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ニンジンの栽培 作成者 忠信 ニンジンの栽培 RD 18 評価 8大部品:ニンジン栽培の歴史ニンジンの始まり 東方系と西方系ニンジン 現在は西方系が主流 家庭菜園も人気 大部品:ニンジンの植物学的特徴植物としてのニンジン 3~5か月で収穫 白い花が咲く ニンジンの栄養 大部品:ニンジンの種類などいっぽんでもニンジン 形崩れしにくい東方系 オレンジ色の西方系 ニンジンの亜種 大部品:ニンジンの利用方法様々な料理法 ニンジンアレルギーの注意 ニンジンの保存方法 大部品:ニンジンの栽培技術ニンジンの栽培時期 ニンジンの土壌と場所 病虫と対策 大部品:ニンジン栽培の歴史 ニンジンの始まり ニンジンは東国の山岳地帯を原産とし、とある山麓で栽培されたことをきっかけに東西に分岐し、世界各地に伝搬した。 東方系と西方系ニンジン 東西に分岐したものは、西方系と東方系の2種類に分類される。東方系は細長く、西方系は太く短いのが特徴。双方ともに古くから食用としての栽培が行われてきたが、西方の地域では薬用としても活用された。 現在は西方系が主流 昔は葉も根と同様に食用としていたが、その後は一般に根のみを食べるようになった。東方系は栽培が難しく、生産量は少ない。現在では西方系品種が主流となっている。 家庭菜園も人気 現在では西方系品種を主流として、農家の畑にて栽培されている。また、家庭での栽培も難しくないことから家庭菜園の一種として人気がある。 大部品:ニンジンの植物学的特徴 植物としてのニンジン 分類としてはキキョウ類セリ科ニンジン種である。被子植物に分類される。畑で栽培され、食用になるのは根の部分である。 3~5か月で収穫 基本的なものは夏に種をまき、秋から冬に収穫を行う。栽培期間は品種にもよるが一般的には約3~5か月である。収穫時には15cm~20cm程に育つ。 白い花が咲く とう(薹)は花を咲かせる茎のことで、花茎が伸びることを、とう立ちと言う。花として成長するが、栄養は止まってしまうため、味が落ちてしまう。ニンジンの場合は食用に向かなくなってしまう。そのまま育てる事で、きれいな白い花が咲く。 ニンジンの栄養 ニンジンはβカロテンを多く含む野菜として有名。βカロテンは免疫力を高める効果や抗酸化作用があり、がんや生活習慣病の予防によいといわれている。βカロテンは体内でビタミンA(レチノール)に変換され、粘膜の健康維持や視力の保持などに有効とされている。 大部品:ニンジンの種類など ニンジンの数え方と大きさ ニンジンの数え方は1本、2本と数える。「いっぽんでもにんじん」という、いろんな物の単位を歌った数え歌があり、親から子に伝えられている。子供はこの歌で数の数え方を覚える。大きさは東方系と西方系とでそれぞれ異なるが、西方系が15cm程度とやや短い。 形崩れしにくい東方系 甘味が強くてニンジン特有の臭みが少なく、煮ても形が崩れにくいので和風の料理に重宝される。赤い色をして細長い品種(1本20cm~40cm)が多い。 オレンジ色の西方系 栽培がしやすい事から市場に出回るものが多く、一般的にニンジンというと西方系のものを指す。オレンジ色で、太くて短い(1本15cm~20cm)。重さは1本150~200g。かつては独特の匂いが強く、嫌う子供が多かったが品種改良で匂いが薄くなっている。以降品種改良については、藩国ごとの基準に沿って、慎重に品種改良が行われている。 ニンジンの亜種 オタネニンジンというものは、セリニンジンと呼ばれ、白色の根をしている。薬効性が高いため、食用ではなく薬用として使用される事が多い。東方では高麗人参と呼ぶ地方もある。 大部品:ニンジンの利用方法 様々な料理法 さまざまな料理に広く利用される。生食、炒める、煮るなど、多くの方法で調理が可能である。玉葱・じゃがいも・人参をあわせて家庭常用3野菜という人もいる。西洋料理のブイヨン(出汁)作りやソフリットなど、料理にうまみを出す用途にも用いられる。甘みの強い素材なので、ハルヴァやケーキなどデザートの素材ともなる。摺り下ろして絞ったジュースも日常的に利用されている。 ニンジンアレルギーの注意 ニンジンには「アセチルコリン」という成分があり、これがアレルギーの症状を引き起こすことがある。1歳未満の乳幼児がかかることがある。症状として、喉にイガイガなどの不快感が残る、くしゃみ、鼻水など花粉症のような症状、発疹、蕁麻疹などある。重篤な症状に繋がる可能性は少ないが、喉に違和感を覚えた時は注意が必要。 ニンジンの保存方法 ニンジンは乾燥しないように全体を紙で包んで冷暗所で保存する。なお、表面が濡れていると傷みやすいので湿気に注意する。また、葉付きニンジンは、そのままにしておくとニンジンの栄養が葉に奪われ、味が落ちてしまう。ニンジンの葉の部分をカットして、その日のうちに葉を調理した方が良い。 大部品:ニンジンの栽培技術 ニンジンの栽培時期 栽培には涼しい気候が適しているが、苗の段階では比較的高い温度にも耐えられる。そのため、夏に種を撒いて秋から冬に収穫する方法が最も容易である。しかし、ニンジンは発芽率が低く種の吸水力が弱いため、種撒き後に土が乾燥すると極端に発芽が悪化することから、雨後を狙って種を撒くのが好ましい。また、乾燥を防ぐために潅水したり、紙や藁・籾殻などで被覆すると効果的である。 ニンジンの土壌と場所 西方系ニンジンは多くの土質で栽培が可能なため、あまり考慮する必要はないが、有機質に富んだ砂質土壌が最適とされる。また、日陰では茎葉ばかりが茂り、根の肥大が悪くなるためなるべく日陰になりやすい場所を避ける。 病虫と対策 病気としては、葉の裏に白色のカビが生えるうどんこ病、害虫としては、アブラムシやキアゲハの幼虫がある。防除用の酢の散布や、防虫ネットをかぶせる事である程度防ぐことができる。
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立花敏弘 出演作品 長編 きつねと猟犬2 トッドとコッパーの大冒険(フロイド) ジャングル・ブック(ハティ大佐(歌))※VHS新録版 シュガー・ラッシュ:オンライン(ピットブル) 眠れる森の美女(フィリップ王子(歌))※再公開版=DVD収録 ポカホンタス(ジョン・スミス*(歌)) メロディ・タイム(歌) Disney+映画:実写 ピーター・パン&ウェンディ(歌) 実写 アラジン(歌) オズ はじまりの戦い(歌)
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【ゲーム】人生オワタ\(^o^)/の大冒険 【作者名】わいわい(YY) 【完成度】【完結】(09/04/22~09/05/03) 【動画数】7 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/12175478 【備考】 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 以下発掘スレの000から引用 (08/12/10のレビュー) (現時点でのレビューはありません)
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20: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 35 14 ID Y0wRvsCc00 「のぁっ!のぁあ~~うんゆぐぐぐぐ」 とある町の一角、もぞもぞと動く影がある。 ふらふらとよろめき電柱に手をついて蠢くその姿は酷く汚れていて鼻に響く臭いを発している。 灰と黒のストライプ、まるで毒虫のような尻尾を垂れ下げ、その根元が左右にゆらゆらと揺れる。 「なのだ…なのだぁ…!!」 それは害獣アライグマのフレンズ。フレンズ化してもなお害獣としての性質を失わなかった救いようのない害獣。 害獣アライグマのフレンズ、害獣アライさんの幼獣、アライちゃんがお馴染みの鳴き声を漏らす。 最早日本国民の誰もが一度は聞いたことがあるその鳴き声が町の一角の空気をかすかに揺らす。 幸い、それは誰にとっても幸いだったが、その鳴き声を聞き取る人はいなかった。 昼過ぎの住宅地、住人たちは外へ仕事や買い物に出て今はいない。それは誰にとっても幸いだった。 それはアライちゃんにとっても幸いであった。今、この害獣は生涯に一度の大イベントを目前に控えているのだ。 今ここで誰かに見つかり、嫌悪感と共に蹴飛ばされることも、悲鳴を上げられ駆除されることもない。 邪魔者は一人もいない。今偉大な一歩を踏み出そうとしている自分を祝福しているかのようにアライちゃんは感じた。 21: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 37 06 ID Y0wRvsCc00 「のだぁ!」 腹の奥からその不快な鳴き声を上げると共にアライちゃんは二本の足だけで立ち上がった。 ぶるぶると足が震えている、身体がゆらゆらと動く、それでも二本の足だけで立っている。 「ふぉ、ふぉぉ…ふぉおおお…」 ゆらゆらと動き、よちよちと歩く。奇声を発しながら害獣が二本の足で歩いていく。 おぼつかない足取りも徐々にしっかりとした足取りへと変わっていく。 この害獣は腐ってもフレンズだ。サンドスター、けものプラズムの恩恵である運動神経の良さを最大限に活用している。 それがこの害獣にとって良い事であるかどうかは別として、だが… 22: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 39 38 ID Y0wRvsCc00 「ふぉおおおお!ふぉおおおおおお!!!」 鳴き声が一段と甲高くなる。その声は歓喜に震えている。垂れさがった尻尾が左右に揺れる。 二本の足で立っている。その事実が害獣を歓喜に震えさせた。この害獣は待ち望んでいた瞬間を迎えた。 「高いのだぁ」 下を見ると遠くなった地面が視界に映る。その世界は今まで四つん這いで地面を蠢いていた害獣にとってあまりにも衝撃的だった。 初めて立った、人間の赤ん坊にはそのような感性は働かないかもしれない。 だが事故で寝たきりだった成人のリハビリとして、立った時の視界に慣れるというものがある。 地に近い世界で何か月、何年もの時間を過ごすうちに視界の高さがそれに慣れてしまう。それを修正するためのリハビリだ。 そのリハビリ途中に恐怖で失神する人もいるほど、低い視界での慣れとは恐ろしいものだ。 生まれた時から知を有し、数か月で物心が付くこの害獣にとってもその視界の高さは衝撃的だ。 「ふぉおお…おぉおおおおお…」 だがこの害獣は恐怖を感じなかった。視界が広がる事への感動、そして万能感に満ち溢れていた。 これがこの害獣の心理、特性でもある。 目に付いたものは全て自分のものだという価値観。この害獣が人並の知性を持ちながら害獣たらしめている特性とも言える。 23: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 40 16 ID Y0wRvsCc00 「おぉおおおお、おぉおおおおおおおおお」 視界が広がった分多くのものが見渡せる。それら全てが自分のものだ。 その、あまりにも自分勝手で独善的だが本人はそれが正しいと信じて疑わない事実が害獣の背中をぞくぞくと震え上がらせる。 無意識のうちに両手のひらを合わせこすり合わせていた。こすりこすりという音が絶え間なく響く。 「ふはは」 二本足で立った自分はこれからありとあらゆる物を手に入れる。 「ふははははははは」 身体も大きくなり、力を手に入れた。両手を自由に扱えるという力を、爪を全力で振るえる力を。 「ふははははははははーーー!!!」 もう、何に頼らなくても生きていける。もう、何にも負けない。もう、何も怖くない。 24: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 41 33 ID Y0wRvsCc00 …これが、アライちゃんがアライしゃんへと成長する過程である。 身体が大きくなるに連れ比例して大きくなる自尊心と自信が爆発する瞬間。 そのビッグバンが万能感を生み出す。宇宙のように際限なく膨れ上がる万能感を。 膨れ上がる万能感という宇宙から恒星が生まれていく。 欲望という恒星。英雄願望という恒星。支配欲という恒星。承認欲求という恒星。エトセトラ。 ギラギラと輝く恒星が瞬く間に生まれ膨れ上がっていく。 天下を取る為の武者修行という名目で、口減らしに追い出された害獣アライさんの開花の時。 害獣が害獣としての本能を本格的に呼び覚ます時。 愛嬌すら失った、醜い獣が、今生まれ落ちた。 25: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 43 51 ID Y0wRvsCc00 「おい、ニンゲン!」 両手を腰に当てて胸を張った害獣が男を呼びつけた。 他人をニンゲンなんて呼ぶ人間はいない。フレンズでもこんな無礼な言い方をする者はいない。恐らくはアレだ。 うんざりしながら声の方を向くと、予想通りの姿がそこにあり男は改めてうんざりした。 二足歩行し始めたばかりのアライさん、アライしゃんだ。 「そのたべものはあらいさんのものなのだ!よこすのだぁ!」 要求を聞いて三度うんざりする。この生き物はありとあらゆる場所で生息しているがどいつもこいつも言う事は同じだ。 特に二本足で立てるようになったのは厄介だ。全てが自分のものになると信じて疑わない。 「おい!きーてるのかニンゲン!それはあらいさんのものなのだ!ぜーんぶぜんぶ!あらいさんのものなのだぁ!!」 「あのな、これは俺がさっきそこのコンビニで買ったものだ。お前のものじゃあないよ」 男は手に持った食べ物の出所とそれを得た経緯を説明しながら男は害獣を諭す。 害獣をよく知る人々ならこの行為を愚かなものと嗤うかもしれない。アライさんに話が通じるものか、と。 26: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 44 39 ID Y0wRvsCc00 「むずかしいこといってごまかすなぁー!!」 結果はまさにその通りだった。目の前のアライしゃんにも話は通じない。 本来高い知性を持つはずのアライグマがこの程度の、子供でも理解できる事を難しいと斬り捨てるのはおかしいのだが、多くのアライさんが他人の言い分をそう斬り捨てる。 男は今までそうでなかったケースを見たことがない。 「おまえらきょあくはいつもそうなのだ!つごうのわるいことをごまかしていきをはくようにうそをつく!!」 「おまえらは、このにほんにすくうきょあくなのだぁ!!」 そのくせやたら難解な言葉を使おうとする習性がある。 呂律は回っているがまだ幼い口調からは想像できない単語が飛び出す。 これも他のフレンズにはあまり見られない特性だ。「すっごーい!」や「たーのしー!」と言った彼女たち特有の言葉遣いはアライさんには見られない。 彼女たちはアライさんと違い、ルールを理解し他者の気持ちを考える知性がある。アライさんはそれらを無視するが、言葉遣いだけは難解だ。 何故そうなるのか。それらもフレンズが日本にやってきてから研究が進み、ある程度理由が判明してきてはいるのだが… 「おまえみたいなきょあくはあらいさんがたおしてやるのだぁ!!」 今はそれを説明する時ではない。欲求不満を高まらせたアライしゃんが男に襲い掛かる。 二本の足で立った今、自慢の爪はもはや何不自由なく使いこなせる最強の武器と化した。 27: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 46 25 ID Y0wRvsCc00 「じび!!」 だが悲鳴。アライしゃんの最強の武器が届く前に反射的に繰り出した靴底が横っ腹に叩き込まれ吹っ飛んだ。 容赦ない一撃だが彼を責めないで欲しい。 例えばゴキブリが顔面目掛けて飛んで来たら誰だって避けながら手で払おうとするだろう。今起こったのはそれと同じだ。 28: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 50 19 ID Y0wRvsCc00 それは置いといたとしても弱い。あまりにも弱い。相手は格闘経験もない一般人のド素人なのにこの弱さだ。 セルリアン相手に飛び回り、力強い一撃を与えていたフレンズとは到底思えない弱さ。 多くの人々がイメージする、本来のフレンズとは程遠いほどの弱さ。だがそれも仕方のない事だ。 何故かというと、フレンズの力の源、サンドスターが足りないからだ。 日本を含め、今全世界の大気に含まれるサンドスター量がジャパリパークのそれとは桁違いに少ない。 元々ジャパリパーク内のみで見られたサンドスターが全世界に広がった事だけでも奇跡だった程だ。 仮に今この男がジャパリパークにいて、同じ状況に出くわしたならこうはならなかったかもしれない。 アライしゃんは文字通り浴びるようにあるサンドスター、そしてけものプラズムを使って食べ物を奪い、男を殺していたかもしれない。 だがここはジャパリパークではない。日本だ。日本にはジャパリパークほどのサンドスターは無い。 サンドスターが無ければあの驚異的な力は振るえない。腐ってもフレンズであるアライさんにもそれは当てはまっている。 ジャパリパーク無き今、フレンズの力は大きく衰えてしまったのだ。見た目通りの力に。 身長1mほどのアライしゃんの力もまた見た目通りの力しか出せない、人間で例えるなら幼稚園児と同程度の力しかないのだ。 無理に力を振るおうとすれば当時の力を振るう事も出来ないことはないが、待っているのはサンドスター切れでの死あるのみ。 29: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 52 34 ID Y0wRvsCc00 フレンズ達が日本にやってきた時、一部の人々がまことしやかに騒いでいた。 「フレンズと人間は相容れない。何故なら力の差が大きすぎるからだ」 「故に人間はフレンズを迫害する。自分より優れた種を人間は受け入れないからだ」 「害獣アライグマのフレンズは知性にも力にも理性にも優れ、人間はアライグマの劣化品に過ぎない」 「例え幼児のフレンズだろうが、成人男性はアライグマに勝つことすらできない」 だが蓋を開けてみればそんなものは全て杞憂だった。 いや、杞憂ですらない…『そうであってほしい』という願望だったのかもしれない。 それらの願望は小説という夢物語として具現化し世に出される事もあったが、そのような事例は起こりえなかった。 30: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 53 30 ID Y0wRvsCc00 …そもそもジャパリパークが崩壊した原因がアライさんが四神から石敢當を奪いセルリアンの群れを強化したからだ。 アライさんやアライさんを信奉するアラ信がいくら弱さに憤り否定したとしてもそれは過去の行いの結果に過ぎない。 アライさんに罪は無いと叫んだとしても起こってしまった事実は覆せない。 だが石敢當の封印を解いた事でサンドスターが吹き出し全世界に散らばったのも事実。 それだけが、アライさんがパンドラの箱を開けてまき散らした厄災の数々の中で、唯一残った希望だった。 31: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 54 44 ID Y0wRvsCc00 「うぅぐ、いぢゃ、いぢゃいぃのだぁ」 さて、今アライちゃんは蹴りを受けて悶絶しながらぐずっている。 この状況あなたならどうするだろうか。一思いに踏みつぶせ、と思うだろうか。 今この状況でアライしゃんの死を望むだろうか。いや、望まないものがいるだろうか。 我々は皆、アライさんの絶滅を願う。我々は皆、アライさんの消滅を望む。故に何よりも優先して駆除を行う。 そして、それは人間として普遍的な価値観でありアライさんの生存を望むのは不届きものの考えだ。 …本当にそうだろうか? そう決めつけるのは極論であり、傲慢であり、愚かであり、何よりあまりにも楽観的ではないだろうか。 32: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 55 45 ID Y0wRvsCc00 確かにアライさんは駆除するべき害獣だ。その事実は変わらない。だからこそ我々はアライさんの死を望む。 だが、自分の手を汚してでもするべき事であると全員が覚悟しているわけではない。 「誰かがやるだろう」だとか 「靴を汚したくない」だとか 「面倒くさい」だとか 「飛び散る臓器が汚い」だとか ネガティブな考えを持つ者も当然いる。 男が最初にアライしゃんに絡まれた時、諭そうとしたのもこの為だ。 彼はできる事なら穏便に済ませたかった。無駄だとわかっていても万が一上手くいけばその後の苦労は何もいらないからだ。 だからこそ今また彼はアライしゃんをこの場で殺す事に否定的だった。 33: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 57 00 ID Y0wRvsCc00 だからこそ彼は、アライしゃんの身体を踏みつけ尻尾を握った。 こうなった以上ここまではやっておかなければなるまい、と考えたからだ。面倒でもやらなければならないと。 「の、のだぁ!あらいさんのしっぽをどうするのだ!?」 男はぬん、という掛け声を共に、まるで大根を引き抜くかように尻尾を引きちぎった。 ブチッ!! 「い"ぢぁぁあ"あ"あ"ぁあ"あ"あ"あ"おおおおおお!?!?!?」 「ちょっと反省しろよ」 尻を押さえてごろごろと転がるアライしゃんを尻目に、男はぷらぷらと尻尾を揺らしながら去っていく。 「まぢぇえ!にげるなぁ!あらいさんのしっぽがえぜぇ…!!」 34: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/01(金) 23 57 30 ID Y0wRvsCc00 自らに恐れおののき逃げていく巨悪を逃がすまいとアライしゃんは全力を振り絞って立ち上がり追いかける。 「ぶへ!!」 が、足を踏み込みそのまままた地面に倒れこみ顎を強打した。 「の、のだぁ!?のだ!だぁああ!?!?」 立てない。走れない。歩けない。何度試しても無駄だった。 「なんでたてないのだぁあ!!!あぁああああ!!!!」 ヒステリックにごろごろと転がり、立ち上がろうとしてまた転ぶ。延々とそれを繰り返す。 既に男は曲がり角を曲がり、アライしゃんの視界から居なくなっていた。 だがもはやアライしゃんは男の事などどうでもよく、ただ立てればそれでよかった。 何か大切なものを無くした焦燥感に駆られ、それがあると思い込みながら何度も何度も試した。 「たてないぃいいい!!!たてないのだぁあああああ!!!!」 だが立てない。 「なんでなのだぁあ!!なんであらいさんがこんなめにいいいい!!!!」 35: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 02 41 ID Y0wRvsCc00 どうしてアライしゃんが立てないのか、これを読む方々なら既に知っているかもしれない。 アライさんの、フレンズの尻尾はバランサーだ。しっぽのだんすをするためのアクセサリーではない。 移動の要である尻尾を失ったアライさんは跳ぶ走るはおろかまともに歩くことはできない。 アライさんより小さいアライちゃんが尻尾を失えば、自身の頭の重さを支えきれずヨチることすらできなくなる。 アライしゃんも例外ではない。尻尾を失えばまともに歩くことはできない。 二本の足で立ち、世界の全てを手にする力を得たアライちゃんは、その日のうちに力を失い地を這う蟲になった。 36: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 03 37 ID Y0wRvsCc00 駆除を望まなかった男はなぜこのような事をしたのだろうか。死よりも苦しい苦痛を味わわせる為だろうか。 それは誤解だ。彼はできる事なら穏便に済ませたく、あの状況で一番穏便に済む方法があれだと考えたからだ。 何故なら彼は『失った尻尾はしばらくすれば生えてくる』事を知っているからだ。 彼女たちの耳や尻尾はサンドスターから変換されるけものプラズムによってできている。 即ちサンドスターさえあればいずれ再生できるものなのだ。 先ほどサンドスター量が少ない、とは言うもののサンドスターは全くなくなったわけではない。 大気中にも僅か、ほんの僅かだがサンドスターは含まれているし、そもそもフレンズが病院に行けば錠剤化した高濃度のサンドスターを処方される体制がちゃんとできている。 事故で耳や尻尾を失ったフレンズや、やむを得ない事情でサンドスターを使ったフレンズは、そうして多くのヒトやフレンズに支えられながら回復していく。 『困難は群れで分け合え』その言葉の通り彼ら彼女らはお互いがお互いを支えながら生きている。 彼女達は持ち前の朗らかさで彼らを支え、彼らは自分達そして彼女達の為に日々の仕事に赴く。 37: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 04 54 ID Y0wRvsCc00 少し前、 「人間はフレンズを差別する」だとか 「迫害されたフレンズが害獣アライグマと共に人間社会に復讐する」 といった旨のフィクション小説が出版されたが 精神的支柱であり、同じ場所で生きる同士に対してそのような危害を加える事は現実では一切褒められることはなかった。 38: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 05 29 ID Y0wRvsCc00 彼らと彼女らは一つの群れとして成立していた。生きる為に互いが支えあう一つの群れとしてだ。 彼女達に対して下心や絶滅危惧種を救う優越感のようなものを持ち合わせる人間が一切いないとは断言できないが それでもフレンズを救うという目的で行われた数々の研究は彼女達を助けた。上記の高濃度のサンドスターの錠剤化はその一例に過ぎない。 彼女達が存在を維持するうえで欠かせないサンドスター。 ジャパリパークの喪失という悲劇があったものの、ヒトとフレンズの群れは努力の果てに困難を脱したのだ。 …とは言うものの、それは『普通のフレンズなら』の話である。 39: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 06 20 ID Y0wRvsCc00 尻尾を失ったアライしゃんは文字通り地を這いながら懐かしき住宅地へとたどり着いた。 アライちゃんが尻尾を失えばヨチヨチと這う事すらできなくなるが、アライしゃんほど成長すれば足と腕の筋肉で何とか動けるようにはなるようだ。 ここに来るだけでもかなりの体力を消費し、何度も顎をアスファルトで擦り、皮膚が破れ血がにじみ出ている。 尻尾が無い分普段通りのヨチヨチムーブすらできなくなっていた。 「しっぽ…しっぽ…あらいさんのしっぽが…」 ぶつぶつと呟き、時折バランスを崩し顎が地面で削れるうめき声を上げながらあてもなく地面を這いつくばる。 40: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 08 42 ID Y0wRvsCc00 尻尾を失ったアライさんが尻尾を取り戻す方法、新しい尻尾を形成する為のサンドスターを得る方法はたったの三つ。 一つ目は病院に忍び込み、サンドスター錠剤を盗み出す事。 だが当然過去にフレンズを良く思わない者や、アライさんが死ぬことが我慢できない狂人達(通称アラ信)、アライさんの侵入がありそのセキュリティは厳重になっている。 そんなところにたった一匹の、しかも満足に動けない害獣が来た所で三十分も持たない。群れで来ようが良くて足手纏い、悪くて烏合の衆だ。 だが選択肢としては悪くない。害獣と言えどサンドスターを供給してくれるのは医療界隈全体が歓迎している事だ。 一人のフレンズを救う為に必要になるサンドスターは、アライさん一匹では足りないし一匹でも多く欲しい。 数十数百時には数千匹のアライさんからサンドスターを抽出してようやくというところだ。 駆除屋やハンターに依頼し駆除した死体から抽出するサンドスターも、生きたまま抽出できるならばその方が効率的で喜ばしいのだ。 41: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 09 21 ID Y0wRvsCc00 二つ目は同族を殺し、喰らい続ける。つまり共食いをする事。 格下のアライちゃんやアライしゃんでも、ただサンドスターを待ち続けるよりはマシである。 殺して喰らう事で体内のサンドスターを自分のものにするのだ。 騙す、襲う、子を利用する。やり方は何でもいい。 あまりにも意地汚くフレンズらしからぬ行動だが、アライさんがサンドスターを得る確率はこれが一番高い。 42: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 10 00 ID Y0wRvsCc00 三つ目は空気中のサンドスターを摂取し続ける事。 何とか食いつなぎ、空気中のサンドスターを摂取し続ける。 理論上はそれでも尻尾を再生する事ができる。だが、それは不可能に近い。 「なんなのりゃあいつ!へんなうごきなのりゃぁー!」ケラケラ 「あいつしっぽがないのりゃ!ガイジなのだ!ガイジガイジぃー!!」 這いつくばるアライしゃんを見て他所のアライちゃん達が嘲り笑う。 アライさんにとって尻尾とは誇りだ。尻尾の質が己の価値を決める。 尻尾が欠けていたり、汚れていたり、サンドスターの突然変異で出来物ができていたりでもすればすぐさま迫害の対象だ。 まして、その尻尾を失ったともなれば扱いは非人、いや非獣とでも言うべきか。消耗品と同じくらいの価値に貶められる。 43: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 11 38 ID Y0wRvsCc00 「やーいやーい!!いきててはずかしくないのかガイジー!!」 「やーいやーい!やーいやーい!!」 「うぬぬぬぬ!!ばかにするなチビどもぉ!!あらいさんはなぁ!!あらいさんはなぁ!!」 「あらいしゃんがなんだっていうのりゃしっぽなしのガイジのぶんじゃいで!!」 「たぁ~~~~~!!!」ゲシッ 「じび!!」 アライちゃんが体格差にも物おじせずにアライしゃんに体当たりをする。 元々バランス感覚が無いに等しいアライしゃんはそれだけで崩れ落ちた。 「こいちゅやっぱりよわいのりゃ!かんたんにぶっこよせるのりゃぁ!!」シッポフリフリ 「おかーしゃんがいってたのりゃ!かくじつにきずをおわずにころせるうーーーーーーんとよわいやつをねらうと!!」ピカピカカオガイジ 「おぉーーーーー!!!たしかにこいちゅあらいしゃんがころせりゅくらいよわいのりゃぁ!!!」 親譲りの不愉快な顔を見せながら母の教えを思い出す。こいつらもまた武者修行という名目で口減らしに出された個体だ。 「あらいさんは…よわくないぃ…!よわくないのだぁ…!!」 「しまいのきずな、みせてやりゅのりゃあああああ~~~~!!!」 「「たぁ~~~~~~~~~~~!!!!!!」」 44: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 12 22 ID Y0wRvsCc00 「おっにくおっにく!おいちーおっにく!!」ザクザク 「ぎびぃいいーーーーっ!!あらいさんのおめめがぁああーーーー!!!!!」 自然治癒が不可能と説明した理由。それは天敵があまりにも多すぎるからだ。 「おにーくいっぱい!たーべるーのりゃー!!!」ガジガジ 猫やカラス、山に行けばもっと様々な野生生物その全てが天敵だ。 下手すれば虫すらも天敵になりかねない。 「おなかはやめるのだ!おなかは!あらいさんがしんじゃうのだぁああ!!」 「はぐっがぶぅ!!」ブヂィイイイイイイ!!! 「あぎゃぁああああああああああああ!!!!!!!!」 更に尻尾を失った瞬間、同族すらも天敵となる。 満足に動かせない身体で周囲の全てが敵と言えばその絶望感が想像できるだろうか。 45: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 15 46 ID Y0wRvsCc00 「あーむっぶちぃ!!」 「ぶじゅるぢゅるぢゅる!!ぐぼぼおぼおお!!」 「ぐっちゃ!ぐっちゃ!っちゃっちゃごくん!!」 アライしゃんは自分より一回り二回り以上小さい同族にかじられ抉られていく。 何故か。がむしゃらに噛みつき、がむしゃらに爪を振り回せばラッキーパンチで生き延びられたかもしれない。 腕力も脚力も明らかにアライしゃんの方が上だ。 だがアライしゃんはそうしなかった。いや本当は多少は反撃しているものの、本気でしようと思っていないかのようだ。 恐らくどのアライさんもこの状況下で本気で生きようと思わないだろう。 それがアライさんだけが持つ特性の一つだ。 英雄願望。 ツライさんと呼ばれる個体群が生まれるのもこの為だ。これもまた他のフレンズには見られないアライさんだけの特徴だ。 ツラーバルやヤーネック、ウツカルなど聞いた事もないだろう。だがアライさんだけがツライさんという個体がある。 ツライさんが出来上がる理由、自分が悲劇の主人公であると思い込み、悲劇の主人公のように振る舞うからだ。 悲劇に相応しい振る舞いをする事で自分が悲劇の主人公であると思い込む。 それがツライさんが誕生する経緯だ。 アライさんが他者を気にかけるというケースが見かけれられるが、これもこの為だ。 他者を気にかけられる優しい主人公。優しい英雄。アライさんはその像を演じているに過ぎない。 難しい言葉を使いたがるのもこの願望からだ。頭がいい、特別な自分を演出するアクセサリーとして芝居がかった難解な言葉を使う。 アライさんは生まれてから死ぬまで、ずっと自分が主人公であると信じて疑わない。 今こうして同族に殺されかけている時ですらそれを信じている。 全てを奪われ、迫害される悲劇の主人公。その地位に酔っている。 そしてその悲劇の主人公を噛みちぎる幼獣達もまた。 46: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 17 31 ID Y0wRvsCc00 「」グチャァ アライしゃんは動かなくなった。眼球を抉り出され、もう片方の眼球も潰された。 くっついた指が二本しかない。でろんと飛び出た内蔵が食い散らかされて飛び出ている。 「「おいちいのりゃ~!(≧ u(≦ )」」グチャグチャ グチャグチャ 「けがわもっていくのりゃぁ!ありゃいしゃんのまんとにするのりゃぁー!!」ゴソゴソ 「うぬぬぅ!?それはありゃいしゃんのものなのだぁ!!『たいぼ』になるのはありゃいしゃんなのりゃぁーっ!!」 「ぐぬぬぬー!このまんとどろぼーめぇー!!」 ヒステリックな叫び声をあげるや否や横っ面に爪を立て引き裂いた。 「ぴぎゃぁー!!ありゃいしゃんのおかおがぁー!!」 「ふははははー!これがてんばつなのりゃぁ!!」 優位に立ったアライちゃんが妹の上に馬乗りになりざくざくと身体中に爪を立て、引き裂く。 「つよいのりゃぁ!」 「つよいのりゃぁ!」 「ありゃいしゃんはてんかむそうのもうしょうなのりゃぁああああ!!!!」 血走った目と恍惚の表情を浮かべながら家族だったそれを刻んでいく。 47: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 20 30 ID Y0wRvsCc00 今この害獣の心理はこいつ自身が叫んだ事だ。自分が誰にも負けない最強の存在になったと思い込んでいる。 自分よりも大きな個体を倒したという事実が、そして自分と同じくらいの大きさの個体を倒したという事実がその妄想を裏付けしていた。 例えそれがお膳立てされた勝利だとしても知る由もない。だからこそ全て自分の力と思い込む。 無敵の主人公であると思い込む。 「」ビクンビクン ズタズタに引き裂かれ痙攣するこれもまたつい先ほどまでそう思っていた。 だからこそ家族に歯向かった。そして刻まれた。 「ふん。できのわるいできそこないのいもーちょよ、せめてありゃいしゃんのちにくとなってえいえいにいきるのりゃ」 「はぐがぶぅ!!!」 瀕死の幼獣にアライちゃんは自らの牙でとどめを刺し、そのままかみ千切りながら胃に収めていく。 「くっちゃくっちゃ!んまいのりゃぁ…これがきょーじゃのとっけんなのりゃぁ~」 自分よりも大きな個体、そして自分と同じくらいの大きさの個体を共食いし、アライちゃんは自分の力が高まっていくのを確かに感じていた。 その感覚は間違いではない。同族や家族を喰らう事で本来手に入らないはずのサンドスターを摂取できているのだから。 48: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 21 57 ID Y0wRvsCc00 「うんちすゆのりゃ」ブリュブリュブリュリュリュリュリュリュリュリュリュブッチッパッポン 不要物となったアライしゃんと妹を尻穴からひり出し、アライちゃんが去っていく。 この度摂取できた予定外のサンドスターはアライちゃんの成長を促進するだろう。 事実このアライちゃんは本来よりも早く成長し、二本足で立つ事ができた。 それはつまり、他の個体より知識と経験が少ない状態で世に出てしまう事でもある。 49: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 22 28 ID Y0wRvsCc00 更に傲慢に、更に幼稚になった害獣が世に放たれたのだ。 50: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 23 33 ID Y0wRvsCc00 「おい、ニンゲン!そのたべものはありゃいしゃんのものなのりゃ!よこすのりゃあ!!」 また聞き飽きた声が聞こえる。男が声の方向を向くと予想通りの姿がそこにあってうんざりした。 いや少し違う。毛皮の上に同族の毛皮を巻き付けている。まるで一昔前のテレビプロデューサーのようだ。 しかも言葉に呂律が回っていない。二足歩行できるアライしゃんであるにも関わらず…まるでアライちゃんのようだ。 とりあえず殺すのは面倒だし汚い。とりあえず話はしてみるが… それでも通じないならまた『お仕置き』すればいいだろう。 男はそう考えながら害獣と向き合った。 51: 名無しさん (ワッチョイ 437f-90c9) :2019/02/02(土) 00 24 17 ID Y0wRvsCc00 「じびぃ!!!!」 今日もまた街のどこかで害獣の悲鳴が僅かに響き、消える。 53: 名無しさん (スプー 82d4-fef3) :2019/02/02(土) 00 52 40 ID A9XqvZYsSd 乙 すげぇ良かった… 56: 名無しさん (スプー 4f46-714d) :2019/02/03(日) 13 10 21 ID AMN.yvQISd 乙! 虐待なのに文学レベルが高くてすげぇ 小説読んだ気になれたわ アライさんのssへ戻る
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帰ってきた!? フラン(伊)とゴリラの大冒険!! 第13話『そしてフランソワ』 フランとゴリラはとっても仲良し。 今日も一緒にお散歩します。 「今日はハルマゲドンの舞台をお散歩しましょう」 「ウホウホ」 フランとゴリラがダンゲロスバーゲンセールの戦場MAPに行くと、 両陣営に所属する無名魔人達が小競り合いをしていました。 「ごきげんよう!」 「ウホウホ」 「賑やかそ―ぜ!」 「ウホウホ」 だけど、おやおや? みんなの様子がおかしいです。 みんな殺気立って敵陣営を睨みつけて、とても和やかにお話できる雰囲気ではありません。 「どうしたのですか?」 「ウホウホ」 それもそのはず、もうすぐ始まるハルマゲドンで、 ここにいるみんなを率いる代表魔人達が決死の闘いをするのです。 フランとゴリラに構っている余裕は誰にもありませんでした。 「ごきげんよう!」 「ウホウホ!」 「うるせー!」 「賑やかそ―ぜ!」 「ウホウホ!」 「あっちいけ!」 フランとゴリラは追い払われて、とぼとぼと戦場から離れました。 『死の商人』バルゲン・セラーがバーゲン用の積荷を降ろすために作った学校の隅の簡易港へ向かうと、 そこにある簡易オープンカフェの白いプラスチック椅子に座ってしょんぼりしました。 「皆さん、戦闘に夢中で私の話を聞いてくれません……」 「ウホ……」 「せっかくのお祭り騒ぎなのですから、もっと華やかに、賑やかに、楽しみたいのに……」 「ウホホ……」 フランとゴリラはテーブルに突っ伏して、寂しそうに夕暮れ時の太陽を見送っていました。 「どうしたの?」 その時、落ち込んでいる二人に声をかけてくる人物がいました。 「あ、貴女は……!」 「ウホウホ!」 オレンジ色の夕日をうけて、キラキラと金髪がこぼれます。 東京湾の潮風が、ピンクのワンピをゆらします。 マタンゴリラが嬉しそうにドラミングしました。 「フランソワ・パリジェーンヌさん!!!」 「ごきげんよう」 そこにいたのはマタンゴリラやバルゲン・セラーと共に七つの海を駆けたパリジェンヌ。 かつてマタンゴリラと大冒険をしてみんなに勇気と希望と感動を与えた立役者。 フランソワ・パリジェーンヌでした。 「絵描こーぜ」「ウホウホ」 「はい」 「SS書こうぜ」「ウホウホ」 「はい、はい」 「遊ぼうぜ」「ウホウホ」 「はい……はい……」 フランチェスコの目が潤んでいたのは、夕日が染みただけではないでしょう。 フランソワは優雅にカフェの椅子へ着席すると、紅茶をパリジェンヌ風にすすりました。 「みんなの余裕がなくっても、私が絵も描くしSSも書くし遊んでもあげる」 「はい……そうですね……」 「だから落ち込んでいないで、一緒に遊びましょう」 「ありがとうございます……フランソワさん!」 フランチェスコはぶかぶかの袖で顔を拭うと、満面の笑顔でこたえました。 フランチェスコの名前の由来は、フランソワの名前から。 フランチェスコの行動は、フランソワに憧れて。 「もう大丈夫です! 落ち込んでいないで、皆さんを元気づけにいってきます!」 「ウホ!」 そうして始めたこの大冒険に、フランソワが自ら彩りを添えてくれたのだから。 きっととっても嬉しいのでしょう。 「それじゃあ元気になるために」 「そうですね、元気になるために」 「ウホウホ」 だからみんなに感謝を込めて。 だから締めはすっかりお馴染みの。 「「そうだ、こんなところにキノコがあるわ」」 めでたしめでたし。
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【SFC】トルネコの大冒険 このタイトルは6つの記録方法があります。 ちょっと不思議なダンジョンクリア ゲーム起動と同時に(チュンソフトのロゴマーク表示)時間測定開始 新しいセーブデータを作る。 王様の宝石箱を持って1階の階段上がった瞬間まで。 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 4 57 2010/07/18 蛍火 全巡回しても余裕で更新 No.2 6 58 2008/09/23 UI ◆1a1GVbbG46 ktkr No.3 7 28 2010/07/17 ゆっくり 神階段神テロン(敵が) No.4 8 21 2009/02/16 gameO 何ゲーだろこれw No.5 8 25 2009/05/30 ( A`)ウボァー 上出来 No.6 8 46 2008/12/21 イカ 適当 No.7 9 37 2008/09/23 ましあす 運ゲ No.8 9 58 2008/02/01 580 ↑早すぎwww No.9 12 05 2008/09/06 髭 難しい No.10 12 52 2007/1/14 m9(^Д^)プギャー あの装備ならもっと雑でもヨカタ 不思議なダンジョンクリア【幸せの箱】 店の扉の前で扉開けた瞬間からスタート 倉庫の使用は不可 幸せの箱を持って1階の階段上がった瞬間まで。 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 25 18 2010/07/10 蛍火 もうちょっと空気読めよ No.2 30 30 2008/12/20 UI 2周年記念 No.3 37 50 2007/10/23 m9(^Д^)プギャー 鬼面導師は俺のダチ No.4 43 53 2007/10/22 烈火 運次第 不思議なダンジョンクリア【最後の巻物】 洞窟へ入る瞬間からスタート 倉庫の使用は不可 99Fで最後の巻物を読んだ瞬間までがタイム。 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 2 57 59 2007/9/10 UI はらた…これは誰もやらないに3000点 もっと不思議なダンジョンクリア【奇妙な箱】 洞窟へ入る瞬間からスタート 奇妙な箱を持って1Fの階段を上がった瞬間まで。 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 37 05 2009/09/22 蛍火 ルーラは神、たとえ拾えなかったとしても No.2 47 39 2009/06/20 UI パンがなければ毒草をたべればいいじゃない もっと不思議なダンジョンクリア【証明の巻物】 洞窟へ入る瞬間からスタート 50Fで証明の巻物と奇妙な箱を手に入れ1Fの階段を上がった瞬間まで。 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 1 31 26 2007/10/26 UI 盗賊さまさまww もっと不思議なダンジョンクリア【最後の巻物】 洞窟へ入る瞬間からスタート 99Fで最後の巻物を読んだ瞬間までがタイム。 順位 タイム 日付 配信者名 その他一言 No.1 00 00
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560 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 19 51 49.37 ID sRKwvePTO ~山道~ えっほ。えっほ。 私は山道をジョギングしていた。 すると、草影ががさがさと揺れ… アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチ アライちゃん2「なのりゃー」ヨチヨチ アライちゃん3「なのりゃー」ヨチヨチ …ヨチラーが一列に並んで現れた。 561 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 20 05 22.11 ID sRKwvePTO アライちゃん1「のだー」ヨチヨチ アライちゃん2「のりゃー」ヨチヨチ アライちゃん3「りゃー」ヨチヨチ …どうしよう。 駆除した方がいいのかな。 …今はいいや。無視しよう。 私はジョギングして、その場を去った。 … ~家~ ふぅ…。ジョギングおわり。 さーて、お風呂入ろっと。 私は風呂場の脱衣場へ向かう。 上下のジャージを脱ぎ、汗を吸ったシャツを脱ぎ、上下の下着を脱いだ。 そしてシャワーを浴び、体を洗い、お風呂にたっぷり浸かった。 ふぅ、気持ち良かった。 私は脱衣場で、バスタオルで体を吹き、ドライヤーで髪を渇かした。 そして、薄くて裾の短いネグリジェを素肌の上に直接着た。 夏の熱帯夜なんて、これ一枚着れば十分だ。 そして、脱いだ服とタオルを洗濯機に入れてスイッチオン。 朝には乾いているだろう。 562 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 20 39 32.69 ID sRKwvePTO リビングに戻ると… …どこからか、風が…すきま風が吹いてきた。 これは、まさか… アライちゃん1「ごはんさがすのだ」ヨチヨチ アライちゃん2「くんくん、ふんふん」ヨチヨチ アライちゃん3「こっちにありそーなのりゃ」ヨチヨチ ~~~~っ… またこいつらか! いったいこいつらは…どれだけ私の家に隙間を作れば気が済むんだ。 アライちゃん1「あ!おまえはさっきのひとしゃんなのだ!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2「ふははー!ありゃいしゃんにごはんをよこしゅのりゃあ!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん3「よこさないと、あらいしゃんのかーいいだんす、みせてやらないぞぉー?」ヨチヨチヨチヨチ … さっき殺しておけば良かった。 563 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 20 46 12.16 ID sRKwvePTO まあいい。 とっとと殺そう。 私は果物ジュースの瓶(どう見てもビール瓶)を握りしめた。 アライちゃん1「うゆ?なんなのだそれ?」シッポフリフリ 私はアライちゃんの頭を、瓶で思いっきりぶっ叩いた。 アライちゃん1「びぎいいいいぃぃぃっ!?」ボギャアッ アライちゃん1 2「「!?」」 アライちゃん1の柔らかい頭蓋骨が砕けた感触が、しっかりと伝わってきた。 アライちゃん1の顔からは眼球が飛び出し、鼻から血と脳が飛び出している。 アライちゃん1「」ビグンッビグンッビグンッジタバタッビククンッ アライちゃん2「ひ、ひいいいぃぃーーーっっ」ブルブル アライちゃん3「き…きちがいなのりゃあっ!」ブルブル あと2匹。 さっさと殺そう。 564 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 20 53 35.13 ID sRKwvePTO アライちゃん2「ま…まつのりゃあ!ありゃいしゃんはこんなにかわいーんだぞぉ!」ブルブル アライちゃん3「み…みゆのりゃ!ありゃいしゃんの、かわいーかわいーしっぽのけづくよいだんしゅなのりゃあ!」ペタン アライちゃん3が、お尻をついてぺたんと座った。 …何をする気だろうか? アライちゃん3「けづくよいだんしゅなのりゃあ!」ガシィ アライちゃん3は、大きな縞々模様の尻尾を両手で掴んだ。 アライちゃん3「こすこすこすこす、かわいーしっぽ、きれーきれー♪こすこすこすこすこーすこす♪」コスコスコスコスコスコスコスコス アライちゃん3は、自分の尻尾を両手で挟んで擦った。 アライちゃん3「ぺろぺろぺろぺろ、かわいーしっぽ、ぴっかぴか♪ぺろぺろぺろぺろぺーろぺろ♪」ペロペロペロペロペロペロペロペロペロ アライちゃん3は、自分の尻尾をなめ回した。 アライちゃん3「はぐはぐはぐはぐ、かわいーしっぽ、ふっさふさ♪はぐはぐはぐはぐ、はーぐはぐ♪」ハグハグハグハグハグハグハグハグ アライちゃん3は、自分の尻尾の毛を噛んだ。 アライちゃん3「あむあむあむあむ、かわいーしっぽ、ふーわふわ♪あむあむあむあむ、あーむあむ♪」アムアムアムアムアムアム アライちゃん3は、自分の尻尾を口で甘噛みした。 アライちゃん3「できたのりゃ、ありゃしゃんのかわいーしっぽのけづくよいなのりゃあ!」ピカピカガイジガオ アライちゃん3は、自慢げな顔で尻尾を見せつけてくる。 アライちゃん3「どーなのりゃ、ありゃいしゃんのしっぽはせかいいちかわいーんだぞぉ!」 アライちゃん3「ふははー!ありゃいしゃんをやしなってくれゆなら、ここでしっぽなでたりなめたりしほーだいだぞぉ!」フフン 565 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 20 58 33.38 ID sRKwvePTO か………! 可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!! アライちゃん3「ふははー!ありゃいしゃんのかわいーだんしゅにみりょーされたのりゃ?」コスリコスリ なんてこと。 ハートを射抜かれた。 こんな、こんな野良害獣に魅了されるなんて。 アライちゃん3「のりゃ!のりゃ!」シッポフリフリ はっふぅんっ! かわうぃいいい! あーやばい!私はヘドバンした。 なんてこと。 今までは何とも思わず殺してきたアライちゃん達が、こんなに可愛かっただなんて。 アライちゃん1「」グッタリ アライちゃん2「ふははー!」シッポフリフリ アライちゃん3「やすうけおいはしないのりゃ!もっとみたかったら、ごはんよこしゅのりゃあ!」コスリコスリ アライちゃん2 3「「おひねりくだち!」」コスリコスリ 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21 00 42.91 ID kfchj47n0 な、なん…だと!? 567 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 21 05 32.33 ID sRKwvePTO アライちゃん3「やったのりゃあ!ありゃいしゃんのかわいさで、かんっぜんにめろめろにしたのりゃあ!」コスリコスリ アライちゃん2「これでありゃしゃんたちをこよせないのりゃあ!さあ、さっさとごはんもってくゆのりゃあ~!」コスリコスリ … どうしてそうなるの? アライちゃん2「のあ?」キョトン 私は、アライちゃん2の尻尾を掴み、ぶら下げた。 アライちゃん2「ぴいいいいぃぃっ!?いぢゃいのりゃあ!しっぽいぢゃいかりゃはなせぇーー!」ジタバタジタバタ アライちゃん3「な、なにしてゆのりゃあ!?おまえはあらいしゃんがかわいくって、めろめろのはずなのりゃあ!」 アライちゃん3「めろめろになったら、こよせないはずなのりゃあっ!」ブルブル 568 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 21 13 48.50 ID sRKwvePTO こんなに可愛いアライちゃんだけど。 可愛い可愛いアライちゃんだけど。 それでも… 殺さなきゃ。 私は心を鬼にして… アライちゃん2を高々と持ち上げてから、床へ垂直に投げ落とした。 アライちゃん2「じびっ!」ビターーーンッ アライちゃん2「のぉああああーーーーーーーんっ!のぉぉーーーーーぁあああーーーんっ!いぢゃいのりゃああああああーーーーーーっ!」ピギイイイィイ アライちゃん3「おねーしゃんっ!?」 アライちゃん2は、大声で泣いている。 ああ…私はなんてひどいことをしているのだろう。 こんなに可愛いらしいアライちゃんを、思い切り床へぶつけるなんて。 アライちゃん2「いぢゃいいぃーーーっ!!おながいぢゃいいぃーーーーーっっ!びえええーーーんっ!」サスリサスリ …私は、泣きわめき激痛に苦悶するアライちゃんの表情を見て… 背徳感と同時に、ぞくぞくとした悦楽を感じていた。 胸が高鳴り、息が荒くなるのを感じる。 もっと。 もっと、このぞくぞくとした興奮を、味わいたい。 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21 14 54.97 ID BaOVThrP0 これは・・・間違いなくあの人だこのJK 570 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 21 20 37.17 ID sRKwvePTO アライちゃん3「ひ、ヒィィイ!きちがいなのりゃあ!きもいのりゃ!にげゆのりゃああーーーっ!」ヨチヨチヨチヨチ 私がきちがい? 何をバカな… … …いや、どうなのだろう。 『可愛い』と感じた生き物を痛め付けて興奮している私は… きちがいなのだろうか。 アライちゃん2「あ、ありゃいしゃんも、に、にげゆのりゃあ…!」ペタペタズルズル 逃がさないよ? 私は右手でアライちゃん3の頭を鷲掴みにして押さえ付けた。 アライちゃん3「ぴぎっ!?はなしぇえええ!がいじぃーーっ!」ジタバタッ そして、アライちゃん3の頭を掴んだまま持ち上げた。 アライちゃん3「ぴ…ぎぃいいいいいっ!くび!くびが!いぢゃいいいっ!くびいぢゃいかりゃおよしてええええっ!」ピギイイイィィ ジタバタッ 571 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 21 29 25.04 ID sRKwvePTO そして私は、アライちゃん3の頭を左手へ持ち替え、右手へジュース瓶を握った。 アライちゃん3「はなぢでえ!はなぢでえ!!」ガシイィィ アライちゃん3が、私の左手を掴み、爪を食い込ませてくる。 そんな抵抗でどうにかなると思ってるの? 私はアライちゃん3の頭を左手で掴んだまま… アライちゃん3の胴体を、ジュース瓶で右側から思いっきり叩いた。 アライちゃん3「ぎびゅぐぅっ!」ベギイッ 一回じゃ済まないよ。 今度は左側から叩いた。 アライちゃん3「ぎゃぶっ!」ゴキャアッ これで一往復だね。 二往復目、いってみようか。 アライちゃん3「あ、げ…」ブラン 右! アライちゃん3「がびゅぅっ!」グシャボギ 左! アライちゃん3「ぶげっ…」ブギャアッ もいっちょ右! アライちゃん3「」グシャアッ 左! アライちゃん3「」ドグシャアッ 572 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 21 36 38.33 ID sRKwvePTO 右! アライちゃん3「」ブヂャアアッ 左! アライちゃん3「」ベチャアアッ 右! アライちゃん3「」ブヂャアアッ 左! アライちゃん3「」ベチャアアッ 右! アライちゃん3「」ブヂャアアッ 左! アライちゃん3「」ベチャアアッ 右! アライちゃん3「」ブヂャアアッ 左! アライちゃん3「」ベチャアアッ 右! アライちゃん3「」ブヂャアアッ 左! アライちゃん3「」ベチャアアッ …はぁ、はぁ…。疲れたな。 アライちゃん3の様子は… アライちゃん3「」ブラーン… …お尻から血を流している。 首はへし折れ、ぶらんと伸びている。 さて、最後の一匹は…? …おや、いない。 どこかに隠れているのかな。 573 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 21 44 17.71 ID sRKwvePTO 私は口に出して言う。 「おやー?このリビングから出ていったのかなー?」 「出ていったなら仕方ない、私も別の部屋に戻ろうーっと!」 「出ていったなら、おやつを床に置いておいても平気だよねー!」 …そう言い、私はリビングの真ん中へキャラメルを置いた。 においの強いお菓子だ。 「さーて、戻ろうっと!」 私はわざとらしく足音を立てて、寝室へ向かう…ふりをした。 そして、リビングの出口から、こっそり部屋の中を覗いた。 575 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 21 53 07.46 ID sRKwvePTO しばらくすると、タンスの影から… アライちゃん2「…」コソッ アライちゃん2が顔を出した。 アライちゃん2「…」キョロキョロ あのいつもやかましいアライちゃんが、やけに静かで用心深くなっている。 アライちゃん2「…!」ヨチヨチヨチヨチ タンスの影から這い出てきた。 無言のアライちゃん…いつもと違って不気味だ。 だがそこが可愛いらしい。 ああ、きっと内心怖くて怖くて仕方がないんだろうなあ。 アライちゃん2「…?」クンクン お、リビングの真ん中のキャラメルに気付いたようだ。 アライちゃん2「≧∀≦」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん2は途端に笑顔になり、キャラメルの方へ這い寄って来た。 578 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 10 34.77 ID sRKwvePTO アライちゃん2「(≧ ω≦ )」ガブッ そして、キャラメルに噛みついた。 アライちゃん2「(≧ ω≦ )」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ… アライちゃん2はキャラメルを咥えたまま、玄関の方へ向かって歩いていく。 この場では食べないのか…。 まあいい。 リビングの真ん中まで引きずり出したなら、あとは捕まえるだけだ。 私は勢いよくリビングへ突入し、アライちゃん2へ一直線に駆け寄る。 アライちゃん2「ぴぃぃっ!?」ビクゥ アライちゃん2「く…くゆなぁああああーーーーーっ!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ 必死に逃げるアライちゃんも可愛らしい。 でもね…ヨチヨチが遅い。遅すぎる。 その重くて大きな頭のせいだね。 私はアライちゃん2の胴体を踏みつけた。 アライちゃん2「ふぎゅびっ!?」ムギュゥッ 足の裏に、あたたかくて弾力のある感触が伝わる。 アライちゃん2「はなぢでーー!このたべものやゆかりゃああっ!」ペッ アライちゃん2は、咥えていたキャラメルを捨てた。 アライちゃん2「それたべていいかりゃあああああっ!ありゃいしゃんはたべないでええーーーっ!」ピギイイイィィ ジタバタッ 579 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 18 24.67 ID sRKwvePTO …そうだ。 前にも言ってたね。『アライちゃんって食べれるのか?』 …試してみようか。 私はアライちゃんの右脚を踏み潰した。 アライちゃん2「ぴぎっぃぃいいーーーいぎゃあぃいーーーーっ!!」ベギゴギィ 左脚も踏み潰す。 アライちゃん2「ぎびゃああああああーーーっ!あんよぉおおおおーーーっ!あんよがああああーーーっ!」ベギイィ 次はおててだよ。 アライちゃん2「やなぁ!おててやなぁああああっ!」ビエエエエエエエエエーーンッ 無駄だよ。 私はアライちゃん2の背中を押さえつけ、右腕を無理矢理背中側へ曲げた。 アライちゃん2「ぎじゅびぃいいーーーーっ!いぢゃいいぃいーーーっ!そっちまがりゃないかりゃやべでえーーーーーっ!」メキメキ… よいしょ。 アライちゃん2の右腕は、ぽきりと折れた。 アライちゃん2「ぎびゃああああああああああああーーーーっ!おててぇーーーっ!おてていぢゃいのりゃあああーーーーっ!」ピギイイイィィ 左腕も、ぽきりと折り曲げた。 アライちゃん2「やべでやべでやべ…ぶぎゅぅぃいいいーーーーっ!!」グシャボギィ 580 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 24 27.57 ID sRKwvePTO さて。 手足がへし折れたアライちゃん2。 アライちゃん2「のぉおおおおーーーーーびゃああああーーーーんっ!」ビエエエエエエエエエーーンッ 尻尾を掴み、台所へ向かった。 私はアライちゃん2を水道水でじゃぶじゃぶ洗った。 アライちゃん2「うびゅうぅ!つめたいのりゃああっ!」バシャバシャ そして、まな板の上に置いた。 アライちゃん2「ぷるぷるぷる…」ブルブル アライちゃん2は、体を震わせて水を切った。 あ、今の可愛い。 … 私はもう一度、アライちゃん2を水道水でじゃぶじゃぶ洗った。 アライちゃん2「ごぼごぼっ!やべでぇ!おうちかえゆうぅぅーーーっ!」ジャバジャバ そして再び、まな板の上に置いた。 アライちゃん2「ぷるぷるぷる…」ブルブル あー可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。可愛い。もう一度。 アライちゃん2「ぎ…び…」ビショビショ …とうとう疲れたのか、水切りをしなくなった。 581 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 29 57.45 ID sRKwvePTO ああ…もういいや。 私は包丁を取り出し、アライちゃん2の首筋へ押し付けた。 アライちゃん2「ぴぃっ…!?なんなのりゃそれ…ひぃっ!や、やべでええっ!」ブルブル だーめ。 私は包丁を、アライちゃん2の首へ突き刺した。 アライちゃん2「ぎびゃああああああああああーーーーーーっ!!」ブシャアアアアドクドク …大量に流れ出た血を見て… 私は、自分がやっていることの異常さに気付いた。 …私は何をやっているの…? 食べようとしている?アライちゃんを? アライちゃん2「ぎ…び…」ドクドク … …いや…それは…無いでしょ…。 こんなに可愛いアライちゃんを…。 殺すのはともかく… …食べるのは、ちょっと…やっぱ無理。 私は、アライちゃん1~3をビニール袋へ詰め、冷凍庫へ詰めた。 …次の燃えるゴミの日に捨てよう。 582 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 35 05.91 ID sRKwvePTO …それにしても。 さっきの感じは、何だったんだろう。 野良アライちゃんを、あんなに可愛く感じるなんて…。 そして、可愛いアライちゃんを殺すのが、あんなに… …ぞくぞくするなんて。 私のこの感覚はおかしいのかな… 他の人達は、こういう気持ちは持たないのかな… その時。 玄関からチャイムが鳴った。 誰だろう? 私は玄関へ行く。 583 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 39 28.31 ID sRKwvePTO 玄関の扉を開けると… 肉料理屋店主「よ。夜にすまんな」 あ、オーナー… どうしたんですか?上がっていきます?お茶飲みます? 肉料理屋店主「ああ、いや、気を遣わなくていいさ」 どうしたんですか? 肉料理屋店主「ああ、それがな…」 その時。 玄関から、風が吹いてきた。 その風が…! …私のネグリジェの裾を、胸まで捲り上げた…! 肉料理屋店主「!?」 私ははっと驚き、ネグリジェの裾をぎゅーっと押さえた。 頭が真っ白になった。 585 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 47 12.95 ID sRKwvePTO 自分の顔がどんどん真っ赤になっていくのを感じる。 胸がドキドキする。 肉料理屋店主「」アセアセ オーナーは狼狽えている。 …ど、どうしよう。 今、このネグリジェは素肌の上に着てて、これ一枚だったんだけど…。 肉料理屋店主「…え、えと…。そ、それでだな、要件は…」マエカガミ え!? オーナーは何事もなかったかのように話し続けた…! そういう反応します!? 肉料理屋店主「…み、見てないし…」マエカガミ それは通りませんよ!? じゃあ何で前屈みになってるんですか!? 肉料理屋店主「…見るつもりはなかった、す、すまん」アセアセ …じゃあ、その前屈みやめてください。 肉料理屋店主「わ、分かったよ…」サッ オーナーはショルダーバッグを下腹部の前にぶら下げてから、真っ直ぐに立った。 586 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 22 53 10.60 ID sRKwvePTO …そ、それで。 ご用件はなんですか? 肉料理屋店主「…例の件だ。アライさんの肉がどうのこうのってやつ」 ああ、それですか…。 …うーん…。 今更になって、やめとこうかなって思ってきてるんです。 肉料理屋店主「そ、そうか…。そいつは失礼したな」 …そのショルダーバッグの中、何入ってるんですか? 肉料理屋店主「…これだ」サッ オーナーは、ショルダーバッグから、パックに入った肉の味噌漬けを出した。 え…!? そ、それって、まさか… 肉料理屋店主「…成体を捕まえて、ちょっとな。…不愉快なら仕舞ってさっさと帰るぜ」 いや…いいです。 …で、どうだったんですか。 肉料理屋店主「…クッソ美味かった」 …え、えぇ… 肉料理屋店主「やっぱドン引きしてるか」 …まあ、多少は… 590 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 05 51.37 ID sRKwvePTO 肉料理屋店主「…変な話して悪かった。…じゃ、じゃあな」クルッ オーナーが帰ろうとしている。 ま、待って! 私はオーナーの肩を掴み、ぐいっと引き留める。 肉料理屋店主「うおっ!?」ズッコケ きゃあっ!? 私は、ずっこけたオーナーの下敷きになって倒れた。 肉料理屋店主「いてて…大丈夫か?」 …大丈夫ですよ。でも… 肉料理屋店主「ん…?」モミモミ … …揉まれた。オーナーに。 下敷きになった私は、ネグリジェの裾がへその上あたりまで大きく捲れていた。 そしてオーナーの手が、私の胸を鷲掴みしていた。 肉料理屋店主「えっ!?う、うわああっ!」バッ 私の胸に手をついていたオーナーが、手をどけた。 私は、すかさずネグリジェの裾を直し、ぎゅーっと押さえた。 肉料理屋店主「っ…」アセアセ オーナーは、再びショルダーバッグを下腹部の前にぶら下げて、真っ直ぐに立った。 肉料理屋店主「わ、悪い…ああ、俺は大事なアルバイトさんに2度もセクハラを…」アセアセ …どうでしたか。 肉料理屋店主「どうって…」アセアセ 自慢じゃないですが…Gカップありますよ、私。 いえ、やっぱこれは自慢です。自慢させてください。 肉料理屋店主「…悪気はなかったんだ…。なんか今日のお前、不運だな…」ペコリ 591 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 09 54.09 ID sRKwvePTO 不運? 肉料理屋店主「…いや、ほんとすまん。不愉快だったよな…色々と」 …なんというか。 漫画みたいなラッキースケベですね。 肉料理屋店主「…お前にとっちゃ、アンラッキーアクシデントじゃないか?」 …そんな事ありませんよ。 肉料理屋店主「え?」 いや、何でもないです。 …それより、そのお肉…調理済みですか? 肉料理屋店主「あ、ああ…。冷やしてるけどな」 …うちのレンジでチンして食べましょう。 上がっていってください。 お茶出しますよ。 肉料理屋店主「マジか。…お邪魔するぜ」スタスタ オーナーがリビングに来た。 594 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 18 53.16 ID sRKwvePTO 私はレンジで、オーナーから貰ったお肉をチンした。 そして、リビングに持ってきた。 肉料理屋店主「…」チラチラ オーナーは、私から目を逸らしている。 …胸元もけっこう空いてるし、裾もミニだからかな。 …そんなに警戒しなくていいんですが。 肉料理屋店主「お前には、あれだ…羞恥心ってあるのか?」 ありますよ。 肉料理屋店主「そ、そうか」 あるからこそ… …いや、やめときましょう。 肉料理屋店主「…で、それ…ホントに食うのか?」 頂きますよ。 オーナーが私のために持ってきてくれた料理。 食べないわけにはいかないでしょ。 肉料理屋店主「…忠告しておくが…。お前、クールー病って知ってるか?」 何ですかそれ? 肉料理屋店主「プリオンという蛋白質が引き起こす…、致死性の感染症だ」 596 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 28 38.47 ID sRKwvePTO 聞きましょう。 肉料理屋店主「簡単に言うと、人間版のBSE(狂牛病)みたいなもんだ。人間同士で共食いをすると、起こることがあるらしい…」 BSE… 脳が萎縮していき、やがて死んでしまうというアレですか。 肉料理屋店主「…アライさんはあの通り、見た目も霊長類っぽいし…、色々よく分かってないとこがある」 肉料理屋店主「これを口にするっていうのは、そういう未知のリスクを背負うってことだ」 肉料理屋店主「今なら…こんなわけわかんねー生き物を食ったせいで、未知の変な病気にかかるってリスクを負わずに済むんだぜ」 肉料理屋店主「…どうする?」 …私は味噌漬けのお肉を箸で掴んで食べた。 肉料理屋店主「ああっ!?何の迷いもなく食いやがったーーーーッ!?」 597 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 34 28.51 ID sRKwvePTO …!美味しい…! こんな美味しいお肉、食べたことないです! 肉料理屋店主「スゲェだろこれ」 …ご馳走さまでした。凄く美味しかったです。 …しかしオーナー、よく食べる気になりましたね。 肉料理屋店主「…ま、まあな。それに、そりゃこっちのセリフだぞ」 …何というか。 運命を共にしたいというか…その… …なんでもないです。 肉料理屋店主「…とにかく。これが結果だ。…ネットで探したが、アライさんを食ったなんて話は未だ日本中のどこにもねえ」 じゃあ、私たちがパイオニアってことですね。 肉料理屋店主「…人に言うなよ?俺らだけの秘密だ」 ええ、そうしましょう。 肉料理屋店主「お茶うまかったぜ。じゃ、また明日な」 あ、待ってください。 肉料理屋店主「どうした?」 598 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 37 00.83 ID sRKwvePTO これ、持っていってください。 私は冷凍庫からさっきのアライちゃんを取り出して、オーナーへ渡した。 肉料理屋店主「あ、ああ…アライちゃんか。サンキュー」 これも食べれるんですか? 歩留まり悪そうだけど。 肉料理屋店主「…多分な。色々勝手が違うかもしれんが…」 …美味しかったら教えてください。 肉料理屋店主「おうよ、またなー」スタスタ 599 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 48 43.57 ID sRKwvePTO … ~寝室~ 私はベッドの上で、先程の出来事を思い出していた。 アライちゃんを可愛いと思ってしまったこと。 そのアライちゃんをなぶったとき、背徳的な悦楽を感じたこと。 オーナーのアライさん料理が、とっても美味しかったこと。 そして、何より… オーナーにネグリジェの下を見られて、胸を揉まれたこと。 …それを思い出すだけで、下腹部がどんどん熱くなっていくのが分かる。 奥がきゅんきゅんして疼く。 もっとじろじろ見られたかった。 もっといっぱい揉まれたかった。 前屈みのオーナーがショルダーバッグで隠した下腹部が、どんな状態だったか見たかった。 私はベッドの上で、それらの『もっと』を妄想する。 下半身の奥がむずむずしてくるのを感じた。 600 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 56 26.91 ID sRKwvePTO オーナー、ごめんなさい…。 私はもう我慢できず、熱い下腹部へ手を伸ばし、激しくまさぐった。 オーナーに、先程よりもっと積極的に、もっと大胆なことされるのを妄想しながら。 そして、私は、最も積極的で大胆な行為をされる妄想をしながら… オーナーに最もされたいことを妄想しながら… 絶頂に達した。 気持ち良すぎて腰が抜けてしまった…。 そして何より。 知り合いを、バイト先のオーナーをそういう目で見てしまったことに、とてつもない罪悪感を覚えた。 601 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 58 58.03 ID sRKwvePTO … ~翌日、肉料理屋~ 肉料理屋店主「なんか今日、お前よそよそしくないか?」 …罪悪感がちょっと…。 肉料理屋店主「そっか…。じゃあ、やっぱ例の料理はやめとくか?」 あ、そっちじゃないです。 肉料理屋店主「…いろいろ悩んでるんだな」 …まあ、そうですね。 602 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/08(月) 23 59 31.25 ID sRKwvePTO つづく 604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 00 13 23.87 ID aFFuVeccO 乙です ひとつ質問いいかな、アラキレス……どこに行った? 614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 12 25 05.24 ID 3YDrO1cf0 604 君は勘のいいフレンズなんだね!きらーい! 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 18 55 38.65 ID TA2UTfDG0 604 そう言えばすっかり忘れてた まぁ、ペット用ホテルとかでアライちゃんを預けてるんじゃない? アラキレスのいる日常 パート1へ戻る
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ダグラス・シール 名前:Douglas Seale 出生:1913年10月28日 - 1999年6月13日 職業:俳優・プロデューサー・監督 出身:イギリス 出演作品 1980年代 1988年 アーネスト、クリスマスを救え!(サンタクロース*):久米明 1990年代 1990年 MR.デスティニー(ボズウェル):丸山詠二 ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!(クレブス*):辻村真人 1992年 アラジン(サルタン):あずさ欣平
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ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~ 【ぽけぱーくうぃー ぴかちゅうのだいぼうけん】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 Wii 発売元 ポケモン 販売元 任天堂 開発元 クリーチャーズ 発売日 2009年12月5日 定価 4,800円(税5%込) プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 配信 【WiiU】2017年7月5日/2,700円(税8%込) 判定 なし ポイント シンプル且つ中毒性の高いアクション初心者から上級者まで幅広く遊べる難易度グラフィックとBGMは好評操作性は複雑単調過ぎるバトル ポケットモンスターシリーズ ストーリー 概要・特徴 システム ちからくらべ アトラクション 評価点 問題点 総評 余談 ストーリー ピカチュウが仲良しのチコリータ、ポッチャマ、ヒトカゲと遊んでいると、突然ミュウが現れる。ミュウはふしぎな穴を開き、4匹を別世界であるポケパークに招き入れた。みんなの大切な遊び場であるポケパークに危機が迫っているため、「スカイプリズムのかけら」を集めてほしいとミュウから頼まれたピカチュウたち。大冒険はここからはじまる。豊かな自然の中で様々なポケモンが暮らすポケパーク。みんなで仲良くアトラクションなどで遊んでいた。しかし、ポケモン同士のちょっとしたトラブルが広がり、ついには各地のリーダーであるポケモンたちがアトラクションを閉鎖してしまう。このままポケモンたちの仲が悪くなっていくと、ポケパークに大変なことが起こるようだが……。 概要・特徴 プレイヤーキャラクターであるピカチュウを操作し、箱庭タイプのフィールドを走り回ったり、各地でポケモン達とちからくらべやアトラクションを楽しんだりしながら、ポケパークに迫る危機を救うというゲーム。 シリーズとしては初の本格的なアクションゲームである。 本編との連動はない。 システム フィールドではWiiリモコン横持ちで操作。アトラクションによっては持ち方を変えるものもある。 ちからくらべ 各地のポケモンたちと仲良くなるには、ちからくらべを行って勝つ必要がある。 友達になったポケモンは、対応するアトラクションでピカチュウ達のかわりに操作することができる。 身軽なポケモン、泳ぐのが得意なポケモンなど。 また、特定の条件を満たすと「しんゆう」になることができる。そのほとんどは強化された2回目のちからくらべに勝つことである。 同じ種類のポケモンが複数匹いる場合もあるが、そのうちの1匹と友達になれればその種類全員と友達と見なされる。 + ちからくらべ一覧 おいかけっこ 制限時間以内に相手に体当たりできれば勝利。 ものすごく速いポケモンもいれば、ネタとしか思えないほど遅いポケモンも。 また、一部のポケモンは逃げながらこちらに攻撃してくる。こちらも攻撃を当てて怯ませることが可能。 バトル 制限時間以内に相手の体力を先に削りきれば勝利。もちろん、こちらの体力が尽きたら負けである。 周囲のポケモンはいるが、基本的には1vs1。 ピカチュウの攻撃手段は「体当たり」「アイアンテール」「10万ボルト」の3つ。 10万ボルトについては、効果が今ひとつの相手に繰り出すと怯まない、地面タイプの相手には全く効かないという、本家シリーズの相性も再現されている。 かくれんぼ 制限時間以内に隠れたポケモンを見つけ出すと勝利。相手のポケモンはそれぞれのイメージに合った場所に隠れていることが多い。 近くに行くと鳴き声が聞こえるため、それを手がかりに探す。また、隠れた場所から遠く離れた場所に移動すると「そっちじゃないよ!」とメッセージが出る。 アスレチック ジャンプで足場を乗継ぎ、制限時間以内にゴールまで辿り着くと勝利。 失敗しても、時間内なら続行できる。 中にはこちらを攻撃して妨害するポケモンもいる。 クイズ 選択式のクイズに3問連続正解すれば勝利。出題には若干のランダム要素がある。また、間違えた際には正しい答えを教えてくれる。 この他、フィールドに落ちているアイテムを一定数運んだり、単に話しかけることでも友達になれるポケモンもいる。 アトラクション ポケパーク各地で挑戦することができ、全14種類ある。その内容はさまざま。 友達になったポケモンを操作可能。ポケモンによって性能が違う。 各ポケモンには「プレゼントきろく」が設定されており、それを超えるときのみ(通貨)がもらえる。 アトラクションによって、参加できるポケモンが異なる。 ピカチュウだけは全てのアトラクションに参加可能(要パスワード、後述)。ただしアトラクションによっては使用可能ポケモン中最低性能。 風船で飛んでるのだから仕方がない。 + アトラクション一覧 フシギダネのふりふりダッシュ Wiiリモコンを振ってダッシュし、ゴールまでのタイムを競う。 他のポケモン達と競争することになるが、目標の基準は順位ではなくタイムなので、1位でなくてもプレゼント記録は満たせる場合がある。 フシギバナのスイングロープ ターザンのようにロープを振ってジャンプし、飛距離を競う。 ペリッパーのはばたきスカイレース Wiiリモコンを傾けて操作し、コース上にあるリングをくぐって、その合計得点を競う。前進は自動。 リングは3種類あり、黄→赤→虹の順に点数が高くなる。 ギャラドスのマリンスライダー 2ボタンで加速し、Wiiリモコンを傾けて方向転換。ゴールまでのタイムを競う。 コース上にあるフラッグの間を通過すると加速。キバニアやサメハダーに当たると減速してしまう。 エンペルトのスノースライダー 操作やルールはマリンスライダーと同じ。 こちらはコースが長く、障害物となるポケモンはいない。 トリデプスのパネルクラッシュ 左右に動いてボールを打ち返してパネルに当て、合計得点を競う。3回ミスすると終了。 要するにブロック崩し。 トリデプスとダグトリオ達が障害物となっている。 タイミング良くボタンを押すと得点が高いパワーショットが打てるほか、トリデプスに当てると怯ませることができる。 ドサイドンのおしだしヒートアップ Wiiリモコンを傾けてベーゴマのような台を操作し、他のポケモン達を押し出すことで得点。時間切れまでの合計得点を競う。 自分が落ちても問題ない。ただし連鎖が切れ、スコアが伸びにくくなる。 パワーアップアイテムで一定時間の間性能が強化されるほか、周囲のポケモンを弾き飛ばす必殺技も使える。 台を使わないポケモンもいる。 バシャーモのパンチングロックス 飛んでくる岩をタイミングよく破壊する。時間切れまでの合計得点を競う。 モジャンボのスイングレース 操作はスイングロープと同じ。ロープを乗り継いでゴールを目指し、タイムを競う。 ヨノワールのクラッシュランニング 操作やルールはふりふりダッシュと同じ。 こちらは壁やイトマルなどの障害物があり、それを壊したり弾き飛ばしたりしながら進む。 ゴーストタイプは障害物をすり抜けられる。 ロトムのどきどきシューティング 移動はできず、Wiiリモコンのポイントで方向転換 照準合わせ、Aボタンで射撃。 襲いかかってくるゴースやゴーストたちをひたすら撃つ。ゴース達に密着されると終了。倒したポケモンの合計得点を競う。 ゴース→ゴースト→ロトムの順に得点が高い。 レーダーがあり、死角からの接近もわかるようになっている。 アブソルのつぎつぎハードル 操作はふりふりダッシュと同じ+Aボタンでジャンプ。ハードルやダグトリオたちを飛び越えながら進み、ゴールまでのタイムを競う。 ボーマンダのスーパースカイレース 操作ははばたきスカイレースと同じ+Aボタンで正面に射撃。コース上の的を破壊していき、ゴールまでの合計得点を競う。 的は3種類あり、白→赤→金の順に点数が高くなる。 的は射撃のほか、ぶつかるだけでも壊せる。 レックウザのパニックバルーン 前半はWiiリモコン横持ちでレックウザのバルーンの上を進み、リングを潜っていく。バルーン先頭で後半に切り替わり、リモコンを縦に持ち替えて、フワンテやフワライド、レックウザが運んでくる的を撃つ。前半と後半の合計得点を競う。 前半は自動で前進し、Wiiリモコンを傾けて曲がり、Aボタンでジャンプ。バルーンの上から落ちたり、ビリリダマやマルマインに当たると減点。 リングと的は、2種のスカイレースのものと同じ。ただし、減点がある×印の的が追加されている。 評価点 なんといっても雰囲気が素晴らしい。 人間が存在しないポケモンだけの世界というのは他の外伝作品でもあるが、各ポケモンがここまでいきいきとしている作品は他にない。 景色、ポケモンのどちらの3Dもなかなか見応えがある。特にポケモンの3Dに関しては、批判の声もあった『ポケモンバトルレボリューション』から一新されている。BGMも良い。 エリアごとに様々な景色があり、生活しているポケモンも場所に合ったものばかりであるため、3Dの綺麗さと合わさり「ポケモンだけの世界」を見事に演出している。 ポケモン達には攻撃を当てることもでき、それに対するリアクションもポケモン毎に様々。もちろん眺めているだけでも様々な表情を見せる。 登場ポケモンも、人気が高いものからコアな層に好まれるものまで満遍なく揃っている。アニメ版準拠の鳴き声も付いている。 ただし、登場ポケモンは約200種類。 写真撮影もできる。 ロード画面の工夫。 工夫といってもピカチュウが様々な仕草を見せるだけなのだが、これが非常にかわいい。単調ながら和やかなBGMもマッチしている。 ロードの頻度はそれなりに高いが、嫌悪感を抱くことはないだろう。 アトラクションの面白さ。 少々操作性には難があるが(後述)、短い時間でプレイできるアトラクションは中毒性が高く、スコアアタックが熱い。 特に「スーパースカイレース」「どきどきシューティング」の2つは、合う人はかなりハマってしまうだろう。 プレイ層に配慮された難易度調整。 クリアするだけなら難易度は低く、ゲーム初心者でも問題なく楽しめるはず。 しかし、やり込もうと思うとなかなか難しく、歯ごたえがある。 具体的には「全ポケモンと親友になる」「全ポケモンのプレゼント記録を達成する」など。 (レアポケモン以外の)全プレゼント記録達成はレアポケモンの解禁条件にもなっている。各アトラクションで解禁されたレアポケモンはそのアトラクション中で最高性能を誇るが、更にそのプレゼント記録は厳しいし、移動速度が速すぎて逆に制御しづらいということもあるため、達成するのは一筋縄ではいかない。 問題点 操作性の悪さ。 フィールド画面の操作方法はWiiリモコン横持ちしか対応しておらず、3D空間を走り回るゲームにもかかわらず移動は十字ボタン。ダッシュ中の方向転換や10万ボルトの発射方向の調整など、一部の操作はヌンチャクやクラシックコントローラーに対応していればと思うほど煩わしい。 アトラクションも、Wiiリモコンを傾けるタイプのゲームは微調整が難しい。それどころか、慣れないうちは狙ったコースを通ることができず、ストレスが溜まる。 ボタンの少なさが原因なのか、写真撮影が-ボタン(コントローラーの中央)に割り当てられており、やりづらい。 アイテムを持ち運ぶ際には移動速度が下がってしまうため、仲良くなる条件がアイテム回収の場合は少々面倒(もっとも、目的のアイテムはすぐ近くに置かれていることが多いが)。持ち運び中の移動速度を上げる方法も存在しない。現実的と言われればそれまでだが…。 とりわけひどいのはマグマゾーン。鉄の塊・金の塊を採掘できる大型ドリルが入り口近く、それらを加工・成型し別のアイテムにできる溶鉱炉が左手の遠く離れた先に配置されている。ストーリーを進めるには最低でも鉄の塊を2回持ち運ばなくてはならない。 しかもドリル初回起動後には溶鉱炉に続く道にコータスが現れ、「溶鉱炉まで物を運ぶのは大変だろうから、物を運ぶ者を邪魔して鍛えることにした」と発言し、実際に道中に十匹前後のコータスが配置されることになる。コータスは気が立っていることが多く、不機嫌時にピカチュウが通りかかると運搬中でも手ぶらでもお構いなく攻撃してくる(*1)。友達・親友になっても道を開けてくれるわけでもなければ鍛えられるわけでもないので迷惑千万でしかない。ある意味、持ち運びの不便さに対してろくに救済策を設けず、開き直ってネタにしたスタッフの悪乗りとも解釈できる。 一応迂回ルートもあるにはあるのだが、距離が遠い上に、一回目の運搬時には使えないので、使うことはないだろう。 また、ジャンプで届きそうな段差でも、表示MAPで仕切られている場合透明な壁に阻まれて登ることができない。意外と煩わしい。 例えば坂道の横から坂道にジャンプで登ろうとすると必ず引っかかる。なので必ず回り込まなくてはならない。 アトラクションの使い回し。 上述の通り、Wiiリモコンを振るレースが3つもある。2種のスカイレースもやることは似ている。 とはいえ、実際にプレイすると、スカイレースはそれぞれゲーム性が異なることが感じられるはず。他のミニゲームも良く出来ており、飽きてしまうほどではない。 また、対戦要素がない点も挙げられる。次回作ではアトラクションの対戦プレイが可能になった。 バトルの単調さ。 「相手の攻撃を避ける→その隙に10万ボルト(効かない相手は体当たりやアイアンテール)」の繰り返しになりがち。 撃ってくる技はそれぞれ個性があるため、全てが簡単に攻略できるわけではない。また、ラスボスやクリア後のバトルはそれなりに苦戦するはず。 単調さに関しては次回作で改善されている。 「しんゆう」システムがあまり上手く活かせていない 先ほど、『ほとんどは強化された2回目のちからくらべに勝つこと』が条件であると書いたが、その強化もあまり実感できないものが多い。相手によっては全く変わっていないこともあり、ただ単に同じことを繰り返すだけとなる。 一応、「後から来た別個体と別のちからくらべをする」など、面白さを生み出している要素もあるにはあるのだが、水増しとしての印象の方が強くなってしまっているのは否めないだろう。 一部のポケモンの扱い。 上述の通り、プレゼント記録を達成することでレアポケモンが解禁されるのだが、メタグロスやラティオスなど一部のポケモンはフィールドに登場しないため、扱いが悪いと言われる。 アトラクション終了時のスコア画面で写真撮影をすることはできる。 総評 ポケモン初の本格アクションということで、不満を感じる点はあるものの、ポケモン世界の雰囲気が見事に表現されたフィールドを走り回るだけでも楽しいゲームとなっている。 ポケモンが好きな人はもちろん、雰囲気ゲー・癒しゲーを求めているような人にもぜひ手にとって欲しい作品である。 余談 公式サイトにて、ゲーム中で入力できるパスワードが公開されている。 ピカチュウが参加できるアトラクションが増える「ふうせん」「サーフボード」等が手に入ったり、一部の伝説のポケモン(アトラクションに追加されるポケモンと同一)がフィールドに出現したりする。 アニメには登場が難しいと言われている、ポリゴンZが登場する。もちろん友達にもなれる。 鳴き声もしっかりと付いているのだが……。 「ポケパーク」の名称は本作以外にも使われている。 本作以前には現実の遊園地『Pokémon The Park 2005』の通称及び関連のポケモンカードに「ポケパーク」が含まれる。 2023年にはエンターテインメント事業として「ポケパーク カントー」が発表された。
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概要 不思議のダンジョンシリーズ第1弾。スーパーファミコンで1993年9月19日発売。 開発と販売はⅤまでのプログラムを担当した【チュンソフト】。 主人公はⅣに登場した【トルネコ】。 【不思議のダンジョン】の噂を耳にするところから冒険は始まる……。 約50万本のセールスを記録し、1993年度日本ソフトウェア大賞を受賞した。 本作は 84年頃にUNIX系OS上で作られた"rogue"のドラクエ風リメイクであり、 "rogue-like"(ローグライク)と呼ばれるこの手の作品中では最も成功したと言えるだろう。 FC版ドラクエIがその後のほとんどのコンシューマRPGの原形になったように、 トルネコ1はコンシューマにおけるローグライクRPGの原形になっており、 「不思議のダンジョン」がその通称としても使われているほどである。 シリーズが進むごとに様々なアレンジが行われているものの、 基本的なシステムはトルネコ1の時点で既に完成している。 ストーリー フィールド ステータス アイテム モンスター ワナ その他トルネコの店 音楽 続編 ストーリー 【ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち】の第三章において、 エンドールに自分の店を持ったトルネコはある日、不思議のダンジョンの噂を耳にする。 曰く、すごい宝物が眠っているらしいが、誰も手に入れたことはないという。 矢も盾もたまらなくなったトルネコは、妻のネネと息子のポポロを連れ、再び旅に出た。 そして数年かけて、【不思議のダンジョンがある村】に辿り着いた。 ここで新しい店を大きくしながら、ダンジョンの謎を解き明かしていくのだ。 なお、少なくともトルネコシリーズの中では、DQⅣの五章部分の物語は語られていない。 よってこれがⅣの後日談なのか、それともパラレルワールドなのかは不明。 フィールド 村と自分の店を拠点としてダンジョンに挑むゲームであり、フィールド=ダンジョンといえる。 そしてローグライクゲームの最も基本的なシステムとして、探索=戦闘でもあることが挙げられる。 ダンジョンの中にはアイテムが落ちていると同時にモンスターも歩いており、 近づいて攻撃ボタンを押せばそのまま攻撃になる。逃げる場合はモンスターから歩いて離れる。 行動は全てがターン制であり、一歩歩くのも目の前のモンスターに攻撃するのも、同じく1ターンになる。 普通のRPGならば暫く無駄に歩いたところでエンカウントの回数が一回増えるか増えないかだが、 不思議のダンジョンでは一歩無駄に歩くだけで1ターンを無駄に消費してしまうのだ。 満腹度の問題もあるので、いかに無駄な動きを減らすかが上達のカギになる。 そしてもう一つの基本システムに、ダンジョンが自動生成されるという点がある。 主に視界が広くてアイテムや階段・ワナもある「部屋」と、それらを繋ぐ暗い「通路」の二つからなり、 入る度に違う構造のダンジョンが迎えてくれる。 なので、ずっと同じダンジョンを挑むゲームだが、常に新鮮な感覚でプレイできる。 なお、生成そのものには一定の規則性があるので、 慣れてくると少し探索しただけでフロアの構造が読めるようになる。 なお、ダンジョンは目的を達成するまで下り階段のみで、途中で引き返すことはできない。 やられた場合は全てのアイテムとゴールドの半分を失って地上に帰ることになる。 目的のアイテムを手に入れた場合は下り階段が上り階段に変わる。 また、目的のアイテムとは別に帰還できるアイテムもあり、その場合はアイテムもGも無傷で残る。 トルネコ1では最初に【ちょっと不思議のダンジョン】という練習ダンジョンに挑むことになり、 それをクリアすると不思議のダンジョンに挑戦できるようになる。 また、クリア後には【もっと不思議のダンジョン】という上級者向けダンジョンが追加される。 ステータス トルネコのHPが0になるとリタイアなのは普通のRPGと同じだが、HPはターン経過で自然回復する。 なので薬草などの回復アイテムは緊急時に取っておいて、 モンスターのいない場所で足踏み(AB同時押し。ターンを高速で経過させる)して回復させるのが基本。 ちなみにモンスターは自然回復しないので、手負いを逃がしても復活したりはしない。 また【力】はレベルアップで上がる攻撃力とは別に値が設定されており、 HPのように現在値と最大値があって、毒を受けると現在値が減る。 【素早さ】はターン内に何回行動できるかを意味する。 ほとんどのモンスターは1ターンに1回しか行動できないが、 一部のモンスターは1ターンに二歩歩けたり、二回攻撃できたりする。 【ボミオスの杖】を当てれば2ターンに一回しか行動できなくなるので、 トルネコが一回攻撃→一歩下がる→遅くなったモンスターが一歩追いかける→攻撃……と、 素早さに差があれば簡単にノーダメージで倒すことができる。 なお、守備力は素の状態では一切上がらず、「盾の強さ」がイコール守備力となっている。 そして不思議のダンジョンでは定番のステータスといえるのが【満腹度】。 ターン経過でどんどん腹が減っていき、これが0%になるとHPも減り始め、遂には餓死してしまう。 ダンジョン内にも落ちているパンで満腹度を回復させることができる。 モンスターはターン経過で自然発生するので、稼ぐために同じフロアに留まることもできるが、 満腹度のおかげで無限に稼ぐことはできなくなっている。 どんなに強くても腹が減っては戦ができないので、常に食糧の確保を忘れてはいけないが、 パンは満腹度回復にしか使えない、言ってしまえば邪魔なアイテムでもあるので、 多すぎる場合はその場で食べてしまうというのも手である。 なお、アイテムには満腹度の減少を抑えるものもあるが、 それでも無限に稼げないように、同じフロアにずっといると【地震】で強制的に落とされる。 もう一つの定番に、「冒険の途中で倒れようが生還しようが、次の冒険では再びレベル1」がある。 普通のRPGしか知らないプレイヤーからすれば酷いと思うかもしれないが、 ダンジョンの自動生成システムと併せることで、何度でも新鮮な気分で冒険できる。 そしてレベルは1になっても、プレイヤー自身の知識・経験は無くならないので、 レベルを上げるのではなく、テクニックで難問を突破する爽快感が得られる。 これらのシステムを指して、不思議のダンジョンは1000回遊べるRPGと謳われている。 アイテム 装備品は武器と盾、そして特殊能力を得られる指輪と、飛び道具の矢の四種類。 他に、主に食べて使う草、読んで魔法を起こす巻物、振って魔法を飛ばす杖がある。 草も巻物も一度使えば無くなるし、杖も回数制なので消耗する。 ダンジョン内に落ちているアイテムはランダムなので、貴重なアイテムを温存する一方で、 貴重でないアイテムはさっさと使って少しでも探索を有利にするのが正しい。 武器と盾には素の強さに加えてプラスマイナスの要素があり、 たとえば「こんぼう+2」は素の強さ1と併せて3の強さを持つこんぼうになる。 冒険中に鍛えることも可能なので、ドラゴンシールドより強い皮の盾なんてものも作れる。 ただしこのプラス数値は装備するまで判別できず、 また一定確率で呪われている(呪われていると-1)可能性もある。 そして重要なのが識別の概念。不思議のダンジョンでは杖と指輪が、 もっと不思議のダンジョンでは草と巻物も、拾った段階では正体が判らない。 一度使った時の効果から正体を類推するか、インパスの巻物で識別するかのどちらかになる。 中にはマイナスアイテムもあるので、使う状況を考えないと痛い目に遭う。 特に指輪はマイナスアイテムが呪われていた時を考えると、インパスを待った方が良いだろう。 これらは一度識別したり、仮の名前を付けた場合は、同じ種類のアイテムも同様の状態になる。 モンスター ドラクエシリーズに登場したモンスター達が、能力をアレンジされた上で採用されている。 トルネコ1の場合はⅣまでから選ばれており、オリジナルモンスターはいない。 なお、【まどうし】のラリホーが鬼畜仕様だったり【ドラゴン】が最強だったり、 【ギガンテス】と【シルバーデビル】と【アークデーモン】が近いところで登場したりと、 Ⅳの外伝のはずなのに古めのシリーズが優遇されているイメージがある。 モンスターはフロアを降りた時点で数体ランダム配置される他、一定ターンごとに自然発生する。 そして最初から起きて、トルネコを探して歩き回っている場合と、 部屋の中で眠っている場合があり、眠っているモンスターはトルネコが同じ部屋に入る等、 気配を感じると起きる可能性がある。 中には発生時に必ず眠っている種類もいて、そういうのは大体が厄介な能力持ちである。 また、低確率でモンスターが大量配置されている【モンスターハウス】がある場合があり、 中にはワナも多めにあるし、入った瞬間にスリリングな音楽に変わる等、非常に心臓に悪い。 モンスターの行動パターンは非常に単純で、トルネコを見つけたら向かっていくだけである。 そして視界はトルネコとほぼ同様で、部屋にいるモンスターは部屋内しか見えない。 トルネコを見失い、かつ行き止まりやモンスターの渋滞等で進めない場合は、 数ターン後には諦めて別の道を探すようになるので、狭い通路でモンスターの動きを止めてしまえば、 後に続くモンスターは皆トルネコを見失ってどこかに行ってしまう。 なお、トルネコから必ず逃げる行動を取るタイプのモンスターもいて、 この手のモンスターは追いかけて倒せば何かしらの良いことがある場合が多い。 かといってはぐれメタルを行き止まりに追い込むと酷い目に遭うので注意。 モンスターは特殊能力を持っているか持っていないかで分かれるが、 DQ本編のように一体のモンスターが多様な能力を使い分けることはほとんど無い。 ほとんどのモンスターは通常攻撃と、一定確率で特殊能力を使うのみである。 また、先に挙げた「素早さ」や「トルネコから逃げる」も実は能力の一種で、 【封印の杖】を振ることでほぼ無くなる他、混乱等の状態異常にかけると特殊能力を使わなくなる。 ワナ ダンジョン内にはランダムでワナが設置されている。ちなみに部屋内にしか無い。 ワナは通常隠されていて、踏んだ時点で正体を現す。 当然トルネコに不利な効果ばかりだが、強力なモンスターに追われている時は、 【地雷】の爆風に巻き込んだり、【落とし穴】に落ちて逃げる等の利用法もある。 ワナを暴く手段は幾つかあるが、最も簡単なのがモンスターのいない空間を攻撃(空振り)すること。 空振りした先にワナがあれば発見することができる。 モンスターハウスにはワナが多く配置されているので、空振りしながら進むのが安全。 またワナのある場所にはアイテムが落ちないので、 アイテムを投げた先で不自然な落下をした場合はワナがあると見て良い。 その他 トルネコの店 店と言っても買い物ができるのではなく、主に訪れる客から冒険のヒントがもらえる。 また、Gを持ち帰ることで段々店が発展していき、中盤からは倉庫が使えるようになる。 倉庫には冒険から持ち帰ったアイテムを入れるだけでなく、 少数ながら持ち出して冒険に挑むこともできる。 最終的に倉庫の容量は100、最大で4個まで持って冒険に挑戦できる。 ただし、もっと不思議のダンジョンでは一切の持込ができない。 音楽 DQ本編と同じくすぎやまこういちが全曲担当しているが、 「同じダンジョンをずっと挑戦し続ける」というコンセプトを受けてか、 【武器商人トルネコ】をメインテーマとして、ほぼ全ての曲がこれのアレンジになっている。 楽しい曲も悲しい曲も、熱い曲も冷たい曲も、全てトルネコのテーマから作られているのだ。 その技巧と統一感には感嘆する他ない。 続編 【ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン】が続編となっているが、 その前にチュンソフトの次作である【不思議のダンジョン2 風来のシレン】がある。 こちらはDQとは全く異なるオリジナル作品だが、同じ不思議のダンジョンの名を冠しており、 システムが似通っている他、ここで初登場した新システムはトルネコ2にも持ち込まれている。 同様にシレン2以降で作られた要素がトルネコ3にも登場したり、 逆にトルネコ2のシステムの一部がシレン2にも採用されていたりと、 別シリーズでありながら不思議のダンジョンシリーズとして相互に影響し合っている。