約 555,316 件
https://w.atwiki.jp/irarchive/pages/1678.html
サイト ホームページ(日カン) IRサイト(日カン) CSRサイト(日カン) 各種ツール 事業報告書(日カン) アニュアルレポート(日カン) CSRレポート(日カン) 総会通知(日カン) 有価証券報告書(日カン) 決算短信(日カン) 中期経営計画(日カン) その他資料(日カン) 戻る
https://w.atwiki.jp/bit2zero/pages/17.html
セカンドライフという言葉も徐々に知られるようになり、今やそのユーザー数は、1000万人を超えました。しかし、セカンドライフは、あくまで、その開発元であるリンデン社(米国)によって提供されている英語圏を中心とした3Dコミュニケーション・サービスです。それに対し、オープン・セカンドライフというのは、同じような3D仮想世界システムをオープンソース化、つまり、誰もが自由に独自のセカンドライフ世界を構築・運営できるシステムにしようというプロジェクトです。 現在開発は、バージョン0.6。まだ、セカンドライフの機能すべてが実現できているわけではありませんが、プロジェクト活動は日々非常に活発に行われており、ものによっては、本家セカンドライフを越える機能(C#スクリプト、メッシュプリムなど)さえ実装されつつあります。 すでに、セカンドライフを楽しんでいる方にとっては、オープン・セカンドライフをによって次のようなメリットがあるのかもしれません。 通常、リンデン社が運営しているセカンドライフでは、仮想世界内に自分の家をもつために、まず、土地が必要になります。しかし、せっかく現実ではけして持てないような夢を大豪邸で暮らしてみたいと考えても、一般的なインターネットサービスの料金程度の金額では、わずかな土地しか得ることができません。 まして、島をまるごと1つを持とうなどとすると、初期費用として約20万円、さらに、毎月の維持費も数万円も支払わなければなりません。 しかし、オープン・セカンドライフは、その仮想世界自体を自分自身のパソコン上で動かすことができるため、無料で島の主(あるじ)になることが可能です。 ただし、たくさんの人が集まるショッピングモールを島につくるとなると、リンデン社が提供しているコンピュータほどの性能は必要ないものの、それなりの性能のパソコンは必要になるでしょう。 しかし、単に、広い土地で、ごくごく親しい友人たちとまったりと生活したい人にとっては、かなりのオーバースペックです。 また、現在セカンドライフは、国や文化、思想(判断基準など)、通貨、言語等が異なる人々が多数参加していますが、あくまでアメリカに拠点をおき、その法律を遵守しなければならない1つの法人であるリンデン社のみによって管理運営されている状態には限界があり、様々な支障もではじめています。 しかし、オープン・セカンドライフの場合は、現在のホームページと同様に、仮想空間を置く場所は、国や法人など、それぞれ独立した組織よって個別に持つコンピュータ上に構築でき、個別に運営することが可能になります。従って、仮想世界において、リアル世界のルールや法律を柔軟に適用できるため、より実用的なサービス展開を行うことが可能です。 オープン・セカンドライフを使って、文字や画像によるインターネット・コミュニケーションという枠を越え、3Dアニメーションを使った温もりあるインターネット・コミュニケーションをより多くの方々に体験してもらえると幸いです。
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/1351.html
経@詩歌藩国様からのご依頼品 まだまだ風が冷たい雪解けの初春。 詩歌藩国は王都イリューシアの大通りを一組のカップルが歩いていた。 その様子をよく見れば、歩いていたというよりは、のんびりと散歩しているようだった。 急いでどこかへ向かうのではなく、ゆっくりと終わりを惜しむように歩く。 並んで歩くこと自体に価値を見出だしている者の歩みだった。 カップルの片割れはひょろりとした優男だった。 迷彩柄のジャケットが白い肌によく映えている。 なにか嬉しいことでもあったのか、にこにこと笑い顔で意気揚々と歩いていた。 その隣を歩くのはもじゃもじゃアフロのボンバーヘッド、ではなく。 サラサラのストレートヘアをなびかせた年若い少女だった。 透き通る肌と雪のような髪は北国人特有の特徴だ。 春らしく花柄のワンピースを身につけて、男の隣をちょこちょこと歩いていた。 なぜか髪の毛が気になるのか、つまんだり、指に巻き付けたりしてしきりに遊んでいる。 それはもちろん、今回の主役。 岩崎と経の二人だった。 「それで、今日はどこに行くんだい?」 「今日はですねー、お友達に教えてもらった占い師さんのところですー」 それを聞いて岩崎は(笑顔は崩さなかったが)少しだけ意外そうな顔をした。 「なるほど、占いね。女の子はそういうの好きだよねぇ」 「すごくよく当たるらしいですよ。来年の天気を占ったら、雨粒の数まで言い当てるとか」 「すごいね。それは楽しみだな」 期待できますよと嬉しそうに語る経を見て、岩崎は微笑んだ。 本当にそんなことが出来たら立派なTLOだと思ったが、わざわざ口に出して困らせる必要はない。 女性の泣き顔を見る趣味などなかった。 「今日はなにを占ってもらうの?」 聞く前から大体の予想はついていた。 恋愛運とか、好きな人との相性とか、そのあたりだろうと。 だが岩崎の予想は外れていた。 えへらー、と笑いながら経は答えた。 「竜と仲直りするにはどうすればいいか、教えてもらおうと思って」 それは岩崎にとって、想定外の言葉だった。 ニューワールド各国を襲った竜の群れ。 それはたくさんの人とモノを焼き払っていった。 今歩いているこの王都とて道を一本外れてしまえば、いつ終わるともしれない復旧工事の様子を見ることができるだろう。 国民の多くは竜を恐れ、そのふるまいに怒りを感じているだろう。 人と竜のみぞは、深い。 それでも経は彼女なりに考えて、和解の方法を模索しているらしかった。 それを 「なにも知らない第七世界人の浅智恵」ととるか 「諦めずに努力する人の姿」ととるか。 岩崎には決めることができなかった。 いや、岩崎の中の理性と呼ばれる部分は冷徹に結論を提出してきたが、感情がそれを押し止めていた。 だから、みずからの中で答えが出る前に岩崎はこう言った。 「うん、うまくいくといいね」 さいわい笑顔は崩さずにすんだ。 昔からの習慣に少しだけ感謝する。 笑顔の経を見て、これでいいと自分に言い聞かせる。 わざわざ彼女を困らせる必要はない。 岩崎には、女性の泣き顔を見る趣味などなかった。 いまだ雪がのこる初春のことだった。 /*/ たどりついたその場所には、どう見ても店などなかった。 かわりに駅前などでよく見かける手相占いのようなこぢんまりとした卓と、いかにも黒魔法使いますと言わんばかりのローブをまとった人物がいた。 卓には「うらないます。よくあたります」と楷書で書かれていたが、手書き感バリバリで、書いたのは女性なのか微妙に丸文字だったりするのがミスマッチだった。 「ふ、ふ、ふ~。よく来ました、こひ……えーと、まよえるこひつじよ」 黒ローブの人物が顔を上げながらそうのたまった。 途中で台詞を忘れたのか、胸元からカンペを取り出して読み上げていた。 隠しているつもりらしいが、二人の位置からバッチリ見えていた。 「うーんと、おすすめは相性占いで……」 「あれー、花陵さんなにやってるんですか?」 経がそう言うと、占い師はあわててふところからサングラスとマスクを取り出し装着した。 しばしの間があって、占い師が取り繕うようにしゃべりだした。 「えーと、お二人の相性は最高ですが、ここから南へ向かうとさらに運気上昇の気配が」 「まだ手相とか見てもらってませんけど」 「私は見ただけで占いができる、すごい占い師なので、大丈夫なんです」 「というか、やっぱり花陵さんですよね?占い師のこと教えてくれたの花陵さんだったけど、なんでここにいるんですか?」 「な、なんのことしょう?私は、ただの、占い師なんです~」 「まぁまぁ、その辺で」 と、それまで傍観者に徹していた岩崎が間に入ってきた。そのまま経の手をとる。 「占い師さんは忙しいみたいだし、そろそろ行こうか。たしか南だったね?」 「え、え、うえぇ~!?」 とられた手と岩崎の顔を交互に見ながら連れ去られる経。 そして残された占い師は 「ふー、気づかれるかと思った……」 正体がバレバレだったことに気づいていなかった。 /*/ 占い師のいた通りをあとにした二人は南を目指して歩いていた。 目的なくぶらぶらしているともいう。 ちなみに手はつないだままだった。 岩崎は手をはなそうとしたのだが、経が切羽詰まった顔で 「このままでお願いします!」 と言って押し切ったのだ。 その後、経は手の握り方を色々と試行錯誤した結果、最初と同じ握手するようなタイプの握り方に落ち着いた。 途中で指をからめるかたちの、いわゆる恋人繋ぎも試験的に行われたが、経の中の人がリアル萌え死する危険があり5秒で断念された。 その様子を岩崎は楽しそうに見ていたが、ふとなにかに気づいたように後ろを振り返った。 「どうかしたの?」 「いや、なんでもないよ。気のせいだったみたい」 そう言ってまた前を向いた。いつもの笑顔だった。 「次はこっちに行ってみようか」 突然、横道にそれる。 「今度はこっち」 また違う道に迷い込む。 そうしてジグザグに進むうちに、どんどん人気がなくなってきた。 気がつくと二人のほかには誰もいない小路にたどりついてしまった。 ビルのような建物の間で薄暗い場所だった。 ふいに岩崎は立ち止まった。そのまま空を仰ぎ見る。 「やっぱりつけられてるみたいだねぇ」 「え、誰にですか?」 振り向こうとした経は手を引かれ、そのまま抱きしめられた。 「ごめんね、ちょっとこのまま我慢して」 耳元でささやく。 驚きを通り越して声も出ない経だった。 岩崎としては、カップルのふりで相手がこのまま立ち去ってくれればよし、駄目でも自分の体を盾にして経だけでも守れるようにという判断だった。 が、もちろん経に意図が伝わるわけもなく、頭の間に入れられた指が優しく髪を梳いていく感触に脳が煮えている最中だった。 「あああ、あの、これって夢とドッキリのどっちですか」 「うーん、どっちでもないと思うけど」 さりさりと頭の皮膚をかかれるのが心地よかった。 せっかくなので抱きしめ返してみた。 なんとなくごつごつした背中で、男らしい……ような気がしたが、ジャケット越しでよくわからなかった。 ふと経が顔を上げると、通りの向こうにこちらをうかがっている人影が見えた。 三人もいる。細身で、女性のようだ。 黒服にサングラスをかけた怪しい三人組だった。 よく見たら星月と花陵と駒地だった。 三人とも声には出していなかったが、いけー、そこだー、ちゅーしろーといったことを口の動きだけで伝えようとしているようだった。 やがて、経が三人に気づいたことを悟ったのか、星月が親指を立てながら口パクしてきた。 絶技メッセージも瞑想通信もなかったが、経の耳にははっきりと聞こえた。 『暇だったので、お膳立てしてみました。グッドラック!』 経もまた親指を立てて口パクを返した。 『ありがとーございます!』 花陵と駒地も指を立てて微笑んだ。 この時、四人の中に何かが芽生えた。 友情はなによりも尊いのだった。 しばらくして、岩崎は経を開放し 「……どうやらいなくなったみたいだねぇ」 と言った。もちろん納得がいっていない顔だった。 しかし経は 「いえ、堪能しました」 と興奮気味に答えた。 もちろん、岩崎の疑問は深まるばかりだった。 詩歌藩国は今日も底抜けに平和なのだった。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) きゃっふー。ステキすぎます。友情ナイス!! -- 経@詩歌藩国 (2008-12-04 22 49 41) 名前 コメント ご発注元:経@詩歌藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1236 type=1178 space=15 no= 製作:鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1696;id=UP_ita 引渡し日: counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/narou_matome/pages/163.html
書籍情報 あらすじ 既刊一覧 関連リンク 書籍情報 タイトル ランペイジ 著者 高羽忍 イラスト 萩谷薫 出版社 アルファポリス レーベル アルファポリス Nコード N4585T 連載開始 2011年 05月22日 備考 Web版タイトル「オレが異世界で獣とランペイジ」アルファポリス「第4回ファンタジー小説大賞」読者賞受賞 あらすじ 魔物との熾烈な戦いが続く異世界に転生したアベルは、かつて救国の英雄と称えられたヨーゼフに拾われる。その指導の下逞しく成長し、伝説の王天虎と美しい鬼族の娘を仲間に加えて訪れたアセナル王国。そこでアベルは、国の存亡を左右する、強大な魔獣との戦いに巻き込まれていく―― 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ ランペイジ 2012年 05月29日 一般書 978-4-434-16492-7 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ ランペイジ Ⅱ 2012年 10月30日 一般書 978-4-434-17277-9 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ 関連リンク Web版 「オレが異世界で獣とランペイジ」
https://w.atwiki.jp/ecpstaffonly/pages/21.html
10年01月度 第86回反省点&感想 1月分の反省・コメントはこちらに -- はるな (2010-01-25 23 54 47) 12月分の反省・コメントは下の方にコピペしてあります -- はるな (2010-01-25 23 56 10) アイス、2セットやれたらよかった -- あるまりあ (2010-01-27 22 14 59) アイススペシャル会を! -- あるまりあ (2010-01-27 22 17 14) アイスの進行はスムーズでした。 -- はるな (2010-01-27 22 20 36) 答えをしらない世代が・・・。 -- りら (2010-01-27 22 36 53) とりあえず、スムーズでした。 -- はるな (2010-01-27 22 42 15) 枝の引きに不満あり -- りら (2010-01-27 22 42 28)-09年12月度 09年11月度 第85回反省点&感想 イベント内容 玉入れ クイズ 枝 玉入れ 赤エモは失敗(はるな) 後は、それなりにスムーズだったかな?(はるな) クイズ 司会としては問題なし、ご意見あったらよろしくでふ(はるな) 枝 参加者すくなー。仕方なし。(はるな) つえーの出てくるとどうしょうもないねー?(はるな) 091223反省会まとめ 玉入れは思った以上に楽しめたんじゃないかな? -- @ (2009-12-22 00 27 41) 時間ちゃんと計ってなかったけど、もうちょっとスムーズに行けばいいかなと -- @ (2009-12-22 00 28 09) もしくは、時間かからない系の撒きとセットで・・・は、だれそうだw -- @ (2009-12-22 00 28 30) 物質の時装備適当すぎて抱えられなかった・・・すまぬ -- @ (2009-12-22 00 29 08) ★ 以下反省会でやること ★ -- @ (2009-12-22 00 37 20) 15分前集合全員出来てなかったぜ! -- @ (2009-12-22 00 38 01) 赤エモざまぁwwwww -- @ (2009-12-22 00 38 11) PT欄支援?何それおいしいの?^p^ -- @ (2009-12-22 00 38 40) ★ 以上反省会でやること ★ -- @ (2009-12-22 00 39 08) バケツが思った以上にうまく行ったのは、やっぱり小学校の教育が素晴らしいという事かー -- @ (2009-12-22 00 39 36) アイテム配布とかでこの間話したけど、今回の参加者は大体一列に並んでたよ -- @ (2009-12-22 00 40 24) スノさん時間ある時にでも、玉入れのカンペ編集宜しく -- @ (2009-12-22 00 42 13) 次回「並べ替え 何か 枝」並べ替えで時間何分くらいかなー -- @ (2009-12-22 00 43 00) クイズほどスムーズに行かなそうな感じだとは思うが -- @ (2009-12-22 00 43 16) どっかの誰かに答え言われた・・・キー -- @ (2009-12-22 00 47 12) 水曜日よろおー 私居るとき金稼ぎいきてーなー -- @ (2009-12-22 00 47 51) 箱と枝の買取り値段を定期的に更新して欲しいとか思ったり -- @ (2009-12-22 00 54 01) 露天見たとき安いのあったら買っておいてもいいかな? -- @ (2009-12-22 00 54 25) OK、旅から帰ってきた。 冬の東北は半端ねぇっす。 -- はるな (2009-12-28 18 58 54) 次回 並び替えの難易度によると思いますが・・・。 あの問題だとヒント出さないと時間取る設問が出そう。 -- はるな (2009-12-28) 最悪、問題数削減で時間調整するしか? -- はるな (2009-12-28) 青箱、枝共に相当数の在庫がある予感? 追加購入はいらないかな -- はるな (2009-12-28) 私の所持分は今年中に更新しておきます。 -- はるな (2009-12-28) 09年11月度 第84回反省点&感想 イベント内容 アイス早食い チャット送り 枝 091028反省会まとめ スタッフは15分前集合厳守! アイテムの準備に関して アイスは今後各自で準備→後ほど請求 食う数をあらかじめ決めておく事 枝は事前に配布 景品は今後はリラさんがやるとか何とか 枝 プリザーブは今後は許可する サンクは下に展開 チャットのヒントはアリだと思った -- @ (2009-11-30 23 13 57) 3回やるには簡単なお題がいいと思ったけどコンビニくらいの難易度が丁度いいかも -- @ (2009-11-30 23 15 13) 暖房器具はかんがえた人あとで大聖堂裏 -- @ (2009-11-30 23 15 27) ___________________ -- 名無しさん (2009-12-01 01 11 03) 水曜の反省会ですることメモ -- @ (2009-12-01 01 11 20) チェイサーのプリザーブについて -- @ (2009-12-01 01 11 36) 新しいイベントについて -- @ (2009-12-01 01 11 45) 前日にアイテムを預ける預けないについて -- @ (2009-12-01 01 12 02) 経費申告とかそういったページにレスつけれについて -- @ (2009-12-01 01 12 19) 09年10月度 第83回反省点&感想 イベント内容 撒き チャット送り 枝 091028反省会まとめ 誰も上げてくれないとかね 開幕ちゃんと始まらなかったが撒きまでは結構スムーズに進んだ感じ -- @ (2009-10-27 04 56 09) チャット回しはこんな感じーって先にスタッフがやるとよかったかもね -- @ (2009-10-27 04 56 28) 説明がちょと長かった気がする -- @ (2009-10-27 04 56 42) スタッフと対戦する形式は面白いかもしれない -- @ (2009-10-27 04 57 59) 反省会参加出来ないから参加した人は内容うぴょろ! -- @ (2009-10-27 04 58 40) 09年09月度 第82回反省点&感想 イベント内容 クイズ 裸枝祭り 090930反省会まとめ 内容貰ってないから知りません^p^ -- @ メモ 2品にしてダレなかったか? 正解者専用チャットでイベントが分断された感が無かったか? 枝でプリザーブ使ってる人は居なかったか? クイズの答えが数字の時 -- @ (2009-09-28 22 03 54) 締めの言葉もテンプレにいれようぜ -- @ (2009-09-28 23 39 46) 経費 青66 -- @ (2009-09-28 23 41 55) 経費 名声青3*4500z -- @ (2009-09-28 23 45 19) RGGと天使を見間違えて悠長に構えてしまったのは反省・・・ -- @ (2009-09-28 23 47 44) RGGって枝で出るのか? -- @ (2009-09-28 23 47 54) 経費受け取り済み -- @ (2009-09-28 23 51 08) ちょっと待てっ!! なんでピンポイントテでブリザーブ入ってるねん!? -- リラ (2009-09-29 21 25 03) MVP以外と言う設定ならば、出る可能性あり<RGG -- 蒼 (2009-09-29 23 20 24) 正直プリザーブはおっけーしちゃってもいいんじゃないかなと思ったから -- @ (2009-09-30 14 47 27) あんまり持ってる人が少ないスキルだと取得がめんどくさすぎる -- @ (2009-09-30 14 47 54) 別キャラのギルメンでWB10持ってないか?って聞かれた -- @ (2009-10-03 06 52 55) デスペナが絡む条件なのでこういうのはおっけーしてもいいんじゃないかなーと -- @ (2009-10-03 06 53 41) 09年08月度 第81回反省点&感想 イベント内容 アイス:凍った回数 クイズ 裸枝祭り 090902反省会まとめ クイズ 正解者は正解以降する事が無くなってしまうのでその対処法を考える⇒ 今回回答件の無い人がチャットに入ってしまったので、次回までに何か考えておく ⇒ 別問題案はイベントが分かれてしまいそうなので却下 正解から青箱受け渡しまでの時間がかかりすぎ チャット内での発言は、準備しておいて入室即エンターで発言くらいに ⇒ おめでとうございます。それでは前に出て景品を受け取ってください。 すぐ出てしまった場合 ⇒ 名前確認後、チャットをすぐ閉じて呼びかける ダミーチャットについて⇒ タイピングゲーを防ぐため ⇒ あんまり多いとそれはもうクイズではない 正解者がそれ以降答えてはいけない件について⇒ 時間的理由 ⇒ 多くの人に答えてもらいたい為 チャットを出す人を固定しない理由⇒ ダミーチャットを出す場合、固定してしまうとダミーの意味が無くなる ⇒ 1つの場合は出す人or出す場所を固定してもいいのではないだろうか? ⇒ チャット看板も参加者にとっては楽しみな場合も テストチャットのパスワードについて⇒ 今回パス入力に5文字以上入力した場合どうなるかの説明を省略 ⇒ 5文字以上入れても頭4文字があってたら鍵が開けられる事を知らない人もいるかも? ⇒ 次回からパスを5文字以上のワードにしてはどうか? ⇒ テンプレに5文字以上入れた場合についての説明を追記 終わってから宣伝はアリだと思う -- @ (2009-09-01 00 10 14) が、最後グダってると思う -- @ (2009-09-01 00 10 29) クイズでちょっと押しちゃったのが残念 -- @ (2009-09-01 00 12 33) 枝はモブ次第ねー -- @ (2009-09-01 00 12 43) 精算 青石81 -- @ (2009-09-01 00 14 20) なかなか予定時間通りには進みませんね。 -- はるな (2009-09-01 00 44 43) 今回の枝モンスは丁度いい感じだったかな? -- はるな (2009-09-01 00 45 23) あとバカンス配るのに、なぜスタッフ数人で分けなかったし -- @ (2009-09-01 01 06 07) バカンスに関しては、俺が急遽考えて実行したので、俺の手配ミスです -- 蒼 (2009-09-02 22 19 38) それなりに濃い反省会だとおもいました おつかれさま -- @ (2009-09-03 00 49 26) アイスのサイコロは個人的には無し -- @ (2009-09-03 00 51 36) アイス凍結回数を競うのであって、サイコロの出目を競うのではない為 -- @ (2009-09-03 00 51 45) おおおおおお ジェム貰い忘れたwwwww -- @ (2009-09-03 00 55 18) 09年7月度 09/07/27反省点 アイス・クイズ・枝の3種目で、今回は特に反省点なしとの結果(だったはず) 反省点ではないですが、アイスにて即興でハンデを採用。 今後、見直しも考えてよいかと。
https://w.atwiki.jp/netapoke/pages/266.html
http //www.youtube.com/watch?v=oSst3iHKDtA ぬんすみすってなんだよwwwしょこたんも突っ込んだしw -- (名無しさん) 2007-03-25 16 47 17 山本イカス。戦術さえ鍛えれば強くなる。ドータクン自体かなり強いし。ただポケモンサンデーのバトル、みんな常識知らなさすぎ。普通にバトルタワーで出られない伝説ポケモンは出場禁止にさせたほうがいいと思う。 -- (名無しさん) 2007-03-25 17 42 07 ラグラージとカメックスの最高コンボワロスwwww -- (名無しさん) 2007-03-25 18 00 46 餓鬼は流星群使いたがるなぁ -- (名無しさん) 2007-03-25 18 26 34 「キラ」って・・・。 -- (名無しさん) 2007-03-25 18 31 24 ジュカイン100レベルなら勝ちが決まってちまうよな約20レベルの差だぜ。 -- (名無しさん) 2007-03-25 18 47 46 ↑マジで…。大人気ねーな -- (名無しさん) 2007-03-25 18 49 17 山本最後の一匹はおそらくナマズン -- (名無しさん) 2007-03-25 18 59 51 てかせめてレベル統一しろよなww -- (名無しさん) 2007-03-25 19 21 22 ぬんすみすってGTSで適当に付けられてた名前なんじゃね? -- (名無しさん) 2007-03-25 20 18 17 「たまたま負けただけかもしれない」とか見苦し杉だろwww -- (名無しさん) 2007-03-26 00 27 09 とりあえず、こいつらは最低。全国に恥さらすとかカワイソスの極限だけどそうは思えない -- (名無しさん) 2007-03-26 00 35 49 やまもと=骨死神とかwwwww -- (名無しさん) 2007-03-26 01 31 08 てか、なんでオフラインだとLv調整できねーんだろうな -- (名無しさん) 2007-03-26 01 38 29 「逝け!ガブリアス」とか馬路シラケるわwwwww -- (名無しさん) 2007-03-26 01 56 45 俺の趣味で作った雑魚パーティで倒せそうだぜ -- (名無しさん) 2007-03-26 03 00 48 「耐えろ!」はもはやネタの領域ですか? -- (名無しさん) 2007-03-26 09 03 12 逆鱗無しのガブリアスwww -- (名無しさん) 2007-03-26 09 55 03 ↑↑ネタ確定ww -- (名無しさん) 2007-03-26 10 20 52 馬場隊員強いな。攻撃技ばかりではなく、補助も使ってるところを見ると。 -- (名無しさん) 2007-03-26 10 37 24 どうせバトレボじゃ全く勝てて無いんだろ -- (名無しさん) 2007-03-26 12 37 31 ジュカインのハードプラントがペンギンの股間に直撃ww -- (名無しさん) 2007-03-26 13 08 50 俺の最強パはムクホーク、エンペルト、レジギガスだぜ!!全員LV70前半・・・ムクホ→飛行技×3+インファイト、エンペ→秘伝技×4・・・もちろん努力値適当。趣味の雑魚パで倒せるとかスゲーナ -- (名無しさん) 2007-03-26 15 05 49 山本時の咆哮撃つべき時分かってんのに吹いたwwwwww -- (名無しさん) 2007-03-26 15 39 43 だれか「かわせ」って言いそうだないつか -- (名無しさん) 2007-03-26 15 46 37 やまもとTUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE! -- ( ) 2007-03-26 16 20 28 ドラゴンタイプ同士の潰し合いが多いキガス -- (名無しさん) 2007-03-26 16 36 07 ギラティナ一撃死の後のスタッフの笑い声が冷酷だな -- (名無しさん) 2007-03-26 17 49 24 ゴルゴ しょこたんより馬場 山本のが強いな・・ -- (名無しさん) 2007-03-26 18 28 31 バトレボで、全国の猛者狩りwバロスww -- (名無しさん) 2007-03-26 23 10 00 たまたま負けただけかもしれない]wwwww一生負けてやがれwww -- (名無しさん) 2007-03-27 12 38 15 消防のくせに生意気だぜ あの餓鬼はww -- (名無しさん) 2007-03-27 16 25 28 ↑そこまで度胸があったってことで。 -- (名無しさん) 2007-03-27 18 23 15 ↑↑↑↑10戦やって1勝がいいとこじゃね?www -- (名無しさん) 2007-03-27 19 53 22 ↑↑↑↑↑↑↑↑↑ 外れろ!なら言ってるよ -- (名無しさん) 2007-03-27 20 45 14 「やまもと」も強いけど馬場隊員も十分強くない?サーナイトとか・・・ -- (名無しさん) 2007-03-28 10 15 34 秋山も相方二人見習ってガンバレ! -- (名無しさん) 2007-03-28 15 29 33 ↑秋山は、うけ優先 -- (名無しさん) 2007-03-28 21 40 11 秋山最近売れてないような・・・・ -- (名無しさん) 2007-03-28 23 44 23 ガキ姉足細 -- (名無しさん) 2007-03-29 01 30 53 ジュカイン出したところに惚れた。今度からババ応援するわ -- (名無しさん) 2007-03-29 12 40 07 ハードプラントの射程先吹いたw -- (名無しさん) 2007-03-29 16 40 56 やまもとは結構勉強してそうだなw -- (名無しさん) 2007-03-30 16 35 22 マジ4対0で負けといて「たまたま・・・」はねぇわw山本隊員の目が「この糞餓鬼は」って訴えてるように見えて笑えるw -- (名無しさん) 2007-03-30 21 10 46 ジュカイン、サーナイト、以前のレックーザも含め馬場の緑に固執する姿勢に惚れた -- (名無しさん) 2007-03-31 14 52 41 髪も緑、GBA版もエメラルドw -- (名無しさん) 2007-03-31 15 18 07 たまたま負けただけかもしれない -- (名無しさん) 2007-03-31 17 17 43 ↑焼き殺したい -- (名無しさん) 2007-03-31 20 24 50 ↑↑Wi-FIバトルタワー行ったらそんなこと言ってられないな -- (名無しさん) 2007-04-01 10 50 10 ↑ヌケニンだして運よくクリア -- (名無しさん) 2007-04-01 20 01 41 「くらえ~大地の力!」のとき山本がよそ見してる→カンペ読んでる? -- (名無しさん) 2007-04-03 18 47 51 ぬんすみすってw -- (名無しさん) 2007-04-04 10 51 09 「くらえ~時の咆哮!!」 視聴者側が必死で「耐えろ、耐えて」とかワロス 金剛玉所持で確定1発なのにwww -- (七子) 2007-04-06 16 40 18 ↑↑↑本当だwww -- (名無しさん) 2007-04-09 00 59 25 「たまたま負けただけかもしれない」んときの山本の表情がイイゼ…ww -- 名無しさん (2007-04-09 21 48 44) ゴルゴとしょこたんはなんで挑戦者を応援するんだ!? -- (広瀬輝) 2007-04-11 18 49 17 ↑テレビで子供側を応援せずに対戦なんかやったらそりゃリンチだ -- 名無しさん (2007-04-11 18 57 02) 馬場隊員のポケモンは緑色のポケモンが多いな・・・・ -- (うざいミチシルベ) 2007-04-14 16 31 45 ゴルゴ「起きろっ!起きろっ!」 ・・・泣けた -- (名無しさん) 2007-04-15 06 34 23 これはポケサン側が卑怯だろ 馬場とか論外 しかもいきなり89と93とか全然空気読めてない -- (名無しさん) 2007-04-17 15 50 09 ↑PARパワーで飴100個ww -- (名無しさん) 2007-04-21 18 45 13 卑怯?Lv無制限なんだからLv100がいても文句は言えないはず -- (名無しさん) 2007-04-28 18 12 49 レベル100固定にすれば問題なしだ -- (名無しさん) 2007-05-03 16 28 55 L100ってよくやるよな…300時間でL100まだいねぇし -- (名無しさん) 2007-05-03 17 51 48 Lv50戦メインにやってると自然とそうなるな -- (名無しさん) 2007-05-03 18 05 21 千夏ちゃんかわいいよ千夏ちゃん。俺の嫁決定 自宅VTRで弟の方がハートの服着てた。男には合わない -- (名無しさん) 2007-05-10 22 11 25 弟が「身代わり出す」って言ったとき、少し期待したらその直後「そういう意味かヨ」って真剣にガッカリしたorz 全国の猛者と戦ってるんなら、木の実とか持ち物駆使できてもいい気がするが… -- (名無しさん) 2007-05-10 22 21 10 それが餓鬼クオリティ -- (名無しさん) 2007-05-12 17 25 08 餓鬼はみがわりとかそういう類の変化技は使わないと思う。仮に変化技使うとしても 自己再生くらい -- (名無しさん) 2007-05-17 15 45 06 ちょっとこの姉弟・・・でしゃばりすぎwwwwww -- (CCレモン) 2007-05-22 14 51 23 視聴者:最高Lv88 馬場と山本:最初からLv90近くのポケモン全開 負けるに決まってるじゃないか -- (名無しさん) 2007-05-22 17 10 02 ↑↑↑餓鬼は体力減る技や道具はまったく使えないと思っているからな、おそらく「身代わりなんて体力削って出しても、どうせ一回の攻撃で無くなるから意味NEEEEEEE!!」とか考えているだろうな -- (No Name) 2007-05-25 11 28 42 ↑そんな奴に限ってやどみがアンコワタッコに出会ったら絶対驚くな。 -- (名無しさん) 2007-05-25 16 58 49 ↑いろんな意味でな。まずは、宿り木なんて使ってんの?絶対ギガドレインのほうが使えるじゃんww→身代わり?自殺行為?→アンコール・・・(以下略)→最悪降参orWi-Fi切断逃げ -- (No Name) 2007-05-25 21 47 14 いや、下手したらまずハネッコ出したところから驚くかもwwww -- (No Name) 2007-05-25 21 49 25 ↑↑他に…相手の地震で死→ワタッコ出す→地震をアンコール→後はやどみがで終了。 -- (名無しさん) 2007-05-25 21 51 07 ↑↑ミス:×ハネッコ→○ワタッコ -- (No Name) 2007-05-25 21 51 47 ぬんすみすwwww -- (名無しさん) 2007-05-26 20 11 49 よく見たら、弟最後にハナほじってんだよな。大人なめ杉 -- (No Name) 2007-06-01 00 56 58 ↑よく見たら鼻に手当ててる様な希ガス -- (名無しさん) 2007-06-06 17 45 54 手塚勇稀(左)のドダイドスはキラー、ルカリオはぶるー25って名前 -- (名無しさん) 2007-06-08 00 47 32 誰かほかのマルチバトルも含めてyoutubeに再UPしてください -- (名無しさん) 2008-01-01 21 36 44 ああ、かなりUPを頼んでいるのに誰も来ない・・・・。 -- (名無しさん) 2008-01-26 13 34 30
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/591.html
「それでぶーたれておるのですか」 「それでぶーたれておられるのです」 「それでぶーたれてんだ? ふーん」 「べつにぶーたれてなんかいません! みんなもうほっといてください!」 顔を真っ赤にしながら、セイランは猛然と朝食にとりくんだ。かまずに飲み込んだ饅頭が喉に引っかかって咳き込み、脇に控えるレイレイが気遣わしげに背をさする。同席しているカンペイとシュウはいずれもニヤニヤ笑いを押し殺すのに必死である。 「公主様、もう少しゆっくりお召し上がりになったほうが」 「ほっといてください!」 「いけませんなぁ、やけ食いは実にいけませんぞ。味が分からなかったりで消化がうまくいかなかったりで百害あって一利なしですぞ。あと鼻にも入りますぞ」 「うっさいです! カンペイさんは黙っててください!」 「セイランちゃんご機嫌斜めだねぇ。朝からそんなにいらいらしてると一日だめな気持ちになっちゃうよ?」 「ちゃん付け止めてください! 私はもう一人前です! 子ども扱いなんて失礼にも程があります!」 あっけに取られた様子のカンペイとシュウは顔を見合わせると、苦笑を交わして茶をすすった。 大荒れである。セイランもまた、そのことは自覚していた。 昨夜のやりとりから一夜明けて、セイランは大師と言葉を交わしていない。戻るや否や、大師は先に到着していたワン氏と躍書とを受け取り、自室にこもってしまっていた。朝食の席に現れないのをとがめたセイランがたずねていっても、出迎えたのは扉に刻まれた『禁』の躍字。声を掛けてもそっけない返事ばかりで、まさしくわき目もふらず躍書に取り組んでいるものであるらしい。そのことがまた、セイランの疎外感を煽る。 ――ごはんも食べないってどういう事ですか。せっかく呼んであげたのに。 大師を朝食に呼ぼうとしたことは、セイランとしては最大限の譲歩をしたつもりである。本来ならば口も利いてやらないところを譲ってみせることで大師に見直させようという判断もあり、さらには大師が食事を取っている間にちょっと部屋をのぞいてやろうという下心もなかったわけではなく、だからつれなくされたことがまるでもくろみを見透かされたように思われて、腹立たしさが止まらないのである。見透かされるほど浅はかな企みだったことにはわずかながら自覚もあり、悔しさはいや増すばかり。トドメとなったのは、扉がダメなら窓から呼びかけようとして失敗したことである。窓には板が貼り付けられ、締めとばかりにこれまた『禁』。悔しさのあまりどんどん叩いた手を『禁』の字にきっぱりと押しとどめられ、セイランは大師の周到さに舌を巻いた。 すでにして打つ手なし。セイラン怒りのやけ食いである。 「お代わり!」 「あの、公主様、もうそのあたりにしておかれたほうが。昨晩もずいぶんお召し上がりだったそうじゃないですか」 「いいから持ってきてください! 怒りますよ!」 もう怒っておられるじゃないですかとつぶやきながら、レイレイがお代わりをとりにいく。それを見届けると、セイランはシュウに視線を移した。饅頭を旨そうにほうばるシュウが、セイランににらまれてわずかに首をすくめた。 「何、セイランちゃん? 僕が何かしたかな?」 「いえ、別に。なんでシュウさんがそこにいるのかなって思っただけです」 シュウが座っている席は大師の席である。大師の不在に文句をいいたかっただけのセイランだがシュウは知るよしもない。ぐるりと目を回して肩をすくめ、饅頭を飲み込んで一息つく。 「ごめんね、寝床用意してもらった上に朝ごはんまでもらっちゃって」 「いいんですよ、シュウさん。お客様をおもてなしするのは当然のことですから」 お代わりを持って戻ってきたレイレイがシュウに微笑みかけた。 「それに、シュウ様は昨晩お仕事をされたではありませんか。ご立派ですわ」 「いやあ」 昨夜、衛視の詰め所からワン氏を乗せた車を引いてきたのはシュウである。本来ならば衛視がやるべき仕事を何故手伝っているのかといえば、本人曰く「詰め所で暇そうにしてたらやれって言われた」。人一人乗せた台車を引っ張るのは途方もない重労働であったらしく、域も絶え絶えに倒れるようにしていたところをレイレイが収容した格好である。 「公主様もそんなに嫌味おっしゃらないでくださいまし。恥ずかしいですわ」 「そういうつもりでいったんじゃないです」 「どういう意味だったかは聞く側が決めることですわ。さ、シュウ様もお代わりどうぞ」 「あーどうもー」 「やや、これはありがたい!」 今しもシュウの皿に収まろうとしていた饅頭を、横合いからさっと伸びた手が掻っ攫った。あっけに取られるシュウに、カンペイが高笑いで片目を閉じて見せた。 「いやはや、シュウどのこれはこれは、飢えてくたばりそうな小生にお慈悲をいただけるようでありがたい限りですぞ! なにぶん小生も連日連夜の大仕事ばかりで腹が減っておるのです。シュウどのにおかれては、昨夜の疲れもそろそろ癒えたころでしょう。余裕があるときに人に施すのは大事ですぞ」 カンペイはそのまま一口で饅頭を貪り食ってしまった。あまりのことに一同言葉を失うなか、レイレイがため息をついて厨房へと戻っていく。なおも物欲しげに視線を彷徨わせるカンペイを、セイランは次の標的と思い定めることにした。八つ当たりにしても、道理はないよりマシである。 「あんまりがっつかないでください、みっともない」 「がっついておりませんぞ。むしろ普段より押さえておるぐらい。ところでお代わりまだですかな」 「ないです! 大体何が大仕事ですか。何にもしてないくせに」 「おっとっと、何にもしてないわけではありませんぞ、それ、小生の卓越した頭脳は常に休みなく働き、世のため人のために死力を尽くしておるのです。おい、女! お代わりまだか!」 「今日カンペイさんがしたことといったら、ここに来てごはんたかったことだけじゃないですか」 「左様」 カンペイは動じる様子もない。 「これまでに何を成し遂げたかなど小さいこと、これから何を成し遂げるかこそが重要ですぞ。ただあるがままに生き、後世の者に評価を預けるのが大器というもの。結果を急いては実を失うばかりなのです。公主様にはまだ難しいかもしれませんが、わからぬのも無理ない話。小生が公主様ほどの歳だったころにはとっくに理解できておりましたが、ま、出来ぬ者のほうが世の中大半を占めておりますからな。気を落とされることなどありませんぞ」 「よ、余計なお世話です。なんですか、口ばかり達者で! 大体ですね――」 「その達者な口ぶりをもう一くさりご披露するなら、公主様だって今日はまだ何の仕事もされておられませんな。一段とお召し上がりのご様子にもかかわらずです。人を指弾しておる場合なのですかな。おい、まだお代わり出んのか! 待ちくたびれたわ!」」 「ぐぐぐっ」 「まあまあ、二人とも喧嘩やめなよ。リラックスしよう」 シュウが割って入り、セイランは罵詈雑言を飲み込んだ。シュウは太平楽そのものと言った表情で空になった皿をつつきまわし、かと思えばセイランに向かってにっこりと笑いかける。人のよさそうな笑顔に、セイランの怒りがわずかに鈍った。 「べつにいいじゃない。セイランちゃん。面倒くさいことは人に任せて自分は何にもしないでいいって最高だと思うよ。それもさ、押し付けるんじゃなくて向こうが勝手に引き受けてくれるんならなおさらだよ。今日はオフだと思ってのんびりしたらどうかなあ」 「わたしはのんびりなんかしたくないです! きちんと最後までお仕事したかったです!」 「でもさあ、俺は大師のやり方正しいと思うなあ。自分だけでやるのも自信がないのにさ、人つれてけって言われたら困るのも当然だよ」 「だからって、露骨に足手まとい扱いすることないじゃないですか!」 「実際に足手まといなのではありませんかなぁ」とカンペイがしたり顔で言う。 「恥じることではありませんぞ、公主。凡愚には凡愚らしい生き方というものがあり、公主におかれてもそれは例外ではなく――おっふ」 卓に置かれた布巾を顔に投げかけられてカンペイがもがき、のけぞった体は椅子を倒して悲鳴とともに卓の下へと消える。舞い上がった埃の中からあがったカンペイのうめき声にわずかに溜飲を下げながら、セイランは冷め切った茶をすすった。 足手まとい。 ――そんなこと分かってますよ。 実のところ、セイランの怒りの核をなしているのはその自覚である。周りにあたり、やけ食いし、大師のせいにして罵り倒したところで、問題は何一つ解決しないことをセイラン自身が知っている。なるほど、自分はただの小娘であり、仙人の知恵と力には及ぶべくもない。突然書が読めるようになったりもしない。他の方法で大師を見返してやれるような方法も思いつかない。つまるところ、どうしようもない。自分は足手まといであって、足手まといの仕事はおとなしくしていることである。 「分かってますよ、そんなこと」 ぼそりとセイランは言った。 「大師の邪魔しちゃいけません。それぐらい知ってます。知ってますよ」 「セイランちゃん……」 シュウは気遣わしげにこちらをのぞきこんでくる。その目を見つめ返して、セイランは飛び切りの笑顔を作った。 「シュウさんの言うとおり、今日はおやすみにします。何しようかな、あ、そうだ。寝るのがよさそうな気がしてきました」 「セイランちゃん、知ってると思うけどまだ朝だよ……」 「そうですわ、公主様。こんな天気のいい日に不貞寝なんておやめくださいまし」 厨房からようやく戻ったレイレイが、セイランとシュウの前に湯気の立つ饅頭を置いて微笑んだ。 「せっかくなのですから、今日は遊びに出られたらいかがです? 大師のことも忘れて、ぱーっと羽を伸ばしましょうよ。それに、六僧通りで新しい芝居が掛かるって話を聞きましたわ。なんでも演目は『黒衣侠』だとか」 「なんか面白そうだねえ。セイランちゃん行こうよ。俺も見たいよ、そのなんとかって芝居」 「うーん……じゃあまあ、行ってみますか」 「お出かけですか。よろしいのではありませんかな。まあそれこそ大師の思う壺ですがなあ」 足元から声が上がった。一同が卓の下を覗き込むと、カンペイがむき出しになった腹をかきながら歯をむき出している。 「まあ凡愚の公主におかれましては、事の次第が分からぬほうが幸せかもしれませんが」 「どういう意味ですか!」 「公主が出て行けば厄介払いになるということですぞ。そんなことも言わねばわかりませんかな」 「なんてことおっしゃるんですか! 厄介払いだなんてひどすぎじゃありませんの」 「そうだよカンペイさん、厄介払いってちょっといいすぎじゃない?」 「ぶふふ、凡愚の考え休むに似たりですなぁ。状況をかんがみれば、大師が何故公主を遠ざけたかなど火を見るより明らかだというのに。公主には無理としても、シュウ殿には分かっていただけると小生は愚考しますぞ」 「なになに、どういうこと?」 「ほっほっほ、小生が見抜いた真相をご披露したいのは山々なれど、生憎小生腹が減っておりましてなあ」 セイランはため息をつくと自分の皿をとり、寝そべるカンペイの腹の上にそっと置いた。カンペイの腕がひとなでしたかと思うと饅頭は消え去り、もごもごと満足げに顎を動かしながらカンペイが指を振った。 「では申し上げましょう。大師がセイランさまを遠ざけたのは、一人でゆっくり躍書を楽しみたかったからなのです」 「知ってますよ。邪魔が入ったら書にとりこまれるかもしれないんでしょ」 「それは表向きの理由でしょう。まったくどこまで騙されておるのやら」 「なんですか、騙されてなんかないです」 「ここまで言わぬとなりませんかな。つまり、躍書の中身についてですが。小生の聞くところによると、件の妖書だかなんだかは色本の類だそうではないですか」 「ああ、なるほどねぇ」 シュウがぽんと手を打った。合点がいかず首をひねるセイランに、シュウは困ったような目を向ける。足元でのたうつカンペイは満面のしたり顔である。 「ではご説明申し上げますか。あのよくわからん顔の仙人とて、男であることは間違いありますまい。お楽しみが手に入ったなら、こっそり楽しみたいと思うのはオスの本能! しかも仕事にかこつけて行えるとなれば励んでしまうのも致し方ない。口ではやれえらそうなことを言っておきながら、結局その行動は下半身によって操縦されておる。大師もまた、一人の男であったのだとこういう次第ですぞ」 「いいなあそれ。俺もエロ本眺めるだけでお金もらえる仕事に就きたいなってずっと前から思ってたんだ」 「小生もです。気が合いますな!」 「こっちでも男の夢って同じなんだねえ」 「ですなぁ」 わははははと笑い交わす二人の下卑た顔を見ているうちに、言葉の意味がセイランにもしみこんできた。大師が色本を楽しむためにセイランを遠ざける。そのために、セイランを足手まとい扱いする。さも心配するような事を言っておきながら、その裏では独りよがりな欲求しかない。カンペイは大師をそういう存在だと言っているのである。あまりにもあまりな言い草である。セイランは言葉を失った。 床に寝そべったカンペイのしたり顔を眺めているうちに、冷え切った心が急速に熱を帯びてきた。何か投げつけるものはないかとセイランが視線をめぐらしたその瞬間、横合いから振り下ろされた皿がカンペイの顔面を直撃した。 「めふぅ!?」 顔を押さえてのた打ち回るカンペイの脇では、皿を構えたレイレイが第二撃を打ち込もうとしていた。ごろごろと転がってかわそうとするカンペイの衣を踏みつけて拘束しながら、 「なんてことおっしゃるんですかこの豚! 恥を知りなさい!」 「な、なんだお前、主人に逆らっていいと思ってるのかこの使用人風情が!」 「勘違いもほどほどになさいまし! 私の主人は公主様ただお一人ですわ! あなたに命令される筋合いなんてございません。これまでは公主様のお客様あつかいということで我慢してまいりましたが、今日という今日は限界ですわ! 大師を侮辱した上に公主様まで凡愚よばわりして!」 「事実だろうが! それにな、こんな行儀のいい客もおらんのだぞ? お訪ねくださってありがとうございますと涙を流して迎えるのが至当というものだろうが! そうですよね公主、はいと言えはいと!」 「大体前から気に食わなかったんです! そのでっかい口を開くたびに痰だのよだれだのこぼして! 今寝そべってらっしゃるその床も、一体誰が掃除すると思って!?」 「そりゃお前だろう、使用人の仕事はそういうものだろうが。それに、鋭い舌鋒からは澄んだ雪解け水が滴り落ちるという言葉を知らんのか! おい、さっさと脚をどけんと首にするぞ。ですよね公主?」 「公主様!」 「は、はい」 「私、塩を取ってまいります。ので、公主様はこちらをお願いしますわ」 あっけに取られているセイランの手を取ると、レイレイは皿を握らせて力強く頷きかけた。 「公主様、くれぐれもこんな豚の言うことになんか耳を貸してはいけませんわ。私の分までどーんとやっちゃってくださいまし。シュウ様もお手数ですがお手伝いを」 そのままレイレイは足音も高く厨房へと走り去った。セイランとシュウは互いを見交わすと、足元でもがくカンペイをともに見下ろした。もがくうちに自分の衣に絡まり、まるで袋につまった猫のような有様でうめき声を上げるカンペイと持たされた皿とを見比べて、セイランはなんとも途方にくれた気分を味わっていた。シュウもまた、それは同感のようであった。 「ええと……」 「気が進まないねえ。どうするセイランちゃん、一発いっとく?」 「ぷふぁ! 絶対拒否! 暴力で解決できる問題なんて何一つありませんぞ! 召使の教育はアレでも、公主には慈悲の心が備わっていると小生愚考しますぞ! だからほら、その皿を置きなさい! 置かないとひどい目にあいますぞ! 小生がひどい目にあうなんて世界の損失ですぞ!」 ようやく顔を出したカンペイが唾と痰とを吐き散らす。セイランは手を出しかねて皿を置いた。怒りはすでに冷め切り、なんともいえぬやるせなさばかりが残る。何を言われても相手するほうが空しくなる。そういう手合いがいることをセイランはすでに学んでいた。それに、なるほど大師を侮辱されたのは腹が立つが、面白い見方であったことも間違いない。色事に目を血走らせる大師を想像して、セイランは思わず笑みをこぼした。 ――あんなにまじめなのにね。考えただけでお笑いです。 冷え切った心に、小さな明かりがともる。改めて皿を持ち直すと、セイランは飛び切りの笑顔でカンペイににじり寄った。 「カンペイさん、一応お礼いいますね」 「は? ああ、何のですかな?」 「ちょっとすっきりしました。鬱憤晴らしに協力してくれてありがとう」 「小生別に協力する気など――は、まさか本当にやる気ですか! わ、わわわ、おやめくだされ、恨みますぞ!」 「ごめんなさーい」 中々に小気味よい音であった。 いつのまにやらともに出かけることになっていたレイレイとシュウとを見送り、ほうほうの体で逃げ出したカンペイを見なかったことにすると、セイランは大師の部屋へとあがっていった。 邪魔になるだけであることはもう納得していた。今セイランの頭にあるのは、純粋な好奇心である。 ――潜書はできなくても、やってる人を見学するのは別にいいですよね。 とんとんとんと調子よく階段を登り、廊下を進んで一番奥の部屋を目指す。目に入る扉にはあいも変わらず『禁』の文字が輝き、その下ではテンコウが寄りかかってすうすう寝息を立てていた。大師を苦手とするテンコウには珍しいことである。脇にしゃがみこみ、背中をかいてやりながら、セイランはテンコウに呼びかけた。 「どうしたんですかテンコウ、番犬ごっこですか?」 テンコウはむひゃーと鳴くと、扉に体を擦り付けてよだれをこぼす。セイランは思わず微笑んだ。世の中で最も番犬に向かない犬がいるとすれば、それはテンコウのような犬に違いない。こんどは腹を撫でてやっていたセイランは、ふとテンコウの毛並みに目を留めた。ふわふわの綿毛が、わずかになびいている。 「テンコウ、なんか風が出てますよ?」 「みゅひー」 テンコウはこう見えて風精である。その身から風が噴出したところで特に不思議はない。だが、セイランには何かが気にかかった。テンコウを抱えて扉から離してみると、その原因が明らかになった。テンコウは身をよじってセイランの腕を抜け出したかと、再び扉の下に張り付いて寝そべるのだ。セイランはこれと似た様子を見たことがあった。建物の間の細い隙間に挟まって、間を吹きぬける風を気持ちよさそうに味わうテンコウの姿である。まねしたせいで抜け出せなくなり、大騒ぎになった記憶があった。 セイランはためしに、扉の隙間に手を当ててみた。手のひらにわずかな風が感じられる。大師が窓を開けているのかと考えて、セイランは窓が閉まっていたことを思い出した。 ――じゃあ、一体これはなんでしょう? まるで部屋の中で風が巻き起こっているかのような現象である。考えられる原因は一つしかなく、故にセイランは頭をひねった。書を読むぐらいで、風が巻き起こるものだろうか? ――案外あるのかもしれません。 セイランの脳裏にあるのは、この地を訪れることになったきっかけの事件である。あの時は逃げ出した書の勢いで巻物の山が崩れるほどだった。ならば、いま大師が読んでいるという書もまた、大暴れしているのかもしれない。読むのは不得意だという大師が手を焼きながら文字を押さえつけているのかもしれない。あるいは、大師自ら大立ち回りも。 ――見たいです。 中をのぞこうとしてセイランが扉の隙間に顔を貼り付けた、まさにそのときである。 どうっと音を立てて、扉が揺れた。おもわず体を引いたセイランの眼前で、扉がなおも大きく震える。まるで内側から何者かによる体当たりを受けているかのような有様である。テンコウもまた身を震わせ、飛びずさって口を大きく開けている。テンコウとセイランが目を見合わせているうちにも揺れは収まらない。化と思えば突然揺れは止まり、静寂が戻った。セイランはしりもちをついた。 「な、なんですか、今の」 恐る恐る扉に触れても、何も起こらない。こわごわと伸ばしたセイランの指をさえぎるように、『禁』の躍字が扉を滑った。刺すような痛みがセイランの指先に走ったが、どうにも力の足りない。眉をしかめるセイランの前で、『禁』の字は激しく発光したかと思うと、自らの中に折りたたまれるようにして消え去った。 扉は依然、沈黙を守っている。なんとも不気味である。 セイランは字に刺された指と、詰まらなさそうなテンコウとを見比べた。テンコウは興味を失ったらしく、廊下を歩み去ろうとしている。その尻尾を掴んで引き寄せると、セイランはテンコウの顔を掴んだ。 「テンコウ、あの、さっきみたいな揺れ方ってずっとしてたんですか?」 テンコウはへっへっへと息をつき、やがて首を振った。 「さっきだけですか? 大師がここに入ってからずっと、風みたいなのが吹いてたんですよね?」 テンコウは扉とセイランを見比べるとうなずいた。その体がセイランの腕をすり抜け、テンコウはどさりと音を立てて床に落ちる。もう一度やってと足元にまとわりつくテンコウを適当にあしらいながら、セイランは思案した。 ――何かやな感じです。 『禁』の字が消え去ってしまうというのはどういうことか。用が済んで扉を閉めておく必要がなくなったのか。それにしては、大師が部屋から出てくる様子もない。消すつもりもないのに消えてしまったということか。セイランの脳裏に、大師に習ったある詩がよぎった。出征した兵士が妻の元に自分の字を残していき、妻は毎日それを夫と思って大事にしていたけれども、ある日字が薄れて消えてしまって妻は夫の死を知るという内容だった。 死ぬと、字が消える。 書に取り込まれたらどうだろう? 意識がなくなって起き上がらない。それは死んだも同然のことでは? 「大師!」 いても立ってもいられなくなり、セイランは扉を蹴飛ばすようにして開いた。中に飛び込んだセイランを出迎えたのは、部屋中を飛び回る黒い塊だった。ぶんぶんと音を立てる躍字の一つがセイランに体当たりを仕掛け、セイランは目を庇いながら大師を探した。もやのように視界をさえぎる躍字の群れの向こうに、すっくと立つ大師の姿があった。 尋常の様子ではなかった。大師は脈打っていた。 大師の輪郭が次々にゆがみ、固まり、と思えばぱっと一部が飛び出してまた戻っていく。それがすさまじい速さで繰り返される変身だと見て取り、セイランは息を呑んだ。大師はまるで万華鏡のように明滅しながら、片手で持ったちいさな書物に懸命に目を凝らしているようだった。その足元では、異世界の服に身を包んだワン氏が倒れている。無音の嵐のように飛び回る躍字たちを全身に打ち付けられながらぴくりともしていない。張り詰めた空気の中で、大師の口から漏れる低い詠唱だけが聞こえている。 あまりにも常軌を逸した光景にセイランはすくんだ。いまや抱いていた甘い期待は完全に吹っ飛び、セイランは大師の言い分が完全に正しかったことを理解していた。これはセイランごときが脚を踏み入れてよい領域ではなかったのだ。 立ちすくむセイランをよそに、大師の詠唱は続いていく。その後頭部には、いつの間にかいくつもの眼が生じていた。ごそごそと動き回りながら書を追いかけ、一文字一文字を読み取っているのだ。大師の工夫に、セイランは諦めにも似た驚嘆を覚えてため息をついた。 と、動き回る眼の一つがセイランを捉えた。驚きのあまり開かれた眼がぱっと閉じられると、眼は毛並みの中にもぐりこんで消える。首をめぐらした大師がセイランを見つけてうめき声を上げた。 「公主様……」 「ご、ごめんなさい大師。その、心配で」 「早くお下がりください!」 部屋の空気が変わった。隙をうかがうように大師の周囲を飛び交っていた躍字たちが急に動きを早めたかと思うと、大師を押し包むように集まり始めた。応ずるように大師が身を縮めると、大師の体がめまぐるしく形を変え始めた。一時たりとも決まった形を取らぬ雲のような大師の体の中で、わななく口だけが位置も形も変えない。それこそは、セイランの見慣れた大師の口元だった。 「公主様! 早くお下がりください!」 「でも!」 「私なら大丈夫です。さあ、早く! 私がひきつけている間に外へ――」 ガクガクとうなずいて後ずさったセイランの背が、ふと何かに突き当たった。恐る恐る振り返ったセイランは、そこにあるべきものを見失っていた。部屋の入り口はもはや存在していない。代わりにあるのはまるですだれのように垂れ下がった躍字の列が、見る間に濃度を増していくさまばかり。大師に眼を戻すと、大師は何本もの腕を生み出していた。その手のひらに金色の輝きが生まれる。神の炎、金炎だ。空を走った輝きが飛び交う躍字を飲み込み、躍字はまるで虫のように焼き落とされていく。ぱっと距離を取った躍字の群れは隙をうかがうように大師の周りをうろつきまわり、セイランはその一部始終から目を離すことが出来ずにいた。瞬きしてもそれが消えない。それが、まぶたの裏に這いこんだ躍字のためだと知ったセイランは絶叫した。視界の隅から何かが広がってくる。大師が文字を焼き落とし、文字が無音の叫び声を上げ、大師の腕がセイランめがけて伸ばされ―― 爆発的に広がった躍字が、セイランの意識を刈り取った。 (続く) 但し書き 文中における誤りは全て筆者に責任があります。 独自設定についてはこちらからご覧ください。 【眇眇公主 三】に戻る シリーズページに戻る 【眇眇公主 五】に進む ぷりぷりしているセイランの子供らしさと他人を気遣う器を持っていると感じる冒頭。国や常識を把握しきらない旅行者が空気をあまり詠まない性格だと問題も多そうで…テンコウの笑ってしまう本能から繋がる展開というのも上手いと思いました。急転直下で次回が楽しみです -- (名無しさん) 2014-06-08 17 35 39 名前 コメント すべてのコメントを見る -
https://w.atwiki.jp/tock_t9710/pages/1324.html
北海道の難読地名一覧(ほっかいどうのなんどくちめいいちらん)は、北海道の難読地名の一覧である。 アイヌ語に起因する部分が多く、漢字との繋がりの無い地名も多い。 北海道の難読地名一覧 ※市町村コード順 茨戸(ばらと) - 札幌市北区 アイヌ語の「パラ・ト」(広い沼)に由来。 簾舞(みすまい) - 札幌市南区 アイヌ語の「ニセイ・オマプ」(峡谷があるもの)に由来。 発寒(はっさむ) - 札幌市西区 アイヌ語の「ハッチャムペッ」(桜鳥の川)、または「ハッ・サム」(ヤマブドウの傍ら)に由来。 庵原町(いおはらちょう) - 函館市 椴法華(とどほっけ) - 函館市 アイヌ語の「トー・ポク・ケ」(山の根の下のところ)に由来。 忍路(おしょろ) - 小樽市 アイヌ語の「オショロ」(尻のような窪み)に由来。 文庫歌(ぶんがた) - 小樽市 アイヌ語の「プンカル・コタン」(蔓植物の村)に由来。 神居古潭(かむいこたん) - 旭川市 アイヌ語の「カムイコタン」(神の村)に由来。 大楽毛(おたのしけ) - 釧路市 アイヌ語の「オタ・ノシケ」(砂浜の中央)に由来。 徹別(てしべつ) - 釧路市 アイヌ語の「テシ・ペッ」(簗のある川)に由来 幣舞(ぬさまい) - 釧路市 アイヌ語の「ヌサ・オマ・イ」(イナウを捧げるところ)に由来。 馬主来(ぱしくる) - 釧路市 アイヌ語の「パシクル」(カラス)に由来。 相内(あいのない) - 北見市 アイヌ語の「アイヌ・ナイ」(人がいる川)に由来。 幌向(ほろむい) - 岩見沢市 アイヌ語の「ポロ・モイ」(大きな川の曲がり)に由来。 野幌(のっぽろ) - 江別市 アイヌ語の「ヌプ・オル・オペッ」(野中を流れる川)に由来。 渚滑(しょこつ) - 紋別市 アイヌ語の「ソー・コッ」(滝つぼ)に由来。 奔別(ぽんべつ) - 三笠市 アイヌ語の「ポンペッ」(小さな川)に由来。 温根沼(おんねとう) - 根室市 アイヌ語の「オンネ・トー」(大きな沼)に由来。 珸瑶瑁(ごようまい) - 根室市(北方領土) アイヌ語の「コイ・オマ・イ」(波があるもの)に由来。 納沙布(のさっぷ) - 根室市 アイヌ語の「ノッサム」(岬の傍ら)に由来。 穂香(ほにおい) - 根室市 アイヌ語の「ポンニオイ」(小さい木片の多いところ)に由来。 歯舞(はぼまい) - 根室市 アイヌ語の「アポ・オマ・イ」(流氷があるもの)に由来。 幌美内(ほろぴない) - 千歳市アイヌ語の「ポロピナイ」(大きな涸れ沢)に由来。 一已(いちやん) - 深川市 アイヌ語の「イチャン」(鮭や鱒が産卵するところ)に由来。 富岸(とんけし) - 登別市 アイヌ語の「トー・ケシ」(沼の端)に由来。 稀府(まれっぷ) - 伊達市 アイヌ語の「イマリマレプ」(イチゴがあるところ)に由来。 輪厚(わっつ) - 北広島市 アイヌ語の「ウッ」(あばら骨)に由来。 生振(おやふる) - 石狩市 アイヌ語の「オ・ヤ・フル」(尻が陸に付く丘)に由来。 濃昼(ごきびる) - 石狩市 アイヌ語の「オキピリ」(川下からそそり立つ崖)に由来。 聚富(しっぷ) - 石狩市 アイヌ語の「シュオプ」(箱のような峡谷)に由来。 発足(はったり) - 石狩市、岩内郡共和町 アイヌ語の「ハッタル・ウシ」(淵があるもの)に由来。 花畔(ばんなぐろ) - 石狩市 アイヌ語の「パナウンクル・ヤソッケ」(川下の衆の漁場)に由来。 幌(ぽろ) - 石狩市 アイヌ語の「ポロ・クンペッ」(大きい石の川)に由来。 正利冠(まさりかっぷ) - 石狩市 安瀬(やそすけ) - 石狩市 アイヌ語の「ヤーソシケ」(網で漁をするところ)に由来。 長万部(おしゃまんべ) - 山越郡長万部町 アイヌ語の「オ・サマム・ペッ」(川尻が横になっている川)に由来。 国縫(くんぬい) - 山越郡長万部町 アイヌ語の「クンネナイ」(黒い川)に由来。 厚沢部(あっさぶ) - 檜山郡厚沢部町 アイヌ語の「ハッチャム・ペッ」(桜鳥の川)に由来。 歌棄(うたすつ) - 寿都郡寿都町、古平郡古平町 アイヌ語の「オタ・スッ」(砂浜の根元)に由来。 寿都(すっつ) - 寿都郡寿都町 アイヌ語の「シュプト・ペッ」(ヨシの川)に由来。 熱郛(ねっぷ) - 寿都郡黒松内町 アイヌ語の「クンネ・プ」(黒いもの)。あるいは「ネプ」(流木)に由来。 真狩(まっかり) - 虻田郡真狩村 アイヌ語の「マク・カリ・ペッ」(奥で曲がる川)に由来。 倶知安(くっちゃん) - 虻田郡倶知安町 アイヌ語の「クチャ・アン・ナイ」(小屋のある川)に由来。 梨野舞納(りやむない) - 岩内郡共和町 アイヌ語の「リヤム・ナイ」(年を越す川)に由来。 神恵内(かもえない) - 古宇郡神恵内村 アイヌ語の「カムイ・ナイ」(神の川)に由来。 積丹(しゃこたん) - 積丹郡積丹町 アイヌ語の「サク・コタン」(夏の村)に由来。 南幌(なんぽろ) - 空知郡南幌町 「ポロ・モイ」(大きな曲がり)の南部に位置したことに由来。 晩生内(おそきない) - 樺戸郡浦臼町 アイヌ語の「オ・ショキ・ナイ」(川尻が崩れている川)に由来。 留久(るく) - 樺戸郡新十津川町 妹背牛(もせうし) - 雨竜郡妹背牛町 アイヌ語の「モセ・ウシ」(イラクサの生えるところ)に由来。 秩父別(ちっぷべつ) - 雨竜郡秩父別町 アイヌ語の「チェプ・ペッ」(魚の川)に由来。 比布(ぴっぷ) - 上川郡比布町 アイヌ語の「ピオプ」(石ころだらけ)に由来。 占冠(しむかっぷ) - 勇払郡占冠村 アイヌ語の「シ・ムカプ」(鵡川の本流)より。(鵡川は、アイヌ語で塞がる川を意味するムッカ・ペッから) 苫鵡(とまむ) - 勇払郡占冠村 アイヌ語の「トマム」(湿地)より。 和寒(わっさむ) - 上川郡和寒町 アイヌ語の「アッ・サム」(オヒョウの傍ら)より。 音威子府(おといねっぷ) - 中川郡音威子府村 アイヌ語の「オ・トイネ・プ」(川尻が汚れたもの)より。 咲来(さっくる) - 中川郡音威子府村 アイヌ語の「サク・ル」(夏の道)より。 雄信内(おのっぷない) - 天塩郡天塩町 アイヌ語の「オ・ヌプ・ウン・ナイ」(川尻に原野がある川)より。 敏音知(ぴんねしり) - 枝幸郡中頓別町 アイヌ語の「ピンネ・シリ」(男の山)より 枝幸(えさし) - 枝幸郡枝幸町 アイヌ語の「エ・サ・ウシ」(頭が浜についているもの)より。 止別(やむべつ) - 斜里郡小清水町 アイヌ語の「ヤム・ペッ」(冷たい川)より。 訓子府(くんねっぷ) - 常呂郡訓子府町 アイヌ語の「クンネプ」(黒いもの)より。 丸瀬布(まるせっぷ) - 紋別郡遠軽町 札久留(さっくる) - 紋別郡滝上町 アイヌ語の「サク・ル」(夏の道)より。 興部(おこっぺ) - 紋別郡興部町・西興部村 アイヌ語の「オウコッ・ペッ」(交わる川)より。 雄武(おうむ) - 紋別郡雄武町 アイヌ語の「オム」(塞がる)より。 壮瞥(そうべつ) - 有珠郡壮瞥町 アイヌ語の「ソー・ペッ」(滝の川)より。 新冠(にいかっぷ) - 新冠郡新冠町 アイヌ語の「ニカプ」(木の皮)より。 足寄(あしょろ) - 足寄郡足寄町 アイヌ語の「エショロ・ペッ」(沿って下る川)より。 小利別(しょうとしべつ) - 足寄郡陸別町 利別はトゥシ・ペッ(縄の川)に由来。それよりも小さい川だから。 押帯(おしょっぷ) - 中川郡本別町 アイヌ語の「オ・シュップ」(川下の箱のような峡谷)に由来。 負箙(おふいびら) - 中川郡本別町 アイヌ語の「ウフイ・ピラ」(燃える崖)より。 白人(ちろっと) - 中川郡幕別町 アイヌ語の「チロ・ト」(鳥の沼)より。 生花苗(おいかまない) - 大樹町 アイヌ語の「オイカ・オマ・ナイ」(波が越えて入る川)より。 跡永賀(あとえか) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「アトゥイ・オカケ」(海の跡)より。 老者舞(おしゃまっぷ) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「オ・イチャン・オマプ」(川尻に鮭鱒が卵を産むところ)に由来。 来止臥(きとうし) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「キト・ウシ」(ギョウジャニンニクがあるところ)に由来。 賤夫向(せきねっぷ) - 釧路郡釧路町 初無敵(そんてき) - 釧路郡釧路町 知方学(ちっぽまない) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「チプ・オマ・ナイ」(舟のある川)に由来。 入境学(にこまない) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「ニ・オマ・ナイ」(流木のある川)に由来。 冬窓床(ぶいま) - 釧路郡釧路町 又飯時(またいとき) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「ワッカ・タ・エトク」(水を汲む源)に由来。 分遣瀬(わかちゃらせ) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「ワッカ・チャラ・セ」(水がチャラチャラ流れる)より。 重蘭窮(ちぷらんけうし) - 釧路郡釧路町 アイヌ語の「チプ・ランケ・ウシ」(舟下ろしをするところ)より。 愛冠(あいかっぷ) - 厚岸郡厚岸町 アイヌ語の「アイカプ」(矢が届かない)より。 厚岸(あっけし) - 厚岸郡厚岸町 アイヌ語の「アッケ・ウシ」(オヒョウの木の皮を剥ぐところ)より。 別寒辺牛(べかんべうし) - 厚岸郡厚岸町 アイヌ語の「ペカンペ・ウシ」(ヒシのあるところ)より。 奔渡(ぽんと) - 厚岸郡厚岸町 アイヌ語の「ポン・ト」(小さな湖)より。 標茶(しべちゃ) - 川上郡標茶町 アイヌ語の「シ・ペッ・チャ」(大きな川の岸)より。 茶安別(ちゃんべつ) - 川上郡標茶町 アイヌ語の「チャ・アン・ペッ」(岸の川)より。 弟子屈(てしかが) - 川上郡弟子屈町 アイヌ語の「テシ・カカ」(簗の岸の上)より。 標津(しべつ) - 標津郡中標津町、標津町 アイヌ語の「シ・ペッ」(大きな川)より。 色丹(しこたん) - 色丹郡色丹村(北方領土) アイヌ語の「シ・コタン」(大きな村)より。 紗那(しゃな) - 紗那郡紗那村(北方領土) アイヌ語の「シャン・ナイ」(下る川)より。 蘂取(しべとろ) - 蘂取郡蘂取村(北方領土) アイヌ語の「シ・ペッ・オロ」(大きい川のところ)より。 関連項目 北海道の地名・駅名 - 北海道の地名の歴史 脚注 Template 脚注ヘルプ Template Reflist 外部リンク 難読地名の旅~釧路町 Template 日本の難読地名一覧 Template DEFAULTSORT ほつかいとうのなんとくちめいいちらん Template Pref-stub
https://w.atwiki.jp/campaigninfoanime/pages/4.html
ファミリーマート「艦隊これくしょんキャンペーン」
https://w.atwiki.jp/jingaimura/pages/114.html
ハンペン キャラ作者:ムジュラ 性別:♂ 住所:2番地・ひとそと川 性格 ボケ役。変なのが寄生している。 村民関係 変なのとは友達兼寄生物。 ひとそと川のやつらとはそれなりに仲がいい。 過去