約 225,476 件
https://w.atwiki.jp/psoemu/pages/460.html
パルチザン系のレア武器 女性専用の青い傘 GC以降ではシフタ・デバンドの距離が2倍になるのでハニュエールやレイマールに持たせてもいいかもしれない なお、EXはバーサークなのに回復するのはTPである EP3ではパルチザンでありながらテクニック特化している 一応、パルチザンなので範囲で殴れるのでもしものときにはいいかもしれない DC・PC レアLv 攻撃力 命中 最大付加 エレメント 装備条件 付加能力 11 470~520 150 30 バーサーク 攻撃力550、女性専用 装備中TP回復 GC・X-BOX・BB レアLv 攻撃力 命中 最大付加 エレメント 装備条件 付加能力 10 210~280 40 0 バーサーク 攻撃力500、女性専用 装備中TP回復、シフタ・デバンド距離2倍 EP3 名前 ランク コスト HP AP TP MV レジストカラー ライトカラー 攻撃対象 属性 特殊能力 マダムノアマガサ N1 4 5 +0 +2 - 赤 青・赤・黄・紫・緑 スラッシュ・複 剣系アイテム・♀専用・テクニック可 テクニック・再生 マダムノアマガサ+ SS 4 5 +1 +2 - 赤 青・赤・黄・紫・緑 スラッシュ・複 剣系アイテム・♀専用・テクニック可 足止め
https://w.atwiki.jp/gods/pages/36164.html
アガヒコ(英賀彦神) 日本神話の神。 祭神とする神社: 英賀神社(兵庫県姫路市)
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/921.html
登録タグ アンサイクロペディア コメントログ有りの記事 ジョーク・ネタ フォビック ワード名が長い記事 危険度2 蓮コラ 虫 ※虫が苦手な人は要注意 アンサイクロペディアの記事。ページ全体にカメムシの裏側の写真がコラされている。見てるだけで臭ってきそうである。 過去には画面いっぱいに画像が貼られていた頃もあったが、その後その画像が画面の下半分をゆっくりと円形に移動するようになる仕様に変更されて、幾分かマシにはなっていた。 ……が、現在のバージョンにおいては画像が画面全体を蠢く仕様に改造されており、その気持ち悪さは過去最悪のものとなっている。 なお、画像はリンクの貼られた文字の上も普通に通過する。もし間違ってクリックしようものなら… 分類:ジョーク・ネタ フォビック 危険度:2 コメント キモすぎる… -- (FujitaIsanami) 2024-04-02 14 56 46 なんか進化した? -- (名無しさん) 2024-04-16 18 20 39 気持ち悪い~i -- (月夜幻想) 2024-06-04 01 32 19 びっくりしたわ -- (名無しさん) 2024-07-14 04 13 53 キモすぎてはいたしカメムシが余計嫌いになった😓 -- (アタオか) 2024-07-25 10 51 02 危険度2っていうレベルじゃない -- (名無しさん) 2024-07-25 10 51 46 読めないし邪魔だし内容口調荒いしでカオスすぎる笑笑 -- (めろん) 2024-08-11 12 52 56 思った以上にカメムシいた() -- (月時 日風) 2024-08-12 15 56 39 クリックするの気になったけど気持ち悪そうだからやめた -- (あいうえお) 2024-08-17 11 01 34 キモい -- (田中) 2024-08-26 19 35 43 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/ff0014/pages/46.html
エリディブス ……エルピス? ふむ、確かにそれは私たちの時代にあったものだ。 エリディブス もっとも、私が知るのは花の名前ではなく、 「ある場所」の名前としてだが。 エリディブス エルピスは、創造魔法で生み出された生物の実験場だった。 そこで生態を調べ、認可された種だけが、 世界に解き放たれたんだ。 エリディブス そして、もうひとつ……。 先の話に出たオリジナルのファダニエルが、 十四人委員会に入る前、そこの所長を務めていた。 エリディブス そのころの……座に就く前の彼の名は「ヘルメス」という。 エリディブス とはいえ、それらの事実と終末の関係性はわからない。 エリディブス 君が持ってきてくれた記憶のクリスタルは、 あくまで十四人委員会に関するもの…… 就任前の情報には乏しいんだ。 エリディブス エルピス自体も、かつての終末で壊れ、残骸すら残っていない。 何か秘された事実があったのだとしても、 君が行って暴くことは…… エリディブス いや……君はエルピスにいた……。 私はそれを……見た覚えがある……。 エリディブス おかしい、そんなはずはない……。 この記憶の断片は、なんだ……? エリディブス これは……どうして……こんなにも…………。 エリディブス ……すまない、記憶が混濁したようだ。 だが、おかげでひとつ、思いついた手がある。 エリディブス 君が過去の…… ヘルメスが所長をしていた時代のエルピスに行く、という手だ。 エリディブス 恐らく、誰の目にも見えないし、声すらも届かない……。 エリディブス よしんば干渉できたとしても、 君がやれるのは、せいぜい見聞きすることだけだ。 根本的な解決は望めないだろう。 エリディブス なぜなら、君が帰ってくる「ここ」は、 あくまで終末が起きたという歴史を辿った世界…… エリディブス 過去で何をしたところで、悲劇をなかったことにはできない。 今の苦しみをなくしてはくれないんだ。 エリディブス ……それでも行くのか? 敵であった私に、命を委ねてまで。 エリディブス わかった……。 ならば私も、調停者の最後の責務として、 君を送り届けるとしよう。 『指し示されたエルピス』 エリディブス よし、それで準備は完了だ。 間もなく門が開く……星見の間の方に移動してくれ。 エリディブス いい調子だ。 エーテルも順調に流れ込んでいる。 エリディブス これなら、私の魂も含めて使い切ってくれるだろう。 エリディブス 何を驚く。 言っただろう、これが「最後の」責務だと。 エリディブス ゾディアークが散った今、私がここで永く微睡む理由はない。 エリディブス 私は還る……そしてまた、会いたい人たちがいるんだ。 夢ではなくて、大地の上で。 エリディブス だから、振り返らずに行くがいい。 君が「光の戦士」なら……。 ――ハイデリンよ 私は先に逝く 真なる者 旧き人も 残すところは君だけだろう 最後のひとりは いちばん寂しい その役回りを譲ることが ゾディアークからの意趣返しだ 残された者の意地で 君と新たな英雄のやり方で この星を どうか―― 『指し示されたエルピス』 懐かしい雰囲気の青年 ねえキミ……それ、視えてるでしょ? 聞き覚えのある声の青年 ……視えてない。 私には何も、視えてない。 懐かしい雰囲気の青年 えー、そんなわけないでしょ。 懐かしい雰囲気の青年 ほら! 薄くてちょっとわかりにくいけど、 魂の色がアゼムとすごくよく似てる。 懐かしい雰囲気の青年 もしかして、彼が創ったものかな? 使い魔だとしたら、魂持ちなんて珍しいね。 聞き覚えのある声の青年 ……知るか。 あいつ関連なら厄介だ。 似て異なるものなら、さらに厄介だ。 聞き覚えのある声の青年 結論、関わらないにかぎる。 さあ行くぞ。 懐かしい雰囲気の青年 うーん、何か訴えようとしてるみたいだけど、 これじゃあ会話もままならないね。 懐かしい雰囲気の青年 キミ、少し存在を補強してあげなよ。 どうせ魔力余ってるでしょう? 聞き覚えのある声の青年 お前、人をなんだと思ってるんだ……。 懐かしい雰囲気の青年 もちろん、善良なる親友だとも! こうして遠路遥々つきあってるんだから、 頼みのひとつくらい、聞いてくれるに違いない! 聞き覚えのある声の青年 ……おい、目を閉じていろ。 さもないと酔うぞ。 聞き覚えのある声の青年 もう目を開けてもいいぞ。 懐かしい雰囲気の青年 フフ、フフフフ……待って……。 ちょっとまだ小さくないかい……? 聞き覚えのある声の青年 頭部の大きさからして、こんなところだろう。 これ以上だと圧が強すぎる。 懐かしい雰囲気の青年 なるほど……フフ……。 ヒュトロダエウス ということで……はじめまして! ワタシはヒュトロダエウス、創造物管理局の局長さ。 ヒュトロダエウス 隣にいるのがエメトセルク。 正真正銘、十四人委員会の一員だよ。 ヒュトロダエウス キミの名前は? 言葉、わかるかな……? ヒュトロダエウス いいね、会話ができるなんて優秀だ。 ワタシもそう呼ばせてもらうとするよ。 ヒュトロダエウス それで、キミはどこからきたの? あれだけ不安定だったんだ、 ここで創造されたものではなさそうだけど……。 ヒュトロダエウス わからない……あるいは、答えられないのかな……? よし、じゃあ質問を変えてしまおう。 ヒュトロダエウス キミはどうしてここへ? 何をしたいんだい? ▼ヘルメスを探しにきた ヒュトロダエウス ……驚いた。 ワタシたちと同じだなんて。 ヒュトロダエウス ねえ、やっぱりアゼムの使い魔なんじゃない? 本当は一緒に来たかったとか。 エメトセルク もしそうだったら自力で乗りこんで来るだろう、あいつの場合。 ヒュトロダエウス ……おっしゃるとおりで。 ヒュトロダエウス 失礼したね。 ワタシたちは魂の色が視えるんだけど、 キミのそれが、友人の色によく似ていてさ。 ヒュトロダエウス 加えて、目的まで一緒だったものだから、 早合点してしまったんだ。 ヒュトロダエウス ワタシたちは、ここの所長であるヘルメスと話をしにきた。 加えて、彼の働きぶりを知るためエルピスを見学したいんだ。 ヒュトロダエウス ……厳密には、それはエメトセルクの目的で、 ワタシはただの案内役なんだけど。 仕事上、ここには何度か来たことがあるからね。 ヒュトロダエウス ということで…… よかったら、キミも一緒に来ないかい? 勘違いのお詫びに、案内するよ。 エメトセルク おい、そんな素性も得体も知れないものを、 公務に連れていけるわけがないだろう。 ヒュトロダエウス いいじゃない、怪しいと思うなら余計に、 そばに置いて見ておかないと。 ヒュトロダエウス それに、不思議な生き物を連れているなんて、 ここじゃむしろ当たり前さ。 ヒュトロダエウス ようこそ、創造生物たちの実験場…… 空の果てのエルピスへ! エメトセルク さて……どんな事実が待っているやらだ……。 『指し示されたエルピス』 ---- エメトセルク さっきから何だ、人の顔をじろじろと……。 ヒュトロダエウス うん、気持ちがいいね。 それにほら、空に手が届きそうだ! ヒュトロダエウス キミにどこまでの知識があるかわからないから、 案内役として、少し説明をしておこうかな。 ヒュトロダエウス ワタシたちの扱う創造魔法は、 エーテルを素とし、イデアを設計図として、 無機物から生物まで森羅万象を綾なす技だ。 ヒュトロダエウス 各自が考案したイデアは、 ワタシの勤め先でもある「創造物管理局」に提出されて、 審査、分別、管理される。 ヒュトロダエウス ここエルピスには、そのうち「生物」に類するものと、 一部の「魔法生物」に類するものが送られてくる。 そして、さらに詳しく観察、研究されるのさ。 ヒュトロダエウス フフ……なかなか興味深い施設だろう? ワタシたちと一緒に、見回ってみようよ。 『指し示されたエルピス』 『ペタルダは翻る』 ヒュトロダエウス さてさて…… ワタシたちの探している「ヘルメス」は、ここの所長。 そして彼自身も創造生物の研究をしているんだ。 ヒュトロダエウス ということで、まずは職員たちの居住地に、 向かおうと思うんだけど…… ヒュトロダエウス ……うーん、キミのその格好は、どうにも目立ってしまうねぇ。 ヒュトロダエウス エメトセルクが、一応お忍びというか抜き打ちで来てるから、 もう少し馴染む外見にしてもらった方がいいかな。 キミ、普通のローブを創ることはできるかい? ヒュトロダエウス ダメか。 じゃあエメトセルク、キミが代わりに創って…… エメトセルク 厭だ……私は魔力を分け与えたんだぞ? 拾ったお前が面倒を見ろ。 ヒュトロダエウス つれないなぁ。 エメトセルクってば、ほぼ無尽蔵みたいな魔力の持ち主だから、 こんなのまったく問題にならないはずなんだけど。 ヒュトロダエウス よし、じゃあ最終的にはワタシが形を創るとして、 せっかくだし、できるところまでは自分でやってもらおうかな。 そこの階段を下りて「芽吹の玄関」に行こう。 ヒュトロダエウス 思ったとおり、ちょうど良さそうな相手がいるね。 キミにこの、「エーテルロープ」を渡そう。 ヒュトロダエウス それを使って、ローブのもととなる生物を捕まえてきてほしい。 ヒュトロダエウス この場所には「キアネ・ペタルダ」「コーキネ・ペタルダ」、 そして「イアンティネ・ペタルダ」という3種類の蝶がいる。 うち、いずれか2種類を1体ずつ……ってところかな。 ヒュトロダエウス 「エーテルロープ」は、使用者の魔力に応じた能力を発揮する。 エメトセルクが見た目を繕ったとはいえ、 キミが有するエーテルの量は、人に遠く及ばない……。 ヒュトロダエウス だから、しっかり蝶を弱らせてから、 「エーテルロープ」で捕まえるんだ。 がんばってね! エメトセルク ダメだダメだ、私は手伝わないぞ。 待っててやるだけ、ありがたいと思え。 ヒュトロダエウス この場所にいる3種類の蝶のうち、2種類を1体ずつ、 しっかり弱らせてから「エーテルロープ」で捕まえるんだ。 がんばってね! ヒュトロダエウス ……うん、完成! ヒュトロダエウス はい、よかったらこれを着てね。 ローブや靴、標準的な服装一式だ。 ▼生き物をローブに……? ヒュトロダエウス より正確には、生き物を「エーテルに戻し」て、 創造魔法によってローブに創り変えているってところかな。 ヒュトロダエウス 種類の違う蝶を集めてもらったのは、 それぞれが有するエーテルに属性バランスの違いがあるからさ。 混ぜることによって、より均整のとれた服ができる……。 エメトセルク 熱心に教え込むのはいいが…… そいつが人らしい服を着たところで、 多少なり視る眼がある奴には、すぐに異質だとバレるぞ。 ヒュトロダエウス まあねぇ……。 でもほら、遠目だけでも誤魔化せれば、 キミの「抜き打ち」の体裁を保つのに役立つじゃない。 ヒュトロダエウス 彼の言うとおり、キミが異質な存在であることは、 そのローブを着ていようが見抜かれてしまうだろう。 ヒュトロダエウス そういうときは、下手に言い訳せずに、 自分は使い魔だと名乗ってしまった方がいい。 実際のキミが何なのかは置いておくとして……ね? ヒュトロダエウス 問題は、誰の使い魔を名乗るかだけど…… ヒュトロダエウス うん、アゼムにしてしまおう。 それなら多少変なことをしようが、あれこれ聞いて回ろうが、 「そんなものかな」って説得力がある。 エメトセルク いない奴を勝手に使う……。 ヒュトロダエウス いないからこそ、だろう? ヒュトロダエウス それじゃあ、キミの素性はひとまずそういうことにして、 職員たちの居住地に向かおうか。 エメトセルク まあ、そうだな…… アゼムの使い魔というのは、適当な言い訳だ。 あいつも、不満があるなら日頃の行いを正せという話だ。 エメトセルク もとの大きさなら、人の子どもに思えないか……だと? そんなわけがないだろう…… 少なくとも、生物としての強度が完全に別物だ! ヒュトロダエウス 準備はいいかい? それなら、目指すはここから北…… 「アナグノリシス天測園(てんそくえん)」だ。 ヒュトロダエウス エルピス全域に研究対象である動植物が放たれているけれど、 天測園もまた、職員たちの居住地であると同時に、 創造生物を観察する場でもあるんだ。 ヒュトロダエウス とりあえず行って、適当な職員に声を掛けてみよう。 ヘルメスの居場所を教えてもらうためにね。 『アナグノリシス天測園』 ヒュトロダエウス ああ、彼女でよさそうだ。 エメトセルク 何をしているのかと思えば…… その植物も創造魔法で創られたものか。 天測園の観察者 あら、あなた方は……? ヒュトロダエウス やあ、所長のヘルメスに会いたいんだけど、 彼は今どこにいるかな? 天測園の観察者 その赤い仮面、十四人委員会の方ですね。 いらっしゃる予定なんてあったかしら……? ヒュトロダエウス ちょっと、抜き打ちで確認したいことがあってね。 協力してくれると嬉しいな。 天測園の観察者 そういうことでしたら……。 天測園の観察者 ヘルメスは、いつもどおり、創造生物の観察に出ています。 ここ数日は水棲生物の担当だったはずですから、 園内の水場にいるのではないかと。 ヒュトロダエウス 園内の水場だね、ありがとう。 観察の邪魔をしてしまって、ごめんよ。 エメトセルク おい、ヒュトロダエウス。 私は初対面になるが、 お前は何度かヘルメスに会ったことがあるんだろう? エメトセルク だったら、わざわざ聞いて探さずとも、 エーテルを追えるんじゃないか? ヒュトロダエウス うーん、もちろん、できないことはないんだけど…… ヒュトロダエウス ああ、ワタシとエメトセルクはね、 少し変わった力を持っているんだ。 ヒュトロダエウス エーテルを、普通よりも深く広く視ることができる眼…… キミの魂の色がわかったのも、そのおかげさ。 ヒュトロダエウス ヘルメスのエーテルだって、覚えていないわけではないよ。 ただ、それで探してしまっては、機会損失というものだ。 ヒュトロダエウス せっかくの視察なんだから、 彼が管理するエルピスを見回りながら探す方が、 より人柄や働きぶりもわかるというものじゃない? エメトセルク もっともらしく言ったものだ……。 エメトセルク お前、仮にも同行者なんだ。 探す手伝いくらいはできるな? エメトセルク 資料によると、ヘルメスは深緑の短髪をしているそうだ。 それを頼りに探せるだろう。 エメトセルク 言っておくが、公的な場でフードを被らずにいるのは、 エルピスだからこそ認められている特例だ。 危険な生物もいる以上、視野は広くしておくべきだからな。 エメトセルク お前にどんな常識が刻まれているかは知らんが、 ほかの場所で、こんな個を主張するような真似はするなよ。 マナー違反だぞ。 ヒュトロダエウス まあまあ! おかげで、容姿で人を探すなんていう、 めったにない貴重な経験ができるわけだしさ。 ヒュトロダエウス さあ、ヘルメスを探して、水場を見ていくとしようじゃないか。 青い有翼の少女 アンビストマは、不思議なお顔、ね? うー、ぱー、るー、ぱー、って感じがする! ヘルメス 君は…… 青い有翼の少女 あなた、みんなと、ちがう……! 青い有翼の少女 あの、仲間、もしかして、わたしたち…… だから、その、仲良く…… 青い有翼の少女 ううー、待って、待ってね…… 青い有翼の少女 こんにちは! こんにちは! 聞こえますか……? 青い有翼の少女 私はあなたに敵対する者じゃありません。 あなたの音を聞き、想いを感じ、考えを知りたいのです。 青い有翼の少女 どうか、仲良くしてくれませんか? 青い有翼の少女 へへ……仲良くし、ませんか! ヒュトロダエウス ああ、見つけられたんだね。 ヘルメス ヒュトロダエウスか。 会うのは、久しぶりだ……。 ヒュトロダエウス そうだねぇ、職場同士は、しょっちゅう連絡しあってるけど。 今日はキミに会いたいって人たちを連れてきたんだ。 ヘルメス 十四人委員会の……。 エメトセルク エメトセルクだ。 お前が所長のヘルメスで間違いないな? ヘルメス ……ああ、ヘルメスだ。 アーモロートからでは、遠かっただろう。 エメトセルク まあな……。 だが、エルピスの用途を思えば仕方のないことだ。 こいつに案内役を頼む羽目になったのは不本意だがな。 ヒュトロダエウス 失礼しちゃうなぁ。 ワタシはいつだって善良な友人だというのに。 ヒュトロダエウス それからこちらが、さっきプロピュライオンで拾った…… ヒュトロダエウス ……って、なんだか懐かれてるね。 そっちの青い子は、ヘルメスの使い魔かい? ヘルメス 彼女は、メーティオンという……。 「流星」を意味する名だ。 ヒュトロダエウス へぇ……ずいぶんと構成するエーテルが薄いんだね。 これだと、あまりに脆い気がするけれど……。 ヒュトロダエウス 創造物管理局にも、届け出てないでしょ? イデアを見た覚えがないや。 ヘルメス 彼女は、自分の個人的な研究のために創造した。 けれどまだ、成果を得ていない段階だ……。 ヘルメス だから申請できていないが、いずれは伺うつもりでいる。 そのときは、よろしく頼む……。 ヒュトロダエウス 了解、確かにキミはここの所長であると同時に、 飛行生物創造の第一人者だからね。 こだわりもあるんだろう。 ヒュトロダエウス 申請、のんびりお待ちしているよ。 エメトセルク それも結構なことだが、こちらも仕事の話がある。 エメトセルク ……私が来た時点で、概ね察しているだろうがな。 ヘルメス 承知した……。 ひとまず、奥の館で待っていてくれ。 ヘルメス 自分も、観察対象たちを造物院に返したら…… メーティオン ヘルメス、どうした? ヘルメス アンビストマが……1匹……足りない……! ヒュトロダエウス ふむ、その子たちと同じエーテルなら、 あっちの方向……敷地の外にいるみたいだね。 それも、木の上だ。 エメトセルク ……木に登ったのか? あの手足で? ヘルメス ミトロン院が空を泳ぐ魚を創ってから、 水棲生物に浮遊能力をつけるのが流行っている……。 ヘルメス アンビストマも、わずかに……がんばれば、木くらい登れる。 だが、降りられないのかもしれない……! メーティオン わたしも、さがすー! エメトセルク ……どうするんだ、残りのこいつらは。 ヒュトロダエウス フフ……フフフ…… ここは、手分けを、するとしようか……フフ……。 ヒュトロダエウス すまないけれど、ヘルメスを追って、 手伝ってあげてくれるかい? 残りのアンビストマは、ワタシとエメトセルクで見ているよ。 エメトセルク なぜこんなことに……。 「独創的かつ有益な水棲生物の創造」がミトロン院の理念だが、 何がどうして空を泳がせた……。 エメトセルク そもそも、それは「水棲」か……!? ヒュトロダエウス アンビストマ……そこにいる水棲生物は、 確かに最近登録申請されたイデアだよ。 現在ここで研究の真っ最中ということなんだろうね。 ヒュトロダエウス 悪いけど、キミはヘルメスを追って捜索を手伝ってあげて。 残ったアンビストマは、ワタシたちで見ておくよ。 メーティオン ヘルメスー、平気ー!? メーティオン ヘルメス、木の上にアンビストマ見つけた! よじ登って、助けようとした! メーティオン そしたら、アンビストマ、ヘルメス踏んで下りてきた! ヘルメス、ぐるんってなって、今! ▼ヘルメス、大丈夫? ヘルメス ああ、大丈夫だ……見苦しいところを……すまない……。 ヘルメス ひとまず、少し離れていてほしい。 巻き込まないという……保証ができない……。 ヘルメス ウッ…………。 メーティオン ヘルメス、平気? 大丈夫? ヘルメス あ、ああ……大丈夫だ……。 心配をかけて悪かった、メーティオン。 ヘルメス それに………… ヘルメス Tobari Seto……。 おもしろい響きの名前だ。 新種の生物という感じがする……。 ヘルメス ありがとう、わざわざ追いかけてきてくれて。 ヘルメス 君も無事で何よりだ。 だが、いくら浮遊能力があるといえど、 高い木から落ちたら怪我をしてしまうかもしれない。 ヘルメス 今後はどうか、気をつけてほしい。 ほかの仲間たちも心配…… ヘルメス …………。 ヘルメス ほかの仲間たちを、置いてきてしまった……! ヘルメス そうか、エメトセルクとヒュトロダエウスが……。 よかった……あとで彼らにもお礼を言わなければ……。 ヘルメス 今さらになってしまったが…… エルピスの所長として、君たちを歓迎しよう。 どうぞよろしく。 メーティオン ヘルメス、無事! アンビストマ、無事! よかったね! 『深くにある想い』 ヘルメス よし……エメトセルクたちが困っているといけない。 まずはみんなで、彼らのもとへ戻るとしよう。 メーティオン 観察の期間、ずっと放す子と、造物院に戻す子がいる。 アンビストマ、造物院に戻す子! エメトセルク やれやれ……。 これでやっと大事な話ができそうだ。 ヒュトロダエウス こっちは異常なしだったよ。 みんな、のんびりしたものさ。 『深くにある想い』 ヘルメス 改めて、各方に迷惑をかけた……。 おかげさまで、アンビストマはみんな元気だ。 ヘルメス 自分は彼らを、待機場所に送り届ける。 魔法で転移させるから、そう時間はかからない。 ヘルメス 天測園の北側に、ほかよりも大きな館がある。 1階が打ち合わせに使える場になっているから、 そこで待っていてもらえるだろうか? エメトセルク 了解だ。 適当に待たせてもらうから、 お前は今度こそ、そいつらを取り逃がすなよ。 ヘルメス 君も、話に同席するのであれば、北の館へ……。 エメトセルクたちと一緒に、待っていてほしい。 エメトセルク ヘルメスに指定されたのは、ここで間違いなさそうだな。 エメトセルク ……だが、お前はダメだ。 同席はさせられない。 エメトセルク やましい話じゃないが、人の今後を左右する大事な話だ。 どこから来たのかも言えないような奴に、聞かせられるものか。 エメトセルク なんだ、食って掛かる気か? ▼こちらにも引き下がれない事情がある エメトセルク だったら、その事情とやらを明らかにしたらどうだ。 納得できるものなら、協力するぞ。 ヘルメス ……自分は、彼に同席してもらっても構わない。 エメトセルク ヘルメス……だが、こいつは……。 ヘルメス メーティオンに気に入られた存在だということは、 自分にとって、どんな言葉で論じられるよりも信用に値する。 ヘルメス それに……第三者がいてくれた方が、冷静でいられそうだ。 エメトセルク ……わかった、お前の意見を尊重しよう。 エメトセルク 静かに聞いているんだぞ。 ヘルメス それで、話というのは、やはり……。 エメトセルク ああ、ファダニエルが座を降りることを決めた。 後任として、お前を推挙している。 エメトセルク 十四人委員会としても、お前の実績と深い知識を買って、 その提案を受ける方向で動いている。 エメトセルク あえて面識がない私がここに来たのは、 公正な目で近況を確認するため。 エメトセルク そして何より、お前自身の意志を問うためだ。 エメトセルク 現ファダニエルも、もともとはここの所長だ。 公私ともに、お前と親交があったと聞く。 エメトセルク 座を譲りたいという旨も、何度か話をしていたそうじゃないか。 だから予測がついていたんだろう? ヘルメス ……そうだ。 「私が為すべき仕事を終えるときには、お前を推そう」と、 あの方は、何かにつけておっしゃっていた。 エメトセルク とてもじゃないが、喜んでいるようには見えないな。 それほど十四人委員会の名を背負うのが嫌か? ヘルメス いや……そうじゃない……そうじゃないんだ……。 ヘルメス 委員会に推挙してもらえたことは、光栄に思う。 研究ばかりの自分には、過ぎるほどの申し出だ。 ヘルメス だが、現ファダニエルが座を降りようとしていること…… それそのものが、割り切れない……。 ヘルメス ……やはり、彼は……星に還るのだろうか……。 エメトセルク そのつもりだとは聞いている。 過去に十四人委員会に属した者も、 ほとんどが退任とともに還っているしな。 メーティオン 星に還るは、死ぬ、のこと……? ヒュトロダエウス おや、珍しいね。 エルピスではそう呼ぶ方が主流なのかい? その言葉を使う人は、滅多にいないと思っていたけれど。 ヒュトロダエウス 我らは星の意志であり、細胞である……。 この命こそが星に流るる血の一滴、 己が身のごとく星を育め……。 ヒュトロダエウス それが、ワタシたち「人」の役割だよ。 星を善くすることで、そこに生きるすべてのものが、 幸せでいられるようにするわけだね。 ヒュトロダエウス みんな、そのために識り、考え、創り出してきた。 おかげで原初のころは荒々しかったという星は、 これほどまでに穏やかに、優しいものになった。 ヒュトロダエウス 星に還るというのは、 そうして星を育んだ者にこそ与えられる選択肢だ。 ヒュトロダエウス 大いに生き、己のやるべきことを果たしたと思ったときに、 人々はそれを選ぶ……。 ヒュトロダエウス 最期の瞬間はいつだって、それは美しいものさ。 エメトセルク 十四人委員会に加わった者とて、その流れからは逸脱しない。 ここで存分に役目を果たせたら、 まさしく還るにふさわしいと、多くの者は考える。 エメトセルク 私たちの座は、就いた者にとって命数と同義だ。 ……ごく一部の例外を除いてな。 エメトセルク ファダニエルが還るのを認められないのは、 彼の功績がそれに値しないと考えているからか? エメトセルク 知らないわけはないとおもうが…… あの御仁は、多くの素晴らしいイデアを生み出した。 エメトセルク こと、新たな動物を創ることにかけてはな。 エルピスでの経験を活かし、いくつもの種を生み出したものだ。 ヘルメス もちろん、それはよくわかっている。 自分は……ただ…… ヘルメス あれほど偉大で、命を知る人であっても、 やはりそうして終わりを選ぶのか、と……。 ヘルメス 不甲斐ない……。 こちらの動揺が、彼女にまで伝わってしまったようだ。 ヘルメス 同席を勧めておいてすまないが、 少しの間、彼女を連れ出してやってはくれないか……? 気分転換をした方がいい。 エメトセルク わからんな……。 ヘルメスの奴は、何にそれほど抵抗を感じている? ヒュトロダエウス 思ったより、話が難航しそうだね。 キミはヘルメスが言っていたとおり、 メーティオンと外を回ってくるといい。 ヘルメス すまない……この埋め合わせは、あとでまた……。 メーティオン Tobari、あの、ごめんなさい……。 わたし、外でるね……。 メーティオン よかったら、一緒に、お散歩いこう……? メーティオン ……ヘルメスは、死ぬこと考えると、すごく悲しくなる。 メーティオン ヘルメスが……まわりの人が悲しいと、わたしも同じに悲しい。 そういう風に、創られてるから……。 メーティオン でも、もう大丈夫! だから、仲良くお散歩、希望します! メーティオン あなた、目的、エメトセルクと違う……? どうして、エルピスいる……? メーティオン エルピスと、ヘルメス知るため! じゃあ、じゃあ、わたし紹介する! メーティオン わたし、ひとつ教えたら、あなた、ひとつ教える……どう? ▼よしきた! メーティオン やったー! とても、とても、嬉しい! メーティオン じゃあね……えっとね…… そこの広場で、「メムノン」と話すはどう? メーティオン このとおり、わたし「口で会話」、とても下手。 でもメムノン、話すの上手! きっとあなたの役立つ、から、行こう! メムノン おやおや、あなたは……ふむ…………。 メムノン 人に似せているようですが、まるで玩具の人形のよう…… ということは、メーティオンと同じく、擬人型の使い魔ですね。 どうかしたのですか? メーティオン あの、Tobariに、ここのこと教えてほしい! メムノン なるほど、彼は新しく来た使い魔なのですね。 ええ、お安い御用ですよ。 メムノン 前提として、人は星を善くしていくという使命を帯びています。 創造魔法で新たなものを創るのも、そのための行いです。 メムノン しかし、無暗に創っていては、星にカオスが生じる。 だからこそ、自分たちの創ったものに対して、 適切な判断を下すことが必要になってくるのです。 メムノン エルピスでは、創造物管理局への正式登録に先駆けて、 生物や魔法生物に対して、より詳しい観察と研究が行われます。 メムノン どういった性質を持つのか、生育に適した地域はどこか、 他の種や環境にどういった影響を与えるのか…… メムノン それらをすべて明らかにし、問題なしとされた創造生物のみ、 実際に適切な地域に放つのです。 メムノン ……あなたたちも、星を善くすることを願って創られた存在。 ヘルメスたちの言うことを聞いて、おりこうにするのですよ。 メーティオン わたしたち、おりこうだから散歩してる! 教えてくれてありがとう、メムノン。 メーティオン Tobari、エルピスのこと、ひとつわかった? そしたら、わたしからも、質問していい……? メーティオン じゃあね、まずはね…… あなたは、どこからきましたか! ▼とても遠いところから メーティオン うーん、じゃあ、わからないかも……。 わたし、地上はあんまり詳しくないから……。 メーティオン ああ、だけど…… その場所への、あなたの想いは、伝わってくる……。 メーティオン ハッ……いけない……! わたしの力、話してない……! メーティオン じゃあ次は、それ教える! だから、天測園の中で、ヒマそうな創造生物を探して! メーティオン たしかに、ヒマそう……! メーティオン 名前、なんだっけな……。 そもそも、エルピスに、こんな子いたっけ……? メーティオン ともかく、この子の考えてること、読み取ってみせるね! それが、わたしの力! メーティオン わからない……というか…………無……? メーティオン 違う、違うの、こんなはずじゃなくて……! 待って、待ってね、今度はあなたに…… メーティオン こんにちは! こんにちは! 聞こえますか……? メーティオン これが私の力……。 周囲の想いを読み取り、自分の想いを返しているのです。 メーティオン 知的生命は、届いた想いを無意識のうちに言語化する…… だから、頭の中で私が話しているように聞こえるはずです。 メーティオン 私の「役目」には、この力が欠かせません。 未知の言語を用いる者や、音声に依らない意思疎通を行う者、 あらゆる知的生命と対話ができるようになっています。 メーティオン 代わりに、口述での意思疎通は、あまり上手くありません……。 メーティオン でも、ヘルメスから、 人には隠したい想いもあるのだと習いました。 だから、力を使わずに話せるときは、そうしなさいと……。 メーティオン 私はあなたに、定義するのがとても難しい、 けれど確かな親愛を抱いています。 メーティオン 「私たち」と性質が似ていること…… その想いが、光色のように不思議な複雑さを持つこと…… それらを好ましく感じ、知りたいと思うのです。 メーティオン だから、できるだけ力を介さずに話したい。 少し不便かもしれませんが、どうか、仲良くしてください。 メーティオン ……伝わった? メーティオン じゃあ、じゃあ、わたしもまたひとつ、聞くね! あなたの得意は、何……? ▼戦うこと メーティオン すごい……! じゃあ、危ない創造生物、暴れても、平気ね……! メーティオン ヘルメスも、強い……と思うんだけど…… 戦うの、好きじゃない……暴れてる創造生物でも……。 メーティオン ……もしかして、わたしたち、邪魔? メーティオン Tobari、次、行こう……! 館に近い建物の中に、「エウアンテ」いる。 そこで、またひとつ、教えるね! エウアンテ あらまあ、こんにちは、メーティオン。 今日はお仲間を連れているのね。 メーティオン こんにちは、エウアンテ! あのね、リンゴを、創ってほしい。 メーティオン 瓶に入れて、砂糖、どばどばする! それ、ヘルメスの好きなもの。 だから、Tobariと食べる! エウアンテ リンゴの砂糖漬けね……? 確かにそれは、ヘルメスの好物だけど、 あなたは食べ物を摂るように創られていないのよ。 メーティオン で、でも、砂糖どばどばのリンゴ、わたしも好き……。 エウアンテ あなたは心を通じさせる能力を持つ…… だから彼の歓びを、自分の歓びだと思ってしまっているのね。 エウアンテ この場でリンゴは渡せないけれど、 近いうちに創って、ヘルメスに差し入れるわ。 それを待っていて頂戴ね。 メーティオン Tobari、ごめん……教えるの失敗……。 うまくいったら、あなたの好きも、聞きたかった……。 ▼好きなものを教える メーティオン …………わぁ! すごいすごい、嬉しい気持ち、たくさんね! メーティオン 教えてくれて、ありがとう、Tobari。 わたしも、とても、嬉しくなった! メーティオン ……ヘルメスたち、話し合い、終わったかな? 様子、見に行ってみようか。 ヒュトロダエウス いいところに戻ってきたね。 天測園の中を散歩してきたのかい? エメトセルク なんだ、もう少し長く散歩していてくれたら、 お前を置いて出発できたんだが…… ヘルメス ああ、おかえり、ふたりとも。 気分転換はできただろうか……? メーティオン とても新鮮! とても楽しい! Tobariはね、エルピスとヘルメスを、 観察したくて、ここに来たんだって。 メーティオン だから、教えようとした! エルピスの役割、わたしの意思疎通の方法、 それから、ヘルメスの好物! ヘルメス 最後のは……役立つとは思えないが……。 ヘルメス 彼女につきあってくれて、ありがとう。 こちらも、話し合いがちょうど終わったところだ。 エメトセルク 終わったというか、お前が返事を保留にしただけだろう。 それで仕方なく、先に仕事ぶりの確認をすることにしたんだ。 ヘルメス 面目ない…………。 ヘルメス そんなわけで、このあと、エメトセルクたちを連れて、 いくつか仕事をこなすことになったんだ。 ヘルメス メーティオンを連れ出してくれたお礼も兼ねて、 一緒にどうだろうか……? もちろん、君の役に立ちそうであればだが……。 エメトセルク ひとつ忠告しておくと、そいつは目的こそ私たちと同じだが、 十四人委員会の指示で動いているわけじゃない。 たまたまプロピュライオンで拾っただけだ。 エメトセルク 知られた情報がどこに届くかは、保証しないぞ。 ヘルメス 構わない……。 メーティオンがこれだけ楽しそうなんだ、 悪意ある詮索ではなかったと思う。 メーティオン Tobariは、本当に、優しい。 わたしが教えた分だけ、自分のこと、教えてくれた……! メーティオン ねえ、一緒に行こう! ヘルメスの仕事、発見いっぱい! きっと、あなたが探してる何かも、見つかる! ヒュトロダエウス 毎日のように創造魔法で生み出されたものを視ているけれど、 エルピスで行われている観察は、また主旨が違うからね。 どんな体験ができるか楽しみだ。 エメトセルク 情報は開かれているべし……というのは、 十四人委員会も含めたすべての組織が順守すべき基本原則だ。 エメトセルク だからといって、お前みたいな正体不明にまで、 仕事を見せる必要はないと思うがな……。 くれぐれも、邪魔をするんじゃないぞ。 メーティオン Tobari、お散歩、ありがとう。 今度はヘルメスたちも連れて、みんなで、出発! 『定義は生命を分かつ』 ヘルメス では、仕事の続きに向かうとしよう。 まだ何件か、野に放っている創造生物の観察が残っているんだ。 ヘルメス まずは、天測園の東…… ちょうど先ほどアンビストマを保護したあたりへ。 敷地外に出るから、気性の荒い創造生物には注意してくれ。 エメトセルク ヘルメスめ……。 話し合いのときは、あれほど意気消沈していたのに、 観察の仕事となると、急に積極的じゃないか。 ヒュトロダエウス イアンティネ・ペタルダか。 蝶といえば、たくさんの種類が創られている、 人気の生物のひとつだよ。 ヒュトロダエウス さっき少しだけ捕まえて、 キミのローブに変えさせてもらったけど…… なに、観察に支障をきたすような数じゃないさ。 メーティオン ペタルダ、きれい! ほかにも観察中の仲間、いるけど、 みんな、地上に行けたら、いいね。 ヘルメス これは、しばらく前から放っている新種のペタルダだ。 うん……うん……どこも異常はない……。 ヘルメス 生物として、存在も安定している。 この調子で観察期間を終えれば、 晴れて地上の適切な地域に送られることだろう。 ヘルメス 君は「生物」と「魔法生物」をわけるのは何か、知っているか? ヘルメス 正解は、魂の有無だ。 そして魂というものは、宿すか否かを決められるものじゃない。 ヘルメス 自身のみで生存が可能な形に創られたとき、 うちに魂が生じて、「生物」となる。 ヘルメス 一方で、単独では生存が不可能な形で創られたとき…… たとえば術によって構築されたり、 自然現象に伴って発生するものには、魂が生じない。 ヘルメス 外見が動植物に似ていたとしても、 それら魂なきものは「魔法生物」になるんだ。 ヘルメス ……そう、魂を持つこと、生命になるということは、 人が手出しできない領域の現象……。 自分たちが管理すべきだなんて、おこがましい妄想だ。 ヘルメス さあ、次へ行こう。 報告によると、北の「灯台」のもとに、 ある魔法生物が集まってしまっているそうだ。 エメトセルク ヘルメスの仕事を見ているというのに、 メーティオンに絡まれてたまらん。 エメトセルク まあ、こいつを視るだけでも、 創造主であるヘルメスが特異な研究者であることは、 十分すぎるほどわかるがな……。 ヒュトロダエウス ワタシも、キミには興味があるんだ。 飛行生物創造の第一人者、天を識る者ヘルメス…… その申請前の創造生物を視る機会なんて、そうそうないからね。 メーティオン ヒュトロダエウスと、エメトセルクのことも、知りたい。 どうしてアンビストマ、外ってわかった……? ヘルメス 聞いていたとおりだ。 「雷のプネブマ」が集まっている……。 ヘルメス ここは「灯台」と呼ばれているが、 島を浮遊させたり、周囲の気温を調整したりするために、 属性のバランスを操作する巨大な魔具なんだ。 ヘルメス そのため、周囲よりも特定の属性が強くなることがある。 ヘルメス 雷のプネブマが集まっているのは、 彼らの極端に雷属性に寄ったエーテルを補充するため…… 生物でいうところの「おなかがすいた」状態だからだろう。 ヘルメス ……メーティオンはエメトセルクたちと話し中か。 ヘルメス だったら君が、雷のプネブマたちに、 餌をやってみないか? ヘルメス この「集雷魔法のイデア」を使えば、 使い手の素質によらず、場の雷属性を集められる…… ヘルメス それで、雷のプネブマたちのそばに、雷球を生成するんだ。 彼らにとって、最高のごちそうになるだろう。 ヘルメス 蒔き終えたか。 ……ああ、ほらご覧。 ヘルメス 気に入ってもらえたようだ。 彼らは言葉を持たないが、だから素直に行動で示してくれる。 ヘルメス 言わないからといって、何も感じていないわけじゃない。 人から見て知能が低いからといって、 何もわかっていないわけじゃない……。 ヘルメス 彼らのように魂のない魔法生物だって、 ペタルダのように儚い生物だって、 みんな、思い思いに生きているんだ。 ▼メーティオンは生物? ヘルメス さて……理論上の仮定なら話せるが、 最終的にそれを視るのは、創造物管理局の仕事だ。 ヘルメス ヒュトロダエウスのような視る力のある者には、 きっと正解が見えているのだろうが…… ヘルメス 自分にとっては、どんな分類を与えられようが、 メーティオンはメーティオンだ。 それで十分だと思っている。 メーティオン あれ……もう終わってる……? わたし、視察、邪魔した……!? ヘルメス いや、特筆すべきようなことはしていない。 仕事はまだ残っているから、次へ行こう。 ヘルメス ここから東にある「汐沫(せきまつ)の庭」で観察中の職員たちに、 いくつか確認すべき事項があるんだ。 案内しよう。 メーティオン かわいいけど、気をつけてね。 大きい口、くしゃみもすごい……ヘルメス、最初に吹っ飛んだ! エメトセルク これは……。 いったい何を意図して創造されたんだ……? ヒュトロダエウス ああ、これは創造物管理局でも話題になった生物だよ! ワタシも、すごく気に入ってる。 気の抜けた顔に反して、牙がすごいところとかね! ヘルメス 見事なものだろう? 「アンペロス」という…… 最近観察をはじめたばかりの創造生物だ。 ヘルメス 少しいいか? 経過を聞かせてもらいたい……。 メーティオン それ、エルピス、エルピスの花! メーティオン わたしと、一緒の、エンテレケイア! ヘルメス その花は、この施設で創られたんだ。 それで、エルピスの名を冠している……。 ヘルメス 昔ここに、美しい花を創ることを愛している職員がいた。 彼女が試行錯誤するうちに、偶然生み出したのだという。 ヘルメス おもしろいのは、なんといっても、 周囲の心を映して纏う色を変えるところだ。 ヘルメス ……とはいえ、ここでも地上でも、 陰りなき純白を纏っていることが大半だが。 ヒュトロダエウス へぇ、人の心を映す…… それってどういう仕組みなんだい? ヘルメス 世界には、エーテルとはまた異なる、 「想いが動かす力」というものがある。 ヘルメス 自分たちがエーテルを自在に操るように、 この花は、その力を受けたり、作用させることができる。 ヘルメス ……とはいえ、花自身には明確な意思がない。 だから、周囲の感情によって動いた力を受け、 それを色や輝きといった現象に変換しているんだ。 ニッダーナ アーカーシャは、ラザハン式の錬金術に存在する概念で、 目には見えない力のひとつよ。 想いが動かす力、なんて言われてるんだ。 ヘルメス アーカーシャ……。 その呼び名には心当たりがないが、 話を聞くに、同じものを指しているように思う。 ヘルメス 自分たちはその力を「デュナミス」と呼んでいる。 ヘルメス そして、エルピスの花のように、 デュナミスを操ることができる存在…… ヘルメス 想いを自在に現象へと換えられる存在を、 「エンテレケイア」と呼ぶ。 メーティオン わたしも、わたしも! エンテレケイア! ヘルメス ああ……。 その子は世界で最初の、意思を持つエンテレケイアなんだ。 エメトセルク 待て待て! エーテルとは異なる力、デュナミスだと? エメトセルク そんなもの、私ですら初めて聞くが? ヘルメス 無理からぬことだ……。 まず、デュナミスは人に見えないし、感じ取れもしない。 ヘルメス 理論上は長らく「あるに違いない」とされていたが、 エルピスの花が偶然創造されるまでは、 存在を実証することさえできていなかった……。 ヘルメス 次に、デュナミスは、エーテルと比べてずっと弱い力だ。 普通の状態では、エーテルに押し負け、かき消されてしまう。 ヘルメス だから、自分たちのように多量のエーテルを有し、 何につけてもエーテルを活用する生物は、 デュナミスを使う必要がない……。 ヘルメス まさに、「在って無い」存在だ。 ごく一部の研究者にしか知られていないのも、頷けるだろう。 エメトセルク なるほどな……。 しかし、だとしたらどうしてお前はエンテレケイアを…… メーティオンを生み出した? ヘルメス ……アーテリスは、エーテルが特別に濃い星だ。 それこそ、名の由来になるほどに。 ヘルメス だが、宇宙全体でみれば…… 計算上、すべての質量とエネルギーの68.3%を、 デュナミスが占めると考えられている。 ヘルメス エーテルとは比べ物にならないほど大きいんだ。 それを自在に操れるとしたら……? ヘルメス 緩く流れる水では石を穿てずとも、 滝のように勢いをつければ、岩をも削っていくように…… デュナミスがエーテルに勝る力になるかもしれない。 ヘルメス ……とは言ったものの、実のところ、 自分はそんな大それた目的を持っているわけじゃない。 ヘルメス 天を、宇宙を翔ぶものを、創りたかった。 ヘルメス そのために、星外では補給しにくくなるエーテルではなく、 別の力を利用できるようにしてはどうかと考えたんだ……。 ヒュトロダエウス ああ、だからその子は、極端にエーテルが薄かったのか。 ヘルメス ご明察だ……。 メーティオン あなたも、薄いと感じる! だから、エンテレケイアの、仲間と思った……。 メーティオン ちがう……? ▼きっと仲間だ! エメトセルク いや、お前はそんな上等なものじゃなく、 消えかけのうっすら使い魔もどきだっただろう……。 素性は依然不明だぞ。 ヘルメス エーテルが薄ければエンテレケイアになるというわけじゃない。 だが、デュナミスに干渉しやすくなるのは確かだろう……。 ヘルメス それが、思いもよらぬ勝利や逆転に繋がるかもしれない。 君の特性として、大切にするといい……。 ヘルメス ああ、待たせたままになっていた……。 まだいくつか確認したいことがあるから、済ませてくる。 ヒュトロダエウス デュナミスやエンテレケイアについては、ワタシも初耳だよ。 「エルピスの花」が創造物管理局に申請されたのも、 ワタシが職に就く前だったんだろうね。 メーティオン エンテレケイアでも、なくても、わたしとあなた、薄い仲間。 はじめて会うから、嬉しい! ヘルメス こちらの用件も間もなく終わりそうだ。 『最良の貢献』 エメトセルク デュナミス…… まさか、この期に及んで認知していない力があるとはな。 しかも、星外ではそちらの方が多い……か。 エメトセルク もっとも、私たちは星とともに、星のために生きる存在だ。 エーテルが満ちているのにデュナミスを利用するなど、 確かに不条理でありえない話だ。 エメトセルク それはそれとして、ヘルメスの知識は目を見張るものがある。 現在の十四人委員会に天文の専門家がいないという点でも、 奴が次期ファダニエルになるのは悪くない…… エメトセルク だが、いかんせん、本人の気が進まないときた! 理由も、奴の中では筋が通っているのだろうが、 こちらには理解しがたい……。 ▼エメトセルク自身は、なぜ十四人委員会に? ヒュトロダエウス おおっと、その話を聞きたいかい!? エメトセルクが何を見込まれ、 どうして十四人委員会に入ったのか! ヒュトロダエウス いいとも、このワタシが説明しよう。 始まりは、そう………… エメトセルク やめろ、黙れ、お呼びじゃない。 エメトセルク 知るべきは私じゃなくヘルメスだ。 さあ、あいつの仕事ぶりを、引き続き視察していくぞ。 ヒュトロダエウス 恥ずかしがるような話じゃないんだけどなぁ。 Tobari、あとで機会があったら、 コッソリ教えてあげる エメトセルク …………なんだ。 知るべきは私のことじゃなく、 ヘルメスのことだと言っているだろう。 ▼十四人委員会について勉強したい エメトセルク どうした唐突に……。 だがまあ、無知なまま同行されるよりはいいか……。 エメトセルク 十四人委員会は、世界が正常に営まれ、 星がより善い未来へ進んでいくように、 諸々の大方針を決定する機関だ。 エメトセルク 名のとおり十四の座があり、 抜きんでた実力を持つ者が、それぞれ推薦によって就任する。 エメトセルク 座によって「特定の分野に長じている者が就く」ものと、 「特定の使命に対し、適した実力を持つ者が就く」 ものがあってだな。 エメトセルク 前者は、水棲生物創造の専門家が就く「ミトロン」の座、 陸棲生物の創造と畜産の専門家が就く「アログリフ」の座…… エメトセルク 菌類や植物創造の専門家が就く「ハルマルト」の座、 医療を牽引する者が就く「エメロロアルス」の座…… エメトセルク そして、創造魔法の基礎理論を追求し、 最高難度を誇る幻想生物創造を果たした者が就くことのできる、 「ラハブレア」の座などがそれにあたる。 エメトセルク 後者は、芸術を振興させる役の「ウルテマ」の座、 弁論と知識を充実させる役の「イゲオルム」の座、 規律の制定と秩序の維持を行う「パシュタロット」の座…… エメトセルク 冥界、すなわちエーテル界を見守る「エメトセルク」の座と、 物質界、すでに存在する物事の理を解明する、 「ファダニエル」の座…… エメトセルク そして、お悩み受付係の「アゼム」の座なんかだな。 エメトセルク ……そんなサラリと大事な話をしていいのか、だと? 寝ぼけたことを言うな、子どもですら知っている基礎知識だぞ。 しっかり頭に叩き込んでおくんだな。 メーティオン エンテレケイアでも、なくても、わたしとあなた、薄い仲間。 はじめて会うから、嬉しい! ヘルメス 待たせてすまない。 こちらが確認しておきたかったことは、 すべて確かめることができた。 ヘルメス アンペロスも、このままいけば、 無事に地上に放たれることになるだろう。 ヘルメス ただ……それとは別に、気がかりな話を聞いたんだ。 この近くで行われている「カリュブディス」の観察が、 思わしくない状況になっているらしい。 ヘルメス 次は、その現場に行ってみようと思う。 ヘルメス エメトセルクとヒュトロダエウスも、出発しよう! 天測園がある浮島、「ノトスの感嘆」の北側だ! エメトセルク 鳥……いや、蛇…… それともヒレを持つ海洋生物か……? ヒュトロダエウス カリュブディスだね。 だけど、個体ごとにエーテルの属性バランスが少し違う…… ヒュトロダエウス ということは、イデアをもとに創った第一世代じゃなくて、 そこから繁殖させたものかな? メーティオン こっちの子だけ、青くて、ぴかぴか……? ヘルメス カリュブディスの観察、ご苦労様。 一部の個体に問題が出ていると聞いたのだが……。 悩ましげな観察者 ええ……そうなんです……。 悩ましげな観察者 カリュブディスは、海洋生物をもとにしながら、 陸上で生活できるように構造を調整したもの。 風属性との親和性を高めることで、飛行が可能です。 悩ましげな観察者 イデアから創った個体には問題がなかったので、 繁殖させて経過を観察していたんですが…… 悩ましげな観察者 第三世代の中に、 海洋生物としての性質が強い個体が生まれたんです。 悩ましげな観察者 水属性に偏った分、風属性への親和性が弱まり、 何度試しても飛べなくって……。 悩ましげな観察者 第三世代でこの変化とは、ちょっと不安定すぎますね。 悩ましげな観察者 今回は見送りということで、一度全部「エーテルに戻し」ます。 風属性との親和性をさらに上げるよう、 創造物管理局を通じて、イデアの調整依頼を出そうかと。 ヘルメス …………確かに、水属性への偏りが強いことで、 ほかの個体よりも、風の制御が難しいのかもしれない。 ヘルメス だが、飛行能力がないと断定するには早すぎる。 失敗をしたことで、飛ぶのを恐れているのかもしれない。 ヘルメス 自分が「転身」してともに飛び、 その子がコツを掴むまで、魔法で風の制御を手伝おう。 悩ましげな観察者 えええっ!? い、いや……そこまでしなくとも……。 エメトセルク なんだ、「転身」を知らないのか? 知識が中途半端だな……。 エメトセルク 「転身」は大量のエーテルを使って、 己の身体の外に、もうひとつの身体を創ることだ。 エメトセルク 肉体という枷をなくし、望む力に適した形を得ることで、 能力は飛躍的に向上するわけだが…… エメトセルク それを他者の前で行うことは、力の誇示に等しい。 ローブを脱いで走り回るのと同等の、恥ずべき行為だ。 エメトセルク お前……普段からそんな簡単に、 転身するなどと言っているのか……? ヘルメス ち、違う……! 自分の転身は、風を操り、空を飛ぶのに都合がいいんだ! ヘルメス 観察ひとつに大袈裟だと思うかもしれないが、 カリュブディスたちにとっては、命が懸かっている事態だ。 ヘルメス こちらも最善を尽くして補佐をするべきであって、 それを恥ずべき行為だとは思わない……! エメトセルク いや、しかしだな………… ヒュトロダエウス ふむ…………。 ヒュトロダエウス だったらワタシに、いい案がある。 エメトセルクは、その飛べないカリュブディスを、 ほかの個体から離れた場所に移動させてくれないかい? ヒュトロダエウス ほかのみんなは、この場に残ってもらえるかな。 ちょっとした準備が必要だからさ。 エメトセルク ……どんな悪知恵を働かせる気だ? ヒュトロダエウス まっさかー! キミだって「ヘルメスが軽率に転身していた」なんて、 十四人委員会に報告しにくいでしょ? ヒュトロダエウス だから……ね? ワタシを信じて、さあ行った行った! エメトセルク ……こいつを借りていくぞ。 ヘルメス この短時間で名案が浮かぶなんて、 さすが創造物管理局局長だ……! メーティオン 登録、見送りなったら、 今のカリュブディス、みんな「死ぬ」になる……。 きっと、絶対、飛ばしてあげよう…… ヒュトロダエウス さて、エメトセルクは向こうに行ったね。 そこでワタシの考えた作戦なんだけど…… ヒュトロダエウス ズバリ、エメトセルクに、 カリュブディスの補助をやってもらうのさ! ヒュトロダエウス 彼なら、転身しなくても空を飛べるし、 風脈だって視えている。 ヒュトロダエウス カリュブディスの飛行を補助する風魔法だって、 適切に繰り出してくれるはずだよ。 ヘルメス それは、そうかもしれないが…… さすがに申し訳なさすぎるのでは……? ヒュトロダエウス 大丈夫、大丈夫! さっきも言ったけど、キミがヒョイッと転身してたって、 当代のファダニエルに報告するよりは、いくらも気が楽さ! ヒュトロダエウス いいかい、Tobari。 まずはキミが、エメトセルクに「頼みがある」と切り出すんだ。 ヒュトロダエウス すると彼は、まず間違いなく厭だと言うだろう。 それで怯んではいけないよ。 しつこく「お願いだ」と伝えれば……勝てる! ヒュトロダエウス よーし、それじゃあ突撃だ。 キミたちの健闘を祈っているよ! Tobari Seto 頼みがある エメトセルク い・や・だ・こ・と・わ・る!! エメトセルク ……いや用件は知らんが、 ろくでもない入れ知恵があったのは察したぞ。 諦めろそして別案で出直せ……! Tobari Seto お願いエメトセルク エメトセルク いや、だから私に言われてもだな……! ヘルメス 君ならば、そのカリュブディスが飛ぶのを助けてくれる…… 必ずそうしてくれるはずだと聞いた……! ヘルメス 偉大なるエメトセルクよ、どうか頼む。 その子に飛び方を教えてやってくれ……! メーティオン じゃないと、ヘルメス、 今からここで、だいたんに、転身する! ヒュトロダエウス おやおや、こうなったら、 手を貸してあげたほうが早いと思うなぁ。 エメトセルク 何が「おやおや」だ! 仕組んだのはお前だろう……! ヒュトロダエウス そんな人聞きの悪い。 ワタシはただ、そういう素晴らしい選択肢もあるって、 提示をしたまでさ。 メーティオン お願い、エメトセルク! エメトセルク はぁ……私は手伝いのために来たんじゃない。 それだけは、よくよく、覚えておけよ。 エメトセルク ……おい、地上からカリュブディスを飛ばすのはお前がやれ。 私が力を貸すのは、空中での補助だけだ。 ヒュトロダエウス それじゃ、ワタシたちは、このあたりから見物していようか。 ヒュトロダエウス さっきの質問だけど…… ほら、エメトセルクがなぜ十四人委員会に入ったのかって話。 ヒュトロダエウス 実は、最初に十四人委員会への誘いを受けたのは、 彼じゃなくワタシだったんだ。 エーテルを視る眼を買われてね。 ヒュトロダエウス ……でも、ワタシは断った。 確かに視ることにかけては人並み以上だけれど、 あくまでも視るだけだ。 ヒュトロダエウス エーテルを操作する方は、どちらかというと下手な部類なのさ。 実際、転身もできないしねぇ……。 ヒュトロダエウス 視て、識ることができても、 結果に対応するすべがなくちゃ仕方ないだろう? ヒュトロダエウス その点、エメトセルクは完璧だ。 エーテルが視えるだけじゃなく、それを自在に引き寄せて、 強大な魔法を使うことができる。 ヒュトロダエウス あれほど偉大な魔道士を、ワタシはほかに知らないよ。 ヒュトロダエウス だからワタシは彼を推したんだけど…… 彼を推薦する声は、ほかにもたくさん届いていたんだ。 それも、世界中からね。 ヒュトロダエウス なんでも、以前彼に手を貸してもらった人たちが、 「彼の実力は確かなものだ」って声を上げたらしい。 ヒュトロダエウス フフ……当人は驚いたんじゃないかな。 彼としては、人助けをしてたつもりなんて、 これっぽっちもなかったようだからね。 ヒュトロダエウス ……ワタシとエメトセルクには、 もうひとり、仲のいい友人がいるんだ。 ヒュトロダエウス それがまあ、なんというか面白い人でね。 やらなくてもいいことにイチイチ首を突っ込んで、 あわや大惨事! みたいなことが常で……。 ヒュトロダエウス エメトセルクは呆れてばかりだけど、 まあ……心配もしているわけさ。 ヒュトロダエウス だから呼ばれればついていくし、 必要だと判断すれば、助っ人に駆けつける。 ヒュトロダエウス 結果として、周りからは、 エメトセルク自身が人助けをしてるように思われたってわけだ。 ヒュトロダエウス 本当に、とびきり愉快な友人たちさ! ヒュトロダエウス 彼らの望みが叶うようにすること、 それがワタシにできる、最良の星への貢献だ。 ヒュトロダエウス エメトセルクは、 十四人委員会の座は命数に等しいというけれど…… ヒュトロダエウス だったらワタシの命数は、 友人たちのそれに等しいのだろうと思うよ。 ヒュトロダエウス いけないね、つい語っちゃった。 どうにもキミには親近感が湧いてしまうものだから……。 ヒュトロダエウス やっぱり、その色……キミの中にある色のせいかな。 これほど似ているのに違うものだなんて……そんなこと、ある? メーティオン すごい、カリュブディス、じょうず! ヒュトロダエウス うん、あれならもう大丈夫、飛ぶ練習は終わりでよさそうだ。 ヒュトロダエウス 近くまで行って、エメトセルクに手を振ってあげなよ。 終了の合図代わりにさ。 ヒュトロダエウス ほら、浮島の端まで行って、 エメトセルクに手を振ってあげなよ。 終了の合図代わりにさ。 メーティオン Tobari、みてみて! カリュブディス、すごいの! エメトセルクの魔法のおかげ! ヘルメス 飛べた……飛べたんだ、あれほど自由に……! 本当によかった…………。 エメトセルクが、こちらに気づいたようだ。 カリュブディスに指示を出し、ゆっくりと陸地に向かっていく。 ヘルメス ありがとう、エメトセルク。 カリュブディスが、君の適切な指導のおかげで、 あんなにも悠々と飛べるようになった……! ヒュトロダエウス 本当、危なげなかったね。 おかげで、のんびり休憩できてしまったよ。 エメトセルク よく言う……。 エメトセルク 最初の方こそ補助が必要だったが、 後半は、ほとんど自力で飛んでいた。 あの調子なら、今後は補助もいらないだろう。 悩ましげな観察者 みなさん、おつかれさまです……! 悩ましげな観察者 少し離れたところから見ていましたが、 このカリュブディスでも、しっかり飛べていましたね。 ヘルメス これで、水属性に偏ったカリュブディスにも、 飛行能力はあると実証された。 ヘルメス 今回は人が補助したが、彼らは群れを成す性質がある…… 経験が蓄積されていけば、同じような個体が生まれても、 群れの仲間が補助するようになるかもしれない。 ヘルメス その点もふまえて、もう少し観察を続けてほしい。 悩ましげな観察者 ヘルメス所長がそう言うのであれば……。 悩ましげな観察者 ただ、そういった可能性に賭けるよりも、 水属性に偏った「例外の個体」が生じないよう、 イデアを調整してもらう方が確実だと思うのですが……? ヘルメス …………すでに彼らはここにいるんだ。 まずは目の前のものと、徹底的に向き合ってくれ。 悩ましげな観察者 はーい、了解です。 メーティオン ヘルメス…………。 ヘルメス ……大丈夫だ。 ヘルメス さて……。 直近で予定していた仕事は、これですべて終了となる。 ヘルメス ここで一旦休憩にするにせよ、 別の仕事場を視察してもらうにせよ、 ひとまずは、アナグノリシス天測園に戻るとしよう。 ヒュトロダエウス なかなか興味深い視察だったよ。 最後はとくに……フフ、良い思い出になったとも! ヘルメス 今さらだが、こんな他愛もない仕事でよかったのだろうか……。 君は、退屈をしなかったか……? メーティオン お仕事、完了! 創造生物、今日はみんな元気で、よかった。 ヒュトロダエウス なかなか興味深い視察だったよ。 最後はとくに……フフ、良い思い出になったとも! ヘルメス 今さらだが、こんな他愛もない仕事でよかったのだろうか……。 君は、退屈をしなかったか……? メーティオン お仕事、完了! 創造生物、今日はみんな元気で、よかった。 エメトセルク …………なんだ。 無理やり手伝いをさせたことに、謝罪でもしてくれるのか? エメトセルク だとしたら不要だ。 私は手っ取り早い対処法として、手伝っただけだ。 断じて、お前たちの押しに負けたわけじゃない……。 『炎狼リュカオン』 ヘルメス Tobari…… こうして戻ってきたわけだが、 君の求めていた情報は、少しでも得られただろうか? ▼デュナミスの件が、関係あったかも…… ヘルメス デュナミスが、君の目的と関係しているのか……? それはまた、ずいぶんと珍しい案件のようだ。 熟練の観察者 おや、ヘルメス所長が、 ちょうどいいところにいてくださった。 ヘルメス ……自分に何か用だろうか? 熟練の観察者 いやね、またあの炎狼「リュカオン」が、やらかしたんですよ。 熟練の観察者 今日は野原に放って動向を観察する予定だったんですが、 あいつときたら、放った途端に大暴れ。 近くにいた怪鳥オキュペテを、片っ端から殺したんです。 ヘルメス 食事は十分に足りていたのだろうか? オキュペテから、リュカオンを挑発したりは? 熟練の観察者 そのあたりの不備はありませんよ。 単純に、リュカオンは気性が荒すぎる。 熟練の観察者 非常に完成された、美しい生物であることは間違いないので、 そういった報告を受けた上でも、 創造物管理局はイデアの登録に踏み切るでしょう。 熟練の観察者 ただ、あくまでイデアを保管しておくだけで、 実際に世界に放たれることはない…… そんなケースに落ち着くんじゃないかと思います。 熟練の観察者 エルピスにおいても、もう研究すべき点はありません。 間もなく、主担当のドーロスが、 観察用に創造したリュカオンを「エーテルに戻す」でしょう。 ヘルメス ……現場はどこだ? 熟練の観察者 そこの門を出て、道なりに南西へ…… しばらく進むと正面に見えてくるはずですよ。 ドーロスたちがまだ残っているかはわかりませんが。 メーティオン あっ、待って、ヘルメス……! エメトセルク これも奴の仕事なら、私には見届ける義務がある。 すぐに追いかけるぞ。 メーティオン 重たい想い、満ちてる……。 悲しくて、悔しい……きっとヘルメスの……。 ヒュトロダエウス この鳥……オキュペテも、決して弱い生き物ではないはずだよ。 ヒュトロダエウス 見てのとおり大型で、牛や馬に似た屈強な脚と、角を持つ。 それによって、鳥でありながら地上での戦いも得意とする…… というコンセプトだったはずだからね。 エメトセルク これはまた、ずいぶんと派手に暴れたな……。 当のリュカオンは、どこへ行った? ヘルメス 爪痕に噛み傷……それから火傷の痕…… 間違いない、炎を繰る狼、リュカオンにやられたんだ。 ヘルメス だが、リュカオンと、観察者たちの姿がない。 もう引き上げてしまったようだ。 ヘルメス 主担当を務める「ドーロス」は、 この先にある「十二節(じゅうにせつ)の園(その)」を観測拠点にしているはず。 自分はそこへ向かって、彼から事情を聞いてくる。 ヒュトロダエウス 一応、ワタシとエメトセルクで、 リュカオンが逃げ出したという線がないか視ておくよ。 そうだとしたら、危ないからね。 ヘルメス 感謝する。 のちほど「十二節の園」で合流しよう。 ヘルメス メーティオンは、Tobariの案内を。 君たちは焦らずに来てくれ……! メーティオン Tobari、一緒に行こう。 このまま南西、橋のむこうが、十二節の園! メーティオン この先が、十二節の園…… ヘルメスは、「ドーロス」探してるはず。 わたしたちも、探そう! メーティオン 「ドーロス」は確か、金の髪を束ねた、男の人。 観察者、いっぱいいるけど、ふたりでなら、見つけられるはず! メーティオン あっ、いた! ドーロス! 金髪を束ねた男性 うん? 誰かと思えば、メーティオンじゃないか。 お使いでも頼まれたのか? ヘルメス ドーロス、見つけたぞ……! ヘルメス 君たちも探してくれていたんだな。 聞き慣れた声がしたおかげで、彼に気づけた。 協力に感謝する。 ヘルメス 君は、炎狼リュカオンの観察を担当していたな。 彼らはどうした? ドーロス どうもこうも、あれだけ暴れちゃ、造物院に返すのも難しい。 ドーロス ひとまず魔法の檻に入れて、郊外に待機させてるが…… レポートを提出し次第、「エーテルに戻す」つもりだ。 ヒュトロダエウス 彼の報告に嘘はないと思うよ。 ワタシたちが視た結果と一致してるからね。 ドーロス 何だよ大勢で……! しかも、十四人委員会……!? エメトセルク いろいろと事情があってな。 だがお前が気にする必要はない、そちらの話を続けろ。 ヘルメス リュカオンが、オキュペテを殺してしまったと聞いた。 彼らの気性は荒く、世界に放つことは認められない……と。 主担当である君の見解も、そうなのだろうか? ドーロス ああ、リュカオンは他の生物に対して異常なまでに攻撃的だ。 そして、戦闘能力は大抵の種族を凌駕している。 ドーロス あんなものを世界に放てば、 どこであれ、先住の生物たちを根絶やしにするぞ。 ヘルメス 調べた個体が、偶然そういった性質だったという可能性は? ドーロス ないな、何体か創ってみたが、そこに違いは見られなかった。 ドーロス 「カイロス」で記憶を白紙化して、 学習過程や環境を変えてみてもダメだ。 エメトセルク カイロス……? ドーロス 記憶操作の機構だよ、ヘルメスが創り上げたんだ。 ドーロス あれを使えば、都度生物を創り直さなくても、 記憶を消したり改変したりして、 別の環境で育成した場合の観察ができるってわけさ。 エメトセルク なんてものを創ってるんだ……。 エーテルの放射量によっては、 パシュタロットがスッ飛んでくるぞ。 ヘルメス 法を犯してはいないはずだ……ギリギリ……。 それに、決して人に使うことのないよう、 所長権限で規制をかけている。 ヘルメス 記憶を操作するなど、到底好ましいことではないが…… 違う育成環境を試すために、創られた生物が殺められるのは、 どうしても看過できなかった……。 ドーロス 殺めるだなんて、大袈裟な! 「エーテルに戻して」改めて創造してるだけだろ? ドーロス 所長はどうもそこが気になって仕方ないらしいが、 俺たちがやってるのは、星を善くするための、大事な選定だ。 ドーロス 何回創り直してでも、しっかり観察すべきだし、 在るべきじゃないものは、きっちり消去する。 その必要性は、誰に問うても、議論の余地すらないと思うぞ。 ヘルメス ……わかっている。 自分だって、世界に脅威を解き放ちたいわけじゃない。 線引きはできているつもりだ。 ヘルメス だが、自分たちの判断ひとつに、 創られたリュカオンたちの命が懸かっているんだ。 ヘルメス 観察の不足や不備はなかったか、 考慮しそこねている可能性はないか、 念入りに確認すべきだ……。 ドーロス なら、詳しく報告をするから、一緒に検討してくれ。 ヒュトロダエウス その話し合い、ワタシたちも立ち会っていいかな。 エメトセルクの視察の一環としてさ。 ヘルメス ああ、もちろん構わない……。 ヘルメス 彼らを談話室へ……そこで話をしよう。 ヘルメス 自分の使命はわかっている。 だが、創造されたリュカオンたちの命に責任を持つことも、 エルピスで働く者の使命じゃないのか……。 メーティオン 人には、人ではないものが生きてること、わからない…… それは魔法と同じで、管理すべきもの……。 メーティオン ヘルメスは、それが…………。 『伝えたい気持ち』 ヘルメス そういうわけで、自分たちは話し合いをしてくる。 しばらく掛かりそうだが、君は…… ヘルメス ……メーティオン? どこか、具合が悪いのか? メーティオン つらくなってるのは、わたしじゃない。 わたしに流れ込んでくる、ヘルメスの心……。 メーティオン Tobari、わたし、あなたといる。 ヘルメスたちの話し合い、行かない……。 ヘルメス ……すまないが、任せてもいいだろうか。 ヘルメス ありがとう……。 それじゃあ、行ってくるよ。 メーティオン わがまま、ごめんなさい……。 だけど、一緒に、やってほしいことある……。 メーティオン ヘルメス、話し合い、多分とても悲しくなる。 だから優しいこと、嬉しいこと、歓び、探しておきたい……! メーティオン あのね、ヘルメス、いろんな知識あるけど、 エルピスにくる創造生物で、いちばん好きなの、 「花」なんだって。 メーティオン ほとんどの生物は、新しいこと、美しいこと、 優れていること、望まれる……。 メーティオン だけど花は今でも、 贈る相手や、伝えたい気持ちに似合うもの、創られる。 それが好ましい、ヘルメス言ってた。 メーティオン だからわたし、ヘルメスに花、贈りたい! 創るのはできないけど、あるものから選ぶはできる! メーティオン Tobari、わたしと一緒に、 ヘルメスに贈る花、探してください……! まず、園の中から……お願いします! 鮮やかな紫色をした大輪の花が、 あちこちの枝で咲き誇っている……。 メーティオン きれいだねぇ……! 明るい色、大きな花びら、とても華やか! メーティオン ……でも、ヘルメスには、ちょっと元気すぎるかも。 贈る相手を想うから、花、好ましいって言ってた。 別のも、探してみていい……? すらりと伸びた美しい樹だ。 メーティオンとともに、樹冠を見上げた……。 メーティオン ……花、ついてないね。 せめてリンゴがついてたら、砂糖どばどばにして、 ヘルメス大喜びだったのに……。 メーティオン うーん……。 次は、十二節の園の外、見てみよう! メーティオン 十二節の園の外にも、草花、たくさん! いいの、見つかるといいな……! 花畑の中で、花々が美しく咲き誇っている。 色の異なる花で、模様が描かれているようだ。 メーティオン これなら、さっきより、ヘルメスに似合うかも……? メーティオン だけど、花壇の中にあるのは、「触らないで」の意味。 観察に必要だったり、毒持ってる植物だったりする……。 メーティオン ほかのところに生えてる花、いいのあるかな……? もう少し、進んでみよう……! すぐ近くに、うねうねと妖しく動く、 妙に背の高い花が生えている……。 メーティオン この子は、コーネイオン! 動物みたいに、意志を持って、動く花! メーティオン よく、うしろ向いてるヘルメスに、種をぶつけて遊んでる! 贈りものには…………ダメだよね。 メーティオン それにしても、Tobari、よく見てる……! すごいね、一緒ならきっと、 ヘルメス嬉しいもの、探せるね……! メーティオン Tobariは、お仕事、何してる? 探すの上手で、観測者みたい! 小道が交わる地点で、あたりを見渡した。 ……どこにでもある雑草が、小さな花をつけているくらいだ。 メーティオン このあたりは、何も…………あっ!? メーティオン Tobari、すごいのいた! 西の方、道の先! 行こう! メーティオン 大物発見、見にいってみよう! けど、「あの子」に近づくときは、気をつけなくちゃだね……! あたりには、酷い悪臭が…… 雨に濡れたまま日陰に放置されたブーツの臭いが漂っている。 原因は、傍らに佇む、モルボルの一種と思しき生物のようだ。 メーティオン この子は、アドニス! 口の周りに、花びらみたいなの、ついてる! 頭についてるピカピカが、本当の花なんだって! メーティオン ヘルメス、最初にこの子調べたとき、 頭からパクッてされて、5日、部屋から出てこなかった…… どうかな!? 思い出深い!? ▼それは良くない思い出かなぁ…… メーティオン ダメかぁー……。 メーティオン うーん……贈りもの、難しいね……。 きれいなもの、おもしろいもの、たくさんあるけど……。 メーティオン Tobari、あと少しだけ、探していい……? もう少し島の外側、行って、 なければ、これまでのどれかにするから……。 メーティオン あなたは、誰かに贈りもの、したことある? わたし、そういえば、これが初めてかも……。 なんだか緊張、するね……! 浮島の外側に向けて緩やかな下り坂になっており、 青々とした草原が広がっている。 メーティオン ここの先なら、何かあるんじゃないかって、思ったんだけど…… メーティオン ……あれ? 今、茂みの向こう、光った気がする……。 何かあるのかな? メーティオン アナグノリシス天測園のある浮島と、 十二節の園がある浮島は、 あわせて、「ノトスの感嘆」なんだよ。 メーティオン 南風の化身ノトスが、「すごいねー」って感動するほど、 美しい場所だ……ってことなんだって。 前に、メムノンから習った! メーティオン これ、エルピスの花……! ここにも、咲いてたんだ……。 メーティオン ……ヘルメスはね、この花のこと、 好きだけど、好きじゃないみたい。 メーティオン わたしと同じ、エンテレケイア。 だから、ヘルメスの苦しい気持ちを感じ取って、 暗い色になっちゃう……。 メーティオン ほかの人が近づいても、いつも、きれいな白のまま……。 ヘルメスは、それが哀しくて、寂しいみたい……。 メーティオン 本当……!? あなたのいた場所では、不安の暗い色、してたの!? メーティオン じゃあ、あなたにも、何か…… この花を暗く染めるような想い、ある……? ▼不安に感じていることがある メーティオン ああ……そうなのね……! メーティオン 思い浮かべるだけで、胸が重くなるようなこと、 ヘルメスにもある…… だけど、周りは、そうじゃないみたいなの……。 メーティオン Tobari……お願い……。 あなたの、その不安を、一度だけ貸してください……! メーティオン この花を暗い色にして、ヘルメスに見せてあげたいの。 メーティオン ヘルメスは、わたしを創ったときからずっと、 ひとりで思い悩んでるから…… 暗い色、わかちあうの、必要だと思う……。 メーティオン いいの……? メーティオン ありがとう……ありがとう、Tobari! ああ……言葉、下手なのが、こんなにもどかしいなんて! メーティオン それじゃあ、十二節の園で、話し合い終わるのを待って、 ヘルメスをここに連れてこよう。 きっと、驚くね! メーティオン まだ、話し合い、続いてるみたい……。 わたし、あなたと一緒に、待つ! メーティオン ヘルメス! ヘルメス ふたりとも、待っていてくれたのか……? メーティオン 話し合い、終わった……? ヘルメス ……ああ、結論は出した。 ヘルメス メーティオンを見ていてくれて、ありがとう。 ヘルメス エメトセルクとヒュトロダエウスには、 中にある客室で、そのまま休んでもらうことになった。 ヘルメス 君にも部屋を用意させてもらう。 案内しよう……。 メーティオン 待って、案内、わたしたちが先! ヘルメス エルピスの花……? メーティオン お願い……! メーティオン 暗い気持ち、寂しい色、ヘルメスだけじゃない……。 だから……ダメ、ちがう……。 ヘルメス そうか、君は、メーティオンの頼みを聞いてくれたのか……。 ヘルメス よければ、少し…… 話をさせてもらえないだろうか……。 ヘルメス 自分は……人に定められた生き方を…… 星のために生きるということを、悪いとは思っていない……。 ヘルメス だが、ここで働いていると、 どうしようもない違和感に襲われることがある……。 ヘルメス ファダニエルの座についての話を受けたとき、 ヒュトロダエウスが言っていたことを覚えているか……? ヘルメス 死とは、やりとげた者が選ぶ選択であり、 最期の瞬間はいつも、美しいものだと……。 ヘルメス だが、それはあくまで人の話だ。 ヘルメス 創られた生物が星の益にならないと判断された場合、 彼らは問答無用で消される……死を与えられる……。 ヘルメス 生まれたばかりで、何も成し遂げていなかったとしてもだ。 ヘルメス 処分の際は苦しませないようにしているが、 死を与えられることを察した生物たちは、怯え、憤る。 その終わりは美しいものなんかじゃない……。 ヘルメス ……だが、そんな事実を、誰も気にしていないんだ。 ヘルメス 星を善くするという目的は当然すぎるほどに当然で、 誰しも疑うことなくそれを信じ、行っている。 ヘルメス 自分の前には……死にゆく生物たちの瞳には…… 哀しみも、絶望も、理不尽への怒りも確かにあるのに……。 ヘルメス この世界は、素知らぬ顔で幸せそうに笑い続けるんだ。 エルピスの花はいつだって、 無垢な白と、明るい歓びの色に輝いている……。 ヘルメス そのことへの違和感が……何か、暗いものが…… 日に日に胸の内で膨れ上がっているんだ……。 ヘルメス 周りにおかしいと叫んでやりたくなる一方で、 おかしいのは、こんなことを思う自分じゃないかと…… 怖ろしくなってくる……。 ヘルメス だが、この世界で哀しみを知るのは…… エルピスの花をこんな色に染めるのは、自分だけじゃなかった。 ヘルメス 花の傍らで何を思ったのかは聞かない。 もしかしたら、メーティオンにせがまれて、 仕方なくやってくれたことかもしれない。 ヘルメス それでも……ありがとう……。 ヘルメス こうして確かに哀しみがあり、怒りがあり、苦しみがある。 その事実を知っていてくれることが……こんなにも優しい。 ▼どういたしまして ヘルメス 君は、変わっているな……。 こんな話、眉を顰められるかと思っていたが……。 ヘルメス 君は、天に輝く星の正体を知っているか? ヘルメス ここからじゃ、ちっともそうは見えないが…… あのひとつひとつが、アーテリスと同じ、 あるいはさらに大きな大地でできている。 ヘルメス ……これだけの数だ。 自分たちは星のために生きているが、 別の価値観を持つ生命もいるだろう。 ヘルメス 自分は、彼らに問いかけたい。 彼らがなぜ生きるのかを……命の意味を。 ヘルメス だから、デュナミスで天を翔ぶ鳥、 メーティオンを創ったんだ。 ヘルメス 実のところ、メーティオンというのは、 ここにいるひとりだけじゃない……。 ヘルメス 彼女には大勢の姉妹たちがいて、すでに宇宙へ飛び立っている。 意思を持つ生命を探して、星から星へと翔んでいるんだ。 ヘルメス 宇宙の探索は予想外のできごとの連続で、 思ったような成果が上げられていない……。 ヘルメス だが、そろそろ…… 次こそは、何かしらの結果が報告されそうなんだ。 ヘルメス もし、君がここに滞在している間に、報告が届いたなら…… この夜のお礼に、きっと共有させてくれ。 ヘルメス ……さて、これ以上夜が深くなる前に帰るとしよう。 明日、そろって寝ぼけた顔をしていては、 エメトセルクたちに申し訳が立たない。 ヘルメス メーティオン、そろそろ戻ろう! メーティオン はーい! エメトセルク ああ、お前か……。 私たちが話し合いに立ち会っている間、 問題を起こしたりはしなかっただろうな? ヒュトロダエウス キミも少しは休めたかい? それほどエーテル量の少ない身体じゃ、疲れるでしょ。 休憩をしたかったら、遠慮なく言うんだよ。 メーティオン ヘルメスに、あの花を見せられて、よかった…… どうもありがとう、Tobari。 メーティオン ……これで、今日、乗り越えられるといいな。 『結論と責任』 ヘルメス みんな、休息は十分だろうか。 ……これより、次の仕事に向かう。 ヘルメス 立ち会っていたエメトセルクとヒュトロダエウスは、 すでに知っていることだと思うが…… 先の話し合いで、リュカオンの処遇が決まった……。 ヘルメス エルピスに現存する、 観察用に創造されたリュカオンは、7体……。 ヘルメス そのすべてを…………消滅させる。 ヘルメス ドーロスの観察は、正しく行われていた。 彼の導き出した結論に、誤りはなかった…… 自分は、エルピス所長として、それを認めなければならない。 ヘルメス リュカオンを解き放てば、 周辺の生態系を破壊し、やがては自身も死滅する……。 世界のどこに移送することも、エルピスに残すこともできない。 ヘルメス せめてそのイデアを、制約のつく危険生物として残せないか、 創造物管理局に提言するつもりだ…… ヒュトロダエウスも、それは支持すると約束してくれた。 ヘルメス だが……いずれにせよ、 現存する個体は消し去らなければならない。 ヘルメス すでに、主担当であるドーロスが、 リュカオンたちを観察拠点から離れた場所に連れ出している。 ヘルメス 自分は、そこに合流して……見届けるつもりだ……。 人の……己の行いの……結果として……。 エメトセルク お前がそう決めたなら、私たちも付き合うだけだ。 ……視察をするのが役目だからな。 ヘルメス ああ、行こう……。 ここからだと、大橋を越えた先にいるはずだ……。 ヘルメス ドーロス! 大丈夫か、いったい何が……!? ドーロス ハァ……ハァ……しくじった……。 ドーロス 強固な「鎖」の魔法で、リュカオンを繋いでおいたんだが…… こいつらが、今までにないくらい、暴れ出して…… 魔法が、千切られたんだ……! ドーロス とっさに、4体は討ち取った……。 だが、残りの3体に……逃げられて……。 ヒュトロダエウス ……視えた。 2体は、十二節の園の方角、上空だ。 エメトセルク 最後の1体は、まだこの先の草原に留まってるな……。 エメトセルク お前とTobariで、草原の方に対処しろ。 十二節の園の方は、私が引き受ける。 ヘルメス ……了解だ……恩に着る。 ヒュトロダエウス ワタシも、微力ながら手伝うよ! ヘルメス 君はここで、ドーロスと一緒に待っているんだ。 メーティオン でも、ヘルメス……! ヘルメス …………リュカオンを倒すことになる。 そのときの気持ちを、君まで味わうことはない。 ヘルメス 君にも、無理強いはしない。 それでも協力してくれるのなら……追ってきてほしい。 ヘルメス ……ありがとう……それに、巻き込んですまない。 ヘルメス リュカオンは、この先だ。 見てのとおり宙に浮いた状態…… うまくやらないと、空を駆けて逃げるだろう。 ヘルメス 作戦がある…… 君はリュカオンの正面に出て、注意を引いてくれ。 ヘルメス 彼らは炎狼の異名で呼ばれるとおり、炎を吐く。 君にも、火球を飛ばしてくるはずだ……。 ヘルメス 申し訳ないが、それに耐えて、正面に立ち続けていてくれ。 リュカオンの警戒が君に集中したとき…… 自分が魔法で不意打ちをかけよう。 ヘルメス ………………よし、行動開始だ! ヘルメス すまない……すまない……本当に……! ヘルメス どうか、どうか君の魂が安らかであらんことを……。 ヘルメス 魂の寄る辺の海が、深き冥界が、穏やかであらんことを……。 ヘルメス 君たちのイデアは、必ず残す……。 それがいつか……いつかはまた形を得るだろう……。 ヘルメス 星を善くしなくたっていいんだ…… 君の、生きたいという願いが……そのときこそ……どうか……。 ヘルメス 恨んだまま、赦す必要はない。 その証に、苦しみはここへ置いていくといい……。 ヘルメス 次に生まれるときにはきっと…… 思うがまま、大地と空を駆けまわってくれ。 エメトセルク ヘルメス、十四人委員会に入れ。 エメトセルク ……この場所は、お前には向いていない。 ヘルメス 自分がここを離れたって、誰かが選別を続ければ同じことだ! ヘルメス 教えてくれ……! 星を善くするという名分は、今消えた吐息よりも重いのか!? ヘルメス やり遂げた者が死ぬというなら…… いつか星が最善に至ったときに、どうする。 よくやったと満足して、死に絶えるのか!? ヘルメス …………わからないんだ。 ヘルメス ファダニエルの座を継げば、 今その座にいる彼が星に還るのを、肯定することになる。 ヘルメス それが正しいことなのか、わからない……。 ヘルメス こんなことで悩んでしまう自分が…… 人の代表として立っていいのか、わからないんだ……。 メーティオン ヘルメス……ッ! メーティオン 怒らないで……責めるは、ダメ…… とても、苦しい……。 ヘルメス ……すまない。 ヘルメス まだ選べる余地が残っているなら、 少し、頭を冷やして考えさせてほしい。 ヘルメス ヒュトロダエウス。 すまないが、案内は君に任せた……。 ヒュトロダエウス ……了解。 好きにさせてもらうから、心配ないよ。 ヘルメス 君も……。 ここに来た目的が果たせることを願ってる。 ヒュトロダエウス ワタシたちは、ひとまず十二節の園に戻ろうか。 このあとどうするか、そこで相談しよう。 エメトセルク そうだな……。 ヒュトロダエウス ここで一段落といこうか。 キミも、突然のことばかりで驚いただろう。 怪我はしていないかい? エメトセルク 私たちが合流した時点でヘルメスも察していただろうが、 残り2体のリュカオンへの対処も、すでに終わっている。 エメトセルク これで、この件は終了だ。 あとはいつもどおりに事が進んでいくだろう……何もかもな。 エメトセルク ……ヘルメスの考えは、理屈としては理解できる。 素晴らしい終わりだったとしても、知人が星に還ったあとに、 ふと寂しく思うようなことはあるからな。 エメトセルク だが、何かを喪ったことで、 あれほど深刻に悲しんで、取り乱した経験はない。 ……どんな想いなんだろうな、あれは エメトセルク ヘルメスに掛けるべき言葉さえ、正直、見当がつかん……。 あいつが、あれ以上塞がないといいんだがな……。
https://w.atwiki.jp/touhou/pages/281.html
ウミガメのスープ 過去問集 101スレ目 一部の問題は賽銭箱探しの旅、幻想郷マラソン大会、埋め用を参照。 足りない一人 101スレ目15~62 ~問題~ A「やっぱりあと一人。。」 B「足りませんねぇ。。」 C「ちょっと待って!私は違うわよ!」 さて3人は何の事を言っている? ルールはウミガメ。制限時間は1時間半とします。 解答を表示 ~解答~ ミスティア(以下雀)「私はニワトリじゃない!夜雀よ、よ!す!ず!め!」 椛「でも音楽隊作るって言った時喜んで入ってくれたじゃないですか」 雀「「#ブレーメン」の音楽隊だなんて言ってなかったじゃない!」 橙「ロバどうしよう。。」 椛「あの寺子屋の先生にでも頼んでみます?」 橙「紫様が言ってたけど、あの人はロバじゃなくて牛の妖怪だって」 椛「違いますよ!あの人はハクタクっていう名前の妖怪です!そんなこと言うと頭突きが。。」 慧音「ハクタクはロバでもなーい!!」 ガツン!! ガツン!! ガツン!! 慧音が立ち去った跡にはおでこに大きなたんこぶを拵えた3人が倒れていた。 雀(・・何で私まで。。) 家で見つけたグリム童話「ブレーメンの音楽隊」を読んだ橙が真似をして 妖怪のちんどん屋を作ろうとしたそうです。 狼は犬とは違うのに協力してくれた椛はいい子。 自分は永夜抄を起動するのがいつも遅いんです。 その起動中の画面を見てて思いついた問題。 HEnRxHDs0が恐ろしく早かった。もう少し長引かせたかったのに。。 離れている理由 101スレ目235~294 A「あら? 貴女、心なしか、私から離れていないかしら?」 B「いや、それはですね……」 何故でしょう。 解答を表示 ~~~~~解説 永琳「あら? 貴女、心なしか、私から離れていないかしら?」 鈴仙「いや、それはですね……」 鈴仙「お師匠サマの [#影] を踏まないようにしているんです!」 永琳「あら、どうして?」 鈴仙「妖夢さんから聞いたんです。 三歩下がって師の影を踏まず! 影を踏まない事で、師匠への敬いの気持ちを示すんです。」 永琳「ふぅん……。 そんな事よりも、もっと私に影響する形で敬って欲しいわね」 鈴仙「あ~ん、厳しいです~」 ~~~わきまえてますの巻 完~~~ と、言うわけで正解は「影を踏まないようにしている」でした。 某カレンダー見てから問題作成余裕でした。 えなよりふーかがすきです 皆さま、お疲れ様でした 流星に別れを 101スレ目305~332 【問題】 昔も今も、流星はとても美しかった。そしてきっとこれからも。 A「――ばいばい」 そして彼女は別れを告げた。 Aは誰か? 【ルール:特殊ウミガメのスープ】 質問はY/Nで答えられるもの。というのは変わりませんが、 回答(Aは○○?と聞く行為)は三回までとします。 解答を表示 外の世界では既に幻想になりつつある蛍。 闇の中を流れるように飛ぶ様はまさに[#地上の流星]と言えるだろう。 その闇の中に蟲の妖怪、リグル・ナイトバグがいた。 リグル「…みんな、今年も頑張ったね。 じゃあ、来年まで――ばいばい」 川辺に蛍達の墓を建て、リグルは飛び立った。 彼女は蟲を操る程度の能力を持っているが、寿命までは弄らないと決めている。 自然界のバランスが崩れてしまうからである――― …というわけで、正解はリグルでした~ 元ネタは多分忘れ去られている1面のスペカ。 〝星〟とくれば魔理沙!ってことで引っかかってくれ…なかったよorz FF(ファイナルファンタジー)でたとえると? 101スレ目344~355 「FFでたとえるなら、白魔道士は慧音かな」 なぜでしょう? 解答を表示 幻想郷首脳会談(正直何でもいい)の一幕 話題は何故か外の世界のゲーム、FFの話に 輝夜 「たとえるなら、白魔道士は慧音かな? レミリア 「なんで? 輝夜 「いや、caved!!!!ネタよ。 ほら、[#掘ーリー]って強力な攻撃・・・ (会場、大爆笑) 紫 「あ、そのネタならさ、リグルの方がいいんじゃない? ショタ疑惑と合わせて・・・ (うって変わってドン引き) 霊夢 「そんなに、飢えてるわけ? 輝夜 「mjkwww歳を考えろよwww 紫 「し、しかたないじゃない(泣) しかたないじゃない(泣) 小噺のインスパイア元はのーと氏です 没ネタ。 レミリア 「ところで当然私は赤魔道士よね 紫 「('∀`) 輝夜 「('∀`) 神奈子 「(ノ∀`) レミリア 「な、なによ! その顔!! 神奈子 「初めは最強の万能キャラ候補として君臨し、その後下方修正を受け続け、最終的に最弱・・・ フフ・・・お前の今たどっている道そのものじゃないか・・・ あ、酉(◆vtVMe1uvZY)は[#掘ーリー]です 溜まった仕事 101スレ目508~617 「……熱心なのは、結構なことだけど」 眼前にそびえる仕事の山を目にして、嘆息する。 よくもまあ、これほどまでにしたものだ。 感心に値することではあれど、自分にとっては面倒以外の何物でもない。 「貴方と私にしか出来ないことだ。放っておくわけにもいかないだろう」 そう言って苦笑いを浮かべるのは、この仕事の相方。 「台詞とは裏腹な思いが表情に出ていますわ。……まぁ、無視できないのは事実ですけどね」 この混沌を放置することはできない。それは自分自身が一番良く分かっている。 もう一度大きなため息をつくと、彼女は仕事に向き合うことにした。 さて、“彼女”の「仕事」とは何か? 解答を表示 「さぁ、これでジャスト100杯目、全部だ」 上白沢慧音が、さも疲れたと言った表情で書類をこちらに差し出す。 この仕事の言いだしっぺは慧音のほうだったが、流石にこの量は彼女にとっても予想外だったようだ。 「はい、ご苦労様」 受け取った書類に書かれた出来事 ―― 外の世界では“スープ”と呼ばれている、幻想郷で起こった“架空の事件” ―― に、 八雲紫は目を通す。幾分かの感心の念をこめた目で。 「本当、よく出来たお話だこと。よく考えるわね、外の人間も」 「……それが、本当に“架空の物語”であれば、興味深い読み物で済むのだが」 そう、外の人間が好んで作っているこの“物語”は、“架空のもの”であるが故、 ここ幻想郷では全て“実在する事件”として起こってしまう。 とはいえ、ほとんどが他愛の無い内容であったため、今までは特に気に留めることはなかった。 ……ところが、である。 その“スープ”の量が、最近100杯を迎えたのだ。 流石にこれほどの量になると、事件のスケールが大きくなったり、 さらには複数の事件の内容に矛盾が生じたりと、幻想郷はまさに混沌とした状況に陥ってしまう。 「……だから、こうして私が事件の“現実”と“架空”の境界を弄って、 かつ、この先生に“架空の歴史だった”ということにしてもらってるのよ。 そうすれば、こんな混乱があったことなんて60年もすればみんな忘れるでしょう?」 「……? あんた、誰と話してるんだ……?」 「ふふ、感謝してほしいものだわ」 と、言うわけでしたw トリップは「#100杯記念」。ちょっと忙しくて出すタイミング逃しちゃったね。 一番だと思っていた事 101スレ目763~837 「彼女」は自分がこの世で一番だと、そう思っていた。 だがその自信はある人物の指摘により音を立てて崩れていった。 問題;「彼女」の何が一番だったのか。 解答を表示 #ピカソ 鈴仙・優曇華院・イナバ。 彼女はその名前の長さは誰にも負けないと思っていた。 だがそれは外の世界を知る紫により見事に打ち砕かれる。 紫「貴方はまだ(外の)世界を知らなすぎる。外の世界には 『パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダード、ルイス・イ・ピカソ』 という名前の人が居たの。」 鈴仙「なん・・・ですって・・・」 その後、様々な人妖から名前をつけてもらい全部つなげようと企む鈴仙の姿がそこかしこで見られたとか。 というわけで「名前の文字数」が問題の肝でした。 うどんげはひらがなに直して13文字(・を含まない)、12文字のフランと以下続いていくわけですがそんなモン歯牙にもかけないピカソの名前。 ウィキで確認したら洗礼名がやたら長いとか。 NEETじゃないよ! 101スレ目845~863 魔理沙「それにしてもお前は無職の引き篭もりだよな~」 輝夜「あら失礼ね。私はちゃんと働いてるよ?」 一体、輝夜は何をしているでしょう? 解答を表示 輝夜「私は永琳やイナバ達がいないときは、ちゃんと[#自宅警備員]をしてるのよ?」 魔理沙「あー……うん。期待した私が馬鹿だった」 輝夜「ちょ…何よその侮蔑の目は!永琳も何か言ってよ!」 永琳「ええそうですよ魔理沙さん私達は365日働いてくれる警備員が居てとっても感謝しています(棒読み)」 魔理沙(…全くこいつは良い部下を持ったよな…) …と、いうわけで正解は自宅警備員でした~(留守番とも言う) そういえば巫女はともかく、魔法使いとか神様って職業なのか? そう考えると幻想郷住民って結構無職多そうだ… 酉知ってる人が居て涙目 当初の予定は20の扉だったんですけどね…知らない人が居たら困るのでウミガメにしたら瞬☆殺orz
https://w.atwiki.jp/actors/pages/18688.html
アガタ・アピチェッラ・モレッティ アガト・ドゥ・ラ・ブライユ アガレ・レザイ ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/pkmndpm/pages/71.html
ゼニガメ(♂) 年齢は、人間で言う所の8~10歳 【性格】 やんちゃ がまんづよい 【技】 あわ、ロケットずつき 【島に来た経緯】 トレーナーと来ていた砂浜で昼寝をしていて、流されてしまった。 一応ポケモントレーナーのポケモンだが、実際の戦闘経験も野生での生活の経験も無い。 現在は宝の存在も知らないので、 とりあえずの目標は、島の脱出…、なみのりが無いため、 長距離の移動はできず、そのままでは脱出できない。
https://w.atwiki.jp/welchia/pages/49.html
アガリ放棄 現在の局でアガリができない状態となること。鳴きができず流局時は牌姿?がどうであろうとノーテンになる。 多牌、少牌、先ヅモなどを行うとアガリ放棄となります。
https://w.atwiki.jp/occultfantasy/pages/600.html
メソポタミア神話 ギルガメシュ(Gilgamesh) ギルガメッシュとも シュメール神話、『ギルガメシュ叙事詩』に登場する英雄。 『ギルガメシュ叙事詩』は最古の文学とも言われる。 物語 体の三分の二が神で三分の一が人間という半神であり、ウルク(メソポタミアの都市国家)の王となるが、非常に粗暴であった。 そのため、女神アルル?は泥から作り出したエンキドゥを送り込み戦わせるが、ギルガメッシュとエンキドゥの力は拮抗しており、決着はつかなかった。 彼らは互いの力を認め合い、親友となり、これ以降ギルガメッシュは暴力を振るわない良き王として国の発展に尽くした。 その後、女神イシュタルの嫉妬によりエンキドゥは命を奪われてしまう。この事件からギルガメッシュは永遠の命を求め、旅に出るが、徒労に終わりウルクに帰った。 備考 日本語訳としては矢島文夫のギルガメシュ叙事詩(ちくま学芸文庫)が手に入りやすい。 こちらのサイトも参考になる。 ギルガメシュ叙事詩 http //www.aurora.dti.ne.jp/~eggs/gil.htm
https://w.atwiki.jp/gods/pages/83774.html
アガソン ギリシャ正教のエルサレム総主教の一。