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テツノツツミ No.991 タイプ こおり/みず 特性 クォークチャージ(場がエレキフィールドか、ブーストエナジーを持っているとき、最も高い能力値が上昇する) 体重 入手可能ソフト V 進化 なし HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 56 80 114 124 60 136 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) でんき/くさ/かくとう/いわ いまひとつ(1/2) みず いまひとつ(1/4) こおり こうかなし ---
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テツノカイナ 基本データ ポケモン名 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計種族値 特性 テツノカイナ 154 140 108 50 68 50 570 クォークチャージ/-/- タイプ:かくとう/でんき 特性1:クォークチャージ:ブーストエナジーを持たせているか、エレキフィールドの時自身のHPを除く一番高い能力が上がる。 素早さは1.5倍、それ以外の能力は1.3倍になる。 ブーストエナジーは引っ込めるまで継続し、エレキフィールドの場合フィールドが変化すると効果が切れる。 ステータスの変化として扱われず、くろいきりなどで解除されない。 特性2:- 夢特性:- タイプ相性 無効:なし 激減:なし 半減:でんき/いわ/むし/はがね/あく 2倍:じめん/エスパー/フェアリー 4倍:なし パラドックスポケモンの1体で、かくとう/でんきの複合タイプ。パーモットと並び今作において初登場した複合タイプである。 極限まで物理方面に振り切った種族値が特徴的で、やや低めの特防も高すぎるHPやとつげきチョッキによって簡単に補完できる上に 一致技のかくとう+でんきの範囲もかなり優秀であり撃ち合いに関してはトップクラスに心強い性能となっている。 一致技については最大火力のインファイトを始め殴りつつ回復ができるドレインパンチ、 高いHPで反動を最小限に抑えられるワイルドボルトや安定のかみなりパンチなど一通り揃っている。 サブウエポンにはハバタクカミを始めとした対フェアリータイプに有効なヘビーボンバー、 でんき技との相性補完に優れ、くさ、じめん、ドラゴンタイプに抜群で撃てるれいとうパンチ、 高威力かつ範囲攻撃のじしん、初動に強いねこだましや交代技のボルトチェンジなど。 変化技もつるぎのまい、はらだいこなどの火力アップに加えみきり、まもると言った安定技が採用されやすい。 『藍の円盤』にてハードプレスを習得。相手のHPに左右されるが体重に左右されないはがね打点を得た。 フェアリータイプそのものは体重が軽い傾向にあるもののフェアリーテラスによってフェアリータイプになる タケルライコ、ウガツホムラ、クレセリア、レジスチルなどの重いポケモンに対して有効。 テラスタイプはシングル、ダブル共にくさテラスが上位に来ているがシングルではみずテラスが最も多く、 前シーズンからトップの座は譲ったものの引き続きじめんテラスも2番手につけている。 ダブルではトップのくさテラスに次いでほのおテラスが多い。 ダブルにおいてはクリアチャームやオボンのみ+ほのおテラスによるやけど耐性につるぎのまいやはらだいこを絡めた トリックルームパーティでの戦法が確立されているためこの順位にほのおテラスが来ているものと思われる。 持ち物に関しては低い特防を少ないデメリットでカバーできるとつげきチョッキが最も人気が高く、次いでシングルでは耐久向上のたべのこし、 ダブルではモロバレルやビビヨンに催眠やいかりのこなで妨害されずに隣のイルカマンやディンルーにタッチできるぼうじんゴーグルとなっており、 パラドックスポケモンでありながらブーストエナジーの取り合いに参加しない点も地味ながら評価点と言える。 とつげきチョッキ型 特性:クォークチャージ 性格:いじっぱり テラス:くさ 実数値:235-207-129-63-112-76 努力値:44-228-4-0-188-44 持ち物:とつげきチョッキ 採用される技 ドレインパンチ/ワイルドボルト/ヘビーボンバー/ねこだまし 選択 インファイト/れいとうパンチ/ボルトチェンジ ねこだましによる対面操作ととつげきチョッキ+ドレインパンチによって物理・特殊両方を相手に 撃ち合いを制しつつ盤面への維持も期待できる万能な受け出し、コントロール兼アタッカー要員型。 具体的な調整内容はC特化こだわりメガネハバタクカミのムーンフォースを確定耐えまで特防を引き上げており、 Sブーストフェアリーテラス程度であれば余裕で耐えきれるため最悪テラスタルを切らずともヘビーボンバーで返り討ちにできる。 次に意識したのはSラインをテツノカイナ抜きあたりに想定している事が多いディンルーや同速のドドゲザンを抜けるラインまでの調整。 耐久ベースのディンルーやHAベースのドドゲザンであれば速くとも実数値73~74あたりが関の山であるため概ね上はとれるようになる。 また、上記のディンルーを始めイダイナキバやガチグマなどのじめんタイプと撃ち合えるようにテラスタイプはくさタイプを選択。 ひこうテラスでも良いがモロバレルのいかりのこなやキノコのほうしで妨害されないメリットは大きい。 その他にもキノガッサのキノコのほうしやくさ、むしポケモンのねむりごななど催眠系の技を大幅にカットできるのは心強い。 初手からねこだましでの妨害、受け出しからの撃ち合い、詰めのアタッカーと場面を選ばず活躍でき、 全体的に解答を用意しづらいドドゲザン、パオジアン、テツノツツミなどを一匹でまとめて見れる点は非常に優秀。 コメント欄 コメント 上へ ポケモン一覧へ戻る Tier表へ戻る
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ミツハニー No.415 タイプ:むし/ひこう 特性:みつあつめ(戦闘後、あまいミツを拾ってくることがある。レベルが高いほど拾ってくる確率が高くなる。) 隠れ特性:はりきり(攻撃力が1.5倍になるが命中率が0.8倍になる) 体重:5.5kg(けたぐり・くさむすびの威力20) 入手可能ソフト:DPt/みんなのポケモン牧場/HGSS/BW/BW2/XY/GO/SWSH/BDSP/PLA/SV HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計種族値 ミツハニー 30 30 42 30 42 70 244 ビークイン 70 80 102 80 102 40 474 コイキング 20 10 55 15 20 80 200 ヒンバス 20 15 20 10 55 80 200 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 しんかのきせき+はりきり 30 5571 7389 30 7389 70 無振り全振り しんかのきせきで超耐久を手に入れたぞ!やったねミツハニー!! ↑まあ他のポケモンの劣化扱いだろうなwww ↑↑一応アメモースに素早さ以外全て負けている。 ↑↑完全劣化は同タイプでストライクだけっぽい。少し感動してしまった。 ↑ヤンヤンマ「ふはははははははは」 ↑はりきり入れたら完全劣化は…ということで多少変更と追加。 ばつぐん(4倍) いわ ばつぐん(2倍) ほのお/でんき/こおり/ひこう いまひとつ(1/2) むし いまひとつ(1/4) くさ/かくとう こうかなし じめん 進化形のビークインについてはこちらで。 第4世代で登場。 モチーフはミツバチ。メスしか進化しないことで有名なポケモンである。 名前の由来は蜜+Honey(蜜蜂)から。 ↑俺は上海ハニーとかのハニーかと思った。メスしか進化しない所を見ると。 こいつの色違いを厳選しようと思った人、少し待って欲しい こいつの雄雌比は♂7 1♀と、♀が出る確立が極端に低くやっとの思いで生まれた色ミツハニーは大概が♂である その困難を乗り越える覚悟があるなら、チャレンジしてみるのもいいだろう ↑特性がメロメロボディの♂がいれば、少しは楽に…ならないか。 余談だが、現実の蜂の雄は繁殖以外する事がない(働き蜂は全て♀)。そのため巣の中でウロウロするしかなく、邪険に扱われている。 蜂に限らず雄の扱いが悪い生き物は多い…そう、僕らも。 ↑この前テレビで、「働き蜂は全て♀で♂はいない。繁殖期にのみ♂が発生する。」という主旨のことが言われてた よくメカニズムがわからんが、本当なら♂♀比は逆で良かったな… ↑ミツバチの性別って特殊で、女王蜂が卵産んでそのまま受精しないと雄が生まれるんだよ。 そうして生まれた雄が次の卵に受精してやると雌が生まれるというわけで、雌雄比は雄がどのぐらい女王の卵に受精するかで決まる。 つまり、より忠実にするならビークイン単独で育て屋に預けると雄ハ二―がうじゃうじゃ… 一番上↑BWの野生で色♂が出てしまって三つしか技を覚えないこいつをどうしろと ミツハニー(♂)の進化系って今後出ないのかな?現実、雄蜂は「お猿さん」だからどうしようもないかもしれないがw ↑事実をいうなら雄蜂はもっと少ない。もし進化するならアニメで壁状に合体していたアレだろう。 ↑↑英語では雄蜂=怠け者という悲しい現実。きっと特性は怠けでしょう。しかし身体は大きいから耐久でいけるか? でるならばケッキング並みの種族値でタイプ一致威力120と威力100以上の相性関係優秀のサブウェポンがいるが ケッキングと違い本当に怠けている(ケッキングは反撃パワーUPらしい)雄蜂はそんなものないだろ ↑リアル参照にしたらそうなるかもしれないが… 自分の妄想では三匹とも蜂になって三匹で1体扱い。特性はさんみいったい(連続技の威力三倍)とか。 ↑本気でスピアーを絶滅させる気か ↑↑文字・ドロポン・ソラビですね プロフェッショナルとポリス、更に最近注目されてる「プロポリス」を引っ掛けた「ごえいポケモン」なんてのを考えた。 名前は知らんが、ビークインのことをダブルバトルでサポートするようなポケモンが出てほしい。 何気に素早さが進化後より30も高い。いわゆるコイキング体系。でもコイキングよりちょっぴり合計種族値が高い。 しかし他は進化で化ける為、進化しない上に技も乏しい♂の将来性の無さは群を抜く。 プラチナの教え技に「あやしいかぜ」「エアカッター」「いびき」「スピードスター」「どろかけ」「がむしゃら」が追加!始まったな! さらにHGSSで「いとをはく」と「おいかぜ」が追加 ↑他の技はリトルカップぐらいなら使えそうだが、やっぱりいびきだけは使えそうに無いな ↑↑ちょwwwミツハニー始まりすぎだろwwww俺歓喜wwwww ↑↑↑新しい型を追加してみた。問題あれば削除して頂戴。 ↑↑おれも歓喜(黙 ↑BWでは追い風強化で更に始まったぞ!!実際、風タスがむは実用に耐えうる性能な気がする。ガチ環境は(ry 教え技でそこそこ技が追加されたというものの火力は最低レベル。リトルカップでも使いづらい部類なのは変わらない気がする… ポケダンでは専用特性「みつあつめ」が超高性能な特性になっている。 なぜかというと、その特性でたまに手に入る「おいしいミツ」を使うと、かしこさが好きなグミの2倍ほど上がるからだ。 つまりミツハニーを育ててリーダーにしておけば、かしこさ上げまくりも夢ではない! さらにかしこさ「コレクター」や、専用道具「ハニーリボン」を使えば入手確率もUP! 多くのポケモンが覚える「すいへいぎり」は覚えず、攻撃技が「かぜおこし」のみだったが、 空の探検隊で「むしくい」を覚えられるためPP不足も解消! これでプラチナ教え技があれば神になっていたのだが、まあ贅沢は言わないでおこう。 ↑空の探検隊だとバグで仲間の技をコピーすることが出来る。 上手く活用して「あやしいかぜ」「ぎんいろのかぜ」を連結、モンハウで荒稼ぎも。 PDWでお馴染みアイスクリームづくりの看板ポケモン。恐らく最もプレイに幅があるであろうミニゲーム。 最速で終わらせるなら巨大玉一個でOKだし、逆にスコアを狙うならせっせとマウスクリックに勤しむことになる。 ちなみに監視してるミツハニーは♀。 ↑PDW限定の技で「アイスボール」でも習得したりする伏線かも? ↑↑他のミニゲームだと低くても30000点、うまくいきゃ70000はいけるのもあるのに対して アイスのやつはどんなに頑張っても20000前半くらいしかいかないからやる気そがれて20cmのラインで放置するのは俺だけだろうか… ↑むしろ、アイス固定の裏技が面白くてこのゲームだけマジメにやる奴がここに。スコアが稼ぎにくいというのには激しく同意。 ↑↑空でしか取れないけどキーのみなら結構いける。やや大きめのサイズを指定されればうまくいって140cmの40,000前後ぐらい出せるぞ でも俺もオタチとかに作ってやるアイスはもったいないからクラボとかで巨大玉作る ↑↑↑しかしこのアイス玉、時間に比例して直径が増える不思議仕様。 まあ、高さ勝負である以上、そうでないと小玉製作が超有利になってしまうのだが。 …ちなみに正攻法(多分)をマジレスすると、 ① アイス固定の裏技前提なので、とにかくすくいやすさ重視で半減実を使う。 ② すくいやすさ5、くっつきやすさ3のアイスの最大玉を1個目に作る。 このとき、指定された大きさは無視してよい。理由は後述。 ③ 以後は大きさを指定に合わせて、1個目と同じアイスを2個目~4個目に。 すくいやすさ4、くっつきやすさ2のアイスを5~8個目に。 すくいやすさ3、くっつきやすさ1のアイスを9~12個目に。 下の方にくっつきやすさ大のアイスを持ってくることで、 万が一倒れだしたとしても被害を最小限にできる。まあ気休め程度の差だけど。 むしろ、マウスの動きを最小限に、慣れを最大限にしてミスを減らす恩恵の方がでかい。 ④ 色合いボーナスは、(2.5-1.5×最多の色の個数/全個数)倍。最高2倍。 食べやすさボーナスは、(1+指定大きさ個数/全個数)倍。最高2倍。 前者は小数点3位切捨てだが、後者は小数点2位切り上げ。 アイスの個数が11個以上なら、1個だけなら大きさが狂っても2倍を保てる。 だから、②でその1個を最初に充てて最大玉にしてしまうのが一番手間が省ける。 なお、12個なんて積めないというのなら、そもそもそれほど高得点が狙えないのでのほほんと適当に積んだほうがいい。 また、指定された大きさがかなり小さい場合は「アイスの個数が21個以上なら2個狂っても2倍」を利用して 2個目も最大玉を作ってから各色7個を目標に。 ⑤ 12個積んだ時点であまり時間は残っていないだろうが、基本的に 色合いの微々たる損失<<更なる積みによる追加点であることを忘れない。 時間を見つつ、今度は各色を1個ずつ順に積む。 非常にどうでもいい話だが、小玉の連続がどうも苦手な人は、小玉が指定された場合、 時間の8割を使って最大玉連打+その上に指定小玉ピラミッドの方がよっぽど点数が上がる。不思議ったら不思議。 こいつの専用特性だった「みつあつめ」はPGLでヒメグマに取られることが確定。 そもそもBWでは蜜を塗れる木が存在せずただの道具版あまいかおりになっている上に、こいつはあまいかおりを自力で覚える。 要するにあまいミツ自体ゴミ、みつあつめはゴミ特性なのである。 あまいミツ自体は50円で売れるが…リーグ撃破でもしたほうが圧倒的に金稼ぎには有効。 ↑専用特性が取られるとは…ミツハニーの神格さがちょっと下がってしまったな。 さらにミツハニー自身の夢特性を見たかい? 物凄く始まってたよ、ネタ的な意味で ↑虫食いしか物理技が無いミツハニーにとって最高の特性だ。ミツハニー始まったな! ↑×3 あまいミツは5番道路のグッドスメルさんに売れば一応500円になる。 ↑×4 一応ポケダンではおいしいミツ(=あまいミツ)を宝箱から入手できる唯一の存在だったぞ そのおいしいミツの効果自体好物のグミ2個分というなかなかのものだし 専用道具の効果もこの特性を考慮してあったから、本家以外での活躍は十分期待できると思う。 ↑追記 よく見たら普通に下でこのことについて触れてあった。やっぱりみつあつめはいらない子なんかじゃない。 ↑全 XYにて草むらにてあまいミツを使うと必ず群れバトルになるという仕様になったぞ! 努力値ぶりの心強い味方だ!あまいかおりの方がいいとか言うな。 ↑一度あまいミツを選べば、あとはX押してA連打するだけで繰り返し使えるという利点はある。 鳴き声でポケモンの判別は可能。つまり画面を見なくても操作できるんだ。 ↑全 サン・ムーンからはあまいミツ絡みで色々仕様が変わった。 普通にフレンドリィショップで売られるようになったが売買価が3倍になり、(売価が50円→150円、購入は300円) フィールドであまいかおりが使えなくなったが群れバトル自体が廃止。(仲間呼びはあるけど) 更にみつあつめ使いにアブリボン系統が追加。蜜を取り巻く環境が良くなったのか悪くなったのか…。 ↑剣盾では技をフィールドで使うことができなくなりあまいかおり効果のあまいミツはただの換金アイテムとなった おこづかい稼ぎの補助ができるようになったと考えれば悪くない気がする…が その用途だと売却以外に使えるアイテムやあまいミツより高価なアイテムを拾ってくるものひろいの劣化という 一応ものひろいは低レベルだとあまりいいものを拾わないので完全劣化でもないが ブーンwwwwwwブンwwwwwww釈迦wwwwwwwww ⊂二二二二( ^ω^)二二二⊃⊂二二二(^ω^ )二二二二⊃ ブブンwwwwwwブーンwwwwwwwwwwwww 草食系とかマジ勘弁wwwwwwwwww 隠れ特性"はりきり"解禁。 圧倒的火力を活かせるのは残念ながら虫食いのみ。やはりミツハニーは特殊型安定か ↑おまけにエアカッター、あやしいかぜ、どろかけ、スピードスター、いとをはくと両立不可。 豊富なサブウエポンを削ってまではりきりにする価値はあるのか…? BW2でむしのさざめきを習得! 特殊型もネタじゃなくなったな!! BW2では迷いの森の隠し穴に固定シンボルで出現する…が、初見で正体を見抜くことができる人は非常に少ないと思われる。 つまりどういうことかというとドットがぐちゃぐちゃなのである。 因みに自分は初見時にピカチュウの生首に羽が生えて飛んでいるようにしか見えなかった XYでは映し身の洞窟にミツハニー♂を使うトレーナーがいる。ダブルバトルなのだが相方のポケモンが… XYから登場した群れバトルでは♂が大いに活躍。 序盤で捕まえられる、あまいかおりで群れを引き寄せてくれる、 みつあつめであまいミツを拾ってきてくれる、がくしゅうそうちで幾ら経験値を貰っても間違って進化する心配がない etc… 拾ってきたあまいミツは手持ちにミツハニーがいないときに群れを引き寄せる手段として便利。 SMでは同種の♂と♀を預けた場合は、どちらかのボールが半々の確率で遺伝するようになった。 これによって、隠れ特性の♀親さえ用意すれば他のボールに入った隠れ特性の個体を入手することも容易になり、 一部のポケモンは過去作限定のサファリ、ガンテツ、コンペボールと隠れ特性を両立することも可能になった。 つまり第7世代でガンテツorコンペボール入り隠れ特性ビークインを作るには、ミツハニー♂の存在が必要不可欠なのである。 (当時サファリボールは不可、後に剣盾DLCで解禁。ウルトラボールも剣盾で解禁) オシャボ勢にとっては、ビークインの厳選において初めてミツハニー♂の存在が意味をなすようになったのである。 技マシンの使えない雑魚ポケ扱いの割には、シンオウ以降だとアローラまでの全部の図鑑に載っている。 技マシン使えない族の中ではコイキング、メタモンに次ぐ出現範囲だと思う。 一体何を開発に気に入られたのだろう? ↑Switchシリーズにも初代組+メルメタルしかいないピカブイを除き今のところ皆勤賞 ↑↑上に「ウルトラボールも剣盾で解禁」と書かれている通り、実際にはアローラ図鑑には載っておらず、第7世代では一切出現しない。 剣盾ではシンボルエンカウントで出てくる上、フィールド上でもよく見れば♂と♀の区別がつく。 このため草むらに飛び込まなくても♀のミツハニーを探し当てるのが簡単になった。 ♂が余計に障害物扱いされたように感じるのは気のせいだ。 SVには初回内定! 落とし物は「ミツハニーの蜜」で、むしのさざめき・エアカッターのわざマシン作成に必要。 DLCの技マシンにて、なんととびかかる習得。アタッカー サポート性能に磨きがかかった一方でわざマシン化したダブルウィングは覚えず…。 アタッカー型にするなら飛行テラスでテラバ とびかかるで攻めていく形となるか。 ポケモンGOでは捕獲時の砂が多いため、捕まえること自体のメリットが大きい 加えて進化のシステム上アメのためにオスメス問わず一定数捕獲が必要となるため、♂のミツハニーが最も立場がよい作品だろう。 有り体に言えば捕まえて逃がされるだけだが、メスもどうせ選りすぐりの高個体値もしくは高CP以外は同じ運命を辿るんだ ミツハニー ガチで技考察 特性考察 ネタ型みんなもミツハニーをガチで使ってみよう型 特殊型 こだわりスカーフ型 こだわりメガネ型 こだわりハチマキ型 ダイマックスエース型 テガミバチ型 テラスタル型 対ミツハニー特化型 覚える技レベルアップ 技マシン(SV) 過去作限定技 遺伝 ガチで技考察 物理技 タイプ 威力 命中(はりきり) 追加効果 備考 むしくい 虫 60(90) 100(80) きのみ奪取 命中安定だが通りが悪く火力も不足気味。 とびかかる 虫 80(120) 100(80) 攻撃↓ SVにおけるミツハニーの最大火力。追加効果は優秀だが、自身の耐久では活かしづらい。味方へのサポート用。 はいよるいちげき 虫 70(105) 100(80) 特攻↓ 藍の円盤で新規獲得。こちらも追加効果は優秀だが、やはり味方へのサポート用。 テラバースト 無 80(120) 100(80) テラスタルでタイプ変化 テラスタイプ虫か飛行なら最大火力。タイプを別にして役割破壊にも。ACの最終数値次第で特殊技にもなる。 ダブルウイング 飛 40(60)*2 90(72) - 過去作限定。ミツハニーの最大火力。はりきりでは命中不安なのでサポートが欲しい。ちなみに碧の仮面で技マシンになったが何故かミツハニーは習得不可。 がむしゃら 無 - 100(80) - きあいのタスキと併せて相手のHPをごっそり奪う。 特殊技 タイプ 威力 命中 追加効果 備考 むしのさざめき 虫 90(135) 100 音技 身代わり貫通。威力ははりきりむしくいと同等。 むしのていこう 虫 50(75) 100 特攻↓ 妨害技だが、自身の耐久では活かしづらい。味方へのサポート用。 かぜおこし 飛 40(60) 100 - 一致技だが威力はすこぶる低い。テラスタルで威力60になるが、テラバーストの方がいいか。 いびき 無 50(75) 100 怯み30% ねむるを覚えないため受動的にしか活かせない。 エアカッター 飛 60(90) 95 急所ランク+1 過去作限定。かぜおこしよりはマシな火力が出る。 スピードスター 無 60 - 必中 過去作限定。必中効果が活かせる場面は少ないか。 どろかけ 地 20(30) 100 命中↓ 過去作限定。命中低下による妨害、またはダイアースとして。 あやしいかぜ 霊 60(90) 100 全能力↑10% 過去作限定。対ゴースト。第8世代では使用不可。 変化技 タイプ 命中 備考 あまいかおり 無 回避率↓2 はりきりによる命中不安の解消。ふいうち回避にも。 いとをはく 虫 素早さ↓2 過去作限定。サポートに徹するなら。交代されない限り永続。 おいかぜ 飛 - 過去作限定。サポートに徹するなら。ターン制限はあるが交代されても効果が続く。 ヒンバスのページからコピペ。 特性考察 みつあつめ 対戦では効果のない特性。 トレース対策になるため、採用するならサポート型か特殊型で。 はりきり 物理型ならこれで確定。この特性のおかげで攻撃種族値からは想像もつかない火力が出る。 しかし物理の主砲は低威力のむしくいか命中不安のダブルウイングのみ。 どちらもはがねタイプに半減されるのも無視できない欠点。 ネタ型 みんなもミツハニーをガチで使ってみよう型 性格:素早さ↑ タスキの場合は耐久↓推奨 性別:♂推奨 努力値:素早さ252 残りは仮想敵に合わせてご自由に 持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ 確定技:おいかぜ/がむしゃら 選択技:むしくい/エアカッター/あやしいかぜ/どろかけ/あまいかおり 初登場時の不遇が嘘のようにどんどん強化されてきているミツハニーに、主に追い風サポートをやらせようという型。 BWで追い風のターンが4ターンに伸びたことで、ミツハニーの株が上昇した。 素早さは70とそこそこ。追い風をすれば神速を誇る。 基本的に先発。先制技のない相手には追い風→タスキ耐え→がむしゃらで散って後続に暴れてもらう。 先制技持ちが相手の場合は、追い風かがむしゃらかのどちらかを諦める。 低耐久ゆえ、先制技程度の威力でもがむしゃらで大ダメージを与えられるようになる。 少なくとも1匹は機能停止に追い込める力を持っているといえよう。 注意すべきはタスキ貫通の連続技。 何も出来ずに退場の危険があるので、見せ合いでロックブラスト使い等がいる場合は名残惜しいが選出は控えた方がいいだろう。 がむしゃらがゴーストに通らない点も気をつけておこう。よく知っている人はミツハニー対策をしてくる恐れがある。 また、火力がないのをいいことに積みの起点にされないよう注意。 特に素早さUP系の積み技をされると、ミツハニーは速いので問題ないが後続が追い風下ですら相手に抜かれる危険がある。 対処できるかどうかをよく見極めておきたい。 あえてタスキではなくスカーフを持たせて、先制追い風→一撃死で後続に追い風ターンをフル活用させる作戦も一考。 余裕があれば虫食いで存在感をアピールし、どろかけで相手をおちょくってみよう。 ミツハニーのアイデンティティであるあまいかおりは、後続が低命中技を使うなら採用の余地があるかもしれない。 エアカッターは特攻252振りでHP4振りキノガッサを高乱数1発。 スカーフで性格をひかえめにすればインファ後のヘラクロスを確定1発。 酷いといわれる複合タイプではあるが、地面無効、草格闘1/4とメジャーどころに耐性を持つので しんかのきせきを持たせて耐久特化し、追い風始動を複数回狙うのもアリかもしれない。タスキよりは安定しないが。 輝石を使う場合はがむしゃらが使いにくくなるが、個性を発揮するためには必須。 ミツハニー♂参考動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm13100856 特殊型 性格 おくびょうorひかえめ 性別:♂推奨 努力値:特攻252 素早さ252 防御or特防4 持ち物:こだわりスカーフ・こだわりメガネ・ものしりメガネ・たつじんのおび・いのちのたまなど 確定技:むしのさざめき 選択技:エアカッター/スピードスター/どろかけ/あやしいかぜ プラチナで教え技を6つも貰って大幅にパワーアップしたんだぜ! どろかけで牽制しつつあやしいかぜでのパワーアップを狙う…、強引か。 回避率を上げた相手にはあまいかおりを放つと見せかけてスピードスターで攻撃! これで間違いなく意表はつける。 BW2にて新たに習得したむしのさざめきを確定技に追加 耐久がH252のみのナッシーならこちらが臆病でも 確一で落とせる、ミツハニー始まりすぎだろ こだわりスカーフ型 性格 おくびょう 性別:♂ 努力値:特攻252 素早さ252 防御or特防4 持ち物:こだわりスカーフ 技:エアカッター/あまいかおり なんと最速であの130族まで抜ける! 困ったら甘い香りで敵の戦意を喪失させろ! 間違えて進化させないように性別は♂にしておくのといいだろう こだわりメガネ型 性格 おくびょう 性別:♂ 努力値:特攻252 素早さ252 防御or特防4 持ち物:こだわりメガネ 確定技:むしのさざめき 選択技:エアカッター/あやしいかぜ/どろかけ/あまいかおり 相手の個体値が6Vでも無振りキノガッサを確定一発で葬り去れるという脅威の攻撃能力 そして相手のメイン技の草技と格闘技は1/4!まさにキノガッサ受けとして最高の能力と言えよう。 素早さは同じなので先手を取れるかどうかは運なので注意 間違えて進化させないように性別は♂にしておくのといいだろう ↑ストーンエッ…って何をすくぁwせdrftgyふじこlp ↑ストーンエッジなんて大技使わなくてもいわおとしで充分…… あれ、オスハニーさん?何で僕にエアカッターを撃とうとしてるんですか? こだわりハチマキ型 努力値 攻撃素早さ252 防御or特防4 持ち物 こだわりハチマキ 特性:はりきり 技 むしくい/あまいかおり 虫食いの威力はあのコクーンを軽く上回る。ミツハニー始まったな! ダイマックスエース型 性格 いじっばり、ようき 性別:♂ 努力値:攻撃252 素早さ252 防御or特防4 持ち物:いのちのたま、気合いのタスキ、進化の輝石 技:ダブルウイング/むしくい はりきりもちの例にもれずこいつも8世代で超強化だ蜂だけに はりきりで強化されたダイジェットで素早さ強化しつつ相手を倒せ場合によってはダイワームで相手の弱体化も狙えるぞ デリバードやワシボン、トゲキッスでやったほうが強いぞ! 一応ワシボンには素早さだけ上回っているので完全劣化ではないかも テガミバチ型 性別:♂ 持ち物:メール 技:他の型を参照。 ※なりきり型ではない。便宜上の型名称です。 「トリック」・「すりかえ」による「拘り系」の押し付けを防止する。その後相手に一撃を与える。 体感的には、特性「ねんちゃく」と同類の効果がある。 最大の弱点は、見せ合いの時点で道具がばれる事。 奇跡的な展開により、ロトムに勝ったという伝説がある。 この項とは関係ないがなりきりのテガミバチをみてすごく悲しい気分になったのは俺だけでいい… テラスタル型 性別:♂ 性格 ようき/いじっぱり/ひかえめ/おくびょう 努力値:S252は確定。残りはAかCに252 特性 物理型ならはりきり、特殊型ならみつあつめ 持ち物 お好みで テラスタイプ:お好みで 確定技:テラバースト 選択技:むしのさざめきorむしくいorとびかかる/むしのていこう/かぜおこし/いびき/あまいかおり どこぞの鯉王と違ってちゃんとテラバーストを覚えるんだぜ。 という訳でテラバースト考察。 わざ 威力 命中 テラスタイプ 備考 テラバースト 80 100 炎 ハッサム、フォレトス、ユキノオー、モスノウ、アローラサンドパン、ハハコモリに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 水 バクーダ、セキタンザン、ヒスイウインディ、ゴローニャ、マグカルゴに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 電気 ギャラドス、ペリッパー、スワンナ、ウッウに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 草 ヌオー、トリトドン、ナマズン、カジリガメ、ゴローニャに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 氷 カイリュー、ボーマンダ、チルタリス、ガブリアス、トロピウス、ワタッコ、オンバーン、アップリュー、タルップル、リククラゲ、フクスロー、レックウザ、ランドロス、ドダイトス、グライオン、スカイフォルムシェイミ、カミッチュに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 格闘 マニューラ、バンギラス、ドドゲザン、パオジアン、ヒスイクレベース、アローラサンドパン、ダイノーズに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 毒 パルデアに4倍弱点が…居ない。 テラバースト 80 100 地面 ジバコイル、エンニュート、セキタンザン、ストリンダー、キラフロル、ブロロローム、テツノドクガ、テツノイバラ、ヒードラン、ヒスイウインディ、アローラゴローニャ、マグカルゴ、ダイノーズに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 飛行 キノガッサ、ヘラクロス、チヲハウハネ、ブリガロン、ヒスイジュナイパー、ヒスイドレディア、ハハコモリに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 超 ドクロッグ、オオニューラ、イイネイヌに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 虫 ノクタス、マスカーニャ、アラブルタケ、チオンジェン、テツノイサハ、ときはなたれしフーパ、バドレックス、ザルード、ダーテングに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 岩 ストライク、アメモース、ビークイン、ウルガモス、リザードン、デリバード、ビビヨン、ファイアロー、オドリドリ(めらめら)、モスノウファイヤー、フリーザー、メガヤンマに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 霊 いましめられしフーパ、バドレックス(こくばじょうのすがた)に一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 龍 4倍弱点が…居ない。 テラバースト 80 100 悪 いましめられしフーパ、バドレックス(こくばじょうのすがた)に一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 鋼 メレシー、ディアンシー、ヒスイクレベース、アローラキュウコンに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 妖 サザンドラ、トドロクツキ、コライドン、ジャラランガに一泡吹かせる。 テラバースト 80 100 無 そもそも弱点をつける相手が…居ない。 対ミツハニー特化型 性別:♂ 性格 いじっぱり/ひかえめ 努力値 攻撃or特攻素早さ252HP4 持ち物 こだわりスカーフ 技 テラバースト テラスタイプ:じめん ミツハニー合戦に是非。 ↑メガネorハチマキテラバ岩だと思ったらテラバ地かよw ↑仲間は傷つけないってことだな!!流石だぜ、ミツハニー様!! 覚える技 レベルアップ SV 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 1 あまいかおり - 100 ノーマル 変化 20 1 かぜおこし 40 100 ひこう 特殊 35 1 むしのていこう 50 100 むし 特殊 20 1 むしくい 60 100 むし 物理 20 技マシン(SV) No. 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 技15 むしのていこう 50 100 むし 特殊 20 Lv1 技70 ねごと - - ノーマル 変化 10 技162 むしのさざめき 90 100 むし 特殊 10 技171 テラバースト 80 100 ノーマル 特殊 10 技182 むしくい 60 100 むし 物理 20 Lv1 技185 とびかかる 80 100 むし 物理 15 技205 がむしゃら - 100 ノーマル 物理 5 技219 はいよるいちげき 70 90 むし 物理 10 過去作限定技 ※その技を覚えられる一番最新の世代にのみ記載。赤字はSV未対応技。 世代 覚える技 第4世代 いとをはく、どろかけ、エアカッター(教え技) 第5世代 第6世代 第7世代 おいかぜ(教え技) 第8世代 いびき(マシン、剣盾)ダブルウイング(教え技、剣盾)スピードスター、あやしいかぜ(教え技、アルセウス) 遺伝 タマゴグループ 虫 性別 ♂:♀=7:1 進化 ミツハニー(Lv21、♀のみ)→ビークイン
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事態は収束した。闖入者ウルカヌス・は倒され、オニクス十式はルイズの使い魔となった。これで何もかもが丸く収ま------- らなかった。 直後に教師陣が中庭に集結し、ルイズとオニクス、コルベールとその他一部の生徒が校長室に呼び出された。 待っていたのは質問攻め。 あの敵はなんなのか? 敵の目的。 オニクスとウルカヌスの関係性。 そしてオニクスの正体。 オニクスとルイズとその他の人たちは、本当のことを嘘偽りなく話した。 「ではあのウルカヌスワンとやらも、アナタも『神』だと?」 「そうだ」 「そしてこれから自分がいる限り、この学園にはあのような連中がやってくると」 「断言はできんがおそらく」 オニクスは教師らの質問に全て答えられる範囲で答えた。この質問攻めの開始された時から広がっていた教師陣の動揺は、さらに広がっている。 動揺せずがっしりと構えているのは、オールド・オスマンとその秘書ロングビル、そして数名の聡明な教師だけだ。 (馬鹿な…あのようなものが12体も、しかもここを襲ってくる可能性があるというのか) (神を従える生徒なんて、聞いたことがない!) (早急に排除すべきだ) (恐れ多い、神の眷属を従えようなど…) (またヴァリエールがやらかしたのか) その雰囲気にも、オニクスは黙って耐えている。まるで聞く耳を持たないかのように。逆にルイズは不安だった。 あの時は気付かなかったが、確かに神を従える魔術師など、神話やおとぎ話の中でしか聞いたことがない。すごいことはすごいが、手放しで喜べることでは無さそうだ。 「オールド・オスマン、我々はこのオニクスの追放を提案します」 一人の若い教師が言った。それに感化されるかのように、他の教師も彼に呼応してオスマンにオニクスの追放を提案する。 「そうだ!これはヴァリエールにとってもよくない!」 「ここが消滅してからでは遅いのですよ!」 だがオスマンは黙ったまま。ルイズはつばを飲み込み、依然としてオニクスは押し黙っている。 「オールド・オスマン!」 「静まれ、静まらんか」 不意にオスマンが声を上げ、一斉に教師達が沈黙する。 「まぁ、ええじゃないか」 「しかし」 「例え手に入れたとしても、使いこなせるわけではなかろう?半人前の魔法使いに高位の魔道書を与えても、扱えないのと同じじゃ。だから、そこは彼女に任せてみても良かろう? それに、オニクス殿」 「なんだ?」 「もしここに敵がやってきたとしても、お前さんが戦ってくれるんじゃろ?」 「ここの安全は保証しないがな」 オニクスは平然と言い放つ。 「その時はその時じゃ、わしは、ヴァリエールとこの使い魔にすべてを任せてみてもいいと思うぞ」 オスマンの一言で、教師陣は沈黙する。この老いた魔法使いの放つ言葉には、何というか威厳というか、妙な説得力があった。 それに押されてしまったのだろう、もうオスマンに反抗の意を唱えるものはなかった。 「…ご覧の通り、皆納得したようじゃ。ささ、でてったでてった」 夜。ルイズはクッタクタに疲れていて、自分の部屋に戻るや否や、ベッドに倒れふしてしまった。続いてドアをくぐるように、オニクスがルイズの部屋に入る。 「ふはぁ…あんたのせいで、疲れたわ」 「そうか」 またしてもオニクスは、単調な返事を返す。まるでホンモノのロボットのように。ルイズは少し頭に来た。 「あんたさ、もうちょっとなんかないわけ?」 「なにかないかとは」 「もうちょっと『ごめんなさい』とか、『すいませんでしたぁ』とか、あるでしょ」 「謝る必要性はない」 「はぁ?」 「俺は自分の身を守ったまで。お前は確かにウルカヌスに殺されかけたかもしれんが、それはウルカヌスが悪いのであって、俺は全くの無罪だ」 「あんた、召還されてすぐに私にした悪行の数々を、忘れたって言うの……!?」 「…そうだったな。だが、アレも半ば自業自得だろうに。もう少しやんわりとした言い方は出来ないのか」 「使い魔に対してしつけをして何がいけないってのよ!」 「そうか、使い魔は人間以下の存在なのか。俺も堕したな、昔はもう少しマシに扱われていた」 「そりゃ神様だものね」 …彼らのコンビネーションは当分よくはならなさそうだ。 「そういえば、ルイズ」 ふと、オニクスが声をかけた。本来ならルイズはここで 「ちょっと、もうちょっとよびかたがあるでしょ!?『御主人様』とか(以下略 などと怒鳴りつける所なのだが、ルイズにはその気力すらなかった。 「ぁによ」 「使い魔とは何をすればいいのだ」 「ああ、そうね。それをまだ言ってなかった」 ルイズはベッドから身を上げると、オニクスを見上げて説明を開始した。 「……まず、使い魔は主人の目となり、耳となる能力を与えられるわ」 「で、俺はそうなってるか?」 「全然。だから、これは無理ね。 えーと、それから使い魔はね、主人の望むものを見つけてくるの。例えば秘薬の材料とか……」 「そんな能力は俺にはないし、必要なかろう」 「むかつく言い方するわね…さいごに、これが一番重要。使い魔は主人を守る存在でもあるの。その能力で主人を敵から守るのが一番の役目!」 「それならば俺で…事足りるな。それだけか」 「そうね、それ以外は特にないわ」 オニクスは納得したのか、顔を伏せる。 「そうだ、私はもうそろそろ寝るから、洗濯よろしくね。そこのカゴに入ってるから。後、朝は起こしてね。じゃおやすみ」 ルイズはそういって、ベッドの中に潜り込んだ。 オニクスは呆然としてしまった。 「…洗濯、だと?この俺に、洗濯だと?」 数時間後の早朝 窓を越え、地上へと跳躍する。カゴを足下に置き、オニクスは虚空を見つめた。 「…ふざけてやがる」 ここは神話界、そのものだった。魔法が世界の常識で、神話が人々の間に浸透し、エルフが、亜人が、当たり前に存在する。 科学に彩られたあの世界のことを思い出しながら、彼は洗濯する場所を探して歩き出した。 そういえば、あの世界では洗濯も機械が代行してくれるのだったか。つくづく怠惰な世界だ。だが、皮肉なことに怠惰も技術を進める原動力のひとつである。 ○○を誰かがやってくれたなら、俺はそれをしなくて良い。 そういう思想が、案外発明を生み出す原動力になる。そしてそこに情熱が加わり、熱意となり、発明への努力に昇華される。 「…」 洗濯場を探しながら、彼はそんなことを考えていた。 洗濯場はほどなくして見つかったが、洗濯の方法がわからない。かの最高神も、洗濯まではしたことがなかったらしく、洗濯の方法は何度思い返しても思い出せない。 べつに洗濯をしないであの少女の元に戻り、口喧嘩になってもいいのだが、それはそれで面倒だとオニクスは思った。 「どうするべきか」 口に出してつぶやく。状況は、悪くなるばかりである。 「あ、あの…」 後ろから、誰かがオニクスに声をかけた。オニクスは振り向き、それを見下ろす。 メイド服を来た少女が、困った顔をして彼を見つめている。 オニクスの背は高い(2m10cm前後)。自然と見上げる形になる少女。オニクスは何となくかがみ、少女と近い高さをキープした。 「この学園にはメイドがいるのか?」 「そ、そうです。雑用は私たちの仕事で」 「雑用とは?」 「掃除とか、洗濯とか、料理とか…」 「…大変そうだな。で、洗濯か」 「はい、でも、あなたも洗濯物、持ってますよね?てことは、あなたが先じゃ」 「俺はいい。それより、後でいいから教えて欲しいことがあるんだ」 「はい、私に出来ることなら」 「…洗濯を、教えてくれ」 オニクスはメイド…シエスタの洗濯の様子を黙って見学していた。彼女はさながらプロフェッショナルのような手つきで洗濯を済ませていく。 オニクスは妙に感心してしまった。 「そういえばあなたも、誰かの使い魔なんでしたっけ」 「ルイズ…とか言ったか。あのクソガキの使い魔さ」 彼女はオニクスと会話をしながら、既に自分の洗濯を8割がた済ませている。 「名前は?」 「十式オニクス。オニクスでいい」 「なんか、厳つい名前ですね」 「…そうだな」 もしオニクスが人間なら、微笑を浮かべていたことだろう。昔の世界では絶対に味わえなかった、日常的な風景。こういうことを求めていたのかもしれない。オニクスは一人心中でつぶやく。 そうこうするうちにシエスタが洗濯を終え、オニクスに声をかけた。 「終わりましたから、洗濯カゴを持ってこっちへ!」 「わかった」 オニクスは生まれてはじめての洗濯に臨む。 結果は… 最早語るまい。 朝。 しばしの眠りから目覚め、オニクスは起動した。そして昨晩ルイズに言われた通りに、彼女を起こしにかかった。 「起きろ、ルイズ」 ゆさゆさ。 彼女の肩を揺するが、彼女は起きる様子を見せない。 「う~~ん…うるちゃい、うるちゃい、ぜろじゃないもぉ~ん」 「寝ぼけてないで起きてくれ」 「メロンパン…かゆ………うま……」 「起きろ!」 「右斜め四十五度、これアタシの角度ね~」 朝からどんな景気の夢を見ているのかも気になったが、オニクスは腹が立った。せっかく言われた通りに起こしてやったのに、なんだろうかこの態度は。と、思ったわけだ。 なので、少々荒っぽい手段をとることにした。手を手刀の形に固定し、狙いをつけ、上に振りかぶり、 「起きろ!!」 ルイズの額に、おもいっきり振り下ろした。 「嫌ぁあああああああ!! ホァアアアアア!!ホァアアアアアア!!! 天皇陛下BANZAI !!!!!!!!!」 煩かったので、もう一発チョップを決めた。 効果はてきめんだったが、お陰で朝からルイズの失敗魔法を喰らったオニクス。 ダメージ自体は少ないが、おかげでオニクスは「この主人とのコンビネーションには期待出来ない」と、つくづく思った。 一人と一機は今階段を下り、授業へと向かっている。 「ったく、洗濯ものはボロ雑巾になってるし、朝からチョップで起こされるし、ろくなことがないわよ!」 「自業自得だろうが」 「うるさいわねっ、もうちょっとマシな起こし方は出来ないの!?」 「じゃあ次からボルカノハンマーで頭をカチ割ってやろう」 「それじゃ永眠しちゃうわよ!!」 「ならお前の夢に介入して悪夢を見せてやろうか」 「悪夢で目が覚めるなんて最悪じゃないの!」 「なら少々強めの電気ショックと行くか」 「半身不随にするつもり!?」 「全身でもいいだろう。一生眠れるぞ」 「そういう問題じゃないわよ!」 とにかく二人の朝は、当分喧嘩が定例になりそうだ。 話を少し変え、時間を少し戻そう。 視点をルイズとオニクスから移し、 ギーシュという少年に向けてみることにする。 その少年はドットメイジで、貴族で、ワルキューレの使い手「青銅のギーシュ」として、学園ではある程度名の知れた魔法使いであった。 だが彼は、もっと強くなりたかった。志ある人間なら当たり前かもしれないが、彼もまた向上心が高く、誰よりも上を目指していた。 数体のワルキューレが使えても、それではまだ駄目だ。自分よりワルキューレの使い手などいくらでもいる。 そうして少しばかりの壁に突き当たっていたギーシュは、二日程前に、ある拾い物をした。 それは、青みを帯びた小石だった。親指程の大きさで、なんと顔のような模様が極めて精巧に彫り込まれている。ギーシュはこれを何故だか気に入り、持ち歩くことにした。 その小石には、自分のように美しい男の顔が彫られていた。 そして授業。 自分の得意とする、錬金の授業だったか。 ギーシュは指名され、おもむろに教師に言われた通りに鉄屑に魔法をかけた。するとどうだろうか。 本人は軽くひねった程度のつもりだったのに、鉄屑はなんと金塊に変わった。 これにはギーシュも驚いた。その後も、ギーシュの魔法はとどまる所を知らなかった。 出せるワルキューレは八騎に増え その作りは精巧になり 動きも人間に近くなり まるで、マジックアイテムで急に強くなったかのような感覚。ギーシュは興奮した。これなら学年一位とて夢ではない。 そのせいで、彼は石のことなどすっかり忘れてしまった。 それ以来、石は彼の右ポケットに入っている。 そして時は動き出す。元の時間へと、元の視点へと戻ろう。 ルイズは席に着いていた。既に授業は開始され、黒板にはチョークで字が描かれ、彼女はそれを写し取る。だが、今回の授業は、いつもと違う所があった、 「静かすぎる」。 いつもなら数名の生徒の雑談や、紙切れを回してのしりとり、ペン回しもろもろが見受けられる。それが正しい「それなりの学生の授業」のはずだ。 そしてそれを注意する教師の声もまた、日常の一部。 だが、今日の授業にはそれが全くない。 静か過ぎた。 原因は、後ろで壁にもたれかかるオニクス十式、彼にあった。 先日その力を遠慮なく見せつけてしまった彼の噂は、瞬く間に学校中に広まっており、しかも噂には尾びれまでついて、物騒なものになっている。 使い魔達もまた彼の存在を警戒し、静寂を保っている。 曰く「その手からは詠唱もなしにあらゆるものを生み出す」 曰く「身の丈程もある剣の使い手で、剣は輝き全てを切り裂く」 曰く「金色の羽で空を駆け、破壊の杖で天を灼く」 曰く「R-2とR-3と合体し、無敵のスーパーロボSRXになる」 そんな物騒な噂のせいで、今日の教室は静かなのだ。 そんな中でも、ルイズはいつもと変わらず熱心にノートを写し取る。唯一いつもと変わらないのは、彼女ぐらいだろうか。 黒板に再び字を書き始めたシュヴルーズのチョークを追い、それを書き取る。雑談には加わらず、ただそれに専念する彼女。 そう、いつもならそれで終わり。 だが、今朝は少し違った。 シュヴルーズが、前で錬金の実技をする有志を募っている。 (…普通いく奴はいないわよね) ルイズはノートを写しながら、その光景を見つめていた。そして、瞬間ペン先への意識がおろそかになった刹那に、それは起きた。 乾いた音ともに、えんぴつが折れた。 「あ」 「ちょうどいい。ミス・ヴァリエール、今回の実技はあなたがやりなさい」 完全なるこじつけ。 だが、ルイズは渋々従った。 オニクスは授業の風景を見つめていた。 どうやら「四大元素」という考え方は、どこの世界でも共通のようだ。そして今回の授業で扱うのは「土」。 見た所オニクスが小指でひねれば出来る程の魔術ばかりであったが、細かい理論の違いをオニクスは探したりしてしばしの暇つぶしをしていた。 ふと、前の方で教師(シュヴルーズと言ったか)が、実技の有志を募っている。 (誰がいくだろうか) オニクスは少し気になり、生徒達に眼をやる。 手を挙げかけで引っ込めるもの。 そもそも手を上げる気がないもの。 種類は様々だ。そして自分の主人は、後者に属していた。 (指名になるか) すると、オニクスの聴覚は乾いた音を捉えた。鉛筆の芯が、折れる音だ。音源は主人たるルイズの鉛筆。彼女の鉛筆が折れたのだった。 シュヴルーズはこれをチャンスとばかりに彼女を指名し、実技を行わせるよう促した。ルイズは立ち上がり教卓へと向かう。 すると、一人の女生徒が立ち上がってシュヴルーズに言った。 「先生、危険です」 そうだ。危険だ。その威力は十分知っている。ウルカヌスにダメージを与える程なのだから、この教室の机を全て吹き飛ばすくらいのことは出来そうだ。 それは自分に取っても、この場の全員にとっても危険だ。 ルイズはその長身の女生徒に抗議し、周りの文句を無視して詠唱を始めた。 オニクスは杖に注視する。 魔力の具合を見るオニクス。 人によって魔力の質は微妙に異なる。Aという人間とBという人間の魔力は、違うものだ。ゆえに、人によって得意な属性苦手な属性があるし、差異が出てくる。 その中でもルイズは特に、個性的なものだ。何でも爆発に還元する力、といった所だろうか。昨日あたりでオニクスは結論づけていたが、実物を見れば何かわかるかもしれない。 そう思って、これは少し楽しみにしていたのだ。 (さて、どうなることやら) 魔力が生成され、回路を伝って杖へと。 杖から大気へ放出される一瞬、そこに手がかりがある。 オニクスは注視した。 杖から変換された魔力が大気に放出される。 本来ならそれは石に到達して、奇跡を起こし石を砂なり鉄なりに変える。 だが、ルイズの場合は違った。 魔力は石に到達。 そして、魔力は役目を果たすことなく、すぐに外部へと拡散していく。 爆発へと変換され。 「…!!」 よくわからない。だが、危ないことは明らかだった。オニクスは動いた。右腕の掌を向け、高らかに叫ぶ。 「銃の腕(ゲヴェーア・アルム)!!」 瞬間、掌から閃光がほとばしった。青い閃光は机の上の小石を魔力ごと消し飛ばし、惨事は免れた。 そして教室の人間の視線は当然、オニクスに向く。 「…オニクス?何してるのかしら?」 約一名、怒りの視線を向ける人間もいる。(無論ルイズだ) だがオニクスはあくまで冷静に対応した。 「失敗するぞ」 「何言ってるのよ!私の魔法が失敗するはずないでしょ!」 「嘘をつけ。どれ、俺が手本を見せてやろう」 オニクスは机の間を横切り、教卓の隣にいるルイズに相対した。後ろではシュヴルーズが「ちょwwwおまっwww」と言った顔でオニクスを引き止めている。 「あなたなんですか?使い魔なら後ろで静かに…」 「もう一個石を用意しろ」 「ハ?」 「聞こえなかったのか、『もう一個石を用意しろ』」 有無を言わさぬオニクスのドスの利いた声に、思わずシュヴルーズは小石を用意してしまった。そしてオニクスは拳大の小石を、教卓の上に置く。そしてそれに向けて手をかざした。 「………」 ナーブケーブルを石に展開し、一瞬で組成を組み替える。小石は人形になり、着色された。 数秒後教卓の上にあったのは、ルイズとそっくりな精巧な人形だった。生徒の拍手と「おお~」という賞賛の声が漏れる。そしてオニクスが指を鳴らすと、ルイズ人形が動き出した。 「ウルチャイ!ウルチャイ!ゼロジャナイモン、ゼロジャナイモン」 その怒り狂う姿は、見事にルイズそっくりだ。 ルイズは赤面し、再び賞賛の声。 そしてオニクスがもう一度、指を鳴らすとルイズ人形は爆発した。そして爆発の煙が晴れると、そこには鳩が立っていた。真っ白な鳩だ。 「…こんなところか」 「お…お見事」 思わずシュヴルーズも声を漏らす。一方で不愉快なのはルイズだ。 「オ・二・ク・ス~っ」 「文句か」 「使い魔のくせにアタシより目立つんじゃないわよ!今日は昼食抜きよっ!!」 鳩が開いた窓から、外に飛び出していった。 次 回 予 告 プライド高き少年の些細な失敗は、 邂逅への鍵となる。 彼の手にした魔性の力は 黒き機神に悪い予感を抱かせた。 次回「青銅」 機械を纏った神々の戦いが、始まる。
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時は過ぎ、昼休み。生徒の大半は、昼食をとっている。 オニクスに昼食は要らなかった。ほぼ無尽蔵のエネルギーを誇る彼に、食事の補給など必要なかった。 ルイズはまたしても敗北した気分で、昼食を食っていた。これでは昼食抜きの意味がない。 オニクスは食堂の壁にもたれかかり、ぼんやりと時の経過を待っていた。 戦うために生み出された自分に平常時に出来ることなど何一つなく、食事時などは特に暇だ。戦争がしたいわけではないが、彼は退屈だった。 それに彼女の近くにいても、また口喧嘩になるだけだろう。彼はそう判断して、この食堂の隅にいるのだった。 「…」 人間で言えば目をつむり、半ば眠っている状態だ。 だが、聴覚はきちんと働いている。 その聴覚が、あるとき、ひとつの音を捉えた。 「…!」 何かが砕ける音。直後に食堂は少し静まり返り、大きな声が響く。オニクスはシステムを平常モードに移行させ、音の方角を見つめた。 どうやら、何か揉め事が起こっているらしい。オニクスは視界にそれを捉える。メイドが一人、椅子にふんぞり返る男が一人。 ギーシュ・ド・グラモン。 オニクスは彼を何度か見かけていた。きざったらしい奴、と思っていたが、どうやらそのとばっちりを受けたようだ。 顔に奇麗な紅葉がついている。 「す、すみません!」 オニクスの目にまず飛び込んできたのは、メイド服の少女が、ギーシュに平謝りしている光景だった。 オニクスは近くにいた男子生徒に声をかけた。 「何事だ」 「えと、あのギーシュがさ、かくかくしかじか」 オニクスは全容を理解した。そして、その喧噪の方向へと足を進めた。 あのメイドには、ひとつ貸しがある。 「弱いものいじめはそこそこにしておけ」 ギーシュとシエスタの騒動の一部始終を見ていたルイズは驚いた。あの何でも無関心そうで無愛想な自分の使い魔が、なんとシエスタの助け舟に入ったではないか。 ルイズは興味がわいたので、それをもう少し見ていることにした。 「自分の過失で他人を責めるな」 「何を言っている、僕はこのメイドのせいで、二人もの女性のプライドを傷つけてしまったんだぞ」 「ハイリスクな行動を起こすならば周到にしろということだ。軽い気持ちでバクチをするな」 「バクチだと!?これは正しい行いだ、僕は多くの人を幸せに」 「出来ていないなら意味は無い」 「ゴーレムだか人造人間だがPTだか知らないが、そこまで僕を侮辱して済むと思うなよ」 「こないだの戦闘を見てまだその口が叩けるか、いい度胸をしている」 確かに以前のギーシュなら、尻尾を巻いて逃げ出していただろう。だが今のギーシュは違う。何だか知らないが絶好調だ。 ギーシュは負ける気がしなかった。 「決闘だ!ゼロの使い魔!」 「…愚かしい。だが、『痛まなければわからない』というアレもあるしな、ここは少し懲らしめてやろう」 「ふん、馬鹿め。ヴェストリの広場で待っている」 オニクスを尻目に去っていくギーシュ。 これを聞いていてもたってもいられないのは、ルイズとシエスタであった。 「オニクスさん!」 「…すまない、洗濯の借りを返すだけのつもりだたが、面倒なことになった」 シエスタがオニクスになかば懇願のように言った。 「私が謝ってきますから、ど、どうか決闘は」 「俺は負けない。俺は戦うために作られた。それで負けるはずが無い」 「でも、貴族の魔法を相手にしたらどんなに強い人だってやられちゃいます!」 「…心配は無用だ。俺が死んで悲しむものなどいない。俺は負けても勝っても、どうにもなりはしないさ」 「約一名悲しむわよっ!」 そこへ後ろから、大怪獣のような形相でルイズが歩いてくる。彼女は声を荒げてオニクスに言った。だがオニクスはさらりと受け流す。 「心配してくれるのか、嬉しいものだな」 「心配じゃないわよ!負けたらアタシが大恥かくでしょっ!」 「おおかたそんな所だろうとは思っていたが…」 「わかってるなら言うな!」 「それより、心配なら要らんぞ。俺は負けない、すくなくとも赤子の手をひねるくらい簡単だ」 「ひねりすぎもどうかとおもうけど…?」 「ああいう奴は、3回転ぐらいひねってやらないとわからない」 きっとオニクスに表情が出せたなら、彼は、笑っていただろう。だが、一方でオニクスは、悪い予感を感じていた。 (--------あの小僧、何かに『憑かれている』のか) だが、オニクスは悪い予感を頭から振り払い、集中する。憑き物が憑いているなら、振り払ってやるまでだ。 ヴェストリの広場。そこには多くの観衆が集まっていた。ルイズの使い魔と絶好調のギーシュ、どちらが勝つかで賭けが始まっている始末だ。 そして観衆の輪の中にたっているのは、ギーシュ、ただ1人。 「遅いぞ、ルイズの使い魔は」 そう。オニクスが来ない。十分が経過した今なおオニクスは来ない。 「捨てたのか、勝負を…!」 否、来ていた。 ギーシュの頭上、遥か上空。 彼は正々堂々戦う気など、はじめから無い。 「…面倒ごとは一発でけりをつけるに限る」 オニクスは右腕を天に掲げ、そこにエネルギーが集中していく、掌にたまったエネルギーはみるみる巨大なエネルギーの弾になり、一撃必中の「矢」となる。 そしてオニクスはセンサーのすべてを動員し、地上のギーシュを捉えた。 罠は無い 風は無い 弾道上に障害物なし 護衛もいない ガラ空きだ 「矢の鉄槌(リュストゥング・ファイル)」 一句、詠唱。腕を振り下ろし、金色の弾丸を叩き下ろすようにオニクスは地上に放った。 地上では、ルイズとギーシュがもめていた。 「キミの使い魔がちっとも来ないじゃないか!」 「アタシに文句言わないでよ!」 「部下の不始末は上司の責任だろう!」 「いつからアタシは上司になったのよ!ていうかあんたがふっかけた喧嘩でしょ、あんたが責任持ちなさい!」 「なんだと、ゼロのくせに!」 「言ったわね!!」 ルイズはすぐに懐から杖を抜き出し、ギーシュに向けて構える。ギーシュは平然と構えているが、周囲の生徒は「爆発」を恐れ、退避を始めている。 ルイズは詠唱を続けていたが、不意に、ルイズは詠唱をやめてしまった。ギーシュは気になってルイズに尋ねた、 「おい、どうしたんだ」 「……ギーシュ」 「え」 「上」 「あ」 上を見上げるギーシュ。 光の弾丸が雲を裂いて、ギーシュの元に一直線に飛来するのが、見えた。ギーシュは固まる。直撃コース、常識的に考えれば間に合わない。 光の弾丸は速度を緩めず、ギーシュの頭上に。 着弾。 ぽかんとしているルイズの隣に、音もなくオニクスが降り立った。ルイズは目の前に出来たクレーターを見つめ、放心している。周囲の観衆も同様に放心したようにクレーターを見つめ、動けないでいる。 「おお、当たった」 一方でオニクスはのんきそうに、そのクレーターを見つめている。ルイズは我に返ってオニクスに言った。 「あ、あれ、あんたの仕業でしょ!」 「いかにも」 「不意打ちってちょっと…」 「いいか、ルイズ」 オニクスがクレーターから眼を離さずに、ルイズに語りかける。 「お前はこの攻撃を卑怯と思ったわけだな?」 「あ、あたりまえでしょ」 「それは『真剣勝負』を前提にしてるからだ」 「それこそ当たり前じゃない!」 「大人になったらそんな言い訳は通用しないんだ、ルイズ」 「え?」 「いつまでも自分の前提で相手が動いてくれるとは限らない。おれはその厳しい大人の常識を、身を以て教えてやったのさ」 「………それにしたって、やりすぎよ」 「全くだ」 その会話に割り込む、男の声。ルイズとオニクスは、そして周囲の人間は驚愕した。その声の主は、 ギーシュ・ド・グラモン。 先ほど光弾を喰らいクレーターの爆心地にいなければならないはずの人物は、キズひとつなくクレーターから姿を現した。 「…うそでしょ」 ルイズの耳から、またひとつ何か抜けた。心はもう抜けたので、きっと魂だろう。 「…手加減したとはいえ…無傷だと!?」 「危ない所だったよ、まさか不意打ちとはね」 「大人の世界の辛口常識て奴さ」 「子供と女性にはやさしくしたまえ…紳士ならね」 ギーシュは手に持った造花の杖を構え直す。ルイズは一歩下がり、観衆の輪の中に、一人と一機が取り残された。喧噪は止み、空気は一変する。 両者の殺気が空気を張りつめさせ、どちらが仕掛けるか、どちらがやられるのか、そういう「修羅場」の空気が、ヴェストリの広場に充満する。 もはや会話すらためらわれるこの状況、先手を打ったのは---------- 破砕音。 オニクスは後ろを向いていた。その首元には剣が突きつけられている。 オニクスの視線の先には、人波を割って登場したと思われる黒い鎧を纏った戦乙女が、胸から「切っ先が無い剣の片割れ」をはやして、剣をオニクスに突きつけている。 切っ先はそれているが、反応が遅ければ、背後からの一撃は免れなかっただろう。 「…その場の状況は利用する。戦闘の基本だな」 「やはり、君に不意打ちは効かないか」 ギーシュは微笑みを浮かべている。既にその周囲には、七騎のワルキューレが待機している。 その姿は前ギーシュが使っていたワルキューレとは異なり、漆黒の刺々しい鎧を纏い、武器も禍々しい外見へと変化している。 「かかってきたまえ、ゼロの使い魔っ!」 「のぞむ所だ、ナルシスト野郎!」 剣の片割れをオニクスは引き抜くと、素早く右手の盾に格納された切っ先と合体させる。剣は完成し、光を纏ったソードへと変化する。オニクスはスラスターを吹かし、一直線に突撃した。 対するギーシュはワルキューレを突撃させ、それに応ずる。先頭の剣を持ったワルキューレの攻撃をオニクスは素早く打ち払い、跳躍。 二体目のワルキューレを踏み台に、さらに天高く飛んだ。そして大上段に構えた剣を、ギーシュに向かって打ち下ろす。 だがギーシュは素早くバックステップし、身代わりに一体ワルキューレを生成すると、それを盾に後退した。剣は一撃でワルキューレを裂く。 オニクスは素早くギーシュ本体からの攻撃を警戒し、空中へと飛んだ。 (有効な戦術だ) ギーシュはそれを冷静に観察する。護衛に一騎のワルキューレを従え、彼は遠くからそれを見つめていた。 (確かにワルキューレは、空を飛べない。そしてそちらは空中から攻撃が可能) だがギーシュは、笑っていた。 (確かに有効だ、「今までの僕」ならば!) 空中に飛翔したオニクスを追うように、六騎のワルキューレは背中から翼を生やし、飛翔した。 オニクスとワルキューレは、空中で熾烈な剣戟を繰り広げる。剣は火花を散らし、迫り来るワルキューレを足蹴にし、オニクスは空を舞った。 だが、斬り捨てようとワルキューレは補充され、7VS1の図式が覆ることはない。 熾烈な空中戦は、続く。 一騎のワルキューレがランスで突撃を仕掛けてきた。オニクスは蹴りで穂先を逸らし、ソードでワルキューレを串刺しにすると、さらに後方から迫り来るワルキューレに剣を払った。 剣からすっぽ抜けたワルキューレが、突撃してきたワルキューレと激突する。 オニクスは内心驚いていた。 小僧、ここまでやろうとは。 だが、この強さは既に「強力」を通り越して「異様」ですらある。 (クソ、やはりあれはただの魔術師なんかじゃない) オニクスの悪い予感は、既に確信に変わっていた。 (しかも、あの無尽蔵の魔力…まさか) さらにその確信は、新たなる予感を生み出す。 (『神』か!?) 次 回 予 告 変容する青銅の魔術師 そして事態は急展開を迎える それこそ悪魔の悪戯のように 悪夢は広場で幕を開ける 次回「玄武」 その者、神の御使いか。あるいは。
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いち早く仕掛けたウルカヌスは、ボルカノハンマーの直接殴打を狙ってきた。上段の一撃をオニクスは下がってかわし、更なる払いを、彼は飛んでかわした。 そして前に飛びウルカヌスの頭上を取ると、一気に蛇槌の量子ビームを撃ち込んだ。そして華麗に一回転してウルカヌスの背後に着地するオニクス。 ウルカヌスはダメージをものともせずに振り向くと、ボルカノハンマーを一気に放った。 それを冷静に亀甲盾でオニクスは防御すると、さらに量子ビームを放ったが、それをウルカヌスは左右にステップを踏むように、ブーストで動きを制御してかわした。 ウルカヌスは距離を取りつつさらにボルカノハンマーを放つが、その弾丸も、亀甲盾によりかき消される。 上空に上がったウルカヌスに対し、オニクスはBPWの光弾で追撃するが、華麗なダンサーのようなウルカヌスの機動に、BPWは命中しない。 その間を縫って繰り出されるボルカノハンマーをかわしつつ、オニクスもまた空中へと上がり、土俵は空中に変わった。 「ケッ、空中に出たな、馬鹿」 ウルカヌスはさらに高く飛び、太陽を背にしてボルカノハンマーを放った。容赦ない太陽の光に、オニクスは一瞬眼を覆ってしまう。だがその瞬間に弾丸が飛来、オニクスを叩き落とした。 地面に叩き付けられるオニクスの頭上にウルカヌスはいち早く移動し、ボルカノハンマーを振り上げる。防御しようと亀甲盾を繰り出したオニクスだったが、エフェクトの展開よりも先に、振り上げたハンマーが盾を叩き落とした。 「厄介な小細工はこれで出来ないなぁ!?」 「まだっ!」 悪あがきとばかりに思い切りウルカヌスの腹を蹴飛ばすオニクス。ウルカヌスは空中で姿勢を制御し、追撃に飛来した量子レーザーを回避する。 代わりにウルカヌスはフライトユニットからレーザーを放ち、亀甲盾を失い、姿勢も制御出来ていないオニクスを攻撃した。鉄の焼けるにおいがする。 「おおおおっ!!」 オニクスは地を転がりレーザーをかわす。二射目は外れ、ようやく体制を立て直したオニクスは蛇槌を構え直し、逆の先端をウルカヌスに向けた。 瞬間に蛇槌の先端は変形し、鞭となってウルカヌスを捕らえる。そして鞭を伝って強烈な電流が、ウルカヌスに流れた。悶えるウルカヌス。 「っああああああっ!!そんな攻撃でっ…俺がああっ!!」 「これからだ」 オニクスが蛇槌を引っ張ると、それに釣られてウルカヌスが引き寄せられる。 ウルカヌスは自らの意思でそれに抗おうとしたが、時は既に遅く、細い躯体は蛇槌に引き寄せられ、オニクスの眼前まで迫っていた。 オニクスは開いた腕を開き、そこに黒いオーラが集中する。そして至近距離まで引き寄せられたウルカヌスの頭を掴み、一撃を加える。 再びウルカヌスが悶え苦しんだ。 「その脳味噌を使い物にならなくしてやろう!」 「テメエ…『アプロディテ』のEMシェイカーかあッ!!」 「せめてこの一撃で楽にしてやる」 「ふざっけるな!!」 ウルカヌスは持っていたハンマーの銃口を、オニクスの腹に突きつけた。オニクスは自らの誤算に気付いたが、その時は既に遅かった。 放たれた弾丸はケーシングに誘爆し、オニクスは壁まで吹き飛ばされ、壁に半ば埋まる形となる。 「ぬぉおおおおっ」 「けっ、偽物はどこまで言っても偽物、おとなしく消えろよっ!!」 さらに撃ち込まれるボルカノハンマー。弾丸はオニクスの召還した全ての武器を射落とし、結果的にオニクスは丸腰になった。 それでもウルカヌスがボルカノハンマーの乱射をやめることはなかった。弾丸がオニクスの装甲を見る間に削っていく。 「あああああああっ!!」 「消えろ、消えろ、消えろぉおおおっ!!」 狂乱のウルカヌス。今彼の目に映っているのは、きっとオニクスだけだ。怒りが力を増大させ、無尽蔵の神の力により弾丸は生成をくり返し射出を続ける。 ウルカヌスはオニクスが機能を停止するまで、その連射を止めることはないだろう。 邪魔さえなければ。 オニクスは防御すら許されることはなかった。絶え間なく着弾するミサイルが、彼の体を灼く。視界に捉える赤い躯体は、怒りに満ちその攻撃を止めることはない。 (ここまでなのか) 爆炎の中、思考は正常に働いていた。元とは言えば、死にたがっていた身だ。こうやって死ぬのも悪くはないと少し思ったが、すぐに訂正する。 このような無様な死に様をさらす気は、毛頭ない。死を願うものにも、望む死に様があるというものだ。 だが、反撃は望めそうもない。召還は不可能。動きは城壁に封じられて動くことはかなわない。 (また俺は…しぬのか) わずかな思考。視界には徐々にノイズがかかり、センサー系も死んでいく。あの時と同じ、死へと近づく感覚。 そのとき、死にかけたセンサー系が、ウルカヌス以外の動体を補足した。ウルカヌスの背後に立つその少女は、俺を呼び、俺をののしり、そして俺が最も今嫌っていた------- 「いけえええっ!!」 ルイズは杖をウルカヌスの背中に向け、短く詠唱。瞬間にウルカヌスの背中で爆発が巻き起こり、ウルカヌスは前に吹き飛んだ。 攻撃は中断され、オニクスは壁から外れて地に倒れ伏した。ウルカヌスはすぐにルイズの方を振り向く。 いままでで、一番ゴーカイな失敗魔法。 でも、それで良かった。 「ガキのくせに…まだ俺の邪魔をするのかよっ!!」 激高するウルカヌスに動じないルイズ。 「それはアタシの使い魔なんだから、あんたに殺されちゃたまったもんじゃないわよっ!」 「そんなことでっ…お前は…お前はッ!!」 ウルカヌスが再度ボルカノハンマーを振り上げ、ルイズに突きつける。 少女のその姿にオニクスは幻影を見た。 重なる姿。 記憶。 「神代 カナ」。 かつて自分が好きだと思いながらも、道具にしてしまった少女。 けなげで、真っ直ぐな瞳で前を見据えていた少女。 それが、今、目の前で、ウルカヌスに、殺されそうに、なっている 「ぃやめろぉおおおおおっ!!」 右手を突き出した。倒れたままの姿勢から、さながら狙撃手のように。 右手の甲から放たれた「剣先だけの剣」は、ウルカヌスの右フライトユニットを直撃する。バランスを失ったウルカヌスは地に倒れた。 オニクスは膝をついて立ち上がり、重い体を引きずって前方へと走る。左腕から柄だけの剣を抜き、右手に携えて。そして距離がつまる。 「切っ先だけの剣」と「それから下しかない剣」は合体し、一本の輝く剣となった。刺さった切っ先を勢いよく引き抜く。 ウルカヌスは残りのユニットでこちらを振り向き、ボルカノハンマーで剣を防御しようとする。 だがオニクスの振り下ろした剣は、あっけなくボルカノハンマーの柄を破断させ、逸れた切っ先は残ったフライトユニットを裂いた。 完全に地に着くウルカヌス。だが、彼が立ち上がることはかなわない。 なぜなら彼の足は曲がっていたのだから。 産み落とされたその時から、彼の足はいびつに曲がっていたのだから。 「殺してやるよ」 そしてオニクスは容赦なく、逆手に構えた剣を、ウルカヌスの胸に突き立てた。 飛び散る火花。上がる悲鳴。そして剣の傷から漏れる光は、頭像の最後の輝き。 「…」 オニクスは無言で剣をさらに深くへと押し込んだ。漏れる光は強くなり、ウルカヌスの悲鳴も、またそれに比例して大きく、激しくなり--------- そして、剣がひときわ深くに刺さったその時、光は奔流となり、うずたかく舞い上がった。 光が止み、オニクスは剣から手を離す。わずかに灯る命の輝きがそうさせるのか、ウルカヌスは顔をオニクスに向けた。 「へっ……やりやがったな…」 「カナは…殺させない」 「お前が見ているのは所詮幻想だぞ」 「それでもいい、俺は決めた、前世で果たせなかった誓いを、今こそ果たそう」 「勝手にしやがれ…それより…俺をけしかけた正体…知りたくはないか?」 「それは知りたい所だ」 「へっ、ヒントだけくれてやるよ」 「…」 「『俺達と同じ』さ、贋作野郎」 「!? 今何と言った!」 だが、そこでウルカヌスは完全に息を引き取った。 オニクスはしばらく、そこで呆然としていた。 彼の言葉の意味を、理解したからだ。 立ち尽くすオニクスに、ルイズは声をかけた。 「ね、ねぇ…」 「…契約に応じる気になった」 「え!?」 「もしも俺達の上にさらに神がいるのなら、それがきっとチャンスをくれたんだ。果たせなかった義務を果たすための切符を」 「よくわかんないけど、じゃぁ、契約さっさと済ませましょ」 と、ルイズが言ったその時だった。オニクスの目に灯っていた、明かりが突如消えた。だがルイズは気がつくことなく、オニクスに話しかけることを続ける。 「ねぇ、ねぇってば。さっさと動きなさいよ」 「…」 オニクスの機能は一時停止していた。覚醒してすぐの機能の酷使で、彼の体はボロボロになっていたのだった。満身創痍の体をようやく動かしてウルカヌスを葬った後だ、力が抜けてしまったのだろう。 彼は機能を止め、自己修復モードに入ったようだ。だがやはりルイズは気付かず、届かない手で彼の胸板を叩いていた。 「ちょっといきなり黙りこくってどーしたのよっ!ねぇっ!!」 がしゃん。 鈍い音を立てて彼は倒れた。全身の制御を切ったのだから、当然の結果だ。ルイズもまたそれを見て、何か納得したようだ。 「疲れたなら疲れたっていいなさいよ…馬鹿ね」 そして彼女は、人生最初のキスを、神の化身に捧げた。 Completion of the contract. Onixs became use of Rouis. Rouis was master of the skill. "Blacksmith". 次 回 予 告 契約は終わった。 契約は結ばれた。 しかし、彼に申し付けられるのは 剣となることばかりではない。 次回「日常」 機械を纏った神の雑用が、始まる。
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テツノカイナ No.992 タイプ かくとう/でんき 特性 クォークチャージ(場がエレキフィールドか、ブーストエナジーを持っているとき、最も高い能力値が上昇する) 体重 入手可能ソフト V 進化 なし HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 154 140 108 50 68 50 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) じめん/エスパー/フェアリー いまひとつ(1/2) でんき/むし/いわ/あく/はがね いまひとつ(1/4) --- こうかなし ---
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不遇道具リスト(第8世代) 第8世代の議論はこちらで。 基本的には剣盾環境についての議論となる。 第9世代 第7世代 第6世代 第5世代 第4世代以前 不遇道具リスト(第8世代)不遇道具 不遇ボール 不遇もちもの 不遇メモリ 不遇プレート 不遇道具 きれいなハネ 何か効果があるわけではない。 売ると500円で売れるが、ラテラルタウンの高額買取の対象外なのでこれ以上高く売れることもない。 ハートスイーツ HP20回復のみ。 入手方法がバトルカフェで完全ランダムなので無料とはいえ効率は非常に悪い。 あまいミツ 野生のポケモンが出現する場所で使用すると野生ポケモンが出現する。 入手方法がワイルドエリアでのランダム入手と一部の野生ポケモン所持のためわざわざ探さないと入手すら難しい。 第七世代以降では群れバトルが廃止されたため、この道具を使う機会はほとんどない。 スプレー系各種 一定歩数間ランダムエンカウントのポケモンが出現しなくなる。 フィールドエンカウントには効果がなく、更に野生ポケモンの大多数がフィールドエンカウントのためほとんど無意味なアイテムに。 ランダムエンカウントもUSUMまでと違い、登場する場所には事前に「!」が表示され草むらが揺れるので、わざわざこのアイテムを使ってまで回避するようなものでもない。 のうてんきミント、おとなしいミント、まじめミント 能力値補正をそれぞれ防御↑特防↓、防御↓特防↑、補正無しに変更するアイテム。 基本的に対戦においてこれらの性格が選択されることがほぼないため、これらの補正に変更するアイテムも同様に出番はない。 更に性格で姿が変わるストリンダーの進化条件は元の性格であるため、ミントを使っても意味がない。 のうてんきはパルシェン、おとなしいはフリージオでは無しではない…かもしれない。(共に爆発持ちの両刀) 不遇ボール 第6世代以降ではプレシャス・マスターを除き♀のボールを遺伝するようになった。 第7世代以降では♂+メタモンでもボールを遺伝するようになった(同種同士の場合はどちらかランダム)。ポケモンを入れるボールにこだわる場合に限ればいずれも一定の需要がある。 ガンテツボールは本作でも入手可能だが、HGSSと異なり、通常プレイで確実に入手できるのは1ROMにつき1個のみ。 「#ボールガイチャレンジ」ツイート回数などのプレゼントで現在は3個まで入手可能。 それ以上の数を手に入れようとする場合、ボールガイガチャをひたすら行うしかない。 また、エキスパンションパスでHGSS以来となるぼんぐりが解禁したが、作成できるボールはある程度ランダムなうえ、ガンテツボールは確率はかなり低め。 ちなみに、そのランダムで生成されるボールの中にはコンペボール、サファリボールも存在し、初めて特定施設外でも使用できるようになった。 なお入手確率はガンテツボールよりもさらに低く、(イベントを除き)確実な入手手段もないため価値は暴騰している。 2020/11/20~2021/4/30開催の「幻のポケモンゲットチャレンジ」で各種ガンテツボール、コンペボール、サファリボールが入手可能。 ゴージャスボール ゴージャスボールはなつき上昇時に1多く上昇する。 今作ではおんがえしの技がないため、なつき進化以外での使い道はない。 ↑なつき度はなかよし度に統合され、なかよし度は上げると戦闘中に様々な効果を発揮するため全くの無駄では無い。 しかしカレーを食べさせた際の上昇量が極めて多く、ボール補正は最早誤差でしかない。 確実に入手できる店が最後の街というのも価値を危うくしている。 ↑品揃えは日替わりでランダムだが、ワットさえ貯めれば序盤からワイルドエリアのワットショップで買うことが可能。但し、他のボールより高い(1個100W)。 スピードボール すばやさの種族値が100以上だと捕獲率が4.0。 野生ポケモンで素早さ種族値100以上のポケモンが少ないため、効果が発揮される機会が少ない。 レベルボール 相手のレベルが自分より低いと捕獲率が上がる。 自分のレベルが相手より大きければ2.0 相手のレベルが自分の1/2以下なら4.0 1/4以下なら8.0 有効な相手には効果はとても大きいが、エンディング後はワイルドエリア及びヨロイじまのポケモンは一律60になるため効果が薄くなる。 ルアーボール 釣りで出現したポケモンの場合捕獲率が5.0と前作より強化された。 ヘビーボール おもさが重いポケモンに有効。 相手の重さが100kg未満だと被捕獲度-20 100~199kgは効果無し(1.0)、 200~299kgで+20、300kg以上で+30 そもそも重いポケモン自体少なく、殆どハイパーボールの劣化どころか軽いポケモンに使うと逆に捕獲率が下がってしまう。 ラブラブボール 同種で異性のポケモンが捕まえやすくなる(捕獲率8.0)が、使用場面が限定的。 今作ではドーブルが不在のため、異性のドーブルでへんしんを使いボールの効果を発揮させることができない。 フレンドボール 捕獲直後のなつき度が200まで上がる。 なつき進化のポケモンは本作にはそれなりに登場するが、モンスターボールと同じ捕獲率なため捕まえづらい。 ゴージャスボールとは異なり、タマゴのボール遺伝では特に効果はない。 ちなみになつき進化のポケモンのうち、タイプ ヌルはこのボールで捕まえる事が出来ない。 ムーンボール 月の石で進化するポケモンが捕まえやすくなる(捕獲率4.0)が、効果を発揮するポケモンが少ない。 冠の雪原時点で解禁されている対象ポケモンはニドリーナ、ニドリーノ、ピッピ、プリン、ムンナの5種類のみ。 ちなみに、対象となるポケモンは、ニドリーナ、ニドリーノ、ピッピ、プリン、エネコ、ムンナの6種類のみ。このうち、エネコは第8世代時点でもこのボールで捕まえる事が出来ない。 ↑BDSPでエネコ系統も解禁。 ドリームボール 今作で眠り状態のポケモンを捕まえやすいという効果になった(捕獲率3.0)。 眠り状態にする方法は多くあるが、1ROMにつき1(3)個しか入手出来ない。 ボールガイガチャで出ないうえ、ガンテツボールと違いぼんぐりから作成することもできない。 冠の雪原ではデリバードレイドの報酬で低確率で手に入るようになった。 ウルトラボール ウルトラビーストとそれ以外のポケモンで捕獲率が大きく変わるが、今作ではウルトラビーストがいないため、ただの捕まえにくいボールになっている(捕獲率0.1)。 冠の雪原ではウルトラビーストが入手可能だが、ダイマックスアドベンチャーでは確定捕獲(ベベノムはウルトラボール入りでイベント入手)のためボールの性能は意味を持たない。 こちらもぼんぐりから作ることができないが、ボールガイガチャによる複数入手は可能。 冠の雪原ではマックス鉱石150個と交換で入手可能になった他、ダイマックスアドベンチャーでネクロズマを捕まえることで1個手に入る。 コンペボール エキスパンションパスで追加された、HGSSの虫取り大会で使っていたボール(当時捕獲率1.5)。 入手方法はウッウロボによるランダムボール作成しか無く、その確率はかなり低め。 確実に入手する方法は無く(現状期間限定の「幻のポケモンゲットチャレンジ」のみ)、運が悪いと全く手に入らない。 サファリボール エキスパンションパスで追加された、旧作サファリゾーンで使っていたボール(当時捕獲率1.5)。 こちらも入手方法はウッウロボによるランダムボール作成しか無く、その確率はかなり低め。 確実に入手する方法は無く(現状期間限定の「幻のポケモンゲットチャレンジ」のみ)、運が悪いと全く手に入らない。 コンペボール同様捕獲では役に立たないが、オシャボ界隈での価値は計り知れない。 不遇もちもの かいがらのすず 唯一の使用方法だったLv1戦術が使えなくなってしまった かるいし 体重が半分になるが…けたぐりならヨプを草結びならリンドを持たせた方がいい気がする。 ↑受ける技は限られるけど何度も使えるなら軽石の方がいいんじゃないか?特に水地面とか。 ↑それ以前に威力そんなに下がらないし、草技は草結びだけが使われてるわけじゃないけど くっつきバリ 使えるのは不器用,マジックガード持ちくらい マジックガード・不器用持ちが増えたし、再議論できる。 ジュエル持ってる相手になら面白いことができるんじゃないか? ↑悪戯心すりかえヤミラミあたりも再議論の対象に出来そう きあいのハチマキ 必中技を受けたときでもない限りは「ひかりのこな」の方が優秀。 現実はゴルゴ所長のようには行きません。 ひかりのこな:必中以外なら補助技含む全ての技に適用。 きあいのハチマキ:攻撃技で瀕死になる攻撃に適用。発動後はHPが1になる。相手の攻撃によっては追加効果が発動する。調整次第で連続で耐え続けることが可能。(わるあがきを除く) 差別化点がほとんど無く、確率の低さとひかりのこなの万能さで日の目を見ない。 TAS動画では「不死身のハチマキ」と言われる。 スピードパウダー、メタルパウダー 場に出て即変身するかわりものメタモン解禁により、わざわざこれらを持たせてへんしんを使う必要が無くなった。(変身後は効果が発揮されなくなる) なお、かわりもの解禁以前なら以前で、変身後も効果を発揮するこだわりスカーフが採用候補に食い込んでおり影が薄い。 ちからのハチマキ 物理攻撃が1.1倍になる。 デメリットは無いが補正が低すぎる。他にもっと持たせるべき道具がある。 今作ではこだわり系はダイマックス時に補正がかからず、このアイテムは補正が乗るので一考の余地ありか。 メトロノーム 物理特殊両方に効果があるものの、同じ技を連続で使い続けないと効果が出ず、上昇効率の悪さと融通の効きにくさからこだわり系や各種の威力上昇系アイテムよりも使いにくい 第4世代までは上昇効率が悪かったが、BWに入ってから1+0.2*(n-1)倍の補正がかかるようになる(6回目の2.0倍で打ち止め)気が 持ち物が1ターン目でバレにくいということで相手を油断させる事は出来るか? 特に緑ゲージ半分で止まれば相手に「乱数でギリ耐えする」と思い込ませることが出来るだろうし(ただしこちらが先制が前提だが) ものしりメガネ 特攻が1.1倍になる。 今作ではこだわり系はダイマックス時に補正がかからず、このアイテムは補正が乗るので一考の余地ありか。 ↑ちからのハチマキでも指摘されてたが、単体では物足りなくてもパーティ構成で考えると案外馬鹿に出来ない。 例えば広い攻撃範囲or積みが魅力だからこだわれないし珠は他に持たせたい、でも火力不足とかそういう時なら十分見当の余地はある。 そういう時は達人の帯も有効だけど、等倍でも発動するのは意外と大きいかと。 不遇メモリ 剣盾にて入手可能。 シルヴァディのタイプを変化させる持ち物。 メモリ全般に言えることだが、道具固定、特性も固定と言う関係上火力不足が露呈するためアタッカーとしてはタイプ一致だいばくはつが使用可能なメモリ不使用が安定。 タイプ統一で採用する場合は一定の需要があるかも? タイプ:ヌルの入手は殿堂入り後なので原則シナリオは考慮対象にならない。 アイスメモリ シルヴァディに持たせるとこおりタイプになる。 こおりタイプの物理アタッカーには素早さと火力を併せ持ち猫だましまで使えるマニューラや、氷屈指の攻撃力を、行動に制限がかかるとはいえ更に特性で補強できるGヒヒダルマが存在。 特殊アタッカーにもゆきふらしであられ状態にし必中吹雪を放つことができ、豊富な補助技で味方をサポートできるAキュウコンがいる。 捨て台詞により差別化はできなくはないのだが、上記の面々を採用した方がいい場面がほとんどである。 サイキックメモリ シルヴァディに持たせるとエスパータイプになる。 道具枠を潰して実質とくせいなしの単エスパータイプになる意義がほとんどない。 手持ちにエスパータイプの物理アタッカーが欲しいなら、より火力が高いメタグロスやエルレイド、高い素早さと豊富な補助技でサポートに優れ、同じく爆発で退場できるアグノムの方が適任である。 ドラゴンメモリ シルヴァディに持たせるとドラゴンタイプになる。 マルチアタックの威力がげきりんと同等になったが、持ち物が持てないため火力は不足気味。 そもそも有効範囲が狭いドラゴン単色で運用するとなれば相当な等倍火力が必要なので、あえてこのメモリを使う意味は希薄。 捨て台詞や大爆発を考慮してもガブリアスやオノノクス、サザンドラに劣る場面がほとんどであり、そもそもドラゴンタイプでやる意味がないというオチに。 バグメモリ シルヴァディに持たせるとむしタイプになる。 しかしながら、道具枠を潰してまで攻撃範囲が狭く耐性も芳しくない単むしタイプになる意義はほとんどない。 パーティにむしタイプを採用したいのであれば、物理アタッカーならヘラクロスやマッシブーンにハッサム、特殊アタッカーならウルガモスなど適役は他にいくらでもいる。 ファイトメモリ シルヴァディに持たせるとかくとうタイプになる。 マルチアタックの威力はインファイトと同等だが、多くの格闘に攻撃力が劣る上に火力補強アイテムと両立も出来ない為他の格闘に火力面で大きく差をつけられてしまう。 特にテラキオンはシルヴァディより攻撃も素早さも大幅に高く、岩技もタイプ一致で扱えるため使い勝手が段違いである。 頼みの捨て台詞も、かくとうタイプには素早さは劣るが高い火力を持ち、道具を自由に持てるゴロンダと競合し、こだわりスカーフを持たせた場合にはあちらに素早さを抜かれてしまう。 シルヴァディはかくとうタイプにしては珍しい豊富な特殊技を持つが、よりによって格闘特殊技を一切覚えないため、このメモリを持たせて特殊型にするのが無謀である。 現環境で単格闘は攻防共に重大なハンデを抱えており、シルヴァディにそれを克服する突き抜けた何かがあるわけでもない。 ロックメモリ シルヴァディに持たせるといわタイプになる。 ここでもテラキオンと競合。 しかしながらメジャーなタイプの弱点を抱えるいわタイプのポケモンはよほど耐久力が高いか、優れた特性を持っているか、火力が高くなければ基本的には採用されない。 残念ながらロックメモリを持たせたシルヴァディはいずれの条件も満たしているとは言い難いのが現状である。 不遇プレート BDSP、PLAにて入手可能。 アルセウスのタイプを変える道具。入手するとBDSPでは「どうぐ」、PLAでは「たいせつなもの」に入る。 BDSP、PLA共にアルセウスの入手は基本全クリ後なので原則シナリオは考慮対象にならない。 レジェンドプレート以外の全プレート(PLA) レジェンドプレートを使ったアルセウスは、さばきのつぶてを使用する際相手の弱点を突けるタイプに変化するというぶっ飛んだ性能になる。 ビジュアルの好き嫌い以外で他のプレートを使う必要性がない。
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チルウイシテツグ(チルウイシ・テツグ) タルイステーグの別名。
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登録日:2022/12/15 Thu 01 13 22 更新日:2024/05/11 Sat 22 53 04NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 SV UFO? どく ほのお ウルガモス クォークチャージ テツノドクガ パラドックスポケモン フトゥーAI ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ポケモン ポケモンSV ポケモン解説項目 地面4倍 未来 未来の姿 第九世代 鉄の毒蛾 ※『ポケモンSV』終盤のネタバレを含むため、未プレイの方は注意!※ 人類を監視するUFOだとオカルト雑誌が紹介した未知の物質に似ている。 捕獲例はゼロ。データ不足。古い書物に記された物体と特徴が一致。 テツノドクガは『ポケットモンスター』シリーズで登場するポケモンの一種である。 ■データ 全国図鑑№ 988 分類 パラドックスポケモン 英語名 Iron Moth 高さ 1.2m 重さ 36.0㎏ タマゴグループ タマゴみはっけん 性別比率 ふめい タイプ ほのお/ どく 特性:クォークチャージ(ブーストエナジーを持たせるかエレキフィールドのときいちばん高い能力が上がる。) 種族値 HP 80 攻撃 70 防御 60 特攻 140 特防 110 素早さ 110 合計 570 基礎ポイント 特攻+3 ■概要 テツノドクガとは「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にて初登場したポケモンである。 未来からやってきたパラドックスポケモンの一種であり、ウルガモスを機械化したような姿をしている。 6枚の羽はオレンジ色をした菱形をしており、胴体から直接生えているのではなくビットやファンネルのようにそれぞれが独自で浮遊し、攻撃の際は盾のように合体させて前面に展開するなどして羽を自由自在に操る。 名前の通りどくタイプがウルガモスにあるむしタイプの代わりに追加されており、ほのおタイプの方がかくとうタイプに代わっているチヲハウハネとは対になっている。 上空から地上の人々を追尾しており、時に襲い掛かってくることもあるという攻撃的な性質をしている。 また「月刊オーカルチャー 8月号」によると攻撃的な理由はその正体が宇宙人が操るUFOであるからとしており、人類を監視して侵略の機会をうかがっているのではないかということが書かれている。 ウルガモスと同じく普段は×状の目なのだが、顔全体が液晶化しているからなのか怒り顔や笑顔になるなど機械化したような見た目にもかかわらず、現代種よりも表情が豊かという変わった特徴を持つ。 ■ゲームでのテツノドクガ バイオレット限定でエリアゼロに生息しているパラドックスポケモンであり、ストーリー上ではラスボス戦にてトップバッターとして登場する。 相手に攻撃をするのと同時に特攻が上がることがある「ほのおのまい」を覚えており、素早さも高いためなるべく早く倒してしまいたい。 シナリオクリア後では上層部に生息しており、クリア後に行くと最上部から出現していて驚いたトレーナーもいるとか。 稀に少しずつ上空へ浮いていく個体もいる。バリアを破って脱走しないか心配である ■対戦でのテツノドクガ メラルバの正当進化系のような種族値の過去の姿と違い、こちらは順当にウルガモスの長所を伸ばした種族値。 但し、低めの物理耐久はさらに下がっている。 特攻は霊獣ボルトロス・レイスポスに次ぐSV登場ポケモン(伝説除く)第3位に位置する。 タイプはエンニュートに次ぐほのお・どく複合。 じめんタイプが4倍弱点となり弱点も一つ増えた代わりに耐性は二つ増えてしかも1/4が3つとなった。 フェアリー技を1/4で受けられる貴重な耐性の持ち主でもある。 また状態異常もやけどに加えてどくにもならなくなった点も優秀。 更に、「耐性はいいのに肝心の耐久がなさすぎる」と言うジレンマを抱え続けていたどく複合では珍しく、特殊耐久が高いのも嬉しい点。 特殊技はウルガモス譲りのほのお技やむし技に加え、タイプに合わせて多彩などく技を習得できるようになった。 また「マジカルシャイン」・「ほうでん」・「ラスターカノン」・「エナジーボール」と現代種では覚えられない豊富な特殊技を習得できる。 特攻と素早さが強化されているためここまで書くと攻撃面では現代種の上位互換のように思えるが、そう単純にはいかないのがポケモン。 このポケモン、機械化した影響なのか妙なまでに融通が利かないのである。 特に大きいのは、ウルガモスが覚えられる強力な積み技の「ちょうのまい」を覚えられなくなってしまっている点。 加えて「めいそう」・「ドわすれ」・「おいかぜ」までも失い、残ったのは特攻の強化が不確定な「ほのおのまい」、 火力の補強にはならない「ニトロチャージ」「こうそくいどう」のみ。 専用特性のクォークチャージを活かせば持ち物枠と引き換えにターンを消費せずに一つの能力を強化できるが、一戦闘に付き基本的に発動は一度きり(エレキフィールドがあれば再発動は可能だが現実的ではなない) 更に「ヘドロウェーブ」は覚えるのに「ヘドロばくだん」は覚えず、「エナジーボール」は覚えるのに「ギガドレイン」は覚えず、 でんき技も上述の「ほうでん」のみと選択肢が異様に限られてしまっている。 物理技なので習得させる事は稀だが、現代種が覚える「どくづき」「そらをとぶ」「ワイルドボルト」等も覚えなくなっている。 ついでに「おにび」も習得出来なくなっているため、現代種のような「おにび」を利用した耐久型も組めなくなっている。 その代わりか現代種にはない「どくびし」と「アシッドボム」を習得でき、先発適性と崩し性能を獲得している。 ただし、どくタイプの割に「どくどく」は覚えない。 総じて積み技による居座りやエースとしての活躍が可能なウルガモスに対し、積み技に頼らない特殊アタッカーとなっており、 現代種とは似ているようでまた違った運用方針が求められる。 どちらを採用するかはパーティの構築や自身の好みで決めてしまってもいいだろう。 持ち物は専用道具の「ブーストエナジー」や火力を上げる「こだわりメガネ」「いのちのたま」や物理耐久を補う「きあいのタスキ」、特殊耐久を底上げする「とつげきチョッキ」等が候補。 テラスタルについては4倍弱点を消した上で苦手なタイプに強くなるくさ、炎タイプ同士での撃ち合いを想定したみず、 ドラゴンに強くなるフェアリー、純粋に火力を上げるほのお・どく等が候補になる。 ランクバトルに置いては高い特攻・特防・素早さを活かした高速アタッカーとして活躍している。 不安定だが「ほのおのまい」で特攻が上がると手が付けらなくなり、上述のとおりサブウェポンも多いため受けづらい。 特殊耐久が高いポケモンで受けようとしても「アシッドボム」で崩されてしまうことも多い。 しかし、シリーズDにおいて天敵とも言えるヒードランが解禁されてからは大人しくなっている。 物理耐久は貧弱だが特殊耐久は高めなため、特殊アタッカー同士での撃ち合いにも強め。 「どくびし」を撒き「ふきとばし」で場を荒らすタイプも増えており、自身のタイプから「どくびし」回収要員としても役立つ。 四災解禁後は、互いの弱点を補完できる事でチオンジェンとコンビが猛威をふるっている。 …とここまでは猛威をふるっていたが、剣盾御三家やヒスイ組と一部の準伝説がランクマ使用可能になったレギュレーションDではドクガにとっては厳しい環境に。 ランドロス、連撃ウーラオスと弱点つけられる水と地面ポケモンが続々参入し、高い採用率のヒスイヌメルゴンは優秀なタイプと高い特防で突破困難。 そしてドクガにとってヒードランは一致技両方とも無効されてしまい、地面テラバでしない限りはほぼ詰みの相手。 更にはドクガの仮想相手もヒードランでも通じるという事もあり、使用率が40位台と大きく落としてしまった。 一方テラレイドバトルにおいても高い適正を持っており、「アシッドボム」で特防を下げながら攻撃してからの「ほのおのまい」で攻撃と同時にバフを重ねることを狙っていくという戦法が主流。 1/4になる耐性を三つ持っているため、それを中心に攻撃してくる相手には滅法強い性能となっている。 なお、「ぼうふう」「むしのさざめき」等特定の技を使用すると他の技を繰り出した時とは異なる専用モーションを見る事が出来る。カッコいいにはカッコいいのだが如何せんその技の採用率はあまり高いとは言えず、今ひとつ認知されづらい。 追記・修正はテツノドクガを使って地上を監視しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] メガウルガモスならぬメカウルガモス -- 名無しさん (2022-12-15 07 28 03) 元が蛾だからかメカになっても違和感ないっていうかウルガモスより好きな見た目 -- 名無しさん (2022-12-15 09 09 33) ウルガモスと生息域が被っているけど、特に争ったりはしなかったりする。 -- 名無しさん (2022-12-15 09 51 30) 原種や古代もモフモフで可愛いがこちらも表情豊かで可愛い -- 名無しさん (2022-12-15 14 50 22) レイド用に捕まえに行ったら色違いが出て驚いたわ。勿論レギュラーです -- 名無しさん (2022-12-15 14 58 10) どこぞの弾幕シューティングのラスボスに見えてしょうがない -- 名無しさん (2022-12-16 07 29 56) 未来パラドックスなのに鋼タイプじゃないのか 鋼でも地面4倍なんだけどね -- 名無しさん (2022-12-16 23 25 42) ↑というかテツノワダチ以外未来種なのに鋼ないよなあ。種族値570の代わりに凶悪な積み技没収も合わせて対戦バランスの都合だろうけど -- 名無しさん (2022-12-18 11 03 52) さいきょうリザードンにブッ刺さってたらしく、一部では彼を崇めるカルト教団まで現れたとか… -- 名無しさん (2022-12-19 19 49 44) スターフォックスのアパロイドじゃねーか -- 名無しさん (2022-12-24 18 10 36) よく使う技がほのお・どく・でんき・はがねととにかく体に悪そうなものばかりでじわじわくる -- 名無しさん (2022-12-24 20 34 38) 蝶の舞やら失ってるの、やっぱりこの子の場合ウルガモスが虫持ってた故の特権だったんだなと -- 名無しさん (2022-12-26 22 28 09) ぼうふうを打つ時のモーションがかっこよすぎる -- 名無しさん (2023-02-15 23 06 18) この子は環境の都合もあって調整するほど輝くからマイバディ感がすごい。あとピコピコするあんよに表情がめちゃんこ可愛い -- 名無しさん (2023-02-20 03 49 20) この子本当に可愛くて強いし好き -- 名無しさん (2023-12-19 19 31 20) 「使用率が40位台と大きく落としてしまった。」今では使用率がまた改善されてるけどね -- 名無しさん (2023-12-19 19 49 42) 名前 コメント