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~ノイエ・カールスラント 帝立航空歩兵幼年学校~ 「む~、ねぇおと~さん、おか~さんまだおしごとおわらないの?」 カールスラント軍の明日を担う航空ウィッチたちの卵を育成するこの学園の校門のあたりで、黒のストレートヘアの天辺に母親と同じくちょこんと一本髪の毛を飛び出させた女の子が傍らに立つ自身の父親、『俺』に尋ねる。 「アンジェ、もうすぐですから我慢してくださいね?」 時計を見ながら俺は相当不機嫌になっている娘、アンジェリナをどうにかなだめようと努力していたが当の本人も内心、まだ終わらないのだろうと思っている。 「む~、ごふんまえにももうすぐってきいたよ?」 俺がむくれるアンジェリナの頭をなでてやっていると終業のチャイムがあたりに鳴り響きわたり、校舎から生徒達が出てくる。 そしてしばらくするとそのなかに一際目立つ金髪の美少女が姿をみせた。 「おか~さんだ!」 その姿を確認した途端、先ほどまで俺のすぐ傍にいたアンジェリナが弾かれるようにその美少女、ハンナ・マルセイユに駆け寄り抱きついた。 「おっと、おまたせアンジェ、いい子にしてた?」 「うん!」 突然抱きついてきた娘に驚きながらもちゃんと受け止めてやっているあたりさすがである。 その娘に遅れること少しして俺も彼女のもとに駆けつけた。 「俺、アンジェのお守りご苦労様。」 「ええ、ティナさんこそお疲れ様です。どうでした講義のほうは?」 「う~ん、特別難しいことはなにも言ってないさ。 ただ今までどうやって戦ってきたか、そのとき何を思ったかを話しただけだからな。 でも、受けは良かったみたいだったよ。」 結構質問とかされたしね、とマルセイユは言った。 「それは良かったですね。ではそろそろ場所を変えましょう。 どうやら目立っているようですし。」 「ん?そう?」 そういわれてマルセイユはあたりを見回す。 すると何人かの学生がこっちを見てひそひそと話あっているのがみえた。 「ねね、あの男のひとだれ?」 「しらな~い。でもあのちっちゃな子、すっごくかわいい!」 「そうね、でもあの子、マルセイユ先輩になんか似てない?」 「そういえば、さっきおか~さんって……」 「えっ?マルセイユ先輩ってもう子持ちなの!?」 どうやらかなり騒ぎになり始めている。 「あらら、これはまずいな、さっさと退散しようか。」 「ええ、向こうに車を停めてあります。まずはそこに行きましょう。」 そうして急いで俺たちはこの場を後にした。 ~大通り 車の中~ 「さて、これからどうします?」 運転席に座った俺が助手席のマルセイユにたずねる。 彼女はシートにどっかりと座りながら愛用のタバコを吸っていた。 「ん~今日はもうこのあとの予定は?」 「特になにもありませんね。明日にはアフリカに帰ることになっていますが 今日はもう自由ですね。」 胸元から手帳を取り出して俺がスケジュールを確認する、 ロマーニャからアフリカに帰ってきてからこちら、 最近はすっかりマルセイユのマネージャーが板に付いてきた俺であった。 「でも、特にしたいことも無いしなぁ……」 「じゃぁ、もうホテルに戻ります?」 「え~、もう帰るの?そんなのつまんない~!」 後部座席に座っているアンジェリナが不満を訴える。 「アンジェのいうことももっともだな……よし、 俺、ちょっと寄りたいところ思いついたからそこまでつれてってくれないか。」 「分かりました、で、どこに?」 「それは着いてからのお楽しみだ、とりあえずそこを左に曲がってくれ、それから……」 ~住宅街~ 俺たちを乗せた車は、住宅地の中にやってくると、とある一軒の民家の前で停車した。 「ここ、ですか?」 車から降りると、ここに来る途中はしゃぎ疲れて眠ってしまったアンジェリナを背負いながら俺がそう言った。 「うん、いい家だろ?前来たときとちっとも変わってないな。」 マルセイユが民家の呼び鈴を押すとキンコーンという音が響き渡った。 「そうなんですか、で、ところでいったいだれの家なんです?いい加減教えてくださいよ。」 「すぐわかるさ。」 呼び鈴に答えて民家の玄関から、ひとりの若い婦人が姿をした。 「お、きたきた。ただいまかーさん。」 「来たじゃないわよハンナ、帰ってくるなら連絡の1つも入れたらどうなの?」 腰に手をあてて怒る婦人の姿はその若さもあってかどこかかわいらしい。 「ごめんごめん、せっかくノイエまで来たからよってみようと思ってね。」 「まったくこの子はほんと破天荒なんだから……」 「『かーさん』?」 目の前のやり取りから漏れ聞こえた単語に俺が反応する。 「あら、ハンナ、そちらの方はもしかして……」 「うん、例の『俺』だよ。」 「まぁまぁ!お話は娘からよく聞いてるわ、私はシャルロッテ・マルセイユ。 この子の母です。どうぞよろしくね、俺さん。」 ポンと両手を合わせて朗らかな笑顔で婦人が自己紹介をしてくれ、 「え?……ええええええぇぇぇええええええええ!!!????」 ようやく状況が読み込めた俺の絶叫が当たりに響きわたったのだった。 ~マルセイユの実家 リビング~ 「紅茶でよかったかしら、それともコーヒーのほうがお好み?」 「い、いえ、どうぞおかまいなくフラウ・マルセイユ……」 俺は何とか震える声を絞り出しながら、 体全身をかちこきに固まらせ、顔には冷や汗を浮かべて何度も拭っていた。 「ふふ、そんなに緊張しなくてもいいのよ?」 「は、はぁ、そ、そういうわけにも……」 自分の恋人の母親と突然対面させられて、 そのうえその恋人との間に子どもまで作ってしまっているのだ、 これで緊張しないはずがない ちなみに当の恋人であるマルセイユはまだ眠ったままのアンジェリナを自室に連れて行っている最中なのでここにはいない。 「先ほども玄関で言ったとおり、あなたのことは娘からよく聞いてるわ。 あの子の命を救ってくださったそうね。どうもありがとう。」 「いえ、男として当然と思うことをしたまでですから、 そ、それでその、フラウ・マルセイユ、そのことで私からあなたに謝らなくてはならな いことがあります。」 ようやく覚悟を決めた俺は真剣な表情でマルセイユ婦人の目を見つめる。 「……アンジェリナのことかしら?」 「はい、いくら当時の状況があったとはいえ、 ティナさ、いえ娘さんを傷モノにしたことは到底許されることではないでしょう。 それにその後もすぐに、あなたにこうして謝罪にこなかった……これは万死に値します。」 申し訳ありませんと俺は深く頭を下げる。 しばらく場を沈黙が支配する。 「……俺さん、顔を上げてちょうだい。そんな格好では話ができないわ。」 「は、はい。」 「過ぎてしまったこと、起きてしまった事についていまさら責めることはしません。」 「……」 「それどころかこの年で、孫を抱ける喜びを得るなんて考えても無かったこと、 むしろお礼を言いたいくらいよ。」 「は、はぁ、ありがとうございます?」 ものすごく責められると覚悟していただけにこの対応に俺は拍子抜けしてしまう。 それと同時にリビングのドアが開いてマルセイユが入ってきた。 「そもそも、かーさんがこのことについて怒れるはずがないんだよ。」 「ティナさん、おかえりなさい。ところでそれはどういう?」 「かーさんが私を生んだときもほとんど勢いだったんだ、 かーさんは元ウィッチでね、 現役のときにネウロイに撃墜されて、敵地に墜落したとき、 それを救出に来たのがずっと前に死んじゃった私のとーさん、 ふたりはお互いに一目惚れ、 あれよあれよという間に親密になって今にいたるという訳さ。」 「あら、私があなたを生んだのはあなたの年よりずっとあとよ?」 「17だろ、二つしか違わないじゃないか。」 「(どおりで若いとおもった……)」 「ごほん、とにかくこのことについてはもう気にしなくていいわね。 まぁなにがどうあれ、ふたりとも愛し合っているのでしょう? なら愛し合う男女の間に子どものひとりやふたりいてもおかしくないもの。 それが人よりすこしばかり早かっただけなんですから。」 だからこの話はここでおしまい。とマルセイユ婦人は言うが、 それで本当に終わりにすることは俺にはできなかった。 「そういっていただけるのはとても嬉しいのですが、それだけでは僕の気が済みません。どうか僕にもなにかけじめをつけさせてください。」 「う~ん、そこまでいうのならひとつ約束してちょうだい。」 「はい。」 「“絶対にハンナを悲しませないこと”。それを約束してくれるかしら?」 「はい……はい!必ず、この命あるかぎり娘さんを絶対に幸せにして見せます!!」 俺の宣誓にマルセイユ婦人は満足そうな笑みを浮かべ、 「ええ、頼んだわよ、未来の息子さん?」 そう、俺に言ってくれたのだった。
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~ノイエ・カールスラント 帝立航空歩兵幼年学校~ 「む~、ねぇおと~さん、おか~さんまだおしごとおわらないの?」 カールスラント軍の明日を担う航空ウィッチたちの卵を育成するこの学園の校門のあたりで、黒のストレートヘアの天辺に母親と同じくちょこんと一本髪の毛を飛び出させた女の子が傍らに立つ自身の父親、『俺』に尋ねる。 「アンジェ、もうすぐですから我慢してくださいね?」 時計を見ながら俺は相当不機嫌になっている娘、アンジェリナをどうにかなだめようと努力していたが当の本人も内心、まだ終わらないのだろうと思っている。 「む~、ごふんまえにももうすぐってきいたよ?」 俺がむくれるアンジェリナの頭をなでてやっていると終業のチャイムがあたりに鳴り響きわたり、校舎から生徒達が出てくる。 そしてしばらくするとそのなかに一際目立つ金髪の美少女が姿をみせた。 「おか~さんだ!」 その姿を確認した途端、先ほどまで俺のすぐ傍にいたアンジェリナが弾かれるようにその美少女、ハンナ・マルセイユに駆け寄り抱きついた。 「おっと、おまたせアンジェ、いい子にしてた?」 「うん!」 突然抱きついてきた娘に驚きながらもちゃんと受け止めてやっているあたりさすがである。 その娘に遅れること少しして俺も彼女のもとに駆けつけた。 「俺、アンジェのお守りご苦労様。」 「ええ、ティナさんこそお疲れ様です。どうでした講義のほうは?」 「う~ん、特別難しいことはなにも言ってないさ。 ただ今までどうやって戦ってきたか、そのとき何を思ったかを話しただけだからな。 でも、受けは良かったみたいだったよ。」 結構質問とかされたしね、とマルセイユは言った。 「それは良かったですね。ではそろそろ場所を変えましょう。 どうやら目立っているようですし。」 「ん?そう?」 そういわれてマルセイユはあたりを見回す。 すると何人かの学生がこっちを見てひそひそと話あっているのがみえた。 「ねね、あの男のひとだれ?」 「しらな~い。でもあのちっちゃな子、すっごくかわいい!」 「そうね、でもあの子、マルセイユ先輩になんか似てない?」 「そういえば、さっきおか~さんって……」 「えっ?マルセイユ先輩ってもう子持ちなの!?」 どうやらかなり騒ぎになり始めている。 「あらら、これはまずいな、さっさと退散しようか。」 「ええ、向こうに車を停めてあります。まずはそこに行きましょう。」 そうして急いで俺たちはこの場を後にした。 ~大通り 車の中~ 「さて、これからどうします?」 運転席に座った俺が助手席のマルセイユにたずねる。 彼女はシートにどっかりと座りながら愛用のタバコを吸っていた。 「ん~今日はもうこのあとの予定は?」 「特になにもありませんね。明日にはアフリカに帰ることになっていますが 今日はもう自由ですね。」 胸元から手帳を取り出して俺がスケジュールを確認する、 ロマーニャからアフリカに帰ってきてからこちら、 最近はすっかりマルセイユのマネージャーが板に付いてきた俺であった。 「でも、特にしたいことも無いしなぁ……」 「じゃぁ、もうホテルに戻ります?」 「え~、もう帰るの?そんなのつまんない~!」 後部座席に座っているアンジェリナが不満を訴える。 「アンジェのいうことももっともだな……よし、 俺、ちょっと寄りたいところ思いついたからそこまでつれてってくれないか。」 「分かりました、で、どこに?」 「それは着いてからのお楽しみだ、とりあえずそこを左に曲がってくれ、それから……」 ~住宅街~ 俺たちを乗せた車は、住宅地の中にやってくると、とある一軒の民家の前で停車した。 「ここ、ですか?」 車から降りると、ここに来る途中はしゃぎ疲れて眠ってしまったアンジェリナを背負いながら俺がそう言った。 「うん、いい家だろ?前来たときとちっとも変わってないな。」 マルセイユが民家の呼び鈴を押すとキンコーンという音が響き渡った。 「そうなんですか、で、ところでいったいだれの家なんです?いい加減教えてくださいよ。」 「すぐわかるさ。」 呼び鈴に答えて民家の玄関から、ひとりの若い婦人が姿をした。 「お、きたきた。ただいまかーさん。」 「来たじゃないわよハンナ、帰ってくるなら連絡の1つも入れたらどうなの?」 腰に手をあてて怒る婦人の姿はその若さもあってかどこかかわいらしい。 「ごめんごめん、せっかくノイエまで来たからよってみようと思ってね。」 「まったくこの子はほんと破天荒なんだから……」 「『かーさん』?」 目の前のやり取りから漏れ聞こえた単語に俺が反応する。 「あら、ハンナ、そちらの方はもしかして……」 「うん、例の『俺』だよ。」 「まぁまぁ!お話は娘からよく聞いてるわ、私はシャルロッテ・マルセイユ。 この子の母です。どうぞよろしくね、俺さん。」 ポンと両手を合わせて朗らかな笑顔で婦人が自己紹介をしてくれ、 「え?……ええええええぇぇぇええええええええ!!!????」 ようやく状況が読み込めた俺の絶叫が当たりに響きわたったのだった。 ~マルセイユの実家 リビング~ 「紅茶でよかったかしら、それともコーヒーのほうがお好み?」 「い、いえ、どうぞおかまいなくフラウ・マルセイユ……」 俺は何とか震える声を絞り出しながら、 体全身をかちこきに固まらせ、顔には冷や汗を浮かべて何度も拭っていた。 「ふふ、そんなに緊張しなくてもいいのよ?」 「は、はぁ、そ、そういうわけにも……」 自分の恋人の母親と突然対面させられて、 そのうえその恋人との間に子どもまで作ってしまっているのだ、 これで緊張しないはずがない ちなみに当の恋人であるマルセイユはまだ眠ったままのアンジェリナを自室に連れて行っている最中なのでここにはいない。 「先ほども玄関で言ったとおり、あなたのことは娘からよく聞いてるわ。 あの子の命を救ってくださったそうね。どうもありがとう。」 「いえ、男として当然と思うことをしたまでですから、 そ、それでその、フラウ・マルセイユ、そのことで私からあなたに謝らなくてはならな いことがあります。」 ようやく覚悟を決めた俺は真剣な表情でマルセイユ婦人の目を見つめる。 「……アンジェリナのことかしら?」 「はい、いくら当時の状況があったとはいえ、 ティナさ、いえ娘さんを傷モノにしたことは到底許されることではないでしょう。 それにその後もすぐに、あなたにこうして謝罪にこなかった……これは万死に値します。」 申し訳ありませんと俺は深く頭を下げる。 しばらく場を沈黙が支配する。 「……俺さん、顔を上げてちょうだい。そんな格好では話ができないわ。」 「は、はい。」 「過ぎてしまったこと、起きてしまった事についていまさら責めることはしません。」 「……」 「それどころかこの年で、孫を抱ける喜びを得るなんて考えても無かったこと、 むしろお礼を言いたいくらいよ。」 「は、はぁ、ありがとうございます?」 ものすごく責められると覚悟していただけにこの対応に俺は拍子抜けしてしまう。 それと同時にリビングのドアが開いてマルセイユが入ってきた。 「そもそも、かーさんがこのことについて怒れるはずがないんだよ。」 「ティナさん、おかえりなさい。ところでそれはどういう?」 「かーさんが私を生んだときもほとんど勢いだったんだ、 かーさんは元ウィッチでね、 現役のときにネウロイに撃墜されて、敵地に墜落したとき、 それを救出に来たのがずっと前に死んじゃった私のとーさん、 ふたりはお互いに一目惚れ、 あれよあれよという間に親密になって今にいたるという訳さ。」 「あら、私があなたを生んだのはあなたの年よりずっとあとよ?」 「17だろ、二つしか違わないじゃないか。」 「(どおりで若いとおもった……)」 「ごほん、とにかくこのことについてはもう気にしなくていいわね。 まぁなにがどうあれ、ふたりとも愛し合っているのでしょう? なら愛し合う男女の間に子どものひとりやふたりいてもおかしくないもの。 それが人よりすこしばかり早かっただけなんですから。」 だからこの話はここでおしまい。とマルセイユ婦人は言うが、 それで本当に終わりにすることは俺にはできなかった。 「そういっていただけるのはとても嬉しいのですが、それだけでは僕の気が済みません。どうか僕にもなにかけじめをつけさせてください。」 「う~ん、そこまでいうのならひとつ約束してちょうだい。」 「はい。」 「“絶対にハンナを悲しませないこと”。それを約束してくれるかしら?」 「はい……はい!必ず、この命あるかぎり娘さんを絶対に幸せにして見せます!!」 俺の宣誓にマルセイユ婦人は満足そうな笑みを浮かべ、 「ええ、頼んだわよ、未来の息子さん?」 そう、俺に言ってくれたのだった。
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1929.html
まるで獣のような少年だ、と丸眼鏡をかけた女性は思う。眼光はギラギラと炭のように輝き、まだ真新しいガリア軍服を身に纏う彼からは、年相応の無邪気さや溌剌さは感じられない。 その代わりに、体からは殺意と火薬の臭いが溢れている。少年は右手をゆっくりと掲げ、敬礼を作る。 「本日よりカールスラント陸軍情報部に配属される俺少尉です。よろしくお願いします」 まだ声変わりも済んではいないのだろうか、掠れた高音で、少年は言う。かつては艶のあったであろう金色の短髪は色あせ、少年では考えられないような渋い色になっている。金色の絵の具に灰を混ぜたような色である。 「ええ、よろしく少尉」 なぜこんな場所に少年がいるのだろう、と彼女は考えをめぐらせる。二人が向かい合っているのは、狭い執務室の中であった。壁はベニヤ板が剥き出しで、部屋は十人も入れば圧死するだろう。ただその部屋に置かれた、立派な木の机と黒い革張りの椅子が、この場所を山小屋のような空間から遠ざけていた。 ここはカールスラント本国の最前線、ネウロイの瘴気の眼と鼻の先、地獄に一番近い場所である。ここに残っているのはわずかの整備兵と、ウィッチだけなのだ。捨て奸の最前線の異名を持つこの場所にこんな少年がいる理由が、彼女は分からなかった。 部屋には現在三人だけがいる。一人は、革張りの椅子に腰掛ける小柄な女性、もう一人は、その女性に相対する少年、そして、もう一人は小柄な女性の脇で背筋を伸ばして男と書類を交互に見つめる、長身の女性であった。身長はおそらく180㎝以上はあるだろう、女性には似つかわしくない多重レンズ付きの眼鏡をかけている、スレンダーな女性だ。 女性二人は軽く眼を合わせると、同時に頷く。長身の女性が、息を吸い込んだ。 「はじめまして、俺少尉。彼女のことは『少佐』、私のことは『博士』と呼んでくれれば良い。簡単にだが、先方からの書類に眼を通させてもらった。君は相当な問題児らしいな、『エクスキャリバー』?」 ギリ、と、少年は歯を食いしばると長身の女性、博士を見つめる。その反応に特段の感情を示す事は無く、博士は言葉を続けた。 「士官学校での成績はトップだが、素行に粗相が目立つ。特に君の処罰回数も学年トップじゃないか。一体どういう事だ?」 「十七回は昇進拒否、一回は作戦中の命令不服従です」 さらりと、悪びれた様子も無く男は言う。その言葉に、鉄の仮面をつけていた博士も、眉を吊り上げる。だが少佐は心底楽しそうに口元を吊り上げた。 「君は一人で戦争をするつもりか?」 「否、そうではありません。私は私の義務を果たしているだけです。もともとウィッチの階級が軍曹から始まるのは女性隊員のためと聞きました。しかし、私は男です。ですから、私は本来昇進するはずだった分を留まり、適正な階級で職務を全うするだけです」 「ほう、では君は本来ならば今の階級は何だ?」 「士官学校を出てはいますが、何分急場しのぎの詰め込み教育です。本来ならばまだ軍曹といったところでしょうか」 顔色を変える様子は無く、少年はそれだけを呟く。その言葉に、少佐は顔をゆがめて手を叩く。それはどこか老成した笑い方だった。 「あっははは! 面白い! 君は面白いな、エクスキャリバー! 宜しい、結構! 私の部下でいる間は、君の階級は軍曹にしよう! だが私の部下でいる限り昇進辞令は受け取ってもらう」 「少佐、しかしそれは――」 「構うものか、私はこういう考えは嫌いではない。私も君も、彼女達も皆女性だ、だが彼は、この少年だけは男だ。すばらしいぞ、ヘルシェン(小僧)!」 小柄な女性は心底楽しそうにからからと笑う。目元には笑いすぎたのか、涙が溜まっている。 「ああ、すまない、見苦しいところを見せた。後で君に隊員との顔合わせをさせよう。皆クセの強い人物だから、注意をしておくように」 女性は立ち上がり、右掌を肩の高さほどまで挙げる。どうやら、彼女特有の挨拶のようだ。 同時に、がちゃりと扉が開かれ、一人の女性が部屋に駆け込むと同時に男にぶつかった。男は苦悶の表情で切ない悲鳴を上げ、床に転がる。部屋に侵入したのは、女性だ。 「ほ、本当ですか!? 新入りが来るって!? 何で言ってくれないんですか少佐殿!」 「ああ、すまない。ところで、君の下にいるのがその新入りだよ」 褐色の肌をウェーブのかかった白い髪で覆う少女は、視線を下げ、そして慌てて飛びのいた。男はよろよろと立ち上がり、不機嫌な表情で少女を見つめる。 「失礼しました! 私はトバルフィーネ・アルハンブラ。近しい者からは『撫子』と呼ばれております。って、男!? 何で!? ウィッチでしょ!?」 矢継ぎ早に言葉を繰り出す彼女に、男は面食らったようだ。そして、同時に少佐と博士に救援を求める視線を放つが、二人とも薄く笑みを浮かべるだけだ。なるほど、クセの強いというのは本当らしい。 「とにかく自己紹介しなきゃよね!? 少佐殿! この男ちょっと借ります! っていうか結構長い間借ります!」 トバルフィーネは男の手を引きながら、扉を開けて廊下を走る。二人残されたた部屋で、少佐と博士は言葉を交わした。 「ガリアはどういうつもりでしょうか? 他国に援軍を出すなんて。ましてやここは『厄介払い』の戦場ですよ?」 「何、あの小僧も私達と同じと言う事だよ。『死んでも上に痛みは無し、あわよくばネウロイを一機でも落としてくれれば良い』ということだ。命が惜しくなったかね?」 「まさか。私は戦禍があればそれだけで幸せです」 「ああ、すばらしい。君はまさに大博士(グランドプロフェッツォル)だ」 少佐は立ち上がり、歩き出す。そして、勢い良く前方へ転んだ。博士はそれも慣れたように、冷ややかな眼で見つめていた。 「君は案外薄情だな」 「何もない場所で転ぶ事が出来る貴女に感心していました」 ふふ、と笑みを浮かべ、二人は再び歩き出す。名ばかりのブリーフィングルームへ向けて。 「ところで、この基地はあとどれくらい持つだろうか?」 「持って2ヶ月と言ったところでしょう、それまでに市民が撤退できれば良いのですが」 「ふむ、君がそういうのならばそうなのだろうね。もとよりわれわれは戦力外の戦力だ。死ぬまで戦えれば何も求めないとも」 二人はブリーフィングルームの扉に手をかける。薄い笑みを浮かべた二人は、いつもと変わらないように時間をすごして行く。 たとえそれが、死への時間であろうとも。
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まるで獣のような少年だ、と丸眼鏡をかけた女性は思う。眼光はギラギラと炭のように輝き、まだ真新しいガリア軍服を身に纏う彼からは、年相応の無邪気さや溌剌さは感じられない。 その代わりに、体からは殺意と火薬の臭いが溢れている。少年は右手をゆっくりと掲げ、敬礼を作る。 「本日よりカールスラント陸軍情報部に配属される俺少尉です。よろしくお願いします」 まだ声変わりも済んではいないのだろうか、掠れた高音で、少年は言う。かつては艶のあったであろう金色の短髪は色あせ、少年では考えられないような渋い色になっている。金色の絵の具に灰を混ぜたような色である。 「ええ、よろしく少尉」 なぜこんな場所に少年がいるのだろう、と彼女は考えをめぐらせる。二人が向かい合っているのは、狭い執務室の中であった。壁はベニヤ板が剥き出しで、部屋は十人も入れば圧死するだろう。ただその部屋に置かれた、立派な木の机と黒い革張りの椅子が、この場所を山小屋のような空間から遠ざけていた。 ここはカールスラント本国の最前線、ネウロイの瘴気の眼と鼻の先、地獄に一番近い場所である。ここに残っているのはわずかの整備兵と、ウィッチだけなのだ。捨て奸の最前線の異名を持つこの場所にこんな少年がいる理由が、彼女は分からなかった。 部屋には現在三人だけがいる。一人は、革張りの椅子に腰掛ける小柄な女性、もう一人は、その女性に相対する少年、そして、もう一人は小柄な女性の脇で背筋を伸ばして男と書類を交互に見つめる、長身の女性であった。身長はおそらく180㎝以上はあるだろう、女性には似つかわしくない多重レンズ付きの眼鏡をかけている、スレンダーな女性だ。 女性二人は軽く眼を合わせると、同時に頷く。長身の女性が、息を吸い込んだ。 「はじめまして、俺少尉。彼女のことは『少佐』、私のことは『博士』と呼んでくれれば良い。簡単にだが、先方からの書類に眼を通させてもらった。君は相当な問題児らしいな、『エクスキャリバー』?」 ギリ、と、少年は歯を食いしばると長身の女性、博士を見つめる。その反応に特段の感情を示す事は無く、博士は言葉を続けた。 「士官学校での成績はトップだが、素行に粗相が目立つ。特に君の処罰回数も学年トップじゃないか。一体どういう事だ?」 「十七回は昇進拒否、一回は作戦中の命令不服従です」 さらりと、悪びれた様子も無く男は言う。その言葉に、鉄の仮面をつけていた博士も、眉を吊り上げる。だが少佐は心底楽しそうに口元を吊り上げた。 「君は一人で戦争をするつもりか?」 「否、そうではありません。私は私の義務を果たしているだけです。もともとウィッチの階級が軍曹から始まるのは女性隊員のためと聞きました。しかし、私は男です。ですから、私は本来昇進するはずだった分を留まり、適正な階級で職務を全うするだけです」 「ほう、では君は本来ならば今の階級は何だ?」 「士官学校を出てはいますが、何分急場しのぎの詰め込み教育です。本来ならばまだ軍曹といったところでしょうか」 顔色を変える様子は無く、少年はそれだけを呟く。その言葉に、少佐は顔をゆがめて手を叩く。それはどこか老成した笑い方だった。 「あっははは! 面白い! 君は面白いな、エクスキャリバー! 宜しい、結構! 私の部下でいる間は、君の階級は軍曹にしよう! だが私の部下でいる限り昇進辞令は受け取ってもらう」 「少佐、しかしそれは――」 「構うものか、私はこういう考えは嫌いではない。私も君も、彼女達も皆女性だ、だが彼は、この少年だけは男だ。すばらしいぞ、ヘルシェン(小僧)!」 小柄な女性は心底楽しそうにからからと笑う。目元には笑いすぎたのか、涙が溜まっている。 「ああ、すまない、見苦しいところを見せた。後で君に隊員との顔合わせをさせよう。皆クセの強い人物だから、注意をしておくように」 女性は立ち上がり、右掌を肩の高さほどまで挙げる。どうやら、彼女特有の挨拶のようだ。 同時に、がちゃりと扉が開かれ、一人の女性が部屋に駆け込むと同時に男にぶつかった。男は苦悶の表情で切ない悲鳴を上げ、床に転がる。部屋に侵入したのは、女性だ。 「ほ、本当ですか!? 新入りが来るって!? 何で言ってくれないんですか少佐殿!」 「ああ、すまない。ところで、君の下にいるのがその新入りだよ」 褐色の肌をウェーブのかかった白い髪で覆う少女は、視線を下げ、そして慌てて飛びのいた。男はよろよろと立ち上がり、不機嫌な表情で少女を見つめる。 「失礼しました! 私はトバルフィーネ・アルハンブラ。近しい者からは『撫子』と呼ばれております。って、男!? 何で!? ウィッチでしょ!?」 矢継ぎ早に言葉を繰り出す彼女に、男は面食らったようだ。そして、同時に少佐と博士に救援を求める視線を放つが、二人とも薄く笑みを浮かべるだけだ。なるほど、クセの強いというのは本当らしい。 「とにかく自己紹介しなきゃよね!? 少佐殿! この男ちょっと借ります! っていうか結構長い間借ります!」 トバルフィーネは男の手を引きながら、扉を開けて廊下を走る。二人残されたた部屋で、少佐と博士は言葉を交わした。 「ガリアはどういうつもりでしょうか? 他国に援軍を出すなんて。ましてやここは『厄介払い』の戦場ですよ?」 「何、あの小僧も私達と同じと言う事だよ。『死んでも上に痛みは無し、あわよくばネウロイを一機でも落としてくれれば良い』ということだ。命が惜しくなったかね?」 「まさか。私は戦禍があればそれだけで幸せです」 「ああ、すばらしい。君はまさに大博士(グランドプロフェッツォル)だ」 少佐は立ち上がり、歩き出す。そして、勢い良く前方へ転んだ。博士はそれも慣れたように、冷ややかな眼で見つめていた。 「君は案外薄情だな」 「何もない場所で転ぶ事が出来る貴女に感心していました」 ふふ、と笑みを浮かべ、二人は再び歩き出す。名ばかりのブリーフィングルームへ向けて。 「ところで、この基地はあとどれくらい持つだろうか?」 「持って2ヶ月と言ったところでしょう、それまでに市民が撤退できれば良いのですが」 「ふむ、君がそういうのならばそうなのだろうね。もとよりわれわれは戦力外の戦力だ。死ぬまで戦えれば何も求めないとも」 二人はブリーフィングルームの扉に手をかける。薄い笑みを浮かべた二人は、いつもと変わらないように時間をすごして行く。 たとえそれが、死への時間であろうとも。
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ヴェルスラント王国(アレマス語:Königreich Welsland)とは欧州大陸中東部に位置する立憲君主国 略称はWEL 公用語 アレマス語・オーテル語 首都 カールスタッド 最大の都市 カールスタッド 人口 約9740万人 建国 1521年 国の標語 我らが祖国と王の為 国歌 Land der Wind, Land am Strome 概要 気候は温暖な季節的気候に属しているが東部国境の一部や南部山岳地域では気温が低い。 欧州大陸において政治・経済・軍事の主要国であると同時に大陸防衛の重要拠点でもある。 3つの地域にて構成されており、国土の中央部がヴェルスラント中核州域。 北西部のルビコン川下流域はオーテルラントと呼ばれるオーテル人の多く住む地域。 北部半島一帯がライズヴィッヒ地域とそれぞれ呼ばれている。 先の大戦では国土の約7割が焦土と化すも、西ポルシアと同じく戦後間もなく発生した特需により奇跡の経済復興を成し遂げた。 経済復興後は西ポルシアに経済的・軍事的支援を行っている。(欧州縦深の第1阻止線となることを期待してである) 現在海峡を挟んだ隣国ブリテンの大陸派遣軍が国内に駐留している。 古来より陸上交易で発展してきた国であり欧州に位置する国家を中心に交流を行ってきた。 近代に入り航海技術が進歩すると共に欧州以外の国ともいくつか交易・外交関係を持つようになる。 国内には3本の主要河川が流れており東部のヴィアドルス川は西ポルシアと西部のルビコン川はディアマリス共和国との国境線を形成 中央部のヴェーゼル川(バーゼル川)の中流域には首都カールスタッドがある。 また南部には大山脈が広がっており、こちらもシュタイアーマルク連邦との国境線となっている。 地方行政区分 番号 州名 州都・中心都市 備考 ① ライズヴィッヒ州 ハノーヴァー 港湾都市ハノーヴァーを中心に海運・造船業が盛ん ② ザクセンベルク州 アルトマルク ポルシアとの国境に面しておりテューリンゲン州と共に陸軍の主要戦力が置かれている ③ テューリンゲン州 エアフルト ザクセンベルク州と共に陸軍の主要戦力が置かれている。ポルシア国境と跨る形でレグニッツァ古戦場がある。 ④ ニーダーヴェーゼル州 カールスタッド 最も人口が多く国内の政治・経済の中心を担っている。 ⑤ オーバーヴェーゼル州 ヴィッテンベルク 工業都市ヴィッテンベルクを中心に国内の先進工業を一手に引き受ける工業地帯。 ⑥ ブランデンブルク州 シュトラスベルク ヴェルスラント建国以前の旧都市群から成る地域。近年では機械工業地としても栄えている。 ⑦ ヴァンフリート=ライガール州 トリエル 農業地帯でライ麦やジャガイモの産地。都市圏には古来から続く街並みが広がる。 ⑧ 北オーテルラント州 ティルドルフ 西部地域の政治・経済の中心地で国内有数の貿易港も抱えている。またガラティア条約機構の本部が置かれている。 ⑨ 南オーテルラント州 ポルメルン 低地平原が広がっており農業が盛ん。ワインの産地 ⑩ エステルラント諸島 イェーナ 諸島全域で観光業が盛ん。また旅行者を考慮した免税地域となっている。 政治 国王を元首とする立憲君主制と議員内閣制を採用している。 王の権力は憲法により制限されており儀礼的なものに止まっているため、 国政は行政府の首長である首相が担っておりその内閣の下に行われる。 議会は上院と下院の2院政 軍事 最高指揮権は国王にあるが形式上のものであり、軍の指揮運用は国防省に一任されている。 軍は陸・海・空の3軍体制。国土の性質上および過去2度の大戦の教訓から陸軍に最も力が注がれている。 採用兵器の大半は長らく国産のみであったが近年では他国に発注または輸入した兵器の採用も行われている。 3軍とは別に王立保安隊が組織されており、各州の警察任務を担当している。 陸軍 正式には王立陸軍(Koninklijk Heer)と呼ばれ形式上は海・空軍よりも上位の先任軍である。 その地理的特性からも陸上防衛には古来より特に重点が置かれており質・量とも全軍中最大の規模を誇る。 現在の戦術ドクトリンは機動戦術を主としており戦車・歩兵・砲兵全てが機械化されている。 独自の防衛構想に則り、主要戦力は「戦域打撃戦力」「戦域安定化戦力」に分類されており、 中でも主力の「戦域打撃戦力」の各部隊は完全編制が成されている。 過去2度の大戦での教訓と東ポルシア・ルテニア陸上戦力対策のため東部国境線側に戦力を集中している。 陸軍の正規部隊とは別に徴集兵で構成される軍管区地域軍はおもに各軍団の予備兵力や国外派遣を担当する。 組織・編成 +... 組織 陸軍総司令部 陸軍指揮司令部(各コマンド) 陸軍局 陸軍訓練センター 編成 東部管区 ジークヴェルト中央軍団 -戦域打撃戦力- 種類 第1装甲師団 機甲 レオポルド王装甲騎兵近衛師団 機甲 第6装甲砲兵旅団 機械化砲兵 第5装甲擲弾兵師団 機械化歩兵 第8装甲擲弾兵師団 機械化歩兵 航空機動作戦師団A1 ヘリコプター 中部管区 クレッフェル第2軍団 -戦域安定化戦力- 種類 第7装甲師団 機甲 第11装甲砲兵旅団 機械化砲兵 第12装甲砲兵旅団 機械化砲兵 第2装甲擲弾兵師団 機械化歩兵 第50山岳猟兵師団 山岳歩兵 航空機動作戦旅団B1 ヘリコプター 西部管区 カルテンス第3軍団 -緊急展開戦力- 種類 第10装甲師団 機甲 第3装甲擲弾兵師団 機械化歩兵 第4装甲擲弾兵師団 機械化歩兵 航空機動作戦旅団B2 ヘリコプター 総司令部直轄部隊 種類 空中機動強襲師団 空挺 首都駐留部隊 種類 ルイーゼ王女配火打石銃兵近衛連隊 歩兵 南部地域軍国境警備部隊 種類 第430山岳警備旅団 山岳歩兵 第440山岳警備旅団 山岳歩兵 第401独立警備砲兵連隊 山岳砲兵 装甲師団=機甲部隊 装甲擲弾兵=機械化歩兵部隊 装甲砲兵=機械化砲兵部隊 地上作戦支援=後方支援部隊 空中機動強襲=空挺部隊 航空機動作戦=ヘリコプター部隊 陸軍採用兵器 +... 車両 名称 車種 運用状況 KPz-14 ナズグルMk.1 主力戦車 運用中 KPz-20 クリシュナ 主力戦車 評価試験中 PzH-500 グレゴール 自走榴弾砲 運用中 AS ドライゼ 装輪自走砲 運用中 AS シュベールト 装輪自走砲 運用中 HIMARS 高機動自走ロケット砲 運用中 MARS 多連装自走ロケット砲 運用中 FH63 牽引式榴弾砲 運用中 FH133 牽引式榴弾砲 運用中 RBS-19 地対艦ロケットシステム 運用中 アーレス自走対空砲-ロケット砲- 自走対空砲 運用中 アーレス自走対空砲-機関砲- 自走対空砲 運用中 FRRロードス 地対空ミサイルシステム 運用中 SPz エーゼル 歩兵戦闘車 運用中 GTK ボクサーⅡ 装輪装甲車 運用中 GTK ボクサーⅡWEM救護型 装輪装甲車 運用中 GTK ボクサーⅡWD指揮通信型 装輪装甲車 運用中 C1 アルクス 装輪戦闘車 運用中 LGS フェネックⅡ 装輪軽装甲偵察車 運用中 GFF サーバル 装輪軽装甲車 運用中 GFF サーバルⅡ 装輪軽装甲車 運用中 GFF2 イーグル 装輪軽装甲車 運用中 IMV ブッシュマスター 装輪軽装甲車 運用中 MJ3空挺支援迫撃車両 装軌軽装甲車 運用中 ESK1 小型トラック 輸送トラック 運用中 AL15 中型トラック 輸送トラック 運用中 FSA1 弾薬輸送車 弾薬輸送車 運用中 FSA2 タンクローリー 燃料補給車 運用中 ARV・AEV ヴァイソン 戦車回収車 運用中 ARV・AEV ヴァイソン 戦闘工兵車 運用中 PiPz-11ゴルディア 戦闘工兵車 運用中 PzS-11架橋戦車 架橋戦車 運用中 ナズグルR 地雷原突破車 運用中 ナズグル訓練戦車 操縦訓練用模擬戦車 運用中 LST-21戦車運搬車 戦車運搬車 運用中 TS-15小型車両運搬車 小型車両運搬車 運用中 航空機 名称 機種 運用状況 AHT-3 フレイヤⅡ 戦闘ヘリ 運用中 NH90 輸送ヘリ 運用中 CH-53 シースタリオン 輸送ヘリ 運用中 陸軍退役兵器 +... 名称 車種 運用状況 KPz-11 A8 レオポルド 主力戦車 退役 KPz-11 A8EX レオポルド 主力戦車 退役 KPz-13 バルツァーⅡ 主力戦車 退役 PzH-200 ゲオルクⅡ 自走榴弾砲 退役 PzH-300 コンラート 自走榴弾砲 退役 PzH-400 コンラートⅡ 自走榴弾砲 退役 ヘリオンⅡ自走対空砲 自走対空砲 退役 SPz ヴァルターⅡ 歩兵戦闘車 退役 SPz ガルムⅡ 歩兵戦闘車 退役 GTK ケントゥリア 歩兵戦闘車 退役 AAV1 フロッシュ 水陸両用装甲車 退役 PzB-11戦車回収車 戦車回収車 退役 AHT-1 アトラス 戦闘ヘリ 退役 UH-1 輸送ヘリ 退役 海軍 北海を中心とした本国周辺海域の沿岸防衛および海峡・島嶼警備が主任務 主にサズガディナ海軍やブリテンのロイヤルネイビーとの連携が取られている。 古来からヴェルスラントは陸に力を注いでいた一方で海はあまり重要視していなかったが、WW1の時代より次第に整備が進み、 WW2・戦後を経て、現在においては空母打撃群を編成可能なほどの戦力を有している。 近年では「コンパクトな海軍」と呼ばれる政策から、1隻で多数の任務が可能な多用途艦の整備が進んでいる。 護衛艦艇の保有数は欧州においてはそれなりの数を有しており、GATO海上戦力に有力な護衛戦力を提供している。 組織・編成 +... 組織 海軍総司令部 海軍局 海軍訓練センター 各艦隊司令部 外洋艦隊 第1機動隊群 第2機動隊群 第3海軍航空団 第4海軍航空団 エステル海兵旅団 編成 第1機動隊群 2個フリゲート戦隊と沿岸警備を担当する2個哨戒艦戦隊、1個潜水戦隊を指揮下に置く。 第2フリゲート戦隊は必要に応じて外洋艦隊に艦艇を抽出している。 第1機動隊群 第1フリゲート戦隊 ブレゲンツ級フリゲート艦 6隻 第2フリゲート戦隊 クレーヴェ級フリゲート艦 8隻 第5沿岸警備戦隊 リンゲヴァール級哨戒艦 8隻 第6沿岸警備戦隊 ウォーゼル級哨戒艦 4隻 第1潜水戦隊 210型通常動力型潜水艦 6隻 艦隊補助 ルビコン級補給艦 1隻 カルパティア級補給艦 1隻 第2機動隊群 フリゲート・防空駆逐艦・コルベット・潜水艦各1個戦隊を指揮下に置く。 第3フリゲート戦隊、第4防空駆逐戦隊は外洋艦隊の直轄部隊でもある。 最新鋭艦が集中配備されていることから海軍の基幹戦力の中核を担っている。 第2機動隊群 第3フリゲート戦隊 トリエル級フリゲート艦 6隻 第4防空駆逐戦隊 ゲオルク・シュテラー級ミサイル駆逐艦 5隻 第7コルベット戦隊 クラウゼル級コルベット艦 5隻 第2潜水戦隊 280型核動力型攻撃潜水艦 4隻 艦隊補助 ルビコン級補給艦 1隻 カルパティア級補給艦 1隻 支援補助艦艇隊 近海・島嶼防衛用揚陸艦を集めた部隊。 支援補助艦艇隊 水陸両用支援隊 ヴァンフリート級多目的支援艦 2隻 輸送揚陸隊 エステルラント級ヘリコプター母艦 2隻 外洋任務部隊 旗艦巡洋艦・航空母艦・ドック型揚陸艦など大型主力艦を指揮下に置く。 遠征用機動部隊編成時の中核を成す。護衛艦艇は任務に応じて他の各戦隊から 抽出され組み込まれる。 外洋艦隊 艦隊中核部隊 オーデンヴァルト級重巡洋艦 1隻 P・W級航空母艦 1隻 揚陸戦隊 バルティカ級ドック型揚陸艦 3隻 艦隊支援部隊 ルビコン級補給艦 1隻 第3海軍航空団-シュナウファー- 第201空母戦闘飛行隊 艦載攻撃機 第202空母戦闘飛行隊 艦載攻撃機 第42電子戦飛行隊 艦載早期警戒機 第205海上ヘリコプター飛行隊 艦載ヘリ 第206海上ヘリコプター飛行隊 艦載ヘリ 第4海軍航空団-リップフェルト- 第14海上ヘリコプター飛行隊 艦載ヘリ 第17海上ヘリコプター飛行隊 艦載ヘリ 第401対潜哨戒飛行隊 対潜哨戒機 第402対潜哨戒飛行隊 対潜哨戒機 第203戦闘支援飛行隊 垂直離着陸攻撃機 海軍現役採用兵器 +... 艦艇 艦種 艦級 艦名 運用状況 航空母艦 P・ヴァイセンフェルト級 CV-11 プリンツェシン・ヴァイセンフェルト 運用中 航空母艦 P・ヴァイセンフェルト級 CV-12 プリンツェシン・ウィトゲンシュタイン 運用中 計2隻 巡洋戦艦 ケーニッヒ・アルブレヒト級 BB-51 ケーニッヒ・アルブレヒト 退役 巡洋戦艦 ケーニッヒ・アルブレヒト級 BB-52 クローンプリンツ・ループレヒト 予備役保管 計2隻 重巡洋艦 オーデンヴァルト級 CA-53 オーデンヴァルト 運用中 重巡洋艦 オーデンヴァルト級 CA-54 ベルクシュトラーセ 建造中 計2隻 ミサイル駆逐艦 ゲオルク・シュテラー級 DDG-45 ゲオルク・シュテラー 運用中 ミサイル駆逐艦 ゲオルク・シュテラー級 DDG-46 ヴィルヘルム・フィルヒナー 運用中 ミサイル駆逐艦 ゲオルク・シュテラー級 DDG-47 グスタフ・ヴァリス 運用中 ミサイル駆逐艦 ゲオルク・シュテラー級 DDG-48 フェルディナント・リヒトホーフェン 運用中 ミサイル駆逐艦 ゲオルク・シュテラー級 DDG-49 マックス・ヴォルフ 運用中 計5隻 駆逐艦-多目的支援艦- ヴァンフリートⅡ級 DDL-109 ヴァンフリート 運用中 駆逐艦-多目的支援艦- ヴァンフリートⅡ級 DDL-110 ティアマト 運用中 計2隻 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-108 クレーヴェ 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-109 エッセン 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-110 ミュンスター 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-111 ケルン 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-112 ヘルフォルト 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-113 ボルケン 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-114 コースフェルト 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-115 ドーベルク 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-116 ブレゲンツ 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-117 アルタッハ 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-118 リーツェン 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-119 ルンガウ 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-120 クレムス 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-121 ガイベルク 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-122 トリエル 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-123 シュラート 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-124 オルビス 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-125 ライゼル 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-126 エールセン 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-127 アルフト 運用中 計20隻 コルベット艦 クラウゼル級 F-128 クラウゼル 運用中 コルベット艦 クラウゼル級 F-129 リーヴェルト 運用中 コルベット艦 クラウゼル級 F-130 カプア 運用中 コルベット艦 クラウゼル級 F-131 エンネア 運用中 コルベット艦 クラウゼル級 F-132 バレスタ 運用中 計5隻 哨戒艦 リンゲヴァール級 P500~P507 運用中 哨戒艦 ウォーゼル級 P-508 ウォーゼル 運用中 哨戒艦 ウォーゼル級 P-509 アルバレア 運用中 哨戒艦 ウォーゼル級 P-510 クルーガー 運用中 哨戒艦 ウォーゼル級 P-511 オルラン 運用中 計12隻 通常動力型潜水艦 210型 S100 U-30 運用中 通常動力型潜水艦 210型 S101 U-31 運用中 通常動力型潜水艦 210型 S102 U-32 運用中 通常動力型潜水艦 210型 S103 U-33 運用中 通常動力型潜水艦 210型 S104 U-34 運用中 通常動力型潜水艦 210型 S105 U-35 運用中 核動力型攻撃潜水艦 280型ナイアッド級 SS106 U-2000 運用中 核動力型攻撃潜水艦 280型ナイアッド級 SS107 U-2001 運用中 核動力型攻撃潜水艦 280型ナイアッド級 SS108 U-2002 運用中 核動力型攻撃潜水艦 280型ナイアッド級 SS109 U-2003 運用中 計10隻 補給艦 ルビコン級 A-104 ルビコン 運用中 補給艦 ルビコン級 A-105 ヴィアドルス 運用中 補給艦 ルビコン級 A-106 バーゼル 運用中 補給艦 カルパティア級 A-112 カルパティア 運用中 補給艦 カルパティア級 A-113 パンノニア 運用中 計5隻 輸送揚陸艦 エステルラント級 A-107 エステルラント 運用中 輸送揚陸艦 エステルラント級 A-108 ヘルゴラント 運用中 計2隻 ドッグ型強襲揚陸艦 バルティカ級 A-109 バルティカ 運用中 ドッグ型強襲揚陸艦 バルティカ級 A-110 ローレンシア 運用中 ドッグ型強襲揚陸艦 バルティカ級 A-111 アバロニア 運用中 計3隻 計画艦 艦種 艦級 艦名 計画状況 原子力空母 未定 未定 計画のみ 航空機 機種 名称 運用状況 艦上攻撃機 AR-06M スマウグ 運用中 攻撃機 SGR-8 シーハリアー 予備保管 早期警戒機 AES-1 T3 運用中 対潜哨戒機 P-100 運用中 対潜ヘリ NFH-4S 運用中 その他 機種 名称 運用状況 GTK ボクサーⅡ 装輪装甲車 運用中 LCAC エアクッション型揚陸艇 運用中 ※1、PW級航空母艦はノルドランド製船体をベースに建造、 オーデンヴァルト級はノルドランドのエレオノーラ級をベースに建造 エステルラント級は桜花国に発注した船体を基に建造 ※2、SGR-8シーハリアーはサズガディナからの輸入機 ※3、LCACは桜花国からの輸入機 海軍退役兵器 +... 艦艇 艦種 艦級 艦名 運用状況 航空母艦 アウグスブルク級 CV-6 アウグスブルク 退役 航空母艦 アウグスブルク級 CV-7 レーゲンスブルク 退役 航空母艦 ブランデンブルク級 CV-8 ブランデンブルク 退役 軽航空母艦 ヴァルトルート級 CVL-9 ヴァルトルート 退役 軽航空母艦 ヴァルトルート級 CVL-10 グンデュラ 退役 計5隻 重巡洋艦 アルトマルク級 CA-47 アルトマルク 退役 重巡洋艦 アルトマルク級 CA-48 カールスルーエ 退役 重巡洋艦 アルトマルク級-後期型- CA-49 タンホイザー 退役 重巡洋艦 アルトマルク級-後期型- CA-50 バルタザール 退役 計4隻 駆逐艦 ファルツ級 DD-20 ファルツ 退役 駆逐艦 ファルツ級 DD-21 コブレンツ 退役 駆逐艦 ファルツ級 DD-22 マインツ 退役 駆逐艦 ファルツ級 DD-23 クーゼル 退役 計4隻 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-24 ハノーヴァー 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-25 ガルブゼン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-26 シュターデ 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-27 リンゲン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-28 シュレスヴィヒ 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-29 ポンメルン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-30 フェルデン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-31 エムスラント 退役 計8隻 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-32 ヴァンフリート 退役 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-33 トリプラ 退役 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-34 ライガール 退役 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-35 ヘルゴラント 退役 計4隻 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-36 ザクセン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-37 ヘッセン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-38 テューリンゲン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-39 ケルンテン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-40 トラウン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-41 ザクセン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-42 ガルブゼン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-43 ゲルリッツ 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-44 フライベルク 退役 計9隻 コルベット艦 エアフルト級 F-100 エアフルト 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-101 ネルツ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-102 ズール 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-103 イェーナ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-104 ゼメルダ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-105 アイゼナハ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-106 ラント 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-107 ハイネ 退役 計8隻 輸送揚陸艦 エステルラント級 A-107 エステルラント 退役 輸送揚陸艦 エステルラント級 A-108 ヘルゴラント 退役 計2隻 航空機 機種 名称 運用状況 攻撃機 AR-04B 退役 艦上攻撃機 F/A-12C 退役 対潜ヘリ HAS-2S 退役 対潜ヘリ HAS-3S 退役 詳細画像 +... ケーニッヒ・アルブレヒト級巡洋戦艦 アルトマルク級重巡洋艦の拡大発展型として建造された巡洋戦艦。 艦隊旗艦として指揮通信装備やレーダーなどの電子装備が強化されている。 強力なSKC/40連装主砲は王国海軍の保有する艦載兵装の中では最大の火力を誇っている。 全長 全幅 236m 31m 兵装 数 性能 SKC/40 連装主砲 4基 1基=55弾頭×2 R70 対空ロケットランチャー 2基 70弾頭拡散砲 RBS-63 対艦ミサイル発射機 4基 63弾頭拡散砲 Mk.56mod2 対空VLS 2基 1基=56弾頭×2 SIG-30 ゴールキーパーCIWS 4基 単装機銃 8基 プリンツェシン・ヴァイセンフェルト級航空母艦 海軍が現在運用している唯一の中型航空母艦。建造の際にはノルドランド国の航空母艦を参考にされた。 搭載機自身が小型であるため艦の大きさの割にはそれなりの艦載機数を有している。 全長 全幅 269m 最大63m 兵装 数 性能 SIG-30 ゴールキーパーCIWS 3基 シグマ4連装近SAM発射機 3基 クロンタル個艦防空ミサイル発射機 1基 搭載機 機種 搭載機数 AR-06M スマウグ 攻撃機 18 AES-1 T3 早期警戒機 2 NFH-4S 対潜/哨戒ヘリ 4 トリエル級フリゲート 主力汎用フリゲート艦。多用途任務対応のために小型の艦ながら充実した兵装を備えている。 就役している全艦が同一のフリゲート戦隊に配備されている。 全長 全幅 139m 17m 兵装 数 性能 N型コンパクト砲 1基 21弾頭 Mk.56mod2 対空VLS 1基 1基=56弾頭×2 RIM-42RAM 近SAM発射機 1基 42弾頭 RBS-63 対艦ミサイル発射機 2基 63弾頭拡散砲 単装機銃 2基 158型 ゲオルク・シュテラー級ミサイル駆逐艦 主力防空駆逐艦。艦隊防空の中核を担う艦であるため対空兵装を重視した装備となっている。 防空艦という類ではあるが対艦・対潜装備も充実しており汎用艦としても充分運用が可能。 全長 全幅 158m 21m 兵装 数 性能 N型スーパーコンパクト砲 1基 42弾頭 ゲフィオンA70 対空VLS 1基 1基=140弾頭×3 A70S対空VLS 2基 140弾頭 ミスリル 近SAM発射機 2基 70弾頭拡散砲 RBS-63 対艦ミサイル発射機 2基 63弾頭拡散砲 MU7短魚雷 Mk.7短魚雷発射管 2基 7弾頭 CIWS 2基 ヴァンフリート級(2代目)多目的支援艦 大型駆逐艦という艦種ではあるが正式には多目的支援艦に分類されている。 揚陸・輸送機能を備えながらフリゲート・駆逐艦並の兵装を装備している。 全長 全幅 179m 最大25m 兵装 数 性能 N型コンパクト砲-後期型- 1基 21弾頭 ゲフィオンA70 対空VLS 1基 1基=140弾頭×3 ミスリル 近SAM発射機 3基 70弾頭拡散砲 RBS-63 対艦ミサイル発射機 4基 63弾頭拡散砲 ブレゲンツ級フリゲート 船団護衛用小型フリゲート艦。後述のクレーヴェ級フリゲートをさらに小型化し簡素化した作りになっている。 兵装も最低限のものだけを装備している。 全長 全幅 122m 15m 兵装 数 性能 N型コンパクト砲 1基 21弾頭 R70S 対艦ロケットランチャー 1基 70弾頭拡散砲 Mk.56mod1 対空VLS 1基 1基=56弾頭×1 SIG-30 ゴールキーパーCIWS 1基 単装機銃 2基 クレーヴェ級フリゲート 量産型フリゲート艦。フリゲートの中では最も多く建造されている。 量産性を重視しているため兵装は最低限のものだけを装備している。 全長 全幅 131m 15m 兵装 数 性能 N型コンパクト砲 1基 21弾頭 R70S 対艦ロケットランチャー 1基 70弾頭拡散砲 RIM-42RAM 近SAM発射機 1基 42弾頭 単装機銃 2基 グラウゼル級コルベット/ウォーゼル級哨戒艦 建造コスト削減のため同一設計により建造された。 コルベットはある程度の自衛兵装を装備しているが、哨戒艦はその性質上 から砲・機銃兵装のみに限定されている代わりに高速複合艇を備えている。 全長 全幅 100m 15m 兵装 数 性能 N型コンパクト砲-後期型- 1基 21弾頭 Mk.56mod1 対空VLS 1基 1基=56弾頭×1 RBS-63 対艦ミサイル発射機 2基 63弾頭拡散砲 兵装 数 性能 N型コンパクト砲-後期型- 1基 21弾頭 単装機関砲 3基 自動FC機銃 RWS 2基 自動FC機銃 リンゲヴァール級哨戒艦 対艦・対水上戦闘重視の哨戒艦。一方で対空兵装は装備されていない。 全長 全幅 78m 15m 兵装 数 性能 N型コンパクト砲 1基 21弾頭 RBS-63 対艦ミサイル発射機 2基 63弾頭拡散砲 単装機銃 2基 210型通常動力型潜水艦 現在運用している唯一の通常動力型潜水艦 全長 全幅 84m 11m 兵装 数 性能 566mm魚雷発射管 1基 56弾頭対水弾 エステルラント級輸送揚陸艦 初の揚陸艦。船体は桜花国に発注し建造も行われた。 王国海軍の無理な要求設計を叶えた艦ではあるが、その影響による 揚陸能力の不足から現在では輸送艦として運用されている。 全長 全幅 224m 42m 搭載 機種 搭載数 NFH-4S 対潜/哨戒ヘリ 4~6機 LCAC 揚陸艇 2隻 バルティカ級ドック型揚陸艦 初の国産揚陸艦。揚陸艦機能の他に燃料補給艦機能も備えた統合支援母艦としての側面も持つ。 全長 全幅 214m 25m 兵装 数 性能 SIG-30 ゴールキーパーCIWS 2基 単装機関砲 2基 搭載 機種 搭載数 NFH-4S 対潜/哨戒ヘリ 3機 LCAC 揚陸艇 2隻 LCVP 揚陸艇 4隻 ルビコン級補給艦 大型統合支援母艦。艦船への燃料補給から物資運搬、病院船機能も備えている。 全長 全幅 177m 25m 兵装 数 性能 単装機銃 4基 カルパティア級補給艦 艦隊随伴型高速補給艦。 全長 全幅 179m 25m 兵装 数 性能 N型スーパーコンパクト砲 1基 42弾頭 SIG-30 ゴールキーパーCIWS 2基 単装機銃 2基 空軍 3軍の中では一番規模が小さい。制空・防空・対地攻撃・後方輸送が主任務。 制空任務と共に陸上攻撃が重要視されており攻撃機やマルチロール機が稼働機の多くを占めている。 航空機自体の開発も盛んであり最新鋭の機体も多く航空戦力は充実していると言える。 介入戦力・安定化戦力の2つの戦力分類に指定され運用される。 用途に応じ部隊ごとに特定の機能を集約した編制により効率化された統合運用を可能としている。 防空および制空は空軍の重要任務であり各司令部とレーダーサイト網による空域監視が行われており、 また24時間体制で要撃機はアラート任務に就いている。 組織・編成 +... 組織 空軍総司令部 空軍指揮司令部 空軍局 空軍訓練センター 編成 第1航空団 種類 王立航空監視隊 早期警戒・偵察 第32戦闘爆撃隊 対地攻撃 第34戦闘爆撃隊 対地攻撃 第71戦闘飛行隊 制空 第73戦闘飛行隊 制空 第1航空管制隊 偵察・警戒管制 第2航空団 種類 第54王立戦略航空隊 戦略爆撃 第31戦闘爆撃隊 対地攻撃 第35戦闘爆撃隊 対地攻撃 第61戦闘飛行隊 制空 第62戦闘飛行隊 制空 第2航空管制隊 偵察・警戒管制 第5航空団 種類 第41戦闘爆撃隊 対地攻撃 第42戦闘爆撃隊 対地攻撃 第82戦闘飛行隊 制空 第83戦闘飛行隊 制空 第84戦闘飛行隊 制空 第5航空管制隊 偵察・警戒管制 第6航空団 種類 第52王立戦略航空隊 戦略爆撃 第45戦闘爆撃隊 対地攻撃 第46戦闘爆撃隊 対地攻撃 第85戦闘飛行隊 制空 第86戦闘飛行隊 制空 第6航空管制隊 偵察・警戒管制 第8航空団 種類 第21輸送飛行隊 輸送 第22輸送飛行隊 輸送 第23輸送飛行隊 輸送 第24輸送飛行隊 輸送 第25航空支援隊 補給 第8航空管制隊 偵察・警戒管制 訓練飛行団 種類 第1訓練飛行隊 訓練 第2訓練飛行隊 訓練 第3機種転換飛行隊 訓練 第4教導飛行隊 教導 整備中隊(各航空団に2部隊ずつ配置) 防空砲兵中隊(訓練飛行団を除く航空団麾下に2個中隊ずつ配備) 空軍採用兵器 +... 機種 名称 運用状況 対地攻撃機 AR-04C アールヴIDS 運用中 制空戦闘機 AR-08 ファブニル 運用中 攻撃機 AR-06NGS スマウグ 運用中 戦略爆撃機 B2 ヴァルカン 運用中 大型輸送機 A400M 運用中 早期警戒管制機 E-14 AWACS 運用中 空中給油機 A-13 運用中 輸送ヘリ NH90 運用中 ※、A400Mはルア・フォルタからの輸入機 E-14AWACSはやしま連邦E-2AWACSの輸入機 空軍退役兵器 +... 機種 名称 運用状況 電子戦機 AR-04E 退役 制空戦闘機 AR-04F アールヴADV 退役 制空戦闘機 AR-05 退役 攻撃機 F/A-12A 退役 大型輸送機 LaC-100E 退役 早期警戒管制機 E-13 AWACS 退役 輸送ヘリ UH-1 退役 企業 クライネルト=マイスナー社 Kleinert=Meisner 戦車・自走砲・装甲車など国産陸上兵器の大半を受け持つ国営企業。 主力戦車に関しては他の企業との共同開発も積極的に行っている。 ラインドルフ社 RHEINDORF 火砲や機関銃などの銃火器の開発製造やライセンス製造を受け持つ国営企業。 その範囲は陸上兵器用・艦載・航空機用まで幅広い ブローム・マリン・システムズ Blohm Marine Systems 国内最大の造船企業。国内のほぼ全ての造船を引き受けている。 アルバート重工 ALBERT AG 主に装甲車・ソフトスキン・ヘリの開発製造を行っている民間企業。 アルニム設計局 ARNim 航空機メーカー国内最大手。海空軍向け軍用機の開発・製造を受け持つ。 ARシリーズおよびF/Aシリーズなど
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乾いたエルスラント原典の切れ端、一ページ。 秋に差し掛かり空が高く、雲一つ無い快晴の朝のこと。 少女の元に一通の手紙が届いた。 その手紙は羊皮紙であったが、ひどく襤褸で、端々が今にも崩れ落ちそうなものだった。 『エルスラントの民へ』と簡素な題を宛がえた文面は以下のように続く。 ルイ・カウルティリカさま ごきげんうるわしこと。 わが主、エルスラントのツイギさまのもし立て、 『助力』をねがえます。 たいへんなきょうぎかいが、今日をもって三日めになり、今日 もきょうぎかいします。おいでください、ちゅういして、ねが えます、おまちしています。 下手な字で記された稚拙な文面であったが、エルスラント協議会ギルドの正式な書面である ことを示す鉄杓の印が押されてある。 少女の心がわくわくとうずいた。名前がやや微妙に間違っているが、少女に対して『助力』 を願う旨が記されているのは間違いない事実である。 少女はうきうきとする心を抑えて身支度を整えはじめた。 癖っ毛を撫で付けながら、もっと女の子らしい服でもあればと少女は思ったのだが特別な衣 服など持っていないので、いつもと変わり映えはしない服は仕方ない。でも、素敵な髪留めの 一つくらいは欲しい。道中で花を摘んでピンで留めたらどうだろうかな、などと少女は斯様に 無意味な考えをする、ふわふわとした気分で屋敷を抜け出した。 エルスラントの街道には背の高い木々が多く、葉で覆われた空の隙間から斜陽が差込み、少 女の目には今日の景色が特別幻想的に映った。澄み渡るような風が吹き抜けて、紅葉した針葉 樹の葉が舞う。 少女は背の高い針葉樹を見上げて、 「おはよう、銀杏の木さん。ツイギ様は今日はどちらにいらっしゃいますか?」 と尋ねると、風に揺られた葉が囁く。 「何時も座すところ変わらず、それがツイギ様だよう」 少女は首をかしげて困ったような思案顔をする。 風が吹くと、かさかさと葉がざわめくように言葉を紡ぐ。 「いじわるしちゃだめだよう」 「ツイギ様は西のほうへずっと行けば会えるんじゃないかなぁ」 「気をつけて注意して歩くんだよ、でこぼこした道は転びやすいから!」 「ぼくたちもここから遠くへは行ったことないから、わからないけどさ」 次々と葉が紡ぐ言葉に耳を澄ませて聞き取った少女は、ほわっとやわらかく笑う。 「みんなありがとう、行ってくるね」 少女は針葉樹にお辞儀をして西のほうへと歩みを進める。 西へ向かうほどに木々の密度が薄くなるようで、見上げれば曇りない空がよく見える。 大地が乾燥しているんだと少女は何気なく考えた。 歩くほど、ざらざらと砂のような小石たちが散っていくようで、ちょっと歩いただけなのに ずいぶんと風変わりするものなんだなぁとのんびり足元を見ながら歩き続ける。ふと辺りを見 渡すと、さっきまで続いていた、あの濃緑の街道がまるで夢であったかのように木々が一本も 見えない乾いた世界に少女は一人立っていた。 「どうしちゃったんだろう」 ここにきて、少女はちょっとおかしいなぁ程度のことではないようだと思った。 「お困りですか」 低く乾いているが、優しげな声が響いた。 少女が振り返ると小ぶりな山ほどの、途轍もなく大きな岩が大地と同化するかのように悠然 と佇んでいた。 「私はただそこに在るだけの岩です」 その岩には顔があって、とても大きな口はまるで生物のそれであるかのように自然に動いて 言葉を発するのだった。 少女はごくりと息を呑み、気圧されながらもおずおずと口を開いて訊いた。 「あなたはツイギ様がどちらにいらっしゃるか知りませんか?」 すると、その岩は片眼を開き、少女を見やる。 「ふむ……。貴女は私が招待した客人のようですね」 表情豊かな岩は、口元を綻ばせ、微笑んで言う。 「私がツイギです。遠路遙々よくおいでくださいました」 大きな岩はお辞儀をするかのように巨体をやや前面に傾ける。 はっとして少女も合わせてお辞儀をする。 「迎えの者を遣したのですが、入れ違いになったようですね」 がらがらと大きな音を立てながら、手らしき形をした岩をあごまで持ち上げて、がりっと掻 く。すると、細かい破片がぱらぱら崩れ落ちて、そのうちの少しばかりが少女の頭にこつこつ とぶつかった。 「おっと、すまぬ」 「いえ、お構いなく……」 少女は頭を抑えながら、目に涙を堪えて言う。 「よければ、私が戻って探してきましょうか?」 「おお、助かります。私は見ての通りの岩なもので、思うように動けないのですよ」 岩は冗談めかして言った自分の言葉に、まるで地響きのような笑い声をあげる。 少女はその様子がなんだかとてもおかしくて、つられて笑った。 § 乾燥してひび割れた大地に吹き荒ぶ風は冷たく、冬も間近に迫っているのだと告げている。 半ば砂になりかけている土を蹴り、腰が曲がって異様に背が低く見える男が「どうしたもの か、どうしたものか」と繰り返し呟きながら往左往していた。 「そもそも名前しか知らない相手をどうやって探せと仰るのか……」 両手で頭をばりばりと掻き毟って天を仰いだ。 少女はやや離れた位置からその様子を見て、もしかしてと思い男に駆け寄る。 男は近づいてくる少女に気づいた様子は無く、また再び行ったり来たり落ち着き無く「どう したものか、どうしろっていうんだ」ぶつぶつ呟き続ける。 「あのう」 少女はおずおずといった様子で男に声をかける。 男は少女を半眼で睨み、ふんっと鼻を鳴らした。 「何の用だね、私はエルスラント協議会の重役であるぞ」 腰に手を当てて胸をそらし、如何にも私は偉いのだと言わんばかりの様子だ。
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それは45年の1月末か2月初め。未だに南方の佐世保でも、寒風が厳しい時節の頃の話であった。 「本国からの補充…ですか?」 「ああ。何でもフラックウルフ、メルス系列ではあるんだが、多少色々と混ざってるらしい」 二隻の母艦の復旧。もしくは短期慣熟訓練の完結まで、佐世保飛行場に間借りしている六六六空。 同飛行場の、割り当てられたやや古びた格納庫。 そこをウィッチと整備班が、技術と趣味でリフォームしてしまった、居住区画の一室。 そこにて出雲涼中佐は、並ぶ5人のウィッチの最先任。 アーデルハイト・ハンマーシュミット大尉へ、何か悪戯を隠した子供のような顔で、声だけは淡々と告げていた。 「私はまあ、余程おかしなものでもなければ、飛べれば良いですが…」 「夜戦仕様に改修できるか、榊班長と相談しないといけませんね」 「改修といえば、私も規格型増漕。搭載できるか、色々と考えないと」 「今になって離着艦訓練、その再検討ですか…」 「野戦飛行場に降りる時と同じと考えれば、大概の事はなんとかなるじゃないかな?」 アーディ以下、夜戦隊のリーヌ・クスリンナ中尉(先日昇進)。ロマーニャより来訪した富豪の娘、ティリアナ・リッピ中尉。 そしてついに少尉勤務曹長となった、ベテランのジャンヌ・ヴァルツ曹長。 クスリンナ中尉と同じく、スオムスよりはせ参じた、ショーコ・リトマネン曹長が、各々の反応を返した。 「まあ、そういう反応が普通だろうとは思った。本来なら、私が資料を渡し、一通りの説明をするところだが」 「中佐は色々端折りすぎるというか、要領が良すぎて不安なので、私がやってきた次第です」 「のぉーーがぁーーみぃーー?」 この部隊では珍しいことに、かのバロネスの苦笑を拗ねた、歳相応の顔に変化させたのは、 横須賀空技廠より出向してきた、野上技術大尉であった。 もう誰もが、涼の婚約者ということは知悉している。人当たりが良く、 本来は専門外のストライカーに関しても、造詣の深い俊英であるが。 同時に「立てば武士、座れば商人、口を開けば出雲涼」と言われる、 この女傑を意図せずに弄り倒す、茶目っ気のある青年でもあった。 「常々、お前は私のことを何だと思っているんだ?一応、ここでは責任者なんだが?」 「一言で言えば、規格外です」 「ぐぬぬ…」 「あー、そのお二人とも?そのあたりで」 これ以上、夫婦漫才を見せられては胸焼けしてしまう。 そんな五人の思考を代弁して、クスリンナ少尉が恐恐と、割って入った。 とはいえ、本人の内心とは裏腹に、若干歪んだ口元と冷たいアイスブルーの瞳。 その上で、やや細面の整った顔立ちは、かなり迫力のあるものだったが。 「あ、ああ中尉。すまなかったね」 「そこまで怒らなくても良いだろう」 「いえ、これは地の顔でして…私の面付きは良いですから、その、新機材について…」 【外伝その1:ノイエ・カールスラントからのプレゼント(仮)】 怖いのはこっちなんですがと内心で思いつつ、口を挟んだリーヌのおかげで再開された議論。 それは一言で言えば、先日の大規模護衛作戦で、予備部品の損耗。 もしくは航続距離の不足などが、いよいよ目立ってきた、カールスラント系列ユニット。その大部分の更新であった。 「まず、ヴァルツ曹長のストライカー…随分乱暴に弄ったらしいけれど、 これはD9の正規型が補充に回ってくる。あちらで量産体制が整ったらしい」 「名残惜しいですけれど、正式なドーラが来るのは嬉しいですね」 そう。複雑そうな、多少寂しげな笑みを浮かべた、ジャンヌ・ヴァルツ曹長。 彼女の用いている水冷フラックウルフは、書式上は「Fw190A8」とされている。実際、原型はA8そのものである。 しかし実態は、扶桑への派兵に際して、原隊が少しでも高性能な機材を。 彼女の長い飛行時間なら大丈夫だろうという、期待も合わさって、員数外のDB603を接合した、非公式改造品であった。 本来なら厳罰ものだが、性能と彼女の奮戦、戦果がそれを有耶無耶にしていた。 「飛行特性情報は、こちらでも受け取っているので、タブ、トリム、魔法力混合コントロールなどは、極力近づけてみた。 恐らく、さほど違和感はないと思う…次は、うんリッピ中尉。君の新機材だね」 「やはり、メルスですか?」 「ああ。こっちもカールスラントで大量生産が始まった、K型。 エンジンこそ同じDB605だが、エアフレームやチャージャーなんかは、再設計に近い。あちらの水冷は、やはり凄いね」 「それは嬉しいのですが…先程も申しましたが、航続距離はどうにもなりませんか」 リッピが育ちの良さそうな顔に、懸念を浮かべたのは無理も無い。 元々、メルスもフラックウルフも、欧州方面での制空戦闘が主眼で、足が短い。特に、絶対性能を突き詰めた、Bf109系列は。 元々が多数設営された野戦飛行場。その間を往復し、短時間、高速による一撃離脱を行うコンセプトなので、 そもそもが艦上機に向いていないのだが、今更言っても詮なきことではある。 「ある程度の目処は付いている。メッサーシャルフに、増漕製造ライセンスが渡って、 このK7型には連合軍統一仕様の、エーテル増漕が懸架出来る。もう一つ」 「高高度飛行による、燃料使用の節約ですね?」 流石、そのあたりは話が早いねと、野上は意を得たりと頷いた。 戦闘機でもストライカーでもそうだが、十分なエンジン出力さえ得られれば、 大気密度の薄い高高度の方が、速度は出しやすい。 「このK型系列のDB605は、遠心式の二段二速過給機が追加されている。 増漕懸架で巡航速度は落ちるが、あちらのテストでは、高度7000mで1200km以上の巡航が可能だったそうだ」 「それだけ飛べれば、やりようはいくらでもあります。因みに、速度はどの程度でしょう」 六六六空の高高度を担当するストライカーは、シュニッツラー少佐の試製Ta-152。 ハーケ少尉のP-47、キヴィニーット中尉の翼面冷却仕様三式戦など、かなりの韋駄天が揃っている。 ジャンヌのドーラにいたっては、言うまでもない。 それに追随し、恐らくは高高度哨戒任務が、従来以上に増えることを咄嗟に勘案し、彼女はその点の懸念を尋ねた。 「定格で6500mで670km/h前後、緊急燃焼用エーテル噴射を使った場合、700km/hを超えたらしい。 エアフレームも強度は確保されている。ただ、舵の効きと航続距離には、注意して欲しい」 「了解し致しました、これなら十分戦えます。有難う御座います」 リッピの丁寧な礼に、ああ、こちらこそと野上は応じると、軽く涼に向きあい頷き、 こちらがある意味で、一番変わり種なのだけれど。そう前置きして、切り出した。 「ハンマーシュミット大尉、クスリンナ中尉、リトマネン曹長。 君達の機材は、空冷フラックウルフであることに、変わりはない。但し、艦上機型だがね」 「まあ、今でも艦上機運用はやってますが…」 「じゃあこれまでと同じ、A8型なんでしょうか?」 「いや、もしかして」 そこはやはり、カールスラント空軍大尉というべきか、ハンマーシュミットが何かに勘づいた。 彼女も本国で、ドーラとは別系統の新型が開発されている。噂程度だが、そういう話は聞いていた。 「試製A-10…確か仮正式でT-2型。そんな名称の試作機がありましたが、もしかして」 「ああ、それだよ。こいつの一番の変わり種は、エンジンなんだ。 そこは、榊整備班長に、説明してもらったほうが、早いと思う」 それまで飛行隊長公室。その片隅で、あえて黙って様子を見ていた、 サングラスをかけた事業服の壮年。榊清太郎整備大尉が、野上にじゃあと頷くと、それへ応じた。 「今、野上サンの話にあったように、今度くる新型はエンジンがBMW801からR2800。 リベリオンのあれをライセンスした、BMW805に換装されている」 「リーチェやベルタ、ティー、エリーのストライカーにも使われている、2000馬力級のエンジンでしたね」 「ああ。元々、BMW801はリベリオンの魔導エンジンを原型に、開発されたところが多くてな。エアフレームとの相性は良かったそうだ」 R2800といえば、特に有名なのはリベリオンが、大量に欧州へ送り込んでいる戦闘爆撃ストライカー。P-47サンダーボルト。 もしくは、艦上戦闘ストライカーの傑作の一つ、F6Fヘルキャットの心臓である。 無理のない設計と十分な性能。高い整備性で、他国からも絶賛をうけている。 「本国が新型母艦建造に合わせて、艦上機タイプを作っていたのは承知していましたが、あのエンジンでしたら、確かに」 「まあ、性能は装備して確かめてもらう他ないが、 それほど癖は変わってない。ま、これはこっちからの要請でもあったもんでな」 「欧州に行けば、これまでのように空技廠やメーカー。そこからの手厚い保護は受けられない。分かるな?」 それまで、やはり野上に説明を任せていた涼も、言葉少なに口を開いた。 散々、前線戦闘飛行隊で苦労した、アーディがそれを知らぬはずがない。 この飛行隊はストライカーのデパートと揶揄されるほど、多種多様な機材を有している。 支援体制が十分であれば、それは多種多様な局面に対応できる。そういう長所となる。 だが、近日中の欧州派兵ともなれば、そうもいかない。つまり、先日は武装を。 今度は魔導エンジンを、少しでも種類を絞り込むことで、整備と兵站の負担軽減を、この部隊は目指しているのだ。 「R2800ならF7F、P-47、改造J2Mにも使ってる。まあ、部品の融通も利きやすい。あちらさんでも、多用されてるエンジンだからな」 「その新型…T-2型でしたっけ。最近の新しいネウロイに、食いつけます?」 ショーコが素朴であるが、率直な疑問を呈した。 空冷フラックウルフは、中高度での速度はそれなりにあるが、それでも追いつけない。 あるいは航続距離不足による、最大運転時間の短さが祟ることが、徐々に増えている。 これは一線部隊のウィッチにとっては、十分以上に深刻な話だ。 どれほど強力な固有魔法、武装を有していても、敵を射程圏内に収めねば、話にもならない。 「こっから先は、野上サンから聞いてくれ。俺は、飽くまで整備の人間だからな」 「はい。ああ、曹長の疑問についてだが、概ね何とかなる。速度は6000mで紫電五三型と同等以上。 巡航速度は落ちるけど、航続距離も中高度で、1100から1300kmに伸びている。高速旋回もかなり速い」 「やった!それなら…」 「まあ、お前の場合は射撃技量を、もう少し何とかすべきでもあるがな」 涼の困った部下と言わんばかりの、苦笑交じりの指摘に、それは言いっこなしですよとショーコは膨れた。 事実、彼女の射撃技量は、部隊配属当初はかなり問題のあるものだった。 今でこそ、過剰な連射の抑制、見越し射撃の徹底した訓練で、200mで命中弾を得られるようになったが、 それでも、この部隊では中の下程度である(これは六六六空が、異常なまでに射撃技量と火力を重視したことも、影響しているが)。 「その上で、僭越ですが」 「うん、その質問を待っていた。中尉は夜戦隊のベテランだからね」 リーヌの質問に、こればかりは図面が必要かなと、野上は将校鞄より、新型空冷フラックウルフ。 それと覚しき三面図を、簡易座卓へと広げた。 そのフラックウルフは、確かに魔導エンジンに空冷18気筒、R2800を搭載していたが、一点、目立つ特徴があった。 流線型に整形されたバルジ。その中に収まっている八木アンテナ、それはまさしく- 「これは、もしかして」 「ああ。シュニッツラー少佐の具申以降、カールスラントでも、ユニット用の補助魔導レーダ導入が盛んになったらしい。 これはリベリオンのF6F夜戦型、そのレーダをライセンスしたものだそうだ」 「良かった。夜間に目視だけで哨戒なんて、正直ぞっとしますから」 そう。リーヌ・クスリンナ少尉はこれまで、Fw190の夜戦仕様という、 相当な変わり種のストライカーで、夜の歩哨を務め、この部隊の安眠を守り続けてきた。 それはスオムス空軍にて、同様の任務を開始してから、最早3年以上に及ぶ。 彼女は自らの、集光暗視という固有魔法を過信しなかった。 広域を探知できるレーダと、地上か艦艇の支援なしに、夜戦を行うなど、自殺に等しいと、これまでの経験から確信していた。 一通りの新型ストライカーに関する説明。それが概ね好意的に受け入れられたことを確認すると、 野上はそれまでの、余裕のある穏やかな声を、些か困り果てたものに変えた。 「それで、ここからが問題なのだが…リッピ中尉。君の飛行艇は、今でも稼動状態にあるかな?」 「定期整備を行っていますので、可能かとは思われますが。何か、あったのですか?」 「大艇と輸送機が、全部出払っているか整備中なんだ。これが」 「…はい?」「いや、幾ら何でもそれは」「何か恨みでも買いましたっけ…」 各々のウィッチの反応に、野上と涼。そして榊が応じたところによると、こればかりは純粋に間が悪かったらしい。 彼女たちが先日、北海道へ運び込んだオラーシャ人傷病者、高齢者。 それらへの医薬品、医療関係者、一部は医療器具さえ、扶桑皇国は空路のピストン輸送で、運び込んでいたのだ。 何しろ規模は数万単位なのだ。そして、扶桑皇国も彼らを、只の善意で受け入れた訳ではない。 その中には、民間防衛に関して、豊富なノウハウや経験を有する者。 近年の凶悪化したネウロイとの戦闘を、扶桑陸海軍将兵とは異なった視点で、身を以て経験したオラーシャ軍将校。 そして、クララの父親と同様に、オラーシャならではの優れた冶金技術。あるいは火砲製造技術者や熟練職工。 そういった人材と、彼らの能力発揮を支える家族。 彼ら、彼女らをいち早く健常者へ戻し、ノウハウと経験。 要素技術の入手を、皇国陸海軍も政府も、望んでいたのだ。 「まあ、色々と理由はあるんだが、今は北海道の傷病者手当のために、大型航空機は殆ど出払ってしまってね。 僕が乗ってきた司偵も、凍傷患者治療経験に手慣れた軍医を乗せて、折り返し飛んでいってしまってな」 「自分の翼は自分で取りに行け、ということですか。まあ…それは何とかしますが」 「しかし、コパイはどうします?私らの中に、飛行機を飛ばせるやつって、中尉以外にいましたっけ」 「いるさ、ここに一人な」 ジャンヌの疑問に応じたのは、他ならぬ出雲涼海軍中佐であった。 もうこの人ならば不思議じゃないか。 そんな視線を受けながら、彼女が応じたところによると、彼女は大概、連絡機を飛ばすときは自分で操っていたらしい。 「それで野上大尉。失礼な質問ですが、中佐の航空機操縦技量は…?」 「少なくとも、並大抵の搭乗員よりは良いよ。但し、まれに輸送機や大艇で、戦闘機の真似事をさせるから」 「よく皆で見張っていろということですね、分かります」 「人を化物みたいに言いおってからに…」 「「…みたいな?」」 うっかり内心を吐露してしまった、野上技術大尉。率直に疑問を呈したリトマネン曹長。 二人が怒れるバロネス相手に、不本意な長距離走を強要されたのは、その数秒後であった。 そして、更に数日後。 一応は、扶桑皇国海軍正式の塗装に塗り直されたとはいえ、九七式とも二式とも判断のつかない。 リッピ商会社有の大型飛行艇が、横須賀基地へと乗り付け、地元紙をも賑わした。 但し、その一面を飾ったのは、風変わりな飛行艇よりも、それの「機長」と覚しき、 飛行帽と飛行服の上からも分かる、リベリオンのコークボトルのような見事なスタイル。 そして並大抵の男児を凌駕する、身の丈六尺近い若い女性であったという。 余談ではあるが、この機体は後に斯波整備中尉の手により、機体上面にストライカー発進ユニットを、 昇降機で固定する装置が搭載。後々、他の二式大艇のかなりに採用され、随所で活躍することになる。 (リーヌの階級間違え修正と、多少加筆しました。許してや、クスリンナ中尉…orz)
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このページは、一ヶ月間更新が行われていません。一週間以内に返答が確認できない場合は、世界地図並びに国家一覧からの削除が行われます。 ヴェルスラント王国とは欧州大陸南部半島とその周辺を領有する立憲君主国家である 略称はWEL 公用語 アレマス語・オーテル語 首都 カールスタッド 最大の都市 カールスタッド 人口 約9740万人 建国 1521年 国の標語 自由と団結と 国歌 Albrecht von Nassau お知らせ(最新5件を表示) 6月27日 レオポルド主力戦車退役開始 7月13日 地対空車両を追加 8月8日 新型MBT・IFVを追加 8月17日 海軍詳細画像追加 8月23日 158型ミサイル駆逐艦就役 0.広報 8月23日 mcmilitary?cmd=upload act=open pageid=33 file=mo.jpg 158型 モルヴィッツ級ミサイル駆逐艦 旧式化により退役したザクセン級の後継艦である158型ミサイル駆逐艦が就役した。 当初はコスト削減を目論みブリテン連合王国との共同開発が行われていたが、両国の要求性能の不一致から独自の開発路線へと 分岐した。(ブリテン側計画艦は97型として先に就役している) 新型の対空VLSとSAMにより全周囲への対空攻撃が可能となっており、前級を圧倒的に超える防空能力を獲得してる 8月8日 陸軍は既存のナズグルMk.1を改良したMk.2の配備を開始したと発表。 新型装甲により既存のものをはるかに凌駕する重防御性能を獲得している。 本車両は本土限定で運用される予定であり、また近衛部隊にのみ配備される。 目次 1.概要 2.国際関係 3.軍備 4.企業 1.概要 大陸某所に位置する立憲君主国家 古くから陸上交易で発展してきた国である。 首都はカールスタッド 国王を元首とする立憲君主制と議員内閣制を採用している。 王の権力は憲法により制限されており儀礼的なものに止まっているため、 国政は行政府の首長である首相が担っておりその内閣の下に行われる。 議会は上院と下院の2院政 国内の警察組織として王立保安隊が組織されている。 2.国際関係 国名 状態 関係 テレノウェス王国 四王同盟 貿易・軍事・技術交流/四国共同部隊を運用 ハルトニア王国 四王同盟 貿易・軍事・技術交流/四国共同部隊を運用 ブリテン連合王国 四王同盟 貿易・軍事・技術交流/四国共同部隊を運用 暁の海国 友好国 貿易・軍事・技術交流 富士の国 友好国 貿易・軍事・技術交流 諸刃ノ国 友好国 貿易・軍事・技術交流 参加機構 ブタペスト条約機構 3.軍備 陸・海・空の3軍からなり全て国防省の管轄下にある。 古来より陸軍に最も力が注がれているが、近年では海・空軍も整備され強力な戦力を保有するに至っている。 また兵器開発も盛んに行われており採用兵器の大半は長年国産のみであったが近年では外国の輸入・発注兵器の採用も行われている。 陸軍 その歴史は古く別名王立陸軍とも呼ばれいる。形式上であるが海・空軍よりも上位の先任軍である。 地理的特性からも陸上防衛には特に重点が置かれており質・量ともに3軍中最大の規模を誇り、 主力車両から補助車両まで全て最新式のものが揃っている。 戦術ドクトリンは機動戦術を主としており戦車・歩兵・砲兵全てが機械化されている。 独自の防衛構想に則り、主要戦力は「戦域打撃戦力」「戦域安定化戦力」に分類されており、 中でも主力の「戦域打撃戦力」の各部隊は完全編制が成されている。 主要戦力は北部方面に集中しているがこれは敵国を意識してのことである。 編成・組織 +... 陸軍総司令部 陸軍指揮司令部 海外派遣部隊臨時司令部 陸軍局 陸軍訓練センター 【北部機動打撃軍】 イタリア半島北部に駐留している主力機甲部隊 各部隊共に完全編制が成されておりMBTや装軌自走砲など多くの機甲戦力が配備されている 第1装甲師団 第6装甲砲兵旅団 第2装甲擲弾兵師団 第10装甲擲弾兵師団 【南部機動安定化軍】 イタリア半島南部に展開している部隊 高速道路網を利用した迅速な展開力が求められているため装輪車両が多い 第7装甲師団 第3装甲擲弾兵師団 第5装甲擲弾兵師団 【ヘルウェティア・アルプス方面軍】 アルプス山脈およびヘルウェティア地方に展開している国境守備部隊 山岳戦を主眼においた編成と装備が成されている。 航空機動作戦旅団A2 第41ゲルハルト山岳猟兵旅団 第42ヴェルナー山岳猟兵旅団 第35装甲擲弾兵旅団 第36山岳砲兵連隊 【諸島方面駐留軍】 主要3島に展開している部隊 機械化歩兵が中心であり各方面軍の中で最も小規模 第62装甲擲弾兵旅団(シチリア) 第115/116装甲擲弾兵連隊(サルディーニャ/コルシカ) 【司令部直轄】 総司令部および参謀本部直轄の即応部隊 状況に応じた迅速な行動が求められるため隷下の部隊は常に即応準備態勢を取っている 航空機動作戦師団A1 第11ベルンハルト降下猟兵強襲師団 レオポルド王配装甲騎兵近衛旅団 ルイーゼ王女配火打石銃兵近衛旅団 装甲師団=機甲部隊 装甲擲弾兵=機械化歩兵部隊 装甲砲兵=機械化砲兵部隊 降下猟兵=空挺部隊 航空機動作戦=ヘリコプター部隊 陸軍採用兵器 +... 車両 名称 車種 運用状況 KPz-11 A8 レオポルド 主力戦車 退役 KPz-11 A8EX レオポルド 主力戦車 退役 KPz-13 バルツァー2 主力戦車 退役 KPz-14 ナズグルMk.1 主力戦車 運用中 KPz-14 ナズグルMk.2 主力戦車 運用中 PzH-200 ゲオルクⅡ 自走榴弾砲 退役 PzH-300 コンラート 自走榴弾砲 退役 PzH-400 コンラートⅡ 自走榴弾砲 退役 PzH-500 グレゴール 自走榴弾砲 運用中 AS ドライゼ 装輪自走砲 運用中 AS シュベールト 装輪自走砲 運用中 FH63 牽引式榴弾砲 運用中 HIMARS 高機動自走ロケット砲 運用中 MARS 多連装自走ロケット砲 運用中 RBS-19 地対艦ロケットシステム 運用中 ヘリオンⅡ自走対空砲 自走対空砲 退役 アーレス自走対空砲 自走対空砲 運用中 FRR ロードス地対空ミサイル 地対空ミサイルシステム 運用中 SPz ヴァルターⅡ 歩兵戦闘車 退役 SPz ガルムⅡ 歩兵戦闘車 運用中 GTK ボクサーⅡ 装輪装甲車 運用中 GTK ケントゥリア 歩兵戦闘車 運用中 FSV アルクス 装輪戦闘車 運用中 AAV1 フロッシュ 水陸両用装甲車 運用中 LGS フェネックⅡ 装輪軽装甲偵察車 運用中 IMV ブッシュマスター 装輪軽装甲車 運用中 GFF サーバル 装輪軽装甲車 運用中 GFF2 イーグル 装輪軽装甲車 運用中 ESK1 小型トラック 輸送トラック 運用中 AL15 中型トラック 輸送トラック 運用中 AL15S 中型汎用トラック 汎用輸送トラック 運用中 FSA1 弾薬補給車 弾薬補給車 運用中 FSA2 タンクローリー 燃料補給車 運用中 PzB-11戦車回収車 戦車回収車 運用中 PzS-11架橋戦車 架橋戦車 運用中 PiPz-11 ゴルディア 戦闘工兵車 運用中 LST-21戦車運搬車 戦車運搬車 運用中 TS-15小型車両運搬車 小型車両運搬車 運用中 ナズグル訓練戦車 操縦訓練用模擬戦車 運用中 航空機 名称 機種 運用状況 AHT-2 フレイヤT3 戦闘ヘリ 運用中 UH-1 輸送ヘリ 退役 NH90 輸送ヘリ 運用中 海軍 地中海を中心に本国周辺海域の警備・哨戒が主任務。 主にハルトニア海軍との連携が取られている。 元々は小規模な組織であったが周辺国の海軍力増強に押される形で大規模な増強が行われ、 現在は空母を中心とした機動部隊を編成可能な規模にまで成長している。(他国へのミエであるとも) 保有艦艇としては長年空母を除く大半の艦艇が駆逐艦クラスの小型艦ばかりであったが、近年戦艦や重巡といった大型艦の配備が進んでいる。 最低限の外洋遠征能力はあるものの本国周辺海域より外に出ることは稀であったが、国外派遣の機運の高まりと共に徐々に増加している。 編成・組織 +... 海軍総司令部 海軍指揮司令部 海軍局 海軍訓練センター 【第1機動隊群】 第2フリゲート戦隊 ブレゲンツ級フリゲート艦 6隻 ルビコン級補給艦 1隻 第1潜水戦隊 210型通常動力型潜水艦 6隻 【第60/61統合打撃艦隊】 K・アルブレヒト級巡洋戦艦 1隻 アルトマルク級重巡洋艦 2隻 モルヴィッツ級ミサイル駆逐艦 2隻 トリエル級フリゲート艦 3隻 クレーヴェ級フリゲート艦 4隻 ヴァルトルート級軽空母 1隻 ルビコン級補給艦 1隻 ※PW級航空母艦・EL級強襲揚陸艦は常備艦隊には含まれない 第3海軍航空団 第4海軍航空団 ※空母・強襲揚陸艦は常備艦隊には含まれていない 海軍現役採用兵器 +... 艦艇 艦種 艦級 艦名 運用状況 軽航空母艦 ヴァルトルート級 CVL-9 ヴァルトルート 運用中 軽航空母艦 ヴァルトルート級 CVL-10 グンデュラ 運用中 航空母艦 P・ヴァイセンフェルト級 CV-11 プリンツェシン・ヴァイセンフェルト 運用中 計3隻 巡洋戦艦 ケーニッヒ・アルブレヒト級 BB-51 ケーニッヒ・アルブレヒト 運用中 巡洋戦艦 ケーニッヒ・アルブレヒト級 BB-52 グローサー・ヴァルトシュタイン 運用中 計2隻 重巡洋艦 アルトマルク級 CA-47 アルトマルク 運用中 重巡洋艦 アルトマルク級 CA-48 カールスルーエ 運用中 重巡洋艦 アルトマルク級-後期型- CA-49 タンホイザー 運用中 重巡洋艦 アルトマルク級-後期型- CA-50 バルタザール 運用中 計4隻 ミサイル駆逐艦 モルヴィッツ級 DDG-45 モルヴィッツ 運用中 ミサイル駆逐艦 モルヴィッツ級 DDG-46 ロスバッハ 運用中 ミサイル駆逐艦 モルヴィッツ級 DDG-47 トルガウ 運用中 ミサイル駆逐艦 モルヴィッツ級 DDG-48 リーグニッツ 運用中 計4隻 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-108 クレーヴェ 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-109 エッセン 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-110 ミュンスター 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-111 ケルン 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-112 ヘルフォルト 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-113 ボルケン 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-114 コースフェルト 運用中 フリゲート艦 クレーヴェ級 F-115 ドーベルク 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-116 トリエル 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-117 シュラート 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-118 オルビス 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-119 ライゼル 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-120 エールセン 運用中 フリゲート艦 トリエル級 F-121 アルフト 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-117 ブレゲンツ 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-118 アルタッハ 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-119 リーツェン 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-120 ルンガウ 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-121 クレムス 運用中 フリゲート艦 ブレゲンツ級 F-122 ガイベルク 運用中 計20隻 潜水艦 210型 S100 U-30 運用中 潜水艦 210型 S101 U-31 運用中 潜水艦 210型 S102 U-32 運用中 潜水艦 210型 S103 U-33 運用中 潜水艦 210型 S104 U-34 運用中 潜水艦 210型 S105 U-35 運用中 計6隻 補給艦 ルビコン級 A-104 ルビコン 運用中 補給艦 ルビコン級 A-105 ヴィアドルス 運用中 補給艦 ルビコン級 A-106 バーゼル 運用中 計3隻 強襲揚陸艦 エステルラント級 A-107 エステルラント 運用中 強襲揚陸艦 エステルラント級 A-108 ヘルゴラント 運用中 計2隻 ※ヴァルトルート級はハルトニアから購入したリューディア級の改装型 航空機 機種 名称 運用状況 艦上攻撃機 AR-06M シーグリペン 運用中 早期警戒機 AES-1 T3 運用中 対潜哨戒機 P-100 運用中 対潜ヘリ NFH-4S 運用中 海軍退役兵器 +... 艦艇 艦種 艦級 艦名 運用状況 航空母艦 アウグスブルク級 CV-6 アウグスブルク 退役 航空母艦 アウグスブルク級 CV-7 レーゲンスブルク 退役 航空母艦 ブランデンブルク級 CV-8 ブランデンブルク 退役 計3隻 駆逐艦 ファルツ級 DD-20 ファルツ 退役 駆逐艦 ファルツ級 DD-21 コブレンツ 退役 駆逐艦 ファルツ級 DD-22 マインツ 退役 駆逐艦 ファルツ級 DD-23 クーゼル 退役 計4隻 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-24 ハノーヴァー 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-25 ガルブゼン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-26 シュターデ 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-27 リンゲン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-28 シュレスヴィヒ 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-29 ポンメルン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-30 フェルデン 退役 駆逐艦 ハノーヴァー級 DD-31 エムスラント 退役 計8隻 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-32 ヴァンフリート 退役 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-33 トリプラ 退役 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-34 ライガール 退役 大型駆逐艦 ヴァンフリート級 DDH-35 ヘルゴラント 退役 計4隻 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-36 ザクセン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-37 ヘッセン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-38 テューリンゲン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-39 ケルンテン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級 DDG-40 トラウン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-41 ザクセン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-42 ガルブゼン 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-43 ゲルリッツ 退役 ミサイル駆逐艦 ザクセン級-後期型- DDG-44 フライベルク 退役 計9隻 コルベット艦 エアフルト級 F-100 エアフルト 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-101 ネルツ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-102 ズール 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-103 イェーナ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-104 ゼメルダ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-105 アイゼナハ 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-106 ラント 退役 コルベット艦 エアフルト級 F-107 ハイネ 退役 計8隻 航空機 機種 名称 運用状況 艦上攻撃機 F/A-12C 退役 攻撃機 AR-04B 退役 対潜ヘリ HAS-2S 退役 対潜ヘリ HAS-3S 退役 詳細画像 +... ケーニッヒ・アルブレヒト級巡洋戦艦 兵装 数 性能 SKC-40 連装主砲 4基 1門=55弾頭×2 R70 対空ロケットランチャー 2基 70弾頭拡散砲 RBS-63 対艦ミサイル発射機 4基 63弾頭拡散砲 Mk.56mod2 対空VLS 2基 1基=56弾頭×2 SIG-30 ゴールキーパーCIWS 4基 FC機銃 プリンツェシン・ヴァイセンフェルト級航空母艦 搭載機 機種 搭載機数 AR-06M シーグリペン 攻撃機 AES-1 T3 早期警戒機 NFH-4S 対潜/哨戒ヘリ トリエル級フリゲート 兵装 数 性能 N型コンパクト砲 1基 21弾頭 Mk.56mod2 対空VLS 1基 1基=56弾頭×2 RIM-42RAM 近SAM発射機 1基 42弾頭 RBS-63 対艦ミサイル発射機 2基 63弾頭拡散砲 FC MG 2基 手動FC機銃 ブレゲンツ級フリゲート 兵装 数 性能 N型コンパクト砲 1基 21弾頭 R70S 対艦ロケットランチャー 1基 70弾頭拡散砲 Mk.56mod1 対空VLS 1基 1基=56弾頭×1 SIG-30 ゴールキーパーCIWS 1基 FC機銃 FC MG 2基 手動FC機銃 210型通常動力型潜水艦 兵装 数 性能 566mm魚雷発射管 1基 56弾頭対水弾 エステルラント級強襲揚陸艦 搭載 機種 搭載数 NFH-4S 対潜/哨戒ヘリ 4~6機 LCAC 揚陸艇 2隻 ルビコン級補給艦 空軍 3軍の中では一番規模が小さい。制空・防空・対地攻撃・後方輸送が主任務。 制空任務と共に陸上攻撃が重要視されており攻撃機やマルチロール機が稼働機の多くを占めている。 航空機自体の開発も盛んであり最新鋭の機体も多く航空戦力は充実していると言える。 介入戦力・安定化戦力の2つの戦力分類に指定され運用される。 用途に応じ部隊ごとに特定の機能を集約した編制により効率化された統合運用を可能としている。 防空および制空は空軍の重要任務であり各司令部とレーダーサイト網による空域監視が行われており、 また24時間体制で要撃機はアラート任務に就いている。 編成・組織 +... 空軍総司令部 空軍指揮司令部 空軍局 空軍訓練センター 第1航空団 第2航空団 第5航空団 第6航空団 訓練飛行団 防空砲兵中隊 整備中隊 空軍採用兵器 +... 機種 名称 運用状況 対地攻撃機 AR-04C アールヴIDS 運用中 制空戦闘機 AR-04F アールヴADV 運用中 電子戦機 AR-04E 退役 制空戦闘機 AR-05 退役 攻撃機 AR-06NG グリペン 運用中 攻撃機 F/A-12A 退役 戦略爆撃機 B2 ヴァルカン 運用中 空中給油機 A-13 運用中 早期警戒管制機 E-13 AWACS 運用中 大型輸送機 LaC-100E 順次退役 大型輸送機 LaC-200A 運用中 輸送ヘリ NH90 運用中 詳細画像 +... AR-06 グリペンNG 兵装 数 性能 AIM-28 2門 28弾頭自動砲 AIM-14 2門 14弾頭自動砲 FC MG 1門 手動FC機銃 4.企業 クライネルト=マイスナー社 Kleinert=Meisner 戦車・自走砲・装甲車など国産陸上兵器の大半を受け持つ国営企業。 主力戦車に関しては他の企業との共同開発も積極的に行っている。 ラインドルフ社 RHEINDORF 火砲や機関銃などの銃火器の開発製造・ライセンス製造を受け持つ国営企業。 その範囲は陸上兵器用・艦載・航空機用まで幅広い ブローム・マリン・システムズ Blohm Marine Systems 国内最大の造船企業。国内のほぼ全ての造船を引き受けている。 アルバート重工 ALBERT AG 主に装甲車・ソフトスキン・ヘリの開発製造を行っている民間企業。 アルニム ARNim 航空機メーカー国内最大手。海空軍向け軍用機の開発・製造を受け持つ。 ARシリーズおよびF/Aシリーズなど コメント欄 機械化歩兵って外骨格とかですか? -- ゆっくり匠 (2015-01-08 17 12 54) 強化外骨格などではなく単に装甲車両などに搭乗し戦車部隊に追随できる機動力を持った歩兵のことです。詳しくはWikipediaでもご参照ください -- エノール (2015-01-08 17 49 59) 写真載せないと色々面倒ですお -- 名無しさん (2015-01-10 23 07 21) さすが!とてもかっこいいですね。陸海空全て参考にさせてもらいます! -- 和 (2015-01-11 03 22 49) ありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです -- エノール (2015-01-11 13 42 28) 同盟を結びたいと思います。スカイプまで連絡ください。 -- 匠共産大帝国外交官 (2015-01-12 22 11 14) 同盟を結んで得られるメリットを具体的に教えてください。 -- エノール (2015-01-12 23 54 35) やばいやばい、すごい兵器かっこいい・・・お世辞じゃないよ?イメージ参考にしますね! -- ゆっくり匠 (2015-01-13 00 19 54) ありがとうございます。私の兵器で参考になるのでしたらぜひどうぞ -- エノール (2015-01-13 22 15 28) 戦車回収車をつくってみては? -- 名無しさん (2015-01-16 22 59 42) 攻撃機ダウンロードさせていただきます! -- 和 (2015-01-16 23 03 08) AR-06の写真かっこいい!撮り方とかあるのでしたら教えてほしいです -- 五式 (2015-01-16 23 05 13) 私の場合モデルにした兵器の画像をほぼそっくり真似るように撮っています。あとは自分が見てカッコイイと思う角度を見つけるとかですかね -- エノール (2015-01-17 00 03 33) ヘリコプターカッコいいですね(*´Д`*)是非ともぱk参考にさせていただきますw -- みのる (2015-01-18 14 50 17) 陸軍は自衛隊をモデルにしているんですか?ヒトマルにしか見えないww -- garizamurai (2015-02-04 21 22 48) 名前 コメント
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281: ホワイトベアー :2022/03/25(金) 21 35 33 HOST sp49-98-162-85.msd.spmode.ne.jp 日本大陸×ワールドウィッチーズネタ セリフ集 「バカな!この規模で部隊がスオムスから撤退したら我が軍は防御すらおぼつかなくなります!」 「スオムスの防衛は勇敢にして誇り高いスオムス軍に任せるしかないだろう。国連軍の護らなければならない地域は他にいくらでもある」 国連北極海方面軍第3軍司令部高官と国連軍事参謀委員会高官のやり取り。 この後、国連軍はスオムスを含むスカンジナビア半島に駐留している国連軍部隊(カールスラント軍とオラーシャ軍)の2/3をスカンジナビア半島から撤退させる。 「昇進おめでとう。エイラ・イルマタル・ユーティライネン少佐」 「私は大尉のはずですが、マンネルヘイム元帥」 「UNMCSからの通達だよ。本日から君は少佐となり、国連大西洋方面軍1軍隷下第501統合戦闘航空団への編入が命じられた」 「駐留国連軍部隊の2/3をスオムスから撤退させて、カタヤイネン少尉ばかりか私までスオムスの防衛から引き抜くとは・・・わが国は国連から恨まれる様なことでもしたんですか?」 「記憶にないな。だが、どうも国連、というよりも安保理常任理事国達はバルバロッサの件以降わが国とカールスラント、オラーシャを疎ましく思っているようだ」 「思おっきりあるじゃねーか」 スオムス軍最高司令官マルネンハイム元帥とエイラのやり取り。 この時のスオムスはカールスラント、オラーシャと接近して北欧からの欧州反攻作戦であるバルバロッサ作戦の実施を強固に主張しており、アフリカ戦線・中東戦線を重視する日米英と対立していた。(※1) 「北欧と中東の油田地帯にスエズ運河、どちらを重視するかなど、子供でもわかる問題だろ」 ブリタニア高官の言葉 「最悪北欧が陥落してもアラスカとアリューシャン列島、シベリアを盾にすればいい。ですが、中東を取られるとアジアがネウロイに取られかねないんです。 原作キャラがいるからとスオムスを優先する何て事はありえませんよ」 会合でのやり取り。以後、日本は北欧に退避したオラーシャ、カールスラント軍をウラル防衛線やアフリカ・中東戦線に移動させるアフリカ・中東重視姿勢を打ち立てていく。 「アフリカこそ人類の最前線、そしてハンニバルの生まれ変わりである俺とパットンガールズの活躍する場所よ」 「アフリカが主戦場なのはそうだが、吾輩の養女達を勝手にパットンガールズ扱するとは。これだから植民地人は、礼儀を知らない」 「お前ら俺の天使達を勝手に養女やガールズ扱いしてんじゃねえぞ!この変態どもが!!」 「「「上等じゃねえかこの野郎」」」 「・・・はぁ」 国連地中海方面第3軍司令部でのパットン、モントゴメリー、ロンメルの3中将と第3軍司令官東条大将のやり取り。 アフリカではこのようなやり取りがほぼ毎月行われており、ブラットレーや東条の胃にダメージを与えていく。 「ネウロイが来ればウィッチ達がくる。ああ、待ち遠しいぜ」 「どっちを待っているんだよ」 アフリカのロマーニャ軍兵士のやり取り 「スエズ運河防衛線を死守しろ!シナイ半島にネウロイを一匹たりとも入れるな!!」 「弾は腐るほどある!!撃て!撃ちまくれ!!」 地獄に一番近い戦場ことスエズ防衛線での兵士達のやり取り。 国連インド洋方面第3軍とオストマルク・ペルシア連合軍はインド洋スエズ運河を防衛線にしてネウロイのシナイ半島侵攻を防いでいた 282: ホワイトベアー :2022/03/25(金) 21 36 14 HOST sp49-98-162-85.msd.spmode.ne.jp (※1)バルバロッサ作戦 カールスラント帝国、オラーシャ帝国、スオムス、バルトランドが主張していた対ネウロイ反攻作戦。 タイフーン作戦と連動する形でスオムスを拠点としてオラーシャ北部に大攻勢をしかけ、ネウロイの巣を破壊しながらオラーシャ領に進撃。 ウラル方面から攻撃をかけるタイフーン作戦参加部隊とネウロイを挟撃する事でオラーシャ領を開放しようと言う極めて野心的な作戦計画であったが、野心的すぎるがゆえに国連安保理でフルボッコにされ、中止に追いやられた。 283: ホワイトベアー :2022/03/25(金) 21 36 57 HOST sp49-98-162-85.msd.spmode.ne.jp 短いですが、以上になります。 時系列的にはBoBから少し経った後の話です。
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概要 シャクティアナ帝国は、皇帝ラスブロスの真意は別として、配下たちは周辺諸国への進軍と属国化を進めていた。 もともと大きな軍事力をもたないカールスも陥落し、シャクティアナ帝国の属国となる。 隣国で友好国だったレチスは、カールス国に援軍を派遣したにも関わらず起こったこの事態に、大国のプライドが傷つけられる。 こうしてレチスは、国内の反対意見を無視して、13453年、大掛かりな遠征を行い、カールス解放戦争を実行する。 しかし、シャクティアナ帝国から派遣された覇王将(世代的にルーインたちではなく、数代前と思われるが明確な名は残っていない)が指揮をとったことで、レチス軍は壊滅、逆に侵略を受け、急遽ヴァレット帝国、クラウス帝国に援軍を求め、これが13455年の三国同盟 (ヴァレット帝国、クラウス帝国、レチス国)の発端となる。