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本編攻略 ギルド仕事 キャラ(特殊能力等) アイテム フリーバトルエリア モンスター コンバートについて
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術・技:レジェンディア 味方側セネル・クーリッジ シャーリィ・フェンネス ウィル・レイナード クロエ・ヴァレンス ノーマ・ビアッティ モーゼス・シャンドル ジェイ グリューネ 敵側メラニィ カッシェル スティングル ヴァーツラフ・ボラド ワルター・デルクェス マウリッツ・ウェルネス ミミー・ブレッド カーチス イザベラ ギート ソロン シュヴァルツ 味方側 セネル・クーリッジ 術・技名 分類 備考 魔神拳 特技 拳を振るって衝撃波を飛ばす特技 幻竜拳 特技 素早く近づいてストレートを放つ特技。主極意2 迫撃掌 特技 渾身の突きで敵をダウンさせる特技。副極意:攻撃力低下 噴竜撃 特技 拳で打ち上げた敵に空中で蹴りを放つ特技。主極意2 爆竜拳 特技 ストレートを当てた敵に連続で拳を浴びせる特技。主極意2 鷹爪脚 特技 空中から敵の頭を踏みつける特技。副極意:毒付加 飛燕連脚 特技 空中で連続回し蹴りを行う特技。副極意:火傷付加 輪舞旋風 特技 回し蹴りで敵を引き寄せる特技。副極意:マヒ付与 連牙弾 特技 連続で蹴りを撃ち込む特技。主極意2 魔神拳・双牙 特技 拳の衝撃波を2回連続で飛ばす特技。主極意2 獅子戦吼 特技 獅子を象った気の塊を放ちダウンさせる特技。主極意2 臥竜砕 特技 拳で突き上げて敵を打ち上げる特技。主極意2 剛招来 特技 一定時間自身の攻撃力を上げる特技。主極意2 爆牙弾 特技 連続蹴りのあと回し蹴りでダウンさせる特技。主極意2 鳳凰天駆 特技 鳳凰を象った炎を纏い空中から襲いかかる特技。主極意2 軽岩砕落撃 投げ技 超軽量級の敵(ダウン時)を投げる。主極意1 煉岩崩落撃 投げ技 軽量級以下の敵(ダウン時)を投げる。主極意1 礫岩迫落撃 投げ技 中量級以下の敵(ダウン時)を投げる。主極意1 巨岩裂落撃 投げ技 重量級以下の敵(ダウン時)を投げる。主極意1 嶽岩絶落撃 投げ技 超重量級以下の敵(ダウン時)を投げる。主極意1 万物神追撃 投げ技 全種族の敵(ダウン時)を投げる。HIT数は形状により変動 神竜撃 奥義 突きで動きを止めた敵を拳で打ち上げる奥義迫撃掌+噴竜撃 副極意:火傷付加 魔神拳・竜牙 奥義 目の前の地面から衝撃波を噴き上げる奥義魔神拳+魔神拳・双牙 副極意:毒付加 爆撃掌 奥義 拳を振り上げたあと渾身のストレートでダウンさせる奥義魔神拳+迫撃掌 副極意:防御力低下 迫撃戦吼 奥義 迫撃掌+獅子戦吼 副極意:火傷付加 魔神幻竜拳 奥義 魔神剣+幻竜拳 副極意:命中低下 連牙飛燕脚 奥義 飛燕連脚+連牙弾 副極意:マヒ付加 迫撃剛招来 奥義 剛招来+迫撃掌 副極意:攻撃力低下 輪舞噴竜連撃 奥義 輪舞旋風+噴竜撃 副極意:防御力低下 飛連幻竜拳 奥義 幻竜拳+飛燕連脚 副極意:命中低下 輪舞爆牙弾 奥義 輪舞旋風+爆牙弾 副極意:恐慌付加 砕臥爆竜拳 奥義 臥竜砕+爆竜拳 副極意:恐慌付加 竜凰天駆 奥義 臥竜砕+鳳凰天駆 副極意:即死効果 凶鬼落追撃 我流奥義 メガント族(ダウン時)を投げる 筒魔冥追撃 我流奥義 ディノワーム族(ダウン時)を投げる 魚鱗削追撃 我流奥義 ヒルアングラー族(ダウン時)を投げる 妖臥崩追撃 我流奥義 ミミックベッド族(ダウン時)を投げる 尊王獄追撃 我流奥義 シーゲート族(ダウン時)を投げる 翁蛇絞追撃 我流奥義 ドラゴン族(ダウン時)を投げる 偶機散追撃 我流奥義 オートマタ族(ダウン時)を投げる 覇王迅追撃 我流奥義 グランゲート族(ダウン時)を投げる 猛海閃追撃 我流奥義 猛る海の化身(ダウン時)を投げる 霧神禊追撃 我流奥義 邪悪な神(ダウン時)を投げる 上へ 術・技:セネル・クーリッジ(TOL)を編集 シャーリィ・フェンネス 術・技名 分類 備考 キュア 古代回復呪文 味方一人のHPを完全回復 チアリング 古代補助呪文 味方一人の攻撃力を上げる シェルター 古代補助呪文 味方全員の防御力を上げる ファイアーボール 古代初級呪文 3発の火球を放つ。イラプション並みの威力 アイスウォール 古代初級呪文 敵の足元から氷の塊を発生させる。アイシクルボルト並みの威力 トラクタービーム 古代上級呪文 敵を空中へと持ち上げ、落下の衝撃で攻撃する呪文。空の敵には当たらない インディグネイション 古代上級呪文 激しい雷を起こす。花びらのような演出が入る ブリザード 古代上級呪文 強力な吹雪の全体攻撃 グランドダッシャー 古代上級呪文 大地を割って噴出する衝撃波 シューティングスター 古代上級呪文 無数の流星を呼び寄せる呪文 タイダルウェーブ 古代上級呪文 敵の足元から巨大な水柱を噴出させる呪文 上へ 術・技:シャーリィ・フェンネス(TOL)を編集 ウィル・レイナード 術・技名 分類 備考 ファーストエイド 回復呪文 味方一人のHPを小回復する呪文詠唱開始から発動まで無敵 リカバー 回復呪文 味方一人の状態異常を回復する呪文 キュア 回復呪文 味方一人のHPを完全回復する呪文 シールド 補助呪文 味方一人の防御力を上げる呪文 アンチシールド 補助呪文 敵一体の防御力を下げる呪文 シェルター 補助呪文 味方全体の防御力を上げる呪文 アンチシェルター 補助呪文 敵一体の防御力を下げる呪文 ライトニング 初級呪文 小規模な落雷を発生させる呪文 ファイアーボール 初級呪文 3発の火球を放つ呪文 ストーンブラスト 初級呪文 敵の足元から石つぶてを噴き上げる呪文 アイスニードル 初級呪文 氷のトゲを放って攻撃する呪文 サンダーブレード 中級呪文 雷の剣を振り下ろして攻撃する呪文 スプレッド 中級呪文 水流を噴出させて攻撃する呪文 フリーズランサー 中級呪文 複数の氷の槍を放つ呪文 フレイムカッター 中級呪文 炎の渦で敵を切り刻む呪文 インディグネイション 上級呪文 神さびた激しい雷を落とす呪文 アイシクルボルト 上級呪文 電撃を帯びた氷の塊を落とす呪文 イラプション 上級呪文 敵の足元から溶岩を噴出させる呪文 インブレイスエンド 上級呪文 終焉を与える氷の棺に閉じ込める呪文 ブラックホール 上級呪文 光をも飲み込む強力な重力で攻撃する呪文 シューティングスター 上級呪文 飛来する流星で狭い範囲を撃ち抜く呪文 エクステンション 上級呪文 敵を分子レベルにまで分解する呪文一定確率で敵を即死 ビッグバン 上級呪文 宇宙創世を思わせる光の大爆発を起こす呪文 上へ 術・技:ウィル・レイナード(TOL)を編集 クロエ・ヴァレンス 術・技名 分類 備考 魔神剣 特技 地面に沿って画面端まで飛ぶ斬撃 散沙雨 特技 素早い5連続突きを放つ 虎牙破斬 特技 上下二段斬り。間に蹴りが挟まる 疾風閃 特技 ダッシュしながら突きを放つ 空裂斬 特技 地面に剣を刺して蹴りを入れて斬り降ろし 昇舞 特技 敵の懐に潜り込んで浮かせる技 絢舞 特技 ダッシュで移動し、敵をダウンさせる技 月影刃 特技 敵に深く剣を突き立てて引き抜く技 幻晶剣 特技 回転しながら斬り付ける技 迅羽 特技 敵を串刺しにして引き寄せる技 神風閃 特技 ダッシュで接近して連続斬り 襲爪雷斬 特技 斬りと蹴りを挟んで雷をまとった斬り下ろし。副極意:凍結付加 魔神剣・双牙 特技 魔神剣を2発放つ技。副極意:防御力低下 秋沙雨 特技 素早い12連続突き・散沙雨の強化版 柔招来 特技 自分自身の命中補整を30秒間プラス10する技 魔神剣・瞬牙 奥義 威力を高めた強力な魔神剣。溜めがあるため、若干使いにくさがある副極意:束縛効果 紫電月影刃 奥義 襲爪雷斬+月影刃 副極意:恐慌付加 魔神剣・絢舞 奥義 魔神剣+絢舞 霧沙雨 奥義 散沙雨+秋沙雨 副極意:束縛効果 月影昇舞 奥義 月影刃+昇舞 副極意:束縛効果 驟雨魔神剣 奥義 散沙雨+魔神剣 副極意:攻撃力低下 驟雨虎牙破斬 奥義 散沙雨+虎牙破斬 副極意:防御力低下 驟雨幻晶剣 奥義 秋沙雨+幻晶剣 副極意:防御力低下 迅羽空裂斬 奥義 迅羽+空裂斬 副極意:命中低下 虎牙空裂斬 奥義 虎牙破斬+空裂斬 副極意:命中低下 昇舞神風閃 奥義 昇舞+神風閃 副極意:凍結付加 鬼亀迅邀撃 我流奥義 ドダイカメ族に有効 餓狼舞邀撃 我流奥義 ガルフ族に有効 凶羆裂邀撃 我流奥義 エッグベア族に有効 妖剣影邀撃 我流奥義 ゲルレウスソード族に有効 鱗人閃邀撃 我流奥義 リザードマン族に有効 石姫風邀撃 我流奥義 ディーバ族に有効 上へ 術・技:クロエ・ヴァレンス(TOL)を編集 ノーマ・ビアッティ 術・技名 分類 備考 グレイブ 初級呪文 敵の足元から岩の槍を突き出す呪文 アイスウォール 初級呪文 敵の足元から氷の塊を発生させる呪文 ファイアウォール 初級呪文 火炎の障壁を作り出して攻撃する呪文 チアリング 初級呪文 味方一人の攻撃力を上昇させる呪文 サイレンス 初級呪文 敵一体の爪術を封じる呪文 ブーイング 初級呪文 敵一体の攻撃力を低下させる呪文 チアダンス 中級呪文 味方全体の攻撃力を上昇させる呪文 ブーイングダンス 中級呪文 敵全体の攻撃力を上昇させる呪文 ファイアストーム 中級呪文 炎混じりの嵐を起こして敵を打ち上げる呪文 ローリングストーン 中級呪文 転がり進む大岩で敵を押し潰す呪文 ヴォルトアロー 中級呪文 三角形の電撃で敵を包囲し、雷を浴びせる呪文 ダークフォース 中級呪文 闇の力を結集させて爆発させる呪文 リザレクション 上級呪文 味方全体のHPを回復する呪文従来のハートレスサークル程度の回復量 レイズデッド 上級呪文 味方一人の戦闘不能を回復する呪文 グランドダッシャー 上級呪文 大地の裂け目からエネルギーを噴き上げる呪文 エンシェントノヴァ 上級呪文 天空から太古の炎を喚び起こす呪文 トラクタービーム 上級呪文 敵を空中へと持ち上げ、落下の衝撃で攻撃する呪文空中の敵には無効 レイ 上級呪文 空中の光の球体から幾条もの光線を放つ呪文 ブラックホール 上級呪文 光をも飲み込む強力な重力で攻撃する呪文 ブリザード 上級呪文 氷雪混じりの嵐を起こして攻撃する呪文 メテオスォーム 上級呪文 無数の隕石を呼び寄せ落とす呪文 上へ 術・技:ノーマ・ビアッティ(TOL)を編集 モーゼス・シャンドル 術・技名 分類 備考 狼破 特技 狼を象った気を乗せて槍を投げる特技 鷲羽 特技 鷲を象った気を乗せて空中から槍を投げる特技「わしゅう」 穿孔 特技 地面に潜らせた槍が敵の足元から噴き上がる特技 孤心 特技 敵を長時間仰け反らせる槍を投げる特技 連破 特技 連続して槍を投げる特技 嵐陣 特技 投げた槍が敵を取り囲み、多方向から貫く特技 烈空 特技 渾身の力で槍を投げる特技。ダウン効果 虎砲 特技 蹴り上げた槍が敵の頭上から出現し突き刺す特技 震天 特技 空に投げた槍が、分裂して敵に降り注ぐ特技 裂天 奥義 空に投げた何本もの槍が、分裂して大量に降り注ぐ奥義 狼王破 奥義 狼の気を纏った槍を何本も投げる奥義虎砲+狼破 副極意:知力低下 穿孔狼破 奥義 狼破+穿孔 副極意:詠唱速度低下 戒心 奥義 空中から何本もの槍を投げる奥義孤心+連破 副極意:命中低下 狼羽 奥義 空中から狼の気を纏った槍を投げる奥義狼破+鷲羽 副極意:爪術封印 穿孔嵐陣射 奥義 嵐陣+穿孔 副極意:知力低下 孤心烈空射 奥義 烈空+孤心 副極意:命中低下 術士龍猛射 我流奥義 対象:エル族 奇卵凰猛射 我流奥義 対象:タコエッグ族 翼猫烈猛射 我流奥義 対象:フィンクス族 源塊嵐猛射 我流奥義 対象:エレメント族 怪鳥翼猛射 我流奥義 対象:ピヨピヨヘッド族 動茸穿猛射 我流奥義 対象:エレンギ族 上へ 術・技:モーゼス・シャンドル(TOL)を編集 ジェイ 術・技名 分類 備考 苦無 特技 爆発する短剣を投げる特技「くない」 鏡殺 特技 一定時間、移動速度を上昇させる特技 闇走破 特技 踏み込みながら斬り、敵の背後を取る特技「あんそうは」 焔 特技 地面に短剣を突き刺し炎を起こす特技「ほむら」 氷樹 特技 地面に短剣を突き刺し氷塊を発生させる特技「ひょうじゅ」 土乱 特技 地面に短剣を突き刺し隆起させる特技「どらん」 雷電 特技 地面に短剣を突き刺し電撃を迸らせる特技副極意:雷耐性低下 飯綱落とし 特技 跳び上がって敵の頭を踏みつける特技 影縫い 特技 突きで敵の影を縫い付け長時間仰け反らせる特技 浮雲 特技 敵の懐に入り込み、蹴り上げで高く浮かせる特技「うきぐも」 風雅 特技 小さな鎌鼬を起こして敵を切り刻む特技「ふうが」 翔翼 特技 空中から短剣を投げる特技「しょうよく」 副極意:氷耐性低下 鈴鳴 特技 頭を軸に回転しながら連続して蹴りつける特技「りんめい」 副極意:海耐性低下 朧土乱 奥義 地面に短剣を突き刺し激しく隆起させる奥義土乱+鏡殺。地属性 副極意:地耐性低下 朧氷樹 奥義 地面に短剣を突き刺し巨大な氷塊を発生させる特技鏡殺+氷樹。氷属性 副極意:氷耐性低下 鈴鳴苦無 奥義 鈴鳴+苦無 副極意:火耐性低下 苦無・焔 奥義 苦無+焔(火属性) 副極意:火耐性低下 闇走焔 奥義 闇走破+焔(火属性) 副極意:呪耐性低下 闇走雷電 奥義 雷電+闇走破(雷属性) 副極意:雷耐性低下 影走破 奥義 影縫い+闇走破(呪属性) 副極意:呪耐性低下 浮雲・風雅 奥義 風雅+浮雲 偽神落殺劇 我流奥義 対象:人 蜘蛛蹴殺劇 我流奥義 対象:ダンダラチュア族 幻影走殺劇 我流奥義 対象:ガスト族 跳蟲噴殺劇 我流奥義 対象:ホッパー/ホパフライ族 魔神封殺劇 我流奥義 対象:ヴァルト族 妖盾爆殺劇 我流奥義 対象:ゲルウレスシールド族 上へ 術・技:ジェイ(TOL)を編集 グリューネ 術・技名 分類 備考 ブラッディハウリング 中級呪文 空間に暗黒の咆哮を呼び起こす呪文 イラプション 中級呪文 敵の足元から溶岩を噴出させる呪文 アクアレイザー 中級呪文 激しい水流で敵を押し流す呪文 ネガティブブレード 中級呪文 闇の剣を振り下ろして攻撃する呪文 デモンズランス 中級呪文 敵の頭上から暗黒の槍を突き刺す呪文 ブリリアントランス 中級呪文 敵の周囲に無数の光の槍を降らせる呪文 ブラックホール 上級呪文 光をも飲み込む強力な重力で攻撃する呪文 レイ 上級呪文 空中の光の球体から幾条もの光線を放つ呪文 メイルシュトローム 上級呪文 大渦潮を起こして敵を打ち上げる呪文 アブソリュート 上級呪文 絶対零度の冷気で対象を凍結させる呪文 ゴッドプレス 上級呪文 天空から出現する神の御手の重圧で敵を押し潰す呪文ゴッド「ブ」レスではない 上へ 術・技:グリューネ(TOL)を編集 敵側 メラニィ 術・技名 分類 備考 紅華 特技 突き刺した後、キャラの周囲が爆発する。 百花繚乱 奥義 魔獣を使役する技。おともがいる状況限定 ファイアボール 下級呪文 小さな火球を3発放つ ファイアウォール 中級呪文 敵の前方に炎の障壁を張る ファイアストーム 中級呪文 画面全体に炎の嵐を巻き起こす フレイムカッター 中級呪文 炎の刃で斬り刻む イラプション 上級呪文 地中よりマグマを噴出させる呪文最初の戦闘時はこれを使われた時点で強制終了 上へ 術・技:メラニィ(TOL)を編集 カッシェル 術・技名 分類 備考 斬首円刃 特技 刀を回転させ切り刻む攻撃。ガードブレイク効果。 死霊円舞 特技 刀による連続突き攻撃。 解体作業その1 特技 刀による連続攻撃。 解体作業その2 特技 ライトニング 下級呪文 頭上から小さい稲光を落とす ストーンブラスト 下級呪文 複数の小石で攻撃する グレイブ 中級呪文 地面を隆起させて攻撃 アイスウォール 中級呪文 巨大な氷の塊を生み出す アイスニードル 中級呪文 複数の氷の矢を放つ ヴォルトアロー 中級呪文 強力な雷光の嵐を生み出す フリーズランサー 中級呪文 吹雪にも似た氷の槍の嵐 ブラッディハウリング 中級呪文 死霊の咆哮でダメージを与える 上へ 術・技:カッシェル(TOL)を編集 スティングル 術・技名 分類 備考 轟霊斬 特技 単発では使用せず、必ず通常2回の後に連携して使用する 界烈斬 特技 周りを攻撃する回転斬り 剛招来 特技 攻撃力を上げる特技 壱の構え 立待 奥義 カウンター技。回転斬りを放つ 弐の構え 居待 奥義 惨の構え 臥待 奥義 カウンター技。即死効果 死の構え 更待 奥義 上へ 術・技:スティングル(TOL)を編集 ヴァーツラフ・ボラド 術・技名 分類 備考 爆砕撃 特技 2連撃のタックル ダウン効果 冥界掌 特技 周囲に衝撃波を放つ 気絶効果 魔王拳 特技 地を這う衝撃波を放つ 早い話魔神拳 闘神力爆投 奥義 ダウン効果の後、投げに繋ぐ 覇王爆砕撃 奥義 5連撃のタックル 武帝煉殺拳 奥義 連撃後、打ち上げから冥界掌へ繋ぐ 闘神冥界掌 奥義 威力の高い冥界掌 ダークフォース 中級呪文 闇の力を結集させて爆発させる呪文ダークヴァーツラフのみ ネガティブブレード 中級呪文 闇の剣を振り下ろして攻撃する呪文ダークヴァーツラフのみ デモンズランス 中級呪文 敵の頭上から暗黒の槍を突き刺す呪文ダークヴァーツラフのみ ブラックホール 上級呪文 光をも飲み込む強力な重力で攻撃する呪文ダークヴァーツラフのみ トラクタービーム 上級呪文 敵を空中へと持ち上げ、落下の衝撃で攻撃する呪文ダークヴァーツラフのみ エンシェントノヴァ 上級呪文 天空から太古の炎を喚び起こす呪文ダークヴァーツラフのみ メイルシュトローム 上級呪文 大渦潮を起こして敵を打ち上げる呪文ダークヴァーツラフのみ ビッグバン 上級呪文 宇宙創世を思わせる光の大爆発を起こす呪文ダークヴァーツラフのみ メテオスォーム 上級呪文 無数の隕石を呼び寄せ落とす呪文ダークヴァーツラフのみ 上へ 術・技:ヴァーツラフ・ボラド(TOL)を編集 ワルター・デルクェス 術・技名 分類 備考 破壊の翼(デルクェス) 特技 空中から翼の波動を放つ特技 殺戮の翼(セルデルクェス) 特技 上空からデルクェスを2回放つ。 水鳥の飛翔(フェスクェン) 特技 流れるような拳と蹴りの連続攻撃。 水神戦吼(フェスツェン) 特技 重い一撃の拳で突く。2戦目のみ 滄翼天翔(テルクェステス) 奥義 連続攻撃後、上空へ飛びデルクェスを放つ。 フレイムカッター 中級呪文 炎の渦で敵を切り刻む呪文 スプレッド 中級呪文 水流を噴出させて攻撃する呪文 サンダーブレード 中級呪文 雷の剣を振り下ろして攻撃する呪文 アクアレイザー 中級呪文 激しい水流で敵を押し流す呪文。2戦目のみ レイ 上級呪文 空中の光の球体から幾条もの光線を放つ呪文。2戦目のみ インディグネイション 上級呪文 神さびた激しい雷を落とす呪文。2戦目のみ アイシクルボルト 上級呪文 電撃を帯びた氷の塊を落とす呪文。2戦目のみ ブリザード 上級呪文 氷雪混じりの嵐を起こして攻撃する呪文。2戦目のみ 上へ 術・技:ワルター・デルクェス(TOL)を編集 マウリッツ・ウェルネス マウリッツ 術・技名 分類 備考 海の顎門? 特技 「うみのあぎと」体を前方に回転させながら、杖で攻撃する。 水翔獄? 特技 「すいしょうごく」2戦目で使用。小さな水の玉(?)を上空から降らせ、攻撃する。 猛りの滄我? 特技 「たけりのそうが」2戦目で使用。周囲に衝撃波を放つ。起き上がり攻撃よりも攻撃力が高い。 滄翔獄? 特技 「そうしょうごく」2戦目で使用。大きな水の玉(?)を上空から降らせ、攻撃する。 サンダーブレード 中級呪文 雷の剣を振り下ろして攻撃する呪文 スプレッド 中級呪文 水流を噴出させて攻撃する呪文 フレイムカッター 中級呪文 炎の渦で敵を切り刻む呪文 アクアレイザー 中級呪文 激しい水流で敵を押し流す呪文 ローリングストーン 中級呪文 転がり進む大岩で敵を押し潰す呪文。2戦目 インディグネイション 上級呪文 神さびた激しい雷を落とす呪文。2戦目 ブリリアントランス 上級呪文 敵の周囲に無数の光の槍を降らせる呪文。2戦目 レイ 上級呪文 空中の光の球体から幾条もの光線を放つ呪文。2戦目 ネルフェス 術・技名 分類 備考 猛海の鞭 特技 「もうかいのむち」体を丸め、反動で攻撃する。気絶効果。 猛海の槍 特技 「もうかいのやり」体を丸め、斜め上空に突き出す。 猛海の車輪 特技 「もうかいのしゃりん」腕を大きく回転させながら攻撃する。 猛海の槌? 特技 「もうかいのつち」上空から体ごと落下する攻撃。 猛海の波 特技 「もうかいのなみ」体を曲げながら前方の地面から波を発生させる。 猛海の弓 特技 「もうかいのゆみ」前方に水の弓を放つ。防御貫通効果。 猛海の大蛇 特技 「もうかいのだいじゃ」体を丸め、足の先から前方へ突く。 猛海の怒り 奥義 「もうかいのいかり」球体状態のみ使用。一気に上昇し、急降下して周囲にダメージを与える。特殊防御のみ防御可能・気絶効果。 シールド 下級呪文 味方一人の防御力を上げる呪文 ※この他、マウリッツ2戦目の呪文も使用。 上へ 術・技:マウリッツ・ウェルネス(TOL)を編集 ミミー・ブレッド 術・技名 分類 備考 魔神パン 特技 =魔神剣 パン破斬 特技 =虎牙破斬 パン沙雨 特技 =散沙雨 昇パン 特技 =昇舞 絢パン 特技 =絢舞 幻晶パン 特技 =幻晶剣 昇パン神風閃 奥義 =昇舞神風閃 紫電パン影刃 奥義 =紫電月影刃 魔神パン・絢パン 奥義 =魔神剣・絢舞 パン邀撃 我流奥義 カウンター技 上へ 術・技:ミミー・ブレッド(TOL)を編集 カーチス 術・技名 分類 備考 フェロモンダンス? 特技 情熱的なダンスの後、激しい爆発で攻撃する特技+イザベラ スピンキック? 特技 回転しながら6連続で回し蹴りを撃ち込む特技 上へ 術・技:カーチス(TOL)を編集 イザベラ 術・技名 分類 備考 フェロモンダンス? 特技 情熱的なダンスの後、激しい爆発で攻撃する特技+カーチス ブーメランハット? 特技 帽子をブーメランのように飛ばして攻撃する特技 上へ 術・技:イザベラ(TOL)を編集 ギート 術・技名 分類 備考 スラッシュバイト 特技 斬るように跳びかかって噛みつく特技 ラピッドバイト 特技 素早く連続で噛みつく特技 ギートラッシュ 奥義 連続で噛み付いたあと後ろ足で蹴り上げる奥義 ローリングストーン 中級呪文 転がり進む大岩で敵を押し潰す呪文 デモンズランス 中級呪文 対象の頭上から暗黒の槍を突き刺す呪文 ブラックホール 中級呪文 光をも飲み込む強力な重力で攻撃する呪文 上へ 術・技:ギート(TOL)を編集 ソロン 術・技名 分類 備考 苦無 特技 爆発する短剣を投げる特技 闇蛍 特技 銃からレーザーを照射する特技 鐘音 特技 回転しながら連続して蹴りつけ、最後に忍刀で薙ぎ払う特技 焔獄 奥義 空中を移動しながら銃でレーザーと弾丸を発射する奥義 強力闇蛍 奥義 溜めたあと銃から強力なレーザーを照射する奥義 ブラッディハウリング 中級呪文 空間に暗黒の咆哮を呼び起こす呪文 ブリザード 中級呪文 氷雪混じりの嵐を起こして攻撃する呪文 インブレイスエンド 中級呪文 終焉を与える氷の棺に閉じ込める呪文 ブラックホール 中級呪文 光をも飲み込む強力な重力で攻撃する呪文 トラクタービーム 中級呪文 敵を空中へと持ち上げ、落下の衝撃で攻撃する呪文 グランドダッシャー 中級呪文 大地の裂け目からエネルギーを噴き上げる呪文 上へ 術・技:ソロン(TOL)を編集 シュヴァルツ 術・技名 分類 備考 命の螺旋 特技 回転しながら上昇し、周囲を攻撃する 命の旋律 特技 即死の追加効果(発生確率10%) ブラッディハウリング 中級呪文 以下1戦目のみ 闇の咆哮で攻撃する呪文 アクアレイザー 上級呪文 小規模の洪水を起こす呪文 アブソリュート 上級呪文 絶対零度の氷結で攻撃する呪文 グランドダッシャー 上級呪文 激しい地割れに飲み込む呪文 エクステンション 上級呪文 敵を低確率で一撃死させる呪文 ブリリアントランス 上級呪文 以下2戦目のみ 神の槍で刺し貫く呪文 イラプション 上級呪文 火山の噴火の如き溶岩弾を放つ呪文 デモンズランス 上級呪文 無数の闇の槍で貫く呪文 ネガティブブレード 上級呪文 闇属性の刃で切り裂く呪文 シューティングスター 上級呪文 天空より星々を降らせる呪文 レイ 上級呪文 以下3戦目のみ 光のレーザーを複数放つ呪文 ブラックホール 上級呪文 闇の風穴に引きずり込む呪文 エンシェントノヴァ 上級呪文 古代の大炎獄で焼き尽くす呪文 メイルシュトローム 上級呪文 大洪水で押し流す呪文 ゴッドプレス 上級呪文 神の聖なる右手を打ちつける呪文 メテオスォーム 上級呪文 激しい隕石を降らせる呪文 虚時の独奏曲 奥義 画面全体に範囲のある極太レーザーを放射する技 虚時の協奏曲 奥義 画面全体に範囲のある極太レーザーを放射する技 上へ 術・技:シュヴァルツ(TOL)を編集
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ネタページ:レジェンディア 本作品ネタ概要 キャラクター 術・技 声優ネタ アイテム モンスター その他 他テイルズネタ 他作品ネタ 本作品ネタ 概要 テイルズオブレジェンディア キャラクター セネル・クーリッジ シャーリィ・フェンネス ウィル・レイナード クロエ・ヴァレンス ノーマ・ビアッティ モーゼス・シャンドル ジェイ グリューネ ハリエット・キャンベル ミミー・ブレッド フェロモン・ボンバーズ ヴァーツラフ・ボラド メラニィ カッシェル スティングル ソロン ワルター・デルクェス マウリッツ・ウェルネス ステラ・テルメス フェニモール・ゼルへス&テューラ・ウェルツェス ザマラン エルザ・オルコット モフモフ三兄弟 シュヴァルツ その他味方キャラ(TOL) 術・技 技系統 攻撃術系統 回復術系統 秘奥義系統 声優ネタ 鈴村 健一 広橋 涼 千葉 進歩 浅野 真澄 水橋 かおり 中井 和哉 白石 涼子 川澄 綾子 神田 朱未 園崎 未恵 小清水 亜美 斎藤 千和 浜田 賢二 鎌田 梢 稲田 徹 水城 レナ 櫻井 孝宏 小杉 十郎太 佐藤 ゆうこ 高戸 靖広 大場 真人 島田 敏 大友 龍三郎 高橋 美佳子 中山 さら 羽多野 渉 丸山 詠二 アイテム アイテム 装備品 モンスター 通常モンスター ボス その他 小ネタ もてもて兄審判 続・もてもて審判ネタ セネル・運命の出会い セネルの一日 お兄ちゃんの寝相 その他のセネルネタ 他テイルズネタ 他テイルズネタ 他作品ネタ 他作品ネタ
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ちび象ランディと星になった少年 動物 コメント 坂本小百合の著書。 「星になった少年」として2005年7月16日に公開された。 動物 ゴマゾウ:ランディ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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テイルズ オブ レジェンディア 【ているず おぶ れじぇんでぃあ】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ固有ジャンル名 絆が伝説を紡ぎだすRPG) 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 ナムコ 開発元 ナムコ(チーム・メルフェス) 発売日 2005年8月25日 定価 7,140円 プレイ人数 1人 レーティング CERO 全年齢対象 廉価版 PlayStation 2 the Best 2006年6月8日/2,800円 判定 良作 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 評価点 批判されがちな点 問題点 総評 余談 シリーズでの扱われ方 概要 テイルズ オブ シリーズの1作。略称は『TOL』『レジェンディア』。 キャラクターデザインに従来のシリーズを担当していたいのまたむつみ氏や藤島康介氏に代わり、アニメーターでもある中澤一登氏を起用。開発はナムコ・テイルズスタジオではなく自社開発(鉄拳シリーズやソウルシリーズのスタッフから編成されたプロジェクトチーム「チーム・メルフェス」が担当)で、音楽も椎名豪作曲・新日本フィルハーモニー交響楽団演奏と、これまでとは毛色の違う作品。 評価点 ストーリー ストーリーは「メインシナリオ」と「キャラクタークエスト」の2つに分けられる。 メインシナリオの前半では主人公セネルとその妹シャーリィが1つの島かとも思えるほどの巨大な船「遺跡船」にやってきたところから始まり、「メルネス」という伝説の存在とされるシャーリィをめぐって物語が展開する。後半ではセネル達「陸の民」とシャーリィ達「水の民」の対立が描かれる。ここまでのストーリーは「よくある普通のRPG」と評価されるが、本番はこの後に始まるキャラクタークエストであり、こちらに感動したという人が多い。 メインシナリオがセネルとシャーリィを中心に描いていたのに対し、キャラクタークエストではその他のパーティキャラクター6人に焦点が当てられ、「なぜ彼らが遺跡船にやってきたのか」が描かれる。いずれも本作のキーワードである「絆」を描いており、愛する者への想い、別れ、真の絆とは何かなどが声優の演技、壮大なBGM、美麗な3Dグラフィック、アニメーションという様々な演出によって彩られ、ストーリーの盛り上がりを一層強くしている。 作中におけるコメディ描写の多さや、登場人物たちが歌って踊るミュージカルのようなシーンなど、独特の雰囲気も醸し出している。 キャラクター 本作の「スキット」(キャラ同士の雑談などが見られる機能)は「フリースキット」「イベントスキット」の2つに分けられている。今までのスキットに当たるのは「フリースキット」の方だが、これがシリーズの中でもかなり少ないためにキャラの内面や意外な一面などを見ることができず、メインシナリオでもあまりキャラについては描かれない。しかし本作ではその役割をキャラクタークエストに集約させており、キャラクタークエストに入るとそれまで明かされなかったそのキャラについての過去などが描かれ、メインシナリオでの行動などの伏線がこちらで解き明かされる。これにより深くキャラの心情を知ることができ、魅力的に思えるようになっている。 これまでのシリーズにはあまり見られなかった「同時に同じセリフを言う」という演出が本作では多く行われている。物語当初にも出てくるため「なぜ会ったばかりなのにそんなに仲がいいのか」と思うこともあるが、後半になるにつれてその連帯感はむしろ普通のものだと思えるようになっていき、ストーリーの進行によって強くなっていくパーティキャラクターの絆を感じることができる。 戦闘 3Dグラフィックであるものの、バトルシステムは従来の2D戦闘で行われる。 『テイルズ オブ デスティニー2』『テイルズ オブ リバース』と、特殊な仕様の戦闘が多かったシリーズだが、本作では『テイルズ オブ エターニア』を少し改良したシンプルなシステムに戻っており、新システムも分かり易い物が多い為、それらの戦闘を難しいと感じていた者やシリーズ未経験者にも簡単にプレイ出来るよう配慮されている。 本作では敵のHPが常に敵の上に表示されるようになった。これによっていちいち敵のステータスを確認するという面倒な作業が軽減されている。敵の後ろに回り込める「パッシングスルー」という新アクションも搭載され、これらは後の一部の作品にも受け継がれている。 敵が大技を出す時はHPアイコンが変化し、味方がボイスでも注意喚起してくれる。 本作独自のシステム「クライマックスモード」は、戦闘での様々な行動によって貯まるゲージを消費し、一定時間相手の動きを止めるというもの。この状態で発動できる「クライマックスコンボ」というものもあり、これによって敵1体に大きなダメージを与えることが出来る。ボスにも有効であり、味方の状態異常が回復する効果もあるため、ピンチから一発逆転を狙うこともできる。 主人公・セネルが使用できる「投げ技」。これは通常は攻撃が通らないダウン中の敵に高いダメージを与えるというシステム。投げた敵がほかの敵にあたるとその敵もダウンするため、並みいる敵を次々に投げ飛ばしていくという爽快感が味わえる。 アーツ(従来の「技」)系のキャラが使用できる「我流奥義」。覚えた技の使用回数を50回にすると手に入る「極意」を組合わせることで使用できるようになる技で、特定の種族の敵に大ダメージを与えることができる。またセネルは投げ技、クロエはカウンター技と、キャラクターごとにどのような技か異なっているのも特徴である。 シリーズで初めてモーションキャプチャーが導入され、これによってキャラの人間らしい動作が多くなっている。また、敵モンスターもよく見ると面白い動きをしていることがあり、この無駄とも言える作り込みを評価する声も多い。 BGM 先述したように本作のBGMは椎名豪が担当しており、一部のBGMは新日本フィルハーモニー交響楽団が演奏している。前作までは桜庭統・田村信二によるロックを基調とした激しい曲が多いが、本作ではオーケストラを使用、落ち着きのある曲や華やかな曲、架空言語を用いたシリーズ初のボーカルコーラス曲、高い評価を得た挿入歌など、それまでのイメージを覆している。特にボーカル曲である「鳥は鳴き、僕は歌う」は高評価を得ている。また、1つの旋律を複数の曲に使用するという手法をとっている。 このBGMは非常に高く評価され、海外ではオーケストラで演奏されている他、日本でも2009年の「PRESS START」(日本のゲームミュージックの祭典)にて、『マリオ』などの有名シリーズや、音楽面で高い評価を得た『ペルソナ4』などが並ぶ中、本作のBGMが選ばれている。また、本作のサウンドトラックは多くの曲が未収録だったため、後に発売されたドラマCDには一部の未収録曲(ブックレットによると、ユーザーからの要望が高かった曲)が収録されている。 のちの『テイルズ オブ バーサス』製作の際に、本作を担当した椎名豪氏が既存のテイルズシリーズのBGMのリメイクverを手掛けたことでもその能力が窺えるであろう。 サウンドトラックではほとんどの曲が生オーケストラに変わっており、 良い意味 でゲームの音楽とは思えない出来栄えになっている。 グラフィック グラフィックは2D風の3DCGであり、ポリゴンの質は同じく3D作品の『テイルズ オブ シンフォニア』より鮮やかになっている。その温かみや色使いなど、上記のBGMも相まって、幻想的な雰囲気を表現するのに一役買っている。また、『シンフォニア』では3Dでの再現が難しいとされていたために見送られたマント(*1)を本作では再現できており、技術力の向上がうかがえる。 ただし、前述通りあくまで「2D表現を踏襲した3Dグラフィック」。3D空間を使ったカメラアングルの変化等がないため、イベント等の演出・臨場感等においては『シンフォニア』と比較すると劣る。 これをカバーするためか、今回は重要なイベントシーンでは「スキット」と同じ2Dアニメの立ち絵による会話を挿入し、各キャラクターの細かい表情や感情の機微を表現している。 フィールドのキャラモデルは『シンフォニア』と比べると頭身が一回り低く、また顔の表情等は固定ではあるが、会話時の身振り手振りに加えて「首をかしげる」「地団太を踏む」「他キャラの頭を叩く・抱きつく」など、よく動く。 ドット絵という制約上、『デスティニー2』『リバース』等と比べるとイベントでのキャラ表現が3DCGで豊かになったと言える。 酷評されることが多い術エフェクトも、派手さはないものの細部まで作りこまれており、シャーリィの術は花びらが舞うなど、独特の演出がなされている。 批判されがちな点 概要に書いたように本作は今までのシリーズと多くの部分が異なっている。キャラクターデザイン・作曲者の変更など、歴代作品をプレイしてきたユーザーにはそれがとっつきづらさと映り、批判をされやすい。特にキャラクターデザインの変更においては、キャラクター情報が公開された後のユーザーの評判はかなり賛否両論に分かれてしまった。ただしこれらの点はテイルズ オブ シリーズにおいて絶対的に定められていた要素ではなく、要はプレイヤーの好みの問題である。普遍的に「問題である」と認められる、いわゆるクソゲー要素とは違うので注意。ただ、後述の戦闘システムに関しては擁護のしようがない。 戦闘システム 戦闘システムは良く言えばシンプル、悪く言えば単純に退化、劣化。 また、従来の必殺技であった秘奥義がなかったり、シリーズ伝統の術が首を傾げるような性能になっていたり…と、作品全体のゲーム性を損なうほどではないが、「テイルズ オブ シリーズとしてそれはどうよ」という声は上がっている。 更に、主人公であるセネルに関しては、下手に特技を使っても敵の当たり判定のせいで全く当たらない事がかなり多く、「それよりも通常攻撃を連発していた方が余程強い」という意見もあり、その為にひたすらに通常攻撃を連発する戦いが多くなりがちで、その時のボイスである「ふっはっくらえ!」(*2)は多くのプレイヤーの脳裏にこびり付く事になってしまった。 それ故に「セネルの秘奥義は『ふっはっくらえ!』だろ?」と言われてしまう事も。 余談になるが、そんな有様のため、『テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー』に登場した際の攻撃ボイスが「ふっはっせい!」になってしまっていた事を、「バンナムは解ってない」と惜しむ声もそれなりにあったとか無かったとか…。 没ボイスに秘奥義らしきものは存在しており、後に設定段階では存在していたことが明らかとなった。『レディアント マイソロジー3』ではこれらの没秘奥義が実装されることとなった。 また、技のエフェクトはかなり地味。グラフィック自体はPS2相応なのだが、演出面ではファミコンレベルのクオリティである。 特に、シリーズ通してファンにはおなじみの上級魔術『インディグネイション』が、本作では下級呪文と見紛うくらいに地味なため、ファンからも「あれは『ライトニング』(*3)だ」と言われてしまっている。 クライマックスコンボの演出も、適当に味方全員が画面上に並んで一発ずつ殴るだけ…とやっつけ感すら漂う地味具合。もちろん派手ならいいというものでもないが、それでもやはり適度という物はある。 寄り道・やり込み要素は少なめ あくまで「テイルズ オブ シリーズとしては」という話だが、本作がシナリオ重視と言われる所以でもある。 登場モンスターの種類が基本的にコンパチで構成されている関係からか、シリーズおなじみのモンスター図鑑が存在しない。 もっとも、同年にリリースされていた『アビス』でもモンスター図鑑が未実装であった。その後にリリースされた『テンペスト』では逆にコレクター図鑑が実装されておらず、『リメイク版デスティニー』でようやくモンスター・コレクター両実装され伝統通りに戻った。 問題点 戦闘システムの詰めの甘さ 魔法専門キャラ(本作ではブレス系と呼称)がウィル・ノーマ・グリューネ・シャーリィと4人もいるのに、それぞれの(戦闘要員としての)個性化もなされていない。使える魔法はどれも似たり寄ったりであり、運用に差は出ない。 ウィルは敵味方の防御力の増減、味方一人のHPと状態異常の回復、ノーマは敵味方の攻撃力の増減、味方全体のHPと戦闘不能の回復と、最低限の個性化がなされてはいる程度。 また、後半に加入するグリューネとシャーリィ、両者とも使える魔法は11種だが、これは序盤に加入するウィルとノーマ(23種、21種)の半分。グリューネは属性が偏りすぎていて柔軟性に乏しく、シャーリィは先の二者の使い回し魔法ばかり。更に悪いことに、ウィルとノーマは全属性の攻撃魔法と回復・補助魔法を使えてしまうのである。 一応、シャーリィに関しては彼女が使う爪術は全て古代呪文という扱いであり、威力が非常に高く、一部のエフェクトが異なるという特徴がある。しかしTPの消耗もべらぼうに高い為、半ばTP消費を軽減する装飾品が必要になっている。 敵が全体的に硬い。 ガードを多用してくる敵は特に厄介。敵のガードは一定の打撃を当てれば崩せるのだが、かなり固く、崩した後でもまたガードしてくるのでダメージが異常に通りにくい。そのため全体的に戦闘のテンポが悪く苦痛になることも。 また敵の呪文の詠唱を阻止するのも2、3発殴ったぐらいでは止められなくなっているので、従来より敵の詠唱妨害が困難に。 対策としてハメが横行。と言うか本作ではハメ対策が特に無いので、やたら多い体力をハメで削る作業になりがち。 面倒な性能を持つ敵も多い。 こちらの抵抗も無視して無理矢理突進してくる敵や、こちらが攻撃しても好き勝手動き回る敵、拘束時間のやたら長い攻撃を放ってくる敵、こちらの攻撃が届き難い、飛行する敵等々。 特に飛行系の敵は微妙に高い位置を飛んでいるため、こちらの対空攻撃・ジャンプ攻撃のリーチの乏しさ・使い勝手の悪さも手伝って、一度逃がしてしまうとかなり止めづらい。リーチの短いジェイなどで特に顕著。 これらの敵は種類も決して少なくなく、しかも後半になるとそれらが複数でパーティを組んで出現するようになるため、終盤ともなるとむしろまともなパーティのほうが少なくなってくる。 操作性の不便さ 必殺技がよく暴発する。これは先行入力の猶予が非常に長く、また一度入力したコマンドはキャンセルできないために起こってしまう現象。少しの連打で無駄に必殺技を連発してしまいがちになる。 特に特技→奥義と連繋する際には無意識で連打してしまうものなので、従来のプレイヤーも慣れるのに苦労することに。 必殺技以外にもジャンプ(↑)やパッシングスルー(↓)が暴発しやすい。↑+○で対空技が出したいのにジャンプしたり、↓+○で下段攻撃をしようと思ったらあらぬ方向に走っていってしまったりともどかしい。 振り返り等の小回りも利きにくいためそれで位置が入れ替わるとかなりめんどくさい。 と言うか振り返りに限らず移動関連は全体的に操作性が悪い。変な場所でつっかえる事もしょっちゅうあるため、非常にイライラさせられる。 その割に、敵の攻撃を食らった際にいちいち自動で振り向いたりするため、振り返り操作を挟まなくてはならない状況はかなり多く、相当テンポが悪い。 接触判定も妙に甘く、ちょっとした事ですぐ相手をすり抜けたり、位置が入れ替わったりする。突進技で突っ込んでもすり抜けてしまって全く当たらない事もしばしばある。 味方AIが馬鹿。特に後衛キャラは敵との距離に余裕があるにも拘らず後ろに回りこんで反対側に逃げようとしたり、逆に目の前に敵がいるのに詠唱しようとしたりなどでかなりイライラさせられる。 状態異常の魔法陣に自分から突っ込んだり、警戒マーカーが出ているにも拘らず防御を解いたりと防御も甘い。 回復に対する反応も甘く、体力が低い味方が居るにも拘らずウロウロ走り回ったり、攻撃魔法の詠唱を始めた挙句、倒れた後でやっと回復(もちろん無効)なんてこともある始末。体力の低い味方1人に対して複数人で回復にかかり、別の体力の低い味方が死亡する事も多い。 PS版『デスティニー』から戦闘中のマルチプレイが当たり前にできていたシリーズだったのだが、なぜか本作ではマルチプレイが廃止。これは単純に劣化なためマルチプレイ派のユーザーに批判された。 クライマックスモードは爪術発動時の暗転中も容赦無くゲージが減っていく。そのため暗転効果のある技(中級以上の魔法等)の多い魔法使い系のメンバーとはいまいち噛み合っていない。 敵HPが表示されるようになった…のはいいのだが、警戒マーカーの出現位置が被っているため見づらい。HP表示の上に「!」マークが丁度重なるため、6時方向と12時方向付近のHPバーはほぼ見えない。 本作のブレス系の術は、レベルアップで魔導書を入手し、スカルプチャと言う魔物が種族ごとに持っているドロップアイテムを集めることで使用可能になる 必要なスカルプチャの種類と数は術ごとに決められているのだが、倒した時にドロップするかは完全に運であるため、場合によっては魔導書があるのに術が使えない状態がしばらく続いてしまう。 それ自体は時間を掛ければ解決できるので些細な問題なのだが(*4)、唯一の例外はグリューネのゴッドプレスという術で、この術は第2部のボス限定の種族のスカルプチャを結構な数要求してくる。 幸いドロップ数はそれなりに多く戦う機会もそれなりにあるのだが、全て倒すとその周では再戦できないため、運悪く1周目で数が揃わなかった場合には2周目の第2部にならないと使用出来ない、という状況にもなり得る。(*5) 「格闘ゲームの経験のあるスタッフによる新しい要素を!」と編成された製作チームだったのに、売りにしていた肝心の格闘システムはシリーズファンからは低評価という悲しい現実。 だが、今作で本格的に搭載された投げ技システムの仕様は、格ゲー経験のあるメルフェスが作ったからこそというのも否めない。 フィールドマップの問題 街やダンジョンから出た際や戦闘終了後に画面が表示されたまま数秒間操作を受け付けない硬直時間が必ずある(*6)。 エンカウント率が高めなこともあり、戦闘終了→硬直→動き出す→エンカウント→戦闘終了→硬直…というループに陥りやすくテンポが非常に悪い。 なぜこういう仕様なのか、ロードの体感時間を短くさせる為という説もあるが不明。 一応補足しておくが、先頭終了後に硬直があるのはフィールドマップ上だけであり、ダンジョンでの戦闘後は不自然な硬直はない。 使いまわしについて 敵キャラは雑魚・ボス共に色違いの敵が非常に多く、ボスキャラとして出た魔物はごく一部の例外を除き、その後雑魚キャラとして何度も出てくると見て差し支えない。 第1部で廻ったダンジョンを第2部で再度探索させられる。2部において新規で廻る場所はあまりない。(*7) 上にある通り戦闘で出てくる相手も使いまわしが多いので、同じダンジョン同じ敵とそろうとマンネリ化を招きやすい。 イベント毎のパーティの解散・再集合の処理 このゲームではイベント等で特定キャラがパーティを離れたり合流するたびに「○○と別れた!」「○○が仲間に入った!」といったシステムメッセージが表示されるのだが、特に終盤のキャラクタークエストでは「イベントを終えて町に戻る→パーティ一時解散→再集合」の流れがたびたび発生する(*8)。このたびに、上記のメッセージが表示され、ややテンポが悪い。 特に合流する際は「(キャラ名)が仲間に入った!」のメッセージが出入りした全員分、つまり最大で7回も表示され、その回数だけボタンを押す必要がある。またキャラクターの出入りがあった際は戦闘参加メンバーがリセットされ、操作キャラも主人公であるセネルに毎回戻ってしまうため、それらを変更していた際は再度設定しなおす必要がある。そこまで大きな手間ではないものの、それなりの頻度で起きるため、少々面倒くさい。 ヒロイン・シャーリィについて 何かと描写を端折っているような部分が多く、展開に説明が不足がち。 + 具体的な指摘(ネタバレ含) シャーリィは主人公セネルの義妹であり、セネルに恋心を抱いているが、セネルの好意は自分ではなく姉のステラに向けられているために身を引いている。という設定。 そして本編中、紛争に巻き込まれた結果ステラは死亡。その後色々あって告白するのだが、姉の死亡から告白までの時間経過が分かりにくい形で描写されているため、「姉が死んだ直後に告白した」と解釈してしまうユーザーが多数発生する事態に。 また、その後メルネスに覚醒しセネル達の敵となった際に、セネルとシャーリィ姉妹間の個人的な隠し事を陸の民と水の民全体の問題に置き換えて世界を滅ぼそうとするなど、精神的に不安定な描かれ方をしている。 これらの展開もあって、「姉の死後にセネルに告白して玉砕したからって世界を滅ぼそうとした酷い女」と受け取ってしまうプレイヤーも多く、シャーリィに対し「酢飯」(*9)という蔑称がつけられた事もあった。 一応、時間経過の問題については、よく見ると相応に時間が経過してはいる事は分かる。(ただしその期間を長いと思うか短いと思うかはプレイヤー次第。) また、それ以前に迫害を受けていたり、常に追われる身であったことなどから精神をすり減らしていたり、近しい人間が種族感のゴタゴタに巻き込まれて相次いで殺されるなど、シャーリィにも精神の安定を失って致し方ない事情はある。 また、キャラクタークエストにおいてもシャーリィの微妙さが指摘される。 シャーリィはパーティキャラだが、ストーリーの都合上、パーティに編入するのはキャラクタークエストになってからである。キャラクタークエストではシャーリィの友情めいた発言が多いのだが、あまり一緒にいる事が無かったシャーリィがそのような事を言っても台詞の一つ一つが浮いてしまっている。 シャーリィはメインストーリー以後は水の民の外交官として働いているので、それらを通じて成長したのではないか等と推測できる要素もある。 本作のシナリオ担当は2人おり、この2人がそれぞれメインシナリオとキャラクタークエストを担当し、この2人の意思疎通ができなかったためにこのような事態になってしまったと推測されているが、この2人がどちらを担当したのか、2人とも両方にかかわったのにこうなってしまったのかは明かされておらず、真偽は不明。スタッフの事情はどうあれ、上記のようにメインシナリオでは不安定さ・弱さを見せていた彼女が、キャラクタークエストではそこから成長する過程も描写されないままいきなり「悩む仲間を諭して癒す聖女的ヒロイン」というお決まりの位置付けになってしまったことには違和感がぬぐえない。 総評 キャラクターデザインとBGMの変更、初代頃のレベル(エフェクト等に限って言えばSFC版の『テイルズ オブ ファンタジア』以上に地味なのもある始末)に戻ってしまった戦闘システムはシリーズのファンに衝撃を与え、「いつもと違う」という理由で過剰に叩かれてしまうことも多く、現在でもクソゲー、あるいは良作扱いと評価は割れている。 しかし、その魅力的なキャラクター、シナリオに魅せられた人間は確かに多いのも事実。 戦闘システムを始めとした数々の没設定や、遺跡船ではなく大陸を旅する幻の「エクストラシーズン」(第三部)の存在から、戦闘システムのみを改良したリメイクを望む声は頻繁にされている。 後にシリーズのプロデューサー・吉積信(本作にはかかわっていない)が語ったところによると、本作は『エターニア』のスタッフが『エターニア』のすぐ後にメルフェスを結成、開発を始めたらしく、ところどころに初期作の作風を残しているのはそのためとされる。 本作を一言で表すならば、「戦闘とシャーリィだけが問題のテイルズ」と言える。シャーリィはともかく(他のテイルズ オブ シリーズにも問題のあるキャラは多い)、テイルズ オブ シリーズにおける戦闘システムの単純化は致命的であり、また調整ミスも目立つため、この部分が大きく本作の評価を下げてしまっているのも事実ではある。 あるいは戦闘(と使い回し)の問題さえなければ良作だった惜しいゲーム、と言う評価もある。 余談 不運にも今作の1ヶ月前には藤島氏がキャラクターイラストを担当したテイルズスタジオ製作の『テイルズ オブ ジ アビス』が発表されており、いわゆる正統派のテイルズという見方をされた『アビス』の方に注目が集まってしまった。そのため今作はかなり影の薄い作品として扱われる事になってしまった。この事はファンの間で「夏の惨劇」と言われている。 かつて『ソード オブ レジェンディア』という本作と似た名前のWii用ゲームソフトが発表されていた。こちらは後に発売中止となっている。 シリーズでの扱われ方 結論から言うと結構ネタ系で扱われることが多い。 『レディアント マイソロジー』…セネルのみ参戦。セネルはベースとなる格闘家の性能が凄く高いため強キャラに。けど秘奥義無し。 『レディアント マイソロジー2』…セネルとクロエが参戦。参加してはいるもののセネルは主人公なのに秘奥義が使えず、装甲も弱いというトホホな始末(ベースとなる格闘家の大幅弱体化のため)。通常攻撃が一番強いのは原作準拠と突っ込まれている。なお、一般的に最近のテイルズ オブ シリーズにおいては実装されなかった技のかけ声のデータが残される場合が多く、今作でも例外ではない(サウンドテストで視聴可能)。そのデータの中に秘奥義と思しき技(のかけ声)がある。…使えよ。なぜか髪型がパーマにされてしまっている。『1』では原作通りストレートだったのに…。クロエは良くも悪くも普通の性能である。 『テイルズ オブ バーサス』…セネルのみ参戦。『レジェンディア』発売から4年経ちやっと秘奥義が使えるように(この時点ですでに公式のスキットでネタになっている)。名称は「万物神追撃」で、原作での最強の投げ技。肝心の性能は、というと、投げ技のため敵一人にしか効かないのだが、どれだけHPや物理防御を上げたセッティングにしていても対象を即撃破、あるいは瀕死かという尖りすぎの怪性能(注 『バーサス』ではある程度ステータスをプレイヤーが調整できる)。ストーリーでの扱いは酷い面が多すぎると突っ込まれている。詳しくは該当項目にて。 『レディアント マイソロジー3』…マイソロ2のセネルとクロエに加え、シャーリィ、ウィル、ノーマ、ジェイ、ミミー、ホタテ三兄弟が参戦、パーティキャラに没となった秘奥義追加など、本作でようやく他シリーズと対等となった。だが、セネルの秘奥義はターゲットとしている敵が秘奥義発動直後に倒されると攻撃が空振り、そのままフリーズするというバグが発覚。フリーズ率は100%を誇り、解決策は未だ無し。「(PSPごと)沈め!」といわれることも。尚、本編で批判されやすいシャーリィだが、こちらでは(それなりに)いい方向に改善されている。 『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』…セネルとクロエの他に本作の敵キャラであるシュヴァルツが参戦。技は少なめだがシュヴァルツも使用可能。 本作のとある名場面にて発したセネルの台詞が、本作発売と同時期に放送されていた某アニメの台詞と一致しており、さらに発言者の担当声優まで同じであったことがしばしばネタにされたりする。収録や開発時期の関係上、一方のスタッフがもう一方のパロディ目的で組み込んだとは考えられないため、偶然の一致と思われる(当時の反応はこちらの掲示板などを参照)。 しかも、双方ともシスコン疑惑がかかっている面でも同じ。 その他、ネタ要素はこちら(テイルズオブ用語辞典ネタページ)でフォローされているのでヒマな人は見てみるとよい。
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2008年03月10日(月)の記事 4月からの『ホテルグランパシフィック メリディアン』キッザ二ア東京宿泊プラン 4月からのキッザニア宿泊プランです。 ホテルグランパシフィック メリディアン キッザ二ア東京宿泊プラン 期間:2008年4月1日(火)~2008年9月30日(火) ※4月1日~6日、5月3日~5日、7月19日~8月31日、9月14日、9月21日は特定日料金とさせて頂きます。 スーペリアツイン (お1人さま) デラックスツイン (お1人さま) トリプル (お1人さま) 平日・休日 ¥10,000 ¥12,000 ¥8,000 金・休前日・ 特定日 ¥16,000 ¥18,000 ¥14,000 宿泊(ご1泊朝食付) スーペリアツイン (お1人さま) デラックスツイン (お1人さま) トリプル (お1人さま) 平日・休日 ¥12,000 ¥14,000 ¥10,000 金・休前日・ 特定日 ¥18,000 ¥20,000 ¥16,000 宿泊料金は、上記金額に下記キッザニア東京入場券料金を加算した金額となります。 キッザニア東京入場券 幼児(2~3歳) お子様(4~15歳) 大人(16歳以上) お一人様 ¥1,575 ¥3,150 ¥2,100 ホテルグランパシフィック メリディアンはキッザニア東京のオフィシャルスポンサーです。 本プランのお部屋は眺望の指定はご遠慮いただいております。 ツインは1室2名さまのご利用、トリプルは1室3名さまのご利用です。 上記料金は1泊料金、サービス料、税金込みとなっております。 チェックインは3 00p.m~、チェックアウトは12 00noonとなっております。 キッザ二ア東京は、第一部 10 00a.m.~3 00p.m. 第二部 4 00p.m.~9 00p.m.の完全入れ替え制です。 こちらのプランをご利用のお客さまは、チェックインの際 レストラン10%割引券をプレゼント致します。 (各レストラン「大志満」・「勘六」・「トラベルカフェ」また、ご朝食は除外とさせて頂きます。) ≪お問い合わせ・ご予約≫ ホテル グランパシフィック メリディアン TEL 03-5500-6711 ANAで行くキッザニア東京への旅 2007年11月05日(月) の記事 ~キッザニア入場券付き宿泊プラン~ キッザニア☆ホテル情報 『ホテル グランパシフィック メリディアン』 『ホテル グランパシフィック メリディアン』にも【キッザ二ア東京宿泊プラン】登場 今、大人気のキッザ二ア東京の入場券が付いた、とってもお得なプランです。 期間:2007年12月1日(土)~2008年3月31日(月) 宿泊(ご1泊) スーペリアツイン(お1人様) トリプル(お1人様) 平日 10,000円 8,000円 土・休前日 16,000円 14,000円 宿泊(ご1泊朝食付) スーペリアツイン(お1人様) トリプル(お1人様) 平日 12,000円 10,000円 土・休前日 18,000円 16,000円 ※宿泊料金は、上記金額に下記キッザニア東京入場券料金を加算した金額となります。 キッザニア東京入場券 幼児(2~3歳) お子様(4~15歳) 大人(16歳以上) お1人様 1,500円 3,000円 2,000円 ◆本プランのお部屋はレインボーブリッジは見えないお部屋になります。 ◆ツインは1室2名さまのご利用、トリプルは1室3名さまのご利用です。 ◆上記料金は1泊料金、サービス料、税金込みとなっております。 ◆チェックインは3 00p.m~、チェックアウトは12 00noonとなっております。 ◆キッザ二ア東京は、第一部 10 00a.m.~3 00p.m. 第二部 4 00p.m.~9 00p.m. の完全入れ替え制です。 ◆こちらのプランをご利用のお客さまは、チェックインの際 レストラン10%割引券をプレゼント致します。 ◆キッザニア東京の入場券の半券をホテル内レストランに提示していただくと10%割引させて頂きます。 (各レストラン「大志満」・「勘六」・「漁火」・「トラベルカフェ」また、ご朝食は除外とさせて頂きます。) ★宿泊日より14日前を過ぎると、キャンセル・変更等いたしかねますので、何卒ご了承お願いいたします。 ★キッザニア東京のご入場券のみのお申込みは出来ません。 ★こちらのプランは、キッザニア東京へのご入場は12月1日からとさせて頂きます。 ≪お問い合わせ・ご予約≫ TEL 03-5500-6711 ホテル グランパシフィック メリディアン キッザ二ア東京宿泊プラン ホテル グランパシフィック メリディアン 公式HP 台場から豊洲へ 目的地までの料金:310円 時間:約17分 ホテル グランパシフィック メリディアン 徒歩 98m 1分 台場 ゆりかもめ 310円 16分 豊洲 タクシーでは 東京駅八重洲口から 約25分 料金約3,500円 東京国際空港(羽田)から 約20分 料金約4,400円 東京ディズニーリゾート 高速道路を利用して約20分。(有明ランプより約4分) 有明ランプ→国道357号線直進四ツ目の信号(お台場中央)を右折→ 二ツ目信号(台場交差点)を左折→台場駅前通過後左手にホテル入り口 東京ディズニーリゾート®グッドネイバーホテル・シャトルのご案内 グッドネイバーホテル・シャトル(無料送迎バス)は予約制となっております。 ※定員となり次第、ご予約を締切らせていただきますのでご了承願います。 ご利用は宿泊のお客さまに限らせていただきます。 ご予約受付時間 9 00 a.m.~6 00 p.m. (乗車日の2ヶ月前より予約受付) ◆当日のご予約は、正午12時迄となります。 (尚、ご乗車当日のご変更は、お受けできませんので、あらかじめご了承願います。) お問い合わせ・ご予約は 03-5500-6711(代表) バス予約案内まで 立地条件もとても良いです。ゆりかもめ・台場駅の目の前そしてフジテレビ、アクアシティお台場、デックス東京ビーチも徒歩ですぐです。 東京ディズニーリゾートへも無料送迎バスが出ていますのでキッザニア、東京ディズニーリゾートにも遊びに行けますね。 遠方から来られる方はキッザニアを丸1日1部&2部と楽しまれ次の日に東京ディズニーランドorシーに遊びに行く事もできますね。(その場合は1部か2部はご自身の予約となります) ホテルグランパシフィックメリディアン ← その他のプランはこちらから
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朝鮮戦争で戦った経歴を持つウォルト・コワルスキーは妻・ドロシーを亡くして以降、親戚以外の他人と関わらなくなった中で不良らとアジア系モン族のロー一家のトラブルに巻き込まれ、その一家を助けてその中で少年タオと出会ったのを機にその家族と共に交流することを考えるようになりタオを息子のように扱う中、タオの姉のスー含む家族らが不良に執拗に迫られ続けるようになり、ロー一家を守るためウォルトは余命が近づいていることを悟り決断の末に教会で祈った後、不良らの家へと行き自ら生贄となり濡れ衣を着せる形で抵抗せずに不良らにマシンガンなどの一斉攻撃を浴びせられ射殺された。 その後、ウォルトが射殺された現場にパトカーと警官がやってきて、ウォルトが射殺されたのを聞きタオが車から降りてウォルトの元へ行こうとする。 警官「はい、巡査部長」 タオ「どうしたんです?」 警官「下がってろ」 タオ「友達なんです!」 警官「下がってろと行ってるんだ!」「おい、聞こえないのか?下がってろ」 タオ「何があったんですか?友達なんだ!」 警官「話してくれ」 通訳の警官「ライターを出しかけ、撃たれた。銃は持たず丸腰だった。目撃者がいる。長期刑になる」 通訳担当の警官の証言から、タオはスーとその家族から不良を追い出そうとウォルトが自ら犠牲になったのを知る。 警官「巡査、みんなを外に出せ」 チェン「下がっててくれ」 スーはウォルトの死に涙を流し、ウォルトを殺した不良らが取り押さえられていた。 警官「こいつを連行しろ連れてけ!」 ウォルトを殺した不良らは連行される中、タオの服にはウォルトから貰った朝鮮戦争の勲章が付けてあった。 変わってローの一家はウォルトの葬儀へ行こうとタクシーに乗って、次に教会ではウォルトの葬儀が行われていた中、牧師が参列者に語り掛ける。 牧師「以前、ウォルト・コワルスキーに言われました。私は生と死をわかっていないと。それは私が頭でっかちのいい年をした童貞男で面倒深いばあさんの手を握っては永遠を約束してるからだと。ウォルトは思ったままが正直に言ったのでしょう。でもその通りです。私はウォルトと会うまで、生と死について何も知りませんでした。彼に教えられました。」 変わってコワルスキーの親戚らがウォルトが残した遺書を相続人が表明しようとしていた。 スティーブ「それはだれのことだ?」 相続人「ドロシーも喜ぶと思うので自宅は教会に寄付する。いよいよ最後の遺品です。ここもまた言葉遣いはご容赦下さい。コワルスキー遺言状書かれたままに読んでいますので。そして1972年型グラン・トリノを贈る相手は…我が友タオ・バン・ロア。ただし以下を条件とする。タコス野郎みたいにルーフをとっぱらないこと。白人の貧乏くさい田舎ものみたいに馬鹿らしい炎のペイントをしない事。アジアのクズ共みたいにみっともないリアスポイラーをつけないこと。あれは本当に最低だ。3つを守れればあの車をお前のものだ」 タオは笑顔になり変わってタオは愛犬と共にウォルトの遺品であるグラン・トリノを運転し道路を走ったところで終わる。 (終)
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概要 世界を模して造られた球儀。 各大陸の形を正確に確認できる。 詳細 グランゼリアの世界を模して造られた球儀。 グランゼリアの各大陸の形を正確に確認することができる。 この球儀はヨハンという魔法学者の研究所から彼の死後に発見されたものである。 一般的な陸地の形が示されているだけの物とは異なり、地形の起伏や、緑地の分布や氷河の位置などの各地の環境に関しても正確に記されている。 これを作成したのがヨハンなのかはわかっていない。 関連キャラクター 魔法学者ヨハン 関連アーク 隠者の禁室
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,.イ // ,.イ _,.. ´ / _.....ィ´ ./ ′ ,.. ´ /_......-― ´ / / | / / ̄ _ ∠.._ i !/ / / ̄  ̄ ̄ ニ=- { i!  ̄` <´ __.∨ ! \ / `ヽ -―-、 ヽ.、 \ / | ̄` ヽ ヽ ` ヽ / / ;r‐ l ヽ ヽ、 ヽ.∠ ― イ / ∨ \ ヽ ∧` ヽ / ;/ / | ∨ l { \ ∨ ∧ ./ 〃 i i! |∨ l ヽ ト; \ ヽ__ ∨ ', / / i ! | ハ |. ∨ ト; ト、i > 七、´ ト; ∨ i\} ! / | |十ー |-V、__∨ i \≦斗干丐i ! ト; マヽト、! |' ! i! ハ ハテミ ∨{ .ム' い ハ}/ ハ!∧ V | | ! |i| ∨ |い ハ `\ マzzノ l / .〉、{ヾ ∨ |ヘ Ⅵハ. マン }イ< ヽヽ .∨! ∨ハ|ハ ' / | ト、! } ヾ. ヽ! ゝ ‐― / ,.|/,リ ` __ ィ ,..イ ∨ ハ ̄´ \ /r┴─¬ ` ..、 / └──┘ ` ..、┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 種族:エリオ・モンディアル ♂ 性格:猛攻 LV19 HP:182/182 MP:103/103 こうげき C- ぼうぎょ D すばやさ C+ かしこさ D 【特技】 ・いなずま斬り 消費:4MP 種別:斬撃 タイミング:メジャーアクション 敵単体に雷属性の物理攻撃を行う ・ゆうきの剣舞 消費:9MP 種別:踊り タイミング:メジャーアクション 敵全体に2~4回の物理攻撃を行う テンションを1増加させる ・ライデイン 消費:6MP 種別:魔法(攻撃) タイミング:メジャーアクション 敵単体に雷属性のダメージを与える魔法攻撃 ・紫電一閃 消費:8MP・テンション1 種別:斬撃 タイミング:メジャーアクション 最速行動で敵単体に雷属性の物理攻撃を行う ・ソニックムーブ 消費:6MP 種別:体技 タイミング:セットアッププロセス このラウンド、自身の行動が【最速行動】になる ・ブリッツアクション 消費:5MP 種別:体技 タイミング:マイナーアクション 次のメジャーアクションの攻撃に追撃が発生するようになる 【特性】 ・ときどきピオラ 戦闘開始時とクリンナッププロセスに、一定確率で自身に【ピオラ】を使う事がある ・雷ブレイク 【雷】属性のダメージが上昇する┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 2スレ目890辺りで登場
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The end of ソロモン・グランディ ◆QkyDCV.pEw シャワー口は何処でも同じ、大人の高さに備えられているのでとても使い難い。 灰原哀は、これも何時もの事なので金具を調節して低い位置にシャワー口を固定する。 蛇口を捻ると勢い良く水が飛び出す。こういう所は日本っぽいなと哀は思う。 ガスも通っているので、水はすぐに温かくなってくれた。 手の平の上に水を当てて温度を見ていた哀は、ふと、我が身を改めて見下ろしてみる。 見下ろした視界を胸が邪魔しなくなってかなり経つ、いいかげんこのすっきりした視野にも慣れた。 女性的魅力云々を抜きにすれば、今の子供らしいこの体は随分と身軽で便利だと思う 子供になった直後は、胸だけでなくお尻の重さにも大きな差を感じたものだ。 『まるで太ってたって言われてるみたいで、気分は良くなかったけど』 シャワーを浴びる。水流は抵抗の無い体を勢い良く流れていく。 タオルに石鹸をつけ、本格的に洗った後、指でつついた肌にも思う所はある。 大人であった時も年増呼ばわりされるような年齢ではなかったし、肌も劣化してるなんてつもりは全然無かったのだが、いざ子供になってみると、子供の肌はちょっと凄い。 極めて不本意ながら、ロリコンと呼ばれる種の愚物が何を尊しとしているか、肌に関してだけならば哀にも理解は出来た。 そんな事を考えていると、体を洗い終えたので、湯船にゆっくりとつかる。 最初はシャワーのみのつもりだったのだが、風呂場脇の壁にあったスイッチは、湯船の用意が可能だと言ってきていたのだ。 背の低さからお尻で座るとお湯に沈んでしまうので、中腰の姿勢で入る。 それまで慌しく動き回っていた時計が、穏やかに緩やかに時を刻み始める。 これを期待しての湯船である。 哀はコナン程、思考の速度に自信があるわけではない。 落ち着いてゆっくりと考えられる時間を取れば、そうでない時より良い考えが浮かぶものだ。 我が身に起こった信じられぬような出来事の数々。そして放り出された先で出会った少年。 前提全てを覆すような仮定を幾つか思い描き、それらを起こった事柄から次々否定し、外堀を埋めていく。 もちろん全てに確証を得られるわけではないが、例えばこれが夢である可能性や、幻覚作用のある薬をかがされている可能性、悪趣味なテレビ企画である可能性等といったものをきちんと否定しておくのは大切な事だ。 この地を覆う舞台設定に関する思考は、ある程度まで進めるとあまりに突飛に過ぎて、これ以上は今の哀の常識で計っても不毛なだけだと見切り、もっと身近なものへと思考を移す。 とりあえず、あの獣の槍とやら。あれは変だ。 先端の刃部が大きすぎる。そういった意図で作られたポールウェポンなのかもしれないが、だとしたら刃のあのような形状は全くもって不向きだ。 あんな長い柄の先についている刃で、精妙に押し付けたり引き斬ったり出来るわけがない。 突くだけならばあの刃の太さはありえないだろう。あまりにアンバランスな武器だ。 キリオはあれをかなり重要視しているようだったし、何かしらあるのだとは思うが。 その辺を、戻ったら話してみるとしよう、と哀は風呂を出る。 脱衣所には洗濯機が置いてあり、既に脱水まで終わって洗濯機は止まっていた。 中の自分の着ていた衣服を取り出し籠に入れ、哀はこの家で見つけた子供服を代わりに身につける。 考え込みすぎて、かなり時間が経ってしまっていた。哀は少し慌てて家を出る。キリオが居る白楼閣は目と鼻の先で、従業員用の通用口からこっそりと中に入る。 そう、灰原哀は、風呂に入るとは言ったが白楼閣の風呂に入ると言った覚えは無い。 キリオは白楼閣の風呂を見張っているが、信用云々を鑑みて、哀は風呂から抜け出して白楼閣の近くの民家の風呂を使っていたのだ。 そのまま白楼閣の風呂場の脱衣所に洗濯物を干した後、何食わぬ顔で外へ出る。 キリオは、寛げるようになっている場所の椅子に座って両腕を組み、腕の間に獣の槍を挟んだ姿勢のまま目を閉じていた。 『まさか、寝てた?』 哀はキリオの反応を見て、風呂場に入り込んでこちらに何かをしようとしたかを見極めるつもりだったので、これにはかなり意表をつかれた。 キリオは哀が出てくると、ゆっくりと目を開き体を起こす。 「もういい?」 「え、ええ。もしかして寝てたのかしら?」 「うん、何があるかわからないしね。休める時に休んでおかないと」 いや、見張りをしていたのではないのか、と言おうとしてやめた。実際、哀が出てきたらすぐに気付いたではないか。 「そういう寝方、慣れてるの?」 「訓練したから。君もやってみる? 色々と便利だよ?」 「……やめとくわ。その手の肉体労働は不向きなのよ」 「そう。じゃあ……」 「待って。その前に、私達はお互いの事をもっと良く知り合っておくべきだと思うのよ。どうかしら?」 「あ、うん。そうだね。ただ、最初に一つだけ、聞いてもいいかな?」 「……どうぞ」 「じゃあさ、君はこれから、この地図の上を動き回るつもり?」 哀は目尻を少し上げ、警戒した視線を向ける。 「だとしたら?」 「うーん、僕としては何処か安全な場所で隠れていて欲しいかなって。肉体労働、不向きなんでしょ?」 哀はさっき風呂場で考えた事を一つ、披露してやる。 「もし、私がこの殺し合いを考えた人間で、本気で殺し合いをして欲しいと思っているんなら、この支給品とやらの中に参加者の居場所を特定出来るものを支給するか、もしくは定時の放送とやらで全員の現在位置を告知するわ。後者なら皆平等だからそれでもいいけど、もし前者だったら隠れているから安心なんて発想自体が罠って事になるわよ」 キリオはびっくりした顔で哀を見返している。哀は続けた。 「72時間の制限があるからって、そう簡単に人殺しなんて出来るもんじゃない。何か、促進する手を、本気で逃げ回りにかかる人を制する手を、用意してくると思う。それに二日目、三日目になって状況が煮詰まってきたら、死なば諸共って逃げ出す人も出てくるかもでしょ? 現状のルールだけだと逃げる人が有利すぎるわコレ」 そこまで考えていなかった、キリオの顔にはそう書いてある。 別段、だからとキリオが愚かだとは思わない。 こんな事まで考えるようになったのは、誰かさんと一緒に馬鹿みたいに色んな事件に首を突っ込むようになったせいなのだから。 「凄いよ、僕そんな事考えてもみなかった。君、まだ小さいのに凄いね」 「アンタに言われたくないわよアンタに」 「いや、僕は色々と特別だって言われてたから……もしかして、他にも君みたいな子ってたくさんいるの?」 「さあ? 子供で私より頭の回転が速いのは、一人しか知らないわ」 「へえ! もう一人いるんだ! 凄いなぁ! 今度会ってみたいよ!」 そう言って無邪気にはしゃぐ様は、見た目通りの子供そのものだ。 だが、あの時、槍を抱えて座りながら寝ていたキリオの佇まいは、あれはまともな子供のそれには見えなかった。 初対面の時からずっと、キリオを信用できないと思っていたのは、まさにああいう部分だ。 キリオはあまりにも普通の子供と違いすぎる。 何が、と口にするのは難しいのだが、その立ち居振る舞い全てが、絶対に油断してはならない相手に見えて仕方が無い。 実際の所、子供の容姿をしていながら子供らしからぬ事を考え実行する能力を持つのだから、佇まいが違い違和感があるのは当たり前で、その点に関してならばお前が言うなの極みでもあろうて。 そんな警戒心でぴりぴりしてる哀と、全然懐いてくれないなーとか考えてるキリオとで、お互いの持つ情報を交換すべく話を始めるのだった。 BT-42の震動は、ちょっと他の戦車と違っていて新鮮な揺れだと思えた。 西住まほは操縦席に座り、エンジンをかけこれを発進させるとそんな感想をもった。 足回りが他の戦車と少し違うせいだろう、と震動が違う理由はわかっている。 足回りで思い出し、まほは戦車の中で砲手席に腰掛ける斗和子に訊ねる。 「今更ですが、これアスファルト駄目になっちゃいますけど……いいんでしょうか?」 履帯にゴムを撒くでもない状態でそのまんま走らせているのだ。 グリップを得る為、当然履帯はアスファルトを噛み、掘るように進む事になる。 そう出来なければ逆に、15tの重量があっちこっちと滑って回る事になるのだが。 斗和子は苦笑を返す。 「それが嫌なら、そもそもこんなもの支給すべきじゃないわね」 「まったくです」 幾つかの計器の位置を確認しながら戦車を進めるまほ。この戦車に乗るのは初めてなのだ。 ふと、珍しいものを見つける。 どうやらこの戦車、中で音楽が聞けるようになっているらしい。 そもそも走行の騒音であまり聞こえないだろうに、と呆れるまほであったが、一応同乗者に聞いてみる。 「何か音楽でも聴きますか? 聞こえるかどうかは保障しかねますが」 その言い回しが気に入ったのか、少し噴出した後斗和子は、じゃあ貴方の好みの曲を、とリクエストしてきた。 操作盤に曲のリストがずらりと並ぶ。ほとんど知らない曲ばかりだったが、一曲だけ、まほにもわかる曲があった。 『The Great Escape March』 戦車のイベントでは良く使われる曲で、まほは何かにつけこの曲を聴く機会に恵まれた。 軽快なスネアの音に、少し驚いた顔の斗和子。 「学生さんらしくない選曲ね」 「良く言われます」 「でも、戦車に乗って流す曲としては悪く無いわ。……後、これ結構良いオーケストラ使ってるみたい」 「わかるんですか?」 「一応、チェロ奏者よ、これでも」 「へえ、じゃあオケにも乗った事が?」 「頼まれて何度か。……奏者が居ないっていうんで、コントラバスやってくれと頼まれた時は、流石に返事に困ったわ」 斗和子の冗談に、まほはくすくすと笑い出す。 「斗和子さん背高いですから、きっとどちらも似合いますよ」 斗和子も微笑を浮かべて問う。 「貴女も何か楽器を?」 「いえ、私は聞く専門です。学校の方針でドイツ戦車を扱う事が多いせいか、曲もドイツのものを良く聞くようになってました」 「ワーグナー辺りかしら?」 「はい、余りに当たり前すぎて恥ずかしいのですが」 「いいじゃない、戦車乗りでワーグナー、ぴったりよ。じゃあオペラとかはあまり触れない方かしら?」 「いえ、ローエングリンなんて良いですよね。エルザの大聖堂への行進とか、何度聞いても最後の低音で震えが来ますよ」 斗和子は、初めて微妙そうな顔になった。 「ああ、あれ、ねぇ」 「嫌いですか?」 「うーん、実は私も演った事あるんだけど、どうにも、ローエングリンの気持ちが理解出来なくて。後初期のエルザも」 「ああいう、いかにもな騎士、貴族像はお嫌いで?」 「嫌い、というより、わからないのよ。オルトルートなんてもう、我が事のように理解出来るのに」 ローエングリンは主人公の高潔な騎士で、エルザは清純なヒロイン、そしてオルトルートは意地悪な悪役女である。 やはり笑うまほ。 「そ、それは、実に、人間っぽい感想ですね。まあローエングリンはそもそも人間とは少し違っていますし……じゃあ、ローエングリンを疑いだした辺りのエルザなんかは?」 「ばっちりね。そこは指揮者にも褒められたわ」 また、まほは朗らかに笑った。 ある程度斗和子が話を作っている部分はあるが、それは別にこの会話の目的ではないのでどうでもいい。 つまり、斗和子はこうやって相手の興味を引く話題を提供しつつ、人の心に近寄っていくのだ。 以前ヨーロッパで魔術を覚えた際、情報収集に有利だからと学んだチェロと音楽は、こういう風に様々な場所で役に立ってくれているので、斗和子は今でもこの楽器と音楽を気に入っている。 概ね好感触を得た、と思えた斗和子は次の段階へと移る。 「さて、じゃあ私はここで一度降りるわ」 「え?」 「一つ見ておきたい所があるのよ。ほら、地図にあった白楼閣って所。名前だけじゃどんな場所かわからないけど、わざわざ地図に書いてあるんだし、何かはあると思うのよね」 そんな事をあっさり言う斗和子であったが、そもそも彼女が戦車組に来たのは、彼女の体調を心配しての事で、それが単独で動くと言われてもまほも返事に困る。 「ちょっと外出てもらっていい?」 そう言う斗和子の為に戦車を止め、二人は上部ハッチから外へと。 外に出た斗和子は、ハッチから上半身だけ出しているまほを見て、にこっと一つ微笑んだ後、後ろ向きに戦車の上から飛び降りた。 「!?」 見るからに危なっかしげな飛び方であったのだが、斗和子はまるで体重など無いかのように、はらりと、布が地に落ちたような静かさで着地する。 「ね、大丈夫でしょ? 戦車で通ったら、もし誰か居たら警戒されるだろうし、その前に私が行って偵察だけしておくわ。もし問題があるようなら私が警告の旗を途中で掲げておくから、それを見たら引き返しなさいな」 音楽家であり、口調も穏やかでおしとやかな印象の強かった斗和子であったが、まほも驚く程のアクティブさを見せてきた。 斗和子の言の正しさは、まほにも理解は出来た。 今から行く先に居る二人組は安全だろうという保証があるのだが、それ以外の人間は必ずしもそうではない。 そして戦車でそれらの者達と遭遇したら、まず間違いなく先にこちらが発見される。 だからと戦車に乗っていればこちらも滅多な事にはならないだろうが、エイラのびっくり空戦装備の事を考えるに油断は出来ない。 斗和子は柔和に微笑み言った。 「完調には程遠いし無理はしないわ。また、後でね」 言うが早いかさっさと行ってしまう。何というか、まほのペースを外し自分のペースに持ち込むのが上手すぎて、まほも口を挟む事が出来なかった。 またそれを不愉快に思わせぬ雰囲気がある。 「色々と不思議な人ね」 上品でいて、可愛らしくもあり、穏やかな時間を好むようにも見えて、動く時は快活に動く。 不思議な魅力のある人だとまほには思えた。 地図を見る限りでは、川を越える為の橋があるみたいだが、遠回りになるのでとりあえず川沿いに行って途中で渡れるようなら渡ってしまおう。 何処かの誰かが考えいたのと似たような思考である。 そんな程度の話で光宗とダクネスは川のある方へと向かう。 基本的にダクネスは社会性の高い人物だ。礼儀も心得ているし、恥も知るれっきとした貴族である。 ただ、ほんのちょっとだけ、性癖ががっかりなだけで。 対する光宗も、表面的なものでいいのならそれなりの社交性を発揮する事が出来る。 何やかやとすぐに二人で情報交換を行いえたのはそういう理由だろう。 ただ、光宗の持つ現代人的な繊細さは、ファンタジー在住でかつズボラな同居人達と過ごしているダクネスには、理解が難しい部分もあろう。 だから、光宗がダクネスの麗しい容姿を見て表面的には好意的になれても、どうしても踏み込めない部分が出来ているのだろう。 それでも光宗の目は、時折盗み見るようにダクネスへと吸い寄せられる。 金髪碧眼はそれだけでも目立つというのに、まるで映画俳優のように美しいのだから、健全な成年男子ならばそうなっても仕方あるまい。 ましてやダクネスの胸部は同年代の女性と比しても、極めて豊満であると形容していいようなシロモノである。 背も高く、彼女は何から何まで恵まれた外見をしているのだ。 当人は鍛えすぎた腹筋を気にしてたりもするが、これはまあ普通に付き合う分にはまず見えない部分だ。 眼福なんて言葉でじろじろ見る程品の無い真似はしないが、光宗は自分でも御しきれぬ部分でダクネスをちら見していた。 街灯を浴びてきらきらと輝く髪は、きっと日の光の下ではもっと鮮やかに映えるのだろうと思える。 日本人にはありえぬくっきりとした目鼻立ちは、まるで教科書に載っている彫刻であるようで、それが肉を持ち温かみを備えて歩いている事に感動をすら覚える。 彼女が着ている鎧にしても、日本人が同じものを着たら単にコスプレ呼ばわりされて終わりだろう。 しかるに彼女が着るとそこに違和感は無くなる。 こんなわざとらしい格好なのに、実際に使用しているせいか、はたまたそれもまた彼女の魅力のせいなのか、彼女の美しさを支える無理なきパーツの一つとして成立していた。 「ん? どうした?」 そんなダクネスの言葉に、光宗はぼうとしながら率直にすぎる言葉を口にする。 「んー、いや、綺麗な人だなーって」 「…………ふぁっ!?」 思わず仰け反るダクネス。その反応に、自分が何を言ったか気がついてこちらも大慌てで赤面する光宗。 「おおおお、おいっ、いきなり何を言い出すか! そ、そんな何処かで聞いた事あるようなく、くくく口説き文句なぞ、私に通用するわけないだろうっ!」 「あああああ、ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ぼーっとしてたらつい」 目一杯動揺してしまったダクネスであるが、隣の光宗といえばダクネス以上に動揺し、そっぽを向いてしまっている。 その耳が真っ赤に染まっている様が妙に可愛らしくて、ダクネスは我を取り戻せた。ついでに、ちょっとからかいたくもなって来る程。 そこで自制が効くのがダクネスであるのだが。 自制が効かなくなったのは、ダクネスではなく、残る二人の方であった。 「あ、甘ずっぱああああああああい! ナニコレナニコレ! ちょっと私我慢できないで変な声出ちゃったじゃなぁいっ!」 「おめえええはよおおおお! まずは隠れて様子見しようとか言い出したのはてめえだろうがあああ! それもすんげぇ真顔で言っときながらコレってどういう事だコラァ!」 白スーツの巨漢、ヤモリがぬっと姿を現し、その脇に居た扇情的な鎧を着た女性、クレマンティーヌはちょこん、といった風情で道に飛び出して来る。 「ねえねえヤモリぃ、アンタもそろそろさぁ、こう性欲っていうか情欲っていうか下半身大暴走っていうかそーいうの溜まってるんじゃないないなぁあああい? あの子すっごい綺麗だし、良くない? 良くなぁい?」 「そーいうてめえはショタ狙いか?」 「嫌ぁよ、刺すのは私でないとぉ♪」 「ふん、ま、何でもいいか。んじゃガキはおめーで、女が俺な」 「あらま、反応うっすーい。反抗期?」 「俺ぁ幾つに見えてんだよ。……なんつーかな、もっとヤバイ敵が出て来ると思ってたんだが、どうにも妙だなと思ってよ」 「ああ、なるほどねぇ。ねえヤモリ、アンタの所にアンタでも手に負えない化物って居る?」 「……居る。そこまでとは言わねーが、もっとヤる奴が来てると思ったんだが。これ、もしかしてマジでエサ狩りするだけか?」 「馬鹿ねえ、そんな事ある訳ないでしょ。あの人形遣いのちっちゃい子も前座でしょうよ」 「だとすると、弱い奴にばっか会ってるのは単に俺達の運が良いだけか?」 「かーも。あ、でもその女の子、結構タフじゃない?」 「てめえ! コイツは俺のだからな! やんねえぞ! やんねえぞ!」 「わかったわかったわよぉ、そんなに怒鳴らないでもさぁ。あー、でもちょっと後悔ー。この子柔すぎるかもぉ。そっちの子凄いわねぇ、動きだけしか見ないから私タフさって見落としがちなのよ。ねえねえ、もっと派手に殴ってもイケるんじゃない?」 「だあああああからよう! 口出すんじゃねええええええ! コイつは! 俺が! 俺が! 俺の俺の俺の俺の俺の俺の……」 「あー、入っちゃったかー。ま、しばらくほっとけば戻ってくるでしょ。ねえねえ君ぃ、そういえば名前、聞いて無かったっけ。なんていうのぉ?」 焦点の合わぬ目で虚空を睨む光宗は、クレマンティーヌの言葉に口の端から泡を吹きながらこたえた。 「み……つむ、……ね」 「ミッツム・ネ? あらあら、ちょっと可愛らしい名前じゃなぁい」 ミッツム、ミッツム、と陽気に歌いながら、クレマンティーヌは光宗の両手を大地に縫い付ける。短刀で。 苦痛に悲鳴を上げながら光宗は叫んだ。 「違うっ! 僕は! 僕は光宗だ! みつむねなんだああああああああ!!」 もう何もわからなくなって、光宗はただがむしゃらに叫んだ。 そうするとほんのちょっとだけ気分が良くなって、痛いのが収まった気がしたのでもう一度やろうと思ったが、その前に罰とばかりにクレマンティーヌの刃が光宗の体を通り抜けたので、光宗はやっぱり止める事にした。 両手の平に開いた穴に紐を通して縛り、逆側の端はというとヤモリの胴体をぐるっと回してこちらもきゅっと締める。 「よしっ」 ふー、と息を吐くクレマンティーヌに、ヤモリが片眉をひねらせながら言った。 「良し、じゃねーよ。何だよこれ」 「ほら、ミッツム君もう歩けないみたいだし、連れてくのに助けが必要かなぁって。ヤモリならコレ一人ぐらい大して気にもならないでしょ?」 「……まあいいけどな、確かにコレまだあった方が面白ぇし。後、ミッツムじゃなくてみつむねじゃねえのか?」 「そうなの?」 地面にうつ伏せに倒れながら、両腕を前へと突き出した形の光宗は、ぶつぶつと地面に向かって呟き続けている。 「……ぼくはみつむねだ、ぼくはみつむねだ、ぼくはみつむねだ、ぼくはみつむねだ、ぼくはみつむねだ、ぼくはみつむねだ……」 「な?」 「みつむね、みつむね、みつむね、ね。うん、覚えたわ。でもこれしかしゃべんないのつまんなーい」 「はいはい」 ヤモリは胴に紐を巻きつけたまま数歩進むと、腕を引きずられ光宗が絶叫を上げる。 「これでいいか?」 「それ声違うっ。全くもう、本当にこの子ってば弱いわよねぇ、私ほとんど何もしてないわよぉ。少しはそっちの娘見習いなさいよぉ、ずううううううううっと、貴方を助けようと頑張って来た高潔なる騎士サマなんだからねぇ」 くくくと含むように笑うヤモリ。 「おいおい過去形にしてやんなよ、今でも健気ーに頑張ってるじゃねえか」 ヤモリの視線の先には、一人の人型が立っていた。 長い髪、それと各所が膨らんでいる所から、きっと女性なのだろうとわかる。 だが、それだけだ。 彼女は衣服を一切身につけていない。なのに、おそらくは彼女を見た百人中百人が、それを気にはしないだろう。 晒された素肌より、顕になった局所より、もっと衝撃的な光景が見られるのだから。 彼女もまた、小さな小さな声で続けていた。 「……ミツムネは、助けてくれ……頼む、彼だけは……頼む、……頼む……」 何故、そんな事が言えるのか。もちろん今の彼女、ダクネスの惨状は性癖云々といった次元を易々とぶちぬけている。 ヤモリは出発の準備が整ったという事で声を上げる。 「んじゃ行くぞー、遅れずついて来いよー」 ヤモリが移動を開始すると、引きずられた光宗の悲鳴が後に続く。同時に、女性らしき人型ダクネスからか細い声が。 「やめて、くれ……彼は、やめてやってくれ……私が、私がやるから……彼は、助けて……」 全く聞く耳を持たず、ヤモリとクレマンティーヌは歩を進めるが、ダクネスはいっかなその場を動かない。 いや、足を踏み出そうとはしているらしいのだが、なかなかこれが持ち上がらずにいるようだ。 クレマンティーヌはにやにや笑いながら彼女の前に立ち、ぱんぱんと手を叩いてやる。 「目、見えないんだもんねぇ。ほら、こっちこっち♪ あんよが上手♪ あんよが上手♪」 ぶはっ、と勢い良くヤモリが噴出す。 「て、てめぇで足の腱切っといて上手も何もねえだろ! お前本当、人甚振るの上手ぇよなおい!」 「こっちに来ないと♪ みっつむっねくんが♪ 死んじゃうぞー♪」 「鬼か!」 鬼も何も、ダクネスをこんなにしたのは当のヤモリであるのだが。 ダクネスは、ありったけを振り絞って足を持ち上げる。 天空にまで振り上げる程の勢いと力を込めてどうにか、ダクネスの足はずずずと前へと滑り進む。 これを、ただそれだけで信じられぬ苦痛を伴うこの作業を、ダクネスは黙々と続ける。 呆れた顔でクレマンティーヌ。 「ほんっとこの子って根性あるわぁ。こっちのミツムネに少しは分けてあげればいいのに」 不意にヤモリが鼻を鳴らす。 「……おい、人が来たぞ」 血臭漂う最中でこれを嗅ぎ分けるのだから、ヤモリの鼻にはクレマンティーヌも脱帽である。 「アンタのそれ本当便利よねぇ、今度私にも教えてよ」 「生まれの差だ諦めろ。来るぞ」 道路の角より飛び出して来たのは、光宗より更に年下であろう、少年であった。 「……やっぱりよ、ここって俺等にただただ遊べって場所なんじゃねえか?」 「……あー、私も段々そんな気してきたかも」 その見た目から思いっきり嘗めてかかった二人であるが、その少年が走る姿を見て僅かにこの考えを修正する。 『ほう』 『へえ』 速い。そして速さもさる事ながら、走り方が戦いにおける走り方になっている。 つまりこの子供は、近接戦闘を知っているという事だ。 クレマンティーヌは短刀を抜き、鋭く少年の肩口へと突き出す。 瞬間、クレマンティーヌの意識から少年の姿が失われた。 そうする為の呼吸の取り方は、幾千幾万の激戦を潜り抜けて初めて身につく類のものだ。 『んなっ!?』 こんな子供に出来る技ではない。クレマンティーヌは完全に虚を突かれる。 だが、彼女もまた歴戦の勇士。左方より迫る風切り音に気付き、身をよじる。間に合わない。 かわしそこねて額の上を強打される。それでも意識を失うような一撃は許さず、それに、少年との体重差からクレマンティーヌを一撃で倒すには威力が足りていなかった。 だが少年は構わずクレマンティーヌの脇を抜け、そのまままっすぐヤモリの元へと駆けていく。 ヤモリの左拳が唸る。少年は体をくるりと横に回転させ、その拳をいなしつつ、肘をヤモリの脇に叩き込む。 だがこちらはもう体重云々以前に、ヤモリのグールの体が相手ではどうにもしようがない。 しかし少年は止まらない。 握った拳を何度も何度も何度でも、ヤモリへと叩き付け続ける。硬度の差から、怪我を負うのは少年の方であるのに。 「うぜえんだよ小僧!」 ヤモリの拳が少年を捉える。何度か殴らせる事で少年の攻撃の呼吸を読み取ったらしい。 クレマンティーヌは、ヤモリのこういう所に彼の格闘センスの確かさを感じていた。 こちらは体重差もあって、物凄い勢いで吹っ飛んでいく少年。 ヤモリはクレマンティーヌを見てせせら笑う。 「油断してんじゃねーよばーか」 「うっさい。それよりソイツよ。アンタどうする気?」 「あん? そりゃおめー、せっかくのおもちゃだし……」 クレマンティーヌは皆まで言わせない。 「駄目よ、すぐに殺しなさい」 「ああ? 何だよそりゃ」 「コイツ、今気付いたわ。物凄い目してる。こういうのはね、殺しても死なないのよ。多分、首を飛ばしても飛んだ首がこっちに食らいついてくるわよ」 「……そりゃ人間の話かよ」 「弱い人間も馬鹿にしたもんじゃないわよ。まったくもう、こんな目した奴なんて、そうそうお目にかかれるもんじゃないってのに……ああ、もう、油断したわホント」 まるでアンデッドみたいな言われ方をした少年、蒼月潮は、クレマンティーヌの言う通り、炎のような目で二人を睨み付けている。 本来、潮の体躯であったなら、ヤモリに一発でも殴られればそれで終わりだ、身動きなんて取れなくなる。 どんな受け方をした所で、ヤモリの一撃を受ければ脳が激しく揺れるのを止める事は出来ない。 だが、視界が歪んでいようと、平衡感覚が失われていようと、潮はまっすぐに立ち、敵の二人を見据えて動かない。 そうあれと命じるだけで全身は潮の指示に従い、視覚を調整し体幹を整える。 そんな潮を支えるのは、全身から噴出さんばかりの怒りだ。 血の臭いを嗅ぎ取った潮は、不安にかられながら角を曲がり、そこで見た光景に絶句した。 わかりやすい所では少年だ。両手の平を貫かれ、縄で結ばれている。だが、潮の全身が硬直したのはそちらのせいではない。 全身を血で覆った女性が立っていた。 肌の各所が激しくささくれ立っているが、五体の位置はわかる。 わかるだけで、人間の五体とはとても思えぬ有様であるが。 そんな彼女が救いを求めるように前方へと両手を伸ばしていて、もう一人の少年は無残な様で大男の腰にくくりつけられている。 こんなヒドイ状態の二人を、何もせずに放置している。ただそれだけでもう、潮には充分であった。 言葉も出ない程に憤激し、後先も考えず二人へと突っ込んで行く。 元より我が身を省みる事の無い潮だ、何度殴られようと、どれだけ切られようと、潮は決して足を止めず、二人に猛然と突っかかっていく。 そして、決して越え得ぬ種族の壁、訓練の壁に潮は捉えられた。 当たり前だ。数多の戦いを潜り抜けて来たとて、蒼月潮の肉体は、基本的には中学生男子のそれであるのだから。 倒れる潮を見下ろし、ヤモリは笑う。 「こっからコイツ、二つとか三つに分けても動くんだよな? うはは、面白ぇな見てみてぇや」 「何真に受けてんのよ、比喩表現って奴よぉ。でも、試すのはタダよね」 潮の憤怒は行き場を失い、自らの内へと収束していく。 何故弱い、何故勝てない、このままではあの二人が、もっとヒドイ目に遭うというのに。 『何やってんだ、さっさと槍を呼ばねえか』 潮の脳裏に浮かぶのは、かつて自ら捨て去った友の声。 どうしようもない窮地において、何でコイツの声なんだという思いは潮にもある。 ただ、やっぱり出て来るのはコイツなんだろうな、という漠然とした思いもある。 砕けたはずの獣の槍が、呼んだ所で来るはずないこともわかっている。 それでも素直に言う事を聞く気になったのは、意識が朦朧としているせいもあったろう。 「……槍よ……来い」 ありったけで叫んでもこの程度の声しか出ない。 でも、そう口にする事で、体に力が漲って来る気がした。 「槍よ、来い」 もっとだ。もっと出せる。潮はそれ自体が目的になったかのように、残る全ての力を込めて叫んだ。 「槍よ! 来い!」 潮のすぐ側で、凄まじい爆音が轟いた。 ヤモリとクレマンティーヌは大きく後退し、事態の把握に努めているようだ。 だが、潮にはわかっている。 よろよろと立ち上がり、舞い上がった噴煙の中心へと向かう。 大地に突き刺さった一本の槍。その刃部の端から伸びる紐についているものを見て潮は、お前か、と笑ってしまった。 酷使し続け、遂に砕けるまで使い潰したというのに、獣の槍はまだ潮に力を貸してくれるらしい。 感極まって泣き出しそうになるのを必死に堪えながら、潮は獣の槍に手を伸ばす。 「悪いな、獣の槍。また、頼むわ」 突然、話し合いの最中にキリオが立ち上がった。 そのいきなりの挙動に哀の警戒心が大きく刺激されるが、キリオは構わず部屋から飛び出す。 白楼閣の縁側のような場所に出ると、キリオは何を思ったか手にした獣の槍の、刃部の端から伸びる紐に自分の帽子をくくりつける。 「どういうつもり?」 哀の言葉に、キリオは笑って言った。 「これを必要としてる人がいるんだよ」 見ると、彼の手にした獣の槍は、小刻みに震えているようだった。 握り締めた力の強さは、彼方の空に居る兄貴分に頑張れとのエールだ。キリオは握った獣の槍を、力強く天へと向けて投げ放った。 「行け獣の槍! お兄ちゃんの元へ!」 呆気に取られる哀。それはそうだ。投げ放った獣の槍は、一直線に天空へとかっ飛んでいったのだから。 「……なに、あれ?」 満足げにキリオ。 「元の持ち主のもとにかえっただけだよ」 哀はキリオをまじまじと見つめる。 「いいの? 貴方の武器でしょ?」 「いいんだ。お兄ちゃんがあれを必要としてるって事は、きっとそこに、守らなきゃならない人がいるって事なんだから」 だからいいんだ、とキリオは笑って頷いた。 獣の槍には本来の所有者である潮の元へ向かわぬよう、呪いがかけられていた。 だが、現所有者がその所有権を放棄し、次なる所有者が不在の時、呪いは行き場を失ってしまう。 その間隙を獣の槍に突かれた形だ。槍はあっという間に空を飛び、潮の元へ向かった。 まるではじめからそう定まっていた事であるかのように。 それはそうだろう。そうでなければ、蒼月潮の物語は始まらないのだから。 伸びた髪が背後にたなびく。 切り傷も打撲も、もう何処も痛くない。 槍を手にし、体が変質していくと、見えている視界が大きく広がる。 いや、最早視界なんてものではない。目の届かぬ背後すら、感じ取る事が出来る。 「……確認が、遅れたんだけどさ。お姉ちゃんとお兄ちゃん、あんなにしたの、お前等か?」 潮の言葉に、ヤモリは生唾を飲み込む。 この種の威圧感に、彼は覚えがあった。 クレマンティーヌは両手に短刀を握り、額より一筋汗をたらしながら答えた。 「違う、って言ったら見逃してくれるのかしらぁ?」 「だったらその血の臭いは何だ。お前の手から、そっちのデカイのの手から、臭う血の臭いは一体何なんだ?」 あちゃー、やっぱり誤魔化せないのねー、的気楽さで、クレマンティーヌは隣のヤモリに軽口でも叩こうとそちらを見る。 が、ヤモリの目がガチである事に気付き、怪訝そうな顔に。 「あれ? もしかして本気でビビってる?」 「……わかんねえ。あんなのが二人も三人も居てたまるかとも思う……だが……クソッタレがあああああああああ!!」 こちらから突っ込むヤモリ。 しょっぱなから全開だ。 左右へのステップは足元が残像でブレる程の速度で、決して読みきれぬ複雑な軌道で潮へと至る。 一瞬、潮の真横に表れ蹴りをくれるべく足を振り上げる。 が、それはまやかし。凄まじい歩法にて正反対側へと回り込むヤモリ。こういう真似を易々と出来るのが彼のセンスだ。 回し蹴りが一閃するが、潮は真上へと跳躍する事でひらりとこれをかわしてみせた。 槍を握った両腕を頭上へと掲げ、潮は宵闇の中を跳ねる。 空中ならば身動き取れまい。そんな隙を見逃さず、クレマンティーヌが仕掛けて来たが、クレマンティーヌも、ヤモリも、二人は同時に吹っ飛ばされた。 一体、何故そうなったのかまるでわからない。 いや、わかるのだが、ありえないと脳が否定する。 閃光と共に振るわれた槍の柄が、クレマンティーヌ、ヤモリを同時に吹っ飛ばしたのだと。 ありえない。距離も間合いも全く違っていて、位置も一度に狙えるような位置関係ではなかった。 一閃でなど、物理的に両者に槍が届くはずがないのだ。 そんなありえぬ奇跡を行っておきながら、潮は平然と着地し、半身になって槍を縦に構える。 「絶対に、許さねえ」 その言葉尻に合わせて突っ込んで来る。長年の戦闘勘でクレマンティーヌはそれを見抜いた。 『アンタは動きが雑なんだよ!』 その瞬間さえ見切れれば、カウンターを取る事は難しくない。そう、思っていたクレマンティーヌの、頭上に槍の影が見えた。 「……え?」 ぎりぎりで頭は外した。しかし、槍の柄が強くクレマンティーヌの背を打ち据える。 クレマンティーヌはその場で地面に叩き付けられ、それでは済まずに大きく地面から跳ね上がってしまう。 来るのがわかっていながら、走る姿を見失ってしまった。 槍を抱えながら左右に揺れ動き、クレマンティーヌの死角から死角へと潜るように移動して来たのだ。 こんな見事なクリーンヒット、ヤモリはもちろんそれ以外にもここ数年もらった事が無い。 クレマンティーヌ程の戦士ですら武技を出す暇の無い速度なぞ、とても信じられるものではない。 すぐに潮はヤモリへと飛ぶ。そう、走るでもはなく飛ぶ、が相応しい。そのイカレた脚力はただの一歩でヤモリまでへの距離を埋め得る。 正面から来るのなら、袈裟か逆袈裟か。 見て反応出来る自信は欠片も無いので、ヤモリは袈裟にヤマを張って赫子を作り出し防ぎにかかる。 しかし潮は、ヤモリの対応を見てから反応してきた。 逆袈裟に槍を振り上げると、ヤモリは脇腹にモロにこれをもらい、その場に崩れ落ちる。 ただの一撃で喰種であるヤモリの身動きを止めてしまう程の、強烈な一打である。 またこちらは巨体であるからか、男であるからか、更に追加でもう一撃が加えられる。 顎を真横から強打され、ヤモリは真横に回転しながら吹っ飛んでいった。 潮の背後から小さく、鋭い声が。 「……ふざけんじゃねえぞ……」 武技を重ねがけしたクレマンティーヌが、潮の背後より迫る。 背後からだがクレマンティーヌは踏み込むステップに数多の幻惑を仕込み、両腕を交差し手にした二本の短刀の位置を見えなくする。 もちろんまっすぐには行かない。潮がクレマンティーヌに対してやったように、人の死角を潜りながらの接近だ。 『てめぇにしか出来ない技じゃねえんだよ!』 間合いに入った瞬間、ほんの一挙動で四連撃。稲光のように短刀がひらめく。 その全てを、潮は槍の柄尻の先を押し当てるようにして易々と弾いて見せた。 あまりの速さに、弾く四つの音が一つに聞こえる程である。 直後クレマンティーヌは真横から棍のように振り回された槍でぶっ飛ばされる。今度は最初に叩きつけられた時の比ではない。 武技で強化した人類最強戦士クレマンティーヌの意識が、完全に途切れてしまう程の痛烈な一打だ。 失われゆく意識の中で、クレマンティーヌは朧げに思った。 『……つまり、コイツ……最初の一発は……手加減、してたって……事……』 「起きろ!」 突然の怒声に、クレマンティーヌの意識が覚醒する。声の主ヤモリは、さきほどイジメておいた少年を抱え上げていた。 彼の手を縛っていた紐は、何時の間にか失われている。 それを見て彼の考えを悟ったクレマンティーヌは、自分の分の人質を確保しようと足を進める。 進まず、つんのめって倒れてしまう。足が言う事をきかない。 いや、目もおかしい。視界がぐるぐると回り、天と地が交互にクレマンティーヌへと迫ってくる。 人質を取る為の初動に遅れたせいで、もう一人の女は潮が先にこれを守るよう側へと。 クレマンティーヌの視界に、足元の地面を砕き、その欠片を手に持つヤモリの姿が見えた。 『それだ!』 一瞬で意図を察したクレマンティーヌは、いきなりその場から背を向けて逃げ出す。 潮もやっていたが、平衡感覚が狂った程度ならば何度も経験があるし、そのままで動く術もクレマンティーヌは心得ている。いや普通は絶対に無理なのだが。 同時にヤモリも少年、光宗を抱えたままクレマンティーヌとは逆方向に逃げる。 光宗の居るヤモリの方を追いかけようとした潮は、しかしその場を動けず。 逃げながらクレマンティーヌが短刀を棒立ちの女に投げつけたからだ。 ほぼ同時に、ヤモリも手にした瓦礫を女に投げつけ、潮の足止めをしながら二人は互いを庇い合うように投擲で援護しながら距離を取る。 このままでは逃げられる。 そう思った潮は、躊躇無く手にした獣の槍を投げつけた。 これを手にした時から潮は豹変した。 そういった武具であり武具にこそこの強大な力の理由があるとヤモリもクレマンティーヌも考えていたので、まさか投げるのは予想外だ。 「ヤモリ上!」 クレマンティーヌの叫びに、ヤモリは頭上を見上げる。すぐに人質を投げ捨て、高く高くに跳躍する。 クレマンティーヌは指示だけして自分は逃走、ヤモリは頭上を走っていた陸橋状になっている連絡通路に飛び乗ると、これで潮の視界から逃れながら何とか逃げ出す事に成功した。 太郎丸は鼻が効く。 だから、灰原哀が例え上手くキリオを誤魔化せたとしても、太郎丸は誤魔化せなかった。 キリオが白楼閣の風呂場前に居る間に、太郎丸はとことこと白楼閣の外へ、そして哀の居る家の玄関前にちょこんと座る。 だが、そこで哀が風呂に入ってしまった為、臭いが変わってしまった。それに太郎丸は気付けない。 なので何時までも出て来ない哀の臭いを延々待つ事に。哀はとうに裏口から出ていってしまっている。 そして太郎丸は、その気配に獣の感性で気付いた。 「あら、野良犬もいるのね」 そんな暢気な言葉に、太郎丸は決して騙されない。これでもかのゾンビパンデミックを途中まで生き抜いた猛者であるのだ。 現れた女へ、唸り威嚇する。そう、猛者であっても限界はある。真に賢い犬ならば、彼女、斗和子の姿を、いや気配を感じ取っただけで逃げ出している所だ。 斗和子は、そんな蛮勇を愛おしげに眺め、手を伸ばす。太郎丸はその腕に、犬史に残る程の勇敢さと共に噛み付いた。 「所詮ケモノねぇ」 落胆を顕にする斗和子。斗和子の本質を察するぐらい賢い犬ならば何かに使えるかもと思っていたのだが、やはりノラにそんな賢さは無理があるらしい。 さっさと殺すか、と手を下しかけてはたと止める。 「ん? これ、何かしら?」 斗和子は自らの噛み付かれた傷口を見る。当然、速攻治っているのだが、どうにも傷口に違和感がある。 自分の脳に片っ端から放り込んだ知識を総動員してこの事象を思い出し、斗和子は検索の途中で先ほど出会った少女の言葉を思い出した。 「あら、まあ。もしかして、コレ、あの娘が言ってた細菌かしら」 あらあら、と斗和子の顔が歪んでいく。当人めちゃくちゃ楽しそうな、回りからは美人が粉々になるので是非やめて欲しいと思うような笑顔だ。 「思いつきも馬鹿にならないわね。これは楽しい事になりそう……ねえワンちゃん、すこおおおおおし、おねえさんが手を加えるけど、いいわよね?」 自らの体内に侵入した細菌、これを体内で隔離し、培養し、ちょこっと手を加えてみる。 とはいえ専用の器具も無しでは大した事は出来ない。せいぜい、発症を早める程度だ。 魔術的な手を加えるにも、流石に自分の体内だけでは如何ともしがたいし、コレだけでも人間相手なら充分効果を持ちえよう。 まるでヒトの悪意を凝縮したかのような細胞だ、と斗和子は上機嫌である。 この細菌を再び太郎丸に送り込む。イマイチ反応が悪い。 ちなみに送り込む手法は、斗和子の指先を切って、そこから滴る血を太郎丸に飲ませるといった方法である。無論、太郎丸に抵抗なぞ出来るはずもない。 「あら? この子抗体出来かけてる? もう、仕方ないわねぇ……」 培養の量が足りていない。まあ、惜しむものでもないかと培養した分全てを太郎丸に突っ込んでやる。 「さてさて、じゃあ本来の目的を果たすとしましょうか。この白楼閣とやらには、誰か居てくれるのかしらねぇ」 楽しい事があるといいな、的な斗和子の微笑みは、彼女の本性を知らない者が見れば、きっと可愛らしいと思ってくれるようなものであった。 獣の槍を見送った後、キリオと哀は再び情報交換の為屋内へと戻った。 そこに、何処に行っていたか太郎丸が戻って来た。 キリオと哀の姿を見るなり、勢い良くこちらに駆けてくる太郎丸。 「おっと、何処行ってたんだよ。もう、仕方が無い……」 そのまま、太郎丸は、キリオの腕に噛み付いた。 「わっ」 こんな子犬に噛まれた所で大して痛いわけでもない、キリオは、こらこら、と太郎丸の首裏を掴んで引き剥がそうとして、噛まれた腕が信じられないぐらい痛い事に気付く。 これは怪我の痛さではない、何か、刺激物を流し込まれている。 そう察した瞬間、キリオは本気で腕を振り回して太郎丸を引き剥がす。 「哀ちゃん下がって! これは……」 そこまで言った所で、急速にキリオの意識が失われていく。 腕はもう上がらなくなるぐらい痛くて、腕からじわじわと広がるように、全身が熱くなってきている。 それでも、太郎丸を放置したらマズイ、その一心でキリオは法術を練る。 間に合わない、キリオは動かぬ体を引きずり、無理矢理起こして哀への盾とする。そんなキリオの脇の下からにょきっと哀は腕を伸ばす。 その先に握られているのは銃。哀は引き金を引くに躊躇とかそういったものを一切感じさせなかった。 五発目でようやく仕留めた哀は、すぐにキリオをその場に寝かせ、噛まれた傷口を確認しつつ、キリオに自覚症状を尋ねる。 「キリオ、信じられないかもしれないけど、私はこれでも薬学はそれなりに修めてるの。それは感染症の疑いがある。私の言ってる事、わかる?」 「……うん、やっぱり、君、凄い子なんだね……コレ、治せ、そう? 体中熱っぽくて、噛まれた場所は物凄い、痛い。我慢は出来るけどさっ」 「わからないわ。菌が特定出来なければ抗生物質は使えないし……とりあえず近場にあるらしい病院へ行きましょう。対症療法で凌いで後は貴方の体力任せってのも、解決策ではあるんだから」 苦笑するキリオ。 「……君は、色々と正直、なんだね……いいよ、任せる。大丈夫、歩く、ぐらいなら……」 キリオは哀に肩を貸してもらいながら歩き出す。 哀は、キリオが自身を庇おうとしてくれた事に気付いていた。 それで全てを信じる程単純でもないが、この子を見捨てないよう全力を尽くす理由ぐらいにはなる。 哀は途中で撃ち殺した太郎丸の死体を、いらない袋に包んだ後自分のバッグに放り込んでいた。 感染症を疑い即座に太郎丸を撃ち殺した事といい、今こうして太郎丸の死体を確保した事といい、確かに、彼女の動きは医者かその類のものに見える。 哀によりかかって移動しながら、キリオはぼんやりと考える。 『人って、見かけによらないもんなんだなぁ』 斗和子はしみじみと述べる。 「キリオって、どんだけ私の事好きなのかしら」 白楼閣の上の方の階から嫌な気配がするから何事かと隠れてみれば、いきなり白楼閣から獣の槍がすっ飛んでいった。 しかもこれを放ったのは誰あろう引狭霧雄ではないか。 もしキリオが獣の槍を持ったままだったなら、無用心に斗和子が白楼閣に入っていたらたちどころに見つかっていただろう。 獣の槍には同じバケモノを感知する能力があるのだから。 後ついでに今の体力だと、キリオが相手では速攻でヤられていたかもしれない。 まあキリオを上手くいなすぐらいは出来たと思うが、それでも我が身の幸運を思わずにはいられない。 ここまで運が良いんなら、もしかしたら上手く行くかも程度で太郎丸を放ってみたら、それこそわざとやってるのかと思う程ものの見事に食らってくれた。 大笑いしたいのが半分、ああまで鍛えてやったのにこの程度かわせないのか、というのが半分だ。 多分、キリオにとって自分は天敵の類に当るのだろう、と斗和子はそんな愚にもつかない事を考える。 どうやらキリオとガールフレンドはそのまま病院に向かうようだ。 なら放置で構わない。キリオがゾンビになったらどんな顔してるのかに多少の興味があったが、まあ其の程度だ。 きっとキリオは斗和子の顔を見たら、隠し切れぬ動揺を見せるだろう。 だが斗和子の方はといえば、まあ上記の程度だ。 「親と子って、一方的に子供が不利なんじゃないかしら?」 その不利を埋めてあまりある親の愛情とやらに心当たりの無い斗和子は、そう思えてならない。 「ねえ、キリオ。もし何かの間違いで生き残ったなら、そのガールフレンド、ママに紹介しに来なさいねぇ。そこから持ち直せたならきっとその娘、何かの役に立つでしょうし」 だが、斗和子にもほんの少しの親っぽい影響が残っていた。 彼女はまだ、キリオは親の言う事を聞く、と思っているフシがあるのだから。 「ちくしょおおおおおおおお!!」 怒りの声と共に、ひざまづいた潮はアスファルトを殴りつける。 潮は大急ぎで捨てられた人質を確認したが、既に彼は首をへし折られ死んだ後であった。 彼の目に残る涙の跡は、この世の無常を呪って死んだ証であろうか。 彼を抱え潮は、戦闘中もずっと道路のど真ん中でつっ立ったままであった女性の下に向かう。 彼女は両手を前に突き出したまま、右に左にふらふらと揺れていた。 「お、おねえちゃん、も、もうアイツ等おっぱらったから、そ、その、だい……」 大丈夫、なんて言葉を潮は今の彼女を前に口に出来ない。 女性は潮の声をきくと、意外にもしっかりとした声を返して来た。 「あ、あの。それは、貴殿がそうされたのか? あのバケモノ達を、貴殿が撃退したと?」 「あ、ああ、そうさ! だからもうアイツ等はこっちに来ない! そ、それに俺が二度とおねえちゃんに近づけたりしない!」 彼女は、その声の調子からとても驚いているように聞こえた。 「それは凄い……さぞや高名な戦士殿なのであろう。私の名はダクネス、お名前をお聞きしてもよろしいか?」 「お、俺? 俺は潮、蒼月潮ってんだ」 「ウシオ殿か、一つ、その、聞きたいのだが……ミツムネは、私と共にいた少年は……」 「……ごめん。もう……」 やはり声でわかる。彼女はひどく落胆しているようだったが、それでも元気な声を出そうとしているようだ。 「い、いや、貴殿が謝ることではない。ああ、その、何だ、私は今とても恥ずかしい格好をしていると思うんだが……申し訳無いのだが、目が見えなくてな。自分がどんなありさまなのか自分では良くわからないんだ」 潮はその言葉に胸を突かれたように仰け反る。 「貴殿のような勇者に、このような事を頼むのは気が引けてならないのだが……その、ここは外か? で、あれば、その、何処か屋内に……案内をしてもらえない、だろうか。歩くのはどうにか、自分で出来ると思うから」 大慌てで潮は言う。 「気なんて引けなくていい! 何でも言ってよおねえちゃん! 俺で出来る事なら何でもするよ! えっと、何処か、建物の中に入ればいいの!?」 そう言いながらも潮はダクネスの手を取るような真似が出来ない。あの手を取ったら彼女が滅茶苦茶痛がるだろうと思えるから。 「こ、こっちだよ! そ、その、俺が抱えようか!?」 「ははは、そこまでは流石にな。気恥ずかしいのもあるが……その、今は、風が吹くだけでも全身が痛くて……」 そうだろう、と即座に思う潮。体中の何処に触れようと怪我に触れずにはおれぬような状態であるのだから。 「そ、そっか。こ、こっちだよおねえちゃん! こっちだ! こっちの建物なら風なんて吹いてないさ!」 潮の誘導によろよろとダクネスは移動を始める。足元が覚束ないのは、彼女の踵に深く刻まれた傷のせいであろう。 それでもダクネスは進む。彼女が手を前に伸ばすのは、前が見えぬまま進むのが怖いせいだと、潮はダクネスが建物に入る間近になってようやく気付けた。 建物に入ると、ダクネスは上機嫌に言った。 「おお、風が無いと随分楽になる。すまない、本当に助かった」 「こんな事でいいんなら幾らでもするさ! な、なあ、他に何か無い!? あ、そうだ! 椅子とか座るのはどう!?」 そこで初めてダクネスは表情を変えたのだが、顔に刻まれた傷跡のせいかそれが潮へと伝わる事は無かった。 「……いや、座るのは、痛いんだ」 「そ、そっか。じゃあ横になるのも……つ、つらい?」 「ああ、だがな、私はもともとクルセイダーだからな、立ちっぱなしにもそれほど抵抗は無い」 ふう、とダクネスは息を吐いた後、きっぱりとした口調で言った。 「なあ、ウシオ殿。私はもうこれで充分だ、貴殿はそろそろここを発ってはどうだ?」 「え? な、何を……」 「貴殿程の勇者が、最早戦力たりえぬ怪我人を気にしているべきではない。あの二人、そして他にもいるだろう暴虐の徒を止める為にこそ、貴殿の力は振るわれるべきであろう」 「そ! そんな事!」 「まあ、とはいえ私も痛いのは嫌……嫌? でもない部分はあるかもしれないが、この痛さは流石に嫌だなぁ……ま、まあともかく、もし少しでも気にかけてくれるというのであれば、ここに来ているはずのアクアという少女に私がここで怪我をしていると伝えてもらえればありがたい。もちろん見つけたらで構わないから」 「駄目だ! こんな状態のおねえちゃん置いて何処にも行けるもんか!」 ダクネスの声が、心なしか優しげなものへと変わった気がする。 「そうか……だが、アクアをもし見つけてくれれば、彼女の治癒魔法は強力だからな、私のこの怪我もたちどころに治ってしまうだろう。なあ、彼女を見つける為、でもいいから、どうか貴殿程の戦士が戦いではなく看護に回るなんて事を言わないでくれ」 ましてや、と続いた言葉に、彼女の正直すぎる真意が込められていた。 「私の不覚のせいで貴殿程の戦士が前線落ちするなぞ……これでも、貴殿には大いに劣るが私もクルセイダーのはしくれだ。人を守る事こそ我が使命なのだ。だからどうか貴殿のその力、まだ見ぬ誰かの為に使ってはくれまいか」 潮は、それでも首を立てには振れない。 「そんな、そんな怪我してるおねえちゃんをほおってなんておけないよ……」 「……まったく、貴殿は剛勇の徒とは思えぬ、心優しき人なのだな……では、一つ、頼まれてもらえないだろうか?」 「な、何!? 何でも言ってよ!」 「食事を、食べさせてもらえないだろうか。食べるだけ食べて体力を付ければ、このまま一日でも二日でも持たせられるだろう。後は貴殿がアクアに私の事を伝えてくれればそれでどうにかなる。どうだ? これなら貴殿も納得出来よう」 「うん、わかった! その……本当に、だい、だいじょうぶ、なの?」 「ああ、もちろんだとも。私は攻撃はからっきしだが、耐えるのだけは得意なのだからな」 大丈夫な訳はないのだが、ダクネスは自分をすら騙す勢いで力を込めてこの言葉を発し、その強い意志は潮にも伝わってくれるだろう。 潮は大急ぎでバッグから食料を取り出す。とりあえず食べさせ易いものを、という事で、水色の帯が入った袋のこっぺぱんを取り出す。 ピーナッツクリームのもので、甘くておいしいだろう、と思って潮なりに選んだ結果だ。 これを、袋から出してダクネスの口元へと持っていってやる。 口回りだけはあまり損傷が無かったので、口を開く事にはそれほど抵抗がないダクネスは、少し照れくさそうにしながら一口ぱくり。 「ん? んん? んんん!? これはパンか!? いやこれ本当にパンか!? ふわっふわすぎてびっくりした!」 「え! おねえちゃんコッペパン嫌だった!?」 「い、いやいやいやいや、コッペパンというのか。とてもおいしい、おいしすぎだ、こんなふわっふわなパンで、しかも中の甘味はこれかなり高級なものなのではないか!?」 「え? そんな高いものじゃなかったと思うけど……でも、気に入ったんなら他のコッペパンも全部あげるよ! 俺のバッグの中身こればっかりだったんだ!」 「おおっ、それは嬉しいな。こんなふわふわのパンなら幾らでも入りそうだ」 和気藹々、そんな雰囲気を作り出せたのは、一重にダクネスの意思の強さ故だろう。 部屋の中にはダクネスの体表から漂う血臭が溜まり、パンを食べるという所作だけでもダクネスの全身に痺れるような痛みが走っているのだから。 だが、ダクネスは決してそれを表には出さない。これが死に至る症状なのかすらわからないが、例えそうだとしてもダクネスはやはり耐えただろう。 ダクネスの心にあるのはただ一つ。この優れた戦士を、心優しい勇者を、如何に気持ちよくここから送り出してやるかだけなのだから。 体育座りに地べたに座るクレマンティーヌを見て、ヤモリは処置無しだと肩をすくめる。 クレマンティーヌは見るからに陰に篭っている。あの槍の子供にやられたのがよほど応えたようだ。 ヤモリはまだ、絶対的強者とでもいうか、自分では決して届かぬだろう高みを見た事があったので、クレマンティーヌ程の衝撃はない。 「しかし、槍一本で何が変わるってんだか。ありゃ一体何者だよ」 クレマンティーヌからの返事は無い。いや、それからかなり経ってから、返事が来た。 「……ねえ、アンタもアイツが何者か知らないの?」 あまりに時間が空きすぎたせいで、ヤモリは缶コーヒーを二本程あけてしまっている。 「あん? ああ、あの槍のガキな。知るわけねーだろ、知ってりゃ即座に逃げを打ってた」 彼女はやはり陰に篭った調子で、虚空を睨み続ける。 「逃げる? 冗談じゃないわよ……このクレマンティーヌ様が、どうしてあんなガキ相手に逃げ回らなきゃならないのよ。絶対に、あのガキぶっ殺してやるわ……」 はぁ? と鼻で笑うヤモリ。 「どうやってだよ。二人揃ってボロ負けしといて無策に突っ込むなんざごめんだぜ」 「装備揃える。昔の装備揃ってたらこうまでコケにされる事も無かったのに……チクショウ、覚えてなさいよ。アンタの強さは体で覚えた、後は見合う戦力揃えるだけよ。アタシを逃がした事、死ぬ程後悔させてから殺してやる」 ほう、と感心したようにヤモリ。ヤケになってるようで、かなり冷静に事態を受け止めているクレマンティーヌを少し見直したのだ。 「勝ち目があるってんなら俺も乗ってやるがな。んじゃしばらくお遊びは無しか?」 クレマンティーヌは至極真顔のまま答えた。 「それはそれ、これはこれよ」 光宗の遺体は、潮によって屋内のソファーに横たえられてあった。 彼が抱えた問題、苦悩、責任、いろいろなものがあっただろう。 それらは全て、嵐のような悪意に飲み込まれ、消えていった。 抗う術は、彼の手には残されていなかった。 運の良し悪しで言うのなら、彼はここに招かれた時点で既に、金曜を通り越し土曜日を迎えていたという事なのだろう。 【光宗@迷家-マヨイガ-】死亡 残り59名 【C-7/早朝】 【ヤモリ@東京喰種】 [状態]:健康(怪我は再生した) [装備]:なし [道具]:支給品一式×2、ワルサーP99(残り19発)、ランダム支給品1~3 [思考・行動] 基本方針:カネキで遊ぶため探す。主催は殺す。 1:あんていくに向かい、カネキを探す。 2:クレマンティーヌと同行し一緒に人を殺して回る。 ※喰種だということを周りに話していません。 【クレマンティーヌ@オーバーロード】 [状態]:活動するにあたってはやせ我慢が必要なぐらいの怪我(HP半減程度) [装備]:サソリ1/56@東京喰種×46 [道具]:支給品一式、ランダム支給品0~2 [思考・行動] 基本方針: 1;槍の小僧を、戦力を揃えて殺す。 1:ヤモリと同行して一緒に人を殺して回る。 ※彼女が現状をどう捉えているかの描写はまだありません。 【B-7/早朝】 【蒼月潮@うしおととら】 [状態]:健康、絶望 [装備]:獣の槍@うしおととら [道具]:支給品一式、不明支給品(獣の槍ではない)、キリオの帽子 [思考・行動] 基本方針: 1:ダクネスのおねえちゃんを保護する。 2:流兄ちゃんに会いたい。 ※33話で獣の槍が砕け散って海中に沈んだところからの参戦。 ※『秋葉流』の名前以外は確認していません。 【ダクネス@この素晴らしい世界に祝福を!】 [状態]:精緻な描写は避けるが生きてるのが不思議なレベルの重傷。ダクネスが人並みはずれてタフな為耳と口は通常通り機能していて、足も辛うじて。それ以外は全部まともに動かせない。 [装備]:無し [道具]:無し [思考・行動] 基本方針:仲間を集めてダーハラを倒す 1:ウシオを自分に気兼ねなく戦いの場に赴くよう説得する。 ※異世界の存在を認識しました。 【B-2/早朝】 【灰原哀@名探偵コナン】 [状態]:健康、強い警戒心 [装備]:なし [道具]:支給品一式、サイレンサー付きベレッタM92(12+1)@名探偵コナン、不明支給品1~2 太郎丸の射殺死体@がっこうぐらし! [思考・行動] 基本方針: 1:病院に行き、キリオの治療を行う。 2:あの時助けてくれた黒尽くめの男の名前が知りたい。 ※現時点で判明している警戒対象:『ジン』(知っているな名前の中で一番)、『ハク』(見知らぬ名前の中で一番)、『引狭霧雄』 【引狭霧雄@うしおととら】 [状態]:ゾンビ化ウィルス感染中につき、全身に強い発熱と患部の腕に激しい痛み [装備]: [道具]:支給品一式 [思考・行動] 基本方針:蟲毒の儀の打破。 1:とりあえずは哀に任せる。 2:なんで声が似ていると思ったんだろう。 ※過去から現代に戻ってきたところより参戦。 【B-2白楼閣/早朝】 【斗和子@うしおととら】 [状態]:大~中程度の消耗 [装備]: [道具]:支給品一式、鉄扇@うたわれるもの 偽りの仮面、『永』の字が刻まれた石鏡@名探偵コナン、青酸カリ@名探偵コナン [思考・行動] 基本方針:蒼月潮の抹殺(+獣の槍の破壊)。 1:蒼月潮を殺してくれる人間を探す(もしも殺し合いに否定的なら生け捕りを持ちかける)。 2:光覇明宗の狙いを探る。 3:ある程度回復するまで流達と行動を共にして扇動に専念する。 ※死ぬ直前からの参戦。 ※流から自分が死んでからの経緯を聞きました。 ※アインズ、アインズを主と仰ぐ集団を要注意人物として認識しています。 【C-2/早朝】 【西住まほ@ガールズ パンツァー】 [状態]:健康、疲労(小)、BT-42運転中 [装備]:BT-42@ガールズ パンツァー [道具]:支給品一式、不明支給品0~2 [思考・行動] 基本方針:脱出。 1:ナンコと一松と合流して501JFW基地へ向かう。 2:みほやエリカと出来るだけ早く合流したい。 3:斗和子とはナンコ、一松を拾った後、白楼閣で合流予定。 ※最終話以降からの参戦。 ※潮、とら、紅煉、灰原、アインズ、アインズを主と仰ぐ集団を要注意人物として認識しています。 時系列順で読む Back 最近の女子高生 Next 金色の獣と黒き獣 投下順で読む Back 最近の女子高生 Next 金色の獣と黒き獣 029 快楽殺人者との付き合い方あれこれ ヤモリ 057 好意には友愛を、敵意には報いを クレマンティーヌ 007 まっくら森の歌 蒼月潮 053 くっ殺(ガチ) 019 月曜日、めでたく生まれたよ ダクネス 光宗 GAME OVER 014 魂のルフラン 灰原哀 054 ドクター・アイとゾンビ化ウィルス 引狭霧雄 033 Resolusion 西住まほ 斗和子 055 TATARI