわかるさ。メカニック班としてはふざけんなと叫びたくなるだろうけどな!ははは!」 964: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 34 27 以上、wiki転載はご自由に。 少しでも物語を進めておきたいので、こんな感じに 事後承諾と言いますか、ちょっとばかり時風氏の笹原君たちを登場させましたのであしからず… 972: 弥次郎 :2018/04/19(木) 21 17 26 文が途中で途切れてるので修正 963 ×「新人類なんて言い方はしたくないけど、 〇「新人類なんて言い方はしたくないけど、やっぱり違うところがあるのね」 修正お願いします
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521: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 26 16 大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」5 Main Staring: Federation Atlantic Forces,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer William・"Old”・Hunter (Captain Mobile Suit Comnder,23th Special Unit) Federation Atlantic Space Corps,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer Gerard・H・Eckert(Lieutenant 76th Mobile Armor Squadron“Thunder Bird”Comnder,23th Special Unit) Staring Mobile Suit Mobile Armor GAT-X105EX EX Strike L FXet-565 Cosmo Grasper ブリーフィングファイル:「第23特務隊へ」 「ドレイク級バンクーバーを母艦とする、第76MA隊『サンダーバード』の隊長を務めてるジェラード・H・エッカートだ。よろしく頼むぜ」 「第23特務隊のMS隊隊長を任されたウィリアム・ハンター大尉。こちらこそよろしく頼む」 「あんたの噂は色々と聞いているぜ、オールド・ハンター」 「オールド…仇名をよく知っているものだな」 「俺の元の所属は宇宙軍のアルザッヘル基地なんだが、地上戦線の情報は色々と届いているんだ。 アンタ、結構な腕前のMSパイロットだってな?」 「一介のパイロットを随分と買ってくれるもんだな」 「謙遜すんなって。俺達から見れば最前線で戦っていた奴ってのは尊敬に値するもんさ。 宇宙で持久していたが、攻勢に出るわけでもなくひたすらに準備を整えているだけ。 元はといえば、俺達が宇宙で負けちまったからこそあんたらが苦労したわけなんだしな…」 「いや、だがこうして宇宙で問題なく艦隊を動かせるのは貴官ら宇宙軍が持久してくれたおかげだ」 「違いないな」 「今回は非公式な場ではあるが、まあよろしく頼む」 「こっちもだ」 ブリーフィングファイル:「宇宙」 「で、どうだい宇宙は?」 「何とか慣れてはいる。訓練はきついが、 「そいつは良かったぜ。俺もアンタらの訓練内容に目を通したが、あれはスパルタでちっと心配になった」 「…それほどか?」 「ああ。軍人としての振る舞いは一通り叩き込まれているからある程度カリキュラムは飛ばせているんだが、地上とはいろいろ違うもんだからな。それはあんたも知っての通りさ。特に陸軍出身は大変だろう?」 「上下が無い、という感覚に一番戸惑っている。それに、狭い空間にずっといるのもつらいと」 「そりゃ当然さ。宇宙軍の新兵だってそうなんだからな。 だからこそ、低重力の月での訓練を挟んでいるんだろう。ずっと無重力は心理的にもきついだろうし」 「心理的に?」 「宇宙だと、重力による正のストレスが突然消えるんだ。 新しい負荷がかかることには耐えられることもあるが、負荷が突然消えるってのも体に悪い。 それが原因で体に不調をきたすってのが、宇宙に初めて出たっていう新兵がよく陥るもんでな」 「そんなものもあるのか…」 「逆に俺らは地上に降りると重力酔いをしちまうんだ。ま、職業病って奴さ」 「お互い苦労するものだな」 522: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 27 34 ブリーフィングファイル:「指揮系統について」 「ハンター大尉には、第23特務隊のMS隊隊長として、同時に全体の指揮にも噛んでもらうそうだ」 「MS運用についてだけじゃなく、機動兵器全体の指揮を任されるのか?」 「そうさな……全体の指揮官をやれってわけじゃねぇし、命令権があるわけじゃない。 あんたもまだ大尉だろう?部隊の指揮をやれって言われても無理だろうしな。 ただ、MS運用上では戦術レベルでの意見を述べる権利があるって話さ」 「…これまた曖昧だな、意見を述べる権利か」 「これも厄介な事情があるらしいぜ。なんでも、宇宙軍の将官の一人が余計な一言を言ってしまって、一時期MSの指揮系統に関して致命傷を入れかけたらしい。そこはなんとか解決したらしいが…一応、作戦内容などに関してはヒアリングやディスカッションをきっちりやることが義務付けられたんだ。 俺達もMSとの連携しての対MS戦闘には不安があるし、経験者からアドバイスがもらえるなら願ったりかなったりなんだがな…」 「統合軍といえば聞こえはいいが、内情としては完全に一致ともいかないわけだな?」 「だな。結局、どの軍もMSパイロットが惜しい。けど、戦果も挙げたい。 出来ればおいしいところは自分達がとりたい…表立っては対立していないし、暗闘なんざしている暇はない。 無意識に抵抗感を持ってしまう。だからこそ、少なくとも一般兵レベルでは連携をとれるようにしたいってことだろうな」 「なるほど…」 「一応、意見の調整役はいるしそういう仕組みもある。 よほどのことがなけりゃ、トラブルにはならんだろう…と思う」 「そこを含めての試金石になりそうだな、L1をめぐる戦いは」 「そういうことさ。宇宙軍でも他軍との合流を前にやばい奴らをある程度弾いているらしいんだが、どこで何が起こるかわかったもんじゃない。問題が見つかれば今後直して、問題が無ければそれでよし。 トラブルが起こるかもしれないから、こういうのはありがたいんだろうな」 ブリーフィングファイル:「第23特務隊の艦載機」 「新型の宇宙戦闘機としてコスモグラスパーが配備されていてな、俺達MA隊は全部そいつで構成されている。 スクィッドも要望は出したんだが、引っ張りだこでな…そういえば、あんた、実機に乗ったことがあるんだってな?」 「ああ。アルザッヘル基地の所属のスクィッドに乗らせてもらった。 強力な対艦攻撃機だったな…加速性能も良好であれは良いMAだった」 「羨ましいねぇ。俺らは未だにシミュレーター止まりだ。 で、あんたらのMSは?」 「XナンバーのEXストライクが2機とストライカーパック対応のロングダガーと・・・あとは105ダガーだな。 実機を見たことは?」 「あるぜ。宇宙軍でも少数だが検証していたしな。しかし、あんたらのMS、だいぶごちゃごちゃとくっつけてあるんだな…」 「ストライカーパックにコンボウェポンポッドにライトニングユニットとプロペラントタンクと…まあ、これもしょうがない。 素体だけでも十分なんだが、長時間戦闘になると推進剤・バッテリー・弾薬のどれかが切れれば死を意味するからな。 これが地上ならば友軍を気長に待てるんだがな」 「ガス交換ができ無くなれば窒息死が待っているから、装備はあるに越したことはないのか」 「実際、何度も注意を受けた。宇宙に空気はない。当たり前だが、案外忘れたりするらしい」 「ああ…俺達はしみついているが、宇宙新兵は特に多い。アンタも気を付けてくれ。 MAなら最悪慣性航行で帰投できるが、MSはそうもいかない…人型ってのは面倒なんだ」 「俺にレクチャーしてくれた教官が言っていたが、『ブレーキが出来てしまう』からこそ、慣性を失って殆ど身動きできずに静止状態になりやすいと。 大気圏内で例えるなら、航空機は最悪燃料無しでも着陸できるが、飛ぶ形状に適していない人間はそのまま落ちて行って死んでしまうようにな。 これが宇宙ならば…」 「止まったまま動けずに死を待つ、か…宇宙に放り出されて救助を待つ訓練もあるが、あれは正直気休めにしかならん。 なるほど、MSパイロットを守るためなわけか…MAにもほしいもんだぜ」 「少ないのか?」 「勿論、多少なりとも装備は更新されているさ。だが、今はMS開発の方が主体だからな。 MS用の銃火器をガンポッドにしたり、コスモグラスパーみたいにMS並の火力を持たせたりはしている。 だが、パイロットの単価は比べるまでもないから、MSの方に優先される傾向にある」 「そうか…すまんな」 「あんたがわるいわけじゃねぇさ」 523: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 28 29 ブリーフィングファイル:「東アジア共和国宇宙軍」 「東アジア共和国宇宙軍も、あんたらと同じく宇宙でのMS運用に力を注ぎ始めているってのは知っているか?」 「一応は…」 「生憎と宇宙軍だけでザフトを叩けるかっていうと微妙でね。 それに、戦後のことを考えて東アジアの連中も噛ませようって話だ」 「政治がらみか…」 「上には上の事情があるって奴さ。俺も顔を合わせたこともあるけど、まともな奴が選ばれたって感じだな。 腕は悪くないし、やる気もある連中だから、トラブルは起こってないらしい。 あちらさんの上層部も相当も鼻息が荒いって話だ」 「で、その腕前はどうなんだ?」 「あんたらの隊なら倍の数を相手にしても勝てるだろうな。 まあ、それでもMSがいるだけでも相当な効果が望めるし、腕自体が悪いわけじゃない。 戦力として動かせるレベルでMSになれている時点で十分すぎるからな」 「序盤戦での被害が大きかったらしいが…よく立て直したな?」 「相当に頑張ったんじゃないか?戦力についてはMSの供与が行われたって話だしな」 「ストライクダガーだったか…オーブ攻略戦でもいたと聞いているな」 ブリーフィングファイル:「宇宙軍」 「しかし、よくもまあ鹵獲して動かしているもんだな」 「プトレマイオス基地やアルザッヘル基地で改装されたと聞く。そちらでも?」 「ああ。研究の一環としてザフト艦艇の残骸を回収して、MSのテストに使っていた。 間に合わん時はMAの格納庫に無理やり押し込んでいたらしいぜ?」 「…大丈夫なのか?」 「露天駐機よりはまし、と評価された。 その危険を冒してくれたからこそ、MSの格納庫をどう作ればいいか分かったんだからな」 「まさに命がけだな」 「宇宙軍も暇だったわけじゃないからな。 MSの回収に成功してからは研究をかなり進めていた。だが……鹵獲品だけじゃどうしても勝負にならん」 「以前戦闘があったのか?」 「ああ。鹵獲されたMSとストライクダガーを主体に、な。だが、勝つには勝ったんだが、被害が大きすぎた。 総合的に見れば負けだな。犠牲が、あまりにも大きすぎた」 「それでも攻勢に出たということは…それだけ宇宙軍も焦っていたんだな」 「なさけねぇ話だぜ。一回痛い目に遭って、巻き返せると踏んでMSを揃えて挑んで、また負けた。 ま、ガス抜きにはなったし、戦訓は得られたから負けは負けでもマシな部類だ。 地上の軍とも連携しようって空気も生まれたしな」 「宇宙軍だけでは戦争は出来んだろう…いや、それを考える余裕をなくしただけか」 「まあ、トラブルが無いってわけじゃねぇだろうな。俺らはともかく、人がたくさんあつまりゃ諍いも起きる。 くれぐれも注意してくれよ?」 「勿論だ」 524: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 29 07 【解説】 宇宙に空気はない 当たり前ですよね?(煽り顔 航空機の燃料無しでの着陸 危険は伴うが、コンディションが整えばやろうと思えばできる。 翼があれば滑空は出来るので着陸に適した状態に持っていけないこともない。 本当に起こったケースは「ギムリー・グライダー」で検索。リアルやべぇ(小並 宇宙で静止状態 何かにぶつかるか何かしないと永遠にそのまま。 なお、都合の良い大きさで適度な速度を持つ物体に適切な角度でぶつからないと死ぬ(直球 重力酔い 重力が無いと思って行動してしまうし陸酔いと同じような病気があるかも? 宇宙に放り出されて救助を待つ訓練 回収されるまで宇宙空間で正気を保ちつつ、ある種のサバイバルを行う訓練。 コクピット内部というずっと狭い空間に閉じ込められるわけで閉所恐怖症になる可能性もあるし、宇宙の広さをずっと認識し続けることになるために開所恐怖症になるかもしれない。 でもやっとかないと死ぬ。 MSパイロット保護 大洋連合「MSや宇宙艦艇を動かす人員をどんどん育成して送り出すよ!頑丈な機体とOSで新兵でも安心安全!」 大西洋連邦他「でも、(コストが)お高いんでしょう?」 ザフト「」(死戦期呼吸) 宇宙のモンゴル帝国とその他の国ではパイロットの単価が違い過ぎます。だから大事にしなくては… 余計な一言 「そのMS、俺らのじゃね?」 「は?」×3 分かりやすく言えば、史実ドイツにおける空母グラーフ・ツェッペリンの艦載機の所属と指揮系統の問題を生んだ発言。 宇宙軍が役目的にはドイツ海軍ポジだけれども発言内容としてはドイツ空軍ポジ。 宇宙軍の攻勢 大西洋連邦宇宙軍は鹵獲したMSやストライクダガーを揃えて月面付近を通過していたザフトの輸送部隊を何度か襲撃した。 しかし、いずれも予想以上の抵抗にあい、おまけに引き際を見誤り敗北が多かった。 宇宙軍単独での攻勢に疑問符をつけるものとなり、地上戦線が落ち着くまで大人しくすることに。 525: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 29 58 【第23特務隊“スライト・エッジ”編成表(現段階・一部省略)】 ◎特務隊本隊 特務隊指揮官(大佐か准将、艦隊指揮官兼務) 参謀(MS隊総指揮官およびMA隊総指揮官など中佐・少佐クラス合計3,4名) 事務方 〇第23特務隊機動戦力 〇MS隊前線指揮官:ウィリアム・“オールド”・ハンター上級大尉(少佐相当権限、戦闘アドバイザーと機動兵器を兼務) 【麾下MS隊】 イングランド級グリーンランドMS隊:4機1個小隊+補用MS2機 ロンドン級グラスゴーMS隊:4機1個小隊 ロンドン級グロースターMS隊:4機1個小隊 〇MA隊前線指揮官:ジェラード・H・エッカート大尉(ハンターと特務隊指揮官からMA隊指揮を任される、という扱い) 【麾下MA隊】 ドレイク級フォスターMA隊 第77MA隊“サンダーバード”:MA4機1個小隊 ドレイク級バンクーバーMA隊 第76MA隊“レッドバード”:MA4機1個小隊+偵察用MA1機 〇メカニック班 〇医療班 〇宇宙陸戦隊 〇宇宙作業工作隊 〇第23特務隊直属輸送・兵站管理隊 【麾下戦力】 コーネリアス級補給艦×2 作業用MSおよびMA×4 〇MP 〇大西洋連邦宇宙軍MS教練隊 【麾下戦力】 ネルソン級パーカー 同艦艦載機:MS4機1個小隊 【登場人物紹介】 ジェラード・H・エッカー 年齢:32歳 人種:ナチュラル 性別:男性 所属:大西洋連邦宇宙軍 アルザッヘル基地MA隊 → 第23特務隊MA隊 階級:大尉 搭乗機:コスモグラスパー 概要: 大西洋連邦宇宙軍に属するMAパイロット。 第23特務隊編成に伴って転属となり、ハンターと共に戦うことになる。 序盤戦での被害をくぐり抜けているパイロットで、MS適性は低いのだが操縦技能は高いレベル。 フランクな性格で、少しだらしないところもあるが、それでも補って有り余る能力がある。 526: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 30 39 【メカニック紹介+α】 ストライクダガーA2型 形式番号:GAT-01A2 全長等:概ねストライクダガーに準じる 武装: 40mm口径近接防御機関砲「イーゲルシュテルンⅡ」 MX703Gビームライフル/M703kビームカービン M6XF-SB1 ビームライフルショーティー×1 ES-01ビームサーベル×2 ハンドグレネード×4 対ビームシールド 概要: 大西洋連邦が大々的に量産・配備した初のMSであるストライクダガーを、パナマ攻防戦以降に急遽改装を施したもの。 ストライクダガーは比較対象が同時期に存在していた他国のMS、ザク ハイザック ドムなどと比較すれば低い性能だが、ザフトのMSと比較するとゲイツやジン・ハイマニューバなどの派生型、ガンダム目、次世代の試作MSを除けば、殆どのMSを凌駕していた。 また純粋な数の観点から見ても多対一に持ち込むことで多少の性能差は埋められると判断されており、事実南米戦線においての キルレートは十分に大西洋連邦が有利であると示していた。その為、国力的に見ても順当に勝てる状態であり、楽観的だった軍部にはストライクダガーを大量生産し、残りのリソースで105ダガー、そしてバスターダガーなどを配備するだけでもよいという意見もあった。 あくまでもこれは一番の楽観論であり、実際には105ダガーをはじめとして、数多くのMSが開発・配備されていた。 しかし、パナマ攻防においてザフトのEMP攻撃を受けて機能停止という事態にはMSの配備を急がせた急進派も流石に焦った。 窮鼠猫を噛むということわざの如く、追いつめられつつあったザフトは起死回生の手段を模索し、そのいくつかが効果を発揮したのである。 これによって、MSに対して過度な慎重さ、あるいは忌避感を覚える派閥は鳴りを潜め、MS開発はもはや止まることもなく推進された。 そして、当然ながらもこのストライクダガーも性能向上と対策の実施が急務となった。軍部はメーカー側に対して急遽耐電磁性の強化を要求。 さらに量産化を急いだためにおざなりだった間接防御や電子戦兵装の強化をあわせて求めた。 パナマ攻防の直後の北米攻防戦には上記のようなEMPへの備えを優先して対策を打ったA1型の配備で何とか間に合わせたのだが、それでもなお、かなりの数のストライクダガーがA1型のままではザフトとの戦闘に投入するには不安を抱えた状態であった。 そこで、大西洋連邦のMS関連のメーカーは、オーブへザフト残党軍が集合する期間に、既存のストライクダガーに対するアップグレードプランを提示。 他のMSで投じられていた技術をスピンオフして、またデチューンにあたって削減していた改装を元に戻し、可能な限りの強化を行えると軍に対してアピールをした。 メーカーとしては量産を急がされ、さらに軍にも許可をもらったうえでのデチューンモデルとしてのストライクダガーであったので、ある意味では八つ当たりを喰らったというべき状態であった。だが、そんな状態を甘んじて受け入れるほどメーカーも大人しくはなかったのである。 基本構造や武器についてはストライクダガーがベースではあるが、前述のように間接防御や耐電磁性・電子的防御手段・各種反応・駆動系に施されていた多数のデチューンをほぼすべて解除して制式品へ交換。装甲についてもグレードを向上させることによって、全体としての性能向上に成功した。 さらに、他のMSで実証がなされたオプション兵装であるグレネードやビームライフルショーティーを追加し、ビームサーベルの配置を変更し、頭部の機銃も105ダガー系と同じものに交換するなど、言ってみれば105ダガー化を図ったのである。 これはあくまでもストライクダガーを105ダガーに準ずる性能に押し上げる程度であるので劇的な性能向上とは言えない。 戦後にムルタ・アズラエルが指摘したように、積み重ねが10年以上どころか半世紀にも及ぶ大洋連合と異なり、大西洋連邦には根本的なMSの進化をホイホイと行うことはできなかったのである。 このA2型は北米侵攻が終わるころから素のストライクダガーやA1型からの改装が始まり、オーブ攻略作戦において多数投入された。 その後は最終型となるA3型まで改良がすすめられたのだが、やはり設計の旧式化が進んでしまったためなのか、105ダガーやダガーL等の配備に伴って急速に二線級や訓練用、作業用へと転用されることとなる。 527: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 31 18 ストライクダガーA2型(東アジア共和国仕様) 全高など:基本的にストライクダガーA2型に準ずる 武装: 75mm対空自動迎撃バルカンシステム「イーゲルシュテルン」×2 MX703Gビームライフル/M703kビームカービン/鹵獲型76mm重突撃機銃 鹵獲型500mm無反動砲「キャットゥス」 ES-01ビームサーベル×2/柳葉刀 ハンドグレネード×4 対ビームシールド プロペラントタンク 概要: 東アジア共和国に対して大西洋連邦が供与し、独自の調整と改修が行われたストライクダガーA2型。 戦力的にかなり削られていた東アジア共和国であったが、大西洋連邦は戦後の利権なども鑑みた上で、量産された105ダガーなどへの機種転換によって数に余裕が出始めていたストライクダガーを供与することを決定した。 主な変更点はインターフェイス面とOS面で低難易度のものを採用して操縦難易度を下げたことで、促成パイロットでもある程度動かせるようになっている。機体の発揮できる出力も若干抑えられており、操縦のしやすさに重点が置かれていることが窺える。 武装もストライクダガーからの流用が多く、鹵獲されたザフト製の銃火器や実体剣である柳葉刀なども装備。 操縦技術の未熟さを補うためにシールドや追加装甲などで多少の被弾にも耐久出来るようにしているのも特徴。 オプション兵装などが限定されているのも、複雑な装備を十全に使いこなせるパイロットが少なく、また整備の面でも固定武装が多すぎると負担が大きくなりすぎるとの懸念があったとされる。 全体の配備数としては多くはなかったらしく、宇宙戦線に投入されたのは合計でも30機から60機ほどとされる。 それらにしても、性能面はともかくとしてもパイロットの錬度の問題から被撃墜が多く、さらにヤキンにおいてはジェネシスの第一射で帰投するべき母艦共々喪失した機体が多かったため、バッテリー切れなどせずに稼働状態で終戦を迎えた機体は多くなかったとされる。 戦後には、ストライクダガーの最終生産型であるA3型ベースの機体が配備され、グウ、カイエ、そして戦後に接収されたジンやゲイツなど共に自国産MSの配備までの穴を埋めた。 ネルソン級宇宙戦艦パーカー 全長など:ネルソン級に準ずる 概要: 第23特務隊“スライト・エッジ”に合流しているアルザッヘル基地所属のMS搭載型の戦艦。 原作に登場したMS搭載型のネルソン級そのもので、原作同様にMA搭載型よりも格納庫などが拡張されている。 地上上がりのMSパイロット達を訓練相手となる宇宙軍MSパイロット達の母艦として、第23特務隊に合流している。 ストライカーパックに対応した換装設備とカタパルトを搭載しているため、MS運用能力は結構高いのが特徴。 【武装設定】 〇M703k ビームカービン 開発:大西洋連邦 使用勢力:大西洋連邦 東アジア共和国 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型 概要: 大西洋連邦がMS向けのビーム射撃兵器として開発したビームを発射するカービン銃。 本来ならばこのビームカービンの誕生は種死の頃まで待たねばならないのだが、大西洋連邦が余力があったことで先行して開発・配備された。 同時期に開発された原作標準のビームライフルよりもよりコンパクトにまとめられているのが特徴で、クリップ部やストックなどの再設計と余裕のある形状を持たせることで扱いやすさを増している。 威力と射程に関しては若干劣っているのだが、バッテリーに対する負荷は小さくなっており、継戦能力では上回っている。 その為、長時間作戦や機動戦闘を得意とするパイロットなどに状況に応じて配備されている。 戦後はその概念のみを後継となるカービンへと引き継いでおり、一線級からの退役がすすめられた。 製造されたものに関しては若干のマイナーチェンジを経て、訓練用MSが扱う装備やPMCへの供与、また核動力MSではコストや施設の設置が難しいなど条件が合わない地域に配備された通常動力MSが使用を続けている。 528: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 31 57 〇57mmビームライフルMod.2 開発:大西洋連邦 使用勢力:大西洋連邦 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型 概要: ストライクに標準装備されていた57mmビームライフルを試験的に改良したモデル。 銃身とビーム収束技術の更新が行われているため、距離やアンチビーム爆雷などの影響で減衰しにくい。 唯一といっていいネックはやはりコスト。単価でもMod.1の1.3倍ほどのコストがかかり、ランニングコストもかさむ。 〇M3B76 ビームマシンガン 開発:大西洋連邦 使用勢力(プラント争乱時):大西洋連邦 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結/バッテリーパック複合方式 概要: MS向けに開発されたマシンガン。 元々はメビウスなどのMAに搭載する簡易なビーム兵器として開発されていたものであるが、そのコンパクトさからMSの武装としても使えるのではと流用されたものである。 一発当たりの威力はビームカービンよりさらに劣るのだが、弾幕の形成において最も真価を発揮できるようにしている。 また、備え付けのバッテリーを携行することで高い継戦能力を発揮できるため、とにかくばら撒くことで戦う練度の低い兵士向け。 ハンターはこれをシールドに備え付けることでサブウェポンとして利用し、射角があまり広くはない120mmガトリング砲と合わせて牽制や弾幕形成などに利用しているほか、メインウェポンの喪失時には取り外して使えるようにしている。 戦後には一部パイロットに対してオプション兵装として核動力出力に対応したモデルが配備され続けられているほか、PMCの持つMSに対しても、ライフルよりも低コストかつバッテリーに対して低負荷な武装として需要が残り続けている。 〇M6XF-SB1S アーマーシュナイダー付きビームライフルショーティー 開発:大西洋連邦 使用勢力:大西洋連邦 東アジア共和国 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型 概要: 既存のビームライフルショーティーにアンチビームコーティングを施したアーマーシュナイダーの刃を付けたもの。 技術的な問題からか、原作ストライクノワールの用いていたものよりサイズは肥大化している。 肥大化した理由としては技術的な問題から耐久性に優れているとは言えないビーム発生機構を補うためというのもあったが、その為なのか、外装及びフレームは頑丈で荒い取り回しでもトラブルが起こりにくい。。 イメージとしてはケルディムなどの用いていたGNピストル。高機動のMSで手練れのパイロットならばスウェンのようにこれで十分戦闘できるのだが、 一般兵に対してはセカンドウェポン的な意味合いが強く、メインウェポンのロストに備えてそこそこ普及。 529: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 32 31 以上、wiki転載ご自由に。 やっとかけた(赤疲労 大洋連合サイドも書きたいですね 色々と整理しつつ、宇宙編でのイントロ的な話を。 陣営を3つも書いて新キャラが増えまくるから辛い… 暫くは設定メインのお話となりそうです。 東アジア共和国もちょっとはL1に出てきます。 そうじゃなきゃ、まともに宇宙でMS動かすのも難しいですしね… ただ、文字通りの後方部隊。とりあえず仕事はあるから宇宙でも動かす練習しとけ、みたいなかんじで。 というか、さっきからドシンドシンと音が響いているんですが、なんなんですかね!? 騒いでいるっぽいんですが、めっちゃ腹が立ちますわ… 閑静な住宅地とは何だったのか…(白目 530: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 41 38 一応誤字報告 523 ×一介痛い目に 〇一回痛い目に 527 こちらは以下の文章に差し替えお願いします ネルソン級宇宙戦艦パーカー 全長など:ネルソン級に準ずる 概要: 第23特務隊“スライト・エッジ”に合流しているアルザッヘル基地所属のMS搭載型の戦艦。 原作に登場したMS搭載型のネルソン級そのもので、原作同様にMA搭載型よりも格納庫などが拡張されている。 地上上がりのMSパイロット達を訓練相手となる宇宙軍MSパイロット達の母艦として、第23特務隊に合流している。 ストライカーパックに対応した換装設備とカタパルトを搭載しているため、MS運用能力は結構高いのが特徴。 533: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 53 31 あっと、 530の文章はネルソン級パーカーに関する部分にだけ差し替えお願いします…orz
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ロングファイル名問題 変換作業は「青空文庫作成ファイル」を利用するのがわかりやすそう。ただ、例によってロングファイル名問題がつきまといそうな気がする。OS 上でファイル名が文字化けしていても、内部的には正式ファイル名を温存しているらしく、OS X で再表示させると問題ない。だから、うかつにファイル名を変更できない。ところが、OS 9 では、文字化け部分に「トーフ(豆腐)」が混入しているので、おそらく CD や DVD へのライティング時にエラー発生が推察される。 0213 への変換は、作業環境に OS 9 を想定。たとえば年一度 DVD 発行タイミングでの一括変換を続けるとしたら、毎回、この問題が発生。対処してもらうか、もしくは、自力でファイル名変更作業をおこなうか。自力でファイル名変更できたとしても、ファイル名に互換がなくなるわけで、利用者的にはなんだかなあというところ。それでもよしと割り切るか。 ロングファイル名問題 long (=wrong) file name problem (拡張子コミで)半角31文字までのファイル名制限。みそひともじ問題。 ほかに、半角記号類もシステムへの影響懸念があるのでひかえること。 さしあたりの結論: 誤入力の修正作業と同様、これも先々のことを考えすぎかもしれない。取り越し苦労。まずは、変換作業そのものに集中するだけでいいのかもしれない。完璧をめざさないこと。一回でおしまい、ではすまないだろう……そのぐらいの軽い気持ちでいいんじゃないだろうか。あたまの片隅にあるだけで上々。 答えを探すのは、もうやめた。間違いだらけでいい(YUI)。 2008.4.1 しだひろし/PoorBook G3'99 翻訳・朗読・転載は自由です。 名前 コメント
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風野緋璃 : よろしくお願いします 芝村 おはようございます。 つきやままつり@ヲチ おはようございます 九重 千景@になし藩国 おはようございます。 つきやままつり@ヲチ よろしくお願いします 芝村 さて。訓練は十分かな? つきやままつり@ヲチ 付け焼き刃でがんばってきました 九重 千景@になし藩国 うーん、ver3でやってたんで3.5は不慣れです(笑 つきやままつり@ヲチ (でも3回しかできなかったです 訓練セッション) 風野緋璃 (私は2回 九重 千景@になし藩国 私も3回です 芝村 まあ、3回やってりゃ十分だろ。 芝村 あ、そうだ。先週の俸禄、だれにつたえればいいんだい? つきやままつり@ヲチ あ、九重さんに 風野緋璃 先週の担当は九重さん? 九重 千景@になし藩国 とりまとめが私でしたので私にお願いします。 芝村 渡してみました つきやままつり@ヲチ (今日は観客がいなくてさびしい) 芝村 観客欲しいなら、リアルタイムでテンダイスにだしてやろうか? 風野緋璃 ぎゃー(笑 つきやままつり@ヲチ え、いえ(滝汗) 九重 千景@になし藩国 頂きました>俸禄 つきやままつり@ヲチ 作戦が全部終わるまで遠慮します 芝村 良くわからん女心だま。まあいい。 芝村 でははじめようか。前の三人組みは空も飛ばなかったので 芝村 今回は飛ぶの期待してます。 つきやままつり@ヲチ 「がんばりましょー」 九重 千景@になし藩国 いやいや、敵に落とされるぐらいまではいきますよ! つきやままつり@ヲチ 「降りてくるところまでいきましょうよw」 芝村 まず、飛行計画をどうぞ 風野緋璃 はい 風野緋璃 ・伏見藩国を出発、人狼領地に帰還する 伏見藩国地図:http //www.cronos.ne.jp/~tdsnihon/idress/gif/map.gif 人狼領地地図:http //userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/680/52/1/116927967815622507.jpg ・日曜の二チームと(ゲーム内では)同時期に別方面への偵察を行う。 日曜チームが敵主力と思われる方面へ、こちらは別方面へいく 敵反応高度への侵入のタイミングを合わせることで、敵の霍乱を狙い、また敵の対応能力や優先順位を探る ・越前藩国に協力要請。レーダーの協力を得ながら徐々に高度を上げていき、敵出現高度・出現位置に推測をつける ・敵が出現したら偵察ポッドで各種情報収集 ・データ取得後、ロケットブースターで急速離脱 風野緋璃 こんな感じで一応考えてます 九重 千景@になし藩国 操縦:九重機関:つきやま WSO:風野(敬称略)です。 風野緋璃 帝國秘書官なんで帝國側は自由に使えるかと考えましたが、問題なるようなら着陸地等は変更します 芝村 もちろん、帝國内を使う場合は何の問題もない。 芝村 ではセンターステーションに偵察ポッド(機体下面) 増加燃料は必要? 風野緋璃 燃料は標準だとどれくらいもつんですか? 九重 千景@になし藩国 兵装関係は風野さんに一任。 芝村 そりゃ、エンジンの回転数と燃料流量次第だよ。>風野 風野緋璃 では巡航速度で飛んだとして、どれくらいの距離飛べます? 芝村 巡航速度を守る限りは、長く飛べる。ざっと2.5時間だ。 風野緋璃 地球何周かできる感じですか 風野緋璃 戦闘速度では? 芝村 距離的には2000kmだわな。>航続距離 芝村 戦闘速度(ミリタリー)では燃料がざっと3倍かかる。リヒートONなら5倍だろう。 九重 千景@になし藩国 伏見からだとキノウツン辺りまででしょうか>2000km 芝村 空戦時間10分で.5時間使うと思えばいい。 芝村 沖縄いれないとおおよそ2000kmだ。 芝村 九州-北海道まで。 九重 千景@になし藩国 日本列島ってそんなもんでしたっけ。3000kmくらいあるとおもってました。 つきやままつり@ヲチ 意外に飛べないんですね 九重 千景@になし藩国 増加燃料タンクから先に使っていって、空になったら切り離すとかはできますか? 芝村 いや、2000km飛べるのは防空機(ポイントディフェンスファイター)としてはそう悪くはない。 芝村 出来る>九重 芝村 むしろ、そうする。 九重 千景@になし藩国 はい。>むしろそうする つきやままつり@ヲチ なるほど。 芝村 巡航速度は落ちるが、ロイター時間が大幅に伸びる。 風野緋璃 では増加燃料タンクつんでいきますフレア以外に妨害系の追加装備や、またレーダー系の追加装備あります? 芝村 戦闘になってもタンクは棄てたがいい。 風野緋璃 ロイター時間ってなんでしょう? つきやままつり@ヲチ 滞空時間? 芝村 滞空時間>風野 九重 千景@になし藩国 行きのおべんと、くらいに考えた方がいいのかな>増加燃料 芝村 ECMポッドがある>風野 芝村 レーダーはまあ、高いから外付けではないね。ミサイルなどは? 風野緋璃 標準で主砲のみがついてるんでしたっけ? 芝村 ええ>風野 いわばこの機はガンシップだ。 風野緋璃 ECMはポッド持ってかない限り使えませんか? 芝村 本体後ろ、左側にフェアリングがあって、そっちに内蔵されている>風野 芝村 自衛程度ならそれで十分 つきやままつり@ヲチ (あんまり重くするとまた飛ばないかも) 風野緋璃 ではフレアの方は内臓ありますか? 風野緋璃 内蔵 芝村 内臓? あるよ。5回分は装備している。 芝村 装備位置は機体後部、右側だ。ECMの反対だね。 風野緋璃 その他の追加装備はミサイルですよね? 風野緋璃 >今まで上がったの以外 芝村 ええ。 芝村 少しだけ、説明すると、JATO/RATOと、燃料タンクが何タイプかある 九重 千景@になし藩国 多目的電子戦ポッド/偵察ポッド もありますよね。 つきやままつり@ヲチ RATOは初出ですね つきやままつり@ヲチ ロケットか 風野緋璃 JATOがロケットとして、RATOってなんでしょう? 芝村 それは最初から装備している。今回の任務>偵察ポット 芝村 電子戦ポッド=ECMポッドだ 九重 千景@になし藩国 了解です。>最初から装備 芝村 RATOも同じだよ>風野 ただ、使い方や言い回しが違うだけ 風野緋璃 なるほど 風野緋璃 前回は離陸のためにつかってましたけど 風野緋璃 空中で速度稼ぐのとかにも使えるんですか? 芝村 装備場所によるね>風野 芝村 えーと。機体の中心軸に近い場所に装備されているのが普通なんだよ>JATO/RATO 芝村 翼の下にそうびすることは、まあ、ない。 風野緋璃 ああ、重いから慣性モーメントとかに影響するんですか? 芝村 うん>風野 あと、機械的故障だ。 2個のRATOのうち、右側だけ悪いとかになると・・・ 芝村 まあ、殉死するね。まず 風野緋璃 ……考えたくないですね 芝村 ところがだ。 つきやままつり@ヲチ フェイクトモエみたいな機体だと鉄人28号みたいに中心軸に近いのがいいんでしょうか 芝村 今回、JATOは 中心軸に近い本体には装備できない。 芝村 理由は簡単で偵察ポッドが大きすぎて干渉する。装備できるのは翼の先だ。 風野緋璃 ……そういうことは昨日のチームにも伝えて下さい(笑 風野緋璃 あ、一昨日だ 九重 千景@になし藩国 偵察ポッドを動かしても、今度はそっち側に機体が傾くわけですよね。 芝村 伝えているよ。翼の先に固定でつけている。 芝村 そうだね>九重 風野緋璃 ミサイルを持っていく場合も、邪魔になったら切り離しできます? 芝村 出来る。>風野 芝村 燃料タンクは3種類から選べる。 風野緋璃 それぞれ大きさが違う、とかでしょうか? 芝村 ええ。簡単に説明する。 芝村 1.750リットル入り小型タンク(装備位置、自由) 芝村 2.1500リットル入り中型タンク(装備位置、翼下内側、および機体下面) 芝村 3.3000リットル入りフェリーパック(装備位置、翼下内側専用 切り離しは通常不可) 風野緋璃 増加じゃない燃料タンクは 芝村 戦闘任務では2を使い、フェリーでは3を使う。 風野緋璃 何リットルなんでしょう? 芝村 本体側には2000リットルだ。 芝村 実際は1900くらいだね。 芝村 OK? 芝村 では5分で装備を決めてください 風野緋璃 はい、では2持ってきます 風野緋璃 (装備位置、翼下内側、および機体下面)ってなってますが 芝村 2個? 風野緋璃 1つもってくのに両方に分けて設置ですけど 風野緋璃 じゃなーい 風野緋璃 1つもってくのに両方に分けて設置か 風野緋璃 どれともどちらか選んで設置か 風野緋璃 どっちでしょう? 芝村 どちらか選んで装備する。普通は2個セット装備だ。アンバランスになるからね つきやままつり@ヲチ 2番5番に燃料タンク、でしたね 前回も 風野緋璃 機体下面には既に偵察ポットあった気がしますが 風野緋璃 干渉したりはしないです? 芝村 する。だから下面には装備できない>風野 風野緋璃 ああ、自動的に翼下内側に、となるわけですね 風野緋璃 では中型を2個持ってきます 風野緋璃 ミサイル持ってく空きはあります? 芝村 はい。2番5番に装備した。 芝村 1番6番に装備できるが、その場合は小型の熱源追尾ミサイルだけだ。 風野緋璃 ではミサイルはなしで 風野緋璃 燃料のみつんでいきます 芝村 OK 芝村 JATOもなしと 風野緋璃 燃料とJATOを近くにつみたくはないです……(笑 芝村 ではゲームを始めよう。まあ、この時点で勝敗は4割決まってる。 つきやままつり@ヲチ:(ひゃー) ところでこのタイミングでなんですが 芝村 はい つきやままつり@ヲチ:秘書官団のための中継者を 芝村 今は飛行前のブリーフィングだ。 つきやままつり@ヲチ:呼んでもよろしいでしょうか 芝村 ええ>つきやまさん つきやままつり@ヲチ :ありがとうございます では言さんをお呼びします 言 成@よんた藩国 が会話に参加しました。
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777: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 10 16 大陸SEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」 Main Staring: Federation Atlantic Force,O.M.N.I.Enforcer William・“Old”・Hunter (Captain) Christiana・Maia(Captain) Original Mobile Suit Gundam SEED Arranged by ナイ神父Mk-2氏 Written by 弥次郎 ブリーフィング:「宇宙に上がる前に」 「ハンター大尉、こちらにおられましたか」 「マイア大尉か。元気そうで何よりだ」 「ええ、アウグスト大佐のお守りを四六時中したいのは山々なのですが、大佐の方が拒否なさるので、使いに出されました」 「お守り……」 「大佐はまだまだ子供なところがあります。 子供っぽいぞ、と指摘されたことは何度もありますが、その特徴を教えていただいて大佐の行動を反芻いたしますと、より子供なのは大佐なのではと疑うところがございます。是非ともその証明をしたいので、つきましてはご協力を頂きたいですが」 「……いや、やめておく」 「そうなのですか…これまで大佐のことを知る人間に誘いをかけているのですが、すげなく断られてばかりです……」 (大佐が恐ろしいからな、くわばわくわばら…) 「では本題です。ハンター大尉に、宇宙に上がるまでに理解していただきたい情報が多数ありますが、追加でお持ちしました。 アウグスト大佐からもご指示がありましたので、私が大佐の元に戻れるようになるまでの間、お付き合いいただけますでしょうか?」 「ああ、よろしく頼む」 778: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 11 21 ブリーフィング:「アイルランド級について」 「大尉達に配属していただく予定の宇宙艦艇は、アイルランド級巡洋戦艦です。 この巡洋戦艦は、はっきり言いまして、ザフト保有のMS搭載戦艦であるナスカ級の鹵獲型となります」 「ナスカ級…ザフトの艦艇か?」 「はい。正確には、そのナスカ級の船体に我が軍の艦艇の装備と内装を盛り込んだ、改装艦艇となります」 「よくもまあ手に入れたもんだな」 「宇宙で負けてばかり、というわけでもありません。 状態が良い状態のものを回収して入手しているとか。 また、ザフトの艦艇はその手の連中にある程度放出されているようです」 「は…?」 「旧式になったマルセイユ三世級をわが軍は民間へ放出していますが、それと同じものです。 ザフトの場合は、傭兵やジャンク屋に対して現物を報酬としているか、あるいは戦場跡のものをジャンク屋が回収しているようです」 「それをずっと使っている、そしてそれを我が軍は得る、と…」 「ザフトへの積極的な協力が行われている時点で、擁護の使用がありません。ギガフロートの件もそうだったように。 こちらならばザフトをまともに相手取るよりも楽ですので、入手はたやすいのです」 「なるほどな」 「MSに対応した宇宙艦艇のアークエンジェル級については増産などが行われる予定ではありますが、その優れた艦の戦闘力、搭載能力、速力などと引き換えに建造コストや建造行程に影響が出ております。 よって、その就役を待ってから攻勢に出るというのは、あまりにも遅くなります」 「で、最低でも建造とその訓練が済むまでの間は、繋ぎの艦艇で我慢してくれと?」 「他の艦艇の改装についても進められてはいますが、ストライカーパックをはじめとした各種武装を盛り込むには艦の容積や格納庫のサイズに限界があります。よって、既にMSの運用がなされた艦艇で慣れていただくのがベストかと」 「……しょうがない。友軍誤射は勘弁してくれよ」 「それに関しては可能な限りの対策を行っておりますので、おそらくは問題ないかと思われます」 「思われます、と言われても、戦場なら誤認や見間違えは多数あるだろう?そこはどうするんだ」 「おっしゃる通りです。これに関しては、宇宙軍の努力に期待です」 「……ハァ」 779: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 12 32 ブリーフィング:「宇宙での戦闘について」 「ハンター大尉は、宇宙での戦闘経験がございませんでしたね?」 「ああ。戦闘どころか、宇宙に出た経験も少ないぞ」 「となりますと、やはり宇宙に慣れることから始めていただかねばなりませんね……。 申し訳ありませんが、小官も宇宙における戦闘についてはよく知りませんので、これについてはアルザッヘル基地の宇宙軍の方から現地で説明を頂くことになります。 また、地上でもシミュレーションを経験していただくことになります。その他の訓練と座学の予定は、このようになっておりますので」 「おい、何だこのびっちりと詰まった予定表は…? 座学だけでも無茶苦茶あるじゃないか」 「宇宙での生活の時点でも、かなり学んでいただくことが多いのです。 操縦だけが出来ればよい、というわけではないのです。ことさらに宇宙では。 大尉も、航空機パイロットになるまでにかなり勉強をなされたと思いますが、それと同じことなのです」 「ぬぅ……」 「また、メビウスの他、コスモグラスパー、新型MAであるGAT-X304 スクィッドを用いた訓練で以て、慣れていただくことになっております」 「MSに慣れてついでに新型のMAにも慣れろと?MSに加えて三機種になれるのは楽じゃないぞ…?」 「アウグスト大佐の計らいです。立体空間での戦闘を理解するには、大尉が慣れている戦闘機での動きを通じて学ぶ方が良いと。 MAとMSの連携を研究する、という面もあります。操縦系統に関しては基本は変わっておりません。 慣れていただくのは、その操縦感覚の違いだけかと。こちらはもともと転向訓練を短くする都合もありましたので」 「だがなぁ……まあ、文句を言ってもしょうがないか。 MSパイロットもやってMAの試験もやる……楽じゃないな、まったく」 「航空機パイロットだった大尉はまだ楽な方かと思われます。 戦車兵に立体空間を教えるためにも、なかなかに酷な訓練が課されますので」 「……お手柔らかにやってくれ」 「私が担当ではございませんので」 780: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 13 25 ブリーフィング:「新型MAスクィッド」 「しかし、その、スクィッド…?というのは何だ?」 「GAT-X304 スクィッド。全長28.86m、重量98.6t。 形式番号からお分かりかと思いますが、こちらはXナンバーのMS『イージス』を元手にしたMAです」 「MA?MSからMAを作ったのか?」 「はい。可変MSとしてイージスは開発されましたが、その可変機構については問題点が多数ありました。 X300系列のフレーム構造は画期的で今日ではレイダーもその系譜に属しており、イージスからの反省を生かして改良されております。 一方で、無理に可変機構を持たせる必要もないのでは?という、ある種逆転の発想を行うことで、イージスの頭数を増やせないかと検討されました」 「確かにな…」 「イージスはMA形態による高速巡航の実現と強力な対艦攻撃を両立させるという挑戦的なコンセプトで設計されましたが、指揮官機としての能力も持たせているため、被撃墜時のリスクを考えると些かちぐはぐな設計思想でもあります。 MA化によって指揮官MSとしての能力は失いましたが、高速機動可能な対艦攻撃機としてはむしろ高い適性を得ました」 「数を揃えて対艦攻撃、か。元の可変MSの場合、MSとMAの両方になれていなければ乗りこなせんだろうし、理にかなっているな」 「運用上では、MSをMSで以て拘束し、速度に優れたMAによって敵防空網とインターセプトを突破して対艦攻撃を行う。 また、展開速度を活かしての奇襲なども検討されています」 「性能はどうなんだ?」 「アルザッヘル基地からのレポートでは、速力、火力の両面でオリジナルを凌駕し、MA兵の完熟もMSよりは楽、とされております。また、整備箇所が少ないことからも、運用上のハードルは減ったとも。 MS形態を排除した分、生産もだいぶ楽になったようですしね」 「察するに欠点はその特化させた性能そのものか?」 「御明察です。確かに火力と機動力では大いに評価を受けましたが、如何せん高すぎる推力と大きな機体はコントロールが難しく、対艦戦闘以外では流用が効きにくいのではと」 「だろうな」 「防御面ではPS装甲を採用しており、またアンチビームコーティングのシールドを側面に設けることで補うこともできるため、一概に既存MAに劣っている、というわけではありません。現状、可変MSが普及させられない以上、これが最善策と結論されております」 「一長一短があり、か」 「結局は運用次第となります。大尉には、その経験を生かして判断をしていただきたいとのことです」 「宇宙にいる連中でもできるだろうに」 「MSの経験という意味で地上戦線のパイロットは勝っております。 ですが、宇宙の方々がそう考えるとは限りません。十分お気を付けくださいませ」 「ああ、無理のない範囲でな」 781: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 14 16 ブリーフィング:「クリスティアーナ・マイア」 「コーディネーターだったんだな、マイア大尉は」 「ええ。凡そのところはアウグスト大佐がおっしゃられた通りです。 コーディネートされたことに悲観を覚えるコーディネーターがおり、あるいは、コーディネート内容が反映されずに捨て子となるコーディネーターもおりました。私の場合は、後者となりますね」 「よくもまあ無事だったものだな」 「ええ、まったくです。当局に保護されましたが、あのままではお人形さんだったのではと嫌な将来を教えられました」 「お人形さん?」 「生きた着せ替え人形です。もっと言えば、役目(ロール)に従うように調教を受けさせ、金持ちに提供していたのです。 見た目は優れておりますし、能力が優れておりますので喜ばせる技術を覚えるのも早いですので」 「……そんなことがあるとはな。信じがたいが、事実なんだろう。 随分と好き勝手やったものだな、コーディネートというのは…いや、それを食い物にした連中が、か」 「ええ。遺伝学上の父親と母親は、比喩表現しますと、熱心に社会奉仕に励んでおりますのですが、その二人に言わせると、どうやら私の目の色が気に食わなかったそうです。あとは…髪の色が気に入らない、とかなんとか。 よくわかりません。赤毛に何の問題があるのかなど、私の関知するところではございませんので」 「育てられた時に、気にならなかったのか?」 「申し訳ありません。その頃の記憶に関しては随分と曖昧なものとなっております。 なにしろ、主体として振る舞うということを、あまり教えていただいておりませんでしたので」 「…そうか」 「客観的な資料などに依れば、私は3歳から5歳の間に売却されたそうです。 その後は名前を変えられて5年ほど養育所で調教と調整を受けながらも育てられ、その後出荷されかけました。 一般教育を受けて社会復帰をするまでにさらに時間がかかりましたが、二十歳を過ぎてようやく自立しました」 「平坦な道ではなかっただろうな」 「ええ、とても複雑でした。心理面での刷り込みを抜け出すのにかなり時間を必要として、大変苦労を。 安い三文小説のように、モノだった人間が人間に戻るのは楽ではないのです。 幸い、軍というのは特殊な刷り込みがなされた人間もある程度平常なものとして受け入れる土壌がありました。 紹介していただいたアウグスト大佐には感謝しております」 「大尉の大佐への敬意は、それに由来するのか」 「はい。大佐は、これまでの私を、モノだった私を殺してくださいました。 今から十年ほど前のことになります。ですが、死んだはずの人間がたまにやって来るので、私はその度毎に殺しているのです。 なかなか執念深いです。我ながらあっぱれといったところでしょうか」 「褒めているのか貶しているのか、よくわからんな」 「なかなかにしぶといのです。初めて大佐が殺した時は大佐ご愛用の拳銃で眉間を打ち抜いたそうです。 その後は、私が首を圧し折ったり、ライフルで蜂の巣にしたり、あるいは高い場所から突き落としているのですが」 「貴官の熱意に感服だ……」 「おほめ頂き恐縮です」 783: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 16 03 以上、wiki転載はご自由に。 少し書ききれていなかったところをまとめて書きました。 ひょっとすると追加になるかもしれませんねー
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323: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 15 12 大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」8 Main Staring: Special Squadron“Thunder Bolt”,Pascific Union Space Force,Pacific Union,O.M.N.I.Enforcer Io・Fleming (Ensign) Cornelius・Qaqa (Chief Petty Officer:Maintenance Technician) Claudia・Peer(Commander) Lagrange Point 1 Atack Fleet,Pascific Union Space Force,Pacific Union,O.M.N.I.Enforcer Dozle・Zabi(Vice admiral) Richard・Kamiyama(Commodore) 23th Special Unit,Federation Atlantic Space Corps,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer Richard・V・Nortwest(Rear Admiral) William・"Old”・Hunter (Captain) Lagrange 1 Defense Forces,Z.A.F.T.,PLANT Max・Pellini Selena・Trivia Elizabeth・Walti Extra Staring: Nikaya,2th Special Squadron,Pasific Union,O.M.N.I.Enforcer Akito・Sasahara(Ensign) Mizuki・Sakagawa(Ensign) Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Special Thanks:時風氏 Written by:弥次郎 ブリーフィングレコード:「ニカーヤ格納庫にて」 「……」 「?明人、大丈夫か?」 「…ああ、水希か。すまない、ちょっとな…」 「帰投して報告が終わってから、君はずっとその調子だ。大丈夫なのか? 疲労があるなら眠った方がいいぞ」 「いや、別に疲労はそこまでひどくない。休めばなんとかなる」 「そうか…レイチェルも少し変な様子だったから気になっていたんだが、まさか君まで同じようになっているとは」 「レイチェルも?」 「ああ。なんだか、妙に周囲を気にして、神経質になっていたぞ」 (…周囲を気にしていた?ってことは、俺の間違いじゃなければ、見られていた?) 「どうしたんだ?急に立ち上がって」 「少し、レイチェルと話をしてくる。気になることがあるんだ」 「? わかった」 (敵意の無い、まるで機械のような『視線』と『気配』…ザフトじゃないとすれば…!) 「どうしたんだろう、明人……」 324: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 16 08 ブリーフィング:「宙域中枢へ」 「ウルド1の制圧と捕虜の移送は予定通り進行中です。 作業中のザフトの奇襲などもなし、順調そのものです」 「ふ、ザフトの連中も流石に撤退を優先したか」 「照明弾や発光信号を先行して偵察に向かったドラッツェ隊が捕捉しています。 また、移動するMSや艦艇についても多数見受けられました」 「偵察隊の情報を元にルートを推測しましたが、L1宙域のデブリ帯、その中心へと一直線に向かっています」 「となれば、そこに本丸があるわけだな」 「恐らくですが…引き続き偵察は継続予定です」 「そこは任せる。斥候もなしに踏み込むには危険すぎるからな。 無理に急ぐな。実働部隊の方も、作戦時間が長い分、負担がかかっている。 それに、大西洋連邦側との歩調も合わせる必要があるからな…で、その大西洋連邦は?」 「赤外線通信による定時連絡では、ウルド4を攻略、陸戦隊による制圧を開始したと」 「ふむ、あちらも順調なようだな」 「は。戦力が整い次第、L1中枢宙域への侵攻を開始するとのこと。 ブリーフィング通り、その際には赤外線通信によって連絡を取り合い、歩調を合わせるそうです」 「大西洋連邦も着実にMSを扱えるようになっている、か…将来の事とはいえ、油断ならんな」 「全くです。ですが、今は味方です」 「ああ、そうだな…」 ブリーフィング:「宙域中枢へ2」 「ザフトは事前に確認されている戦力を温存する傾向がみられています。 おそらく、中枢に向かう我々を待ち受けているか、そこを強襲もしくは奇襲するかと思われます」 「同感だ。逃げ隠れしても、L1宙域の包囲が狭まっている以上は決戦をするしかないとわかっているはずだ」 「ですが、ザフトの艦隊戦力からして積極的に挑んでくるとは言えないはず…」 「しかし、L1宙域の要塞に駐留する艦艇を動員すれば、一会戦くらいはできるはずでは?」 「そこについては何とも言えないですね…監視を行ってはいますが、それほど多いとは…」 「なんともいえんな。それよりもカミヤマ大佐、こっちで動員できる艦艇とMSはどれくらいだ?」 「旗艦である陸奥は宙域の特性上前線に出にくいので、護衛戦力と包囲を担当する戦力からいくらか引き抜いた須磨型、神風型、和泉型が主力となります。旗艦を務められるのは高雄型愛宕もしくはニカーヤとなるかと」 「よし、第二特務隊とサンダーボルト師団に連絡を入れろ。戦力を再編し、突入艦隊を編成する。 出し惜しみ抜きにして、これで決着をつける」 「ハッ!」 「人員の休養もしっかりととらせておけ。今作戦の重要性は高いが、その分緊張を強いられている。 作戦の時間的な余裕はまだある。その事を再通達しておけ!」 「了解しました!」 325: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 17 03 ブリーフィング:「ZZの目覚め」 「コーネリアス、準備は?」 「もう進めてあるぞ!ZZの最終チェック、イオがいないと始まらないから早くしろ!」 「おうよ!」 「…よーし、立ち上がったな。イオ、言わずともわかるだろうけど、こいつは途轍もないじゃじゃ馬だ」 「それは重々承知さ。まさに極上の乗り心地って奴さ、コイツは。で、調整はどんな具合だ?」 「調子としては12番と26番がちょっと様子見。34番は出力過剰と出たから推力をこっちで絞ってある。 フレームの方は問題なし。マグネットコーティングは十分だから思いっきり動かしていいぞ」 「本当か?」 「勿論さ。ところで、FAガンダムは?」 「気を使ったけどよ、オールメンテだと言われちまったよ…」 「…どんな無茶をしたんだよ、おい」 「ふ…ガンダムが追いつかないのが悪い」 「メンテする側にも気を使えこのやろー!」ガツン! 「ッテェーな!グーで殴るか!」 「殴る!もう一発だ!」 「正気か!?よーし、こい…!」 「そこまでにしてくれるかしら、二人とも」 「クローディアッ!?」 「ペール艦長、もしくは中佐と呼びなさい、フレミング少尉。 二人とも休憩時間ではないのだから、おふざけはほどほどになさい」 「…了解しました、中佐」」 「失礼しました」 「よろしい。次の作戦、多分決戦になる。フレミング少尉、貴方は戦場の要になるわ。 油断も慢心もせず、自分の役目をきちんと果たして頂戴」 「ハッ!」 「カカ曹長、貴方も整備士として万難を排して仕事に取り組むことを期待します」 「了解しました!」 「よろしい。では、私は視察を続けますので」 「全く、こえーな、クローディアは」 「うん…」 326: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 18 01 ブリーフィング:「宙域中枢へ3」 「---以上が、我が隊のMS隊およびMA隊の稼働状況となります。 補充機が到着し、補修作業等も完了すれば全力での出撃が可能です」 「うん、了解だよ。しかし、流石だ大尉。MSの指揮においては流石地上戦線経験者だ。 損傷機は確実に帰投させ、損傷が少なくなるように注意を払っている。 報告書からもうかがえる、本当にいい部下を持てたよ、私は」 「称賛頂き、大変光栄に思います、准将」 「そう固くならなくていいさ、大尉。 さて、今、偵察部隊がL1中枢宙域への偵察に向かっているのは聞いての通りだ。 道中の安全が確保され、尚且つ敵艦隊乃至敵要塞が発見されれば、いよいよ決戦となる」 「決戦、ですか」 「そう。L1宙域にもはや逃げ場なんてないからね。 ザフトが制宙権を握るにあたっては、確実に何らかの基地や宇宙要塞がある筈。 ウルド3か、それ以外か…それを見つけて叩く。これで決着にするつもりだよ」 「いくつか質問が…」 「許可しよう」 「ではまず…我々の役目はどうなるのでしょうか?」 「これまで通りさ。奇襲などを警戒して予測宙域に対して本隊と各特務隊がそれぞれ別個のルートで侵攻。 艦隊の半数近くを投入しての敵主力の補足と撃滅が目的となる」 「次に、もし進行中に敵艦隊若しくは要塞を捕捉した場合は?」 「可能な限り数的優位を維持した状態で激突することが望ましいとのワイアット中将からの指示が出ていてね。 補足した場合は、発見されないように隠密行動し、友軍の到着を待つこととなる。 侵攻ルート自体は現在制定中だけど、各隊が一定距離を保って足並みをそろえて進むから、最低でも一隊は駆けつけられる。その上で、戦闘開始だ」 「了解しました。では最後に、この宙域の包囲網はいかに維持するのでしょうか? 我々が宙域に進んだ場合、艦艇の数が足りなくなる可能性があります」 「そこも問題ない。東アジア共和国宇宙軍の艦隊がバックアップに入るから問題はないよ。 最前線でもないから、二線級の彼等でも十分戦力となる。行っては悪いけど、彼等でも数にはなるからね」 「……なるほど、そうでしたか」 「正直、危険度は恐らくこれまでの宙域以上となるかもしれない。 それこそこれまでの偵察が十分にできなくて、虫食い状態の宙域地図しかできていないような場所だ。 奇襲・強襲・トラップ、それらに対して警戒と対応が必須になる。艦艇は正直無力だ。 だから、艦載機部隊こそ頼りになる。そこを十分に理解しておいてくれ」 「はっ!全力を尽くします!」 327: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 19 14 ブリーフィング:「防衛ライン」 「では、戦力は二つに分けて防衛ラインを構築する方向で?」 「それしかねぇ。レイヤードは非戦闘要員と傷病者で一杯。 元が小惑星だったとしても、艦隊からまともに砲撃を喰らえば歯が立たねえしな。 両方が抜かれるか、片方が抜かれてここが制圧されたら、降伏するしかない」 「一応要塞砲などはあったのですが?」 「最低限の自衛用ですので、レイヤード自体の戦力価値は低いのです」 「…それに、連合が降伏した兵士を受け入れるとは考えにくいです。 前線とはいえ、戦闘要員の近くにいた方が安全では?」 「けどよー、パナマでやっちまったもんな、俺達」 「総司令、それは…!」 「事実だろ?ハッ、いざ自分達が弱くなるとこれか。情けねえな」 「総司令、少しお言葉が過ぎます。 ですが、連合側が降伏を受け入れているのは事実ですから、総司令の判断も間違っておりません」 「しかし…」 「連合も、わざわざ私たちを探し回って皆殺しにする手間などまっぴらでしょう。 戦力的に使えるウルド3に司令部は移し、ここは降伏する人員の避難所とし、連合にもその旨が伝えます。 脱出できない100名以上の人員の命には代えられません」 「そういうわけなんだ。 というわけで、ベス、戦力配置の説明を頼む」 「はい。 まず、地球側の宙域…大洋連合の展開する宙域に対してはウルド3の部隊をぶつけます。 こちらは司令部機能のメインを移し、要塞の能力も利用した決戦を行います。 指揮系統は事前の取り決め通り、ウルド3司令部に我々の麾下の戦力が加わるという形となります」 「そうなると、ほぼこの宙域の戦力の半分にもなりますね」 「それだけ数が必要なんだよ。最初の小競り合いであれだけの数を繰り出してきたんだぜ? 下手に出し惜しみする意味はねぇよ。それに、質は外縁部よりはいいから安心できるけどな」 「大西洋連邦の方面、月面側には残存艦艇を艦艇戦力を主力とした戦力を向けます。 レイヤード直属の艦艇とMSおよびMA隊も振り分けて、戦力は増強します。 こちらには艦隊指揮官としてトリウィアさん、貴方に出てもらいます」 「私が、ですか?」 328: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 20 13 ブリーフィング:「艦隊司令代理」 「俺とベスはこのレイヤードに居残りだからな。降伏までの指揮くらいなら俺にも執れる」 「と本人も言っていますが、降伏時のトップは総司令が、私が実務面でのサポートを行います。 そうなると、艦隊に人員を送った際の指揮官が必要で、それを行えるのがトリウィアさんくらいしかいません」 「ですが、私一人で艦隊を率いるなんて…」 「あくまでレイヤード直属の艦艇を率いてもらうだけです。補佐役にはアンガスさんも付けます。 …そんな顔をしないで。大丈夫です、貴方ならできますから」 「そうそう、艦隊の指揮官の命令を受けて行動すりゃいいんだ。そう気負う必要はないぜ」 「総司令はもっと役目の分だけ気負ってほしいですが…」 「おっ、いうじゃねぇか」 「旗艦のガレノスにはゲイツを主力にしたMS隊が配備されていますし、他の隊にもMSが多く配備されています。 戦力としてはこれまで以上に揃えられていますから、これまでのように簡単にはやられませんよ」 「まあ、指揮官なんてのはいてくれるだけでもありがたいもんなんだぜ? 頼れる人間が後ろで見守ってくれるって有難味、今一分からんかもしれんがな」 「少なくとも、総司令はもう少し頼りがいのあるところを見せてほしいのですが」 「俺にそんな無茶を期待するのかよ、ベスゥ!?」 「…ぷっ」 「無様ですね、総司令」 「お前らなぁー!泣くぞ、おい!」 「よく見ておいてください、トリウィアさん。いい年こいて泣き落としを使う大人の姿です、笑ってやりましょう」 「ぷぷっ…は、はい…!」 329: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 20 58 ブリーフィングレコード:「???」 「総司令、大丈夫ですか?」 「んぁ…少しヤバイな…」 「次の作戦まで7時間はあります。お休みになられた方が…」 「…くそ、情けねぇ限りだぜ。すまんが眠らせてくれや…」 「それを言う元気があるなら、まだ眠ればなんとかなります。あとはお任せください。 堪えてください、少しチクッとします」 「おう…っつぁ!……なんど、やってもなれねぇな。すまん…」 「…おやすみなさいませ、マックス」 「補佐官、大丈夫ですか?」 「ええ。人目につかないように、お願いね」 「了解しました。場所は執務室で?」 「そうね、私の名前を使っていいから、暫く立ち入り禁止にしておいて頂戴。 3時間から4時間くらいなら私が司令の代わりを務められるから、それで大丈夫だと思うわ」 「はい、参謀もお気をつけて…」 「お互いにね」 ブリーフィングレコード:「???2」 「はい…」 「はい…ええ、前線です」 「小規模艦隊の指揮を命じられました」 「はい。レイヤードの艦艇です」 「レイヤードを使用することは困難となりました。はい…」 「ウルド3も前線に出ますので、こちらも…」 「ですが、予定のものには仕込みが完了していますので…」 「はい。私は直接は無理ですが、部下に…」 「はい、はい。赤外線通信ならば中継衛星が残っているので何とでも…」 「ええ、必ずや」 「それでは……」 330: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 22 07 【ワード紹介】 〇宇宙要塞「レイヤード」 地球連合との開戦後、ザフトがL1宙域に残留していた資源衛星を使用して完成させた宇宙要塞。 L1全体に及ぶ司令部機能を有しており、主要な基地の一つとして機能している。 ただし、原作に登場した宇宙要塞メサイヤなどと異なり移動能力は殆どなく、他の要塞に要塞砲などを優先して配備した結果、戦闘能力も高くはないのが実情である。 戦闘の被害による崩壊を恐れたL1防衛隊司令部の判断により、オペレーション・バーナムの半ばで司令部機能をウルド3へ移動、非戦闘要員および負傷者を収容し、事実上の降伏宣言を出している。 その為、L1宙域攻防戦後、連合によって速やかに制圧および接収が行われた。 〇ウルド3 小惑星を利用したコロニー「ウルド」の3番目のコロニー。 「ウルド」の中でも最大の大きさを持ち、その規模に目を付けたザフトによって戦闘要塞としての機能を拡張された。 大型のビーム砲台のほか、ミサイル発射管、多数のMS用デッキなどを備えている。 現在は大洋連合の艦隊の進路上に展開しており、決戦は間近である。 〇ナスカ級ガレノス レイヤード直属艦隊の旗艦。 基本的な要素は概ねナスカ級に準じているが、デブリ対策のための追加装甲や主砲塔や対空砲への防護用カバーの追加がなされているなど、L1に合わせた改修がなされている。 331: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 23 10 以上、wiki転載はご自由に 次回でようやく決戦です…(青息吐息 大洋連合サイド、大西洋連邦サイドを書いて、ザフトサイドを書いて、エピローグですかねぇ めっちゃ長くなりそう(白目 332: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 25 05 早速訂正 330 ×ザフトがウルド1に残留していた 〇ザフトがL1宙域に残留していた 転載時には修正のほどよろしくお願いします
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477: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 00 39 大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」7 Main Staring: Special Squadron“Thunder Bolt”,Pascific Union Space Force,Pacific Union,O.M.N.I.Enforcer Daryl・Lorentz(Chief Petty Officer) Cornelius・Qaqa (Chief petty officer:maintenance technician) Chiba(Captain:maintenance technician) Edgar・Burroughs (Colonel) Claudia・Peer(Commander) 23th Special Unit,Federation Atlantic Forces,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer William・“Old”・Hunter (Captain) Gerard・H・Eckert(Lieutenant) Richard・V・Nortwest(Rear Admiral) Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Written by:弥次郎 ブリーフィング:「新型の配備」 「ローレンツ曹長、こっちですこっち!遅いですよー」 「ごめんごめん、ちょっとスナイパー部隊の皆につかまっていたんだ」 「あらら、それは大変でしたね」 「シミュレーターでちょっと競争をやってね…みんな休みだっていうのに、コツを教えろって押しかけてくるんだから…」 「それだけ曹長が強いってことですからね。 だから、いつまでも旧式のMSに乗せてちゃ、送り出す側も面目が経ちません」 「それは嬉しいね。で、機体の方はどうなっていたっけ?」 「基本はハイザックですね。頭部バルカンと短距離ミサイルポッド、あとは一応ビームサーベルも持たせてます。 武装はジェネレーターの更新もあってビームランチャーが標準化できていますよ」 「機動戦闘は苦手なんだけど…」 「ま、曹長なら並のパイロットでも撃破出来ないですよ。それに護衛機だっていますから、安心していいですよ」 「それにビッグガンを使わないならビームランチャーがあっても…」 「必ずしも持ち込めるとは限りませんよ。メンテナンスは順番にやっていますし、予備パーツも十分ありますけど、場合によっては使えない状態になるかもしれないんですしね」 「OK、そこは諦めるさ。細かい調整は?」 「これからです。曹長は義足のこともありますし、そこは慎重にやりますよ。 コクピット内装は改装の許可が出ていますから、必要なものがあったら遠慮なく言ってくださいね。 それに曹長、結構汗っかきで匂いますしね」 「うっ……それをつかれると痛いな」 「空調のフィルターにはいいのを使っときますよ」 「ありがとう、じゃあしばらく調整に付き合ってくれ」 「お任せください、ばっちり仕上げてみせます!」 478: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 01 09 ブリーフィング:「ZZガンダム」 「おいおい、まだ追加であるのか?」 「まだこれでも本体部分だけだぞー、追加の武装と消耗品はこの次だ」 「おっ魂消た……FAガンダムよりすごいな、こりゃ」 「あ、コーネリアス!こっちだこっち!」 「了解、これから作業に加わります!」 「しかし、驚いただろ、コーネリアス?」 「ええ、本当に…形式番号RXZ-10 ZZガンダム。 Zガンダムをさらに発展し、重火力・重装甲・高推力を実現した進化の果て…文言に偽りなしですね」 「カタログスペックの通りなら、単独でも戦艦を凌ぐ火力を発揮できることになる…というか、こんな火力のMSが、MA並の推力で迫って来るとか怖いな」 「オリジナルではMA形態への変形も可能で、武装の付け替えや換装までも考慮に入れていたそうですよ。 四肢がもげたら構成しているパーツを母艦から飛ばして、ということもできるとかできないとか」 「なんですか、それ…」 「究極のMSを目指したとかなんとか…ほら、こっちにスペック表」 「二連装ビームライフルにビームキャノンにもなるビームサーベル、ミサイルランチャー、腕部のグレネードランチャー、ハイメガキャノンなどなど、詰め込めるだけの火力を詰め込んだようなMSですね。 うわ、オプションでビームガトリングにシールドにシールドビームキャノンに…イオ好みの武装だらけだ」 「おまけに推力も高く、ジェネレーター出力も高い。その為にフレームの耐久性や装甲は極めて頑丈で、生半可なビーム兵器は弾くし、実弾に至っては殆どを跳ね除ける。おまけに大気圏内でも推力任せでも飛行染みた跳躍ができるらしいぞ」 「でもその代わり…」 「ああ。整備性は劣悪だ」 「…やっぱり」 「FAガンダムの時点でおおよそ察しはついていたけどな。 だが、元々あった合体分離機構を利用してメンテナンスはだいぶ楽になっているらしいぞ? 予備パーツと整備設備がある状態ならば、稼働状態はかなり良好だというし」 「ウチの運用方針とはあまり噛み合わないんじゃないですか?」 「いや、もう通商破壊は主体じゃなくなるからな。インターバルも十分にある作戦なら、こんな重MSも使えるらしいぞ。 ウチもMS数の整理や格納庫の整理をやるって話だし、余裕はある筈だ」 「いや、結局仕事は減ってないんじゃ!?」 「ハハハ、理解が良すぎるのは嫌いだぞ」 479: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 01 53 ブリーフィング:「今後のサンダーボルト師団の任務について」 「ZZについては知ってはいましたが…まさかここまでとはな」 「バロウズ大佐はご存知でしたか?」 「一応は聞いていたのだがな…Zガンダムの上位機としか言われていなかったが、新因幡入りする少し前にようやく教えられた。 冗談かと思ったのだが、本当にここまでとはな」」 「…正直、頭が痛くなりますね。 ですが、FAガンダム以上の稼働時間と戦闘能力は発揮でき、おまけに装甲も厚いのでL1での運用には適しているのが幸いでしょうか?」 「FAガンダムの上位互換機としては申し分なし、か。 しかし、整備や運用上の支障はないのかね?」 「それについてはビーハイヴに専属チームを置くことで何とか対応予定です。 ZZについてはL1には一応持っていき、予備機として運用します。 試しでも動かしておかねばならないでしょうしね…」 「うむ…ちらりと沙条少佐が漏らしていたが、我々には少し重要度の高い仕事が待っているそうだ。 ザフトの機密の高い研究あるいは拠点をターゲットとした制圧作戦…詳細は明かされてはいないのだが、手を抜けるものではないらしい」 「だからこそ、我々に新型を配備しているのでしょうか?」 「恐らくはそうだろう。我々もまた特務隊の一つ。 見たくもないものを見てしまった手前、情報の拡散を抑えるためにも我々を指名することは明らかだ」 「そうですか…我々は運がいいのか悪いのか、よくわかりませんね」 「同感だな。休暇の間にこのことはクルーに通達を頼むよ、ペール中佐。 表にできない、機密に指定されるレベルの作戦をやるということは、そういうことも増えるはずだ」 「はい。徹底させます」 「…しかし、もしあの資料が正しいとして、何を考えていたのか正気を疑いたくなる」 「そうですね…ザフトの捕虜の尋問記録を見る限りでも、そういった倫理観などについては乏しい節が見られます。 プラントという集団がこれまでの戦争におけるルールや規定などについて疎いのでしょう。 ザフトの創設自体も急でしたし、促成兵の割合が多いのもその一因かと」 「戦争はその国家の在り様が浮き出るとは言うが…これはあまりにも…」 「戦争で正義を語りたくはないですが、ここまでおぞましいものを見るとは思いませんでした」 「そうだな。戦争なぞやらないことに越したことはなかった…せめて大国間の睨み合いで終始していれば、それでマシだったろう。 せめて、我々が止めねばなるまい。それが彼らの為にもなると信じてな」 480: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 02 37 ブリーフィング:「イオ・フレミング」 「少し心配事がありそうだが、大丈夫か?中佐」 「はい。イオ…フレミング少尉のことが少し」 「そうか……ペール中佐はフレミング少尉と古い知り合いだったのだな」 「はい。幼いころ、私たちはインドで育ちました。その後は軍に入って… 私は艦長職で、彼は航空機パイロットからMSパイロットに進んでいました…けれど、どんどん距離が離れてしまいました」 「そして、現在に至る、か…」 「イオは…多分、大丈夫です。ですが、私は心配です。イオは荒っぽい印象ですが、意外とナイーブにもなります。 少年兵達を相手にしているストレスは、とても大きいのではと…」 「図太そうなフレミング少尉には少々想像しにくいな」 「だからこそ、他の人に気がついてもらえないのではと思います。 気ままに振る舞っていても、どこか…そう、不安をごまかそうとしているんじゃないかって」 「ふむ…一理あるな。少尉は色々と私物を持ち込んでいるようだが…」 「コーネリアスとカーラ先生の話では、それもある種の自己防衛の行為なのではと。 ジャズが好きなのは今に始まったことではありませんが、あそこまでとなると、少し不安にもなります」 「……辛かろうな」 「正直、私は…イオに命令を出すのが嫌です。 命令を出して送り出すことが私の仕事、コーネリアスは送り出す準備をするのが仕事。 だけど、イオと私たちの距離がどんどん開いていっているような、そんな気がします…」 (軍人としては正しいが、私人としては、か…) 「送り出すまでしか、イオに寄り添ってやれない。 戻って来た時にどう接すればいいのか、時々、迷ってしまいます」 「……中佐、そう悲観することもない。 君達だけがフレミング少尉を思っているのではない。 それに、君が一人で抱え込むことはきっと君のためにもならないだろう」 「大佐…しかし…」 「確かにフレミング少尉は気難しい人間だ。だからと言って、気が合う人間がいないということはない。 彼とて大人だ。彼を少し信じてやるのも、彼を支えることにもなる」 「…支えることが、出来ているんでしょうか?」 「それは分からん。けれど、フレミング少尉はこれまでやってこれている。 少なくとも、君がやったことが無駄ではなかったと思う」 「……はい、ありがとうございます、大佐」 481: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 03 19 ブリーフィング:「大西洋連邦 第23特務隊の指揮系統」 「リチャード・V・ノースウェストだ。階級は准将。 ウィリアム・ハンター大尉、ようこそ、第23特務隊旗艦のグリーンランドへ」 「はっ。これよりMS隊共々、第23特務隊の指揮下に入ります」 「ハンター大尉の活躍は聞いているから、頼りにさせてもらうよ。 さて、私の仕事は第23特務隊の全体指揮というのはハンター大尉も知っての通りだけども、機動兵器の前線での指揮は貴官に任せることになる。NJの影響もあるし、通信が常に保てるわけでもないしね。 一応、機動兵器の統括には佐官が一人つくわけなんだけど、遠慮なく意見は言ってほしい」 「それはありがたいことです」 「余計なことを宇宙軍の人間が言ってしまったもんだから、貴官には意見を述べてもらうことになってるのは知っての通り。 本当にすまないね」 「いえ、准将閣下に非はありません」 「いやいやいや…宇宙軍の将官としてはね、申し訳ないんだよ。 私たち宇宙軍だけで何かできるわけじゃないし、艦隊の再建はともかくとしてMSパイロットも不足が目立つし、地上軍の力も必要な状態。だけど、その地上軍を蔑ろにするなんてね…」 「閣下、我々は地上軍ではなく、閣下の麾下の戦力なのです。余計な気遣いは無用です」 「おっと…それはすまないね。でも、私は少なくともそう思っているんだ。それは察してほしい」 「それならば、お気遣いは頂きます」 「うん、ありがとう。 さてと、ここまでは第23特務隊の指揮系統の話だったけど、L1宙域奪還の任務を行う艦隊には上位の指揮系統がある。 一から十まで全部従うことはないんだけど、そちらもあることを考慮しておいてね」 「上位の指揮系統、ですか」 「そう。先も言ったけど、必ずしも通信状態が良好で指示が通るとは限らない。 だからある程度の裁量権は認められているし、全部が全部見張られているというわけじゃない。 もし通達された作戦について意見があれば、私を経由して上申することもできるしね。 総指揮官であるグリーン・ワイアット中将からも直々に許可が下りているってことは、中将もかなり気を付けているんだろうね」 (ということは、宇宙軍の方もかなり地上軍に気を使っている、ということか…発言をめぐる問題、かなり響いたのだな) 「とにかく、上下の関係はあるけど、協力し合う態勢で任務をこなそうということさ。頼んだよ」 482: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 03 49 ブリーフィング:「L1宙域奪還作戦」 「L1宙域奪還作戦なんだけどね、私たちみたいな特務隊と宇宙軍戦力で参加することになるんだ。 第22、第23、第24の3つの特務隊。そして、東アジア共和国からの出向部隊である第112MS機動特務隊。 まあ、艦艇としては50隻から60隻程度かな?宙域を半包囲するからこれくらいは動員する必要があるよ」 「50隻から60隻ですか、それはまた大規模な…」 「護衛艦艇や輸送艦も含めての話だけどね。 地上に比べて、宇宙では護衛艦艇や輸送艦への依存度が非常に高い。 特務艦ならばともかくとしても、宇宙での艦隊運用は敵をいかに早く発見するかにかかっているんだ。 まして、NJなんてものをプラントがばら撒いているから、それの重要度は高いのさ」 「つまり、50隻もの艦艇がいたとしても、その多くは安全な戦闘を行うための護衛戦力ということですか?」 「うん、その認識でいいよ。 なにしろ、L1においてはザフトも考えているみたいでね、突破力に優れたモジュールを装着したMSを配置しているみたいなんだ。 そしてそれがL1宙域の何処から飛んでくるのかは検知が難しい。だけど、L1奪還には近づくしかない」 「ジレンマですね」 「まあ、事前に工作や攻撃を仕掛けているから、その危険は可能な限り削がれている。 ザフトもいつまでも補充ができるわけじゃないしね」 「では、我々の実際の役目というのは?」 「特務隊、つまり私たちはL1内の拠点の制圧を担当することになる。 MSの集中投入による拠点駐留戦力の撃破ってことだね。 敵兵力を引き付けて迎撃しつつ、敵拠点を捕捉、攻撃することになる」 「つまり、敵陣に殴り込み、敵を倒すだけですな」 「そう、とてもシンプルなのさ。でもだからこそ危険だし、失敗が許されない。 最前線の君達には頑張ってもらわないといけない、任せたよ」 ブリーフィング:「放電現象」 「そうそう、放電現象については聞いているかな?」 「はい。世界樹コロニーの残骸は帯電しており、定期的に電気が走っていると聞き及んでおります」 「それならよかった。 該当宙域はあまり多くはないんだけど、デブリとデブリの間で放電現象が起こっているのが確認されている。 MSは耐電性に優れているところもあるけれど、まともに喰らえばどうなるか分かったものじゃない。 システムダウンや弾薬や推進剤へ影響して誘爆や誤作動などの現象が起こると思われているんだ」 「冗談とは思いましたが、やはり厄介なようですね」 「そのほかにも、ビームと実弾では発生した磁界で狙い通りに飛ばない、ということも起こっているらしいんだ。 そういったネガティブ要素のある領域にはザフトも基地を設置してはいないようだけど、何が起こるか分かったものなじゃない。 だから、気を付けてほしい」 「了解いたしました。しかし、その放電現象への対策があると聞いておりますが、どのようなものなのでしょうか?」 「うん。これまでの強行偵察の結果や色々なデータから検知装置とOSのアップデートが宇宙軍で用意できている。 多分もうすぐハンター大尉たちのMSにも搭載されるはずだから、確認をしておいてほしい」 「はっ!」 483: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 04 33 ブリーフィング:「リチャード・V・ノースウェスト」 「顔合わせは無事終了だな…ところで大尉、ノースウェスト准将はあってどう思った?」 「そうだな……毒にも薬にもならない、とでもいうべきかな。軍人らしいが、闘争心にあふれているとは言えないかもしれん」 「ああ、そのとおりだ。自己主張の少ない、悪く言えば舐められやすい指揮官だ。よく言えば気遣いのできる、穏やかな人間だ」 「...大丈夫なのか?」 「ノースウェスト准将は宇宙軍の元大佐だった。 開戦後に正規のルートで昇進をしていたんだが…うん、まあ、小心者とか臆病者とか言われてたらしい」 「そうだろう」 「むしろ、ああいう穏やかな、弱音を吐く人間だからこそあんたらの上司に選ばれたのさ」 「どういうことだ?」 「あんたと俺の所属の第23特務隊は宇宙軍の人員の割合が全体としては多い。 だが艦載機の人員は違う。地上軍の面子が多い。前も言ったが、地上軍への『配慮』って奴だ。 あんたらの視線や苦言を拒否できない臆病な人間。だからこそ、トラブルを極力回避しようとする。 そうすれば一番効率的だろう?」 「確かにな…ああ、だから、俺に意見を述べる権利があるわけか」 「そういうことさ。意見を述べる能力のある人間の上司に、意見を受け入れる人間を据える。 はっきり言えば、飛びぬけて有能なわけじゃない。将官としては平凡も良いところだ。 だが、その分無茶も言わない。無能さを心得て武器にできる人間さ」 「……そういうのを有能というんじゃないのか?」 「ふ、そうかもな。 まあ、だからといってノースウェスト准将のような人間ばっかりじゃねぇ。そこら辺は部下にくぎを刺しておいてくれよ?」 「わかった」 484: 弥次郎 :2018/05/20(日) 23 05 20 以上、wiki転載はご自由に。 連合サイドは大体完了でしょうかねぇ… 東アジア共和国宇宙軍についてはもうちょい後で出します。 言っちゃ悪いですがちょい役ですしねー さて、ザフトサイドも始めねばなりませんな。 簡潔に終わらしてストーリー進めたいなぁ…
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43: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 32 29 大陸SEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」3 Main Staring: Z.A.F.T,P.L.A.N.T. Ronald・Virta John・Martinez FAITH Special Forces,Z.A.F.T,P.L.A.N.T. Jonathan・Smith Extra Staring: 443th Mobile Suit Chasseur command MS Command,Z.A.F.T,P.L.A.N.T. Alfred・Claus Cain・Ernest Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Special Thanks:時風氏 Written by:弥次郎 ブリーフィング:「特務隊FAITHについて」 「FAITHというと、あまり仕事に関する噂や報道を聞かないな」 「それもそうでしょう。特務隊とはいいますが、重要度の高い任務を評議会から直接受け取る部隊といった方がいいでしょう。 直接的な戦闘はもちろんのこと、隠密作戦や高危険度任務、重要拠点や重要人物の警護、新型兵器のテスト、教導など。 特に最近求められる仕事として、仮想敵(アグレッサー)としての役目もあります」 「仮想敵?」 「連合のMSを模したMSを用いて訓練における敵役を担当するのです。 操縦系統は模したMSならばともかく、鹵獲型となると操縦の違いやOS面での差異が大きく、パイロットに要求する要素が大きくなります。また、連合全体の錬度は非常に高いのです」 「相手のレベルを再現できる兵士が必要だが、それはFAITHを中心にしかいない、ということでもあるな」 「厳密には、集められるのがFAITHだけ、ということです。 戦線で支えとなるのはエースやベテラン。彼等を引き抜けば戦線状況は悪化する。 前線を支えることを優先するか、それとも後方を優先するか。その選択の結果は、ご存じのとおりです」 「だが、あんた自身がそういった任務ができるようには見えないが?」 「実務面でもFAITHは人材を選抜しています。こう見えて、私は一級の後方要員ですから。 物資面の余剰ややりくりを現場からの声に合わせて調整し、輸送課程をスムーズにする。 調整能力や状況把握にかけては負けていないと自負しています。だからこそ、FAITHの黒服となれたのですから」 「今は白服だろう?」 「はい。後方の勤務だけでなく、前線での指揮官が不足していますからね。 とはいっても、制服だけ前払いされたようなもので、まだ実地訓練中です」 「世知辛いな」 44: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 33 14 ブリーフィング:「指導を受けるパイロットについて」 「教導を行ってもらう兵士は、新兵が多いと聞いたが……」 「厳密には、宇宙での新兵が多いのです」 「宇宙での…?」 「はい。地上戦線の開戦当初は、宇宙で十分な経験を積んだパイロットが多くいました。 重力圏でも、宇宙でも、どちらでも戦えるだけの訓練を重ねたパイロットが多かったのです。 丁度、マルチネス隊員の頃合いの世代が、ギリギリでしょうね」 「カリキュラムでは、宇宙戦闘と重力圏での戦闘をやるのでは…?」 「いえ、複数の要因で訓練の短期化が図られ、地上戦線でのパイロットの多くが宇宙での戦闘訓練を短くしています。 なぜか、お判りでしょうか?」 「戦局の悪化ですか?」 「それもあります。ですが、それ以前から原因はありました。このMSのせいです」 「…バクゥに、ザウート?」 「……なるほどな。二足歩行型のMSではなく、地上に適した四足歩行やキャタピラ移動できるMSならば、訓練期間を短くできる。なにしろAMBACを教える必要が無いし、立体空間の把握が必要ないからな。 地上戦線では二足歩行型のMS寄り需要があった。だが、そればかりを優先した結果、通常のMSを宇宙で使うことが出来ない兵の割合が増えたわけか」 「御明察です。Zero Gravity Maneuver Fighter(無重力空間における機動戦闘兵器)の括りから離れたMSこそ、地上圏では必要となったし、そのMSは訓練がたやすい。ですが、その需要の拡大の、言わばツケという奴です。 また、地上圏での活動が長かったパイロットの復帰訓練という問題もあります。 MSを動かすだけでギリギリのパイロットにさらに複雑な操縦を教えて問題が怒らないとも限りません」 「地上ではベテランでも、宇宙では新米同然。そういうことなのですね?」 「はい。ですが、少なくともヴィルター隊の面々は宇宙経験者も多いと分かっております。 地上戦線にいた人間にいきなり宇宙での教導任務をやれ、と言われても厳しいかもしれませんが、貴方方ならばできると、そう判断しました」 「期待されているのか、無茶を強いられているのか……」 「一応褒めていますし、期待しています」 45: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 34 13 ブリーフィング:「L1宙域の現状」 「スミス隊長、L1宙域の情勢はどうなのでしょうか?戦力的に余裕があるとは思えないのですが」 「……マルチネス隊員の心配も極めて正しいです。 L1はもともと偵察や情報収集がメインの拠点。通商破壊の頻発で戦力は置かれていますが、あくまでも中継点です。一応の休憩は取れますが、連合によるL1への偵察活動も活発化しているために安全とは限らない。 一方でL1宙域には増援としていくらか試作兵器を回してもいます。 「だが、L1は事実上の最前線だ。デブリだらけの環境とはいえ、南米と違ってデブリの除去はたやすい。 遮蔽物無しで大軍を向こうに回すのは得策じゃない。どうやって抑える気だ?」 「大洋連合と思われる部隊のとっていた戦術を利用した、奇襲や強襲をメインとした遅滞戦闘を行っています。 トラップ、機雷、遠方から攻撃なども混ぜることで、L1の防御力を向上させています。 また、MSからの簡易な指示で戦闘を行う無人兵器や無人砲台など、可能な限りを」 「それで間に合うのか?」 「私見ですが、隊長のおっしゃる通り、そこまで耐久出来るとは思えません」 「ええ。ですが、L1を連合が放置するはずもない。月面、L3、その他の宙域にも注意を払うでしょう。 ですが、根拠をよく示されていませんが、少なくとも時間稼ぎを上層部は銘じています。 先程も言いましたように、地獄への片道切符を切るつもりか、真剣に終わらせるために行動しているのか、まったくわかりません」 「戦力は大丈夫なのか?」 「ひとまずは……頭数は何とかそろえてます。オーブから回収した地上軍の人員のおかげで、だいぶ楽ですから。 それに、オーブ同胞団やコペルニクスからの傭兵も多数います」 46: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 35 23 ブリーフィング:「オーブ同胞団」 「オーブ同胞団?」 「連合の進駐を受けることを考慮し、オーブ首長連合国からコーディネーターを主体とする亡命政府を受け入れています。 首長を引き継ぐ立場の人間が脱出できなかったためか、あくまでも現首長の奪還とオーブの解放を目的とする、と言っています」 「よく受け入れたものだな」 「連合の進駐を受ければ、コーディネーターがどういう目に合うのか……そのような懸念がありました。 連合のMSや艦艇に関する情報などを差し出してきたこともあったので、今後プラントへの協力をするならばと。 また、協力を申し出た人員には不足しがちだったメカニックやパイロットがいたことで、一応は受け入れはしました」 「…だが、犠牲者を補うには足りないだろう」 「ですので、上層部としてはそこまで期待はしていないようです。 保有戦力自体がMSが多くても20機前後、宇宙艦艇がギリギリ一個の隊を編成する程度。人員に至っては、言うまでもなく。 女子供まで混じっていたので、これまた厄介でした。作戦行動を任せるにしても、補給物資等のあてはほとんどなく、督戦ではありませんが連絡役と監視役を付ける必要もあります。連合からの鹵獲品や我々の装備から転用できるものを集めていますが、コストと発揮できる戦闘力に釣り合いが取れているか、と言われると……」 「釣り合わんのか」 「はい。また、彼らはあくまでもプラントを利用するという立場のようです。 正確には、プラントのことなど、連合を倒しオーブを取り戻すための手段としかとらえていない。 それは亡命政府としては正しいのでしょう。ですが、何処まで信頼がおけるのか、正直分かりません」 「それほどに…?」 「政治が絡むとはいえ、懸念し過ぎではないのか?」 「アスハへの、現在は地上で拘束されているウズミ・ナラ・アスハの信奉者が多かったのです。 シンパといっても良い、のめり込んだ人間です。何がそこまで引き寄せるのかは、まったくわかりません。 会話は成立しているようで、どこかおかしい。ずれているのです」 「……」 「人の脳味噌は幻想や幻覚を認識できます。それこそが生存に最も都合が良かったのでしょう。 ですが、そんなに人間は都合よいとはいえない。特にこの状況では、です。 そもそも、オーブに残らず、わざわざ苦難の道を選ぶのは得策ではありません。負ける公算が高いというのに」 「だから、使い潰すと?」 「……ええ。恐らく、彼らもこちらに銃を向けることをためらわない。ならば、そのように扱うのみです」 「コーディネーターのためにコーディネーターを潰す。矛盾しているな」 「いえ、矛盾などしていません。私は彼らを頼りにしていると、そう信じています」 「……」 「2+2は5です」 47: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 36 36 ブリーフィング:「新型機のテスト」 「俺の隊以外でもテストをやっている、と言っていたな。具体的には何処でやっているんだ?」 「そうですね…あちらこちらに。輸送隊、パトロール隊など。有名なところでは、第443MS猟兵部隊でしょうか」 「第443MS猟兵部隊…?」 「……確か、南米には宇宙戦線からの増援が多くいたが、その中でも嫌われ者がいた、と聞いたことがあるな」 「第443MS猟兵部隊の地上への派遣隊のことでしょう。彼らについては相応に把握していましたから」 「よく知り得たな、彼らのことを」 「後方要員ですし、FAITHの権限ならば報告書を探すのも容易いのです。 彼らにはヴィルター隊よりも少し前から、MSの補充に合わせて少し手を回しました。 ヴィルター隊に配備された正規品の完成には、彼らからデータの提供があってこそ、です」 「おいおい、テストをしなかったのかよ?」 「いえ、もちろんやりましたよ。ですが、FAITH内部でさえ、貴方方のように柔軟な人間がいるとは限らない。 権力はありますが、同時に、悪くも目立つ地位です。なので、練度的に劣らない隊へと渡し、多くを頼むしかなかったのです」 「…そうだったか、すまんな」 「いえ、気にしなくて構いません。 第443MS猟兵部隊についてですが、練度は高いです。この時期まで生き延びてきたパイロットが多く、経験も豊富です。 フリーダムの一機を任される程度には高い練度のパイロットもいます。 ですが……敢えて言うならば、練度がやや高すぎて追従が難しい、という問題が」 「追従が…?」 「練度が高く、危険な任務をこなしているMS隊であるので、平均練度は恐らくヴィルター隊以上でしょう。 ですが、少数精鋭とまでは言いませんが、過酷な篩にかけたことで維持している錬度です。 悪いとは言いませんが、補充を行うのには一定の下地が必要です」 「俺の持論だな。連携の前にみっちり仕込むというのは」 「ですが、育成に時間がかかるので平均技量が上がりにくかったという問題点もあります。 今後のプラントにとっては育成能力と練度、どちらも必要です。 恐らく、ヴィルター隊の指導方針は443部隊などとはそりが合わないということも少ないかと思われますので、ヴィルター隊で一定の技量を付けた人員は、この隊を始め目星をつけていた部隊と共に配属となります」 「孤立しないために、か」 「因みに、私が彼らに新型のMSを供与した時は、嫌がらせの体をとりました」 「嫌がらせ…?」 「MSの補充の際に、書類上はゲイツの数を減らし、ジンを送ることにしました」 「だが、それは……まさか…!?」 「ええ。ゲイツFSとジン・ハイマニューバG型を送りました。 外見上に大きな変化はない。けれど、内装は入れ替わっている。 おまけにパーツにばらしてしまえば、見分けなど付きにくいのですよ」 「よくやるものだな……」 「先方もよく心得たもので、受け取ったうえで、抗議文の体で報告を送っていただいています。 どうやら相当困惑したようですがね」 48: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 37 22 ブリーフィング:「ヴィルター隊の今後」 「俺達の隊の扱いは今後どうなるんだ?」 「所属は宇宙軍として、また本土防衛部隊として組み込まれるでしょう。 一方で、FAITHからの委任を受けるということで通常の部隊よりは扱いが良くなるように取り計らいます。 書面上の厳正さや報告の義務は厳しいかと思われますが、そこは対応をお願いします」 「表向きは嫌がらせの教導任務にも拘らず、案外好待遇だな」 「ザフトの傾向としては、戦果の挙げられる最前線こそ名誉でもありますからね。 FAITHは初期はともかくとして割合的に多いのは最前線を抜けてきた人間ですので、これまた名誉なこと。 ですが、そこから遠ざけられるのは、失態を重ねて追いやられるのは、不名誉なことです」 「だが、同じ教導を行う連中からも疎まれそうだな」 「良いのです。疎まれようが馬鹿にされようが、それ以上の、あるいはそれ以外の目を向けられては困ります。 その代わり、貴方のところに送られた兵には容赦はいりません。証拠を突きつけるなり、実機で分からせるなり、手段は任せます」 「いいのか?」 「ええ。貴方の裁量に任せます」 「追跡があるんじゃないか?」 「表向きは左遷、裏としては情報統制のための左遷、というカバーストーリーを被せます。 二重三重のストーリーを重ね、真実を隠すなど容易いことです。なにしろ、物資の流れに乗せて蔓延させれば、口伝えに蔓延しますから。 人と人の間のコミュニケーションを馬鹿にしてはいけません。ソースもなしに信じてしまう。 まして、宇宙船という狭く、制限された空間の内部では殊更に」 「……アンタは諜報やスパイに向いているかもしれんな」 「さあ、どうでしょうか…?」 49: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 38 44 ブリーフィングレコード:「ある日の第443MS猟兵部隊」 「隊長、いつもの通りの『嫌がらせ』です」 「『嫌がらせ』か。また…?」 「すり替えられているといった方がいいかと」 「数は?」 「ジンが3機分と『規格の合わない』実弾ライフルの弾薬と交換パーツ。 あと、『形状が違う』ビームライフルが数丁も『混じって』ます」 「またかよ……まあ、やるものでやるしかないな。 で、ケイン。以前間違って届けられたMSの具合はどうだった?」 「間違って、と言いますと…ああ、あのMSですか」 「『しょうがなく』動かしているアレだ」 「まだシステムの作りが甘いのかとんだじゃじゃ馬です。 操縦系の反応が敏感に作られ過ぎているので、これじゃ『使えません』。 機体を無理やりベクトル変化させることに特化し過ぎて、推進剤の消耗が激しいです。 『とんだ欠陥品を押し付けられてます』」 「『文句』の一つも言わんとな…報告書に書いておいてくれ、ケイン。あとで俺が目を通しておく」 「了解しました。失礼いたします」 50: 弥次郎 :2018/03/10(土) 20 39 25 以上、wiki転載はご自由に。 休みの日は良い…色々と書けます 時風氏、ごめんなさい、本当にちょっぴりの出演でした…(土下座) 57: 弥次郎 :2018/03/10(土) 21 39 55 修正 ×二重三重のストーリーを重ね、真実を隠すなど、物資の流れに乗せて蔓延させれば、口伝えに蔓延します。 〇二重三重のストーリーを重ね、真実を隠すなど容易いことです。なにしろ、物資の流れに乗せて蔓延させれば、口伝えに蔓延しますから。
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以下、イフス本家より引用 ブリーディングファーム 危険度★☆☆☆☆ オートマタの監視下にある人間の街です。 ここに住む人間は「オートマタに飼育されている人間」です。 最低限の生活の自由は保障されていますが、ファームエリアから出る事は出来ません。また、常にオートマタに行動を監視・観察されています。 イフスの部屋
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526: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 00 50 大陸SEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」4 Main Staring: Z.A.F.T,P.L.A.N.T. Ronald・Virta John・Martinez FAITH Special Forces,Z.A.F.T,P.L.A.N.T. Jonathan・Smith Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Written by:弥次郎 ブリーフィング:「コペルニクス傭兵」 「コペルニクス傭兵は、その名の通り、コペルニクス所属のジャンク屋や傭兵などをザフトが雇用している人員のことです」 「コペルニクスから…?中立を謳う月面都市としては危ういのではないのか?」 「……そうですね。一応、国連の管轄下で月面における中立都市として開発が進んだ地域であり、一定の自治が行われています。 ですが、別にコペルニクスからプラントへの移住や短期労働に赴くのは別に禁止されてもいない。 コペルニクスに拠点を置くジャンク屋がザフトに協力をするとしても、それを止める権限は特にない。 ジャンク屋が多く存在し、経済的にも税制的にも無視しえないわけですから」 「おいおい……」 「勿論、これは詭弁でしょう。 ですが、ザフトの、プラントの公式見解上では、コペルニクスの自治組織に対してのアプローチは行っていても協力要請は受理されておらず、コペルニクスもザフトとの人道範疇の交易はともかくとしても、それ以外の協力は行っていません。従って、中立を維持しています」 「……」 「代わりにと言いますか、積極的な戦闘への協力は行っていません。あくまでも後方での作業を手伝うのみで、連合との戦闘には参加していません」 「公式見解では、だろう?」 「ですが、公式見解です。 彼らに委託されているは物資及び人員の輸送、偵察、訓練役、戦場後からの物資回収などです。 あくまでもそういった仕事のみに限定されていますが、正面戦力に人員を割くしかないザフトにとってはありがたい限りです。 一部の傭兵にはMSを用いての訓練を行ってもらっており、そういった方面でも不足しがちなザフトを支えています」 「何故だ?何故そこまでコペルニクスはプラントに肩入れする?ジャンク屋を介してプラントの手助けをする理由はなんだ?」 「おそらく、コペルニクスなりの事情があるのでしょう。コペルニクス以外にも、各国の月面都市が整備されて影響力を失ったことや、各国の資本がコペルニクスから抜けて別な場所へと向けられたことによって経済が不安定化したこと、開戦後にコペルニクスへの援助などが遅れてしまったこと……様々に考えられます。 また、ザフトからMSの実物や運用について知識を得るつもりなのでしょう」 「利用し、利用される。そんな関係か」 「L1宙域をめぐる戦いで、おそらくコペルニクスは態度を決めるつもりでしょう。 ザフトの脅威があるからこそ、脅されてやむなくという体をとっていた。ですが、地上戦線に片が付き、宇宙に戦場が移り、身近にザフトがいなくなれば、コペルニクスは自らを維持するためにも態度を翻すかと」 「大したタマだ……」 527: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 01 24 ブリーフィング:「新型MA」 「MAの配備を進めた、というのは本当なのか?」 「はい。元々、ディンの後継となる空中戦闘用の可変MSが開発されており、それを元手に偵察を主眼としたMAを開発しました。 また、MSを利用した砲台型MSなども多数…実質MAですね。それらについてはこちらの資料をご覧ください」 「これは……」 「あり合わせだな」 「性能自体は悪くはありません。急造品としては、連合のMA並か、それ以上に活用できます」 「性能はMSと比較してほしいですね……」 「ですが、こうした半分だけMSというのは非常に理にかなっております。 通常のMSに比べて整備箇所を減らし、構造を単純化し、整備性を向上。 MSの特有の運動である宇宙空間におけるAMBACこそ難しいですが、その分直線での航行能力は高いのです。 操縦が単純であれば訓練も短く済みますし、傭兵やナチュラルもいるジャンク屋にとっても扱いやすいものとなります」 「普及させるには都合が良かったわけか…」 「これで仕事をこなせるのですか?」 「問題なくこなせています。MSではエネルギーや労力にロスが大きい仕事を、比較的小さい消費で行えるという強みもありますからね。 マキシマムの力ではなく、ミニマムの力で以て仕事を効率的にこなす。ミニマムを多数そろえて役割分担させるか、 あるいはマキシマムの力を多目的に使うことであらゆる事態に対応させる。我々ザフトは後者を選び、連合は前者が基本としています」 「だが、それを見直しているんだな?」 「ええ。連合はMSの相手をさせるだけでなく、徐々にMSに拡張した機能を求め始め、一方で我々はミニマム戦力を用意し始めた。 片方への依存が危ういものだと、気が付いたためですね。残念ながら、ザフトのMS開発は性能向上や新機能の追加には熱心な一方で、そういった必要最低限のMSの開発には消極的でした。資源や戦力の消耗や前線配備が急務となってようやく目を向け始めましたが……」 「遅すぎたのですね」 「というよりも、何でもかんでもMSにしてしまったのですよね。 ジンというスタンダートMSがなまじ完成度が高くなってしまって、他のものを新たに作ることがかえって非合理的になってしまったのです」 「国力の限界、か」 「MSというものを要にすることで、連合の既存ドクトリンを上回る。 しかし、国力が無く、人口にも限りがあり、コーディネーターだからと言って必ずしもMSを動かせるとは限らない。 だからこそ、何か一点に特化せざるを得ない。それがたまたまMSだったのです」 「そしてMSをコーディネーターの優位性を信じて疑わなかったプラントはそれにのめり込んで…」 「結果、国力の無さもあって、全てをそこに賭けた。正しく一点賭けです。 結果として、システムは必然的に現実との不適合を示しました」 「MSを相手にすることを考えていなかったんですね」 「その通りです」 528: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 02 15 ブリーフィング:「対MS戦闘」 「対MS戦闘メソッドについての知見は、正直なところ乏しいのです。 大西洋連邦と東アジア共和国はMSの導入がこれまでは少数で、そして本格導入が遅かったためですね。 アフリカにおいては小型のMSであるコードネーム『ゴブリン』と戦車から派生した機動兵器…さしずめモビルタンクが導入され、その後の大攻勢においてようやく本格的なMSが大量投入。多くの犠牲をだして我々は撤退しました」 「アフリカの激戦……連合のMSの本格導入で、アフリカ派遣軍は壊滅的被害を受けたんでしたね」 「そして、アフリカの兵士たちは情報統制のために南米に多くが置かれたまま、か……なるほどな」 「地上での報告を本国へと持ち帰った人間は多くありません。 連合のMS本格導入によって、人員の消耗は加速度的に悪化したことも拍車を掛けました。 南米戦線に情報統制のために留め置かれたアフリカ経験者は南米やオーブで命を落とし、通商破壊で情報がとぎれとぎれとなることで、本国へともたらされる情報にばらつきや不確実さをもたらし、信頼を落としてしまった。結果、マジョリティの意見を覆すに至りませんでした」 「俺の隊から送った報告も…?」 「握りつぶされてしまったのですか!?」 「……正確には、受理されながらも、『適切な形』にされたのです」 「ふざけている……それでどれだけの人間が死んだと思っているんだ…!命がけでつかんだ情報をっ!何故!」 「ご指摘はもっとも。ですが、プラントの大多数の人間が、連合がMSを動かせるはずもないという騙りを抱いていました」 「ですが、連合はMSも投入し、我々を圧倒していたはずです…!」 「そうだ。南米でもそうだったし、アフリカでもMSが見られていた。奴らは他の兵科と協力し、俺達に立ち向かってきた」 「マルチネス隊員のようなMSパイロットは例外的なのです。ロナルド・ヴィルター隊長が南米での損耗やアフリカでのレポートを受け取り、それを元にしたカリキュラムや訓練の変更、意識改革を行わなければ、おそらく同じ側にいたでしょう。 一応、地上戦線においては新装備への更新や新型の配備も進みましたが、それはあくまでも付け焼刃。 対MS戦闘能力の向上は図られはしましたが、それもあくまで連合の想定の範疇にとどまりました」 「連合は、こちらを徹底的に研究していて、予測さえ立てていたわけですか…」 「そうだろうな。連合の方が人口も国力も多く、MS研究の速度は俺達プラントよりも速くなる。 おまけに早期にエネルギー不足が解決されたことで、それは十全に発揮できた。 いや、俺達のMSさえ倒せばその他の面では勝っている以上、戦争にも勝ち目が見える、と考えていたから速くなったのか」 「恐らくですが、両方でしょうね。 MS戦闘とは駆け引き。これまでMAを相手にしてきたのと同じように対応すれば、負けるのはこちらなのです。 対MS戦闘のメソッドが無かったわけではない。けれど、連合は既に同じように研究し、我々の先を行きます。 だからこそ、既に連合との戦争はMSだけではもはや何も変わらない状態になってしまった」 「それが、戦争……」 「はい。MSが戦争ではない。戦争は国家と国家のぶつかり合いなのです。 プラントはそれを理解する下地を持たず、それを理解する民を持たなかった。 理解することもせず、理解を拒絶し、虚構におぼれた。その報いなのでしょう」 「っ……」 「堪えろ、マルチネス。これは、純然たる事実だ」 「……はい。すみません、隊長」 「ですが、ヴィルター隊はマルチネス隊員のように意識を大きく変えることができる隊でした。 意識を変える、行動原理を変えるというのは並大抵のことではありません。まして、凝り固まったコーディネーターを相手にしてるのですから。 あなた方の隊からの報告は、特に多彩な視点から現状を分析していました。紛れもなく、ヴィルター隊の手腕です」 「なるほどな。俺を、俺の隊を引き抜いたのは、そういう事情なのか」 「戦争がどういうものであるか、というのを素直に受け入れる下地。それを部下にも広めることができる手腕。 上司と信頼し合う部下。まさに理想的です」 「やめてくれ……そこまで言われるほどじゃない」 「正当な評価です」 「……ああ、くそ。こういうのは苦手なんだ」 529: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 03 19 以上、wiki転載はご自由に。 もう一つ話を挟んだら、いよいよL1本編……なのですが、環境が変わるので多分めっちゃ遅れます(小並 ふんわりとした流れは出来ているのですが、形にするまでどれだけ時間がとれるやら… とまれ、お待ちくださいませー