約 1,397,515 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1543.html
曙の女神達──あるいは新年三ヶ日(後半) 雪は無くとも、元日の空気は刺す様な冷たさを以て私達四人を襲う。 真っ白い息を吐きながら、私は大切な“妹”達を抱えて歩を進めた。 その行き先こそ“狛犬はうりん”が居るという、近所の神社が一つ。 「こういうのは久しぶりだな、有無……お前達、寒さは問題ないか?」 「あ、大丈夫です。特に関節の動きも悪くないですし、平気ですよっ」 「……それにしても、ハウリンタイプの娘に逢うのが楽しみなんだよ」 「クララちゃんはやっぱり、どんな感じか気になっちゃいますの~?」 私の腕の中で、クララが肯く。やはり情報を知っていただけあってか、 その“狛犬はうりん”とやらに酷く強い興味を抱いているらしかった。 今が元日である事も考えると、忙しくて逢えぬかもしれないが……だが それでもなお、クララは『行ってみたい』欲求を隠さなかったのだな。 「……む、この神社か。“大混雑”という程、忙しそうには見えぬな」 「んと、神田明神とか色々ありますからね……秋葉原近辺の神社って」 「でも混んでないなら、好都合だよ。早速、社務所に行ってみるもん」 「あ!マイスター、クララちゃん!あの娘じゃないですの?ほら……」 ロッテが何かを見つけ、振り袖の絡みついた腕で指し示す。その先には 巫女服に身を包んだ、清廉そうな一人のハウリンタイプが甲斐甲斐しく 他の巫女や禰宜を手伝っていた。絵馬やお守りの販売、片付け等々だ。 「……ほう、この娘が“狛犬はうりん”か。大人締めで可愛らしいな」 「新年明けましておめでとうございます……私は“結”と申しまして」 「結さん?気分悪くしたら謝るんだよ、噂でしか名前知らなくて……」 『何処でそんな通称が流行っているのでしょう?』と、結という神姫は 困った様に首を傾げてみせる。その目に宿る意思の炎は、強いと見た。 大人しくとも一本筋を通した、真面目で実直な娘なのだろう。そして、 受付の傍らにある竹箒……無論、神姫用だ……も仕込みの痕跡が見え、 “只者ではない”という印象を持つには十分すぎる立派な娘であった。 「結さん。わたし達、この近所でMMSショップをやっていますの~っ♪」 「えと。あたしはアルマでこっちの娘は、クララちゃんとロッテちゃん」 「そして私がマスタ……“マイスター(職人)”の槇野晶だ。宜しく頼む」 「はい、槇野さんに神姫の皆さん……本日の御用件は、何でしょうか?」 営業トークじみてしまった挨拶にも嫌な顔をせず、彼女は用件を聞いた。 ここで、ふと悩む。ついつい社務所に寄ってしまった物の、御神籤位しか 頼む事は無い。信心深い、という程でもない私は明確な目的を持たずに、 ここに居る事となる……が、頼んでもよさそうな事は私の胸中にあった。 「ふーむ……そうだな、まずは四人分の御神籤と、願掛けをしたいが」 「はい。ではこの絵馬と……神姫の皆さんにも、個別に必要ですか?」 「有無。頼む……って、御神籤の筒を抱えて大丈夫なのか、結とやら」 「はい?あ、ええ。ご主人が私に配慮して、軽く作って下さったので」 そう言って軽々と御神籤箱を運んでくる彼女を見て、成程と実感する。 紛れもなく、彼女はここの“巫女”なのだ。彼女が社務に携われる様に この神社は設計されている。神姫センターもある秋葉原の中に、神姫が 携わっている神社。神姫オーナーにこれから人気が出るかもしれんぞ? 「では、皆さんどうぞ振ってみて……出てきた棒を見せて下さいまし」 「アルマからやってみるといい。何、神姫でも振れるはずだろうしな」 「わ、分かりましたっ!よいしょ、っと……あ、出てきました結さん」 出てきたのは、御神籤の在処を示す札の様な物だった。数は『十三』。 ……西洋の数としては不吉だが、ここは神社。気にする事はなかろう。 「十三番ですか。皆さんも一通り振ってから御神籤をお渡ししますね?」 「ではロッテ・クララと続けて、最後に私が振るとしよう。さ、ロッテ」 「はいですの!よいしょ、よいしょ……あ、出ましたの!『二十四』!」 そして、クララが『八』で私が『十』。一通り出揃った所で、結が私達に 折り畳まれた御神籤を一枚ずつ差し出してくれた。横には、四枚の絵馬。 その内の三枚は、子供や神姫に合うサイズで作られた小柄な絵馬だった。 「小吉に、凶……吉に、私は中吉か。ロッテが凶というのは不安だな」 「大丈夫ですよ槇野さん、後はロッテさんの運気が上がるだけですし」 「そう言う物なのか。だそうだからロッテや、あまり凹むでないぞ?」 「は、はいですの~……結さん、ありがとうございますですの~っ♪」 「どう致しまして。それでは、この絵馬に“願”を書いて下さいまし」 「はいっ……やっぱり、他の人に見せない方が気分出ますよね。これ」 そして、互いが互いの願いを知らぬままに絵馬は完成した。後は奉納か。 一つ心の底を書いてみたら、多生はモヤモヤが振り切れた……気がする。 来て良かったな。可愛い神姫に逢え、私達の道標が一つ増えたのだから。 「それでは、後はお参りして帰るとしようか。また合おう、結とやら」 「はい。どうか槇野さんと皆様に、良い事のある一年となります様に」 「有り難うなんだよ、結さん……巫女のお仕事、どうか頑張ってね?」 ──────神様にだけ見せた願い、何時か叶えてみせるよ。 メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1729.html
主人公っぽい俺 一覧へ戻る ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 幕間 「シャーリーと整備俺の更ける夜」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 整備俺「大丈夫?もう落ち着いた?」 シャーリー「ああ、悪かったな。夜中に急に来ちゃって」 整備俺「いや、全然いいよ。まあドアを開けた瞬間に抱きつかれたのは驚いたけど」 シャーリー「悪かったよ……。本当に嫌な夢だったんだ」 整備俺「シャーリーさんがそんなに怖がるなんて、一体どんな夢を見たの」 シャーリー「怖い夢って訳じゃ……。いや、確かに凄く怖かった。死ぬほどね」 整備俺「む、そんな軽はずみに死ぬとか言わないで欲しいねえ」 シャーリー「うっさい馬鹿。夢の中じゃ私を置いて勝手に死んだくせに」 整備俺「あ、俺が死ぬ夢だったのね……。そりゃ済まないことしたなあ」 シャーリー「まったくだ。罰として今夜はベットでずっと私を抱き締めてもらおうかな」 整備俺「ちょ!?それはちょっと色々問題が」 シャーリー「はやく、抱き締めて。お願い」 整備俺「……その顔はちょっと反則だよシャーリーさん」 シャーリー「はやく」 整備俺「……了解です。よいしょっと、さあこちらへどうぞ」 シャーリー「うん。よっと」 整備俺「うん、二人だと温かい。シャーリーさんもう少しこっち来て」 シャーリー「よいしょ。顔近いな」 整備俺「君がこうしろって言ったんじゃない」 シャーリー「前にも思ったけど、お前って結構いい体つきだよな」 整備俺「まあ年がら年中動き回っているもので。君こそいい体つきじゃないの」 シャーリー「うわ、なんかやらしい言い方だな」 整備俺「否定はしません。最高の抱きごこちだしね」 シャーリー「ふっふっふ、そうだろそうだろ」 整備俺「ねえシャーリー」 シャーリー「ん?」 整備俺「俺は絶対に君を置いていったりしないよ」 シャーリー「……本当に怖かったんだぞ。血が止まらなくて、体がどんどん冷たくなっていって」 整備俺「シャーリー」 シャーリー「目も合わなくなってきて、口からも血を吹き出して」 整備俺「君は馬鹿だな」 シャーリー「何が!」 整備俺「隙あり」 シャーリー「んむっ!?」 整備俺「ぷは。どう、血の味はした?」 シャーリー「……しなかった。」 整備俺「なら何も問題無いじゃない。ほら、明日も早いし寝ちゃいなさい」 シャーリー「なんか、いや。やっぱいいや」 整備俺「何ほっぺた膨らましてんの。かわいいなもう」 シャーリー「うるさいつつくな。もう寝る」 整備俺「はいはい。おやすみなさい」 整備俺「寝た……かな?よく襲わなかった俺。騎士鉄十字章ものだよ」 整備俺「まあ信頼されてるってことなのかなあ。ありがたいんだけどさあ、もうちょっとこう、警戒心を持ってくれても……!?」 シャーリー「ふーん」 整備俺「いつから聞いてたのシャーリーさん……」 シャーリー「まだ寝てなかったんだよ騎士鉄十字章受章者さん」 整備俺「うわあ」 シャーリー「お望み通りこれからは少し距離を置いて接してやるよ」 整備俺「そ、それはご勘弁を。俺は寂しいと死んじゃう生き物なんです」 シャーリー「お前はウサギか」 整備俺「何言ってるの。ウサギは君だろ?」 シャーリー「そうだな。だから絶対私から離れるなよ?」 整備俺「死んでも離さないよ、シャーロット」 主人公っぽい俺 11へ続く
https://w.atwiki.jp/tv-drama/pages/304.html
『ヨイショの男』(よいしょのおとこ)はTBS系列で2002年4月14日~6月30日に東芝日曜劇場枠で放送されたテレビドラマ。 あけぼの保険株式会社営業部に勤務する桜井孝太郎は、人を「ヨイショ」する事を得意としていた。彼は、どんなトラブルにも「ヨイショ」をする事で切り抜けていく…。 キャスト 桜井孝太郎:稲垣吾郎 白石英二:市川染五郎 杉田尚美:矢田亜希子 立花由紀江:畑野浩子 津村隆介:長谷川初範 松永信也:山寺宏一(ナレーションも兼任) 井原大介:伊藤正之 徳川康弘:小林稔侍 緒方真紀子:浅野ゆう子 吉村秀男:森井未知央 中根薫:織平真由美 森元チカ:須之内美帆子 あけぼの保険第一営業部員:横山華、小田桐郁、矢花智子、野田大輔 明智社長:久保晶 武田業務部長:ト字たかお 上杉総務部長:加賀谷純一 斉藤経理部長:須永慶 毛利人事部長:はらみつお タカシ:野口優樹 伊達:松田直樹
https://w.atwiki.jp/itsumonokondate/pages/66.html
#weblog 40代から減り始める・・・ 立ち上がるときに、つい「よいしょ」と声が出る 買い物した荷物が重く、持って帰るのが苦痛だ 2階分上がるときはエレベーターやエスカレーターを使う 階段を1段おきに下りるのは怖くてできない 歩いていると、よく追い越される 乗り物に乗ったらすぐに空席を探す 歩いて15分以上の距離のところはバスやタクシーを使う 腹筋運動を男性は20回以下、女性は8回以下しかできない 筋肉の凝りや、関節痛をよく感じる 片足で立ったままで靴下をはけない 前屈したとき、指先が床に着かない 背中へ上下から斜めに両手を回して結ぶことができない 会議などで1時間以上座っているのは辛い つまずいて転びそうになることが多い ビンのふたを開けるのがつらくなった いかがでしたか? 見かけ年齢-若返り得点5点+総点数=筋肉年齢 ↑ 週4日以上運動している人のみ。
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/1367.html
律子「一人暮らしを始めたら」 執筆開始日時 2013/01/11 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357912605/ 概要 真「……Zzz」 律子「真、起きなさい。まーこーとー!」 真「うわっ……。って、なんだ、律子か。おはよー」 律子「おはよう。そろそろしっかり起きて」 真「ん……って、ボクいつの間に寝ちゃってたんだろう。しかも、なんだこれ。動きにくいよ、律子」モゾモゾ 律子「かいまきよ。あんた、こたつで寝入っちゃったから、引っ張り出して、それにくるんで寝かせておいたのよ」 真「あー、こたつで寝ると風邪ひいちゃうからねえ……。よいしょっと。脱げた脱げた」モゾモゾ 律子「またすぐこたつに……」 真「だってさー」 タグ ^秋月律子 ^秋月涼 ^りょうりつ まとめサイト SSWeaver SS保存場所 ありやけの2chまとめ
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3966.html
「よいしょ……」 カイジの目の前で頭を失った巴マミ。 しかし、やはりおNEWの頭が生えてきた。願いごとパワー恐るべし。 「貴様からは……我々と同じ、いやそれ以上の何かを感じる」 「( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!」 「クマ吉ちゃんが症候群から脱出してメンバーが減っちゃったからねぇ……」 「お姉さんきた!潤いのない渇いた俺たちの世界にオアシスがきたぞ!今日はパーティーだ!」 そんな驚異的なリカバリーをするマミのまわりに、謎の集団が集まる。 彼らは新しい症候群仲間の誕生を祝福するような雰囲気だった。 「?よくわからないけど、パーティーなら紅茶を」 「よし、俺に任せてくれ!」 カチッ 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】 【セワシ@ドラえもん】 【野比玉子@ドラえもん】 【タケシ@ポケモン】 【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】 たまたま彼らの足元に地雷があり全員爆死
https://w.atwiki.jp/huntingqueen/pages/287.html
Twitterで公開されたSSを引用しています。引用元:桜瀬彩香氏Twitter(@kusurinomamono https //twitter.com/kusurinomamono)前 2021-11-13_2 にゃこすなSS後 2021-11-17 #刺繍の魔女と王様のタルト 本家にゃこす 本家にゃこすもやはりということで… #刺繍の魔女と王様のタルト https //twitter.com/kusurinomamono/status/1459499867252805637?s=20 t=LGFT317yrL4FI1sbkMfrpA 「アン!黒にゃこすです!抱っこしてきますね」 「こらリーフェット、一人じゃ椅子から下りられないだろう?」 「ほぇ…。不思議です」 「大人用の椅子だからね。よいしょ」 「にゃこ!」 「ん?成猫はにゃこなのか」 「アン、いっぱいいますよ!」 「もしかしなくても、食べ物を狙っているんじゃ…」 ▲up ページ登録タグ:刺繍の魔女と王様のタルトSS
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/1198.html
P「寝ている女の子に性的悪戯をするのが好き」 執筆開始日時 2012/09/07 元スレURL http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1347018344/ 概要 P「好きなんだ」 P「これはもうしょうがないこと」 小鳥「zzz・・・」 P「所属アイドルの殆どがAランクに上がって」 P「お祝いだなんだと調子のって飲みまくった挙句の」 小鳥「zzz・・・」 P「この有様よ」 ヨッコイショ P「小鳥さーん、着きましたよー。マンションですよー」 小鳥「zzz・・・」 P「起きる気配なし。鍵は・・・と」 ガサゴソ P「勝手にカバン開けますよーっと、あったあった」 チャリン P「お邪魔しますよーっと。お姫さま抱っこでよいしょ・・・」 P「ベッドに運びます。おぉ意外と綺麗にしてらっしゃる」 P「なんだこれ、シール?あぁ、スクリーントーンってやつか」 P「ささ、ベッドですよ小鳥さーん」 タグ ^音無小鳥 ^R-18 まとめサイト SS森きのこ! ハイエナ図書
https://w.atwiki.jp/xbox360vip/pages/37.html
【くしかつ】まとめwiki http //www31.atwiki.jp/xbox360_wiki/ 【ささだんご】Xbox360情報サイト http //aen0717.blog63.fc2.com/ うんとこどっこいしょ!!!! このスレの神、いわゆるおでんゴッド
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/1504.html
20 :そのいち:2010/04/25(日) 01 50 26 ID cTPqACE2 スレ無いっぽいので、こっちに投下。 とある休日の話。 明日は休日だ夜更かしだ、と思い明け方まで起きていたのが間違いだった。 『おい、起きろ。朝だ、タカシー』 なぜか幼馴染の尊が家に来ていた。 「……寝かせろ。俺はまだ1時間しか」 『まだ7時ではないか。またゲームしてたのか、怠け者め』 尊は事有る毎に俺をなじる。昔からなのだが、最近からだんだんエスカレートしてきている。 『ほら、起きろ!!タカシ!!』 布団に潜る俺に蹴りを浴びせる尊。 「あ……もぅ!!痛ぇしうるせぇし、大体何しに来た!!」 起き上がり、尊の頭を両手でホールド。 『な、何でもいいだろ!!大体独り暮らしになってそんな生活――』 「お前は俺の親かっつーの!!何にも無いのに朝早くから来られて、迷惑なんだよ!!」 怒りにまかせて尊の一つに束ねた髪を思いっきり乱す。 『ちょ……、タカシ、何を……あっ!!』 プチン、コトリ。 何かが千切れた音。と、何か硬いものが床に落ちた音。 見ると、尊の髪を束ねていたゴムが落ちていた。 どうやらこれが切れたらしい。 しかし、このゴム。普段大人っぽい尊がつけるには、妙だ。 ピンクの大きめのビーダマの様な飾りがついていて、まるで玩具だ。それに、 「何処かで見たような……」 21 :そのに:2010/04/25(日) 01 52 29 ID cTPqACE2 『うぅ……バカァ……グスッ……』 力なく座り込む尊。 「お……おい、どうした?尊ー?」 尊の泣き顔を見て、一気に目が覚める。 俺は、ひょっとしてとんでもない事をしてしまったのでは? 「み、尊?そんなに大事な物だったのか?御免!!弁償するから泣くのを――」 『……忘れたのか?』 頭を下げる俺をじっと見つめる尊。悲しそうな瞳が、じわりと潤む。 ……なんだっけか。あれは、そう…………。 『タカくん、なにそれ?』 「ああ、みこ。かみをむすぶゴム。おかしのおまけなんだけど……。女の子がつかうやつだし、いらないよ」 『わたしにかして!!』 「ていうか、あげるよ。おれつかわないし」 『ありがとう!!……よいしょ、よいしょ…………えへへ。ポニーテール。可愛い?』 「……っ。う、うん……か、可愛い……」 『ホント!?え、えへへ……。これ、いっしょーだいじにするね!!』 22 :そのさん:2010/04/25(日) 01 57 21 ID cTPqACE2 「まさか」 『うぅ……思い出したか、バカ者』 泣き止んだが、やっぱり尊は落ち込み気味である。 『好きな人から初めて貰った物……大切にするに決まってるだろぉ……?』 「え!?尊、今……」 尊が、俺の事を?す、好きって……。 『みこ……みこ、って呼んで欲しい……昔みたいに……私、タカくん、好き、だから……』 ――えへへ、これ、いっしょーだいじにするね!! 微笑む尊の顔が、あの時の笑顔と重なって見えた。 そうか、あの時から、尊は……。そして、俺も―― 「……うん、俺も好きだよ。みこ」 『あ、あぅぅ……』 尊は真っ赤になって、顔を手で覆う。それが可愛らしくて、俺は後ろから尊を抱きしめるように、座った。 普段は気丈に振る舞っていても、やっぱり尊は、あの頃のままだった。 「――で、結局何の用でココに?」 『……武術の稽古。タカくんで実践しようと思って……』 訂正。少し変わったみたいです……。 終