約 1,731,014 件
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/1129.html
あーあー、タブンネちゃんが頑張ってバランスとれば一匹は無傷で済むのにわざわざ二匹共苦しめますか。しかも同族が苦しむ姿に涙流して感動とか、引くわw -- 名無しさん (2012-11-18 22 04 42) これママンネと子タブンネでやったら面白いだろな -- 名無しさん (2012-11-19 17 55 17) ↑バランス役が子タブンネ、吊下り役がパパンネ・ママンネならチビちゃんは -- 名無しさん (2012-11-25 17 32 51) 途中投稿スマソ。チビちゃんはどっちを助けるかなぁ?www -- 名無しさん (2012-11-25 17 35 08) タブンネにタブンネのタブンネってウザすぎる -- 名無しさん (2022-05-24 17 19 24) お前(タブンネ)の体潰すよw いや、耐えろよ~ -- 名無しさん (2022-05-29 16 28 08) さあ〜て次の犠牲者はどっちだ〜? -- 名無しさん (2022-06-13 11 33 03) あう○こだ出すなよアホww -- 名無しさん (2022-10-21 16 59 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/440.html
小雨が降りしきる中、私は自転車を走らせていた 数日前、フキヨセシティの害獣駆除業者が総出で、タブンネの群れの駆除を行った この近辺で大規模な繁殖を繰り返していたタブンネによる被害件数が多く報告されたからである 公道に糞尿を垂れ流したり、旅人を集団で襲い荷物を奪おうとしたり 挙句の果てには街まで降りてきて、ビニールハウスの作物を略奪しようとする始末だ タブンネというポケモンは総じて、粗野で下劣で身勝手な性格を持つという 一度人間に可愛がられれば、自分が世界で一番偉い存在だと増長する 一度人間の食物を口にすると、汚い欲望を剥き出しにして、何度でも奪いにくる その性格を考慮し、駆除作戦は速やかに可決された 成体の♀は食用タマゴを生産する価値があるため、手足を切断して食品センターへ 幼児の個体は食肉加工されて、ホドモエの冷凍コンテナを経由してイッシュ全土に送られる予定だ 尚、成体♂の半数は強制労働施設へと連行したが、残り半数は群れを見捨てて一目散に逃げ出した 駆除から三日が経ち、空中から哨戒を行っていた鳥ポケモンから、タブンネの残党を発見したと報告を受けた 私がこの雨の中、わざわざ自転車を走らせているのはこのためである タワーオブヘブン 寿命や病気で亡くなったポケモンを供養する慰霊塔である 塔の裏手の林に、コソコソと身を隠すタブンネを数匹発見した 私はそのまま、身を屈めて様子を伺う タブンネは何か、石段のようなものに泣き崩れてているようだ あれは・・・・・・慰霊碑だろうか? 一目見れば石や廃材を重ねたただのガラクタの山にしか見えない ただ、よくよく見れば均等が取れた形をしている 周りには街の花壇から乱暴に毟ったと思われる、色とりどりの花 おそらくビニールハウスからの盗品であろうオボンの実が数個、備えられている 『ミィ~ ミィ~ ミィ~』 タブンネが一列に並び、耳障りな歌を垂れ流す これらの様子から察するに、葬儀であろうか 子供のタブンネがスッポリ収まるような木の箱が、数個並べられている おそらく、人間が行う葬儀という文化を、見様見真似で再現しているのだろう ・・・・・・ふざけるな 奴らは、散々好き勝手に無計画な繁殖を繰り返し、街を襲った! 街の女子供や老人にだけは強気に出て、怪我まで負わせた! 奴らの巣穴に突入して、駆除を行ったときの光景を思い出す 武装し駆除班を見た途端、奴らは媚びた笑みを浮かべて命乞いをしていた 掌から血が染み出るほどに拳を握り、私は怒りを堪える 「もしもし、私です。害獣共の生き残りを見つけました」 私はすぐさま、本部へと連絡を入れる 待っていろ害獣共。同族の弔いなど、俺は絶対に許さない 本部から到着した駆除班は、速やかに装備を整えると、茂みの中から躍り出た 私もそれに続く 『ミィ~ ・・・・・・ミィィィィィ!?』 合唱していたタブンネ共が驚き逃げ出そうとするが、一匹残らず、小銃で足を撃ち抜かれた 這って逃げようとしたため、班員総出で一通り痛めつけておくとしよう 『ミボォ! ミッ、ミッ・・・』 硬い地面に叩き付けられたタブンネ共は血を吐き出しながら呻いている 更に念を入れて、腱をズタズタに切り裂いておいた 動けないタブンネ共に見せ付けるよう、即席の慰霊碑を足蹴にする 『ミアアアアアアア!!!!!』 タブンネ共は突然、火がついたように怒り出す なんて醜い顔をしているのだろう、反吐が出る こんな性悪で知性のカケラもない下等生物が、人間の文化を真似ようなど なんて胸糞の悪いことだろうか 怒りに身を任せたまま、積まれていた石や蝋燭を蹴飛ばし、メチャクチャに荒らす 慰霊碑は、既に原型を留めていなかった 泣き叫びながらジタバタともがくタブンネを無視して、並べられていた木箱を開けた 私の予想通り、子タブンネの死骸がある 駆除の後始末から逃れたものだろう 散々痛めつけられた形跡があるものや、心臓を潰されて即死したものと様々だ ところどころに修復跡がある 死骸に対して、必死に癒しの波動をかけたのだろう 少々、歪な色と形をしているが、子タブンネとしての原型を留めていた 白いパウダーと頬紅で、大雑把な死化粧らしきものまで施されている 勿論、これも街からの盗品である その様子が、ますます私を苛立たせた 木箱を乱暴にひっくり返し、死骸の顔面に何度も、何度も、蹴りを入れた 『ビャアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!』 涙や鼻水を垂れ流しながら泣き叫ぶタブンネ共に、変わり果てた死骸を晒す 眼球や脳漿が飛び出し、グロテスクな赤色に染められている まるで潰れたトマトのようだ これだ。害獣の死に様はこうでなくてはいけない 一片足りとも、慈悲など与えはしない 残ったタブンネ共にも死んでもらう 当然、楽には死なせない 班員たちが金属網でタブンネ共を捕らえ、連行する さあ、街へと帰ろう 襲撃から一ヵ月後、フキヨセシティはもとの平和な街へと復興ていた 街は以前と同じように活気付いている 滑走路脇のビニールハウスには、季節の変わり目とともに色とりどりの果実が実っている 街頭の花壇には、再び綺麗な花が咲いていた 一つ変わったことと言えば 街の外れの大木に、タブンネの死骸が吊るされていることである あれから街に連れて来られたタブンネ共は、この世に産まれてきた事を後悔する程の拷問を受け、ゴミのように死んだ その死骸に防腐処理を施し、吊るしたのである 手足を切り取られ、傷口を熱した鉄板で焼き潰された死骸 内臓を取り出された後、子タブンネの死骸を腹に詰め込まれた死骸 いずれも皆、一生分の絶望と苦しみを味わったような表情のまま、硬直していた こいつらは見せしめとして、これから長い間、無様な死に様を晒し続ける 二度とタブンネという害悪がこの地に繁栄しないよう、私は願うばかりである 『葬式タブンネ』 完 乙、まぁ糞豚なゲスンネちゃんには相応しい最期だったね -- (名無しさん) 2012-01-12 18 01 52 葬儀のマネ事をすること自体はいいんだが、盗品でやってるのは許しがたいなまさにクズンネ -- (名無しさん) 2012-08-21 12 39 36 自分達は暴力や盗みをしておいて、遺体を荒らされて怒るとか何様だよ。シャンデラさんの炎で未来永劫焼かれ続けろ -- (名無しさん) 2012-11-27 22 27 39 こんなss書いて楽しいのか? -- (ななし) 2022-07-22 13 06 39 最高 -- (名無しさん) 2023-01-01 13 43 00 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/137.html
タブンネをモンスターボールから出した。 「ミッ!ミッ!」 体を洗ってあげるよと言い、まず大きな鍋に水を入れ、タブンネに入ってもらう。 「ミイ♪」 喜んで自分から入るタブンネ。それを温める。 「みいー♪」 タブンネは風呂に入ってる気分で気持ちよさそうだ。しかし、しばらくして違和感を感じるような顔をする。 何時までたっても温度が上がり続けている事に気付いたようだ。 「ミイ?!‥ミィィ‥」 タブンネは熱がってるようだ。よし、そこからが本番だ。 タブンネを入れたまま蓋をした。 「ミィブブブブ‥・!!」 タブンネは苦しんでる。頑張って鍋から出ようとするが、蓋で塞がれて出ることが出来ない。 「むぃぶぶっ、ぶぶっ‥‥‥」 必死に蓋を退かそうとするするタブンネ。しかし短い手足で出せる力などたかが知れていた。 徐々に動きが鈍くなり、終いには動かなくなった。 しばらくして蓋を開けてタブンネを出した。 タブンネは溺死していた。体は煮え切っていて皮膚は元々のピンク色から赤に近い色になっていた。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/89.html
母タブンネに子タブンネ3匹が寄り添っている まず母タブンネの頭を撫でてやり警戒心を解く 最初は軽く片手で、徐々に両手を使い顎と頭を撫でる 母タブンネも満更ではないようで「ミィミィ♪」「ミィ…」などと気持ち良さそうに鳴いている 頃合いを見計らい子タブンネの頭を撫でてやりながら持ち上げる 母タブンネはすっかり警戒心を解いており、子タブンネを持ち上げてもなんら抵抗しなかった 子タブンネも母が撫でられてるのを見ているので警戒心はなく手の平で「ミッミッ♪」と無邪気にはしゃいでいる 「ピッチャー第一球振りかぶって…!」「投げた!」 俺は言い放ちながら大きく振りかぶり、子タブンネ…いやボールを投げた 「ミッミッ♪」とはしゃいでいた子タブンネの声は「ミヒッ…!」と風に掻き消されキャッチャーのミットに力強く吸い込まれた スパァン!「ミギャアア」ストライクッ! 俺のストレートは見事に相手のバットを空振った 母タブンネは少しの間呆然としていたが事態を把握したのか俺を睨みつける と不意に母タブンネの動きが止まる キャッチャーが例の子タブンネをこちらに投げ返してきたのだ 俺はそれを難無くキャッチする バシッ「ミヒ…」そして強く掴む「ミィィィ…」 母タブンネは焦る 子タブンネを人質に取られているのだ 何もできまい さぁて 肩も疲れてきたし次のバッターはゴロで仕留めようかなぁ もっとも仕留められちまうのはバッターだけじゃないかもしれないけどな 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/495.html
欲望の街、ブラックシティ 前回に続き、この街のポケモン産業を紹介しよう タブンネというポケモン 奴隷として、街中至る所でその姿を見かけることができる 外敵から身を守る術を持たないこの劣等種は、人間の奴隷として飼われる事でしか生きることしかできない その小汚いピンクと白の体毛は、野生ポケモンにとっても的でしかない 今回は、奴隷タブンネを生産する過程についてを見ていこう ブラックシティに強制連行されてきた野生タブンネは、枷を付けて、人間のために働く奴隷として生まれ変わる 主な調達先は一つの大きな集落であり、生息する個体全てを丸々乱獲する タブンネは無駄に繁殖力が高く、イッシュ地方の多くで集落が確認されている ブラックシティでは日々、多くのタブンネの死骸が廃棄処分されているが、新しいタブンネの供給が尽きた事は過去に一度も無い 所詮、タブンネなど使い捨てのゴミと同等である。いくらでも代えが利くのだ 野生のタブンネを服従させるため、まずは作業員が死なない程度の暴力を加える 『ミッ!ミッ!』 このタブンネは、今回の調達先の集落で一番身体の大きな個体だ まるで迫力を感じられないその醜く肥えた顔で、作業員を威嚇している ここは、大量の檻が並んだ巨大倉庫 檻の外で作業員と向かい合っている一匹を除いて、一つの集落に生息する全てのタブンネが、檻の中へと押し込められていた その個体には何も拘束を行わず、自由にさせる ただ、屈強な肉体を持つ作業員が道を塞いでいるため、逃げることはできない 檻の中のタブンネたちは、群れで一番のタブンネが、今にも人間を打ち倒し、自分たちを解放してくれるなどと信じていた 群れ全体で応援するかのように、喧しい鳴き声で騒いでいる 『ミィィ!』 それに呼応するかのように、タブンネは、渾身の捨て身タックルを作業員にぶつけた しかし、作業員はビクともしない 作業員は、無言でタブンネを引き倒し、マウントポジションを取る そのまま腕に力を込め、タブンネの腹目掛けて拳を振り下ろした 『ミボォ! ・・・・・オゲェェェェェェェ!!!!!!!』 たまらず胃の中身を吐き出すタブンネだったが、作業員は続けて拳を振り下ろす 先程よりも速いペースで、何度も、何度も、振り下ろした 『ミイィィ・・・ミヒィィィ・・・・・』 胃の中身を全て吐き出したのか、タブンネは短く息を吐き続けていた 作業員は手を止めると、今度はタブンネの顔面を、靴底でグリグリと踏みつけた 『ミィ! ミィィィ!』 タブンネは怒りを孕んだ声をあげ、イヤイヤと身を捩り抵抗する タブンネという種族は、その小汚い見た目に似合わず自尊心が高い 野生で生きる他のポケモンとは違った、悪い意味の個性であるピンク色の体毛がその原因だと言われているようだ 自分の種族だけが特別なポケモンだと思い込み、付け上がるという、醜悪な精神を持ち合わせている よって、顔を踏みつけられるのはかなりの屈辱なのだろう そのちっぽけな自尊心など、人間の手にかかれば無意味なものだが タブンネが抵抗する素振りを見た作業員は、再びマウントを取り、腹目掛けて拳を叩き込んだ 『ミギャッ!』 涙を流そうが、血反吐を吐き出そうが、抵抗しなくなるまでこの工程は繰り返されるのである 二時間程殴られると、タブンネは顔を踏みつけられても抵抗しなくなった 息苦しいのか、叫ぶことすらせずに、濁った目から涙を流している くだならい自尊心を叩き折るには、暴力を加えるのが一番効果的だ タブンネの精神など、痛みによって支配してしまえば簡単に堕ちてしまう 作業員は仕上げに入る まずは、長く伸びた触角を片方を、乱暴に引き千切った 『ア”ア”ア"ア"ア”ア”ア"ア"!!!!!!!!!!』 神経が集中した触角を千切られ、タブンネは枯れた喉で悲鳴をあげた 血だけではなく、様々な体液が飛び出している 作業員は、ジタバタと暴れ回るタブンネに、冷たく重い鋼鉄の首輪を嵌めた 奴隷用の特注品であり、リモコンで起動する小型爆弾が付いているものだ そして最後に、腹と背中に熱した焼き鏝を押し付ける ブラックシティの刻印であり、人間のために死ぬまで働き尽くすという、奴隷タブンネとしての存在証明である タブンネはぐるんと白目を剥き、泡を吐いて気絶した 目が覚めてからは、奴隷としての新しい生活が始まるだろう 檻の中のタブンネたちはどう感じただろうか、言うまでも無い 集落で一番強いと思われていたタブンネが、いとも簡単に人間に服従したのだ 絶望と恐怖で、とっくに精神が折れているだろう 大量の折が置かれた倉庫は、タブンネの悲鳴一つ無く、しん、と静まり返っていた こうして、効率良く、他の個体も人間に服従する 今のタブンネと同じように、身体の一部を欠損させ、顔面は再生力で修復出来ない程、グチャグチャに変形させてしまう より醜くなったタブンネたちは、奴隷の焼印と首輪を晒しながら、今日も、明日も、街中を歩く その労働力によって、ブラックシティの人々は、快適な生活を維持することができるのである 終 クソブタブンネは永遠に奴隷としてあつかわれな!wwwwwwwwwwwwww -- (七十) 2012-06-05 07 05 02 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/50.html
俺の手元には今一匹のタブンネがいる 576のタブンネらしいが煮るなり焼くなり好きにしていいらしいので好きにさせてもらおうと思う のんきなものだ、これから何が起こるかわかってないタブンネは笑いながらこちらに自分のアピールをしている さながら「私ってかわいいでしょ?」と言ってるような感じだ、非常にウザい 俺は工具箱の中から電動ドリルを取り出す、木材に穴をあける用のドリルだ それをへらへらと笑っているタブンネの足にあてがい、そしてトリガーを引いた ドリルが回る音と共にタブンネの足にドリルが入っていく さっきとは一変して「ミギャアアアアアアアアア」と悲鳴をあげるタブンネ 穴があき終わった頃にはタブンネは憔悴しきって息を荒げていた 俺はもう一つの足にドリルを当てる すると今度は這って逃げだそうとした、まぁ当たり前だが だけど逃がさない、弱ってるタブンネなんて簡単に捕まえられる 足をしっかりと掴む、じたばたともがくタブンネの腹にナイフで傷をつける、致命傷になる傷ではないから安心してほしい 傷口を押さえて動かなくなったところで俺は再びタブンネの足にドリルで穴を開け始めた 再び叫び声をあげるタブンネ、だがそれに構わず俺はドリルで穴をあける 穴をあけ終わるとタブンネは泡を吹いて気絶していた、通りで途中で叫び声が聞こえなかったはずだ バケツに水をためて、タブンネの顔をつける 気がついたタブンネはもがきはじめた、俺はタブンネの顔をあげる ゼーゼーと息をするタブンネ、呼吸が落ち着く前にもう一回水に顔をつけた 再び苦しみだすタブンネ、こうすることによって味が良くなるんだとか それを数回繰り返した後俺はタブンネを横にした そしておおよそ直径3センチはあるであろう木の棒を持ってくる 先ほど開けた穴は大体直径0.5ミリ、圧倒的に棒の方が大きい でもそんなの関係なく俺は力の限りタブンネの左足に棒を突っ込み始めた 先端をとがらせてあるのでぐいぐいと力任せに押してもずれることはない おおよそマスコット的なポジションのポケモンとは思えないほどの醜い顔と濁声で叫び声をあげるタブンネ 激痛の所為でさっき食べてたオレンの実を吐き出している でもそんなの関係なくぐいぐいと木の棒を突っ込む、とりあえず左足には入った タブンネは‥‥どうやらまだ意識はあるようだ、すでに死屍累々だが 俺は手持ちのスボミーを出して悩みの種をやらせる これでタブンネの特性は不眠になった、眠ることはない、つまり気絶することはないということだ 俺は今度は右足に木の棒を突っ込み始めた タブンネは叫び声をあげすぎたのかかすれた声で何を言ってるのかわからない そして突っ込んでいってると血を吐きだした、喉が擦り切れたのだろう そしてやっと棒が貫通する、これで一応下準備は完成だ 俺はタブンネの足の間の棒に縄をくくりつけて、少し高めの気にもう片方の側の縄をくくりつけた そして下に着火剤をまいた木を用意する ヘルガーを出して、火炎放射するように言う ヘルガーはすぐに火炎放射して、木はあっという間に燃え始めた パチパチと音を立てて燃え盛るが、その火はタブンネには当たらない しかしその火から放たれる高温の煙がタブンネを徐々に蝕んでいく タブンネはゲホゲホとせき込み、弱々しく鳴きながらこちらに手を伸ばす 俺はほほ笑みながらその手に鋏を当てて、力を入れた 鋏の刃がタブンネの手の肉に食い込む、さすがに骨までは断ち切れないが肉は切れたようだ 弱々しく鳴き声をあげるタブンネ その後タブンネは涙を流しながら絶命した、ただまぁ豚肉は寄生虫が多いからちゃんと火を通しておきたいのでまだまだ燻製は続けるが そして出来上がったタブンネの燻製をいただこうとするが、そういえば俺は豚肉が嫌いだったのを思い出したのでヘルガーとスボミーの晩御飯になった 二匹はとてもおいしそうに平らげた おわり 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/282.html
タブンネの集落で沢山のタブンネが沢山のタブンネの亡骸を見つめて呆然としています。 そこへ心優しいトレーナーがやってきてこう言いました。 「…僕が埋葬してあげよう」 タブンネ達はそのトレーナーにネコブのみ20個を渡してそれを頼みました。 やがて集落にできた立派な墓。タブンネ達は毎日お参りしていました。 ある日、違うトレーナーが来てこう言いました。 「変なものがあるなぁ、タブンネには分からんだろうし、ぶっ壊すか」 せっかくのお墓を壊されてはたまりません。タブンネ達は必死でそれを阻止しようとしました。 しかし、そのトレーナーのポケモンに勝てず、皆死んでしまいました。 いえ、一匹生き残っていました。最後のタブンネは仲間の亡骸をせっせと埋葬しました。 その光景をみたトレーナーはタブンネを追い払い、「タブンネにこんなものいらん!」と言ってお墓を壊してしまいました。 最後に残ったタブンネはただただ泣いていました。 そして何とかお墓を立て直そうとした結果、できたのは亡骸と土の山。でも最後のタブンネには十分だったようです。 最後のタブンネはそれに覆いかぶさるような形で、ゆっくりと息を引き取りました。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/1109.html
おかあしゃあん!おなかしゅいたあ!まんまぁ!おちちちょうらい! 「はいはい、みんな仲良くね。」 チュパ…チュパ… おいちい!おちちおいちいよ!…げぷう! もうおなかいっぱい…おひるねしよう! わたしタブンネ!おかあさんときょうだいたちとなかよくくらしてるの! うふふ、おとなりのあかちゃんみてたらちっちゃいころをおもいだしちゃった。ほんのちょっとまえのことだけど。おとなりのあのこはもうおはなしもできるからおちちはそつぎょうね。それともおちちがすきなのかな?あまえんぼさん! わたしはもうおちちはそつぎょうしたの。いまはおかあさんとおんなじごはんをたべて、おはなしもばっちりできるようになったの。きょうだいでいちばんはやかったんだから!えらいでしょ! チリンチリーン… あ!いつものスズのコがきた。やさしいおとでわたしたちをいやしてくれるいいコなの!だからニコッ!ってタブンネのかわいいえがおをみせてあげるんだ!スズのコはゴキゲンそうなかおでフワフワうかんでいっちゃう。いちどいっしょにあそんでみたいなあ。 わーい、ごはんがきたよ!タブンネ、ごはんだいすき!いつもニンゲンさんとポケモンさんがもってきてくれるんだ!でもニンゲンさんたちはだれにごはんをもらってるのかな? ごはんをおなかいっぱいたべたらおかあさんときょうだいとあそぶの。いちばんちっちゃいおとうともごはんをたべられるようになったの!おとうとはあまえんぼさん。でもみんなもおかあさんにあまえたいから、みんなおかあさんにべったりくっついてねるの。やわらかくてあったかくて、とくんとくんってやさしいおとがして、すっごくしあわせなきもちになるの! そんな…おかあさんとおわかれなんて…。とつぜんニンゲンさんたちがやってきて、わたしたちをべつのところにつれていこうとしたの!。 いやだ!いやだよう!おかあさーん! でも、おかあさんはかなしそうなかおをして 「うう…ごめんね…りっぱにそだってね…かわいいおちびちゃんたち…!」 っていったの…。おかあさんもじぶんのおかあさんとはなればなれになったのかな…。 タブンネたちがつれていかれたところにはたくさんちいさなタブンネさんがいたの。みんなおかあさんとはなればなれにされたこどもみたい。 ニンゲンさんたちはみんなにおいしいごはんをたくさんくれたの。タブンネたちもあんしんしてごはんをたくさんたべたの。 みんなさびしそうにしてるけど、タブンネはおねえさんなんだもん、くよくよしちゃだめ! よるになってどこからかタブンネたちにふしぎなこえがきこえてきたの! 「可愛い可愛い子タブンネ達…心配することはありません。貴方達タブンネはお母様のもとを離れ、立派な大人になるべくここでみんなで暮らすのです。沢山ご飯を食べてすくすく育ってくださいね。私も応援していますよ…。」 やさしいこえ…。タブンネたち、ここでくらすんだ!おうえんされてるんだ!…よおし!タブンネ、りっぱなおとなになってたくさんこどもうむ!それだけじゃない!こどもとしあわせにくらして、みんながりっぱなおとなになるまでそだてるんだ!タブンネはじぶんのこどもはじぶんでそだてるもん!そんなタブンネがいたっていいはずだもん! それからタブンネはいっしょうけんめいごはんをたべたの。みんなもタブンネにまけないくらいたくさんたべてたよ。がんばってたべて、おそとにだしてもらったときはみんなでたのしくあそんで、またがんばってたべて…。 これならみんなりっぱなおとなになれるはず!だってがんばってるんだもん! 「おねえちゃーん!おねえちゃーん!いやあ!おねえちゃんもつれてってー!」 なんで!?なんでタブンネだけみんなといっしょにいけないの? おとうとたちもないてるよ…。みんなががんばっておおきくなってきたから、もっといいところにつれていってもらえるとおもったのに…なんでタブンネだけのこされるの…?ひどい…。 でもそのときあのふしぎなこえがきこえたの!やさしいこえが…。 「落ち着いて下さい…可愛い可愛い子タブンネ達…。心配は要りません。貴方達はこれから最高のタブンネとなるために旅立つのです。多くの生き物を幸せにするために。皆さんが幸せになるために。…覚えておいて下さい。私はいつでも貴方達を応援していますよ…。」 「ぼくたちもっとしあわせになれるんだ!」 「やったあ!」 「もっとごはんがたくさんたべたい!」 え!?じゃあタブンネはどうなるの?タブンネはしあわせになれないの? 「わたしたちは…?」 あ、タブンネのほかにもつれていってもらえないコがいたのね。 「おねえちゃん!おねえちゃーん!!おねえちゃああ…あ………くう……すう……」 あれ?みんなねちゃった…。…あっ、みんながいっちゃう!まって、まってえ!! 「待ちなさい。」 え?またあのこえだ…。 「貴女達は選ばれたタブンネなのですよ。寂しいでしょうが気を落とさないで。」 えらばれた…? 「貴女達は彼等とは違う生き方ができると見なされた、素晴らしいタブンネなのです。胸を張って下さい。勿論、私は貴女達のことも応援していますからね…。」 タブンネたち、すごいタブンネなの?がんばってたくさんごはんをたべたから「えらばれた」のかな? 「やったあ!わたしたちトクベツなんだ!」 「あたしもっとごはんいっぱいたべたい!ごはんたくさんもらえるかな?」 そうだよね!タブンネたち、すごいタブンネなんだ!タブンネはぜったいぜったいこどもをたくさんうんでしあわせになる!しあわせなおかあさんになるの!だからみんなもしあわせになってね…! わたしはタブンネ!からだはまだまだお母さんより小さいけど、それでもだいぶ大きくなったよ。 チリンチリーン…チリンチリーン… タブンネはお耳がとってもいいの。だからスズのコのいやしの音もとおくからきこえるのよ!すごいでしょ! きょうもたくさんごはんを食べよう!たくさん食べてげんきなこどもをうまなくちゃ! きょうはごはんを食べたあとタブンネたちはちがうばしょに連れていかれたの。どうしてだろう? そしたら、なつかしい声がきこえたの。わすれるわけがない、あのふしぎな声…。 「御機嫌よう…選ばれたタブンネ達。いよいよ貴女達が役目を果たす時が来ましたね。」 やくめ?やくめって? タブンネは声にきこうとしたんだけど、なんだか急にねむくなっちゃった…。 うふふ!タブンネ、もうすぐおかあさんになれるの!タブンネのおなかの中にはタマゴがあるんだ! …それはうれしいんだけど…なんでタブンネつながれてるんだろう…。またおそとを走りまわりたいよお…。 …だめだめ!タブンネはもうすぐおかあさんになるんだから、くらいきもちじゃだめ!そうだ!こどもをうんだらみんなでおそとであそぼう!きっとすっごく楽しいはず!…ふふ!かんがえただけでえがおになっちゃう!はやくうまれてきてね、タブンネのあかちゃん! うーん、うう~ん… …やったあ!タブンネのタマゴ、これで5コもうまれたよ!タブンネ、やっとおかあさんになれるんだ! …あれ?タマゴがない…あああ!!タマゴがおくのほうにころがっていっちゃってる!やああ、タブンネ、つながれててとどかないよう!タマゴぉ、タブンネのタマゴ、タブンネのあかちゃん、タブンネのなのぉ!タマゴ、タマゴ、タマゴぉ!おねがい、だれかタブンネのタマゴとってえ!!タブンネ、こどもがほしいよぉ! うわあああん…だれかぁ…! ザッザッ… だ…だれ!?ああっ!いつものニンゲンさんだ!やったあ!ニンゲンさあん、タブンネのタマゴとってぇ! …えっ!?…いやあああああああああ!!やめてええええ!!タマゴもっていかないでええ!!なんで、なんでえ!!なんでタブンネのタマゴもっていっちゃうの!?タブンネのタマゴなのよう!!おねがい、かえして、かえして、かえしてええええええ!! タブンネ、こどもたちとずっとしあわせにくらすのがゆめなの!初めてのタマゴ、やさしくあっためてかえしてあげたいの!あかちゃんがうまれたら、ぺろぺろってからだをなめてキレイにしてあげたいの!おいしいおちちをあかちゃんにあげたいのぉ!ふわふわのあかちゃんといっしょにぐっすりねむりたいのぉ!おねがいぃ!タブンネのタマゴおお!! まって、まってえ!いかないでええええ!!タブンネの…タブンネのかわいいあかちゃあああん、あかちゃあああああああん!!いやあああああああああん!! タマゴぉ、タマゴぉ…!あかちゃん…あかちゃあああん……う…ううう……うわああああああん……………ひどいよお………初めての…タブンネの初めてのタマゴぉ………ぐすん……………。 「あたしのタマゴがあぁ…なんで……」 「あかちゃん…あかちゃん……わたしの…初めてのあかちゃああん……」 みんな…みんなタマゴ、とられちゃったの…?そんな…どうしてタブンネたちがこんな目にあうの…?えらばれたのに…なんにもわるいことしてないのに…。 「御機嫌よう…選ばれたタブンネ達。なかなかにいい仕事でしたよ。マスターもご機嫌のようでした。」 ふしぎな声だ!…それってどういうこと?…ひょっとして、タブンネたちのタマゴがほしいの…? 「おや、貴女はタブンネにしては賢いのですね、…ああ、マスターが目を付けたタブンネでしたか。」 タブンネの目のまえに、ときどきタブンネにごはんをもってきてくれたりしてたみどりと白のキレイなポケモンさんがあらわれたの!まさか…ふしぎな声はこのポケモンさんだったの!?…そんなことより、タブンネたちはこれからどうなるの? 「フフ…そこまでは教えてあげません。辛いでしょうが、今は身体を休めて…。覚えておいて下さい。私はいつでも貴女達を応援していますよ…。」 おうえん…?なんなの?タブンネたちはどうなっちゃうの…?ニンゲンさんとポケモンさんはごはんをくれて、おそとであそばせてくれて、でもタマゴはとりあげて……うう……あかちゃん……もうタブンネつかれたよ……。 …ごめんね…あかちゃん…。 タブンネのおなかにまたタマゴができたよ! でも……ううん、だめだめ!こんどこそタブンネはおかあさんになるんだから!ぜったい!ぜったい! いやああ、くさりじゃまあ!タマゴおさえきれないよお!タマゴまってえ! ううう…けっきょく1コしかとれなかった…。 い…いやあ……あとの4コもタブンネのタマゴ、タブンネのあかちゃんなのぉ!ぜんぶタブンネがそだてるのお! こうなったら…こんな…くさりぃ……タブンネがこわすもん!ぜったい…おかあさんに…なるもん…! んぎぃ…んぐう…!あかちゃん…!タブンネのあかちゃん…! コロコロ… …!!ああああああああ!!タ…タマゴぉぉ!! たった1コ…たった1コだけタブンネの手にのこったタマゴ…!初めての…ほんとうに初めてのあかちゃんになるはずの…。 ザッザッ… あ…ああ……あしおと……やめて……やめてええぇ………。 そのあとのこと…タブンネはよくおぼえてないの…みんなのさけび声がすごかったことしか… いちどは手にはいったのに…まもったのにぃ……タマゴ……あかちゃん……。 こんどこそ…こんどこそ…タマゴ、まもってみせるもん…! こんどは2コまもってるもん…!…ごめんね…タブンネにはぜんぶのタマゴはまもれないの…。ゆるしてね…まもれなかったあかちゃん…。 ザッザッ… ニンゲンさんがきた…タブンネは、タブンネはぜったいぜったいこどもをそだてる!この2コのタマゴはわたさないから!なにがあっても! あっ…声のポケモンさんもいっしょ…タブンネのおうちのまえにきた…。なにするの…?た…たすけて…くれる…? 「今回もありがとう。」 スッ… ええっ!?タブンネのタマゴがきゅうにうごいておくのほうに…。 い…いやああああ!!やっと、やっと、やっとタブンネ、おかあさんになれるとおもったのに!やめて、やめてぇ、やめてええええ!やめてよおおおおお!! なんでタマゴとりあげるのおおおおお…!なんでずっととりあげるのおおおおおおお…! なんでタブンネはこんなひどいことされるのおおおおおおおおぉぉぉ………。 うっぐ…なんで…なん…でぇ…。 「いつでも応援していますよ…。貴女達の立派な働きをね…。」 タブンネはタマゴがかえるところ…見られないの…?かわいいあかちゃんのかお…見られないの…? いや…いやだぁ…いやあだあぁぁ……………。 ねそべってタマゴをおなかの下にかくせばぜったいにとられないもん…! タブンネ、あきらめない…ほかのみんなとはちがうもん! タブンネはぜったいあきらめないもん…!あかちゃんとくらすんだもん…ぜったいにしあわせになるもん…! ググッ… い…いぎゃあ…!く…くるしいよお…おもいよお……。これ…ポケモンさんのふしぎなチカラなの…? や…め…てえ…タブン…ネの…から…だ…こ…わ…れちゃ…う…。 ビシィ…ベキバキ…グチッ… …あ……あ…あああ……!あああああ……!! グシャ…グチャア…バチビチビチ… い゙やあああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!やめでえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙!!! もう…たった1コでいい…たった1コでいいから…じぶんの手とあしでかかえてまもりきるんだ…! ザッザッ… ひぃっ…こわいよお…からだがふるえるよお…でも、タブンネはたたかうもん…!タマゴをまもるもん… こんどはニンゲンさんだけ…ならなんとか、なんとか…!わたしの初めてのあかちゃん…! ガッガッ! いたい!いたいよう!つつくのやめてよお!やあん!ゆるして、ゆるしてえ! タブンネ、おかあさんになりたいだけなのよう!ニンゲンさんにひどいことしたいんじゃないのよう! らんぼうしないでえ!おねがいよぉ! 「健気で本当に可愛いねえ君は。今回も美味しそうなタマゴをありがとう。 お礼にこれからも食べ物や安全な寝床をしっかり用意してあげるから…ね!」 ドスッ! いたあい!…あっ…。 「タマゴ、ありがとね。ちゃんとご飯、食べるんだよ。」 ……………いびゃあああああああ…!!いじわるううううゔゔゔゔ… がえじでええええ゙え゙え゙え゙!だぶんねのだまごおおおおお゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙……!! 「おかあさん…なんでぼくたちをまもってくれないの…。」 「たべられちゃった…くるしいよお…おかあさん…。」 『おかあさん…おかあさん…おかあさん… おかあさん…おかあさあああああん………』 いやあああああ……ごめんなさい…ゆるしてええええ……。 おかあさん…こんどはぜったいに…ダマゴかえしてあげるからぁ…あああ……。 タブンネ、かしこいってポケモンさんに言われたから、いっしょうけんめいかんがえたよ。 タマゴを1コかかえて、もう1コはうしろにくさと土でなんとかかくしたの。かかえたタマゴがまもれなくても、うしろのには気づかないはず…! かわいそうだけど、かかえたタマゴをはなせばつつくのだってやめてくれる!きっと! いたあっ!いたい!いたい!やめてぇ、いたいよお!いやあん、おなかやめてよう…。 ああっ…かかえてたタマゴがあ……。 はあ…はあ…うしろのタマゴ…なんとかかくしとおせたよ…。やった…!ぜったいにこのタマゴ、かえしてみせるんだ! くさと土でおおってタブンネのからだでかくしてあればばれないはず…! 「フフ…いつもタマゴをありがとう。」 「いやあああ……!!」 「やあああん…!」 うう…1コのタマゴをかくそうとしたらほかのタマゴがかくせないよ…。 …だめよタブンネ!たった1ぴきでもタブンネのだいじなだいじなはじめてあかちゃんなんだから、くらいかおはだめ! とびきりのえがおでむかえてあげなくちゃ! 早く…早くうまれてきてちょうだい…。かわいいかわいいタブンネのあかちゃん…。 カタ…カタ… ああ…タマゴの中からおとがきこえてくる…! もうすぐ…もうすぐ…タブンネ、おかあさんになれるんだ…!うふふ…おもわずえがおになっちゃう! ね、ね、あかちゃん、うまれたらおかあさんがたくさんたくさんかわいがって、いっしょにおねんねして、おいしいおちち、おなかいっぱいのませてあげるからね! だからがんばって、タマゴのからをげんきにやぶってうまれてきてちょうだいね!おねがいよ! タブンネがそう言ったら、タマゴからカタカタってへんじがきたの! あああ…タブンネさいこうにしあわせ…これがおかあさんなんだ…!あかちゃん、ありがとう…ありがとう…! ぜったいにしあわせになろうね! ザッザッ… いけない!ニンゲンさんだ!タマゴをかくさなきゃ! …あっ、ポケモンさんもいっしょだ…。でもこんどはぜったいにかくしきる!あかちゃんのかわいいおかおを見るの! ザッザッ… やった…こっちを見ただけでとおりすぎていったよ…! あしたにはあかちゃんうまれるはず…!あかちゃん、早くかわいいおかおを見せて…ね! ふああ…なんだかもうねむくなっちゃった…。じゃああかちゃん、おやすみ…。 カタカタ…カタカタ… ……!たいへん!今にもうまれそう!タマゴタマゴ…。あれ?タマゴはどこ? ………あああああ!!タマゴがおくのほうにうごいてるぅ!なんでぇぇ!? いやあああああ!!ニンゲンさんたちにばれちゃううう!タマゴぉ、おねがいぃ、こっちにきてえ! 「御機嫌よう。もうすぐタマゴが孵るのですね。」 ポ、ポケモンさん…。おねがい…おねがい!みのがして!タブンネのゆめなの!1ぴき…1ぴきだけでいいからあかちゃんをそだてたいの…!おねがいぃ…。 「いいですよ。見逃しましょう。」 え…いいの?ありがとう…ありがとう…!ありがとうポケモンさん…! 「それより、今まさにタマゴが孵ろうとしていますよ。」 えっ…? ピキ…ピシピシ… あっ…。 ピシピシ…パキ… ああっ…あああ…! パキパキパキッ… 「ちぃぃ…。」 ああああ…!タマゴの中からちっちゃくてかわいいあかちゃんタブンネが出てこようとしてる…!早くなめてあげなくちゃ…! ポケモンさん、タマゴとってちょうだ… フッ… ひゃああ!え…えええええ!ニ…ニンゲンさん!?なんでぇ!?いきなりでてきたよ!? あああああ!!だめえええ!それはタブンネのあかちゃんなのぉ!! 「てゅああ……!」 いやああ、あかちゃんいじめないでえ!おねがいおねがいおねがい…! 「ちびぅ…みぶう!みぴいぃ…まぶぅ…。」 やあああん…!あかちゃんさくにしばりつけないでよぉ…!タブンネ、あかちゃんだっこしたいよぉ! べとべとのあかちゃん、ぺろぺろしてきれいにしてあげたいのよぅ…!おちちあげて、あかちゃんがおいしそうにのむのを… …あれ?これじゃあタブンネ、あかちゃんにおちちあげられない…? …いやああああああ!!まって、まって、あかちゃんをはなしてぇぇぇぇぇ!! このままじゃあかちゃん、おなかすかせて、しんじゃううう!!やだあ、やだあやだあやだあやだあやだああああああああ!! ポケモンさあああん!たすけてよおおおおおお!!みのがしてくれるっていったのにぃぃ…!! 「…子供の顔が見たかったのでしょう?見放題ですよ。ただし貴女はタマゴを産むことが最優先、 よって期間限定です。…それと、マスターは最初から貴女のタマゴのことに気付いていました。 私が見逃す見逃さないの問題ではないのですよ。それでは。」 いやああ…まってよぉ…。 「応援していますよ…。貴女達がタマゴを沢山産んでくれることを…ね…。」 ……………。 なんで……。なんでタブンネはずっと……ずっとずっと……。 ・ ・ ・ あかちゃんは水はもらえてるけど、おなかがすいてずっとないてるよ…。 「あぶう……び…うびぁ…。びうう…。」 もうなくげんきもあんまりないみたい…。 このままじゃあかちゃんしんじゃうよう…。 でもまだあかちゃんはタブンネのおちちしかのめない…。どうすればいいの…? 「みゃ……うぎゅ…ぐぴいぃ…。」 あかちゃん…くるしそう…。 だれか…だれでもいいからたすけてよお…。 タブンネじゃああかちゃんをそだてられないよお…。 「うるさい!じぶんだけこどもうんでおいてないてるんじゃないわよ!」 「いいきみ!あーあ、ずるいママのせいでおなかがすいてしんじゃうなんてかわいそうなあかちゃん!」 う…う…。なんでみんなタブンネをいじめるの…。 なんでタブンネはしあわせになれないの…。 ひどい…ぐすん…ひどいよおぉ……。 「びゃう…ぴゅいぃ……ばぶ…ぶう…。」 やめてえ…。そんなくるしそうなおかおでタブンネを見ないでぇ…。 タブンネ、あかちゃんのこんなおかおが見たかったんじゃないのに…。 うう…うえええええええん………。 「ばび……ぴ…。」 いやああん!あかちゃんしんじゃうよおぉ! あたらしいタマゴなんかうんでるばあいじゃないのよう! 「タマゴを貰いに来ましたよ。」 ポケモンさあん、おねがい…たすけてぇ…たすけてぇ…。 あかちゃんくるしそうだよう…。 くるしそうなあかちゃんなんて見たくないでしょう…? 「フフ…タマゴありがとう。」 きいてよお゙お゙お゙!!だすげでよお゙お゙お゙お゙…!! 「うるさいのよ!さっさとあきらめなさいよ! わたしたちにこどもなんてむりなのよ!…うう…。」 いやだもん…タブンネ、こどもそだてるもん…! タブンネの、タブンネだけのかわいいこども…。 ゆうがたになったらもうあかちゃん、ぜんぜんなかないよ…。 やああああ…おねがいだれかあ…。 「ふぃ…ぉ…」 …あかちゃん…? 「…おぢ……ぢ……。」 あかちゃん…!おちち…?おちちほしいの? まってね…!おかあさん…がすぐ…に…こんな…くさり…こわ…し…て…うぐう…。 おち…ち…おなか…いっぱい…のませて…。 「………。」 もう少し…もう少しだけがんばって…あかちゃん…! うぎい…もうあさになっちゃったけど…タブンネ…あきらめ…ない…もん…。 はあ…はあ…あかちゃん…。 ザッザッ… ニンゲンさんとポケモンさんがきたけど、かんけいないもん…! タブンネはあかちゃんをたすけるんだもん…! プチッ ポイッ ニンゲンさん!?あかちゃん、かえしてくれるの? や…やった…!あかちゃん、あかちゃん、あかちゃん…! つめたい…さむかったの?さあおかあさんのおちち、いっぱいのんで!ね! 「………。」 あかちゃん…?どうしたの?おかあさんのおちち、おいしいよ? …ね?おねがい…ね?おちちのんでちょうだい? 「………。」 …あかちゃん…?ねえあかちゃん、へんじしてよう! かわいい声、おかあさんにきかせて!おねがい! 「………。」 え…あかちゃん…?タブンネの耳にはなにもきこえないよ…? うそだよね…?げんきがないだけだよね…? タブンネはじまんのしょっ角をあかちゃんにおそるおそるあててみたの…。 でもあかちゃんからはなんにもかんじない…。 うそ、うそ…。あかちゃんのとくんとくんっていのちの音…。 タブンネがおかあさんにぎゅーってくっついて、 やさしいきもちがつたわっていつもあんしんしてたあの音…。 「………。」 ……!!……あ…ああ…。うそ…うそ…うそ…。 …うびゃああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙……………!!! ゆめ…タブンネのゆめ… あかちゃんにかこまれていっしょにねんねして、 おちちせがまれたらじゅんばんよってやさしくなでて、 おなかいっぱいになったあかちゃんがにぱってわらって…。 タブンネ…の……ゆ…め…。 ………。 まだ…あき…ら…め……。 「………。」 あかちゃあん、どうしたの?おなかすいたの? よしよし…。ほうら、おかあさんのおちちだよ! おなかいっぱいになるまでのんでね! 「………。」 あかちゃんおなかいっぱい? うふふ、いっぱいのんでえらいよ!なでなでしてあげる! おなかいっぱいになったらおかあさんといっしょにおねんねしようね! ぎゅうーっておかあさんとくっつくと、すっごくあったかいよ! おかあさんのむねのところから「とくんとくん」って音がするでしょ? おかあさんがげんきであかちゃんのそばにいるってことなの。 おかあさんはずっといっしょにいてあげるからね。 ずーっとしあわせにくらそうね!タブンネのかわいいかわいいあかちゃん…! 「………。」 ………。あさになったけど…あかちゃん…やっぱりうごかない…。 あかちゃん…ほんとにしんじゃったんだ…。 タブンネ…しあわせになんかなれないんだ…。 もう…いやあ…。 ザッザッ… タマゴ、またとられちゃった……。 タブンネはこれからもずっとずうっと、タマゴをとられるだけなんだ…。 あかちゃんをそだてるなんて…はじめからむりだったんだ…。 ひどい…。 ひどい…ひどい…。 ……………ひどい…………。 わたしはタブンネ。この家に入れられてからずうっと タマゴを産まされては取り上げられ、産まされては取り上げられを繰り返しているの…。 いやあああ…またタマゴが産まれそう…。 産みたくないよぉ…。辛いよぉ…苦しいよぉ…。うぐうぅ………。 「やあああああ!いやああああん…!」 「タマゴいやああああ!いやよおおおお…!産みたくないのぉ…!」 タマゴは産まれたら必ずニンゲンさんやポケモンさんが来て持って行っちゃうの…。 タブンネ、自分の赤ちゃん一匹しか見たことないよ…。 その赤ちゃんも…タブンネの目の前で…お乳も飲めずに…。 …最後に「おちち…」って…。 うううう…。お腹が空いて苦しかったんだよね…。 ごめんね…。ごめんね…! ここのタブンネは絶対にお母さんになんかなれないの…。 タブンネには分かっちゃった… タブンネ達のタマゴを外のニンゲンさん達はみんなで美味しく食べてるのよ…。 でもタブンネにはどうしようもないの…。ずっとここにいるしかないのよう…。 「いやああ!タマゴ、出て来ないでぇ!」 「うぎいいいいい!!はあっ…はあっ…、助けて…助けてえええ…!」 うええええん…うぐうぅ…。ひぃ…ひぃ…。 タマゴなんか産みたくないよおおお……。 うぐ……ひっく…ひぎっ……。あ…ああ…タマゴが産まれちゃう…。 やああ…やああ…ううっ…うああ…うぐううああああ゙ぁ゙ぁ゙…! ……うう…全部で5コ産まれちゃった…。 また持って行かれちゃう…。 みんな叫んでも意味がないってとっくに分かってるけど、 それでも泣いたり叫んだりするの…泣くしかないの…。 しかもタマゴを側に置いておくと苛められるから もう誰もタマゴを守ろうとしないの…。 タブンネも…もう、いや…。 今日もタマゴ取られちゃった…。 うっ…ぐす…。ポケモンさんがゴキゲンそうな顔してる…。 なんで、なんでタブンネ達はこんな目にあうの…? なんにも悪いことした覚えないのに…。 誰かこのかわいそうなタブンネに幸せを下さい…。 ガチャン! 夜になって、突然タブンネの鎖が外れて目が覚めたの!どういうこと…? ギィ… えっ…?扉が開いた…、外に出られる…?タブンネ、自由になれるチャンス…? ザッザッ… あっ…向こうからニンゲンさんが来ちゃう…!早くあっちに逃げないと…! ドテッ いたあい! うう…ずっと走ってなかったから体が重いよお…。 早く、早く逃げなきゃ…。 ゾワッ… ひぃっ!?なに?今の…。 ひゃ…ひゃあああ…黒い目が暗闇からタブンネを見てるよ…。怖いよう…怖いよう…。 グググ… うぎゃああ…!頭…締め付けられて痛いよお…! なにこれぇ…!体もつぶされちゃう…! …そうだ…思い出したよ…確かこれはあのポケモン…さんの… パアン!パアン!パアン! ぎゃあああ!!痛い!痛い!なにか飛んできたよう! やめてぇ、やめてえ!!血がいっぱい出ちゃうう!タブンネ、ボロボロになっちゃうよお!! びゃあああ!ごめんなさい…!ごめんなさ…びぎっ!ぐぎぃ!!うぎゃあっ…! …うぎいぃ…もう…限界……。タブンネ…ここで死んじゃうんだ…。 うう…ううう……おかあさん…おとうとたち……あかちゃん……。 ザッザッ… 「コイツか…。」 ニンゲン…さん……?いつものニンゲンさんじゃ…ない…みたい…。 「~~~。」 た…たす…け……。 ………。 続く(第一章終了) 第二章
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/1130.html
他に描く人いないかな -- 名無しさん (2012-11-19 00 47 50) 行き先はタブシュビッツ?刑務所?食肉加工所かな?何にせよ幸せにならないな。諦めてねタブンネちゃん^^ -- 名無しさん (2012-11-28 22 18 44) 身欠きタブンネのイメージだな。こうやって手に穴空けてから干し場まで連れて行かれて炎天下の中吊されるのか… -- 名無しさん (2012-12-14 21 37 08) ↑あるいは、寒風吹きすさぶ外に吊るされて凍みタブンネにされるかも。まぁあれは産まれたてのベビンネが吊るされてたけど -- 名無しさん (2012-12-15 00 24 26) これかwワイヤー第一弾 -- 名無しさん (2013-01-11 23 55 20) タブンネくしざしタブンネみたいですwww -- 名無しさん (2022-05-23 12 13 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/445.html
ここはイッシュ地方の孤島にあるタブンネ裁判所。その名の通り、タブンネを裁くための施設だ。悪事を働いたタブンネが世界中からこの裁判所に送られ、法の裁きを受ける。 しかし法と言っても、この世界にはポケモン自体を裁く法律は存在しない。実はこの裁判所はタブンネ虐待愛好会が作ったものであり、タブンネを裁く法律は全て愛好会によって非公式に定められたものだ。 もちろん通常の裁判とは異なり、厳粛な決まりは無く非常にラフな形式を取る。あくまでも虐待を楽しむ手段だからだ。 「静粛に!それでは開廷します」般若の面を被った裁判長が鉄槌をベビンネに叩きつける。バキボキと骨が折れる音で裁判は始まった。 「被告人1番・あぶらみ、糞豚容疑で逮捕」裁判長が番号・名前・罪状を読み上げると縄で縛られた一匹のタブンネが法廷に姿を表した。 ボンレスハムのような体を捻り縄から抜けようとするが当然無理である。 「えー、被告人は4日、ヒウンシティのアイスクリーム屋を襲撃しヒウンアイス600円相当を強奪、さらに店主に全治2週間の不快感を与えた」 「ミィィッ!ミフォッ(僕にアイスを売らなかったから奪ったんだミィ!文句あるかミィ)」タブンネは裁判長に悪態を付いた。タブンネの言葉は翻訳機を通して人間にもわかるようになっている。 「くたばれ外道!」「私のアイスを返して!」「死んで償え!」傍聴席からヤジが飛ぶ。投げられた石が一つ、タブンネの頭に当たった。 「ミフーッ!ミブッ!(なにするミィ!殺してやるミィ!)」タブンネは癇癪を起こし、地団駄を踏みながら歯を剥き出した。 「静粛に!静粛に!」裁判長が鉄槌をベビンネに振り降ろす。傍聴席は静かになったがタブンネはまだミィミィ騒いでいた。 「えー、被告人は身勝手な理由により強盗を働き、さらに法廷を侮辱しました。よって判決、死刑!」 「ミィィィ!ミミッ!!(意味がわからないミィ!ふざけるなミィ!)」 するといきなり法廷に筋肉質の死刑執行官が5人入ってきて、タブンネの顔面を殴ると隣の執行室へ引きずっていった。死刑はすぐに執行され、その様子は法廷の巨大モニターで見ることができる。 タブンネは執行室に連れてこられると補助係のドーブルにより抵抗できなくされる。 まずトリックで持ち物を没収され、次に金縛りで動けなくされる。そして封印と変身で技を使えなくされるのだ。 「1番・あぶらみ!貴様は名前通り油の刑だ、フライドタブンネの刑に処す!」裁判長が叫ぶと執行官は一斉に柄杓を持ち、バケツに入った煮えたぎる油を動けないタブンネにかけ始めた。 「ミギャアアアア!ウギギギィ―――ッ!!(みぎゃああああ!熱いよぉ―――っ!!)」 ジュウジュウと音を立ててタブンネの全身が高温の油で焼かれていく。 「ギチヂヂイ!ミボオボオボボボッ!!(もうしまぜん!もうじまぜんがらあ!!)」 淡いピンク色のチョッキ模様の皮膚はベロベロと剥がれ落ち、醜い肉と脂肪が泡を噴いて溶ける。 「ミ゛ジシャャアィアアア!ヴジュイイェェ!!(ごめんなざい゛!ごべんなざいぎぎぎぃぃ!!)」タブンネは白濁した目から涙をぼろぼろ溢しながらただひたすら懺悔していた。 そのうちにタブンネの表面がパリパリと揚がっていき、美味そうな匂いが立ち込めてきた。フライドタブンネの完成である。 執行によりタブンネ料理が完成した場合、休廷時に裁判官や傍聴者、原告などに振る舞われることになる。このシステムにより被害者は満腹感の中で心から救われるのだ。 「被告人2番・マランネ、電子計算機使用詐欺罪並びに電子計算機損壊等業務妨害罪並びに名誉毀損で逮捕」 裁判長が番号・名前・罪状を読み上げると「マランネ」が一匹法廷に現れた。 しかし、それは紛れもなくタブンネであった。耳があった、手があった、尻尾があった。 「えー、被告人は11日、GTS…グローバルトレードステーション内のポケモン交換所において、名前を偽りマランネとして通信交換を成立させた。これによりGTSサーバーに不正処理を起こし、通信回線を約5時間もの間停止させた」 「ミッミッ!ミミィ(私じゃないです!ご主人が私にマランネなんて名付けたのが原因です!)」 「またマランネが高レートで取引されていることを利用し、タブンネと釣り合わないレートに設定されている同時4遺伝マッギョを不正に入手した」 「ミィ、ミッミッ!?(そ、それは私と関係ない罪じゃないですか!?)」 「またこの件について国際マランネ協会から、マランネを貶める行為であるとして嘆願書が提出されている」 「ミッミッ!ミッミィ!(だからそれは私のせいじゃないです!言いがかりです!)」 「えー、被告人は公共施設のシステムに異状を発生させ、個人間および企業間の取引に重大な損害を与えた。またマランネを偽って悪質な詐欺行為を行った。倫理道徳心に著しく欠けており更正の余地は無い。よって判決、死刑!」 「ミエエエエエン!」タブンネは判決を聞くとその場で泣き出してしまった。しかし泣き落としで判決が覆った例は無く、今回も同様であった。 タブンネは泣きながら執行室へ連れていかれた。 「2番・マランネ!貴様はタブンネであるにもかかわらずマランネの名を騙った!タブ切断の刑に処す!」タブ切断、それはタブンネから「タブンネらしさ」を奪う刑である。 執行官は上部にスリットがある黒い箱を運んできた。そして動けないタブンネを持ち上げるとスリットに耳のクルクル巻いた触角をあてがった。その瞬間―― 「ビャアアアアアア!!!」ガリガリガリと激しい音を立てて、黒い箱……シュレッダーの口はタブンネの触角を吸い込み、その鋭い歯でグザグザに噛み砕いた。 シュレッダーは一度食い付いた物はなかなか離さない。神経が集中している触角を切り裂き、大きな耳までも飲み込んでいく。 「ィビビャアアア!ヒィィィ(痛いよう!痛いよぅぅぅ)」 執行官が足でシュレッダーを押さえ、強引にタブンネを引っ張ると耳のあった場所から伸びた糸束のような神経がプヂプヂと小気味良く切れていく。 タブンネは痛みに歯を食い縛っているが執行官は構わずもう片方の耳をシュレッダーに突っ込んだ。 「ミギヒャャヤアアアアアア!!ミフォオエアアアアッ!(痛いよぉぉおおおおおおお!!助けてぇええええええっ!)」タブンネは両耳を失いハゲンネになった。執行官は次に、縄で一纏めにされている両腕をシュレッダーに投入する。 バキリメキリと太い骨の砕ける凄惨な音が執行室に響き、赤黒い血が床を染める。 タブンネは気絶してしまい、叫ぶことはなかった。抵抗すらせず、そのままダルマのようになっていく。 最後に尻尾がシュレッダーに食いちぎられて完成、と思いきや執行官は些細なミスに気づいた。 「ん、そういえばマランネは頭に割れ目があったな……」執行官はそう呟くと壁に掛けてあった鉈を取り、タブンネの頭に思い切り刃を叩き込んだ。 おめでとう!タブンネはマランネに進化した!しかしマランネが目覚めることは二度と無かった。 「被告人3番・ウコンネ、糞豚容疑で逮捕」法廷に現れたのはヘラヘラと笑うタブンネだった。 「えー、被告人は7日、ブラックシティで帰宅途中の会社員に糞尿を投げつけ全治6ヶ月の不快感を与えた。この他に被害届が数百件確認されtぶべら」 「ミヒィ!ブリブリ(うんこぶりぶりミィ!)」裁判長の言葉が途切れた。タブンネはなんと法廷で脱糞し、あろうことかそれを裁判長に投げつけたのだ。 「ミヒィヒィ!ミフャヒャヒャヒャ!(楽しいからやってるのに何が罪だミィ?面白いミィ!ドヤンネ~)」 「……判決、死刑」裁判長はそれだけ言うと、鉄槌の一振りでベビンネを粉砕した。唇を噛み破ったのか、般若の面の顎から血が流れる。 「ミヒヒヒヒ!!キエーーーーーッ!!!(死刑に出来るもんならやってみろミィ!)」タブンネは両手に糞を握るといきなり傍聴席や裁判官に無差別に投げつけ出した。法廷は阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。 「ミヒヒヒヒ!!ミヒヒヒヒヒヒヒヒ!!ミヒッ…!?」調子に乗って糞を撒き散らしていたタブンネの動きがいきなり止まった。ドーブルが封印で「なげつける」を封じたのだ。 タブンネは懲りずに糞を投げようとするが、どういうわけか糞はタブンネの手の中から消えてしまっていた。 次の瞬間、タブンネは口の中に異物を感じたと思うといきなり真っ青な顔になって目を見開いた。トリックで全ての糞がタブンネの口の中に移ったのだ。 「フビィ!ブゴホホ!(臭いミィ!死にそうだミィ!)」タブンネは吐き出そうとするが金縛りで全く動けない。それを見て死刑執行官が一斉に飛び出し、タブンネを警棒でメッタ打ちにした。 「ブヒィイ!ンブフッ、フゴォッ!フゴォッ!グムッ!(誰か!助けて、痛いミィ!臭いミィ!死んじゃうミィ!)」 警棒の渾身の一撃が後頭部に打ち込まれるとタブンネは大人しくなった。頭蓋骨の割れ目から覗いたタブンネの脳は腐ったような茶色をしていた。 「えー、では本日はこれにて閉廷。本日のタブンネ処刑数は531匹です、お疲れ様でした」夕方、裁判長は鉄槌でベビンネを叩き潰しながら閉廷を宣言した。 これがタブンネ裁判所である。タブンネ犯罪検挙数・被害者数は近年減少傾向にあるが、それは犯罪を犯したタブンネがタブンネ裁判所で法の裁きを受けているからなのだ。 タブンネによる犯罪が無くなるその日まで、正義の鉄槌は絶え間無く振り下ろされるであろう……。 完 名前 コメント すべてのコメントを見る