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「君、漫画って読むタイプ?」 綺麗に整頓されたその部屋は、如何にも女性的な内装で飾られていた。 壁紙はピンク色を基調にして、カーペットは白と黒のツートンカラー。 窓辺にはファンシーなぬいぐるみが並べられ、居間のテレビには流行りのゲーム機が繋がれている。 どこにでもあるような普通の部屋だ――それこそ、普通ならばまず気が付かないだろう。 この部屋の主が、此処とは違う外側の世界からやって来た"異世界人"であるなどとは。 「ああ、流石に質問が唐突すぎたかな。 実はボク、漫画雑誌の編集者をやってるんだよ。 だからか知らないけど、こっちでの設定も編集者なんだ」 「……、」 「補足してあげたんだから答えてくれないかなぁ。それとももう一回聞いた方がいい?」 「よ……読むっ。読みます……! 流行ったやつとか、たまに……」 されどそんな彼女は今、白黒のカーペットの上に転がされていた。 見れば右腕の肘から先がない。 足も左右両方、こちらは腱の部分をざっくりと斬り裂かれている。 出血のせいか恐怖のせいか、或いはその両方か――哀れな少女はその顔を真っ青にし、歯をがちがちと鳴らしながら答えた。 「じゃあ分かってもらえると思うんだけどさ。 ボク達が今置かれてる状況って、はっきり言ってリアリティが全然ないよね」 「……え、あ。それ、は……」 「能力バトルものにリアリティラインを求めるのは無粋だけど、それでも物語に感情移入するためには"現実との距離感"ってのが大事だと思うんだ。 いきなり異世界に転移させられて、願いを叶えてやるから殺し合え――ってのは、ちょっとその辺り心許ない。 もしボクのところにこれが持ち込まれたら、悪いけど設定から練り直せって言っちゃうかな」 少女の当惑は無理もない。 腕を切られ、両足の腱を切られ、止血しなければあと数分で命を落とすという状況に置かれている彼女。 その隣に体育座りで座り込んで、この男は何の脈絡もない話をこうして延々語っているのだ。 此処が"異常な世界"であることを踏まえても、あまりに異様過ぎる状況。 聖杯戦争という災禍にただ巻き込まれただけで、まだ一度もまともに戦いをした試しのなかった哀れな娘の心は既に破裂寸前だった。 頼みの綱のサーヴァントは既に存在しない。 彼女はもう、この男と……彼の連れているサーヴァントに対して、何の手も講じることができない。 「でも面白いことに。今ボク達にとっての"現実"は、そんなチープな漫画の中だ」 男はペンだこの目立つ手を口元に当てて、にやにやと笑う。 元の顔が整っているからか、その笑みからは爽やかなものさえ感じられる。そしてそれが、余計に不気味だった。 「"神に愛されてる"……って言うのかな。 ボクはあんまりそういうのを信じるタイプじゃないんだけど、流石にこう思っちゃったよ。 こんなおかしな経験、いくら金を積んだってそうそうできるもんじゃないでしょ?」 目の前で、自分より十歳は年下だろう少女が死にかけている。 ひゅうひゅうと危険な喘鳴を漏らしながら、涙を流して怯えている。 けれどそれに微塵の憐憫も示すことなく、男は彼女を助けるための手ではなく、喋るための口ばかりを動かしていく。 「だから、ありったけ取材して帰ろうと思ったんだ」 にぃ、と。 口元を緩やかな三日月のように曲げて、白い歯を覗かせる。 漫画の話も今しがた出た"取材"というワードも、この部屋の有様とはまるでそぐわない。 事の経緯は――実に単純かつ、唐突だった。 マスターでありながら戦うことを厭い、当分は一般人を装って影に潜むことにした少女。 彼女が見張りのために外へ出していたサーヴァントの反応が、急に消滅したのだ。 驚いている暇はなかった。それからすぐに、鍵がかかっているはずの部屋のドアが外側から押し開かれ。 そして、"彼ら"が入ってきた。 ウェーブの掛かった前髪を顔の左側に垂れ下げた男。 場違いな笑顔で入室してきた彼に気を取られたその一瞬で、少女の命運は完全に尽きた。 次の瞬間には彼女の右腕が宙を舞い、床に落ちていて―― 脳が追いつき悲鳴をあげた時には、立つことができなくなっていた。 死の恐怖と混乱で頭をいっぱいにしている彼女を前に、男は滔々と何事か語り始め……そして、今に至る。 「今の気持ちを聞かせてほしいな。 急に異世界に呼ばれて、ちょっとした不意討ちであっさり殺されちゃうようなハズレの相棒を押し付けられて。 そんで本戦も始まらない内に、此処で人知れず死んでいくんだよ、君」 しかし、恐怖の時間はそう長くは続かなかった。 気持ちを聞かせろ、と言うなりだ。 男はその言葉とは裏腹に――いや、真に死を前にして出る言葉を"取材"するためなのか。 しばらく片手で弄んでいたサバイバルナイフで、ずぶりと少女の首を刺した。 「さあ」 促すように言って、メモ帳とペンを構える男。 そんな彼を、死の未来が確定した少女は虚ろな目で見つめていた。 どんどん、血と共に生命が抜けていく。 切断された腕からの出血だけでも危うい状態だったのだから、駄目押しに首を刺されて生き永らえられるはずもない。 最期の言葉を待つ、異常な男の思惑通りに、少女はその口をゆっくり開いた。 首を刺されたためか、奇妙な空気の通り抜けるような音がする。 だが、男にとっては幸いか。その最期の言葉は、しっかりと吐き出された。 「らん、さー……を……ばかに、しないで……」 確かに、彼は私を守りきれなかったけど。 それでも――あの人は私の大事なサーヴァントだったんだから、と。 最後にそう抗議をして、目を丸くする男をよそに目を閉じた。 それきり、少女はもう二度と目を開けなかった。 ◆◆ 「うっ……わあ……。 マジか、マジかマジか~。 そうなるのかぁ、そうなっちゃうのかぁ、こういうシチュエーションだと……!」 少女の最期の言葉を聞いた男は、数秒固まっていたが。 やがて我に返ると、高揚した様子でペンを走らせ始めた。 見れば、息絶えた少女の死体をスケッチしているようだ。 その頬は興奮で仄かに上気していたが、そこに浅ましい情欲の気配は微塵もない。 「いや、これはこれで参考になる……。 "ランサーをバカにしないで"、か。 今まで殺した人の中に、こういう殊勝でドラマチックな言葉を残した子は居なかったのに」 とある世界で――こんな殺人事件があった。 夫婦と、その親類に当たる女性が、家に押し入った何者かにより殺害された。 生き残ったのはベッドの下に隠れていた家の娘ただ一人。 隠れた娘の見ている前で下手人の男はカップヌードルを啜り、パソコンで動画サイトを楽しみ、挙げ句自慰行為にすら及んでみせた。 その大胆不敵にして、良心の欠片もない悍ましい犯行。 警察の追跡も虚しく、未だ解決の足掛かりすら掴まれていない件の事件の犯人を――世間は、"練馬区の殺人鬼"と呼んだ。 「日常の定義が……"世界観"が変わると、そこに居る人間のノリもそれに合わせてズレるってとこかな? 何にせよ、これは面白い取材ができた。ボクの作風に活かせる部分がないか、後でよく検討しないと」 それこそが、この男。 園田夢二。雑誌編集者にして作家志望。そして、殺人鬼。 件の一家殺人など、所詮彼の"取材歴"の一部分でしかない。 彼にとって最も価値のあるものとは、ひとえに"経験"だ。 実際に経験することでだけ生み出され得る生の反応――それを見るために彼は凶行を繰り返してきた。 その末行き着いたのがこの界聖杯内界。願いのために、あらゆる行いが容認される非日常。 「おかあさん、もうおわったの? その人、死んだ?」 「ん――ああ、終わったよ。 なかなか良い取材ができた。君のおかげだね、ジャック」 「えへへ……おかあさんが喜んでくれると、わたしたちも嬉しいよ」 時に。 聖杯戦争とは、言わずもがなマスターとサーヴァント、二つで一つである。 如何に園田が常軌を逸した殺人鬼であろうとも、人の手で英霊を殺傷するのは至難の業だ。 まして彼自身の運動能力もその肉体も、ともすれば並を下回る程度のものでしかない。 故に彼も当然、連れている。自分という存在に呼応して現れた、サーヴァントを。 それは、銀髪の少女だった。 露出の多い服装の上から、黒い外套を羽織っている。 その手には、今目の前で死んでいる娘の血で汚れたナイフ。 さしもの園田も――最初に彼女の真名を聞いた時には、声をあげて驚いた。 「近々また取材をする。その時も頼んでいいかい? 本当はサーヴァントの方もボクが殺せたらいいんだけど、生憎ボクにバトル漫画の適性は無くてねぇ」 「うん。わたしたち、おかあさんが殺せって言うなら――がんばって、誰でも殺すよ」 「いい子だ。今日はジャックの好きなハンバーグにしようか」 嬉しそうに顔を綻ばせる"ジャック・ザ・リッパー"の頭を撫でる園田。 少なくともこうしている分には、彼女がかの伝説の殺人鬼だなどとは到底信じられないが。 しかしこの聖杯戦争という儀式においては、"疑ってかかる"という思考そのものが無意味であるのだと既に園田は悟っていた。 この少女は、確かにジャック・ザ・リッパーなのだ。 切り裂きジャック。人体を破壊するためだけとしか思えない猟奇的な犯行を繰り返しながら、しかしついぞ捕まることのなかった怪人。 恐らくは人類の歴史上、最も有名だろう未解決殺人事件――その下手人である。 「(そういえばボクの殺人も、軒並み未解決のままになってるんだっけ。 ……あ~、そういうところで惹かれ合ったのかな? ま、殺人に抵抗のないサーヴァントを引けたのは素直にラッキーだ)」 ジャックは、園田の凶器としてこの上なく優秀なサーヴァントだった。 自身の宝具で逃げ場を塞ぎ、確実に敵を殺して証拠を残さない。 故に彼も彼女のことは重宝していたのだが――それはそれとして、ひとつ気になることがあった。 「(ロンドンの切り裂きジャックの、"生の反応"……気になるけど、流石に高望みしすぎか)」 "わたしたち"という奇妙な一人称。 何度改めても、自分のことを"おかあさん"と呼ぶ不可解な言動。 そこに園田は、つぶさな人間観察で培った洞察力で以って、深い闇の気配を見出した。 伝説の殺人鬼の内側。彼女が経てきた経験。それを知れたなら、聴けたなら、見れたなら。 それは一体、どれほど貴重で有益な取材記録になってくれるだろうか。 「(ああ、凄い。此処には未知が溢れてる)」 園田は高揚を押し殺しながら、犯行現場を後にした。 大仰な後始末はしない。経験上、この手の殺人は特に隠し立てしなくとも足が付かないと分かっているからだ。 そして何よりも、早く帰宅して今日得られた取材記録を反芻したい気持ちが強かった。 この世界で、自分は一体どれだけの取材を積めるのだろう。 この世界を出た時、自分は一体どれだけ多くの経験を糧にしているのだろう。 考えるだけでワクワクが止まらない。 心臓の鼓動は早まり、自然と口元は弧を描く。 願いよりも、まずは目先の"経験"を。 異常者故の破綻した思考回路を正常運転で回転させながら――殺人鬼を連れた殺人鬼は、今日も健在だった。 【クラス】アサシン 【真名】ジャック・ザ・リッパー 【出典】Fate/Apocrypha 【性別】女性 【属性】混沌・悪 【パラメーター】 筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ、隠密行動に適したスキル。 完全に気配を断てば発見することは不可能に近い。ただし、攻撃態勢に移ると気配遮断のランクが大きく落ちてしまう。 しかし後述するスキル"霧夜の殺人"の効果によりこの弱点を克服しており、完璧な奇襲を行う事が出来る。 【保有スキル】 霧夜の殺人:A 暗殺者ではなく殺人鬼という特性上、加害者の彼女は被害者の相手に対して常に先手を取れる。 ただし、無条件で先手を取れるのは夜のみ。昼の場合は幸運判定が必要。 精神汚染:C 精神干渉系の魔術を中確率で遮断する。 この精神汚染はマスターが悪の属性を持っていたり、彼女に対して残虐な行為を行ったりした場合、段階を追って上昇する。 魔術の遮断確率は上がるが、ただでさえ破綻している彼女の精神は取り返しが付かなくなっていく。 情報抹消:B 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶・記録から彼女の能力・真名・外見特徴等の情報が消失する。 これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。 外科手術:E 血まみれのメスを使用してマスター及び自己の治療が可能。 痛みはないものの、まるでミミズがのたくったように見えるほど乱雑な処置を黒い糸で行うため、施術後の見た目はかなり酷い。 120年前の技術でも、魔力の上乗せで少しはマシ程度。 【宝具】 『解体聖母(マリア・ザ・リッパー)』 ランク:D~B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:1人 通常はランクDの4本のナイフだが、条件を揃える事で子供たちの怨念が上乗せされ、凶悪な効果を発揮する。 条件は"対象が女性(雌)である""霧が出ている""夜である"の三つ。このうち"霧"は自身の宝具で代用する事が可能なため、聖杯戦争における戦いでは一つ目の条件以外は容易に満たすことができる。 これを全て揃った状態で使用すると対象の霊核・心臓を始めとした、生命維持に必要な器官を蘇生すらできない程に破壊した状態で問答無用で体外に弾き出し、血液を喪失させ、相手を解体された死体にすることができる。 条件が揃っていない場合は単純なダメージを与えるのみだが、条件が一つ揃うごとに威力が跳ね上がっていく。 この宝具はナイフによる攻撃ではなく、一種の呪いであるため、遠距離でも使用可能。それ故にこの宝具を防ぐには物理的な防御力ではなく、呪いへの耐性が必要となる。 『暗黒霧都(ザ・ミスト)』 ランク:C 種別:結界宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:50人 霧の結界を張る結界宝具。硫酸の霧を半径数メートルに拡散させる。 骨董品のようなランタンから発生させるのだが、発生させたスモッグ自体も宝具である。 このスモッグには指向性があり、霧の中にいる誰に効果を与え、誰に効果を与えないかは使用者が選択できる。 強酸性のスモッグであり、呼吸するだけで肺を焼き、目を開くだけで眼球を爛れさせる。一般人は時間経過でダメージを負い、数分以内に死亡する。魔術師たちも対抗手段を取らない限り、魔術を行使することも難しい。サーヴァントならばダメージを受けないが、敏捷がワンランク低下する。 最大で街一つ包み込めるほどの規模となり、霧によって方向感覚が失われる上に強力な幻惑効果があるため、脱出にはBランク以上の直感、あるいは何らかの魔術行使が必要になる。 【weapon】 四本のナイフ 【人物背景】 ジャック・ザ・リッパー。世界中にその名を知られるシリアルキラー。日本ではそのまま「切り裂きジャック」と呼称されることが多い。 五人の女性を殺害しスコットランドヤードの必死の捜査にもかかわらず捕まることもなく姿を消した。 アサシンとして召喚された彼女は数万以上の見捨てられた子供たち・ホワイトチャペルで堕胎され生まれることすら拒まれた胎児達の怨念が集合して生まれた怨霊。 この怨霊が母を求め起こした連続殺人事件の犯人として冠された名前が"ジャック・ザ・リッパー"である。 後に犯行が魔性の者によるものと気づいた魔術師によって消滅させられたが、その後も残り続けた噂や伝承により反英雄と化した。 【サーヴァントとしての願い】 胎内回帰 【マスター】 園田夢二@善悪の屑、外道の歌 【マスターとしての願い】 聖杯戦争という非日常を"取材"する 【能力・技能】 一般人の皮を被った殺人鬼。 致命傷を負った死に際でも自分の主義を語り続けるなど常軌を逸した本性を持つ。 良心や共感性といった人間に必要な観念がごっそり欠けた人格破綻者。 【人物背景】 普段は漫画雑誌の編集者で作家志望の飄々とした性格の青年を演じているが、その実態は取材と称して多くの人間を殺害しているシリアルキラー。"練馬区の殺人鬼"の異名を持つ。 最も価値があるものは「経験」だと豪語し、何の躊躇いもなく殺人を行い、その時体験した知識や感情を作品へ書き起こしている。 参戦時期はカモメ古書店の存在を知るよりも前。 【方針】 最後に生きて帰れればそれでよし。 適度に自衛しつつ、この異常な世界を"取材"する。
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クリステイアーネ・フリードリヒ&アサシン ◆KQwctnrg6E 「戦争? 殺し合い? 全くもってくだらん。義に反する行いだ。私はこの戦を、否定する」 少女は凛として言い放つ。綺羅びやかな金髪と、真白い制服は彼女の高潔さをこれでもかと主張せんとばかりにはためいた。 そんな物言いを受け、対面に座する童女は溜息を漏らした。しかしそれでは決して向かい合った少女を嘲るような色が篭められてはいない。むしろ――姉妹を見守るような温かい感情が宿っている。 「ま、お前さんならそう結論付けるだろうと思った」 童女は小さな身体を揺らして薄く微笑んで見せる。その手には、童女の体型にはひどく不釣り合いな酒瓢箪がぶらさげられている。風紀の象徴とも言わんばかりの少女と、その振る舞いは対極の境地にあった。 されど。童女に現代人間社会の風紀は通じない。 なぜなら童女は、その小さな頭から捻れ伸びる双角が示す通りの人外存在。”鬼種”なのだから。 ◇ ◇ ◇ クリステイアーネ・フリードリヒは騎士である。 親を慕い、日出ずる国に夢を見て、和を学び、人生の宝に値する友を得た武士である。 何よりも正義を重んずる気高き乙女である。 たとえその融通を殺した正義が不和を生む事を顧みたとしても。 信じ続けた親に反する事になったとしても。 それでも彼女の心に義の心が絶える事は無かった。 故に――記憶を取り戻し、聖杯戦争の運びを知った彼女は真っ先にこの戦争を否としたのは、自明の理であった。 「他者の命を贄に得るべき願いなど――この私には存在しない。他の誰かにもあってはならない」 手元のレイピアは、偽りの世界にあってなお彼女の寄る辺として銀色の光を放つ。 それを見やって、サーヴァントはあえてクリスの「宣誓」を遮るように口を開いた。 「成らば人間。お前はその義を以って何を為す」 童女の姿から放たれる声色は決して子供のそれではなく、平安の世に憚った鬼としてのそれであった。 その鬼の言葉をクリスは動じる事なく聞き入れ、座する己がサーヴァントに向け力強く宣誓した。 「――自分はこの戦いを止める。こんな邪道は、地獄は、義に外れた理が世を司るなど、この私が認めんっ!」 この偽りの世界にも居た、愛すべき仲間たち。 その何れもが、例え偽物であったとしても。自分の様に正面から矛先を向ける形になるまいとも。 同じくしてこの戦争を肯定はしまいという確信が、クリスの確固たる信念を固めていた。 「ん。……ならそうしようじゃないか、マスター」 「え」 瓢箪の酒を一口。しかしサーヴァントはそんな力強い言葉を聞き、何でもない風に返すのだった。 呆気にとられたクリスは思わずぽかんと口を開く。双方の間にあった先ほどまでの緊張感は、とっくに霧散していた。 「いや、”え”ってさ。今のがただのポーズって玉でもあるまいに。どうしたよ」 「だって、内心こんなことを言ったら怒られると思ってたんだ」 すっかり勢いを削がれた風にクリスは小さく漏らした。彼女の喜怒哀楽を見て、その数倍の時を生きる鬼はやはり歳相応だなと笑う。 「怒られる、ねぇ。あっはっは、お前さんそれでもあんな事を言った訳かい」 「……ああ。例えそれがお前の意にそぐわない物だとしても、自分は信念を曲げて義に反する訳にはいかないからな」 どこかバツが悪そうに口ごもるクリスの頭を、愛おしそうに小さな手が撫ぜる。 立場が逆だと、見てくれの構図に赤らむ彼女を、この鬼はいたく気に入っていた。 「それが良かったのさ、マスター。お前の信念……というか、生き様がな。それだけで私がお前さんの義を全うするには事足りる」 「……萃香」 「アサシン、と呼ぶがいい。余り嬉しくない称号だが、真名を漏らして良い道理も無いよ」 慈しみに満ちたその言葉を、クリスは複雑そうな顔で受け止めてみせる。 ドイツで生まれ育った身ながら日本人以上に日本を愛し、その道に限っては軍師の渾名を持つ友に引けを取らぬ聡さを持つ彼女は、この鬼の本質を既に悟っていた。 「……『情けなしよと客僧たち、いつわりなしと聞きつるに、鬼神に横道なきものを』……か」 大江山の鬼の辞世の句。鬼のサーヴァントの最期を語る言葉が紡がれる。 鬼はその言葉を、どこかむず痒そうに聞いていた。 「言ってしまえば、そんなもんは我儘に過ぎないんだがな。しかし、よく知ってることだ」 「日本の文化はだいたい知ってるんだ」 えへんと胸を張るクリス。それ以外の成績を顧みれば決して無心に威張っていいものではないのだが。 まあ、趣味を磨くことは決して悪ではなかろう。今は成績を気に病む余裕のある時でもなし。 「邪道を以って征する――裏返せばそうするしか無かったって事なんだよ。 手を選んでいたら私は殺せなかった。謀を用いてでも首を狙われるだけの事を私はしてきた。 だからそれは畜生にも劣る人面鬼心にとり当然の報いで、死に様に今更は未練はないさ」 鬼は、平安の世の生に思いを馳せる。 その名を酒呑童子。源頼光に果たしてその首級を取られる事となった、鬼の頭領。 マスターであるクリスにとり、悪と言える伝説の持ち主は、昔話をするように自らの末期をそう語った。 「マスターが怒られるって思ったのは、私が悪い鬼だから殺し合いを望んでる。 もしくは憤死に未練を残して叶えたい願いがある、という様なもんを想像してたからだろう」 「ひ、否定はしない」 「怒らないってば。むしろ私の方がお前に怒られそうな生を歩んでるもんだがね」 鬼は苦笑いしながらマスターを諭す。すっかり保護者と子供の上下関係が出来上がっているが、こればっかりは年季の違いが生まれた摂理というものである。 「でも、ありゃあ全部私の中じゃ終わった話だ。今更どうこうしようって気は無い。 そもそも私は、こっちに呼ばれる以前に第二の生を歩んでいたからな」 「幻想郷って奴だったか? そっちは自分、聞いた事無いんだが」 「ま、何しろ幻想だからねぇ。現実に生きていたマスターが知らなくて当然の世界だよ。文字通りのな」 鬼は――酒呑童子でない、もうひとつの名を「伊吹萃香」としていた。 むしろこちらこそが鬼の本質であり、大江山の絵巻は現世の歴史に置き去りにしていたはずだった。 あるいは伝説としての「酒呑童子」が、幻想郷に生きる鬼としての「伊吹萃香」と混濁しこのサーヴァントを生んだのかもしれなkった。 しかし鬼はその答えには拘ってはいなかった。故にクリスには未だ語っておらず、その時が来るとすればこの不透明さを解明する事が是となる時だと考えている。 「そんな訳で――私は未練を晴らすため、とかじゃなくてさ。 お前さんの義を、『横道なき道』を導いてやりたくてここにいる……って事になる。 ……今更何を賢人ぶって。とか思ってくれて全く構わないよ。偉そうに言ったところで、これは単なる私の意地に過ぎんからな」 「……いや。そんな事を思うものか」 儚げに語ったその双眸を、義を宿した少女は蔑む事無く見据える。 畏れ深き伝説を纏った小さな手をクリスは両手で掴んだ。 「アサシンが過去にした事が何であれ。今ははこうして志を同じくする仲間に違いはない。 嘗ての悪鬼道理に暴虐を尽くそうという気がある筈でも無いんだろう? だったら、自分はお前を否定する理由などありはしないさ」 萃香を掴む手に宿った熱。その感覚を、萃香はどこか懐かしげに感じていた。 「この手を疑う事なく握り返す事が出来る。矢張り、こんなに嬉しい事は早々無いな」 「改めて願い入れる。自分に力を貸してくれ、酒呑童子……いや、伊吹萃香」 萃香は感慨深げにその「願い」を聞き入れた後、主の手を握り返す。 悪逆無道を尽くした鬼神が、正々堂々を尽くす人間の矛となる覚悟を結ばんが為。 「応さ。任せよマスター。お前の義は私が守るでな。 もとより私は、そのためにここにいるのだから」 【クラス】アサシン 【真名】伊吹萃香@東方project 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】 筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:C 幸運:C 宝具:A 【クラススキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 『密と疎を操る程度の能力』の霧状化に寄る運用。 【保有スキル】 怪力:A 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 戦闘続行:A+ 往生際が悪い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 源頼光によって首を飛ばされてもなお、襲いかからんと悪あがきをした。 密疎操作:EX(A) あらゆる存在の密度を萃め、散らす力。 自身の身体や岩、意識などその干渉対象は多岐にわたる ただしこれは「伊吹萃香」としてのスキルであるため、「酒呑童子」が混ざっている アサシンが使用する場合には干渉に著しい制限がかかる。 伊吹瓢:C アサシンが持つ瓢箪。中の「酒虫」のエキスによって、 入れた水を酒に変換する事で、水がある限りはいくらでも酒が取り出せる。 【宝具】 『大江山百万鬼夜行(おおえやまひゃくまんきやこう)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1 #65374;99 最大捕捉:1000人 大江山の鬼の頭領たる酒呑童子、蜜疎を司る伊吹山の鬼たる伊吹萃香、両方の力が顕現した固有結界。 展開される心象風景は酒呑童子の支配した大江山と、伊吹萃香の起こした異変の象徴である宴会場が混じり合っている。 結界の内では茨木童子や星熊童子等、嘗ての配下の鬼たちが召喚されその暴虐を以って仇なす者に襲いかからんとする。 ただしこれらの軍勢は酒呑童子の記憶を核とし、伊吹萃香のに密疎を操る能力を一時的に開放、 応用して再現した事象再現であって独立サーヴァントの召喚を行なっている訳ではない。 そのため展開と維持に多大な魔力を擁するため、派手な力の割にアサシンらしい慎重な運用を必要とする。 また、この顔ぶれには伊吹萃香の記憶が少なからず影響している点があるようだ。 『神便鬼毒酒(しんべんきどくしゅ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 人が飲めば千人力の薬となるが、鬼が飲めば飛行自在の神通力を失うという神秘の酒。 アサシンが持つ伊吹瓢の酒を、更に変質させて盃に満たす事で使用出来る。 源頼光が酒呑童子を討伐する際に神から授けられ、これを飲んだ酒呑童子は毒により動けなくなる。 鬼に属する存在が摂取するとすべてのランクがDランクまで低下し、魔術の類が封じられる。 一方で純粋な人間が摂取すると、身体能力だけならサーヴァントと相対する事も可能となる。 但しどちらも効力は短時間の上、人間が摂取すると大きな副作用を齎す事となる。 【人物背景】 平安の京で暴虐を尽くした最凶の鬼頭領。 正面切り我が道を往くことを信条とし、神便鬼毒酒による謀で源頼光に討たれた時は 「情けなしよと客僧たち、いつわりなしと聞きつるに、鬼神に横道なきものを」と恨み言を投げかけた。 または幻想郷に住まう、幻想と思われいた鬼種のひとり。 宴会が減った事を不満に思い、能力を使って宴会が繰り返される異変を引き起こした。 アサシンはその両方の性質が混ざった特殊な存在。 正確に言えば「伊吹萃香」として召喚され、そこにサーヴァントとしての性質として 「酒呑童子」が交じり合ったという形になっている。 【サーヴァントとしての願い】 マスターの「義」を導く 【マスター】 クリステイアーネ・フリードリヒ@真剣で私に恋しなさい! 【マスターとしての願い】 殺し合いを止める。 【weapon】 レイピア 競技用のレイピア。フェンシングを嗜むクリスは常にこれを携帯している。 【能力・技能】 人間としては非常に高い戦闘能力を誇り、武術の達人程度では相手にならない。 素手のみによる格闘術も当然備えており、人間としては相当に強い部類である。 が、川神の武人の中ではそれほど格付けとしては高くはならない。 【人物背景】 川神市の仲良し集団「風間ファミリー」の新顔。ドイツ人。 正義を重んじるが勇敢な少女だが融通が聞かず、空気が読めない。 そのせいで仲間と衝突する事もあったが、過ちを認め反省して成長しつつある。 【方針】 聖杯戦争を止める方法の模索
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シンボル シンボルの発見場所とパズルの内容は関係ない。発見した順番に従ってパズルの内容が決まる。 シンボルパズル1.全ての始まり 2.64の四角形 3.末裔 4.無限の知識 5.権力の道具 6.兄弟 7.探し続ければ見つからん 8.殉教者たち 9.ハットトリック 10.アポロ 11.発明家 12.業界の巨人 13.今の私は 死 そのもの。諸世界の破壊者だ 14.血脈 15.守護者たち 16.騎兵 17.地下バンカー 18.シナプス 19.第四日目 20.種の起源 質問用フォーム シンボルネタバレ シンボルパズル 1.全ての始まり 10枚の絵の中から5枚、正解の絵を選ぶ +答え 上の段 左から3番目、5番目 下の段 左から1番目、2番目、4番目 2.64の四角形 絵柄を回してあわせるだけ 3.末裔 3枚の画像の特定の箇所にカーソルを合わせる +答え 1枚目 真ん中に座っている人物の左手の先辺り 2枚目 逆さ釣りになっている人物の頭付近 3枚目 中央の人物が持ってる棒状の物(写真中央あたり) 4.無限の知識 3.末裔と同様、特定の箇所にカーソルを合わせる +答え 1枚目 兵士が持っている武器の銃口 2枚目 奥にいる兵士の頭付近 3枚目 写真中央付近 4枚目 右上にいるの鬼が持っている炎のような物 5.権力の道具 1.全ての始まりと同様5枚の絵を選ぶ +答え 左上の絵から右へ順に1,2,3,4・・・とすると 1回目 2,3,6,8,9 2回目 3,6,8,9,10 6.兄弟 2.64の四角形と同様に絵柄を回して合わせる。 ただし、一部が同時に動く為難易度は上がっている。 解く際はどの絵柄が連動して動くかを考えながらわせれば時間はかかるかもしれないが解けると思われる。 +答え 1枚目と3枚目は微妙に違います。手順通り動かした後、外側から微調整をかけることで正解にたどり着くことが出来ます。 1枚目 一番内側を反時計回りに2回 内側から2つ目を反時計回りに3回 内側から4つ目を反時計回りに1回 一番外を時計回りに3回 内側から3つ目を反時計回りに5回 2枚目 内側から4つ目を反時計回りに4回 一番内側を反時計回りに3回 内側から2つ目を反時計回りに3回 内側から3つ目を反時計回りに1回 一番外側を時計回りに1回 3枚目 内側から4つ目を反時計回りに5回 一番内側を反時計回りに3回 内側から2つ目を反時計回りに3回 内側から3つ目を時計回りに1回 一番外側を反時計回りに1回 4枚目 一番外側を反時計回りに2回 内側から4つ目を反時計回りに2回 内側から3つ目を時計回りに1回 内側から2つ目を時計回りに6回 一番内側を時計回りに3回 7.探し続ければ見つからん 手順1 5枚の絵を選ぶ +答え 左上の絵から右へ順に1,2,3,4・・・とすると 1,2,3,5,6 手順2 特定の箇所にカーソルを合わせる +答え 人物の右下あたりにある黄色い部分を選択 8.殉教者たち 手順1 2枚の画像の特定範囲にカーソルを合わせる +答え 1枚目 杓杖 2枚目 剣 手順2 炎と肖像画を移動させる 9.ハットトリック 手順1 間違い探し +答え 1枚目 男性の胸の辺り 2枚目 中央の男性の胸の辺り 手順2 パスワード入力 画面にある6=1をヒントにしてダイヤルを回すと正解がわかる。 +答え 答え 312 10.アポロ 手順1 +答え 写真の隠された答え探し 黒い部分の左下辺りの衛星を探す。 手順2 +答え パズル 中心の白い枠と同じ形になる様に赤い枠を回転させる。 白い枠の部分には、赤い枠の全てをピッタリ同じ様に合わせる。 そして隙間は隙間が全て空くようにする。 手順1を終えた後 一瞬に近いが、何回かお手本が出てる事に注目。 それぞれ動かせる枠は連動している部分があり 順番に A.2枠目 B.3枠目-5枠目-7枠目 C.2枠目-6枠目 D.6枠目-7枠目 E.2枠目-9枠目 として、初期位置がAで左スティックを上に1度動かすと、Bとなる。 パネルを回す時は左スティックを、左か右かに動かす事で回転できる。 Bを左に4回、Cを左に2回、Dを右に3回、Cを左に3回、Eを左に6回、Aを左に4回。 手順3 +答え 写真の隠された答え探し 宇宙飛行士と旗の間、下側を探す。 となっている。 11.発明家 +答え 2枚目建物中央の窓らへん 3枚目中央奥男性の胸 12.業界の巨人 ① 左下の白い紙に4=1と書いてあるので、ダイヤルで赤色の4を白色の1に合わせる。 +答え 2,4,0 ② 間違い探し。 +答え 右の人の手にある電球。 ③ まず左の写真の車の「2」、左下の新聞の「||・・」を見つけて、ダイヤル2を「||・・」に合わせる。 次にダイヤルの記号の法則性を考える。よく見ると三進法で「・・・」を「|」で表している事がわかる。 ダイヤル5からスタートして、ダイヤル5「・=1」、ダイヤル6「・・=2」以下同様に-4する。 以上より、パスワードは1,3,9からそれぞれ-4した数字、つまり7、9、5を表す記号。 +答え ||・、|||、|・・。 13.今の私は 死 そのもの。諸世界の破壊者だ ① まず左と左下の写真から9、△を見つけ、ダイヤル9を△に合わせる。 次にダイヤルの記号の法則性を考える。これはフィボナッチ数列で、ある項は前2つの項を足したものである。たとえば△+△L=△△L、□+○=□○。 以上より、パスワードは5,2,9に対応する記号、つまり□+□○、○□-□、(△)の答えである。 +答え ○□□、○、△。 ② 間違い探し。 +答え 左下と下の間。 14.血脈 「神」と「神ではない生き物」が交わっている宗教画を選ぶ。 +答え 左上から右下に向かって1234567890と順番を振ると、14670。 15.守護者たち 連動ダイヤル式の絵合わせ。 内側から5番目(いちばん外側)のリング(2番目のリングと連動)を右へ5回 内側から3番目のリング(4番目と連動)を右へ2回 内側から4番目のリング(1番目と連動)を右へ5回 内側から2番目のリングを左へ5回 内側から1番目と5番目のリングを左へ1回 16.騎兵 カーソルをTunguskaに合わせるだけ。超簡単。 17.地下バンカー ① 難問。まず左下の写真から「 」の記号を読み取る。次に画面中央の写真の間にぼんやり見える「4」を見つける。これらによりダイヤルの4と を対応させる。 次にダイヤルの記号の法則性を考える。良く観察すると、3の○は角が0個、4の は角が1個、5のZは2個、6のMは3個…という風になっている。 以上より、パスワードは7,9,1に対応する記号、つまり角が4個、6個、8個ある記号。 +答え 万年筆のペン先型、蝶ネクタイ型、二重ひし形。 ② 間違い探し。 +答え 右上の屋根の白い部分にアサシン教団の記号がある。 18.シナプス ① 超難問。記号はシュメール語で、 が10、Tが1を表している。 まず、右下の写真から「5」と「T」を読み取る。これによりダイヤルの5とTを対応させる。 次にダイヤルの記号の法則性を考える。ダイヤル5,6,7,8,9,0,1,2,3,4に対応するシュメール語は数字に置きかえると 1,3,9,11,12,空白,20,25,空白,35 である。 ここで真ん中の写真に書いてある式 T+2+6+2+1+5+3+5+6+4 に注目する。画面の改行は意味は無い。この式の項を先頭から1つずつ足して数列を作る。すると T=1, T+2=3, T+2+6=9, T+2+6+2=11, T+2+6+2+1=12,… まとめると1,3,9,11,12,17,20,25,31,35 となり、これはダイヤルの数列そのものである。つまり、ダイヤル5→記号1、ダイヤル6→記号3・・と結び付けられる。 以上より、パスワードはダイヤル6,0,3に対応する記号、つまりシュメール語で3,17,31を表す記号である。 +答え TTT、 TTTTTTT、 T。 ② カーソルを操作して脳細胞を青くするだけ。 19.第四日目 ① かつて 崇拝されていた 太陽 、つまり太陽に関する宗教の中で、今ではマイナーとなったものを選ぶ。 +答え 左上から右下に向かって1234567890と順番を振ると、23589。 ② 音を頼りに間違い探し。 20.種の起源 ① ダイヤル式の絵合わせ。連動しているリングがかなり多い。 +回答例 1)内側から 5番目 のリング(3番目に連動)を 2回左 に回す 2) 4番目 のリングを 2回左 に回す 3) 3番目 のリング(1番目に連動)を 2回右 に回す 4) 2番目 のリングを 5回右 に回す 5) 1番目 のリング(5番目に連動)を 3回左 に回す ② ①で作った絵を使って、音を頼りに間違い探し。 ③ 「真理は存在せず、許されない事など無い」 +... ⇔「正解は無い。どんな答えを入れてもOK」 ④ 果実を動かして猿人の骨を人間の骨に変える。 質問用フォーム シナプスは初見無理だろw シュメール語とか知らねーw - カミノン 2017-12-31 10 22 02 18なんか絶対無理だろ - 名無しさん (2018-04-21 20 27 48) アサシンクリードⅡの情報 - エツィオ (2018-05-20 17 13 53) アサシンクリードⅡ:「隠された真実の情報」 - エツィオ (2018-05-20 17 17 30) 俺は、アサシンだぁ俺の物語だぁ(エデンのリンゴ:テンプル騎士:アサシン団) - デスモンド・マイルズ (2018-05-20 17 22 04) 俺は、アサシンだぁ俺の物語だぁ(エデンのリンゴ:テンプル騎士団:アサシン) - デスモンド・マイルズ - デスモンド・マイルズ (2018-05-20 17 27 06) 俺は、アサシンだぁ俺の物語だぁ(エデンのリンゴ:テンプル騎士団:アサシン) デスモンド・マイルズ - アサシンクリードⅡ (2018-05-20 17 29 27) シンボル残した16号すごい!! - アルタイル (2018-10-16 23 20 42) シンボルマークの場所を書いておいて欲しかった - 名無しさん (2019-01-16 14 09 16) ストレスしかたまらねえくず問題ヒントもくず - 名無しさん (2020-11-05 03 20 48) 名前 シンボルネタバレ
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エレナ [部分編集] 放たれた刃 CHARACTER(UNIT) CH-Z66 黒 2-2-0 U 女性 大人 【セット/G】 (自動B):このカードは敵軍基本Gにもセットできる。 (自動A):敵軍ターン中、自軍特殊Gが発生する全ての国力は、黒国力に変更される。 [0][0][0]
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アサシンクリード2 ユービーアイソフト ジャンル アクションアドベンチャー・ステルス 発売日 2009年12月3日 価格 7,329円 (税込) 396:名無しさん必死だな:2009/12/06(日) 01 32 19 ID 4z2LheH5P アサシンクリード2、前作をかなり正統的にボリュームアップさせた感じ。 なので、逆に言うと大作に疲れるって人にはちょっとアレかもだが。 大作に浸りたい人にはおすすめかな。 前作にもあったアイテム収集、あと本拠地のデコレーションとやりこみ要素も充実。 397:名無しさん必死だな:2009/12/06(日) 01 33 31 ID 8t/PIwkG0 アサクリは進化しまくってたなぁ まだ途中だけど、暗殺モーションが増えてていいね。 痒い所に手が届いた感じ。 398:名無しさん必死だな:2009/12/06(日) 01 45 05 ID Gt8crSjj0 前作は惜しい名作って感じだったがそんなに良くなってるのか アイテム収集は前作にもっていうか、1の場合は旗集めだよね・・・ 確か2は武器装備も購入できるんだっけ。これは買わないとダメか メイス縛りとかできるのかな?暗殺はアサシンブレード使わないと無理? 399:名無しさん必死だな:2009/12/06(日) 01 50 47 ID NMZVxb2A0 398 使わなくても殺人シーン突入できたはず 武器もアイテムも服装も豊富よぉ 個人的に街育成要素が楽しかったりw 400:名無しさん必死だな:2009/12/06(日) 01 55 44 ID 8t/PIwkG0 街育成で時折お金が入るのがうれしい。 しかし、このペースだと途中で金余りそうだな……。 前作はなかなか人に薦めるのは難しかったけど、今回は結構いけそうだ>アサクリ2 402:名無しさん必死だな:2009/12/06(日) 02 10 29 ID Gt8crSjj0 公式サイトいってきた ttp //www.ubisoft.co.jp/assassinscreed2/index.html なるほど街の育成やら悪名の増減やら色々増えたようね サイトの方も舞台の時代背景の説明やら結構充実してるね アサシン診断で主人公になって少し嬉しかったりw 朝になったら買ってくるか リファレンスガイドもう無くなってるかなー 403:名無しさん必死だな:2009/12/06(日) 02 17 40 ID NMZVxb2A0 402 なくても勿論楽しめるけど あれの出来凄まじいよ 攻略本+資料集+薀蓄辞典な感じで
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「ジョ~~~だんじゃなーーーいーーーわよー!! あんたいい加減なんか言ったらどーなのよ!? ずーっとダンマリじゃあちしだってどーすりゃいいのか分からないの!」 「ひっ」 狭く薄暗い部屋にダミ声が盛大に響き渡った。 少なくない怒気を含まれたそれに"少女"は悲鳴と共に身を竦める。 栗色の癖っ毛、濃緑の学生服に焦茶色のスカート、吹けば飛んでいきそうな華奢な体躯。 小動物を思わせる琥珀色の大きな瞳いっぱいに涙を溜め、おずおずと上目遣いで見上げてくる姿。 さしもの"オカマ"もこの様には罪悪感が湧いたのか,少しだけ刺の抜けた声色で話しかける。 「今のは悪かったわよぅ。あちし、回ってるから喋りたくなったら言いなさい」 そう言うやいなやオカマは片足を頭の上まで持ち上げ、その脚と両腕で輪を作りながら残った片足を軸にクルクルと回転を―いわゆるバレエ選手がよくやるスピン―を行い始めたのだ。 自身よりも頭2つ3つも長身なオカマ、それも濃いメイクと衣装をした彼(?)が傍らで奇行を行っても、彼女は際立ったリアクションを行うことはない。 出会った時からずっとそうだ。オカマは内心でごちた。 召喚された、令呪も確認した、この少女は確かに彼のマスターなのだ。 しかし、最初に相互の名を「ボン・クレー」と「不二咲千尋」の名を教え合って以来、会話という会話が存在しない。 千尋はダンマリを続け、ボン・クレーから振った話にも我ここにあらずといった様子。 何やら自分の世界に篭っているようで、何かをずっと考えこんでいる。 苛立ちを隠そうと行われた回転は何十分も続く。 そして、ボン・クレーの怒りも収まり、三半規管に限界が近付き始めた頃だった。 「あのぉ……その、喋らせてもらっても、いいですか?」 場の空気がわずかに変じた。 重く沈んだ雰囲気に穴が開いた。 それは針で突いて生まれたような小さな穴。 しかし、ボン・クレーは回転を止め、表情を引き締めた。 こちらを見上げている千尋と目線を合わせる。 いい目をしている、素直にそう思った。 溜まった涙はまだ乾いていなかった、不安の色は見えた、恐怖への震えは拭いされていなかった。 だが、小さな決意の存在だけは確かに見て取れたのだ。 今まで何度か見かけた強き者達が持っている意思の光の欠片を。 だから彼には言わないといけないことがあった。 「ダメね」 「えっ……」 全く予期していなかった拒否の言葉。 何故、どうして、なんで。 そんな言葉達が千尋の頭を駆け巡る。 収まった涙が再び込み上がってきた。 零すまいと堪えるも、決壊は近い。 ボン・クレーはそんな彼女の頭を右手で撫でた。 「アンタねえ、ガッチガチじゃないのよぉ。 ほら、深呼吸しなさい深呼吸。 はい! アン ドゥ クラァ! アン ドゥ オラァ!」 「あ、あん どぅ くらぁ」 歯を大きくむき出しにした笑みとともに発される無駄に威勢のよい掛け声。 それとともに取られる無駄にバシッとしたバレエのポーズ達。 最初はあっけにとられていた千尋も途中からおずおずとボン・クレーの声を復唱していくことになる。 当然であるがポーズまでは真似していない。 しばしそれが続き。 「――――ってこれ深呼吸じゃないじゃないの! アンタもツッコミなさいよ!」 ボン・クレーのノリツッコミが部屋に響き渡った。 「くっ、くすくすくす」 手を当てた口元から思いがけない笑いが漏れてきた。 最初と同じ大声、しかし今の千尋にボン・クレーへの恐怖は存在していない。 そして、彼女は自身の緊張がいつの間にかほぐれつつあるのを感じた。 「ありがとねぇ、ボン・クレーさん」 「ほら、いいから喋って終わりにするわよ~ん。 それと敬語は要らないわ。あちし達、相棒なんだから」 千尋は頷き、口を開けた。 まだ硬さは残っているが、先程までのガチガチっぷりを省みるに大分改善された方だろう。 「じゃあ言うね。その前に聞いて欲しい話があるんだ」 一瞬の躊躇。 やはり、怖い。 最初の一歩を踏み出す覚悟は"あの場"でしていた。 それだとしても、実行に移すとなると体が震え出すのを感じた。 ボン・クレーの目を改めて見つめる。 彼は真っ直ぐな瞳で千尋を見据えていた。 再度覚悟を完了させる。 喉が灼けつくように乾いた。 舌は脳の制御から離れたかのように上手く回らなかった。 そして、頭が真っ白になるような緊張の中、彼女は自身の秘密を打ち明ける。 「実は僕――――男なんだ」 結果から言えば彼女、いや"彼"の告白は成功したといえるだろう。 ボン・クレーのリアクションはやたらと大げさなもので、目と口をコレでもかというくらい開いていたが、それだけ終わりだった。 そこにあったのは純粋な驚愕のみで、嫌悪や忌避などといった負の感情は一切見て取れなかった。 彼自身がオカマであったというのも大きなポイントとなったのだろう。 まずは第一関門を無事にくぐれたことに安堵した千尋。 汗が全身から吹き出し、呼吸は荒くなり、心臓は早鐘のように鼓動を鳴らし続けている。 それでも、彼の心には安心という温もりが僅かながらに萌芽した。 故に辿々しくなりながらも話を続ける。 「だけど……ボン・クレーさんみたいに堂々と女装してるわけじゃなくて。 女みたいな自分を馬鹿にされたくないから……最初から女の子に成り切っちゃえば……。 そうすれば誰からも男らしくないって馬鹿にされないから。 だから僕は女装を続けてるの。軽蔑……するかなぁ?」 彼の最大の懸念。それは『女装をしている理由の違い』だった。 ボン・クレーは色々な意味で堂々としている。 女装をしている自身に後ろめたいことなど何もないのだろうということが一目で分かるくらいに。 対して千尋が女装をしているのは逃避から。 男性らしくない自分から逃げるために女装を行うというチグハグな自己防衛。 故に怖かった。 弱い自分は嫌われてしまうのではないかというのがいたく恐ろしかった。 強張った顔をする千尋に、ボン・クレーは語りかける。 「いい、チヒロ。オカマってのはね男でも女でもないあやふやな存在なのよ。 あやふやな存在だからどんな奴がいても許される! そう! だから! だから! あちし、回るわーーーー!!」 所詮~~~んこの世は~~~男と~女~♪ しかし~~~オカマは~~~男で~女~♪ だ~~か~~ら~~♪最強!!! オカマウェ~イ♪ あー最強!!! オォ~~カマ~~ウェ~~イ~♪ 急に回りながら歌い始めたボン・クレーをぽかんと見つめながらも、千尋はようやく心底安堵した。 目の前のサーヴァントと共に行動をするに際して、最大の壁と予測していた事項がこんなにも容易く流されるなどとは全く予期していなかったのだから。 ある種の拍子抜けさはあったが、それは決して悪いものではない。 「つ、続けてもいいかなぁ?」 千尋の言葉に肯定の意思を肯首で伝え、歌はやめども回転は相変わらず続けるボン・クレー。 あんなに回ってて聞こえるのだろうかと疑念が浮かばなくもなかったが、さっき歌いながらも自身の言葉を耳に入れたことを考え振り切る。 ここからは不二咲千尋という人間がずっと持ち続けていた"願望"に触れる。 コンプレックスと鏡合わせになった痛みを曝け出す場面が来た。 自身の弱みを伝えた相手にだとしてもこれを伝えるのは妙な気恥ずかしさがあった。 彼はまだ気がついていない。 あれほど心を覆っていた恐怖が気恥ずかしさ程度までになっていることを。 無自覚のままに彼は話を続けた。 「だから僕は強くなりたいって思ってて……ボン・クレーさんみたいなオカマとしての強さもすごいと思うけど、僕は男らしさって強さが欲しくって……」 「それで聖杯戦争に来たってわけ?」 率直な疑問の言葉に、『半分は正解だね』と答える。 彼自身、聖杯戦争という言葉はノアの内部に召喚され記憶を取り戻してから初めて知った。 28組のマスターとサーヴァントによる殺し合いというルールもだ。 「昔、インターネットで月にある万能の願望器が話題になってて、僕もよくある都市伝説だと思って本気にはしてなかったんだけど一応調べてみて」 「ゴフェルの木を見つけたのね」 「うん、とんでもなく強固なセキュリティだったけど、僕は"超高校級のプログラマー"だから」 超高校級のプログラマー。 高校生にして企業からのオファーを受けてシステムの開発に勤しむ。 特別ハイスペックでもないノートパソコン一台で会話や自立思考が可能なIAを一から作り出す。 等と、千尋の技量はもはや天才の域に達している。 そのプログラミング技術の延長線として、彼のハッキング能力ももはや常人の域を優に飛び越えていた。 そんな彼を以ってしても解析と解除に四苦八苦させられたセキュリティ。 「けどね、今の今までずっと忘れてたんだぁ。あのファイルも難関なセキュリティを突破できたって記念と願かけとして残してただけだし……」 中身のファイルは謎の拡張子を持ったファイルが一つ。 セキュリティの方とは違い、ファイル本体は千尋がどれだけ手を尽くしてもうんともすんとも言わない。 イタズラにしては手が込みすぎているが、ファイル自体の用途は謎。 一時は躍起になって解析しようとしたものの、今ではすっかり忘れ去られていた存在。 今になって、それの正体が聖杯戦争への招待券であると理解できた。 千尋の話を聞いていたボン・クレーが疑問を率直に投げる。 「チヒロは男らしくなるために聖杯が欲しいってこと?」 「ち、違うよぉ」 慌てた様子で千尋がブンブンと首を振る。 今の話を聞けば、誰もがその結論に至るであろう推察だっただけにボン・クレーは首を傾げる。 「確かに男らしくなりたいけど……これは自分の力で解決しないといけないことだと思うんだ…… 人の力は借りてもいいけど、それでも最後は自分の力じゃなきゃ……そうじゃなきゃ本当の男にはなれないから」 「いい事言うじゃなーい、オカマ道に誘えないのが残念なくらいだわーー!」 心外だったのか、彼らしくない少々熱の篭った語調であった。 人の力を借りてでも最後に動くのは自分自身。 友人に自分が男だと打ち明けた。 強くなるために彼の力を借りて筋トレを始めた。 周囲に自身の秘密を晒け出そうと考えた時、友人に相談した。 それでも千尋は肝心なところを人に頼ろうとは一度も考えていなかった。 彼の見せた男気の片鱗に感銘したボン・クレーが彼なりの賛辞を述べるが、千尋はそれを苦笑いで流した。 ◆ ◆ ◆ 「あの、今からすごく突拍子のないこと言うけど……信じてほしいなぁ」 再び表情を固くした千尋が重さを纏った口調で話し始めた。 『聖杯戦争なんてのがあるんだから今更何があっても驚かないわよぉ!』と茶々を入れようかとも一瞬考えたボン・クレーだが、彼の真剣な様子に憚られ「分かったわ」と一言で済ませる。 話を聞き終え、あそこで余計なことを言わないで良かったと心底感謝することとなる。 千尋のような超高校級の才能を持った人間たちが集められた希望ヶ峰学園。 そこを舞台にして行われたコロシアイ学園生活。 モノクマという悪意の象徴によってもたらされたそれはまさに悪趣味の極みであった。 脱出するためには人を殺さねばならない。 しかもただ人を殺すだけでなく、殺人後に行われる学級裁判で自身の犯行を暴かれずに逃げ延びねばならない。 もしクロであることを当てられればその人間はオシオキという名の処刑を受けることとなる。 逆に犯人を当てることができなければ犯人以外の全員が死ぬ。 そんな狂気めいた遊戯のなか、千尋は3名の死体をその目で見せられた。 1人は魂が抜け冷たくなったその姿を、残りの2人は目の前で死んでゆくさまを。 思い出すだけで体が芯からサーッと冷たくなり、視界が揺らぐ。 そして何よりも衝撃的だった記憶へと話が進んでゆく。 友人だと思っていた青年が突如豹変し、自分を殺そうとしてきた時の記憶へと。 「それでね、鉄アレイを振り上げた時の大和田君の顔が……顔が……」 無理をするな、辛いならば大人しく休め。 そのような趣旨の言葉がボン・クレーから送られてくるのが分かった。 全貌をまともに聞き取れるような状態ではない。 顔は真っ青に染まり、何かがこみ上げてきたのか口元を手で抑える。 しかし、そのような様でも彼は語りをやめようとしない。 「ごめん、最後まで言わせて欲しいんだ。僕を殺そうとした大和田君だけど……とてもかわいそうだったんだ。 上手く言えないけど……僕を殺したくて殺そうとしたんじゃない、そう言えばいいのかなぁ? でも、彼が僕を殺そうとしたきっかけはきっと僕にあるから。謝れるなら謝って僕は大和田君を助けたい。 ううん、大和田君だけじゃない。学園に残されてるみんなを助けたい 僕はそう思ったんだ」 ダンベルを持ち上げ、振り下ろそうとした時の彼の表情と言葉がフラッシュバックする。 何が彼を駆り立てたのかは未だに理解できなかったが、自分が地雷を踏んでしまったのではないかということだけは理解できた。 短い交流であったが大和田が悪人でないことは身に沁みてわかっていたのだ。 だからそんなキッカケを作ってしまったことに対し謝りたい。謝らなければならない。そして彼を"クロ"という運命から救わなければならない 千尋はそう考えていた。 大和田からの謝罪を受け取るという発想がないのは彼自身の人の良さ故か。 あるいは歪みといえるかもしれない。 そして、もうひとつの願い。殺し合い学園生活に参加させられた生徒全員を救いたい。 コレも偽らざる彼の本心だった。 長い時間を共にした相手ではない。 しかし関わりを持った以上は見逃すことができない だから彼は願い、望んだ。 周りが見えなくなるほど熱が入った千尋が我に返り正面を見ると、滝の涙を流すオカマがいた。 「えぐっ……ぐすっ…………ひぐっ………」 「ぼ、ボン・クレーさん?」 マスカラが流れ落ち大分残念なコトになっているオカマに対し、千尋はおずおずと喋りかける。 すると、ボン・クレーは急に千尋の両肩をガシっとつかんだ。 そして前後に激しく揺さぶりながら一気にまくし立てる。 「立派! 立派よチヒロ! アンタの願い、このボン・クレーがしかと受け取ったわ! どうするの? 暗殺? 撹乱? 潜入? あちしどんな汚いことでも手伝うわよ!」 ボン・クレーのクラスはアサシン。 そして彼をアサシンたらしめている宝具、それがマネマネの実。 右手で触れた相手の顔や体型を完璧にコピーする能力。 これにより、彼は一国を傾かせるほどの工作を行ったこともある。 彼はその陽気な性格に反して汚い仕事も抵抗なく行うことができる。 故に、アサシンとして不二咲千尋の願いを叶えることに尽力しようと。 友人のために聖杯を願う少年のサポートを全力で行おうと、そう考えていた。 そう、考えていた。 「ううん、僕が願うのは――――みんなで生きて帰ることなんだ。 学園のみんなだけじゃなくって、この聖杯戦争にいる人もみんな」 千尋を揺さぶる手が止まった。 散々揺すられた千尋は少しだけ苦しそうな表情を見せたが、それに構わず言葉を続ける。 「やっぱり人が死ぬのは悲しくって……それが知らない人でもやっぱり死んでほしくなくて……。 だから……僕たちは人を殺さないで生きて帰りたい。だめ、かなぁ?」 最期の言葉は疑問形だった。 疑問形であったが確かな圧力を持ってボン・クレーの元へと届いた。 ボン・クレーの唇がニィと吊り上がる。 「アンタ、甘いわ。大甘よ。 あちしの大好物のタコパフェなんかよりず~っと甘いわね でも、あちしはちーちゃんのそんな甘さが大好きよーーーー!!」 そう言ってボン・クレーは千尋を抱きしめた。 あまりに力強く締めてくるものだから、千尋は酸欠を起こしかけてるが、ボン・クレーがそれに気がつくことはない。 解法され肩で息をしながらも、千尋はボン・クレーに頭を下げた。 「あ、ありがとう。ボン・クレーさん」 「水くさいわねぇ。ボンちゃんでいいわよ!!」 髪をぐしゃぐしゃ撫でるようにボン・クレーが豪快に笑う。 千尋も釣られて鈴のような笑い声をこぼした。 「ねぇボンちゃん」 「どうしたのちーちゃん?」 「ボンちゃんには……聖杯に託す夢があったんじゃないのかなぁ?」 聖杯。万能の願望器。 不可能にも近い自身の願望を果たす権利をそうもあっさり捨てることができるのだろうか。 千尋自身の願いを述べた時からずっとそれだけがひっかかっていた。 「なぁ~~によぉ~~~。そんなことが気になってたわけ? あちきとちーちゃんはダチでしょ? ダチの願いを叶えるなんて当然じゃない」 当たり前のように、何を言ってるのだと言わんばかりに。 ボン・クレーは極々アッサリとシンプルな答えを導き出していた。 「聖杯に願いを託してた連中だったらちーちゃんの願いを聞いた瞬間に殺しにかかったかもしれないわよ。 そう考えたらあちきを引いたちーちゃんって超ラッキーじゃない!」 殺される。 その言葉を聞いただけで体がまたしてもブルりと震えた 「あ、あれ……震えがとまんないや。 ごめんねぇ……こんなたいそれたこと言ったのに、やっぱり、僕、怖いんだ」 情けないね。そう言って苦笑いをする千尋。 だが、ボン・クレーは軽い調子でそれを否定しにかかる。 「ん~~~、ちーちゃんは本当は強い子だってあちき知ってるわよぉ! 男になっちゃうのが勿体無いくらいに強い子よちーちゃんは。 どう、あきちとオカマ道極めてみない?」 「ごめんねぇ、やっぱり僕が目指したいのは男の中の男だから……」 にべもなく断られるも、ボン・クレーはさして気にした様子もなく「そう」とだけ呟いた。 「これから、よろしくねぇ」 「ええ、よろしく」 改めて互いに右手を差し出して握り合う。 手を握りながらボン・クレーがウインク一つ。 「さっきのちーちゃん、中々男らしくてカッコ良かったわよ」 【マスター】 不二咲千尋@ダンガンロンパ 【参加方法】 電脳世界に散ったゴフェルの木片を自身のパソコンで入手し参戦 【マスターとしての願い】 誰も死なせなずに脱出する。 【weapon】 なし 【能力・技能】 超高校級のプログラマー。 ノアの方舟にハッキングを行えるかは未明。 身体能力は標準の男子高生を遥かに下回る。 【人物背景】 「ダンガンロンパ」の登場人物 所謂男の娘。 人物背景は大体本文中で書いたので特筆することはない 【方針】 聖杯戦争を止める 具体的な方針は登場話に任せます 【クラス】 アサシン 【真名】 Mr.2ボン・クレー(ベンサム)@ONE PIECE 【パラメーター】 筋力B 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具D 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 気配遮断:A この気配遮断は通常の気配遮断とは異なり、宝具によって変身中に変身先の気配だけは残したままボン・クレー本人の気配を消す。 つまり変身がバレにくくなるように働く。具体的に言うと服の違いや多少の性格の違いなら見逃されるようになる。 宝具欄で後述する理由もあり通常の気配遮断が持っている攻撃時に起こるランク低下の特性は存在しない 【保有スキル】 オカマ拳法:A+ バレエの動きを基調とした足技を多用する拳法 逃走:B 絶体絶命の状況においても逃げ道を確保するスキル。 仕切りなおしとは違いピンチでないと発動させることができない。 捕縛されてから1度の脱走、1度の脱獄、1度の生還を経たという逸話から。 声援:D 身を削るような声援によって奇跡を引き起こすスキル。 彼の声援が毒によって死にかけた未来の海賊王を彼岸の縁から呼び戻す一助となったという逸話から。 【宝具】 [マネマネの実] ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1 右手で対象の顔に触れることによって、その人物の姿・体格・声をコピーしその人物に化けるのを可能とする。 なお、服装についてはコピーするのが不可能な模様。 変身のリセットのためには左手で自身の顔に触れることが必要。 複数人の顔を組み合わせたり、記憶容量は無制限であったりはするが、変身中はオカマ拳法を使用不可になるというデメリットも存在している。 【人物背景】 オカマ。濃いメイクと白鳥を模した飾りにマント等の奇抜な格好をしたオカマ。 元秘密犯罪組織「バロックワークス」幹部。 その肩書の通り、アラバスタの国王に変身しその言動によって国民のクーデターを煽るさせるなどの工作を行っていた。 しかし汚い仕事を厭わない反面、本来の彼は非常に義理堅く友情に篤い人物である。 友であるモンキー・D・ルフィを救うために2度も絶望的な実力差の相手に立ち向かったことからも、そのことは見てとれる。 なお、ある意味オカマキャラの宿命のようなものだが、キレると粗暴な男口調になる。 【サーヴァントとしての願い】 ダチ(不二咲千尋)の願いを叶える 【基本戦術、方針、運用法】 マネマネの実の能力を活かした対主催の集団に潜り込ませての暗殺や、誤解フラグのバラマキが主な運用法である。 しかし、マスター不二咲千尋は優勝狙いを否定しているのでこの戦法は使用できない。 基本的な戦闘スタイルはオカマ拳法を活かした接近戦 有効な相手には変身能力も絡めて戦う 方針はダチにしたがって聖杯戦争を止める、具体的な方針は登場話に投げます
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山上徹也の適性クラス アサシン アヴェンジャー アーチャー ガンナー ランサー 文鮮明の適性クラス キャスター バーサーカー アヴェンジャー ビースト アルターエゴ ムーンキャンサー 安倍晋三の適性クラス ルーラー アーチャー アヴェンジャー バーサーカー ランサー ライダー キャスター セイバー ビースト アルターエゴ ムーンキャンサー 【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン/アーチャー ☆2 【マスター】志位和夫 / 山本太郎 【真名】山上徹也 【性別】男性 【身長・体重】170cm?・70kg? 【属性】混沌・悪 ・人 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運D+ 宝具D+ 【クラス別スキル】 気配遮断 B+ 対魔力 C++ 単独行動 A 復讐者 A ダブルクラス A 【固有スキル】 破壊工作 B 鋼鉄の決意 B 武器作成 A 無辜の怪物 A 道具作成 A 首相殺し A 諜報 C 森羅万象無効化 B++ 対宗教 A 【宝具】 「憲法九条・山上神弾(ナインス・ロウ)」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 「我、一命を賭して全ての統一教会に関わる者の解放者とならん()」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 「安倍切()」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン ☆2 【マスター】志位和夫 / 山本太郎 【真名】山上徹也 【性別】男性 【身長・体重】170cm?・70kg? 【属性】混沌・悪 ・人 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運D+ 宝具D+ 【クラス別スキル】 気配遮断 B+ 【固有スキル】 破壊工作 B 鋼鉄の決意 B 武器作成 A 無辜の怪物 A 道具作成 A 首相殺し A 諜報 C 森羅万象無効化 B++ 対宗教 A 【宝具】 「憲法九条・山上神弾(ナインス・ロウ)」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 「我、一命を賭して全ての統一教会に関わる者の解放者とならん()」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 「安倍切()」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン/アヴェンジャー ☆2 【マスター】志位和夫 / 山本太郎 【真名】山上徹也 【性別】男性 【身長・体重】170cm?・70kg? 【属性】混沌・悪 ・人 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運D+ 宝具D+ 【クラス別スキル】 二重召喚 A 気配遮断 B+ 復讐者 A 忘却補正 A 自己回復(魔力) D 【固有スキル】 破壊工作 B 鋼鉄の決意 B 武器作成 A 無辜の怪物 A 道具作成 A 首相殺し A 諜報 C 森羅万象無効化 B++ 対宗教 A 【宝具】 「憲法九条・山上神弾(ナインス・ロウ)」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 「我、一命を賭して全ての統一教会に関わる者の解放者とならん()」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 「安倍切()」 ランク C 対人宝具 レンジ1~10 最大捕捉1人 【元ネタ】史実 【CLASS】キャスター ☆1 【マスター】韓鶴子 【真名】文鮮明 【性別】男性 【身長・体重】170cm?・70kg? 【属性】秩序・悪 ・人 【ステータス】 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力B 幸運C 宝具B 【クラス別スキル】 陣地作成A 道具作成B 【固有スキル】 黄金律A カリスマC 信仰の加護C 【宝具】 「統一教会(カテイレンゴウ)」 ランク B 対軍宝具 レンジ100 最大捕捉100人 サーヴァント、☆5「アーチャー」、安倍晋三 【出典】史実 【クラス】アーチャー ☆5 【マスター】岸田文雄 【真名】安倍晋三 【性別】男性 【身長・体重】170cm?・70kg? 【属性】秩序・中庸 ・人 【ステータス】 筋力 E 耐久 D 敏捷 D 魔力 C+ 幸運 C 宝具 EX 【クラス別スキル】 対魔力 D 単独行動 B 【固有スキル】 無辜の怪物 A++ カリスマ B+ 黄金律 A 被虐体質 B+ 【宝具】 「一億総活躍(アベノミクス)」 ランク EX 対国宝具 レンジ 100000000 最大捕捉 100000000人 サーヴァント、☆5「アヴェンジャー」、安倍晋三オルタ 【出典】史実 【クラス】アヴェンジャー ☆5 【マスター】岸田文雄 【真名】安倍晋三オルタ 【性別】男性 【身長・体重】170cm?・70kg? 【属性】秩序・悪 ・人 【ステータス】 筋力 E 耐久 D 敏捷 D 魔力 C+ 幸運 C 宝具 EX 【クラス別スキル】 復讐者 C 忘却補正 D 自己回復(魔力) D 【固有スキル】 無辜の怪物 A++ カリスマ B+ 黄金律 A 被虐体質 B+ 【宝具】 「一億総活躍(アベノミクス)」 ランク EX 対国宝具 レンジ 100000000 最大捕捉 100000000人 .
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○月××日。 患者が一人、緊急搬送されてきました。 左腕及び左肩から首にかけてが欠損しており、猛獣に喰われたかのような傷痕でした。 即座に叩き起こされたドクターが処置をするが、処置も虚しく死亡。 何らかの事件性あり。 同月○×日。 失神し泡を吹いていた男性が緊急搬送。 顎を砕かれていたようで、命に別状はなかったが処置を施し入院。 経過観察に訪れ、その後の体調にて数回質問したところ「俺ももうすぐ殺される」「アイツが負けるからこんな目に」と譫言のように繰り返しており、自傷行為及び暴力行為に走るようになりました。 重度のショック状態にある可能性が考えられます。 メンタルケア専門のスタッフは慎重に対処にあたり、他スタッフが彼に接する場合はドクターの許可を得るか、メンタルケアスタッフ最低一人の同伴を原則とします。 同月×○日 完全に自我を喪失した女性が搬送されました。 何を話しかけても壁や天井を見るだけで、こちらの言葉には一切の反応を示しません。 手の甲に奇妙な痣を発見しましたが、それ以外傷は存在しませんでした。 「この痣は何か」と問うと、酷く錯乱し窓から飛び降りようとするなどの自殺行為に走ります。 よって、今後彼女に「痣に関する質問」をすることは許可されていません。 現在、彼女は強化ガラスと強固な鍵で窓を閉じた病室に収容されています。 彼女は現在、この病室から出ることを禁じられています。 収容から二日後、彼女の処置のため近づいたスタッフが痣が消えていることを確認しました。 原因は不明。 カタリ、とキーボードを叩く音がする。 凝った肩をぐるりと回し筋肉を解す。 肩凝りは現代に生きる者として切っても切れない面倒事の一つだ。 しかし毎度のように深夜まで患者の資料を纏めているここ最近は、面倒事というよりもはや難病と称した方が正しいぐらいには悪化している。 難病を一瞬で解決する万能薬でもあればいいのに、と思うが残念ながら医学はそれほど便利ではない。 ドクターの仕事がここまで身体を酷使するものだとは思っていなかった。 最近は患者も激増し、奇妙な症状も多い。 変な事件でも起こっているのかと勘繰ることもあるが、所詮妄想。 起こっていたとしても自分にどうこうする力はないし、するつもりもない。 願うことならば、巻き込まれないことを祈るのみだが―――。 「もうこんな時間」 肩凝りの軽減に背筋を伸ばすと、ふと時計が視界に入った。 時刻は23時を過ぎている。 東京ともなればまだまだ深夜と呼ぶには早い時間だが、暗くなって帰宅するのも中々辛いものがある。 「…帰ろうか」 途中まで纏めた資料を保存し、己の仕事机を後にする。 そそくさと出口に向かう。 己の仕事場とはいえ夜の病院はまだ馴れない。振り向けば何か"出る"のではないかと怯えてしまう。 出口には、警備員が立っていた。 無言のまま通り抜けるのも失礼だろうか、と思い一礼。 「ああ、今帰りかい?」 「ええ。ちょっと遅くなってしまいました」 たわいもない会話を済ませ、警備員に背を向ける。 ああ、この時間だと何時の電車になるだろうか。 「そうかい。最近物騒だからね―――帰り道には気をつけなよ、アンジェラ先生」 背後の警備員の言葉に笑顔で対応しながら、その場を去った。 ○ ○ ○ 予兆も兆候もなしに。 唐突に、ソレは訪れた。 ぴちゃり―――聞き慣れた、滴る血液の音。 ぐちゃり―――嫌というほど聞いた、肉が引き裂かれる音。 ゾブリ―――初めて聞いた、肉に牙が刺し込まれる音。 「え」 いつもの帰り道。何の変哲のない帰路。 日常の一風景に、非日常は現れた。 獅子の頭。山羊の胴体。蛇の尾。それぞれを合わせた三つの頭。 本来ならば同居することのない三つの身体が融合し、存在することのないモノを造り上げている。 ―――『キマイラ』。通称キメラとも呼ばれる、ギリシア神話の怪物である。 獅子の頭はヒトらしき腕を食い千切り食道に押し込んでいる。 山羊の頭はこびり付いた血液を落とすためか左右に頭を振っている。 蛇の頭はヒトらしき頭部を食い破、その中身を啜っている。 一体、どれだけの人間が犠牲になったのだろう。 雨が降り注いだあとのような規模の血溜まりは、流れ出し排水溝に吸い込まれていく。 細かく散った肉片はもはや『ヒトだったもの』なのかどうかさえわからないほど、醜い。 余りにも多く散ったソレは、元のヒトがどれだけの人数だったのかさえわからない。 何せ、原型を保っている頭部さえ見当たらないのだ。 ソレを目の当たりのした女性―――アンジェラは即座に引き返そうとするが、脚が脳の指令を受け付けない。 恐怖もある。人間として、生理的な嫌悪感もある。 それらが吐き気として食道を迫り上がる。 だが、原因は違う。 彼女が脚を止めている理由は、この惨劇による恐怖ではない。 知っている。 この惨劇を、彼女の脳は知っている。 『■はお■たちに寛■■接して■た』 ?がれた四肢。潰された頭部。 向けられた銃口ごと人体を潰す、暴力の権化。 『■を■れ以上怒■■るつもりなら』 ああ、恐ろしい。 思い出したくもない記憶が、彼女の脳裏に蘇る。 憎悪。暴威。暴怒。その、根源。 あの化け物は、四肢を捥ぐといった。 あの化け物は、あらゆる方法を探し出し殺すと。 ああ、蘇る。 一番忘れていたかった、死に対する絶対的な恐怖を。 『私の話が分かったか、アンジェラ―――?』 記憶が戻ってくる。 SCP財団。アンジェラ・ラングレー博士。アベル。 失われていた記憶が脳髄に帰還する。 なぜ失われていたのかは分からない。財団に記憶処理でも施されたか。 右手の甲に痛みと共に痣が浮き上がっていたが、眼中にない。 記憶の混乱。己が何故医師として生きているのか。財団はどうなったのか。 そして、目の前のキメラは、SCPなのか。 だとしたら、財団は何故収容に訪れないのか。 疑問と不安が頭の中で渦を巻く。 (でも、まずは、気付かれていない内ににげないと) 元来、彼女は度胸のある人間ではない。 声は小さく、ネズミに似たと形容されるほど弱弱しい。 だからこそ。 目の前に迫った脅威に、冷静に逃走することができなかった。 カツン、と音がした。 思わず己の足下を見る。 喰われたヒトの所有物だろうか―――血液と肉片に塗れた、タブレットが落ちていた。 蹴った。足が当たった。あまりの緊張で、足元を見ていなかった。 恐る恐る顔を上げる。 大丈夫だ。先程までキメラは食事に夢中になっていた。 大丈夫だ。先程までキメラは此方を見てすらいなかった。 大丈夫だ。だって、こんなに小さな物音だもの、気付かれるはずが――― 「―――あ」 鎌首を擡げた、蛇と。 目が、合ってしまった。 思考が停止した。あらゆる思考が彼女から消失する。 または。 現実を受けいれられなかった彼女の精神が、目の前の事象を拒絶していた。 蛇の頭が、疾駆する。 獅子の尾として、蛇の頭としてその長い身体をくねらせ牙を出す。 首を獲らんと迫るソレに、アンジェラは抵抗することすらできない。 アンジェラは、博士だ。技術職であり、戦士ではない。 むしろ、戦闘能力なら財団の兵士より格段に落ちる。 だからこそ―――アンジェラは目を閉じることしか出来なかった。 弱者なりの、抵抗。 少しでも残酷な世界を見ないように、目を瞑ることしかできなかった。 そして、目を閉じた彼女の首に蛇の牙が食い込み――― 「GIYAAAAAAAAAAAAAAAAッ!!!!」 蛇の、頭が落ちた。 頭を失った蛇、及び尾を失った獅子は激痛でのた打ち回る。 当たり前だ。キメラからすれば、三つある頭の一つが落とされたのだ。 尾とはいえ、その激痛と損害は計り知れない。 そして。 「おや。頭が三つあるというのに、よく周りが見えていないようだ」 男の、声が聞こえた。 恐る恐る、目を開く。 ひらりと風に舞う、赤のカンフー服。 しなやかに伸びたおさげが優雅にたなびく。 拳法家。脳裏に浮かんだのは、そんなイメージだった。 「宝の持ち腐れならぬ…頭の持ち腐れ、といったところですかね」 「あ、あなた、は」 「…?ああ、貴方がマスターですか?名乗り遅れました。 サーヴァント、アサシン、真名を『風』。気軽にアサシン、と呼んでください」 男…アサシンは、血溜まりの中で不釣合いなどの柔和な笑みを浮かべる。 アンジェラは何も返すことはできなかった。 ただただ、現状の把握のみに努め―――それすらできない現状に、再び頭を抱えた。 「まずはこの獣を仕留めてから、ですね。 …複数の獣の合成とは趣味の悪い。ヴェルデですらこのような悪趣味なものは作らないでしょうに」 そしてアサシンは哀れむように目を細め、ポツリ、と零す。 「…貴方達も被害者なのでしょう。残念ですが―――此処は、遠慮なしに、圧倒します」 ○ ○ ○ それからの決着は一瞬だった。 秒すらかからないスピードで山羊の頭を足刀で落とし、獅子の頭を締め上げる。 三秒にも満たぬ戦闘。 その後、 『恐らく、キャスタークラスの置き土産でしょう。敗退したがこのキメラだけ運良く逃げ切れたのか、それとも元より放し飼いだったのか。 主を失い枯渇した魔力を補給するため人を喰っていたようですが――どちらにしろ、私が手を下さずとも消えていたでしょう』 と何やら語り聞かせてくれたが、何一つ理解できなかったのでこの話は置いておくことにした。 そして、現在。 血溜まりの中ではまた面倒事に巻き込まれる、と移動を促したアサシンと共に逃げた私は―――現在、喫茶店にいる。 「…貴方は何者なの?あ、私はコーヒーお願い」 「ですから、サーヴァントアサシンと。貴方も聖杯を望むマスターでしょう?あ、私はおかまいなく」 「…聖杯?」 「…知らないのですか?」 注文を済ませながら会話を進めるが、どうも要領を得ない。 致命的な認識の差が生まれているような、モヤモヤした感覚が残る。 「財団の人間ではないの…?SCP収容の特別部隊の人間とか…私の護衛を任された部隊の者とか」 SCP財団の博士は、貴重である。 Dクラス職員程度なら掃いて捨てるほど存在するが、博士という職につく人間は有限だ。 それをこのような危険な場所に、死地に一人で送るような自殺行為はしまい…だからこそ、このアサシンは護衛の人間なのではないかと推測した。 だとしたら、今の今まで記憶を失いドクターとして働いていたのも、先程のキメラも何らかのSCPの影響かもしれない。 淡い期待を胸に、小さい声で問いかけた。 すると、アサシンは少し考える素振りをみせると――― 「そうですね。貴女の言う通り、財団の人間です。部隊名『アルコバレーノ』。貴方の護衛、及び外敵の駆除にやって参りました」 と。 考えうる限り、最良の答えが返って来た。 「…ほ、本当なの?」 「ええ。貴女の味方ですよ。私が命じられているのは貴女の護衛。 やむを得ず戦闘になる場合まありますが、その時は任せてください」 ニコリと笑うその顔に、肩の力が抜ける。 それと同時に、ドッと疲れが溢れ出た。 相当精神に堪えたのだろうか。我ながらなさけないと思うが、こればかりは仕方ないと思う。 ああ、本当。 世の中は恐ろしいことばかりだ、と。 抜けた腰は、しばらく戻らなかった。 ○ ○ ○ 「はて。どうしたものか、ですね」 己がマスター、アンジェラ・ラングレーを自宅に送り届けた後。 アサシン『風』は、一人その屋上にて佇んでいた。 (どうやら、此度のマスターは聖杯戦争について何の知識も持っていないらしい。 これが全てのマスターに当て嵌まるものなのか、それとも私のマスターにだけ当て嵌まるものかはわかりませんが) 冷たい夜風が頬を撫でる。 こうしていると、昔の仲間を思い出して少し頬が緩むが、生憎そんなことをしている場合ではない。 赤ん坊の頃が懐かしい―――この大きな大人の身体が一番だが、あの頃の身体も懐かしい。 聖杯戦争。サーヴァント。魔術に心得のない人間に教えたとしても返って混乱を増すだけだ。 故に、その場で話を合わせてしまった。 部隊名も財団から派遣されたというのも、すべて嘘っぱちである。 (騎士などではないことが救いですかね。上手く話をつければ戦闘になってもこのまま押し通せる…は希望的観測過ぎますね。 そも、何故私がアサシンに…確かにヴァリアーのアジトに忍び込んだというか、鉢合わせたことはありましたけど) 潜入したことは数あれどアサシンにおいてはリボーンの方が上でしょうに、と続ける。 かといって戦闘では負ける気はないが。 アサシンに、聖杯にかける願いはない。 彼が願うのは、聖杯戦争という異境の地で拳で語り合い、猛者達と覇を競い合うこと。 謂わば聖杯などその副産物であり、彼が望むのは聖杯という『結果』ではなくその戦争という『過程』である。 だからこそ、結果としては聖杯が手に入らずとも構わないのだが、マスターがああでは先は不安だらけだ。 「さて、どうしましょうかね―――」 夜風を浴びて、無敵の武闘家と呼ばれた彼は、一人呟く。 その顔に影はない。 困難とは、あればあるだけ面白いものだ。 さて、この局面どう攻略したものか。 【マスター】 アンジェラ・ラングレー@SCP Foundation 【マスターとしての願い】 聖杯の説明を受けていないため、まだなし。 とりあえず記憶を失っていた原因がSCPによるものなのかどうか調べる。 【weapon】 特に無し。 【能力・技能】 特に無し。 【人物背景】 SCP財団所属の博士。 20代半の女性。 ふちの薄い四角いメガネでほとんど隠れた目に肩までのライトブラウンの豊かな巻き毛が特徴。 SCP財団は「SCP」と呼ばれる奇妙な物、現象、生物、場所そのもの等のSecure(確保)、Contain(収容)、Protect(保護)を目的として活動している。 割と他の博士よりかは常識人である。 今回の場では医者としての役割を与えられていた。 記憶を取り戻した後は、「財団による記憶処理をしなければいけない状況に陥ったのか」「それとも何らかのSCPの影響か」とも考えている。 聖杯戦争のルールどころか聖杯戦争自体をを理解しておらず、アサシンを今のところ自分の警護にやってきた特殊舞台程度にしか考えていない。 【方針】 記憶の一時的な喪失の理由を調べる。 SCPが原因なら…どうすべきだろうか。 聖杯戦争については一切理解していない。 【CLASS】 アサシン 【真名】 風(フォン)@家庭教師ヒットマンREBORN! 【パラメーター】 筋力C 耐久B 敏捷A 魔力E 幸運D 宝具C 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断 C 「暗殺者」のクラス特性。 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 天性の肉体(偽):B 生まれながらに完璧な肉体を持っていた訳ではない。 度重なる修行と武練により手に入れた完璧なる肉体。 武闘の一 A+ 己の身体の全て制御下に置く、卓越した身のこなし。 ミクロン単位での精密動作を可能とする。 精神さえも己の制御下に置いているため、精神干渉の類いを無効化する。 心眼(偽) A 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 呪われた赤ん坊 EX 選ばれし七人とも呼ばれる。 各分野にて卓越した技術を持った七人へとかけられた呪い。 今回はアサシンとしてのクラスで召喚されたため機能していない。 ティーチャー(教師)のクラスで呼ばれた場合、赤ん坊の姿で呼ばれ、指導に特化したサーヴァントとなる。 【宝具】 『爆炼疾风拳』(ばくれんしっぷうけん) ランク:C 種別:対人宝具 レンジ: - 最大補足:- 無敵の武闘家と呼ばれたその技術、その真髄。 研ぎ澄まされミクロン単位にまで正確に駆動する彼の肉体は、正確に狙った部位を破壊する。 また嵐属性の炎―――『分解』を司る炎を纏わせることにより、打撃は正確に撃ち込んだ場所に分解の追加効果を与える。 『龍焔舞蹈』(ばくりゅうえんぶ) ランク C 種別 対軍宝具 レンジ 30~40 最大補足 40 極限にまで研ぎ澄まされた拳法技術と嵐属性の炎が龍の形を為す。 あらゆるものを分解する龍の一撃。 その上、肉体と同じく精密な動作を可能とし肉体を傷つけず腕時計のみを破壊するといったことも可能。 対軍宝具であり分解能力を持つ嵐属性の炎のため攻撃力に特化した宝具であるが、風はスキル『武闘の一』により発動前及び後の隙を一切なくし次の行動に移ることができる。 【wepon】 なし。 強いて言えば肉体であり、作り上げた107の拳法である。 【人物背景】 武道の達人であり、無敵の武闘家と謳われた男。 107の拳法を生み出し、その時代の武闘家の中で随一の実力を持つ。 性格は武闘家らしく心身共に清らかで物腰は柔らかく、礼儀、言葉遣い共に良い。 弟子を導くことを楽しむ師匠としての一面も持つ。 呪われた赤ん坊(アルコバレーノ)として赤ん坊にされた経験を持つが、今回はアサシンとして召喚されたため全盛期、つまり青年期で呼ばれている。 また、暗殺者の格としては「CHAOS」が口癖のヒットマンより劣るが、こと戦闘では同等かそれ以上の拳法家である。 ティーチャー(教師)のクラスで呼ばれた場合、赤ん坊状態での召喚となる。 【サーヴァントとしての願い】 一人の武闘家として、拳と拳・武器で語り合うことが望み。 よって過程こそが目的であり聖杯には何の興味もなかったが―――? 候補作投下順 Back ルーラー/セフィリア=アークス Next 上田次郎&セイヴァー
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番号 FJ11004 名前 エレナ 読み えれな Lv 4 スター 種別 ユニット BP 500 SP 1500 【どうかこの者に慈悲をお与えください】○敵エリアに他の味方がいるなら、このカードのBPを+5000しSPを+500。○夢(プランゾーンからプレイできる)○勇気5000(迎撃5000ダメージ!) 移動方向 ↑ 属性 ベールセール王国王国軍魔法♀ ブロック 富士見書房 作品 火の国、風の国物語 レアリティ R