約 928,205 件
https://w.atwiki.jp/moecc/pages/493.html
アトリエさくらで売っている、課金ポントで購入できる 「他」 商品の一覧です。 モエンでの購入一覧はコチラ ・・・ 【1】 ◆ショップ追加履歴◆ new↑old↓ ※過去3日まで記載 14/02/28 にわとり 白 (色違い含 計2点) ソフトマフラー チェックブラウン (色違い含 計4点) ツインサイドマフラー チェッククリーム (色違い含 計3点) 13/08/23 朝顔と共に ブルー (色違い含 計8点) 13/08/09 かき氷屋 ブルーハワイ (色違い含 計4点) 他 カーテンレース 白 カーテンレース 桃 画像 ¥ 500 500 他 十五夜団子餡 画像 ¥ 200 他 揺らめく蝶々青 揺らめく蝶々紫 揺らめく蝶々紅 揺らめく蝶々桃 揺らめく蝶々白 画像 ¥ 500 500 500 500 500 他 揺らめく蝶々黄 揺らめく蝶々緑 揺らめく蝶々黒 画像 ¥ 500 500 500 他 いちごキヤンチェ みるくキヤンチェ みるくキヤンチェル いちごキヤンチェル 画像 ¥ 50 50 50 50 他 ゴールデンハムスター ジャンガリアンハムスター 画像 ¥ 200 300 他 Mousse ホワイト Mousse イエロー Mousse ピンク Mousse パープル Mousse ブルー 画像 ¥ 200 200 200 200 200 他 Mousse ウォーター Mousse グリーン Mousse オレンジ 画像 ¥ 200 200 200 他 newかき氷屋ブルーハワイ newかき氷屋イチゴ newかき氷屋メロン newかき氷屋オレンジ newかき氷屋ブルーベリー 画像 ¥ 200 200 200 200 200 他 new朝顔と共にブルー new朝顔と共にパープル new朝顔と共にグレー new朝顔と共にピンク new朝顔フェンスブルー 画像 ¥ 200 200 200 200 200 他 new朝顔フェンスパープル new朝顔フェンスグレー new朝顔フェンスピンク 画像 ¥ 200 200 200 他 newにわとり 白 newにわとり 黒 画像 ¥ 150 150 他 newソフトマフラーチェックブラウン newソフトマフラーチェックブルー newソフトマフラーチェックレッド newソフトマフラーチェックグレー 画像 ¥ 150 150 150 150 他 newツインサイドマフラーチェッククリーム newツインサイドマフラーチェックホワイト newツインサイドマフラーチェックグリーン 画像 ¥ 150 150 150 ▲ページTOPへ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/700.html
前ページ次ページゼロのアトリエ 船員達の声と眩しい光で、ヴィオラートは目を覚ました。青空が広がっている。 舷側から下を覗き込むと、白い雲が広がっている。船は雲の上を進んでいた。 「アルビオンが見えたぞー!!」 鐘楼の上に立った見張りの船員が声を上げる。 ヴィオラートは眼下を覗き見るが、見えるのは白い雲海、どこにも陸地など見えはしない。 隣でやはり寝ていたらしい、ルイズが起き上がる。 「ねえ、どこに陸地があるのかな?」 ヴィオラートがそう問いかけると、ルイズが「あっちよ」と言って空中を指差した。 「ん?」 ルイズが指差す方向を振り仰いで、ヴィオラートは息をのんだ。 巨大な…まさに巨大としか言いようのない光景が広がっていた。 雲の切れ間から、黒々と大陸が覗いていた。大陸は遥か視界の続く限り延びている。 地表には山がそびえ、川が流れていた。 「驚いた?」 ルイズがヴィオラートに言った。 「うん。こんなの、見たことないよ…」 ヴィオラートは目を丸くして、呆然と空に浮かぶ大陸を眺めた。 「浮遊大陸アルビオン。ああやって、主に大洋の上をさ迷ってるわ。通称『白の国』」 「白の国?」 問うようなヴィオラートの視線に、ルイズは大陸を指差す。 大河から溢れた水が霧となって、大陸の下半分を包んでいる。 霧は雲となり、ハルケギニアの大地に雨を降らせるのだとルイズは説明した。 ゼロのアトリエ ~ハルケギニアの錬金術師21~ その時、鐘楼に登った見張りの船員が大声を上げた。 「右舷前方の雲中より、船が接近してきます!」 ルイズは言われた方を向く。なるほど、大きな黒い船が一艘近づいてくる。 舷側に開いた穴から、大砲が突き出ている。 「いやだわ…反乱勢、貴族派の軍艦かしら」 後甲板でワルドと並んで操船の指揮を取っていた船長は、見張りが指した方角を見上げた。 「アルビオンの貴族派か?お前達の荷を運んでいる最中だと教えてやれ」 見張り員は手旗を振った。しかし、何の返信もない。 副長が駆け寄ってきて、青ざめた顔で船長に告げる。 「あの船は旗を掲げておりません!」 「してみると、く、空賊か!」 「間違いありません!内乱の影響で、活動が活発化していると聞き及びますから…」 「逃げろ!取り舵いっぱい!」 船長は船を遠ざけようとしたが、時既に遅し。黒い船は脅しの一発を放った。 鈍い音がして、何発もの砲弾が雲の彼方へと消えてゆく。 「停船命令です、船長。」 船長は苦渋の決断を迫られた。この船だって武装はしているが、 あの黒い船に比べたら役立たずの飾りのようなものだ。 助けを求めるように、隣にたったワルドを見つめる。 「魔法は、この船を浮かべるために打ち止めだよ。あの船に従うんだな」 ワルドは落ち着き払って言った。 船長は「これで破産だ」と呟き、停船命令を下した。 「何だろう?」 ヴィオラートは急に現れた船に興味を抱き、身を乗り出して観察しようとする。 その時丁度、黒い船の脅しの一発が一斉に火を噴いた! 「うわっ!!」 思わず飛びのき、甲板にへたり込む。しばらく呆けた後もう一度、今度はおそるおそる顔を出すと… 黒い船の舷側に弓や小型火器で武装した男達が並び、二つの船の間にロープが張られ、 それを伝って刀剣を持った屈強な男達がやって来るのが見えた。 「ふー、びっくりした。あれは…盗賊さん達かな。この世界の盗賊さんってあんな船まで持ってるんだ」 盗賊の十や二十なら物の数ではないし、大砲や小火器の二~三斉射なら素で耐える自信はあるが 少しばかり人数が多すぎるし、何よりルイズ達がいる。 「とりあえずは…我慢かな。」 状況はヴィオラート達に不利だ。今の所は大人しく従うフリをしておいたほうがいい。 ヴィオラートはそう判断し、機会を待つことにした。 ロープを伝った男達が、ついに甲板に降り立つ。 「船長はどこでえ」 「わたしだが」 船長は震えながら、それでも精一杯の矜持を示しつつ手を上げる。 派手な男が大股で船長に近づき、抜いた曲刀で顔をぴたぴたと叩いた。 「船の名前と、積荷は?」 「トリステインの『マリー・ガラント』号。積荷は硫黄だ」 男はにやっと笑うと、船長の帽子を取り上げ、自分が被った。 「船ごと全部買った。代金はてめえらの命だ」 船長が屈辱で震える。それから男は、甲板に佇むルイズとヴィオラートに気付いた。 「おや、貴族の客まで乗せてるのか」 男はルイズとヴィオラートをじっくりと見比べた後、ルイズに近づき、顎を手で持ち上げた。 「こりゃあ別嬪だ。お前、俺の船で皿洗いをやらねえか?」 男達は下卑た笑い声を上げた。ルイズはその手をぴしゃりと撥ね付けた。 燃えるような怒りを込めて、男を睨みつける。 「下がりなさい、下郎」 「驚いた!下郎と来たもんだ!」 男は大声で笑った。ついで他の男達もおかしくてたまらないといった具合の笑い声を上げる。 「てめえら。こいつらも運びな。身代金がたんまり貰えるだろうぜ」 ルイズ達は杖を奪われ、船倉に閉じ込められることになった。 船倉には、酒樽やら穀物の袋やら火薬やら砲弾やらが雑然と積まれていた。 ワルドは興味深そうに、その積荷を見て回っている。 「さて…」 ヴィオラートは二つの赤いバッグを揺らして立ち上がった。 船倉に入る前、一応中身を見せろとは言われたものの、 ヴィオラートが計八本のやる気マンマンなにんじんを取り出し、バッグを逆にして振って見せ、 カロッテ村のにんじんの素晴らしさをこれでもかこれでもかと力説し始めると、 男達は大した興味も示さずにため息を一つついてワルドを調べに回ったのである。 誤魔化そうとした意図はあっても、ヴィオラートは半分くらい本気で語ったのだが… まあそれはいつものこと。いつか語り合える同士が現れるさと、ヴィオラートは自分を慰めたのだ。 「そろそろ脱出しておいた方がいいよね」 ヴィオラートたちを狙っている兵器はなく、敵もせいぜい見張りが数人いるだけ。 アルビオンは目前で、ワルドは飛べるし、ホウキとフライングボードはバッグに入れてある。 ワルドに秘密バッグを知られてしまうのはちょっとあれだが、背に腹は変えられない。 フラムあたりで強引に壁をぶち破って、適当に爆弾をばら撒いた後混乱に乗じて逃げる。 と言った作戦が無難なところだろうか。 ヴィオラートがプランを説明しようとルイズの方へ向き直った時、扉が開いた。 「飯だ」 太った男が、スープの入った皿を持ってきたようだ。 扉の近くにいたルイズが受け取ろうとすると、男はその皿をひょいっと持ち上げる。 「質問に答えてからだ」 「言ってごらんなさい」 「お前達、アルビオンに何の用があるんだ?」 「旅行よ」 ルイズは腰に手を当て、毅然とした態度で言った。 「トリステイン貴族が、今のアルビオンに旅行?何を見物するつもりだ?」 「そんなこと、あなたに言う必要ないでしょ?」 「恐くて泣いていたくせに、ずいぶんと強がるじゃねえか」 空賊は笑うと、皿と水の入ったコップを差し出した。 空賊が去った後、三人は一つの皿から同じスープを飲んだ。飲んでしまうとする事がなくなる。 とりあえずヴィオラートはもう一度、プランを説明しようと二人に向き直るが… もう一度、すぐに扉が開いた。今度は痩せぎすの空賊だ。 空賊は三人を見回すと、楽しそうに言った。 「おめえらは、もしかしてアルビオンの貴族派かい?」 ルイズ達は答えない。 「黙られるとわからねえんだが…だったら失礼した。俺達もまあ貴族派のお仲間だからな」 「じゃあ…この船は反乱軍の軍艦なわけ?」 「いやいや、協力関係っていう所だ。で、どうなんだ?貴族派なら、きちんと港まで送ってやろう」 ヴィオラートとワルドはほっとした。これで、港までは安全に運んでもらえる事になるだろう。 しかし、ルイズは首を縦に振らずに、真っ向からその空賊を見つめた。 「誰が薄汚いアルビオンの反乱軍なものですか」 空賊は、いや、ヴィオラートとワルドもあっけにとられて言葉を失った。 そして空賊は笑う。 「正直なのは結構だが、お前達ただじゃ済まないぞ?」 「あんたたちに嘘ついて頭下げるぐらいなら、死んだ方がましよ」 「…頭に報告してくる。その間にゆっくり考えるんだな」 空賊は苦笑しながら去っていった。 「ねえ、ルイズちゃん」 「なによヴィオラート。言っとくけど私諦めないわよ。最後の最後までね」 真っ直ぐにそう言うルイズが眩しかった。なので、頭を撫でてみる。 「な、なによ!子ども扱いしないで!」 「ルイズちゃん。いざってときは、空を飛んで逃げるからね?」 それだけ言うと手を離し、頷く。 ヴィオラートの真剣な目に、ルイズも思わず頷く。 そして、再び扉が開いた。先ほどの痩せぎすの空賊が、真剣な面持ちで告げる。 「頭がお呼びだ」 扉を開け、通されたのはこの船の船長室。最初に出会った派手な男が、どうやら船長であるらしい。 頭の周りでは、空賊たちがニヤニヤ笑ってルイズたちを見つめている。 「おい、お前達、頭の前だ。挨拶しろ」 しかし、ルイズはきっと頭を睨むばかり。頭はにやっと笑った。 「気の強い女は好きだぜ。子供でもな。さてと、名乗りな」 「大使としての扱いを要求するわ」 ルイズは、頭のセリフを無視して言った。 「王党派なのか?」 「ええ、そうよ」 「何しに行くんだ?」 「あんたらに言う事じゃないわ」 頭は、歌うように楽しげな声でルイズに言った。 「貴族派につく気はないかね?あいつらはメイジを欲しがってるぜ?」 「死んでも、嫌よ」 ルイズは胸を張った。 それを見た頭は耐え切れないといった様子で、低い笑い声を漏らす。 「くくっ、失敬。貴族に名乗らせるなら、まずこちらから名乗るのが礼儀だったな」 周りに控えた空賊たちが、一斉に直立不動の姿勢をとった。 「私はアルビオン王立空軍大将…いや、それよりはこちらの肩書きの方が通りはいいかな?」 頭はカツラを外し、ヒゲをはがす。現れたのは凛々しい金髪の若者。 「アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ」 ルイズは口をあんぐりと開けた。ヴィオラートもぼけっとして、いきなり名乗った皇太子を眺める。 ウェールズはにっこりと魅力的な笑みを浮かべると、ルイズたちに席を勧めた。 「アルビオン王国へようこそ、大使どの。さて、御用の向きを伺おうか」 前ページ次ページゼロのアトリエ
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/356.html
■ 【im@s×エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士2~】雪歩のアトリエ ■ あらすじ ■ 登場人物雪歩 天の声 エルフィール・トラウム 伊織 千早 ヘルミーナ ■ アイテムぴゅう太、エニアック、フェニックス、PC98、TK-80、MC6800 精神分離機 テラフラム 中和剤(緑) ミスティカティ ■ コメント・タグなどすっとこどっこい コメント 暗黒大将軍 タグ ■ 【im@s×エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士2~】雪歩のアトリエ ■ あらすじ PC版「エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士2~」をプレイしていた雪歩。 春香の精神分離機によって、精神だけゲームの世界へ送り込まれた雪歩の運命や如何に? ■ 登場人物 雪歩 主人公。 ザールブルグの街で錬金術師をやることに。 ゲーム世界から見たら異世界の住人のため、MPを持たない。 元の体は春香によってオモチャにされている。 天の声 雪歩をサポートする黒っぽいアドバイザー。 正体は春香。 エルフィール・トラウム 本来の主人公。愛称はエリー。 自宅にいた雪歩を泥棒と思い込み、テラフラムで吹き飛ばそうとする。 エンデルクをローレライの鱗無しで撃破できる鬼。 どこまでもポジティブ。 何の因果かアカデミーの積もり積もった負債銀貨一億枚を払うことに。 払えないとは全く思ってないらしい。それよりも雪歩との約束を反故しそうなことに落ち込む大器。 伊織 よりによって鎧とくっついてしまった可哀想な人。 第六話でホムンクルスに魂を移し替えられ、やっと暗黒大将軍状態から脱却。 その後、自身をホムンクルス化したヘルミーナの元に身を寄せる。 幼い頃のヘルミーナと声が似ているらしい。それもそのはず、本作から20年ほど前を描いた「リリーのアトリエ」でのヘルミーナ役は伊織役の釘宮理恵さんだから。 千早 洗濯板とくっついた。なんという千早いじめ。 石を投げると「くっ!」と鳴く。 ヘルミーナ エリーのアトリエのキャラクター。 アカデミーの教官で、色々と怪しい研究をしている。 天の声すらも黙らせる気迫の持ち主。 ■ アイテム ぴゅう太、エニアック、フェニックス、PC98、TK-80、MC6800 雪歩が使っていたコンピュータ群。 どう考えても、「エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士2~」が起動しそうもない機種ばかり。 精神分離機 某スイーパーの相棒が使う100tハンマーに見えなくもない。 テラフラム エリーが製作したアイテム。 最強の爆弾だが、味方も巻き込む。 中和剤(緑) 緑属性のアイテム作成時、他属性のものを使用する際に必要なアイテム。 錬金術の初歩中の初歩。 ミスティカティ ミスティカの葉を使ったお茶。美味しい。 MP0な雪歩の必須アイテム。これがないと産廃すら作れない。 ■ コメント・タグなど すっとこどっこい コメント 元ネタはブロスコミックで連載していた『マリーとエリーのアトリエ』から。 ちなみに続編『Second Season』がマジキューコミックスから発売している。 錬金術師に関わると感染する。病源はまず間違いなくマリーことマルローネ。 暗黒大将軍 タグ 鎧の腹に顔がある、伊織の状態のこと。 暗黒大将軍とはTVアニメ「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「真マジンガー 衝撃!Z編」、OVA「マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍」、劇場映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」に登場する敵キャラ。 こんな奴です(OVA版)。 Second Seasonによれば、錬金術を極めようとするとすっとこどっこいついでに婚期を逃すとか。 -- 名無しさん (2009-08-17 01 41 38) 「暗黒大将軍」の追加希望 -- 名無しさん (2009-09-14 20 56 48) アカデミーの赤字経営は気にしなくていいのか -- 名無しさん (2009-10-28 15 11 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/788.html
前ページ次ページゼロのアトリエ ひとつの世界があり、ひとつの大陸があり、ひとつの半島がある。 半島に位置する小国「カナーラント王国」。 その中にある小さな村「カロッテ村」に、ひとりの少女が住んでいた。 これは、大きな世界に比べれば、とてもささやかでちっぽけな ごくありふれた、一人の少女の物語――― 「拡張計画の相談ですか?」 「そうじゃ。二つの計画があってな…」 ある日。ヴィオラートの店を訪ねたオイゲン村長が、村の拡張計画を持ち出した。 オイゲンは威勢のいいポーズをとり、指を高く天に上げて、まず叫んだ。 「難攻不落カロッテ要塞!」 「カロッテようさい?」 「そうじゃ。なにしろ国が全面的に支援してくれるからのう。安定した生活が見込める」 一人で勝手にうむうむと納得しながら、オイゲンは懐を探り、 アジのひらきの置物を取り出してまた、叫んだ。 「驚天動地カロッテランド!」 「きょうてんどうちカロッテランド?」 「うむ。実に魅力的な提案じゃし、可能性はあると思う。が…不安定なのは否めんのう」 村長は微妙に顔を赤らめながらアジのひらきの置物をしまいこみ、改めてヴィオラートに向き合う。 「村の意見も分かれていてな。功労者たるヴィオラートの意見を聞きにきたのじゃ」 「それは…でも、あたしが決めちゃうことになるんですか?」 ヴィオラートが言葉を濁すと、オイゲンは真面目な顔になって答えた。 「いや、わしらがこうして村にいるのは、お前の頑張りのおかげじゃからのう」 しみじみと語るオイゲンに後押しされたヴィオラートは、 村の拡張計画について真剣に考えを巡らせる。 要塞化されれば廃村の危機は免れ、確実に村は活性化するだろう。 しかし、武器や爆弾の使用目的、そしてそれを求める客層。 本格的に要塞になれば、そのような人や物事を呼び込む事になる。 「村長、あたしは―――」 その日、ヴィオラートは一つの決断を下した。 その時点ではただ、何となくこう思った程度の決断であった。 しかし、たしかにヴィオラートは意思と信念を持って決めたのだろう。 無限の可能性に彩られた未来、ヴィオラートの錬金術が向かう道を。 ゼロのアトリエ ~ハルケギニアの錬金術師22~ あまりのことに、ルイズ達は口が聞けなかった。ぼけっと、呆けたように立ち尽くす。 「いや、大使殿には失礼いたした。しかしながら、君達が王党派というのがなかなか信じられなくてね」 ウェールズは、イタズラっぽく笑って言った。 「堂々と王軍の軍艦旗を掲げれば、あっという間に反乱軍に囲まれる。空賊を装うしかない、というわけさ」 そこまでウェールズが言っても、ルイズは立ち尽くすばかり。 いきなり目的の王子が眼前に現れたので、心の準備ができていないのだ。 それを見たワルドが、優雅に頭を下げて言った。 「アンリエッタ姫殿下より、密書を言付かって参りました」 「ふむ、君は?」 「トリステイン魔法衛士隊グリフォン隊隊長、ワルド子爵」 それからワルドは、ルイズたちをウェールズに紹介した。 「そしてこちらが姫殿下より大使の大任を仰せつかったラ・ヴァリエール嬢」 「こちらはその使い魔たるヴィオラート・プラターネ嬢にございます、殿下」 「なるほど!君のような貴族が後十人いれば、我らがこのような姿を晒す事もなかったろうに!」 ウェールズは大仰にそう嘆息した後、本題に入る。 「して、その密書とは?」 ルイズが慌てて、胸のポケットからアンリエッタの手紙を取り出した。恭しくウェールズに近づく。 それから、ちょっと躊躇うように口を開いた。 「あ、あの」 「なんだね?」 「その、失礼ですが、本当に皇太子様?」 ウェールズは笑った。 「まあ、無理もない。さっきまでの顔を見せられてはね。…証拠をお見せしよう」 ウェールズは自分の指に光る指輪を外すと、ルイズの嵌めた『水のルビー』に近づける。 二つの宝石は共鳴し、その間に虹の輝きを創り出す。 「水と風は虹を作る。王家の間にかかる橋さ」 ルイズは頷いた。 「大変、失礼をばいたしました」 ルイズは一礼して、手紙をウェールズに渡す。 ウェールズは愛しそうにその手紙を見つめ、花押に接吻した。 それから慎重に封を開き、中の便箋を取り出して読み始めた。 「姫は結婚するのか?あのアンリエッタが。私のかわいい…従妹は」 ワルドは無言で頭を下げて肯定した。 ウェールズは再び手紙に視線を落とす。最後の一行まで読んで、微笑んだ。 「了解した。何より大切な手紙だが、姫の望みは私の望みだ。返すことにしよう」 ルイズの顔が輝く。 「しかし、今手元にはない。空賊船に姫の手紙を連れてくるわけにはいかぬのでね」 ウェールズは笑って言った。 「多少面倒だが、ニューカッスルの城までご足労願いたい」 ルイズたちを乗せた軍艦『イーグル』号は、浮遊大陸アルビオンの海岸線を、 雲に隠れるようにして航海した。三時間ばかり進むと、大陸から突き出た岬が見えてくる。 岬の先端には、高い城がそびえているようだ。 ウェールズはルイズたちに、あれがニューカッスルの城だと説明した。 しかし『イーグル』号は真っ直ぐ城へ向かわず、大陸の下に潜り込むような進路を取る。 「なぜ、下に潜るのですか?」 「叛徒どもの、艦だ」 ウェールズは城のはるか上空を指差す。 遠く離れた岬の上から、巨大な船が降下してくる途中であった。 長さは『イーグル』号のゆうに二倍はある。帆を何枚もはためかせて降下したかと思うと、 ニューカッスルの城めがけて並んだ砲門を一斉に開いた。 砲弾は城に着弾し、城壁を砕き、火災を発生させる。 「かつての本国艦隊旗艦『ロイヤル・ソヴリン』号だ。叛徒どもは『レキシントン』と呼んでいるがね」 ウェールズは微笑を浮かべて言った。 「あの艦は、空からニューカッスルを封鎖しているのだ。たまに嫌がらせのように砲撃を加えてくる」 ルイズは、雲の切れ目に遠く覗く巨大戦艦を見つめる。 「備砲は両舷あわせ百八門。おまけに竜騎兵まで積んでいる」 なるほど、無数の大砲が舷側から突き出て、艦上にはドラゴンが舞っていた。 「さて、我々の船はあれを避けて、大陸の下から城に近づく。そこに我々しか知らない秘密の港があるのだ」 雲中を通り、大陸の下に出る。大陸の陰と雲に遮られ、視界はゼロに等しい。 そのため、反乱軍の軍艦は決してこのあたりには近づいてこないのだ。 「我々にとっては、庭のようなものだが」 貴族派、あいつらは所詮空を知らぬ無粋者さ、とウェールズは笑った。 しばらく航行すると、頭上に黒々と穴が開いている部分に出た。 『イーグル』号はゆるゆると上昇し、航海士の乗り込んだ『マリー・ガラント』号が後に続く。 ワルドが感嘆して呟く。 「まるで空賊ですな、閣下」 「まさに空賊なのだよ、子爵」 穴から港にたどりついたルイズ達は、城内のウェールズの居室へと向かう。 王子の部屋とは思えない、質素な部屋であった。 王子は机の引き出しを開き、宝石のちりばめられた小箱を取り出す。 鍵を使い蓋を開けると、そこにはアンリエッタの肖像が描かれていた。 「…宝箱、でね」 王子は中から手紙を取り出し、ゆっくりと読み返し始める。 何度もそうやって読まれたらしい手紙は、既にボロボロであった。 読み終わると、ウェールズは手紙をたたみ、封筒に入れてルイズに手渡した。 「ありがとうございます」 ルイズは深々と頭を下げ、その手紙を受け取る。 「明日の朝、非戦闘員を乗せて出航する『イーグル』号に乗って帰りなさい」 ウェールズの言葉に、ルイズはじっと俯いていたが、そのうち決心したように口を開いた。 「あの…殿下。王軍に勝ち目はないのですか?」 「ないよ。我が軍は三百、敵軍は五万。我々にできる事は、せいぜい華々しく散ってやる事だけだ」 ルイズは再度、俯いた。 「殿下の討ち死になさるさまも、その中に含まれるのですか?」 「当然だ。私は真っ先に死ぬつもりだよ」 傍でやりとりを見ていたヴィオラートはため息を漏らす。 明日にも死ぬというのに落ち着き払った皇太子の態度は、何だかお芝居の中の演技のようにも見えた。 ルイズは一礼し、さらに発言を重ねる。 「殿下、失礼をお許しください。恐れながら、申し上げたいことがございます」 「何なりと申してみよ」 「この、ただいまお預かりいたしました手紙の内容、これは…」 「ルイズちゃん」 ヴィオラートがたしなめる。さすがにそれはまずいだろうと思ったのだ。 しかし、王子はほんの少し悩んだ後、はっきりと言い放つ。 「まあ…お察しの通り、恋文だよ。ゲルマニアの皇帝と婚約するとなれば、邪魔になる類のものさ」 「姫様は、殿下と恋仲であらせられたのですね?」 「昔の話だ」 ルイズは熱っぽい口調で、ウェールズに言った。 「殿下、亡命なされませ!トリステインに亡命なされませ!」 「それはできんよ」 ウェールズはその誘いを言下に否定した。 「そろそろパーティーの時間だ。我が王国最後の客として、君達には是非出席して欲しい」 それだけ言うと、ウェールズはルイズたちを促す。 ルイズ達は部屋の外に出た。ワルドだけが、居残ってウェールズに一礼する。 「まだ、何か御用がおありかな?子爵どの」 「恐れながら、殿下にお願いしたい議がございます」 「なんなりとうかがおう」 ワルドはウェールズに、自分の願いを言って聞かせた。 「なんともめでたい話ではないか。喜んでそのお役目を引き受けよう」 パーティーは、城のホールで行われた。簡易の玉座が置かれ、 玉座にはアルビオンの王、年老いたジェームズ一世が腰掛け、集まった臣下たちを目を細めて見守っている。 明日で自分達は滅びるというのに、ずいぶんと華やかなパーティーであった。 王党派の貴族たちはまるで園遊会のように着飾り、テーブルの上には様々なご馳走が並んでいる。 ヴィオラートは憂鬱になった。死を前にして明るく振舞う人たちは、この上もなく悲しく見える。 思わず人気のない方に目をそらすと、ルイズが真剣な面持ちでヴィオラートを見つめていた。 「ヴィオラート」 ルイズは戸惑うように切り出す。 「ワルドが、皇太子に立ち会ってもらって…結婚しようって」 それだけ言うと、ヴィオラートの返事を待つかのように黙り込んだ。 「ルイズちゃん、あの人は…」 「うん、分かってる。でも、結婚してもいいかなって…そう思えるようになったから」 「…そう」 不自然である。ルイズがどれほどのものかは良く知らないが、貴族なのだ。 それが、駆け落ちでもないのに親兄弟すら招かないで結婚式を?しかもこんな状況で? 「ルイズちゃんがそう思うなら、いいんじゃ…ないかな」 ヴィオラートはそれだけ答えて、ルイズにやわらかい微笑を向ける。 ワルドとの対決は避けられないな、と思いながらも。 ルイズは少しほっとした表情を見せると、もう一つの、おそらくは本題を切り出した。 「ねえヴィオラート、皇太子を何とか…助けられない?」 ヴィオラートは躊躇せず、しかしゆっくりと首を振った。 「さすがに…五万はちょっと多すぎるかな」 「そう」 「それに…」 ヴィオラートはルイズの肩をしっかり掴んで、かんで含めるように言い聞かせる。 「ウェールズさんに加担すれば、アルビオンの犠牲者が増える事になるんだよ?」 「で、でも、それで皇太子が助かるなら…」 「ルイズちゃん。あの人はもう死ぬつもりなんだよ」 「かもしれない。けど、ヴィオラートが助けてくれれば、もしかして!」 ルイズは、熱と期待に満ちた視線をヴィオラートに叩きつけた。 「ルイズちゃん。あたしがアルビオン軍と戦う理由は…何?」 「え?」 不意を突かれて、ルイズは一瞬言葉を探す。 「だって、アルビオン貴族は敵だから…」 「敵。どうしてそう思うのかな?」 「だって、反乱を起こして、アルビオンの後はトリステインに攻め込もうとしてる…」 「うん。アルビオンの人や、トリステインの人がそう思うのは分かるよ。でもね」 そこでヴィオラートはしばらく躊躇い…意を決して、あえてルイズに問いかけた。 「でもあたしはアルビオンの人でも、トリステインの人でもないんだよ?」 ヴィオラートがそう問いかけると。 ルイズはまるで自分とヴィオラートの間に決定的な断絶を発見したかのように、立ち尽くした。 いつでも味方になってくれると思っていた。自分が望めば、力を貸してくれると思っていた。 「自分の身や、自分の故郷や…ルイズちゃんを守る為でもないのに人を殺すのは、違うと思う」 ヴィオラートは違うんだ。根本的に違うんだ。この世界とは…関係ないんだ。 「ルイズちゃんの仕事は戦う事じゃない。手紙を持ち帰ること。だよね?」 また。またそんな正しい事を言って、私を導こうとする。 「ヴィオラート」 ルイズは声を震わせてヴィオラートを見据えた。 「あなたは…帰るんだものね。この世界で手を汚したりは…したくないのよね」 永遠とも思えるような沈黙の後、ルイズは最後に言い残して、駆け去る。 「ワルドと結婚するわ。ワルドは…私が必要だって言ってくれたもの!」 ルイズが去った後、長い間彫像のように動かなかったヴィオラートは、 ウェールズが全ての義務を果たし終える頃になってやおら近寄ると、明日の予定を確認する。 決戦は明日。少なくとも、負ける気はさらさらなかった。 前ページ次ページゼロのアトリエ
https://w.atwiki.jp/aimi-mcc/pages/354.html
アトリエさくらで売っている、課金ポイントで購入できる 「他」 商品の一覧です。 モエンでの購入一覧はコチラ ショップ追加履歴 new↑old↓ ※過去3日まで記載 14/02/28 にわとり 白 (色違い含 計2点) ソフトマフラー チェックブラウン (色違い含 計4点) ツインサイドマフラー チェッククリーム (色違い含 計3点) 13/08/23 朝顔と共に ブルー (色違い含 計8点) 13/08/-- かき氷屋 ブルーハワイ (色違い含 計5点) 他 カーテンレース 白 カーテンレース 桃 画像 ¥ 500 500 他 十五夜団子餡 画像 ¥ 200 他 揺らめく蝶々青 揺らめく蝶々紫 揺らめく蝶々紅 揺らめく蝶々桃 揺らめく蝶々白 画像 ¥ 500 500 500 500 500 他 揺らめく蝶々黄 揺らめく蝶々緑 揺らめく蝶々黒 画像 ¥ 500 500 500 他 いちごキヤンチェ みるくキヤンチェ みるくキヤンチェル いちごキヤンチェル 画像 ¥ 50 50 50 50 他 ゴールデンハムスター ジャンガリアンハムスター 画像 ¥ 200 300 他 Mousse ホワイト Mousse イエロー Mousse ピンク Mousse パープル Mousse ブルー 画像 ¥ 200 200 200 200 200 他 Mousse ウォーター Mousse グリーン Mousse オレンジ 画像 ¥ 200 200 200 他 newかき氷屋ブルーハワイ newかき氷屋イチゴ newかき氷屋メロン newかき氷屋オレンジ newかき氷屋ブルーベリー 画像 ¥ 200 200 200 200 200 他 new朝顔と共にブルー new朝顔と共にパープル new朝顔と共にグレー new朝顔と共にピンク new朝顔フェンスブルー 画像 ¥ 200 200 200 200 200 他 new朝顔フェンスパープル new朝顔フェンスグレー new朝顔フェンスピンク 画像 ¥ 200 200 200 他 newにわとり 白 newにわとり 黒 画像 ¥ 150 150 他 newソフトマフラーチェックブラウン newソフトマフラーチェックブルー newソフトマフラーチェックレッド newソフトマフラーチェックグレー 画像 ¥ 150 150 150 150 他 newツインサイドマフラーチェッククリーム newツインサイドマフラーチェックホワイト newツインサイドマフラーチェックグリーン 画像 ¥ 150 150 150 ▲ページTOPへ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1038.html
前ページ次ページゼロのアトリエ あっさり片付くと思われていたニューカッスルの攻城戦は、 レコン・キスタに想像の範囲を超える損害を与えつつ、丸々一日を要してようやく終結を迎えた。 三百の王軍に対して、損害は三千。怪我人も合わせれば六千。 戦死傷者の数だけ見れば、どちらが勝ったのかわからないぐらいである。 サウスゴータの森の中、ウエストウッドと呼ばれる村の中で。 ティファニアたちが、出入りの商人の語る『最新情勢』に耳を傾けていた。 「そうかい。戦争はとりあえず…終わったのかい」 『マチルダ姉さん』はいつも通り宝石と金貨の詰まった袋を手渡し、 「ご苦労だったね」と、ねぎらいの言葉をかける。 商人はしきりに恐縮して、太守様には並々ならぬご恩を頂戴し…と、いつもの感謝を繰り返し、 頭を下げ下げ馬車に乗って、帰って行った。 秘密を守りつつティファニアを援助するのに最適なあの商人がいたことはおそらく、幸運なのであろう。 そんなことを考えていたフーケは、馬車の後を追うようにゆっくりと歩き始める。 「マチルダ姉さん?」 「戦争が終わったってならまあ、戻ってやるかと思ってね」 問うティファニアに答えると、空を仰ぎ、 「せいぜいゆっくり戻るとするさ」 それだけ言って、フーケは村を後にした。 ゼロのアトリエ ~ハルケギニアの錬金術師26~ 戦が終った二日後。かつては名城とうたわれたニューカッスルの城は、無残な姿を晒すこととなった。 城壁は度重なる砲撃と魔法攻撃で瓦礫の山となり、無残に焼け焦げた死体がそこかしこに転がっている。 照りつける太陽の下、長身の貴族が死体を検分しているようだ。 羽のついた帽子に、トリステインの魔法衛士隊の制服。ワルドである。 その隣には、フードを目深に被った土くれのフーケがいた。 『レコン・キスタ』の兵士達は、戦勝祝いの勢いのままに財宝漁りにいそしんでいる。 宝物庫のあたりでは金貨を見つけた兵士達が歓声を上げ、 中庭のあたりでは傭兵団が死体から装飾品や武器を奪い取り、大声ではしゃいでいるようだ。 フーケはその様子を苦々しげに見つめ、思わず軽蔑をあらわにする。 そんなフーケの表情に気付き、ワルドは薄い笑いを浮かべた。 「どうした土くれよ。貴様もあの連中のように、財宝を漁らんのか?」 「私とあんな連中を一緒にしないで欲しいわ。目の色変えてお宝を詰め込むなんて、趣味じゃないもの」 「盗賊には盗賊の美学があるということか」 ワルドは笑った。 「私がここで狙うとしたら…そうね」 フーケは、ちらっと王軍のメイジの死体を眺めて言う。 「ウェールズ皇太子の、風のルビー…だけど、見当たらないわね」 その言葉にワルドは呪文を詠唱し、杖を振って答える。小型の竜巻が、礼拝堂の瓦礫を吹き上げて――― ウェールズの亡骸が、姿を現した。その指にはアルビオン王家の宝たる『風のルビー』が燦然と輝く。 「あらら。懐かしのウェールズさまじゃない」 フーケは思わずそう呟いて、『風のルビー』を手に取る。 「いいのかい?」 ワルドにそう問うたが、ワルド自身は別の何かを探すのに夢中で、フーケの方を向こうとすらしない。 (こいつは本当に…ま、その方が都合がいいけどね) ワルドの他人をかえりみない自己中心的な行動、視野狭窄に感謝しつつ、フーケは風のルビーを懐にしまいこむ。 遠くから、そんな二人に声がかけられた。 快活な、澄んだ声だった。 「子爵、ワルド君!ウェールズの死体は見つかったかね?」 ワルドは頷き、たった今姿を現した亡骸を指差す。 「おお、やはり止めを刺したのは君だったか!一時はどうなる事かと思ったが、 やはり魔法衛士隊隊長の名は伊達ではなかったということだな!」 やってきた男は、年のころは三十代半ば。 球帽をかぶり、緑色のローブとマントを身につけている。 一見すると聖職者のような格好に見えるが、物腰は軽く、軍人のようでもあった。 高い鷲鼻に、理知的な色をたたえた碧眼。帽子のすそから、カールした金髪が覗いている。 「ですが、陛下が欲しがっておられた手紙は入手できず、王子を名誉の戦死という形で死なせる事になり、 私自身も奸計に嵌められて逃げ帰る始末…私は陛下のご期待に沿う事ができませんでした。」 「何を言うか、子爵!君は杖をもってその汚名を見事にすすいで見せたのだよ!なに、気にする事はない。 今回はウェールズが死にさえすればそれでいいのだ。理想は着実に一歩ずつ進むことにより達成される」 そこまで言うと、緑のローブの男はフーケの方を向いた。 「ときに子爵、そこの綺麗な女性を余に紹介してくれたまえ」 フーケは、男を見つめた。ワルドが頭を下げているところを見ると、ずいぶんと偉いさんなのだろう。 だがしかし、気に入らない。妙なオーラを放っている。禍々しい雰囲気が、ローブの隙間から漂ってくる。 ワルドが立ち上がり、男にフーケを紹介した。 「彼女が、かつてトリステインの貴族たちを震え上がらせた土くれのフーケにございます、陛下」 「おお!噂はかねがね存じておるよ!お会いできて光栄だ、ミス・サウスゴータ」 かつて捨てた貴族の名を口にされ、フーケは微笑んだ。 「ワルドに、私のその名前を教えたのはあなたなのね?」 「そうとも。余はアルビオンの貴族のことなら何でも知っておる。司教時代に学んだことだ」 その男は、実に『快活』な笑顔を作りながら挨拶をする。 「レコン・キスタ総司令官を勤めさせていただいておる、オリヴァー・クロムウェルだ。 貴族会議の厳正なる投票の結果、聖職者でありながらこのような重責を担う事になった。 微力の行使のために、『余』などという不遜な言葉を使うことを許してくれたまえよ?」 「陛下は既にただの総司令官ではありません、今ではアルビオンの…」 「皇帝だ、子爵」 クロムウェルは笑った。しかし、目の色は変わらない。 「確かにトリステインとゲルマニアの同盟阻止は余の願うところだ。 しかし、我々にはもっと大切なものがある。何だかわかるかね?子爵」 「陛下の深い考えは、凡人の私には量りかねます」 クロムウェルはその言葉を合図として、かっと目を見開いた。 それから両手を振り上げて、大げさな身振りで演説を始める。 「『結束』だ!鉄の『結束』だ!ハルケギニアは我々、選ばれた貴族たちによって結束し、 聖地を忌まわしきエルフどもから取り返す!それが始祖ブリミルにより余に与えられし使命なのだ! 『結束』には、何より信用が大切だ。だから余は子爵、君を信用する。些細な失敗を責めはしない」 ワルドは深々と頭を下げた。 「その偉大なる使命のために、始祖ブリミルは余に力を授けたのだ」 フーケの眉が、ぴくんと跳ねた。力?一体どんな力だというのだろうか? 「『陛下』、始祖が『陛下』にお与えになった力とは何でございましょう?よければお聞かせ願えませんこと?」 自分の演説に酔うような口調で、クロムウェルは続けた。 「魔法の四大系統はご存知かね?ミス・サウスゴータ」 フーケは頷いた。そんなことは子供でも知っている。火、風、水、土の四つである。 「だが…魔法にはもう一つの系統が存在する。始祖ブリミルが用いし、零番目の系統だ」 「零番目の系統…虚無?」 フーケは蒼ざめた。今は失われた系統だ。どんな魔法だったのかすら、伝説の闇の向こうに消えている。 この男はその零番目の系統を知っていると言うのだろうか? 「ワルド君、ウェールズ皇太子を余の友人に加えようと思うのだが…異存はあるかね?」 クロムウェルはウェールズの死体を指差して、ワルドに問うた。ワルドは首を振る。 「陛下の決定に異論が挟めようはずもございません」 クロムウェルはにやにやしながら、フーケに宣言した。 「では、ミス・サウスゴータ。貴女に『虚無』の系統をお見せしよう」 フーケは、息をのんでクロムウェルの挙動を見る。 クロムウェルは腰にさした小さい杖を引き抜いた。 低い、小さな詠唱がクロムウェルの口から漏れる。 フーケがかつて聞いたことのない言葉であった。 詠唱が完成すると、クロムウェルは優しくクロムウェルの死体に杖を振り下ろす。 すると…何ということであろう。冷たい躯であったウェールズの瞳がぱちりと開いた。 ウェールズはゆっくりと身を起こし、青白かった顔が、みるみるうちに生前の面影を取り戻してゆく。 まるで萎れた花が水を吸うように、ウェールズの体に生気がみなぎる。 「おはよう、王子」 クロムウェルが呟く。 蘇ったウェールズは、クロムウェルに微笑み返し、 「久しぶりだね、大司教」 「失礼ながら、今では皇帝なのだ。親愛なる皇太子閣下」 「そうだった。これは失礼した、陛下」 ウェールズは膝をついて、臣下の礼をとった。 「君を余の親衛隊に加えようと思うのだが、ウェールズ君」 「喜んで」 「なら、友人達に引き合わせてあげよう」 クロムウェルが歩き出し、その後ろを、ウェールズが生前と変わらぬ仕草で歩いてゆく。 フーケは呆然として、その様子を見つめていた。 (まずい) フーケの懐にある『風のルビー』は、ウェールズの死体から頂戴したものだ。 普通の死体はそのまま死んでいるので問題ないが、その死体が生き返ったとしたら… フーケは歯噛みして、いつでも逃げられるように周囲に警戒をめぐらす。 ふと、クロムウェルは思い出したように立ち止まり、振り向いて言った。 「ワルド君、同盟は結ばれてもかまわない。この程度なら余の計画に変更はない」 「…?」 てっきり問い詰められると思ったフーケは、拍子抜けして警戒を解く。 ワルドは会釈した。 「とりあえずトリステインとゲルマニアには暖かいパンをくれてやろう」 「御意」 「トリステインは、なんとしても余の版図に加えねばならぬ。あの王室には、 『始祖のオルゴール』が眠っておるからな。聖地におもむく際には必要となるだろう」 そういって満足げに頷くと、クロムウェルは去っていった。 「あれが…虚無?」 クロムウェルとウェールズが視界の外に去った後、フーケはやっとの思いで口を開いた。 ワルドが答える。 「虚無は生命を操る系統…陛下が言うにはそう言うことらしい。 俺にも信じられんが、目の当たりにすると信じざるをえんな」 その後もワルドは何か言葉を連ねていたようだが、 フーケの心中はそれ所ではなかったので、適当に聞き流しておいた。 クロムウェルに、あからさまな疑念の種を見つけてしまったのだ。 風のルビーの話を持ち出してこなかったウェールズ。単に気づいていないだけという可能性はあるが、 最期まで後生大事に身につけていた王家の秘宝をそう簡単に忘れるものだろうか? あれは本当にウェールズその人なのか? そして、見覚えのある…正確には似たようなものを見たことがある『魔法の指輪』も気になる。 そう、クロムウェルのしていた指輪は、どこがというわけではないが全体的なデザインが、 ティファニアが母からもらったという『先住の魔法』が込められた指輪に似通っていたのだ。 あれは虚無ではなく、おそらく何らかの『先住の魔法』が込められたマジックアイテムなのだろう。 (引き際を考える時かもしれないね) クロムウェルが嘘をついたのか、あるいはクロムウェルも騙されているのか。 どっちみち、あんな奴に冠を被せたこの『レコン・キスタ』という組織に先はなさそうだ。 とりあえず次の戦争あたりに参加して、そのどさくさに紛れてまた消えるとしよう。 今度は多分永遠に…そう長くはない、レコン・キスタの瓦解する日まで。 そして、この『風のルビー』を、おそらくはこの世に残った最後の所有者に託す。 最も蔑まれ、最も王座から遠かった者が最期の継承者となり、 アルビオン王家は風のルビーと共に静かにその幕を下ろす。悪くない。 とるべき道は決まった。あとは時を待つだけ。 「…いると、俺は思うのだよ」 考えをまとめたフーケの傍らでは、ワルドの語りがクライマックスを迎えていた。 ヴィオラートたちが魔法学院に帰還してから三日後に、 正式にトリステイン王女アンリエッタと帝政ゲルマニア皇帝アルブレヒト三世との婚姻が発表された。 ゲルマニアの首府ヴィンドボナで軍事同盟の締結式が行われ、 トリステインからは宰相のマザリーニ枢機卿が出席し、条約文に署名した。 アルビオンの新政府樹立の公布が行われたのは、同盟締結式の翌日。両国の間には緊張が走ったが、 アルビオン帝国初代皇帝クロムウェルはすぐに特使を派遣し、不可侵条約の締結を打診して来た。 両国は協議の結果、これを受けることになる。 両国の空軍力をあわせてもアルビオンの艦隊には対抗しきれない両国にとって、 この申し出は願ったり叶ったりであったからだ。 そして…ハルケギニアに表面上は平和が訪れた。 政治家達には夜も眠れぬ日々が続いたが、普通の貴族や平民には日常が戻ったのだ。 それは、トリステインの魔法学院でも例外ではなかった。 前ページ次ページゼロのアトリエ
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7869.html
このページではニンテンドー3DSのジャケットソフト『アトリエ デコ ラ ドール コレクション』 及びダウンロード専売ソフト『きせかえ人形 アトリエ デコ ラ ドール コレクション』の紹介をしています。 前者はクソゲー判定、後者は判定なしとなります。 アトリエ デコ ラ ドール コレクション 概要 ゲームルール 評価点 問題点 総評 余談 きせかえ人形 アトリエ デコ ラ ドール コレクション 概要(着せ替え人形) ジャケット版からの変更点 評価点(着せ替え人形) 問題点(着せ替え人形) 総評(着せ替え人形) アトリエ デコ ラ ドール コレクション 【あとりえ でこ ら どーる これくしょん】 ジャンル ドレスアップ デコレーション 対応機種 ニンテンドー3DS メディア 3DSカード 発売元 スターフィッシュ・エスディ 開発元 メビウス 配信開始日 2015年4月22日 定価 3,500円(税抜) プレイ人数 1人 セーブデータ 10箇所・任意セーブ方式 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー ポイント 2015年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点 DSiウェア版シリーズの着せ替えオムニバス集着せ替えゲームとしてはごく平凡な出来理解不能な値上げ販売 クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 概要 スターフィッシュ・エスディがDSiウェアソフトとして配信していた女の子向けゲーム『アトリエ デコ ラ ドールシリーズ』を1本にまとめたニンテンドー3DSソフト(*1)。 ジャンルとしては女の子の姿をした「ドール」にファッションの着せ替えを行っていくゲームに該当するが、何かの目標を目指すゲーム性は含まれていない。 ゲームルール DSiウェア版の収録テーマ(*2)である「プリティ」「ゴシック」「ロリータ」「プリンセス」「アンティーク」の5種類を選んでプレイしていく。 原則としてタッチ関連のみの操作となるが、カメラ機能による撮影だけはボタン操作となる。 ゲームの流れ ドールの着せ替えのデザインを自由に行える。それ以上のシステムは特にない。 まずは上記の5種類のテーマを選び、その中から髪型や服装などの素材を組み合わせてデザイン完了。1体のドールに違うテーマの素材を組み合わせる事はできない。 素材によっては組み合わせ不可能なものがある(*3)。また、服装との組み合わせによって選択できるアイテムに変化が生じる場合もある。 ドールの着せ替えを行った後は、画面全体を飾るデコレーションのデザインを行う。 背景やフレームの設定、さらにはペンやシールを用いた落書きが可能。3DS本体のカメラ機能で撮影した写真を背景にできる。 セーブデータに保存した2体以上のドールを並べられる。別テーマのドール同士を並べさせる事も可能。さらにはドールの配置調整・3段階の拡大縮小・回転表示もできる。 デコレーションで使用できる素材は最大で8回までという制限がある。背景とフレームは各1つしか選択できないので、素材の大多数は落書きとドールに充てる事となる。 以下、選択できる素材を表記する。 + ドールの素材 ドールの素材 ヘアスタイル ドールの髪型の選択。全テーマに存在。 ヘアアクセサリー ドールの髪に飾るアクセサリーの選択。全テーマに存在。 メイク ドールの目の選択。ゴシック・ロリータ専用。 ドレス 全身に着るドレスの選択。全テーマに存在。 ジャケット 上半身に着るジャケットの選択。プリティ・ゴシック・ロリータ・アンティーク専用。 トップス 上半身に着るトップスの選択。ゴシック・ロリータ専用。 ボトムス 下半身に着るボトムスの選択。ゴシック・ロリータ専用 靴 靴の選択。プリティ・ゴシック・ロリータ・アンティーク専用。 アクセサリー ドール全身に飾るアクセサリーの選択。プリティ・プリンセス専用。 アイテム バッグなどのアイテムの選択。ゴシック・ロリータ・プリンセス・アンティーク専用。 デコレーションの素材 背景 画面の大部分を占める背景の選択。もしくは3DSのカメラ機能で撮影した写真を背景にする。 フレーム 画面の端に表示するフレームの選択。 落書き 手書き入力ができるペン・及び画面内のどこかに貼れるシールの選択。 ドール セーブデータに保存したドールを複数配置する。 セーブデータについて 本作におけるセーブデータは「ドール用」と「デコレーション用」が別で用意されている。 ドールの着せ替えを単独で行いたい場合はドール用を、デコレーションで画面全体を使用したデザインを行う場合はデコレーション用のセーブデータを使用する。 デコレーションのセーブデータはニンテンドー3DSカメラの画像データと共有している。保存できるデータはカメラ側の容量が許す限りとなる。 評価点 着せ替えゲームとしてはごく平凡な出来 ジャンル上で破綻している面やシステム上の不備は特になく、純粋なる着せ替えゲームとしては無難に遊べる。 そもそもDSiウェア版をほぼ忠実に移植したゲームなので、遊び方自体に大きな差はない。素材を選んでドールをデザインしていくだけの分かりやすい内容である。 元々安価販売のシリーズなので1テーマあたりの素材はこの手のゲームにしてはあまり多くないが、テーマが5つ収録されているのでかき集めればそれなりの素材数ではある。 可愛らしい素材の数々 ドールやデコレーションの素材は女の子が好みそうな可愛らしいものが揃っている。 王道な少女漫画風の素材が中心で、同時期にリリースされた着せ替えゲームとはまた違った印象がある。そこに魅力を感じるならば触れておきたいゲームかもしれない。 デコレーションの多彩性 デザインの仕方によっては割と多彩なデコレーションが行える。 違うテーマの着せ替えを行ったドール同士の複数配置やドールの拡大縮小回転を駆使する事で、「印象に違うドールの並び」や「遠近法や意外性のある表現」ができる。 背景・フレーム・落書きの種類はそこそこ豊富で、先述のドールを組み合わせると多種多様な表現が可能。センス次第で色々なバリエーションのデザインが生み出せる。 電子説明書にはデコレーションのデザインの一例が表示されているが、「ここまでできるのか」と思える程に華やかなデザインがなされている。 問題点 元々ドールを着せ替えて遊ぶ事に特化したゲームなので、「ゲーム性がない」という点には触れないものとする。 値上げ同然の販売価格 DSiウェア版から新テーマが追加されていないにもかかわらず、DSiウェア版を全買いするよりも価格が高い。 DSiウェア版は1作あたり500円相当の価格なので、それを全買いすると2,500円相当の価格となる計算となる。 しかし本作は発売当初の8%税込で3,780円(*4)であり、DSiウェア版の全買いよりも1,280円も高く付く。明らかに価格設定がおかしい。 3DS版の新要素もあるにはあるが、「ドールの拡大縮小などの調整」「カメラ撮影による背景取り込み」「セーブデータの増加」など新要素としては弱いものばかり。 ドールの着せ替えの制限が多すぎる 1体のドールに違うテーマの素材を着せ替えられないので、必然的に素材の組み合わせが限られてくる。 せっかく5種類のテーマが収録されているのに、それらの組み合わせができないのはかなり疑問。組み合わせると何か不具合でも起きるのだろうか? テーマによっては存在しない素材があり、より創作性を狭めている。 メイク(目)がゴシックとロリータしか存在しない。そもそも目の選択は着せ替えですらない上に、すべてのテーマにあって当然な素材なはずなのだが…。 プリンセスには靴の素材が存在しない。プリンセスはドレスがひと際目立つテーマではあるが、だからといって靴の素材を省く必要はないはずである。 ドールのポーズや動きの指定ができない ドールのポーズを自由に変えられる機能がないので、いくら素材を組み合わせようが似たようなポーズになりがち。 一応は着せ替えた服装によっては手足のポーズが気持ち程度に変わるが、ほとんど気休め程度の変化でしかなくバリエーションの増加には結びついていない。 静止画専用でドールを動かしていくシステムが全くなく、終始動きのない絵を鑑賞するだけである。 着せ替えゲーム特化なので致し方がない面もあるが、着せ替えしたキャラが動くのが当然な近年のファッションゲームに比べるとあまりにも退屈すぎる。 セーブデータ数の少なさ 10箇所しかドールの保存ができないので、すぐにセーブ領域が枯渇するのは目に見えている。 3DSカメラの写真データの保存状況によっては、デコレーション側のセーブデータにも限りが出てくるのでさらに厄介な事になる。 総評 着せ替えゲームとしてはごく平凡な出来としかいい様がなく、ただひたすらにドールを着せ替えて遊ぶものと割り切れば決して酷いものではない。 しかし、DSiウェア版を全買いするよりも明らかに割高な販売価格や、目ぼしい新要素がほとんどない点など、発売の需要がいまいち見えてこない今更感は非常に大きい。 わずか10か月後に下記のダウンロード版が配信され、今となっては本作を購入する意味が全くない。ここまで分かりやすい誰得ゲーは極めて珍しいのではないだろうか。 余談 クソゲーオブザイヤーの2015年度携帯機部門のノミネート作の1つである。 「DSiウェア版からろくな新要素も加えず値上げ同然で発売」「価格不相当なボリュームの薄さ」「無駄に制約が多く自由度が低い」という点が指摘されている。 きせかえ人形 アトリエ デコ ラ ドール コレクション 【きせかえにんぎょう あとりえ でこ ら どーる これくしょん】 ジャンル ドレスアップ デコレーション 対応機種 ニンテンドー3DS メディア ダウンロード専売 発売元 スターフィッシュ・エスディ 開発元 メビウス 配信開始日 2016年2月10日 定価 500円(*5) プレイ人数 1人 セーブデータ 30箇所・任意セーブ方式 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 大幅に値下げされたダウンロード版ドールの一部素材に色選択可能に。 概要(着せ替え人形) 『アトリエ デコ ラ ドール コレクション』(以下 ジャケット版)をダウンロード専売向けに発売したソフト。 単なるDLソフトではなく新要素が加えられており、事実上のジャケット版のアッパーバージョンである。 ジャケット版からの変更点 販売価格が大幅に引き下げられた(ジャケット版の7分の1以下)。 ドールを保存できるセーブデータが30箇所に増加(ジャケット版の3倍)。 ドールの一部素材に色選択ができる。選択できる色はすべての素材共通で12色(濃い色と薄い色が6色ずつ)。 対応素材は「ヘアスタイル」「ドレス」「ジャケット」「トップス」「ボトムス」「靴」が対象。 デコレーションの背景の素材が増えた。 評価点(着せ替え人形) 販売価格の大幅値下げ ジャケット版を購入するよりも7分の1以下の出費で済み、かなりお手軽に購入できる。 しかしジャケット版購入者に対するフォローはされておらず、本作をプレイしたければ再度購入しなくてはならないという問題がある。 創作の自由度の増強 ジャケット版ではできなかったドールの一部素材の色選択が行えるようになったため、着せ替えのバリエーションが大きく増した。 これにより創作次第ではカラフルかつグラデーションやアクセントが引き立つデザインが行いやすくなっている。 背景の種類も増したので、デコレーションの仕上げの幅も広がっている。 セーブ数の増加 ドールのセーブデータ数がジャケット版の3倍増しになっており、セーブ領域にある程度の余裕ができた。 しかし、この手のゲームでセーブデータ30箇所というのはあまり多くはないのが実情である。 問題点(着せ替え人形) 評価点で表記した改善以外は、ジャケット版の問題点がそのまま本作にも当てはまる。依然として創作に関する制限が多いので、ジャケット版よりはマシになった程度。 総評(着せ替え人形) 販売価格の大幅値下げやジャケット版からの新要素の追加もあり、今購入するなら本作一択で問題はない。 着せ替えゲームとしては無難に遊べるので、そこまで大きなものを求めないのであれば購入する価値はあると思われる。
https://w.atwiki.jp/gball/pages/529.html
前へ | 次へ クリア条件:EDを見る 開始時間:2014/11/16(日) 20 37 35.33 終了時間:2014/11/21(金) 22 50 25.74 参加人数:1 PSで人気のマリーのアトリエの続編であるエリーのアトリエのGB版。 シナリオの流れはマリーのアトリエGB(イマジニア)と同じものだが登場人物もエリーのアトリエと同じ。 また幾つかのイベントがマリーのアトリエとは異なる。 (共通のイベントもあるが) これもマルチエンディングだがバッドエンドは見るなよ。(`・ω・´) ベストエンドを狙いましたが、知識が足りず冒険者エンドとなりました。 エンディング おわり
https://w.atwiki.jp/aimi-mcc/pages/816.html
アトリエさくらで売っている、モエンで購入できる 「頭」 商品の一覧です。 課金ポイントでの購入一覧はコチラ ・・・ 【1】【2】【3】【4】 【1ページ】 ・・・ 「ヘアバンド」 ~ 「デイジーバンド」 【2ページ】 ・・・ 「もこみみ」 ~「パンダあたま」 【3ページ】 ・・・ 「パンキッシュハット」 ~ 「キューティマーメイド」 【4ページ】 ・・・ 「はゆリボン」 ~ 「たれにゃんキャップ」 【5ページ】 ・・・ 「一輪の髪飾り」 ◆ショップ追加履歴◆ は最終ページにあります。 頭 パンキッシュハット 緑 パンキッシュハット 黄 パンキッシュハット 桃 パンキッシュハット 青 画像 M 4480 4980 5480 5980 頭 あじさい 青 あじさい 黄 画像 M 2980 3980 頭 フーセンガム ソーダ フーセンガム メロン フーセンガム ピーチ フーセンガム オレンジ 画像 M 1980 2480 2980 3480 頭 初夏花 抹茶 初夏花 青 初夏花 紫 初夏花 黒 画像 M 5980 6980 7980 8980 頭 レディライクリボン 紫 レディライクリボン 青 レディライクリボン 黄 レディライクリボン 黒 画像 M 7480 7980 8480 8980 頭 薔薇 黄 薔薇 橙 薔薇 青 薔薇 紫 画像 M 3980 4480 4980 5480 頭 リボンドロップ 緑 リボンドロップ 紫 リボンドロップ 黄 リボンドロップ 橙 画像 M 2480 2980 3480 3980 頭 スイートリボン 灰 スイートリボン 紺 スイートリボン 黒 スイートリボン 茶 画像 M 7480 7980 8480 8980 頭 バンダナリボン 灰 バンダナリボン 青 バンダナリボン 緑 バンダナリボン 黄 画像 M 2480 2980 3480 3980 頭 モーモーカチューシャ 桃 モーモーカチューシャ 空 画像 M 3980 3980 頭 こけし面 画像 M 2980 頭 ピュアハート 緑 ピュアハート 紫 ピュアハート 黒 ピュアハート 赤 画像 M 4480 4980 5480 5980 頭 ナースカルテキャップ 白 ナースカルテキャップ 灰 ナースカルテキャップ 紺 ナースカルテキャップ 緑 ナースカルテキャップ 青 画像 M 2480 2980 3480 3980 4480 頭 ナースカルテキャップ 紫 ナースカルテキャップ 赤 ナースカルテキャップ 桃 画像 M 4980 5480 5980 頭 ホールスタッフ帽 黒 ホールスタッフ帽 青 ホールスタッフ帽 抹茶 ホールスタッフ帽 赤茶 ホールスタッフ帽 珈琲 画像 M 1980 2280 2480 2780 2980 頭 ホールスタッフ帽 白 ホールスタッフ帽 紅 ホールスタッフ帽 桃 画像 M 2480 3780 3980 頭 キャット頭巾 黒 キャット頭巾 空 キャット頭巾 碧 キャット頭巾 紫 キャット頭巾 橙 画像 M 3980 4180 4280 4380 4580 頭 キャット頭巾 桃 キャット頭巾 赤 キャット頭巾 茶 画像 M 4780 4880 4980 頭 パッチキャップ 青 パッチキャップ 緑 パッチキャップ 赤 パッチキャップ 茶 パッチキャップ 空 画像 M 2980 3480 3980 4480 4980 頭 パッチキャップ 灰 パッチキャップ 黒 パッチキャップ 白 画像 M 5480 5980 6480 頭 アクティス 茶 アクティス 空 アクティス 白 アクティス 紫 画像 M 2980 3480 3980 4480 頭 水玉ベレー 黄 水玉ベレー 黒 水玉ベレー 空 水玉ベレー 青 画像 M 2980 3480 3980 4480 頭 水玉リボン 黒 水玉リボン 緑 水玉リボン 空 水玉リボン 白 水玉リボン 紫 画像 M 1000 1000 1000 1000 2000 頭 水玉リボン 桃 水玉リボン 橙 水玉リボン 赤 画像 M 2000 2000 2000 頭 キューティマーメイド ライムグリーン キューティマーメイド ヴァイオレット キューティマーメイド ディープブルー キューティマーメイド オレンジ キューティマーメイド アクアブルー 画像 M 4500 4500 4500 4500 4500 ▲ページTOPへ
https://w.atwiki.jp/atelier/pages/11.html
プレイアブルキャラクター Totooria Helmold トトゥーリア・ヘルモルト アランヤ村の錬金術士 Jeeno Knab ジーノ・クナープ トトリの幼馴染 Mervia Siebel メルヴィア・ジーベル アランヤ村の先輩冒険者 Mimi Houllier von Schwarzlank ミミ・ウリエ・フォン・シュヴァルツラング アーランドの名門貴族 Marc McBrine マーク・マクブライン 異能の天才科学者 Rororina Fryxell ロロライナ・フリクセル 偉大な錬金術士? Sterkenburg Cranach ステルケンブルク・クラナッハ アーランドの”自称”騎士 Cecilia Helmold ツェツィーリア・ヘルモルト トトリのおねえちゃん Cuderia von Feuerbach クーデリア・フォン・フォイエルバッハ 冒険者ギルドの受付嬢 Yksel Jahnn イクセル・ヤーン 青年料理人 ノンプレイアブルキャラクター Pamela Ibis パメラ・イービス パメラ屋さんの店主 Peter Rietz ペーター・リーツ のんびり屋の御者 Gerhard Konev ゲラルド・コーネフ 酒場のマスター Guido Helmold グイード・ヘルモルト トトリのお父さん Yksel Jahnn イクセル・ヤーン 青年料理人 Haggel Baldness ハゲル・ボールドネス 男一匹鍛冶職人 Tifana Hildebrand ティファナ・ヒルデブランド 雑貨屋の女主人 Filly Erhard フィリー・エアハルト 人見知りな新米受付嬢 Chim ちむ ちっちゃいほむちゃん Pianya ピアニャ 名も無き村の少女 Piruka ピルカ 名も無き村の長老 Gizzla Helmold ギゼラ・ヘルモルト トトリのお母さん アーランドの住人 ー グレン ロウとティファの雑貨店 ー バーニィ ロウとティファの雑貨店 ー ヒューイ ロウとティファの雑貨店