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【情報文章】マウサツレポート・その10 2005年10月26日 サコンです。 護衛士の皆さんの活動に付いてご報告しますマウサツレポートも 今回で10を数えるまでになりました。 そこで、今回は護衛士の皆さんの活動などによって大きく変遷して 来ているマウサツを取り巻く現状などについてなどを 簡単に纏めてご報告致したいと思います。 ただし、これで全てをお伝え出来る訳ではありませんので、各活動に付いての 報告や情報文章などにも目を通して補完して戴けますと幸いです。 ●最近の出来事 最初に、最近マウサツで起こった事件や出来事についてを簡単に ご報告致します。 まずはアルガ領内にて木材などの値段が高騰していた件に付いてですが、 何者かが作為的に材木の出し渋りを材木商たちに示唆していた模様です。 数人の商人からの証言では、昨年末よりアルガの都で幾つかの事件を 『予言』として言い当てていた『占い師』によって、今後アルガ地方で相当量の 材木が必要となる大事件が起こるとのお告げがあったらしく、その言葉を 信じた材木商たちが品の値上げや売り渋りを始めた事が、今回の事態の 発端となったようです。 この『占い師』ですが、年齢不詳の女性であるらしく、昨年末のジリュウ勢の 侵攻やマウサツのアルガ攻めなどの大事件を皮切りに、アルガ領内で起こった 火事や盗賊団の襲撃などの様々な事件を『予言』でズバリ言い当てて、 一部の商人たちの間などで大きな信望を集めているのだそうです。 そして、『占い師』がこの夏の終わり頃に『今年の冬場に相当量の材木が 必要となる緊急事態が起こる。今、無理をしてでも材木の在庫を増やした方が良い』 と懇意にしている材木商に託宣し、その噂は瞬く間に他の材木商たちの元へと 広がって行きました。 託宣を信じず、そうした値上げや出し渋りを良しとしない良心的な商売を していた材木商も居たそうなのですが、材木置き場に不審火があったり、 押し込み強盗の襲撃を受けるなどの不幸が重なり、結果的に今回の話に 加わざるを得なかったのだそうです。 此処までの調査の結果は以上ですが、今回の事件の背景にはもっと 大きな陰謀が潜んでいるようにも思われます。 今後も調査の続行及び対応なども必要になりそうです。 同じ時期にアルガ地方の農村部を荒らしていた盗賊団の討伐も行なわれました。 盗賊団の討伐自体は、護衛士の皆さんにとっては然程難しい仕事では なかったのですが、奪い取られた略奪品の大部分を奪還出来た事は、 何よりの朗報でした。取り戻した品々はご安心ください。 ただ、この盗賊団の背後で糸を引いていた何者かの存在も 報告されていますので、油断は禁物でしょう。 続いては、アソウ一家の雇い入れに関してのご報告です。 今月の初めにサイカイ屋さんよりご紹介を受けて、頭領のチヒロさんを 始めとしたアソウ一家の皆さんと歓談などを経まして、短期間ではありますが 正式にマウサツに雇い入れる事となりました。 セイカグド近海についてのエキスパートたるアソウ一家の皆さんとの航海は、 護衛士の皆さんにとっても良い経験となる事でしょう。 現在、アソウ一家の皆さんはマウサツの港で護衛士の皆さんの乗船を 待っていますが、少々暇を弄んでいる様子です。早めに行動を起こされた方が 良いかも知れませんね。 また、遠くランドアース大陸より船出したサンダース号が、マウサツの港へと 入港を果たした事も忘れてはいけません。 長い船旅を終えて、マウサツで一時の休息と歓待を楽しんだ後、一部の 一般人乗組員を残してサンダース号の乗員たちはランドアースへと帰還しました。 今後の交易海路の開拓などに関しましては、チキンレッグ王国より正式な使者を 待っての事となりそうです。 マウサツの港に残されたサンダース号ですが、合計54日にも及ぶ過酷な 船旅は、船体を激しく蝕み、解体処分を余儀なくされています。 そして、最近起こった最大の事件と申しますと、トオミフジ州への 増援派遣問題に伴う様々な出来事でしょう。 中でも、元アルガ王トキタダ公が配下の仮面の武士団を引き連れて ジリュウより離反し、セイカグドを後にした事は内外に大きな波紋を残しています。 詳しくは、『楓華の風カザクラ』での一連の事件などを確認して戴く必要が ありますが、カザクラの隊員主導の説得によってトキタダ公はトオミフジ州への 増援を承諾、部隊を引き連れてセイカグドの地を後にしました。 これに伴って、トキタダ公が去ってがら空きとなった国境の拠点を巡って マウサツとジリュウとの激しい争奪戦が勃発しましたが、辛くもマウサツ側が 勝利を収めました。この関連のお話は後に説明しますので省略しますが、 ジリュウ側にとってはトキタダ公の離反と相俟って大きな痛手となる事は必定です。 また、トツカサ国王ライオウ公との会談の場も持たれ、援軍の派遣までは 勝ち得れなかったものの、両国の関係強化に向けての言葉などを戴いております。 さて、そのトオミフジ州での決戦ですが、少なからずの犠牲を払いつつも カザクラが勝利を収めたとの事なのですが、詳しい状況などについては まだ報告されておりません。 今後の続報が待たれます。 ●セイカグド州各地の現状 昨年末より戦乱に明け暮れていたセイカグドの各地ですが、ここ最近の 護衛士の皆さんの活動などによって情勢は大きく変遷したものと思われます。 《ジリュウ方面》 中でもトキタダ公の去ったジリュウの国では、戦力の弱体化はもちろん、 残る将兵たちの間にも大きな波紋が広がっているようです。 一部の情報では、策謀を中心に軍略を進めるサダツナ公よりも、外様ながらも 武断派として知られるトキタダ公を信奉していた下級武士たちも 少なくなかったようで、先にカザクラの皆さんが保護された元霧幻衆候補生の カスミさんもトキタダ公とサダツナ公を同列に並べて信奉していたとの報告も 届いています。 また先日、護衛士の皆さんのご協力を仰いでジリュウ領内の国境近くに 築かれた拠点を押さえた事で、ジリュウ側が広げていたマウサツ・アルガ方面への 謀略・諜報活動の網なども断ち切る事が出来そうです。 戦力の大幅な減衰と共に国内にも燻る火種を抱える事となり、少なくとも 近日中に大規模な侵攻作戦などを行なうだけの余力はないものと思われますが、 ジリュウが今尚セイカグド随一の勢力を持った国である事は揺るぎようのない 事実です。 今後のジリュウへの対応などについて、護衛士団内で闊達な論議を重ねる 必要があるかも知れません。 《トツカサ方面》 さて、ジリュウ側の内情の変化に伴って、もう一方の隣国トツカサの国の状況も 大きく変化しています。 此処までのトツカサの対応ですが、ジリュウ最強の部隊であるトキタダ公配下の 仮面の武士団がマウサツ方面に展開している以上、今後のジリュウ勢侵攻の 際にはマウサツ側からの援軍が望めない可能性も高く、自国の軍勢のみでの 防戦を前提とした厳戒態勢が取り続けられていました。 その為、兵糧などの消費量が増加し、加えて穀倉地帯でもある第3領方面の 収穫が戦の影響もあって凶作となり、トツカサの国では以前にも増しての 食糧難が危惧されています。 そうした事情も相俟って、トキタダ公の寝返り及びジリュウ領内の拠点の 接収に付いては、結果的にはトツカサ側にも利のある事となりますので 『是非もなし』とのライオウ公の回答を戴いています。 ただ、感情的には快く思われていない可能性もありますので、何らかの 対応などが必要かも知れません。 また、トツカサ陣営がジリュウ側に対しての厳戒態勢を解くに当たって、以前 ライオウ公よりお話のあった通り、ジンオウ様がトツカサよりマウサツに 来られるとの事です。 形としては友好国より派遣された『駐在武官』扱いとなりますが、実質的には 武者修行としての意味合いが大きいかと思われます。よき相談相手として、 そして切磋琢磨する練武の相手として、 護衛士の皆さんの御力添えをよろしくお願い致します。 《マウサツ領内》 最後は、マウサツ領内ことマウサツの国及びアルガ本領に付いてのご報告です。 マウサツ領内の各地からは秋の収穫に付いての報告なども多々集まっています。今年は不作と なった昨年とは違い、例年通りの収穫量が見込めるとの事ですので、領内では 食糧難などは起こらない物と予想されています。 また、作物の出来栄えの方も中々の物であるとの報告も届いておりますので、 今年のアルガ・マウサツ地方の皆さんの食卓事情は明るい模様です。 さて、現在のマウサツ・アルガ方面の治安に付いてのご報告ですが、先日 アルガ地方を荒らし回っていた盗賊団を護衛士の皆さん自らが叩き伏せた事も あって好転しつつあります。 ただ、先のジリュウの国関連の報告の中でも触れていますが、マウサツ領内には ジリュウ側の間者が少なからず侵入している事が予想されています。 これまでは有効な対策を取る事が出来ませんでしたが、ジリュウ方面より 広がる連携の網を断ち切る事が出来れば、情況が好転する可能性も 高くなりますので、色々とご検討戴けますと幸いです。 ジリュウより接収した国境線の拠点ですが、現在はアルガ・マウサツ両武士団より 派遣された10名に加えて、先日ご出陣戴きました護衛士の皆さんの一部の方々が 居残りをされております。 ですが、監視や防備を万全にするのでしたら、この拠点に30名以上の人員を 常駐させておく必要もありそうです。 今回のご報告は以上となります。 現在、マウサツを取り巻く周辺各国の環境は大きく変貌しようとしていますが、 マウサツやアルガだけではなく、セイカグド全体の行く末を見据えての活動が 出来るように、視野を大きく広げて戴ければと思っています。 今後とも護衛士の皆さんの御力添え、どうかよろしくお願い致します。 (深々と一礼)
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    【情報文章】マウサツレポート・その2 2004年12月19日 サコンです。 少々遅れてしまいましたが、 【通常業務 ~12/17(24時)】での護衛士の 皆さんの活動の成果や判明した事柄などを取り纏めた物を御報告致しますね。 ●砦及びその周辺 砦の修復ですが、護衛士の皆さんのお力添えのおかげで、石垣及び外壁の 修復は八割ほど完了しております。現状でも多少の攻撃などには 耐えられるかと思われますが、残る箇所の補修も近日中には完了するとの 事ですので、今少しのお力添えをよろしくお願い致しますね。 ちなみに、現場ではお手伝い戴いている職人さんたちから技術を学ぶ方も 居られるようで、中々活気に溢れているようです。 そうそう、砦の建物などの作業は殆ど手付かずですので、今後皆さんのお力を お貸し戴けますと幸いです。 峠近辺の監視及び警備ですが、増員のおかげで幾つかの成果が 上がっているようですね。 先の親書が届けられた件のほか、不審な動きを見せていた数名の旅人を 捕えているとの報告が来ております。他国の間諜であるのかどうかは まだ不明ですが、今後の取調べなどで何か護衛士の皆さんに ご報告出来る事があるかも知れません。 また、先の戦いで亡くなられたアルガ兵たちの埋葬及び遺品の回収・整理も ほぼ完了致しました。 機会があればいつでもお届け出来そうです。 ●ドラゴンズゲート周辺 こちらでは引き続き警護に就かれている護衛士の方が多かった事もあり、 巡回路なども日を追って整いつつあるようです。 『社』を遠方から確認出来るポイントなどの選定も済んでおりますので、 警備面は一層厳重になっていますね。 現在の所、不審者などは検挙されておりませんが、この調子で警護を お願い致します。 また、屯所を建てるのに適した場所も見付かっておりますが、警備上 一般の方に任せて良いものかどうかが問題になっています。 もちろん、護衛士の皆さんだけで建てると言う選択肢もございますが…… 最後に、利用者のチェックなども滞り無く行われておりますのでご安心ください。 ●マウサツの街 街での警備も特に大きな問題なども無く引き続き順調なようです。 護衛士の皆さんの地道な活動もあって、住民の方々との交流も活発に なって来ているようですね。 お年寄りや子供たちへの奉仕活動や、心のカウンセリング、お助け相談などが 好評のようですが、ふとした会話なども喜ばれているとの報告も届いております。 また、地元文化との交流や伝統行事開催に向けての取り組みなどを行った事も、 街の人々の間で話題になっているようですね。 一方で、不審人物の検挙もあったと聞いております。こちらについても 今後の取調べに期待したい所ですね。 最後に、流行の兆しを見せていた風邪ですが、まだ予断を許さない状況です。 炊き出しや食糧の配給、薬草などの調達なども必要になるかも知れません。 ●マウサツ郊外 護衛士の皆さまのお力添えで、話題に上っていた炭焼き小屋の捜索が 成功した事は、マウサツにとって大きな朗報となりました。 地元の木こりさんなどの協力もあり、近々、炭の出荷も始めれると 聞いております。マウサツの燃料不足の解消に向けて一歩前進したと 言えるでしょう。 砦修復に向けての資材の調達も順調です。この調子で資材の確保に 回って戴けますと、 他方面に使える資材も幾分備蓄出来るかと思いますので、今暫くのご助力を 戴けますと幸いです。 また、郊外の農家や職人さんなどとの交流も、徐々にですが深まりつつあります。 ただ、この付近には『山師』と呼ばれる類の方は、残念ながら居られませんでした。 ゲート転送で持ち込まれた様々な生活必需品は、少数ながらも 喜ばれている様子です。 ただ、今後人の流れが活発になる事も予想されますので、取り扱いには 今後ともご注意くださいね。 ●その他 護衛士の皆さんのお力添えもあって兵糧の奪還と関所の撤去が成った事で、 マウサツの経済流通の担い手でもある商人たちからのご協力も本格的に行って 戴けそうです。 砦に残されていた文献の調査は順調に進んでいるそうで、地元の歴史や 伝承などから得られる情報も多いようです。 そう言えば、ツバキ姫が『社』に関する文献を見掛けた事があるとも言って おられましたね。現在も残っているといいのですが…… 書物の分類や痛んだ古書の書き写しなどの作業も始まっておりますので、 今後の作業に大きく役立つ物と思われます。 また、周辺地域の現状把握などによって、他国への道程などが判明した事も 大きな成果となっております。 どう言った事を調べるのかを明確にしておいた方が作業の効率も良さそうですね。 他の作業につきましても同様の事が言えますので、ご参考までに。 マウサツの特産品などについてですが、幾つか情報が入っています。 まずは菜種油です。これはマウサツで栽培の盛んな菜種を原材料にして 作られますが、現在の在庫は殆ど無いとの事です。春先の菜種の収穫以降に 生産がある物と思われます。 次に、マウサツ切子と呼ばれるガラス工芸品です。 これはかなりの高級品として珍重されている品なのだそうですが、 材料不足などから生産が滞りがちになっているそうです。 取り敢えずは以上ですが、他にも何かありそうですね。 今後の調査のご報告をお待ちください。 さて、捕えた盗賊たちへのお沙汰ですが、 「鬼どもに荷担し、無辜の民を害した罪、そしてマウサツの平和を乱した罪、 断じて許し難し。よって死罪申し付ける! ……と申したい所でござるが、 今後のマウサツ復興の為に、罪人用の普請場にて労役に就かせる事に するでござる。改心して恩赦が出るかどうかは、彼の者たちの心掛け次第で ござろうな」 との事です。これが『オオオカサバキ』という物なのでしょうか? 以上が今回のご報告となります。見落としや書き間違いなど、 お見苦しい点もあるかと思いますが、ご甘受戴ければ幸いです。  
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【情報文章】マウサツレポート・その19 2007年03月22日 22時 サコンです。 お届けするのがかなり遅れてしまいましたが、今回は先日まで 執り行っておりました通常業務等の護衛士活動に於ける成果や結果の ご報告及び、他国との交渉などで出されました今後マウサツが 執り行うべき活動についての纏めが終わりましたのでお届け致しますね。 ●マウサツの国 マウサツ領内では年明けからこれと言った変事などもなく、日々是平穏と 言った状況が続いています。 一部で懸念されていた風邪などの病気の流行も、病気予防や健康管理などの 呼掛けが行われていた事に加えて例年の冬に比べて比較的暖かかった事も あってか、現状までには特に報告されておりません。 治安面に於いても良好との事で、引き続き安定した状況と言えるでしょう。 『社』近辺での警備に関しましても、特に不審者などの報告はありませんでした。 また、日々の活動や行事などを通じて護衛士の皆さんと地元の方々との交流も 積極的に進められており、行く先々で話し掛けられたり、相談事を 持ち掛けられたりしたとの事でした。中でも、各地の村々への訪問や『幸せの運び手』を用いての奉仕活動などは 特に好評であったと聞いています。 そうした中で声高に聞こえて来たのは、やはりセイカグド各国との関係に 付いての話題で、領民の皆さんも事の成り行きに大きく関心を寄せている様子で、 中にはセイカグドに平和が訪れるのであれば、形には拘らないと言う意見なども あったようです。 鬼に関する調査ですが、此処の所、表立っての争いなどが起きていない事も あってか、マウサツは元よりセイカグド内で新たな鬼が発生したと言う話は ない様子です。 この仮初とも言える平和的な状態ですが、出来る事ならば真の平和な状態へと 変えれるようにして行きたいものです。 さて、農村部では春の作付けの準備が始まっているのと同時に、菜種油の 原料となる菜の花が咲き乱れています。黄色い花畑が一面に広がる様子は、マウサツの春を彩る風物詩とも なっていますので、農家のお手伝いなどのついでにでも見に行かれるとよろしいかも知れませんね。 また、新規開墾地へと入られた移住者の方々にとっては、マウサツに来て 初めての本格的な農繁期の作付けとなるでしょうから、十分な配慮を 心掛けて行きたい所です。 普請工事に関してですが、マウサツ武士団の主導の下で堤防関連の作業を 優先して執り行っています。護衛士有志の方々からの支援などもあって、作業は順調に進められているとの 事ですので、引き続きお力添えを戴ければ幸いです。 前回のご報告にありましたその他の作業に付いては、堤防関連の普請工事が 終わり次第、差配する予定との事ですが、人手を集める事が出来るようでしたら 護衛士の皆さんが作業を代行する事も可能との事ですので、ご参考までに。 最後に、交易に関してですが、国家同士での取引の為の調整をトツカサの 国及びミナモの国との間で行っています。商人相手の取引と比べて、収入面では減収となる事が予想されているものの、 国家間の結び付きの強化に繋がる事を期待してか、国家同士での取引に対する 各国の反応は比較的良好な様子です。 特に問題がなければ、来月中にも調整作業を終えて、両国との取引を 開始する事が出来そうですので、お力添え等戴けますと幸いです。 ●セイカグド州各国 年明けから現在までに、セイカグド州各国では特に表立った動きは見られず、 表面上は平和な状況が続いていますが、水面下ではアルガの国の情勢を 巡って様々な駆け引きが行われていた様子です。 但し、直接的に戦などに繋がる動きはないかと思われますので、とりあえず こちらでは、各国との間で行っています交渉事を中心にご報告します。 アルガの国との間での交渉ですが、両国間の友好的な関係の構築を前提に、 関税の撤廃に関しては交渉を継続中、通行税に関しては支払方法なども含めて 大筋で合意、アルガの国の武士候補を希望のグリモアへと案内する件は検討中となっています。 この内、通行税支払いの代替案である人材派遣についてですが、護衛士の 皆さんの派遣だけではなく、マウサツの領民の皆さんをアルガ領内で行う 普請工事などへの労力として派遣する試案をクラノスケさんより戴いています。 これは、徴税の一環である労役として徴用される人員の一部をアルガ側に 提供すると言う案で、試算の上ではそれなりの経費削減が可能との事です。 もちろん、アルガの国との関係改善が前提となりますが、検討の余地は ありそうです。 また、関税の撤廃についてはトツカサと歩調を併せて早期に行なった場合でも 対応は可能との事で、皆さんの決断待ちとのお話でした。 現在、アルガ側の要望もあって交渉は先送りとなっていますが、団内での 意見を取り纏めて早期の決着を望みたい所ですね。 トツカサの国との交渉ですが、交易関連では国家同士での取引の 調整に加えて、州外交易に先駆けて船舶及び乗員のマウサツへの派遣を 準備中となっています。 関税撤廃に関しては、マウサツと歩調をあわせるべく交渉を継続中で、 他にアルガの国への人員派遣を円滑に進めるべく反ジリュウ派閥への働き掛けを 履行中、セイカグド統一に関する問題では、双方とも引き続き更なる対策を 検討中となっています。 この内、交易関連についてですが、トツカサ側から強く提案された事もあって、 国家同士での取引については主に海路を用いて行う方向で調整が 進められています。 先日の交渉で、両国の更なる連携の強化と有事の際に於ける相互助力について 約束した事もあっての布石の1つであるかと思われますが、州外貿易を見据えての 海運力の強化を計ると言う意味合いもあるようです。 有志の方が行なわれていたジリュウとアルガの両国に対するトツカサの民衆の 感情に付いての情報収集ですが、両国に対して漠然と余りよくない印象を 持っている事が分かった程度で、残念ながら詳しい所まで探るには至りませんでした。 また、市場については、国側の介入などもあってか、特に大きな変動は ない様子です。 継続中の交渉などについては、書簡などでの返答でも可能かと思いますので、 情勢を見定めて行動を起こして行きたい所です。 ジリュウの国とは、現時点に於いて特に表立った交渉は執り行っておりません。 アルガ、もしくはトツカサの国を介すれば、交渉を行う事は可能かと 思われますが、今後マウサツが何を目指して行くのか。そして、自身の立ち位置を どのように見定めて行くのか。それらの方針を定める事が先決かも知れません。 ●楓華列島各地 関係各国や楓華列島在中の護衛士団との連絡ですが、天候の影響などもあって 多少の時間が掛かりましたが、現状の所は滞りなく行われています。 今回は、こちらでも各国との間で行っている交渉事に付いてを中心に ご報告しますね。 ミナモの国との交渉ですが、有事の際の相互連絡及び両国間の関係の 強化の検討を約束、人材の交流やドラゴンズゲートの効果的な使い方の検討、 互いの政策に対する意見交換等の提案が行われています。 交易に関しましては、国家同士での取引の調整を行いつつアオイサガの国を 加えての3点海上交易を確立するべく市場調査を含めた諸作業が進められており、 その準備段階の活動として、護衛士の皆さんの協力の下、マウサツ~ミナモ間の 海路の掃討作戦などが予定されています。 現時点では、ミナモの国とは比較的順調に友好関係を深めているように 感じられますので、この関係を崩さず対応を図って行きたい所です。 アオイサガの国との交渉は、マウサツ側から物資の提供を含めた支援が 行われる事をアオイサガ側が受諾、加えて応じて相互間に於ける協力体制の 確立に向けて調整が行われる事となっています。 しかし、支援の内容を各種交渉の検討課題とする事を暗に示唆され、 商権の確保を1つの目的としているマウサツにとって課題が残る結果に なってしまいました。 マウサツのご意見番でもあるクラノスケさんによりますと、現在の備蓄を 放出するだけでは劇的な効果を期待する事は難しいとの見解を示しており、 他国からの援助やマウサツの運営資金の切り崩しなども視野に入れて 追加の支援を行うか否かの判断を仰がれています。 また、支援の一環として提案した人員の派遣に付きましては、純粋な戦力と しての人員派遣を望むとの提案がアオイサガ側からあり、試験的に 部隊派遣を行なう方向で双方の意見調整を行っています。 派遣が決定しましたら、お力添え戴けますと幸いです。 他にも色々と検討すべき課題は多いかと思われますが、より良い対応が 出来るように心掛けて行きたい所です。 とりあえず、今回は以上となります。今後、関連する業務に付いてのご相談や お仕事の依頼などを順次執り行って戴きたいと思っていますので、護衛士の 皆さんのお力添えの程、どうかよろしくお願い致します。(礼)
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【情報文章】マウサツレポート・その15 2006年06月28日 サコンです。 お待たせしていました通常業務に付いての結果などが纏りましたので、 ご報告致します。 また先日、票決にて決定しましたアルガ領よりの撤退に伴う諸活動も 終了していますので、併せてお知らせ致しますね。 ●アルガ領撤退顛末 護衛士の皆さんの決断を受けて、『門出の国マウサツ』はアルガ領内から 撤退する事となりましたが、事前に執り行われていた活動などによって 特に大きな混乱などもなく、撤退に関する諸活動は滞りなく完了しています。 一部護衛士の方が住民の皆さんに行った撤退に関する説明は、多くの方々に ご理解を得る事が出来たらしく、これまでの護衛士の皆さんの活動に対しての 賛辞の声なども多々聞こえていたとの事です。同時に、マウサツ側の意向を知り得た事で住民の皆さんの間に広がっていた 不安や動揺も幾許かは解消され、落ち着きを取り戻した事も幸いでした。 住民の皆さんを第一に考えての今回の決断は、これらの一面を見る限りでは 間違いではなかったのかも知れませんね。 ただ、今後のアルガを憂う声も少なくなかったとの事で、一部には 今後のジリュウによる干渉を嫌ってか、アルガの国を出奔してマウサツや トツカサへと向かう方々も少なからずいたとの報告も受けています。 現状、マウサツでは、これらの方々を受け入れる方向で色々と調整を 進めていますが、問題は多そうです。 また、事前にジリュウ側に撤退の旨を通達された事もあって、アルガ領内への ジリュウ軍の進軍を未然に防ぐ事が出来た事は、多くの不幸や行き違いなどが 蓄積して起こってしまった今回の事態に於いては、まさに不幸中の幸いと言っていいでしょう。 提案にあった見届け人の派遣に関しましては、ジリュウ側との協議の結果、 マウサツとジリュウ双方からの派遣ではなくアルガ武士団が代わって その任に就く事となり、速やかに実行に移されました。 これは、ジリュウはアルガ武士団をアルガ領内に於ける有力かつ 対等な相手として扱うとの政治的な意味合いも含めての配慮かと 思われますが、同時にマウサツとの馴れ合いを戒める為の恫喝的な 意味合いもある事は想像に難くありません。 そのアルガ武士団ですが、民草の事を第一に考えた今回のマウサツの 決断については好意的に受け止めて戴けている様子です。道半ばにして袂を 分かつ形となった事については慙愧に堪えませんが、最後に民草を思う志は 同じと示せた事は、今後の両者の関係に於いて大きな意味を 持つ事になるでしょう。 アルガ領内よりの撤退を終えた現時点に於いて、マウサツはアルガに 対して自発的に動く事が出来ない状況となっています。 今後のアルガの国の再建には、トツカサも関与するとの事ですが、今回の件でジリュウ側の発言力が高まる事は想像に難くありません。 今は表立って干渉する事は出来ませんが、今後のアルガの行く末について目を反らさずに見守って行きたい所ですね。 ●マウサツの国 現在のマウサツですが、今回のアルガ領よりの撤退を受けて住民の 皆さんの間には少なからずの動揺が広まっている様子です。但し、治安面に於いては特に変わりはなく、平穏と言って差し支えはないでしょう。 そうした事情もあって、マウサツの街中などは表向きには普段通りの 様子に見えますが、アルガ領撤退を含めたマウサツとセイカグド州内の 他国との関係が微妙になっている事に対して、今後のマウサツの先行きを 懸念する噂なども多々聞かれるようです。 アルガ領を出奔した住民の方々への対応に関しましても、今後の 受け入れ体制の確立や待遇についてなど、問題は山積みとなっています。 現状、撤退による被害などは通商及び交流関係で若干報告されていますが、今後の情勢次第で更なる被害が計上される事も充分に予測されており、注意を払う必要がありそうです。 こうした中、マウサツ武士団の皆さんとは、戦闘訓練や職務の お手伝いなどを通じて交流を深めていたとの事で、これまで通り深い 信頼関係を保つ事が出来ている様子です。お互いに力をあわせて、この難局を乗り越えて行きたいですね。 マウサツ地方の農村部ですが、特にこれと言った事件もなく、護衛士の 皆さんの協力などもあって農繁期を無事に終えたとの報告が届いています。 実りの秋が楽しみなのはもちろん、季節の野菜の収穫なども 始まったとの事で、マウサツ地方の食卓も賑やかになりそうです。 収穫と言えば、今年は天候などの影響で特産のお茶の収穫量は 例年よりも若干少なくなっているとの事ですが、出来の方は悪くないとの事で、今年も美味しいマウサツ茶を楽しむ事が出来そうです。 さて、試験的な意味も含めまして着手しました交易ですが、現時点では 手探りな所もありまして大きな利益を上げるまでには至っていませんが、 それなりに収益を得る事は出来ている様子です。 今回は各地での物流や物価などの確認を最優先としていましたので、 採算は度外視であったのですが、ある程度の結果を残せた事で今後の 交易にも期待が出来そうですね。 最後に、今後のマウサツの抱えている課題について幾つかご報告致します。 まずは、普請工事などについてですが、先日来の戦などでの出費が嵩んで 手付かずとなっていた堤防の整備などの洪水や土砂災害への対策、 農耕地などの開墾・開拓事業への着手などが挙げられています。出来る限り早々に対応を図りたい所です。 次に財政面ですが、交易での収支がある程度見込めそうな事から多少は 融通が利きそうです。しかし、状況的に厳しい事には変わりはなく、出費を抑えつつ財源を 増やせるように働き掛けて行きたい所ですね。 また、他国との関係ですが、現状に於いては良好であるとは言い難い 状況となっており、今後の対応を誤った場合には、セイカグド内で 孤立してしまう可能性も否定出来ません。状況をしっかりと見据えた上で、慎重に対応を推し量りたい所です。 ●アルガの国 アルガからの撤退が決定するまで活動されていた護衛士の皆さんのお 力添えなどもありまして、アルガ地方の治安や住民の皆さんの暮らし向きなどは 然程乱される事なく、アルガ武士団を中心としたアルガ地方の後事を 担うべき代表者の方々に託す事が出来ました。 これは、この1年余りの間での護衛士の皆さんによる様々な活動が アルガ地方の住民の皆さんの間に充分に浸透していた事も要因の 1つかと思いますが、マウサツがアルガ領からの撤退を決断した事によってアルガの地が戦による戦渦に巻き込まれなかった事が何よりも大きな 要因である事に疑いの余地はありません。 また、作付けなどが滞りがちであった農村部の方でも、護衛士の皆さんの お力添えなどで農繁期を無事に乗り越えたとの報告もあり、このまま順調に 夏を越す事が出来れば食糧難などの諸問題は起こり得ないのではと 思われます。 ただ、先程も申しましたように、先日の救出作戦でジリュウより奪還した 元難民の皆さんを含む少なからずの方々がアルガの国を出奔している事も あり、今後の人手不足に拍車が掛かるだろう事は確実でしょう。 さて、これまでの護衛士の皆さんの献身的な活動などもありまして、 アルガ地方の住民の方々の生活は安定したものになりつつありましたが、 残念ながら道半ばにしてアルガの地を後にせざるを得なくなってしまいました。 ですが、これまでの活動の全てが無駄になった訳ではありません。 主君への忠節に頑なであったアルガ武士団の皆さんがアルガの 民草の為に尽力して戴けるようになったのは、護衛士の皆さんの 真摯な説得や対応があったからこそであり、食糧難や野盗の跋扈など アルガに降り掛かっていた数多の苦難を乗り越える事が出来たのも 護衛士の皆さんのご尽力があればこそでした。 その事は、誰よりもアルガに住む住民の皆さんが一番に理解されている 事かと思います。 加えて、先日の『アルガ大火』へのジリュウの関与に係わる調査は アルガ武士団に引き継がれた形となっています。現時点に於いては証拠の品の確保などが出来ているかどうかは 不明ですが、場合によってはセイカグドの情勢が大きく変化する事も 充分に在り得ますので、今後の動きに注目して行きたい所です。 今後、アルガの国ではジリュウやトツカサからの使者を交えて 復興に関する協議が執り行われると言う事ですが、どのような決着となるのかしっかりと見守って行きたい所です。 最後に当のアルガ武士団ですが、当面はアルガ領内での活動に 専心するとの事で、残念ながら先日のエミシ州への援軍派遣については 不参加との言伝がありました。現在のアルガの国の状況からみて仕方のない事ではありますが、 早期の呼び掛けなどの対応が遅れていた事も多少影響している様子です。 今回の件に限らず、他国との連携が必要な自体への対応には気を 付けて行きたい所です。 ●セイカグド州の現状 ジリュウとの戦を避ける為にマウサツ護衛士団がアルガからの撤退を 終えた現状に於いて、セイカグド州の情勢は複雑な状況となっています。 まずは、現時点に於いてセイカグド随一の武力と勢力を誇る西の大国 ジリュウですが、マウサツの撤退に応じてアルガ地方への侵攻を 早々に取り止め、アルガの国の復興に向けた動きを始めている様子です。 サダツナ公の真意がどこにあるのかは定かではありませんが、 公の目指しているセイカグド王の擁立に向けての布石の1つである事は 間違いないでしょう。 現時点に於ける大きな動きとしては、トツカサにもアルガ復興への 協力を求め、トツカサ側もこれを受諾、アルガの地にて復興に向けての 協議を執り行う事となっています。此処に至るまでの経緯からもジリュウ側が協議の主導権を握る 可能性が高いと思われますが、トツカサが一枚加わった事である程度の 抑止力は働くものと予想されます。 そのトツカサの国ですが、ジリュウ側からの要請に応じる形で アルガの国の再建に向けた準備を進めているとの事です。これまでの排他的な強硬路線から一転して、協調路線とも取れる 動きを見せているジリュウに対し、しかし、トツカサは依然として 警戒を解いた訳ではなく、戦となる事も視野に入れて慎重に対応を推し量っている状況となっているようです。 手中にあったトツカサ第3領の住民の無償での返還、マウサツとの 仲立ちの要請、そしてアルガの国再興への協力の申し出…… ここに来てのジリュウ側の態度の変化に懸念を抱く者も多い中、今後もジリュウとの協調路線を推し進めようとする者も少なくなく、 両者の間では激しい議論が交わされている様子です。 また、一部ではマウサツとの関係の見直しも検討されているのでは ないかとの報告もあり、両国の関係は新たな局面を迎えつつあるようです。 さて、先日のエミシ州への援軍派遣要請に対しての各国の対応ですが、 ジリュウは敵対関係であるマウサツ側の謀略であるとの見解を示し、援軍を見合わせて兵力を 温存している状況となっています。 これに対してトツカサはエミシ州への援軍の派遣を最後まで 検討していたのですが、ジリュウ側が援軍を見合わせた事を受けて、 遠国への出兵を危ぶむ声も多くあり、結果、今回の出陣を 見合わせる事となったようですね。 アルガに至ってはまだ他国に武士団を派遣出来るような状況ではなく、今回の出陣は差し控える事となった様子です。 各国への働き掛け次第では今後の援軍派遣も可能ではないかと 思われますが、恐らくはジリュウの説得が大きな鍵になるかと思われます。但し、現在のマウサツとジリュウとの関係を鑑みるならば、説得が 容易ならざる事は明白でしょう。 説得を行うつもりでしたら、相当の譲歩が必要になるかも知れません。 最後となりますが、現在のセイカグド州に於けるマウサツの立場は、孤立化と言う非常に危ういものとなりつつあります。 セイカグド王の擁立、そしてアルガの国の復興。これらセイカグド州全体を 巻き込んでジリュウが推し進めている大きな動きに対してマウサツは 殆ど関与する事が出来ていないのが現状です。 このまま他国と関わる事なくマウサツ一国のみを守り抜く体制とするのか、これまで通りセイカグドの各国と関わるべく外交関係の改善に努めるのか。 今後の大きな課題となりそうです。 とりあえず、今回のご報告は以上となります。今後、関連する業務に付いての ご相談やお仕事の依頼などを順次執り行って戴きたいと思っていますので、 護衛士の皆さんの御力添えの程、どうかよろしくお願い致します。(礼)
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【情報文章】マウサツレポート・その1 2004年12月11日 サコンです。 今回の【通常業務・準備編】での護衛士の皆さんの活動の成果や 判明した事柄などを取り纏めた物を御報告致しますね。 ●マウサツの砦 こちらで活動された護衛士の皆さまのお力添えで、破損状況の調査や応急処置、 周辺地域の地理の把握など、本格的な活動に向けての準備が整いました。 現状で確認されている砦に関する問題点は、破損した一部石垣の組み直しや 外壁の修繕、四方の櫓の強化や居住施設の増設、砦の地下にある グリモア周辺の防御面の強化、農耕地の確保などが挙げられています。 この内、砦の防御面に関する石垣や外壁などの修復作業に関しましては、ある程度の人員が 集れば、短期間(一週間以内?)での修復も可能であるとの報告も聞いております。 もちろん、建材の調達に滞りさえ無ければ、と言う事になりますが。 また、砦周辺の周辺の大まかな地図などは完成しておりますが、 細かな点の不備なども見受けられます。 今少し、詳しい調査が必要かも知れません。 峠の通行の監視ですが、今後の事も考えますともう少し人員が欲しい所ですね。 また、この地で倒れたアルガ兵の遺品などの回収も進んでいます。 機会があればご遺族の元に届けたい所ですが…… ●マウサツの街 多くの方々が街の住人たちと交流を深めた結果、楓華列島に付いての様々な文化について 触れる事が出来ました。伝統的な衣装の『着物』や、食事の際に用いられる『箸』と言う道具など、 ランドアースの一部東岸地域にも伝わっていたこれらの文化は、 楓華列島から伝わった物であろう事が証明されたとも言えます。 街中の見取り図などは、こちらで活動されておりました皆さまのおかげで、 かなり正確な物が出来ているみたいですね。 今後の巡回などにも上手く活用して行けそうです。 まあ、お勧めのお食事処や茶屋、髪留めや簪などを扱っている小間物屋など、別方面の情報も かなり充実しているようですがね(苦笑) あと、街の住人からの護衛士の皆さまの評判も上々な様子で、 治安の方も安定しているようです。 ただ、物資の不足などの是正を求める声や、今後のマウサツの街での生活に 対しての不安の声なども多く聞かれたようですね。 恐らくは我々に対する期待の裏返しなのだろうと思いますが、 何とかその期待に応えたい所です。 また、ここの所の冷え込みと、食料や燃料そして防寒具の不足などから 住人たちの間で風邪が流行しそうな気配があります。注意が必要でしょう。 ●物資調達関連 マウサツ近郊での材木や石材の調達は、人員を配したならばすぐにでも 可能であるとの報告が届いております。これらの作業に関しましては、 木こりや石工などの職に就いていたマウサツの住民たちの協力などがあれば、 一層はかどるのではと思われますのでご参考にしてください。 砦の修復に必要な資材の調達の為にも、力を入れたい所ですね。 また、噂される炭焼き小屋の所在が確認されれば、燃料となる炭の生産も見込める物と 思われます。他にも付近の漁民や農民たちとの顔繋ぎも進んでいますので、 今後のマウサツでの殖産に向けて一歩前進したと言えるでしょう。 ゲート移動を使っての物資の輸送ですが、それほど多くの物を運べない事が 判明しています。 また、再移動までに1日以上開けねばならない事も障害の1つになっているようです。 しかし、小型軽量かつマウサツ復興に役立つ品は色々とある事と思いますので、 それらの品の調達も含めた今後の活動が期待されます。 一方で、マウサツの街での物資の調達はやや不調であったようです。物資の不足からか、 物価が高騰している様子で、値の吊り上げや売り惜しみなども横行しているようです。 一刻も早い物流の正常化が待たれます。 マウサツで取引されている品などの市場調査に付きましては、 引き続き調査を続行中です。 幾つか特産品などもあるそうですので、今後のご報告をお待ちください。 最後に商人たちですが、口では護衛士団への協力を約束しているようですが、 今後の私たちの動向如何では手の平を返すような事態もあるでしょう。 新たな商売相手として、少なからず興味を持っている事には 間違いないようですので、良好な関係を築いて行きたいものです。 ●ドラゴンズゲート ドラゴンズゲートの出入り口である『社』は、マウサツの街の南方にある 小高い丘の中腹にあります。 他に建築物などは無く、周囲には林が広がっています。 その為、死角なども多くなりますので、警護の際には注意が必要でしょう。 マウサツの街から『社』への道は、細い小道が一本あるだけですが、 街とはそれ程距離も離れておりませんので、小道を通らずとも『社』に 近付く事は容易である物と思われます。 また、ドラゴンズゲート利用者のチェック体制は出入り口が 『社』である事もあってか、比較的容易になっております。 今後は、そうした作業についての簡略化などを模索してみるのも 良いかも知れませんね。 『社』周辺の見取り図につきましては、作業に従事されておられました 護衛士の皆さま方のおかげで、かなり完成度の高い物が出来ておりますので、 今後の警護の際には大いに役立つ物と思われます。 当面の問題として、現在は『社』の近くでベースキャンプを張って 仮の拠点にしていますが、何かと不便な事は確かです。 本格的な活動に向けて、正規の屯所などを作るべきかもしれません。 ●その他 砦にあった資料の整理やツバキ姫やクラノスケさんとのお話から セイカグドの周辺国、特にジリュウについての情報が幾つか判明しましたので、 取り急ぎ御報告致します。 現在のジリュウの国王はサダツナ様と申される方て、先代の国王の 筆頭家老を務められていた方であったそうです。 前ジリュウ国王が身罷られた際に『禅譲』という形で家名を継いだと 聞いておりますが、かなりの切れ者であるとの噂もありますね。 トツカサのチオウ王子の話では、ジリュウの動きには注意しろとの事ですが……。 さて、砦の書物などの整理につきましてはほぼ終了しておりますが、 内容確認までは手が回っておりませんので、今後更なる調査が必要でしょう。 また、マウサツの政治や今後の国造りに関してですが、 ツバキ姫やクラノスケさんは私たちに全て委任されると仰っておられます。 もちろん、お2人から意見などを聞く事も出来ますが、 主導権は護衛士の皆さまの手にあります。その期待に応える為にも 力を尽くして行きたい所です。 あと、貨幣についての情報ですが、マウサツを含めた楓華列島では 主に金、銀、銅の貨幣が使用されており、それぞれの価値は 『金貨1=銀貨10=銅貨100』と定められているそうです。 これに加えて銅片と呼ばれる低額貨幣も広く流通しており、 『銅片10=銅貨1』として扱われています。 物価が上昇する前は、食事付きの安宿に銅貨1枚で泊まれていたと 聞いておりますので、銅貨30枚ほどあれば1ヶ月程はのんびりと暮らせたと 言う事ですね。現在のマウサツでは物価が以前の数倍にも跳ね上がって おりますので、正確な指標にはなりませんがご参考までに。 最後に、現在のツバキ姫やクラノスケさんですが『マウサツの国救援部隊』の 移動に関する作業のお手伝いでかなり忙しく動かれているそうです。 これらの作業が終われば、少しお手隙になるそうなのですがね。 以上、取り急ぎ纏めた物ですので、見落としや書き間違いなど、 お見苦しい点もあるかと思いますが、ご甘受戴ければ幸いです
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    【情報文章】マウサツレポート・その8 2005年04月15日 サコンです。 【通常業務 ~4/10(24:00)】での護衛士の皆さんの活動の成果や、 新たに判明した事柄などの情報に付いての報告書が纏まりましたので、 ご報告致します。 ●マウサツ方面 先日の野武士たちの襲撃は、護衛士の皆さんのお力添えもあり、これを無事に 退ける事が出来ました。 それ以降、特に大きな問題も起きておらず、マウサツ方面の治安は極めて良好で あると言って良いでしょう。 しかし、先の野武士たちの襲撃は、マウサツの地に住まう人々の間に 少なからずの影響を与えています。中でも襲撃の目標とされたマウサツの街では、 護衛士の皆さんの戦勝を祝う一方で、外部からの襲撃に対する警戒の念が 今までに無く高まっています。 一部の護衛士の方々が住民の不安解消に腐心した事もあり、現状では それほど大きな動きにはなっていませんが、万が一の襲撃に際しての対応策の 提示や準備など、今後の何らかの対応が必要かも知れませんね。 また、アルガとマウサツとを結ぶ街道の利用者などからは、野武士関連の 問題が解決するまでの間、通商警護に人員を配してもらえないかと言う要請も ありますので、今後の課題として検討したい所です。 通商と言えば、サイカイ屋さんから港建設の候補地が挙げられています。 マウサツの街からもそう離れておらず、立地的にも申し分ないそうなのですが、 他に幾つか問題がある様子で護衛士の皆さんのお力をお借りしたいと言う お話が来ています。近々、詳しいお話を聞く場などを設ける予定ですので よろしくお願い致します。 さて、マウサツ地方での農業ですが、多くの作物の植付けの準備や 春の作物の収穫など、忙しい時期に差し掛かっています。 こうした農繁期には、人手不足の解消の為、地元の武士たちが農民たちに 混じって耕作などの手助けをする事もあったと聞いています。 地元の方たちと触れ合う良い無い機会ですし、楓華列島の風土や 風習を知る上でも色々と役立つかと思います。よろしければ護衛士の皆さんの お力をお借り出来ますと幸いです。 また、肥料などの懸案についてですが、堆肥などは以前より多く使用されて いるとの事ですね。 ただ、卵殻や貝殻を灰などに混ぜて撒くといった事は、余り広くは知られて いないようです。 こうした新しい知識が今後の生産などに役立つ可能性は多いにありますね。 ただ、農作業に付いての専門的な知識も必要かと思われますので、 経験のある方などからの適切なご指導があればと思います。 砦内の農耕地での作物も気候に恵まれた事もあり順調な成育を見せています。 この調子ですと、豆類などの作物に関しては、今月末にも収穫が始められるかと 思われます。 最後に、マウサツの方々のアルガに対しての感情ですが、混乱の元凶であるト キタダ公を始めとした野武士たちに対しては、嫌悪や怒りなどの感情が あるようですが、アルガ地方の民衆に関しては同情的な声も多く、 悪い感情は抱いていないようです。 先頃からの支援などで、民間の間での交流も盛んになりつつあるとの報告も あります。 同じセイカグドに住む者として、より良い関係が築けると良いですね。 ●アルガ方面 先日の野武士撃退の報がアルガ地方にも届いて以来、アルガの都周辺の 治安は目に見えて良くなって来ています。アルガ地方の復興に付いても 護衛士の皆さんの惜しみないご尽力もあり、目覚しい物があります。 衣食住の環境が徐々に整って来た事もありますが、何より、アルガ地方の 民衆たちがマウサツに対しての認識を改めつつある所が、大きく寄与している物と 思われます。 近頃では、炊き出しの準備を手伝ってくれる方や、街中を巡回している皆さんに 労いの声を掛けてくる方などもいて、アルガ地方の情況は好転の兆を 見せています。これも、護衛士の皆さんの 行って来た地道な復興支援活動の賜物でしょう。 投降された元アルガ家臣の皆さんにも、アルガ地域の安定に向けて色々と ご協力を戴いています。 トキタダ公に対する忠義などを懸念する声もありますが、今後の為にもお互いに 信頼関係を築いて行きたい所ですね。 また、民衆の動きが盛んになって来た事で、アルガの都周辺の商人の皆さんの 活動も活発になって来ています。これらの商人の皆さんですが、 マウサツに対しても好意的な態度を示しており、商業の活性化に向けた動きも 今後加速して行く物と思われます。 種籾や種苗の不足が心配されていたアルガ地方の農業ですが、トツカサとの 交渉が無事に纏まった事で作付けに関する不安も解消されました。 トツカサとの国境では、種籾や種苗の搬入も始まっています。事前に各地への 配送の手配を進めていた事もあり、農村部への分配もスムーズに執り行われ、 農業生産に付いての問題の1つは、 ほぼ解消されたと言って良いでしょう。 ただ、先王時代の過酷な施政によって多くの流民が出た事による農村部での 人手不足が新たな問題として浮上しています。農繁期の間だけでも 構いませんので、護衛士の皆さんのお力をお貸し戴けますと幸いです。 さて、ジリュウとの国境周辺の警備ですが、これまでとは違ってジリュウ側の 警戒が厳しくなっている様子です。 アルガ領に対して直接的な軍事行動を行うような動きでは無いようですが、 充分な警戒が必要でしょう。 また、周辺部の村などの住民の話では、最近まで見慣れない者たちが 国境付近を行き来していたとも聞いています。 今後も調査を続ける必要がありそうですね。 ●野武士対策 先にも述べた通り、先日の襲撃以来、野武士たちに大きな動きは見られません。 逃亡した野武士たちの追跡も行われていますが、数名を討伐または 捕縛したのみで、まだ10数人の野武士たちがマウサツとアルガの境界付近の 山中に潜伏している模様です。 前回のような大掛かりな襲撃は最早出来ないでしょうが、それでも尚、 マウサツに対して敵意を持った危険な存在である事には、疑いの余地は ありません。今後の対策が重要になりそうです。 野武士たちの拠点の捜索も行われましたが、既にもぬけの殻となっていました。 しかし、少量ながら物資も残されていましたので、これらの回収を進める一方、 霊査用の物品などの回収も進められています。 野武士たちの行方に付いての霊査も進めておりますので、近日中に対応を 護衛士の皆さんにお願いする事になりそうです。 さて、捕らえた野武士たちへの尋問や回収された物品の霊査などで 判明したのですが、先のマウサツ襲撃ですが、トキタダ公から直接 マウサツの街を襲う事を指示されていた様子で、 その後も同様の襲撃を繰り返す事が厳命されていたそうです。 言わば捨石的な指令にも感じられるのですが、この背景には、マウサツの地に 護衛士の皆さんを釘付けにしておきたいと言うトキタダ公の思惑があったようにも 感じられます。 恐らく、マウサツとアルガの地からトキタダ公が姿を消した事にも 起因しているかと思われますが、現状では詳細は掴めておりません。 そして、肝心のトキタダ公の行方ですが、残念ながら現在も遥として知れません。 地勢的にもジリュウ方面に逃亡した可能性が高いのですが、情報が乏しい為、 確たる証明が出来ないのが現状です。ジリュウ方面の情勢を探る事で トキタダ公の動向を掴めればいいのですが……。 ●情報収集活動・その他 マウサツやアルガ領内に於ける狼煙台などの情報伝達手段の整備に 付いてですが、朗報があります。元々、アルガ領内で整備されていた狼煙台が 幾つか存在するらしく、これを転用すればマウサツ・トツカサ間の伝達経路は 比較的短期間での整備が可能だろうとの事です。 ただ、ジリュウ方面の狼煙台に付いては、昨年末のアルガ侵攻の折に ジリュウ勢が完膚なきまでに破壊したらしく、修復・整備には時間が 掛かりそうです。 駅伝設備などに付いてですが、特別に整備するよりも、恐らく冒険者の 皆さんが伝令として走った方が速いかと思われますのでご参考に。 トキタダ公の潜伏していた魔の山に付いての調査ですが、これと言った 特別な伝承などは無かったようですね。 また、過去の記録によれば、討伐隊などが編成された事もあったようですが、 駆逐するには至ら無かったとも記されています。 そうした事情からも、危険な生物たちの生息する禁断の地として、周辺地域の人々に怖れられていた場所であった事から、『魔の山』と呼ばれていた物と 思われます。 さて、ムシャリンの生産者との話の中で得られたお話を幾つかご報告します。 騎乗以外の調教について相談した所、育成時から騎乗用の訓練と併せて、 その他の馴致も一通り行われているとの事で、騎乗戦闘だけではなく、 農耕や運送作業など幅広く使役する為の下地は出来ているそうです。 特に新しく訓練をする必要は無いそうですので、ご安心ください。 こうした理由から、軍用のムシャリンも農作業などを行う事が出来ますので、 借り出す事が出来れば農繁期の人手不足の解消に一役買ってくれそうです。 また、子供の頃から人に慣れさせる為に訪れる人との触れ合いなども 推奨しているとの事ですので、今年生まれた仔ムシャリンに会いに牧場などに 行ってみるのもいいかも知れませんね。 今回のご報告は以上となります。簡略に纏めた物ですので、見落としや 書き間違いなどお見苦しい点もあるでしょうが、今後の活動に活かして戴く為にも、 お手数ですがお目通し戴けますと幸いです  
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    【情報文章】マウサツレポート・その6 2005年02月22日 サコンです。 【特別業務 ~2/20(24:00)】などでの護衛士の皆さんの活動の成果や 判明した事柄に付いての報告書が纏まりましたので、ご報告致しますね。 ●マウサツ方面 街や砦の警備に関しましては、マウサツ家臣団の皆さんにもお力添え 戴いておりますので、特に滞り無く執り行われているとの事ですね。 ご安心ください。 砦の耕作地の一部では、地元の農家から分けてもらった種芋の植付けも 行われたとの事です。収穫の時期が楽しみですね。 マウサツの街ですが、取り敢えずは大きな事件などもなく、いつも通りの 佇まいを見せています。 先の『らんらら祭』での交流などもあり、人々の暮らしにも活気が 出て来たようにも思われます。 ただ、アルガ方面の話はマウサツの皆さんにとっても気になる事らしく、 見回りをしている最中にも仔細を聞かれる事が多いようです。 そのアルガへの支援物資の調達などの作業ですが、マウサツの皆さんからの お志などもあって順調に集り、順次アルガ方面へと送られています。 中には、直接アルガの復興支援に力を貸そうと足を運ぶ職人さんなどもいて、 荒廃したアルガに支援の手を差し伸べようとの風潮が、高まりをみせている ようですね。 また、養殖事業の進行具合ですが、条件に合った溜池の確保が出来ました。 稚魚などの調達ですが、鯉に関しては地元の川漁師さんの力添えなどもあり 順調に集っています。 ですが、鱒類などの川魚は、どうやらセイカグドの近辺には あまり生息していないようですね。 代わりに『ソウギョ』や『レンギョ』と言う川魚ならば、ある程度の数を揃えれると 言っていますが……。 最後に、マウサツ切子などの地元の名産品などを取り扱う商人との接触ですが、 中々の好感触を得ています。 ただ、地元以外の名産品につきましては、どうやらサイカイ屋さんが一番の 取り引き相手となるようですね。 また、お待ちして戴いておりましたチキンレッグ領への連絡の件ですが、 バーレルの護衛士団にこちらの名産品や報告書などを持込む許可を得ました。 ただ、形としてはそれらの物品を輸送すると言う事が主任務になり、チキンレッグの 皆さんとの交渉などは、バーレルの護衛士の皆さんに託す形となりますので、 予めご了承ください。 ●アルガ方面・その1 護衛士の皆さんのお力添えを得て、アルガの都を中心とした復興支援活動が 始まっています。 こうした活動が呼び水となって、徐々にですが、アルガの人々の間にも私たちに 対する理解が得られているようです。 こうした流れを受けて、一部の民間の有力者たちも態度を軟化させて協力的に なり、アルガ復興の後押しになっているとの報告もあります。 ですが、まだ根強くマウサツに不信感を抱く者がいる事も事実です。 そうした者たちが集まる集会などもあると言う事ですが、今後の対応が必要かも 知れませんね。 一部の方の懸念事項でもあった風邪などの病気の流行ですが、現状では 確認されておりません。 ですが、病気予防の呼びかけなどは今後も続けて戴けますと幸いです。 一方、滞りがちだった地方農村部への食糧の配給ですが、人員の補強によって 業務が可能となりましたので、聞こえていた不満の声などは一先ず収まった 様子です。 しかし、こちらではまた別の問題が持ち上がっています。先のトキタダ公の 徴発によって、種籾や植付け用に取り置きしておいた種芋などまでもが 持ち去られてしまったらしく、この春の作付けの目処が立っていないと言うのです。 種籾や種苗、種芋などの確保など、出来るだけ早急に対応したい所です。 さて、投降されている元アルガ家臣団の方々ですが、 先の【≪門出の国マウサツ≫野武士狩り】の折に投降されたリュウゲンさんの 説得の下、お力添えを戴ける方が増えているようです。 今後の活動の為にも、元アルガ家臣団の皆さんとは、より深く理解し合って 行きたい所ですね。 最後に。現状、異種族との交流が無かったアルガの地に於いて、 異種族混成部隊である護衛士の皆さんが完全に受け入れられるまでには、 今暫くの時を要するでしょう。しかし、その壁を乗り越えたからこそ、 今のマウサツがあると言う事を胸に、今後も皆さんのお力添えを戴ければ 幸いです。 ●アルガ方面・その2 今回、多くの護衛士の皆さんのお力添えもあり、多数情報の寄せられていた 野武士への対応はかなり進んでいます。 中には、付近の村などを襲い乱暴狼藉をはたらく野武士などもいて、 討伐せざるを得ない状況が多いのですが、先の依頼でリュウゲンさん以下、 4人の野武士たちの投降を許したとの報が各地にも届いているらしく、 説得に応じる者も少なからず出ているとの報告があります。 しかし、依然行方の知れない元家臣も多くいるらしく、今後の野武士たちへの 対応を推し進めて行く必要がありそうです。 ジリュウとの国境付近ですが、今の所動きは見られません。 元々、周辺警戒の為に置かれていた館があったそうですが、先のアルガ攻めの 前後で何者かの手によって焼失したらしく、現状では使用不能となっています。 ただ、周辺警戒を行う拠点として優れた立地にありますので、館の再建も視野に 入れておくのもいいかも知れませんね。 さて、トキタダ公の捜索ですが、大きな進展がありました。 潜伏している可能性が高い場所が、3ヵ所までに絞れたのです。 護衛士の皆さんのお力添えでアルガ領内の地形把握が進んだ事も要因の 一つですが、投降した野武士たちの話などから、潜伏していると思われる場所の 絞込みが進んだ事が大きく寄与しています。 その場所ですが、以下の3ヵ所となります。 1.トツカサとの国境に近い隠し砦のある山 『元々、トツカサとの戦いの為に築かれた隠し砦のある山で、 食糧なども充分に備蓄されていたと聞いておる。 再起を期して潜伏する拠点としては申し分の無い場所だろう』 2.ジリュウとの国境近くにある険しい高峰 『以前より怪異が多く出没する魔の山として知られる高峰で、 地元の者も殆ど立ち入る事はない。しかし、身を潜めると言う事に限れば、 最良の地と言えるかも知れぬな』 3.マウサツとの境界付近にある山岳地帯 『先頃、トキタダ公の命でこの地域に資材や食糧が多数持ち込まれたと 聞いておる。 詳しい事は判らぬが、マウサツ攻めに向けた拠点を築いていた可能性が 高いだろう』 以上、それぞれの場所の解説はリュウゲンさんでした。 今の所、その何処に潜んでいるのかを判断するまでの情報は 得られていませんが、有力な情報である事は間違いないでしょう。 このまま、慎重に捜索を進めるのか、 それとも討伐をも視野に入れた強行偵察を行うのか、皆さんの判断を 仰ぎたいと思います。 ●ジリュウ方面 ジリュウの港での食糧の積み込み作業ですが、危険を押して参加した 護衛士の皆さんが細心の注意を払っていた事もあり、ジリュウ側に 察知される事なく、無事に成功したとの報が 届いております。 作業の効率化を図りつつ、役割分担などを決めておいた事も功を奏したようで、 懸念されていたジリュウ側との交戦も無く、倉に納められていた殆どの 食糧を持ち出せたとの事で、今回の輸送業務は大成功であったと言えるでしょう。 また、サイカイ屋本店にあった衣料品や毛布、火鉢などの暖房器具の 積み込み作業も合わせて行われたとの事で、アルガ方面への支援物資として 有益に活用する事が出来そうです。 ジンエモンさんのお話では、サイカイ屋本店の移転作業は秘密裏に 進められていたらしく、高価な商品や資産などについては、既に陸路で 運び出しているとの事です。 今後はトツカサとマウサツ・アルガ方面を中心に商いを展開するとの事で、 ジリュウ国内での商売は当面の間は見合わせるようです。 さて、これで当面の間は、アルガ及びマウサツでの食糧問題は解決される 事なります。余剰分に関しては、有益な使用法を検討してみるのもいいかも 知れません。 ●その他 クラノスケさんの武勇談ですが、様々な分野に渡ってのとりとめもない話が 延々と続き、全てを聞き及ぶ事は流石に無理だったようですね。 今後の再挑戦をお待ちしています。 『礼法の指南書』の訳本の複製は、護衛士の皆さんのお力添えで作業が 進められています。 これで、今後の礼法の学習にも弾みが付く物と思われます。 ご協力、ありがとうございました。(礼) アルガより持ち帰った文献の調査も多少進んでいます。 航海図はマウサツ近辺も含んだアルガ領周辺の物で、ある意味貴重な資料と 言えるでしょう。ただ、以前より探している外洋関連の航海図などは、 やはり発見されておりません。 今後も調査を進める必要がありそうです。 今回のご報告は以上となります。簡略に纏めた物ですので、見落としや 書き間違いなどお見苦しい点もあるでしょうが、今後の活動に活かして 戴く為にも、お手数ですがお目通し戴けますと幸いです。
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  【情報文章】マウサツレポート・その5 2005年02月10日 サコンです。 遅れておりました【通常業務 ~1/31(24:00)】等の活動での護衛士の 皆さんの活動の成果や判明した事柄に付いての報告書がようやく 纏まりましたので、ご報告致しますね。 ●砦及びその周辺 砦周辺の警備ですが、これまでの護衛士の皆さんの活動で砦周辺の調査が 進み、警備体制のノウハウも蓄積された事で、かなり洗練された物に なりつつあります。 地元の猟師や木こりたちの協力もあって、周辺地理の把握に応じた巡回ルートや 監視ポイントの選定も進んでいますので、現状の警戒網に穴が無いとは 言い切れませんが、万全に近い物になっている物と思われます。 今後も、皆さんのお力添えよろしくお願い致します。 居住施設の拡充に関しましては、とりあえず増設出来そうな場所の確認程度に 留まっています。 現状でも2、30名ほどなら常駐出来るかと思われますので、整備を後回しに してもいいかも知れませんね。 砦内の耕作地ですが、皆さんのご協力により耕作などの準備も整いましたので、 薬草や農作物の栽培は何時からでも始められます。 最後に。峠の通行ですが、先のアルガとの戦いの後、慌しくなって来ています。 特に不審者等の出入は確認されていませんが、アルガ方面からの飢民の流入が 徐々にですが増えつつあるようです。 現状では表立った問題は起きていませんが、アルガの食糧問題が解決しない 限り、この量は爆発的に増え、様々な問題が起こる可能性もあります。 今後、注意が必要でしょう。 ●ドラゴンズゲート周辺 『社』周辺の警備状況は順調で、不審者の方もいなかった様子です。 皆さんのお力添えで、活動の拠点となる屯所の整備も無事に終了しまして、 完成に至ったとの事です。 今後、『社』周辺の警備体制が更に強化される事が期待されます。 作業にご協力戴きました護衛士の皆さん、ありがとうございました。 ただ、1つ誤算ですが、場所的にランドアース土産が屯所に持ち込まれる事が 多くなり、それ目当ての来客(護衛士仲間)が増え始めたという事でしょうか?(苦笑) また、この『社』がランドアースからの来客を迎える玄関口となる事は、護衛士の 皆さんもご存知かと思います。 そうした事情もあってか、『社』の警備に付いている護衛士の皆さんに、 来客の方々からマウサツや楓華列島に付いて色々と尋ねられると言った事が 多くありました。 今後の課題の一つとして、ランドアースからマウサツに来られる方々に、 楓華列島の説明や礼法などを軽くレクチャーしたり、覚書きなどを 配布するなどと言った事も必要になるかも知れませんね。 ●マウサツ方面 護衛士の皆さんが活動を始めて約2ヶ月。街の復興も進み、人々の生活も 元に戻りつつあるようです。 そして、皆さんがこれまで街の者たちとの交流を深めて来た事で、マウサツの 住民との間にも信頼と呼べるだけの関係が築かれつつあります。 警備の面においても、それが功を奏して不審者や犯罪者の摘発が進んでいます。 背後が判明するような大物の検挙はまだありませんが、不穏な動き自体を 封じる呼び水になっている事は確かで、マウサツの警備状況は、 万全と言ってもいいでしょう。 また、護衛士有志の主催によるマウサツ版ランララ祭とも言うべき 『手作りお菓子教室』の噂は人々の関心の的となり、子供たちを中心に 期待が高まっている様子です。成功するといいですね。 もちろん、何も問題が無い訳ではありません。アルガ方面の現状が広く 知れるに連れて、食糧の備蓄に付いての危機感が再燃し始めているとの 報告が届いています。現在の所は、 そうした事態に備えて、住民の皆さんが備蓄や倹約を始めた程度の事だと 聞き及んでおりますが、これが悪い方向に移行しない事を切に願います。 新規の事業と言える養殖池の整備ですが、マウサツ家臣団の間からは 現在マウサツ領内にある溜め池などを利用出来ないかとの声が挙がっております。 新設となりますと、かなり大掛かりな普請工事になりますので、費用の方も かなり必要になりそうです。 それらの整備が終われば、稚魚などの確保が必要となりますが、こ ちらもあわせてご検討戴けますと幸いです。 周辺の農村部では、春先の収穫に向けて作付けが始まっています。 主にイモ類の植付けが行われているとの事で、収穫は5月の中旬頃から 見込めるとの事です。 しかし、周辺地域でのグドン出没の噂は事実であったようで、2、30匹の一群が 確認されています。 早期解決を図る為、近々護衛士の皆さんのお力添えをお願いしたいと 思いますので、よろしくお願いします。 最後に、周辺地域の名産品についての追加の情報があります。 まずは、アルガ地方の『アルガ焼酎』と呼ばれる蒸留酒です。 マウサツと並ぶアルガの特産品の芋から作られるお酒で、かなり癖が あるそうなのですが、慣れると病み付きになるみたいですね。 続いては、トツカサ地方の『トツカサ焼き』と呼ばれる焼き物です。 主に茶碗や湯飲み、鉢物など庶民に向けた生活の為の陶工品と聞いています。 素朴な温かみのある焼き物との事で、一部、名品と呼ばれる品もあるそうですが、 それ以外の品は比較的安価で取引されているようですね。 最後に、ジリュウ各地で生産される『ジリュウ陶磁器』です。 こちらは同じ陶工品でも『トツカサ焼き』とは異なり、『マウサツ切子』と同じく 嗜好品として製作、取引されているそうです。 中でも、独特の美しい絵付けの施された大皿などが、一部の好事家の間で 高値で取引されているとも聞きます。 他にも『絣』と呼ばれる織物やベッコウ細工などと言った品もあるそうですが、 手に入り辛い品との事で、余り流通はしていないようですね。 取り敢えずは以上の品が、ランドアース側に持ち込んで利潤が出そうな品と なります。 こうした名産品・特産品ですが、領地の物品に関しては、生産の何割かを 税収として徴収出来る他、卸値にて買い上げる事も出来るそうです。 現在のマウサツにはそうした在庫はありませんが、今後献上される品なども あるでしょう。 ただ、他国の品に関しましては市価での取り引きとなりますので、 利鞘は然程では無いようですね。 ご参考までに。 ●アルガ方面 現状、アルガ地域の治安状況は良好とは言えません。 食糧の配給や城の居住施設の開放、そして傷病者の治療などの支援活動に よって、表面的には平穏を保っておりますが、何時暴発してもおかしくないような 不穏な空気も漂っています。 アルガの都の現状ですが、先の戦の直前にあった食糧の徴発や資材の 召し上げで、かなり荒廃しています。人々の表情にも笑顔がなく、その 困窮振りが窺い知れます。 開いている商店やお食事処などもまだまだ少数で、復興の目処も殆ど 立っていません。 そうした事情もあって、表通りを出歩く者の姿も少ないようです。 復興作業が始まれば、それに応じて沈んだ街の活気も戻るかと思いますが……。 護衛士の皆さんのお力添え、よろしくお願い致します。 また、人員の不足から都周辺以外の土地への食糧の配給までは流石に 手が回っていませんので、住民の間から不満の声が上がっているとの報告も 届いています。トツカサが軍を引き上げた以上、国境付近の警備体制は余りにも 手薄な状況です。 幸い、ジリュウ側は余り大きな動きを見せていませんが、斥候などがアルガの 地に侵入している可能性もあります。早急な対応が必要かも知れません。 そして、護衛士の皆さんに対するアルガの民衆からの評価ですが、 圧政からの解放者として快く受け入れてくれる者たちと、流布していた 悪評通り信用の置けない輩だと非協力的な態度を崩さない者たちとで 意見が真っ二つに分かれています。 アルガ領内での協力者についてですが、商人や庄屋などの民間の有力者は、 様子伺いと言った立場を崩していません。 また、先の戦いで投降した元アルガの家臣の中には、アルガ復興への協力を 約束してくれる者もいますが、全面的な信頼関係を築くには、 まだ多くの時間を要しそうですね。 悪評の誤解を解き、私たちがアルガの皆さんに受け入れられるには、 今後のアルガ復興への支援活動などが重要になるでしょう。 今後の活動で方々の態度が軟化する事に期待したい所です。 現在、マウサツから民間の有志による余剰物資の援助も始まっています。 主に食料品や燃料、衣服などの生活必需品が主な物ですが、心も身体も 温まる温かい差し入れとなっているようです。 こうした民間レベルでの交流も重要になりそうですね。 マウサツ側からの救援物資などもあり、アルガの食糧の備蓄は 多少増えましたが、それでも今月末には尽きてしまう事でしょう。 残された時間はそれほど多くはありません。 最後にトキタダ公の捜索ですが、褒賞目当ての密告など、数多くの情報が 集りつつあります。 ただ有益な情報は少なく、中には褒賞金目当ての偽情報もありますので、 選別の作業に手間取っています。 一部の有力な情報も、『野武士』が現われたとの密告などで、 直接トキタダ公に繋がる物ではありませんでした。 緑深い山に関してですが、その特徴に該当する幾つかの山に対して 捜索の手を伸ばしつつあります。 続報をお待ちください。 ●その他 先に見付かっておりました礼法の指南書ですが、多くの皆さんのご協力を得て 解読作業はほぼ終了致しました。 ただ、現在は原書一冊と要約した写しが一冊のみですので、護衛士の皆さんが 礼法を学ぶにも些か不自由しています。 『紋章筆記』を使えば、複製なども比較的容易に作成出来るかと 思われますので、ご使用出来る方でお手隙な方が居られましたら、 是非ご協力ください。 その他の書物ですが、今回は目ぼしい物は見付かっておりません。 ただ、アルガの城の書庫に残されている書物などをマウサツの砦に 持ち帰っておりますので、そちらの確認作業が加わるかと思われます。 一部、周辺地図や航海図なども含まれているとの事ですので、 ご確認よろしくお願い致します。 一部の有志の方が行っていた救援部隊(現『楓華の風カザクラ』)との 相互連絡ですが、現在は寸断されています。トツカサを仲介して連絡を取る事も 可能かも知れませんが、問題が多い事も確かです。 こちらについても何らかの対策が必要でしょう。 さて、先の戦を終えてアルガ本領が支配地に加わった事で、私たちは 2つの国と国境を接する事となりました。 一方は私たちと縁浅からぬ名門トツカサ、そしてもう一方は、今だ謎多き 西の大国ジリュウ。 この2国への対応も今後の大きな課題となります。 これは、トツカサ方面の偵察に向かった方からの報告ですが、トツカサ側の アルガ領との国境付近の警戒は、かなり厳重に執り行われているとの事です。 トキタダ公の潜入に備えてのものだとは思いますが、私たちへの態度を 硬化させた動きとも取れます。 ジリュウ方面からは殆ど情報は入って来ていません。 先のアルガ攻めの折にも、少数の偵察部隊を送り込んでいたのが 確認されているだけです。ただ、ジリュウ偵察の折に入手した物品などの 霊査からは、後継者争いに敗れ閑職に追いやられた前国主の重臣など、 潜在的な敵もいる様子です。 時期的にそろそろトツカサより対ジリュウ戦への協力の要請もあるかと 思われますので、今後の各国を取り巻く情勢を注意深く見守って行きたい所です。 以上、簡略に纏めた物ですので、見落としや書き間違いなどお見苦しい点も あるでしょうが、今後の活動に活かして戴く為にも、お手数ですが ご確認戴けますと幸いです。 護衛士の皆さんには、まだまだご足労をお掛けするかと思いますが、 今後のお力添えよろしくお願い致します。(礼)
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    【情報文章】マウサツレポート・その11 2005年11月28日 サコンです。 少し遅くなってしまいましたが、【通常業務 ~11/20】などでの護衛士の 皆さんの活動の成果・判明した事柄に付いての報告書が纏まりましたので、 ご報告致しますね。 ●マウサツ地方(マウサツの街近郊) 治安A→A まずはマウサツの街ですが、治安も相変わらず良好で活気に溢れています。 冬が近い事もありまして、そろそろ冬支度を始められている方も多いようですが、 今年は特に大きな動乱ともほとんど無縁でしたので、比較的余裕を持って冬を 迎える事が出来そうですね。 商人の皆さんのお話では、今年は食料品をはじめ、薪や炭、油などの燃料も 十分に在庫があるとの事ですので、マウサツでは暖かい冬を迎える事が 出来そうです。 特に特産品の菜種油はかなりの在庫があって、マウサツ領内だけでは とても捌き切れないとも聞いていますので、交易用の品として考えても よろしいのではないでしょうか? その交易の要ともいえるマウサツの港では、サンダース号の解体作業が つつがなく執り行われ、無事に解体を終了致しました。作業に参加されていた 皆さんの活躍(?)ぶりは、港で噂になっているそうですよ。 また、元サンダース号乗組員の方々ですが、有志の方が手紙や手荷物などの やり取りを仲介して戴いたおかげなどもありまして、大分落ち着きを取り戻して 来ているご様子です。 現在は、港ではしけの操船などのお仕事をされているそうです。 港の警備体制を危ぶむ声などもありましたが、マウサツ武士団の目も十分に 光っているとの事で、不審者などが見付かったという報告は現状では 届いておりません。ですが、今後も注意しなければならない事項である事は 確かでしょう。 今回、有志の皆さんが行なっていたマウサツ武士団との訓練ですが、 実戦訓練を主体にした事もありまして、目に見えて成果が上がっているようです。 とはいえ、まだまだ実力的には護衛士の皆さんと比肩し得るとまでとは 行きませんので、今後もお力添えを戴きたいとクラノスケさんも仰られていました。 ランドアースの遊びを広めようとされていた方も居られたようですが、 流石に1人で出来る競技ではなかった事もあり、思うようには行かなかった みたいですね。 次は、ある程度人数を集めてからやられてみると良いかも知れませんね。 ●マウサツ地方(農村部) 治安:B→B 護衛士の皆さんのお力添えもあり、畑を荒らしていたイノシシの被害なども 最小限に抑えられ、秋の収穫はほぼ滞りなく完了したとの報告が届いております。 収穫量は例年よりもやや大目であったとの事ですが、流石に他国への援助が 出来る程の余剰はなかったようです。 とは言え、この秋の収穫を終えて、マウサツの食糧事情は完全に好転したと 言っていいでしょう。 多少の余剰もあるとの事ですので、万一の事態に備えて備蓄を進めて行きたい 所ですね。 そろそろ季節は晩秋から冬へと差し掛かっていますが、これから冬場の作物の 作付けなどが始まるようですね。それらの作業を終えれば、 農家の皆さんもようやく一段落といった所でしょう。 ところで、イノシシの被害についてですが、幾つか追加の報告が届いております。 今年は特に天候不順などもなく、秋の実りは良好であるとの報告を以前 お知らせしたかと思いますが、これは山の幸に付いても同様であるとの報告を 受けています。 つまり、わざわざ山を降りて、人里近くの畑を荒らす必要はない筈なのです。 また、『獣達の歌』を使われた方が動物たちから聞いた話では、イノシシたちの 住む山中に、餌場を荒らしている何者かがいるらしいとの未確認情報もあります。 こうした幾つかの報告から、これらイノシシ被害のあった周辺地域の山中に 何らかの存在がいる事は確定的な様子です。 近々、調査及び問題解決の為に、護衛士の皆さんのお力をお借りする事になると 思いますので、よろしくお願い致しますね。 ●アルガ地方(アルガの都近郊) 治安:B-→B 護衛士の皆さんのお力添えで、アルガ武士団への協力体制を進めた事に よって、都周辺の治安は好転の兆しを見せています。こちらでの業務に 参加されていた皆さんと武士団の方との交誼もより深まり、友好的な関係を 築く為の下地は出来て来ているようです。 ただ、材木などの高騰から始まったアルガ地方の物価の上昇は、まだ収まりを 見せていません。 護衛士の皆さんが街中を巡回し始めてからは、値上げの幅は小さくなったとの 事ですが、徐々に住民の皆さんの生活を逼迫させつつあるようです。 これらの事態に深く関わっていると目されている謎の女占い師に付いての 調査ですが、幾つかの新たな情報を入手しています。 件の占い師ですが、『託宣の儀』と呼ばれる集会を極秘に開いて、信奉者の数を 徐々に増やしているようです。 この集会に潜入する事が出来れば、神出鬼没を噂される彼の占い師と 接触出来ると思うのですが……。 現在、集会に参加した事のある人物からの情報などを入手、確認中ですので、 今後護衛士の皆さんにご協力を仰ぐような事態もあるかと思います。 さて、現在抑留中のトキタダ公に忠義立てしている武士たちへの 協力要請ですが、余り芳しくないようです。 条件面での折り合いというよりも、火急に主の元に駆け付けたいとの思いの方が 強いようですね。 根気良く説得を続ければ、砦の守備などの任務に就いてもらう事も不可能では ないでしょうが、現実問題としてトキタダ公を見限った現行のアルガ武士団や マウサツ武士団との折り合いは最悪でしょう。 彼等を解き放って、他の武士団の方々と同じ任務に就いて戴く事には、 色々と問題がありそうですね。 ●アルガ地方(農村部・国境線など) 治安:C+→B 国境の砦ですが、見張り台や狼煙台などの周辺施設の整備と共に、 周辺地理の確認や警備体制の整備などを推し進められています。 砦には周辺地形の詳細が記された地図なども残されていて、警備体制の確立の 一助となっているようです。 こちらでの業務に参加された皆さんのご尽力などもありまして、 現状の警戒網はほぼ万全に機能している様子です。 期間中、ジリュウの斥候部隊との小規模な戦闘などもあったようですが、これの 早期撃退にも成功したとの報告も届いております。 砦周辺では、今後もこのような小競り合いが起こるかと思いますので、 皆さんのお力をお借り出来ますと幸いです。 また、警備の合間を縫って、アルガ・マウサツの両武士団から派遣されている 武士の皆さんとの鍛錬なども執り行なわれ、それなりに成果が 上がっているようです。 この地は、いわば対ジリュウの最前線にもあたる場所ですので、 今後も鍛錬を続けて実力の向上に努めてもらいたい所です。 さて、護衛士の皆さんのご協力などもありまして、この地域の治安は かなり向上して来ている様子です。 国境の砦の接収によって、ジリュウ勢の脅威などの不安が解消されただけ ではなく、農村部への巡回警備なども積極的に行って戴けた結果でしょう。 住民の皆さんとの距離も近くなったようで、巡回中に声を掛けられる事も 増えて来たとの報告を受けています。 地元の方の視線から見た問題などをお聞きする、良い機会になりそうです。 地元の皆さんとの交友を深める為にも、こうした地道な活動を続けて 戴きたい所ですね。 ジンオウ様もお忍びで視察を行なったとの事で、自らも少なからず関わった アルガ地方の復興具合を直接確認されて安堵されたと聞いております。 ●その他 治安:??? 有志の方が検討されていましたマウサツ近海の警備計画ですが、 アソウ一家との雇用契約が切れた事で立ち消えとなっています。実際の所、 自由に稼動出来る船のない現状では、水上警備網の整備は至難といって 差し支えないでしょう。 アソウ一家の皆さんを味方に付ける事が出来れば、そうした心配もなくなるかと 思いますので、心強い限りなのですが……。 また、アソウ一家との航海で得た知識や技術、経験などを取り纏められた 報告書が届いておりますが、 中々の出来栄えで、船上活動の手引きとして十分に使えそうです。 近々、増刷する予定ですので、興味のある方は今しばらくお待ちくださいね。 護衛士団の置かれています各地域との連絡ですが、護衛士の皆さんの お力添えもありまして恙無く行なえているようです。 今後も他地域との連絡体制が重要になる事もあるかと思いますので、 よろしくお願い致します。 今回のご報告は以上となります。今後、業務に関してのご相談や追加特別業務、 依頼などを執り行って戴きたいと思いますので、護衛士の皆さんの御力添えの程、 どうかよろしくお願い致します。  
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【情報文章】マウサツレポート・その16 2006年08月19日 サコンです。 永らくお待たせしていました通常業務及び目安箱等での活動に付いての 結果などが纏りましたので、ご報告致しますね。 ●マウサツの街近郊 夏を迎えたマウサツの街近郊部ですが、特に大きな問題もなく 平穏な毎日が続いています。少し前までは、今後のマウサツについてを憂う声なども聞こえていたとの 事ですが、現在ではそのような噂などは、ほとんど払拭されている様子です。 新たに加わる事となったアルガ地方からの移民の皆さんも次第に マウサツに馴染み始めているとの事で、懸念されていた諸々の問題は 徐々にですが解消されているようです。 中には、個人の学問所や私塾などを探されていた方もおられたようですが、 現在マウサツには子供相手の寺子屋などがあるだけで、高度な教育を 教えるような場はマウサツ武士団の教練所があるだけとなっています。 こちらの教練所ですが一般の方にも広く門扉を開いているとの事で、 武士の子弟以外の学徒も数多く受け入れているそうです。 聞いたお話では、匿名で奨学金を設けている方などもいて、優秀な者であれば誰でも学問を学ぶ事が出来るようになっているとの 事ですね。 優秀な人材を見出して育てる環境は、私たちが考える以上に 整えられているようです。 また、護衛士の皆さんとマウサツの街の方々との関係は相変わらず 良好な状態を保てているとの事で、街の皆さんから色々と話を聞かれたり 相談事を持ち込まれたりするなど、親密な間柄となっている様子です。 街中で警備をされていた護衛士の方の中には、冷やしたスイカや 桃などの夏の味覚をご馳走になると言った事も多々あったと聞いています。 今後も地元の皆さんとこうした良好な関係が保てるようにして 行きたい所ですね。 近頃の話題としては、交易を通じてマウサツに持ち込まれた他国の品々が 街中に出回り始めて色々と噂になっている様子です。値段などはまだまだ 割高ではありますが、マウサツではほとんど出回っていない品が 手に入るとあって、売れ行きは上々であるとの事です。 サイカイ屋さんを始めとした地元の商人の皆さんも、やや停滞気味で あったマウサツの市場の活性化にも繋がると大いに注目している様子です。 さて、今回は各重要拠点に於ける警備・警戒体制についての見直しなども 行われていましたので、現在の状況についてをご報告致します。 『社』周辺部の警備状況ですが、マウサツ武士団の御力添えなども ありまして万全と言える状況にあります。特に『社』への出入りに関しては、ほぼ完全に管理されており、 不審者などの侵入は防ぐ事が出来ています。 今後も警備体制を万全に整えて、『社』の管理に務めて行きたい所ですね。 マウサツの砦の警備状況ですが、こちらの方にもマウサツ武士団の 御力添えを戴いている事もあり、現状に於いては不審者等の接近や 侵入などは特に確認されていません。但し、元々砦の警備の任を担っていた護衛士の皆さんの警備任務への 参加者が不足気味な為、警戒網に不備が生じている可能性も 否定出来ない状況となっています。 現時点に於いて、ジリュウなどがマウサツ側に手出しする可能性は 極めて低いかと思われますが、万一の事を考えるのならば警戒体制は 万全のものとしておきたい所です。 また、これらの警備・警戒体制に於いて大きく貢献して戴いていた マウサツ武士団の方々との交流も1つの鍵になるものと思われます。 互いに足りない部分を補い合えるように交誼を深めて行きたいですね。 ●農村部周辺地域 農村部周辺地域ですが、多くの護衛士の皆さんの意向を受けて 開墾地の開発が積極的に進められる事となりました。 元々は諸々の普請事業の一環としてマウサツ領内から人員を募って 作業を行う予定でしたが、今回は護衛士の皆さんが中心となって 作業を進められた結果、幾つかの開墾地では予定を大幅に前倒しにして作業を終えたとの報告を受けています。 予定が早まった事に関してですが、開墾に伴う作業の大半が 力仕事であった為、身体能力に優れた冒険者である護衛士の方々が 作業に加わった事で、作業効率が大幅に上がった事が大きな要因になったものと考えられます。 中には、アビリティの力を利して作業の能率化を図っていた方も おられたようですが、一緒に作業を行っていた一般の方々を 驚かす事にもなりますし、思うように力加減も出来ませんので使用の際には色々と注意が必要となります。 使用を禁ずるとまでは言いませんが、以上の事柄を踏まえまして、 公共の場でのアビリティの使用には細心の注意を払って 戴くようお願いしますね。 開墾地の準備が出来た事もあり、既に一部の開墾地ではアルガ地方から の移民の皆さんを中心とした入植も始まったとの事で、来年以降の収穫に 早くも期待が寄せられています。 加えて、これらの作業に伴う農耕地の増加及び居住地の拡充は、 今後のマウサツの発展に少なからず寄与するものと思われます。 今後も時節を問わずに近辺での開墾等の作業は行われるかと思いますが、護衛士の皆さんのお力をお貸し戴けますと幸いです。 また、一部の護衛士の方々から治水関連の作業にも御力添えを戴いており、多少とはなりますが作業が進められました。 中でも、開墾地周辺での水源の調査や貯水施設の整備などに於いては、 十分な成果が上がっているとの報告を受けています。 但し、水害等の対策ともなる堤防普請などの大規模な工事は、 人手が不足していた事もありまして手付かずとなっており、秋の収穫期を 迎えるにあたって今後予想される嵐などの災害に対して若干の不安を 残す形となってしまいました。 万一の際には、災害対策の為に護衛士の皆さんに突発的に お力添えをお願いする事もあるかと思いますので、その時には よろしくお願い致しますね。 さて、今回は多くの護衛士の皆さんが農村部での活動を行われていましたが、それを労って農家の方々から色々と差し入れを戴きました。 定番の瓜やスイカを始めとして、ナスやキュウリ、大根等の野菜類など 多くの夏の味覚が届けられています。これらの差し入れの品々は、護衛士詰め所の方でも預かっていますので、 入用の方はご自由にお持ちくださいね。 ●国境周辺部 アルガの国との間に新たに線引かれる事となった国境周辺部では、 護衛士の皆さんによる綿密な調査が行われる事となりました。 今回の調査ですが、間諜等の侵入予想経路の確認と現在の状況に ついての調査を主軸に、アルガの国との関係も考慮しつつ 極力アルガ領内に侵入しないように注意しながらの活動となりましたが、一応の成果を得る事が出来たとの報告を受けています。 元々、マウサツがアルガ本国と対立していた折に現在の国境線付近の調査等が行われていた事もあり、間者等の侵入可能な経路などの特定はある程度出来ていたのですが、今回の一連の調査ではその補完を行なう形となり、今後の国境周辺部に於ける警備・警戒の諸活動に大きく寄与する事になりそうです。 また、調査の段階では、特に不審な痕跡などは確認されておらず、不審者等の侵入などもなかった様子です。 哨戒の任に付かれていた方からの報告では、アルガ側での動きなども特には察知されておらず、当面の間は国境周辺地域に於いては大きな動きはないものと思われます。 但し、隣国であるアルガの国を始めとしたセイカグド内の情勢に変化があればその限りではなく、今後も他国の動向には注意を払う必要がありそうです。 そのセイカグド州各国の動向についてですが、エミシ州関連の事柄でジリュウの国に使者として向かわれた護衛士の方から興味深い報告が届いていますのでご紹介します。 ジリュウの国へと向かった使者ですが、海路は現状では不通となっている為、陸路を使う事となったのですが、その途中のアルガ領内を通る際に武具の封印やアビリティの使用の禁止、定められた街道以外の通行の禁止など色々と制約を科せられる事となりました。 これらの対応ですが、現在はマウサツの武士(=冒険者)に対してだけ取られている暫定の処置であるとの事で、正式な国交が成立するまではこうした対応を取らざるを得ないと、案内役の名目で監視に就いていたアルガ武士から話を聞かされたそうです。 アルガ領内での不自由な移動の後、ジリュウの国へと入国しようとした使者ですが、警備のジリュウ武士によって入国を拒否される事となりました。 使者からの口上や書状については本国側に確と伝えるとジリュウ武士が宣言した事で、とりあえずはその場を収める事が出来た様子ですが、ジリュウ側のマウサツに対する警戒はいまだに根強いものがあるようです。 ジリュウへの入国が拒否された事で、使者は次の目的地であるトツカサの国へと向かう事となりましたが、トツカサとは以前より親交を深めていた事もあり、特に大きな問題もなく諸々の連絡や情報のやり取りなどを行う事が出来ました。 『アルガ大火』に纏わる調査に関しましては、トツカサ側の協力を約束してもらう事が出来ましたが、既にアルガ領内にジリュウ側の手が大きく入っている事もあり、調査は難航するだろうとの評も受けています。 内政を学びたいとの声には、学ぶつもりがあるならば責任を持って教えるが、数年間トツカサ領内にて勉学に励んでもらう事になるとの返答を戴いたようです。 報告の方は以上となっていますが、現時点に於いてマウサツと良好な関係にある国はトツカサ1国のみであり、他の2国との関係は微妙な情勢にある事が見て取れるかと思います。 今後、セイカグド内の国々との関係をどのように望むのか、護衛士の皆さんに今一度熟考して戴く必要がありそうです。 ●その他 楓華列島内の各護衛士団との連絡ですが、多少の時間は掛かったものの現在までに滞りなく行えています。色々と連携が行える場所もあるかと思われますので、その都度対応させて戴きたいと思います。 交易に関してですが、現在の所は順調に利益を上げる事が出来ている様子です。取り扱っている商品の評判も上々で、今後も安定した利益を見込む事が出来るものと思われます。 さて、商権の獲得についてですが、各国から新たに権利を得るには相当額の献上金が必要となります。他州との交易を行うだけの船舶や人材が乏しい現状に於いては、悪くはない投資になるかと思われますが、投入した資金の回収には少し時間が掛かる事になります。 現在のマウサツの財政からみて、他国で新たな商権を獲得する事は決して不可能ではありませんが、当分の間は綱渡り的な財政状況が続く事になるかと思われます。 また、サイカイ屋さんが私たちに商権を貸しているのもただの善意からだけではなく、色々と商売的な打算があってのものでしょう。直接、色々とお尋ねになってみれば、案外隠し立てなく理由などを聞く事が出来るかも知れません。 ちなみに、商権獲得の件についてクラノスケさんにご相談した所、場合によっては無理に国が権利を獲得せずとも商権を持つ地元の商人に依頼して交易を行う事も出来るのではないか、とのお言葉を戴いています。 特にトツカサなどの近場での交易を行う場合には、利益は多少目減りしますが、こうした手段を活用してみるのも1つの手かと思われます。 とりあえず、今回のご報告は以上となります。今後、関連する業務に付いてのご相談やお仕事の依頼などを順次執り行って戴きたいと思っていますので、護衛士の皆さんの御力添えの程、どうかよろしくお願い致します。(礼)