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マリーアマーリエフォンバーデン(マリー・アマーリエ・フォン・バーデン) ドイツのバーデン大公の系譜に登場する人物。 関連: カールルートヴィヒフリードリヒ (カール・ルートヴィヒ・フリードリヒ、父) ステファニードボアルネ (ステファニー・ド・ボアルネ、母) 別名: マリーアマーリエエリーザベトカロリーネフォンバーデン (マリー・アマーリエ・エリーザベト・カロリーネ・フォン・バーデン)
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漫画から飛び出してきたような男。そのような男が実際に存在する。「そのような男が実際にいるわけないだろう」と思った。しかし、本当に漫画から飛び出してきたような男がいる。 1995年生まれで今年で20歳になった俳優イ・テファン。身長が188cmある。一目見てもすらりとして肩幅まで広い。体も丈夫でMBCドラマ「傲慢と偏見 DVD」で上着を脱衣して撮ったシャワーシーンでぜい肉のない筋肉質のボディがそのまま露わになった。笑顔が確かにいたずらっ子である。三日月の目の形をし、重い声で「違います(笑)」と恥ずかしそうに話す。 恋愛経験も豊富そうなルックスの男だが、なんと“母胎ソロ(モテソロ:生まれてから一度も異性と付き合ったことがない人)”だという。20歳まで恋愛経験がまったくない。信じられない話だが、明るく笑う顔を見ると、うまく嘘をつく男ではない。 「実は学校に通っている時、変な噂も出回りました。女の友達から連絡が来ても断っていたので、僕が女ではなく男を好きだという噂が広まりました。親友でさえ『お前、男が好きなの?』と聞いてきました(笑)」 それでは、なぜ恋愛経験がないのか聞いてみると、次は少女漫画の男性主人公が言うような返答をする。 「大人たちが大学へ進学すると恋愛できると話しました。僕も幼い時から生徒という身分に相応しいことは、最善を尽くして大学へ進学することだと思いました。高校生の時からモデルを始めました。グラビア撮影が早く終わった日には学校に復帰して夜まで勉強し、翌日の早朝、また仕事に行きました。ショッピングバッグにはいつも制服と私服が入っていました。地下鉄の駅のトイレで着替えながら行き来しましたから。休む時間ですか?1~2時間ぐらい余裕がある時は友達とインターネットカフェでサッカーゲームを楽しみました(笑)」 大人になって一番良かったことは、“成人映画”を堂々と見れることだという。「以前、みんなと映画を見に行った時、僕のせいで見ることができないことがあって済まない気持ちでした。今は見たい映画があると全て見ることができるので、いいです」 好きな歌手はStanding Egg。この前は映画「国際市場」を見て涙を堪えるのに大変だったし、映画「縞模様のパジャマの少年」を見て感じた感情を今でも覚えている。 理想のタイプは友達のような女性。「僕が思っているイメージは、お互いの悩みが話せるほど親しく明るい性格がいいです。僕が人見知りをするかも知れないので、先に近づいてくれて肯定する力まで持っていたら、最高だと思います」 「傲慢と偏見」以来、以前よりファンが増えたが、特に「お兄さんのようになりたいです」と話す男の子のファンがたくさん増えたという。 演技はうまくない。今スタートしたばかりで、頑張って学んでいる。「傲慢と偏見」の撮影時、現場でベテラン先輩たちと監督からリアルな演技をたくさん感じて学んだ。そして、期待してもよい。なぜなら、この漫画から飛び出してきたような男は、怪我して傷つけられてもすぐに笑い、演技の世界を満喫しながら冒険しているからだ。 「運動するのが好きですか?」とイ・テファンに聞いた。そうするとイ・テファンは「冒険が好きです」と答えた。冒険? 「幼い頃から親から外で遊んでもいいと言われると、早く寝て、早く起きて友達を起こして遊びました。目の前に山が見えると『今日はあの山に行こう』と決めます。登山道があっても僕たちはそのままストレートに行きました。四つん這いになって這って山から下りたこともあります(笑) 知らない街も友達と一緒に訪れました。それが楽しかったです」
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エリーザベトマリーペツネック(エリーザベト・マリー・ペツネック) オーストリア皇帝の系譜に登場する人物。 関連: ルドルフフランツカールヨーゼフフォンハプスブルクロートリンゲン (ルドルフ・フランツ・カール・ヨーゼフ・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン、父) ステファニードベルジック (ステファニー・ド・ベルジック、母) オットーツーヴィンディシュグレーツ (オットー・ツー・ヴィンディシュ=グレーツ、夫) フランツヨーゼフマリーオットーアントニウスイグナティウスオクタヴィアヌス (フランツ・ヨーゼフ・マリー・オットー・アントニウス・イグナティウス・オクタヴィアヌス、息子) エルンストヴェーリアントマリアオットーアントニウスエクスペディトゥスアンセルムス (エルンスト・ヴェーリアント・マリア・オットー・アントニウス・エクスペディトゥス・アンセルムス、息子) ルドルフヨハンマリアオットーヨーゼフアントンアンドレアス (ルドルフ・ヨハン・マリア・オットー・ヨーゼフ・アントン・アンドレアス、息子) シュテファニーエレオノーレマリアエリーザベトカミーラフィロメナヴェロニカ (シュテファニー・エレオノーレ・マリア・エリーザベト・カミーラ・フィロメナ・ヴェロニカ、娘) レオポルトペツネック (レオポルト・ペツネック、夫) 別名: エリーザベトマリーヘンリエッテシュテファニーギーゼラ (エリーザベト・マリー・ヘンリエッテ・シュテファニー・ギーゼラ) エルジ エリーザベトマリーフォンエスターライヒ (エリーザベト・マリー・フォン・エスターライヒ)
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Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・「廃民街の名探偵」 第2話 廃民街の名探偵 第2話 無精ひげをさすりながら考える。なぜ俺はこうも厄介ごとに巻き込まれるのか、と。 どれだけ考えを巡らせたところで、いつも終着点はそういう星のもとに生まれたのだ という結論にたどり着くほかなかった。 汚らしいソファに寝かせた少女はクマのぬいぐるみを抱えて穏やかな寝息を立て ていた。まだ年端も行かない少女でおそらくステファンよりわずかに若いくらいだろう。 長い茶髪をツインテールにまとめ、廃民街の住人とは思えないほど上品な洋服に 身をつつんでいる。顔立ちは生意気な小娘のそれで、子ども嫌いな俺がとくに苦手と している口やかましいタイプに分別できることが予想できた。 「ステファン、確認しておくがお前のこれじゃないだろうな」 俺は小指を立てて見せた。 「冗談じゃないよ。オレは年下には興味ないんだ。そういう神谷さんこそ怪しいものだ と思うけどね」 「チャールストンの大根芝居にも劣るジョークだ」 どうだかねと言いたげにステファンは肩を持ち上げた。こいつにはいつか目にものを 見せてやる必要がある。 俺は眠れる少女の頬を軽く叩いた。 「おい起きろ、眠り姫。ここはビジネスホテルじゃないんだ。モーニングコールには 追加料金を払ってもらうぞ」 ぴちぴち叩いていると少女は眠たそうに目をこすりながら体を起こした。 しばし目をパチパチさせて周囲を見渡し、見知らぬ場所で見知らぬ男を前にしている ことに気付いてようやく目が覚めたようだ。 「え、ど、どこここ? どど、どうなってるの?」 「どうかなってるのはお前の頭だ。とりあえず落ち着け」 ステファンから水がなみなみ注がれたコップを受け取り、少女に差し出した。それを ゴクゴクと勢いよく飲み干し、深呼吸をしてから少女は落ち着きを取り戻した。 「ここはどこなの? あなたはだれ?」 「ダメだ、まだ混乱してる。ステファン、もう一杯たの――」 「ちがうわよ! わたしはもう大丈夫! 目が覚めたらこんな汚くてせまい場所にいて 無精ひげ生やした男がいるものだから怪しむのも当然でしょ!」 クマのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめてヒステリックに叫び声をあげた。 やはり俺の予想は正しかった。吊り目がちで強気な顔立ちの女はかならず甲高い 罵声を浴びせかけてくる。俺の経験則は間違っていなかったことが分かり、うんざり した心地で話しかけた。 「分かったからボリュームを落とせ。あんまり騒ぐと強制的にミュートにするぞ」 「大の男がかよわい女の子を力ずくで言うとおりにさせようっていうのね! 変態だわ! このロリコン!」 「やっぱり神谷さんはロリコンだったか……」 ガキどもをまとめて吹き飛ばしたい気持ちに駆られたが大人の忍耐強さをもって 我慢した。大人が子ども相手に感情的になるなどみっともないにも程がある。ましてや 俺は探偵だ。この廃民街で探偵業を営むほどの男がまだ尻の青い小娘ごときをやり こめなくては名が廃るというものだ。 すっかり警戒心を露にした小娘に、俺はしゃがみこみ、目線の高さをあわせて言い 聞かせた。 「いいか? 俺はここで探偵をやっている神谷だ」 「オレはステファンっていうんだ」 「お前はコーヒーでも淹れておけ」 余計な口は挟ませない。 「いいか? 俺たちが今日も今日とてクソったれな一日を始めようとしたらそこの裏口 を出たところに倒れていたのがお前さんだ」 「それで連れ込んでいやらしいことを――」 「そんなことしてないだろう、いま、現に。放っておこうかとも思ったが寝覚めが悪くなる のも願い下げだ。心優しい俺に感謝するんだな」 家出少女が野宿して無事に帰れるような街ではない。たいていはろくでもない連中に つかまって取り返しのつかない事態になるのがオチで、耳に入ってくる話だけでも枚挙 にいとまがない。朝まで何事もなくグースカ寝ていられたことはまず奇跡に近かった。 そしてろくでもない世界に生きている中ではまともな俺だからこそ助けてやったのだ ということをしっかり憶えていてもらいたいものだ。 だが少女は言うに事欠いて、 「恩着せがましい男の人ってきらーい」 「あはは、オレも同感だな」 いいかげん話を切り上げて外に放り出そうかと思った。ついでにステファンはバリカン の練習台にすべきか本格的に検討したいところである。 俺はなかば少女の説得をあきらめ、安物のタバコをくわえて火を点けた。思いきり 紫煙を吸い込み、いっきに吐き出す。少女が嫌そうな顔をしたが知ったことではない。 この安物の煙と味の薄いコーヒーだけが俺を慰めてくれる。閉鎖された都市の中でも いっとう汚らしいこの街で、くだらない毎日をやり過ごすためのなくてはならない嗜好品だ。 嫌なことも汚いことも、体の隅々までニコチンが綺麗さっぱり洗浄してくれるのだ。 俺が煙を吐き捨てているかたわら、ステファンは年の近さもあってか、少女と通常の 会話をくり広げていた。やりきれない思いはすべて煙で押し流す。 「オレは助手みたいなことをしてるんだ。住み込みでね。給料はたいして出ないけど。 ところで君の名前は?」 俺が聞きたかったことをいともたやすく聞き出す姿に釈然としないものの、人には向き 不向きというものがある。今回にかぎってはステファンに花を持たせておくとしよう。 「わたしはヒカリ。ヒカリ・E・ケールズ」 「え、ケールズって、まさか……」 今朝、ニュースで流れていた殺人事件の被害者とおなじ姓だ。 ステファンが俺の顔をうかがうように横目で見てくる。あいにく俺の顔はマコールの ジュディとは似ても似つかないものだ。あんまりちらちらと男の目線をもらっても うれしくない。俺は短くなったタバコを灰皿にこすりつけた。 「ヒカリ、ひとつだけ言っておく」 「呼び捨てにしないでよ!」 「俺は厄介ごとに首をつっこむつもりはない。巻き込まれるのもごめんだ。お前は いますぐ自警団に連絡して保護してもらえ。それがベストでそれ以外は考えるな」 嫌な予感が頭の中をシェイクする。 俺の尻を叩きにやってくる死神の足音が聞こえるようだ。 被害者の遺族であるヒカリがあんな路地裏に寝転がっているはずがないのだ。犯人 に出くわしていたらいっしょに殺されていただろうし、目にしていないのだとしたら自分 から自警団に足を運んでいることだろう。遺族なのだからニュースよりもはやく知らせが 来て当然で、この汚らしい事務所にいることがそもそもおかしいのだ。 「あなた、探偵なら犯人を……」 さきほどまでの強気な表情が鳴りをひそめ、ヒカリの幼い顔に不釣り合いな感情が 浮かんだ。それは悲しみや恐れを超えてあふれだす、止めどない憎しみに他ならなかった。 「パパを殺した犯人を見つけ出して――殺して!」 目の端からひと筋の涙を流し、少女は俺を睨み付けた。おそらくは覚えたての憎悪 の気持ちを爆発させて、彼女は俺に依頼をつきつけたのだった。 ここは探偵事務所。ワケありな依頼人が面倒な厄介ごとを持ち込んできたり、あるいは 悩みを抱えた羊が迷い込むなんでも屋だ。 今日も今日とて、俺の人生はまるでそうあるのが正しいかのように歯車が狂っていく。 上等な葉巻の煙が恋しくなるような朝だった。 上へ
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最終更新日時:2022-05-28 14 35 48 (Sat) DF一覧 ★…モデルあり選手 ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 ア行 アウエンミュラー★ アギレラ アグアード★ (プレミアムスカウト限定) アジッチ★ (チャレンジマッチ限定) アシル・エトナ★ (チャレンジマッチ限定) アティエンサ★ アディラ★ アドリアン★ アモビッチ (2012/04/01引退) アラミ★ アラン・テラー★ (2021/01/06追加) アルノー アルバ★ アルビン アルベス アルベルダ★ (プレミアムスカウト限定) アルリスビエタ★ アレサンドロ アロン 淡路亮太★ (プレミアムスカウト限定) アンクティル★ アンデウソン★ (プレミアムスカウト限定) アントーン★ アントニオ アーサー・アーモンド★ (2022/01/05追加) イヴァノフ イエキニ 井川真澄★ イビチャビッチ★ イベルセン イーサン・マレー★ ヴァイツゼッカー★ (プレミアムスカウト限定) ヴァザーリ★ ウィーラン (2012/05/06引退) ヴィクトリア ヴィリー・フォックス★ ヴィルヘルム★ (勇退 チャンピオンズカップ優勝者限定 第一弾 2011/11/06追加) ヴェローム★ ヴェンゲル★ ウォーカー★ ヴォルフナー★ (2021/03/03追加) 牛間隼人★ ウパペパロ★ ウラニエス ウーゴ・バレンシア★ (プレミアムスカウト限定) エイムズ★ (プレミアムスカウト限定) エウヘニウス エクトル・アバソロ★ (チャレンジマッチ限定) エスクエダ★ (ともだち紹介プレゼント 条件:70人招待) エパレ★ (プレミアムスカウト限定) エミリオ・ロペス★ エルセデス エルニーニョ★ エルベス エルランジェ★ (チャレンジマッチ限定) エンゲルス★ (mixi版限定) エンテプ★ (チャレンジマッチ限定) エンバニ オ・サンイン オーギュスト 大西秀喜★ 岡本徹★ オコナー★ (モバゲー版限定) オテロ オニール オブレイン オランジ★ (2021/12/01追加) オリヴィエリ オリバレス★ ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 カ行 カキッチ カスティエル★ (プレミアムスカウト限定) カセリ カヌー★ カノ★ (モバゲー版限定) カバンベ★ (2021/09/01追加) カフトゥン カメル カラシアツ★ カラ・トーレ★ カラーチェ★ (モバゲー版限定) カランサ★ (mixi版限定) カリアセフ ガリンド カルデラ★ カルネイロ★ (2021/11/03追加) カルロス★ カンパリ★ (mixi版限定) カートン★ キーガン★ (プレミアムスカウト限定) ギード★ クーカ グッドウィン★ クベンツ クラマー★ グリン★ (mixi版 限定) グルダ★ グレイシー★ クレペル★ クレメンス★ クレール★ (プレミアムスカウト限定) クロスキ クロスフォード★ ケリアール コインブラ★ (モバゲー版限定) コーク★ コート★ 剛力武史★ (モバゲー版限定) 古賀政希 コスクーロ★ (チャレンジマッチ限定) ゴドフロア★ 小林孝俊★ (mixi版限定) コルテス★ コルバ ゴレイヌ★ (mixi版限定) コンセイソン★ ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 サ行 サヴェリク サヴレ★ サコー★ サビーノ★ (プレミアムスカウト限定) サレー サンタクルス サントス ジェイソン★ (プレミアムスカウト限定) ジギッチ★ (mixi版限定) ジーノ★ シーマン (2012/02/05引退) シチュー★ (プレミアムスカウト限定) ジャバ ジャンニケッダ★ ジャン・ゾートンス★ (2021/06/02追加) ジューティス シュクラバル★ シュテファーニク★ (モバゲー版限定) 寿璃王★ ジョアン・チャンポ★ (チャレンジマッチ限定) ジョニー・ギネス★ シルヴェストル★ シング★ スウォート★ スォリ スコッツォーリ★ (チャレンジマッチ限定) スチュアート ステファノフ★ (モバゲー版限定) スピネッリ スポポビッチ★ (mixi版限定) 関根裕司 セベロ・スルバラン★ (プレミアムスカウト限定) セラノ・リゴベルト★ セルジーニョ★ (チャレンジマッチ限定) セルバン センニーニ★ (2012/06/03引退) ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 タ行 タウメント 高木聡司★ ダビーノ ダニーロ★ (mixi版限定) タフディン ダボ★ (プレミアムスカウト限定) ダンツィ★ (プレミアムスカウト限定) チェ・グノ★ (モバゲー版限定) チャールソン★ チョン・ヨンジン デ・サントス テハス デ・フィーニオ★ デュカス★ (チャレンジマッチ限定) デュラン★ デルガド★ テルガン デ・ワールト★ (プレミアムスカウト限定) 土井康介★ (プレミアムスカウト限定) トインビー★ トーマス トーレス★ (2012/04/01引退) 飛松孝彦★ トマ 富山奨★ トリド トレッリ★ ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 ナ行 中河英二★ (2014/10/01引退) 中山浩一郎★ (プレミアムスカウト限定) ナダル ニグブル ニクラス ノテウス★ ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 ハ行 ハ・ビョンジ バイア バイアーノ バイゼ ハインツ★ (2015/03/04引退 mixi版限定) パウエル バウリン パウレタ★ (プレミアムスカウト限定) パク・インヨン★ (引退) パク・デホ★ 橋本厳一 パス・モールス★ (2021/10/06追加) 長谷川康雄★ 波多野靖弘★ (2015/03/04引退 モバゲー版限定) バトビッチ パノッチ★ ハーパー★ (プレミアムスカウト限定) ババヤロー バヤール★ (チャレンジマッチ限定) バリントン・サントス★ バルサミコ★ バルディ バルヘッティ バレンスエラ バロン★ バンデラス★ (プレミアムスカウト限定) ハンセン★ (プレミアムスカウト限定) バンフート ビアジーニ★ ピウスツキ★ (プレミアムスカウト限定) ビジャロン★ ビット ヒム・デリク★ ヒメネス★ ビュイエ★ 広澤幸一★ ブーマー★ ファン・ビエール★ (プレミアムスカウト限定) ファン・ホイエン★ フィゲロア★ フィルレロ★ フェラーリ★ (2012/02/05引退) フェルヴェッケン★ (モバゲー版限定) フェルナン・モレロ★ (2021/08/04追加) フォスタボルド ブラース・イライエル★ (プレミアムスカウト限定) ブラームス★ ブライ★ (ともだち紹介プレゼント 条件:80人招待) ブライト★ (プレミアムスカウト限定) フラド★ フラビオ・ゴメス★ フランシスコ★ フリース★ (プレミアムスカウト限定) フリードマン★ (モバゲー版限定) フリーマン★ ブリス ブリンクス ブルゲラ★ ブルザ★ (プレミアムスカウト限定) ブルース★ ブルハイン ブルリー フレーベル★ フレミー★ フロ ブロッケンファールト★ ベアルザッティ★ (プレミアムスカウト限定) ペコ★ ベットリッヒ ベト★ ペトレスク★ ペドロサ★ (モバゲー版限定) ベニテル ヘラー★ (2015/02/04引退 モバゲー版限定) ベルク ベルグ ポール ボスフカー★ (プレミアムスカウト限定) ホフランド★ ポポノフ 堀之内卓★ (2014/10/01引退) ボルネマン★ (プレミアムスカウト限定) ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 マ行 マイヤー★ (2015/03/04引退 mixi版限定) マキシム★ マキャヴェッリ★ (プレミアムスカウト限定) マクネアー★ マグレガー★ 増田奨 マセーダ マダール★ (mixi版限定) マドルセン マハリス★ マラッツィ★ マリア・ゴメス マリナー マリネスク マルクス★ マルゲリータ★ マルコリオ★ マルコリーニ★ マルシオ★ (モバゲー版限定) マルシーニョ★ マルチノフスキー★ (チャレンジマッチ限定) マルティニ★ マロッキイ★ (チャレンジマッチ 限定) マンチーニ★ ミキッチ★ (モバゲー版限定) ミケーレ ミゲル・カスタン★ (プレミアムスカウト限定) ミサイルビッチ★ ミシェル★ ミトロプーロス★ 美波俊哉★ ミラン★ メゾネブ メルビン★ (モバゲー版限定) モスコソ モステファ★ (チャレンジマッチ限定) 元木聡★ (2014/10/01引退 モバゲー版限定) モハンダール 森修★ (チャレンジマッチ限定) モンゴラ★ モンテッラ★ (ともだち紹介プレゼント 条件:20人招待) モントーヤ ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 ヤ行 安岡隆一★ (プレミアムスカウト限定) ヤルナ★ 吉田友樹★ ヨランド ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 ラ行 ラコルデール★ ラセルダ★ ラチョ★ (チャレンジマッチ限定) ラバーゼ★ (2015/03/04引退 モバゲー版限定) ランツァート★ (プレミアムスカウト限定) ラミー リーキー★ リー・チュンユ リーマ リゼレス★ (2012/05/06引退) リベイロ リンコン★ レイリー★ (チャレンジマッチ限定) レオナードセン レコビッチ レジス レッジ レミ★ (チャレンジマッチ限定) ロヴチェン★ ローズ★ ローム★ ロカチェリ★ (2012/03/04引退) ロスタ★ ロッコ ロドリゲス ロニュス ロビンソン★ ロビン・デラス★ (2021/05/05追加) ロボント ロマネッリ★ ロンデヴァーム ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 ワ行 ワイード 和田裕★ (2014/10/01引退) ワムテル★ ワン・ジャーイ ▲上へ ア行/カ行/サ行/タ行/ナ行/ハ行/マ行/ヤ行/ラ行/ワ行/英字 英字 A・サンガロ★ A・ディズリー★ (チャレンジマッチ限定) D・ホフランド★ (プレミアムスカウト限定) G・ネイル★ J・ボアキエ★ P・ネイル★ ▲上へ 本日訪問者数: - 昨日訪問者数: - 名前 コメント
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シモニス ローマ皇帝の系譜に登場する人物。 関連: アンドロニコスニセイパレオロゴス (アンドロニコス2世パレオロゴス、父) ヴィオランテディモンフェラート (ヴィオランテ・ディ・モンフェラート、母) ステファンウロシュニセイミルティン? (ステファン・ウロシュ2世ミルティン、夫)
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エウドキアアンゲリナ(エウドキア・アンゲリナ) ローマ皇帝の系譜に登場する人物。 関連: アレクシオスサンセイアンゲロス (アレクシオス3世アンゲロス、父) エウフロシュネ(4) (母) ステファンネマニッチ (ステファン・ネマニッチ、夫) アレクシオスゴセイドゥーカス (アレクシオス5世ドゥーカス、夫)
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十重二十重に自分達を包囲する武装警官隊を見て勇吹が小さく奥歯を鳴らした。 「ちょっと…来るのが早すぎるんじゃない…?」 警官が駆けつけてくると言うのならまだ話はわかる。 しかし、これだけの完全武装した小隊がこの時間でやってくるというのは合点のいかぬ話だ。 「車内に、緊急用の通信機がある。…すぐに武装警官隊に繋がるラインだ。襲撃を受けてすぐにそれで私が彼らを呼んだ…」 木箱に座って俯いたままのステファンが言う。 「そんなものまで…」 サーラが表情を険しくした。 …どうする。もう顔を見られてしまっている。 蹴散らして突破する事は容易だが、そうなれば後の状況はこの場で捕まるよりもずっと悪いものになるだろう。 そして捕まって真実を語ろうにも、ステファンの一件については彼らは取り合うまい。 状況は2人にとって四面楚歌だった。 「君らは何も言わなくていい」 そう言うと顔を上げて静かにステファンが立ち上がった。 そして彼は武装警官隊の方へ歩いていく。 「彼女達は違う。通り掛かって私を心配して声をかけてくれただけだ。無関係だ」 「…え?」 サーラが驚いてステファンを見た。 警官隊の隊長らしき人物が、ステファンの言葉を受けて部下たちに目配せする。 それでようやく、警官隊は構えと包囲を解いた。 「では、念の為署で証言を…」 隊長の言葉に、頭を振ってステファンが応じる。 「いや、やめろ。彼女たちが来たのは完全に犯人が逃げてからだ。何も見ていない。親切で声を掛けてくれた御婦人の時間をこれ以上無駄に取らせたくない」 隊長の表情からはやや釈然としないものが窺えるものの、結局彼はステファンの言葉に異を唱えようとはしなかった。 「わかりました。あなたがそうおっしゃるのでしたら…」 こうして、2人はその場から解放されたのだった。 表通りへと2人は戻ってきた。 夜の通りの雑踏の中をゆっくりと2人で歩く。 吐く息が白い。気が付けば随分と冷え込んでいてサーラと勇吹は揃って身を震わせた。 「アイツ…私たちをかばった?」 何だかすっきりしない表情で呟く様に勇吹が言う。 「そうね…」 サーラも何故あの場でステファンが自分達を警官隊に突き出さなかったのだろうと考えていた。 そしてハッと思い出して勇吹を見る。 「それより…勇吹大丈夫なの? 身体…」 「え?」と勇吹もサーラを見た。 「あー、あれね。平気平気」 そう言って勇吹は軽やかに飛んで空中でターンして見せる。 すれ違った通行人が驚いている。 「最近覚えたばっかりの技なんだけど、『硬気功』って言ってね。オーラを全部回して爆発的に防御力を高めるの。効果は一瞬だから、相手の攻撃に正確にタイミング合わせられなきゃ意味ないんだけど、あいつのあの一撃はインパクトの瞬間が丸わかりだったからね」 ほー、とサーラが感嘆の吐息を漏らした。 それからふと、サーラは星空を見上げた。 「…私たちのした事って、何だったのかしら」 誰に言うでもなく、その口から小さな呟きが漏れた。 事件の真相には辿り着いたものの、やはり犯人は裁けない。 リスクばかりで、報われる事はない…リューの言葉がサーラの耳の奥に蘇る。 「でも一生懸命やったんだしさ。全部綺麗に解決って中々いかないし、今日の所はこれで良しとしておきましょ」 努めて明るく言って勇吹がポンとサーラの肩を軽く叩いた。 「些細な事でも、いつか大きく変わる時のきっかけになるかもしれないわよ」 「…そうね」 ようやくサーラの顔にも微笑が戻る。 「ありがとう。手伝ってくれて…嬉しかったわ」 言われて勇吹はひょいとサーラの肩を抱いて自分の方へ引き寄せる。 「当たり前じゃない、そんなの」 寄り添う2つの人影は人込みの中へ消えてゆき、 そして夜は静かに深みを増していく。 それから2日程して、サーラと勇吹は協会の支部を訪れていた。 先日、ステファンを襲撃した一件で協会に何か迷惑がかかっていないかと心配しての事であった。 警官がその気なら、サーラ達の身元は直ぐに割れるだろう。 そうなれば協会側に何らかの干渉があってもおかしくない。 「いーや、別にそういう話はないねぇ」 しかし、新聞を広げたまま2人に応対したテッドはいつものとぼけた表情でそう答えた。 「ま、聞いてるけどねこの前のドンパチは。表沙汰にできんから何も言ってないけど、支部長とかは渋い顔してたぜぇ?」 にやりと笑うテッドに、恐縮してサーラは小さくなる。 「何ですって!!!」 ブン!と振るわれた勇吹の拳を紙一重でかわすテッド。 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! もうそれはいいんだよ!!!!」 はぁはぁと呼吸を荒げてテッドが胸のポケットからタバコを取り出した。 「それよりもさ…いい話があるぜ」 くわえたタバコに火を着けつつ、テッドが口の端を笑みの形に歪める。 2人は「?」と言う表情を浮かべてそんなテッドを見た。 「件のカタリナ氏にね、国から障害者支援金として半年に一回4万クラウンずつ振り込まれるそうだ。…ま、コレ名目は国からの障害者支援金て事になってるがね、実際はステファン氏のポケットマネーから出てる」 「………」 驚いてサーラと勇吹が顔を見合わせた。 彼なりの詫びのつもりなのだろうか? 「後ね…ステファン氏は年内一杯で社長職を退くそうだよ。肩書きを変えて社に残るとかでもなく、完全な退職らしい。後任はファゴット一族以外から選ばれるそうだ」 フーッと紫煙を吐いてテッドは天井を見上げた。 「まー、大したモンだよ。よく動かん山をそこまで動かしたよな、アンタら。支部長はアレだが、職員の中じゃ内心で喝采送ってる奴が多いぜ」 そう言ってテッドは2人に不器用にウィンクをして見せた。 そしてその晩、夕食の席にて。 「そんなワケで、私たちの勝利っていうわけ! どう?」 リューに向かって自慢げに胸を反らす勇吹。 そんな彼女にリューは「そうか」と短く応じた。 「それにしても、半年で4万って1年で8万かぁ…大金ねぇ。私の店じゃ一年でそれだけ純利益出ないわ」 そして腰掛けてはふー、と吐息を漏らす勇吹。 「お金で解決する話じゃないけど…」 フォークとナイフを止めて、サーラが言う。 「でも、何もないよりはいいよね」 「そうそう! 腕のいい義肢職人だって見つかるかもしれないんだし」 明るく言う勇吹。 祝杯といって開けたワインのせいもあるのだろう、彼女は上機嫌だ。 「後は任期が終わればレックスさんも帰国してくるんだし。カタリナさんにはいい事続きよね」 勇吹の言葉にサーラが微笑んで相槌を打った。 そして食事は終わり、サーラはバスルームへ入浴しに行った。 勇吹は洗い物を始めており、リューは本を手に居間にいる。 「社長の取巻きの中に、お前を襲った水妖使いはいたのか」 「…え?」 ふいに声を掛けられ、キッチンの勇吹は洗い物の手を止めて振り返る。 リューはいつの間にか読書を止めて、窓から外を見ていた。 「ええと…いなかったけど…」 言われてみれば、という話だ。勇吹はその事を深く考えもしなかった。 「まあ、前に私がぶっ飛ばしちゃったしダメかと思って出てこなかったんじゃないの?」 そう言って勇吹は食器洗いを再開する。 リューに返事は無い。 「あ! それともアイツらまだ何か隠してるのかしら!」 「いや」 短くリューが勇吹の言葉を否定する。 「これ以上叩いても、もう連中からは何も出てこないだろう」 「…そ、そう?」 勇吹がリューを窺う。 しかしそれ以上彼は言葉を続ける事はなく、視線を本へと戻していた。 まあ、必要があってその時が来ればリューは何か言ってくれるだろう。 勇吹はそう思っている。 「そろそろ、暖炉に薪を入れなきゃね…」 「そうだな」 そして勇吹とリューは、揃って空の暖炉を見た。 間も無く、ライングラントに冬がやって来ようとしていた。 第7話 7← →第8話 1
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最終更新日時:2024-02-20 01 32 22 (Tue) プラットフォーム yahoo! 〇 mixi 〇 追加 2014/02/05 引退 - エリア適性 選手情報 3 1 4 フルネーム クラウス・アウエンミュラー 4 2 6 肩書き スイス不動の右サイドバック 6 2 7 国籍 スイス 6 4 7 ポジ DF 1 年齢(1期) 29歳 区分 モデル ステファン・リヒトシュタイナー 銅 タイプ 右サイドバック 在籍 スピ テク パワ スタ ラフ 個性 交換 1期目 9 6 10 10 4 6 B 2期目 9 6 9 9 4 6 B 3期目 9 6 9 9 4 6 B 4期目 8 6 9 9 4 6 B 5期目 7 6 8 7 4 6 B 6期目 6 5 7 6 4 6 B 7期目 5 5 5 3 4 6 B 8期目 0 0 0 0 4 6 B PK FK CK CP 1 3 2 5 知性 感性 個人 組織 3 0 0 0 強靭な脚力とスタミナを誇る欧州屈指の右サイドバック。 精度の高いクロスと高い攻撃力を備え、右サイドを活性化させる。 以前は、すぐに熱くなることもあったが、現在は克服し攻守に落ち着き払ったプレーを見せる。 ▲上へ チャンピオンズスカウト限定選手(2014/06/06~06/12) エリア適性 選手情報 フルネーム クラウス・アウエンミュラー 肩書き 国籍 スイス ポジ MF 年齢(1期) 区分 モデル ステファン・リヒトシュタイナー タイプ 在籍 スピ テク パワ スタ ラフ 個性 交換 1期目 9 6 10 5 2期目 3期目 4期目 5期目 6期目 7期目 PK FK CK CP 知性 感性 個人 組織 ▲上へ ワールドスカウト第2弾 限定選手(2014/06/20~06/27) エリア適性 選手情報 フルネーム クラウス・アウエンミュラー 肩書き 国籍 スイス ポジ DF 年齢(1期) 区分 モデル ステファン・リヒトシュタイナー タイプ 在籍 スピ テク パワ スタ ラフ 個性 交換 1期目 9 7 10 10 4 5 2期目 3期目 4期目 5期目 6期目 7期目 PK FK CK CP 1 3 2 5 知性 感性 個人 組織 3 - 0 ▲上へ 本日訪問者数: - 昨日訪問者数: - 名前 コメント
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あらすじ フレンダはスクールにアイテムの隠れ家を吐いた。 その代わりにスクールからの処刑を帳消しにした。 その情報を元にスクールはアイテムの隠れ家を攻撃した。 そこで麦野は心理定規によって自分の人間関係の距離を調節されるてしまう。 彼女は一体どうするのか…? ――第三学区の半壊した個室サロン 心理定規の能力によって他者との距離を調節された麦野沈利。 垣根の未元物質から受けた傷は多少痛むが、麦野の能力の使用に関して大きな影響を及ぼすほどのモノではなかった。 (滝壺と浜面は絹旗が逃がした…そしたらうざったいスクールに復讐しなきゃ…滝壺の能力が使えるならピンポイントで未元物質が展開される前に垣根の野郎を即殺出来る) にやりと麦野の表情が暴悪に歪む。 それは笑いともとれない、寧ろ悲しそうな表情の様にも見える。 彼女はお気に入りの黄色いコートのポケットにある携帯電話を取り出して、滝壺と一緒に逃げた浜面に電話をかける。 「はーまづらあ。そっちに滝壺利后はいるかな?」 電話越しに出た浜面はどうやらまだ滝壺と一緒に居るようだった。 浜面のうわずった声で分かる。 「ゴチャゴチャと騒ぐなよ。これから「スクール」に逆襲開始。滝壺のチカラを使って追跡させるの。そっちにいるならさっさと連れてきて。死んでも結果を出してきてもらうからね」 彼女はそう言うとまだ電話の先でなにやら騒いでいる浜面の独り言には耳を貸さず話し続ける。 「スクールの追っ手がそっちに行ってるけど、適当に逃げてこっちに向かってきて頂戴。GPS電波でこっちに来てね☆死んだら許さないからねぇ☆」 冷静に考えて浜面と滝壺で垣根と心理定規から逃げて麦野の元に向かう事など出来るわけなどないのだが、そんな簡単な事も考えられない程、麦野は冷静さを欠いていた。 彼女はピッ!と電話を切ると、半壊している個室サロンから出て行く。 (まずは…スクールを叩きつぶす…あのドレスのクソビッチと垣根の野郎には原子崩しでダルマにして市中引きずり回しの刑だにゃん☆) 麦野はコートに着いている汚れを手でぱっぱと払い、サロンの部屋を出て、エレベーターを降りていく。 フロントはサロンの上階で起きた騒動で慌てふためいている。 (…浜面と滝壺…はこっちに向かってくるとして、絹旗も呼ばなきゃね☆) そこで麦野はもう一人、ふと思い出す。フレンダだ。 (まずは裏切り者から消さなきゃ……!) 麦野はフレンダに電話をかけるものの、通じない。 電話を拒否しているのだろうか? 麦野は内心ではスクールに勝てないと思っていた。 しかし、研究所と先ほどのサロンの戦いで大敗し、このまま負け続きでは…という思考が働いた。 (そうよ…裏切り者を倒してから…そ、その次にスクールよ……!) 麦野は冷や汗をぬぐってサロンを出るとサロンで起きた抗争でいち早く警備員や風紀委員が集まっていた。 彼らは付近に飛び散ったガラス等を回収している。 そして、その光景を見ようと集まっている人だかりの中に金髪のブロンドの女がいた。 (あれ?フレンダ…あんな所でなにしてるのかにゃん?) 麦野はサロンの入り口からヒールの音をこつこつと立てて階段を下りていく。 その最中にフレンダが偶然にも彼女の方をちらと見た。 「フレンダーそんな所でなにしてるのかにゃー?☆」 話しかけられたフレンダは麦野の姿を認めると一目散に走っていった。 鬼の様な形相を浮かべている麦野はフレンダを追撃していく。 フレンダは走る。全力で! 振り向けば麦野が追撃してきていた。 「はっ…は…はっ……」 背後には狙撃銃や様々なツールを収納しているケースを背負っている。 七から八キロほどある重荷を途中で捨てればよかったと思ったフレンダだったが、そこまで考える余裕はなかった。 フレンダは重荷を背負い、走りつつ、スカートのポケットから携帯を取り出し、ステファニーに連絡する。 予め作っておいた未送信メールには集合地点の座標が指示されている。 そこに行けば姉と会えるという寸法だ。 (集合場所に行けばお姉ちゃんと会えるって訳よ!だから、そこまで、何とか捕まらないように走って…逃げなきゃ…!) フレンダは未送信メールを送信する。 送信結果が出ると直ぐに携帯をしまって再び走っていく。 (結局…サロンの野次馬が気になったからこんなヘマやらかしたんだわ…ったく私のミスって訳よ……!) しかも、彼女は自分がスクールにアイテムの居場所を教え、その内の一カ所のサロンにちょうど麦野達が退避していたのも不運だった。 しかし、今はそんな事を後悔したり、愚痴ったりしている場合ではない。 自分の生命の危機だ。後ろを見れば、怒りに身を任せた麦野が追撃してくるではないか。 フレンダはいち早くステファニーと決められた場所へ向かう。 それが先決だった。彼女は携帯のGPSに登録されている座標を確認しつつ、足を運んでいく。 麦野はまだ着いてきているが、姉が先に居るはずだ。 着けば助かる! そう信じてフレンダは集合場所にやっとの思いで着く。そこは立体駐車場だった。 多くの車が止められている。 (ここにお姉ちゃんがいるの…?) フレンダは足音が麦野にばれないように静かに歩いて行く。 ついさっきまで追跡していた麦野は居なくなったようだったが、まだ油断は出来ない。 フレンダは周囲を見回し、麦野がいない事を確認し、車と車の間で携帯を取り出す。 (お姉ちゃん、今どこにいるの?) 辺りを見回すと車やバイクが整然と置かれているだけだった。 麦野はどこなんだ?フレンダは辺りをキョロキョロと見渡し、がばっと背後を振り向くと、とそこには笑いとも言えない、ただ、口元をぐにゃりと歪めている女がいた。 「どこに逃げようとしてるのかにゃん?フレンダぁ!?」 甘ったるい麦野の声がフレンダの耳朶に響く。 その声を聞くやいなや、フレンダの体全体が震える。 「む、むぎ、麦野…」 「ったく噛みすぎだっつーの…おもしれー……ふふ…この裏切り者の白豚が」 裏切り者、その一言がフレンダの胸にぐさっと突き刺さる。 「あ…あは…えへ、へ…結局謝るって訳よ…はは…」 「はーーーー?」 麦野は「アタマ大丈夫?」と人を小馬鹿にするように耳に手を当ててフレンダに話しかける。 「フレンダちゃん☆そんな大きい荷物持ってどこにいこうっていうのかにゃー?まさか脱走ぅぅ?」 「あ…あはは、これは…その、私の武器入れてるケースだから……」 「ふーん…そっかぁ」 じゃあ、と麦野は一言。 「何で裏切ったんだぁ?フレンダぁ!!オイ!!!!」 麦野に裂帛の気合いで怒鳴られたフレンダは小さく「ひっ!」と震えた声を上げる。 彼女は抗弁することも出来ず、じりと歩み寄ってくる麦野にただ足をがたがたと震わせる事しかできない。 「麦野、その、本当にごめん…謝るって訳よ……麦野なら負けないと思ってさ……!」 フレンダは謝りつつ思った。 姉と一緒にこの学園都市から、いや、麦野沈利から逃げ切ることなど無理だ、と。 フレンダにそう思わせるだけの気迫が麦野にはあった。 (スクールに負けたから、裏切り者の私を消しに来たって事?) スクールのリーダー垣根帝督と心理定規。 彼等の能力を持ってすればアイテムを壊滅させる事など容易い事だった。 麦野がここにいるということはスクールを倒したか、スクールに負け、それを補完する為に何か新しい事をしようと目論んでいるのかも知れない。 (結局、麦野が私の事を許せない気持ちは理解出来るって訳よ……私が仲間を売ったわけだし……) 「麦野?私、そのゴメン…」 フレンダは気づけば今にも泣き出しそうな表情で麦野に謝罪していた。 しかし、その程度でアイテムの女王がフレンダを赦すわ訳でもない。 「改まっても無駄だっつーのゴミ」 「……」 「あーむかつくわ。お前ここで死ね」 麦野はそう言うと掌から鮮やかに光る、原子崩しを顕現させる。 こうなったらいよいよヤバイ。フレンダはあたふたと辺りを見回すが誰もいない。ただ静謐を保ったうす暗い立体駐車場がたたずんでいるだけだ。 立体駐車場から数十メートルも走れば明るい市街地に繋がるのだが、それはフレンダにとってどこか遠い世界のように感じられた。 「ま、待って!麦野!結局、裏切ったのは謝るから、ね?」 「今更、命乞い?フレンダ」 「否定は……しないわ」 フレンダは麦野の目を見てそう言うと「ダメかな?」と潤んだ目で彼女の機嫌を伺う。 しかし、麦野はフレンダの懇願に頑として答える気はなかった。 「アイテム売っといて今更そんなの聞き入れるわけねぇだろ、バカかお前。頭にウジでも沸いてるんじゃねぇの?」 「……本当に、もう二度と、裏切らないから…今度こそ」 「ホント?なら生まれ変わったら次のアイテムでは裏切らないようにするんだなぁ!フレンダァ!!」 麦野はそう言うと原子崩しを極細の形状で顕現させると右足のふくらはぎの辺りを小さく撃ち抜く。 フレンダは「あ…」とぼーっと自分の撃ち抜かれた傷を見る。 一拍の間を置いてから貫通した傷口からごぽっと勢いよく血が出始めた。 「…ッ…ああ!!」 麦野の放った原子崩しはフレンダのふくらはぎに一㎝ほどの貫通穴を作った。 そして後には肌の焼ける独特の臭いが辺りに立ちこめた。 「む、むぎのぉ…いたいよ、すごくいたいよぉ…!」 「ぷ、ふふふ!ほんのちょっと貫通しただけじゃないーフレンダぁー☆まだまだ☆」 「じゃ、次はどこにしようかなぁー?」 まるで無邪気な子供の様な調子で麦野はフレンダに指を指しながら次の原子崩しをどこに照射するか吟味している様だ。 「まって!お願いだから!…何でも言うこと聞くから……!」 ごく僅かな傷だけでこの痛み。 もっと大きい傷が出来たら痛みは尋常ではないだろう。 「何でも言うこと聞く?じゃあ……そうだなぁ、ここで死ね」 「…そ、それ以外で……!だ、だめ……?絶対にミスしないからさ……?死にたくないよ…ね?」 フレンダの思考の中には既にここで姉と合流する事は消え失せていた。 麦野に命乞いをして助けて貰う、その事で彼女の頭はいっぱいになっていた。 「ミスじゃねぇんだよ!何度も言わすな、フレンダっ!!」 口角泡を飛ばしながら麦野は怒鳴る。 「お前の戦い方は確かに無能力者の中でも最高峰の部類だと思う、けどな、フレンダ。お前は裏切ったんだよ、この私を、アイテムをっ!」 「……う、うん……」 「だったらけじめつけなきゃ納得できねぇんだよ!こっちだってスクールと戦って、意味不明な能力で原子崩しもきかねぇ!で、垣根の野郎からはフレンダは裏切っただぁ?」 麦野は自分の怒りを洗いざらいぶちまける。 それを目の前で見ているフレンダはただ、出血する足を押さえ、恐怖に震えながら麦野の弁を聞く事しかできなかった。 「だから、殺す。絶対にゆるさねぇ!私はな、スクールの奴らに捕まって何だかしらねぇけど心理定規とかいう奴に頭いじられてんだよ!!何が何だか、もうわかんねぇんだよッ!」 「む、麦野…」 「何でお前がスクールに情報を売って逃げて、私は心理定規に頭を覗かれなきゃいけんぇんだよぉぉぉぉぉ!!!」 瞬間、ゴアっ!と勢いよく原子崩しが放たれる。 あらゆる遮蔽物に妨害されることなく彼女の粒機波形高速砲の光が拡散する。 「…私はなぁ…この指輪だって誰としてた指輪だったかつぅのもわからねぇんだ…」 「……」 麦野は自分の右手に嵌っているペアリングを大切そうに抑える。 それが誰と一緒に買いに行ったものなのかも分からないのに。 「……お前だけまんまとこの学園都市の闇から逃げようなんて絶対に許せねぇ!」 フレンダは返す言葉が全く思い浮かばなかった。 スクールに投降したフレンダと、同じく投降する意志を最後に見せた麦野の違いは? 「フレンダ!お前は前にファミレスで集まったとき言ったよな?裏切らないってなぁ!それが結局どうなったよ?今やお前が裏切ったせいでこんなざまになっちまった!!」 ここまでアイテムが崩壊してしまった理由は他にも挙げられるだろうが、しかし、フレンダの裏切りがもたらしたものが大きいだろう。 フレンダは思う。 麦野の指輪。あれは恐らく浜面と買った物だろう。 心理定規は能力を使って浜面と彼女の距離を引き剥がしたのだろう。 「お前を殺さなきゃ気が済まねぇ…!大人しく私に殺されろ、フレンダ」 「……結局…………」 フレンダは麦野のモノを見る様な目で完全に射すくめられ、再び自分の体が震える感覚を覚える。 彼女は恐怖の余り、歯はカチカチと不協和音を立て、体のありとあらゆる水分が下半身に集まっていく感覚を覚える。 ここで惨めに体液を流すような醜態は晒したくない。 フレンダの最低限の生理反応が彼女の失禁という最悪な行為を食い止めようとする。 麦野はフレンダにさらに歩み寄ってくる。 身構えるフレンダに対して彼女は思いっきり蹴足を喰らわせる。 「…っが…っ…!」 「がっは…!い、っ……!」 「いーざまだぁ。こりゃ。よし!ここで提案しましょ☆このまま撲殺されるか、原子崩しであっさり殺されるか、どっちがいいかにゃん?」 麦野に謝罪して赦して貰えるならば、生かして貰えるならば、何でも良い! とにかく、生きたい!死にたくない! フレンダは生への執着を渇望した。今回はダメでも、またやり直せば良い!いつかまた脱出する機会をうかがえば良い! その時に姉を見つければいい! 「…死に…たく…ない……!」 死にたくない。それがフレンダの本音だった。 「まだそんな事言うのかよ!てめぇは!!白豚!仲間を売った醜悪な態度を晒し腐りやがれっ!!」 麦野はそう言うと踏みつけていたフレンダの背中から一度ヒールを離し、今度は先ほど出来たふくらはぎの傷口を思いっきり踏みつけた。 「や…ひぃ……っがっっ…!」 「痛いかぁ?フレンダ?さぁ、どっちのこーすで死にたいのかにゃん?☆」 諦念。 フレンダはステファニーが来ない、と思い、痛くない方が良いな…と消え入りそうな声で言った。 つい先ほどまで考えていた生への渇望は消え失せていた。この痛みには耐えられそうにない。 フレンダは力を振り絞って後ろを見ると麦野のヒールがずぶずぶとフレンダのふくらはぎの貫通穴に入り込んでいるではないか。 「…はぁい、フレンダちゃんはもれなくぅーーーー、原子崩しで真っ二つの刑に決まりましたぁ!パチパチ」 「…痛くし…な、っう…!」 「ゴチャゴチャうっせぇんだよ、フレンダ」 麦野はそう言うと原子崩しを顕現させる。 彼女は光の刀のようにまっすぐに伸びた原子崩しを演算し、補強し顕現させる。 「あぁ…麦野、結局、ゴメン…ね、迷惑かけて……」 フレンダは覚悟を決めたその時、立体駐車場に間の抜けた着信音が響き渡る。 ♪I believe miracles can happen DAISHI DANCEの着信音が立体駐車場に響き渡る。 フレンダは“信じれば奇跡は起きる”このフレーズが大好きで、わざわざ有料のサイトに登録してダウンロードしてしまったくらいだ。 この曲をかければ姉にも会えるかも、とフレンダは思い、それ以降、着信音はずっとこれ。ゲン担ぎの様なものだ。 この着信音がなったと言うことはステファニーがここに来た事を知らせる合図だった。 「オイオイ、裏切りモンが奇跡を信じるってかぁ?そりゃおかしいんじゃねぇのか?」 「…こ…こ…だよ……!」 「あん?誰に向かって叫んでるんだ?それとも愉快なキチガイ時報時計になっちゃたのかにゃん?」 「お姉ちゃん――――――――――!!!」 フレンダの叫び声が響き渡る。 立体駐車場がごうんごうん、と大きな音を立てて動きはじめた。 するとランクルが他の階層からやってきた。 その中にいるドライバーは女。白人で麦野よりも年上でモデル体型。 彼女はランクルの運転席からずいっと半身を乗り出し、SR25を構えている。 「砂皿さんの見よう見まねですけど……」 ステファニーは立体駐車場の中をだいぶ探した。 そしてやっと見つけた!妹、フレンダ。 ランクルから半身を乗り出し、砂皿の愛用しているSR25を構える。 既に弾は装填してある。 リュポールド社製のスコープ一杯に映し出される栗色の髪の女。アイテムのリーダー、麦野だ。 「私の妹に手を出さないでほしいですねー」 ステファニーは軽い調子で言いつつ、麦野に照準を合わせる。 普段狙撃などした事のない彼女がこの場で砂皿の銃を選んだ理由は、今まで高確率で狙撃を成功させてきた彼に対する験担(げんかつ)ぎの意味合いもあった。 普段は派手に弾丸をばらまくステファニーはしかし、今回はしっかりと麦野のこめかみにターゲットを合わせる。 ぽかんとしている麦野としきりに姉の事を呼ぶフレンダ。 その光景を視野に入れつつ、ステファニーはSR25を構え、引き金を引く。 優しく、絞るようにしてゆっくりと、狙いは正確に。 タァン! セミオートのマガジンから一発が薬室に装填され、撃鉄が高速で7.62mmNATO弾を打ち出す。 それは麦野が原子崩しを顕現し、ステファニーを車ごと、否、駐車場まるごと抹消しようとするよりも早く彼女に襲いかかる! マッハ3を越えるスピードの弾丸と麦野の原子崩しの放出は後手に回った麦野にとって分が悪かった。 仮に同時に弾丸と原子崩しが発射された場合、弾丸は消滅するが、この場合は完全にステファニーに軍配が上がることになった。 「ぐ…っあ!」 ステファニーの弾丸が麦野の右目の付近を擦過していく。 砂皿と違ってピンポイントでの狙撃はやはり難しい。しかし、敵に傷を与えた事は確かだった。 (やっぱ砂皿さんみたいにうまくはいきませんか) ステファニーはそう思いつつも麦野の行動を制した事でよしとする。 彼女の目標となった麦野は右目を押さえつつ、ランクルに乗っているステファニーをぎろっとにらめつける。 「誰だよ…!てめぇ…!」 「そこにいるフレンダの姉、ステファニー=ゴージャスパレス」 「…フレンダに姉が…?」 片目からの出血を抑えながらステファニーとフレンダを交互に見る麦野。 その姿は血の涙を流している様にも見えた。 「へぇ…そういう事かぁ…フレンダぁ…いいわねぇ…あんたには身内がいて…!」 麦野はそう言うと右目からぽたぽたと滴り落ちる血を気にせず、原子崩しを発動させようとするが、ステファニーがSR25で彼女の左腕を容赦なく撃ち抜く。 「がッ…!」 「私の妹に手を出すな!!」 穏やかで、しかし、激しい視線が麦野を射すくめた。 ステファニーにの気迫で麦野は自分の体が震えるのを知覚する。 直後、麦野は腕を押さえ、右目から血を流したまま、その場に倒れ込んだ。 フレンダは自分を抑えているものがなくなって,身軽になると痛む足を引きずってランクルの方にとぼとぼと歩いてきた。 ステファニーもランクルから降りると、SR25を持ったまま、フレンダの方に駆け寄ってくる。 「フレンダ!」 「お、お姉ちゃぁぁん!」 もう二度と離すことが無いようにステファニーはぎゅっと抱きしめる。 「大丈夫だったか、フレンダ?」 「うん!大丈夫だった…けど、」 けど?とステファニーは自分の首筋の辺りに顔を埋めているフレンダに優しく問いかける。 「色んな人、裏切っちゃった……」 「今は…自分が生き延びることだけを考えて…ね?」 ステファニーはそう言うとフレンダが返答するのを待たずに、彼女の華奢な腕を自分の肩に乗っけて歩き出す。 「…ここから…どこにいくの?」 「学園都市から出るよ…」 「護衛の人……砂皿さんは……?」 ステファニーはフレンダの質問に対して「わからない…」と不安げに漏らす。 けど、と彼女は語気を強くして言う。 「砂皿さんは絶対死なないよ、フレンダ。あの人はそんじゃそこらの奴と戦っても負けやしないよ」 そう言うとステファニーはランクルの助手席のドアを開けて、フレンダに入るように促す。 麦野が倒れているのを尻目に、ステファニーとフレンダを乗せたランクルが立体駐車場を出て行った。