約 267,372 件
https://w.atwiki.jp/sponsoracjapan/pages/1557.html
フジテレビ系列 フジテレビ 終了済み 木曜 アウト×デラックス スポンサー情報 木曜23時00分~23時40分 2017年10月~17年12月|2018年1月~18年3月 2019年4月~19年6月|2019年7月~19年9月|2019年10月~19年12月|2020年1月~20年3月 2020年4月~20年6月|2020年7月~20年9月|2020年10月~20年12月|2021年1月~21年3月 2021年4月~21年6月|2021年7月~21年9月|2021年10月~21年12月|2022年1月~22年3月
https://w.atwiki.jp/auto/pages/591.html
[PR]お買い得のETCを楽天でさがす アウトバック <情報2課> #blogsearch2 #technorati 世界に誇るスポーツセダンが8年ぶりにフルチェン! 最速サーキット試乗&開発トップ直撃!!「WRXはスバルのダークサイドです」 - ニフティニュース 新型Cクラス・オールテレインはヒットの予感しかない! SUVの“圧”に疲れた人へ勧めたい最新のメルセデス・ベンツとは?(GQ JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 韓国では“オミクロン株”登場でウィズコロナから再び巣ごもり、恐怖心により配達需要増加|スポーツソウル日本版 - スポーツソウル日本版 荷物も積めて走りもイイ! わがまま父さんにバカ受けの「国産ハイパワーワゴン」8選+α(Auto Messe Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『レインボーシックス シージ』新シーズンは今夜開幕!新武器所持のオペレーターやアウトバック改修など内容をおさらい(Game Spark) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース スバル・レガシィ&アウトバック | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」 - MotorFan[モーターファン] 日本のマツダ好きが嫉妬する北米専用SUV「CX-50」。マッチョな姿に惚れ惚れ♡ (2021年11月24日) - エキサイトニュース スバル 新型XVは2023年に登場か!? アイサイトXと縦型ナビにフル液晶メーターを標準装備となるも価格は据え置きに|スクープ【MOTA】 - MOTA プロレスラー鈴木みのる肝いり釣り竿! 何でも釣れる「総合力」高めなモバイルロッドが登場「アウトバック for パイルドライバー NS654ML(テイルウォーク)」(ルアマガ+) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「なんで2年も遅れる?」ファンは涙! 日本メーカーの新型車が海外発売に遅れて日本に導入する理由(WEB CARTOP) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース スバル WRXのフルモデルチェンジはなにを示すのか?(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【カリフォルニアの「くるまにあ」】フォルクスワーゲン ヴァナゴン 89(Safari Online) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 周囲に「わかってる」感がアピールできる! ちょっぴり優越感に浸れる「アウトドア向けカー」7選 - Automesse Web スバルWRXがフルモデルチェンジで2.4リッターに進化!! 気になる日本仕様を大胆予想じゃー!(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【スバル ソルテラ】新世代EV発表…トヨタと共同開発、発売は2022年 - レスポンス アスキーゲーム 新オペレーター「Thorn」など、R6S新シーズン「High Calibre」先行体験レポート - ASCII.jp 新オペ「THORN」はテクニカルな感知式グレ持ち、カメラ外投げが無効化!?『レインボーシックス シージ』Y6S4「HIGH CALIBRE」先行プレイ(Game Spark) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アイサイトだけじゃない!新型レガシィアウトバックに搭載された安全装備とは - MOBY プロレスラー・鈴木みのるがアウトバックを作ったらこうなった - LureNews 「池袋のステーキ」人気ランキング! 2位は「アウトバックステーキハウス 池袋店」!(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース スバルのSUVどれ選ぶ? XV/フォレスター/アウトバックを徹底比較! - くるまのニュース 三菱アウトランダーPHEVやスバル レガシィ アウトバックも! 雪道に行くならオススメしたいクルマ5選|【話題を先取り】新型車解説2021【MOTA】 - MOTA 今、密かなブームの「ルーフテント」設営も可能! 新型アウトバックが「キャンプ最強SUV」と断言できるワケ(Auto Messe Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 〈新車リポート〉スバル「レガシィアウトバック」 培ってきた価値と最新技術を組み合わせ|自動車メーカー|紙面記事 - 日刊自動車新聞社 〈開発者インタビュー〉スバル「レガシィアウトバック」 プロジェクトゼネラルマネージャー 村田誠氏|自動車メーカー|紙面記事 - 日刊自動車新聞社 新型レガシィ アウトバックでよりよい週末を満喫する!上質な時間と豊かさをもたらすスタイリッシュな1台! | Cars | Safari Online - safarilounge.jp スバル レガシィ アウトバックの内装は上質でありながらアウトドアでも使いやすい! 2つのグレードの違いを紹介(MOTA) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 栄光のトップは意外にも「セダン」! 現役「スバルおたく」が選ぶ「歴代レガシィ」勝手にベスト6(Auto Messe Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース なぜ日本で売ってくれない! ホンダとスバルが「アメリカ」で売る「ワイルドSUV」がカッコよくて羨ましすぎる(WEB CARTOP) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース スバルファンが熱望する「アウトバック ウィルダネス」の日本展開はアリなのか?(LE VOLANT CARSMEET WEB) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 新型レガシィ・アウトバックがもっと面白くなる! 純正アクセサリーの魅力とは?(GQ JAPAN) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 価格は414万7000円~429万円! アイサイトX標準装備がうれしい新型スバル・レガシィ アウトバックが正式発表(MotorFan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース なぜスバル新型「アウトバック」は日本導入が遅れた? アメリカと日本の仕様は何が違う?(くるまのニュース) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! アソビュー、近畿スバル全域で新車「レガシィ アウトバック」成約者に贈るプレゼントに「アソビュー!ギフト」が導入され、キャンペーンを実施しました。 - PR TIMES 単なるアメリカ版の導入じゃない! 新型レガシィ アウトバックの国内仕様に開発陣が込めた日本のファンに贈る魂(WEB CARTOP) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 7年ぶり全面刷新! スバル新型「レガシィアウトバック」発表! アイサイトX標準装備で414万円から(くるまのニュース) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! スバルのラインアップでフラッグシップとなるアウトバックがフルモデルチェンジ! 新型「レガシィ アウトバック」が発表(LE VOLANT CARSMEET WEB) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 奈良スバルが新型「レガシィアウトバック」のバーチャル展示会を実施|近畿圏|近畿圏 - 日刊自動車新聞社 この一本で日本全国、世界中で釣りが楽しめる!テイルウォークの「OUTBACK(アウトバック)」シリーズにテレスコピック(振出)タイプが新登場! - LureNews スバル、新型「レガシィ アウトバック(日本仕様)」正式発表 414万7000円と429万円の2グレード設定 - Car Watch レガシィアウトバック - Webモーターマガジン - motormagazine.co.jp 「スバルの里山」が鴨川市を活性化させる可能性 - 東洋経済オンライン スバル米国販売…アウトバックが牽引、クロストレックが3割増 2021年1-9月 - レスポンス 北米スバル、9月のセールスは、半導体の供給不足で急ブレーキ(MotorFan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース SUBARUの新型アウトバック(欧州仕様)がユーロNCAPの2021年安全性能テストで最高評価の「ファイブスター」を獲得 - clicccar.com(クリッカー) 【新型カローラ クロスと新型レガシィ アウトバック比較】価格は約90万円! 先進装備は断然レガシィ アウトバックだが、トータルのコスパはカローラクロスに軍配か!?|グレード比較【MOTA】 - MOTA スバル アウトバック 新型、安全性能テストで最高評価獲得…ユーロNCAP - レスポンス 中古車のスバル「レガシィ アウトバック」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖|中古車ならカルモマガジン - カルモマガジン スバル 6代目新型「アウトバック」全面刷新で10月7日発表へ! 1.8Lターボ新搭載でどう進化?(くるまのニュース) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 打倒 新型カローラクロス!? レヴォーグ アウトバック登場へ! 価格は新型レガシィ アウトバックより安い300万円台スタートか!?|スクープ【MOTA】 - MOTA 【カッコ良いカスタム総点検_Vol.4】フィールド+クルマ+キャンプ、「オーバーランダー」という楽しみ方 SUBARU・アウトバック編 - MotorFan[モーターファン] モバイルロッド愛が強いテイルウォークが贈る新たなモバイルロッド!テレスコピック(振出)タイプの「OUTBACK BEYOND(アウトバック ビヨンド)」! - LureNews スバルのSUVが、いま最高に楽しいと感じる理由。イイモノ志向のあなたへ(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「日本でも売って!」の声多数 改良フォレスター&新型アウトバック“ウィルダネス”に熱視線 - 乗りものニュース ついに新型「レガシィ アウトバック」登場! 超イケてるアウトバック3選(くるまのニュース) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 新型アウトバック公開 アイサイトX標準装備 スバル予約開始 - 上毛新聞ニュース 8月に北米で一番売れたスバル車は、日本でも予約が始まったあのクルマ! - MotorFan[モーターファン] 【スバル レガシィ アウトバック 新型】アイサイトX標準装備でさらに快適に そしてよりラグジュアリーな存在へ - レスポンス 【大自然の中で対面】新型スバル・レガシィ・アウトバック体験 フォレスターと比較 - http //www.autocar.jp/ 【スバル最新納車情報】最短納車はインプレッサ、注目の新型アウトバックは最速で12月! レヴォーグはまもなくオーダーストップに|【話題を先取り】新型車解説2021【MOTA】 - MOTA スバル、新型「レガシィアウトバック」の年販目標1万4000台に設定 「アイサイトX」採用 約400万円から|自動車メーカー|紙面記事 - 日刊自動車新聞社 スバル新型「アウトバック」7年ぶり刷新へ! 9月2日に先行予約開始 国内初公開へ(くるまのニュース) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! スバル・レガシィ アウトバック | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は? - MotorFan[モーターファン] 【先代から確かな進化】新型 スバル・アウトバックへ英国試乗 高いシャシー性能を評価 (AUTOCAR JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Hi-Story、2004年の「スバル・アウトバック(3代目)3.0R」1/43モデル - 価格.com スバル新型「レガシィ アウトバック」2021年秋登場へ! どんなモデルへ進化する? - くるまのニュース スバル「フォレスター」が根強く売れ続ける理由 - 東洋経済オンライン 【カーリース】レガシィアウトバックはメリットが多いリースで乗ろう!| カーリースならカルモマガジン - カルモマガジン スバルが新型アウトバックをロシアでも販売開始…日本のこと忘れてない? (2021年7月20日) - エキサイトニュース 「さらに素晴らしい乗り心地に」スバル アウトバック ウィルダネス、米誌「あらゆる衝撃を吸収」 - NewSphere スバル米国販売20%増、アウトバック は4割増 2021年上半期 - レスポンス 【グレード情報】レガシィアウトバックのグレードごとの装備はどう違う? | グレード選びならカルモマガジン - カルモマガジン アクア ランクル アウトバック これからでる新型に注目!!! 人気記事ランキング ベスト15[2021.5.30-6.5] - ベストカーWeb 今秋確定! 新型レガシィアウトバック 日本仕様がいよいよ登場!(ベストカーWeb) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! - carview! 北米スバルの21年5月もセールス好調! 今夏登場のワイルド系アウトバック「ウィルダネス」にも期待 - MotorFan[モーターファン] 新型レガシィアウトバック 日本仕様が2021年秋にいよいよ登場へ - ベストカーWeb 新型WRX STI BRZ アウトバック 今年出るスバル注目の3台とは - ベストカーWeb スバルの新型アウトバックが発表され、新型BRZが来ないと嘆いていたイギリス人が安堵 - トップギア・ジャパン Top Gear JAPAN 国内デビューがみえてきた! 新型「スバル・アウトバック」はここに注目 - webCG 日本未発売のスバル「アウトバック」を目撃!? 水平対向6気筒のFRO車両とは? - くるまのニュース スバル、アウトバックなど1万台減産へ---半導体ひっ迫で群馬の工場停止[新聞ウォッチ] - レスポンス SUBARU、1万台減産へ 半導体不足で「アウトバック」など - 時事通信ニュース スクープ! SUBARU新型アウトバック、レヴォーグと同じ1.8Lボクサーターボ搭載へ!! | 中古車なら【グーネット】 - Goo-net(グーネット) レヴォーグ絶好調でまさかの!? アクア5月受注ストップ? ほか国産車最新情報! - ベストカーWeb スバル新型「アウトバック」はタフでスタイリッシュに進化! 豪仕様は2.5Lエンジン搭載 - くるまのニュース スバル 新型アウトバックが2021年秋に登場!? フルモデルチェンジでアイサイトXも搭載へ 価格は400万超えか|【話題を先取り】新型車解説2021【MOTA】 - MOTA カリフォルニアの「くるまにあ」 vol.23SUBARU Outback 4WD[スバル アウトバック] | Cars | Safari Online - safarilounge.jp 【10年ひと昔の国産車 22】レガシィ アウトバックは大陸横断をイメージさせる優雅な走りを堪能できた (1/2) - Webモーターマガジン - motormagazine.co.jp 公式でレガシィアウトバック来春終了発表 次期型はどうなる?? - ベストカーWeb 亜流から主流へ、スバル レガシィ ランカスター~アウトバックの足跡【懐かしのカーカタログ】 - レスポンス スバル アウトバック に2021年型、安全性向上…10月米国発売へ - レスポンス スバル、「レガシィ アウトバック」を一部変更 341万円から!|SUV・クロカン|Motor-Fan[モーターファン] - MotorFan[モーターファン] スバル・レガシィ アウトバックが仕様変更 WLTCモード燃費表示に対応 - WEB CARTOP スバル アウトバック 新型、2020年最高の新車に…米『AUTOTRADER』が選出 - レスポンス スバル・レガシィアウトバック:500マイル(約800km)走ってわかる「なぜ北米で大人気なのか」。800km走った燃費はどうだったか? - MotorFan[モーターファン] 【ニューヨークショー2019】新型「スバル・アウトバック」がデビュー 【ニュース】 - webCG スバル アウトバック 新型は2.4ターボ新搭載、SUV色も鮮明に…ニューヨークモーターショー2019 - レスポンス 【ニューヨークショー2019】スバルが新型「アウトバック」を世界初公開 【ニュース】 - webCG “ぽっと出”のSUVとは年季が違う。「スバル・レガシィ アウトバック」の実力を試す。 - webCG スバルレガシィアウトバックの概要と歴史をまとめてみた | 中古車なら【グーネット】 - Goo-net(グーネット) ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/7203.html
【TOP】【←prev】【GAME CUBE】【next→】 UFC 2 TAPOUT Final spec タイトル UFC 2 TAPOUT Final spec UFC2 タップアウトファイナルスペック 機種 ゲームキューブ 型番 DOL-P-GUFJ ジャンル スポーツ(総合格闘技) 発売元 カプコン 発売日 2002-9-5 価格 6800円(税別) 【TOP】【←prev】【PlayStation 2】【next→】 UFC 2 TAPOUT タイトル UFC 2 TAPOUT UFC2 タップアウト 機種 プレイステーション2 型番 SLPM-62213 ジャンル スポーツ(総合格闘技) 発売元 カプコン 発売日 2002-8-1 価格 6800円(税別) 【TOP】【←prev】【XBOX】【next→】 UFC 2 TAPOUT タイトル UFC 2 TAPOUT UFC2 タップアウト 機種 XBOX 型番 EI6-00001 ジャンル スポーツ(総合格闘技) 発売元 カプコン 発売日 2002-4-18 価格 6800円(税別) アルティメットファイティングチャンピオンシップ 関連 PS ULTIMATE FIGHTING CHAMPIONSHIP DC ULTIMATE FIGHTING CHAMPIONSHIP XBOX UFC 2 TAPOUT GC UFC 2 TAPOUT Final spec PS2 UFC 2 TAPOUT UFC 2004 駿河屋で購入 ゲームキューブ プレイステーション2 XBOX
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/755.html
311 掘るのはアウトな (1/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 20 39 ID MGxSOqGL 兄サイド――― 兄サイドって書かれるのは初めてだな。 メインの登場人物の中で○○サイドって書かれたのは一番最後じゃないか。登場したのは一番最初なのに。 そんなメタネタはともかく。 休日はいいねぇ休日は。 人間が生み出した文化の極みだよ。 つい先日まで休みっぱなしだった気がするが、やっぱり休みはいい。 何も考えずに怠惰の極みを目指せるのがいい。 ベットの上でぐてーっと伸びる。ああ、気持ちいい。生きてるって素晴らしい。 このまま人生終わってもいい。 だが、俺の平穏は闖入者によって木っ端微塵に破壊される。 「おにーーーーちゃあああああああああああん!!!遊んでええええええええええええ!!!」 扉を蹴破り、俺の腹にヘッドダイビングをぶちかまされる。 ぐえぇっと自分の口から出たとは思えないやたら低い音が部屋に響く。 「ねえええぇえ!!!お兄ちゃん遊んでよおお!!!かまってええええ!!!」 わかった、わかったからどいてくれ… じゃないと俺は死ぬ。 「うん?もう、お兄ちゃんは柔ね…」 柔っていうかお前の攻撃が強力すぎるんだよ。また扉も壊しやがって… 今度お前にヘッドダイビングしてやろうか。 「そんなことしたらお兄ちゃんの貞操が散っちゃうよ」 …お前の場合冗談に聞こえないから怖いな。 で、遊ぶって何するんだ。 「うーん…じゃあゲームしよ!スマブラしよ!!」 スマブラ、か。別に構わんが二人だと少し寂しくないか? 「それもそうねぇ…じゃあそれは今度友達よんだときにしよっか」 お前、友達いたのか!?お兄ちゃん初耳だぞ! まさかお前のような変態に友達がいるなんて…そいつもきっと変態に違いない! 「お兄ちゃん、友達の悪口は言うものじゃないよ」 む、そうだな。失言だったな。すまん… 「まあ、お兄ちゃんの想像はかねがね外れてないからいいけど…」 …変態なのか。 「まあ、それはさておき…じゃあこれしよ!」 ほう、ACE3か。 ACE3――知らない人のために一行で説明。スパロボがアクションになったようなゲーム。ちなみにタイトルの正式名称が長い。 お前これできるのか?少なくとも普通の女の子がやるようなゲームじゃないぞ。 「お兄ちゃんは私をそんじょそこらの女の子と一緒だと思うの?」 …愚問だったな。 じゃあ早速やるか。 313 掘るのはアウトな (2/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 21 03 ID MGxSOqGL クソッ!このままじゃ拙い! 俺が操る漆黒の機体、ブラックサレナは妹が操作するネタキャラのはずのゴッドガンダムに苦戦を強いられていた。 俺の機体は速度と装甲の厚さがウリだ。 しかし妹は俺の突進や牽制のハンドカノンを全て鼻歌交じりに避け、すれ違いざまにバルカンを当て確実に削ってくる どうする…? というか… 「バアァァァアァルカン!!!バアァァァアアアアアアアァルカン!!!バアアアアアアアアアアアアアアァァァアァルッカァァァァン!!!」 うるせええええええええええええええええええええ!!!少し自重しやがれこの馬鹿が!!!! 「Gを使うときは熱く叫ぶのが礼儀でしょ!!?バアァァァアアアアアァルカァアアアアアアアアアン!!」 ぐうう、もう耐久三割切るか!? クソッ!強制パージ!!! 耐久値が三割を切った瞬間、俺の機体ブラックサレナは漆黒の装甲全てを脱ぎ捨てピンクの素体が露になる。 「よっしゃあ!お兄ちゃんを脱がせたぜ!!」 お前が言うとどうしてか卑猥に聞こえるな。 「ぬふふふふ…漆黒の鎧を脱ぎ捨てるとピンクの素肌が露になる…まさにお兄ちゃんのおちんちんみたい!!!」 貴様あああああああああああああ!!!ブラックサレナをそんなものに例えるなあああああああああああ!!!万死に値するぞ糞があああああ!! 「なによもう、そんなにむきになっちゃって…別にお兄ちゃん包茎とか言ってるわけじゃないでしょ」 うるせええええええええええええ!!!包茎ちゃうわ、仮性じゃぼけがああああああああああ!!! 「まあどっちでもいいけど。ふふふ、トドメは盛大にしてあげるわ!!!」 言うや否やムービーが始まる。 「俺の右手が真っ赤に燃えるぅ!!!兄を潰せと轟き叫ぶうぅうぅぅぁあああああああああああああ!!!」 ま、まさか… 「ひいっさああああああああああつ!!!ばあああああああああああくねつ…」 まずい!!ぼーっとしてたら操作が遅れた!!! 「ゴォッドオオオッ!!!フィンガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 妹よ、強くなったな… 兄、暁に死す… 「もう、お兄ちゃん弱すぎ!!なんでゴッドフィンガー当たるの!?普通当たらないよ!!!」 うん、今思えば何で当たったんだろうな。普通に技名叫び終えた後でも避けられたよね。 「このゲームはここまで!次はこれよ!!!」 次は…エスコンか。しかもPSPのか。 エスコン――知らない人のために一行で説明。戦闘機を操作するリアリティ溢れるフライトシューティング。 しかしこれまた普通の女の子がしないようなゲームをチョイスしたな… 「しょうがないでしょ。作者こんなのしか持ってないんだから」 メタなこと言うな…って冒頭でメタネタ言った俺が言えることじゃねーな。 とにかく、やるか。 314 掘るのはアウトな (3/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 21 38 ID MGxSOqGL 何故だ。何故こんなことになった。 俺のほうが性能がいい機体を選んだはずだ。 なのに何故妹は俺の背後を取っているんだ!? 「お兄ちゃんのお尻の貞操、頂きます…ウヒヒ」 ミッソオゥッ!! 妹が発射したミサイルは見事に俺のケツを爆散してくれた。 「ウヒョーー!!!」 何故だ!?これで五度目だぞ!! 「お兄ちゃん弱すぎー!もうミサイルなしのハンデつけようか?」 それは大変屈辱だ。だがこれ以上穴を掘られるのはもっと屈辱だ。 ハンデ、お願いします。 「素直でよろしい♪」 ハンデをつけてリベンジマッチを挑んだ。 「そんなにお尻を向けて…いやらしい子だねぇ…ハァハァ」 だからなんでだよ!?そもそもお前が選んだ機体は爆撃機だ!空戦には向いていないはずだぞ!! 「しょうがねぇなぁ…いっちょぶちかましてあげますか♪」 俺が操る戦闘機はケツマンコに機関砲を散々ぶちこまれアナルはすっかり拡張して、違う、昇天してしまった… 「尻から種汁垂らして…はしたなぁい…♪」 もう、黙ってくれ… 「お兄ちゃんさっきから弱すぎ」 お前がキモイぐらい強いんだよ。少しは自重しろ。 「まあそれはそれでやりたい放題で楽しいんだけど」 お前はSか。 「負けっぱなしのお兄ちゃんに命令します。私を抱っこしなさい」 うむ、随分控えめなおねだりだな。 それぐらいなら構わんぞ。ほれ、こっち来い。 「うひょおおおおお!!!」 だからお前は少し発言を自重しろと… 妹は俺に飛びつき、頬が燃え出すんじゃないかと心配するような勢いで俺の胸に頬を擦る。 「あああぁぁああ!!やっぱ生はたまんねぇなあ!!俺、もー最高!!たまんねー!!」 はいはい… ゆっくりと妹の背中へと腕を回す。 妹は頬をこすりつけるのをやめ、ぎゅっと抱く力を強めた。 「あぁ…ホント、お兄ちゃんはいいよ。大好き。愛してる。一線越えたいよ」 全くお前と言うやつは…えっちなことはダメだと前にも言っただろう。 「でもさぁ…やっぱりしたいよ。好きな人とえっちぃことしたいよ。そう思うのは女の子として普通のことじゃないの?」 妹… 「…まあお兄ちゃんがダメっていうなら我慢するけど…今はね」 今は、か… その時を待つよりに他にいい男を見つけたほうが遙かに早く、そして幸せになれると思うぞ。 「…馬鹿」 妹はするりと腕の中から抜け、そのまま部屋から出て行った。 顔を俯けていたので表情は窺えなかったが、泣いているような気がした。 やれやれ、これじゃあ兄失格だな… 315 掘るのはアウトな (4/4) ◆Hx2CWeG5HI sage 2009/06/03(水) 19 22 18 ID MGxSOqGL 妹サイド――― …だめね。 ふざけて言ってもだめ。真面目に言ってもだめ。 なんで気持ち伝わらないんだろ… なんで気持ち受け取ってくれないんだろ… お兄ちゃんの馬鹿…大馬鹿! 仕方ない、次の手を打つか… 私はパソコンを起動し、メールソフトを立ち上げた。
https://w.atwiki.jp/ahatotrpg/pages/103.html
PC①用ハンドアウト ロイス:八重樫 若菜 推奨感情P 友情/N 不安 推奨カヴァー:高校生/ワークス:なし 君は七崎公立学校に通う高校生だ。生徒会長を務める八重樫、君の親友だ。 困ったときは頼れと言われるほど、生徒たちからの信頼が篤い。 しかし、そんな彼女が生徒会長を辞任するように要求される。一体何が起こったのか PC②用ハンドアウト ロイス:瀬名方冷人 推奨感情 P:有為/N:脅威 推奨カヴァー:高校生/ワークス:UGNチルドレン 君は、UGNチルドレンとして、七咲公立高校へ侵入している。 そんな君が通うクラスに、転校生がやってきた。それが瀬名方冷人。容姿端麗、品行方正、成績優秀な彼は、瞬く間にクラスの中心となった。 ――― そして、学校を変えると言い出した。 PC③用ハンドアウト ロイス:“キングダム・カム” 推奨感情 P:好奇心/N:脅威 推奨カヴァー:指定なし/ワークス:UGN関係者 君はUGN関係者である。君の許に、高槻 優から七崎市に“キングダム・カム”のコードネームを持つFHのエージェントが潜伏したという情報がもたらされた。優はそのエージェンの調査と排除を依頼した。 PC④用ハンドアウト ロイス:月原朝芽 推奨感情 P:好意/N:猜疑心 推奨カヴァー:指定なし/ワークス:UGNエージェント 君はUGNのエージェントであり、七崎高校の教師として潜伏している。そんな君が職員室で支度していると、月原朝芽を先頭とした“新執行部”を名乗る生徒たちがやってきた。 月原は新な指導要項を突きつけ、学校の変革を要求するのだった PC⑤用ハンドアウト ロイス:“キングダム・カム” 推奨感情 P:執着/N:憎悪 推奨カヴァー:指定なし/ワークス:指定なし キミはUGNに協力するイリーガルである。一年前、キミはUGNの依頼で小さな町の調査に向かった。 その街は、人心操作を得意とするFHエージェント“キングダム・カム”に支配されていた。そんな君のもとに、再びヤツと対決する依頼がやってきた。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/9653.html
SUPER PUNCH OUT!! 機種:SNES, SFC, Wii, WiiU, New3DS, NS 作・編曲者:くめがわたかし、さかきばらまさる 開発・発売元:任天堂 発売日:1994年9月14日 (SNES)、1998年3月1日 (SFC)、2020年5月20日 (NS) 概要 ファミコン版『パンチアウト!!』の続編。 アーケード版『パンチアウト!!』をより一層パワーアップして家庭用にしようと開発が始まったという。(*1) 対戦相手のセコンドの指示が表示されるようになり、相手の行動の予測に役立つようになった。 海外で1994年にSNES版が発売され、日本国内でも1998年にニンテンドウパワー専売で販売。 知名度は低かったが、現在は『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』にて遊ぶことが出来る。 サウンドは、バーチャルボーイ作品で活躍したくめがわたかし氏と、くめがわ氏と『ビーストウォーズメタルス 激突!ガンガンバトル』で共にクレジットされているさかきばらまさる氏が担当。 音楽はロック基調のBGMをメインにした楽曲群が用いられている。 (前作:パンチアウト!! (FC) 次作:パンチアウト!! (Wii)) 収録曲(仮曲名) 曲名 作曲者 補足 順位 タイトル チュートリアル メニュー 対戦開始前BGM1 ガービィ・ジョー プロフィール 対戦開始前BGM2 ベア・ハッガー プロフィール 対戦開始前BGM3 ピストン・ハリケーン プロフィール 対戦開始前BGM4 ボールド・ブル プロフィール 対戦開始前BGM5 ボブ・チャーリー プロフィール 対戦開始前BGM6 ドラゴン・チェン プロフィール 対戦開始前BGM7 マスクド・マッスル プロフィール 対戦開始前BGM8 Mr.サンドマン プロフィール 対戦開始前BGM9 アランライアン プロフィール 対戦開始前BGM10 平家陽炎 プロフィール 対戦開始前BGM11 マッドクラウン プロフィール 対戦開始前BGM12 スーパーマッチョマン プロフィール 対戦開始前BGM13 ナルシス・プリンス 対戦開始前BGM14 回鍋肉 プロフィール 対戦開始前BGM15 リック・ブルーザー プロフィール 対戦開始前BGM16 ニック・ブルーザー プロフィール マイナーサーキット戦BGM 試合中BGM1 メジャーサーキット戦BGM 試合中BGM2 ワールドサーキット戦BGM 試合中BGM3 スペシャルサーキット戦BGM 試合中BGM4 プレイヤーダウン 相手ダウン 勝利 敗北 サーキットクリア スタッフロール 関連動画 スーパーパンチアウト!! プレイ映像 SNES版(Wii Uバーチャルコンソールで配信されていたバージョン)のプレイ映像 スーパーパンチアウト!! プレイ映像 SNES版(3DSバーチャルコンソールで配信されていたバージョン)のプレイ映像
https://w.atwiki.jp/katayoku/pages/231.html
時間に関わらず下ネタを発する人々。 もしかして:星屑竜 または:adaman それか:はぐれ それなら:gexer.κ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/56521.html
登録日:2024/06/25 Tue 02 45 13 更新日:2024/08/06 Tue 18 09 57 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 WVBA Wii World Video Boxing Association おい、ボクシングしろよ なんでもあり なんでもアリ アーケードゲーム ゲーム ステレオタイプ スマブラfor スマブラ出演 スマブラ参戦キャラ スーパーファミコン ドック・ルイス ドンキーも出演 ニンテンドーファンクラブ バランスWiiボード ファミコン ボクシング ボクシング? マイク・タイソン マリオゲスト出演 マリオシリーズとの関わり多し リトル・マック レトロゲーム 任天堂 何故かなかなか立たなかった項目 反則のオンパレード 反則合戦 名作 国別代表もの 小柄主人公 巨漢揃い 愛すべきバカ達 愛のある項目 所要時間30分以上の項目 新作希望 死にゲー 死に覚えゲー 海外で人気 濃すぎるキャラクター性 濃すぎるキャラクター達 無差別級ボクシング 覚えゲー←開祖 『パンチアウト!!』(英 Punch-Out!!)シリーズは任天堂から発売されているボクシングゲームシリーズ。 第1作はアーケードゲームとして1984年に稼働し、後にアーケードゲームのみならず家庭用機種向けの続編も発売されている。 ☆概要 プレイヤーはWorld Video Boxing Association(W.V.B.A)の挑戦者であるボクサーを操作し、世界チャンピオンを目指す一連のゲームシリーズ。 本作はニンテンドー・オブ・アメリカの意向を強く受けた作品であり、アーケードゲームとして稼働した第1作目からボクシングの本場であるアメリカのマーケットを念頭に置いて製作された。 その為当のアメリカを中心とした海外人気は現在でも根強く、任天堂以外からも本作のゲームシステムや雰囲気を踏襲した「パンチアウト‼︎“ライク”」なインディーズゲームが数多くリリースされている。 一方で日本での知名度と認識はレトロゲームの立ち位置を脱せず今ひとつだったものの、その海外人気の高さが評価されてFC・Wii版にて主役を務めたリトル・マックが大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに参戦を果たすと、それをきっかけに日本でも知名度が急上昇し広く知られるようになった。 ☆ゲームシステム FC・Wii版における試合ルールは1ラウンド3分間(*1)の3ラウンド制で、SFC版では1ラウンドのみ。ダウン後立ち上がれなければ「KO」、1ラウンド中に3度のダウンを奪えば「TKO」となる。 加えて3ラウンド終了時に決着がつかない場合は判定に持ち込まれ、試合を通して優勢に立ち回った方が判定勝ちとなる。(*2) 主人公の攻撃行動はそれぞれ顔面とボディを狙う左右パンチの打ち分けからなる4種類のジャブ・ボディブローに加え、作品ごとに特定条件を満たす事で繰り出せる大ダメージの必殺パンチシステム(*3)が存在する。 防御行動は左右に避けるスウェーと一部の攻撃を防げるブロック、しゃがみ回避のダッキング(*4)のみで基本操作はシリーズを通じて非常にシンプル。 本ゲームはこれらの行動を駆使して相手のパンチをかわしたり、相手の攻撃を先んじて封じ、そのスキにラッシュパンチを打ち込む事がセオリーとなる。 またFC・Wii版ではブロックに用いるスタミナシステムも存在し、ブロックのみならず攻撃を打ち損じたりダメージを受ける事で減り、0になると行動が制限される仕様になっている。 そしてシリーズ通じて、 対戦相手は主人公の倍近い巨漢で体格差ガン無視な無差別級ボクシングである という点が、本ゲームシリーズを語る上で欠かせない最大の特徴。 特にFC版・Wii版の二作での試合中の画面では「小人のようなサイズの主人公が倍近い体格の相手に立ち向かう」(*5)というシュールすぎる構図となっている。 加えて対戦相手の中には現実世界では反則となる技含めてエルボー・頭突き・裏拳・ドーピング・武器・魔術(!?)といった多種多様な攻撃手段を持っている者がいたり、上述のセオリー通りの戦法が通用しない者もいる等どれも非常に個性的で、打ち崩すことは非常に困難とその難易度は極めて高く、ただ闇雲にパンチを繰り返すだけではまず勝ち続けられない。 一見すると非常にシンプルかつ単純明快なゲームシステムに感じられるかもしれないが、ランクが上がる毎に激しさを増していく相手の攻撃をいなす「動体視力・テクニック」、相手の行動パターンを頭に叩き込む「記憶力」、そして何より何度倒れても揺るがない「折れない心」が重要とされる、俗に言う「死に覚えゲー」の走りとなった作品である。 相手のパンチを見切ってかわし、攻略法を見つけながらパンチを叩き込み勝利を掴むカタルシスが本シリーズ最大の魅力となっている。 ☆シリーズ作品 パンチアウト!!(AC) 1984年稼働。記念すべきシリーズ第一作目にして、基本動作やそのゲームシステムは既に完成されていた。 視点は厳密に言えば三人称ではあるものの、ほぼ自分の真後ろに視点があり自分がワイヤー表示されているため感覚は一人称が近い。 任天堂がAC版ドンキーコングの成功に舞い上がった結果大量に余っていたテレビの在庫をどうにかする為に「テレビを二台使用したゲーム」を作ることが命題とされ、得点・ステータス表示のUI画面とキャラクター表示画面の2画面を搭載したアップライト筐体を採用している。 アメリカの業務用ゲーム市場での展開を念頭にニンテンドー・オブ・アメリカのスタッフによる監修を受け制作された為、アメリカ受けを意識した作風が目立つのが特徴。 主人公はリトル・マックではなく大人のケツアゴ名無しボクサー。ただし『スマブラ』シリーズでは統合され、この作品がリトル・マックの初出作品として扱われている。 加えてマリオ・ルイージ・初代ドンキーコング・ドンキーコングJr.が観客としてカメオ出演している小ネタも。 スーパーパンチアウト!!(AC) 1985年稼働。『パンチアウト!!』シリーズ2作目だがこの時代、人気作品であっても続編が出るのは稀な事だった。 基本動作に新たな防御行動としてダッキングが実装。またゲーム展開も各国のチャンピオンに挑戦するというものに変わった。 基本的なシステムは前作とほぼ同じだが、一作目でボクシングでやれることはやってしまったため本作から一部敵ボクサーが反則技を行うようになり、以降本作最大の魅力と言える「何でもあり」なゲームデザインが確立されることとなった。 マイクタイソン・パンチアウト!!(FC) 1987年発売。基本動作やそのゲームシステムをそのままに、ほぼ一人称視点だったアーケード版から完全に三人称視点に変更されるのを中心に画面構成などにも変更を加えたアレンジ移植作品。 また新要素として特定条件で得られる☆を用いて繰り出す「スターパンチ」システム、ブロックに用いるスタミナシステムが実装されている。 CM 世界を制したダイナマイトパンチ! 日本上陸!! 立ちはだかる10人の世界代表(ランカー)を倒し 世界ヘビー級チャンピオンにチャレンジ!! PUNCH OUT!! マイクタイソン・パンチアウト!! for Nintendo. 倒すか…?倒されるか…? 出演:マイク・タイソン(本人)、小林克也(ナレ)。 本作は先ず1987年に開催された任天堂の公式企画であるディスクシステムソフト「ゴルフUSコース」の大会の景品として製造された非売品の「パンチアウト!!」(*6)が配布され、これに当時ヘビー級世界チャンピオンだったマイク・タイソンとタイアップし、彼をラスボスに据えて同年に日本にて一般販売されたものがこの「マイクタイソン・パンチアウト!!」である。 なお海外版では1990年にライセンス契約の都合によりマイクタイソンを「Mr.ドリーム」というオリジナルキャラに差し替えた再販版「Punch-Out!! Featuring Mr. Dream」が一般販売されており、今現在他機種への移植がなされているのもこの再販版が大半である。 リトル・マックとドック・ルイスが正式にデビューした作品であり、対戦相手も新キャラクターが多く追加された。加えてアーケード版の二作品から多数のボクサーも再出演しているが、なんとマリオもレフェリーとして登場しており、まさかの続投を果たした。 スーパーパンチアウト!!(SFC) 日本では1998年発売。ニンテンドウパワーでの書き換え専用販売。 ファミコン版には無かった上下ブロックやパワーメーターに相当するガッツメーターによる4種類のスペシャルパンチシステムが実装されており、こちらも基本的なゲームシステムはアーケード版がベースになっている。 主人公には特定の名前はなくプレイヤーが好きな名前を付ける事ができる。外見は金髪の青年であり、ファミコン版やWii版の主人公リトル・マックとは外見が大きく異なるが、海外版では彼もマックと同一人物として扱われている。 敵ボクサーもAC・FC版から続投したのはごく僅かでその殆どが新キャラクターである他、本作独自の要素として対戦相手のセコンドの指示が表示され、相手の行動の予測に役立つようになった。 PUNCH-OUT!!(Wii) 2009年発売。前作から11年ぶりの家庭用新作として発売された、現地点ではシリーズ最終作。 『FC版』をベースに従来のボタン操作だけでなく、Wiiリモコンとヌンチャク、バランスWiiボードに対応した体感要素などを加え、よりリアルなボクシングのプレイ感が楽しめる。 ファミコン版『パンチアウト!!』のリメイク的な作品であり、ゲームシステムや登場キャラクターは概ねファミコン版と同じ。敵ボクサーの行動パターンもFC版でのものを踏襲している為、昔取った杵柄でもそれ相応には戦える様になっている。ただし、2周目からが本番。 画面はトゥーンレンダリングを用いた3Dグラフィックに移行し、過去作に見られた別キャラ同士での体格やモーションの使い回しも撤廃。これにより各キャラクターにそれぞれ固有のモーションが用意され、一挙手一投足に至るまで個性豊かな挙動を見せるようになっている。 また登場人物がキチンと自身の母国語で話したり(*7)、対戦前にそのボクサーの人となりが分かるショートムービーが挿入される他、対戦相手の出身国やイメージに合わせた専用テーマ曲が用意されている(*8)などキャラクターをより魅力的に魅せる演出面にも多くの工夫がなされている。まあドック以外字幕が表示されないのでその国の言語に詳しくないと何言ってんのか分からないが そして新要素として一度エンディングを迎えた後、2周目にあたる「防衛戦」が追加。これまで戦った相手が強化版となって再登場し、こちらは一周目と打て変わって「全員ラスボス」と言ってもおかしくない程の難易度を誇る。 更に隠しキャラクターとしてなんと某ゴリラがゲスト参戦。つくづくマリオシリーズと縁がある作品である。 Doc Louis's Punch-Out!!(Wii) 北米におけるクラブニンテンドーのプラチナ会員特典として発表された非売品ソフト。 そのタイトルが示す通りマックのセコンドであるドック・ルイスをメインに据えた作品で、なんと彼と戦うことができる。 ☆外部出演 Arm Wrestling 1985年に日本国外でのみ稼働していたアーケードゲーム。タイトル通り腕相撲を題材としたゲームで、パンチアウトシリーズの番外編に位置する作品であり、ボールド・ブルが謎の覆面選手「Mask-X」としてゲスト出演している。…どう見てもバレバレな上に、勝つためには覆面を奪う必要があるので正体があっさりバレてしまう。 キャプテン★レインボー 2008年に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。任天堂作品にしては珍しく下ネタやパロディネタが豊富で、パッケージ裏には「実はかっこいいヒーローのゲームではない!」といった煽り文がデカデカと強調されている。本作には昔懐かしい落ち目のマイナーな任天堂キャラクターが数多く登場しており、その特徴から汚いスマブラと形容されることもあったり。 その一人にリトル・マックがブクブクと太った衝撃的な姿で登場。もう一度チャンピオンの座に返り咲くため過酷な減量トレーニングに挑むことになる。 なおマックは本作の登場の翌年に11年ぶりのシリーズ新作がリリースされ、さらに同作に登場したキャラクターの中で唯一『スマブラ』へのファイター参戦を果たした。 ルイージマンション3 ルイージマンション3の舞台「ラストリゾート」の8F「スタジオフロア」にあるエントランスホールに飾られているポスターの一つとして登場。デザインはPUNCH-OUT!!(Wii)のもので、リトル・マックとドック・ルイス、そしてMr.サンドマンが描かれている。(*9) なお本作はWii版パンチアウトの開発元であるNext Level Games社が手がけており、他にも同じ理由で「マリオストライカーズ チャージド」や「メトロイドプライム フェデレーションフォース」のポスターも確認できる。 シリーズを通じて何かとマリオシリーズとの関わりが多かった本作だが、パンチアウト側がマリオシリーズへの客演する初の事例となった。 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ リトル・マックが『X』でアシストフィギュアとして登場し、その後続編の『for』にてファイターに昇格。アシストフィギュアからファイターに昇格した初の事例となった。 デザインはWii版のアートワークを踏襲しており、近距離での殴り合いと地上戦に大きく特化した圧倒的な地上性能と、ワザ名に「苦手」とつく程に貧弱な空中性能を持つ極端な性能に仕上がっている。 地上戦では無類の強さを誇る一方で空中戦、対飛び道具、そして崖外からの復帰が絶望的に弱いため、初心者では高すぎる地上機動力も相まって動かすだけでも一苦労の上級者向け。 歴代通してガチ対戦の環境では中堅下位〜最弱クラスとあまり評価が芳しくないが、必殺技である「K.O.アッパーカット」の一発逆転性能に魅せられて好んで使用するプレイヤーは後を絶たない。 また愚直に地上戦に持ち込めばその分有利に戦える極端さから、リトル・マックが絡む対戦は良くも悪くもワンサイドゲームになりやすく、その特異性は上級者の腕前であってもマックに苦手意識を持つプレイヤーも存在するほど。 因みにその場回避・しゃがみのモーションが原作におけるスウェー・ダッキングと同じであるなど細かすぎる原作再現がなされている他、AC・SFC版におけるゲージシステムを踏襲した専用の「K.O.ゲージ」が実装されている。 スマブラの仕様に合わせて原作とは少々勝手が異なるものの、ゲージを溜めればFC版のスターパンチを彷彿とさせる迫力満点のアッパーカットを放つことが可能で、原作における必殺技要素を見事に掛け合わせた仕上がりとなっている。 また原作における敵とのサイズ差の表現か、かなり身体が小さく描写されているのも特徴(*10)。 セコンドのドック・ルイスも登場し、勝利画面では姿を見せる他アピール時には低確率でやかましい激励をかけてくれる。 メイド イン ワリオシリーズ Wiiにて発売された「おどる メイド イン ワリオ」にてプチゲームとして登場。ただし操作するのはマックではなくレフェリーのマリオ。マック「解せぬ」 また、ボクシングが題材のボスゲーム「ダブルパンチ」では対戦相手が本作の敵選手を意識したデザインとなっており、ほかの作品でも本作のゲームシステムに酷似した「ボクシング」というボスゲームが登場する。 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 作中にはストーリー序盤のブルックリンの街並みに任天堂のファミコンソフトの小ネタがあちこちに用意されているのだが、その一つに本作も「ピッツェリア パンチアウト‼︎」というピザ屋として登場。 店内には本作の登場キャラクターの写真が所狭しと飾られており、他にもリトル・マックのグローブやトランクス、ベア・ハッガーや大分美化されているグラス・ジョーのサイン付きの写真、原作では見られなかったマッチアップ(*11)を収めた写真等が確認できる。 ☆登場キャラクター Little・MAC/リトル・マック CV:Matt Hardy(Wii版)/江川央生(スマブラX)/鳥海浩輔(スマブラfor~) FC・Wii版の主人公。アメリカ合衆国・ブロンクス出身の17歳。 元はケンカ好きの若者だったがその才能をトレーナー兼セコンドのドック・ルイスに見込まれ、彼と共にWVBAの頂点を目指す。 名前に「リトル」と付く様に非常に小柄で打たれ弱いものの、機敏なフットワークと必殺技のスターパンチを武器に自身の2倍近くはあろうかという巨漢ボクサー達に挑んでいく。 なおWii版では新たに身長・体重が設定されたが、その身長は172cmとそこまで小さくはなかったりする。アメリカ人男性の平均身長は175.7cm(*12)であり、平均値を少し下回る程度。それでも遠近法によりFC版での極端な体格の差は忠実に再現されている。寧ろ気になるのは体重の方で、その体重はなんと48kgと非常に低い。BMIに至ってはたったの16.2。この設定ならボクシングどころかガリガリな体型になるハズなのだが…。 衣装はアマチュアに相当する年齢の為か黒いランニングシャツを着用し、緑のグローブとトランクスがトレードマーク。なお、原作ではランク・サーキットが上がる度に衣装の色が変化する。またトレーニング時はピンク色のスウェットを着用。 因みにFC版ではインターバル中にドックとの掛け合いで情けない弱音を吐くセリフがあったが、Wii版ではオミットされ、掛け声や悲鳴等のボイスのみに限定されている。 またWii版では「防衛戦シリーズ」もクリアすると自身の引退を賭けた、エンドレスサバイバル「ラストスタンド」に突入。 そしてラストスタンドにて3回負けるとボクシングを引退してリングを去り、ゲームは真のエンディングを迎えることとなる。 またWii版では対人戦モードに限り条件を満たすと一時的に「ギガ・マック」に変身することが出来る。名前の通り巨大化して筋骨隆々しい姿となり、顔も原始人の如く厳ついモノに変化。その見た目に反せず攻撃力が増大するが、それ相応に後隙も大きくなる。なお「そもそもギガ・マックとは何なのか」「何故変身できるのか」といった謎は一切明かされていない Doc・Luis/ドック・ルイス “Join the Nintendo Fun Club today, Mac!"(フム~、任天堂ファン・クラブにでも入るかい。) CV:Riley Inge(Wii版)/小山剛志(スマブラfor~) リトル・マックのトレーナー兼セコンド。年齢は58歳で、一人称は「ワシ」。 元は名の知れたヘビー級ボクサーであったものの(この世界のボクシングに階級制度があるのか甚だ疑問だが)、引退後は酒浸りの日々を送っていた。しかしマックとの出会いで一念発起し、彼をチャンピオンに導くために断酒。トレーナーとしてマックを指導する…というのがFC版の大まかなストーリーとなる。 小粋なジョークを欠かさない陽気な人物で、特に上述の台詞は海外では彼の代名詞ともいえる程の知名度を誇る有名なフレーズ。(*13) Wii版ではチョコバーが大好物との設定が追加され、フルボイスで彼のジョークを堪能できるようになっている。キチンと字幕も付くので英語がわからない人でも安心。 また上述のジョークは任天堂ファンクラブがすでにサービスを終えていたことを踏まえてか“Join the Nintendo Fun...I mean,Club Nintendo today, Mac! "(ニンテンドーファン……じゃなくて、クラブニンテンドーに入ろうぜマック!)に変わっている。(*14) なおFC・Wii版共にインターバル中に特定のコマンドを入力することで彼の挙動が変化(*15)し、マックの次ラウンドでの体力が回復する小ネタが存在する。 因みにそんなクラブニンテンドーの景品として、北米版のみ『Doc Louis's PUNCH-OUT!!』が存在。こちらのゲームではスパーリング形式でなんと彼と戦うことが出来る。その実力は本物で、見事なフットワークと一撃必殺のスターパンチが持ち味の強敵。その一方で試合中に突然チョコバーを齧り体力を回復するという反則をすることもある(スパーリングとはいえ。…いやそれでも駄目だけど)。まさか現役時代も同じことをやっていたりしなかったよね?このチョコバーはパンチではたき落とすことが可能だが、チョコバーを食い損ねると怒ってジャージを一枚脱ぎ、さらに本気を出してくる。 『スマブラ』シリーズでは初となる日本語音声が実装されているが、言語を日本語・中国語・韓国語以外の言語に設定すると原作よろしくRiley Inge氏による英語ボイスとなる。 対戦相手 本作の魅力を語る上で外せないのが、プレイヤーの前に立ちはだかる個性豊かな対戦相手たちである。 主人公と相対する彼らの身長は主人公の倍はあろうかという巨漢揃いであり、加えて中には現実世界では反則となる技含めて多種多様な攻撃手段を持っている者がいたりと非常に個性的。 また各選手にはそれぞれ出身地や戦績、簡単なバックボーンが事細かに設定されている他、戦法や外見、キャラクター性には自身の出身国の牧歌的なステレオタイプ表現がかなり誇張されて盛り込まれているのも特徴で、彼らの魅力を引き上げるのに一役買っている。その一方で北米ではこの表現が人種差別ではないかと割と本気で問題視された事もあったが… 特にWii版では演出面が強化され、キャラのモーション一つとっても戦法や挑発、挙げ句はダウンの仕方に至るまでしっかりと作り込まれており、ただでさえ強烈な個性をより際立たせている。 加えてWii版では各対戦相手全員にはそれぞれの出身国やイメージに合わせた専用のテーマ曲が用意されている。その全てがマイナーサーキットBGMのアレンジとなっているが、元がカッチョイイだけあってどのテーマ曲も非常にクオリティが高く、個性豊かなキャラクターの魅力をより引き出す名BGM揃いである。必聴。 以下、Wii版における対戦相手を紹介。 Glass・JOE/グラス・ジョー "Mon docteur a déclaré que tu es mauvais... pour ma santé."(僕の主治医に言われたよ...もうボクシングは健康に悪いからやめろって) CV:Christian Bernard フランス・パリ出身、38歳、身長178cm、体重49kg。戦績は1勝99敗1KO。 見るからに弱そうな外見と凄まじい敗戦成績を持つ、リトル・マック最初の対戦相手となるボクサー。入場曲はフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」で、Wii版における専用テーマ曲はフランス風のおしゃれアレンジ。 彼の特徴はただ「弱い」の一言に尽き、そのリングネーム(*16)が示す通り打たれ弱く体力も貧弱で、ガードも脆ければ攻撃も遅いと正に最弱。それでも一丁前に挑発だけは欠かさない。 同じジョーでもこっちのジョーとは大違いである。 いうなればプレイヤーがゲームに慣れる為のチュートリアルキャラクターの立ち位置にあたる存在で、ゲームに慣れれば秒殺も可能。それはもうプレイヤーのほうが見てて気の毒になるくらいに…。寧ろ誰がコイツに一度KO負けしたのか気になる所 Wii版でもその弱さは相変わらずで、挑発にはボイスが追加されている。"Eh, eh?(えっ、えっ...?) Vive la France!"(フランス万歳!) また一部の動作にはFC版と同じ効果音が鳴ったり、同じくFC版を彷彿とさせるフラフラと情けない倒れ方をするなど古参プレイヤーならニヤリと出来る演出も。 2周目の防衛戦ではマック戦での敗北により遂に通算100敗目を喫し、ハンディキャップとして贈呈されたヘッドギアを着けて試合に望む。ヘッドギアによってアッパー攻撃は無効化され、さらに攻撃そして挑発にもフェイントやディレイを交えるなど1周目とは打て変わりかなりの強敵に。一方でこのヘッドギアには「スターパンチを防げない」という致命的な欠点があり、その欠点をタイミング良く突けば相手に一切の自由を与えずハメ殺しも可能。それはもう見てて気の毒にn(ry。…まあ裏を返せば2周目の1人目からハメ殺さないと厳しいと言う事でもあるが。 Von・Kaiser/フォン・カイザー "Das ist boxen, Little Mac, und kein Tantenkaffee!"(貴様、これはボクシングだぞ!断じて貴婦人のティーパーティなどではない!) CV:Horst Laxton ドイツ・ベルリン出身、42歳、身長183cm、体重65kg。戦績は23勝13敗10KO。 立派な口髭を蓄えた軍人気質なボクサー。入場曲は「ワルキューレの騎行」第三幕で、Wii版における専用テーマ曲は軍用ラッパをふんだんに用いた軍隊行進曲風アレンジ。 『ドイツの鋼鉄マシーン』の異名を持ち、FC版及びWii版に出てくるボクサーの中では最も高齢のベテラン。またFC版ではかつてドイツの陸軍学校でボクシングの教官をしていたという設定がある。 対戦相手としてはまだ序の口であり、スターパンチに滅法弱かったり(*17)、パンチを繰り出す前に首を震わす癖があったりと弱点も多いが、ジョーよりも明らかにガードが固くパンチが早いため目に見えて手強くなっている。もっともこれはジョーが弱すぎるのもあるが Wii版では衣装がサスペンダー付きの軍用ズボンに変更され、首を揺らす際にはブリキのおもちゃの様な音を出す等その異名に違わずどこか機械じみた動きを見せる様になった。あと一部ボイスが「[[ポン酢]]」に聞こえると専らの評判 普段は子供にボクシングを教えており、インターバル中にも靴磨きを欠かさない紳士な一面を見せる一方で、紹介ムービーではその教え子の子供達にボコボコにされるわ、あがり症でも患ったのか試合前から息切れしているわ、あまつさえ試合中に"Mami…(母さ~ん…)"とボヤく始末だわと、かなり情けない一面が目立つ。 グラス・ジョーより手強いのは確かだが、パターンさえ覚えればジョーより早く秒殺できる。 そんな彼も防衛戦では髪を角刈りにして気合いを入れ直し、あがり症も克服。 更にダウンからの復帰直後には雄叫びを上げた後に一撃必殺のぶん回しパンチ「カイザーナックル」を繰り出すなど真っ当に強化されている。 Disco・Kid/ディスコ・キッド "I have a 3-step program for you."(キミのために3ステップのプログラムを用意したんだ) I punch you. You fall down. I win!"(ボクがキミを殴る、キミがダウンする、ボクの勝ち!) CV:Donny Lucas アメリカ合衆国・ブルックリン出身、20歳、身長191cm、体重95kg。戦績は4勝12敗2KO。 Wii版にて追加された新キャラクターで、元ダンサーの陽気な黒人青年ボクサー。あと何気にかの有名な同社のスーパースターとは同郷である。Wii版における専用テーマ曲はもちろんディスコ。ギターやベースがカッコ良く、Wii版屈指の名BGMである。こいつに使ってるのが勿体ないくらいに 元はダンサーだったが、何を勘違いしたのか突如としてボクシングに転身した摩訶不思議な経歴の持ち主。因みに数多くのトロフィー(*18)や試合中の見事なポージングを見る限りダンサーとしては素晴らしい成功を収めていた様子。一体何がそこまで彼をボクシングに駆り立てたのか本当に謎である。 しかし肝心のボクシングの腕は未だ発展途上の様で、戦績も悲惨な上に攻撃をガードされると露骨に痛がる等その実力は付け焼き刃の素人。挙句ダンサー時代の目立ちたがり屋な性分が災いし、試合中に踊り出したり、決めポーズを取ったりと隙も多いポンコツボクサーだが、その一方でそんな試合中に見せる動作や声は大変ネタに満ち溢れており、プレイヤーからも「ウザキモイ」と評判。 こんな有り様の為に当然ボクサーとしては伸び悩んでいたが、マックとの試合後に出会ったボクササイズを習得した事で覚醒。 防衛戦では髪型がアフロヘアーになり、衣装もレオタードに変更された。目立ちたがり屋な悪癖こそ相変わらずだがボクサーとしてしっかりと成熟し、ボクシングにエアロビクスを取り入れた正に彼ピッタリなファイトスタイルを取る様になる。またサークル(*19)の予備操作から3連パンチを叩き込む「ディスコアタック」なる新技も追加されている。 King・Hippo/キング・ヒッポー "DO YOU LIKE MY NEW TRUNKS? THEY ARE SIZE XXX LARGE! HA, HA, HA!"(どうだい、このおニューのトランクスは。カッコいいだろ。これは特注のデカパンなんだよ。) (*20) CV なし(サウンドエフェクト) 南太平洋・ヒッポーアイランド出身、年齢・身長・体重ともに不明。戦績は18勝9敗18KO。 そのリングネーム通りカバを思わせる肥満体と王冠が特徴のボクサー。Wii版における専用テーマ曲は南国風アレンジで、ダウンBGMは王冠を落とすと聴ける。 個性豊かな巨漢揃いの本作に於いても一際目立つ巨大な体躯を持ち、その威圧感満載の外見から繰り出されるパンチは超強力。しかし彼の最大の強みは超鉄壁のガードと体力で、従来のカウンターパンチを打つだけでは100%ガードされてしまう初見殺しな性能を誇り、プレイヤーの鬼門として立ちはだかる。 唯一の攻略法はストレートを打つ時に必ず口が大きく開くので、その時の顔面にカウンターを打ち込むこと。これによりボディがガラ空きになり、ようやくラッシュを打ち込むことが出来る。なおパンチを当てるとトランクスが脱げる演出がある。嬉しくない 体力こそ多いがその巨体が災いしダウンすると自力で起き上がれない為、1回でもダウンを奪えば確定でKO勝ちとなる。 Wii版ではマイナーサーキットチャンピオンとして登場。出身がヒッポー・アイランドなる架空の国となっており、故に既知の言語すら話さなくなってしまった。ボイスもSEで、怪物の様な雄叫びを発するのみ。 無尽蔵なタフネスと超鉄壁のガードついでにパンモロは健在。特に本作ではそれまでの対戦相手が「最弱」「ヘタレ」「ウザキモイ」と続いた中での登場となる為、前作以上に「初見殺し」「最初の難関」としての立ち位置が強調されている。 一方でランクが格下げされている分性能は大分マイルドになっており、前作と違って☆の獲得や早期撃墜も可能になっている他、王冠を吹っ飛ばすと怯むような仕草を見せる。一度ダウンを奪えば勝てるのも相変わらずで、KO時にはバランスを崩してリングから転落する演出に変更された。確実に観客数名が巻き込まれている気がするが 防衛戦では弱点の腹を守るため持ち逃げしたマンホールの蓋を腹に貼り付けたとんでもない姿で登場。反則以前に犯罪である。 幸い基本的な攻略方法自体には大した変化はないが、マンホールを引き剥がす為の過程が必要になる上により磨きのかかった鉄壁の防御、ベアハグからのアックスハンドル(*21)等増加した攻撃パターンに悩まされること請け合い。 Piston・Hondo/ピストン・ホンドー 拙者、ホンドーと申す。 CV:高橋研二 日本・東京出身、28歳、身長188cm、体重79kg。戦績は26勝1敗18KO。 頭に巻いた「日本一」の鉢巻と、攻撃時にピクピク動く太い眉毛が特徴の日本人ボクサー。モデルは実在の元プロボクサーである浜田剛史(*22)とされる。入場曲は日本民謡「さくらさくら」で、Wii版における専用テーマ曲は和風アレンジだが一部銅鐸が用いられた若干中国風混じりのアジアンテイストとなっている。 FC版ではマイナーサーキットのチャンピオンを務め、当時のリングネームは「ピストン・本田」であった。(*23) そのリングネームが示す通りピストンの如く素早く連続で繰り出す必殺技「ホンドーラッシュ」を持ち味とし、その為今までのセオリーであるスウェー・ダッキングによる避けが通用しない。幸いお誂え向けと言わんばかりに、この試合ではブロック用のスタミナがかなり多めに設定されいるため、しっかりガードを固めて反撃に転じたい所。それにしても作中トップクラスの優秀な戦績を収めているのに何故マイナーで燻ってたのだろうか…。(*24) しかし、後にワールドサーキットの1戦目の相手として再登場。三連続のストレートやスピードの増したホンドーラッシュなど、初戦時とは比べ物にならない強敵として立ちはだかってくる。 Wi版では一人称が「拙者」で試合中に礼をしたりとさながら武士道を重んじる侍の様になり、インターバル中では諺と漫画(*25)を読んだり特訓として白羽取りや座禅を組む等、外国から見た一昔前の日本人像そのものな雰囲気を醸し出すボクサーとなった。勿論好物は寿司。でも一番好きなネタは玉子 なお頭の鉢巻は文字が「一番」に変更され、ランクもメジャーサーキット3位に格上げされている(それでもまだ低すぎる気がするが)。 防衛戦では「ホンドーラッシュ」が強化され、礼をするように見せかけた無礼なフェイントをする様になるが、本作では大変貴重な反則を一切しない真面目で実直な正統派ボクサーとして描かれている。 因みに登場作品では唯一の日本人であり、必然的にWii版にて日本語で話すキャラクターは彼だけとなっている。 Bear・Hugger/ベア・ハッガー "I like raw fish."(オラは生魚が好きなんだな) CV:Richard Newman カナダ・サーモンアーム(*26)出身、32歳、身長191cm、体重199kg。戦績は17勝12敗10KO。 リングネーム通り熊並みの体躯を持ち、鮭やメープルシロップを好む正に熊そのものなボクサー。Wii版における専用テーマ曲は陽気なメロディーのカントリー風アレンジ。 得意技は名前そのままのベアハッグで、加えて「ボディへの攻撃が無効(SFC版)」「ラッシュが入らない(Wii防衛戦)」等兎に角タフで頑丈というキャラ付けをされる事が多い。ただし前記のフォン・カイザーと同じくコイツもスターパンチに弱い。 初出のアーケード版ではカナダチャンピオンとして登場し、日本語版に限り「ロッキー熊五郎」というリングネームで呼ばれる。 SFC版では一人称が「オラ」で、熊殺しの異名を持ち、元々は大工の職に就いていたことが語られている。 Wii版でもベロを出す挑発やお得意のベアハッグは健在。故郷・カナダでは木こりをしているようで、その際に仲良くなった野生の熊にコーチをしてもらっている等SFC版時代と比べてほのぼのとする設定に変更された。ある意味熊殺しより凄いことやってる また木こりらしくダウン時には"Timber~!"(*27)と叫び、同時に木が倒れるようなSEが聴こえる演出がされる。 防衛戦では頭にニット帽を被って再登場。なのだがなんとその中には同じ山で出会い仲良くなった、ボクシンググローブ装備のリスがいる。攻撃時にはこのリスと共にフェイントや攻撃のタイミングをズラすようになり、彼がダウンすると腹を飛び回って起こそうとしてくる。かわいい。 なおインターバルにて聴けるゲップのSEがどう聞いてもレア社仕様だが、本作には無関係である インターバル中にメープルシロップをがぶ飲みし爆睡するなど野性味溢れる正に熊そのものといった人物で、生魚が好物とは本人の談。しかし彼の故郷カナダでは衛生上の問題で魚介類を生で食べる習慣は無く(*28)、それ故にこの発言のインパクトは大きかったのか海外ファンの間では上述の台詞は彼を象徴するセリフとして扱われるほどの知名度を誇る。 Great・Tiger/グレート・タイガー तुम्हारा ध्यान जरा सा टूटा, और मैं ग़ायब।(一瞬でも集中を欠けば、もう私を捉えることは出来ないさ) CV:Sumit Seru インド・ムンバイ出身。29歳、身長181cm、体重59kg。戦績は24勝5敗3KO。 ターバンを被り(*29)、人体消失にテレポート、分身をしたりと日本人が盛大に勘違いしたインド人像をそのまま体現したかの様な色物ボクサー。専用テーマ曲は落ち着いた雰囲気のインド風アレンジ。 流石に腕は伸びないし火も吹かないが、宙に浮いたりワープや分身など魔術と形容される様々な変則技を持つ。 自身を「魔術師」と称し、その自負に違わず己の能力を最大限活用した奇怪な戦法を得意とする。因みにドックによれば、彼の父親もまたインドで名の知れた偉大な魔術師であったらしい。 必殺技は高速で分身しつつリング奥から孤を描くようにパンチを繰り返す「スーパーマジックアタック」で、そのスピードと幻惑効果ゆえにスウェーやダッキングで凌ぎきることは非常に困難。攻撃の際にはターバンの宝石が光るので、その僅かな隙を見逃さないように。 Wii版では衣装が虎柄のズボンに変更され、空飛ぶ絨毯に乗ったり分身と共に踊りだしたりテレポートで自分とセコンドのドック・ルイスの場所を瞬時に入れ替えたり等と挙動の奇天烈さ及び勘違いインド人像っぷりに更に磨きがかかった。一方で必殺技は2体に分身した後2人連続で攻撃する「マジックアタック」に変更され、FC版と比べると大幅に弱体化している。 防衛戦では衣装がシマウマホワイトタイガーを思わせる色合いに変化。試合ではターバンの宝石の色によって4種の攻撃を打ち分けるようになり、それを利用した予備動作なしのコンビネーションも放ってくる。 また必殺技もFC版を彷彿とさせる「スーパーマジックアタック」が復活し、その幻惑的なイメージに違わないトリッキーな技が目白押しとなっている。 Don・Flamenco/ドン・フラメンコ "¿Has visto hombre? ¿Cómo enamoro a las chicas?"(私がいつもどうやってレディを口説いているか知りたいかね?) CV:Juan Amador Pulido スペイン・マドリード出身、23歳、身長186cm、体重68kg。戦績は22勝3敗9KO。 イカした髪型に薔薇を携え、ダンスを踊るなど華やかな立ち振舞が特徴的な如何にもスパニッシュな香り漂うナルシスト伊達男ボクサー。入場曲は皆さんご存じ「カルメン」で、Wii版における専用テーマ曲は名前そのままフラメンコ風アレンジ。 自分から攻撃をせずこちらを挑発し相手の攻撃をいなしてカウンターを仕掛ける、お国柄故かさながら闘牛士の様な戦法を取り、他ボクサーと比べて戦闘スタイルが特殊な為厄介な相手。だがその一方でタイミング良く特定のパンチを繰り返すだけでパンチハメが可能で、そのまま何もさせずにダウンが取れる不憫な特徴も持つ。 後にワールドサーキット4戦目の対戦相手として再登場し、この試合では普通に自分からも攻撃してくる他、初戦時と違い挑発パターンに入ってもカウンターをしてこない場合があり、こちらのスタミナを消費させてくるといった狡猾な戦法も使ってくる。 因みにFC版にてレフェリーを務めたマリオの帽子を気に入っているらしく、インターバル中には彼に話しかける場面も。 Wii版ではメジャーサーキットチャンピオンとして登場。戦闘スタイルと永久パンチハメはそのままに攻撃パターンがより多彩になり、右フックを3連打する「ローズアタック」という必殺技も身に付けた。 なおその外見から女性人気も高い様だが、彼お気に入りの髪型の正体は実は「ヅラ」。 FC版時代からプレイヤー有利の状態でインターバルに入るとヅラが取れた姿を確認できたのだが、なんとWii版では試合中にヅラを吹っ飛ばす事が可能。ヅラが取れると豹変して猛牛の如く怒り狂い、行動パターンも変化。そのラウンドが終了するかマックがダウンを取られるまでの間非常に攻撃的なファイトスタイルに変わる。 防衛戦ではヅラをバラされた逆恨み敗れた悔しさからマックに強い怨みを持つようになり、持っている薔薇も漆黒に変色している。(*30)戦闘スタイルは相変わらずだが「ローズアタック」は左右のフックに打ち分ける様になり、さらにダウンの度に回数が増加して最大5回も打ってくる。加えて反則技の裏拳もしれっと使ってくる。 一応パンチハメやヅラも健在だが、前者はタイミングがかなりシビアになった上にパターンもより複雑に進化、後者は元に戻る条件が「そのラウンドが終了するまで」のみとなっている。 Aran・Ryan/アラン・ライアン "You prob'ly got cheeseburgers in those gloves, have ya, Mac?!"(ヘッ、テメェそのグローブの中にチーズバーガーでも入れてんじゃねえのか!?) CV:Stephen Webster アイルランド・ダブリン出身、23歳、身長186cm、体重72kg。戦績は18勝10敗16KO。 ベア・ハッガーと共にSFC版『スーパーパンチアウト!!』から続投したボクサー。Wii版における専用テーマ曲は軽快なアイリッシュ風アレンジ。 初登場となるSFC版では(パンチアウトの基準で見れば)真っ当なボクサーだったのだがWii版では別人クラスに豹変。 顔付きが大分悪人ヅラになり、その顔に違わず反則技すら厭わない性悪なラフファイターに変貌してしまった。(*31) その数と内容は頭突き・エルボーなどの反則技に加え、グローブに蹄鉄を仕込む・自作の武器持参(防衛戦)とぶっ飛んだもの含めて20以上にのぼり、もはや真っ当に戦うつもりはさらさら無い様子。レフェリー仕事しろ 加えて上述の台詞の様に必要以上に対戦相手を煽るなど性格も最悪で、当然ながら観客にはブーイングを食らい物を投げつけられる程に嫌われている。製作陣はアイルランド人に恨みでもあるのだろうか? また"Keep hittin' me! I love it!"(もっとぶん殴ってくれ!大好きなんだよ!)の台詞通り、マックとの敗戦後もキャラセレクト画面にてボロボロになりつつも唯一不敵に微笑む不気味な一面も。決してアレな訳ではない。 しかしこれでもワールドサーキットの選手なだけあって非常に手強い相手であり、試合中はリングを機敏に動き回り定位置(リトル・マックの正面)にはほぼ止まらず殆ど左右どちらかの隅にいる風変わりなファイトスタイルが特徴。この戦法故に相手のパンチを回避してのラッシュ攻撃は通用しないので、彼の攻撃前にタイミングよくカウンターパンチを当てる必要があり、これまで以上に特殊な対策が要求される。 防衛戦ではグローブを新調したが、なんとお古のグローブをロープでくくりつけて振り回し攻撃を行う新技が追加されている。レフェリーマジで仕事しろ 更にダウン時にも性懲り無くロープ付きグローブを振りかぶり道連れを狙ってくる(*32)為、しっかり躱すかカウンターでトドメを刺してやろう。 中々のヒールボクサーに転身した一方で「Luck of the Irish」との表現がある程に幸運のイメージを付与されがちなアイルランド人らしく、そのトランクスには四つ葉のクローバーが刺繍されていたり、ダウンしても必ず7カウントで立ち上がる、ラッシュは7発まで、マックのスタミナが全試合中最小の7(!?)と、幸運の数字「7」に拘るマメな一面も見られる。因みにアイルランド人ながら彼の言語は公用語のアイルランド語ではなく、アイルランド訛りのイギリス英語である。 Soda・Popinski/ソーダ・ポピンスキー Мой любимый напиток это победа!(俺が好きな飲み物は勝利と言う名の美酒だ!) CV:Ihor Mota ロシア・モスクワ出身、35歳、身長199cm、体重107kg。戦績は33勝2敗24KO。 読んで字の如くソーダをこよなく愛するロシア出身の飲んだくれボクサー。因み本作唯一のサウスポー。入場曲はロシア民謡「ヴォルガの舟歌」で、Wii版における専用テーマ曲は男声コーラスによる軍歌風アレンジ。 初登場となるAC版では「ウォッカ・ドランケンスキー」という名前で出身もソビエト連邦という設定だったが、流石に色んな意味で危なすぎた為かFC版以降は現在のリングネームに変更されている。飲むたびに飲む度に体が火照るがソーダである。 なおあのザンギエフの企画段階の名前に「ウォッカ・ゴバルスキー」というものがあり、この「ウォッカ」の元ネタが彼であることは有名(「ゴバルスキー」は恐らく男塾から)。 FC版ではゲーム終盤の選手ながら他選手と違いモーションや体型の使い回しでは無い新たなタイプとして登場し、見た目通り「これまでの敵とは一味違う」オーラを放つ強敵。 特に彼の代名詞とも言える高速連続アッパーと無尽蔵なタフネスは脅威で、その凄まじい強さと印象的な高笑いに辛酸を嘗めた当時のプレイヤーも多いだろう。 Wii版でも脅威的な連続アッパーカットや高笑いは健在だが、本作における彼の最大の特徴はなんと大好物のソーダを試合中にもガブ飲みする様になった事。何処に隠してたのかダウン時にも一滴飲んで復活(*33)し、試合中にも隙あらばソーダを飲んで体力回復を狙ってくる。 一応後者はフックでボトルを叩き落とす事が可能だが、そうするとブチギレて連続アッパーカットをかましてくる。理不尽 加えてパンチを当てるとコポコポという音と共に泡が出現する不気味すぎる特徴がある。 防衛戦では謎の研究員の手によって改造された怪しさMAXのソーダを引っ提げ、飲めば飲むほど速くなる様になった。最早言い逃れ不可能なドーピング行為である。 また試合開始時にはラッシュ攻撃が出来ず、ダメージを与えるには相手の攻撃を全てかわして地道に一発ずつラッシュ可能数を増やしていく必要があり、そのタフネスにも磨きがかかっている。 因みに有野課長でお馴染みのゲームセンターCXにおいても課長の行く手を阻む壁として立ち塞がり、有野マックを何度もGAME OVERにしている為(*34)に、視聴者からは『魔界村』のレッドアリーマー等と並び、課長のライバルの一人としても名高い。 Bold・Bull/ボールド・ブル "Allah, kahretsin, kahretsin, kahretsin... KAHRETSİN!!"(畜生、畜生、畜生、畜生…。畜生め!) CV:Erse Yagan トルコ・イスタンブール出身、36歳、身長188cm、体重135kg。戦績は34勝4敗29KO。(*35) AC2版除く全ての作品に登場しており、FC版カセットではパッケージを飾る等シリーズの顔役とも言える名物ボクサー。Wii版における専用テーマ曲は中東チックなアレンジがなされている。 登場作品毎に肩書きやランク、戦績にはバラつきがあれどその闘牛の様なファイトスタイルと必殺技「ブルチャージ」は健在。「禿げた雄牛」の名に違わぬ獰猛な闘牛の様なパワーとタフさが持ち味で、見た目通りのハードパンチャー。 特に沈み込みながら兎跳びしつつ突進する必殺技「ブルチャージ」は彼の代名詞とも言える技であり、大抵の作品で食らえば一撃必殺の超威力。タイミング良くボディにカウンターを合わせると一撃ダウンする弱点もあるが、この弱点は本人も重々承知のようで2度目以降の対戦や後の作品などではタイミングをズラしたり、突進距離を短縮した「ショート・ブルチャージ」を織り交ぜるなど何かしらの対抗策を講じてくる事が殆ど。 Wii版では伝家の宝刀「ブルチャージ」の演出が蒸気機関車の如く鼻息を荒し地団太を踏んだ後、高速の猛突進からのアッパーを繰り返すという動作に変更された。 そして防衛戦ではFC版2周目同様スターパンチ以外ではダウンが取れなくなっており、常にスターの獲得と保持を余儀なくされる強敵になっている。 弱点であるブルチャージへのカウンターを決めても耐えてくるようになっているが、ドヤ顔で戻ってきたところにカウンター時に獲得した☆でスターパンチを決めればそのまま撃墜できる。不憫である なお闘牛の如く強面で獰猛なボクサーだが、意外にも反則行為のオンパレードとなる本作にてルールの範囲内でボクシングをしている数少ない一人だったりする。 余談だが、北米でのみ稼働していたアーケードゲーム『Arm Wrestling』という腕相撲のゲームにて何故か覆面を被った「MASK X」として選手の一人として登場したことがあり、Wii版ではインターバル中ドックにその事を弄られる小ネタも。一方でブルはドックに何かしらの恨みでもあるのかWii・FC版共に彼に対しては矢鱈辛辣な物言いが目立つ。 Super・MachoMan/スーパー・マッチョマン "Release the Bogus!" "Are you ready? 'Cause I'm gonna put on a show!"(準備は良いかね?これからショーをご覧に入れよう!) CV:Mike Inglehart アメリカ合衆国・ハリウッド出身、27歳、身長194cm、体重109kg。戦績は35勝1敗29KO。(*36) リングネームに恥じない肉体美を誇り、常にポージングを絶やさないボディビルダー然としたボクサー。Wii版における専用テーマ曲はサーフミュージック風アレンジ。 得意技は「スーパーマッチョスピン」と銘打たれた身体ごと回転して繰り出すラリアットにしか見えない一撃必殺の3連フックで、回避のタイミングを間違えればその餌食になってしまう。 初登場のAC2版では、日本語版に限り「スーパーボディービル」のリングネームで世界チャンプとして大トリを務め、次いでFC版でも再びチャンピオンとして君臨するもピクセルの都合上肌色が変更されていた為に、その外見を「志村けん」とネタにされていたしており、後述のMr.サンドマンと共に作品毎に変わる代わるラスボスを務める本シリーズ最強格のライバルの一人。 Wii版ではボクサーとして成功を収め莫大な財力を得た様だが、その一方でスター気取りの傲慢な立ち振る舞いと鼻につくナルシストぶり故に観客からもブーイングを受けるなど扱いが結構悪い。SFC版時代の健気な熱血筋肉バカっぷりは何処へ…。 更にFC版と違ってチャンピオンから降格しており、性能も大幅に弱体化。攻撃動作はかなり大袈裟でお得意の「スーパーマッチョスピン」もお見事な3連ポージングからのフラッシュの後光と共に繰り出す豪華な演出こそ追加されたものの一撃必殺では無くなる等、ラスボス時代の威厳はすっかり消え失せてしまっている。 防衛戦では自分の人気をマックにゴッソリ取られた事で漸く真面目にトレーニングを再開。「スーパーマッチョスピン」も人気低迷故かフラッシュはなくなったが、一撃必殺技に戻る等相応に強化されている。 ムービー中こそ登場時にはあからさまにスポットライトから避けられ、観客からはさらにブーイングを浴び、挙句インターバルには物を投げつけられるなどなかなかキツい仕打ちを受けているが、実力は「シリーズ最強格のライバル」の肩書きに恥じないものへと回帰したと言えるだろう。 マックに勝利すると再び自分を照らし始めたスポットライトを嫌みたらしく避けつつポージングを決める。そういうとこやぞ 余談だが、Wii版でマッチョマンの声を担当したMike Inglehart氏は同作のディレクターでもある。 なお上述の台詞は彼が攻撃の際に発する"Release the Beast!"と、その攻撃を回避した際に、ちょうど「Beast」の部分に置き換わる形で発する"Bogus!"を組み合わせたかばん語で、この不条理ながらセリフの違和感のない繋がり様から海外では彼を象徴するミームとして広く認知されている。 Mr.Sandman/ミスター・サンドマン " It's way past your bedtime, Mac baby!"(おねんねの時間だ、マック坊や!) CV:Riley Inge アメリカ合衆国・フィラデルフィア出身、31歳、身長196cm、体重128kg。戦績は31勝0敗31KO。(*37) 大柄でイカつい風貌の黒人ボクサー。Wii版における専用テーマ曲はラスボスらしいヘヴィメタル風アレンジ。 リングネームの由来は同名の眠りをもたらす妖精「ザントマン」(*38)から来ており、そのため彼のファイトスタイルは相手を「寝かしつける」こと。目にも止まらぬ三連アッパーカットが持ち味で、それでいて非常にタフ。攻撃を回避し顔面にジャブ→ボディブローラッシュのコンボをマスターしない限りまともにダメージすら与えられない。 記念すべきシリーズ第1作目にて世界チャンプとしてラスボスを務め、Wii版にて再びラスボスの座に返り咲いた彼もまた本作最強格のライバルの一人。 Wii版ではワールドサーキットチャンピオンに格上げされ、久々にラスボスとして降臨。必殺技の3連続アッパーにも「ドリームランドエクスプレス」の名前が付き、一部セリフや演出などには名前の由来である眠りの妖精に関連した演出が多く見られる様になっている。 これまでマックと対戦した選手達全員にKO勝ちを収めてきたその実力は本物で、正直それまでの選手の比ではないほどに強いと言っても過言ではない。その一方で反則行為や奇天烈な必殺技含めくせ者揃いのワールドサーキットのボクサーの中では良くも悪くもシンプルなファイトスタイルが特徴である為、やり込めば安定はし易いほうだとされている。 防衛戦では髪型がモヒカンスタイル(真上から見ると「Z」に見える)になり、ムービーでもマックのポスターが貼られた建物ごとパンチだけで粉砕するなどマックに対する強い恨みと人間離れした凶暴性を見せる。そして建造物損壊罪である。特に桁違いの速さを誇るアッパーは更に強化され、目視での回避は不可能な程に超高速。しかしアッパー攻撃の前にウインクをする癖があるので、しっかりとタイミングを覚え回避・カウンターを狙いたい。 そして彼から2ダウンを奪うと、行動パターン・攻撃スピードがなんとFC版のラスボスであった「マイク・タイソン」 を思わせる超高速アッパーの連発に変化するというニクい原作再現が施されている。 上述の隠し要素や「攻撃前にウィンクをする」特徴、そして"Dreamland!"等夢に言及する一部セリフはFC版にてラスボスを飾ったマイク・タイソン並びにMr.ドリームを彷彿とさせる特徴を引き継いでおり(*39)、彼らのリファインキャラクターとしての一面も併せ持ったキャラクターに仕上がっている。 なお中の人はドック・ルイスと同じ。その為か登場シーンでは何やら意味深な描写も見られたが、結局作中でその真相が語られることはなかった。 ドンキーコング/DK CV:長嶝高士 まさかの『マリオ』『ドンキーコング』シリーズからのゲストキャラクター。Wii版にのみ隠しボスとして登場。ゴリラなので当然ボクシングのルールを知るはずも無く、煽り性能の高い挑発や反則含めたトリッキーでバリエーション豊かな連続カウンターパンチをしかけてくる強敵。 なおドンキーコングも本作のゲームシステムによく似た、『ドンキーコング ジャングルビート』という作品があったりする。 因みにドンキーコングは初代アーケード版でも観客としてカメオ出演していた(観戦に来ていたのは現クランキーコングの初代とドンキーコングJrの方だが)他、リトル・マックとはスマブラXにてファイターとアシストフィギュアという立場で共演経験がある。その為かユーザーからは「スマブラでやれ」だのネタにされていたが、後にマックは本当にファイターとして『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに参戦。おかげで本作での共演が「スマブラ採用試験」と言われたりもした。 + SFC版に登場したキャラクター GABBY・JAY/ガビー・ジェイ フランス・パリ出身、56歳、110ポンド、戦績は1勝99敗。 嘗てはカフェのオーナーであったが挫折し、一念発起してボクシングに転身したボクサー。 グラス・ジョーのリファインキャラクターであり、イニシャルネームや戦績を引き継いでいる他、行動パターンと凄まじい弱さも彼にそっくり。練習相手にどうぞ。 因みにガビー・ジェイのたった一つの白星はなんとグラス・ジョーから得たものである事が紹介ポスターにて記載されている。コイツにすら負けるジョーって… 敗戦後もEDにてめげる事なく「絶対に引退なんかせん」「まだまだこれから」と熱く語っている辺り非常にバイタリティ溢れる元気なお方。FC版にて「とっとと引退したい」とかほざいてたジョーとは大違いである PISTON・HURRICANE/ピストン・ハリケーン キューバ・ハバナ出身、25歳、170ポンド、戦績は21勝10敗。 初登場はAC版。SFC版では髪型がアフロヘアーからパーマのかかったモヒカンヘアーになる等外見が大分変わったが、素早い攻撃速度と必殺技「ピストン・ラッシュ」は健在。 紹介ポスター曰く、嘗て故郷を襲ったハリケーン(竜巻)でも家を失った過去があるとのこと。 なおFC・Wii版に登場したのピストン・本田(ホンドー)は彼の行動パターンを踏襲している。 BOB・CHARLIE/ボブ・チャーリー ジャマイカ・キングストン出身、26歳、140ポンド、戦績は24勝13敗。 見た目・名前がまんまボブ・マーレイな、如何にもジャマイカ人然としたレゲエミュージシャンのような風貌のボクサー。フェイントと挑発を交えたファイトスタイルが特徴。 紹介ポスターでは故郷キングストンでジャイブ(*40)の王として名を馳せていたらしく、その肩書きに恥じず試合中には見事なダンスやダンスの素振りからの3連アッパーを披露することも。 DORAGON・CHAN/ドラゴン・チェン 香港出身、22歳、130ポンド、戦績は15勝7敗。 カンフーそのものな構えと稽古着が特徴のボクサー。元ネタは言わずもがなジャッキー・チェンとブルース・リーと思われる。 AC2版では香港チャンピオンとして登場。キックボクサーからボクシングに転身した経歴の持ち主で、今になっても昔の癖かリング端から飛び掛かる様に行う蹴り技をかまして来る。キックボクシングに帰れ SFC版ではAC版の蹴り技を3連続で行う「龍牙三連舞」や瞑想によって体力を回復する「気沈丹田法」なる新技が追加されている。 余談だがSFC版での紹介ポスターには彼のセコンドは「母国語しか喋らない」との記載があり、その設定に従い技名を叫ぶセコンドの台詞は英語版でも翻訳されていない小ネタがある。少なくとも日本人にはバレバレだが MASKED・MUSCLE/マスクド・マッスル メキシコ・メキシコシティ出身、29歳、240ポンド、19勝5敗。 覆面マスクと膝当てを装着したプロレスラーの様な風貌のボクサー。なんでレスラーがボクサーやってるんだろうか 元ネタはプロレスの本場・メキシコの国技ルチャ・リブレと思われるが、頭突き等の反則行為も平然と行うなど、むしろアメリカなどの一般的なプロレスにおけるヒールレスラーにしか見えない。 加えて技の一つに日本プロレス名物の毒霧があったりと所々日本のプロレス文化が混在しているフシが見られる。 HEIKE・KAGERO/平家陽炎 日本・大阪出身、19歳、120ポンド、戦績は14勝8敗。 歌舞伎の女形の様な風貌のオカマボクサー。因みに本シリーズを通じて主人公の対戦相手としては最も若いボクサーである。 幼少の頃から日本舞踊を修め、その技術を用いた分身の術で戦うSFC版の色物枠。またその長い髪を活かして歌舞伎の「毛振り」を彷彿とさせるぶん回し攻撃までも使ってくる。 MAD・CLOWN/マッド・クラウン イタリア・ミラノ出身、27歳、390ポンド(*41)、戦績は17勝9敗。 オペラ歌手→サーカス団→ボクシングとなかなか数奇な遍歴を持つピエロの様な風貌のボクサー。 その陽気な見た目に反して、元々オペラ歌手だったが精神を病んでサーカスに入団した中々重いバックボーンを持ち、ボクシングでもサーカスで培った技術を使い、宛ら曲芸の様なボール投げの技で戦う。 NARCIS・PRINCE/ナルシス・プリンス イングランド・ロンドン出身、20歳、150ポンド、戦績は12勝3敗。 Vマークが入ったダサいセーターを着用したイケメンで、その名が示す通り重度のナルシストなボクサー。 通常時は冷静にこちらの攻撃をいなして主人公を翻弄するが、一度そのハンサム顔を殴られると激昂して冷静さを失い隙を見せる様になる。顔殴られたくないならボクサーやんなきゃいいのに 一人称は「余」で普段は気取った口調だが、つい気を抜くと関西弁のような砕けた口調になる。 HOI・QUARLOW/回鍋肉 中国・北京出身、78歳、100ポンド、戦績は62勝13敗。 杖を携え武道家の様な道着を着用した、シリーズ最高齢となる御年78歳の超ベテランボクサー。その為か対戦経験も豊富。 高齢を感じさせない程の軽やかな立ち回りを見せ、蹴りや裏拳挙句は手に持つ杖で攻撃するなど反則のオンパレードと云うべき破茶滅茶な戦闘スタイルが特徴。 一方で彼自身は主人公の事を「元気的根性少年」と呼び、敗戦後も主人公に気さくに接する好々爺だったりする。 RICK・BRUISER/リック・ブルーザー 出身地不明、年齢不詳、210ポンド、戦績は41勝1敗。 兄と共に戦績・身長以外の情報が謎に包まれたボクサー。 寡黙な兄と違って陽気で自信家な性格であり、自身に唯一黒星をつけた兄に対しては強い対抗心を燃やしている。 攻撃を受けると時々暴走し、当たればこちらの行動を阻害してくるエルボーをかましてくる事も。 NICK・BRUISER/ニック・ブルーザー 出身地不明、年齢不詳、210ポンド、戦績は42勝0敗。 本作のラスボスであり、弟と共に戦績・身長以外の情報が謎に包まれたボクサー。 顔は弟と瓜二つだが寡黙で異常な程の冷静さを持ち、試合前にて登場人物の中では唯一何も喋らない上にパンチを食らっても表情を一切変えない。 彼もリックと同様に肘を使った攻撃をしてくる上に、ガードをしても体力を奪われるほどの強烈なラッシュを繰り出すこともある。 + AC・FC版のみに登場したキャラクター MIKE・TYSON/マイク・タイソン "You think the speed of your fingers can match the strength of my fists?"(たとえファミコンできたえた君の指さばきでも、ボクのダイナマイトパンチにかかればイチコロさ。) アメリカ合衆国・ニューヨーク州キャッツキル出身、21歳、220ポンド。戦績は31勝0敗27KO。 FC版『マイクタイソン・パンチアウト!!』にてラスボスを務めた、実在のプロボクサー。元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者。 「Kid Dynamite」の異名を取った伝説的なボクサーであり、上述の凄まじい戦績も当時彼が収めていた実際のものである。 タイソン本人の持ち味である圧倒的なパワーとスピードとクッソ怖い顔は忠実に再現されており、その強さはまさに別格。特に1R前半での彼の攻撃はその全てが一撃必殺の殺人パンチという凄まじい性能で、おまけに攻撃速度も速いので一度でも回避をミスればそのままリングに沈むことになる。 余談だが意外にもタイソン本人は本作に思い入れがある素振りを見せており、引退後には「タイソン本人がゲームのマイク・タイソンに挑む」という企画を行なう等度々ゲームをノリノリでプレイしているその腕前はグラス・ジョーに負けるほどド下手他、自身のTwitterにおいても「新作出すなら俺に話を通せ!」とジョークを交えたツイートを投稿したこともあった。 Mr.DREAM/Mr.ドリーム ドリームランド出身、99勝0敗99KO。 日本国外再販版およびVC版『パンチアウト!!』のみに登場。 ライセンスの都合上マイク・タイソンから差し替えられた形でラスボスを務めたキャラクターであり、性能は台詞などは彼の使い回し。 Wii版でも続投を果たせず文字通り夢と消えたが、ラスボスのサンドマンがちょくちょく「ドリームランド」と発言するなど一部にその面影を残している。 KID・QUICK/キッド・クイック アメリカ合衆国・ブルックリン出身の小柄で徐々に攻撃スピードが上がる特異な特徴を持つボクサー。 彼自身の登場はAC版のみだがWii版に登場したディスコ・キッドが一部プロフィールとその特徴を引き継いでいる。 PIZZA・PASTA/ピッツァ・パスタ イタリア・ナポリ出身の如何にもすぎる安直なネーミングのボクサー。もし彼が日本人なら「スシ・テンプラ」とかだろうか 一応そのリングネームには「(どちらの料理にも使われる)チーズの様に粘り強くて厄介な敵」という意味が込められているらしい。 彼も登場はAC版のみで後の作品には登場しないがSFC版のアラン・ライアンがその性質を受け継いでいる。 “Tsuiki’ like a fly, "Syusei" like a mosquito!”(ハエのごとく追記して、蚊のごとく修正しろ。それがお前のボクシングだ!) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] すげぇ気合の入った内容だ お疲れ様です -- 名無しさん (2024-06-25 08 36 25) GCのどうぶつの森でよく遊んでたわ -- 名無しさん (2024-06-25 09 16 21) ファミコンリミックスのリミックスで相手するグラスジョーは火力がバケモンになってる -- 名無しさん (2024-06-25 12 40 45) はじめの一歩2にパンチアウトのボクサーが居るのは有名だけど、あれPS2なのに権利関係とかどうやってクリアしたんだろう -- 名無しさん (2024-06-25 16 42 04) 任天堂版ロッキー。 -- 名無しさん (2024-06-25 16 49 02) 小さい頃はヒッポーの顔に嫌な感じがしてたな。しかも攻略法のとこで「パンツが脱げてしまう」という文章を見て何か地味なアホ臭さを覚えた -- 名無しさん (2024-06-25 17 18 46) 本人が楽しそうな余談ワロタ -- 名無しさん (2024-06-25 21 57 24) いきなりラスボス戦でパンチアウトさせてくるThe Messengerっていうゲームがあってな… -- 名無しさん (2024-06-26 00 31 24) ゲームセンターCXではわざわざ懸賞版でプレイしている。(おそらくマイクタイソンの肖像権等がめんどくさいせいか)また、有野課長はこの前の20周年イベントでポピンスキーにまたもやリベンジマッチ。結果は各々確認してほしい。あいつラスボスどころか準ラスボスでもないだろって予告動画でぼやいていたけど。 -- 名無しさん (2024-06-26 15 33 29) ゴウワンでアッパーを決め、滝登りでカウントを取る… -- 名無しさん (2024-06-27 09 42 41) ジョーが唯一勝った相手ってどんなんだろう? ヨボヨボのじいさんとか? -- 名無しさん (2024-06-27 09 52 16) チンクル主役のゲームでも唐突にパンチアウト!風の画面になってて任天堂スタッフには今でもファンが多いんやなって -- 名無しさん (2024-06-27 13 56 38) 新しいパンチアウトのゲームは来ないかなぁ。そしたらソーダ・ポピンスキー消えそうな気もしなくはないけど… -- 名無しさん (2024-06-27 14 35 58) ルールを理解せず何も考えずに乱打してるとスタミナが切れてグラスジョーにすら負ける。レトロゲーなら当然だがしっかり説明書を読んでからチャレンジされたし。 -- 名無しさん (2024-06-27 16 51 32) 因みにホンドーさんの中身の人はカラダガー!でお馴染みのアベルでもある -- 名無しさん (2024-06-28 06 21 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8659.html
本作ではファミコン版『パンチアウト!!』と、バージョン違いである『マイクタイソン・パンチアウト!!』について併記します。判定はいずれも良作です。 Wiiの同名作については『PUNCH-OUT!!』を参照。 パンチアウト!! 概要 ストーリー ゲーム内容 対戦相手 評価点 賛否両論点 問題点 総評 マイクタイソン・パンチアウト!! 概要(一般販売版) 賞品版との違い 評価点(一般販売版) 賛否両論点(一般販売版) 問題点(一般販売版) 総評(一般販売版) その後の展開 余談 パンチアウト!! 【ぱんちあうと】 ジャンル スポーツ(ボクシング) 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売・開発元 任天堂 配布年 1987年9月 プレイ人数 1人 備考 イベント景品につき非売品 判定 良作 ポイント 掟破りの無差別級ボクシング個性豊かで多彩な技を持つ対戦相手マリオがレフェリーとして登場 パンチアウト!!シリーズパンチアウト!! (FC / マイクタイソン) / スーパーパンチアウト!! (SFC) / Arm Wrestling / PUNCH-OUT!! (Doc Louis) 概要 任天堂から発売されたファミコン向けボクシングゲーム。 1983年にアーケードでリリースされたボクシングゲーム『PUNCH OUT!!』のアレンジ移植作品(*1)で、1987年6月14日発売の『ゴルフUSコース』にて開催されたディスクファクスイベント(*2)の賞品として用意された非売品である。 対戦相手のキャラクターには1985年稼働の『PUNCH OUT!!』の続編『SUPER PUNCH OUT!!』からのキャラクターも含まれている他、同作で初採用されたダッキングでの回避も取り入れられている。 プレイヤーは主人公の青年リトル・マックとなり、並み居る強豪ボクサー相手に戦い抜きながらチャンピオンを目指す。 ストーリー LITTLE MAC(リトル・マック):ニューヨーク ブロンクスに住む17才の若者。ケンカ好きのファイター。 DOC LOUIS(ドック・ルイス):年令58才。その昔、1954年にはアメリカ・ヘビー級の強豪(ハードパンチャー)だった……。しかし今では酒におぼれる毎日であった。 ある日、街で彼らは偶然に出会った。 そして、そこから全ては始まった。ドックは酒を止める決心をし、マックのトレーナーとなり、ボクシングの全てを教え込んだ。この物語は、栄光の勝利をつかむまでの実話である。 しかし、その道のりは長く、そして……。 (一般発売版の取扱説明書より引用) ゲーム内容 1ラウンド3分間の3ラウンドで、ダウンさせて10カウントを取れれば「KO」、1ラウンド中に3度のダウンを奪えば「TKO」(*3)(*4)で勝ちとなる。 3ラウンド終了時に決着がつかない場合判定に持ち込まれる。 試合中のポイントが一定の基準を上回っていれば「判定勝ち」とされる(*5)。 一部の相手(*6)は、どれだけポイントを稼ごうが判定勝ちは不可能になっている。つまり対象の相手では3R中にKOしないとどんなにマックが一方的に押している優勢な展開でも必ず負けになる。翌年のソウルオリンピックで起きるジャッジ買収事件をまるで予知していたかのようだ。(*7) パンチはBで左、Aは右、十字ボタンの上と組み合わせて顔面とボディーブローを使い分けられる。 右パンチより左パンチの方が少し早いが、威力は弱め。 特定のクリーンヒットを繰り出すと相手の頭上に星が出現し、アッパースター(☆マーク)が1つストックされる(最大3つまで、相手のクリーンヒットを喰らうと1つ減る)。 アッパースターのストックがある状態ではスタートボタンを押すことで必殺技のスターアッパーが繰り出せる。アッパー1発につきスターを一つ消費する。 画面上部にスタミナ(体力)ゲージが表示されている。 相手にパンチを当てる、もしくは相手のパンチを喰らうと減少していき、ゲージが空になるとダウンとなる。 相手にガードされたりかわされたりした場合、スタミナゲージの横に表示されたハートマーク(ファイティングスピリット)が1つずつ減る。また相手のパンチがクリーンヒットすると大きく減り、ガードで防いだ場合1つ減る。 0になるとマックのグラフィックがピンク色に変化して疲労状態となり、パンチが出せなくなり、敵が連続して攻撃を繰り出してくるようになる。相手のパンチを何発か回避すると回復する。 これの初期値等は試合毎に決まっている。 相手のパンチは十字ボタンの左右でスウェー(回避)、下でガード。下を2連打するとダッキング(屈んでかわす)ができる(*8)。 相手のパンチの中にはアッパーなど一部ガードで防げないパンチもあるが、ダメージの軽減にはなる。また、防げるパンチでも微量のダメージは喰らうことになる(スタミナも1つ減る)。 スウェーの直後にパンチを当てると相手が驚いて一瞬硬直し隙ができる。この際にラッシュをかけるとかなりの勢いで連続パンチが決まる。この際、いつも以上のスピードで連続パンチが繰り出されることもある。 本来ボクシングは体重別の階級制だが、このゲームはそんなものくそくらえである。 実際ゲーム中では最軽量のマックが107ポンド(48.53kg)で、最重量のボールド・ブルが298ポンド(135.16kg)と3倍近い体重差でも試合をしている。つまり事実上無差別級ボクシングである(*9)。 試合中の画面も小人のようなサイズのマックが倍近い体格の相手に立ち向かうというシュールすぎる構図となっている。それ以外の場面では標準体型なのは謎。 初戦のグラス・ジョーは110ポンドとマックとはたった3ポンド(1.36kg)の差しかないはずなので本来ならば大差ない体格のはずが、ゲームではどう見ても五割以上は上回る体格をしている。 1・2ラウンドの間か、2・3ラウンドの間で、どちらか1度だけセレクトを押すと、ドックの応援により次ラウンド開始時体力が回復する(*10)。 元々満タンの状態でそれをやると逆に体力が減ってしまう(1ラウンド開始前の場合も含む)。 勝利するとランクが1つ上がる。1位になるとタイトルマッチとなりチャンピオンと対戦する。 タイトルマッチに勝つ(タイトルを奪取する)とマックがニューヨーク郊外をランニングするデモシーンが挿入され、遠景に自由の女神が映り込んだタイミングでパスワードが表示される。 これにより次のサーキットの最初からスタートできる。 以後、試合開始前マックのプロフィールが所持しているタイトル名に変わる。 2連敗するとランクが1つ下がる。トータルで3敗するとゲームオーバー。 タイトルマッチは1度負けるだけで即ランクが下がる(*11)。 マイナーサーキット、メジャーサーキット時は1つ、ワールドサーキット時は一気に2つ下がる。 対戦相手 括弧内はゲーム中に表示されるプロフィール(英語をそのまま記載)。WEIGHT(体重)の単位はポンド。勝敗数は初戦のものを記載。 なお、キング・ヒッポーとピストン本田を除く対戦相手は2キャラずつ顔以外のグラフィックのパーツおよびモーションを共有したコンパチ関係となっている。 + ... マイナーサーキット グラス・ジョー(GLASS JOE / 1-99 1KO / FROM PARIS, FRANCE / AGE 38 / WEIGHT 110) AC版『PUNCH OUT!!』からの続投キャラクター。99敗という凄まじい敗戦成績を誇るザコで、つぶやきの中には「引退したい」と言うものもある。 「ガラスあご」の名の通り、アゴが弱点。テーマ曲はフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」。 画面右側に向けてダウンさせるといつも以上にふらつきながら倒れるのも特徴(*12)。 フォン・カイザー(VON KAISER / 23-13 10KO / FROM BERLIN, GERMANY / AGE 42 / WEIGHT 144) 本作初登場のキャラクター。「ドイツの鋼鉄マシーン」の異名を持ち、陸軍学校でボクシングの教官をしたことがある。トランクスの代わりにズボン(軍服?)を履いており、試合前のみ紫と白のガウンを着ている。1ラウンド目終了以降はインターバル時にタオルを首に掛けている(*13)。 ジョーに次ぐザコで、攻撃の兆候がわかりやすい。テーマ曲は「ワルキューレ」第3幕冒頭。 スターアッパーにも弱く、特にラッシュが狙えるタイミングで繰り出すと怯えているかのような特殊リアクションを見せる。 ピストン本田(PISTON HONDA / 26-1 18KO / FROM TOKYO, JAPAN / AGE 28 / WEIGHT 174) 試合前に巻いている「日本一」と書かれた鉢巻きや、ピクピク動く太い眉毛とダウン時のバタ足が印象的な日本人ボクサー・ピストン原田。 AC版『PUNCH OUT!!』の「ピストン・ハリケーン」(*14)のリファインキャラクターであり、彼同様に左右ストレートのラッシュを仕掛ける必殺技「バンザイラッシュ」を使用する。予備動作は初戦ではAC版のグレート・タイガーを模した連続サイドステップ、再戦時はピストン・ハリケーン準拠のバックステップになっている。テーマ曲は「さくらさくら」。 一般販売版ではマイク・タイソンとモーションと体格のグラフィックのパーツを共有している。 メジャーサーキット ドン・フラメンコ(DON FLAMENCO / 22-3 9KO / FROM MADRID, SPAIN / AGE 23 / WEIGHT 152) 本作初登場のキャラクター。ハンサムを自称するナルシストだが実はヅラであり、プレイヤーに押されている状況でインターバルに入るとヅラが抜け落ちているのが確認できる。テーマ曲は「カルメン」で、薔薇をくわえて踊る。 モーションと体格のグラフィックはグラス・ジョーと共有。トランクスの色はジョーと同じで、カイザー同様試合前のみ赤と白のガウンを着ており、インターバル時はタオルを首に掛ける。再戦時はグローブの色が水色からエメラルドグリーンに変化する(*15)。 キング・ヒッポー(KING HIPPO / 18-9 18KO / FROM HIPPO ISLAND, SOUTH PACIFIC / AGE ?? / WEIGHT ???) 本作初登場のキャラクター。南太平洋の架空の島ヒッポーアイランドの大酋長。極度の肥満体型(*16)と鉄壁のガードを誇る。テーマ曲はオリジナルと思われる南国風BGM。 とにかくガードが固く、今までの対戦相手と同じ感覚で挑むと返り討ちに遭う初見殺しなキャラクター。一方、その巨体ゆえダウンさせられると自力で起き上がることができないため、1回ダウンを取った時点で勝利となる。また、その性質ゆえ星が手に入れる事ができない唯一の選手でもある。 グレート・タイガー(GREAT TIGER / 24-5 3KO / FROM BOMBAY, INDIA / AGE 29 / WEIGHT 132) AC版『SUPER PUNCH OUT!!』からのキャラクター。宝石付きのターバン姿が印象的なインド人ボクサー。 AC版では上述したピストン・ハリケーンの作品跨ぎのコンパチキャラであり、彼と同じく正統派な立ち回りを見せていたが、本作ではそのポジションをピストン本田に譲り、妖しさ全開の挙動を見せる奇術師へと設定変更された。その反面序列はポピンスキー(ドランケンスキー)と逆転してしまったが…。必殺技は分身しながら弧を描いて移動しパンチを繰り出す「マジックアタック」。 1ラウンド目は通常の入場BGMで何のリアクションも見せず試合を始めるが、2ラウンド以降は開始時にカイザーと同じ曲が流れ、それに合わせてリング中央へとテレポートする。また、マックに勝利するとアッパーのパフォーマンス後にテレポートでリングから去っていく。 モーションと体格のグラフィックはフォン・カイザーと共有(その関係で、服装もAC版のトランクスからズボンへと変更されている)。ズボンの色はカイザーと違う。 ボールド・ブル(BALD BULL / 34-4 29KO / FROM ISTANBUL, TURKEY / AGE 36 / WEIGHT 298) AC版『PUNCH OUT!!』からのキャラクター。「ハゲた暴れ牛」の異名を持つが、本人は自分をハゲ頭にした床屋に対して恨みを抱いている。 遠距離から突進してアッパーを放つ「ブルチャージ」は今回も健在。 彼のみ試合前の専用BGMやパフォーマンスが一切ない。賞品版ではトランクスが青、一般発売版では薄い水色になっている。 なお彼は賞品版のパッケージを飾っていたり、AC版『SUPER PUNCH OUT!!』以外のシリーズや関連作『Arm Wrestling』にも登場したりと優遇されている。 ワールドサーキット ソーダ・ポピンスキー(SODA POPINSKI / 33-2 24KO / FROM MOSCOW, U.S.S.R. / AGE 35 / WEIGHT 237) AC版『SUPER PUNCH OUT!!』からの登場キャラクターで、その時の「ウォッカ・ドランケンスキー」から改名された。名前の通り酒ソーダが大好きで、試合前やインターバル中にもソーダをガブ飲みし、泥酔したかの如く真っ赤っかになって試合をする(*17)。本作に登場する選手の中では唯一のサウスポー(左利き)のボクサーであり構え方も逆向きとなっている。 登場時やマックを倒した際には陽気な笑い声を上げる。トランクスの代わりにレスリングパンツを履いている。 ここまでの対戦相手に比べ全体の挙動が独特であり、総じて予備動作が掴みにくく、キング・ヒッポー同様に多くのプレイヤーそして有野課長を苦しめた。必殺技は地団駄を踏んでからの連続ストレート。テーマ曲は「ヴォルガの舟歌」。 Mr. サンドマン(MR. SANDMAN / 27-2 21KO / FROM PHILADELPHIA, PA. / AGE 31 / WEIGHT 284) AC版『PUNCH OUT!!』のラスボス。人を眠らせる同名の妖精が由来なのか、インターバル時のつぶやきもそれにちなんだものになっている。 テーマ曲は無いが、観客の歓声が鳴り響く中で高速4連続アッパーを披露する演出は威圧感満載。 予備動作が短くやたら素早いストレートに必殺の3連続アッパー、気絶時のラッシュもボディブローしか通用しない等、立場こそラスボスから降格したとはいえAC版の難攻不落ぶりはむしろ更に強化されている。また1ラウンドTKOを狙うにはかなり綿密な操作が要求される。 モーションと体格のグラフィックはボールド・ブルと共有。トランクスの色はブルと違う。 スーパー・マッチョマン(SUPER MACHOMAN / 35-0 29KO / FROM HOLLYWOOD, CA. / AGE 27 / WEIGHT 242) AC版『SUPER PUNCH OUT!!』のラスボス。ムキムキのボディービルダーで、登場時には誇らしげに胸筋を揺らす。(*18) AC版に引き続き、上半身を捻って回転パンチ(単発版・一撃必殺の連続版の2種類)を繰り出してくるが、本作ではスウェーで回避可能となっている。かわした後の隙を狙うと後頭部を殴るような絵面になるのもAC版と同様。テーマ曲はカイザーやタイガーと同じ。 モーションと体格のグラフィックはソーダ・ポピンスキーと共有。レスリングパンツの色はポピンスキーと違う。 評価点 シンプルで直感的な操作。 Aで右パンチ、Bパンチで左パンチ、上を押しながらAかBで顔面パンチ、下でガードと、各アクションに沿ったボタン配置となっており、操作性がスムーズでレスポンスも良好。 爽快感が抜群 アクションはいずれも小気味よく操作性も良い。 ダウンを奪うと跳ねるような甲高い音と共に吹き飛んだり、リング上を滑ってからダウンをする。アーケード版よりもリングが広く表現されている為、よりダイナミックにダウンする。 加えて攻撃を当てた部位や技によって殴られた相手は表情豊でかつコミカルな顔でダメージを受ける。連続パンチが決まるとより爽快である。 相手の動きの読みを重視するゲーム性 ただやみくもに殴るだけでは容易に防がれてしまい、スタミナの浪費に繋がってしまう。対戦相手にはそれぞれ動きの癖があり、各自の必殺攻撃を繰り出す際にわかりやすい前兆が発生する。これらのパターンを的確につかまないと攻略は難しく、ただの単調な打ち合いに留まっていない。 最初のうちはガードが甘い敵が多いので隙を見て殴る戦法も通用するが、早々にガードが固くなり、相手の動きを見切らないと勝負にならなくなる。 基本的には「相手からの攻撃をあえて誘いカウンターで打ち込む」ことが戦法の基礎で、タイミングを計って覚えるという覚えゲー的側面が強い。 相手によっては必殺技を放ってくることもあり、一撃でダウンを奪われたり、さばききれないほどのラッシュを受けて体力やスタミナがごっそり削られるといった非常に厄介な攻撃を繰り出してくるが、タイミングよくカウンターを当てる事で逆に一撃でダウンを奪えることも多い。 必殺技の破り方はインターバルでドックが教えてくれることもある。強力な技を見切った時の爽快感は格別。 カウント9で立ち上がると体力の回復量が増す。 単純に早く立ち上がるだけでなく「いかにギリギリまで休んで回復させるか」というリアルな要素の追求になっている。 BGMの出来が秀逸。 AC版に存在しなかった試合中の音楽の追加により、対戦がより盛り上げられている。 マックがダウンした際にはカウントダウンの緊張感を煽る曲調に変化するなど、リアルタイムでの戦況の変化が表現されている。 また、特にタイトル奪取とランニングのシーンへのつなぎはまるで「タイトルを取った喜び」と「次なる高みへの挑戦」といった感じで雰囲気がよく出ている。 各選手ごとの入場ジングルも出身国のお国柄を反映したものになっているなど国際色豊か。 ゴング音や、ラウンド表示画面や勝利時に湧き上がる合成音声によるリアルな歓声も臨場感を盛り上げてくれる。 個性豊かな対戦相手。 ボクシングは基本単調なパンチの打ち合いのため、長いと少々冗長気味になるが、数々の対戦相手がそれぞれ特有の個性あふれる技を繰り出してくるので単調にならない。 特にグレート・タイガー、ボールド・ブルあたりからそんな技が飛び交うスリリングな試合が体感できる。 勝ち進んでいくほどにさらなる強敵が待ち構えているが、上述した圧倒的な体格差を感じさせる画面構成も影響し、強敵を撃破した際には文字通りのジャイアントキリング的な達成感を味わえる。 また、それぞれの相手が見せるパフォーマンスも個性的で、見ていて面白い部分である。 バラをくわえてフラメンコを踊るドン・フラメンコ、誇らしげに自身の胸筋を揺らしながら入場するスーパーマッチョマン、インド出身の親子二代のマジシャンという奇抜な経歴の持ち主で「分身で相手を惑わして殴る」という現実離れした奇天烈な必殺技を持つグレート・タイガーなど、全体的にコミカル色が強い。殴り合いが繰り広げられるゲームながら、こうしたユニークなコミカルさで殺伐さが適度に和らいでいる。ラッシュが狙えるタイミングで見せる対戦相手のマヌケな表情も必見。 大半の相手ボクサーは体のパーツやモーションを別のボクサーと共有しているが、顔の表情はそれぞれ個別に描き分けられており、かつパターンも非常に多い為、手抜き感はほとんどない。 インターバル時の画面演出も秀逸。双方の選手のグラフィックはアニメーション付きで、戦況に応じて目元の腫れや絆創膏といったダメージ描写が追加されていく(*19)(*20)。テキストでは試合前はお互いの出身地や戦績等の基本情報、試合中はマックとドックの会話と相手の台詞が表示され、臨場感の向上やキャラクターの掘り下げに一役買っている。 対戦相手のうち、ピストン本田、ドン・フラメンコ、ボールド・ブルの3人は2度対戦するのだが、再登場でも全く新しい相手に感じられる。 もちろん同一人物なので、前のスタイルは引き継いでいるが、それを知っていながらも予定通りにいかない行動パターンでこちらを苦しめてくる。 ピストン本田は純粋なパワーアップ版、動きが機敏になったほか、ストレートラッシュの前兆も変わっている。(*21) ブルの方はスターアッパーかブルチャージのカウンターでしか倒せない上必ず9カウント目で起き上がる(*22)という、あからさまなパワーアップがなされている。 特に顕著なのがドン・フラメンコ。1回目はメジャーサーキット3位、2回目はワールドサーキット2位になっており、メジャーサーキット時でチャンピオンだったボールド・ブル(ワールドサーキットでは3位)よりもランクが上位になっている形で示唆されているように、同一人物ながら戦法の巧みさやタフさなどもまるで段違いにパワーアップしている。 1回目はただ延々と「カモン!カモン!カモン!」と挑発し、その挑発に乗ってパンチを打つとガード後に大振りのアッパーを繰り出すという単調なルーチン。このアッパーは見た目通りスキだらけで、簡単にかわせる上に、かわした後は殴り放題(*23)というまるで弱い相手だった。だが2回目は、そんな1回目の印象のままナメてかかると見事に痛い目に遭わされる。というのも、1回目のカウンター狙いのワンパターン戦法から一転し、そのときは使用しなかった素早いストレートを中心に、かなり積極的に攻撃を繰り出してくるのである。このせいでリズムを狂わされ、なすすべなく1ラウンドのうちにダウンをことごとく奪われ苦戦するプレイヤーが続出した。そしてそのアグレッシブなストレートとフック(1回目ではマックのスタミナが切れた時のみ繰り出してきた)の連発で困惑させた挙句、途中から前回同様挑発して反撃を狙うパターンに戻る。だが、今度は必ずしも大振りアッパーで反撃してくるとは限らないという嫌らしさも加わっているうえ、1回目で可能だった回避後のハメパターンもできなくなっている。 使いやすいパスワード。 当時としては恒例のパスワード式コンティニューだが、わずか10文字、しかも数字のみなので写し間違いのリスクはかなり小さい。 しかもちゃんと細かい戦績までキープされている。 賛否両論点 終盤戦では相手の空振り後のカウンターや相手がパンチを繰り出そうとしている瞬間でしかパンチが当てられない。 ゲームとしては敵の強さに繋がっているので問題ないが、自分から積極的に攻撃できない展開を作り出してしまっている辺りは純粋なボクシングの再現としては難があると言わざるを得ない。 もっとも、上記の通り体重差一切無視でほとんど倍以上の体重差の相手との試合ばかりなので「こうでもしないと勝てない」と解釈すれば妥当と言えなくもない。 マックは通算4回目のダウンで負けが確定。 マックは基本的にダウンしたらAB連打で立ち上がるのだが、ダウン回数を重ねるごとにAB連打回数が多く必要になり、通算4度目では連射パッドで最高にしても立ち上がれなくなる。 片や対戦相手は6度目のダウンでも立つ時は立つと、上記の通りの体重差なので納得できなくもないものの不公平感は否めないところ。 また、マックは完全に復帰するまでレフェリーのカウントがリアルタイムで進行するのに対し、相手は起き上がる素振りを見せた瞬間にカウントが一時的に止まるのもおかしい(*24)。 キング・ヒッポーは一度ダウンしたら起き上がれずそのままKOだが、内部処理上はこの「立ち上がろうとしたものの再び倒れ込む」が発生して一時的にカウントが止まることがある。 問題点 ダッキングの存在意義が薄い。 初出のAC版『SUPER PUNCH OUT!!』ではスーパー・マッチョマンの回転パンチのようにダッキングでなければ回避できない技もあったのだが、本作では左右のスウェーで全て回避できる。2回入力というコマンドも咄嗟の回避動作としては扱いにくい。 また左右のスウェーも特に使い分ける必要がなく片方だけで済んでしまう。 メッセージが全て英語。 ローマ字表記ではなく本格的な英語なので、英語に詳しくないとインターバルの会話の意味が理解できない。 ドックのセリフには攻略のヒントが含まれている(*25)ため、英語のわからない人には若干不親切。 ポーズがかけられない。 必殺技の発動にスタートボタンを充てているせいで、ゲーム中ボーズができない。 『バレーボール』でも「サーブを打つ前」と限られていたが、こちらはラリー自体が短いのでさほど苦にならないものだったが本作では3分間ぶっ通しなので、少々扱いにくいところではある。 ワールドサーキットのタイトルマッチでは負けると一気に2ランクも落ちてしまう。 2位のドン・フラメンコ、1位のミスター・サンドマンはともにかなり時間のかかる相手なので、冗長気味になる。 チャンピオンのスーパーマッチョマンに初顔合わせで一発勝利できるなら問題ないが、ダウンさせると必ず繰り出してくるスーパースピンパンチは喰らうと1発でダウンさせられる上、何回転するかわからないので慣れるまで相当かかる。 一部キャラクターの描写に整合性がない。 マックは挑戦するサーキット毎に異なる色のグローブとトランクスを着用しているのだが、試合画面では開始前は白、リング中央に近づくとその色に変化し、対戦相手のダウン等で中央から離れた瞬間に白に戻る…といった変化を繰り返す。 また、サーキット制覇時やエンディングで表示されるマックの全身グラフィックでは、グローブは赤でトランクスは青、シューズは黒と青で固定。 ピストン本田とキング・ヒッポーはそれぞれ鉢巻や王冠を着用しているのだが、試合中は外している。しかし、フォン・カイザーやドン・フラメンコのガウンとは違い、1ラウンド終了後のインターバルでも着用したままになっている。 Wii版では両者ともに鉢巻や王冠を外さず試合をする。 スーパー・マッチョマンはインターバル中はアーケード版同様に白髪と小麦肌だが、試合中はマックと同じ黒髪と白い肌になっている。 少々寂しいエンディング。 それまでの対戦相手の顔を見せて最後にファイテングポーズを取るマックと戦績だけ。 ワールドタイトルのチャンピオン誕生を報じるシーンがエンディングともとれるが。 総評 単純にボクシングとして見ると、かなり不公平で理不尽に見える部分が多いが、個性豊かな対戦相手とそれぞれが繰り出す技の数々などもあって単調な殴り合いにとどまらない面白さがある。 また各選手がそれぞれ持っている特徴を対戦を繰り返すうちに覚えることで、手も足も出なかった相手を倒せるようになっていく。そうした、当時のゲームにありがちだったトライアンドエラーを繰り返して上達していくゲーム性も、幾たびとなく壁にぶつかりながら成長して強くなる現実のボクサーに相通じるものがある。ゲームを通してリアルに近いボクサー体験を味わわせてくれる一作と言えるだろう。 マイクタイソン・パンチアウト!! 【まいくたいそん・ぱんちあうと】 ジャンル スポーツ(ボクシング) 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売・開発元 任天堂 発売日 1987年11月21日 プレイ人数 1人 定価 5,500円 判定 良作 ポイント VS.マイク・タイソン!! 夢のドリームマッチ幻のソフトは幻ではなくなった パンチアウト!!シリーズパンチアウト!! (FC / マイクタイソン) / スーパーパンチアウト!! (SFC) / Arm Wrestling / PUNCH-OUT!! (Doc Louis) 概要(一般販売版) 上記『パンチアウト!!』の一般販売版。賞品版はCMで「幻のソフト」と謳われていたが、同年の1987年11月21日に、当時の最年少で世界ヘビー級統一王者となり一躍時の人となったアメリカ人プロボクサー、マイク・タイソンとのタイアップ作として発売された。 基本的なゲーム要素はそのままに、マイク・タイソンが新たなラスボスに据えられている。 賞品版との違い 概要の通り、マイク・タイソンがラスボスに据えられている。 賞品版におけるワールドサーキットのラスボスであるスーパーマッチョマン戦での勝利後、ワールドチャンピオン誕生を報じる新聞のシーンの後にタイソンとのドリームマッチに突入し、勝利するとエンディングになる。 この新聞記事にはパスワードが出ており、これを入れるとスーパーマッチョマンとのワールドタイトルマッチから再開できる。 マイク・タイソン(MIKE TYSON) アメリカ合衆国・ニューヨーク州キャッツキル出身、21歳、220パウンド、31勝0敗27KO。 グラフィック及びモーションはピストン本田と共有となっている。 電源ON後のタイトル画面 賞品版はON直後にタイトル画面が表示されるが、一般販売版はマイク・タイソンからのメッセージが顔グラ(*26)と共に表示されてからタイトルへ移行する。 リングやパネル、選手の肌の色合いが微妙に異なる。 タイトルマッチのファンファーレが異なっている。 双方のパスワードに互換性はない。一般販売版でのみ使える裏技的なパスワードも存在する。 賞品版でも電話のコール音が流れるパスワードは何故かそのまま使用できる。 裏技で裏面「アナザーワールドサーキット」がプレイできる。 マックは9位から始まり、チャンピオンがタイソンというものである。タイソン戦同様マックの所持しているタイトルにワールドサーキットも含まれており、実質2周目である。 最初の対戦相手はキングヒッポーで、以後は表面のメジャーサーキットとワールドサーキットの相手と戦うことになる(ピストン本田、ドン・フラメンコ、ボールド・ブルは2回目のみ)。1周目で最初に対戦するグラス・ジョーとフォン・カイザーはエンディングの選手紹介以外一切出てこない。 このモードではエンディングのタイソンからのメッセージ画面にクリアまでのタイムも表示される。 評価点(一般販売版) 実在ボクサーとのタイアップによってより盛り上がるゲーム展開 実在のボクサーとのタイアップということで、最終対戦相手となるマイク・タイソンは一撃でダウンさせるほどの威力を持つ連続アッパーや、かなりの速さのストレートやジャブなどを打ってくるなど、まさに鬼のような強さを誇る難敵として登場する。倒すのも一苦労だが、それだけに倒した時の感動もひとしおである。 賞品版では寂しかったエンディング演出も、タイソンからの祝福のメッセージが表示されてエンディングに移行するという感慨深さを増したものになった。さらにあるパスワードを入力することで隠しスタッフロールも見ることができる。 変化に富んだタイソンの攻撃。 1R目は一撃必殺のタイソンアッパー連発。これを乗り切ればショートフックに切り替えてくるので脅威はグッと落ちる。2R目は一撃でダウンさせるような必殺級のパンチを打ってこないので、ラウンド開始直後のストレート連発をガードで乗り切れば比較的ラク。しかし、3R目の読めない展開こそ、ラスボスらしくが一筋縄ではいかない強さに繋がっている。ノーモーションから急にスキのないストレートをズン!ズン!ズン!と3連発で繰り出してきたり、それを警戒してガードしていたら、ウラをかいてガード貫通する(一応軽減にはなる)タイソンアッパーを繰り出してきたりと変幻自在で、それまでノーダウンで乗り切ってきても初見ではここでリズムを狂わされて一気に3ダウンで負けることもザラ。 2Rで3ダウン奪って勝つことも不可能ではないが、普通に進めていれば初のタイソン戦は判定に持ち込む道を取ると思われるので、これが鬼門となる。単純に見れば必殺のアッパー連発の1R最初が最強に思えるが、この3Rの読めない攻撃こそまさにラスボスらしい貫禄と言えるだろう。 いきなりタイソン戦から始まるパスワードも存在するがこれは数字の語呂合わせになっておりかなり覚えやすい。 なお、これを利用してタイソン慣れしていると普通にプレーした時や、アナザーワールドでサンドマンやマッチョマンに勝てないという逆転現象が起きやすい。 またこのパスワードで、マックの戦績は「0勝2敗0KO」なので、これに勝ったエンディングでは「1勝2敗1KO」または判定勝ちの「1勝2敗0KO」としまらないものになってしまうため、ちゃんと正攻法プレイする価値は失われない。 賞品版ではインターバル間の会話シーンのセリフについて注釈が一切存在しなかったため不親切だったが、本作では全てのセリフの日本語訳が掲載された辞書が付いてくるため、英語が読めなくても安心である。 賛否両論点(一般販売版) 付属の辞書は全体的に意訳が目立つ。 ドックの台詞は攻略のヒントとなる部分はしっかり押さえているため問題はないのだが、対戦相手の何気ない台詞は原文のニュアンスとかけ離れているものが多い。 これについては辞書の冒頭で"「ゲーム中の英語部分をおもしろおかしく解説した辞書です。したがって、皆さんが学校で習う英語とは違う所がたくさんあるかもしれませんが、ご理解ください。」"と断りを入れている。 問題点(一般販売版) 1Rと2R以降のタイソンアッパーは全く別物なのに見た目が同じ。 上記の通り開始早々から打ってくるタイソンアッパーは一発でダウンさせてくる超強力な必殺技に近いもの。 2R以降にタイソンが時折打ってくるアッパーはそれなりに強力だが一発ダウンさせる1Rのそれを思えば威力が非常に小さい。 この通り威力の上では全然別物な扱いなのに両者の見た目がまったく同じなのは少々違和感がある。 総評(一般販売版) 根本的なゲーム性は賞品版からそのままであるが、著名な実在ボクサーを強力なラスボスとして据えたことにより、より一層盛り上がるゲーム展開となった。 残念なことに、著名人とのタイアップという都合でネット配信版では触れることができない。ソフト自体は賞品版に比べて比較的入手は容易であるため、プレイ環境を整えられる機会があれば、実在プロボクサーとのより一層手に汗握る白熱した戦いを体験してみていただきたい。 その後の展開 1998年3月にニンテンドウパワー専用ソフトとして『スーパーパンチアウト!!』が配信開始された。 海外で1994年に先行発売されていた『SUPER PUNCH OUT!!』の配信版で、公式ではAC版『PUNCH OUT!!』のリメイク作と喧伝されているが、内容自体は初代AC版の続編として発売された同名タイトルのアレンジ移植作となっている。ニンテンドウパワーそのものの認知度が低かったため、知名度が低い。 対戦相手は本作同様に大半が初出キャラクターとなっており、ボールド・ブル、Mr.サンドマン、スーパー・マッチョマン以外の本作の登場キャラクターは全員リストラされた。一方で、AC版シリーズからはピストン・ハリケーン(初代)、ベア・ハッガー(スーパー)、ドラゴン・チェン(スーパー)が再登場している。AC版において存在した「反則技を使う選手(*27)」が増えており、さながら異種格闘技戦の様相を呈しているのが特徴。画面構成にアレンジが加わっていたファミコン版に対し、AC版をほぼ忠実に再現している。特筆すべき点として本作はキャラクターボイス付きだが、その全てのボイスをマリオでおなじみのチャールズ・マーティネー氏が担当している。 リアル志向ボクシングゲーム『Fight Night Round 2』のGC版に海外版が収録されたほか、Wii・WiiU・New3DSのバーチャルコンソールでも配信されていた。 なお、プレイヤーキャラクターは固有の名前はなく、見た目も本作のマックやアーケード版の主人公とも別人だが、『Fight Night Round 2』本編にもこのプレイヤーキャラクターを3D化した選手がLITTLE MACの名でゲスト出演している。 2008年発売のWiiソフト『キャプテン★レインボー』にマックが登場。しかし「落ちぶれたキャラを更生させる」事が題材の作品のため、丸々と太って別人のような姿に。 減量に成功すると元の姿に戻り、本作をモチーフとしたミニゲームで遊ぶことができる。 2009年にはWiiソフトとして『PUNCH-OUT!!』を発売。 ファミコン版をベースとしたリメイク作となっている。マックの描写は「アメリカ人男性としては小柄」レベルの体型へと改められ、アーケード版に近い画面構成となった。 公式サイトでは歴代シリーズについて触れられているが、ファミコン版については賞品版をメインに紹介しており、一般販売版については「1987年11月21日に製品版が発売されました。」と軽く触れるにとどまっている。 SFC版とは逆にマイク・タイソン/Mr.ドリームを除く本作の対戦相手が全員再登場しており、そこにベア・ハッガーとSFC版初出のアラン・ライアン、そしてAC版『PUNCH OUT!!』に登場したキッド・クイックをリファインした新規選手ディスコ・キッドを加えた顔ぶれとなっている。アランに関しては何があったのかほぼ別人の如き変貌を遂げてしまったが…。 『どうぶつの森+』では1990年に海外でのみ再版されたバージョン(後述)が移植されたほか、Wii・WiiU・3DSのバーチャルコンソールでも配信されていた。 さらに『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』では賞品版が配信されており手軽に遊ぶことが可能になった。このため一般販売版は現在はある意味賞品版よりも貴重な存在になってるのかもしれない。 スマブラへの参戦 『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではマックがアシストフィギュアとして登場。本記事で紹介したファミコン版準拠で、小人体型となっている。 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』以降はプレイアブルキャラクターに昇格。Wii版を反映し、他の人間型キャラと遜色ない体型となっている。 余談 海外ではディスクシステムが未発売だった関係でディスクファクスイベントも行われていなかったため、賞品版は国内のみの流通となっていた。 一般販売版は、米国では日本に先駆けて1987年10月18日に、欧州では日本国内発売の翌月の1987年12月15日に発売された。 その後、海外でのみ1990年に「Punch-Out!! Featuring Mr.Dream」のタイトルで、ラスボスを架空のボクサー「Mr.Dream」(*28)に差し替えた再販版がリリースされた。(恐らくは肖像権及びタイソン氏が起こした不祥事の都合)。『どうぶつの森+』及び国内のバーチャルコンソールで配信されているのはこちらのバージョンとなっている。 これに関しては任天堂とタイソンのライセンス契約が1990年で失効した事による変更と見られる。 上記の例がそうであるように、タイソンの肖像権が絡むせいで一般販売版は二次的な使用が難しい扱いになっている。 CSで現在も放送中の番組『ゲームセンターCX』において過去に挑戦が行われた回があるが、この時も、比較的安価で入手しやすいはずの一般販売版ではなく、得難い高価な賞品版を中古屋で探し出しての挑戦となった。 タイソン氏は本作に思い入れがある様子があり、後年、本作をゲーム内の自分に瞬殺されながらもノリノリでプレイしていたり、 Wii版の「PUNCH-OUT!!」に対し「任天堂がオレに断りなく新作を作ろうとしている、オレのノックアウトがゲームを作ったというのに、そりゃひどい」や、Mr.Dreamに差し替えられた「Punch-Out」の配信に対し「Mr.Dream?パンチアウトと聞いて誰を思い浮かべるんだい?」といった内容のtweetをしている。 + マイク・タイソンがマイク・タイソンを殴ろうとする 賞品版で使用されたカートリッジは後に光栄のFCソフトやポニーキャニオンの『A列車で行こう』等の大容量のデータを使用しているソフトに流用された。 こちらではカートリッジの刻印が"Nintendo"から"FAMICOM"へと変更されている。 上述のSFC海外版が収録された『Fight Night Round 2』では、他にも本作を彷彿とさせる要素が存在する。 エディットモードの選手のニックネーム(選手名代わりに読み上げられる)の中に"THE SANDMAN" "HURRICANE"がある。 アナウンサーの読み上げは数パターン用意されているが、前者を選んだ場合は"MR. SANDMAN"と読み上げられるパターンも存在する。 お互いに小人体型になって試合をする裏技がある。 「喧嘩の強い若者が落ちぶれた元プロボクサーと出会い、彼にボクシングを教わってチャンピオンを目指す」というストーリーや、ゲームオーバー時のバンデージ姿で椅子に座ってうなだれるマックのグラフィック等、『あしたのジョー』の影響が少なからず見受けられる。 なお、このゲームオーバー演出はSFC版でも継承されているが、同作では落ち込む主人公を斜め前から映しており、より元ネタに近い構図になっている。上記『キャプテン★レインボー』ではマックのテーマ曲が「あさっての情」というタイトルであり、こちらは明らかに狙ったものとなっている。 タイトル及び選手紹介デモにおけるBGMはAC版シリーズから引き継がれている曲だが、元をたどればこの曲自体は1942年から60年の間に渡りアメリカで放映されていたスポーツ番組「Gillette Cavalcade of Sports」のテーマ曲『Look sharp march』のアレンジである。番組内では様々なスポーツ競技が取り上げられており、特にボクシングの放映に力を入れていたという。 ラウンド入場曲とランク落ちに流れる曲もAC版シリーズから引き継がれている曲だが、こちらはHAL研究所から発売されたFCソフト『スター・ゲイト』にも使用されている。 1984年に発売されたゲーム ウオッチマイクロVSシステムの『ボクシング』は海外では後期タイトルが『PUNCH-OUT!!』の名で発売された。 こちらのバージョンのパッケージにはグラス・ジョーとMr. サンドマンらしき選手が描かれている。 海外では「スクラッチオフ」というゲームカードが発売された。 カード上に複数箇所ある銀色のスクラッチ部分を削ると「3つ集めるとKO勝ち」等のマークが現れるので、一つずつ削ってカードに描かれた対戦相手と勝負するというもの。 描かれている対戦相手のうち、原作でズボン姿であったフォン・カイザーとグレート・タイガー、レスリングパンツ姿であったソーダ・ポピンスキーとスーパー・マッチョマンはトランクスに統一されている。その他のキャラもトランクスの色を始め、ビジュアルが全体的に原作と異なる。 特にピストン本田は鉢巻のデザインが旭日旗を模したものに、Mr. サンドマンは白人のような肌の色になっている。また、スーパー・マッチョマンは本作の試合中のグラフィックを元にした黒髪 白い肌になっている。 ゲームでのタイソンの成績「31戦無敗27KO」は、同年8月1日にトニー・タッカーとのタイトルマッチを判定で勝って3団体統一王座になった時点のものである。 実際には発売の前月である10月16日にテイレル・ビッグスと3団体統一チャンピオンとして初のタイトル防衛戦を行いKO勝ちしているため、発売時点での戦績は「32戦無敗28KO」であったが、さすがに発売までにこれを加算するのは間に合わなかったようだ。 1990年2月に東京でジェームス・バスター・ダグラスに初黒星を喫するまで無敗記録を伸ばし(37連勝)最終的な戦績は「58戦50勝6敗44KO(無効試合2)」であった。 攻略記事などでは「タイソンとの試合で1R目1分30秒まで連続で繰り出してくるタイソンアッパーは喰らうと必ず1発ダウンさせられる」とよく見られるが、厳密にはマックの体力が満タンの状態でガードしていれば1発だけは耐えられる(それでもダウン寸前まで減らされるが)。 相手の動きには必ず法則があるが、中には観客の合図で見極める選手も存在する。 ボールド・ブル、ピストン本田(2回目)、スーパー・マッチョマンの3名がこれに該当する。なお、これに気が付くとマッチョマンの1回転パンチを避けるタイミングがつかみやすく、多少楽になる。 ポピンスキーの笑い声はブル・サンドマン・マッチョマンの勝利ポーズにも流用されている他、海外版『リンクの冒険』のゲームオーバー時に現れるガノンの笑い声としても使用されている。 デモ画面はボールド・ブルとの対決を写したものになっている。 この画面をよく見てみると賞品版はパネルの色が本編には出てこないピンク色の物に、一般販売版ではマイナーサーキットと同じ色合いのアリーナとなっている。さらにマックのハートマーク所持数はゲーム中ではありえない99となっている。ちなみにゲーム中で最も多いハートマークの値はグレート・タイガー戦の77である。 ピストン本田の台詞には"Where is the NHK TV camera? Hello, Tokyo!"(NHKのテレビカメラはどこだ?東京の皆さん、見てるかい。)(*29)というものがある。 バーチャルコンソール版では前半の台詞が"Where is my camera crew?"(俺のカメラクルーはどこだ?)に変更された。 一般販売版の「アナザーワールドサーキット」におけるタイソンの名前を見ると… + ... ANOTHER MCHAMPIONN 「アナザー マチャンピオンヌ」? こんなおかしな表記になっている。恐らく ANOTHER CHAMPION MIKE TYSON 「アナザーチャンピオン マイクタイソン」と表記したかったのだろう。 一般販売版は先行する賞品版に多少のアレンジを加えて発売した程度にすぎないのだが、タイソン本人を起用したCMで話題になった。CM内の"Now You re Playing With Power"のコールは海外のNESのCMに用いられていたフレーズである。 CMでも微かに聞こえるが本来ならばパッケージの英語表記の通り「マイクタイソンズ・パンチアウト(Mike Tyson s)」である。 + CM「一般販売版」 賞品版も『ゴルフUSコース』の「♪参加参加参加参加」という独特のフレーズでイメージに残りやすいCMで紹介されていただけに、わずか1万本の非売品でありながら一般販売される前でも決してマイナーな存在ではなかった。 + CM「ゴルフUSコース」
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/608.html
今日 - 合計 - NEOドリフトアウトの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 13時11分38秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して