約 2,589,954 件
https://w.atwiki.jp/smalltown/pages/84.html
アロウェイ〜スコットランド 人口1000人ほどののどかな街。スコットランドの国民的詩人・ロバート・バーンズの出身地。 曲目 オールド ラング サイン〜昔なじみ〜(スコットランド民謡/ベートーベン編) ソプラノ:フェリシティ・ロット テノール:ジョン・マーク・エイズリー バリトン:トマス・アレン アメージング グレース(溝口肇 編) チェロ:溝口肇 ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:イェージー・スヴォボダ オールド ラング サイン バス・バリトン:ピーター・ドーソン メモ テロップ等のフォーマットが違う。新しく追加で制作されたものか? 「オールド ラング サイン」は日本でいう「蛍の光」。 3曲目は音源が古そう。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3518.html
「オールド・オスマン!こちらです!早く!」 「…ミスタ・コッパゲール、そんなに興奮すると、ほれ、頭皮に…」 「私の名前は…そんな事より!急いでください!」 必死な形相のコルベールに急かされながら、オールド・オスマンが学園の正門前まで来たとき… 強烈な風が吹いた。 否。 風など吹いてない。 ただ…圧倒的な力の奔流が吹き荒れ、それが暴風が如く威力で迫っただけだった。 そして… 十数メイル先…その荒れ狂う暴風の中心には… コルベールが言う、ミス・ヴァリエールの使い魔候補が…杖も無く宙に佇んでいる。 「…むぅ…」 オールド・オスマンが小さく唸る。 100年とも300年とも言われる程の長い人生。 当然、強敵にも出会ったし、常勝という訳でも無かったが… それでも、これほどまでに圧倒的な存在は見たことが無い。 しかも… 『これ』は、こちらに意識を向けてる訳ではなく、ただそこに存在しているだけ…。 「やっかいなものを召喚しおったの…」 半ば無意識に、そう呟いていた…。 ―※―※―※―※― 「我はグラーフ…力の求道者…」 そう答え、宙に浮くそれを見ながら、ルイズは頭を高速で働かせていた。 あれ?こいつ心臓止まらなかったっけ? というか、なんで飛んでる。って事は私、メイジを召喚しちゃったの? どうしよう!高名なメイジだったら…怒らせたらマズイわね… でも「私が召喚しました~」なんて言って怒らないメイジなんて居るわけ無いし…はい、マズイ事態、決定。 ってか、こいつ杖持ってないじゃない! じゃあ平民か。なら安心。 違う!!平民なんか召喚したくないわよ!それこそ『ゼロ』ってバカにされるじゃない!! あれ?でもこいつ飛んでるし…平民は飛べないし… 先住魔法!?まさかエルフ!? いや…むしろ…こいつ、悪魔じゃね? あはははは。バンザーイ、『ゼロのルイズ』は悪魔を召喚しました~。あはははは… 高速で考えを巡らせ…そして、完全にパニックに陥っていた。 一方… グラーフも、その仮面の下で考えを巡らせていた。 ここは何所だ? 我はあの時、ゾハルの中に身を沈め消滅した筈では… そして何より…この大気から感じるエーテルの量。 ゾハルの波動と比べれば遥かに劣るものだが… いや、そもそもゾハルが高次元に回帰すれば、エーテルそのものが無くなる筈… フェイはしくじったのか…? いや、それは無い。 我の本来の魂と、我の憑依している者の意思。そしてゼノギアス…しくじる道理が無い。 では一体… そこまで考えた時、自分を見る二つの視線に気付いた。 そしてその方向に首を向け… 「…なんと…」 空に浮かぶ二つの月を見た。 ―※―※―※―※― 「なんと…」 こちらを向き、空を見上げたまま固まった『それ』を見、オールド・オスマンは好機と判断した。 「わしはオールド・オスマン。ここの学園長をしておる。もし宜しければ、名前でも教えてもらえんかね?」 距離を取りながら、好々爺の表情でそう声を飛ばす。 が…一見分からないよう、手のひらの中に杖を隠し、尚且つ詠唱も終えている。 万が一の際には何時でも周囲数メイルを吹き飛ばせる程の魔法を手にしつつも、そんな気配は微塵も見せない…。 横に立つコルベールも、その手腕には思わず舌を巻いた。 だが、『それ』から帰ってきた返事は…それ以上のものだった。 「…ほう。なかなかの力ではあるが…それでは我を滅ぼす事はおろか、退ける事すらできんぞ…」 その言葉に…流石のオールド・オスマンも、心臓を鷲掴みにされた気分になった。 …下手な小細工は通用せんようじゃの…。 そして、手の中に隠した杖を、しっかりと見える位置に握りなおす。 「これは失礼を致した。並みの御仁では無いとお見受けしたが…?」 手のひらから流れる汗を極力意識しないよう心がけ… 失礼でないように。それでいて尊厳を崩さぬ声でそう答える。 そして… その様子にグラーフは内心、ほくそえんだ。 自分自身の他に対する圧倒的な優位性。それが何に根ざしてるか。 それは、圧倒的な力。そして、全てを見通すかのような知識。 力は…命と共にゾハルに飲まれ失った筈の力は…なぜかこの手に戻っている。 しかし…この二つの月。何故か生きている自分自身。 500年を彷徨った我にも、不明な点が多い。 まず必要なのは、情報。 それを多大に持ったであろう人物が現れ…そして完全に気を飲まれた状態で立っている。 グラーフは誰にも悟られないよう、小さく口の端をゆがめた。 もっとも、分厚い仮面の下の表情など誰にも窺い知る事は出来ないのだが…。 「…我はグラーフ…。 神を… 滅ぼす者… 」 「なんと!?髪を滅ぼす者ですと!」 それを聞いたコルベールが、青い顔で叫ぶ。 「やはり危険です!オールド・オスマン!ご英断を!!」 前髪と冷静さを完全に失っているコルベールをオールド・オスマンは片手で制する。 「ほう…グラーフ殿と申すか…。この度はうちの生徒が…そのなんじゃ、迷惑をかけたの…」 あくまで曖昧な言い方で、相手の出方を窺う。 一方グラーフは…彼も、元はといえば人間で、その時の大半は絵描きとして生きていたが… その人生の後半。そして、思念体として存在した400年以上の間、武人として生きてきた。 多少の腹の探り合いは出来ないでもないが…面倒だ。 この老人の鳥のような首をへし折り、その上で憑依して知識を読み取るべきか…。 だが、情報の限られたこの状況で、それをするのは短絡的すぎる。 そう考え… グラーフは己が最も得意な方法をとった。 それは… 「ぐ…ぅ…!?」 グラーフと名乗った男は無言で浮いたまま…強烈な闘気の風を飛ばしてきた。 やはり…怒っておるのぉ…。 オールド・オスマンは今にも襲ってきそうな重圧感に耐えながら、考えを巡らす。 じゃが…襲ってくるなら、とっくにそうしておるじゃろう…。つまり…『まだ話し合いの余地はある』 グラーフの無言の返答に何と返すべきか…。 そう考えてる時、ピンクの影がサッと動いた。 「ミスタ・コルベール!彼は生きているのです!そんな殺そうなどと…!」 ミス・ヴァリエールがすがるような目でコルベールに詰め寄る。 「いや、落ち着いてください、ミス・ヴァリエール…。 私はただ、オールド・オスマンの知恵を借りようとしてですな…」 しどろもどろにそう言うコルベールに、オスマンが目で合図を送る。 するとコルベールは静かに、力強く頷き… ミス・ヴァリエールを説得しながら、二人で学園の中に帰っていった! (え?何?どーゆー事? ワシは生徒を安全な所に連れて行くように、って思っとったのに… あの壊滅ハゲ野郎まで帰っちゃった?なんで? ワシ一人に全部押し付ける気?何?ワシに死ね、ってか?給料いらんのか?) オールドオスマンは表情にこそ出さないが、心の中で悪態をついていた。 (流石、学園長…。 生徒のみならず、教師である私の身も案じて下さるとは…! ぅぅ…ただのスケベ爺と思っていた自分が恥ずかしいです…!) コルベールは、勘違いをして感涙を流していた。 … オスマンは小さく咳払いをし、眼前に浮かぶグラーフに視線を戻す。 …正直、フレンドリーな雰囲気なんて微塵も感じられないが…覚悟を決めて話し出した。 (いきなり逆上して―― なんて事も無いじゃろ…いや、無しで…無しの方向で) 曰く、サモン・サーヴァントが失敗して、呼び出してしまった。 曰く、生徒にはワシから厳しく言っておく。 曰く、帰りの旅費は学園が負担する。 曰く、…… オールド・オスマンの毅然とした態度が無ければ、全面降伏にしか見えない提案を、グラーフは片手を振って遮った。 そして、空に浮かぶ月を眺める。 「…戯言はいい。…それより、我の知る世界には…月は一つしかない。ここはどこだ…」 『月は一つ』…その言葉を聞いた時…オールド・オスマンの頭に30年前の恩人の言葉が蘇った。 『…それは…愛…だぜ!』いや、違う。そんな事も言ってたが、それとは違う。 そう、それは… オールド・オスマンは、思いついた事をカマをかける意味も込めて、グラーフに言う。 「貴殿は…まさか、異世界から来た者…かの…?」 (『異世界』…ここは異世界なのか?一体何故、我はそのような所にいる?) グラーフの頭に、再び疑問が浮かぶ。 しかし… (我が妄執は、世界を焼き、自身を滅ぼしても…生きる事を望んだのか…?) 『生きて!』 何度も夢の中で聞いた言葉。何度も心の中に響いた叫び。 それは…彼自身の根底を支える言葉であり…彼の力の根源であった。 (理解できん事ではないが…どうにも情報が足らんな…) グラーフは威圧の為に放っていた闘気を抑え…そして、宙を滑るようにオールド・オスマンに近づいた。 「…話を聞こう…。だが、いらぬ事は考えぬ方が身の為だぞ…」 オールド・オスマンは…彼にはそういった趣味は無かったが… それでも…秘書の秘所を覗こうとして殴られる日々が急に愛おしいものに思えた…。 ―※―※―※―※― かって宝物庫と呼ばれた場所。 グラーフはそこに一人で佇んでいた。 オールド・オスマンからある程度の話を聞き、そして当面は客人としてここに留まる事となったのだ。 最も、宝物庫は学園の中でも最も強力な固定化の魔法がかかっており… 宝物は全て学園長室に移動してある。 つまり、いざという時は、学園の総力を挙げて、宝物庫を処刑場にしようという考えでもあった。 最も、この程度の壁では存在しない事と同じであるグラーフは、そのような考えは歯牙にもかけていなかった。 そしてこれは…グラーフ自身も気付いてはいないが… ゾハルとの接触により、力と共に手に入れた狂気…。 その狂気が薄まっている事…。 「生きて!」 出会ったことすら無かった、異世界の少女が発した言葉。 その言葉が、力を得、狂気に囚われた彼本来の心…ラカンの魂を揺さぶった事。 なぜ、彼女の言葉にそれ程の意味があったのか… 全ては…神のみぞ知る…
https://w.atwiki.jp/fragmentofdryad/pages/73.html
施設旅人の宿屋 100† 冒険者の店 旅人の質屋 冒険者ギルド 鍛冶屋 酒場 馬小屋ミッド・ガイアス 2000† シルベル 2000† 移動ミッド・ガイアス旧都オールダム街道 シルベルシルベル街道 長城戦士の墓場 Exp50以上 情報
https://w.atwiki.jp/bitworldkun/pages/15.html
出演者 氏名 初登場 いとうせいこう 2007年度 升野英知 2007年度 金子貴俊 2007年度 中田あすみ 2007年度 横山だいすけ 2018年度 マキタスポーツ 2013年度 内川蓮生 2018年度 ナイア 2018年度 和泉宗平 2018年度 古坂大魔王 2018年度 小林亮太 2014年度 佐藤永典 2010年度 寺坂尚呂己 2011年度 中川家礼二 2017年度 後藤大 2019年度 マリナ・アイコルツ 2019年度 眉村ちあき 2019年度 声の出演 恒松あゆみ 2007年度 玄田哲章 2007年度 三宅貴大 2014年度 山下大輝 2018年度 那須紀之 2016年度 中西茂樹 2016年度 金子学 2016年度 阿諏訪泰義 2016年度 小野賢章 2016年度 本編 ある依頼で造った巨大ロボットが評価され、調子に乗り大量生産してしまったロボコ。しかし、流行を超小型ロボットにもっていかれ大損失を抱えてしまっい、倒産の危機に陥ってしまった。そこへ、ロボットチャンピオンシップの話が飛び込んできた。参加の資格があるかと言う大会責任者のイズミを納得させ参加することに。決勝戦にてコサカが率いる「インフィニティロボティクス」に見事勝利し、優勝賞金によってロボコは倒産を免れた。さらに、世界から注目を集める存在となった。 登場人物 セイコー:いとうせいこう ビットワールドの開拓者。ロボコの工場長を務める。 マスーニョ:升野英知 サビシーニョ族のビット人。メカニックの腕は一人前。 タカティン:金子貴俊 ホンネ族のビット人。情報を分析することが得意。 アスミン:中田あすみ ジャーク族のビット人。気が強く、男勝りな性格。 横山さん:横山だいすけ 経理をやっている。歌うことがとても得意。 Dr.マッキー:マキタスポーツ 伝説のエンジニア。人に厳しくロボットに甘い。 ら・ビットくん レオが拾った検索ロボット。名前は投票で決まった。 レオ:内川蓮生 ロボコのみならい社員。エンジニアに憧れている。 ナイア:ナイア ロボコのみならい社員。ロボメイトに憧れている。 イズミ:和泉宗平 ロボットチャンピオンシップの大会責任者。 コサカ:古坂大魔王 インフィニティロボティクスのCEO。お金が好き。 コーナー この答え アリですよ! 内容 元漫画家のマス子先生が採点をサボっているところを元編集者のイトウ校長が視聴者の答案を紹介し採点させるコーナー。 登場人物 マス子・M・マス雄:升野英知 元漫画家である伝説の教師。 イトウ校長:いとうせいこう 元編集者である。現在は校長である。 ビットスポーツNEO 内容 アスリートが披露するありえない技を、いとうアナウンサーとロベルトますのが実況・解説するコーナー。 登場人物 いとうアナウンサー:いとうせいこう ビットスポーツの実況を担当する。 ロベルトますの:升野英知 ビットスポーツの解説を担当する。 全力!通学王 内容 通学者であるカネコとウチカワがはんぱねぇ通学路を通学奥義を使って突破し通学していくコーナー。 登場人物 カネコ:金子貴俊 通学者。通学奥義を使う。 ウチカワ:内川蓮生 カネコと共に通学する通学者。 崖の上のナヤミーナ 内容 なんでも悩んでしまうナヤミーナ姫の悩みを解決するべくキザシの国の妖精のフロッケが悩む原因はあることのキザシであることを教える。 登場人物 ナヤミーナ姫:中田あすみ ちょっとしたことですぐに悩んでしまう姫。 フロッケ:中川家礼二 キザシの国の妖精。キザシを教えてくれる。 戦慄のバケバケ団 内容 マキタノオロチ率いるバケバケ団が視聴者の投稿したおばけを紹介して悪い子のもとにおばけを送り込むコーナー。 登場人物 マキタノオロチ:マキタスポーツ バケバケ団の団長。おばけも怖がるおばけの中のおばけ。 ダイマーオ:後藤大 バケバケ団の団員。絵が上手いおばけ界のプリンス。 デス マリーナ:マリナ・アイコルツ バケバケ団の団員。外国から来た見習いのおばけ。 週刊クンクン 内容 敏腕記者のタカとスケがトップ記事を飾るために互いに視聴者の投稿したびっくりするようなことを言い合うコーナー。 登場人物 タカ:金子貴俊 週刊クンクンの敏腕記者。 スケ:横山だいすけ 週刊クンクンの敏腕記者。 ヨコヤマン・ラプソディ 内容 伝説のロックシンガーのヨコヤマンが視聴者の投稿したコール&レスポンスをするコーナー。このコーナーにはレギュラー出演者のガヤが入る。 登場人物 ヨコヤマン:横山だいすけ コール&レスポンスが人気な伝説のロックシンガー。 タンゴリラッパー 内容 ミニゲームのコーナー。最初に3つの単語をつなげた言葉を覚え、その後にMCゴリラから言われる3つの単語の内の1つの単語を言うということを何度か続ける。失敗すると強制終了となる。最後まで成功するとクリアとなる。 登場人物(*1) サトー:佐藤永典 このゲームの挑戦者の1人。 ヒロキ:寺坂尚呂己 このゲームの挑戦者の1人。 リョータ:小林亮太 このゲームの挑戦者の1人。 MCゴリラ:いとうせいこう ゲ[[ーム内で出題を担当する。 マーメイドちゃんは海の底 内容 海の歌姫のマーメイドちゃんが視聴者の投稿した海に沈めたいような恥ずかしいことを歌にして歌い上げて励ます。 登場人物 マーメイドちゃん:眉村ちあき 海の底の歌姫。歌を歌うことが得意。 ジャンクエストポン! 内容 ジャンマスターのケンが、モンスターをじゃんけんで倒すコーナー。データ放送のゲームでじゃんけんをする。 登場人物 ケン:山下大輝 モンスターを倒す冒険をしているジャンマスター。 GO!GO!社長ちゃん 内容 倒産寸前のナンデモカンパニーを社長ちゃんが商品開発を行う。商品は視聴者からの投稿を2つ紹介しデータ放送の投票で決める。イラストはAC部が担当する。 登場人物 社長ちゃん:恒松あゆみ ナンデモカンパニーの社長である男の子。 拭く助:三宅貴大 社長ちゃんの秘書を務める。 あはれ!名作くん 内容 アニメコーナー。名作のキャラを目指すため竜宮小に通う松田名作とその友達たちによる物語。内容やキャラクターは世界の名作の内容に似ている。 登場人物 松田名作:那須紀之 本作の主人公。名作キャラを目指す。 御尻川スウィーツ:中西茂樹 名作の友達。桃の被り物をしている。 団栗林むすび:金子学 名作の友達。おむすびの形をしている。 ウインドウズノキオ:阿諏訪泰義 名作の友達。ロボットだと言い張る。 F・ボルト:小野賢章 名作の友達。亀の姿をしている。
https://w.atwiki.jp/mgrpgar2e/pages/200.html
メニュー>メインクラス>プリースト>ヒールオール [Skl,-,U,-,-,1/On《ヒール》:→[Tg Sc,Rg 視](1/Sr)] ☆☆☆☆ ダメージをメンバーに分散できるギルドなら。あるいは頻繁にシーン攻撃が飛んでくるようになったなら。あとは高所から戦場を見渡す機会の多い人にも。 《アニマルパクト》と異なりマイナーが浮くが、ギルドの《クイックヒール》回数に余裕があれば割込で使う手もある。 -- 灯 (2012-02-15 18 25 58) 再定義で回数制限がSL回、SL上限が3に変更。とはいえ基本的には1レベルあれば十分か。 -- 名無しさん (2019-10-23 18 08 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/eorzea14/pages/727.html
ゴブリン [#g6ef520c] コメント [#mc8ffd2c] ゴブリン 種別:六識網 索敵:? クリスタル:火 弱点属性:風? 部位損傷 頭部:効果不明 棲息地域:モードゥナ、クルザス、ラノシア、ザナラーン、黒衣森 ゴブリンサグ(剣術士) ドロップ品 特定部位損傷で追加されるドロップ品 オールドゴブリンダガーマグワート水銀ホワイトトリュフマージョラムゴブリン黄銅車貨 不明 ゴブリンフリーソード(剣術士) ドロップ品 特定部位損傷で追加されるドロップ品 オールドゴブリングラディウスブラックパール泥岩砥石マージョラムホワイトトリュフエーコンクッキーゴブリン黄銅車貨 不明 ゴブリンバウンサー(剣術士) ドロップ品 特定部位損傷で追加されるドロップ品 オールドゴブリンロングソードブラックパール砂岩砥石ホワイトトリュフマージョラムゴブリン黄銅車貨 不明 ゴブリンブッチャー(剣術士) ドロップ品 特定部位損傷で追加されるドロップ品 オールドゴブリンシミターブルードルチェシルト岩砥石 不明 ゴブリンブッシュワッカー(剣術士) ドロップ品 特定部位損傷で追加されるドロップ品 不明 ゴブリンマガー(剣術士) ドロップ品 特定部位損傷で追加されるドロップ品 不明 ゴブリンヘッドマン(剣術士) ドロップ品 特定部位損傷で追加されるドロップ品 不明 使用WS 名称 属性 範囲 効果 備考 爆弾投げ 火撃100% ダメージ 稀にゴブリン自身にもダメージ ヘイルメアリー 火撃100% 時間差ダメージ WS使用位置からある程度移動すれば回避可能 ファイアクラッカーシャワー 火撃100% スタン(4Sec?) コメント 情報提供・データ報告・修正依頼などこちらへおねがいします 名前
https://w.atwiki.jp/strongholdseries/pages/12.html
城砦施設 砦 拠点となる建物。ゲーム開始時、最初にこれをマップの任意位置に配置することでゲームが始まる。ゲーム中に任意に削除・再配置することは出来ない。 「領主の館」(Saxon Hall)から「大要塞 」(Stronghold)までの5種類(『クルセイダー』では3種類)あり、いずれも無償で配置できるが、その大きさに見合う土地を要求する。最初の住居としての役割もあり、大きさに応じた数の最大労働者数を提供する。 種類によっては屋上に兵を配置することができ、敵性勢力による攻撃を受けた際には君主が篭城する拠点となる。砦をクリックすると、領民に対する税率を変更することもできる。税率は重税や支給(資金を人民に与え人望を上げること)など数段階に変更できる。 焚き火砦に付属する施設。新たな労働者は砦から出現し、労働場所が提供されるまで砦前の焚き火周辺に待機する。貯蔵場砦に付属する施設。食料以外の物資(加工前の作物を含む)が集積される。なお、貯蔵場は既にあるものに隣接させる形で増設していくことが可能。 武器庫 製作された武器や鎧を収納する。ここに在庫が無い装備を要求する軍事ユニット(兵士)は生産できない。武器庫は既に設置されたものに隣接して増設することができる。配置には材木10が必要。 食料庫 ゲーム開始時、砦の設置後に配置を要求される建物。生産された食料品は、食料庫に搬入されて初めて消費される。開始時に要求される設置数は1棟だが、隣接する形で増設することもできる。ちなみに貯蔵庫同様に食料庫にも容量があり、限界に達すると食糧生産が停止するため、都市の大規模化に従って増設を余儀なくされる。配置には材木10が必要。食料庫をクリックすると、領民にどれだけの食料を供給するかを決める「配給率」を調整することができる。 城門 領民や軍隊が城壁内外を行き来する門。城壁同様に木製と石製があり、さらに石門は大小2種類存在する。いずれも屋根に兵を配置することができる。敵性勢力が接近すると、門を閉じて通行を遮断する。なお、門の前に堀が横切っている場合は、はね橋を配置する必要がある。 城壁 施設や領民を防護する壁。木製と石製があり、いずれも何層も重ねて配置すると強度を増す。石の城壁は頂部に兵を配置することができ、最外周部に狭間のある城壁を配置すれば、壁上の兵を防御することもできる。なお、城壁の設置は起点をクリックしそのままドラッグすることで、あたかも線を引くように建設することができる。ちなみに頂部に兵を配置するには、城壁を城門か階段に接続する必要がある。 塔 防衛の要点となる建造物。「木の足場」から「円塔」まで5種類あり、いずれもはしご兵による直接進入を受け付けず、頂部に軽装兵を配置することができ(兵の配置には城壁や階段への接続が必要)、大きさに応じ配置できる人数が増加、さらに大型の塔は頂部にバリスタや大投石機を配置することもできる。高さに違いがあり、高い塔は射程が長くなり敵の弓が届きにくくなる。また、一定以上の大きさの塔は、掘削兵による攻撃を受け付けない。 堀 水が張られた人工の堀。城の外周に配置するのが一般的だが、平地であればおよそどこにでも配置することが出来る。軍隊により攻撃を受けた際、城壁の前に堀を配置していると鉄槌兵が城壁を崩したり、はしご兵が梯子をかけたり、掘削兵が城壁や塔の土台を破壊することが不可能になる。設置するには予め設置範囲を指定し、弓兵・槍兵・鉄槌兵・矛兵・技術兵のいずれかを選択して指定範囲をクリックすると、兵士たちが掘削を開始する(この施設のみ、例外的に建設過程がある)。削除や破壊はできないが、同種の兵士を使って同様手順で埋め戻しが可能。 戦闘犬の小屋 戦闘用に訓練された獰猛な犬が収められた檻。敵の侵攻時に解き放つことで敵に襲い掛かる。但し、戦闘犬は敵味方を区別しないため、領民や自軍から隔離して配置する必要がある。配置にはゴールド50が必要。 油釜 ピッチ油を消費して、防衛用として技術兵に持たせる煮えたぎる油の壷を生産する。配置には鉄15が必要で、最初に配置された技術兵1名がピッチ油の補給を行う。他の技術兵を指定して油釜に向かわせると煮えたぎる油の壷を持たせることが出来る。壷を携えた技術兵を城壁や塔の上に配置すれば、城に接近した敵の頭上から煮えたぎる油を浴びせることができる。一度壷を使用した技術兵は油釜へ向かい、補充して配置場所へと戻ってくる。敵が油釜を破壊すると油釜に入っていたピッチがこぼれ引火する。 落とし穴 地面に設置し、そこを敵が通ると自動的に作動し、穴の中に配置された杭によって倒してしまう防御施設。配置には1マスにつき材木6が必要。味方が罠にかかってしまうことは無い。 ピッチ溝 地面に設置される、ピッチ油を敷き詰めた溝。それ自体は影響力を持たないが、弓兵に火矢を打ち込ませることによって着火し、付近を通る敵兵を炎上させることができる。配置には2、3マスにつきピッチ1が必要。 軍事施設 兵舎 技術兵・はしご兵・掘削兵を除く兵士を招集する。材木15で配置できる「木の兵舎」と石材15で配置できる「石の兵舎」の2種類あるが、両者で召集できる兵種には違いが無い。兵舎をクリックすると、その時点で武器庫に在庫のある装備によって召集できる兵種が明るく表示される。但し、砦前の焚き火に(未労働の)労働者が居ないと召集はできない。なお、軍隊は労働者にはカウントされないので家を必要としない(待機中の労働者を軍隊にすると、新たな労働者が砦から出現する)。 技術ギルド 技術兵とはしご兵を招集する。運用方法は兵舎に準じる。配置には材木10とゴールド50が必要。 掘削ギルド 掘削兵を招集する。運用方法は兵舎に同じ。配置には材木10とゴールド20が必要。 生産施設 完成した資材は全て、砦に隣接する貯蔵場に輸送、蓄積される。主にプレイヤーが施設を建設したり、武器を生産する際に消費される。 軍事 鍛冶屋 鉄1ずつを消費し、剣か槌鉾(モーニングスター)を製造する。どちらを製造するかはプレイヤーが任意に指定でき、鉄が供給され生産停止が指示されない限り、その武器を生産し続ける(以下の製造施設にも共通)。配置には材木20とゴールド200に労働者1名が必要。槍 槍製作所 材木1を消費して槍または材木2を消費して矛(ハルバード)を製造する。配置には材木10とゴールド100に労働者1名が必要。 弓製作所 材木2を消費して弓または材木3を消費して石弓(クロスボウ)を製造する。配置には材木20とゴールド100に労働者1名が必要。 革鎧製作所 雌ウシ1頭を消費して3着の革鎧を製造する。雌ウシは酪農場から供給されるので、予め当該施設を設置しておく必要があり、革鎧製造中はチーズの生産効率が悪化する。配置には材木10とゴールド100に労働者1名が必要。 鉄鎧製作所 鉄1を消費して板金鎧を製造する。配置には材木20とゴールド100に労働者1名が必要。 厩舎 騎士が使用する軍馬を4頭、飼育する。配置には材木20とゴールド120が必要。 資材 完成した資材は全て、砦に隣接する貯蔵場に輸送、蓄積される。主にプレイヤーが施設を建設したり、武器を生産する際に消費される。 木こり小屋 マップに自生している樹木を伐採して木材を生産する。配置には木材3と労働者1名が必要。なお、伐採された樹木は一時的に消滅するが、時間経過に伴って再び自生する。材木13を生産する。 石切り場 白い岩場で表現される採石場から砕石、成形し石材を生産する。配置場所は限定され、木材15と労働者3名が必要。また、生産した石材を貯蔵場に輸送するために牛つなぎ場(木材10、労働者1名)を近隣に配置する必要がある。石材8を生産する。 鉄鋼採掘場 オレンジ色の岩場で表現される鉱山から鉄鉱石を採掘、精製し鉄を生産する。配置場所は限定され、一人が採掘しもう一人が貯蔵場まで運ぶ。木材20と労働者2名が必要。 ピッチ採取場 紫色の泡立つ沼として表現されるピッチ沼からピッチ油を蒸留・抽出する。配置場所は限定され、木材20と労働者1名が必要。 食料 生産された食料は全て食料庫に輸送、保管され「配給設定」に応じて時間と共に消費される。但し、加工の必要がある物は砦の貯蔵庫に輸送される。複数種類の食料があれば人望にボーナスが付く。 狩猟小屋 マップ内を徘徊する鹿を狩り、精肉し食肉を生産する。最も安価で少量の食料をすぐに得られるが、供給は不安定である。配置には材木5と労働者1名が必要。鹿の群れの頭数は自然に回復するが、狩猟小屋が多いと回復が追いつかず絶滅する。 リンゴ畑 リンゴを栽培、収穫する。リンゴは収穫後すぐに消費することができ、食肉に比べ安定供給されるが、畑は一定範囲の低地かつ平地が必要で、また生産量は少なめである。配置には材木5と労働者1名が必要。 酪農場 ウシを飼育して牛乳を絞り、それをさらに加工してチーズを生産する。配置後、まず3頭のウシが生育されるのを待つので生産までに時間がかかるが、一旦チーズの生産が開始されるとリンゴを上回る生産効率を持つ。やはり一定範囲の平地に配置する必要があり、材木10と労働者1名を要する。なお、稼動中の革鎧製作所がある場合、材料としてウシが徴収されるため、チーズの生産効率が落ちる。 小麦畑 小麦を栽培、収穫する。収穫された小麦は加工の必要があるため、食料庫ではなく貯蔵庫へ輸送される。やはり一定範囲の平地を要し、配置には材木15と労働者1名が必要。 粉引き小屋 風車小屋の形をしており、小麦を小麦粉へと製粉加工し、再び貯蔵庫へと輸送する。風車の形をしているものの風などを考慮して配置する必要は無く、配置には材木20と労働者3名が必要。なお、粉挽き小屋は1棟で小麦畑・パン屋それぞれ数軒分の生産に対応することができる。 パン製造所 小麦粉を加工してパンを生産する。パンは長い過程を経て生産されるが、一旦軌道に乗るとこのゲームで最も生産効率の高い食料品となる。配置には材木10と労働者1名が必要。ホップ ホップ畑 ホップを栽培、収穫する。ホップは加工の必要があるため、貯蔵庫へ輸送される。配置には一定範囲の平地が必要で、材木15と労働者1名を要する。 醸造所 ホップを醸造加工し、エールを生産する。エールは貯蔵庫へ輸送される。配置には材木10と労働者1名が必要。 酒場 エールを消費して、領民たちに振舞う。居酒屋が営業されエールが振舞われると、プレイヤーに対する領民たちの「人望」値が上昇する。 街の施設 住居 領民の住居。砦が供給する労働者だけでは足りない場合、家を建設することによって、新たに8名ずつの最大労働者数を増やすことができる。増えた労働者は砦から出現し、また住民の豊かさに応じて3段階に変化する。家の削除や敵の襲撃で破壊されて現在の領民数が領民の上限数を越えると、「人望」値に悪影響のある過密という問題が発生する。配置には材木6が必要。 市場 物資とゴールドを交換する施設で、領内で生産されるものを売却したり、領内で生産出来ないものを購入することもできる。売値は買値の半額。シナリオによって売買共に取扱い物資が異なる。配置には材木15が必要。 薬局 「疫病」という災害を解消する治療師が出現する。「疫病」が発生するとランダムに緑色の雲状に表現され、その雲に触れた住民は次々と倒れ、人口が減少しプレイヤーの「人望」値が下がっていく。薬店を設置すると治療師がその雲を消し、被害を最小限に抑えることができる。また薬店の数が多ければ疫病の発生率も低下する。配置には材木10とゴールド50、労働者1名が必要。 礼拝堂・教会・大聖堂 領民に「祝福」を与え、それを受けた領民の割合に応じてプレイヤーの「人望」値を上昇させる宗教施設。「祝福」は時間が経つにつれて効果が薄れるので、一定以上の割合を保つためには領民数の拡大に応じてこれら施設の数を増やす必要がある。教会や大聖堂があれば人望にボーナスが付く。礼拝堂・教会・大聖堂の順に大きく、配置には礼拝堂が石10とゴールド250、教会が石20とゴールド450、大聖堂が石40とゴールド1200、労働者1名が必要。 井戸・水瓶 「火事」を消火する消防施設。火事が発生すると労働者が桶を持って鎮火に向かい、延焼を食い止める。井戸が無い場合、非常に広範囲に延焼して都市が壊滅状態になり、「人望」値にも深刻な悪影響が出る。配置にはゴールド20と労働者1名が必要。 娯楽施設 領民からプレイヤーに対する「君主への恐怖心」値に影響を与える施設。娯楽施設としては「熊の見世物」や「庭園」など領民に娯楽や安心感を与える設備が6種類あり、処刑施設としては「絞首台」や「さらし柱」など領民の恐怖感を煽る処刑設備が9種類ある。それぞれ目的を同じくする設備は種類による効果の差は無く、狭い面積の施設は費用が少し高額な程度。娯楽施設を建てるとプレイヤーの「人望」値が上がるが、住民は余暇を楽しむ様になり、生産効率が下がる。反面、処刑施設を建てると「人望」値は下がるが、住民は恐怖のあまり仕事に集中するため、生産効率が上がる。これらは軍隊の強さにも影響を与え、幸福度が高いほど軍隊は強く、恐怖心が強いほど軍隊は弱くなる。 処刑施設
https://w.atwiki.jp/novel_database/pages/17.html
テスト
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1761.html
トリステイン魔法学院の図書館は、本塔の中に存在する。 高さ三十メイルにも達する巨大な本棚が、壁際にずらりと並んでいる様は壮観の一言だ。 ここには始祖ブリミルがハルケギニアに降臨して以来の歴史が、全て詰め込まれていると言われている。 蔵書量はトリステイン有数で、教師のみに閲覧を許されるフェニアのライブラリーには、禁書と呼ばれるものも多数存在していると噂されている。 そんな巨大な図書館の一角で、ヒースは本の山と格闘していた。 本来、平民である彼はこの図書館に入ることは許されないのだが、オールド・オスマンの口利きによって入ることを許されている。 ハルケギニアに来てから二十日が経つ。 それだけの期間、文字を学んだだけにも関わらず、ヒースは完全な読み書きを可能としていた。 いくらヒースが高い知能を持っているからといえど、これは異常だ。 しかし、このことに関してヒースは余り疑問は抱いていなかった。 そもそもからして、何故か言葉が通じているのだ。 土地が変われば言葉は変わる。 アレクラスト大陸においても大陸の東西で、大きく西方語と東方語に分かれる。 さらにエルフ語やドワーフ語などを筆頭とする種族語。 上位古代語や精霊語などの魔法言語などを含めると、言葉の数は実に数十にものぼる。 同じ世界においても大きく言葉が異なると言うのに、異世界において普通、言葉が通じるわけがないのだ。 ヒースはこの現象を召喚の“ゲート”によるものだと推測している。 召喚される使い魔は多種多様。犬や猫と言った小動物ならば兎も角、中には獰猛かつ凶暴な生き物も召喚される。 だがそう言った生き物も問題なく使い魔とされている、契約に接吻が必要だと言うのに。 このことから“ゲート”を潜った時点で何らかの魔法の付与効果が発生しているのだと、ヒースは推測した。 となれば本来召喚されるはずが無い人間が呼ばれた場合、言葉が通じたり、文字をあっさり理解できたりなど可能でもおかしくはない。 それに気にしたところでどうにかなるものでもない上、現状不利益が無いのだから特に問題は無い。 そんなわけでヒースはこの特典を大いに活かし、アルビオンから帰還してから本日までの三日間、図書館に入り浸っていた。 調べているのは主に使い魔関連だ。 ルイズは呼び出した使い魔を元の場所に戻す方法は知らない、と言っていたがそれは存在しないという意味ではない。 ただ、彼女が知らないだけで存在する可能性があるため(最もオールド・オスマンすら知らないそうだが) こうして僅かな可能性に賭け調べていた。 悪魔召喚の壷をオールド・オスマンに預けた古代王国の男や、 レコン・キスタの刺客と思われる仮面の男が何故だか魔神を使役していたり、魔力のカードと呼ばれるカストゥールのマジックアイテムを使いこなしているということも、気になりはするが、調べる方法がないためどうしようもなかった。 ハーフェン導師との定期的なやりとりでも、お互い進展なしという文面が続くだけという現状を、 打破しようとしているのだが……。 「見つからんなぁ……」 成果は芳しくなく、分かったことは使い魔の召喚はあっても召還という概念がそもそも存在していなさそう、ということ程度だ。 早い話が手詰まり。どうしようもない状態だった。 「フェニアのライブラリー覗かせて貰えれば違うかも知れんが……無理って言われたからなぁ」 流石にオールド・オスマンの一存ではそこまで許可は出ず、色々と探せそうな一角には足を踏み入れることは出来なかった。 暇を見つけてはオールド・オスマンが調べてくれているそうだが、余り時間が取れず、成果は芳しくないらしい。 「うーむ、ここで探してても見つからんとなると……別所に探しに出るか、 人使って情報集めるか、さもなきゃ研究させるか……何にしろ素寒貧じゃなぁ」 ヒースがため息を吐く。 そう、彼は無一文なのだ。何をするにしても金が必要なため、貧乏どころではない身としてはどうしようもない。 良い金策は無いかとヒースが考えていると、ど~んという音ともに、本塔が揺れた。 その正体は言わずもがな、ルイズの爆発である。 少なくとも爆音を轟かせる存在はそれ以外にヒースは思いつかない。 「……今日はいつも以上にでかいな」 ヒースは天井を見上げる。 ぱらぱらと、埃が落ちてきた。ついでに本も。 「んなぁ!?」 本棚と建物の揺れ、この組み合わせそれ即ち本の落下。 ヒースはその避けがたい摂理の攻撃を、ものの見事にその身で受けた。 脚立に乗ってたのでぶっちゃけ回避が不可能だった。 派手な音をたて脚立から転がり落ち、本の山に埋もれる。 不幸中の幸いと言うべきか、落ちてきた本が下敷きになり怪我はなかった。 「ってぇ……はじめてみたときから思ってたが、やっぱここの本棚危ねぇ」 起き上がり、落ちてきた本をかき集めると、ヒースは本棚を見上げた。 高さ二十メイルほどの場所にぽっかりと空いている部分があった。 イリーナから幸せが逃げると注意されている、最近頻度が矢鱈と増えたため息を吐く。 ヒースが使う古代語魔法は系統魔法と違い、簡単な魔法でも精神力の消耗はそれなりに高い。 どれほど熟達していても、個人差はあるが日に十数回も使えばそれで打ち止めだ。 高さ二十メイルともなれば十メイルまでしか浮かない“レビテーション”では届かないため、 消費の激しい“フライト”を使うしかない。 ヒースは精神力が潤沢というわけではない、魔術師としては少ないほうだ。 この世界に来てから僅かな間に大きな事件に二つも巻き込まれているため、 出来うる限り無駄な消費は避けたいと考えていたが、ヒースは諦めて詠唱を開始する。 ふと、そんなヒースの目に、本と一緒に落ちてきたらしい一枚の羊皮紙が目に止まった。 詠唱を止め、それを拾うとまじまじと見つめる。 「……試してみる価値はあるな」 ハルケギニアに来てから二十日余り。始めて、実に楽しそうにヒースは顔をゆがめた。 オールド・オスマンは学院長室で一冊の本を見つめていた。 古びた革の装丁がなされた表紙はボロボロで、触っただけで破れてしまいそうだ。 そっと、表紙をめくる。現れたのは色あせ、茶色にくすんだ羊皮紙のページで、何も書かれていない。 「これがトリステイン王室に伝わる始祖の祈祷書か……バッタもんじゃね?」 伝承には、かつて始祖ブリミルが神に祈りを捧げた際に読み上げた呪文が記されているとされているのだが、この本には呪文のルーンどころか文字一つ書かれていない。 こういった伝説の品物には、よくあることだ。 現に一冊しか存在しないはずの始祖の祈祷書は、金持ちの貴族や寺院の司祭、各国の王室に存在する。 当然、どこも自らの始祖の祈祷書が本物であると主張していた。 世界中に存在する始祖の祈祷書を集めたなら、それだけで図書館が一つ建つと言われるほどだ。 オールド・オスマンは長い年月を生きているため、始祖の祈祷書と呼ばれるものは幾度か目にしたことがあった。 それらはまだ如何にもそれっぽく体裁が整えられていたのだが……。 「いくらなんでも白紙というのはのぅ。手抜きにもほどがある」 王宮から送られてきた文字一つ書かれていないこの始祖の祈祷書を、 オールド・オスマンが偽物だと思うのは、至極当然なことだった。 一体どのような経緯で誰が見ても偽物だと分かるこの始祖の祈祷書が、トリステイン王室に渡ったのか、思考をめぐらせる。 そんなどうでもいい考えは、ノックの音で途切れることになった。 オールド・オスマンは秘書を雇わなければならぬな、有能で美人で尻撫でても怒らないねーちゃんを。 と思いながら来室を促す。 「鍵は掛かっておらぬ。入ってきなさい」 扉が開き、桃色がかったブランドの髪がオールド・オスマンの目に入る。足取り重く、やけに疲れた様子で室内へ入ってくる。 「……何の御用でしょうか、オールド・オスマン」 ぐったりとした、気だるそうな声で入ってきた人物……ルイズは声を出した。 そんな様子にオールド・オスマンは少々首を傾げつつも、とりあえず立ち上がり、両の手を上げ、歓迎の意を表する。 「あー疲れとる様子じゃの、ミス・ヴァリエール」 「いえ、大丈夫です……」 良く見ると、服の裾が煤で汚れている。 またいつもの失敗の後片付けだろうとオールド・オスマンは思い、気を取り直して咳払いをする。 「ごほん。ミス・ヴァリエール、旅の疲れは……癒せておらんようだが。兎に角、お主たちの活躍で同盟は無事締結され、トリステインの危機は去った」 疲れからかボーっとした様子のルイズを見やり、一拍間を置いてオールド・オスマンは言葉を続ける。 「そして、来月にはゲルマニアで、無事アンリエッタ王女と、ゲルマニア皇帝との結婚式が執り行われることが決定した。君たちのおかげじゃ、胸を張りなさい」 張る胸は薄いがの、とオールド・オスマンが考えていると、ルイズは少し悲しそうな顔をして、黙って頭を下げた。 オールド・オスマンは暫く黙ってじっとルイズを見つめると、手にしていた始祖の祈祷書を差し出す。 「……これは?」 差し出された古ぼけた本を、ルイズは怪訝な表情で見つめる。 「始祖の祈祷書じゃ」 「始祖の祈祷書?これが?」 今、ルイズが嵌めている水のルビーと同じく、かつて始祖ブリミルから授けられたとされている、トリステインの国宝である。 何故そんなものをオールド・オスマンがもっていて、自分に差し出しているのだろうと、ルイズは首を傾げる。 「トリステイン王室の伝統で、王族の結婚式の際には貴族より選ばれし巫女を用意せねばならんのじゃ。 選ばれた巫女は、この始祖の祈祷書を手に、式の詔を詠みあげる慣わしになっておる」 「はぁ」 宮中の作法に詳しくもなく、興味もなかったためルイズは思わず生返事を返す。 そして、僅かな間をおいて何故オールド・オスマンがそんなことを自分に説明したのかにルイズは気が付いた。 「では、わたくしが?」 「うむ、察しが良いの。姫がの、ミス・ヴァリエール、そなたを巫女に指名したのじゃ。 そして巫女は式の前より、この始祖の祈祷書を肌身離さず持ち歩き、詠みあげる詔を考えねばならぬ」 「えええええ!詔をわたしが考えるんですか!?」 ルイズはあからさまに嫌そうな顔をした。 行き成り考えろと言われても、公の、王族の結婚式に使うような詔なんてとてもじゃないが浮かばない。 「そうじゃ。もちろん、草案は宮中の連中が推敲するじゃろうが……。伝統と言うのは、面倒なもんじゃの。だがな、姫はミス・ヴァリエール、そなたを指名したのじゃ。これは大変に名誉なことじゃぞ。王族の式に立会い、詔を詠みあげるなど、一生に一度あるかないかじゃからな」 そりゃそうですけど、と渋い顔をしそうになり、ルイズは思い直す。 今回の結婚は完全な政略結婚だ。アンリエッタは、好きでもない相手と、夫婦になることになる。 そんな式の巫女に、せめてもと、幼い頃を共に過ごした自分を選んだ。 その想いに答えるべきだと考え、顔をあげた。 「わかりました。謹んで拝命いたします」 ルイズはオールド・オスマンから、始祖の祈祷書を受け取り、表紙を捲る。 返事を受けると、オールド・オスマンは目を細めて、ルイズを見つめた。 「快く引き受けてくれるか。よかったよかった。姫も喜ぶじゃろうて」 ほっほっほ、と笑うオールド・オスマンは、ルイズがじっと開かれた始祖の祈祷書を見ていることに気がついた。 最初は仮にも国宝とされているものが白紙なのに驚いているのだと思ったが、目の動きは、明らかに文字を追っていた。 「……ミス・ヴァリエール?どうしたかね、その始祖の祈祷書は文字の一つも書かれていない白紙のはずじゃが」 ルイズが顔をあげると、怪訝な表情を浮かべた。 「白紙、ですか?きちんと書いてありますが」 「なんじゃと?一体どのような文章が?」 オールド・オスマンの眉がぴくりと動く。 「えっとですね……序文 これより我が知りし真理をこの書に記す。この世の全ての物質は、小さな粒よりなる。四の系統はその小さな粒に干渉し、影響を与え、かつ変化せしめる呪文なり。その四つの系統は、『火』『水』『風』『土』と為す。と、ページを捲ったらまだ続きもあるようですが」 オールド・オスマンの顔が、驚愕の色に染まる。 ルイズが、嘘を吐いているようにはとても見えなかった。 何より、自分が開いたときには何の変化も無かった始祖の祈祷書が光っていると言う事実に、嘘など見出せるはずも無かった。 「続けなさい」 そう言われ、首を傾げながらもルイズは言葉を続ける。 「神は我に更なる力を与えられた。四の系統が影響を与えし小さな粒は、さらに小さな粒よりなる。 神が我に与えしその系統は、四のいずれにも属せず。 我が系統はさらなる小さき粒に干渉し、影響を与え、かつ変化せしめる呪文成り。 四にあらざれば零。零すなわちこれ『虚無』。我は神が我に与えし零を『虚無の系統』と名づけん」 オールド・オスマンが息を呑む。ルイズは興味深げな表情で、ページを捲った。 虚無、伝説の系統、始祖ブリミルが扱いし失われた零番目の系統。 「これを読みし者は、我の行いと理想と目標を受け継ぐものなり。またそのための力を担いしものなり。『虚無』を扱うものは心せよ。志半ばで倒れし我とその同胞のため、異教に奪われし『聖地』を取り戻すべく努力せよ。『虚無』は強力なり。また、その詠唱を永きにわたり、多大な精神力を消耗する。詠唱者は注意せよ。時として『虚無』はその強力さにより命を削る。したがって我はこの書の読み手を選ぶ。たとえ資格なきものが指輪を嵌めても、この書は開かれぬ。選ばれし読み手は『四つの系統』の指輪を嵌めよ。されば、この書は開かれん。ブリミル・ル・ルミル・ユル・ヴィリ・ヴェー・ヴィルトリ。以下に、我が扱いし『虚無』の呪文を記す……オールド・オスマン、これは」 途中から震えが混じった声で読み上げていたルイズが、混乱に揺れる瞳をオールド・オスマンに向ける。 ふと、指に嵌めている水のルビー……四つの系統のうち『水』を司る指輪を見やると、始祖の祈祷書と同じく輝いていることにルイズは気がついた。 オールド・オスマンは、暫し厳しい顔付きで瞑目すると、顔をあげた。 「ミス・ヴァリエール、その指輪と始祖の祈祷書を私に」 言われたとおり、水のルビーと始祖の祈祷書をルイズはオールド・オスマンに渡す。 指輪を嵌め、オールド・オスマンは始祖の祈祷書を開いたが、そこにあるのは変わらぬ白紙のページだけだった。 分かっていたことを確認した、といった風情でオールド・オスマンは指輪と始祖の祈祷書をルイズに返す。 ルイズは指輪を嵌めず、始祖の祈祷書を開いた。白紙だ、光もせず、何も書かれていないページだけが延々と続く。 指輪を嵌め直すと、始祖の祈祷書は光り、文字も浮かび上がった。 「ミス・ヴァリエールが虚無の担い手……いや、それならば彼女がガンダールヴだということにも説明が付く……」 「……あの、オールド・オスマン?」 困惑しているルイズの問いに、ぶつぶつと呟いていたオールド・オスマンは顔を上げた。 「ん?おお、すまなんだ、つい考え事をの。……ミス・ヴァリエール。 正直私も驚いたが、どうやらお主は虚無の担い手のようじゃ」 あっさりと、本当にあっさりとオールド・オスマンはルイズを虚無の担い手と判断した。 言われた本人が、そんなのでいいのか、と思ったほどに。 「で、ですがオールド・オスマン!何かの間違いという可能性も!呪文が書かれていると書いてありますが他の頁にも何も書いてありませんし!」 「何故呪文が書かれておらんのかは分からんが、それはない。実はな、お主には黙っておったことなんじゃが……。お主の使い魔は始祖ブリミルが用いたとされる伝説の使い魔、ガンダールヴなんじゃよ」 「ええええ!?」 巫女役への抜擢、実は虚無の担い手でした、使い魔が伝説の使い魔だった。 短い時間で随分と驚くことが連続するものだとルイズは頭の片隅で思った。割と混乱している。 「そういうわけでの、何故彼女がガンダールヴなのか疑問じゃったのが、これで綺麗に解けた。 ミス・ヴァリエールが虚無の担い手であるのならば、 その使い魔がガンダールヴであることに疑問を挟む余地なぞないからの」 あーすっきりした、と言わんばかりにオールド・オスマンは爽やかな笑顔を見せた。 喉に引っかかっていた骨が取れてご機嫌のようだ。 オールド・オスマンは百面相なルイズを暫く楽しそうに眺めたあと、表情をキリっと変え、威厳ある言葉を発した。 「ミス・ヴァリエール」 「は、はい!」 百面相と化していたルイズが慌てて直立姿勢をとる。 「一先ずは、お主の系統が判明したことを祝そう。じゃが、このことは誰にも言ってはならぬ。 家族にも、友人にも、おぬしの使い魔にも。勿論、姫にもじゃ」 「……なぜですか?」 「虚無じゃからじゃよ。ミス・ヴァリエール」 そういうと、オールド・オスマンはルイズの肩にぽんと手を置いた。 「伝説においても、虚無の仔細は殆ど不明じゃ。何せ六千年も昔の話じゃからの。じゃが、伝説の使い魔であるガンダールヴとなったお主の使い魔は、恐ろしく強い。並みのメイジでは数十人掛りでも返り討ちじゃろう。メイジの実力を測るには使い魔を見よとはよく言う。なれば、そんな使い魔を生み出した虚無の担い手は、どれほど強力か。そう考える輩が出てくるのは当然じゃ。実際には、どれほどのものなのかはさっぱり分からんのじゃが。しかし、僅かながらに残る虚無に関する記述が記された聖者エイジスの伝記の一章に、このような言葉がある『始祖は太陽を作り出し、あまねく地を照らした』とな。あくまで伝記じゃから全てを鵜呑みにするわけにもいかんが……それほどの表現になるほど、強力なものであった、ということになる」 ルイズは黙ってその言葉を聞いていた。 「これはお主のためだけでなく、トリステイン、ひいてはハルケギニアのためでもあるのじゃ。強力すぎる力は、戦乱を呼ぶ。此度のゲルマニアとの同盟や、アルビオンとの不干渉条約など、虚無の存在でどう転がるか分かったものではない。ゆえに、今は虚無のことは考えず胸の内に秘め、詔を考えることに集中せよ。虚無に関しては私のほうで調べることにする」 「……はい、分かりました」 オールド・オスマンの言葉に、ルイズは頷いた。 「一度に色々あって、疲れたじゃろう。今日は部屋へ戻り、ゆっくりと眠りなさい。 結婚式までまだ一ヶ月はある、明日からのんびりと詔を考えればよいのじゃらかな」 そう言ってオールド・オスマンは破顔した。お辞儀をし、ルイズは学院長室を去る。 部屋へ帰る途中、ルイズは思考をめぐらせる。 『虚無』、失われたとされる伝説の系統。自分がその担い手。 オールド・オスマンには眠れと言われたが、とてもじゃないが眠れそうにない。 その三十分後。 ベッドの上で始祖の祈祷書を抱きしめ着替えもせず爆睡するルイズが夜のトレーニングから戻ってきたイリーナによって目撃された。 ルイズが巫女役を拝命してから、二週間が過ぎた。 始祖の祈祷書を片手に、ベッドの上でごろごろ転がる。ごろごろごろ……ぼて。 ベッドから落ちて、逆さになりながらもルイズは始祖の祈祷書を手放さない。 何も、思いつかない。 ばたばたと脚を動かす。だが、何も浮かんではこない。がしょんがしょん。 「拙い、拙いわ。いくらなんでも一節すら浮かばないっていうのは流石に拙いわ」 残るタイムリミットは15日とちょっと。時間に直して370時間ほど、草案の推敲や式の段取り把握なども含めれば300時間と言ったところか。 がしょんがしょん。 誰か得意な人に代わりに考えてもらう、というのも少しだけ考えたがそんなことをすれば姫さまを裏切ることになる。 それは出来ない、というかそれだと巫女役の意味が無い。がしょんがしょん。 例え苦手でも、考え付かなくても、考えて式に間に合わせるのだ。ああ、締め切りが怖い。がしょんがしょん。 「って、さっきからうるさいわね……」 ルイズは先ほどから聞こえる、耳障りな金属音に顔を顰めた。何だというのだ、この音は。 がしょんがしょんがしょんがしょんがしょん。 その音は、徐々に近づいてくる。 何の音だと、首を傾げていると、その音が部屋の前で止まり、扉が勢いよく開く。 扉が壁にぶつかり、蝶番が悲鳴を上げる。そのうち壊れるんじゃないだろうか。 「見てくださいルイズ!新しい鎧が届きました!!」 明るい、元気な声と共に白い甲冑ががしょんと音を鳴らす。 イリーナが、嬉しそうな顔で分厚い篭手に包まれた両手を広げるのをルイズは逆さになりながら見つめた。 「あー……そういえば、前に買ったやつは駄目になったから新しいの頼んでおいたんだっけ」 アルビオンにおける仮面の男との戦いで、イリーナが着込んでいた鎖帷子は所々千切れ、鎧としての役目を果たせなくなっていた。 そしてイリーナが新しい鎧を欲したため、街に出て、今度は板金鎧を特注したのだ。 それが、ようやく届いた。 「やっぱり、この全身に掛かるこの重み!擦れる金属音!匂う鉄臭さ!これぞ鎧です!」 ちなみに、お値段400エキュー。ルイズの今季のお小遣いの残りが全部吹っ飛んだ一品だ。錬金対策に固定化も掛かっている。 「そう、よかったわね」 ルイズは気の無い返事を返すと、ベッドへ上がり仰向けに寝転がると始祖の祈祷書を広げる。 するとひょい、と始祖の祈祷書がイリーナに取り上げられた。 視線をやると、腰に手をあてちょっと怒っているかのような雰囲気を出していた。 「駄目ですよ、そういう読み方をすると目が悪くなります」 「うるさいわね、あんたはお母さんか」 イリーナが召喚されてからかれこれ一ヶ月と少し。異国の地での生活にも慣れてきたのか、最近小言が多くなった。 着替えは自分でしろ、顔は自分で洗え、椅子に座るときは背筋を伸ばせ、爆発の後片付けをちゃんとやれ、などなど。 それぐらい別にいいだろう、とルイズが思うことに、一々小言を言ってくる。使い魔のくせに。 曰く4レベルになって信心深くなったからです、とのことだ。 何のことだかルイズにはさっぱり分からない。 聞き直したらそんなことは言っていないとも言われた、ますます分からなかった。 なお、ヒースへの小言はルイズの三倍ほどあったりもする。 兎角、最近小言が多いのだ。そう、使い魔であるイリーナが主人であるルイズに対して。 これはいけない、実にいけない。 虚無だ詔だ悩んではいるが、一旦それは横に置いて、主従関係というのをはっきりさせなければ。 ルイズは姿勢を正すと、始祖の祈祷書をペラペラと捲っているイリーナに向き直る。 「いい、イリーナ。確かにあんたは強いし、何だかんだ言って色々やってくれるから良い使い魔だと思うわ。だけど」 こんこん。扉がノックされる。 このタイミングでどこのどいつだと内心毒づきながら、ルイズは憮然としつつも開いてますよ、と返事をする。 扉が開き、入ってきたのは長い白髭を蓄えた老人、オールド・オスマンだった。 ルイズは慌ててベッドから降りて、寝っ転がっていたため乱れていた衣服を正す。 イリーナが始祖の祈祷書を机において、礼儀正しくお辞儀した。 「どうかの、詔のほうは。出来たかね?」 いいえ、全く。という言葉が思わず出そうになり、ルイズは口を噤み、首を振る。 嘘を吐いても意味が無い。 「その様子じゃと、まだのようじゃの」 「申し訳ありません」 ルイズが、言葉通り申し訳なさそうに俯く。イリーナが驚いた声をあげた。 「詔、まだ出来てなかったんですか?」 「だって……詩的とか言われても、困っちゃうわ。私、詩人なんかじゃないし」 うー、とルイズが唸る。その様子を見たオールド・オスマンは楽しそうに笑った。 「ほっほっほ、まぁとはいえ全く出来ていないわけではないじゃろう。どれ、今出来ているところだけで構わんから言ってみなさい。こういうものは、出来の良し悪しを自分で判断するのは難しいからの。他者の評価が重要じゃ」 いや、全く出来ていないんですが。と、また言葉が出そうになるのを、我慢して飲み込む。 ルイズは、とりあえず時間稼ぎのため詔の前文を詠みはじめた。 「この麗しき日に、始祖の調べの光臨を願いつつ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。畏れ多くも祝福の詔を詠みあげ奉る……」 それからルイズは、黙ってしまった。そんな様子にイリーナは首を傾げる。 「どうしたんですか?」 「これから、次に火に対する感謝、水に対する感謝……、 順に四大系統に対する感謝の辞を、詩的な言葉で韻を踏みつつ詠みあげるんだけど……」 「なるほど、五大神に順に祈るようなものですね。それで、どういう言葉を考え付いたんですか?」 ルイズは必死に頭を回転させ、何とか詔を捻り出す。 「笑わないでよ?」 「笑いませんよ」 その言葉の通り、確かにイリーナは笑わなかった。 「……炎は熱いので、気をつけること」 「それ、単なる注意じゃ?」 イリーナが思わず口を挟む。 「うるさいわね。風が吹いたら、樽屋が儲かる」 「諺じゃろ、それ」 あまりの酷さに、オールド・オスマンが額を押さえた。 出来の良し悪し以前の問題だ。 顔を真っ赤にしてルイズが俯く。 「あー、あれじゃ。始めてなら誰でもこんなものじゃろ。まだ式まで二週間ある。それまでに考え付けばよい」 「そ、そうですよ!まだ半月もあるんですから!」 オールド・オスマンとイリーナが、慌ててフォローを入れた。内心、駄目くせぇと思ってるのがバレバレだった。 それを感じ取ったルイズが半泣きで今にも爆発する瞬間、またコンコンとノックの音がした。 返事を待たずに扉が開く。 「おー、ここに居たかイリーナ。あ?なんだ、オスマンの爺までいるのか」 女性の部屋だと分かっていないのか、分かっていてやっているのか。 相も変らぬ傍若無人な男、ヒースがどかどかと部屋に入ってくる。 脇にはなにやら羊皮紙の束が挟まれていた。 「ちょっと!すぐ開けたらノックの意味無いでしょ!それにオールド・オスマンをじじじじ爺って失礼にもほどが!!」 「よいよい、ミス・ヴァリエール」 真っ赤な顔をさらに赤くするルイズを、オールド・オスマンが宥める。 ヒースの横柄な態度を一々気にしていてはキリが無い。 そもそもオールド・オスマンは、そういうことに余り頓着する性格ではなかった。 「ん、イリーナ新しい鎧届いたのか」 「はい!」 イリーナが嬉しそうに軽く飛び跳ねる。がしゃん!という金属音と共に木張りの床が大きく軋んだ音を立てた。 トリステインの有力貴族の子弟が通う魔法学院の学生寮なため作りは非常にしっかりしているはずなのだが。 鎧は見た目よりもかなり重いようだ。 そんな妹分に、ヒースは羊皮紙の束を押し付けた。受け取ったイリーナがそれを見て、首を傾げる。 「何ですかこれ?……地図?」 「おう。しかもただの地図じゃない、宝の地図だ」 「宝の地図~?なんだってそんなものを」 宝と聞いて目を輝かせるイリーナとは対照的に、ルイズは胡散臭げな声をあげた。 「俺様がフォーセリアに戻る手立てを探してるのは知っているだろうが、何をするにしても金が無いとどうにもならん、今素寒貧だしな。そこで手っ取り早く金を稼げる宝探しで一攫千金、というわけだ。何せ当たれば一財産だ!イリーナ!資金不足で買えなかった新しいグレートソードに手が届くぞ!それも何本でも!!銀の鎧もばっちりだ!」 「そ、それは素晴らしいですヒース兄さん!行きましょう!宝探しです!」 普段は物欲がそれほど無いイリーナも、剣や鎧のことになると途端目の色を変える悪癖があった。 それを聞いてルイズが呆れた顔をする。 「そんなの当たるわけ無いじゃない、外ればかりに決まってるわ。第一、お金ないくせしてどうやってそれだけの地図集めたのよ」 「図書館からに決まってるだろう」 「学院の所有物じゃない!」 ルイズが頭を抱えた。何勝手に持ち出してるんだこの男は。 「司書は誰も探しに行かないから好きにしろつってたぞ。きちんと許可は貰ってる。ついでだ、オスマンの爺も許可くれ許可」 「ふむ……いいじゃろ、許可する」 「オールド・オスマン!」 あっさりと許可が出され、イリーナとヒースが喜んで手を打ち合った。 キラキラと目を輝かせ、イリーナがルイズに詰め寄る。 相変わらず顔が近い。 「行ってきてもいいですよね?ね?っていうか一緒に行きましょう!気分転換にもなるでしょうし!」 「何でよ!私は詔考えなくちゃいけないし授業だって」 「構わんよ、行ってきなさいミス・ヴァリエール。休学届けは私のほうで許可を出そう」 またも、あっさりと許可が出る。オールド・オスマンの判子は随分と軽いようだ。というか教育者としてそれでいいのか。 おずおずとしながらもルイズが口を開く。 「ですが……詔のほうは?」 「彼女の言うとおり部屋に閉じ篭って考えるより、別の場所に行き気分転換したほうがまだマシじゃろて。王室から迎えが来る式の二日前までに戻ってくればよい。ただし始祖の祈祷書はなくしてはならんぞ?」 そんなものだろうかと考えながら、ルイズは不承不承頷く。 「つーわけでだ。ルイズ、旅費よろしく」 「私が出すの!?」 ヒースが親指を立てながら笑顔で告げる。歯がきらりと光りそうなほど爽やかな笑みが実に腹が立つ。 「ごめんなさい。お金ないですから、私達」 しょんぼりとしてイリーナが俯いた。 ルイズはこっちだってあんたの装備にお金かけたから殆ど無いわよ!と叫びそうになるのをぐっと我慢する。 さっきから我慢してばっかりだ。 「わかったわよ!出せば良いんでしょ出せば!正し!出るもの出たら折半よ」 びしっとヒースに指を突きつける。 はて、とイリーナが頬に人差し指を当てて首を傾げた。 「えっと、私、ヒース兄さん、ルイズ……。折半って半分こってことですよね?一人ハブにされちゃいますよ?」 「何言ってるのよ。私、ヒースで折半すれば問題ないじゃない」 「私の分は!?」 当然とばかりに言ったルイズにイリーナが悲鳴をあげる。 「あんた使い魔、私ご主人様。使い魔のものはご主人様のもの、ご主人様のものはご主人様のもの」 後の世で、ヴァリエニズムと呼ばれるようになる思想が、この瞬間生まれた。 用語解説 ブアウゾンビ:古代語魔法、モンスター名。腐敗が凄く遅いぴちぴちゾンビ、 魔法や呪歌は使えないが、それ以外の技能であれば全て生前同様に保有する。 ただし頭がちょっと悪く、やっぱりゾンビなので動きが鈍いのが玉にキズ。 独自に物事を判断する知能を有するが、自我も精神もない。 アノス:国名。アレクラスト極東に存在する宗教国家。 至高神ファリスを国教とし、ファリス教団の最高司祭であるものが王を兼ね、法王を名乗る。 ファリス神官ならば一度は赴いて修行したい場所。早い話が規模がでっかいヴァチカン。 ジェニ:人名。剣の姫の異名を持つマイリー教団の最高司祭。 かつて国を一つ滅ぼした邪竜を仲間と共に倒した竜殺しの一人。若い頃は凄い美人だったが独身。 レビテーション:古代語魔法。自らが接地してる地点から10m浮くことが可能になる初歩の魔法。 10mと言う絶妙な高さが使い難いと大評判。 ヴァリエニズム:語呂悪いね。ルイズムのほうがいいだろうか。
https://w.atwiki.jp/www-iris/pages/1205.html
【チップ名】 ゴッドストーン 【読み方】 ごっどすとーん 【アイコン】 【種類】 メガクラス 【属性】 無属性 【入手方法】 ネット商人など 【派生チップ】 オールドウッド、マグマドラゴン(チップ) 【P.A】 マザーズクエイク 【登場作品】 『2』『3』『バトルチップGP』 【英語名】 GodStone 【詳細】 使用すると暗転し、ロックマンの目の前の穴パネルから石像が出現するバトルチップ。 石像は地面を叩き、敵エリアに複数の岩を落として攻撃する。 性能的には、ナビチップではなくなった代わりに使用条件の増えたストーンマン。 呼び出すためには穴パネルが必要だが、石像は出現箇所の上下両脇のパネルを叩いて岩を落とすので、そのどちらにもパネルがない場合は出現させても攻撃できない。 横列中央でパネルアウト3を使うと失敗してしまうが、どちらか片方あれば使用OKなので位置を調整するかパネルアウト1を使おう。 岩は3回投下され、3個・3個・4個の総計10個が降り注ぐ。 岩1個につき150ダメージで、パネル1枚につき最大3ヒットする。 エリアスチールを使っておくと、命中率が上がる。 『2』ではネット商人が売っているが、この段階ではチップ説明文が伏せられており購入すると初めて読むことが出来る。 強力な性能ゆえ、若干の隠しチップのような扱いか。 『3』ではメガクラスとなった。最大火力はメガクラスの中でも高め。 データライブラリNo. 作品 前のチップ ← No. → 次のチップ 「2」 No.111 マグマドラゴン ← 112 → No.113 オールドウッド 「3」 メガNo.14 ポイズンアヌビス ← メガ15 → メガNo.16 オールドウッド 「バトルチップGP」 No.111 マグマドラゴン ← 112 → No.113 オールドウッド 【関連項目】 目の前が穴パネルであることが発動条件のバトルチップオールドウッド マグマドラゴン サモンブラック系 既存のナビチップの性能を元にしたバトルチップカモンスネーク(スネークマン) ブラックウイング(ダークマン) ブリザードボール(ブリザードマン)