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「ジャジャジャジャ~ン!ドイツの作曲家、ベートーベンが、難聴に悩まされながらも作曲を続けていたっていう話は、皆知っているよな! そりゃぁ耳は音楽家にとっちゃ生命みたいな物だからな、ベートーベンは俺らの想像以上に頭を抱えて悩みまくったって話だ。 所がッ!ベートーベンがそんな過酷な時期に作曲したとされているヴァイオリンソナタ第五番「春」は、非常にテンポが明るく、聴いた人々を幸せに満ち溢れるようにしてくれる曲なんだ! この陽気なテンポ、まるで俺様みたいn」 「実は!ベートーベンが苦悩に苛まれているにも関わらずこの様な明るい曲を作れたのは、グイチャルディ伯爵家の令嬢ジュリエッタに対する淡い恋心が原動力となっているとされているんです! 恋心というのは絶望すらも吹き飛ばす、という事ですねぇ!」 「ちょ、おい!勝手に俺様の台詞盗むんじゃねぇよタッちゃん……えーオホン、とまぁこの様に愛の力で立ち上がり、様々な名曲を作り上げていったベートーベンだが、ジュリエッタは貴族であるガレンヘルク伯爵に嫁ぎに行ってしまったんだ。 悲しいかな、結局ベートーベンの恋は成り立たなかったって事だ……」 「どんなに名曲を書き上げようとも、その原動力となっていた恋が成立しなかったって……超デクレッシェンドじゃないですかキバットさん!」 「結局愛と音楽があろうと、身分の差にゃ叶わなかったんだな……これを読んでいる皆にも、こんな風に愛せる相手が見つかると良いな!」 ◆ ◆ ◆ 「うーん、やっぱしテープレコーダーってのはイマイチ慣れないなぁ……。」 午後三時頃、自室のベッドに腰掛け、横でヴァイオリンの音を奏でるテープレコーダーを一瞥した少女、美樹さやかは蒼いショートヘアを掻きながらぼやいた。 はっきりと言わせてもらうと、さやかはテープレコーダーを使ったことがない。 何しろそんな物は技術の進歩に埋もれて使わなくなった、一種の化石に近い存在なのだから。 ましてや彼女が嘗て住んでいた見滝原市は周りの地域と比べ、あらゆる設備に最新の技術をふんだんに使い込んでいる。 例えば音楽といえばmp3かCDが主流だ、カセットテープという代物は教科書か漫画でしか眼にしたことがない。 今テープレコーダーから流れている曲は、ベートーベン作曲のヴァイオリンソナタ第五番「春」の第一楽章だ。 幼馴染の影響でクラシック曲に凝っていたさやかにとっては、音楽を聴くことはほぼ趣味の1つと化している。 やはりさやかの部屋には、クラシックのカセットテープが数十枚ほど置かれており、これはそのほんの一部。 因みに今聴いているのは第二部で、カセットテープを裏返して差し込み再生している曲だ。 今で言うチャプターとか、二枚揃いのCDセットとか、そういう物に近い仕組みなのだろうか。 とにかく、先程までそれを知らなかったさやかは慌てていた。 何せ曲が途中で止まってしまったのだから。 ケースにはきちんと書かれていたはずの続きの曲が聞こえない事は大変ショックで、壊れているのかとすら考えた。 悩んだ末に親に質問して使い方を聞いたことで、今こうして再生することが出来ている。 「あーあ、やっぱり、ジェネレーションギャップっていう奴なのかなぁこれ。」 ジェネレーションギャップと言えば、本来なら価値観や思想の違いについて使う言葉であるはずだが、まさか文明の違いで使うとは思いもしなかった。 「1980年にタイムスリップ!」と言えば前にまどか達と行った事のある博物館で経験したことはある。 タッチパネルや液晶画面―と言った文明の利器は其処にあるはずもなく、外での電話はポケベルか電話ボックスが主流。 博物館で見た時は「よく頑張りましたな皆さん方」という言葉しか浮かばなかったが、いざ実際に溶けこんでみれば流石に不便さと窮屈さを感じさせられる。 百聞は一見に如かず、とは言うものの、望みもしていないのに見せられるというのも困るものだ。 (別の世界に飛ばされてきた、って言うのはもう慣れっこだけれど、流石に文化が違うと違和感バリバリっすねぇ……) さやかが別の世界に飛ばされてきたのは、これで三度目だ。 一度目は、「嘗ての」友、暁美ほむらのソウルジェムの中に入り込んだ時。 二度目は、暁美ほむらが改変した世界に取り残された時。 そして、これが三度目だ。 ほむらの心象世界でも、マイナスエネルギーの塊「ナイトメア」を「お食事会」という名のおまじないで倒す、という遊びが魔法少女の仕事、という扱いになっていた。 確かにあれも魔女、ないし魔獣狩りとは明らかに違う方法だが、しかし自らの意志で入り込んだのといきなり飛ばされたのとでは感じる違和感の差は非常に高い。 いきなりケータイもCDもない生活環境で過ごす事になるなど聞いたこともない、テレビでしか観なかった魔法少女に変身している自分が言うのも何だが。 だが、今置かれているこの状況に比べればジェネレーションギャップなど屁でもない。 (でもまぁ、そんな事に構っている余裕もそれ程ないんだけどね……) 今回、さやかに課せられた「役割」はカバン持ちでも難民でもない、「聖杯戦争」というデスゲームのプレイヤーだ。 異世界で契約した「サーヴァント」と呼ばれる使い魔の手綱を握り、「最後の一人になるまで」他のサーヴァントを次々と潰していくという、極めて単純かつ残酷なゲーム。 そして生き残り優勝した一人には、何でも願いを叶えてくれる「聖杯」と呼ばれるアイテムが与えられるという。 嘗ては不思議な動物と契約して化物退治に励んでいたさやかは、この手の話には免疫こそ持っているが流石に驚きを隠せない。 (にしても、何でも願いが叶う……か……) 経験上、「願いが叶う」というのはどうにも胡散臭く聞こえる。 親友の腕を治し、代わりに自分がゾンビになったさやかにはその類の話には後ろめたさすら感じさせられた。 しかし今回の場合、願いは後払いな上に相当な数の敵を「殺さなければ」ならないのだった。 これと身体がゾンビにされてしまうの、どちらがマシなのか検討もつかない。 どちらにしろ、代償もなしに願望など叶えられないという事は確かだ。 魔法のランプの様に都合の良い道具などあるはずもない、それこそが、美樹さやかがこの身を以って知った「現実」だった。 だが、だからと言ってさやかは此処で引き下がるつもりもなかった。 さやかとて、願いならある。 あの時、暁美ほむらはまどかを円環から裂き、「悪魔」へと変貌してしまった。 もぎ取られたのは「ほんの僅かな断片」、だがそれは嘗ての親友そのものだ。 ほむらは、秩序を破戒しただけでなく、まどかの願いまでも踏みにじってしまったのだ。 そんな事は、例え仲間であろうとも許せるはずもなかった。 だが聖杯があれば、円環の理を安定させることが出来るのかもしれない。 もしそうだとしたのなら、聖杯は確実に手に入れる。 後ろめたさ自体はある、だがさやかは魔法少女だ。 「魔法少女」が倒すべき敵は、「魔女」と呼ばれる化物。 されどその魔女という物は、魂が砕け散った魔法少女達の願望そのものだ。 そしてさやかは、幾多ものループにおいてその魔女を狩り続け、その度にグリーフシードを拾い上げた。 魔法少女は、「願い」を踏み躙ってそれを糧とする生き物なのだ。 多分今なら、杏子の言っていたことも少しは分かるのかもしれない。 しかし理屈で割り切れようとも、心で割り切るのは難しい。 幾らゾンビでも、生前は情操教育を徹底的に叩き込まれた人間だ。 心に染み付いた倫理観は今だに拭い切れない。 (ていうか、これでも正義の魔法少女を名乗ったさやかちゃんだよあたし!あの転校生じゃあるまいし、そう軽々と人を斬れる訳ないじゃん……) やはり、神様の天使となろうとも自分は甘いのかもしれない。 だが聖杯を手にしようとする方針に変わりはない、向かって来る敵は蹴散らすまでだ。 ドーンと掛かって来いと、今ならハッキリと言える。 「帰ってきたよ、マスター。」 とその時、光の粒子が収束しドアの前に一人の物陰が現れた。 出現したのは、20代かと思われる長身の青年だった。 端正な顔立ちに、シワ1つ付いていない白いジャケットを着崩したという格好。 そしてジーンズのポケットに突っ込んだ左手には、黒革の手袋を身に着けていた。 青年の名は登太牙。 「暗殺者(アサシン)」のクラスを以って現界した、美樹さやかのサーヴァントだ。 「おぉ、お疲れアサシン!」 アサシンに気がついたさやかは、ベッドに座りながらも笑顔で手を振る。 先程までアサシンは、さやか達が狙っている「ある陣営」の行方を追っていた。 その「ある敵」とは、此処一帯で「魂喰い」を行っているサーヴァントであった。 アサシンから聞いた話だと、サーヴァントは人間の「魂」を吸引することで、魔力を補うことが出来るらしい。 多分、彼等も魔力を増やすために大量に人を殺していったのだろう。 幾ら参戦側に回ろうが、結局さやかの悪事を見逃せない性は変わらず、まず優先的にその陣営を潰すことにした。 「で、敵は見つかった?」 「確かに見つけることは出来たが、直ぐに逃げられてしまったよ、今はサガークが追っている。」 「え、逃したの!?」 「ああ、本当に済まない、でも次は逃しはしないさ。」 一瞬驚きの顔を見せたさやかに目を向けて、アサシンは申し訳無さそうな顔を見せた。 アサシンには、マスターであるさやか同様変身して力を上げる宝具があった。 嘗ては人の食事を食べずに22年間ライフエナジーの摂取だけで生きてきたアサシンにも、何やら同族嫌悪に近い気持ちはあった。 だが今のアサシンは人間という存在の価値を認めている、家畜としてではなく、対等に分かり合える存在だとして。 そもそも、彼が聖杯に望むのも人間とファンガイアが永遠に共存し合うことで、ネオファンガイアの様な存在の出現を阻止することだ。 だからこそ、今では人間を殺める人々を許すわけには行かなかった。 其様に考えていたアサシンが魂食いを行っているサーヴァントを倒すことに賛同するのは当然の事であった。 処刑者であった逸話でこのクラスになれた彼は偵察に関しては其処まで得意ではなかったが、宝具である鎧の五感強化能力とクラススキルの応用で敵の姿は捉えられた。 見つけたは良いものの、敵は直ぐに逃げてしまった。 だが敵は素早く、幾らサガの鎧であろうと追いつくのは容易ではなかった。 結果アサシンは、鎧を脱いだ後使い魔に追跡を任せて自らは帰還し、今に至るという所だ。 「あー……それはお疲れさん、やっぱあたしも付いて行けば良かったかな。」 自分が付いて行かなかった事をさやかは恥じた。 多分自分が足止めをしておけば、奴を仕留めることはそう難しくはなかっただろう。 だが手持ちのグリーフシードは、少なくとも指で数えられるほどしか無い。 概念自体は改変されたとはいえ、仮にも魔獣の世界から来た以上、ソウルジェムの維持にはグリーフシードが必要不可欠となっている。 一応、円環から取り残されてからも魔獣退治は行ってきたが、それでも決して多くはない。 だからこそ、無闇な外出と変身はやめておいたが、それが命取りになったのだろうか。 「いや、そんな事はないよマスター、これは逃した僕の責任さ。」 「良いって良いって、ていうかさ、この調子じゃぁ次も逃しちゃうじゃん?てなわけで次はあたしも着いて行くよ。」 それを聞いたアサシンは、少し困った表情を浮かべた。 「良いのか?それだと君の身の安全が……」 「あー大丈夫大丈夫、あたしこう見えても結構頑丈だしさ。大体、何と言うのか性に合わないんだよね、戦うのが怖くて家に閉じこもる……ってのも。」 さやかは左手を振るい、アサシンに笑いかける。 それを見たアサシンは、一旦溜息を付くが、その後にフッと笑い返す。 「分かった、本拠地をサガークが特定したら、直ぐに其処に向かおう。」 「了解!そのお言葉を待っていましたぁ!」 スピーカーからは、今も尚ヴァイオリンのメロディが響き続けていた。 ヴァイオリンを嗜む友を持った二人に取って、それはとても馴染み深い物であった。 英雄になれなかった魔女と、玉座に縋り続けた吸血鬼は、いつの間にやら目を瞑って音の世界に入り込んでいた。 音楽には、生き物の心を揺さぶる「魔法」がある。 音楽の前には、失恋や劣等感に苛まれた日々などあっという間に吹き飛ばされる。 ゆったりと落ち着いた二人のその微笑ましい表情こそが、何よりの証拠であった。 【クラス名】アサシン 【出典】仮面ライダーキバ 【性別】男 【真名】登太牙 【属性】秩序・中庸 【パラメータ】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A+(サガ変身時) 筋力A+ 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具EX(ダークキバ変身時) 【クラス別スキル】 気配遮断:D 気配を遮断する能力。ただし、戦闘中は解除される。 【固有スキル】 処刑人:B 人々を処刑した人が持つスキル。 属性が「悪」の英雄に対しパラメータに補正がかかる。 彼は生前、掟を破ったファンガイアを何人も処刑したとされている。 吸血:A 魔族が持つ「ライフエナジー」を吸うファンガイアの力。 空中に牙を発生させ、対象に噛みつかせてライフエナジーを吸収、魔力を回復する。 だが、アサシンはこのスキルを使いたがらない。 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法等大掛かりな物は防げない。 王の紋章:EX ファンガイアの王に代々受け継がれる王の証。月夜のごとき結界を生み出し、 敵を封じ込める力を持つ。 また、対象にBランクの威圧を与える。 【宝具】 「サガーク」 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 アサシンが物心つく前から行動を共にしていた使い魔。 ファンガイアが生み出した蛇にも円盤にも見えるゴーレム。 空を飛び彼を護る盾にもなるほか、彼の腰に巻き付くことで 「王の鎧」の一つである「サガの鎧」を装着させる。 サガの鎧は、彼が掟を破りしファンガイアを処刑する際に纏ったとされる鎧とされており、「ジャコーダー」と呼ばれる武器を使った素早い攻撃が特徴。 「キバットバットⅡ世」 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 ファンガイアの王が代々継承する「闇のキバ」の鎧の管理者であり、彼の使い魔である。 人種と同様の言語を喋る、尊大な態度が特徴のワインレッドのコウモリ。 アサシンの手の甲に噛み付くことで、彼に闇のキバ(ダークキバ)の鎧を纏わせる。 闇のキバの鎧はその気になれば世界を破壊出来るとされるEXランクの危険な代物である、アサシンの切り札。 この姿では、敵を磔にして電撃ダメージを与える紋章を発生させることが出来る。 だが、聖杯戦争を破綻させかねない「ウェイクアップ3」は発動が非常に困難となっている。 ただし、他に「闇のキバ」を継承したサーヴァントがいる場合、召喚が出来なくなる場合もある。 【Weapon】 「ジャコーダー」 サガの鎧を起動するためのアイテム。腰に巻き付いたサガークに指すことで発動する。 また、先端から光のエネルギーを発現させて鞭やレイピアの様に扱うことも出来る。 「ウェイクアップフエッスル」 サガーク専用の小型の笛。サガークに吹かせてもう一度ジャコーダーを突き刺すことで 必殺「スネーキングデスブレイク」が発動できる。 【人物背景】 人のライフエナジーを糧とする魔族「ファンガイア」の王族の血を引く、王座の後継者。 表向きはファンガイアで構成された投資企業「D P」の若社長で、人類の進化に貢献する可能性のある技術を見つけては、その関係者を抹殺させていた。 また、掟を破ったファンガイアを自分の手で殺めてもいた。しかし、異父弟であり親友でもある紅渡が、自分の婚約者である鈴木深央と恋愛関係を持っていることから彼との友情に亀裂が走る。 彼をファンガイアに迎えようとする気持ちもやがて 深央の死により憎しみに変わり、ついには彼に王座を奪われたことから精神的に不安定な状態に陥る。 最後に自分の元に残った「キング」の座はよこすまいと母から強引に闇のキバの力を奪い取り、弟との決着に向かうが、互いにぶつかり合った内に和解。 その後は渡と共に人間とファンガイアの共存する世界を創りあげようとしていった。 基本的に紳士的だが一方で敵に対しては容赦をしない冷酷な人物。 人類を「家畜」と見なし裏切りのファンガイアにも容赦は無かったが、家族である渡や婚約者である深央には甘く、一時は人間とファンガイアのハーフである渡をファンガイアに引き入れようとした他人間とファンガイアを融合させる技術に例外的に投資したりしている。 また自らの養父である嶋護に対してもファンガイアの身体を埋め込んだ後に彼をファンガイアから引き戻したりと根本的な部分では優しく、いじめられていた幼少期の渡を助けてあげたりもした。 【サーヴァントとしての願い】 人間とファンガイアが完全に共存できる世界を創りあげる。 【方針】 マスターを守る。現在はサガークに偵察を任せている。 マスターの性格上気配を遮断してでのマスター狙いは出来ない。 【マスター名】美樹さやか 【出典】劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 【性別】女 【Weapon】 「ソウルジェム」 タマゴ型の紺碧の宝石。彼女の魂の本体であり、魔法少女に変身するための道具。 擬似的な魔力炉としても機能する。本来なら魔力を消費すればするほど色が濁っていき、 彼女の精神状態が悪ければ悪いほど濁っていくスピードも早くなっていく。 ただし魔女化することは無いかと思われる。 「剣」 ソウルジェムから生成する剣。 軽い割に威力は抜群。 【能力、技能】 魔法少女 願いと引き換えに自らの魂を「ソウルジェム」と呼ばれる宝石に変えた魔法少女に変身 する能力。彼女の武器は剣と突出した治癒能力である。本来なら円環の使いの力として自らが絶望した成れの果てである「魔女」としての力も使えるが、 暁美ほむらによって失われた。 【人物背景】 見滝原中学校2年生の、ごく普通の少女・・・だった人。偶然出会ったインキュベーターによって、想い人であり幼馴染である上条恭介の腕を元通りにするという願いと引き換えに 魔法少女になる。が、自分の魔法少女としての素質が親友である鹿目まどかには 及ばないと言われ、実は自分が人間ではないことを知らされ、あげく上条恭介を親友にである志筑仁美に取られ精神的に追い詰められ絶望、魔女へと変貌してしまう。 しかし願いの力で全ての魔女を円環の理へと導いたまどかにより心身ともに救われ、成仏。 その後暁美ほむらのソウルジェムの世界に巻き込まれたまどかの記憶の 「カバン持ち」として百江なぎさと共にほむらを円環の理に戻そうとする。 だがほむらが迎えられる寸前、「円環の理」から「鹿目まどか」の存在を引き裂くという事態が発生。 それに巻き込まれる形で彼女の変えた世界に残ってしまう。 明るく正義感が強い性格だが打たれ弱い人物。また猪突猛進な人物だと思われがちだが ほむらの本質を見抜くなど洞察力には優れている。 【マスターとしての願い】 まどかを円環の理に戻し、ほむらを救い出す。 【方針】 自らの魔法少女としての力とアサシンの戦闘力を使ってうまく勝ち抜く。 【把握媒体】 アサシン(登太牙):テレビ本編32~48話(DVD8~12巻) 美樹さやか:テレビ本編全12話(DVD1~6巻)+「叛逆の物語」 本編での把握は劇場版前後編でも大丈夫です。
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三人。 その数字は、緒方智絵里という少女にとって大きな意味を持っている。 例えば、核家族の世帯を構成する父親と母親と一人っ子。 同じ構造を持つ緒方家であるならば、一人娘の智絵里は両親の愛情を一身に受けて健やかに成長するだろうというのが当然の発想である。 しかし現実はままならないもので、両親共に社会人としての責務に多くの時間を割かざるを得なくなっていた。 勿論、両親は仕事にかまけて智絵里を蔑ろにしたわけではない。時間の僅かな余裕を見つけては、一人娘に辛い思いをさせないようにコミュニケーションを心掛けていたつもりである。 それでも、智絵里の飢えは取り除けない。 智絵里とて多少なりとも成熟した人間であり、両親の事情に理解を示さず癇癪を起こすような我儘はしない。しかし、大人の理屈だけで自らの寂しさを受容出来るほど智絵里の精神性は強固に作られていない。 頼れる他者に甘えることへの欲求を満足に発散出来ず、誰も待たない家で一人の時間を過ごす。その日常は、智絵里の心に巣食う孤独感を漸増させるに十分だった。 そんな緒方智絵里が、なけなしの勇気を振り絞って新たな一歩を踏み出した。 愛する両親の下を離れ、上京してアイドルデビュー。 夢へと続く階段を登る過程では、智絵里の欲求を満たすパートナー達との出会いが待っていた。 プロデュースの方針として智絵里に与えられたのは、三人組のアイドルユニットのメンバーとして活動する環境だった。 智絵里以外の二人のメンバーのうち一人は、いざという時に周りを引っ張る頼もしい肝っ玉の持ち主だ。 もう一人の少女の売りは、どんな時でも甘くて柔らかくて、包み込むような優しい人柄である。 二人と触れ合う度に智絵里が認識する心地良いそれは、まるで父性と母性に近しい。 あの殺風景な部屋の中で増幅された人恋しさが、アイドルの時間の中で溢れそうなほどに満たされる。 だから、智絵里は願う。こんな日々が、ずっと続きますように。 その願いは、少しずつ肥大化していく。 たとえば、仕事で出演したバラエティ番組でいつものように三人で息の合った掛け合いに勤しむ時。 たとえば、収録終了後に帰路に着く際、番組スタッフが会社の方針転換とかアイドル達への影響とか、そんな怪しげな噂を口にするのを立ち聞きしてしまった時。 たとえば、番組出演の数日後に偉い人間から事業再編が指示され、(責任を持って守るという念押しの前の話として)智絵里の属するプロジェクトも解体の対象となるかもしれないとプロデューサーから聞かされた時。 たとえば、最悪の可能性として想像したユニットの解散が実際には杞憂に終わり、またいつものように三人で……ではなく、スケジュールの些細な食い違いにより他の二人とは別の現場に一人で赴く時。 たとえば、今回は無事で済んだものの、三人の繋がりなんて誰かの都合で簡単に崩れてしまってもおかしくないのかもしれないと理解してしまった時。 自分以外の二人が齎す甘美な味を、誰にも脅かされることなく永遠に貪り続けられたらいいのに。 そんな風に、緒方智絵里は切実なまでに「三人」に拘っていく。 ○○○ ●●● ◎◎◎ 智絵里は、一人で過ごしていた。 不可分と言ってもいいだろうと思われた二人が、今は智絵里の側に居ない。 「……きっと大丈夫だよ。もしかしたら二人に何かトラブルがあったのかもしれないけど、それでも待ってればちゃんと良い報告が来るはずだから」 「そうだよ、ちえりん。きっと『ごめんごめん、ちょっとネットカフェでゲームしてたらうっかり寝落ちしちゃってたよー』とか笑ってさ、ひょっこり出てくるって」 正確には、どこか自信なさげな心情が見え隠れする言葉で智絵里を励ます少女が少なくとも二人いる。 それでも、いつも通りの安心感を得られないという意味では、今の智絵里は間違いなく一人であった。 だから、励ます二人に対しても萎びた返事しか出来ない。 「……そう、かな」 昨日から、あの二人との連絡がつかなくなったのだという。 プロデューサーも、寮生も、家族も、誰もが二人の行き先を掴めず、携帯電話で何度となく連絡を取ろうとしても悉く空振り。 少なくとも割り振られた仕事を放り出さず成し遂げるだけの責任感を持つ人間だと皆が認識していたために、何も言わず消息を絶ったとなれば外的な要因だろうと考えるのは自然なことだった。 当面の対応として、三人で担当する予定だった商品の告知の仕事には急遽別の人員を充てることとなった。勿論、プロデューサーは相手先に随分と頭を下げる羽目となったのだが。 そして二人が見つからない以上、智絵里達三人で行うはずだった仕事の予定は大きく見直し。智絵里の精神面への配慮も含めれば、全件キャンセルも視野に入れているそうだ。 仮にもプロのアイドルとしていかがなものかと言われそうな話だが、それが許されるほどに事態が異常であった。 「行方不明」となった二人のために、警察への捜索依頼がされる程に。警察の出番などという最悪の可能性も考えなければならないような脅威が、皆の意識を怯えさせていた。 この街では近頃、同一犯によると目される連続殺人事件が発生している。 既に人数が二桁に達しようとしている被害者達には性別や職業などに共通性がまるで見当たらず、犯行時間も犯行場所もバラバラ。無差別殺人の可能性が高いという。 ただ一つ共通しているのは、頸部にしろ腹部にしろ、被害者達が身体の一部分を欠損させていることだった。その傷跡に残る痛ましい火傷の跡は、まるで「至近距離から何かを爆発させた」かのような有様であるとのことだ。 未だ犯人特定の目途が立たない状況で、人々の意識は警察の不甲斐なさへの怒りと、姿の見えない殺人犯への恐怖へと向けられる。 そして、この恐慌的な状況をまるでドラマのように愉しむ不特定多数の輩が現れるのも悲しいかな普遍的な話であり、彼等は尤もらしい名前を持ち出して事態への警告……という名の無責任な扇情に没頭していた。 そんな彼等の作り上げた一文は、まるでキャッチフレーズのように街中を行き交う人々の間に定着しつつある。 人は言う。爆弾魔(ボマー)に気を付けろ、と。 ○○○ ●●● ◎◎◎ 両親共に仕事の都合で出張中であるため、当分の間自宅は一人暮らし同然の環境となっている。これが、智絵里に用意された聖杯戦争における人物設定の一端である。 しかし、今の智絵里は一人ではない。リビングに入れば、一人の男が我が物顔でソファに腰掛けている。 「よお、戻ったか。やっぱ仕事は中止か?」 何食わぬ顔で声をかける彼は、聖杯戦争を生き抜くための智絵里の従者となった『暗殺者(アサシン)』だ。 その態度に、智絵里は唇を噛む。全てを知っている癖に白々しい真似をする彼に対する感情の配分は、この時ばかりは怒りが大きかった。 彼が行動を起こした結果、街では多くの生命が犠牲となり、二人のアイドルが「行方不明」となった。 智絵里にとって全く望ましくない結果を招いたことを、彼は「必要なことだからな」と言ってのけて一切悪びれない。 智絵里から向けられる悪感情など、アサシン――ゲンスルーという男にとってはそよ風も同然、いちいち動揺するに値しない。 「……何で、こんなことする必要があったんですか」 「ぁあ?」 「ぅっ……」 現に、眼鏡越しの視線でほんの少し凄まれただけで智絵里の怒りはあっさりと萎んでしまう。 小心者の少女と、大量殺人犯。精神面の格差は明確であり、会話の主導権をアサシン一人に握られるのもやむを得ないことだった。 それでも、不出来な子供を諭すように、アサシンは智絵里に事情を説明する。 アサシンの持つ宝具――本人曰く、念能力である――を滞りなく発動させるためには、人々の間に「爆弾魔の噂」が流れることが実質的な条件とも言えること。 そのための準備として、ルーラーからの討伐令の対象とされるボーダーラインを越えない範囲を探りつつ、街で何人かを手に掛ける必要があったこと。 またマスターである智絵里が余計な拘束時間を強いられるのは好ましくなく、フットワークを少しでも軽くさせておこうと考えたこと。 その達成と、「爆弾魔の噂」の定着促進も兼ねて、智絵里の最も親しいアイドル二人には昨日を以て「行方不明」となって頂いたこと。 一連の説明を聞き終えて、でも、と智絵里はどうにか声を絞り出す。 何か理論的な反駁が思いついたわけでは無く、ただ気に入らないから反発したというだけだ。 「別に気に病む必要は無いだろ。あの二人だってただのNPCだ。生き残って元の世界に帰れば、お前はちゃんと本物のお友達に会えるんだぞ? 寿命も全う出来なかったオレからすりゃあ羨ましい限りだ」 「そういう問題じゃ、ないです……!」 「人を殺すのは嫌だ……って話のことなら、まあもう言わなくてもわかるよな」 「そうだぞ智絵里ちゃん。世の中は戦わなければ生き残れないんだぜ」 「ヘイヘイヘイヘイ、覚悟決めちゃいな覚悟をよ~?」 「ひっ!?」 男が新たに二人、何の前触れも無く智絵里の左右に現れては無遠慮に寄りかかってくる。 アサシンを含めて、殺人者が合計三人。大きく且つ引き締まっている体躯は、智絵里に威圧感を与えるには十分。 彼等は智絵里が他者との間に保ちたい距離感など構わず、げらげらと笑いながら心の中に土足で踏み込む。悪人という点を差し引いても、揃いも揃って智絵里の苦手とするタイプの人間だ。 呼吸にすら気を遣うような、かつてない程の居心地の悪さ。 じわじわと智絵里の心を憔悴させ得る状況で、更にアサシンの言葉が智絵里の逃げ場を潰していく。 「覚えてるか? オレが単独行動スキルってやつを持っていることを。オレからすれば、別にお前を切り捨てて他のマスターを探すのだって選択肢の一つとして考えられる立場だ。それでもお前と一緒にいるのは、結局リスクの方が大きすぎるからだな」 「対してお前はと言えば、マスターとしてのセールスポイントと呼べる物が、ゼロだ。魔力も無ければ武術の心得も無い。はっきり言えば、ただのカモだ。マスターを失い、誰でもいいから再契約しないと消滅してしまうってサーヴァントでもない限り、わざわざお前と組むメリットは皆無だ」 「そんなお前でも、オレならちゃんと合わせてやれる。まあ、オレの方策がメインではあるがな。そういう意味では、お前はオレと組めるだけ幸運だ」 「……お前がオレを切り捨てるのは、その瞬間にお前がオレ以外の全員から『見捨てられる』ってのと同じ話だ。あとは、オレが何を言いたいか、分かるよな?」 見捨てられる。 その簡素なフレーズに、智絵里は息を呑む。孤独感というウィークポイントを、アサシンは容赦無く抉る。 ついに言葉に窮する智絵里を、二人の男がにやにやと見下ろす。 「二人のお友達を亡くした時、嫌だと思ったろ?」 そんな智絵里へと次に語りかけるアサシンの口調は、今までよりほんの、ほんの少しだけ柔らかくなっている……ような気がした。 「三人で一緒に生きていけなくなるってのが辛いってのはオレにも分かる。まあ今回死んだのは偽物なわけだが、それでも練習にはなっただろ」 「……何であれ、死にたくない理由なんか『仲間といたい』でも別に十分だ。別にお前に何かデカいことを期待しようなんてオレも考えちゃいないが、それにしたって自分の願いくらいは固めておいてくれないとパートナーとしては不安なんでな」 願い。少なくとも、智絵里には奇跡の結晶とも言うべき聖杯に託す程の願いを持ち合わせていない。 ただ、この苦痛ばかりの時間を早く終わらせたいだけと思うだけだ。 帰りたい。だって、人を殺すべきとされる環境が怖いから――違う。 だって、戦争なんかアイドルとしてするべき行いではないから――これも、違う。 だって、 ――だって、綺麗に満たされないから。 一人じゃ駄目。足りない。寂しい。 二人でも駄目。まだ足りない。息苦しい。 四人も駄目。多すぎる。喧しい。 「三人」が良い。「三人」じゃなきゃ、嫌だ。 至福の環境であると確信できるのは、寂寥感を残さず拭い去ってくれるのは、緒方智絵里が「三人」の中にいる時だけだ。 「三人」でいたい。智絵里の願いなんてただそれだけだ。 何者にも脅かされない、絶対的なまでの幸福感を達成するための、永遠の「三人」を。 「――私から、『三人』を奪わないで」 限界を超えて零れた願いは、アサシンに聞き届けられてしまった。 「心配するなって。オレは、お前を見捨てない。三人で生きたい者同士、仲良くやっていこうじゃないか。よろしく頼むぜ、マスターさんよ」 「……………って言っても、オレから見れば今の状況は『三人と、他の一人』だけどな」 【クラス】 アサシン 【真名】 ゲンスルー@HUNTER×HUNTER 【パラメーター】 筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具D+ 【属性】 混沌・悪 【クラス別スキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。ある程度の隠密行動に適している。 他者から自身がサーヴァントであると察知されにくくなる。 たとえ実体化していても、能力を行使しない限りはただのNPCと認識される確率が高い。 【保有スキル】 念能力者:B オーラ、即ち生命エネルギーを使いこなした戦闘技術。 自身の持つ魔力を転用することで様々な効果を発生させる(肉体強化、気配遮断効果の補強等)。 このスキルにより、後述する宝具も発動可能となっている。 情報抹消:C- 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。 例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。 大量殺人犯としての素性を長期間に渡って秘匿していた経歴から付与されたスキル。 ただし例外として、『命の音』による爆弾を起動させられた者はそれ以降常に「戦闘継続中」と見なされるため、情報抹消が有効とならない。 単独行動:D マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。 潜入していた集団から離脱した後も暫く逃亡生活を続けた経歴から付与されたスキル。 【宝具】 『一握りの火薬(リトルフラワー)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人 アサシンの持つ念能力の一つ。変化系能力。 手で掴んだものを爆破することが出来る。ある程度の殺傷能力がある。 念による防御効果が無ければ、爆風でアサシン自身もダメージを負うこととなる。 そのため(全身にガソリンを浴びる等)防御が意味を成さない状況での使用は危険極まる。 『命の音(カウントダウン)』 ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人 アサシンの持つ念能力の一つ。具現化・操作・放出系の複合能力。 相手の体に念能力で作った爆弾を取り付ける能力。 ①相手の体に触れながら「ボマー」と言う。 ②『命の音』の能力の説明及び解除方法、加えて他三種の宝具の存在をアサシン自身が口頭で相手に伝える。 この二つの条件をクリアした時点で、触れた場所に爆弾が出現し作動する。 ①と②の条件の順序は問わない。また長期間間隔を空けても条件は成立する。 爆弾はタイマー式で6000回カウントすると爆発する。ただし時間ではなく、対象者の心拍数をカウントしている。 爆弾の解除方法はアサシンの体に触れながら「ボマー捕まえた」と言うこと。これが達成されない限り、たとえアサシンが消滅しても爆弾自体は残り続ける。 この爆弾の威力は『一握りの火薬』の約10倍。余程の理由が無い限り、サーヴァントでさえ即死しかねない。 一度に多数の爆弾を設置・発動させることが可能。魔力消費の発生は爆弾が実体化している間のみであり、威力の割に負担は少量。 『宝島の秘術(スペルカード)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人 仮想空間を舞台としたSLG「グリード・アイランド」内のアイテムであるスペルカード一式(及び専用のバインダー等の付随品)。 一種類につき一枚の全四十五枚セット。消費型なので一度使ったカードは二度と使えない。 聖杯戦争におけるアイテムとして再現される上で、効果がある程度拡大解釈されている。 (「カード」を対象とした呪文は「カード」の形状の物全てに対して有効である、防御呪文は低ランクの対魔力として機能する等) ただし解釈の結果、何の効果も為さなくなったカードもある。また聖杯戦争自体からの脱出が目的となる「離脱(リーブ)」は絶対に機能しない。 『三人の絆(リリーストリガー)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:2人 生前のアサシンにとっての無二の仲間であるサブとバラを召喚する。 パラメーターはアサシンよりやや低く、また唯一のスキルとしてCランクの「念能力者」を保有している。 アサシンが二名と共に親指を合わせて「解放(リリース)」と言うと、カウントに関係なくその場で『命の音』で設置された全ての爆弾が起爆する。 (なお『命の音』の発動に関わる能力説明の際、「解放」が即時起爆を表していることまで明かす必要は無い) そこそこの戦闘能力に切り札発動の手掛かりなど多少の有用性があるが、それらの要素が無くてもアサシンにとって最も重要な宝具である。 【weapon】 上記宝具 【人物背景】 ゲンスルーという人間には二つの側面がある。 一つは、グリード・アイランドのプレイヤー達を震撼させた連続殺人鬼・爆弾魔(ボマー)。 もう一つは、時には自身の安全以上に別の二人を案ずるような、単なる仲間思いの男である。 【サーヴァントとしての願い】 三人で、また面白おかしく生きたい。 【マスター】 緒方智絵里@アイドルマスターシンデレラガールズ 【マスターとしての願い】 三人で、ずっと幸せに生きたい。 【能力・技能】 歌やダンスが出来るが、今でもプレッシャーには弱い。 【weapon】 特に無し。 【人物背景】 引っ込み思案で繊細な性格のアイドル。 少し前から、三人組ユニットでの活動を始めることになった。 【方針】 私に何が出来るのか分からない。アサシンに任せるしかない。 平気で人を殺すアサシンは怖いけど、誰からも見捨てられるのがもっと怖い。 大切な三人のいる日々に帰れるなら、もう何だって良い。
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/102.html
暗い路地を男がひたすらに逃げていた。 痣のできたその顔は何かに怯えるようにひきつり、せわしなく視線を周囲に巡らせ、肩で息をしながら駆けていく。 男の視界に白い羽が躍り、ヒ、とひきつった声が男から漏れた。 視界に現れたのは、サラリーマン、学生、土建屋、ホストと様々な境遇・職種の服装をした男達の姿。 その衣服や体のどこかに白いガチョウの羽が必ずワンポイントでついていた。 この羽根をつけた男達こそが、彼が逃げている相手であった。 きっかけは些細な事だ。肩がぶつかり男が因縁をふっかけると、あれよあれよという内にガチョウの羽をつけた男達に取り囲まれてしまっていた。 男は腕っぷしにはそれなりの自負があったとはいえ多勢に無勢。痛めつけられほうほうのていで逃げだし、現在に至る。 男の顔が蒼白になり1、2歩後ろへと引き下がると、背中に固いなにかが当たる感触がして慌てて振り返った。 果たしてそこにいたのは、男の逃げ道を封じる男達と同じように、ガチョウの羽をワンポイントでつけた二人の男。無表情で冷たい4つの瞳が男を見下ろしていた。 逃げなくては、と恐怖に支配された男が行動を起こすよりも早く、左右に回った男達によって両腕を捕まれ身動きがとれなくなる。 もがいても喚いても男達は身じろぎ1つする気配がない。 限界まで達した恐怖と混乱から一際大きな叫び声をあげようとした、その時。 チリン、と鈴の音が鳴った。 音がしたのは男の正面。 そこに1つの影がある。 女だ。だが、奇抜な姿をした女だった。 下半身は腰の部分を帯で巻いて止めただけのズボン、上半身は真冬だというのに胸元に巻いたサラシと素肌に着込んだ1枚の上着、そして両手に嵌めた手甲。 何よりも男の目についたのは、額に巻いたバンダナの側頭部の位置に差された1枚のガチョウの羽根。 この女も彼を追う男達の仲間であることは明白だった。 チリン、チリンと女は腰元につけた鈴を鳴らしながら男の方に向かって歩いてくる。 女が近づき顔が鮮明になっていくにつれ、ふと、その顔に既視感を覚えた。 ごく最近、どこかで見たような顔。 男は必死で記憶を掘り起こし、そして思い出す。 男は強請・たかりで食い扶持をつなぐ所謂ゴロツキだ。 今日はある中華料理店で店員をわざと転ばせて自身の服に料理を溢させ強請を行おうと試みた。 目をつけた女の店員にわざとらしくならないよう慎重に足を引っかけたが、その女性はバランス感覚が良かったのか、彼に料理をぶちまける事なく姿勢を立て直し、謝罪とともに離れていった。 目論見が外れ舌打ちをした時、不意に男が視線を感じて振り向いた先にいたのが眼前の女だった。もっとも服装は今のようなものでなく、ジーンズに、ジャンパー、ニット帽などありふれた格好をしていたのだが。 「チンピラ、ゴロツキ、小悪党。どの時代でも似たような輩はいるもんだな。ええ、オイ」 呆れたような笑みを浮かべ、女が口を開いた。 鈴の音と共に女が近づく。 見た目はただの女でしかない。いつもの男であれば怒鳴り散らし凄んで見せるところであったが、散々に痛めつけられ、集団に追いたてられる恐怖を味わった彼に、もはやその気力は残っていなかった。 「な、なんだよお前。あの店の用心棒かよ」 「近からずとも遠からず、ってところか」 なけなしの勇気を振り絞り、男が尋ねると、笑みを浮かべたまま女が答えた。 男は必死に頭を回転させる。 この状況では真っ先に浮かんだ結末は集 団でのリンチ。とにかく惨めでも謝り倒しこの場を切り抜けなければならない。 女が眼前にまで迫る。 まずは謝罪を口にすべきだ、と男が口を開こうとしたその時、突然に男の腹部に衝撃が走った。 何事かと視線を下に向けると、腹部から一本の棒が伸びている。 いや、正確に言うのであれば先端に刃のついた棒状の武器、一般に手戟と呼ばれる類のものが、男の腹部に突き刺さっていたのであった。 「……え?」 男の理性が、自身の置かれた状況を理解する事を拒み、間の抜けた声をあげさせる。 だが、それは無駄な抵抗であった。 痛みが男に突きつけられた無慈悲な現実を教え込む為に体を駆け抜ける。 シャツが血によって赤く染まり、激痛と衝撃と恐怖から男が叫び声をあげようとするも、背後にいたガチョウの羽根をつけた男が手拭いを猿轡代わりにして男の絶叫を止めた。刺されたショックで逆流を起こした血液が口内から溢れて手拭いを染めていく。 何が起こった。何をされた。何故こんな目に。 パニックを起こした男が涙でぼやけた視界で刺した張本人である女を見る。 女は、既に笑みを浮かべておらず、回りの男達と同じ冷たい目で男を見ていた。 「恩にも報い、仇にも報いだ。恨むならあの店を標的に選んだテメエの運のなさを恨みな」 吐き捨てる様に言い放った女が、手戟を持った手を、ぐいっと半回転させながら深々と柄を押し込む。それが致命打となった。 一際盛大に血を吐き出しながら男の視界が暗くなっていく。薄れ行く意識の中、最後にチリン、と鈴の音が鳴るのを聞いた。 ◇ 「……で、アサシンはどこなんです、副長さん」 泰山と書かれた既に灯りの落ちた看板の中華料理屋からそう遠くない路地裏で白髪の男が赤い髪の女性に問い詰められていた。 腰に手をあて、訝しげな表情で睨む女性に対し、副長と呼ばれた白髪の壮年男性は少々申し訳なさそうな表情を浮かべている。 「あー、その、美鈴の姐さんの方から念話って奴で大将に聞いてみちゃあいかがですかね?」 「呼んでも返事がないから聞いてるんです! 仕事の途中でいなくなるから抜け出す訳にもいかないし、何か聞いているんですよね?」 美鈴(メイリン)と呼ばれた女性が不機嫌そうに半目で睨むと、気まずそうに副長は頭を掻きながら視線を美鈴から外す。 アサシンのマスター、紅美鈴。それが彼女の名前である。 幻想郷と呼ばれる異世界で吸血鬼の住ま館の門番をしていた彼女はどういう訳かこの聖杯戦争の参加者として呼び出されてしまったのだ。 一刻も早く館に帰りたい気持ちを抑えつつ、本格的な戦争が始まる前の働き口として中華料理屋で働いているのだが、その最中に客を装って入っていたアサシンが姿を消し、連絡が取れなくなってしまったのだった。 その代わりと言わんばかりに店にやってきた、アサシンが副長と呼んでいる男に対し仕事が終わった今こうして詰問をしているのが現在の状況である。 「あんまりウチの副長を苛めてやんねーでくれや美鈴。そいつにゃ俺が席を外すからって警戒の任務を命じただけだからよ」 不意に美鈴に声がかけられ、チリン、と鈴の音が鳴った。 声の元にいたのは、ジャケットにジーンズ姿でガチョウの羽が添えられたニット帽を被った女性。 少し前に、一人のゴロツキを殺害した女性がその場に立っていた。 「……アサシン」 「そんな怖い顔で睨むなって。おう、ご苦労だったな副長。もう持ち場に戻っていいぜ」 「へい、それじゃあ自分はここで。美鈴の姐さんも、失礼いたします」 不機嫌さを露にした視線を軽く流し、アサシンと呼ばれた女サーヴァントが命令すると、副長――彼女の宝具の1つ――はホッと胸を撫で下ろしながらアサシンと美鈴にそれぞれ一礼をして夜の闇へと溶け込んでいった。 「どこに行ってたんです?」 「野暮用だ。気にする程の事じゃねーよ」 非難がましいニュアンスのこもった美鈴の問いに軽薄な笑みを浮かながらアサシンが答える。 無論、その言葉だけで不問にする程、美鈴も人がいい訳はない。アサシンに対して疑惑の視線が向けられる。 「あのゴロツキみたいなお客さんに何かした訳じゃないですよね」 「勘がいいね美鈴は」 アサシンがいなくなってから抱えていた懸念を美鈴は口にすると、アサシンは笑みを浮かべて肯定の意を示す。 今日、仕事での配膳中に美鈴はゴロツキめいた風体の男にワザと姿勢を崩されそうになった。 バランス感覚が優れていた事もあり転倒や料理を溢す事はなく事なきを得たのだが、その時にアサシンが一瞬だけ不穏な気を放っていたのを覚えていたのだ。 アサシンの肯定に対し、美鈴は"やっぱりか"と言わんばかりに額に手をあてた。 「ま、これであのチンピラはもうこの店に来る事はないだろうさ、トラブルの種がなくなって何より何より」 「……殺したりなんかしてないですよね?」 「ん? 殺しちゃマズかったのか? あんなの生かしとく理由もねーだろ」 あっけらかんと殺人を行った事を告げるアサシン。 それに対して美鈴は「あああぁぁぁぁぁ……」と脱力の声を漏らしながら両手で顔を覆ってしまう。 「あれか、殺しがバレて疑われる心配ならねえぞ。今ごろ奴さんは野郎共に運ばれて冬木の海に石と一緒に沈んでる頃合いだろうしな、少なくとも死体は見つからんだろ」 「さらっと恐ろしいこと言わないでください!」 HAHAHA、とあっけらかんとした態度を見せるアサシンに対し、美鈴は目眩を覚える。 気にくわない相手であれば躊躇うことなく殺害するアサシンの苛烈にすぎる気性は彼女と同郷の出身である美鈴も知識としては知っていたのだが、まさかこうも簡単に人一人を殺してのけるなどとは、美鈴の予想の範疇外であった。 「他のマスターやサーヴァントが探索しているかもしれないのに軽率な真似は控えてくださいよ。いくら隠密性に優れたアサシンのクラスだからって、何が切欠で捕捉されるかわかったもんじゃないんですよ?」 「あー、確かに俺は暗殺が本業って訳じゃなかったしなあ。わりーわりー、次はそこら辺ももう少し気を付けとくさ」 「ひ・か・え・て・く・だ・さ・い! なんで次もやる前提なんですか!?」 スキルによる微量の精神汚染のせいか話が通じるようで通じない。 断片的に話が通じる事は、完全に話が通じない事よりもある意味では質の悪いことなのだと美鈴は改めて認識し、頭痛を覚える。 「今、呂蒙将軍の気持ちがよくわかりましたよ私は……」 「う、子明の話は出すなよ。あいつにゃ色々と迷惑かけたと思ってんだからさ」 呂蒙という男の名を出され、アサシンがバツの悪そうに視線を逸らす。 傍若無人に見えるアサシンの数少ない泣き所の1つであろう事は見てとれた。 「こちらとしてはこんな事で貴重な令呪を消費したくないですし、せめて本格的に戦争が始まるまでは大人しくしていてください。お願いですから」 「へいへい、しょうがねえなぁ」 令呪の使用も美鈴が検討していると知ってか、アサシンは不承不承頷く。 反省する素振りの見えないアサシンに対しどこまで信用したものかという思いがが美鈴の胸中を駆け巡り、精神的な疲労がずっしりと体にのしかかる。 (鈴の甘寧、性別は違ったのに性格は本に書いてあったのと一緒なんだもんなぁ) 昔に読んだ三國志に記載されていたアサシンの活躍や凶行、振る舞いを思い出し美鈴は項垂れる。 将としては知勇に優れ大胆不敵、一方で殺人を好む性や主君の縁者にすら噛みつく好戦的な気性を併せ持つ彼女は決して扱いやすい人物ではない。 その英雄性が本の通りであったことが美鈴の幸運であったならば、問題のある人格もまた本の通りであったことは美鈴の不幸だったであろう。 ざっくばらんとした性格は嫌いではない。嫌いではないが、この周囲の人間を振り回しに振り回すこの行動力と勝手気ままで血気盛んな性格はどうにかならないものかと、大きくため息を吐く。 せめてここから先はこんな事が起こらないようにと祈りながら、美鈴はアサシンを伴って帰路につく。 チリン、チリン、とアサシンと美鈴、それぞれがつけている鈴が冷たい夜の風に揺られて涼やかな音を立てた。 【クラス】 アサシン 【真名】 甘寧 興覇 【出典】 史実(後漢末期、中国)、 三国志演義 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運C 宝具D 【クラススキル】 気配遮断 C- サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。が、身に着けている鈴の音は聞こえる。 【保有スキル】 勇猛 B 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 仕切り直し C 戦闘から離脱する能力。 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。 単独行動 D マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。 精神汚染 D 殺人嗜好を持ち、話が通じるようで通じない。人格面がキ○ガイに片足くらい突っ込んでいるのは呉ではよくある事。 他者との意思疏通ができないほど致命的ではない反面、精神干渉系魔術への耐性も微々たるものとなっている。 【宝具】 『濡須口決死隊(白羽、夜陰に舞う)』 ランク D 種別 対軍宝具 レンジ 1~1000(召喚した決死隊の最大行動範囲) 最大補足 100 アサシンの現界と同時に濡須口の戦いにて彼女と共に夜襲をかけた100人の決死隊を召喚し、独自に行動させることができる。 100人の決死隊は単独行動 D、気配遮断 Dを持ち、装着したガチョウの羽を模した通信機型中華ガジェットにより即時の連携とアサシンや他の決死隊との情報共有が可能。 決死隊は名を残す程の英雄ではなく、全てのステータスもEランク、殺害された場合は消滅し聖杯戦争中の再召喚は出来なくなるが、相手の陣地へ襲撃を行っている場合に限り"濡須口を襲撃した甘寧と決死隊は犠牲者を出さずに帰還した"という逸話から、致命傷を受けて消滅したとしても撤退扱いとなり襲撃終了後に再召喚される。 アサシンが死亡、あるいは消滅した場合は連鎖して決死隊も消滅する。 【Wepon】 手戟×2 【人物背景】 三国時代の武将。 若い頃はならず者を寄せ集めてヤクザ紛いの自警団を結成していた。 当初は劉表、そしてその配下である黄祖に仕えていたが冷遇を受け耐えかねた結果、敵対勢力である孫権軍へと逃亡。『天下二分の計』を提唱するなどして、孫権から気に入られる。 その後は各所で武勇と知略を大いに奮い関羽や張遼といった豪傑を相手取って活躍を見せ、その中でも宝具に昇華された濡須口での襲撃戦での大勝は主君である孫権に「曹操には張遼がいるが、私には甘寧がいる。これは釣り合いがとれていることだ」と称賛を浴びるまでに至った。 その後の記述はなく、病死したとも、夷陵の戦いにおいて命を落としたとも言われている。 ……というのが表の話であり、その正体は女性である。 どれだけ活躍をしても劉表軍での評価が芳しくなかったのは儒教文化が根強く、女性の立身出世自体が好まれなかった事に他ならない。 性別に関わらず厚遇してくれた孫権には忠誠を誓っており、晩年の迷走には深く心を痛めている。 性別を理由に自身を貶す相手にはいっさいの容赦がなく、例え上司からキツく殺さないように言い咎められても構わず殺す程度には冷酷。 【特徴】 日焼けした小麦色の肌とハネの目立つ黒髪のショートカット、額には赤いバンダナを巻き、中華ガジェットでもあるガチョウの羽をアクセサリとして身に付けている。 中肉中背の引き締まった体つき。普段は白地のシャツにジャンパー、ジーンズを着用。腰元には鈴をつけている 戦闘の際は下半身は足首まで覆うズボンを腰帯で止め、上半身は手甲と胸元が大きく開いた上着を羽織り、胸部はサラシで押さえている。巨乳。 【サーヴァントとしての願い】 特に考えていないが殿(孫権)に献上すれば喜んでくれるかな? 【マスター】 紅美鈴@東方project 【能力・技能】 気を使う程度の能力 気配りが上手いという意味ではなくオーラ、気と呼ばれるエネルギーを使う能力。 美鈴はこれを主に弾幕として体外に放出して使用したり、太極拳・八極拳などを取り入れた肉弾戦に併せて用いる 【人物背景】 吸血鬼の当主が住む紅魔館という建物の門番にして正体不明の中国妖怪。 性格は穏和で人当たりが良いものの暢気な一面もあり門番として優秀かと問われると疑問が出る場面も見受けられる。 自ら能動的に人を襲うことは滅多になく紅魔館のイメージアップにも貢献しているとか。 【マスターとしての願い】 聖杯に興味なし、紅魔館に帰る手段が勝ち残るしかないなら戦う。
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●さらばダスト惑星 Exit Planet Dust ●ディグ・ユア・オウン・ホール Dig Your Own Hole ●サレンダー Surrender ●カム・ウィズ・アス Come With Us ●プッシュ・ザ・ボタン Push The Button ●ウィ・アー・ザ・ナイト We Are The Night ●時空の彼方へ Further ●ブラザーフッド Brotherhood ●ノー・ジオグラフィー No Geography ●ブラザーズ・ゴナ・ワーク・イット・アウト Brothers Gonna Work It Out ●ベスト・オブ・ケミカル・ブラザーズ~シングルズ93-03 Singles 93-03 ●A Tribute To The Chemical Brothers
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アサシン・ダーツ C 闇文明 (3) 呪文 ■S・トリガー ■相手は、自身のタップされているクリーチャーを1体破壊する。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMWZ-01 「ベーシック・オリカセット」「あれ? さっきまで一緒にいたんだけど…」 ――サイバーロードの軍団 収録 DMWZ-01 「ベーシック・オリカセット」110/210 評価 名前 コメント
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アサシン(亜種3rd) 【CLASS】アサシン 【真名】グリード 【マスター】九王院 宝 【性別】男性 【性格】強欲 【出典】 鋼の錬金術師-FULLMETAL ALCHEMIST- 【属性】混沌 悪 【ステータス】 筋力 A 耐久 A 敏捷 C 魔力 C- 幸運 B 宝具 B TOTAL 240 【クラス別スキル】 ★気配遮断 C+ サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 ★奇襲 A 奇襲に特化する能力 戦闘前に攻撃をするスキル 相手のスキルがC以上の場合判定成功3/判定失敗3 ★武術家の心得 A- 一撃必殺を旨とする、東洋武術独特の概念による技法。 白兵戦において、剣戟を重ねることはせず、一合目で勝負を決めることが出来るが、同ランク以上の「直感」・「心眼」・「見切り」で抵抗されることもある。 ランクの高さに応じて必殺の成功率は高くなるが、失敗した場合は相応の隙が生まれる。 セイバーの剣技は、二撃目で止め刺す術理に基づいている。 ★戦闘続行 B 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 ★対魔力 C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【宝具】 ◉最強の盾 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:0人 ▼人智を超越した最強の盾。 クリティカル(クリティカルが無い場合は瀕死を、瀕死がない場合は重症)を2つ減らし防御へ変える。 だが必ずしも万全と言う訳ではなく、1度の戦闘で合計3回以上防御に成功した場合には、その戦闘中に限り一時的に使用不可になるというデメリットも存在している。 ホムンクルスとしての能力は体内の炭素で表皮を硬化すること。硬化した部分は黒くなりダイヤモンド並みの硬度があり攻撃にも使える。 剣や銃弾は愚か、戦車の攻撃も通じない。 それゆえ、「最強の盾」と呼ばれる。 ◉賢者の石 ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:0人 ▼賢者の石の生命全てが尽きぬ限り、どんな致命打を負っても瞬時に超速再生し、決して死ぬことがない。 攻撃無効回数5回、使用回数が6回目になると崩壊する。賢者の石の使用回数は令呪含む如何なる手段を用いても回復される事は無い。 賢者の石が破壊されるor使用回数限界を超えるとグリードは即死する。 Aランク以上の攻撃強化スキル等で攻撃されると2回分消費 【詳細】 「強欲」の名を持つホムンクルス。3番目に造られ、左手の甲にウロボロスの紋章を持つ。 名の通り自分の欲望に忠実で、金・女・命、この世のありとあらゆるものを欲している。 口癖は「ありえないなんて事はありえない」。 女性を殴らないことと、嘘を付かないことが信条。 100年ほど前に、己の業である強欲を満たせないとして「お父様」の元から去る。その後、軍の実験で合成獣となった者たちを集め、ダブリスの「デビルズネスト」を根城として自由奔放に生きていた。
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被験体。 白人女性、瞳の色はブルー。 長期間にわたり薬剤による保存状態にあるが、脈拍、呼吸、 血圧、体温などのバイタルサインは全て正常の範囲内で推移。 ただし、体内色素に異常が確認される。 影響が顕著なのは頭髪。 その他、肌も若干の白化が認められる。
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出展元:DARKER THAN BLACK(黒 ヘイ)、俺の妹がこんなに可愛いわけがない(新垣あやせ) スレ内での呼称:黒、黒さん、あやせ、モードレッド 真名候補 備考 登場回 登場回(回想) AAまたは、声のみ DATA更新 [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] _,. <⌒Y⌒ア⌒\_ /⌒. . \ |. ./ . .\ ` . -(. . _. . -‐━=‐个 . \ / . . '" . . . . . . . . . . . 八 . .゙ /. . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / / .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ . . .\/. / /. ./. . . . /. . . . . . . . . |\ . . .\ . . | . / /. ./. . . . /. . . . . . /l. .| \ . . l . | □CLAS:アサシン / .. /. ./. . . . /. . . . . . /^|. .厶 ´l. . ハ . | { ..′゙. . . . /. . . . ./ |゙ x≠ミ.〉| ├─□真名:モードレッド /^ヽ|. /. . . 斗‐ / 〃 __) ハ[ |. / '" 八|. . . . . .|/ミ 弋 リ^| /. ├─□性別:女 / .| . . . . . |爪_)ハ ノ ./. / 八. . . . . . ヘ弋リ /] .′ └─□属性:混沌・中庸. / 个ミ . . . 、 """ 7v゙. / ∧ | . . |"" // . ゙ _ '" V| . . ト、 r‐ , / □ステータス / /'´ 八 . . | 〕ト. ` ´ .゙_,. .,_ '" 爪 . ゙ V. | | |. .|)>.. _,. イ|⌒ `` └─筋力 ■■■□□ C人_,. _,.价ト .,_ / v| | |. .|\ . . . . . ] 八 耐久 ■■■■□ B \ニ=- -‐=ァフノ ⌒/ | | |. .| )>'"リ / ハ .敏捷 ■■■■□ B \ /'" / . ∧.从 |/ . /'" "/ / ノ . 魔力 ■■■■□ B .. \ .゙ . / ∧ /\. / . ゙. | . 幸運 ■■□□□ D ` | . ゙ /^∧{ / / |/ | . 宝具 ■■■■■ A. \ 、| . |. | . . 〉 . { '" '"j^ | . ` 、 `| . |. | . . ./ . 八/ / . l | . \ ノ . }. レ'´ { / . l | .. / // ノー " .. i | [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] , ´  ̄ `丶、 / . . . . . . . . . . . . . . .ヽ /. . . . . . . . . . . . . . . . . .、丶 i! . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヾ、 } . . . . . . . . .. . . . ト} □クラススキル ''!_,..-‐" ̄ `‐- ._ } ,/ ; ; ; ; ; ;_,.... 、 _ ; ; ; ;`i └─ □気配遮断: - (B-) ..ヽ_ ,.. -‐ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ‐-コl..,_ サーヴァントとしての気配を絶つ。 _..ィ^ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ! ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;`丶._ 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 _,.-´; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;| ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;` j 攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 i"; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /} |ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / ; ! ただし、宝具発動時のみ恩恵を預かれる。 { ; ;丶; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.,. ; ; ; { .! ; ; ; ; i; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ; ; ; ;;i;;; ; ; ; ;! } ; ;;;;;;i; ; ; ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ; ;;i;;;;;;;;;; ; ! .{; ; ;;;;;;;! ; ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ;!;;;;;;;;;; ;;| .! ; ;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;; ; ;! | ; ; ;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;; ; ;|[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] i / / / --| | ,,_ | ! / / / .| /|| ゙ミ _、 | | / { / ノ / .|| ミ| □固有スキル | =‐-_ ! { / / || .....,, | | / ゝ !≡==/ /二_.|| ` | { / ヘ i / , / ||゙ < 、 | ├─ □魔力放出:C (B) \ / ヘ/ ; / ||丿 `ヽ | 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、 \ \ , {. `ー‐‐|| ` | 瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。 \ ≧, |. ___||___ ノノノ | ゝ 、 __ i |  ̄ ̄ ||≡三彡´ | 現在はクラス補正により劣化している。 `> . .||,,,.,.;;; ,'| ヽ > .゜ ,' | ヽ `ー―――===二 ├─ □直感:B ヽ 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。 ヽ 敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。 ヽ ;l __ _ / ヽ __ \ l / \ \/ `  ̄ l } _ . -´ l / \ \ , -‐´{ ___ .. l / \ \ ,.. ´ ヽ ... l / \ ヽ _ . - ‐ ´ \ l./ ヽ }/ 入 ` 、 l ', | .. / ', ... , ≧ - ‐ / }| . // / ,', .. く ├─ □単独行動:D+ / / 人' / / , イ´ ', | 魔力供給を断っても自立できる能力。 / / ≠ミ `// ヽ ´ , - ', } ランクDならば、半日間は現界可能。 / / / ん`、 \- =≡ミ l / / ', {〈 い ・ i ん⌒ヽヽ', l / / ヽ.ヘ-', キヽ 弋 c′ い ・ ) ', i { / } 、 キ . , ゝ oイ / } l ├─ □不義の胤 . / ',ヾ ∧ / l 認められない流転の運命。 / ', l 人 , 、_, 、 / l 王に対するボーナスが常に発生する。 / } l l\ l ヽ ムイ /} ただし、この効果は真名の発覚により / l l i > ゝ / , イ / l 効果が消失する。 /\ / l i ` 、 ̄ < l / .l / \ / ト i ', .l´ / l / l / \ / ヾ ', / l / _ { / \ ヽ _ ', / ! / / ヽ [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] / / / . / | / / ;.イ ;ヘ / | / / / / / ヾ / | / / / /イ .ハ | | ├─ □反骨の相:C++ ,.イ ||' ,ィ≦_\ ,.イ__ヽ | | 権威に囚われない、反逆の性質。 ./ | ,ィヘ|i f〃イ心` イ 心ヽ}リ /} リ 同ランクの「カリスマ」を無効化する。 ./ l { i|i 八 乂 ツ 乂 ツ 〃 / 〃 ,. | 八 ll ヾ , / イ {/ 相手が王に連なる場合はボーナスが発生し、 ./ | /⌒≧l / {\ J ,イ /=ミハ Aランク以下のカリスマを無効化する。 , l‘ ヽV ト、. -ー- イ / / ∨ | ハ ヾ | > ィ≦∨ / / ‘ \ |l | | Ⅵ \ ¨/ / }/ / / |} ハ .八 | | | | ヾr‐.≧ー イrf´./イ ./ | i! / ├─ □カリスマ:E ./ \ l | | | ∨ Y⌒Y´ ./ / i! ハ/ 軍団を指揮する天性の才能。 / ヾ ハ.ノ | | ト、≧=r-=≦.イ|__rイ⌒ヽノ、__j 統率力こそ上がり、兵の士気は極度に上昇する。 / /| }∨ ,ィ'ヾ ̄ ̄` ̄ー|.  ̄ヾ/ i| / ,.イ , / i! | / |(⌒ ∧. V ./ | i| ./≦ ! しかし、発狂に近い狂乱であり、指揮系統は崩壊する。 | { | ト、 i! ≧=-- ‘, ∨ }} リ ., | 他者を動乱して煽動する反乱のカリスマ。 | | | |ハ ト、 |´ ‘, . / / , /} | /[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] □宝具 ├─ 『正当なる王権主張(クラレント)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: - イギリス王権の正当なる王位継承権を示す剣。 儀礼剣にして、銀を放ち、持ち主の功績に反映して光輝く。 しかし、正当なる王位ではないアサシンが所有者である為に真っ黒に染まっている。 アサシンが主張する王権の正当なる後継者の宣言そのものであり、 この剣を所有する限り、アサシンは自らを洗脳して、 「正当なる王位の後継者」として認識し続ける。 Bランク以下の精神無効化して、Aランク以上を軽減する。 円卓の騎士に属する物に対してST判定を3倍にする。 -──……‐ .. . . . . . . . . . . . . . . . `丶、 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ _ / / / \ . . . // | . / . . . . /. . /⌒. . . ヘ . . . . . . . |. / / | i . . |. . ⌒ / ./ \. \| . . . . . . . | / / | | | . |. . /// ァテ=ミ. . | . . |. . . . .. _人_ ノ | | | . イァテく | | Ⅵ . . . |. . . . . .| ´Y { | |人 . ハ{ | | L ノ ノ ./. |f⌒Y. . .| | } | \ | L.ノ /. . . . .|「) リ . .| | { | _ | | ′ //|. . |「 /. . . .| | } |´} |八 |. . .厂 . . . . .| | { | | . . ... マ_ フ |. . . . . . . . .| |_]__|│ | . . . \ -=7. /| . . . . . . .|. /| i │{ | . .| . . . . . ー七i| / / _| . . . . . . .| _/^'と⌒い | . 八 . . . ___ノ」 _. /´ \. . . . . .| { \_)〉 ヽ`、 ∨´ ̄厂 / //. /  ̄\ .| \)「{ | / / / / / ̄ ̄ヽ|. 〔| i| /}┐ / / / / / 八 Lム // ∧ _/ ∨ _j{く / ∧_// ∧ / /|_//゚ハ \ ,/| / | | {7/ ∧ / / / /|/|│ ーく │ / ∧ [/ ∧ / / 〈_//|__丿 | / .|[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] __ ///////\ i/////////.∧ ├─ 『王威示す、儀礼槍(アーサー・ウローブ)』 |/〈ヽ⊿\fヽⅥ ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:5 最大捕捉:1 .i!ヘゞ_ ノ'ゞ、 ヽ,_/イ/`ーー、 騎士王アーサーがアサシンを貫いた霊槍。 〉y´〃/////∧_ 本来ならば、最果ての槍なのだが、アサシンの妄執により、 _ /.〃/////{////∧ 「王を殺した槍であるならば、王殺しの槍」と歪み果てている。 /、ヽィ'//〃/////|/////∧ トゝ斗イ!/〃/////////\///∧ 本来の属性から乖離しており、王を殺す為だけの槍となっている。 /⊿.」////∥////////{. ヽ,//∧ この槍で貫かれた王属性の存在は、ダメージ判定をファンブルする。 /⊿////j/∥.////////,' .ヽ//∧ 更に「王」に関係する全ての宝具とスキルを使用不可能とする。 /⊿//// /∥////////./ }///ヽ /⊿/ゝ‐'´ /∥////////イ }////! アサシンにとって、この槍は自らを王と証明すると同時に /⊿/ i.∥///////./ .}.///.! 自らの王道を終わらせた父からの決別そのものである。 /⊿,イ /.∥///////〈 !///! '"´ ノ/∥////////ヘ ハ.//.! ///∥////////.∧ /////! ////'! /////////∧ /////' ,イ/////ヾ./////////∧ ./ } ///∥////.∧ヾ.////////∧ ///!〈 } イ ////.////./ . i/ヾ////////∧ `` ゝヽ!ノ ////////// {///ゞ、//////∧ // /////// ∨/////∧////∧ .'´ {/////マ .∨//////!\ー-`[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ..... ..... ... \ / / / \ ,.. / / / i ヽ ' // / } λ | | . ├─ 『罪逃れの鎧(センス・オブ・シン)』 / / / / / / \ | | ' ランク:B 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉:1~3 / / / / / /─-、 V | | | ' /| ;' / / / \ '; } , | アサシンの過去への贖罪の象徴たる宝具。 }′ |/ xz=z/´ xz==zx ヾ / ;' ヾ、 一切の不義はなく、正当性を謳う英雄であるが、 | | { 芹ミx 孑 ミxゞV ;'ヾ } } / その実は自らの過去に汚泥のような呪縛がある。 '; { i 廴ノ 、 ノ ' /-ゞ} } / \{ | 、  ̄ / /' }}ゞノ } 宝具ランクと同ランクの「情報隠蔽」と「気配遮断」を与え、 } | / / / ノ' }ノ 身近にいる者を宝具の効果内に収める事ができる。 . . r ─- /-,‐´ ; '= '´ | / 人 ゝ - ′ / ;イ | この鎧はアサシンの拘束具でもあり、全ステータスを低下させる。. / , ' /\ _ / / | | 宝具が解除された時にアサシンのステータスは元に戻り、 / / / ` ‐‐ i .. ; ' -┴─ ┐ | 対人宝具の判定が対軍宝具規模に変更される。. { / .. | / /二ニ二三∧ |. | { / / / , 'ニ/ __\ニ | |/ / >' /ニ / \\ニ ヾ /' /ニ{ /ニ, / \',ニ/ /,' /ニ / /二i / ' ニ / {/二ニ__{ /二ニ ! |ニ / / {二ニ{二 V 二ニ | |ニ[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ___ ..... ..... .. \ ... \ ´ . □解説 / / | | . / / / / | | . ├─ □聖杯への願い / / / | / / /| ∧ | | | . / | | / / / } / \ | | | 利用して棄てた友への再開。 | | | | / /}/ ' / \ | | | 王位を復権する為の行動が λ | |/ / / / / '; | | | 裏切りとなった故に、願う。 {| | /! | / \ _ / / __ / ヾ,! !_ | |/ | |/ ィ====z // z====z| | ヽ| が……アサシンにとってその願いは、 |{.| | 辷_ ソ__ノ ´ 辷_ ソ_ノ| | }.! 共に王位を奪い取る為のリスタートを兼ねている | ._| | | / |_/ | 生涯は王に認められ、王位を継承する事であり、 | | | . , ,´ | | 反逆を取りやめるという事ではない。 | | | . . | | | | | | . , ' | | | | | | \ ⌒ ..... | | | | | |_ r ´| > < `i‐ r‐ | | | <⌒ヽT | | | |  ̄ | | | | ̄ ̄/ ̄\ / \! | | | | | | | / \[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] -─ ─‐- ... \ / i\ i i . . ,イ | \ | | . | / { | ノ \ | | | /|ミzヾ| '´ 我ミヾ| ;゙ | | / }iソ 廴ソ ! /‐、 | ├─ □触媒:縁召喚 | /l´ /// / / / |' . /_.ノ 『最も大切な者の本質を理解し得ない』 , ─、 ' / i ,' そして、その本質に怒る者としての縁。 、 ─ / ノ| | { /  ̄ `ヽ.'ニ | | 彼らは答えを得た時、過程が反転する属性であり } | | . 愛は憎悪に。敬意は軽蔑に。光は闇となる。 ′ | | | . , | | | { . どちらも答えを求めて、その答えが間違っている事が許せない。 ' | | | '; \ なぜならば、彼らは答えを求める者に生涯を捧げる思いがあるから。 /, i/ / | | . \ . 路傍の石ならば良かった。下らない物ならば良かった。 / ′ 'ノ | | '; | \ . ゙ ′ | ∧ ' | ヽ } だが、答えを出した者はこの世で唯一無二の者だった。 , , | / \ '; | ヾ{ その答えが、正当なる王威であれ、隠された愛であれ、 、, ,' >‐‐ノ'´ ─‐.\ | | | すれ違った者の最後は悲劇で締めくくられる。. | ,/ \| | | ′ _ z=┴─ ─'─‐ 、 __ | ,' < | ヽ \  ̄ \ , / } __ // / | '; ' ;\ \ _ {_.ノ´ /}/, ゙ / | { . ゙ ; \ _ {_ノ.r イ }/ / / | } . '; ヽ\ ゝ| /ノ / / } { . ゙ ゙ ; ヽ / / / } { . .{ . . / / / ,' } ', } . . . / ノ } }| . . / / { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ } ___ | . . / ,′ __ }──- _ ヽ{ {  ̄ } __ } . / / / \__{ | \ } ____ |_ _/ } . .. / / __ \ | ノ} ゝ__} _ | ) / ̄ ノ__ } { ̄ ̄ { ̄ ̄ ̄ / ゝ___ ノ }  ̄ ̄ { / / {'____ } ゝ─‐ ゝ‐/  ̄ ̄ ,イ  ̄ ̄ } { ) \ / / | { ゝ /、 ゝ / / | | ゝ、 }[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] / / ,, '´. ./ ,、 ,. / / / ,, '´. . . . . ./ /. ヽ ,.. , , ,' ,' _,..--─,, '´. . . . . . . . . . / ,、´. . . . . .ヽ i i i. , / ,.' , ´ ,, '´ . . . . . . . . . . . . . ,.' , '. . . `ヽ、. . . . .ヽ l l l. ,' , i i ' ,,ィ===、、. . . . . . . . ,.' , '´. . . . . . . . . . . . `ヽ、 l l_ l l ,' ! l l ,,,イ ,ィ示、 . . . . . .,.'´/. . . . . . . . ,イニ==、、. .マ l ! i ' ├─ □宝具の性質 l! ! l !'. . {{ i ;; ; . . ./'´. . . . . . . . . . . ' ァ...、 ヾ〟マ ! , l_ '. ! ; ! l. . . l! 弋 ソ . . . .´. . . . . . . . . . . . . . ん ;; i ヾ. .V , i/ 王を絶対殺す宝具。 ; l !. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 弋 ソ }}. .' ,' l 王威を示す為の宝具達であり、 i., ! 、 ,. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ..` ´ ". . ,' !ノ i アサシンの宝具は自らの死すらも王の物としている。 | i、 ! ヽ , ,,,, , . . . . . . . . . . . . . ./ / ,' ゝ- ! ! l `i ヽ 、 ,,,, . . . . ./ / , ! 人_ノ 精神の絶対性に、王に対する絶対の優位性。 | l | `i、 、 / イ ,. . ' 更には情報を隠蔽し、姿を消す能力。. | ! l ! ヽ //l . / ' 多くの偉大なる英雄が王として君臨して、. l,' ! l.、 ー---- 、 / , ,.' ' 歴史上に名を残したのは疑いようのない事実。 ∥ ! ,' . ` ー /_' ,' i ' / ! , l ゝ. イ / ,.' l ' 彼女の宝具は王の証明と同時に、それ以上に. / l ' l ... イ / / i' 王を打破する事に長けている。 / l ' l ,.i.> < ト.、 / / ,. / l ,' ! ,.,'´ . ! > < ! ヽ/ / , が……アサシンの欲したのは父より受け継がれた王権である。 / l , ,, '´............レ'| ll......../ /.、 , つまり、奪い取る宝具を持ち続ける限り、願いは成就しない。. ,. ' , ,'´.........................! !l....../ /.........`.....、 , 彼女が王威の為に乱逆に振舞うほど、王座は遠ざかる。., ' ,, '´i /..............................! ,...../ , '.........................`.....、 ! i.´ !......l '.................................l ,..../,.'...................................., i`,_ /!..! !......!,...................................l ,...//......................................, ,...i .`ヽ r' !..l l......!l....................................l ,...∥......................................, '...,' .ヽ i ,..., ,....l!.....................................l`ー 、 _,. -‐......l!......................................,' ,'.../ ハ ! ,..., ,...........................................l,, -‐ニ二ニ‐-、 /............................................./ ./.../ / ハ[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] .. -───- 、 / _____ \ く _/ ` 、 ヽ └─ □人格 / / 〃 ハ \ イ / / /// \ ハ 本来はワンコ。おう、王様と認めろ! .' ..,.. 厶ヘ/ / \ i l \ ィ 割りとちょろい気がする。 i / l l/行ミ 行ミヽ| l ー 一彡’ 王様絶対殺すウーマンであるが、 |ハ l 小.乂ン 乂ン 从 }ヽ ` .....、 それ以上に王様絶対認めて欲しいウーマンである。 ヾ \、、 __'_ 、、/ ; Y 人 \ } 厂厂`ヽ≧ 「ヽ i } 彡 | | ⌒ト、 ′ 初対面で王様だね!と言えば、すぐに尻尾を振る。 く x==く ヾ >.. ゝ ィ < ,ィ | く///\ / 彼女が欲したのは父の承認ではある。それ故に、 .У//////〉 ト .、`ー‐仆、 ノ |l il }/////ヽ ヽ 王と認識してくれるのならば、騎士としての役割を全うする。 _.ノ////////{l | ヾ 〉 //∧/\. iシ .ィ///////\ 〉 ,ャ≦////////////ゝイ ∨〈/ }{ヾ/ .ノ \///////\' _ _ 彼女はいずれ王となるのならば、下働きも苦としない。. {////////////>ヘシ ー~~‐’ │ `゙<//////≧=…/ ´ィ1! 正当なる血筋である以上、王威の継承は当然。 V//////>''"´ ∧ ノ `゙</////{ } ィト、ノ そう言われれば、なんだって許す。ちょー許す。. V///〈 //l} ノ ,彡 il i リ ` ー─”一’ ゝ′ V//∧ ノ!ヾリ // / 〉 !! ハ !/ 問題はマスターと周囲の関係である。 ∨//ム. /__l 〈 / , / ./ヽ |∨ ゙ ノ 騙されている犠牲者と詐欺師と悪魔と操り人形のフルコース。 / ̄ ̄ }///! Y、` 、_/__./ ゝ } ノ j/ ぐれない方がどうかしている。切らない分、立派な物だ。 〈 /⌒ ̄ヽИ / .__ ィ / Y⌒i / , ヘ 本編で性格が暗く荒んでいたのは9割マスターのせい。 ヽ リ ̄ .. / / / ∠777//∧ // ーt __j_人ヽ ヾ / / /`ヽ.////\ 目の前で性交を見せつけられて誘われたら荒みたくもなる。 ///////////{イ / / ⌒Y⌒ヽ///∧ 召喚したマスター運が絶望的になかった。,ィ//////////// { \ / 厂 ノ////l}//////////////ゝ. ´ 〈/////l}[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] 出展元:DARKER THAN BLACK(黒 ヘイ)、俺の妹がこんなに可愛いわけがない(新垣あやせ) スレ内での呼称:黒、黒さん、あやせ、モードレッド 真名候補 真名確定:モードレッド 無銘(KIRITO):アスナを救えなかった世界線からやってきた未来英雄?言動・行動に制限が掛かっている?(理由:AAの雰囲気が何となくキリトに似ているww) キリト曰く「……アサシン、かな。今の呼び方は。」アポクリファのセミらミスのように、二重召喚でアサシン以外にもクラスを持っているのか? 正体を隠蔽する宝具と、対軍宝具を持っている事が判明した。 正体隠蔽宝具を開帳する時に「咎」と言う言葉があった。背負った罪が関連した宝具と思われる。 シグルド:北欧神話の英雄、対軍宝具=オーディンの神造兵装グラム、正体隠蔽宝具=義兄に変装しかつての恋人に告白、自分を殺そうとした義父の寝込みを襲い殺害(アサシン適性) 剣と槍、両方の宝具を持っているらしい。 ギースリ:『ギースリのサガ』の登場人物、スールの子ギースリ及び、その甥のギースリ(二人のギースリが入れ替わる?)スールの子ギースリが所有していたのが、剣グラーシーザ。甥のギースリが所有していたのが、槍グラーシーザ(折れた剣グラーシーザを打ち直したもの。) ベイリン:円卓の騎士の一人で、選定の剣を持ち、聖槍ロンギヌスを使用した逸話。盾を持ちかえたため兄弟同士である事に気付かず、決闘で命を落とした。(正体不明になる宝具)ガーロンを暗殺しておりその能力(姿を消す)を奪った? ベイリン説が有力となった。神の子(救世主?)を磔にした武具を所有している。(ロンギヌスの可能性大、藍染が脅威を感じていた。) 最後までベイリンだと思わせておいて、まさかのモードレッド!? 槍は自分を刺し殺したアーサー王の槍『ロンギヌス』、王殺しの槍である事は確定だが、ロン毛さんを刺した槍と同一であるかは不明。 名前 コメント 備考 全くの正体不明だが、アスナの悪事に気付きながらも身体を気遣うなど、関係性は悪くないようだ。 ユイによると契約で縛っているらしい。3回戦6日目朝「ただあるがままに」参照 (ドッペル陣営が、アスナに手を出せないように、取引時の魔術契約で縛っているから大丈夫と言う意味と思われる。) キリトの事を哀れだと思っている。 アスナのドッペル評「目の前の利益や感情で大切な物を見失っている。理由付けて、一番大切な物を傷つけてるだけ。」これがアサシンには「耳が痛い事」らしい。 このやり取りから、アスナはアサシンの真名を知っている事が伺える。「真名=未来英雄のキリト」だと矛盾する。しかし、あくまでも今の世界線のキリト以外には眼中に無ければ、有り得なくもない。 アスナに対して「地獄に堕ちろ、マスター。」「マスター……の顔を見 ると反吐がでる」と言っており、キリトが真名とは考えにくい。 マスターごと隠れる事が出来る能力(気配遮断?)を持っているようだ。 ユイはサーヴァントの入れ替えすら出来るようなので、元はキリトのサーヴァントである可能性も出てきた。 名前 コメント 登場回 1回戦:4日目:夜 闇に浮かぶ短剣 2回戦:2日目:- 月下の百計 3回戦:2日目:夕方 水銀融解の弾丸論破 その2 3回戦:2日目:夕方 水銀融解の弾丸論破 その3 3回戦:2日目:夕方 閉幕裁定の弾丸論破 3回戦:2日目:夕方 終焉蛇足の弾丸論破 3回戦:4日目:朝 辛せ家遊生活 3回戦:7日目:朝 『迷走するトリプルアンサー』 4回戦:1日目:朝 らーぶらーぶ=でっど 4回戦:2日目:早朝 失楽園パズル 4回戦:2日目:夜 星が瞬くこの夜に 4回戦:3日目:朝 酷使死平等交渉 4回戦:3日目:朝 快楽と苦痛 4回戦:3日目:夕方 神話の冒涜Ⅱ 4回戦:4日目:昼 薬物狂乱中毒 4回戦:4日目:夕方 ラブピース バトルピース 4回戦:5日目:朝 愛は恋より出でて恋より愛し 4回戦:5日目:昼過ぎ 黄色の太陽 4回戦:7日目:決戦 咲き誇れ、悪意 4回戦:7日目:決戦 咲き誇れ、悪意その2 5回戦:1日目:朝 安らぎの臨終その2 5回戦:1日目:昼過ぎ 嬉々的危機 5回戦:1日目:夕方 主人公は恒常劣勢 5回戦:1日目:夜 醜悪祭 5回戦:2日目:朝 闇の底で笑うその3 5回戦:2日目:朝 闇の底で笑うその4 5回戦:2日目:夕方 徒花散らす 5回戦:3日目:朝 光に怯える者 登場回(回想) AAまたは、声のみ 4回戦:3日目:朝 快楽と苦痛 その5 4回戦:6日目:朝 君は誰の奸計か DATA更新 2回戦:5日目:朝 夢の残骸 5回戦:2日目:夕方 徒花散らす
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なんで聖杯戦争なんてする必要があるんですか(正論) ◆ ◆ ◆ 冬木市下北沢に建つ一件の豪邸―― 訪れた者が「はえ~すっごい大きい……」と感嘆しそうな広い屋敷の中で 少女……我那覇響は一人で泣いていた。 ソファーの上で体育座りして静かにすすり泣くその姿は、常日頃の元気で楽天的な彼女の姿からは想像できないものだった。 しかし現在の状況――聖杯戦争という悪夢のような儀式に巻き込まれたことを考えると、とても「なんくるないさー」で片付けることはできない。 悪夢――そう、現実に気がついた時から、ここはまさに響にとって悪夢の世界だった。 ここには誰もいない。ペットであるハムスターのハム蔵と、蛇のへび香、シマリスのシマ男、オウムのオウ助と、うさぎのうさ江、ねこのねこ吉、ワニのワニ子、豚のブタ太、犬のいぬ美、モモンガのモモ次郎も 共に夢を追う765プロの仲間たちも、信頼するプロデューサーも、この世界には誰もいない。 替わりにいるのは―― 「お待たせ!アイスティーしかなかったけどいいかな?」 泣いている彼女の元に冷えた紅茶を運んできたクソ汚い男。 これが彼女のこの世界での仲間、「アサシン」のサーヴァントだった。 「……アイスティーなんていらないぞ」 「クゥーン……(仔犬)」 「……悪いけど、一人にしてほしいぞ」 「おう、考えてやるよ(一人にしてやるとは言っていない)」 顔を上げずに応じる響の前で、アサシンの姿が突然変わった。 まるで動画のコマ落しのように、それまで出現していたブサイクハゲステロイダーは 明らかにカタギとは思えない鋭い顔つきの男へと変貌していた。 「お前はこの聖杯戦争でどうすんだよ。あく決めろよ」 「そんなこと言われたって……自分は死にたくないけど、人を殺すなんて絶対嫌だぞ……」 「なんだお前根性無しだな(棒読み)」 再びアサシンの姿が変わる。 極道の姿から、今度はメジャーリーグで活躍する投手を思わせる色の黒い青年へと。 「黙って座って泣いてるだけなの? そんなんじゃ甘いよ(棒読み)」 「あのさぁ、もう他の参加者皆殺しにして終わりでいいんじゃない?(棒読み)」 「じゃあ俺、聖杯もらって帰るから(棒読み)」 言葉と共にアサシンの姿は次々に変わっていく。 色の黒いのから色の白いのへ、そして阪神タイガースの選手に似た男へと、アサシンの姿は目まぐるしく変わる。 こいつと初めて会った時もそうだった。我那覇響は回想する。 この世界での日常が偽りだと気付いた瞬間、令呪の痛みと共にアサシンは出現した。 「皆さんご無沙汰しております。 聖杯戦争専属調教師のタクヤと申します」 これマジ? 思わずそう叫んで逃げ出そうとした響を、突然出現した異様な姿のグラサン男は「つべこべ言わずに来いホイ!」と捕まえた。 「は、放せッ!」 身の危険を感じ、響が思わず本能的に令呪を使おうとしたその時 アサシンの姿が一瞬のうちに変わった。 「お前今令呪を消費しようとしたな?死にたいのか?」 マンガ家のような男の姿は掻き消え、男がいた場所に存在していたのは 半裸に黒マスクの髭の巨漢だった。 巨漢の熊のような巨体と眼光に竦められ、響は令呪の使用を止める。 その間に、男の姿はまた変化していた。 「……うん、この姿ならばマスターに警戒される心配はないでしょう」 次いで出現したのは、甘いマスクの人気男性声優に似た男だった。 状況が理解できず混乱したままの響に、男は甘い声で囁いた。 「ではマスターに御説明いたしましょう。私であり「私達」であるアサシンの能力について――」 「スゲエよ、カンタンだから。もう本当だから、カンタンカンタン」 今のアサシンは神々しいロン毛の男の姿をしている。 そう、この男もゴミクズブサイクハゲステロイダーも極道も野球選手も久保帯人も 全て同一のアサシンという存在なのだ。 アサシンの正体――それは「真夏の夜の淫夢」という概念そのもの。 元はただのホモビデオに過ぎなかった「真夏の夜の淫夢」が、出演していた一人の男から始まる 膨大な量の風評被害によって世界に影響を与えた。それ故に「彼」はサーヴァントとして召喚されたのだった。 「大丈夫だよな?もう殺ろうぜ、もうチャチャっと……。大丈夫だろもう?よしっ、キマリッ!」 「ちょ、ちょっと待て!自分は戦うなんて嫌だぞ!」 「は?(威圧)」 アサシンの姿がまた変わる。 変わり続ける。 「月に来たのに聖杯戦争しねえっておかしいだろお前よぉ!違うかオイ!」 「使えんわほんまつっかえ……やめたらもうマスター?こんなアホらし……」 「そうだよ(便乗)」 「駄目みたいですね(冷静)」 「情けないスタンス聡ずかしくないの?」 「こんな情けない格好……ルーラーが見たら泣きますよ」 「こんなんじゃ聖杯戦争にならないんだよ(棒読み)」 「そうだよ(便乗)」 「やめたくなりますよ~サーヴァント~」 「くっせえなお前……(侮蔑)」 「くさそう」 「くさい(確信)」 「くさい(断言)」 「くっさ」 「ヴォエ!(嘔吐)」 「うるさい!もうやめてくれ!」 耳を塞いでしゃがみ込んだ我那覇くんを見ると、アサシンはクソ汚い淫獣の姿に変わり 「ヴォー…」と鳴くとその姿を消した。 「もう嫌だ……765プロに帰りたいぞ……」 一人になった部屋の中で、我那覇くんは横たわったまま呟いた。 彼女は恐怖していた。 自分が偽りの世界にいることに。 聖杯戦争という殺し合いに巻き込まれたことに。 戦わなければ文字通り生き残れないということに。 そして自分のサーヴァントであるアサシンに。 何より――― ―――そのアサシンに取り込まれ始めている自分自身に。 「貴音……プロデューサー……みんな…… 自分は……もう駄目かもしれないぞ……」 【CLASS】 アサシン 【真名】 真夏の夜の淫夢 【パラメーター】 筋力:E-~A+++ 耐久:E-~A+++ 敏捷:E-~A+++ 魔力:E-~A+++ 幸運:E-~A+++ 宝具:EX 誰の状態で現界するかによってスキルは大きく変動する。 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 気配遮断:E-~A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 誰が召喚されているかによってランクは変わる。 【保有スキル】 同性愛:A 男の状態であれば男性を、女の状態であれば女性を恋愛対象として認識する。 ただし現界するキャラクターによってはこのスキルを所持していない者もいる。お前ノンケかよぉ!?(失望) 【宝具】 『真夏の夜の淫夢(まなつのよのいんむ)』 ランク:EX 種別:対人宝具(自分自身) レンジ:- 最大補足:- ホモビデオ「真夏の夜の淫夢」に関連する全ての存在(人間以外の生物・無機物も含む)の姿で現界することができる。一度に限界できるのは一名のみ。 その範囲は「淫夢」ほんへだけでなくCOAT、ACCEED、サムソンビデオ等が製作した他のホモビも含み 更には風評被害を受けた有名人一般人アニメ漫画ドラマゲーム映画小説音楽ヴォイスドラマ企画にまで到る。 現界しているキャラクターが行動不能に陥った場合は別のキャラクターとして現界できる。 一度行動不能と化したキャラクターは再現界不可能だが、元よりその数は膨大であり 野獣先輩だけでも無数に存在する(「淫夢四章の田所」「空手部鈴木」「インタビュー先輩」「サイクロップス先輩」「各BB劇場の先輩」「各新説シリーズの先輩」は別個扱い) また現在進行形で現界できる風評被害の範囲は増え続けているために、実質アサシンを殺し尽すことは不可能である。 ただし、行動不能によるキャラクターの交代には魔力が消費されるので、殺されすぎるとマスターが魔力枯渇で死ぬ。 またパラメーターの高いキャラクター、「真夏の夜の淫夢」本編との関連性が遠いキャラクターであるほど現界する時に消費する魔力は大きくなる。 『増え続ける風評被害(元はホモビ)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人 このサーヴァントの現界と共に常に発動し続ける呪い。 アサシンと関わった者はマスター・サーヴァント・NPCの区別なく徐々に風評被害に巻き込まれ、やがては淫夢に取り込まれる。 淫夢に取り込まれたものはアサシンと敵対する意志を失い、やがては自分もアサシンの一部となって消滅する。 侵蝕の度合いはアサシンとの係わり合いの深さ、アサシンと接する時間・距離に比例する。 マスターである我那覇くんがこの宝具に取り込まれて消滅していないのは、彼女が既に風評被害を受けたハゲみたいなもんやからである。 【weapon】 現界する姿によって「ヤクザから奪った拳銃」「竹刀」「睡眠薬」「空手」「鞭」「燭台」「ミニ八卦炉」等と異なる。 【人物背景】 その正体はホモビデオ「真夏の夜の淫夢」とそれが引き起こした風評被害の全てを含む 「真夏の夜の淫夢」という概念そのもの。 その理由なき悪意は際限なく広がり続ける。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯を淫夢で汚染する。 聖杯なんて俺らの玩具でいいんだ上等だろ。 【基本戦術、方針、運用法】 KEN、どうにかしろ(無責任) 【マスター】 我那覇響@アイドルマスターシリーズ 【参加方法】 ペットのハム蔵がゴフェルの木片を拾ってきた。 【マスターとしての願い】 トップアイドルになるのが目標だが、その為に聖杯の力を使うつもりはない。 ましてや人を殺すつもりはない。 【weapon】 明るさと元気と笑顔。 【能力・技能】 運動神経がよくダンスと歌が得意。 また動物が好きで仲良くなれる。 【人物背景】 765プロ所属のアイドル。(元は別事務所にいた) 沖縄出身の16歳で、動物好きな元気娘。小麦色の肌と八重歯が特徴。 【方針】 死にたくない。が、他人も殺したくない。 アサシンに完全に取り込まれることは避けられているが、精神的に侵蝕されている。
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出現方法 イベント戦「ワリオブラザーズ」をクリア ファミコンのマリオブラザーズをそのままスマブラXに。 ノコノコは甲羅にすると投げれる。