約 4,620,022 件
https://w.atwiki.jp/tsfelysion/pages/28.html
メインフェイズには、以下の行動ができます。 サポートカードの登場 TSエフェクトカードの使用 イベントカードの使用 カードの効果の使用 以上の4つです。 個別に詳しく解説していきます。 サポートカードの登場 手札にあるサポートカードを、カードに書かれたコストを支払ってサポートゾーンに出すことができます。これを、サポートの登場と言います。 登場したサポートが、【登場効果】を持っていた場合、書かれたテキストを解決することができます。 特別な指示が無い限りサポートが登場する時にはタップした状態で出します。 登場したばかりのサポートは、【保護状態】という状態です。保護状態のサポートは、相手カードの効果を受け付けません。 保護状態は、そのサポートがアンタップするまで持続します。 サポートの登場は、1ターン中一度行うことができます。 TSエフェクトカードの使用 手札にあるTSエフェクトカードを、書かれたコストを支払って使用宣言することができます。 対象となる、TSしていないガーディアン(いなければプレイヤー)を決定し、解決します。 このとき、使用したTSエフェクトカードの変化値が対象になったガーディアンの抵抗値を上回っているか同じだった場合、TSが成立します。 TSが成立した場合、使用したTSエフェクトカードを対象になったガーディアンに重ね、そのTSエフェクトカードが【TSF効果】を持っていた場合、書かれた効果を解決します。 その後、TSエフェクトカードが重なったガーディアンの【TS時効果】を解決します。 以上が、TSの流れになります。 ガーディアンに重ねたTSエフェクトカ-ドが、コストのかかれていない【TS後効果】を持っていた場合、プレイヤーはその効果を適用することができます。 逆に、TSエフェクトカードの変化値がガーディアンの抵抗値を下回った場合、TSは成立しません。 そのかわり、使用したTSエフェクトカードの変化値分、ガーディアンの上に減少カウンターを乗せることができます。減少カウンターの個数分ガーディアンの抵抗値が減少し、ゲーム中その値として扱われます。 減少カウンターは、ガーディアンがTSすると取り除かれます。 イベントカードの使用 手札からイベントカードを公開し、書かれたコストを支払うことで、書かれた効果を解決することができます。 ただし、※カウンター専用と書かれたイベントカードは使用することができません。 カード効果の使用 サポートカードには、【ノーマル効果】を持っているものがあります。 ノーマル効果は、その効果を持つサポートをタップして(コストが書かれている場合は同時にコストを支払い)使用します。なんらかの効果で効果を使うためにタップしたサポートがアンタップした場合、もう一度ノーマル効果を使用することができます。 また、相手のガーディアンに重なっているTSエフェクトカードが、コストの書かれた【TS後効果】を持っていた場合、使用宣言し、コストを支払うことで効果を使用出来ます。この効果は、カード一枚に付き1ターン中一度しか使用できません。 コストの支払い方法 カードや効果を使用する際に払うコストは、サポートカードをタップすることで発生するTSパワーで支払います。 カードや効果の使用宣言した場合、カードの書かれたコスト以上のパワーが発生するように、自分の場のサポートカードをタップしてください。 このとき、使用するカードや効果を持ったカードと属性が同じものを一枚以上タップするようにしてください。 また、コストの支払いは使用宣言と同じタイミングで解決します。 コストが0のカードやコストが書かれていない効果を使用するときは、この限りではありません。 NEXT→カウンターアクション
https://w.atwiki.jp/gundamwarnexa/pages/2154.html
自分にできること [部分編集] エキスパンション第6弾 / ベストセレクション第3弾 COMMAND 06C/C VT050S 2-紫0 ユニーク (∞恒常):このカードをプレイする場合、コストとして、青のGサインを持つ自軍G2枚、または、緑のGサインを持つ自軍G2枚をロールする。 (戦闘フェイズ):全ての敵軍ユニットの戦闘力1つを、ターン終了時まで1に固定する。(注:戦闘力は個別で選択できない) 束縛 紫-NEX-A EX06に収録された、青、または緑のGをロールする事で使用できる、戦闘力を操作するユニーク持ちコマンド。 指定した戦闘力(格闘力・射撃力・防御力)のいずれか1つを、全て1に変更・固定してしまう。 特に劇的な効果が出るのが防御力で、多砲門レーザーやノイエ・ジールの様な全体に及ぶ火力で一掃したり、速攻部隊を用意すれば敵軍部隊を一網打尽にできる。 格闘力や射撃力に関しても、前者は大型のフィニッシャーを事実上無力化でき、後者はユニットを並べられた時の部隊戦闘力を調整する事ができる。 このカード単体では戦闘力の減少によるダメージ調整しか期待できないが、多数のユニットと交戦したり、前述の様に別の火力を用意できると、相手だけリセットを掛ける様な絶大な効果を見込む事ができる。 合計国力の軽さからウィニーにもある程度の耐性を得る事ができるので、他のユニークと相談しながら採用したい。 カードナンバーと名称とイラストとフレーバー以外は誰が為にと全く同じ。
https://w.atwiki.jp/clashofclan1/pages/22.html
total - today - yesterday - Welcome to *Clash of Clan-攻略日誌-* アーチャーを大量投入する攻め方 このレベルでは施設のHPも低く、数も少ないので全壊も狙える攻め方。できるだけコストを抑えるためにジャイアントは少なめにする。 ユニット編成 アーミーキャンプに135体収容できることを想定。 ユニット名 生産数 最低Lv コスト アーチャー 88 3 10560 ジャイアント 7 2 7000 ウォールブレイカー 6 2 9000 合計 135 - 26560 手順 ①ジャイアントを1体投入し、防衛施設をひきつける。 ②防衛施設の近くの壁にウォールブレイカーを放つ。 ③壁を破壊したら残りのジャイアントをすべて出撃させる。 ④防衛施設はすべてジャイアントに引きつけられるのでアーチャーを分散して投入する。
https://w.atwiki.jp/yukimakephoto/pages/15.html
優紀にできること ○画像加工 -色の変更 緑系 青系 赤系 モノクロ セピア
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/16229.html
5HY/W90-025 カード名:私にできること 中野 四葉 カテゴリ:キャラ 色:緑 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4500 ソウル:1 特徴:《五つ子》・《リボン》 【永】あなたのキャラすべてがカード名に「四葉」を含むなら、このカードのパワーを+1000。 【自】CXコンボ 記憶 あなたのクライマックス置場に「新しい選択」が置かれた時、前列にこのカードがいて、他のあなたの《五つ子》のキャラがいるなら、次の相手のターンの終わりまで、このカードは次の2つの能力のうちあなたが選んだ1つを得る。「【自】このカードがアタックした時、あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置いてよい。」「【自】このカードがフロントアタックされた時、あなたはこのカードを手札に戻してよい。」 R 風太郎「お前ができるなら他の四人もできるはず」 レアリティ:SR R 五等分の花嫁∬収録 ・対応クライマックス カード名 トリガー 新しい選択 宝
https://w.atwiki.jp/ooorowa/pages/340.html
今俺にできること ◆2kaleidoSM 巴マミは走っていた。 激しい戦いと、それに身を投じている者達のいる場所に背を向けて。 そこには、桜井智樹を、鹿目まどかを殺したカオスがいるというのに。 今だそこで戦い続ける者もいるというのに。 それが、それだけ彼女の心に負担を強いていたか。 桜井智樹。 彼がいなかったら、きっと巴マミという少女は己を見失ったままあるいは狂気の道へと堕ちていたかもしれない。 優しくて、友達思いで。 それでいてあの時友達を殺したというジェイクに対しては怒りも露にしていた。 そんなごく普通の少年。 鹿目まどか。 ずっと共に戦ってきた、魔法少女の後輩。 彼女もまた優しくて、強くて。 それでいて、己自身で経験したことではないが錯乱した自分を迷わず倒すほどの強い意志を持っていた。 大切な存在で、こんなところで死んでいいような人じゃなかった。 だけど、彼らはもういない。 自分の目の前で、あのカオスに殺されていった。 彼女に対する憎しみが落ち着いたところで、巴マミを襲ったのは強烈な虚無感、後悔、そして悲しみだった。 もう誰も失うことがないように得て、自分なりに磨いてきた力が、肝心な時に役に立たない。 己のリボンが、誰の命を繋ぎ止めることもできていない。 むしろ、マスケット銃が人の命を奪ったほどだ。 「結局私、一人ぼっちね……」 どれほどの距離を走ったかという頃、思わずそう呟いた瞬間足から力が抜けた。 涙を流そうとすると、脳裏をよぎるジェイクの頭を撃ち抜いた瞬間のあの手ごたえ。 これは人を殺した自分への罰なのだろうか、と。 そう思ってしまったら泣くことすらできなかった。 確かにあれは咄嗟のことだった。あそこで撃たなければ、智樹君が撃たれていただろう。あの場ではそれしか選択肢はなかった。 本当にそうだろうか? もしあそこでオーズドライバーを回収したと同時に、彼の支給品を取り上げる、あるいはリボンで拘束していれば、あそこで殺すことはなかったのではないか? もっとベストな選択もあったはずなのに、油断して、気を抜いて。 そんな自分への罰なのだろうか。 火野映司は言った。失敗することは悪いことなのか、と。 だが、取り返しの付かないものもある。 例えばその失敗が人の命を奪ったとき。どれだけ悔い改めようと、省みようと、それはもう二度と帰ってはこないのだ。 そう、あの場で消えていった三人の命のように。 「私には…、誰も守ることができないの…?」 もし彼女の近くに誰かがいれば。 桜井智樹でもいい。鹿目まどかでもいい。 ワイルドタイガーでも、火野映司でも。 美樹さやかでも、暁美ほむらでも。 もし彼女の近くにいたなら、巴マミはここまで思いつめることはなかっただろう。 しかし、今の彼女はどうしようもなく一人だった。 鹿目まどかも桜井智樹も死に。 火野映司は狂気に落ち。 それを止めるために戦うワイルドタイガーに手を貸すこともできず逃げるしかなかった今の彼女には。 それらの事柄は重すぎたのだ。 止むことのない自責の中で、思考が堂々巡りを始めて。 走ることもできなくなった巴マミ。 そんな彼女の元に。 「おい君!大丈夫か?!」 彼は現れた。 ◇ マミ自身の心理に、一刻も早くジェイクのことを忘れたいという意志があったこと。 桜井智樹、鹿目まどかの死に心が平静でなかったこと。 そして、懐疑的であったとはいえ、もし万が一、彼の言ったとおりニンフが生きていたなら、死んでしまった桜井智樹のことを、何と伝えればいいのか。 そういった心理状態が、知らず知らずのうちに、マミを虎徹の言った場所から離れた場所へと向かわせてしまっていた。 それが果たして巴マミにとってよかったのかどうかは分からない。 ただ言える事。 それは、その結果が巴マミと後藤慎太郎を引き合わせたのだということ。 ◇ 例えその心に強い焦りや嫉みに近い思いが燻っていようと。 それでも目の前で少女がじっと蹲っているのを無視できるほど、後藤慎太郎という男は欲望に忠実には生きていなかった。 「あなたは…?」 「俺は後藤慎太郎、殺し合いには乗っていない。君を保護する」 ひとまず構えつつ走っていたその手の銃を下げ、少女へと駆け寄る。 顔色も悪く、体のあちこちには激しい戦いにでも巻き込まれたかのような汚れが目立つ。 「わ…私は巴マミと言います…」 「マミちゃん、か。一体何があったんだ?」 そういえば、この先には火野映司が暴走している場所だったはず。 まさかとは思うが、まさかオーズに襲われたのだろうか。 と、そんな心配はある意味では的中していた。 「後藤、さん?もしかして火野さんのお知り合いの…?」 「…!あいつを知っているのか?!」 「火野さんは…あそこで…自分を見失って…暴走を…」 やっぱりか―――! そう思ったときマミの向かってきた方角だろうその先を、睨むように見据えていた。 思わず立ち上がり、その先へ向かおうと歩を進める。 「え、あの、ちょっと…!」 しかしその傍からはただならぬ様子にも見えた後藤を、マミもまた思わず呼び止めていた。 「君は向こうの方向へ行ってくれ!牧瀬紅莉栖と園咲冴子という二人がいるから、彼女達と合流するんだ!」 「いえ、私のことじゃなくて、あなたはどうするんですか?!」 「火野のやつを止める。やっぱりあいつにオーズはふさわしくなかったんだ…!」 後ろの言葉は、後藤にしてみれば思わずこぼれ出たような言葉だったが、それはいくらマミでも流すには強烈な意味を持った言葉だった。 思わず後藤を引き止めていた。 「ちょっと…、待ってください!」 「何だ!俺は急いでいるんだ!用があるなら早く済ませろ!」 「あなたは火野さんの仲間なんですよね?オーズがふさわしくないってどういう―――」 「あんな奴が俺の仲間なわけがない!あいつが勝手にオーズドライバーを使ってオーズになっただけだ! あいつなんかより、俺の方がオーズにふさわしいんだ!」 映司の仲間という認識に気を悪くしたのか、怒鳴るように叫ぶ後藤。 その様子は、火野映司より聞いていた後藤慎太郎という男の印象とは、また大きく異なっていた。 少なくとも、彼がオーズにふさわしくないなどという言葉を投げかけるとは思わなかった。 (まさか…、彼も時間軸が…?) 「ま、待ってください!」 彼女の直感が、この彼をあの場所へと向かわせることはまずいと告げていた。 それに、オーズの力を求めているということは、今は彼は何かしらの力をもっていない、ないしオーズには及ばない可能性が高い。 「何だ!俺は急いでるんだ!」 「あそこは危険です!グリードと、カオスというとても危険な子もいるんです!」 「だからだ!俺ならもっとオーズをうまく扱える、グリードだって倒せるし世界だって守れるんだ!」 危険だ、と思った。 火野映司と後藤慎太郎の間にどんな確執があり、どうやってそれを乗り越えてきたのかは分からない。 だが、今の彼を暴走している火野映司と引き合わせることがどれだけまずいか。それはマミにも分かった。 それが火野映司のためにも、後藤慎太郎のためにもならないということが。 止めなければならない。 そう確信したマミは咄嗟に後藤の手を掴む。 「ダメです…!今のあなたが行ってもできることは…」 「っ…!五月蝿い!!」 「きゃ…」 その言葉に思わず強く反応し、マミの手を強く振り払う後藤。 力が入りすぎた影響で、手を振り払うと同時にマミの体を突き飛ばしてしまった。 悲鳴を上げて地面に倒れこむマミ。 「あ…、す、すまない。大丈夫か?」 さすがにやりすぎたと感じたのか、謝ると同時にマミの近くに駆け寄る後藤。 そんな後藤に対してマミは顔を伏せたままだ。 と、次の瞬間、後藤の腕に黄色い何かが結びついた。 「…?!な、これは…」 それは手錠のように手首に絡みつき、後藤の手を縛り上げる。 特にきつく拘束されているわけではないが、後藤の力で引き千切れるものでもなかった。 突如手を拘束した何かを解こうと慌てて手を動かそうとする後藤に対し、マミは顔を伏せたまま言う。 「…あそこで今火野さんが戦ってる存在は、その十倍の拘束をたった数秒で破りました。 身も心もボロボロな映司さんが戦ってるのは、それほどまでに強い存在なんです…」 「君は…一体…」 「私は魔法少女。希望の力で、絶望を生む存在から多くの人々を守ってきた。 でも、こんな力があっても私は…、友達も助けてくれた人も、誰も救えなかった……! 殺した相手を前に、そこで戦う人を残して逃げることしかできなかった…!」 気が付いたら吐き出していた、自分の感情。 救えなかった者に対する強い後悔。そして逃げるしかなかったその罪悪感。 どれだけベテランの魔法少女として戦ってきた巴マミであっても、その精神はヒーローの域などには達していないのだから。 気がつけば、その眼からは、一人でいた頃には全然流れなかった涙が溢れていた。 そんな、目の前で己の無力さに嘆く少女を見て。 ――――俺は何をしているのだろう ふと後藤はそんなことを考えていた。 平和のためこの殺し合いを止めるといいながら、あの野球帽の男も取り逃がし。太った少年を助けることもできず。 冴子さんや紅莉栖ちゃんを、特に殺し合いに乗った人物と遭遇したわけでもないのに同行したというだけで守った気になって。 オーズや、それ以外のヒーローなる存在が力を持っているということに嫉妬し。 なのに実際に力を持って戦っていたのはこんな子供だった。 冷静になって考えてみれば、俺は何もしていない、できていないのではないかと。 世界平和のためなどと大層なことを言っておきながら、こんな少女が戦っている間、自己満足に浸っていただけではないのか。 何が、「俺の方がオーズにふさわしい」だ。 力があっても、何も守れなくて泣いている少女が目の前にいるというのに。 では、今俺が目の前で泣いている少女に対して、何ができるというのだろうか。 (俺は――――) ◇ 「マミちゃん、あそこで何があったのか、詳しいことを教えて欲しい」 マミの心が落ち着き、手のリボンを外してもらったところで後藤はまずそう問いかけた。 まず何をするにも必要なことだ。そもそも自分は向かうといいながら、火野映司が暴走したということしか知らないのだ。 マミの話した情報。 ジェイク・マルチネスという悪との戦い。 奪われたオーズドライバー、オーズに変身したジェイクと暴走するオーズ。 戦いが終わって、一息ついたところで襲い掛かったカオスなる少女。 激戦で死に往く仲間達、そしてそんな彼らの前に姿を現したグリード。そして、火野の暴走。 そして、そんな中で一人戦うワイルドタイガー。 それが、巴マミの話した、あの場で起こった全てだ。 しかし驚いたことに火野の暴走はそれが初めてというわけでもないという。 ジェイクなる悪がオーズに変身したということと合わせて、後藤の脳裏に一つの可能性がよぎった。 (火野でなくてもオーズには変身することができる…、だが暴走したのは悪だったからとして、火野は何故暴走している? もしかして、オーズには誰でも変身することができる代わりに暴走しやすくなる調整でもされているのか…?) 実際に見てみなければ何もいえないが、もしその可能性があった場合、自分に使いこなせるのだろうか…。 少し慎重になる必要があるかもしれない。 そう考えられたのは、少しでも冷静になれたおかげなのかもしれない。 そういったところは目の前の少女に感謝すべきだろう。 グリード、エンジェロイドなる存在、そして火野映司が戦っているらしいあの場所。 そんな場所に、こんなショットガンだけ持っている自分が行ってどうにかなるのだろうか。 いや、まずはこの少女を安全な場所まで移動させることが先決。園咲冴子と牧瀬紅莉栖の元へ―――― と、そう思ったところで、暗い空に流れ星のような一陣の光が走った。 こんなところで流れ星が?と後藤は一瞬疑問に思ったが、それにしては光が消えるのが遅い。 いや、そもそも流れ星とは上から下に流れるものだろう。 なのにあの光は明らかにどこかへ向かっているかのようで。 「あれは……まさか…、エンジェロイド…?」 エンジェロイド。 あの場所で暴れているカオスという者と同じ存在。 しかし、マミの話ではそのエンジェロイドは一人が放送で名を呼ばれ、もう一人は先に言ったジェイクという男に殺された可能性が高いという。 なら、あそこに向かっているのは――― 「イカロス……?!」 マミにはその答えの想像がついた。 まずい。 あそこでは桜井智樹が死んでいる。そしてその仇であるカオスがいる。 エンジェロイドの戦闘力の高さはカオスと戦って十分に理解した。 だからこそ。 もし今そこで、桜井智樹の骸を見た、彼と最も親しかったエンジェロイドがその仇を目の当たりにすれば。 そして、もし二人のエンジェロイドがぶつかり合えば。 そこにいる周りの人間は――― 「火野さんとワイルドタイガーが危ない…っ!」 走り出そうとするマミ。 その手を、後藤が掴み引きとめた。 「待つんだ。俺が行く」 「後藤さん…?!ダメです!今あそこにいくのは――」 ああ、それは自分自身がよく分かっている。俺が行っても戦力にならないことくらい。 だから、せめて今の俺にもできることをしよう。 「分かってる。だから、せめて火野とそのワイルドタイガーって人くらいは助けられるように手助けをする。 火野が暴走してるなら、引っ叩いてでも目を醒まさせてやるさ」 それくらいのことはできるはずだ。 世界を救うために悪を倒すことは今はまだできなくても、目の前の少女を安心させるために人を助けることくらいならできるはずだ。 「だから、マミちゃんは紅莉栖ちゃんと冴子さんの元に行ってくれ。いずれ火野達を連れて戻る」 「…じゃあ、せめてこれを」 そう言ってマミが差し出したのは一枚のコアメダル。 持っていた3枚の白いメダル。その中でもあの場所で散っていった後輩の魔法少女がずっと大切に持っていた一枚。 何の役にも立たないかもしれないが、それでもせめてあの子の込めた想いが彼を守ってくれれば。そんな願いから渡した、一枚のコアメダル。 「…ありがとう」 そう一言お礼だけを言い残して、後藤はエンジェロイド、グリード、そしてオーズの入り混じった戦場へと一人駆けていった。 自分には何ができるか、もしかしたら何もできないかもしれない。それでも自分が向かうことで、一人でも救える者がいるなら。 それもまた、自分の求める世界平和のための第一歩になるのではないかと、そう思えたから。 ◇ 「………」 巴マミは、そう言う後藤を見送る。 もしかしたら、ここで彼を追うという選択肢はあったのかもしれない。 だがここで戻れば、一人残って戦うワイルドタイガーを裏切ることにもなりそうな気がして。 結局彼の姿が見えなくなるまで、立ち上がることはできなかった。 「鹿目さん……、後藤さんを、火野さんを、ワイルドタイガーを…お願い…」 きっと彼が行くより自分が行ったほうが、戦力的にはいいのかもしれない。 だけど、今の彼ならあるいは、火野さんを助けてくれるかもしれない。 そう小さな望みを、あの白いコアメダルに託してマミは一人祈った。 そして後藤の指した方、牧瀬紅莉栖と園咲冴子のいるらしい方を目指そうとして。 (あれ…?) 何故だろうか。 牧瀬紅莉栖というその名に。 聞き覚えがあるような気がして。 心の中に、よく分からない、言いようのない不安が膨れ上がっていたのは。 それが気のせいなのか、それとも何か記憶の奥でその名を聞いたことがあるせいなのか。 巴マミにはまだ分からなかった。 【一日目-夜中】 【C-6 路上】 【後藤慎太郎@仮面ライダーOOO】 【所属】青 【状態】健康、若干の気持ちの焦り 【首輪】100枚:0枚 【コア】サイ(感情) 【装備】ショットガン(予備含めた残弾:100発)@仮面ライダーOOO、ライドベンダー隊制服ライダースーツ@仮面ライダーOOO 【道具】基本支給品一式、橋田至の基本支給品(食料以外)、不明支給品×1(確認済み・武器系) 【思考・状況】 基本:ライドベンダー隊として、できることをやる 1.キャッスルドランに向かう。 2.今は園咲冴子と牧瀬紅莉栖を守る。協力者が見つかったら冴子達を預ける。 3.殺し合いに乗った馬鹿者達と野球帽の男(葛西善二郎)を見つけたら、この手で裁く。 4.マミちゃんのために、火野映司とワイルドタイガーを助ける 5.今は自分にできることを… 【備考】 ※参戦時期は原作最初期(12話以前)からです。 ※メダジャリバーを知っています。 ※ライドベンダー隊の制服であるライダースーツを着用しています。 ※メズールのことを牧瀬紅莉栖だと思っています。 ※巴マミからキャッスルドランで起こった出来事を一通り聞きました ※オーズドライバーは火野でなくても変身できる代わりに暴走リスクが上がっているのではと考えています 【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】 【所属】黄 【状態】ダメージ(極大)、疲労(極大)、深い悲しみ、カオスへの憎しみ 【首輪】70枚 0枚 【コア】ゴリラ:1、ゾウ:1 【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ 【道具】基本支給品、ランダム支給品0~1(確認済み) 【思考・状況】 基本:??? 1. ここから離れる? 2.他の魔法少女とも共存し、今は主催を倒す為に戦う? 3.ディケイド、イカロス、カオス、メズール(と赤い怪人)を警戒する。 4.真木清人は神をも冒涜する十二番目の理論に手を出している……! 5. 人を殺してしまった…… 6. 後藤さん… 7. 牧瀬紅莉栖という名前に聞き覚えが…? 【備考】 ※参戦時期は第十話三週目で、魔女化したさやかが爆殺されるのを見た直後です。 ※どこまで虎徹の指示に従うかは、後続の書き手さんにお任せします。 ※もしかしたら虎徹から牧瀬紅莉栖のことを聞いたかもしれません。 聞いていなければ、嫌な予感は気のせいである可能性もあります。 118 呪いをかけられた天使 投下順 120 This Illusion 118 呪いをかけられた天使 時系列順 121 死【ろすと】 114 時差!! 巴マミ 133 遭遇!! 112 謀略の夜 後藤慎太郎 123 欲望交錯-足掻き続ける祈り-
https://w.atwiki.jp/fchart999/pages/29.html
last update 2012-01-11 ざっくりとした概要です。 機能が多すぎるし、知らない指標なども多く、管理人も使いこなせていません。 インターネット 主に日々の株価ダウンロード機能です。 フリー版に比べ、格段に楽です。 こんな感じです。 今回はなかったのですが、もう一つ途中で止まることもあります。 その画面が出てきたら、最新のF00(00は数字)ファイルを指定してあげましょう。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき001.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき002.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき003.jpg) マクロ 管理人は、この機能が肝だと思っています。これはじっくりと別のページで解説します。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき004.jpg) テクニカル 追加のチャート機能と、マクロを使わない検索、バックテスト機能です。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき005.jpg) インパルスシステムはこういう感じ。 初期設定のままだと思いますので、調整が必要です。 ボタンがあるので、いつもの画面と楽々切り替えできます。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき010.jpg) 短期サイン これも、マクロを使わない売買システムで、検索、バックテスト、チャート画面への表示が可能です。 別のページで検証します imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき006.jpg) チャート2 チャートの追加機能です。 管理人が分かるのは、以下の指数 N値(タートルズの秘密) SAR(ワイルダーのテクニカル分析入門) パラボリックタイムプライスシステム(同) ※以上パンローリング刊、ウイザードブックスシリーズ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき007.jpg) SARです。多分、初期設定のままです。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき008.jpg) パラボリックタイムプライスシステムです。こちらも、多分、初期設定のまま imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき009.jpg) 他にも、チャート2メニューではなく、設定画面からも増えたチャートを選べます。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (オプでき011.jpg)
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/4919.html
わたしにできること 名前:The Next Right Thing 作曲・作詞:クリステン・アンダーソン=ロペス*、ロバート・ロペス* 楽曲:『アナと雪の女王2』(2019年) バリエーション アナと雪の女王2 英語 クリステン・ベル(アナ) 日本語 神田沙也加(アナ) 失われた洞窟に閉じ込められ、エルサやオラフとも離れ離れになり、絶望するアナ。彼女は自分を見つめ直す中で、自分にできることをやろうと決意する。 「The Next Right thing」は本作のテーマの一つであり、作品を通してパビーなどのキャラクターの発言に登場している。 『アナと雪の女王2 オリジナル・サウンドトラック*』に収録。
https://w.atwiki.jp/aaatest1/pages/11.html
希望仕様要件(イメージなので実際に着手し始めてみたらダメなこともあると思います。相談ください) 全般(必須) まずは無料ではじめられるもの(有償アップグレードプランがあってもよいがスタートは無料で行きましょう) 100年後もたぶん使えるもの(Wikiサービスもたくさんあるが、泡沫的なものは避けたい) PCでもスマホ(タブレット)でも閲覧できるもの(PCを優先とする) 社内の誰でも編集可能にできるもの(編集者ひとりだといつか破綻する) 全般(できれば) ローカルWikiよりはwebWikiにして将来への拡張性を持たせておきたい(社外公開部からECサイトに飛ばして部品を買っていただく~ とかできるのが最終形態?) ページごとにアクセス権の階層を持たせたい(社外にも公開・社内+協力会社のみ・社内のみ・社内一部 みたいな) 一方で強固なセキュリティも確保したい マシンに関するナレッジ共有が当初の目的だが、いずれ技術情報やdesknet's文書管理やサーバ情報など社内情報ストレージの代替として拡張性も持たせられうるもの(最初はあまり考えなくても良いと思う) Chromeのアドオンなどで常時開いているアプリケーションからスッと入れるとなお良い SLACKと連動できると、さらになお良い(スラッシュコマンドでシームレスに情報を呼び出せるなど) イメージするページ構成 wiki内で便利に検索できること(サーチ性能が高い列挙UIが見やすいなど) 概要説明などの文中の単語からそれを説明する新たなページに飛べるリンクなどが貼れる 画像や動画も掲載またはリンクできる(リンクより掲載の方が望ましい) 機種別にページがある 機械全体の画像、操作盤画像、制御盤内画像などがあり、特徴などの概要情報が記載されている あるある部品の記載(ランプ・オイル・バッテリなど) 取説、商用図、As図、振動/騒音データ、などへのリンクがある まずは無料ではじめられるもの(有償アップグレードプランがあってもよいがスタートは無料で行きましょう) @WIKIという無料で始められるこのサイトでお試し中。エロゲーのバナーも自動挿入されることもあり、手間が省けてよろし?😎 Wikiでどこまでできるかやってみる ココをそのまま使い続けることはできないけど 100年後もたぶん使えるもの(Wikiサービスもたくさんあるが、泡沫的なものは避けたい) そんなん無い😑 PCでもスマホ(タブレット)でも閲覧できるもの(PCを優先とする) できるものを選ぶ😊 コレはできる 社内の誰でも編集可能にできるもの(編集者ひとりだといつか破綻する) 誰でもとなると今は難しい。文面の体裁が保てない。 スラックなどのチャットツールでとりあえず放りこんでもらうなどinputの敷居の低さを維持。 破綻するとき 誰も使わなくなった時。必要性がなくなった時。 「充電が少ない」とか「ギガがなくなった」とか最初聞いたときはびっくりしましたが今ではTVCMの中でも使われるくらい。 ツールもどんどん進化していくのでおいおい誰でもできるようになる ローカルWikiよりはwebWikiにして将来への拡張性を持たせておきたい(社外公開部からECサイトに飛ばして部品を買っていただく~ とかできるのが最終形態?) たぶんできる。Wikiでは不向きか。 ページごとにアクセス権の階層を持たせたい(社外にも公開・社内+協力会社のみ・社内のみ・社内一部 みたいな) 一部可?(未検証)全員・ログインユーザー・管理者の3種類 一方で強固なセキュリティも確保したい 🙄 マシンに関するナレッジ共有が当初の目的だが、いずれ技術情報やdesknet's文書管理やサーバ情報など社内情報ストレージの代替として拡張性も持たせられうるもの(最初はあまり考えなくても良いと思う) Desknet's嫌いなん?😁 Chromeのアドオンなどで常時開いているアプリケーションからスッと入れるとなお良い Chromeがこけたら足引っ張られる😇 SLACKと連動できると、さらになお良い(スラッシュコマンドでシームレスに情報を呼び出せるなど) 🙄 wiki内で便利に検索できること(サーチ性能が高い列挙UIが見やすいなど) ページ(メニュー)を階層化する。しかし、タグ付けで検索が今流? 概要説明などの文中の単語からそれを説明する新たなページに飛べるリンクなどが貼れる Breath Of The Wild の続編が待ち遠しいですね。 画像や動画も掲載またはリンクできる(リンクより掲載の方が望ましい) できる。 機種別にページがある ページ数に制限なければ 機械全体の画像、操作盤画像、制御盤内画像などがあり、特徴などの概要情報が記載されている エンサイクロペディアや~ あるある部品の記載(ランプ・オイル・バッテリなど) 取説、商用図、As図、振動/騒音データ、などへのリンクがある 🙄 上へ戻る
https://w.atwiki.jp/rakirowa/pages/314.html
私にできること/一緒にできること ◆X5fSBupbmM 「……大丈夫?」 「っふ、すみませ、泣いてる場合じゃないのに……」 「ううん、そんなことないよ……」 「……」 C-4、自然公園。今しがた作られた簡素な墓の前に、南春香、スバル・ナカジマ、赤木しげるの姿があった。 スバルは嗚咽を漏らし、春香は彼女の背中を擦る。赤木は無言のまま小枝でこしらえた十字架を見つめていた。 あの後、スバルは衝動に駆られて飛び出してしまった。 フェイトの亡骸に飛びつき、名前を呼ぶが当然返事はなく。 その時、赤木と春香が墓を作っていることに彼女は気づいた。突然の闖入者に驚く二人に、彼女は自らの素性を話す。 ――あ、あのっ……、あたしは時空管理局本局所属、スバル・ナカジマといいます。 フェイト・T・ハラオウンと同じ、機動六課の者ですっ―― この時、スバルは彼女を自分が知るフェイトと思い込んでいた。 だが、この島で果てたフェイトはスバルのことも機動六課のことも知らず、無論春香と赤木にそれらの情報は渡っていなかった。 結果、彼らが連れているねこには毛を逆立てられ警戒され、二人の疑心を強めてしまう。 幸い、その後の会話で双方に誤解と不信が生じることはなかったが。 ――俺が二人いたことと、似た理屈だろう……―― 彼らの反応に面を食らったスバルと困惑する春香へ、赤木は話す。 スバルの知るフェイトと、赤木達が知るフェイトは平行世界の別人ではないのかと。 スバルも前回の殺し合いで彼と似た考察をしていた。 春香はフェイトがいた世界について語る。彼女が巻き込まれた殺し合いについても。 その主催者の名を聞いたスバルは悟る。彼女が自分と同じ殺し合いから拉致されたことを。 前の殺し合いで存在すると確信していた"別の世界のフェイト・T・ハラオウン"がここにいたことを、スバルは悟る。 同じく平行世界の考えを持っていた春香と赤木。 彼女達はスバルにこの場でフェイトが死亡した顛末と、彼女を弔おうとしていたことを伝える。 それまでの会話で、スバルに敵意がないことは二人とも理解していた。 その後、彼らはフェイトの埋葬を続行する。以前見つけた男性の墓も、隣に作ることになった。 最中、耐え切れない涙を零すスバルを止めようかと春香は考えたが、 ――(これが最後のお別れになるのかな……)―― 赤木が桂ヒナギクを埋葬する姿を思い出し、その手を止めた。 そして全てを終え冒頭の会話を交わす頃、天上に出現したスクリーンが日の光を遮り、二回目の放送が始まった。 「……ッ」 スバルは黙し唇を噛み締めた。 死者は十三人。 フェイト以外の知り合いはいなかったが……殺し合いは激化し、犠牲は増えている。 その隣で春香が胸の前で強く手を握った。着替えた北高制服に皺が寄る。 「十代君、朝倉さんに6/さん……、アカギ君まで……!」 数時間まえ再会した仲間の名前が呼ばれたのだ。 これまでの動向についてまで情報を交換していないスバルは、確かめるように呟く。 「アカギ君って、話に出てきたもう一人のアカギさん……?」 「そうだ、一時同行していた。二手に分かれてホテルに向かっていたんだが、あちらもトラブルに巻き込まれたらしい……」 「っ千秋が危ない! え、えっと雀荘とホテルどっちに行けば……?」 赤木が発したトラブルという言葉に、春香は瞬時に判断した。 スバルはその早すぎる反応に瞠目するが、手元の名簿に見てすぐに思い直す。 千秋というのは名簿にある春香と同じ姓の人物だ。きっと家族なのだろう。 「雀荘かホテルですね? あたしと春香さん達で分かれて探、」 「ホテルだ」 「「えっ?」」 「放送で呼ばれた名前……恐らく、主催者達が死亡を確認した順で呼ばれている。 十二時近くに死亡したフェイトの名が、終盤で出てきたのがその証拠……。 ならば最後に呼ばれたあのガキは、中継点ではなくホテル周辺で死んだ可能性が高い……」 スバルの言葉を遮り、出された赤木の意見。 内容にも彼女は驚いたが、それ以上に彼が仲間――自分と同一人物の名が呼ばれたというのに、全く動揺していないということに衝撃を受ける。 (な、なんだかこの人、冷静というより冷徹……?) 「じゃあ、急いでホテルに……ぅっ?」 「春香さんっ?」 駆け出そうとしてよろり、とたたらを踏む春香。彼女の傍にいたねこニ号が、悲鳴を上げた。 スバルがその肩を支えるも、耐え切れず春香は崩れ落ちる。 「これ……足腰立ってないじゃないですか……っ」 戦闘での変身とダメージ、そして激戦の使用による過剰な疲労が彼女を蝕んでいた。 これまで表に出さないようにしていたが、限界が訪れていた。 冷や汗を流しながら、彼女は懸命に立ち上がろうとする……が、叶わない。 「行かないと、いけないのに……!」 (春香さん……) 膝を着き彼女を支えながら、スバルは息を呑んだ。 春香は赤木のように動じず事実を受け止めたのではない。仲間の死に対する衝撃は、絶えず彼女を襲っている。 そうだ、立ち直るにはいくらなんでも早すぎる。彼女はショックを堪えて動こうとしているのだ。 「……南」 赤木が座り込んだ春香に呼びかけ、激戦の核鉄を渡す。バチ、と紫電が春香の白い手から迸った。 「これは?」 「核鉄のまま持っていろ。少しは疲労も回復する。 その様子じゃ竜への変身も不可能だろう……? いま慌てて向かっても死ぬぞ」 「……よいしょ、っと」 赤木に次いで、スバルの声が春香の耳に届く。 浮遊感と共に春香の視界が上昇した。 「へっ? ちょ、ちょっとスバルちゃんっ?」 「あ、おんぶの方がいい?」 彼女を抱え上げたスバルがにこり、と笑む。慣れない姿勢に春香の頬が朱に染まった。 「これなら、春香さんの負担にならないよね?」 「お、重いんじゃ……? スバルちゃんがキツくないかな……?」 「全っ然! 春香さん軽いし。あたし軍人なんで体力には自信あるからっ」 既に腹は括っていた。 目に焼き付けた、フェイトの微笑が浮かぶ。春香と赤木から教えられた彼女の生き様を思い出す。 フェイトは確かにフェイトだった。心優しくて強い、スバルが憧れた彼女の本質はなにも変わっていなかった。 ならば、 「あたしも、泣いたままじゃいられない。 守れる命があるんだ、立ち止まってなんかいられないよ……! 千秋ちゃん達を迎えに行こう。絶対、彼女も春香さんに会いたがってるっ」 その言葉に、春香の表情が少しだけ緩む。 核鉄を強くぎゅう、と握りしめた。フェイトがくれた命の欠片を。 「……ありがとう、赤木さん……スバルちゃん」 緊張が解け、春香の体がくたりと弛緩した。 赤木は、フェイトの部下と名乗ったスバルを見る。 魔導師や軍人であることでその共通性は見られたが、それ以上にスバルは彼女に似通うものを持っていた。 (フェイトと同じ意志、か……) "守りたい"という想い。フェイトほど常軌を逸していないが、その瞳に宿るものは共通していた。 「……ところで、ナカジマ」 フェイトのデイパックを拾い上げた赤木が二人へ声をかける。 「南は俺が運ぶ。あんたには周囲の監視を頼みたい……」 「へ?」 「え、ええっ?」 「にゃァっ!?」 春香が取り乱した声を上げた。面白いように彼女の体が強張るのを、背負ったスバルは感じ取る。 彼女の足元に控えるねこニ号が爪先立つ。スバルが現れた時より警戒が激しい。 スバルは直感する。 (これは乙女の一大事っ? このままじゃ春香さんがのぼせちゃうよッ) 赤木に下心はなさそうだが、と思いつつも発言する。 春香も彼女に同調した。それはスバルが思っている理由からでなく、自身の羞恥心によるものだ。スバルは気づいていないが。 「あ、あたしがおんぶするよっ。アカギさんはねこちゃんたちをお願いしますっ」 「そ、それがいいわっ。アカギさんもさっきの戦闘で疲れているでしょうし……」 「大したことはない……それに、警戒ならば訓練を受けた者の方が適し、」 「「いいからッ!」」 「「にゃあッ!」」 二人へ疑問を込めた視線を投げた赤木は、二人と二匹、即ちその場の全員の叫びを受ける。 そして睨まれること数秒後……彼はしかたないな、と肩をすくめた。 再びスバルは直感する。彼が意見したのは、効率のみを考えてのことだと。 (この人、女心を分かってない……!) そして少しだけ呆れた。 その後、スバルと赤木の知人が、死者に含まれていたか確かめた。 スバルはフェイト以外いないと答え、赤木はジョセフ・ジョースターの名を伝えた。 豪華客船の時と同じく淡々とした物言いだったため、二人からジト目を送られる。 自分のことばかり……、と自己嫌悪に陥った春香をスバルが宥めていた。 仲間が四人呼ばれて、取り乱した様子がないことは評価すべき、そう赤木は考える。 彼女がいた場所が、死生が不安定であったことを前提にしたとしても。 ふ、とカオスロワを戦ったアカギについて思い出す。 (精々、ゲーム目的に蘇生されないことを願うといい……) 二度目の生を得ることなど、奴も望むまい。 彼の心の深層にある性質は、赤木自身と大差ないことを春香との情報交換で察していた。 強いて異なる点を挙げるなら……。 (お前の勝負を把握した者に魅入られた場合……。お前と共に、南千秋もゲームに巻き込むだろうからな……) ☆☆☆ 三人+二匹が自然公園を去っていく。 それを見計らい、墓より少し西側の茂みに降り立つ影が二つ。 「HAL様、さっきの連中にどうして接触しなギャッ!?」 「誰のせいだと思ってんのよっ!?」 殴られた腹を押さえて呻く魅音。それを見下ろすハルヒ。 ハルヒは魅音の顔を踏む。包帯を挟んだ向こう、眼孔の空白部分へ爪先を押し付け、少しずつめり込ませていく。 「ひ、あぁ……」 「汚い声出してんじゃないわよ。いい? よーく聞きなさいこのKY」 「……?」 その時、魅音の耳に小さな鋭い音が届いた。 しかしハルヒはそれに気づかず、嗜虐的な笑みを浮かべて語る。 "涼宮ハルヒ"だった時の象徴……北高制服を着た女を見て、鬱憤が溜まっていたのだ。 「あんな俗物に構ってる暇はないのよ。 今、三村は焦ってるでしょうねえ。放送局が禁止エリアに指定されちゃったんだから。 いいえ、もう放送局で用事を済ませてるんじゃないかしら……? 録音を発信すれば本人はいなくて済むものねえ? あいつの居場所を見失う前に、確保しないとマズいのよ? 分かる、危機的状況なのよ?」 「みむ、三村を迎えることが、いま一番の急務なんですねっ?」 「ふん、その通、りっ!」 鼻で笑い、目を抉らないよう即頭部を蹴りつけるハルヒ。魅音の頭が壊れないよう、やる夫より若干控えめの力で。 それでも強烈な蹴りを食らい、奇声を上げてうずくまる魅音。 「こんなに急いでるんだから、さっさと気づかないよっ」 魅音へ非難の目を向けるハルヒは、レイジングハートとバリアジャケットを装備し、靴からはアクセルフィンを展開。 一端の空戦魔導師のような出で立ちだった。 性能は人間レベルにまで堕とされているものの、ハルヒの肉体は人外ばかりで構成されている。 そして、彼女はセイバーやデーモン、フェイトを模したB.M.K.Gといった、莫大な魔力を有するすら多数内包していた。 魔法の素養は十分すぎる程備わっていたのだ。レイジングハートを使用できたのもこのため。 目的地を放送局に定めた後、レイジングハートの助言でハルヒは飛行魔法の存在に気づいた。 前回のゲームにて頻繁に使用した移動法だったため、習得も早かった。 彼女達は飛行による移動を繰り返し、11時になる前にD-3を抜けたのである。 「何時まで伏せてんの? 分かったらならとっとと行、」 ドォン。 少し距離のある、湖側から爆音が聞こえた。 ハルヒは魅音を抱え、空へ舞う。状況を確認するため、巨木の枝に隠れ湖畔を観察した。 湖畔の建物……いや、それより湖側の桟橋から煙が上っている。 「HAL、ボートが全滅しています……」 「見りゃ分かるわよ。火でもつけたのかしら?」 桟橋に停めてあったボートは悉く破壊されていた。 他の参加者に利用されないよう、武藤遊戯が行った工作の結果である。 スタープラチナで破壊したエンジンから火の手が上がり、やがて燃料に引火して爆発したのだった。 離れた位置、別の桟橋から湖の中央へボートが発進するのが見えた。 ボートの上に立つ人影を彼女達は見る。 そのどうしても派手な髪型を二人はよく知っていた。 「あ、」 「遊戯……だと……!?」 スピードが落ち、湖を進むボートが止まった。 操縦する男が運転席を離れ、遊戯に向き直る。 「ちょ、HAL様どこへっ? 三村を追うんでしょうっ?」 「(゚Д゚)ハァ? あの糞野郎は許しがたき逆徒よ!ここで血祭りに、『この殺し合いに乗った魔女なんだ!!』くきぁッ!!?」 ハルヒが血走った目で叫んだ瞬間、同じ木に括りつけられていたスピーカーから爆音が流れた。 突然の衝撃に二人は身を竦め、耳を塞ぐ。 「三村君……」 「っマジ? バッカじゃないの、何やってんのこいつ!?」 それはどう聞いても生中継だった。これが演技だとするならば、驚嘆するくらいの。 彼女達がそれに気を取られた瞬間、湖では全てが終わっていた。 「……って、あ゛ああああああーーーーーっ!!?」 HALの絶叫が響く。魅音は釣られてそちらを見た。 武藤遊戯の首と四肢が、湖に沈む光景を目の当たりにした。 HALの視界が真っ赤に染まる。 「あの野郎ッ! 人の獲物を殺りやがったなぁぁッ!!」 武藤遊戯はハルヒにとって、元仲間の裏切り者かつ憎きニコレンジャーの一員なのだ。 柊つかさと同じ位、絶望を味あわせたい仇敵だった。 激昂した彼女は、ボートへ突貫しようと身構えるが……魅音にしがみつかれた。 「HAL様っ! さっきので三村が危なくなりますよっ! お力を取り戻すに、そっちじゃなくて放送局に行かないと……、」 「黙れ雌豚! 意見するんじゃな、」 魅音を突き飛ばし殴ろうとしたハルヒは、はたと気づく。 言い争いのライブ放送が終わっていることに。 ……あれ? これ三村危なくね? (~~~~~ッ!! ……COOLだ、COOLになれ皇帝神(ゴッドオブエンプレス)……。 単細胞のジョセフの仲間かつ、大ポカをやらかすことを考えても、三村は貴重な技術持ち……! たぶん。 首輪の解除は必須事項なのよ、奴をここで消させる訳にもいかない……。 それに、奴が泉こなたも敵視していたのは都合がいい……つかさを追い詰めるHAL厨として、十分使える。 あのピンク羽織はウエディングドレスの変態と同じく、制限を解除したら肉袋にしてやればいい) ギチギチと歯を噛み締め、ハルヒは思考する。 今の力に相応しい称号を選び、言い聞かせる。そう全盛期にはまだまだ遠いのだ。 落下しかけ、枝に腕を掛けて宙ぶらりんになった魅音へ怒鳴る。 「――放送局に飛ぶわよレイジングハート! 魅音、ボサッとしないでよ!」 「は、はいHAL様っ。……でも、その助けぐぇっ!?」 その襟首を掴んで飛翔する。カエルが潰れたような声は無視した。 (ただ、このあたしをコキ使うだけの報復は覚悟しときなさいよ三村ァ!! けひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!) 考え直したハルヒに、魅音は安堵する。 ハルヒは、かがみを殺すために必要不可欠な神様だ。崇め従い、彼女の力を解放しなければ、つかさは救えない。 それに、三村はつかさまで魔女と言っていた。すぐに会って訂正してやらなければいけない。 今の放送を聞いて、誤解した人もたくさんいるだろう。彼らにも説明しなければ。 ――悪いのは、妹も友達も洗脳したかがみ一人だけなんだって。 (つかさを助けるんだ。遊戯君のように死なせもることも、狂わせることもさせない。 今度こそ私が……ううん、私とHAL様が結果を変えてみせる。立ち止まってなんかいられないよ……!) ぶるぶると頭を振って、彼女は彼女にとっての神を見上げた。 (行きましょう、HAL様。首輪の呪縛を解いて、魔女かがみを殺して……。 ……つかさを、救って下さい) (だから、気にしてはダメだ……あんなもの) さて、魅音はHALに迷惑を与えないよう……否、自分が制裁を受けないよう必死に隠していることがある。 彼女は恐怖とつかさへの心配が募り、恐慌状態に陥っていたのだ。 ハルヒの躾による過度の恐怖は精神を蝕み……"スイッチ"が入ってしまった。 そして行動を共にしていた遊戯の死に無意識に混乱が進んだ今の彼女には、"あるもの"が常に視認できてしまう。 魅音は眼下の森の中に捉えた、人影の朱色から目を逸らす。 (そう、ここは雛見沢じゃないんだよ……?) 参加者の有無を確認して、すぐに立ち去った施設――神社。 古手神社ではなかった。だからこそ、いま魅音を襲う現象は有ってはならない。 レイジングハートのエリアサーチで、人一人いないことを確認したはずなのに……魅音は見たのだ。 神社の隅に立つ、巫女服を着た人影を。 (オヤシロ様なんて、いる訳ないんだ……ッ!) 【C-4/市街/1日目-日中】 【赤木しげる(19歳)@漫画ロワ】 [状態]:額に引っ掻き傷があるけど手当て済み、疲労(小) [装備]:ねこイチゴウ、サバイバルナイフ@オールロワ、マイルドセブンワン@現実、六発式リボルバー拳銃+弾(3/12)@現実 [持物]:デイパック×2、基本支給品一式×2、マイルドセブンワン1カートン(後7箱)@現実、トランプ@現実、ランダム支給品0~2 [方針/目的] 基本方針:少しだけ勝負の為に意欲を出す。 1:ホテル周辺に向かい千秋、フラグビルドを捜索。ホテル内が危険ならば退避。 2:落ち着いたらもう一度考察する。 3:春香の決断の結果を見届ける。 [備考] ※死亡後からの参戦です。 ※いつ死んでもいいと思っています(ただし以前と大分違う模様)。 ※スバルときちんとした情報交換を行っていません。 ※春香の下着姿、フェイトの上下両方の恥部、フラグビルドの全裸、千秋の全裸を目撃しました。 【南春香@カオスロワ】 [状態]:疲労(大)、しばらく竜に変身不能 [装備]:北高制服、激戦@漫画ロワ(核鉄状態)、 [持物]:基本支給品一式、ふじおか(くまの人形)@カオスロワ、不明支給品(0~1個) :大量の着替え(パロロワ衣服詰め合わせ:らき☆ロワ版@書き手ロワ2+らき☆ロワ) [方針/目的] 基本方針:ゲームに乗らない。仲間を集めて主催を打倒。 1:ホテル周辺に向かい、もう一度妹達と合流する。 [備考] ※5期最終話エピローグ後からの参戦です。 ※龍に変身できますが、大きさと攻撃力などが制限され、衣服がなくなります。(下着はなくならない) また解除後はしばらく変身できなくなるようです。 ※猫二号は春香&スバルの後ろについてきています。 ※赤木しげる(13歳)、南千秋と情報交換をしました。 ※大量の着替えはパロロワ衣服詰め合わせ:らき☆ロワ版です。らき☆ロワ参戦作品に関連した衣服が入っています。 【スバル・ナカジマ@なのはロワ】 [状態]:健康、春香をおんぶ中 [装備]:なし [持物]:基本支給品一式、 不明支給品1~2(少なくともみためで武器と判断できないもの) [方針/目的] 基本方針:殺し合いを止める。出来るだけ人は殺さない。 1:赤木、春香と共にホテル周辺に向かい、千秋とフラグビルドを保護する。 2:泉こなたを探し出し保護する。 3:21時になったらシグナム副隊長と合流する。 [備考] ※アルフォンス・エルリック、ラスカルの両名と情報を交換しました。 ※シグナム、フェイトが別世界から参戦していることを知りました。 【C-4/自然公園・上空/1日目-日中】 【涼宮ハルヒ@ニコロワ】 [状態]:神(笑)、魔力消費(小) [装備]:レイジングハート@ニコロワ [持物]:支給品一式×3、ナイフ@現実、マッチ@現実、ランプ@現実、青龍偃月刀@現実 ルイズの首輪、ゴマモンの首輪 :コルト・ガバメント(0/7)@なのはロワ、コッペパン@らき☆すた、億千万の思い出@ニコロワ、不明支給品×1 [方針/目的] 基本方針:主催者と邪魔者を殺して神として君臨する。経験を生かし、慎重に立ち回る。 1:放送局に向かい、三村に会って首輪解除に協力させる。 2:下僕を集めて、情報を集めて、首輪を分解する。 3:魅音の怪我を見せびらかすなどして、かがみの危険性を参加者達に伝える。 4:6/(神)と熱血王子をいつか神の力が戻って来た時、潰す。 5:柊つかさに絶望を与え殺す。 【園崎魅音@ニコロワ】 [状態]:複数の打撲と裂傷・左眼球損失(極簡単な応急手当済み)、精神錯乱、雛見沢症候群Lv.3?、HAL厨 [装備]:カリバーン@アニロワ2nd [持物]:デイパック、支給品一式、包帯@現実 [方針/目的] 基本方針:HALに従い、つかさを守るため魔女かがみを殺す。 1:HALに従う。HALは神だ。 2:出会った人に、かがみにやられた傷を示して、かがみの危険性を伝える。 3:三村の「つかさが魔女」という勘違いを是正する。 4:つかさが心配。守ってあげたい。 127 不都合なものは見えない 投下順に読む 126 予定通りの非日常 時系列順に読む 103 Ego-Eyes Glazing Over 後編 赤木しげる(19歳) 南春香 115 Survivor Series スバル・ナカジマ 101 魅音の不幸とラッキースターワンダーランド(後編) 涼宮ハルヒ 園崎魅音