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ここでは、一般的な予防接種の注意事項とサーバリックス特有の注意事項を分けて説明します。 一般的な予防接種時の注意事項 サーバリックス特有の注意事項 なお参考として、日本小児科学会予防接種感染対策委員会による声明を紹介しておきます。 予防接種後の失神に対する注意点ついて
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アジュバントの成分である水酸化アルミニウムは、このアジュバントが危険だと言っている人が最も危険視している成分です。 ところが、破傷風ワクチン(トキソイド)のアジュバントにも水酸化アルミニウムが使われていることは知られてないようです。 また、三種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風)では、塩化アルミニウムが用いられています。 このように、水酸化アルミニウムなどの、アルミニウム塩類は、アジュバントとして非常に一般的なものなのです。 北里薬品産業株式会社などのHPで、製品情報を確認してみましょう。 では水酸化アルミニウムを調べてみます。 水酸化アルミニウム - Wikipedia には次のように書いてあります。 水酸化アルミニウム(すいさんかアルミニウム、Aluminium hydroxide)は化学式 Al(OH)3 で表される無機化合物である。比重は約2.42。酸やアルカリに溶け、水、アルコールに不溶。アルミニウム塩の水溶液にアンモニアを加えると白色ゲル状沈殿を起こすが、これが水酸化アルミニウムである。主に医薬品や吸着剤などに使用される。また、緑色顔料・ピーコックの原料でもある。 熱すると酸化アルミニウムになるが、その際に水が発生するため、水酸化アルミニウムを添加した紙は燃えない(炎を出さない)。この「不燃紙」は防火性の高い建築材料(壁紙)として使用されている。 これによると、水酸化アルミニウムは医薬品や顔料または壁紙として広く使われているようです。また、 薬にもあるんです。うなぎと梅干し の「水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム」には次のように書いてあります。 制酸剤。胃のもたれ、潰瘍の原因となる胃酸を中和して胃壁への刺激や攻撃を弱めたり、粘膜を保護する作用もあります。 胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃酸過多、消化不良性慢性下痢などの治療に使用されます。 つまり胃薬です。食べ(?)合わせとしては「ステーキ」「大量の牛乳」「他の医薬品」との相性が悪いようです。 市販されている代表的な胃腸薬で水酸化アルミニウムが含まれているものは「 キャベジンコーワ細粒 」があります。添付文書には3包分(1日分)に水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物として1370.0mgとあります。ちょっと雑ですが単純に6等分して1回分の水酸化アルミニウムの量を調べます。1回分は約230mgです。 また、 制酸薬 - Wikipedia を調べてみると次のような記述があります。 大きな副作用の頻度は少ない。胃粘膜保護作用があるために他の薬剤の吸収を妨げることがある。牛乳や、カルシウムを含むサプリメントと併用するとミルクアルカリ症候群を起こし、頭痛や吐き気、食欲不振を起こすことがある。炭酸飲料で飲むと、中和作用が炭酸に対して使われてしまい、胃酸に対する効果が損なわれることがある。腸溶性の薬品は胃の酸性の状況下では吸収されないよう作られているが、制酸薬と合わせて飲んだ場合は胃内がアルカリ性の傾向となるため、腸溶性薬品が腸まで到達しないことがある。アルミニウムの含まれる製剤は、腎機能が悪いと体内にアルミニウムが蓄積しアルミニウム脳症などを起こす危険性がある。 大きな副作用の頻度は少ないが、腎機能が悪い人は水酸化アルミニウムを含む薬剤を使用する場合はお医者さんに相談した方がいいみたいですね。では、アルミニウムをどの程度摂取しても構わないのかを調べてみます。「 アルミニウムとアルツハイマー病の関連情報 」には次のように書いてあります。 ヒトは、医薬品や食物および飲料水から微量のアルミニウムを摂取しています。飲食物から摂取されたアルミニウムの99%以上はそのまま排泄されますが、およそ0.1%のアルミニウムが体内に吸収され、主に腎臓を通って尿中に排泄されます。しかし、この吸収率は生物種によって1%にまで上昇します。吸入によってはわずかしか吸収されず、基本的に経皮吸収はされません。微粒子の吸入は、嗅覚系を介して脳組織に直接移行します。 なるほど、腎機能が低下している人に注意が必要なのはこのことです。また、今回はサーバリックスに関する話なので「微粒子の吸入」は無関係です。さて、1日の摂取許容量はどの程度でしょうか。同じサイトにこの様に記載されています。 JECFA(FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives; FAO/WHO 合同食品添加物専門家委員会)による、暫定的週間耐容摂取量 (provisional tolerable weekly intake; PTWI)は、7mg/kg体重/週とされており、体重50kgの人で1日あたり50mgとなります。 体重50kgの人で1日の摂取許容量は50mgのようです。先ほどの表で水酸化アルミニウム懸濁液は500μg含まれていることがわかります。これは純粋なアルミニウムの量ではありませんがサーバリックスにはアルミニウムが500μg含まれていることにします。1mg=1000μgですから1日の許容量は50000μgでサーバリックスに含まれるアルミニウムの100倍です。しかもサーバリックスは0、1、6ヶ月後に接種しその効果が6〜7年間持続することが知られています。その間にサーバリックスによって摂取するアルミニウムの量は1500μg=1.5mgであり、その間の摂取許容量の合計を考えるとほとんど問題のない量です。また、これも純粋なアルミニウムの量ではありませんが、先程例に出した胃腸薬には1回分230mgの水酸化アルミニウムが含まれていたことを覚えていると思います。サーバリックスの水酸化アルミニウムの量を問題にするのであればこの胃腸薬は1回分230000μg、実にサーバリックスを1回接種する量の460倍含まれています。しかもそれを3食後に摂るのですからサーバリックスを接種することによる水酸化アルミニウムの被害を訴えるのであればこちらの胃腸薬の方が問題でしょう。しかし、この有名な胃腸薬で水酸化アルミニウムによる健康被害が出たということは1度も聞いたことがありません。つまりサーバリックスに含まれる水酸化アルミニウムの量で健康被害が出ることないといえるでしょう。
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先ずは、 サーバリックスの添付文書 の副反応についてみてみましょう。それは下記の表のようになっています。 10%以上 1〜10%未満 0.1〜1%未満 頻度不明 注1) 過敏症 痒痛 発疹、蕁麻疹 局所症状注射部位 疼痛、発赤、腫脹 硬結 知覚異常 消化器 胃腸症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛等) 筋骨格 筋痛、関節痛 精神神経系 頭痛 めまい 失神・血管迷走神経反応 注2)注3) その他 疲労 発熱(38℃以上を含む)、上気道感染 リンパ節症 注1)自発報告又は海外のみで認められている副反応については頻度不明とした。 注2)血管迷走神経反応としてふらふら感、冷や汗、血圧低下又は悪寒等の症状が発現する。 注3)失神・血管迷走神経反応は強直間代性運動を伴うことがある。 これらを見て、他のワクチン・予防接種と比較しても特別問題がある副作用があるとは思えません。それでは他のワクチン・予防接種の副反応について見てみましょう。 厚生労働省のサイトの 予防接種後副反応報告書集計報告 の最下部に 集計累計 があります。これを見てみると他の予防接種ではサーバリックスでは報告されていなかった死亡報告などもあります。しかし、この報告書にある予防接種が危険だからといってやめさせようという運動は聞いた事がありません。 各種予防接種・薬はその病気に対する予防効果・薬効と副反応のどちらも受け入れなければなりません。また、その予防効果・薬効も100%ではありません。「予防効果・薬効が100%でなければいけない」「副反応がでる可能性があるのは許せない」というのであれば、「予防できる可能性がある病気を受け入れる」「治せる可能性がある病気を受け入れる」というリスクを負った上で各種予防接種・薬を拒否すればいいだけの話です。もちろんこれらのリスクの中には「死」というものも含まれるかもしれません。私はこれらの信念に基づいて行動している人を非難するつもりはありませんし、逆に予防接種・薬を疑いなく受け入れなさいとも言いません。それは病気を予防したい・病気を治したいという各個人が医師などと相談して判断を下すものでしょう。いずれにしてもリスクが伴う事は忘れてはいけません。しかし、副反応のリスクと予防・治療を受けないリスクを比較した場合、副反応のリスクの方が非常に低くなければ各種予防接種・薬の認可がおりないのも事実です。 「 平成22年度第9回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会、第3回新型インフルエンザ予防接種後副反応検討会及び第1回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会の合同開催について 」の資料が厚生労働省のサイトから閲覧できます。 子宮頸がん予防ワクチンの副反応報告状況(PDF) によると、サーバリックスによる副反応報告数は、のべ接種人数1,016,144人中、販売業者からの報告が99例[0.01%](うち死亡0例[0%])、医療機関からの報告が29例[0.003%](うち重篤11例[0.001%]死亡0例[0%])となっています。その他に「接種事業を行っている市町村における副反応の報告」「重篤な副反応の一覧」「非重篤な副反応の一覧」「後遺症症例」「アナフィラキシーが疑われる副反応症例」「迷走神経反射が疑われる副反応症例」など詳しく書いてあるのでサーバリックス接種を考えている人は一読をお勧めします。 なお、日経トレンディオンラインに東京大学医科学研究所付属病院の内科の湯地晃一郎先生が寄稿されています。 子宮頸がん予防ワクチン、ホントに有効なの?安全なの?
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祈祷などで病気を治す風習のある国ならいざ知らず、常識として臨床試験をしてない薬・ワクチンなどは一般的な医療で使用される事はありません。そしてもちろんサーバリックスも臨床試験を行っています。その証拠として サーバリックスの添付文書 を見てみましょう。すると2ページ目の右中段から国内及び海外の臨床成績に関しての詳細な記述があります。従って、サーバリックスは臨床試験を行っていないというのは嘘です。 実際、国内では、HPV-032試験(20~25歳女性 1,040例)、HPV-046試験(10~15歳女性)との2回の臨床試験が行われました。 海外ではそれ以前に、HPV-001試験(15~25 歳の女性 1,113例),HPV-007試験(HPV-001試験の追跡試験 776例),HPV-008試験(15~25歳の女性 18,665例)など、多数の臨床試験が行われました。 【参考】 国内外で行われたサーバリックスの臨床試験についてのレポートを以下に示します。 GSK/Result Summaries Human Papillomavirus Types 16 and 18 Vaccine このうち、Study No. 104798 がHPV-32試験、 110168 がHPV-46試験です。 なお現在、日本国内ではHPV-32試験を元にしたHPV-16/18に起因する子宮頸部上皮内腫瘍の長期追跡調査(Phase4)が行われています。
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その情報は「 子宮頸がんワクチン接種後の少女が死亡、英国 2009年09月30日 15 58 発信地 ロンドン/英国 」この記事のことです。これは「ワクチン接種に伴う有害事象」の報告の一つです。「ワクチン接種に伴う有害事象」とはワクチンを接種した後に起こる全ての悪い症状・現象をいいます。つまり「ワクチン接種に伴う有害事象」=「ワクチンが原因による悪い症状・現象」+「ワクチンとは全く関係ない悪い症状・現象」とう等式になるのですが、この報告では少女の死亡は「ワクチンとは全く関係ない悪い症状・現象」に含まれることになっています。実際に記事のリンク先を開いて見てみると次のように書いてあります。 その後、検査の結果、少女は「重大な基礎疾患」を抱えており、ワクチン接種が少女の死を引き起こしたと可能性は「非常に低い」との見方が示された。保健当局はこの学校で使われたワクチンを保存する措置をとっている。 よって、現時点ではサーバリックスが原因となる死亡例は一つもありません。 なお、この少女の死因が胸部の悪性腫瘍であったことが、タイムズで報道されています。 Cervical cancer jab girl Natalie Morton died from large chest tumour ただし、どんなワクチンでも、何百万回も接種すると一定の確率で重篤な副反応を来たし、死亡する人が出てくる可能性はあります。 また、日本でも 14歳、子宮頸がんワクチン接種後死亡…国内初(ウェブ魚拓) というニュースが2011年9月12日に発表されましたが、記事全文を読めばわかりますが「ワクチン接種との直接的な因果関係は認められない」「突然不整脈を起こす「心室頻拍」の持病があり、直接の死因は不整脈と推定されている」と書かれています。これもイギリスの例と同じで現時点ではサーバリックスが原因となる死亡例はひとつもありません。
https://w.atwiki.jp/apexnaizou/pages/114.html
概要 一時期ブームになりかけた筋トレメニューを貼るチャンネル。 己の力を誇示するべく日々むさくるしい男達が率先して活動する…と思われていたが、数少ない筋トレユーザーであるキムチが突如の引退でますます書き込みは減り現在行っているのはまのみとなっている。 尚、写真が投稿されることは滅多にない。ヒョロガリかデブばかりで筋肉を自慢できる領域には誰も達していないことが伺える。
https://w.atwiki.jp/cervarix/pages/23.html
最初に サーバリックスの添付文書 から接種1回分の成分をみてみます。 成分 分量 有効成分 ヒトパピローマウイルス16型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg ヒトパピローマウイルス18型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg 添加物 3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA 50μg 水酸化アルミニウム懸濁液(アルミニウムとして) 500μg 塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸ニ水素ナトリウム(緩衝剤)、pH調節剤 また、よく聞く添加物に関する話は次のようなものです。 「ワクチンには、水銀系保存料・チメロサールが含まれていて、神経系の病気(自閉症・ギランバレー症候群など)の副作用の恐れがある。また、ポリソルベート80といった不妊剤が含まれている。」 インフルエンザワクチンなど他のワクチンには保存剤としてチロメサールという水銀化合物が含まれているものが確かにあります.しかし、その量は0.0025mg=2.5μgつまり40万分の1gという極微量です。この量が健康に与える影響はさておき、サーバリックスにはチロメサールが含まれているのでしょうか? チロメサール - Wikipedia によると、チロメサール(Thimerosal)とはエチル水銀チオサリチル酸ナトリウムの商品名であり、IUPAC名はEthyl(2-mercaptobenzoato-(2-)-O,S)mercurate(1-) sodiumで別称がMercury((o-carboxyphenyl)thio)ethyl sodium saltであり、化学式がC9H9HgNaO2Sとなっています。さて、サーバリックスの成分表の中にこれらの名前などはみつかりません。それどころか水銀のすの字も出てきません。すなわちサーバリックスに水銀またはそれに類する化合物が含まれるというのは嘘です。 また「ポリソルベート80といった不妊剤」という文言が出てきたので、ポリソルベート80についても調べてみます。 医学用語解説のポリソルベート80 を見てみると次のように載っています。 polysorbate80 非イオン性界面活性剤。ポリオキシエチレン(20)ソルビタンオレイン酸エステル。無水ソルビトールの水酸基の1部をオレイン酸でエステル化したもののポリオキシエチレンエーテル。モノオレイン酸ソルビタン1モルに約20モルの酸化エチレン基がエーテル結合している。水溶性で安全性の高い乳化剤として軟膏剤(クリーム)に用いられるほか、油溶性ビタミンの可溶化剤として注射剤やドリンク剤にも用いられている。(2006.6.27 掲載) 軟膏・注射剤・ドリンク剤に用いられているポリソルベート80(Tween80)に不妊作用があれば大変なことになることはわかると思います。しかも「安全性の高い乳化剤」という文言も出てきます。よって「ポリソルベート80が不妊剤」というのも嘘です。 また、ポリソルベート80に不妊作用があるという情報の出処は ALERT Canadians Toxic Ingredients in the Arepanrix H1N1 Vaccine Harm Your HealthのPolysorbate 80 のようです。ここでは「生後4-7日のネズミに打ち続けた場合,ホルモンの変化、卵巣奇形、および膣と子宮に退化的な変化を引き起こした」と述べられていますが、通常使用するポリソルベート80の10〜100倍の量が使用されていたようです。 続いてホルムアルデヒドについて調べてみます。 ホルムアルデヒド - Wikipedia を見ていると、ホルムアルデヒド (formaldehyde) は有機化合物の一種で、分子式は CH2O。酸化メチレンとも呼ばれ、IUPAC命名法では メタナール (methanal) とあります。インフルエンザワクチンや、三種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風)ワクチンなどには、ウイルスや毒性を弱毒化(不活性化)するために用いらているものもありますが、やはりサーバリックスの成分表の中に見当たりません。 よって「サーバリックスにホルムアルデヒドが含まれる」というのも嘘です。
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アジュバントとはいったいなんなのでしょうか? アジュバント - Wikipedia には次のように載っています。 アジュバントは、抗原性補強剤とも呼ばれ、抗原と一緒に注射され、その抗原性を増強するために用いる試薬である。 また、当サイトの ワクチンとは? 、 アジュバントって何? も合わせて参照して頂ければ幸いです。 では、 サーバリックスの添付文書 から成分をみてみましょう。 成分 分量 有効成分 ヒトパピローマウイルス16型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg ヒトパピローマウイルス18型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg 添加物 3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA 50μg 水酸化アルミニウム懸濁液(アルミニウムとして) 500μg 塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸ニ水素ナトリウム(緩衝剤)、pH調節剤 この中でアジュバントといわれるのが「水酸化アルミニウム懸濁液」であり、アジュバントを活性化させる物質が「3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA」です。この2つをまとめてアジュバントということもあるようで、AS04と呼ばれています。 Wikipediaに戻って水酸化アルミニウムに関する部分をみてみます。 沈降性アジュバント(抗原が吸着する無機物の懸濁剤) 水酸化ナトリウム、水酸化アルミニウム(アラム、Alum)、リン酸カルシウム、リン酸アルミニウム、ミョウバン、ペペス、カルボキシビニルポリマーなど。病原体やある抗原を吸着し、接種局所病原体を固定する利点もあるが、その性質の為、接種部位が硬結しやすい。 サーバリックスに含まれるアジュバントは「水酸化アルミニウム」であり「抗原を不溶化することで組織に長くとどめ、抗原を徐々に長期間遊離させること」を目的として使われており、「3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA」によってその効果を活性化させるということです。 それではこの2成分についてそれぞれ調べていきます。 3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA NIID(国立感染症研究所)の2006年2月のマンスリレポート 「3.学会公演等」の細胞化学部には次のように書いてあります。 平成17年12月10日、桶本和男 第28回日本分子生物学会(福岡) 「A potent adjuvant monophosphoryl lipid A triggers various immune responses, but not secretion of IL-1beta or activation of caspase-1」 (アジュバント活性として様々な免疫応答を誘導するmonophsphoryl lipid A は、 IL-1betaの産生やcaspase-1の活性化を引き起こさない) <Monophosphoryl lipid A(MPL)はリポ多糖の部分分解産物である。 MPLはリポ多糖と同様にアジュバント活性を有するが、リポ多糖と異なり毒性が非常に低い。 リポ多糖の毒性と炎症反応とは密接な関係があり。MPLがinflammasomeと呼ばれる炎症反応に 必要な蛋白質複合体形成をマクロファージで誘導しない事がその低毒性の原因と思われる。> また、引用ででてきた リポ多糖 - Wikipedia の生理作用をみると次のように書いてあります。 LPSは上記に述べたシグナル伝達経路を介して種々の炎症性サイトカインの分泌を促進する作用を持つ。サイトカインの産生は細菌を除去するための生体防御反応として行われるが過剰になった場合に毒性が発現し、ショック状態に陥る(エンドトキシンショック)。また、LPSは抗原提示細胞である樹状細胞やマクロファージを活性化し、未分化なT細胞(ナイーブT細胞)を1型ヘルパーT細胞(Th1細胞)へと分化誘導する働きを持つ。このような作用を持つことからLPSは生物系の基礎研究においてin vivo及びin vitroの両方の系で炎症性刺激として多用されている。他にもLPSは発熱、多臓器不全、頻脈等の作用を有している。 すなわちアジュバントを活性化させる「リポ多糖」は過剰に摂取すると毒性が強いがその部分分解産物である「3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA」はリポ多糖と同様にアジュバントを活性化させる作用はあるが、その毒性は非常に低いということです。 また、下記の論文においても、ワクチン効果を高める優れた物質である、とされています。 参考論文 Journal of Endotoxin Research, vol.12, No.5, (2006) 313-319 TLR4 agonists as immunomodulatory agents. 水酸化アルミニウム懸濁液 この水酸化アルミニウムがアジュバントが危険だと言っている人が最も危険視している成分です。 ところが、破傷風ワクチン(トキソイド)のアジュバントにも水酸化アルミニウムが使われていることは知られてないようです。 また、三種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風)では、塩化アルミニウムが用いられています。 このように、水酸化アルミニウムなどの、アルミニウム塩類は、アジュバントとして非常に一般的なものなのです。 北里薬品産業株式会社などのHPで、製品情報を確認してみましょう。 では水酸化アルミニウムを調べてみます。 水酸化アルミニウム Wikipedia には次のように書いてあります。 水酸化アルミニウム(すいさんかアルミニウム、Aluminium hydroxide)は化学式 Al(OH)3 で表される無機化合物である。比重は約2.42。酸やアルカリに溶け、水、アルコールに不溶。アルミニウム塩の水溶液にアンモニアを加えると白色ゲル状沈殿を起こすが、これが水酸化アルミニウムである。主に医薬品や吸着剤などに使用される。また、緑色顔料・ピーコックの原料でもある。 熱すると酸化アルミニウムになるが、その際に水が発生するため、水酸化アルミニウムを添加した紙は燃えない(炎を出さない)。この「不燃紙」は防火性の高い建築材料(壁紙)として使用されている。 これによると、水酸化アルミニウムは医薬品や顔料または壁紙として広く使われているようです。また、 薬にもあるんです。うなぎと梅干し の「水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム」には次のように書いてあります。 制酸剤。胃のもたれ、潰瘍の原因となる胃酸を中和して胃壁への刺激や攻撃を弱めたり、粘膜を保護する作用もあります。 胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃酸過多、消化不良性慢性下痢などの治療に使用されます。 つまり胃薬です。食べ(?)合わせとしては「ステーキ」「大量の牛乳」「他の医薬品」との相性が悪いようです。 市販されている代表的な胃腸薬で水酸化アルミニウムが含まれているものは「 キャベジンコーワ細粒 」があります。添付書類には3包分(1日分)に水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物として1370.0mgとあります。ちょっと雑ですが単純に6等分して1回分の水酸化アルミニウムの量を調べます。1回分は約230mgです。 また、 制酸薬 - Wikipedia を調べてみると次のような記述があります。 大きな副作用の頻度は少ない。胃粘膜保護作用があるために他の薬剤の吸収を妨げることがある。牛乳や、カルシウムを含むサプリメントと併用するとミルクアルカリ症候群を起こし、頭痛や吐き気、食欲不振を起こすことがある。炭酸飲料で飲むと、中和作用が炭酸に対して使われてしまい、胃酸に対する効果が損なわれることがある。腸溶性の薬品は胃の酸性の状況下では吸収されないよう作られているが、制酸薬と合わせて飲んだ場合は胃内がアルカリ性の傾向となるため、腸溶性薬品が腸まで到達しないことがある。アルミニウムの含まれる製剤は、腎機能が悪いと体内にアルミニウムが蓄積しアルミニウム脳症などを起こす危険性がある。 大きな副作用の頻度は少ないが、腎機能が悪い人は水酸化アルミニウムを含む薬剤を使用する場合はお医者さんに相談した方がいいみたいですね。では、アルミニウムをどの程度摂取しても構わないのかを調べてみます。「 アルミニウムとアルツハイマー病の関連情報 」には次のように書いてあります。 ヒトは、医薬品や食物および飲料水から微量のアルミニウムを摂取しています。飲食物から摂取されたアルミニウムの99%以上はそのまま排泄されますが、およそ0.1%のアルミニウムが体内に吸収され、主に腎臓を通って尿中に排泄されます。しかし、この吸収率は生物種によって1%にまで上昇します。吸入によってはわずかしか吸収されず、基本的に経皮吸収はされません。微粒子の吸入は、嗅覚系を介して脳組織に直接移行します。 なるほど、腎機能が低下している人に注意が必要なのはこのことです。また、今回はサーバリックスに関する話なので「微粒子の吸入」は無関係です。さて、1日の摂取許容量はどの程度でしょうか。同じサイトにこの様に記載されています。 JECFA(FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives; FAO/WHO 合同食品添加物専門家委員会)による、暫定的週間耐容摂取量 (provisional tolerable weekly intake; PTWI)は、7mg/kg体重/週とされており、体重50kgの人で1日あたり50mgとなります。 体重50kgの人で1日の摂取許容量は50mgのようです。先ほどの表で水酸化アルミニウム懸濁液は500μg含まれていることがわかります。これは純粋なアルミニウムの量ではありませんがサーバリックスにはアルミニウムが500μg含まれていることにします。1mg=1000μgですから1日の許容量は50000μgでサーバリックスに含まれるアルミニウムの100倍です。しかもサーバリックスは0、1、6ヶ月後に接種しその効果が6〜7年間持続することが知られています。その間にサーバリックスによって摂取するアルミニウムの量は1500μg=1.5mgであり、その間の摂取許容量の合計を考えるとほとんど問題のない量です。また、これも純粋なアルミニウムの量ではありませんが、先程例に出した胃腸薬には1回分230mgの水酸化アルミニウムが含まれていたことを覚えていると思います。サーバリックスの水酸化アルミニウムの量を問題にするのであればこの胃腸薬は1回分230000μg、実にサーバリックスを1回接種する量の460倍含まれています。しかもそれを3食後に摂るのですからサーバリックスを接種することによる水酸化アルミニウムの被害を訴えるのであればこちらの胃腸薬の方が問題でしょう。しかし、この有名な胃腸薬で水酸化アルミニウムによる健康被害が出たということは1度も聞いたことがありません。つまりサーバリックスに含まれる水酸化アルミニウムの量で健康被害が出ることないといえるでしょう。
https://w.atwiki.jp/cervarix/pages/75.html
このページは編集途中です サーバリックスに使用されているアジュバント ワクチン接種によって、食物として摂取する中に含有している他の化学物質、薬品などが誘因となって、別のがんを発症する危険がある。特に、サーバリックスが用いている油性タイプのアジュバントは、有効成分(HPVたん白質ウイルス様粒子)を油の膜で包み込むことにより、体内に長期間、残留させる仕組みであることから、この油性アジュバントという「大型の異物」は、これによる抗体を形成するなどの様々な反応を起こす可能性がある。その反応の中に、この異物が体内に拡散させることを阻止するために「肉腫形成」と呼ばれる発がん現象を起こすことがあるとされているからである。 サーバリックスには油性タイプのアジュバントは使用されていません。よってこの南出氏の見解も無意味です。詳しくはサーバリックスの成分やタグの「アジュバント」で参照できる記事を見てください。 ←戻る 進む→
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このページは編集途中です サーバリックスの効果・副反応 ワクチンを接種してもデータ上、子宮頚がんになる可能性を全く否定できない。実は、GSKの説明書にもそのように記載されている。つまり、サーバリックスには「劇薬」の表示がなされ、しかも、その添付文書には、「抗体価と長期間にわたる感染の予防効果及び子宮頚癌とその前駆病変の予防効果との相関性については現時点では明確でない。」として、副作用が大きく、病気予防の効果効能を保証できないとしているのである。 確かにサーバリックスを接種したからといって子宮頸がんの発症を100%予防できるわけではありません。しかし、それは南出氏がここで述べているような理由ではありません。サーバリックスの予防効果に関してはサーバリックスの効果とは?を読んで下さい。 「劇薬」表示に関しては、特に目新しいことではありません。タグの「劇薬」に関する記事を読んで見てください。 抗体価と長期間にわたる感染の予防効果及び子宮頚癌とその前駆病変の予防効果との相関性については現時点では明確でない。に関しては、これは間違った解釈です。これを簡単に書き直すと「抗体価と予防効果との相関性については明確でない」となり、分かりやすく書くと「抗体価が10倍のときの予防効果が60%で、抗体価が20倍のときの予防効果が90%」などという相関が分かっていないと述べているのであって、副作用が大きく、病気予防の効果を保証できないとはどこにも書いていません。 分かりにくい文章を持ってきて予防効果が全くないような書き方は、どなたかが述べていましたが「詐欺商法などで使われる常套手段」です。 ←戻る 進む→