約 25,561 件
https://w.atwiki.jp/pixsk/pages/16.html
二神 獅弩(ニガミ シド) 補足 ★
https://w.atwiki.jp/gods/pages/114151.html
ロドリーゴディアスデビバール(ロドリーゴ・ディアス・デ・ビバール) ナバラ国王の系譜に登場する人物。 バレンシア領主。 関連: クリスティーナロドリゲス (クリスティーナ・ロドリゲス、娘) 別名: エルシッド (エル・シッド) エルシド (エル・シド)
https://w.atwiki.jp/299nobe/pages/1089.html
実体験での経験というものは言葉で説明されただけでは絶対に分からないものが見えてくる。 幼い頃に誰もが聞かされた有り触れた講釈である。しかしあながち的外れな意見ではないだろう。 今現在のセシルは改めてその言葉を痛感した。 「これは?」 久し振りに乗った飛空挺の甲板から見下ろす地面は明らかな変化があった。 バロン国に周辺に広がる広大な平野。赤き翼隊長として眺めたその場所は、薄らと雲がかかった上空から見渡しても 見違う程はあり得ない新緑の緑一色の場所であった。 しかし、今のセシルが見下ろしている同場所はその様相を変えていた。視界を支配していた平野一面には幾つかの大きさの穴が ぽつぽつと散見された。 緑一色の場所に混ざった茶色い穴の数々は、やや不吉な雰囲気を演出していた。 「儂らが帰還する途中から既にこの有り様であった」 ゾットからという意味であろう。つまりはあのゾットの一連が眼下での風景の原因である事は容易に想像できた。 (あの時、あの場所には今の世界で起こっている大事な事が全て起こっていた……) 何所か別の場所でそれ以上の何かがあったなど到底考えられない。 そう考えると、セシルにはすぐにでも原因が分かった。おそらくシドも既に分かっているのであろう。 「メテオ」 シドに聞こるかどうかわからない程の小さな声で呟いた。 「…………」 シドは無言であった。今のセシルの声が聞えていなかったのだろうか? 例え聞えていたとしても彼は無言を 貫いていたであろう。 復讐の為に己の命を全てかけた男――賢者テラ。彼が最期に唱えた最強の黒魔法メテオ。 その呪文はゴルベーザに深手を負わせた。それと同時に、地上の幾多もの場所を傷つけた…… 結果がどうであれテラは後悔はしていない。彼は己の消滅の際にそう残した。 「それで、各地の被害はどうなってるの?」 「幸いにも人口が密集している場所に大きな被害は出ていない。ヤンの方からも特にこれといった報告は入ってない……」 ならばこの結果すらも受け入れたのだろうか? そもそもテラはメテオの詠唱がこのような惨状を引き起こす事を知っていたのであろうか? もし知らなかったら後悔したのだろうか? 知っていたとしたら、全て分かっていてメテオを行使したのか。 「ヤンもこの事を知った時は慌てておったぞ。一時国に帰ったのもファブールを心配しての事らしいからの」 いずれにせよテラに対しての数多くの質問の回答を得ることは不可能になってしまった。 「まあ大事に至らなくて本当に良かったわ、本当に……」 今セシル達に出来る事。少しでも状況を確認して、被害の様子を知る事しかなかった。
https://w.atwiki.jp/allhero/pages/42.html
「そうか、やはりツクヨミは蘇っていたか」 ガイコツ城の一室で、妖怪大魔王と貴公子ジュニアは、ヌエからの報告を受けていた。 「大魔王様、チャンスです。この機に人間共を……」 「待てジュニアよ。ツクヨミはまだ月面にいる。それは奴が地上へ降臨してからだ。だが……」 大魔王はヌエに再び尋ねた。 「サタンの言っていた通り今以上の戦力は持っておいて損はない。何かいい情報を掴んでいないか?」 「はっ、まず東京の地下の龍脈に異常が見受けられます」 「龍脈……ミズノエノリュウか。理由は分かるか?」 「部下の報告では結界の要所要所で護法童子らしきものの姿を見た、とのことです」 結界。かつて天海大僧正が江戸の町に風水的趣向を凝らして張ったものである。東西南北を四天王が守護し、その中心には平将門が位置する。 帝都東京はこの霊的結界によって災厄から守護されているのである。 「護法童子だと!?まさか……」 ジュニアが大魔王の顔を見やる。 「奴が蘇ったとしても何も不思議はあるまい。魔人・加藤保憲がな……」 大魔王が顎に手を当てて呟く。 「これも調査してみないことにはな。仮に加藤が蘇っていたとしたら、その帝都への憎しみ、利用できる」 「……それと、横浜に面白い人間がいると聞きました。何でも悪魔を召喚して操る能力があるとか……」 「良かろう。その者については任せよう。我々の協力者になるようであれば連れてこい。もし敵になりそうならば……」 殺してこい。大魔王の非情な命令を受け、ヌエは姿を消した。 東京、新宿。アルタビジョンには各地から入ったバダムやヒーロー関係のニュースが流されていた。 こんな状況下ということもあってか、ほとんど人がいない。本当にここが新宿かと思うほどである。 ……勿論ジルタワーの出現のこともあるし、都庁が何かやばい状況だということも市民は感づいている。その結果である。 そんな新宿でアルタビジョンを眺める2人の男女の姿があった。共にスーツに身を固めている。 探偵、葛葉キョウジとその助手の麗鈴舫(レイ・レイホウ)である。 二人は仕事で数日前から東京に滞在している。予想以上に長引いたが、一通り片付いたので後は横浜へ帰るだけとなった。 だが、怪獣の出現だの何だので交通網が麻痺してしまい、帰るに帰れなくなってしまったのである。 「ねえキョウジ、どうする?」 レイがキョウジに尋ねた。 「どうするも何も、こんな物騒な所、さっさとおさらばしたいものだね」 「……そうね」 そのまま2人はまた黙り込んでしまった。と、突然画面が変わった。 「キョウジ、何か変な奴が画面に映ったわよ」 それは紛れもなくルチ将軍による宣戦布告であった。 しばらくの間2人はじっとルチ将軍の演説を聞いていたが、やがてキョウジがやる気のない声でこうぼやいた。 「あ~あ、聞いたか今の。核兵器だってさ。全く、あんな妙なのに世界を征服されたら俺達人類の一生の恥だぜ」 「キョウジ!そんな事言ってどうするのよ」 「どうしようもないだろ?だから思った事を言うのさ。俺がぼやいたくらいで核が使われるわけがねえ」 と、その時、2人の背後に怪しい人影が現れた。 「デビルサマナーの葛葉キョウジだな。探したぞ」 それはヌエだった。さらにその背後にはドロドロ達がわらわらと控えている。 「誰だお前ら。俺は怪物なんかと知り合った覚えは無いぜ」 「貴様のデビルサマナーとしての力、我々のために使ってもらおう。拒否権は無い」 「やだね。拒否権は無いだなんて、そんな脅しに屈するつもりは無い」 「ならば死ね。かかれ!」 号令とともにドロドロ達が跳びかかってきた。それらを肉弾戦で次々と撃退していくキョウジ、そしてレイ。 「ええい!人間だからと甘く見たわ!こうなればこの俺が相手になろう」 ついにヌエ自らが前に出てきた。 「お、何かこいつは分が悪そうだな」 「キョウジ!ガンプを、ガンプを使って!」 レイの声にキョウジは明らかに難色を示した。 「お前、あれを使ったらどうなるか分かっているのか?また俺は悪魔に身も心も乗っ取られちまうかもしれないんだぜ……」 「分かってる!でも、このままじゃ2人とも……」 「うるさい女だ、黙れ!」 そう言うとヌエはレイの傍へ近寄り、片手で彼女をはね飛ばした。頭を打ったのか、そのまま動かなくなってしまうレイ。 「レイ!くそっ、この借りは高くついたぜ怪人さんよ!」 そう言うや否や、キョウジは懐から銃型コンピューター・ガンプを取り出した。 「こうなりゃどうにでもなれだ!」 ガンプのボディが展開し、悪魔召喚プログラムが起動した。そして、漆黒の大天使・ビシュヌがその姿を現した。 ビシュヌが放つ圧倒的な威圧感を受け、ヌエは身動きが取れなくなってしまった。 「お……お前はヒンドゥーの維持神…ビシュヌ」 ヌエの頭を絶望という言葉が過ぎった。まさかここまで強力な悪魔を連れているとは、予想外だった。 「久しぶりだな。また私を召喚するとは……」 ビシュヌが含み笑いとともにキョウジにそう告げる。 「……こっちだって不本意さ。だが、今回ばかりはお前の手を借りなきゃならなくなったんでな」 「いいだろう」 そう言うとビシュヌはヌエに向けて掌を翳した。途端に衝撃波が発生し、ヌエを吹き飛ばしてしまう。 「ぐっ!」 残ったドロドロ達が全て襲い掛かってくる。それらを全て鋭い爪の一撃で葬り去るビシュヌ。 「お、おのれぇぇぇぇぇ!」 ヌエが叫び声を上げて突進してきた。そんなヌエに向けて再び掌を翳すビシュヌ。 と、ビシュヌの正面に小さな魔方陣が現れた。 「な、何だこれは!体が引き寄せられる!まさか!」 そう、この魔方陣には悪魔を封印する力があるのだ。 「封印されると言うのか!いかん、この力、大魔王様にとってあまりにも危険過ぎる!」 絶叫とともにヌエの体は魔方陣に吸い込まれてしまった。 キョウジはビシュヌを戻すと、倒れていたレイに向かって駆け寄っていった。 意識が遠くなっていく中で、レイは誰かが自分を呼ぶ声をはっきりと聞いた。 (私を呼ぶのは、誰?) 「我が名はアマテラス。古の神」 (アマテラス?あの神話の?) アマテラスは語った。邪神ツクヨミの復活を。その影響で自分もまた、現世に姿を現したことを。 そして、自分と共に戦うことができる人間を探していた旨を。 (共に戦う?) 「そう。少なくともツクヨミの死を見届けるまで……」 (何故私を選ぶの?) 「私は主神故に高天ヶ原を動くわけにはいかない。従って私の精神と力の一部を誰かに宿す必要がある」 そのためにはアマテラスの力に耐えられる人間が必要だという。そして……。 (私がお眼鏡に適ったというわけね) 「勘違いをするな。そなたではなくそなたの中に代々流れる巫女の血を選んだ。それだけだ」 (……分かったわ。受け入れましょう) 「よいな、我が力の一端を授かる以上、そなたは死ぬことを許されぬ。肝に銘じておけ……」 光が、レイの体を包み込んだ。 再び自分を声が聞こえる。キョウジの声だ。レイはゆっくりと覚醒した。 「……キョウジ。私は……そうだ、あの怪人は!?」 「倒したよ。……しかしお前生きてるとはな。もうちょっとで葬儀屋に手配するとこだったぜ」 「ちょっと、何を言って……」 ふと、自分の後頭部に手をやる。ぬるっとした手触りがした。血だ。 慌てて地面に目をやる。自分が倒れていた場所、丁度頭の位置に血溜りができていた。 そなたは死ぬことを許されぬ…アマテラスの淡々とした口調が脳裏に蘇ってきた。 「……ねえキョウジ」 レイは自分がさっき体験したことを全てキョウジに話した。 「……で?俺にも戦えと?馬鹿を言うなよ。あのな、ここにはヒーローがごまんといるんだ。わざわざ俺が出る必要があるか?」 さっさと横浜に帰るぞ、そうキョウジは捲くし立てた。 「でも……」 「戦うだけの力が無い奴が偉そうに文句を言うな!」 キョウジの言葉にレイはむっとした表情を見せると、何も言わず掌を突き出した。 刹那、キョウジの足元が音を立てて燃え上がった。 「うおっ!」 炎は、レイが手を翳している間中燃え続け、手を下ろすと同時に跡形も無く消え去った。 驚愕の表情でキョウジが呟く。 「どうやら本当らしいな。てっきり幻覚でも見たかと思ったんだが……」 「お願いキョウジ、一緒に戦って。どの道あいつらはまた現れるわ。だって明らかにあなたを狙っていたんだもの」 「戦いに身を置いた方が却って安全……ってか?」 「……無理にとは言わないわ。私一人でも戦うから」 そう言うとレイは歩き出した。背後からキョウジの声がする。 「待てよ。行く当ても無いくせに何処へ行く気だ?」 レイは歩みを止め、勝ち誇ったような笑顔で振り向いた。 「行く当て、あるの?」 レイがキョウジに尋ねた。 「またこいつを使うしかねえな」 そう言うとキョウジは再びガンプを起動させた。だがさっきとは異なり、出てきたのはビシュヌではなく封印されたはずのヌエであった。 「お前は一度俺に封印された。もうお前は俺の下僕だ。さあ答えろ!お前達は何を企んでいる!」 ヌエは、最初は喋ることに抵抗していたものの、弱弱しい声で少しずつだが話し始めた。 「……龍脈……ミズノエノリュウ……加藤……」 「龍脈?加藤?分からないな。他には無いのか?」 「……大サタン……復活……」 「また分からない単語が出てきたか」 これ以上ヌエは何も喋らなかった。ヌエを戻すと、キョウジはレイに相談した。 「龍脈というのはきっと風水のことね。加藤は……多分あの加藤」 「知っているのか?」 「私のような霊能力者の家系の人間なら、おそらく誰でも」 レイはキョウジに自分が聞いている事を全て語った。明治、大正、昭和と帝都を脅かした魔人の事を……。 「そんな奴が蘇っているっていうのか」 「……分からない。もし蘇っているというのなら私にも感じられるはずだけど、まだ何も……」 「で、どうする?」 「将門の首塚へ行きましょう。加藤が蘇っているとすれば、おそらく……」 「よし、決まりだな」 2人は確固たる足どりで歩き出した。 交通機関が停まっている影響で、新宿から千代田までは徒歩で向かうことになった。時間はかかるが仕方が無い。 と、先を急ぐ2人の目の前に信じられないものが現れた。 「キョウジ、あれ!」 「マジかよ」 遠くビルの向こうに、巨大な怪獣の姿が見えた。長い舌をだらりと垂らし、よだれをボタボタと溢している。ペロリゴンだ。 2人が呆気に取られて見ていると、シルクハットにマントの男が颯爽と怪獣に向かって飛んで行くのが見えた。 「何だあれ。ひょっとして正義のヒーローってやつか?」 「キョウジ、行ってみましょう」 レイの提案にキョウジは初め渋い顔をしていたが、仕方なく怪獣の方へと走り出した。 どれだけ走っただろう。現場に到着すると、そこにはドロドロに溶けた何かがあり、その周囲を軍が封鎖していた。 そして目立たない片隅で、先ほどのシルクハットの男と少年が何やら話しこんでいた。 意を決してキョウジが話しかける。 「あんた達、ちょっといいかい?」 と、おそらく軍の人間であろう、何人かがこちらへと近づいてきた。 「メフィスト!」 「ああ。厄介事に巻き込まれるのは大っ嫌いだ。行くぞ真吾」 「おいあんたら、ちょっと待てよ」 「キョウジ!」 キョウジとレイが2人のもとへ駆け寄った途端、メフィストがテレポートの魔力を発動させた。 瞬間、キョウジ達をも巻き込んでメフィストと悪魔くんの姿が掻き消えてしまう。 なお、この軍人達がチェンジマンに頼まれてメフィスト達を探していた平和守備隊の人間であったことはもちろん誰も知らない。 「……成る程な。全く、厄介事ばっかり舞い込んできやがる」 キョウジ達から事情を聞いたメフィストが面倒臭そうそう言う。 「そういう事情なんです。協力していただけませんか?」 「……そりゃあ綺麗な女性のお願いを断る道理は無いがなぁ」 レイに色目を使うメフィストにキョウジは心なしか面白くなさそうだ。 「じゃあ早速今ので首塚まで連れて行ってもらえませんか?」 「ああそりゃ無理だな。テレポートの魔力は力を大量に使うんだ。だから、今日は俺と一緒にデートでも……」 「メフィスト!」 悪魔くんが大声で叱り付ける。……もっとも、その程度で制止できるメフィストではないが。 「とにかく、今日はこれ以上動けねえな」 「そんな!一刻も早く首塚に行かないと」 「大体ここは何処なんだよ!分かっててテレポートしたんじゃないのか、オッサン?」 レイとキョウジが一斉に文句を言う。だがメフィストは一向に怯むことなく、耳の穴を穿りながらこう言った。 「お前らが話した大サタンの復活場所、多分ここだぞ」 「な!?」 「分からねえか?恐ろしいぐらいの妖気が漂ってきやがる……全く偶然ってのは怖いわな、よりによってそんな所にテレポートしちまうなんて」 「メフィスト、お前……」 「何だ真吾。偶然だって、偶然。さあ行こうぜ。今ならまだ間に合う」 こうして4人は大サタン復活の地へ向けて歩き出した。メフィストの顔は、ルルイエの時以上に張り詰めた表情になっていた。 荒地に描かれた巨大な魔方陣の前で、大魔王サタンは一心不乱に怪しげなを呪文唱え続けていた。 厭になるくらいの邪気が、妖気が辺り一面に漂っている。大サタン召喚の時が刻一刻と迫っているのだ。 キョウジ達4人は、岩陰から儀式の様子を覗き見ていた。 「メフィスト、早くあいつを止めるんだ」 「馬鹿な事言うなよ。相手はサタンだぞサタン。あれに喧嘩売る悪魔なんかいるものか」 「じゃあここで手をこまねいて見てろって言うのかよオッサン」 キョウジが文句を言う。 「待って!誰か来る」 突然レイがそう言い、背後に振り返った。慌てて一同もそれに倣う。そこには怪しげな風体の男が一人立っていた。 「むっ、気付かれたか!」 「お前、バラモンか?」 そこに立っていたのは紛れもなく、以前メフィストと戦った地獄の妖術師バラモンであった。 「この野郎!性懲りもなくまた俺様の前に現れやがって!」 「メフィスト、どうやらドクロンを倒したらしいな。あいつも馬鹿な奴よ。大人しく地獄で番をしていればよかったものを……」 バラモンはステッキを翳しながらこう言った。 「サタン様に戴いた新たな力、とくと見ろ!」 その途端、大地震が起き地面が大きく音を立てて割れた! 「うわあ、メフィストー!」 悪魔くん達が悲鳴を上げながら亀裂の中に飲み込まれていく。 「ええい、魔力!」 メフィストの掛け声と同時に亀裂に落ちた3人が一瞬のうちに地上に戻り、さらに地割れも綺麗さっぱり消えてしまった。 「ふん。おいバラモン、お前偉そうな口を利いた割にやってる事は前と変わらんではないか」 「ならばこれでどうだ!」 再びバラモンがステッキを翳すと、そこから冷気が放たれた。 「それならこっちは!魔力・地獄の炎!」 メフィストのステッキから超高火炎が放たれ、バラモンの冷気とぶつかり合う。力は互角だ。 「メフィスト、頑張れ!」 悪魔くんが声援を送るが、当のメフィストは多少辛そうな顔をしている。 「くそっ、こいつの妖術、以前より上がっているのか!?」 「ははははは!言っただろう、サタン様に新たな力を授かったと」 「レイ!こうなりゃ俺達だけでも……」 「そうね。行きましょう」 キョウジとレイがサタン目がけて突進していく。だが2人の体はいとも簡単に弾かれてしまった。どうやら周囲に結界を張っているようだ。 「愚か者どもめ……。見るがいい、今こそ大サタン復活の時だ」 サタンがそう言うと同時に、魔方陣から煙が噴き出し、異形の怪物がその姿を現した。 「馬鹿な、これは大サタンではない。これは……」 現れたのは大サタンではなく、ドーラモンスター・ゾンビフランケであった。現れるや否やキョウジ達に襲い掛かるゾンビフランケ。 「くそっ!」 「キョウジ下がって!私が!」 諸刃の剣である悪魔召喚を使わせないため、あえてキョウジを下がらせ単身レイが前に出た。 レイが掌を翳すと同時に紅蓮の炎に包まれるゾンビフランケ。だが、そんな状態になってなおゾンビフランケは攻撃を仕掛けてくる。 「どうした葛葉。悪魔を召喚して戦え」 突然、声が響いてきた。その声はキョウジとレイにとって聞き覚えのある声だった。 「お、お前……」「そんな……」 2人が共に驚愕の声を上げる。彼らの目の前に何の前触れもなく一人の男が現れた。その男の名はシド・デイビス。以前キョウジが倒したダークサマナーである。 「そんなに驚くこともないだろう。シド・デイビス、地獄より舞い戻った。魔王の力を手に入れてな!」 「ま、まさか……」 サタンが驚きの声を上げる。シドの背後に浮かび上がる巨大な顔。それこそが大サタンだったのである! キョウジ達とシドが対峙している中で、メフィストとバラモンの魔法合戦はますます激しさを増していた。 その辺り一帯だけが稲妻が轟き、炎がうねり、突風が吹き荒れ、激しい爆発が起きていた。 「ええい!魔力・岩石落とし!」 メフィストの魔力でバラモンの頭上に大量の岩石が降り注ぐ。だがバラモンはにやりと笑うとステッキをひと振りし、岩石を全て消してしまった。 さらにバラモンがステッキを振ると、さっき消した岩石がメフィストの頭上に降り注いだ。 「ぐわっ!この野郎!」 命からがら岩石の中から這い出してきたメフィストだが、文字通り打つ手は無かった。 一方、キョウジ達は今なおシドの背後に現れた大サタンの幻影の視線に射られ、動けないままだった。 沈黙を破ったのはレイだった。気合とともにシドに向け掌を翳す。だが、炎は一瞬のうちに掻き消されてしまった。 「くそ!仕方ない」 キョウジがガンプを取り出し、ビシュヌを呼び出す。 「漸く悪魔を召喚したか、葛葉」 ビシュヌは、まずゾンビフランケの前に魔方陣を出現させた。だが……。 「封印できない!?」 「当然だ。こいつは姿こそ悪魔のようだが悪魔ではない。土くれから生まれた紛い物に過ぎん」 「キョウジ!悪魔を戻して!これ以上召喚し続けるとあなたが」 レイに言われ慌ててビシュヌを戻す。こうなっては只の人間であるキョウジは無力だ。 ゾンビフランケがゆっくりとキョウジの傍に近付いてきた。 「キョウジ、危ない!」 レイの叫びも虚しく、ゾンビフランケの一撃を受けてキョウジは後方へと吹き飛ばされてしまった。受身を取ったとはいえ、明らかに重症を負っている。 キョウジの名を呼びながら、慌ててレイが傍らへと駆け寄ってきた。 「キョウジ、待ってて。すぐ楽にしてあげるから」 そう言うとレイはキョウジの体へと手を翳した。途端にキョウジの体が光に包まれていく。 暖かな光の中で、キョウジの傷は全て癒え、体力も回復していた。 「レイ、これもお前の……アマテラスの力なのか?」 キョウジが体を起こしながら尋ねる。 「キョウジ、ここは私に任せて。やるだけやってみる」 そう言いながらレイは立ち上がりゾンビフランケの方へと向き直った。 「ほう」 シドが驚きの声を上げる。 レイの手には、光でできたロッドが握られていた。一声気合を上げると、レイはゾンビフランケに向かって打ちかかっていった。 レイは別に戦いのプロというわけではない。だが、アマテラスの力によるものなのか、的確にロッドでゾンビフランケの体を打ち据えていった。 「はああああ!」 レイが掌を翳し、再びゾンビフランケの体が炎に包まれる。そして、怯んだ隙に頭部へとロッドが強くめり込んだ。そのまま倒れて動かなくなるゾンビフランケ。 と、シドが倒れたゾンビフランケに向かって息を吹きかけた。 「何!?」「そんな!」 ゾンビフランケが起き上がり、さらにその姿がみるみるうちにより醜悪な姿へと変貌していく。その体に、大サタンの顔が浮かび上がった。 ゾンビフランケはサタンフランケへとパワーアップを遂げたのである。 「さあどうする葛葉」 「レイ、やっぱりここはビシュヌの力に頼るしかないぜ」 そう言うとキョウジは再びガンプを握った。ビシュヌ、そしてヌエがその姿を現す。 「うおおおお!」 キョウジの雄叫びとともにビシュヌが衝撃波を放ちサタンフランケを攻撃する。さらにヌエも斬りかかっていく。 「葛葉、戦え。そしてまた身も心も悪魔と同化してしまうがいい。ふはははは……」 メフィストとバラモンの戦いは傍目からでもバラモンが優勢だと分かる展開になっていた。 炎も冷気も電撃も、何もかも破られたメフィストは自棄になったのか魔力でナイフを出してバラモン目がけて投げつけていた。 「メフィスト、往生際が悪いぞ!」 余裕の笑みを浮かべながら、バラモンは自分目がけて飛んでくるナイフのみを妖術で消している。 「どうした?もう投げないのか?ははあ、さてはやっと観念したか。よし、では一思いに始末してやる」 「観念するのはお前の方じゃないのか、バラモン?」 そう言いながらメフィストがバラモンの背後へと視線をやる。 「何っ、あ!」 慌てて振り向くと、悪魔くんがメフィストの投げたナイフを拾ってバラモンのマントを地面に縫い付けていた。 「しまった!メフィストにばかり気を取られて油断していた!さてはお前最初から……」 「よくやったぞ真吾……そうよ、最初から狙いはお前に投げた無数のナイフじゃなく、わざと外した一本のナイフだったんだよ!」 勝ち誇ったように笑いながらメフィストは新たな魔力を使った。「魔力・金縛り!」 ステッキが変化したロープでバラモンの体をがんじがらめに縛り付ける。 「わはは、どうだ!口まで縛ってやったぞ。もう何も出来まい。とどめだ!魔力・細胞変化!」 メフィストが唱えると同時に、バラモンの体が足元から小さな無数の玉になって崩れ落ちていく。 バラモンはもの凄く恨めしそうな目でメフィストを睨みつけてから、完全に無数の玉に変わってしまった。 「大丈夫か、メフィスト!」 「ああ。しかしあいつ、前に戦った時より明らかに強くなっていやがった……ああ、厭だなぁ。これで完全にサタンに喧嘩売っちまった」 「そう言うなよメフィスト。後でチョコレート奢るからさぁ」 それでもやっぱりメフィストは憮然としたままだった。 流石にサタンフランケと言えどもビシュヌとヌエの同時攻撃の前には少し押され気味となった。 「このまま押し切れる!」 レイもまた戦いの輪に加わっていった。3対1の戦いとなったが、それでもサタンもシドも動こうとせず傍観を決め込んでいる。 ビシュヌが手を翳すと同時に、骨も残さず灰に変えてしまうほどの業火がサタンフランケの体を包み込んだ。だがそれでもサタンフランケは微動だにしない。 「くそっ、効いてないのか」 最初に放った衝撃波も、人間相手なら五体がバラバラに吹き飛ぶ程の強力なものだ。しかしそれすらも効果は無かったのである。 否、効いてないわけではない。ただ決定打とならないのである。 「レイ!お前も炎を使え。合体攻撃だ!」 キョウジの言葉にレイも掌を翳す。より勢いを増した炎がサタンフランケの体を包み込んだ。 サタンフランケの動きが鈍り、さらに悲鳴のような声が炎の燃え盛る音に混じって聞こえてきた。効いている! 「ビシュヌ!レイ!」 キョウジが名前を叫ぶと同時に、炎は最早信じられない位の温度に達し、その直後大爆発を起こした。サタンフランケの体は一欠けも残らず綺麗に消滅してしまったのである。 「ほう、倒したか。やるな」 シドが言う。しかし悔しさは微塵も感じられず、むしろ愉快そうでもある。 「レイ、あのオッサンの所へ行ってお前の力で体力を回復させてくるんだ。そしてテレポートでここから退くぞ」 視線はシドの方に向けたままキョウジがそう告げた。 レイが、同じく戦いを終えたばかりのメフィストの下へと駆けて行く。 「逃げるつもりか、葛葉?」 「ああ。俺達は忙しいんだ。復活を阻止できなかった以上、俺達は次の目的地へ行く」 「いいだろう、行くがいい。お前達など、今の俺の力ならばいつでも始末できるからな」 「……一つだけ答えろ。お前はまたイナルナ姫の復活を目論んでいるのか?」 イナルナ姫。嘗てシドが復活を目論んだ古の破壊神。この事件が契機となり、キョウジはデビルサマナーとして覚醒したのだ。 「最早その必要は無い」 「そうか、良かった……」 「キョウジー!」 レイが呼ぶ声がする。準備が整ったようだ。 「じゃあな。だが覚えておけ、お前は絶対にこの俺が倒す」 「待っているぞ葛葉」 キョウジがレイ達の下へと駆け寄る。そして4人は一瞬の内にテレポートをしてその場から消えてしまった。 キョウジ達が去った後、ずっと傍観していたサタンがシドへと歩み寄り話しかけた。 「お前はシドという男なのか、それとも大サタンなのか?」 「両方だ。地獄で俺は大サタンと契約を交わし一つになった。互いの望みが一致していたからな」 「その望みとは……?」 「破壊と混沌。お前達の目的も同じなのだろう?協力しよう」 サタンが嬉しそうに笑う。これで当初の目的は達成された。 「……そうだ、シド、お前は死者の蘇生は出来るか?」 「大サタンの力を持ってすれば不可能な事は無い」 「そうか。なら一人あの世から連れ戻したい人間がいる。そいつに肉体を与え、蘇生させてはくれんか?」 一つ面白い考えがある、そう言ってサタンは再び嬉しそうに笑った。 もうすでに空は夕焼けで紅く染まっている。千代田区大手町のオフィスビル群の中に、件の将門の首塚は寂しげに佇んでいた。 その周りにキョウジ、レイ、悪魔くん、メフィストの4人が立っていた。 「何も……無いな」 「やっぱり加藤は蘇っていなかったというの?」 キョウジとレイが難しい顔をして呟く。 「どうする?」 「他の場所にも行ってみましょう」 レイの提案にメフィストが如実に嫌な顔をする。 「おいまさかまたテレポートをしろって言うのか?」 「お願いしますメフィストさん。力は私が回復させますから」 「レイさんに言われると断れんなぁ」 デレデレしながらメフィストはまた、その場にいた全員と共にテレポートをした。 その後、彼らは寛永寺、日枝神社と回ったが何処にも以上は見受けられなかった。そして次なる場所、神田明神へとテレポートをした。 「鬼門の上に建ち東京を守護する寺社仏閣はここで最後よ」 「だがもしここも何も無かったらどうするんだ?」 「その時は龍脈の流れに沿って一箇所ずつ当たってみるだけよ。今の私達には何も手掛かりが無いんだから……」 と、その時、背後から物凄く嫌な気配がした。……ついさっきまで対峙していた相手の気配である。 慌てて振り返ると、そこにはまたしてもシドが立っていた。 「お前!」 「悪いな葛葉。待っている時間が無くなった。サタンの戯れに付き合ってもらうぞ」 シドの傍らから一人の青年が姿を現した。やけに奇妙な衣装を身に纏っている。そう、あれはまるで忍者が着るような装束だ。 突然、青年が何か呪文のようなものを叫びだした。 「吹けよ嵐、嵐、嵐……」 青年の姿がみるみるうちに変化していく。 「な、何だよこいつは……」 「行け、嘗て魔王に逆らいし罪人よ。今度は魔道の者としてその刃を振るうがいい」 青年・ハヤテが化身した変身忍者嵐がキョウジ達に襲い掛かっていった。 問答無用で攻撃を仕掛けてくる嵐の前にキョウジ達は成す術もなく、ただ攻撃を避けるのに精一杯だった。 「おい待てよ!さっきシドに『嘗て魔王に逆らいし罪人』とか言われてただろ!と言うことはあんた味方なんじゃないのか!?」 だがキョウジの言葉に耳を傾ける素振りもなく、嵐は剣で斬りつけてくる。 キョウジを庇うべく、レイが光のロッドを手にして間に割り込んできた。メフィストも後に続こうとする。だが、 「うおっ、何だこりゃ」 嵐が羽を手裏剣のようにメフィスト目がけて投げつけてくる。さらに、 「何っ!?」 嵐の周囲を無数の羽が舞い、その姿を隠してしまった。レイが嵐のいた位置へとロッドを突き出すが、全く手応えは無い。 「くそっ、何処へ消えた?」 羽はさらに広がり、とうとう2人の周囲をも覆い隠してしまった。 キョウジとレイは背中合わせになりながら、必死で嵐の気配を探っている。と、突然風を切り裂く音がして羽手裏剣が飛んできた。 ロッドで弾き飛ばすレイ。だが、一瞬の隙を突いて嵐がキョウジへと斬りかかってきた! 「!」 「残念だったな……」 見ると、いつの間にか召喚されていたビシュヌが嵐の剣をその鋭い爪で受け止めていた。 「どうした?このような奴、我が力を使えば簡単に……」 「黙れよ。こいつは殺すわけにはいかねえ。何で妖怪どもの味方に付いているのか教えてもらわなきゃな……」 ビシュヌの言葉に、キョウジはそう返した。 周りを舞っていた無数の羽が、ようやく全て落ち視界が確保された。日はもう沈みかけている。 「くそっ、日が沈むまでに終わらせたかったがどうやら無理っぽいな……」 キョウジが悔しそうにそう呟いた。 嵐とキョウジ達との戦いに再びメフィストが割り込もうとした時、悪魔くんが彼を呼び止めた。 「何だ真吾。どうした?」 「メフィスト、さっきから何か聞こえないか?」 悪魔くんにそう言われて慌てて耳を澄ましてみる。成る程、確かに遠くから音が聞こえてくる。 「こりゃ……何か楽器の音だな。ギター……そうエレキギターだ」 「何か気になるよ。行ってみよう」 「そうだな。確かに怪しい。よし、行くぞ」 そう言うとメフィストは悪魔くんと連れ立って音のする方へと走って行ってしまった。 それでもシドは、気付いているにもかかわらずずっとキョウジ達の戦いを楽しそうに眺めていた。 その頃、妖怪城に戻ったサタンは遠く離れた神田明神での戦いをこれまた楽しそうに眺めていた。 「ふふふ、憎き嵐を尖兵として使用しヒーロー同士を戦わせる。これ程愉快なものはない」 と、メフィスト達が別方向に駆けて行く姿が目に映った。 「メフィストめ、気付きおったか。ええい、シドは何故動かん。シド、シド!」 サタンがテレパシーで話しかける。だがシドはそれを一向に無視した。 「おのれシドめ。まあいい。余程油断でもしない限りあやつがやられることはあるまい……」 そう言うとサタンは再び笑いながら嵐の戦いを観戦しだした。 神田明神から少し離れた位置で、夕闇の中エレキギターを掻き鳴らしている人影があった。 「おい見つけたぞ!」 そこへメフィスト達がやって来る。 「やっぱりお前の仕業だったのか。吸血鬼エリート」 「メフィスト、吸血鬼エリートって?」 「ギターを使った音響催眠で人を自在に操る奴だ。これで数多くの人間の血を吸ってきたんだ」 「そう、メフィストの言うとおりだよボウヤ」 エリートが不気味な笑みとともにそう言う。ギターはずっと弾いたままだ。 「あの男は奴のギターの魔力で操られているんだ。それはつまり……」 「あいつがギターを弾くのを止めさせたら、あの人は元に戻る!」 「そうだ。下がってろ真吾、こいつは俺が……」 と、突然無数の吸血コウモリが現れてメフィスト達に襲い掛かった! 「うわー!」 「演奏の邪魔はしないでもらおうか。大人しくそこで聴いているがいい。血を吸われながらな」 「こいつはいかん!魔力……あー!」 コウモリに腕を噛み付かれ、メフィストがステッキを落としてしまう。 「さあショーの続きだ!」 エリートが勢い良くギターを弾く。その音は風に乗り、神田明神で戦う嵐の耳に届き彼の精神を支配するのだ。 エリートがギターを掻き鳴らす中、メフィストは悪魔くんを自分のマントの中に匿い、吸血コウモリの猛攻に必死で耐えていた。 「ふふふ、サタン様ご覧下さい!裏切り者のメフィストの最期を!」 「この野郎、吸血鬼風情が調子に乗りやがって!」 だがステッキを落とした今、メフィストに魔力は使えない。 「ふふふ、何を言っても全然堪えんよ」 「メフィスト、このままじゃ……」 「分かってる!せめてあいつの隙を突くことができたらなぁ……」 日が次第に落ちてくる。このままでは夜だ。 「参ったなぁ、吸血鬼は夜間になるとますます調子が良くなるんだ。このままじゃあ……」 と、突然エリートの注意がこちらから逸れた。少しギターを弾く手も弱まる。 「何だこの禍々しい気配は。しかも一つじゃない……」 「今だ!」 そう叫ぶや否やメフィストは被っていたシルクハットを力一杯エリート目がけて投げつけた。シルクハットは高速回転し、つばでコウモリを切り裂きながらエリート目がけて突き進んでいく。 「あっ!」 シルクハットがエリートのエレキギターを真っ二つに切り裂いた。 「ははは、見たかエリート。コウモリども、散れっ!」 ブーメランみたいに手元へと戻ってきたシルクハットを被り直したメフィストは、ステッキを拾い上げ、コウモリを蹴散らしながら前へと出てきた。 「さあ観念しろ!」 「メフィスト、今日の所は勝負を預けるよ。チュチニチオチュ」 奇妙な言葉を喋ると、それに呼応するかのように全ての吸血コウモリがエリートの周りに集まり、その一瞬後には彼の体を大空高くへと舞い上げていた。 エリートの体はコウモリ達に運ばれ、みるみるうちに夕日の中へと消えていった。 「おいメフィスト、追わないのか?……どうした、汗を一杯掻いてるぞ」 悪魔くんが心配そうに話しかける。 「いや、何でもない。それより神社に戻ろうぜ」 もちろんメフィストも感じていたのだ。幾つもの禍々しい気配を……。 神田明神では、キョウジ達と嵐が今なお激しい攻防戦を繰り広げていた。とはいえ、実際に攻撃しているのは嵐のみでキョウジ達は防戦一方だ。 レイが牽制の意味で炎を放つ。だが多少怯むだけで嵐はすぐまた攻撃を仕掛けてくる。 そんな一同を、シドはただ傍観しているだけだ。と、 (動いたか) シドもまた禍々しい気配を感じ取っていた。 突然、レイが頭を押さえながら呻き声を上げ始めた。慌ててキョウジがレイの肩を掴み声を掛けるが全く反応しない。やられる!キョウジは覚悟した。 だがガンビームの発射体勢に入ったまま嵐の動きが止まる。 「な、何だ?」 そのまま嵐は地面へと倒れ込み、ハヤテの姿へと戻ってしまった。 「どうやら操っていた者がやられたようだな。命拾いをしたな、葛葉」 レイを抱きかかえながらキョウジがシドを睨みつける。 「俺は行く。改めてお前が俺の命を奪いに来るのを待っているぞ」 「待てよ、逃げる気か!」 だがシドはそのまま闇の中へと掻き消えてしまった。 境内へとメフィスト達が駆け込んできた。倒れているハヤテを見て安堵の表情を見せる。 「おお良かった、どうやら元に戻ったみたいだな。ん、レイさんどうした?」 少しレイも落ち着いたらしく、はあはあ肩で息をしながらもはっきりと喋ることができた。 「く……来る……」 「来る?何が?」 「あいつが……ツクヨミが……来る」 そのほんの少し前、ガイコツ城では貴公子ジュニアがくの一組からの報告を受けていた。 「龍脈周辺で妖怪達が行方不明に?」 その報告を受け、ジュニアは少し考え込んでしまった。 (龍脈の異常と護法童子と聞いて、大魔王様はすぐにミズノエノリュウと加藤を関連付けてお考えになられた) だが。 (もしこの両者に関係が無かったら?加藤のせいで龍脈に異常が起きているのではなく、龍脈に異常が起きたから加藤が動き出したのだとしたら?) しかし加藤程の者が蘇れば気付かないわけがない。では……。 (やはり加藤は蘇ってはいない?) だが事実妖怪達が謎の失踪を遂げている。 (直接行って確かめるべきか……) 「ご苦労、下がりなさい」 くの一組を下がらせた後、ジュニアは単身東京へと向かって行った。 とうとう日は完全に沈んだ。 神田明神でキョウジ達はこれからの事について話し合っていた。 「あの、そろそろ帰らないと……」 悪魔くんが実に言いにくそうに話す。それもそうだろう。妖怪達と戦っているとはいえ、彼はまだ小学生だ。 「そうだな。この兄ちゃんも介抱してやらないとまずいし……」 メフィストが未だ倒れたままのハヤテを見てそう言う。 「真吾、お前この兄ちゃんを連れて一人で帰れるか?」 「メフィスト、お前はどうするんだ?」 「俺は……ちょっと、な」 「レイ、お前も一緒に行くんだ。……正直今の消耗しきったお前じゃ足手まといになるだけだ」 キョウジがレイに告げる。 「キョウジ、あなたは?」 「……シドを追う。まだそう遠くには行ってない、そんな気がするんだ」 あさっての方向を見ながらキョウジがそう言った。 こうして、悪魔くん、そしてハヤテを連れたレイはメフィストが魔力で出した空飛ぶ絨毯に乗って帰ることになった。 「凄い、まるでおとぎ話みたい」 心なしかレイも嬉しそうだ。 「キョウジ、早く帰ってきてね。それと無茶はしないで。約束よ」 そう言うとレイ達は飛び去っていってしまった。その顔は、ツクヨミの事が気になるのだろう、強張っていた。 「さて、行こうかオッサン。抜け駆けはよそうぜ?」 「馬鹿もん、俺はな、ただ気になるだけなんだ。この物凄い邪気がな」 キョウジとメフィストもまた、神田明神を後にした。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/1959.html
「イエス、ボス」 【名前】 特務士官バリゾーグ 【読み方】 とくむしかんばりぞーぐ 【声/俳優】 進藤学 【スーツアクター】 岡元次郎 【登場作品】 海賊戦隊ゴーカイジャー 【登場話】 第1話「宇宙海賊現る」~第15話「私掠船現る」第17話「凄い銀色の男」第19話「15戦士の鎧」第21話「冒険者の心」第22話「星降る約束」第24話「愚かな地球人」~第30話「友の魂だけでも」第32話「力を一つに」~第34話「夢を叶えて」第36話「相棒カイゾク」~第38話「夢を掴む力」 【所属】 宇宙帝国ザンギャック 【分類】 ザンギャックの特務士官 【強化改造】 全身 【特殊任務】 ワルズ・ギルの完全なる護衛 【モチーフ】 不明 【名前の由来】 罵詈雑言+サイボーグ? 【詳細】 ザンギャックの特務士官。 司令官ワルズ・ギルに忠実な僕で、全身を機械化されたサイボーグ戦士。 ワルズ・ギルのことを「ボス」と呼び、彼の器の小ささを蔑視しているかのようなメンバーが多い中で唯一絶対的な忠誠を誓っているが、何を考えているのか分からない不気味な存在とされる。 インサーン曰く「飼い犬」。 ワルズ・ギルの側近だが立場はインサーンと同等であり、彼女に対してはタメ口。 その正体はザンギャック時代のジョーの先輩で、剣の師匠でもあった「シド・バミック」。 ジョーがザンギャックを裏切る際、共に離反するが捕縛され、ザイエンが行った改造手術により剣の腕はそのままに生体部分を機械化され、この姿に変えられてしまった。 改造前の記憶は全て消されているらしいが、第4話でジョーが本来は二刀流だという事を知っているなど、記憶がわずかに残っているかのような描写がある。 また、あくまで排除されたのは「記憶」だけで、ザッガイやキアイドーを召集して作戦を立案するなどの他の幹部と同等の知識や、戦闘を主観的に分析する判断力を持っている。 一方でザッガイが地球人に注意されたという(ザンギャックの有益を考えると)どうでもいい情報をワルズ・ギルに報告し怒られるなど天然な部分もある。 ジョーの剣の師匠だけあって高い実力を誇り、ゴーカイジャー及びハリケンジャー複数人を相手にしても全く問題にしない技術に加え、独特の構えから繰り出される十字型の衝撃波は凄まじい威力を誇る。 第30話にて特殊な改造方法が明かされ、大原丈の口から元の姿(シド)に戻す事は不可能と言及された。 第11話にて、ワルズ・ギルの命令で同行した際に初めてゴーカイジャー達の前に現れ、以降幾度と戦いを繰り返してきたが、第38話にてブルーと交戦。 激しい戦いの中、一刀流ソウルブレードのせめぎ合いに負け機能が停止した。 その最期、魂としてジョーと触れ合い、シドの魂だけでも救われる事が出来た。 バリゾーグが戦死したと伝えられたワルズ・ギルは酷く泣き崩れ、弔い合戦と言わんばかりにゴーカイジャーに戦いを挑む。 後にダイランドーの発言したダマラスやインサーン同様の「無能トリオ」に含まれているが、彼はワルズ・ギルが戦死する前に倒れた為、ワルズ・ギルを守りきれなかったとは言えない。 残った体は『海賊戦隊ゴーカイジャー キンキンに!ド派手に行くぜ!36段ゴーカイチェンジ!』にてインサーンに利用されている。 【余談】 声(回想シーンにおけるシド役)を演じる進藤学氏は『超星艦隊セイザーX』にてイーグルセイザー/アドを演じている。 また、『仮面ライダーオーズ/OOO』のアンクを演じる三浦涼介氏は『セイザーX』でビートルセイザー/ケインを演じ、奇しくも同時期に放送される東映特撮にて、過去に別会社制作の特撮作品で主人公格の2人がそれぞれ幹部級怪人(どちらも体を乗っ取られており、元々は正義の人物)を演じる事となる。 更に声、及び人間の頃を俳優が演じているが、このパターンは珍しい(大抵、バスコ・タ・ジョロキア役の細貝氏のように俳優が演じるキャラクターは顔出しでの出番も多いのが普通となる。元々は俳優として活動していた『魔法戦隊マジレンジャー』の魔導騎士ウルザード役の磯部勉氏、『轟轟戦隊ボウケンジャー』の創造王リュウオーン役の森田順平氏、『侍戦隊シンケンジャー』の薄皮太夫役の朴璐美氏達と同様のケースともいえる。しかし、進藤氏は声優への転向や兼業というでもない為、微妙に異なる)。
https://w.atwiki.jp/mentanpin/pages/19.html
第7.51章お化けアリクイ再登場 さて、まずは現状を知るため、Bは小田急線に乗って、ポルムチョフ王国へと向かった。その王国の危機というのは、軍隊アリが大量発生してしまい、国王の大好きなケーキやお菓子を食べてしまうというものだった。そこで、Bはあんまりない脳ミソをフル稼働させて考えた。どうやら名案が浮かんだようだ。Bは、旅立ちのときに踏みつぶしたアリさんたちを食べてお化けアリクイに転職した、元大アリクイを王国へ連れてきたのだ!そのお化けアリクイはとてもおいしそうにアリたちを食べていった。どうやら一見落着のようだ。そしてBはお礼に国王から九星球とぺろぺろキャンディをもらいました。 第八章:ぺろぺろキャンディの秘密 九星球を手に入れたBはあることに気がついた。ん?たしか龍球は七つのはずだが… ?よく見ると三星球と六星球がヒュージョンしてくっついてたようだ。30分後、九星 球は二つの龍球に戻った。こうしてBは三四六七星球と手に入れた。あと少しだ、次 はどこにあるのやら…悩んでいるとさっきのアリクイさんが徳島市内にあった気がす るというので帰る事にした。帰る途中でフリーザが空を飛んでいるのを見かけた。よ く見ると二星球と五星球を持っとった。宇宙最強といわれるフリーザの戦闘能力は第 一形態でも530000…どうする? 第9-0.5章謎の男の正体は? しかし、Bのスピードではヤツに追いつくはずがない!よってBは一星球を先に探すことにした。と、Bの頭にふいに電波が走る。ドムドーラだ!Bは、早速闇の国ドムドーラへと足を運んだ。するとそこではぶ○お虫というのが大量発生して困っているようだ。Bはこの虫の電波にひきつけられたのだろう。と、そこへある光景が目に入ってきた。漆黒のドレスに身を包んだ一人の男だ。しかし、彼が手に握っているもの、それは一星球ではないか!!Bのアドレナリンが最大値まであがり、おぼえていないはずのピオリムの呪文を唱えると、あっという間にその男から一星球を奪い去ったのだ!! 第九章:くしゃみ《詩》 Bはくしゃみがしたかった 誰かが噂をしてるのだろうか Bはくしゃみがしたかった くしゃみがでそうででなかった そんな状態が3分ほど続いた くやしかった 嫌になった もう死のうと思った 旅のナマコが通りかかった ナマコは生きるということの尊さを説いた 生きようと思った ナマコにお礼を言った 頑張ってみようと思った 大地に寝そべってみた 大空が見えた その上には宇宙が広がっている 永遠と広がる広大な宇宙が Bはあまりの宇宙の大きさに 思わずくしゃみをした すっきりした 悩んでたのが馬鹿馬鹿しくなった 今日のことは一生忘れないでおこうと思った 代わりに旅の目的を忘れてしまった にんにん。 第9.5章お化けアリクイ再び Bは、蟻さんたちがせっせとエサを運んでいるのを見ると、算数のテストで34点をGETしたくらいで悩むのがバカバカしく思えてきた。Bは、そばにいたタホドラキーを蹴散らすと、ポフトへシドに会いにいった。Bは図々しくもシドに飛空艇をくれ、と頼んだ。しかし、Bごときにくれるはずもなく、あっさり断られてしまった。が、Bを見て哀れに思ったシドは、かわりにあるものを取り出した。なんと!土のダーククリスタルだ!はて、これは何に使えるのだろうか?まあ、とりあえずもらっておこう。一方その頃、Bに生きる希望を与えた蟻さんたちは、再々登場のお化けアリクイに食べられてしまったそうな。 軍隊アリ:大量に発生する大アリ。そのままの説明? 大アリクイ:第一章参照。 ヒュージョン:融合。 フリーザ:戦闘能力530000の化け物。さらにあと三回変身でき、変身毎にさらにパワーアップする。 ドムドーラ:闇に覆われた大陸、アレフガルドにある街。 ぶ○お虫:鳴き声がぶつぶつとつぶやく五月蝿い(うるさい)害虫。 ピオリム:素早さがUPする呪文。 タホドラキー:蝙蝠のような魔物。 シド:FFシリーズにでてくる人。飛空艇に詳しい。 土のダーククリスタル:FF1~5まではクリスタルの物語だった。大地に関連する力を持っている。FF9はどうか? 次へ 戻る上へ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/joutatsusitai/pages/18.html
49 名前:ドレミファ名無シド 投稿日:2007/03/12(月) 02 47 46 3dr9hZtd 聴いてくれよ 俺の薬指の第一関節(?)めちゃ固くて一生Bおさえらんねーよ! 薬指どうあがいても真っすぐだよ それとストラトなんだけど、VOLのつまみが邪魔で弾きづらいよ!解決策は!? アドバイスお願いします! ______________________________________ 57 名前:ドレミファ名無シド 投稿日:2007/03/12(月) 09 08 33 tUJSX/Yv 49 ワンボリューム、ワントーンに改造しろ。そしてもとのボリュームのとこにはなにもつけるな。 59 名前:1 ◆lIOcxP5MFM 投稿日:2007/03/12(月) 09 29 49 iFevxltc 49 体については人それぞれなのであまり言えないですね。 もし薬指がどうしても無理だったら小指もアリです。 コードを押さえるコツとしては 押さえる人差し指~小指の中心辺りの裏側を親指が支える事。 言い方を変えると親指を中心に指を広げるイメージです。 あとは脇をしめすぎず指先が軽くネック側からブリッジ側へ傾くイメージです。 Voに関しては 57さんの方法が一つ。 あとはポジティブに考える事です。 演奏中にVo操作をしたくても触りにくい人もいるのです。 積極的にVoを操作するスタイルを目指してみては? あとはピッキングの位置を試行錯誤、エリックジョンソンなんか参考になると思います。 さらには右手の形も考えてみては? 邪魔なのをあまり気にして手の振りが小さくなるのは避けた方がいいですよ。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20306.html
登録日:2012/09/30(日) 08 54 19 更新日:2023/04/21 Fri 03 01 03 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Sランク はやて×ブレード ドS バカ 生徒会 白服 雑用係 はやて×ブレードの世界観においては剣技特待生という制度がある。その最高位がSランクである。 Sとはスーパーでも白でもなく、生徒会(SEITOKAI)を意味し、生徒会の一員として仕事(雑用ともいう)をこなす義務を負う。主な仕事はイベントの管理・見回りや大規模乱獲りにおけるインターセプトなど その代わり天地・宮本組との「頂上戦」の権利を手に入れられる 彼女たちは生徒会に在籍しながらも頂上戦によって会長の座を虎視眈々と狙っているのである。 以下は作中での在籍者 すでに白服(Sランク)の資格を失っている者も含む なぜか大部分のSランカーは臨時役員や手伝いとして格落ち後も駆り出されることが多い 英字はランク変動 キャストはCDドラマ版準拠 天地ひつぎ(あまちひつぎ) CV:矢島晶子 高2→3 S 静久の刃友で「天」。ひつぎ様、会長さん 天地家のお嬢様にして天地学園の生徒会長兼理事長兼学園長で、要は最大権力者かつ全剣待生の頂点。剣技特待生制度は自分の入学後に設立したものの、あっという間に実力のみで頂点にたった 天地学園を「わたくし時空」とおっしゃる超絶俺様キャラにして、敗北意識が心の欠片にさえないナチュラルボーンウィナーの、この作品屈指のバカ。自分が楽しいことなら爆笑しながらなんだって見物するし、許可も出すし、無理矢理やらせる。しかしやはり生徒たちのことを大事に思っている過保護でもある。 刃友の静久とは幼馴染みで最大の信頼を寄せる相手。彼女がいないと焼き魚の骨が取れない。が、その天然ぶりを自分の楽しみにしている。 剣の鍛練は時間を忘れるほど集中して行い、静久が呼びに来なければ終わらない。その剣技は圧倒的なレベルであり、めちゃくちゃな身体能力とあいまって白服組の挑戦をことごとく退けてきた。 かつて母親との旅行先で母親と左足を事故で無くしている。そのためおそらく左足は義足であり、弱点。 ただし、めちゃくちゃな身体能力を持つ彼女に合わせた特注であるため、これを破るには相応の策だけでなく身体能力も必要になる。 あと声がでかい。 宮本静久(みやもとしずく) CV:長沢美樹 高1→2 S ひつぎの刃友で「地」。みやもっさん ひつぎとは幼馴染みであり、最も頼られている存在であることを最大の喜びとしている。しかし、その明後日の方向に行きがちなクソ真面目さと天然ぶりはしばしば玩具にされている。 基本ツッコミ役であるが、風邪を引いたら運動と大食で治そうとする体育会系のバカ。このバカさは「ひつぎさんから感染した」とのこと。 星獲りの鐘を鳴らす役目を負っている。毎回手が痺れるらしい 作中でも屈指のパワーとスピードの持ち主。自らの刀とひつぎの鞘を用いた二刀流が武器。投げ技もある。 神門玲(みかどあきら) CV:皆川純子 高1→2 S→D(臨時役員)→S 紗枝の刃友「天」。ししょー、みかどん、ファッションパンク。お父さんではない 天地家とは敵対関係にある神門家の長女。しかし男系の神門家では冷遇されており、天地学園を手に入れることで父親に認められ、紗枝を助けようとしている。 昔はピアノを弾くなど普通に女の子していたが、父親から認められるためか現在ではやたらボーイッシュ。非公式のファンクラブ「Aチーム」(特攻野郎ではない)がある。 基本紗枝を始めとする周囲の人間にいじり倒される役割。巻き込まれ系のバカ。またはドアホウ。意外と面倒見はよい 紗枝とは幼馴染みであり、毎度いじくり回されながらも「学園で一番いい景色」を見せようとする相手である。 剣術においては、浮いている目標七つを同時に打ち上げるほどの居合いを可能とする剣速を持つ。 意外と策士であり、ひつぎを最も追い詰めた。 祈紗枝(いのりさえ) CV:伊藤静 高1→2 S→D(臨時役員)→S 玲の刃友で「地」。いのりん 神門家と関係が近い祈家の一人娘。玲の従兄弟の玲一との望まない婚約を強いられている。 柔らかな雰囲気を醸し出しているが実際は腹黒ドSで周囲の人間(主に玲)でしばしば遊んでいる。ただ、人を傷つけるようなことは(多分)しない。 玲とは幼馴染みであり、玲の望みを叶えるべく献身的に協力している。が、同時にドSなボケもぶちかます 刀も使えるが、最も得意とする得物は幼少期から続けている薙刀であり、頂上戦では特製の両端刃の改造武器を使った。 また驚異的な動体視力の持ち主でもある。 月島みのり(つきしまみのり) CV:折笠富美子 高1→2 S→D→C 紅愛の刃友で「天」 細目チビだがはやて程ではない 大食いキャラで特にお菓子が大好き。登場する度に何か食っている。頂点にたったらお菓子の校舎を建てるつもりだった。紅愛には餌付けで馴らされた。やっぱりバカ 紅愛と組んで戦うことはなんだかんだで楽しいらしい。 身の丈以上の長さがある長刀を自在に振り回し、ダイナミックに動き回って戦う。 星河紅愛(ほしかわくれあ) CV:かかずゆみ 高1→2 S→D→C みのりの刃友で「地」 いかにもギャル風な見た目。ネイルアートが趣味。 泥臭い根性や努力を否定して要領よく渡っていくことを至上の命題にしているエリート思考。だが小学生時代は頑張り屋だった黒歴史がある 剣技はみのりにすら「弱っちい」と言われるレベルで、剣待生の癖に体力もなく、仕合はみのり頼り。 その分を様々な策で補うやり方。仕掛け付きの改造刀と暗器を使う。 実務向きなためかランク落ち後もよく生徒会の手伝いをさせられる。あげく星奪り合戦では本人の確認もなく天空寮長として率いる羽目になった。 士道美沙子(しどうみさこ) CV:日笠陽子 高1→2 特A→S→D→C ナンシーの刃友で「天」。シド、バカパンク セックス・ピストルズとシド・ヴィシャスを敬愛するパンクロッカーでベーシスト。自分のバンドは解散したらしい 実家は帰省の度に家族が増えるようなちょっとアレな家庭。そのためか良家出身の玲にライバル意識を持つ。 スラング混じりのしゃべり方をする筋金入りのパンクもとい単純バカ。でも割りとヘタレで意外と家庭的なオレっ娘。 ベースよりも軽い物では調子を悪くすると嘯き、バカでかい広刃剣を猛烈なスピードでぶん回してはトリップする。 斗南柊(となみしゅう) CV:沢城みゆき 高1→2 特A→S→D→C シドの刃友で「地」。ナンシー……なぜナンシー?(どうせナンシー・スパンゲンからだろうけど) 白服が最高にアナーキーな姉御。シド並みに口が悪く荒っぽいが、シドほどバカではない。生徒会の仕事は意外と真面目にやっている。 ヘタレたり暴走したりするシドをうまく調子に乗せたりぶっ飛ばしたりして自在に操縦しており、やはりそれなりに信頼はしているようだ。 実家は帰省の度に「父親」が代わっているちょっとアレな家庭。最近はブラジル人だった。 横須賀出身らしく、在日米軍仕込みのナイフ喧嘩の技術で改造刀を振るう。 帯刀洸(たてわきひかる) CV:浅野まゆみ ワッキー。ワキの下 学年も剣待生であるかも不明なハイテンションウザ眼鏡。一応生徒ではあるらしい。 ひつぎの一の側近(自称)で、生徒会の事務担当。Sランカー同士の星獲りの司会、学内の電子機器操作などが主な仕事。鐘はもちろん鳴らせない。やってはみたけど駄目だった ひつぎに並々ならぬ敬愛の念を持つが、ネタ扱いすらされないぞんざいな扱いを受けている。物語の中では愛されない不遇なバカ。 他の白服には極めて無礼な態度で接する。 「天地アルティメット星奪り合戦」においてはすでに生徒会手伝い扱いだったシド・ナンシー組は大地寮側についた。 また、始める前に生徒会再編が行われ、神門・祈組と上条・染谷組が新たにSランカーとなった。 ちなみに炎雪・氷室組は、物語スタート以前に頂上戦を挑んで敗北した元Sランカーであり、つまりかつて生徒会にいたことになる。 追記・修正はむしろウェルカムです △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] サルベージしていただいたところ申し訳ないのですが、この項目の内容は作品にほとんど入れてしまいましたので内容重複になりませんか?昔通り分割しろならそれはやれるでしょうが -- 名無しさん (2013-08-02 17 48 13) サルベージ状況がややこしくなるからとりあえずこの項目は残しておく方向でいいんじゃない? -- 名無しさん (2013-08-02 17 57 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/8190.html
873 通常の名無しさんの3倍2016/10/10(月) 09 59 47.93 ID ud5zZbtH0 FXで有り金溶かすってこういうこと? イオ「いやぁ世の中不景気だねぇ…仕事が見つからくて今日も公園で時間をつぶす…」 キオ「あれ?イオ兄さん?どうしてこんな所に?」 イオ「それはまぁ…お前こそAGE-FXなんか持ち出してどうしたんだ?」 キオ「近所に野良シドが出たんだって。みんな避難してるから兄さんも早く逃げたほうが良いんじゃないかな?」 イオ「…イヤホンしてたから聞こえなかったぜ!!サンキューキオ!シド退治頑張れよ!」 キオ「うん!兄さんもね!」 イオ「ふぅ…ここまで来れば安心だろ」 シロー「兄さん!無事だったか!」 イオ「おう!避難誘導おつかれさん!」 イオ「にしても慌てて走ってきたから喉乾いたな…飲み物でも買うか」 シロ―「はは、呑気なものだな…」 イオ「…ん?っやべぇ!慌てて避難してきたから公園に財布落とした…」 シロ―「ええ!?そりゃ大変だな…」 イオ「まぁこの混乱の中わざわざ財布拾うやつもいないだろ。すぐ取り行けば大丈夫さ…」 キオ「近くに公園があるけどみんな避難してるはず…よし!生体反応もない! いくよFX!ダイタルバズーカ発射!」 イオ「あ」 シロ―「財布…溶けたな」
https://w.atwiki.jp/sqlegenic/pages/166.html
スペック COLOR BLK / MBL / MR NECK MAPLE NUT WIDTH 42 mm FINGERBOARD ROSEWOOD 380R FRETS STAINLESS STEEL 22 FRETS RETAINER MUSHROOM ORIGINAL ADJUST ROD 2WAY ROD BODY PAULOWNIA PICK GUARD SHELL PICK UP (Front Center) MUSHROOM ORIGINAL HI GAIN SINGLE COIL-TYPE×2/ALNICO5 MAGNETS PICK UP (Rear) MUSHROOM ORIGINAL HI GAIN HUMBUKER TYPE×1 CONTROL 1VOLUME 1TONE, 3WAY SELECTER SW BRIDGE MUSHROOM SYNCHRONEZED TREMOLO UNIT TYPE END PIN MUSHROOM ORIGINAL http //item.rakuten.co.jp/key/10012715/ レポ 233 名前: ドレミファ名無シド [sage] 投稿日: 2009/10/13(火) 11 35 18 ID wYKeI03o 11日に注文した茸キター!(MST-01H BLUE) 例のソフトケースに入って段ボールで梱包されていて、 今までハードケース入りのギターしか買った事なかったから 梱包の軽さにびっくり。早速安ギターの醍醐味を味わせて 頂きました。 肝心のブツですが、これは素直にスゴイと思った。(もちろん いい意味で)ナナメのビスはないし仕上げ状態はどこも 完璧だし、もちろんバリとかキズとか一切なしで塗装も非常に 美しい。このギターが12600円・・・ 軽く弾いてみただけの感想だけど、良いね。 シングルとハムバッカーの音の違いが誰にでもわかるように 差をつけてあるし、それぞれの特徴ある音が出てる。 ボディが軽くてラクチン。 ただステンレスフレットのせいか、チョーキングやビブラートで コシコシするのが気になるが馴染んでくれば問題なさそう。 それから珍しく軽く逆ゾリ気味のネックで2弦の3Fあたりで少し バズるけど、これもネックの状態が落ち着いてくればドンピシャに なってくると思われるのでしばらく放置。送られて来たまんまの セッティングだと6弦12Fで約1.5mm、1弦約1mmと結構低弦高 セッティングだった。ブリッジ駒はインチサイズではなくミリネジ。 あとワロタのがKEYのHPの説明では1V2Tになっています、とわざわざ 注意書きしてるのに実物は1V1Tだったこと。自分はこの方が使いやすい のでまったく気にならないが他の色の写真はちゃんと1V2Tになっているので BLUEだけかもしれない。 254 名前: ドレミファ名無シド [sage] 投稿日: 2009/10/13(火) 22 20 17 ID IUI/wAJh あまり役に立たないうpですが、茸興味ある人に。 199 名前: ドレミファ名無シド [sage] 投稿日: 2009/10/12(月) 12 49 11 ID fhZ356oW 以前に茸のSSH買った者だけど フロント・センターのシングルPUに比べて リアのハムPUは結構なハイゲインタイプで音量差も大き目 高音域もハッキリと出るPUなので歪み系好きには打って付けかと 勿論クリアでも十分イケるけどね 更に軽量ボディ+プレス駒+ステンレスフレットでかな~り倍音強調されてるが 個人的にはちょっと音が暴れ過ぎてるので駒をダイキャスト製にディチューンする予定 但しくっきりした音像よりもとにかく音圧が欲しいという人ならノーマル駒で十分だと思う とにかく茸のPUは良くも悪くもシングルとハムの特性の違いがハッキリとしているので SSSを選ぶかSSHを選ぶかその人の使用目的や好みを事前にきっちり決めておく方が良いかと… シングル特有の微妙なニュアンスや枯れた感じの音でのカッティング重視ならSSS仕様 タッピングや太いリード音重視ならSSH仕様という感じになるんじゃないかな? ちなみに茸のVolはレベル8~9程度まではクリアで大人しいがフル10にすると一気に暴れる傾向 他に持ってるストラトモデルと比べてもこの変化は顕著なので茸特有の癖と言っても良いかもね 310 名前: ドレミファ名無シド [sage] 投稿日: 2009/10/15(木) 03 21 54 ID 4yz3FZde 俺も茸SSHポチってたが、1日で昨日届いた。 ネジは真っ直ぐ打ち込まれてるし、弦高は低く調整されてるし、 オクターブチューニングもしてあるようだ。SSHのPUの違いも ハッキリしていて、最初の1本にこれ買っとけば幸せだったろう なと思う。 残念だったのは、1V2T仕様だったことと、PGが傷だらけで、 保護シールも貼ってなかったこと。まぁ、使ってればすぐ傷だらけ に成るから気にする程のことでも無いが。コントロールはもし次 のロットが有るならSSHは1V1Tにして欲しいな。 ちと気に成ったのが、ダンボール箱が他のフォトゼニやLegend, 穢レと裏表反対の開き方だったこと。それとギグバッグのためか 箱が一回り大きい。 とにかく付属の茸袋が気に入った。ポケットの中からレンチとレンチ ケースが出て来た。 312 名前: ドレミファ名無シド [sage] 投稿日: 2009/10/15(木) 06 19 58 ID NtF3SEiO 秋だし俺も茸買ってみたよ。 良い点は色々言われているので以下不満点 1.ハズレだったのかナットの溝がかなり六弦側に寄っていた。 弾いていて違和感がある程だったのですぐに手持ちのカーボンナットに交換。 2.流石に桐ボディ、色々いじっていたら既にストラップピンがガタガタになってきた。 あと机に少しぶつけただけでボディが凹んだ。まあそこら辺は桐だから仕方がないが。 3.ネックポケットの精度はフォトや伝説に比べると悪くガバガバ。よく言えばセンターズレの調整がし易い。 4.ネックに節が出まくっている。ネック材のグレードはあまり高くないみたい。 5.フレットやボディの影響か、音が軽くて硬い。いわゆる甘い音とは遠い感じ。 6.トレモロの6点ビスが妙に細い。ボディの柔らかもあるし、穴の強度が滅茶苦茶不安。 と、あげてみると結構不満点も多い。フレットやパーツの質を除けば伝説の方が良いかも知れん。 320 名前: ドレミファ名無シド [sage] 投稿日: 2009/10/15(木) 14 13 49 ID 4yz3FZde そう言われてみれば、俺の茸SSHもサドルのイモネジの左右バランスは 取れてるのに、サスティーンが伝説に較べて弱いな。ナットはOK。 ストラップピンがまさに茸の形してるw ネックポケットの精度は低い。ガバガバ。ネックに節は無かったが、何だか やたら黄色い。フレットは俺のは摺り合わせのためか、高音側のフレット がやたら削れて平らに成ってた。ステンレスのせいか音は硬い。今は チョーキングとかかなりジョリジョリするが、そのうち馴染んで来るだろう と前向きに考えてる。トレモロのビスも確かに細いね。それと俺のは アームのネジが何だか硬い。 茸袋は裏側にもチャックが有って何かと思ったら、ストラップ収納式なん だね。ちと感心した。使わない時、家でストラップがブラブラしなくて済む。 因みにパール調PCは、パール・白・黒の3プライ。高級感があっていい。