約 1,201,217 件
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/125.html
RANK 》NONE 被検体シークレット01 AC // アイビス NAME ≫ 01 // ACNAME ≫ argonautIB-C02 OLT "排除、開始。……わたしは、生き延びる。” 所属 ルビコン調査技研 強化世代 P・M被験者 共有ID - (steam) 機体構成 + ... 右腕武器 IA-C06W1 NB-REDSHIFT 左腕武器 HI-18 GU-01 右肩武器 VP-40LCS 左肩武器 IB-C03W4 NGI 028 頭部 HD-033M VERRIL (*1) コア CC-2000 ORBITER 腕部 IB-C03A HAL 826 脚部 IB-C03L HAL 826 ブースター BC-0200 GRIDWALKER FCS IB-C03F WLT 001 ジェネレーター IB-C03G WLT 000 コア拡張機能 ASSAULT ARMOR 彼女が生きるため、生き延びるために必要だった力は、皮肉にも、彼女の人間性を貶めた、ルビコン調査技研の力だった。 彼女を救い出した研究員がひそかに作り上げていた、量産型有人AC、IB-C02:OLTに乗り込み、脱出を図る。 戦闘スタイルなんてあってないようなもの、AIのサポートを受けながら、必死にC兵器の群れを突破する。 彼女の家はもともと貧乏だった。彼女が借金のカタとして売られた先はルビコンの移民船。 ルビコン調査技研の被検体として運び込まれていた先で行なわれていた実験。 ”パルス・マキシマイザー”と呼ばれた度し難い実験は、 人体に直接高濃度コーラルを注入、更にコーラルに暴露させ、急速にコーラルへの適応を高める。 強化人間手術とは別のアプローチで人間の感覚拡張を行おうを試みた実験だった。 しかし、彼女以外の被検体はすべて重度コーラル中毒によって死亡してしまっている。 高濃度コーラルの相変異によって発生する現象は複数あり、 そのうちの特筆する点は、”身体の一部をコーラルに置き換える”という現象である。 自己の肉体をコーラルに捕食される、といっても差し支えない現象であるこれは、 おおよそ人間が体感することのできる最大級の苦痛を伴う。 この実験が秘匿されていた理由は、「あまりに危険すぎる」という理由であり、 第一助手が独断で開始した実験だったためである。 中止理由は被験者の損耗、成功率などの理由。(*2) 主任研究員、彼に発見されたことにより、ひそかに運び出され、救われる。 過度の実験の影響で身体に深刻な後遺症が発生しており、味覚、触覚、痛覚、および神経伝達系に異常が発生しており、体を満足に動かすことができない。 彼女の所在は不明。彼女の所在を知っているのは主任研究員、パンドラのみである。 彼女はもともと、ルビコン調査技研における最高位の機密に置かれていた実験の被検体であった。 その情報は、第二助手に次ぐ主任研究員の権限では知り得ることがない研究データだった。 その不自然なまでに隠蔽されたデータに不信感を抱いた主任研究員に発見され、脱走を手引きされる。 その時、技研製のACをオートパイロットで研究施設へ移送。 その後、彼女は50年間眠り続けることになる。 そして、技研製のAC……極秘で開発していたACを彼女専用の防衛兵器として彼女のため配置。 その後、621のセーシングバルブ破壊によって発生したコーラル爆発の影響で、彼女のコールドスリープが破られる。 それが、のちにコーラ・マンハッタンの機体となる、”IB-C02 OLT”であった。 アイビスシリーズの一機として造られたこの機体は、コーラルの防衛ではなく、脅威存在に対する先制攻撃機として運用される予定であった。 しかし、本来の意味でのアイビス。コウノトリとしての役目を果たすことになったのは、偶然か、はたまた必然か。 用意されたACに乗り込み、指示されたルートから脱出した彼女は、パンドラに拾われ、 彼のもとで傭兵として働いていた。 彼には、”傭兵としての心得”、”ACの戦い方”、”アセンブルの仕方”や”ごはんの確保の仕方”などいろいろな生きる知恵を叩き込まれた恩を強く感じている。 音声記録:主任研究員の記録 + ... この実験は、我々技研中枢部の過半数が中止を要求した実験だ。 まさか……。許容しがたいイカレ野郎が、ここまでイカレているとは思っていなかった。 コーラルは危険な物質だ。 現に、この娘の身体も、コーラルに蝕まれ、死が近づいている。 俺にできるのは、少しの延命ぐらいだ。 さぁ、行け。アイビス。 果たせ。お前の存在理由を。 投稿者 yukkajuice 関連項目 パンドラ コーラ・マンハッタン
https://w.atwiki.jp/marowiki001/pages/1255.html
目次 【時事】ニュース糸洲 真魚 コーラル・メロウ Coral Merrow RSS糸洲 真魚 コーラル・メロウ Coral Merrow 口コミ糸洲 真魚 コーラル・メロウ Coral Merrow 【参考】関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 糸洲 真魚 gnewプラグインエラー「糸洲 真魚」は見つからないか、接続エラーです。 コーラル・メロウ RIMMEL(リンメル)クリスマスコスメ『ショコラスウィート アイズ』の限定カラーが登場♡ - FYTTE ルナソル2022年春コスメ、“心の底を描く”エモーショナルな4色アイパレ&血色感チーク - Fashion Press 深崎暮人がキャラクターデザインした美少女VTuber「メロウ・P・ハート」の公式グッズがゲーマーズのオリジナルオンラインくじ『ゲマくじ』で販売開始! | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com - ファミ通.com キャンメイク人気アイシャドウに新色“メロウミルクティー”、貝殻のようにきらめく限定ネイルも - Fashion Press Coral Merrow gnewプラグインエラー「Coral Merrow」は見つからないか、接続エラーです。 RSS 糸洲 真魚 #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 コーラル・メロウ #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 Coral Merrow #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 口コミ 糸洲 真魚 #bf コーラル・メロウ #bf Coral Merrow #bf 【参考】 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/アクセル・ワールド ★★★★ 登場作品 参考/儀武ゆう子 ★★★ キャスト タグ キャラクター 最終更新日時 2013-03-24 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/gassyu-zakeru/pages/119.html
【呪文名】 ロボルク 【読み方】 ろぼるく 【使用者】 コーラルQ 【属性】 機械 【法則】 ロボ(機械属性)+ルク(肉体付与) 【分類】 コーラルQ第2の術 【詳細】 コーラルQの肉体強化?呪文。 呪文を唱えると共に「ガキーン」「ゴキーン」とコマごとに手足やアンテナを折りたたんでいく変形シークエンスが入るのだが、3コマ目に入るとこれまでの変形過程を無視する形でいきなり巨大なロボットに変化する。 変形していた。2コマくらいまでは。 変化する。3コマ目で突然。 これはコーラルQが変形するタイプの術では共通した仕様であり、ラ・ロボガルグやガンジルド・ロブロンといった「ロボルク」が含まれないものでも同様。 変形過程のあまりの理不尽さに目の当たりにした高嶺清麿はブチ切れたうえ、何度かリテイクを申し出たほど。 そしてそのたびに同じシークエンスをたどる。 この呪文の効果で変形したコーラルQの見た目は2mほどの二足歩行ロボットだが、ザケルガが直撃するとのけぞって吹き飛び、散々弱音を吐き散らす等そこまで強力な呪文ではない。 というか、登場したシーンで攻撃している場面が無く、もっぱら敵の攻撃に晒されて「NO~~~~~!」って言ってるだけなので、実質防御呪文とする意見もある。 アニメ版でも変形している場面は再現されているが、ある程度変形すると次のシーンでいきなり身体が膨れ上がってロボットが誕生するという、いっそ清々しいレベルで「変身」する場面が描かれた。 さらに挿入歌として「コーラルQの変形体操」が変形するたびに流れるという露骨な尺稼ぎ、ゲフン優遇を受けている。 ちなみに歌詞にもこの術が入っている。パートナーであるグラブも踊る。 戦闘体型に変形する呪文なので一応戦うことは出来るはず。 ある意味最大の利点は、常識を無視した変形を行うことで呪文を使っている間コーラルQを中心としたギャグ時空というか、ギャグ補正を展開出来ることな気もする。 ちなみにラ・ロボガルグはロボルクを使った状態から変形しているが、基本術の重ねがけは出来ない本作品においてどういう扱いになっているのかは定かではない。 変形開始した時点で元々かけられている術の効力は消失しているのだろうか?
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55561.html
登録日:2024/01/17 Wed 00 23 20 更新日:2024/09/29 Sun 18 25 59NEW! 所要時間:約 28 分で読めます ▽タグ一覧 AC AC6 ACVI ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON C兵器 アーマードコア オーバーテクノロジー ゲーム コーラル技術 マッドサイエンティスト ルビコン調査技研 変態集団 技研 狂人の集まり 研究機関 科学者集団 RI RUBICON III RESEARCH INSTITUTE ルビコン調査技研とは、ゲーム「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」に登場する架空の組織である。 ◎目次 ◎概要 ◎開発品・成果 ◎関連人物 ◎考察 ◎概要 開発惑星「ルビコン3」にかつて存在した研究機関。 英語表記は「Rubicon III Resarch Institute」で、作中ではもっぱら「技研」と呼ばれる。 ルビコンで発見された新たな資源であるコーラルの性質の調査およびコーラルの採掘と実用化の研究、兵器開発などを行っていた。 およそ50年前に起きた星系を巻き込む規模の災害、アイビスの火によって組織自体は滅んだが、彼らの開発した「C兵器」は今もなお残っており、惑星封鎖機構が回収して戦力として利用している。 RaDのシンダー・カーラ曰く「研究に取り憑かれた狂人の集まり」であり、作中に登場する兵器群の有様や、プレイヤーが入手できる技研産ACパーツの解説文、アーカイブ等からもそうした部分を読み取ることができる。 とはいえ作中には技研の全体像や内情についての情報は少なく、組織の実態には謎が多い。 ◎開発品・成果 コーラル関連技術だけでなく、プラズマやパルス兵器にオリジナルのAC、その内装なども手掛ける。 当然だが、アイビスの火以降は活動していない都合上ストーリー開始時点で開発・製造から50年以上が経過したものばかりとなっており、その技術力の高さがうかがえる。 ▽ACパーツ 作中ではフレーム・内装・武器まで一通り制作しているため全身同一メーカー品で揃えられる唯一のメーカーだが、殆どが隠しパーツだったりログハント報酬だったりと入手には一手間掛かる。 どれも高負荷であったり、武器も独特な使い心地である為に気取って技研製品で全身を固めての運用は困難。パーツ単位ではどれも光るものがあるのでアセンブリの選択肢として組み込むのが良い使い方かもしれない。 HALは兎も角EPHEMERA系統は物凄く有機的なシルエットなので組み方次第ではゲテモノ機が出来上がるが… ★IA-C01 EPHEMERA 技研が開発した無人ACのパーツ。滑らかな曲面や蛇腹・集合突起といった、激しく好き嫌いが分かれるであろう生物的な外観が特徴。 一応コクピットがあり有人運用が可能だが、各部の構造・仕様はパイロットの搭乗やヒトによる制御を考慮していないとされている。ある程度の数が生産されていたようで、アイビスの火以前の遺構に残骸が放置されていることも。 ステータス面では中量級のパーツが多いが、どのパーツも共通して重量に対して耐弾防御が低く設定されているのが特徴的。立ち回りか他パーツで補いたいところ。 「EPHEMERA」はギリシャ語で昆虫の「カゲロウ」、もしくは「短命なもの」という意味がある。 ▷IA-C01H EPHEMERA 頭部パーツ。宇宙人を思わせる形状が目を引く。BASHOに次いでワースト2位の重量と高めのEN負荷を持つ高負荷パーツだが、その分APや安定性能など防御関連のパラメータは充実している。 スキャン距離は長めだがスキャンの持続時間より待機時間のほうが長く、必ずスキャンが切れてしまう点に注意が必要。 ▷IA-C01C EPHEMERA コアパーツ。単独トップのジェネレータ出力補正を誇り重量も軽いので機体構成の幅を大きく広げてくれる。代償としてAP・装甲・安定性能がいずれも低く打たれ弱い。 フレーバーテキストには「手動操縦にも対応しているが、人間の搭乗を前提としたコアボックスにはなっていない」と書かれているが、どんな姿勢で搭乗するのだろうか… ▷IA-C01A EPHEMERA 腕部パーツ。耐弾防御以外高めの装甲値とAPを持ち、射撃武器適性・近接武器適性も平均以上確保できている。 腕部積載上限が軽量腕並に低いので、重量武器は持たせにくい。 あのAMIDAにも似た独特の肩部からデザイン的な好みが非常に分かれるパーツ。 ▷IA-C01L EPHEMERA 脚部パーツ。軽量寄りの中量2脚、あるいはその逆とも言える。EN負荷が重いものの、重量に比して良好なAPと積載量が魅力。 耐弾防御がワースト2位なので実弾兵器が痛いのが難点。 ★IB-C03 HAL 826 技研が開発した有人ACのパーツ。アイビスシリーズ最終後継にして唯一の有人機かつ「コーラル破綻に対する最後の安全弁」とされる。 外観はおそらく過去作の白き閃光のオマージュだが(デザイナーも同じ)、よく見るとシルエットが似てるだけで細部がかなり異なる。 小ネタとして、アサルトブーストやコア拡張機能使用後の冷却モード時にコア以外もパーツが変形するという素敵ギミックを搭載。 脚部や肩のスリットが展開し、赤熱した内部フレームが輝くという漢の浪漫が楽しめる。 ▷IB-C03H HAL 826 頭部パーツ。EPHEMERAをマイルドにしたような性能をしており、重量・EN負荷を少し減らして防御面を妥協した具合。スキャン周りも優秀で使いやすい。 一見はヴィクセン(およびリメイク機のYC07-CRONUS)、I-C003-IN、CR-HOGIREに連なる「角飾のようなアンテナが目立つ騎士風の頭部」といった風体だが、 その実態は網目状の装甲からセンサーユニットが覗く異形。どちらかといえばアメンドーズ。 さらに、知覚用の触媒としてコーラルを用いているのか、センサーユニットには赤く禍々しい光が揺らめいている。 この部分はカラーリングで設定できる部分と独立しているため色を変更することは出来ない。 ▷IB-C03C HAL 826 コアパーツ。大柄な見た目通り重量級・高負荷のコアで、穴のない装甲値にAPも高め。ジェネレータ出力補正/供給補正もしっかり確保されている。 ただし姿勢安定がとても低いので、使うにあたっては頭部・脚部の選択肢が狭くなりがち。 アサルトブーストや拡張機能使用時に仏像の光背あるいはデザイナー繋がりでアクエリオンじみたリング状ユニットが立ち上り、とても印象的なシルエットとなる。 ▷IB-C03A HAL 826 腕部パーツ。各種パラメータが軒並み平均値以上確保されている万能型。 ▷IB-C03L HAL 826 脚部パーツ。重量寄りの中量2脚で、姿勢安定性能と積載上限に優れる。 耐爆防御が薄めであること以外に極端な欠点がなく全体的に高性能な脚部である。 ★内装パーツ 先述の通り、すべてのカテゴリのパーツを開発している。エフェメラに用いられるものは「生物の部位」を由来とした名前となっている。 ▷IA-C01B GILLS 「エラ」の名を持つQBリロード特化型ブースタ。無人機に使う前提で「人間の耐G限界を全く考慮に入れていない」とされ、0.3秒という最速のQBリロード時間によりQBを素早く連発できる。 QB推力やQB噴射時間は控えめで、QB一回分の移動距離自体は短いため小刻みな移動になる都合上、距離を動く時の燃費は悪く、ABも苦手。 特に近接推力に至っては全ブースター中ワースト1。プラズマ投射機等の踏み込みモーションが無い、または武器自体に独自のブースターを持ち近接推力の影響を受けないレーザーランス以外の格闘武器は空振る事が多くなるので組み合わせない方が無難。 ▷IB-C03B NGI 001 こちらもAC用ブースタ。特にQB推力と噴射時間に優れ、それ以外の推力も上位でQBリロード保証重量も高い。 しかし、あらゆる行動の消費ENが大きいため息切れも早い。わかりやすい大推力・大消費型で、ENさえなんとかなれば万能。 ▷IA-C01F OCELLUS 「(蜘蛛などの)単眼」の名を持つFCS。ブッチギリに高い近距離アシスト性能を持つ近距離戦特化型で、ミサイルロック補正も低めではあるが最低というわけではない。 EN負荷もそう高くはなく、近距離戦に志向したAC6では非常に強力なFCSとなっている。 しかしレギュ1.07にて近距離アシストに加えて、ミサイル適性が何と初期FCS以下にまでガタ落ちさせられるナーフを受けてしまった。 近距離アシストに関しては依然全FCS中トップではあるが前レギュまで程の精度は無く、寧ろミサイルを始めとしたロック武器との組み合わせが最悪になってしまったのが一番痛いか。 ▷IB-C03F WLT 001 万能型のFCS。中距離戦の適正に突出しながら近・遠距離の補正も平均以上に高い。全距離・全武器に不足なく対応できるが、とにかくEN負荷が高い。 情報導体としてコーラルを使用したと明記されており、地味ながらコーラルの可能性を感じさせる存在でもある。 ▷IA-CO1G AORTA コーラルジェネレーターの軽い方。隠しパーツの一つであり、チャプター3のミッション『無人洋上都市調査』の道中で拾うことができる。 重量は軽量級と中量級の間といったところでジェネ全体で見れば軽めの方。その軽さに反して出力と容量がそこそこ高めなため、一見すれば優良パーツに見える……かもしれないが、問題はEN補充性能と供給復元性能。 EN補充性能は後述する「IB-C03G NGI 000」すらも下回る238とぶっちぎりのワースト1、供給復元性能も333とワースト2。足を止めてから回復が始まるまでに恐ろしく時間がかかるというピーキーを通り越したトンデモジェネレーターなのである。 しかし、あちらと同じく復元時補充ENの数値がこれまたぶっ飛んでいるため、下手に足を止めて普通に回復を待つよりも一度ENを使い切ってしまった方が復帰が早いという特殊な使い方が求められるのである。 …といった具合の説明に落ち着くのだが、実の所後述の重量級技研ジェネと比較してもそこまで容量や出力、復元時補充ENが飛び抜けているわけでもなく、それでいて軽いことには軽いが他の軽量級ジェネより中途半端に重いということもあり、「敢えてこのジェネレーターを選択する」という場面が考えにくい難儀な一品だったりもする。 ▷IB-C03G NGI 000 コーラルジェネレーターの重い方。こちらも隠しパーツの1つで、ミッション中に集められるコレクター要素「戦闘ログ」の回収報酬としてもらえる。報酬ランクは9。 全ジェネレータ中2位の容量・同じく2位の出力(*1)を併せ持ちながらも、重量は「中量級になんとか載せられなくもない」レベルに抑えられているという、 全方位に隙の無いハイスペック優等生ジェネレーター。 ……と旧作プレイヤーは早合点するかもしれないが、残念ながら6のEN周りは容量と出力だけではない。 そう、このジェネレーターの実態は、出力・容量に次ぐ最後の重大パラである「補充性能」を徹底的に切り捨てている超絶ピーキーなジェネレーターなのである。 EN補充性能250、供給復元性能312という数値は他の追随を許さない最悪レベルの性能であり、なんと消費アクションから回復開始まで(他のアセンにもよるが)約3~5秒もかかってしまう。 出力自体は極めて高いため、一度始まってしまえば回復自体は爆速なのだが、6において無防備な4秒間という時間はあまりにも長い。 ミッションならともかく、対人で使用する場合は消耗→回復までの4秒をなんとかごまかす対策が必須。 ただし、ここまでは真っ当な使い方をした場合の話。 このジェネレータの真価は、3300という圧倒的な復元時補充ENにある。先に述べた通りEN補充性能よりも供給復元性能のほうが高いため、ENゲージを空にしたほうが回復開始までの隙が短く、 なおかつ回復が始まった瞬間に容量の75%が回復してしまうため、わざとゲージを空にするという前代未聞の運用法に特化したジェネレータなのである。 うっかり奈落に落下してしまっても状況とアセンによっては落ち着いてENをカラにすれば復帰できるという驚異の立ち回りが可能。 本作ではクイックブースト、アサルトブースト、そして近接武器でENを大きく消費するので、これらを多用してENを補充しては捨て補充しては捨て……という戦法にマッチする。 また、4秒近いEN回復のタイムラグさえ凌げば、空中にいても容量の8割近いENを回復できてしまうので、供給補正の高いコアと落下速度が遅いホバタンやホバリングで非常に長く空中に留まれる四脚と組み合わせることで無限飛行機体を組むことすら可能。 これにミサイルや爆発武器を組み合わせた爆撃機系や引き撃ち系のアセンが対戦で猛威を振るっている。 …が、猛威を振るいすぎたのがいけなかったのか、Ver1.07のアップデートにおいて要の復元時補充ENがナーフされてしまうことに。 それでもまだ3100と圧倒的な数値を誇って入るものの、以前と同じ感覚で使おうとすると思わぬところで足元を掬われかねないので注意。 地味にEN射撃武器適性も110→102と下がっているため、EN武器を用いたアセンにも向かなくなってしまった。 因みにコアの拡張機能にアサルトアーマーを選択してコーラル系ジェネレータを搭載すると発動時のエネルギー爆発が赤色に変わり、攻撃属性もコーラル属性になるというちょっとした要素がある。 コーラル属性の攻撃はACパーツの防御属性には存在せず、故に通常タイプのジェネレーターを積んでアサルトアーマーを当てた時より与えられるダメージ量がやや大きくなるので、攻めの姿勢を重視するならアサルトアーマーとセットでの運用がお勧め。 ★AC用武器 プラズマやパルス技術を使用した、独特な武器類。コーラルを使用したものも多く、それらはコーラルの群知能に働きかけて制御しているらしい。 コーラルを使用した武器は攻撃属性が「コーラル属性」となっており、敵の装甲値の影響を受けない特性がある。 エフェメラが装備するものは「天体に関連する用語」、HALが装備するものは「WLT」か「NGI」の型番を持つ。 ▷IA-C01W2 MOONLIGHT シリーズ恒例の「MOONLIGHT」の名を冠した光波ブレード。近接武器だが緑色の光の刃を飛ばして遠距離攻撃を行う。チャージ時には巨大な光刃を扇状に飛ばし、水平広範囲を薙ぎ払う。 弾速が遅いものの威力は高く、大きな判定を持った光波が飛んでくる様は攻撃される側としてはかなりの威圧感がある。 レギュ1.06からはジェネレーターのEN武器適性が乗るようになったが、言い換えればジェネレーターを選ぶようになった事で積む為の敷居がやや上がってしまった。 しかし条件(BASHO腕+150ジェネ)を揃えてのチャージ攻撃の破壊力はロマン溢れる物がある。 ▷IA-C01W7 ML-REDSHIFT コーラル発振器。上記MOONLIGHTのコーラル版で赤く輝く光刃を放つ。通称「赤月光」。 モーション等は通常版と同じだが攻撃属性が異なるほか、通常攻撃寄りに調整されている。 レギュ1.06で月光がジェネとの組み合わせに気を使わねばならなくなったがこっちは変わりないので、取り回しのしやすさでは軍配が上がるかもしれない。 なお下記のコーラルライフルの方もだが、名称の「REDSHIFT」は「赤方偏移」という天目学用語で、遠くから届く光がドップラー効果で赤い波長に変異して観測されるという現象のこと。(*2) ▷IB-C03W2 WLT 101 コーラル発振器。ほぼコーラルブレードと言ってよい代物で、真っ赤な光刃で斬りつける。 通常攻撃は上から叩きつけるようなモーションにより縦移動に強く、チャージ攻撃では極太のブレードで前方を薙ぎ払うド派手な攻撃が可能。 ▷IA-C01W1 NEBULA 「星雲」の名を持つプラズマライフル。連射速度が速く高火力だが、弾数が少なく装備負荷も高め。チャージ攻撃では爆発範囲が広がるほか、弾一発あたりの火力も上がるのでチャージして撃つのが基本。 対戦では弾の少なさが問題になりにくく、爆風で回避困難な弾幕を張れるこの武器は対戦における強武器とされていたが、後のアップデートで弱体化を受けチャージ時の火力が下げられている。 ▷IA-C01W6 NB-REDSHIFT コーラルライフル。NEBULAのコーラル仕様で、爆発が多段ヒットする連鎖爆発に変化している。もちろん属性もコーラル属性のため、標的との属性相性を考慮する必要がない。 爆風がフルヒットした時の火力はこちらのほうが高いものの、チャージ時の爆発範囲が小さくなっているため額面通りの火力を出すのは難しい。 ▷IB-C03W1 WLT 011 同じくコーラルライフル。ごく小さな爆発を起こす通常射撃に加え、一段階チャージで爆発範囲と攻撃力の上がった弾を、フルチャージで極太の照射ビームを放つ。 照射ビームは撃ちながら照準を動かすことで薙ぎ払いも可能だが、長時間足を止めてしまううえ照準移動速度も遅くなるため足の速い的に当てるのは至難。 ロマンも装備負荷も悪名高いKRSVに並び、特にEN負荷はKRSVを超えるので、使うならこれを積む前提で機体を組む必要がある。 ▷IB-C03W4 NGI 028 コーラルシールド。他のシールドとは異なり球形のバリアで全方位からの攻撃を防御できるうえ、展開したまま左手を含む射撃武器を自由に使える。ダメージ・衝撃のカット率も良好。 さらにパルス兵装からの干渉も受けず、装備重量も軽め。一応、非常に高いEN負荷と発熱の多さが難点だがそれを含めても強力な装備といえる。 ▷IA-C01W3:AURORA 「極光」の名を持つ光波キャノン。敵を追尾するエネルギー弾を発射する。挙動はミサイルのそれだが、あくまでエネルギー弾なのでミッションで一部の敵が使う対ミサイルデコイの影響を受けない。 特筆すべきはジェネレータのEN射撃武器適性に応じて単発火力が上がり、リロードまでも短縮される(*3)という点。 EN武器は皆そうだが、ジェネレータの選択は機体構成への影響が大きいので機体を組むうえではなかなか悩ましい武器である。 ▷IB-C03W3 NGI 006 コーラルミサイル。文字通りコーラルを内蔵したミサイルで、鈍足・高威力のミサイルという点でシリーズ恒例の大型ミサイル枠。 追尾と推進にもコーラルを使っているらしく赤く輝きながらふらふらと飛翔し、着弾すると大きな爆発が起きる。 ミサイルとしては珍しいことにチャージ攻撃が可能で、チャージ時は威力が上がり爆発範囲も広がるうえ、無数の子弾をバラ撒いて集団で敵を追い回すようになる。 ▽主な使用者 何れもストーリー根幹に関わるのでネタバレ注意(折り畳み) ▷惑星封鎖機構 ウォッチポイント・アルファの深度3、最奥部の高炉の防衛システムの一部として無人型のEPHEMERAを密かに配備していた。 装備はネビュラと月光、両肩に光波キャノンで距離を取っての撃ち合いを主体にしつつ、隙あらば月光もガンガン振ってこちらの接近を阻んで来ようとする。 おまけにコアの拡張機能にはターミナルアーマーをセットしており、相対するミッション「地中探査-深度3」ではチャンバーを破壊したことで暴走を始めた高炉から制限時間内での脱出を強いられる中で、上述の戦法と相まって道連れを狙わんと時間稼ぎをしようとしてくる厄介な相手となっている。 ▷ハンドラー・ウォルター 「ルビコンの開放者」ルートのラスボスとして最後のアイビスシリーズことHAL826一式にコーラルライフルとコーラル発振器、コーラルミサイルにコーラルシールドとコーラル尽くしの武装で固め、大気圏に突入していくザイレムの甲板上で対峙する。 その他のアイビスシリーズとは違いあくまでACの範疇の相手であるものの、火力が非常に高い上に360度を守るシールドのお陰で粘り強い。 距離を離すとミサイルで相手の気を反らしながらコーラルライフルの単射と1段階チャージ撃ちを使い分けつつ、ジワジワ距離を詰めて発振器の一太刀やブーストキックを狙い、スタッガーを取られようものならライフルのフルチャージ照射や発振器のチャージ攻撃を決めようとしてくる。 更には拡張機能にアサルトアーマーまで持っているので、焦って近接を仕掛けようとすればカウンターで叩き込まれることも。 対処を間違えれば瞬く間に消し炭にされるが、全体的に大振り気味な武装ばかりなので一つ一つをしっかり見極め、最小限の被害で抑えていけるようにすれば一番楽なラスボスと言えるかもしれない。 ▷エア 「賽は投げられた」ルートの一環として、アリーナのインテグレーション・プログラムの中でも暗号化等で秘匿されていたACデータの一つとしてEPHEMERAベースの「エコー」という機体データをハッキングして使用、621に模擬戦を頼んでくる。 ネビュラRSに赤月光、肩にはそれぞれコーラルミサイルとコーラルシールドと惑星封鎖機構の使っていたEPHEMERAとウォルターのHAL826の武装それぞれを折衷したような構成で、コアの拡張機能にはパルスプロテクションを装備。 戦法も封鎖機構のEPHEMERAと似ているが、こっちは武装が全てコーラル属性なので火力だけならHAL826に匹敵する程。 後に本ルートのラスボスとの戦いでは窮地に立たされた621の下へエコーの実機を駆り、救援に駆け付けてくれるという熱い展開が待っている。 ▽特殊兵器 すべて自律兵器・無人兵器で、制御や動力にコーラルを使用しているためか「C兵器」と呼ばれる場合もある。作中で型番等が明かされていないものが多く、攻略本や設定資料によって判明したものが大半。 いずれも冗談のような外観・機能を持っており、「狂人の集まり」という評価も頷けるというものである。 ネタバレ注意(折り畳み) ▷IA-13 シースパイダー 「ウミグモ」の名の通り蜘蛛のような外観の大型兵器で、作中では惑星封鎖機構が運用する機体が登場する。 詳細は個別項目 へ。 ▷IA-02 アイスワーム 「氷ミミズ」の名を持つ推定全長1.3kmにもなる巨大兵器。ただ移動するだけで破壊を振りまく怪物である。 あらゆる攻撃を通さない重装甲で身を固め、唯一の弱点である顔面にも二重のバリアを張る鉄壁の防御能力を持ち、無数のミサイルや子機、アサルトアーマーのような範囲攻撃など、攻撃手段も豊富。 詳細は個別項目へ。 ▷IA-05 ウィーヴィル ウォッチポイント・アルファ深層にいる「ゾウムシ」の名を持つ無人機動兵器。ヘリアンサス型より数も少ないが、脅威度はこちらが上。 二足歩行型の上半身にグレネード等を搭載しており、複数で登場した上にとんでもない移動速度で横移動しつつ10連ミサイルやグレネード、果ては飛び蹴りまでして襲ってくる高機動・高火力機体。 おまけにEN・実弾に高い防御力を持ち、3周目のとあるミッションに登場した時はヘリアンサス型と連携しての波状攻撃で数多の621を葬り去った。 ただし、爆発系に対しての防御が低いことと、一定時間走り回ると数秒だけ止まるチャンスがあること、飛び蹴り前後の動きに隙ができる事から決して勝てない相手ではない。 ちなみに実ダメージと武器のカタログスペックを比較して推測される防御力はウィーヴィル・ヘリアンサス共に同じで、おおよそ実弾 1575、EN 1807、爆発 177ほどである。 ▷IE-09 ヘリアンサス ウォッチポイント・アルファ深層を徘徊している「ヒマワリ」の名を持つ自律型破砕機。外見からはコーラルの存在を感じさせないが、コーラルを動力にするC兵器のひとつと思われる。 見た目は巨大な歯車で、そこらを転がりまわる姿に既視感を抱いた621は多いと思われる。 ふざけた見た目とは裏腹にACでは追いつけないほどの超高速で地上を駆け巡り、遠距離からミサイル、近距離で火炎放射、接触すればガリガリ削られて大ダメージのうえ、生半可な銃弾はことごとく弾く重装甲…と走攻守揃った隙のない戦闘能力を誇っており、後述の弱点を突けないと成すすべもなく轢き殺される可能性が高い。なんで自律型の破砕機にミサイルやら火炎放射やらがついてるのか? 加えて、だいたい複数体で固まっており、1体を相手し始めると他の歯車からの襲撃も受ける羽目になる。トドメにやたら硬くて速くて火力も高い重MTまで2体ほど一緒に出てくる始末。 計9体出現するが、全てバトルログ持ちなのでログ収集をするなら各一回は撃破しないといけない。 このミッションの撃破対象ではないため、クリアするだけなら戦う必要は無い。出現する場所の上には橋がかかっており、ここを渡れば襲ってくるのは1体だけで済むのでABなりで突っ切れば完全スルーも可能。 実は側面が弱点であり、そこに攻撃を叩き込むとあっさりとスタッガーして転倒する。都合よく狙えるタイミングは少ないが、火炎放射の最中などは側面をこちらへ向けてくれるので狙い目。 また、跳弾が発生しない爆発属性武器なら側面を狙わなくてもよく通る。高速だが直線的な機動しかしないため、通常の4~10連装ミサイルや4連ハンドミサイルを撃つと面白いように突き刺さるのでお試しあれ。 また馬鹿正直に突っ込んでくるためパルスシールドランチャーに覿面に弱く、二つ積んで撃っているだけで勝手にスタッガーして転がっていく。数少ないパルスシールドランチャーの輝く場面である。ウォッチポイント・アルファ深層に持っていくとアイビス戦で地獄を見るけど 3周目では序盤の分岐ミッションで群れをなして撃破対象として登場し、序盤だからと舐めてかかった多くの621を葬っていった。 余談だがこいつらが転がってくる音に謎の嫌悪感を抱いた方はお気づきかもしれないが、この音はエルデンリングの英雄墓ダンジョンで数多のプレイヤーの命を奪ったチャリオットのSEと同じだったりする。おのれフロム ▷IB-01 CEL 240 ウォッチポイント・アルファ最深部で遭遇する自律兵器。 コーラル破綻を防ぐために開発された安全装置「アイビス」シリーズのひとつだが、作中で登場するアイビスシリーズが少なく、最も印象的なのがこの機体なので単に「アイビス」と言った場合たいていこいつを指している。 ビットによる弾幕でこちらを翻弄しながらブレードやレーザーを叩き込んでくる。 通称ルビコニアンデスキュベレイ(*4)。 搭載されている武器は全てコーラルを用いており、ハンドラー曰く"コーラルに関わる危機を未然に防ぐためのルビコンの安全装置"とも呼ばれる、いわばルビコンの抑止力。 コーラル集積地に近づく621を排除すべく襲いかかってくる。 チャプターボスでありながらラスボスと同等以上の強さを誇り、圧倒的な機動力と広範囲攻撃でなすすべなく倒されたプレイヤーも多い。 移動中はほとんど攻撃が当たらないし一見棒立ちっぽくてもQBでガンガン避けるせいで闇雲に攻撃するとジリ貧となるが、一部の攻撃の前後には明確な隙があるのでそこが狙い目となる。 また苛烈な攻撃の数々も、距離をとって落ち着いて誘導切りをすれば案外あっさり避けられるものが多いので、隙の大きい攻撃が来るまでは距離を離して回避に徹し、チャンスが来たら一気に接近してスタッガーに持ち込んだ上で大火力を叩き込むというのが一つのセオリー。 ある程度慣れれば、高速軽量機で懐に飛び込んでからニードルガンなどで一気にスタッガーを取り、格闘でごっそりAPを持っていく戦術も有効。コイツ自体はスタッガー耐性もAPもボスとしてはさして高くない為、上手くいけばリペアキットを使用するまでもなく畳んでしまえる。 そして、一度倒しても行動パターンが強化&追加されて復活し、一本目のAPを削りきって安堵したプレイヤーを絶望の底に叩き込んでくれる。 逆に、やや脆いことから「次がある」と感じたよく訓練されたプレイヤーもいるかもしれない。 攻撃はより苛烈となるが、基本的なセオリーは最初と変わらないので、慌てて無理攻めをせず丁寧に隙をうかがおう。 なお、実は確定で大きな隙を見せるタイミングがある。ここにチャージ攻撃などを叩き込めれば大幅なタイム短縮になるため、Sランククリアを目指す際は狙ってみよう。(*5) こいつとの戦闘において特徴的なのは、機体そのものもさることながらそのステージの広大さ。 アイスワームのそれと同等かそれ以上であり、そこを縦横無尽に飛び回りながら襲ってくるのだからたまらない。 こちらも対抗して高機動ACに乗った日には作中屈指のハイスピードバトルが繰り広げれられることになる。 名前の由来は3サイレントラインに登場したIBISのセルフオマージュか。 オービットをバラまきながら戦うスタイルもIBISが最後に繰り出した機動兵器「I-CFFF-SERRE」っぽい。 アップデートで誘導が弱体化され、動きの止まる大技を避けてその隙に重い一撃を叩き込むというターン制攻防が採りやすくなった。 誘導以外は特に弱体化されていないようなので、慣れない内は翻弄されることに代わりはないが。 余談だが、追い求めているコーラルが目前だからか、はたまた目をかけた621がアイビスを倒す光景に思うところがあるのか、いつも冷静なウォルターの通信はこの戦闘に限ってかなり興奮気味。さながら授業参観か運動会を応援に来た父親のよう エアも同胞の声がよく聞こえるからか喋りまくるので、二人の様子は実況と解説に例えられたりもしている。 ちなみに他のチャプターボスと違い、「賽は投げられた」ルートでは戦わない。 ▷IB-07 SOL 644 CEL240と同じくアイビスシリーズのひとつ。細く流麗なCEL240とは対照的にマッシブな造形で、ボスに相応しい威圧感を纏う。作中ではレイヴンの火ルートにて621と袂を分けたエアが持ち出し、ラスボスとして立ち塞がった。通称:どすこいエアちゃん号(*6) やはり性能はACの比ではなく、コーラルシールドを展開しながら凄まじい瞬発機動で翻弄しつつコーラル兵器による苛烈な攻撃を仕掛けてくる。 フレームに変形機能(大股を開いたような形態になる事から通称「恥ずかし変形」)が備わっており、飛行形態でコーラルを纏って突進したり、砲撃形態で超出力のビームをぶっ放したりする。 ▽コーラル関連技術・施設 ▷強化人間 旧世代型とされる第6世代までは「Cパルスで人間の知覚を増幅する」技術を用いているようで、描写から脳にコーラルを注入していることは間違いないと思われる。 技研が発祥の技術だがイグアスのような例もいるため、星外にも技術が拡散している模様。 詳細は強化人間の項目へ。 ネタバレ注意(折り畳み) ▷ルビコン技研都市 物語の終盤、Chapter4にて足を踏み入れることになる、全ての始まりともいえる巨大都市。 中央氷原に存在するウォッチポイント・アルファの地下、高度計が機能しなくなるほどの超大深度に隠されていた。 廃墟と化した都市はもはや人が住める状態ではなく、多くの建物は罅割れ崩れ、さらに地盤すらもズタズタに崩壊し、各所で亀裂や陥没により寸断された状態になっている。それでも多くの建物が原形をとどめているのはこの世界の技術力の高さを示すものだろうか。メリニット謹製の大型グレネードにもびくともしないメリよ。 そのような状態でも未だ無人の防衛兵器が生きており、半世紀という時の流れをまるで感じさせない戦闘力でもって侵入者を迎撃してくる。 なお、様々な謎の残る本作でも特に多くの謎を抱えた場所でもある。 なぜこんな地下深くに存在するのか、周囲を照らす陽光の如き明るさはなんなのか、別のミッションでそれが夜のごとく変化しているのはなぜか。 ウォルターが技研都市を見つけた際、「やはりか」と呟いたのはなぜなのか…… ▷バスキュラープラント 上記のルビコン技研都市の中央にそびえ立ち、天蓋のごとく都市の上を覆う超巨大建造物。地中よりコーラルを吸い上げて貯蔵し、そして星外へ運び出す為の設備。 技研が遺した遺産の中でも最大にして最も危険な代物で、初めて621が目撃した時は大深度地下の技研都市に残骸が残っていたいやなんでこんな馬鹿でかいものが地底に埋まってるんだよ程度であったのだが、物語後半でアーキバスが構造を解析、復元される事になる。 復元、伸延されたその姿はルビコンという星に突き刺さる巨大な杭、もしくは宇宙へと枝葉を広げる樹木のようにも見える。 本作に登場する建造物の中ではグリッドさえ凌ぎ、ルビコンの熱圏にまで到達する名実共に最大級の物であり、この世界の建造技術の異常なまでの高さをまざまざと見せつけてくる。 なおバスキュラープラント(Vascular Plant)とは「維管束植物」のこと。外皮下に多数の細管を持つ一般的な植物で、根から地中の水を吸い上げ、幹や葉へ送る構造を持つ。ルビコンの地下を流れるコーラルを吸い上げる様を例えたものだろうか。 また、Vascularとは「血管」を意味するため、血のように赤く、ルビコンの命ともいえるコーラルを吸い上げるPlant「工場」ととることもできる。 ▷ウォッチポイント ルビコン各地に点在する、埋蔵コーラルの観測と流量調整を行っている施設。ウォッチポイント・デルタ、エンゲブレト坑道、ウォッチポイント・アルファの3箇所が登場し、基本的に惑星封鎖機構の管理下にある。 センシングバルブと呼ばれる装置でコーラルを制御しているらしく、このセンシングバルブを破壊されるとコーラルが噴出して一帯が汚染される。地中の支脈で繋がっている遠隔地にも影響を及ぼすらしく、ウォッチポイント・デルタを破壊した際にはベリウス北西部が吹き飛んで消滅し、大陸の形が変わってしまっていた。 ウォルターの発言によれば通常はそこまで大規模なコーラル噴出には至らないらしく、作中ではコーラル潮位が上昇していたためにこうした事態に至った模様。 ◎関連人物 ネタバレ注意(折り畳み) ▷ナガイ教授 かつて技研でコーラルに関する研究を行っていた科学者。 アイビスの火で犠牲になった者の一人であり当然当人が登場することは無いが、ストーリー中では彼が遺した口述筆記のアーカイブがいくつか取得できる。 コーラルの危険性にいち早く気が付き警鐘を鳴らす、第1助手の非人道的研究に懸念を示す、研究に没頭し家庭を顧みなくなった第1助手の息子を引き取ってラボで養育するなど、ACシリーズの科学者キャラとしては稀に見る善良な人物であったようだ。 ある時コーラルの相変異の兆候を観測し、コーラルの爆発的増殖による危機を防ぐべく、苦慮の末に毒を以て毒を制すと言わんばかりにコーラル技術の結晶の一つたるアイビスシリーズを使って星ごとコーラルを焼き払わんとする決断を下し、アイビスの火を熾すこととなる。 またアーカイブの内容から、アイビスの火が一時しのぎでしかないことも、観測を続ける必要があることも認識しており、その意思を受け継いだ者たちがオーバーシアーを結成した模様。ストーリーでは上述のように教授の残した口述筆記をルビコンの各地で入手出来る他、ミッション「集積コーラル到達」ではとある地点に放置されている技研ACの残骸からアイビスの火発生時に撮影された教授の最後の映像記録を取得でき、逆説的にアイビスの火が起きた時にそのACに搭乗していてそのまま残骸が棺桶になってしまっている可能性が考えられている。 ▷第1助手 ナガイ教授の助手の一人。 教授とは正反対にコーラルの研究に取り憑かれ、コーラルの人体投与によってCパルスで人間の知覚を増幅出来るか試みる実験を行うなど、後の強化人間に繋がる事を推し進めていた。 「理屈は通っていても許されるものではない」とナガイ教授が強い難色を示す程、次第にその研究ぶりは非人道的、あまりにも危険性が高い方向へ傾き、更には技研全体もその方向へと向かっていって教授曰く"狂った成果"を次々と生み出してしまう。 妻帯者であり息子が一人いたが、妻子を犠牲にして研究に没頭し、終いには自分自身に対してもコーラルを投与して実験していたフシがあるなど救いようの無いレベルまで堕ちており、残された息子は上述のように教授に引き取られ、アイビスの火が起きる以前に「友人たち」を頼って木星へと渡っている。 その後は教授や技研諸共、アイビスの火に巻き込まれ死亡した模様。 ▷第2助手 ナガイ教授の助手の一人。 若い女性であることと玩具作りを趣味としていること以外の詳細は分かっていないが、狂気に呑まれつつあった技研の中で教授に同調していた側の人物であり、ルビコンを焼き払った後のコーラル観測を託されていた。 技研の生き残りであるが、現在の動向は不明。 仮に生存していればどう見積もっても70〜80代前後の老齢に差し掛かっていると思われるが… ◎考察 ネタバレ注意(折り畳み) ▷パーツの名称 技研製ACパーツの命名法則は一定しておらず、由来は天文学、医療、自然現象、生物学など様々。 そんな中で明確に意味を見出だせないのが「NGI」と「WLT」だが、このふたつは番号違いで何度も使われている。NGIはコーラル研究の第一人者であったナガイ教授から取られていると見て「ナガイ教授が開発に関わったものにNGIと付けているのではないか」とする説もある。とすればWLTは… ▷第1助手とウォルターの関係 断片的に示されるウォルターの経歴と照らし合わせるとこの「第1助手の息子」と符合する点があり、その息子こそ幼き日のハンドラー・ウォルターで、第1助手はウォルターの父親なのではないかと見られている。 ▷第2助手とカーラの関係 カーラの発言や経歴からして第2助手本人であろうというのが有力だが、「アイビスの火の生き残りにしては(容姿が)若すぎる」設定の答えになるような情報が出されていない(*7)ため、ウォルターと同じようにカーラも第2助手の近親者なのではないかという説もある。 ほかには冷凍睡眠などで事が起きるまで眠っていたのではないか?という説も。 カーラが作っているRaD製品と技研製兵器に類似点、更に言えばRaD製品には何処か玩具っぽさが見られることもよく指摘される。 さらに、作中拾えるアーカイブの中に「技研メンバーらしき人々を描いたイラスト」と「ブルートゥ+RaDの面々らしき者達を描いたイラスト」があるのだが、そのどちらにも「髪を結びタバコらしきものを片手に持つメガネの女性」が描かれている。 後者のイラストには「女の人が一番偉くて賢い」「どっかで見たような気がする」というメモも付随しており、作者である戦場画家STVは何らかの理由でカーラらしき女性に見覚えがあるものと思われる。 追記修正は、コーラルに人類の可能性を見出した方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 建て乙。半世紀前でこの技術力ってイカれてる……。 -- 名無しさん (2024-01-17 01 50 14) コーラルリリースがそもそも技研資料から掘ってきた=技研にはコーラル生命体とその可能性を知っていたものがいることから第1助手はコーラルと最初に交信した結果一人で色々先走ってしまったのではという考察がある あとコーラル生命体が劇中確認できる2体+疑惑1名が軒並み女性人格なのはコーラルに散逸した妻の意識が元になってる説も -- 名無しさん (2024-01-17 09 45 58) ルビコニアン車輪骸骨 -- 名無しさん (2024-01-17 10 56 30) 「Rubicon III Resarch Institute」は正式名称というより単なる英語表記だろう……まあこの世界何語が公用語なのか分からんけど -- 名無しさん (2024-01-17 17 50 51) シュナイダーの頭空力ぶりが発覚してから相対的に変態企業(?)の立場が薄れたイメージが -- 名無しさん (2024-01-17 18 19 59) IA-C01G AORTAのゲーム内説明文は意味が分かると怖い内容。これが試作パーツじゃない恐怖 -- 名無しさん (2024-01-17 19 01 14) ヘリアンサスは第二助手関わっていそう 実際戦うと笑えない… -- 名無しさん (2024-01-17 22 56 54) エフェメラとHAL826の型番を見ると「IA」が無人、「IB」が有人のように見えるけど、それだとCEL240やSOL644も元は有人機ってことでいいのかな -- 名無しさん (2024-01-19 02 12 57) ↑有人操縦対応のエフェメラとHAL826の型番がIA-「C」01、IB-「C」03とあるから、数字の前にCが付くモデルが有人操縦対応型じゃなかろうか。 -- 名無しさん (2024-01-19 14 58 48) 技研全体がコーラル大量消費と利用の流れになってる設定の割に、所長の一声で2日とかからずアイビスの火起こせたのが気になる。全員研究に没頭しすぎてナガイ教授の動きに興味なかったのか? -- 名無しさん (2024-01-20 11 24 01) 教授派と第一助手派に分かれてたのかも -- 名無しさん (2024-01-22 01 02 26) 技研の職員がアイビスの火を止める理由ないじゃろ。止めたら全員死ぬ、止めなかったら避難できるって形なんだし。セリアが技研に確保されてないならリリース計画も実行できないし -- 名無しさん (2024-01-22 01 30 08) 全部推測の域は出ないが、仮にも研究者集団のトップにいるナガイ教授に従う人間がまったくいないとは考えにくいし(というか仮にそうなってたらトップから降ろされてるだろう)、大きく分けてナガイ教授派と第1助手派の2つに派閥が分かれてたと見てる。それなりに協力者がいればアイビスの火は起こせるだろうし、逆に技研が一枚岩じゃなかったからコーラルを焼き切れず一時しのぎにしかならなかったとも考えられる。 -- 名無しさん (2024-02-01 19 11 20) コーラル武器の群知能に働きかけてコーラルに指向性を持たせる技術も元々はコーラルリリースの為の研究の副産物なのかも -- 名無しさん (2024-05-29 10 31 57) ↑2 情報ログでも「アイビスを出せ!」って命令するような文章があったし、協調する部下がいたのは間違いないやろうね -- 名無しさん (2024-05-31 10 27 00) オセラス遂にナーフか、ロック武器は実質積めんからミサイル載せたいけど近距離アシストも確保したいって時はベイラムのアボットになる形かな -- 名無しさん (2024-09-20 08 48 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vipmistral/pages/55.html
ブルーコーラルで毎週月曜に挑戦できるアトラクション F型でもA型でも優秀なグリッドウィングが手に入る カンストまで虚無僧グリッドで通す貧乏人は虚無僧グリッダーと崇められる 頂点を目指すなら何としてもとっておきたい一品 聖羽とかキツネとか買えない貧乏人は必ず参加すること いまイベ品をみんな取ってしまってグリッドに行く必要がなくなってしまったが 「グリッド行きたいんですけど・・・」って言えば イケメンが連れてってくれるので恥ずかしがらずに言うこと これがあるだけで狩りに大きな差が出る が、マップ内でのHP瞬間回復(ヒール小、焼きそばなど)は禁止 1人でも死亡すれば全員が失敗、再挑戦は1週間後になるので 大事なのは死なないこと ブルーコーラルはカウル武器屋の裏のフィリッポに話しかければいける ブルーコーラル右の方にいるファウスティーノに話しかけることで挑戦できるが この時一度でも話しかけるとキャンセルしても挑戦権利が消費される 月曜ならいつでも挑戦できるがいち早く手に入れるため 日曜の夜、0時前から恐怖の家前に集合しておき、日が変わると同時に出発が主流 月曜日は大体9時30分ごろに出発する 最近はもう体装備も皆揃ってきたため行かない事も多い でもイケメンを募集すれば一緒に行ってくれるはず ※2012年12月現在月曜22時からがおおいかもしれない行きたければとにかくスレかチャットで叫べ + グリッド補正と比較表 S H F I M X A Q C 参考価格 グリッド 4-7 4-7 10-13 10-13 6-9 6-9 6-9 6-8 4-7 無料 聖ブレスウィング 6 6 12 12 8 8 10 8 6 6000NP サンバドラム 0 0 0 0 0 15 0 0 15 2000NP きつね尻尾 7 7 13 13 9 9 11 9 6 6000NP 最近わかったことメモ アナイスの精霊テスラはカウントされる クマは白根 イソのスキルは全部カウントされる 大人数で行くよりメテオテチか巨乳の砲撃だけでやったほうが成功率は高い というよりそれ以外でクリアできてない どんな事するの? 20分で2600匹雑魚狩り、雑魚は低レベルの攻撃1発でも死ぬほど紙 高DEFの高レベル数名(4名以上)が働けば低レベルはニートできる、メテオやミラがいると非常に楽 しかし、ニートしすぎると討伐数が2600匹に届かず失敗することがあるので注意 マップ内でのHP瞬間回復(ヒール小、焼きそばなど)は禁止 敵は物理攻撃オンリーなのでDEF装備で固める チームを組み、リーダーはブルーコーラルのファウスティーノに話しかける 選択肢がでるから難易度を選択する。基本上級だから20分を選ぶ アナイスは熊・精霊を出すなよ!たぶん討伐数にカウントされてない 準備するもの 必須 ソーセージサラダ他HPを回復する食品 死なないか不安な奴は… 防御POT(大) 上級への参加の最低ラインはLv50程度 護衛はつくので防御P準備して死なない自信があるならLv60以下だろうときて構わない 次の週までにLv60↑いくって人はどうぞ 入ったらどうすんの? 開幕即、部屋の隅にダッシュ 低レベル組は一箇所に固まって高レベルに護衛してもらう HPが減ったら食品で回復、残り10分になったら防御POT(大)を使って何が何でも生き延びろ + 難易度別ノルマと必要DEF 下級( 5分)コース: 300匹以上でクリア F合計37でblock 中級(10分)コース: 956匹以上でクリア F合計120でblock 上級(20分)コース:2600匹以上でクリア F合計190でblock
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/470.html
「IB-C03HAL826、起動。試験運用を開始します。」 アーキバスHAL-826 IB-C03 HAL 826 A 所属 アーキバス フレーム IB-C03:HAL 826シリーズ アーキバスが技研都市を制圧後発見したアイビスシリーズのひとつであり唯一の有人機であるHAL-826をアーキバスがリバースエンジニアリングした実験機。 アーキバスバルテウスと違い武装はそのままで、試作コーラル兵器も解析、複製している。 機体色は実験機であるため黒を主体にオレンジと白が差し色となっている。 ちなみに、オリジナルはハンドラー・ウォルターをファクトリーにて加工を施した後、搭載され、621によって破壊されている。 余談だが、ブランチと呼ばれた傭兵集団と思しき者がこれをリーク、HAL‐826のパーツ設計が流出したものと、予備パーツと思しきものが闇市などで流通されるようになったという噂がある 「傭兵がなんだ!この機体が...HALさえあれば...俺は!」 量産型HAL HAL 826 A‐MP 所属 アーキバス フレーム VP、HAL混成 HAL-826の設計を基に、アーキバスが自社パーツと組み合わせた機体。HAL-826の廉価版の設計の一つ。 「コーラルを用いない」ことを設計目的として設計されており、コーラル兵器を一切持たない。 ある研究員が試しにシミュレーションでコーラル照射装置を装備させた状態で動かした結果、「最大出力で照射するとジェネレーターの供給が足りず、コーラルが逆流し自壊する」ことが判明したため、現状コーラル兵器を運用することはない。
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/473.html
「状況を整理するぞ、ヴァッシュ。 オラトリア・スクリアを撃破するには、 以下の手順を踏む必要がある」 降り注ぐ弾幕は雨か嵐か。 棘鞭のように纏わりつく誘導弾はその軌跡から 無数の逆棘を伸ばして駆け抜けるクアッドリガーの 生存可能領域を絞り、各所で間欠泉のように 噴き上がるコーラルはマグマのように熱を帯びる。 随所で水面から湧き上がったコーラル粒子が 凝集して、浮遊機雷のように行手を阻む。 そして、続々と参集するアラレズ編隊が盾となり、 弾丸となり主の周囲を飛び回る。 オラトリア・スクリアの隷下に敷かれた バスキュラープラント天盤を満たす コーラルの全てが、ヴァッシュ達の敵だった。 「思ったよりも100倍くらい難儀だな! 我ながら面倒な奴を起こしてしまったものだ!!」 何やら調子のいいことを言っていた奴が いた気がするが、現実は厳しい。 「オラトリア・スクリアの急所、すなわち デソレイション・コーラルが集積しているのは 後頭部のコーラルレセプターだがその周囲は コーラルリリースに伴い爆縮現象が発生しており、 こちらが放つ攻撃は全て吸収される。 近接格闘などもってのほかだ。 叩くならばその制御を司るメインプロセッサ、 すなわち頭部だがここはアイスワーム同様の 二重のコーラル障壁で厳重に防御されている」 オラトリア・スクリアの平面図を適時 ポイントしながら、ヴィルが作戦目標を説明する。 「セカンダリシールドを抜くには、ボスが 用意したアンチコーラルパルスが有効だろう。 問題は、プライマリシールドだが。 差し当たって、これを破壊する手段がない」 「この期に及んで行き当たりばったりかよオイ!?」 チャティが引き継いだ説明内容は、 今も必死にオラトリア・スクリアの猛攻を 凌ぐヴァッシュを落胆させるには十分だった。 「それについては、こちらに当てがあります。 少し、お時間をいただけますか」 通信回線に割り込んだ人工音声は、 レイヴンの乗機、WLT621からのものだ。 「エア姉ちゃんがそういうならきっと大丈夫だよ! 今は、少しでもオラトリア・スクリアの力を 削ぐことに集中しよう。 さすがにあいつも、体が大きすぎて 全身を障壁で覆うことはできないんだ。 武器を一つ一つ潰していけば、火力を削いで 本体にもダメージが与えられるはずだよ!!」 つい今しがたまで、当のスクリアを制御していた エセリア自身の言葉ならば、信じてもいいだろう。 「要するに、そこら中手当たり次第に ブッ壊せってこと? ハッ!わかりやすくて助かっちゃうわねェ!!」 VOBをパージし、本格的な戦闘に突入した ラカージュの面々もピーファウルの号令で散開し、 それぞれの得意とする標的へと挑みかかっていく。 下手に距離を取れば、スクリアが従える コーラルによる空間ごと圧砕するが如き 物量の暴力で圧倒されてしまう。 少しでも距離を詰め、その懐に潜り込んで その大規模攻撃を交わすしかない。 背後に展開した翼から分離した端末が 艦船規模の巨大ドローンと化して上空に逃れた ヴァッシュとアシュリーを狙う。 クアッドリガーを制御するアシュリーの 本来の乗機は、直進特化のアリオーン。 高速での突撃戦ならお手のものだ。 天翔る戦馬車の如きクアッドリガーの 機動を巧みに制御し、ドローンの射線を スクリア自身の翼で遮る。 翼の内側の迎撃砲台が騒がしく機銃弾で 迎撃してくるが。クアッドリガーは側面装甲に コーラルシールドを発生させてこれを寄せ付けない。 そればかりか、壁面ギリギリに肉薄し砲台の射角の 内側に潜り込み、ヘリアンサス・ホイールからの 火炎放射で道すがらの砲台群を次々に焼き払う。 業を煮やしたスクリアが振り上げた 多連装アームの先端でコーラル粒子が スパイクを形成し、クアッドリガーを 捉えようと次々に迫るが、アシュリーの巧みな 手綱捌きがその隙間を次々にすり抜けていく。 右の肩口を背後に回ったクアッドリガーの双頭に 光が満ち、放射されたコーラルブラスターの 深紅の炎が右翼のレーザー砲塔を直撃。 交差するように薙ぎ払われた二つのブレスが 二刀の如く基部を引き裂き、脱落した 砲台がコーラルの海へと沈んでいく。 怒りに吠えるスクリアの注意が逸れた隙に、 レイヴンのRaDバルテウスが接近する。 対空迎撃を図る砲塔群の頭上から降り注ぐ コンテナクラスターミサイルがその行手を薙ぎ払い、 追い縋るコーラル誘導弾の群れまでも焼却する。 コーラルミサイルの迎撃を真正面から交差しつつ グラインドブレードで切り裂き、 爆圧の後押しを受けてさらに加速。 ゼロ距離からボレーガンでハッチを 叩き割ったところでハイ・オシレーターの フルチャージショットを叩き込み、 内部に満載されたミサイルを誘爆させる。 アーマードコア単騎の戦闘力を遥かに上回る 戦闘力を振るうイレギュラーの猛威は、 オラトリア・スクリアの巨体をして圧倒していた。 しかして。敵もまたさるもの。 更なる追撃を図らんとして再突入体制に入った ヴァッシュとレイヴンの目前で、 オラトリア・スクリアの全身が不穏な光を帯びる。 「レイヴン、退避を!!」 エアの警告はむしろ、ヴァッシュの窮地をこそ救った。 危うく身を翻したクアッドリガーの背後で、 オラトリア・スクリアの巨体を覆う特大の アサルトアーマーが弾け、纏わりつく敵機を退ける。 「まずいぞ、ヴァッシュ!この間合いは・・・!!」 仕切り直しを図るスクリアの意図は功を奏した。 RaDバルテウスやクアッドリガーの搭載武装が届かぬ 遠距離から、コーラルレーザーやミサイル、そして コーラルブラスターによる怒涛の反撃が襲いかかる。 十重二十重の圧倒的な火力の猛攻は、 戦場に満ちるコーラルが齎す莫大なエネルギー 供給がなければ到底凌ぎきれなかっただろう。 「クッソ、こっちはどんな飛び道具も 届きゃしねぇってのによ・・・!」 大きく振りかぶったスクリアの巨大な爪は、 ヴァッシュの逃げ道を塞ぐように大きく広がり、 正確にその退路を塞いでくる。 「人類に牙を剥くばかりがコーラルの本質ではない。 それもまた否み難き事実だが」 はるか上空から、炎を纏い降り来る渾身の一刀。 ヴァッシュ達を切り裂かんとしていた 3本の爪を、一撃の元に斬り飛ばす。 「過ぎたる過ちに囚われた者に、我らの行く末を 委ねるに能わず───因果焼却、仕る」 紅蓮に燃え盛る巨剣を二刀に分かち、仁王立ちに 立ち塞がるは『ルブルムブラム』アシュレイ。 「父上・・・!!」 久方ぶりに聞く娘の声に、武骨者の眦が微かに綻ぶ。 「よくぞ戻った・・・ヴァスティアン・ヴァッシュ。 義父として、其方の戦ぶりに敬意を表する」 「気が早ぇよオイ!?」 ヴァッシュは今更にして気づく。 なるほど。この父にして、この娘あり。 「おやおや。まさか、言い逃れはするまいね? お前さんの愛の叫び、儂らもしかと聞いておるぞ? よもや、男児に二言はあるまいな?」 一足遅れて来援したのはデンドロフィリア。 両腕から放たれる赤と青の光芒が、 シュラディアートルへ群がるアラレズ編隊を撃滅する。 「貴方の情熱的なプロポーズ、私も胸が震えました。 これもまた、人が産み出す素晴らしい音楽の一つとして 私のアーカイブに残し、後世に伝えましょう」 そして、ペデスタルドローンにシュラディアートルを 懸架し、空輸していたハロゥ。 「残すな!伝えるな!!俺の居場所がなくなるゥ!!」 本来ならば喜ぶべき増援だが、予想以上に外堀が 埋まっている事実にヴァッシュは改めて頭を抱える。 「うはは!安心しろ!!お前の面倒は 私が一生見てやるぞ!!・・・逃さんからな???」 戦場の真ん中とは思えぬ弛緩した空気だが、 アシュリーの底抜けな明るさを頼もしく想う自分を、 ヴァッシュはもう否定しようとは思わなかった。 「ハァ〜〜〜っ!あーた達!!浮かれポンチも結構だけど そういうのはまた後にしてちょうだい!!」 完全に外野扱いで思わずため息を吐いたピーファウル、 その隣に立ったジャックスナイプが思わせぶりな 流し目で恋人に熱い視線を送る。 「妬けてしまうね。若い二人に負けてはいられないな!」 グリッドピアサーがホバリング状態で撒き散らす ロケット砲弾にバズーカ、そしてそれらの爆炎を貫き走る スナイパーキャノンの一撃が、迎撃砲台を次々に破壊し、 その隙間を縫って飛ぶPEACOCKの近接戦闘を援護する。 ただ一人、VOBをつけたまま飛び回るシュトラウスが ヒットアンドアウェイの爆撃を繰り返し、 上体を真後ろに向けたまま器用に障害物をすり抜けていく バジャーリガーが囮となって照準を引き受けている間に、 ディアーチルが懐に飛び込んで破壊の限りを尽くす。 勢いを増した傭兵達の反撃が、オラトリア・スクリアの 戦力を寸刻みに削ぎ落としていく。 彼我の規模の差を考えれば、あり得ない状況だった。 「我々の・・・計画が・・・!?」 自らの戦術予測を覆す戦況を鑑みて、 オールマインドは切り札を繰り出す。 オラトリア・スクリアの背部ハッチが展開し、 格納されていた機影が出現する。 「───イグアス、対処を!」 IB−07 SOL644改。 オールマインドが技研から回収し、秘蔵していた アイビスシリーズの一体に、オールマインドが統合した 戦術AIを搭載した、マインドシリーズの最終到達点。 航空形態で飛翔する銀灰の機影は、赤い光跡を引き連れて、 脇目も振らずレイヴンの駆るRaDバルテウスを追跡する。 「・・・よぉ。今度こそ潰してやるよ、野良犬」 オラトリア・スクリアへの再突入を図る621の行手を阻み、 人型形態へと転じたSOL644が両腕からブレードを発振、 側面からバルテウスへと斬りかかる。 素早くロールをかけて角度を調整し、 グラインドブレードで応戦を図るレイヴンだが。 「そんなもんか?ガッカリさせてくれるぜ」 あろうことか、斬撃を受け止めた本体の背後から さらに同型の機影が2体。左右から挟み込むように 波状攻撃を仕掛けて、右のボレーガンと 左のグラインドブレードを切り飛ばす。 「レイヴンッ!?」 まだ、こんな戦力を隠し持っていたのか。 正面の巨大な敵にも比肩しうる新たな脅威の出現に、 援護を図り舵を切るヴァッシュの前に割り込むのは、 技研が残した巨大兵器、Cスパイダーが2体。 左右から展開した脚部にブレードを発振したまま 高速回転を加えて挟み込むように接近してくる。 「かわしきれんか・・・受けるぞ、ヴァッシュ! 歯を食い縛れ!!」 クアッドリガー左右のヘリアンサスホイールを 高速回転させ、迫り来る斬撃を辛くも凌ぐが。 その衝撃で弾き飛ばされたクアッドリガーから ガルブレイヴが脱落する。 体制を崩したヴァッシュの姿を眼下に睨んで、 2体のC兵器の集中砲火がガルブレイヴへと降り注ぐ。 危機に陥った両雄による攻勢が失われたことで、 オラトリア・スクリアもまた勢いを盛り返す。 天に轟く、一際大きな咆哮と共に、 眼下のコーラルの海に嵐が生まれる。 逆巻く怒涛はまさに天変地異の如く、 縦横無尽に巻き起こる海嘯で荒れ狂う水面から、 無数の竜巻がコーラルが上空へと舞い上げる。 雲霞の如く上空に蟠る粒子からは無数の雷霆が 降り注ぎ、戦場全体を包む猛攻に逃げ場はない。 取り囲むAC部隊も反撃の隙を見出せず後退し、 各々に強敵と対峙するレイヴンとヴァッシュの 苦境はいよいよ絶望的な状況になっていく。 「俺は、てめぇが妬ましかった・・・! このルビコンで名を上げるはずだった俺を尻目に、 悠々と壁を越えて、ワーム殺しを成し遂げて、 灼けた空の上で英雄になったお前が!!」 雷鳴が駆け巡る戦場を、随伴機と共に駆け巡る イグアスがRaDバルテウスを翻弄する。 左右から次々に打ち込まれるレーザーとキャノン、 そしてブレードの全てを回避することはできず、 RaDバルテウスを守るパルスアーマーが遂に破られる。 ACS負荷限界。動きを止めたバルテウスを、 SOL644の両肩両腰に備わったキャノンの一斉射が襲う。 「ビジター、退避しろ。俺もそうする」 チャティのコアモジュールを内蔵したヘッドセンサーと 621が強制パージされた直後、最大規模のコーラル照射が バルテウスを飲み下し、内蔵ジェネレーターが爆発する。 「知ってるぜ」 木っ端微塵に爆破されたバルテウスには目もくれず。 SOL644は随伴機とともにレイヴンへ踊りかかる。 展開したオシレーターが3機分の斬撃を受け止めるが、 機体の規模が違いすぎる。 押し負けた621を脅威的な速度で包囲した SOL644が三方からのレーザーで猛攻を加える。 「ここからが鬱陶しいんだ、てめぇは」 窮地に追い込んだはずの仇敵を前に、イグアスは むしろ最大限の集中を以て決着に臨んでいた ───はずだった。 散布されたコーラル粒子が一斉に爆ぜる。 こちらの放ったコーラルビームを飲み込んで 巻き起こる爆炎で、視界が埋め尽くされたその一瞬。 展開したコーラルドローンが背後を捉え、 振り向いた随伴機の頭部を最大出力の射撃が貫く。 爆炎の中へ斬りかかった随伴機の胸を、回転する オシレーターの穂先が貫き、かちあげられた その躯体を、至近距離で解き放たれた アサルトアーマーの一撃が吹き飛ばす。 瞬く間に2体。随伴機を血祭りに上げた レイヴンが、イグアスの振るうブレードの 出鼻を、ブーストキックで撥ね除ける。 「ケッ・・・最高にイラつく野郎だぜ、 てめえはよォ!!!」 だからこそ。全てを擲って宿敵との決着に臨んだ 自分の選択に、イグアスは確かに満足していた。 いつ果てるともなく続く猛攻を遮り、 ヴァッシュの前に進み出たアシュリーが シースパイダー2体の火力をシールドに受け止める。 「もういい、十分だ!退がれ、アシュリー!!」 ヴァッシュは訴えるが、操縦桿を握る手は震えている。 これ以上無茶を重ねれば、おそらくもう引き返せない。 彼女が望んでくれる以上、なんとしてでも 生き延びたいが、そのためにこれ以上 無理をすれば、その願いは果たせない。 「らしくないな、ヴァッシュ!私が知るお前は、 そんなケチなことでは迷わないぞ!!」 ヴァッシュの逡巡を払うアシュリーの叫びと共に、 目前でコーラルシールドが限界を迎え、 クアッドリガーがバラバラに砕け散る。 その言葉に顔を上げたヴァッシュが、意を決して 分解したクアッドリガーの只中へと飛び込む。 「後先など考えるな!心のままに戦え! お前の背中は、私が預かる!!」 両の側壁は翼に。台座は背に、装甲は腰に。 メインスラスターは脚部に接続され、 分解したクアッドリガーのパーツが、 ガルブレイヴに新たな力を齎す。 クアッドリガー、全開駆動モード『アフラ=マズダ』。 規格外の巨体に、クアッドリガーとガルブレイヴ、 2体分のコーラルジェネレータの出力が駆け巡る。 「───レディ」 あとは───巡る血潮に火を点けるだけだ。 「・・・ブラストッッッ!!!」 ヴァッシュは胸を力強く叩き、ラストステージに至る 最後のイグニッションを起動する。 駆け巡るコーラルが雷光となって迸り、 迫り来るシースパイダーの追撃を跳ね飛ばす。 ───そればかりか。 アフラ=マズダの両翼を成すコーラルディスラプターから 伸びるケーブルが、パルスを放つ。 降り注ぐコーラルビームを駆け抜けた波紋は、 コーラルをヴァッシュの意思に染め上げる。 勢いを失ったビームが、アフラ=マズダから放たれる コーラルの波動と一体になって主を穿つ火箭に化ける。 思いがけぬ反撃に回避すらままならず、蜂の巣になった シースパイダー、その脆弱化した構造を、 アフラ=マズダの両翼から射出された ヘリアンサス・ホイールが一刀の元に破砕した。 「出し惜しみはもう止めだ。 この血の全部を火に焚べて、俺はアイツをブッ飛ばす。 あとは任せたぜ、アシュリー!!」 新たな脅威の現出を感知したオラトリア・スクリアが 向ける敵意の視線を正面から睨み返し、 アフラ=マズダを共に駆るアシュリーが、 堂々と胸を張って請け負う。 「うむッ!それでこそ、私のヴァッシュだ!! 遠慮はいらん!思うがままに暴れろ!!」 SOL644とWLT621。 それぞれに、アイビスの系譜を受け継ぐ両者の 激突は完全に伯仲していた。 「透明だ・・・気分がいい」 振るうブレードの悉くは弾かれ、 撃ち交わす砲火は互いを捉えるに至らず。 限界機動で交錯する度に、畏れと歓びが ない交ぜになった熱い感情が迸る。 ずっと求めていたものに、やっと手が届いた気がする。 追いかけ続けてきた存在に、ようやく辿り着いた、 その充実が、イグアスを熱く駆り立てていた。 「今度こそ、俺が勝つ。 それだけが、俺に残された全てだ!!」 潔いまでに全てを捨てて、 ただ一つの輝きへがむしゃらに手を伸ばす─── その途上を、招かれざる影が行き過ぎる。 「イグアス、援護します。決着を急いでください」 オールマインドの采配により差し向けられた アラレズ編隊がレイヴンを包囲して追い回す。 オラトリア・スクリアの周辺防御をかなぐり捨てて、 その総力を結集した大群がWLT621を追い詰める。 そうだ・・・この際、プライドは抜きだ。 お前を倒せれば、それで─── 「本当に、そうなのですか? それで貴方は満足できるのですか??」 思考に割り込む耳鳴りが、不意に焦点を結ぶ。 今度こそ、はっきりと聞こえた。 目前の怨敵から発せられる、人ならざる囁きが。 ずっと、イグアスを苛んできた幻聴の正体が。 「・・・憧れていたのでしょう?レイヴンの姿に!! だからこそ、貴方には、貴方が満足できる 勝ち方があるはずです!!」 「バッ・・・ふざけるな! 誰が野良犬なんぞに・・・!!」 心中の核を捉える言葉。 彼自身、その名前さえわからなかった感情を 引き摺り出され、イグアスは目に見えて狼狽えていた。 その動揺を見かねて、オールマインドが横槍を入れる。 「イグアス。今こそ強化人間C4ー621を倒して、 貴方の力を証明するのです。 そのために私に協力を申し出たのでしょう?」 SOL644の鋼鉄の躯体が、 まるで人間のように頭を抱えて身を捩る。 「うるせぇ・・・俺に指図するな! お前ら───まとめて消えろォ!!!」 迷いを振り解くように、イグアスはを中心として 拡がるパルスが、飛び交うアラレズ編隊の機能を奪う。 「イグアス、何を・・・??」 オールマインドには、理解できない。 イグアスを捉える妄執はあまりにも泥臭く、 愚直で、どこまでも一途だった。 「理解できません。 取り込むべきでは・・・なかった・・・」 「これで、俺とお前だけだ。 今度こそ・・・消えてもらう」 改めて身構えるSOL644に、エアのため息が水を差す。 「ハァ・・・それで、いいのですか??」 「・・・はァ?」 虚をつかれたイグアスが動きを止めたタイミングで、 エアはここぞとばかりに畳み掛ける。 「この場での決着を急ぐことに、 意味はあるのかと聞いているのです。 貴方がレイヴンと真の意味で 実力を競い合いたいならば、状況を整えるべきだと、 そう言っているのです。 そもそも。貴方の機体はACですらありません。 そんな物に頼って勝って、 本当に貴方は胸を張れるのですか?」 すらすらと理屈を並べ立てるエア、その言い分は、 確かにイグアスにとっても無視できない物だった。 「貴方は確かに強くなった。初めて戦ったときを 思えば、驚くほどにレイヴンに近づきました。 いずれ、互角以上の実力を身につけるでしょう。 そのとき改めて、誰にも邪魔されず、 対等の条件で雌雄を決すればいい。違いますか??」 何やら、失礼な言い草が含まれていた気はするが。 なるほど・・・筋は通っている。 「ケッ。幻聴如きが俺に説教とはな。 まぁいい・・・気に入らねぇが、乗ってやる」 「ご理解いただけたようで、何よりです。 では、レイヴンがこの場を生き延びるためにも、 力を貸していただきましょうか・・・ちょうど、 私の方も準備が整ったところです」 エアの言葉に応えるように。 上空からプラントを睥睨する光が一つ、瞬いた。 周囲を取り巻くAC群が齎す損害さえも意に介さず。 オラトリア・スクリアの目は アフラ=マズダだけを見つめていた。 けしかけるミサイル群に榴弾砲の爆撃、 天から、地から、怒涛となって押し寄せる 嵐のような猛攻、その悉くを。 目前の矮小な存在は、真っ向から打ち払ってみせた。 1対の主腕と3対の副腕、その全てが一斉に火を吹き、 嵐のような砲撃がアフラ=マズダを覆い尽くすが、 コーラルブラッドの最終段階に到達した ヴァッシュの意思は、コーラルにとって 命令系統の最上位に位置していた。 飛来する飛翔体がコーラルを含む限り、 それがアフラ=マズダに届くことはない。 たなびくディスラプターが発するパルスが 弾道を捻じ曲げ、それはむしろ オラトリア・スクリアを貫く箭となって逆襲を図る。 自らの放った攻撃に加え、アフラ=マズダ自体の 火力も同時にオラトリア・スクリアを襲う。 放たれたグレネードガンはコーラルを纏い、 着弾点で即席のコーラルカクテルを形成して その爆圧を倍加させる。 その威力は、右の副腕を根こそぎにへし折って なお余りあるほど。 彼我のサイズ差を無視した脅威を 消し去らんとして、オラトリア・スクリアが、 持てる最大級の火力を解放する。 開かれた顎門の奥、凝集されたコーラルの 輝きが特大規模のコーラルの奔流となって、 アフラ=マズダを直撃する。 オラトリア・スクリアの判断は正しかった。 「流石にこの量は防ぎ切れないかも・・・!!」 エセリアの危惧する通り。 機体規模の差を理したシンプルな物量攻撃は、 アフラ=マズダの処理能力の限界を超える。 目前を走るコーラルの流れだけを捻じ曲げて 直撃を交わすが、それとても。 どこまで保つかわからない─── 「・・・エネルギー臨界。充填率、200%。 外しはしない・・・巻き込まれるなよ」 真紅に満たされた戦場を貫いたレーザーは、 目も醒めるような鮮やかな蒼。 封鎖衛星から降り注いだ最大出力の狙撃は、 過たずオラトリア・スクリアの額を撃ち抜いていた。 「託したぞ───戦友」 その言葉に、621が天を仰ぎ・・・ そして深く、頷いた。 「プライマリシールド消滅を確認。出番じゃぞ、ハロゥ!」 デンドロフィリアを乗せたペデスタルドローンが、 千載一遇の好機を逃すまいと突出する。 「承知いたしました!私の奏でる鎮魂歌で、 病める怨讐を鎮めてご覧に入れましょう───!!」 Dコーラルを不活性化するアンチコーラルパルスを 打ち込むには、ハロゥ以上の適任はいない。 デンドロフィリアがシールドとドローンを展開し、 強引な突入を助けるべく奮戦するが、 それでも迎撃に当たる砲台やアラレズの反発は凄まじい。 「今一度、貴女の剣になると誓ったからには」 押し返されそうになる敵陣の最先鋒を、 炎と共に切り開くは『ルブルムブラム』アシュレイ。 大剣を薙刀に組み替え、嵐のような回転斬撃で 妻のゆく道を切り開くが、その勢いはなお凄まじい。 質量で問題を打開せんと図るスクリアが差し向けた ドローンは6基、その一々がビルにも比肩する巨重だ。 「我は『応報剣』!!怨霊如き、何するものぞ!!!」 シュラディアートルは止まらない。 ドレッドノート・エグゼクターの異名そのままに、 迫り来る巨大質量を当たるを幸いに 斬って、斬って、斬りまくる。 それとても・・・4本までが限界だった。 折れた双腕に代わり、身を盾にドローンを受け止める。 機体を貫く鋒を確と捉えて、めり込んだドローンを 振るい、最後の一本を叩き折る。 「征けぃ!我が屍を越えて!!」 破壊はコックピットまで及んでいた。 致命傷を負い、流血に塗れた夫の姿を見届け、 ハシュラムは切り開かれた血路を押し通る。 「さぁ、お受け取り下さい! 我が生涯で最高の絶奏をお届けいたしましょう!!」 ドローンに装備されたパルスガンから放たれた アンチコーラルパルスが、カーラの遺志を実現する。 オラトリア・スクリアの頭部に走るコーラルの光が 漆黒の結晶と化して力を失う。 析出は全身に行き渡り、巨体を支えていた動力は 瞬く間に失われてコーラルの海へ沈んでいく。 「我々の計画は、まだ終わっていません。 バスキュラープラントの集積コーラルを使って、 コーラルリリースを実行します」 オールマインドの声と共に、暴走状態に移行しつつある コーラルレセプターに急速にコーラルが収束していく。 朱に縁取られた漆黒の虚無がその規模を拡大し、 オラトリア・スクリアが自壊することさえ厭わず 野放図にその規模を拡大していく。 「オイオイ!ここまできてそりゃねぇぜ」 強烈な引力場を発生させる暗黒から逃れる 僚機たちの間を縫って、アフラ=マズダが オラトリア・スクリア目掛けて全速で飛び込んでいく。 「おい野良犬!これで終わりとは言わねぇだろうな!?」 その後を追うようにレイヴンとイグアスも コーラルリリースの渦中へと飛び込んでいく。 破滅に至る刹那。最後の輝きを見せた オラトリア・スクリアが、残る最後の怒りを 燃やし尽くして最大出力の抵抗を図る。 渦巻き逆巻く、豪雨のような弾幕が行手を阻む。 「翔べ、ヴァスティアン・ヴァッシュ! 命の限り高く!!」 アシュリーの力強い言葉が、 ヴァッシュの迷いを蹴り飛ばす。 向かい風を切り裂くように、アフラ=マズダが 暴風を掻き分けて一直線に突っ込んでいく。 凄まじい圧力を前に、ヴァッシュもまた負けじと 持てる力の全てを振り絞る。 その手に、足に、首筋に。更なる亀裂が走り、 急速に不活性化していくコーラルが ヴァッシュの全身に析出し、飲み込んでいくが、 それでもなお前進は止まらない。 「お前がどれほど遠くに行っても───」 並び立ち逆風を切り裂くのは、高機動形態に変形し ブレードを展開したSOL644。その上には、 WLT621が搭乗し、展開したオシレーターの 障壁で数限りなく迫る障害を押し除けていく。 迷いなく、燃える命の全てをこの一撃に注ぎ込む。 その覚悟で持って、叩き込む終の一撃。 脚部にセットしたヘリアンサス・ホイールが、 渾身の力を込めて突き立てたハイ・オシレーターが、 オラトリア・スクリアの頭部を貫き、打ち砕く。 「私が必ず、捕まえる!!!」 溢れ出すデソレイション・コーラル。 そこに込められた数多の苦衷の声に負けじと、 ヴァスティアン・ヴァッシュは魂の限りに吼えた。 輻輳しコーラルの水面を震わせたアサルトアーマーは、 集積コーラル全体にその爆圧を波及させていく。 そこに込められたレイヴンの、ヴァッシュの意志が 満ちるコーラルを震わせ、それはやがて、 集積コーラル全体を揺るがし、飲み込まれた オラトリア・スクリアを完膚なきまでに焼き尽くした。 ─── そればかりか。 レイヴンが火種となって活性化したコーラルの炎は、 バスキュラープラント全体を駆け巡り、 ついにプラントそのものを業火に飲み下して破壊した。 燃え爆ぜ、天へと立ち上ったコーラルは ルビコンの大気の循環に沿って 再び惑星全体へと拡散していった。 それらが再び集積し、有用な資源となるには また長い年月が必要になるだろう。 奪い合うべき資源が失われ、星外企業は 不毛な争いを続ける理由を見失い撤退していった。 いずれ、この星が再びコーラルで満たされる日が 来たとても。結果巻き起こった大災が 語り継がれる限り、此度のような無軌道な 争いが巻き起こることはもうないだろう。 多くの犠牲を伴い、惑星ルビコンⅢにおける 新資源コーラルを巡る一連の闘争は、 ひとまずの終熄を迎える。 残されたルビコニアン達は、残されたわずかな 恵みを縁に、これまでと変わらぬ、 倹しくも平穏な日々を送ってゆくことだろう。 多くの企業と同じく。 戦火に群がる独立傭兵達もまた、 焼き尽くされたこの星を旅立っていく。 独立傭兵団『ラカージュ』もまた、例外ではなかった。 「じゃ、少しの間お別れね、アシュリーちゃん。 エセリアちゃんがどんな姿で産まれてくるか、 楽しみにしてるわよ??」 ピーファウル達を見送る者は、アシュリーを含め三人。 「うむ。儂らはこの地に留まり、 コーラルの声に耳を傾けてて生きてゆく。 たまには、便りの一つもよこすがよい。 いい暇つぶしになる」 「あら?それは構わないけど・・・ あーた、しばらく退屈の心配はないんじゃない?」 興味深げなピーファウルの視線の先。 ハシュラムの隣には、見慣れぬ少年の姿がある。 「すまんが、私のことはくれぐれも内密に頼む。 『ルブルムブラム』アシュレイは、 バスキュラープラントで死んだ。 私はもう一度、この地で妻とやり直していくつもりだ」 ハシュラムの妻、アシュリーの父、 アシュレイ・ゴッドウィンその人である。 決戦の場で重傷を負い、生命の危機に陥った アシュレイを救ったのは、かつての好敵手に 紹介された『仙人模型』型義体であった。 「ふふ。まぁな。惚れた女の盾になり、 やり遂げて死んだつもりの男が、 子供の姿で蘇生させられたと知った時の 顔はなかなかの見ものじゃったぞ? 枯れた出立ちも悪ぅはなかったがの、 やはり儂はこの姿の方が好みじゃ」 怪しげな手つきでアシュレイ少年の首筋に 指を這わせ、ハシュラムが陶然と呟く。 「さて・・・何を着せてやろうかの? 最近では『かじゅあるおーぐめんと』なる 『こすぷれあいてむ』もあるというではないか。 さてさて、いつまで堅物面をしていられるか、 見ものじゃのう?」 堪えきれずびくりと身を震わせる アシュレイの姿を、隣に立つアシュリーも 食い入るように見つめている。 「・・・それは・・・いいな。とてもいいな」 アシュリーの瞳が、爛々と危険な輝きを帯びる。 間違っても、実父に向けて良い眼差しではない。 うーん、この母にしてこの娘あり。 「私も、ヴァッシュのために義体を用意せねば。 約束したからな。これを・・・着てもらうと」 10歳未満の女児向けと思しいスクール水着の名札には 『ゔぁっしゅ』の文字が。星外からの違法輸入品だろうか。 決戦の場を辛くも生き延びたガルブレイヴの操縦席に、 ヴァスティアン・ヴァッシュの姿はなかった。 残されていた一欠片の不活性コーラル結晶は、今も アシュリーのペンダントの中に封入されたままだ。 感傷じみた思い出の品などではない。 そこに刻まれた波形は、 コーラルの中に散逸したヴァッシュの意識を サルベージするための重要な手掛かりなのだ。 ドン引きしながらも見守る、その存在に気付かぬまま。 堂々と胸を張り空を見据えたアシュリーは、 決意を込めて力強く笑った。 「一度生まれたものは、そう簡単には死なない。 ───そうだろう、レイヴン?」 関連項目 アッシュガル グレイクレイン ピーファウル シュトラウス バジャーリガー ディアーチル ジャックスナイプ レイヴン(堕魅闇666世) 『ルブルムブラム』アシュレイ ハシュラム&ハロゥ エセリア クアッドリガー※画像を追加 RaDバルテウス 投稿者 堕魅闇666世
https://w.atwiki.jp/satou/pages/318.html
精密には、魚があらした記事はコーラルだけで無くフレアガン、ピラニアの記事も荒らしている。(特に凄かったのはコーラル) ここに、画像をいっぱい貼って!!(コーラルの記事は避難区としてもつかえる)つまり最高!!🥳🥳 image(画像ファイル名または画像URL)
https://w.atwiki.jp/asgard/pages/73.html
・鍛冶の基本は採掘から 難易度:★☆☆☆☆ クエスト説明:コーラルストーンを64回採掘しよう NPCの位置:霊巣食う炭鉱 入口前 Cooltime 1day 報酬:クエストポイント×1圧縮岩石×5コーラルストーン×10 達成条件:コーラルストーンを64回掘る
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/88.html
RANK 》未登録 ヴァスティアン・ヴァッシュAC // ガルブレイヴ 「オイオイ、ソイツはオレが見つけたお宝だぜ?それとも、アンタもここでジャンクになりてぇか?」 所属 RaD 強化世代 第9世代"相当"(*1) 14歳、男性。身長143センチ。 グリッド086を故郷とし、哺乳瓶でコーラルを啜り育った生粋のドーザー。 幼少期からコーラルに体を馴染ませた影響からか、周囲の危険を鋭敏に察知するその直感力を買われてRaDの外回りのジャンク回収を担当することになった。 トレジャーハンターを自称して譲らないヴァッシュの活動範囲は広範に渡り、時には遺棄されたウォッチポイントや現在進行形の戦場のど真ん中にすら堂々と飛び込む。 当然のように戦闘に巻き込まれることも少なくないが、相応の経験に裏打ちされた高機動戦闘スキルと逃げ足の速さで強かに生き延びている。 あくまでも本分は廃品回収業であり、傭兵としてミッションを受注することはないが、戦闘の気配を察知すればどこにでも出没し、誰よりも早くお宝を確保する。 基本的に戦闘には積極的ではないが、彼が目をつけたお宝に手を出せば、容赦ない反撃を受けることになるだろう。 技研の施設跡地から回収した旧世代の人工知能、「ヴィルヴェルヴィント(愛称ヴィル)」を旅の道連れとし、収穫物は彼が制御するハンガートレーラーに積載される。 荷を現地で売り捌くことも多く、交渉次第では、思いがけぬ掘り出し物も手に入れられるかも知れない。 乗機、ガルブレイヴは廃品捜索の利便性を考慮した空戦志向の高機動2脚型。 仕事で回収したお宝の中から選りすぐったパーツで構成され、その戦闘能力は一流の傭兵にも比肩する。 自衛を旨とした武装構成は継戦能力こそ今ひとつだが、大火力の大型ミサイルを交えた高速近接戦では侮れない瞬間火力を発揮し、時には自らの手でジャンクを生み出すことも珍しくない。 2023.12.14追記 特殊体質 コーラルブラッド 体内に出生以前からコーラルを取り込み続けた結果肉体が それを前提として形成された、コーラル適応変異体。 コーラルを肉体の一部として認識するため いわゆるコーラル酔いの症状は現れず、むしろ欠乏すると 貧血症状に近い状態になる。 血液を媒介としてコーラルを体内に循環させ、 その情報導体としての性質を利用して鋭敏な知覚と 優れた反応速度を発揮するが、現時点ではそれ以上の 特異性は発現していない。 レディトゥ・リヴェンジェンス以後 (原作チャプター4序盤) において機体を更新している。 基本傾向は変わらないが、ジェネレーター出力と 装甲、継戦能力が向上している。 画像データ:dm6の画稿 + ... 無名画家「dm6」のものといわれる画稿 ---------- dm6メモ 態度のでかいクソガキとその姉、だろうか やりとりを見ていると、立場は逆のようだが 法外な値段でガラクタを売りつけようとしてきた 道すがらに見かけた廃墟の話をすると、 目の色を変えてすっ飛んでいった。落ち着きがない 関連項目 投稿者 堕魅闇666世