約 3,075,443 件
https://w.atwiki.jp/xaymaca/pages/316.html
SN0346 ワンダフル・ワールド クールスRC 2005/11/12 赤羽 リッキーズ バー
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/250.html
【リブルアーチ】レオパルド逃亡後 ゼシカ「ドルマゲス……私…… そして レオパルド……。結局 杖は 暗黒神の思い通りに 運ばれてる……。 私たち 抵抗しているようで 実際には なんの抵抗も できてないのかも しれないわね……。」 ククール「そう落ち込むなよ。 結果は あくまで結果だからな。 あえて悪く解釈する必要はないぜ。」 その暗黒神とかってのを ちょっとずつ 追い込んでるんだって 今は そう思っておきゃあいいさ。」 ゼシカ「うん…………。」 ククール「暗黒神ラプソーンか……。 …………………………………。 気にいらねえなあ……。」 【オークニス・教会内部】メディに救助された翌朝、教会で男の懺悔を聞いた直後 ゼシカ「ちょっと いいの? あんなこと言っちゃって……。」 ククール「いいんだって。 あの手のタイプは 背中を押してやらないと 何にも できねえんだから。」 ゼシカ「私が 言ってるのは そういうことじゃないの! 仮にも 聖堂騎士なんてやってる あんたが 神の名を かたったりして いいのかってことよ。」 ククール「それこそ ノープロブレムさ! オレの神様は そんな細かいことに こだわりゃしないからね。」 ゼシカ「……あんた いつか 絶対に 天罰が 下るわよ。」 【キャプテン・クロウの洞窟】ゲルダと遭遇後 ククール「やはり 女盗賊のカンってのは あなどれないものがあるな。 オレも昔 ふた股かけてた時は いろいろ勘ぐられて ごまかすのに、苦労したもんだぜ。」 ゼシカ「それは、女盗賊のカンじゃなくて、女のカンでしょうが!」 【海賊の洞窟】ゲルダに先をこされた後 ククール「どうやら 勝ち目もなさそうだし もう あきらめて 帰ろうぜ。」 ゼシカ「な~に 勝手なこと 言ってんのよ! 私は まだ あきらめてないんだから あなたにも 来てもらうわよ!」 ククール「わかったよ ハニー。 そんなに オレが必要だって言うなら お供させてもらうぜ。」 ゼシカ「……もう それで いいわ。」 【フィールド・聖地ゴルドのある大陸】メディが死んだ後 ククール「お犬様を 追いかけたあとは 今度は 鳥探しかよ? ゼシカを 追いかけてた時は 気分も盛り上がったけど ったく やってらんねえなあ。」 【聖地ゴルド】マルチェロを倒した後 ゼシカ「……ねえ ククール ほっといていいの? あんなケガしてるのに ねえってば!」 ククール「…………」 【サヴェッラ大聖堂】 ククール「おい、あれ誰だっけ? ばっと見、整ってるようでいて、微妙にブサイクすれすれの男。 へえ、ラグザットか。 なんていうか、こう……、どつきたくなるな。あいつ。」 【オークニス】ラプソーンと決戦前 ククール「この町の のんきな連中が暗黒神ラプソーンの復活……世界の危機を 知ったら どうなるかな? クックックッ……。 つい 好奇心が 首をもたげてきてクチがすべりそうになるぜ。」 ゼシカ「そう思うなら ぶっちゃけてみれば? 大丈夫よ 誰もあんたの軽そうなクチから出てきた言葉なんて 信じないから。」 ククール「そりゃないぜ ゼシカさんよ~。」 【暗黒魔城都市】ラプソーンと対面する前 ククール「聖地ゴルドの下から いったい何が 出やがったかと思ったが まさかこんな 都市だったとはな。 でもってこんな所に 住んでるやつと 戦うことになるとは オレの人生も ろくなもんじゃないな。 ゼシカ「……弱気?めずらしいね。」 ククール「弱気ってこたないけど……。 これまでの 人生が なんと 不運の連続だったことかと 嘆いただけだ。」 ヤンガス「ここまで来たら つべこべ言っても 仕方ないでがす。 幸運か 不幸か それを 決めるのは これからでがすよ。」 ククール「ちぇっ。諭されちまった。グチなんて言うんじゃなかったぜ。」 ゼシカ「ねえ 主人公。こんなときになんだけど…… ありがとう。エイトに 感謝してる。 主人公が いなかったら きっと私 ここにたどり着けなかった。 だから…ホントにありがとう。」 ヤンガス「くあーっ! こんなときに 何を いいムードに なりかけてるでがすかっ!! それに 言っとくでがすが 兄貴に感謝してる度合いだったら アッシの方が ずっと上でがす!!」 ククール「おいおい お前ら。あんまり シカト決め込むと 暗黒神くん スネちまうぞ? オレは あの怖い怖い鬼さんを 一秒も早く やっつけて こんな所 さっさと おいとましたいんだ。 だから しゃべくってないで さっさと行くぞ!」 ゼシカ「なによ もう えらそうに!わかってますよーっだ!」 【トロデーン城・庭】ED前 ゼシカ「でも何よ? ククールと一緒の あのチャラチャラした 女たちは! 私 仲良くできそうにないわ。」 【天の祭壇】竜神王と戦う前 ククール「オレたちはこれから あれと戦うってわけだ。 こいつはなかなか ハードだぜ」 ゼシカ「あら?怖気付いたの? 暗黒神ラプソーンと戦おうって 人たちが ずいぶん情けないわね」 ヤンガス「な~に言ってるでがす! アッシは今 かつてない 激闘の予感に 武者震いしてたところでげすよ!」 ククール「…フッ。オレがこの程度でビビるとでも思ってるのかい? 見くびってもらっちゃ困るな」 ゼシカ「フフッ。冗談よ。自分の緊張をまぎらわすために ちょっとからかってみただけ。 さあ それじゃいよいよ 決戦開始よ!」 ゼシカ「それにしても 人間姿の竜神王って すごい美形よね。 とてもあの凶暴な竜と 同一人物とは思えないわ」 ククール「ゼシカは見る目がないな。あいつごときが美形だとは…。 …いや ま たしかに 多少は美形かもしれないけど…。 …くっ! 竜神王とは 同じ美形として いずれ決着をつけなきゃならないようだな」 【メダル王女の城】すべてのご褒美アイテムをもらった後~エンディングまでの間 ククール「……あれっ おかしいな? メダル集めが 終わった今 オレに ベタぼれのお姫様が この胸に 飛び込んでくるはずなんだが……。」 ゼシカ「なに 都合のいい妄想 タレ流してんのよ? そんなこと あるわけないでしょ!」 ククール「このオレに ほれないとは お姫様も 見る目がない……。 こりゃあ メダル王家が 再び 落ちぶれるのも 時間の問題だな。」 ゼシカ「な~に 負け惜しみ 言ってんのよ? 見る目も何も あんたなんて 最初から 王女様の 視界に入ってないわよ!」
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/90.html
北海を望む美しきトロデーンへ続く階段道を上りながら、ゼシカはうんと伸びをした。 「気持ちいいわね!」 二歩遅れてゆっくり上っていたククールは、その仕草に笑む。 「はしゃぎすぎて足踏み外すなよ?」 ゼシカはむぅっとふくれた。 「なにそれ、失礼ね。久しぶりのトロデーンだっていうのに、そんなことしか言えないわけ?」 返されて、ククールはクックッと意地悪く笑った。 「もうっ」 「…いやごめん。俺、今ハニーしか見えてねーから」 冗談めかして巫山戯ると、ゼシカがジト目になり、少し頬を紅潮させて「………バカ」と呟く。 ぷいと向こうを向いてしまった。 しかたがないので、ククールは肩をすくめるとまっとうな話に流れを向ける。 「ほんと久しぶりだな。あいつも姫様と結婚してしばらく立つがどうしてんのかね? ったく、忙しいには違いないだろうが、友達がいのないやつだぜ。 こっちがわざわざ出向いてやらねーと、顔も会わせられない」 「それは、ククールが悪いんじゃない。いっつもふらふらしちゃってさ。 一体どこで何してるんだか。 おかげで、連絡取るのも一苦労だって彼困ってたわよ?」 「そりゃ悪かったな」 今度は彼がむくれる番だった。 ゼシカはそれで気分が良くなり、階段を上っていた足を止めて、くるりと振り向く。 「ねえ? この階段を初めて上った時のこと、覚えてる?」 「あ?」 唐突な話題に、ククールは間抜けな声を上げた。 「だから、古代船の手がかりを求めてこの城を目指したじゃない」 「…ああ」 彼はとたんに不機嫌なコトを思い出したのだろう。 たしかに、あの時トロデーン城は呪われていて、冗談ではすまされない凶悪なモンスターが徘徊していた。 しかも、あの頃の自分達はまだとても弱くて、そのうろつくモンスターの群れに不意打ちをくらい、あわや全滅しかけたのだ。 「ククールがいなきゃ、あたしここにいなかったかも」 そう、懐かしげにしみじみとした表情で思い出を語るゼシカとは対照的に、ククールはますます不機嫌な記憶を思い出していた。 本当に、死んでしまうかと思ったのだ。 目の前でどんどん体温が奪われていくゼシカと、覚えたてで使い慣れず、何度も失敗し続ける己のザオラル。 「それで?」 嫌な気分がダイレクトに伝わる低い彼の声に、ゼシカはすこし思い出す仕草をする。 「んー。お礼してなかったから、しとこうかな~って」 「お礼?」 ククールは眉を上げると、階段の先に立つ彼女を見上げた。 彼女は聞いてくる。 「覚えてる?」 「何を?」 「ほら、ククール言ったじゃない」 「何か言ったっけ?」 本気で覚えていないらしいククールの様子が、ゼシカはおかしくてくすくす笑った。 「なんだよ?」 覚えていないのも無理はない。 彼はその台詞を、深く意味を持たせずいつも口にするのだ。 -お礼なら、ハニーの熱い口づけを希望するね- ま、たまにはね。 ゼシカはくすくす笑いながら、上った階段をとんとんと下りる。 降りると、彼の顔が丁度、目の前に来た。 ククールの肩にそっと手を添えると、やっと、彼の青い目に理解の色が灯った。 「マジ?」 「思い出した?」 「…ああ」 まだ信じられないという当惑した顔を瞼に、ゼシカは瞳を閉じると。 ククールの腕が彼女の背中と腰を抱き寄せ。 ゼシカはククールに『熱い』口づけをした。
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/421.html
ククゼシな大冒険①~ドッキリ無人島編~の続編 *雨風をしのぐために入ったのは、狭い洞窟の中だった。焚き火がパチパチと小さく爆ぜる音と、遠くの波音。しかし2人にはお互いの息遣いと、自分たちの心臓の音しか聞こえていなかった。「…ッ、…ぁ…。……ク、ク」何度も口をパクパクさせて、ようやく出せた声はあまりにか細く、呼びかけにすらならない。ましてや抗議の声などにはとても聞こえない。だからなのか。背後からゼシカの両肩をキツく抱きしめていたククールの左手は、徐々にゼシカの二の腕をなぞりながら降下していく。性急ではなく、少しずつ、むしろ焦らすかのように。その辿りなぞられる感覚がくすぐったくてかすかに身悶えながら、ゼシカは焦る。自分が拒否の言葉を言わないことで、そうすることを許していると思われているのだろうか。そうじゃない。そんなわけない。でも頭が真っ白で身動きできない。―――ダメ、ククール、何してるのよ、待って、待って、やめてそう言いたいのにひきつれたような声が喉からもれるばかり。咄嗟に両手で覆うように胸を隠したものの、ゼシカの小さな手の平ではとてもじゃないが隠し切れていない。かろうじて先端だけは死守している状態だった。ククールの熱い手の平がゼシカの細い腰に到達し、指先がくすぐるように蠢いた。ビクンと反応する敏感な身体。今やククールは埋めた肩にキスを降らし、首筋から耳に舌を這わせ、ゼシカの滑らかな肌を文字通り味わってさえいた。腰にあてがった指は今度は明確な意思をもたず、背中といわずお腹といわず、さらけ出された白い肌を泳ぐように行き来し、手に吸いつくような肌の感触を楽しんでいる。明らかに動揺しているゼシカの震える身体はあまりにも魅惑的で、さらなる愛撫で虐めたくなる。肩に回されたままだった右手が移動し、必死に胸を隠しているゼシカの健気な手に重ねられた。怯えるように大きく跳ねる身体。ククールは一切かまわず、ゼシカの手の平ごとその大きな乳房をゆっくりと揉みしだく。男の手が、自分の手ごと自分の胸にいたずらを仕掛けているという信じられない状況に、ゼシカの思考は一気に許容を超えパンクする。拒絶の言葉よりも先に身体が動き、ゼシカは背後から身体をなぶるその手からなんとか距離を取ろうと、咄嗟に前のめりになった。「…ッヤ、やめ、て」ようやくはじめてまともな抗議の声が絞り出る。しかしククールの手は、あろうことかゼシカの手をかいくぐって、直に胸を揉みはじめた。柔らかく、優しく、そしてゼシカが必死で守っていた淡く色づく先端までも、指先で刺激する、小さな電流が走ったような感覚にゼシカはハッと我に返り、今度こそ拒否の声を上げた。「バカッ!!やめて!!」慌ててククールの手をひきはがそうとするが、ちっともうまくいかない。いつの間にか左手ががっしりと腰に巻きつき、ゼシカは身動きが取れなくなっていた。ククールの息遣いが実に近い。耳の中に直接息を吹き込まれゾクリとした。「……~~ッ、ククールッ!!」返事すらない。いやらしい指が、誰にも触れられたことのない胸を好き放題にまさぐるのをどうにか止めようともがく。羞恥心が破裂しそう。こんなやらしいこと、したくない…!いきなり顎を掬い上げられ首を捻ると同時に、強引なキスがゼシカの口唇を奪った。衝撃に見開かれる瞳を、ククールは目を閉じずに見つめ返す。情熱的に燃え、切迫した何かに追い詰められているような焦燥と、切なくひたむきな想いを伝えようとするかのように。ゼシカははじめてククールの表情を間近で見せつけられ、わけもわからず胸を高鳴らせた。さっきまで思い描いていた顔じゃない。軽薄で、女好きで、スケベなアイツの顔じゃない。(―――イヤだ…そんな目で見ないで…っ)身体から力が抜けるのがわかったが、ゼシカにはどうしようもなかった。彼の口付けが巧みだから?身体をなぞる指が優しいから?わからないけれど、抵抗を忘れてしまった。キスは長かった。当然ながらゼシカにとってこのような深いキスは、経験もなければ知識にもない。それなのに、…拒めない。嫌じゃない。ククールに全てのリードを任せて、ゼシカは溺れた。慈しむような、好きだという甘い告白が、絡み合った舌から伝わってくるような、そんなキス…頭のどこかではわかっていた。こんなキスを自分も望んでいたのだと。だから嬉しくてたまらないのだと。―――しかし初心なゼシカが望んだのは、あくまで「それ」だけであって…「…イッ!!―――やッッ!!やめて!!!!!」とろけきったゼシカの様子を見計らったように、ククールの指先が下腹部に伸び下着をなぞった瞬間、ゼシカは一気に現実を思い出した。自分の望みなど関係なく、目の前の男が、今、この場でしようとしている行為がなんなのかを!キスしている間にゆるんだ彼の腕の中からガバッと抜け出し、洞窟の岩肌に張り付く。といっても狭い空間なので、たいした距離をとることはできない。先ほど脱いで脇に置いておいた自分の服に手が届くほどの距離。ゼシカは座り込んだまますぐさまそれを手にとって、裸の身体を隠した。しかし隠せるのはせいぜい胸元くらいで、剥き出しの肩や足、下半身のほとんどは曝け出されたままの心もとない状態だ。ククールが無言のままムクリと身を起こし這い寄ってくるのに、ゼシカは恐怖心を押し殺して叫んだ。「こっ、来ないでよ!バカ!!」今できるのは精一杯の抗議で彼を拒むことだけ。「これ以上何かしたら…っ、……お、怒るわよ…」語尾に勢いがないのは気のせいじゃない。何を考えているのかわからないククールの表情が、少しだけ皮肉に歪んだのも気のせいじゃないだろう。「燃やすわよ」と言えないことが悔しい。クタクタの身体でこの島に着いた時点で、MPなんて底をついていた。武器も流された。今のゼシカは本当の意味で、ククールには、絶対かなわない。わかっていてもそう簡単にこの状況に流されてしまうわけにはいかなかった。いつもとあまりに違う環境だったから2人ともどこかおかしかったんだ、なんて、あとで言い訳なんかしたくない。後悔するのは目に見えている。ゼシカは真っ赤な顔を抑えられないままで、自分自身も確認するように、ゆっくりと言った。「…ククール。…私たち……そんなんじゃ、……ないでしょ」心底不思議そうな顔で、ククールは小首を傾げる。ゼシカは自分の方がおかしなことを言ってるような気持になって、さらに顔を赤くした。「あ、あんたはッ!裸の女が目の前にいたら、誰でもいいんでしょうけどッ!私はッ」胸を隠している服をギュウッと握りしめる。「私は…ッ…ちがうでしょ…私は、ただの、……………なか」「オレはゼシカが好きだ」―――息が詰まった。なに…ソレ。「だからゼシカに触れたいし、抱きたい――」「バカなこと言わないでよッッ!!!!!」一気に感情が爆発した。頭に血が昇る。もちろん嬉しくなんかない。ただ腹立たしくて。許せない。許せない。やっぱり軽薄で最低な男。キライ、キライ、――キライ!!「なんでそんな顔でそんなこと言えるの!?なんで!?信じられない!ダイキライ!!」「なんでって」「そんな当たり前みたいな顔でっ!よくそんな適当に言えるわね!!最低!!ホントに最低…っ」「適当なんかじゃねぇよ」腹立たしくて…悔しい…!悔しすぎて、涙が出そうになる…「今ここに他の女がいたって!平然とした顔で!おんなじこと言って!それで…っ …やらしいことするんでしょう…っ…わかってるんだから…!……最低…っ」なんの躊躇もなく告げられた愛の告白。ゼシカはそれにひどく怒り、そして傷ついた。なぜこんなに心掻き乱されるのかわからない。いつものことだと流してしまえばいいのに。ただ、彼のその淡白さが、あからさまに「他の女を抱く時と同じやり方」なのだと思い知らされ、それなのに「好きだ」という一言にこんなにも動揺している自分ひとりが惨めで。(――ククールには簡単な言葉なんでしょ。平気で口にできる言葉。言った次の瞬間に忘れてしまえる程度の)それが腹立たしくて、悔しくて…悲しい…!瞳に涙がたまって、零れ落ちる―――その寸前で、ククールの腕がゼシカをしっかりと抱きしめた。ゼシカが握りしめていた上着を手から滑らせ、膝の上にパサリと落ちる。お互いの素肌が合わさり、鼓動までもが重なった。「………っっ!!は…っ、離してよっ、アンタなんか」「―――どうしたら信じてくれる?」「な……。…………なに、が」「もうオレにとって、ゼシカだけが大切な女の子なんだって」「は…っ?しん、信じられると思ってるの…っ?バカじゃないの…」「もしこの場にいたのがゼシカ以外の女だったら、手ぇ出す気になんか絶対ならなかったって」「信じないって言ってるでしょ!」「本当にどうでもいいんだ、ゼシカ以外の女なんて。オレ今、けっこう命も危ない危機的状況だってのに、このまま誰もオレ達を助けに来なければいいって思ってる。ゼシカだけはオレが命に代えても守るから、ゼシカとオレとずーっと永遠に2人きりで、世界の終りまでここにいたい」「……なに、……言ってるのよ……」「こんなわけわかんねぇ状況に陥って、はじめて自覚したよ。オレもう、」「く、ククール…っ」「ゼシカがいないと生きていけない」ククールの両手がゼシカの赤く染まった頬を包みこみ、これ以上ない真剣さで瞳をのぞきこむ。「――――もうゼシカしかいらない」そこに、余裕はなく。この想いが伝わってほしいという切望だけが、まっすぐにゼシカの心に突き刺さった。ウソばっかり、ともう一人の自分が悪あがく。認めない、と悪あがく。それなのに、もう一度近づいてくる口唇を拒めない…静かに口唇が重ね合わされ、ゼシカは眠るように目を閉じた。身体中の力を抜いて、全てを彼に預ける。「んぅ…」誘うように舌をからめられて、ゼシカはまたあの抗えない虚脱感を味わった。どうしてこんなに逆らえないんだろう…でも、また溺れる。ゼシカはうっとりしている自分を自覚する。すると唐突にキスが中断され、ククールの濡れた舌と口唇がなぜか不機嫌な響きでボソリと呟いた。「…………嫌がれよ」「…………ぇ」「さっきもお前、イヤだイヤだって言いながら抵抗もしないでそんなエロい顔するからこっちだって抑えきかなくなるんだろ。ホントに嫌ならそう言えよ。頼むから」ゼシカの顔がこれ以上ないくらい赤らむ。それでも、拒まない理由は一つしかない。「……っだ、だって……。……イヤじゃ…ないんだもの…ど、どうしてかわかんないけど…」凝視されるのが恥ずかしくて、ククールの穴を穿たんばかりの視線から目を逸らす。「し、仕方ないでしょ。そうなんだから。………………………………。……あんまり見ないでよッ!」「―――……なぁゼシカ、オレのこと好き?」「はあっっ!?!?」人を裸で腕の中に抱きしめたまま、真顔で何を言い出すのかこの色ボケ僧侶は。「人にばっか言わせてズルいだろ。お前も答えろよ」「ず、ずるいとか何言って…」「オレにキスされるの嫌じゃないの?もっとしてもいい?」「いいわけないでしょ!バカバカッ!変態ッ!」「お前なぁ…」ククールが眉間にしわを寄せ、何に対して頭痛てぇ…と呟いたのか。にぶすぎる、とか、素直じゃなさすぎる、とか、かわいすぎる、とか。ゼシカにはさっぱりわからない。ただ沸騰しそうな顔で、今さら自分の大きな乳房が素肌でククールの胸に押し付けられているのに気づき、慌てて距離をとろうともがくのだった。ククールが一瞬にして背負った心労も、しかし考えてみればなんて幸せな心労であることだろう。開き直ったようにいきなり満面の笑みを浮かべ、ククールはゼシカのかわいいおでこに口づける。「なぁ、オレのこと好き?」「…ッ!だから…っ!なんでそういう話になるのよ!」「だってオレはちゃんと言ったぜ。お前の返事は聞いてない」「…ぅ……し、知らないわよ…」「オレにキスされるの好きなんだろ?」「それとこれとは話が別よ…!」「それともやっぱりオレにキスされるのは嫌?」「…………。………そんなこと言ってない……」「もしオレ以外の男にいきなりキスされたらどうする?」「――ッそ、そんなのッ!!アンタ以外の男なんて死んでもイ――」ドォーー…ンその時、浜辺からそれほど遠くない位置にあるこの洞窟に、かすかな振動と大きな音が響いた。ザザーン、と打ち寄せる大きな波音。そしてほどなくして、自分たちの名を呼ぶ聞き慣れた声が方々から聞こえはじめる。それが仲間の声だと認識した瞬間、2人して唐突に、…夢から覚めた。ここが遭難したあげく漂着した無人島であること、命も危うい危機的状況であることを。波音、風音、薪の爆ぜる音、暗い洞窟の中、あらゆる事象に一瞬にして思い出す。…そして、お互い裸で抱き合っていることを、今さら、本当に今さら自覚して、いたたまれなくなる。ククールは視線をあさっての方向に固定したまま、さりげなさを装ってゼシカの身体から手を離した。「……ぁー…あいつら、助けに来てくれたみたいだな…」しかしわずかに距離をとると、逆にゼシカの露わな胸が視界に飛び込んでくるのに気づき心の中で悲鳴をあげる。慌ててわざとよっこらしょ、などと言いながら腰をあげ、「オレ呼んでくるな。ゼシカはちゃんと服着てここで待ってろよ」まだほとんど乾いていないずぶ濡れのズボンとシャツを適当に身につけ、ククールは背中越しにそう言った。ゼシカの返事はない。多分恥ずかしさのあまり絶句しているのだろう。ここで何か言うべきかと思ったが、何もかけるべき言葉が思いつかない。むしろ下手に何か言ったら大失敗しそうな予感がものすごくする。ククールは微妙すぎる空気の中、不本意ながら無言でゼシカを置いて、洞窟の外に出ようとした。その時、…ポツリと。「―――――……私も…好き…なの……?」 外から聞こえてくる波と風の音にまじって、ククールの耳にわずかに届いた囁き声は、ククールの思考を停止させた。ゆっくりと振り返る。スカートで胸元を隠す、裸のゼシカがうつむいている。「…………ぇ?」思わず声がもれた。なんだか間抜けな声だった。ゼシカが、愛らしく染めた顔を戸惑いがちにあげ、2人の視線が合わさる。再び彼らには、何も聞こえずお互い以外何も目に入らなくなった。まさにそこは2人だけの世界。そして、世界が制止する――「………わたしも……ククールの、こと―――」「兄貴―!!ここに洞窟があるでげすよー!!中から煙も………って、おぅわぁ!?ククール!?」「―――ちょっ、おまっ!!!!!馬鹿ヤロ、なんつータイミングで…っ」「何言ってるでげすか、ゼシカは!?ゼシカは無事でがすか!?」「うあああああああああああ 待て 入んなっ!!!!」「ヤンガス2人ともいた!?…あ、ククール!よかった無事だったんだ!!ゼシカは?奥にいる?」「だから無事だからちょっと待てって!!……ゼシカッ!早く服着ろっ!!」入口に立ちふさがり必死でバリケードをはるククールが、奥にいるらしいゼシカに肩越しにそう叫んだ瞬間、エイトとヤンガスはぎょっとして彼を見上げた。「……服って……。……ククールまさか」「こっ、この破廉恥ヤロウ…っ!」「は?………っち、ちがう!ヤってねぇ!!じゃなくてっ」「誰にも助けを求められない状況だからって娘っこに手ぇ出すなんざ…!見損なったぜククール!!」「うるっせえ!!話を聞け!!」「……とりあえず弁明はあとで聞くよ。事と次第によっちゃ、ぼくも容赦しないからね?」「あああもうだからちがうっつってんだろぉぉおお!!!!!!!!!!!!」短い無人島生活を経ていつもの旅に戻ったククールとゼシカ。そしてこの直後ついにドルマゲスと対決し、その翌日にゼシカはククールの前から姿を消すことになる…
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/303.html
アーンの定義を元に 860 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/26(金) 02 01 13 ID fgD9yrRT0 857 GJ! 主人公とヤンガスの気まずーい感じにワロタ。 ククゼシ二人にこんな風に目の前でいちゃつかれたら 自分は発狂するくらいに喜ぶよ。 二人のやりとり可愛すぎる!! だけど実際にゼシカが「はい、ククール!あ~~~ん♪」ってやってきたら ククは驚いて固まるり、少し遅れて顔を真っ赤に染めそう。 ゼシカをからかって楽しんでいたつもりだったのに、 逆にゼシカにしてやられてしまうククなんてのも結構好き。 861 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/26(金) 18 50 51 ID yn7tV3530 ククゼシは仲間大公認のカップル …ただし肝心の本人達だけがその事に気がついていない 862 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/26(金) 21 30 43 ID KB1el+QO0 ククの方は実はちゃんと相手や自らの行動を理解しつつ 敢て気づいていないふりして状況を楽しんでいるとか なんの疑いも抵抗もなくククの口元に料理を運んだり、 ククに差し出されたにんじんをそのまま食べたりしている 子供みたいなゼシカに内心萌えマクリデレまくりなククw ククの方も全く気づいていないというパターンも萌えるけどw 863 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/27(土) 08 33 43 ID Xxur8Zm50 857 ククやゼシのやりとりや、主人公とヤンガスの気まずさぶりも可愛いけど、 きちんと口の中の物を飲み込むまで喋るのを我慢する、ゼシカのお嬢様らしさに感動した。 864 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/27(土) 15 55 02 ID fpR1YSkI0 オレ、ゼシカちゃんが食べさせてくれるんならなんだって食べちゃうぜ~♪ ゼシカの口移しだったらどんなに嫌いなものでも 喜んで大量に食べそうだなククと思ってしまったw 865 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/27(土) 22 44 45 ID JqBHGUqK0 ククがゼシカに口移しで食べさせて欲しいと頼んだ場合のゼシカの反応妄想 出会った当初↓ 「燃やされたいの?」と鋭い眼光でククを睨み指先には揺らめく炎 なんかいい雰囲気になってきた辺り↓ 「な、何言ってんのよ…!そんな事できるはずないでしょっ。…バカ!」と赤くなって俯く 付き合ってラブラブ絶頂期↓ 「え…」と一瞬驚いた表情で固まった後、「……………仕方ないわね……。 今回だけ、特別なんだからね…」とぎこちなくククに顔を近づけ、 ゼシカが本当にやろうとするとは思っていなくてびっくりしたククが逆にたじろぐ。 866 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/27(土) 23 10 18 ID aspuq85v0 しかし口唇が触れ合った瞬間に何かがキレたククールが襲いかかってキスしてきたため、 思わず口の中のニンジンを飲み込んでしまうゼシカ そしてそのまま組んずほぐれつペケペケ その後(ベッドの中で) 「………あっ!結局食べなかったわね、ニンジン!!」 「ちゃんと食べたじゃん、ゼシカごと♪」 「………………!!!……バカッ!!///」 867 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/28(日) 00 53 15 ID bZq3+ClR0 ちゃんと食べたじゃん、ゼシカごと♪ ククwww ククの好き嫌いを克服する前にゼシカがククに食われまくりそうだw 868 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/28(日) 01 02 42 ID hjgXxEHx0 やばいwククがアホであればあるほど萌えるwww 869 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/28(日) 17 49 58 ID jt4s1F2d0 866 ゼシカ=ククの起爆剤ですねw 最初ただからかうだけのつもりで 「ゼシカの口移しだったら食べるんだけどな~」とか言ったら 顔を真っ赤にして固まるゼシカの反応に(可愛すぎw)とにやけ 決意を固めるような表情で顔を近づけてきたゼシカに驚き 唇までの距離があと数cmという所では既に思考停止状態で 唇が触れた瞬間大爆発。 870 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/28(日) 20 11 46 ID bv/ngU/80 詳細説明乙w 871 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/29(月) 01 00 37 ID HMu68p0i0 ククにニンジンを食べるように説得するゼシカ、しぶしぶ了承するクク。 そしてゼシカが自分の食事を再開してニンジンを食べていた時に 不意打ちで強引にゼシカの唇と中のニンジンを奪ったククが「本当だ、おいしい♪」と微笑み、 突然の出来事に呆然とするゼシカ…なんてパターンが思い浮かんだ。 872 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/29(月) 17 56 11 ID ID8PzPkw0 ゼシカの唇でスーパーハイテンションなクク萌えw ふしぎなタンバリン要らずだwww 873 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/29(月) 19 47 51 ID Wa1t65AD0 一連の流れで「男は狼なのよ♪気をつけなさい~♪」という歌詞が浮かんだ 年齢をエスパーするのはやめて下さい 874 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/29(月) 22 17 59 ID f2CUrA6u0 ククール「駄目だ、どんなにテンション上げようとしても 凍てつく波動で無効にされちまうぜ」 ゼシカ「嫌な戦い方してくるわね、ドルマゲスの奴…!」 ヤンガス「テンション上げは諦めるしかないでげす」 主人公「僕にいい考えがあるよ。ククールにしか有効でないけど…」 ヤンガス「さっすが兄貴!で、いい考えって何でげすか?」 ククール「俺にしか…?もったいぶってないで早く言えよ」 主人公「いや~…ゼシカがやってくれるかが問題なんだよね」 ゼシカ「何言ってんのよ。こんな時なのよ?私にできる事ならなんだってするわ!」 主人公「分かった、ありがとうゼシカ。じゃ、早速 ククールにキスして!」 875 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/29(月) 22 54 57 ID P7WPgCMs0 大変!呪われイベント前なのに、ゼシカの顔に青筋が…!!!! 876 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/30(火) 00 14 54 ID +9uPB/lk0 あー、今仕事が忙しいんだけど、ここは癒されるなあw SSやネタ投下してくれてる人、ありがとう! 874 なんとゼシカがスーパーテンションに!! 878 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/30(火) 00 17 07 ID Gz2Y/MZq0 876 主人公そこまで読んでたら神だなw 879 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/30(火) 20 19 18 ID NnBn/1QZ0 そしてその強さを杖に見込まれ取り憑かれてしまったのですね ……ってお前のせいかよ主人公(いや回り回ってククールのせいな気も) 880 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/09/30(火) 21 27 15 ID rrmZRxrj0 結局ゼシカはククにキスしたのかしなかったのかw 主人公の発言に対するククの反応が気になる ①「な、ななな何言ってんだよお前!こんな時に…ッ」 ②「お、めちゃくちゃいい案じゃん♪見直したぜ、主人公。 よしっ、マイスイートハニーゼシカ、キスミープリーズ!!」 881 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/10/01(水) 00 59 17 ID Ab78Lkyh0 テンションはあがるけど、十中八九そのまま情事になだれこむから無駄だと思うんだ 882 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/10/01(水) 04 05 12 ID aMkG01aW0 ゼシカはククールにキスをした! ククールはスーパーハイテンションになった!! ククールはゼシカをその場で押し倒した! 主人公「ククール!攻撃相手が違うーーー!」 883 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/10/01(水) 17 06 37 ID YYloIpoC0 ゼシカのキスはテンション上げに最も有効だけど(主にククの) 同時に思考力を著しく低下させ目の前の事(ゼシカ)しか 見えなくさせる諸刃の剣(主にククの) 884 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/10/02(木) 01 49 22 ID /1LqlDTN0 いっその事ゼシカがククの頬に軽くキスして ちょっと怒ったような照れたような顔で 「………続きはドルマゲスを倒してから、ね」とか言ったら クク一人であっという間にドリマゲス滅してくれそうな気がする 886 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/10/02(木) 10 23 28 ID GXOnD8p+0 884 でもってドルマゲス倒してキスしてもらおうとしたら、 ゼシカは杖にのっとられてとんでっちゃってお預け。 ようやくゼシカ救ったとしたら今度は「犬倒してからね」 こうなったら呪われたゼシカ倒す際に CH2のさらばハードボイルドシテイー」みたいに ククール「いいさ・・・やれよ・・おまえが元に戻らないなら この世界で生きてる意味がない。昔はおまえを泣かせた男が今はおまえを・・」 ゼシカ「わたし・・・わたし・・」 泣き出す。そして2人のあつい口づけが・・・ そして最後にククールが魔法で杖を破壊する。 (実際には無理っぽく、犬に行くんだろうけど) 887 名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]2008/10/02(木) 14 59 14 ID i/D9VKgi0 呪われしゼシカを開放してゼシカが目覚めた後 真剣な表情と口調で主人公達に「ちょっと俺とゼシカを二人きりにしてくれないか? 大事な話があるんだ…」と頼むククと、その気迫に分かったよと言って部屋を出て行く一同。 そしてゼシカに向き直りベットまで歩み寄ったククが言い放った一言。 「ゼシカ、あの時の続きすんぞ!!!」 …アホククしか思い浮かばない自分はもう駄目だと思いました。
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/852.html
第3クール 第26話 第27話 第28話 第29話 第30話 第31話 放映リスト 更新履歴 取得中です。 人気のページ クウガの世界 (5) ジャイロアタッカー (5) 声の出演 (4) 光栄次郎 (4) 友田由里 (4) 必殺技 (3) カメンライド ライア (3) 響鬼の世界 (3) 制野峻右 (3) トップページ (3) 疑問・質問・その他/第1話登場ライダーと第2話登場ライダーの件 (3) 仮面ライダー電王 超クライマックスフォーム (3) ウラタロス (3) 仮面ライダーキックホッパー (3) バーニングセイバー (3) 第13話 (2) 神経断裂弾 (2) ライダー大戦の世界 (2) 入江雅人 (2) 第1話 (2) ここを編集 ★
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3629.html
RPGツクール2 【あーるぴーじーつくーるつー】 ジャンル RPG製作ソフト 対応機種 スーパーファミコン メディア 16MbitROMカートリッジ 発売元 アスキー 開発元 サクセス空想科学 発売日 1996年1月31日 定価 12,800円 セーブデータ ゲームデータ1つ(周辺機器によって複数保存可能)プレイ用セーブデータ3つ 周辺機器 ターボファイルツイン、8Mメモリーパック対応 媒体 バッテリーバックアップ 判定 良作 ツクールシリーズリンク 概要 特徴・評価点 問題点 作成面 サンプルゲームの問題 軽度の問題点 総評 余談 概要 RPGツクールシリーズ、コンシューマー第2作。 前作SFC版『RPGツクール SUPER DANTE』の反省点を活かし、容量、グラフィック、作りやすさを改善。 特徴・評価点 前作『SUPER DANTE』では、『FF5』の様な16×16ドットのキャラクターだったが、今作ではキャラクターの頭身が大きくなった。 キャラの素材も豊富になっており、忍者や侍、現代風の作品にも使えそうな一般人キャラ等もいる。 このため、「モブキャラが全員ソックリさんやクローン状態」という展開を回避しやすい。 モンスターにはカラーバリエーションが4種類あるので、同族の強化モンスターという設定を実現しやすい。 前作ではマップチップが組み合わせにくく複雑なものが多かったが、今作では1チップがシンプルな形状となり、扱いやすくなっている。 汎用(木製、石壁、氷、土壁)の他に、外観用(森や崖、家など)が加わり、バリエーションも豊富に。 また、隣接するチップに合わせて自動でパーツを選んでくれる機能も追加された為、段違いに作りやすくなった。 前作ではフィールドは4種類で固定だったが、今作ではサイズを三段階から選ぶ事が出来、マップチップの組み合わせで自由に作る事が出来るようになった。 BGMの汎用性が高い。戦闘・移動中どちらに設定しても実用的にもネタ的にも意外としっくりくる曲がある。 しかもどの曲もゲームのBGMにしては長く、長いものだと1ループ2分ぐらいかかる。 ゲームプレイ中ではエンカウントなどで最後まで聴くことはないだろうが、エディットモードのBGMにするなどしてじっくり聴いてみれば、意外な発見があるかも。 途中で曲調が変わる曲が多い。また、非常に気付きにくいが前作のBGMを踏襲している曲もある。 乗り物やアイテムの仕様の改善 ゲームプレイ中のシステムはドラクエ似だが、アイテムは共有式になっている。 これにより設定した全アイテムを登場させる事も可能で、前作のようにイベントアイテムが持てなくなるという事がなくなった。 乗り物を呼ぶアイテムの追加でフィールドのどこでも乗り物が呼べるようになった。 前作のように、移動魔法使ったことで乗り物に乗れなくなるという事案が解消された。 むしろいい意味でドラクエを倣ったような基本システムとなっている。 イベント容量・マップ容量ともにちょうどよく、『ドラクエII』ぐらいのスケールのものは作れ、少々無駄遣いできるぐらいの余裕はある。 ただし、ドラクエIIのクリアレベル付近となると、バランスはかなり取りづらくなっている。詳細は問題点の項にて。 ROMだけでなくRAMも前作の2倍の容量を用いてるためもあって定価は上がっている。 SFCコントローラのボタンや配置をうまく最大限に利用し、モード切替なども簡単に行えるようになっている。 START・SELECT・L・R同時押しで、ゲーム中もエディット中もゲーム・エディット選択画面へリセット可能。8Mメモリーパックの再読み込みもなし。 上の無ロード環境も相まって、エディットとテストプレイの両立もストレスなし。 サテラビュー対応のカートリッジで、上部に外部記憶メモリの「8Mメモリーパック」を差し込むコネクタがある。このパックを使うと以下のことができる。 発売当時はサテラビューで素材やサンプルゲームの配信を受けられた。爆笑問題のラジオ番組で構想が練られた坂本龍馬RPG、その他サンプルゲーム、追加の和風キャラクターやマップチップ、BGMデータなどが配信された。 RPGツクール2の作品のみであれば8本分保存可能。 別の作品を作る場合にはメニューでカセットとメモリーパック間のセーブ・ロードをする必要があるが、保存済みの作品をプレイするだけなら直接読み込みできるのでこの作業は不要。セーブデータはカセットに保存される。 公式ガイドブックにも堂々と書いてあるが、ターボファイルツインよりもおトク。フラッシュメモリなので電池不要かつデータ保持の信頼性も高い。 ターボファイルツインは本ソフトの作品2本分までであるうえ、単3電池2本必要。当然電池を抜けばデータは消える。電池の残量が少なくなるとデータの保存が失敗する事もあり、稀に特定のマップが使用できなくなったり、文章の文字が欠けたりすることもある。 SFCソフト『音楽ツクール かなでーる』の音楽データを持ち込むことが可能。もちろんサンプル曲も。 現在サテラビューのデータ配信は受けられないものの、作品保存用・BGM追加用として8Mメモリーパックは十分な利用価値がある。 しかし、サテラビューの普及台数から考えると現存数が少ないため、中古屋での入手は困難かと思われる。売っていたとしてもサテラビューオリジナルゲームデータ入りで高値が付いている場合もある。 オークションなどでデータなしのメモリーパックを狙うか、追加BGMを使わないなら、いっそ中古の本ソフトを複数買う方向でもいいかも(バックアップ電池切れが怖いが…)。 8Mメモリーパックを差し込んでいる場合、最初にそれを読み込むぐらいで、それ以降は読み込みが皆無。 サンプルゲームは『だんきちのバクチンだいさくせん』。作者は当時の週刊ファミ通の編集者である桃栗たき子氏。 『RPGツクール』について勉強をするという意味で、主人公がツクール学園に入学する(というかムリヤリさせられる)という物語。ギャグテイストで、下ネタやパロディもいくつか登場する。 なぜかセーブはネコがしてくれる。 前作のFATEと違って比較的難易度が低く短時間で終わる作品であるが、ツクールを使用するうえでのテクニック(文章を読み易くする、キャラを動かしてイベントを理解しやすくする、入口に樽を置いてイベントを省略(*1))を上手く用いており大変参考になる。 問題点 作成面 キャラクター用のグラフィックにドラゴンのグラフィックがない。そのため、イベントでドラゴンを出そうとすると違和感のある演出になりがちである。 マップ上では悪魔や獣人のグラフィックにするか、透明にしてごまかすしかない。 一応、乗り物用のグラフィックにはドラゴンが用意されている。 乗り物における不具合 乗り物は「陸の乗り物」「海の乗り物」「空飛ぶ乗り物」の3種類を設定できるが、いずれも乗っている間はフィールド上に設定されたイベントを素通りできてしまう。 海と空はまだしも、陸の乗り物は「進路を塞ぐために設定した城」なども素通りできてしまうので、入手するタイミングに気を配らなければならない。 乗り物はテレポート(立ち寄ったことのある施設へワープ)を使用しても、ドラクエのようにワープ先に移動しない。その結果、離島など海や空の乗り物でしか行けない施設に到着する前にテレポートで戻ると、使用した乗り物を回収できなくなるバグが発生することがある。 これを防ぐには、乗り物入手と同時に乗り物を呼べるアイテムを入手させるか、作中にテレポートを使用させなくするしかない。(*2) 戦闘バランスのとり辛さ 体力(体力+30が最大HPとなる)と防御力(体力+10+防具の防御力)が比例する仕様に加え、魔法防御や耐性の概念がない(魔法のダメージは常に固定数)。そのため、HPの大小での主人公キャラクターの個性付けがやり辛い。 通常攻撃のダメージ計算式に乱数が含まれておらず、同じ条件で攻撃すれば必ず全く同じダメージになり、ダメージが0の場合も同様。そのため同じ敵と戦っていると戦況に変化が起こりにくい。 敵側のHPの最大桁数が、味方側や魔法攻撃のダメージと同じ4桁までしか設定できない。そのため、ラスボスの耐久力を実現するために、味方側のダメージソースは3桁以内に抑えざるを得ないケースが多い。 続編の『3』以降ではダメージ計算式に乱数が含まれるようになった。 FCのRPGでも当たり前に実装している仕様が実現できない。 所謂「蘇生魔法」が実装できず、倒れてしまった仲間を戦闘中に復帰させる手段は、唯一「すべて かいふく」の効果を持たせたアイテムのみ。しかし、この効果は戦闘不能以外の状態異常やHP・MPも含めたすべてのステータスをフルリカバリーしてしまうため、正直強力過ぎる。必然的にこの効果を持つアイテムは高額にしたり非売品にするなどでバランスを取らざるを得ない。よくありがちな「HPが1もしくは半分の状態で蘇生する代わりに気軽に使える魔法」などは作れないため、敵側に即死や即死級ダメージの攻撃手段を組み込みにくくなっている。 攻撃魔法・回復魔法以外の効果範囲の指定ができず、単体で固定。そのため、大して複雑でもないス○ルトやザ○キですら実装できず、魔法(特殊攻撃)のバリエーションが乏しい。後の続編ではグループ指定が出来るようになり、気絶の代わりに即死魔法に置き換わっている。 最大MPが4桁まで届く割に消費MPが2桁までしか設定できないため、ゲームバランスを考えるなら最大MPは実質3桁程度に抑えざるを得ないケースが多い。 経験値曲線の設定が一切できない 同時期に販売されていたRPGによくある、キャラや職業ごとのレベルアップ速度で成長の個性を付けることができない。 最大の問題は長編RPGに耐えられる、長期的なゲームバランスを作りにくいこと。 一般的なRPGは、ゲームクリアレベル付近までは加速的に次のレベルまでの経験値が増えていき、ゲームクリアレベル付近で固定値となる。それにより、1レベルアップ当たりの必要戦闘回数をゲーム進行度に関わらず固定回数にすることができる。 しかし本作では、必要経験値がレベル20で頭打ちになり、以後は必要経験値が全レベルで固定となる。 これにより、到達レベル21以降の敵の経験値を増やしてしまうと、ゲームが進行するにつれレベルが上がりやすくなる。結果、大量レベル上げによる、製作者側が予期せぬ難易度の低下を招く。 かといって、到達レベル21以降の敵の経験値をレベル20の敵と同程度にすると、今度はレベル21以降の敵と戦う価値がなくなってしまい、レベルアップすればするほどレベル上げの難易度が低下。やはり、大量レベル上げによる、製作者側が予期せぬ難易度の低下を招いてしまう事態となる(*3)。 上記より、戦闘回数とレベルのバランスを自然に取ろうとした場合、ゲームクリアレベルを20前後に設定しなければならないため、長編には適さない。 作れる敵は合計96体だが、フィールド用・ダンジョン用・イベント用でそれぞれ32体均等に分けられているため、前作と同じく総合的に見ると作れる敵の数は少ない。 大作RPGの真似をするとダンジョン用の敵が足りなくなってしまいがちであった。 前述の通りBGMのクオリティは高いのだが、曲調の変化のせいで扱いづらいものが多い。途中からであったり、一定範囲のループという形を使わせてほしいとの声もある。 特にサンプルゲームで中ボス用のBGMとして使われているBGM5番がその典型である。いかにも戦闘向けのBGMなのだが、突然物悲しい曲になってしまうという妙なBGMである。 説明書及びガイドブックで解説されていない仕様が多い。 例として、「全て回復するアイテム」の効果、敵の行動などが挙げられる。 パーティーの人数によってエンカウントで出現する敵の数が変化することも触れられていない。 本体のデータが消えやすいROMが存在する。 静電気の発生が原因らしいが、まるでメモリーパックやターボファイルを買えと強制されているかのような、絶妙な頻度で消える。体験講座コーナーでもその旨が言及されており、それらのサブ商品の購入を解決策として挙げている。 作業中BGMはオプションで変更できるのだが、データ消失時これがデフォルトに戻る上、このデフォルト曲がマイナーコードの寂しい曲調のメロディであるため、より一層データ消失の悲壮感を増幅させる仕様となってしまっている。 データが消失しても起動時にそれを知らせるメッセージは出てこないので、実質このBGMがその役割を担っている(*4)。 ターボファイルツインは8Mメモリーパックと比べると、セーブ・ロードに時間がかかってしまう。 ゲーム中、メッセージが表示されている際にソフトリセットを行うと、そのマップやイベントにバグが発生し、最悪そのマップ自体の使用を諦めるか、あるいは全てのイベントを消すかしかなくなってしまう。 サンプルゲームの問題 ツクール学園に飛ばされたあと、だんきちの村地方にワープすると、その地方から脱出することができず完全に詰まってしまう。ワープ先はフィールドマップに置かれたダンジョンマップの移動イベントを起動したときにできるので、ワープをする前にツクール学園に1度入るなりして、学園側のワープ先を作っておく必要がある。 軽度の問題点 フィールドマップ上の人イベントには、移動関係の命令を作れなくなっているのだが、ダンジョンマップの人イベントからコピーして、フィールドマップの人イベントの中でペーストすれば、置くこともできるうえ、実際に機能する。なぜ封印してあるのだろう。 総評 当時のRPGツクールの中ではトップクラスの使い易さ(*5)であり、のちに発売されたプレイステーション用の『3』に並ぶトップクラスのコンシューマーRPGツクールシリーズ。特に致命的なバグなどもない。 現在のPC版や『3』以降に触れていると見劣りはするものの、その出来の良さ(特にBGM)から今作が最高傑作という人もいる。 素材データは使えないものの、汎用性豊かで扱いやすい素材も多いため、逆にそこまでやらなくてもいいという制限にもなって、それがかえって手軽さにもなっている感じはある。 余談 RPGツクールVXAを公式通販で買うと、本作BGMが入ったCD(ツクールに使用できるようoggデータ入り)が付属していた。 当時の「Vジャンプ」で同作の使い方についての連載企画があった。中には「パズルゲームなどの別ジャンルのゲームを作る」といった変わった特集もあった。 本ソフトのラベルに印刷されているスーパーファミコンとサテラビューのマークをよく見ると、赤と黄の配色を間違えている。
https://w.atwiki.jp/sucool/pages/205.html
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/13132.html
KI/S44-078 KI/S44-078R カード名:常にクール 園崎 カテゴリ:キャラ 色:青 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:1500 ソウル:1 特徴:《キズナ》?・《謎》? 【永】 応援 相手のターン中、このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。 【起】 集中 [① あなたのキャラを2枚レストする] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《キズナ》?のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。 R 本当の幸せは、キズナを繋ぐことでしか、得ることができない レアリティ:R RRR
https://w.atwiki.jp/parecharge/pages/97.html
型紙 カラー パターン[pT]・プリント[pR]・パーツ[pA] 費用 評価(レア/ジャンル) 備考 クール/靴下を編集する