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PR-019 ディアボロ PR-019 キャラ 黄金の風 風 P(8) S3 T2 ☆☆☆☆ ●わたしがそこに行くッ! 自分手札にあるこのキャラカードは、自分登場フェイズに味方の《ヴィネガー・ドッピオ》をゲームから除外することで登場させることができる。それ以外の方法では登場させることはできない。 コスト無し ディアボロ 人間 出典:JOJO A-GO!GO! 味方の特定のカードをゲームから除外することでしか登場させることが出来ないという、特別な条件を持ったカード。 キャラカードに登場条件がつくのは、このカードが初めてである。 攻撃力は驚愕の8と、厳しい登場条件に見合ったパワーを持つが、スタンドを付けなければ J-559 グイード・ミスタの能力でアッサリやられてしまう。 キャラ名がドッピオ、ディアボロ共に『ディアボロ』で統一されているため、J-659 ソルベ&ジェラートの効果で手札に加えることができる。 両方3積みすると手札で腐りがちなので投入枚数はよく吟味したい。 風奇であればJ-453 ページをめくられる康一、風悪ならばJ-420 アトム・ハート・ファーザーを採用することで、多少リネージに置きやすくなる。必要なタイミングで手札に戻してやろう。 J-601 再点火で手札に戻すと、もう一度条件を満たさない限り再登場できない。そのためJ-520 チープ・トリックを大の苦手とする面も。 7弾現在の《ヴィネガー・ドッピオ》 J-671 ヴィネガー・ドッピオ PR-018 ヴィネガー・ドッピオ ※2009年1月~3月の店舗大会 【ジョルノジョバーナには夢がある!黄金の風】大会の上位賞
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初級2 初級2魚貝鍋 本日のアイスクリーム盛り合わせ ストロベリーケーキ ラズベリーのソルベ プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンド まるごとイチゴアイス 中華風手羽先の甘辛煮 えびのマヨネーズソースあえ えびのチリソース オイスターソース焼きそば 前のページへ 1 3 4 5 次のページへ 魚貝鍋 魚貝鍋北海道「ひと鍋」 魚介のうま味がおいしい、寒い日には持ってこいの鍋料理です。 初級 ジャンル スープ 価格(一押し) 21(46) コスト(一押し) 18(30) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 117(152) 包丁技 90 香(一押し) 109(144) 調味技 88 味(一押し) 94(129) 火加減 93 調理情報 習得条件 調理時間 4時間 習得Lv制限 Lv15 調理費用 450ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 魚Lv1 4 野菜Lv1 4 キノコLv1 6 × × × × × × 一押し食材 野菜Lv1 5 お出汁Lv1 1 キノコLv1 10 × × クイズ 問題 下ごしらえとして正しくないものを一つ選びましょう。A.えびは殻と背わたを取り除く B.ホタテの貝柱は半分の厚さに切る C.白菜はザク切りする D.しいたけは水できれいに洗う 答え(反転) C.しいたけは水できれいに洗う 魚介鍋を編集 ▲TOP 本日のアイスクリーム盛り合わせ 本日のアイスクリーム盛り合わせ東京「Bear s Sweet Dream」 いろいろな味のアイスをたくさん盛り付けて、超豪華にいただきましょう♪ 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 19(44) コスト(一押し) 16(28) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 87(122) 包丁技 106 香(一押し) 90(125) 調味技 109 味(一押し) 78(113) 火加減 104 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv15 調理費用 730ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 豆製品Lv1 5 ミルクLv1 4 スパイスLv1 3 × × × × × × 一押し食材 豆製品Lv1 10 ジャムLv1 1 スパイスLv1 5 × × クイズ 問題 日本に輸入されているバナナは、どこの国のものが一番多いでしょう?正しいものを一つ選びましょう。A.メキシコ B.台湾 C.ドミニカ D.フィリピン 答え(反転) D. フィ リ ピ ン 本日のアイスクリーム盛り合わせを編集 ▲TOP ストロベリーケーキ ストロベリーケーキ東京「Bear s Sweet Dream」 ふわふわのスポンジケーキに新鮮なイチゴと生クリームがたっぷり載った、甘いもの好きにはたまらない一品です。 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 19(44) コスト(一押し) 16(28) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 87(122) 包丁技 106 香(一押し) 90(125) 調味技 109 味(一押し) 78(113) 火加減 104 調理情報 習得条件 調理時間 6時間30分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 730ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 ミルクLv1 3 卵Lv1 4 果物Lv1 3 × × × × × × 一押し食材 卵Lv1 10 ジャムLv1 1 果物Lv1 5 × × クイズ 問題 卵の泡立て方で、卵白と卵黄を分けて泡立てる製法を一つ選びましょう。A.別立法 B.白立法 C.共立法 D.卵白法 答え(反転) A. 別 立 法 ストロベリーケーキを編集 ▲TOP ラズベリーのソルベ ラズベリーのソルベ東京「Bear s Sweet Dream」 ラズベリーの酸味とほのかな甘みが、バナナとの相性抜群です。 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 18(43) コスト(一押し) 15(27) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 78(113) 包丁技 115 香(一押し) 94(129) 調味技 118 味(一押し) 83(118) 火加減 116 調理情報 習得条件 調理時間 8時間30分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 960ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 ミルクLv1 5 豆製品Lv1 5 果物Lv1 5 × × × × × × 一押し食材 ミルクLv1 10 ジャムLv1 1 豆製品Lv1 5 × × クイズ 問題 ラズベリーシャーベットに入れない材料を一つ選びましょう。A.ラズベリー B.レモン汁 C.イチゴジャム D.ゼラチン 答え(反転) C. イ チ ゴ ジャ ム ラズベリーのソルベを編集 ▲TOP プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンド プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンド東京「自遊空間」 ふわふわのワッフルに、プリンとバニラアイスも一緒にいただける贅沢なメニューです。ほんのり苦いカラメルソースが甘さを引き立てます。 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 19(44) コスト(一押し) 16(28) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 87(122) 包丁技 106 香(一押し) 90(125) 調味技 109 味(一押し) 78(113) 火加減 104 調理情報 習得条件 調理時間 10分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 730ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 卵Lv1 4 ミルクLv1 4 スパイスLv1 3 × × × × × × 一押し食材 牛乳Lv1 10 ジャムLv1 1 スパイスLv1 5 × × クイズ 問題 カラメルソースの材料として、正しいものを一つ選びましょう。A.醤油 B.コーヒー C.はちみつ D.砂糖 答え(反転) D. 砂 糖 プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンドを編集 ▲TOP まるごとイチゴアイス まるごとイチゴアイス東京「自遊空間」 イチゴの中にもアイスの詰まった甘酸っぱいデザートです! 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 18(43) コスト(一押し) 15(27) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 78(113) 包丁技 115 香(一押し) 94(129) 調味技 118 味(一押し) 83(118) 火加減 116 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv15 調理費用 960ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 ミルクLv1 5 果物Lv1 3 スパイスLv1 3 × × × × × × 一押し食材 ミルクLv1 10 ジャムLv1 1 果物Lv1 5 × × クイズ 問題 九州を中心に広く栽培されているイチゴの品種を一つ選びましょう。A.女峰(にょほう) B.さがほのか C.アスカルビー D.とよのか 答え(反転) D. と よ の か まるごとイチゴアイスを編集 ▲TOP 中華風手羽先の甘辛煮 中華風手羽先の甘辛煮東京「金獅子楼閣」 五香粉の風味で、手軽に中華風に大変身!ごはんがすすむ一品です。 初級 ジャンル おかず 価格(一押し) 25(50) コスト(一押し) 22(34) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 143(178) 包丁技 80 香(一押し) 150(185) 調味技 84 味(一押し) 132(167) 火加減 82 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv15 調理費用 130ドル 入門料理習得数 6 習得数 32~48個 食材 肉Lv1 6 野菜Lv1 5 スパイスLv1 4 × × × × × × 一押し食材 肉Lv1 10 ソースLv1 1 スパイスLv1 5 × × クイズ 問題 砂糖の年間消費第一位の県はどこでしょうか?正しいものを一つ選びましょう。A.岡山 B.広島 C.長野 D.沖縄 答え(反転) C. 長 野 中華風手羽先甘辛煮を編集 ▲TOP えびのマヨネーズソースあえ えびのマヨネーズソースあえ東京「金獅子楼閣」 チリマヨネーズのそーすがおいしい、大人気のメニューです。 初級 ジャンル おかず 価格(一押し) 25(50) コスト(一押し) 22(34) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 143(178) 包丁技 83 香(一押し) 150(185) 調味技 85 味(一押し) 132(167) 火加減 81 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv15 調理費用 130ドル 入門料理習得数 6 習得数 32~48個 食材 魚Lv1 3 ミルクLv1 3 スパイスLv1 3 × × × × × × 一押し食材 ミルクLv1 10 ソースLv1 1 スパイスLv1 5 × × クイズ 問題 調理工程で使用した材料はどれでしょうか?正しいものを一つ選びましょう。A.ケチャップ B.醤油 C.サルサソース D.スイートチリソース 答え(反転) D. スイートチリソース えびのマヨネーズソースあえを編集 ▲TOP えびのチリソース えびのチリソース東京「金獅子楼閣」 ぷりぷりのえびとピリッと濃厚なチリソースがおいしいくて大人気な、中華料理の定番メニューです。 初級 ジャンル おかず 価格(一押し) 28(53) コスト(一押し) 25(37) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 151(186) 包丁技 84 香(一押し) 130(165) 調味技 81 味(一押し) 144(179) 火加減 82 調理情報 習得条件 調理時間 50分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 130ドル 入門料理習得数 6 習得数 32~48個 食材 魚Lv1 3 スパイスLv1 5 × × × × × × × × 一押し食材 魚Lv1 5 ソースLv1 1 スパイスLv1 10 × × クイズ 問題 調理工程でごま油をどう使用したでしょうか?一つ選びましょう。A.豆板醤に混ぜる B.食べる直前に香りづけをする C.最後に鍋肌に回して入れて混ぜる 答え(反転) C. 最後に鍋肌に回して入れて混ぜる えびのチリソースを編集 ▲TOP オイスターソース焼きそば オイスターソース焼きそば東京「金獅子楼閣」 定番のソース味に飽きたら、オイスターソース味のさっぱり焼きそばはいかがですか。 初級 ジャンル ご飯・麺 価格(一押し) 24(49) コスト(一押し) 21(33) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 151(186) 包丁技 85 香(一押し) 139(174) 調味技 83 味(一押し) 135(170) 火加減 81 調理情報 習得条件 調理時間 1時間30分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 200ドル 入門料理習得数 6 習得数 32~48個 食材 肉Lv1 5 魚Lv1 5 米穀Lv1 5 × × × × × × 一押し食材 肉Lv1 10 ふりかけLv1 1 魚Lv1 5 × × クイズ 問題 この料理に使わない材料を一つ選びましょう。A.キャベツ B.えび C.マッシュルーム D.もやし 答え(反転) A. キャ ベ ツ オイスターソース焼きそばを編集 ▲TOP 前のページへ 1 3 4 5 次のページへ
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慧音と授業の問題点や世間話をしているうちに、すっかり日は赤くなっていた。 もう帰って、地獄の方の仕事を少しでも手伝ってやらなければならない。 「それでは、リゾットさん。今日はありがとうございました。」 「あぁ、またな。」 そう言って、リゾットは慧音に礼をして、寺子屋から去っていった。 もう夕飯の時間なのか、いい匂いがあちこちから漂ってくる。 「おっ!リゾットの大将じゃないか!!」 そう言って彼に話しかけてきたのは、白黒魔法使い、魔理沙だった。 「魔理沙か・・・。人間の里で会うのは珍しいな。いつもホルマジオが世話になってる。」 「いやいやいや!むしろ世話してもらってるのは私だぜ!!」 そう言って魔理沙はリゾットの横を歩いていく。 「今日は一人なのか?」 「あぁ、特別な仕事でな。人間の里で教師をする事になった。」 「へぇ!すごいじゃないか!!人に物を教えるってのは結構大変なんだぜ。」 「そうでもない。あいつらに比べれば楽なものだ。」 「あはははははは!確かにな!」 そんな会話をしながら、二人は人間の里を歩いていく。 「今日はうちで飯を食べて行くか?」 「いや、今日はアリスの家に二人で新しい魔導書の解読をするために泊り込むんだぜ。」 愉しそうに魔理沙は笑う。 一人暮らしをしているが、彼女は決して一匹狼ではない。むしろ寂しがり屋の部類である。 ゆえに彼女にとってアリスは、霊夢と並ぶ同じくらい大切な友人なのだ。 「じゃ、そろそろ私は行くぜ。」 そして人間の里の外れまで来ると、魔理沙は箒に飛び乗った。 リゾットも同じように身体を浮かす。 「じゃあな!」 そう言って魔理沙は魔法の森の方向へ飛んでいった。 リゾットも魔理沙に向かって手を振り、空へと飛び立った、 すっかり寒くなり、頬を切るような風が彼の横をぬけて行く。 レティが家を出て行く日も、そう遠くないだろう。 「冬物はこの前の休みに出したから・・・、メタリカでスキマ風が入る部分を修復しなくては。」 そんな事を考えながら、リゾットは空を飛んで行く。 「あ!リーダー!!」 声をかけられて、後ろを振り向くとそこにはイルーゾォが飛んでいた。 飛行スピードが暗殺チーム一速い彼は、あっという間にリゾットに追いついた。 「・・・またあの魔法使いの所か?」 「う・・・っ!いいだろ!!きちんと仕事はこなしてるし!魔法を教えてもらう事はいい事だろう?!」 「まぁな・・・・。だがあいつに会いに行く為に仕事を夜遅くまで身体を壊したら元も子もないだろう。」 「わ・・・分かってるさ!体調管理くらいちゃんとしてるよ!先行ってるよ!!」 そう言ってイルーゾォはさらにスピードを上げて、家の方向へと飛んでいった。 「・・・・マスターオブパペットはスウィート・アンバーと言った所か。お互いに自覚がないのが何ともな・・・・。」 部下の恋愛事情を見て、思わずリゾットはため息をついた。 「リゾット!お帰り!」 「リゾットさん!お帰りなさい!!」 「リ・・・リゾット、お疲れ様でした・・・。」 帰ってきたリゾットを出迎えたのは、藍、早苗、映姫だった。 全員、エプロンをつけており、台所からはいい匂いがしている。 「さ・・・・三人とも?何でここに・・・?早苗と藍は加奈子や紫はどうした?」 リゾットは居間で三人に出迎えられて、大いに戸惑う。 「加奈子様は紫様達と親睦を深められるために外で食事だそうです!!」 「だから何も心配はないぞ!!」 そう言って早苗と藍は胸を張る。 ーーーーーーーーーーーーー外の世界・どっかの居酒屋ーーーーーーーーーー 「いらっしゃいませ!お客様は何名様ですか?」 「四人ですー。」 正しくは二柱と一人と一匹、諏訪子と加奈子と紫と橙である。 一同は、親睦を深めるという名目で久々に外の居酒屋にのみに来たのだ。 ちなみに橙はお母さんの飲み会に無理やり連れてこられた感じであり、退屈する事間違いなしである。 彼女もその事を予感してか、既にDSとポケットモ○スタープラチナをきっちり持ってきている。 「いやー、すっかり藍ったら恋する乙女よ。仕事はしっかりしてくれるけど何かと話すとリゾットリゾットって。」 「うちの早苗もそうよー。まぁ、確かに私達の都合で幻想郷に来たようなものだから早苗が愉しいならそれでいいんだけどねぇ。」 日本酒(燗)を呑みながら紫が、そして加奈子が梅酒(ロック)を飲みながらお互いの近況を話す、むしろ愚痴る。 紫にとって外の事情が分かる加奈子と諏訪子は、意外といい飲み仲間らしい。 何かとハプニングを彼女達が起こしても、幻想郷を追い出されないのはそこら辺の事情があるのだろう。 スキマ妖怪とて、万能ではない。 外で買い物するときはもちろん外の金を稼がなければいけないし、幻想郷の中で買い物するにも幻想郷で金を稼がなければならない。 幻想郷におけるコーヒーや砂糖などの、幻想郷では手に入らない物の流通はほぼ彼女達八雲家が担っているのだ。 そして幻想郷に流れ着いてきた、外ではマニアが欲しがるような物や骨董品を売りさばき、生計を立てている。 といっても外の世界が不景気で、物価も高い。最強の妖怪だって不景気の影響は受ける。 だからと言って境界を弄ってしまえばそれこそ経済バランスが大いに崩れて外の世界は滅茶苦茶になる。 「いやぁ、世知辛いわ。ほんっっとに世知辛いわ。」 そう言って、紫はお猪口の酒を一気に飲み干した。 「つまんない・・・・。」 「ごめんね、加奈子も結構溜まってるみたいでさ・・・。デザートもあるから何か頼みなよ。」 「うん・・・・・・。」 そして諏訪子は、退屈そうにしている橙の面倒を必死に見ていた。 ーーーーーーーーーーーーーーそして場面は暗殺チーム邸に戻るーーーーーーーーーーーー 「わ・・・・私はあなたを労おうと思いまして・・!!」 映姫はそう言って顔をそらす。 どこの漫画雑誌に出しても恥ずかしくないラブコメの風景である。 「さ、リゾットさん。疲れたでしょうから座ってください!」 「甘酒を作って来たんだ。飲むといい。」 「きょ・・・・今日は鍋にしましたよ!!」 三人に押されて、リゾットは無理やり席に座らせる。 もちろん、居間には他の暗殺チームメンバーもいる。ついでに、映姫にくっついてきた小町もいる。 「・・・・・・・・・・てんてれれれんれん♪」 突然、ソファに座ってリゾットの様子を観察していたプロシュートが緑眼のジェラシーを、歌い始めた。 「・・てれーれんてれーれん」 それを、ベイビィ・フェイスをいじっていたメローネが繋げる。 「てれーてれれれれれーてれーてれれー♪」 さらに、DSをいじっていたイルーゾォがそれを繋げた。 「「「「「てれーてれれれれれてーれーてれーてれれれれー♪」」」」」 しまいにはその場にいるメンバー全員での大合唱となった。 「な・・・何だお前達!!」 一同の行動に、リゾットは戸惑った。 「・・・べっつにー。モテモテのリゾットさんよぉ。」 プロシュートが、微妙に拗ねたようにジト目でリゾットを見る。 「さびしいよなぁ、ホルマジオ。俺達は一人身だってのにリゾット、三人もモテモテだぜ。」 「そうだなぁ、しかも主婦に女子高生に仕事場の美人上司。どこのAVだって話だな~。」 イルーゾォとホルマジオがひそひそと、しかりリゾットに聞こえる声の大きさで話す。 「心配して損しちゃったわねぇ。」 「まったくだぜ。俺達なんて心配しなくても構わなかったな。」 「夕飯、外に食べにいかないか?台所はリーダーのハニー達に占領されちまったし。」 レティ、ギアッチョ、メローネが隅っこの方に固まって何やらこそこそと話している。 「ペッシ、実際どうなんだい?リゾットは・・・・・・。」 「た・・・確かにカラオケとか行っても一人だけ絶対歌わないで飲み物頼んでたり延長してたり・・・・。」 「うわぁー、なにそれ!!」 小町がそして、普段のリゾットの様子をペッシに聞く。 「ソルベー、ソルベは彼女が出来たからってそっちにうつつ抜かしてチームの仲間の事無視したりしないよねー。」 「あぁ、もちろんだジェラート。俺達は運命共同体だぜ。」 ジェラートがソルベに抱きつき、ソルベはジェラートの腰に手を回した。 そして一同はぞろぞろと外に出て行く。 「あーあ、やってらんねー。メローネの意見に賛成!飯外に食いにいこうぜ!」 「ついでにカラオケも行かないか?」 「日本の曲わかんねーし、イタリアの曲は入ってないだろうなぁ。」 「洋楽でメジャーなのなら入ってるだろ。ビートルズとか。」 わいわいと外に出て行った一同とは対照的に、リゾットはぽつりと残された。 「あれ?皆さん何処かいっちゃったんで・・ってリゾットさん?!何か周りにはさみが散乱してますよ?!」 「早苗!近づかないでください!!スタンドを暴走させている!! 「リゾット・・・!!何と言う負の気だ・・・・・!!」 (・・・・・・・・・・シチリアの海で泳ぎたい。魚食いたい。オレンジジュースのみたい。) 濁った魚の目で、リゾットは宙を眺めていた。 「いやあ!そりゃあよぉ!あいつは今まで彼女がいる事もなかったし! 結婚して綺麗な嫁さん貰ってくれればいいと思ってたよ!! だけど何?!人には散々小言言っといてその結果があれだぜ?!」 「何で・・・・何でリーダーだけ・・あんなに・・・モテるんだろう・・・。 俺なんてアリスに全然気づいて貰えないし、異性としてさえ見て貰ってないのに・・・。」 「俺なんてガキに懐かれただけだぜ?!いや、たしかに猫が結構懐いてくれるのは幸せなんだが・・・。」 「ギアッチョは私がいるからいいわよね?」 「う・・・・・・・・うるせぇなっ!!」 「ぱるーぱるぱるりらー!!ギアッチョとリーダーレねばいいのにー!!」 「あたいも職場の関係が全然男っ気なくてさー、合コン誰かセッティングしてくんね?」 「・・・・・小町はそもそも、あんまり女らしくないんだよ。」 「ソルベー、ソルベー、ソルベー・・・・。」 「あ?何だ?トイレか?」 「・・・・・・・・・何でいつの間にか来てるのよあんたら。」 何故かいつの間にか隣の席で飲み会していたチームを見て、紫が突っ込んだ。 ちなみに加奈子は既につぶれて突っ伏しており、諏訪子は相変わらず、暇そうな橙に構ってあげている。 紫はため息をついて、その飲み会に混ざる事にした。 加奈子を置いて暗殺チームが飲み会しているテーブルに近づく。 そして、紫はプロシュートの隣の席に座った。 「ねぇ、プロシュート。」 「何だよ?お酌してくるのか?」 「違うわ、聞きなさい。真面目な話よ。」 あくまで真剣な表情の紫に、プロシュートは手に持ったグラスをテーブルに置いた。 「何だ?」 「閻魔は、【魂を食べる妖怪】について、どう言う対応をしてる?」 それを聞いて、プロシュートはため息を付いた。 言ってもいいかもしれないが、あまり詳しい事を話してしまうと情報漏洩である。 「・・・ただいま調査中、としか言えないな。ただ、あっちでも結構事態を重く見てるぜ。」 そう言ってプロシュートはワインに移った自分の顔を見つめた。 「そう・・・・・・・。困ったわ・・・・・・。」 紫はプロシュートの肩に身体を預ける。プロシュートも抵抗しない。 「霊夢は・・・本気で殺し合いはしたことない・・・いいえ、あの子に殺しをさせる訳には行かないわ。だから、あの妖怪は霊夢では対処できないし・・させない。」 「おい、博麗の巫女ってのは異変を解決するんだろ?幽霊が少し消えたくらいで・・・。」 「・・・最近、幻想郷のあちこちの里で、行方不明者が出てるの。」 それを聞いて、プロシュートの表情が硬くなる。 「このままじゃ・・・霊夢は異変だと思ってそいつを退治しにいく・・・・でもそいつは・・スペルカードルールになんか従う気はない。」 「・・じゃあ、あんたが直接退治しに行ったらどうだ?」 「私にも分からないのよ・・・・・。あの妖怪は長い間あちこちの冥界から逃げていた存在。隠れる技術は天下一品ね。」 そう言って紫はプロシュートの腕に抱きついた。 「おい・・・・・あんたにしちゃあ珍しく弱気じゃねえか。」 「私だって女の子ですもの。皆からスキマ妖怪って怖がられてちゃ、疲れるわ。」 「女の子って外見でもねえだろ。」 普段なら紫は怒る所だろうが、相当酔っているのかそういう気にはならなかった。 「ひどいわね、私はいつだって少女よ。」 「馬鹿か、『一人前の女』って意味だよ。」 ガキ扱いされたいならしてやるぜ、と言ってプロシュートは紫の頭を撫でた。 「うわー・・、紫様が・・・・。」 「橙ちゃん、見ちゃだめだよ。多分このままあの男はキスまで持ってくと思う。 多分これが合コンとかだったら間違いなく紫は食われてるね。」 そう言って諏訪子は、橙の目を自分の手で塞いだ。 「・・・・・っ?!」 だが、突然黒い気配を感じて諏訪子は後ろを振りむく。 そこには、凄い表情をして、プロシュートに甘える紫をにらみつける加奈子がいた。 『紫・・・・、何だかんだ言っといて、てめぇもか!!』 そう、彼女の視線は語っていた。 「お・・落ち着いてよ加奈子!あんたには私がいるじゃな・・・あっ!!橙ちゃん!泣かないで!!加奈子ちょーっとイラついてるだけだから!!」 こうして諏訪子は、遺憾なく子持ちの世話スキルを発揮するのであった。 朝、どんなに二日酔いが酷くとも、喉が痛くとも、彼らは社会人、出勤しなければならない。 まばゆい朝の光が妬ましい、そんな朝、彼らは出勤するなり映姫の執務室に呼び出しをくらった。 「まったく・・・・・、飲んだ後徹夜カラオケですって?!仕事の前日に自堕落すぎます!!」 一同の頭を、ベシベシと一回ずつ叩いてから映姫はお説教を始めた。 「ちゃんと遅刻しないで来たぜ?」 「ペッシとギアッチョとイルーゾォが二日酔いで今でも倒れそうなんですが?! しかもジェラートに至っては家で休んでる?!ソルベはそれを看病?!いい加減にしなさい!!」 ケロッとしているプロシュートに対し、映姫がフラフラしている三人を示す。 「いや、大丈夫だ。ギアッチョは前39度の熱を出しつつも任務を遂行した事がある。」 「貴方達の前の職場と一緒にしないでください!細かいミスが全体に関わるんですよ?!」 「いやいや、前の職場なんて細かいミスで生死に関わったからなぁ。」 「・・・・分かりました!!だったら今日は全員調査を命じます!!例の【妖怪】を今日中に見つけ出してきなさい!!」 そう叫びながら、映姫は弾幕を放る。 「「「「「「失礼しやしたー。」」」」」」 まるで何処かの怪盗三世のように、一同はスタコラサッサと逃げ出した。 そして、廊下を歩きながら全員で計画を立てる。 「しっかしなぁ・・・・、今日中ねぇ・・・・・。この間の調査で何処まで調べたんだ?」 調査に参加していなかったホルマジオが、調査に参加していたメンバーに尋ねる。 「えーっと、妖怪の山の麓の森にいる事が分かってるんけど・・・・・五分の一くらいしか調べ終わってませんぜ。」 前回の調査の資料を見て、ペッシがそれに答えた。 二日酔いとはいえ、ペッシは比較的軽い方に入るらしい。 「そんなにまだあるのか?!クソッ・・・・・。いくら人数が増えたとはいえ、探索に有利なスタンドなんて、俺らソルベくらいだろ・・・・。」 頭を抱えながら、ギアッチョが悪態をついた。 「んー、もっと人数が必要だな・・・・・。皆で知り合いに頼み込んで・・・それでも無理があるな。」 メローネが素早く頭の中で、調査する面積の人数を計算するが、それにしても広すぎる。 「ねぇ、調査だったら機械を持って飛んで、見るだけでいいのよね?だったらチルノと大ちゃんに頼んで妖精を集めてもらえばどうかしら?」 レティも昨日体力を使い果たしたのか、人形サイズでギアッチョの横を飛ぶ。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 イルーゾォは既に、目が完全にイっている。ただ、歩いているだけである。 「・・・・・・・・・大丈夫なのか、あいつら。」 寺子屋に行く前に、部下の様子を見に来たリゾットが、ぽつりと呟いた。 前へ 目次へ 次へ
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※更新した際は、更新報告ページまで連絡お願いします。 目次 ⇔ 【五部~vocal off~の目次】 ⇔ 【部別分類】 【総合】 ●5部総合● ●5部ゲー● ●護衛チーム● ●敵チーム総合● ●暗殺チーム● ●親衛隊● 【護衛チーム】 ●ジョルノ● ●汐華初流乃● ●ジョルノ、ディアボロ● ●ブチャラティ● ●ブチャラティ、ジョルノ● ●ブチャラティ、リゾット● ●アバッキオ● ●ミスタ● ●セックスピストルズ● ●ナランチャ● ●フーゴ● ●フーゴ、ミスタ、ナランチャ● ●フーゴ、ナランチャ● ●トリッシュ● ●トリッシュ、ミスタ● ●トリッシュ、ブチャラティ● ●トリッシュ、ディアボロ● 【暗殺チーム】 ●ホルマジオ● ●イルーゾォ● ●イルーゾォ、フーゴ● ●プロシュート● ●ペッシ● ●プロシュート、ペッシ● ●メローネ● ●ギアッチョ● ●メローネ、ギアッチョ● ●リゾット● ●メタリカ● ●リゾット、ドッピオ● ●ソルベ、ジェラート● 【ディアボロ直属親衛隊】 ●スクアーロ、ティッツァーノ● ●ノトーリアスB・I・G● ●チョコラータ● ●セッコ● ●セッコ、チョコラータ● 【幹部】 ●ポルポ● ●ディアボロ● ●ディアボロ、リゾット● ●ドッピオ● ●ディアボロ、ドッピオ● 【その他の登場人物】 ●サーレー● ●ズッケェロ、サーレー● ●ローリング・ストーン● 追加用テンプレ 目次に新しいキャラクターの項目を追加したい場合は、 編集ページを開いて以下の『』内をコピペして使ってください。 『●キャラクター名●』 ◎→追加するページの番号 ○→ページ内でのキャラクターの順
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4-042C ノノ Chapter 4 バックアップ 風 コスト:2 モーグリ (風)(風)(D) あなたのコントロールするモーグリと同じ数までのフォワードを選ぶ。それらをアクティブにする。 今弾のサイクルの一つである自分の「モーグリ」の数だけ効果が強化されるバックアップの一つ。風はフォワードをアクティブにする。 実はなにげに「バックアップの恒久的に使用可能なアビリティでフォワードを起こす」ことができるカードはこのカードが初めて。 更にこのカード1枚でも最低1枚のフォワードを起こせるため、コストが支払える状態であればこのカードを立たせておくだけで自分のコントロールするキャラクターに擬似的にブレイブとダル耐性を持たせることができる。フリータイミング故に相手の1-098U ムスタディオなどのダル状態を対象に取る効果から逃げる目的で使ってやってもいい。 また、少々変則的な使い方だが選ぶフォワードはコントローラーの区別がないため相手の2-085R カイナッツォを起こして殴り倒したり、ダル状態の相手を4-059U シンクと併用して無理やりブロックさせたりといった応用も効く。 他のモーグリたちが基本的に2~3枚集まってようやっと一人前と言える効果が多い中、このカードは単独でかなりの仕事が可能なため現在の風属性の入ったデッキにおいて採用率は高めなようである。 カード別Q A ノノ自身もモーグリの数に数えられます。 関連リンク 4弾で収録された「モーグリ」の数に依存する効果を持つバックアップ 4-016C モンブラン 4-030C ハーディ 4-060C ソルベ 4-069C ガーディ 4-097C ホルン
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デザート2 デザート2ストロベリーケーキ ラズベリーのソルベ マンゴーゼリーヨーグルトソース添え チョコワッフル プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンド まるごとイチゴアイス 栗入り白玉ぜんざい フルーツしらくま かぼちゃチーズケーキ 豆乳杏仁豆富 前のページへ 1 3 4 5 6 次のページへ ストロベリーケーキ ストロベリーケーキ東京「Bear s Sweet Dream」 ふわふわのスポンジケーキに新鮮なイチゴと生クリームがたっぷり載った、甘いもの好きにはたまらない一品です。 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 19(44) コスト(一押し) 16(28) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 87(122) 包丁技 106 香(一押し) 90(125) 調味技 109 味(一押し) 78(113) 火加減 104 調理情報 習得条件 調理時間 6時間30分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 730ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 ミルクLv1 3 卵Lv1 4 果物Lv1 3 × × × × × × 一押し食材 卵Lv1 10 ジャムLv1 1 果物Lv1 5 × × クイズ 問題 卵の泡立て方で、卵白と卵黄を分けて泡立てる製法を一つ選びましょう。A.別立法 B.白立法 C.共立法 D.卵白法 答え(反転) A. 別 立 法 ストロベリーケーキを編集 ▲TOP ラズベリーのソルベ ラズベリーのソルベ東京「Bear s Sweet Dream」 ラズベリーの酸味とほのかな甘みが、バナナとの相性抜群です。 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 18(43) コスト(一押し) 15(27) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 78(113) 包丁技 115 香(一押し) 94(129) 調味技 118 味(一押し) 83(118) 火加減 116 調理情報 習得条件 調理時間 8時間30分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 960ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 ミルクLv1 5 豆製品Lv1 5 果物Lv1 5 × × × × × × 一押し食材 ミルクLv1 10 ジャムLv1 1 豆製品Lv1 5 × × クイズ 問題 ラズベリーシャーベットに入れない材料を一つ選びましょう。A.ラズベリー B.レモン汁 C.イチゴジャム D.ゼラチン 答え(反転) C. イ チ ゴ ジャ ム ラズベリーのソルベを編集 ▲TOP マンゴーゼリーヨーグルトソース添え マンゴーゼリーヨーグルトソース添え東京「Bear s Sweet Dream」 ヨーグルト入りのなめらかなマンゴーソースが甘さを引き立てる、トロピカルゼリーを夏のデザートに! 高級 ジャンル デザート 価格(一押し) 47(78) コスト(一押し) 40(54) 風味(一押し) 115(200) 品質 属性条件 色(一押し) 165(200) 包丁技 225 香(一押し) 173(208) 調味技 222 味(一押し) 187(222) 火加減 227 調理情報 習得条件 調理時間 5時間 習得Lv制限 Lv45 調理費用 800ドル 中級料理習得数 12 習得数 20~30個 食材 豆製品Lv2 5 ミルクLv2 8 果物Lv2 6 × × × × × × 一押し食材 豆製品Lv2 10 ジャムLv2 1 ミルクLv2 20 × × クイズ 問題 日本産マンゴーの旬の収穫時期を一つ選びましょう。A.2月~5月 B.6月~8月 C.9月~11月 D.12月~1月 答え(反転) B. 6 月 ~ 8 月 マンゴーゼリーヨーグルトソース添えを編集 ▲TOP チョコワッフル チョコワッフル東京「Bear s Sweet Dream」 外はサクサク、中はふわふわに焼き上げたワッフルをティータイムにいかがでしょうか。 特級 ジャンル デザート 価格(一押し) 66(?) コスト(一押し) 57(?) 風味(一押し) 145(?) 品質 属性条件 色(一押し) 232(?) 包丁技 317 香(一押し) 222(?) 調味技 321 味(一押し) 206(?) 火加減 320 調理情報 習得条件 調理時間 3時間 習得Lv制限 Lv60 調理費用 400ドル 高級料理習得数 18 習得数 20~30個 食材 米穀Lv3 6 豆製品Lv3 6 ミルクLv3 5 スパイスLv3 5 × × × × 一押し食材 × × × × × × × × クイズ 問題 ワッフル生地に入れない材料を一つ選びましょう。A.強力粉 B.ベーキングパウダー C.牛乳 D.卵 答え(反転) A. 強 力 粉 チョコワッフルを編集 ▲TOP プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンド プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンド東京「自遊空間」 ふわふわのワッフルに、プリンとバニラアイスも一緒にいただける贅沢なメニューです。ほんのり苦いカラメルソースが甘さを引き立てます。 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 19(44) コスト(一押し) 16(28) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 87(122) 包丁技 106 香(一押し) 90(125) 調味技 109 味(一押し) 78(113) 火加減 104 調理情報 習得条件 調理時間 10分 習得Lv制限 Lv15 調理費用 730ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 卵Lv1 4 ミルクLv1 4 スパイスLv1 3 × × × × × × 一押し食材 牛乳Lv1 10 ジャムLv1 1 スパイスLv1 5 × × クイズ 問題 カラメルソースの材料として、正しいものを一つ選びましょう。A.醤油 B.コーヒー C.はちみつ D.砂糖 答え(反転) D. 砂 糖 プリンとアイスとワッフルのスペシャルサンドを編集 ▲TOP まるごとイチゴアイス まるごとイチゴアイス東京「自遊空間」 イチゴの中にもアイスの詰まった甘酸っぱいデザートです! 初級 ジャンル デザート 価格(一押し) 18(43) コスト(一押し) 15(27) 風味(一押し) 55(120) 品質 属性条件 色(一押し) 78(113) 包丁技 115 香(一押し) 94(129) 調味技 118 味(一押し) 83(118) 火加減 116 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv15 調理費用 960ドル 入門料理習得数 6 習得数 28~42個 食材 ミルクLv1 5 果物Lv1 3 スパイスLv1 3 × × × × × × 一押し食材 ミルクLv1 10 ジャムLv1 1 果物Lv1 5 × × クイズ 問題 九州を中心に広く栽培されているイチゴの品種を一つ選びましょう。A.女峰(にょほう) B.さがほのか C.アスカルビー D.とよのか 答え(反転) D. と よ の か まるごとイチゴアイスを編集 ▲TOP 栗入り白玉ぜんざい 栗入り白玉ぜんざい東京「Bretagne」ユーザ:京野桜様 投稿作品 冬はほっこり♪あったか~い白玉ぜんざいに栗を入れてみました。夏は冷やしていただいても美味しいです。 レア ジャンル デザート 価格(一押し) 85(?) コスト(一押し) 74(?) 風味(一押し) 175(?) 品質 属性条件 色(一押し) 277(?) 包丁技 334 香(一押し) 266(?) 調味技 333 味(一押し) 252(?) 火加減 331 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv75 調理費用 260ドル 特級料理習得数 12 習得数 20~30個 食材 豆製品Lv3 15 果物Lv3 8 × × × × × × × × 一押し食材 × × × × × × × × クイズ 問題 足す事によって甘さが引き立つ調味料はどれでしょうか?A.砂糖 B.塩 C.酢 D.醤油 答え(反転) B. 塩 栗入り白玉ぜんざいを編集 ▲TOP フルーツしらくま フルーツしらくま東京「Bretagne」ユーザ:はにび様 投稿作品 器の中ぜーんぶ美味しく食べられる!ポーズや表情はお好み次第、可愛く作ってね♪ レア ジャンル デザート 価格(一押し) 85(?) コスト(一押し) 74(?) 風味(一押し) 175(?) 品質 属性条件 色(一押し) 277(?) 包丁技 334 香(一押し) 266(?) 調味技 333 味(一押し) 252(?) 火加減 331 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv75 調理費用 260ドル 特級料理習得数 12 習得数 20~30個 食材 果物Lv3 10 ミルクLv3 5 豆製品Lv3 10 × × × × × × 一押し食材 × × × × × × × × クイズ 問題 白玉粉を着色するために使用した材料はなんでしょうか?A.口紅 B.食紅 C.紅花 D.紅芋 答え(反転) B. 食 紅 フルーツしらくまを編集 ▲TOP かぼちゃチーズケーキ かぼちゃチーズケーキ東京「Bretagne」ユーザ:シャルル様 投稿作品 かぼちゃとチーズの相性が抜群のケーキです♪ レア ジャンル デザート 価格(一押し) 85(?) コスト(一押し) 74(?) 風味(一押し) 175(?) 品質 属性条件 色(一押し) 277(?) 包丁技 334 香(一押し) 266(?) 調味技 333 味(一押し) 252(?) 火加減 331 調理情報 習得条件 調理時間 1時間 習得Lv制限 Lv75 調理費用 260ドル 特級料理習得数 12 習得数 20~30個 食材 野菜Lv3 5 果物Lv3 10 豆製品Lv3 10 × × × × × × 一押し食材 × × × × × × × × クイズ 問題 焼く時のオーブンの温度、適温はどれでしょうか?A.240度 B.210度 C.180度 D.150度 答え(反転) C. 180 度 かぼちゃチーズケーキを編集 ▲TOP 豆乳杏仁豆富 豆乳杏仁豆富大阪「がんこ」 自社工場「とうふ工房」自慢の自家製豆乳をたっぷり使ったヘルシーな豆乳杏仁豆富をどうぞご堪能くださいませ。 中級 ジャンル デザート 価格(一押し) 29(?) コスト(一押し) 24(?) 風味(一押し) 85(?) 品質 属性条件 色 125 包丁技 206 香 137 調味技 210 味 128 火加減 208 調理情報 習得条件 調理時間 10時間 習得Lv制限 Lv30 調理費用 1200ドル 初級料理習得数 9 習得数 20~30個 食材 豆製品Lv2 5 果物Lv2 5 スパイスLv2 5 × × × × × × 一押し食材 果物Lv2 20 ジャムLv2 1 スパイスLv2 10 × × クイズ 問題 どのタイミングで冷蔵庫を入れるのが適切でしょうか。A.粗熱を取ったら B.火を止めてからすぐ C.翌日 D.適当でいい 答え(反転) A. 粗熱を取ったら 豆乳杏仁豆富を編集 ▲TOP 前のページへ 1 3 4 5 6 次のページへ
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Myレシピの料理のゲストとマグナムーン 洋なしのスイーツ さつまいもスイーツ ハロウィン★かぼちゃ ハロウィン★おばけスイーツ ※各種マグナムーンのかけらはお客さまが満足した時に必ずドロップ ※素材・マグナムーンはお客さまが満足した時に時々ドロップ 洋なしのスイーツ ゲスト 料理 調味料 マグナムーン 梨元ゆうすけ 洋なしのソルベ シナモンハチミツレモン汁 ラ・ポワールコーヒーマグ 梨元まゆこ 洋なしのパフェ シナモンレモン汁砂糖 ラ・ポワールコーヒーポット 梨元ぶんご 洋なしのタルト ハチミツレモン汁砂糖 ラ・ポワールコーヒーマドラー さつまいもスイーツ ゲスト 料理 調味料 素材 マグナムーン 芋川やまと さつまいもプリン ハチミツレモン汁砂糖 さつまいもクリーム ブロッキンチェックカップ&ソーサー 芋洗い坂教授 さつまいもジェラート シナモンハチミツレモン汁 紅いもパウダー ブロッキンチェックシュガーポット 芋山さつま 紅いもモンブラン シナモンハチミツレモン汁 雨場農大の特製焼いも ブロッキンチェックエスプレッソマシン ハロウィン★かぼちゃ ゲスト 料理 調味料 素材 マグナムーン ケビン おばけかぼちゃスープ オリーブオイルコショウ塩 かぼちゃキャンドル/オレンジ ファニー☆パンプキンかぼちゃ型マグ アシュリー おばけかぼちゃパン とうがらしコショウ塩 かぼちゃキャンドル/黄 ファニー☆パンプキンクッキージャー ジェームズ おばけかぼちゃグラタン レモン汁オリーブオイル塩 かぼちゃキャンドル/緑 ファニー☆パンプキンデザートプレート ハロウィン★おばけスイーツ ゲスト 料理 調味料 素材 マグナムーン ミイラのまみ クモの巣のおばけココア シナモンハチミツ砂糖 ホラーハウスの招待券/オレンジ ポップスカルコーヒータンブラー ドラキュラのブラット クモの巣のおばけカップケーキ レモン汁ハチミツ砂糖 ホラーハウスの招待券/紫 ポップスカルクッキージャー フランケンのけんたろう クモの巣のおばけデコレーションケーキ レモン汁ハチミツ砂糖 ホラーハウスの招待券/黒 ポップスカルランチバッグ
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「荒事になるだろう天国にいるのはプロシュート、ジェラート、ギアッチョだ。 探索の為にソルベ、お前もそっちだ。 あと余計なトラブルを起こすした時の為にメローネ、お前も行け。セクハラさえしなけれなばお前は交渉がうまいからな。 地底は俺とイルーゾォ、ホルマジオ。後ペッシ、お前は今回はこっちだ。」 「ちょっと待てよ!!」 リゾットがメンバー分けを発表したとたん、プロシュートが文句を言ってきた。 それを見て、一同がやっぱり・・・と言う表情をする。 呆れながらリゾットがため息をつく。 「・・・・プロシュート、お前がいつもペッシのヘマをフォローしているのは解っている。 実際、助かっている。・・・・・が、そのまま甘やかすわけにもいかないって事はわかっているだろう? ここに来てから俺もそうだが、お前も平和ボケしすぎだ。」 「・・・・・・・・・・・・・チィッ!!」 プロシュートは舌打ちをして、それっきり黙りこくった。 「まったく・・・・、お前はいつもマンモーニ、マンモー二というがお前がマンマだな。」 そう言ってリゾットは一同に、書類のコピーを渡す。 「任務には早速明日から取り掛かる。今日のうちに準備をしておけ。」 「はーい。」 「了解。」 「オッケー。」 八者八様の答えをして一同はぞろぞろとその場から離れていった。 ジェラートとソルベは同じ所に行けるのが嬉しいのか、ぴったりくっついて何やら楽しそうに話しているし、相変わらずギアッチョは本当に氷のような表情だ。 ペッシはプロシュートの後を、おろおろと追っているし、イルーゾォはめんどくさそうな顔をしている。 メローネは何やら楽しそうだからきっとよからぬ事を考えているだろう。ホルマジオは仕事よりドルチの餌を買い忘れた事に慌てている。 まったく持って、いつもの暗殺チームだった。 だが、何となく、リゾットは嫌な予感がしてならなかった。 窓から差し込む朝日に、天子は目を覚ました。 しかし、起き上がってからも覚醒しきらない頭でぼーっと壁を眺めている。 「おはよう、コーヒーが入ってるよ。」 「ん。」 まだ大人になりきらない少年が、彼女に親しげに話しかける。 彼女は警戒することなく、少年からマグカップを受け取っていた。 やはり出てきて正解だった。外の世界は刺激的だ。 この「こーひー」という奴も、苦いが砂糖と牛乳をいれると、とても美味しい。 「ねぇ・・・?そろそろ三日になるけど、家には帰らないの?」 キッチンで料理はしながら、少年は天子に聞く。 そろそろ夏だから、あのニットの服は熱そうだ。 「いや。あんな何もないとこ、帰りたくない。」 そう言って、天子は再びコーヒーに口をつけた。 彼女がその少年と知り合ったのは、三日前のことである。 元々天界という狭い世界でお嬢様として育てられた天子。 そんな彼女に、金銭感覚があるかというと、否、だ。 となったらお約束が起きる、お金がいるということを知らずに彼女はリストランテで、散々飲み食いしてしまったのだ。 もちろん散々揉め、緋想の剣もあやうく犯罪に使われる寸前だった。 だが、そこを救ったのがこの少年である。 『す・・すみません!!デートの約束をしていたのにうっかり忘れて!それで彼女やけになってるんだと思います!!』 その少年は咄嗟に嘘をつき、天子の食べた分を肩代わりしてくれたのだ。 そして家出したはいいが危うく野宿する羽目になりそうだった天子は、まんまとその少年のお世話になっていた。 「ねぇ、そういえば地上の民って働かないと『金』って奴を手に入れられないんじゃないの?あんたは何で働いてないのよ。」 そう言うと、少年は少しさびしそうに微笑みながら言った。 「・・・・ボスが残してくれたお金があるから。ボスがここに来るまで待つには十分な額が。」 「ふーん・・・・。」 天子はいつも、少年の話す『ボス』と言う人物が嫌いだ。 そのボス、と言う人物の事を離すとき、少年はいつも嬉しそうな、寂しそうな顔になるのだ。 「・・・・・・・ドッピオ、今日は買い物に行くわよ。」 「えっ?!」 突然言われて、少年・・・ドッピオは戸惑う。 振り返ると、自分の本当に近くに、天子が着ていた。 「どどどどど・・・・どうして?!大体お金はどうするの?!」 「あんたが払いなさいよ、男ならそれくらい当然でしょ!!」 そう言って、天子は生意気な笑顔を浮かべた。 むぅ・・・と不服に思っていても、ドッピオには選択肢などないのだった。 燦々と太陽の降り注ぐ、初夏の午後。 海からの潮風が、どことなく懐かしい匂いを運んでくる。 懐かしいがどこか違う、イタリアの海岸沿いの道路を一台のスポーツカーが走っていた。 ウィーンと、助手席の車の窓が開いた。 そこから外を眺めるのは、サングラスを掛けたプロシュートだった。 「いい天気だな。」 台詞とはうらはらに、プロシュートの口調は憂鬱そうである。 ペッシとは離され、しかもこんな天気のいい日に、仕事なのだ。 「ギアッチョ、今どのへんだ?」 「・・・・アマルフィだ。そう言えば、そんな題名の映画が今度やるらしいぜ。」 ギアッチョもレティがいなくなり、未だに抜け殻状態だ。 まぁ、そのお陰でぶちキレて事故になることがなさそうなのはありがたいが。 「ねーねー、その子ってどれくらい痛めつけていいの?お小遣い稼ぎにスナッフとか取ってもいいかな?」 「日本人でしかもお嬢様らしいから、売れそうだけどな・・・・。でもそれよりお前は戦って殺りたいんだろ?」 「うん!でもあの子殺し合いはしたことないっぽいから、面白くなさそう・・・・。」 「そう言うなよ?追い込まれると結構足掻いてくれるタイプかもしれないぜ?」 「そっかー・・・・、そうだといいなー。天国ってあんまり強そうな人がいそうなイメージないし・・・。」 「分からないぞ、もしかしたらヴァルハラみたいにしょっちゅう英雄が殺し合いしてる場所かもしれねぇしな。」 「いいなぁ!それ楽しそう!!」 後部座席では、天気に似合わない、物騒かつイカレてるとしか思えない会話をソルベとジェラートがしている。 その隣では、メローネがヘッドホンをつけて外を眺めながら音楽を聴いている。 「なぁソルベ。今日はどれくらい持ってきたんだ?」 そんな仲睦まじい二人の様子を気にすることもなく、プロシュートはソルベに問いかける。 ジェラートは会話を中断されむっとするが、ソルベは気にすることなく話し始めた。 「あぁ、ギアッチョ用にPSMを二丁。あと今回は暗殺じゃねーからベレッタの9000Sを4丁。マガジンはそれぞれ二つずつ。 あとウージーを三つ。それと狙撃用のVSSを一丁だ。」 それを聴いて、プロシュートは呆れたように言う。 「おいおい、戦争にいくんじゃねえんだぞ。この金の犬め。」 「何言ってんだ、『死人』に老化が効くかどうか分からないから持ってきてやったんだぜ?感謝しろよ。」 何だったらRPGでも持ってきた方がよかったか?と言われてプロシュートは舌打ちする。 悔しいが、まったく持ってソルベの言うとおりだと思ったからだ。 「・・・だなぁ。」 ふと、音楽を聴いていたメローネが零した。 それを聴いて、ジェラートはメローネのヘッドホンを外す。 「あっ・・!おい!!」 「何が嫌なのさ、メローネ。時間はかかりそうだけどそこそこ楽しそうじゃん。 何?それとも『母親』に会いそうで怖い?」 どうやらジェラートの耳は、メローネの呟きを逃さなかったらしい。 「馬鹿なことゆーな、いい息子と作るのに必要な『母親』は大体地獄行きな奴らばっかだよ。」 目的にもよるけど、とメローネが言う。 「じゃあ、何が嫌なのさ。」 「・・・・・・・実の母親に、会いそうで怖い。」 メローネがばつが悪そうにそう言うと、ジェラートはきょとんとする。 すると、周りにいたほかの面々は、罰の悪そうな顔になった。 「・・・親父、いるかな。いや、ネアポリスにはいねぇ。ヴェネチアか・・・・。」 「・・・・・兄貴一人くらい死んでるかもなー・・・、いや、でもその場合地獄行きだから問題ないよな、うん。」 「・・・・・・・・・・・・・・・。」 それぞれ思う所があるのか、ぶつぶつと独り言を言ったり、考え込んだりする。 家族、と言うものや、あまり知り合いのいないジェラートには、よく分からない感覚である。 「ジェラートは何かないの?そう言う会いたくない人。」 メローネにそう言われて、ジェラートはうーん・・と考えこむ。 「小さい時殺してた、猫とか犬が出てきたらやだな。」 そうあっさり告げたジェラートに、メローネは聞かなきゃよかった、と後悔した。 フーゴは、ぼんやりと提灯に照らされた街中を、息を切らしながら走っていた。 彼が地霊殿のペットになったのは数ヶ月前の事である。 ブチャラティ達と別れた後・・・、彼を待っていたのは彼からブチャラティ達の情報を聞き出さんとするボスの部下たちだった。 捕まり、拷問にかけられそうになった時、パープルへイズでその場にいた奴らを皆殺しにして、命からがら逃げた。 そいつらの死体から金をもぎ取り、裏の業者を脅して、パスポートを偽造して、必死に逃げた。 ひたすら逃げて逃げて逃げて、気がついたら、ここにいたのだ。 始めは酷く混乱した。 何せ暗い洋館の客室で、自分はいるのか。 外はまっくらで星一つないのに、雪は降っている。 そして目の前で自分を見つめている紫の髪少女は何なのか?まったく理解できなかった。 相手は自分の言っている事が解るのか、ジェスチャーやメモ帳に絵を描いて説明してきた。 何でも、自分は倒れていたので助けてきたとか何とか。 だが、その後、再び自分は混乱してしまった。 何せ犬やら鳥やら、ネコ耳を生やした少女やら翼の生えた少女やらが、飛び込んできたのだ。 もちろん、敵のスタンド使いかと混乱したフーゴが暴れたりしたのは、また別の話である。 その後、少女・・・・さとりの助けを借り日本語をマスターし、詳しい事情を理解していった。 中々に、彼の中の常識では理解できなかったが修羅場を潜り抜けてそういった感覚が麻痺してしまったのかあっさりその事実を受け入れている。 さとりは自分の能力を考えてか、始めは他の働き口を探す、と言ってきた。 だが、自分はさとりの元にいる事を選んだ。 もう何もかもがどうでもよくなっていたから、心を読まれる事は不快ではなかったし、さとりにはよくしてもらったので少しでも恩を返したいと思ったからだ。 そこでさとりは、仕方がなく彼を『ペット』と言うことで屋敷に置くことにした。 その立場に、不満はなかった。さとりは今いるペット達を機嫌を損ねない為で、実質は使用人の真似事をしてくれ、と言ってはいたが自分はペットで十分だ。 いや、自分を育ててくれた親や上司を裏切った事を考えると、自分は犬以下だ。それこそクソみたいなものだ。 そんな事を考えながら、さとりの前では出来るだけ考えないようにしながら、日々をすごしていた。 「こいし様ー!!そろそろ御夕飯の時間ですよー!!」 そう叫びながら、フーゴは街を駆け抜けていく。 いつもの事なので、周囲を歩く妖怪達は、彼を気にする様子はない。 ただ、時々彼を汚れ物のように見る妖怪が幾つかいるだけだ。 当然だろう、自分はおそらく彼らの気に入らない部類の人間に入る。ブチャラティ達だったら話は別だろうが。 いくらでも罵れ、軽蔑しろ。あんたらは高尚でいるだけの力を持っているだけだ。 「・・・・・・・ってこんな子供みたいな事考えてる場合じゃない。」 思春期になら幾らでもあるだろう考えを理性で一蹴し、彼は再び当たりに目を配る。 この地底の片隅にある、小さな小さな公園のブランコに、彼女はいつも、独りでいる。 「こいし様。」 そう言って、フーゴはこいしに声をかける。 すると、こいしはすぐにフーゴの方を振り返った。 フーゴの姿を見るや否や、ダッとすぐに彼に駆け寄り、抱きついた。 「どうしたんですか?また嫌な事があったんですか?」 「・・・・おねえちゃんのペット達が、こいし様はさとり様を困らせてばかりだって・・・。」 どうやらペットの中でも意地の悪い奴らが、彼女の悪口を言ったらしい。 フーゴは、こいしの頭を撫でながら優しく微笑み返す。 「そうですね、世の中兄弟、それに先輩と後輩は比べられるものですから。」 そう言ってフーゴはこいしの頭を撫でる。 「それに、そう言われるのが嫌なら簡単ですよ。」 「どうするの?」 泣きながら自分を見上げてくるこいしに、フーゴはにっこりと笑っていった。 「僕だったら、まず話し合います。なぜそんな事をするのか、自分の何処が悪いのか利きます。」 「・・・・それでも苛められたら?」 こいしの言葉に、フーゴはさらに笑う。 ブチャラティ達が見たら信じられないだろう、以前の彼からは考えられない、凶暴さがにじみ出ていた。 「そいつらの一人をボコボコにして、目立つ所に逆さにつって差し上げましょう。そうすればもう誰もそこで逆らう奴はいませんよ。」 それを見てこいしは、パァッと薔薇のように華やかな笑顔を浮かべた。 「うん!!」 二人はそう言って手をつなぐ。 「ねぇ、フーゴ。帰ったらまた外のご本の話をしてよ!!」 「そうですね、この間デカメロンは終わっちゃいましたから・・・・また日本の漫画にしましょうか?」 「うん!!」 さとりは、こいしの心が読めない。 さとりのペット達は、さとりが一番で、こいしの事を変な子だと思っている。 だが、フーゴは、そんなこいしの気持ちをよく分かってくれた。 彼も、皆といつも違ったからだ。 「この間は何を話しましたっけ?」 「えーっと・・・・、拳銃で戦う、すっごく強い吸血鬼の話。」 「あぁ、それでしたっけ。じゃあ今回は少し女の子向けの話をしましょう。この話は僕の故郷が舞台になってまして、ちょっぴり悲しい話ですよ。」 すぐに天才児として、家庭教師がつけられ、勉強していた。 勉強はもちろん好きだったが、遊びも同じくらい好きだったのに。 学校には行けなくて、友達はいなくて。大学に入ってからは余計に一人ぼっちで、でも両親に迷惑はかけたくなくて。 ギャングになってからも、皆とはどこか違った。元々、悪党なんて向いていなかったのだろう。 スタンドは殺しだけに特化したお荷物、役立たず。お勉強が出来ても、なんの役にも立たない。 「さぁ、帰りましょうこいし様。今日は料理長がイタリア料理を出してくれるそうで。」 「デザートはババがいいわ。この前フーゴが作ってくれたの、とっても美味しかったから。」 この二人の心を染めているのは、暗い感情である。二人は未だ、闇の中を彷徨っている。 迷子の子供が、同じように迷子の子供を見つけて安心しているだけだ。 だが、それでも。 「フーゴの手ってあったかいわね。」 「先ほどまで走ってましたから、体温が上がっているのでしょう。」 お互いに繋いだ手の温度は、少しずつ、傷を癒していた。 「ペッシ、大丈夫か?」 「へ・・・へい!大丈夫ですぜリーダー!!」 暗い暗い地底へと、数人の男が降りていく。 そのリーダー、リゾットは、不安そうな表情をしているペッシに、声を掛けた。 無理もない、今日はプロシュートがいないのだ。 「しょうがねぇなぁ~ 、お前もプロシュートも。兄弟みたいなのは結構だがよぉ。」 呆れたように、いや呆れてホルマジオが呟く。 こちらは、偵察任務ということで全員いつもの任務用の服であり、拳銃などは装備していなかった。 「まぁこっちの方が楽だから大丈夫だろ、あっちより。見つかりそうになったら俺らがフォローすればいいし。」 そう言うイルーゾォの傍には、青の服を着た人形が飛んでいた。 「そういや、そりゃなんだよ。」 もう突っ込むのも嫌だったが、一応ホルマジオは人形について質問した。 「あぁ、アリスがこの間の事件で紫につけてもらった遠距離通信を自分なりに再現してみたんだってよ。 とりあえず、テスト手伝ってくれって言われて。」 なぁ、と声をかけると、人形はくるくると回って自分の存在をアピールした。 「・・・・まぁいいが、潜入任務の邪魔になるようだったら・・・・。」 リゾットの視線が鋭くなったのを見て、途端にイルーゾォは慌て始める。 「だ・・大丈夫だって!発声機能はついてないしちゃんと潜入任務だって事はアリスに伝えてあるからそれに合わせて調整してくれてる!!」 懸命にリゾットにイルーゾォは弁解する。 その様子を見て、リゾットははぁ、とため息をついた。 「ペッシ、いいか?一人前に任務が出来るかといってあいつのように私情を挟むなよ。」 「は・・はい・・・。」 憂鬱そうにいうリゾットに、ペッシは思わず返事をしてしまう。 「あ・・おいペッシ!!てめぇそりゃどう言う意味だ?!」 その反応にカチンときたイルーゾォが、ペッシに突っかかっていく。 「べ・・・別に俺は・・・・。」 「最近お前調子乗ってるんじゃねーか?この間も小町に連れられて合コンとか行ってたしよぉ・・・。」 「それは関係ないだろぉ?!」 それを見て、しょうがねぇなぁとホルマジオが二人に近づく。 「リトルフィート!!」 不意をつかれたせいか、イルーゾォは対応できなかった。 イルーゾォの手のひらに、リトルフィートで小さな傷がつく。 「お・・・おいホルマジオ!!お前!!」 「目的地についたら解除してやるよ。」 どんどん小さくなっていく体で憤慨するイルーゾォに、ホルマジオはため息をついた。 助けを求めるように、イルーゾォはリゾットの方に視線を向ける。 「・・・・・・・反省しろ。」 だがその希望は、リゾットの一言で簡単に打ち砕かれた。
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必殺技ピック・コンフィ(空中で214+A) アルク・グリエ(236+B) マルトゥ・フラン(214+B(タメ可)) アッシュ・ロティル(236+C(タメ可)) ランス・キッシュ(214+C(タメ可)) ディストーションドライブアルミュール・ソルベ(632146+A(タメ可)) サーブル・アングレイズ(632146+B) キャスク・ヴルーテ(632146+C) アストラルヒートアトゥ・リエット(222+A) 必殺技 [部分編集] ピック・コンフィ(空中で214+A) 空中からのライダーキック。セリカキィーック! 対空ずらしにできなくもないが、上段かつガードされると反撃されるため、 ダウンを取れることを踏まえて空中コンボの締めパーツがメイン。 あまり高い位置に判定はなく、エリアル中は自身の高度に気をつけよう。 アルク・グリエ(236+B) ミネルヴァキャノン。途中から減速していき、端へは僅かに届かず消滅する。 本体の硬直もそれなりにあり同時に攻めるような使い方はあまりできない。 発生も遅く多用すると痛い目を見ることも多いため、 立ち回りのアクセントや、キャンセルから硬直を誤魔化す等に使用。 【発生や弾速に優れ牽制として使いやすい】 【発生は遅いが硬直は短く、接近の布石にしやすい】 【通常技をガードされた場合にキャンセルで出してリスク低めな連携締めにする】 等の飛び道具という技において最低限必要な性能をロクに所持していないため、 飛び道具としてはかなり低性能な部類。使わなければならないシチュエーションは特にない。 ついでに言えばダメージも高くなく、補正も別段よろしくない。 マルトゥ・フラン(214+B(タメ可)) 中段技で確定ダウンを奪える。通常はrc無しでの追撃は不可 発生は6Aより遅いもののリーチが長く、択として仕掛けられる箇所も多い。 溜め版は発生がさらに遅くなる代わりにバウンドするため追撃可能。 ゲージ無しのリターンは微妙だが6Aは出せる場所が限られているので、 キャンセル可能であればどこからでも出せるこちらも混ぜよう。 アッシュ・ロティル(236+C(タメ可)) セリカアッパー。セリカがすごく楽しそう。 無敵があり昇竜系のモーションだが動作開始直後にはない(某誌によると5Fからとのこと) リバーサルには不向きだが、タメている時間も無敵がある。 出始めにさえ技が触ってなければ暴れ技として強いため、rcも用意しながら使っていく。 ch時であれば復帰不能時間が長いため拾ってコンボにいける。 ランス・キッシュ(214+C(タメ可)) ミネルヴァジェットスクランダー。同技補正あり。 ガードされると不利だが、素直な突進技で咄嗟のコンボに使いやすい。 噴射部分(通称:バックファイアorBF)にも攻撃判定がある。 この噴射がまさかの乗算100%同技無しというトンでも性能のため、 コンボに組み込むと急にダメージが跳ね上がるという期待の星。 タメ版は硬直差こそ変わらないものの、ヒット時はスライドダウンを誘発。 また、バックファイアが大量にヒットし、さらに威力上昇を見込める。 [部分編集] ディストーションドライブ アルミュール・ソルベ(632146+A(タメ可)) 自身の体力を回復する。ある程度モーションを取ってから暗転する。 暗転後の全体Fは案外少ないが、事前モーションが長いため使い所に困る。 回復量はそのままだと1000程度。溜めるとモーションの長さ共に上昇する。 OD版は3割程度回復できるが、適当に撃ってもまず妨害されるだろう。 50%支払う価値は現状全くないと言える。 サーブル・アングレイズ(632146+B) ミネルヴァレーザー。 端まで届くが発生が遅いため相当先読みしてないと確定は難しい。 バリアゲージの削りは大きいため、そちらを狙うほうが有用かもしれない。 案外無敵時間は長いので発生自体は安定したりする。 キャスク・ヴルーテ(632146+C) 暗転後突進し、ヒット時はロックして攻撃する。ミネルヴァ有情断迅拳 相手に触れても突き抜けて移動するため端からの脱出として強力。 ガードされた場合も多段攻撃をガードさせるため、端を背負った状態で 目の前の相手へ撃ちガードされた場合、そのままではまず反撃を受けない。 高性能ではあるがD技からキャンセル不能な上、ヒット後の状況があまり良くないのが欠点。 端から脱出できるのは利点だが、必ず相手との距離が離れてしまうか端を背負うかになってしまう。 また、打点が低いため先読みでジャンプでは回避され、反撃を受ける可能性がある。 ガード時もGCODされると残りの攻撃がスカるため反撃されてしまう。 アストラルヒート アトゥ・リエット(222+A)
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「・・・・・早く来過ぎたか。」 静かな寺子屋の校庭で、ポツリとリゾットが呟いた。 どうやら彼が寺子屋についたのは、腕の時計で12時前。お昼休みの前である。 静かな教室からは、慧音の声だけが聞こえる。 通常、寺子屋は午前中で授業が終わるのだが、時折午後にも授業を行うらしい。 そしてリゾットは、その授業を任されていたのだ。 ついでにお昼も食べようと持ってきたからいいのだが、慧音もいないのに勝手に上がるわけには行かない。 そして、ふとリゾットが気づいたのは校庭に転がるサッカーボールだった。 そういえば、以前幻想郷でサッカーが流行っていたと言う話を聞いた事がある 「懐かしいな・・・・・。」 イタリアではサッカーはメジャーなスポーツである。 もちろん、リゾットも昔はサッカー少年であり、暇さえあれば友人達とボールを蹴っていた。 キャプテ○翼だって、全巻揃えたものだ。 「よっと・・・・。」 リゾットはふと、サッカーボールを蹴り上げて、リフティングを試みる。 だが、強く蹴り過ぎたのか、ボールはあさっての方向へ飛んでいく。 「む・・・・・。」 そして、しばらくリゾットは、リフティングの練習を続ける。 すると、感を取り戻してきたのか、リゾットがぽんぽんと連続でリフティングできるようになっていた。 「よっ。」 そしてさらには、ヘディングでリフティングまで始めた。 これが出来た事で小学生の頃はクラスの皆から多いに尊敬されたものである。 ただ、これの練習にかまけすぎて成績がおち、家の手伝いもサボったため大いに怒られたのは言うまでもない。 実に彼らしくないエピソードだが、何せまだ自分が将来こんな事になるとは欠片も思っていなかった頃である。 ここに通う子供達同様、実に能天気なものだった。 そして、カーン、カーンと授業の終わりを告げる鐘が鳴る。 それにはっとして、リゾットはリフティングをやめた。 すっかり夢中になってしまっていたらしい。 一度集中したら中々他に気が回らないことが、自分の悪い癖である。 そんな事を考えながらリゾットはボールを片付けようとする・・・・が。 そんなリゾットの服を、後ろから何者かがひっぱる。 「ん?」 後ろを振り向くと、そこにはキラキラと目を輝かせた数人の少年達がいた。 「先生スゲーのな!!あんなの俺見たことねーぞ!」 「僕も僕も!!」 「ねーねー!教えて!教えて!!」 そう言って子供達は目をキラキラと輝かせて、リゾットに教えを請う。 どうやら、教室の窓から自分を見ていたらしい。よくよそ見をしていて慧音に怒られなかったものだ。 「あ・・・・あぁ。」 リゾットは戸惑いながらも、子供達にリフティングのコツを教えることにした。 しかし、彼にはうまく教えられているのか解らない。 何せ授業だけでもう精神的に参っているのに、こんな近距離で、しかもベタベタ触ってくる。 内心テンパりまくりであり、暗殺チームのメンバーが見れば、「リゾットがあんなに慌ててるの滅多にないな。」と写メされていただろう。 「先生!俺にも教えて!!」 「私も!!」 気がつけば先ほどの三人以外の子供達も集まってきてすっかり昼休みはサッカー教室となっていた。 そして、昼休みが終わる後、校庭のベンチにはすっかり燃え尽きたリゾットが残された。 「り・・・・リゾット・・・・・。大丈夫ですか?」 真白になったリゾットに、そーっと慧音は近づく。 「だ・・・・大丈夫だ。」 よろよろと、リゾットは立ち上がる。 疲労のせいでスタンドを制御出来ていないのか、その眼は普段の赤と黒に戻っていた。 だが、すぐに精神を集中させ、彼は目を元に戻す。 「すぐに行こう。授業に間に合わない。」 そう言って、リゾットは歩き出した。 「本当に大丈夫ですか?何なら休みにしても・・・・。」 「大丈夫だ。」 心配そうに話す慧音にリゾットは何事も無かったかのように振舞う。 実際、アレくらいの心労でまいっていては、暗殺者などやっていられないのだ。 先に進むリゾットの背中を、慧音は心配そうに眺めていた。 そして授業も終わり、日は暮れかかっていた。 生徒達は以前よりもリゾットに明るい笑顔を向けて、学校を後にする。 「じゃあね先生!また明日もサッカー教えてね!」 「あぁ、またな。最近妙な妖怪が出るらしいから、皆で帰るんだぞ。」 リゾットのサッカー教室がえらくお気に召したのか、子供達は次から次にそのことについて話をかけて来る。 リゾットの注意もまともに聞いているかどうかだ・・・。 「・・・・今度あいつらにもサッカーが出来るか聞いてみるか。」 大半が波乱万丈な人生を送っていた暗殺チームだが、何人かは子供時代はまともにすごせた奴もいる。 むしろ、チームの皆でサッカーなんて出来たら楽しそうだ。 「・・・・・・・こんな事、考えた事も無かったな・・・・。」 チームのメンバーの事を、リゾットは家族のように考えていたがそれでもまさかそんな事をするなんて、考えてもいなかった。 人殺しに明け暮れる日々だったので、当然といっては当然だが。 そんな人殺しに明け暮れ、部下を無駄死にさせ、それでもボスを倒せなかった自分が穏やかにこんな生活をしている。 日本の死後には、「生まれ変わる」と言う概念がある。 死んだ後、地獄に落ちないのだ。生まれ変わった後の自分は、きっと今より壮絶な人生を送るのだろう。 いや、人になど決して生まれ変われないだろう。 「リゾット?」 いつの間にか隣に来ていた慧音に話しかけられ、リゾットはハッとする。 「す・・すまない。考えこんでしまったようだ。」 「いけない癖ですね。怒られませんか?」 少しぷりぷりと怒りながら、慧音はリゾットに話しかける。 「・・・・よく注意される。直そうとも努力しているんだが・・・・。」 最も、リゾットが思考の海に沈むのは日常生活の誰もそばにいない時だけなのであまり困らないので直せないのが現状である。 しかも子供の時から癖なので、なかなか直らないのだ。 「実は今日の授業の内容について質問があるのですが・・・この後時間は空いていますか?」 「あぁ、大丈夫だ。ただ、帰りが遅くなると同居人に伝えてからでいいだろうか?」 「解りました。」 そしてリゾットはポケットから携帯電話を取り出し、電話をかける。 『pront?』 すると、ソルベが電話に出た。 どうやらジェラートはまだ寝込んでいるらしい。 「あぁ、ソルベか?皆はどうした。」 『あ・・あぁ、まだちょっくら戻ってねぇんだ。映姫さま相当怒ってたらしいからな。』 「まだ戻っていない・・・?解った。今日は少し遅くなるから、その事を皆に伝えておいてくれ。」 『解った。飯はどうする?』 「適当に済ませてくれればいい。俺は自分で何とかする。」 『りょーかい。じゃあな。』 何やら慌てているのか、ソルベは手短に電話を切ってしまった。 「・・・一体どうしたんだ?ジェラートが吐いたのか?」 リゾットはその様子を疑問に思いつつも携帯電話をポケットにしまう。 「・・・・便利ですね。外の世界の道具は。」 感心したように、慧音が呟く。 「映姫さまに出来るだけ幻想郷の住人の前では使わないように言われてるんだが・・・、まぁ、あなたなら大丈夫だろう。」 要するに、幻想郷の住人が外の世界に出来るだけ興味を持たないように、と言うことだろう。 「あまりに便利な道具は人を慢心させ、油断させ、退化させる。」 もっとも、これは道具だけではないが、とリゾットは付け加えた。 最強に近いスタンド能力を持っていたのに油断した結果あっさり死んでしまった部下の事を考えながらだ。 「なるほど・・・・・・・・。」 「実際、これは色々と機能がつき過ぎて使いにくい事もあるしな。」 世間話をしながら、二人は静かに教室を出る。 すでに空は、夕日がかなり沈みかけていた。 「・・・・どうすっかなー。多分あの椛の様子だと俺達狙われるっぽいしなー。」 携帯を閉じたソルベは、ぽつり、と呟いた。 彼は洋館二階のバルコニーで、暗くなる空を見ながらタバコを吸っている。 彼の目は、どろどろに溶かされたジェラートの部屋の壁が見えた。 あまりのショックにソルベの思考は、冷静そのものだった。 「ま、考えても仕方が無いか。」 そう言って家の中に入り、自室のコレクション入れを開ける。 そこには戦闘向けスタンドではない故に、重火器の扱いや裏での顔の広さは相当なものである。 対妖怪用の特殊ハイドラショック弾に、猛獣用の麻酔弾。 拳銃だけでなく、アサルトライフルも必要だろう。 さらには大型獣用の麻酔銃も用意した。 「足りるかなー・・・。多分、この調子だと、プロシュート達も巻き込まれてんな。ちょっと余分に持ってってやるか。」 外から、聞こえてくる、無数のカラスや狼の声、無数の殺気。 どうやらこの屋敷から出るのも一苦労しそうだ。 だが、久しぶりの殺し合い。相手も殺しに掛かってくるのだから問題はない、楽しもう。 「ま、久しぶりの化け物退治、派手に行くか!!」 そう言ってソルベは、どう見ても幻想郷に似つかわしくない恰好で、窓から外へ飛び出した。 「ビーチボーイッ!!」 「ぐあっ?!」 ペッシのスタンドの鈎針を翼に突き刺され、地上に引き摺り下ろさせる。 「兄貴!!」 「おう!!」 引き摺り下ろされたカラス天狗の青年に向かって、プロシュートが拳を向ける。 もちろん、彼に人間以上の力はなく、妖怪に効くはずもない。 だが、彼の傍に起つ彼の精神の具現。 「グレイトフル・デッド!!」 不可視の硬く強力な拳が、天狗の腹を打ち抜く。 それと同時に、天狗の青年は、一瞬で老人へと変化した。 ドサッという音と共に、干物のようになった天狗は地面に落ちる。 「これで全部かペッシ!!」 「へい兄貴!俺達を追ってきてる奴はこれで全部ですぜ!!」 それを聞いて、プロシュートはグレイトフルデッドを消す。 彼らはバラバラになっての調査の途中、突然無数の妖怪達に襲われた。 プロシュートはペッシにあたりの警戒を任せ、仲間に連絡を取ろうと携帯電話を操作する だが、全員襲われているのか、誰一人電話には出なかった。 とりあえず短いメールを打ち、送信する。 「くそっ・・・!!こんなに寒くちゃグレイトフル・デッドもきかねぇしよ・・・。」 「他の皆は大丈夫ですかね?」 プロシュートにペッシが心配そうに尋ねる。 すると、プロシュートは深呼吸をして、ペッシの方を向いた。 「・・・・・・・仕方がねぇ、ペッシ。殺る気で行くぞ。」 「?!」 そう言ってプロシュートは懐から拳銃を取り出し、安全装置を外す。 その言葉を聴いて、ペッシは息を呑んだ。 「今更あと何十人殺したって今更俺達はどうしようもない悪党だ。だったらここで意地でも生き残るぞ。」 プロシュートはペッシに視線を向ける。 その瞳は、彼にやれるか?と尋ねていた。 以前の彼だったら怯えてプロシュートに泣きついていただろう。 「・・・はい!!」 だが、ペッシはもうあの頃の彼ではない。 ペッシはしっかりとした表情で、ハッキリした声で、プロシュートに答えた。 「あー、もう弾幕勝負じゃ拉致があかないね。ベイビィ・フェイスもう一体くらい作っとくべきだったなぁ。」 レティの影に隠れながら、メローネがそう呟いた。 彼らは、空からカラス天狗に、地上からは山伏天狗や白狼天狗に襲われていた。 メローネに大して戦闘力がないのを把握しているのか、激しい風の攻撃で彼らをしとめようとする。 それに対抗する為、レティは粉雪を降らせ風の動きを把握する。 だが、それでもメローネは他人事のようにその様子を見ていた。 「じゃあどうするのよ?!ベイビィ・フェイスは間に合わないし、ギアッチョ達とも連絡がつかないんでしょ!!」 そんなメローネに、半ばキレかけながらレティは彼を庇う。 すると、連続する破裂音と共にレティ達を襲っていた天狗の翼が突然何かに撃ち抜かれる。 天狗は悲鳴を上げて、地面に落ちた。 「え・・・?」 レティが驚いて後ろを振り向くとそこにはオートマチック拳銃を構えて、平然としているメローネがいた。 「うん、だから殺しちゃおうぜ。レティって昔の人だからこう言うの割かし慣れてるでしょ。」 メローネはそう言ってくるくると拳銃を回した。 メローネが無力な物と思っていた天狗達は、外の兵器の威力に驚いているようだ。 「あー、寒い寒い。とっとと皆殺しにして皆探し出して帰ろう。ギアッチョの位置はレティ解るんだよね、使い魔って便利ー。」 まるでコンビニから出てきた瞬間のような台詞を言って、メローネは再び拳銃の標準を敵へと向ける。 「んー、やっぱ致命傷に当てるのは少し難しいかな。反動も大きいしこれ。レティ、俺は空の天狗狙えるだけ狙うから、地上よろしく。 レティって昔の神様だから、血なまぐさいのは慣れっこだよね?」 「た・・・確かにそうだけど・・、殺して上司に怒られないの?」 メローネの言葉に、少し戸惑いながら、レティがメローネに質問する。 「大丈夫大丈夫!映姫さまに出された条件は『俺達が死なない』だけだからさ!!」 そう言ってメローネは、笑いながら、鼻歌さえ歌ってレティに答えた。 次の瞬間、メローネは空高く舞い上がる。 リボルバーの反動を計算しながら、敵の風の攻撃を避ける。 「あははははは!!これで二挺拳銃で剣を持ってたら、ゲームの主人公そのものなのになぁ!! そして西部劇のように、クルクルと拳銃を回して、敵に撃ち込む。 既に、敵は外の世界の武器の威力ではなく、笑いながら殺そうとしてくるメローネに、恐怖を覚え始めていた。 「まったく、毒蛇が襲い掛かってくるーなんてアクシデントはともかく、突然何かに襲い掛かられるなんて結構日常茶飯事だったぜ?」 メローネは相手の妖怪たちを笑いながら、カートリッジをリロードする。 「人殺しをするなら、きちんと敵の状態を調べておかなくちゃ。あんたらの健康状態は良好かい?」 そう言いながらメローネは目の前にいる妖怪達を眺める。 男ばかりと思っていたが、どうやら何人か女もいるようだ。 それを見て、メローネは舌なめずりをする。 「あぁ、よかった。『母親』にはしばらく困りそうにないなぁ。」 「覚悟しろっ!!幻想郷を乱す悪漢め!!」 そう言って、ギアッチョに襲い掛かってきたのは年若い白狼天狗である。 ギアッチョの周りには、無数の天狗が、彼の周りを取り囲んでいた。 巨大な刀を振り下ろし、ギアッチョを切り裂かんとす。 「クソッ!!」 ギアッチョはスタンドを出現させた右手で攻撃を受け止め、弾く。 そしてそのまま地面を滑走して敵の間を縫って移動する。 だが、敵は弾幕を撃ってギアッチョを攻撃しようとする。 「チッ・・・!!」 ギアッチョは舌打ちをして、仕方が無く狭い木々の間に入り込んだ。 (やばいな・・・・、この間々だと追い込まれちまう・・・・・。アレを使うか・・・・。) 「追え!!奴はまだ弾幕勝負には慣れていない!!凍った植物を追っていけ!!」 司令塔らしき人物が、部下にそう指示をする。 それを聞いて、ギアッチョは最終手段を取ることにした。 (使わせてもらうぜ・・・、レティ。) そう言ってギアッチョは、積もった雪のような輝きを持つカードを懐から取り出す。 「寒符【コールドスナップ】!!」 ギアッチョはそう言って白いカードを発動させる。 スペルカードとは、一種のプログラムである。 ある一定の技を札にプログラムして、そこにエネルギーを入れることで技を発動させる。 本来、それは美しさを競うための攻撃で、負傷はほんの少ししかしない。 しかし、それは彼のスタンドの短い射程距離を庇うのには十分だった。 「っ?!」 ギアッチョを追っていた天狗たちは、突然吹いてきた冷たい風に目を閉じる。 そして、次の瞬間絶句した。 一瞬の間で森の木々は凍りつき、月明かりを反射し、冷たく輝いていた。 ギアッチョのホワイトアルバムのエネルギーを受けたスペルカードは、「寒さ」をより鋭くし、一瞬で周囲を凍らせてしまったのだ。 (これで何処行ったかわかんねえだろ。) ギアッチョは心の中で敵に向かって呟きながら、スタンドを解除し、移動した痕跡を残さないようにおそるおそる森の中を飛んで移動していった。 「・・・くそっ!!見失ったか!!」 そう、河童と天狗の混合部隊の隊長を負かされた多少年老いた鴉天狗は呟く。 彼が見失ったのは、ホルマジオである。 姿を自由に小さく出来る彼は、あっという間に彼らの前から逃げてしまった。 一応、白狼天狗の鼻である程度は追いかけられたが途中で見失ってしまったのだ。 「仕方がない・・河童隊!!やれ!!」 「「はいっ!!」」 そう言って河童達は、自分達の力を発動させる。 彼らはその高い技術に隠れがちだが、水を自由自在に操ることが出来る。 近くの川の水を複数人の意識を集中させ、まるで津波のように高く高く立たせる。 これを一気に森に被せれば、自分達はともかく人形のようなホルマジオは元の大きさに戻らなくては溺死してしまうだろう。 「よし・・!!はな・・・・・っ?!」 放て、と命令しようとした天狗は、一瞬立ちくらみのような間隔を覚える。 他の天狗や河童達も同様の感覚を覚えたのか、彼らの身体が一瞬揺らぐ。 だが、すぐに気を持ち直し、身体を起こす。 「な・・なんだ?!敵の攻撃か・・・?!」 そう考えた彼らは、辺りを見渡した。 そこには、変わらず森の風景のみが広がっていたが・・・・・、何か、おかしかった。 だが、彼らには、その違和感は解らない。 「はぁ・・・・。」 突然、ため息が彼らの頭上から聞こえた。 「俺さ・・・、こう・・、プロシュートとか聞いてたら暗殺者が何言ってんだって怒られそうだけど・・・、スプラッタ系とかグロいの苦手なんだよな。」 一同が声のした方を見ると、長い黒髪を複数に結んだ、陰気な青年が木の枝に腰かけていた。 憂鬱そうな顔で、脚をぶらぶらと動かしながら、一同を見ている。 なにやらぶつぶつと、独り言のような事を呟いている、不気味な青年だった。 一同は彼を敵と見なし、攻撃しようとする。 だが、刀も、天狗の団扇も、河童の最新兵器も、彼らの手にはなかった。 「だからさ・・・、まぁこれをきっちりやって止めを刺さなかったから俺は死んだんだけど・・・。やりたくないなぁ・・・・。」 そう言うと、青年はんーと唸ってから、呟いた。 「あー、じゃあ天狗は・・・『翼』を許可しない事にするか。」 突然、彼らの足元で何かがキラリと光る。 「え・・・・・・・?」 そして、次の瞬間、天狗は突然、自分に背に生えていた翼が消滅した事に目を疑い。 「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁっ!!」」」」 身体の一部を失った痛みに、彼らはもだえ苦しむ。 そんな様子を見て、木の上の青年は、うわぁと声を上げる。 だからと言って、彼は決して容赦はしない。 「じゃー、河童は・・・・『爪』は許可しないでいいか。」 そして、彼の宣言の後、悲鳴の声がさらに重なる。 「うわー、マジで痛そう・・・・。」 その言葉とは裏腹に、青年の口にはサディスティックな笑みが浮かんでいた。 「おいおい・・・・、ちょっとノリすぎじゃねえのか?」 ポケットからひょこっと顔を出したのは、ホルマジオである。 サディスティックな笑みを浮かべる青年・・・・イルーゾォを呆れたように見ている。 「いやぁ、だって久しぶりに痛めつけてもいい敵だからさ。ついつい・・・・。それに妖怪って丈夫だから、これくらい再生できるだろ?」 「お前、ほんとスイッチ入るとサディストだよなぁ。ジェラートとかソルベといい勝負じゃねえか?」 「な・・・っ?!俺は別に快楽殺人なんてした事ねえよ!!毎回お仕事だから殺してたんですー!!」 痛みに苦しむ敵をよそに、彼らは雑談を繰り広げる。 「あ、ホルマジオ。そろそろ連絡を取れなくなった事に気がついた別の敵が来るんじゃないか?何か無線みたいので連絡しあってたんだろ?」 「お・・、じゃあ行って来るわ。」 「いってらっしゃーい。」 そう言ってイルーゾォは、鏡の外へホルマジオが出る事を許可する。 そして呻く妖怪達をよそに、イルーゾォは木の枝に横になる。 「あー・・・、アリスにはぜってぇ見せられないなー。」 そんなことを呟きながら、『鏡のイルーゾォ』は仲間が次の獲物を連れてくるのを待つことにした。 ジェラートは、森の中を必死に走っていた。 その左腕は、怪我を追っており、傷口を右手で押さえている。 「駄目だ駄目だ駄目だ・・・!!敵意を向けられただけだろ!!ちょっと怪我しただけだろ・・!!」 自分の身体に変化が起こったのは、最近だった。 地獄から、幻想郷に越してきて、また皆と馬鹿な事をやって、ソルベが傍にいて、最高だと思っていた。 だが、いけなかった。久々に現世の空気を・・・生きているということを感じてしまったのがいけなかったのだ。 自分の中で眠っていた『こいつ』は、ゆっくりと目を覚まし始めた。 「何で起きるんだよ・・・!!リゾットが頑張ってるときに・・・!!問題なんて起こしたくないのに!!」 それだけなら、問題なかった。生前は常に『こいつ』と一緒だったのだから。 だが、今は駄目だ。ここはあまりに、自分に危険が多い。その事を、『こいつ』は感じ取っている。 妖怪は、問題はない。何度か手合わせしたが、平均であの程度なら、『殺そう』と思えば殺せる。よっぽど強力な妖怪に危害を加えなければ攻撃されない。 問題は自分が殺し合いをしなくなる事、しなくては狂い『死んで』しまう事を一番、『こいつ』はそれが怖い。 自分が死ねば、『こいつ』も死ぬしかないのだから。 でも、自分は今の生活が気に入っていて、殺し合いをしなくても、楽しかったから、それでよかった。 頭が痛い、身体が熱い。 でも、これ以上傷つけられるわけにはいかない。 『こいつ』は臆病だ。俺の身体が少しでも傷つけば、すぐに直そうとする。 そのくせ、俺の身体に危害を加えなければ、自分の力を使おうともしない。 ソルベが目の前で殺されている時も、一切の力を貸そうとしなかったのだ。 だが、致命傷など負ってしまったら、『こいつ』は完全に目覚める。 そしたら自分の意思など関係ない、ただただ、暴れまわる。 その暴力に抗うものも、怯えるものも、そして自分の大切なものも関係なく、こいつは暴れ回ってしまう。 「来るなよ!!来るなよぉ!!」 ジェラートは頭を抱えて、必死に押さえ込もうとする。 自分の大好きな椛が、家を訪問してきたのは、気配でわかった。 彼女は、チーム以外で初めて出来た大切な人で、大好きだった。 そんな彼女が、ソルべに、そして自分に殺意を向けたのを自室にいながら自分は感じ取ってしまった。 そして、その明確な殺意と、自分の意思が揺らいだ隙に、『こいつ』は自分を侵食しはじめた。 敵が追いかけてきた、椛と同じ、白狼天狗だ。 彼は椛とは違う細身の日本刀を構え、ジェラートに向かってくる。 「来るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 白狼天狗の刀が、ジェラートを貫いた。 「・・・・・あっけないな。」 そう白狼天狗の青年は、呟いた。 彼は刀をジェラートの体から抜き、血をぬぐって鞘に収める。 人間など、こんな物だ。もろく、弱い。 幻想郷の妖怪達をたぶらかしていると言う、外の人間。 それを殺し、幻想郷の均衡を守るのが彼が上から命じられた使命だった。 たとえそれが閻魔様の部下であり、地獄行きが確定している事だとしても、彼は引き受けた。 彼は非常に、幻想郷を愛しているからである。 この自然も、少女達が気まぐれにおこす異変も、卑小な人間達も、彼には全ていとおしかった。 だが、彼は不幸だった。 彼は妖怪の山、また幻想郷と言う、小さな世界しか知らなかった。 だから知らない、理解できない。外の人間の罪深さを。目の前の青年の、その正体を。 「ん・・・・・・・?」 彼の耳は捉えた。バルバルバルバルと言う、奇妙な音を。 その音は、既に事切れているはずのジェラートの身体から聞こえてきた。 白狼天狗は警戒し、刀を構える。 次の瞬間、彼は目を疑った。 ジェラートの身体の傷が、綺麗に治っているのだ。 「っ?!」 ジェラートがゆっくり起き上がり、身体を起こす。 起き上がりながら、彼の身体は変化を起こしていた。 皮膚は青く、硬質化して行き、その髪は長く長く伸びてく。 そして、額は割れ、そこからは赤く真っ赤な第三の瞳が現れた。 「WOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!!」 そいつに触れることは、死を意味する。 ジェラートの身体の中に潜むもの『バオー』は、完全に彼の身体を侵食した。 前へ 目次へ 次へ