約 126,776 件
https://w.atwiki.jp/hogwartslife/pages/284.html
/ i / i { / / | \ / / | 〉 前から怪しいとは思っていたが…… \ , , / 『彼』がホグワーツにいる限り、それ以上の \ i 、 / 調査は進まないと諦めかけていたが……。 |\ .ノ \ _,..イ i i | i ` <_,,.. 斗t=ニ7'゚¨迄汐イ7i i i | | | | V ……ようやく確証が手に入った。 | 八 [ ノ \{ j/ .i i | | i | | } | i心[ { ∥ | | | | | | | さっきの子には感謝しなくちゃね……。 jハ | i \ j{ | | | i | | 、 { } | | i |\ `t--‐ _,. <]| | i | | {^i | | | | | | / 7^ハr≦ | i | | | ] | /「 ̄| i | | / / ∥ | /7 | | i i | Viリ / | jハ | |i i j |// | | | | ̄ ̄{ ̄`` j | }/7 | | |' / /| ハ| | | .、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 【TIPS】:魔法省実験的呪文委員会、タクトの元恋人“憎悪” ドイツ出身のイギリス魔法省実験的呪文委員会の委員。 QBのメンテナンスをしてくれた。 キヨマロの中二病的ノリにも付き合ってくれるノリのいい人。 実は、タクトの30股の相手の一人。キヨマロ3年時で34歳。 変装し、名すら偽ったタクトに愛を囁かれていた。 キヨマロに染み付いた魔法薬の香りで、ホグワーツのタクトが自身の元恋人であることを確信。 タクトへのヴェンデッタ(復讐)を計画中。 タクトへの現在の感情は“憎悪”。 なお、合計スキルレベル150。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/kurage_korekore/pages/63.html
未解決の依頼を解決した場合などはここに報告してください。 左端のチェックボックスで返信する相手を選べます。(初期位置の場合は新規投稿) 名前 あいうえお - test (2020-09-06 21 59 59) ログを表示
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/12557.html
草案 捜査一課弐係 フーディン♀:柴田純 天才的な頭脳を持っているので ニョロボンorウィンディ♂:真山徹 ドリュウズ♂:野々村光太郎 ポフィン必携 メタグロス:近藤昭男 機械マニアなので アブソル♂:谷口剛 ユクシー:遠山金太郎 メロンパンが好きなので 捜査一課 アイアント♀:木戸彩 特性なまけ推奨 ユレイドル♂:壺阪邦男 しめつけバンド必携 コイキングorヒマナッツ♂:林田誠一 低個体値推奨 マニューラ♂:早乙女仁 ノブナガの野望の特性たかびしゃから その他 エリキテル♂:KEE キーのみ必携(名前ネタ) -- (ユリス) 2015-07-11 13 39 41
https://w.atwiki.jp/kurage_korekore/pages/64.html
あいうえお - test (2020-09-06 21 59 59)
https://w.atwiki.jp/keizoku_eroparo/pages/12.html
見つめ合っていた時間は1分にも1時間にも思える。 動いたのは真山だった。抱き寄せられ、柴田の膝から調書が滑り落ちた。 壁に押しつけ、唇を吸い、歯列を割って舌が入り込む。 舌先を刺激する煙草の匂いに、逃げ場のない息苦しさに柴田はくらくらして膝が震えた。 胸元に真山の手が伸びてきて、化繊のリボンが揺れた。 唾液が混じりあい、舌が絡みあってどちらのものかすらわからなくなる。 息苦しさに顔を背けると、首筋を舐め上げられ耳朶に噛みつかれた。 「ホントにいいわけ?やっちゃうよ?」 言葉では躊躇うくせに執拗な真山の愛撫に、柴田の身体が思わず跳ね上がる。 いつの間にか外されたブラウスのボタンが脇腹に触れ、自分が半裸になってることを知った。 「結構胸あるんだな。知らなかった。」 下着をつけていない柴田の胸を遠慮なく眺めた真山が「ブラくらいしろよ」と呆れたように呟く。 「なんか・・・目がいやらしいんですけど。」 「いやらしいことしようとしてんのに何言ってんだよ」 スカートとストッキングを一気に脱がせ、その下の赤い下着に視線を這わせた真山は、 ため息をついて下着の縁に手を掛けた。 耳まで赤く染めた柴田が顔を背けると、いきなり真山の手が柴田の胸を覆った。 親指の腹で頂点をこねられ、思わず身体が硬直する。 舌で舐められ、転がされ、甘噛みされ 柴田の身体が緊張と弛緩を繰り返す。 「ひっ!」 両足の付け根に湿った感触を覚え、思わず視線をやると 顔を埋めた真山が見えた。 真山の舌が執拗に一点を責めると、耐えかねた柴田から嬌声が上がった。 ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てる自分の下半身が自分のものではなくなってしまったような気がして 中を擦る真山の指にも、首を振る以外どうにもできなかった。 柴田の中が真山の指を締め付け、そして弛緩するのを見届けた真山は すっかり準備の出来ている自身に目をやり、 呆けて力の抜けている女の脚を抱え上げた。 「いれるよ。」 濡れた先端をあてがうと、慌てたように柴田が目を見開いた。 「あのっ」 「ん?」 「・・・い、痛いんですかね?」 「知らねーよ。俺、女じゃないし。」 「そ、そうですよね。すいません。お願いします。」 真山は柴田の震える脚を抱えなおした。 「いれるよ。」 「あのっ!」 「ん?」 「き、気持ちいいですか?」 「・・・まだ入れてないんだけど。頼むから静かにしてて」 ガッチガチに緊張している柴田を見て、「このままじゃ入るもんも入らねーな」とため息を吐いた真山は 柴田の緊張をほぐそうと唇を寄せた。 「あのっ!!」 「何だよ!」 「・・・やっぱいいです。」 真山の剣幕に怯えたような表情を見せた柴田はぎゅっと唇を噛み、目を閉じた。 真山は萎えそうになる気持ちをどうにか打ち消して、柴田の髪を撫でた。 「何だよ。言えよ。」 「・・・手を握っててもらえますか?」 潤んだ柴田の瞳に弱さと強さが入り混じって見える。 真山はぎゅっと掴んだ柴田の手のひらの冷たさに驚いた。 「緊張する?」 「は、はい。」 「ほら。こうしてたら怖くねーだろ」 「・・・はい。」 幾分か力の抜けた柴田の両足が持ち上げられ、真山が加減をしながら入り込む。 中の熱さに互いの息が荒くなる。何度か打ち付けると 柴田が眉を顰め、苦しそうに喘いだ。 「抜くか?」 「大丈夫・・・。」 柴田の表情を伺いながら、ゆっくりと奥まで入り込んだ。 二人の胸が重なり、刺激を受けた乳首がそそり立つ。 抜けかかるところまで腰を引き、ぐっと奥まで押し込んだ。 柴田の腰が浮き、ねだるように揺れているのに気付く。 硬くなった乳首を捏ね、舌を吸い、リズムを刻むように突き上げると 柴田の高い声が真山の口の中で溶けていった。 柴田の首筋に顔を埋め、激しく腰を打ち付けると 二人の間でぐちゅぐちゅと濡れた音が漏れた。 きゅうきゅうと真山を締めつけていた柴田の内部がさらにぐっと狭くなり か細い泣き声のような掠れた悲鳴を上げるとびくびくと身体を震わせた。 それを見届けると、真山はさらに奥まで届くように柴田の脚を抱えなおし 腰を突き上げ、本能のままに一気に達した。 「動くなよ」 「・・・ふぇ?」 真山の声に微かな反応を見せた柴田は、吹っ飛んだ意識を拾い集め 未だ自分に覆いかぶさる真山を視線だけで追った。 「さすがにね、中に出すわけにはいかないでしょー。」 疾しさを誤魔化すように、はたまた間を埋めるように言い訳を並べた真山は 柴田の腹部に飛び散った白濁した体液を拭い取ると、丸めたティッシュを放り投げ、柴田の隣に寝転んだ。 汗ばんだ柴田の額に張り付いた前髪を撫でつけた真山は、「柄にもないことを」と慌てて身体を離す。 漸く理性が戻ってきた柴田は足元に丸まっていた毛布を器用に足ですくい、肩まで引っ張り上げた。 「あのー」 すでにウトウトと眠りに落ちそうになっていた真山は不機嫌そうに柴田を見た。 「真山さんみたいに上手になるには、沢山の男性とこういうことをしないといけないのでしょうか?」 「俺そんなに上手かった?処女にそう言われるとは自信ついちゃうね。」 遠慮がちに肩に触れてきた柴田の指が、甘えるように真山の肌を引っ掻いた。 「いてて・・・じゃあさ、俺といっぱいしとけばいいんじゃん?」 「あ、そっか。その手があったか」 ほっとしたように笑顔を見せた柴田は長い睫毛を伏せ、真山の胸元に頬を擦りつけた。 真山は柴田の髪に顔を埋めると、すっかり慣れてしまった柴田の匂いに安心したかのように目を閉じた。
https://w.atwiki.jp/keizoku_eroparo/pages/15.html
「こ、ここは……どこ?」 柴田純は目を覚ました。どうやら自分は今ベッドの上に寝ているようだ。 「う、ううん」 身体を起こそうとしたが、起こせなかった。 「な、何ですか、これは!」 彼女の両手首、両足首が紐で縛られている。そして両腕両脚を大きく広 げた大の字の格好で、四本の紐がベッドの四隅にくくりつけられていた。 つまり柴田はベッドの上でハリツケにされた様に、四肢を完全に拘束さ れていたのである。 「ちょっと~、冗談じゃないですよ。わたしSMの趣味はないんです!」 うんうん呻きながら、逃れようとした。だが、ガッチリと縛り付けられ た紐は女の力ではビクともしない。 白のブラウスに茶色のジャケット、タータンチェックのスカート。幸い な事に着衣の乱れはない様だった。 どうして、こんな事になったのか必死で記憶の糸をたぐる。警視庁の資 料保管室で朝倉に関する資料を調べている時だった。いきなり後ろから、 頭をガンと殴りつけられたのだ。そして気を失った。その後、気がついた らこうなっていたのだ。 ――すると、わたしをこんな目に合わせたのは警察内部の人間? そんな馬鹿な。一体誰なの? 柴田が考えを巡らせていると、ドアが開 いて一人の男が入ってきた。 「ようやくお目覚めのようだね、柴田君」 意外な男だった。捜査一課の早乙女管理官である。 「さ、早乙女さん!」 「フフ、君がそうやって磔にされてる姿、結構似合ってるよ」 早乙女はいつものように、エリート然とした皮肉っぽいポーズでそう言 った。すると、早乙女の仕業なのか。 「いやですよ~。放して下さい。なんで、こんな事するんですか?」 天然の柴田らしく、いささか緊張感に欠ける口調の詰問だったが、管理 官はそれには答えず、彼女の下半身の方に近づくと、いきなりスカートを めくり上げた。 「きゃあっ!」 突然の蛮行に柴田が悲鳴を上げる。セクシーな赤いレースのパンティが 露わになった。 「ほほう、赤のパンティとは君のイメージとは違うな」 早乙女は、天然ボケのいつもの柴田のイメージと扇情的な赤いパンティ とのギャップを指摘した。 「わたし、赤のパンツしか持ってないんです!」 柴田は顔を真っ赤にしてそう答えたが、相変わらず、話しぶりは事態の 深刻さにそぐわなかった。 「どうも、君と話してると調子が狂うな」 柴田のペースに巻き込まれていた早乙女の目がギラリと光った。 「そろそろ、本番と行くか。柴田君、君は今から私にレイプされるんだよ。 そう、真山の妹みたいにね」 柴田の顔が、ハッと引き締まった。 ――な、なんですって! やっとわかった。そうだったのか! 「早乙女管理官、あなたが、あなたが朝倉だったのね!」 それまでとは違い、キッと早乙女を睨みつけ、鋭い口調で早乙女の正体 を暴き出した。 「フッ、さすが柴田君、正解だよ。ただし少し遅かったがね」 「なんで、こんなマネをするのですか?」 「ゲームだよ、ゲーム。もうすぐ、ここに真山が来ることになってる。君 のカラダと真山の命を両方もらう。真山に、君が犯されるのを見ながら死 んでもらう、というのも一興だな」 早乙女は、冷酷な内容の話を事も無げに言ってのけた。 ――ええっ! 真山さんがここに? 大変だ、きっと罠が仕掛けてあるに 違いない。来てはダメ。でも、どうしたらいいの? 「この卑怯者! 絶対許さない!」 珍しく柴田が度を失って、早乙女を罵った。 「そんな事言ってる場合じゃないんだよ、柴田君。君って処女なんだろ、 それを失くすかどうかの瀬戸際なのにさ」 早乙女は、そう言うと胸ポケットからナイフを取り出した。そして、柴 田のジャケットに差し込んだ。ビリビリッと引き裂いていく。 「いやっ! いやっ! やめてください!」 柴田は必死でわめき散らしたが、四肢を紐で拘束されている彼女には何 の抵抗もできなかった。 「ああっ!」 ジャケット、ブラウス、スカートとあっと言う間にズタズタにされ、ブ ラジャーとパンティしか身に着けていない姿にされてしまった。 「ブラジャーは清楚な純白、パンティはセクシーかつ情熱的な赤、このギ ャップが最高だね」 と早乙女。下着二枚だけにされた柴田は意外にもグラマラスな肉体をし ていた。 「柴田君、君って自分じゃあんまり自覚してないようだがすごい美人なん だよ。もっと化粧くらいきちんとしたまえ。みんな見違えるだろうに」 「余計なお世話です!」 柴田はムクれた様に顔をそらした。 「次はオッパイの大公開といくか」 そう言うと早乙女は、柴田の胸の谷間にナイフを差し入れる。真ん中で 切り裂いた。 「いやあっ!」 柴田の上半身は丸裸にされ、二つの乳房が露わになった。 「なかなかいいオッパイしてるじゃないか」 早乙女の言うとおり、柴田の双乳はハリのある美乳であった。 「見ないでっ! 見ないでください!」 屈辱と羞恥で柴田の白い肌は真っ赤に紅潮していた。自分がか弱い女に 過ぎない事を思い知らされる。東大卒の経歴も、難事件を苦もなく解決す る明晰な頭脳も、この場ではまったく役に立たない。圧倒的な暴力の前で は屈服させられる弱い存在。 「フフ、残りは最後の一枚だな」 柴田はパンティ一枚だけにされてしまった。ここで一休みが入る。早乙 女の方はまだ上着すら脱いでいない。 そして、次に早乙女はベッドに上がり柴田の上に馬乗りになると胸を揉 みはじめた。 「ああっ! やめてっ!」 ゾクゾクする嫌悪感が全身を走る。もはや柴田は力で征服されるただの 一人の女に過ぎなかった。 柴田の抗議も空しく、早乙女は彼女の乳房にしゃぶりついた。舌で乳首 の辺りを舐めまわす。すると、どうしたことか、それまでの気持ち悪さが 次第に、快感に変わっていくではないか。 ――こ、これはどういうことなの? まだ、男と交わった事のない柴田が知らない女体の神秘。性感帯を責め られれば、たとえ嫌な相手でも感じてしまうのだ。 「ア、アアッ、アアッ!」 上げさせられる声も、いつの間にか悲痛な悲鳴ではなく、官能の喘ぎ声 に変わっていた。 「ほうれ、いいぞ。感じてきただろう」 早乙女は胸にしゃぶり付きながら、体勢を変え右手を股間に伸ばした。 そしてパンティの上から、秘部をまさぐり始めた。 「アアアッ!」 柴田の喘ぎ声は一層大きくなった。 「そら、濡れてきたぞ」 蜜壺からあふれ出した愛液がパンティを濡らしていた。 ――いやっ、犯されたくない! 真山さん、助けて! 柴田は心の中で、真山に必死に助けを求めた。 「そろそろ、下も脱がせるか」 頃合いと見た早乙女が、柴田のパンティに手を掛けた時だった。 「柴田!!」 真山が部屋に飛び込んできたのだった。 「真山さん!」 「真山か、少し早かったな」 「早乙女、何してる!」 真山は早乙女を睨みつけた。 「真山さん、この人が、こいつが朝倉です!」 柴田が力を振り絞って、真山に伝えた。 「な、なんだって! なんで気づかなかったんだ。今のは本当か?」 「そうだよ、私が朝倉だ」 早乙女はあっさりと認めた。 「くそう、許さんぞ、朝倉!」 だが、真山が行動に出るよりも早く、早乙女の右手には拳銃が握られて いた。 「死ね、ウジ虫!」 三発の銃声が鳴り響いた。 「グワッ!」 銃弾は確実に真山の胸を捕らえ、身体はガックリと崩れ落ちた。 「に、逃げるんだ、柴田……」 そういい残して、真山はバッタリと倒れた。 「ふうん、壊れちゃった」 早乙女は、真山に近づくと何発か蹴りを入れた。真山の身体は動かない。 「真山さーん!! 死んじゃいやあ!!」 柴田は絶叫した。目からは大粒の涙がこぼれ落ちる。だが、早乙女はそ んな彼女の悲しみなど、まるで意に介しなかった。 「邪魔が入ったな。でもゴミは片付けた。続きをやろうぜ、柴田君の処女 は、私がいただく」 人一人を撃ち殺しておきながら、まるで何事もないかのようだった。早 乙女は再びベッドに上がってきた。柴田の唇を奪うつもりなのだ。 「いやっ! いやです! 汚らわしい! 近づかないで!」 柴田は必死に拒んだ。そして、次の瞬間だった。 「朝倉っ!!」 突然の大音声に、早乙女は、パッと体を起こし後ろを振り返った。そこ で目に入ってきたものに驚愕した。 「真山!」 「真山さん!」 柴田と早乙女が同時に叫んだ。死んだはずの真山が仁王立ちになり、こ ちらに向かって銃を向けているではないか。 先ほどの返礼とばかりに、銃の連射が早乙女に浴びせられる。血しぶき が飛んだ。 「ど、どうして……死んだはずじゃなかったのか……」 真山が、スーツをパッとめくった。 「防弾チョッキだ。頭を狙われてたら終わりだった」 「フッ、俺としたことが、傷を確認しないとはうかつだった……」 とどめの弾丸が撃ち込まれる。 「き、キモチいい……」 早乙女という男の身体を借りていた殺人鬼・朝倉は死んだのだった。 「敵は討ったぜ、沙織」 真山は小さくつぶやいた。そのまま、しばし呆然と立ち尽くしていたが 「真山さーん、助けてくださーい!」 柴田の声で我に帰った。早乙女が残したナイフで彼女を拘束していた紐 が切られた。パンツ一枚の柴田は真山のスーツを着せてもらった。 「大丈夫だったか? 柴田」 その言葉を聞いた柴田は、真山の胸に飛び込んだ。 「怖かった。とっても怖かったですよー」 真山から優しく抱きしめられて、柴田は泣きじゃくった。 「お前だって頑張ったよ。早乙女が朝倉だって教えてくれたろ」 グズグズと柴田は泣き続けた。 「お前が、こんなに泣く女だったなんてな。普段からこんなにしおらしく しとけばいいのに。ま、いいか、好きなだけ泣けよ」 泣きやまない柴田を真山は黙って抱き続けた。やがて、ようやく柴田の 涙も止まった。それにしても、真山がこんなに優しい男だったとは。柴田 が初めて知った真山の知らない一面だった。二人の間に微妙な空気が流れ ていた。 ――この人なら、わたしの処女を捧げてもいい…… 柴田は思い切って言ってみた。 「真山さん、わたしを好きにしていいですよ」 ところが、真山は柴田を突き放すと頭をバシッと叩いた。 「いた~い! 何するんですか」 「柴田、頭くせえぞ。オレに抱かれたいなら、シャワーくらい浴びとけ」 「いやあああん、もう!」 最大の危機を危うく脱した柴田純・24歳。いまだ処女のままであった。
https://w.atwiki.jp/keizoku_eroparo/pages/8.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/keizoku_eroparo/pages/2.html
メニュー 真山×柴田 マヤシバ 初めて話 小ネタ1 柴田純、最大の危機 お化粧話 最初から上はダメだよ 柴田&真山、ラブホテルに行く 小ネタ2 真山×柴田/映画後 お風呂 弐係にて ここを編集
https://w.atwiki.jp/keizoku_eroparo/pages/11.html
「ねぇ、何やってんのお前。人んちで。何やってんの?ねぇ」 部屋着の黒いスウェットの下だけを履いて、タオルでわしゃわしゃと髪の毛の水気をきりながら風呂場から出てきた真山は、しかし一番に目に入った光景に風呂で幾分和んだ気分が霧散していくのを感じた。 普段なら茶色いフローリングが剥き出しになっているはずの床は、辺り一面に散らばった白い紙で覆われている。 それは確認するまでもなく、本来なら自分の職場であるあの地下の薄暗い部屋の本棚にあるはずの調書だろう。 そして、その白の海の真ん中にのそりとうずくまる茶色い物体。 人の部屋に勝手にこの調書の海を作り上げた張本人である、嫌になるほどに見慣れたコートを羽織ったままに丸めた背中をこちらに向ける、女。 非常に不本意ながらも自分の上司であるその女は、先程の自分の問いに反応することなく、ひたすらに調書に没頭している。 時折ぶつぶつと呟くような独り言が聞こえるのは慣れたことだったが、だからこそ真山は頭を抱えたい気分になった。 慣れてしまっている、自分は。確実に、この女がこの空間に居ることに。 呼び掛けて返事がないことなど、もはや当たり前のことすぎて「範疇のうち」といった言葉を使う気にすらならない。 浸食されている。いつの間にか、驚くほど深くまで。 そう今さらのように自覚して、小さく自嘲めいた笑みが浮かぶ。 ……そうは言っても、生活空間を乗っ取られて許せる心の広さは、自分にはない。 「しーばーたぁ?」 調書を躊躇いなく踏み越えて柴田の傍らにしゃがんでから、その頭を思い切り叩いてやる。 「いたっ、いったーい!……あれ、真山さん。いつの間にお風呂上がったんですか」 「うん結構前にね。呼んだよね、俺呼んだよね?聞けよ」 「え、すいません気付きませんでした」 「ばか。何、この耳飾り?ん?」 「やっ、引っ張んないでくださいー!真山さん乱暴です!」 高い声で喚くので、もう一発叩く。 柴田は少し涙目で、「うぅ……」と唸りながら真山を睨み付けた。 もっとも眉の下がったその表情に、迫力は少しもなかったが。 「で、もう一回訊くけど?お前は人んちで何やってんの」 「何って……見てわかるじゃないですか、仕事ですよ」 「うん。熱心だねぇいいことだ。でも何で俺んちなの、勝手に占領してんじゃねーよ!」 べしっ。三度目の、軽快な音。 叩かれた頭を押さえながら「だってもう少しで犯人わかりそうなんですよ~……」とべそをかく柴田を見て、真山は数十分前の自分の行動を心底後悔していた。 放っておいたらいつまでもいつまでもドアを叩きそうな柴田を、近所迷惑だからと嫌々ながら部屋に入れたのは自分だ。 別に壊れて困るような近所付き合いもしていないけれど、隣人に怪訝な目で見られたりするといくら真山でも暮らしにくい。 そう、根負けしたのは自分なのだ。けれど、だからって、あぁもう! 「そんなの自分ちでやりゃあいいじゃん。な」 「でも、真山さんが言ったんですよ。今日お風呂入らなかったら、明日私と捜査に行かないって」 「そりゃそーだよ。お前と並んで歩いて、一緒にされたりしたらやだもん俺」 「でも、捜査には来てもらわないと困ります。仕事ですから」 「だから風呂入れよ」 「はい、だから来ました」 「……え?おま、お前、もしかしてここで風呂入るつもり?」 「……えへ」 ばしっっ。五度目。 「いったーい!!叩かなくてもいいじゃないですか!!」 「何で俺んちなんだよ!自分ちで入れよ!!」 「だって、帰ったら多分寝ちゃうから~……」 「何だよそれ!何だよそれ!そんな理由で俺は部屋占領されてんの!?」 「いった、も、いたいです!」 「うっせ黙ればか!」 「馬鹿じゃありません!真山さん失礼です、年頃の女性を叩いたりとか馬鹿だとか、」 「年頃?女性?あのね、お前みたいなのをそうくくったら世の女性たちに失礼だよ」 「ひっどーい!私どこからどう見ても女です!生物学上間違いなく女です!」 「はいはい」 「……ひどい。最初に連れ込んだの真山さんのくせに。風呂入れってお風呂場に押し込んだのも真山さんのくせに。もういいです、真山さんのエロ親父ー!」 「…………誰が、エロ親父だって?」 そう言った真山からそれまでと違う空気を感じ取って、柴田は思わず怯んだ。 そして真山の目を見てしまって、それが今更ながら結構な至近距離だったから、逃げるタイミングを逸したと思った。 床にぺたりと座る自分。その傍らにしゃがみこみ、自分を射抜いている真山。二人の周りを囲むように散らばった白。 ……立ち上がるなら、今だったのに。 「そんなに言うなら、ねぇ」 その後頭部にスッと手を伸ばせば、柴田はピクリと体をすくませる。 あからさまな反応に、真山はクッと笑う。 確かにそうだ、一番最初にそういうつもりで柴田をここに連れてきたのは自分だ。風呂に入らせたのも、触れたのも、自分だ。 そしてそれが事前に自分の衝動を頭でさんざん否定した末に出た結果であり、並みの覚悟によるものではなかったというのだから、やっぱり自分は呪われているのかもしれない。 この女と向き合う、のは。興味本意や片手間なんかで、出来ることではない。 ……もう知るか。いっそのこと、イカれるとこまでイカれちまえ。 真山の指が、柴田の髪に差し入れられる。 「試してみる?」 「ん?」と目だけで問われて、柴田は固まる。 普段なら働きすぎるほどの思考回路も、こういうときの真山の瞳を目の前にすると、ショートしてしまったように使い物にならなくなる。だから戸惑って、ますます動けない。 そういえば真山さん、上半身裸だ。固まりすぎてむしろいやに冷静な自分はきっとおかしい。 ただ真山の瞳を見つめる。強くて吸い込まれそうだと思うのは錯覚か、或いは。 そうして「あぁ、あんなこと言わなければよかった」とぼんやり考えながら、口の端を引き上げた真山がゆっくりと近付いてくるのを二つの眼球に映した。 そっと、唇が触れた。そのままじっと押し付ける。やがて真山の唇が柴田のそれを啄んで、ぺろりと、舐める。 多分無意識にだろう、徐々にうっすらと開いていく柴田の唇、その隙を真山は逃さない。意識をすべて持っていってやろうとばかりに深く侵入する。 ん、と柴田から漏れる曖昧な声に、後頭部を緩く引き寄せた手でボサボサの髪をかき撫ぜた。 触れたら最後だ、決定的にわかってしまう。この髪の感覚ですら、自分は渇望していたのだということ。 よりにもよって、何故この女なのか。知るか。しっくりくるものはしっくりくるのだからもう仕方がないのだ。 ついでに手離す気もない。結局はそういうこと。 「や、……まやまさ、」 「何」 「ちょ、調書、踏んでます。シワになっちゃ、ぁ、」 「うるさい女だねぇ」 言いながら、片手で辺りの調書を払い除けて、そのまま柴田をじわじわと床に倒す。 ごわごわしたコートを着っぱなしなのだから、背中は痛くはないだろう。 口付けながら手探りでコートの前を開くと、手に触れた感触はこれまたいつもと同じカーデガンとブラウス。 まったく、色気のねぇ。見ないままで脱がせてしまった方がいいだろうか。 「ま、やま……さ、」 「何」 「まや……んっ、ま、さ、」 弱い耳をなぶる間も、柴田は自分の名前を呼ぶ。馬鹿のひとつ覚えみたいに何度も何度も。 犬みてぇ、そう思って真山は鎖骨をなぞる手を止めないまま、もう片方の手で柴田の髪を撫でる。 その手がすきだと、柴田は思う。 そうして目を閉じる。その手のひらの温もりを、風呂上がりだというのに少しかさついた唇を、与えられる感覚すべてを、ひとつとして溢さないように。 薄暗い部屋の中で二人の影が重なって、自分の奥からわけがわからない波がじわじわと押し寄せ始める。 そんなときに柴田は思う。私の未来の旦那様。まだ見ぬそのひとを、きっと私は“愛する”けれど、それは今目の前に居るこのひとよりも“大切”だろうか。 例えばいなくなったら自分がボコボコの穴だらけになってしまいそうだと、そんな風に、思うのだろうか。 わからない。愛は本の上では知っているけれど、この身には未知だ。 ……それとも自分はもう愛を知っているのかもしれない、今この瞬間に手を伸ばせば触れられるそれがそうなのかもと、柴田がそこまでたどり着こうとする頃に大きな波が思考を飲み込むので、結局いつも答えは出なくて。 ただ、ずっとこのひとの側にいたいと想うだけで。 「や、あっ」 真山の舌が胸の頂きを転がす。柴田の喉が反る。 最初は慣れない柴田を思ってかその行為はソフトだが、柴田の口から声が漏れ出るようになると、だんだんとねちっこくなる。 舐めて、避けて、辿って、甘噛み。柴田がビクンと震える。 それを見た真山は少し笑って、再び柴田の唇を塞いだ。 「んぅ……んん」 「柴田。舌。舌出して」 「んー……?」 あぁホラ、やっぱり犬だ。自分の言葉にそのまま従う柴田の姿に、真山は思わず笑んでしまう。 それは多分自覚している以上に、感情の滲み出たものとなって。 うっすらと瞳を開いた柴田は、視界に入ったその表情に、ふっと泣きそうだと思った。 顔中に皺を寄せた笑顔。やさしい顔。これを見るとき、いつも、胸がぎゅうっとなる。 それがどういうことなのか、柴田は上手く言葉にできないけれど。 それ以上は何も考えられずに、ひたすらに心地よくてむず痒い波にたゆたいながら、柴田は無意識に真山の首に腕を回していた。 すると真山が素直に降りてくる。そのまま髪に鼻先を埋められて、少しこそばゆいと思う。 思って。 ――――唐突に、真山の動きがピタリと止まった。 「……真山さん?」 柴田が不思議に思って呼ぶ。 柴田の頭に顔を埋めて停止したままの真山は、今まさに、戦っていた。 失敗した、どうして忘れてたんだよばかじゃねぇの俺。 自分の欲望と、人間としての尊厳との間で、板挟みにあう。 ……けれど、今なら。努めてどうにか辛うじて、我慢できないことも、ない。よし。まだ間に合う。 「……柴田」 「はい?」 「お前、風呂入ってこい」 「……え?今からですか?」 「そーだよ、だって頭臭ぇもんお前」 「え、でも、こんな状態で私、」 「駄目。このまま続けたら俺人として大事なモンを失いそうな気がする」 「え、えぇ?なんですかそれ」 「いいから行け。な。そもそもお前ここに風呂入りに来たんだろ?」 「それはそうですけど、」 「上がってきたらまた、ゆっくり試してやるから」 「何をですか」 「ん?俺がエロ親父かどうか」 「っ、いいです試さなくて!と言うか真山さん、私このままお風呂なんて本当に無理で」 「じゃあ念のため訊くけど、最後に風呂入ったのいつ?」 「……ええと、昨日……はちょっと忙しくて。一昨日?いや、まだ」 「いい。やっぱ言うな何も言うな」 「え、真山さんが訊いたのに」 「あーもー!ごちゃごちゃうるせぇよ!早く行けよ!で、10分で上がってこい!」 「え、む、無茶ですー!」 そうして、きゃーきゃーと喚く柴田を風呂場に押し込んで。 真山はひとり、やっぱり頭を抱えたくなるのだった。
https://w.atwiki.jp/keizoku_eroparo/pages/18.html
「ワンダフル・・・」 部屋に入るなり感嘆の言葉を漏らした柴田を不審げに見つめるのは いかにも定年後といった老齢のホテル従業員。 今日は5年前に新宿のラブホテルで起きた殺人事件の捜査に来たのだ。 「大がかりにリフォームしちゃったんでねぇ。あの頃とはだいぶ変わっちゃってるけど。」 「殺人があった部屋に泊まりたい、なんて変わったカップルもいるんだよ。」 「あー、わかります。なんなら私、今日泊まっていってもいいんですけど。」 嬉しそうにほほ笑んだ柴田の不気味な笑顔に、顔を引き攣らせた従業員は 不機嫌そうに部屋のドアに凭れる真山に鍵を押し付け 「どうぞお好きなように」と愛想笑いを浮かべると わざとらしいくらいに忙しそうな素振りを見せて、逃げるように去って行った。 従業員の背中に視線を這わせていた真山は、廊下を通りかかったカップルと目が合った。 揃って気まずそうに顔を伏せた二人は営業マンと主婦、といったところか。 いかにも不倫まっただ中といった雰囲気である。 「真昼間からお盛んだねぇ。」 聞こえるように毒気づくと、部屋のドアを閉めた。 「何か言いました?」 「いや。」 天井にぶら下がった安物のシャンデリアを眺めていた柴田が振り向いた。 天蓋付きのベッドには白いレースのカーテンが掛っている。 「お前、好きそうだな。こういうの。」 「ロマンチックですよね。新婚旅行はこういうベッドがいいなーとか思います。えへへ」 「まあ、確かに普通のホテルみたいだよな。回転ベッドとかもう流行らないんだろうな。」 「回転ベッドは1985年に施行された新風営法によって、新規の設置を禁止されたんですよ。」 「・・・お前は相変わらず余計なことばっか知ってるね。」 「真山さん。これ、何ですかね?」 入口付近に置かれていたロココ調のチェストの引出しを開けた柴田が首をかしげている。 引出しの中のピンク色のそれを持ち上げると、傍に寄ってきた真山に翳して見せた。 その物体に思わず目を丸くした真山は思わず言葉を詰まらせる。 「何って・・・・・・バイブだよ。」 「何に使うんですか?」 「・・・お前は知らなくていい。」 「え。気になるじゃないですか。教えてくださいよ。」 「やだ。」 「意地悪ですね。じゃあ、彩さんか近藤さんに使い方を聞いてみます。」 「・・・わかったよ。」 ため息交じりに渋々答えた真山は、柴田の手からそれを奪い取ると更にもう一つため息を吐いた。 「えーとな・・・。だから・・・要は女が自分を慰める時に使うもんだよ。ほら。」 小さなスイッチを入れると、ブーンと機械音を出して振動を始めた。 「わ、震えた!」 「さみしい女がこれを使って気持ち良くなるってわけ。」 「はあ・・・」 「まあ、男がそういうプレイで使うってこともあるけど・・・。」 「そういうプレイ?」 「だからー、女の中に入れるんだよ。」 「え!これとセックスするってことですか?何のために?」 「インポだからって場合もあるだろうけど、大抵が遊びだったり・・・セックスの延長?」 「・・・あー、もしや張形のことですかね。男子禁制の大奥で広く使われていたという。」 「そう・・・かな。」 「なるほど。でも普通に置いてあるってことは、皆さん使ってるものなんですかね?」 「知らねえよ。はい。おしまい。」 「あー!」 目を輝かせ好奇心を抑えきれずにいる柴田の興味を断ち切るように、乱暴に引出しを閉めた。 「おっ!」 何かに驚いた様子の真山の声に、広い風呂場を覗き込んでいた柴田が振り向いた。 いつのまにかベッドに寝転んでいた真山の手が おいでおいでをするように柴田を呼んでいた。 「柴田。来てみろよ。これウォーターベッド。」 「えっ!」 「すげー。浮いてるみたい。」 「えー!私もいいですか?」 柴田がいそいそと真山の隣に寝転ぶ。 「ほんとだ!たぷたぷしてて気持ちいいですねぇ。」 「これならぐっすり眠れそうだな。最近ベッドが狭くて仕方ねーからな。」 「ああ、確かに真山さんちのベッド、小さいですもんね。」 「誰のせいだよ。」 柴田に遠まわしなイヤミは通じないようだ。 「真山さんちもウォーターベッドにしましょうよ。」 「お前払うんならいいよ。」 「え?」 「だって俺より稼いでるじゃん。係長だから役職手当もつくしな。」 よっこいしょ、と情けない掛け声とともに真山が起き上った。 「でも動きにくいな。」 慣れない撓み方をするベッドにふらつきながらも柴田の腰にまたがって馬乗りになった。 「・・・何してるんですか」 何も言わず、ブラウスのボタンを外していく真山に 柴田は大きな目をぱちぱちと瞬かせた。 「真山さん。仕事中ですよ。」 「うん。だから手短にね。」 ブラウスの前を肌蹴させ、肌色の色気のない肌着をまくりあげた。 ブラジャーをつけていない柔らかい乳房がこぼれ、脇に流れている。 それを持ち上げるように揉みしだくと すぐに淡いピンク色の乳首が硬く尖って主張し始めた。 拒もうとする柴田の腕を容易く片手で押さえつけ、そのまま胸元に顔を埋めた。 先端を指で抓むように刺激を加え、唇で挟み込み、舌先で転がすように舐めまわすと 俯いていた柴田が熱い息を漏らした。 「真山・・・さ・・」 やけに重量感のあるスカートを腰まで捲りあげ、赤いレースのショーツを引きずり下ろした。 すぐに閉じようとする柴田の膝を掴むと大きく広げた。 柴田が悲鳴のような嬌声を上げたのは羞恥心のせいか、 開かれた太腿の奥に侵入してきた真山の舌のせいか。 ぴちゃぴちゃと卑猥な音がベッドの水の音と混ざって 靄がかかり始めた柴田の脳を刺激する。 足の付け根を撫でられ、襞を舌先で辿られ、 自分の中からどくどくと蜜が溢れているのがわかって、柴田は顔を赤らめた。 尖らせた舌先で蕾をつんつんと突かれ、思わず腰が浮く。 いつの間にか柴田の中に侵入していた真山の指が 内壁のざらざらしているところを引っ掻くように擦ると 柴田が泣き声のような悲鳴を上げた。 「真山さん、もう・・・」 「いきそう?」 こくん、と頷いた柴田は涙を浮かべて訴えている。 それを見て、にやりと意地悪そうに笑った真山は 抜けかかるまで指を引き、チェストを顎で示した。 「さっきの、使いたい?」 真山の意図することに気づいた柴田は首を大きく横に振った。 「あんなのいや・・・」 目の縁を赤く染めた柴田が真山の首を引き寄せるように抱きついてきた。 「真山さんに入ってきてほしい」 消え入りそうな声なのに強い視線で見つめてくる柴田を抱き返すと 押しつけるように唇を合わせ、舌を捻じ込んだ。 歯列をなぞり、待ち構えていたような柴田の舌に吸いつき 自らの舌を絡ませた。 激しいキスに唇の端から唾液がこぼれる。 柴田の頬を伝うそれを舌で拾い、舐め上げた。 腰にこすりつけてくる柴田の膝を割り、そのまま一気に身体を押し進めた。 入口で抵抗を感じたものの、体重を掛けるように腰を押しつけると 今度は吸い込まれるような感覚に襲われた。 ゆっくりと根元まで押し込むと柴田の腰が浮き、身体が弓なりに曲線を描いた。 「ぁ・・・ぁ・・・ん」 深い呼吸の中にか細い嬌声が混ざり始めた。 抜ける寸前まで腰を引き、ぐりぐりと回すようにゆっくりと奥まで押し込む。 それを繰り返したかと思えば 少し乱暴に柴田の細い腰を掴み、パン、パンと音を立てるくらい激しくピストンを繰り返す。 繋がっているところがぬちゃぬちゃと淫靡な音を立て それがさらに二人の感情を高まらせた。 着衣のまま交わっているせいか、酷く熱い。 柴田の額にもうっすら汗が浮いている。 ウォーターベッドの揺れのせいか、身体の熱さのせいなのか どうもふらふらしてしまう。 汗ばんだ柴田の手が、真山のワイシャツの肩を掴んで爪を立てた。 そろそろ達するという合図のようだ。 限界が近づいていた真山は柴田の脚を持ち上げ、自分の肩にかけるとさらに奥まで届くような形をとった。 二人の身体の間で柴田の蕾が擦られ、その刺激に柴田の内部がぐっと狭くなった。 間を開けずにぐっと最奥まで突かれ、柴田はびくびくと痙攣するように達した。 締めつけてくる柴田に合わせ、真山もぶるりと身体を震わせると どくどくと脈打つ感覚を二人で味わった。 逃げるようにラブホテルを出た二人は、駅への道をいつもより早足で急いでいた。 「信じられないです。仕事中にあんなこと・・・。見つかったら懲戒免職ですよ。」 「でも係長もその気だったじゃないですか。」 「何言ってるんですか。そんなことありません。」 「そう?お前すげー感じてたじゃん。もうだめ、いっちゃうって何度も―――」 「あーあーあー!誰かに聞かれたらどうするんですか!」 慌てて真山の口を塞ごうとした柴田はキョロキョロと周りを見回す。 「あ。」 ふと柴田が突然腰のあたりを押さえて立ち止まった。 「ん?」 数歩先で真山が振り向くと、柴田が歩道にしゃがみ込んでカバンの中身をまき散らしていた。 「あれ?ない、ない、ない・・・ない。」 携帯電話、警察手帳、タオル、靴下、新聞、世界地図、けん玉、生理用品・・・ 柴田が放り投げたものを拾っていった真山が同じようにしゃがみ込んで柴田の顔を覗き込んだ。 「どした?」 「あの・・・私、パンツ忘れてきちゃったみたいなんですけど。」 ちょうどそのころ、二人が情事を交わしたラブホテルのあの部屋の中。 乱れたベッドと傍らに脱ぎ捨ててある赤い下着の前で 老従業員が呆然と佇んでいた。 おわり