約 3,545,417 件
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1420.html
――上下強弱には関係ないく、ものにはそれぞれの役割があります それはゆっくり達の外敵との戦いでも同じ事。 一般的に言われる、うにゅほ・まりさ・ふらん・めーりんといった、高い身体能力を持つゆっくり達 対して技術的な事ではなくとも、多くの知識と人間をも凌ぐ高い知能を持つとされる、ぱちゅりー, らん、さとり、ゆかり、けーね、てゐ、えーりん等等……… そして、あまり知られていない、隠れた戦略派ゆっくりを今日は紹介しましょう |lii i|/リリW-'`"^" ;;;;iiiiiiiiWWww;;;;; .... ;ゝ ,r''''''ミ,,,,,,,,, _,,.. - ―‐ -,.、|lii i| 、.... `^'-WWlii ノノリリk'`"^" ;ィ'ヾ/レ''" ミ;;;;;;;;;;k;;;;;;;ミ / `ヽ、|lii i| ろ .... .. k |lii i|;;;; ;;;;;;;;;; ≧.// 〃_ ,-' ' ' 'k ///;;;;;;;;k / , ィハ ゝ|lii i| ラ ;;;;;;;;;;;;;; ;;ゝ|lii i|;;;;Wiwノノ;; ゝ/==" ̄ミ;;;;;;;;;;;;k .///,,,,,,,,,,, .ノ ノ ハ,,、;、レ' レ 、_,、ji,ノ|lii i| ミ;;;;,,ゝ;;;レ/;;; k |lii i!WリリWii-''"`" / l ! (ο)ililli(οハ ヽ|lii i| ろ .... .. k |lii i|;;;; i くハ、 ノl ,,ノ|lii i| ミ;;;;リリk'`"^" ; , ' ´ ̄  ̄ ヽ,.`V>=‐--‐'' ノWiiレ'Www;; Σ,ィ_,,r-^ー^- ,ィ、_ヽ,、Wiiレ' ,r'"ヽ /i`-ィヾ',イレヽイノ.ルヽiイ /i⌒iヽ;; ≧.// 'i 団 〈i ヽゝイ!○__○`iイノ /i i) , 、 ゙ii''" , 、 / l ノ("(∨ ∨)"从 i __ , r "''''' - '''''ヽ、 ヽ、,r、.. ヽ ,, ''|☆|'" ̄`ヽ ル.`.ー--‐'"´ルヽ ,r'" ゙''‐ 、 ,∠、 ,r'"''-、-‐ 、ヽ r‐ 、ヽ ヽ !、 ./ | | \ ̄ ̄ , ' . /^'''-、 ゞ'' 、ヽl l、 ヽヽヽ ー〈__,-ヲ)) 〉ィ l  ̄ ̄ ̄ / ,, ゝ-イ , 、 ヽ__  ̄_, ' ,'' `i 、/ . l l `‐!ヽ )ノ ) . ヾ''~ノ) l l l ̄ ̄ ̄ ∠ /__,i/ レ、!_Y、 、 .\ ヽノ く ヽ,.. ノ .!,r‐l -'- . . `´ノ ,イ 人_l / イハ(ヒ],_,ヒン) l ヽ l-‐ !、 ミミヽ l、,,;;;!、 ノ.. , -'' " <) `‐_' `j、  ̄ソ.ハ⊃ヽ_ン .⊂ハ l ア ., フ ヽl l ,ト-‐''" "''ヽ`ァ ! / >、___,,イ/ l ヽ ';ヽ、 ∠),-、,-1`'" l " ' _,,ノ, 、 .\ ノ ヽ r , -`―'- 、イ、 ゙゙゙゙゙ー' "  ̄ ,イ"'- '"´\ イi イ人ルレ ン、 「むきゅ~ こいつは『オメガ』にぇ! '‐'--、,、r、r'l_ヽ /ヒン__ ヒン)| i、| 少なくても、リフレク中にサンダガと ヽノ ゙゙ .(" ヽノ " []ノ i 赤魔道士の連続魔 がいるわ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ `ー―――'レル' やっぱり戦うのは少し早いわにぇ!!!」 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ _____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,'´ , - 、`ヽ 〈__,______)ノ__ ヽ イ[_/|_, l_|/l``ヽ i l/廿 廿 | i i ! l l(" 。 "l l i 〈_〉 ー―――〈_〉! ↑ 【スペキュレイション】 「いったん逃げるわよ!!!」 「いや~ あぶなきゃったにぇ~」 _,,.. - ―‐ -,.、 , ' ´ ̄  ̄ ヽ、 / `ヽ、 Σ,ィ_,,r-^ー^- ,ィ、_ヽ,、 / , ィハ ゝ r , -`―'- 、イ、 「今日も、ぱちゅりーのお陰だよ!!!」 /i`-ィヾ',イレヽイノ.ルヽiイ /i⌒iヽ .ノ ノ ハ,,、;、レ' レ 、_,、ji,ノ イi イ人ルレ ン、〈i ヽゝイ!○__○`iイノ /i i) / l ! (ο)ililli(οハ ヽ /ヒン__ ヒン)| i、| ノ("(∨ ∨)"从 i i くハ、 ノ .(" ヽノ " []ノ i ル.`.ー--‐'"´ルヽ ヽ从,. `V>=‐ / l '' `ー―――'レル' これからもよろしきゅにぇ!!!」 _____ ,, ''|☆|'" ̄`ヽ ,'´ , - 、`ヽ / | | \ 〈__,______)ノ__ ヽ / ,, ゝ-イ , 、 ヽ__ 「ぱちゅりー『はものしりはかしぇ(苦笑)』だにぇ!!!」 イ[_/|_, l_|/l``ヽ ∠ /__,i/ レ、!_Y、 、 .\ i l/廿 廿 | i i ! / イハ(ヒ],_,ヒン) l ヽ l-‐ 「ゆっくち(笑)」 l l(" 。 "l l i  ̄ソ.ハ⊃ヽ_ン .⊂ハ l 〈_〉 ー―――〈_〉! / >、___,,イ/ l 【フリーファイト】 / !! _,,.. - ―‐ -,.、 ― , ' ´ ̄  ̄ ヽ、 / `ヽ、 !! Σ,ィ_,,r-^ー^- ,ィ、_ヽ,、 / , ィハ ゝ r , -`―'- 、イ、 「…そういえばふらんの机の上の /i`-ィヾ',イレヽイノ.ルヽiイ /i⌒iヽ .ノ ノ ハ,,、;、レ' レ 、_,、ji,ノ イi イ人ルレ ン、 ヨーグルト、そろそろ腐るわよ」〈i ヽゝイ!○__○`iイノ /i i) / l ! (ο)ililli(οハ ヽ /ヒン__ ヒン)| i、| ノ("(∨ ∨)"从 i i くハ、 ノ .(" ヽノ " []ノ i ル.`.ー--‐'"´ルヽ ヽ从,. `V>=‐ / l '' `ー―――'レル' 「うー! 忘れてた!!!」 _____ ,, ''|☆|'" ̄`ヽ !!! ,'´ , - 、`ヽ / | | \ ! 〈__,______)ノ__ ヽ / ,, ゝ-イ , 、 ヽ__ 「……それに社会常識テストの締切日 イ[_/|_, l_|/l``ヽ ∠ /__,i/ レ、!_Y、 、 .\ 明日だから、早めに人事部に出した方が i l/廿 廿 | i i ! / イハ(ヒ],_,ヒン) l ヽ l-‐ 皆いいわよ」 l l(" 。 "l l i  ̄ソ.ハ⊃ヽ_ン .⊂ハ l 〈_〉 ー―――〈_〉! / >、___,,イ/ l / \ / \ ' /\ / \ , ' ´ ̄  ̄ ヽ、 / r , -`―'- 、イ、 Σ,ィ_,,r-^ー^- ,ィ、_ヽ,、 イi イ人ルレ ン、 /i`-ィヾ',イレヽイノ.ルヽiイ /i⌒iヽ 「ぱるすぃー は皆のこと見てくれてるにぇ!!!」 |. /ヒン__ ヒン)| i、| 〈i ヽゝイ!○__○`iイノ /i i) ┼ .(" ヽノ " []ノ i ノ("(∨ ∨)"从 i 「『気配り屋しゃん(微笑)』だにぇ!!!」 _,,.. - ―‐ -,.、――'レル' ル.`.ー--‐'"´ルヽ / `ヽ、 / , ィハ ゝ つっ 「そ、それほどでもない………」 .ノ ノ ハ,,、;、レ' レ 、_,、ji,ノっ / l / l ! (ο)ililli(οハ ヽ _____ ,, ''|☆|'" ̄`ヽ 「やさしいよにぇ!!!」 i くハ、/// /// '´ , - ヽ ./ | | \ ヽ从,. `V>=‐--‐'' ノ 〈__,______)ノ__ ヽ / ,, ゝ-イ , 、 ヽ__ 「あと…ゆーぎは明日で入隊一周年目よね」 イ[_/|_, l_|/l``ヽ ∠ /__,i/ レ、!_Y、 、 .\ i l/廿 廿 | i i ! / イハ(ヒ],_,ヒン) l ヽ l-‐` 「あ、ありがとう………」 l l(" 。 "l l i  ̄ソ.ハ⊃ヽ_ン .⊂ハ l 〈_〉 ー―――〈_〉! / >、___,,イ/ l 「ぱるすぃーは 『ゆーぎはかしぇ』だにぇ!!!」 『あはははははははっ!!』 【ワールウインド】 ―――そんな……… ゆーぎのことなんてまだまだ知らない事の方が多いわよ―――でも強いて言うなら身長65センチ(角含む)・体重400g、年齢は3歳。趣味は酒と「僕らの太陽」とあや取りと射的。角のサイズは24で、好きな言葉は『棚ぼた餅』。人 _,,.. - ―‐ -,.、生のフルコースは 前菜「バッカスひじき」・スープ「「リードラゴンの涙」・魚料理「鯖の生酢寿司」・肉料理「バッカスド/ `ヽ、ラゴン」サラダ「バッカスオニオン」デザート「林檎ポッキー」ドリンク「菊正宗」。彼女はいない。リーサイズ・横にホク / , ィハ ゝロがある。〇〇〇があったのは生後11日目の9時で、(酔った母親に)初めてキスをした時舌を入れら福本作.ノ ノ ハ,,、;、レ' レ 、_,、ji,ノ品全般で最も好きなのは「最強伝説クロサワ」。ロックマンは元祖もXもやらずにEXEから入り、「4/「5/チ / l ! (ο)ililli(οハ ヽ ーム・オブ・ブルース」「6/グレイガ」流星も「1/レオ」「2/ベルセルク×ダイナソー」「3/レッドジョーカー属性 i くハ、 ノl使えるバージョンを選択してる。音楽は好きなアニメの関係によりビジュアル系バンドから入るが、周りも洋楽ヽ从,. `V>=‐--‐'' ノにはまっていたため、思い切り馬鹿にされた嫌な思い出がある。そのため無理に別ジャンルに移行して , ' ´ ̄  ̄ ヽ、 Σ,ィ_,,r-^ー^- ,ィ、_ヽ,、 /i`-ィヾ',イレヽイノ.ルヽiイ /i⌒iヽ 〈i ヽゝイ!○ililli○`iイノ /i i) ノ("(∨ ∨)"从 i ル.`.ー--‐'"´ルヽ _,,.. - ―‐ -,.、 / `ヽ、 r , -`―'- 、イ / , ィハ ゝ イi イ人ルレ ン、 .ノ ノ ハ,,、;、レ' レ 、_,、ji,ノ /ヒンililliヒン)| i、| / l ! (ο)ililli(οハ ヽ .(" ヽノ " []ノ i i くハ、 ノl `ー―――'レル' ヽ从,. `V>=‐--‐'' ノ _____ ,'´ , - 、`ヽ 〈__,______)ノ__ ヽ イ[_/|_, l_|/l``ヽ i l/廿ililli廿 | i i ! l l(" 。 "l l i 〈_〉 ー―――〈_〉! 【デザートランス】 ――――― どうして いつも皆 私に怯えるんだろう? ――――― _,,.. - ―‐ -,.、 / `ヽ、 / , ィハ ゝ .ノ ノ ハ,,、;、レ' レ 、_,、ji,ノ / l !lil(〇)ililli(〇ハlil ヽ i くハ、 ノl ヽ从,. `V>=‐--‐'' ノ ゆーぎちゃんは、いつの間にかいなくなっていました 連日容量摂りすぎた……後少しだけ続けさせてください 前のおはなし 次のおはなし 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/334.html
「ゆっくりしていってね!!!」 うだるような暑さの中、縁側でボーっとしていた俺の近くでそんな声が聞こえてきた。 「ん?」 暑さでまいっている体を無理矢理動かして、声の下方向を向くと、そこにはゆっくり一家の姿が有った。 「なんだ。ゆっくりか。どうしたんだ?」 「ゆっくりしてたらここについたんだよ!!!」 「おにーさん!! ここはいまからまりさたちがあそぶから、おじさんはじゃましないでね!!!」 「はいはい」 生憎熱くてそんな気は起きない。 しかも俺に虐待の趣味はない。 「ゆっくり~~~♪ していってね~~~♪」 「ゆ~~♪ っくり~~~していってね~~~~♪」 「「「ゆ~~!! おか~しゃんたちすぎょ~~い!!!!」」」 こんな暑い中、良くそんなにはしゃいでられるなぁ。 「ゆゆ!! おに~さん!! それはなぁに?」 一匹の赤ちゃん魔理沙が、俺の足元までやってくると興味津々なご様子で尋ねてきた。 「これは、桶に水を張ってるんだよ。こうすると涼しいんだよ」 それでも熱くなっていた。 ……ぬるいな……。 「ゆゆ!! おにーーさん!! これもれいむたちがあそぶよ!! だからどいてね!!」 「そうだよ!! あかちゃんたちがあついあついしてるからすずしくさせるんだよ!!!」 ……、いや涼しくって言ってもなぁ。 「お前等が水の中に入ったら解けちまうだろ?」 「はぁ? おにーさんばかなの? れいむたちがとけるわけないよ?」 「ぷぷぷ!! おにーさんはばかなんだね!! だからこんなところでぼーっとしてるんだね!!!」 何言ってんだ? もしかして今まで川や湖に言った事がないのか? 「お前等は知らないのかもしれないけどゆっくりはかわやm……」 「うるさいよ!! れいむとまりさがだいじょうぶっていってるんだよ!!」 「そうだよ!! このみずはぬるいから、さっさとあたらしみずをくんできてね!!!」 「「「ばかにゃおにーしゃん!! はやくちてね!!!」」」 ……。 どうなっても知らないぞ。 ―― 「ほら、汲んできてやったぞ!」 「ゆ!! おそいよ!! やっぱりおにーさんはがかなんだね!!!」 「そうだね!! もっとてきぱきとうごいてね!!!」 ぶつくさ文句を言いながら、桶の周りに赤ちゃんを集める母親達。 「ゆっくりはいってね」 「ゆっくりはいりゅよ!!!」 ザッブゥ~~ン 景気の良い音を出して、岡ちゃんゆっくり達が中へ飛び込んでいく。 「ゆ~~~♪ つめたくてきもちい~よ♪」 「しあわせ~~~~♪」 何とも気持ち良さそうな表情を見せてくる赤ちゃん達。 「ゆゆ!! よかったね!! おにーさん!! どこにとけてるあかちゃんがいるの?」 「やっぱりばかだね!! まりさたちのほうがあたまがいいみたいだね!!!」 得意げな顔を俺に向けてくる母親。 仕方がないから、このまま様子を見届けてやろう。 「ゆ!! こうするともっときもちい~よ!! ぴゅ~~~♪」 「ゆっゆ!! ちゅべた~い!!」 「おか~しゃん!! こっちにもやっちぇね!!!」 「ぴゅ~~♪」 「ゆっゆ♪」 水を口に含んで、赤ちゃん達にかけ始めたのはお母さん魔理沙だった。 「ゆっゆ!! おに~さんはばかだね~~♪」 そして、そんな事を言いながらずっと俺を見続けているのはお母さん霊夢。 まさしく、下等なモノを見下すような表情で俺の事を見ている。 ―― 「ゆ~~~♪ ゆ~~~♪」 「ゆっゆ~~~~♪」 それから十分ほど経っただろうか? 相変わらず赤ちゃん達は元気に桶の中ではしゃぎ回っている。 「ぴゅ~~~♪」 そして、水をかけ続けるお母さん魔理沙と。 「ゆっゆ~~~♪ あかちゃんはれいむたちみたいにりこ~だね~~~♪」 俺から視線を外したが、未だに勝ち誇ったような表情をしているお母さん霊夢。 いずれも楽しそうな表情の親子がそこに居た。 「……!! ゆ? ゆゆ!!!」 最初に表情を変えたのは赤ちゃん達だった。 「おか~~しゃん!! なにかへんじゃよ!!」 「からじゃがへんだよ!!!」 「ゆ? きっとおみずがあったまってきたんだね!! さっさとばかなおにーさんにかえさせるから、いっかいあがってね!!!」 俺に、と言う事は聞き流すとして、やはりこの危機に気付いていないお母さん魔理沙は、赤ちゃん達に上がってこいと命じた。 「ゆ!! あぎゃりゅよ!! ……ゆ~~~、ゆ゛!!!」 「? あああああ!!!!! あがじゃんがーーー!! どーーーじでーーー!!!」 水から上がり、桶の縁に体を乗せた瞬間、柔らかくなった体が破れ、どろどろと餡子が流れ出していく。 「ゆーー!! おがーーしゃーーん!!!!」 見れば、あっちでもこっちでも赤ちゃんは餡子を流しながら絶命していく。 残っているのは、その様子に驚いて桶の中に戻った数匹だけだ。 「ゆーーー!! どうじでーーー!! れいむのあがじゃんたじがーーー!!!」 「なんでーー!! さっきまでゆっくりしてたのにーーー!!!!」 先ほどの表情とは打って変わって、顔を真っ赤にして泣き叫んでいる母親達。 その目線の先には残った赤ちゃん。 「そのままうごかないでね!! ゆっくりそこにいてね!!!」 「うごいたらだめだよ!! いまおかーさんたちがゆくりかんがえるからね!!!」 「ゆーー!! わぎゃっだーーー!!!」 「ここでゆっぎゅりじでるーー!!!」 桶に赤ちゃんを入れたまま、うんうん言いながら考え続けている。 でも、そろそろ時間切れだろう。 「ゆーーー!! おがーーしゃーーん!!」 「れーみゅのからじゃがとげでるーー!!!」 「どどどどどどうじでーーーーー!!!!!!」 「あああああ!!! まっででね!! いまだすげるよ!!!!!」 桶の中で解けていく赤ちゃん達を救うために、お母さん魔理沙が桶の中へ飛び込んだ。 「ゆっくりこのなかにはいってね!!」 大きな口を開け、中に赤ちゃんを入れる。 「ゆ!! いまそとにでるから……ね?」 ああ、どうやら口の中で解けちゃったらしい。 今頃、口の中には餡子の味が広がっているんだろーな。 「……? まりざーーー!! ど^じだのーー?」 「ゆゆゆ!! あがじゃんが!! まりざのぐちのなかでとげじゃっだーーー!!!」 「ゆゆゆ!!!! どーじでーーー!!!!!」 「わがらないーーーーー!!!!!」 「水の中に入ったからに決まってるだろ」 この様子じゃ、何時まで立っても頭を抱え込んでいそうなので、代わりに説明してやる。 納得するかどうかは別として。 「ゆゆ!! おにーざんはがかだよ!! れーむたちがとげるわけないもん!!!」 「ぞーだよ!! きっどおにーさんがおみずになにがいれたんだよーー!!!」 「ゆゆ!! そんなごとするおにーざんはゆっぐりしねーーーー!!!!」 「まりさたちのあがじゃんに、ひどいことをしたあにーざんはゆっぐりしねーーー!!!」 やっぱり、こいつ等に説明しても無駄だったか。 「それなら、お前等が川に入ってみたらどうだ? それで解けなかったら、おれがした事にしても良いぞ?」 この方法は使いたくなかったが、仕方あるまい。 「ゆ!! ばかなおにーざんだね!! ぞんなこどしなぐでもきまっでるのに!!」 「そうだね!! でも、せっがくだがらまりっさだちがつぎあってあげるよ!!!」 未だ泣き喚く二匹の後を追って近所の川へ、見つけた瞬間に二匹は勢い良く飛び込んでいった。 「ゆ~~~♪ れいむたちはとけてないよ!!」 「そうだよ!! やっぱりおにーさんはうそつきのおおばかものだね!!!」 入った途端にいち早く勝利の表情を浮かべて、再び俺を罵倒し始める。 でも、桶と違い流れの速いこの川では、その時間もあまり残っていなかった。 「? ゆゆ!! れーむのからだがとけてるよ!!」 「!! まりしゃのからだも!! なんで?どーじでーーー!!!!」 「だから初めに言ったじゃないか。解けるぞって」 「「!!!!」」 ここまで来て、漸く二匹は新しい知識を身につけたらしい。 しかし、それを活用する機会はもう無い。 「ゆーーー!! おにーーさんたずけでーーー!!!」 「にんげんはおよげるんでしょ? まりさたちをはやくたすけてーー!!!」 既に半分解け始めている体を酷使し、大声で俺に助けを求めてきた。 「おにーさんはばかだから、およぎかたなんてしりませーーーん!!!」 「!! ぞんなごどないよーーー!! おにーさんはれいむたちがとけることをしっでだよーーー!!!」 「あたまがいいおにーさん!! まりさたちをたすけでーーー!!!!」 もう無理だ。 あの状態ですくい上げても、自重で餡子が溶け出すだろう。 「あああーーー!! れいむのながみがでてるーーー!!!!」 「まりざのながみもーーーー!!!!!」 断末魔を聞くのは忍びないので、俺は静かにその場を後にした。 「「ゆっぐりしたけっかがこれだよーーーー!!!!!」」 家に帰った俺は、好物の鍋焼きうどんをゆっくりパチュリーと一緒に啜った。 「むきゅ!! ばかはしななきゃなおらないのよ!!!」 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/802.html
ゆっくり家族のある夏の日 良く晴れた夏の日。 木漏れ日優しく涼しい森の中でゆっくりれいむとゆっくりまりさのカップルが仲良さそうに枝や草を集めていた。 「ゆっくりあつまったね!」 「あとはおうちでゆっくりしようね!!」 二匹は新婚夫婦だった。 二匹はお互いの家族のおうちが近かったので子供の頃から一緒にゆっくりしてきた幼馴染。 両思いだと知ってから付き合い始めて一か月。 親元から離れて同棲を始めて一週間。 それから赤ちゃんを作ろうと決めて、今までずっと準備をしてきた。 赤ちゃんのために食べ物を蓄え、枝と草を組み合わせてベッドを作った。 何匹産まれるか分からないのでたくさんの食べ物とベッドが二匹のおうちに用意されている。 おうちの入口も枝で組んだ簡易扉が被さって防犯対策も完璧(?)だ。 最後のベッドを作り終え、二匹のゆっくりは緊張した面持ちで見つめ合っている。 赤ちゃんを迎える準備が整え終えた今、残るは子作りのみ。 二匹にとっては子作りだけでなくすっきり自体も初めてだった。 「れいむ、やっとだね」 「うん。れいむは…れいむははじめてだからやさしく、してね?」 「まりさがんばるよ。だからきんちょうしないでね」 「ゆふふっ、まりさもふるえてるよ」 「だ、だいじょうぶだよ! あかちゃんのためだもん。だからいくよれいむ……」 「いいよ。ゆっくりきて……」 そして重なる二つの饅頭。 まりさがれいむの上に被さり、体を揺らしていく。 れいむは実にゆっくりとした表情でまりさの起こす振動に身を任せている。 そして程なくして、二匹の巣からは「「すっきりー!!」」の声が響いた。 交尾終了だ。 「ゆ! れいむからはえてきたよ!!」 交尾が終わってから数分経つと子種を受け入れたれいむの頭から茎が生えてきた。 茎は母体のれいむから栄養を吸って先端付近にいくつかの実を生らせていく。 「ゆゅ!? あかちゃんができてきたよ!!」 「ゅ…ゆっくりそだってね」 赤ちゃんの実は徐々に大きくなり、数分で髪が生えて飾りも形成される。 そして十分程度で赤ちゃんゆっくりの形が出来上がった。 後は産声を上げて茎から離れるのを待つのみ。 「ゆ~! すごいよ! ゆっくりしてるよ!!」 「ゅぅ、れいむもみたいよ…」 母体の霊夢は赤ちゃんを実らせた後でさすがに元気がない。 まりさが用意した食べ物をゆっくりともそもそ口に運んでいる。少しすれば元気を取り戻すだろう。 れいむが元気を取り戻した辺りで赤ちゃんの実に変化が訪れた。 「ゆ! ゆれたよ! あかちゃんゆれたよ!!」 「ゅ!? ほんとう? ゆっくりうまれてね!!」 「「ゆっくりしていってね!!!」」 れいむとまりさは目を輝かせて赤ちゃんゆっくりに声援を送る。 声援と言っても「ゆっくりしていってね!!!」を何度も言い続けるだけだが。 しかし二匹は期待に心膨らまして声援を続ける。 そして、二匹の熱心な声に赤ちゃんゆっくりがとうとう目を開いた。 それを見たまりさは感動で泣きそうになるのを堪えながら、 目をぱちくりと開いた赤ちゃんゆっくり達に目覚めの挨拶をする。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「ゆっくりちていっちぇね!!!」」」」 総勢八匹の赤ちゃんゆっくり達がまりさの挨拶に対して元気に生まれて初めての挨拶を返した。 眉を吊り上げて、"やってやったぞ"と言わんばかりの勝気な表情で元気満点の赤ちゃんだ。 「ゆ!? あかちゃんうまれたの!? れいむもはやくみたいよ!!」 「ゆ~! すごくゆっくりしてるよ!!」 「おかーしゃん! ゆっくりうごきちゃいよ!!」 「ここじゃうごけにゃいよ!!」 「ゆっくりまってね!! すこししたら、くきからはなれるはずだよ!!」 母まりさの言った通り、少しした所で赤ちゃんゆっくり達はれいむの茎から切り離されて枝と草製のベッドの上に落ちた。 落ちた赤ちゃんゆっくり達はまず一番傍にいた母れいむへと擦りよった。 「おかーしゃん、ゆっくりちていっちぇね!!」 「ゆっくちちようね、おかーしゃん!」 「ゆぅぅ~、ずっといっしょにゆっくりしようね!!」 「「「ゆっくりちようね!!!」 母まりさもその輪に加わり、家族みんなで肌を合わせてお互いの生を確かめ合った。 ほんのりと温かい小さな赤ちゃん達の存在が母れいむと母まりさの心を満たした。 赤ちゃんゆっくり達もお母さんの温かみを体全体で感じて幸せそうに笑顔を浮かべていた。 このままずっとゆっくりしていたいが、お腹の空いた赤ちゃんゆっくり達はそうもいかない。 母達に体をくっつけながら次々と空腹を訴える。 「ゆっきゅりおなかしゅいたよ!」 「おかーしゃん、おなかしゅいたよ!!」 「このままじゃゆっきゅりできないよ!!」 だが母ゆっくり達はそれも予測済みだ。元々は自分たちも赤ちゃんの時そうだったのだから。 まりさはれいむの茎を咥えて力を込めると茎は簡単に根元から折れる。 その茎を地面に置いて食べるように促した。 「ゆ! これがさいしょのごはんだよ! ゆっくりたべていってね!!」 「いっぱいあるからね! ゆっくりたべようね!!」 「ゆっきゅりたべるよ!!」 「おかーしゃん、ありがちょー!!」 「いっぱいたべるよ!!」 自分たちの生えていた二本の茎を、初めての食べ物を食べていく赤ちゃんゆっくり達。 「「「むーしゃ、むーしゃ、ちあわちぇ~!!」」」 総勢八匹の赤ちゃん達が幸せそうに食事する様子を眺める母ゆっくり達もまたこの上なく幸せだった。 二匹は頬を擦り合わせ、今確かにそこにある幸せを噛みしめていた。 それから毎日まりさは狩りへと出かけた。 おうちに食料を貯蓄させているが、それは食料があまり集まらなかったときなんかの非常用だ。 食欲旺盛な赤ちゃんゆっくり達のために狩りの上手なまりさは木の実を採り、虫を捕まえに外へ出る。 対するれいむはまりさが出かけている間に赤ちゃんゆっくり達の世話をする。 おうちの前で一緒に遊んだり、歌を教えてあげた。 転んで泣いてしまったりしたときも「ゆっくりいたいのとんでってね!」と、赤ちゃんを舐めてあやしたりもした。 赤ちゃんゆっくりは親ゆっくりが常に見てあげていないと、 勝手におうちの外に出かけていって死んでしまったりおうちの食べ物を自制せずに食べてしまう。 とてもじゃないがそれでは長く生きていられない。生きられたとしても自分勝手な嫌われゆっくりになってしまう。 なので両親が存命の場合はこの夫婦のように片方が狩り、もう片方が子の世話を行うのだ。 「ゆっくりかえったよ!!」 母まりさがリスのように頬袋に食べ物を詰めて帰ってきた。 その声に母れいむに甘えていた赤ちゃんゆっくり達は目を輝かせておうちの入り口へ跳ねていく。 「まりさおかーしゃん!」 「ゆっくりおきゃえりなしゃい!!」 「ゆっきゅりしていっちぇね!!」 一歩遅れて母れいむが姿を現して微笑み、 「ゆっくりおかえり、まりさ!」 新妻のノリで母まりさを出迎えた。 赤ちゃんゆっくり達に体を擦り付けられ、愛するれいむの可愛い笑顔を向けられて母まりさは照れくさそうだ。 その後、母まりさが吐き出したたくさんの食べ物を家族みんなで仲良く食べていく。 「ゅ~、おいちいよ!」 「ありがちょー、おかーしゃん!」 「すごくゆっくちできるよ!!」 赤ちゃんゆっくり達のその言葉だけで母まりさの疲れは取れる。そして次もがんばる気になれた。 それからしばらく家族団らんの時を過ごし、その後は夕食のために狩りへと出かける。 日が暮れるまでには母まりさは帰ってきて同じように家族みんなで食事し、 日が完全に暮れて真っ暗になったら家族で身を寄せ合いゆっくりと眠りに着く。 そんな日がずっと続くと思ってた。 だが自然はいつだって気まぐれで無慈悲だった。 「ゆっくりたべものとってくるね!!」 お昼ごはんを食べてゆっくりした後、いつものようにまりさは狩りに出かける。 天気は晴れ、森の中なのでそこまで暑くはない。絶好の狩り日和だ。 「まりさ、ゆっくりがんばってね!!」 「ゆっきゅりきをつけてね!」 「ゆっくりいっちぇらっしゃいね!!」 家族総出で見送られ、母まりさは意気揚々と森を駆けて行った。 「ゆ…?」 母れいむは駆けていくまりさの姿が何だか儚く見えた。 根拠のない不安を覚えたが、赤ちゃんゆっくり達が「ゆっくりあしょぼうよ!」と元気に誘ってくると不安はすぐに忘れた。 母まりさが夕食のための食べ物を頬袋に詰め終えておうちに帰ろうとした時だった。 さっきまで晴れていたはずの空がいつの間にか曇り始めていた。 「ゆゆっ、ゆっくりしないでかえるよ!!」 母まりさは経験上これから雨が降るだろうと考え、急いでおうちに帰ろうとした。 しかし食べ物で重くなった体ではいつもの半分程度の速さでしか駆けることは出来ない。 そしてとうとう雨が降り出した。 ちょっとの距離ならこのまま跳ね続けておうちまで駆け込めば大丈夫だろう。 だが今、母まりさはおうちからおよそ30分の場所にいた。それも食べ物を持ってない状態で30分かかる場所だ。 これではおうちに着く前に、雨で体が崩れて死んでしまうだろう。 母まりさは身近にあった大きな木の根元に身を寄せて雨を凌ぐことにした。 「ゆっくりしないではやくやんでね…」 母まりさはこの時期に多い夕立はすぐに止むと知っていたが、それでも長く降り続けることもあるのでそうならないよう願った。 あまり雨が長く降り続けると日が暮れてしまう。 そうなると家族の夕食は貯蓄があるから大丈夫だろうが、自分がいないとみんなを不安がらせてしまうだろう。 それに夜はれみりゃやふらんといった危険と遭遇して、一生ゆっくり出来なくなる可能性も高い。 母まりさは大木の下でも降りかかる雨の雫を耐水性のある帽子で弾きながら雨が止むのを待ち続けた。 しかし10分待っても、20分待っても、一時間待っても雨は止まなかった。 それどころか雨はさらに激しくなっていた。 「ゆっくりできないよ!!」 母まりさは我慢できずに大雨の中を飛びだした。 我慢弱さから飛び出したのではない。 雨宿りしていた大木の根元は窪んでいて、雨が流れ込んで水溜りになってしまったのだ。 おうちの方向へとぐちゃぐちゃになった地面を蹴って駆ける。 他に雨宿りできる場所を探すが辺りは細い木が多くて見つからない。 こうなれば食べ物どころではなかった。 口の中の食べ物をすべて吐き捨てて全速力でおうちへ向かう。 「ゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っゆ"…」 まりさは顎の下辺りに出来た排泄口から体の余分な水分を放出しながら走る。 しかしそれでは吸収する水分の量には追いつかない。 直に水に触れる下半身を中心に体がブヨブヨになっていく。 全速力で走っているはずが、徐々に跳ねる力は弱まっていく。 そして… 「うごいでよ"っ!! なんでがらだがお"も"い"の"!!?」 とうとう下半身がたるんで跳ねることも、そして這うことすらも出来なくなってしまった。 何故動けないかは分かっているが、母まりさは叫ばずにはいられなかった。 今ここで死ぬわけにはいかない。 可愛い赤ちゃんゆっくり達の成長をまだ見届けていないし、愛するれいむを一人残すわけにもいかない。 だが体は動かなかった。 どんなに力んでも、どんなに強く願っても体は言うことを聞かない。 むしろ時間が経てば経つほど水に浸かる下半身から機能を失っていく。 「ゆっぐり…できないびょ……」 その言葉が母まりさの最後の言葉になった。水の浸食は口にまで届いてしまった。 ザーザーと降り注ぐ雨。 水を弾くまりさの帽子が時間を追うごとに地面へと下がっていく。 帽子が下がるのに合わせて帽子の周りに茶色い水たまりが広がっていった。 おうちの中で激しい雨音を聞きながら母れいむと赤ちゃんゆっくり達は帰りの遅い母まりさを心配していた。 「ゅ! まりしゃおかーしゃんがおしょいよ!」 「どうちたのかなぁ」 「ゆっくちしんぱいだよ!!」 「おかーしゃんおなかしゅいたよ!!」 「ゆっ! だいじょうぶだよ!! まりさはつよいもん! きっとゆっくりあめがやむのをまってるんだよ!!」 母れいむは不安がる娘たちを元気付けようとしながらも、何度もおうちの入り口を見ていた。 結局、真っ暗になってもまりさは帰ってこなかった。 赤ちゃん達は泣きつかれて母れいむに寄り添って眠っている。 「ゅふふふ…」 「まりしゃおかーしゃん…」 夢の中では母まりさと会えているのだろう。幸せそうな寝言が聞こえる。 明日の朝になればひょっこり帰ってくるだろうか。 母れいむは未だに止まない雨音を聞きながら眠りについた。 翌朝、まだ雨が降っていた。 母まりさはまだ帰ってこない。 そして体の小さな赤ちゃんゆっくり達に異変が起きていた。 「れいむおかーしゃん、からだがいつもよりのびるよ!」 「なんだかゆっきゅりできるよ!!」 「ゆゆっ!?」 母れいむは赤ちゃんゆっくりの言葉を聴いて焦りだした。 それはつまり、湿気によって赤ちゃんの体が水気を増したということ。 そしてこのままではゆっくり出来なくなってしまうと言うこと。 「みちぇみちぇ~! からだがくっつくよ~!!」 「ゆっ!! だめだよ!!!」 二匹の赤ちゃんれいむのべた付く頬同士がくっ付きそうになっているのを見て母れいむは寒気を覚えた。 有無を言わさず舌で二匹の赤ちゃんを引き離す。 「ゅゅ~! なにしゅるのおかーしゃん!」 「たのしきゃったのに!!」 赤ちゃんゆっくり達からは不平がもれるがそんなの聞き入れない。 「ゆ! からだをくっつけたらゆっくりできないよ!! みんなはなれてね!!」 しかし何も分かってない赤ちゃんからすれば離れることこそが最もゆっくり出来ないことだ。 当然文句を言い始める。 「ゅゅ~ん!! にゃんでしょんなこというのぉ!!」 「おかーしゃんとくっつきたいよ!!」 「みんなとあしょびだいよ!!」 「はなれたらゆっきゅりできないよ!!」 「おかーしゃんくっちゅこうよ!!」 「ゅ…」 赤ちゃん達の言葉に心が揺れるが、そんなことをして赤ちゃん達が自分にくっ付いたら危険だ。 だからそんなことは出来ない。母れいむはそう判断した。 「ゆゆ! だめだよ!! いまくっついたらみんなゆっくりできなくなるんだよ!!!」 「ゅ~!! おかーしゃんなにいっちぇるの!?」 「にゃんでなの!?」 「どうしゅればいいにょ!?」 母れいむは悩んだ。 とりあえず赤ちゃん達は素直に言うことを聞いてバラバラに佇んでいる。 しかしこのまま放置しても雨が続く限り状況は悪化するだろう。 母れいむは体の余分な水分を顎の下に排泄口を作って排泄できるが、赤ちゃんはまだ出来ないのだから。 「ゆゆ…」 悩みに悩んだ結果、母れいむは一つの手しか思いつかなかった。 「あめがやむまでゆっくりそのままうごかないでね!!!」 余談だが、赤ちゃんの余分な水分を排出する方法は複数ある。 一つは単純で、涙を流させることだ。 だがこれは良心の痛むようなことを赤ちゃんに対してしなければならない。例えば暴力や食事抜きなど。 もちろん普通の親ゆっくりはこんな事思いつかないし、やろうとも思わないだろう。 もう一つは親が赤ちゃんの顎の辺りを舌先を細めて舐めてやることだ。 赤ちゃんは顎を舐められると体が反応して、排出口が出来る。そしてそこから余分な水分を排泄する。 しかし母れいむはこの方法を知らない。 母れいむ自身が赤ちゃんのときは雨が降らなかったのでこの方法を知る機会がなかったのだ。 そしてゆっくり家族は雨が止むのを待ち続けた。 「おかーしゃんおなかしゅいたよ!!」 「れいみゅたちはうごいちゃだめだからおかーしゃんがもってきちぇね!!」 「ゆっ、もってくるからまっててね」 食事は母れいむがおうちにある貯蓄から赤ちゃんゆっくり達に分け与えた。 お腹を空かせた赤ちゃんゆっくり達は目の前の食べ物を大口を開けて食べようとする。 「むーちゃ、むーちゃ…むーちゃ、むーちゃ…むーちゃ……」 母れいむは不思議に思った。 いつもよりむーちゃむーちゃが長いことに。ゆっくり的には二回のむーしゃの時点で飲み込んでるはずなのに。 嫌な予感がよぎった。 「おかーじゃん、のみこめにゃいよぉぉ!」 「なんでかめにゃいのぉぉ!!」 赤ちゃんゆっくり達は歯型の跡すらない食料を吐き出しながら母れいむに訴えた。 母れいむは顔を青ざめていく。 ここまで赤ちゃん達の体が危険なことになっていたなんて… 赤ちゃんゆっくり達はすでに口の中もブヨブヨに柔らかくなってしまって噛むことも飲み込むことも出来なくなっていた。 中には口に蝶の羽が貼りついて息が出来ない赤ちゃんまでいた。母れいむは急いで蝶の羽を取ってあげる。 「おがーしゃん! どういうことぉぉ!!」 「にゃんでゆっきゅりたべれないのぉぉ!!」 「おがーじゃんのみこめにゃいよぉぉ!!!」 「ゆ! ま、まってね! ゆっくりかんがえるからね!!」 母れいむは何とかして赤ちゃん達を元に戻せないか考えるが何も思いつかない。 頭にあるのは『あめがあがるのをまつ』という考えだけだ。 「おかーじゃんはやきゅだしゅけてよね!!」 「やきゅたたずもいいかげんにしてよね!!」 「まりさおかーしゃんもなんでかえってきょないの!?」 「こんなおうちじゃゆっきゅりできないよ!!」 そして何も思いつかない母れいむに対して始まるのが親批判。 「なんでそんなごどいうのぉぉぉ!! れいむはいっしょうけんめいかんがえてるよ!!」 「だったらはやくたしゅけてよね!」 「かんがえるだけだったらまりしゃもできりゅよ!」 「おかーしゃんならたしゅけられりゅでしょ!!」 母れいむは愛する赤ちゃん達に罵倒されて涙目になる。 昨日まではあんなにゆっくり出来たのに。 まりさが帰って来れないのも赤ちゃんが危ないのも、全て雨のせいなのにどうしてここまで言われないといけないのか。 母れいむの頭には様々な考えが渦巻いて混乱するだけだった。 「もういいよ! おかーしゃんいがいでくっちゅこうね!!」 「しょうだね!! みんにゃでなかよくしよーね!!」 「おかーしゃんはくっちゅいたらだめだからね!!」 「ゆ!? だめだよ! くっついたらだめだよ!!」 「ゆっきゅりだまってね!!」 「ゅ…ああああ」 赤ちゃんゆっくりに嫌われてしまった。母れいむは子供みたいに泣きじゃくる。 そして赤ちゃんゆっくり達は母が泣いてるのにも構わず一箇所に集まる。集まろうとする。 だがその体は動けていなかった。 「どうしゅてうごけないにょぉぉぉ!!?」 「ゆっきゅりできないよぉぉ!!」 「にゃんでぇぇぇ!!?」 それは母まりさと似たようなものだ。 体内の餡子が水分で柔らかくなって力を伝えられず、跳ねることも這うことも出来なくなったのだ。 「ゅぅぁぁぁ! たしゅけて! たしゅけちぇよぉぉ!!」 「おかーしゃん!! いちゅまでないちぇるのぉぉ!!」 「うぎょけないよ! ゆっきゅりできないぃぃぃ!!」 「ゆっ!! うごけないの!? ゆ"…う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!! どうずればいいのぉぉぉ!!!」 赤ちゃんゆっくり達が動けなくなったことで母れいむはどうすればいいのか益々分からなくなった。 体をガクガクと震わせて狂ったように叫び続けた。 それから半日経って激しい雨は嘘のように止んだ。 今は憎たらしいほどの陽の光が森に差している。 ゆっくり家族のおうちの中では、 赤ちゃんゆっくり達が涙を流し、涎を口から垂らしていた。 それはつまり体内の水分を外に排出しているということだ。 だがそれはあまりにも遅すぎた。 今更余分な水分を吐き出せたところで、赤ちゃんゆっくりの体の中はすでにグチャグチャだ。 とっくに赤ちゃんは体の機能を失って死んでいる。 今、涙を流しているのは体内の飽和した水分が目の穴から流れ出ているだけだ。 涎を垂らしているのも同じ理由だ。 母れいむはそれを見ている。嬉々とした表情で。 「あめはやんだよ! かわいたらまたゆっくりしようね!! それにあめはやんだからまりさもかえってくるよ!!!」 母れいむは赤ちゃんが死んでいることに気づかない。気づこうとしない。 全てを壊した雨が止んだ。だから全て元に戻る。 母れいむのゆっくり脳はありもしない希望を信じることを選んだ。 それから数日経った今も母れいむは赤ちゃんゆっくりが元気になると信じている。 それに愛するまりさも帰ってくると信じていた。 母れいむはそんな幻想を抱きながら誰もいないおうちの中でゆっくりと生涯を終えた。 終 by ゆっくりしたい人 スレに書き込めないのでアップだけで報告なし、というか報告できない。 スレを見てるだけってこんなにさびしいんだね。全てゆっくりのせいにしてやるもんね。 しかし赤ちゃんゆっくりは可愛い。それを自然で虐める妄想するのがマイブーム。書きづらいけどね。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/596.html
「ゆっくりしていってね!」 ゆっくりれいむの声は雑踏の足音にかき消されていった。 「ゆ…?」 ゆっくりしないどころか誰一人見向きもしないことにれいむは首をかしげた。 しかしれいむはめげずに辺りを歩き回りながらみんなをゆっくりさせるために奔走する。 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 しかし殆どの人に無視され、構ってもらえてもせいぜい鬱陶しそうにれいむを一瞥するだけだった。 れいむは何度も声をかけようとして振り向きもされず足蹴にされた。 いくら声をかけても忙しそうに人はどこかへいってしまった。 どんなにがんばっても誰もゆっくりしてくれないことにれいむの心は段々と磨耗していった。 「ゆ…みんなゆっくりしていってよ…」 れいむはしょんぼりとしながら路地裏にゆっくりプレイスを求めて入っていった。 「ゆ!いぬさんだ!ゆっくりしていってね!」 れいむは路地裏でゴミ箱をあさる野良犬たちを目撃した。 野生の動物なら人間達と違ってゆっくりしてくれるはずと思ったれいむはうれしくなって思わず声をかけた。 「グルルルル…」 しかし飢えた野良犬たちの目には余裕や穏やかさとは無縁の 野生の獰猛さと、都会で生きていくために獣としてのプライドを捨てて手に入れたしたたかさだけがあった。 その瞳にはれいむは餌以外に映るはずもなかった。 「ゅ、い、いぬさん、ゆっくりして…!?」 「バゥゥウ!」 野良犬の行動は素早かった。 しかし残念ながら都会を生きる野良犬には狩りをするのに必要な経験がたりなかった。 すぐさまれいむに飛びつこうとしたがその殺気をれいむに気付かれ飛び退かれて 餡子に刺さるはずだったキバはリボンを引きちぎっただけに終わった。 「れいむのだいじなりぼんがああああああ!!!」 れいむは白目をむいて泣き喚きながらも走り出す。 野良犬も負けじと追いかけ、すぐに追いつくかに思われた。 「だずげでええええええええ!!!…ゆ?」 れいむが路地裏を飛び出した瞬間、野良犬は口惜しそうに走るのをやめてきびすを返してまた路地裏に帰っていった。 通りで暴れれば危険な野良犬としてすぐに保健所に通報されることを野良犬は知っていた。 仲間の尊い犠牲を経て学習した野良犬の知恵であった。 「ゆ…ゆっくりしたいよ…」 れいむは意気消沈して俯きながら大通りを歩いた。 人々は稀に奇異の視線を向けるだけでれいむのことはあって無いような扱いだった。 そうしている内にだんだんと日が傾き、夜が近づいてくる。 「ゆ…よるになればきっとみんなおねむになってゆっくりするね!ゆっくりしていってね!」 れいむの瞳に再び力が戻った。 れいむはぴょんぴょんとはねながら「ゆっくりおやすみなさい!ゆっくりおやすみなさい!」と声をかけてまわった。 その時は何故看板を持った男の人が舌打ちしたのかれいむにはわからなかった。 「どうぢでゆっぐりならないの゛おおおお!?」 夜が深まるにつれて、町はより煌びやかにその騒々しさを増していった。 看板を持った男たちが忙しそうにするスーツの男達にこれまたせわしなく話しかけ 余裕の無い態度で受け答えをする。 酔っ払った男達は絶え間なく知り合いの悪口を言い合い、女は隙の無い目で男を誘っていた。 そこはゆっくりとは程遠い有様があった。 「ゆっぐりできない…みんなゆっぐりでぎないよおおお…!」 れいむはぽろぽろと涙をこぼしながら町のハズレへと歩いていった。 その方向にはゴミ捨て場があって、とても臭くて汚かったがれいむにはもはやそんなことを気にする気力はなかった。 ぼーっとゴミ捨て場を眺めているとそこにガサゴソと動く黒物体が居るのに気がついた。 「ゆ!まりさだ!」 それはゴミをあさるゆっくりまりさの姿だった。 「ゆっくりしていってね!まりさゆっくりしていってね!」 もはやゆっくり出来る相手は同じゆっくりしか考えられなかった。 れいむは嬉し涙を流しながらぴょんぴょんと歓喜の呼び声をまりさにかけた。 まりさがれいむの方を振り返った。 「ここはまりさのゆっくりプレイだよ!ゆっくりでていってね!ゆっくりでていってね!」 その言葉にれいむは愕然とした。 「どおぢでぞんなごどい゛う゛の゛お゛お!?いっぢょにゆっぐりぢようよ゛お゛お゛お゛!!」 「そんなこといってまりさのごはんをとるきだね!そんなわるいゆっくりはゆっくりしね!!」 「ゆっぐりいいいいいいい!!!!!!」 まりさがれいむを餌場から排除しようと体当たりを始めた。 その時れいむはもはやこの世にゆっくりは無いことを悟った。 ゆっくり出来ないことを理解したれいむはゆっくりと生きることを放棄し、そっと目を閉じた。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/728.html
ゆっくり生長していってね!! 男がゆっくりの入った透明箱を眺めている。 ゆっくりはれいむ種で、その頭には木の芽のようなものがわずかに出ている。もうすぐ子供ができる証拠だ。 「もうすぐあかちゃんがうまれるよ、はやくあいたいね」 男は無表情に握り飯を頬張る。 部屋の中には数え切れないほどの食料がある。男とれいむが一月は暮らせそうな量だ。 「おにいさん!れいむはおなかすいたよ! かわいいれいむとあかちゃんのためにいっぱいごはんちょうだいね!」 男は答えない。 「どうしてむしするの?ばかなの?しぬの?」 ゆっくりの挑発的な口調もどこ吹く風と、男は書架から本を取り出し読み始める。 「はやくごはんちょうだい!あかちゃんがゆっくりできないよ!れいむもぷんぷんだよ!」 ゆっくりは膨らんで威嚇したり、飛び跳ねたりするが男は気にする様子もない。 「おながずいだぁぁぁ!!!ごはんをくれないおにーざんはゆっぐりじねぇぇぇぇ!!」 無反応。 それからしばらくして、とうとうれいむは疲れ果てて動けなくなった。 「どうじてむしずるのおおおおお!!!???ごはんちょうだいぃぃぃ!!!!」 しかし、やはり要求は通らなかった。 部屋の時計が10時を少し回ったとき、男は書き物をしていた手を止めて、手近な食料を箱に放り込んだ。 「おそいよ!あんまりおそいと、おなかとせなかがゆっくりできなくなっちゃうよ! だけどれいむはやさしいおかあさんになるんだから、きげんをなおしてたべてあげるね! むーしゃ、むーしゃ……しあわしぇぇぇぇぇぇ……!! だけど、ちょっとすくないよ!あかちゃんのぶんもむーしゃむーしゃさせてね!」 男は「さて、寝るか」と口の中で呟くと、寝床の支度をしてすぐに就寝した。 「いじわるしないでもっとちょうだいね!そしたらゆっくりしてもいいよ!」 「えいようがだいじなんだよ!わかってるの!!おにーざん!!ねちゃだめぇぇぇ!!!!」 男が明かりを消したので周囲は暗い。しかし、そこらじゅうにある食べ物の匂いがれいむを眠らせなかった。 「おなかすいたよ……ばかなおにいさんのせいでごはんがすくなくてごめんね……」 「あかちゃん、ゆっくりそだってね……」 「おなかすいた……」 れいむはまんじりともせず朝を迎えた。 「ん……おおっ……」 男が大きく伸びをするのと同時にれいむは挨拶をした。 「ゆ…ゆっくりしていってね!」 昨日は自分の言葉が乱暴すぎたのかもしれない、と思ったれいむなりの譲歩だった。 きちんとゆっくりさせれば、人間が自分のようなかわいらしいゆっくりにご飯をくれないわけがないという 打算も働いている。色々と間違えた打算だが。 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね! それで……ゆっくりしたら、れいむにあさごはんちょうだいね!」 男は昨日読みかけにした本の続きを読み始め、れいむのことなど気にかける様子もない。 「おにいざああああんんん!!!! じぶんばっがりゆっぐりじてずるいよぉぉぉぉぉ!!!!!」 ふと、れいむは自分の頭上を見上げた。 視界の端でたよりなく揺れる”ゆ木(ぼく)”は、少し貧弱になってしまったように思える。 まだ実は膨らみ始めたばかりだが、これでは先が思いやられる。れいむは半狂乱になって叫んだ。 「おにーざんんんん!!!!おねがい!ごばんをぢょうだいぃぃぃぃぃ!!!!」 結局その日も、夜の10時まで食料を与えられることはなかった。そして次の日も、そのまた次の日も…… 食事は夜10時に一度、決まった量を与えられるきりだった。 * * * * 四日後。 「おかしいよ……?あかちゃん……うまれないよ……?」 ひょろひょろと背ばかりが伸びた”ゆ木”には小さな実が二つ付いている。 だが、本来なら今頃はゆっくりとしたあかちゃんとして言葉を発しているはずのそれは何も言ってくれない。 「あかちゃん……?れいむににてとってもかわいい、れいむのはじめてのあかちゃん……?」 このままでは大切なあかちゃんが死んでしまう。 「おにいざあああんんんん!!!」 「どぼじてごはんたぐさんぐれないのおおおおお!!??」 * * * * それからさらに数日。 れいむのゆ木は、なよなよとしなって顔の前へ垂れてくるようになった。 まだ喋ることのできない、ゆ木の先端の二つのつぼみ。それを見るたび、れいむの心は不安に張り裂けそうになる。 * * * * ちょうど二週間目の朝だった。 「ゆ……ゆっくちちていってね……」 「おきゃあしゃん……?」 気づくと二つのつぼみだったものには目と口が出来ていて、小さな、とても小さな声でれいむへと話しかけている。 れいむは感激した。 「ゆゆぅぅぅーーーーーん!!!!れいむのあかちゃぁぁぁんんんん!!!! ゆっくちしていってねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」 * * * * 十六日目。 二匹の子れいむはいまだゆ木から切り離していない。 なぜかお兄さんが食事をわずかしか与えてくれない現状では、切り離すのは危険と親れいむが判断したのだ。 「おきゃあしゃん……ごはんさえあれば、れいみゅたちじぶんでゆっくちできるよ……?」 「ごはんもっとたべたい……おきゃあしゃん……もっとたくさんちょうだいね…」 「おにいさんが……おにいさんがわるいんだよ…… さあ、きょうもゆっくりしようね!」 わが子を励ますため、箱の真ん中で歌を歌う親れいむ。 「ゆ~♪ゆ~♪ゆ~♪」 「ゆ……ゆ……」 「ゆ……ゆ……」 子供たちも歌うが元気がない。 れいむは不憫でならなかった。 本当ならば、今頃は元気なゆっくりとした子として生まれてきて、みんなでとてもゆっくりしているはずなのに。 ちびちゃん達だって、自分で飛んだり跳ねたりして、ゆっくりしたいだろうに。 「おかあさんも、つらいんだよ……ほんとは、ちびちゃんたちをゆっくりさせてあげたいんだよ……」 その日の昼過ぎ。 「ゆ……!」 「ゆ……!」 二匹の子れいむは体をゆすり、自分でゆ木から落ちようとし始めた。 「おちびちゃんたち!だめだよ!ゆっくりできなくなるよ!!」 「おきゃあしゃん!れいむはじめんでゆっきゅりしたいんだよ!」 「おきゃあしゃんがゆっきゅりさせてくれにゃいなら、じぶんでゆっきゅりしゅるよ!」 「どぼじてぞんなごどいうのぉぉぉぉぉ!!??」 親れいむは沸き上がる感情のままに跳ねる、その衝撃がまずかった。 萎えたゆ木に負荷がかかり、子れいむ達はついに切り離される。 「ゆゆっ!もうしゅぐおちゆよ!」 「これからはじぶんでゆっきゅりーしゅるよー!!」 夢にまで見た”親とのすーりすーり”や”自分ひとりでのゆっくり”への期待がふくらむ。 「おちゆよー!!」 「ゆっきゅりー!!」 ぷちん。ころころころ…… 「おっ……おぢびぢゃああああんんんん!!??」 れいむは地面に転がったわが子へと駆け寄る。 どうか無事でいてほしい。れいむの餡子はその思いで埋め尽くされた。 「おちび……ちゃん……?ゆっくり……して……いってね……?」 二匹の子れいむは、もう動かなかった。 「おちびちゃん……」 やはり弱すぎたのだ。ゆ木からの栄養が断たれたその瞬間、二匹はすでに物言わぬ饅頭となっていた。 「ゆああああああんんん!!!!!おぢびぢゃああああんんんん!!!!」 泣いているれいむの元へ男がやってくるが、悲しみに打ちひしがれるれいむは気づかない。 男はれいむの額の細長いゆ木に手をかけると、ぶちんと引き抜いた。 「ゆ……」 わずかな痛みと喪失感を額に感じ、我にかえるれいむ。 「おにいさん!それはあかちゃんのたべるはずだったものだよ!かえしてね!!」 こんな状況を作り出したお兄さんへの恨みよりも、わが子の遺品を持っていかれることに抗議の声を上げる。 男はやはり聞きもせず、通常の倍ほどの長さのあるゆ木を丁寧に戸棚にしまうと、れいむの元へ再びやってくる。 「じゃあな。……悪く思うな」 「ゆ?………ゅぅ?」 れいむは男の手で二つに割られた。断末魔を上げる暇もなかった。 男はそれをごみ入れに投げ捨てると、両の耳から、この二週間着けっぱなしだった耳栓を引き抜いた。 「あー、耳かゆかった……」 * * * * このようにして作られた、にんっしんゆっくりのひょろ長いゆ木は滋味に富み歯ごたえも良いので珍重される。 子の栄養がゆ木に逆流するためとも、あるいは単に生長期間が長いためとも言われているが、真相は定かでない。 恵まれぬ子が、生まれて初めて母親と一緒にむーちゃ♪むーちゃ♪するはずだったゆ木。 そこに懸けられた思い――生への渇望や期待が、その味わいをもたらすのかもしれない。 おしまい。 書いた人:”ゆ虐の友”従業員 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/1263.html
ゆっくり魔法図書館 図書館-連続作品区画 「はたらけ」第5符 「はたらけ」第5符 初出 【長編】東方AA作品スレ 第4巻【短編】 _人人人人人人人人人人人人人_ > パチュリー!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^ ̄ _,,,, --──-- ,,,__ , '´ __ `ヽ、,ヘ .くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´ ['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉 ,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ i_ノL.イ (ヒ_] ヒ_ン ).!_イ | |´ ヽ! |.i"" ,___, "" | ! | | ..| ! ',. ヽ _ン .,! ! .| | | |ヽ、 イノi .| .| . || .| ` ー--─ ´/ /入、 | .ヽiノ イノ .〈ノ [ヨ _人人人人人人人人人人人人_ > てるよ!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ ,,.. -──-- 、.,_ ,. '" `ヽ. ,.' ; ヽ. /__二ニ=-ハ i __i_ 、 ', / / ハ ! ! ハ __!_ '; i i i /! ,!ヽ.! L ! ー- ヽ! i | | ! ハ (ヒ_] ヒ_ン ) !__」 i | └-iヽ ! ,___, "" | ! | | .| 7" ヽ _ン .レi | | レ'iゝ、 ,イ | i | | ! ! i >ー-r i; -! | | | | | | rイ´!__/ | ト.、 | | | _人人人人人人人人人人人人_ > さなえ!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ _,,.. -- 、__,,..,,__ ,. -<. `ヽァo、`ヽ. , '7´ ) ';`ー゚) '、 ノ ! ; ! i'´ .i ;.' '; _!_ ,! ! /_!_ ,i ,i ,' '; ゝ、 |__」/_」_ ソ ,.イ | i ,' ! (ヒ_] ヒ_ン ).! / ,' !_ハ_! ,ハ"" ,___, "" !コ i ソーr' ! ヽ _ン r'´二.ヽ ', ;' ノノ>.、.,_ ,.イ/´ _iノヽ i i ン´ ,,.ィ`i7こ__ノ こ二、ヽ,ハノ ', ! ァ'レ' レ' i iヽ._/ レ' ⌒, │ ソ フ_ ニ .| 十``  ̄). 人 て ´__) ん しα  ̄ / \ _,.,,-──-- ..,, ,'' ゛' _,,,, --──-- ,,,__ / , '., , '´ __ `ヽ、,ヘ ,' / _i__ i ハ-=ニ二_ヽ .くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´ .i ;' _!__ ハ ! ! ハ ヽ ヽ ['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉 | i !/ ー-! _| !/!, !ヽ i i |`ヽ、 ,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ .| i |_ _! (ヒ_] ヒ_ン ハ ! | | ヽl i_ノL.イ (ヒ_] ヒ_ン ).!_イ | |´ | | ! | " ,___, " | /i-┘ .| i | ヽ! |.i"" ,___, "" | ! | | | | i | ゝ,. ヽ _ン ノiヽ| | l | ..| ! ',. ヽ _┨ .,! ! .| | | | | i !- ;>,、 ____, ,.イ i ! | | 「 ̄ | |ヽ、 ┃ イノi .| .| | | | ,イ | へ \__! ト, | | U(ニ 、) . || .| ` ー--─ ´/ /入、 | .| | | ヽ| | ゛ヘ }><{` | | (_(ニ、ノ .ヽiノ イノ .〈ノ [ヨ1時間考えたけど何も思い浮かばないので「パチュリー湯けむり殺人事件」の一部分を貼っておきます。早苗は入浴中です。 .,,..、 ┌i i┐ .! ! i--/ !;;;;」 i;;;;"ニコ l゙.|  ̄ ! ! /.| .t二`- |│./ニミ ゙ヽ、 /.,! ._,, ゙‐' .ゝニ-゙ ゙''゙ .∨ .‘ー-ニ> iー ..、 . ,,,、 .,i〟 .i-、゙゙''′ . ! !.,,,,,,,,| |.. 、 l゙.|..-;;;;-、. | | "''''''! 广 し'" 〉.! ! ! ! l ⊂ニ-" "'゙ 〈./ 第5符 「えいえんていへいこう!」 _,.,,-──-- ..,, ,'' ゛' / , '., 第5回チキチキNEET会合だよ!! ,' / _i__ i ハ-=ニ二_ヽ .i ;' _!__ ハ ! ! ハ ヽ ヽ ゆっくりしていってね!!! | i !/ ー-! _| !/!, !ヽ i i .| i |_ _! (ヒ_] ヒ_ン ハ ! | | | ! | " ,___, " | /i-┘ | | i | ゝ,. ヽ _ン ノiヽ| | | | i !- ;>,、 ____, ,.イ i ! | | | | ,イ | へ \__! ト, | | .| | | ヽ| | ゛ヘ }><{` | | _人人人人人人人人人人人人人人人_ > てるよさんの 行きましょう!!< > 家に < > てるよの 行くんでしょ? <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ _,,.. -- 、__,,..,,__ ,. -<. `ヽァo、`ヽ. _,,,, --──-- ,,,__ , '7´ ) ';`ー゚) '、 , '´ __ `ヽ、,ヘ ノ ! ; ! i'´ .i くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´ ;.' '; _!_ ,! ! /_!_ ,i ,i ['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉 ,' '; ゝ、 |__」/_」_ ソ ,.イ | ,! 、!-|ーLλ_L!ー|-i、| 〉',ヽイ i ,' ! (ヒ_] ヒ_ン ).! / ,' i_ノL.イ(ヒ_] ヒ_ン )!_イ | |´ !_ハ_! ,ハ"" ,___, "" !コ i ヽ! |.i' ,___, | ! | | ソーr' ! ヽ _ン r'´二.ヽ ', | ! ', ヽ _ン ,! ! .| | ;' ノノ>.、.,_ ,.イ/´ _iノヽ i | |`' 、 , .イノ i .| .| i ン´ ,,.ィ`i7こ__ノ こ二、ヽ,ハノ || .| !r,  ̄y´、,/ /入、 . | ', ! ァ'レ' レ' i iヽ._/ レ' ヽiノr´ヽイr-r-,iノイ/ ヽ. | ,,.. -──-- 、.,_ ,. '" `ヽ. ,.' ; ヽ. /__二ニ=-ハ i __i_ 、 ', / / ハ ! ! ハ __!_ '; i i i /! ,!ヽ.! L ! ー- ヽ! i | | ! ハ (ヒ_] ヒ_ン ) !__」 i | まだあわてるような時間じゃない └-iヽ ! "" | ! | | .| 7" -=- .レi | | レ'iゝ、 ,イ | i | | ! ! 丶 i; -! | | | , __. ィイ´ | | . 〃 `i,r-- 、_ 〃/ '" ! ! | | 、 . . 〃 i // ` ヽヾ / / | | ヾ,、` ´// ヽ ! ! '、` ! | | // ヾ==' ' i i' | | ', | ... // l / __ , | | .. | とニとヾ_-‐' ∨ i l ' l | 蓬 ヾ,-、_ .ヽ と二ヽ` ヽ、_ { ! l l ! |' 莱__ -'_,ド ヽ、_}-、_ ヽ _,,.. -- 、__,,..,,__ ,. -<. `ヽァo、`ヽ. , '7´ ) ';`ー゚) '、 ノ ! ; ! i'´ .i ;.' '; _!_ ,! ! /_!_ ,i ,i 今までの流れ的に、行ってないところって言ったら ,' '; / |__」 \ ソ ,.イ | てるよさんの家ぐらいじゃないですかー i ,' ! (ヒ_] ヒ_ン ).! / ,' !_ハ_! ,ハ"" ,___, "" !コ i だからここは流れにのって………… ソーr' ! ヽ _ン r'´二.ヽ ', ;' ノノ>.、.,_ ,.イ/´ _iノヽ i i ン´ ,,.ィ`i7こ__ノ こ二、ヽ,ハノ ', ! ァ'レ' レ' i iヽ._/ レ' 、_)、ノヽ/ / | ! (二`ヽノヽ_ _,.,,-─ーー--‐--‐ 、.,_ ,'' ゛' / , '., だってさ、私がえーりんにニートネタでボコられるネタなんて , ' / _i__ i ハ-=ニ二_ヽ 同人なりニ●動なりで出し尽くされてるじゃん? i ;' _!__ ハ ! ! ハ ヽ ヽ | i !/ ー-! _| !/!, !ヽ i i! 今更やったって「はいはいえーりんえーりん」って感じだろうし .| i |_ _! -‐‐ ー- ハ ! | ただでさえこのマンガつまんないんだからやめようぜ、そういうの | ! | "u " | /i-┘ | i | ゝ,. ー=- ノiヽ | | | i !)>,、∩ノ ⊃,.< | | | ( \ / _ノ | | | | | \ “ /__| | | | | \ /___ / | _,,,, --──-- ,,,__ , '´ __ `ヽ、,ヘ .くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´ ['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉 ,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ じゃ、じゃあ今日はどうすんのよ………… i_ノL.イ rr=- r=;ァ.!_イ | |´ ヽ! |.i  ̄  ̄ | ! | | ..| ! ',. -=- u.,! ! .| | | |ヽ、 イノi .| .| . || .| ` ー--─ ´/ /入、 | _,.,,-──-- ..,, _,,.. -- 、__,,..,,__ ,'' ゛' ,. -<. `ヽァo、`ヽ. / , '., , '7´ ) ';`ー゚) '、 ,' / _i__ i ハ-=ニ二_ヽ ノ ! ; ! i'´ .i .i ;' _!__ ハ ! ! ハ ヽ ヽ ;.' '; _!_ ,! ! /_!_ ,i ,i | i !/ -ー! _| !/!, !ヽ i i ………… ,' '; ゝ、 |__」/_」_ ソ ,.イ | .| i |_ _! (ヒ_] ヒ_ン ハ ! | i ,' ! (ヒ_] ヒ_ン ).! / ,' | | ! | " ,___, " | /i-┘ !_ハ_! ,ハ"" "" !コ i | | i | ゝ,. .ノiヽ| ………… ソーr' ! ─ r'´二.ヽ ', | | | i !- ;>,、 ____, ,.イ i ! | ;' ノノ>.、.,_ ,.イ/´ _iノヽ i | | | ,イ | へ \__! ト, | | i ン´ ,,.ィ`i7こ__ノ こ二、ヽ,ハノ .| | | ヽ| | ゛ヘ }><{` | | ', ! ァ'レ' レ' i iヽ._/ レ' _,.,,-──-- ..,, ,'' ゛' / , '., ,' / _i__ i ハ-=ニ二_ヽ .i ;' _!__ ハ ! ! ハ ヽ ヽ | i !/ ー-! _| !/!, !ヽ i i .| i |_ _! ( ) ( ) ハ ! | はい 息とめてしんだー!! | | ! | " ,___, " | /i-┘ | | i | ゝ,. ヽ _ン ノiヽ| | | | i !- ;>,、 ____, ,.イ i ! | 糸冬 | | | ,イ | へ \__! ト, | | --------------- .| | | ヽ| | ゛ヘ }><{` | | 制作・著作 TGI 『はたらけ』休載について──────────────────────────────────────── _, --―──--< / / / \ / // 〃/ ハ ヽ\ ;; 〈 人 /イ / ム七エ7 j从 リ | l `Y´ いつもコミック「はたらけ」をご購読いただき、 j斗1 ___ __`ヽ l l ヾ| * 誠にありがとうございます。5話を執筆中に ヽ小| ⌒ ⌒ヾ/レヾ ;| + 名無し先生が体調不良になったため、しばらく / l "" _ ""/ ! / の間休載させていただきます。 j^ヾハ / ゝ、 ヽ 〕 イ l {ヽ) ヽ / / /_≧r -<!/ | ヽ 『はたらけ』を楽しみにお待ちいただいている \ } / / / /{ { /イ /! ヽ 少数派のみなさまには、大変申し訳ありませんが、 ヽ | \ / // /ノ ,/介くj_;イ`ヽ \ ご容赦下さい。 ‘|\│ \/ / / |/l// ヽ \_ |/l ヽ \ │. | ヽ / 〃 `  ̄ }  ̄ Y | \ なお、再開の詳細、時期等が決まりましたら、 /| | / {| |>o<| } | \ \本板でご報告いたします。 / | | / 八 { ノ | \ \ /// | |j / _/ } |>o<| / | \ ヽ 幻想板編集部./′/ | |' ´ / { ∧, ヘ ヽ ',. / | | / |>o<|〈 l ヘ ', i ‘ ´ ̄ ̄` ¬ー‐/\ / lーヘ ヽ_ ∧ l | / \ ∧ | |. \ ̄ `ヽ |‐-、 | / `丶、_/ j_/l ' \ _ \_j / 丶 / | | / ̄´彡'’ / 丶 | /__つ ,. -''"´ `' 、 ,'´ ,. -‐ァ'" ̄`ヽー 、`ヽ // `ヽ`フ / .,' /! /! ! ハ ! ', ( ! ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、!ノ ,.ゝ ヘ ノレ' rr=-, r=;ァir /! ノ ( ノ ! "! ヘ( …………え、終わり?あ、そうなの ) ,.ハ ''"; 'ー=-' "'! ',ヽ. 下にキャラ ★ メル 2009年 02月号の広告があったから? ) '! ト.、 ,.イ i .ノ マジふざけてるわよね………… ノヽ,! i`>r--‐ i´レヘ ノ ∬ ヽ(へ レィr'7ア´ ̄`ヽ. )'┌-┐ ノ /イ Y(i _i rくヽ/!ノ __ ,ゝ \ \/`/ メ `ヽ、_二、___イ 本を棚に戻す
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3897.html
※まじめに読むと馬鹿をみます※ ※胡散臭いところがありますがほぼ嘘で構成されています※ ※冗談として受け止めてください※ 友達のケンが風邪で学校に来なくなって5日目、さすがに心配なのでケンの家に見舞いに行った。 おばさんに容態を聞いてみると熱が下がらず、一向に良くならないので病院に行こうと言うのだが ケンは何故か嫌がってそのままずるずると今日まで寝込んでいるそうだ。 ともかくケンの部屋に顔を出す。ちょうど起きていたので声をかける。 「よお、元気してっか?」 「…シン…久しぶりだな…」 病人が元気なわけないだろ、ぐらいのつっこみが返ってくると思っていたのだがそこにいたのはいかにも病気ですといった顔で挨拶するケンだった。 そこからは他愛もない雑談をした。と言っても主に俺が学校での出来事を語っていてケンがそれを黙って聞いていたが。 「なんにせよ早く学校に来いよ、でないと出席日数も足らなくなるし、熱出たままだと種がなくなっちゃうぞ」 「俺だって行きたいさ、でも……怖いんだ」 「今なんつった?よく聞こえなかったからもう一度言ってくれ」 「……が怖いんだ」 また聞こえなかったが口の動きで言いたいことはわかった。「ゆっくりが怖いんだ」確かにケンはそう言った。 『ゆっくり恐怖症』 近年騒がれ始めている心の病の一種だ。 しゃべる饅頭モドキと名高いゆっくりを恐れるようになるのだそうだ。 初期段階はゆっくりを疎ましく思ったり、不快に感じたりするだけらしい。 さらに症状が進むとゆっくりに対して怒りとも憎しみとも呼べる感情を抱き、ひどい目に合わせてやりたくなり、時には無残に殺してやりたくなるらしい。 これは心の奥底では理屈で説明できないこと(何故饅頭が動くのかなど)を無意識に恐怖を感じているのだが それを違う感情で押しつぶしているらしい。どこぞの先生が言っていたことがどこまで真実かはわからないが。 よく問題視される『虐待癖』をもつ人たちの一部はこの病気を抱えているそうだ。だがそれならまだ良い方で悪い方向に転がるとゆっくりそのものを怖がる。 外にはゆっくりがいたるところに存在する。都市では路地裏、田舎では植え込みにいたるまでゆっくりを目にしない日はないのではないかと言うぐらいどこにでもいる。 それらに遭遇するのではないかと怖くなり、外出をも嫌がるのだ。 原因としてはゆっくりの声に含まれるある音が人間を不快にさせたり、不安を植えつけるとか、 ゆっくりの大きな声が猛獣の吠える声と体が誤解して恐れるようになるとか言われているが、 ゆっくりを見ると幼少時のトラウマがフラッシュバックしてそれがゆっくりへの恐怖に変換されるケースもあって、よくわかっていないのが実情だ。 一番有力なのはゆっくりに関わりが深いと発症しやすいことで、 小さい子とゆっくりを一緒にすると子供の発育に悪いとか言われて夫婦に子供ができると捨てられることが多い。 そういえばケンも前にゆっくりれいむを飼っていた。そのれいむを庭で遊ばせていたら野良猫がやってきてれいむを食い殺したとか。 相当ショックだったらしく、飯も喉を通らなかったそうだ。 俺は家の手伝いが忙しくてとてもゆっくりに構っている暇もなく、飼うことも遊ぶこともなかった。 ケンはぽつぽつと話しはじめた。 5日前、ケンは熱を出して学校を早退し、家に帰る途中のことだった。 足をふらふらさせながら歩いていると目の前にゆっくりまりさがいた。無視して通り過ぎようとするとまりさが 足下によってきて跳ねながら何か喚いたらしい。よく憶えていないが「あまあまさんちょうだいね!」と言ったかもしれないし、 そのゆっくりしてない様子から「ゆっくりしていってね!」と声をかけただけかもしれない。 ともかくまりさが邪魔だから避けようとしたら誤って踏み潰してしまった。 口から餡子を吐き、目と一緒に目があった場所から餡子が飛び出た。そのままにするのも躊躇われたが どかしている余裕がなかったので家に帰った。 家に帰っても誰もいなくて自分の部屋の布団に直行した。そして気を失うように眠った。 その夢の中で以前飼っていたれいむが恨み言を言う。この悪夢は前にも見たことがあって食い殺された姿で訴えるのだと言う。 だが今回は違った。隣にはさっき踏み殺してしまったまりさがいてそいつもこちらに訴える。 二匹は無残な姿で「ゆっくりしたいよぉ」とか「いたいぃゆっくりできないぃ」と苦しみの声を上げるのだ。 耳を塞ぐこともできずに悪夢にうなされて、全身に汗をかきながら目が覚めると目の前にはれいむとまりさがいた。 今の窓が開いていたらしく、そこから進入してきたのだろうが、そのときは錯乱していて化けて出てきたのだと思ったそうだ。 その2匹を潰すと夢のなかの2匹とかぶり、気持ち悪くてあげてしまった。 その後も悪夢でうなされ、目が覚めたと思ったら潰れたゆっくりがいる悪夢の続きだったりと満足に眠ることもできないらしい。 外にもゆっくりがいて怖くて病院に行けない。養生することもできない悪循環に陥ったというわけだ。 ゆっくり恐怖症は生活に支障が出る病気として騒がれていて治療には根気強くカウンセリングに通うしかないのだが それもいつ再発するか分からないため、完全ではない。これは友として俺が一肌脱いでやるしかないな。 「よし、ならば俺がどうにかしてみようじゃないか」 「でもどうするんだ?」 「俺に任せておけ、明日また見舞いに来るからよ。今日はこれで帰るぜ」 俺は家に帰らずにあるものを探しに行った。 そして次の日。約束どおりまたケンの見舞いに来た。 「お前のゆっくり嫌いを直すために今日はあるものを持ってきた」 そういって取り出したるは何と!な、何と!それは意外ッ!ゆっくり! それもれいむ&まりさというもはや常識とも呼べるペアだ。 この2匹にはあるお兄さんをゆっくりさせることができたらあまあまをあげるといって任意同行してもらった。 間違っても無理やり拉致って来たわけではない。 「「ゆっくりしていってね!」」 自分たちがゆっくりさせられないものなどあるわけがないと信じきった顔でケンに近づく2匹。 ケンは体を重そうに動かしながら壁際によっていく。 「おにいさんゆっくりしていってね!」 「ゆっくりできたらあまあまさんちょうだいね!」 「俺の傍に近づくなァ――――!!」 早くもケンが狂いだしてきた。 「ほあああぁぁ!」 「ゆべし!」 「ゆでぶ!」 奇声を上げて瞬く間にゆっくりを何か別のものに変換していく。 だがこんなことは既に予想済み!ちゃんと代えのゆっくりも持参してある。 「そーれゆっくりだ!」 ゆっくりをケンに向かって放り投げる。それをすかさず迎撃するケン。 「ゆっくりs「あたぁ!」れべっ!」 「まだまだあ!」 「おそらをt「あちゃっ!」ぎゅぶっ!」 「つぎぃ!」 「ゆっくりして「りゃあ!」」 「ひぐう!」 ケンが打ち返したゆっくりが俺の顔面にジャストミートした。 「ゆっくりできないよ!」 俺の顔面に当たったおかげで命拾いしたゆっくりがそう言った。 「ゆっくりしていってね!と言うゆっくりが次の瞬間にはゆっくりできないと言う、 まったくゆっくりの心変わりとは恐ろしいものよのお!」 ゆっくりを踏み潰して大声で笑った。 「はーっはっはっは!」 結局、騒ぎを聞きつけたおばさんにこっぴどく叱られた。 一週間後、そこには元気に野を駆けずり回るケンの姿が! 「もうゆっくりが怖いなんて言わないよ」 どうやら俺の『ゆっくりは友達作戦』は大成功だったようだな。 ゆっくりへの恐怖をゆっくりへの憎しみにひいては執念に上書きしてやったというわけだ。 今では一緒にゆっくりを虐待するぐらいにまで回復している。 ケンはゆっくりをサンドバックのように叩きのめしているが前とは違い、一発で死なせることはない。 そういう俺もゆっくりを捕まえて指でプニプニしている。だが徐々に強く突いていく。 「おにいさんやめてね!」 「ん~?聞こえんなァ」 人差し指をれいむのやわらかい腹(?)に突き立てる。 「七つの傷を!1!2!3!4!」 「ゆぎゃああああいだいいいいいい!」 「くれてやる!5!6!7!」 「どぼじでごんなごどずるのおおおおおお!!」 やっぱりゆっくり虐待は最高だな! 終 あとがき SS書き始める前に考えたネタを掘り返して書き出してみました ネタと混ぜ合わせてオチを誤魔化してみたり なんか別物になった気がしないでもない 『オマケ』でした
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1187.html
※編注 容量制限に引っかかったため分割しました。 手紙が届いた。 引っ越す前にいたアパートに住んでいた、ゆっくりの子供達からだ。代表はちぇん 『 おじさん こんにちは おげんきでしょうか おじさんがひっこしてから、さびしいひがつづいています。 ちぇんたちもおおきくなって、もうしょうがっこうにあがりました。 そこで、このまえ りれーしょうせつ をかいたのだよ せんせいも たくさんたくさん ほめてくれて、ぷろになれる っていってくれました だから、おじさん このおはなしをよんでください ぷろのおじさんから、ちぇんたちの しょじょさくを ひんひょうしてください!!! よろしくおねがいね 』 ―――彼は脚本家で、厳密に言うと小説家ではないのだが―――とはいえ、時折 作品を持ち込んでくる者はいる。 ゆっくりも最近増えてきた。とは言え、根が素直で色々なものに影響を受けやすい ので、カラーが一人一人かなり違ったりする 実際、文字を覚えたばかりの小学生が授業で書いたような、それもリレー小説など 評価のしようもないが、興味は少し沸いた。 それにしても、「プロになれる」とは、随分無責任な褒め方をする先生がいたものだ。 手紙の内容から読むに、標準的な小学生の物語だろう。少し良かった所を最初に ある程度褒め、それから批評と小説つくりの難しさを教え、最後に楽しさを説けば、 いじけることもあるまい。 まずは読んで見なければ 何より、リレーは楽しいものだ =====( 一人目 ちぇん)===== あるところに、ひとりのれいむがいました げんきな れいむは まいにちおともだちとあそぶのが たのしかったのです だけど、こわいこわい らんさまおっかさんが、いつも おこってばかりいます。 れいむは、しんゆうの ちぇん に あるひのこといいました 「ねえ、ちぇん。これからながいぼうけんにいこうとおもうよ」 「うん。それならちぇんもいくよ。まかせてね!!!」 ふたりはそのよるでかけました とちゅうで もみじと あいました 「ちぇんたち、どこへいくの?」 「ぼうけんへいくんだよ」 もみじも いっしょについてきた いちねん たちました とちゅうで きめぇまると みのりこ にあいました 「ちぇんたち、どこへいくの?」 「ぼうけんなんだよ!!!」 ふたりも ついてきました ========================== 中々子供らしい―――小学生にしては、いささか幼稚すぎる気もしたが、この文章と 話には好感を彼は持った。些細な周りの大人へ反抗してみたい気持ちと、遊びたい盛り の子供が持つ冒険心が、中々伝わってくるではないか しかし、これを書いたのがちぇんだというのが少し苦笑してしまう。主人公をれいむとしてはいる が、ほかの登場人物はちぇんの方を呼ぶし、台詞も主導権を握っているよう。 何より、悪役気味に描かれる主人公の母のモデルは、作者であるちぇんの母親だろう。 直接悪く書くのは気がひけて、友達の家族という事にしたか。 それでも、ストレートに悪役にしてしまうよりはいいだろう ========================== こうして10ねんがたちました くじらさんにのったり たいへんな ぼうけんでした ちぇんたち4にんは、あるむらにつきました そこでは、おひめさまがまいにちないてくらしていたのです ========================== ―――急展開 10年も何をやっていたのかと言うつっこみはここでは不要。多分、ちぇんの中では、 鯨乗りを初めとした、しっかりとしたストーリーがあったのだろう。だが、頭の中で考えて いる事を、そのまま文章に、しかも物語りに起すという事は大変な作業なのだ。 それがまだ上手くできず、ちぇんも歯がゆい思いではなかっただろうか。 が、人数をよく数えると、一人足りない。いつの間にか主人公が完全にちぇんになって いるが、忘れられたのは誰だろう?やはりれいむか。 これは、流石に少しだけあざとい さて、「むら」と「おひめさま」に違和感はあるものの、これをどうつなげるか―――?まあ、 ちぇんがその内主人公ではなくなり、きめぇ丸かもみじ辺りになってしまうとはおもうが…… =====( 二人目 もみじ)===== 過去、全ゆっくりを巻き込んだ「戦争」より4年が経ち、世界はなお混沌としていた ========================== ――――え!!!? ========================== 未知の生命体・静HARDの残党に唯一対抗できる 犬乃牙流拳法犬走翔波 の使い手達の集団・「MORIYAシュラインオーガジゼーション」も、 「黒の教団/ラタイト・ツヴェイン・フランドール」と 「白の教団/ナイトメア・ラムール・エイトクラウド」に分裂。 ========================== 何か間違った原稿が届いたのかと、何回も前後を確認したが、律儀にもノンブルが作文用紙 に振られており、どうやら間違いなくもみじが書いたらしい。 とりあえず本人に言ってあげたい。 流れを切るな…… 自分がトップバッターになりたかったのだろうか? だからといって、前の人間の描いた話を無視するのは流石にルール違反。 よくちぇんも書き直しを命じなかったものだ。 ========================== かつて12の全ての国を支配した魔王・ホワイトロック中村が残した宝玉・「コンスタンティン・ザビエル」 を巡って三つ巴の戦いを繰り広げていた。 惑星はおろか、太陽系すら楽々消滅できる力を秘めた謎の赤い珠。 ========================== ―――まあ、中学生くらいでもこうした話を作る事はある―――というか、彼自身作った。 極端にスケールだけ大きく広げてしまう。 それがとにかくカッコいいと思ってしまうもの。 コンスタンティンも、ザビエルも、どこかで聞きかじったかっこいいと思った横文字をつなげてしまったのだろう それにしても、センスが少し可笑しい。 「犬乃牙流拳法犬走翔波」がキーワードなら、感じで統一すればいいものの、組織名等、英仏独語が混在 しすぎて、ある意味ちぇんの小説より子供っぽい気がする が、微笑ましい ========================== 静HARDの手に渡れば、世界は暗黒の闇に閉ざされる。その力を使い、世界を我が 物に治めようとする「ラタイト・ツヴェイン・フランドール」のカリスマ首領・ジャッカル鍵山。 それを食い止め、世界に平和をもたらそうと戦う「ナイトメア・ラムール・エイトクラウド」の若き統率者・ トムキャットレッド犬走。 ========================== ちょっと気になったが、静HARD ってやはり「しずは」から来ているのだろうか。このもみじは、しずはに対して 何をかかえているのだろう? ========================== その中の精鋭部隊・ニトロ・リバーキャッスルの4名は、次々に異様な現象が起こるという村に原因調査 の為に向かっていた――― 暁の炎刃王・きめぇ丸(炎属性): 何事も一生懸命なリーダー。「ナイトメア・ラムール・エイトクラウド」一の剣士 読者の心拍数を上げるゆっくり・ちぇん(雷属性): まだまだ未熟者だが、正義感はメンバーの中で一番 武器は光速の弓矢 オギリッシュで磨いたグロ耐性・みのりこ(土属性): 冷静沈着に一石投じるハンター そして、研無刀の使い手―――もみじ(光・闇属性): きめぇ丸と同じ孤児院で育つ。彼と違い、髪と目がアルピノであることからいじめにあっていたが、 表には出さないようにしていた。しかし転校を繰り返すにつれ、押し殺した感情が、いつしかもう 一つの人格を生み出した。普段はその闇の人格を抑えることに意識を置いているため、殆ど喋らない が、一度力を解放すれば、研無刀であたり一帯を荒野に変えるほどの力を発揮する 「ふっ………虫けら以下だね…」 が口癖 4人が向かった先の村―――そこでは、終わらない異変に慄く少女がいた ========================== ―――二つ名を考えるのは存外楽しいから……とは言え、それが第三者にもカッコよく見えるのかというと 話は別。 楽しさは理解できるけれど! いつの間にかきめぇ丸がリーダーになってしまっているが、これはあえて立ててやったものか――――――と 思ったら、自分の説明に4行。 光・闇属性と言う曖昧な設定など、まさに主人公のそれ。 ところで、研無刀と言っているが、犬乃牙流拳法犬走翔波 とやらはどうなったのだろう? ――と、続きを読もうとして驚いた。 ここで終わっている この先が長すぎて、カットされたのか、時間の関係なのか解らないが、前の話を無視した挙句、冒頭の導入を 1行で終わらせ、だらだらと設定だけを続けた訳だ。 話としてどうこうというより―――― 疲れてしまったか。 それでももみじの中では壮大なストーリーがあったに違いない。 気を取り直して、次には――― =====( 三人目 きめぇ丸)===== 言える訳無いでしょう。そんな事 「もういいよ! ちぇんは大丈夫だから―――怖くないから、このまま進んでね!!!」 「まさか………ちぇんは、知ってて………」 「大丈夫だよ!!! 最初から、こうなる事は覚悟していたよ!!!みんなのためだから、3人とも進んでね!!!」 「いいの?それで」 「もみじ、お母さんを探すんだったね!!!見つかると良いね!!!みのりこは、もっとお魚もお肉も食べて、好き嫌い しないほうが良いよ!!!」 「…………」 「それから、きめぇ丸。皆を大事にしてあげてね」 「―――ん」 「そっけないけど、教団の皆も、きめぇ丸もちぇんも、もみじの事を大事に思ってるよ……」 ガタガタと音を立て、全てが崩れていく 「それじゃあ……」 「―――急ぐよ!!」 みのりこも、もみじも泣いていた。瓦礫の音に混じった悲鳴を、3人は聞き逃さなかった 「いやだあああああああああああああああああ!!!死にたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい いいいいいいい!!!」 「――――ちぇんっ!!?」 「わからないよわからないよわからないよおおおお!!!たすけてらんさまあああああああああああああああああ あああああああああああああああああ!!!」 「「う、うわあああああああああああ!!! もうたくさんだよ!!!」」 ―――一人一人と、サクサクと死んでいく。 それでも、我々は生き残って、もう一度、ドーナツ屋で落ち合うべきなのだ 「私は、もう下りる!!! こんな戦いはもう沢山だ!」 「みのり………」 「本当は、みんなの笑顔が見たいから、この教団に入ったんだ。だけど何だ。実際は、自分達で大義の 元に村に火をつけ ただ戦うだけ――――解るでしょ」 「ああ」 「ラタイト・ツヴェイン・フランドールの中にだって、家族がいたんだよ………私は見たんだ…」 もう一歩も動けそうになりみのりこを一端残し、外に出ると、村人達が待っていた 血走った目付きで、2人を睨む。 一人の子どもが投げた石が、額に当たった。 よける暇も無かった 「返せ」 群集が押し黙った中、一人の子どもだけが叫んだ 「返してよお……お母さん返してよお」 一斉に波紋が広がる 「返せ!返せ!!」 「何が教団だ!!平和だ!!」 「返せ!息子を返せ!!」 「娘を返せ!!」 「緑を返せ!!」 「村を、大根を返せ!!TENGAを返せ!!」 避けることなく、罵声と石を受けながら、もみじはきめぇ丸に言う 「―――わたし達、何のために戦ってるんだ?」 ========================== ―――もう一回、別の原稿が紛れ込んだかと調べたが、同じ様に続きらしい 鬱展開にして超展開―――― というか、これを描きたかっただけなのだろうかと邪推してしまう。おそらくちぇんの直後に書いたとしても同じよう な事にしていたに違いない。 ある意味とても硬派。 何かしらのつなぎもいれずに、出てきた登場人物をいきなり窮地に追い込み―――かなり重要な事だが、 本来の主人公を一人殺してしまっている(とは言え、前話で『土属性』などという、大抵筋肉質の男が背負い そうな能力を与えられてしまっていた時点で主役とはいえないが)。 とにかく、死人を出して重い展開にし、そしてシリアスになればそれだけで話の質が上がると思い込んでしまう ことは、最初はよくある。 彼自身、かなりその理論で作中の人物を屠ってしまった。 このきめぇ丸もその手合いで、恐らく真摯に話を真面目にしたかったのだとは思うが、あんなにかっこいい (と本人は思っているであろう)設定を作ったのにこの展開はあんまりだと思って続きを読むと――― ========================== 病室に戻ると、しずはが項垂れている。 「妹さん、この後来るよ。心配しないでね!!!」 「あーうー」 「ちぇんは………ちょっと……時間掛かるけど」 「そうなのかー」 「――――また、皆で花見でも行こう」 「げらげらげら………」 しずはの視線の先には何も無い。 相槌は打ってくれるが、きっと何も感じていないに違いない 目は何も見ていない 「しずはぁ………元に戻ってれよ……」 この戦いが終われば、元の様に戻れると思っていた。が、それは単なる思い込みだった。 みのりこがお見舞いにきても、このまましずはは元に戻らずに生涯を終えるかもしれない ―――となりのベットでは、すすり泣きが聞こえる 「―-―ごめんね、さくや。本当にごめんね。ここの先生が、お金が払えないなら、とっとと この病院を出て行けって……」 「泣かないでください、おぜう様。大丈夫ですよ。私もすぐに働けるようになりますから……」 「ごめんね。ごめんね………本当にごめん………」 ========================== 考えを変えよう。 どうやら、本当に暗い話だけを描きたかったらしい。 本当に小学生か? どんな心理状態なのか、流石に不安になった さて、次には――― =====( 四人目 みのりこ)===== ――――死んだ人や、心が壊れて直らなくなったものは、帰っては来ません 漫画や映画や小説の中なら、簡単にそれは可能となりますが、現実には、一度死んだものは 戻ってこない。 だからこそ、命は大切にしなければいけないし、粗末に扱ってはいけない。ゆっくり は精一杯生きている間にゆっくりしなければならない。 ―――皆をゆっくりさせようと、命をかけた者たちのためにも 「―――姉さん、必ず帰ってくるからね。約束するよ」 みのりこは、そっと姉の頬にすーりすりを始めました。 長引く戦いで、すっかり心が折れて精神の均衡を崩してしまったしずはさん。彼女のためにも頑張ら なくては。表情自体は変わりませんし、それでみのりこを認識したわけではありません。ですが、温かさ が伝わったのか、幾分、その顔は穏やかに見えました。 「これは、死亡フラグなんかにさせないよ。皆がゆっくりできるように、『コンスタンティン・ザビエル』を 手に入れてくるよ……」 「みのりこ、そろそろ行くよ」 「それから、ちぇんのこと、らんしゃまおっかさんにもおしえにいくよ……たすけてあげられなかった罪を、 私達ずっと償い続けるよ……」 できればもう少し一緒にいたいところでしたが、時間はあまり残されていません。きめぇ丸が促します 「本当に……全員が幸せになれればいいのに」 「敵も味方も……」 病室を後にする間際、隣のベッドでしゃくりあげているれみりゃに、そっと一枚のメモ用紙を渡しました 「うー?」 「あまりお給料はたくさん出せないけど、ここの本部でならお仕事があるよ!!!よかったらきてね!!!」 「あ、ありがとう……!!! ありがどう゛ございますううう…………」 これから、あの村へもういちどいく事になりました。 たぶん、これが全員にとって最後のおしごとになることがよそうされました。 突然湧き出る、チーズの泉。 お米に変化する砂丘。 咲き乱れるチョコレートの花 中身が海老と蟹の身に変わる木の枝 全身霜降り状態の豚 ――その原因は、村の遺跡の奥底に眠る、彼岸の「コンスタンティン・ザビエル」のまほうだったのです 異変におそれ、つぎつぎとむらをでていくじゅうにんたちに、お姫さまはなげいていました だから、4人はいせきをちょうさしましたが、途中で天井がおちてきて―ー―ひとりで支えたちぇんがぎせい となって、何とか生き残ったのです だれよりもさきに、村へ戻って「コンスタンティン・ザビエル」を手に入れれば、世界中が平和になるはず です ―――それでも、死んだゆっくりはかえってきません これらの異変に嘆く、あの村の御姫様を安心させ、必ず3人残ってドーナツ屋で落ち合おうと誓い合いました ========================== いつのまに復帰したのだみのりこ………… あの遺跡の中でふてくされた状態から、帰ってきた描写などは勿論無かったが、そこは目を瞑ろう。 自分が作中で登場する前にリタイアするのは忍びなさ過ぎる。 しかし、これは、個人的に好きになれた。 と、言うか、ようやく前の話と連続したパートである この話を見ると、リレーのルールをもみじときめぇ丸は解っていたのだろうかと疑ってしまう。 何より、「死んだものは生き返らない」という達観した言い切が気に入った。物語は自由なのだし、子供なら――― 殊更もみじ辺りなら―――平気で便利な復活用のアイテムでも登場させているだろうに、中々硬派な姿勢である。 そして、今一解らなかった「村での異変」と、置き去りにされていた「お姫様」にも触れた。若干緊張感に欠ける メルヘンな異常事態だが…… おそらく、話を更に暗くするためだけに登場させたれみりゃとさくやも救済し、物語を一気に終盤へ――― ========================== ――と、表に出ると、そこには――― 「命令だ」 「あの村へ行かせるわけにはいかない」 オルフェノク達の刺客が待っていました。 「異変を解決するのがみのりこ達の仕事だよ!!!」 「きめぇ丸、みのりこ、ここはもみじに任せてね!!!」 ズラリ、と抜き出した研無刀。 「しなないでね!!!もみじ!!!」 「さあ、来い!!!犬乃牙流拳法犬走翔波をうけてね!!!」 ――――「何てことがあったのが、三日前………」 階下で頑張るきめぇ丸を心配しながらも、みのりこは遺跡の最下層に来ていました 眼前には、赤い玉 「まっててね!!!みんな……」 「そうはさせないよ!!!」 聞き覚えのある声に振り向くとそこには―――――― ========================== 流石に、姉のしずはを出してしまったから、敵が静HARDのままではと思ったか。 とはいえ、終盤に強引ながらもなだれ込ませた努力は褒めてあげたい ―――オルフェノくは、もっと複雑な存在だと思ったが……… 考えてみれば6作も前なのによく知っていると思ったが、10作目だけ を見て知った口か? さて、そして最後のパートだ =====( 五人目 りぐる)===== 「れ、れいむ!!!」 「そのあかいタマはこちらにわたしてもらうよ!!!」 「いやですよ」 「いやですか」 ========================== ―――まさかの、最初の主人公の再来。 しかも敵となって――――と思っていたら ========================== それでも、みのりこはとられてしまいました その時! 「りぐるきーっく!!!」 ,.-‐・ ,.. -‐‐/‐- 、 ,.-‐・ , '´ / ` '、 / , '" ヽ. ※ 原稿に直接ボールペンで描かれた、おそらくリグルによイラストである ./ / /‐-!ハ ハ i , 、 ', ,' / / ,ァ__,.!/ レ' ハ、__-i i ! ! 〈ヘレイ (ヒ_] ヒ_ンハ ノ| / | | i'" ,___, "i イル' ', i ヘ ヽ _ン 从|. ゝヘ ,.イ'ヽ,、 _____, ,.イ|ノ ___ _____ ______. / ヽ ri/彡ネ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ、_'' / i ト、 __,,,丿)/, ン 'r ´ ヽ、 | ! )`Y'''" ヽ,,/ .i ,' ==─- -─== ; ! l | く,, ,,,ィ' .| i イ ルゝ、イ;人レ/ルヽイ i ヽヽ ゝ ! ̄!~~、 .||. i、|. | rr=-, 、(◯) i リイj ヽ / ̄""'''⌒ ̄"^'''''ー--、ヽ「 ! "" ,._,""!Y.! Y'´ / """''''~-- {-千、.冫 ,'._.」.∴ ' ( 丿 ,,;;'' .... r''''"" ̄""ヽソ イ|| |・,' , ・,‘ ゝ ー--、,,,,,___ ,,,,,ー`''''''⌒''ーイ-、'ル.レ 颯爽と現れたのは、精鋭部隊・ニトロ・リバーキャッスルの5番目の隠し玉・リグル!!! ========================== ―――・・・・・・・・・・・・・・・ 折角気を使って、良い「引き」を作ったみのりこに対して、 これ……… ========================== あまりの強烈なキックに恐れをなした上層部に、長い間謹慎を受けていましたが、 仲間のピンチの今、駆けつけたのです 「今お目覚めかい?」 「お、遅かったじゃない・・・・・・!」 「こうしたときには、遅れてくるものよ…………!!」 ========================== そういえば、りぐるは最初から出てこなかった。執筆ゆっくり陣に、れいむはいないから、適当にチョイス されたのだろうが、途中でしずはやれみりゃもいたのに、メンバーであるリグルだけ不在。 単に忘れていたのか、意図的に最後の魅せ場を用意させたのか? とりあえず、読んでいるこちらが恥ずかしい。 もう、過去の自分を見ているよう………!!! みのりこが真摯だった分、椅子からずり落ちそうになった ========================== それでも起き上がる敵の無敗将軍・れいむ 「おのれ りぐる……まだそちらにn ―――― 中略 ―――― 「わたしは、ぼくはこんなところでまけるわけにはいかないのよおおおおお!!!」 ―――― 中略 ―――― ( りぐるの 母 らしきゆっくりとの思い出の描写が3枚分続く。これ単体だと結構泣けるが、主人公の 強さとあまり関係ない) ―――― 中略 ―――― 「あれだけ修行したんだ!!! 絶対に勝てるよ!!!」 (ひたすら回想シーン ただし修行の場面ではなく、幼稚園の頃のしずはとのロマンス等) ―――― 中略 ―――― こうして、長かった戦いは幕を閉じた しかし、ゆっくり達の心に、欲望という名のスペースビーストがいる限り、世界に平和が 訪れる事は無いだろう――― 戦い疲れたリグルの元に、仲間達が集ってくる 「リグル、ありがとう!!!」 「終わったんだね、わかるよ~」 「ああ、もう大丈夫さ」 ―――― 中略 ―――― 「スマートに行くよ!!! 戦いはこれからさ!!!」 ┼ヽ -|r‐、. レ | .d⌒) /| _ノ __ノ ========================== 本編はまだ終わりません
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1252.html
このSSにはドス・まりさ、wwwを多用した台詞が含まれて居ます。 ここは加工所第7会議室 今日の議題は近頃確認された新種のゆっくりの処理法についてである。 新種のゆっくりとはそれまで確認されていた巨大ゆくっりより一回りも二周りも大きいゆっくり、ドス・ゆっくりの事である。 さて、ここで簡単にドス・ゆっくりの特徴について述べておこう。 ドス・ゆっくりという名は付いているが、今のところまりさ種のドス・ゆっくり以外確認されていない。 その為、短くドス・まりさと呼ぶのが一般的だ。 このドス・まりさ普段は森の奥の洞窟で暮らし、手下のゆっくりに自らの分の餌も集めさせ、自分は何もせずに日々惰眠をむさぼっている。 なぜ手下のゆっくりはドス・まりさの為に餌を集めるのかと言うと、ドス・まりさと暮らしている間、通常のゆっくりにはゆっくりとした生活が約束されるからだ。 しかし、ドス・まりさがやることはと言えば毎朝目を覚ましたゆっくりに朝一でご飯を探しに行くように指示を出すだけだ。 通常のゆっくりであれば目を覚ましても直ぐには動き出さず、何をするわけでも無しにゆっくりとすごすのだ。 時には日が暮れはじめるまでゆっくりし続けるゆっくりもいる。夕方に焦って餌を探しに行けばまず間違いなく夜行性のれみりあに襲われ返ってこない。 かといって何も食べなければ、一日と持たずに共食いを始める。 と言うわけで、この朝の号令係はゆっくりにとってもとても重要な役割を果たす。 この重要な役割を果たすドス・まりさは通常のゆっくりからとても尊敬されており、それゆえドス・まりさの為に一生懸命餌を集めていたのだった。 ただ搾取するだけのドス・まりさはそれゆえ通常のゆっくりではありえない巨体をしている。 そろそろ話を元に戻そう。 なぜ、このドス・まりさの処分方法が議題に挙がるのかと言うと、それはその巨体ゆえの問題だった。 加工所の職員にとっては当たり前の事だが、存分にゆっくりとしたゆっくりの餡はまずい。 甘味を失いパサパサとした食感と、なんともいえない後味の悪さをかもし出す。 存分にゆっくりとしたと言うことは、つまりゆっくりのサイズに比例して味が落ちていくと言うことだ。 あれほど巨大なドス・まりさである。その味は食べ物の域を超え、汚物のごときまずさを放つ。 とても人間の食用には使えたものではない。ではゆっくりの餌にはどうだろうかと、ゆっくりに与えてみたが、ドス・まりさの餡を食べたゆっくりは ドス・まりさと同じかそれ以上にまずい餡になってしまったのだ。 詰まるところ、このドス・まりさは煮ても焼いても食えないゆっくり。 だからといってその場に放置していけば、周囲のゆっくりにまで感染し食い物にならなくしてしまう。 まったく困ったやつだ。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「ゆゆ?人間さんだね!ゆっくりできるひとならゆっくりしていってね!!」 「課長wwこれっすか?www」 「ああ、そうだ。だがここではやるなよ?」 「ゆゆゆ!おじさんたちはゆっくりできない感じがするよ!!とっとと出てってね!!!!」 「ゆ?ゆっくりできないひとなの?まりさ」 「そうだよ!きっとかこうじょのにんげんだよ!!!!」 「い゛い゛い゛や゛や゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!!!か゛こ゛う゛じ゛ょ゛は゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「ゆっ!ゆっ!ゆっくり落ち着いてね!!!まりさがいるからだいじょうぶだよ!!!」 「ま゛り゛さ゛あ゛あ゛あ゛!!!は゛や゛く゛お゛っ゛ぱ゛ら゛っ゛て゛え゛え゛ぇ゛え゛え゛」 「まあ、まあ、みんな落ち着いてくれ。おじさんは君達の事をとっ捕まえたりしないよ」 「うそだよ!!!そうやってまりさたちを捕まえるつもりだよ!!!!」 「本当さ!たしかに加工所では今でも饅頭を作ってはいるが、ちゃんと小豆と小麦粉から作ってるんだ。 でも、作業者の数が足りなくてね、君達に手伝ってもらいたいんだ。もちろん手伝ってもらった分は食べ物をあげるよ。 寝るところも遊び場も雨にぬれないところに作ってあげるよ。おじさんは君立ちと共存の道を歩みたいんだ。」 「きょうぞん!!!まりさはきょうぞんしたいよ!!!!!!!」 「ゆ?????まりさ!きょうぞんってなぁに????」 「きょうぞんはきょうぞんだよ!!!!とってもゆっくりできるよ!!!!!!」 「ゆっくり!!!ゆっくりできるの!!!!!!!」 「そうだよ!!みんなでゆっくりできるよ!!!ゆっくりしようね!!!!」 「そっか!!できるんだ!ゆっくり!!!!れいむ!ゆっくりだから!!!きょうぞんとかわからないから!!!」 「そうだね!!ゆっくりしようね!!!!」 「そっかー!!ゆっくりできるんだー!!!!」 「それじゃあ、返事を聞かせてもらおうか。おじさんと一緒にくるかい?」 「「「「「「ゆっくりつれていってね!!!!!!」」」」」」」 「さあ、着いたよ。大きいまりさはちょっとそこで待っててね。他のみんなはこっちだよ。」 「「「「「ゆっ~♪ゆっ~♪ゆっ~♪」」」」」 「じゃあ、おれは小さいのを連れて行くからでかいのは任せたぞ・・・」 「りょうかいっすwww」 「頼むぞ。」 (まったく気持ちの悪いやつだ…) 「wwwwやっぱでかすぎwwwしゅうせいされるねwwwwww」 「おにいさん!まりさはひかげでゆっくりしたいよ!!ゆっくりあんないしてね!!!!」 「ふひひwwwさーせんwwwww」 「ゆ?おにいさんが持ってるそれはなに???」 「たけやりっすwwさーせんwwwいまから手品をやるっすよwwwww」 「ゆゆ!!たのしみだね!!!ゆっくりみせてね!!!!」 「まず最初にこのたけやりのなかをのぞいてくださいっすwwww」 「ゆゆ?なにがみえる!?なにがみえる!?」 「なんで二回言うのwwwなんで二回言うのwww」ブスッ 「ゆ゛ぎ゛ゅ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ま゛り゛さ゛の゛お゛め゛め゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 「だいじょうぶっすよwwwこれ手品っすwwwwww こんどは反対の目でこれを除いてほしいっすwwwww」 「ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆっ?ほんとだ!もう痛くないよ!!!こっちは何がみえるの!!!!」 「さすが鈍痛っすねwwwサーセンwwww」ブスッ 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!や゛っ゛ぱ゛り゛い゛た゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!!」 「あとはゆっくり解体するっすwwwゆっくりだけにゆっくり解体wwwwうますぎ俺ワロスwwww」 「おう、そっちは済んだか」 「オワタッスwwwちゃんと地下室にオクッテオイタッスwww」 「そうか、後は下のゆっくりが処理してくれるだろ。まあ、あれだけの量だと10日はかかるか…」 加工所のそばのゆっくり処理場、ゆっくりによるゆっくりの処理場。 地下にゆっくりとゴミを一緒にいれゆっくりに処理させる施設。 この施設ではゆっくりの他に肥溜めに溜まった糞尿など有機的なものであれば何でも処分できる。 誰の手も汚さない、人にも地球にも優しい場所なのだ。 蜜柑 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1240.html
ねことれいむ 鬱 気楽 動 ひとりぼっち? 鬱 野生 動 人 ご当地ゆっくり! 広島?編 気楽 ゆっくりを飼うときに気をつけること その他 ゆっくりちるのの飼育日誌1 気楽 ゆっくりちるのの飼育日誌2 気楽 ゆっくり愛で小ネタ70 ゆっくりミーツボーイ 鬱 哀愁 ゆっくり愛で小ネタ90 ネタを書いてみた。 その他 そらを夢見て 鬱 哀愁 捕食種とよばれていたものたち その他 らばうる 哀愁 きめぇ丸と自転車 気楽 倒福 オマ 現 理想の投影像 気楽 橋の下のぱるすぃ 哀愁 FPS症候群 ゆっくり編 気楽 うにゅほの見栄 ~ていうかお役所仕事すぎるから仕方が無いの巻~ 気楽 PADの脅威 恐怖 小ネタ212 きめぇ丸のからだ 恐怖 時間と時観・さくやのせかい 恐怖 ハワイはお前の心の中にある 気楽 【ゆイタニック号のゆ劇】YuCrysis オマ 赤い館のアカい主義者達 気楽 東 ・ゆっくり堂 ゆっくり堂 酔いの伝播 気楽 ゆっくり堂 力の形態 気楽 ゆっくり堂 日焼けサロン・ますたぁ☆すぱあく 気楽 ゆっくり堂 混ざるな危険 気楽