約 870,585 件
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/821.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >ひだまりスケッチ×365>ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」】 ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れるひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 MEGA このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画ひだまりスケッチ×365 コメント(感想) 動画ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」に関するコメントを気軽に書いてください♪ 鳩こわw エヴァ思い出したw - mm 2010-08-11 22 10 49 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/818.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >ひだまりスケッチ×365>ひだまりスケッチ×365 第8話「10月13日 お山の大将」】 ひだまりスケッチ×365 第8話「10月13日 お山の大将」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れるひだまりスケッチ×365 第8話「10月13日 お山の大将」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 MEGA このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画ひだまりスケッチ×365 コメント(感想) 動画ひだまりスケッチ×365 第8話「10月13日 お山の大将」に関するコメントを気軽に書いてください♪ ゆのっちの可愛さは犯罪だなw - xx 2010-08-11 18 27 11 DA☆YO☆NE - 名無しさん 2011-01-05 13 02 46 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた
https://w.atwiki.jp/shinmanga/pages/365.html
ちだまりスケッチ ~殺人遊戯~ ◆Yue55yrOlY 美しく、規則的に形取られた結晶体が、眠りから覚めたばかりの穢れなき瞳に映る。 魂魄すら融かしてしまいそうな、純白の粒子が曇天の空から零れ落ちていた。 普段の喜媚であれば、初めて目にした珍しいものを驚きと喜びを持って観察し、遊ぶように真似をしてみせただろう。 だが、今。 喜媚の瞳は雪など見ていない。 ただ、映しているだけだ。 その視線は、雪などよりもっともっと珍しい物を、食い入る様に捉えていた。 ◇ 眼下の光景に、喜媚は珍しく溜息をついた。 寝ている間に、あのお喋りな妖精を、見た事のない女の子が絞め殺してしまっていたのだ。 喜媚が先に眼を付けていた、あの妖精を。 (この子、妖精さんをどうするつもりなのかなー?) 不覚にも眠り込んでしまう前。 喜媚は、この世にも珍しい妖精を酒に漬け込み、妖精酒を作って姉に献上する心づもりであった。 出来れば生きたまま酒の中に放り込み、その生気に満ちたエナジーを酒の中に溶かし込むのが最上ではあったが、 こうなってしまってはしょうがない。 死骸でもいいから、喜媚はどうしてもあの妖精が欲しかった。 だが…… こういう事は、早いもの勝ちなのよんと、姉はよく言っていた。 姉の物となってしまった獲物に手を出そうとして、よく叱られた記憶が脳裏を掠める。 先に妖精を見つけたのは喜媚だったが、居眠りしてしまった隙に得物を仕留めたのはこの女の子だ。 であれば、妖精の所有権はこの女の子にある。 それを横からかっさらうような真似をしたら、お行儀が悪いと叱られてしまうだろう。 だけどもし、この子が妖精の死骸なんて要らないのであれば…… 所有権を放棄して、どこかに行ってしまうようであれば…… それをこっそりと拾い上げ、自分の物にしてしまおう。 そう思って喜媚は、このように女の子の目前で、じーっと黙って見ていたのだが…… 女の子は汚液に塗れた妖精を布地で包みこむと、大事そうにデイパックへと仕舞ってしまった。 やはり、何かの呪術にでも使うつもりなのだろうか。 再び、残念そうに溜息をつく喜媚であったが、その頭上にピコンと電球が閃く。 (そーだ! お友だちになって、分けて貰っちゃえばいいんだっ☆) 見れば、あの理緒や亮子、そして喜媚ともさほど年の違わなさそうな、小さな女の子であった。 横からかっさらうのは良くない事だが、お友だちになって譲ってもらうのは礼に叶っていると言えないだろうか。 そうだ。 姉も喜媚を厳しく叱った後は、蕩けるような微笑みと共に、獲物のお裾分けなどをよくしてくれたではないか。 (姉サマ待っててっ☆ 喜媚、珍しいお酒を作って持って行きっ☆) その発想に思い至った瞬間、喜媚は酷寒の空気を引き裂き、迫りくる殺気を感知する。 その凍てつく殺意の行く末は喜媚ではなく、目前の女の子。 放っておけば一瞬の後には柘榴のように顔面が弾け、理緒のようになってしまうだろう。 だが喜媚の中に、自分で仕留めた人間の死骸ならともかく、死人の財産を奪うなどというさもしい考えは存在しない。 先ほど考えた通りに少女の友人となり、妖精の死骸を譲ってもらうために…… 喜媚は少女の運命を変える事にした。 《風さん》に変化していた右手を、ちょいと動かす。 それだけで少女の眼前に迫っていた銃弾が、強固な風の壁に阻まれて弾かれ、石畳に突き刺さり破片を巻き散らかす。 続いて飛んできた次弾を、左手を振るう事で進路を変え、少女の身体から逸らす事に成功。 初撃をやり過ごした喜媚は、魔弾の射手の行方を探して目を眇める。 こういう弾を飛ばす銃という武器の特性は、以前亮子を慰める時に使った人間と遊んだ時に知っていた。 宝貝による射撃武器などとは違い、まっすぐにしか飛ばない武器だ。 だから射線の遥か前方に必ず射手がいる事を、喜媚は確信し―― 次の瞬間、後ろから聞こえた声に気を取られた。 「おいっ! 隠れろ、そこのあんたっ!」 そこにいたのは、見知らぬ少年と、彼に担がれた見知らぬ青年。 血の臭いをぷんぷんさせた彼らに気付かなかった事に一瞬驚愕した喜媚であったが、 彼らに攻撃の意思がない事を、すぐさま見てとった。 だが、その確認に回した時間は致命的だった。 三度飛翔した銃弾を、此度は防ぐ事が出来なかったのである。 身体をくの字に曲げ、喜媚が守り損ねた少女が苦悶の声をあげる。 (あ☆ 喜媚、失敗しっ☆) 疲れのせいであろうか。 思わぬ不覚を取ってしまった喜媚であったが、幸い女の子の負傷は深くはなかったようで、 転身するとわき目も振らずに逃走を始めた。 とはいえ、《風さん》に変化したまま追走する喜媚が 「大丈夫?」 と声を掛けても、女の子は無反応。 否、反応する余裕もないのだろう。必死な形相で腕を振り、怪我も気にせず限界までピッチを早めて走る少女の 様子がさすがに心配で、喜媚はこっそりと風となった身体を絡み付くように寄り添わせ、銃創の具合を確かめてみる。 そこには喜媚の視線を遮る物は、何もなかった。 左の肩ひもが切れた事で、濡れそぼり質量を増した服がズリ落ちて、片側だけ柔肌が露出してしまっていたのだ。 この天候下において、あまりにも軽装な少女は胸を保護する下着すら付けてはおらず、その足が大地を蹴りつける度に、 けなげに肉付いた小ぶりな乳房が、激しく上下に弾む。 問題の銃創は、その左乳房の下の方にあった。 喜媚は診察する。 その、微粒子すらも真似してしまう、神懸かり的な眼を持って、観察するように――診察する。 どうやら弾は上手く肋骨の隙間を貫通し、臓器からの出血もない様子であったが、それでも 銃弾が肉体を貫通した傷は浅くはない筈だ。 5.56ミリ弾によって穿たれた穴からは、ジュクジュクと赤い汁が滲み出て、血と汚物に塗れた服を更に赤く染めていく。 人間ならば、すぐに手当てが必要だろうと思い、喜媚は少女の手にびっしりとこびりついた妖精の粉に着目した。 伝承によれば、妖精の粉はどんな傷にもよく効き、これを治すという。 ならばと、喜媚は気流となった身体を操り、少女の左手を患部へと上手く誘導した。 一旦傷口の存在を意識させれば、あとは簡単だった。 銃創をしっかりと手で押さえて、気忙しく後ろを振り返りながら走る少女は、もう安心だろう。 神秘の秘薬が傷口に染み渡り、たちまちの内に肉は盛り上がり、皮が張るはずだ。 喜媚は再び女の子に声を掛けて、姿を顕そうとし…… なんだか、鬼ごっこみたいで面白いかもと感じて、それを止める。 (もうちょっとだけ、このまま遊びっ☆) それは喜媚が、未だにこの島で起こっている殺し合いのゲームを理解していなかったからであり―― 遊びが大好きな子供のまま、永遠に時を止めた妖怪仙人だったからである。 ◇ 油絵の具で、黒々と塗り込められたような木立ちの合間を少女は駆け抜ける。 視界の隅をよぎる、老婆のように腰の捻じれた幹は、柳の木であろうか。 無計画に乱立しているはずの森の樹が、並木道のように整然とした細い路地を作り出している有り様は、 まるで木々が動いて、少女に道を譲っているかのようであった。 パックの殺害…… 突然の襲撃…… そして、変わり果てたグリフィスとの邂逅…… さまざまな出来事が、一斉に起こりすぎて思考の処理が追いつかない。 ゆのは、もう何も考えられず、ただただ生存を訴える肉体に突き動かされるがまま、逃避行為に専念していた。 開けた土地とは異なり、密集した背の高い木々の屋根に覆われた森の黒土は、未ださほど雪の浸食を受けてはいない。 雪の積もる所を避け、柔らかな腐葉土を蹴り飛ばして走る少女の速度は加速度的に増していく。 立ち止まってなどいられない。 転んでなどいられない。 カモシカのように軽快に、小柄な少女は山の斜面を、一心不乱に駆け下りる。 しかし、その好条件はゆのを追跡しているかもしれない襲撃者とて同じ事。 ゆのは、背後が気になった。 追いかけてきた襲撃者が、すぐ後ろにいるかもしれない。 誰かが、追いかけて来ているかもしれない。 それは、先ほどの襲撃者かもしれない。 それは、最初に出会った不死の魔獣かもしれない。 それは、出会い頭に彼女の腕を切断した少女かもしれない。 それは、旅館で彼女を羽交い締めにした屈強な腕かもしれない。 それは、異端の価値観を彼女に示した、狐目の錬金術師かもしれない。 それは、彼女の攻撃で命を落とした、二人の男たちの亡霊かもしれない。 それは、そのとばっちりで重傷を負ってしまった、グリフィスかもしれない。 それは、どこまでも伸びてくる腕を持つ、あの恐ろしい女たちの目かもしれない。 それは、この島での彼女の行為を弾劾する、愛すべき世界の人々なのかもしれない。 「――ッ」 高まる恐怖心に、思わず後方を確認しようと身体を捻った時。 偶然、手が脇腹を掠めた。 恐怖と興奮で、忘れかけていた痛みが蘇る。 先ほど脇腹を貫いた、灼熱と衝撃の記憶が蘇る。 恐る恐る、その場所をそっと手で押さえてみた。 凍えた手に、ぬちゃりとした熱い感触があった。 熱いぬかるみが、そこには出来ていた。 (あ……もしかして私、銃で撃たれたの?) 興奮して、頭に昇っていた血の気が引いた。 ゆのはあまり血生臭いような番組は見ないが、家族や友達と一緒に見るTV番組や映画などでは、銃で撃たれると 死亡シーンへと繋がるのが常であった。 少女の意識の中に、自身の冷たい死のイメージが広がる。 誰もいない、こんな寂しい所で冷たく息絶える自分の姿が。 身体中の血を流し尽くして、痛みと恐怖を味わいながら、ゆっくりと死んでいく自分の末路が。 (撃たれた……? 私、撃たれた……? 私、死……いやだっ!) しかし、だからといって、足は止められない。止まらない。 今、止まってしまったら……背後から忍び寄ってくる何かから、逃げられなくなってしまう。 怖い、恐ろしい何かに、捉えられてしまう。 本当に――死んでしまう。 「ハァハァ……ハァッ!!」 だから、痛みを堪えて傷口をしっかりと手で押さえた。 これ以上、血が流れてしまわないように。 まだ逃げ続けるために。 とはいえ、傷を自覚した少女の足取りは、先ほどまでより明らかに鈍い。 しきりに振り返りながら、よたよたとふらつくようにして、それでもゆのは懸命に走る。 何度も、振り返る。 背後に、敵影などは見えない。 先ほどから感じる何かが追いかけてくる気配など、ただの気のせいで本当はとっくに敵からは逃れられているのではないか。 もう休んでもいいのではないか。 そんな弱い考えが脳裏に浮かぶも、すぐにゆのはその考えを振り払う。 考えるまでもなく、これまでの敵襲は全てゆのには察知しえるものではなかったからだ。 魔獣との出会いも。 腕を切断された時も。 旅館で男に捕まった時も。 トイレで手に捕らわれた時も。 さきほどの狙撃も。全て。全て。 ゆのは、この島での自分の弱さを、嫌になるくらい熟知していた だが、果たしてどこまで走れば振りきれるのだろうと、絶望にも近い感情がゆのの心に忍び寄る。 傷口の手当もしなければ本当に死んでしまうし、なによりも、もう体力の限界だった。 足は靴ずれを起こしたように痛いし、筋肉も疲労を訴えて張り詰めている。 心臓が爆発してしまいそうなほど、激しく鼓動を刻んでいた。 そんな状況の中、急に森が開けて、ゆのの目前に大河が立ち塞がった。 こんこんと降り続ける雪が、河の水に溶けて流れてゆく。 水流同士が激しくぶつかり合う音がその場に響きわたり、白く濁った渦が巻く。 昼間よりも増水し、凄まじい激流となって冷水が流れる川は、到底人が泳いでは渡れるものではなかった。 ゆのがカナヅチだという事実を、差し引いたとしても。 ここで、行き止まり。 逃避行の終わりに、足が止まった。 だというのに、絶望に濁りかけていた少女の瞳に、光が戻る。 それは助かったという想いから来る、希望の光だった。 ◇ 宝貝・混元珠を使い、河を渡り切った少女の姿が、向こう岸の森の中にあった。 早鐘を打つ心臓の動悸を落ちつかせながら、先ほどまで自分がいた辺りを、茂みの中から用心深く見渡す。 ――誰もいない。追ってくる人など、いなかった。 その事実を確認し、ゆのはようやく乱れた息を整える。 こんな悪天候の中で、ほとんど半裸にも近い姿を晒しているというのに、身体が燃えるように熱かった。 全力疾走に近い運動で、1キロ近くも走っただろうか。 極度の貧血と疲労で、草むらの上に倒れ込みそうになるのを意思の力で支える。 肉体はとても休息を欲していて、そのまま寝てしまいたかったが、まだ、ここで倒れるわけにはいかなかった。 最低限、傷の手当てをしなければならない。 脇腹を押さえた手が、血と汗にぬめっていた。 ゆのは、ごくりと息を飲み込むと、意を決したように傷口を押さえていた手をどかしてみる。 取り出したペットボトルの水を混元珠で操り、血まみれの脇腹を洗浄する。 覚悟していた、水の染みる痛みはない。 そこは既に肉が盛り上がり、銃創の跡を残すだけとなっていたからだ。 「……え? どうして……?」 思わず、戸惑いの声を漏らす。 この島では、本当に不思議な事ばかりが起きて、ゆのにはわからない事だらけで…… だから解答など出るはずのない疑問に、どこからともなく聞こえてきた声が答えた。 ――キャハッ☆ あなたの仕留めた、妖精さんの鱗粉が傷を治しっ☆ 「だ、だれっ!?」 ――いいな、いいな、妖精さんいいなっ☆ 喜媚もソレ欲しいなっ☆ くすくす、くすくすと、風は笑う。 幼女のような無邪気な声が、森の中を木霊する。 ゆのの唇が、わなわなと震える。 やはり、追われていたのだ。 やはり、振り切れていなかったのだ。 正体不明の何者かが、その辺りにでも隠れているのか。 視線をきょときょとと彷徨わせても、人影など見つからない。 頼りの混元珠を胸に抱きしめて、ゆのは小さな身体を巨木の影に隠す。 「どこ……どこにいるの?」 縞々模様の雪雲に遮られ、弱弱しく輝く太陽は既に西の空に落ちようとしていた。 昼間でも薄暗かった森の中は、いよいよもって見通しが悪く、そこかしこに何かが潜んでいるようで―― 木の影から、辺りを窺うゆのの目には、周囲が一転してお化けの巣のようにも見えた。 すぐ近くの大木の影に―― ついつい見過ごしてしまいそうにさり気なく茂った叢に―― 土が落ち窪んだ小さな起伏の中に―― そこも、あそこも、あそこにも―― もう、限界だった。 「――ッ!!」 すぐ傍の河から、水で出来た巨大な槍が幾本も飛来する。 混元珠によって操られた槍は、まるでミサイルのようにゆのの思い描いた場所へと着弾し、 大質量を持ってして周囲の障害物を、次々と薙ぎ倒していく。しかし―― ――キャハハッ☆ すごいすごいっ! パオペエしょーぶで喜媚と遊びっ? ☆ その内の、どこからでもない場所から再び声が響いたと思った瞬間、ゆのの周囲を凄まじい烈風が渦巻いた。 木の枝がへし折られ、木の葉が舞い散り、降り積もっていた雪がドサドサと雪崩落ちる。 「キャアアァァーーーッ!!」 思わず手で頭を覆い、縮こまるゆのであったが、外傷はない。 だが正体不明の敵の攻撃に対し、ゆのの心は完全に折れてしまった。 デイパックと混元珠を引っ掴むと、木の影から飛び出す。 先ほどの逃走に、勝るとも劣らないスピードで、ゆのは再び逃げ出した。 ◇ 薄暗くなった山道を、まろぶようにして駆け下りる。 実際何度も転び、膝小僧を擦りむきながらも、狐に追い立てられる野兎の如く少女は逃げる。 だが、野兎を保護してくれる茨の茂みなど、この島のどこを探してもないだろう。 目の端に涙が滲む。 ――キャハハッ☆、キャハハッ☆ ひゅん。 笑い声と共に風切り音が鳴り響き、近くの木が切断される。 粉雪を巻き散らかしながら、倒れる木を見てゆのは張り詰めた太腿に再び力を込める。 ゆのの足が止まりそうになる度に、何度も繰り返されるデモンストレーション。 ただの脅しだ。 敵は遊んでいる。それくらい、ゆのにも判る。 だが、だからと言って足を止められるはずがない。 止めたら、次は何をされるかわからない。 切断される大木の姿は、次の瞬間の自分の姿なのかもしれないのだから。 まるで、いつまでも終わらない鬼ごっこ。 鬼に追われるこどもは、どこまでも逃げ続けるしかないのだろうか。 ――キャハハッ☆、キャハハッ☆ 風鳴りのような、笑い声が止まらない。 敵は一体どこにいるのか。 それすらもわからない恐怖に、ゆのの背中は追い立てられる。 姿さえ現わせば、■してやるのに。 … …… ………今、一瞬。 とても良くない事を、ごく自然に考えたような気がして、ゆのは頭を振るう。 気がつけば、もう随分、山の麓のほうまで降りてきてしまった。 薄く雪の積もった平坦な道を、足を引きずるようにして走る。 本当は、山の上から遠目に見えた街のほうに行きたかったのだが、微妙に進路が逸れてしまったのか。 夕闇に灯り始めた街灯の明かりは、随分と遠くに見えた。 そんな風に集中力を切らせて、朦朧とした意識のまま走っていると足下に転がる何かに蹴躓いて、ゆのはまた転びかけてしまう。 なんとか堪えようと、たたらを踏むゆのの服を、誰かが後ろから掴んで支えた。 「ヒッ!?」 心臓を、鷲掴みにされたようであった。 これまでにない展開に、ゆのの身体が硬直する。 今まで散々に追い回された、正体不明の敵に、ついに捕まってしまったのか。 「いやあああああああっ!!」 絶叫と同時に手に持ったデイパックを、後ろに向けて振り回す。 だが、それは誰にも当たらずに、空を切った。 反動でビリビリと、掴まれていた服の背中が破れて、ゆのの身体がバランスを失う。 スリップするように半回転して、雪原の上に尻もちをついた。 広げた脚の間から迸る飛沫が、純白の雪のキャンバスに黄色い放物線を描く。 シュワシュワと雪の溶ける音がして、白い水蒸気と共に強いアンモニア臭が立ち昇った。 ゆのは肩で息をしながら、破れた服の切れはしを放心したように見ていた。 それはただ、服が木の枝に引っ掛かっただけの事だった。 極限まで張り詰めていた緊張の糸が切れたのか、恐怖に凝り固まっていた顔が弛緩する。 張りを失った右の肩紐が、肩から腕にゆっくりと滑り落ちると、ゆのの背筋がぶるりと震えた。 「ん……はぁ……はぁ……」 一瞬の虚脱状態から立ち直ったゆのは、追手の存在を思い出し、けだるげに周囲を見渡す。 そして、気付いた。 自分が先ほど躓いた物の正体に。 周囲の、異常な状況に。 まず、躓いた物の正体だったが、これはうっすらと雪に覆われた、人間の女の子の死体だった。 考えてみれば、自分で殺した妖精の死体を数に入れなければ、これがゆのが生まれて初めて見たヒトの死であったが その心は自分でも驚くほどに平静であった。 既にその程度では動じないほど、ゆのの心は摩耗していた。 だが、それは綺麗に弔われた死体であったからかもしれない。 続いて見た異常な光景は、写真のように鮮明に焼き付いて、死ぬまでゆのの頭から離れる事はないだろう。 やや離れた所に転がる、見慣れた臙脂のスカートからにょっきり伸びた長い脚。 少し雪が積もっていたとはいえ、いつも見ていた造形のそれを、美術科のゆのが見間違えるはずがない。 だが、いつも快活に躍動していた下半身の、赤黒い断面から先にはあるべき上半身がなかった。 だから、ゆのにはその無惨な遺体が本当に彼女なのか信じられなくて――信じたくなくて。 知りたくもない答えを探して、虚ろな瞳を彷徨わせる。 白く染まった世界には、同じように下半身だけとなった死骸が三つ、転がっていた。 狙ったように失われた上半身は、果たしてどこへいったのか。 実は、それらはずっと、ゆのの視界に入っていた。 単に、認識出来なかっただけだ。 だって、想像もつかない。 子供が七夕の笹を飾りつけるように、木の枝に、人の臓物を飾り付けるだなんて。 粉雪を纏わりつかせた、白く脱色したぶよぶよしたものが、かつて人だった物だなんて。 ――けれども。 ゆのの背が届かないくらい、高い枝に引っ掛かった一本の腕に、見覚えがあった。 木の幹に、皮膚ごとへばり付いた金の髪に、見覚えがあった。 沈む夕暮れが、白い世界を赤い光で覆い隠す。 今もぽたぽたと、滴り落ちる赤い雫で、降り積もる雪が真っ赤に染まる。 かき氷のような白銀の大地に、赤いシロップを垂らしたような景観が、一つの歪んだ世界を作り出していた。 眼球に焼きついた光景を、脳が処理する前に、肉体が反応した。 悲鳴をあげる間もなく、酸っぱい胃液を、再び雪の上にぶちまける。 内容物なんてほとんど入ってないそれは、少し血が混じっていた。 泣きながら、吐きながら、ゆのは理解していた。 こんなミンチになった肉と臓物が、あの太陽みたいに明るい親友の成れの果てであることを。 追われていた事すら忘れて、少女は目前の光景に慟哭する。 後ろで軽くステップを踏む誰かの足音にも、気付く事もなく。 ◇ 酸鼻を極めるはずの光景の中、ロリータファッションに身を包んだ三つ編みの少女が楽しげに踊っていた。 思いがけず戻ってきてしまった場所で、怖い男の事を思い出して周りを警戒していた少女であったが、 どうやら男はどこかへと去ってしまったようだった。 四不像を取り戻せなかったのは残念だが、あの男とはどうも相性が悪すぎた。 姉の協力を得て、改めて取り戻すより他にはないだろう。 とりあえず今はその事は忘れて、新しいお友だちと面白おかしく遊ぼうと喜媚は思った。 鬼ごっこは、とても楽しく遊べた。 次は何で遊ぼう。 材料たっぷりのこの場所で、楽しくお料理ごっこでもしようか。 姉から教わった、とりとめもない遊びの候補がいくつか思い浮かぶが、喜媚ははたと、大切な事に気が付いた。 まだ、お友だちの申し込みをしていない。 テヘッと、自分の頭を小突いてから喜媚は剥き出しの背中を丸めてうずくまる少女に声を掛ける。 あなたのお名前、喜媚に教えてッ☆ 喜媚とお友だちになりッ☆ と。 ◇ 頸動脈を伝わる拍動を感じる。 首の肉に、細い指が食い込んでいた。 子供特有の、高い体温が凍えた手に心地いい。 体勢はマウントポジション。自分と大差ない体格の相手に、馬乗りになって首を絞める。 抵抗はない。 実にすんなりと、当然のように、ゆのは喜媚の首を絞めていた。 なぜと問うように、喜媚は純真な瞳でゆのを見上げる。 それを無視して、激情のまま更に手に力を込めた。 当然ながら、小さな妖精の首を握りつぶした時のようにはいかない。 少女は全ての腕力、全ての体重をかけて、全力で雉鶏精の首を締めあげる。 声を掛けてきた少女に気付くなり、飛びかかった。 恐怖も、躊躇いも麻痺していたのかもしれない。 姿の見えなかった敵が、こんな小さな女の子だった事には驚いたけれど。 友達になろうだなんて、皮肉かと思い腹立たしくなった。 あの、友達になろうと言ってくれた妖精を、ゆのがどうしたのか知っているくせに。 ここまで散々、嬲ってきたくせに。 ようやく廻ってきた千載一遇の反撃のチャンスを、逃したりはしない。 疲労を訴える全身の筋肉を叱咤して、ゆのはその指先に、全ての力を集中させる。 (殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ) 耳元で囁く、誰かの声が聞こえた。 誰の声とも判らない、その声にゆのは打ち震えながらも頷く。 (うん。殺すよ……死にたくないから――殺すよ。もう三人も殺してるんだから…… グリフィスさんだって、どうせあの怪我じゃ助からない。殺さなきゃ、生きられないなら、私は――) 先の放送までで丁度半分。最後の一人になるまで止まらない殺し合いは、確実に終わりへと近付いている。 なら、その終わりを自分の手で早める事に、何の不都合があるだろう。 パックを殺した。グリフィスも死ぬだろう。この喜媚という少女も殺せば―― それだけ自分の生存へと、近付く事になる。 (奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え) そうだ。温もりも、平穏も、生きる権利も、この島ではそれが欲しいなら奪うしかない。 椅子取りゲームと一緒だった。 生き残れる席はどんどん減ってしまうのに、遠慮して尻ごみしていては席を奪われてしまう。 そして席を奪われた者には、宮子のような悲惨な死が待っているのだ。 あんな死にかたは――嫌だった。 だから、生きるために、殺す。 とてもシンプルで、力強い答えに従い、ゆのは手の中の暖かな命を摘み取ろうとし―― 喜媚が、首を絞められたまま笑っている事に気が付いた。 ――くすくす、くすくす 締め付けていたはずの首が、圧し掛かっていたはずの身体が、一瞬にして消え去る。 体重を預けていた対象の喪失に体勢を崩し、倒れ込むゆのの後ろに、喜媚は再びその姿を現した。 「キャハッ☆ 面白かったッ☆ 今度は喜媚がやりッ☆」 「あ……え……?」 攻守交代。 振り向いたゆのの身体に、今度は喜媚が圧し掛かる。 すっかりはだけて露わになった半裸の少女のお腹の上で、喜媚は先ほどのゆのの行為を再現する。 ギリギリと、指がゆのの首に食い込んだ。 「最初は苦しいかもしれないケド……その内、お花畑が見えりッ☆」 「ぐっ……!? い……やぁ……」 物騒な事を言う喜媚の腕を、ゆのは必死になって振りほどこうともがく。 腕を掴み、身体を捻って暴れるゆのの身体を、困ったような顔で抑えつけていた喜媚であったが、 ついにはその腕を爪で引っ掻かれた事によって、手を離してしまった。 ゆのは、ふいごのように胸を大きく膨らませ、解放された気道からひゅうひゅうと酸素を取り込む。 凝固した血で汚れた髪が、脂汗に濡れた頬に張り付いた。 「BOO! BOO! 反則だよッ☆ よーし、それなら……ロリロリロリったロリロリリンッ☆」 言葉と共に、喜媚の身体が煙の中に消えると、急にゆのの腹部に圧し掛かる重量が増した。 せっかく肺に溜め込んだ酸素が押し出される。 圧し掛かられているだけで、呼吸困難なほどの重みだった。 何事かと煙の向こうに目を凝らすゆのが見たのは、黒衣に身を包んだ片目の大男の姿。 吊りあがった闇色の隻眼が、まるで獣の眼のようだと、ゆのは思った。 悲鳴をあげようとしたが、声も出ない。 僅かに、あ……と弱弱しい吐息が漏れた。 驚愕に目を見開く少女の首に、冷たい鉄の腕が掛けられると、前にも増して凄まじい力で締め上げられる。 首の骨が折れそうなほどの力に、一瞬にしてゆのの顔色が青紫色に変化する。 お花畑など、見えるはずもなかった。 ただ苦しくて、ガリガリと立てようとした爪が、鋼鉄の腕に阻まれる。 スカートが下腹部まで捲れ上がる事も厭わず、男に組み敷かれた体勢で足を踏ん張り、膝蹴りを打ち込む。 ビクともしなかった。 蜘蛛の巣に捕えられた蝶のように、ゆのは為す術もなく首を絞め続けられる。 やがてゆのの抵抗が止み、緩慢に投げ出された脚が痙攣し始め、白眼を剥きかけた所で―― 急に腹部と首の圧迫感が消えた。 「ゲホッ!! ゲホゲホッ!!」 激しく咳き込み、ゆのの意識が回復する。 いつのまにか男の姿は元の三つ編みの少女のものに戻っており、その視線は傍にある少女の遺体へと向けられていた。 「……忘れてたッ☆ ヒトはすぐ壊れるから、遊ぶ時は手加減しッ☆」 よく出来ましたと言わんばかりに、えっへんと喜媚は胸を張る。 何を考えているのか、わからない。 わからなかったが、反撃するなら今しかなかった。 荒い呼気を整えると、ゆのは腹の上に乗っかる喜媚の脇の下に、器用に太腿を折り畳んで足を差し込む。 そして、一気に跳ね上げて、喜媚の身体を押し退けた。 「わわッ☆」 「ハッ、ハッ、――ッ!! うわあああああアアァァァッ!!」 その勢いのまま起き上がり、喚きながら身体ごとぶち当たる。 急に消えたり、姿を変える。喜媚の操るわけの判らない力。 次にそれを使われたら、今度こそどうにもならない。 尻もちをつかせた喜媚の背後から、抱きつくようにして密着し、腕を首に回す。 俗に言う、チョークスリーパーの体勢である。 喜媚は、この期に及んでまだ楽しげに笑っていた。 (殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ、殺せ) (奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え、奪え) 「お願い……」 耳鳴りが五月蠅かった。 全身全霊で殺しに集中しなきゃいけないのに、頭の中で喚かないで欲しかった。 もう言われなくても、やるべき事は判っている。 「お願いだからッ!」 可能な限り早急に。 この少女の息の根を止める。 その為には酸欠になるのを、待ってなどいられない。 チマチマ頸動脈を押さえて、意識を奪ってなどいられない。 「もう、死んでよぉーーーーーーーーーっ!!」 全身の力を、胸の中に抱きしめた頭に掛けて。 か細い喜媚の首を、一気に捻った。 ゴギッ!! 嫌な感触を腕の中に残して、喜媚の全身から力が失われる。 稼働域を超えて回転した、喜媚の顔と向かい合う。 笑顔のまま、輝きを失った瞳の中に、自分の顔が映った。 陰鬱な瞳に、極度の倦怠感が浮かんだ酷い顔だった。 ぼさぼさに乱れた髪の印象も合わさり、ゆのは一気に十は年を取ったような気がした。 ◇ しばらくは動く気にもならなくて、いまだ温かな喜媚の遺体に寄り掛かり暖を取っていたゆのだったが いつまでもそうしては居られない。 そろそろ遠くに見える街まで移動しようとして、喜媚から離れたゆのは、肌寒さに胴震いする。 何せ今や身につけているものは、腰にまとわりつくボロ切れのような服だけで、切れた肩紐の部分を結び合わせれば まだ着られるかもしれなかったが、汚れに汚れた服を着続ける気にはならなかった。 それに比べると、喜媚の服はとても暖かそうだとゆのは思う。 ゆのは知らない事だったが、変身の度に素粒子レベルで再構築された喜媚の服はほとんど新品も同様であり、 この雪の寒さにも充分対応出来るだけの生地の厚さに作りかえられていたのである。 一つ頷くと、ゆのは辺りを見渡してから、木陰に隠れて服を脱ぎ捨てる。 べしゃりと、重たげな音を立てて、それは雪の中へと埋もれた。 この日、最後の太陽の残光に照らされた血溜まりの中で、ゆのは濡れたハンカチを制服の中から取り出すと身体を拭い始めた。 【胡喜媚@封神演義 死亡】 【F-3/森/1日目/夕方(放送直前)】 【ゆの@ひだまりスケッチ】 [状態]:疲労(極大)、貧血更に進行、頭部に爪による切り傷、後頭部に小さなたんこぶ、首に絞められた跡、倫理観崩壊気味 [服装]:全裸、髪留め紛失 [装備]:混元珠@封神演義 [道具]:支給品一式×3(一食分とペットボトル一本消費)、イエニカエリタクナール@未来日記、制服と下着(濡れ)、パックの死体(スカートに包まれている)、エタノールの入った一斗缶×2 [思考] 基本:死にたくない。 0:休みたい。 1:人を殺してでも生き延びる。 2:壊れてもいいと思ったら、注射を……。 3:宮子の遺体は……。 [備考] ※二人の男(ゴルゴ13と安藤(兄))を殺したと思っています。 ※切断された右腕は繋がりました。パックの鱗粉により感覚も治癒しています。 ※ロビンの能力で常に監視されていると思っています。 ※イエニカエリタクナールを麻薬か劇薬の類だと思っています。 時系列順で読む Back 孤独の王/終わらない唄(後編) Next 残酷な神が支配する 投下順で読む Back 孤独の王/終わらない唄(後編) Next 残酷な神が支配する 146 C3 -Cube×Cursed×Curious- 胡喜媚 GAME OVER 152 雪が降る ゆの 164 全て呪うような黒いドレスで
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/300.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >ひだまりスケッチ>【MAD】ひだまりスケッチ+capsule“Super Scooter Happy”】 【MAD】ひだまりスケッチ+capsule“Super Scooter Happy” お気に入りに追加する bookmark_hatena(show=はてなブックマークに登録,target=blank) このページは YouTube ,veoh,MEGAなどで視聴できる【MAD】ひだまりスケッチ+capsule“Super Scooter Happy”の 無料 動画 を紹介しています。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) javascript plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。 お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) ニコニコ動画 【ニコニコ動画】【MAD】ひだまりスケッチ+capsule“Super Scooter Happy” このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画MAD ひだまりスケッチ ひだまりスケッチ MAD 才能の無駄遣い アニメ プロの犯行 静止画MAD capsule ひだまりスケッチ×☆☆☆ 作者新作→sm9174844 野生のプロ コメント(感想) 動画【MAD】ひだまりスケッチ+capsule“Super Scooter Happy”に関するコメントを気軽に書いてください♪ 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング 化物語 小学生vs高校生(中画質) ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第11話「6月5日 マッチ棒の謎/2月16日 48.5cm」 12話の臨也さんはいつも通りの臨也さんでした。【デュラララ!!】 イナズマイレブン 第73話「灼熱の戦士!デザートライオン!!」 コメント/刀語 化物語 第9話「なでこスネイク 其ノ壹」 生徒会の一存 第3話「取材される生徒会」 【Lv5-judgelight-】とあるハイジの超低燃費2【OP比較】 【MAD】化物語 君の知らない物語【1~13話総集編】 【とある科学の超電磁砲】黒子の死闘(|||゚Д゚)【どぅっふぇ!!】 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 コメント/【MAD】君に届け【吸い込まれそうな瞬間!】 会長はメイド様! 第6話「男・鮎沢塾!」 【けいおん!!2期OP】GO!GO!MANIAC【歌詞付き】 【とある科学の超電磁砲】黒子はタイヘンなヘンタイでした とある魔術の禁書目録 第14話「最強vs最弱」 デュラララ!! 第1話「開口一番」 四畳半神話大系 【手書き紙芝居風】南国果実少年ムクロ 2話【フルボイス俺】 ぬらりひょんの孫 昨日の人気ページランキング 君に届け 第25話「新年」 あたしンち 第327話「ほめ言葉っ/ユズ、夏休み最後の日」 君に届け 第12話「恋愛感情」 【MAD】生徒会の一存 すぎさきのなく頃に 【デュラララ!!】医療映画風予告MAD けいおん!の歌のシーンを集めてみた デュラララ!! 第2話「一虚一実」 にょろーん ちゅるやさん【癒しと萌え】 みなみけ 第8話「ほさか」 コメント/幽遊白書 「脅威!鎧を外した武威」(後半) コメント/君に届け 第15話「ライバル」 【MAD】とある科学の超電磁砲でギャグマンガ日和【うさみちゃん】 化物語 第3話「まよいマイマイ 其ノ壹」 けいおん!ふわふわ17位・CDTVランキング(アニソン部分) 君に届け みつどもえ イナズマイレブン 第75話「真剣勝負!円堂と飛鷹!!」 いちばんうしろの大魔王 第3話「ちょっと怖い先輩」 こばと。 第8話「…こねこの子守歌。」 生徒会役員共 第9話「いくらで買います?/なるほど!関係ないな!俺たち!/ベネズエラ」
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/13.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/jemmerl5/pages/10.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ インスタグラム コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1064.html
というわけで、今度はディアナ様登場の回。なのだが、ディアナ様はこんなに腹黒じゃないので、ディアナ様っぽい何か、という事で。しかし、着々と女性的に包囲網が出来上がりつつあるな、カイン公。女難の相が大文字焼きばりに浮かび上がっているというか。 カイン・オクセンシュルヌス・トゥルトニウス帝國公爵は、「帝都」の屋敷で腹に上掛けをかけて寝台に横になっていた。先ほど飲んだ薬が効いてきたのか随分と楽になっている。 カイン卿は、男性型古人である。見た目こそ少年であるが、当然女性としての機能も持っており、その中には月のものの訪れもある。普通古人は、特に男性型古人は、月のものの影響はあまり大きくはない。だが何事にも例外はあるもので、彼の月のものは比較的重い方であった。さすがに貧血で倒れるようなことはないが、体調の悪い時にはこうして横にならなければならないくらいには。 連合王国との戦争は、「帝國」の勝利に終わった。 カイン卿が負傷した戦い後、両軍は再度の決戦を避けつつ対峙して小競り合いを続け、その間に連合王国「大議会」の反戦派に働きかけて休戦から講話へと話を進めたのであった。当然、そのためにカイン卿は、莫大な額の「心遣い」や「お土産」を使っている。そしてそのかいもあって、連合王国軍を国境でもあるダヴィガ河西岸へ撤退させるところまで持ち込む事に成功したのであった。 だがしかし、カイン卿の本当の苦労はそこから始まった。 彼が宗主をつとめるオクセンシュルヌス一門は、ヤン・アドルファス・グスタファス北方辺境候がジュウキエフ市侵攻戦の際に連合王国から割譲させた、ネムナス河とダヴィガ河に挟まれた一帯の統治と防衛を担当している一門である。本来の封土はレヌス河北方のシャブリウス丘陵地帯から西部を中心とした地域であったが、グスタファス候によって獲得された地域の防衛を任されることになったのであった。 しかし、「内戦」でクラウディウス・ネロ将軍の指揮する第三軍との戦いによって皇帝軍に完膚なきまでに敗北したオクセンシュルヌス一門は、その封土の所有こそ認められたものの、領主としての特権のほとんどを返上させられ、皇帝軍の駐留と内務省による支配を受けることとなったのであった。しかも、その上で対連合王国防衛の第一線を担当させられ、「内戦」後は駐留する帝國軍第十二軍団の半数の兵站の面倒も相当なところまでみなくてはならなくなったのである。 シャブリウス丘陵一帯は、オクセンシュルヌス一門の長年の努力のかいもあって緻密に張り巡らされている水路によって、北方辺境西部で生産される工業製品や鉱物、木材等の北海や西方辺境への物流で大変に豊かな土地であった。その豊かさゆえに対連合王国防衛の第一線を任されたのであるが、長引く内戦と、割譲させられた土地の奪回に執念を燃やす連合王国との小競り合いによって、さすがにその富も底がつきかけていたのである。 カイン卿は、このグスタファス候が獲得した土地の「売却」と引き換えに、連合王国との一〇年に渡る休戦と中立化、ダヴィガ河の航路利用権、通商における低率関税適用、ジュウキエフ市の港湾利用権、といった諸々の条件を獲得するため、連合王国国王の特使との間で秘密裏に会談を重ねた。「売却」という形で放棄される土地は、ゴーラ湾南岸のゴーラ帝国衛星諸国それぞれの国土にも匹敵する広大な地域である。当然、反対の声は帝國中から沸きあがることであろう。連合王国側も、この戦争で自分達が軍事的に敗北したとは思っておらず、再戦によって土地を取り戻すべきという声が「大議会」でも小さくはない。「帝國」側が勝利という花を得、連合王国側が土地という実を得る形での講和を成立させるためには、花も実も、という周囲の無責任な声に邪魔されるわけにはいかなかったのだ。 心身ともにすり減らす交渉の結果、互いに妥協が成立し、連合王国国王の署名の入った講和条約仮調印書を持ってカイン卿が「帝都」にやってきたのは、会戦があってから四ヶ月も経った秋口の事であった。 カイン卿は真っ先に副帝レイヒルフトの元に訪れると、連合王国国王との間の秘密交渉について報告し、講和条件の承認を願った。なにしろトゥルトニウス一門は、この戦争でもはや死傷者と借金で首が廻らない状態に陥っており、再度の交戦はまったく不可能な有様であったのだ。少なくともこの講和条件ならば、帝國は二個旅団規模の軍勢を本土へ戻し、連合王国の好意的中立と、活発な交易関係を結ぶことができる。あくまで土地に固執するのであれば二個軍団規模の駐留軍が必要であり、それを負担できる余力は、今のオクセンシュルヌス一門にも、北方辺境にも、帝國軍にもないのは明白であった。 こうしたカイン卿の説明を聞いた副帝レイヒルフトは、さして迷う事もなく自らも講和条約仮調印書に署名し、外務省を通じて正式に講和条約の締結を行うことを確約したのであった。 そして、講和条約の締結はあっという間に成立した。「帝國」内の反対論は、比較的誇張して伝えられたカイン卿の戦いでの活躍とその負傷を嘉した皇帝リランディアによる殊勲章受勲の発表で押さえ込まれ、副帝レイヒルフトが正式に講和条件を認めたことでそれ以上異議を唱えることができなくなった。連合王国内の異論も、実際に土地を「奪還」したという実績によって封じられた。 その結果カイン卿は、秋分の収穫祭の前座として「帝都」で殊勲章受勲の儀式に参加する事が決まり、凱旋式を挙行する事となったのであった。 だが、それまで負傷したのをおして講和の成立のために奔走してきた無理が出たのか、カイン卿は身体の調子を崩し倒れてしまったのであった。凱旋式とそれに続く元老院の議事には、「水」系統の魔術を使う医者の施術によって無理を押してでも参加するつもりである。だが行事がひと段落ついたら、しばらくは「帝都」で静養して少しでも復調させ、故郷に戻って本格的に療養に入る予定であった。 「御館様、ナティシダウス・ディアナ公爵様と、ナティシダウス・キンニアヌス侯爵様がお見えでございます」 「……判った、応接間にお通しして」 執事に来客を告げられたカイン卿は、のろのろと身体を寝台から起こすと、急ぎ着替えて応接間に向かった。 「突然の来訪にも関わらずお時間を頂けました事、まことにありがとうございます」 「こちらこそ、わざわざご足労頂きまことに嬉しく存じます」 挨拶を交わしたナティシダウス一門宗主であるナティシダウス・ディアナ公爵は、年頃はカイン卿とさして変わらぬ少女であった。帝國人には珍しい鮮やかな輝きをもった豊かな金髪を縦巻きにし、碧い瞳が理知的な輝きを帯びている。そばに控えている武人然としたキンニアヌス候と比較するならば、まさに深窓の令嬢といった趣の姫君に見えた。 「先日は、こちらより援軍の御礼を申し上げに参ったのにも関わらず、早々に退散し失礼をいたしました」 「いえ、キンニアヌス候より御活躍は伺っております。傷もまだ癒えきってはいらっしゃらないとの事。お身体は大切になさって下さいませ」 「お気遣い、まことにありがとうございます」 一門宗主同士、互いに挨拶を交わし本題が切り出されるまでたわいもない話が続く。 「それで、今日はどのようなご用向きでいらっしゃいましょうか?」 「これは失礼をいたしました。本日は、こちらのキンニアヌス候に上級勲功章を御推薦頂いた御礼にとうかがわさせて頂きました」 「それはわざわざご足労おかけいたしました」 ディアナ公の言葉に、控えていたキンニアヌス候が一礼する。戦場でこそ傍若無人な振る舞いも目だったが、こうした場では己の立場をわきまえた振る舞いもできる様子である。さすがはナティシダウス一門を支える屋台骨の一人ということか。 「この戦争の勝利は、あの戦いの勝利があっての事です。時宜を得た部隊投入の判断、敵陣の突破と突破口の保持、そして指揮官の負傷、― これは自分の事ですが ― によって混乱状態にある突破部隊の救援、と、どれ一つ欠けていても勝つ事はできなかったでしょう。受勲推薦は当然の事かと」 「それはそれは」 カイン卿の熱のこもった言葉に、驚いた表情で右手を口元に当てたディアナ公は、キンニアヌス候に顔を向けると微笑んで声をかけた。 「トゥルトニウス公殿は、かく仰せですよ。一門の名誉を挙げてくれた事、心より嬉しく思います」 「ありがたき御言葉にございます」 君臣の間のやりとりを黙って見ていたカイン卿に、ディアナ公はあらためて向き直ると、淑やかに微笑んだ。 「実は、今回の件でできましたご縁を頼り、お願いいたしたい事がございます。お話だけでもお耳に入れては頂けますでしょうか?」 「自分にできる事でしたならば、なんなりと」 軽くうなずいたカイン卿に向かって、ディアナ公が口を開こうとしたその瞬間、応接室の扉を何者かがノックした。 「失礼いたします。何用か?」 来客中の無作法に、多少なりとも不愉快そうな声色となってトゥルトニウス公は相手に声をかけた。 扉を開けて入って来たのは、トゥルトニウス公付きの執事であった。 「御歓談中ながら、まことに失礼いたします。御館様に来客がございます」 「僕はナティシダウス一門御宗主殿とお会いしている最中だよ。来訪客は誰?」 「失礼ながら、お耳を」 不愉快そうな表情の主人に小声で耳打ちした執事が、一歩下がって次の言葉を待つ。そしてカイン卿といえば、唖然とした表情で一瞬硬直し、そしてわずかの間無表情になって何事か考え込んだ。 「ディアナ公殿」 「はい」 「わざわざ御来訪頂いておきながら、失礼な申し出とはわかっておりますが、あとお一方こちらの席に同席するのをお許し頂けますでしょうか?」 「私は構いませんが、どちらよりのお客様でしょうか?」 「……副帝陛下でいらっしゃいます」 その漆黒の男は、供の者も連れず一人で室内に現れた。カイン卿ら三人は、起立したまま彼を待ち、その姿を目にしたとたん腰を深く折って皇族への礼をもって迎えた。 「急な来訪の無礼をお許し頂きたい。皆さん、楽になさって下さい」 一切の装飾の無い漆黒の、だが身体の線を綺麗に描きだすように仕立てられているスーツをまとった彼は、三人に声をかけ、空いている適当な椅子に腰を下ろしその長い脚を組んだ。 「副帝陛下におかれましては、当家への御来臨、まことに恐縮に存じます」 トゥルトニウス公の言葉に、穏やかに微笑んだレイヒルフトは、白い絹の手袋に包まれた右手を軽く持ち上げて答えた。 「今日は別件のついでにお邪魔させて頂きました。すぐに退散しますので、今少しお付き合い下さい」 「はい、陛下」 三人はそれぞれ席につくと、「帝國」の最高権力者の次の言葉を待った。 「今回の戦争ですが、オクセンシュルヌス・トゥルトニウス公の案の通りに終わらせられるでしょう。元老院の方は問題ありません。そして、ジュウキエフ突出部放棄に関して、立ち退く領主らへの補償は公の希望が通るでしょう。それに関する一切は、私の裏書があれば問題はでないはずです」 「ありがとうございます、陛下」 グスタファス候が占領した地域に配置された領主らは、その土地の放棄にともなって代替の土地か、補償金の支払いという形で補償が行われる事になっている。その土地も、金も、全て一門宗主であるカイン卿が負担する事になっていた。当然それだけの金が手元にあるわけではなく、大半を借金することになる。つまり、その借金の保証人にレイヒルフトがなるという事である。 レイヒルフトのその言葉にディアナ公とキンニアヌス候の二人は、表情がこわばった。 それに気がついてか気がつかない振りをしてか、レイヒルフトは言葉を続けた。 「そしてこれは私からのお願いなのですが、公はお独り身でしたね」 「はい、陛下」 「よろしければ、公に伴侶となる方を紹介させて頂きたいのですが、何が不都合はありますか?」 「いいえ、陛下。わざわざのお気遣い、まことにありがとうございます」 カイン卿があらためて席を立ち、腰を折ると、レイヒルフトはさらに微笑みを深くしてうなずいた。ディアナ公主従は、その言葉を表情を消したまま聞いていた。 「それは良かった。では詳細は、後日凱旋式の打ち合わせの時にでもさせて下さい。今日は突然の事で失礼しました」 すっと立ち上がったレイヒルフトは、続けて立ち上がったキンニアヌス候に顔を向けた。 「キンニアヌス候、貴方の活躍は見事なものと聞いています。主上も大層お喜びでいらっしゃいます。ご苦労様でした」 「もったいない御言葉に、小生恐懼に堪えませぬ」 レイヒルフトが立ち去ってからあとディアナ公とキンニアヌス候は、早々にトゥルトニウス公邸を辞去した。その帰りの馬車の中で二人はこわばった表情のままじっとそれぞれの思考の中にひたっていた。 「こちらの用件を切り出す前であったのが幸運でしたな」 「はい」 最初に口を開いたのは、キンニアヌス候であった。その言葉にディアナ公は、表情を悔しげなものへと変えた。 「副帝陛下が紹介する妻ともなれば、私の妹とはいえ側室扱いとなりましょう。それではトゥルトニウスの物流網を手に入れることはかないません」 「いかなキエラ様とて、こればかりは覆せませんな」 「かといって、我が一門による金銭の援助も、副帝陛下の裏書の前では真砂の中の一粒に過ぎません。下手に金の話となれば、我が一門の戦費まで副帝陛下がお支払いなされることになりましょう。そうなってはシリヤスクスの浸透を許すことになります。それだけは防がねば」 「幸いにして出兵したのは一個旅団に過ぎませぬ。損害も十分許容できる範囲に納められました。ここで焦れば、今回打った布石も無駄になりかねません」 キンニアヌス候の言葉に、ディアナ公はうなずいて返した。しばらく二人は黙って思考を続けた。 「トゥルトニウス公に紹介するとなると、どの姫君と考えられます?」 「……さて、こればかりはなんとも。副帝陛下の娘はシルディール元帥の令嬢のみ。しかし、彼女を今軍務から外すとは思えませんな。かといって、副帝陛下が後見なさっている令嬢は数少なくありません」 「シルディール家の彼女は有り得ないでしょう。陛下の皇族の使い方は、常に対外政策と繋がっています。……最悪、セルウィトス・セルトリウス候の姫君の可能性も考えねばなりませんね」 ディアナ公の言葉に、キンニアヌス候はあごに右手を当てて考え込んだ。 カシウス・セルウィトス・セルトリウス西方辺境候の一姫であるクラウディアは、今やセルトリウス本家の最後の嫡流である。それを、北方西部の物流の要を押さえているとはいえ、ただの一門の宗主の元に嫁として出すだろうか? 何しろ当人は次のセルウィトス当主たるに相応しきを何度も戦場で示しているのだ。あの戦争のために生まれ、戦場で死ぬ事に至上の価値を見出している一門が、それほどの人物を外に出す事を是とするとは思えない。 だが、もしカシウス卿が、ディアナ公と同様にトゥルトニウス一門の抑えている物流網を手に入れるために打つ布石として娘を嫁に出すとするならば、可能性はあるのではなかろうか。なにしろ、今回の連合王国との戦争にもセルウィトス一門から援軍が送られていたのだ。美味しいところはナティシダウス一門が持っていったとはいえ、実際に戦場で共に戦った仲というのは安くはない。 だが、それでは副帝レイヒルフトが婚姻の仲介を買って出た理由としては弱すぎる。彼はその様な区々たる案件に直接関わる事はしない。そういう彼にとっての雑事は、常に誰かに任せてきた。院内総務のフェルヌス卿しかり、宰相のオロフス卿しかり。 「……セルトリウス家の姫だとして、では、副帝陛下が仲介する理由が思いつきませんな」 「はい。……いえ、陛下の婚姻政策は常に対外政策とつながっているはず。とすれば、トゥルトニウス公が関わる外交案件に関わる国といえば、やはり連合王国」 「……ふむ、つまり対中原政策の一本化が狙い、と。確かにそれならば、ありえましょう。トイトブルグの件が片付き、「神殿」は往時の勢力を失った今ならば、中原問題の抜本的解決を目指せる、と」 二人は、納得した様子でうなずきあうと、表情を引き締めた。 なにしろ中原情勢の混沌ぶりは、レヌス河をはさんで対峙しているナティシダウス一門にとっても常に頭痛の種であったのだ。それこそ、何度河を越えて出兵し、何度河を越えて侵入されたか数えるのも面倒なくらいである。その中原情勢の安定化がなされるのであれば、ナティシダウス一門としても全力で協力するのにやぶさかではない。当然、それ相応の見返りは求めることになるであろうが。 「やはりキエラを送り込むしかありませんね」 「側室扱いでよろしいのですか? キエラ様がそれに納得しますかな?」 「いえ、婚儀を求めはしませぬ。行儀見習いという事で、私とトゥルトニウス公の間を直接とりもつ役を任せたいと思います」 「なるほど。行儀見習いであれば、公も受け入れ易いでしょう」 「手をつけて下されば上々ですが、さすがにそこまで望むのも欲が深すぎましょう。今回は、公と直接話をできる縁ができた事でよしといたします」 二人は、結界による魔術的防護のなされた馬車の中で、ナティシダウス一門のこれからについて検討を重ねていった。
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/817.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >ひだまりスケッチ×365>ひだまりスケッチ×365 第7話「4月7日 入学式と歓迎会」】 ひだまりスケッチ×365 第7話「4月7日 入学式と歓迎会」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れるひだまりスケッチ×365 第7話「4月7日 入学式と歓迎会」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 MEGA このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画ひだまりスケッチ×365 コメント(感想) 動画ひだまりスケッチ×365 第7話「4月7日 入学式と歓迎会」に関するコメントを気軽に書いてください♪ 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1046.html
これでアルファルデスのスケッチはひと段落というところである。問題は、これからアルファルデスと無名とフェイトの三人の関係をどうするか、であるのだが。まあ、なんとかなるであろう。多分。 激痛に朦朧した意識のまま、機装甲の外へと引きずり出され、アルファルデスは、ここで自分は死ぬのだな、と、妙に冷静な視点をもって自分自身を眺めていた。かの烈風の如き気を発する漆黒の機体に打ち負け、機体を両断されかねぬ一閃で斬られたのだ。操縦槽の自分がまだ生きている事自体が奇跡に等しい。 会戦は、完膚なきまでのアル・ディオラシス軍の敗北であった。数だけならば半分にも満たぬはずの帝國軍と正面から戦い、気がつけば両翼から包囲され、その圧倒的な火力にさらされ軍は崩壊してしまっていた。アルファルデスら古人の神聖騎士は、国王を逃がすための殿として突入してきた帝國軍の機装甲の前面に立ちふさがり、そして一蹴された。 機体の性能が全く違っていた。由緒ある歴戦の重魔道機装甲「ゾイア・ベリッタ・アル・ディオラシス」を駆り、幾度となく国王直衛の神聖騎士として戦場で戦ったアルファルデスであったが、これほどまでに性能の隔絶している機装甲を相手にしたのは初めてのことである。速さも、臂力も、身のこなしも、そしてなによりも魔力の量が決定的に違っていた。騎士としての技量ならば、対峙した相手に劣るとは思わない。しかし、現実にはこうして一刀のもとに切り捨てられ、いまや死を待つのみの身である。 ふっと激痛が引き、アルファルデスは、そのまま深い闇の中に意識を沈めていった。 「起きた?」 「……………」 「意識ははっきりしている? ここは帝國軍親衛第21旅団野戦病院。君は負傷したところを捕虜になって、ここで治療を受けた。何か質問はある?」 アルファルデスが次に目を覚ました時、傍らには黒い長髪をまとめた白い肌の少女が立っていた。少女の瞳が眼鏡越しに蒼い色であるのを見て、そして黒い帝國軍の軍装をまとっているのを確認し、少女が言っている事が事実であることを理解した。彼女自身は、全身に包帯を巻かれ、下着姿の上からかけ布一枚かぶせられているだけである。 無言のまま視線を天井に向けたアルファルデスに、少女は質問を重ねた。 「君の名前と官職を聞かせて欲しい。私は、クラウディア・セルウィトス・セルトリウス帝國騎士。親衛第901重機甲兵大隊所属」 「アルファルデス。アル・ディオラシス王国近衛隊神聖騎士」 「騎士アルファルデス。帝國は、その軍律にもとづき、貴官を捕虜として遇し、保護する」 「何故私を助けた。肉奴隷にでもするためか」 「帝國の軍律では、捕虜はその階級に従って待遇が決められ、その身体生命財産が保護されると定められている。……南方出身の君には理解しがたいかもしれないけれど、帝國では捕虜の扱いはそう決められているんだ。当然、捕虜を奴隷として売りさばくことは無いし、まして肉奴隷にすることなんてしないよ」 クラウディアと名乗った少女は、落ち着いた態度でアルファルデスの言葉に礼儀正しく返答してくる。少女のその態度に彼女は、自分が敗北を喫し、そして虜囚の身となった事を納得するしかできなかった。 「そうか。……一つ聞きたい」 「わたしに答えられることなら」 「私を討った騎士が誰か知りたい。そして、私を助けた騎士の名も」 「うん。それはわたし。両方とも」 クラウディアが天幕から出て行った後、アルファルデスは四肢を動かして自分の怪我の具合を確かめた。記憶が確かならば、あの漆黒の機体の一撃を喰らった時、機体は両断されんばかりとなり、彼女のいた操縦槽の中にも破壊された部品ふりそそいだのだ。そのまま擱坐した機体の重みで押し潰されなかったのは、それだけ機体の外殻が頑丈であったのと、自分の運が極めてよかったからに他ならない。 幸いにしてというべきか、帝國軍の軍医が極めて優秀なためかは判らないが、アルファルデスの身体には後遺症となるような怪我は無い様子であった。指先からゆっくりと動かしてゆき、少しづつ身体全体をほぐす。倒されてからそれほど時間は経っていないのか、筋が落ちているということはなかった。ゆっくりと上半身を起こし、天幕内を見回す。さして大きくはない個人用天幕ではあるが、わざわざ他の捕虜と離しているのはそれだけ警戒されているということか。 そこまで考えてから、アルファルデスは、部下の神聖騎士達のことを思い出した。 アル・ディオラシス王国最強の騎士の一人であった自分ですら、一撃で倒した遣い手である。皆が無事であるとは到底思え無い。だが、機体が撃破された後でも生き残り、捕虜になった者はいたのではないだろうか。 そう考えたアルファルデスは、立ち上がり、再度クラウディアに会おうと天幕を出ようとした。 とたん、視界がぐらりと揺らぎ、真っ直ぐに立ってはいられなくなる。なんとか意識をはっきりさせると、天幕の中央で尻餅をついたままの自分に気がついた。立ちくらみかと思い、ゆっくりと立ち上がり、天幕の出入り口に向けて一歩足を進めたとたん、再度視界が揺らぎ、気がつけば地面に膝をついていた。 「結界か」 なるほど、負傷したとはいえ、神聖騎士を見張りもつけずに一人残してゆくわけである。しかもこの結界は、「火」「水」「風」「土」の精霊の力を借りて構築されたものではない。それならば、神聖騎士である自分が気がつかないわけがない。 アルファルデスは、つい先ほどまで横になっていた敷き布の上に腰を下ろすと、膝を抱えてこれからどうしたものかを考え始めた。 「味方はどうなった?」 夕刻、クラウディアが食事を持って天幕に入ってくると同時に、アルファルデスは、できる限り感情のこもらない声でそうたずねた。 木の盆の上には、白パンと、湯気のたっているシチューと、ぶどう酒の注がれた錫のマグカップが並んでいる。 「アル・ディオラシス軍はメッセニア地方から撤退中だよ。現在アル・カディア軍が追撃中のはず」 「そうか。国王陛下は? あと、私の部下達は?」 「アル・ディオラシス王陛下は、私が知る限りでは、騎兵隊とともに戦場から脱出してそのまま撤退中のはず。まだ戦死したとも、捕虜になったとも知らせはないから、撤退中の軍の指揮をとっていると思う。君の部下は……」 クラウディアは、わずかに言いよどんでから、それでもアルファルデスの黒い瞳を真っ直ぐに見つめながら言葉を続けた。 「全員最後まで国王陛下の撤退を援護するために戦い、名誉の戦死を遂げた」 「……そうか、死んだか」 「最後まで、見事な戦いぶりだった。それは、君達と戦った私が名誉にかけて保証する」 「そうか、礼を言う。……そうか、死んだのか」 生まれて初めて感じる大きな喪失感にアルファルデスは、それ以上身体を起こしてはいられず、敷き布の上に横になった。 そんな彼女の身体にかけ布をかけると、クラウディアは、アルファルデスの頭を起こしてぶどう酒の入ったマグカップを口元にもってきた。 「話を聞かせてもらってもいいかな? 君の部下達のことを」 「……何故だ?」 「皆、勇敢で優れた騎士達だった。尊敬に値する敵と戦えるのは、騎士として最高の誉れだと、わたしはそう教えられて育ったんだ」 「そうだな、皆、勇敢で、忠義に篤く、最高の戦士だった。私は、彼女らと共に戦い続けてきた。私達は、互いに信頼と友情で結ばれていた……」 アルファルデスは、ぽっかりとあいた心の隙間を埋めようと、精一杯記憶を掘り起こして皆の事を語り始めた。 時々、水で薄められたぶどう酒で唇や喉をしめらしながら、アルファルデスは、ずっと今は亡き部下達の事を語り続けた。そんな彼女をクラウディアは、時々合いの手を入れつつ、穏やかで優しげな表情で見つめ、話を聞き続けた。 アルファルデスの話が終わったのは、もうあたりも暗くなり、月の光が天幕の隙間から差し込む頃合であった。 「あらためて聞きたい。お前達は私をどうするつもりだ?」 「戦争が終われば、帝國軍は捕虜交換を行うから、その時に君はアル・ディオラシスに引き渡されることになるよ」 「そうか」 また国に戻ったとして、かつての様に王の寵愛と信用を受けられるのか。 アルファルデスはそのことをふと疑問に思った。 「国に戻れるのが嬉しくないの?」 「何故そう思った?」 「うん、なんとなくそんな雰囲気になったから」 「……………」 王の切り札ともいえた近衛神聖騎士隊は自分を残して全滅した。正確にはアナクシダテスとカナンの二人が生き残っているが、歴戦の騎士達はみな戦死した。遠見に優れるアナクシダテスと、戦技も魔術も自分よりも優れた才能を持っているカナンの二人がいれば、時間はかかるであろうが神聖騎士隊を再建する事は不可能ではない。今回の戦いには、戦技指南役のサラーフは参加していない。あの男ならば、二人を正しく鍛え上げることができるはず。 「皆を死なせて、自分だけおめおめと生きて国に帰れると思うか?」 「もしかして、部下を失ったのは初めて?」 「ああ」 「……わたしも部下を二人持つ小隊長だから、部下を失った時のことを思うと、君がとても辛いというのは想像できる。でも、君は生き残ったんだ。折角拾った命を無駄にはして欲しくはない」 少しだけ考え込んだあと、クラウディアは、静かな声でそう語った。 アルファルデスは、この見た目はまだ若い騎士が、かなりの凄惨な経験をしたのではないかと、そうふと思いたった。 「お前は敗北の経験はあるのか?」 「うん。アル・アキリーズという騎士を知っている?」 「「ミュルミドンズの狂犬」か? ああ、南方で奴の名前を知らない騎士はいない」 「わたしはね、彼と戦って負けて、ぎりぎりで命を拾ったことがあるよ」 「……よく生き伸びたな」 アルファルデスが噂に聞いているアル・アキリーズという騎士は、恐るべき遣い手であると同時に古人嫌いで有名な男である。彼と対戦して殺されなかった古人はいないという。例え機体が大破し、それ以上戦えなくなったとしても、わざわざとどめを刺すほどに残虐な戦士として有名であった。 「まあ、上官と同僚が腕利きだったからね。なんとか逃げるだけの隙を作ってもらえたから」 「そうか」 「でね、そのアル・アキリーズと再戦して倒し、勝ったよ」 さらっと口にされた言葉を聞いて、アルファルデスは、唖然としてクラウディアのことをまじまじと見つめ返した。この少女は、あの狂戦士と闘って生き延びたあげく、再戦して倒したという。 確かに彼女は腕利きである。それは一撃で倒された自分だから理解できる事実である。だが、この歳若い少女である彼女が、あのアル・アキリーズを倒せる程の腕利きかどうかは判らない。判るわけがない。 「嘘ではないのだな?」 「うん。もっとも、策は弄したけれどね」 「その程度で倒せるほど、生易しい相手なものか」 「でも、相討ち狙いでぎりぎりだったよ。うん」 さらりと語ってのける彼女に、アルファルデスは開いた口がふさがらない心持ちとなった。なにしろ南方で知らぬ者はいない最強格の騎士を討ち取って、それを特に誇ってみせるわけでもない彼女は、なんというか頭の具合が自分らとは大分違うにない。 「でね、君は、負けて、でも命は助かったんだ。敗北の経験を持つ騎士は強いよ。自分で言うのも気恥ずかしいけれど、敗北は確実にその戦士を強くする。だから君は、きっと前よりも強くなったはず。だから、胸を張って国に帰ればいいんじゃないかな、と、思うんだ」 「胸を張って、か」 これが「帝國」の騎士か。そうアルファルデスは思った。敗残の身を汚辱のうちにさらして、なお再戦し敵を倒して恥辱をすすいだという。ならば、自分も彼女を倒せば、この喪失感を埋めて王の元へと帰ることができるのであろうか? 「このまま私が国に戻ったとして、お前と再戦する機会があるか?」 「……それは、難しいかな。今回の援軍は、あくまで特別なものだろうし、また援軍が送られることになったとしても、それにわたしが参加できるかどうかは、判らない」 「つまり、ここで別れれば、私はお前を倒して敗北の恥辱をそそぐ機会を永遠に失うというわけだ」 さすがに答えにつまったのか、クラウディアは、言葉が見つからない様子で黙ってしまった。 「長年戦場をともにしてきた部下を失い、あげく敗残の身をさらす恥辱に耐えて生き続けられるほど、私は強くはない。ならば、お前に再戦を申し込む。今私が賭けられるのは、この身一つだけだ。だから、お前が勝ったならば、この身を好きにしろ」 「わたしが決闘の申し入れを受けなかったら?」 「お前を軽蔑しつつ、この身が自由になったならば、命を絶つ。今更おめおめと国に帰ることなどできると思うか」 「……それは、脅迫だよ」 「知るか。お前が言い出したことだ。ならば、最後まで責任をもって付き合え」 揃えられた具足の一つ一つを手にとって確かめ、それが綺麗に磨き上げられ手入れされているのを確認して、アルファルデスは、帝國にも武人として心得たる者がいる事に口の端がほころんだ。きっとこれを磨いたのはクラウディア自身に違いない。歳若いながら、それだけの矜持を持っている戦士であることは、彼女の無茶な決闘の申し入れを受けたことからも判る。なにも今更、敗者のあがきを馬鹿正直に受け止める必要などないのだから。 帝國軍は、その戦い方こそ南方王朝の神聖騎士たる彼女からすれば、名誉も矜持も無いように見える容赦無い代物ではあったが、その軍人達は、武人としての名誉ある振る舞いは判っているようである。脛当て、篭手、腰垂れ、胸甲、冑。防具をひとつひとつ身につけてゆき、心を戦いのために研ぎ澄ませてゆく。相手は幼いながらも、戦士として決して侮れぬ実力を秘めた身である。油断や驕慢が戦いにおいて命取りとなる事をいやというほど見知ってきていたアルファルデスは、最後に己の愛剣の刃筋を確かめると、ちん、と澄んだ音を立ててそれを鞘へと納めた。 「勝敗は如何にして決めるつもりだ?」 「負けを認めるか、手足を振るえなくなるか、でどうかな?」 「いいだろう」 十歩の距離をおいて対峙したクラウディアは、黒地に金色の刺繍の帝國軍の軍装のまま、抜き身の刀を右手に下げた姿で、天幕からアルファルデスが出てくるのを待っていた。鞘は革帯に差して腰の後ろへと回してあり、左手で抜けるようにしてある。 「お前は防具をつけないのか?」 「君が「火」の精霊の加護を受けているように、わたしは「風」の精霊の加護を受けているからね」 「……よかろう。では始めるか」 「始まっているよ。君が天幕を出てきた時から」 「!?」 眼鏡越しに表情の無い瞳でそう告げられ、アルファルデスは、己が不覚をとった事に一瞬頭に血が上り、そして、すぐに冷静さを取り戻した。これは挑発だ。この少女は、この手の立会いによほど慣れている。 瞬時に左へと跳び、盾をかざして長剣を抜く。 だがクラウディアは、跳び退ったアルファルデスの後を追わず、まずは半身に構えて右手の長刀を身体の影に隠すと、摺り足で古人を中心に円を描く様に動き始めた。 『炎の精霊よ、情熱の守護者よ、我が猛りに応え御身を我が愛剣に宿らせたまえ!!』 叫ぶように、詠うように精霊の力を召喚し、精霊銀の刀身の長剣が昏い炎を点す。呼吸を整えるがごとくに全身に魔力をゆきわたらせるのに呼応し、精霊銀で出来た具足が赤銅色に輝き始める。 だがクラウディアは、アルファルデスが戦うための準備を整えている間、ただ魔力を全身に循環させるばかりで、黙って眼鏡越しに視線だけ向けたまま、摺り足で周囲を回っているだけであった。 このままでは、対手の策に絡めとられるだけだ、と、思い切り、アルファルデスは、左手の盾をかざして一気に間合いを詰めようと走った。だが、クラウディアは、そんな古人の突進をいなすように飛んで距離をとるばかりである。 「どうした! それが帝國の騎士の戦いぶりか!?」 「……………」 クラウディアは、アルファルデスの挑発にも乗らず、ただぐるぐると周囲を回り続けている。 じりじりと南方の陽射しが二人を焼く中、アルファルデスは、クラウディアが何を狙って周回しているのかを理解した。この晴天の下では、全身を具足で覆った古人の方が体力の消耗は激しい。いかに並人をしのぐ体力を持つ双性者とはいえ、気力体力魔力が無尽蔵に湧いて出てくるわけではない。彼女が風の精霊の加護を受けているのは、魔法戦士であるアルファルデスの眼にも、その魔力の輝きから見て取れた。一切防具をつけぬ身であれば、速さだけならば、並人の身ながらも古人を相手にしたとて劣りはしまい。 なればこそ、アルファルデスは己の勝ち筋を見て取った。 『猛る炎よ、全てを射抜き焼き尽くす炎となって、我が敵を打ち倒せ!!』 長剣の切っ先で中空に印を切り、刀身の炎を矢となして対手に向けて放つ。それも、一矢のみならず、二矢、三矢、と続けざまに打ち込む。刹那の後、アルファルデスは、矢の後を追うが如くに翔け、一気にクラウディアとの距離を詰めた。 炎の矢は、弧状の軌道を描いて目標を飛翔し、それぞれが左右上下から囲い込むように飛ぶ。避けようとするならば、アルファルデスに向かって進むか、退くか、二つに一つ。なれば、もはや速度の勝負ではなく、打ち込まれる刃を受けきれるかどうかの戦いとなる。 そして歴戦の神聖騎士の左手には円盾が、右手には長剣がある。いかなる斬撃といえども、一手ならば確実にいなす事ができる。 そう勝利を確信したアルファルデスを前に、クラウディアは、なんとわずかに口の端をゆがませ、にい、と、笑った。 同時に、クラウディアの歩んだ跡より旋風が巻き起こりて刃となってアルファルデスを襲う。だが、魔力によって強化された防具は、その風の刃をことごとく防ぎて、主にかすり傷ひとつつけはしない。 勝利を確信したアルファルデスの放つ長剣の打突を、わずかに左に身を寄せて避けたクラウディアに向けて、古人は、次の一撃のための間を稼ぐべく、左手の盾をかざした。 と同時に、クラウディアの姿が盾に隠れて視界より消える。 踏み込んだ右足を軸に、アルファルデスは、左足を引いて身体を回し、次の一打のための体勢を整えようとして、右足の膝裏に鋭い痛みを受けて、地面に転がり崩れ落ちた。 「ッ!?」 歪む視界の中で、ぐるりと地面を前転したクラウディアの右手の長刀が、七色に魔力を帯びて輝いているのを見てとり、アルファルデスは、最初に交わした言葉のやりとりから、既に相手の勝負の組み立ての中に絡め取られていた事に気がついた。 そう、クラウディアの手にする長刀の刃は、神聖金でできており、篭められた魔力によっては容易く堅き盾鎧といえども斬り貫ける逸品であったのだ。精霊の魔力によって戦うと思わせつつ、最初から鎧の隙間を貫くつもりであったのであろう。互いの魔力の奔流によって、長刀の真の姿を隠しつつ、アルファルデスの具足に頼った心根の隙を貫いたのだ。 まさしく、まったき敗北にほかならない。 そう確信したアルファルデスは、地面にしたたかに身体が打ちつけられた瞬間、わずかに微笑みがこぼれたのを覚えた。 「お前の勝ちだ」 「そうだね」 具足を脱がされ、傷の手当を受けてから元の天幕に戻されたアルファルデスは、開口一番そう宣言した。 機装甲でも、生身でも、正面から対峙して戦い、そして負けたのだ。これは儀式であった。敗北した自身を納得させるための。 「私は、お前に慈悲を請い、勝者の権利を行使しないように願うしかない身だ」 「勝者の権利、ね。確か南方では、殺したり、奴隷として売り飛ばしたりする権利だっけ?」 「正確には、相手の身体を自由にする権利、だな。だから、お前は私を陵辱することも、嬲り殺しにすることも許される。あくまで南方の常識では、だが」 「ならば、私は帝國軍人として相応しきに振舞いたい。君は帝國軍の捕虜であり、戦争が終わったら自由の身となる」 さすがにむっとした表情になって腕を組んだクラウディアに、アルファルデスは、誰彼はばかることのない微笑みを浮かべた。 「そして、私がこの決闘の前に言ったことを覚えているな?」 「君の身を賭ける、という話だったよね。覚えているよ」 「そうか。つまり、私はお前のものだ。この身も心も」 「は?」 突然何を言い出すのか、という表情でクラウディアは、まじまじとアルファルデスの事を見つめ返した。 やはりよく判っていなかったのだな、と、アルファルデスは、自分よりも一回り以上歳下の少女のことを微笑みとともに見つめ返して言葉を続けた。 「私は、この身を賭ける、と言ったのだ。その私が敗北した以上、この身をお前に差し出すのは当然だろう? そして、お前にならば、この心を差し出しても悔いはない。最後まで私の武人としての名誉と誇りを汚さず対峙してくれた。これほどの礼儀を払われておいて、何も返さないわけにはゆかぬ。それでは私の誇りが許さない。だから、今この瞬間から、お前は私の主だ」 「……過大評価だよ。わたしは、そんな立派な武人じゃない。将来はそうなりたいけれど」 「安心しろ。自分をどう思おうとも、その人間の評価は周囲が決めるものだ。そして、主の評価は、この身と心を差し出して悔いの無い方だということだ」 クラウディアは、軍服の隠しから取り出したハンケチで眼鏡にぬぐいをかけてかけ直すと、なんとも形容しがたい表情となって、しばし沈思黙考した。 「……ならば、わたしは、君の主として最初の命令を発する」 「承る」 「君は自由だ。君の身は、誰にも束縛されない。君の心は、君だけのものだ。私は奴隷はいらない。それは、帝國の貴族として人民の自由のために戦い死んでいった一門の皆の名誉が許さない。だから、君は、君自身の意思でどうするか決めるんだ」 「そうか、ならば私は自分の意思で決めさせてもらう」 アルファルデスは、クラウディアの顔をそっと両手ではさむと、自分の方へと向けさせた。 どうしても微笑みをこらえる事ができない。このように感情を面に見せるなど、これまで決してしたことなどなかったのに、抑える事ができない。 「私は、私の意志で、お前に仕える。私は、私の意志で、お前に心を奉げる。お前の敵は私の敵であり、お前の友は私の友だ」 「奴隷はいらないと言ったよ?」 「奴隷ではない。私が勝手にお前に仕えるだけだ。私の意志でな」 「……国に帰れなくなるよ?」 「今更の話だ。ここまで無様をさらしておいて、どんな顔をして帰れというのだ。だから、お前に頼るのだ。もう私には他に何も残されていないのだから」 クラウディアは、何事か口の中でもにょもにょと呟くと、いかにも不承不承という様子でうなずいた。 「判った。なら、わたしの事はクラウディアでいいよ。君のことはなんと呼べばいい?」 「アルファルデス」 「アルファルデス、念をおしておくけれども、あくまでわたしは君の主人じゃない。君の身は預かるけれども、預かるだけだよ。いいね?」 「了解した、クラウディア」 アルファルデスは、自分の首に手をかけ、革と精霊銀でできた首帯を外し、それをクラウディアに向かって差し出した。 「これを私の首につけて欲しい」 「……その意味をわたしが知らないとでも? わたしは主人じゃない、と言ったよ」 「承知しているとも。だが、私の気分の問題だ。だから、これをお前自身の手でつけて欲しい」 なんとも面白い表情をする。 アルファルデスは、首帯を差し出されたクラウディアの表情を見つめつつも、そう心の中で呟いた。その表情が、あくまでこの身の主となる事をこばんでのことなのが面白くてならない。南方の人間であるならば、その身と同じ重さの黄金を積んでも欲しがるであろう古人の身を、ここまでかたくなに拒絶するというのが大したものである。これが古人と並人が同じ扱いを受けている、という帝國の人間の価値観なのか。 「……君は、自分の命をたてにしてわたしを脅しているって、自覚はある?」 「当然だろう? 今更この命になんの価値がある。二度の敗北を喫し、さらにはどう返せばよいかも判らぬほどの慈悲を受けた。ならば、私はどうすればいい? お前はそれだけのことをした。そういう事だ」 「判った。でも、わたしは君の主人じゃない、いいね?」 「しつこい」 くつくつと笑うアルファルデスに、クラウディアは憮然とした表情で首帯を受け取ると、そっと彼女の首にそれを巻いた。 少女指と革の感触を首に感じた瞬間、アルファルデスは、歓喜が電流となって背筋を走り、わずかに仰け反ると熱の篭った声をもらしてしまった。腰の辺りが熱を持ち、秘蜜と先走りがしとどに溢れてくる。長年の経験から、自らの欲望を押さえつけると、火照った顔と、潤んだ瞳でクラウディアの事を見つめ、両手でその頬をなでた。 「なるほど、これが自由というものか。悪くない」 「それは、きっと私達の言う自由とは違うと思う」 「気にするな。悪くないぞ、これは」 荒げた息をこぼしつつ、クラウディアの頬をなでまわすアルファルデスに、少女は困った様子でなすがままになっていた。