約 4,345,959 件
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1072.html
コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア part38-21,22,25~28,32,33,35,37,38,46,54,60~62 21 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/03(木) 22 22 02 ID vq8AGa2r0 とりあえず予約とか無いけど 5を見てCOD4を書こうと思った変人再び。 イントロダクション(あらすじ、他) Call of Duty 4:Modern Warfare スターリン時代のソビエトを取り戻そうとするロシアの過激な国粋主義者ザカエフは、 膨大な石油マネーを使い、ロシアの経済界やマフィア、軍を味方につけてロシアでクーデターを起こす事を企てる。 しかし彼は、西側が介入するのを見越して気を逸らせる為の罠を仕掛ける。 ザカエフは友人のアルアサドを利用して中東のとある国でクーデターを起こさせる。米軍はこの罠に掛かってしまう。 ザカエフが武器商人だった頃から見張っていたイギリスのSAS特殊部隊は、ロシアでザカエフを探し出すという特殊任務に就く。 米海兵隊は,エリート部隊"フォースリコン"を中東に送り込み、ザカエフの盟友アルアサドを追跡。 この2つの物語は最終的にロシアで1つに繋がり、 プレーヤーの目的はザカエフ、アルアサドとそれぞれの右腕の合計4人を見つけ出し、始末する事にある……。 全米で大ヒットしたFPSゲーム。 前作までは第二次世界大戦をテーマに作られていたが、 今作では現代に舞台を移し、戦闘ヘリコプターやミサイル暗視装置などが登場する現代の架空の戦争を舞台としている。 2007/12/27発売のため新作タグ装備。オンライン対応。PS3,XBOX360,DS,PCにて販売中。 文才のまったく無い筆者をサポートしてくれる方が居れば援護してほしい…orz 22 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/03(木) 22 53 34 ID vq8AGa2r0 "War does not determine who is right - only who is left." - Bertrand Russell 戦争は誰が正しいかを決めるのではない――誰が残るかだ。 ―― バートランド・ラッセル Prologue - 01 F.N.G "貨物船潜入作戦の準備をせよ" 英国特殊部隊SAS。プレーヤーは新米隊員ジョン・"ソープ"・マクタヴィッシュ軍曹となり、訓練を受ける。 訓練の結果により自分に見合った難易度が言い渡される(それ以外を選択も可能)。 ライフルを持ってひたすら的撃ちをする。特にストーリー性も無いです。いわゆるチュートリアル。 2010年、混迷を極めている世界情勢のため、入隊初日でも訓練内容は中々に忙しい。 訓練が終わるとプライス大尉(お世話になる隊長の方)と初対面。 「来たか。ソープとは何てふざけた名前なんだ。 第一なんでお前みたいな木偶の坊が合格したんだろうな、え?」 とアメリカンジョークを超えたブラックジョークを実際に言われます。(軍だからでしょうか…) その後、部隊の人々に監視されながら、テストを受けることに。 貨物船を模したキルハウス(CQBという接近射撃術等の訓練小屋)を60秒で駆け抜けるテストです。 部隊内の最速記録は19秒。化け物ですかね…。(ちなみに筆者の記録は21秒) テストを合格すると大尉からコメントをもらえます。 大尉「諸君、作戦決行だ。各自準備、出発は午前2時。解散。」 こうして長い戦いが幕を開ける…。 25 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 00 03 46 ID myGz2eox0 "The world will not accept dictatorship or domination." - Mikhail Gorbachev 世界は独裁や支配を許さないだろう。 ―― ミハイル・ゴルバチョフ 消耗品のクルー Crew Expendable ――「貨物船に潜入し『荷物』を探し出せ」 "英国特殊部隊SASは、情報部の情報を基に核を輸送する貨物船を急襲" 在ロシア諜報員から本作戦の情報が寄せられる。 ソープはヘリに乗って、「例の荷」が積まれている中型貨物船、エストニア船籍52775号の強襲作戦に参加。 船には若干の乗員と警備部隊が乗船している。 「交戦規則はどうなっていますか?」というブリーフィング中の質問に対し、プライス大尉は短く答えた。 大尉「乗員の射殺を許可する。」(英語訳はCrew expendable。ミッション名と同じです。) 1日目 - 01 23 36 ベーリング海峡某所 初任務の天候は豪雨。海は大シケ。お馴染みの「Go!Go!Go!」と共に部隊は船へと降下する…。 段取り通り、(というより訓練通りのマップで訓練通りの進み方)で船内を確保する隊員たち。 ちなみに確保中に、寝ている非戦闘員も撃つことに。お馴染みのブラックジョーク「いい夢を…」。 前方デッキを確保後、散開しながら船のデッキを進む。途中で発見する見張りを無力化。 サイレンサー付きの短機関銃の発砲音は豪雨でかき消されているでしょう…。 特に大きな問題も無く順調に船内へと突入する部隊。ヘリが燃料補給のために一旦撤退。 敵の射撃などを掻い潜り、奥へと進むと強い放射性反応をコンテナから感知。これが「例の荷」。 パッケージはアラビア語で書かれている。そして司令部へ発見の報告。 ところが、何者か2機が部隊の元へ高速接近中途の報告が帰ってくる。隊員が言うにはMiG。(戦闘機) 司令部からの「出来るだけのものを回収し速やかに撤収せよ」の言葉の通り中の目録を取り、急いで上へと向かう。 こちら側に情報を流すぐらいなら諸共海の藻屑へするつもりだろうか。そう思いながら戻ろうと走るソープ…。 ところが。船はMiGに撃たれ、船が沈み始める。かなり傾斜していて今にも破裂寸前。 何とかデッキへと脱出し、ヘリへと向かうソープ。味方のヘリが今にも飛び立とうとしていて…・・・ ここで決死のジャンプ。何とか掴まる事が出来たソープ。だが、豪雨が災いして滑ってゆく・・・。 このままでは落ちる・・・! と思いながら必死で登ろうとするソープ。その手をプライス大尉が掴む。 大尉「掴んだぞ!」 そして沈み行くヘリを眺めながら撤収するのであった……。 26 :ゲーム好き名無しさん:2008/04/04(金) 00 39 52 ID Y9agu4Zc0 ん?ヘリが沈む…? 27 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 01 00 38 ID myGz2eox0 "The real and lasting victories are those of peace, and not of war." - Ralph Waldo Emerson 真の永遠の勝利は、戦争ではなく平和がもたらす。 ―― ラルフ・ウォルドー・エマーソン 予期せぬ成功 The Coup ――「クーデター:アル・アサド革命政権」 "中東某国。カレド・アル・アサド一味がクーデターを起こす…" アル・アサド「まさに今日、我々はひとつの国家として再び立ち上がるが、なおも幾多の裏切りと頽廃に直面している!」 何者かに引きずられながら意識を取り戻す。どうやら気を失っていたらしい。両腕を持って引きずっているのは兵士だった。 アル・アサド「我々は、この男こそがこの偉大なる国家に隆盛と繁栄の新時代をもたらしてくれるものと信じていた!」 兵士は武装をしていた。町並みと装備を見る限り、中東らしい。車の中へと放り込まれる。 抵抗しようとするが、銃床で殴られ、身動きが取れなくなる。車の運転手、助手席の人間も武装をしている…。 アル・アサド「しかしこの男は、革命以前の僭主制と同様、私心の赴くがままに陰で西側勢力と結託していたのである!」 町並みを走る。変な動きをすれば撃たれるだろう…。暫く車の窓の外を眺める。町中に兵士が配備されている。 アル・アサド「結託は隷属の始まりである! 我々は決して隷属しない!!」 車は狭い道を進む。どこへ向かうのだろう。 アル・アサド「我々の真の力を示す時がきたのだ。奴らは我々の決意を見くびっている。奴らなど微塵も恐れていないことを示してやろう。」 我々は一個の人間として、我々の同胞を、外敵による抑圧という名の隷属から解き放つのだ!」 大きな通りへ出る。ん・・・?あれは何だ?壁に市民たちが手を付け、その後ろには銃を持った兵士が……!! アル・アサド「我らが兵士達は強く、我らの志は正義に基づいている。」 市民たちはその兵士たちに撃たれ、無残な死を遂げていた。目を逸らしたくなる光景だ…。 アル・アサド「私が語る今このときも、我らが兵士達は目的のものに辿り着かんとしている。 それによって我々は、かつての偉大なる国家の独立をこの手に取り戻すことができるのだ。」 目的地が近いのだろうか。スピードを車が緩める。と、同時に道路の両脇に居た兵士達が上空に向かって銃を放ち始める。 アル・アサド「我々の聖戦は始まっている。」 車が止まり、ドアが乱暴に開けられる。武装した兵士が私を引き摺り下ろし、地面に転がった私の頭を蹴ろうと・……… どれくらいの時間が経ったのだろうか。私はまた、意識をゆっくりと取り戻す。 また引き摺られているのか…?意識が遠のく。 意識をしっかりと取り戻すと、目の前に男が立っていた。 ここはどこだろう。大きな広場だ。そして引き摺られる先には・・・・・・十字架が立て掛けられている。 アル・アサド「奴らが我々の郷土を荒らす様に、奴らの国土こそを荒れ果てさせてやるのだ。」 十字架へと張り付けられる。群集が何かを叫んでいる。 目の前で先ほどの男が声の主である男へ銀色に光る銃を渡した。 アル・アサド「これがその始まりだ。」 彼はカメラへとそう言ってこちらへと振り向く。 銃を私へ構え、ハンマーを引く。 嫌だ。死にたくない。 そう私は叫ぼうとして…・・・… このミッションは処刑される者の視点で、ムービーを見るミッション。小説風に仕上げました。 …え?そんな演出要らない?orz 28 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 01 05 33 ID myGz2eox0 これでプロローグは完結。 次からは第一章です…が、体力的に辛いので寝てからにしますorz ノシ 32 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 13 37 36 ID myGz2eox0 "In war, you win or lose, live or die-and the difference is just an eyelash." - General Douglas MacArthur 戦争では、勝つも負けるも、生きるも死ぬも、その差は紙一重だ。 ―― ダグラス・マッカーサー将軍 第一章 ACT I ― ブラックアウト Blackout ―「『良い』ロシア人と協力し、諜報員ニコライを救出せよ」 "英国特殊部隊SASは、貨物船の情報をもたらした情報屋ニコライを救出に向かう" Gaz「プライス大尉、たったいま国営放送でアル・アサドによるアルファーニ大統領処刑の映像が流されました」 その知らせを聞いたプライス大尉は、三時間以内にロシアでニコライも処刑されるだろう。と言った。 ニコライとは超国家主義陣営に潜っていた諜報員で、貨物船の情報も彼からの物らしい。 プライス大尉「ニコライは風前の灯だ。これから救出に向かう……味方を撃つなよ。行くぞ。」 Blackout ―暗転作戦 Day 2 -01 31 25 ロシア コーカサス山脈 現政権支持派の連中が半キロ先で待っているらしい。話によると「俺たちを撃ちはしないだろう。」味方のようだ。 水草の生い茂る沼地を進むソープ達。と、人影を発見する。スムーズに無力化し、敵の哨戒所を確保する。 次々と敵の哨戒所を確保していくソープ達。と、その目の前にカマロフというロシアの部隊長が現れる。 話を聞くと、超国家主義者がBM21を丘の裏側に設置していて。そのロケットで下の民間人がたくさんやられているらしい。 急いで破壊に向かおうとするカマロフとその隊員達に、大尉が「そう焦るな。ベイルートを忘れたか?」と言う。どうやら借りがあるらしい。 そしてカマロフの部隊とともに行動することに。カマロフの部隊が突撃する間、ソープは丘を下る道で狙撃による援護を行うらしい。 次々と敵を撃破していくソープ達。その目の前に大きいモーター音と共にヘリが現れた。「ヘリがあるなんて聞いてないぞ」と大尉がぼやく。 突入したカマロフの部下を守らなければならない。急いで援護に向かわなければ。だが、その目前には多くの敵が……。 苦戦を強いられたが、手持ちのM203等を活用し何とか突破することが出来たソープ達。再びカマロフの部隊を崖から狙撃で援護することに。 何とか敵勢力を排除すると、今度は発電所まで付いて行くことに。ここでもまた狙撃の依頼が……とその時、痺れを切らせたのかGazが問いただす。 Gaz「諜報員はどこだ!どこに居るんだ!」カマロフ「家だ…北西の村外れにある家だ!」Gaz「何だ、どこが難しいんだ? すぐそこへ向かうぞ。」 と、脅した結果ラペリングで地面へ降り目的の家へ向かう。次々と地区を制圧していくソープ達。そして目標の家を発見する。 プライス大尉はGazに家の電気を落とすように命じる。そして、電気が落ちるのを合図にソープとプライス大尉は家へと突入した……。 手持ちの暗視ゴーグルを装備し、一方的な攻撃を行うソープ達。「暗視ゴーグルを使えば楽勝だ。」プライス大尉は言った。 そしてニコライが監禁されている部屋を発見。そして彼を救出することに成功する。そして迎えのヘリがやって来る。 そして全員が乗ると、ゆっくりとヘリは飛び立った……。 ニコライ「米軍はもうアル・アサドを攻撃したのか?」 プライス大尉「いや、侵攻は数時間後だ! なぜ?」 ニコライ「連中は間違ってる。アル・アサドは絶対に捕まえられないだろう。」 戦いは、まだ始まったばかりである…。 用語説明…… 無力化…簡単に言えば敵を倒すこと。 BM21…多連装ロケットランチャー車両。カマロフが「BM21は任せろ」と言っているのはこれ。ミサイルを発射している姿は花火大会っぽい。 M203…M4A1(アサルトライフル)に付けるカスタムパーツのグレネードランチャーの事である。ゲーム内では弾数も多く(9発)、結構役に立つ。 ラペリング…崖などをロープで下ること。映画などでも良く見る光景。 暗視ゴーグル…光を増幅して、暗闇の中でも視界を保つことが出来るゴーグル。装備すると明るく緑っぽい視界になる。 33 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 15 33 54 ID myGz2eox0 "It doesn t take a hero to order men into battle. It takes a hero to be one of those men who goes into battle." - General Norman Schwarzkopf 英雄が兵士を戦わせるのではない。戦ったひとりの兵士が英雄となる。 ―― ノーマン・シュワルツコフ陸軍大将 チャーリーは波に乗らない Charlie Don t Surf ―「アル・アサドを捜索せよ」 "中東某国。米国海兵隊フォース・リーコンは、アル・アサドを確保するべく、演説を流しているテレビ局へと侵攻する" ※海兵隊視点ではプレイヤーはポール・ジャクソン軍曹となる。 U.S.M.C司令部「諸君! 偵察機によると、この町西端の建物にアル・アサドが潜伏している可能性が高い。 我々は周辺を制圧しアル・アサドを拘束する。いいか? 準備しろ!」 Charlie Don t Surf ―うろちょろするな 2日目 - 13 45 10 Paul Jackson 軍曹 ―U.S.M.C. 第1武装偵察部隊 "Force Recon" このミッションは今までのプレイヤーであるソープではなく、海兵隊のポール・ジャクソン軍曹としてプレイする。 多くのヘリに囲まれながら海を飛ぶ。すごい量だ。今回の任務は強襲である。 上空を飛ぶヘリに向かって敵兵士たちがRPGを放ってくる。当たらないことを祈りながら降下地点へと到着。 お馴染みの「Go!Go!Go!」の合図で降下する。目的の建物を発見し、ドアの前で突入の合図を待つ。 ドアに爆薬が仕掛けられる。そしてその爆発と共に突入する。部屋を確保すると、先導しろ。との命令。 (嫌々)階段を下って地下へ降りる。中にフラッシュバンを投げ込み、一気に制圧する。 部屋内の敵を一掃する。部屋の中央に並べられた机には大量の武器と弾薬が置かれている。 (ココで武器を持ち替えることが出来ます。筆者のプレイでは必ずSVDを取るのでそれを前提に…) 奥の部屋へと向かう。隊長に「フラッシュバンを投げ込め」との指示。指示通り投げ込み、部屋の中の敵を殲滅。 室内から敵の気配が消えたことを確認し、再び上へ向かう。司令部からの指令で、死体をアル・アサドと照合する。 が、特徴は一致せず居た痕跡も見られない。この建物には居なかった。と、ここで司令部からの入電。 司令部「よく聞け! アル・アサドはここから半キロ東のテレビ局で放送を行っているらしい!」 徒歩で向かい、片付けるつもりらしい。そして激戦区へと向かう。弾丸が飛び交う中を的確な射撃で乗り越えるジャクソン達。 時には繊細に、時には大胆に部隊は歩を進める。そして何とか住宅街を突破し、開けた場所へ出る。…が。 頭のすぐ上を飛び越えるRPG。敵スナイパーの猛攻。狙いを澄まし、各個撃破する。 奥へと進むとさらに敵の増援が立ちはだかる。飛び交う弾丸と手榴弾をかいくぐりながら歩を進める。 受けた被害は決して少なくないが、何とか目的のテレビ局まで到着する。味方が閉鎖と包囲を行ったようだ。 最初の建物と同じく、ドアの爆破と同時に突入開始。室内の敵を素早く殲滅する。次々と部屋に突入する。 制圧を続けていると大きな部屋へ。編集用のホールだ。かなり大きい。歩を進めると敵の大群が現れる。 ジャクソン達に容赦なく弾幕を張る。二階にも敵が居るようだ。運の悪いことにRPGを持っている。 大量の敵を相手に的確に各個撃破してゆく。二階のRPGを持った兵士は狙撃で撃破。 次々と投げ込まれるグレネードから身を守り、時には投げ返しながら何とか制圧。部屋を苦戦ながらも制圧する。 奥の部屋のドアを開け、突入する。エントランスホールだ。ホールの外を見ると友軍の戦車が列を作って進んでいる。 と、奥のドアが開く。味方だ。味方の通ったルートにもアル・アサドの形跡は無かったらしい。二階に居るとのこと。 味方の部隊と合流して二階を目指す。二階から駐車場を見渡す。敵襲だ。傍らに有ったRPGで車ごと殲滅する。 味方に後は任せ、奥へと進む。階段を上り、さらに奥へ。目的のスタジオを発見。ショットガンで扉を壊すと共に突入。 室内を制圧。アル・アサドは居ない。敵兵の姿も見当たらない。放送は録画したものだった。 隊員「そうだな…諜報部バンザイだ!」とお得意のブラックジョークを吐く。 隊長が司令部へ報告を行う。そして通信を終わらせ、隊長は言った。 隊長「諸君! 再度集合! 新しい任務が下った。荷物をまとめて移動の準備だ! 行くぞ!」 用語説明…… RPG…中東等で主に使われるロケットランチャーの名前。決してドラクエなどではない。 フラッシュバン…閃光手榴弾の通称。爆発と共に強い光(フラッシュ)と大きな爆発音(バン)を放ち、相手の視覚と聴覚を一時的に奪う。 SVD…中東でよく見られるスナイパーライフルの事。木を使った特徴的なデザインの為、有名である。 35 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 17 38 25 ID myGz2eox0 "Mankind must put an end to war, or war will put an end to mankind." - John F. Kennedy 我々が戦争を終わらせなければ、戦争が我々を終わらせるだろう。 ―― ジョン・F・ケネディ 沼地 The Bog ―「敵戦線を突破し主力戦車エイブラムスを捜せ」 "米国海兵隊フォース・リーコンは、敵に足止めされているエイブラムス戦車の救出に向かう" ニュースキャスター「本日激しい戦闘ののち、米国海兵隊はアル・アサドが最後の抵抗を続ける首都に進軍しました…」 The Bog ―沼地にて 3日目 - 05 00 17 Paul Jackson 軍曹 ―U.S.M.C. 第一武装偵察部隊 "Force Recon" アルファ中隊の戦車がスタート地点から半キロ先で立ち往生しているらしい。今回の任務はその戦車の救出が目的。 と、いきなり待ち伏せをされていた。右の建物からの猛攻撃。ジャクソン達は制圧射撃を加え、前進した。 道路脇の階段を駆け下り、建物の中へ。暗視ゴーグルの出番だ。敵の殲滅は困難を極める程ではなかった。 開けた場所を制圧し、建物の中へ。二階へと向かう階段で味方が白兵戦を行われる。銃で撃つと危険なのでナイフで刺す。 二階の廊下へ出る。敵の側面からの射撃。制圧は難しくない。奥へと向かう。敵の固定銃座で敵の側面を撃つ。 一階へ降りると、大量の敵が弾幕を張っていた。弾幕を避けながら遮断物の陰へ。今外に出るのは危険だ。 味方の制圧射撃を合図に建物内に向かい側の建物へと突入をする。どうやら相手には悟られていないようだ。 中央広場の敵を側面から狙う。隙だらけだ…。 奥の部屋へと突入する。敵の量は非常に多く、大胆な動きは出来ない。 そんな時に報告が入る。UAV偵察隊がこちらへ進行中の敵戦車隊を発見したようだ。次から次へと…とプレイヤーの殆どは思う。 部隊長「West二等兵、屋上からジャベリンを撃て!」隊員「West二等兵がやられた!Westがやられた!ジャクソン、ジャベリンを取れ!」 (嫌々何で俺が…と思いながら)ジャクソンは中央広場に転がっているジャベリンを拾う。そして戦車へと狙いを定め放つ。 一台、二台、三台と戦車が現れるが、ジャベリンの前には只の的。各個をジャベリンで撃破。制圧が終わると入電が。 海兵隊員「我々は高架橋の北で激しい攻撃を受けている!一体どこにいるんだ!?」 援護を求めている例の戦車隊は苦戦を強いられているらしい。一刻も早く援護に向かわねば。 現場に到着。何とか全滅は免れたがそれでも四名しか生き残っていない。戦車は主砲が使えず、機関銃しか使えない状態だ。 西から進入するが、南へ移動する。敵の側面を叩けるからだ。 周辺一帯を押えることに。また、爆弾を持って戦車に近づく敵を殲滅する。 多すぎる敵を殲滅し、戦車を守らなければならない。大苦戦を強いられ、「ヘリで上空から援護してくれ」と隊長が言った。 だが、答えはノーだった。近くに敵の対空砲が設置されており、それを始末しない限りは援護は無理だと言う。 ジャクソンは隊長にその隊空砲を破壊するように命じられる。建物の中を慎重に制圧していき、目的の対空砲へ。 C4爆弾を設置し、一旦離れる。そして起爆装置を作動する。 対空砲はもう使い物にならない。やっと援護が来る…と思いきや入電。 司令部「航空支援を呼んだが、彼らに俺たちの正確な位置を伝えなきゃならん。赤外線ビーコンを設置して知らせるんだ。」 (面倒な事ばかり任される気がする…と思いながら)赤外線ビーコンを銃弾の嵐の中設置しに行く。設置を完了すると入電が。 パイロット「Ok、光で位置を確認。北西から進入する。」 その直後、ヘリがやってきて敵が篭城している建物に一斉放火を始める。 圧倒的な火力を誇るヘリ。見る見るうちに敵が殲滅される。「全目標を破壊、我々は離脱する。」そう言ってヘリは帰っていった。 隊長が司令部へ報告を行う。 隊長「司令部、着陸地点を確保した。戦車が動かせるように工兵を連れてきてくれ」 そして部隊は戦車の元へ戻る。 隊長「戦車を脱出させるには時間が足りない。工兵が修理する時間を稼ぐぞ。 いいな?」 用語説明… エイブラムス…アメリカ軍の主力戦車。 UAV…無人航空機。人が乗っていないので打ち落とされても大丈夫。 白兵戦…格闘戦。銃床で殴り合うことや、ナイフで切り合うことを指す。 ジャベリン…戦車破壊用ロケットランチャー。アメリカ製。撃つと少し前進してから打ち上げ花火になり、目標に降下する。 C4爆弾…プラスチック爆弾のこと。叩いても、撃っても、火の中に入れても爆発しない優れもの。起爆装置でのみ爆破できる。 37 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 20 27 08 ID myGz2eox0 "If your attack is going too well, you re walking into an ambush." - Infantry Journal もし攻撃が順調なら、君は待ち伏せされている。 ―― インファントリー・ジャーナル誌 狩られしもの Hunted ―「ロシア西部でNikolai護送ヘリ撃墜、敵警戒網を破れ」 "ニコライを救出した英国特殊部隊SASのヘリが敵に撃ち落され、敵の大群に追われる事となる" Hunted ―狩られる者達 2日目 - 03 02 42 ロシア西部 Soap MacTavish軍曹 SAS第22連隊 Gaz「Nikolaiを救出した!彼をハンブルクの拠点に送るため飛行中! 到着予定時刻は0700時! …ん?何ですか?ありゃ。」 プライス大尉「…ミサイルだ!掴まれ!」 ミサイルはヘリの腹に当たった…。 ソープは意識を取り戻した。墜落したヘリから振り落とされたらしい。…paulsenとパイロットは死亡してしまった。 プライス大尉が言うには合流地点はそう遠くないらしい。騒ぎを嗅ぎつけた追っ手から逃げなければ。 手元には拳銃しかないので落ちていたアサルトライフルを拾う。そしてソープ達は合流地点へと向かった。 司令部の報告によると、ガンシップが援護に来てくれるようだ。だが、時間がかかるらしい。 無駄な交戦を避けるために隠密行動を取る。…と、トラックがこちらに向かってきているので一旦橋の下へ隠れる。 去ったことを確かめ、農家の倉庫へ一旦隠れる。…外で兵士と農民が言い合いをしているようだ…。 農民が殺される前に兵士達を倒すように大尉から指示が下る。此方に気付いていないので、殲滅は楽だ。 そして農家の畑を進む。と、遠くからサーチライトと共にヘリがやってくる。伏せて隠れる。頭を低く…低く…通過した。 通過したのを確認し、先へと進む…が、敵に感付かれた。草木が生い茂っていて狙いにくいが、各個撃破する。 Gazが農民の家の地下部屋へのドアを開く。その中へと逃げ込む。間一髪で逃げ切ると、先行するように指示が下る。 階段を上り、窓の外の敵を殲滅する。そして奥の部屋の敵を殲滅する。何の問題もなく突破することが出来た。 SAS隊員「静かすぎる…奴らどこ行った?」Gazの読みでは、この先で戦力を集結しているらしい。気が抜けない。 先へ進む。と、何処からか犬の鳴き声が……軍用犬だ。それに気付く頃にはソープの体は地面に押し倒されていた。 (マズい…!このままでは首を食いちぎられる…!)そう思ったソープは素早く軍用犬の首を掴み、一思いに捻った。 そして起き上がると、目の前にはGazの読み通り多くの敵が待ち構えていた。その一人一人を正確に倒してゆく。 奥へと進むにつれ、敵の攻撃が強まってゆく。ソープ達は冷静に一人づつ殲滅を行う。殲滅が終わり、先へ進む。 …ヘリの音がする。 大尉「気づいてないようだな。このままやり過ごそう」 通り過ぎたのを確認して、移動を続けた。 サーチライトに照らされないように気を付けながら水路を進む。橋の上に歩哨を発見。どうやら気付いていない。 そのまま牧場を進む。歩哨が色々な所に配置されている…! 気付かれたようだ。出来る限りのスピードで殲滅する。 幸い大事には至らず、進むことが出来た。そしてソープ達は温室の中へ歩を進める。と、その先に大量の敵が現れる。 待ち伏せか!ソープは遮断物を最大限に活用し敵を撃破する。そして制圧したことを確認し、移動を続ける。 さらに次の建物を制圧する。 ヘリが回り込んできて、攻撃を加えようとしているのが分かる。このままでは袋叩きだ…。 逃げ場を求め建物から飛び出す。敵の兵士輸送用トラックが並んでいる。ここは拠点なのか…。 ヘリが建物の陰に隠れると同時に敵に制圧射撃を加える。そして殲滅する。そして納屋へ何とか逃げ込む。 大尉「ソープ!スティンガーでヘリを片づけてこい!行け!」そう言われ、スティンガーを手に室外へ。ヘリを狙い…放つ。 …が。 Gaz「くそったれ、フレアを使ってきたな!一筋縄じゃいかないな!」 ミサイルが明後日の方向へ飛ぶ。 大尉「ソープ、他のスティンガーを取ってもう一発かませ!奴の腕を試してやれ!」もう一つを手に取り、ヘリを狙い撃つ。 今度は命中した。地面へと回転しながらヘリは墜落する。 大尉「よくやったソープ。みんなついてこい、脱出するぞ。」 どうやら味方の援護が到着したらしい。ソープ達の先に敵の大群が見える。大尉が援護を要請する。 パイロット「了解。移動中。」 その一言の直後、目の前の敵達が一斉に吹き飛ばされた。ガンシップの爆撃だ。 Gaz「随分とイカれた仲間だぜ!」 パイロット「脱出地点まで援護する。移動するんだ。」 38 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/04(金) 20 54 37 ID myGz2eox0 「狩られる者達」が長い文になったので本日分終了のついでに後記などを。 「狩られる者達」 用語説明… ガンシップ…対地攻撃機のこと。正確には攻撃機等のこと。「狩られる者達」ではAC-130というガンシップが援護に来る スティンガー…MGSでお馴染み携行式地対空ミサイル。追尾式のミサイルが放てる。決してカクテルの名前やレイヴンの一人ではない。 フレア…誘導ミサイルの命中を回避するために機体から放出する欺瞞装置の一種。決して攻撃用の黒魔法などではない。 「チャーリーは波に乗らない」 テレビ局編集用ホールはゲーム中で五本の指に入るほど難しいとされている場所。 敵が無限に湧き出すため前へと進まなければならないが、前へ進むと撃たれるので殲滅するが 敵は無限に湧き出すため前へと進まなければならないのだが、前へ進むと(ry の繰り返しで結局集中力が持続しなかったり、回避不能な手榴弾を投げられたりして大体戦死する。 「F.N.G」 ゲームの一番最初の任務。射撃訓練にて、入らなければならないブースに入らず、ずっとウロウロしていると怒られる。 また、「60秒で一周しろ。」の最後に自分に合った難易度が言われるが、結果に満足せず何度もやり直すと全難易度が解禁されるらしい。 「狩られる者達(2)」 文章中の軍用犬のシーン。実は飛びつかれずに進むことも出来る。方法は簡単。軍用犬が飛び掛る前に撃てば良い。 ですが、大体初回プレイの場合は飛びつかれるので、あのような形に。 ちなみに首を掴んで首の骨を折る描写は実際にゲーム内であります。ってか、そうしないと首食われてゲームオーバーですorz 「消耗品のクルー」 ラストのジャンプシーン。わざと飛ばずに見ていると取り残されるらしい。 他には単なる疑問だけど、「仮にも核を積んでいたのに撃たれた上、横転しかけていた船の中で被爆はしなかったのだろうか…?」 …………あれですか。「ゲーム上のお約束」ですか。 「沼地」 中盤で使用するジャベリン。目の前に壁がある状態で戦車をロックオンし、放つと不発のまま壁に当たり、落ちる。 他には全ステージ共通ですが、確かM203は自分のすぐ近くへ撃っても爆発しなかった気がする。 現実世界では、自爆を防ぐためにグレネードランチャーの弾は飛距離が少ないと爆発しない仕組みだそうで。…まあ、上空に撃てばアレですが。 46 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/05(土) 13 35 20 ID OcdtM/zj0 "It is generally inadvisable to eject directly over the area you just bombed." - U.S. Air Force Manual いま爆撃した地域への緊急脱出は一般に賢明ではない。 ―― アメリカ空軍マニュアル 空からの死 Death From Above "プレイヤーはAC-130Hの射手となり、英国特殊部隊SASの脱出を上空より援護する" Death From Above ―空からの死 Day 2 - 04 20 22 ―ロシア西部 熱感知テレビ操作員 AC-130H Spectre Gunship このミッションは地上戦ではなく、空からSASの脱出の援護をするミッションです。 管制官A「乗員へ、ストロボを炊いてる目標は絶対撃つな。友軍だ。」 ナビゲーター「 あー、町に教会があるのが確認できるか?」 テレビ操作員「見つけた、正面方向だ。」 管制官「武装した連中が教会の近くにきたぞ、発砲許可願う。」 パイロット「了解。動いている車両と見える兵員全てへの発砲を許可する。」 管制官A「了解。許可が降りた、だが教会には絶対当てるなよ。」 上空から敵を狙い撃つ。着弾地点付近は爆風に包まれ、敵は一掃される。 TV操作員「うお…!」 管制官B「Ka-Boom!仕留めたぜ!」 次から次へと現れる敵兵達。だが、ガンシップの砲撃で軽々と吹き飛ばされる。流石40mm砲。伊達ではない…。管制官B「やったぜ!」 さらに現れる敵達。集まった所に105mm砲を叩き込む。管制官B「Ka-Booom!!お前が仕留めたのか?直撃だ!」 SAS部隊の進路の敵を次々と殲滅する。管制官B「移動中の車両を確認。」管制官A「ダメだ。攻撃するな!繰り返す。幹線道の車は撃つな。」 プライス大尉「我々は民間車両を接収して主幹線道を進むことにする。援護を頼む!」SAS部隊は車で移動するらしい。 管制官A「道路上の通行車両を撃つな。民間車両だ。地上部隊が移動手段として手に入れる。幹線道の車両は確認出来た物以外撃つな。」 TV操作員「奴がチビってる方に賭けるぜ! イカしたトラックだ」管制官B「ナハハ、超ビビッてんな。」 車からビーコンの光が見える。 ビーコンの光が焚かれている車は味方のものか…。ナビ「注意しろ。敵部隊がカーブで待ち伏せの準備中だ。」 何処のカーブだよ…。 管制官「あー、ナビゲーター、どっちの曲がり角だ?」ナビゲーター「給水塔の先がカーブになってるだろ、見えたか?」 ナビゲーター「その道を辿った先が次の村だ。村から道を下った所に他の給水塔があるのが見えるはずだ。」…ああ。あれか…。 管制官A「敵はカーブで待ち伏せている。奴ら木陰に隠れてるぞ。」TV操作員「ワォ!奴等RPG持ってるぞ!」ミサイルが機体の後方を飛ぶ。 管制官B「了解。その村の全員を排除する。」105mm砲の弾が込められているのを確認し、篭城している建物へ撃ちこむ。上出来だ。 敵は次々と現れるが、砲撃で虚しく撃破される。管制官A「奴等逃げ始めたぞ。」管制官B「奴らもやるのか?」管制官A「やっちまえ。」 車を援護し続ける。と、いきなり車が止まる。大尉「我々は車両を放棄して廃車置き場から着陸地点に向かう!」 管制官A「味方は車から離れて徒歩で着陸地点まで前進する。ストロボを持ってる人間は撃つなよ。」管制官B「廃車置き場に敵部隊発見!」 管制官A「みんな行くぞ、いぶり出せ。」敵兵士を40mm砲や105mm砲で次々と蹴散らす。味方の近くの敵は25mm砲で正確に撃破する。 管制官B「お手柄だな。」 次々と吹き飛ばされる敵。SAS部隊は問題なく進んでいるようだ。そして回収用ヘリの着地地点まで移動した。 大尉「着陸地点に到着した。だが四方から撃たれてる! 周囲への攻撃を要請する、危機的状況だ!」 任せろ。と言わんばかりに掃射する。 管制官A「いいぞ、片付けろ。」放った砲撃がガソリントレーラーに当たり、盛大に爆発する。管制官B「マジかよ、ありゃガス満タンだったな。」 次々と現れる敵を25mm砲で蹴散らす。と、回収用のヘリがやってきたようだ。 大尉「お迎えのヘリに移動中。援護感謝する。アウト。」ナビゲーター「みんな、お客様は無事に保護され移送中だ。よくやったな。」 管制官B「なあ、こりゃ相当ヤバいスペクタクル映像になるな。」TV操作員「まったくだ!」 お得意のブラックジョーク。援護は無事成功した。 用語説明… 25mm砲…25mmガトリング砲 GA12 発射速度1800発/分 ゲーム内では、射撃時にかなりズームする。 80mm砲…40mmボフォース砲 L60 100発/分 非常に使い勝手の良い武器。着弾地点付近を巻き込んで爆発する。 105mm砲…105mm榴弾砲 M102 10発/分 最強。これを使うと敵兵がゴミのようになる。 Ka-Boom!!…アメリカの爆発表現擬音。日本ではドカーン!等だが。決して車ブームとかではない。 54 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/06(日) 11 41 46 ID uaAS8dCG0 "Older men declare war. But it is the youth that must fight and die." - Herbert Hoover 宣戦布告するのは老人だ。だが戦って死ななければならないのは若者だ。 ―― ハーバート・フーバー ウォー・ピッグ War Pig ―エイブラムス戦車を護衛し高速道路まで戻れ "ジャクソン達の部隊はエイブラムス戦車をハイウェイへとエスコートする" ニュースキャスター「夜通し激しい戦闘を続けながら、アメリカ海兵隊は、アル・アサドを追跡して首都に迫りました。 現在は、散発的な戦闘が起こっているようです。アル・アサド軍残党は大統領宮殿に後退しています。」 War Pig ―ウォーピッグ 3日目 - 16 30 08 Paul Jackson 軍曹 U.S.M.C. 第1武装偵察隊 一晩中続いた工兵の修理のおかげで、ウォーピッグは本来の力を取り戻した。 戦車乗組員「我々は沼地から脱出した、救援に感謝する。こちらは左翼を押さえて援護射撃を行う、どうぞ。」 海兵隊「敵の空襲だ! 戦闘準備! 敵は我々の両翼に展開している!」 隊長がRPGで撃ち落せと命令する。 ジャクソンは物陰に落ちていたRPGを構え、ヘリが動きを止めたのを見計らってトリガーを引いた。…直撃だ。 ヘリはバランスを崩し、墜落した。 敵の量が半端ではない。正確に狙いながら制圧を続け、市街地への門へ到着した。 戦車乗組員「前方に待ち伏せが予想される。我々は、あー、君たちが前方を確保し次第前進するつもりだ、どうぞ。」 良いご身分だ。ジャクソン達は先に市街地へ突入し、次々と現れる敵を殲滅した。 隊長「屋上の人影に注意しろ!」 屋上にスナイパーが居る。ジャクソンは敵の持っていたSVDを構え、次々と撃ち落す。ある程度は制圧しただろうか。 戦車乗組員「確保したか?退避しろ、あそこのビルに何発かぶち込むぞ!」 次の瞬間、目の前のビルが強い爆風と共に崩れ始めた。 戦車乗組員「進んで良いか?」隊長「了解。前進して曲がり角付近で停止せよ!」戦車が路肩の車を蹴散らしながら前へと進む。 激戦区をフラッシュバン投下で何とか敵の建物内へ突入するジャクソン達。次々と敵の防衛線を突破する。と、裏路地へ入った。 突如目の前の車が火を噴出し、爆発した。曲がり角の向こう側の建物からの攻撃だ。角に隠れながら少しずつ殲滅する。 建物の二階を制圧し、壁の壊れた部屋から外へ出ようとする。小隊長「そこで待機! 敵戦車が道路を進んでくる!」 隊長「ウォーピッグ、こちらB6! T-72戦車がビルの後ろにいる、そちらから10時方向! 撃てるか、どうぞ!」 戦車乗組員「了解、B6、熱量計で確認。手動操作に切り替える。 …撃て!」 戦車の砲撃が敵戦車へ叩き込まれる。物の数秒で大破した。 と、隊長に司令部から入電が。「君らと合流するため第2小隊が付近を移動中だ。状況はどうだ?」 隊長「貴重な乗物は無事、向かっている。高速4号の近くだから第2小隊を目視でき、すぐ合流できるだろう。」 ジャクソン達はその先の道を次々と制圧し、裏路地へと入った。 ヘリパイロット「中尉、こちらOutlaw 25。特殊部隊がアル・アサド捕縛のため移動中。全員で当たるから乗れ。以上。」 隊長「了解! 隊員!アル・アサドの居所がわかったぞ! 全員乗れ! 行くぞ!」 ジャクソン達の部隊はヘリに乗り、捕縛作戦の援護へ向かった…。 用語説明… ウォーピッグ…エイブラムス戦車のコールネーム。沼ではまって動けなかったあの戦車。 B6…ブラヴォーシックス。フェネスティックコードを使用した部隊の名前。アルファ、ブラヴォー、チャーリーといった具合。 つまり、ブラヴォーの第六部隊ということ。ジャクソン達の部隊のことである。 T-72戦車…敵主力戦車。ジャクソンにジャベリンで潰されたり、ガンシップで吹っ飛ばされたり、集中砲火を食らったりと散々な戦車。 60 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/06(日) 19 53 38 ID uaAS8dCG0 "They ll be no learning period with nuclear weapons. Make one mistake and you re going to destroy nations." - Robert McNamara 核兵器についての学習期間など持てない。一度間違えば国家は滅びてしまう。 ―― ロバート・マクナマラ 衝撃と畏怖 Shock and Awe ―「首都にてAl-Asad残党を包囲せよ」 "海兵隊は、アル・アサドの軍の残党を包囲するため展開する" 司令部「海兵隊、首都にてアル・アサドの位置を確認。S.A.S.によればアル・アサドはロシアの核弾頭を持っている可能性がある。 核緊急支援隊NESTが現地に展開中。味方の手により敵の対空火力の大半は破壊。だがアル・アサド地上部隊は猛威を奮っている模様。」 隊長「…どうやら我々の全戦力が集結しつつあるようだ。アル・アサドを拘束し、今ここでこの戦争を終わらせる。準備はいいか!」 Shock and Awe ―衝撃と恐怖 Day 3 - 18 00 08 Paul Jackson 軍曹 U.S.M.C. 第1武装偵察隊 "Force Recon" 眼下に広がる味方の戦車。ジャクソンはヘリの中、グレネードマシンガンの射手として外を睨んでいた。 と、敵の戦車や車両を発見する。ジャクソンは狙いを定め、トリガーを引く。 グレネードは戦車へ直撃し、軽々と吹き飛んだ。 市街地の間に隠れる敵兵やビルの屋上に設置された対空砲を発見次第グレネードを叩き込み、破壊してゆく。 地上の安全を確保してヘリが着陸する。搭乗部隊の半数をここで降ろし、制圧させるようだ。 そして残りの半数は都市の建物に釘付けにされている味方の救出を行わせるようだ。 …ああ。俺らは救出に行けってか…。 なるべく面倒事は避けたいと思っていたジャクソンの願いも虚しく砕かれる。彼の前を戦車が豪快に車を踏み潰しながら進軍する。 隊長「いいか、よく聞け! 前線の偵察部隊が敵に囲まれ助けを求めている!彼らを助けたらとっととずらかるぞ!」 ヘリが着陸し、追い出されるようにジャクソン達は外へ飛び出す。敵の数は…かなり多い。敵の猛攻を必死で突破する。 的確に手榴弾を投げ込み、建物内へと突入する。この建物の二階で味方は足止めされているらしい。 何とか合流することが出来たジャクソン達。回収地点へは壊された壁の下へ飛び降り、敵が居るであろう建物を突破して向かう。 二階から一階へ飛び降り、遮蔽物となるコンテナの後ろへ飛び込む。幸い撃たれなかったようだ。 コンテナの向こう側にある建物から激しい攻撃が加えられる。少し覗き込み、すぐに戻る。どうやら二階から撃たれているようだ。 攻撃の合間を縫いその建物に突入。二階へフラッシュバンを投げ込み、各個撃破してゆく。どうやら制圧は完了。ヘリの着地地点へ走る。 操縦士「ジャクソン!銃座に着け!」 (嫌々ながらも)急いで銃座に着く。これで一安心だ…と思いきや、 司令部「第6特殊部隊が西の宮殿内に核兵器と思しきものを発見した。NESTが向かっている。安全確認まで全員東へ退避せよ、以上。」 まだ安心は出来ないな…。とジャクソンは思ったが、そんな彼に追い討ちがかかる。突如目の前を飛んでいたコブラが撃ち落された。 コブラパイロット「被弾。被弾。尾部回転翼が効かない!こちらDeadly、制御不能!墜落する!」目の前を回転しながら墜落するコブラ。 操縦士「司令部、墜落地点を視認した。操縦席から応戦しているのが見える。救出に向かいたい、許可願う」 司令部「核爆発が起こったら安全圏まで逃げられなくなるぞ。わかってるのか?」操縦士「了解。状況は把握している。」 司令部「わかった、任せよう。可能ならば救出せよ。以上。」 操縦士「コブラ、応答できるか? 状況はどうだ、どうぞ?」 コブラパイロット「私はここよ!…Keatingは戦死!すぐに敵が来る!助けがなければもたない!」操縦士「頑張れ、今行くからな。」 隊長「90秒だジャクソン!パイロットを連れて来い!誰一人として見捨てはしない!」 ジャクソン(え?俺ですか?www) ヘリが着陸し、再び追い出されるようにジャクソン達は降ろされる。そして一気に味方のヘリへと突撃する。敵の数は少ないとはいえない。 だが部隊のチームワークを生かせたお陰で制圧は困難ではなかった。ジャクソンはコブラパイロットを背負い、ダッシュでヘリへと向かう。 そして部隊が全員滑り込むように乗り、ヘリは離陸を開始する。そして首都を見つめながら安全圏へとヘリが向かう…。 司令部「こちら司令部。首都に核兵器らしきものを発見。NESTが処理完了するまで最小安全圏に退避せよ。」 何とか間に合ったか。 これでもう危険は無くなった。 核はNESTに任せれば良いからな…。そして彼らは基地へと帰還する。 61 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/06(日) 20 11 27 ID uaAS8dCG0 "In the end, it was luck. We were *this* close to nuclear war, and luck prevented it." - Robert McNamara 結果的に、それは運だった。我々は“これだけ”核戦争に迫っていたが、運がそれを回避した。 ―― ロバート・マクナマラ アフターマス Aftermath ジャクソン達のヘリは安全圏を目指し、無事に帰還する。 ――はずだった。 突如都市部から眩い光がジャクソン達を照らす。「まさか…!?」とジャクソンは思った。だが遅かった。 光と共に吹き付ける強烈な風によってヘリが回転する。操縦が利かないようだ。 ジャクソン達はヘリにしがみつく事しか出来なかった。そしてヘリは地上へ墜落して――― ジャクソンが次に目を覚ますと、そこは血にまみれたヘリの中だった。体が重い。 ジャクソンは何とかの思いでヘリの外へとフラフラしながら降り立つ。 着地の衝撃で意識が遠のく。眩暈がして、真っ直ぐと歩くことが出来ない。足が折れているのだろうか…。 意識が朦朧とする中、ジャクソンはゆっくりと立ち上がる。周りを見回す。誰も居ない。誰の声もしない。 ふと空を見つめる。灰が吹き付けている。吹き付ける元へと振り向くと、細長い雲が立っていた。 「きのこ雲」だ。当ても無く街を歩き始めるジャクソン。一面が血と砂の色で染まっていた。 吹き付ける風が痛い。一体どうなってしまったんだろうか。意識が薄れ行く中ジャクソンは歩こうとして地に崩れた。 ジャクソンの視界が白くなってゆく。意識が薄れ行く。そして視界が真っ白になり――――― 62 :Call of Duty 4◆l1l6Ur354A:2008/04/06(日) 20 28 25 ID uaAS8dCG0 本日分終了のついでに小話。 用語説明 「衝撃と恐怖」 グレネードマシンガン…MK19という銃をここでは指す。着弾すると爆発する弾丸を連射する事の出来る銃。 釘付け…身動きが取れない状態を指す。決して十字架に貼り付けとかではない。 コブラ…AH-1W スーパーコブラのこと。攻撃用ヘリ。ちなみにゲーム中では女性が操縦している。 小話 「アフターマス」 ジャクソン……(´;ω;`) 最初から最後までパシられっぱなしの人生だったな…。 ごめんよ。ゲーム中で恐らく50回ぐらいはお前を死なせてる(ry ゲーム内の描写が衝撃的でした。初プレイの時は何も言うことが出来なくなる程衝撃的。 道路に降り立った後、公園へと向かって歩くと子供の声が聞こえるそうな。 さて。ここまでで第一章は完結です。これからどんな展開が待ち受けているのでしょうか。 次回の金曜洋画劇場「CoD4 僕と大尉と時々Gaz」をお楽しみに!
https://w.atwiki.jp/revoltechwiki/pages/36.html
「リボルテックミニチュア」 コンビニでの販売を前提とした、通常より約2/3サイズに小型化されたシリーズ。 製品名 発売日 新劇場版エヴァンゲリオン初号機 2007年9月4日発売 新劇場版エヴァンゲリオン零号機 2007年9月4日発売 ヱヴァンゲリヲン新劇場版武装セット ポジトロンライフルVer. 2007年9月18日発売 ヱヴァンゲリヲン新劇場版武装セット ESVシールドVer. 2007年9月18日発売 リボルテックダンボーmini 2008年12月23日発売
https://w.atwiki.jp/ailoveme/pages/25.html
→ゴルフ商品 ハイブリッド ユーティリティ/ナイキ SUMO スクエア ハイブリッド ユーティリティ ディアナマ カーボン smh ユーティリティ/短尺設計 WOSS(ウォズ)WU-33・55 スクエア ユーティリティ ユーティリティ/パワービルト ゴルフ GS-X ユーティリティ オリジナルグラファイトシャフト ユーティリティ/クリーブランド ハイボア XLS ハイブリッドアイアン ユーティリティ/ナイキ サスクワッチ SUMO2 ユーティリティー SQ SUMO2 h-ディアマナ ユーティリティ/TearDrop(ティアドロップ)TDX #6(R)ユーティリティー2,480円 ユーティリティ/マルマン VERITY(ベリティー) 425 ユーティリティ オリジナルグラファイト 4,725円 ユーティリティ/PowerBilt(パワービルト)GSX ユーティリティー(オリジナルカーボン)4800円送料無料 ユーティリティ/テーラーメイド r7 DRAW RESCUE ユーティリティ RE*AX55 RE*AX65 カーボンシャフト ☆US仕様☆ ★送料無料 ユーティリティ/マルマン-maruman-べリティーRED-Vユーティリティー 7,000円送料無料
https://w.atwiki.jp/moderncombatvs/pages/50.html
リボルブ (エージェント画像) 武器:GOOD EVIL 1マガジンの弾数:12 武器解説 デュアルリボルバー(2丁拳銃) リロードは遅いが単発のダメージが高く、射撃レートも良い。 使い始めは弾数を少なく感じるかもしれない。 アビリティ:ガンショー チャージ:5 アビリティ解説 数秒間自身の銃の弾切れを無くし、射撃レート上昇させる。 代替アクション:フォースショット 過去: スキン: (スキン名): (スキン画像) (必要ダイヤ数) レベル毎のステータス推移 ステータス推移 レベル HP 攻撃力 上昇値 66 10 レベル1 4000 600 レベル5 4264 640 レベル10 4594 690 レベル15 4924 740 レベル20 5254 790 【レベル毎のステータス推移の編集】 エージェントの良い点、悪い点 良い点 中距離での撃ち合いの強さ スキルによる無限射撃 悪い点 スキルの無限射撃の時間が短い
https://w.atwiki.jp/gods/pages/123474.html
ボルバーラ バルバラザーポリャの別名。
https://w.atwiki.jp/mount0315/pages/10.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ インスタグラム コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/newani4/pages/506.html
リボルバーにくちづけを ◆X8NDX.mgrA 傷付いたガンマンを気絶から回復させたのは、頬を撫ぜる風だった。 このときホル・ホースには、単なる自然現象に過ぎない風が、やけに優しく柔らかに感じられた。 まるで純粋な愛情を向けてくる女の、滑らかな肌のような感触。全ての女を敬愛する男にとって、これほど心地いい感覚はない。 しばらくの間、ホル・ホースは風が流れるのを楽しんだ。 そうして目を開けたものの、視界が明瞭でない。それは疲労や消耗だけが原因ではないと直感的に理解して、同時にホル・ホースは嘆息した。 先程の戦闘は、どうあがいても夢ではなく現実。 ガンマンにとっての生命線の一つである“目”の片方を失ったのだと。 (妙な気分だな、コリャ……) 片目の視力がない状態は、戦闘では大きなディスアドバンテージだ。 相手との間合いが測りにくくなる上に、死角が増える。 地下闘技場のチャンピオン・範馬刃牙と、鎬流空手の使い手・鎬昂昇の勝負が好例だ。 相手の神経を直接切る技、『紐切り』により視力を奪われた刃牙は、昂昇との間合いを測ることが困難になり、苦戦を強いられた。 範馬の血を引く天才の刃牙は、それでも対処して見せたのだが。 スタンド以外に天性の才能を持たないホル・ホースに、チャンピオンと同じことをしろというのは無茶だろう。 これから先、戦闘には細心の注意が必要になる。 (俺の『皇帝(エンペラー)』が実力を発揮できなくなるのは、ちとショックだぜ) 声には出さずにぼやくホル・ホース。 とはいえ、盲目のスタンド使いも存在はする。 エジプト9栄神が一柱、『ゲブ神』のスタンド使い・ンドゥールは、砂漠で音や感覚を頼りにジョースター一行を急襲した。 常人と比べて大きなハンデを抱えているが、その強さは確たるものだ。 そんな彼らとホル・ホースは根本的に違う。 ンドゥールは、視覚の代わりに鋭敏な聴覚と感覚を得ている。 対するホル・ホースには、先にも述べた通り、天性の才能や鋭敏な感覚機能はない。『皇帝』のスタンド一つで暗殺稼業を続けてきた。 しかし、そもそもホル・ホースは、己に才能がないことを後悔していない。 自分が誰より上手い鉄砲を撃つガンマンだと自負しているのだから。 (なにせ、俺のハジキの腕前はグンバツだったからな) ホル・ホースが暗殺者を続けてこられたのは、『皇帝』が暗殺に非常に適したスタンドだったからという点も大きい。 一般人には見えない銃。本人の目に映る範囲なら、自由に軌道を変化させられる弾丸。 狙撃手の存在を知らぬ間に、眉間を撃ち抜かれて死んだ人間が、果たしてどれほどいるだろうか。 強いて言うなら、そのようなスタンドを発現させたこと自体が才能か。 (まあ、ここじゃあスタンドもパンピーに見えちまってるんだけどな……) それがこの島では一般人に可視化され、更には左目を失う始末。 とはいえ、可視化という措置でスタンドが制限されていることは、既に理解していたことだ。 失明については、何もホル・ホース自身が不覚をとったことばかりが原因ではなく、凶悪な相手と遭遇してしまった不運もその一因だ。 己の不運を恨むのも、もう何度目になるだろうか。 (まぁ、クヨクヨ悩んでも仕方ねぇ。 いつまでも無防備にはいられねぇし、起きてどこか、安全な場所へ……) 考えをまとめながら周囲を見回す。他の参加者の姿は見えない。 危険な参加者がいる以上、安全な場所などありえないのだが、それはそれ。このまま動かずにいる方が危険だと、ホル・ホースは判断した。 上半身を起こそうとしたが、折れた肋骨が邪魔をする。 「イテテテ……」 ホル・ホースは戦闘スタイルが拳銃なだけに、特性上こうした物理的な痛みを受けることはあまりない。 これが本当の骨折り損か、などと留まることのない愚痴や後悔を垂れながら、どうにか立ち上がる。 体を少し曲げて楽な姿勢を取ることで、呼吸を楽にする。 「あー……まずは水だな」 そうして落ち着いてから、ホル・ホースは、懐から取り出した青いカードでペットボトルの飲料水を出した。 喉がはり付くように渇いていたのだ。 キャップを無造作に開けてその辺りに投げ捨てると、ぐびぐびと一息に飲み干す。 続けてもう一本。今度は瓶のビールをぐいぐいと飲む。これは流石にイッキとはいかなかったが、それでも時間を空けずに飲み干した。 「かぁ~っ!美味い!」 美酒に酔い痴れながら叫んだホル・ホースは、ついでとばかりに赤いカードを使用した。 取り出したのはハンバーガー。原型はアメリカで誕生したとされ、アメリカ合衆国を代表する国民食と表現されるファストフードである。 ちなみに、原型が誕生していた時期については諸説あるが、少なくとも二十世紀の初頭には既に生まれていたと考えられている。 ホル・ホースの着ている衣装からすると、微妙に時期がずれているが、そこはご愛嬌。 見た目はガンマンでも、一九八七年を生きる男なのだ。 (カードから出た食いもんなんて、怪しすぎるがよぉ……) アツアツのハンバーガーをまじまじと見つめるホル・ホース。 カードから武器が出ることもそうだが、食べ物が出ることはそれ以上の衝撃だ。 好きな食べ物を、それが美味しく食べられる状態で出現させる。回数制限こそあれ、便利すぎる道具だ。 スタンド使いの能力でも絡んでいるのかと、半ば本気で考えた。 本当に食えるのかどうか、そんな不確かな物を食べていいのか、少しばかり逡巡したが、美味しそうな食欲に勝てるはずもなく。 「それでも、食わずにはいられないッ!そんな心情だぜ!」 食前酒とばかりにビールを口にしてから、フワフワのトーストバンズをガブリとかじった。 バンズの間に挟まれたシャキシャキのレタスとビーフパティが、口内で絶妙な食感を演出する。 トマトケチャップの酸味がアクセントになり、口を動かす勢いは更に増す。 鼻を突き抜けるツンとすました辛味は、マスタード。 そうかと思えば、香り高いバターも存在を主張してくる。 口いっぱいに広がる食材の旋律は、食べるそばから涎が溢れて来るほど調和している。 ゴクリと飲み込めば、ガツンと胃に落ちる感覚。ボリュームもバツグンだ。 「んぐ……、んぐ……」 その様子、まさしく無我夢中ッ! これまで食事をせずに来た反動だろうか、しばしの間、無言でハンバーガーを咀嚼する。 グルメ番組では、食べてすぐ「おいしい!」「ウマイ!」とコメントが飛ぶが、空腹な人間が美味な食べ物を食べたとき、言葉は失われる。 極度の緊張から逃れた安堵感も手伝い、ホル・ホースは続けざまにハンバーガーを食べていく。 まるで、この機を逃せばもう食事をする機会がないと考えているかのように。 ちなみに、骨折した際には、骨の形成を促すカルシウムやタンパク質を摂取することも重要ではあるが、バランスの取れた食事が一番良い。 つまりホル・ホースがハンバーガーを選んだのは失敗というほかないが、本人がそれを知ることはないだろう。 ■ ここで場面は入れ替わる。 旭丘分校から飛び出した針目縫は、ゆっくりと歩いて温泉へと到着した。 悠々と旅館内を歩き回り、誰か獲物がいないかと探し回るも、ほとんど無為に終わる。完全にあてが外れた形だ。 さてどうしようかと考えて、何の気なしに部屋のテレビをつけると。 『私の名前は三好夏凜。この島の中で、人を探しているの』 格好の餌がぶら下がっていた。 少女は緊張した面持ちで、メモを見ながら話している。 『るう子…小湊るう子、紅林遊月、それに浦添伊緒奈』 縫の耳がピクリと反応する。 自分の拘束から抜け出した裸の猿。 確実に殺害しておけば、今のような苦渋を味わうこともなかったかもしれない。 笑顔を浮かべながら、内心で殺意を滾らせる。 『この三人に、聞きたい事があるわ。 他にも、『セレクター』と聞いて分かる人がいたら教えて欲しい』 しかし単純な殺意の他にも、縫の関心を惹く言葉が、画面の中から発される。 セレクター。選択する者。 映画館で紅林遊月が話していた、カードゲームに関連する用語だ。 『ええっと、見えるかしら?これが私の端末のアドレスよ。 さっきの放送で、メールが使えるようになったみたい。 もし遠くにいても、もし施設の中にパソコンや端末があればそれで連絡も取れると思う』 放送は続いたが、縫はセレクターへの呼びかけが気になり、これ以降の話は頭に入らなかった。 遊月から聞いた話はうろ覚えだが、それでも重要な部分は覚えている。 ウィクロス――夢限少女へと至るためのバトル。 「ルリグに選ばれた少女たちが戦い、三回勝利すれば願いが叶う……」 そして、三回敗北すれば、願いは反転して叶わなくなる。 まるでおとぎ話に出てくるような、信じがたい内容だ。 しかし、生命戦維という超常の存在から生まれた縫が、いまさらその程度の不可思議を認められないはずもない。 むしろ、繭が「魂」をカードに閉じ込めることができるのは、そうした不可思議な力を応用しているからではないか、とさえ考えていた。 (もしかしてこの放送、かなり重要かもね♪) 殺し合いは半日が過ぎ、およそ半分の参加者が死亡した。 残っているのは、縫や流子のように強い力を持つ人物が大半だろう。 この状況で、島の全域に届く放送を行なうのは危険極まりない。 しかし、彼らはそんな危険を冒してでも、セレクターを集める必要があるということだ。 つまり、セレクターは繭へと繋がる鍵。 縫は直感的にそう判断すると、目的地を定めた。 「放送局……そこにセレクターが集まるんだね!」 意気揚々と外に出た縫が目にしたのは、風に吹かれて転がる学生服だった。 ■ 場面は再びホル・ホースに転換する。 「さぁーて、次はどうするかね……とと、そうだそうだ」 赤カードを四回使い、ハンバーガーを食べに食べたガンマンは、腹を撫でてから呟いた。 特に健啖家なわけでもないのに、食べる勢いと量は普段の倍以上だったことから、空腹の度合いが分かるだろう。 そんなホル・ホースも、ようやく自分がするべきことを思い出した。 「あぶねぇあぶねぇ。忘れるところだったぜ」 ホル・ホースはアザゼルから渡されたタブレットPCを取り出した。 セレクターを誰か一人でも発見したとき、もしくは有事の際に連絡を入れろと言われていたそれ。 近代人ではないホル・ホースは、今の今まで存在を忘れていた。 現状を報告しようと、セルティに教わった操作を反復して、どうにかメールの画面を出す。 『夏凛さんたちがそっちに行きます。合流したら、詳しい話を聞いてください』 すると出てきたのは、こんな内容のメールだった。 内容はごくごく自然な連絡。しかし、見た瞬間にホル・ホースは首を傾げた。 「ん……?このメール、誰からだぁ?」 メールの文面は、ですます調の敬語が使用されている。 放送局で別れた三人の内、誰がこのような文章を書くか。 アザゼルは敬語を使う性格ではない。 セルティは敬語も使いそうだが、今までホル・ホースに対しては使用していない。 残るは夏凜だが、本人が書いた文章にしては違和感がある。 「するってーと、誰かが放送局に来たってことか」 となれば考えられるのは、第三者による文章である。 ホル・ホースたちが別れた後で、何者かが放送局を訪れ、アザゼルたちに協力することになった。 このメールは、その何者かが送ったものだと考えれば辻褄は合う。 「……ふむ、合流するときたか。 だったら動かないのも手だけどよ……こっちから向かうのもアリだよなぁ」 ホル・ホースは考える。 本来なら今頃は、ラビットハウスへ向かっているはずだった。 しかし、襲撃され同行者は死亡。この状態で、単騎で進むのでは心もとない。 夏凜たちが来るまで待つのもいいが、こちらからも放送局方面に向かい、合流して話を聞いてから次の目標を定める方が安全だ。 誰かと組んで真価を発揮するホル・ホースだからこその臆病さである。 そうしてホル・ホースは、近くのメルセデス・ベンツを見やった。 近づいて確認すると、フロントガラスは割れているものの、それ以外の場所、エンジンなどに損傷はないようだ。 少し寒くなるが、ドライブも可能だろう。 「さて、と」 移動手段は確保できた。あとは来た道を戻るだけ。 このとき、ホル・ホースはメールに返信するという発想を完全に失していた。 どうせ合流するのであれば、わざわざメールする必要もないだろう、という考えからだ。 ともかくその段階に至り、今まで意図して視界から避けていたものを、ホル・ホースは今再び直視した。 アインハルト・ストラトスにジャック・ハンマー。凄絶な戦闘を終えた二人の格闘家は、改めて確認するまでもなく絶命していた。 プロレスの流血試合の後のような、顔面から服に至るまで血みどろになった姿。 身体のあちこちが傷付き、欠損した状態の二人を見て、ホル・ホースは顔をしかめた。 特にアインハルトは、元の顔が整っていただけに痛々しさも倍増だ。 「ったく……佳人薄命たぁよく言うぜ」 美人になるはずの少女もまた、薄命なのだろうか。そんなポエムめいた皮肉を思いつく。 ホル・ホースは自称『世界で最も女に優しい男』である。 冗談めかして語るその言葉を抜きにしても、実際にホル・ホースはアインハルトの生き様には強い敬意を抱いていた。 凶悪な狂人と対峙する勇気。 不屈の闘志とでも呼ぶべき根性。 このような場所で、このような若さで死なせるのはあまりに惜しい。 「……ま、ゆっくり休むんだな」 そうした少女の強さに、今のホル・ホースは生かされているも同然。 女は尊敬していても、利用することは躊躇わないホル・ホース。しかしこのときばかりは、真顔で黙祷を捧げた。 再び顔を上げて、次に見たのは筋骨隆々の男の死体。 こちらには敬意も好感もなく、ただ哀れみの視線のみを向けた。 「テメーも哀れよのぉ……こんな場に呼ばれなければ、格闘技大会で有名になれたかもしれんのに」 投げかけるのは、憐憫を含んだ言葉。 殺されかけた恨みを抜きに考えれば、その鍛え上げられた肉体は賞賛に値する。 確かにバトルロワイアルに招かれなければ、ジャックは地下闘技場で恐るべきファイターとして名を上げていただろう。 しかし、それはまた、別の話。 ホル・ホースがそのIF(もしも)を知ることは、おそらくありえない。 「そういや、コイツの着ていた変な学生服……」 死体をじろじろと見ていたホル・ホースは、あることに気がつく。 ジャック・ハンマーの着ていた、顔に似合わない学生服。 空条承太郎が着ているような服が、近くには見当たらないのだ。 誰かが持ち去りでもしたかと考えたが、それではホル・ホースや他の支給品に目もくれていない理由が判然としない。 「まぁ、俺には関係ねぇか」 学生服が飛ばされていたところで、ホル・ホースには大した影響は無い。 おおかた風で飛ばされたのだろうと結論付けた。 それより、アインハルトが何か使える支給品を持っていたか確認しよう、と考えた矢先。 「やあ☆」 背後から、可愛らしい声がした。 ■ 声をかけて数秒後。 油をさしていないブリキの人形のように、小刻みな挙動で振り向いたガンマンを見て、縫はにっこりと笑んだ。 「久しぶりだね、ガンマンさん!」 「あ、あ……」 かろうじて返事をしたホル・ホースだが、その表情は硬いなんてものではない。 恐怖。絶望。諦観。そうした感情が渦巻いているのが、傍目からでもよく分かる。 極制服が飛んできた方角に来てみて正解だった。 「首の無いお仲間さんはどうしたの?」 「……」 歩み寄りながら問いかけると、無言のまま後ずさりされる。 いくらなんでも恐れすぎじゃないかと、縫としては不満も出てくる対応だったが、我慢して話しかける。 見ればホル・ホースも相当の怪我をしているらしい。 周りにある死体と、戦闘をくり広げてでもいたのだろう。 手負いで仲間も近くにいない。フラストレーションを発散するにはこれ以上ない相手だ。 「ちょっと遊んでよ♪」 「……はは、お嬢ちゃん。冗談はよくないぜ」 乾いた声で答えたホル・ホースに、縫は片太刀バサミをくるくると回して見せた。 縫も傷付いて万全ではないが、元々の身体能力では遥かに上回っているのだ。負ける道理はない。 さらににじり寄ると、ホル・ホースが声を上げた。 「……提案がある」 「聞いてあげるよ!答えるとは限らないけど☆」 真面目に返すつもりがないことがバレバレな返事。 縫は武器を下ろさぬまま、さらに近づいていく。 それでも、ホル・ホースは真面目な顔で言葉を続けた。 「俺も縫い目の嬢ちゃんも、究極的には目標は同じ。 このくだらねぇ殺し合いから脱出すること――違うか?」 縫はこれを否定しない。いや、否定できない。 ホル・ホースの言葉に間違いはないからだ。 縫には鬼龍院羅暁のために、神羅纐纈を完成させるという使命がある。 務めを果たすためにも、元の世界に帰らなければならない。 ただし、縫が目指すのはあくまで優勝。 無粋な制限をかけた繭には怒りをぶつけたいが、それ以外の参加者は、利用できるなら利用して、できないなら殺すだけだ。 「だったら、まずはこれを見な」 そう言いながらホル・ホースが渡してきたのは、タブレットPC。 画面にはメールの文面が表示されていた。 「そのメールを見れば分かるだろーが、俺は三好夏凜と繋がりがある」 「ふ~ん。で?それが何だっていうの?」 その名前は、ついさっき旅館のテレビで聞いたものだ。 しかし、ホル・ホースがその三好某と関係があろうがなかろうが、些細なことだ。 そう考えていた縫も、その次に出てきた言葉には興味を惹かれた。 「この島から、殺し合いから、脱出できるかもしれねぇ」 ■ ロシアンルーレットというゲームがある。 リボルバーの弾を一発だけ装填し、何発目に飛び出すか分からない状態にして、自分の頭に向けて引き金を引くゲームだ。 負ければ即刻死が確定する、狂気のゲーム。 ホル・ホースは今、それに挑んでいるような感覚だった。 「脱出できる?」 「あぁそうさ。この邪魔な腕輪も外せて、無事にトンズラこける方法があるのよ!」 生き延びるためには、多少の嘘はご愛嬌だ。 縫も興味はあるらしく、問答無用で殺そうとはしてこない。 ホル・ホースはその猶予を逃さずに、質問を投げかける。 「テレビの放送は見たか?」 「放送?……それがどうかしたの?」 ホル・ホースはその反応から、既にアザゼルの指示のもと、放送が行なわれたことを察した。 なので、それを前提として話を進めていく。 脳内では、放送局でアザゼルや三好夏凜たちと交わした情報を必死で思い出しながら。 「あれを流したやつは、俺やセルティの旦那とも組んでいる。 放送の中身を覚えてるか? 小湊るう子、紅林遊月、浦添伊緒奈。俺たちはこの三人を集めようとしているんだ」 ――ならば俺と三好、そしてセルティで放送局に向かい、セレクター達に繭打倒を呼びかける。 アザゼルはこう言っていた。 となれば、第二回目の放送で呼ばれた蒼井晶を除く三人のセレクターへと、放送で呼びかけているはず。 縫もそれを否定しない以上、当たらずとも遠からずといったところだろう。 「なんでそんなことをするか? 答えは決まってるぜ。セレクターが繭に対抗するキーパーソンだからだ」 横目でちらりと縫を見る。 口を挟んでくる様子がない以上、同じ予測をしていたと考えられる。 それならば、とホル・ホースは縫の思考に先んじた。 「おーっと、縫い目よ。テメーは今、こう考えただろ? 『その三人が関係しているというのなら、目の前の男は殺しても構わない』ってな」 考えを言い当てられたからか、縫は手を止めた。 二人の距離は、さほど遠くない。 縫が手にした片太刀バサミを一振りすれば、ホル・ホースは即座に殺される位置だ。 「だが、そうは問屋が卸さないぜ? 放送局には嬢ちゃんに匹敵する相手が三人以上いる。 そして俺は、情報を交換したときに、そいつらに嬢ちゃんの危険性を伝えてある」 その言葉に、縫は怪訝そうな顔つきをした。 ホル・ホースは顔を上向きにして、得意げな顔で続きを言う。 「縫い目の女は危険すぎる。見つけたら即刻殺すべきだ、ってな」 これは完全なハッタリである。 縫の情報こそ共有しているものの、即刻殺すことまでは決定していない。 無論、縫がアザゼルと対峙すれば戦闘は必至なので、完全な嘘というわけでもないが。 「だが俺がいれば、放送局にいるメンバーにも話がつけられる。 今の縫い目は殺し合いに反対する立場だから、殺さなくていい、ってなァー」 我ながらチャレンジャーだと、ホル・ホースは自嘲した。 彼我の実力差を弁えないホル・ホースではない。 縫なら自分のことを一瞬で料理できるというのは、最初に分校で戦闘したときから理解していたことだ。 それでも、嘘とハッタリで生き延びようとしている。 生きる道を見つけようとしている。 「つまり、提案って……」 「そう、一時休戦と行こうじゃねぇか。 放送局で情報を共有して、この島から脱出するためにセレクターを集める。 お互い殺し合わずに済む道があるってんなら、それに越したことはねぇだろ?」 これは賭けだった。 文字通り命を賭けた勝負だ。負ければ即死。 勝てたとしても、放送局に危険人物を招くことになるが、そのときはアザゼルにでも任せればいい。 縫とアザゼルの勝負がどうなるかは分からないものの、このまま無惨に殺されるよりはよほど生き延びる可能性がある。 「……話にならないや。ボクを舐めてるの?」 しかし、相手は規格外の化け物。 常識の範疇では予測できない行動をする相手だ。 「ガンマンさんがいなくったって、セレクター以外皆殺しにしちゃえばいいのに」 ニコニコと浮かべる笑みの下。 そこにある本心を、ホル・ホースは知ることができない。 「なんでボクが指図を受けないといけないのかな?」 自由奔放な少女は、束縛されるのが極端に嫌いらしい。 とんだじゃじゃ馬娘を相手にしたものだと、ホル・ホースは唇を噛んだ。 「っ……舐めてなんかいねぇさ、むしろ俺は嬢ちゃんを恐れてるんだぜ? だからこそ、俺は俺自身ができるだけ長生きする道を選ぼうとしているだけさ」 これは間違いなく本心だ。 バトルロワイアルの中でも、セルティや刃牙を利用しようと試みたのは、生き延びる確率を上げるためだ。 自身の命を最優先に。これもまた、人生哲学。 「いーよ、もう。とりあえず斬らせてよ!」 「ま、待て――!」 しかし、それが通じる相手ばかりではない。 とうとう片太刀バサミの刃を閃かせた縫を見て、さしものホル・ホースも焦りを隠せない。 これ以上の猶予はない。選択を誤れば死へ直行だ。 「く――分かった!嬢ちゃんの下につく!」 その言葉に、再び縫の動きが止まった。 呆けたような顔――というより、信じられない馬鹿を見るような目でホル・ホースを見てくる。 どうやら予想斜め上の返事だったようだ。 「脱出するまでは、俺を利用してくれて構わない! いや、むしろ利用しろ! たったそれだけで命が助かるってんなら、安いもんだぜ!」 なりふり構わずに、ホル・ホースは魂の叫びを上げた。 自分を殺害しようとした相手の下につく。つまりは隷属する宣言だ。 生きることへの強い執着心が、とうとうその言葉までも口にさせた。 「へえ」 そして、その言葉が縫の嗜虐心を刺激したらしく。 口を半月の形に開くと、いかにも楽しそうな声でこう言った。 「じゃあ、ちょっと実験させてよ!」 そうして気持ち悪いくらいに可愛い笑顔で、ホル・ホースの近くに歩み寄る。 「な、おい、なんだってんだ!?」 縫に頭を掴まれた、次の瞬間。 ホル・ホースは、生命戦維を脳内の奥深くまで侵入させられた。 『精神仮縫い』とはまた異なる、異物を脳に入れられたことにより走る激痛。 「ぐあああああああああっっっ!!?」 ホル・ホース自身、どういう状況なのか理解できていないだろう。 未知の痛みに耐えかねて、両手で頭を押さえたまま、その場に倒れこんだ。 「ぐ、テメー……」 「あーあ、実験失敗かな?残念無念☆」 少しも残念そうではない声を、朦朧とする意識の中で聞きながら。 ホル・ホースは、縫のお遊びで殺される自分の不甲斐なさを、痛感していた。 アインハルトに救われたことを無為にしてしまう情けなさを、悔恨していた。 (すまねぇな、アインハルトの嬢ちゃん……) 悔恨の言葉を思い浮かべた瞬間。 このまま死んで、諦められるのか。 そんな、よくある自分への問いかけが聞こえた気がした。 ■ そのとき、不思議なことが起こった!! スタンド(幽波紋)とは、生命エネルギーが作り出す像(ヴィジョン)! 通常『魂』や『精神』と称される、程度の差はあれ、人間なら誰でも持つエネルギーが具現化した存在だ! 全てのスタンド使いは、エネルギーを自らの意志で使役することができるのだ! 対する生命戦維とは、文字通り生命を有する戦う繊維! 太古の昔、宇宙から地球へと飛来した、生物の神経電流を主食とする地球外生命体である! 縫はその生命戦維を、直接ホル・ホースの脳内へと侵入させたのだ! そしてホル・ホースの脳内、更には神経へと、生命戦維が到達した瞬間である! 生命戦維が持つ強力な生体エネルギーと、スタンド使いが持つ生命エネルギーが共鳴した! 寄生して生きるという生命の本能!絶対に生き延びるという強い信念! はたして、それらの奇妙な出会いの先に待つのは――!? ■ 生命戦維と人間の融合。 自身も生命戦維でできた子宮で育ち、人間以上の存在となった縫だが、しかし目の前でそうした光景を見るのは初めてだった。 赤白く光る繊維と、黄金に輝くスタンドのパワー。 それらが混ざり合うことで発される煌きは、縫の視線を釘付けにした。 「すっごーい!」 縫はホル・ホースが生命戦維と融合することを期待していたわけではない。 単純に、相手がもだえ苦しんで死ぬ方法として選んだに過ぎない。 期待を裏切られた形になるが、それでも縫の表情は満面の笑みだった。 「どうなるのかなぁ、楽しみ!」 【G-2/一日目・午後】 【ホル・ホース@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】 [状態]:疲労(大)、肋骨数本骨折、左目失明、生命戦維との融合の途中 [服装]:普段通り [装備]:デリンジャー(1/2)@現実 [道具]:腕輪と白カード、赤カード(6/10)、青カード(6/10) 黒カード:不明支給品0~2、タブレットPC@現実 [思考・行動] 基本方針:生存優先。女は殺さない……つもり。 0:??? [備考] ※参戦時期は少なくともDIOの暗殺に失敗した以降です ※犬吠崎樹の首は山の斜面にある民家の庭に埋められました。 ※小湊るう子と繭について、アザゼルの仮説を聞きました。 ※三好夏凜、アインハルト・ストラトスと情報交換しました。 ※生命戦維との融合を開始しました。今後、どのような状態になるかは後の書き手にお任せします。 【針目縫@キルラキル】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、全身に細かい刺し傷複数、繭とラビットハウス組への苛立ち、纏流子への強い殺意 [服装]:普段通り [装備]:片太刀バサミ@キルラキル [道具]:腕輪と白カード、黒カード:不明支給品0~1(紅林遊月が確認済み)、喧嘩部特化型二つ星極制服@キルラキル [思考・行動] 基本方針:神羅纐纈を完成させるため、元の世界へ何としても帰還する。その過程(戦闘、殺人など)を楽しむ。 0:ホル・ホースの結末を見届けてから、放送局へ向かう。 1:紅林遊月を踏み躙った上で殺害する。 ただ、拘りすぎるつもりはない。 2:空条承太郎は絶対に許さない。悪行を働く際に姿を借り、徹底的に追い詰めた上で殺す。 ラビットハウス組も同様。 3:腕輪を外して、制限を解きたい。その為に利用できる参加者を探す。 4:何勝手な真似してくれてるのかなあ、あの女の子(繭)。 5:神羅纐纈を完成させられるのはボクだけ。流子ちゃんは必ず、可能な限り無残に殺す。 [備考] ※流子が純潔を着用してから、腕を切り落とされるまでの間からの参戦です。 ※流子は鮮血ではなく純潔を着用していると思っています。 ※再生能力に制限が加えられています。 傷の治りが全体的に遅くなっており、また、即死するような攻撃を加えられた場合は治癒が追いつかずに死亡します。 ※変身能力の使用中は身体能力が低下します。少なくとも、承太郎に不覚を取るほどには弱くなります。 ※疲労せずに作れる分身は五体までです。強さは本体より少し弱くなっています。 ※『精神仮縫い』は十分程で効果が切れます。本人が抵抗する意思が強い場合、効果時間は更に短くなるかもしれません。 ※ピルルクからセレクターバトルに関する最低限の知識を得ました。 [全体備考] ※メルセデス・ベンツ@Fate/Zeroは、針目たち二人がいる付近に放置されています。 ※本人の魂カードを含めたアインハルトとジャックの所持品は、本編で描写がないものに関しては、本人の死体と共に放置されています。 時系列順で読む Back 飼い犬に手を噛まれる Next もしもからきっと 投下順で読む Back 飼い犬に手を噛まれる Next 妹(前編) 159 Vivid Survivors(前編) 引き合うように重なる拳 ホル・ホース 175 虚ろなる生者の嘆き:End in…? 157 インタビュー・ウィズ・纏流子 針目縫 175 虚ろなる生者の嘆き:End in…?
https://w.atwiki.jp/trpg_summary/pages/1596.html
KP 九畝くぜ PL&PC 水凪自由 彩音れおん 小日向りゅーじ 星乃歌カズ ヨシヅキ参謀 配信 2022/07/09 21 00- 【新クトゥルフ神話TRPG】リボルバー #くぜくぜ卓 #水彩日月星バー ハッシュタグ #水彩日月星バー ツイート 配信告知 感想 九畝くぜ 彩音れおん / 小日向りゅーじ / 星乃歌カズ / ヨシヅキ参謀
https://w.atwiki.jp/rasyed/pages/1853.html
『戦いは終わっていなかった』 ということで、コールオブデューティ4こと、infinity word究極の作品「モダンウォーフェア」。圧倒的な世界観と演出、ゲーム性によりミリタリーFPS最高峰とされた作品の続編が、いよいよ今年発売されるということ。 今回はコールオブデューティというより、完全に「モダンウォーフェア」の続編として登場するという。 その予告編が配信されていたので見てみると。 絶対に良いもんだ!! と思わせる。 気になるところは、前作では対戦のみしか無く、COOPがなかった。 当時はCOOPが追加配信されるのでは、といううわさが流れていたが、結局ないので、おそらく今作でCOOPが追加される可能性が。時代設定が現代であるので、現代で使われているメジャーな銃器が出てきていたが、果たして今作で登場するのはなんなのか気になる。 とにかく、圧倒的クオリティを発揮するinfinity wordの新作、モダンウォーフェア2。今年11月予定。 絶対買います。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/5584.html
ヒールオブアース(ひーるおぶあーす) 概要 ヒールオブアースとは、大地の力で範囲内の味方を回復する術のこと。 初出はイノセンスのリカルド。 登場作品 + 目次 イノセンス イノセンスR ハーツR 関連リンク派生技 関連技 ネタ イノセンス 習得者 リカルド・ソルダート 対象とその周囲の味方HPを回復する術 分類 中級天術 属性 - HIT数 - 消費TP 18 →9 威力 - 詠唱時間 84F(1.40s) 習得条件 Lv19 HP50%回復 天術の一種。リカルドがLv19で修得する。 大地の力で範囲内の味方のHPを50%回復する治癒天術。 リカルドの持つ唯一の回復術だが、効果はアンジュのリザレクションと全く同様であり、しかも消費TP、詠唱時間で上位互換、習得も早く条件もレベルのみと申し分の無い性能。 リカルド自身、前に出る必要のないキャラということもあって、回復面での安定性は非常に高い。 惜しい点はAIがあまり使用してくれないこと。作戦を調整しよう。 リザレクションと全く同じで低消費という高性能さからTOWレディアントマイソロジー3での搭載を期待されたが、搭載されなかった。残念。 ▲ イノセンスR 習得者 リカルド・ソルダート 対象を中心とした一定範囲内の味方のHPを30%回復させる中級天術 分類 中級天術 属性 - HIT数 - 消費TP 17 威力 - 詠唱時間 習得条件 Lv14 HP30%回復 天術の一種。リカルドがLv14で修得する。 味方全員のHPを最大値の30%分回復する。 ソウルオブアースという上位術(というよりDS版のヒールオブアースと同効果)ができたため、DS版よりも性能が弱体化している。 DS版での習得レベルの早さに反する高性能さのバランス調整と思われる。 台詞 大地より安らぎを与えん、ヒールオブアース! ▲ ハーツR 習得者 ガラド・グリナス 対象を中心とした範囲内の味方のHPを段階的に30%回復させる初級術 分類 初級術 属性 - HIT数 - 消費TP 20→14 威力 - 詠唱時間 習得条件 忍耐Lv4 HP30%(10%×3)回復 思念術の一種。ガラドが忍耐Lv4で修得する。 範囲内の味方のHPを10%、3回に分けて回復する。 回復量はイノセンスR同様だが、判定は3回に分かれている。 回復術でありながら、詠唱時間がやや長めとなっている。 彼はソウルオブアースを習得しないため、あくまで彼の回復術は序盤等の補助として用いるべきだろう。 台詞 大地より安らぎを与えん、ヒールオブアース! ▲ 関連リンク 派生技 ソウルオブアース ▲ 関連技 リザレクション ヒールストリーム ▲ ネタ ▲