約 2,538,733 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29585.html
登録日:2014/08/23 Sat 13 58 11 更新日:2024/02/24 Sat 08 59 26 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 DM W・ブレイカー ジャバウォック スーパーレア デュエル・マスターズ デュエル・マスターズ プレイス リキッド・ピープル リキッド・ピープル閃 水文明 渡辺紘 超閃機 超閃機 ジャバジャック 進化クリーチャー 大水晶のその力、その身に受けて、閃け!輝け!我らが超閃機 ジャバジャック!! 《超閃機 ジャバジャック》とは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。 概要 エピソード3の最終弾「オメガ∞マックス」で登場した、所謂「次シリーズの予告用クリーチャー」である。 超閃機 ジャバジャック 水文明 (4) 進化クリーチャー:リキッド・ピープル閃 6000 進化-自分のリキッド・ピープル1体の上に置く。 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを4枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を2枚、好きな順序で山札の一番下に置く。 W・ブレイカー ドラゴン・サーガから登場する種族リキッド・ピープル閃を持つクリーチャーで、同じ弾に収録された《アクア戦士 バットマスク》とは意匠が似ている。 「超閃機」はリキッド・ピープルが龍素を研究し生まれた強化服(あるいは強化アーマー)のようなものであり、それを身につけたバットマスクがジャバジャックの姿なのであろう。 だが設定はともかく進化元に指定しているのはあくまでリキッド・ピープル(種族カテゴリの関係上リキッド・ピープル閃も進化元にできる)なので、幅広く進化元を選択できる。 特に《アクア・ハルカス》が規制され、《アクア・アナライザー》や《アクア・シャークス》など使いづらいドロー要員しかなく、また打点も《クリスタル・スーパーパラディン》や《クリスタル・ランサー》などやや重めのクリーチャーに頼っていた【青単リキッド・ピープル】にとっては救世主である。ドローも打点も両方こなしてくれるからである。 まず進化クリーチャーの打点としては及第点である。4コストで水文明のくせに(戦国編からコスト論が引き上げられて他文明並になったとはいえ)6000もあり、同コスト域の戦闘はそこまで心配ない。またWBを所持するためシールドブレイクも捗る。 肝心のドローは…もうリキッド・ピープルにこういうのが欲しかったんすよ…。 あなたは遊戯王の《天使の施し》というカードを知っているだろうか。 効果は単純で3枚引いて2枚手札を捨てるだけなのだが、これが(デュエマと遊戯王じゃ手札の重みが違いすぎることをさっぴいても)手札をたった1枚のカードで良質なものに取り替えられるために、あちらでは規制が入ったほどである。 さてこのカード。引くのは4枚。そして戻すのは2枚。よってジャバジャックのみ手札にある状況で場のリキッド・ピープルに乗っけたとしても、2枚手札が残る。手札が2枚もあれば十分逆転可能なのがTCGであるというのになんだこのハイスペックぶりは。 (地味に山札が切れにくくなる配慮もなされている。おかげで墓地を肥やしたりはできないけど) このことからジャバジャックは大変人気なのだが、スーパーレアであることも関係して価格も高めに設定されがちである。 だが手に入れてしまえばたとえ2枚程度しか入れられなくても、最近はリキッド・ピープルも長年の弱点であったドローに力を入れ始めたようで割と引きやすくなっている。さりとて打点としても使えるのでドロー要員が多くてもジャバジャックがいらなくなることはない(むしろドローが増えるとジャバジャック入れたくなるというよくわかんないことになってる)。 なによりリキッド・ピープルデッキを組みたければ「ビギニング・ドラゴン・デッキ 神秘の結晶龍」(お値段驚きの500円税別)とドラゴン・サーガの第1弾「龍解ガイギンガ」の低レアリティの《アクア操縦士 ニュートン》《アクア船長 イソロック》を購入するだけでかなりの形が作れてしまう。 あとは《アクア・エボリューター》の増量や《アクア・スーパーエメラル》《アクア・ジェスタールーペ》の投入が考えられるが、エボリューターもスーパーエメラルもジェスタールーペも、強いカードながら供給量も多いためシングル価格も非常に安い。そのため金がかかるのはジャバジャックだけだと考えればそんなに問題はない。 備考 この手のドロー進化クリーチャーは基本的に《超電磁コスモ・セブΛ》(火・自然進化)や《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》(水・火進化)など、文明進化が基本だったが今回は単色で採用できるようになった代わりに種族は固定されている。 青単リキッド・ピープルで活躍することを期待されているカードだろうと思うのでその点はあまり気にすることもないが、リキッド・ピープルを用いた多色デッキでも使いやすいデッキは存在している。 まずは青緑バニラビート。こちらではいつもの相方のひとり《アクア・ティーチャー》やリキッド・ピープルバニラが多いので選択肢の一つになる。だがこちらは《超神星マーキュリー・ギガブリザード》や《零次龍程式 トライグラマ》のほうが優先されるだろうか。 また闇文明複合リキッド・ピープルが多いことも活かして青黒ビートに突っ込むことも考えられる。他に、上が種族を指定しないことを活かしてリキッド・ピープル軸の複合デッキに両者を突っ込むこともあり。 相性のいいカード 極端な話リキッド・ピープルならたいがい相性はいいのだが、せっかくなのでジャバジャックを更に使いやすくすることを考えたい。 そうするとまず、仕事をしたあとでジャバジャックに進化してもらうというのが嬉しい。 cipで仕事できるリキッド・ピープルは以下の通り。 《アクア・ハルカス》《アクア操縦士 ニュートン》 cipで1ドロー 《アクア・ビークル》《アクア戦闘員 ゾロル》《蒼狼アクア・ブレイド》《アクア船長 イソロック》 バニラなので《アクア・ティーチャー》の効果を誘発させ1ドローできる 《アクア・ジェスタールーペ》《電脳王機タコ・ジュランゾ》 cipで連鎖 《アクア・スーパーエメラル》 cipでトリガーを仕込める 《アクア・ソニックウェーブ》《アクア隠密 アサシングリード》《アクア・サーファー》 cipでバウンス また、cipにこだわらず低コストなら採用もしやすい。 《アクア・ティーチャー》 1コストブロッカー兼ドローソース 《アクア・ガード》 1コストブロッカー 《アクア・カスケード》 2コストP6000ブロッカー 《アクア戦士 バットマスク》 2コストで次のドローを安定させる 《アクア・エボリューター》 進化クリーチャーのコストを1下げる2コストリキッド・ピープル。ジャバジャックが実質3コストクリーチャーに 他に、ジャバジャックを引きこむ手段としてサブでこのようなものを用いても面白い。 《龍素記号iQ サイクロペディア》 リキッド・ピープルの数だけコストが下がるシンパシーの持ち主。cipで3枚ドローする上打点としても優秀。ジャバジャックと一緒に殴りに〜行こうか〜♪ 《電脳提督アクア・ジーニアス》 新型提督。ちなみに「提督」だけにイラストレーターは艦これの天龍型を担当した彩樹氏だったりする 《ストリーミング・シェイパー》 殿堂入りの壊れドローカード。3コストで4枚引ける。 ジャバジャックを引くためにドローを入れるわけだが、当のジャバジャックくらいしか手札になく追い詰められていても逆にドローできてしまい、更にサイクロペディアの場合召喚も容易いと互いの相性がいいのがポイント。なお、他のリキッド・ピープル進化も採用する場合、おすすめは《超閃機 ヴィルヴィスヴィード》(cipでバウンス)や《クリスタル・ランサー》(アンブロッカブル)あたりだろうか。バニラが多いので《零次龍程式 トライグラマ》も悪くはないが、頭数が減ってしまうことは注意。 デュエル・マスターズ プレイス 超閃機 ジャバジャック 水文明 (4) 進化クリーチャー:リキッド・ピープル閃 6000 進化-リキッド・ピープル W・ブレイカー バトルゾーンに出た時、カードを4枚引き、その後、自分の手札2枚を山札の一番下に置く。 自分のリキッド・ピープルが他に2体以上あれば、相手はこのクリーチャーを選べない。 DMPP-19「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」にて収録。 実装時は種族設定がリキッド・ピープルだったが、DMPP-21でリキッド・ピープル閃に変更された。 能力面もcipの手札交換が強制化するという微妙な下方修正を受けたが、その代わりに自軍の他のリキッド・ピープルの数を揃えればアンタッチャブルを得られるという強化を受けた。 リキッド・ピープル版《エヴォ・ルピア》こと《アクア・エリート》がいるのも大きく3ターン目からこいつが出ることも珍しくない。 余談 バットマスクから進化したのがジャバジャックだろうが、バットマスクは恐らくアメコミヒーローの「バットマン」が由来であろう。では「ジャバジャック」とは? 音は「ジャバジャバ」という水の流れる音だろうが、もうひとつの由来は「ジャバウォック」である。 これは『不思議の国のアリス』に登場する(といっても詩の上でだが)なんだかよくわからない生き物だが、その描写から龍のようなものであったとも言われる(クリスタル・コマンド・ドラゴンではなくリキッド・ピープル閃で出たのは興味深い話だが)。原典ではあまり怖そうには見えないのだが、後にファンタジー作品に取り入れられると凶悪な怪物になり、グリフォン、ワイバーンなどとならぶモンスターとして描かれる。 ヒーロー組織であるはずのリキッド・ピープル閃なのに、進化クリーチャーは怪物。これは《超閃機 ヴィルヴィスヴィード》にも共通するが(ビルヴィスはドイツの鬼)昭和ライダーのような「元々は怪人」という部分のオマージュなのか、それとも実はヒーローの姿の裏で…。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 天使の施しは2枚戻すではなく、2枚捨てる。 -- 名無しさん (2014-08-23 14 54 07) リキピは3コスに優秀なの固まってるからマナカーブもキッチリしてるのも嬉しいよね -- 名無しさん (2014-08-23 14 56 13) ↑2修正しました ↑本当に嬉しい -- 名無しさん (2014-08-23 18 30 16) 問題はリキピデッキ作るなら四積み必須くらいなのにスーパーレアだという事。一応BBPで再録はされたが、手に入りづらいのは変わらない -- 名無しさん (2016-02-13 12 07 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orikyarapokemon/pages/111.html
ジャバウォックにインカメが搭載されてなくて本当に良かったよだって、大好きな人に、今の私の顔、見られたくないから ― 愛し愛されなかった最期 ジャバオック タイプ:[[はがね]] [[ほのお]] 通常特性:きけんよち かるわざ ふくがん HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 ジャバオック 90 60 100 120 90 40 ジャバオック基本情報 オリジナル要素技 特性考察きけんよち かるわざ ふくがん 型考察特殊基本型 物理型 対ジャバオック グラゴレア基本情報 オリジナル要素技 特性考察きけんよち かるわざ ふくがん 型考察オールパージ基本型 対グラゴレア RP設定 対戦感想 使用感想 ばつぐん(4倍) じめん ばつぐん(2倍) かくとう/みず いまひとつ(1/2) ノーマル/ひこう/エスパー/ドラゴン いまひとつ(1/4) むし/はがね/くさ/こおり/フェアリー こうかなし どく 基本情報 高い耐性とそれなりの耐久力、そして特攻を持つ。 基本的にはこの耐性と耐久を活かし、積んでから攻撃するのがメインの戦法になる。 専用技である★バンダースナッチは使いどころが難しいが、うまく使えば一方的に攻撃できる。 5/16のアップデートで進化前であるグラゴレアとともに、新技★オールパージが追加された。 原作さながらの武装解除による奇襲性能は強力で、物理型として十分すぎる性能を得られるようになった。 オリジナル要素 技 変化技 タイプ 威力 命中 PP 接触 追加効果 ★バンダースナッチ ほのお - - 10 × 5ターンの間、バンダースナッチにする。すべての物理攻撃技の命中率が1段階低下し、すべての特殊攻撃技は使用すると使用者は最大HPの1/6のダメージを受ける。 相手の攻撃を阻害するフィールド技。 物理技の威力は100でも75まで下がり、特殊技はHP依存の反動を追加する。 注意としては、場全体にかかるのでこちらにも影響があるという点。 こちらから物理攻撃を使うことはないだろうので、反動ダメージを気にする必要がある。 使い道は難しいがうまく使えば活路は開けるだろう。 なお5ターン継続させることができるが、飛行タイプの特殊または変化技、こうそくスピン、たつまき、すなあらしで強制解除することが可能。 変化技 タイプ 威力 命中 PP 接触 追加効果 ★オールパージ はがね - - 5 × 自分の『ぼうぎょ』『とくこう』『とくぼう』ランクが1段階ずつ下がり、持っている道具がなくなり、『こうげき』『すばやさ』ランクが3段階ずつ上がる。道具を持っていない場合は使えない。 持物と耐久を犠牲にして攻撃と素早さを一気に3段階も上げる超ド級の積み技。 素のAもSも高くはないが、それを差し引いてもかなり強力だ。 道具がなくなると言うとデメリットが大きく感じるが、はたきおとすのダメージを減らせ、さらにアクロバットとの相性も良い。 とは言え先制ではたきおとすを受けてしまうと不発になるため注意しよう。 Sが低いため先制攻撃されることで道具が発動し不発になることを避けるため、オボンや襷などは持たせないように。 特性考察 きけんよち クソ特性と思われがちだが、高い耐性を持つジャバオックには意外に良い組み合わせ。 サブウエポンで弱点を突かれて落ちる可能性が極力減るためだ。 一致等倍程度ならよほどの火力でない限り十分耐えるので安心して積むことが出来るだろう。 かるわざ 基本的にはオボンで積みを補強する、あるいはねむカゴの二択となる。 積み技メインのジャバオックとは相性が良い。 ★オールパージを使う場合は確実に発動できるが、S3段階上昇も含めるといくらなんでも不要なほど速すぎる。 (仮に最遅であっても最速130族と同速となる。無振りでも最速180族をあっさり超過、スカーフ最速130族と同速) ふくがん 技の命中率が上がる。対象技はそう多くないが、だいもんじやコメットパンチ、とびひざげりの命中が100になるのは大きい。 ★バンダースナッチを使わない場合も有効だろう。 型考察 特殊基本型 性格:ひかえめ/おくびょう 特性:お好みで 確定技:だいもんじ/ラスターカノン 選択技:10まんボルト/エアスラッシュ/しんくうは/じわれ/だいばくはつ 選択変化技:★バンダースナッチ/ボディパージ/★オールパージ/ステルスロック/アンコール/でんじは/ねむる 努力値:HC252 持ち物:オボンのみ/カゴのみ/ふうせん/メンタルハーブ/とつげきチョッキ 積んで殴る。積まない場合技範囲は狭いので注意。 物理型 性格:ようき/いじっぱり/ゆうかん 特性:お好みで 確定技:★オールパージ/コメットパンチ/アクロバット 選択技:とびひざげり/ばかぢから/じわれ/だいばくはつ/アンコール/だいもんじ/10まんボルト/しんくうは/なげつける 努力値:A252 HCS調整 持ち物:くろいてっきゅう/こうこうのしっぽ/こだわりメガネ/きれいなぬけがら/きあいのハチマキ 基本的に★オールパージを積んでから暴れる。先制技にはくれぐれも注意。 眼鏡であっても★オールパージで解除できるため両刀もこなせる。 対ジャバオック 積ませなければ何の問題もない。★バンダースナッチを警戒するなら出来るだけHPがある特殊主体のキャラで攻めるといいだろう。 ★オールパージにより物理型も侮れなくなった。とは言え積まないと何も出来ないのは相変わらず。 見たら速攻で仕掛けよう。先制技も有効だ。 + 進化前考察 グラゴレア タイプ:はがね 通常特性:きけんよち かるわざ ぼうじん HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 グラゴレア 65 40 80 80 70 30 グラゴレア(しんかのきせき) 65 40 130146 80 115131 25 無振り全振り ジャバオック 90 60 100 120 90 40 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) かくとう/じめん/ほのお いまひとつ(1/2) ノーマル/ひこう/いわ/むし/はがね/くさ/エスパー/こおり/ドラゴン/フェアリー いまひとつ(1/4) --- こうかなし どく 基本情報 ジャバオックと比べて耐性は少ないものの、4倍弱点がなく輝石を使えば耐久もわずかながら上。 火力に関してはA特化した際の実数値は101となり、ジャバオックよりはさすがに堕ちるが、 ★オールパージを使うとA177相当となるためそれでも十分な火力になる。 ただし★オールパージにより輝石が失われるため、ジャバオック以上に耐久が下がってしまう点に注意。 またSだが、ジャバオックより遅いため最速★オールパージでも最速シオンはぎりぎり抜けない(準速なら抜ける)。 準速★オールパージで最速S135相当なので、仮想敵を見定めた調整が必要になるだろう。ラインとしては 無振り(実値50 ★オールパージで最速メビウス、メアシープなどを抜ける) 92振り(実値62 無振りフルート抜き抜き、★オールパージで最速ヨキ、準速ツムゾを抜ける) 212振り(実値77 無振りメアシープ抜き、★オールパージで最速ツクモ、準速メガシオンを抜ける) あたりが候補になるだろうか。 とは言えかるわざがあるため、無理に抜こうとする必要はない。 オリジナル要素 技 変化技 タイプ 威力 命中 PP 接触 追加効果 ★オールパージ はがね - - 5 × 自分の『ぼうぎょ』『とくこう』『とくぼう』ランクが1段階ずつ下がり、持っている道具がなくなり、『こうげき』『すばやさ』ランクが3段階ずつ上がる。道具を持っていない場合は使えない。 持物と耐久を犠牲にして攻撃と素早さを一気に3段階も上げる超ド級の積み技。 素のAもSも低いが、それを差し引いてもかなり強力なグラゴレアの生命線。 道具がなくなると言うとデメリットが大きく感じるが、はたきおとすのダメージを減らせ、さらにアクロバットとの相性も良い。 とは言え先制ではたきおとすを受けてしまうと不発になるため注意しよう。 グラゴレアを使う際はまず輝石であるため発動に問題はないが、輝石を失うため一気に耐久が減る点には注意。 特性考察 きけんよち 4倍弱点がなく耐久も高いためジャバオックより優先度は低め。 これを選ぶならかるわざでいいだろう。 かるわざ ほぼ輝石固定なので★オールパージによる発動が基本。 前述のとおりジャバオックより遅いため需要は高く、無振りで最速シオンを抜ける。 調整次第でスカーフ持ちやすいすいメガシオンも抜けるようになるため、選んで損はない。 ふくがん 技の命中率が上がる。対象技はそう多くないが、コメットパンチととびひざげりの命中が100になるのは大きい。 仮想敵が調整で抜けるようならこちらを選ぶといいだろう。 型考察 オールパージ基本型 性格:ようき/いじっぱり 特性:かるわざ/ふくがん 確定技:★オールパージ/コメットパンチ/アクロバット 選択技:とびひざげり/ばかぢから/じわれ/だいばくはつ/アンコール/しんくうは 努力値:HABDS調整 持ち物:しんかのきせき ★オールパージを積んでから暴れる。先制技にはくれぐれも注意。 対グラゴレア 基本的にはジャバオックと同じ。ただし耐久が高くなっている点に注意。 基本的に★オールパージを積んでからの物理型なので、先制挑発とはたきおとすには致命的に弱い。仕掛けてみるといいだろう。 RP設定 正式名称は「ジャバウォック」。機兵と呼ばれる巨大ロボットのひとつで、アーデルハイト・ヘルツベルク、通称アディの乗機。 元は「グラゴレア」という旧式の機体であり、そこに改造を加えたもの。 グラゴレアは旧式ながらも多種多様な大型火砲を装備できるフルアーマー形態と、 それらを放棄することで非常に高い運動性能と機動力を得られるパージ形態が特徴であったが、 応用は利くもののピーキーで運用が難しく、メカニックではあるがパイロットとしては素人のアディには荷が勝ちすぎていた。 さらに度重なる戦闘によって一部が破損してしまったため、そのパーツの多くを流用して新しく機体を設計した。 動作が不安定であったグラゴレアをベースに通常運用できるように改良した結果、 フルアーマー時ほどの多種の武装はなくなったものの、固有武装として、 敵から鹵獲した無線無人戦闘機アークの技術を応用した無線戦闘爆撃機ジャブを2機搭載。 無人機であるためコックピットが不要なのでその分装甲は厚く、側面にブレードが備えられており体当たりも可能。 普段は両腕部に装着されており、銃剣と盾を組み合わせたマルチウエポンとして運用できるほか、 分離することで多方向からの同時攻撃が可能なほか、軽量化したことにより本体の機動性が飛躍的に上昇する。 他に試作兵器の誘導爆弾バンダースナッチを右腕に装備。 これは投擲または射出により炸裂すると勢いよく黒煙が噴出する古典的な煙幕に見えるが、 これは実は粒子状の高密度火薬であり、この中で火砲やビーム砲などの熱兵器を使用すると引火し大爆発を起こす。 2機のジャブとバンダースナッチのほかは通常の対機兵砲とナイフのみが装備されている。 (それ以上の装備も不可能ではないがジャブの操作が煩雑であり、何よりアディのキャパシティを越える) アディは革命軍GIVEの最古参メンバーの一人で、元はとある貧困街のスクラップ屋であった。 政府軍により街が襲撃を受けた際に父親からグラゴレアを託され、幼馴染の男の仲間に加わり、その後革命軍を結成する。 明るく活発で心優しいが抜けている部分も多く、革命軍の中での清涼剤でありムードメーカーでもある。 元が一介の技術屋に過ぎないこともありパイロットとしては他の仲間に比べ未熟であり、 走ろうとして転倒する、広範囲の敵に向けた味方の作戦に巻き込まれるなど足を引っ張ることも多かった。 しかしそれでも自分の追い求める強さ、そして正義を胸に戦い続け、成長していく。 なおアヤは彼女の偽名である。 対戦感想 名前 コメント 使用感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/eldersign/pages/1064.html
期間:2014年8月28日 8 00 ~ 2014年9月4日 18 00 バルバラ森林の奥深くに今までなかったはずの湖が現れたという報告があった。 しかも、その湖の中央にある小島には、見たこともない城塞の存在が認められ、そこから次々と魔獣が出現しているという。 至急、バルバラ森林へ向かい、調査と魔獣の討伐を行ってくれ。 ルールターゲット ネームドターゲット 上位報酬 クエスト影国の城壁 コメント ルール 「バルバラ森林」で限定クエストを受け、調査、魔獣討伐を行ってください。 限定クエスト内で指定された魔獣を討伐することでポイントとなります。 クエストは先へ進むほど難易度が上がっていきます。モンスターを討伐できないとポイントになりませんので、これ以上は進めないと感じたら、クエストを一旦リタイアし、もう一度受け直すのも一つの手です。 ターゲット 討伐 出現クエスト 『影国の城壁』 ジャバウォック基本pts×1+20 ラプシヌプルクル基本pts×1+10 メリュジーヌ基本pts×1 エキドナ基本pts×1 ネームドターゲット セルキー 出現クエスト 『影国の城壁』 パーティ名 『第二の門番』 討伐 敵HPをちょうど0にすると100ポイント、与えたダメージの多さで減点 ユニコーン 出現クエスト 『影国の城壁』 パーティ名 『第三の門番』 討伐 敵HPをちょうど0にすると200ポイント、与えたダメージの多さで減点 影国の女王 出現クエスト 『影国の城壁』 攻撃 100ダメージ毎に1ポイント 上位報酬 スカアハ エンプーサ [部分編集] クエスト 影国の城壁 場所:バルバラ森林 人数 1 参加費 0 Any 報酬 スコア 500500 Anyエルダーサイン ×7 目標 謎の城塞の調査を行う 期限 7 概要 バルバラ森林深部に現れた城塞を調査せよ。また、必要であれば、城塞から現れた魔獣を討伐せよ。 ※攻略情報 クリア条件 影国の女王に勝利 出現モンスター 1 第一の門番 ジャバウォック Lv5 x2 28 Exp 1体がウォークライ持ちでフォールド可 2 第二の門番 ジャバウォック Lv10 x3セルキー Lv10 x1 76 Exp セルキーがヒーリング、後衛のジャバウォックがソニックブーム、前衛のジャバウォック1体がウォークライ持ちすべてフォールド可 3 第三の門番 ジャバウォック Lv20 x2ユニコーン Lv20 x1ラプシヌプルクル Lv20 x1 145Exp ジャバウォック二体がチャージ、ユニコーンがスロウ、ラプシヌプルクルがクルセイド持ちすべてフォールド可 4 第四の門番 ジャバウォック Lv30 x2ラプシヌプルクル Lv30 x2 234Exp ジャバウォックがチャージとペトロガス、ラプシヌプルクルがクルセイドとアムネジアすべてフォールド可 5 第五の門番 メリュジーヌ Lv50 x1ラプシヌプルクル Lv50 x3 472Exp クルセイドとクリティカルスパイクの2体のラプシヌプルクルのみフォールド可能 6 第六の門番 ラプシヌプルクル Lv70 x2エキドナ Lv70 x1サキュバス Lv70 x1 948Exp ペイルムーンとワイアードトーン持ちのサキュバスのみフォールド可能 7 影国の女王 スカアハ Lv90 x1メリュジーヌ Lv70 x1エキドナ Lv70 x1ラプシヌプルクル Lv70 x1 1107Exp フォールド不可 備考 ※vs 影国の女王 行動パターン 隊列 モンスター HP 行動1 行動2 行動3 行動4 行動5 前衛 スカアハLv90 約8000 ウォークライ ゲイボルグ ディスプレイスメント ヒーリング フェイズアウト メリュジーヌLv70 約5000 ヴェンデッタ ジャバー 炎塊 (行動4)? (行動5)? 後衛 エキドナLv70 約5000 月光浴 幽冥の灯 ロッツオブラフ (行動4)? (行動5)? ラプシヌプルクルLv70 約5000 ピース リポーズ ルナエクリプス クルセイド (行動5)? コメント 毎更新ごとに次の敵のヒントがもらえる模様 -- 名無しさん (2014-08-28 19 17 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/1458.html
魔種デッキ Ver3.2 アジルスデッキ ジャバウォックハスターデッキ アジルスデッキ キーカード コスト60 STアジルス キル数によって様々なステータスがアップする主力 候補カード コスト40 STアーチャー 召喚ATKが高く相手のマジシャン主の処理や20コスト荒らしへの防衛がしやすい。 高いATKを生かし召喚状態のまま荒らしにいく事も可能だがHPには注意したい。 コスト10 Cミリア 魔種単デッキでは必須カード。 Cベイルガン ATK、移動速度アップによりアジルスのキルが取りやすくなる。 デッキサンプル1 2TOP型 名前 種族 タイプ コスト ジョブ ステータス アビリティ アーツ STアジルス 魔種 純真者 60 アタッカー 100/80 召喚/覚醒/ムーンスクレイパー - SR蘆屋道満 魔種 退魔者 60 マジシャン 70/110 サクリディフェンスA/サクリディフェンスA/ダメージリミット - STアーチャー 魔種 英霊 40 アタッカー 80/40 召喚/覚醒/エネオブジェアップD (20)無限の剣製 Cミリア 魔種 闇ノ者 10 アタッカー 5/5 モノサモンマナ - Cグレイグル 魔種 狂戦士 10 マジシャン 5/5 トライブサポートA - Cアレイスター 魔種 大戦士 10 マジシャン 5/5 トライブサポートA - Rフィーナ 魔種 妖精 10 ディフェンダー 5/10 モノアップA - 主人公 主人公の種族 主人公のジョブ 魔種 アタッカー US リターンゲート 解説 育成型アビリティを持つアジルスを主力としたデッキ。 このデッキではアーチャーでの防衛から荒らし、相手の出方によってアジルスか蘆屋道満を選択していきたい。 アジルス完成後は積極的にプレイヤーや低コストを狙ってアジルスを育てていこう。 対抗策 ジャバウォックハスターデッキ キーカード コスト50 Cジャバウォック アーロンアップWを持つトランス使い魔。初手に出すには頼りないので次手以降に出したい。 コスト30 Rハスター モノアップWを持つトランス使い魔。対面の使い魔にもよるが初手にも出せるポテンシャルはある。 初手に出せれば。召喚・覚醒したジャバウォックにバトンすると言った芸当も可能。 候補カード コスト30 STカイネ ハスターとの別選択に。但し完成が遅れるのは留意。 Cテュポーン こちらも別選択だが、アビリティをハスター或いはジャバウォックに渡せる。但しジャバウォックに渡す場合はモノアップより凡用性に劣る。 コスト20 Cレッドライダー ハスターより早く荒らしたい場合に。 コスト10 Cミリア 魔種単デッキでは必須カード Cレネゲイド Cかまいたち Cソドム ジャバウォックが単独行動している間に他で他方施設を制圧する、と言った動きが多くなりがちなのでその時に役立つ。 Cメデューサ Cシユウ 同じく施設制圧要員だが脆いので優先度は低め。 Cベイルガン 速度を補強したい場合に。但し、発動させる時だけアローンを切らざるを得ないので注意。 デッキサンプル1 レッドライダー型 名前 種族 タイプ コスト ジョブ ステータス アビリティ アーツ Cジャバウォック 魔種 凶獣 50 アタッカー 60/60 召喚/覚醒/アローンアップW (20)TRANCE Rハスター 魔種 邪神 30 マジシャン 20/30 召喚/覚醒/モノアップW (20)TRANCE Cレッドライダー 魔種 魔人 20 アタッカー 25/15 召喚/覚醒/スピードアップ - Cレネゲイド 魔種 大戦士 10 アタッカー 10/10 ストーンアタック - Cミリア 魔種 闇ノ者 10 アタッカー 5/5 モノサモンマナ - Cかまいたち 魔種 怪異 10 アタッカー 10/10 タワーアタック - Cソドム 魔種 闇ノ者 10 アタッカー 10/10 タワーアタック - 主人公 主人公の種族 主人公のジョブ 魔種 ディフェンダー US リターンゲート 解説 ジャバウォックとハスターをトランスさせ、アビリティ発動時290/290の高スペックアタッカーの完成を目指すデッキ 完成後はジャバウォックハスターを戦闘、それ以外をタワー制圧に当てていく。 高スペックとはいえ、根元ディフェンダーによる数の暴力や大型ディフェンダーに捕まれば死滅してしまう可能性があるため大事に扱っていきたい。 対抗策 ディフェンダーでジャバウォックを集中して狙う事。また、アローンアビリティの常で、周囲に(敵友軍以外の)根元が基本的に居ないので、単独で突出している時はフリッカー等で容易に妨害しやすい。 また、完成させるのに合計260マナ(90+150+20)と割と多めのマナを要するので。タワー戦で徹底的に妨害して完成を遅らせれば大分楽になる。 コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/sundayrowa/pages/187.html
人間――Side_B ◆6LcvawFfJA ジャバウォックと化す寸前、高槻涼はこれから起こるであろう事を悟っていた。 キース・ブラック一人へ向けた憎悪が、アリスの人類全体への憎悪と共鳴していた事を察していたのだ。 そうなれば如何なる事態が生じるのか、最もよく知るのは他ならぬジャバウォックの適合者である。 拙いとは思ったが、その頃にはもはや高槻涼としての意識は僅かしか残っていなかった。 破壊の化身ジャバウォックが精神を支配していく中、投げやり気味に涼は双眸を閉じた。 己の意識を消し、ジャバウォックに身を委ねたのであった。 赤木カツミ無き世界に、高槻涼が在る意味は無いと考えたのだ。 その生きる目的も意味も無くした涼に、暴走する“魔獣”ではなくその中にいる“人間”に呼びかける者がいた。 アーカム財団直属のS級特殊工作員、“スプリガン”の御神苗優である。 涼と同じく、自分の中に眠る破壊衝動と戦い続けてきた男であった。 故に、彼は魔獣に取り込まれた涼に怒りを叩き付けたのである。 されど意識を全てジャバウォックに委ねている涼に、優の叫びなど到達し得ない。 しかしそのような道理を覆すからこそ、スプリガンは恐れられているのだ。 師匠譲りの先読みを駆使した移動法で、優はジャバウォックに拳を叩き付ける。 僅かに帯びた“氣”が、一瞬でジャバウォックを構成する珪素を通っていく。 本当に微かな氣であり、ダメージを与えられるような代物ではない。 が、魔獣の中で眠る涼を起こすには十分であった。 「俺やアンタはフツーじゃねえんだろうが、どう生きてきても何かしら背負っちまうモンなんだとよ、人間ってのはッ! だってのにいちいち拒んでんじゃねえ!!」 声は、届いた。 破壊衝動しか無かったジャバウォックの意識に、高槻涼としての思考が蘇る。 その事に気付いていないだろうが少し攻撃が緩まったのを見計らって、優が拳と蹴りの乱打を放つ。 「ざけんじゃねーーぜ! てめー人間……『高槻涼』をやめちまったのか!? それでいいのかよ!」 喉が張り裂けそうなほどの絶叫と共に、上段蹴り。 この瞬間、高槻涼は完全に目覚めた。 カツミが死んだからといって、何もかもを手放そうとしていた。 キース・ブラックへの憎しみだけで気力を失い、全人類を殺害せんとするジャバウォックを世界に放つところであった。 まだ生きている友人も両親もこうして呼びかけてくれる者までも、危うく殺してしまうところだったのだ。 ジャバウォックを止めるべく呼びかけようとするも、氾濫する怒りの奔流が覚醒した涼の意識を再び飲み込んでいく。 結局、ほんの僅かな時間だけしかジャバウォックを止める事が出来なかった。 ○ いつの間にか、高槻涼は奇妙な場所に立っていた。 己以外には何も無く、ただ空間だけが果て無く広がっている。 ここがいったい何処であるのかは、もう涼には分かっていた。 この場には何度も来ているのだから。 「ジャバウォック」 呼びかけに答える声は無い。 それでも、涼は再び口を開く。 「出て来いよ、分かってんだぜ」 涼が今いるのは、自分の精神世界である。 ある時はこの地でジャバウォックに飲み込まれ、ある時は契約を交わし、ある時は封じ込め、そして先程またしても飲み込まれた。 何故ここがこれほどまでに落ち着いているのかは不明だが、御神苗優が上手くやってくれたのだろうか。 数回名を呼び続け、ようやく涼以外の声が響く。 「選択は為された。汝は、人を憎み破壊を求めた」 低く重い口調。 気付けば、世界全体から光が消え失せ暗くなっている。 自分の足元さえ、涼には確認出来ない。 そんな一寸先も分からぬ世界で、涼は勢いよく右手を伸ばす。 「ああ……、そうだッ。俺はキースを憎悪し、殺意を抱いた! お前が全てを破壊しようとするのを分かってながら、何もかもどうでもよくなってARMSに抵抗するのをやめた!」 涼は過去を否定しない。 そう思っていたのは、紛れも無い事実である。 その上で、さらに続ける。 「だけど今は違うッ! 確かにあの時、俺は破壊衝動に飲み込まれた! でも、もうさせない! 絶対に人類を、残った仲間達まで殺させやしない!」 伸ばした腕の先で拳を握り締め、言い放つ。 「もう、俺はARMSに負けない!!」 暫しの静寂後、闇に包まれていた世界が変化する。 巨大なアザゼルと沢山の人間が周囲に出現し、眼前には短髪のキース・ブラックと赤木カツミ。 咄嗟に駆け出そうとした涼の前で、カツミが嵌めていた首輪が爆発してしまう。 思わず目を見開いてしまうが、涼は上空を見えげて声を張り上げる。 「“これ”は前と同じだ! 効かないのは、お前も分かってんだろ!?」 「あの時は、まだあの娘が生きている可能性があった。だが今は違う。汝も分かっているはずだ」 赤木カツミの亡骸だけを残し、アザゼルや人間が消失する。 「この娘は確実に落命している。にもかかわらず、汝は何故」 ジャバウォックが言い切るのを待たず、涼は告げる。 「無くした物を背負って生きていくのが人間だと、御神苗優が教えてくれた。 まだ残っている物もある。それらを捨てて逃げ出したくない」 数秒空いて、ジャバウォックの声。 「その御神苗優は、我が殺した」 明かされた事実に、涼は言葉を失ってしまう。 だが伸ばした手は戻さない。 時間をかけて思考を落ち着け、ゆっくりと口を開く。 「だったら俺は、御神苗優の思いも背負う。もう二度と拒んで立ち止まっていたくない。俺は……、人間でありたい」 今までより長い沈黙の後、赤木カツミの亡骸が消えて世界に光が満ちる。 涼が手を伸ばしたすぐ先に、ジャバウォックが跪いていた。 「ならば“過去”ではなく“未来”に向けて、我も再び誓おう」 ジャバウォックは傅きながら首だけを上げて、涼を見つめる。 「我は“人間”である汝と共に生き、“人間”である汝と共に滅びよう!」 宣言したジャバウォックの姿が消散し、同時に涼の右腕が激しく震動する。 自分の中で、投げ掛けいるのだろう。 いつもと変わらぬ、あの疑問。 それに、涼は先刻と変わらぬ答えを口にする。 「力が欲しい」 同じ返答でありながら、先刻とは違う。 欲するのは、全てを破壊する力ではない。 全人類を滅ぼす力に、身を委ねるのではない。 諦めて停滞するのは、もう終わりにする。 望むのは、前へと進む為の力だ。 「力が欲しい!」 右手の震動が激しくなり、体内から声が響く。 「ならば……くれてやろうッ!」 右手が弾けるように膨張し、ジャバウォックの物と化す。 何も無い空間目掛け、涼は鋭く伸びた五つの爪を一閃。 無限に続くかに思われた空間に切れ目が入り、世界全体が少しずつ薄れていく。 ○ 目を覚ました時、高槻涼の眼前に広がっていたのは天井であった。 状況を飲み込めていないながらも上体を起こそうとし、己がソファに寝かされていた事に気付く。 首を動かして、周囲を確認。 かなり広い部屋だ。家具の配置からして、ここはリビングであろうか。 自分をここに運んだ人物を探すが、部屋には以外に誰もいない。 全身をARMS化させ服を失った自分の為か、傍らにスーツが置かれているだけだ。 「ここは……、いったい」 ひとりごちて、涼は左手でかけられていた毛布を払い除けようとするも叶わない。 腑に落ちないと左腕に視線を向けてみる。 「なッ!?」 左腕は、二の腕から先が無かった。 その事実を知って、ようやく鋭い痛みが走り抜ける。 激痛に表情を歪めながら、思考する。 腕を喪失したのは、これが初めてではない。 その度に、ARMSの治癒力で以って再生させ事無きを得てきた。 しかし、今回はそうはなっていないようだ。 “ARMS殺し”によって切断されたのであろうか。 詳細は未だ不明であるが、永遠に左腕を失ったことに変わりはない。 それでも、高槻涼は立ち上がった。 己の意志で以って、床を踏み締める。 諦めに取られていた足を、一歩前へ――。 二歩目を踏み出そうとして、廊下からトイレの水を流す音が響く。 続いて、大きな足音と愚痴るような声。 「こんなタイミングかよッ!!」 リビングのドアを勢いよく開けた加藤鳴海の手は、水で濡れている。 床の軋む音を聞き急いで出て来た為、手こそ洗ったものの水を拭う暇は無かったのであった。 【F-4 民家/一日目 早朝】 【高槻涼】 [時間軸]:15巻NO.8『要塞~フォートレス~』にて招待状を受け取って以降、同話にてカリヨンタワーに乗り込む前。 [状態]:疲労中、全身にダメージ小(ARMSによる修復中)、左二の腕から先を喪失(止血済) [装備]:毛布、手ぬぐい(左腕の止血に使われている)、スーツ一式@現地調達(傍ら) [道具]:なし [基本方針]:人間として、キース・ブラックの野望を打ち砕く。 ※左腕喪失はARMS殺しによるものなので、修復できません。 【加藤鳴海】 [時間軸]:20巻第32幕『共鳴』にて意識を失った直後。 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、支給品1~3(確認済み)、高槻涼のリュックサック(基本支給品一式、支給品1~3) [基本方針]:仲間と合流し、殺し合いを止める。戦えない人々は守る。 投下順で読む 前へ:天才アル・ボーエンの仲間達 戻る 次へ:ぎゅっと握って 時系列順で読む 前へ:天才アル・ボーエンの仲間達 戻る 次へ:ぎゅっと握って キャラを追って読む 051 チェイン 高槻涼 089:溢れた感情は単純に 加藤鳴海 ▲
https://w.atwiki.jp/sundayrowa/pages/91.html
人間 ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 僕等はもがき苦しんでるだけの人間様さ。 ◇ ◇ ◇ 高槻涼は、海岸で座り込んでいた。 いや、へたり込んでいると言ったほうが正しいか。 オリジナルARMSとしての運命から抗い続けてきたはずなのに、赤木カツミ一人失ってしまっただけで涼は立ち上がることさえできなくなっていた。 手元にあったリュックサックは確認もせず地面へと置き、虚ろな瞳を水平線へと向けているだけだ。 眼前の海など視界にはなく、カツミの頭部が身体から離れていく光景だけがフラッシュバックし続けている。 どれだけの時間が経過したのかなんて、涼には分からない。 少し月が傾き出していることすらも、目に入っていない。 やがて、涼の脳内に異変が訪れる。 喪失感でいっぱいだったはずの心に、別の感情が生まれたのだ。 『憎い』/(憎い) カツミを喪失した悲しみが、彼女を殺した男への怨恨に変わり始める。 身体に埋め込まれたARMSコア『ジャバウォック』から響く声が、涼の思考とシンクロしていく。 そうならないように、生きてきたはずだった。 ジャバウォックの強い憎悪を、抑えつけてきたはずだった。 苦しみながらも、なんとか耐えてきたはずだった。 これからだって、そうしていくつもりであった。 『憎い! 憎い! 憎い!』/(憎い! 憎い! 憎い!) だが現在の涼には、赤木カツミを失った涼には、憎悪しかない。 ジャバウォックを縛り付ける意味も理由も、先ほどなくなってしまっている。 『――――が、憎い!』/(キース・ブラックが……キースが、憎い!) どくんどくん、と。 鼓動によく似た低音が、涼のなかで響きだす。 身体に熱が籠り、右手を乗せていたアスファルトにひびが入った。 「よう、えーと……高槻涼、だよな?」 近付いてきた何者かが声をかけてきたが、涼の耳には入っていなかった。 もはや彼が聞こえているのは、体内から響く声のみだ。 ジャバウォックから幾度なく尋ねられてきた問い――ただ、それだけ。 「……しい」 「え?」 一拍置いて、涼は言い切った。 「力が、欲しい」 涼の身体に、異変が起きる。 髪が逆立ち、全身に亀裂が走り――姿が変わっていく。 全身の筋肉が膨張して服が弾け飛ぶ。 歯と爪は肉食獣を思わせるほど鋭く尖り、肉体が鉱物じみたものに。 高槻涼は消失し、魔獣・ジャバウォックが殺し合いの舞台に出現した。 『人類(ヒト)が…………憎い!!』/(――――――――) 涼の意識は沈んでしまい、ジャバウォックの声に反応を示すことはない。 ゆえに、怒りをぶつけようとする対象にも気付かない。 ■■■の深すぎる憎悪をすでに知っていたはずだというのに、身を任せてしまった。 ◇ ◇ ◇ 一人の男が、深夜の住宅街を駆ける。 黒い服の上からでも分かるほど鍛え抜かれた身体を持つ、彼の名は加藤鳴海。 目的地など存在しないのだが、それでも足を止めようとしない。 殺し合いの説明の際にキース・ブラックが二人を殺害したとき、彼は何もできなかった。 せめて『殺し合え』と告げられた時点で動き出していたなら、ああはならなかったかもしれない。 考えれば考えるほど動けなかった自分のことが許せず、鳴海は他の参加者を探し続けていた。 ブラックの言葉に従おうとする者を止め、反対する者と手を組み、戦う力を持たない人々を守るために。 自動人形(オートマータ)との戦いにおいて血を流しすぎて意識を失い、目を覚ました途端に『殺し合え』などと命ぜられる。 そのような異常事態においても、加藤鳴海は加藤鳴海として進んできた道を外れる気はなかった。 最後の一人となる気も、笑って命を落とす気も、自分たちが助かるために足手纏いを切り捨てる気も、ない。 このプログラムには子どもまで呼ばれていた。思い返して、鳴海は歯を軋ませる。 彼らは自分で戦うことなどできないだろう。 ならば鳴海の身体は、まだ小さく戦えない子どものためにある。 だというのに、みすみす死んでいくワケにはいかないのだ。 「っと、そこの……!?」 ようやく視界に捉えた影に振り向き、鳴海は言葉を詰まらせる。 そこにいたのは、人と人形。 初めて見るタイプではあったが、人形破壊者(しろがね)が操るマリオネットなのは明確であった。 しろがねとは肩を並べて戦ったのだ。こんなにも早く同志に会えるとは。 と、そこまで考えて、鳴海は自分の考えが甘いことに気付く。 意識を失う寸前に庇ってくれたしろがねたちは、この場には呼ばれていない。 また、しろがねの中にはオートマータを破壊することだけ――本当にそれだけを目指している者たちも多数いるのだ。 「へえ……こりゃまた。兄さん……ククッ、死んでやせんでしたか」 「なに、を言っている……?」 人形の陰から現れたのは、裾の長いコートを羽織った目つきの悪い男。 どうやら自分のことを知っているような口ぶりであるが、鳴海に心当たりはなかった。 マリオネットを操っていることからてっきりしろがねかと思いきや、強面の男は黒髪に黒目である。 最後の生命の水(アクア・ウイタエ)を飲んだ鳴海でさえ、ついに髪が一房ほど銀色になっているというのに。 「奇妙な縁、ってヤツなんですかね。 しかし軽井沢のあんなとこで腕もぎ取られて、どうやって生き延びたんです? そりゃ義手ですかい?」 電撃が身体を走り抜けたかのような感覚が、鳴海の肉体を走り抜けた。 軽井沢という名は知っている。かつて過ごしていた日本の地名である。 となれば眼前の男は、鳴海自身の記憶から抜け落ちてしまった過去を知っているのではないだろうか。 「日本での俺を……知っているのか?」 「へ?」 「俺に何があったのか、教えてくれないか」 男が僅かに息を呑んだのち、真剣な眼差しになる。 「兄さん……アンタ、記憶がねえんですかい」 鳴海が深く頷くと、男はどこから話すかを悩んでいるのか黙り込む。 急に、両者の視界がぶれた――いや、大地が激しく震動した。 すぐに収まったものの、確かに地面に衝撃が走ったのだ。 「……悪い、また後に聞かせてくれ」 鳴海は短く告げると、男に背を向けて走り出す。 何があったのかは分からないが、南が衝撃源であることは分かった。 もしも爆弾などを使ったのであれば、しろがねでさえ危険だ。一般人であれば一層、さらに子どもであれば―― 「待ちなせい」 男が鳴海を引き留めながら、両手の指を小刻みに動かす。 指一本一本に取り付けられた糸に操られ、マリオネットの足に付属したキャタピラが回転を始める。 少しずつ動き出したマリオネットに乗り、男は言葉を続けた。 「ジョージの野郎とは離れちまったが……兄さんといても、退屈はしなそうだ。 ま、あたしゃ兄さんと違って、わざわざノーギャラで人助けなんて気はねえですが。連れてくくらいなら構いませんぜ。危なくなったら一人で逃げやすがね」 口元を吊り上げた男に、鳴海も笑みを返してマリオネットに飛び乗った。 鳴海がマリオネットに掴まるのを待って、男は腕ごと指を動かす。 キャタピラが激しい回転音を立てて、一気に加速していく。 「すまねえな、えっと……」 自動車と変わらないほどの速度となったマリオネットの上で、鳴海は口を開く。 直接風を身体に受けてしまうが、特に動じた様子もない。 視線を前方から離さずに糸を繰ったまま、人形遣いの男は返答する。 「阿紫花ですよ。ついでに言やあ、この懸糸傀儡はグリモルディ」 「ありがとよ、阿紫花さん!」 「…………兄さんにそんな呼び方されると、鳥肌が立ちやがる」 阿紫花の指が微かに乱れ、グリモルディが斜めに傾いた。 ◇ ◇ ◇ 全身黒ずくめに、左目部分だけが開いた仮面。 後ろ髪と前髪を長く伸ばしており、黒いコートの袖は長く、ほとんど肌は見て取れない。 見えるのは、左目とピアスをつけた両耳くらい。 そんな近寄り難いを風体した紅麗は、海岸で立ち尽くしていた。 先刻の震動にも狼狽えることなく、一点だけを見つめている。 左目に映るのは、高槻涼であった魔獣。 だいぶ離れているが、障害物がない平地である以上は彼の視力ならば視認することはできる。 キース・ブラックについての情報を得るために接触しようと思っていた矢先に、涼は暴走したのだ。 魔獣の唸り声が大気を切り裂いて、鼓膜を震わせる。 赤木カツミという少女を殺された際の高槻涼の叫びが、紅麗のなかに蘇る。 紅麗が心を寄せていた相手も、紅麗の目の前で殺害された。 そのときも、気付かぬうちに設置されていた爆弾によって――であった。 「そうか」 長い袖の下で、紅麗は拳を握りしめる。 鈍い音を立てて、関節が鳴った。 「それが貴様の選択か」 涼と同じく、紅麗も喪失している。 愛していた女性だけでない。 両親も、一族も、信頼を寄せていた仲間もだ。 それでも、紅麗は決して止まりはしない。 何度も止まりそうになったが、そのたびに戦場へと舞い戻っている。 失ってきた者たちが信じた自身の目的を果たすために。 「失望したよ、高槻涼」 紅麗は、涼に関心を寄せていた。 自身と同じように愛していた人間を殺害されたからという、理由だけではない。 いち早くこのプログラムを破壊して帰還するためには、彼の知識と異能が必要だと考えていたのだ。 その興味も、もう霧散してしまった。 戦うべき相手を見定めることもできず、見境がなくなってしまうのなら、そんなものは邪魔なだけだ。 何より――思い人を殺害した男にとって都合よく動いていることが、かつての誰かを見ているようで気に入らない。 魔獣の元へと歩み出した紅麗の身体を、微弱な炎が覆っていた。 ◇ ◇ ◇ 「――ちッ!」 派手な舌打ちを鳴らし、御神苗優は横に跳ぶ。 ジャバウォックの右拳をあわやというとこで回避し、カウンター気味のハイキックを顔面に叩き込む。 相手の勢いを利用してのカウンターであったのだが、ジャバウォックはのけ反るどころか微動だにせず左腕を伸ばしてくる。 身体を捻るも、避けきれずに頬に傷が入る。 だが、優もまた動じない。 眼だけでなく己の五感全てで相手の動きを追っている優には、読めない攻撃ではなかったのだ。 あえて離れずに距離を詰めたままでいたのには、理由がある。 リュックサックは戦闘開始とともに放り投げたが、武器は手元に置いたままだ。 ポケットから蔵王というらしい玉を取り出し、両刃の片手剣を取り出す。 「ッ、らあ!」 斬撃を受けようと出て来たジャバウォックの右手に、刃が入っていく。 優が持つ片手剣は、精神感応金属(オリハルコン)と同系金属であるヒヒイロカネ製だ。 ARMSの肉体とはいえ、切り刻めない道理はない。 「なっ!?」 優は、自身の目を疑った。 ジャバウォックが勢いよく右腕を横に振り、肘から先をもぎ取ったのだ。 唖然とする優の前で、ジャバウォックの右腕が再生する。斬り落とした腕が地面に落下するよりもい。 (細胞復元能力がイカレてやがる……っ!) 再生を終えて攻撃を再開しようとしたジャバウォックに、優はタクティカルベストから取り出した巨大な拳銃を向ける。 フェイファー・ツェリザカという名のそれは、象や装甲車とて相手取ることができる逸品だ。 使う人間のことを考えずに破壊力だけを求めた代物ゆえ、並の軍人でも反動で腕を持っていかれてしまうだろうが、優はスプリガンだ。 アーカム財団直属のS級特殊工作員であるスプリガンに、使いこなせぬ銃器など存在するはずがない。 重量六キロの化物銃を片手で操り、ジャバウォックの両膝を二回ずつ撃ち抜く。 「そんなもん続けてたら、体内のエネルギーが尽きちまうぞ!?」 倒れこんだジャバウォックを見下ろしながら、優は声を荒げた。 彼には、高槻涼を殺害する気はない。 大切なものを失う悲しみを、優はよく知っている。 手当たり次第に破壊したくなる気持ちも、分からなくはない。 だからこそ赤木カツミを殺害されて歯止めが利かなくなった涼を、見てはいられなかった。 怒りをぶつけるべき相手ではなく、無関係の人間を相手するなど―――― 「いまのお前は、キース・ブラックの言いように操られてる殺人機械(キラーマシーン)じゃねえか!!」 言葉の半ばで、ジャバウォックが急再生をして跳び上がった。 予期していなかった動きに焦った優が引き金を引くも、ジャバウォックは止まらない。 肩に巨大な穴を開けながらも、優に拳を叩き込んだ。 「グ、ァ……」 優は弾丸の切れた拳銃を捨ててバックステップで距離を取りながら急所を庇ったものの、ガードの上からでも威力は凄まじかった。 「…………AMスーツを着てりゃあよかったと、心から思うぜ」 地面を数回バウンドしながら二十メートルほど吹き飛んだ優が、よろめきながら悪態を吐く。 そんなものみ耳を貸そうともせず、ジャバウォックが飛びかかっていく。 最後の銃撃によって空いた穴は、すでに埋まってしまっていた。 獣人(ライカンスロープ)を元に作り出された合成獣(キメラ)の姿が、優の脳裏を過る。 もともと高槻涼が人間としての姿を持っていたことから同じものとは思えないが、再生速度は合成獣に匹敵していた。 肉薄してくるジャバウォックを見据えながら、優は思う。 涼はなぜこれだけの力を持っていながら、ブラックに仕掛けたときは右腕だけを変化させていたのだろう――と。 (……簡単じゃねえか。俺と変わらねえ) 優は、自分のなかに眠る殺人機械としての能力を恐れていた。 力を解放して、自分が人間ではなく機械となることが怖かったのだ。 おそらく、涼もそうだったのだろう。 腕だけでなく、自分の全身が人間でなくなってしまうことを避けたかったのだろう。 だというのに、どうしていまはこうなっているのか。考えるまでもない。 怒りに任せて、嫌っていた力に身を委ねているのだ。 自分にも使いたくない力があるこそ、自分だって何度も失っているからこそ、優は涼のことが気に入らなかった。 「はッ、知ったことかよ! こちとら、両親から始まって三ケタじゃ足りねーくれー失ってんだ! 甘ったれてんじゃねーぜ!」 目を見開いて、優は言い放つ。 さながら彼の師匠である朧のような動きで、振り下ろされたジャバウォックの拳を掻い潜る。 「俺やアンタはフツーじゃねえんだろうが、どう生きてきても何かしら背負っちまうモンなんだとよ、人間ってのはッ! だってのにいちいち拒んでんじゃねえ!!」 鳩尾に右ストレートを叩き込んだのち、続くように左拳を打ち込む。 薙ぎ払われたジャバウォックの爪を五感で感じ取って、やり過ごしてから足を払う。 体重を前に向けていたこともあり、ジャバウォックはよろめく。 それを好機とばかりに、優は両手と足を交えてラッシュを浴びせていく。 「ざけんじゃねーーぜ! てめー人間……『高槻涼』をやめちまったのか!? それでいいのかよ!」 一際大きい動作で放たれた上段蹴りも、ジャバウォックを数歩後ずさりさせるだけに終わる。 渾身の一撃がこれといったダメージを与えられなかったことに優は表情を険しくするが、反撃は即座には来なかった。 腹部に浮き出てきた高槻涼の顔面が、困惑したような表情で首を傾げるだけだ。 勘付いた優が駆け寄って声をかけようとするも、その前に涼の顔はジャバウォックの体内に沈んでしまう。 しかし一度姿を見せたことから、まだ涼は人間に戻れる、と優は確信した。 (とりあえず、もう一度追い詰めれば――ッ!?) 優の思考は、そこで切り上げられた。 ジャバウォックが、その巨体に似合わぬ速度で迫ってきていたのだ。 このままでは鋭い爪が腹部を貫いてしまう。 回避することは不可能だと判断し、優は致命傷を受けてしまわないように左腕を出す。 結果を言おう。 ジャバウォックの爪が、優の肉体を貫くことはなかった。 横合いから放たれた猛火により、ジャバウォックは吹き飛ばされたのだ。 「『発火能力者(ファイアースターター)』……!?」 掌から炎を飛ばした紅麗に視線を向け、優はぽつりと漏らす。 だが同時に、その考えが誤っていることにも気が付いていた。 彼の知る見た相手を炎上させる発火能力とは、まったく違っている。 わざわざ視界を遮る仮面を被る理由もなければ、そもそもの威力自体が遥かに格上だ。 僅かな時間しか確認できなかったが、炎からは妖気のようなものも感じ取れた。 おそらく単純な発火能力というより『魔術』や『呪術』のほうが近いのだろう。 そう結論付けた優の前で紅麗は再び炎を放ち、立ち上がったジャバウォックに追撃を喰らわせる。 「目障りだ、消えろ」 他者を射抜くようなプレッシャーを抑えようともせず、紅麗は短く吐き捨てた。 砂煙のなかにいるジャバウォックだけを見据えて、顔を向けることすらしない。 自分を避けるように炎を放っておいての口ぶりに、優は小さく笑った。 「んなこと言っても、炎だけじゃ倒れねえみてえだぜ」 二度も炎の直撃を受けたジャバウォックは、すでに体勢を立て直していた。 治癒も終わったらしく、万全の状態となっている。 両手を広げて唸り声をあげているジャバウォックを眺めながら、優は手放していたリュックサックから小麦粉の袋を取り出す。 「これバラまいたら頼むぜ」 優が言わんとしていることを理解したのか、紅麗は飛ばしかけていた炎を掻き消す。 背部から空気を放出して加速しているジャバウォックに、優は思い切り袋を放り投げる。 業務用の大きなものだが、ジャバウォックにダメージを与えるほどのものではない。 鋭い爪であっさり薙ぎ払われ、小麦粉が舞い上がる。 その飛散する瞬間を狙い、紅麗が炎を射出した。 粉の一つに引火した炎が、大気中の小麦粉に燃え移っていき――粉塵爆発。 密室のほうが起こりやすいが、屋外だとしても小麦粉が辺りに散らばってしまう前にすべてに炎を放てば起こすことはできる。 炎が上がるのは僅かな時間だけで、すぐに消えてしまう。 そう、粉塵爆発だけならば。 爆発を見据える紅麗の両肩から、天使じみたな大きな翼が伸びている。 赤く、紅く、燃え盛る翼が。 「翅炎」 静かに告げると、翼の羽一つ一つが拳大の炎弾と変化して放たれる。 機関銃のような速度で飛ばし続けても、炎弾が尽きてしまうことはない。 撃ち出すのと同じ速度で、新たな羽が生み出されているのだ。 金属を焼いたような臭いと黒煙が辺りに立ち込めるが、紅麗は一向に攻撃をやめようとしない。 「お、おい。アンタ、そろそろ……」 見かねた優が声をかけるが、翅炎は止まらない。 「アイツ、いまの姿じゃ分からねえかもしれないけど、最初の部屋で――」 「高槻涼だろう。知っている」 鬱陶しく思ったのか、紅麗は振り向かずに応える。 「だが、それがなんだと言うのだ。 暴走して手当たり次第に破壊せんとする獣など、プログラムを破壊する上で障害となるだけだ」 優は、言い返すことができなかった。 まだ涼が人間に戻ることができると信じているが、確証なんてない。 プログラムを叩き潰す上で障害となるという意見も、もっともだった。 自分たちスプリガンの仕事は人殺しではないが、どうしても任務の邪魔になるのなら殺すしかない。いままでだって、何人も殺してきた。 そんなことは、よく分かっているのだ。 ただ、ジャバウォックの腹部に浮かんだ涼の顔が、優の脳内から離れない。 ――――唐突に、ジャバウォックの咆哮が大地を震動させた。 瞬間、炎のなかから何かが飛来する。 フェイファー・ツェリザカの弾丸を体内で精製しなおしたことなど、ジャバウォック以外には分かるはずもない。 紅麗はすんでのところで跳躍して回避したが、優は思考から復帰するのが遅れてしまう。 胸に撃ち込まれた弾丸は、肉も骨も臓器も根こそぎに奪い取って貫通する。 口と胸から大量の血を流しながら、優はくずおれた。 「くッ!」 もはや戦力とならないであろう優から意識を外し、紅麗は空中で自らの幻影を無数に作り出す。 別魅という技術で生み出された身代わりは、見抜くことなど不可能と言っていい。 相手が飛び道具を使うのならば、的を増やしてしまえばいいだけだ。 その紅麗の考えを見抜いているかのように、ジャバウォックは銃口に変形していた右腕を元の形状に戻す。 にたりと笑って、ジャバウォックは口を動かす。 ARMSを持たぬ紅麗にARMSの言葉は届かないというのに、不思議と意味が理解できたような気がした。 ジャバウォックがその鋭い爪で何もない空間を払うと、たった一薙ぎで紅麗の幻影はすべて切り刻まれた。 『空間ごと』幻影を切り裂いたのである。 いや、幻影だけではなかった。 何とか致命傷は免れたものの、着地した紅麗は脇腹から血を流している。 地に膝を付けた紅麗を意に介さず、ジャバウォックは死にかけの優へと意識を向けた。 立ち上がることもできず、優は晴れていく煙を眺めている。 ようやく露になったジャバウォックの姿は、かつてのものとは変わっていた。 まるで熱した金属のように、赤黒く輝いているのだ。 悠然と歩み寄ってくる魔獣を、見ることしかできない。 一歩進むごとにコンクリートが焼ける臭いが、鼻を刺激する。 そして、ついにジャバウォックが止まり腕を掲げた。 不甲斐なさに歯を噛み締める優の前に、男が割って入る。 その背中が、優にはやけに大きなものに見えた。 男は腰を低く落として鋭く息を吐くと、ミサイルのような弾道で正拳を放った。 ◇ ◇ ◇ 「あの腕は……」 胸に穴を開けた青年に歩み寄る巨大な化物。 その様子を見て咄嗟に飛びかかった加藤鳴海が、何か引っかかるかのように呟く。 が、すぐに考えるのをやめて、抱え上げた優を阿紫花が操るグリモルディの元へと動かした。 「アンタ、氣法師か……?」 「いや……ただ中国拳法を習っていただけだ。難しいことはできねえ……」 横たわらせた優からかけられた言葉に、鳴海は申し訳なさそうに応える。 生命の水を与えたところで助からないのは明白だ。もしも医療に使うことができるほど、気の熟練者であったのなら―― そんな鳴海の考えとは対照的に、優は口角を吊り上げた。 攻撃を受けたジャバウォックが蹲ってしまったのも、中国拳法の使い手だというのなら頷ける。 そして氣を使えるのならば、ジャバウォックを止めることもできるはずだった。 「アイツ、最初の場所にいた高槻涼だ」 鳴海が絶句してしまう。 思っていたことがそのまま表情に出る男らしく、迷っていることが見て取れた。 「ヤワな攻撃じゃ死にゃしねえよ。 全力で氣を叩き込んで、暴走しちまっているアイツを眠らせちまってくれ」 優に背中を押され、鳴海がジャバウォックへと向き直る。 誰かを救うために戦うという、鳴海を最も強くするシチュエーションがここに展開された。 「おォォォォォォ!!」 鳴海とジャバウォックの咆哮が重なった。 思い切り地面を蹴る鳴海だが、遅い。 人間のレベルを超えたスピードとはいえ、戦闘に特化したオリジナルARMSを相手にするには遅すぎる。 不意を突いた先刻とは違い、やはり正面からではジャバウォックのほうが早い。 そのことに気付いているのは、当事者たちだけではない。 横になったままで眺めている優からしても、明確であった。 銃は手放してしまったし、そもそも弾丸が尽きている。 ヒヒイロカネ製の剣は手元にあるが、刃が届くはずもない。 ジャバウォックの意識を一瞬でも奪えれば、それでよいのだ。 せめて石でも――と手を伸ばした優の手が、奇妙なものを掴んだ。 鉱物のようで生物のような、そんな物体。 視線だけを飛ばして確認してみると、少し前に斬り落としたジャバウォックの腕であった。 落下の衝撃で千切れたらしい爪を掴んで、優は投擲する。 立ち上がることもできず、力も入らない上にまともなフォームですらない。 普段のスピードにはまったく及ばない。 しかし優の球は本来時速四百キロ。少しばかり遅くなったところで、それでも十分な速度だ。 接近してくる鳴海を払おうとしていたジャバウォックの左二の腕に、自身の爪が突き刺さった。 抜き取ろうと左手を伸ばすジャバウォックだが、それより早く炎の天使が爪を握り締めている。 「やれ、紅」 傷口を焼くことで無理矢理に止血した紅麗が、戦闘に復帰したのだ。 主の指示を受け、紅という炎の天使が爪を一閃した。ジャバウォックの腕が宙を舞う。 またしても、ジャバウォックが声を張り上げる。 だが今回はこれまでの雄叫びとは違い、痛みに対する絶叫だ。 その悲鳴は、半ばで止まってしまう。 加藤鳴海が、ついに辿り着いていたのだ。 体内の気を残らず放出する気持ちで、全身全霊の正拳。 斬り落とされた腕が落下するのと同時に、ジャバウォックは倒れこみ――――高槻涼の姿となった。 ◇ ◇ ◇ 来た道を引き返すように、鳴海は走る。 背中に高槻涼を背負い、首にリュックサックを二つぶら下げている。 どうにか暴走を止めたとはいえ、涼の肉体が受けたダメージは大きい。 まるでしろがねであるかのように傷が修復していたが、なぜか左腕だけは血が止まらなかった。 そのため一度通った住宅街に戻り、適当な民家で安静にさせねばならない。 そうでなければ、涼を止めた意味がないのだ。 御神苗優と名乗った青年が命を賭したというのに、助けられた彼までも死なせるワケにはいかないのだ。 本当は阿紫花の操るグリモルディに乗せたほうが速いのだが、彼と紅麗は優が引きとめた。 なんでも最期に話があるらしい。となれば無理は言えなかった。 だから、全力で加藤鳴海は走る。 どうにか高槻涼を死なせてしまわないように。 【F-5 北部路上/一日目 黎明】 【高槻涼】 [時間軸]:15巻NO.8『要塞~フォートレス~』にて招待状を受け取って以降、同話にてカリヨンタワーに乗り込む前。 [状態]:気絶中、疲労大、全身にダメージ大(ARMSによる修復中)、左二の腕から先を喪失 [装備]:なし [道具]:なし [基本方針]:―――――――――――――――――――― ※左腕喪失はARMS殺しによるものなので、修復できません。 【加藤鳴海】 [時間軸]:20巻第32幕『共鳴』にて意識を失った直後。 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、支給品1~3(確認済み)、高槻涼のリュックサック(基本支給品一式、支給品1~3) [基本方針]:仲間と合流し、殺し合いを止める。戦えない人々は守る。ひとまずF-4の民家で、涼を安静にさせる。 ◇ ◇ ◇ 「仮面の兄さん、本当によかったんですかい?」 阿紫花の軽口を叩くような口調に、紅麗は反応を示さない。 紅麗は高槻涼を殺害するつもりであったのが、優の言葉を受けていったん止めたのだ。 キース・ブラックに関する方法はいずれ必要になるものだし、もしものときは今度こそ殺害すればいい。 その内容に異論はないが、だからと言って従ったと思われるのも気に入らなかった。 「御神苗優、用件を言え」 涼が去った以上、紅麗にこの場にいる必要はない。 ただ、優が引きとめたからいるだけだ。 「……お前、このプログラムを破壊する、って言ったよな」 「何度も言わせるな。このような児戯で時間を浪費するほど、私は物好きではない」 即座に返された言葉に、優は頬を緩めた。 力がほとんど抜けてしまっている身体に喝を入れて、右手を動かして蔵王からヒヒイロカネ製の剣を取り出す。 「首輪、いるだろ。取れよ」 それだけ言って、優は片手剣の刃を握って柄を紅麗へと伸ばす。 プログラムを破壊する上での大きな障害の一つが、首輪だ。 主催者に命を握られているのと同義であるのだから。 優も紅麗と目的が同じであったからこそ、そのことは分かっている。 だからこそなんとしても解除せねばならないが、そのためにはいくつか分解せねばならない。 首輪を回収するために、誰かを殺したり死体を傷つけねばならない。 そのことが優はずっと気がかりであったが、死に行く自分から取るのであれば躊躇はない。 加藤鳴海には――暴走していたのが高槻涼だと知ったときに戸惑っていた彼には、頼むことはできなかった。 ゆえに、ためらうことなく行動に移すことができる二人を残したのだ。 紅麗のほうはすでに行動を見ていたし、阿紫花は眼光から悟ることができた。 「俺の名簿の裏に、考えがまとめてある。役に立つかは分からねーがな」 紅麗が片手剣を掴んだことを感覚で認識した。 もはや、視界は曖昧だ。 ほとんどが霞がかってしまっている。 それでも、優は紅麗が剣を振り上げたことを肌で感じる。 ――――他人には愚かに見える行為でも、常にあなたにとって一番いい選択をしなさい。 この場にもいるらしい師が残した言葉が、優の脳内で響く。 まだ人間に戻れると信じて高槻涼を生かしてしまったのは、いま首を斬り落とそうとしている男からしてみれば愚かな選択かもしれない。 けれど、優にとっては一番いいと思えた選択だったのだ。 殺人機械であった自分が、何度も殺人機械に戻ってしまった自分が、人間として戦ったのだ。 ならば、涼もなんとかなるのではなかろうか。 などと考えている優の前に、一人の少女が現れる。 「お前かよ」 この状況で、いきなり現れることなどありえない。 そもそもほとんど視界は曇っていたというのに、なぜやたらと明瞭なのか。 死に際に幻を見るという話はよく聞くが、これほどまでにはっきりと幻であると分かるものなのだろうか。 まあいいか――と半ば投げやりに決めて、優は口を開く。 どうせどこかでうまくやっているだろう遺跡荒らしの少女に向けて、一言だけ残すことにした。 「死ぬなよ」 【御神苗優 死亡確認】 【残り74名】 【F-5 海岸/一日目 黎明】 【阿紫花英良】 [時間軸]:20巻第33幕『合流』にて真夜中のサーカス突入直後。 [状態]:健康 [装備]:グリモルディ@からくりサーカス [道具]:基本支給品一式、支給品0~2(確認済み) [基本方針]:さぁて、どうしましょうかね。 【紅麗】 [時間軸]:22巻210話『地下世界の消滅』以降、SODOMに突入するより前。 [状態]:脇腹に傷(処置済み)、疲労中 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、支給品1~3(確認しているか不明)、首輪(御神苗優) [基本方針]:プログラムを破壊し、早急に帰還する。そのために役立つ人物や情報を手にしたい。 【支給品紹介】 【小麦粉@ARMS】 御神苗優に支給された。 高槻涼たちが通う高校の家庭科室に保管されていたもので、涼が粉塵爆発に用いた。 【ヒヒイロカネ製の剣@スプリガン】 御神苗優に支給された。 KGB極東支部の諸刃功一が所持していた両刃の片手剣。 なお、ヒヒイロカネは精神感応金属(オリハルコン)と同系金属である。 【フェイファー・ツェリザカ@現実】 御神苗優に支給された。 全長550mm、重量6kg、装弾数5、60口径で15.24mmライフル弾を使う。 装甲車を相手にできると言われるほどの凄まじい威力を誇る。 その分反動も大きく、下手に使うと持っていた腕ごと後ろに吹っ飛んでいく。 予備弾はなかったようだ。 【グリモルディ@からくりサーカス】 阿紫花英良に支給された。 誘拐組の尾崎がもともと使っていた懸糸傀儡で、のちに阿紫花英良が使用することになる。 キャタピラによる高速駆動や、首を伸ばしたり回転させるギミックを用いた戦闘を得意とする。 【備考】 ※一日目黎明に、F-5海岸を中心としてジャバウォックが大地と共振しました。 投下順で読む 前へ:思考する機械、あるいは―― 戻る 次へ:とぼけた現実も原色で塗り替えてしまえ 時系列順で読む 前へ:魔王と英雄の消失 戻る 次へ:とぼけた現実も原色で塗り替えてしまえ キャラを追って読む 000 OP『胎動~インディケイション~』 高槻涼 051 チェイン GAME START 加藤鳴海 GAME START 阿紫花英良 027 とぼけた現実も原色で塗り替えてしまえ GAME START 紅麗 GAME START 御神苗優 GAME OVER ▲
https://w.atwiki.jp/virtualrowa/pages/102.html
アスナの全神経がその危険性を声高に伝えてくる。 自分だけでなく、世界その物までが鳴動しているかのような圧倒的な何かを それは持っていた。 「■■■■■■■■■」 その怪物は咆哮する。 何の意味を持っているのか、全く分からない。分からないが、ただ威圧感があった。 アスナの脳裏に過るのはアインクラッドでの死闘だ。 ゲームでの死が真の死へと繋がる、永遠の一瞬を過ごしたデスゲーム。あの時、強大な力を持つボスに対して抱いた絶望感を思い出した。 時代は変わった筈だった。もうゲームは、楽しむことを第一に考えればいいはずだった。 だが、自分はこうして再び死に向かい合っている。 その現実を、アスナは今再認識していた。 「うふふ、今度はジャバウォックを相手にしてね、妖精さん」 「ウフフ、楽しいお茶会はまだ終わらないわ」 少女たちはその怪物――ジャバウォックを間に挟み、アスナに変わらぬ笑みを浮かべている。 その姿を見ながら、アスナは下唇を噛む。刺剣を握る手にじんわりと汗が滲むのをアスナは感じ取った。 倒せるだろうか。正直なところ苦しいように見えた。 「行くわ」 だが、戦うしかないだろう。ここで倒れる訳には行かないのだから。 その決意を抱え、刺剣を携えて敵と相対する。 「■■■■■■■■■」 ジャバウォックが雄叫びを上げる。拳を振りあげ、その力を解放する。 アスナはその動きを見極め、身をひるがえし回避する。速い。一瞬の攻防ながら、敵は見た目に反し決して鈍重ではないということを知った。 間をおかず、ジャバウォックはそこに更なる一撃を加えようとする。アスナは態勢からして、一瞬の内に回避が不可能だと判断する。 代わりに剣によるパリィを狙い、拳の中心に剣を振るう――途端に衝撃がやってきた。 「あっ……!」 選択、タイミング、共に完璧な筈だった。だが、アスナは拳の威力を殺し切れず吹き飛ばされ地面を転がった。 それはひとえに敵の圧倒的なパワーによる。小手先の技術など吹き飛ばすほどのパワーとスピードを、ジャバウォックは持っていた。 アスナはすぐに立ち上がり、再び剣を構える。手がびりびりと痺れ、持つ手が僅かに震える。 手に残るダメージから、少しでも威力を攻撃を殺せていなかったら死んでいただろうということを、努めて冷静に認識しようとする。 アスナは前を向き、ジャバウォックをキッと睨んだ。 強い。桁外れの力をこのモンスターは持っている。これがMMORPGなら単純なレベル不足、あるいはゲームバランスの悪さを指摘しているところかもしれない。 ジャバウォックの向こうで、二人の少女が楽しそうに笑みを浮かべている。彼女たちが何もする様子がないのは幸いだが、何時あの光弾が飛んでくるとも思えない。 どうする。アスナは考える。現状の装備では絶対に倒せそうにない。だが、撤退を許すような敵だろうか。こちらには羽があるが、恐らく逃げようとすれば少女たちも動く。 と、そんな一瞬の逡巡を突いてか、ジャバウォックが再度の突進を放ってきた。アスナは思考を打ち切り、研ぎ澄ました感覚を持ってそれに対抗しようとする。 一手二手、と敵の攻撃をその身のこなしを用いて躱す。ガードが意味をなさないことは先の一撃で学んだ。 では、どうするか。カウンターしかない。 敵の三手目。無慈悲かつ強大な一撃がアスナに迫り、全身が死と対峙することを認識する。 そんな中アスナは今度は躱すのではなく、その一撃に寧ろ突っ込むように地面を蹴った。 Break――その一撃はそれまでに比べると大振りであり、隙も多そうだ。そう判断したアスナはその一瞬を隙を突き、刺剣による刺突を放つ。 決まった。敵は予想外の一撃を喰らい、態勢を崩している。やるならば今だ。 アスナはそこでジャバウォックの巨大な胸板に向かい拳を叩き込む。《拳術》スキルのよる攻撃だ。 専用のアーム装備をしていないので威力はないが――それでもそこにスタン効果が付与される。 「はぁ!」 スタンによる硬直を見せたジャバウォックにアスナはソードスキルを叩き込む。 といっても刺剣で使えるスキルはそれほど多くはない。 先と同じく《スター・スプラッシュ》八連撃だ。 刺して突いて抉って穿つ。システムアシストに後押しされた驚異的な速度による連続技を叩き込む。ジャバウォックは苦しそうに身を捩った。 だが、届かない。 「まだ……!」 アスナは息を呑む。スキルを叩き込まれた敵は僅かに態勢を崩したが、だがそれだけだった。 スタン状態が切れたジャバウォックは、アスナに受けた一撃などなかったことのように攻撃を開始した。 これがボスモンスターであるのなら驚きはない。だが、これはあくまで対人戦――PvPではないのか。思わずアスナは少女を見たが、そこには変わらない様子の彼女たちがあるだけだ。 そこにジャバウォックの無慈悲な一撃が―― 「アスナ!」 来る前に声がして、黒い影がジャバウォックに迫った。 「トリニティさん!」とアスナは叫んでいた。助けにきてくれだのだろう。そのことに対する感謝はあるが、しかし同時にこの敵の危険性を知らせようというニュアンスも叫びには含まれていた。 バットを振りかぶるトリニティにジャバウォックは反応。アスナから攻撃対象を変更し、そのまま拳を放つ。 その神速の一撃がトリニティの拳に吸い込まれる。 「……!」 思わず目を覆いそうになったアスナだが、しかしトリニティはそこで想像外の動きをしてみせた。 ふわり、と空中で浮き上がり、そこで一旦静止したかのように見せた後、ありえない角度からジャバウォックに対し蹴りを放った。 物理法則上不可能な筈の動きからの反撃によりジャバウォックは身を崩す。蹴りを決めたトリニティはぱっと身を後方に放ち、ジャバウォックから距離を取る。 その際にバットがその手から落ち、からんという音が場に響いた。 「新しいお姉ちゃんだわ、わたし(アリス)」 「一緒に遊びたいね、わたし(ありす)」 少女たちの声が響く中、トリニティはアスナの近くにまでやってきた。 無論ジャバウォックへの注意と警戒は怠らず、二人は顔を会わせず言葉を交わす。 「大丈夫? アスナ」 「はい、私は大丈夫です。でも……」 二人の視線の先には少女と巨大な怪物が居る。 今のところぎりぎり凌いではいるが、このままではジリ貧なのは確かだろう。 少女たちとずっと戦い続けているアスナは勿論、トリニティもまた一瞬の攻防の内にそのことを理解していた。 「私が囮になる。だから、アスナ。機を見てあの娘たちを頼むわ」 トリニティが言う。確かに、このままジャバウォックを相手にしていても勝機はないだろう。 そして、恐らくジャバウォックはあの少女たちのテイムモンスターに類似した何かだ。 トリニティも少女たちの様子からそう推測したのか、そうアスナに告げた。 「…………」 「現時点ではそれしかないわ」 アスナは沈黙する。 ジャバウォックに対する有効打を持てない以上、それを操っていると思しき少女たちをどうにかするしかないだろう。 そして強襲に向いているのは飛行能力を持つアスナの方だ。不意を突き、少女たちに一撃を浴びせることができれば撃破まで行かなくとも撃退まではいけるかもしれない。 アスナは黙って頷き返した。 元より時間はない。ジャバウォックの力が迫ってくる。 トリニティはジャバロックに向かい駆けだす。壁役(タンク)は危険が多い。それを押し付けた以上、失敗は許されないだろう。 アスナはトリニティがジャバウォックを押さえているのを尻目に、再び杖を取り出しスペルワードを詠唱する。 素早い口調で紡がれたそれが完成すると、アスナの目の前に凝結した氷のナイフが現れる。 と同時に視界に青い交点が四つ現れる。非ホーミング型スペルの照準点だ。 それを少女たちに定め、杖を振るい解き放つ。 二人にそれぞて二本、遅れて二本。薄青い軌跡を残しながら夜の闇を切る。 トリニティとジャバウォックの戦いを眺めていた彼女たちに青の刃が迫り―― 「あら妖精さんはジャバウォックと遊んでくれないの?」 「じゃあ、わたしたちと遊びましょ」 だが、それを難なく彼女らは回避する。光を伴い転移し、少し外れたところに出現する。 それが狙い目だ。 アスナは既に飛び上がっている。ナイフの射出と同時に地を蹴り羽を広げ、月を背後に空へと躍り出た。 (転移が終わった瞬間に、空から強襲を仕掛ける……!) 先の結界での一戦で少女たちが自在に転移できることは確認している。ただ攻撃を仕掛けても避けられるだけだろう。 ならば転移直後を狙うしかない。 そうしてアスナの剣が青い少女へ垂直に叩き込まれようとする。 「え……きゃ!」 空からの一撃に少女が悲鳴を上げる。そして、身体が転がる音がした。 当たったのは黒い方の少女だ。青い少女に攻撃が当たる直前、彼女が青い少女を庇ったのだ。 年端の行かない少女に剣を向けることに抵抗がない訳ではなかった。致命傷にはならないことを願いつつも、アスナは正確な攻撃をしてみせた。 このまま少女たちの無力化を狙いたいところだが、と思った瞬間、黒い少女がむっくりと起き上る。 「驚いたわ、妖精さん」 「うふふ、でも楽しいね、わたし(アリス)」 「そうね、じゃあもっともっと遊んであげましょう、わたし(ありす)」 一撃を浴びせることには成功した。 だがそれでもそれほどダメージ受けているようには見えない。アスナはそのことに歯噛みする。 彼女たちの様子から決して直接戦闘が得意には見えず、アスナとしてはダメージさえ通れば撃退まではできるだろうと思ってたのだが、どうやらそうでもないらしい。 悪い方向へ予想が外れた。この少女たちの外見に惑わされてはいけないようだ。 実際、アスナの推測はそう外れたものではなかった。 黒の少女――キャスターは決して直接戦闘に向くクラスではないし、単純なステータスならば最低レベルだ。 それでも彼女はサーヴァントである以上、そうすぐに倒れる訳ではない。 これが青の少女、ありすであるのならば話は別だったのだが。 「うふふ、じゃあ行きましょ、わたし(ありす)」 「そうね、わたし(アリス)。折角妖精さんが来てくれたんだもの」 そう言葉を交わした彼女たちは踊り出す。 愛らしい動作でくるりくるりと指をふり、歌を口ずさむ。 「追いかけたくなっちゃうよね」 「兎とか!」 「妖精とか!」 瞬間、アスナの身体に氷が走る。 アスナは悲鳴を上げ吹き飛ばされる。どうやらスペルの類のようだが、先の光弾とは威力が桁違いだった。 【冬野の白き兎】――キャスターのスキルだ。 「アスナ!」 トリニティの声が響く。何とかアスナの救援へ向かおうとするが、彼女とて余裕はない。 対峙するジャバウォックがその隙を突き、無慈悲な一撃を加える。 厭な音が響き、「かはっ……!」という苦悶の声が漏らされた。 「トリニティさん……!」 アスナは思わず悲痛な叫びを上げる。 ジャバウォックにより吹き飛ばされた彼女の身体が転がり、そして摩天楼から落下したのだ。 この高さから落ちればどうなるのか……、アスナの脳裏に最悪の結末が過る。 無邪気な歓声を上げる少女たち。ジャバウォックはそれを無感動に眺めている。 「あとは妖精さんだけだね」 そしてそこに囁かれる少女たちの声。 一人摩天楼に取り残されたアスナの胸中には、死に対する絶望の影が見えていた。 (終わり……なの?) コンクリートの乾燥した冷たさを感じながら、アスナの思考は沈んでいく。 作戦は失敗した。逃げることも叶わないだろう。トリニティだってどうなったか分からない。 自分はもう終わりなのだろうか。 「うふふ」 「ウフフ」 少女たちは笑い続ける。 これまでの戦いの最中、アスナは気付いたことがあった。 口ずさむ詩、ジャバウォックの名を冠する怪物、そして鏡合わせの少女。 それらは全てある物語を想起させる。鏡の国のアリス――アスナも読んだことがある物語だ。 彼女たちはまるでその中から飛び出てきたような姿をしている。 まるで夢の中の光景だ。 いやもしかしたらこれは本当に夢なのかもしれない。 この場に来る直前に聞いたフラクライト。バーチャルだと気付かなかった世界の話。 そうだ。これは夢――ゲームではないだろうか。GGOにおいてのBoBと同じくバトルロワイアル形式を取ったゲーム。 参加者はみなそれを忘れているだけ。トリニティさんとの齟齬もみんなゲームの設定。 ――俺と、一緒に来てほしいんだ、アスナ。 そう逃避しかけたアスナを引き戻す声がした。 それは、ここに来る直前で聞いたキリトの――桐ケ谷和人の言葉だ。 それが彼女を現実へと引き戻した。 ただの完結した夢から、確かにそこにある現実へと、アスナは回帰する (駄目……!) それでは駄目だ。夢に逃げ込むのだけはやってはいけない。 今ここにある世界を、現実を見なくてはならないのだ。 「だから、最後まで……諦めない!」 たとえ絶望的だとしても、倒れる訳にはいかない。 そう思い、アスナは立ち上がった。 二人のアリスとジャバウォックの姿が見える。 今一度彼女たちに立ち向かうのだ。 (ジャバウォック……) アスナは記憶の中にある『鏡の国のアリス』の物語を思い返す。 名もなき主人公がジャバウォックを打ち倒しすために携えたものがあった筈だ。 (魔剣みたいなので倒されたんだよね……たしかその剣の名前は……) それを思い出した途端、アスナは弾かれたようにメニューを開いた。 藁にもすがる思いでアイテム欄を開き、そしてそこにある名前を見る。 得体の知れないものとして触っていなかったが、もしやこれが事態を打開する武器となり得るかもしれない。 そう思い、アスナはそれを【装備】した。 巨大な剣がその手に現れる。その鈍く光るその剣は力強く、頼もしく感じられた。 アスナはその魔剣を振りかぶる。狙うはジャバウォック。夢の中の怪物だ。 「この剣でぇぇぇぇぇ!」 剣が光り輝き、その力を解放する。 全ての魔を拒絶する光が生まれ、そしてそれを覆うように黒い影が形作られる。 その魔剣の名は―― ◇ ミアが少女たちに再会したのはそれからしばらくしてのことだった。 空も僅かに白み始め、長かった夜も終わりが近づいているように見えた。 トリニティと別れたミアは、流石に高層ビルを昇り切る気にはならず、その周辺を歩いていたのだが、途中で偶然ありすとキャスターに出会ったのだ。 「あらチェシャ猫さん、どこ行ってたの?」 少女たちはミアの姿を見ると、変わらない微笑みを浮かべながら近づいてくる。 それにミアは手を振って応対する。 「やあ、どうだい君たち、宝物は見つかった?」 「宝物。ううん、見つからなかったわ」 「妖精さんなら見つけたんだけど、お友達を倒してしまったの」 「でも良いじゃない。また新しい遊び相手が見つかるわ、わたし(ありす)」 「そうね、わたし(アリス)。きっとすぐに見つかるわ」 またしても二人の会話に移ってしまった二人を見て、ミアは思わず苦笑していた。 どうやら世界と繋がる喜びを知るのは、まだ遠そうだ 自分たちだけの夢以外の現実を、彼女たちは未だ認識していない。 (現実と夢、かぁ) ミアはトリニティとのやり取りを思い出していた。 この世界が夢なのか、現実なのか、そんなことは分からない。 けれど、自分がここに居る。それさえ分かっていれば、世界に居ることはできる。 でも、世界を夢としか思わないのは少し勿体ない。 そんなことをミアは言った筈だった。 (醒めない夢はきっとないんだと思う。何時かは醒めてしまう。 でも、じゃあ現実は……?) 「うふふ、でも妖精さん。あんな風にジャバウォックを倒してしまうなんてね」 「ウフフ、まさかあんな剣があるなんて」 ミアが考えを巡らす横で、少女たちは会話を続けている。 相変らずの、二人の間だけで完結した、とりとめのない会話だ。 「ヴォ―パルの剣じゃなかったのにね」 ◇ アスナは一人摩天楼に残っていた。 ジャバウォックを退けた魔剣を握りしめ、生き残ったことへの興奮を認識する。 トリニティのことも気に掛かるし、結局少女の方は逃がしてしまったことも注意しなくてはならない。あの危険な存在はまだ生きているのだ。 だが、それでも今この瞬間は生の喜びと、勝利の昂揚に酔いしれる。 自分にはその権利があるだろう。夢に逃げ出さず、現実で敵を打ち倒したのだから。 「やったよ……キリト君。私、生きてる」 震える声でアスナは漏らした。 そして彼女は魔剣を握りしめる。 間一髪だった。本当に、この剣のことを思い出さなければ自分は死んでいただろう。 最初にメニューで見つけた時、そのデータは壊れているように見えたのだ。 説明文がところどころ文字化けし、一見してそれはバグアイテムのようだった。 故に触らず、武器種的にも使いやすそうな死銃のレイピアを使っていたのだが、ここに来てそれが逆転の切り札になった。 魔剣のスキルは驚異的だった。 「あらゆるスペルを無効化する」というパッシブスキルは、キャスターにしてみれば天敵であり、またその圧倒的な火力によってジャバウォックを撃破したのだ。 「この剣があれば、もうあのアリスたちにも負けない」 アスナは魔剣を見た。その月光を受け薄く光る刀身は、どこまでも力強く、そして頼もしく見える。 文字化けも何てことのないバグだろう。これだけ様々なゲームを同時に運用すれば、どこかに無理が出るのもおかしくない。 その剣の名は【魔剣・マクスウェル】 かつての竜賢宮の覇者であり、The World R 2においてアリーナ戦最強とも呼ばれた男が手にした剣である。 それは、「痛みの森」のクリア報酬。ハロルド・ヒューイックの幻影との対峙を経て男に与えられた魔剣。 アスナには知る由もないことだ。だが、その力を確かな現実として見た以上、その有用性は疑いようもない。 それだけで十分だ。そう彼女は思った。 不意に、剣の周りに黒い斑点があらわれた。。 それは泡のように剣から吹き出し、まるで生きているかのように蠢く。 AIDA。 魔剣に巣食うそのプログラムのことに、アスナはまだ、気付いていない。 少女たちの夢を退け、最後まで世界にしがみ付いた彼女が行き遭ったのは、そんな現実。 きっとそれは辛くも優しくもない。夢と違って。 【G-8/アメリカエリア/1日目・黎明】 【アスナ@ソードアート・オンライン】 [ステータス] HP60%、MP80% AIDA感染 [装備] 魔剣・マクスウェル@.hack//G.U. [アイテム] 基本支給品一式、死銃のレイピア@ソードアート・オンライン、クソみたいな世界@.hack// [思考] 基本:この殺し合いを止め、無事にキリトと再会する 1 ??? 2 殺し合いに乗っていない人物を探し出し、一緒に行動する。 3 アリスを追う。 4 トリニティの身が気になる。 [備考] ※参戦時期は9巻、キリトから留学についてきてほしいという誘いを受けた直後です。 ※榊は何らかの方法で、ALOのデータを丸侭手に入れていると考えています。 ※会場の上空が、透明な障壁で覆われている事に気づきました。 横についても同様であると考えています。 ※トリニティと互いの世界について情報を交換しました。 その結果、自分達が異世界から来たのではないかと考えています。 【トリニティ@マトリックスシリーズ】 [ステータス] ??? [装備] なし [アイテム] 不明支給品0~2(確認済み)、基本支給品一式 [思考] 基本:この殺し合いを止め、無事にネオと再会する 1 アスナと共に行動する。 2 殺し合いに乗っていない人物を探し出し、一緒に行動する。 3 モーフィアスとセラフを探し、合流する。 [備考] ※参戦時期はレヴォリューションズの、メロビンジアンのアジトに殴り込みを掛けた直後です。 ※会場の上空が、透明な障壁で覆われている事に気づきました。 横についても同様であると考えています。 ※アスナと互いの世界について情報を交換しました。 その結果、自分達が異世界から来たのではないかと考えていますが…… ※自分やモーフィアスと同じく、セラフもまたこの舞台に囚われていると考えています。 【F-8/アメリカエリア/1日目・黎明】 【ありす@Fate/EXTRA】 [ステータス]:健康、魔力消費(中)、令呪:三画 [装備]:途切レヌ螺旋ノ縁(青)@.hack//G.U. [アイテム]:基本支給品一式、不明支給品0~2 [思考] 基本:アリスと一緒に“お茶会”を楽しむ。 1:新しい遊び相手を探して、新しい遊びを考える。 2:しばらくチェシャ猫さん(ミア)と一緒に遊ぶ。 3:またお姉ちゃん/お兄ちゃん(岸波白野)と出会ったら、今度こそ遊んでもらう。 [サーヴァント]:キャスター(アリス/ナーサリーライム) [ステータス]:ダメージ(小)、魔力消費(大) [装備]途切レヌ螺旋ノ縁(赤)@.hack//G.U. [備考] ※ありすのサーヴァント持続可能時間は不明です。 ※ありすとキャスターは共生関係にあります。どちらか一方が死亡した場合、もう一方も死亡します。 ※ありすの転移は、距離に比例して魔力を消費します。 ※ジャバウォックの能力は、キャスターの籠めた魔力量に比例して変動します。 ※キャスターと【途切レヌ螺旋ノ縁】の特性により、キャスターにも途切レヌ螺旋ノ縁(赤)が装備されています。 【ミア@.hack//】 [ステータス]:腕力低下 [装備]:誘惑スル薔薇ノ滴@.hack//G.U. [アイテム]:エノコロ草@.hack//、基本支給品一式、不明支給品0~1 [思考] 基本:死なないように気をつけながら、ありす達に“楽しみ”を教える。 1:まずはアリス達に自分の名前を呼んでもらう。 2:岸波白野の協力を得たい。 3:カイト似の少年(蒼炎のカイト)から“マハ”についての話を聞きたい。 4:エルクに会いたい。 [備考] ※原作終了後からの参戦です。 ※ミア(マハ)が装備する事により、【誘惑スル薔薇ノ滴】に何かしらの影響があるかもしれません。 支給品解説 【クソみたいな世界@.hack//】 クリア後に参戦する司が装備している杖。プレイヤーでは入手不可。 スキルは ウルカヌス・ファ ランセオル・ファ ライネック・ファ 【魔剣・マクスウェル@.hack//G.U.】 かつて「イコロ」のギルドマスター・太白が「痛みの森」のイベントのクリア報酬として手にした魔剣。 正式な武器種としては銃剣に分類される。(デザインが類似しているジラードは大剣) 「通常攻撃、アーツ、スペル、攻撃アイテムのダメージが1.5倍になり、魔法攻撃のダメージを無効化する」というスキルを持つ。 太白はハロルドの問い掛けに穏当な答えを返した結果、森の最深部で得たこの装備を持ち帰ることが許された。 だが、太白自身は痛みの森をクリアしたとは思っておらず、クリアしたのはハセヲただ一人であると述べていた。 (「痛みの森」を経て変貌したハセヲの姿を見て「あれが本当のクリア報酬であるのなら、私はクリアしなくてよかった」とも) しかし、G.U.本編において剣のデータにAIDAが浸食し、太白自身もAIDAに感染してしまう。 その後、PKトーナメントにおいて時節不気味に喋り出すなど、この剣もまた仕様外の動きを見せることになるのだった。 元から備わっていたスキルに加え、剣を掲げ赤いオーラを纏うことで自分に「無敵」、全体に「減速」の効果をもたらすことができるようになる。 更にその状態からガード不能の赤い衝撃波を放つことも可能。 032 君の目に映る世界 投下順に読む 034 結成 032 君の目に映る世界 時系列順に読む 034 結成 013 monochrome lovers アスナ 043 走るような激しさで 013 monochrome lovers トリニティ 044 TRINITY 009 AI s ありす 057 終焉トラジコメディ 009 AI s ミア 057 終焉トラジコメディ
https://w.atwiki.jp/nightmarealice/pages/48.html
女王の本拠地 - 崇高たる怒り 本ゲーム最大の山場。 ジャバウォックが空中から攻撃して来る前半と、飛べなくなり地上に降りてきてからの 後半に大別されます。 ジャバウォックは俺が始末する、と言っていた、グリフォンが、 あっさり、返り討ちに遭い、アリスが駆けつけた時には虫の息。 退路もジャバウォックに落とされ、戦うしかない。 周りは溶岩の堀、落ちたら一巻の終わりね。 はたして、アリスはこの危機を乗り切れるのだろうか?。 全ては操作する貴方の腕に係っている。 =================================================================
https://w.atwiki.jp/persona_rapture/pages/22.html
各キャラクター詳細 日野 啓一 山田 ちなみ 春日 陸 鷹取 ココロ 石神 賢司 大河原 琢己 藤枝 百合花 比良坂 ヨミ 大河原 琢己 とにかくHPが多い。 また攻撃力も高いが 素早さが無いので早さと命中率に不安が残る。 火炎も使えるが、 やはり打撃・斬撃メイン。 敵に状態異常を与えるスキルが豊富。 CHARM状態になったらパーティー壊滅の危機である。 魔法・スキルリスト 名前 効果 対象 消費SP ペルソナ レベル 備考 アギ 火炎で小ダメージ 敵単 3 スレイプニル 4 アギラオ 火炎で中ダメージ 敵単 6 ジャバウォック 18 アギダイン 火炎で大ダメージ 敵単 12 ヒノカグツチ 26 マハラギダイン 火炎で大ダメージ 敵全 24 アティス 35 テンタラフー PANICを与える 敵全 10 スレイプニル 4 タルカジャ 腕力、魔力を上げる 味単 6 スレイプニル 4 マハタルカジャ 腕力、魔力を上げる 味全 12 コウモクテン 24 マハタルンダ 腕力、魔力を下げる 敵全 12 トール 30 突撃 打撃属性で小ダメージ 敵単 2 ケルベロス 1 ソニックパンチ 打撃属性で小ダメージ 敵単 4 スレイプニル 4 ギガンフィスト 打撃属性で中ダメージ 敵単 8 ジャバウォック 18 ゴッドハンド 打撃属性で大ダメージ 敵単 16 トール 30 電光石火 打撃属性で小ダメージ 敵全 8 カストール 8 ヒートウェイヴ 打撃属性で中ダメージ 敵全 16 ジャバウォック 18 アカシャアーツ 打撃属性で大ダメージ 敵全 32 フェンリル 35 エクスキュージョナー 打撃属性で特大ダメージ追加ムドオン 敵全 48 スサノオ 50 ※特殊条件 スラッシュ 斬撃属性で小ダメージ 敵単 2 ケルベロス 1 剛殺斬 斬撃属性で小ダメージ 敵単 4 ケルベロス 1 デッドエンド 斬撃属性で中ダメージ 敵単 8 クー・フーリン 12 天軍の剣 斬撃属性で大ダメージ 敵単 16 フェンリル 35 利剣乱舞 斬撃属性で小ダメージ 敵単 8 クー・フーリン 12 デスバウンド 斬撃属性で中ダメージ 敵単 16 ジークフリード 16 空間殺法 斬撃属性で大ダメージ 敵単 32 レヴィ・アタン 39 ラグナロク 火炎で特大ダメージ 敵全 48 スサノオ 45 ポイズンミスト POISONを与える 敵全 10 ジャバウォック 18 バリゾーゴン MADを与える 敵単 5 ケルベロス 1 終末の予言 MADを与える 敵全 10 コウモクテン 24 デビルタッチ TERRORを与える 敵単 5 カストール 8 デビルスマイル TERRORを与える 敵全 10 レヴィ・アタン 39 ネコダマシ PANICを与える 敵単 5 カストール 8 フラッシュノイズ PANICを与える 敵全 10 ジャバウォック 18
https://w.atwiki.jp/tokyodebunker/pages/37.html
声優一覧 声優 名前 所属 堂島颯人 冠氷尋 フロストハイム 駒田航 磴塔真 フロストハイム 浦尾岳大 歩二魁斗 フロストハイム 川島零士 ルーカス・エラント フロストハイム 田所陽向 御堂亜嵐 ヴァルガストロム 保住有哉 黒鷺玲音 ヴァルガストロム 浦田わたる 灰園翔平 ヴァルガストロム 小野将夢 艸楽陽 ジャバウォック 廣瀬大介 音無叶空 ジャバウォック 千葉翔也 白波蓮 ジャバウォック 小笠原仁 星喰大我 シノストラ 石黒史剛 ロミオ・スコーピウス・ルッチ シノストラ ランズベリー・アーサー 針条律 シノストラ 山中真尋 加賀見昴流 ホタルビ 加藤渉 草薙伯玖 ホタルビ 宮瀬尚也 殊玉善治 ホタルビ 木暮晃石 衣佐美佑理 モルトクラケン 小林秀行 桐崎次郎 モルトクラケン エドワード・ハート オブスキュアリ 中島ヨシキ 観月累 オブスキュアリ 佐藤榛夏 プレイヤーキャラクター 学園関係者 徳留慎乃佑 コーネリアス理事長 学園関係者 下和田ヒロキ モービー 学園関係者 下鶴直幸 弁慶 学園関係者 井藤智哉 ニコラ 学園関係者 阿部太樹 ハイド 学園関係者 住谷哲栄 ダンテ 学園関係者 上へ トップページ