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【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】ハリー・フーディーニ 【性別】男性 【身長・体重】165cm・60kg 【属性】中立・善 【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷D 魔力E 幸運B 宝具C 【クラス別スキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を断つ。完全に気配を断てば発見する事は難しい。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 【固有スキル】 偽装:A+ 奇術師としての騙しの技術。もはや魔術の域にある。 陽動、欺罔、変装、擬態、幻惑などカムフラージュ全般に有利な補正を得る他、 それを転用した「破壊工作」や“偽装”スキル等による工作の看破を行える。 暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、 偽装技術の延長としての気配遮断、またサーヴァントであることの秘匿を行える。 【宝具】 『脱出王(フーディーニ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 如何なる束縛からも抜け出る能力(宿命)。 奇術師・脱出芸の代名詞となった逸話の具現たるそれは、 自身の脱出行為に対して“脱出成功”という結果を先約させる、束縛破りの運命である。 アサシン本人が望む望まないにかかわらず、彼の脱出は宿命規模で成功する。 【解説】 本名エリック・ワイス。奇術師の代名詞「脱出王」。 自称アップルトン出身、実際はハンガリー・ブダペスト生まれのユダヤ人。 その名“Houdini”は、巧みに脱出することの名詞や動詞となっている。 カードマジックから転向した脱出芸では、その類稀なる才能からアメリカ合衆国中の人気を集め、 死後70年以上経過した現在でも“今最も有名なマジシャン”の地位を不動のものとしている程である。 最愛の母の逝去から頼んだ心霊術のトリックを暴いたことをきっかけに、 この手の心霊詐欺を次々と暴いったことで知られ、ドイルやラヴクラフトとは親交があった。 1926年、急性虫垂炎で死去。 棺前でジーグフェルドは「賭けても良いが、彼はこの棺の中にもういない!」と叫んだという。 アルカーヌムの「わがはい」口調は可愛くて良かった カズマパラトゥン先生は相変わらずだったけど
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【元ネタ】旧約聖書 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】エフド 【性別】男性 【身長・体重】175cm・67kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具D 【クラス別スキル】 気配遮断:A(C) サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 宝具『神告の潜剣』の効果によってランクアップしている。 【固有スキル】 仕切り直し:C 戦闘から離脱する能力。 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。 【宝具】 『神告の潜剣(ベテン・エグロン)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0~1 最大捕捉:1人 モアブの王エグロンの暗殺に使用した剣。 この剣そのものが気配遮断スキルを保有しており、この剣の所持者もその効果の対象となる。 攻撃の直前まで敵にこの剣の存在を悟らせず、戦闘中においても間合いや軌道の認識にペナルティを与えるほか、 剣の所持者に気配遮断スキルを付与(ないしランクアップ)する。 また、切りつけた対象にも低ランクの気配遮断スキルを短時間付与する事もでき、拠点隠蔽や友軍の隠密行動の補助などが可能。 【解説】 旧約聖書の士師記に登場する士師(ユダヤの指導者)の一人。通称、“左利きの”エフド。 イスラエルを支配するモアブの王エグロンを暗殺する為、諸刃の剣を服の中に隠し、大量の貢物を持って王に謁見を求めた。 思惑通りにエグロンに近づいたエフドは「内密の話がある」と言って、王の側近を下がらせ、腹を一刺ししてエグロンを暗殺した。 剣は脂肪に挟まれて抜けなくなり、傷口からは大量の汚物が出た。 汚物の臭いがした為、家臣らは「王は用を足しておられる」と勘違いし、その隙にエフドは逃亡した。 王宮から逃げ切ったエフドはイスラエルの民を集めてモアブ人らと戦い、イスラエルを解放する事に成功。 その後、八十年程の平和をイスラエルに齎した。
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「なかなかに楽しませてもらったぞ、道化。だが貴様の仮面は剥がれた。 素面に戻ってはもはや狂うこともできまい。この茶番も幕引きだ」 黄金のサーヴァントの背後の空間が歪み、二十を超える宝具が取り出される。 それらはまっすぐに切っ先を老騎士へと向け、主の命を今か今かと待っていた。 「雑種には過ぎた代物だが……我を楽しませた褒美だ。 わが財の刃にかかって果てることを許そう」 「くっ!こんな時に……」 凛は苦々しく呟いた。とはいえ、ほんの数刻前までの彼女ならばまだ希望はあった。 彼女を守る老騎士―――ライダーのサーヴァント『ドン・キホーテ』はかの英雄王の天敵といっていい。 現実すら侵食する彼の妄想は、相手がより強い幻想に生きる者であるほど強力に作用する。 現に過去の二度の戦闘では、一度目は相手が高層ビルの巨人たちと戦っている隙に逃げ仰せ、 二度目は繰り出された宝具のことごとくが的を外れ、あるいは暴発した。 しかし今回ばかりはそうもいかない。ドン・キホーテを英雄たらしめていたその宝具も、 あらゆる幻想を錆付かせる強力な固有スキルも、すべて先ほどの戦闘で失われていた。 ―――『破戒すべきすべての符(ルールブレイカー)』 あらゆる魔術・神秘・契約を無効化するその宝具は、それでも英雄王の手から放たれれば ライダーに届くことなく地に落ちる筈だった。 しかし、先ほどの間桐慎二の捨て身の一撃により、その刃はライダーの胸に確かに穿たれた。 ルールブレイカーが破戒したのはマスターとの契約ではなく、老騎士の『狂気』。 己が伝説の騎士であるという妄想。彼が騎士である為の『誓い』を木端微塵に打ち砕いた。 夢から醒めた騎士はもう騎士ではなかった。一度現実に気付いてしまえば、もう妄想の世界には帰れない。 自らの妄想に周囲を巻き込む彼の能力は、このとき完全に失われた。 夢の跡に残ったのは、アロンソ・キハーナという一人の男と、年老いた痩せ馬だけだった。 「ライダー……」 主を守るように立つライダーの背に向けて、凛が躊躇いがちに何かを言いかける。 振り向いたライダーと眼が合い、そして―――彼女は決心した。 「ライダー。あの金ぴかと戦って、できるだけ時間を稼いで」 事実上の死刑宣告とも取れるその命令に 「仰せのままに、わが主よ」 ライダーは満足げに頷き、そう宣言した。 それを聞くと凛は振り返ることなく大聖杯のもとへと駆けていった。 「ク……カハハハハハハハ!捨て駒にされたか!つくづく滑稽だな。道化!」 英雄王の嘲笑に、老騎士は静かに首を振った。 「我がマスターは命令に令呪を用いなかった。何故か解るか?アーチャー」 「それが何だというのだ」 「この命令を私自身が望んでいた。ということだ」 そう、ライダーは自ら捨て駒となることを望んだ。 だからこそ、凛は彼を切り捨てることができたのだ。 「貴婦人のために命を賭けることは、騎士の誉れであるからな」 「ハッ、何を言うかと思えば、どうやらまだ夢の中のようだな!」 「夢か……そうだな、ずっと夢見てきたことだ。」 それは痛ましい夢だった。 孤独な老人の狂った妄想だった。 偽りの名を名乗り偽りの敵と戦った。 だがそれでも、偽りの騎士であったとしても、 世の不正を正さんとしたその理想は――― 男が幼いころに憧れた『騎士道』は――― ――――――けして偽りではない。 「我が願いは叶えられた。もはや夢を見る必要はない。 守るべき主。この世で最も強大な敵。感謝する。私は今、真の騎士となった」 ヒイィィィィイイイイイン 老騎士に呼応するように甲高く嘶いて、痩せ馬が前に進み出る。 「ありがとうロシナンテ。もう少しだけ付き合ってくれるかい?」 かつて彼は、「すまなかった」といった。 長い旅にずっと付き従ってくれた友に、馬鹿な妄想に付き合わせてしまってすまない、と自らの夢を否定した。 そうではかった。あの時、死の淵でサンチョに言うべきだったのは、謝罪の言葉などではなかったのだ。 只一言「ありがとう」と、お前のおかげで私は騎士たりえたと従者をねぎらってやればよかった。 それでも友は主を騎士として葬った。彼もまた狂ってしまったのだという人もいる。 だが老騎士は信じたかった。あの馬鹿げた旅路が友にとって、真実価値の在るものだったのだと。 「ありがとう、サンチョ」 今はもう届かない。それでも呟かずにいはられなかった。 「さっさと来い、茶番は見飽きた」 痺れを切らした英雄王が空中の剣を構える。 ロシナンテに跨った老騎士はランスを掲げると高らかに宣言した。 「我こそは伝説の騎士、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ!! この世すべての悪を、討ち滅ぼすものなり!!」 ランスを構え、痩せ馬の腹を蹴る。 彼の騎士道において、最初で最後の疾走が今、始まった。 眼前には三十にも及ぶ宝具の群れ、只のひとつでもライダーの身をかすめれば それだけで身体が消し飛ぶであろう力を秘めた宝具の雨の中を 年老いた痩せ馬が駆け抜ける。決して疾くはない。老いた馬の脚では 次から次へと射出される宝具をかいくぐることなど出来はしない。 しかし―――――― 「馬鹿な!?何故当たらぬ!」 ――――――錆付いた幻想(ラスト・ファンタズム) 失われたはずの老騎士の固有スキルが、今確かに発動していた。 正気を得たことで潰えたはずの彼の騎士道は、彼が真の騎士となったことで甦ったのだった。 「ならば!」 宝具の雨は痩せ馬に狙いを定める。ライダーのスキルは騎乗物にまでは及ばない。 ロシナンテは遂に膝を屈し主を放り出した。しかし、遅すぎた。痩せ馬は老騎士を英雄王の眼前にまで運んでいた。 かつて征服王の英霊馬すら成し得なかった偉業を、只の老いぼれた痩せ馬が成し遂げたのだ。 「うおおおおおおおおおおお!!」 「チィッ!!」 二対のサーヴァントの腕が交差する。 老騎士のランスと英雄王の剣。 その胸に届いたのは―――――― 「……カハッ!」 血を吐いたのは老騎士のほうだった。 その胸には英雄王の乖離剣が突き刺さっている。 幻想はより強い幻想によって打倒される。 天地を切り裂いた『最強の幻想(ラスト・ファンタズム)』は 老騎士の『錆付いた幻想(ラスト・ファンタズム)』に打ち勝ったのだ。 「……夢から醒めたか?騎士よ」 王の問いに老騎士は穏やかに笑って答えた。 「……ああ、いい夢だった。また…観たい……ものだなぁ……」 「安心しろ、お前は偉大な騎士だった。王であるこの我が保障しよう」 老騎士は嬉しそうに頷くと、光の粒となって消えていった。 こうして、騎士道に憧れ、騎士道を演じた男は、遂に自らの騎士道を完遂した。 それを狂気と、愚かな妄想だと人は言う。しかし彼の騎士道は確かに何かを守ったのだ。 その答えはこの戦場の先、大聖杯の間にて出されることとなる。 ……To be continued
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【元ネタ】新約聖書、スラヴ神話 【CLASS】アルターエゴ 【マスター】 【真名】コスマス ダミアヌス 【性別】男性 【身長・体重】175cm・70kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運A- 宝具EX 【クラス別スキル】 神性:C(A) 神霊適性を持つかどうか。 アルターエゴらの場合は太陽神スヴァローグに由来する神性を所持しているが、 通常時は二つに分割されている為ランクは低下している。 ハイ・サーヴァント:C(A) 英霊複合体であることを示すスキル。 アルターエゴらと同一視されるスラヴ神話の太陽神スヴァローグが力を貸している。 通常時はスヴァローグの力はアルターエゴ二人にそれぞれ半分に分けられている状態であり、 二人の霊基が一つになる事で全き形となる。 対魔力:A 聖人由来の高い対魔力。 事実上、現代の魔術師ではアルターエゴに傷をつけられない。 但し、教会の秘蹟には対応しない。 陣地作成:A 本来は魔術師のクラススキル。自らに有利な陣地を作り上げる。 アルターエゴらの場合、害あるものを遠ざける“手術室”を形成することが可能。 道具作成:D 医療のエキスパートであるアルターエゴは高精度の医療器具などが作成可能。 境界にて:D(B) あの世とこの世を切り離す境界を作り出すスヴァローグの権能が由来のスキル。 冠位の暗殺者たる山の翁が持つ同名のスキルとは効果が異なる部分があり、 即死耐性、恐怖耐性を持つ点では同じだが、自陣営にその耐性を分け与える事ができる。 ランクはサーヴァントとして神の権能をそのまま振るう事は出来ない為Bランクとなっており、 また通常時はスヴァローグの力は分割されているためDランクとなっている。 【固有スキル】 医療の守護者:A 医療に関する守護聖人であるアルターエゴらの持つスキル。 自身の周囲で行われる治療行為の判定を成功させやすくし、また回復速度を向上させる。 アルターエゴの消滅後もその加護は頭蓋の形で残留し、同様の効果を周囲に与える。 コンビネーション(医術):A 特定の相手と共闘する際に、どれだけ戦闘力が向上するかを表すスキル。 アルターエゴらの場合は協力して行う治療効率の向上も表す。 時に命を救う為に、時に命を脅かす脅威を排除するために、この兄弟は完璧な連携を取る。 奇蹟:A- 時に不可能を可能とする奇蹟。 星の開拓者に似た部分があるものの、本質的に異なるものである。 適用される物事についても異なっている。 生前では奇蹟によって幾度の処刑を免れたが結果的には打ち首となった事からランクが低下している。 【宝具】 『輝き清い火神の竜(スヴァローグ・スヴァロギッチ)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人 アルターエゴたち二人の霊基を一時的に解体し、一つの霊基として繋ぎ合わせる融合宝具。 融合された霊基は太陽神スヴァローグの性質が引き出され、その姿は火炎を纏う竜に近づく。 この状態の『彼』は太陽の如き灼熱のドラゴンブレス、自らの陣地を自陣営に恵みを与えるよう開拓する等の力を発揮する。 その身を竜の姿に近づければ近づける程に振るう力は強力になっていくが、それに比例し霊核への負担は大きくなっていく。 無理に神霊の振るう権能の領域に近づこうとすれば、霊核に不可逆的な損傷が発生しアルターエゴたちは消滅するだろう。 【解説】 3世紀の伝説的聖人であり、双子の兄弟である。医学、医師、薬剤師の守護聖人。 東欧ではクルツマンとダミアンとも。 足を切断された患者に別の人間の足を繋げた逸話を持つ。 また東ヨーロッパでは吸血鬼や屍鬼に絶大な力を持つと考えられていたという。 伝説では、二人はアラビア半島出身でシリヤにて学び、キリキア(小アジア東南部)で内科医として活躍した。 二人は治療費をとらずに奉仕活動をし、聖なる文無しと呼ばれ、それにより多くがキリスト教に改宗した。 しかしローマ帝国皇帝ディオクレティアヌスのキリスト教徒への大迫害で、打ち首にされた。 伝説によると、ローマ帝国植民地総督リュシアスが二人を縛って海に投げ捨てるように命じると天使が二人を岸へ運んだ。 次に柱に縛り付けて火あぶりにすると炎は刑執行人へ向かった。 リュシアスは二人に石を投げつけるよう命じると、石はすべて二人に届かなかったため、最後に打ち首になったという。 またこの二人はスラヴ神話の太陽神にして火神、鍛冶神のスヴァローグと同一視される。 スヴァローグは自身の口を鋤代わりに使って耕し人間に恵みを与えたという。 またスヴァローグは深い溝を作り、あの世とこの世を切り離す事も出来る。 同一視された彼らの姿は黄金の角を持った牛、雄豚、馬等で表されている。 また民間伝承では火の竜とも扱われる場合がある。
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【元ネタ】アーサー王伝説、その他 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】マーリン〔プロトタイプ〕 【性別】女性 【身長・体重】156㎝・20㎏ 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C+ 魔力A++ 幸運A 宝具A 【クラス別スキル】 陣地作成:D 魔術師として自らに有利な陣地である工房を作成する。 完全な根無し草、一個所に留まらない自由奔放な活動方針のせいか、 陣地作成はそう経験を積んでいない。 道具作成:A+ 魔力を帯びた器具を作成する。 その手に持つ杖が工房であり、 瞬時に様々な道具を作成する。 混血:EX 人間以外のヒトの血が混ざっている。 マーリンは夢魔との混血とされ、夢魔としての特性を完全に受け継いでいる。 【固有スキル】 高速詠唱:EX 魔術の詠唱を早める能力。 神言ではないが、その呪文の美しさはもはや妖精語の域に達している。 マーリンの呪文は速く、短く、そしてどこか悲しい響きを持つという。 単独顕現:A 単体で現世に現れるスキル。 本来、マーリンは英霊として召喚されない。 どのような未来においても死亡していないからだ。 彼女がサーヴァントとしてマスターに仕えるのは個人的な欲望の発散、ありていにいえば趣味である。 彼女はその趣味を実現させるため、ある特殊クラスしか持ち得ないこのスキルを自力で獲得し、サーヴァントとして召喚されるフリをしている。 英雄作成:B 王を人為的に誕生させ、育てる技術。 世界有数のキングメイカーであるマーリンだが、『大局はもちろん大事だけど、面白さの方がもっと大事』という性格のため、ランクは下がっている。 夢幻のカリスマ:D 人を引きつける能力。 王や指導者に必須ともいえるスキルだが、なぜかマーリンは天然で持っている。 ……しかし、マーリンはたまに「面白さ優先」で王の人生を狂わせてしまう為、人に対するカリスマは低下している。 夢魔の畔(ほとり):EX 地球における最後のサキュバスとしての力。本性とも。 『幻術』と『魔眼』が合わさったもの。 敵味方あわせて、戦場を一眸するだけで敵の精神に介入し、その魔力を吸い上げる。 【宝具】 『久遠に開かれた理想郷(ホープ・オブ・アヴァロン)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:??? どのような遍歴からか、このマーリンはアヴァロンの塔には幽閉されていない。 アヴァロンは人類が終わる時まで有り続ける。 アヴァロンとは『人類が目指す理想とする未来』の姿だと、マーリンは認識している。 そのため、彼女が棲むアヴァロンは閉ざされたものではなく、 人類に対して開かれたゴールという位置づけになっている。 マーリンの杖が指し示すのは地平線の彼方。 久遠の先で光り続け、いまも人々を走らせ続ける『希望』そのものである。 【解説】 【元ネタ】アーサー王伝説、その他 【CLASS】プリテンダー 【マスター】 【真名】レディ・アヴァロン 【性別】女性 【身長・体重】156cm・20kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A++ 幸運A 宝具A 【クラス別スキル】 陣地作成:D 道具作成:A+ 混血:EX 高速詠唱(妖):EX 単独顕現:A 【固有スキル】 その手に光を:B 想像を超す強大な何かに抗い、手を伸ばす者への祝福。 対象の大願のためでなく、あくまで対象の旅路そのものを彼女は言祝ぐようだ。 (実のところは『英雄作成』スキルの亜種) 夏の夜に咲く花:D 自然と人を引きつけるカリスマ。 おのずと人々が集まり、彼女はその中心に立つことになる。 ただ、楽しいことや面白いことが大好きで、根無し草で奔放な彼女は、ひとつところに留まらず、旅の道連れも欲しがらないため、この能力を十全に発揮することは少ない。 (実のところは『夢幻のカリスマ』スキルの亜種) 夢魔の畔:EX 【宝具】 『彼方に手まねく理想郷(ウィンズ・オブ・アヴァロン)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:ー アヴァロンは人類が終わる時まで有り続ける。 アヴァロンとは『人類が目指す理想とする未来』の姿だと、彼女は認識している。 そのため、彼女が棲むアヴァロンは閉ざされたものではなく、人類に対して開かれたゴールという位置づけになっている。 その杖が指し示すのは地平線の彼方。 久遠の先で光り続け、いまも人々を走らせ続ける『希望』そのものである。 だからこそ彼女は指し示す。 進み続ける者が、立ち止まってしまわないように。 旅の終わりが訪れないように。 真名開放が為されると、彼女の杖の先、夢幻の中に彼方の理想郷が見える。 そこから届いてくるのは、凍える絶海すら溶かし尽くすような、花の匂いに満ちたあたたかな楽園の春風。 それは確かな実感を持って、理想郷の夢を見る者達に示すのだ。 【解説】
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【元ネタ】史実 【CLASS】セイバー 【マスター】 【真名】飯篠長威斎家直 【性別】男性 【身長・体重】176cm・64kg 【属性】中立・善 【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A+ 魔力C 幸運B 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:A 神剣・布都御魂の神威を"再現"するに至ったセイバーはA以下の妖術魔術を悉く斬り捨てる。 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 神道流:A++ 天真正伝香取神道流の奥義を修めている。 剣術、居合術、柔術、棒術、槍術、薙刀術、手裏剣術、忍術、陣地作成、風水など、様々なスキルが複合された総合武術。 老練:A+ 精神が熟達した状態で召喚されたサーヴァントに与えられるスキル。 いかなる状態でも平静を保つと同時に、契約を通じてマスターの精神状態を安定させることができる。 指南の心得:A 数々の英雄を育て上げた者が得るスキル。指導者としての手腕。 対象の才能を見極めたうえで隠れたスキルを対象に習得させる。 ランクAならば生前にセイバーが身に着けた数々の武術を伝授する事が可能である。 啓示:B- "経津主からの声"を聞き、最適な行動をとる。『直感』は戦闘における第六感だが、啓示は目標の達成に関する事象全てに適応する。 しかし、一つの悟りの域にあるセイバーは天の声に委ねるまでもなく最適解を選べるため、当スキルは余程の窮地に陥いらない限りは使用されない。 熊笹の対座:A 神道流の到達点の一つである体捌き。 伝承に曰く、セイバーは立ち会いを望む武芸者の前で熊笹の葉を折ることなくその上に鎮座し、力量差を悟らせたという。 自身に掛かる重力をも自在に運動エネルギーに転換する、謂わば身体のみで行うベクトル操作。 これにより、セイバーは"型"の創始者でありながら型はおろか、物理法則にすら囚われない挙動を可能とする。 【宝具】 『布都御魂・雲切之剣(ふつのみたま・くもきりのけん)』 ランク:A 種別:対人奥義 レンジ:1 最大捕捉:1人 剣神・経津主の啓示を受けたセイバーがその生涯を懸けて追い求め、最期に至った活人剣の極致。 布都御魂とは経津主が宿る神剣であり、邪気や瘴気などといった形なきものをも斬り払うとされる。 セイバーの居合術はその布都御魂の神威を"再現"するに至り、相手の業(カルマ)を断つことで殺意、敵意、戦意を喪失させる。 その特性上、精神汚染系のスキルを有するサーヴァントを正気に戻すことも可能だが、 外部から狂気などを植え付けられている者に対してはまず元を断つ必要がある。 殺さずして戦いを収めるという正に平和の剣法であるが、 殺し合いが前提の儀式である聖杯戦争に於いては、ほとんどのマスターにとって無用の長物と言えるだろう。 【解説】 日本武道の源流の一つである天真正伝香取神道流の創始者で『日本兵法中興の祖』でもある。 千葉氏の家臣として仕え、幼少より刀槍に優れ戦で手柄を立て一度も敗れたこともなかった。 しかし当主千葉胤宣が裏切りに会い自刃。 千葉氏宗家の滅亡を目の当たりにした家直は、武芸をもって武士として生きることに虚しさを覚え、 そして「武術とは互いに血を流し合う戦さのためのものではない」という信念のもと、剣の極意、 武術の奥義を究めるための修行に打ちこむべく、武神経津主神を祀る香取神宮に篭る。 千日の厳しい修行の末、『兵法とは平和の法なり』という悟りに至ると、 経津主神より「汝、後に天下剣客の師とならん」との啓示と共に、一巻の神書を授かる。 この事から経津主神に由来する名を冠した天真正伝香取神道流を創始し、 それまで決まった「型」の無かった日本武術の世界において、百般に亘る武道の原型を体系化した。 家直は「真実の武道は人の心にあり、人の道である。心の中が善であれば、武芸は人を助け世の中を平和にする。したがって自分自身を完成された人間に近づける努力をしなければならない」と 門人たちに諭し、心身鍛練の術として武士から庶民まで広く教えたとされる。
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【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】ケイネス・エルメロイ・アーチボルト 【真名】八百屋お七 【性別】女性 【身長・体重】148cm・38kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B+ 魔力C+ 幸運E 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:C+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。 アサシンの魔力放出(炎)スキルにより効果が上がっている。 【固有スキル】 魔力放出(炎):B+ 炎に呪われた身体であるため、常に炎を纏わせている。 この炎は熱を消すことができ、意識すればアサシンの身体ごと透過させることもできるため、気配遮断スキルの効果を上げることもできる。 恋愛応援:B 生前に恋愛を成就させることができなかったため、他人の恋を勝手に応援してしまう癖。 恋のアドバイスやきっかけ作りなどをいきなり始めるので、大半のマスターからは鬱陶しがられる。 正体隠蔽:C サーヴァントとしての正体を隠す。 自身をサーヴァントではなく、ただの人間であると誤認させる事ができる。 また、戦闘において自分の手の内が読まれ難くなる効果もある。 【宝具】 『悲恋の炎上幕』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~35 最大捕捉:15人 お七が犯した罪が宝具となったもの。 お七の足元から巨大な炎が湧き出し、敵を襲う。 特殊な水や突風をもってしても消火は難しく、お七が宝具を発動している間はほぼ永遠に燃え続ける。 恋愛劇や妻・恋人がいることで有名な英霊が相手の場合は威力が格段に増す。 『亡魂の化鶏』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 お七の魂の欠片が変形し、具現化した宝具。 黒い鶏の外見をしており、お七・マスターとの視覚共有が可能。 移動は呪いの炎が作り出す小さな異次元の道で行う。飛ぶことはできない。 聖杯戦争が行われている地域ならばどこまでも移動させることができるので、敵陣営の監視などに適しており、使い魔として扱うこともできる。 また、魔力を多く注ぎ込むことにより等身大のお七に変身させることもできる。その際の亡魂の化鶏のステータスはお七本体のステータスを全体的に1ランク下げたものとなる。 【Weapon】 『呪いの炎』 お七の人生自体に取り憑いていた呪いの炎。 常時お七の身体を覆っており、お七の意思次第で熱を出したり消したりすることができる。 手裏剣のように火の粉を飛ばしたり、日本刀や短刀の形に変形させることもできる。 また、赤子ほどの大きさではあるが他所と他所を繋げる異次元の道も作ることが可能。 消化することはできないが透過させることはできるため、その状態を保てば外見は普通の女性と何も変わらない。 ただ、透過し過ぎると炎で覆われているお七の身体も透過してしまうので加減が必要。 【解説】 浄瑠璃などで有名な悲劇の女性「八百屋お七」。 まだ幼い彼女は寺小姓の男と恋に落ちる。翌年、彼女は「また彼に会えるかも」と思い放火未遂の罪を犯す。 彼女は処刑されることを受け入れ、お七を哀れに思う町奉行の「お七、お前の歳はまだ十五であろう」という救いの手をも拒み、「私は十六です」と言い続けた。 結果、彼女は火刑に処され、遺体は長明寺に埋葬された。 【妄想】 ケイネスに召喚された彼女はケイネスとソラウの(傍から見れば)ギクシャクした関係に何故か危機感を抱き、ケイネスにあれこれ恋のアドバイスする。 しかし彼女がそういった話を始めれば、話し終えるまでに最低でも小一時間はかかってしまうので、ケイネスに避けられがちになってしまっている。 呪いの炎は一応その人の人生に取り憑いている呪いって設定なんで、宝具ではなく強制的に装備させられた武器orスキルってことで一つ。
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磨耗した英霊サンタクロース 「わしは・・・・飢えて死ぬ子供の前で、殺戮の刃に倒れる子供の前で、炎に焼かれた子供の前で、ただ玩具を握り締めるだけの道化じゃ」 「子供たちを救うことも出来ず、ただ己に課された役割のみに動く、それが守護者じゃというのなら、わしはそんなものになりたくなぞなかった・・・!」 サンタ「神───というものが存在するなら私の声を聴け!」 サンタ「何故私が守りたいと…大切にしたいと思う未来への希望を貴方はこうも残酷に奪っていくのか…!?」 サンタ「私は空虚な玩具を握り締め、後何回泣いたら…どれだけ絶望すれば許されるのか…!?」 サンタ「よかろう…ならば神よ!貴様に代わり私が新世界の神となろう!」 サンタ「悲しみの無い世界!子供達が安心して生きられる世界!無垢な世界を!」 サンタ「掃き溜めの世界を希望で消し去ろう…そのためにィィッ!貴様らを殺し聖杯を我が手中に納めるッ!!」 空中要塞に向かうサンタと橇に乗るドンキ、トリスタン 要塞の迎撃を辛くも避け、近づいたが鹿とサンタが倒され墜落しそうになる。 墜落しているドンキとトリスタンに向かった要塞から強力な炎の魔術が放たれる 要塞から迫る炎に飲み込まれそうになるが、トリスタンがドンキを番えて要塞に突入させる 「・・・・後は頼んだぞ!ドンキーーーーー」 トリスタンは炎に飲み込まれて消滅する 「この絶望に満たされたセカイに、泣き叫ぶ子供らに、今こそ救済を――――!!」 『豚肉飛び散る精肉場(シュティレ・ナハト)』――――ライダーの保有する、八頭の聖なるトナカイが牽引する橇に乗っての蹂躙走法、ライダーの保有する、最大の攻撃手段。 聖別された雪と豚肉を撒き散らしながら疾走する八頭のトナカイは、立ち塞がるあらゆるものを打ち砕かずにはいられない。 「駄目だメリー、下がってくれ!! 下がるんだ、頼む!」 士郎は、傷ついて動けない自分を守って立ち塞がった自らのサーヴァントに、懇願するように叫んだ。 「嫌ですよ、士郎。もう、独りぼっちになるのは嫌だもの……」 「……メリー」 互いを庇い合うかのようにして迫り来る破壊の橇を見上げた二人の姿に、 寒い冬の中で、打ち捨てられた路地裏で、銃弾の飛び交う戦場で、ライダーがずっと見つめ続けてきた子供たちの面影が重なった。 「迷いも甘さももはやあの糞塗れの聖夜に捨てた! もはや目の前にいかなる英雄や怪物が立ち塞がろうとも知ったことではないと決めた! いかなる戦場の熱をもワシの凍りついた魂を溶かすことなど出来ぬというのに…………!!」 それなのに……。 「っ、ぅオオオオおおおおおぁあああああああああ!!」 ライダーの橇は、呆然と見上げたメリーの目の前で止まっていた。 「これが、ワシの末路か……」 呆れ混じりに笑い、ライダーは、メリーの握った包丁に深々と突き立った自らの腹を見た。 余りに滑稽すぎて笑おうとすれば、ごぼりと、喉の奥から血反吐が溢れて来る。 「ごめんなさい、ライダー……あなたが、あの時のサンタクロースだったのね……」 少しずつ真っ白になっていくライダーの視界の中で、小さな少女が泣いているのが見えた。 残る力を必死に振り絞って、ライダーは、泣きじゃくる少女の頭に、そっと手を置いた。 「いいんじゃよ。ワシはサンタクロース……泣いている子供に、ワシが最後に送ってやれる、クリスマスプレゼントだよ」 少しずつ薄れていく血潮に塗れたライダーの姿は、まるで彼が本来在るべきと願われていたかのように、赤く染まっていた。 深々と雪が降り注ぐ音がする。どこかで、聞き慣れた鈴の音が聞こえてくる。 『ねえねえ、お爺ちゃん、サンタクロースって、本当にいるの……?』 どこかで、懐かしい声が聞こえてくる。 気がつけば、彼の意識は、あの、懐かしい故郷の暖炉の側に座っていた。だから、自分はこう答えてやるのだ。 『ああ、そうだ。サンタクロースはいるよ。おまえが、良い子にしていれば、きっとサンタクロースはプレゼントを持ってきてくれるよ』 その時、自分は何と答えただろうか。薄れていく意識では思い出せない。 「ああ……ワシに、泣いている幼子を見捨てておけるわけがないと、分かっていたのにな……どこで……どこから……ワシは……間違……って…………」 そして、最後に残された最強のサーヴァントは、光に包まれて、消えた。
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【元ネタ】史実 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】武霊王 【性別】男性 【身長・体重】196cm・101kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 カリスマ:C 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。 話術:C 言論にて人を動かせる才。 国政から詐略・口論まで幅広く有利な補正が与えられる。 変装:D 変装の技術。 列国に知られる王でありながら、一人の使者として変装して秦国に潜入し、 その長短を直に観察し、秦王と謁見して言葉を交わした逸話が残っている。 【宝具】 『胡服騎射(コォフー・チィシャ)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:800人 かつてライダーが率いた、趙を軍事大国に成長させた弓騎兵団をサーヴァントとして現界させる。 召喚されるのはいずれもマスター不在のサーヴァントだが、 それぞれがE-ランク相当の「単独行動」スキルを保有し、 最大20ターンに及ぶ現界が可能。 この軍団の中にはライダーがスカウトした有能な教士も含まれており、 教士達に師事することで、ライダー陣営の者にE~Dランク相当の 「騎乗」、「弓術」を覚えさせることが可能。 【解説】 中国戦国時代の趙の騎兵王。姓は嬴。氏は趙。諱は雍。在位紀元前326年-紀元前298年。 趙の家系の中ではじめて王と追号された人物である。 若い頃から人高馬大で勇気と力量は抜群、更に聡明さも持ち合わせており、 趙軍には機敏さが欠けるということに目を付け、遊牧民族の騎兵制を取り入れようとした。 しかしその為には当時の中華のスカート状の服を、遊牧民のズボン状の服(胡服)に 変えなければならなく、その事は叔父の公子成から反対されてしまう。 遊牧民を蔑視するのは当時の中華では当然のことであった。 しかし、武霊王は粘り強く叔父を説得し、遂には「胡服令」を伝達し、 騎兵軍を作り上げ、趙を軍事大国に成長させた。 こうして、馬は戦車を牽くものという常識を覆し、騎兵を取り入れたことは後の中華全土に広まり、 兵制と軍服に大きな影響を残した。これが「胡服騎射」の逸話である。 王位を子の恵文王に譲った後も主父と名乗り、実権を握っていたが、 その最期は息子達の王位継承争いに巻き込まれ餓死するというものであり、 これを司馬遷は「後継を逡巡したことで天下の物笑いとなった」と厳しく評価している。 【コメント】 キングダム読んでて思いついた。知力も行動力も高く、冒険心豊かな有能な革新者でありながら 優しさ(甘さ)故に悲劇的な最期を迎えるという、主人公性は充分。 名に含まれる「霊」は中華では侮蔑的な意味らしいが、個人的には充分な名君であったと思う。 軍勢宝具は、数も質もイスカンダルのそれに大きく劣るが、その殆どが「弓兵」でもあるので、 最大補足レンジは王の軍勢ともタメを張る設定。 イスカンダルの軍勢が「全員が掛け値なしの英霊」ならば、 武霊王の軍勢は「少数が掛け値ありの英霊」といったところ。 武霊王の威名に連れられてサーヴァントとなったが、 彼らの殆どは英霊の座に招かれてはいない。 とはいえ、一般人とは比べるまでもなく強力な個体の集団であることは間違いなく、 準英霊と言ったところ。 軍勢召喚系の宝具は多くあるが、その中でもイスカンダルのそれが最強だって設定。 適正クラスはライダーとアーチャー。
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【元ネタ】戦国時代 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】足利義昭 【性別】男性 【身長・体重】163cm・55kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C+ 魔力C 幸運D 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【固有スキル】 エンチャント:E 他者や他者の持つ大切な物品に、強力な機能を付与する。 将軍家の権威による強化が上乗せされるが、効果は微々たるものでしかない。 寄生:A 味方から無断で魔力を収奪するスキル。 たとえ両者の関係が冷え切っていようと、 関係が決定的に断絶するまでは、このスキルの対象になる。 自己保存:B 自身はまるで戦闘しない代わりに、マスターが無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。 つまり、本人は全然戦わない。並みのマスターよりは強い癖に。 【宝具】 『御所画策す包囲網(きんせいのしょじょう)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 真名を把握したサーヴァントにのみ使用可能な宝具。 英霊の座に働きかけ、かつて対象と敵対した英霊に召喚状を送り届ける。 これに相手側が応じた場合、E-ランクの単独行動スキルを備えたサーヴァントとして召喚される。 ただし召喚した英霊はランサーに従うわけではなく、逆に牙を向く可能性もある。 相手があまりにも多くの恨みを買っている場合、発動=魔力枯渇による消滅となる困った宝具。 『火生三昧・日本号(やりにさんいのくらいあり)』 ランク:A+ 種別:対軍 対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 天下三槍に数えられる、倶利伽羅竜の意匠が施された槍。槍でありながら朝廷から官位を授かっている。 穂先を地に突き立てることで霊脈に術式を打ち込み、不動明王の神威である浄化の炎を次々に噴出させる。 その威力・範囲は、霊地の規模に応じて上下する。 煩悩を表す倶利伽羅竜に絡み苦しめる炎と、火山列島たる日本国がミックスされて具現化されたもの。 なお魔力は霊脈から組み上げ、術式は憑依した精霊が代行するため、所有者に術者としての能力は必要ない。 ランサーは槍を突っ立てた後はすべて精霊に任せ、自己保存スキルで高みの見物に浸る。 【解説】 足利幕府第十五代将軍。 剣豪将軍と言われる足利義輝の弟で、家督を相続する予定がなかったために僧侶となっていた。 義輝の死後、奈良を脱出して還俗。 諸大名の下を巡り歩いて上洛を促すが、成果は挙がらず流浪の日々を送る。 後に明智光秀の仲介で怒涛の勢いで勢力を広げていた織田信長と邂逅。 上洛要請に応じた信長は、武力を以って途上の大名を征討し、京の都への道を切り開いた。 これにより義昭は征夷大将軍の座につくことに成功。 本圀寺の変などの危機はあったものの、織田家の助けもあり室町幕府の再興に成功する。 しかし、幕府再興を図る義昭と、自身の権勢の拡大を求める信長との間に蜜月が続くはずもなく、 信長の専横を嫌った義昭が他の大名と関係を持ち始めたことで対立は徐々に激化。 義昭が信長包囲網を形成し自らも挙兵するに及んで関係は決定的に悪化し、 幾度かの和睦案も蹴り続けた為、包囲網を切り抜けた信長によって京都を追放されてしまう。 追放後も京の都に戻る話はあったのだが、義昭が強硬な態度に出たため立ち消えとなり、 諸国を巡った末に毛利家勢力下の鞆へと亡命。 以後は鞆公方と呼ばれ、その幕府は鞆幕府とも呼ばれた。 信長が本能寺の変に倒れると再び上洛を図ったが、 天下は織田家の勢力争いを制した豊臣秀吉の下へと転がり込み、義昭は将軍の座を辞すこととなった。 晩年は秀吉の御伽衆となったという。 【コメント】 義輝がサーヴァント映えするのは分かりますが たまには弟のことも思い出してあげてください。