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■レイアを連れて二回目 オ「ああ、なんて美しいんだ・・・ 君のような美しい女性が この世にいたなんて。 その横顔も素敵ですよ。 白い甲膏を身にまとった 少し訳有りげな少女・・・ いいなあ、絵になるなあ。」 (レイア、去ろうとする) オ「つれないなあ。 ぼくはこんなに真剣なのに・・・」 レ「死ね・・・」 オ「そんなに照れなくてもいいのに・・・ 可愛い子だ。」 はい 「君に言われなくても 一緒に行きますよ。 レイアさんも 口には出しませんでしたが それを望んでいますからね。」 いいえ 「行かないんですか? 女性を待たすなんて 男として最低ですよ。」 ■ジェシカを連れて二回目 オ「ああ、ジェシカさん・・・ 君はなんて美しいんだ。 一瞬ぼくは、 目の前に天使が舞い降りたのかと 錯覚してしまいました。」 ジ「変なヤツ。」 オ「そんなあっさり言わなくても・・・」 ジ「だいたい、美しいなんて 言われても信じられないもん。 そんなこと1度も 言われたことないしさ。 『かわいい』とかなら そりゃ言われたことはあるけど、 いくらお世辞でも『美しい』は ないでしょ? 自分のコトは自分が 1番わかってるよ。」 オ「それはこれまでジェシカさんの 周りにいた男の目が 節穴だっただけです。 君は充分すぎるほど美しいですよ。」 ジ「ほんと?」 オ「もちろん。 野生の動物を思わせる しなやかな体の線と動き、 無造作にのばしてるだけなのに なぜかそそられる髪型、 性格とは逆のひかえめな胸、 粗野な中に知性を感じさせる その口調・・・」 ジ「もういいよ。 なんだかハラが立ってきた。 行こ、ウェルド。」 オ「えっ、もう行っちゃうんですか?」 いいえ オ「残念だなあ・・・ でも、ぼくはいつまでも 待ってますからね。 君の微笑みがぼくに向けられるのを。」 ジ「待たなくていいよ。」 ■サラを連れて二回目 オ「サラさん・・・ 君はなんて素敵なんだ。 君のような可愛い子が この世にいるなんて・・・ 君は女神なのか、 それとも天使なのか・・・?」 サ「でもオルフェウスさん、 ついさっきほかの女の子に 同じようなこと言ってたよね。」 オ「あらら、聞こえてたんですか? でも今のが本当です。」 サ「・・・・・・」 オ「ぼくの目を見て下さい。 これが嘘をつく男の目に見えますか?」 サ「・・・・・・」 オ「残念です・・・ サラさんにまで疑われては 生きている意味がない。 さようなら、ぼくは・・・」 (首をつろうとする) サ「し、信じます!」 はい オ「君を守るのはぼくの使命。 もちろん行きますとも。」 サ「みんなで仲良くがんばろうね。」 オ「ええ、2人で頑張りましょう。」 サ「3人で・・・だよね?」 (オルフェ、首を横に振り続ける) サ「3人だよ。」 いいえ オ「しょうがない・・・ 今回だけは君に譲ってあげよう。 でも、充分気をつけて下さいね。 特にこういうタイプの男には。」 サ「ありがと、心配してくれて。 でも、あたしみんなのこと 信じてるから。」 ■イヴを連れて二回目 オ「イヴさん・・・ 君はなんて素敵なんだろう。 君のような素敵な女性が この世にいるなんて・・・ これを神の奇跡と呼ばずして なんと言おう。」 イ「言葉なら何とでも言えるものね。 でも、感情のこもってない台詞なんて 司祭のありがたいお話より退屈よ。」 オ「ひどいなあ。 ぼくはこんなに君のことを 思っているのに。 でも、君もいつかぼくの ひたむきな気持ちをわかってくれる、 そんな日が来ると信じています。」 イ「少なくとも千年は無理ね。」 はい オ「イヴさんを守るのはぼくの使命。 ぼくの命に代えても君を守ります。」 イ「ええ、あなたの命を犠牲にしてでも あたしは生き残るわ。 それでいいのよね。」 オ「の、望むところです。」 いいえ オ「しょうがない・・・ 今回だけは君に譲ってあげよう。」 イ「へえ・・・ いつからあたしは あなたの所有物になったの?」 オ「今はまだですが、 そうなる運命なんです。」 イ「すごい自信ね。 ますます嫌いになりそう。」 オ「行かないんですか? イヴさん待たすと怖いですよ。」 ■ノエルを連れて二回目 オ「ノエルさん・・・ 君はなんて可愛い子なんだろう。 君のような素敵な素敵な女性が この世にいるなんて・・・ これを神の奇跡と呼ぶのだろう。」 ノ「ば、馬鹿じゃないの?」 オ「照れることはないですよ。 美しい女性はこの世の奇跡なんです。 そして特に君には 男に賞賛される資格がある。」 ノ「あ、あたしを普通の子と 一緒にしないで。」 オ「わかってます。 君はみんなとは違う。 大陸中探しても 君のような可愛い子はいません。」 ノ「わかってないわね。 あたしは容姿なんて誉められても うれしくないの。 あたしを普通の子と 一緒にしないでよ。」 オ「ええ、もちろん容姿だけを 誉めてる訳じゃない。 溢れんばかりの知性、 細やかな仕草や性格、 それら全てが可愛いんです。 出来ることなら もっとふかーく知りたいな。」 ノ「か、勝手に言ってなさいよ! あたしはあなたみたいな 知性の欠片もない人なんて 嫌いなんだから!」 はい オ「君を守るのがぼくの使命。 もちろん行きますとも。 ノエルさん、そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。」 ノ「さ、さっきから何言ってるのよ! ば、馬鹿じゃないの!?」 オ「かたくなな所もまた可愛い。 ぼくの誠意がノエルさんに 伝わる日が来ると信じています。」 ノ「そんな日なんて永遠に来ないわ!」 ■エレアノールを連れて2回目 オ「美しい人だ… 君のような美しい女性が この世にいるなんて・・・」 エ「おかしな人・・・」 オ「ああ、なんて素敵なんだろう! いつも見せる 憂いのある表情も素敵ですが、 笑顔はさらに素敵ですよ。 出来ることなら君の笑顔を いつまでも見ていたい・・・」 エ「冗談を。 他人に本心を見せない男の言う言葉を 信じる女はいませんよ。」 オ「ぼくはいつでも自分の心に 正直なんですけどね。 特に女性の前では。」 エ「本心を隠すために軽薄な男を 装ってるようにも見えますが・・・」 オ「買いかぶりですよ。」 はい オ「エレアノールさんを 守るのはぼくの使命。 命に代えても君を守ります。」 エ「今回誘ったのはウェルドです。 私のことは構わずに、ウェルドの サポートをお願いします。」 オ「彼を・・・?」 エ「やって頂けますよね。」 オ「仕方ない・・・ エレアノールさんの頼みですからね。」
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25話 決勝トーナメント開幕!VSオルフェウス
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■1節冒頭 「ここが『始原の地』ですか・・・ なんだか期待ハズレですね。 ぼくは絶世の美女達が 迎えに来てくれることを 期待していたんですが・・・ 本当にこんな色気のない所に 神サマがいるのでしょうか・・・」 ク「色気はともかく、私ももう少し おごそかで神秘的な場所だと 思っていました。」 「あれこれ考えても しょうがないですよ。 さっさと進んじゃいましょう。」 「えっ、帰っちゃうんですか? ティアラさんまで?」 「うーん・・・仕方ありませんね。 ティアラさんと別れるのは 断腸の思いですが・・・」 「さようなら、ティアラさん。」 「あらら・・・ 本当に行っちゃった・・・ さて、どうします? 進むも戻るもお任せしますよ。」 ■1節ミッション直前 「よかったですね、ウェルドさん。 やっと『悪魔の子』が『悪魔』に 昇格したみたいですよ。 お祝いでもしましょうか。」 「そんなに意外ですか? 神サマの代弁者っていう割には 情報戦に弱いんですね。」 「仲間割れでしょうか・・・ なかなか面白そうですね。」 ■1節ミッション直後 「死ぬ前に答えて下さい。 あなた方は一体何者なんですか? 神の子に従う者だとか、 神サマの代弁者だとか、 1万年前の太陽帝国の人間だとか、 聖書に出てくる十三聖者だとか・・・ そうかと思えば、今のなんて まるで異教の悪魔じゃないですか。 一体何者なんです? 何が正解なんですか?」 「こんな薄暗い部屋が楽園・・・?」 「節穴はどっちですか。 黄金色の光なんて どこにもありませんよ。 妄想を見ているのは あなた達の方じゃないですか?」 「消えちゃいましたね・・・ 結局何も分からずじまいですか・・・」 ■2節ミッション直前 「これで最後だといいんですけどね。」 「そうでしょうか・・・ ぼくはそうは思いませんが。 人間なら誰だって 誰にも知られたくない 秘密の1つや2つありますよ。 そんなものまで理解し合わなきゃ いけないんですか? 気持ち悪いですよ、そんな世界。 だいたい、人間ってのは 相手の心が分からないからこそ、 その相手のことを真剣に 考えようとするんですよ。 心が目に見えないから、 その人の身になって、 何をすれば振り向いてくれるのか、 何を言えば笑ってくれるのか、 何をプレゼントすれば 喜んでくれるのかを考える・・・ それが面白いんじゃないですか。 ぼくには、あなた方の説く世界は 女性と1度も付き合ったことのない モテない男が考えた ご都合主義の楽園にしか思えない。 嘘があるから人生は面白いんですよ。 下心があるから 恋愛は楽しいんですよ。 お互いの努力無しに成立する 薄っぺらの恋愛関係や友情関係なんて 何が楽しいんです? 悩んだっていいじゃないですか。 あなた方は現実と向き合うのが 怖かっただけじゃないんですか?」 「真実って言葉が何を指すのかは よく分かりませんが、 正解なんて幾らでもあるんですよ。 1万年も生きてきた あなた方にしてみれば、 ぼくの意見など子供の戯言にしか 聞こえないかもしれませんが、 嫌なことを見るのがイヤだからって いつも目を閉じていては 楽しいことも見えなくなりますよ。」 「あれ・・・ これはもしかして 戦わずにすむってことでしょうか? ってことで、 先に通してもらえますか?」 「一瞬でも期待したぼくが 馬鹿だったってことか・・・ これが運命ってわけですか・・・ 悲しいですね。」 ■2節ミッション直後 「あの人達は死に場所を 探していたんでしょうか・・・」 「さて、行きましょうか。 こんな茶番はもうたくさんです。 ■3節ミッション直前 「で、一体何でしょうか、 この装置は・・・」 「ウェルドさん、 とうとうお出ましですよ。 最後の十三聖者が。」 「え、ええ、 そうらしいですね。 誰がやったかは知りませんが。」 「そりゃ確かに 昔はそう思っていましたけどね。 でも、そう捨てたものでもないと 最近思うようになりました。 ま、だからといって 世界のために戦うなんて 恥ずかしい動機は、露ほども 持ち合わせてはいませんがね。」 「それで・・・ 聖者アヴァダイルさん、 あなたは何かを確かめたくて ウェルドさんをここに 招き入れたんですよね。 もしかして、これが 確かめたかっただけなんですか?」 「もしかして・・・この部屋は・・・」 「でも、この建物の中でないと 何も出来ないんですよね。 それを神サマと呼ぶなんて ちょっと厚かましくありませんか?」 「物質世界と精神世界の融合・・・」 「完全な神・・・?」 ■3節ミッション直後 「やはりあなた方は死に場所を 探していたのですね。 最後の聖者さん、 今度こそ教えて下さい。 どうしてウェルドさんを 始原の地に呼んだのですか? あなた達は一体何者なんですか?」 「では、人の希望が あなた達を生み出したってのも 嘘だったわけですね。」 「ですが・・・」 「どういうことです?」 「絶望・・・?」 「それがウェルドさんだと?」 「買いかぶりです。 そんなに深く考えてませんよ、 ぼくもウェルドさんも。」 ■ベアルファレス戦前 「これが・・・神の姿・・・? 1万年前の人間から生まれた神・・・ でもこの醜悪な姿は・・・ そうか、ゼメンとゼウェアクが 融合してるんですね・・・ まるで途中で終わったみたいですが。 さて、ウェルドさん、 これが最後の戦いになるのでしょう。 死なないでくださいね・・・ では・・・参りましょうか。」 ■ベアルファレス戦後 「ここは・・・ もしかして・・・ 『新しい世界』の中・・・? ウェルドさんは 助かったんでしょうか・・・ 世界はどうなったんでしょう・・・ といっても、 この中じゃ何も分からないか・・・ この声は・・・ いや・・・声じゃない・・・ ウェルドさん、 この意識は君なんですか・・・? ウェルドさんの意識が ぼくの心の中に流れ込んでる・・・ 心がどんどん溶けて 混じり合っていく感じがする・・・ そうか・・・ これが『新しい世界』の力か・・・ 確かに、こんな所にずっといたら 他人と自分の境界線なんて なくなってしまいますね・・・ いや・・・それだけじゃない・・・ ぼく達とこの世界も 1つになりつつあるのか・・・」 「この世界・・・膨らんでる・・・ そうか、爆発する寸前なんですね・・・ ぼくはこの世界の誕生と消滅に 巻き込まれちゃったわけですか・・・」 「ウェルドさん・・・ この世界の中では 言葉など必要ないみたいですが、 一応自分の口で言っておきます。 ありがとう・・・ 心から感謝の言葉を捧げます。 復習しか考えていなかったぼくに、 全てを遠ざけ、世界を諦めてたぼくに、 君は、からかう楽しさを 提供してくれた・・・ 君のおかげで結構楽しかったです。 君は最高かつ最低の友人だ。」 「い、一体何が・・・?」 「膨張が止まった・・・ 世界が・・・きしみ始めてる・・・ 意識が・・・記憶が・・・ 手のひらからこぼれ落ちていく・・・ そんな・・・ このまま全てのことを 忘れてしまうのか・・・? い・・・嫌だ・・・ それだけは・・・嫌だ・・・ 忘れたくない・・・ 忘れたく・・・ない・・・ 忘れたくない!!」 ■光の爆発から1年後、酒場で 「ご心配には及びません。 どうせ長くはない命ですから。」 オ「だが、たとえあと数年しか 生きられないにしても・・・」 「いえ、 だからこそ待ちたいんですよ。 確かに、待ち人が男ってのは ぼくの美的センスには 合いませんがね。」 オ「オルフェウス・・・」 「大丈夫、彼は戻ってきますよ。 ゴキブリ並の生命力を なめてもらっては困ります。」 ■その後、城壁の上で 「とは言ってみたものの・・・」 ナ「ウェルドさんの事を 考えていらっしゃるのですか・・・?」 「ナーダさん・・・」 ナ「お会いした記憶はないのですが、 素敵な方なのでしょうね。」 「いえいえ、とんでもない。 心優しいこのぼくを こんなに待たせる下劣な男が 素敵な人間であるわけがありません。 あんな強欲で自分勝手な人間を 待ち続けるなんて・・・ ああ、なんて優しいぼく・・・」 ナ「ウェルドさんのこと、 本当に好きなのですね。」 「何をおっしゃるんですか。 大嫌いですよ、 この世で一番嫌いな人間です。」 「でも、この世で1番 ぼくを楽しませてくれた 人間であるのも事実なんですけどね。」 ナ「羨ましいです・・・ 私はあなたの何倍も 生きてきたはずなのに、 友達をつくる機会さえ ありませんでしたから。」 「友達・・・か・・・ まさかこの町にきて そんなものを作る羽目に なるとはなぁ・・・」 ナ「素晴らしい偶然ですね。」 「そうなのかもしれませんね・・・ ぼくに残された時間の中で 再会出来るならば 言うことナシなんですが・・・」 ナ「大丈夫、ウェルドさんは きっと戻ってきます。 あなたが信じている限り・・・」 「ま、再会したからって 感動的な言葉を投げつける つもりはありませんし、 何か特別なことをするつもりも ないんですけどね。」 ナ「どうでしょう・・・ ウェルドさんが戻ってこられたら、 2人で一緒にお義姉さんのお墓に お参りにいらしたら?」 「で、彼を紹介するんですか? 『義姉さん、ぼくはこいつと つきあってるんだ』って・・・ その発想は悪寒を招くには有効ですが、 計画の実現にはぼくの頑強な抵抗が つきまとうでしょうね。」 ナ「道中はウェルドさんに 荷物を持っていただくとか・・・」 「それはいい考えですね。 考えておきますよ。」 ナ「あなたは・・・」 お久しぶり・・・
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製作者:うさだみすと このキャラクターは現在、設定をより把握できるようにする為、また問題のある設定を改変するために一時撤退という処理をしております。 いつか必ず復旧させるつもりではありますが、まずは古参キャラクターから設定を推敲すべきだと考え、一時撤退という処理を取らせていただきました。 以前のデータはデータパックに収録してありますが、この段階だと設定的優位に立っていたり、あまりに自己中心的だったりするので、それをご留意の上DLしてください。
https://w.atwiki.jp/kwskp3/pages/120.html
考 オルフェウスの竪琴のデザインが、ベルベットルームで主人公が座っている椅子の背もたれに似ている。 初めてベルベットルームに行くのが4月8日で、4月9日が初戦闘。 主人公がオルフェウス召喚前にこの椅子を見ていることになる。 主人公とオルフェウスの顔が似ている(髪型や目の形)ということからも、ペルソナの姿は、ペルソナ能力者のイメージによって出来ているということの証拠では。
https://w.atwiki.jp/xorpheusx/pages/5.html
■パスカと2人で (部屋に入った瞬間) パ「なあ、ウェルド。 話しかけるだけ 時間の無駄じゃねえか?」 (オルフェに喋りかけると) オ「イヤです。」 パ「まだ何も言ってねえだろ。」 オ「男3人で行動するなんて 考えただけでゾッとします。」 パ「あのなあ。」 はい オ「何度でも言います。絶対にイヤです。」 パ「やっぱり時間の無駄だったろ? 早く行こうぜ。」 オ「時間の無駄はお互い様ですけどね。」 いいえ オ「用がないなら出ていってもらえます?」 パ「そのつもりだよ。」 ■夜中にパスカ以外と2人で 「夜中に男同士で逢い引きですか? 気持ち悪い人達だ・・・」 はい 「絶対にイヤです。 ぼくは君達のような変態じゃない。」 いいえ 「用がないなら出ていったらどうです?」
https://w.atwiki.jp/kwskp3/pages/99.html
考 ディオニュソスの祭り(オルギアとよばれる酒池肉林の儀式祭り)で、無視された村娘がオルフェウスを八つ裂き。 つまり、オルギアモードを持った、アイギスの膝枕で恋人コミュキャラをシカトした主人公は何を考えていたのか? 八つ裂き
https://w.atwiki.jp/dxhourai/pages/113.html
「――娘はこの薬で助かるんだな」 こんなに、たかがアンプル程度を大事に握り締めた事があっただろうか。 私は乾ききった喉から、搾り出すようにそう呟いた。 何かを恨んでいるような、疲れているような声は、初めて聞いたような気がした。 「はい。 間違いなく」 眼鏡に黒髪の男は、僅かに笑みを湛えながら私にそう返してきた。 初対面の印象は、「底知れない」。――優しげなようで、冷たい男だ。或いは水の中に差し込む陽の光のように、ゆらゆらとその印象は変わっていた。そこが、底知れぬという。 「臨床実験も何度したことか覚えてないぐらいだな! さっすがわたし!天才!」 「流石っすねリーダー!そんな回数も覚えられないんですね!」 「減給だばーか!」 ……私は、世界的、とは言えないかもしれないが――曲がりなりにも国内有数、大企業のCEOを努めている。 責任ある立場。奮う権力。社会的な責務と権威は、紙一重に私の栄光を飾っていたのに、 何でこんな、「こんな連中」と会話をなければならないのか。 私が求めていたのは理性的で高尚な会話だったし、こんなバカどものコンタクトなど、気にも止めずにいれる筈だったのに。 「とにかくさぁー、 ん、 あかないー。ぐぬぬぬぬ……っ」 眼の前の少女と男はいつのまにか言い争いを辞め、少女の方はといえば、何処からか取り出したスナック菓子の袋を開けようと悪戦苦闘しながら、 「娘を助けたいんだろー?」 ぱりっ。びりびり、ぱりっぽり。 暗い私室の空気が重く、永遠のように感じられた。 「――その為に、お前らの様な連中と会っているんだろうがッ!」 ガキャンッ。 鋭い音を立てて、机の上にあったガラスの写真立てが落ちた。 怒りに任せて叩き付けた拳は鈍く痛む。 「この、下劣で、底辺の、反社会者の、テロリスト風情が!」 ガラスは割れていた。割れたガラスの向こうには、微笑む私と私の家族の写真があった。 …これを取り戻せさえ、すれば。 「貴方のご息女は、レネゲードウィルスの過剰活性状態――ジャーム化のモラトリアムを抜けました。 そして」 「やめろ」 ぽりっ、ぽりっ。 「途端に母親と兄貴を食い殺しちまった。あーあー」 「― やめろッッ!!」 「うわー……リーダー、こいつマジで怒ってますよ、いやそりゃ辞めといた方が良いですって。鈴木さんもそこまで煽らなくたってー」 「えー、わたし、時間かけるの嫌いなんだよ。 いいかあ?このばか。」 ぱりっ。小気味善い音を立ててスナック菓子を齧る少女は続けた。 その海苔塩に塗れた指を指揮棒の様に悠々と揺らしながら、 「お前の娘はバケモノだ。 お前の娘は”バケモノどもの組織A”によって抹殺対象としてターゲットされた。」 ぱり。 「ん゛ーらから、ぱりぼり、んがぐぐ…」 「リーダーリーダー、はい桃天然水」 「んがぶはー。 ふぅ~…。」 無理やりにスナック菓子を甘いジュースで流し込んだ幸せに、つやつやとご機嫌な様子で、その少女は続けた。 「お前の娘では組織Aには逆立ちしたってかてーん。ターゲットを解除させる事もふかのー。で、お前は、それでも。バケモノの娘を助けたい。」 ぱりっ。 「ごきゅごきゅごきゅ…。 …だから私達組織Bが娘を助けてやる。代わりにパトロンになってもらう。これで文句なしでみーんなへーわだな!いっけんらくちゃーーく。」 不愉快な物言いにまた頭に血が上った私は、思わず拳を振り上げかけたのだが、 「断るなよ?」 止まった。 「お前もあの娘も死ぬ。誰もお前たちの事なんて気に止めない。冷たい石にお情けで名前を書いてもらうだけで、マスコミどもは大企業の社長一家の最期を好きにに書き立てるだろーな。お前たちがどんなに猟奇的な家庭だったかを、貧乏人どもは妬みで信じ込む。後お前たちの事なんて私にとっては路傍の砂金ぐらいにしか、考えてないぞ。掬う手間を省かせろよ。私の腕に飛び込んで見せろ。さもなきゃ蹴散らすぞ?」 少女は笑ったまま、ぼふり、と、客用のもっふりとしたソファーに飛び込んだ。 くすくすくすと笑いながら、 「そんなの、やだろー?」 もうスナック菓子を齧る音は、聞こえない。 もうからっぽだった。 アンプルの碧が、手の中で揺れた。 少女の部下が運転する車内。 どうせ一瞬で移動できるのにしないのは、ちょっとした買出しも兼ねてである。 K市へと高速を急ぎながら、運転手――田中は上機嫌で、後部座席に話し掛けた。 「いやーリーダー、これでバッチシ資金源確保っすねー」 「おうよ! にしても、なあんでこんなC町くんだりまで来なきゃならんのだああ。これもあのK市のアホバカUGNどもが強過ぎるからだこんちくしょーパリパリッ…」 「あぁー!車内でポテチはやめてっつったじゃないですかー!掃除大変なんすよー!」 「るせーなあぁ」 それでも少女はぱりぱりと菓子を食うのをやめない。欠片が紺の座席や足元に零れまくる。 和気藹々とした車内で、これはテロリスト――FH、オルフェウス一味の一幕である。 正義の味方からすると、多分「何時もどおりの光景」である。 「にしても、」 田中がふと喚くのをやめ――少女の説得なんてどうせ無理だから。 「こんなにちょろくていいんすかねー」 ふは、と、少女。春日愛理は笑う。 「 あの薬、どうせただの鎮静剤なんだけどな。定期的にやりゃあ無力化はできるだろー。娘が過剰摂取で死ぬか、薬が切れて暴れまわるかもしれねーけどなー」 「…やー…。人の絆ってのは馬鹿にできないっすね。あんなもんに大金積むなんて、よっぽど追い詰められてたんすかね」 「そりゃな?。幾らでも払うだろー?」 ぽり。 ふと菓子を食う手を止める。 「――家族の為なんだから。」 少女の笑みが少し意味ありげなものになったが、 「そうっすねぇぇぇ! 俺もハードディスクの中身保護の為なら10か20は出せますし!あははははは」 運転手の男は気付かない。 少し溜息のようなものを少女はついて――いつも通りに笑う。 気付かれないがこれでいい。これでプラン通り。いつもの日常。 「大切なもののためなら、人は何をしたっていとわないもの。私達はそれを食い物にするくそ外道さ」 少女の隣席の男――鈴木はいつもただ、薄笑みを浮かべてその喧騒を見守るだけなのだが――一言。 「……お優しいのですね。」 続ける。 「存外、驚愕致しました。」 「………」 隣の男の反応に、少女は少し驚いたような、怪訝そうな表情を浮かべた。 その後、いつも通りの表情で。 「…あァ!? 人の話きいてたのかてめー!」 「うっわーーー、鈴木さんが喋ってるー! こらお赤飯だわ」 「赤飯…あっ、そういや豆食べたいな。帰りおはぎ買ってこうぜー」 「いいっすねー!うひょー」 「では久しぶりに、私にお任せ頂けませんか?」 「まままマジかー!?」 「あの三次元の海原雄山、丁寧な鉄鍋のジャンと言われた鈴木さんの手作りなんて!うひょーー!そのまま美少女になってくれたら最高っすよ!」 このテンションの火の付き具合も、このセルの日常。 鈴木は薄く笑って、 「考えておきます。」 そう呟いた。
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. ───そこで陀多(かんだた)は大きな声を出して、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己のものだぞ。お前たちは一体誰に尋いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」と喚きました。 その途端でございます。今まで何ともなかった蜘蛛の糸が、急に陀多のぶら下っている所から、ぷつりと音を立てて断れました。ですから陀多もたまりません。あっと云う間まもなく風を切って、独楽のようにくるくるまわりながら、見る見る中に暗の底へ、まっさかさまに落ちてしまいました。 後にはただ極楽の蜘蛛の糸が、きらきらと細く光りながら、月も星もない空の中途に、短く垂れているばかりでございます。 ───芥川竜之介『蜘蛛の糸』 ◆ 死んだ人間は蘇らない。 失った命は取り戻せない。 結果を変えられるのは、生者のみの権利である。 どんなに時代が流れても、どんなに世界をうつろいでも、覆る事のない絶対の不文律として、その言葉は語られる。 曰く、限りある命であるからこそ懸命に生き足掻き、生に意味が生まれる。 曰く、自然界の摂理を乱し宇宙の均衡を狂わせる行いである。 曰く、生者より死者を優先しては種の発展が先細って、歴史が行き詰まる。 曰く、曰く、曰く────── 壊れた玩具を直してとせがむ子供を宥めるように、言い聞かせるように。それは間違いのない解答を覚え込ませる。 提出される言葉はどれも正しい。 人は死ぬ。当たり前だ。 何を語らずとも、あらゆるものはいずれ滅びる。腐る。朽ちる。無に還る。 あって当然の理屈、人も自然も納得する何一つ瑕疵のない事実だ。 そも起きれば取り消しのきかない絶対の不可逆を死と呼ぶ。 道徳を論ずるまでもなく、倫理が育つ以前の古来から、ずっと人は答えを目の当たりにしてる。 だが人は古来から、禁忌に手を伸ばさずにはいられない生き物でもある。 護国を為した偉大な名君にも、痩せさらばえた奴隷にも、別け隔てなく平等に訪れる死。 それをどうにかして回避できないか。恐怖を克服できないかと、今に至るまで見えない魔法を探し求めている。 吟遊詩人は妻を取り戻す許しを得ながら、狂信者に引き裂かれた。 不老不死の妙薬を手にした王は、僅かな油断から蛇に薬を掠め取られた。 神すらも、見てはならないという禁を犯し、多産多死の業を人に負わせた。 死者を取り戻す行為は許されず、上手くいかない。 死を遠ざける事は、叶わない。 それは死を恐れる単なる本能なのかもしれない。 愛する者を喪った怒りを源にした、ひとつの復讐なのかもしれない。 定命を義務付けられた存在への、全能者からの憐れみなのかもしれない。 あるいは、夜空を見上げた先の星を掴めないかと思い至った、理由のない希求なのかもしれない。 人はどうあっても死ぬ生き物なのに。 命には必ず終わりがあるのに。 失ったものを取り戻す/そして取り逃す物語を、人は望み、作り続ける。 ───この世界も、そんな話のひとつだ。 ◆ 万全を叶える奇跡は、主の後光も届かぬ地の底に在り。 彼の地の名は冥界。死後の世界。 一欠片の雫に、死者が願い望んで創製された死の領域。 摂理を遡る逆行運河を流出するため、此処に命を招聘し、魂を喚起する。 招かれしは、死の運命を抱く葬者達。 神秘。異能。意志。それらは全て枝葉に過ぎない。 過去に死そうが現在も永らえていようが、死が約束された定命の存在であるのが、ただひとつの条件。 喚ばれしは、常世より起こされる英霊達。 偉業。伝説。神話。いずれも超然の理にある貴人。 死者の座に列しながらも積んだ功により仮初の生を許された、蘇りを果たす幽鬼の魂。 これは新たな冥界下り。 異界に落とされた、いずれ死すべき生者と、英霊の記録帯より罷り越した、既に死する死者をつがいにした、神話の再現。 登り切った魂には然るべき報酬を。望む地への生還、秘めたる願いの成就が約束される。 摂理の反転を禁ずる主が不在の地であれば、今度こそそれは叶えられるだろう。 聖杯戦争───。 願望機を求めてマスターとサーヴァントが殺し合う魔術儀式が、光なき果ての国で開始される。 いざ葬者(マスター)達よ───冥府の深奥にて、生を勝ち取れ。
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