約 2,895,143 件
https://w.atwiki.jp/cucc/pages/192.html
臼井一人アフター つづき 約70分のフェリー乗船の末、ついに長崎市の茂木港に着きました。 まずここの待合所の食堂でうどんを食べ腹ごしらえ。 そして茂木港を出発。風はまだまだ強かったけど、雨は弱くなってました。 茂木港から長崎市街までの約10km弱は天草から続いている国道324に沿って走りました。 やはり長崎だけあってそれなりに上りました。 そしてのぼり終わり、市街まで一気に下り!! 途中でこの風景を見たときに本当に長崎ってこんな感じなんだなぁと実感しました。 市街に入りいよいよ名所観光へ。 っていってもあまり思いつかなかったので、マップルに載ってるところへ行こうと思いました(笑) まずは大浦天主堂へ。ここに行く途中でガチャガチャで売ってる長崎ピンズを買えたので、大満足(笑) 大浦天主堂 次に大浦天主堂に隣接するグラバー園へ。 ここにはグラバー邸や日本で初めてのアスファルトの道路などいろいろ見れました。 また、ここからの長崎の港の景色はとてもよかったです。(晴れてればもっとよかったのに…。) グラバー園 そして次はオランダ坂。すぐ横の道が意外に車が頻繁に着たのでちょっと危なかった。 次は少し離れた長崎市街の北側へ向かう!! NEXT 戻る
https://w.atwiki.jp/yuimio/pages/176.html
唯アフター01 ~唯side~ 私、平沢唯は秋山澪(通称澪ちゃん)の恋人です。 今日も澪の膝に座り軽音楽部の琴吹紬(通称ムギちゃん)の持ってきたお菓子を食べてます。 そして部長の田井中律(通称りっちゃん)に冷やかせれてりっちゃんは澪に鉄拳を貰う。 後輩の中野梓(通称あずにゃん)は「練習しましょう」とムギちゃんのお菓子を頬張りながら矛盾した発言を言う。 そんな軽音部は楽しくて毎日があっという間に過ぎていきます。 春休み明けて一週間後…ことの始まりは部活終了後でした。 律「よし!帰ろう!」 澪「今日も練習なしか…」 律「ずっと唯を抱いたままあーんやってる澪に言われても説得力がわかない」 いつもの用に部活はなく、みんなで帰路に付きます。 順番的にりっちゃんとムギちゃんとあずにゃんが前を歩き、私と澪が後ろから後を追うように恋人繋ぎで歩きます。 始めのうちは澪は手を繋ぐことすら恥ずかしがっていたけれど、1週間で澪の方から離さないように繋いできました。 とにかく私と澪はべたべた甘ったるい雰囲気を出すらしくあずにゃんに注意までされてしまうほどなんだよ。 国道に出た時、突然あずにゃんがあること言いました。 梓「そう言えばここ等辺って最近誘拐が多いらしいですよ」 律「そうなのか?」 紬「でも、未遂が多いのよね」 梓「何でも犯人が1人だから赤信号中に逃げれるとか……」 澪「でも恐い話だな」 律「澪は唯に守ってもらえよ」 唯「ほぇ?」 梓「心配ですね」 その時、突然何かが落ちてきたらしいのです。 澪「!」 澪「唯危ない!」ドンッ 唯「へ?わわちょっと!」 ガンッ! 突然、私の頭の上に看板が落ちてきたのです。 澪はそれに気付いて私を助けてくれました。 澪「………………」 けれど澪は避けきれず、当たったらしくその場に倒れてしまいました。 私はすぐに澪の安否を確認しました。 唯「澪ちゃん!澪ちゃん!」ポロポロ 律「落ち着け唯!澪は頭を強く打って気を失ってるだけだ」 私は突然の事なのでひたすら澪の傍で彼女の名前を呼ぶことしか出来ませんでした。 救急車も来て私と澪だけ乗り、りっちゃん達はムギちゃんの車で、後で病院で落ち合う事にしました。 唯「澪ちゃん…澪ちゃん…澪ちゃん」 私は澪の手を握り彼女の名をずっと呟いてました。 次に私の記憶があった時は病院の廊下のベンチに座っていました。 唯「…………」 律「おいっ唯!呆けてるな!」ユサユサ 唯「………………りっちゃん」 梓「……………………」 タッタッタ 紬「澪ちゃんが目を覚ましたらしいわ」 唯「澪ちゃん!」ダッ 紬「唯ちゃん落ち着いて!澪ちゃんの病室わかるの?」 唯「……そうだった」 無我夢中だったので気付きませんでした。よくよく思い出せば私は澪の病室まで解りません。 それよりも救急車が病院に着いたら澪だけ連れてかれ私はさっきまであのまま座っていたから。 律「受付に行くぞ!」 りっちゃんを先頭に受付に行きました。正直先頭が誰だろうがどうでも良かった。 私は頭の中が澪の事だけで他の事など全く考えてなかったし。 紬「唯ちゃん。意識はある?」 梓「しっかりしてください」 唯「……あっ…ごめんね」 律「聞いてきたぞ、507号室だってさ」 唯「ありがとう………りっちゃん」 律「じゃあ、行きますか」 りっちゃんの合図で澪の病室に行くことになった。 こういう時、部長のりっちゃんの頼もしい姿は羨ましかったです。 みんなでエレベーターに乗る。エレベーターの中は看護婦さんが乗っていたが、途中の階で降りていきました。 この重い沈黙は私は嫌いだった。誰か…誰でもいいから誰か喋って欲しかった。 律「唯…………唯!」 唯「えっ?どうしたの?」 律「着いたぞ」 いつの間にか着いていたらしい。病院で初めて3人の顔を拝めた気がする。 りっちゃんの顔もムギちゃんの顔もあずにゃんの顔も……みんな元気がない。 507号室……澪がいる。私の恋人。彼女はどうなっているのか? コンコン…スッ 律「失礼しまーす。おっいたいた!」 澪「律……」 唯「澪ちゃーん!」ガバッ とにかく澪が生きていた。神様ありがとう。私はそう思いながら澪に抱きついた。 ~澪side~ 気付いたら目の前が真っ白だった。 よく見ると天井でそれは私が知っているかも知れない天井。 でも残念ながら私の知らない天井だった。 ?「気分は如何かね?」 ?「?」 ?「唖然としているな。ここは病院。君の名前は秋山澪。私は君の担当医。ここまではいいかな?」 そうだ。私は澪。秋山澪だ。だけどなんでここに…… 医師「ふむ……何故ここにって顔だね?君は突然落ちてきた看板に当たって意識を失ったんだよ」 そうか。そういう事なんだ。でも何で…… コンコンガラッ 律「失礼しまーす」 医師「それじゃ私は失礼するよ。何かあったら連絡ください」 私の担当医は病室に入ってきた人達に言って私に一瞥して出て行った。 澪「律……」 律だ。そうか。律を庇ったのか。 ?「澪ちゃーん」ガバッ 律「良かったな唯」 ?「澪ちゃん大丈夫だった?」 ?「見た限り元気そうですね」 2人は………そうムギと梓だ!私の軽音部の同期と後輩。 ?「澪ちゃん…良かった……本当に良かったよぉ」ポロポロ 澪「…………………」 律「どうした澪?」 澪「あの……失礼だけど……」 紬「どうしたの?」 梓「何でも言ってみてください!」 澪「その……あなたは…誰?」 ?「………………え?」 律「………澪、冗談は寄せよ」 澪「……………………」 紬「本当にわからないの?」 澪「ごめん。私人見知りだから見たことはあると思うけどわからない」 梓「私はわかるんですか?」 澪「中野梓……だろ?」 梓「…………正解です」 律「澪!本当にわからないのか?」 律がくどいように尋ねてくる。本当に知らない。この子は誰で私の何なんだ? 律「唯だよ!本当に知らないのかよ!?」 唯?………そんな子いたっけ? 紬「平沢憂って子は?」 澪「憂…………憂ちゃん。梓の友達で……1人暮らしだよね?」 梓「……………憂は1人暮らしじゃありません」 何かおかしい。梓の口調は慣れた感じだ。そう言えば私に抱きついてる子以外冷静だ。 これじゃあ私じゃない違う私に会った感じじゃないか。 澪「えっ?そうなの?」 紬「………………」 律「……………その子は平沢唯。お前の恋人だよ」 澪「は?」 恋人?その子が私の?冗談にも程があるってこの事だろう。私に恋人がしかも男性ではなく女性。 澪「馬鹿馬鹿しい。証拠はあるのか?」 紬「これよ」スッ ムギが写真を私に差し出した。私と唯って……子?…うわ!私と唯って子が抱き合ってるよ。 律「鬼ごっこやったの覚えてないか?」 澪「ああ…ムギ企画のやつか。確か私は逃げ切ったよな?憂ちゃんと一緒に…」 律「澪!お前いい加減にしろよ!」ガッ 澪「何だよ!?病人相手に喧嘩売るのか?」 ?「2人とも辞めて!」 唯って子が仲裁に入った。律は私の胸ぐらを掴んだままその子を見た。 澪「…律、苦しいから離せ」 律「……………チッ」バッ ?「悪いんだけど、澪ちゃんと2人でお話したいから通路に出ててもらっていいかな?」 唯って子の指示でみんなが外に出てく。スライド式の扉が完全にしまり、彼女は私に向き直る。 本当に憂ちゃんと瓜二つでポニーテールにすれば憂ちゃんだった。 ?「さっきはりっちゃんがゴメンね。本当に私の事知らない?」 澪「ごめん。憂ちゃんのそっくりさんしか浮かばないんだ」 本当にそうしか思えないから素直に本音を言った。 彼女はちょっとゴメンねと言って携帯で何処かへ電話をかけた。しばらくして彼女は電話を切った。 ?「山中さわ子さんって知ってる?」 澪「山中…さわ子?」 初めて聞いたかも知れないけど少なくとも平沢唯よりは知っていると私は確信があった。 ~唯side~ さわちゃんが来てくれるまでそう時間はかからなかった。 さわ子「気分はどう?」 唯「さわちゃん!」 さわ子「澪ちゃんが入院と聞いて駆け付けたわ」 澪「……山中……さわ子…さん」 さわ子「ええ。そうよ」 澪「私の担任の?」 さわ子「正解」 良かった。さわちゃんは覚えてて暮れた。でもまた私は抜けている。 本当に私を忘れちゃったの?それとも、嫌いだから無視してる? さわ子「唯ちゃんを覚えていないの?」 澪「………ごめんなさい」 さわ子「………ゆっくり思い出しましょう」 澪「ところで、今は何月何日何ですか?」 さわ子「…………………」 唯「…………………」 やっぱりか。澪は真面目に聞いてるつもりでも私はうんざりしてしまう。いや、悲しくなるの間違えかな。 さわ子「5月7日よ」 澪「私が事故にあったのは?」 唯「4月9日だよ」 澪「約1ヶ月も私はここに………」 唯「……………」 さわ子「………澪ちゃん、今はいきなりだから混乱してるのよ」 さわちゃんがこの話に終止符を打った。彼女に感謝しなきゃ。 さわ子「それじゃ唯ちゃん、私は帰るわ………」 唯「ゴメンね。さわちゃん」グスッ 思わず涙が出てしまう。悔しい。 さわ子「…………」 ススッ 唯「………………」 澪「……あの」 唯「何かな?」 澪「私は1ヶ月もここに……」 二度目の呟きを私に問う。 唯「ううん。澪ちゃんは今日が初めてだよ」 澪「でも、さわ子先生は……」 唯「明日退院だっていうから迎えに来るね」 澪「ちょっちょっと……」 澪のかけ声に無視し病室から出た。通路にはムギちゃん、あずにゃんがベンチに座っていた。 りっちゃんは通路を何度もイライラしながら行ったり来たりしていた。 律「…………どうだった?」 機嫌悪そうに聞いてくる。喜怒哀楽が激しい。 唯「私だけが抜け落ちてる。さわちゃんも覚えてた。明日退院だから迎えに行く」 律「…………そっか」 紬「………帰りましょう」 梓「そうですね。明日も早いですし………」 みんなで病院を出る。澪の病室は明かりが就いたままだ。 ふと、りっちゃんが私に呼び掛けた。 律「………なあ……唯」 唯「何?りっちゃん?」 律「………………その……いや………でも…」 珍しくりっちゃんの歯切れが悪い。普段からズバズバ言うのに…… 唯「もう!何なのさ!?」 律「……………ごめん。何でも…グスッない」ポロポロ 紬「りっちゃん泣いてるの?」 律「……グスッ目にゴミが入っただけ」ゴシゴシ りっちゃんも幼馴染みの澪を心配している。本当に良い友達だ。 梓「早く帰ってゆっくり寝ましょうよ。今日も空気が重いです」 唯「そうしよ」 結局そのままみんな帰った。澪の記憶が私だけ抜かれてるのは悲しいけど、いつまでも悲しんで要られない。 家には大体憂がいるから、家に明かりが灯っていれば憂がいる証拠だ。 でもやっぱり悲しいな。 唯「ただいま……」 憂「お姉ちゃんお帰り。また……ダメだったの?」 唯「…うん……でも澪ちゃんのせいじゃないよ」 憂「……夕飯は?」 唯「うーん………ごめん、今日はいらないや」 憂「わかった。じゃあお風呂沸かしてくるからね」 自分の部屋に入りベッドに倒れ込む。……澪。 やっぱり一生私の事を思い出さないのかな?ずっと憂のお姉さん扱いでの平沢さんって呼ばれるのかな? 唯「そんなの嫌だよぉ……うう…みおぢゃん」グスン ~澪side~ 私は私の記憶を漁る。手がかりは事故にあった日と今の私の記憶。 それは恐らく私がまた事故を起こしただけだろう。 でも、一番わからないのが平沢唯という女の子。 憂ちゃんにそっくりで、憂ちゃんのお姉さんであり私の恋人。全く検討もつかない。 澪「………なんなんだろうな…ホントに」 ?「夜分に失礼するわ」スッ 澪「さわ子先生」 さわ子「その様子じゃさっぱり混乱してるようね」 澪「本当ですよ。答えを教えて欲しいよ」 さわ子「私が教えても澪ちゃんの為にはならないけど?」 澪「このままじゃ埒明かないし」 さわ子「………」 さわ子先生は黙ってしまった。別に答えたくなきゃ答えなくても良いのに……。 さわ子「わかった。簡単に言うと、澪ちゃんは記憶が抜けてるのよ」 澪「唯って子の記憶が?」 さわ子「そう。更にやっかいでね。澪ちゃん。 あなたは一定の日数を過ぎるとまた唯さんとある一部の記憶をなくしてしまうの」 澪「えっ?」 記憶をなくす?私がか? さわ子「大体3日で記憶をなくすわね」 澪「そんな……3日って……」 さわ子「そう。後2日ね」 澪「何でそんな事教えてくれなかったんですか!?」 さわ子「教えましたわ?……何回も…何回も…」 教えた…。まさか一部の記憶って……? さわ子「顔に答えを導き出せた表情が出てるわね。その通りよ」 澪「そんな……私はこの無限ループを一生味わうのか………」 さわ子「医者はそのうち治ると言ってるわ」 澪「なんか、前触れとかありますか?」 さわ子「唯ちゃんいわく澪ちゃんが突然頭を抑えてしゃがみこんだら……」 澪「そんなわけないです!」 さわ子「では、この約1ヶ月澪ちゃんは何か一つでも覚えている?」 澪「練習」 さわ子「5月5日は何をしてたの?」 澪「……家で…………」 さわ子「外れ。その日は唯ちゃんの家に泊まったはずよ」 澪「そんなはずないです!」 さわ子「じゃあ昨日は?」 澪「昨日………」 そもそも昨日っていつだっけ?大体朝の記憶が全くない。 さわ子「…………今日は1日ゆっくり病院で休みなさい……」 澪「…………」 さわ子「……そうそう…帰る前にこれを」 澪「これは……カセットテープ?」 さわ子「唯ちゃんからよ。若干音が酷いけど………でも聴かないか」 澪「平沢唯って子からの?」 さわ子「これだけは言わせて……貴女の隣は生涯平沢唯だけよ」 澪「…………」 わからない。平沢唯って子がどんどんわからなくなっていく。 以前の私が彼女とどれだけ好きだったのか? 彼女は今でも私の事………好き……だよね。1ヶ月も私の面倒看てくれたんだよな。 コンコン こんな時間に誰だ。まさか平沢唯さん? スススッ ?「……やあ」 澪「…律?」 律「やっぱりシルエットだけでもわかっちゃうか」 澪「律くらいしかこんな時間に来る人いないよ」 律「ははは………そうだよな」 澪「でも……どうしたんだ?こんな時間に……」 律「さっきは胸ぐらを掴んだりしてごめん」 澪「ああ…………その事か。いいよ。私も混乱してたし……」 律「実は……もう1つ…用が……」 澪「なんだよ焦れったい。律らしくないな」 律「……私と………付き合わないか?」 澪「えっ」 律「澪が唯の記憶を思い出す間だけでもいいから………」 澪「でも…」 律「もう、何度も唯の辛い顔見てるのが嫌なんだ!」 ~律side~ 唯には悪いが私だって澪の事は唯よりもずっと前から好きだった。 でも私が焦れったいから先に澪が盗られてしまった。 毎日毎日澪が唯といちゃついてるのを見てるのが嫌いだった。そして私を悲しくさせた。 澪「でも………平沢さんに悪い気が…」 律「3日で忘れるなら余り意味ないだろ」 澪「………ちょっと考えさせてくれ……」 まだ、頭が葛藤してるのか。ならこれで…… 律「澪」 澪「ん?……………!」 律「……………」 澪「……………」 律「………ぷぁっ」 澪「……ぷあっ……いきなり何するんだよ///」 律「私は答えたから………///」 澪「…………///」 律「………それじゃ明日。唯達と来るから……」スッ 私はこのラストチャンスに全てをかけた。澪は私の幼なじみだからわかってくれる……。 なのに何であんなに悲しい顔をしてるんだよ。 唯の記憶が抜けてるのに………なんで……なんで…そんなに私と唯で悩むんだよ!? ?「りっちゃん」 律「!」 ?「もう……いいの?」 律「………ああ」スタスタ ?「………結果は?」タッタッタ 声の主が私に付いてくる来るように小走りで来る。 律「明日決まる」 ?「そう。……初めてよね。りっちゃん」 律「そう…だな……私ってずるいかな?」 ?「別に……お互いつり橋効果みたいなものだしお互い様だからわからないわよ」 律「そうか?」 ?「お互い、澪ちゃんの事が好きなのが同じように…………」 律「それはそうだな」 そう。明日決まる。私の勝ちなら唯には諦めて貰う。 律「唯……勝負だ!」グッ そう言い私は夜空の星に向かって叫んだ。 澪の記憶が戻らないこと祈りながら…… ~唯side~ 今は……10時か。 なんか、お腹減ってきちゃった。 アイスアイス~♪ あれ?ないや。 コンビニ行ってこよ。 唯「憂ーアイス買ってくるね~」 憂「アイスくらい私買ってくるよ」 唯「いいよ。気分転換もかねてだし♪」 憂「でもこの頃澪さんの事で寝てないんだから……」 唯「大丈夫大丈……」ゴチン 唯「あいた!」 憂「お姉ちゃん大丈夫?」 唯「へっ平気平気」 憂「でっでも……」オロオロ 唯「それじゃ行ってくるね~」バタン 憂「………………」 ふぅ。なんとか憂を撒いたよ。確かに私疲れてるかもね。注意しなきゃ…… 店員「アリガトウゴザイマシター」 唯「へへへ♪ハーゲンダッツを2つも買っちゃったよ♪」 それにしても私、眠いのかな?さっきから視界が可笑しいな?あれ……歩道橋? あっ……しまった…… ドサッゴロゴロガンッ!! 唯「……………………」 最後に思ったことは…今宵の星は綺麗だったってことだった。 ~澪side~ 律が部屋を出た後、私はしばらく放心していたらしい。 澪「まさか律が私のことを……」 澪「…………屋上行ってこよ」 ガチャ…… 屋上はやっぱり星が輝いていて綺麗だ。 澪「律を選ぶか平沢さんを選ぶか…………」 澪「私って結構モテたんだな。女にだけど……」 澪「ファンクラブもあったっけ?」 澪「…………寒い。戻ろう」 結局、何しに屋上に来たんだろう?気分転換かな?ならなかったし… 澪「……あっ」スルッ ゴチン! 澪「……………………」 ~憂side~ 次の日、私はお姉ちゃんの病室を訪れた。 何でも歩道橋から転落して体の色んなところを骨折してしまったらしい。 やっぱり昨日壁に頭ぶつけた時点で寝かせとくべきだったと……… コンコンスススッ 最近の病院のスライド式は音は全く聴こえない。 場所によっては開いて閉じるタイプもありそうだけど………いた。 窓の外を眺めてる。どうやら入って来た事も気づかない。 お姉ちゃんの外を眺めてる姿はほんと、切なくなるからやめてよ……お姉ちゃん……… 憂「…………お姉ちゃん」 唯「……………憂」 憂「身体は…………どうなの?」 唯「なんとかかな。卒業は出来るけど暫くは車椅子でここが私の家になっちゃった……」 憂「…………そうなんだ」 唯「憂………お願いがあるんだけどさ……」 憂「何?」 唯「この事、みんなに黙っていてくれないかな?特に澪ちゃんには」 お姉ちゃんらしくない弱々しい発言。 憂「でも時間の問題だよ。梓ちゃんにすぐバレちゃうよ」 唯「そこは上手くはぐらかしてよ」 憂「律さんや紬さんは?」 唯「はしかって言っといてよ。最悪私になりきってよ」 憂「…………後悔はしてないの?」 唯「こんな無様な姿、見せたくないから………そう思うでしょ?……憂」 憂「…………確かに…そうだよね」 唯「ささっ……憂は学校に行った行った!」 憂「……無理だけはしないでね」スススッ 唯「……………………」 憂「……………ふぅ」 憂「…………………」 お姉ちゃんはああ言ってたけど、澪さんに尽くした結果だから私はお姉ちゃんの姿が無様よりも勲章に思えた。 皆さんに言おうと思ったが私には言う勇気がなかった。いや、言うつもりは初めから無かった。 だって…お姉ちゃんとの大事な約束。でも破っちゃいそうだよ。 お姉ちゃんが治るのが先か澪さんの記憶が先か……… 私の頭の天秤は等しいまま、お姉ちゃんの休みの言い訳を考えていた。 ~紬Side~ 紬「……で澪ちゃんと付き合えたんだ」 律「ああ♪朝メールで答えてくれた。嬉しくてこの上ないぜ♪」 紬「唯ちゃんになんて説明するの?」 律「私が澪の面倒みるから唯は暫く休めよって言っとけば良いんじゃない」 紬「ホントに澪ちゃんを奪ってたのね♪」 律「唯の宝の管理が悪いから怪盗律に奪われたのだよ」 紬「でも、その唯ちゃんがまだ来てないわね…………」 律「また、どうせ寝坊だろ。でも憂ちゃんが起こしてくれるはずだよな……?」 紬「澪ちゃんは?」 律「澪は今日退院で後で迎え行くんだ」 紬「そう。ともかくおめでとう!」 律「へへっ……ありがと♪」 紬「じゃありっちゃん、後でね♪」 律「おう!」 まさか、澪ちゃんがりっちゃんと付き合うなんて思ってなかった。違う。どの澪ちゃんでもりっちゃんは付き合えたと思う。 普段の私なら2人の行いに興奮して、ビデオ持って隠し撮りに行くはずの私が何故か行きたがらなかった。 というよりそんな気分に慣れなかった。2人が付き合うのは嬉しい事なのに………。 さわ子「…………唯ちゃんは今日はお休みね」 唯ちゃんがお休み?昨日退院してすぐ澪ちゃんとこ会いに行くって行ってたのに………。 どうしたのかしら?憂ちゃんなら知ってるのかしら? 律「唯のやつ休みかよー」ブー 紬「風邪かしら?」 律「休みなら仕方ない。澪の退院祝いは4人でやるか」 紬「そのようね………」 律「なんだよムギ…歯切れが悪いな~。そんなに私と澪が羨ましいのか?」ニヤニヤ 紬「ええ♪とっても!」キラーン 私の心情はめちゃくちゃだったけど……りっちゃんの前でボロを出してはいけない。 自分の造り出してる笑顔を殴りたかった。こんなのいつもの私じゃないのに………。 りっちゃんと別れた後も私は上の空だった。その日の授業中、私のノートには初めて板書以外のものが書かれた。 NEXT:唯アフター02 INDEX:唯アフター 戻る(SS) TOP
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/3348.html
スローライフ 作詞/つまだ 深くただ 眠りは 浅い時 刻んで 月が揺れているよ 「夢の中さ」 空が震えてるよ 「それはね、息をしてるの」 アカシアの下 つまんないとか ボヤくなよ スロー ライフ このまま夢を見せて a-a スロー ライフ 揺れていたいの 今はね あーあ
https://w.atwiki.jp/yuimio/pages/178.html
唯アフター03 ~澪side~ とにかく私は唯に謝りたかった。記憶が戻ったこと。 そして、今まで辛い思いをさせてきたことに……… 憂「…………お姉ちゃんは寝てますからお引き取り願います」 いつもの憂ちゃんの雰囲気ではなく、冷たく軽蔑してる目、口調。 私を敵視している。それでも怯んではいけない。 澪「起きるまで待ってるよ」 憂「今日は起きませんから…」 澪「面会時間ギリギリまで粘るよ」 憂「………帰って下さい」 澪「やだ」 憂「帰って下さい!」 澪「やだ!」 憂「帰れ!」 澪「いやだ!」 恐い。今まで見てきた憂ちゃんの仲で一番恐い。 それでも唯の怖さと比べたら私の恐さなんて比べる値になれない。 憂「何で!?何で帰らないの?」 澪「思い出したんだ!私は唯の恋人だって事を!」 憂「どうせ、明日には記憶がまた無くなってるんじゃないですか?」 澪「っ……そっそんな事…なぃ」 憂「ほら、さっきの口調じゃ無くなってる。どうせ今回も嘘でしょ?」 澪「今回……も?」 憂「ええ……過去に4回あなたは記憶を取り戻した。しかし、頭に痛みが襲って見事ループになりました」 澪「でっでも今回は……」 憂「2回~4回の澪さんも同じ事を言って私とお姉ちゃんに嘘つきましたが……」 澪「……………」 言い返せない。何やってるんだ!過去の私!! 憂「ですが、お任せします」 澪「憂ちゃん……?」 憂「多分、2日くらい追い返されるでしょうが……頑張ってください!」 澪「…………ありがとう」 憂「では外で待ってます」 澪「待った!」 憂「?」 澪「今更恥ずかしいけど……唯の入院の原因は?」 憂「……お姉ちゃんが教えてくれます」スッ 澪「……………………」 唯「ZZZ」 澪「……唯」 髪を触る。癖毛のわりには十分過ぎるくらい綺麗である。 ムギと癖毛仲間なのだが、ムギはこまめにやってるのかな。でも唯の髪の方が触り心地いいな。 唯「ZZZ………んん…」 澪「唯!」ガタッ 唯「……澪………ちゃん?」 澪「そうだ!澪だぞ!」 唯「………なんだ…物真似そっくりだね憂は?」 澪「えっ?」 憂ちゃんと私を間違えてる?そんなわけない。そんな……わけ…ない。 澪「唯、私は……」 唯「でも、ちょっと澪ちゃん…いや、秋山さんの物真似は勘弁かな? ホント私、秋山さんの事死ぬほど嫌いだから……」 澪「………唯?」 まだ、ダメ!ダメなんだ……… 唯「あっ……秋山さんいたんだ。ごめんね。憂と間違えちゃった♪」 澪「さっきの……」 唯「ホントだよ。さっさと帰れ!」 もうだめ…… 澪「………グス…ゆ…いぃ…」ポロポロ 唯「ほら、秋山はすぐ泣くなあ。どうせまた慰めてもらうんでしょ? 誰かな?ムギちゃん?それともりっちゃん?」クスクス 澪「……くぅ………グスン…」スタスタ スッ 唯「…………………」 澪「……………エッグ」グスン 憂「大丈夫ですか?」 憂ちゃんが私を慰めてくれる。唯にそっくりなのに違うのは憂ちゃんだからだろう……でも、涙が止まっていく……… 憂「もう、大丈夫ですか?」 澪「うん。………ありがとう」 憂「その様子だと……こてんぱんでしたね?」 澪「………………」コクリ 憂ちゃんには何でもお見通しなんだな。まだ、唯の言葉が頭を過ってる。 憂「明日、記憶の日ですよね?」 澪「…………うん」 憂「何時頃ですか?」 澪「時間は様々……って唯が…」 憂「明日、決着を付けてください!」 澪「うん」 怖いのかもしれない。返事が二文字だ。でも………私らしいかな? 憂「明日も……来ますか?」 澪「……えっ?」 憂「記憶かお姉ちゃんが怖いなら無理に来なくても良いですよ」 憂ちゃん……どっちを選べって言うんだ。来いだの、来るなだの…… 澪「対策を立てるよ……また、何も考えなかったら……追い返されちゃうし……」 憂「……………………」 澪「大丈夫だよ。それじゃあ私は帰るよ」 憂「待ってます!絶対に来てください!」 澪「………」 結局、憂ちゃんの言った通り、私は唯に罵られて逃げてしまった。 でもこれくらいで落ち込んだら今度は皆にビンタを食らってしまう。 それは痛いからやだな……だから、明日の学校は皆にバレないように振る舞わないと。 509…… 澪「よし、行くか……」 唯「…………澪ちゃん」 澪「唯、体調はどう?」 唯「今までは最高だった。でもお前が来てから最悪になった」 澪「そんな事言うなよ。今日はお菓子を持ってきたから……」 唯「いらない。医者に止められてる。 誰かさんの記憶障害の面倒を診てたら、身体はぼろぼろになるし、3日事に貴女誰?と言われるし!」 澪「もっもう大丈夫だから………」 唯「死ね」 澪「えっ?」 唯「お前なんか死んじまえ!一生私の前に現れんな!」 澪「そんな……」 唯「また、泣く……泣けば解決…何て世の中甘いんだよ!」 澪「ううう……グスン」 唯「こっから出てけ!」 ガタン 澪「うわ!」 律がいる。ここは…… 律「澪大丈夫か?」 紬「随分魘されてたわよ」 梓「放課後まで寝てるなんて…唯先輩みたいですね……」 澪「唯……グスン」ポロポロ 律「梓!」 梓「すみません。NGワードでしたか」 紬「部室に言ってから話を聞きましょう」 音楽室 私は昨日の出来事を話した。唯の言葉通りで私は自分が悔しかった。 けど、友達の力をバカにしてはいけない。みんなが私の話に真剣に聞いてくれた。 律「………………」 紬「………」 梓「…………」 澪「……やっぱり、私の事嫌ってるのかな?」グスン 律「そんなわけないって」 紬「そうよ」 律とムギがフォローしてくるのが支えになった。 梓「でも、私でも泣きますよ。あんな罵倒を受けたら……」 澪「今日も行こうと思ってるんだ……」 律「大丈夫か?」 紬「でも、今のまま行ったらまた返り討ちよ」 ガラッ 和「律!また使用届出してないでしょ!?」 律「げげ!」 和「げげじゃないわよ!………あら?澪もう大丈夫なの?」 澪「……………まあ」 梓「和先輩なら何か判るんじゃないですか?幼馴染みだし…」 梓が言った。それは賛成でみんな和に頼み込んだ。なんか、私のためと思ってるが恥ずかしい// 和「…ふーん」 律「ふーんってそれだけ?」 和「だって、唯がそんな事正面から言えるわけないじゃない。不審者ならともかく、澪にはねえ」 澪「でっでも……」 和「なら聞くけど、唯の目、または手を見た?」 律「目?手?」 律が首を傾げる。梓もムギも釣られて傾げる。私はただ、和の言葉を待つばかりだった。 和「まず目の話ね。例えばの話。律が澪の事を殺したいほど憎いとするわ」 律「それはない」 和「例えばの話よ。なら、律は澪が好きです。律は澪に告白をします。律は澪のどこを見て言う?」 律「そりゃ胸だろ♪」 ゴン 律「ずみばぜんでじだ………」 和「律はやっぱりダメね。ムギならどこを見て言う?」 紬「そうですね……本当に澪ちゃんの事を愛したいなら目を見ますね……」 和「そうでしょ。なら、殺したいほど憎い時は?」 紬「同じように目を見て言うわね。軽蔑の意思を現して……」 和「そうよね。澪、あなた唯の目をしっかり見たのかしら?」 澪「…………………」 澪「……………見てない」 実際、唯に会って罵倒を喰らったショックで私は唯の顔をよく見ていなかった。なら、そこ目を確認すれば…… 和「まあ、慌ててはダメよ。目がダメなら唯の手を見ること」 律「手はなんなんだよ?」 目はみんな納得したように聞いていた。しかし手は全く想像付かない。 和「簡単な話。癖よ」 澪「癖?」 思わず私は聞き返した。私の記憶が正しければ… 少なくとも隣にいてくれた唯に癖があるなんて想像も付かなかったからだ。 和「まあ澪の前じゃ控えてたのかも知れないわね」 そう言って和は両手を使って爪を指で擦り始めた。 和「とにかく爪を指で擦り始めたら嘘付いてることね。まあ、この癖は唯も知らないと思うわ」 律「よく見つけたな」 紬「ほんとよね」 和「そこは、唯の幼馴染だから。澪の知らない唯くらい山ほどとは行かないけど知ってるわよ」 そうだった。和はなんだかんだ言って唯の幼馴染。 恋人としての唯、私しか知らない唯のほかに和は知っている。 悔しいけど私より唯のことを知っている。 梓「澪先輩時間大丈夫ですか?」 律「ほら、行けよ」バン 澪「律……」 梓「頭痛まで時間がないんですよね?」 紬「はい、お見舞い品♪唯ちゃんの大好きなケーキよ」 澪「梓にムギまで……」 和「私の仮説だけど…唯は怖れているの」 澪「……何に?」 和「………簡単よ」 和「……澪が遠くに行ってしまうことを………」 澪「………………」 私が遠くに行く?どういう意味?でも、少し考えたら答えが見つかった。 いや、答えはもう私の事故からあったのだと思う。 澪「そういう事か……行ってくるよ」ガチャ 律「朗報しか聞かねーからな!」 澪「………」バタン 律「……………」 紬「………」 梓「…………」 和「………」 結局、唯は寂しかったに違いない。更に、私と律が仲良く退院するとこを見たんだろう。 バカだなぁ唯は……。そう簡単に私は唯を裏切るわけないのに……… いや、もう私は唯を何度も裏切ってきたのか。ならもうこれ以上…唯を悲しませないために……… 507―平沢唯 澪「…………7はラッキーセブンで縁起いいな。味方してくれるかも」 スッ 澪「…唯いるか?今日も来たぞ!」 唯「澪ちゃんまた来たの?懲りないなぁ~♪ 2日連続で来た勇気を讃えて今日はちょっと恋人役をやってあげるよ♪」 澪「いやいや唯、話を聞いてくれ」 唯「やだよ、私はお前の話を聞く理由ないし、さっさと死ねよ」 澪「っ…」 和(唯の目、または手を見た?) 澪(そうだ!まずは唯の目を見る) 唯「大体、お前はホントりっちゃんがいないと何も出来ないよね」 澪(次に手も確認する) 唯「わかった!あずにゃんだね!もう、秋山かと思っちゃったよ」 澪「……?」 澪(やっぱり……私が目を合わせようとすると避けてる) 澪(いや、私と目を合わせたくない?それに手もいじり始めた) 唯「あずにゃんどうしたの?……さっきから黙り込んでて?」 澪(やっぱり。和の言った通りだ) 澪「なあ唯、私の目を見て話して」 唯「!……いや。あずにゃんの偽者なんか死んじゃえ!目なんて見たくも合わせたくもない!」 澪「いいから、私の目を見て欲しい!」 唯「なっナースコール押すよ!」 澪「構わない!唯と目を合わせれば唯が押そうと構わない!」 唯「いい加減にっ澪「死ねと言ってみてよ!」 唯「!」ビクッ 澪「さっきみたいに……そしたら…もう、来ない…」 唯「…………………」 澪「どうせ、もうすぐまた頭が痛み出して記憶がなくなるんだ。 それで唯の事はとは平沢さんとしか呼べなくなる。 だから…お願いだ。死ねとか帰れとか言ってよ……」 唯「…………」 唯「……出来ない……」 唯「…そんなこと……できるわけ…」グス 唯「ない……よ…」ポロポロ 澪「じゃあ、私の目を見て何か言ってよ」ポロポロ 唯「大好きだよぉぉぉ!みおちゃああああん!わあああぁぁぁぁん!」 澪「……よく言えたな…」グスグス 唯が怖れていたのか、ただの意地悪だったのか、私にはよくわからない。 ただ、今はただ泣き叫んでいる幼い子供のような唯が私の事を好きでいてくれた事が何よりも嬉しかった。 澪「……落ち着いたか?」 唯「……まあ…なんとか…」ゴシゴシ 澪「色々聞きたいが……まずは…」 唯「怖かったんだよ……新しい澪ちゃんが」 唯「約1ヶ月かな。澪ちゃんの面倒を見たのは……」 唯「それまで、澪ちゃんとは十回くらい自己紹介したよ」 唯「それでも、全く覚えてくれなくて………グスッ」 唯「それが日に日に私の疲労へと代わって…」 唯「でも、私は一つの事ならやり込む性格だし…澪ちゃんを信じてたから…」 唯「何度も何度も……1から私の事を説明したり、常に澪ちゃんと行動してた」 唯「一昨日の夜かな……」 唯「よっぽど疲れてたんだよね」 唯「アイス買いに行ったら…歩道橋から落ちてこのザマだよ………あはは」 唯「色々骨折しちゃってさ……」 唯「こんな姿…本当は憂にだって……グスッ…見せたくないのに…」ポロポロ 唯「だから…澪ちゃんの事は記憶戻らないなら、憂のお姉ちゃんの平沢さんのままで良かったと思った」 唯「昨日、澪ちゃんが退院した時りっちゃんが隣にヒック…いたから任せられれと思ったけど………」グスン 澪「………それで」 澪「………それで」←ここより下追加 唯「りっちゃんと仲良くしてる……澪ちゃんを見てると心がズキズキした気がした」 唯「それで何度も頭の中から澪ちゃんを……グス追い払っても… 澪ちゃんとの思い出思い出しちゃって…………ヒック」グスグス 唯「夢までもが思い出映しちゃって……」 唯「本当は昨日澪ちゃんが私に会いに来てくれた時はとっても嬉しかったんだよ」 唯「でも、同時に不安だった」 澪「…………私の記憶…の事か」 唯「…………うん」 唯「さっきも話したけどこの1ヶ月の間に澪ちゃんに何度も自己紹介をした」 唯「私を思い出せないまま振り出しに戻った時もあった」 唯「ちゃんと私を思い出してくれた澪ちゃんもいた」 唯「私は大喜びしたよ。私だけじゃなくてりっちゃんにムギちゃん。あずにゃんも喜んだ」 唯「でも、その全部がぬか喜びだったんだよ」 澪「………………」 唯「だから、今の澪ちゃんも私だけまた抜けちゃうんじゃないかと正直怖いんだ」 唯「ならばいっそ私が澪ちゃんに嫌われれば良いと思ったんだ」 唯「昨日あれだけ言ったから、私の知ってる澪ちゃんはもう二度と来ない。 そう思ってた…いや確信してた………」 唯「でも、実際は私の知らないとこで強くなってた。とっても強く……」 唯「だから……私は、澪ちゃんが治る事……ううん…治っている事に信じているよ。 だって私の恋人だから//」 澪「……………………」 唯は私の知ってる唯より遥かに強かった。むしろ私の方が卑怯でとても弱い最低な奴だった。 こんな卑怯な私と唯が釣り合うか心配した。 ギュッ 唯「わわ!澪ちゃんいきなりどうしたの!?」 澪「唯!ごめんなさい。ホントゴメンううヒック……唯がこんなに頑張って グズ……たのに……私…私……」ポロポロ 唯「ううん。お互い様だよ。私も一度諦めかけた事あったよ」ナデナデ 澪「…………」メソメソ 唯「でも、りっちゃん達に本気で怒られちゃった。 特にあずにゃんなんか泣きながら説得してきたんだよ」 唯「それに初めは澪ちゃんが落ちてくる看板から私を助けてくれた」 唯「逆に私が看板に当たってたら澪ちゃんも私みたいになっちゃうと思う」 唯「私は昨日みたいに言われちゃったら来れないよ」 澪「…………ゆいぃ~」ギュ 思わず唯を強く抱きしめてしまった。身体中が痛いと悲鳴を上げるかと思うぐらい強く…… でも唯の心はそれ以上に強く… 唯「良い子良い子」ナデナデ 優しくて、私の頭を優しく撫でてくれた。 しばらくの間、私と唯はただ抱き合って心を慰めた。 その…唯っぽく言うと唯分補給//ってやつだ。 と、突然唯が私の栄養補給出来たのか明るい声を出した。 唯「ハイッ!さっきの話はおしまい!」 澪「?」 唯「これ以上澪ちゃんに話しても澪ちゃんを悲しくさせちゃうだけだし…… それに私も悲しくなっちゃうから………」 恐らく唯は話したいことを充分話したんだろう。ならば次は私が話す番だ! 澪「唯……私、唯に謝らなくてはいけないことがあるんだ」 唯「わかるよ。りっちゃんのことだね」 澪「ごめん」 唯「許さないよ」 澪「やっぱり?」 唯「嘘だよ。私があずにゃんに抱きつくのだって澪ちゃんは辛いでしょ?それと同じだよ」 唯「それよりも私が澪ちゃんに嘘付いてることにいつ気づいたの?」 澪「確信出来たのは唯の癖かな」 唯「癖?私に?」 澪「和が教えてくれたんだ。指の爪を擦り始めたら嘘付いてるって」 唯「ほぇ?気づかなかった」 澪「でも、私も気づかなかったから……和は私の知らない唯をたくさん知っているから悔しいよ」 唯「澪ちゃん…」 澪「まあ、和のおかげでまた唯の隣にいることが出来たし」 そう言って私は唯の手を握った。相変わらず冷たいけど、その分心は温かいんだ。 唯「澪ちゃん…頭の痛みは…来ないの…?」 澪「そう言われると頭が痛くなってきた」 唯「嘘!!嫌だよ!!澪ちゃん!」グス そろそろ意地悪もここまでにしてあげるか。 この悪さは唯にとっては辛いものかもしれないし、唯の泣き顔を拝めるのはいいけどやっぱり唯は笑顔が一番出しな。 澪「嘘だよ。痛みが全くしないんだ…ってこら叩くな。ゴメンゴメン悪かったって」 唯「ばかバカ!澪ちゃんの大馬鹿!もうこんな嫌な意地悪しないで!」ポカポカ 澪「アイス奢るから許してくれよ」 唯「アイスはいい。代わりにお願いがあるんだ……」 澪「お願い?」 唯「その……キス///…してくれないかな?///」モジモジ 唯はやっぱり可愛いな///でもやっぱり合わせて言って欲しいよ…… 澪「目を見て言ってよ///」 唯「いじわる///………キスして///」 澪「よく出来たな///」 澪「ん………///」 唯「……///」 澪「…………ふぅ///どうだ?」 唯「澪ちゃん」 澪「ん?」 唯「大好き///」 澪「私も、唯の事が大好きだ///」 エピローグ・~唯side~ その後、澪は面会時間になっても隠れてて私の隣にいてくれました。 次の朝は学校だったけど、時間ギリギリまで私の隣にいました。 それでね、なんと!澪の記憶障害も治ったんだよ! お医者さんも珍しい事だとか言ってビックリしたんだって。まあ一番驚いたのは私なんだけどね。 また、修学旅行も澪は行かないで私の傍に居てくれました。 その代わりに私の代わりに憂が、澪の代わりにあずにゃんが行きました。 修学旅行の日 唯「ねぇ本当に行かなくて良かったの?」 澪「確かに行きたかったなあ」 唯「なら行ってくれば良かったじゃん」 澪「唯が居ないんじゃ楽しくないだろ。それに…」 唯「それに~?」 澪「私がいないと唯はまた歩道橋から転げ落ちるからなぁ」 唯「過去の記憶を掘り起こしちゃ駄目だよ」 澪「ごめんごめん。でも安心してよ。憂ちゃんはともかく梓にもしっかりお土産を頼んどいたから」 唯「あずにゃんはさわちゃんにすぐバレちゃうんじゃない?」 澪「憂ちゃんがフォローするってよ」 唯「憂がボロださなきゃ良いんだけどね」 澪「ところで唯」 唯「なあに?」 澪「さわ子先生からカセットテープ預かったんだが、あれの中に何が録音されているんだ?」 唯「澪ちゃんだけの秘密だよ」 澪「ふ~ん。帰ったら聴くかな」 まさかいきなりカセットテープの話をされてあせっちゃったよ。 澪は時々変な事聞いてくるなもう♪でもそんな澪が私はダイスキなんだなぁ私は。 澪「なあ唯」 唯「何?」 澪「ベッドの中入っていいか?」 唯「狭いけどどうぞ~」 澪「もう離さないぞ」ギュ 唯「痛い痛い!」 澪「唯?」 唯「こんなに身体中骨折したのは産まれて始めてだよ。 それなのに澪ちゃんたら思いっきり抱きしめてきて……」 澪「そうか!骨折したんだったな。ゴメン」パッ ああ!もう!シュンとなってる澪が可愛すぎる! この事故も私と澪の思い出になる。いや、思い出を増やしていくってことかな。 唯「でも、澪ちゃんだから許すに決まってるじゃん」ギュ 身体中痛いけど私も澪を抱きしめ返す。身体は限界で満足には抱きしめることは出来なかった。 澪は一瞬身体の心配をするような顔をしたが、すぐに柔和な顔に戻って私をまた抱きしめてくれた。 澪「唯。あっ//あ//愛してるぞ//」 こんなに赤面してる澪は私しか知らない。 幼馴染のりっちゃんでも見たことない澪の顔。そんな一面が見れて嬉しかった。 だから私も言い返してやったんだ。 唯「私も//愛してるよ。澪ちゃん♪」 その後はどうなったかお任せするよ。えへへ~/// 終わり NEXT:Azusa after story・Ritsu last mission INDEX:唯アフター BACK:唯アフター02 戻る(SS) TOP
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/48542.html
【検索用 にゅーらいふ 登録タグ VOCALOID に 曲 鏡音リン 雪名けい】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:雪名けい 作曲:雪名けい 編曲:雪名けい 絵:雪名けい 動画:雪名けい 唄:鏡音リン 曲紹介 曲名:『ニューライフ』 雪名けい氏のボカロ処女作。 第2回プロセカNEXT応募楽曲。 テーマが「春に聞きたい曲」とのことなので、新生活ってどんな気持ちだったっけ??って思いながら作りました。(投コメより) 歌詞 (投稿者のコメントより転載) 1,2dayでbrand new life 意気込んで3,4,5 必要なものリストアップ これで全部? とりあえず気持ちを SNSにアップ 停滞するタスク やる気がない 面倒くさくて なんか落ちつかなくて 期待も不安も 混ぜ込んだ夜 空気を吸って 丸い背を伸ばす 怯えなくていい 私のニューライフ ready for new life これからさ あれとこれを 準備はいいかい? なんか寝付けなくて 頭は冴えちゃって ふわふわの羊が グルグルしてる ミスったらどうしよう まあなんとかなるか ネガティブとポジティブが 顔を出す 「はじめての挨拶」 検索欄に入れる ヒットするページ ピンとこない ドキドキとワクワク ていうかヒヤヒヤ 脳内が忙しい 曲でも聴こう good feelin' now 楽しくなる 踊りだす もうこんな時間 面倒くさくて なんか落ちつかなくて 期待も不安も 混ぜ込んだ夜 空気を吸って 丸い背を伸ばす 怯えなくていい 私のニューライフ ready for new life これからさ あれとこれを 準備はいいかい? コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/loaceli/pages/370.html
キャラクター エイカオンライン スローライフ:ナイトマジシャン 役職 性格 スカイプ 本人からコメント
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/9509.html
興亡の精霊アフター・ネメシス 光 レア (6) 4500 エンジェル・コマンド ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、あるいはバトルゾーンを離れる時、相手は自身の最もパワーが大きいクリーチャーを選ぶ。(2体以上あれば自分が好きな方を選ぶ)そのクリーチャーを新たなシールドとして持ち主のシールドゾーンに加える。 (F)語ろうではないか! 数多の文明の「興亡」と、それに携わった、今は名も忘れられた英雄を!-興亡の精霊アフター・ネメシス 作 楼砂 収録 混沌編第三弾 評価 名前 コメント 背景メモ 《創生の時代》のあと、《野生の時代》に数多の星の世界からの使者により、世界に《古代第一世界》が興った。その世界は、《粛清》を迎え、滅んだ。その後、長い年月をかけて復興した世界は《古代第二世界》を迎えたが、《大戦争》で海に沈み、《始祖の時代》を迎えた。
https://w.atwiki.jp/ccopedia2/pages/112.html
【各国の『明王の安慈~前編~』を検証してみる】 日本語 キワミとかつまんねえんだよ【このようなアンチコメントを画面いっぱいに書きまくる】 アンチ… キワメるとはこういう事だ! キワミ葉寿司!? (抹茶飲んだまま戦ってました) 英語 鬱です チンチンボーイ あんたとパイズリしたくて! スポンジ☆アフターライフ! ひっでぇwwwww ナムアミダブーツ(440円) 南米系スペイン語 バンジー/番神 ツンデレされた詩音 ワロテ さらば詩音! (抹茶を)飲まんと! 松屋のプロントバラけ岩鉄系ドリア ペヤ~ング!!/魅おおぉぉぉぉおおおん (今日は抹茶を飲んでませんでした) ポルトガル語 フルティンのキワミ エロ本がない! ボインとバイン 涙~ ウー(´゚д。`)ワファオ!!! 南米系ポルトガル語 ゴマダレ地獄 エロは失禁だお! フルチンノキワミ エロ本でっせ! エロ性器本 めりこんできよる! (今日は抹茶を飲み忘れました)
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/2428.html
今日 - 合計 - アフターバーナーIIIの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時41分47秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/asagaolabo/pages/1802.html
スローライフ / SLOW LIFE 【スローライフ】 マンゴーのような甘い時間を、あま~い声であなたにお届け スローライフ / SLOW LIFE 収録作品 収録CD 関連リンク CS版ポップンミュージック12 いろはで登場した楽曲。担当キャラクターはオリビア(AC5-2P ハリアイ新規)。 甘い時間(pop n mix) / BE THE VOICE BPM 128-256 5b-13 N-13 H-26 EX-34 新難易度 5Buttons NORMAL HYPER EXTRA (18) (19) (32) (40) ゆったりとしたボッサのリズムにギターと女性ボーカルが心地よい、和田純子と鈴木俊治からなるユニット「BE THE VOICE」が提供した曲で、副題の「pop n mix」の通り、元は1999年6月リリースの2nd CD「SIGN」の収録曲。マンゴーの素晴らしさをより多くの人に知ってもらい、マンゴーをたくさん食べてほしいという願いがこめられている。歌詞にはマンゴーを買って気分が良い姿が想像できる。マンゴーに何か取り付かれたような感じがしそうな、聞けば聞くほどはまりそうな気がする。 そんなゆったりとした曲とは裏腹に、ハリアイでわかるようにBPMが倍になる部分があるため、まずHs調整で困るだろう。しかし、高速部分(「マンゴーマンゴー・・・」と繰り返している)は一定のパターンになっているため、暗譜ができるなら低速部分に調整をすればよいが、そうでないなら高速部分を考慮して低速部分は何とかしてゲージを維持するようにしたい。普段より視点を低くすると見切りやすいかも。最後のオブジェはBPMが元に戻ってから押すので焦りは禁物。 また、譜面にも特徴があり、HとEXでは歌にあわせてマンゴーを1つずつ買っていくごとにパーカッションに割り当てられた左黄色が1つずつ増えていくというなかなか面白い演出が施されている(ノーマルでは増えていくマンゴーの部分は全て交互押しに割り当てられている)。高速部分に関しては、ノーマルは歌にあわせて押すだけだが、ハイパーは左上がりの階段になっているので場合によってはミラーやランダムで対処しよう。EXになると2つの譜面を複合したような構成で、左白でリズムを取る形になる。とはいえ、EXはマンゴーの連打が隣接同時押しを含んだり、マンゴーを全部買う部分で1+4の同時押しと4と6の交互32分連打の複合が繋げにくい。高速地帯ではH同様の大階段に歌に合わせた同時押しが絡む叩きにくい配置になっているが、パターンそのものは「同時押し→階段&同時押し」の繰り返しで譜面配置自体も終始同一パターンの反復になっているため、ある程度手の動かし方を覚えればゲージは残し易い。ただし、フィニッシュ直前の「マンゴマンゴ・・・」は階段から始まるので焦って間違えないように注意。 収録作品 CS版 ポップンミュージック12 いろは 収録CD SIGN / BE THE VOICE(1999/06/25発売) 関連リンク BE THE VOICE 楽曲一覧/ポップンミュージック12 いろは