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・春季関東リーグ ・東医体 ・秋季関東リーグ ・千葉大戦 ・練習試合 ・その他
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ジャンニセイドモンミライユ(ジャン2世・ド・モンミライユ) フランスのブロワ伯の系譜に登場する人物。 関連: イザベル(32) (妻)
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青野静果 泉久美子 泉世津子 上遠野文絵 神原のどか
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テンミリタウンに登録する ↓ 登録! 希望ID 希望パスワード 名前
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我らがキャプテン・ムラサメのイメージを決定する、重要なアンケートである。 ムラサメ概要 妥協も遠慮もいらん!自分に正直に!思いのままに投票してくれ! 各候補イメージ むらさめA むらさめB(ひげ) むらさめC(ひげひげ) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 むらさめB(ひげ) 7 (30%) 2 むらさめC(ひげひげ) 4 (17%) 3 オウガイ 3 (13%) 4 パルコ・フォルゴレ 3 (13%) 5 ラオウ 2 (9%) 6 ケンシロウ 1 (4%) 7 マロニー 1 (4%) 8 桃白白風のおじさま 1 (4%) 9 鮫島恭平 1 (4%) 10 さうざー 0 (0%) 11 むらさめA 0 (0%) 12 宇宙戦艦ヤマトの船長 0 (0%) その他 投票総数 23 色について 普通に 影のみ 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ようじょで 22 (51%) 2 影のみ 10 (23%) 3 美少女がいい 10 (23%) 4 普通に 1 (2%) その他 投票総数 43
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キャプテン翼II スーパーストライカー 概要 特徴 戦術・戦略関連 ステータス関連 試合・コマンド関連 ルール関連 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 原作について その他 キャプテン翼II スーパーストライカー 【きゃぷてんつばさつー すーぱーすとらいかー】 ジャンル スポーツ・シミュレーション 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 3MbitROMカートリッジ 発売元 テクモ 発売日 1990年7月20日 定価 6,900円 判定 良作 キャプテン翼シリーズリンク 概要 週刊少年ジャンプで連載していたサッカー漫画「キャプテン翼」をゲーム化し、斬新なシステムで高い評価を得た『キャプテン翼』の続編。 テクモシアターシリーズ第4弾作品(*1)であり、第1弾の前作に比べて演出面が格段に強化されている 今作は、当時連載が一旦終了していた原作から3年後を舞台としたゲームオリジナルのストーリーを展開。 前半ではブラジルに渡った大空翼が、所属したサンパウロFCで新たなチームメイトと共にサッカー王国ブラジルの国内大会を戦う「リオカップ編」、翼のいない南葛高校がフランス帰りの岬太郎をエースに迎えて全国大会を戦う「全国高校サッカー選手権編」、そして翼がブラジル代表クラブの一員として日本での親善大会に挑む「ジャパンカップ編」の三本。 後半は若林源三、日向小次郎らお馴染みのメンバーと共に全日本代表として、アジア予選から世界一を目指す「ワールドユース編」という四部構成の大ボリュームを楽しむ事が出来る。 操作可能なチームはサンパウロFC、南葛高校、全日本の3つ。 特徴 システムは前作から大幅に進化し、かけひきの要素がより強まった。詳細は下記に。細かい所では継続プレイ用のスコアメモ(=パスワード)が、前作の32文字から18文字へと大幅に短縮されている。 戦術・戦略関連 フォーメーション、ディフェンスタイプの変更が追加された。また選手の変更も行えるようになりサンパウロ編や南葛高校編でもポジションチェンジを行えるようになった。 + フォーメーションとディフェンスタイプの詳細 フォーメーションの種類(数値はDF/MF/FWの人数を表す) 4-3-3:最も標準的なフォーメーション。IIIとIVでは『オーソドックス』の名称で採用される。両サイドからのセンタリングがしやすいのが強みだが、CFの9番に負担がかかりやすいのが欠点。VSではこのフォーメーションしか存在しない。 4-4-2:4-3-3よりMFを1人増やした防御寄りのフォーメーション。FWが2人しかいないため両サイドからのセンタリングがやりにくく、彼らの能力が得点力の鍵を握る。続編ではVまで復活していない。 3-5-2:MFが5人もいるため中盤の層が厚く、集中的なディフェンスや中盤起点の攻めがやりやすい攻撃的なフォーメーション。しかしDFが3人しかいないため、中盤を突破されるともろい。IIIとIVでは『ツートップ』の名称で採用される。 ブラジルタイプ:4-3-3の変形。11番が中盤に下げられ、代わりに10番が中央寄りの前列に配置される。左サイドが空き、状況に応じて他の選手がその位置に入ってくる。10番を攻撃的に使いたいプレイヤー向け。続編ではそのままの名称でIVまで採用された。 ディフェンスタイプの種類 ノーマル:DFはペナルティエリア付近で守りを固め、その他の選手はポジションを基準に状況に応じて動く。最も隙が少なく使いやすいが、DF以外が密集しにくくCPU任せだと競り合いが個別突破されやすい。 プレス:敵選手に密集して、集団でボールを奪いに行く攻撃的なディフェンスタイプ。ドリブル突破を得意とする敵選手がいる場合に有効。しかし素早いパス回しには弱い。 カウンター:自チームのペナルティエリア付近で守りを固める守備寄りのタイプ。前線や中盤ではあまり積極的に競り合おうとしないため、相手にチャンスを与えやすいのが難点。味方選手が分散するので、こぼれだまを拾いやすい。 ステータス関連 ステータスの追加と整理が行われている。 対シュート能力として『ブロック』、空中での競り合いシステムに対応して『高い球』と『低い球』に対する能力設定が登場。 更に攻撃時のステータスとして『トラップ』『シュート』『パス』『スルー』、防御時のステータスとして『せりあい』『クリアー』『パスカット』が追加された。 GKは敵選手と直接競り合う際の参照ステータスとして『ドリブルにそなえる』『シュートにそなえる』『とびだす』が追加された。 前作にあった『マーク』は廃止になった。 続編ではマークは仕様を変更して復活しているため、テクモ版キャプテン翼シリーズでマークがないのは本作のみ。 試合・コマンド関連 チームデータ関連の操作(前作ではチームデータの閲覧はスタートボタンを押して確認)がコマンド形式に統一された。 選手の移動方向及び画面下のレーダーが前作の縦方向から横方向に変更され、GK以外の全ての選手の位置が表示されるようになった。 敵味方の位置と流れがリアルタイムに、かつ一目で分かるようになった。 パスがキャラ指定式から位置指定式になり、自由な場所にパスを出せるようになった。 カーソルがパスを渡したい選手のステータスを映していなくても、選手の近くにパスを出せば自動的に取ってくれる。 敵がボールを持っているときも味方キャラを一人だけだが自由に動かすことができるようになり(他キャラはオート。又、A/Bボタンで操作キャラの切り替えも可能)、ボールを保持している敵に突入したり固有強キャラを徹底マークしたりすることで相手の攻撃に備えることができるようになった。 ドリブル動作からの新アクション『ワン・ツーリターン』が追加。前作で一部の選手のみ使用できたコンビプレイを汎用アクション化したものである。 ワン・ツーは近くに味方選手がいないと使用できない(必殺技の場合は距離制限なし)。 近くの選手にパスを回し、蹴り返してもらっている間に前進するコマンド。短時間で距離を詰められるため、残り時間が少ない状態からシュートを狙う時に重宝する。パスキャッチ先が敵チームのペナルティエリア内だった場合は自動的に浮き球になるため、ボールを持っている選手に浮き球を直接供給しやすくなった。 パスを回すため、カット側の能力参照はパスカットとなる。 守備側の地上でのコマンド変更 前作の『マーク』が削除され、シュートに対応する『ブロック』が前作のパスカットから独立して追加された。 必殺技のバリエーションが大幅に増加した。 原作の華とも言える必殺シュートの種類が大幅に増加。更に「必殺ドリブル」「必殺パス」「必殺ディフェンス(タックル/パスカット/ブロック)」が追加された。 前作では日向など一部キャラのドリブルが強引なドリブルに変化していたが、本作以降は必殺技として独立した。 前作のコンビプレイは必殺ワン・ツーとして使用可能。 必殺技には射程の制限がない。コンビでの必殺技は相方がどこにいても発動できる。 必殺ドリブルはIIIやIVと比べ消費ガッツがやや高めな代わり、消費1回分で接触した全ての敵選手に発動する。 シュート時にランダムで『ねじ込み』と『カバー』が発生するようになり、シュートの結果が最後まで読みにくくなった。 ねじ込みはシュートがゴールポストに当たった時、他の攻撃側の選手が空いたゴールを狙って再度シュートを放つ。ねじ込みはどんな選手が打とうと必ず成功する。 カバーはGKがボールに触れられなかったとき、他の防御側の選手がボールをカットしに行く。ゴールが空っぽでもカバーは発生する可能性がある。こちらは失敗したり、ふっとばされることもある。 前作では一定時間で強制的にガッツが0になっていた三杉は心臓病を「多少」克服したという設定になり、時間経過で強制的に0になる事は無くなった。 ただし、試合中にガッツが残り200を切ってしまうと三杉が「うっ!しんぞうが…」の台詞とともに青くなるカットインが入り(状況によっては入らないこともある)、次の試合は最初からガッツが0になってしまう。 残りガッツが200を切らないようにすればフル出場・連続出場も可能だが、そもそもドリブル時のガッツ消費量が他の選手より多い(*2)うえに必殺のハイパーオーバーヘッドもガッツ消費量が多めなのでガッツの管理には気を配りたいところ。 とはいえ、相変わらず能力値は高いのでうまく活用すれば活躍することは間違いない。 + 相手との競り合いについて・長いので収納 センタリングを受けた時にも付近の相手との競り合いが発生するようになり、攻撃側がボールに追いついた場合と守備側が先にボールに追いついた場合とで使えるコマンドが違うなど派手な空中戦が再現されるようになった。 攻撃側が先に追いついた場合の攻撃側の選択肢は『トラップ』『スルー』『パス』『シュート』の4つ。 トラップ:ボールを受け止め、ドリブル画面に移行する。 スルー:ボールを取りにいく振りをしてそのまま流し、GKのバランスを崩して能力を低下させるテクニック。ボールはそのまま進行方向に流れていくため、後方に味方選手がいないと敵にカットされたりラインを割ってしまう。原作でも使用された。 パス:浮き球から直接パスする。浮き球からは必殺パスは使用できない。 シュート:浮き球から直接シュートする。空中からの必殺シュートもあり、低い球か高い球のどちらかでのみ打てる。どちらの浮き球が必要かは必殺シュートによって決まっており、ボレーシュート系は低い球、ヘディングやオーバーヘッドキック系は高い球で打つのが基本。 攻撃側が先に追いついた場合の守備側と守備側が先に追いついた場合の守備側の選択肢は『クリアー』『パスカット』『フォロー』の3つで、守備側が先に追いついた場合の攻撃側の選択肢はクリアーが『せりあう』に変わる。 クリアー:ボールをキックやヘディングで味方ペナルティエリアから遠ざける。うまくいけば味方に拾ってもらえるが、敵にカットされることもある。 パスカット:パスを狙ってカットする。空中での選択肢で、唯一完全にボールをカットできる可能性がある。 フォロー:競り合いに参加せずに行動可能なまま待機する。ガッツは消費しない。他の選手の競り合いでこぼれ球が発生したり敵のパスやシュートのカットに入ることがある。敵のトラップが成功した場合即座に地上で接触する。 せりあう:攻撃側がボールを弾いてこぼれ球にしてチャンスの継続を狙う。フォローがなかった場合、誰に拾われるかはランダム。 選手がゴールエリアまで接近すると、GKとの競り合いが発生するようになった。本作では1対1でのGKの能力は通常のキャッチやパンチングより成長速度が低下する傾向にあり、さらに必殺技が使用できなくなるためかなり不利になる。 地上の場合は攻撃側とGKが1対1で対決する。攻撃側はドリブルで抜き去ってからシュートするか、直接シュートでゴールを狙うことができる。攻撃側はパスで直接対決を回避したり、必殺技の使用も可能。GK側はコマンド選択肢が『ドリブルにそなえる』『シュートにそなえる』に限定される。 ドリブルにそなえる:敵のドリブルを読んでカットに行く。シュートされるとカット率が低下。 シュートにそなえる:敵のシュートを読んでカットに行く。ドリブルされるとカット率が低下。 空中でもGKとの競り合いが発生する可能性があり、この場合は近くにいる他の防御側の選手も参加する。空中ではGKの選択肢が『とびだす』『みがまえる』の2種類となる。 とびだす:GKがゴールエリアから前方へ飛び出し、直接カットに向かう。成功すればボールをキャッチして味方にパスできるが、失敗(こぼれだま含む)するとゴールがからっぽになり大ピンチに陥る。 みがまえる:ゴールエリアで様子をみる。ガッツは消費しない。相手がシュートを打ってから味方がカットできなかった場合、通常のGKコマンド選択画面に移る。相手がスルーをしてきた場合はバランスを崩される(たまに崩されないことがある)。 GKがこれらの条件で『みがまえる』以外を選んだ時にボールをキャッチできなかった場合、しばらくゴールがからっぽになってしまい、絶好の得点チャンスを与えてしまう。この状態でシュートを打たれるとGKは一切手を出すことができない。 ルール関連 ルールガン無視の原作から 反則の要素が追加された。 防御側が相手と競り合った場合にランダムで発生する可能性があり、起きると一旦試合が中断され、反則を起こした選手の位置によってペナルティの種類が決まる。 + ペナルティの詳細 間接フリーキック(間接FK):反則を受けた選手がパスを行う。直接ゴールをねらうことはできない。 直接フリーキック(直接FK):ペナルティエリアの近くで守備側が反則を起こすと発生。キッカーを選択可能(直接FKに限らずPKやコーナーキックでも本来はGKもキッカーになれるがこのシリーズでは不可)で、パスのみでなく直接シュートを打つことも可能。直接FKでのシュートは左右のどちらをねらって打つか決めることになる。守備側は壁の位置を左右のどちらかに指定して防ぐ。 ペナルティキック(PK):ペナルティエリア内で守備側が反則を起こすと発生。反則のペナルティでは最も重い。キッカーを選択可能。PK戦のようにシュート位置、またはGKの飛ぶ位置を『ひだりスミ』『しょうめん』『みぎスミ』の3つから選ぶ。両者とも必殺技は使用できない。攻撃側にとっては絶好の得点チャンス。GK側は選択肢を間違うとポストに当たる以外の回避方法がない上、選択肢が合っていても相手との能力差が大きいと届かず決まってしまう事もあるため非常に不利。 イエローカードやレッドカードの概念はないため、反則を何度起こしても退場することはない。 こぼれ球が発生したときに誰もボールを拾えなかった場合、ボールがラインを越えてしまう(割る)ようになった。 + アウトオブプレー時の詳細 スローイン:ボールがタッチライン(両サイドのライン)を割ると発生。ボールに触れていなかった側の選手が両手でボールのパスを行う。スローインは得意な選手と苦手な選手で投げられる距離に違いが出てくるがこのシリーズでそれが設定されているのはⅤのみ。 コーナーキック(CK):守備側の触れたボールがゴールに入らずにゴールラインを割ると発生。直接FKと並ぶ得点のチャンス。 キッカーを選択可能で、パスかシュートを行える。必殺技の使用も可能。 コーナーキックでは味方選手の位置を自由に指定可能。相手が絶対に競り合わない位置があるため、そこに選手を置けばパスで容易に浮き球を与えられる。 ゴールキック:攻撃側の触れたボールがゴールに入らずにゴールラインを割ってしまうと発生。守備側のGKが自動的にパスを行う。 反則やボールのライン割りが起きた場合、状況に応じて時間が経過する(基本的に3分)。 残り時間が0秒になっても、これらの要素で空費時間が生じた場合はロスタイムが発生するようになった。ホイッスルが鳴るまで油断はできなくなり、同時に逆転のチャンスも残されるようになった。 評価点 試合演出、ビジュアルシーンの強化 評価の高い「テクモシアター」の演出には更に磨きがかかり、ビジュアルパートでは登場キャラクターたちがドラマチックに会話する。ファミコンとしては最高峰の演出力。 時には試合中にもビジュアルシーンが挿入され、展開を盛り上げる。 試合中の選手の簡易グラフィックに新たに浦辺タイプが追加。キャラグラのバリエーションが増えて、選手間の見分けも付きやすくなっている。 大きなキャラがダイナミックに動く演出は健在。前作よりスピーディに、よりダイナミックに、かつ違和感なく動くように。 特にスピード感の上昇はすさまじく、前作を上回るどころか、SFCに移行した次作以降と比べても同等かそれ以上。シリーズ随一の迫力を誇る。 「反則」やそれに伴うフリーキック、コーナーキック、空中での競り合いなどの新要素も盛り込まれ、試合のテンションはさらに高まっている。 前作に比べ、敵をふっとばす(ふっとばされる)描写が多くなった。シュートにもよるが、ディフェンダー数人とキーパーをまとめて吹っ飛ばし、ゴールネットを突き破ってゴールする様は爽快の一言。 特にキーパーが必殺シュートにふっとばされる光景は本作で初めて再現された。もはやシリーズを語る上で外せないお約束となっている「○○くん ふっとばされた!」という有名なセリフは実は本作が初出。よくネタにされるのは森崎やサンパウロFCのGKレナートだが、後半になってくると、最強クラスのGKである若林すら容赦なくふっとばされる。 カットインありの有名選手同士がドリブルとタックルでぶつかり合った場合、互いのカットインとセリフが挿入されるようになり、直接対決を更に盛り上げてくれる。 ちなみに、躱されたor奪われた際の台詞の大半は「なにィ!?」。これによって、原作でこれでもかというほど多用されているセリフ「なにィ」の登場頻度も上がった。 全日本操作時に条件を満たす(*3)事で使える隠し合体技「ドライブタイガー」が使用可能になると翼のカットインとセリフ「俺は諦めないぞ!ゴールを奪えないキーパーなんて、この世にいるわけないんだ!!」が挿入され、使用可能が即座に分かるようになった。 前作では翼にボールを渡してシュート一覧を開くまで確認不可能だった。(*4) 試合システムの改変 試合中のかけひきの要素が大幅に増加し、能力値重視のパワーゲームになりがちだった前作よりも戦略の構築が重要になった。 空中での競り合いの発生、GKとの直接対決、反則、コーナーキックやフリーキック、ロスタイムの追加など、そのあらゆる追加要素がかけひきの強化につながっている。 得点をねらいにいく手段が大幅に増えたのも特長。基本能力が低い選手でも、これらの要素を駆使することでゴールを狙えるようになっている。 敵GKと1対1に持ち込むと普通にゴールをねらうより成功しやすく、こぼれ球にされた場合もゴールがからっぽになるため大きなチャンスが生まれる。本作は、必殺セーブを繰り出す敵キーパーが増えているが、この方式を持ち込むと必殺セーブを封じられるため、重宝する。 加えて、ドリブルでそのままキーパーを突破することも可能となり、ドリブルが得意な選手が前作より大幅に有用になった。運も絡むが、敵チームのPA内で反則を誘い、PKを狙うという頭脳的なプレイも可能である。 秀逸なオリジナルストーリー 本作はゲームオリジナルストーリーとなっているのだが、このストーリーの評価が極めて高い。後に原作も同じ時間軸を扱った続編が描かれたが、そちらより本作のストーリーを支持する声まである。 + ネタバレあり スーパーストライカーについて 本作のテーマとなる部分。後述するコインブラとのイベントで語られる、「ジャイロ」の事を指す異名である。ロベルトによると、翼もスーパーストライカーに限りなく近い存在らしい。 ジャイロとはペレ以前に活躍した選手で、未公認記録を含めて1000ゴールもの得点を挙げた伝説のストライカー。ただしヘディングが苦手で、その弱点を克服するためにサイクロンを編み出した……という設定。ちなみにテクモ版最終作であるVで彼の最期について語られており、彼の後継者はついに現れず、体がボロボロになるまでフィールドに留まり続けたらしい。 更に翼のいない南葛高校が強豪相手にしのぎを削る高校サッカー編や、当時の原作でも描かれていなかった「翼vs全日本」も完備。 ドライブシュートに頼れなくなった翼が、新たな必殺シュートとして前述のジャイロが編み出した「サイクロン」を完成させるといった熱い展開がてんこ盛り。 ちなみに高校サッカー編の所属高校は原作でJr.ユース編エピローグに進学先として描かれている学校であり、立浪高校には早田だけでなく中西もいる所までしっかり再現。 オリジナルキャラも人気が高い。ドライブシュートが通用しないGK「メオン」、リオカップから登場してライバルとして立ちふさがり、ブラジルユースのエースを務める「カルロス(*5)」等。 最後の最後に登場し、圧倒的な能力で多くのプレイヤーを苦しめた「コインブラ(*6)」、キーパーマシンの異名を持ち、プレイヤーに強烈なインパクトを与えたブラジルのGK「ゲルティス」、固有グラフィックもセリフも必殺シュートもないにもかかわらず万能な能力を誇り、サンパウロFCで味方のときはこのうえなく頼もしいアルゼンチン人の「バビントン」は今もなお愛されている。 ワールドユース決勝はリオカップで戦ってきたキャラクターが一部を除いて総登場するので敵味方全員がネームドの選手で埋まる、正にオールスターvsオールスターの様相。敵が全員名前で呼ばれるのはここを除けば翼vs全日本のみであり、否が応にも盛り上がる。 選手ではないがサッカー協会の片桐の妹の陽子さんも今作が初登場。ストーリー各所で様々な行動でストーリーに彩りを与えてくれる。なお彼女のビンタは壁を破壊する程で、テクモ版Vのラスボス「アルシオン」に匹敵する戦闘能力の持ち主でもある。 一方でJr.ユース編で戦ったかつての強敵たちも再登場し、全日本の前に立ちふさがる。ディアスやシュナイダーはステータス上昇の能力を持ち、ピエールとナポレオンは新合体技「スライダーキャノン」を新たに習得するなどパワーアップしており、勝つのは容易ではない。 秀逸なBGM 山岸継司(モアやまさん)による勢いのあるBGM。前作ではパッとしなかった一部のBGMもアレンジされて良曲となっており、聴くだけでテンションが上がる。BGM担当スタッフのうち、後にコナミの「ときメモ」シリーズの開発にも携わるメタルユーキこと斉藤幹雄氏はフラメンゴFCの曲を担当している。 前作屈指の名曲だった東邦戦のBGM(日向小次郎のテーマ「荒野への叫び」のアレンジ)はさらにクオリティアップで引き続き登場。 サウンドテストが裏技として用意されているため、楽曲・効果音も自由に聴き放題である。 原作の持ち味とも言えるトンデモ必殺技や演出の数々。 原作はジャンプマンガならではの「そんなバカな」という世界観とリアルサッカーのバランスが絶妙な作品だったが、その後を描いたゲームオリジナルシナリオの本作は、さらにありえない技や演出が多く登場する。 分身ドリブル、分身セーブ、消えるフェイント、消えるシュートのマッハシュート(これは実際に存在するシュートでもある)となんでもありの世界になっている。 ローリングセーブという高速で体が回っていてかえって取りづらいのでは?という技がある。もっともキーパーの必殺セービングは全シリーズ突っ込みどころありすぎな技が多い。ラストのブラジルのキーパー、ゲルティスの必殺セービング「ダークイリュージョン」は謎の暗黒空間を移動してボールをキャッチするというもので、もはや原理の説明ができない。 ストーリー上で丹念に描かれる翼の新必殺シュート「サイクロン」は実戦での威力も抜群で、想定上は「ドライブシュートよりもさらに急角度で落下するシュート」というつもりで開発されたのだが、使ってみると急上昇・急降下の後 螺旋軌道で相手GKに向かって飛び、相手をふきとばしてゴールする。 ゲルティスのダークイリュージョンとの激突は 超人技vs超能力 という手に汗握る光景となった。 本作から登場し、後のシリーズにもずっと継承される岬の「ジャンピングボレー」はプレイヤーに「なにが違うのか?」とツッコまれていた(必殺技でない普通のボレーシュートも、ジャンプしてボレーシュートという動作はキッチリと行っているため)。同じ理由で三杉の「ハイパーオーバーヘッド」もなにがハイパーなのかよく分からない(ただし三杉は通常のオーバーヘッドキックが使えない)。これに関しては小学生時代に南葛との試合で披露した「鋭いカーブのかかったオーバーヘッド」説もあるが、ゲーム中ではどう見ても球筋は直球である。 ランピオンの「ロケットヘッド」、ディウセウの「キャノンヘッド」など、必殺ヘディングがやけに強力。特に対アルゼンチン戦におけるサトルステギの「ダイナマイトヘッド」は異常な威力を誇り、競り合いやブロックにきたDF陣やGKを全て吹っ飛ばしたうえでゴールネットを突き破るほど。 ボールを持った敵を立花兄弟2人で囲んだ際には2人立て続けにスカイラブディフェンスを放つことも可能である。 コーナーキックの際に直接シュートをうつことも可能だが、条件を満たした翼をキッカーに選ぶとコーナーキックであるにもかかわらず日向と共にドライブタイガーを放つことができる。当たり前だが実際のサッカーのルールでは反則である。 ただし流石に2タッチになるのに気づいたのか、コーナーキック時にはサイクロンは選択不可になっている。 必殺シュートを放つ際にアナウンサー(チャーリー高橋)は基本的に設定された必殺技名をそのまま読み上げるため、次藤が「さの(佐野)とのコンビプレイ」を放つと「じとうくんの さのとのコンビプレイ!」と佐野だけ呼び捨てにされる。ついでに言えば次藤が蹴る段階ですでに「佐野とのコンビプレイ」だと言われてしまっている。さらに悲惨なのがネイのブースターシュート(ネイの放ったシュートを、さらにトニーニョがシュートしてブーストさせる必殺シュート)で、一瞬だけ「ネイくんたちのブースターシュート!」とは言われるがこれでゴールを決めても「ネイくんのブースターシュートが にほんゴールにつきささったァ~~!」と言われる。トニーニョ…。なお、続編『キャプテン翼5』ではほぼ同様の必殺シュート「ブーストサイクロン」を翼と日向が使うのだが、このときはしっかり翼の得点になっている。 ごういんなドリブルでキーパーがふっとばされてシュートを決められることがある。 上記のようなすさまじい必殺技が敵味方を問わず飛び交うなか、たまに 必殺技を持たないのに、普通のシュートで若林から余裕で得点し、ゴールネットを貫通する という猛者も登場。シュートに変な名前をつけて派手なエフェクトでカッコつけることをせず、リアルな実力で超人的選手と渡り合う姿で他と一味違う魅力を見せてくれた。 代表的なのがオランダのエースストライカー、イスラス。シュナイダーと比肩し得る強豪という触れ込みで現れ、カットインもセリフも無いという扱いながら、優秀な能力に加え必殺ドリブルの「高速ドリブル」がプレイヤーに強い印象を残した。 スコアメモが前作より大幅に短縮され、入力が楽になった。 FCや初期のPCエンジンではパスワードが長いために写し間違えたり、入力が苦痛になって遊ぶのを止めてしまうプレイヤーが発生するゲームも少なくなかった。 バッテリーバックアップ方式を採用していないことは、FC時代のゲームの発売から長い年月が経過した現在では、ROMカセット内蔵の電池交換の手間が必要ないという利点にもなっている。 賛否両論点 ゲームシステムの不備をつくことでゲームバランスが崩れる技が多い。 ただ、これらの技のおかげで低レベルクリアや控え選手のみでクリアといったやり込みを行いやすくする、プレイヤーの笑いを誘うといった面もあるので一概に批判できるものではないが。 センタリング時に高低が選択できない サンパウロ編でドライブオーバーヘッドを打ちたいのに低いパス、南葛高校編で隼ボレーが打ちたいのに高いパスがくる、といった事態がおこる。 いちおう、ランダム性のおかげで強力な空中技を持つ敵キャラが適応するパスが来ないために必殺技を打てず対処可能になることもあるので、一概に短所とも言い切れない。 また、岬のように高いパスはオーバーヘッド、低いパスはジャンピングボレーと言うように高低両方で個人で打てる空中技を持つ、立花兄弟のスカイラブ技のように高低を問わず打てる技を持つキャラの強さを引き立たせるといった面もある。 『V』でようやくセンタリング時に「たかいパス」「ひくいパス」が選べるようになった。ただキャラクターによっては「高い(低い)ボールのみ強い」と言った選手もおり、自由に高低のパスを打てるとそういう面でのかけひきが消えてしまう。 とはいえ、本作では高いボールに強い、低いボールに強いの配分バランスは割と良い。続編の『III』では高いボールならではの技が少なかったり弱かったりで高いボールの扱いが不遇になりハズレに近いものとなった。 スルーの成功率が異常に高く、能力差が明らかに不利でも成功することが多々ある。 スルーの使いようで本作の難易度が大きく変わってくるほど。特にGKが接触時に飛び出してきた場合、ほぼ確実にゴールが空っぽになる。 GKが身構えていた場合でも、バランスを崩して能力が低下するためやはり得点のチャンスになる。 これらの調整により能力が低い選手でもゴールを奪えるチャンスがあるため、一概に欠点とは言い切れない。また本作は対戦モードの採用を前提にバランスが調整された以後の作品と違って、一人用である点も考慮するべきだろう。 VS以降は成功率が他のコマンドと大差なくなったり、バランスを崩した時の能力低下が緩和されるなど弱体化した。 必殺シュートを打つより、ドリブルで敵GKを抜いてゴールした方が消費ガッツが少ない。 敵GKをドリブルで抜いた場合、その後のシュートはガッツを消費しない。 ただ敵DFの妨害も激しく、GKと1対1に持ち込むこと自体簡単ではない。また本作では必殺ドリブルの消費ガッツもあまり低いとは言えないので、それまでの立ち回りでガッツを節約しないと合計でのガッツ消費が大差なくなったり、かえって大きくなることもある。 必殺シュートとドリブルのコストパフォーマンス差が顕著になったのは『III』と『IV』。 オフサイドがない。 この仕様は前作にも該当するが、今作はパスの自由度が大幅に増したためオフサイドルールが存在しないことがより目立つこととなった。 特に一旦ポジションを自由に変えられるフリーキック時には数人を相手ゴール手前に配置し、相手のコーナーキックをクリアー後に超ロングパスをして一気に有利になるという展開になることもある。 原作ではこのルールを使用したオフサイドトラップが用いられることが多かったために原作を知る人にとってはやや不満が残る仕様であった。 ただし、オフサイドが実装されたVではオフサイドトラップの悪用で簡単に勝てるようになっていたのである意味妥当な調整であるともいえる。オマケにシナリオの主観が「チームプレイの大切さ」だったために「チームプレイを心がけパスも頻繁に出す」キャラよりも「個人技主体でチームメイト無視の問題児」の方が(大抵能力が高くオフサイドトラップ戦法も逆効果となりやすいので)厄介という珍事態も多発した。あろうことかラスボス戦もこの流れ(「個人技主体のチーム」→「個人技主体に疑問視しチームプレイで戦う」)である。 鳥かご(得点をあげたら延々パス回しをして攻めない行為。原作にも登場)や時間稼ぎができてしまう。 今作はパスの自由度が大幅に増したため、先述のオフサイドがないことを利用すれば、自軍がリードしてボールをカットした時点で勝利が確定してしまう。他にもフリーキック時に数人を味方ゴール手前に配置し、コーナーキックから超バックパスをして一気に大量の時間を稼ぐといった行動もできる。 一例として挙げられるのは西ドイツ戦。こちらがリードすると同時にイベントが発動、シュナイダーが怒ってパワーアップしてくるため、ボールを渡してしまうと失点の可能性が非常に高くなる(リードした時のシュナイダーのシュートはペナルティエリア外はもちろんセンターサークル付近からでも決まる)。西ドイツのキーパーはミューラーということもあり、まともに点の取り合いをしたらガッツがもたない。こういった試合では、勝つためのテクニックとして使わざるを得ない面も。 もっともゲーム後半になると敵が非常に強くなるため、リードして相手からボールを奪うことや敵をかいくぐってパスを回すのも難しくなっていく。鳥かご乱用で勝ち進もうものならレベルもろくに上がらないのでますます辛くなる。 レベルが低ければそもそもシュートを打ち込む隙すら滅多に作り出せない。ゴリ押しで必殺技を打ち込んでもモブにすら止められ、こちらの守備は通用せずにあっという間に点差をつけられてしまう。 ディフェンスに定評のあるゴールポスト 前作同様、様々なテクニックを駆使してキーパーを抜いてもランダムでゴールポストに当たってシュート失敗が発生する。本作ではフィールダーが手前でカバーする演出もある。 いちおう、シュートした時にポストに当たりやすい位置や必殺シュート毎にポストへの当たりやすさやというものが設定されており、上手くコースを変えればポスト直撃の可能性を減らせるがそれでもガッツを大量に消費した必殺シュートやキーパーの逆を突いたペナルティキックが失敗するのは理不尽に感じる場面も。 このような特殊なシュート失敗演出はレベルや能力等は一切無視で発生するために幾多のプレイヤーを窮地から救い、絶望へ追いやったりしてきた。また、複数の選手を吹き飛ばすほどに威力の高いシュートが直撃してもボールを破裂させるだけでポスト自体は無傷という恐るべき耐久性からシリーズのプレイヤーの中にはゴールポストを「S・G・G・P(スーパー・グレート・ゴール・ポスト)」、「ポスト神」と言った名称でネタとして語られている。 実際一部の攻略本では「味方のキーパーでは止めるのは無理だからせめてポストに当たるよう祈ろう。」などというミもフタもないセリフも。 ただし本作からは、ポストに当たった場合でも他の選手がねじ込んだりカバーに入るも届かなかったりふっとばされたりと失敗に見せかけたゴール演出が実装された。シュートが入るかは最後まで分からない。 反則の発生率が高く、ペナルティも薄い。 こちらが能力的に勝っていて、敵をドリブルで悠々と抜こうとしても、反則で止められることが多い。特に必殺シュートを反則で止められると、必殺シュートが打てないままガッツを消費してしまうのが痛い。逆に味方が反則をすることも多く、このゲームには退場が無いので、強力な敵は反則狙いでムリヤリ止めるのがセオリーになってしまっている。 これを悪用して、敵選手を反則で止めて時間を稼ぐ(反則時に3分経過する)ことも可能。 なお反則は能力差が多かったり、ブロックやタックル実行時に発生しやすいようだ。 若林の弱体化 参戦が大幅に早まった都合か前作で見せた圧倒的な強さはなく、敵チームの必殺シュートの前ではあっさりゴールを割られることも多々ある。 本作から若林が使える場面でもあえて若島津を起用する選択肢も考えられるようになった(本作では止められるシュートは若林の方が多いが、三角飛びのおかげでキャッチ可能な範囲が若島津の方が広い。まだ若林の方が強いという評価だが、止められるシュート自体も若島津の方が優れている悲惨な調整になった作品も…)。ゲーム的には評価できるが、たびたび若林の立場が脅かされるようになったのは残念に感じる原作ファンも。 ただし能力と成長はよく本作はクリティカル(カットインと台詞が入り止めてくれる確率が大幅に上がる。若林は「とめる!」の台詞と共にカットインも専用演出で非常にカッコいい。)の発生率が他のキャラより明らかに高いという強みがあるため頼りにはなる。前作での強さは原作準拠でラストの西ドイツ戦のみの参戦だったためで、全日本編で始めから使用可能な今作で調整されるのは当然といえる。実際、ほとんどのシュートをほぼ止められるようでは緊張感に欠けると思われる。 名前だけの予選リーグ 前作のジュニアユース予選リーグは本当にリーグ戦で決勝トーナメント行きを争っていたが、今作のワールドユース予選リーグは「このグループは強敵ばかりだ、引き分けていてはトーナメントに行けないぞ。なんとしても勝つんだ。」という体裁でリーグ戦のシステムは用いられず、全勝しなければならない。日本に負けたフランスが2位抜けで決勝トーナメントに進出しているためフランスに負けても決勝トーナメントに進出できていたはずで、フランス戦の勝ち負け、あるいは1位抜けか2位抜けかでシナリオが分岐していれば面白かったかもしれない。ただ、そうなると「いつも苦しみながらも最後は完全勝利」というキャプテン翼らしさがなくなるが… シンプルでゲームの進行がスムーズである反面、リーグ戦の雰囲気がなくなって単調でもある。対戦相手のランダム要素もなくなった。 とはいえ、このおかげでパスワード文字数短縮につながっているというありがたみもある。 問題点 選手間の能力格差 1よりはマシとはいえ、本作でもプレイヤーキャラ間の能力格差は大きい。 サンパウロ・南葛高校ではステータスの時点で役に立つキャラと立たないキャラがハッキリと分かれている。 両チームとも替えの選手がいないのにキーパーが弱すぎる。難易度調整のためとはいえ、明らかなレナートと森崎の弱さはストレスが溜まりがちである。 全日本のスタメンでは、シュート特化なのに必殺シュートが通用しなくなる新田、全体的に能力が低く顔面ブロックの発動機会が少なすぎる石崎、必殺シュートと必殺ディフェンスの両方を持つものの、能力が低すぎる立花兄弟あたりが不遇。 松山は、DFでありながら必殺ディフェンスを持たないが、必殺シュートであるイーグルショットの威力が敵ゴールとの距離によって減衰しづらいという特徴を持つため、土壇場での活躍が期待できる。三杉も松山同様シュート以外の必殺技がないが、ステータスが飛びぬけて高く、翼同様に活用できる。 終盤の敵エース選手はドリブル値が100近く~100超えという滅茶苦茶な数値(ラスボスと特定条件のディアスに至っては200近い)で、ボールを持たれた時点でシュートを打たれるまでなにをしても意味がない展開がザラ。後述のブロック問題もあり終盤DF勢は原作同様にほぼ役に立たなくなる。 反面、守備関連の能力はこちらに比べるとかなり低い選手が多く(たとえば、最終戦のブラジルの選手は大半が40~50くらい。)、おたがいにGKがボールを弾くか・それをどちらが拾うか、という大味な展開になりやすい。 経験値とレベルの問題点 スコアメモ短縮で各選手の経験値を10枠分しか保持できなくなったためにレベル・経験値を共有する選手が多くなった。同チーム内で共有しているのはあまり気にならないが、使用チームがサンパウロから全日本に切り替わる際に問題が発生している。 引継ぎ元がサンパウロの翼の翼・日向・岬の三人に他のメンバーはレベルに大きく差が付けられてた状態で全日本編がスタートする。この三人は元々日本でもトップクラスに強く使い勝手が良いため、ただでさえ大きい性能格差が更に広がってしまう。松山・三杉は能力や設定上はこの三人と並べる実力なのだがこの影響をモロに受けて本来の強さを発揮できていない。 一部キャラの経験値が誰にも引き継がれないので育てても経験値の無駄になる。とくにサンパウロのジウはシュート力の高さから育ててしまいやすい罠キャラになっている。南葛高校で優秀な井沢に一度引き継がれるのも痛い。ジウ→井沢→ジウと経験値が二度引き継がれたあと引き継ぎ先がおらずに消滅する。つまり南葛高校内で溜めた井沢の経験値もむだになる。 キーパーの若林&若島津、森崎で経験値の引継ぎ元が違う。同じキーパーのレナートから引き継ぐ二人に比べ、森崎(と南葛の4人)は弱フィールダーのリマとマリーニから引き継ぐ。そのため、ただでさえ弱いのに森崎だけ初期レベルも差をつけられる仕打ちに。 対策としては、全日本結成前に意図的にバビントンと新田(バビントン→新田→バビントン→6人と経験値が継承されるため)を多用しておくことがあげられる。この二人はその時期では比較的強く経験値を稼ぎやすいうえ、日本の新田・立花兄弟・次藤・松山・三杉と無駄なく主力メンバー6人に引き継がれるため非常に楽になる。引き継ぎ先が4人(早田、佐野、反町、沢田)いるアマラウはまだしも、引き継ぎ先が石崎一人しかいないドトールまで同時にカバーするのは厳しい。 弱い選手ほど育てにくいバランス 前作から行動に成功した場合のみ試合活躍経験値のボーナスが入るという仕様なのだが、試合勝利・敗北で全選手に入る経験値が低めの本作では選手の強弱がそのまま育てやすさに依存してしまう。 前述の経験値引継ぎの仕様も相まって、最初からレベルの高い翼・岬・日向と他の選手で差が広がる悪循環に陥りやすい。 キーパーもセービング成功しないと経験値が入らないため、森崎・レナートはただでさえ弱いのに全く育たないという悲惨な目にあっている。 全体的に縮小化したキャラグラフィック ミーティング等では前作では顔のアップで描かれていたのが今作ではバストアップでの描写になったのでこぢんまりとした印象を受ける。作画自体もやや簡略気味。 サイズが違うとはいえ、スコアメモ(パスワード)時の早苗を見比べると一目瞭然だろう。 キーパーのコマンド選択時の一枚絵が皆同じポーズかつ似た顔つきであり、使いまわし感が漂う。前作では若林と若島津と表情が全然違った。 前作ではキャッチを選ぶとパンチングとは別のポーズ(両手)でキャッチに行っていたが、今作ではパンチングの手をグーからパーに変えただけのワンハンドキャッチになった。若島津の三角飛びも弾いた場合とキャッチ成功時に全く同じグラフィックになっている。 試合中画面上部にガッツ表示が表示されるようになったあおりでプレー表示部分が縮小された。もちろん選手自体のグラフィックも一部を除き縮小されている。 低い浮き球時の汎用的な必殺シュートである「ダイビングヘッド」がなくなってしまった。 井沢や沢田など二軍選手でも使用できる必殺シュートだったのだが、今作では使うことができず弱体化につながってしまった。 負け越し前提のゲームバランスは相変わらずである。無敗を維持したままの進行はⅢ以降と比べるとかなり難易度が高い。 ただし今作は上記の反則の活用とスルー等のシステム追加により、レベルが低くても戦術でカバーできる余地が生まれた。 再戦時の仕様 グレミオ戦(ドライブオーバヘッド習得+1得点)のイベントは完了した状態で始まるため、再戦時はかなり難易度が上がってしまう。 武蔵戦は再戦時でも通常通り後半から三杉加入となる。最後のブラジル戦は引き分け再試合時のみ前半からコインブラ加入となる。 こぼれだまを拾える選手がいなくなると、「こぼれだまになった~!」の画面でフリーズしてしまう。 スルーで敵選手をかわすのを繰り返していると、そのうち向かってくる敵選手がいなくなり、この状態になってしまいやすい。 コーナーキックや直接フリーキックからのシュートが使いにくい。 このときは通常時よりシュートの威力が2割増しになるが、本作では敵がボールに接触して勢いを弱められたりカットされることが多いため、結果としてGKに届いても通常時と威力が大差なくなると言うケースが多い。 III以降の作品では能力差が大きいとボールへの接触が非常に難しくなるように変更され、この問題は解消された。ただしその分防御に回った場合のシュート阻止が困難になった。 味方陣営の自由度が低い サンパウロFC、南葛高校は控えメンバーがいない(大友カルテットのうち西尾だけがいない。GK一条もいない。)ためスタメンは完全固定、ポジションとフォーメーションをいじるくらいしかできない。 全日本は最初からフルメンバーで固定されているためにポジションや戦い方を確立できると、あとはレベル上げのゴリ押しで勝ててしまう。選手間の能力差を埋める手段もない(時代を考慮すると仕方がないとは言え)ため、やりこみでもない限り控え陣(能力の高い三杉と、必殺セーブ目当てでの若島津以外)はほぼ出番なし。 敵チームの能力もレギュラーメンバーたちの能力に対して調整されているため、控え陣では全日本編最初の相手「シリア」にすら勝つのが難しい。原作での控えメンバーの描写を見る限り、間違った扱いとは言えないが。 ただし今作はレギュラーの制限がないため、やろうと思えば特定の選手をFWにして攻撃させたり、控えメンバーのみでWYを勝ち抜くことも(かなり困難だが)可能。 前作同様、敵のみガッツが無限と言う理不尽な仕様。 コンビプレイ技を使う敵選手がいる秋田商工戦、全日本戦、フランス戦では多くのプレイヤーが苦しんだ。どこでも使える必殺ワンツーでこちらの守りを易々と突破してくる上に、ゴール前だとそのまま浮き球パスになって合体必殺技(高いボールならスカイラブハリケーン、低いボールならツインシュート。)を放ってくるからである。それが使い放題だというのだからたまったものではない。なかでも立花政夫&和夫の立花兄弟は必殺ディフェンスも充実しており、全く同じ能力の選手が二人いるためにボールが渡る可能性が高く、さらに秋田商工と全日本で2回戦うことになるため非常に厄介。 特に高校全国大会編の初戦である国見学院戦と秋田商工戦を延々と行ったり来たりさせられるプレイヤーが続出した。南葛のDF陣が頼りないうえ(唯一頼れるは石崎の顔面ブロックだが本作では浮き球シュート時には使えない)、GKが最弱クラスの森崎という点も拍車をかけている。 極めつけは、中盤のクライマックスとなるジャパンカップ最終戦。サンパウロで全日本と戦うことになるのだが、GKが森崎に毛の生えたような性能のレナートで、敵には日向や岬、松山など、最強に近いメンバーが揃う。立花兄弟と次藤も参加するため、高低問わず浮き球から放たれるスカイラブツインシュートも脅威となる。サンパウロのDF2大巨塔アマラウとドトールは能力こそそれなりに高いが必殺技相手では無力に等しい。 そのくせ仲間になると、ガッツが有限化するのを抜きにしても一気に弱体化する。能力的にはそれほど高くないのでジェミニアタックは止められることが多かったり、必殺シュートもスカイラブツインシュートが辛うじて使えなくもないという程度な上に消費ガッツが380と膨大。さらにスカイラブ系ディフェンスもDF本職ではないためイマイチ(いちおう必殺パスカットは唯一なので、それが持ち味になってはいるが) 日向・沢田・反町・若島津のいる東邦戦も例によって難関。ふっとばされるとガッツが減ってしまうため、日向のようなふっとばし技の多い敵が相手だと非常に手を出しにくい。若島津は三角飛びがあるために対策なしで必殺シュートを打つと防がれてしまうことが多く、スルーでバランスを崩したり、1対1で対決するといった工夫が必要。 この仕様はテクモ版最終作のVで修正されるまで継続された。 ただし完全に調整無視ではないようで、必殺技持ちのキャラクターは関連パラメーターが低く設定されていたり、モブしかいないチームは全体的に能力が高い、というようにある程度メリハリをつけている。 旧世代キャラの新技の乏しさ。 Jrユースから続投されているライバルで、新しいシュートを編み出しパワーアップしたのはフランスのピエール、ナポレオンコンビのみ(それも後々ストーリーパートでゲルティスにあっさりキャッチされているという残念な点も)。また、日本では翼ひとり。 西ドイツはカペロマンやメッツァ、アルゼンチンはバビントンやサトルステギなどといった新戦力が加わって、チームとしてはパワーアップしても、シュナイダーやディアスら個人によるパワーアップ要素が少ない点はキャプテン翼としてはいささか物足りなさを感じるところではある。(*7) しかし、そんな彼らも次作以降で次々と新しい技を編み出していくことになり、その魅力をシリーズを通して一層高めていく。さらに新しいライバルキャラも次々と参戦し、よりエキサイティングな激闘を繰り広げていくことになる。 全日本編になると、味方フィールダーのブロックが役に立たなくなる。 GKに若島津・若林が加わるためか、敵選手のシュートの能力値が倍以上に跳ね上がる(たとえば、日本最強選手である日向が20に満たないのに、全日本初戦のシリア戦の名無し選手は40超え)。 それに対して全日本フィールダーのブロック値は跳ね上がったりしないので、敵がシュートを打ったらDF陣は触れることもできずにGK任せになるという現象が起こる。 次藤のパワーブロックでさえも、名無し選手のシュートに対してなんとか触れて勢いを弱められる程度。これではシュートを打たれる前にダメ元でパワータックルに行くほうがマシである。 石崎の顔面ブロックは補正値がすごいので、ほぼ確実にこぼれだまにできるが、本作では空中発動不可のため役立つ場面がかなり少ない。 次回作からは敵の能力値が急に跳ね上がらなくなったため、この問題は改善されている。顔面ブロックも空中シュートに発動できるようになり使い勝手が向上。 試合経験値にバグがある フラメンゴ戦、東邦学園戦、日本戦では経験値が一切入らない。負けた場合1試合前に戻るためにはまることはないが、経験値稼ぎが若干面倒。 これらの試合の後で使用チームが切り替わる。経験値は引き継がれるとは言え、新しいチームに切り替わった直後に「前の試合の経験でレベルが上がった」と告げられるのはおかしいと判断されたのだろう。 フランス戦以降の試合活躍経験値が異常に低くなる。これは試合活躍経験値がオーバーフローを起こしてしまうためで、勝った時と負け越した時の経験値はそのまま。 試合活躍経験値は翼・岬・日向(得点、ゲームメイクをするキャラ)と他のキャラとのレベル差が開くことからみてもかなり大きいが、バグのため決勝トーナメントはレベル上げがしづらくなっている。 効率よく稼ぐ場合ポーランド戦⇔イングランド戦(わざと負ける)を何周も行って経験値を稼ぐほうが良い(ブラジル戦(負け越し時)の3倍は軽く入る為)。 試合中に画面最上部と最下部にバグか何かで謎の文字列が現れる事が頻繁にある。「あ」がビッシリ並んだ謎の文字列の一部に現れる「タチトナ」という言葉が目立つ。 ファミコン当時はテレビ画面の都合上見えない位置にあったので、特に問題にはならなかった。しかし近年になってエミュレータなどで動画投稿・実況配信などを行うと嫌でも目に入ってしまう。 ナゾの文字列は他に「つテーマ」なども「あ」に混じって頻出し、松山がイーグルシュートを打つと画面上に出る「まコヌ」などもあるのだが、「タチトナ」ばかり取沙汰されるのはやはり語呂がいいせいで目立つ一面もあるのだろう。 評価の高いシナリオだが、突っ込みを入れたくなるような部分もある。 + ネタバレあり 副題にもなっているスーパーストライカーだが、本作独自の固有名詞なのになにを表すのかのまともな説明は終始一切ない。 分かっているのは「ロベルトは翼にスーパーストライカーを目指すよう助言を残した」「決勝戦の翼はスーパーストライカーとして目覚めつつあった」「ラスボス、コインブラは完成されたスーパーストライカー」…。以上。 冗談抜きで「なんとなく他よりすごい点取り屋」程度の意味しか分からない。目覚めつつある、完成された、といった表現から単なる称号ではなく明確な定義があるようだが後のシリーズでも明らかにはされなかった。 そもそもロベルトは原作で旅立った際、「ゲームメイクをしつつ点を取れる選手」を目指すように助言を残し以後翼はそれに従っている。コインブラのプレイスタイルは「パスを全然出さず、ひたすら単独で切り込み強引にシュートして点を取る」。スーパーストライカーがコインブラのようなプレイスタイルを指すのなら、一度自分が示したプレイスタイルと原作からのテーマでもあるチームプレイを捨てさせようとしたことになるのだが…。 なお、決勝戦終了後や続編でも翼がスーパーストライカーになったのかどうかも不明。スーパーストライカーという単語は以後チームプレイに目覚めたコインブラに対してしか使われない。…じゃあ結局なんなんだ!? 脇役である監督達の言動や采配が、突っ込みを入れたくなるほど理解不能。以下にあげてみると…… ロベルトのブラジルチームでの采配 台詞や行動内容がブラジルチームを翼の成長の為の踏み台にしているとしか思えない。 大会中に翼にメッセージ(ただしかなりあいまいなもの)を伝えたり、前述のスーパーストライカー・コインブラを試合後半に登場させる。これらのイベント自体は演出もあいまって名イベントといってもよいのだが、メッセージを送るのは明らかに利敵行為であるし、コインブラは存在を伏せられていたらしく、チーム内で彼を知っているのはリオカップで面識があったカルロスただ一人のみ。しかもリオカップ中に会話しただけでコインブラがサッカー選手だとカルロスが気づくような描写はない。どう考えてもチームメイトと連携が取れない。実際、ほとんどパスを出さずドリブルで切り込み、マッハシュートを打つだけ。もっとも、能力は最高レベルかつ倍速ドリブルなので味方にパスする必要がないともいえるが。 本気で勝つつもりなら少なくとも事前に試合で出すか、練習に参加させる等してチームとの連携をはかろうとするはず。次回作以降でも問題なくフルタイム出場していることから決して不可能ではないと思うが……。 ユース編ではサングラスをかけ「ブラジルチーム監督」としての態度・雰囲気も一応は漂わせていたのだが、全日本が勝利すると試合終了直後であるにもかかわらず翼の元にやってきて祝いの言葉をかけたり教えを説いたりする。サングラスも外してすっかり「師」としてのロベルトに戻っており、変わり身が速すぎると言わざるを得ない。自分のチームの選手を放ったらかしで敵チームの教え子の元へ向かう監督を見てブラジルチームの選手達はどう思うのだろうか……。 全日本ユースの監督である見上 ミーティングの際には敵チームの情報を伝え、それに関してアドバイスを送ることでチームを勝利に導く役目があるはずなのだが、役に立たない内容であることが度々ある。 中国戦では「4000年の歴史を持つ国だ。どんな相手が居ても不思議ではない。相手の動きに注意しろ。」などとのたまう。どんな相手がいるのか情報収集するのが監督達の仕事じゃないのか? 韓国戦では「リ兄弟(中国チームの双子選手)の話ではキムとシャがツインシュートを使う」という話をするが中国戦後に翼達はリ兄弟から「韓国にもコンビ技を使う奴がいる」と既に聞かされていることである。 バスコ・ダ・ガマ戦では「陽子くんがしばらく日本に戻るのでその間石崎が代役を務める」といった話をする。 ただの業務連絡である 。 ポーランドには倍速ドリブルのFW「マッハー」や前述のローリングセーブを使うGK「ジャイッチ」が、ソビエトには分身セービングを使うGK「ラシン」がいて当然要注意選手なのだが、肝心のミーティングにおいて全く触れられていない。原作の設定で見上は元GKのはずなのに相手チームのGKに関心が薄いのはいかがなものか。 イタリア戦では「GK・ヘルナンデスは全日本打倒に闘志を燃やしている。ゴールを奪うのは難しいががんばってくれ。」とまるで他人事のような言い草。「どうしたらゴールを奪えるのか」が知りたいのだが。しかもイタリアユースチームにはローマのランピオンが加わって攻撃力を得たのだがこれも全くふれられていない。 準決勝の西ドイツ戦、決勝のブラジル戦に至ってはそれぞれ若林・翼が代わりに話すという体たらく。これは原作(JY編)の西ドイツ戦とほぼ同じ展開である。もっとも、この作品は選手主体で進んでいくために、まともな采配をしている監督は少ない。原作当初は高慢な部分が目立ち、得点されただけでヘタレた若林を叱咤して立ち直らせ、ドイツへ共に留学させて成長させた見上はまだマシな方である。 ウルグアイチームとビクトリーノは原作でも西ドイツのかませ犬という扱いだったが、本作でも扱いが悪い。 いちおう、オリジナルキャラのダ・シルバが追加されて戦力は増しているのだが、対戦するチームがジャパンカップのサンパウロFCのみである。イベント等も皆無、しかもストーリー展開上サンパウロに敗北するためにクラブチームにも勝てないナショナルチームと言うレッテルが貼られる。 サンパウロとして出場し、ハンブルガーSVが参加を決めたことも聞かされ、初戦がASローマなのでクラブチームが参戦しているのかと思いきや、2回戦目がウルグアイという唐突さ。せめて「特別にウルグアイ代表チームを招待した」とか説明があったり準決勝での登場であればナショナルチームとしての格も保てただろうが全く説明もなく準決勝はハンブルガーSV。サンパウロだけでなくハンブルガーSVからも格下扱いである。 そして今作のメインシナリオとなるワールドユースでは予選でアルゼンチンに敗北する。そのイベントはディアスがドライブシュートを放って得点するシーンのみの描写でビクトリーノ自身は一切関与しない。原作でフランスと戦って敗北したイングランドは予選で日本と戦うので明らかに扱いが悪すぎる。 いちおう、次回作からは選手が強化されたり、イベント(ヘタレ化した日向をふっとばすという噛ませポジションだが)があったりするので、最終作でリストラされたイングランドのメンバーよりは以後の扱いはマシだが。 また、この試合の前監督は「元グレミオのダ・シルバ」と言うが正しくは「グレミオに所属しているウルグアイ人」である(続編でもグレミオで登場している)。 総評 前作から大幅に強化された演出と秀逸なストーリー展開から、シリーズ最高傑作と讃えられることも多い作品。 システム上の不備や粗もあるが、それらによる珍事態が試合展開を盛り上げたり、低レベル攻略時に役立つテクニックとして有効に活かせると言った長所としてみられることも多い。この面も最高傑作と呼ばれる由縁である。 その後の展開 1992年3月に『キャプテン翼VS』がゲームボーイソフトとして発売。本シリーズで初の対戦モードを搭載。 こちらは原作の小学生編をベースに作られているが、一部中学生編で登場したキャラや本作で登場したオリジナルキャラも流用で登場している。 修哲トリオ、織田(ふらの)、沢木(明和)といった二軍キャラにも必殺技があてがわれているのは悪くないが、その中身に関しては少々おかしいものが目立つ(*8)。 1992年7月にはテクモオリジナルの続編『キャプテン翼III 皇帝の挑戦』がスーパーファミコンで発売。 こちらは本作の完全な続編にあたるストーリーになっており、更なる新キャラの登場だけでなく、本作や原作で既に登場しているキャラも新しい技を編み出すなど、その魅力を一層高めている。 原作について 原作の続編はこのシリーズと似ている要素もあり、特に原作続編である『ワールドユース編(以下WY編)』で登場したナトゥレーザやサリナスは、立ち位置や登場演出など、ほとんど本作のコインブラやゲルティスと同一である。 ただ、あまりにも似ている(*9)ためか、「これならコインブラやゲルティスを出して欲しかった」という批判も多い。 批判の是非はともかく、ファンからコインブラとゲルティスが愛されているのがわかる(*10)。 原作(無印版)の最後に翼はブラジルに渡るのだが、本作はその3年後を舞台としている。原作では後の1994年に同じ時間軸にあたる『WY編』が描かれたので、現在はパラレルワールド的な扱いになっている。 しかしこのWY編は批判が多く、以後の漫画の続編(『ROAD TO 2002』『GOLDEN-23』等)も評価が低いため、上のような意見が出る一因となっている。 続編が出るまでにテクモ版が7作(その内テクモオリジナルストーリーが本作含め4作(*11))出たためにこちらの印象が強くなってしまったことと、WY編で翼や新キャラクターを引き立たせるために他の無印世代キャラの大半がファンの人気が高かったにもかかわらず噛ませ犬扱い(*12)にされ出番がほぼなかったこと、大コマの連発で物語進行が遅くなったこと、WY編以降キャラの頭身バランスがおかしくなった(俗に言う「キャプツバ頭身」)ことなどがおもな原因とされている。 他にはアニメ『キャプテン翼J』は当初小学生編のリメイクを放送していたが主題歌や声優キャスティングの一新などが裏目に出て批判的に受け取られ視聴率が致命的なほどに低迷した。WY編アニメも『J』の扱いで、そのまずいリメイクの形を引き継いだことも原作人気の低迷に拍車をかけた。 実際『WY編』は連載開始の時期こそ、数年ぶりの続編ということに加えて秀逸なテクモオリジナルシリーズによる好印象からの期待もあって人気が高かったものの、話が進めば進むほど人気が低迷し、ブラジル戦終了後の最終話を本誌で掲載する事無く試合の決着をギリギリ見せて尻切れトンボのような形で本誌での連載は終了。これは連載打ち切りのためこうなったものであり本誌未掲載の最終話は単行本にのみ収録されている(*13)。 正式な続編として連載されたWY編は、ブラジル、オランダ、スウェーデンといった新キャラ勢の強さを引き立たせるために、シュナイダー(西ドイツ・ドイツ)やディアス(アルゼンチン)といった人気の高かった旧世代のライバル達を噛ませ犬扱いにしてまるで大切にしなかった反面、テクモ史では新しいライバルを台頭させつつも、固定のファンを得た旧世代キャラたちも決してぞんざいに扱わず、「双方の魅力を両立させていた」ことがゲーム抜きにストーリーとしても本来の続編よりも支持されている要因と言えるだろう。 その他 スコアメモには「べじいた」「もてるつば さ」などの定型パスワードも存在。(ゲーム内部に特別なパスワードとして設定されているのではなく、偶然の産物) リオカップ編のサントス戦のミーティング時にザガロの必殺技「ダブルイール」に関して、ロベルトの「ちなみに イールとは ウナギのことだ カバヤキにすると うまいぞ。」という論点がずれた台詞はユーザーを爆笑させ本作屈指の迷セリフとなっている。 リオカップと高校選手権の表彰式のシーンで隠しコマンドを入力すると、同じくテクモからリリースされていた『マイティボンジャック』のボンジャックが出演し、チャーリーとの絡みを見せる。 時代がおおらかだったのか、戦うチームの中にきたちょうせんが普通に出ている。モブ選手のみで構成され、これと言った特徴はない。このほか、アジア予選の相手はシリア、中国、イラン、サウジアラビア、韓国。発売から約30年後の現在から見ればわざわざ政情不安なやばい国を厳選したのかと思ってしまう程だが、発売当時は特に問題がある話では無かった。 また、北朝鮮はこの当時アジア勢のワールドカップ唯一のベスト8経験国(1966年のイングランド大会)だったので、それを考えれば妥当とも言えなくもない。とはいえ中身はオール無名選手という雑な扱いなので深く考えず適当に選んだ線が濃厚だが… このゲームシステムを元にした『シネマティックサッカー』が同じくテクモから携帯アプリとしてリリースされている。(テクモによる紹介文「某家庭用サッカーゲームで人気を博したシステムを採用」の“某家庭用サッカーゲーム”とはまさしく本作のことである。) カルロス・サンターナは名前こそ1986年7月に公開された劇場版『世界大決戦!! Jrワールドカップ』のキャラだが彼の繰り出す『ミラージュシュート』は1985年12月公開の劇場版『危うし!全日本Jr.』でシュナイダーがセンターサークルから放って若林が一歩も動けずゴールを許した「ミラージュボール」に似ている。ただ、これをモデルにしたかいなかはさだかではない。コインブラのマッハシュートは日向が森崎の顔面にぶち込んだシュート(「なにィ!ボールが消えた!?」の反応が全く同じ)、メオン登場の乱入シーンは小学校時代の日向の初登場シーンと同じポーズでゴールの上に現れると言った原作オマージュは多い作品なので、ミラージュシュートもその可能性はある。また、若林がミラージュボールに対抗した「テレパシーキャッチ」はさすがにゲームで若林に搭載されることはなかったが、GB版『キャプテン翼VS』でなぜかヘルナンデスに搭載されている。 今ではすっかり有名になった翼のライバル若林源三の異名「S.G.G.K(スーパーグレートゴールキーパー)」だが、これが定着したのは『ワールドユース編』であり、無印時代は「G.S.G.K(グレートスーパーゴールキーパー)(*14)」だった(*15)。 テクモ版ストーリーは原作の進行が止まっている間に展開されたこともあってか、本作も含めて若林の異名は「G.S.G.K」「グレートスーパーゴールキーパー」で統一されている。一応、無印のラスト間近の頃に一度だけ「S.G.G.K」と表記されたが恐らくテクモ制作陣はそれを誤記と判断したものと思われる。 先述の通りテクモオリジナルストーリーはゲーム抜きにストーリーも秀逸なことで原作ファンの評価も高く4年以上続いたことで確固たる地位を築いたことや、一方で『ワールドユース編』をはじめ原作続編は評判が悪く、それを機にシリーズファンを離れた者も少なくはない。 そのため「G.S.G.K」の方に愛着があるファンも多く、敢えてこちらを好んで使うファンも少なくない。
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登録日:2016/05/01 Sun 01 53 15 更新日:2024/03/30 Sat 21 00 28NEW! 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 Earth_199999 MARVEL MCU United we stand、divided we fall アイアンマン アベンジャーズ アメコミ アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟 アントマン ウィンター・ソルジャー ウィーン ウォーマシン キャプテン・アメリカ クリストファー・マルクス クリス・エヴァンス シビル・ウォー シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ シベリア スカーレット・ウィッチ スティーヴン・マクフィーリー スパイダーマン ソコヴィア協定 ダニエル・ブリュール ディズニー ヒーロー大バトル ヒーロー集合 ファルコン フェイズ3 ブカレスト ブラックパンサー ブラック・ウィドウ ベルリン ホークアイ マーベル・シネマティック・ユニバース ラゴス ロバート・ダウニーJr ヴィジョン 一見様お断り 中村悠一 予習必須 二大ヒーロー激突 傑作 内戦 分裂 勝利者などいない戦い 名作 哀しき戦い 市民の戦争 復讐 悲しき争い 悲劇 映画 正義なき戦い 洋画 藤原啓治 衝突 ◆シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ UNITED WE STAND, DIVIDED WE FALL. 団結すれば立ち、分裂すれば倒れる。 友情が、友情を引き裂く――― “禁断の戦い(チーム・バトル)”が始まる 【概要】 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(Captain America Civil War)』とは、16年に公開された米映画。 MARVEL社のコミックヒーロー映画化シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバースの映画通算13作目にして、第3の段階となるフェイズ3の第一弾。 『アベンジャーズ』を代表する二大ヒーロー、キャプテン・アメリカとアイアンマンの雌雄を賭けた激突を描き、シリーズの新たな段階の始まりと共に、シリーズ最大の危機をアクションと心理描写たっぷりに描いている。 原作は2000年代のマーベルコミックを代表するシリーズ、『シビル・ウォー』。 こちらは、ヒーローの政府登録制度を巡り、キャプテン・アメリカとアイアンマンの意見が割れ、マーベルヒーロー達がそれぞれの勢力に分裂し、彼らの周囲の人間を巻き込んで一大戦争が始まるというものだが、 映画では「ヒーローが政府に登録されるべきか」の筋は原作通りだが、ストーリーの根幹は映画オリジナルの展開となっている。 + ※原作コミックのあらすじ オンスロート事件やハウスオブM事件の後。 若手ヒーローチーム(TVスタッフ随伴)がコネチカット州スタンフォード(*1)にあるヴィランチームのアジトにカチコミをかけ、ヴィランの1人の自爆反撃を招き周囲が壊滅、民間人に600人超の死者(多数の小学生含む)が出るという大不祥事が発生。 今までの負の積み重ねもあってこれに市民の怒りが爆発。それに対応するためアメリカ政府は「超人登録法」を制定したが、ヒーローをアメリカ政府の工作員扱いするこの法律の是非をめぐってアメリカを中心に活動するヒーロー達は真っ二つに分裂してしまった。 賛成派の筆頭はアイアンマン、反対派の筆頭はキャプテン・アメリカ─── アベンジャーズのトップが真っ向から対立し、市民の暴力によって大御所ファンタスティック・フォーもバラバラになってしまい、アメリカ全土を舞台に分裂したヒーロー達は歯止めのない「内戦」を繰り広げ、民間にも被害を広げ、そして… 題名の『シビル(市民の)・ウォー(戦争)』とは日本語において、『内戦』の意。 ちなみに、定冠詞つき「The Civil War」という記述はアメリカ英語でおおむねアメリカ南北戦争を指す。マーベル・ユニバースにおける「シビル・ウォー」が、アメリカを真っ二つに割る深刻な内戦であったことをかつての南北戦争に比した呼び方だ。 監督は前作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に引き続き、アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が務めた。 新キャストとして、ティ・チャラ/ブラックパンサーには『42 世界を変えた男』『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』のチャドウィック・ボーズマン。そしてピーター・パーカー/スパイダーマンには『インポッシブル』『白鯨との闘い』のトム・ホランドが起用された。 また、謎の男ジモには『コッホ先生と僕らの革命』『ラッシュ プライドと友情』のダニエル・ブリュールが充てられている。 『キャプテン・アメリカ』の冠名があるように、キャプテン・アメリカを中心に据えたストーリー展開で、彼と親友のバッキー・バーンズを巡るストーリーに一応の決着が描かれているが、 対立する側のアイアンマンの心情にも寄り添っており、その他のアベンジャーズメンバーも多数登場し、新規参戦となるブラックパンサーやスパイダーマンの顔見せという役割も果たしている。 その為、実質的には『アベンジャーズ』の2.5作目とも呼べる作品になっており、「キャップ映画としては如何なものか」という意見も少なくない。 もっとも… シビル・ウォーの原作ではキャップが死亡するため、ある意味「キャップの物語の区切り」としてこれ以上に相応しい題材は無いとも云える。 なお、ケヴィン・ファイギは 「インフィニティ・ウォーでアベンジャーズは全く無防備な状態でサノスと戦わせたかった。 そのため、今作でアベンジャーズをバラバラにする必要があった。原作ではキャップが死ぬが、その場合だとキャップの死をきっかけに結束が深まってしまう。 トニーとキャップの溝を修復不可能なまでに落とし込み、決別させてフェイズ3を引っ張る必要があった」 と語っているが、それでも将来的に二人が和解する可能性を残す結末となった。 配給会社の枠を越えたスパイダーマンのMCU登場は多くのファンを驚かせた。 ルッソ兄弟は本作のシリアスな展開を和らげる役割でスパイダーマンの登場を熱望していたが、そのアイデアを支持したファイギの後押しを受けてソニー・ピクチャーズとの交渉が始まった。 ソニーも『アメイジング・スパイダーマン2』の興行収入が目標値を大きく下回ったため、 スパイダーマン映画の今後の制作方針を模索していたが、最終的にはシリーズの建て直しのためにマーベルとの業務提携に合意し、スパイダーマンのMCU参戦が決定した。 『アメスパ』打ち切りを惜しむ声も多かったものの、MCU版スパイダーマンは設定年齢の引き下げや明るい性格を前面に出した事で、過去の映画シリーズでのイメージの一変に成功した。 『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』や『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』のように「ヒーローの戦いによる被害」がテーマとして据えられており、単純な勧善懲悪とはいえない異色の内容である。 そのため、アベンジャーズのヒーローとしてのカッコよさ、「神話」としてのアメコミが前面に描かれた『AoU』とは、同じヒーロー集合映画ではあるものの毛色が異なり、 ヒーローたちの人間臭さ、エゴのぶつかり合いといった負の側面が押し出されており、受け入れられないファンもいる。 実際にファンの間でも、意見がアイアンマン派とキャップ派に二分するほどの賛否両論を巻き起こしている。 なお、当初はバッキーの処遇に関する決着で、キャップ中心の3作目という位置付けだったが、同時期にBvSが公開されることになり、その対抗のためか、 プロデューサーのケヴィン・ファイギの鶴の一言で「シビル・ウォー」を題材にすることになったらしい。そのためかBvSと本作の間にはヒーロー同士の対立の他にも共通点が多い。 対立を煽る黒幕の存在 親の存在が和解・対立の決定的ファクターになっている ヒーローによる被害が社会から問題視される 濡れ衣を着せるためのテロ工作 単独映画のヒーロー(スパイダーマン・ブラックパンサー/ワンダーウーマン・フラッシュ・アクアマン・サイボーグ)の先行登場 日本では世界に先駆け4月29日に公開されたが、 公式アカウントの雑な解説 EXILE(厳密にはATSUSHIのソロ曲)のあんまり内容に合ってない日本版イメージソング 一部のCMでの「政府の陰謀」という謎の煽り文句。(*2) 公開記念の金曜ロードショーでキャプテン・アメリカやアベンジャーズではなく、よりによってMCUの枠外であるアメイジング・スパイダーマンが放送される。(*3) 「アイアンマンVSキャプテン・アメリカ」「主演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス」といった、まるでアイアンマンが主役であるような宣伝文 シリアスな内容なのに日本版のロゴが「キャプテン★アメリカ」とふざけた表記 などディズニージャパンの斜め上なプロモーションが物議を醸した。ただプロモーションが酷かっただけで作品自体は概ね好評である。 【ストーリー】 ウルトロン事件によるソコヴィア崩壊より1年。 トニー・スタークはバックアップに回り、新生アベンジャーズはキャプテン・アメリカの指揮の下、平和維持の戦いを続けていた。 …しかし、彼らの度重なる戦闘に一般市民が巻き添えとなって犠牲となる事態はどうしても防げない。 犠牲者遺族の批判、政治家の怒り…それらに業を煮やした国連は、アベンジャーズに対し一つの協定書を提出する。 それは「ソコヴィア協定」―――国連軍の許可なしに、ヒーローは出撃してはならないという署名。 度重なる犠牲に心を痛めたトニーはそれに賛成するが、個人の自由を蔑ろにするその法に、スティーブは納得できない。 アベンジャーズの中にも、賛成派と反対派、二つの意見が混在するようになる。 そして協定を採決する国連議会の日、議場が何者かに爆破されるというテロ事件が発生する。 容疑者として炙り出されたのは、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ。 親友が記憶を取り戻したことを知るスティーブは、バッキーの無実を信じ、サムと共に独断でバッキーを追い始める。 それを止めるために、トニーをはじめとして、次々と駆り出される現行のヒーローたち、そして新たなるヒーロー。 だがスティーブに加勢するヒーローたちも、続々と戦場へ。 そしてバッキーを影で監視しつけ狙う謎の男の暗躍。 …やがて物語は、二人のヒーローを中心とした、最早「正義」の存在しない抗いようのない悲劇へと突き進んでいく…。 【登場人物】 ≪チーム・キャプテン・アメリカ≫ スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ 演:クリス・エヴァンス/吹き替え:中村悠一 「トニー、君は自分の意思で選んだが我々には選ぶ権利すらなくなるんだぞ!」 アメリカの正義と理想を体現する超人兵士。 だがその一方で、高潔かつ頑な過ぎる意志であるために危うさも混在する男。 自分の追い続ける正義と人々の自由意思の理想と、周囲のヒーローへの弾圧という現実のギャップに悩み苦しむ。 そしてブルックリン出身の貧弱な少年が、超人兵士となった末に仲間たちからも数十年取り残されてしまったという状況から、止まれずに突き進んでいくことに。 S.H.I.E.L.D.に裏切られた経験からソコヴィア協定にどうしても賛同できず、施行を推すトニーと対立を深めていく。 バッキーの容疑にいてもたってもいられず、彼に接触し、何者かにハメられたことを知り、その黒幕を追う。 ネタバレ 「まだ…やれるぞ…!」 実は『ウィンター・ソルジャー』の後、バッキーを捜索し続ける傍ら、同作でゾラが開示したヒドラが裏で関わったとされる事件を独自に調査していたらしく、その中でバッキーがハワード夫妻を暗殺していた真実に辿り着いていた。それをトニーが知ればバッキーが両親の仇として狙われる可能性もあり、トニーには真相を言えずにいた。 黒幕により全ての事実が明かされるとトニーを止めようとするが、顔色や口調も冷静だった事に違和感を感じたトニーから逆に問い詰められると、言い訳もせずに「知ってた」と返した。 トニーとの最終決戦では互いに譲らぬ一進一退の攻防を繰り広げ、バッキーの援護もあって辛くも勝利した。そして「君が持つべき物ではない」というトニーの言葉に従い、盾を捨てる。 その後は姿をくらますが、刑務所を襲撃し捕えられていたアベンジャーズのメンバーを解放。 「国家には裏切られたが、個人に裏切られたことはない」とトニーに謝罪と和解の意を示す手紙と緊急連絡用の携帯電話を送り、バッキーを託すためにティ・チャラの待つワカンダに向かい、ワカンダの真の姿を目の当たりにした。 その後は『スパイダーマン:ホームカミング』において、国家反逆罪で国際手配されている事が判明した。 ジェームズ・ブキャナン“バッキー”・バーンズ/ウィンター・ソルジャー 演:セバスチャン・スタン/吹き替え:白石充 「スティーブ…俺なんかの為に…」 秘密結社ヒドラに洗脳され、裏で暗殺任務を続けていた兵士にして、スティーブの親友。 前作ラストで記憶を取り戻し、世界各地を逃亡し続けていたが、今回テロ容疑をかけられてしまう。 そして彼を追うスティーブと再会。今度はかつての親友として接し、コンビ復活となった。 しかし、一度ドイツで捕まった際、再び洗脳の危機が…。 ネタバレ テロ容疑こそ濡れ衣ではあったが、黒幕の真の目的は封印された過去の暴露だった。 1991年12月16日、冷凍催眠を解かれて超人血清を奪取する任務を与えられ、血清を輸送していた車を襲撃。 乗っていたハワード夫妻の生存に気付くと口封じのために二人を始末し、交通事故で死んだように装った。更に現場付近の防犯カメラを破壊して記録されていた映像を回収し、証拠隠滅を図った。ハワードは殺される直前にバッキーの姿を見て「バーンズ軍曹」と呟いており、行方不明から50年近く経っても未だに覚えていた。 スティーブ達に先駆けてシベリア基地に渡っていた黒幕は、そこに保管されていた証拠映像をスティーブとトニーを同士討ちさせるための重要な鍵と位置づけ、 その思惑通りに最終決戦の引き金が引かれてしまう。 トニーの襲撃で義手の左腕を失いつつもスティーブの勝利に貢献した。 最終決戦後、洗脳を解除する方法が見つかるまで冷凍睡眠を望みワカンダで再び眠りについた。 サム・ウィルソン/ファルコン 演:アンソニー・マッキー/吹き替え:溝端淳平 「どいつもこいつも超人かよ!」 現在のスティーブの相棒的存在の飛行兵士。 今回、無茶して一人で突っ走ろうとするスティーブのストッパーの役割も込めて、彼とバッキーの逃避行に協力。 スティーブのかつての相棒に対面して複雑のご様子で、そのバッキーとは凸凹コンビっぷりを見せる。 今回はスーツもパワーアップ。羽は盾状に変形し、小型支援機「レッドウィング」で遠隔攻撃・監視の役割も果たす。 ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ 演:エリザベス・オルセン/吹き替え:行成とあ 「私が消せるのは…自分の恐怖だけ…!」 ヒドラの人体実験を受けた超能力少女。 アベンジャーズ入りし、罪滅ぼしの意味も兼ねながら真っ当なヒーローとして活躍できることに喜んでいたが、 自分の失敗で多くの市民が犠牲となり、また協定の通過で再び抑圧される生活に心を痛める。 そして、スティーブの逃亡で混乱する状況の中、トニーやヴィジョンの計らいで家に軟禁状態にされることに憤るも受け入れていたが、 彼女を助けに来たクリントに諭され、責任を果たすためにスティーブの手助けに加勢する。 今回は超能力のバリエーションが増え、主にサポート面で活躍しヴィジョンを屈服させたりした。 クリント・バートン/ホークアイ 演:ジェレミー・レナー/吹き替え:宮迫博之 「いいか、学生でいたいならここにいろ。責任を果たしたいと思うなら…一緒に来い。」 3児の子持ちの弓使い。 前回でヒーロー業は引退したが、スティーブの危機に応援として呼び出されワンダの脱走の手伝いやスコットを連れてくる。 若いワンダを軟禁したりするトニーの強引なやり方に批判的な態度を取り、獄中から彼に対し「預言者様(強迫観念に駆られウルトロンを生み出したことに対する皮肉だろう)」などと悪態を吐いていた。 未公開シーンでは洗脳経験を持つ者としてバッキーに同情している。 今回はワンダやアントマンとの連携プレーが光る。 ルッソ監督曰く、今作の不遜な態度はハン・ソロがモデルとのこと。 スコット・ラング/アントマン 演:ポール・ラッド/吹き替え:木内秀信 「いやぁあの…あなたなんかが俺ともあろう人に声かけてくれて…チョー感激です!」 元窃盗犯の伸縮自在ヒーロー。チームキャップの癒し要員。 上司ハンク・ピムがハワード・スタークのライバルであるため、トニーを敵視。 ファルコンを負かした功績から、チームキャップにスカウトされ大興奮。 今回はアリを連れていないが、縮小による内部攻撃、物体拡大に加え、とっておきの必殺技を用意した。 また、スーツのデザインが変わっており、収縮用の装置がボタン式からタッチパネル式に変わっている。 ネタバレ 空港での戦いの最中、スティーブとバッキーを逃がす時間稼ぎの為、とっておきの必殺技である自身の巨大化「ジャイアントマン」形態を披露。 過去に巨大化を試みた時には体への負担から気絶したらしく、初めての巨大化成功で興奮していた。 スパイダーマンに倒された後は他の仲間たちと共に刑務所に監禁され、面会に来たトニーを挑発するが、当の本人から見れば初対面だった事もあり「…誰だ君は?」と一蹴されてしまった。 最終決戦後は、家族の事を考えた結果、ホークアイと共にソコヴィア協定を受け入れたが、協定違反により2年の自宅謹慎を科され、IWには参戦出来なかった。 ≪チーム・アイアンマン≫ トニー・スターク/アイアンマン 演:ロバート・ダウニー・Jr./吹き替え:藤原啓治 「なんでそんなに…!なんでアベンジャーズを引き裂こうとするんだ…!」 世界を守るため武器商売をやめ、自らを鋼鉄で纏った社長。 アベンジャーズの活動の度に傷つく人々や仲間への弾圧を見兼ね、ソコヴィア協定に真っ先に賛同。 しかし、テロ事件の容疑者であるバッキーを単独で追うスティーブを追跡する羽目になってしまい、歩み寄りたいにも関わらず協定のこともあって対立を深めてしまう。 また、父のハワードに対するコンプレックスから、彼と親しかったキャップへのかすかな嫉妬心も根深いものと明らかに。 さらに両親の死も、根深いトラウマとなって彼を傷つけている事も判明する。 恋人のペッパーとはスーツを作らない約束を反故にしたことからすれ違いになっている事を明かした。 ネタバレ 「ごまかすな…知っていたんだろうロジャース!」 スティーブに対して素直になれない態度をナターシャから叱責されると、今回の真実を知るためにラフト刑務所に来訪し、クリントやスコットから挑発されるが、サムからローディの件で謝罪されると同時に、シベリアに向かったスティーブとバッキーを助けてほしいと懇願される。独自の調査で黒幕の暗躍に辿り着き、スティーブとの和解を決意してシベリア基地に向かうが、黒幕の策謀でバッキーが自らの両親を殺した犯人であることを知ってしまい暴走。 バッキーに襲い掛かろうとした瞬間にスティーブに止められるも、彼の冷静な態度から真実を知っていた事を看破し、両親の仇を討とうとするが、 それを望まないスティーブとの戦いに突入する。バッキーの義手を破壊しながらも、必死で彼を守ろうとするスティーブの執念もあり、最終的にリアクターの破壊に伴うスーツの機能停止という形で惜しくも敗北した。 最終決戦後も、アベンジャーズ解散に至るまでの一連の事件の一因が自分にあった事に強い責任を感じていた。 スティーブに対する怒りは残っているものの、彼との決別は決して本意ではなく、お互い憎しみ合う事は流石に望んでいなかった。 一連の事件のきっかけとなったソコヴィア協定への賛成にも後悔している事がうかがえる。 それでも、ローディから掛けられた一言に励まされ、ピーターの成長を見守っていく新たな目的を見つけられた。 ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ 演:スカーレット・ヨハンソン/吹き替え:米倉涼子 「スティーブ…どうなるか、予想はついてるでしょ?それでも強行突破するつもり?」 元ソ連スパイの女兵士。 「アベンジャーズ」というチームの結束と存続のため、協定書に同意する現実的な選択をするが、一方でスティーブの理想も理解しているためチームの分断に悩む。 単独行動を繰り返すスティーブに幾度とも忠告するが、結局止まらず、最終的には彼の黒幕追跡を援護する。 この件をティ・チャラがエヴェレットに報告した結果、スティーブ達の協力者と見做されて指名手配されてしまう。逃亡のためにアベンジャーズ本部を離れる直前にはトニーに叱責されるも、同時に彼の素直になれない態度を指摘した。それがトニーの考えを改めると同時に最終決戦の遠因となってしまった。本作直後の物語については単独作品『ブラック・ウィドウ』で描かれている。 ジェームズ“ローディ”・ローズ/ウォーマシン 演:ドン・チードル/吹き替え:目黒光祐 「スティーブ、悪いけどその物言いは傲慢すぎる!」 現役空軍大佐で、トニーの親友。 世界的な治安維持という軍人的観点からソコヴィア協定に賛同。 暴走気味なスティーブとサムに頭を抱えつつも、彼らを追跡し続ける。 終盤大変なことに…。 ネタバレ 脱出したキャップをトニーと共に追撃中、自分達を追って来るファルコンに対しての援護射撃をヴィジョンに要請するも、ファルコンがそれを回避。 射線上に居た自身のアークリアクターに直撃し、飛行不能になって墜落。脊髄を損傷して下半身麻痺という重傷を負ってしまう。 最終決戦後はトニーお手製のサポーターをつけてリハビリに励む姿を見せた。今回の事態を招いてしまったトニーに対しても「後悔はしていない」と笑顔を浮かべ、自身が逆にトニーを励ましていた。 ヴィジョン 演:ポール・ベタニー/吹き替え:加瀬康之 「結論として、国連の管理下に入ることも検討すべきです」 AIジャーヴィスの意識と人工細胞で作られた人造超人。 人間らしさを学ぶため、色々と日常生活をエンジョイしている。ワンダとはまんざらでもない様子。 壁を擦り抜けて入室してドアから退室したり、服を着て激マズ料理を作っている姿はなかなかシュール。 人間の行動の暴走や超人の激増と大事件の因果関係という観点から、ヒーローの活動を制限する考えに賛同。しかし、この戦いが大きな災いの前触れであると危惧している。 ワンダに対しては彼女を想っての行動だったが、かえって逆効果となってしまった。 ティ・チャラ/ブラックパンサー 演:チャドウィック・ボーズマン/吹き替え:田村真 「どけ、キャプテン…いいか、一度しか言わないぞ!」 ヴィブラニウムの産地でもあるアフリカの小国・ワカンダの王子。 国連会議に父王・ティ・チャカと共に出席していたが、テロに遭い父を亡くしてしまう。 復讐を決意すると、単身で自国の守り神を模したヒーロー「ブラックパンサー」として容疑者のバッキーを追跡。 後にナターシャの誘いを受けてチーム・アイアンマンに参加する。 全身にまとうヴィブラニウムのスーツによって抜群の耐久力を誇り、 キャプテン・アメリカと互角以上の戦いぶりを見せるなど身体能力そのものも非常に高い。 ネタバレ 「復讐心がお前を蝕み、彼らを蝕んでる… 私はもう、終わりにする…」 空港での激戦で一度はバッキーを追い詰めるが、ナターシャに妨害される形で阻止され、その件をエヴェレットに報告する。 また、バッキーへの疑念が残る一方で、彼の無実と今回の事態を裏で操る黒幕の存在の可能性に気付く。 真実を知るためにトニーを追跡する形でシベリアに向かい黒幕と対峙し、今回の事件一連が復讐の連鎖である事を悟り、それを断ち切るため復讐をやめることを宣言。 家族の後を追って死のうとする黒幕を「生きて罪を償え」と制止する。 黒幕の身柄をCIAに引き渡した後、スティーブ、バッキーとも和解し、国際社会から追われる彼らをワカンダに匿った。 陛下マジ陛下。 ピーター・パーカー/スパイダーマン 演:トム・ホランド/吹き替え:榎木淳弥 「ありがと!着地がイマイチだったな、スーツが新しいから…あ、いえ!スーツはすごくいいよ、どうもありがとう!」 NY・クイーンズに住む普通の男子高校生。 貧乏ながら拾ったマッキントッシュやDVDプレイヤーを修理して使うなど機械工学に長けている。 その正体はNYの街で小悪党を捕まえている謎の蜘蛛男・スパイダーマン。 自家製の粘る糸で敵を捕らえ、超身体能力で壁や天井を自在に這い回り、独自のセンスで相手の行動を先読みする。 「自分が何かできるのに、何もしなかったせいで起きたある出来事」をきっかけに、困った人を助けたくてヒーローになったらしい。 スティーブを傷つけず無力化するためにも、トニーが自らスカウトし、新型スーツを渡されて戦いに関わることになる。 チームアイアンマンの癒し要員。 ネタバレ バッキーとファルコンを一人で手球に取り、「帝国の逆襲って知ってる?」などと言いつつ巨大化したアントマンを撃破、キャップの足止めもするなどの大活躍。 しかし初の超人対超人、それも命がけの戦いで必死に駆けまわる少年の姿を見たキャップ、アイアンマンからは認められつつも「家に帰れ」と諭されてしまう。 その後「ブルックリンのスティーブにやられた」とメイおばさんに言い訳しつつ家に帰った彼の手には、スパイダーシグナルが……。 ≪その他の人々≫ サディアス“サンダーボルト”・ロス 演:ウィリアム・ハート/吹き替え:菅生隆之 アメリカ国務長官の将軍。 かつてハルク捕獲作戦の指揮を執っていた。 アベンジャーズにソコヴィア協定の話を持ち込み、彼らに決断を迫る。 やはりハルク同様に、アベンジャーズにいい感情は抱いていない。 スティーブとバッキーの逃亡を手伝ったという理由だけでサムらを問答無用で収監し、かつトニーの擁護をも一蹴したあたり、アベンジャーズを排斥する大義名分を探していた節がある。 『インクレディブル・ハルク』のキャストが他のMCU作品に出演するのは、意外にも今回が初である。ブルース・バナー役のキャスト変更や続編未制作の影響でMCUの中でも不遇な作品ではあったが、今回のウィリアムの出演により現在もMCUの1作である事が改めて認識された。 作中ではブルース/ハルクについても言及しており、彼がソコヴィアでの戦いの後に行方知れずとなった事態を危惧しており、圧倒的な力の持ち主である共通点を持つソー共々「核弾頭」に例えていた。 シャロン・カーター/エージェント13 演:エミリー・ヴァンキャンプ/吹き替え:御沓優子 元S.H.I.E.L.Dエージェントでキャップのお隣さん。 実は(勘のいい人にはバレバレだったが)ペギー・カーターの姪っ子であると判明。叔母に憧れ、S.H.I.E.L.Dに入った。 己の正義に迷うスティーブを励まし、彼と心を通わせる。 こっそりチームキャプテンの援護も行った。 エヴェレット・ロス 演:マーティン・フリーマン/吹き替え:森川智之 CIA捜査官で、シャロンの上司。対テロ共同対策本部の副司令。 アベンジャーズを信頼しておらず、彼らに高圧的な態度を取る。 バッキーの容疑にもスティーブの言い分に耳を貸さず、弁護無しの極刑を辞さない構えをとっている。 サディアスとは名字が同じであるが、血縁関係はない様子。 後に『ブラックパンサー』にも登場するが、本作での嫌味な役人キャラから一転して、人間性を掘り下げた結果萌えキャラとして人気になるとは誰が予想できただろうか… 名探偵(不思議博士?)の助手の医者でも、ホビット族の青年でもない。 担当声優の森川氏は『SHERLOCK』や『ホビット』シリーズなどでマーティン・フリーマンの吹き替えを多く担当しているが、 MCUへの出演は『インクレディブル・ハルク』や『アイアンマン2』以来、通算三役目である。 ティ・チャカ 演:ジョン・カニ/吹き替え:佐々木敏 ワカンダ国王でティ・チャラの父。 国際協力のため、ソコヴィア協定に批准するべく参加したウィーンの国連会議のテロ事件で爆破の直撃を受け、息子の腕の中で死亡してしまう。 アヨ 演:フローレンス・カサンバ/吹き替え:織部ゆかり ワカンダ国王親衛隊ドーラ・ミラージュのメンバー。 ティ・チャラと会話するナターシャを凄い目で威嚇した。 ハワード・スターク 演:ジョン・スラッテリー/吹き替え:仲野裕 マリア・スターク 演:ホープ・デイヴィス/吹き替え:泉裕子 トニーの偉大なる両親であり、ある意味全ての始まり。 父はスティーブの親友であり、トニー最大のコンプレックスにして最大の後悔でもあった。 彼らは1991年、自動車事故で死亡している。前作において、その裏にヒドラが関与している事が示唆されていた。そしてその事故の真相は…。 ペギー・カーター 演:ヘイリー・アトウェル(写真のみ) 今回、遂に天寿を全う。 彼女にとってキャプテン・アメリカは永遠の存在だった。 彼女の言葉として語られる「お前がどけ」は、原作でキャップがスパイディに送った名言である。 メイ・パーカー 演:マリサ・トメイ/吹き替え:安藤麻吹 ピーターの育ての親の叔母さん。 美人で優しく、そしてエロい。こんな美人な叔母さんと二人暮らしなんて、羨ましいにもほどがあるぞピーター。 しかもなんと演じる女優はリアル50代。おまけに劇中ではトニーとも会話していたが、実際に役者同士でも過去に交際していたとか。おばさんにもいろいろいるのよ。 ミリアム・シャープ 演:アルフレ・ウッダート 国務省の職員。 息子をソコヴィア事件で亡くし、トニーに怒りをぶつけた。 演じたアルフレ・ウッダートはMARVELのNetflixドラマ『ルーク・ケイジ』でマライア・ディラード役を演じている。 ブロック・ラムロウ/クロスボーンズ 演:フランク・グリロ/吹き替え:水内清光 元S.H.I.E.L.D兼ヒドラの戦闘員。 前回の事件でヘリキャリアの墜落に巻き込まれていたが、顔に大火傷を負いながらも生存しており、キャプテン・アメリカに復讐するために密かに活動していた。 髑髏模様のマスクを装着してラゴスの研究所に侵入しウイルステロを目論もうとしたが、事態を予め予測していたアベンジャーズに阻止される。 だが本当の目的はキャプテン・アメリカとの心中であり、スティーブを道連れに自爆した瞬間、ワンダが咄嗟の判断で爆発を抑え込んだ事でスティーブは脱出。そのまま超能力で上空に持ち上げて爆発させるはずが、誤って近くのビルに叩きつけてしまい、そこに残っていた多数の市民を巻き添えに死亡した。 原作ではキャプテン・アメリカを殺害する為、ファンの間では物語の裏で暗躍するヴィラン候補に挙がったり、「原作同様ラストでキャプテン・アメリカが死ぬのではないか」と憶測されていた。実際の役回りはその予想とは大きく異なったが、最期の行動がきっかけとなって一連の事件が起こることを思えば、ある意味で目的は達成できたと言っても良いかもだが……。 ウィンター・ソルジャーの残党たち シベリアの旧ヒドラ基地で冬眠状態にされている、バッキー同様のヒドラの超人兵士。 ヒドラの暗殺業を専門とし、来るべき一斉蜂起のために温存されていたが、S.H.I.E.L.D崩壊によってヒドラも勢力を失い、見捨てられていた。 国連爆破の真犯人がその在り処を探していると知ったスティーブたちは、彼らを復活させ秩序を転覆させることが最終目的と睨み、それを阻止するためにシベリアへと向かうこととなる。 だが実は 真犯人・ジモがシベリア基地に降り立った目的は、バッキーがスターク夫妻を始末する瞬間を収めた証拠映像を探すためであり、彼ら兵士達への興味は全くなかった。だが、スティーブとバッキー、そしてトニーをシベリアにおびき寄せるための餌としての役割を果たす事になり、彼らがシベリア基地の中枢へ辿り着くまでの間に兵士達はジモに全員射殺された。 ヘルムート・ジモ 演:ダニエル・ブリュール/吹き替え:内田夕夜 バッキーを追い続ける謎の男。 ヒドラの秘密文書を盗み、バッキーを陥れ、再び「ウィンター・ソルジャー」に仕立て上げようとする。 かつてのヒドラの科学者を父に持ち、次世代ウィンター・ソルジャーの保存場所を探している。 「帝国の崩壊が目的」との言葉から大規模テロが狙いと予想されたが……。 原作ではヒドラの大幹部だが、映画では全く別の役回りとして登場する。 ネタバレ 本作の(一応)メインヴィラン。 その正体は、アベンジャーズとウルトロンの戦闘に巻き込まれて家族を亡くしたソコヴィアの工作員。 そして元工作員ではあるものの、キャプテンアメリカのような超人的能力も、アイアンマンのような超科学力も、ヒドラのような組織力もないという意味で、単なる一般人である。 ウルトロン事件の戦闘に巻き込まれた父と妻子を失い、アベンジャーズへの復讐を決意するが、自らの力では真正面から立ち向かっても勝てないことを自覚していた。そのため、陰謀によるアベンジャーズの同士討ちを目論む。 『ウィンター・ソルジャー』終盤でナターシャが流出させたS.H.I.E.L.D.とヒドラの機密情報を徹底的に調べ上げる中で、バッキーとスティーブの関係に注目し、 バッキーのかつての上官であったヴァシリー・カルポフの隠れ家を襲撃してコードブックを奪取。そこに記されていた任務記録からバッキーがハワード夫妻を殺していた事実を知る。 バッキーを一時的に洗脳した後、単独でシベリア基地に渡り、バッキーがハワード夫妻を抹殺する瞬間を収めた記録映像を確認。自身が次世代ウィンター・ソルジャーの復活を目論んでいると思い込んだスティーブ、バッキー、トニーがシベリアに辿り着く事態を見越し、彼らにバッキーの任務記録を暴露する目的を定める。 真実を知ったトニーがバッキーを倒せば、目の前で親友を失ったスティーブが憎しみのままトニーを襲撃し、それによりアベンジャーズは内側から崩壊するであろうという目論見であったが、スティーブもハワード夫妻の死の真実に辿り着いていた事には気付いていなかった模様。 策謀を練ってヒーローを陥れるという『BvS』のレックス・ルーサーや『ダークナイト』のジョーカーのようなキャラクターになっている。 しかし、彼らと違って根っからの悪党ではなく、元は家族愛の深い良き家庭人で良心も残っており、特にソコヴィア協定調印式でのテロに巻き込んでしまった各国の政府高官は自分とアベンジャーズの因縁とは無関係であり、目的のために必要な犠牲でも、彼らを死傷させてしまった事には罪悪感を抱いていた。 その一人であるティ・チャカの息子であるティ・チャラを前にした時には謝罪の言葉を伝え、抵抗せずにその手に掛かろうとした。 だが、これ以上憎悪が連鎖するのを望まなかったティ・チャラが復讐を終えることを決意したことで、それならば自らの手で亡き家族の元へ逝こうと銃で自殺しようとするも制止され、生きて償うように諭されるのだった。 その後は拘束され(『ブラックパンサー』でティ・チャラがエヴェレットにその身柄を引き渡した事が言及された)、エヴェレットから「お前のやったことは無意味だ」と散々煽られるも、アベンジャーズを分裂させる形で復讐を完遂したため、満足げに「本当にそう思うか?」と呟いていた。 …そして「帝国の崩壊」の影響は、2年後に最悪の形で結実することとなる……。 吹き替え担当の内田夕夜氏はテレビドラマ版『デアデビル』でもマット・マードック/デアデビル役で出演しており、ヒーローとヴィランの両方を演じる事になった。 なお、マットも巨大な力に翻弄されて家族を失った人物であるが、こちらは復讐者ではなく弱者の味方として敵に立ち向かう等、ある意味ジモとは対照的な道を歩んでいた。 スタン・リー やっぱり、いるよ! トニー・スカンクスタークに小包を持ってきた元気な爺さん。 小包の中身は…… 携帯電話と一通の手紙。 手紙にはスティーブの直筆でこう書かれていた。 トニー、本部に戻ったようでよかった。家で一人きりは寂しいだろう。人には家族が必要だ。 アベンジャーズは君の家族だ。僕の家族である以上に。僕は18の時から一人だった。どこに所属しても溶け込めなかった……軍隊でも。 僕が信じているのは、組織ではなく一人一人の個人だ。僕が信じている人達には、裏切られた事がない。だから僕も裏切りたくない。 鍵を取り替えたいだろうが、そのままにしておけ。君を傷つけてしまったな…。両親の事を黙っていたのは、君のためだったんだが、僕自身を守るためだったかもしれない。すまなかった……。いつか分かってくれたらと思う。 出来れば協定にサインしたかった。本当だ。君は信じた道を行け。それぞれ、信じた道を進もう……。 ――これだけは言える。何があっても、君が僕らを……僕を必要とした時は…… 駆けつける。 追記・修正は1991年12月16日を回想しながらお願いします。 SPIDER-MAN will return スパイダーマンは帰って来る IN SPIDER-MAN Homecoming 07/07/17 スパイダーマン:ホームカミング and Tony Stark too ...? and then... そして… Black Panther 02/12/18 ブラックパンサー PREV ANT-MAN NEXT DOCTOR STRANGE SERIES PREV CAPTAIN AMERICA THE WINTER SOLDIER SERIES NEXT CAPTAIN AMERICA BRAVE NEW WORLD △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-01-31 22 05 10) 折角家族と和解できたのにその矢先に世界を敵に回して捕まったスコットが哀れすぎて泣きそう(本人の意思とはいえ見てる側てきには複雑な気持ちになる) -- 名無しさん (2017-02-08 22 25 57) ↑アントマン ワスプはピム親子からの折檻シーンから始まりそう -- 名無しさん (2017-02-08 22 53 50) ピム博士はむしろ喜んでそう、相手がスタークだし -- 名無しさん (2017-02-09 23 48 29) サノス戦の前フリというには傷跡デカすぎるよファイギP…というより見る側の心の傷がデカい -- 名無しさん (2017-02-13 22 31 04) アベンジャーズの内紛なんだが、『ジェシカ・ジョーンズ』のキルグレイブが暗躍してたら余計詰んでたかも -- 名無しさん (2017-02-26 23 25 47) 「ウォッチメン」でも描かれてたが、ヒーローっていうのは一般人から見たら「妙なコスチュームを着た暴力的な変人」でしかない場合もあるんだよね。そういう意味から見たら今作のキャップは独善的過ぎたかもしれない。人間的には正しいとは思うが。 -- 名無しさん (2017-02-27 00 22 27) やっぱりこの映画前情報なしで行くと楽しいなぁ。うちの姉貴がクイーンズの場面から「なにこれ?」となりピーターの「メイおばさん」発言で「んん?」となり「スパイダーボーイ」の流れから「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!ピーターうぉぉぉぉぉぉ!!!!!」ってなってたわwwライミ版から見てきた身としては感慨深いんだろうな。 -- 名無しさん (2017-02-28 20 45 06) 実質ヘルムートの完全勝利みたいなもんだよね。キャップも社長も本当につらいことに… -- 名無しさん (2017-03-04 21 53 20) 一般人と書いてあるけど本作やエージェント・オブ・シールドを観てるとヘルムートがとんでもなくすごく思える。エージェント・オブ・シールドにも出てくれないかなぁ -- 名無しさん (2017-03-04 23 50 33) ↑キャップ大好きおじさんことコールソンの敵にしても不足はないしな。2人で互いに暗躍し合うのいいかもしれない -- 名無しさん (2017-03-06 23 09 03) ↑3いやいや、今回のトニーの一番悪いところでしょ。ワンダはアベンジャーズしか仲間と言える人が居ないのにその仲間から軟禁されるとかヒーロー失格じゃないか。しかも家族全員の死に関わってるし-- 名無しさん (2017-03-26 17 33 51) 空港の戦いはカッコイイけど、あそこで大暴れするアベンジャーズでソコヴィア協定の正しさは証明されてしまっているんだよね。ただ、その後にトニーがバッキー無実の証拠を見つけてもアベンジャーズへの悪感情から無視したロス将軍の態度でソコヴィア協定の危険さも証明されてしまっている気がする -- 名無しさん (2017-04-21 18 45 03) そういえば空港戦のシーンはよく勘違いされがちだけど、ホークアイやワンダやアントマンは「スターク達協定賛成派に対抗するため」ではなく「キャップ達に加勢してウィンターソルジャー5人衆を迎え撃つため」なんだよな。ワンダやクリントはともかくスコットは独房での発言や「アントマン」劇中でのピム博士の言動から「スタークを迎え撃つため」に誤解されがちだけど。 -- 名無しさん (2017-04-21 19 03 55) ヘルムートを悪と呼ぶのは酷だろうか 確かに家族の件は気の毒に思うが復讐の内容が卑劣で薄汚すぎる -- 名無しさん (2017-05-11 23 05 32) ↑2色々な件差し引いても今作でキャップは過剰なまでに叩かれてる気がする(特にトニーファンの腐女子に)。 -- 名無しさん (2017-05-12 08 49 58) ↑5 そうはいうがバートンが来るまで不満があれど大人しくしてたじゃん、軟禁が不満でキャップ陣営についてたのとは違うと思うぞ -- 名無しさん (2017-05-28 09 57 14) 社長の吹き替えの人が復帰するみたいだけど、ホームカミングの収録がどうなるか気になる -- 名無しさん (2017-06-17 19 15 11) 最近公開された日本語吹き替え版のホームカミングの予告編で久しぶりに藤原啓治さんが社長の声を演じてたのがGJだった -- 名無しさん (2017-06-30 00 25 54) ホームカミングでも社長は相変わらず他人の恨みを買ってるのが何とも -- 名無しさん (2017-08-17 19 31 11) 結局のところ、ソコヴィア協定も完全じゃない。何か一つの組織がヒーローの生殺与奪を握るのは危険過ぎるが、野放図にする訳にも行かないジレンマだよなあ -- 名無しさん (2017-09-02 00 37 35) ↑ やっぱりヒーローって社長たちみたいに表舞台に立たずに、正体隠して、解決したらいずこへ去っていくっていう距離が丁度いい気がする -- 名無しさん (2017-10-02 09 26 10) バロン・ジモはヒドラの残党を抜けて、最期には家族を守ろうとして死んで行ったのかと思うと感慨深い。 -- 名無しさん (2017-10-05 22 17 15) MCU史上最高傑作だったと個人的に思ってる。それにしても日本のプロモーションは何でこんなに酷いの。アイアンマンを全面に押し出したり。キャラクターが浸透してないってそっちの責任じゃないの -- 名無しさん (2017-12-10 17 24 21) アベンジャーズに対してアレコレ文句言う劇中の一般人は、守ってもらえなくても文句ないんだよね? -- 名無しさん (2017-12-10 18 27 06) ぶっちゃけヒーローたちが一斉に「じゃあもうヒーローやめた」となる可能性も十分考えられるんだよな。行動を制限することはできても、強制することはできないんだから。もし「勝手に戦うのも、ヒーローやめるのも許さん。国連の命令で戦い続けろ」というのなら、あまりにも勝手すぎる。 -- 名無しさん (2017-12-11 21 53 35) インフィニティウォーは時系列的にシビルウォーから約2年後になるみたい -- 名無しさん (2018-03-18 13 48 58) IWの予告見る限りではソコヴィア協定のソの字も出て来なさそうだ…。出たとしても有耶無耶になって終わりそう。だとしたら本当に「あの戦いは何だったの?」って気分になる。 -- 名無しさん (2018-03-20 13 22 24) 最新作のネタバレはやめましょう -- 名無しさん (2018-05-02 07 46 52) そろそろIWの項目を立ててもいい頃じゃない? -- 名無しさん (2018-06-01 21 45 29) CWではロス長官の言い分もわからなくはなかったけど、IWでは地球の危機なのにキャップ達に協力するどころか逮捕を優先する有様でローディからも呆れられてたな -- 名無しさん (2018-09-08 14 07 59) 社長とキャップは間が悪かったな、お互いの悪い部分が真っ向からぶつかってしまった。(2018-09-08 19 07 00) ↑2 問答無用でチームキャップを刑務所に入れたりトニーのバッキー無実の訴えやウィンターソルジャー軍団のことを全く聞き耳持たなかったからね。結局邪魔なアベンジャーズを法的に抑えつけたかっただけじゃないの?あの人 -- 名無しさん (2018-09-08 19 38 31) ジモの吹き替えの人はドラマ版デアデビルも演じてたな -- 名無しさん (2018-10-13 23 33 04) シビルウォーほどではないけど、『キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』のヒーロー達も仲間の1人が指名手配されたのをキッカケに仲間割れしてたな -- 名無しさん (2018-11-24 20 27 02) フューチャー・アベンジャーズでも、こうなっていたのかな。FAの世界にはソコヴィア協定はないけど、ヒーロー規制法案が出されてたし…… -- 名無しさん (2019-03-17 17 19 48) ↑あ。×「こうなっていたのかな」 〇「もしかしたら、こうなっていた可能性もあるのかな」で -- 名無しさん (2019-03-17 17 20 24) 結局IWの結果から考えるにソコヴィア協定は百害あって一利なし、って結論で良かったのかな。結局守ってる人トニーを含めて誰もいなかったし… -- 名無しさん (2019-03-17 17 40 51) 前作の原因が情緒不安定だったとはトニーにあるんだよな -- 名無しさん (2019-04-09 20 12 54) これで鬱どん底感MAXだったからホームカミングをはじめとする後続作品が凄く受け入れやすくなった気がする -- 名無しさん (2019-05-02 23 37 49) 結局ソコヴィア協定もハワード殺害の件も指パッチン 5年経過で有耶無耶になってしまったな。今となってはこの映画全部IWで負けるための前フリとしか… -- 名無しさん (2019-11-17 22 30 50) ファルコン ウィンターソルジャーでジモがまた敵として出てくるけど動機はどうなるんだろう。CWでは家族を見殺しにされた復讐だったしバッキーはそのための道具って感じだったけど、今となっては悪事を働く理由はないはず。理由次第では小物化してしまうのでは -- 名無しさん (2020-01-23 12 51 57) ↑2 アベンジャーズが復活すればまた潰しに行くんじゃない? とはいえ大好きなキャラなので、小物化せず大事にしてほしい -- 名無しさん (2020-03-13 21 05 39) ↑減刑のためか、罪滅ぼしかなんかで二人のブレイン的な立場になるんではないだろうか?勝手な予想だけど -- 名無しさん (2020-03-20 10 43 19) X-MENメンバーが「アメリカ国民としての権利が弱かった」せいで結果的にこのドサクサの影響が少なかったのは皮肉中の皮肉と言うしかない。 -- 名無しさん (2020-06-10 09 33 01) ジモがヒーローの抹殺を企ててるみたいだけど陛下の赦しは何だったんだ?もう陛下登場しないし。 -- 名無しさん (2021-02-12 11 49 58) ミリアムの中の人が演じたマライア・ディラードは原作コミックではキングピン並みの巨体と怪力を持つ大女だったな -- 名無しさん (2021-12-15 00 58 33) 今作はキャップ側のキャラ崩壊耐えられないと大分評価分かれそう、てか分かれてるね、特に家族の心配してくれたトニーに逆ギレしてるバートンとか好きな俺でさえイヤイヤイヤイヤ!ってなったな、挙げ句秘密主義で誤解招くわそれに対して言い訳どころか謝罪すらなく二人がかりでボコリに行くキャップには高潔な姿勢なんて欠片も見られなかった、フューリーの件で何を学んだんだキャップよ… -- 名無しさん (2022-11-08 01 11 57) キャラ崩壊?捕まったキャップチームは世界崩壊(真相は罠)を止めるために動いたのに止められたんだよ?もちろんトニー側は知らない(ジモの作戦だからね)からしょうがない。二人でボコった?先に攻撃してミサイルとビーム打ちまくり、キャップたちは殴るしかない。 -- 名無しさん (2022-11-15 13 36 34) ジモの作戦とか、ロス長官の思惑とか、陛下の動きとかトニーとキャップ側の事情と状況とかを全無視して「このキャラが全部悪い!」な人いるよね -- 名無しさん (2022-11-15 13 55 23) まぁトニーの「何故チームを引き裂こうとする!?」に対してのキャップの「君が引き裂いたんだ」の返しに関しては正直デリカシー無さすぎで擁護出来ないのも分かる -- 名無しさん (2022-11-15 14 12 05) 誰も「キャップだけが全部悪い!」なんて一言たりとも書いてないんだがな、ロス長官の思惑とやらにしてもIWどころか同作内でさえ後からならなんとでも言える結果論に行き着くだけだし、まぁ変なのは放っとくとして後々の展開考えたら多少の解釈違いも許せるけど、ハワードの件知ったらトニーは復讐に走るだろうって展開をどうやってジモは思いついたんだろうね?一般の世間的にはトニーとハワードの仲は悪いで浸透してるのはアイアンマン1,2見ても明らかだし -- 名無しさん (2022-11-15 14 28 41) ↑3あぁ他にもちょっとキャラの欠点指摘されただけで「〇〇を全否定した!許せない!」とか意味不明な脳内変換して騒ぎ立てる迷惑な奴とかな、擁護もホントに作品見たのかってレベルの的外れなやつで -- 名無しさん (2022-11-18 10 00 07) ↑2 だからゲロの実演で両親に対しての愛情と後悔があることを示してたんだと思うよ -- 名無しさん (2022-11-18 10 16 27) ↑字幕の「君が引き裂いた」は省略されすぎ。原語だと「君が協定を持ってきた時点で分裂は始まっていた」って意味 -- 名無しさん (2023-02-18 19 29 26) 各キャラの事情(A情報のために動いてる、B情報は知らない)が分かりやすく描かれてるのに過激ファンがキレるのなんでや・・・ -- 名無しさん (2023-02-18 19 37 11) 個人的1番の衝撃は超人兵士ウィンターソルジャーのバッキーの膂力とヴィブラニウムの超硬度の一撃を難なく受け止めて軽口を叩きながら、しかもファルコンまで相手にして容易に両者を制圧するピーターの真価。強ぇわスパイダーマン -- 名無しさん (2023-10-21 11 42 47) 「アクロス・ザ・スパイダーバース」はある意味スパイダーマン版シビルウォー -- 名無しさん (2023-12-11 03 53 48) この作品に限らずヒーロー(個人)と警察(国家組織)ってのは真面目に扱おうとするとどうしてもぶつかり合いは起こるよね。ヒーローって個人で動ける利点を生かして法の抜け道とか場合によっては法を無視してでも問題解決する事も多いし。 -- 名無しさん (2024-01-24 09 28 47) 名前 コメント
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